したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/26(日) 15:36:55

統一地方選スレから東海・北陸所謂中部地方のネタを独立させます
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40
掛川ネタはこちらへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1187487997/l40

3238チバQ:2012/09/29(土) 14:21:49
>>3135
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120929-00000028-mailo-l23
伊藤・春日井市長:前副市長の任命責任、給与1カ月間の減額 /愛知
毎日新聞 9月29日(土)10時55分配信

 春日井市は28日、伊藤太市長の給与を1カ月間10%減額する特例条例案を開会中の市議会に提案し、可決された。飲酒の上、店舗シャッターを壊したとして7月辞職した近藤和記雄前副市長の任命責任という。10月支給分から10万4236円が減額される。【花井武人】

9月29日朝刊

3239チバQ:2012/09/29(土) 14:22:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120929-00000008-mailo-l21
中津川市:新図書館跡の別施設建設、市長「民間の力も必要」 /岐阜
毎日新聞 9月29日(土)10時33分配信

 中津川市の青山節児市長は28日の定例記者会見で、新図書館の建設中止について「交付金返納は市議会の承認を得たが、くいを抜くか抜かないかが今後の焦点。残すなら市以外の力も必要」と述べ、何らかの施設を建設する場合の民間参入に言及した。
 青山市長は、跡地問題について「庁内検討委員会を設置し、中津川駅から旧市内にかけての全体的な構想を消去法で絞っている。リニア駅建設も視野に入れている」と述べた。施設建設を“くい”にたとえ、「最大で9億円とも言われた中止に伴う金額(出費)が見込まれており、使える物は使う。構造物をやめるならくいは抜くべきだが、残すなら、民間の力など市以外の力も必要だ」との考えを示した。【小林哲夫】

9月29日朝刊

3240チバQ:2012/09/29(土) 21:51:57
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20120929101.htm
山辺、山本氏の争いへ 羽咋市長選あす告示
 10月31日の任期満了に伴う羽咋市長選は30日告示される。再選を目指す現職の山辺芳宣氏(71)=無所属、同市本江町=と、市議で新人の山本泰夫氏(63)=無所属、同市釜屋町=(出馬表明順)が立候補を表明しており、一騎打ちが確実な情勢となっている。
 山辺氏は3月の市議会定例会で再選出馬を表明し、市議6人と本吉淨与県議の支持勢力から支援を受け、連合石川の推薦を受けている。「財政再建からはくい再生へ」と市財政の単年度収支黒字化や企業誘致などの実績を強調している。

 5月に出馬表明した山本氏は市議5人と稲村建男県議、小倉宏眷前県議の支持を受けている。現市政を未来像が語れる施策が何一つないと批判して「停滞から躍進へ」を掲げてハード、ソフト両面での元気なまちづくりへの公約を示している。

 市長選は、前々回は新人橋中義憲氏が現職本吉達也氏を203差で、前回は新人山辺氏が現職橋中氏を656票差で制した。今回もほぼ同じ支持勢力の戦いとなっており、激戦が予想される。

 市長選と同時に行われる市議補選(欠員1)はいずれも新人で、共産党公認の北川真知子氏(59)=千里浜町=、無所属の武田一伯(かずあに)氏(65)=土橋町=、無所属の寺井哲也氏(48)=本江町=(五十音順)の3人が立候補を予定する。

 市長選、市議補選ともに立候補の届け出は30日午前8時半から午後5時まで市役所で受け付ける。投票は10月7日で即日開票される。

http://mainichi.jp/area/ishikawa/news/20120929ddlk17010580000c.html
選挙:羽咋市長選/羽咋市議補選 あす告示 市長選、現職と新人の一騎打ちか /石川
毎日新聞 2012年09月29日 地方版

 任期満了に伴う羽咋市長選が30日、告示される。現職で再選を目指す山辺芳宣氏(71)と、新人で市議の山本泰夫氏(63)が立候補を表明しており、一騎打ちとなる見通し。

 また、同市議補選(改選数1)も同日告示される。新人3人が立候補するとみられる。

 立候補の受け付けは30日午前8時半〜午後5時、市役所401会議室で。投票は10月7日午前7時〜午後7時、市内15カ所で実施。開票は同日午後8時から市役所横体育館で行われる。1日現在の選挙人名簿登録者数は1万9792人(男9273人、女1万519人)。【宮本翔平】

3241名無しさん:2012/09/30(日) 09:58:46

牧野氏が3選目指し立候補 鯖江市長選告示
(2012年9月30日午前9時37分)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/politics/37195.html

 任期満了に伴う福井県鯖江市長選は30日告示され、3選を目指す無所属現職の牧野百男氏(70)=石田上町=が立候補した。

 立候補受け付けは午前8時半から市役所で始まり、牧野氏の代理人が届け出た。牧野氏は同8時半過ぎから、同市水落町3丁目の選挙事務所近くの空き地で出陣式に臨んだ。応援に駆けつけた県選出国会議員や県内自治体の首長、県議、支援者ら約3千人(陣営発表)を前に「経済を活性化させ、自信と誇りのある鯖江を実現させます」と力強く第一声を上げた。選挙カーに乗り込み、市内全域を遊説して回った。

3242名無しさん:2012/09/30(日) 13:30:03
羽咋市長選挙が告示 選挙戦に突入(石川県)
http://news24.jp/nnn/news8715408.html

任期満了に伴う羽咋市長選挙が30日、告示された。午前の段階で、新人と現職の2人が立候補を届け出ており、1週間の選挙戦に入った。

立候補の受け付けは、同日午前8時半から始まり、前の市議会議員で新人の山本泰夫候補(63)と、再選を目指す現職の山辺芳宣候補(71)の2人が届け出ている。新人の山本候補は、停滞する市政を刷新するとして交流人口の拡大などを訴え、一方、現職の山辺候補は、公約だった市の財政健全化を実現した1期目の実績をアピールしている。立候補の届け出は午後5時に締め切られるがほかに出馬の動きはみられず、一騎打ちとなる公算が大きくなっている。投票は10月7日に行われ、即日開票される。
[ 9/30 12:58 テレビ金沢]

3243名無しさん:2012/10/01(月) 13:38:49
選挙:羽咋市長選/羽咋市議補選 告示 市長選、現職・新人一騎打ち 市議補選は3人出馬 /石川
毎日新聞 2012年10月01日 地方版
http://mainichi.jp/area/ishikawa/news/20121001ddlk17010371000c.html

 任期満了に伴う羽咋市長選が30日、告示された。立候補を届け出たのは、新人で前市議の山本泰夫氏(63)=無所属=と、現職の山辺芳宣氏(71)=同=の2人となった。また、羽咋市議補選(改選数1)も同日告示され、新人3人が立候補を届け出た。両選挙の投票は10月7日午前7時〜午後7時、市内15カ所で。同日午後8時から、市役所横体育館で開票される。

 市政刷新を掲げる山本氏は出陣式で現在の市政について「停滞感、閉塞(へいそく)感を感じていると思う」と批判。北陸新幹線金沢開業に向けて情報発信を推進することや、県外都市圏の企業の誘致、社会基盤整備を実行すると訴えた。

 財政再建を掲げて前回選挙で初当選した山辺氏は出陣式で、市財政の単年度収支の黒字化や企業誘致の実績を強調。その上で「今後の4年間は、安心・安全の街作り、交流人口や定住人口の拡大のため、命をかけて頑張りたい」と述べた。

 29日現在の選挙人名簿登録者数は1万9785人(男9276人、女1万509人)。【宮本翔平】

==============

 ◆立候補者(届け出順)

 ◇羽咋市長選
山本泰夫(やまもと・やすお) 63 無新
 [元]市議▽市観光協会長[歴]市議長▽羽咋郡市広域圏事務組合議長▽自民党市支部長▽立正大

山辺芳宣(やまべ・よしのぶ) 71 無現(1)

 市長▽羽咋郡市広域圏事務組合長▽県日中友好協会顧問[歴]市副議長・議長▽羽咋高

==============

 ◆立候補者(届け出順)

 ◇羽咋市議補選(改選数1−3)
北川真知子 59 介護施設長   共新

武田一伯  65 町会長     無新

寺井哲也  48 [元]中学教諭 無新

3244チバQ:2012/10/02(火) 00:23:25
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/editorial/37204.html
鯖江市長に牧野氏3選 負託応え幸福度高い街に

(2012年10月1日午前6時25分)
 任期満了に伴う福井県の鯖江市長選は30日告示され、現職の牧野百男氏が無投票で3選を果たした。手堅い行政手腕に対する市民の期待は強く今後4年間を託した。

 牧野氏は2004年、合併問題による前市長のリコール、解職後の出直し市長選で、前市長を破り初当選した。真っ先に取り組んだのが、就任3カ月前に発生した福井豪雨による災害復旧と治水対策だ。

 市内には15もの主要河川が流れる。1、2期の間に28の橋を架け替え、33基の砂防、治山えん堤を整備した。牧野氏は「治水対策のメドはついた」とし、「安全安心な」まちづくりは確実に進んでいる。

 行財政改革では高利率の借金を47億円以上繰り上げ償還、市職員を約1割削減し人件費を大幅に削減、少数精鋭の市政運営に努めてきた。財政効果は昨年度までで75億円と市はみる。

 市の将来像として牧野氏は「幸福度の高い交流都市の実現」を掲げた。そのためには長く低迷する地場産業「眼鏡、漆器、繊維」の再生が欠かせない。多くの市民が働く地場産業が安定し、日常生活が安定してこそ「幸福」を感じるのではないか。

 鯖江商工会議所会員数(昨年11月現在)は2020社で、最多だった96年の2856社から30%も減った。下請けの中小、零細企業が自ら事業継続を断念する廃業が多いという。この数字が現在の地場産業の深刻さを物語っている。

 11月には鯖江市と鯖江商工会議所が、「さばえものづくり博覧会」を初めて開催する。目標の2倍以上の205社がブースを設ける。この博覧会はいわば企業同士の“お見合いの場”。数多くの実績が残せるよう、ぜひ成功させねばならない。博覧会が再生の起爆剤になるため来年以降の構想も必要だ。

 県内で唯一人口が増える鯖江市だが、河和田地区と市中心部は人口が減り続け高齢化率も高い。歯止めをかけるにはやはり産業の活性化だ。河和田地区では漆器組合が技を凝縮した漆の山車を制作した。新たな販路拡大には市のバックアップは欠かせない。2年後に完成予定の西山公園道の駅には市中心部へ観光客を誘導するような仕掛けを練ってほしい。

 北陸新幹線について牧野氏は「マイナスからのスタート」と位置づけている。鯖江市は開通しても通過するだけ。観光客誘致やJR鯖江駅周辺の活性化など想定される課題は山積する。

 本年度の市民アンケートでは、商工業の施策に半数近くが満足していないと答えた。北陸新幹線については、日常生活の足となるJR鯖江駅の利便性確保を求める声が最も多かった。

 牧野氏は県庁マン時代に先輩から教わったという「現場主義」を今も貫く。各種会合、行事などへこまめに顔を出し、真摯(しんし)に市民の声に耳を傾けた。3期目もこれまで同様、市民に密着した市政運営を望みたい。

3245チバQ:2012/10/02(火) 00:23:53
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/politics/37207.html
牧野・鯖江市長、3期目の重点は 経済活性化、交流人口増へ力

(2012年10月1日午前6時58分)


3期目への抱負を語る牧野百男氏=30日、福井県鯖江市水落町3丁目の選挙事務所


 30日告示の福井県の鯖江市長選は、現職の牧野百男氏(70)が無投票で3選を果たした。ものづくりなどの魅力を生かしたまちづくりを進め、交流人口や定住人口の増加を目指す牧野氏に、3期目の抱負や今後の課題などを聞いた。

 ―無投票で当選が決まったことについて。

 多くの団体などから推薦をもらい、身の引き締まる思い。「みんなでつくろう みんなのさばえ」を合言葉に、市民と一体となったまちづくりに全力投球する。

 ―3期目の抱負は。

 鯖江の▽人▽ものづくり▽自然・環境・風土▽まち―の四つの魅力はどこにも負けない素晴らしいものばかり。四つの魅力を最大限生かして交流人口を増やしたい。それが定住人口につながるまちづくりを進める。

 ―市が抱える課題と解決策は。

 課題は経済の活性化と人口問題。経済を活性化することが人口増につながる。地域経済を活性化するための方法は二つの考え方があると思う。

 一つは経済のパイを大きくすること。地場産業の既存の技術を生かした異業種への進出や新製品の開発などによる産業振興に加え、地元商店の顧客数を増やす工夫でパイを大きくしたい。

 もう一つは経済を地域でしっかり循環させていくこと。地域でお金を循環させる仕組みができれば地域経済は潤う。中心市街地の空き家対策や商店街組合の統合整理などを進めたい。

 北陸新幹線は鯖江に新駅建設がなく、敦賀開業時には特急がなくなる。13年後とはいえ、今からそれらに対応したまちづくりが必要になる。

 ―まちづくりの方向性は。

 市民にも市政に参画してもらい、鯖江に住んでいてよかったと思うようなまちづくりを進めたい。中央地域は西山公園を核としたにぎわいのあるまちに、東部地域は伝統工芸と自然環境を生かしたまちに、日野川西部地域は農・住環境保全のまちづくりを進めていく。

3246チバQ:2012/10/02(火) 00:26:50
>>3240>>3242-3243

山本氏は〜自民党県連の岡田直樹会長や公明党県本部の増江啓代表のほか、前市長の橋中義憲氏らが姿を見せた。
北村茂男衆院議員
山辺氏は〜連合石川の狩山久弥会長、武元文平・七尾市長、元羽咋市長の本吉達也氏らが出席。 民主党の近藤和也衆院議員

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20120930-OYT8T00830.htm
羽咋市長選 現新一騎打ち

. 羽咋市長選が30日告示され、新人で前市議の山本泰夫氏(63)(無所属)と再選を目指す現職の山辺芳宣氏(71)(無所属)の2人が立候補を届け出た。また、同市議補選(欠員1)も告示され、新人3人が届け出た。投開票はいずれも10月7日。期日前投票は6日まで午前8時30分〜午後8時、市役所で受け付ける。29日現在の有権者数は1万9785人。

 山本氏は30日、公職選挙法の規定で市議を自動失職した。山本氏は同日午前10時30分頃から同市川原町の羽咋神社で出陣式を行い、山辺市政が市内全体に閉塞感を招いてきたと批判した。出陣式には自民党県連の岡田直樹会長や公明党県本部の増江啓代表のほか、前市長の橋中義憲氏らが姿を見せた。

 自民党の北村茂男衆院議員(比例北陸信越)は「磨けば天下の羽咋となる地域を、磨かないでいれば今のままだ」と危機感を訴えた。

 山辺氏は同日午前11時30分過ぎから羽咋神社で出陣式に臨み、任期中の実績を強調。次の4年間のスローガンとして「財政再建から 羽咋再生へ」を掲げた。出陣式には推薦した連合石川の狩山久弥会長、武元文平・七尾市長、元羽咋市長の本吉達也氏らが出席。

 民主党の近藤和也衆院議員(石川3区)は「山辺さんは、財政再建をしっかりやり、必要な事業も行っている。市長を代える必要があるのか」と呼びかけた。

 一方、同市議補選(欠員1)の立候補者の党派別は共産1、無所属2。

(2012年10月1日 読売新聞)

3247チバQ:2012/10/02(火) 00:58:25
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001210010013
「原発依存の産業構造、転換」
2012年10月01日

 柏崎市の会田洋市長は30日、3選を目指す市長選(11月11日告示、18日投開票)に向けたマニフェストを発表した。新たなエネルギー産業を作り出す考えを示し、「原子力発電所に大きく依存しなくてもいい産業構造に変える」との方針を打ち出した。しかし、具体的な転換の時期などは、国の「脱原発」に向けた道筋が見えないことを理由に、示されなかった。


 会田市長は30日の記者会見で「原発を取り巻く環境が、福島第一原発事故以前のような状況に戻ることはない」と述べ、新たなエネルギー産業への転換の必要性を強調した。


 ただ、柏崎刈羽原発に関しては、地域経済や雇用に及ぼす影響が極めて大きいとして、「徹底した安全対策をするよう原子力規制委員会に求めたうえで、産業や雇用を守っていきたい」と話し、当面は原発と共存していくという従来の考えを繰り返した。(富田洸平)

3248チバQ:2012/10/02(火) 01:00:28
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20121001101.htm
山本、山辺氏の一騎打ち 羽咋市長選
 10月31日の任期満了に伴う羽咋市長選は30日告示され、前市議で新人の山本泰夫氏(63)=無所属、自民党県連支持、公明党県本部支持、同市釜屋町=、再選を目指す現職の山辺芳宣氏(71)=無所属、連合石川推薦、同市本江町=の順で立候補を届け出、現職と新人による一騎打ちが確定した。7日に投票、即日開票される。
 市長選と同時に行われる市議補選(欠員1)にはいずれも新人の3人が立候補した。

 出陣式で、山本氏は閉塞感を打破し市民が元気になるまちづくりを担わせてほしいと訴え、少子高齢化対策など福祉の充実や交流人口の拡大策を示した。山辺氏は4年前の公約である財政基盤の安定と企業誘致を市民の協力で成し遂げたと感謝し、2期目へ安心安全のまちづくりや少子化対策などを掲げた。

 同市長選は、前々回は新人橋中義憲氏が現職本吉達也氏を203差で、前回は新人山辺氏が現職橋中氏を656票差で制した。今回もほぼ同じ支持勢力の戦いとなっており、激戦が予想される。

 市長選、市議補選ともに投票は市内15カ所で7日午前7時から午後7時まで行われ、即日開票される。期日前投票は1日から6日の午前8時半から午後8時まで市役所1階市民談話室で行われる。

3249チバQ:2012/10/02(火) 22:01:14
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20121002ddlk21010010000c.html
選挙:羽島市長選 元市企画部長の松井氏出馬表明 /岐阜
毎日新聞 2012年10月02日 地方版

 元羽島市企画部長の松井聡氏(61)が1日、任期満了に伴う同市長選(11月25日投開票)に無所属で立候補すると表明した。現職の白木義春市長がすでに3選に向けて出馬の意向を表明している。

 松井氏は市民部長、企画部長、会計管理者などを歴任して今年3月に退職した。

 松井氏は白木市政について「もの言わせぬ、もの言えぬ市政。財政状況や事業決定のプロセスなど一方的なトップダウンで進められていく」と批判。懸案となっている新ごみ処理施設建設については「対話と協調で問題解決に全力を尽くす」と述べた。【山盛均】

3250チバQ:2012/10/02(火) 22:15:57
>>3-6
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121002-00000036-mailo-l22
選挙:沼津市長選 石原氏、出馬表明 /静岡
毎日新聞 10月2日(火)11時37分配信

 10月21日告示、28日投開票の沼津市長選で、同市在住の司法書士、石原義裕氏(56)が1日、記者会見を開き、無所属で立候補することを表明した。同市長選の立候補予定者は4人となった。
 石原氏は「職員の意識改革をし、人に優しい政治を目指す」と主張。現市政を「人に対してサービスを提供しているという意識がない」と批判した。JR沼津駅の高架化事業については「基本的にはした方がいい」と賛意を示した。
 同市長選には現職の栗原裕康氏(63)、元会社役員の中山康之氏(67)と社会福祉法人職員の落合秀郷(ひでさと)氏(46)が立候補を表明している。【西嶋正信】

10月2日朝刊

3251( ^ω^)・・・:2012/10/02(火) 23:48:40
早い話が米原蕃が夏野を選んだわけ!
市議会の皆さんお金もらってるので逆らえない???

3252チバQ:2012/10/03(水) 22:06:55
>>3232-3234
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001210030005
知事選あす告示
2012年10月03日


2日にあった政見放送の収録。候補予定者は新潟市内のテレビ局を回り、政策や思いを訴えた=新潟市中央区のUX新潟テレビ21

 知事選が4日告示され、柏崎刈羽原発の再稼働問題をはじめ、県政課題について論戦が始まる。無所属で3選を目指す現職の泉田裕彦氏(50)=民主、自民、国民の生活が第一、公明、社民推薦=に、共産新顔で党県委員長の樋渡士自夫(ひわたし・しじお)氏(59)が挑む構図で、両氏はすでに公約・主張を記者会見で説明している。投票は21日で即日開票される。


     ◇


 泉田氏は、2004年から推薦を受ける自民、公明両党に加え、民主、国民の生活が第一、社民からの推薦も得る「5党相乗り」で選挙に臨む。告示日の第一声には、5党の国会議員や県議が応援演説に駆けつける予定だ。


 陣営は、自民党県連などと相談しながら、街頭演説や個人演説会のスケジュールづくりをしている。後援会事務所の地主昭所長は「これまでの8年を踏まえたマニフェストを多くの県民に訴えられるようにしたい」と意気込む。


 樋渡氏は、共産党県委員会の候補者探しが難航した末に自ら立候補を決断し、投票日まで1カ月となった先月21日に表明。急いで作ったポスターは2日に事務所に届いた。


 陣営は、原発の廃炉を主張して泉田氏との違いを打ち出す方針だ。課題は樋渡氏の知名度の低さ。大矢健吉・党県副委員長は「共産党を支持しなくても、原発をなくしたい、という1票を託してほしい」と話す。


 一方、昨年の東京都知事選と大阪府知事選に立候補したスマイル党総裁のマック赤坂氏(64)も立候補する意向を示しており、3日に記者会見をする予定だ。

3253チバQ:2012/10/03(水) 22:08:03
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001210030004
県議会民主、修正案出せず/原発住民投票
2012年10月03日


議員総会を終え、記者会見に応じる野沢義雄会長(左)=県議会


条例案への対応を検討する民主党・ふじのくに県議団の議員総会=県議会

 中部電力浜岡原発(御前崎市)の再稼働の是非を問う住民投票条例を巡り、県議会の民主党・ふじのくに県議団(20人)は2日の議員総会で、市民団体が作った条例原案を否決することを決めた。修正案も会派として提出しないことも事実上、決まった。最大会派の自民改革会議(37人)も修正案を出す考えはなく、約16万5千人が署名した住民投票の実施は、困難な情勢となった。


 ■条例原案は否決へ


 民主会派の議員総会はこの日、県議会で午後4時過ぎから報道陣には非公開で始まり、約10分で終了。前日までの議論で意見の一致は不可能と判断した執行部側が、「原案否定」を提案して了承された。


 議員総会後に会見した野沢義雄会長は「原案否決までが全議員が一致できるところだった」と述べた。会派内は「原発問題は住民投票の対象にそぐわない」という声や「16万5千の署名は重い」という意見で二分しているという。


 修正案の提出には「会派としての議論を封印する」と表現し、事実上、会派として修正案を提出しないことを明らかにした。


 住民投票の実施に賛意を示す川勝平太知事は県議会初日、条例原案の10項目の問題点を修正したうえで可決するよう議会側に要請。知事与党を掲げる同会派の役員会は修正案の提出を検討していたが、断念した。


 野沢会長は「力不足でまとめきれなかった。それぞれの議員の立場もある。知事も納得してくれると思う」と話した。


 今後、他会派から修正案が出た場合は「その時に対応する」としている。会派内の議員には独自に修正案を作ろうとする動きがあり、修正案を出す意向を示している富士の会(2人)や公明党(5人)などとの連携が焦点となる。


 一方、過半数を占める自民改革会議もこの日、勉強会を開いて対応を協議。会派としての結論は9日の勉強会に先送りすることを決めたものの、杉山盛雄幹事長は「会派としては修正案は出さない」と改めて強調した。


 杉山幹事長は「16万5千人の重みを感じ、それは尊重しないといけない」とする一方、「大幅な修正になれば、署名した方の賛同を得られるかどうかということも考えなければならない」と話した。


 他会派から修正案が出た場合には「その内容を見てから決めたい」とした。(古賀大己、黒田壮吉)


 ■投開票、町長らに協力要請/知事、修正条例案通過の場合


 川勝平太知事は2日、静岡市内のホテルで開かれた町村会定期総会で、「修正された条例案が出て通った場合には、市町のご協力を賜らないと投票が実行できない。その節には、ご協力を賜りますよう伏してお願い申し上げる」と述べ、町長らに投開票実務などへの協力を求めた。


 定期総会には県内12町の町長が参加。川勝知事は来賓祝辞の中で、改めて住民投票の実施に賛成の意見を表明した上で、「住民の直接的な民主主義は、議会制民主主義を補うもの。それが十分に発揮されてこなかった歴史があり、どこかで風穴を開けなければならない」と強調。さらに「自分たちの意見を言いたいと署名を集めた住民の方の意思を尊重することこそ、基礎自治体、あるいは民主主義の原点だ」とも述べた。

3254チバQ:2012/10/03(水) 22:18:39
>>3230
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121003-00000074-mailo-l23
清須市議会:可決、「大河」展示施設の委託費支払いへ /愛知
毎日新聞 10月3日(水)11時47分配信

 清須市が事務局を務めている「大河ドラマ『江』清須市推進協議会」が昨年3月から11月まで市内で開いたドラマ館「江と三英傑 絆のやかた」事業の運営委託費の一部が委託先に未払いになっている問題で、市議会は2日、臨時会を開き、支払いに充てる約1億1200万円を追加する一般会計補正予算案を可決した。
 また、職員による不適正経理の管理責任を取り、加藤静治市長が提出していた自身の減給3割・3カ月、永田純夫副市長の減給2割・3カ月とする条例案も可決した。
 未払いとなっているのは約1億1500万円で、市長と副市長の減給分を差し引いた額を計上した。同協議会への補助金として充て、同協議会が委託先に支払う。
 この問題を巡っては、市の担当職員が今春、上司に「赤字にはならない」と話していたが、今年6月になって未払い金があることを報告した。【岡村恵子】

10月3日朝刊

3255チバQ:2012/10/03(水) 23:12:43
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20121003ddlk22010215000c.html
浜岡原発:県民投票条例案、無記名投票を要求へ 自民改革会議、意見尊重の環境作り配慮 /静岡
毎日新聞 2012年10月03日 地方版

 浜岡原発の再稼働の是非を問う住民投票条例案について県議会の自民改革会議(37議席)は2日、3回目の勉強会を開き、今月11日の採決で「無記名投票」を要求する方針を決めた。同会派は過半数を占めており、無記名となる見通し。

 自民党県連の幹部は「個々の議員には事情がある。それぞれの意見を尊重しやすい環境を作るための配慮だ」と理由を述べた。

 同会派は独自に修正案を提出しない方針をすでに固め、条例案についても多くの議員が反対している。ただ、住民から意見を聞く趣旨の条例案に反対を表明することにためらいもあり、無記名投票は「会派所属の議員が反対しやすくするための環境整備」との見方も出ている。【樋口淳也】

3257名無しさん:2012/10/04(木) 09:25:07
http://www.asahi.com/politics/update/1004/TKY201210040123.html
新潟知事選が告示 現新3氏が届け出

 新潟県知事選が4日、告示され、泉田裕彦、樋渡士自夫、マック赤坂の3氏が立候補を届け出た。県内にある東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題への対応が争点になる。21日に投票、即日開票される。

