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第23回参議院議員選挙(2013年)

1やおよろず ◆N22LLUydY2:2010/07/14(水) 08:06:13
第22回参議院議員選挙(2010年)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/

2471チバQ:2013/07/07(日) 12:32:57
http://mainichi.jp/select/news/20130707k0000m010092000c.html

参院選:嘉田氏、動かず 来夏知事選でバランスに配慮?

毎日新聞 2013年07月07日 09時00分




安倍晋三・自民党総裁(左)と握手する滋賀県の嘉田由紀子知事=大津市内のホテルで2013年7月6日、加藤明子撮影

拡大写真

 昨年12月の衆院選で、「日本未来の党」代表として全国遊説に飛び回った滋賀県の嘉田由紀子知事が、参院選では目立った動きを見せていない。前回は民主候補を応援したが、今回は特定候補を応援しない方針だ。未来の分裂騒動が尾を引くなか、来夏に迫った知事選もにらんで、政治基盤の安定を取り戻したいとみられる。

 公示後初の週末を迎えた6日、滋賀選挙区(改選数1)の候補の応援に、民主の海江田万里代表と自民の安倍晋三総裁が相次いで滋賀入りし、併せて嘉田知事と会った。関係者によると、海江田代表が「原発・防災を話し合いたい」と面会を希望。嘉田知事はこれに応じる一方、自民側から打診され、安倍総裁とも会ってバランスをとったという。

 2人との面会を終えた嘉田知事は毎日新聞などの取材に対して、海江田代表からは民主候補の応援要請を受けたと明かし、「『期待します』と申し上げただけ」と述べた。また、安倍総裁とは数分間、世間話をしただけだったという。持論の「卒原発」や子育てなどの政策が民主に近いことは認めながらも、参院選では中立を貫く姿勢を強調した。

 民主は「嘉田票」を期待してやまない。前回参院選は知事選と同日選。嘉田知事と一緒に街頭を回った民主候補は、自民候補に圧勝した。昨年12月の衆院選では、滋賀県で候補を立てていない未来が、比例代表で8万3000票余りを獲得した。民主の支援団体のある関係者は「嘉田が応援するというメッセージが伝わるだけで票が動く。8万票は大きい」と打ち明ける。

 しかし、未来は衆院選で惨敗。小沢一郎氏に請われて結党した未来だったが、人事を巡る対立などから、生活の党と分裂した。嘉田知事は国政から手を引き、一連の騒動で地元の支援組織は弱体化した。県政における嘉田知事自身の存在感が薄れている。

 県議会で過半数を占め、たびたび嘉田知事と対立してきた自民は、次期知事選を見据え、「参院選で勝って、更に嘉田知事を追い詰める」との思惑だ。参院選を巡る嘉田知事の静観について、周辺には来年の知事選出馬に向け、自民を完全に敵に回すのは得策ではないと考えているとの見方がある。

 関係者によると、嘉田知事は4日の公示日に応援を要請されても断るため、公務を入れるよう指示したという。結局公務はキャンセルとなり、一日空いていたが、どの陣営にも駆け付けなかった。6日未明には自身のフェイスブックに、「今の滋賀県民の思いと願いを受け止めてくれる経験と思想/哲学をもっている人物に期待をしたい」とだけ書き込んだ。【加藤明子】

2472チバQ:2013/07/07(日) 12:48:32
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/news2/20130706-OYT1T00481.htm
脱ねじれ・政権批判…参院選キャッチフレーズ戦

 21日投開票の参院選では、各党ともキャッチフレーズを公約の表紙や演説などで使い、有権者の支持につなげようと懸命だ。

 与党が衆参の多数派が異なるねじれ解消による政権の安定強化に重点を置くのに対し、野党は安倍政権の経済政策「アベノミクス」などへの批判の思いを込めている。

 自民党は昨年の衆院選に引き続き、「日本を、取り戻す。」を採用した。

 大勝で政権奪還を果たし、「非常に浸透している」(小池百合子広報本部長)ことに加え、政治の安定を実現して日本再生を目指す安倍首相の思いにも通じると判断した。

 首相も街頭演説で「ねじれを解消しなければ強い経済、強い日本を取り戻すことはできない」と繰り返す。連立与党の公明党も「安定は、希望です。」のフレーズで、ねじれ解消による政権基盤の強化に理解を求めている。

 一方、民主党は昨年の衆院選では当時の野田政権の決断力を強調する「動かすのは、決断。」を掲げたが、今回は「暮らしを守る力になる。」にした。社会保障制度改革など暮らしに力点を置く党をアピールする狙いがある。海江田代表は物価上昇などを「アベノミクスの副作用だ」と指摘し、「国民の生活を破壊する安倍政権に対し、私たちが暮らしを守る力になる」と訴える。

 第3極は改革姿勢を前面に出す。日本維新の会は「維新の挑戦。」に「批判や反対論から逃げずに必要な改革を断行する」(政調幹部)思いを込めた。みんなの党は昨年の衆院選と同じ「闘う改革。」を引き続き採用し、「ぶれない姿勢を明確にしたかった」(松田公太広報委員長)。

 他の野党の多くも政権批判を打ち出した。

 共産党は「自民党と対決、抜本的対案を示す」と自民党との対立軸を示す党であることを強調し、反自民票を取り込む構えだ。

 生活の党は消費増税反対や脱原発の姿勢を示し、社民党は、アベノミクスが雇用不安をもたらすと主張した。みどりの風は格差のない共生社会を目指すことを強調している。

(2013年7月6日14時04分 読売新聞)

2473チバQ:2013/07/07(日) 12:54:04
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20130707-OHT1T00042.htm
【参院選】自民候補の懸念は名字・茨城選挙区


 著名人による立候補が減少した今回の参院選。そんな中、茨城選挙区では、ワイン界の国内第一人者として知られる新人女性が立候補した。みんなの党・石原順子氏(52)は醸造家、ソムリエ、会社社長など多くの肩書を持つ。政界を志して、わずか3か月という「ワインおばさん」(本人談)は「ワインと政治と人生は似ている。熟成が大事。ベストタイミングで飲まないと」と語る。

 自民新人の上月(こうづき)良祐氏は、公明の推薦も受けて優勢が伝えられるが、選対本部の大高松男さんは「懸念材料はあります」と明かす。「神戸市出身の『上月』の姓は茨城にはまずない。『うえつき』とか『かみつき』と言われます。覚えてもらわないと」。陣営はポスターなどでの表記を「こうづき良祐」とすることを進言したが、候補者のこだわりで「上月りょうすけ」となった。

 2選を目指す民主現職の藤田幸久氏は、逆風によって苦戦を強いられている。秘書の山本隆志さんは「厳しい選挙。県内をくまなく歩いていくしかない」とドブ板に徹する構えだ。みんなは、維新・橋下徹共同代表の「慰安婦発言」により選挙協力を解消。石原氏を緊急擁立した。共産新人・小林恭子氏が追い掛ける。

 ◆茨城選挙区(改選2)
石井章(56)維新新
石原順子(52)みん新
中村幸樹(49)諸派新
小林恭子(62)共産新
藤田幸久(63)民主現
上月良祐(50)自民新

2474チバQ:2013/07/07(日) 12:57:17
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130706ddn002010020000c.html

参院選:堺市長が民、自支援 反維新、鮮明に

毎日新聞 2013年07月06日 大阪朝刊


 堺市の竹山修身市長が、参院選大阪選挙区(改選数4)に立候補した民主現職と自民新人の演説会にそれぞれ出席し、応援演説することが5日、分かった。昨年の衆院選では、特定の候補者への応援演説を見合わせていた。しかし、再選を狙う9月の市長選では、大阪維新の会の候補と激突する見通しで、市長選を優位に進めるため、積極支援の姿勢に転じた。

 複数の関係者によると、今月13日夜に堺市内での民主現職の演説会に参加し、あいさつに立つ予定。翌14日夜も自民新人の演説会に臨む。ともに各陣営側からの申し出に応じたという。

 昨年の衆院選では、「必勝」と墨書し、激励の意思を伝える「為書き」を送ったり、陣営が有権者に送るはがきに推薦人として名前を連ねる程度の関与にとどめてきた。

 しかし、今月3日の記者会見で参院選への対応を問われ、「政策で連携できる人と歩みたい」と話し、市長選に向け、「大阪都構想」への堺市参画に反対する政党との連携に意欲を表明した。

