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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/26(日) 15:36:55

統一地方選スレから東海・北陸所謂中部地方のネタを独立させます
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40
掛川ネタはこちらへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1187487997/l40

2127チバQ:2011/03/01(火) 23:11:17
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20110228-OYT8T01202.htm
県議選告示まで1か月
定数58に81人予定

 統一地方選前半の県議選(4月1日告示、同10日投開票)は告示まで1か月に迫った。読売新聞の集計では、28日現在で定数58に対して81人が立候補を予定している。前回2007年の同時期並み。立候補予定者が定数を上回り、選挙戦が確実なのは26選挙区のうち17選挙区。他に出馬を模索する動きもあり、立候補者数は告示までに増える可能性がある。

■前回と同規模で推移

 立候補予定者の内訳は、現職53人、元議員3人、新人25人。現時点で予定者が定数と同数の無風区は9選挙区。無風が目立つのは現職が有利とされる1人区で、11選挙区のうち6選挙区で新人擁立の動きが鈍い。


 現職で引退表明したのは、民主・社民系会派「改革・緑新」の森田恒雄、下村恭、県民クラブ・公明の牛山好子、共産党県議団の藤沢詮子の4氏。また、自民党県議団の木内均氏が次期衆院選3区での立候補を前提に、県議選不出馬を表明した。

 前々回03年は、田中康夫・元知事に対する支持、不支持のスタンスが争点となり、候補者は新人72人を含めて116人が乱立した。田中元知事退任後の07年は熱気は冷め、92人にとどまった。今回も前回と同規模で推移している。

■最大会派巡る攻防

 「知事与党」を全面に掲げて議席増を狙う民主党県連は、公認・推薦計17人を擁立予定。前回の計14人を上回ったが、当初目標の「計20人以上の当選」には届きそうにない。最大会派の自民党県議団の公認・推薦は現時点で計18人。最終的に「20人以上の当選」を目指す。選挙後は、両党間で最大会派形成を巡る攻防が激しくなりそうだ。

 みんなの党は長野市区で県内初の公認候補を擁立。28日にも同区で、リサイクル店経営「サンタの創庫」社長の江口光雄氏が、2人目の新人公認候補として出馬表明した。同党は候補選びを続ける方針で、既存政党への不信を追い風に、台風の目になる可能性もある。

 阿部知事は昨年8月の知事選で、民主、社民、国民新の推薦を受けて初当選したが、県議会は少数与党。選挙結果は、知事の県政運営にも大きく影響する。

■報酬削減も争点に

 選挙戦では、議員報酬や定数の削減も争点の一つになりそうだ。2月の愛知県知事選、名古屋市長選、同市議会の解散が決まった住民投票の「トリプル選挙」で見られたように、有権者の地方議会に対する視線は厳しさを増している。

 県内でも、みんなの党公認候補予定者が報酬削減を強く主張している。公明党県本部は県議選のローカルマニフェスト(地方版公約)に「議員報酬の削減、適正化」を盛り込み、民主党県連も同様のマニフェストを検討中。選挙結果にかかわらず、県議に対し、具体的な行動を求める声が高まりそうだ。

 今回は、昨年、長野市に編入合併した旧信州新町と中条村が長野市区に、松本市に編入合併した波田町が松本市区にそれぞれ組み入れられたが、定数や選挙区数に変更はない。

(2011年3月1日 読売新聞)

2128チバQ:2011/03/01(火) 23:11:50
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news/20110228-OYT8T01199.htm
県議選69人が出馬予定 統一地方選
告示まで1か月 選挙戦は10選挙区か

 統一地方選で行われる県議選の告示(4月1日)まで1か月。読売新聞の取材では、いまのところ立候補を予定しているのは、定数53に対し69人。最終的に前回(2007年)の85人を下回る可能性が高い。また、選挙戦になりそうなのは全27選挙区中10選挙区で、前回の23選挙区を大幅に下回る見込みだ。

 民主党は、現時点で、公認9人、推薦3人の計12人の擁立を予定。当初、全27選挙区での公認または推薦候補擁立を模索し、「当選20人以上」を目指していたが、断念した。もともと自民党に比べて地域組織が弱いことに加え、菅政権の支持率低下などが響き、人選が難航している。

 1月に県議選と11市町村議選を対象に立候補者の公募を実施し、10人が応募してきたが、いずれも党の条件と折り合わなかった。いまのところ、「当選10人以上」と目標を大きく下方修正した形での戦いを模索している。

 今回、選挙戦になりそうな選挙区が少ないのは、民主党のこうした状況が背景にある。

 自民党は現職と新人計30人を公認したほか、現職と新人計2人の推薦を決定。現有32議席を維持したい考えだ。

 公明党は現有1議席死守を目指す。共産党は4人、社民党は5人(推薦含む)を擁立し、それぞれ現有1議席から勢力拡大を狙う。みんなの党は2人を公認、1人が公認申請中だ。

(2011年3月1日 読売新聞)

2129チバQ:2011/03/02(水) 22:24:29
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20110302ddlk20010150000c.html
選挙:県議選 「創志会」で立候補 現職6人、無所属撤回 /長野
 県議会第3会派の創志会(9人)に所属する現職県議6人が、4月10日投票の県議選に出馬する際の党派を、初めて「創志会」として届け出る方針を決めた。無所属で出馬としてきた従来の方針は撤回する。6人は「議会改革などを訴えてきた会派の名が県民に浸透してきた。2大政党にとらわれず、県議選を通じて改革の姿勢を示したい」としている。ほかの3人は無所属で出馬するという。

 県選管によると、創志会は07年5月に政治団体の届け出を済ませている。告示日に同じ政治団体を名乗って3人以上が立候補すると、団体名を掲げたポスターや選挙カーの利用など、一定の選挙活動ができるという。

 党派として届け出るのは、金子ゆかり氏=諏訪市▽小山立氏=千曲市・埴科郡▽高見沢敏光氏=南佐久郡▽保科俶教氏=東御市▽宮本衡司氏=飯山市・下水内郡▽向山公人氏=伊那市−−の6人。【渡辺諒、光田宗義】

2130チバQ:2011/03/02(水) 22:25:15
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001103020004
議会改革 県議選争点に
2011年03月02日

 4月1日の告示まで1カ月を切った県議選(定数53)で、「議会改革」が争点として浮上してきた。約6割の32議席を持つ自民党が主導権を握る議会運営の現状に、不満を持つ民主、公明、共産など各党が改革の必要性を強調。選挙戦に向けた政策の前面に出し、論戦を挑む構えだ。(大内奏、吉武祐)


   ◇


 「自民党が長年築き上げた県議会を手直しして、県民主権の県議会を作り上げたい」。2月26日夜、新潟市東区で開いた集会で、地元の県議、市川政広・民主にいがた代表は支持者らに訴えた。


 県議会の民主党会派・民主にいがたは、県議選に向けて情報公開の推進や一般質問の回数制限の撤廃などを掲げる。政策提言集でも、県議会改革を最も重視している。


 公明党の志田邦男県議も2月27日、新潟市中央区で時局講演会を開き、「抜本的な議会改革が必要だ」と訴えた。泉田裕彦知事と篠田昭・新潟市長の「新潟州」構想をにらみ、「広域自治体にふさわしい審議」を提言。人口6万人に1人を目安として議員定数を40人に減らすと主張する。


 特に各党から撤廃の声が上がっているのは、年4回の定例会での一般質問の回数制限だ。2008年3月、自民党の賛成多数で決められた。


 それまでは、2月定例会で希望者全員が質問できるなど、少数会派にも質問の機会が少なくとも年4回与えられていたが、08年以降、1人会派の公明、共産が質問できる機会は半減。「行政をチェックする本来の権利を奪っている」と反発している。


 このほか、県議会に対しては、議会出席のたびに距離に応じて議員に支給される日額8千〜1万8600円の費用弁償にも批判がある。実費支給に変えるよう求める陳情が昨年12月定例会で審議されたが、自民党の反対で不採択となった。


 自民党県連政調会長の柄沢正三県議は「売名での質問もあって質が下がっていたため、(質問制限の)必要はあった。費用弁償も資産の少ない人が議員になる道を与えている。議会改革は必要ない」と話している。


   ◇


■主要政党の県議会改革についての主な主張■


●民主党
▽質問制限の撤廃
▽情報公開の推進(視察報告の作成と公開、議事録の10日以内の公開など)
▽議会モニター制度導入などで県民の意見を取り入れる
▽議会基本条例を制定
▽夜間や休日の議会開催を検討


●自民党
▽議会改革は必要ない


●公明党
▽選挙区割りを広域化し、定数を40に削減
▽議会基本条例を制定
▽インターネットによる議会中継など広報体制の拡充
▽出前議会や議会報告会で住民参加を促進


●共産党
▽質問制限の撤廃
▽日当制の費用弁償を廃止し、実費支給へ変更
▽海外視察予算の廃止


●社民党
▽質問制限の撤廃
▽議長が1年ごとに交代する慣例を廃止


●みんなの党
▽定数の削減(2015年までに4分の3、2019年までに2分の1が目標)
▽2015年までに議員報酬を3割削減

2131チバQ:2011/03/03(木) 21:56:51
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20110302-OYT8T00998.htm
相乗り知事選 色出せず

オール与党化「チェック機能低下」批判も


政治資金パーティーで出馬の意欲を示した西川知事。各市町の首長や企業幹部らが集まった(昨年11月3日、福井市西木田の福井商工会議所ビルで)  「民主党も自民党も、今から、独自候補を立てるのは無理やろ」

 知事の西川一誠氏の後援会(勝木健俊会長)と、福井経済産業政治連盟(会長=県経団連の川田達男会長)が昨年11月3日、福井市の福井商工会議所ビルで開いた政治資金パーティー。西川氏が知事選への事実上の出馬表明を行い、ある陣営幹部は勝ち誇った表情で記者に耳打ちした。

 「2大政党から仮に推薦がもらえなかったとしても、この段階まで来れば、党色を出さない“県民党”としてでも十分に戦える」

     ◇

 西川氏は参院選後の昨年夏以降、県内17市町にある約20か所の後援会支部で、“2期8年の実績”をアピールする「県政報告会」を開催した。各支部は、地元の市町長や経済界関係者を中心に組織する選挙戦に向けた実動部隊だ。西川氏の3選出馬への意向は、この〈地域行脚〉で十分に示されていた。

 「幹部を中心に労働政策の評価が高い。推薦依頼は出ていないが、連合福井として方向性を見いだしたい」(馬場修一・連合福井会長)

 「温かい評価に心から感謝する」(西川氏)

 民主党の支持母体である連合福井の定期大会(昨年10月27日)で、馬場会長は、まだ出馬表明していなかった西川氏の推薦を示唆する発言をいち早く行った。自民党の山本拓衆院議員(福井2区)が出馬に意欲を見せ、民主党県連関係者が水面下で独自候補を模索する動きもある中、まるで政党の動きを封じるかのように、県経団連、県農政連(山田俊臣会長)なども次々と西川氏への支持を表明した。

     ◇

 政党推薦は2月に入り、公明、自民が決定、民主も推薦の方針。各党とも、西川県政に失政がない点を挙げており、2大政党の相乗りについては、「政党と地方行政はある程度歩調を合わせないといけない」(自民)、「安定した政治という県民益を優先すべきと判断した」(民主)などと説明する。

 民主党本部は原則、相乗りを禁止しているが、党県連幹部は「連合との信頼関係を断つほど県内の基盤は強くない。勝てる人材がいない。みんな自分の選挙で精いっぱいなのが実情」とこぼした。

 一方、政権奪還を目指す自民党内からは「日頃は『現職ではあかん』という県議もいるのになれ合っているとしか見えない」(県連関係者)や「政党色を出せない選挙をやってどうするんだ……」(党員男性)という不満もくすぶっている。

     ◇

 知事選(3月24日告示)は共産党新人・宇野邦弘氏と一騎打ちの公算が大きい。西川氏が圧勝した前回と同じ構図だが、北陸新幹線の県内延伸や高速増殖炉「もんじゅ」、足羽川ダム建設の是非など争点を明確にした意義がある。

(2011年3月3日 読売新聞)

2132チバQ:2011/03/04(金) 00:04:15
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011030390100733.html
愛知県議選で新人「くら替え出馬」 「みんなの党」から大村新党
2011年3月3日 10時07分

 4月の愛知県議選で、豊田市選挙区(定数5)にみんなの党公認で立候補を予定していた新人岡田恭和氏(51)が公認を返上し、大村秀章知事率いる地域政党「日本一愛知の会」から出馬することが分かった。

 知事選で大村氏が圧勝したことを受け、既成政党の民主や自民の現職、新人の公認候補が愛知の会へくら替えする動きが出ているが、第三極のみんなからは初めて。

 岡田氏は「地域政党が改革をやるという知事の言葉を聞き、心が動いた。一緒に知事の政策を進めたい」と語る。4月1日の告示まで1カ月を切る突然のくら替えに「批判、意見は素直に受け止める」と話している。

 岡田氏によると、2月26日に県内のみんなの党関係者に公認返上を伝えた。愛知の会は公認する方針で、4日に正式発表するという。みんなの党は除名処分を検討しているとみられる。

 岡田氏は昨年12月、県議選への出馬を表明。豊田市選挙区はこのほか自民の現職2人、民主の現職と新人、公明現職の計6人が立候補を予定している。

(中日新聞)

2133チバQ:2011/03/04(金) 00:13:41
http://www.asahi.com/politics/update/0303/NGY201103020029.html
三重県の首長らが政治集団「日本の原点」結成2011年3月3日0時22分


. 地域政党「減税日本」が勢いづく愛知県や名古屋市と、橋下徹大阪府知事が提唱する「大阪都構想」が旋風を起こす大阪のはざまにある三重県で2日、県内の首長たちが政治集団「日本の原点」を結成した。幹事長の石原正敬・菰野町長は記者会見で「三重県が埋没する危機感がある。足元を見つめてスタートしたい」と述べた。

 「日本の原点」には、現段階で民主、自民系などの県内7首長が参加。四日市、鈴鹿、伊勢、志摩、尾鷲の5市長と菰野、明和の2町長で、四日市市に事務所を構え次第、政治団体の登録を目指すという。「既存の政党や政治制度を否定する手法ではなく、『対話』と『連携』という政治手法を重視する政治の原点に立ち返る」との政治理念を掲げる。

 地域の実態に基づいて、税制を含む行財政制度、社会保障制度、コミュニティー作り、環境対策の4テーマについて調査、研究をしていく方針。4月の同県知事選に立候補する予定の前津市長・松田直久氏(56)を推薦する。

 代表発起人を務める田中俊行・四日市市長は「三重の地から『良識ある首長立ち上がれ』と(県内外に)広く発信していきたい」と述べた。(藤崎麻里)
.

2134チバQ:2011/03/04(金) 20:06:43
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20110304ddlk21010166000c.html
中津川市:新図書館建設反対、13市議「超党派の会」 住民投票を目指す /岐阜
 中津川市が建設計画を進めている「新図書館」について「予算の無駄遣いで不要」として反対している同市議会の3会派13人が「新図書館建設に反対する超党派議員の会」を結成、3日、記者会見した。最大会派の一つの新政会が今年2月に行った市民アンケートでは89・1%の世帯が反対したとして「大山耕二市長は市民の意見に耳を傾けるべきだ」と訴え、住民投票を目指す考えを示した。

 同市議会の定数は30で、建設予定地の取得をめぐる補正予算案の議決では、賛成15、反対14の賛成多数で可決した。しかし、新政会が今年2月に約2万8000世帯を対象に行ったアンケートでは、22・3%の6014通(2月28日現在)の回答が寄せられ、反対は5357通(89・1%)だったという。

 このため「市民の意思を行政に反映させるべきだ」として、13人が党派を超えて会を結成した。同会は「約90%の市民が望まない新図書館建設に反対、市民の意見を尊重する住民投票を行うことを目的に掲げる」と主張。3月議会で住民投票条例制定に向けて議員提案するという。3月議会での条例案可決の可能性は低いとみられ、統一地方選の市議選で「住民投票の是非」が争点の一つになりそうだ。【小林哲夫】

2135チバQ:2011/03/04(金) 20:55:01
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001103040004
室谷氏出馬へ選挙戦確実に 県議選加賀市
2011年03月04日

 加賀市議の室谷弘幸氏(44)が3日、4月1日告示の県議選加賀市選挙区(定数3)に無所属で立候補することを明らかにした。同選挙区では現職の向出勉(73)、若林昭夫(71)、宮元陸(54)の3氏が立候補準備を進め、無投票の可能性もあると見られてきたが、3議席を4人以上で争う選挙戦の実施がほぼ確実になった。


 室谷氏は民社党職員や新進党衆院議員秘書を経て、99年に旧加賀市議補選で初当選。合併後の新市を含め、加賀市議選に計4回当選。県議選は落選した2003年に続き、2度目の挑戦となる。09年11月に民主党に入党し、民主市議として活動してきた室谷氏だが、無所属での立候補については「自分の原点に返り、市民に選択肢を示したい。民主党自体もいつ衆院選があるか分からない状況で迷惑をかけたくない」と話した。


(長田豊)

2136チバQ:2011/03/04(金) 21:11:27
>>2135
>民主党自体もいつ衆院選があるか分からない状況で迷惑をかけたくない
迷惑をかけられたくない
の間違いだろうに

2137神奈川一区民:2011/03/05(土) 12:48:00
http://www.chunichi.co.jp/ee/feature/senkyo1103/u23201.html
名古屋市議選・立候補者 (定数75 立候補138 届け出順)①

選挙区(定数) 氏名 年齢 所属 新旧 当選 回数 推薦 経歴

千種区(5)
藤田 琢爾 (73) 減 新 0 愛 (元)テレビ局員
黒川 慶一 (57) 減 新 0 愛 司会業
黒田 二郎 (62) 共 元 2 党県委員
船戸 豊子 (51) み 新 0 通訳
斎藤 亮人 (51) 民 前 4 党支部幹事
杉浦 聡 (37) 無 新 0 家電販売業
藤井 博康 (30) 自 新 0 (元)会社員
玉置 真悟 (26) 減 新 0 愛 大学生
田辺 雄一 (41) 公 前 1 愛 党千種支部長
伊神 邦彦 (64) 自 前 5 競技団体役員
梅村 邦子 (72) 民 前 4 国 学校評議員
東谷 由日 (44) 無 新 0 会社員
 
東区(2)
中川 貴元 (44) 自 前 4 公 党県役員
村瀬 和弘 (40) 共 新 0 週刊紙記者
梅村 麻美子 (52) 民 前 4 国 党県役員
近藤 徳久 (48) 減 新 0 愛 紙器製造業
 
北区(6)
長谷川 由美子 (52) 公 前 2 愛 党北支部長
田山 宏之 (52) 減 新 0 愛 広告会社役員
岡田 幸子 (46) 共 新 0 党区委員
渡辺 義郎 (72) 自 前 9 党北支部役員
荒深 久明臣 (49) 減 新 0 愛 法人理事長
園田 晴夫 (58) 減 新 0 愛 会社員
吉田 隆一 (58) 民 前 4 国 会社役員
奥田 貢 (52) 無 新 0 講師派遣業
服部 将也 (42) 民 前 3 国 学校法人監事
 
西区(5)
山田 昌弘 (40) 民 前 1 国 党区幹事
清水 謙一 (44) 無 新 0 中古品販売業
堀場 章 (70) 自 前 5 法人理事長
山田 真奈 (25) 減 新 0 愛 大学院生
鷲野 恵子 (63) 共 前 5 党県委員
沢田 晃一 (40) 公 新 0 愛 (元)議員秘書
上園 扶佐江 (61) 民 前 4 国 (元)看護師
半田 晃士 (53) 減 新 0 愛 会社社長
鹿嶌 敏昭 (64) 減 新 0 愛 会社社長
 
中村区(5)
中村 満 (53) 公 前 2 愛 党県役員
斎藤 高央 (43) 自 新 0 党県役員
伊井 寿 (53) 無 新 0 (元)会社員
小出 昭司 (48) 自 前 1 会社社長
高吉 英樹 (43) 民 前 1 国 電気工事業
加藤 修 (37) 減 新 0 愛 飲食店経営
藤井 博樹 (33) 共 新 0 党区委員
鵜飼 春美 (62) 民 前 3 国 (元)市教組役員
鈴木 庸一 (48) み 新 0 学習塾経営
冨田 英寿 (51) 減 新 0 愛 家電販売業
 
中区(2)
石原 杏莉 (27) 民 新 0 国 (元)議員秘書
済藤 実咲 (31) 減 新 0 愛 タレント
近藤 政博 (51) 共 新 0 マッサージ業
則竹 勅仁 (45) 減 前 2 愛 (元)議員秘書
中田 千津子 (57) 自 前 4 公 行政書士
 
昭和区(4)
中村 孝太郎 (65) 減 新 0 愛 呉服店経営
奥村 文洋 (59) 民 前 6 国 (元)市議団役員
西川 学 (43) 自 元 1 党県役員
佐藤 典生 (60) 共 前 3 党区委員長
水平 和江 (48) 自 前 1 (元)客室乗務員
大村 光子 (49) 減 新 0 愛 (元)会社員
 
瑞穂区(4)
金城 裕 (51) 減 新 0 愛 整体師
島田 通 (58) 共 新 0 印刷会社員
前田 有一 (57) 自 前 3 会社社長
荒川 和夫 (64) 減 新 0 愛 不動産業
渡辺 房一 (61) 民 前 3 国 中電労組参与
山内 重雄 (55) 無 新 0 専門学校講師
藤田 和秀 (47) 自 前 3 党区支部長
川崎 務 (55) み 新 0 不動産賃貸
 
熱田区(2)
岡留 繁広 (54) 民 前 1 国 労組役員
片桐 栄子 (59) 減 新 0 愛 書店経営
西田 敏子 (56) 共 新 0 党区委員
望月 大輔 (28) 自 新 0 (元)市議秘書
 
◆名簿の見方 氏名は本名または通称名(敬称略)▽年齢は投票日基準の満年齢
◆党派の略称 民=民主党、自=自民党、公=公明党、共=共産党、み=みんなの党、国=国民新党、減=減税日本、愛=日本一愛知の会、無=無所属

2138神奈川一区民:2011/03/05(土) 12:53:12
http://www.chunichi.co.jp/ee/feature/senkyo1103/u23201.html
名古屋市議選・立候補者 (定数75 立候補138 届け出順)②

選挙区(定数) 氏名 年齢 所属 新旧 当選 回数 推薦 経歴

中川区(7)
山崎 正裕 (49) 減 新 0 愛 行政書士
木下 優 (56) 公 前 2 愛 党県遊説局長
亀山 理 (42) 減 新 0 愛 学習塾経営
岡本 善博 (62) 自 前 5 歯科院長
江上 博之 (56) 共 前 3 党県常任委員
林 直樹 (48) 減 新 0 愛 (元)会社員
原 弘美 (43) み 新 0 理髪業
中島 理恵 (38) 民 前 1 国 党支部役員
馬場 規子 (55) 公 前 3 愛 党県幹事
高田 勲 (54) 無 新 0 会社役員
浅井 正仁 (46) 自 新 0 (元)会社員
久野 浩平 (74) 民 前 10 国 党県常任顧問
 
港区(5)
佐藤 健一 (42) 公 新 0 愛 会社員
加藤 一登 (49) 民 前 3 国 党県選対役員
服部 晃尚 (52) 減 新 0 愛 (元)議員秘書
坂野 公寿 (64) 自 前 2 生花小売業
安井 伸治 (46) 民 前 1 (元)印刷業
山口 清明 (49) 共 前 2 党地区委員
宇佐美 汝久愛 (47) 減 新 0 愛 福祉施設職員
瀬島 功 (52) 減 新 0 愛 会社社長
 
南区(5)
中村 孝道 (53) 減 新 0 愛 僧侶
福田 誠治 (57) 公 前 2 愛 党南支部長
佐野 隆文 (59) 共 新 0 党区委員長
湯川 栄光 (48) 減 新 0 愛 経営相談業
橋本 浩幹 (31) 民 前 1 国 行政書士
藤沢 忠将 (41) 自 前 4 (元)議員秘書
横井 利明 (49) 自 前 5 保育園副園長
岡江 智子 (59) 減 新 0 愛 茶道講師
石川 朋 (32) 民 新 0 議員秘書
 
守山区(6)
富口 潤之輔 (36) 減 新 0 愛 薬剤師
東郷 哲也 (39) 自 前 1 党支部役員
松井 良憲 (46) 自 新 0 公衆浴場経営
榑松 順子 (54) 共 前 1 党区委員
松原 美佐子 (62) 減 新 0 愛 日本語講師
鎌倉 安男 (53) 民 前 2 国 名鉄社員
増田 裕二 (36) み 新 0 会社社長
小川 俊之 (35) 民 前 1 国 党支部幹事
金庭 宜雄 (50) 公 前 2 愛 党青年局次長
松山 豊一 (41) 減 新 0 愛 会社役員
 
緑区(7)
佐橋 亜子 (43) 共 新 0 党区委員
安藤 英吾 (31) 無 新 0 民 (元)学校講師
岡本 康宏 (34) 民 前 2 国 党県総務委員
河合 優 (46) 減 新 0 愛 呉服店経営
斎藤 幸男 (37) み 新 0 会社役員
杉山 均 (54) 無 元 2 (元)市職員
中里 高之 (46) 自 前 1 党県青年局長
余語 冴耶香 (33) 減 新 0 愛 事務員
近藤 和博 (36) 公 新 0 愛 (元)会社員
田中 達成 (34) 減 新 0 愛 会社員
佐野 俊輔 (28) 減 新 0 愛 子役養成業
岩本 崇宏 (38) 自 前 1 党区政調会長
山本 久樹 (46) 民 前 2 国 会社顧問
 
名東区(5)
近沢 昌行 (40) 民 前 2 国 党支部幹事
丹羽 宏 (50) 自 前 1 党区幹事長
舟橋 猛 (52) 減 新 0 愛 内装業
高橋 達 (60) 共 新 0 行政書士
日比 健太郎 (30) 民 前 1 国 党支部幹事
井上 新一郎 (46) み 新 0 医師
東 裕子 (47) 減 新 0 愛 美容教室経営
小林 祥子 (54) 公 前 2 愛 党県副代表
浅井 康正 (60) 減 新 0 愛 会社社長
 
天白区(5)
太田 敏光 (62) 無 新 0 行政書士
三輪 芳裕 (51) 公 前 3 愛 党支部長
田口 一登 (52) 共 前 4 党県委員
尾藤 裕子 (52) 減 新 0 愛 会社社長
福岡 祐作 (31) み 新 0 会社社長
田中 里佳 (48) 民 前 5 国 党県役員
堀田 太規 (36) 減 新 0 愛 会社員
諸隈 修身 (69) 民 前 6 国 党県副代表
鈴木 孝之 (50) 減 新 0 愛 会社員
成田 隆行 (36) 自 前 1 党県広報部長
 
◆名簿の見方 氏名は本名または通称名(敬称略)▽年齢は投票日基準の満年齢
◆党派の略称 民=民主党、自=自民党、公=公明党、共=共産党、み=みんなの党、国=国民新党、減=減税日本、愛=日本一愛知の会、無=無所属

2139神奈川一区民:2011/03/05(土) 13:09:46
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201103/CK2011030502100004.html
大激戦138人立候補 13日投開票
2011年3月5日


 名古屋市議会の解散請求(リコール)の成立による出直し市議選(定数75)は4日、告示され、138人が立候補を届け出た。候補者数は前回より40人多く、1・8倍の大激戦。リコールを主導した河村たかし市長の地域政党「減税日本」が既成政党に挑み、目標の過半数を獲得できるかどうかが焦点となる。投票は13日で、即日開票される。

 党派別の内訳は、民主27、自民24、公明12、共産16、みんな8、減税41、無所属10。新旧別では前職59、元職3、新人76。

 減税日本の候補者は、前職1人を除き、全員が新人。市民税10%減税の恒久化、議員報酬800万円への半減など、市長の3大公約の実現を訴える。新人の女性候補は告示後、市長直伝の自転車街宣で支持を呼び掛けた。

 同様に初参戦のみんなは議会・公務員改革を訴えて政令市初の議席を目指す。

 リコール成立で危機感を強めた民主、自民からは減税や報酬半減に賛成する候補者が続出。一方でベテランの自民前職は「どういう議会像を示すかが問われる」と議会主導の改革を訴えた。報酬半減に賛成した公明は市長寄りの姿勢を強調して逆風をしのぐ構え。共産は河村市政のチェック役として存在意義を前面に押し出す。

 減税日本は4月の統一地方選や次の衆院選で多数の候補者を擁立する方針。地域政党と既成政党が初めて正面からぶつかる市議選の結果は、今後の選挙や地方政治のあり方に影響を及ぼしそうだ。

2140チバQ:2011/03/05(土) 13:48:27
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news/20110305-OYT1T00269.htm
「ムソリーニだ」に愛知知事激怒、推薦協議凍結
 地域政党「日本一愛知の会」を率いる大村秀章・愛知県知事は4日、県庁で記者会見し、4月の同県議選(定数103)で自民党県連が求めている同党公認候補48人への推薦について、「特例」とした1新人を除き、当面、協議を凍結する考えを明らかにした。

 同党県議が3日の県議会一般質問で、知事の政策などを激しく非難したため。協議再開のメドはなく、知事選でこじれた知事との関係修復は、足踏み状態となった。

 一般質問では、同党ベテラン県議が、河村たかし名古屋市長と連携する大村知事を「河村市長がヒトラーなら、知事は子分のムソリーニだ」とやゆし、看板政策の「中京都」構想も「(大阪都構想を提唱する)大阪府の橋下徹知事の人気にあやかって、思いつきで言い出した」とこき下ろした。

