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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

2144チバQ:2011/03/05(土) 14:26:25
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000651102260001
【模索する議会】
(3)人材
2011年02月26日


自宅近くのアパートに一室を借り、選挙準備のため、パソコンに向かう堀越徳善さん=妙高市月岡2丁目

 2月11日の祝日、妙高市広島2丁目、元市議堀川勇さん(72)宅で「報告会」が開かれた。長男で、地元測量会社で課長を務める義徳さん(40)が、集まった親類や近所の人に7月の市議選に立候補する決意を述べた。


 妻(40)もあいさつに立った。「できるなら、出馬しないように説得してもらえる場であればと思う」と、用意したメモを涙ながらに読み、親類の驚きと同情を誘った。


 勇さんは旧新井市議時代から6回当選のベテラン議員だった。6期目の途中に妻(71)が脳梗塞(こうそく)で倒れ、4年前の市議選を断念した。


 父親の地盤、和田地区から「市議選に出てほしい」と義徳さんに声がかかった。相談した妻は、「何を言ってるの。それなら家を出ます」。


 昨年秋の市議選補欠選挙(被選挙数2)の時も、地元の要請を受けたが、妻の反対でやめた。


 妻は、市議の妻である姑(しゅうとめ)の苦労を見てきた。着ているものからあいさつの仕方まで他人の口に上る。ストレスで倒れ、不自由な身体になった。夫と結婚する前に「選挙には出ない」と約束もしていた。


 義徳さんが、妻の反対を押し切ってまでも選挙に出ようとするのは「生まれ育ったこの地域に恩返しがしたい。義理と人情が絡む今の選挙を変えたい」という気持ちからだ。父の後援会は解散して無い。若い世代中心の後援会を組織し、同じ子育て世代に支持を訴える考えだ。


 ただ、経済面での問題も大きかった。議員報酬は月額28万3千円。04年に減額され、据え置きが続く。共済会の掛け金や税金、議会中の弁当代が差し引かれるなどで、手元に残る生活費は10万円足らずになるという。小学6年の長女を頭に3人の子どもがいる。勤務先に相談した結果、会社を辞めずに済み、かつ生活ができる最低限の給料を会社が支給してくれることになったという。「私は社長の理解があって市議選に出られるが、議員定数を減らして常勤にし、生活ができる報酬額まで上げないと、若手は出られないと思う」と話す。


 実際、同市の議員は会社社長や役員、個人事業者、農業、定年退職し年金で暮らす人などで、普通の子育て世代のサラリーマンは1人もいない。時間的余裕があり、議員報酬以外の収入がないと務まらない。


 7月の選挙から全市1選挙区に拡大する。定数は23から18に減るため、前回選挙より当選ラインが大きく上がる。


 同市議会最長老の望月弘さん(77)は、今期限りでの引退を決めた。旧妙高村役場を土木課長を最後に退職後、同村議になり現在に至る。引退は昨年3月に妻(73)がくも膜下出血で倒れ、寝たきりになったことが大きい。「妻の協力がないと選挙態勢は組めない」。「自分の後継に」と地盤の大鹿地区の4人を説得したが、「次から大選挙区になる」などと断られた。隣の原通地区から候補者を探し、連携も考えたが意中の人は、勤めを辞めなければならず、家族も反対している。


 「野武士的な気骨のある人はなかなかいない」。難航する後継者づくりに望月さんは頭を痛めている。(河畑達雄)


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