 竹山市長の後援会幹部も「衆院選は議席が一つだけで、特定の候補を支援しづらかった。参院選は椅子が四つあるため、明確な対抗勢力でないかぎり共闘できる」と話し、都構想に反対する勢力との協力関係を築きたい考えだ。

 一方、大阪維新の会は6月、市内全7区で、都構想をテーマとしたタウンミーティングを開催。都構想に堺市が参画する意義をアピールし、対決姿勢を鮮明にしている。対抗馬の選考を進めており、参院選後すみやかに候補を決定したい考え。【高瀬浩平、熊谷豪】

2475チバQ:2013/07/07(日) 18:45:38
http://www.47news.jp/CN/201307/CN2013070701001449.html
宮城県知事が岩手自民を支援 岩手県知事と対応割れる

 宮城県の村井嘉浩知事が参院選岩手選挙区で自民党の新人を応援することが7日、分かった。岩手、宮城両県は北上山地に国際的な研究施設誘致を目指しており、村井氏は「実現には政権与党の力が必要」と話している。岩手の達増拓也知事は生活の党の新人を全面支援しており、対応が割れた。

 岩手選挙区は自民新人と閣僚経験のある無所属現職が競り合い、生活新人らが追う構図。村井氏は宮城の元自民県議。自民は東日本大震災の対応をめぐり知名度が高い村井氏を投入し、てこ入れを図りたい考え。党本部が村井氏に依頼し、10日午後の岩手入りを調整している。

2013/07/07 16:11 【共同通信】

2476チバQ:2013/07/07(日) 18:55:46
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130707ddq041010006000c.html
2013参院選:県政見据え「動」と「静」 愛知知事、4陣営に「ため書き」/三重・岐阜知事、祝電は打つが…
毎日新聞 2013年07月07日 中部朝刊

 参院選(21日投開票)で東海3県知事の対応が「動」と「静」に割れている。複数の陣営に肩入れする愛知に対し、三重と岐阜は静観の構え。県政運営への影響などを見据え、候補者との「距離」を決めているようだ。【駒木智一、谷口拓未、加藤沙波】

 「これからも名古屋と愛知が一緒になって日本を盛り上げたい」。愛知県の大村秀章知事は6日、名古屋市中区の金山駅前で、愛知選挙区(改選数3)に立候補した地域政党・減税日本の新人の応援に立った。盟友関係の河村たかし名古屋市長に続いてマイクを握り「河村さん一押しの候補者をぜひ国政に押し上げて」と声を張り上げ、候補者を先頭に3人がそれぞれ自転車に乗り支持を訴えた。

 もっとも応援するのは「盟友」だけではない。激励の意思を伝える「ため書き」を減税候補に加え、民主、自民、日本維新の会の選挙区候補にも送った。大村知事は取材に「候補者間で小さな差はあっても、愛知を良くするための大きなベクトルが一致し、要請があれば応援するのはやぶさかではない」と述べ、幅広く支援する考えを示した。

 これに対し、受け取る側の反応はさまざま。民主現職の秘書は「応援はありがたい」と歓迎し、陣営によると、7日に大村知事が街頭で応援演説をする方向で調整中だ。しかし、維新県支部幹部は「いろんな所に顔を出す方に応援してもらう価値はない」と突き放す。

 一方、三重県の鈴木英敬知事は「礼節の範囲内で要請があれば祝電を打つこともあるが、マイクを持つことはない」と言い切る。2011年に自民とみんなの党の推薦、公明県本部の支持を受けて初当選しており「特定の候補者を応援すると、県政に影響が出るかもしれない」ためだ。

 ただ、妻でシンクロナイズドスイミングの五輪銀メダリスト、武田美保さんは公示前日の3日、津市で開かれた三重選挙区(改選数1)の自民新人の集会に出席していた。妻の行動に、鈴木知事は「私は分かりません。一参加者として行ったのではないか」と述べるにとどまった。

 岐阜県の古田肇知事も動いていない。公示日の4日、岐阜選挙区(改選数1)の民主新人と自民新人の候補者に激励の電報を打ったが、出陣式には姿を見せなかった。

 今年1月に自民、民主、公明の推薦を受け3選を果たしたばかり。民主と自民の両陣営によると、今後も集会に出席する予定はないという。

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2477チバQ:2013/07/07(日) 19:01:48
ゲンダイ
http://gendai.net/articles/view/syakai/143296
東京選挙区は自民も「分裂選挙」状態
【政治・経済】
2013年7月6日 掲載
DTPデザイナー地デジ工事マンスリーマンション歯 ホワイトニングビジネス英会話学校安倍派VS.反安倍派の代理戦争


 自民も民主も分裂状態――。参院選の東京選挙区(改選数5)がハチャメチャになってきた。

 候補者2人擁立で共倒れが濃厚になった民主党は、公示2日前になって公認候補者を鈴木寛・元文科副大臣(49)に一本化。公認を取り消された大河原雅子(60)が無所属で出馬したことで、事実上の分裂選挙に突入した。

 東京選出の菅元首相や小川元法相が積極的に大河原を支援していることに対し、細野幹事長は5日、「菅元代表は代表経験者の立場を踏まえて行動していただきたい。しばらく黙っておいていただきたい」と文句を垂れていたが、実は自民党も似たようなもの。内輪モメが激化している。

 自民党公認では、ともに現職の丸川珠代(42)と武見敬三参院議員(61)が立候補しているが、丸川の選対本部長には、いち早く東京都連会長の石原伸晃環境相が就いた。これに武見側が不満を爆発させたのだ。

「丸川さんは放っておいてもトップ当選が確実です。それなのに、都連会長の石原さんが丸川だけに肩入れするのはおかしいというのです。武見さんは元テレビキャスターのわりに一般知名度が低く、空中戦で票を集めるのは難しい。選挙戦では、自民党の支持団体の票を2人で奪い合っているような状況で、丸川さんは安倍総理のお気に入りでもあり、これも対立の火種になっている。選挙戦で武見陣営の指揮を執っているのは、都連政調会長を務める鴨下一郎国対委員長です。鴨下さんは、石破幹事長の最側近。それに、武見さんが麻生副総理と親戚関係にあることも臆測を呼んでいます」(自民党都連関係者)

 武見の父は、日本医師会の会長だった武見太郎。姉は、麻生の弟で麻生グループ代表の泰に嫁いでいる。

「ポスト安倍をうかがう石破・麻生が武見側についているため、党内では安倍派VS.反安倍派の代理戦争と見る向きもあるのです」(前出の関係者)

 アホみたいに内向きな話。有権者はそっちのけだ。

2478チバQ:2013/07/08(月) 22:48:24
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130707/elc13070723390031-n1.htm
【参院選2013】
民主王国・長崎の凋落 元凶は菅元首相の「諫早ギロチン暴走」
2013.7.7 23:39 (1/3ページ)[民主党]
 かつて民主党が衆参6議席を独占した民主王国・長崎。その後連敗を重ね、残るは参院長崎選挙区(改選1)に出馬する大久保潔重氏(47)だけとなった。なぜオセロゲームのように自民党に議席を奪われていったのか。そこには菅直人元首相の諫早湾干拓事業開門問題での対応に代表される場当たり的かつ独善的な政権運営があった。大久保氏は最後の1議席を死守すべく民主党の再生を懸命に訴えるが、一度離れた民心を取り戻すことは容易ではない。

 「民主党をみなさまとともに歩む政党に生まれ変わらせたいんです。安倍晋三首相の経済政策が庶民の財布からお金を吸い上げることにならぬよう歯止めをかけたい…」

 大久保氏は7日夕、諫早市中心部の商店街で街頭演説し、聴衆300人(陣営発表)に切々と訴えた。イケメンの細野豪志幹事長が登場すると女性スタッフが「ご覧ください。この素敵なシルエット!」と絶叫。細野氏は「大久保さんはすごい。地元長崎県、諫早市のためにあらゆる努力をしてきた。新幹線長崎ルートも大久保さんが頑張ったから着工できたんです」と持ち上げた。

 だが、聴衆はどこか冷ややか。二人とも地元の最重要課題である国営諫早湾干拓事業について触れずじまいだったからだ。

 諫早湾干拓事業をめぐっては、佐賀県の漁業者らが「平成9年の潮受け堤防閉め切りにより漁業不振を招いた」として訴訟を起こし、福岡高裁は平成22年12月、5年間の開門調査実施を命じた。

 開門されれば、農業用水に海水が混じり、農産物の被害が懸念される上、住民は再び洪水被害に苛まされることになる。地元は必死に上告を求めたが、民主党の菅直人首相(当時)は耳を貸さず、上告せずに判決を確定させてしまった。

