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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

3038チバQ:2011/06/26(日) 21:25:41
http://www.sakigake.jp/p/special/11/tsubasanitakusu/article_03.jsp
秋田空港開港30周年 翼に託す活路
[貨物]
10年間で取扱量半減 震災直後は中継地担う
記事ツール 秋田空港から北に7キロの台地にある「七曲臨空港工業団地」(秋田市河辺戸島)。県が開港翌年の1982年から用地買収を進め、85年に分譲を始めた。工場用地は50ヘクタール、事業費75億円を投じた一大プロジェクトだった。

 「豊かなハイテク 未来へつなぐ」。団地に通じる道路沿いの看板に特徴が表れている。空港に近い立地を生かし、軽くて小さい航空輸送向きの工業製品を作る企業を中心に誘致するのが県の青写真だった。

 団地で操業しているのは13社。だが、用地面積に対する分譲率は4割で、県産業集積課は「開港後に高速道路の整備が進み、トラック輸送の利便性が高まったこともあり、空港に近い団地の優位性が薄れてしまった」と話す。


全日空機に積み込まれるコンテナ貨物=秋田空港 航空機を利用した貨物輸送も減っている。県によると、2010年の秋田空港の取扱貨物量は2044トンで00年の半分以下だ。

 90年に団地に進出した住宅・自動車部品製造「ユーティーケー工業」の松田健資・取締役工場長は「当初は航空機を毎日のように使った。今は月に1回あるかないかで、出荷品の約98%は陸送だ」と話す。

 空輸は輸送時間を短縮できるのがメリットだが、従業員の技術力の向上で、生産スピードが上がり、陸送でも納期に間に合うようになったという。何よりも運賃が空輸より格段に安いことが大きな理由だ。

 各企業がコスト削減をより進めていることや、航空機の小型化で積み込める量が少なくなったことも航空貨物利用減の背景にある。ただ、東日本大震災直後の3月は貨物量が急増した。被災地の空港や道路網がまひする中、被災地に物資を届ける中継地としての役割を担った。

[あのころ]効果実証へ企業誘致

 七曲臨空港工業団地は、空港周辺への企業進出が加速すると見込んでスタートした事業だった。整備計画に携わった元県出納長の狩野豊太郎さん(88)=秋田市=は「雄和に空港ができた以上、効果を示す必要があった。働く場を確保するため、とにかく企業を呼ばなきゃいかんという一心だった」と振り返る。

 開港時は花やイチゴ、シイタケなどの農産物を東京などに空輸する「フライト農業」への期待も大きかった。大澤一義さん(70)=潟上市、秋田生花社長=は当時、バラ栽培を手掛ける農家だった。「北国の花を鮮度の高いまま大都会に送ることができると夢が膨らんだ。花は軽いので優位性があると思った」

 だが、陸送に比べ高い運賃がネックで「なかなか採算ベースに乗らなかった」と大澤さんは語る。

[展望]利活用の模索今後も

 遠方との人やモノの行き来を活発にして、産業振興や雇用創出につなげる―。かつて「交通過疎」と言われた本県に、秋田空港が果たした役割は大きい。

 ただ、開港時の県のもくろみとは落差も生じている。コスト競争などで製造業の海外シフトが進んだこともあり、企業誘致は思うようにいかなかった。開港当時に期待した首都圏からの企業誘致は今、より人件費が安いアジアなどを含めた世界との戦いにもなっている。

 七曲臨空港工業団地では伐期を迎えた秋田杉の活用を目指し、秋田製材協同組合の大型製材工場の建設が今夏始まるなど新たな動きも出てきた。本県と国内の主要都市、韓国を結ぶ空路を本県の活路につなげる取り組みはこれからも続く。

(2011/06/26 付)


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