 答弁で知事は声を震わせながらも平静を保ったが、「品性のかけらもない質問」と会見で怒りをぶちまけ、この県議の選挙区に擁立する自前候補で「総力を挙げ、(議席を)取りにいく」と声を荒らげた。

(2011年3月5日10時30分 読売新聞)

2141チバQ:2011/03/05(土) 14:24:24
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001103050005
佐渡市の自民市議、集団離党届
2011年03月05日

 佐渡市の自民党籍を持つ市議15人が集団で、同党県連に離党届を提出していたことがわかった。背景には、佐渡空港の滑走路2千メートル拡張化をめぐる要望に対して、地元選出の同党県議が消極的だったことへの不満があるとみられ、4月1日告示の県議選の行方にも影響を与えそうだ。


 離党届を出したのは竹内道広・元議長ら15人。先月9日に提出したが、県連は「党の規約上、離党の申請は各地域支部に出す必要がある」として市議側に送り返したため、正式に受理していない。


 ただ、佐渡では旧市町村単位に支部があり、離党を表明した市議が支部長になっているケースがある。また、離党届を出したうちの4人は、所属する会派名を「自民党」から「市政会」に変更するなど、事実上離党して行動している。


 市議らによると、直接のきっかけは、懸案事項となっている佐渡空港の滑走路2千メートル拡張問題だ。佐渡市が昨秋までに地権者の9割以上の同意を取り付けたことで、議会や関係団体などは県に対し、次の段階として地域住民の意向を聞く「パブリックインボルブメント(PI)」に進むよう要望。2011年度予算に組み入れるために県議会に請願を出そうと、地元選出の中野洸県議に紹介議員となるよう求めたが、拒否された。


 これに中野氏を支援してきた自民党籍の市議が一斉に反発した。離党届を出したある市議は「中野さんは島民の代表なのに、その役割を果たさない。そうした不満が積み重なった結果だ」と説明する。市議らは来月の県議選で5選を目指す中野氏を支援しないことを確認し、対立候補を擁立する構えも見せている。


 これに対して中野氏は「2千メートル化には私も党も推進する方針だが、PIは駄目。地権者の100%同意がない段階で、県費を使ってPIをやることはできない」と反論。さらに市議の集団離党については「私は佐渡と県のために筋が通らないことはできない。彼らの行動は理解できない」と話している。


 同党県連の柄沢正三政調会長は「党は2千メートル化を推進する立場なのに、(佐渡の市議が)PIに特化するのは理解できない。この問題を政争の具にしてはいけない。対立候補が出たら、全力で受けて立ちたい」と話している。


 県議選佐渡市選挙区(定数2)には中野氏と無所属で現職の中川カヨ子氏が立候補を予定している

2142チバQ:2011/03/05(土) 14:25:30
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000651102240001
【模索する議会】


(1)基本条例
2011年02月24日


昨年12月2日夜に行われた議会報告会。説明役の市議6人に対し、参加した市民は2人だけだった=新発田市の御免町小学校

 正面に並ぶ6人の市議。その前に用意された18人分のイスに座った市民は2人だけ。昨年12月2日(木曜)夜、新発田市の中心部にある御免町小学校で開かれた「第2回議会報告会」の光景だ。


 同市は2009年2月、県内で初めて議会基本条例が制定された「先進地」。報告会はこの条例に基づいて実施された。


 12月1、2日に5カ所ずつ計10カ所で開かれた。このうち1カ所では市民14人が参加したが、1カ所は誰も来なかったため、中止となった。他の8カ所は1〜8人。参加した市民は計44人だった。


 昨年5月、週末の午前に開催した最初の報告会の参加者が計130人にとどまったことから、「平日の夜の方が来やすいだろう」と、日程が決められたが、期待外れに終わった。「どうすれば参加者が増えるのだろう」。机やイスを片付ける議員から、嘆きのような声が漏れた。


 議会基本条例の柱のひとつは「市民参加」。それなのに、なぜ相手に思いが届かないのか。この日のやりとりに、その理由の一端をうかがい知ることができた。


 参加者「公営住宅の入居者は高齢者と障害者が多い。熱中症対策をお願いしたい」。


 議員「今日は議会全体の報告会であり、今、ここでどうするとは言えない。市民の生の声として市役所の担当部署に伝えたい」。


 報告会では、9月定例会での決算審議の内容が説明されたが、質疑応答で、参加者から空き店舗対策に関する質問が出ても、議員側から具体的な考え方が示されることはなかった。議員のひとりは閉会後、「これでは役所の考え方を代弁しているだけではないか」と、こぼした。


 市議会は開催前、報告会を「陳情を受け付ける場にしない」と申し合わせ、議員の個人的意見を表明しないことも合意していた。「議員がスタンドプレーに走らないように」との思いが共通認識としてあったことが「抑制的」な運営につながった。


 巖昭夫議長は今後の課題について「会場に来る人は、議会に対して意見を言いたいと思っているはずだ。その声をしっかり聞いて話し合うことで、新たな政策の提案につなげていくようにすべきだ」と語り、「報告会は、議員の質の向上につながる。回を重ねて根気強くやっていくしかない」と話す。


 議会基本条例には、選挙後速やかに、新議会で条例の目的が達成されているかを検討し、必要ならば改正する、との見直し条項が入っている。


 この条例をどう生かしていくか――。4月の統一地方選で予定される新発田市議選の候補者たちに問われる課題だ。(戸松康雄)

2143チバQ:2011/03/05(土) 14:25:59
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000651102250001
【模索する議会】


(2)行政監視
2011年02月25日


調査特別委の会合で、汚職事件の再発防止策を話し合う委員ら=17日、柏崎市役所

 「市職員の逮捕は極めて遺憾。市民に深くおわびする」


 柏崎市の会田洋市長は、同市ガス水道局浄水課の男性主任=懲戒免職=が収賄容疑で逮捕され、会見で深々と頭を下げた。2010年10月28日夜のことだ。同席した市幹部の顔には苦渋の色が浮かぶ。


 同市では、1年前の09年11月にも建築住宅課の男性係長=懲戒免職=が市発注工事の代金を水増ししてだまし取った詐欺容疑で逮捕された。


 「事件の教訓が役立っていない。ほかにも汚職があるのでは」。市議らは市側に厳しい口調で迫ったが、一方で監視機能を十分果たせなかった責任も痛感。「次になにかあると市議会も市民の信頼を失う」と危機感を募らせた。


 なぜ、汚職事件の再発を防ぐことができなかったのか。09年の汚職では、市議会は自ら動かず、市に事件の全容解明や再発防止の取り組みを一任した。その結果、市は業者との金品授受や会食など不適切な関係がないかどうかの聞き取り調査を全職員の1割余程度(122人)にしか実施せず、汚職の事実を見つける機会を逸した。


 10年に逮捕された男性主任は業者と癒着しやすい部署にいたのに、役職が係長以上でないことを理由に調査対象外にしていた。市幹部が「性善説に立っていたが甘かった」と悔やんでも遅かった。


 調査特別委員会を設け、市議会として徹底調査を働きかける道もあったはずだった。


 事件を受けて開いた10年11月2日の会派代表者会議。「手をこまぬいている場合ではない。特別委を設け、この問題にしっかり向き合うことを市民に伝える必要がある」。議長経験のあるベテラン市議が切々と訴えた。


 「我々がどこまでやれるのか疑問。市民へのパフォーマンスに過ぎない」などとの意見も出たが、最終的には特別委設置で全会一致した。


 市議会は「公務員倫理の徹底と収賄事件等再発防止調査特別委員会」(本間厚幸委員長)を設置して11月22日に初会合を開いた。これまでに7回の会合を重ね、市発注工事の設計、入札、契約の流れを担当課から聞き取って問題点を探るなどしてきた。


 市発注工事の設計や見積もりを関係業者に頼むなど癒着を生む慣習があったことや、参考見積もりを出した業者が入札に参加するなど公平性に疑問がつく状況を問題視。現制度の見直しや、業者への罰則強化、業者のモラル向上を促すよう求めた。また、公務員倫理の徹底や管理職の能力向上、風通しのいい職場づくりが必要だとした。


 これらを改選直前の3月の議会最終日に報告し、市に提言する予定だ。市が策定中の再発防止策にも反映される。


 特別委の本間委員長は「今考えれば、組織(市議会)としても個人(市議)としてもチェックが甘かった。その反省の上に立って今回の特別委を進めている」と自戒を込めて語る。特別委の報告には、市議会としての反省の弁も盛り込む予定だという。


 その上で「行政と議員がなれあってはいけない。今後の議会活動の中で議員が鋭く目を光らせ、市民の信頼回復を図るしかない」と話す。(清水康志)

2144チバQ:2011/03/05(土) 14:26:25
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000651102260001
【模索する議会】
(3)人材
2011年02月26日


自宅近くのアパートに一室を借り、選挙準備のため、パソコンに向かう堀越徳善さん=妙高市月岡2丁目

 2月11日の祝日、妙高市広島2丁目、元市議堀川勇さん(72)宅で「報告会」が開かれた。長男で、地元測量会社で課長を務める義徳さん(40)が、集まった親類や近所の人に7月の市議選に立候補する決意を述べた。


 妻(40)もあいさつに立った。「できるなら、出馬しないように説得してもらえる場であればと思う」と、用意したメモを涙ながらに読み、親類の驚きと同情を誘った。


 勇さんは旧新井市議時代から6回当選のベテラン議員だった。6期目の途中に妻(71)が脳梗塞(こうそく)で倒れ、4年前の市議選を断念した。


 父親の地盤、和田地区から「市議選に出てほしい」と義徳さんに声がかかった。相談した妻は、「何を言ってるの。それなら家を出ます」。


 昨年秋の市議選補欠選挙(被選挙数2)の時も、地元の要請を受けたが、妻の反対でやめた。


 妻は、市議の妻である姑(しゅうとめ)の苦労を見てきた。着ているものからあいさつの仕方まで他人の口に上る。ストレスで倒れ、不自由な身体になった。夫と結婚する前に「選挙には出ない」と約束もしていた。


 義徳さんが、妻の反対を押し切ってまでも選挙に出ようとするのは「生まれ育ったこの地域に恩返しがしたい。義理と人情が絡む今の選挙を変えたい」という気持ちからだ。父の後援会は解散して無い。若い世代中心の後援会を組織し、同じ子育て世代に支持を訴える考えだ。


 ただ、経済面での問題も大きかった。議員報酬は月額28万3千円。04年に減額され、据え置きが続く。共済会の掛け金や税金、議会中の弁当代が差し引かれるなどで、手元に残る生活費は10万円足らずになるという。小学6年の長女を頭に3人の子どもがいる。勤務先に相談した結果、会社を辞めずに済み、かつ生活ができる最低限の給料を会社が支給してくれることになったという。「私は社長の理解があって市議選に出られるが、議員定数を減らして常勤にし、生活ができる報酬額まで上げないと、若手は出られないと思う」と話す。


 実際、同市の議員は会社社長や役員、個人事業者、農業、定年退職し年金で暮らす人などで、普通の子育て世代のサラリーマンは1人もいない。時間的余裕があり、議員報酬以外の収入がないと務まらない。


 7月の選挙から全市1選挙区に拡大する。定数は23から18に減るため、前回選挙より当選ラインが大きく上がる。


 同市議会最長老の望月弘さん(77)は、今期限りでの引退を決めた。旧妙高村役場を土木課長を最後に退職後、同村議になり現在に至る。引退は昨年3月に妻(73)がくも膜下出血で倒れ、寝たきりになったことが大きい。「妻の協力がないと選挙態勢は組めない」。「自分の後継に」と地盤の大鹿地区の4人を説得したが、「次から大選挙区になる」などと断られた。隣の原通地区から候補者を探し、連携も考えたが意中の人は、勤めを辞めなければならず、家族も反対している。


 「野武士的な気骨のある人はなかなかいない」。難航する後継者づくりに望月さんは頭を痛めている。(河畑達雄)

2145チバQ:2011/03/05(土) 14:26:50
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000651103010001
【模索する議会】
(4)政務調査費
2011年03月01日


十日町市議会の政務調査費収支報告書は、事務局を通して簡単に閲覧できる。コピーは1枚10円=十日町市役所

 「東京都内の食堂で6千円の昼食。レシートは紛失したが、支払いをしたことは会派代表が証明する」――。十日町市議会の政務調査費収支報告書に、そんな内容の「支払証明書」が添付されているのを見つけ、同市卯の元市職員、岡田雅さん(66)はあぜんとした。「どこの食堂なのか記載がない。何より、お店ではなく、支払った側が支払いを証明するなんて」


 昨春、2008〜09年度分の政調費資料すべてに目を通したときのことだった。仲間内で「議員の視察は無駄遣いばかり」との評判ばかりが先立ち、それならと、現物の資料にあたったが、点検するうちに、領収の実態が分からない「支払証明書」や、パンフレットだけが添付された遠方視察など、理解しにくい実績報告が見つかった。


 岡田さんは「調査の目的や使途が明確ならば100万円でもいい。そうでなければ1円も使うべきじゃない」と憤る。昨年8月から、8人のグループで政調費の是正を求める活動を続けている。


 政調費は、地方議員・会派の公務外の調査研究に対する補助金だ。国会議員の立法事務費(各会派所属議員1人に月65万円)の地方議員版とされ、01年から各自治体で条例化された。だが、宿泊代や食事代の上限額、細かい購入品目などの基準は統一されておらず、各地で政調費をめぐる住民訴訟が相次いだ。自治体としては「判例に沿って基準を設けている」(複数の市議会関係者)実情がある。


 十日町市議会は、岡田さんらのグループが各会派への質問を始めた2カ月後の昨年10月、「支払証明書」の廃止などを会派代表者会議で申し合わせている。さらに同12月、議会改革特別委員会(川田一幸委員長)を設置し、定数や報酬問題と併せ、政調費のあり方の論議を始めた。


 川田委員長は「政調費の存在そのものが、市民から色眼鏡でみられている。全廃も仕方ないという声はある」。ある市議は「会派内では領収書の計算で頭がいっぱいになるのをいやがり、経理の引き受け手がいない。政調活動のお金は、廃止となる議員年金の積み立て相当分を(議員が自ら)回すようにしてはとの意見もある」。十日町市議会の政調費は縮小方向にある。


 隣の南魚沼市議会では10年度から、月1万円に倍増された。それまでの月5千円(年6万円)では他市と比べても最低ランクだと、08年末に議会が要望を挙げていた。
 政調費はなくてはならないものなのか。南魚沼市議の一人は、議員報酬の明細書を見せてくれた。報酬約29万円から税金、懇親会費などが引かれ、手取りは約19万円。立候補時に「議員活動と両立できない」と会社を辞め、月々の収入はこの報酬一本。共働きの妻から借りることもある。


 その一方、子育て支援やオンデマンド交通システムの先進例を勉強したいため、月に数回は1人で首都圏の自治体や大学施設に出向く。高速バスを使えば、新幹線の半額の交通費で済む。東京・池袋の1泊朝食付き約6千円のビジネスホテルをよく使う。「議員でいるうちは365日勉強したい。増えたといっても月1万円。代わりに仕事するので、(勉強しない議員の)余った政調費を回してほしいぐらいです」(服部誠一)

2146チバQ:2011/03/05(土) 14:27:13
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000651103020001
【模索する議会】


(5)条例VS定数
2011年03月02日




 早稲田大学マニフェスト研究所(東京都)が昨年末に初公表した「議会改革度調査」。全国1797議会の中で上位100をネット上に公開している。県内トップは19位の新潟市議会。上越市議会(43位)、長岡市議会(64位)、県議会(81位)、新発田市議会(85位)と続く。


 新潟市議会は、議事録や政務調査費の支出をネットで公開したり、議会の審議資料を傍聴中に閲覧できたりといったことが評価されたという。


 その新潟市議会が、「質」の改革か、「量」の改革かを巡って揺れてきた。


 2009年7月、自民系会派出身の志田常佳議長の私的諮問機関として「議会基本条例検討会」が設置された。議会のあるべき姿を条例にし、議会の質を高めようというねらいだ。しかし、同じ自民系会派から「自ら身を削るくらいのものでないと、市民から評価されない」と議員定数削減を求める意見が出た。


 08年制定の「自治基本条例」も議会の役割と責務を定めていて「議会基本条例は必要ない」との声もあがった。


 結局、昨年9月定例会に議員定数削減案が提案されたが否決。4月の市議選は現状のままで実施される。一方の議会基本条例は、開会中の2月定例会で可決される見通し。


 早大マニフェスト研究所の担当者は、まず「議会が何を、どのような目的で、どう活動しているのか」を公開して市民に知ってもらい、「その上で、新潟市にとって適切な議員の質と量がどれだけかを市民が理解し、求めているかが重要だ」という。


 議員らの対立は09年5月の議長選が尾を引いている、との見方がある。過半数を占めていた自民系2会派が議長人事を調整していたが、「今までのように多数派が密室で決めて、それに従えというのはおかしい」と2会派以外の少数会派が反発。自民系2会派が擁立を目指した議員ではなく、志田氏が少数会派の支持を受けて議長になった。


 志田氏は議長就任のあいさつで、議会基本条例制定に意欲を見せたが、反対意見の背景には、志田氏の議長就任をよく思わないことがあるようだという。


 議員になったからにはぜひ経験したいとされるのが議長ポストだ。二元代表制で首長と並ぶ議会の代表としての「名誉」が得られ、報酬も月77万8千円と一般議員より12万5千円高い。重要行事には来賓として招かれ、マスコミへの露出度も高い。


 議長ポストがからんだ対立に、市議の一部や市民からは、「どこを見て、議会活動をしているのか。市民をみていない」との批判もある。


 ある議員は「議員数を確保して身内で調整して決めた要求を押し通そうという古い体質の議員がまだまだ多い」とし「でも、そういう人を選んでいるのは有権者。有権者の意識も変わってもらいたい」と話す。


 篠田昭市長は昨年11月の市長選で掲げたマニフェストに「市議会改革の支援」を盛り込んだ。「議会も努力しているということを市民に知って頂くように支援します」と言うが、どのように支援するかは、具体的にしていない。


 市議の1人は、「なかなか改革を進められないので、議会が(市長から)軽く見られているようだ」とこぼす。「きちんと議会の側から改革を成し遂げなければいけないけど、市議選の後まで持ち越しだ」(藤井裕介)
=おわり

2147チバQ:2011/03/05(土) 14:27:55
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news/20110305-OYT8T00115.htm
長岡市議と盲導犬、最後も一緒に登壇

盲導犬ウリエルを連れ、最後の一般質問に臨んだ藤田市議  盲導犬をつれた全国初の議員で、4月に3期12年で勇退する藤田芳雄・長岡市議(62)が4日、盲導犬ウリエル(雄4歳)と共に最後の市議会一般質問に立ち、「活動を始めた頃、『このまちには障害者がいないのか』と言われたのを思い出す。障害者は動きにくいまちだった」と振り返った。

 点字ブロックや音響式信号の設置など、市の政策に影響を与えてきた藤田市議らしく、この日も点字やパソコン音声を利用しながら、JR長岡駅への転落防止の可動ホーム柵設置などを求めた。質問を終えた後、記者団に「さみしい気持ちはするが、肩の荷がおりた。12年は短いと言う人もいるが、自分なりに全力投球できた」と感慨深げに語った。

(2011年3月5日 読売新聞)

2148チバQ:2011/03/05(土) 14:35:00
金沢市長選後の記事
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/feature/kanazawa1291042108306_02/news/20101129-OYT8T01230.htm
多選拒絶
(上)若手決起 初の「選択肢」

 「ここで戦わんかったら党が市民になめられる。やる気あんがかと思う」。9月30日、市役所会議室。市長選の候補者擁立を検討する自民党金沢支部の役員会で、1期目の市議、不破大仁(34)の大声が扉の外にまで響いた。

 独自候補擁立を主張する不破ら若手市議は「我こそはという人がいる。会の決定を待てば立候補表明が遅れる」と、時間切れを狙うかのようなベテラン議員たちの間延びする議論にいらだちをぶつけた。不破の頭にあった候補が、同僚市議の1人、山野之義(48)だった。

 「具体的な名前が出れば検討する」。予想外の若手市議の突き上げに、支部幹部も、そう言わざるを得なかった。支部はその後の協議で、現職の山出保(79)と山野の2人の推薦を決めた。来春の統一地方選を前に、自民内の分裂回避のための後ろ向きの結論が、2期目以降続く山出のオール与党体制にきしみを生んだ。

     ◇

 自民党の市議の高岩勝人(43)(1期)は初当選後、先輩市議から「決算のチェックに領収書を見てはいけない」と言われ、がく然とした。重箱の隅をつつき、役所に嫌がられるような事をするなということだ。高岩は、オール与党で議会のチェックが機能していない状況に危機感を抱いていた。

 今年5月、高岩は、不破ら自民・民主の若手市議と議会の在り方について勉強会を始めた。市民向けのシンポジウムでは「市長に任期を設けるべき」との声が多数上がり、「市民の常識を“広坂”の非常識にしてはいけない」と9月議会で多選自粛条例案提出に動いた。

 否決されたが、市議会の4割を占める16人が賛成に回った。「対抗馬擁立へ」。若手市議を中心に機運が高まったが、皆、政治経験が浅く、地元のしがらみも抱え出馬に踏み切れない。「市民に選択肢を示す」と、山野は意を決して手を挙げた。

     ◇

 山野支援に回った超党派の市議7人のうち、1期目が6人。若手の反乱に山出陣営は不快感をあらわにした。10月26日、選対本部発足の場で、ベテラン市議は「市長室に座る男ではない」と山野をこき下ろした。その後の山出の政策発表会では、記者たちの前に、政策を説明する山出を約20人の県、市議が取り囲み、陣営の結束をアピールした。

 そして告示。2期目以降16年間、「共産以外の全党相乗り」で、山出以外の投票先がなかった有権者に、初めて山野という「選択肢」が示された。山野の初当選は、これまで市政に不満を抱える市民に対し、選択肢を示せなかった政党の姿勢をも問う結果となった。(敬称略)

(2010年11月30日 読売新聞)

2149チバQ:2011/03/05(土) 14:35:32
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/feature/kanazawa1291042108306_02/news/20101202-OYT8T00049.htm
多選拒絶(中)校下依存に行き詰まり

山出氏を支援する集会でガンバローを三唱し、気勢を上げる校下幹部ら(11月24日) 「誰が競ってるなんて言っとるんや」。11月25日、「(現職と新人で)伯仲しているのでは?」という記者の質問を、山出保(79)の総合選対本部長を務めた「新進石川」の宇野邦夫県議は、気色ばんで一蹴した。陣営幹部も山出優位を疑わなかった。

 実際、選挙中、各校下の公民館で開かれた集会は盛況だった。校下幹部が所属の町会にハッパをかけ、動員に精を出した。5選を果たした前回の市長選同様、市内全域から圧倒的支援を受けていると陣営の誰もが感じていた。

 市内62の小学校区ごとに組織される校下組織は、市から地域の除雪や一斉清掃を託される「行政の補完組織」だ。校下もまた、橋の修理など地元の要望を市役所に届ける。「山出さんは議員より我々の話をよく聞いてくれる」(校下幹部)。校下と蜜月の関係を作ることで、地元の議員からの反発を抑える。山出の長期政権の構図だった。

 10月に立候補を表明した新人の山野之義(48)支持に回った市議は、地元の校下の役員から「市長に盾突くのか」となじられ、次の市議選で地元の支援はないと通告された。自らの選挙で地元校下や町会の支援を受ける議員は、「山野支持」を表明した途端、圧力を受けながら市長選を戦わざるを得なかった。

     ◇

 圧勝のはずが、1300票余りの差を付けられての敗戦。ある郊外の校下幹部は、地元集会の風景を思い出していた。

 地元には、若者向けのマンションも建つが、能登や加賀、県外から移り住んできた人が多く、集会に集まるのは古くからの住民だけだった。「とにかく若い人が地元に関心を持ってくれず町会に入ってくれない。校下で支持しても、これでは票の上積みになるわけがない」と振り返った。

 金沢市の人口は10年前に比べ、郊外が2・7%増える一方、中心市街地は10%減った。「金沢独特の地縁に息苦しさを感じる若者が中心部から郊外に流出し、従来の校下組織が維持しにくくなっている」と東北大大学院の河村和徳准教授(元金沢大、政治意識論)は指摘する。

 市街地の住民の質が変わり始めたため、いつの間にか、校下を母体とした従来の動員型選挙だけでは、無党派・浮動層の得票が見込めなくなっていたのだ。県外から著名な応援弁士を呼び、街頭で支持を訴えるしかなかった山野の勝利に、山出陣営はほぞをかんだ。

 「雪国ならではの連帯が金沢の財産」と山出が語ってきた校下組織。その変化の兆しは新市長の就任で加速するのか。それ次第で金沢のまちの姿も違ったものになる。(敬称略)

(2010年12月1日 読売新聞)

2150チバQ:2011/03/05(土) 14:36:08
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/feature/kanazawa1291042108306_02/news/20101202-OYT8T00055.htm
多選拒絶 (下)「長老」市議会対策 難航も

金沢市内で街頭演説する「龍馬プロジェクト」メンバーと若手市議(8月29日)  「金沢には人がいないんですか。天下の赤っ恥になりますよ」。告示翌日の22日、金沢市香林坊の街頭で、新人の山野之義(48)の応援に駆けつけた前横浜市長の中田宏が、刺激的な言葉で聴衆に訴えた。相次いだ首長の汚職を教訓に、権力の集中を防ぐ「多選禁止」を掲げる自治体が増える中で、現職の山出保(79)が6選を目指す事を皮肉ったのだ。

 選挙中は、全国の自治体に若手議員を進出させようという「龍馬プロジェクト」メンバーの若手議員らも金沢入りして、「全国の仲間がこの市長選に注目している」と、山野への支持を訴えた。

 山野陣営は「多選を容認する旧態依然の金沢で、市長選に勝つ事が日本の政治を変える『一丁目一番地』になる」と気勢を上げ、「世代交代」という対立軸を明確にした。

 山野を支えた金沢の若手市議4人も、龍馬プロジェクトにかかわっている。9月、市議会に超党派で多選自粛条例案を提出し、ツイッターで議会情報を発信するなど、会派の慣例に縛られることなく精力的に動き回った。その成果なのか、右肩下がりだった市長選の投票率は35・93%と前回より8ポイントアップした。

 「市長が提出した議案は無条件で通す。議員はポストがどうとか、市民から離れた事しか興味がない」。1期目の市議の1人は山出のオール与党体制が市民の市政への関心をそいでいたと感じていた。別の1期目の市議も「長老支配は通用しにくくなる」。市長選の勝利に手応えを感じている。

     ◇

 11月30日、当選証書を受けた山野が、市議会各会派の控室を訪問した。しかし、山出を1期目から支えてきた会派「金沢民主」は面会を拒否。「(山野の)抱負なんて聞きたくもない」。ベテラン市議の1人は、今後は、野党として山野と対峙するつもりのようだ。

 山出を支援した別会派の市議は「市政への取り組みを聞かない事には、対応は決められない」と新市長との距離を測りかねている。

 市長選では「世代交代」を実現した金沢市。だが、市議会は依然、山出を支持したベテラン市議らが多数を占める。来年4月の市議選に向けても、ベテラン市議は「票が取れる人は限られる。市長が替わったからといって、市議ががらっと替わることはない」と冷ややかに見る。

 これまで表に出てこなかった多選批判の声をすくい上げ、新市長となった山野。だが、対決姿勢を崩さない市議らと、どう協調していくのか。初手から難しい議会対応を迫られている。(敬称略)

 (この連載は多可政史が担当しました)

(2010年12月2日 読売新聞)

2151チバQ:2011/03/05(土) 14:38:16
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news/20110304-OYT1T00324.htm
輪島市長、結局辞意撤回で陳謝

 石川県輪島市の梶文秋市長は3日の市議会本会議で、県議選輪島市選挙区(定数1)を巡る自民党の混乱に絡んで辞意を表明したことについて陳謝した。

 同選挙区では、現職の宮下正博県議(61)と、新人の建設会社前社長上田義雄氏(60)が立候補を予定している。梶市長は先月、上田氏の立候補の動きに抗議の意味を込めて辞意を表明したが、後に撤回した。

 梶市長は市議会の冒頭、「市民にご心配をおかけし、深くおわび申し上げる」と謝罪。辞意表明については、自民系2氏が立候補する構図を憂慮し、「身体を張って市の将来を守りたいとの思いだった」と振り返った。撤回については「溝を埋めるため、努力しなければならないから」と説明した。

(2011年3月4日11時04分 読売新聞)

2152チバQ:2011/03/05(土) 14:43:27
http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2011030102000160.html
福井、坂井は激戦か 県議選告示まで1カ月
2011年3月1日

 県議選(四月十日投開票)の告示まで、一日で残り一カ月となった。県内十二選挙区で、定数三七に対し現職三十六人、元職二人、新人十人の計四十八人が立候補の意向を示す。現在の情勢に変化がなければ、大野市(定数二)、鯖江市(同三)、あわら市(同一)、吉田郡(同一)の四選挙区は無投票で現職の再選が決まる見込みだ。

 選挙戦が確実な八選挙区のうち、最も激戦となりそうなのは、定数一二に対して十五人が立つ見通しの福井市。当選枠から二人がはみ出す坂井市(定数四)も、激しい戦いが予想される。

 勝山市、丹生郡、大飯郡の三選挙区は、一議席を巡る一騎打ちとなる可能性が高い。特に勝山市は、定数減の影響で現職同士が激突。同じく一議席となる丹生郡は、現職一人が引退するため無投票と思われていたが、二月に新人が出馬表明し、一転、選挙戦が濃厚となった。

 市町村合併に伴う区割りの見直しで、現選挙区を統合した小浜市三方郡三方上中郡(定数三)、越前市今立郡南条郡(同五)は、それぞれ新人一人が割って入る構図。敦賀市(同三)と同様、一人が涙をのむ戦いとなりそうだ。