 これに長崎選出の民主党衆参議員は激怒した。故西岡武夫前参院議長は「開門を強硬するならば排水門にへばりついて頑張る」と「菅降ろし」の狼煙を上げたが、志半ばで死去。諫早で生まれ育った大久保氏も23年1月の党両院議員総会では、壇上の菅氏にこうかみついた。

 「上告しなかったのは間違いだ。県連の声も当事者の声も無視しての独断。これが本当に政治主導か。地元では民主党政権は大丈夫かと言われている。首相は責任が取れるのか!」

 それからは長崎選出の民主党議員は地元でおわび行脚の日々。山田正彦元農水相らは最後は党を離れたが、先の衆院選で全員落選してしまった。

 一人残された大久保氏はなお責め苦を受け、苦悩の日々を送る。開門期限は12月21日午前0時に迫り、地元では開門阻止運動が激化している。自民新人で元長崎副市長の古賀友一郎氏(45)も諫早出身だけに逆風はなおさら厳しい。

 ただ、安倍政権も司法判断には逆らえず、林芳正農水相は「高裁判決に従い、開門するしかない」との立場をとっているため、古賀氏も正面切って「開門反対」を唱えていない。それだけに大久保氏も細野氏も菅氏の“暴走”を素直にわび、「開門反対」で気勢を上げれば、流れは変わったかも知れない。

 細野氏の演説を聴いた無職、中村広一さん(66)は「長崎新幹線も福祉も大事だけど、大久保さんは開門反対派なんだから、そこをちゃんと言わないと理解は得られないと思うよ」。市自治会連合会の芦塚末光会長(74)は「地元に説明もなく暴挙に出た菅氏にはみんな怒っている。諫早では民主党に投票する人はほとんどおらんでしょう」と突き放した。

2479チバQ:2013/07/08(月) 22:50:32
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130708/elc13070811200034-n1.htm
【参院選】
晴れ晴れ引退、次世代にバトン…谷川秀善、白浜一良、松井孝治3氏 後継の応援で奔走
2013.7.8 11:19 (1/2ページ)
 舌戦が加熱する参院選で、関西でも今期限りで政界を引退するベテラン参院議員たちが奔走している。長年守ってきた議席を後継者に無事引き継ぐためだ。果たせなかった夢、未来への希望、支援への感謝…。それぞれの思いが詰まったバトンを次世代に託す。

■気持ち引き締め

 公示日の朝、大阪市内で行われた自民党新人候補者の出陣式。小泉純一郎政権で外務副大臣を務めた谷川秀善(しゅうぜん)参院議員(79)=大阪選挙区、改選数4=は「ぜひトップ当選させていただきたい」と後継者への支持を呼びかけた。

 寺の住職になるはずが、党から請われ「世の中のため」と平成7年、大阪副知事から政界へ転身。3期18年務め上げた。その間には“小泉ブーム”も民主への政権交代も経験したが、引退を決めた直後、再び与党に。「晴れ晴れとした気持ちで辞めることができ感謝している」と語る一方で「対抗勢力があまりにも弱くなってしまった」と現在の政界を憂い、後輩には「権力志向になってはいけない」と注文をつける。

 参院選では陣営の選対本部長を務める。「選挙は良い時も悪い時も頑張った方が勝つんです。頑張らないと。最後のご奉公です」

■伝統の1議席

 「すばらしいバトンタッチができる後継者が誕生した。心から喜んでいる」

 公明党副代表、白浜一良(かずよし)参院議員(66)=同=は4日、新人の候補者とともに街宣車にのぼった。

 平成元年に初当選。公明の国政進出の礎(いしずえ)となった参院大阪選挙区で「伝統の1議席」を4期24年間守り抜いた。

 民主党が政権交代を果たした21年の衆院選で、公明は大阪府内の4小選挙区で全敗。日本維新の会と選挙協力し、昨年の衆院選で4議席を取り戻した。

 参院選では「これからの時代を担う人材だ」と候補者を紹介。支援に全力を尽くし、「国民の声をしっかり聴き、新しい時代の新しい力になってほしい」と後継者に思いを託した。

■有権者に感謝

 京都選挙区(改選数2)で4日に行われた民主党新人候補者の出陣式。京都府連会長の山井和則衆院議員が、松井孝治参院議員(53)を前に「松井議員のバトンを受け継ぐ重要な選挙。12年間本当にご苦労さまでした」と労をねぎらうと、松井氏は深々と頭を下げた。

 元通産官僚で、平成6〜8年には首相官邸スタッフとして省庁再編などに携わった。13年に民主党から出馬し、初当選。鳩山由紀夫内閣で内閣官房副長官を務め、「首相のブレーン」と呼ばれたが「当初から2期と決めていた」と23年7月、突然引退を表明した。

 再び政権が自民党に移った後の今年6月、地元関係者との意見交換のため、野田佳彦元首相が京都入りした際にも自身の後継者とともに同席。元首相らに「12年間お世話になり、ありがとうございました」と謝意を述べた後でこう語った。

 「やりたかったことをやれたのは2割。残りの8割は次の世代に託したい」

2480チバQ:2013/07/08(月) 22:54:46
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013070800450
元復興相、3選へ正念場=小沢王国「落日」で混戦−岩手【13参院選】

参院選岩手選挙区の候補者のポスターを眺める有権者=7日、盛岡市 現職の元復興相、平野達男は参院選公示日の4日、岩手県花巻市内で行った街頭演説で、聴衆に深々と頭を下げた。「今は一議員という立場だが、引き続き復興の最前線に立たせていただきたい」
 3期目の当選を目指す平野だが、これまでの選挙は生活の党の代表小沢一郎が築いた強固な地盤に寄りかかってきたのが実情だ。その小沢とたもとを分かった上、逆風を嫌って民主党とも手を切った。水面下で進んでいた自民党から支援を受ける話も結局流れ、無所属で臨む今回はまさに「正念場の戦い」(陣営幹部)となる。
 平野の最大の強みは、民主党政権時に復興相として東日本大震災で甚大な津波被害を受けた県内沿岸部の復旧・復興に直接携わってきた経験と実績だ。後援会長を引き受けた北上商工会議所会頭の中村好雄は「震災直後から平野さんには足を運んでもらい、本当にお世話になった。予算を付けるのは政権与党だが、平野さんとは既に人間関係ができている」と厚い信頼を置く。
 民主党会派を含む県議8人も相次いで平野支援を表明。「県民党」を掲げ、無党派層を中心に支持拡大を図る。
 一方、「小沢王国」打倒を狙う自民党は、慶大ラグビー部元監督の田中真一を擁立した。「岩手と日本の政治のねじれを正すことが大事だ」。4日の出陣式で田中は声を張り上げて必勝を誓った。400人の支援者が歩道を埋め尽くし、辺りは熱気に包まれた。
 同党は過去6回の参院選で、小沢系候補にことごとく苦杯をなめてきた。しかし、権勢を誇ってきた小沢は、国政での影響力が低下。安倍内閣の高支持率も加わり、21年ぶりの議席獲得が現実味を帯びる。党本部も全面支援の構えで、7日には官房長官、菅義偉が盛岡市入り。講演では「岩手県はある人(小沢)にずっと牛耳られてきた。その人としがらみのない候補を国会に送るべきだ。そのチャンスがようやく到来した」と対決ムードをあおった。
 守勢の小沢が擁立したのは、県議を10年間務めた関根敏伸だ。街頭では「衆参ねじれの解消で自公政権が暴走する可能性があることを真剣に考えてほしい。そのとき、対抗し得る勢力の結集は、小沢にしかできない」と力説する。
 小沢の後援会組織は旧市町村ごとに50以上存在するとされる。小沢は1日も地元に入り、複数の後援会の引き締めを図った。その後、記者団に「岩手は私の出身県であり、私の政治活動の基盤をなし、私を支えてくれた県だ。何としても県民の皆さんのご理解とご支持を得たい」と語り、危機感を隠そうとはしなかった。
 6月半ば、盛岡市内を中心に業界団体を20カ所以上回った時には、全日程をマスコミに公開した。小沢のこうした言動は、隠密行動を常とし取材にもなかなか応じない従来の手法とは明らかに異なっており、土俵際まで追い詰められている印象をかえって浮き彫りにした。
 小沢が津波被害に遭った沿岸部を訪れたのは、震災発生から約10カ月後だ。このことで県民が小沢への不信感を募らせたのは間違いない。かつての後援会幹部は「もし被災直後に小沢さんが地元に駆け付けてくれていたら、平野さんを支援していない。小沢政治が終わっても影響はない」と静かに突き放した。(敬称略)
(続)(2013/07/08-14:29)

