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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3269チバQ:2012/10/04(木) 22:13:01
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000801210040001
【泉田流を問う】


(4)賛否を明言せぬ手法
2012年10月04日


新委員4人を加えて、福島第一原発事故の検証を始めた県技術委員会。泉田知事は「ようやくスタートライン」と評した=7月8日、県庁

 何をもって福島第一原発事故の検証が終わった、と考えるのか。県議会の9月定例会で問われた泉田裕彦知事は、淡々と答えた。


 「検証は県技術委員会に任せるもので、制約は課しません」


 再質問で「原発は必要だと思うか」と迫られても、「コメントしていない。判断ができないから」と明言を避けた。


 知事は、全7基が停止中の柏崎刈羽原発の再稼働問題について「福島の検証が先」と繰り返し、検証が終わらない限り再稼働議論に入らないと宣言している。


 知事は事故から1年たって、県技術委に「意思決定の過程を含めて検証してほしい」と頼んだ。民間、東京電力、国会、政府と、四つの事故調査委員会の報告書が出そろっても、「原因究明は入り口に立った段階」という認識だ。


     ■


 知事は2008年10月の前回知事選をはさんで、運転再開の判断を迫られた経験がある。


 07年7月に発生した中越沖地震で柏崎刈羽原発では火災や微量の放射能漏れがあった。知事は08年2月、「住民の視線で安全かどうか確認したい」と述べ、原発反対派の学者も入れて県技術委の委員を6人増やすとともに、より詳しく検証する小委員会も作って、安全性の判断を任せた。


 自らは運転再開について「予断を持たずに対処する」と繰り返した。知事選のマニフェストでは触れず、再選を果たした。


 技術委は09年3月、慎重派が欠席する委員会で、運転再開を認める当時の座長案を出して合意。これを受けて知事は、5月の県議会で30分にわたる「説明」をした。


 「安全性に懐疑的な立場から積極的に原発に関わり続けていくのが望ましい」「人が造るものに100%安全なものは存在しない」「地域の暮らしが原発に依存している」――。こうして柏崎刈羽原発は09年5月に試運転を始め、同12月に営業運転を再開した。


     ■


 新潟国際情報大の越智敏夫教授(政治学)は「『予断を持たず対処』と慎重な姿勢を示した当時の対応と、今回の『検証が先』という対応も構図は同じ」と指摘する。一方、福島の事故後の知事の姿勢は変わった、とみる県幹部もいる。「事故が新潟で起こってもおかしくなかった。改めて怖さを感じたのではないか」


 いずれにせよ、「検証が先」との姿勢を「慎重派」とみなし、脱原発を掲げている社民党はいち早く、「再稼働させないため」と知事を推薦した。原発推進派も「『絶対反対』の人ではない。いつかは再稼働してくれる」(柏崎市議)といった期待を抱く。越智教授は「原発の対応で知事にマイナス点がつかない、うまい政治手法」とみる。


 今回の知事選のマニフェストで知事は柏崎刈羽原発の再稼働について「福島の徹底的な検証を行う」「見切り発車的な運転再開議論はしない」と記した。立候補を表明した共産党の樋渡士自夫(ひわたし・しじお)・党県委員長は「はっきり廃炉を打ち出すべきだ」と訴える。(水野梓)=終わり


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