 女性の立候補予定者は四人おり、二期八年ぶりに女性県議が誕生するかにも注目が集まる。政党別では、民主が現職七人、自民が同二十五人、公明が同一人、共産は元職一人をそれぞれ公認候補として擁立する。

 今季限りでの引退を明らかにしている現職県議は、坂井市選挙区の東角操氏(53)、丹生郡の渡辺政士氏(78)の二人だけ。区割りの変更に伴い、選挙区数は十五から三減り、定数は四〇から三減る。

 県選挙管理委員会の立候補予定者説明会は、対象選挙区を分けて八日に県庁、十日に越前市福祉健康センター、十一日に小浜市の嶺南振興局小浜土木事務所の三カ所で実施される。 (統一地方選取材班)

2153チバQ:2011/03/05(土) 18:08:51
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000351103020001
【政党溶解】

(上) 擁立難航し右往左往
2011年03月02日


握手を交わす田辺氏(左)と牧野会長。民主は田辺氏への推薦を見送り、実質自主投票となった=静岡市駿河区

 「想定の範囲内だが、『ついに来たか』という感じだ。熱がどう伝播(でんぱ)していくか、読めない」。河村たかし名古屋市長率いる地域政党「減税日本」が、4月の静岡市長選で海野徹・元参院議員を公認する。こんな知らせが県内を駆け抜けた1日、民主党県議の1人は不安をあらわにした。


 愛知県知事選、名古屋市長選で民主、自民が推す候補を大差で破った減税日本と、古巣の民主党とたもとを分かち、政党から距離を置いてきた海野氏の組み合わせ。既成政党が惨敗した「愛知ショック」が静岡市長選でも再現されるのか、民主や自民の県連関係者は気が気ではない。


    ◆


 「民主党への風当たりが強く、地元の評判が悪い。どうやって選挙戦を戦っていくんですか」。2月11日、浜松市中区の国道沿いにある民主党県連8区総支部事務所。県議選浜松市南区選挙区の民主公認の新顔候補、中川智三郎氏は、支部長の斉藤進衆院議員に詰め寄った。すでに離党する腹は決めていた。


 民主候補として活動を始めたのは昨年末。街を回ると、「こんな状況でよく民主から出たね」と何度も言われた。「逆風」は予想以上だった。


 「政権与党の公認や労働組合の推薦状は、もはや強力な後ろ盾では無い」。出馬表明から約2カ月後の2月15日、中川氏は離党届を提出した。「新顔候補の皆さんには、民主党の看板を下ろしたい人もいると思う」と語る。


 政権与党の新顔候補が、投開票まで2カ月を切った時点で公認辞退。政権交代の熱狂から2年足らずで迎える統一地方選を前に、既成政党が苦しんでいる。


 県議選の擁立作業を巡って、民主党は苦戦続きだ。「県議会の過半数確保」。昨年、県連が「最低目標」として掲げたラインは、今年に入り「第一会派獲得」に引き下げられた。ある関係者は「『地方議員でいいから民主党から出馬したい』と党本部で人材登録した候補者が、菅直人政権への逆風が強まるに連れ、だんだん腰が重くなっていった」と嘆く。


    ◆


 県内の統一地方選で最大の目玉となる静岡市長選では、民主党県連の方針は二転三転した。当初、「何としても独自候補を」と意気込んだ擁立作業は難航を極め、今年1月に結局断念。自民との相乗り批判を「対決構図を地方に持ち込まない」(牧野聖修県連会長)と抑え込み、出馬表明していた元自民県議の田辺氏支援へかじをきった。ところが、2週間足らずの間に、「愛知ショック」で状況が一変した。今度は「政党色を前面に押し出すのは良くない」(牧野会長)と推薦見送りを決め、事実上の自主投票に追い込まれた。


 一方の自民党も、独自候補擁立は結局あきらめ、田辺氏推薦に落ち着いた。しかも、党内から出馬表明した安竹信男市議に対しては、離党勧告までして翻意を促した末、最終的に除名処分を下すなど迷走ぶりを印象づけた。


 県都・静岡市長選でさえ、存在感を示せない既成政党。ある民主県議は「市長選での右往左往を見ると、政党の力が弱まっていると言われても反論できない」ともらす。

2154チバQ:2011/03/05(土) 18:09:18
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000351103030001
【政党溶解】


(中) 中立・静観 与党と距離
2011年03月03日


民主党国会議員(左列)と川勝平太知事の意見交換会。民主側は「地方の陳情、要望はすべて県連に」と念を押した=1月7日

 2日、静岡市葵区の静岡建設業協会事務所に役員が顔をそろえ、「市長選は自民推薦候補を推薦する」と決めた。県議選は特に決めず、木内藤男会長によると「これまでの自民党との付き合いもあり、各自判断する」という。清水建設業協会でも同日の理事会で同様の決定が下った。関係者は「民主への推薦は議題にもならなかった」と話す。


 県建設業協会は「地方選挙は中立。あとは地区ごとに任せる」と、いわば「自主投票」を強調する。実際は、これまで通り自民候補を支援する地区協会が目立つ。


    ◆


 自民党が下野した2009年、政権の座についた民主党は、地方から国への陳情窓口を県連に一本化するシステムを導入した。業界団体や地方自治体が政府に陳情したいと思えば、まず地元選出の県議や市町議に受け付けてもらう。県連は「A」「B」などとランク付けして党本部に伝達。党本部は最終的に、各省庁の政務三役に陳情、要望を伝えるという仕組みだ。


 「自民時代の霞が関詣でをやめさせ、官僚政治を打破する」。そんな建前の裏には、地方議員と業界団体の付き合いを深めることで、自民党に比べて脆弱(ぜいじゃく)な地方組織を強化し、選挙を有利に運びたいという打算があった。


 思惑は外れた。統一地方選を前に、民主党県連に推薦状を送ってきたのは13団体。民主党を単独推薦したのは、県生花商組合連合会と県石油業協同組合のみだった。建設業協会や農協は「各支部に一任」として、事実上の静観を決め込んでいる。


 県トラック協会をはじめ、民主党を推薦したほとんどの団体は自民党と同時推薦だ。昨年11月に開かれた県トラック協会の理事会では、「政権与党の民主は外せないのでは」との提案が出たが、「今のていたらくで、民主を推せるか」と異論が噴出した。ガソリン税暫定税率撤廃がほごにされたことなどへの反感は根強く、同協会の政治資金団体「運輸政策協議会」は自民党を、親睦団体「トラック運送事業経営者連盟」は民主党を推薦することになった。


 同協会はこれまで、民主党が指示したシステムに従って陳情書を出してきた。「陳情の細かな内容が中央に伝わったという実感はない。書類を出しただけの気休めです」。同協会の関功専務理事は不満を隠さない。


    ◆


 一方で、かつて「集票マシン」として自民党長期政権を支えてきた業界団体も曲がり角を迎えている。昨夏の参院選で、全国建設業協会が推薦した旧建設省出身の脇雅史氏の県内得票は約3千票。6年前の半分以下に減った。


 建設業協会は今、逆風のまっただ中にある。景気後退による受注減少に、「コンクリートから人へ」を掲げた民主党への政権交代が追い打ちをかけた。県建設業協会の加盟業者は、ピーク時の870社から562社に減少。県協会の天野幸男専務理事は「従業員で票を動かす時代は終わった」と話す。


 業界関係者は自嘲気味に話す。「昔みたいに自民を応援すれば得になるわけじゃない。かといって、右も左も分からない素人の民主に陳情することはない」。業界団体も政党との距離の取り方に苦慮している。

2155チバQ:2011/03/05(土) 18:09:45
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000351103040001
【政党溶解】


(下) 手応え自信と不安と
2011年03月04日


JR静岡駅に降り立った河村・名古屋市長を、海野氏はにこやかに迎えた=2日、静岡市

 2日朝、JR静岡駅に降り立った河村たかし・名古屋市長は海野徹氏と握手を交わした後、にやりと笑った。「牧野さん(聖修・民主党県連会長)に昨日、電話しといたでよ。『海野さんで徹底的にやる』って」


 静岡市長選告示まで1カ月足らずに迫った2月28日、河村氏率いる地域政党「減税日本」は海野氏を公認した。今月2日の記者会見では、元民主党参院議員の海野氏は「既成政党の推薦をあえて受けなかったのは、『改革』という言葉だけ飛び交い、実践できないことが明確になったからだ」と古巣を痛烈に批判。河村氏も「既成政党は身分保障された議員が団体戦をやっていただけ」と応じた。


    ◆


 民主か自民か。二大政党のどちらかを選ぶという構図は様変わりしようとしている。


 海野氏が減税日本の公認を受けたのと同じ日、みんなの党の県議選候補者3人が県庁に勢ぞろいした。昨夏の参院選で次点に食い込んだ河合純一氏は「県内には『選択肢が民主と自民しかない』という声がある。積極的に候補者を立てていきたい」と話した。これまでに同党が県内の統一地方選への擁立を決めたのは公認9人、推薦6人。参院選後、街頭演説など地道に活動を重ねてきた成果でもある。


 「みんなの党は業界団体の名簿さえなく、回るところもない。それでも街頭演説をすれば、動員をしなくても人が立ち止まる。自民党では信じられないことだよ」。河合氏の選挙事務局のスタッフで、かつて自民党国会議員の秘書だった山沢一也氏は話す。


    ◆


 県議選磐田市選挙区への立候補を予定する柏木健氏は昨年12月、「民主、自民の二大政党下では地域の声は届かない」と、地域政党「地域主権・静岡」を立ち上げた。「民主も自民も、地方議員が国会議員の選挙要員になっている。国政選挙の度に地方議員が走り回っている様子を見ると、歯がゆさを感じた」と話す。


 実家が農家で、自身もフルーツトマトの農業生産法人の代表だが、「農協に縛られる選挙の時代じゃない」。10人未満のミニ集会を繰り返し、料理教室や生け花教室に飛び入りして講演会をするなどしてきた。


 しかし、現実は厳しい。地域主権・静岡から県議選磐田市選挙区に出馬する若者をインターネット上で募ったが、「冷やかしのような電話1本、メール1件だけだった」。やむなく、1月に自ら出馬を表明した。


 「既成政党に対する失望はものすごい。すべての人が投票してくれれば自信はある」。そう思う半面、こんな不安もある。「投票率が低ければ、結局はこれまでの組織票で結果が決まってしまうかも知れない」=おわり
(この連載は後藤遼太が担当しました)

2156チバQ:2011/03/05(土) 18:12:30
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110303/szk11030311470012-n1.htm
「減税日本」が海野氏公認 「既成政党vs地域政党」対決再燃 静岡
2011.3.3 11:44 (1/2ページ)
 静岡市長選(3月27日告示、4月10日投開票)に立候補を表明している元参院議員の海野徹氏(61)は2日、名古屋市長の河村たかし氏が代表を務める地域政党「減税日本」の公認を受けたことを正式に発表した。愛知県の「トリプル投票」で注目された「既成政党vs地域政党」の対決の再燃が予想され、自民党や民主党は予期せず隣県から吹き込んだ“減税旋風”に警戒心を高めつつある。

 「既成政党と政策協定を結ぶことは何もやらないに等しい」。海野氏は静岡市内で開いた会見でこう語気を強め、「既成政党」と位置づけた自民党や民主党との対立姿勢を打ち出した。海野氏は参院議員時代から河村氏と親交があり、公認を持ちかけられて承諾した。

 市民税や市民法人税の減税を公約の柱に掲げる海野氏は愛知県で民主党や自民党の支援候補を破り、変革の“顔”となった河村氏と歩調を合わせることで国政に期待を裏切られた市民の不満の受け皿となり、支持基盤の拡大につなげたい狙いだ。

 国の増税論調を批判し、減税策を掲げる河村氏は名古屋市長、愛知県知事に続く静岡市長の役割を戦国武将の毛利元就が結束を訴えた逸話に例え、「減税の3本の矢が生まれる。(国が)社会主義に非常に傾斜している中で自由主義を主張する3人になる」と海野氏を激励した。

 一方、同市長選に出馬表明している元県議の田辺信宏氏(49)は自民党の推薦を受け、民主党の一部からも支援を取り付けている。市議や県議の応援の動きはまだ鈍いものの、市議会定数や議員報酬の削減を明確に表明した海野氏への反発から議員の間にさらに支持を広げていく可能性もある。

 二大政党が独自候補を擁立できず、混迷する静岡市長選は減税日本の“参戦”でにわかに情勢にも変化がでてきそうだ。

 「この市長選は次の衆院選の前哨戦。田辺さんが負けるようなことにでもなれば」と自民党の天野一県議(静岡市葵区選出)は危惧する。「名古屋の風が、平均的な日本人の気性とも言える静岡市でも起これば、全国的な流れになる。パフォーマンスに踊らせられない良識が大事だ」と減税日本の動きを牽(けん)制(せい)した。

 民主党県連の岡本護幹事長も「名古屋や大阪で旋風が起こっているが、(有権者は)冷静に政治情勢を見てほしい」と減税策への批判を強めている。

2157チバQ:2011/03/05(土) 18:13:12
http://www.shizushin.com/shizushin/templates/F03PrintPage.aspx?Path=/Channels/www.shizushin.com/news/feature/local_election/20110305000000000013&TitleTag=%E9%A6%96%E9%95%B7%E9%81%B8%E3%83%BB%E8%AD%B0%E5%93%A1%E9%81%B8%20%E3%80%90%E7%B5%B1%E4%B8%80%E5%9C%B0%E6%96%B9%E9%81%B8%E3%81%97%E3%81%9A%E3%81%8A%E3%81%8B%EF%BC%92%EF%BC%90%EF%BC%91%EF%BC%91%E3%80%91%EF%BC%9A%E9%9D%99%E5%B2%A1%E5%B8%82%E9%95%B7%E9%81%B8%E3%83%BB%E5%87%BA%E9%A6%AC%E8%A1%A8%E6%98%8E%EF%BC%93%E6%B0%8F%E3%80%81%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%AB%E5%9B%9B%E8%8B%A6%E5%85%AB%E8%8B%A6%E3%80%80%E6%B0%91%E4%B8%BB%E5%85%AC%E7%B4%84%E9%85%B7%E8%A9%95%E3%81%8C%E8%83%8C%E6%99%AF%E3%80%80
静岡市長選・出馬表明3氏、マニフェストに四苦八苦 民主公約酷評が背景 
2011/03/05
 3氏が出馬表明している静岡市長選。27日の告示が迫る中、3氏ともマニフェスト(公約集)を公表していない。民主党政権のマニフェストが「ばらまき」と酷評され、菅直人首相が批判の矢面に立たされていることが背景にある。各陣営は「(マニフェストは)必要だが、印象が良くない」と頭を悩ましている。
原点に立ち返って
 県内政治に詳しい白鳥浩法政大大学院教授の話 政権交代を果たした民主党はマニフェストを履行できていない。そのため、有権者がマニフェストを信頼せず、政治家の公約を軽く感じている。マニフェストは政策を知るため、有権者にとって必要なツールとなってきた。統一地方選を通じ「マニフェストは有権者との契約」という原点に立ち返ってほしい。それが政治への信頼を取り戻すきっかけになる。

有権者への宣言
 「マニフェストは有権者への宣言。施策を遂行する行政職員への強制力にもなる」。元県議田辺信宏氏(49)はマニフェスト重視の姿勢を示す。
 ただ、支援する市議から「マニフェストを前面に出す選挙は得策でない」との意見もあり、“市長宣言”などとして公表することを検討している。内容の分かりやすさを心掛け、当初はA4判、30ページに及ぶ詳細な案を練ったが、最終的に「極めてシンプルな形」に落ち着く見込みだ。

価値低下を懸念
 元参院議員の海野徹氏(61)は前回市長選や知事選でのマニフェストを基本に作業を進める。「民主政権のせいでマニフェストの価値が下がった」とし、都市経営計画として公表する見通し。
 政治団体「減税日本」の公認として減税、議会改革の2本柱を盛り込む考え。陣営は「ある程度の時間がないと有権者の判断材料にならない」とする一方で、「公約をまねされては困る」とし、公表時期を探っている。

単純明快が一番
 前市議会議長の安竹信男氏(64)は記載内容を重点項目に絞る姿勢。「中途半端な政策は有権者に間違った期待を抱かせる。単純明快が一番」と強調する。
 他陣営が掲げる「減税」が争点化しつつあり、独自の主張を盛り込む必要があるとの認識。「税金の無駄遣いをなくすという行財政改革の必要性は、候補が誰であっても共通項目。どのように違いを出せばよいのか」と思案する。

「もろ刃の剣」
 小嶋善吉市長は前回選の後、マニフェストの実施状況を市民委員に評価してもらった。市長は「政策を見て投票行動を決める有権者は多い。具体的な政策を財源と期限を明らかにして示すべき」とする。その上で、「政党を中心に、選挙に勝つためのマニフェストになっている。候補者にも有権者にとっても、もろ刃の剣になる」と警鐘を鳴らした。

浜松市長選 現職・鈴木氏、名称は「やりますリスト」
 浜松市長選で唯一、出馬表明している現職の鈴木康友氏(53)は1月末、2期目に向けた選挙公約を発表した。名称はマニフェストでなく「やりますリスト」。1期目の目玉施策「こども第一主義」などを踏襲する127施策を打ち出した。
 新産業の育成や環境対策など新年度スタートの第2次総合計画の8戦略に沿った内容。現職の強みを生かし、担当職員の意見も踏まえて、期限や数値目標も示した。「1期目の積み残しと新たに浮上した課題への対応を意識した」(鈴木氏)という。

原点に立ち返って
 県内政治に詳しい白鳥浩法政大大学院教授の話 政権交代を果たした民主党はマニフェストを履行できていない。そのため、有権者がマニフェストを信頼せず、政治家の公約を軽く感じている。マニフェストは政策を知るため、有権者にとって必要なツールとなってきた。統一地方選を通じ「マニフェストは有権者との契約」という原点に立ち返ってほしい。それが政治への信頼を取り戻すきっかけになる。

2158チバQ:2011/03/05(土) 18:13:43
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20110304000000000011.htm
対抗意識ありあり 静岡市長選の2陣営が同時会合
03/04 07:47
 静岡市長選(27日告示、4月10日投票)に立候補を予定している元県議田辺信宏氏(49)と元参院議員海野徹氏(61)の支援団体が3日夕、それぞれ同市内で同時刻に会合を開き、支持を訴えた。告示まで1カ月を切り、両陣営の対抗意識はありあり。敵陣を横目に支援固めに躍起だ。
 田辺氏を推薦している連合静岡は静岡市駿河区のホテルで、川勝平太知事、鈴木康友浜松市長を講師に中部ブロック政治セミナーを開催。事実上の「決起集会」の位置付けで、約千人(主催者発表)が集まった。
 講師2人の講演の後、登壇した田辺氏は「川勝知事、鈴木市長とのトライアングルの一角にわたしを」と呼び掛けた。政策面では「選択と集中」で経済活性化を図ることが重要と指摘。「減税」を掲げる海野氏を意識して「減税をしている余裕はない」と強調した。
 首長や議員の選挙戦でどの陣営にもくみしない「ノーサイド」を標ぼうする川勝知事は講演で「“ふじのくに”づくり宣言」に熱弁を振るったが、市長選に言及せず、主催者の求めで田辺氏、鈴木市長と記念撮影に応じたものの、1人だけ握手に加わらなかった。
 一方、約150メートルほど離れた葵区のホテルでは、「ひなまつり」と銘打った海野氏の女性支援者の会が開かれた。約350人(主催者発表)が参加し、出席者と海野氏との間で質疑応答が行われた。
 子育て支援策や議会改革、中山間地振興策など、女性の視点からの質問が相次いだ。海野氏は子育て支援策について「中学生以下の医療費は無料にできるよう財源などを検討している」と応じた。女性が活躍する場の必要性も訴え、「女性の社長100人つくるため、ファンドを創設して支援する」と述べた。
 また、政治団体「減税日本」の公認で出馬することが決まり、代表を務める河村たかし名古屋市長からのメッセージを紹介。海野氏は「市の無駄を排除する必要がある。徹底した行財政改革を進めるには、最初からお金がない方がよい」と減税の必要性を訴えた。

2159チバQ:2011/03/05(土) 18:17:56
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000461102250002
自治体のカネ(上)
2011年02月25日

 1月7日の昼下がり。県庁の知事室で、美濃市長の石川道政氏と古田肇知事が向き合った。
 「福祉医療の補助率を元に戻して欲しい」
 真剣な表情で切り出す石川市長に、古田知事はいつものように言葉を濁した。
 「まだ、検証している最中だから」
 美濃市の場合、中学3年まで医療費は無料で、小学校就学前の分は、県と半額ずつ負担していた。2010年度から県が負担率を40%に引き下げたため、市の持ち出しが年間約400万円増えた。
 こうした福祉医療の補助削減には、ほとんどの自治体が同じ悩みを抱え、県市長会長でもある石川市長は再三、古田知事に不満を伝えていた。
 新年のあいさつで、ほかの市長3人と訪れたこの日も色よい返事はなく、30分ほどで退室した。
 だが、その約3週間後。自民県連の猫田孝幹事長ら幹部3人が知事室を訪れると状況は一変する。
 5分ほどの会談後、猫田氏は記者会見に臨んだ。自民の要求がいかに県の新年度予算案に反映したかを説明するためだ。その中に、石川市長らが切望した補助率引き上げもあり、45%に押し戻した。
 「肝心なものは最後は知事室で決まる」。そう胸を張る猫田氏は満足そうだった。
    ◇
 県は現在、国の許可がなければ借金できないほど危機的な財政状態に陥っている。崖っぷちに立つ古田県政が最重要施策として進めているのが、「県行財政改革アクションプラン(AP)」だ。10年度からの3年計画で計約920億円の財源不足を解消しようとしている。
 柱は三つ。県職員の給与抑制の「人件費削減」、県有財産の売却の「歳入確保」。そして、県事業や補助金を見直す「歳出削減」だ。
 県はAPで、市町村への補助金の削減額を計97億円と見込む。県は「市町村を含めて、全体で痛みを分けることが必要」と考える。だが、県財政悪化の「痛み」を市町村に負わせるのはおかしいという反発は当初から強かった。
 補助金が削られても、福祉医療などのサービスは規模を縮小したり廃止したりするのは難しい。負担はそのまま住民と直接向き合う市町村にのしかかる。ある町長は「県は簡単にカットできても、こちらはできない」と、怒りを隠さなかった。
 県市長会と町村会は1月17日付で、古田知事あてに市町村への補助削減を撤回するように連名で文書を送った。その水面下では、県議会の最大会派「県政自民クラブ」にも泣きついた。4月の統一地方選を前に「手柄」を立てたい県議は意気込む。「APは県が勝手に作った。我々としては潰さないといけない」
    ◇
 23日に開会した県議会の壇上には、所信表明で熱弁を振るう古田知事がいた。
 「アクションプランを着実に実行している。財政再建のシナリオを見直す状況ではない。取り組みを着実に進め、起債許可団体からの早期脱却をはかる」
 その言葉とは裏腹に、古田知事が掲げた財政再建策は、徐々に「見直し」が進む。2期連続で最大会派にかつがれて当選した知事にとって、その意向は無視できず、大きな重荷となっている。

2160チバQ:2011/03/05(土) 18:18:26
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000461102280001
自治体のカネ(下)
2011年02月26日

「さすがに将来は統合も考えないといけない」
 郡上市環境課の担当者が心配したのは、市内に7カ所もある市営火葬場のことだ。2004年3月に旧郡上郡の7町村が合併し、各町村の火葬場を引き継いだ。一つの自治体としては県内最多だ。
 そのうち二つは、老朽化のため合併後に相次いで建て替えた。06年に旧高鷲村、07年には旧八幡町。建設費は計約8億2千万円にのぼる。
 郡上市の人口は約4万7千人。火葬場は多すぎて、大半の稼働率は低い。市によると、旧高鷲村の火葬場の利用は毎月数日。昨年11月は、わずか2日だった。旧美並、旧明宝両村の昨年12月〜今年1月の利用者はゼロ。ほぼ毎日利用されているのは、旧八幡町だけだ=表。
 1施設当たり年間170万〜1300万円の維持費がかかり、7施設で計約3千万円になる。
    ◇
 郡上市は県内で最も財政状況が悪い。予算に占める借金返済の割合を示す実質公債費比率21・7%は、県内ワースト1だ(09年度決算)。県内で唯一、県の許可がなければ、借金(地方債発行)ができない。
 市は「10年前に行った下水道事業の借金や、合併特例債の返済が続くため」と説明する。集中的に下水道を整備した時の借金返済が多額になるのにもかかわらず、市がこれまでに使った合併特例債は約106億円にのぼる。火葬場の建て替えにも約6億5千万円をあてた。
 7割を国が肩代わりするという「使いやすさ」に飛びついた結果、借金で首が回らなくなった。04年度から10年間の予定で策定した約1千億円規模の新市建設計画も、05年に700億円に縮小。県の監視下から脱するのは、早くても19年度という。
 市議会のチェックは十分だったのか。市議会事務局によると、多すぎる火葬場について質問があったのは、1度だけだという。ある市議は「合併前からの計画で仕方がない面もあったが、全市的な検討が足りなかった」と反省する。
    ◇
 「平成の大合併」で誕生した自治体はまもなく、国からの地方交付税の減額にも直面する。優遇措置として合併後10年は増額されるが、11年目から減り、15年でなくなる=表。4町村が合併した本巣市は市税の2割強に相当する約12億円が減る。多くの自治体が合併特例債に頼り、
負担を後回しにしている。
 そうした流れに歯止めをかける動きも出始めている。海津市は総事業費20億円以上かかる新庁舎の建設を見送った。05年に旧海津郡3町が合併する前に決まっていたが、市議会で反対意見が出た。
 昨年9月の議会。松永清彦市長と市議が激論を交わした。
 市議「庁舎建設は今、最優先で取り組むべきなのか」
 市長「有効な支援措置がある今しか建設は厳しい」
 市議「増税につながる負担をかけるべきではない」
 結局、今月23日に発表された新年度当初予算案に建設費は盛り込まれず、1年先送りすることに。
 一般会計が約150億円の同市は市債残高が400億円近い。今後も増えるという。
 ある市議が言葉に力を込めた。「合併特例債も借金。借金だらけの町が集まっただけなのに、立派な物を造るなんて許されない」(この企画は舩越紘が担当しました)

2161チバQ:2011/03/05(土) 18:23:27
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000771102280003
出直し名古屋市議選 主な立候補予定者・上
2011年02月26日

 解散に伴う出直し名古屋市議選は3月4日告示、13日に投開票される。河村たかし市長が代表を務める地域政党「減税日本」が市議会定数75の過半数確保を目指して40人以上を擁立するなど、4年前の市議選の候補者98人を大幅に上回る140人近くが立候補を表明している。16選挙区の主な立候補予定者の顔ぶれを3回に分けて紹介する。



●減税日本3人挑戦(千種区)/議席死守、自民1人(西区)



【千種区 定数5】
 定数5を12人で争う激戦区。民主は前回トップ当選の斎藤と、元高校教諭の梅村の前職2人。自民は6期目を目指す伊神と、5期務めた前職の引退に伴い、秘書だった藤井が立候補する。公明は元電子部品商社員の田辺が組織票を固め、共産は元市職員の黒田が2007年に失った議席回復をねらう。みんなの党は元中学校教諭の船戸を立てる。減税はフリーアナウンサーの黒川、名大4年生の玉置、元テレビ局社員の藤田の新顔3人。市議会解散に向けた署名集めに参加した杉浦と東谷も無所属で立候補する。


【中区 定数2】
 前職2人に新顔3人が挑む。民主は、河村市長の衆院議員時代の秘書で前職の則竹が離党して減税にくら替えしたため、谷岡郁子参院議員の秘書を務める新顔の石原を公認した。自民は行政書士の中田で、5割近い得票率でトップ当選した前回に続き、5期目を目指す。共産は針きゅう師で党支部長の近藤を立てる。減税は当初、則竹のみだったが、市長選で河村市長が圧勝したことを受けて、今月14日にタレントで岐阜県中津川市出身の済藤を擁立。2議席独占をねらえると判断した。


【東区 定数2】
 前職2人が立候補を予定しているのに加え、共産が新顔を1人、減税が2人の新顔の擁立を予定しており、前職と新顔の計5人が2議席を争う激戦となりそうだ。民主は、前回トップ当選した子ども英語教室講師の梅村、自民は市議団幹事長を務めた中川をそれぞれ公認。前回は擁立しなかった共産は、党と関連が深い週刊紙記者の村瀬を立てた。一方、減税は、河村市長の自宅があることから、議席の独占を狙う強気の戦略。段ボール紙製造業の近藤の擁立を決め、さらにもう1人の擁立も検討している。


【中村区 定数5】
 前職4人に新顔6人が挑む。民主は前回トップ当選で市議団幹事長を務めた鵜飼と、元職の死去に伴う補選で当選した高吉の2人。自民は前職小出に加え、9期務めて引退する前職の長男で、元百貨店社員の斉藤が地盤を引き継ぐ形だ。両党とも議席の維持に懸命だ。公明党県労働局次長の中村は3期目をねらう。共産党職員の藤井は初挑戦。みんなの党は地元の学習塾経営、鈴木を公認した。減税は、飲食店経営の加藤と家電販売店役員の冨田が2議席獲得をめざす。元会社員伊井は無所属で立候補する。


【西区 定数5】
 減税が新顔3人を立てる一方、自民は前職1人に絞った。民主は前回と同じく、議長を務めた上園、2期目に挑む山田の2人を擁立。自民は2人が出た前回から1人に減らし、党県総務会長だった堀場が議席の維持をめざす。公明は市議団長だった前職の引退にともない、元参院秘書の沢田を立てる。市議団長を務めた共産鷲野は6期目に挑戦。減税は学習塾経営の鹿島、不動産コンサル会社長の半田、大学院生の山田の3人が過半数の議席獲得をねらう。リサイクル会社長清水は無所属で立候補する。