2481チバQ:2013/07/08(月) 22:58:26
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130708ddp041010006000c.html
2013参院選の現場:福岡・山口・沖縄、ポスター掲示場どこ? 3県選管便宜なし 新人候補者不満「余計な労力かかる」
毎日新聞 2013年07月08日 西部朝刊

 選挙運動用のポスター掲示場がどこにあるのか把握するのに、候補者たちが苦労している。今回の参院選(21日投開票)で、設置場所を市町村選管から集約して候補者に通知したのは九州・山口の9県選管のうち6県。福岡、山口、沖縄の3県では陣営が各市町村を回るなどして資料を入手しなければならなかった。さらに、市町村選管の資料は設置場所がどこなのか分かりにくい表記もある。掲示場探しに時間と労力を要した候補者から改善を求める声が出ている。【下原知広】

 「組織力がある候補が有利な制度になっている」。福岡選挙区(改選数2)から出馬した新人の陣営スタッフはこぼす。あらかじめポスター掲示場の場所を把握しようとしたら、福岡県選管から資料をもらえないことが判明。既成政党と違い支部組織がほとんどなく、福岡市のスタッフらが6月中旬から県内74市区町村に出向くなどして資料を取り寄せた上で、県内9048カ所ある掲示場の場所を地図に記していかなければならなかった。

 公職選挙法は、市町村選管が設置する公営掲示場以外に選挙運動用ポスターを掲示できず、市町村選管は候補者が掲示しやすいよう便宜を図るよう規定。県への義務付けがないことから山口、福岡、沖縄の3県選管は今回の参院選に限らず、設置場所を候補者側に知らせるような便宜を図っていない。

 また市町村選管によって、陣営に配る資料は設置場所の住所表記が異なる。福岡県内では字名のみで番地がなく、「旧○○パチンコ前ガードフェンス」「旧○○野菜集荷場前ガードレール」など目印となる施設や建物の名前しか載せていない選管もある。

 福岡選挙区のある陣営は、地番が分からないので場所を確認するのに苦労し、公示日までにスタッフが探し歩かなければならなかった。候補者は「70カ所以上の市町村を回るだけでも大変。資料では設置場所の住所が分からずカーナビも使えない。初めて選挙に出る人や、資金と人手が少ない候補は掲示場探しの時間と労力が余計にかかるので不利だ」と不満を示す。

 一方、県選管によって取り組みに温度差がある。佐賀、長崎、熊本、大分、鹿児島、宮崎の6県選管は市町村から設置場所を集約し、一覧表にするなどして事前説明会などで陣営に配布している。大分県選管は候補者の要望を受けて6年ほど前から実施しており、長崎県選管は「選挙の事務執行は県なので、候補者が選挙をやりやすいように便宜を図るのは当たり前のこと」と説明。設置場所の住所表記を統一するメリットもあるという。

 便宜を図っていない3県選管は「法の規定では市町村選管の義務になっている」(福岡)などと見直す予定はない。総務省は「候補者が掲示場探しに苦労しているというのは初めて聞く話だ。県選管で集約するのは事務量の問題もあり、すぐには判断できない」と話している。

2482チバQ:2013/07/08(月) 23:04:50
http://www.asahi.com/area/aichi/articles/MTW1307082400001.html
2013年7月8日
元副総理 どぶ板選、民主王国の三重
 三重県に異変が起きている。これまで衆参の国政選挙で地元にほとんど戻らなかった民主党県連代表の岡田克也元副総理(59)が、県内に張り付いている。


●「生の岡田さん初めてや」

 「巨大与党のやりたい放題に歯止めをかけたい。自民党の暴走を止めるために民主党に力をください」

 公示日の4日、津駅前で演説した岡田氏は、いつもの落ち着いた口調から一転して声を張り上げた。民主現職の高橋千秋氏(56)と二人三脚で県内5カ所で演説し、1人だけで企業回りもした。

 翌5日の午前7時、岡田氏は高橋氏と一緒に松阪駅前に立っていた。「生の岡田さん初めてや」「テレビより顔小さいな」と驚く通行人に、岡田氏は歩道の柵の外側から身を乗り出し、声をかけて名刺を配った。「しっかり目が合うから、この位置の方がいいよね」

 それから、岡田氏は2カ所の出陣式に出て企業7社を回った。駅の売店に小走りし、自分でサンドイッチとコーヒーを買い、過去5回の参院選で民主候補の得票率が県内で最も低かった南伊勢町に向かった。

 「三重は勝てるかもしれない。みなさんが推薦はがきを何枚出せるかが勝負です。自分で書かずに、5人の推薦人に書いてもらってくださいね」。岡田氏は集まった約40人に丁寧に語りかけ、頭を下げた。

 その後も企業を訪ね、尾鷲市と御浜町で集会に参加した。この日の車の走行距離は約600キロに及んだ。

 岡田氏は今年に入り、週末ごとに県内に戻るようになった。「岡田氏がどぶ板選挙をしている」と驚かれるほどこまめに企業や支援者を回り、ミニ集会は250回を超える。握手の時に相手と目線を合わせる、5人以上が集まる朝礼には行く、企業回りで社員全員に声をかけるといったことを、陣営の地方議員や秘書らにもこと細かに指示している。

 岡田氏は言う。「民主に逆風が吹いてますからね。『民主政権は何もしてこなかった』と言われるから、こういうことをしてきたと訴えていきたい」


●自民は首相入り調整

 「自民党が一番弱いのが、岩手県か三重県」

 自民新顔の吉川有美氏(39)や陣営幹部らがよく使う言葉だ。

 昨年末の衆院選圧勝の余勢を駆って、自民党は三重の参院議席奪還の好機とみて、8日に小泉進次郎青年局長、11日に石破茂幹事長が県内に駆け付ける予定で、中盤以降には安倍晋三首相(党総裁)の三重入りも調整している。

 2007年以降の衆参比例区で県内では常に11万票台を取っている公明党は吉川氏を推薦するが、自民党が公約に掲げた憲法96条改正には警戒心がにじむ。

 「自民党が暴走することがあったら、あるいは右傾化に走ることがあったら、公明党は体を張ってブレーキをかける」

 6月30日夜、名張市であった自民党の集会で、公明党の石井政(ただし)・名張市議が声を強めると会場には緊張感が走った。続いて演台に立った川崎二郎・自民党県連会長(65)は苦笑いしながら「安倍さん、男性路線を行き過ぎているという話なんでしょう」と応じた。

 公示日の4日夜、吉川氏は津駅前の街頭演説で「まず何よりも経済。それに防災、女性の活躍する場を作る」と訴えたが、憲法にはいっさい触れなかった。

 「空中戦は北勢が重点になる」。川崎会長は安倍首相らの応援で無党派層の取り込みに期待するが、最も頼みとするのは県南部を中心とした従来の自民地盤だ。「私と田村(憲久厚生労働相)、三ツ矢(憲生衆院議員)がきちんと地元を固めれば、いけると思う」

 一方、共産と日本維新の会が擁立した2人は「アベノミクス」への批判を強める。共産新顔の中川民英氏(45)は「大企業の260兆円の内部留保の一部を取り崩して賃上げする」、維新新顔の深尾浩紹氏(50)は「株価は外国人投資家が手を引けば危うくなる。国の借金や社会保障制度などを誰が改革するのか」と街頭で訴えている。(緒方雄大、永井啓吾)

2483チバQ:2013/07/08(月) 23:14:40
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130708t41009.htm
衆院選で惨敗 県連幹部離党 秋田民主、存亡懸ける
 参院選秋田選挙区(改選数1)で、民主党が県内組織の存亡を懸けた戦いを繰り広げている。昨年の党分裂と衆院選大敗で、1年前には5人いた党国会議員が、改選を迎えた松浦大悟氏(43)だけになった。ことし春のミニ統一選前後には県連幹部らの離党も相次いだ。選挙戦では、「反自民」を旗印に支援者の結集を図ろうと懸命だ。