 同原発の再稼働について泉田氏は「福島第一原発事故の検証が先」と慎重な姿勢をとっている。樋渡氏は「廃炉にすべきだ」と訴える。赤坂氏は「原発反対」と主張している。

3259名無しさん:2012/10/04(木) 14:46:41
知事選 きょう告示
2012年10月04日

 知事選が4日告示され、21日の投開票に向けた選挙戦に入る。複数政党が推す現職に、共産党が立てる新顔が挑む――という構図が予想されている。過去最低の投票率だった前回選挙と構図が似ており、県選挙管理委員会は今回も投票率が低迷しないか、気をもんでいる。

 前回知事選の投票率は46・49%。自民、公明両党の推薦を受けて再選をめざした無所属の泉田裕彦知事(50)と、共産党が推す無所属新顔との対戦となり、民主党が自主投票としたこともあって低調になったとみられる。

 今回は自民、公明両党に加えて民主、国民の生活が第一、社民の3党も無所属の泉田氏を推し、共産新顔の樋渡士自夫党県委員長(59)が挑む。県選管の担当者は「前回と同じような構図。近年、政治への有権者の関心が薄れているのも心配だ」。

 県選管は、啓発活動に県内のテレビ局やラジオ局のアナウンサーらを起用し、テレビCMやイベントでも投票を呼びかける。

 4日、泉田氏は新潟市中央区の第四銀行本店前で午前8時40分から、樋渡氏は同区の古町十字路で同8時45分から第一声をあげる。

【マック赤坂氏 立候補を表明】

 昨年の大阪府知事選や東京都知事選に立候補したスマイル党総裁のマック赤坂氏(64)=東京都港区=が3日、県庁で記者会見し、新潟県知事選に立候補すると表明した。「うつ病、自殺をなくし、新潟を幸福度世界一の県にしたい」と訴え、柏崎刈羽原発の再稼働問題には「再び地震が起きたら福島第一原発のようにならない保証がないのに再稼働はあり得ない」と述べた。4日午前8時半すぎに県庁前で第一声をあげる。

http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001210040004

3260名無しさん:2012/10/04(木) 14:49:05
知事選告示、熱戦火ぶた
泉田、樋渡、マック氏届け出

 任期満了に伴う知事選が4日午前、告示され、無所属で現職の泉田裕彦(50)=民主、自民、生活、公明、社民推薦=、共産党新人で同党県委員会委員長の樋渡士自夫(59)、諸派新人で財団法人会長のマック赤坂(64)の3氏が立候補を届け出た。午後1時現在、ほかに届け出はなく、3人による選挙戦が展開される見通しとなった。届け出は午後5時に締め切られる。投開票は21日。期日前投票は5日から始まる。

 2期8年の泉田県政に対する評価が問われる今回の知事選。産業や農業の活性化、医療・福祉の充実、人口減への対策などで論戦が期待される。東京電力福島第1原発事故を踏まえた柏崎刈羽原発の再稼働問題に対するスタンスも焦点となりそうだ。

新潟日報2012年10月4日
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/40662.html

3261名無しさん:2012/10/04(木) 14:55:32
’12知事選:きょう告示、3氏立候補の見通し 有権者195万人の判断いかに /新潟
毎日新聞 2012年10月04日 地方版
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20121004ddlk15010457000c.html
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20121004ddlk15010457000c2.html
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20121004ddlk15010457000c3.html

3262名無しさん:2012/10/04(木) 16:02:15
新潟知事選の見どころは2位争いだなw

3263名無しさん:2012/10/04(木) 16:39:45
http://mainichi.jp/area/toyama/news/20121004ddlk16010465000c.html
選挙:砺波市長選 立候補予定者説明会に3陣営 /富山
毎日新聞 2012年10月04日 地方版

 任期満了に伴う砺波市長選(21日告示、28日投開票)の立候補予定者説明会が3日、砺波市役所であり、すでに立候補を表明している3陣営が参加した。 参加したのは、堀田信一市議(63)▽夏野修・前県観光・地域振興局長(57)▽家具製造業、宝田実氏(51)−−3陣営。

 説明会では、郵便局や砺波署の職員たちが選挙用はがきの取り扱いなどについて説明。また市選挙管理委員会が選挙公報の発行手続きや選挙運動の禁止行為などを伝えた。【大森治幸】

3264チバQ:2012/10/04(木) 21:36:35
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20121003-OYT8T01295.htm
原発住民投票条例案に民主会派二分



三者会談に臨む池谷(右)、中沢(右奥)、前林(左手前)の3氏(3日、県庁で)  中部電力浜岡原発(御前崎市)の再稼働の是非を問う住民投票条例案を巡り、県議会(定数69欠員3)第2会派「民主党・ふじのくに県議団」(20人)が迷走を続けている。修正案の提出は事実上の自主対応となり、3日には一部議員が他会派と連携して超党派での修正案提出に向けて動き出した。会派内は二分された状態となっている。

 ◇少なくとも7人

 民主党・ふじのくに県議団では、池谷晴一政調会長を含めて少なくとも7人の議員が修正案を提出する意向だ。3日午後、池谷氏の呼び掛けに応じた富士の会(2人)の中沢通訓議員、公明党県議団(5人)の前林孝一良議員が県庁内で集まった。超党派での修正案提出に向けた「三者会談」だ。

 非公開で45分間行われた会談後、3人はそろって取材に応じた。池谷氏は「修正案を両会派に説明した。それぞれ持ち帰ってもらって、再び5日に話をしたい」と説明した。中沢、前林両氏はともに修正案の提出に賛同する意向を示したが、前林氏は「会派内には慎重な考え方の議員もいる。持ち帰って判断する」と話した。

 中沢氏は「大筋が合えば、修正案を共同で提案したいと考えている」と語った。次回の会談が5日に予定されているため、修正案を提出する場合は、4、5日に集中審議が行われる総務委員会ではなく、11日の本会議最終日での審議となる可能性が濃厚だ。

 ◇知事与党の役割

 こうした動きが表面化したのは、民主党・ふじのくに県議団が修正案の取り扱いに関して「意見を一致できなかった」(野沢義雄会長)ため、所属議員の修正案提出に「暗黙の了解」(池谷氏)を与えたからだ。

 池谷氏は「私たちは(住民投票に賛意を示す)知事の仲間で『知事与党』だ。そこは引けない部分もあり、修正案を出して議論をしなければならない」と話す。だが、修正案が提出されると、会派内の賛否が分かれることは必至だ。

 意見が分かれる背景には、原発や住民投票に対する考え方が議員間で異なることもあるが、「会派への帰属意識が薄い」(ベテラン議員)と嘆く声も。ある中堅議員は「もうバラバラと言われても仕方ない」とため息をつく。執行部内でも意見が分かれており、役員の指導力不足を指摘する声もある。

 ただ、県議会は自民改革会議(37人)が単独過半数を占めている。あるベテラン議員は「可決できなければ、修正案を出しても意味がない」と話した。

(2012年10月4日 読売新聞)

3265チバQ:2012/10/04(木) 22:10:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121004-00000094-mailo-l22
浜岡原発:再稼働是非問う住民投票条例修正案、超党派提出で大筋合意 /静岡
毎日新聞 10月4日(木)12時13分配信

 中部電力浜岡原発(御前崎市)の再稼働の是非を問う住民投票条例案を巡り3日、民主党・ふじのくに県議団の有志と公明党県議団、富士の会の代表者が協議し、超党派での修正案提出について大筋で合意した。川勝平太知事が指摘した原案の不備を修正し、9日に提出する考え。【山本佳孝、小玉沙織】
 協議は、民主の池谷晴一県議と公明の前林孝一良代表、富士の中沢通訓代表の3人が行った。この日は池谷県議が事前に準備した修正素案を2人に説明。内容を検討した上で5日に再度協議する。素案には、原案で18歳以上とされた投票年齢を20歳以上とすることや、施行後半年以内とされている投票の実施時期の変更などが盛り込まれているという。
 民主はすでに会派としては修正案を出さない方針を決めている。しかし池谷県議は「原案に不備があったとしても、16万5000人という署名には重みがある。我々の会派は知事与党を掲げているのだから、知事が求める修正案を提出するために努力する必要がある」と述べた。すでに同会派内で、修正案を提出するのに必要な6人以上の賛同者を得ているという。
 他会派とも連携する理由について「より多くの賛同者がいたほうが良いだろうと考えた」と説明した。
 公明の前林代表は「素案を会派内で話し合い、会派として乗るか、有志で乗るかを協議したい」と話した。富士の中沢代表は「修正案の中身を調整して、超党派で提出したい」と語った。
 今後、みんなの党・無所属クラブにも修正案への賛同を求めていくという。同会派の柏木健共同代表は「状況を見ながら、前向きに検討していきたい」と共同提出に意欲を示した。

10月4日朝刊

http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001210040004
民主の一部 修正案提案へ/原発住民投票
2012年10月04日

 中部電力浜岡原発(御前崎市)の再稼働の是非を問う住民投票条例をめぐり、民主党・ふじのくに県議団の一部議員が3日、修正条例案を県議会に提案する方針を固めた。公明党県議団(5人)や富士の会(2人)など超党派で賛同議員を募り、11日の県議会最終日に提案できるよう調整を続ける。


 条例原案には10項目の問題点が指摘され、各会派は原案否決では一致している。修正条例案が提案されることで、住民投票の是非について実質的な議論ができそうだ。


 午後3時ごろ、民主党会派の池谷晴一議員の呼びかけで、富士の会の中沢通訓代表と公明党県議団の前林孝一良代表の3人が県議会内で会談した。池谷議員が仲間の議員と作った修正素案を両議員に提示し、協力を要請。3人は修正案を提案する点で一致した。


 条例案の議員提案には、議員6人の賛同が必要だ。池谷議員によると、民主会派内の7議員が修正案に賛同しており、提案は可能という。「知事が賛成した条例案を通すため、最後まで努力する。各会派に協力を求めて賛同者を募り、より良い修正案を出したい」と話した。


 ただ、住民投票の実施時期などで調整が必要といい、前林代表と中沢代表は今後、会派としての対応を協議する。前林代表は「修正案が出ないままで終わってはならない」、中沢代表も「大筋で賛同できる」と話した。


 修正案が固まり次第、みんなの党・無所属クラブ(2人)へも、修正案への賛同を求める。


 民主会派は2日の議員総会で、会派として修正案を出さないことを事実上、決めた。会派の所属議員が独自に修正案を出すことについて、池谷議員は「暗黙の了解だ。(会派とは)何らしこりは残らない」と話した。


 ◇《メモ》原案の修正で調整が必要なポイントは主に三つ。(1)「施行から6カ月以内」としている住民投票の実施時期をいつにするのか(2)「18歳以上」としている投票資格者の年齢を「20歳以上」に引き上げるのかどうか(3)住民投票の投開票事務を市町に義務づけることができない中、市町の協力をどう得るのか。得られない場合、どうするのか。

3266チバQ:2012/10/04(木) 22:11:44
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000801210010001
【泉田流を問う】
(1)直談判せず5市と溝
2012年10月01日


がれきの受け入れを表明した国定勇人・三条市長、会田洋・柏崎市長、篠田昭・新潟市長、森民夫・長岡市長、二階堂馨・新発田市長(左から)=3月31日、三条市

 知事選が4日、告示される。3選をめざす泉田裕彦知事(50)に、共産党の樋渡士自夫(ひわたし・しじお)・党県委員長(59)が挑む構図だ。2期8年の泉田氏の県政運営が問われる選挙を前に、それぞれの政策課題から見えてくる「泉田流」の功罪を検証する。


     ■



 7月の県議会の厚生環境委員会で、県議たちは入れ代わり立ち代わり、震災がれき問題での泉田裕彦知事の姿勢を難詰した。


 「3年で処理できないから(政府が)広域処理をお願いした。知事の記者会見を聞くに忍びない」「どうして5市にこんなに強い文書を送るのか。やるなと言うことでしょ」


 知事は放射性物質の処理について政府が示した基準を疑問視し、震災がれき処理のあり方にも批判を続けている。6月には、がれきを受け入れようとする新潟、長岡、三条、柏崎、新発田の5市に文書で「適切な対応」を求めていた。


 委員会に知事は出ておらず、相次ぐ知事批判に、県の幹部職員は「お叱りは重く受け止めます」「県と市の考えがかけ離れている状況ではないと思います……」と、しどろもどろに答えるしかなかった。


     ■


 5市が3月末にがれきの受け入れを表明したときから、知事は「本当に大丈夫か」と強い懸念を示していた。4月には、放射性物質は1カ所に集めて管理するのが原則だとして、広域処理の必要性や焼却灰の管理について6問の質問状を環境省に送付。回答が来ると、「ほとんど内容の無い回答」と、再び26項目の質問状を送った。


 しだいに5市の市長からは「まず国と県の差を埋めて頂きたい」(篠田昭新潟市長)、「市から県に何かの働きかけをするつもりはない」(国定勇人三条市長)と、突き放すような発言が出るようになった。


 この問題で知事が意見の異なる市長たちとひざ詰めで話し合うことはない。5月の記者会見では「(事務的な)積み上げをしないでトップが話せばいいというのは誤解」。半面、受け入れを心配する三条市の自治会とは会い、懸念を伝えた。


 事務レベル協議、文書のやり取り、発表談話、記者会見……。5市とは、だれかを介して会話をするような「間接話法」が続いた。


     ■


 7月下旬、県と5市が事務レベル協議で大筋合意した事項がある。がれきの試験焼却の際に県が放射性物質の検査で協力することや、焼却後の灰を他の灰と分けて「適切に管理する」ことだ。5市側は試験焼却の準備を加速させたが、知事は具体的な灰の管理方法が決まっていないとして「事務協議を見守りたい」と慎重に言葉を選んだ。


 知事の指摘によって、がれきの放射能問題への関心は高まった。住民による署名集めなどの反対運動も各地に広がったが、知事は自らこじれる問題の解決に乗り出すことはなく、事務レベル協議にゆだねた。


 日本版「緑の党」の中山均・共同代表(新潟市議)は知事と同じくがれきの広域処理に疑問を持っているが、知事の政府や5市とのやり取りは空中戦のようにみえるという。「実際の焼却炉や埋め立て地で本当に安全に管理できるかを含め、互いに議論や意見交換をするべきだった」


 三条、柏崎両市は9月26日、試験焼却を10月11日に始めると発表した。その日夕方、知事は談話を発表し、「具体的な管理方法を協議している中で、合意なく発表されたことは極めて残念」。溝は再び、広がった。(水野梓)

3267チバQ:2012/10/04(木) 22:12:21
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000801210020002
【泉田流を問う】

(2)説明をせずに「独走」
2012年10月02日


新潟州構想検討委員会がまとめた報告書を受け取る泉田知事(中央)と篠田新潟市長(右)=5月、県庁

 泉田裕彦知事の口調は、どんどん速まっていった。


 「区割りの形を示すことを期待されているんだとすると、議論する中でコンセンサスを得て決めていけばいい、と思います」


 5月1日、新潟州構想検討委員会から報告書を受け取って臨んだ記者会見で、報告書に「新潟州の形」が盛られていない、と指摘されたときだ。


 具体的な課題解決を優先しようと、報告書の重点は「二重行政の解消」に置かれた。構想の核だったはずの県と新潟市の「合併」の話は消え、知事は「今のまんま、という選択肢も当然ある」とも口にした。


 知事が篠田昭新潟市長と新潟州構想を打ち上げたのは昨年1月のことだった。


 県と新潟市を合併して現在の県を「州」とし、司令塔を一つにする。東京都と特別区の関係を参考に、同市8区を再編し、基礎自治体に権限を移譲していく、と説明された。


      ■


 突然の発表に、県内の市町村の首長や議員に警戒感や違和感が広がった。「新潟市だけが新潟県の市ではない」「唐突すぎる」「アドバルーンか」……。


 そんな声を気にする様子もなく、知事らは構想を具体化するため、同年7月に検討委員会を立ち上げた。


 大阪府知事として「大阪都構想」を唱えていた橋下徹・日本維新の会代表(現大阪市長)や、「中京都構想」を掲げる河村たかし名古屋市長との連携にも動いた。同年8月には両氏らと大都市制度改革を求める要望書を総務相に出した。


 検討委では、当初から異論は出ていた。


 かねて構想に疑問を持っていた委員の田村秀(しげる)・新潟大教授(地方自治)は、初会合でも「長岡とか他の市町村も入って『広域自治体』と『基礎自治体』のあり方について議論するのが一番望ましいのではないか」「州という言葉を使うと混乱が生じるのではないか」と指摘した。


 結局、田村教授は「県と市が協議して協調的に行政をすれば事足りる。『二重行政の弊害』と大騒ぎした図書館や野球場も、運用を改善すれば何ら問題ない」と、報告書がまとまる直前に委員を辞任した。


 「構想といいながら構想の中身がないのに、他の市町村とのコンセンサスもなく発表してしまった」。県幹部はぼやく。


 知事は「法律論、制度論を乗り越えて、まずは一歩踏み出すということが必要なのではないか」(第4回検討委)という思いを語ったことがある。だが、説明不足も手伝って、他の市町村にその政治手法は「独走」と映ったようだ。


      ■


 検討委終了後に新たに立ち上げるとしていた構想の「推進本部」は、いまだに立ち上がっていない。「県と新潟市の問題でしょ?」と考える市町村に、県や新潟市の職員が理解を求めている段階だ。


 知事は1日に発表した知事選のマニフェストで、新潟州について「市町村の理解を得ながら、合意形成に努める」とうたった。どのように市町村に構想を説いていくのだろうか。(勝見壮史)

3268チバQ:2012/10/04(木) 22:12:44
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000801210030001
【泉田流を問う】

(3)「もの言う知事」に壁
2012年10月03日


泉田知事は横光環境副大臣(奥)=当時=と会談した際、救済策を締め切るのは「罪の上塗り」と指摘し、見直しを求めた=今年1月20日、県庁

 水俣病被害者救済法の新救済策の受け付けが締め切られた7月31日。締め切りに猛反発していた県内の患者団体は記者会見を開き、「差別や偏見を恐れ、名乗り出られない人がまだたくさんいる」「無責任だ」と政府を批判した。


 泉田裕彦知事は患者団体に同調し、環境省に出向いたり、来県した横光克彦・同省副大臣(当時)と会談したりして、見直しを求めてきた。「期限を設けるのは罪の上塗りになる」と迫ったこともある。


 知事は2月に細野豪志環境相(当時)に電話で締め切りを告げられた際は記者団の取材に応じて政府を批判したが、この日は「非常に残念に思う。今後被害に遭われた方々が名乗り出られた際は、必要な支援の検討を求めていく」との談話を発表しただけだった。


     ■


 知事は就任以来、県独自で被害者の救済ができないか模索してきた。


 2005年、被害者の保健福祉政策を充実させることを盛った「ふるさとの環境づくり宣言」を発表。09年4月には新潟水俣病地域福祉推進条例を施行し、症状があっても国の基準で患者と認められない人を県独自の基準で患者と認め、月7千円の手当などを支給した。新潟水俣病阿賀野患者会の山崎昭正会長は「ニセ患者のように言われていた私たちを患者と認めてくれた」と振り返る。


 官僚組織の論理を知る知事は、北陸新幹線の負担金問題で約3年にわたって負担金支払いを拒んで国土交通省と対立し、見返りに並行在来線の経営支援を引き出した。患者団体には、新救済策でも「国に物を言ってくれる」と、環境省の譲歩を引き出してくれるのでは、との期待が広がった。


 知事は「官僚主導で、財務省と折衝した結果なのか分からないが、結論ありきで進めていいことはない」と語り、官僚出身らしく霞が関の力学を見透かすように批判したこともあった。


     ■


 だが、締め切りが近づくにつれ、官僚組織と、その論理に乗る政治家の壁に阻まれ、限界が見えてくる。


 知事はかねて、「法律で決まっているから」と繰り返す横光氏らに、政治主導で法改正すればいいと提案していた。7月20日に民主党の樽床伸二幹事長代行(当時)に会った際にも法改正を求めたが、「私の一存では決められない」。


 その足で訪ねた環境省で、会えたのは環境相や副大臣の補佐にあたる高山智司政務官。再び、「法律で決まっているから」との答えが返ってきた。


 新潟水俣病共闘会議議長の中村洋二郎弁護士は「県として色々やってくれたと思う。でも、知事は国を変えられなかった」と言う。


 締め切りから2カ月、患者会には「名乗り出られなかった人がいる」「新救済策で給付が認められなかった」という情報が入ってきている。新たに水俣病だと分かった人への対応や、患者会が「不透明だ」と言う新救済策の判定基準の公開、阿賀野川流域の住民検診……。県が政府に働きかけねばならない課題はまだまだ多い。(富田洸平)

3269チバQ:2012/10/04(木) 22:13:01
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000801210040001
【泉田流を問う】


(4)賛否を明言せぬ手法
2012年10月04日


新委員4人を加えて、福島第一原発事故の検証を始めた県技術委員会。泉田知事は「ようやくスタートライン」と評した=7月8日、県庁

 何をもって福島第一原発事故の検証が終わった、と考えるのか。県議会の9月定例会で問われた泉田裕彦知事は、淡々と答えた。


 「検証は県技術委員会に任せるもので、制約は課しません」


 再質問で「原発は必要だと思うか」と迫られても、「コメントしていない。判断ができないから」と明言を避けた。


 知事は、全7基が停止中の柏崎刈羽原発の再稼働問題について「福島の検証が先」と繰り返し、検証が終わらない限り再稼働議論に入らないと宣言している。


 知事は事故から1年たって、県技術委に「意思決定の過程を含めて検証してほしい」と頼んだ。民間、東京電力、国会、政府と、四つの事故調査委員会の報告書が出そろっても、「原因究明は入り口に立った段階」という認識だ。


     ■


 知事は2008年10月の前回知事選をはさんで、運転再開の判断を迫られた経験がある。


 07年7月に発生した中越沖地震で柏崎刈羽原発では火災や微量の放射能漏れがあった。知事は08年2月、「住民の視線で安全かどうか確認したい」と述べ、原発反対派の学者も入れて県技術委の委員を6人増やすとともに、より詳しく検証する小委員会も作って、安全性の判断を任せた。


 自らは運転再開について「予断を持たずに対処する」と繰り返した。知事選のマニフェストでは触れず、再選を果たした。


 技術委は09年3月、慎重派が欠席する委員会で、運転再開を認める当時の座長案を出して合意。これを受けて知事は、5月の県議会で30分にわたる「説明」をした。


 「安全性に懐疑的な立場から積極的に原発に関わり続けていくのが望ましい」「人が造るものに100%安全なものは存在しない」「地域の暮らしが原発に依存している」――。こうして柏崎刈羽原発は09年5月に試運転を始め、同12月に営業運転を再開した。


     ■


 新潟国際情報大の越智敏夫教授(政治学)は「『予断を持たず対処』と慎重な姿勢を示した当時の対応と、今回の『検証が先』という対応も構図は同じ」と指摘する。一方、福島の事故後の知事の姿勢は変わった、とみる県幹部もいる。「事故が新潟で起こってもおかしくなかった。改めて怖さを感じたのではないか」


 いずれにせよ、「検証が先」との姿勢を「慎重派」とみなし、脱原発を掲げている社民党はいち早く、「再稼働させないため」と知事を推薦した。原発推進派も「『絶対反対』の人ではない。いつかは再稼働してくれる」(柏崎市議)といった期待を抱く。越智教授は「原発の対応で知事にマイナス点がつかない、うまい政治手法」とみる。


 今回の知事選のマニフェストで知事は柏崎刈羽原発の再稼働について「福島の徹底的な検証を行う」「見切り発車的な運転再開議論はしない」と記した。立候補を表明した共産党の樋渡士自夫(ひわたし・しじお)・党県委員長は「はっきり廃炉を打ち出すべきだ」と訴える。(水野梓)=終わり

3270チバQ:2012/10/04(木) 23:14:03
http://sankei.jp.msn.com/region/news/121004/ngn12100418580004-n1.htm
「やむを得ない」県議会定数・選挙区は現状通り 研究会が報告書 長野
2012.10.4 18:54

平野成基県議会議長(右から2人目)に報告書を手渡す服部宏昭選挙区・定数研究会会長=長野県庁
 長野県議会選挙区・定数研究会(服部宏昭会長)は3日夕、県議会の議員定数と選挙区は「現状通りでやむを得ない」とする報告書を平野成基(しげもと)議長に提出した。昨春の県議選で議員定数の見直しを公約に掲げた議員も多かったが、1年3カ月に及ぶ検討作業の結果は現状維持。平野議長は「重く受け止めたい」とするが、改めて議会の説明責任が問われそうだ。

 研究会は、6人以上の議員を擁する5会派の代表11人と少数会派のオブザーバー1人で構成。(1)現行定数58は多い方から全国15番目(2)法定上限定数62(地方自治法改正で平成23年8月撤廃)と比べた減員率は6・5%で全国36位−など現在の議会の状況から議論したが、定数削減や選挙区の再編を求める意見の一方で現状を追認する意見も根強かった。

 検討作業を行うにあたって2つの削減パターンを試算したが、議員1人当たりの人口の最大格差は「定数1減」で現行の2・20倍から2・76倍、「定数1減と選挙区1減」でも2・66倍に拡大した。都市部の定数削減の試算も「合併した過疎地域からの声が届きにくくなる」などの反論があり、減員は困難と結論付けた。

 1人区や飛び地の解消に向けた選挙区再編も、都道府県議選の選挙区の区割りを「郡市の区域」から市町村単位に設定する公選法改正の動きが中央で出ていることから、「改正の時期などは不透明だが、改正された場合には大幅な(選挙区の)見直しが予想される」として、改正時に改めて検討するとした。

 現状維持を決めた理由として報告書は、中山間地域や過疎地域が多い上に他県と比べて市町村合併が進んでいないことから、「多くの県民の声を一層県政に反映させるため」と説明。服部会長は「地方分権改革が進み、議会の役割が高まる中で、望ましい議員定数を定めるのは困難だ」と弁明した。

3271チバQ:2012/10/04(木) 23:18:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121004-00000016-san-l24
松阪市長選、山中市長と竹上県議出馬へ 両氏が抱負語る 三重
産経新聞 10月4日(木)7時55分配信

 任期満了に伴い来年1月20日告示、同27日投開票される松阪市長選で3日、竹上真人県議(50)=自民みらい会派=が、市役所で出馬会見をした。竹上県議は「今、松阪市は近隣市町や県とのあつれきを生み、孤立への道を進んでいる。地元企業を支援し元気な松阪市にしたい」と抱負を述べた。現職の山中光茂市長(36)もインタビューに応じ、「しがらみ、談合政治ではなく、政策で議論する選挙にしたい」と出馬の意思を示した。

 竹上氏は「新しい雇用を生み出し、産業を支援するとともに、観光客を倍増させ活性化させたい」と述べた。竹上氏は名古屋工業大卒。県職員の後、平成15年の県議選に出馬して初当選、現在3期目。自民党を離党し無所属で出馬する。

