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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3310チバQ:2012/10/19(金) 23:39:51
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001210190004
遠のいた合併 縮む財政/街のこれから
2012年10月19日


県東部5市4町が指定市づくりを目指した「東部広域都市づくり研究会」の最後の会合。解散後、合併論議は消えた=2008年2月8日、沼津市御幸町

 2008年2月8日。沼津市民文化センターの会議室。斎藤衛沼津市長(当時)は、ため息交じりに宣言した。「このまま続けても合併論議は進まない。やめましょう」。県東部の政令指定市づくりを目指し、5市4町の首長と議長が一堂に会する「東部広域都市づくり研究会」。8年余の議論の末の解散だった。


 各首長が合併ビジョンを持ち寄った。しかし、足並みがそろうどころか議論が深まることさえなかった。「それぞれが合併の必要性を認め、決断しなければまとまらない。私がもっと強く進めるべきだったかもしれない」。斎藤・前市長(75)は振り返る。


 財政基盤を強化し、消防、医療、介護、子育てなどのサービス水準を維持・向上させる。指定市になれば都道府県並みの権限が与えられ、知名度もあがる。静岡市は05年、浜松市は07年に指定市になった。だが、東部では「解散」以来、議論さえなくなった。


 12年3月には、県東部8市8町の消防本部統合を目指す協議会から4市町が離脱。このうち比較的財政力がある三島市、裾野市、長泉町が独自の協議会を設立した。豊岡武士・三島市長は「コスト的メリットも見えなかった」と説明する。


 県東部市町の格差は大きい。自治体収入を需要額で割った財政力指数では、10〜12年度の3カ年平均で、沼津市は0・957と県平均の0・869を上回る。企業が多い裾野市は1・000、御殿場市が0・974、長泉町1・259と高い。一方、観光などが主な伊豆市は0・578、伊豆の国市が0・757。賀茂郡は4町が0・3台だ。


 財政が豊かな市町からは「合併しなくても困らない」、小さな自治体からは「吸収されたくない」との声が上がる。しかし、伊豆半島南部の4市5町の高齢化率は30%超。厳しい財政状況では、活性化や福祉の充実を目指すのは難しい。


 03年に清水市と合併した静岡市。小嶋善吉・前静岡市長(65)は「合併は首長、議員、管理職が減り、コスト削減になる。活性化も図られる。一方で、痛みも伴う。互いに譲歩しながら粘り強く話し合わないとまとまらない」と話す。


 日詰一幸・静岡大教授(行政学)は「県東部は地域特性があり、合併が難しい面もある。一方、地方都市はにぎわいが陰り、財政も厳しい。強力な広域連携を進めなければ生き残れないだろう」と指摘する。=おわり
(菅尾保、山田知英が担当しました)


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