 松浦氏は5日、土砂降りの雨の中、応援に駆け付けた海江田万里代表とともに、男鹿市の街頭で声を振り絞った。
<白紙委任に警鐘>
 「自民に白紙委任していいのか。大事なことを自民だけで決めていいのか」。衆院選では、県内の全議席を自民党に明け渡した。松浦陣営は国政と県政のオール自民化に警鐘を鳴らす。
 県連は「地方組織を重視し、県議を中心に支持拡大を図る」と選挙戦略を語るが、足元はおぼつかない。党所属の県議はわずか3人。市町村議も秋田市議と井川町議が1人ずつしかいない。
 衆院選後の県連幹部らの離党も響いている。衆院選で落選した元首相補佐官寺田学氏(36)と川口博氏(65)は、それぞれ4月の秋田市長選と小坂町長選に無所属で立候補するため離党した。
 党の元衆院議員が首長となれば、参院選に弾みがつくと期待されたが、結果は両氏とも落選。さらに県連の地方選対応に不満を持った由利本荘市議と秋田市議もそれぞれ党を離れた。
 沼谷純県連幹事長は5月、秋田市であった松浦氏支援の集会で「党は大変厳しい。消えてなくなるんじゃないかと、叱咤(しった)激励をもらう。その通りだと思う」と危機感をあらわにした。
 数少ない明るい材料は6月以降、昨年の衆院選秋田3区で民主党を離党した候補者を応援した旧支援者の中に、「自民の独占ではいけない」と民主支持に回帰する動きがあることだ。
 県連幹部は「党分裂の動きは底を打った。過去にはいろいろあったが、反自民ではまとまれる」と望みをつなぐ。
<組織がフル稼働>
 自民党新人の中泉松司氏(34)は対照的に、強固な組織を前面に出した選挙戦を展開する。県議26人に加え、昨年の衆院選を経て倍増した国会議員4人がフル稼働する。
 中泉氏の地盤は秋田市北部。組織力では他の候補者を圧倒するが、全県的な知名度不足は否めない。鈴木洋一選対本部長は「知名度は現職に格段に劣る。県議がいくら多くても負けるときもある」と陣営を引き締める。
 秋田選挙区には、ほかに共産党新人の佐竹良夫氏(62)、幸福実現党新人の西野晃氏(36)が立候補している。

 ◇秋田選挙区立候補者(1−4)
中泉 松司34党県青年局長 自 新(公推)
佐竹 良夫62党県政策委員 共 新 
西野  晃36宗教法人職員 諸 新 
松浦 大悟43党県代表   民 現(1)


2013年07月08日月曜日

2484チバQ:2013/07/09(火) 00:07:26
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130708/fkk13070821580002-n1.htm
民主・海江田代表、汗と涙の九州縦断!? 通行人はそっぽ 民主嫌いの玄海町長も同情「いい人なんだけど…」
2013.7.8 21:27 (1/2ページ)

街頭演説後、聴衆に支援を訴える民主党の海江田万里代表=8日、福岡市博多区のJR博多駅前
 九州全域が一気に梅雨明けした8日、民主党の海江田万里代表は、鹿児島−熊本−福岡と九州を熱波とともに北上し、安倍晋三首相のアベノミクスを批判して回った。だが、九州での海江田氏の印象といえば、九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働を菅直人元首相に阻まれ、号泣したことくらい。炎天下で必死に支持を訴えても、通行人の多くは素通り。目が潤んでいたのは、額から吹き出す大粒の汗のせいなのか?

 「今後働く人の環境が悪くなる可能性が非常に大きい。若い人たちは非正規雇用ばかりで結婚、出産もできない。働く人たちの賃金を増やすことでデフレを克服していくべきです!」

 8日午後4時すぎ、海江田氏はJR博多駅前(福岡市博多区)の仮設演台で拳を振り上げながら訴えた。だが、聴衆は、労働組合などの動員を含めても300人(陣営発表)。どう見ても実際は半数しかおらず、陣営スタッフは演説中にもかかわらず「海江田さんが来ています。ぜひ聞いていってください!」と呼び込みを続けたが、冷ややかにかわされた。

 福岡選挙区(改選2)に出馬する民主新人の野田国義氏(55)も「アベノミクスの恩恵を受けるのは資産家や富裕層。私どもは金持ち優遇ではなく、分厚い中間層に視点をあてた政策をしっかりと進めていきます」と訴えたが、反応はやはり同じだった。

 それもそのはず。円高・株安、デフレ不況に沈んだ民主党政権の3年3カ月への反省の弁がなければ、アベノミクスを批判しても説得力はない。

 演説を最後まで聞いた北九州市八幡西区の小学校教員、山田孝二さん(52)は「アベノミクスに疑問を感じる人もいるけど民主党にこれだという政策は見えない。原発や経済でしっかりと旗を立てればもっと期待を集められただろうけど、もう遅い…」。長崎県大村市の会社員、大村元経さん(35)は「いつもよりアベノミクス批判が少なかったので多少はわきまえたのかもしれませんね。でも訴えかけるものはなかった」。福岡市東区の会社員、西隆志さん(27)も「ここでいいことを言ったり、マニフェストに書いても結局実行できない気がする。民主党政権の悪い印象が残っているのでなかなか信用できないですよね」と語った。

 奇しくもこの日、九州電力など4社は5原発10基の再稼働に向けた安全審査を原子力規制委員会に申請した。2年前の平成23年6月、海江田氏は経産相として玄海原発再稼働の地元合意まで取り付けながら、菅直人首相(当時)が唐突に全原発のストレステストを打ち出したことにより断念せざるを得ず、衆院経産委で泣き崩れた。

 当時は同情を誘ったが、結局閣僚を辞任することもなく、優柔不断さだけを印象づける結果を招いた。海江田氏も玄海原発に近い福岡市で原発問題に触れないわけにはいかないと思ったのか。博多駅前では「2030年代の原発ゼロを目指しあらゆる政策手段を動員します。再稼働には厳しい審査を通り、地元合意も必要です」と語ったが、当面のエネルギー危機をどう乗り切るかについては明言を避けた。

 再稼働をめぐり海江田氏と直接交渉した玄海町の岸本英雄町長は大の民主党嫌いだが、海江田氏には同情的だ。参院選で苦戦する姿をこう気遣った。

 「ホントは海江田さんも原発を再稼働させないと大変になることが分かっているはずなんだが、民主党の代表という立場では言えないのかな。人間としてはとてもいい人。もう少し政治家としての気概があれば、この局面を乗り越えることができるだろうけど…」

2485チバQ:2013/07/09(火) 01:29:20
http://mainichi.jp/select/news/20130709k0000m010046000c.html
参院選:投票率に懸念 過去最低95年に類似の指摘も
毎日新聞 2013年07月08日 20時02分(最終更新 07月08日 22時32分)


投票率の推移(選挙区)
拡大写真 序盤から与党の優勢が伝えられる今回の参院選で、野党が十分な対立軸を作りきれていないとの見方から、低投票率を懸念する声が出ている。補選を除く国政選挙としては過去最低の投票率だった1995年(44.52%)の参院選と似ているとの指摘もある。

 昨年の衆院選は59.32%という過去最低の投票率(小選挙区)だった。政権交代にもかかわらず投票率が低かったのは、自民党の対立軸として期待した民主党への失望が政治自体に広がったためとみられる。

 政権交代後、約7カ月を経過した現在も野党勢力は国会などで存在感を示せていない。4月の参院山口補選、6月の東京都議選はいずれも低投票率となり、与党が圧勝した。

 過去の参院選でも、野党の弱体化と投票率低下が連動した例がある。旧社会党が後退した92年と95年の参院選では、それぞれ50.72%、44.52%へと急落した。旧社会党は89年の参院選で消費税反対などを追い風に躍進したが、その後の国会対応などで結果を示せず、92年参院選では前回比で改選議席が半減。さらに、一転して自民党と連立を組んだことで失望をかい、95年参院選は有権者の半数以上が棄権した。

 98年以降の過去5回は民主党の伸長のほか、期日前投票導入などで投票率は50%中盤を維持してきた。早稲田大学の田中愛治教授(政治学)は「98年以降は民主党の台頭で政治が動き、投票率を下げる要因が少なかった。野党が弱い今回は上がる要因がなく、95年と似ている」と警鐘を鳴らしている。【中島和哉】

2486チバQ:2013/07/09(火) 19:46:36
http://mainichi.jp/select/news/20130709mog00m010008000c.html
参院選:連合幹部「落ちぶれた」 民主「不戦敗」、1人区・和歌山
2013年07月09日

 参院選で与野党決戦の主舞台になってきたのは、1人区(改選数1)で、31ある。ところが今回、民主党は9選挙区で公認も推薦も出せない「不戦敗」に追い込まれた。その一つが和歌山選挙区。民主党を支えてきた連合票は行き場を失っている。