 山中市長は「次の4年で、医療、福祉、子育て環境を充実させ、少数派の痛みに配慮した市政にしたい」と話した。山中市長は慶応義塾大卒後、群馬大医学部を卒業。松下政経塾、衆院議員秘書、県議を経て、21年に市長に初当選した。無所属で出馬する。

3272名無しさん:2012/10/05(金) 10:45:22
3849 :名無しさん:2012/10/05(金) 10:27:08
総選挙を意識 混戦
2012年10月05日

決起集会に臨んだ園山康男氏(左)と応援に駆けつけた東国原英夫・前宮崎県知事(中央)、大村秀章知事=9月29日、岡崎市

決起集会であいさつする内田康宏氏と、安倍晋三氏の代理で出席した安倍昭恵さん(後方)=9月26日、岡崎市

職員に見送られ、柴田紘一市長が退庁した=岡崎市役所

【岡崎市長選14日告示 前県議対決か】

●自民系市議が分裂■民主と知事共闘

 岡崎市長選(14日告示、21日投開票)が混戦模様となっている。ともに無所属で立候補を予定する前県議2人の一騎打ちとなる見通しだが、地元の自民党勢力が分裂したうえ、大村秀章知事と民主党が同じ候補を支援する。次期衆院選に向けた各党の思惑も絡んだ複雑な構図で、両陣営の動きも激しさを増している。

 市長選に立候補を予定するのは、自民党県議だった内田康宏氏(59)と、大村知事の与党会派「減税日本一愛知」に所属していた前県議の園山康男氏(47)。
 内田氏は自民の推薦を受けるが、足元の岡崎市議会で自民系市議が分裂。園山陣営の選挙対策の責任者に就任する市議がいるなど、一枚岩ではない。自民県連は「市長選で負けたら、足元がぐらついたまま次期衆院選に臨むことになる」(県連幹部)として、市長選を衆院選の「前哨戦」と位置づけ、内田氏へのてこ入れを図る。
 9月26日に開かれた内田氏の決起集会では、出席予定の安倍晋三・現自民党総裁が総裁選当日と重なって欠席したが、代わりに妻の昭恵さんが出席。「主人が総理になったら、内田さんと太いパイプができる」と訴えた。次期衆院選に岡崎市を含む愛知12区から自民公認で臨む新顔の青山周平氏(35)も駆けつけ、「この戦いに勝つことが、『安倍総理』をつくることになる」と対決ムードを盛り上げた。
 一方の園山氏は、一部の自民系市議、大村氏、昨年の知事選で大村氏と対決した民主が支援するが、「呉越同舟」の共闘態勢にはそれぞれの思惑ものぞく。
 9月29日の決起集会では、大村氏が代表を務める「中京維新の会」顧問の東国原英夫・前宮崎県知事が駆けつけた。大村氏は「内田氏と『反内田連合』の戦いだ」と共闘姿勢を強調。次期衆院選で大村氏は東海地方で、日本維新の会と連携した候補者擁立を模索しており、関係者は「市長選に勝てば、衆院選でも勢いに乗れる」と話す。
 決起集会には、民主党の中根康浩衆院議員(50)=愛知12区=も出席した。民主は、支援組織である連合愛知が園山氏を推薦。次期衆院選を意識して、「対自民」で大村氏とタッグを組む。民主はさらに、衆院選で大村氏や日本維新の会など「第三極」と対決する可能性も見据え、「岡崎市長選で協力することで、衆院選での対決を回避できるかもしれない」(県連幹部)との期待も寄せる。(相原亮)
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001210050006

3273名無しさん:2012/10/06(土) 13:27:32
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20121006ddlk15010010000c.html
選挙:知事選 期日前投票始まる 20日まで、県内121カ所で /新潟
毎日新聞 2012年10月06日 地方版

 4日告示された知事選の期日前投票が5日、市役所や町村役場などで始まった。20日まで計121カ所の投票所で実施される。投票時間は午前8時半から午後8時まで(一部繰り上げ)。

 期日前投票は03年に全国で導入され、知事選での実施は3回目。県選管によると、前回選件(08年)は選挙人名簿登録者数全体の5・93%に当たる11万7291人が利用し、期日前投票導入後、初の知事選となった前々回選(04年)を0・85ポイント上回った。

 知事選の投票率は前々回選53・88%、前回選46・49%と低下傾向にある。県選管は「仕事やレジャーなどで当日投票所に行けない人は、期日前投票に行ってほしい」と呼びかけている。【宮地佳那子】

3274チバQ:2012/10/09(火) 01:19:37
>>3246>>3248
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001210080001
羽咋市長に山辺氏 山本氏破って再選
2012年10月08日


再選を決め、支持者らと万歳三唱をする山辺芳宣氏=羽咋市川原町

 羽咋市長選は7日投開票され、現職の山辺芳宣氏(71)=無所属=が、前市議で新顔の山本泰夫氏(63)=無所属、自民・公明支持=を破り、再選を果たした。当日有権者数は1万9639人、投票率は80・51%(前回77・44%)だった。


 当選が決まると、山辺氏は同市川原町の事務所で「みなさんの支援や協力のお陰。今後の4年間は命をかけて市民のために頑張りたい」と抱負を語った。


 同市長選では山辺氏、山本氏を支える陣営間で市を二分した争いが続いてきた。人口の減少と少子高齢化が進むなか、社会福祉の充実や、能登有料道路の無料化や北陸新幹線金沢開業をにらんだ交流人口の拡大などの両氏の訴えには大差がなかった。


 山辺氏は、赤字約2億円の実質単年度収支を初当選時の公約より1年前倒しで実現した実績を強調。連合石川の推薦、8年前に山本氏を支える陣営に敗れた本吉達也・元市長、民主党の近藤和也衆院議員らの支援を受け、支持を集めた。


 一方、山本氏は地元の稲村建男県議、北村茂男衆院議員や岡田直樹参院議員らをはじめとする自民党の支持と公明党の支持、4年前に山辺氏に敗れた橋中義憲・前市長らの支援を受け、「はくい創生」と市政の刷新を訴えたが、支持を広げられなかった。


 市議補選(被選挙数1)も当選者が決まった。

3275チバQ:2012/10/09(火) 01:19:58
http://mytown.asahi.com/nagano/news.php?k_id=21000001210080002
無投票続く県内首長選/財政難も一因か
2012年10月08日

 県内の首長選で、無投票当選が続いている。今年あった14市町村長選のうち、選挙戦はわずかに4回。あとの10市町村は、いずれも現職が無投票で当選した。無投票となった事情は異なるが、厳しい経済状況や地方議会の「与党化」傾向の影響もあるようだ。


 7日告示の飯田市長選。リニア中央新幹線事業が本格的に始動する中、今後、地域の将来像をどう描き、どのような施策を打っていくのか、が注目された。


 牧野光朗市政に対する批判がなかったわけではない。対立候補擁立の動きも複数あったが、結局、具体化しなかった。


 当選から一夜明けた8日、牧野氏は「8月に政策を発表し、選挙戦があるという前提で、やれるだけのことはやった。結果的に相手が出なかったということだ」と述べた。一方、36年ぶりの市長選無投票に、自営業の男性(57)は「納得できる選択がしたかった。その意味で、残念な選挙になりました」と話した。


 3月の松本市長選も、同じく36年ぶりの無投票。現職の菅谷昭氏に対し、経済政策に批判的な市民グループが対立候補の擁立に動いたが、こちらも実現しなかった。関係者は「経済状況が悪く、自らの生活で精いっぱいで政治参加は厳しいのでは」と言う。


 各市町村で無投票の背景は異なるが、何か共通する要因はあるのだろうか。信州大経済学部の都築勉教授(政治学)は「市町村長選では政党が表に出てこなくなったことが、一つの要因ではないか」と分析する。


 近年の首長選では、「無所属」で立つ候補者が大半だ。候補者、有権者にとって、市町村レベルでは政党間の争いよりも、地域課題に継続的に向き合うことを望むことが多いためだ。結果的に議会も「オール与党」に近くなり、それが選挙にも響いているという。


 都築教授は「候補擁立にはある程度の組織が必要。政党以外では市民グループが担うしかないが、資金や人員的に難しい」と話す。


 さらに、経済情勢の悪化による、厳しい自治体財政も一因になっているようだ。首長が、自由に取り組める事業が限られ、結果、選挙の争点となるような事業が少なくなったためだ。


 都築教授は「選挙戦になりさえすれば良いとは断言できない」としながらも、「選挙戦は施策を改めて振り返る機会にはなる。勝敗だけでなく、どれだけ得票するかも審判の材料になる」と意義を説明する。(伊藤唯行、山田雄一)

3276チバQ:2012/10/09(火) 01:20:39
http://mytown.asahi.com/nagano/news.php?k_id=21000001210040001
飯田市長選を考える:上/リニア未来図は
2012年10月04日

 「北高南低」。飯田・下伊那地域の住民がこの言葉を使う時、特有の重苦しさが伴う。県北地域に比べ、長年、冷遇されてきた、との思いがあるからだ。その地域を、最先端のリニア中央新幹線が走り抜ける。


 リニアなら東京まで40分、名古屋だと20分。現在、高速バスで新宿まで4時間という飯田地域にとって、「千載一遇の好機」だ。開業予定の2027年を視野に、牧野光朗・飯田市長は「この15年、特に最初の5年が勝負」と、新時代を見据えた「小さな世界都市」づくりに意気込む。


 しかし、市長の思惑とは裏腹に、地域の盛り上がりは必ずしも活発とはいえない。その一因に、くすぶる「不協和音」がある。


    □


 「あれは何だったのか、という思いは残っている」。中心市街地の市民自治組織、橋南まちづくり委員会会長の黒沢誠さん(69)は1年前を振り返る。


 当時、市も市民も、リニアの中間駅はJR飯田線の飯田駅に併設を、と期待し、要望活動を続けた。市街地のにぎわい復活の契機に、と考えたからだ。


 9月7日、地元のリニア建設促進期成同盟(会長は牧野市長)がJR東海の東京本社で第1回の直接協議。10日には700人の市民を集め、決起大会を開いた。


 ところが、3日後の第2回協議では一転して、「現駅併設」を断念。ルートは水源域を外す、飯田線は存続など6項目の確認事項を条件に、駅を郊外型とするJR案を受け入れた。


 牧野会長らは直後に、地元で事情説明を重ねたが、「非常にわかりにくかった」と黒沢さんは話す。


 元々、県内では、諏訪―上伊那を経由するルートを求める意見が強かった。それが、JR側の意向で飯田を抜ける直線的なルートに。こうした背景もあり、併設にこだわる飯田地域に対しては、冷ややかな見方もあった。それでも併設を信じて運動を展開してきた地元住民には、1年たった今でも、「どうして」との疑問がぬぐいきれない。


 現駅併設実現の勝算はあったのか。当時の胸のうちを尋ねても、牧野会長は「あの協議があったから6項目の合意ができた」と答えるだけだ。


    □


 先行きが見えないことも、リニア機運が盛り上がりに欠ける一因だ。


 現段階で、中間駅の場所は確定していない。候補地は、飯田市座光寺から高森町下市田にかけた天竜川右岸の直径5キロの平野部。長さ1キロに及ぶ駅位置が決まらないと、アクセス道路をどうするのか、周辺地をどう整備していくのか、明確な青写真が描けない。


 「今は下ごしらえの期間」と飯田市の木下悦夫・リニア担当参事は話す。9月市議会では、リニア関連の土地利用に関する市条例が成立。リニアへの理解を求める小冊子をつくり、市内の小中学校に配った。


 現在、環境影響評価(アセスメント)を進めるJRは、来年秋に駅位置を公表する予定。「そのときにあわてないための準備と検討」(木下参事)が手探りで続く。(山田雄一)


    ◇


 15年後に、リニア新時代を迎える飯田市。新交通体系を、地域活性化の「起爆剤」とすることができるのか。7日告示の市長選を前に、市の課題を検証す

3277チバQ:2012/10/09(火) 01:21:04
↑ 下は見つからず
http://mytown.asahi.com/nagano/news.php?k_id=21000001210070002
飯田市長選 牧野光朗氏が無投票3選
2012年10月07日


3選を果たし、喜ぶ牧野光朗氏=飯田市鼎

 飯田市長選は7日告示された。現職の牧野光朗氏(51)=無所属=のほかに届け出はなく、無投票で3選を決めた。同市長選での無投票は、松沢太郎氏が再選された1976年以来、36年ぶり。6日現在の有権者数は8万4867人。


 午後5時すぎ、遊説を終え、事務所に戻った牧野氏は「きょう、全市内を回り、多くのみなさんのご声援に期待の大きさを感じた。無投票当選は初めての経験だが、その分、責任を感じている」と語った。3期目に向けては「経済状況も厳しく、市政のかじ取りの難しい時代だが、この身をなげうって取り組む」と抱負を述べた。


 牧野氏は飯田市出身。新顔4人による2004年の市長選で初当選し、08年には新顔を下して再選を果たした。今回は、リニア中央新幹線の東京―名古屋間が開業予定の2027年を見据え、「この15年、とりわけ最初の5年が地域の将来を左右する大事な時期になる」と、リニア時代に備えた地域づくりを訴えた。


 一方、牧野市政の批判層を中心に、対立候補を擁立する複数の動きがみられたが、結局、立候補には至らなかった。地域の大きな転機期を前に市の将来像をどう描くのか、有権者は選択することができなかった。
 (山田雄一)

3278チバQ:2012/10/09(火) 01:28:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121006-00000066-mailo-l20
信州・取材前線:飯田市長選あす告示(その1) 出馬表明、現職のみ 無投票3選の可能性大 /長野
毎日新聞 10月6日(土)12時57分配信

 任期満了に伴う飯田市長選が7日告示される。今のところ、出馬表明は3選を目指す現職の牧野光朗氏(51)以外になく、無投票当選の公算が大きくなっている。投開票は14日。市長選を前に、地域産業の活性化や、2027年開通予定の東京−名古屋間のリニア中央新幹線への対応など市が抱える課題を考えた。【石川宏】
 ◆地域経済自立度
 ◇振るわぬ基幹の工業 実結ぶか、市の産業育成策
 「どの製品をサンプル調査の対象とするかは乱数表を使って選ばなければならない」「10ロット連続して不良品が出ない場合に初めて抜き取り数を減らせる」。室内に響く講師の声を受講者が熱心に聞き取る。
 飯田市などが資金を出し合い84年に建てた「南信州・飯田産業センター」で開かれた「Nadcap認証取得講座」。Nadcapとは、飯田市が育成に努める航空宇宙産業で取得が求められる国際認証制度だ。講座は、経済産業省の地域企業立地促進事業費補助金を得て、同センターが開いた。市町村が事実上主体になり開講する例は珍しいという。この地で航空宇宙産業をリードする多摩川精機社員ら14人の受講者は1日6時間の講座を10日間受講し、企業の認証取得を目指す。
 飯田下伊那地方の10年の工業出荷額は3635億円で、その大半が飯田市だ。一方、この地方の農林業生産額は253億円にとどまる。工業は飯田市の基幹産業。その工業が、最近振るわない。
 飯田下伊那地方で指標とされる経済尺度に「地域経済自立度」がある。「地域に必要な生活費のうち、どれだけ地域内で稼いでいるか」を調べようと、02年7月、当時、県下伊那地方事務所商工課長だった吉川芳夫・現しんきん南信州地域研究所主席研究員(68)を中心に設立した「飯田・下伊那経済自立化研究会議」が算出したものだ。
 分母に「家計調査による1人当たり実収入額の全国平均×地域内人口」を、分子に「地域産業からの波及所得総額」を置き算出する。01年の経済自立度は46・2%だった。この分析は「地域経済構造分析の先進的な取り組み」と国の04年版通商白書にも紹介された。
 経済自立度向上は市も目標に掲げている。07年には経済自立度は54・9%まで向上した。しかし、その後、08年52・6%▽09年42・2%−−と低迷。10年は回復したものの47・7%にとどまった。これは、07年3139億円▽08年3059億円▽09年2282億円▽10年2671億円−−という飯田市の製造品出荷額の推移と軌を一にしている。
 「08年のリーマン・ショックで落ち込み、10年は若干、回復したという国全体の景気動向を反映している。経済自立度は外的要因に左右される面も大きい。しかし、地域の製造業振興に努力していかなければ経済自立度が向上しないのも事実だ」と吉川主席研究員。
 航空宇宙産業をはじめとする新たな産業の集積を目指す市の施策は実を結ぶだろうか。

10月6日朝刊

3279チバQ:2012/10/09(火) 01:29:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121006-00000071-mailo-l20
信州・取材前線:飯田市長選あす告示(その2止) リニア新幹線対応「行政の考え見えない」 /長野
毎日新聞 10月6日(土)12時58分配信

 ◆リニア新幹線対応
 ◇「行政の考え見えない」地元住民は自主勉強会
 「リニア駅から下車する人を増やす」「若者が勉強できる場所をつくる」「農業体験を充実させる」−−。
 飯田市座光寺地区の住民でつくる「座光寺地区まちづくり委員会リニア特別委員会」が9月25日に座光寺公民館で開いた会合。地区周辺には、27年にリニア中央新幹線の中間駅ができる。出席した17人は3グループに分かれ、リニア開業を見据え「地域のどんな発展を目指すのか」を論議した。
 まちづくり委員会会長兼リニア特別委員長の湯澤英範さん(71)は「リニアへの期待が大きい一方、『地域が分断されるのでは』『騒音や振動が心配』という声もある。地域の意見を行政やJRに伝えなければならない。まずは住民自らがメリット、デメリットを考えようと取り組んでいる」と説明する。
 開通すれば飯田市が大きく変わるリニア。飯田市と下伊那郡の町村でつくる南信州広域連合が設置した「リニア将来構想検討会議」は、10年11月に地域の目指すべき将来像「リニア将来ビジョン」を策定した。しかし、このビジョン。「人のつながりを大切にする風土を生かした小さな世界都市を目指す」「多機能高付加価値都市圏を目指す」と抽象的だ。
 リニアを巡り、飯田市は9月議会で新駅周辺の大規模な土地利用動向を把握するため、同市の座光寺地区と上郷地区全域を対象に、開発行為の届け出義務を拡充する条例を可決、成立させた。
 また、人の動きや交通手段の動態を把握する目的で、10〜11月、飯田市内3000世帯を対象に、誰が、どこへ、どんな手段で移動したかを把握する「パーソントリップ調査」を実施する。同時に飯田市内5000世帯と近郊の市外3000人を対象に、東京・名古屋への移動の目的や頻度、自宅から中間駅へのアクセス方法などを尋ねる「広域交通行動意識調査」もする。
 しかし、現時点の市の動きはその程度。湯澤さんは「行政がどう考えているか見えない」と漏らす。湯澤さんは新市庁舎住民説明会の席上、疑問を市側にぶつけた。「リニア開通に向け、今から施設整備に戦略的に取り組む必要がある。庁舎建設に虎の子の45億円をつぎ込んで、あとで財源的にダメとなりかねないのでは」。佐藤健・副市長は「長期的財政見通しから乗り切れると判断し、庁舎建設を決めた。リニアに向けた具体的施設計画は決まっていないが、毎年3億円を積み立てている」と答えた。
 「何も決まっていないと聞き悲しい思いをした」という湯澤さん。心配が杞憂(きゆう)で終われば良いが。

3280チバQ:2012/10/09(火) 01:29:36
 ◆リーダーシップ
 ◇周辺首長が疑問視 免許センター誘致手順巡り
 飯田市は飯田下伊那の中心都市。飯田市長は、99年4月設立の南信州広域連合の連合長を兼ねる。14市町村のリーダーとして責任は重い。そのリーダーシップが、広域連合が誘致する南信運転免許センターの候補地選定を巡り今夏、揺らいだ。
 南信地方には免許センターがなく、住民は免許の更新に警察署を2回訪れなければならない。また、更新に1カ月以上かかる。広域連合は7月、県や県警に誘致を要望した。その後、候補地を決めて要望した方が効果的と判断し、8月10日の広域連合会議で候補地を論議した。
 首長らの大半は「飯田駅周辺がいいのではないか」との意見だった。しかし、牧野光朗・飯田市長は態度を明らかにしなかった。飯田市が誘致に消極的と受け止めた松川町は、庁内で検討したうえ、同町上片桐のJA上片桐支所への誘致を表明した。牧野市長はその後、3期目の政策目標という形で飯田駅周辺への誘致を初めて表明。一方、喬木村もスーパー跡地を候補地として公表したため、3市町村が候補地を争う事態になった。
 混乱の原因は飯田市にあると首長らは考えた。
 9月13日の広域連合会議で、牧野市長は「候補地の決め方の話をしなかったことは申し訳なかった。重ね重ね私の不徳の致すところでおわび申し上げる」と陳謝した。しかし、首長からは「8月10日の時点で表明せず、市長の立候補表明で出てくるとは理解しがたいという意見もある」(岡庭一雄・阿智村長)▽「政策発表の場で明らかにしたのには違和感がある。松川町は議会全員協議会で説明している」(熊谷元尋・高森町長)と批判の声が続々。副連合長の伊藤喜平・下条村長が「珍しく(牧野市長が)謝罪を重ねたところを見ると相当、反省しているようだ」と取りなす場面もあった。
 結局、免許センターの候補地は9月29日の広域連合会議で、飯田駅前のスーパー・ピアゴ4階とまとまった。一連の経過について伊藤・下条村長は「市長に決断力がないからこういうことになった」と苦い表情。大平利次・喬木村長も「これからリニアや三遠南信道を巡り大事な局面があるはず。県の1施設でこれだけもめていては、これからが大変だ」とこぼした。
 周辺13町村は、飯田市に指導力を期待している。

10月6日朝刊

3281チバQ:2012/10/09(火) 23:22:52
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20121009-OYT1T00456.htm
現職負けるジンクス破れる、意外な大差の市長選

ダンベル2個を使った体操を披露する山辺市長 過去2回、現職が新人に敗れる波乱が続いていた石川県羽咋市長選で再選を果たした山辺芳宣市長(71)は8日朝、同市本江町の自宅で記者団の取材に応じ、2期目の抱負などを語った。

 また、健康維持のために毎日欠かさず行っているというダンベルを使った体操も披露した。2期目の任期は11月1日から4年間。

 新人の山本泰夫・前市議(63)との選挙戦を振り返り、「(現職が敗れてきたジンクスが)頭を離れることは無かった。100〜200票の小差と思っていた。1000票以上の差は予想していなかった」と述べた。

 反市長派とのあつれきに関しては、衆院選が中選挙区制で行われていた時代から解消されていない問題などとの認識を示し、「(4年前から)分け隔て無く、誠意を持って接してきたつもりだったが、若干、足らない点もあったと反省している」とした。そのうえで、市議会に対し、これまで以上に丁寧に説明責任を果たし、情報公開を進めることで融和を図っていく意向を明らかにした。

 また、「財政基盤の安定化をベースに、交通ネットワークの確立や情報発信などに取り組む」と2期目の抱負を語った。

(2012年10月9日12時33分 読売新聞)

3282チバQ:2012/10/09(火) 23:24:35
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001210090004
岡崎トリプル選 両陣営に心配の種
2012年10月09日

【岡崎トリプル選 市長選、混沌】


 岡崎市で21日に投開票が予定されているトリプル選のうち、市長選は前自民党県議の内田康宏氏(59)と、県議会会派「減税日本一愛知」に所属していた前県議の園山康男氏(47)の一騎打ちとなる公算が高まってきた。「自民対第三極」という見かけの構図とは裏腹に、両勢力とも内部に亀裂を抱えて、混沌(こんとん)とした選挙戦になりそうだ。


《園山氏》
●県議補選と連携できず
 9月29日にあった園山氏の決起大会。園山氏の決意表明後、紹介されるはずだった県議補選の立候補予定者は、会場にいなかった。
 紹介を取りやめられたのは、民主党衆院議員の秘書だった中川博登氏(34)。園山氏を推す大村秀章知事が擁立する形で立候補を表明。同17日には知事、園山氏と3人で街頭に立ち、同じ車で市内を巡った。
 ところが、やはり県議補選に立候補を決めた市議の鈴木雅登氏(42)との調整問題が難航した。鈴木氏は、大村知事が会長の「日本一愛知の会」系列の市議会会派の会長を務める。
 大村知事は、一本化を求めて鈴木氏に出馬辞退を迫ったが、連合系労組が中川氏支持に動かないとみると、今度は中川氏に辞退を要求。「日本一愛知の会」の推薦もなくなった。だが、両氏とも立候補の意思を崩さなかった。
 中川、鈴木両氏とも園山氏との連携を期待していただけに、一連の騒動には市長選への影響を懸念する園山氏陣営内部からも不満が続出。「もめている間に大きな魚(市長)を逃がすぞ」「安城の人(大村知事)にかき回されるな」などの声が幹部から上がる。
 園山氏は「大村知事を含め、応援は歓迎だが、県議補選で特定の人を推すことはしない」と話す。


《内田氏》
●32年前の事件、今も影
 自民党の推薦を受ける内田氏陣営では、32年前の出来事が今も影を落とす。
 27歳だった内田氏が1980年の衆院選で落選した際に起きた選挙違反事件と当時、岡崎市長だった内田氏の父が起訴された汚職事件。内田氏自身は罪に問われなかったが、父を含む約120人が有罪になった。
 内田氏はその後、父の代からの後援会を背景に県議に7期連続当選したが、当時の法廷証言などをめぐるしこりは、今も市議や当時の市議の後継者に残る。今回、園山氏を支持する自民系ベテラン市議は、9月末の集会で事件を報じる当時の新聞のコピーを配った。
 さらに、今月4日に退任した柴田紘一前市長(71)が、議会答弁などで「(選挙の)働きかけが強引」などと内田陣営を露骨に批判し、混乱をさらに広げている。市議会会派の自民清風会は割れ、15人中4人が公然と園山氏を支持。柴田泉会長は「選挙後の会派運営を考えると、見て見ぬふりをするしかない」ともらす。
 一方、自民党から県議補選に出る梅村順一氏(54)と中根義高氏(40)は内田氏と連携している。内田氏は「県議選でも毎回、対立陣営が事件を持ち出してきたが、事件の当事者たちは十分反省している。離反した市議の地盤も、歩いてみると反応はよい」と話す。(本井宏人)


◇岡崎市トリプル選
 12日告示の県議補選岡崎市選挙区(被選挙数2)と、14日告示の市長選と市議選(定数37)が、いずれも21日に投開票される。県議補選は、市長選に立候補する2人の県議辞職に伴う。保守勢力を二分しての市長選は12年ぶり。

3283チバQ:2012/10/10(水) 23:38:15
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001210100004
県議有志 修正案まとめる/原発住民投票
2012年10月10日


民主党会派の県議に要望書を手渡す署名活動に携わった人ら=県議会

 中部電力浜岡原発(御前崎市)の再稼働の是非を問う住民投票条例で、県議会民主党・ふじのくに県議団など超党派の有志議員11人は9日、「投票資格者を20歳以上」とするなどの条例の修正案をまとめた。一方、議会で過半数を占める自民改革会議は修正案への対応を協議する勉強会を開いたが、賛成意見はなかったという。


