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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

2143チバQ:2011/03/05(土) 14:25:59
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000651102250001
【模索する議会】


(2)行政監視
2011年02月25日


調査特別委の会合で、汚職事件の再発防止策を話し合う委員ら=17日、柏崎市役所

 「市職員の逮捕は極めて遺憾。市民に深くおわびする」


 柏崎市の会田洋市長は、同市ガス水道局浄水課の男性主任=懲戒免職=が収賄容疑で逮捕され、会見で深々と頭を下げた。2010年10月28日夜のことだ。同席した市幹部の顔には苦渋の色が浮かぶ。


 同市では、1年前の09年11月にも建築住宅課の男性係長=懲戒免職=が市発注工事の代金を水増ししてだまし取った詐欺容疑で逮捕された。


 「事件の教訓が役立っていない。ほかにも汚職があるのでは」。市議らは市側に厳しい口調で迫ったが、一方で監視機能を十分果たせなかった責任も痛感。「次になにかあると市議会も市民の信頼を失う」と危機感を募らせた。


 なぜ、汚職事件の再発を防ぐことができなかったのか。09年の汚職では、市議会は自ら動かず、市に事件の全容解明や再発防止の取り組みを一任した。その結果、市は業者との金品授受や会食など不適切な関係がないかどうかの聞き取り調査を全職員の1割余程度(122人)にしか実施せず、汚職の事実を見つける機会を逸した。


 10年に逮捕された男性主任は業者と癒着しやすい部署にいたのに、役職が係長以上でないことを理由に調査対象外にしていた。市幹部が「性善説に立っていたが甘かった」と悔やんでも遅かった。


 調査特別委員会を設け、市議会として徹底調査を働きかける道もあったはずだった。


 事件を受けて開いた10年11月2日の会派代表者会議。「手をこまぬいている場合ではない。特別委を設け、この問題にしっかり向き合うことを市民に伝える必要がある」。議長経験のあるベテラン市議が切々と訴えた。


 「我々がどこまでやれるのか疑問。市民へのパフォーマンスに過ぎない」などとの意見も出たが、最終的には特別委設置で全会一致した。


 市議会は「公務員倫理の徹底と収賄事件等再発防止調査特別委員会」(本間厚幸委員長)を設置して11月22日に初会合を開いた。これまでに7回の会合を重ね、市発注工事の設計、入札、契約の流れを担当課から聞き取って問題点を探るなどしてきた。


 市発注工事の設計や見積もりを関係業者に頼むなど癒着を生む慣習があったことや、参考見積もりを出した業者が入札に参加するなど公平性に疑問がつく状況を問題視。現制度の見直しや、業者への罰則強化、業者のモラル向上を促すよう求めた。また、公務員倫理の徹底や管理職の能力向上、風通しのいい職場づくりが必要だとした。


 これらを改選直前の3月の議会最終日に報告し、市に提言する予定だ。市が策定中の再発防止策にも反映される。


 特別委の本間委員長は「今考えれば、組織(市議会)としても個人(市議)としてもチェックが甘かった。その反省の上に立って今回の特別委を進めている」と自戒を込めて語る。特別委の報告には、市議会としての反省の弁も盛り込む予定だという。


 その上で「行政と議員がなれあってはいけない。今後の議会活動の中で議員が鋭く目を光らせ、市民の信頼回復を図るしかない」と話す。(清水康志)


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