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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3314チバQ:2012/10/21(日) 17:26:25
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001210190005
【現場で考える】(4)北陸新幹線
2012年10月19日


建設中の北陸新幹線上越駅(仮称)の駅舎(西側)。周辺の開発はこれからだ=上越市大和

 2015年春に開業する北陸新幹線。上越駅(仮称)ができる場所を初めて見たのは昨年5月でした。上越市の中心部から離れ、近くには田んぼが広がるのどかな風景。ここに駅が? 正直びっくりしました。それから1年5カ月。建設が進む駅舎の姿を見て、駅周辺を歩いて、考えました。この駅が地域や新潟県に何をもたらすのか、と。


     ◇


 上越市役所から車を走らせて15分ほど。南へ約8キロ離れた北陸新幹線上越駅(仮称)の建設場所に着いた。近くにはJR信越線の脇野田駅がある。


 かつては田んぼだった。駅西側は道路が整備されているが、一部区域に家が立っているだけで、雑草が茂り、閑散としている。


 民家を訪ねた。「駅は地元の悲願。地域が発展してほしい」。そう話すのは50代男性。商業地域や宅地となる駅周辺の民有地約14ヘクタールの地権者の1人だ。「上越新幹線は東京と新潟をつなぐだけ。こっちはいずれ関西方面にもつながる。ビジネスをするにしてもいい」


 まだ、にぎわいは想像できない。周辺の開発を手がける不動産業、太田商店の太田建太郎さん(64)のもとに足を運んだ。


 「新幹線駅ができたのに周りはぺんぺん草が生えているようじゃだめ。ほかと競争するなら玄関口がしっかりすることが必要でしょう」。周辺の地権者でつくる組織の会長を務め、企業誘致に動く。


 だが、高田、直江津両地区を中心市街地と位置付ける市は、新駅周辺を新たな核にしようとは考えていない。太田さんは「商業施設ができればイメージアップにつながる。第3の核としてにぎわいがある街並みがほしい。県も力を入れて考えてほしい」と語る。


     ◇


 国土交通省の試算では、上越には主要駅しか止まらない「速達型」の列車が停車すると想定され、東京から最短で1時間48分。市は上越に1時間以内で来られる交流人口は現在の6・8倍の約350万人、2時間圏なら3・7倍の約3500万人になるとみている。


 ただ、市は新駅の1日の平均乗降客数は在来線の290人を含めて3200人と予測する。上越新幹線の燕三条駅の3900人に及ばない。開業効果を十分に生かすには、観光客を中心にどれだけ人を呼び込めるか、にかかっている。


 目立った観光資源が少ない市は、妙高、柏崎、十日町、佐渡の各市や県、民間団体と連携会議をつくって観光客誘致策を練る。関西圏から人を呼び込めるかもポイントだ。市企画政策部の竹田淳三部長は「このチャンスを生かし切れるかが我々の課題」と話す。


 気になるのは、上越地域と中・下越地域に「温度差」があることだ。


 上越地域の行政も民間も「上越―柏崎―十日町―越後湯沢駅」「上越―佐渡―新潟」といった北陸新幹線も上越新幹線も使える観光ルート開拓に熱心だが、なかなか他地域に広がらない。


 「ほくほく線経由の北陸方面の客が減り、上越新幹線が減便されないか」「上越と中・下越を結ぶ特急や快速が減って、各地域の結びつきが弱くならないか」――。かねて指摘されている心配も、中・下越でさほど関心は持たれていない。


     ◇


 新幹線開業をどう生かし、負の問題もどう克服していくか。県は全市町村と連携するぐらいの意気込みでこうした問題に取り組むテーブルをつくるべきだ。中・下越地域で北陸新幹線開業の恩恵を感じにくいのは確かだが、県全体で考えていかないと、新潟に二つの新幹線が通るメリットは十分に享受できない。


     ◇


《担当記者》上嶋紀雄(かみじま・のりお)。長野県出身。長年、東京本社などでスポーツ部に在籍し、主にサッカーを取材。昨年5月、名古屋本社から異動し、上越支局長に。47歳。


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