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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

2148チバQ:2011/03/05(土) 14:35:00
金沢市長選後の記事
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/feature/kanazawa1291042108306_02/news/20101129-OYT8T01230.htm
多選拒絶
(上)若手決起 初の「選択肢」

 「ここで戦わんかったら党が市民になめられる。やる気あんがかと思う」。9月30日、市役所会議室。市長選の候補者擁立を検討する自民党金沢支部の役員会で、1期目の市議、不破大仁(34)の大声が扉の外にまで響いた。

 独自候補擁立を主張する不破ら若手市議は「我こそはという人がいる。会の決定を待てば立候補表明が遅れる」と、時間切れを狙うかのようなベテラン議員たちの間延びする議論にいらだちをぶつけた。不破の頭にあった候補が、同僚市議の1人、山野之義(48)だった。

 「具体的な名前が出れば検討する」。予想外の若手市議の突き上げに、支部幹部も、そう言わざるを得なかった。支部はその後の協議で、現職の山出保(79)と山野の2人の推薦を決めた。来春の統一地方選を前に、自民内の分裂回避のための後ろ向きの結論が、2期目以降続く山出のオール与党体制にきしみを生んだ。

     ◇

 自民党の市議の高岩勝人(43)(1期)は初当選後、先輩市議から「決算のチェックに領収書を見てはいけない」と言われ、がく然とした。重箱の隅をつつき、役所に嫌がられるような事をするなということだ。高岩は、オール与党で議会のチェックが機能していない状況に危機感を抱いていた。

 今年5月、高岩は、不破ら自民・民主の若手市議と議会の在り方について勉強会を始めた。市民向けのシンポジウムでは「市長に任期を設けるべき」との声が多数上がり、「市民の常識を“広坂”の非常識にしてはいけない」と9月議会で多選自粛条例案提出に動いた。

 否決されたが、市議会の4割を占める16人が賛成に回った。「対抗馬擁立へ」。若手市議を中心に機運が高まったが、皆、政治経験が浅く、地元のしがらみも抱え出馬に踏み切れない。「市民に選択肢を示す」と、山野は意を決して手を挙げた。

     ◇

 山野支援に回った超党派の市議7人のうち、1期目が6人。若手の反乱に山出陣営は不快感をあらわにした。10月26日、選対本部発足の場で、ベテラン市議は「市長室に座る男ではない」と山野をこき下ろした。その後の山出の政策発表会では、記者たちの前に、政策を説明する山出を約20人の県、市議が取り囲み、陣営の結束をアピールした。

 そして告示。2期目以降16年間、「共産以外の全党相乗り」で、山出以外の投票先がなかった有権者に、初めて山野という「選択肢」が示された。山野の初当選は、これまで市政に不満を抱える市民に対し、選択肢を示せなかった政党の姿勢をも問う結果となった。(敬称略)

(2010年11月30日 読売新聞)


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