《注》
 朝日新聞が取材を通じて意思を確認している立候補予定者。氏名の下の数字は掲載日現在の満年齢。民(民主)、自(自民)、公(公明)、共(共産)、み(みんなの党)、減税(減税日本)は政党公認を示す。諸は諸派、無は無所属。丸囲み数字は当選回数。名前の並べ順は衆院の勢力比に従い、民主、自民、公明、共産、みんなの党、減税日本、諸派、無所属とした。同じ党派や無所属同士では、前、元、新、さらに当選回数、50音順。敬称略。

2162チバQ:2011/03/05(土) 18:23:57
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000771102280006
出直し名古屋市議選 主な立候補予定者・中
2011年02月27日

●民主前職と新顔3氏(熱田区)/定数7に11人名乗り(中川区)


【瑞穂区 定数4】


 自民と民主の前職3人に、共産、みんなの党、減税、無所属の新顔5人が挑む。公明は前職が引退し、擁立を見送った。自民は衆院議員秘書出身の藤田と宝くじ販売業の前田を、民主は中電労組出身の渡辺をそれぞれ公認し、議席死守を図る。共産は印刷会社員の島田を立てる。みんなの党は不動産賃貸業の川崎、減税は不動産コンサルタントの荒川と空手道場館長の金城を擁立する。無所属の山内は専門学校非常勤講師。



【昭和区 定数4】


 前職3人と元職1人、新顔2人の戦い。民主の奥村は前党市議団副団長で、6期連続トップ当選。自民は、前回初当選した元客室乗務員の水平に加え、海部俊樹元首相の秘書だった元職の西川を擁立し、2議席の確保を目指す。公明は前職が引退し、擁立を見送る方針。共産の佐藤は元市職員で大型公共事業の見直しなどを掲げ、4期目をねらう。減税の新顔は、求人広告会社元社員の大村と、呉服店経営の中村。



【北区 定数6】


 ベテランら前職4人に、新顔5人が挑む。民主は、議長経験もある吉田と、党県連財務委員長の服部の2人を擁立。前回2議席を取った自民は、引退する前職の後継を立てず、前回トップ当選した渡辺に絞る。公明は党県女性局次長の長谷川。共産の新顔岡田は看護師。減税は、一般社団法人理事長の荒深、不動産仲介業の園田、広告会社役員の田山の新顔3人。無所属新顔の奥田は塾講師の派遣会社役員。



【熱田区 定数2】


 民主が前職を、自民と共産、減税が新顔をそれぞれ擁立し、計4人が2議席を争う。自民は国政への転出を目指す前職に代わり、前職の秘書をしていた望月を擁立。民主は、前回トップ当選した東邦ガス労組出身の岡留。共産は、新日本婦人の会熱田支部で事務局長を務め、3回連続の立候補となる西田で食い込みを図る。減税は、書店運営会社代表で金山商店街振興組合理事長の片桐を公認し、議席獲得をうかがう。



【中川区 定数7】


 定数7を11人で争う。民主は久野が出身の教員組合の支援を受け11選を目指し、衆院議員秘書出身の中島と2議席確保を期す。自民は前党市議団長の岡本が地盤を固め、8期で引退の父の後継で浅井が立つ。16区で唯一2人を擁立する公明は馬場、木下が議席死守を狙う。共産の江上は支持組織を固める。減税は学習塾経営の亀山、元システムエンジニアの林、行政書士の山崎と多彩な顔ぶれ。無所属の高田は河村市長を支持する。



【港区 定数5】


 前職4人に新顔4人が挑む。民主は、前回トップ当選した加藤が支援労組を固める。一昨年の補選で初当選した元NPO理事長の安井も議席確保を目指す。自民は、生花業の坂野が3期目をうかがう。公明は党青年局次長の新顔佐藤が党の議席維持を担う。共産は医療生協出身で現在2期目の山口が支持層拡大を図る。減税は建設会社経営の瀬島、介護施設職員の宇佐美、会社役員の服部の3人を擁立した。



《注》
 朝日新聞が取材を通じて意思を確認している立候補予定者。氏名の下の数字は掲載日現在の満年齢。民(民主)、自(自民)、公(公明)、共(共産)、み(みんなの党)、減税(減税日本)は政党公認を示す。諸は諸派、無は無所属。丸囲み数字は当選回数。名前の並べ順は衆院の勢力比に従い、民主、自民、公明、共産、みんなの党、減税日本、諸派、無所属とした。同じ党派や無所属同士では、前、元、新、さらに当選回数、50音順。敬称略。

2163チバQ:2011/03/05(土) 18:24:25
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000771102280002
出直し名古屋市議選 主な立候補予定者・下
2011年02月28日

●民・自とも候補者絞る(守山区)/20・30代が13人中8人(緑区)


【南区 定数5】
 定数5を9人が争う。民主は6期の佐橋の後継に、衆院議員秘書出身の石川を立て、前職橋本と2議席維持を狙う。自民は前議長の横井が知名度を生かし6選を狙う。前党市議団政調会長を務め5選を目指す藤沢も、保守票獲得を図る。公明は元東邦ガス社員の福田が議席の維持に向け、党の支持組織固めに懸命。共産は元南民主商工会の事務局長で、前回市議選では次点だった佐野が議席獲得を目指す。減税の新顔は茶道教授の岡江、僧侶の中村、経営コンサルタントの湯川の3人が3議席確保を狙う。


【守山区 定数6】
 民主、自民がともに前回の3人から2人に候補者を減らす。3議席を有していた民主は引退した前職の後任を立てず、前職の小川、鎌倉が2議席を守るのに懸命だ。自民は前職の東郷と、前回に続く挑戦の会社経営松井の2人が立候補。公明党青年局次長の金庭、共産の榑松が議席維持をめざす。みんなの党が公認した会社経営の増田は自民から出た港区補選で落選後、くら替え。2大政党が候補者数を抑えるなか、減税は日本語教師の松原、警備会社役員の松山、薬剤師の富口の新顔3人を立てる。


【緑区 定数7】
 立候補を予定する13人のうち、20、30代が8人を占める。民主は岡本、山本の公認に加え、無所属新顔で元高校教諭の安藤を推薦。自民も岩本、中里の2人を立てて議席維持をはかる。固い支持層を引き継ぐ公明の近藤は党県青年局次長。共産は党区相談室長の佐橋。みんなの党は、元松下政経塾生の斎藤を擁立する。減税は、呉服店社員の河合、子役養成塾役員の佐野、金属処理会社員の田中、法律事務所アルバイトの余語の新顔4人が議席を目指す。諸派の杉山は元市議で、先般の市長選にも出た。


【名東区 定数5】
 民主、自民、公明が擁立する前職4人と、新顔5人が争う。民主の近沢と日比は、いずれも名東区が地盤の古川元久衆院議員の秘書出身で、議席の死守を目指す。自民は前回初当選で生産設備保守会社顧問の丹羽。公明は元幼稚園教諭で党女性局次長の小林が3選をねらう。共産の高橋は行政書士で党地区委員も務める。みんなの党の井上は医師で老人保健施設に勤務。減税は土木建設会社社長の浅井、美容サロン経営の東、内装業の舟橋の3人が立候補する。


【天白区 定数5】
 民主、自民、公明、共産の前職計5人がそろって立候補し、減税が新顔3人を擁立、みんなも新顔1人を立てるなど、5議席を10人が争う激戦。民主は市議団長を務めていた諸隈と、元副議長の田中の2人を立て、自民は党県連青年部顧問の成田を擁立する。公明は党県本部天白支部長の三輪、共産は党県委員会委員の田口を立てる。減税は警備会社員の堀田、ケアマネジャーの尾藤、高速道路関連会社員の鈴木の3人。みんなの党は通信関連会社長の福岡で議席獲得を狙う。無所属の太田は元会社員。


《注》
 朝日新聞が取材を通じて意思を確認している立候補予定者。氏名の下の数字は掲載日現在の満年齢。民(民主)、自(自民)、公(公明)、共(共産)、み(みんなの党)、減税(減税日本)は政党公認を示す。諸は諸派、無は無所属。丸囲み数字は当選回数。名前の並べ順は衆院の勢力比に従い、民主、自民、公明、共産、みんなの党、減税日本、諸派、無所属とした。同じ党派や無所属同士では、前、元、新、さらに当選回数、50音順。敬称略。

2164チバQ:2011/03/05(土) 18:25:37
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20110305ddlk23010225000c.html
選挙:名古屋市議選 告示(その1) 既成政党VS地域政党 /愛知
 ◇民自公共は「議席維持」 減税日本、単独過半数目指し攻勢
 4日告示された解散に伴う出直し名古屋市議選は、前回選(07年)より40人多い138人が立候補し、既成政党と地域政党がぶつかり合う今までにない構図となった。13日に投開票される。河村たかし市長率いる減税日本は単独過半数確保を目標に、全16区のうち14区で定数の半分以上の候補者を送り込み、攻勢をかけている。一方の民主、自民、公明、共産はそれぞれ前回より候補者数をしぼり込み、議席維持を図る。【丸山進】

 近年の市議選の立候補者数は110人未満が続いていた。130人以上が立候補したのは1967年以来44年ぶり。大幅増となったのは、議会選に初挑戦する減税日本が、前職がいる中区(定数2)では新人を立てて議席独占を狙うなど、計41人を擁立したためだ。

 民主は前回、二つの区で公認3人を擁立したが、緑区(定数7)で公認は2人に減らし、1人は推薦に。全16区のうち公認1人は5区にのぼる。

 自民は前回三つあった公認3人区が一つもなくなり、公認1人区が前回より二つ増えて8区になった。自民は減税日本の多数擁立に危機感を持ち、告示直前で複数擁立区の公認見直しも一時検討した経緯がある。定数5の選挙区に立候補した自民前職は「減税に勝つことより、2位までに入る選挙をしないといけない」と話す。

 公明は前回、定数4以上の13区すべてで候補者を擁立したが、今回は定数5以上の11区に絞り込んだ。関係者は「定数4でも当選可能性はあるが、全員当選を重視した」と説明する。

 解散前8議席あった共産は、前回に続いて全区に候補者を擁立した。ただ、前回は2人を公認した緑区で1人となり、候補者数は前回の17人から16人にして議席の確保に懸命だ。

 名古屋市議選初参戦となるみんなの党からは、8人が出馬した。告示3日前に中川区で最後の1人の公認が決まり、他党の候補者は「世論調査などのデータを基に勝てる区に送り込んでいるとしたら脅威だ」と話していた。

==============

 ◇期日前投票は12日まで
 名古屋市議選の期日前投票は5〜12日の午前8時半〜午後8時、投票権のある各区役所・支所で。

2165チバQ:2011/03/05(土) 18:26:47
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20110305ddlk23010098000c.html
選挙:名古屋市議選 告示(その2止) 立候補者、75議席に138人 /愛知
 ◇13日投開票
 (届け出順)カッコ内は、左が定数、右は立候補者数

 ◆千種区(定数5−12)
藤田琢爾 73 減新
 NPO法人理事[歴]東海テレビ事業専務▽明大
黒川慶一 57 減新
 フリーアナウンサー[歴]リポーター▽愛知工大中退
黒田二郎 62 共元(2)
 党県委員[歴]市水道局職員▽愛労連幹事▽楠中
船戸豊子 51 み新
 法廷通訳人[歴]中学校教諭▽法学者秘書▽中京大
斎藤亮人 51 民前(4)
 党支部幹事[歴]社会福祉法人職員▽名大
杉浦聡 37 無新
 家電販売会社役員[歴]人材派遣会社員▽東京音大
藤井博康 30 自新
 [元]求人情報会社員[歴]UFJ銀行員▽南山大
玉置真悟 26 減新
 名大学生[歴]地域委員会副委員長▽近大付和歌山高
田辺雄一 41 公前(1)
 党県青年局次長・支部長[歴]貿易会社員▽創価大
伊神邦彦 64 自前(5)
 [元]商事会社員[歴]党県総務会長▽副議長▽愛知学院大
梅村邦子 72 民前(4)
 [元]高校教諭[歴]市監査委員▽議長▽津田塾大
東谷由日 44 無新
 会社員▽大阪芸大

 ◆東区(定数2−4)
中川貴元 44 自前(4)
 [元]党市議団幹事長[歴]衆院議員秘書▽党県役員▽早大
村瀬和弘 40 共新
 愛知民報記者[歴]民青県常任委員▽立命館大
梅村麻美子 52 民前(4)
 児童英語講師▽党県幹事[歴]市監査委員▽南山大
近藤徳久 48 減新
 段ボールケース製造販売会社員▽名商大付高

2166チバQ:2011/03/05(土) 18:27:44
 ◆北区(定数6−9)
長谷川由美子 52 公前(2)
 党県女性局次長・支部長[歴]会計事務所員▽名商大付高
田山宏之 52 減新
 広告会社執行役員[歴]リクルート課長▽名古屋工大
岡田幸子 46 共新
 看護師[歴]北医療生協訪問看護師▽信州大医療技術短大
渡辺義郎 72 自前(9)
 [元]副議長[歴]市監査委員▽党市議団長・顧問▽愛知大
荒深久明臣 49 減新
 一般社団法人理事長[歴]情報処理会社員▽明大
園田晴夫 58 減新
 不動産仲介業[歴]不動産会社員・取締役▽名城大
吉田隆一 58 民前(4)
 金属加工コンサルタント会社員[歴]議長▽慶大
奥田貢 52 無新
 学習塾・講師派遣会社取締役[歴]会社員▽松蔭高
服部将也 42 民前(3)
 学校法人大杉学園監事▽中学PTA顧問▽国学院大

 ◆西区(定数5−9)
山田昌弘 40 民前(1)
 党支部幹事[歴]会社員▽参院議員秘書▽名古屋商大
清水謙一 44 無新
 リサイクル業[歴]公社有期雇用職員▽名城大
堀場章 70 自前(5)
 社会福祉法人理事▽党県総務会長▽名古屋電気高
山田真奈 25 減新
 東大公共政策大学院生▽慶大
鷲野恵子 63 共前(5)
 党県委員[歴]新日本婦人の会県委員▽西陵商高
沢田晃一 40 公新
 党県青年局次長・副支部長[歴]参院議員秘書▽愛知大
上園扶佐江 61 民前(4)
 中学校PTA顧問[歴]看護師▽名大付看護学校
半田晃士 53 減新
 コンサルタント会社社長▽将棋団体幹事長▽名城大
鹿嶌敏昭 64 減新
 学習塾経営[歴]石油製品販売会社員▽南山大

2167チバQ:2011/03/05(土) 18:42:05
 ◆中村区(定数5−10)
中村満 53 公前(2)
 党県労働局次長・支部長[歴]会社員▽名古屋学院大
斎藤高央 43 自新
 小学校PTA会長[歴]松坂屋社員▽愛知学院大
伊井寿 53 無新
 [元]陳列棚製造会社員▽神奈川大
小出昭司 48 自前(1)
 美容関連会社社長[歴]名古屋JC理事▽名古屋学院高
高吉英樹 43 民前(1)
 電気工事会社役員[歴]全建愛知副委員長▽信州大
加藤修 37 減新
 飲食会社社長[歴]飲食会社役員▽岐阜・多治見高
藤井博樹 33 共新
 党准県委員[歴]住宅会社員▽コンビニ会社員▽東海大
鵜飼春美 62 民前(3)
 [元]小学校教諭[歴]市監査委員▽愛知教育大
鈴木庸一 48 み新
 学習塾経営▽党支部長[歴]会計事務所員▽名古屋市大
冨田英寿 51 減新
 電化製品販売店経営[歴]電化製品販売会社員▽慶大

 ◆中区(定数2−5)
石原杏莉 27 民新
 [元]参院議員秘書[歴]会社員▽中京女子大
済藤実咲 31 減新
 タレント業[歴]会社員▽岐阜・中京商高中退
近藤政博 51 共新
 マッサージ師▽民商理事▽名古屋盲学校高等部
則竹勅仁 45 減前(2)
 [元]衆院議員秘書[歴]繊維卸会社専務▽名城大
中田千津子 57 自前(4)
 小学校PTA顧問▽橘学区顧問▽名城大短大

 ◆昭和区(定数4−6)
中村孝太郎 65 減新
 呉服店経営[歴]市体育指導委員▽高PTA会長▽愛知大
奥村文洋 59 民前(6)
 党全国政令指定都市政策協議会長[歴]議長▽南山大
西川学 43 自元(1)
 党県青年局常任副委員長[歴]衆院議員秘書▽愛知学院大
佐藤典生 60 共前(3)
 党地区役員▽マンション管理士[歴]市職員▽島根大
水平和江 48 自前(1)
 党県民運動局次長[歴]航空会社客室乗務員▽日本女大
大村光子 49 減新
 [元]マーケティング会社課長▽名古屋栄養短大

2168チバQ:2011/03/05(土) 18:42:51
 ◆瑞穂区(定数4−8)
金城裕 51 減新
 空手道場代表▽整体院経営[歴]空手団体支部長▽東和大
島田通 58 共新
 党区市政対策委長▽会社員[歴]区労連副議長▽名南工高
前田有一 57 自前(3)
 党県副幹事長[歴]衆院議員秘書▽名古屋商大
荒川和夫 64 減新
 公認不動産コンサルタント[歴]市職員▽会社員▽静岡大
渡辺房一 61 民前(3)
 中部電力社員[歴]党市議団幹事長▽副議長▽昭和橋中
山内重雄 55 無新
 専門学校講師▽コピーライター[歴]雑誌編集長▽明大
藤田和秀 47 自前(3)
 [元]党県青年局長[歴]ボランティアサークル会長▽名城大
川崎務 55 み新
 不動産賃貸業[歴]会社員▽コンビニ経営▽名古屋学院高

 ◆熱田区(定数2−4)
岡留繁広 54 民前(1)
 労組特別執行委員▽鹿児島・加治木工高
片桐栄子 59 減新
 書店経営▽商店街振興組合理事長▽名古屋栄養短大
西田敏子 56 共新
 党地区役員[歴]新日本婦人の会県委員▽大阪・住吉商高
望月大輔 28 自新
 [元]市議秘書[歴]物流会社員▽日本文化大中退

2169チバQ:2011/03/05(土) 18:43:53
 ◆中川区(定数7−12)
山崎正裕 49 減新
 行政書士[歴]ホテル労組委員長・課長▽滋賀・高島高
木下優 56 公前(2)
 党県遊説局長[歴]会社員▽参院議員秘書▽愛知大
亀山理 42 減新
 学習塾経営▽NPO法人事務局長▽北海道教育大中退
岡本善博 62 自前(5)
 歯科医師▽党県副会長[歴]議長▽愛知学院大
江上博之 56 共前(3)
 党県常任委員[歴]市係長▽市職労中央委員▽名大
林直樹 48 減新
 [元]コンピューター関連会社員▽関大
原弘美 43 み新
 理髪店経営[歴]岐阜県八百津町職員▽大垣女短大
中島理恵 38 民前(1)
 [元]衆院議員秘書▽党支部役員▽名古屋女子文化短大
馬場規子 55 公前(3)
 党県幹事・女性局次長[歴]参院議員秘書▽創価大
高田勲 54 無新
 機械販売会社社長▽市民団体代表▽早大
浅井正仁 46 自新
 社会福祉法人理事長▽中学校同窓会長▽愛知学院大
久野浩平 74 民前(10)
 商事会社取締役▽党県顧問▽市ラグビー協会長▽法大

 ◆港区(定数5−8)
佐藤健一 42 公新
 党県青年局次長[歴]医療機器製造会社員▽法大
加藤一登 49 民前(3)
 党県選対事務局長▽市監査委員[歴]会社員▽愛知学院大
服部晃尚 52 減新
 [元]衆院議員秘書[歴]小学校PTA会長▽愛知学院大
坂野公寿 64 自前(2)
 生花小売業▽市農業委員[歴]なごや農協理事▽惟信高
安井伸治 46 民前(1)
 [元]リサイクルNPO法人理事長[歴]印刷会社社長▽関大
山口清明 49 共前(2)
 党地区委員[歴]みなと医療生協職員▽日本福祉大
宇佐美汝久愛 47 減新
 デイサービス職員[歴]学区子ども会副会長▽日本福祉大
瀬島功 52 減新
 建設会社社長[歴]運送業▽建設業▽港南中

2170チバQ:2011/03/05(土) 18:44:49
 ◆南区(定数5−9)
中村孝道 53 減新
 僧侶▽葬儀会社代表▽僧侶派遣業顧問▽愛知大
福田誠治 57 公前(2)
 党支部長[歴]建設会社員▽ガス会社員▽名古屋工高
佐野隆文 59 共新
 党地区役員[歴]自動車会社員▽民商事務局長▽瑞陵高
湯川栄光 48 減新
 パチンコ経営研究所長[歴]レジャー事業会社員▽拓殖大
橋本浩幹 31 民前(1)
 行政書士事務所代表[歴]衆院議員秘書▽中京大
藤沢忠将 41 自前(4)
 [元]衆院議員秘書[歴]党市議団政調会長▽三重大
横井利明 49 自前(5)
 保育園副園長[歴]小学校教諭▽議長▽東京学芸大
岡江智子 59 減新
 表千家茶道教授▽不動産賃貸会社社長▽日本女大
石川朋 32 民新
 衆院議員秘書▽党衆院4区副支部長▽大阪経済大中退

 ◆守山区(定数6−10)
富口潤之輔 36 減新
 薬剤師▽薬局チェーン社員[歴]名古屋市立大
東郷哲也 39 自前(1)
 党支部長▽小学校PTA会長[歴]衆院議員秘書▽早大院
松井良憲 46 自新
 公衆浴場経営[歴]会社員▽区PTA協議会長▽中央大
榑松順子 54 共前(1)
 [元]東海コープ商品安全検査センター課長▽名大
松原美佐子 62 減新
 [元]小中学校教諭[歴]非常勤日本語講師▽常葉学園大院
鎌倉安男 53 民前(2)
 名鉄社員[歴]党市議団政審会長▽東邦学園短大
増田裕二 36 み新
 医院コンサルタント▽不動産業▽NSCカレッジ
小川俊之 35 民前(1)
 [元]衆院議員秘書[歴]会社員▽東京区議秘書▽成城大
金庭宜雄 50 公前(2)
 党青年局次長・県青年局長[歴]生保会社員▽愛知大
松山豊一 41 減新
 事務機器会社役員[歴]ガス会社員▽長崎・佐世保実高

2171チバQ:2011/03/05(土) 18:45:44
 ◆緑区(定数7−13)
佐橋亜子 43 共新
 党区生活相談室長[歴]会社員▽名城大
安藤英吾 31 無新
 民主党区青年部長[歴]高校講師▽養護学校講師▽名城大
岡本康宏 34 民前(2)
 党県総務委員[歴]衆院議員秘書▽大同工大大同高
河合優 46 減新
 経営コンサルタント▽呉服店社員[歴]愛知学院大
斎藤幸男 37 み新
 松下政経塾員▽システム開発会社執行役員▽神戸大
杉山均 54 無元(2)
 新党なごや代表[歴]市交通労組執行委員▽尾張高
中里高之 46 自前(1)
 党支部長[歴]衆院議員秘書▽参院議員秘書▽愛知工大
余語冴耶香 33 減新
 法律事務所員▽南山大法科大学院
近藤和博 36 公新
 党県青年局次長・副支部長[歴]運送会社員▽創価大
田中達成 34 減新
 金属加工会社員▽大阪経済法科大
佐野俊輔 28 減新
 タレント養成塾代表[歴]タレント業▽東海学園大中退
岩本崇宏 38 自前(1)
 党県青年部顧問・支部政調会長[歴]会社員▽名城大
山本久樹 46 民前(2)
 会社顧問[歴]衆院議員秘書▽愛知学院大

 ◆名東区(定数5−9)
近沢昌行 40 民前(2)
 党支部幹事[歴]東邦ガス社員▽衆院議員秘書▽日大
丹羽宏 50 自前(1)
 会社顧問▽党支部幹事長[歴]会社員▽愛知学院大
舟橋猛 52 減新
 建築内装業[歴]旅行会社社長▽県議秘書▽愛知学院大
高橋達 60 共新
 行政書士▽民商会長▽党地区役員▽名城大
日比健太郎 30 民前(1)
 党支部幹事[歴]衆院議員秘書▽名城大
井上新一郎 46 み新
 医師[歴]製薬会社員▽老人保健施設管理者▽岐阜大
東裕子 47 減新
 美容・健康サロン経営[歴]米LAコミュニティカレッジ
小林祥子 54 公前(2)
 党女性局次長・県女性局長[歴]幼稚園教諭▽東海女短大
浅井康正 60 減新
 土木建設会社社長[歴]土木建設会社員▽名城大

2172チバQ:2011/03/05(土) 18:46:22
 ◆天白区(定数5−10)
太田敏光 62 無新
 [元]自動車製造会社員▽北海道・滝川工高
三輪芳裕 51 公前(3)
 党県市民活動局長・支部長[歴]新聞店経営▽愛知学院大
田口一登 52 共前(4)
 党県委員▽団地自治会長[歴]民青県常任委員▽名大
尾藤裕子 52 減新
 ケアマネジャー▽介護会社社長▽名古屋造形芸術短大
福岡祐作 31 み新
 通信会社社長▽名古屋学院大中退
田中里佳 48 民前(5)
 会社監査役[歴]衆院議員秘書▽市監査委員▽椙山女大
堀田太規 36 減新
 事務機器会社員[歴]飲料販売会社員▽名古屋学院大
諸隈修身 69 民前(6)
 党県副代表[歴]会社役員▽議長▽党市議団長▽中央大
鈴木孝之 50 減新
 高速道路料金収受会社員[歴]喫茶店経営▽名古屋市工高
成田隆行 36 自前(1)
 党県青年部顧問▽医療秘書[歴]衆院議員秘書▽南山大

==============

 ◇名鑑の見方◇
 氏名、年齢、党派、前元新、当選回数、肩書[歴]古い順の経歴▽最終学歴([元]は前職を含む)

2173チバQ:2011/03/05(土) 18:48:44
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20110302ddlk23010238000c.html
選挙:名古屋市議選 日本一愛知の会、公明候補を推薦 /愛知
 大村秀章知事が会長を務める地域政党「日本一愛知の会」は1日、名古屋市議選(4日告示、13日投開票)の公明党公認候補12人全員の推薦を決めたと発表した。知事選で公明党県本部が大村氏を支持したことを受けた対応。【丸山進】

http://mainichi.jp/area/aichi/news/20110303ddlk23010292000c.html
選挙:名古屋市議選 日本一愛知の会、減税日本を推薦 /愛知
 大村秀章知事率いる地域政党「日本一愛知の会」は2日、名古屋市議選(4日告示、13日投開票)で、河村たかし名古屋市長が代表を務める地域政党「減税日本」の公認候補41人を推薦すると決めた。

 愛知の会と減税日本は県議選で統一候補を擁立し、名古屋市内では減税日本が公認し、愛知の会が推薦する方針を打ち出しており、この方針を同市議選にも適用した。

 また、国民新党は2日、民主の公認候補27人のうち24人を推薦すると発表した。【丸山進】

2174チバQ:2011/03/05(土) 18:49:52
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110304/aic11030420280006-n1.htm
河村市長と離党の佐藤氏「公約貫く…やる気」 届け出138人
2011.3.4 11:44

名古屋市議選が告示され、政治団体「減税日本」への支持を訴え握手する河村たかし市長=4日午前、名古屋市名東区
 「議員報酬は半額で十分だ」。4日告示された議会解散に伴う出直し名古屋市議選(定数75)。138人が立候補を届け出たが、減税や議員報酬削減に向け、2月の出直し選で圧勝した河村たかし市長が繰り出すシンプルな議会批判に、民主、自民など各党候補は「争点はほかにある」と懸命に反論した。

 河村市長は朝から駅頭で「(自身が率いる政治団体)減税日本の候補はほかに職業があるから半額報酬の800万円で済む」と売り込み。民主党に離党届を出した佐藤夕子衆院議員も新人の出陣式で「減税日本には公約を貫くやる気がある」と応援した。

 “河村流”に追い詰められる自民党の横井利明前市議会議長は「報酬削減ばかりが争点になっている。地方分権推進など市民の生活を支える仕事こそ大事だ」。民主党の諸隈修身前市議団長も「市長が議会を自分の思い通りにしたいだけだ」と反論した。

 一方、市長の報酬半減案にいち早く同調した公明党は、山口那津男代表が「市民の声を謙虚に受け止め、議会改革を行う」と演説。共産党の赤嶺政賢衆院議員や、議会初議席を目指すみんなの党の浅尾慶一郎政調会長も街頭に立った。

2175チバQ:2011/03/05(土) 18:51:14
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2011030502000038.html
「減税」におびえる民・自 名古屋市議選
2011年3月5日 朝刊


 4日告示の名古屋市議選(13日投開票)で、民主、自民の二大政党が、河村たかし市長率いる地域政党「減税日本」の伸長に警戒を強めている。勝敗が菅政権の行方につながりかねないのに加え、減税日本が躍進した場合、これまで国政の中心になっていた両党の存在が脅かされるのではないかとの危機感がある。 (三浦耕喜、関口克己)

 「どういう影響があるかは、なかなか計り知れない」。民主党の羽田雄一郎参院国対委員長は四日の記者会見で、市議選の結果によっては政権運営に大きな影響を及ぼしかねないとの見方を示した。