 ◇自民勉強会、賛成意見なし


 原案からの主な変更は、投票資格者の年齢を「18歳以上」から引き上げたほか、市町の投開票事務への協力が得られない場合には「住民投票を実施しない」としたことや、住民投票の実施時期を「中部電力の安全対策が完了し、国が再稼働を検討し始めた時」とした3点。提案者は、民主会派と公明党県議団、みんなの党・無所属クラブの有志11人。小楠和男議長に11日の本会議で修正案を提案することを報告した。


 条例原案は不備が指摘され、5日の県議会総務委員会で全会一致で否決された。


 修正案の提案代表者で民主党会派の池谷晴一議員は「法的問題が否決理由では困る。修正案が出たことで、賛成者も増えてほしい」と話した。


 一方、勉強会を開いた自民改革会議の中谷多加二代表は「賛成意見はなく、発言した議員のほとんどが反対だった」と話した。反対理由は「修正案は原案からかけ離れている」「投票期日がはっきりしていない」「原発政策は国策で地方が決めることではない」などという。


 また、条例を直接請求した市民団体「原発県民投票静岡」のメンバーはこの日、県議会の各会派を回り、住民投票実施を求めた。


 ◇「態度明確に、記名投票を」知事、あすの採決で考え示す


 住民投票条例案の修正案が出たことを受け、川勝平太知事は9日の定例会見で、「(県議は)地域の代表として、修正案への態度を明確に言うべきだ。記名投票がふさわしい」と述べ、11日の採決は記名投票で行うべきだとの考えを示した。

3284チバQ:2012/10/10(水) 23:38:40
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000001210100003
現新一騎打ちの公算大
2012年10月10日

継続か変革か焦点


 知事選が11日告示され、17日間の論戦が始まる。3選を目指す現職の石井隆一氏(66)=自民、国民の生活が第一、公明、みんな、国民新推薦、民主県連推薦=と、新顔で元県労連議長の米谷寛治氏(65)=共産推薦=がともに無所属での立候補を予定。前回2008年と同じ顔ぶれによる現新一騎打ちとなる公算が大きい。投票は28日で即日開票される。


 石井氏は6月の県議会で「『元気とやま』の創造に全力を尽くして参りたい」と3選を目指して立候補する意思を表明した。前回の知事選で推薦を受けた自民、公明、民主県連に加え、国民の生活が第一、みんな、国民新からも推薦を受け「6党相乗り」の態勢で選挙戦に臨む。


 人件費を2割以上削減した行政改革や北陸新幹線の地方負担軽減など2期8年の実績をアピールするとともに9月上旬に政策集を発表。「北陸新幹線の開業効果を高めるための官民一体の取り組みの推進」や「子育て家庭の経済負担の軽減」など「活力」「未来」「安心」「人づくり」の4分野で80の政策を「着実に実行する」としている。


 米谷氏の立候補表明は9月21日。共産党県委員会や県労連などで作る「明るい富山県政をみんなでつくる会」(みんなの会)は7月までの候補者の決定を目指していたが、知事選告示日まで1カ月を切っての擁立になった。


 米谷氏は9月中に「みんなの会」と政策協定を締結。(1)いのち・福祉最優先、憲法をいかす「あったか県政」に転換(2)原発存続・再稼働、消費税増税、TPP参加などに立ち向かうとする二つの基本スローガンを掲げ、地域循環型の経済の発展や子ども医療費の無料化、財政再建など9項目にわたる重点政策を示している。米谷氏は「今こそ県民の福祉最優先の富山県政に転換するとき」と主張している。(成川彩、金沢ひかり)

3285チバQ:2012/10/10(水) 23:59:28
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121010-00000075-mailo-l24
伊賀市副議長選の汚職:市議会、解散案また否決 「同じ議案は常道逸脱」 /三重
毎日新聞 10月10日(水)12時27分配信

 伊賀市議会の臨時議会が9日開かれ、副議長選挙を巡る汚職事件を受けての自主解散決議案を賛成少数で否決した。9月議会に続き2度目の否決。「否決されたばかりの決議案と同じ議案を出すのは議会の常道から逸脱している」(本城善昭議員)▽「自主解散は事件そのものをあいまいにしてしまう」(森永勝二議員)との反対意見が大勢を占めた。
 臨時議会は、内保博仁市長が前田孝也議員ら7議員の要望を受けて招集した。全議員26人が出席。要望した7議員のうち6議員の連名で、解散決議案が提出された。
 代表して前田議員が「改選(来年3月)が近く、議会の自浄作用は期待できない。減額で済まそうとしている」と再度の提案理由を説明した。
 9月27日の9月議会では、事件に一定のけじめをつける議員給与の3カ月10%減額案が賛成多数で可決された。一方で、自主解散のうえで市長選との同日選(11月11日投開票)を実施する決議案は12対13の賛成少数で否決されている。
 臨時議会の採決は記名投票で実施。自主解散決議案は賛成7、反対19の賛成少数で否決された。27日の採決で賛成した議員も「ペナルティーとして減額議案を可決した。議会改革を進めるのが議員の責任の取り方だ」(今井由輝議員)として反対に回った。賛成したのは、臨時議会開催を市長に請求した7議員だけだった。【伝田賢史】
〔伊賀版〕
10月10日朝刊

3286名無しさん:2012/10/11(木) 14:08:08
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20121011ddlk20010022000c.html
選挙:中野市長選 立候補予定者の説明会に4陣営 /長野
毎日新聞 2012年10月11日 地方版

 任期満了に伴う中野市長選(11月11日告示、18日投開票)の立候補予定者事前説明会が10日、中野市の市民会館であった。市長選に出馬表明している元市議、佐藤恒夫氏(58)=無所属新人=と種苗販売業、池田茂氏(59)=同=の両陣営の他、新たに新人2陣営の計4陣営が出席した。

 また、議員辞職に伴う市議補選(改選数3、同)の事前説明会もあり、5陣営が出席した。事前審査は11月7日にある。9月2日現在の有権者数は3万7702人(男1万8185人、女1万9517人)。【小田中大】

3287チバQ:2012/10/11(木) 22:50:07
http://www.isenp.co.jp/news/20121011/news02.htm
大口氏支援チラシ 市職員組合が配布 3者に公開質問状

【(左から)松尾、竹内、野名の3氏=志摩市役所記者室で】
【志摩】任期満了に伴う志摩市長選(十四日告示、二十一日投開票)に立候補する予定の野名澄代市議(63)、松尾昌男元旧阿児町議長(71)、竹内千尋前市長(53)は十日、市役所記者室で、緊急会見を開いた。再選を目指している大口秀和市長(61)を支援する市内在住者の紹介を求めるチラシが、同氏を推薦する市職員組合によって市役所内で配付されたのに関し、「選挙が公正、公平に執行されるか疑義のあるところ」として、同組合(矢倉康雄委員長、組合員数六百八十五人)と、市選挙管理委員会(山本春次委員長)、大口市長の三者宛てに、公開質問状を提出したと発表した。

 同質問状は、チラシの配付の時期や目的、選挙の事前運動に当たらないかなど十九の質問を記載。三氏合意の下、竹内氏が九日午後三時ごろ、同選管にまとめて提出した。十日午後一時を回答期限としたが、三者とも回答はしていない。

 会見で野名氏は、同チラシについて組合と選管に聞いたが、対応が不十分とし、「誠意を持って調べていただきたい」と訴えた。竹内氏は、チラシが選挙事務をする職員の間に出回った状況で、「公平な選挙事務ができるのか」と問題視し、松尾氏は大口市長が関与していたとする前提で、「職員を選挙に引っ張り込むのはいかがか」と語った。

 市選管はこの問題を受け、同選挙の事務者のうち、同組合役員関係者二十数人を入れ替え、山本委員長名でこの日、「副市長に対し、職員は地方公務員法、公職選挙法等に違反する行為はもちろんのこと、市民から誤解や疑念を招くような行為は厳に慎むのを徹底するようお願いした」とのコメントを出した。

 市職員組合の矢倉委員長は、取材に対し、「選挙違反はしておらず、労組の活動で認められることしかしていない」と述べ、質問状に回答する意思はないと話した。大口氏は、「コメントありません」と答えた。

3288チバQ:2012/10/11(木) 23:05:49
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20121011/CK2012101102000020.html
市職員組合が現職支援ビラ 志摩市長選
2012年10月11日

 十四日告示の志摩市長選で、立候補予定の市長大口秀和氏(61)の支援者を募るビラを、市職員組合が市庁舎内で組合員に配ったとして、同じく出馬表明している元市長竹内千尋(53)、元市議野名澄代(63)、テント製造販売業松尾昌男(71)の三氏が、大口市長や組合などに、誰が配布を決めたのかなどを問う質問状を提出した。三氏が十日に市役所で会見して明かした。

 ビラはA4判で、大口氏の顔写真や公約、人物紹介とともに「志摩市に在住の方をご紹介ください」と記載されている。

 三氏は「勤務時間内に庁舎内で配布された」と市職員から竹内、野名両氏に複数件ずつ連絡があったとした。「投開票の事務作業に関わる市職員が、特定候補の選挙運動に加わったのでは選挙の公平性が保てない」と指摘した。質問状では、市選挙管理委員会が配布を知った時期や配布時期などについてもただしている。

 市総務課によると、市職員組合の選挙活動を認める判例はあるが、地方公務員法で市職員は業務時間内は職務に専念するよう規定している。今回のビラ配布が時間内だったのかは確認されておらず、同課は近く組合員六百八十五人から配布状況を調査する。

 市選管は「市民に疑問を与える行為は避けるべきだ」として投開票日の事務作業に組合役員が携わらないようにした。さらに「市民の疑念を招く行為をしないことを徹底するよう副市長に伝えた」という。

 組合の矢倉康雄委員長は「違反はしておらず、労組の活動で認められていることしかしていない」と反論のコメントを出した。

 (丸山崇志)

3289チバQ:2012/10/11(木) 23:06:23
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20121011/CK2012101102000046.html
県議2議席めぐり4人の争いか 岡崎トリプル選
2012年10月11日

 県議二人が岡崎市長選に出馬することによる県議岡崎市選挙区補選(被選挙数二)が十二日、告示される。自民党公認二人と、非自民系無所属二人の新人四人が出馬する予定で、市長選、市議選(告示はともに十四日)と同日の二十一日に投開票される。トリプル選の先陣を切って始まる選挙戦は、熱を帯びそうだ。

 自民公認で立候補を予定するのは、市議梅村順一さん(54)と、ゴルフ場運営会社役員中根義高さん(40)。非自民系の立候補予定者は、市議会会派「日本一愛知の会岡崎」会長の市議鈴木雅登さん(42)と、元民主党衆院議員秘書の中川博登さん(34)。

 県議補選は、自民党の内田康宏さん(59)と、大村秀章知事が率いる地域政党・日本一愛知の会に所属していた園山康男さん(47)が、それぞれ岡崎市長選出馬のために県議を辞職したため。

 県議補選で自民は、二〇一一年の県議選で日本一愛知の会に奪われた議席を奪還し、二議席確保を狙う。梅村さんは旧額田町を地盤とし、市域全体に浸透を図る。中根さんは一一年の県議選で次点にとどまった雪辱を期す。

 両者とも、自民党県連の推薦で市長選に出馬する内田さんと連携する。

 一方の非自民系は、地元の日本一愛知の会関係者らが候補の一本化を図ったが、二人とも出馬の意志が固かった。

 鈴木さんは、市議時代からの後援者が運動の中核となる。中川さんは特定の組織に頼らずに選挙戦に挑む。いずれも、市長選に出馬する園山さんへの支援も訴える。

 大村知事は、市長選での園山さん支援に重点を置き、県議補選には積極的に関わらない意向だが、十日に県庁であった会見では「二人にエールを送る」と語った。

 一一年の県議岡崎市選挙区(定数四)の獲得議席は、自民が二、民主が一、日本一愛知の会が一で、前々回(〇七年)までの自民三、民主一から変わった。今回の県議補選は市長選も絡まり、勢力図がどうなるかがポイントになる。

 九月二日現在の選挙人名簿登録者数は、二十九万四千六十六人。

(内田康、嶋村光希子)

3290チバQ:2012/10/12(金) 23:31:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121012-00000014-mailo-l22
浜岡原発:県民投票条例案否決 地元4市長のコメント /静岡
毎日新聞 10月12日(金)10時48分配信

 住民投票条例案の否決を受け、浜岡原発から10キロ圏にある地元4市の市長がコメントを発表した。
 ◇脱原発依存目指す−−菊川市の太田順一市長
 県議会の判断にかかわらず、「原発に依存しない社会」の実現に向け取り組んでいく。
 ◇国がビジョンを−−御前崎市の石原茂雄市長
 県議会の判断が出た以上、尊重したい。国がしっかりと(原子力政策の)ビジョンを示すべきだ。
 ◇安全対策が重要−−掛川市の松井三郎市長
 否決は条例案に法制度上の不備などがあったのが要因。地震・津波に対する安全対策を早期に実施することが重要だ。
 ◇再稼働是非判断を−−牧之原市の西原茂樹市長
 県民投票を求めた皆さんの願いが実現しなかったことは残念。県議会は、再稼働の是非に関し早急に判断を示してほしい。【舟津進】
10月12日朝刊

3291チバQ:2012/10/12(金) 23:41:01
http://mainichi.jp/area/shizuoka/news/20121012ddlk22010190000c.html
浜岡原発:県民投票条例案否決 16万人の声届かず 与党も態度割れ /静岡
毎日新聞 2012年10月12日 地方版

 中部電力浜岡原発(御前崎市)の再稼働の是非を問う住民投票条例案は、11日の県議会(定数69、欠員3)で原案、修正案ともに否決され、住民投票は実現しなかった。最大会派の自民改革会議(37議席)が反対したうえ、住民投票に賛成する川勝平太知事の与党、民主党・ふじのくに県議団(20議席)は態度が割れ、半数以上が修正案の反対に回った。約16万5000人の署名を集めた市民団体「原発県民投票静岡」のメンバーは「議会は県民を見ていない」と憤りをあらわにした。【樋口淳也、山本佳孝、小玉沙織、舟津進】

 賛否が分かれた修正案で、賛成にまわったのは小楠和男議長を除く全65県議のうち17県議のみ。無記名投票だが公明党県議団(5議席)、みんなの党・無所属クラブ(2議席)の1人、富士の会(2議席)の計8人が賛成を公表。民主会派は7人が修正案の提出者となっており、同会派の中から過半数が修正案に反対した計算になる。

 反対した県議からは「可決されたとしても実施は不可能だ」との指摘が相次いだ。法制度上の不備を指摘された原案を踏まえ作成された修正案でも、投票に関する業務への市町の協力を1市町でも欠いた場合には住民投票が実施できないなどと規定しているためだ。

 浜岡原発が立地する御前崎市の原子力政策室は、「再稼働をするには極めて専門的な知識が必要で、(判断を)多くの住民に求めるのは適当ではない」と話すなど、住民投票そのものに難色を示す自治体がある。実際に住民投票を行えるかは不透明だった。

 川勝知事もこの点について、「(全国)どこにおいても同じ問題がでてくると思う。中央政府にも検討してもらうよう働きかけていこうと思う」と述べ、法制度上の問題が明らかになったとの認識を示した。

 自民改革会議には、もともと反対だった川勝知事が賛成に回ったうえ、条例案の不備を指摘した経緯を「人気取りの政治的計算」と受け止め、冷ややかに見る向きが多かった。否決後、自民党県連の杉山盛雄幹事長は「県議の中で原発に関する議論が不十分だったとの反省はある」と指摘。「党として議員連盟設立を提案する」と述べ、原発に関する超党派の議連を、今月中にも設立する方向で民主党などと調整を進める考えを表明した。

3292チバQ:2012/10/12(金) 23:41:38
◇「理由に説得力ない」 市民団体代表、会見で無念の表情

 市民団体「原発県民投票静岡」の鈴木望代表は11日、県議会閉会後に記者会見を開き、「極めて残念。修正案も否決されたことには憤りを感じる。理由に説得力がなく、議会の形骸化だ」と無念の表情を浮かべた。

 鈴木代表は議会での議論を振り返り「県民投票の是非や、浜岡原発の安全対策はどこまでやれば区切りがつくのかなど、県民が関心をもっていることに議論がなかったのは、返す返すも残念だ」と述べた。

 また、鈴木代表は県から請求前に渡されたマニュアルに「条例制定案は完全である必要はなく、立法技術上の多少の不備は問わない」などと書いてあると指摘。川勝平太知事が投票の実施時期など条例案の「不備論」を議会開会前に指摘したことで県議会の議論も影響を受けたとして、「川勝知事の発言で議論が混迷し、本質的な議論が深まらなかった。知事の責任は大きい」と話した。

 「今日一つの終結を迎えたので、団体としての活動は終わり」と述べ、団体は解散し再び直接請求を行うことはしないとの考えを示した。【小玉沙織】

 ◇「へりくつだ」最大会派を批判−−知事
 川勝平太知事は閉会後記者らの取材に応じ、「(自民改革会議が)『修正案は修正ではなく、あまりに中身が違って全面改定だ』とし否決したのはややへりくつだ」と述べ、原案と中身との違いを理由に反対した最大会派の主張を「入り口論」と批判した。

 有志県議らの修正案を「大変立派なもので、今後直接請求する際のモデルとなった。県外などに情報発信して生かしていくことができると思う」と評価。他方で、市民団体に対し「条例案の問題点を指摘したにもかかわらず、(不備を認めるなど)謙虚な姿勢でいなかったことが否決の原因」と苦言を呈した。【樋口淳也】

3293チバQ:2012/10/13(土) 20:01:08
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001210130001
知事選を巡り思惑/原発住民投票否決
2012年10月13日

 中部電力浜岡原発(御前崎市)の再稼働の是非を問う住民投票条例の修正案は、県議の圧倒的多数の反対で、否決された。投票は無記名で行われたため、各県議の投票行動は県民には伏せられた。否決の背景には来夏の知事選を巡る駆け引きがあった。


無記名投票は、議会で過半数を占める自民改革会議(37人)の所属県議が要求した。採決では議長を除く65人が投票し、修正案には17人が賛成し、48人が反対した。


 朝日新聞が県議の投票行動を取材したところ、川勝平太知事が指摘した10項目の問題点を修正した条例案を作った民主党・ふじのくに県議団(20人)のうちの7人と、公明党県議団(5人)と富士の会(2人)の全員、みんなの党・無所属クラブ(2人)のうち1人の、計15人が賛成したことがわかった。


 会派として反対を決めていた自民会派の宮沢正美政調会長は「党議拘束もかけていないし、確認してないが、全員が反対したはず」とする。一方、修正案への態度を明確にしていなかった民主会派は、投票行動に関する報道機関の取材に応じないよう所属議員に求めた。これを受け、野沢義雄会長ら幹部数人は投票行動を明かさなかった。


 ただ、民主会派の県議は「賛成した残りの2人はうちの会派だろう」と話す。


 県議会は5月、記名投票が出来るよう会議規則を変更している。今回の無記名投票について自民会派の県議は「各議員の後援会には住民投票に賛成の人もいる。地域事情に配慮したということ。民主会派だってありがたいと思っているはずだ」と話した。


 背景には、来年夏の知事選を巡る思惑も大きく働いた。


 住民投票実施に賛成した川勝知事は県議会初日、市民団体の作った条例原案に10項目の問題点を指摘し、修正した上で可決するよう県議会に求めた。知事と対立する自民会派は早々に修正を否定し、自主投票もにおわせて態度を留保した。


 その後、反対を表明した杉山盛雄幹事長は知事批判を展開する。「知事は県議会に働きかけがなく、条例を通す意思がない。条例原案に不備があったのも知事の責任だ」と語気を強めた。


 前回知事選で川勝知事を擁立した団体が、12月に政治資金パーティーを予定していることもあり、同会派幹部は「知事は住民投票に賛成して、県民にアピールできた時点で目的を達した。あとは県議会に丸投げだった。明らかに知事選を意識している」と話す。


 一方、次期知事選で、川勝氏の擁立を目指す民主会派。幹部は「知事の再選を後押ししたい」と話し、住民投票実現のために修正案作りを進めた。しかし、意見の相違や支持母体の労働組合の意向で会派が割れ、会派として賛否を主張できない状況に陥った。


 ある議員は「今回の条例案の議論は、中身の問題より、来夏の知事選をにらんだ思惑が大きく影響した」と話した。(古賀大己)

3294チバQ:2012/10/13(土) 20:01:41
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001210120004
「本質的議論なかった」/原発住民投票否決
2012年10月12日


条例案が否決され、記者会見で不満を述べる「原発県民投票静岡」の鈴木望共同代表=県庁


真剣に討論に聞き入る「原発県民投票静岡」のメンバーら=県議会


条例案否決後に記者会見に応じる川勝平太知事=県庁

 ■県議会 賛成17人 反対48人、憤る市民団体


 中部電力浜岡原発(御前崎市)の再稼働の是非を問う住民投票についての修正条例案は、11日の県議会で賛成17人、反対48人で否決された。修正条例案は総務委員会にはかられることもなく、実質的な議論がないままに否決されたことについて、署名を集めた市民団体は「暗澹(あんたん)たる気持ちだ。県民に分かる議論ではない」と憤った。今後、川勝平太知事に住民投票条例案の再提案を求めるという。


 ◆知事に再提案を要求へ


 「知事は住民投票の実施に賛意を示した。実施可能な条例案を12月議会に自身が提案し、住民投票の是非を議論してほしい」


 約16万5千人分の署名を添えて住民投票条例の制定を直接請求した「原発県民投票静岡」の鈴木望共同代表は、否決後の記者会見でこう訴えた。


 否決されたことについて、「条例案の不備問題が尾を引き、総務委員会にも修正案が出ず、本質的な議論はなかった」と話す。さらに「条例案は完全である必要はなく、不完全な場合は議会の修正で足りる」と記された県自治行政課のマニュアルを示し、「条例案が実現不可能ならば県議会が修正するということだ」と主張した。


 県議会には「住民投票をしたいという思いが、なぜ否決されなければならないのか。否決理由は説得性を持たない」「住民投票という権利そのものを侵害された」などと憤った。


 同団体の馬場利子さん(59)は「今日の否決は第一歩。今後もドアをたたき続ける」。長倉正昭さん(57)は「議員は自分の判断がどう思われたのか、よく考えて欲しい」と話した。同団体は今月内に解散するという。


 ◆「修正案ベースに」知事、会見で評価


 条例案の否決後、川勝平太知事は取材に応じ、「(県議の有志から)大変立派な修正案を出していただいた。住民投票を仮にする場合、ベースになる案が我々の手元にできたことを喜んでいる」と評価した。


 その上で、「直接請求したいならこの修正案をベースにすればいい。議会からも他の地域からも、この案をベースに提出することもできる」と発言。今回の否決については「序章が終わった。これから本文のページが開いた」と表現した。


 原発の是非の判断に住民投票がふさわしいかどうかについては「浜岡原発について一番よく知っている我々(県民)が、意思表明をする機会があっていい」とした。


 ◆知事の賛成姿勢パフォーマンス/大石副議長会見


 11日の議長会見で、大石哲司副議長は「知事が実施困難だと条例案の不備を指摘しながら、心情的に賛成だとして、傍聴者の前で美辞麗句を並べたのは、パフォーマンスだと思わざるを得ない」と述べた。また、小楠和男議長は「請求団体の本気度が疑われる。大阪市、東京で否決された条例案とほぼ同じ中身のものを出してきた」と苦言を述べた。また知事についても「賛意を示しながら、知事与党に修正案提出を働きかけなかったように感じる。本当に通したかったのか疑問」と話した。


 ◆県議会判断尊重したい/御前崎市長


 浜岡原発が立地する御前崎市の石原茂雄市長は「県議会の判断が出た以上、尊重したい。中部電力には津波対策工事を完遂してもらい、原子力規制委員会の安全基準をクリアしてもらう。この二つを確実に実施した上で初めて再稼働の議論になる。エネルギー政策は国策であり、国がビジョンを示すべきだ」とのコメントを出した。


 ◆県民と県議会の意識にずれある/牧之原市長


 1年前に浜岡原発は「永久停止すべきだ」との意思を表明した牧之原市の西原茂樹市長は「あれだけの県民が署名したのに、受け止められなかったのは残念だ。県民と県議会の間に意識のずれがある。県議会は再稼働の是非について、自分たちの意見を決議や意見書の形で出すべきだ」と述べた。

3295チバQ:2012/10/14(日) 08:27:06
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/mie/news/20121013-OYT8T01104.htm
桑名市長選に倉本氏出馬へ

12月2日投開票の桑名市長選に、同市議の倉本崇弘(たかひろ)氏(36)が13日、無所属で立候補すると表明した。市長選には現職の水谷元(げん)氏(56)、前市議の伊藤徳宇(なるたか)氏(35)がすでに出馬を表明しており、倉本氏が3人目となる。

 記者会見した倉本氏は、2009年以降、市職員の逮捕など不祥事が相次いでいることを挙げ、「現職の責任は避けられない」と語り、旧桑名市時代から市長を務める現職の多選を批判した。そのうえで、政治主導を実現するための桑名戦略局の設置、市長の給与・退職金の40%カットなどを実現すると訴えた。

 倉本氏は04年の市長選に立候補して落選。06年の市議選で初当選し、現在2期目。

(2012年10月14日 読売新聞)

3296チバQ:2012/10/16(火) 23:27:04
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001210160004
新顔2氏、舌戦火花
2012年10月16日
【岡崎市市長選告示、21日投開票】


 岡崎市長選と市議選(定数37)が14日告示された。市長選にはともに無所属新顔で前県議の園山康男氏(47)=公明支持=と内田康宏氏(59)=自民推薦=が立候補した(届け出順)。市議選は現職25、元職1、新顔19の計45人の争いとなり、党派別では民主2、公明4、共産3、日本一愛知の会2、無所属34。市長・市議選は県議補選岡崎市選挙区(被選挙数2)と同じ21日に投開票される。13日現在の選挙人名簿登録者数は29万4402人。


《候補者の訴え》


●命に関わる問題 問う
 園山氏の事務所では14日午後3時から出発式があり、大村秀章知事や民主党県連代表の中根康浩衆院議員、公明党県本部代表の荒木清寛参院議員らが激励の言葉を述べた。
 園山氏は「三河出身の知事に岡崎に光を当ててもらい、一緒に進みたい」と大村知事との協力姿勢を強調。中心市街地への新文化会館建設や都市型ホテル誘致など、柴田紘一・前市長からの構想継承を訴えた。
 また、「岡崎は医者が足りず病院は満床。命にかかわる問題も争点にしたい」と第2市民病院建設の検討を表明。「会議ばかりでなく、生の声を聴き、スピード感を持って対応する」と述べ、市長直属の活性化戦略室設置を公約に掲げた。