 「努力しましたが、お手上げです。午後から記者会見します。申し訳ありません」

 6月22日朝、連合和歌山の幹部の携帯電話が鳴った。電話の主は、民主県連代表代行、岸本周平衆院議員。選挙区候補の擁立失敗を伝える電話だった。民主との選挙協力に長年携わってきたこの幹部は嘆いた。「ここまで落ちぶれるとは」

 参院選の擁立作業は当初から迷走していた。一任された前の県連代表の阪口直人衆院議員は、連合本部の役員に出馬を打診。しかし、交渉中の昨年11月、当の阪口氏が民主を離党し、日本維新の会に移った。

 急きょ後を継いだのが岸本氏だった。県内出身であること、そして、落選しても次の衆院選に挑戦すること。この二つを候補者の条件に、連合本部役員ら数人と交渉した。しかし、受ける人は誰もいなかった。「負け濃厚の選挙なのに、えり好みし過ぎた」。県連関係者は悔やむ。

 民主は参院和歌山選挙区で議席を得たことはない。ただし、比例代表では前々回(07年)、19万票を集めて第1党に。前回(10年)も得票率2ポイント差で自民に迫った。衆院選も、政権交代が起きた09年は県内3選挙区のうち2選挙区で勝利、逆風の昨年末も、1区の岸本氏だけは議席を守った。

 連合和歌山は従来、選挙区で民主県連と合同選対を組織。比例では民主候補として擁立する日教組や電力総連など連合本部の組織内候補の選挙運動に取り組む一方、民主のポスター張りを手伝うなどフル回転してきた。「選挙区に候補者がいないのでは、比例の組織内候補に影響が出る。再三協力してきたのに」。ある連合関係者は憤りを隠さない。

 「選挙区に候補を立てないのなら、民主の比例ポスターは自前で張ってください」。擁立断念発表から2日後。連合の事務所を訪ねた民主関係者は突き放された。「今回はポスターを張ることすらままならない」。県連幹部は頭を抱える。

 6月27日夜。和歌山市内で自民現職、世耕弘成氏の決起集会が開かれた。「民主も維新もいないからといって油断しないでください。選挙は大丈夫ということはないんです」。声を張り上げる世耕氏とは対照的に、応援に立った仁坂吉伸知事や議員からは「楽勝」「一番最初に勝ってもらいましょう」などの言葉が飛び出した。楽観ムードは否めない。

 民主不在という状況に、共産党県委員会の竹内良平委員長は「参院選としては、あまりない構図だ。票の流れが読めない」と打ち明ける。

 公示2日前の今月2日、連合和歌山は自主投票を決めた。組合員は約3万300人。連合幹部は言い放った。

 「約7割が自民に流れる」【松井聡、岸本桂司】

………………………………………………………………………………………………………

 ◇和歌山(改選数1)
久保美也子 52 幸福党県役員 諸新

原矢寸久 61 党県副委員長 共新

世耕弘成 50 官房副長官 (3)自現=[公]

 (届け出順)

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2487チバQ:2013/07/09(火) 19:52:33
http://mainichi.jp/select/news/20130709k0000m010131000c.html
参院選:首都・東京選挙区 守る民主 攻めの共産
毎日新聞 2013年07月09日 08時00分

 参院選が中盤戦に入った8日、対照的な二つの選挙関連会議が東京都内であった。

 8日午後、民主党本部。同党公認の鈴木寛元副文部科学相の陣営は都連所属議員による総決起集会を開いた。「候補者を一本化したのに、落選するようなことがあれば、我々は笑われて外を歩けない」。会合は非公開で行われたものの、選対顧問の松原仁衆院議員の悲壮な声が室外にもれた。

 もう一つの会議は8日午前、共産党本部で開かれた党常任幹部会。志位和夫委員長ら党幹部が出席した会合で、市田忠義書記局長は「共産党の話も聞いてみようかと、自転車に乗った人、通勤客らの足が止まる」と選挙戦の手応えを報告した。守る民主に、攻める共産。二つの会議は双方の党勢を象徴する。

 民主党は公示直前の2日、現職2人の擁立を予定していた東京選挙区(改選数5)で大河原雅子氏の公認を取り消し、公認候補を鈴木氏に一本化した。参院選の前哨戦と位置付けた先月23日の東京都議選で惨敗。獲得議席で自民、公明両党だけでなく共産党にも敗れ、参院選戦略の見直しを迫られたからだ。

 民主党執行部は敗因として複数候補擁立による共倒れを挙げ、参院選の首都決戦で「守りの選挙」に転じた。都議選直後、党独自の情勢調査を行い、鈴木氏が優勢と判断。「公示前になぜ降りなければならないのか」と拒む大河原氏に対し、党執行部は2日夜、公認取り消しを強行した。

 しかし、都議選の敗因は候補者の競合だけにあったのではない。毎日新聞が4、5両日行った参院選の全国特別世論調査で「安倍内閣を支持しない」と答えた人に比例代表の投票先を聞いたところ、民主党18%、共産党15%と拮抗(きっこう)。昨年12月の衆院選で2大政党の構図が崩れ、民主党は安倍政権批判票の受け皿になり切れていないのだ。

 昨年の衆院選での敗北後、民主党の海江田万里代表が何より重視してきたのは、党内対立の回避だった。政権与党でありながら、消費増税や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加の是非を巡り党を二分する対立が続出。結局、小沢一郎・生活の党代表らが集団離党し、党の統治能力に疑問符がついた。

 このため、参院選の公約作成でも、民主党執行部は賛否が分かれる憲法改正やTPPについて玉虫色の表現にとどめてきた。鈴木氏は8日、東京都目黒区の街頭演説で「大勢の仲間と一緒に民主党を立て直していきたい」と主張。ただ、消費増税や憲法改正、TPPなど主要政策で反対姿勢を鮮明にする共産党に対し、民主党からは自民党との対立軸が見えない。

 「安倍政権の暴走に対案を示しながら、真正面から対決しているのは共産党だ」

 共産党公認の吉良佳子氏は4日、東京・新宿の第一声で「自共対決」の構図を強調した。同党は東京選挙区で、2001年以来12年ぶりの議席確保を狙う。反安倍政権票の受け皿へ−−共産党は党の基本方針を説明するこんなチラシを全国で配布し、新たな支持層を開拓しようとしている。

 「『こんどは共産党かな? でも……』というみなさんへ」【光田宗義】    ◇    

 21日投開票の参院選の現場で何が起こっているのか。焦点選挙区を追う。

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2488チバQ:2013/07/09(火) 19:56:43
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20130709ddlk07010003000c.html
2013参院選・福島:好調!?期日前投票 前回同期比2倍超 真相は投票券発送を前倒し−−市町村選管 /福島
毎日新聞 2013年07月09日 地方版

 県選挙管理委員会が8日に集計した参院選投票日2週間前(7日現在)の期日前投票数が、2010年の前回参院選の同時期と比べて2倍超の1万9853票となった。投票率の低下が予想されているだけに、県選管内は一時沸き立ったが、各市町村選管がそれぞれの判断で偶然にも投票入場券の発送を3日ほど早めたことが“出足好調”の真相らしいことが判明。「果たして投票率はどうなるのか」と関係者をやきもきさせる状態が続いている。

 県内59市町村のうち前回同時期を上回ったのは53。最多は5倍超の郡山市で、最低は半分以下の泉崎村。

 郡山市選管によると、4月の市長選まで従来通り告示日に投票券を発送したが、市民から「選挙が始まったのになぜ届かないのか」と苦情が殺到。「今回は公示3日前に発送したことが、期日前投票の出足を早めているだけ」と分析した。3・5倍となったいわき市の選管も「昨年12月の衆院選で有権者に叱られた反省」から、公示3日前に発送したという。各市町村とも「独自の判断」で投票券の発送を早めていた。

 一方で、泉崎村の選管担当者は「我が村も公示日に届くよう送ったのに……」と腑(ふ)に落ちない様子。【栗田慎一】

2489チバQ:2013/07/09(火) 19:57:28
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130709/plt1307091541004-n1.htm
【激闘 参院選】民主、東京の一本化失敗で苦戦 埼玉でギクシャクの自公 関東圏序盤情勢 2013.07.09

 今後の政局を大きく左右する7・21参院選は、各党党首が支持を訴えて全国各地を飛び回り、序盤戦で早くもヒートアップしている。特に、関東1都6県の選挙区は決戦の行方を占う激戦区だ。選挙プランナーの三浦博史氏が情勢を分析した。