 かつては名古屋市では強かった民主党だが、選挙戦に対する見方は厳しい。愛知県選出国会議員の一人は「民主党が第一党になれば奇跡だろう」という。

 鳩山、菅政権の迷走で、民主党の支持率は下がり続ける一方。地元で人気の減税日本を相手に戦うのは容易ではない。

 岡田克也幹事長は市長選と知事選の選挙戦中は四回、県内入りしたが、今回は予定がない。テコ入れに消極的な姿勢は選挙後の「言い訳」を用意しているとの見方もある。

 しかし、この市議選で大敗すれば、政権運営の「失敗」が選挙戦に影響したとして、首相の退陣論が加速することになる。

 党内には小沢一郎元代表を支持するグループを中心に減税日本との連携を模索する動きが出ている。告示直前、河村氏の元秘書の佐藤夕子衆院議員は離党届を提出し、減税日本への合流を表明。

 減税日本が市議選で躍進するようなことになれば、民主党内の選挙に自信が持ちきれない若手議員は総選挙をにらんで減税日本への関心を強める。

 首相と小沢氏の確執でただでさえ、ごたごたする民主党はもっと落ち着かなくなり、党の液状化はより深刻化するとの見方が出ている。

 自民党の危機感も強い。市議選としては異例の支援態勢で臨むが、同党も減税日本の存在に頭を痛める。河村建夫党選対局長は三日、「減税日本の動きが非常に急で、厳しい戦いになる」と指摘。目標の二十議席を確保するのは難しいとの見方もある。

 減税日本が名古屋市議選で躍進し、ブームが全国に広がるようなことになれば、自民党の政権奪回戦略に狂いが生じかねない。

 民主党の人気が下降しても、自民党の党勢がなかなか回復しない現状の中、衆院解散・総選挙を考えた場合、減税日本は自民党にとって不気味な存在だ。

2176チバQ:2011/03/05(土) 18:52:28
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000801103040001
35人対象、自民が正式要請
2011年03月04日

●県議選「愛知の会」の推薦


 自民党愛知県連の寺西学会長は3日、地域政党「日本一愛知の会」の会長を務める大村秀章知事と県議会内で会談し、4月の県議選の同党公認候補者の一部を推薦するよう正式に要請した。関係者によると、自民党公認の60人中、現職と新顔計約35人が対象という。
 自民党県連は知事選で大村知事と対決したが敗北し、執行部を入れ替えた。県議選候補者を「選別」して大村氏と一部選挙区で協調することにより、勢力を維持する方針に転じた。
 大村知事と寺西会長は非公式に会合を重ね、県議選の候補者調整を進めている。ただ、愛知の会がすでに擁立方針を固めた選挙区も多く、自民党公認候補への推薦がどこまで増えるかは未知数だ。
 愛知の会は4日、減税日本との統一候補の2次公認8人を発表する。このほか自民党公認の1人の推薦も発表する予定だ。同会が県議選で自民党公認の立候補予定者を推薦するのは初めてとなる。
 寺西氏は2日、自民党本部で大島理森副総裁や石原伸晃幹事長らと相次ぎ会談し、県議選に向け大村氏と協調路線を取ることで合意した模様だ。(石井潤一郎)

2177チバQ:2011/03/05(土) 18:53:09
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000771102280007
意外に違う手法・思想
2011年02月27日

●「連合」の行方 既成政党注視


 別々の地域政党を率いる河村たかし名古屋市長と大村秀章愛知県知事の違いが目立ってきた。3月の出直し市議選や4月の県議選の候補者選定方針や多数を握るための手法には、政治に対する思想の違いがにじむ。いつまで「蜜月」が続くのか、いぶかる声もある。(小林恵士、本田修一)


 「今回擁立するのは、ほとんどが職業を持った方。生活感あふれとってええですね。こういう人が政治やるとええと思いますね」
 河村市長はこう語り、職業政治家が議会を支配する「議員の家業化」からの脱却を図る考えを表明。市議選では、自らが代表の地域政党「減税日本」から42人を擁立し、定数75の過半数確保をめざす。市議選に立てる顔ぶれは、大学生、タレント、主婦など幅広い。前職で擁立するのは、河村氏の元秘書の則竹勅仁氏(45)のみだ。
 「別に私は議員の救命ボートではない」とも語る河村氏の「真っ向勝負」型の手法に対し、大村氏は職業政治家も取り込む「切り崩し型」だ。
 「現職かどうかも党籍も問わない。これから県政与党として、政治行動をともにする方を広く募集する」
 大村氏は、自らの地域政党「日本一愛知の会」の県議選候補募集でこう説明し、門戸を広く開いた。結果、民主、自民両党から立候補予定者が続々とくら替え。25日に発表した愛知の会の1次公認の10人は、現職県議1人、元県議1人、現職市議6人、元市議1人、元市長1人と、地方政治経験者がずらりと並んだ。
 違いは、2人の歩みからもうかがえる。
 河村氏は「(1993年に)日本新党に所属していたときは『政治家総取っ替え』と言っていた。20年近くたったが、そうなっとらん」と語っている。日本新党から新進党、自由党、民主党と野党を歩んだ河村氏の旗印は「庶民革命」。
 一方、自民党出身の大村氏は、一貫して保守の系譜に連なってきた。農水官僚から衆院議員に転じた後、政務官、副大臣と順調に歩んだ。
 水面下で話し合い、自民党や公明党の有力幹部と「握る」こともいとわない。旗印は減税と規制緩和で活性化を図る「平成の楽市楽座」。減税では河村氏と一致するが、議員報酬の半減には踏み込んでいない。
 「河村・大村連合」の行方を、既成政党側も注視する。自民党の大島理森副総裁は24日に名古屋市で、同党県連幹部にこんな分析を披露した。
 「河村氏と大村氏は血液型が違う。大村氏には、自民党の血が流れている」

2179チバQ:2011/03/05(土) 18:56:52
http://mainichi.jp/chubu/seikei/news/20110301ddq041010008000c.html
激戦の現場から:近づく名古屋市議選/上 対話か、対抗か
 出直し名古屋市議選が4日に告示される。住民投票(リコール)で失職に追い込まれた前市議やその後継の新人らと、河村たかし市長が率いる地域政党・減税日本の候補が入り乱れる未知の戦い。立候補予定者たちの動向を追う。

 ◇市長との「間合い」、悩む前職
 「私は河村たかし市長と対立したことはない」。名古屋市瑞穂区で立候補する前職、藤田和秀氏(自民)は2月19日昼、事務所に後援会幹部約70人を集めた会議で力説した。

 河村陣営の圧勝に終わった2月6日のトリプル投票。藤田氏は「議員は市長の敵、市民の敵」という構図が多くの有権者に刷り込まれていることに戸惑った。地元を回っても冷ややかな視線を浴びる。出直し市議選に向け、河村市長は減税日本からの大量当選を目指し、前職を批判する。定数4の瑞穂区。「減税日本が2議席取るかもしれない」。藤田氏は危機感を強める。

 河村市長が09年4月に就任してから、藤田氏は足しげく市長室に通ったという。水道料金の値下げ、児童相談所への警察官配置、草木が生い茂って住民から治安上の問題点が指摘されていた旧瑞穂青年の家の撤去。いずれも市長に働きかけ、本会議の質問を通じて実現させた成果だと支持者にアピールする。

 「書かせてもらいます」。2月中旬、藤田氏は河村市長に電話でそう伝えた。地元で配る党機関紙に、河村市長を旧青年の家に案内した時の記事と、市長と自らが並んでいる写真が載った。見出しには「対立より対話」とあった。

    ◇

 河村市長への対抗姿勢を貫く前職もいる。

 「議員報酬は市民にじっくりと決めていただくしかない。市長が言ったから半減を認めるのはおかしい」。2月20日夕、名古屋市守山区のスーパー前で鎌倉安男氏(民主)がマイクを握った。

 トリプル投票を受け、民主の前市議団は、議員報酬を半減して年800万円とすることを容認する方向に転換した。だが鎌倉氏は「これまで800万円では議員活動費を捻出できなくなると支援者に説明してきた。今ごろ変えるのは保身と言われる」。第三者機関での議論に委ねる従来の方針を貫くことにした。市議選では市バス路線の新設など地元密着の課題を粛々と訴える考え。河村市長への追い風の中、厳しい戦いになるのは覚悟の上だ。

 市民から解散というレッドカードを突きつけられた前市議たちは河村市長との間合いに悩みながら出直し選に向かう。【高橋恵子】

2180チバQ:2011/03/05(土) 18:57:30
http://mainichi.jp/chubu/seikei/news/20110302ddq041010012000c.html
激戦の現場から:近づく名古屋市議選/中 代替わりに逆風
 ◇世襲批判、後継新人に危機感
 「本当に難しい風が吹いている。今までの選挙とは180度違う。必死に頑張りましょう」

 2月13日午前10時から名古屋市中村区で開かれた自民新人、斎藤高央氏(43)の事務所開き。応援演説をした片山さつき参院議員は支持者たちの危機感をあおった。高央氏は、議会解散まで市議を9期務めた父の実氏(70)から議席の引き継ぎを目指す。事務所前には、前回市議選(07年)の事務所開きに集まった250人を大きく上回る約400人が詰め掛け、陣営の必死さをうかがわせた。

 河村たかし市長は09年4月の就任以来、「議員の家業化、指定席化をなくさないといかん」と繰り返し訴え、特に世襲議員を批判してきた。そんな中、今回の市議選であえて代替わりを目指すのは自民新人の2人。いずれも当選すれば祖父からの3世議員になる。高央氏はその一人だ。風当たりは厳しい。高央氏は、飛び込みで入った喫茶店で、初対面の客の男性にいきなり「世襲には反対だ」と面と向かって批判されたこともある。

 中村区で減税日本から立候補する加藤修氏(37)にとっては格好の攻撃目標だ。「しがらみのある選挙ではいけない。おじいちゃんから息子、孫への世襲はやめさせましょう」。加藤氏は街頭で繰り返し訴える。

 世襲批判に対し、高央氏は「政治家として何をするかを見てほしい」と強調する。一方、実氏は「世襲の議論から逃げず、堂々としろ」と諭したという。実氏は長年「サイト」の名前で活動してきた。高央氏のポスターにも「斎藤」には「サイト」のルビがある。

    ◇

 中川区で2世議員だった浅井日出雄氏(77)の後継候補になるのは長男の正仁氏(46)だ。「自分は何もしないで後を継ぐなら家業化だが、志があればいい」。正仁氏はそう語る。

 「これまでのやり方だけではだめだ」。日出雄氏の後援会に頼るだけでなく、自分と同年代の企業経営者らのボランティアとともに、街頭での訴えに力を入れる。

 正仁氏は「世襲ということは誰でも知っている。隠してもしょうがない」と語るが、不安はある。「父の時とは雰囲気が全然違う。票が流れてくるのか見えない」【丸山進】

毎日新聞 2011年3月2日 中部朝刊

2181チバQ:2011/03/05(土) 18:58:07
http://mainichi.jp/chubu/newsarchive/news/20110303ddq041010007000c.html
激戦の現場から:近づく名古屋市議選/下 頼みは党の看板
 ◇減税日本、真価問われる「素人」
 2月26日に名古屋市東区の六所神社で開かれた祭りには、市議選の立候補予定者が次々に姿を見せた。その中に、緊張しきった様子で通行人に声を掛ける男性がいた。「減税日本です……。お願いします……」。赤いジャンパー姿で鳥居の前に立ち、小さな声で呼び掛ける。河村たかし市長の事務所幹部がたまりかねたように声を掛けた。「自分の名前を大きな声で言うんだよ!」。のぼりを持つなどした市長の支持者数人が心配そうに見守った。

 男性は、河村市長が代表の地域政党「減税日本」から東区で立候補する近藤徳久氏(48)。初めての街頭活動だった。

 東区は河村市長のお膝元で影響力は大きい。近藤氏は22日に出馬表明したばかり。他陣営はそれまで、顔の見えない敵との戦いを続けてきた。

 祭りには前職の姿もあった。中川貴元氏(44)=自民=は「劇場型だ」と減税日本を批判する。だが神社を去ろうとした時、高齢の男性から「減税日本?」と声を掛けられた。浸透ぶりを思い知らされ、苦笑いした。

     ◇

 中区には減税日本公認で唯一の前職がいる。則竹勅仁氏(45)だ。初めて選挙に出る同党の新人の相談に乗るなど、経験を生かして仲間を支える。

 則竹氏は減税日本を「まさに『烏合(うごう)の衆』だ」と言う。個々の力は未知数。だが則竹氏は、素人ならではの、いい意味で「突拍子もない意見」が市政を変えると期待する。

 これまでに41人の公認候補を擁立し、定数75の過半数獲得を目指す減税日本。迎え撃つ前職の一人は「告示10日前に立候補を表明した新人が『トップ当選か』と言われる。このむなしさはない」と声を落とす。別の前職はあきれたように言った。「彼らは党の看板だけで戦う。誰が候補かは問題じゃないから、何日前に立候補を表明しようと関係ないんだよ」

 強烈なキャラクターの河村市長が率いる素人集団と、住民投票で失職した前職らが争うこれまでにない構図の選挙戦。あす4日に告示を迎える。【福島祥】

毎日新聞 2011年3月3日 中部朝刊

2182チバQ:2011/03/05(土) 19:00:21
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201102/CK2011022502000180.html
出直し市議選の顔ぶれ(1) 千種・東・北・西
2011年2月25日

 名古屋市議会の解散請求(リコール)成立による出直し市議選(定数75)は3月4日に告示、13日に投開票される。24日までに130人以上が立候補の意向を表明、他にも出馬を探る動きがある。河村たかし市長の「減税日本」は党派別で最多の41人を擁立。初参戦のみんなの党とともに、民主、自民、公明、共産の4会派がすみ分けてきた議会に挑戦状を突き付ける。新興政党と既成政党の全面対決に有権者はどんな審判を下すのか。16選挙区の顔ぶれと情勢を紹介する。 (名古屋市議選取材班)

◆千種区 大激戦12人が挑戦
 前職4人、元職1人、新人7人が立ち、5議席に12人が挑む大激戦区。前回トップ当選の斎藤は、障害者支援の市民団体とも連携して街頭活動を強化。教職員組合などの支援を受ける梅村は女性票の取り込みを図る。引退する桜井治幸の後を継ぐ藤井は若さをアピール。副議長を務めた伊神は保守層の票固めに力を注ぐ。田辺は公明支持者が多い区北東部に浸透。黒田は街頭で知名度アップに全力を挙げる。船戸は駅頭やスーパー前での活動で主婦層への浸透を狙う。減税は藤田が区中西部、黒川が東部を中心に支持拡大を目指す。玉置は若者層取り込みのため全域で活動する。杉浦と東谷はともに無所属で出馬し、減税や議員報酬半減を訴える。

http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201102/CK2011022602100005.html
出直し市議選の顔ぶれ(2) 中村・中・昭和・瑞穂
2011年2月26日

◆中村区 現職4人新人6人
 元教員の鵜飼は教職員組合の支援を受け、町内会などの座談会で支持を訴える。高吉は建設業の労組などが後押し。小出は支持者を丹念に回り、企業の朝礼にも顔を出して浸透を図る。引退した父親の後援会を受け継いで出馬する斎藤は、支持者固めに奔走。中村はミニ集会を重ねて7000票を獲得した前回から上積みを狙う。初出馬の藤井は知名度アップが課題。鈴木は朝夕の街頭活動で公務員改革などを訴える。加藤も朝夕、街頭に立って名前の売り込みに必死。冨田も市議会解散請求(リコール)の署名集め仲間を起点に支持拡大を図る。伊井は県外者が住みやすい環境づくりを訴える。

◆中区 減税が2議席狙う
 大須商店街を地盤とする中田は支持者を小まめに回り、票固め。参院議員秘書だった石原は労組の支援を受けて支持層の拡大に懸命。前回に続く立候補の近藤は、障害者福祉団体からの支援を受けて票の上積みを目指す。則竹は減税日本で唯一の前職として議会改革への取り組みを貫いた実績をアピール。落下傘で出馬が決まった済藤はメディアへの露出を高める戦略で浸透を図る。

◆昭和区 自民は共倒れ警戒
 6期連続トップ当選の奥村は、後援会をしっかり固めて万全の態勢。2人公認で臨む自民は、共倒れを警戒。水平は後援会を固め、女性票の上積みを狙う。区西部の御器所、村雲両学区から支持層を拡大する西川は返り咲きを目指す。議席維持を狙う佐藤は駅前などの街頭活動や座談会を重ねる。大村は20年に及ぶ会社勤務の実績を強調、会社時代の仲間を頼りに支持を広げる。中村はリコールの署名運動やPTAなどで培った人脈で浸透を図る。

◆瑞穂区 民・自に5人挑む
 前回、民主候補の一本化でトップ当選した中電労組出身の渡辺は、減税勢力の票はがしを警戒し、組織を引き締める。藤田は後援会を固める一方で、河村たかし市長と対話を重ねた実績をしたたかにアピール。前田は地元学区を中心に浸透を図り、議席を明け渡した公明票も狙う。島田は、党機関紙の読者などをターゲットに共産支持層を固める。川崎は毎朝、地下鉄新瑞橋駅の街頭に立って知名度アップを図る。一月下旬に出馬を決めた金城は長年営んできた空手道場の教え子や保護者の後押しに期待する。荒川はリコール署名の人脈から支持拡大を狙う。山内は減税日本の公認から外れて無所属での出馬。減税や議会改革を訴える。

2183チバQ:2011/03/05(土) 19:02:22
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201102/CK2011022702000114.html
出直し市議選の顔ぶれ(3) 熱田・中川・港・南
2011年2月27日


◆熱田区 民主組織固め奔走
 東邦ガス労組出身の岡留は民主票が減税に流れるのを警戒して組織固めに奔走。次の衆院選への出馬を目指す前職の工藤彰三から後援会を受け継ぐ望月は準備の遅れを取り戻そうと懸命だ。前回、4000票に迫る得票だった西田は、街頭活動を重ねて再挑戦での上積みを目指す。金山商店街振興組合の理事長の片桐は区内全域の商店街から推薦を受け、議席獲得を狙う。

◆中川区 共産議席死守図る
 前回1万4000票近くを得た久野は「一から出直し」と支持者を熱心に回る。中島は地元の野田学区を中心に支持者の票固めに走り回る。解散まで市議団長を務めた岡本は実績を訴え、地元からローラー作戦をかける。父親の後援会を受け継いだ浅井は「世代交代」を強調。馬場は支持層に加えて女性票の取り込みを図る。木下は自転車で街中を走り、支持を訴える。江上は議席死守に向け、街頭活動を強化。減税は複数議席を狙う。亀山は区東部を小まめに回って支持者を開拓。市議会解散請求(リコール)の署名運動で区責任者だった山崎は受任者への働き掛けを中心に名前を売り込む。林は西部を中心に街頭活動で浮動票の取り込みを図る。高田は高齢者福祉などの政策を訴える。

◆港区 自民が候補一本化
 前回市議選で、全市で最多の1万4000票を獲得した加藤と区中心部を地盤とする安井は、民主離れを警戒しつつ座談会を重ねて2議席確保を目指す。反対に前回は3人で票を分け合った自民は坂野に一本化。区内に強い支持基盤を持っていた江口文雄の後を継ぐ佐藤は支持者回りに余念がない。山口は個人票に地元の市民団体からの支援を受け、3選を狙う。減税は3人を擁立。瀬島は区西部を中心にリコール運動で培った人脈をフル活用して支持拡大を図る。介護施設職員の宇佐美と元衆院議員秘書の服部はともに2月中旬の出馬決定。出遅れ感は否めないが、自転車街宣で名前を売り込む。

◆南区 減税が3人を擁立
 前回トップ当選で、解散まで議長を務めた横井はミニ集会を重ねて支持固め。藤沢は地道な企業回りや街頭活動で支持を訴え、自民の複数議席維持を狙う。民主は労組の支援を受ける橋本に加え、衆院議員牧義夫の秘書を務めた石川を擁立し、勢力の維持を狙うが、共倒れへの警戒感も漂う。福田は支持母体をしっかり固めて堅調。前回、議席を失った共産は佐野が奪回を目指しミニ集会を重ねる。減税は3人。中村は北部を中心に自転車街宣で支持を訴え、湯川は得意のスポーツを通じた地域づくりを唱えて南部で票固めを図る。出遅れた岡江は主宰する茶道教室の人脈と女性票に期待する。

2184チバQ:2011/03/05(土) 19:02:45
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201102/CK2011022802000081.html
出直し市議選の顔ぶれ(4) 守山・緑・名東・天白
2011年2月28日


◆守山区 自民が2人を公認
 全党派が立候補する激戦区。前回、3議席を確保した民主は吉田伸五が引退。名鉄労組出身で北東部の志段味地区に拠点を移した鎌倉と、前回のトップ当選後も毎朝、街頭で支持を訴えてきた小川でダブル当選を狙う。自民は前回、当落線上で明暗が分かれた東郷と松井を再び公認した。金庭は小まめに開く座談会で支持層を固める。榑松は街頭活動を中心に票の上積みを目指す。増田は街頭活動や座談会で浸透を図る。富口は自転車街宣でサラリーマン代表をアピール。松原は小中学校教諭の経験から子どもの健全育成を訴える。市議会解散請求(リコール)の署名集めに尽力した松山は署名の人脈から支持拡大を目指す。

◆緑区 減税4人当選狙う
 新興住宅地が多く、市内で最多の有権者を抱える区に各党派から13人が立候補を表明。民主は、北部を地盤に支持者回りをする山本と、NTT労組などの支援を受ける岡本の公認2人に加え、元教員の安藤を推薦。前回、下位当選だった岩本と中里の自民2人は、保守層の掘り起こしに懸命だ。トップ当選を続けた加藤武夫の地盤を受け継ぐ近藤は、座談会で支持を固める。県議選にくら替えした加藤典子の後を継ぐ佐橋は、街頭での訴えに力を入れる。市議を辞めて挑戦した市長選で落選した杉山は、3度目の出馬。松下政経塾出身の斎藤は、県議選に中区から出馬する予定を変更して立候補を決めた。4人全員の当選を目指す減税日本は、河合が北部でローラー作戦を展開。南部が地盤の田中はリコール署名の受任者らから地域に浸透を狙う。余語は子育て支援などをアピールし女性票に期待。出遅れた佐野は自転車街宣で同世代の若者票を掘り起こす。

◆名東区 民主2議席目指す
 民主は若手2人で2議席維持を狙う。近沢は区全体を回って2期の実績を強調。前回トップ当選の日比はマイクなしの街頭演説で若さをアピール。丹羽は街頭活動を強化し、保守層固めで生き残りに懸命。小林は支持母体の組織固めで3選を目指す。高橋は街頭活動を中心に知名度アップを図る。自転車で区内を回り支持を訴える井上は、既成政党や減税派とも距離を置き、支持なし層をターゲットに据える。浅井は出身の高針地区を中心に南部で支持を固める。県議秘書として選挙経験がある舟橋は北部でどぶ板活動を徹底。東は街頭活動で豊富な起業経験を訴え、区全域で女性票の掘り起こしを目指す。

◆天白区 票上積み図る公明
 旧民社系の労組の支援を受ける諸隈と、5期連続当選で強固な地盤を持つ田中が民主のダブル当選をうかがう。成田は徹底した支持者固めで、議席の死守を目指す。三輪は支持組織の票に上積みを目指し、街頭活動を強化。田口はミニ集会で4期の実績を強調する。福岡は街頭活動に専念して浸透を図る。介護サービス業の尾藤は介護と子育て支援の訴えで女性票に期待。堀田は東部を中心に街頭活動で浸透を図る。直前の出馬決定となった鈴木も街頭活動で遅れを取り戻す。リコールの署名運動に加わった太田は、無所属で出馬する。

2185チバQ:2011/03/06(日) 14:52:22
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20110306/CK2011030602000117.html
本番さながら早くも舌戦 県知事選
2011年3月6日

 3人が出馬を表明した4月10日投開票の県知事選。選挙戦の構図がほぼ固まり初の週末となった5日、各立候補予定者らが街頭などで声を上げた。告示まで20日を切り、早くも本番さながらの舌戦が繰り広げられた。

 「古い県政を断ち切り、特定の既得権にお金が流れる仕組みを変えよう」

 松阪市の岡寺山継松寺の初午(はつうま)大祭の参拝客でにぎわうJR松阪駅前。自民、みんなの両党推薦の鈴木英敬さん(36)は、みんなの党の松田公太参院議員らと街頭演説に立った。

 鈴木さんは「36歳でも若すぎることはない。全国でも若い知事がどんどん地域を盛り上げている」と若さを訴えた。一方で「私には首長さんや偉いさんの応援はないが、草の根の皆さんがいる」とも語り、暗に松田さんを皮肉った。

 引き続き松阪市内であったみんなの党のタウンミーティングに参加し「日本のトップランナーと言われるような改革を進め、職員のやる気を引き出したい」と訴えた。

 前津市長の松田直久さん(56)は市中心部で「まさしくこれが知事選のスタート」と声を上げた。傍らには県内首長らの政治団体「日本の原点」の石原正敬・菰野町長が並んだ。

 松田さんは「三重県はポテンシャルはあるが知名度がない」と指摘。「県内の一体感を醸成し、情報発信をして総合力日本一の県にする。名古屋にも大阪にも負けない『三重県ここにあり』というものを作っていく」と絶叫した。記者には「体がつぶれるまでやりきる」と強く語って石原町長とともに県南部への遊説に向かった。

 この日は連合三重の春闘総決起集会にも参列。県議会民主系会派・新政みえの県議や、推薦を受けていない民主党の国会議員らと壇上に立ち、民主との近さもアピールした。

 共産党が推薦する岡野恵美さん(58)は津市で開かれた女性らの会合「国際女性デー県集会」に出席。「全国に女性知事は三人いる。私もぜひ仲間に加えていただきたい」とあいさつし、会場から拍手を浴びた。

 昨年1月の津市長選で、当時現職だった松田さんに挑んだ理由を「中学生までの医療費無料化を共産党の市議が松田さんに迫ったが、答弁すらしてもらえなかったことに怒りを覚えた」と説明。「津市では昨年4月から中学までの医療費無料化が外来を除いて実現した。県内各地でできるように頑張っていきたい」と述べた。

 松田さんを支援する「日本の原点」について記者から問われると「民主の人気が悪いので乗ったらあかんと思ったんでしょう。世渡り上手な感じだ」と皮肉った。

◆「日本の原点」本格始動
 「日本の原点」は5日、幹事長の石原正敬・菰野町長が松田直久さんと一緒にマイクを握り、団体としての活動を本格始動した。

 “第一声”で石原町長は、河村たかし名古屋市長らを意識して「パフォーマンスとか大衆迎合の政治ではだめ。もっと政治にまじめに取り組もうと日本の原点を立ち上げた」と述べ、一部の首長の行政手法を批判した。その上で「対話と連携」で政治を進めていくと強調し、松田さんを「県内の市町をまとめ上げる手法に期待したい」と持ち上げた。

 日本の原点は、松田さんと県内をまわって政治理念を訴えるといい、6日は北勢地域で街頭活動を行う。

 (渡辺泰之、木下大資、角雄記)

2186チバQ:2011/03/06(日) 19:19:45
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/feature/fukui1298988794082_02/news/20110301-OYT8T01125.htm
自民党員7年で半減

統一地方選に向けた対応を確認した自民党県連総務会(2月7日、福井市内で)  「統一選での圧勝が、政権奪還への勢いをつける。地方で保守地盤を確固たるものにするため、全員に当選してもらいたい」。自民党県連選挙対策本部を設置した党県連執行部会で1月29日、稲田朋美会長は、そう力を込めた。

 県連は17市町すべてに少なくとも1地域支部あり、業界ごとの組織「職域支部」と合計で58支部を持つ。保守基盤と相まって、大きな組織力を誇ってきたが、2004〜06年の市町村合併で地域支部が6減の27となり、党員減が加速。03年に1万9000人近くいた党員は、10年には1万人弱となった。ある議員は「支部単位での党員集めは僕ら地方議員の仕事。政権交代を機にやめた人もいる。なかなか集まらない」と漏らした。



 党県連の目標は現有議席数を超えること。県議選12選挙区では29人(現在27議席)を公認、推薦した。市町議会では党籍があっても地元出身者が無所属で立候補するケースが多く、ほとんどが後援会を軸に地縁・血縁を生かして戦う。

 政権交代で、変化も生じた。

 「建設業者に『自民党を応援する余力があるなら、与党の民主党にする』と露骨に言われた」

 自民党は与党時代、公共事業を呼び込む力が強く、後援会事務所に人手を出してもらうなど建設業界からの協力が得られやすかったといい、ある支部員は「合併で議員数が減り、身近に感じられなくなり、近所のつきあいで地道に応援してくれた人まで来なくなった」と現状を語った。

 かつて〈自民の牙城〉だった越前町では、現職町長が10年に民主支持に転身。現職県議1人も民主党所属のため、同町支部は「保守の火を消してはならない」として、今回の県議選に現職町議を擁立している。同支部関係者は「民主党の支持率が下がったからといって、自民の支持率が高くなるという実感がない」と危機感を持ち、「結局、町内をくまなく地道にまわるしかない」と強調した。

 党県連の仲倉典克幹事長は「野党になってわかった自民党への『国民と向き合え』という要請に、各候補者が応えて当選することで、新しい自民党を作る足がかりになる」と話した。



 公明党県本部は、県議選福井市選挙区に現職1人を擁立。同選挙区で2人立てるのは難しく、圧倒的な動員力を誇る同党でも、「経済状況の悪さと政治不信で、支持者の関心は薄まりつつある」という。

 07年の統一選で議席を失った共産党県委員会は、今回も元議員1人を福井市選挙区で立てる。だが、県委員会幹部は「前回の参院選で、福井市内の比例票は5000票弱。当選にはもう一段の伸びがないと」と、厳しい現状を見つめる。