●2本の橋 橋上公園に
 内田氏は、14日午後1時から市内の寺の境内であった出陣式にのぞんだ。安倍晋三・自民党総裁の妻昭恵さんや佐藤ゆかり参院議員も応援に駆けつけた。
 自民党県連会長の藤川政人参院議員らに続いて登壇した内田氏は「岡崎の選挙に、よそから大きな力が働いている」と相手陣営を批判。市民との約束として「歴史遺産を生かした町づくり」「ハコモノ(公共施設)より医療や教育の充実」など4項目を挙げた。
 さらに、乙川にかかる2本の橋を橋上公園として整備するツインブリッジ構想を披露し、「不要なハコモノではない。通過交通の機能は維持した上で、岡崎の石工業の技を集めたシンボルにしたい」と述べた。

3297チバQ:2012/10/19(金) 00:21:41
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20121017-OYT8T01351.htm
病院・庁舎「併設案」を表明…小諸市長

 小諸市の小諸厚生総合病院の整備と市役所新庁舎建設を巡る問題で、柳田剛彦市長は17日、市議会厚生病院・市庁舎問題特別委員会で、病院の建設場所を市役所敷地一帯とする「併設案」の方針を表明した。柳田市長は4月の市長選で併設案には否定的だったが、前市政の方針を継続する形になる。柳田市長は「2次救急医療を担う小諸厚生総合病院を小諸の地からなくしてはならないという原点に立ち返る」と説明した。

 柳田市長は市長選では「現在地で改築」「郊外で新築」「病院と庁舎の併設」の3案で市民の意見を聞くことを公約に掲げ、初当選した。しかし、今月8日になって、「時間に余裕がない」との理由で市民アンケートの中止を表明した。

 特別委終了後、記者会見した柳田市長は「アンケートを中止せざるを得なくなったことは率直におわびする。あらゆる手段を使って市民に理解を求めていきたい」と述べた。

 併設案の理由として、同病院を運営する県厚生連の盛岡正博理事長から「市役所南庭案以外、受け入れ不可能」との回答があったことや、併設では国の財政支援が得られる見通しであることなどを挙げた。柳田市長は16日、東京都内で羽田雄一郎国土交通相や民主党県連の北沢俊美代表と会談、17日には県庁で阿部知事とも会い、助言を受けた。柳田市長は「新幹線の中でも腹は固まっていなかった。知事と話す中で最終決断した」と明かした。

 一方で、市庁舎一帯には、小諸の教育と文化にふさわしい図書館などの施設を整備したいとの市長の意向もあり、市は具体的な建設計画は、今後の特別委などで示していく方針。2015年度中に完了させる同病院の整備スケジュールには影響ないとしている。

 併設案を支持してきた同病院の小泉陽一院長は「市長が市民の利益を第一に考えて英断を下したことにほっとしている。市や市民と一緒に良い病院をつくっていきたい」と歓迎した。

(2012年10月18日 読売新聞)

3298チバQ:2012/10/19(金) 22:55:56
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20121018-OYT1T01265.htm?from=ylist
選挙考えてない…炬火リレー走者務めた知事釈明

 岐阜県の古田肇知事は18日の定例記者会見で、先月29日の「ぎふ清流国体」総合開会式で自身が炬火(きょか)リレーの走者を務めたことについて、「若い人が走った方がいいと言ってきたが、47年前の国体の最終走者として要請があり引き受けた」と述べた。


 炬火リレーの走者となった経緯について、古田知事は、1965年の国体で最終走者を務めたことから、開会式の直前に演出を検討する式典懇談会から要請されたと説明。そのうえで、県議らから「式典運営など知事の役割を果たしていない」「来年1月27日の知事選に向けた政治的なパフォーマンスではないか」との批判が出ていることに対しては「自ら希望したわけではない。先のこと(知事選)は考えていない。国体に全力投球するという判断で走った」と述べた。

(2012年10月19日11時52分 読売新聞)

3299チバQ:2012/10/19(金) 23:02:09
>>3272>>3282>>3289
http://mainichi.jp/select/news/20121020k0000m040122000c.html
岡崎市長選:21日投開票 応援の大村、安倍両氏が舌戦
毎日新聞 2012年10月19日 22時53分

 次期衆院選の前哨戦として注目される愛知県岡崎市長選(21日投開票)で19日、同県の大村秀章知事が無所属候補の応援に入って支持を呼びかけた一方、自民推薦候補の応援には同党の安倍晋三総裁が駆け付け、激しい舌戦を繰り広げた。

 候補者はいずれも新人で、大村知事の与党会派「減税日本一愛知」に所属した前県議の園山康男氏(47)と、自民が推薦する元県議会議長の内田康宏氏(59)。

 19日にインドから帰国した大村知事は中部国際空港から岡崎に直行し、園山氏とともに4カ所の集会に出席。浮動票の獲得に向け、知事は「これだけの激戦でも投票率は上がりそうにない。皆さんの力で大いに盛り上げていただきたい」と声をからした。

 内田氏は安倍総裁の父・晋太郎元外相の元秘書で、総裁は与野党3党首会談の前に岡崎入り。「私は誇りある国を取り戻すために頑張り、内田さんは誇りに思える町に岡崎を変える。自民党が一致団結しなければいけない」と訴えた。【駒木智一】

3300チバQ:2012/10/19(金) 23:15:14
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001210190003
岡崎市長選 主な争点
2012年10月19日


市長選で争点となっている地域医療体制。現市民病院では新棟建設が進むが、医療への不安はなお残る=岡崎市

●新文化会館「発展の核」「身の丈で」
 第2市民病院「借金辞さず」「困難」


 21日に投開票される岡崎市長選。公約や演説などから、ともに無所属で立候補した園山康男氏(47)=公明支持=と内田康宏氏(59)=自民推薦=の争点を整理してみた。


 主張が真っ向から対立するのは、柴田紘一前市長が進めた新文化会館構想だ。
 市は築45年の市民会館に代わる新会館用地として、約9億5千万円で康生地区の商業施設「セルビ」跡地の取得を契約。2010年1月に松坂屋岡崎店が撤退後、停滞したままの中心市街地再生をもくろむが、建設には100億円前後といわれる財政支出がかさむ。
 園山氏は「これまで市長交代時のしこりが岡崎の発展を阻んできた」と前市長からの政策継承を訴える。岡崎公園や市図書館交流センター「りぶら」と一体化した町づくりや都市型ホテル誘致も提案。渋滞対策に無料大駐車場整備を挙げる。
 内田氏は「管理運営費も多額な大型施設建設は慎重にし、身の丈に合った財政支出を」と、当面の現市民会館使用と新会館建設地の再考を主張。市街地の再生策としては、乙川に2本の橋上公園を設けるツインブリッジ構想を掲げる。
 医療問題も争点だ。市は病床不足緩和のため、約55億7千万円をかけて現市民病院に新棟を建設中だが、高齢化時代を控え、救急施設などの不安はなお残る。
 園山氏が示す「第2市民病院の建設検討」に、内田氏は「財政や運営、人材確保からも困難。それより予防医学の充実を」と主張。公開討論会で園山氏が「命の問題だ。本当に必要なら借金してもやる」と語気を強める場面もあった。一方で、観光産業推進や防災対策強化など、似通った政策も多い。園山氏は徳川家康を描くNHKの大河ドラマ誘致をめざすといい、内田氏は徳川将軍家菩提(ぼだい)寺の大樹寺など歴史文化遺産の活用を約束している。(本井宏人)

3301チバQ:2012/10/19(金) 23:32:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121012-00000050-mailo-l15
’12知事選:課題を探る/1 震災がれき受け入れ /新潟
毎日新聞 10月12日(金)11時10分配信

 知事選は21日に投開票される。現職で3期目を目指す泉田裕彦氏(50)に共産党公認の新人、樋渡士自夫氏(59)が挑む構図。諸派の新人、マック赤坂氏(64)も立候補している。医師不足、少子高齢化など、山積する主な課題を考察する。
. ◇5市と県、深まる溝 放射線の認識に違い
 「震災がれきの試験焼却について、放射能検査体制と焼却灰の管理について合意した」
 東日本大震災で発生した岩手県大槌町の震災がれきを巡り、今年7月27日、受け入れ準備を進める新潟、長岡、三条、新発田、柏崎の5市と、慎重姿勢を続ける県が事務レベルで大筋合意した。
 内容は、県が放射性物質の測定に協力し、がれきを搬出する岩手県の現地▽輸送途中▽焼却施設で、13項目を測定する。焼却後の灰(飛灰)は各市で「他と区別して適切に管理する」とし抽象的な表現ながらも合意した。
 これまで泉田裕彦知事はがれきに含まれる放射性物質の処理について、国が示した基準に疑義を呈し、2度にわたり、環境省に対して焼却灰の管理などについて質問状を提出した。がれきの広域処理に対しても難色を示す。国と県の見解の相違は、がれきの受け入れを表明した5市との間にもあつれきを生んだ。知事が5市の市長と話し合うこともなく、県議会では知事の姿勢を問う声が相次いだ。3月31日の5市の表明から4カ月。知事が5市とやっと歩み寄ったかに見えた。
 しかし9月26日、三条、柏崎の両市が10月11日に試験焼却を始めると発表すると、泉田知事は「具体的な管理方法について協議している中で、合意なく試験焼却の実施が発表されたことは極めて残念」と不快感を表した。
 これに対し三条市の国定勇人市長はがれきが搬入された10日、記者会見で「合意書から合意できていないという内容を読み解くことができない。(知事に)合意ができていないと言われれば戸惑う。5市も同じだと思う」と述べた。合意の上での実施だとのスタンスだ。
 再び深まった溝。県と5市はなぜこうも折り合いがつかないのか。主な原因に、両者の放射線に関する認識の違いがある。
 5市は受け入れる木質系チップの放射性セシウム濃度は「1キロ当たり100ベクレル以下」で安全と強調。全国的な受け入れ基準に照らしても低いレベルだ。一方、知事は「放射能にしきい値はない」と安全性を疑問視。特に放射能が濃縮される焼却灰の管理を懸念する。
 県と5市の議論が平行線をたどっていることに対し、柏崎商工会議所の西川正男会頭(55)は「復興に協力しなければという考えは県も5市も一緒。でもボタンが掛け違って歩み寄りが、特に県に見られない。同じ歩調になるように互いに努力してほしい」と話す。
 被災地復興のため、がれきの処理は喫緊の課題だ。大槌町には、がれきの選別、破砕作業施設がないため、隣の山田町に運んで処理している。5市は受け入れがれきを木質系チップに限っており、搬出には選別と破砕が必要。5市の要望に応えるため処理には多くの労力がかかっている。
 脱原発を掲げる「緑の党」共同代表で新潟市議の中山均さん(53)は「広域処理を進める方も反対する方も、膨大な震災廃棄物のわずかな木くず処理を巡って安全かどうかの空中戦に集中し、復興や生活再建をどうするかの議論がなおざりにされていないか」と懸念する。
 県は大震災直後からいち早く避難者を受け入れてきた。大震災発生から1年7カ月。復興のために果たせる役割は何か、幅広く考えていく必要がある。【宮地佳那子】=つづく
10月12日朝刊

3302チバQ:2012/10/19(金) 23:33:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121013-00000016-mailo-l15
’12知事選:課題を探る/2 開業迫る北陸新幹線 利便性低下を懸念 在来線特急、減便・廃止も /新潟
毎日新聞 10月13日(土)11時15分配信

 稲刈りが終わり、爽やかな秋風がそよぐ上越市の頸城平野。北陸新幹線(長野−金沢間)の高架線が田園地帯を走り、上越駅(仮称)の駅舎工事が急ピッチで進む。開業の足音は日増しに高まる。
 北陸新幹線は15年春開業予定。上越新幹線に次いで県内2本目の新幹線となる。北陸地方と首都圏、さらには関西圏を結ぶ大動脈となる。上越市など沿線地域は観光客の呼び込みや産業振興など新幹線効果に熱い期待を寄せている。
 「一過性ではない、継続的な連携が必要だ」。上越市の村山秀幸市長は新幹線開業後をにらみ、県境を越えた沿線自治体との連携強化に意欲を示す。既に長野市などから沿線自治体による共同イベント開催の打診が来ているという。
 開業に伴う経済効果、人やモノの交流促進に期待が膨らむ一方、並行在来線の厳しい経営、特急減便・廃止などに懸念が強まる。
 開業後、県内の並行在来線は県などが出資する「えちごトキめき鉄道」が北陸線(直江津−市振)と信越線(直江津−妙高高原)の経営をJRから引き継ぐ。開業後30年間の赤字分約780億円(県試算)は国から支援を受けることが決まり、当面の経営見通しは立った。だが沿線地域は将来的には高齢化や人口減少に伴い、利用客が減ると予測され、厳しい経営を迫られる。
 また新潟と北陸地方を結ぶ特急などが減便・廃止となる可能性があり、交通利便性の低下が懸念される地域にとっては死活問題だ。
 柏崎市は上越、北陸両新幹線にはさまれた「新幹線空白地帯」になる。柏崎では市内を走る信越線の特急「北越」と快速「くびき野」が欠かせない移動手段だが、新幹線開業後も現状維持のまま運行されるかは不透明。JR西日本は昨年7月、「北越」の直江津−金沢間を廃止する方針を示した。直江津−新潟間も運行は未定だ。柏崎商工会議所の柳清岳専務理事(59)は「利便性が落ちれば柏崎の過疎化が進む」と表情を曇らせる。
 知事の泉田裕彦候補は選挙公約で「上越新幹線、北陸新幹線への直通運転化を目指すなど新たな鉄道網の構築を進める」と掲げる。中長期的な取り組みとして、車輪の幅を調整して新幹線と在来線を直通運転できるフリーゲージトレイン(軌間可変電車)を信越線に走らせる構想を口にする。この構想について柳専務は「それは先の話。それより信越線の利便性確保が最優先」と危機感を募らせる。
 「北越」存続を望むのは糸魚川や上越など沿線自治体も同じ。新潟方面へ直通で行ける貴重な足だからだ。糸魚川市の米田徹市長は9月27日、記者会見で「北越(の存続)が一番の課題」と強調した。
 三セク会社「北越急行」(南魚沼市)も、新幹線開業による経営悪化は避けられそうにない。ほくほく線(六日町−犀潟(さいがた))を運営する同社は、上越新幹線と北陸方面を越後湯沢でつなぐ特急「はくたか」の一部区間の運行を担う。この運行が同社の収益の9割を占めるが、新幹線開業後、JR西は「はくたか」を廃止する見通しだ。
 泉田知事は北越急行の経営について「(100億円超の)内部留保を基に30年は自力で経営できる」と見る。だが同社関係者はこう漏らす。「30年後は鉄道を残せないかもしれない」【長谷川隆】=つづく
10月13日朝刊

3303チバQ:2012/10/19(金) 23:33:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121016-00000062-mailo-l15
’12知事選:課題を探る/3 進む中山間地の高齢化 移動販売も採算厳しく /新潟
毎日新聞 10月16日(火)12時23分配信

 ◇模索続く「限界集落」維持
. 小千谷市の中心部から約20キロ離れた中山間地の岩沢地区池ノ平集落。棚田と民家しか点在しないのどかな地域に週1回、「たかのスーパー」(同市)の移動販売車の巡回を知らせる音楽が響き渡る。
 食料品や日用雑貨などが所狭しと並ぶ車内で、買い忘れたものを探す関セツさん(85)に、販売担当の関口大輔さん(38)が声を掛けた。「生鮮食品ならこちらにあるからね」。ここでは販売員も消費者もみんな顔なじみ。関さんは「いつも助かっています」とほほ笑んだ。
 池ノ平集落は農村地帯で、終戦直後は53世帯が居住していたが、生活環境の変化に伴い、若者が長岡市や都心に出て過疎化。隣の大崩(おおくずれ)集落にあった小学校や小さな商店もなくなり、あるのは酒やたばこなどの嗜好(しこう)品を売る店だけとなった。数年前には路線バスも廃止された。現在は関さんを含む4世帯5人が細々と暮らし、全員が70歳以上の高齢者だ。
 夫(90)と2人暮らしの関さんは農業を営み、自家消費用の米と野菜を作っている。しかし、肉や魚などの生鮮食品を買うには、最も近いJR越後岩沢駅前の小売店でも車で約15分かかり、運転免許を持っていない関さんには遠い。
 関さんは週に1回程度、市内に住む子供の車で市街地に行き、食料品などをまとめ買いしている。だが、いつまでも子供に頼るのも気が引ける。最近はひざや目も悪くなり、不安は尽きない。かといって集落を出る気はない。「子供夫婦と一緒に暮らすのは大変。迷惑を掛けたくないので、1人になったら老人ホームを探して生活しようと思う」と話す。
 経済産業省の推計によると、関さんのように日常の買い物が困難な高齢者層の「買い物難民」は、全国で約600万人に上る。県内では買い物難民の統計はないが、65歳以上の高齢化率は全国平均より3・1ポイント高い27・1%(9月15日現在)で県民の4人に1人が高齢者だ。中山間地の市町村では30%を超す。
 高齢化の進む集落を維持させようと、上越市は65歳以上の住民が半数を占める「限界集落」と行政との橋渡し役をする「集落づくり推進制度」を昨年スタート。県は買い物難民のために移動販売や宅配サービスを行う事業者に対し、800万円を上限に事業費の3分の2を支援する「買い物利便性向上モデル事業」を始めたが、課題も多い。
 1988年から小千谷市内で移動販売をしている「たかのスーパー」は今年、県の同事業に採択された。老朽化した販売車を更新。販売地域も拡充させた。しかし、移動販売だけでは採算は厳しい。山田昭夫店長(50)は「うちはスーパーで仕入れた商品を回せるので何とかやっていけるが、そうでない業者は難しいだろう」と指摘する。現に市内には移動販売をする業者が3社あったが、今は同スーパーだけだという。
 同スーパーでは09年から市の委託を受け、1人暮らしの高齢者向け配食サービスを開始。移動販売と合わせ、高齢者の安否確認や見守りの役目も担っている。山田店長は力を込めて言う。「必要とする高齢者がいる限り、採算が厳しくても続けなくてはいけない」
 県は同事業の効果を検証し、事業者の採算と高齢者の利便性を両立できる仕組みを検討するとしている。【湯浅聖一】=つづく
10月16日朝刊

3304チバQ:2012/10/19(金) 23:34:24
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121017-00000009-mailo-l15
’12知事選:課題を探る/4 深刻化する医師不足 全国42位、地域偏在も /新潟
毎日新聞 10月17日(水)11時8分配信

 ◇医学部生の定着目指す
 村上市若葉町、村上市岩船郡医師会の会館では、平日の午後7時〜9時45分と日曜祝日の日中、同医師会所属の開業医らが交代で当番となり、救急患者を受け入れる「急患診療所」が開かれている。
 救急患者の受け皿を増やすことで、救急病院の医師の負担を少しでも軽減するためだ。当初は日曜祝日のみだったが、昨年6月から夜間診察も始めた。同医師会の会長で、沢田医院(同市北新保)の沢田洋一院長(65)は「勤務医は通常勤務に加え当直もこなしている。我々も何かしなくてはいけないと始めた」と話す。急な発熱や軽いけがなどを受け入れている。
 今月11日、妻が急な胃痛に襲われ、同診療所に付き添いで訪れた男性(73)は「救急車を呼ぶまでもないようなときに診てもらう場所ができて、便利になった」と話した。妻は痛み止めの注射と薬を処方してもらい、帰宅した。
 厚生労働省の調査(10年)では、新潟県の人口10万人あたりの医師数は191・2人。全国では230・4人で、全国42位という低水準だ。さらに地域による偏在もある。県内の地域別で全国水準を上回るのは、新潟市を中心にした新潟圏だけだ。県全体の医師数は00年から10年までに270人増えているが、県央圏では11人、魚沼圏では21人減った。
 村上市と岩船郡は、新発田市を中心にした下越圏に入る。同圏の医師数は44人増えているが、同医師会所属の医師はここ10年で増えておらず、約20年前に比べれば6人減っている。診療所の数は36から32になった。中でも、旧山北町で4から2、関川村で3から2と、元から診療所が少なかった地域でさらに減っている。沢田会長は「過疎地の病院への勤務や、新たに地域で開業しようという若い先生はなかなかいない」と現状を嘆く。
 また、下越圏では06年に県立新発田病院が新発田駅前に移転新築したが、これと同時に県立瀬波病院(村上市、現在は県厚生連に移管)のリウマチ科が県立リウマチセンターとして新発田病院の敷地内に移転した。村上では整形医が減ったため他の医師に負担が増加したことで離職が相次ぎ、一時は整形医が不在となる事態が起きたという。沢田会長は「病院と診療所が役割分担し、補完し合うことが大事。それは地域全体に医師がいないと機能しない」と訴える。
 県も対策は打っている。若い医師を県内に呼び込むため、07年に医務薬事課に勤務医等確保対策室を設置。主眼を置いているのは、新潟大医学部の学生が卒業後も県内に残ることと、県外の医大などに進学した県内出身者が卒業後に県に帰ってくることだ。
 09年には、県が指定する病院に9年間勤務すれば、奨学金の返済が免除される入学枠を導入した。前年には入学後に公募する奨学金も始めており、対象は合わせて15人。15年度から本格的に利用者の卒業が始まる。同課は「医師不足にホームランはない。実を結ぶには時間がかかり、コツコツをやるしかない」と長期的取り組みの必要性を話す。【小林多美子】=つづく
10月17日朝刊

3305チバQ:2012/10/19(金) 23:34:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121018-00000016-mailo-l15
’12知事選:課題を探る/5 迷走する新潟州構想 明確な未来像見えず /新潟
毎日新聞 10月18日(木)10時43分配信

 ◇関心の低さ浮き彫りに
 昨年1月25日、泉田裕彦知事と新潟市の篠田昭市長が前触れなく発表した「新潟州構想」。二重行政の無駄の排除や、市町村など基礎自治体の権限強化が主な目的だ。
 「県と政令市の合併」を明言し、「州」という都道府県の概念を超えた響きはインパクトは大きかった。しかし1年半以上たち、新潟州構想は議員、産業界、各市町村から相手にされなくなっている印象がある。そこには「新潟州」の名が独り歩きし、実態が定まらないという実情がある。
 当初、新潟州構想は、都道府県の再編を意味する「道州制」とは一線を画していた。道州制は、基礎自治体の強化や地方への権限移譲をおろそかにしているという理由からだ。
 一方で、道州制移行をにらんだ「大阪都構想」を明確にする橋下徹・大阪府知事(当時)と同調する姿勢も示すようになった。同7月には、大都市制度の見直しを求める首長たちが名古屋市で集まった。橋下知事(同)や「中京都構想」を掲げる河村たかし・名古屋市長、篠田市長も出席。課税自主権の拡大などを目指す「愛知宣言」を採択した。
 泉田知事と篠田市長が鳴り物入りで打ち上げた新潟州構想も、明確な未来像が見えないまま迷走していく。そして今年5月、新潟州構想検討委(座長=北川正恭・早稲田大学院公共経営研究科教授)が報告書をまとめた。そこには県と新潟市の合併の記述が消えたばかりか「新潟州の形に普遍・画一的なものはない」とし、課題解決を優先するとあった。
 県議会、新潟市議会からは質問が相次いだ。6月県議会では西川洋吉議員(自民)は「多くの議員や県民が何をしたいのか分からないという状況にあるのでは」と指摘。6月新潟市議会でも五十嵐完二市議(共産)が「構想の最大の眼目だった県と新潟市の合併がなぜ具体化しなかったのか」と追及した。
 産業界も冷ややかだ。新潟など3商工会議所は5〜6月、アンケートを実施。回答した950事業所で「新潟州構想の内容を詳しく知っている」と答えたのがわずか1%に対し「名称だけは知っている」は60%、「知らない」は10%に上った。同構想は産業政策などによる成長戦略の強化にも主眼が置かれているが、肝心の産業界の認知度や関心の低さが浮き彫りになった。
 迷走は続く。現在は競争力ある自治体作りを目指すことなどを理由に、新潟市外の各市町村の参画を求めている。県と新潟市は市町村への説明をしているが、県担当者は「市町村は『県と新潟市の話だと思っていた』という反応。(構想について)『何も聞いていない』という疎外感があるかも」と漏らす。
 泉田知事は今回の知事選のマニフェスト(公約)に「新潟州構想の合意形成に努める」とした。だが、検討委で議論の進め方などに疑義を呈して委員を辞任した新潟大の田村秀(しげる)法学部副学部長は、新潟市が07年に政令市になったばかりなのに、効果の検証をしないまま同構想の議論が進んだことを問題視する。
 「『何か変えたい』と新しいことを言っても、それが現状分析に基づいているのか。新しいものを作るのにはすごいエネルギーがいるのに覚悟や戦略を持っていない。中途半端なことをする前に本来やるべきことは別にある」と構想撤回を訴える。【宮地佳那子】=つづく
10月18日朝刊

3306チバQ:2012/10/19(金) 23:35:44
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121019-00000000-mailo-l15
’12知事選:課題を探る/6止 難航する原発防災計画 避難先、「足」どう確保 /新潟
毎日新聞 10月19日(金)10時27分配信

 ◇30キロ圏44万人 県、役割重く
 東京電力は柏崎刈羽原発の来年度の再稼働を目指している。一方で田中俊一・原子力規制委員長は「住民が納得のいく(原子力事故時の)防災計画がなければ再稼働なんて考えられない」と話す。事故が起きたら誰が、どこへ、どう逃げるか。県政の役目は何か。防災計画作りは、山積する課題を前に難航している。
 原発から半径約5キロは「即時避難区域(PAZ)」と呼ばれる。政府は「生命を脅かす放射線被ばくを避けるため、大事故が起きたらすぐ逃げるべき区域」と位置づける。県内ではこの区域に柏崎市と刈羽村があり、約1万7000人が住む。
 その外側の、半径5キロから約30キロまでは「避難準備区域(UPZ)」だ。事故の進展次第で屋内退避や避難が必要になる。柏崎市と刈羽村に加え、出雲崎町▽長岡市▽小千谷市▽上越市▽見附市▽燕市▽十日町市が入る。
 30キロ以内の住民は合計で約44万人。事故状況や風向き次第で、この全員が避難する。
 なお、30〜50キロ圏は放射性物質の雲(プルーム)の影響で甲状腺被ばくが心配される地域で「プルーム防護計画地域(PPA)」と呼ばれる。県内では新潟市など10市町村に約70万人が住む。避難ではなく屋内退避が想定されている。規制委は住民へのヨウ素剤配布を検討中だ。
 30キロ圏の9市町村は年度末を目標に、住民の避難計画を作成中だ。だが、避難先の確保は簡単ではない。
 県内全30市町村で作る「原子力安全対策に関する研究会」(事務局・長岡市)は、体育館や公民館など、県内で避難先になる公共施設を調べた。受け入れ可能人数の合計は、佐渡市を除き、約35万2000人だった。
 「44万人が全員避難するなら足りない。同時に地震が起き、避難予定の地域も被災地、との事態もありうる」と柏崎市は悩む。市は事故状況次第で、全市民約9万5000人を原発から50キロ以上まで逃がす考えだ。群馬県や長野県への避難も検討しているという。
 9市町村は主な避難手段を自家用車とみている。高齢者など自家用車に乗れない人はバスや鉄道で逃がす。
 課題の一つはバス確保だ。同研究会によると、県内のバス会社が持つバスは、観光バスや路線バスなどを合わせ約2100台で11万4000人が乗れる。
 自家用車避難が多ければ足りる可能性もあるが、事故時に営業運転中のバスも多いとみられ、何台を避難に回せるか分からない。各市町村へのバスの配分も難しい。「人が逃げる地域にバスの運転手が来てくれるか」(出雲崎町)。「東京などからの確保も考え、国による事前調整が必要ではないか」(刈羽村)などの指摘もある。
 避難路の確保も問題だ。出雲崎町は「町から出る国道3本のうち2本は海岸沿い。地震や津波で不通になるのが心配」という。
 計画作りに県の役割は重い。避難する市町村と受け入れる市町村の間の調整。他県との避難先交渉。県バス協会との交渉など避難手段の確保。最大44万人にもなる避難者全員に放射性物質汚染の検査をするための、人員や機材の手当て−−。県原子力安全対策課は「課題はきりがない。どれも検討中」と嘆く。新知事は「納得のいく防災計画」の実現まで国や市町村と共に宿題を負う。【高木昭午】=おわり
10月19日朝刊