 首都・東京選挙区(改選数5)は、自民党の「女ヤジ将軍」こと丸川珠代氏と、同党の武見敬三氏、支持基盤が強固な公明党の山口那津男氏、そして、共産党の吉良佳子氏がほぼ当選圏内に入った。

 「今回は投票率が低いとみられ、しかも自民党が大量票を取る可能性が高い。この結果、当選ラインが下がり、組織票を持つ共産党に有利に働く」

 三浦氏はこう語る。

 問題は、残る1議席を誰が取るかだ。三浦氏の分析では、民主党の鈴木寛氏が、「反原発」を掲げる無所属で俳優の山本太郎氏と激しく争う。民主党は公示直前に公認を鈴木氏に絞ったが、電話1本で大河原雅子氏を切り捨てた非情さが裏目に出て、「大河原氏も無所属で出馬したため、一本化とはいえず、鈴木氏は苦戦するのでは」と三浦氏は読む。

 改選数3の千葉選挙区では、民主党候補の一本化に成功し、野田佳彦前首相の側近である長浜博行氏が、「ハマコー」こと浜田幸一元衆院議員の秘書を務め、人脈の広い自民党の石井準一氏に次ぐ勢い。残る1議席は、自民党の豊田俊郎氏がやや優勢とみられるが、「石井氏が自民票を取りすぎれば、共産党の寺尾賢氏が逆転する余地が生まれる」(三浦氏)という。

 神奈川選挙区(改選数4)では、自民、みんな両党の候補が先行し、「今回の参院選候補でトップ3に入る美女」(永田町関係者)といわれる公明党の佐々木さやか氏と、民主党の牧山弘恵氏が追う。民主党を離党した日本維新の会の水戸将史氏は、どれだけ労組票に食い込めるかが焦点だ。

 自民、公明両党がギクシャクしているのが、埼玉選挙区(改選数3)。自民党本部は、公明党がここを「再重点区」と位置付けているため、公明党の矢倉克夫氏に推薦を出した。すると、自民党の古川俊治氏が6月上旬の記者会見で「創価学会は嫌いだ」と公言したのだ。

 ただ、現時点で、古川氏は断トツでリード、矢倉氏は圏内に。民主党の山根隆治氏と、みんなの行田邦子氏による3位争いは、行田氏に勢いが出てきているという。

2490チバQ:2013/07/09(火) 19:59:04
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013070900521
自民「普天間隠し」で対抗=現職、無党派引き留めに必死−沖縄【13参院選】

新型輸送機オスプレイが駐機する米軍普天間飛行場=3月23日、沖縄県宜野湾市 参院選公示日の4日朝。自民新人の安里政晃は勝負服の白いかりゆしウエアを着て、那覇市での出陣式に臨んだ。「まずは景気をしっかり回復していく」と訴え、地元にとって経済政策・景気対策の強化こそが必要と力を込めた。事実上の選挙戦は既に始まっており、安里の声は早くもかすれ気味だ。その後、沖縄県内10カ所で街頭に立ち、同様の内容を繰り返したが、米軍普天間飛行場の「県外移設」には一度も触れなかった。
 党の公約は普天間の移設先について、日米合意に沿って「沖縄県名護市辺野古への移設を推進する」と明記している。一方、沖縄県連は地方版政策集をつくり、その中で「県外移設を求める」とうたった。党本部と県連・公認候補が対立したまま、参院選に突入する異例の事態となった。
 もっとも、県連の政策集を見ると、基地問題の扱いは「沖縄振興」「福祉・子育て」「社会資本・産業基盤の整備」に続いて4番目で、優先順位は高くない。むしろ、「アベノミクス」効果がこれから地元に波及してくるとの期待感を前面に押し出し、現職の糸数慶子と勝負したいというのが、県連サイドの本音だ。対立候補から、普天間をめぐる党本部との「矛盾」を突かれるのを避ける狙いもある。
 「現実的には、辺野古移設しか解決策がないのは分かっている。しかし、住民の声は『県外』だ。それを無視できない」。県連幹部は苦しい胸の内をこう明かす。
 党本部も、こうした事情は十分に承知している。公示日に県内を回った幹事長・石破茂は「普天間の危険性を一日も早く除去する」と強調しながらも、争点化を避ける安里と歩調を合わせ、辺野古移設には一切言及しなかった。
 3期目を目指す地域政党「沖縄社会大衆党」の糸数は4日午後、イメージカラーの真っ赤なジャケット姿で炎天下の那覇市内の交差点に立ち、安倍政権批判を展開した。演説の中身は、憲法改正阻止や環太平洋連携協定(TPP)参加反対が中心。普天間問題は多くを語らず、「普天間を辺野古に移すのも、新基地を造るのも反対」と述べるにとどめた。
 過去2回の選挙では、自民党候補に大差で勝利した糸数。知名度も抜群で、相手陣営からは「モンスター級の強敵」と恐れられる存在だ。
 ただ、県民の関心が高い普天間問題は、安里が自民党本部の方針に従わず、県外移設を掲げたことで、明らかな「争点」とはならなくなった。糸数は「争点隠しだ。安里氏は当選したら、辺野古移設容認に転じ、県民をだますのではないか」と批判するが、無党派層の支持を引き留めるための新たな材料をつかみきれない。
 糸数陣営からは「相手方の『ねじれ』をどう突いていくかが難しい」と、攻め手をなかなか見いだせないことへの戸惑いが漏れる。
 これまで糸数を支えていた「野党共闘」態勢も今回は盤石とはいえない。民主党が糸数を推薦せず、自主投票に回ったためだ。糸数は「今回は状況が違う」と警戒。陣営幹部も「組織に依存していないとはいえ、基礎票の目減りは避けられない」と話す。



 【沖 縄】 金城 竜郎49幸福実現党員諸 新  新島メリー67元バスガイド無 新  安里 政晃45福祉施設役員自 新              推(公) 糸数 慶子65社大党委員長諸 現(2)       推(生・共・社・風)
 (敬称略。届け出順。年齢は7月21日の投開票日時点)(2013/07/09-14:53)

2491チバQ:2013/07/09(火) 20:02:49
リンク先の写真。趣味悪いスーツ・・・
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20130709-OHT1T00046.htm
【参院選】みんなの党が送る維新つぶしの刺客は元ウグイス嬢!・兵庫選挙区


聴衆と笑顔で握手を交わすみんな・下村氏 日本維新の会・橋下徹共同代表(44)による従軍慰安婦発言などを受け、今回の参院選での選挙協力を、みんなの党・渡辺喜美代表(61)の意向で解消したみんなと維新。その影響で兵庫選挙区は“橋下VS渡辺”の代理戦争の様相を呈している。急きょ刺客として送り込まれた、みんな・下村英里子氏(30)が対決姿勢をあらわにするなか、維新・清水貴之氏(39)は「向いている方向性は一緒なのに…」と、戸惑いを隠せないでいる。

 「常軌を逸している。一緒に組むべき相手ではない」。みんなの渡辺代表が、参院選での維新との選挙協力を解消すると表明してから1か月半。今月2日、神戸市内で下村氏の出馬会見に同席した同党・浅尾慶一郎政調会長(49)は「結果として協力できなかった以上、有権者に(政策の)選択肢を提示するしかない」と全面対決への決意をにじませた。

 両党分裂の影響をモロに受けたのが2人区の兵庫だ。自民優勢で、残りは1議席。維新とみんなの選挙協力解消で民主が息を吹き返し、固定票がある共産も議席獲得の可能性が出てきた。

 みんなと維新は昨年12月の衆院選で政策協議を重ねるなど合流を模索したが、結局28選挙区で候補者が競合し票を食い合った。今回の参院選では共闘を目指して調整を進めていたが、橋下氏の発言でまたしても白紙に。以降、みんなは兵庫だけでなく大阪、京都と維新の支持が高い関西に急ピッチで候補者を擁立した。

 6月中旬、渡辺代表から「あなたならできる」と電話で出馬を打診された下村氏は、2010年から2年半、結党間もない党の本部職員としてウグイス嬢などを務めた。現在は親族の跡を継ぎ、介護事業会社を経営している女性社長だ。兵庫は縁もゆかりもない土地。それでも「うちの党はとにかくぶれない。そこは維新より勝っていると思う」と強気な姿勢を崩さない。