 社民党県連は今回も独自候補は擁立せず、福井市と小浜市で計4人の推薦にとどまる。笹川希(しずか)幹事長は、「友好関係がある人たちと協力して、地方から政治を変えるよう努力する」と話す。

(2011年3月2日 読売新聞)

2187チバQ:2011/03/06(日) 19:35:56
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011030601000454.html
減税日本が第1党の勢い 出直し名古屋市議選情勢
 4月の統一地方選の前哨戦として注目される13日投開票の出直し名古屋市議選(定数75)で、共同通信社は5、6両日、電話による世論調査を実施した。河村たかし市長が代表を務める政治団体「減税日本」の候補に投票するとの回答が26・6%で、自民の15・3%、民主の10・0%を引き離した。

 取材結果を加味すると、減税日本が第1党の勢い。ただ53・8%は投票する候補者を決めておらず、情勢が大きく変化する可能性もある。

 民主党支持層で同党候補に投票すると答えた人は27・9%にとどまり、32・5%が減税日本に流れた。自民党支持層では57・7%が同党候補に入れると回答したが、減税日本を選んだ人も19・5%いた。無党派層でも、減税日本の候補に入れるとした人が31・6%で最も多かった。

 他の投票先は、公明7・6%、共産3・2%、みんなの党4・1%、無所属5・5%。

 市議選に「大いに関心がある」「ある程度関心がある」は合わせて82・9%だった。

2011/03/06 17:01 【共同通信】

2188チバQ:2011/03/07(月) 22:47:16
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011030790170529.html
議席死守へ国政並み応援 名古屋市議選、埋没懸念の少数政党
2011年3月7日 17時05分

 13日投開票の名古屋市議選で、公明、共産、みんなの党は、幹部クラスが応援に入る国政並みの選挙戦を展開している。地域政党と2大政党の対立に注目が集まり、少数政党の存在感が薄れることを懸念しているためだ。民主、自民の2大政党は逆に政局混乱の悪影響を恐れてか、中央レベルの応援に慎重だ。各政党で取り組みに温度差が出ている。

 「全国注目の選挙。福祉を切り捨てる河村市政の暴走を止めよう」。7日正午すぎ、買い物客や支持者ら120人が集まる西区のスーパー前に、共産党の志位和夫委員長の声が響いた。

 河村たかし市長が主張する議員報酬の半減を事実上容認した民主市議団などを「市長に擦り寄る候補に市政のチェックはできない」と切り捨て、他党との違いをアピールした。

 2月6日の「トリプル投票」で圧勝した市長率いる地域政党「減税日本」は、41人の候補を立て市議会の過半数確保を目指す。最大会派だった民主、第2会派の自民各候補と激しい争いになっている。地域政党の台頭は、少数政党にとっては脅威だ。

 公明は山口那津男代表が4日の告示日に市内で街宣。「議会が挑戦を受けての選挙。議会側が身を切る改革の姿勢を示す」。河村市長が迫る市議会改革を逆手に取り、率先して取り組む決意を示す。

 8人の候補を擁立したみんなの党は、今回の市議選を足掛かりに4月の統一地方選に弾みをつけたい。それだけに、江田憲司幹事長や浅尾慶一郎政調会長らが早々と現地入り。渡辺喜美代表の応援も計画する力の入れようだ。

 一方の政権与党、民主。前原誠司外相の辞任など止まらない失態続きに「今の不人気ぶりでは、マイナスになるか、上滑りするだけ」(候補陣営)と、党本部から応援を求める空気はない。

 民主の低迷で、本来は攻勢を強めるはずの自民県連も「民主離れが地域政党に流れている状況では、政党を前面に出すのは逆効果」(県議)と話し、国会議員らの応援要請は特にしていないという。

(中日新聞)

2189チバQ:2011/03/07(月) 22:52:59
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110306-OYT1T00183.htm
自分のためにも…名古屋市議選候補を県議支援
 4月1日告示の愛知県議選に立候補する現職らが、同じ党の名古屋市議選候補の支援に奔走している。

 「地元にアピールする絶好の機会」「市議選の勝利が自分の当選につながる」。地域政党など新興勢力の参入で激戦が予想される自らの戦いをにらみ、“センセイ”たちも必死だ。

 「港区にかける熱い思い、夢を語り、議会改革をしっかり断行します。市議と県議がタッグを組んで、河村(たかし市長)・大村(秀章知事)コンビに立ち向かっていきます」

 民主党の刀禰勝之県議は5日、港区の住宅街で、4選を狙う同党公認候補の選挙カーに乗り込み、自らマイクを握って訴えた。

 1955年以降、県議選とともに行われてきた同市議選。今回は解散で日程が早まったこともあり、刀禰県議が選対事務局長を買って出て、街頭活動や演説会の日程、スタッフの配置など全てを仕切っている。

 刀禰県議自身も3選を目指しているが、同区には河村市長の「減税日本」が候補擁立を予定しており、「市議選の結果が県議選に影響するのは間違いない。絶対にこの候補に当選してもらう」と意気込む。

 瑞穂区では告示日の4日夕、自民党候補の個人演説会に、県議会の本会議を終えた同党の川嶋太郎県議が駆けつけた。「候補をもう一度、市議会へ送ってほしい。私も頑張ってついて行き、2人で瑞穂区をもっと良くしたい」。エールと同時に再選を目指す自身のアピールも忘れなかった。

 県議会最大会派の自民だが、知事選の大敗と河村・大村コンビの県議選参入で、「厳しい戦いになるのは必至。まずは市議選の勝利が、自分の選挙につながる」と力を込めていた。

 解散前の14人から12人に候補を絞り、全員当選を目指す公明党。唯一2人を擁立する中川区で、同区選出の鬼頭英一県議は「一つでも落とすようなことがあってはならない。我々の戦いもすでに本番」と危機感を募らせ、2人の街頭活動や演説会に出て、支持層固めに躍起になっている。

 県議選で8年ぶりの議席回復を狙う共産党も「顔と名前を浸透させたい」として、県議選候補予定者と市議選候補が協力体制をとる。

 一方、減税日本は唯一の現職で東区の安藤雅彦県議が、区内の市議選候補を支援。5日も候補の街頭活動やあいさつ回りで横にぴったりとつき、「笑顔で、声は大きく」などと次々にアドバイスした。一昨年の補欠選挙で無投票当選した安藤県議は、「私にとっても本格的な選挙戦は初めてで、ひとごとじゃない」と気を引き締めていた。

(2011年3月7日13時49分 読売新聞)

2190チバQ:2011/03/07(月) 22:59:03
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201103/CK2011030702000116.html
出直し市議選、投票先で民主3位 減税、自民に後れ
2011年3月7日

 本紙が4、5日に行った出直し名古屋市議選の世論調査では、民主党の支持率が最も高い19%だったにもかかわらず、投票先では減税日本、自民に次いで3位に甘んじる結果となった。

 自民党政権の支持率低下に伴う上げ潮ムードの中で行われた前回の市議選では、政務調査費公開の訴えが支持を得て、擁立した28人全員が当選。政権党として迎えた今回の市議選では一転、内閣支持率低迷による逆風をもろに浴びた形だ。

 2月6日の名古屋市長選時に行った出口調査では、民主支持層の77%が河村たかし市長に投票。市議選投票先で、民主が減税と自民に後れを取ったのは、これまで民主党を支えてきた層の多くが減税日本に流れているためとみられる。

 対照的に、前回厳しい選挙を戦った自民党は、堅調な戦いぶりが目立つ。地域活動に熱心に顔を出す「どぶ板」戦略を取ってきたのが奏功し、他党に票が移るのを食い止めているようだ。

 河村市長が訴える議員報酬半減への賛成にいち早く方針転換した公明は、名東区や港区で手堅く支持を集めている。共産は市内全域で伸び悩んでいる。

 知事選で公認候補を擁立したのに続き、政令市議選に初参戦のみんなの党は、告示日の直前に8人目の候補者を発表するなど出遅れと知名度不足が響いている。

 (市議選取材班)

 【調査方法】 4、5日、名古屋市内の有権者を対象に、コンピューターで無作為につくった電話番号にかけるランダム・デジット・ダイヤリング(RDD)方式で実施。16の各区ごとにそれぞれ200人以上を目標に行い、実際に有権者のいる世帯にかかったのは合計で5576件、うち3349人から回答を得た。調査結果の文中は小数点以下を、「主な調査結果」の表は小数点2位以下を切り捨てたため、合計が100%にならない場合もある。

2191チバQ:2011/03/07(月) 23:00:07
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201103/CK2011030702100005.html
「減税」過半数は困難 自民競り、民主が追う
2011年3月7日

◆本社世論調査
 13日投開票される出直し名古屋市議選(定数75)で、中日新聞社は6日、市内の有権者を対象に実施した世論調査の結果をまとめた。本社の取材を加味した結果、河村たかし市長が代表を務める地域政党「減税日本」が目標とする過半数の議席獲得は困難な情勢。減税日本への支持は全16区の総計で自民と競り合い、民主が両党を追う。投票先を決めていない人が全体の4割、政党しか決めていない人が1割余りおり、流動的だ。

 投票する候補者や政党を決めた6割弱の政党別の分析では、減税日本が第一党をうかがう。全区で議席を獲得する勢いで、港、緑などでは複数議席も。自民は強固な後援組織を持つベテラン議員が健闘し、北、西、南などで優勢な戦い。解散前に最大勢力の民主は昭和、熱田、港などで優勢だが、減税日本に支持が流れたとみられ、議席を減らしそうだ。公明、共産がやや離れて3党を追い、みんなは伸び悩んでいる。

 既成政党を支持する人は候補者名を挙げた回答が比較的多かった。前職が多いことに加え、同じ政党からの候補者が各選挙区で1〜2人しかいないためとみられる。

 減税日本は政党への支持が高い半面、候補者名を挙げた人は少なかった。新人が多く、知名度不足が影響したとみられる。ほとんどの選挙区で2〜4人を擁立しており、特定の候補者に偏らないような票の分配ができるかどうかが、議席数を左右しそうだ。

 市議選には「必ず行く・たぶん行く」が9割に達し、関心の高さをうかがわせた。

 党派別の候補者数は、民主27、自民24、公明12、共産16、みんな8、減税41、無所属10。

2192チバQ:2011/03/07(月) 23:03:52
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110307k0000m010111000c.html
名古屋市議選:大須で懸命の「訴え」 候補のニアミスも
 解散に伴う出直し名古屋市議選は6日、選挙戦最初で最後の日曜日を迎えた。定数2を5人で争う中区では、買い物客でにぎわう大須商店街へ各候補が登場。候補同士がニアミスする場面もあった。

 ◇徒歩で自転車で
 民主新人の石原杏莉氏(27)は午後1時半過ぎから、運動員や谷岡郁子参院議員と商店街と周辺の住宅街を練り歩いた。谷岡氏が「若い世代を代表できるのは?」などと呼び掛けるたび「アンリ!」と連呼。石原氏は「若者が政治参加しないといけない」と訴えた。

 減税日本新人の済藤実咲氏(31)は午後2時、自転車で大須に到着した。「河村たかし市長の3大公約を実現するために立ち上がった」と切り出し「議員報酬を800万円にすれば年間6億円の財源になる。職業議員はもういらない」と市長譲りの語り口。その後、市長の字で「減税日本」と染め抜かれたのぼりを先頭に歩いた。

 ◇道路はさんで
 午後2時ごろから、交差点で「名古屋城本丸御殿再建の500億円を使えば、国民健康保険料の1人1万円値下げや住宅改修助成制度が実現できる」と訴えたのは共産新人の近藤政博氏(51)。目の不自由な近藤氏は「地下鉄のすべての駅のホームに可動柵やホームドアを付けたい」とアピールした。途中、商店街を抜けてきた済藤氏がバッティング。道路をはさみ、競って支持を呼び掛けた。

 午後3時には近藤氏と入れ替わりで、同じ交差点に減税日本前職の則竹勅仁氏(45)も自転車で登場。「前職に入れたら署名活動が水の泡」と訴える一方、苦笑しながら「しかし中区は確かな前職がいる。私は8年前から議会改革を訴えている」と自身をPRした。

 ◇健闘誓い合う
 自民前職の中田千津子氏(57)は午後0時半から、大須の万松寺商店街で山東昭子参院議員と街頭演説。商店街の災害対策などの実績をアピールした上で「市民税10%減税に賛成し、地域経済への効果などを検証したい。議員報酬800万円にも賛成する」と宣言した。近くにある事務所へ戻ると、通りかかった石原氏が「誠心誠意頑張りましょう」と手を差し出し、中田氏は「ありがとうございます」と握り返した。【丸山進、高橋恵子】

2193チバQ:2011/03/08(火) 23:40:17
http://gendai.net/articles/view/syakai/129255
13日投票 名古屋市議選 民主 自民 お笑い政党隠し
【政治・経済】
2011年3月8日 掲載
公明 ちゃっかり「大村知事」利用
 河村新党「減税日本」の勢いに注目が集まる名古屋市議選挙(投票日3月13日)は、減税日本の第1党が確実な情勢だ。定数75のうち「過半数は難しそうだが、30議席近くいくんじゃないか」(地元記者)という。投票先を聞いた週末の世論調査は、共同通信が減税日本26.6%、自民15.3%、民主10%。読売も減税日本28%、自民17%、民主14%と、2大政党が大きく引き離されていた。
 そんな大苦戦の民主と自民の戦いぶりは、もっぱら「政党隠し」である。
 お笑いなのは候補者のポスター。例えば定数7に12人が立候補しているこの選挙区。民主党候補と自民党候補の政党名が米粒みたいに小さく、かなり近づかないと読めない。共産党やみんなの党、減税日本が党名を大きく掲げているのとは大違いだ。
「特に民主は、1カ月前の市長選時は、河村市長嫌いの岡田幹事長が何度も名古屋入りしていたのに、今回は予定ナシ。愛知県連の関係者も『呼んでないし、呼ばない』と言っていて、民主党隠しを徹底しています」(前出の地元記者)
 一方、公明党候補のポスターには、「私も応援します!」とほほ笑む大村秀章知事の写真入り。公明が知事選で元自民党の大村を支援したから、その見返り、というわけだ。
 もちろん、3人いる減税日本の候補のポスターには、どれも河村市長の顔が大写し。無所属なのに、河村市長のキャッチフレーズ「庶民革命」を拝借する便乗ポスターまであった。
 勝つための手段とはいえ、隠したくなる政党って、存在価値があるの?

2194チバQ:2011/03/08(火) 23:40:54
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011030890160437.html
脱「プロ議員」化どこまで 名古屋市議選、減税日本の新人
2011年3月8日 16時04分

 13日に投開票される出直し名古屋市議選で、41人を擁立した減税日本の顔ぶれはバラエティーに富む。大学や大学院に籍を置いたまま挑戦する若者や、介護の仕事を続けながら議員を目指す女性。代表の河村たかし市長は「ボランティア議員化」を目指すが、議員で生計を立てようとする人もいる。

 「議員報酬を半額にしても、学生の私には多すぎます」。7日夕、西区のスーパー前で、ジーンズ姿の新人女性がタイムセールに集う買い物客に訴えた。

 公共政策を専攻する大学院生。「市議の仕事は現場そのもの。名古屋で地方自治改革を研究したい」と、立候補はフィールドワーク感覚だ。母親も「選挙がダメでも、就職活動で売りにすればいい」と見守る。

 もう1人の学生候補の千種区の男性も「議員の経験は、人生の一ページとしていいかなと」。

 学生だけでなく、僧侶や空手道場、茶道教室の主宰者など、候補の職業はさまざまだ。

 「議員を職業にすると保身に走る」と批判する河村市長のもと、仕事をしながら議員を目指す候補も少なくない。

 港区の新人女性は、デイサービス施設の職員をしているところに、河村市長から立候補を打診された。

 選挙に出る時は、仕事を辞めるものだと思っていたが、「今の仕事を続けたいと断ったら『続けやええがや』と言われて」。当選しても、介護の現場に軸足を置く考えだ。

 反対に、出馬を機に退職したのは天白区の新人男性。5日付で高速道路料金を徴収する会社を辞めた。

 過去の市議選への挑戦でも、自営の喫茶店を閉めるなどして退路を断ってきた。「落ちても大丈夫という甘えが出ないように」と話すが、当選すれば、年収は党が公約する800万円でも2・5倍以上になる。

 専業の議員が必要と主張してきた自民前職は「ボランティアと言いながら、しょせんは職業にするってことでしょ」と話した。

(中日新聞)

2195チバQ:2011/03/08(火) 23:43:12
浜松は無投票か?
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20110308000000000054.htm
共産、候補擁立断念 静岡、浜松両市長選
03/08 14:46
 共産党県委員会(山村糸子委員長)は8日、静岡、浜松両政令市長選(27日告示、4月10日投開票)について、いずれも独自候補の擁立を断念したことを明らかにした。
 山村委員長は静岡市長選の候補擁立断念の理由について、「選挙までの時間が切迫する中で、県議選での議席確保に力を集中して県政を正していくべきと判断した」と説明。出馬表明している3氏への対応は「地方自治体本来の役割を果たす姿勢も政策も見られない」とし、同党はいずれも支持しないとしている。
 一方、同党西部地区委員会の石野嘉彦委員長は浜松市長選について「市議選の議席増、県議選での議席確保に力を集中するため、市長選に候補者を立てないことにした」と述べた。同市長選に出馬表明しているのは現職鈴木康友氏(53)だけで、無投票となる可能性が高まった。

2196チバQ:2011/03/08(火) 23:46:33
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20110308/CK2011030802000136.html
既成党の不信見据え、スキ突く「減税日本」 統一地方選しずおか
2011年3月8日

 2月末、静岡市長選への出馬を表明している元参院議員の海野徹氏(61)の元に一本の電話が入った。電話の主は地域政党「減税日本」の代表を務める河村たかし名古屋市長。「腹をくくってやるなら減税日本の公認で出るべきだ。推薦よりインパクトがある」

 数日後の3月2日、2人は並んで記者会見に臨む。

 「既成政党の推薦を受けて政策協定を結ぶことは、何もやらないに等しい。既成政党では改革は実現できない」。海野氏は、減税日本公認での出馬を表明した。

 2月6日の名古屋トリプル投票で圧勝した河村氏。その背景には、減税に代表される公約への期待とともに、民主、自民の2大政党をはじめ既成政党に対する有権者の失望感がある。「今度はいつ来るの?」。3日夜、海野氏の女性支援者らの会合では、河村氏の動向を尋ねる質問が相次いだ。

 海野氏が減税日本の公認を受けたことで、選挙の構造は変わった。

 「市民税を10%減税するぐらいなら、市民の所得を10%増やす手を打ちたい」。元県議の田辺信宏氏(49)は、減税日本の旗印を真っ向から批判する。

 1日夜には、推薦を受ける自民党静岡県連主催の決起大会に臨んだ。「紆余(うよ)曲折はあったが、もともと自民の人」。塩谷立会長は身内意識を隠さない。

 2大政党は、それぞれ独自候補擁立を検討し、断念した。一時、田辺氏相乗りの機運も高まったが、名古屋トリプル投票後、民主党は推薦を見送った。民主最大の支援団体、連合静岡の推薦を受けているものの、自民党との関係が相対的に強まった。

 田辺氏本人が掲げる立ち位置は、超党派の「市民党」だが、現実は新旧の政党対決の様相を呈しつつある。

 政党の支援を受けずに市長選に出馬する前市議長の安竹信男氏(64)は、自身のブログで「選挙に勝つために風に乗りたがったり、推薦団体にすり寄ったり、まさに子どもの世界」と海野、田辺両氏の姿勢に疑問を投げかけている。

 注目を集める減税日本。だが、海野氏以上に河村氏と親交が深くても距離を置く向きもある。「私は、そりゃないですよ」。海野氏が会見した2日、浜松市長選で再選に挑む鈴木康友氏(53)は、こう一笑に付した。「地域から国を変えようという思いは一緒」だが、政治姿勢が異なる。「結局、今は(減税の)ワンイシュー。長期展望がないと、いずれ苦しくなる」

 ただ、既成政党に衝撃を与えていることも事実だ。牧野聖修民主党県連会長は、減税日本の海野氏公認が決まる前、報道陣に漏らした。「私も名古屋の選挙に行って、感じるところがあった。国政の動向をみると、既成政党は信頼を失っている」

 既成政党が足元からぐらつき、国政と地方政治のあり方も問われる今回の統一地方選。政治が迷走する中、静岡県内の選挙で各党は、どんな闘いをしようとしているのか。告示まで1カ月を切った現場からリポートする。 (統一地方選取材班)

2197チバQ:2011/03/09(水) 20:39:58
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001103090003
佐渡の県議選に新顔
2011年03月09日

 4月1日告示、同10日投開票の県議選佐渡市選挙区(定数2)に、無所属で新顔のNPO法人「佐渡成長戦略政策塾」副理事長、佐藤久雄氏(63)が立候補する意向を固めた。近く正式に表明する。自民党県連に離党届を提出した佐渡市議らの支援を受ける予定で、同選挙区は一転して選挙戦となる見通しとなった。(川崎友水、大内奏)


   ◇


 佐藤氏は佐渡市畑野地区の出身で、元三井物産社員。定年退職後に早大大学院公共経営研究科を修了して帰郷。NPO法人を設立し、地域活性支援の活動をしている。


 同選挙区では県営佐渡空港の滑走路2千メートル化の計画づくりに地域住民の意見を反映させる「パブリックインボルブメント(PI)」の実施をめぐり、反対する地元選出の自民党県議、中野洸氏(69)と推進する市議らが対立。市議らは4月の県議選で5選を目指す中野氏を支援せずに対立候補の擁立を進め、空路開設促進などの地域振興策を提言している佐藤氏に白羽の矢を立てた。


 佐藤氏は朝日新聞の取材に「佐渡の活性化と住民の利益を実現するために立候補することを決めた。空港のPI実施は急務であり、その思いを強く訴えていく」と話した。


 同選挙区には他に無所属で現職の中川カヨ子氏(64)が立候補を予定している。


 選挙戦となる展開に、中野氏は「市議らの動きは理解できない」と戸惑いを見せる。空港の2千メートル化は推進するが、PIは時期尚早との立場だ。県もPIの前に地権者の2千メートル化への100%同意が必要だとしている。


 中野氏は「選挙は受けて立つ以外にない。空港の拡張そのものに反対と思われると不利になる。PIについてはあまり知られていないので説明は難しいが、きちんと主張を訴えていきたい」と話す。


 一方、3選を目指す中川氏は「自民党に反発する中で候補が出てくるのは仕方がない流れだ」と話す。佐渡振興のためにも佐渡―羽田便が必要だと主張する中川氏にとって、同便の就航に反対する自民党とは立場が異なる。ただ、2千メートル化へのPIを実施する段階ではないという考え方では自民党と一致する。


 中川氏は「航空路線はインフラとしても、活性化のためにも必要。離島の状況はなかなか島外で分かってもらえないので、島外にも伝わるよう訴えないといけない」と話している。

2198チバQ:2011/03/09(水) 22:32:26
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011030990150152.html
高層階まで訴え届け 名古屋市議選
2011年3月9日 15時01分

 13日に投開票される名古屋市議選の有権者数は、都心回帰の影響もあって4年前の前回選より3万人増えている。特に中、東区や千種区などは高層マンションの建設で伸び率が大きい。人が集中するマンションを相手に、いかに効果的な選挙運動をできるか。各陣営は知恵を絞るが、住民に耳を傾けてもらう決定打はなさそうだ。

 高層マンションが向かい合って立ち並ぶ千種区の一角。交差点に陣取った自民の新人候補が7日夕、選挙カーにつけたスピーカーの角度を上げて名前を連呼した。

 「夕暮れ時にすみません。ごあいさつに参りました」。目を凝らし、窓から手を振る女性を見逃さず礼を言う。「壁越しに政策を語っても、届かない。まずは名前を覚えてもらうこと」

 最近のマンションはオートロック機能や管理人の監視がハードルとなり、訴えが届きにくい。ある民主陣営の責任者は「後援会メンバーを通して中に入れてもらっても、ポストにチラシを入れていると管理人に怒られる所が多くなった」と嘆く。

 トラブルを生むなど逆効果になってしまう選挙運動は禁物。港区の高層マンション前のスーパーで演説していた公明新人の陣営は「スーパー駐車場や公園が効果的。買い物客はだいたいマンションに住んでいる人だし」と打ち明ける。

 中区の共産新人の対策は電話作戦。「住人の番号がわかったら、本人が電話で投票をお願いする。切実さが伝わるはずだから」

 北区の民主前職は「高層マンションが増えて新しい住民との接点は希薄になりつつある。選挙活動でどう埋めるか、良い方法が見つからない」とお手上げ状態。朝夕の通勤時間帯に、マンションに近い駅で演説してカバーしている。

(中日新聞)

2199チバQ:2011/03/09(水) 22:42:58
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001103090003
浜松市長選 指定市初の無投票か
2011年03月09日

 浜松市長選をめぐり、共産党県西部地区委員会が8日、候補者を擁立しないと発表した。27日の告示日まですでに3週間を切ったが、これまでに立候補を表明したのは、無所属で再選をめざす現職の鈴木康友氏(53)ただ1人。民主、自民両党も鈴木氏を支援する方針で、全国の政令指定都市で初の無投票当選となることが現実味を帯びている。(馬場由美子)


 前回の市長選は、3期目を目指した当時の現職・北脇保之氏に対し、スズキなどの地元企業の経営者が擁立した元民主党衆院議員・鈴木氏と、共産が推薦する無所属の高林順氏が挑む構図となり、鈴木氏は接戦の末、北脇氏を破った。共産は1967年以降、浜松市長選に毎回独自候補を立ててきたが、今回は年明け以降も具体的な候補の名前を挙げられなかった。最終的に、地元の党員の擁立作業も不調に終わった。


 浜松市を舞台にした今回の統一地方選で、同党は県議選浜松市中区選挙区に元国会議員の新顔を立て、市議選全7区に公認候補計8人を立てる予定。関係者からは「市長選の無投票なんて指定市として恥。なんとしても選挙戦に持ち込むべきだ」との意見もあった。しかし、市議選が定数減の余波によって苦しい戦いを強いられている中、現場からは「議員選だけで手いっぱいだ」などの本音が漏れていた。


 鈴木氏の「古巣」である民主党県連は「本人から公認や推薦の依頼がない」として自主投票の構えだ。県連幹部は「本人が『市民党』を掲げている以上、その姿勢を尊重する」と話すが、支援する方針を固めている。


 市議会最大会派の自民党浜松は、前回は北脇氏を推して鈴木氏と対決したが、今回は昨年秋の段階で鈴木氏支援で一致した。前回選挙で敗れた後、市議会での発言力維持に腐心してきた自民党市議は「鈴木市長は民主党色を出さないし、我々にも気を使ってくれる」と評価。「民主だ、自民だと意地を張るのではなく、是々非々で市政を充実させる方がいい」と割り切っている。


 2月中旬には、自民党籍を持つ市議約20人が、市内で開かれた鈴木市長の「市政報告会・総決起大会」に出席。名前を呼ばれて立ち上がり、会場を埋めた鈴木氏の支持者らにあいさつする場面もあった。


 自民党市議の一人は「市長選に出たいという人もいないし、実際に出せる人もいない」と嘆いた後、自らに言い聞かせるように続けた。


 「党人として不満はある。しかし今は耐える時で、現実路線でいく時だ」

2200チバQ:2011/03/11(金) 00:03:24
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000001103100005
主要6党公約競争 出直し名古屋市議選
2011年03月10日

【民主 財政再生/自民 成長戦略/公明 庶民減税】
【共産 医療福祉/みんな ムダ排除/減税日本 公益寄付】



 名古屋市議会解散に伴う出直し市議選では、各党の掲げる選挙公約が、景気対策から医療福祉まで多岐にわたる。河村たかし市長が掲げる恒久的な市民税減税や市議報酬の800万円への半減が注目されがちだが、各党ともに「政策論争」に持ち込もうと公約を競い合っている。


 民主党は他党に先駆け、マニフェストを昨年10月に発表。冒頭に「財政の再生」を掲げる。事業仕分けで財源を生み出し、「財政体質を再生する」と宣言。また、市民税減税をやめることで、国民健康保険料の1万2千円引き下げ、小中学校の給食費の無料化などができると訴える。


 自民党は市議選向けのちらしに「市政を正しくチェック」と大きく書き、「減税による市民サービス後退などの市政運営を厳しくチェックする」とうたった。政策面でも成長戦略を一番手に置き、「名古屋の特色を生かした産業振興をはかり、働く場を創出する」としている。


 公明党は「統一の重点政策」として「市議報酬800万円」「庶民減税推進」「ムダ削減・福祉充実」の3本柱を打ち出す。庶民減税は、低所得者層に手厚くなる独自減税策。行政改革でムダを削減し、75歳以上の医療費無料化、特別養護老人ホームの整備などの福祉を充実させる。


 共産党は市議選向けの選挙公約という形では公表していないが、各候補が共通する訴えは、国民健康保険料の1万円引き下げ、75歳以上の医療費無料化など医療福祉分野に重点が置かれている。また、住宅リフォーム工事をする際への公費助成など景気対策も盛り込んでいる。


 「ムダ排除」を筆頭に掲げるのはみんなの党。議員定数を2018年までに37に半減させ、議員報酬3割カット、市役所の公務員総人件費2割削減をうたう。また、経済分野の政策として、法人市民税の半減、市営地下鉄・バスや水道の民営化、電気自動車の普及促進もうたう。


 減税日本は選挙戦中盤を迎えた9日に市議選のマニフェストを発表した。減税、市議報酬半減、地域委員会の拡充の三大公約のほか、「減税から公益寄付への制度充実」「本会議場での市民による3分間スピーチの実施」など計8項目を「減税日本八訓」として発表した。

2201チバQ:2011/03/12(土) 15:27:39
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001103100004
【攻防の構図】上:民主VS.自民
2011年03月10日