3307チバQ:2012/10/19(金) 23:36:54
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20121016-OYT1T00388.htm?from=ylist
新潟知事選、現職・泉田氏が優位…読売情勢分析

 読売新聞社は、21日投開票の新潟県知事選について、電話による世論調査と取材を基に情勢を分析した。

 3選を目指す現職の泉田裕彦氏が優位に戦いを進めている。

 民主、自民など5党の推薦を受ける泉田氏は、民主支持層の8割、自民支持層の大半を固め、無党派層の8割近くの支持を得ている。樋渡士自夫氏は共産支持層に浸透し、マック赤坂氏は知名度向上を目指す。

 今回の調査で、全7基が停止中の東京電力柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市・刈羽村)の再稼働について聞いたところ、安全が確認されれば再稼働に「賛成」としたのが42%、「反対」が54%だった。

 調査は13〜15日、新潟県を対象に、無作為に作成した番号に電話をかける方法で実施。有権者在住が判明した1300世帯の中から791人の有権者の回答を得た。回答率は61%。

          ◇

 泉田裕彦 50  無現     知事〈民〉〈自〉〈生〉〈公〉〈社〉

 樋渡士自夫 59  共新    党県委員長

 マック赤坂 64  諸新     スマイル党総裁
(届け出順、〈〉囲みは推薦政党) 

(2012年10月16日10時07分 読売新聞)

3308チバQ:2012/10/19(金) 23:38:51
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001210160004
消える百貨店 中心街は
2012年10月16日
JR沼津駅南口から延びる目抜き通りに面する西武沼津店。来年1月末で閉店することが決まっている=沼津市大手町

 12日午後。JR沼津駅前の「西武沼津店」会議室に、この建物や土地の所有権を持つ十数人が集まった。「地権者会議」。西武が撤退を表明した後の7月から毎月2度ほど開かれている。「西武なき後」をどうするか、が議題だ。


 「市と一緒に再開発事業として進められないか」「さらなる投資は難しい。このままどこかに貸せないか」。地権者から様々な意見や要望が出された。この日初参加した大手マンション企業も計画を提案した。しかし、方向性は決まらない。地権者代表の小島俊光さん(56)は「経済力など事情が異なり、まとまるのは簡単ではない。市に支援をお願いしたい」と話す。


 6月下旬、同店を経営する「そごう・西武」(東京)が来年1月いっぱいでの閉店を発表した。県東部唯一の百貨店だっただけに、衝撃は大きかった。「赤字改善の見込みがない」のが理由だった。


 地元の大手町商店街振興組合の松田和孝理事長(70)は「駅前で沼津の『顔』。閉店したまま長い間残されるのは、街のイメージを損なう」と不安を募らせる。


 浜松市では長く、中心市街地の旧百貨店の建物が野ざらしにされた。


 2001年に経営破綻した旧松菱百貨店。昨冬に解体工事が始まるまで10年以上そのままだった。07年に大手百貨店が進出を発表したが、消費低迷などで取りやめ。再開発計画が決まらないままでの解体を巡って地権者がまとまらず、建物は野鳥のねぐらになった。


 今は更地となったが、有効な利用方法は未定だ。同市は「私財である土地や建物の開発に、行政の介入は難しかった」と吐露する。


 沼津市は、沼津駅前都市機能検討委員会を立ち上げ、今後の検討を始めた。地権者の意向がまとまるのを待って、市の関わり方を検討する方針だ。栗原裕康市長は「民間の事業に行政が支援するには限界がある。再開発事業として推進する方法もあるが、地権者たちの意向がまとまってから考えたい」と話す。


 静岡市の中心市街地、同市呉服町1丁目。いま、29階建ての再開発ビルの建設が進む。店舗や医療施設などが入るタワーマンションで、同市の「まちなか居住」でにぎわいを創出する都市計画に沿ったものだ。同市市街地整備課は「地権者に、何が必要か、どんな施設なら補助を受けられるのかなどを説明し、地元と協力して事業を推進した」としている。   


     ◇


 沼津市長選が21日に告示される。急速に進む高齢化や、やせ細る財源で自治体運営は日に日に厳しさを増す。東日本大震災を受けての防災対策など、沼津市が抱える問題の多くは、ほかの自治体に共通する課題でもある。選挙を機にまちのこれからを考える。(菅尾保、山田知英が担当します)


 ◇消える百貨店 1995年にニチイ沼津店、2002年に長崎屋沼津店、04年に丸井沼津店が撤退。西武沼津店の撤退で、県東部地域から百貨店が消えることになる。沼津市の調査では、1991年に1334億円だった中心市街地の年間商品販売額(小売業)は2007年には754億円と43・5%も減少。日曜日の歩行者数も、91年は約15万6千人だったのが12年は約4万7千人と3分の1以下に落ち込んでいる。

3309チバQ:2012/10/19(金) 23:39:17
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001210180004
先行き見えぬ鉄道高架/街のこれから
2012年10月18日


JR沼津駅北口で東部コンベンションセンターの建設が進む。中央の建物が展示場で、その左の空き地に会議場などがつくられる=沼津市大手町

 JR沼津駅北口。2・2ヘクタールの土地に約150億円を投じ、県と沼津市が進める「東部コンベンションセンター」の建設が進む。沼津駅鉄道高架事業をメーンとする駅周辺総合整備事業の一つで、3900平方メートルの展示場は2013年6月、千数百人規模の国際会議場と11階建てホテルは14年夏の開業を目指す。


 ただ、事業全体の中心となる鉄道高架事業は止まったまま。高架の前提となる貨物駅の移転先用地の取得が進んでいない。「事業推進」を公約に掲げて当選した栗原裕康市長は「沼津の将来にとって必ず役立つ重要事業。必ず完成させる」という。だが、経済界や地元商店街には「コンベンションセンター開業を控え、南北を行き来する仮設の自由通路を設置しては」と一歩引いた意見も出ている。


 市議会に「鉄道高架促進対策特別委員会」が設置され、高架化に動き出してから既に24年。国の事業認可からも6年が経った。県の試算によると、03年度時点で2・7あった費用便益比(費用対効果)は、11年度には1・5まで下がった。


 「『政治の具』になったことで時間がかかりすぎた。市民の中にも今更やらなくてもという空気があるのは否めません」。ある市の幹部はため息交じりだ。


 事業の方向性は現在、県の「PI(パブリック・インボルブメント)委員会」で論議中。賛成・反対両者の立場から意見を聞き、来年度初めをめどに「案」を出すという。県街路整備課は「県は推進の立場に変わりないが、ゼロベースから点検、話し合うことで賛成・反対両者が納得できる着地を目指したい」と話す。


 巨費を必要とする鉄道高架事業。東海道線静岡駅は約155億円、同浜松駅は257億円をかけ、1980年度に完成させた。浜松では現在、遠州鉄道の高架化も進められており、近く開業する予定だ。


 「『開かずの踏切』がなくなり、車の通りは良くなった。ただ、商売の点では売り上げが増えたという実感はない」と静岡市・呉六名店街の山本耕三会長(72)。「高齢化・人口減少社会に向かう中、街の活気を維持するには都市機能の集積・コンパクト化が不可欠。高架をやるのならJRと協力し、高架下は本当に自由に行き来できるようにし、街の一体感をつくることが大事」と提言する。


 栗原市長は「事業は最後までやり抜く。市の将来を開くものにしていきたい」と話す。


 ■JR沼津駅鉄道高架事業 東海道線約3・7キロ、御殿場線約1・6キロを高架にし、線路による市街地の南北分断を解消しようと1987年に調査に着手。2006年、国に事業認可された。事業費は787億円。高架化のため、車両基地を片浜地区に、貨物駅を原地区に移す計画だが、新貨物駅用地の取得は現在70・36%にとどまる。市は強制収用も視野に入れたが、川勝平太知事が「自分の任期中は強制収用はしない」と表明。現在、推進・反対両派らに第三者を交えたPI委員会が妥協点を模索している。

3310チバQ:2012/10/19(金) 23:39:51
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001210190004
遠のいた合併 縮む財政/街のこれから
2012年10月19日


県東部5市4町が指定市づくりを目指した「東部広域都市づくり研究会」の最後の会合。解散後、合併論議は消えた=2008年2月8日、沼津市御幸町

 2008年2月8日。沼津市民文化センターの会議室。斎藤衛沼津市長(当時)は、ため息交じりに宣言した。「このまま続けても合併論議は進まない。やめましょう」。県東部の政令指定市づくりを目指し、5市4町の首長と議長が一堂に会する「東部広域都市づくり研究会」。8年余の議論の末の解散だった。


 各首長が合併ビジョンを持ち寄った。しかし、足並みがそろうどころか議論が深まることさえなかった。「それぞれが合併の必要性を認め、決断しなければまとまらない。私がもっと強く進めるべきだったかもしれない」。斎藤・前市長(75)は振り返る。


 財政基盤を強化し、消防、医療、介護、子育てなどのサービス水準を維持・向上させる。指定市になれば都道府県並みの権限が与えられ、知名度もあがる。静岡市は05年、浜松市は07年に指定市になった。だが、東部では「解散」以来、議論さえなくなった。


 12年3月には、県東部8市8町の消防本部統合を目指す協議会から4市町が離脱。このうち比較的財政力がある三島市、裾野市、長泉町が独自の協議会を設立した。豊岡武士・三島市長は「コスト的メリットも見えなかった」と説明する。


 県東部市町の格差は大きい。自治体収入を需要額で割った財政力指数では、10〜12年度の3カ年平均で、沼津市は0・957と県平均の0・869を上回る。企業が多い裾野市は1・000、御殿場市が0・974、長泉町1・259と高い。一方、観光などが主な伊豆市は0・578、伊豆の国市が0・757。賀茂郡は4町が0・3台だ。


 財政が豊かな市町からは「合併しなくても困らない」、小さな自治体からは「吸収されたくない」との声が上がる。しかし、伊豆半島南部の4市5町の高齢化率は30%超。厳しい財政状況では、活性化や福祉の充実を目指すのは難しい。


 03年に清水市と合併した静岡市。小嶋善吉・前静岡市長(65)は「合併は首長、議員、管理職が減り、コスト削減になる。活性化も図られる。一方で、痛みも伴う。互いに譲歩しながら粘り強く話し合わないとまとまらない」と話す。


 日詰一幸・静岡大教授(行政学)は「県東部は地域特性があり、合併が難しい面もある。一方、地方都市はにぎわいが陰り、財政も厳しい。強力な広域連携を進めなければ生き残れないだろう」と指摘する。=おわり
(菅尾保、山田知英が担当しました)

3311チバQ:2012/10/21(日) 17:24:56
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001210160002
【現場で考える】(1)地域医療
2012年10月16日


午前2時半、看護師が検査のために急患を運び出した=十日町市高山の県立十日町病院

 知事選の投票が21日に迫りました。県政の課題にかかわる現場を、様々な経験を重ねた朝日新聞記者が歩き、いま、何をすべきなのかを考えます。第1回は、土曜日の新潟版に掲載しているコラム「医の手帳」を担当し、たびたび「医師不足」問題を耳にする記者が、当直時間帯の十日町市の総合病院を訪ねました。


     ◇


 県立十日町病院の救急処置室は正面玄関脇にある。休日明けの午前1時55分、70代の男性患者が運び込まれた。「絶対、助けるからね」。当直で脳外科医の佐藤大輔医師(30)が腹痛にうめく患者に声をかけた。


 すぐに駆けつける「拘束当番」の外科医が駆けつけ、緊急手術をすることに。もう1人の外科医や技師、看護師が続々と到着し、患者は午前4時20分に手術室に向かった。


 手術は任せ、佐藤医師はいったん仮眠。30分後に起こされ、相次いで運ばれてきた2人の救患を診察・治療。治療を終えると午前7時近く。「何がしんどいって、これから普通に働くことです」


 十日町市と周辺の7万人余りの地域から急患が集まる。13診療科があり、医師は24人。長岡まで車で1時間ほどかかるため、地域の救急の「最後の砦(とりで)」だ。時間外は当直医1人が詰め、毎日、各科ごとの拘束当番がいる。この春に7人いた医師が4人に減った内科は3人で拘束当番を回す。


 常勤の勤務医は外科を除いて新潟大からの派遣に頼るが、絶対数が足りない。


     ◇


 県の人口10万人当たりの医師数は2010年末で177・2人で47都道府県で下から4番目。特に深刻なのが魚沼、県央両地域だ。


 県は05年から奨学金制度を導入し、県出身の医学部学生や新潟大医学部の「地域枠」の学生に給付する。県指定の病院に9年間勤めれば返済が免除される。


 見附市出身の佐藤医師はこの制度を使って山口大医学部で学んだ。臨床研修を終え、今春、県指定の十日町病院に配属された。地域医療を志すが、「若いうちはもう少し研究や教育の時間もほしい」。専門分野で同期から引き離されないかとの焦りを感じるという。


 県医師会病院部長も務める塚田芳久院長は「医師として大事な時期を縛るのはナンセンス」と奨学金制度に批判的だ。「数をそろえるだけでなく、経験を積んで地域医療を選ぶ医者が増える政策をとってほしい」


     ◇


 塚田院長の紹介で三条市にある民間の三之町病院に足を運んだ。


 三条市内の救急の4割を引き受け、特に頭部疾患は断らない。脳神経外科の医師4人は全員、50代以上。森宏院長は「30、40代の医師がほしい」。基幹病院のない県央地域からは長岡、新潟へ医師が流出してしまうという。


 県は医師数を増やそうと、新潟大以外の大学医学部の新設を検討している。確かに医学部が二つ以上ある県は医師数が多いが、医師を育てるには15〜20年かかる。多くの現役医師は「教育に人を取られれば医療が崩壊する」と訴える。


 新潟大総合臨床研修センター部長の鈴木栄一教授にも聞いた。「医療の高度化で医師がより多く必要になった」といい、将来、医療がどう変わっていくか、という視点での将来予測も大事だと指摘した。


 20年後、「団塊の世代」の人口は減り、医療のニーズも変わってくるだろう。将来の新潟にどんな医療態勢が必要なのか。県、医師会、新潟大でしっかり意見をたたかわせ、共通認識をつくってから、政策を考えるべきだと感じた。


     ◇


 《担当記者》吉武祐(よしたけ・ゆう)。神奈川県出身。新潟で記者活動を始め、横浜や福岡、テヘラン(イラン)勤務をへて2年前から新潟総局員。県内ニュース全般を担当。42歳。

3312チバQ:2012/10/21(日) 17:25:21
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001210170001
【現場で考える】(2)観光立県
2012年10月17日


観光客の姿がまばらな土産店街。最盛期は通路がいっぱいになるほど混み合ったという=佐渡市の両津港フェリーターミナル

 佐渡に来て2年半。島に活気がないのがずっと気になっていました。若者が少ないだけじゃない。観光客の姿をあまり見かけなくなってしまったことも大きいと思います。佐渡島全体の産業にも影響する観光業の不振。再生する手立てはないのでしょうか。観光地を歩いて考えてみました。


     ◇


 島の玄関口、両津港フェリーターミナル。土産物店が連なる通路の人影は少なかった。


 「ここ10年ぐらいお客さんも来なくなったし、売れなくなったねえ」。地元の石を細工した装身具を売っている市川清子さん(67)はため息をついた。最近は一日の買い物客は10人ほどで、団体客がほとんど寄りつかないのだそうだ。


 売り上げの最盛期は1990年ごろ。次々に観光客を乗せたバスが到着し、店はごった返した。「佐渡はどこもにぎやかだった。あのころが懐かしいよ」


     ◇


 91年に121万人を記録した島の観光客数は年々減少し、昨年は53万人になった。なぜこんなに落ち込んでしまったのだろうか。


 トキの森公園で、群馬県から来た熟年夫婦に聞いてみた。2人は「佐渡金山や能舞台など歴史的名所がよかった」。また、佐渡に来たいですかと尋ねると、苦笑いしながら「1回来ればもう十分」と答えた。


 再び訪れるリピーターが少ない――。佐渡観光が伸び悩む大きな要因だ。


 県は2009〜10年に県内27の温泉地を訪れた観光客に満足度調査をした。2回以上訪れた「リピーター率」の県平均は45%。これに対し、佐渡の相川は31%、両津は23%。全国の有名観光地は7割前後なので、その低さが際立つ。


 どうしてリピーターが少ないのだろう。


 島内にある観光施設の元社長で、佐渡の観光振興に長く携わった本間英夫さん(62)は「お客さんのニーズが変わったのに、サービスは変わっていないから」とみている。


 以前から佐渡を訪れる観光客は団体が多く、旅館もそれに合ったサービスをしてきた。大人数に一度に出せるできあいの料理や、3〜4人が寝られる部屋を用意すればよかった。


 ところが、最近はツアーでも個人単位の参加が増え、「こだわり」を求めるようになった。「それでも施設を改築しないし、おいしい料理も出さない。『もう一度、来たい』とは思わないでしょ」と本間さん。


 記者は、北海道が好きで、よく訪れる。昔は周遊していたが、最近は一つの地域に滞在し、のんびりと過ごす。美しい自然やおいしい料理、地元の人たちとのふれあい……。考えてみれば、こんな素材は佐渡にもたくさんある。トキや世界農業遺産のように「佐渡ならではのもの」もある。


 名所を巡るだけの観光から脱却し、長く滞在してもらえる観光地に生まれ変わることに力を入れるべきだ。例えば、トキの餌場づくりのような自然保護活動と観光を組み合わせてみる。県が「トキの島」を全国に宣伝し、観光客がボランティアもできる仕組みをつくれば、リピーターも滞在日数も増えるだろう。


 県は佐渡を「全国に通用する重要な観光地」(観光振興課)と位置づける。天然スギのある県有林を整備したり、佐渡航路への支援を強化したりしているが、集客効果は表れていない。 佐渡に来なければ味わえない感動を与えられるかどうか。佐渡観光の再生に不可欠な視点だ。県が本気で「観光立県」を掲げるのなら、支援策も発想の転換をしたほうがいい。



     ◇


《担当記者》川崎友水(かわさき・ともみ)。神奈川県生まれ。1991年入社。スポーツ部、電子電波メディア局、大崎支局(宮城)などを経て、2010年から佐渡支局。46歳。

3313チバQ:2012/10/21(日) 17:26:00
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001210180005
【現場で考える】(3)農業地帯
2012年10月18日


収穫された野沢菜をはかりにかける百崎友幸さん=津南町内

 田畑ばかりです。ここ魚沼地域は「魚沼産コシヒカリ」をはじめ、農業が中心の土地柄ですから。そんな農業地帯でも、農家の担い手不足は深刻になるばかり。都会の若者の間で農業ブームが起きていると聞くのですが、田畑で20代の姿はほとんど見かけません。どうしてでしょうか。津南町で考えました。


     ◇


 午前6時。元IT会社員の百崎友幸さん(26)は、津南町の新規就農者用アパート「ファームハイツ」で目を覚ます。昨夜の残りのカレーで朝食をすませると、軽トラックで研修先の畑へと急いだ。


 野沢菜をはかりにかけ、束にして、荷台に積む。


 「早く一人前になり、自分の頭で考える農業をしたい。ブログで読んだ青年農業家のようにトマト栽培に挑戦したいんです」


 4月までニートだった。東京のIT会社は上司と衝突し、24歳で辞めた。新潟市の祖父母宅に居候して職探しをしていたとき、「TPP(環太平洋経済連携協定)反対」を訴えるポスターが目に入り、農業に興味がわいた。


 ネットでいろいろ検索してみた。農業人口が減っているとか、休耕地が増えているとか……。「逆に、ビジネスチャンスなのでは」。津南町の新規就農者支援制度に応募した。


 研修を始めて半年。就農するなら、トラクターやハウスをそろえるだけで数百万円かかりそうだ。「農業ってお金がかかりますね」


     ◇


 農業で生計を立ててみたいという人は増えたのか。県農林水産部によると、2008年のリーマン・ショックを受けて緊急雇用対策の国の交付金を適用したら、09年に県内の農業法人に就いた人は前年の4倍の152人に膨らんだ。


 県農林公社の山本匡里・就農相談員に聞くと、リーマン・ショックのころから「生活のために農業を始めたい」といった就農相談が年50件ほど増えた。ハローワークで紹介されてくる人も多い。ただ、3カ月以内の短い農業体験や研修は県内で約60農家が受け入れているが、1年以上かけて独立を支援するのは10農家にとどまる。


 「天候や市場で年収が変わる農家が自力で1人雇うのは、かなり思い切りがいる」と山本さん。どうもミスマッチがあるようだ。


     ◇


 津南町の石橋雅博・地域振興課長を訪ねた。


 町が新規就農者を受け入れ始めたのは1995年。約2年の研修後、畑地があっせんされ、農機を借りることもできる。首都圏の元サラリーマンら21人がこの制度を使い、町内で農業を始めた。


 ただ、町の予算は厳しく、国や県の給付金に頼って制度を維持しているのが実情だ。県の方針変更に振り回されたこともあった。


 町は、県が貸し付ける就農研修資金(月15万円)を研修者の生活費にあてていたが、県は2005年、5年間就農すれば返さなくてもいいという「償還免除」をやめた。赤字続きの新米農家にとって研修時の借金返済は負担が大きい。町独自で1人月15万円を給付する余裕もなく、受け入れは事実上ストップした。


 今年、百崎さんら新規就農者を3人、久々に受け入れることができたのは、年150万円を最長7年間支給する国の青年就農給付金制度が始まったからだ。


 県が若者の就農を増やそうとするなら、もっと受け入れ側の農家や市町村との連携が必要だ。若者のニーズや現場の実情に応じたきめ細かな就農プランを立てられるかどうかは、農業県・新潟の将来を左右しかねない。


     ◇


《担当記者》服部誠一(はっとり・せいいち)。茨城県出身。地元で記者生活を始め、宇都宮や編成局(整理)勤務を経て2010年から六日町支局。コメや雪に関わる問題を取材。42歳。

3314チバQ:2012/10/21(日) 17:26:25
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001210190005
【現場で考える】(4)北陸新幹線
2012年10月19日


建設中の北陸新幹線上越駅(仮称)の駅舎(西側)。周辺の開発はこれからだ=上越市大和

 2015年春に開業する北陸新幹線。上越駅(仮称)ができる場所を初めて見たのは昨年5月でした。上越市の中心部から離れ、近くには田んぼが広がるのどかな風景。ここに駅が? 正直びっくりしました。それから1年5カ月。建設が進む駅舎の姿を見て、駅周辺を歩いて、考えました。この駅が地域や新潟県に何をもたらすのか、と。


     ◇


 上越市役所から車を走らせて15分ほど。南へ約8キロ離れた北陸新幹線上越駅(仮称)の建設場所に着いた。近くにはJR信越線の脇野田駅がある。


 かつては田んぼだった。駅西側は道路が整備されているが、一部区域に家が立っているだけで、雑草が茂り、閑散としている。


 民家を訪ねた。「駅は地元の悲願。地域が発展してほしい」。そう話すのは50代男性。商業地域や宅地となる駅周辺の民有地約14ヘクタールの地権者の1人だ。「上越新幹線は東京と新潟をつなぐだけ。こっちはいずれ関西方面にもつながる。ビジネスをするにしてもいい」


 まだ、にぎわいは想像できない。周辺の開発を手がける不動産業、太田商店の太田建太郎さん(64)のもとに足を運んだ。


 「新幹線駅ができたのに周りはぺんぺん草が生えているようじゃだめ。ほかと競争するなら玄関口がしっかりすることが必要でしょう」。周辺の地権者でつくる組織の会長を務め、企業誘致に動く。


 だが、高田、直江津両地区を中心市街地と位置付ける市は、新駅周辺を新たな核にしようとは考えていない。太田さんは「商業施設ができればイメージアップにつながる。第3の核としてにぎわいがある街並みがほしい。県も力を入れて考えてほしい」と語る。


     ◇


 国土交通省の試算では、上越には主要駅しか止まらない「速達型」の列車が停車すると想定され、東京から最短で1時間48分。市は上越に1時間以内で来られる交流人口は現在の6・8倍の約350万人、2時間圏なら3・7倍の約3500万人になるとみている。


 ただ、市は新駅の1日の平均乗降客数は在来線の290人を含めて3200人と予測する。上越新幹線の燕三条駅の3900人に及ばない。開業効果を十分に生かすには、観光客を中心にどれだけ人を呼び込めるか、にかかっている。


 目立った観光資源が少ない市は、妙高、柏崎、十日町、佐渡の各市や県、民間団体と連携会議をつくって観光客誘致策を練る。関西圏から人を呼び込めるかもポイントだ。市企画政策部の竹田淳三部長は「このチャンスを生かし切れるかが我々の課題」と話す。


 気になるのは、上越地域と中・下越地域に「温度差」があることだ。


 上越地域の行政も民間も「上越―柏崎―十日町―越後湯沢駅」「上越―佐渡―新潟」といった北陸新幹線も上越新幹線も使える観光ルート開拓に熱心だが、なかなか他地域に広がらない。


 「ほくほく線経由の北陸方面の客が減り、上越新幹線が減便されないか」「上越と中・下越を結ぶ特急や快速が減って、各地域の結びつきが弱くならないか」――。かねて指摘されている心配も、中・下越でさほど関心は持たれていない。


     ◇


 新幹線開業をどう生かし、負の問題もどう克服していくか。県は全市町村と連携するぐらいの意気込みでこうした問題に取り組むテーブルをつくるべきだ。中・下越地域で北陸新幹線開業の恩恵を感じにくいのは確かだが、県全体で考えていかないと、新潟に二つの新幹線が通るメリットは十分に享受できない。


     ◇


《担当記者》上嶋紀雄(かみじま・のりお)。長野県出身。長年、東京本社などでスポーツ部に在籍し、主にサッカーを取材。昨年5月、名古屋本社から異動し、上越支局長に。47歳。

3315チバQ:2012/10/21(日) 17:26:45
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001210210002
【現場で考える】(5)人口減少
2012年10月20日


平田村長の部屋には、2009年4月12日以降に生まれた116人の子どもたちの名前と自作の判子の印影の一覧が保管されている(画像の一部加工)=関川村役場

 山々に囲まれた地に約6500人が暮らす関川村は、2010年までの5年間で人口が8・3%減りました。県平均の2・3%を大幅に超えるペースです。多くの自治体が直面する「人口減少」の問題。歯止めをかける策はあるのでしょうか。緑豊かな村の中を歩いて、話を聞きました。


     ◇


 「廉太郎? ちょっと難しい字だな」。平田大六村長(78)は、女性職員から、赤ちゃんの名前が書かれた紙を渡されると、楽しそうにつぶやいた。


 村は2009年春、経費を削減するため、誕生祝いの記念品を、アルバムから、村長が自ら彫った判子に切り替えた。これまでに作ったのは116本。篆刻(てん・こく)の特技と、年間出生数が30〜40という少なさがあってできることだ。


 国勢調査のデータでは、1947年に1万2278人を数えた人口は減り続け、2010年はピーク時の半分に。65歳以上の割合は35・9%で、県平均26・3%を大きく上回る。


 若い世代を村に集めようと、村は昨年春、45歳までの人を対象に家賃3万〜4万円の賃貸住宅12戸を提供した。満室になったため、来春までに6戸を増やす予定だ。ただ、村長は「村上や胎内といった近隣市とパイを奪い合う面もある」と語った。抜本的な対策は、なかなか見えてこない。


     ◇


 過疎や少子高齢化といった問題を子育て世代はどう考えているのだろう。村に三つある保育園の一つで、園児数が21人と少ない大島保育園の年長組7人が、保護者と一緒に登山をすると聞いて、同行した。


 村上市との境にある標高386・7メートルの薬師山。1時間40分をかけて登った子どもたちが、日本海を望む山頂で、大人たちの間をすり抜けるように走り回る。


 近浩之さん(34)は「どの子も、他の子のお父さん、お母さんに懐いている。人数が少ない分、家族のような良さがある」と話した。新発田市生まれ。長女の誕生を機に妻の実家がある関川村に移った。妻の両親と暮らし、新発田の建築会社に通っている。


 「子どもを産み、育てるには生活の安定が必要。働く場があれば、いったん村を離れた人たちも戻ってくるのではないでしょうか」


     ◇


 独身者の意見を聞こうと、山あいの集落に住む加藤貴光さん(38)を訪ねた。村の魅力を再発見しようと、昨年、20〜30代の独身者約15人で発足したグループ「せきかわゼミナール」のメンバーだ。


 「小中学生の頃に、自分の住む土地や周りの人々を好きになることが大事だと思う」。名古屋市の大学で4年間学んだが、「土地柄が合わない」と帰郷。村上市の会計事務所に就職した。


 仲間と小さな集落を回ったり、JR米坂線に乗ったりして、新たな発見を感じることがある。「子どもの時に村のよさに気がつけば、帰ってこようと思ったり、ここで暮らそうと思ったりするのじゃないかな」


 県は「ふるさと回帰対策」として首都圏を中心に他の都府県から新潟県への移住を促したり、「若者の定住促進対策」としてUターンのための実用的な情報提供に努めたりしている。


 日本の人口は、横ばいから減少に転じつつある。その流れを逆転させるのは容易ではない。地道に、地域で暮らしやすさのための工夫を続け、魅力を高めようと努力することが、その地に住みたいと思う人を増やすことにつながるのではないか。高校卒業後、県外暮らしを続けた身として、少し自責の念を抱きつつ、そう考えている。=終わり


     ◇


《担当記者》戸松康雄(とまつ・やすお)。新潟市出身。1984年入社。青森、水戸支局、政治部で取材活動を続け、西部本社(福岡)社会部デスク、政治部デスク、静岡総局長などを経て2010年から新発田支局長。50歳。

3316チバQ:2012/10/21(日) 17:30:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121016-00000289-mailo-l16
検証・富山の課題:/1 「焼肉えびす」県の監視、届かず /富山
毎日新聞 10月16日(火)16時42分配信

 ◇行革で職員増は“禁句”
. 焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」で昨年4月に発生した集団食中毒事件の被害者でつくる「家族の絆の会」のメンバーが県民会館の会議室に通された今年5月10日。会議室の前には中に入れない大勢のマスコミが押し寄せ、騒然とした雰囲気に包まれた。応対した県生活衛生課の杉田和樹課長に、メンバーは死をも意識した病床での苦しみや家族を亡くした悲しみを切々と訴えた。その一言一言が杉田課長の胸にしみた。
 同店では国のガイドラインから逸脱した生肉をユッケにして提供していた。しかし、最も多くの被害者を出した砺波店には09年の開店以来、一度も県による立ち入り検査がなされていなかった。「県の監視、監督が抜けていたのではないか」。メンバーから県の責任を追及された杉田課長は「肉はすでに汚染されていた。(作業手順を確認する)立ち入り検査をしていても防ぐのは相当難しかった」と答えた。メンバーが肩を落とす。いたたまれなかった。
 県によると、焼き肉店への立ち入り検査は年2回実施することになっているが、実際は店の責任者がいないなどの理由で検査ができないこともある。10年度の監視率は69%にとどまる。つまり、1年間に1度も検査できていない店舗が複数あるということだ。砺波店はそうした店舗の一つだった。
 事件を受けて県は、昨年から食品衛生担当者を2人増やした。これで県内の厚生センター4カ所で42人(今年4月1日現在)となったが、それでも十分とは言い難い。昨年6月の県議会で人員不足ではないかと追及された島田純・県生活衛生課長(当時)は「まずは現在の人員の体制の範囲内で、できる限り工夫してみる」と繰り返した。人件費削減を進める石井県政下では職員増加は「禁句」に等しい。
 石井知事が初当選した当時、約400億円の財源不足が見込まれていた。この財源不足を解消しなければ、借金の額が積み上がり、借金返済の支出が毎年上昇し、県民サービスの大幅な低下を招く。徹底的な行財政改革が求められていた。
 財源不足を解消する主な手段は(1)人件費の削減(2)事業の見直し(3)歳入面などその他の改善−−だ。この8年間で石井知事は(1)については一般行政部門で19・1%に相当する795人を減員したり、給与を減額するなどして92億6000万円(2)外郭団体8法人を廃止したり、事務事業の見直しなどをして143億7000万円の計236億3000万円の削減を実現。さらに新幹線整備の地元負担の軽減や地方交付税の増額などを国に働きかけるなどした結果、65億円にまで圧縮された。
 しかし、10年度までの3カ年の決算で平均実質公債比率が18・2%となったため、県は県債の発行に際し国の許可が必要な起債許可団体に転落した。県は北陸新幹線の建設に伴い県債発行が一時的に増加したことなどを理由に挙げているが、いずれにせよ、行財政改革はこれからも進めていかなければいけない。
 行財政改革と県民への行政サービス低下は重なる部分がある。「人員減のしわ寄せが各部門に出てきているのではないか」と指摘する県議もいる。二つのバランスをどのようにとっていくのか。難しい課題への取り組みが今後も求められる。
     ◇
 任期満了に伴う県知事選が告示された。今後4年間の県政の舵取りを誰に託すのか。県民の審判が下る前に、富山の課題を検証する。
10月16日朝刊

3317チバQ:2012/10/21(日) 17:30:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121017-00000242-mailo-l16
検証・富山の課題:/2 小水力発電さらなる推進 /富山
毎日新聞 10月17日(水)15時17分配信

 ◇カギは国の規制緩和
 真夏の太陽が照りつける東京・霞が関。石井隆一知事は7月30日、須沼英俊・県農林水産部次長とともに国土交通省の一室にいた。向かい側には奥田建・副国交相(53)=当時=が座る。農業用水を利用した小水力発電所設置の手続きを許可制から届け出制に規制緩和するよう求める石井知事。熱心な様子で耳を傾ける奥田副国交相。普段と変わらない穏やかな石井知事の声を聞きながら、須沼次長は1年前のことを思い出していた。
 2人は昨年夏、小水力発電に対する要望のため農林水産省を訪れた。この時は、発電所を運営する土地改良区が得た売電収入の用途拡大を要求。この要求は程なくして昨年10月に実現した。「小水力発電に対する知事の熱意は、国にも届いている」と、須沼次長は感じたという。
 秋晴れが広がった先月17日。砺波平野と比べて小高い位置にある砺波市庄川町庄で庄発電所の完工式が行われた。農業用水を利用した県営の小水力発電所としてはこれで2カ所目となる。
 「それではどうぞ」。司会の掛け声に合わせて石井知事や上田信雅・砺波市長、子どもたちがくす玉を引くと、会場からは拍手がわき起こった。川上では、透き通った水が取水口に流れていく。発電の始まりだ。敷地内には見学施設もある。発電所の模型を、子どもたちはガラスに顔をくっつけて見つめた。
 設置費用4億5000万円のうち、県は約2億8000万円を負担する。発電した電気は北陸電力に売電する。7月から始まった固定価格買い取り制度(FIT)を活用した売電価格は1キロワット時あたり25・42円だ。年間の売上価格は約3400万円となる。
 式のなかで、あいさつに立った石井知事は「東日本大震災後、改めて再生可能エネルギーの大切さを痛感している」と語った。そして「富山は県内での発電量のうち7割が水力という、全国有数のクリーンエネルギーの推進県だ」と、胸を張った。
 石井知事は9月の県議会で「小水力発電所の数を16年度までに30カ所程度以上にする」と、それまでの設置目標23カ所から上方修正する答弁をした。担当課の職員も「すごいスピード感ですね」と舌を巻く。ここまで石井知事が小水力発電の推進に積極的なのは水力発電として利用可能な水力エネルギー量が全国2位と高いポテンシャルを有しており、これを活用して電源の多様化を進め、安定的な電力供給を確保することで安心して暮らせる県を目指しているからだ。
 しかし、さらに発展させるためにはまだまだ規制緩和が必要だ。水利権取得の手続きを巡っては、煩雑な点がまだ残されている。新知事には国から規制緩和を勝ち取る手腕が求められる。
10月17日朝刊

3318チバQ:2012/10/21(日) 17:31:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121018-00000269-mailo-l16
検証・富山の課題:/3 進む交通インフラ整備 /富山
毎日新聞 10月18日(木)15時24分配信

 ◇投資見合う効果引き出せ
. 東京までの所要時間を1時間短縮する北陸新幹線の富山開業まであと2年半−−。開業効果を生かそうと、高岡市では若手経済人グループが先月、アイドルグループ「AKB48」にちなんだ企画「TKB(高岡観光ブランド)総選挙」を実施。市内の観光スポット48カ所から投票で「高岡の顔」を決めるイベントだ。新幹線開業に向けて、観光に対する市民の意識を高めてもらうのが狙いだった。
 開業を地元活性化に結びつけようと各地でさまざまな取り組みが行われている。しかし、その陰で県民の生活に大きな影響を与える事態が進行している。
 新幹線開業に伴って、JRから経営分離される現在のJR北陸線。県は市町村や民間企業と共同出資で三セクを設立して引き継ぐが、赤字経営は必至の情勢だ。5月21日のANAクラウンプラザホテル(富山市)。「並行在来線対策協議会」の会場に、各市町村長や経済界の代表たちが集まった。参加者たちは手元にある分厚い資料の中の1枚に目を落とした。「運賃水準等の検討について」。1・25倍の運賃値上げ案のほか、同線を運営するための公的支援の必要性を示していた。
 「公共性を考え、経済界でも応分の支援をするべきだと思った」。県商工会議所連合会の犬島伸一郎会長は民間からの出資について説明。その上で、「市町村も応分の支援をして運営を支えていかないといけないのではないか」と諭すように語りかけた。財政的にも厳しい市町村が三セクへの財政支援に難色を示すことを見越しての発言だった。
 県が負担する北陸新幹線整備費は約2356億円。さらに並行在来線の問題もある。新幹線の効果について、奥村義雄・富山大学名誉教授(産業労働社会学)は限定的だとみる。「漠然とした期待感はあるが、実際問題として期待は薄いのでは」
 インフラ整備は新幹線だけではない。石井県政は富山空港の海外便の充実にも力を入れてきた。5月9日夜。石井隆一知事は台湾のホテルで同便を運航する「中華航空」のソン・コウショウ総経理に向き合った。石井知事は4月に週2便で就航した富山−台北便のお礼に続けて切り出した。「観光、ビジネスでも週3便のメリットは大きい」。県内企業が台湾でのビジネスに関心を持っていることなどもたたみかけた。
 事前の事務折衝では3便実現の確約は取れていなかった。「台湾に行ってどんな話しを聞けるか期待半分、不安半分だった」。同席した県総合交通政策室の籠浦克幸・航空政策担当課長はソン氏の言葉を祈るような思いで待った。「7月以降、週3便としましょう」。ソン氏はそう言うと、石井知事と握手を交わした。
 だが、尖閣諸島の国有化以降、日台、日中関係は冷え込むと状況は一変する。台北便は冬季ダイヤが始まる28日からは2便に減便し、いったん状況をみる方針。また、富山−北京便は28日から運休となった。
 北陸新幹線、富山空港と、交通インフラの整備は着実に進んでいる。しかし、整備されたインフラをどのように生かすかは今後、大きな課題だ。多額の投資を行ったインフラが県民の重荷となる最悪の事態は決して有り得ない話ではない。
10月18日朝刊

3319チバQ:2012/10/21(日) 17:31:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121019-00000226-mailo-l16
検証・富山の課題:/4 「1億円産地づくり」始動 /富山
毎日新聞 10月19日(金)16時18分配信

 ◇「米だけ」からの転換なるか
. のどかな田んぼが広がる砺波市太田。その一角に8棟のビニールハウスが並ぶ。中には緑のじゅうたん。その正体は、高さ約10センチに育ったタマネギの苗だ。前日、局地的な大雨が降り、雨水の一部がハウス内に入っていた。「横の溝が先や。横を掘り下げよう」。ハウスを見回りに来たJAとなみ野の雄川勉・特産振興課長が臨時職員2人に声をかけた。スコップを持って駆け出す男たち。苗の間でカエルがぴょんと跳んだ。
 このビニールハウスは同JAが08年から特産化を始めたタマネギの育苗用ハウスだ。同JAでは通常より1カ月ほど早く、苗の植え付けを今月中旬から始める。雪の多い富山ではしっかりと根づかせないと冬を越せないからだ。過酷な環境を耐え抜いた苗は春の豊富な雪解け水を吸収して、来年6〜7月にはみずみずしい肉厚のタマネギを実らせる。
 「米どころ」として知られる富山県だが、野菜産出額は全国最低レベル。これは米作に著しく特化していることを示している。加えて米作農家は兼業農家が多く、富山国際大学の浜松誠二教授(地域計画)は「富山では産業としての農業が成り立っていない」と指摘する。県の農業産出額は1985年の1346億円をピークに減少が続き、08年で673億円とほぼ半減した。このような状況を打開していくために県が打ち出している施策の一つが「1億円産地づくり」だ。
 「1億円産地づくり」とは県内の各JAが取り組む大規模生産地作り活動に対して、市場調査や機械整備の補助などをする施策だ。10年度から始まり今年度は当初予算で4600万円を計上。これまでに15JAが補助を受けている。
 JAとなみ野が県の補助を受けて大規模産地作りを目指したのは、米の価格が低迷し、さらに消費量が低下していることが背景にある。米以外の作物で、農家の活路を探さなければならなかったのだ。そこで目をつけたのがタマネギだった。タマネギは普段よく使われる野菜で、さらに同JA特産のチューリップと栽培サイクルが重なる部分が大きいためだ。
 産地作りに乗り出した08年、営農組合など24の経営体が約8ヘクタールを作付けし、出荷額は1200万円。雄川課長は「初めての年にしては悪くなかった」と、振り返る。しかし、1億円にはほど遠い。大規模化するためには機械で作業できるように苗を作らなければならない。「大きすぎず、小さすぎないタマネギを作るための苗作りに苦労した」と雄川課長は振り返る。試行錯誤の上、苗の植え付けを1カ月早めるなどの工夫をこらし、今年は98の経営体が約60ヘクタールを作付けし、売り上げも出荷ベースで約1億1000万円と、ついに1億円を突破した。
 同JAだけでなく、ほかの団体が「1億円産地」になるためには、稲作用の耕地でどのような野菜や果物を作っていくかという代替作物の選定から、収穫した作物を大消費地へ売り込むための販売戦略の確立など、さまざまな課題がある。浜松教授は「稲作に特化している富山県では、(生産、加工、販売流通の第1〜3次産業を掛け合わせた)第6次産業が育つ基盤がほとんどない。裏作、転作などを組み合わせて、生産の多様化をしていくことで、農業が産業として成り立つのではないか」としている。「米だけ」農業からの転換に新知事がどのように立ち向かうのかに注目が集まる。
10月19日朝刊

3320チバQ:2012/10/21(日) 17:31:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121020-00000231-mailo-l16
検証・富山の課題:/5止 相談・解決に県も力点 /富山
毎日新聞 10月20日(土)16時35分配信

 ◇いじめ問題、社会連携で
 「『あの人を無視しよう』って誘われて、したくないのに何となくやってしまうことがあるよね」。「うん、本当は周りにいる人が『どうして』って止めたり、注意してくれればいいんだけど、難しいよね」−−。先月30日、富山市立速星中学校。いじめについて考える臨時集会が体育館で開かれた。全校生徒約840人の前で、生徒会のメンバーが普段の学校生活でよく目にする場面を演じた。「いじめを少しでも自分のことのように感じてほしい」。生徒会長(当時)の中村和貴さんは願った。
 県内でのいじめの発見件数は全国平均より高い傾向にある。昨年度、県内の子ども1000人当たりのいじめ認知件数は、5・5件で、全国平均の5・4件より0・1ポイント高かった。県の総合計画では、これを将来「できるだけゼロに近づける」との目標を立てている。
 しかし、いじめがない学校が必ずしも良い学校とは限らない。昨年度のいじめ認知件数が32・9件と全国最多だった熊本県は、いじめ解消率も98・1%と全国トップを誇る。
 OECD「学校におけるいじめ・暴力国際ネットワーク」日本国内委員も務めた、久保田真功・富山大准教授(教育社会学)は「学級はそもそもいじめが生じやすい空間だ」と指摘。そのうえで「学校ではいじめが起こり得ることをみんなで共有化して、学校側はどう対処しているのかを世間に公表していくことが大事だ」と話す。熊本県義務教育課の担当者も「いじめの認知件数以上に大切なのは、問題を早期に発見し、対応し、解消することだ」と、早期発見・解決に力を入れていると明かす。
 石井県政でもいじめの解消に力点を置いている。それまで一部の小中学校に限定されていた、いじめなどの相談を聞く「スクールカウンセラー」(SC)を07年から全公立中学校に拡大。08年からは社会福祉士などの専門家19人を「スクールソーシャルワーカー」(SSW)として任命。教師の家庭訪問に同行するなどして、経済的に困っている家庭や精神的に不安定な保護者を関係機関につなぐ役割を果たす。県小中学校課の菊池政則主幹は「(行革で事業費を抑制しているさなかに)ここまで充実できるのは珍しい」と胸を張る。しかし、富山県のいじめ解消率は熊本に遠く及ばない80・7%で全国平均(81・0%)からもやや下回っている。
 県教委は今年6月、有識者7人と小中学校の教頭、養護教諭6人を合わせた計13人で「いじめ防止・解消対策支援チーム」を結成。県内外のいじめの事例を分析し、年度内にも対応事例集などをまとめる方針だ。またSC・SSW同士や地域との連携方法なども話し合われるとみられる。いじめはもはや、学校だけではなく、社会全体で考えるべき問題だ。県民の負託に応えるため、知事がリーダーシップを発揮することが求められている。
     ◇
 この連載は大森治幸が担当しました。
10月20日朝刊

3321チバQ:2012/10/21(日) 17:46:56
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121021-00000081-mailo-l20
東御市役所庁舎建て替え再整備:市道計画を巡る監査請求を棄却 住民訴訟へ /長野
毎日新聞 10月21日(日)10時56分配信

 東御市監査委員は19日、市が計画している市道新設を巡り「舞台が丘整備計画を考える市民の会」(吉田周平代表世話人)が設計・調査費3400万円の支出差し止めを求めた住民監査請求を棄却した。市民の会は決定を不服として、住民訴訟を起こす方針。
 計画中の市道は、市役所近くの「県・東深井線」(延長320メートル・事業費15億円)。災害時の防災機能強化を掲げる市に対し、市民の会は「道路予定地にある県立東御清翔(せいしょう)高校の建て替えが目的だ」として、地方財政法上などで問題があると主張していた。
 棄却を受けて記者会見した市民の会の吉田代表世話人は「我々の指摘した問題点がほとんど検討されていない。市側の言い分をそのまま受け入れた内容でとても納得いかない」と述べた。【仲村隆】
10月21日朝刊

3322チバQ:2012/10/21(日) 19:52:00
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121020-00000054-mai-soci
<名古屋・議会事務局>河合氏問題で残業代18倍
毎日新聞 10月20日(土)14時10分配信

 当て逃げ事故を起こし、議員辞職勧告決議が可決された名古屋市の河合優市議=減税日本ナゴヤを除名=への対応を巡り、4〜9月の市議会事務局職員12人の残業代の総額が約68万円に上り、前年の3万6000円の約18倍に増えていたことが市の調べで分かった。自民市議の調査要請を受け、議会事務局が19日の市議会総務環境委員会で明らかにした。
 事務局によると、議会運営委員会理事会は前年同期より10回多い36回開催。総会議時間は約89時間で、うち河合氏問題への対応に約44時間が費やされた。管理職でなく残業代が支給される職員12人の時間外勤務時間は計246時間で、うち171時間が河合氏問題への対応に充てられた。

 河合氏は9月11日の議員総会で議員辞職勧告決議が可決されたが、辞職を拒否した。その後、河合氏への対応を巡って減税ナゴヤと自民など5会派が対立し、理事会の開催回数や協議時間が増えた。【高木香奈】

3323名無しさん:2012/10/21(日) 21:29:49
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001210170004
岡崎市長選 候補者の横顔
2012年10月17日
園山康男氏
内田康宏氏

 21日に投開票される岡崎市長選に、ともに無所属で立候補した新顔の園山康男氏(47)と内田康宏氏(59)の横顔を紹介する。(届け出順。【】の政党は推薦・支持)
●園山康男氏(47) 無新 【公】
『経営感覚、行政に生かす』
 大学時代を豊田市で過ごし、故郷の島根県で教壇に立っていたが、28歳の時、妻(47)の父の採石会社を手伝うため岡崎へ。現場や営業、関連会社の社長も経験。肌で学んだ経営感覚を行政に生かしたいという。
 39歳で地域に推されて市議になり、2期目途中の昨春、「日本一愛知の会」公認で県議に初当選した。
 県議1年半での市長選転身には迷いもあったが「岡崎は市長が代わるたびに、政策が引き継がれず停滞した。柴田紘一・前市長がまいた種を咲かせたい」と立候補を決意した。
 陣営は、連合系労組や自民系市議の一部も加わる寄り合い所帯。大村秀章知事からも全面的支援を受けるが、「首長は特定の勢力に走るべきではない。来る者は拒まず市民党として戦う」。よそ者だったからこそ、眠ったままの岡崎の宝がわかるといい、観光を今後の産業の柱に据える。
 剣道5段。高校時代に国体で団体準優勝し、大学の剣道部で妻と知り合った。他の家族は長女(18)=スイス留学中=と次女(15)。
●内田康宏氏(59) 無新 【自】
『夢実現へ ツイン橋構想』
 岡崎市長を9年間務めた喜久氏(87)を父に持ち、少年時代から政治は身近だったが、父が頭を下げる姿ばかりが記憶に残っている。高校3年の時、担任に「政治の積み重ねが歴史。お前は手が届くところにいるじゃないか」と言われ、政治家への志が芽生えた。
 米国留学を経て故安倍晋太郎・元外相の秘書だった27歳の時、父に急に呼び戻され衆院選に立候補したが落選。その時に支援者らの選挙違反事件も経験したが「何が起きたか、さっぱり分からなかった」と話す。
 34歳から自民公認で県議に連続7期当選。市長選へ挑戦を思い立ったのは、議員ではできなかった主体的な街づくりを進めるため。
 「この年齢になって自分の夢が見えてきた」と、4年後の市制100周年事業として、岡崎のシンボルとなるツインブリッジ構想を掲げる。首長の理想像は、全方位の対話をめざした神田真秋・前知事という。
 家族は妻(53)と20代の2男1女。映画など、テレビ番組から自ら収録したDVDは2千本余になる。

3324チバQ:2012/10/22(月) 23:05:25
>>3216>>3287-3288
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000001210220003
志摩市長に大口氏 「里海創生」訴え再選
2012年10月22日

 志摩市長選挙は21日に投開票され、無所属で現職の大口秀和氏(61)が再選を果たした。いずれも無所属で、前職の竹内千尋氏(53)、新顔の松尾昌男(71)と野名澄代氏(63)は及ばなかった。当日有権者数は4万7016人。投票率は65・62%(前回66・67%)だった。


 8年前の合併から3度目の市長選挙。人口減少や高齢化に歯止めがかからず、地域の発展を支えてきた観光や水産業の不振が続くなか、経済の活性化や防災、財政健全化が主な争点になった。


 大口氏は、今年度から本格的に始動した「里海創生による町づくり」の継続を掲げた。沿岸域の環境を再生し「稼げる海」に戻すためには、「水産、農林、観光をバラバラにやっては町は良くならない。政策に一本の哲学を入れる。それが里海」と理解を求めた。


 50代の漁業関係者が「水揚げが回復すれば後継者も外に出ていかない。成果が出るのを期待している」と話すように、国内外が注目する「里海」事業は一定の信任を得たことになる。


 竹内氏は、現市政の防災について、阿児町の幼保一体施設を例に「まず事業ありきで安全は後回し」と批判。万全の備えが必要と、津波避難タワー建設や津波被害が予想される地域にある施設の高台移転など訴えた。だが、財政面から現実的でないと疑問視する声は少なくなかった。また、この4年間の主な活動の拠点を東京に移したことや立候補表明の遅れも響いた。


 野名、松尾両氏は8年間の財政運営や公共投資のあり方に疑問を投げかけ、財政破綻(はたん)した北海道夕張市の二の舞いは避けるべきだと主張した。野名氏は「徹底した行財政改革を断行」、松尾氏は「市の借金を減らし暮らしを良くする」と支持を呼びかけたが、「志摩はどん底。すぐに見える効果を出してほしい」(旅館経営の70代女性)と、早期の景気回復を願う市民には浸透しなかった。(中村尚徳)

http://mainichi.jp/area/mie/news/20121022ddlk24010078000c.html
選挙:志摩市長選 大口氏が再選 「里海推進、豊かな市」訴え /三重
毎日新聞 2012年10月22日 地方版