県議選白山市選挙区の新顔の立候補会見に同席した一川保夫・民主党県連代表(右)=2月25日、県庁


地元県議の立候補会見に同席した北村茂男・自民党県連会長(手前右)=2月16日、輪島市役所

◆逆風足元揺れる◆


「逆風が吹いていると言われている。お会いする方々からも、『こんな時に、あんた勇気あるねえ』と、大変厳しい言葉をもらっている」


 河北郡選挙区(定数2)から民主推薦で立候補する新顔(39)は6日、地元津幡町での事務所開きで苦しい現状を訴えた。直前に演壇に立った近藤和也衆院議員(石川3区)も「もがき苦しんでいて『(民主党は)何をしとるんや』と見えるかもしれないが、必死に戦っている」と、もどかしさをにじませた。


 政権交代から1年半。民主党が政権与党として迎える初めての県議選だが、足元は心もとない。党県連は惨敗した参院選直後、国政選挙での勝利に欠かせない地方組織の強化を狙い、空白区に積極的に擁立する方針を立てた。しかし現状は、定数43の県議選で党公認の立候補予定者は現職10、元職1、新顔1の計12人。推薦の予定者を含めても15人にとどまる。公認21人、党籍証明5人、推薦1人の計27人を擁立する自民党に大きく水をあけられた形だ。


 先月25日、白山市選挙区(定数4)から立候補する民主推薦の新顔(53)の出馬会見に同席した一川保夫・党県連代表も、「民主党系の地方議員にとって、選挙の環境は決していいとは言えない」と漏らした。


 もうひとつの懸念材料は、政権交代後に民主党に合流した県議会第2会派・新進石川の動向だ。所属する8県議のうち7人が公認申請したが、国政の混迷ぶりに「民主党で出たら勝てない」という声が会派内にくすぶる。会長の金原博県議は「選挙区の事情もあるし個人の判断。会派で縛ることはしないつもりや」。だが公認辞退が相次げば、県連は内部から崩れかねない。


〜*議席奪取へ着々*〜


 6日、金沢市内で開かれた自民党・岡田直樹参院議員の国政報告会は「統一地方選必勝決起大集会」と銘打たれた。県議選、市町議選の立候補予定者に加え、谷本正憲知事、山野之義金沢市長ら首長も多数出席。参加者は1千人を超え、「国政野党」となってもなお健在な自民党県連の組織力を見せつけた。


 揺れる民主党を尻目に自民党は着々と地盤を固める。先頭に立つのは、一昨年の総選挙で民主党の田中美絵子衆院議員に辛勝した森喜朗元首相(石川2区)だ。


 昨年11月、小松市選挙区(定数4)選出の県議らが出席する会合で「定数4に2人しか出ないのか。党勢拡大を考えればもう一人出てもいい。もっと汗をかけ」と檄(げき)を飛ばし、2月には能美市・能美郡選挙区(定数2)から出馬する自民新顔2氏の事務所開きをはしごして「2人を何とか勝たせてほしい」と、民主現職(58)の議席奪取を訴えた。6日の国政報告会でも、金沢市選挙区(定数16)と選挙区が重なる馳浩衆院議員に「16人のイスに5人しか出ない。馳さん、全部勝つんでしょ」とプレッシャーを掛けた。


 北村茂男・党県連会長の地元の石川3区では、県議選9選挙区のうち4選挙区で党籍を持つ候補者同士が争う。地域間にしこりが残ることも懸念されるが、関係者らは「どちらが勝っても自民。県連としては同じこと」と余裕だ。


 国政報告会で福村章・県連幹事長はあいさつをこう締めくくった。「余命幾ばくもない菅政権に最後の鉄槌(てっつい)を下せるかどうかは、全国で自公議員がどれだけ勝てるかにかかっている」


(井手さゆり、菊地直己、長田豊)


     ◇


 4月1日の県議選告示まで20日余り。各選挙区で立候補予定者たちの動きが活発化する中、選挙戦の行方を左右する政党対政党、地域対地域の「攻防」を報告する。

2202チバQ:2011/03/12(土) 15:28:45
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001103110001
【攻防の構図】下:地域間対決
2011年03月11日
◆融和訴え綱引き◆


 「地域間の争いを選挙に持ち込むのは本意じゃなかった」。2月末、鳳珠郡選挙区(定数1)の自民元職、宮下源一郎氏(63)は出馬断念の理由をこう語った。


 同選挙区は当初、無所属で出馬する民主推薦の現職、桜井広明氏(67)=新進石川=と、穴水町が地盤の宮下氏による一騎打ちが予想されていた。しかし能登町の自民党柳田支部が昨年秋から、「町から自民県議を出したい」と元柳田村長の山口彦衛(ひこえ)氏(65)を再三説得。固辞していた山口氏だが、2月25日に「半年頑張ったが、観念せざるをえなくなった」と出馬表明し、宮下氏が自民同士による地域対決を避けた形だ。


◇    ◇


 「県政とのパイプ」である県議の候補者選びは、時に同じ政党内で自治体間の綱引きを生む。


 「無投票が濃厚」と言われていた羽咋郡北部選挙区(定数1)。自民現職の石田忠夫氏(68)に対し、自民系町議の新顔、橘照茂氏(52)が2月4日に出馬を表明した。


 「志賀対富来の戦いの構図に持ち込めれば……」。今月5日、橘氏の事務所開きのあと、後援会幹部は思惑を口にした。2町の合併から5年半、志賀町では依然「旧町意識」が根強い。旧志賀町が地盤の橘氏にとって、有権者数が6割上回る地元での支持固めは当選への必須条件だ。


 旧富来町を地盤にする石田氏は、同じ日の事務所開きで「両旧町の融和の必要性」を力説した。陣営は旧志賀町にも2カ所の事務所を設け、集落単位でのミニ集会も計画している。


 梶文秋市長(62)の辞意騒ぎが起きた輪島市選挙区(定数1)も構図は似ている。


 新顔の会社役員上田義雄氏(60)は2月19日、地元の旧輪島市の事務所開きで「(旧)輪島からも立つといいねという声がたくさんあった」とあいさつした。2時間後、旧門前町が地盤の自民現職、宮下正博氏(61)は事務所開きで「融和には今が一番大切なときだ」と涙声で訴えた。


 輪島市選挙区には今回、鳳珠郡選挙区から旧門前町が編入された。有権者約2万7100人のうち、旧門前町の住民は24%にすぎない。北村茂男衆院議員が特別顧問に就任するなど組織力で優位に立つ宮下氏だが、陣営幹部は「旧輪島市でまず、顔と名前を売らねば」と呼びかける。


〜*地元代表 前面に*〜


 政党間の争いに、地域も絡んで激戦が必至なのが、8市町村が合併した白山市選挙区(定数4)だ。今回から全市が一つの選挙区になり、「松任・美川」対「山ろく地域」の構図が浮き上がっている。


 「人口の半分以上を占める松任から必ず2人出さなくては」。旧松任市を地盤とする自民新顔の市議大口英夫氏(45)は、事務所開きで出馬を決意した理由をこう述べた。松任は自民現職の吉崎吉規氏(62)、旧美川町は民主(新進石川)現職の米光正次氏(60)が地盤にしている。


 一方、山ろく地域では自民現職の山田憲昭氏(59)が出馬を予定。そこに一川保夫参院議員の政策秘書で、旧鶴来町出身の池田英一氏(53)が民主推薦の無所属で出馬を表明、選挙戦が濃厚になった。池田氏は会見で「鶴来と旧5村のお年寄りの排雪作業を何とかしたい」と述べ、「山ろく代表」を強調する。


 ある陣営幹部は「自民や、民主やと言っても、結局は地元の人間に入れるのが白山市の選挙や」と言い切る。言葉通り「地域代表」を前面に出した前哨戦はすでに過熱気味だ。


(大畠正吾、山岸玲)

2203チバQ:2011/03/12(土) 15:30:00
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20110302ddlk20010133000c.html
「ねじれ」の行方:’11県議選の構図/1 知事との距離 /長野
 ◇「敵対」避けたい保守系 逆風、与党は擁立手詰まり
 「知事を支持するかしないかにかかわらず、候補者にはまったく同じ扱いをするということでいいのか」

 2月24日の県議会一般質問。第3会派「創志会」の保科俶教会長が、県議選をめぐる阿部守一知事の姿勢をただした。野党の自分たちに対して、知事が対立候補の支援に回ることがないか、と念押しする異例の質問だった。

 また保科氏は、河村たかし名古屋市長らが進める「地域政党」の動きを引き合いに、首長が議会選挙に介入すれば「議会が追認機関になり、チェック機能が低下する」とけん制。阿部知事は、冒頭の質問と合わせて「各候補に等距離で対応する」と2度繰り返した。県議選で「野党に敵対しない」との低姿勢を強調してみせたのだ。

 同会は07年の前回選挙後、自民党県議団に入らなかった保守系の県議らが結成。村井仁前県政では与党で、昨年の知事選も阿部氏の対抗馬を支援した。しかし現在、阿部知事の評価については「政治は結果。まだ判断できない」(保科会長)と強い批判を避ける。

 自民など保守系の県議たちには、苦い記憶がある。02年の出直し知事選で、議会の不信任を受けて失職した田中康夫元知事が再選。翌春の県議選で「田中支持」を掲げた候補が16人も当選した。阿部知事の支持率(県世論調査協会調べ)が8割を超えている現状では、「知事対野党」の構図を避けたいのが多くの本音だ。

 昨年の12月県議会で、野党の足並みの乱れがはっきりと表れた。「信州型事業仕分け」に関する予算案をめぐり、自民が仕分けを事実上不可能にする修正案を出したのに対し、同会は別の独自案を提出した。野党が割れたため、結局、知事側の原案が通った。

  ◆ ◆ ◆

 昨夏の知事選で阿部知事を推薦し、与党になった民主党。だが、今の県議会は与党が少数派で、知事は常に野党に配慮せざるを得ない。このため、自民から第1会派の座を奪って過半数獲得につなげようと、「狙い撃ち」が模索されたことがあった。

 標的は、定数1の「1人区」。11ある1人区のうち、六つは創志会が占める。民主・社民系の会派「改革・緑新」の躍進に向け、直接自民にではなく、第2野党である創志会に対抗して「1人区で攻勢に出る」(連合長野幹部)ことが一時検討されたのだ。

 しかし菅内閣の支持率低迷に、連合からも「組合員から政権に対する失望の声が強く、民主県連に警鐘を鳴らしている」(幹部)と厳しい声が上がる。改革・緑新の擁立作業は手詰まり感が強く、連合も改革・緑新以外の候補予定者を複数推薦して、一定の距離を保つとみられている。

 議会の「ねじれ」を前に慎重な知事、逆風の与党、「対知事」を鮮明にしづらい保守系野党。それぞれが及び腰のまま、刻一刻と選挙戦が近づく。

   □ □

 統一地方選第1ラウンドの県議選告示(4月1日)まで1カ月を切った。3月1日で就任から半年を迎えた阿部知事は、11年度当初予算案の編成などで、地固めを徐々に進める。一方、県議会は野党が多数を占め、不安定な運営が続いてきた。このねじれ議会に、県民はどんな審判を下すのか。県議選を控えた各会派、各党の思惑を追った。

毎日新聞 2011年3月2日 地方版

2204チバQ:2011/03/12(土) 15:30:33
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20110303ddlk20010003000c.html
「ねじれ」の行方:’11県議選の構図/2 苦境の民主 /長野
 ◇「知事与党」を前面に 「最大」目指すも連合と温度差
 県議会棟2階にある知事与党「改革・緑新」(12人)の部屋。真正面に張られたクリアファイルに、「勝って勝って勝ちまくれ」と威勢のいい文字が刻まれている。特に会派の中心である民主党県連にとって、自民党から最大会派を奪取することは悲願だ。

 だが、民主が「勝ちまくれ」たのは09年の衆院選までだった。政権交代を実現した同党だが、「参院選でも多数派を占め、今春の県議選で自民にとどめを刺す」という理想のシナリオは、昨年7月の参院選で裏切られた。

 それでも同8月の知事選は、連合長野、社民党県連とともに推薦した阿部守一氏が当選した。県政与党になった民主は昨秋、県議選の目標を「全区に公認・推薦候補を立てて20人以上を当選させ、自民県議団から第1会派を奪う」と掲げた。しかし菅直人政権の迷走で党の求心力が衰える中、新たな候補の擁立は難航した。あまりの逆風に、無所属での出馬を望む者も現れた。

 そして民主は、社民と無所属を含む改革・緑新全体で「最大会派を目指す」と、下方修正を余儀なくされた。会派代表でもある民主県連の倉田竜彦幹事長は「民主系がどれだけ当選できるかが、最大会派を作るには重要」と言う。ただし、民主は公認・推薦で前回の14人を上回る17人を擁立するが、自民の公認・推薦18人よりも少なく、擁立作業も事実上打ち切られた。社民の公認は2人で、推薦も3人どまりだ。

  ◆ ◆ ◆

 国政で苦境に立つ民主は、党の看板よりも「阿部知事への支持」を前面に打ち出し、8割を超える知事の支持率に頼った戦略にシフトしつつある。ある陣営は「知事と対立したら、県議は自分の政策を実行できない。『知事を支持するからこの政策ができます』とアピールする」と与党の強みを強調する。

 そもそも最大会派という目標は、その知事が綱渡りを強いられている県議会の「ねじれ」を解消するためでもあった。だが今や、その取り組みも社民、連合との間で温度差を生じている。

 社民県連代表の竹内久幸県議は「支持者の高齢化や人口減少で、党が単独で地方選挙を戦うのは厳しくなっている」。選挙後も民主と統一会派を維持することに異存はないが、勢力については「今の12人を超えればいい。減らしてはだめだ」と慎重で、民主の思惑とはズレがある。

 民主、社民を支援する連合が県議選で推薦・支持した26人には、知事選で阿部氏を推さなかった創志会と県民クラブ・公明の現職計4人が含まれている。近藤光会長は「推薦は知事を支持するかだけでは決めていない。選挙後の会派についても、連合が能動的に動くつもりはない」と距離を保つ。

 ある県議はやや楽観的だ。「国政と地方は違う。組織票を持つ現職が有利で、勢力に大きな変化はもたらさないのではないか」。だが、その先の懸念をあえて口にする人は少ない。県議選が終わってもねじれ議会が変わらなかったら、どうなるのか?=つづく

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 ◇県議会(定数58)の構成
 【知事与党会派】

 改革・緑新12人、トライアル信州4人

 【野党的な会派】

 自民党県議団18人、創志会9人、共産党県議団7人、県民クラブ・公明7人

 【無所属】1人

2205チバQ:2011/03/12(土) 15:31:36
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20110308ddlk20010005000c.html
「ねじれ」の行方:’11県議選の構図/4 共産と県ク・公明 /長野
 ◇急速に増す存在感 知事との距離感見きわめ
 保守系の知事野党と民主・社民系与党は、いずれも自分たちだけでは県議会の過半数(29)に届かない。そのため、昨夏の知事選後に急に存在感を増したのが、各7人の県議を擁する共産党県議団と県民クラブ・公明だ。それぞれが野心的に振る舞えば阿部県政の死命を制することも可能だが、2会派は今のところ、そこまで旗幟(きし)を鮮明にしてはいない。むしろ、阿部守一知事との距離感を見きわめている最中のようだ。

   ◆ ◆ ◆

 長野市北部の県道を上ると、10台ほどの重機やトラックがせわしなく山を切り開く姿が見えた。田中康夫元知事の「脱ダム宣言」で、建設が一時ストップした県営浅川ダム。斜面では、ダムのコンクリート堤防の基礎工事が進む。田中氏を破った村井仁前知事が「建設推進」に針を戻し、阿部知事も昨年11月、その方針を踏襲した。

 田中県政の与党だった共産県議団は、その後も「建設反対」路線を保ってきた。昨夏の知事選は、田中元知事の支持者らが推す候補を支援。昨年12月県議会では補正予算案に最終的に賛成したが、来年度当初予算案に同ダム建設費が盛り込まれた2月県議会では、野党色を強めている。

 同党は「阿部知事が行ったダム事業の再検証作業には疑問がある」(石坂千穂団長)として、7日の危機管理建設委員会に、ダム建設費を削除する修正案を提出した。否決されれば、当初予算案そのものに反対する構えだ。

 一方、石坂氏は「予算案の浅川ダム以外の部分に大きな異論はない」とも説明する。本会議の討論の際も「ダムがあるので反対せざるを得ない」との意思表示をあえて行うといい、知事と協調する余地を残そうとしている。

   ◆ ◆ ◆

 共産と同じ7議席を有する県民クラブ・公明。村井前知事の与党だったこともあり、昨夏の知事選では自民党県議団、創志会の保守系2会派とともに、村井氏の後継候補を後押しした。阿部県政には「是々非々で臨む」とし、野党的な姿勢を崩していない。

 ただし、事業仕分けを巡って審議が紛糾した12月県議会では、「仕分けそのものは否定しない」として県の原案に賛成。保守系とは別行動を取った。県ク・公明の中には県議選で連合長野の推薦を受ける候補もおり、知事、自民双方に対して微妙な距離を保つ。

 一方、公明県本部の太田昌孝代表は菅政権の先行きが不透明な現状を踏まえ、「県議選にも、民主政権に対する評価といった国政の影響が出る」と指摘。ローカルマニフェストに「議員報酬の削減」「県議定数の削減」などを盛り込み、衆院解散も見据えた独自色の発揮を図っている。

 最大会派を争う自民県議団、民主・社民系の「改革・緑新」は、ともに県議選の候補が足りず、全員当選しても他会派を必要とする状況は変わらない。選挙を経て、共産、県ク・公明がキャスチングボートを握る場面は、意外と早く訪れるかもしれない。=つづく

2206チバQ:2011/03/12(土) 15:32:21
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20110309ddlk20010002000c.html
「ねじれ」の行方:’11県議選の構図/5止 再編の足音 /長野
 ◇消える「田中」の刻印 「みんな」は基盤強化が課題
 田中康夫元知事に賛同する県議たちが結成した会派「トライアル信州」(4人)は、昨夏の知事選で田中系市民団体が擁立した候補を後押ししたが、民主・自民の政党対決のはざまで、得票率2割どまりの最下位に沈んだ。

 田中氏が県政を離れて4年半。今や国政で民主と連携する立場にある田中氏の、県への影響力は退潮が著しい。トライアルは知事選の直後、阿部守一知事を「厳しく支える」として与党入りした。

 その理由には、阿部氏の掲げる県民主権や情報共有などが「田中氏の姿勢に近く、理念が生きている」ことが挙げられていた。だがそれから半年、「今さら田中さんの名前を出して、何かを主張するということはない」とはトライアルのある県議。もはや過去の人、という空気が漂う。

 実際、かつて田中氏を支持していた、いわゆる「市民派」も足踏みしている。「知事選で勢いをつけて、県議選に多数の候補擁立を」ともくろんだシナリオは立ち消えになった。今のところ、県議選に向けた動きは低調だ。

 ただ、トライアルが結成の動機からして、田中氏の主張の流れをくんでいることに違いはない。「脱ダム宣言」の象徴だった県営浅川ダムの建設継続を阿部知事が決めたことには、「追及していきたい」と批判的な同会派。来年度当初予算案の採決でも、知事との路線の違いが再び表面化する可能性はある。

  ◆ ◆ ◆

 「党の主張を理解していただく挑戦だと思っている。一からのスタートだ」。1月末、県議選で初めて候補擁立を発表したみんなの党の井出庸生・参院県第1支部長は慎重な口ぶりを崩さなかった。

 自身が出馬した昨夏の参院選では、民主・自民の2大政党以外の受け皿として18万票あまりを獲得。全国の躍進の波に乗って、県内で存在感を示した。しかしその後は組織の弱さが否めず、県議選の公認候補予定者は公募に応じた2人にとどまっている。

 全国的にみても、河村たかし名古屋市長、橋下徹大阪府知事らの地域政党と、無党派層の奪い合いになる可能性がある。また、行財政改革などを前面に出して追い風に乗る党の戦術が、地方選挙でどこまで効果があるかは未知数だ。

 3人目以降の候補擁立については「複数の人が公募に応じており、現在検討している」(井出氏)。県議会に初めて議員を送り込み、県内の基盤強化に向けた足がかりをつかむことが、同党の大きな課題だ。

  ◆ ◆ ◆

 昨夏、県政史上初めての民主系知事の誕生で始まった「ねじれ」県議会。国政につらなる与野党の攻守交代と数の駆け引き、「田中時代」の落日と新勢力の勃興(ぼっこう)など、信州の政治に新たな変化をもたらした。政策の遅延や、勢力の再編を招くともされるねじれに対して、あと1カ月ほどで県民の審判が下る。=おわり(この連載は光田宗義、福田智沙、渡辺諒が担当しました)

2207チバQ:2011/03/12(土) 15:33:53
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000461103020001
県議選 立候補予定者(上)岐阜地区
2011年03月02日

 4月1日の県議選告示まで1カ月を切った。今のところ、定数46に対し計57人が立候補の準備を進めている。党派別では、民主9人、自民32人、公明2人、共産3人、無所属11人(2人は民主推薦)となっている。政権交代後初の統一地方選の行方を占う前半戦。選挙戦となりそうな選挙区を中心に顔ぶれを紹介する。


 ■岐阜市
 県都の議席争いには、社民を除く県内の主要政党がそろって候補者を擁立した。9議席を10人で争う少数激戦になりそうだ。
 民主は推薦を含めると、過去最多の3人で挑む。県連幹事長の渡辺と、元NHK記者の太田を公認。さらに、自民党の参院議員だった松田岩夫の元秘書岸上を推薦した。当選すれば民主系会派への所属を求め、現有2議席の上積みをねらう。
 2009年の総選挙で当選した前県議の笠原多見子=比例東海ブロック=の辞職で、議席を一つ減らした状態の自民。現職の玉田に加え、岐阜市議の道家、衆院議員の野田聖子の元秘書長屋の計3人を公認した。議長の安田謙三は引退する。
 公明にとって候補者を擁立する唯一の選挙区。現有2議席の確保を最優先課題とする。県本部代表の岩花は5期目をうかがう。4期務めた野村保夫は引退し、後継は県本部事務長だった水野。
 共産は07年の前回に引き続き大須賀を擁立。1議席を守り、大垣市と各務原市にも候補者を立て勢力拡大を図る。
 前回は自民から出てトップ当選した平野だが、09年総選挙で民主候補を応援したため県連から処分を受け、会派を離脱。無所属で7選を狙う。


 ■各務原市
 民主は10年参院選の責任を取って県連幹事長を辞めた伊藤が4期目を目指す。所属する川崎重工の支援を受ける。
 前回は調整ができずに公認1人、推薦2人の計3人が立った自民だが、今回は元市議会議長の足立、4年前に父親の後を継いで出馬した松岡の現職2人を公認することで落ち着いた。
 共産が候補者を立てるのは16年ぶり。1973年から市議の今尾が初挑戦する。


 ■山県市
 自民の横山と、元県職員郷の争い。
 横山は4年前の前回選挙で、同じ自民推薦の藤垣邦成と戦ったしこりが残り、支持をまとめきれていない。市議時代の選挙ポスター水増し請求で書類送検され不起訴となったが、責任を問う声も多く、横山の公認について地元市議の賛否が割れた。
 反対意見つきで県連に一任し、「現職優先」で公認されたが、市議の一部が「反横山」で団結。郷を支援する動きもあり混戦模様だ。


 ■瑞穂市
 03年の市町村合併に伴って、旧本巣郡選挙区から分かれて瑞穂市選挙区となった前回に続き、2回連続の選挙戦となりそうだ。
 当初、立候補を表明したのは再選をめざす元市議の篠田だけで、無投票とみられていた。だが、2月中旬、議会改革と無投票阻止を掲げる古川が、無所属で立候補することを表明した。町づくり市民団体の代表で、政党の推薦や支持は受けない方針だという。(敬称略)
(青瀬健、磯崎こず恵)


【立候補予定者】


◇岐阜市(定数9−10)
渡辺嘉山 53 民現3
太田維久 42 民現1
玉田和浩 67 自現5
道家康生 42 自新
長屋光征 31 自新
岩花正樹 62 公現4
水野吉近 47 公新
大須賀志津香 51 共現1
平野恭弘 76 無現6
岸上あおい 46 無新 民
◇各務原市(定数3−4)
伊藤正博 60 民現3
足立勝利 65 自現3
松岡正人 47 自現1
今尾泰造 66 共新
◇山県市(定数1−2)
横山善道 57 自現1
郷明夫 62 無新
◇瑞穂市(定数1−2)
篠田徹 50 自現1
古川貴敏 56 無新
※敬称略。名前の後の数字は投開票日現在の年齢。民、自、公、共はそれぞれ民主、自民、公明、共産の公認。無は無所属。現は現職、新は新顔。

2208チバQ:2011/03/12(土) 15:34:52
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000461103030001
県議選 立候補予定者(中)
2011年03月03日

 国政選挙では民主の得票が比較的多い多治見市や可児市などがある県東部でも、地方選では自民系が多数を占めてきた。ところが、昨年10月の可児市長選で民主推薦の候補が、事実上の「自民推薦」候補を破り、地殻変動の兆しも見える。


 ■可児市
 1議席ずつを分け合う民主、自民がともに分裂。4人が立候補の準備を進めており、激戦区となりそうだ。
 民主は昨年末、現職の村上を公認。連合岐阜が推薦を決めた。だが、2月末になって市議の佐伯が「国とのパイプ役になりたい」と、党を離れて無所属で立候補する意向を表明した。
 関係者によると、昨年から地元では佐伯擁立論がくすぶり、連合岐阜の地域組織でも意見は割れていた。だが、県連は、昨年の参院選で2人を擁立して失敗したことなどから、村上に一本化。それに佐伯が反発した形だ。
 民主への逆風が厳しい中、地元には、党公認の村上より、無所属の佐伯が有利と考える支援者もおり、票が分散する可能性もある。
 くしくも自民も同じ状況に陥っている。昨年の市長選で自民系最大会派が支援した候補が落選。当時、党市支部長だった小原は職を辞して「けじめ」をつけることで、県議選での支援をとりまとめたい考えだった。
 しかし、反小原派の市議は収まらず、市支部は候補者の一本化を断念。小原同様に公認を求めた自民市議の亀谷との調整を県連に一任した。その結果、県連は「1人に絞って必勝を期す」と小原を公認した。
 反小原派の亀谷は「支援者と相談して決める」と、無所属での立候補も検討する。小原、亀谷どちらも支持しない自民市議たちは「県議選は(県連に)勝手にやってもらう」と、県連の判断とは一線を画す姿勢をみせている。


 ■中津川市
 2議席を独占する自民の現職2氏に対し、民主が市議を擁立して初議席を狙う。今回、共産は候補者を立てない方針だ。
 民主の島田は4期務めた市議からの転身を図る。富士通テン労組出身で、連合岐阜が全面的に支える。社民県連合も推薦した。
 自民は、早川と平岩が前回に続いて立候補する予定。早川は地盤とする市北部で林業や畜産業団体などから推薦を得た。平岩は市中心部の商工関係者や農業者らのほか、公明支持層からの支援も期待する。


 ■飛騨市
 自民の洞口に、無所属で前市長の船坂が挑む。
 洞口は、1999年から3回連続無投票で当選した。選挙戦となれば初めて。古川地区を地盤とし、町内会や各種の業界団体から推薦を取り付けた。
 船坂の立候補表明は2月末と、やや出遅れた。地盤は神岡地区。市長の経験を生かし、古川地区にも切り込む。
 2008年の市長選で、洞口が支援した現市長と船坂が争った経緯がある。
(敬称略)
(久土地亮、磯崎こず恵、紅谷暢章、高木文子、青瀬健)



【立候補予定者】
◇可児市(定数2−4)
村上孝志63 民現(1)
小原尚51 自現(1)
亀谷光63 無新
佐伯哲也40 無新
◇中津川市(定数2−3)
島田千寿53 民新 〈社〉
早川捷也67 自現(5)
平岩正光55 自現(2)
◇飛騨市(定数1−2)
洞口博61 自現(3)
船坂勝美69 無新
※可児市選挙区は御嵩町を含む。敬称略。名前の後の数字は投開票日現在の年齢。民、自はそれぞれ民主、自民の公認。無は無所属。現は現職、新は新顔。〈社〉は社民の推薦。

2209チバQ:2011/03/12(土) 15:37:12
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000461103090001
県議選 立候補予定者(下)西濃地区
2011年03月05日

 自民が圧倒的に強い西濃地区。今回は民主が大垣市の現職に加え、揖斐郡と不破郡に、それぞれ公認と推薦の新顔を一人ずつ立てた。くさびを打ち込めるのか――。
 ■大垣市
 自民県連の幹部2人が地盤としている選挙区。
 一向に逆風が収まらない中、民主は再選を狙う野村で1議席死守をめざす。連合岐阜西濃地協が支える。
 自民は県連幹事長の猫田と、副会長の岩井の両ベテランが立候補を予定しており、現有2議席の維持を目標とする。
 共産の森桜は、2003年の大垣市議選や00年の総選挙で岐阜2区などで立候補した経験がある。
 3選を狙う無所属の伊藤は、過去2回ともトップ当選を果たし安定している。県政報告会など地道な活動を重ねてきた。
 ■揖斐郡
 自民系が2議席を独占する状態が続く。07年の前回は無投票だったため、8年ぶりの選挙戦になりそうだ。
 初めて公認を立てた民主は、大野町出身の国枝で自民の一角を崩したい考えだ。昨年12月に後援会を立ち上げ、連合岐阜西濃地協の支援を受ける。
 自民の県連総務会長渡辺は、党要職を歴任し、選挙区内での知名度が高い。3選をめざす高橋とともに、迎え撃つ。
 ■不破郡
 1999年から3回連続で無投票だったが、16年ぶりの選挙戦となる見通し。
 民主は、垂井町議からの転身をめざす奥村を推薦。自民との対立軸を明確にして議席奪取を狙う。
 一方の自民はベテラン藤墳を公認。元垂井町助役から県議に。土地改良区の役員といった地元の要職を務めるなど地盤を固めてきた。久しぶりの選挙戦に備え、支援組織の引き締めに力をいれる。(梶田正)



【立候補予定者】
◇大垣市(定数4−5)
野村美穂41 民現(1)
猫田孝71 自現(10)
岩井豊太郎67 自現(6)
森桜房義54 共新
伊藤秀光60 無現(2)
◇揖斐郡(定数2−3)
国枝慎太郎34 民新
渡辺信行69 自現(6)
高橋昌夫66 自現(2)
◇不破郡(定数1−2)
藤墳守69 自現(4)
奥村耕作65 無新 〈民〉


【立候補予定者】
◇高山市
高殿尚48 自新
川上哲也47 無現(2)
◇多治見市
高木貴行33 民現(1)
山本勝敏47 自現(1)
◇関市
林幸広58 民現(2)
酒向薫54 自現(1)
◇美濃市
佐藤武彦53 自現(2)
◇瑞浪市
渡辺真69 自現(3)
◇羽島市
大野泰正51 自現(2)
◇恵那市
水野正敏52 自現(1)
◇美濃加茂市
小川恒雄64 自現(2)
◇土岐市
矢島成剛61 自現(2)
◇本巣市
松村多美夫60 自現(2)
◇郡上市
野島征夫65 自現(1)
◇下呂市
駒田誠65 自現(4)
◇海津市
森正弘63 自現(2)
◇羽島郡
田中勝士45 無現(1)
◇養老郡
村下貴夫54 自現(2)
◇安八郡
脇坂洋二62 自現(1)
◇加茂郡
加藤大博31 自現(1)
※敬称略。大垣市、高山市両選挙区は、それぞれ神戸町、白川村を含む。名前の後の数字は投開票日現在の年齢。民、自、共はそれぞれ民主、自民、共産の公認。無は無所属。現は現職、新は新顔。

2210チバQ:2011/03/12(土) 16:02:59
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201103/CK2011030802000169.html
注目区をゆく(上)千種区 減税勢力、共倒れ警戒
2011年3月8日

 前々回は無投票、前回は1人だけが落選した名古屋市千種区。今回は定数5に12人が乱立した最激戦区だ。

 5日夕方、星ケ丘三越の前に軽ワゴン車が滑り込んだ。運転席から降りた玉置真悟は「20代の代表として意見を出していきたい」と若さをアピール。買い物客は「大学生だって」と足を止めた。

 減税日本は青年、壮年、老年のさまざまな顔ぶれ。アナウンサー経験のある黒川慶一は通りのいい声が売り。電動補助自転車とメガホンを手に町中を回る。最高齢の藤田琢爾は、練り歩いた日泰寺の参道で「高齢者代表として頑張って」と激励を受けた。

 訴えは「河村市政の推進」。リコール運動の署名集めに加わりながら、減税日本の公認から外れた杉浦聡、東谷由日の2人も「河村旋風」での浮上を狙うが、藤田陣営からは「票を食い合い、共倒れの危険もある」と警戒する声も聞こえる。

 減税勢力の標的は、リコール運動で掘り起こした前職への批判票。とりわけ、政権交代後の支持率低迷にあえぐ民主の陣営を脅かしている。

 「市民と議会、双方向のコミュニケーションが大切。まずは議会報告会の開催を徹底する」。今池駅前の交差点で訴えた斎藤亮人は、トップ当選だった前回とは正反対の雰囲気を感じている。梅村邦子は蝮ケ池八幡宮で開いた座談会で、30人を前に「議会には経験者も必要」と実績を訴えて差別化を図る。

 2人とも市民税10%減税の恒久化には否定的だ。共産の黒田二郎も「市民の負担を増やす減税には反対」と市長になびかない政党を強調。陣営スタッフは「市長へのブレーキ役としての期待を感じる」と話す。

 1年前まで副議長を務めた伊神邦彦も「今は減税よりも景気や福祉が大切だ」と地道な主張で支持層のつなぎ留めに必死だ。

 同じ自民の藤井博康は世代交代を訴える。「今までの議員か、フレッシュな新人か」。応援に駆けつけた若手政治家集団「龍馬プロジェクト」のメンバーと商店街を歩くと、主婦からは「あんたみたいな若い人にやってもらわないかん」。

 既成政党離れの受け皿にと、初議席を狙うみんなの党。船戸豊子はマンション群に近い公園を主戦場に「政策で勝負できる資質を備えた議員が必要だ」と声高に。ベランダから手を振って応える主婦の姿が励みだ。

 河村市政の推進かストップか。実績か若さか。錯綜(さくそう)する構図の中で、公明の田辺雄一は覚王山商店街を回りながら、支持を求めた。「若いだけじゃ駄目。市長と対話もするし、厳しいことも言う。バランスが大事です」=敬称略

  (北島忠輔)

   ■  ■

 前回より40人多い138人が立候補した出直し名古屋市議選。注目の千種区と天白区、中川区で、候補者が縦横無尽に街を駆け巡る姿を追った。

2211チバQ:2011/03/12(土) 16:03:26
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201103/CK2011030902000172.html
注目区をゆく(中)天白区 読めない風に陣営困惑
2011年3月9日

 解散前の名古屋市議会で最大勢力の民主市議団を率いた諸隈修身が区内の寺で開いた個人演説会。畳に座る支持者を前に6期24年のベテランは嘆いた。「こんな予測がつかない選挙は初めてだ」

 前回得票は8600票余。だが、市長の河村たかしが起こした突風は長年培った組織と地盤を突き崩しかねない。「今回の票は前回の半分と言われている」。自嘲気味に危機感を訴え、陣営の引き締めを図る。

 5人の前職がそろって出馬し、減税日本などの新人5人と争う。椅子取りゲームではじき飛ばされる前職は何人いて、誰なのか。

 諸隈と、民主のダブル当選を目指す当選5回の田中里佳は言う。「これまでの選挙は大体の票が読めたし、競り合う相手に対する戦略を立てられた。でも今回の敵は、なんか『ふわっ』としている」。縁日でにぎわう寺の境内を巡り「見えない敵」への不安を拭い去ろうとするかのように、声掛けと握手を繰り返した。

 自民の成田隆行は「風」に対抗するため運動の仕方を変えた。選挙カーには乗らず「1票1票を積み重ねていくしかない」と支持者回りに力を入れる。

 前回下位当選だった前職の危機感はなお強い。4位だった公明の三輪芳裕。党は議席死守に向けて次々と大物弁士を送り込む。党前代表の太田昭宏と並んだ地下鉄原駅前での演説では悲壮な表情で「勝たせてください」と絶叫した。

 共産の田口一登は前回、定数増による5つ目の議席に滑り込んだ。解散直後から区内で街頭演説を続け、春先というのに顔は日焼けで浅黒い。街宣では「市長の暴走に歯止めをかけます」と訴える。

 前職を脅かしている当の減税日本の候補者たちでさえ、風の正体をつかめずにいる。「有権者の反応はいいけれど、それが自分の票になるかは不安」と漏らす尾藤裕子。自転車街宣を準備するわずかの間に、道路を渡ってバス待ちの男性に駆け寄った。堀田太規も「河村市長イコール減税日本の後に、自分の名前をつなげてもらいたい」と自転車街宣に精を出す。一方、過去2回、無所属で出馬した鈴木孝之は「公認」の威力を実感し「このチャンスを生かしたい」と意気込む。

 市議会解散請求(リコール)の署名集めを担った太田敏光は「市長の3大公約推進」を掲げて無所属で戦いに臨む。

 みんなの党の福岡祐作は市長と市議会の対立に距離を置く第三極を強調。知事選で党公認の薬師寺道代が得た区内の7500票を「みんなの党の固定ファン」とみて、街頭活動で取り込みを図る。=敬称略 (宮本隆彦

2212チバQ:2011/03/12(土) 16:03:48
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201103/CK2011031002000104.html
注目区を行く(下)中川区 新人半数、前職に逆風
2011年3月10日

 自転車の荷台に「本人」と大書きしたのぼり旗がはためく。

 前回最下位当選だった自民の岡本善博は6期目を目指す今回、初めて自転車街宣を取り入れた。市議会で対立した河村たかし市長の選挙戦術だが「知り合いを集めて座談会ばかりやっていては駄目。もっと街に顔を出さないと」と懸命にペダルをこぐ。

 定数7の選挙区に12人が立候補する中川区は半数が新人。前職はリコール解散の逆風の中で「新人対前職」の構図が強まることを警戒する。

 「勝たせてください、勝たせてください」

 公明の馬場規子は日曜の大型店で、買い物客に深々と4度頭を下げた。「前職への厳しさは感じている。しかし、責任を持って継続する人が必要だ」と声を張り上げた。

 市内で唯一、2人を擁立した公明がダブル当選するには地域票の掘り起こしが必要。木下優も「2期務めた実績はいっぱいある」と、街灯の設置など身近な課題を実現させた成果をアピールする。

 民主は前回、2候補合わせて2万3000票を獲得したが、今回は国政の逆風をもろに受ける。中島理恵は「知事選の民主候補は区内で1万1000票。これが今の民主の数字。個人でどこまで伸ばせるか」と計算する。

 前回トップ当選の久野浩平も危機感は同じ。路地の隅々まで選挙カーを走らせる。陣営幹部は「どぶ板選挙に徹する」。

 議席の死守を狙う共産の江上博之は「他党の市議は市となれ合っていた。減税日本も市長の政策に賛成するだけでチェック機能は果たせない」と他候補をけん制している。

 新人の課題は知名度向上。減税日本の亀山理は日曜の午後、河村と並んで尾頭橋の商店街を練り歩いた。自然とできる人だかりに「減税日本に対する反応はすごくいい」。河村とともに名前を売り込む。

 「人を集める力がないなら、人の集まる所に行かないと」と山崎正裕。開店前のスーパー前に陣取り、特売に並ぶ客に手を振った。林直樹も熱心に自転車街宣を続け「前職の地盤は厚いが、こちらも手応えはある」と意気込む。

 父親の地盤を引き継ぐ自民の浅井正仁は「有権者は地域に密着した議員を選ぶはず」と、同世代の若い支援者とともに街を回り、市民に握手を求める。

 みんなの党の原弘美は「減税、増税を論じる前に自らの身を切るべきだ」と行政改革を訴える。

 無所属の高田勲は自転車街宣に力を入れ、恒久減税実現などを唱えている。=敬称略

 (小西数紀)

2213チバQ:2011/03/12(土) 16:05:52
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201103/CK2011031102000171.html
終盤情勢(上) 千種・東・北・西・中村・中・昭和・瑞穂
2011年3月11日
 13日投開票の出直し名古屋市議選は最終盤に入った。16選挙区の75議席をめぐり、前回より40人多い138人がしのぎを削る大激戦。各区の情勢を2回に分け紹介する。=候補一覧は届け出順。文中敬称略

 ◇千種区(五−12)

藤田琢爾 73 減新=愛
黒川慶一 57 減新=愛
黒田二郎 62 共元<2>
船戸豊子 51 み新
斎藤亮人 51 民前<4>
杉浦聡 37 無新
藤井博康 30 自新
玉置真悟 26 減新=愛
田辺雄一 41 公前<1>=愛
伊神邦彦 64 自前<5>
梅村邦子 72 民前<4>=国
東谷由日 44 無新

 市内一の激戦区。アナウンサーとして知名度がある黒川、地元出身の藤田、大学生の玉置が着実に浸透。田辺は支援組織を引き締めて再選を狙う。伊神と斎藤、梅村は支持層のつなぎ留めに懸命。藤井は若さをアピールして浮上を狙う。返り咲きを目指す黒田、定数削減を訴える船戸、減税日本の公認から外れた東谷と杉浦は精力的に街頭を回り、票の上積みを図る。

 ◇東区(定数二−4)
中川貴元 44 自前<4>=公
村瀬和弘 40 共新
梅村麻美子 52 民前<4>=国
近藤徳久 48 減新=愛

 減税日本を率いる市長河村たかしのお膝元。出馬表明が遅れた近藤だが、厚い後援組織に支えられ、優位に立つ。中川は後援組織の引き締めに懸命。公明の支援も受ける。梅村は街頭活動を中心に、前職の実績と市政のチェック役の必要性を強調する。村瀬は福祉の充実を訴えて支持の拡大を図る。

 ◇北区(六−9)
長谷川由美子 52 公前<2>=愛
田山宏之 52 減新=愛
岡田幸子 46 共新
渡辺義郎 72 自前<9>
荒深久明臣 49 減新=愛
園田晴夫 58 減新=愛
吉田隆一 58 民前<4>=国
奥田貢 52 無新
服部将也 42 民前<3>=国

 渡辺は後援会をフル回転させ、保守票を手堅くまとめた。長谷川も支持組織と連携して安定した戦い。市長河村たかしの支援者が多い地区で勢いを増す田山と荒深、園田の減税組と、民主への逆風を受ける服部と吉田が票の争奪戦を繰り広げている。岡田は個人票の上積みで議席維持を目指す。奥田は高齢者対策を訴える。

2214チバQ:2011/03/12(土) 16:07:40
 ◇西区(五−9)
山田昌弘 40 民前<1>=国
清水謙一 44 無新
堀場章 70 自前<5>
山田真奈 25 減新=愛
鷲野恵子 63 共前<5>
沢田晃一 40 公新=愛
上園扶佐江 61 民前<4>=国
半田晃士 53 減新=愛
鹿嶌敏昭 64 減新=愛

 女子大院生で注目度が高い山田真が優位。堀場は保守票をまとめ、堅調な戦いぶり。沢田も支援組織を固めて当選圏内をうかがう。鹿嶌と半田の減税組は、2議席維持を狙う上園、山田昌の民主勢の切り崩しを狙う。鷲野は実績を懸命にアピール。清水は行財政改革を訴える。

 ◇中村区(五−10)
中村満 53 公前<2>=愛
斎藤高央 43 自新
伊井寿 53 無新
小出昭司 48 自前<1>
高吉英樹 43 民前<1>=国
加藤修 37 減新=愛
藤井博樹 33 共新
鵜飼春美 62 民前<3>=国
鈴木庸一 48 み新
冨田英寿 51 減新=愛

 加藤と冨田が着実に支持を広げている。中村は支援組織を固め、堅実な戦い。鵜飼は後援会と労組をまとめ、4選をうかがう。斎藤は前職の父から受け継いだ後援会をフル回転。小出は景気対策を訴えて保守票の上積みに期待。高吉は労組票固めに懸命だ。藤井は個人票の取り込みを図る。鈴木は街頭で行政改革をアピール。伊井は独自の訴えを続ける。

 ◇中区(定数二−5)
石原杏莉 27 民新=国
済藤実咲 31 減新=愛
近藤政博 51 共新
則竹勅仁 45 減前<2>=愛
中田千津子 57 自前<4>=公

 減税日本で唯一の前職の則竹は着実に支持を広げ、優位な戦い。済藤は自転車街宣で知名度アップに躍起。4期の実績をアピールする中田は全域を回って後援組織の引き締めを図る。労組の支援を受ける石原は歩いて街宣を続け、若者からの集票に期待。近藤は福祉の充実を訴えて共産支持層の票固めに力を注ぐ。

 ◇昭和区(定数四−6)

中村孝太郎 65 減新=愛

奥村 文洋 59 民前<6>=国

西川  学 43 自元<1>

佐藤 典生 60 共前<3>

水平 和江 48 自前<1>

大村 光子 49 減新=愛

 減税日本の中村と大村が党への追い風に乗り、ダブル当選をうかがう。民主のベテラン奥村は後援会を固めて逆風に対抗する。自民の二人は公認候補を出さない公明票の上積みに期待。水平は後援会の引き締めに必死、西川も自転車や歩きで支持を訴えて回る。佐藤は市長独走を不安視する有権者の取り込みを図る。

2215チバQ:2011/03/12(土) 16:08:39
 ◇昭和区(定数四−6)

中村孝太郎 65 減新=愛
奥村文洋 59 民前<6>=国
西川学 43 自元<1>
佐藤典生 60 共前<3>
水平和江 48 自前<1>
大村光子 49 減新=愛

 減税日本の中村と大村が党への追い風に乗り、ダブル当選をうかがう。民主のベテラン奥村は後援会を固めて逆風に対抗する。自民の二人は公認候補を出さない公明票の上積みに期待。水平は後援会の引き締めに必死、西川も自転車や歩きで支持を訴えて回る。佐藤は市長独走を不安視する有権者の取り込みを図る。

 ◇瑞穂区(四−8)
金城裕 51 減新=愛
島田通 58 共新
前田有一 57 自前<3>
荒川和夫 64 減新=愛
渡辺房一 61 民前<3>=国
山内重雄 55 無新
藤田和秀 47 自前<3>
川崎務 55 み新

 減税日本は、市議会解散請求(リコール)の署名活動に取り組んだ荒川と、地元で空手を教える金城が個人名の浸透に躍起。渡辺は民主への逆風下で労組票の引き締めを図る。2議席維持を狙う自民は藤田が実績を訴え有利な戦い。前田はミニ集会を重ね支持固めに全力を挙げる。島田は基礎票への上積みを図る。川崎と山内は街頭で地道な訴えを続ける。

 (市議選取材班)

2216チバQ:2011/03/12(土) 16:09:03
「反河村」個で訴え 激戦・名東区
2011年3月11日

市議選候補者の集会で応援演説する河村たかし市長(右)=8日、名古屋市内で


 最終盤を迎えた名古屋市議選の争点は「市民税減税」や「議員報酬800万円」など河村たかし市長の公約や政治手法への是非。市長のトリプル投票圧勝を受け、過去の発言を翻し、市長に同調する動きが目立つ中、「反河村」を鮮明にする候補も。同じ会派でも温度差がある。名東区(定数5)で追った。

 民主前職の近沢昌行さんは「減税反対」と訴えている。同僚の日比健太郎さんを含め、会派の見解は「財政状況で1年ごとに判断する」条件付き賛成。当選後は、党議拘束に反しても「反対する」と決めている。

 「市債残高の増」を指摘する。減税よりも「毎年200億円前後を借金返済にあてる」ことを恒久化するべきだと主張する。

 議会の主要会派は09年末、一度は恒久減税に賛成。結果的に市債残高が増えたことを挙げ「今の市民サービスを維持しながら減税と借金返済の二兎(にと)を追うのはまず無理。ならば後世につけを回さない道を選ぶべきだ」。

 トリプル投票の結果も「民意が支持したのは、自ら身を削って、信念を貫こうとする姿勢。減税ではない」。街頭での訴えに手応えを感じている。

 自民前職の丹羽宏さんも「今の厳しい財政状況では困難」と事実上、減税に反対の立場。「反河村」をいっそう明確にしつつある。9日夜の演説会は延々40分、河村市政を批判し、満場の拍手を浴びた。議員報酬800万円も反対する。

 昨年の11月定例会では、第三者でつくる検討会議で報酬額を話し合う条例が、民主、自民、共産の賛成で成立。野中広務元自民党幹事長ら有識者も委員に決まり、準備会合も開かれている。

 だが、その3会派の一部候補者も「報酬800万円」賛成に転じた。「検討会議の結果を待つべきではないのか」と丹羽さん。野中氏らのはしごを外すのか、との思いからだ。

 本紙のアンケートでは公明と共産の候補は全員、「報酬800万円」に賛成、減税は「低所得者層に配慮」の条件付きで賛成。みんなの井上新一郎さんは報酬は「第三者機関」を尊重、一律減税は反対する。

 減税日本は全員、報酬も恒久減税も賛成。

 従来は、前回選の「政務調査費の公開」のように、会派内や会派間の調整などを理由に、次の選挙が近づくまで、公約が無視されたこともたびたび。議会を見る目が厳しい今回は「候補者個々の公約や発言が相当重みを持つ」(近沢さん)との声が少なくない。

名古屋市議選立候補者(届け出順)

◇名東区(定数5)

近沢昌行40党支部幹事 民前<2>=国

丹羽宏50党区幹事長 自前<1>

舟橋猛52内装業   減新=愛

高橋達60行政書士  共新

日比健太郎30党支部幹事 民前<1>=国

井上新一郎46医師    み新

東裕子47美容教室経営減新=愛

小林祥子54党県副代表 公前<2>=愛

浅井康正60会社社長  減新=愛

※愛=日本一愛知の会

2217チバQ:2011/03/12(土) 16:13:16
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20110312/CK2011031202000085.html
野呂知事「日本の原点」に言及 「今後の動き見たい」
2011年3月12日

 県内8人の首長でつくる政治団体「日本の原点」について、野呂昭彦知事は11日の定例会見で「今後の動きをしっかり見ていくことが必要だ」と述べた。

 野呂知事は「流行なのかなというのが最初の感じ」と指摘。現状では知事選で特定の立候補予定者の支援が活動の中心になっていることには「選挙のためなのかどうか。新聞などで読む限りはもう少し先へ活動があるようだが、具体的には私では分からない」と話した。

 日本の原点と、河村たかし名古屋市長率いる地域政党「減税日本」との違いを問われると「減税日本も評価できないし、困ったものだ。それを批判的にとらえながら逆の活動もあり得るかもしれないが、流行だから様子を見ればいいのでは」との見方を示した。

 一方で、各地で地域政党が結成される動きには「本格的なものになりうるのか、しっかり見ることが必要。流行の現象だけで喜んだり批判したりしても仕方がない」と述べた。

 減税日本は、四日市市長や菰野町長ら首長8人が地方の視点で国に政策提言などをするために結成した団体。知事選では前津市長、松田直久さんの支援を表明し、街頭演説を一緒に行うなどの活動をしている。 (渡辺泰之)

2218チバQ:2011/03/12(土) 16:16:43
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20110312ddlk21010230000c.html
岐阜改の会:市議11人、超党派の政策集団設立 細江市長を支持 /岐阜
 岐阜市議会議員11人が11日、超党派の政策集団「岐阜改の会」を設立したと記者発表した。いずれも細江茂光市長を支持する市議で、記者会見には「応援団長」として細江市長も参加した。

 市議会会派の市政自民党議員団の9人のうち8人と民主・未来の2人、クラブ青空の1人が参加。会名は細江市長が新年の抱負で掲げた「改」の1文字を採用した。世話人は松岡文夫市議(68)。

 政策目標を(1)議員定数41の「35」への削減と「議会基本条例」の制定を目指す(2)将来にツケを残さない行財政改革を推進(3)学校法人「立命館」誘致問題で否決された反省を踏まえ、直接市民の声を聞く「常設型住民投票条例」の導入を目指す(4)市長提案に対し「是々非々」の立場で行動し、役所体質を改革する−−とした。

 新人候補予定者にも参加を募り、4月の統一地方選では会名のロゴを活用するという。

 松岡市議は「議員の説明責任を果たし、分かりやすい議会に改革したい」と語った。

 細江市長は「市民目線の私の政治理念と一致する11人を支援する。私のマニフェストに賛同する新人候補予定者も14人から推薦依頼があり、支援する」と述べ、自身の後援会「新しい岐阜を創る会」として推薦する考えを示した。【立松勝】

2219とはずがたり:2011/03/13(日) 09:54:45

選挙:名古屋市議選 日本一愛知の会、公明候補を推薦 /愛知
http://mainichi.jp/area/aichi/archive/news/2011/03/02/20110302ddlk23010238000c.html

 大村秀章知事が会長を務める地域政党「日本一愛知の会」は1日、名古屋市議選(4日告示、13日投開票)の公明党公認候補12人全員の推薦を決めたと発表した。知事選で公明党県本部が大村氏を支持したことを受けた対応。【丸山進】

毎日新聞 2011年3月2日 地方版

選挙:名古屋市議選 日本一愛知の会、減税日本を推薦 /愛知
http://mainichi.jp/area/aichi/archive/news/2011/03/03/20110303ddlk23010292000c.html

 大村秀章知事率いる地域政党「日本一愛知の会」は2日、名古屋市議選(4日告示、13日投開票)で、河村たかし名古屋市長が代表を務める地域政党「減税日本」の公認候補41人を推薦すると決めた。

 愛知の会と減税日本は県議選で統一候補を擁立し、名古屋市内では減税日本が公認し、愛知の会が推薦する方針を打ち出しており、この方針を同市議選にも適用した。

 また、国民新党は2日、民主の公認候補27人のうち24人を推薦すると発表した。【丸山進】

毎日新聞 2011年3月3日 地方版

2220名無しさん:2011/03/13(日) 12:43:51
ツイッターや掲示板で名古屋の人たちからの投稿を見ると
さすがに選挙どころではない、といった投稿が多い。
最終投票率は40%きるかも???


名古屋市議選投票率
       今回  前回  前回差
*9時現在 *2.51%
10時現在 *5.51% *6.57% ▼1.06P
11時現在 *9.98% 11.16% ▼1.18P
13時現在


期日前投票 9.10% 4.90% +4.20P

http://www.city.nagoya.jp/senkyokanri/page/0000002328.html

2221名無しさん:2011/03/13(日) 12:46:27
2011/03/13(日) 11:23:30.71 ID:UQ/fMNE/
名東区 少ない

受付のおばちゃんに尋ねたら
やっぱ人少なそうだった
40%切るか?
切ったら減税不利
創価共産有利

2222名無しさん:2011/03/13(日) 13:23:52

出直し名古屋市議選、投票始まる
2011年3月13日13時12分
http://www.asahi.com/politics/update/0313/NGY201103130001.html

 名古屋市議会解散に伴う出直し市議選(定数75)は、13日朝から市内375カ所で投票が始まった。午前11時現在の投票率は9.98%で、2007年の前回を1.18ポイント下回っている。

 ただ、12日まで行われた期日前投票では前回の2倍近い16万1561人が投票を済ませている。それを加味すると、最終的には投票率が前回の39.97%を3ポイント程度上回るペースとなっている。

 立候補しているのは、民主党27人(解散前27)、自民党24人(同23)、公明党12人(同14)、共産党16人(同8)、みんなの党8人(同0)、減税日本41人(同1)、無所属10人(同0)の計138人。過半数確保をめざす地域政党「減税日本」(代表=河村たかし市長)がどこまで議席を伸ばすかや、既成政党が解散前の議席数を守れるかが焦点となっている。

 投票は午後8時に締め切られ、同日夜には大勢が判明する見通し。12日現在の有権者数は177万5763人。

2223名無しさん:2011/03/13(日) 23:38:21
減税第一党
民主 公明以下の第四党

2224旧ホントは社民支持@鹿児島市:2011/03/13(日) 23:46:32
緑区がこのまま決まれば,
 減税28(+27)、自民19(-4)、公明12(-2)、民主11(-16)、共産5(-3)、みんな0、無0

2225チバQ:2011/03/14(月) 00:03:56
被災地から遠いから選挙をやめるわけにもいかず、
かといって関心は薄れてしまうわけで…
不完全燃焼の感はありますよね。
http://www.asahi.com/politics/update/0313/NGY201103130004.html
減税日本、過半数に届かず 第1党に躍進 名古屋市議選2011年3月13日23時35分
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. 名古屋市議会解散に伴う出直し市議選(定数75)が13日投開票された。河村たかし市長が代表の地域政党「減税日本」(解散前1議席)は目標の過半数に届かなかったものの、第1党に躍進した。最大会派だった民主党(解散前27)は大幅に減らして惨敗。地域政党が躍進を狙う4月の統一地方選にも影響を与えそうだ。

 今回の市議選で減税日本は過半数の議席確保を目標に、新顔40、前職1の計41人を擁立。河村氏は「前職に入れたら市議会を解散させた意味がない」と訴え、得票を伸ばした。民主党は菅政権の支持率低迷に加え、終盤には菅首相の政治資金問題も発覚して苦戦を強いられた。

 自民党(解散前23)は議席を減らしたが第2党は維持し、公明党(同14)は公認した12人が全員当選した。共産党(同8)は16人を擁立したが大幅に議席を減らし、みんなの党(同0)は8人を立てたが、初の議席獲得はならなかった。投票率は43.96%(前回39.97%)。

 河村氏は昨年8月、市民税10%減税、議員報酬半減などの公約実現を阻んでいるとして市議会リコール署名運動を開始。2月の市長選、愛知県知事選、解散の是非を問う住民投票の「トリプル投票」で圧勝し、今回、市議会でも多数を制した。

2226チバQ:2011/03/14(月) 00:07:10
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011031390230056.html
震災、影響か 名古屋市議選、投票率伸び悩む
2011年3月13日 23時52分

 出直し名古屋市議選は投票日2日前に東日本大震災が発生する前代未聞の事態に見舞われた。震災が投票率に微妙な影響を与えたことも有権者の声からうかがわれる。

 南区の会社員早坂実さん(61)の親は宮城県出身。連絡の取れていない親族がおり「できるなら宮城へ駆けつけたいくらい。投票どころではない」と心配そうに話した。熱田区の主婦渡辺博子さん(47)は「選挙カーが来なくなった。テレビも地震の報道ばかりで、投票日という意識がなくなった」。昭和区の大学院生安井孝彰さん(25)も「報道があまりに震災一色なので市議選があることをすっかり忘れていた」と投票に行かなかった理由を語った。

 ただ、多くの有権者が自分なりの一票を投じたのも事実。熱田区の大学3年杉本成さん(21)は、投票日に就職活動する予定があり、11日に期日前投票した。「地震のこともあるけれど、全国的にも注目されている選挙だし、市議選は自分の生活にかかわるから」ときっぱり話した。

 投票率は過去4番目に低い43・96%だったが、期日前投票は当初前回の2倍のペースで推移。

 大震災発生翌日の最終日の12日、1・6倍に鈍化した。

(中日新聞)


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