 21日投開票された志摩市長選は、現職の大口秀和氏(61)が、元職で社団法人代表の竹内千尋氏(53)、新人で前市議の野名澄代氏(63)、新人で旧阿児町議長の松尾昌男氏(71)を破り、再選を果たした。投票率は65・62%だった。

 大口氏は「『稼げる学べる遊べる里海』を推し進め、豊かな市をつくろう」と訴えてきた。当選が決まると、同市阿児町鵜方の事務所に詰めかけた支持者らから歓声と拍手が巻き起こった。「頑張れ」「頼むぞ」の声を背に、大口氏は「市には厳しい課題が山積しているが、選挙で掲げた公約の実現に頑張りたい」と力強く語った。

 市は主産業の水産、観光業が低迷し、人口減と高齢化が進行する厳しい状況下に置かれている。将来への不安が広がる中、「新しい里海のまち・志摩」の主張や、東日本大震災を受けての津波対策としての命山(いのちやま)構想などが、有権者に受け入れられた。他候補から批判された財政悪化問題は「ムダを省くなどして3年連続黒字に転換させた。財政調整基金もプラスにした」とかわした。

 大口氏が労組や企業などの推薦を取り付け厚い支持基盤を構築したのに対し、野名、竹内、松尾各氏は有権者への浸透不足や出遅れなどを克服できなかった。【林一茂】

==============

 ◇市長選開票結果=選管最終発表
当 13406 大口秀和 61 無現

   8978 竹内千尋 53 無元

   6288 野名澄代 63 無新

   1869 松尾昌男 71 無新

==============

 ◇志摩市長略歴
大口秀和(おおぐち・ひでかず) 61 無現(2)

 伊勢志摩観光コンベンション会長[歴]旧志摩町議・町長▽志摩JC理事長▽水産高

〔三重版〕

3325チバQ:2012/10/22(月) 23:06:45
>>3299-3300>>3323
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001210220005
岡崎市長に内田氏
2012年10月22日

●県議補選、中根氏・鈴木氏


 無所属新顔の前県議同士が争った岡崎市長選は21日投開票され、内田康宏氏(59)=自民推薦=が園山康男氏(47)=公明支持=を破り、初当選を果たした。新顔4人が争った県議補選岡崎市選挙区(被選挙数2)も、新しい県議が決まった。市長選の当日有権者数は29万1200人で、投票率は57・81%(前回59・05%)。県議補選の投票率は57・50%(昨年県議選44・39%)だった。


 当選が決まり、内田氏が事務所に姿を現すと、支持者から歓声が上がった。内田氏は「皆さんの支援を無にせず、公約を一つひとつ実現するため努力したい」と述べた。
 内田氏は選挙戦で「財政の身の丈にあった行政」を掲げ、新文化会館構想の見直しを強調。一方で、市街地再生策として、乙川に二つの橋上公園を設け、岡崎のシンボルにするツインブリッジ構想を打ち出した。
 相手陣営に回った大村秀章知事や柴田紘一前市長から批判を受け、自民系市議からも離反者が出るなか、県議7期で築いた後援会を中心に支持基盤を固めた。県議補選の自民候補とも連携をはかり、終盤には自民党の安倍晋三総裁も、地方選挙では異例の応援のために岡崎入りした。
 岡崎市長の交代は12年ぶり。かつては選挙のしこりを引きずって政策が引き継がれず、「政治色が薄い市職員出身の市長が続く豊田市に比べ、発展が遅れた」との声も地元では聞かれる。今回の選挙戦で、有権者も交えて岡崎の未来像を議論した貴重な経験を、政争に終わらせずに、有意義に市政に取り込んでいくことが求められている。(本井宏人)


●市議選も深夜まで
 市議選(定数37)も投票され、開票作業が進んでいる。投票率は57・81%(前回59・04%)だった。

3326チバQ:2012/10/22(月) 23:07:51
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001210220003
沼津市長選告示 現新の一騎打ちに
2012年10月22日


 沼津市長選が21日告示され、再選を目指す現職の栗原裕康氏(63)=民主・自民・公明推薦=と新顔で元商社役員の中山康之氏(67)がいずれも無所属で立候補した。同市長選が一騎打ちとなるのは1996年以来。立候補を表明していた社会福祉法人職員の落合秀郷氏(46)と司法書士の石原義裕氏(56)は届け出をしなかった。投票は28日、市内66カ所で行われ、同日午後9時15分から沼津市民体育館で即日開票される。


 栗原氏は午前10時から、沼津市上香貫の選挙事務所前で、約500人の支持者らに向け第一声。会場には県東部選出の国会議員や、県議、首長らが顔を出し、栗原氏への支援を求めた。


 中山氏の第一声は午前9時50分から、同市大手町4丁目の選挙事務所で。約130人の支援者らが集まった。その後、夫人とだるまに片側の目を入れ、必勝を誓った。


 明確な争点が見えにくい今回選挙は、栗原市政1期目への評価を問う色合いが濃いものとなっている。両候補の主張の明確な違いは、JR沼津駅の鉄道高架問題への姿勢で、栗原氏の「推進」に対して中山氏は「見直し」を求めている。


 このほか、いずれも緊急の課題になっている、津波対策などの防災問題や西武沼津店の撤退決定による中心市街地の活性化対策などが、議論の中心になるものとみられる。


 期日前投票は22〜27日。市役所など4カ所で行われる。


 20日現在の有権者数は17万206人。


 ◆候補者の第一声


 ◇栗原裕康(63)無現


 今回選挙は争点が分からないと言われるが、あえていえば「沼津駅鉄道高架問題」だろう。2回の市長選、市議選などで決着がついているはずなのにまだ問題化し、それを唱える人がいる。今、沼津には閉塞感(へいそくかん)があり、大変な時。いったん決めたら、多少意見の違いがあっても協力し合うのが本来の姿だ。


 また、県東部は一体の「運命共同体」。近隣市町と共に力を合わせて発展していきたい。それにはまず、沼津の市民が一致協力して行かなければならない。色々な意見、色々な難しい問題があるが、皆で協力し合えば必ず乗り越えられる。そのために全力を尽くしていく。


 ◇中山康之(67)無新


 出馬表明から2カ月半経った。ここに至るまでたくさんの市民やグループの方々と会い、百を超えるミニ集会に参加してきた。訪問したところは数知れない。多くの市民と、この沼津のまちづくりについて意見を交換した。市民の皆さんが言っていたのは、「このまちを変えてもらいたい」ということだ。一人ひとりと交わす言葉の中に、その強い気持ちが込められていたのを感じた。それは、今までの沼津市政がどうだったかを訴えるものだ。


 市民と共に、この沼津のまちを変える第一歩を、今日スタートさせる。「沼津を変える」。この気持ちを持って、1週間戦っていく。

3327チバQ:2012/10/22(月) 23:20:33
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/news/20121022-OYT8T00017.htm
砺波市長選に新人3氏 合併後初の選挙戦

 砺波市長選が21日告示された。前市議の堀田信一氏(63)、前県観光・地域振興局長の夏野修氏(57)、自営業の宝田実氏(51)の3人の新人が、いずれも無所属で立候補を届け出て、2004年の合併後初となる選挙戦がスタートした。投開票日は28日。

 堀田氏は午前9時から、砺波市表町の円成寺で出陣式に臨んだ。中学校の同級生など集まった支援者に、「リーダーが民間の発想を取り入れないと改革は絶対にできない。皆さんから『おらっちゃの砺波はいい町だ』と満足いただけるような市役所にする」と訴えた。たすきに「砺波に生まれ育った」と記すなど「地元生え抜き」をアピール、一人ひとりと両手で固い握手をした後、選挙カーに乗り込んだ。

 夏野氏は午前8時45分から、同市本町の真光寺で出陣式。上田信雅市長、多くの国会議員や県議らの激励を受けた後、あいさつし、「これからの時代、もう一つ上を目指すには、外からの視点、新しい見方がないといけない」と強調。「私は砺波で生まれたが、住んではいなかった。外からずっと砺波を見ており、もう一つ上にできるのは俺しかいない」と力強く呼びかけた。式後は、選挙カーで市内全域を回った。

 宝田氏は出陣式などは行わず、午前9時20分頃、同市新富町の大型商業施設に面した店舗前で第一声。友人らを前に、「三差路やどこに向かうのか分からない道路が多いなど、市の都市計画は行き当たりばったり。既存の道路には名前を付け、これから道を作る場合は意味をはっきりさせるなど、観光客にも走りやすい町づくりを今から始めたい」などと訴えた。その後、選挙カーで市内を回り支持を呼びかけた。

 期日前投票は22〜27日の午前8時半〜午後8時、市役所と庄川支所の2か所で行われる。20日現在の選挙人名簿登録者数は3万9853人。

(2012年10月22日 読売新聞)

3328名無しさん:2012/10/23(火) 09:52:47
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000001210230001

民主の看板不要?推薦得ず結集大会
2012年10月23日

 11月18日告示、同25日投開票の四日市市長選を前に、4年前に民主党推薦で初当選した現職で無所属の田中俊行氏(60)が、民主党の推薦を得ないまま後援会の「総結集大会」を開いた。岡田克也副総理や中川正春前防災相のおひざ元でも、民主党の支持率低迷の影響が表れている。

 19日夜、市文化会館であった大会では岡田副総理が声のメッセージを寄せ、「四日市をさらに良くするためサポートしてほしい」と田中氏への支援を求めた。中川前防災相ら民主党国会議員も次々とあいさつに立ち、田中氏を激励した。

 だが、当の田中氏は、逆風下にある民主党に推薦を申請していない。

 昨春の知事選では、優勢とみられた民主党の推薦候補が敗れた。朝日新聞が20、21日に実施した全国世論調査では支持率が11%に落ち込んだ。田中氏の陣営内には、長引く民主党の支持率低迷を深刻に受け止めて、民主推薦の「看板」が無党派層にマイナスの影響を与える恐れもあると心配する声がある。

 市長選には、無所属の新顔で、みんなの党の推薦を得たNPO代表理事の伊藤昌志氏(42)も立候補を表明している。だが、現時点で与野党対決の構図は前面に出ておらず、前回の投票率42・24%を下回るのではと懸念する声も上がっている。(嶋田圭一郎)

3329チバQ:2012/10/23(火) 20:58:27
http://www2.knb.ne.jp/news/20121023_34279.htm
2012 年 10 月 23 日 16:09 現在
田中市長2期目の課題

 任期満了に伴う南砺市長選挙はおととい、現職の田中幹夫市長が無投票で再選されました。

 前回の激戦から一転、信任再選となった2期目の「田中市政」の課題は何か、リポートです。

 「信任を受けた田中市長。これからの4年間に取り組む市政運営の考え方をまとめた、マニフェストです、セカンドステージと題して、南砺市に暮らす住民が、幸せや満足を感じられるようにするとしています」

 田中市長「世の中がどんどん変わっていくなかで、私は南砺市モデルを考えている」

 合併して8年、南砺市の人口は当初、5万9000人あまりありましたが、すでに4400人減りました。

 65歳以上が全体の3割を超え、10人に2人が75歳以上という、県内の10市のなかでも最も高い水準で少子高齢化と過疎化が進んでいます。

 田中市長「(高齢者が)独りでお住まいする家もどんどん増えてきているので、隣近所、地域、大きな市全体の地域を含めて、福祉を考えていかねばならない」人が減って市の収入は減るのに対し、高齢化が進んで支出は増える。この厳しい財政状況の中で福祉を維持するには、市民が「助け合う」ことが大切だ」と、田中市長は1期目、「まちづくり条例」をつくりました。

 市政運営に市民の協力を積極的に求める仕組みづくりです。

 田中市長「山間過疎地域の振興条例というものを制定、いま準備していますし」「この地方で自立できるものに関してはやはり、ある程度自立できる仕組みを作っていくべきだなと思っていますので」

 城端の桜ヶ池周辺を舞台に、今年度から取り組んでいる「エコビレッジ構想」は、エネルギーと農業の自給自足、そして人のつながりを探るという自立した地域のあり方を見出そうとしています。

 国からの交付税が減るなか、こうした自立した市政運営をするには、安定した財政基盤が欠かせません。

 このため田中市長は、投資的な事業を控え、借金の繰上げ償還を積極的に行って、借金に当たる一般会計の公債費の残高を市長就任のころの437億円余りから417億円へ20億円減らしました。

 一方、貯金に当たる基金は55億円積み増し、財政基盤の改善を進めています。

 田中市長「1つ1つの事業にマネージメントシートというものをつけて、もう膨大な量なんですけども、それが今どういう効果があってほかに同じような事業があるんじゃないかとか、1つ1つもう1回やり始めています」

 2期目を前に田中市長は1期目に掲げたマニフェストを自己採点し、44の項目、全体の達成率を72パーセントとしました。

 そのなかで「ほとんどできなかった」と自己分析したのは、世界遺産、合掌造り集落を保存して活かす取り組みです。

 観光産業を充実させて交流人口を増やすことが市の発展に欠かせないとしてその源に掲げていた政策でした。

 2期目を迎え、人口を増やすために取り組むのは、今年度、6組のカップルが誕生した「婚活」の継続です。

 高速道路や新幹線開業の効果を取り込んだ地域経済の発展もめざします。

 田中市長「田舎だからこそ、この大きな可能性があったり」「やはりベースは、われわれの暮らしはもっと安全でなんとなく世界とか東京とか大都会に影響されなくても生活できるエリアだ、これがもう真の豊かさではないかと思う」「この豊かさを実感できる4年間にしていかねばならんと思っています」

 田中市長は、山積する課題を集落や地域内で解決することが大切で、その機能を高めるために祭りや伝統文化を維持することが欠かせないと強調します。

 「豊さの実感」という抽象的な目標へどのような具体策を打つのか、田中市長の新しい任期は、来月28日から4年間です。

3330チバQ:2012/10/23(火) 21:22:33
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000001210230001
民主の看板不要?推薦得ず結集大会
2012年10月23日


再選をめざす田中氏(左)。応援に駆けつけた中川前防災相(右)=19日、四日市市

 11月18日告示、同25日投開票の四日市市長選を前に、4年前に民主党推薦で初当選した現職で無所属の田中俊行氏(60)が、民主党の推薦を得ないまま後援会の「総結集大会」を開いた。岡田克也副総理や中川正春前防災相のおひざ元でも、民主党の支持率低迷の影響が表れている。


 19日夜、市文化会館であった大会では岡田副総理が声のメッセージを寄せ、「四日市をさらに良くするためサポートしてほしい」と田中氏への支援を求めた。中川前防災相ら民主党国会議員も次々とあいさつに立ち、田中氏を激励した。


 だが、当の田中氏は、逆風下にある民主党に推薦を申請していない。


 昨春の知事選では、優勢とみられた民主党の推薦候補が敗れた。朝日新聞が20、21日に実施した全国世論調査では支持率が11%に落ち込んだ。田中氏の陣営内には、長引く民主党の支持率低迷を深刻に受け止めて、民主推薦の「看板」が無党派層にマイナスの影響を与える恐れもあると心配する声がある。


 市長選には、無所属の新顔で、みんなの党の推薦を得たNPO代表理事の伊藤昌志氏(42)も立候補を表明している。だが、現時点で与野党対決の構図は前面に出ておらず、前回の投票率42・24%を下回るのではと懸念する声も上がっている。(嶋田圭一郎)

3331チバQ:2012/10/23(火) 22:05:24
http://www.asahi.com/national/update/1023/TKY201210230622.html
2012年10月23日21時25分
「支援ありがとう」ツイートは公選法違反?
 【勝見壮史】ツイッターでの「ありがとうございました」は公職選挙法違反? 泉田裕彦知事(50)が3選を果たした21日夜、自身のツイッターに「17日間の選挙期間中、大勢の皆様方から、ご支援いただき本当にありがとうございました。当選確実の報をいただくことができました」などと書き込み、22日に削除した。

 公職選挙法178条は、選挙後に、当落に関して有権者にあいさつする目的で、チラシやポスターといった「文書図画」を配ったり、掲示したりすることを禁止しており、総務省選挙課は「文書図画には、インターネットの画面も含まれる」と解釈している。

3332チバQ:2012/10/23(火) 22:06:09
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121023-00000187-mailo-l15
’12知事選:泉田氏「公約実現に努力」 投票率が過去最低(その1) 相乗り5党、政策に注文も /新潟
毎日新聞 10月23日(火)15時47分配信

 21日投開票の知事選では投票率が43・95%と過去最低を更新した一方、現職の泉田裕彦氏(50)は、県知事選で過去最高の90・71%の得票率を獲得し3選を果たした。次点の共産公認の新人、樋渡士自夫氏(59)に約70万票の大差を付けた。一夜明けた22日の記者会見で、泉田氏は「得票率を重く受け止める。マニフェスト(公約)を作る時に県民の要望を踏まえているので、実現できるよう最大限努力したい」と抱負を述べた。【宮地佳那子】
 泉田氏は今回の選挙戦で、04年の知事就任直前に発生した中越地震への対応や、これまで2期8年の県財政再建の成果、今後の積極的な投資をアピール。東京電力柏崎刈羽原発の再稼働には慎重な姿勢を明確にした。民主、自民、生活、公明、社民の5党が推薦し、得票数に結び付いた。
 だが「5党相乗り」が今後、県議会で盤石な基盤を築き上げたとまではいいがたい。
 1期目から泉田氏を推薦し、今回の選挙戦でも主導的役割を担った自民党にも泉田氏の政策に異論がないわけではない。当選確実を受けた祝辞で21日夜、自民党県連の星野伊佐夫会長は泉田氏に対して、「改革はろくなことがないから、良いことを引き続いてやってもらう」と含みのある一言を発した。
 取材に対し、星野会長は「改革」という言葉の念頭に、例えば県と新潟市の二重行政解消を目指す「新潟州構想」があるとする。あいまいさに批判が強い同構想について「受け入れられない内容もあった。新潟以外の市町村との話も進んでいない」と懸念。同構想に限らず、今後も泉田氏の政策に対する是非を意見していくとする。
 推薦した各党にも温度差がある。初めて泉田氏を推薦した民主党の市川政広県議は「知事を推したか推さないかで分けるなら、民主党は与党となる。連携を強めていきたい」と話す。一方、社民党の小山芳元県議は「与党になる気はない。野党にならないと長いものに巻かれる」と強調した。
 5党相乗りの中でも、泉田氏の政策について、各党はチェックしていかなければならない。また今後は、市町村との対話もより必要だ。東日本大震災で発生した震災がれきの受け入れでは、受け入れを進める5市と泉田氏との間で放射性物質の管理について認識が食い違ったまま、試験焼却が始まっている。
 一方、共産公認の樋渡氏は供託金を没収されるほどの低得票数に終わった。共産党は立候補表明の遅れと原発政策で泉田氏と主張の違いを明確にできなかったのが響いたと見ている。
 同党県委員会の川俣幸雄書記長は、共産系だが無所属だった前回選候補とは違い「党公認なので単純に泉田氏の批判票が流れるのとは違う」と話す。しかし「党公認は知事選ではマイナスがあったが、次期衆院選に向けて党の政策を広く伝えられた」と強調し、次期衆院選をにらむ。
10月23日朝刊

3333チバQ:2012/10/23(火) 22:06:30
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121023-00000186-mailo-l15
’12知事選:泉田氏「公約実現に努力」 投票率が過去最低(その2止) 43.95%、選挙離れ顕著に /新潟
毎日新聞 10月23日(火)15時47分配信

 21日投開票の知事選は深夜まで開票が続いた。当日有権者数は194万289人(男92万9612人、女101万677人)で、投票率は43・95%。知事選で過去最低の投票率だった08年の前回選(46・49%)を更に下回った。特に新潟市内の投票率は32・81%と低迷ぶりが際立ち、有権者の3人に1人しか投票していないことになる。有権者の選挙離れが一層顕著になった。
 期日前投票には14万7582人が実施。期日前投票率は前回選を1・62ポイント上回る7・55%で、期日前投票制度の浸透がうかがわれたが、全体の投票率の伸びにはつながらなかった。
 投票率が過去最低を更新したことについて、泉田裕彦氏は、他候補の票が減った結果と受け止めると共に、「『(投票に)行かなくても(当選は)大丈夫』という支持も当然含まれていると受け止めている」と述べた。
 有効投票数は、83万7478票。各候補の得票数は、泉田氏75万9718票(得票率90・71%)▽樋渡士自夫氏5万9876票(同7・15%)▽マック赤坂氏1万7884票(同2・14%)。泉田氏は前回の得票率84・62%を更に上回り、90%を超え圧勝した。
 一方、前回選は無所属の共産党系候補が得票率15・38%だったが、今回、共産党公認の樋渡氏は同7・15%と前回選の半分以下に落ち込んだ。立候補表明の出遅れや知名度不足、争点の明確化が十分できなかったことなどが響いたとみられる。【宮地佳那子】
 ◇違反警告は5件、前回と同数−−県警取締本部
 県警の県知事選違反取締本部によると、22日現在、今回の選挙の違反警告数は計5件で、前回選(08年)と同数だった。このうち選挙運動期間中の警告数は4件だった。内訳は、ポスターや看板などの設置に関する文書掲示が4件、チラシなどの配布に関する文書頒布が1件だった。【塚本恒】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇開票結果=選管最終発表
当 759,718 泉田裕彦  50 無現
   59,876 樋渡士自夫 59 共新
   17,884 マック赤坂 64 諸新
10月23日朝刊

3334チバQ:2012/10/24(水) 21:50:45
>>3296
岡崎市長選が何となくわかりにくいのは

当選したのが、 自民推薦 反現職派 ハコモノ反対
落選したのが、 大村派 現職後継 ハコモノ維持
って、ネジレ感があったんだよね

3335チバQ:2012/10/28(日) 23:10:58
>>3225-3226
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121027-00000163-mailo-l20
選挙:千曲市長選 前市参与で新人の岡田氏が出馬へ /長野
毎日新聞 10月27日(土)12時55分配信

 病気療養中の近藤清一郎・前千曲市長の辞任に伴う市長選(11月4日告示、11日投開票)について、前千曲市参与で新人の岡田昭雄氏(61)=無所属=が26日、立候補する意向を表明した。既に設備工事会社社長で新人の柳町博之氏(48)=同=が出馬表明しており、選挙戦になる公算が大きくなった。
 岡田氏は記者会見で「市政の停滞は許されない。これまで近藤市政の一翼を担ってきた。市政を継承する」と訴えた。基本政策として、生活快適都市を目指すことなど五つの柱を掲げた。出馬を決意した経緯について「近藤前市長から強い要請があり、断り切れなかった」と述べた。
 岡田氏は旧更埴市(現千曲市)職員として入庁。議会事務局長や総務部長を歴任し3月に定年退職し、4月に参与として再任用された。10月22日付で退職した。【渡辺諒】
10月27日朝刊

3336チバQ:2012/10/28(日) 23:12:37
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20121027ddlk23010349000c.html
豊明市議会:「市長が職権乱用」 百条委設置へ /愛知
毎日新聞 2012年10月27日 地方版

 豊明市議会は26日、緊急議会を開き、石川英明市長(58)に職権乱用と農地法違反の疑いがあるとして、疑惑を調査するための百条委員会の設置を賛成多数で決めた。

 同市では今年、市職員2人が自殺しており、市議が「市長の職員への接し方に問題はなかったのか」などと石川市長に質問。また、石川市長が所有する農地の一部を第三者に貸しているのに申請されていないことが農地法違反にあたるのではないかとの指摘があった。

 百条委員会は地方自治法100条に基づき設置され、市議10人が委員となって問題を調査する。【岡村恵子】

3337チバQ:2012/10/29(月) 00:26:50
http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000001210250003
砺波市長選 問われるもの(上) 散居村
2012年10月25日


暴風による倒木被害があった散居住宅で砺波カイニョ倶楽部が開いた屋敷林の植樹会。=6日、砺波市秋元

細る屋敷林 陰る景観


 「散居村と言っても、実態は家屋が点在するだけ。農業が衰退すれば、いずれ田畑が消失し、保存計画など成り立たなくなる」


 先月下旬に砺波市内であった「散居村の保全と活用シンポジウム」。日本の原風景ともされる散居景観の魅力が語られた。建築学者や観光団体、市民団体の代表らが様々な論議を終えた後、取り組みへの基本的な疑問を示す、そんな指摘が会場からなされた。


▽ 政争絡み頓挫


 散居村の景観を巡っては、景観計画策定に向けた同市の3年間の取り組みが今春、建築物などに関する条例案にまとまった途端、一部市議らが条例化に反対。市議会への提案が見送られ、上田信雅市長の勇退につながるなど政争絡みの課題にもなった。


 シンポジウムは、3回連続開催の第1弾で、地域振興の視点も含めた仕切り直しの一環。冒頭の発言は、閉会間際でもあり、景観の効用を説く市民団体代表も「その通りで、対応策は分からない」と述べるしかなかった。


 景観計画に対する、それまでの批判は、220平方キロという広大な面積が対象となるだけに、宅地開発などの規制に対する懸念が中心だった。すでに施行されている県条例や農業関連の規制があるだけに、「少子高齢化の中で開発規制を強める必要はない」と時代認識を問う声もある。


 だが、景観の基盤とも言える産業構造の問題も避けて通れない課題。高齢化や農業離れは待ったなしの状況で、空き家の増加も深刻だ。市が取り組み始めている古民家の活用など観光対策が、十分な効果や説得力を得ていないという背景も指摘される。


▽ 危機感は共有


 一方で、散居景観の重要性の認識と存続への危機感は多くの市民が共有する。


 散居村の起源は、庄川扇状地の開拓民が住居を建てた微高地の名残とされ、戦後の土地改良事業などで大半が消失。網目のように張り巡らされた水路と沿岸の植樹の「緑の回廊」も同時になくなり、「点」となった屋敷林が残るだけ。


 「今や、その持ち主の意向次第で、景観はどうにでもなる状況。これを人間の都合だけでなくしてしまうと、どうなるのか」と、元営林署職員で屋敷林保存に取り組む柏樹直樹・砺波カイニョ倶楽部代表。防風や空調、小動物の生息など屋敷林の20以上の効用とともに、「地域の人々の心や精神に深く影響している」との精神論も説く。


▽ 保全も雇用も


 第2回シンポジウムは、市長選終了後の来月、地域経済の活性化を絡めたテーマで開かれる。「景観を守る取り組みが、雇用など多面的な検討の前に都市計画部局で先行してしまった」との市側の反省も生かし、景観を活用するビジネスの可能性などを探る。


 「一つの屋敷林に3本、100年以上の木があれば周囲の植生が一変し、必ず人が集まる林になる」と柏樹さん。「戦後の植樹が多いので、あと30年かかる。農業離れが進む中で、どう持たせるかだ」


      ◇ 


 28日投開票される砺波市長選。現職市長勇退のきっかけにもなりながら、選挙戦ではほとんど聞かれない課題を2回に分けて紹介する。(この企画は、八田伸拓が担当します)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板