 一方、迎え撃つ元朝日放送(大阪)アナウンサーの維新・清水氏は戸惑いを隠せない。みんなの陣営とは「一緒にやっていきましょう」と、協力態勢を築いていただけに「向いている方向性は一緒なのに…残念ですね」と表情を曇らせた。橋下氏の従軍慰安婦発言については「僕自身としては何とも言えない」。兵庫では、今年4月の宝塚、伊丹両市長選でいずれも維新の公認候補が敗れており、選挙区内での反応は「維新に対するイエス、ノーはハッキリしたと思う」と「ノー」の声も肌で感じている。

 維新が大阪だけで終わる政党なのか、それとも…。みんな・渡辺代表が仕掛けた代理戦争は、維新の将来も占うことになりそうだ。



東国原氏(左)とともに街頭演説した維新・清水氏 ◆清水氏応援に東国原氏参戦 ○…激戦の兵庫とあって維新側の動きも活発だ。8日夕には同党の東国原英夫衆院議員(55)が神戸・元町で演説。「足を止めてくださった皆さんの顔を私は一生忘れません! というより覚えきれません」と危機感に笑いをまぶしつつ、「今回は自民が勝つでしょう。ただ私は(安倍政権は)3年持たないと思っている。我々は2、3年後に期待される政党でありたい。改革の灯を消さないように1票を」と訴えた。

 ◆自民現職がリード 2議席を巡って7人が立候補。リードするのは、自民現職の鴻池祥肇氏(72)。安倍政権の支持率の高さが追い風になっている。さらに維新やみんなが票を奪い合う展開に、陣営は「こちらとしてはマイペース。これまで通りやれば結果はついてくる」と余裕の表情を浮かべる。

 もう1人の現職であり、元厚生労働副大臣の民主・辻泰弘氏(57)は「自民党は強い立場に立つ政党。弱い立場に目を向けられるのは民主党しかない」と、自民との違いをアピールする。後を追うのは共産新人の金田峰生氏(47)。また、緑の党・松本なみほ氏(39)、幸福実現党・湊侑子氏(30)も、選挙区をくまなく回って支持を呼びかけている。
◆兵庫選挙区(改選2)
湊  侑子(30)諸派新
清水 貴之(39)維新新
辻  泰弘(57)民主現
松本なみほ(39)諸派新
下村英里子(30)みん新
金田 峰生(47)共産新
鴻池 祥肇(72)自民現

2492チバQ:2013/07/09(火) 20:04:09
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130709t71010.htm
参院選 東北6県知事、立ち位置の違い鮮明




 参院選(21日投開票)で、東北6県知事の立ち位置の違いが鮮明になっている。特定の政党や候補者を支援する姿勢を示したのは、青森、岩手、秋田、山形の4知事。青森、秋田が自民党を支援するのに対し、岩手、山形は野党候補を応援する。出身政党や過去の知事選で応援を受けた経緯が絡む。宮城、福島は中立を掲げるが、宮城は他県の選挙区への「越境応援」に乗り出す。(2面に関連記事)
 佐竹敬久秋田県知事は、秋田選挙区(改選数1)に立候補した元県議の自民新人を支援する。
 初当選した2009年知事選、無投票で再選された今春の知事選で、自民の支持を受けた。5月の記者会見で「(私の)後援会が応援部隊になり動く」と語った。
 三村申吾青森県知事は昨年の衆院選、10年参院選で自民候補を支援した。明確な態度表明はなかったが、公示された4日、青森選挙区(1)に立った元県議の自民新人の第一声でマイクを握り、「同志をぜひ、国政の場に送り出してほしい」と呼び掛けた。
 達増拓也岩手県知事は岩手選挙区(1)で、政治の師と仰ぐ小沢一郎氏(衆院岩手4区)が率いる生活の党の新人を応援する。過去の選挙から続く一貫した行動だ。
 知事は6月末、小沢氏を支援する岩手県内の経済人団体の会長に就いた。参院選に関し「基本的に自由にやらせていただく。会長になる前と後ではそれなりの違いは出てくる」と語った。
 吉村美栄子山形県知事は、山形選挙区(1)で再選を目指すみどりの風現職への支援を表明した。初当選した2009年知事選で、この現職から支援を受けた「恩義」があるからだ。現職が6月27日に開いた国政報告会に出席し「動かない方が楽だが、人として応援しなければならない」と述べ、固い握手を交わした。県議会最大会派の自民は知事の言動を注視している。
 「中立」を示す知事は一様ではない。
 自民県議出身の村井嘉浩宮城県知事は「基本的には中立でいきたい」と宣言。ただ「今までの人間関係がある」とも述べ、含みを持たせた。公示後、自民党本部から岩手選挙区の自民新人への応援要請があり、知事は快諾。10日に岩手に入る。政権党に力を貸すことで、超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の北上山地への誘致を目指すという。
 佐藤雄平福島県知事は中立を貫く構え。5月の記者会見で「各党が福島の現実を捉えているか、復興の重要性を認識しているかを見極めたい。一党一派に偏らないスタンスで選挙を見たい」と語った。


2013年07月09日火曜日

2493チバQ:2013/07/09(火) 20:10:09
http://www.asahi.com/area/aichi/articles/MTW1307092400001.html
2013年7月9日

第三極 敵も第三極、参院選・愛知
 「立候補表明が遅れたので不利だったが、みんなの党の背中が見えてきました。ぜひ愛知県から、みんなの党ではなく近藤さんをよろしくお願いしまーす」

 6日午後、名古屋市の金山駅前で日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長が声を張り上げた。この日は午後だけで3カ所、維新新顔の近藤浩氏(52)の応援演説に立った。


●「風吹かぬ」維・み・減、票奪い合い

 自らの従軍慰安婦などをめぐる発言でみんなの党と路線対立が生じ、両党の選挙協力は白紙に。維新は公示直前、駆け込みで近藤氏を擁立した。

 先月20日夕、大阪市の維新本部。愛知県総支部代表の重徳和彦衆院議員らが疑問を口にした。「戦うべきは政権党。第三極同士で争うことを有権者が望むんでしょうか」。だが、副代表の今井豊・大阪府議らは都市部の比例区票を掘り起こすためにも愛知選挙区の候補者擁立にこだわった。「愛知を最重点選挙区にする」。橋下氏ら幹部が頻繁に応援に入ることを条件に県総支部側を説得した。

 迎え撃つみんなの党は、新顔の薬師寺道代氏(49)の擁立を5月下旬に発表。前回2010年参院選や11年の愛知県知事選にもみんなの党公認で立候補しており、今回が3度目の選挙となる。街頭演説では「私も3人の子を持つ母親です。女性の力を生かす社会を作る。それなくして日本の成長はない」と訴える。

 公示後の6日、渡辺喜美代表が愛知入りした。薬師寺氏の擁立を発表した5月下旬から数えると、すでに3度目の来県だ。記者団に囲まれると、渡辺氏は「最重点選挙区ですから、何度でも来る」。選挙協力の解消で関係がこじれた維新とみんなのトップ同士が、愛知選挙区で遺恨試合を果たすかのような様相だ。

 みんなの党関係者が漏らす。「もう第三極への風は吹いていないので、限られた票の奪い合いは避けられない。何とか3議席目に入れれば……」

 名古屋市の河村たかし市長が代表を務める地域政党・減税日本も、新顔の宇田幸生氏(40)を擁立した。週末には河村市長が張りつき、おなじみになった自転車による選挙運動を展開。「名古屋の取り組みを国政へ」と意気込む。


●混戦模様、迫る共産

 候補者の乱立で、虎視眈々(こしたんたん)と議席を狙う老舗政党がある。週末の7日、応援に駆けつけた共産党の志位和夫委員長が名古屋駅前で気勢を上げた。

 「私たちは、都議選で始まった躍進の流れを参院選で花開かせたい」

 同党は6月下旬の都議選で議席を8から17に倍増させ、民主党を抜いて第3党に躍進した。その余勢を駆って、参院選では01年以来、12年ぶりとなる選挙区での議席獲得を目指す。愛知選挙区では新顔の本村伸子氏(40)を擁立した。

 98年の参院選で、愛知選挙区は自民、民主が候補者を2人ずつ擁立し、民主の2候補に続き45万票を集めた共産新顔の八田(はった)ひろ子氏が3位に滑り込んで当選した。当時を知る愛知の同党関係者が語る。「週末に志位委員長が来たときの街頭演説の熱気がすごかった。八田氏が当選した98年参院選の序盤、中盤の雰囲気に似てきている」

 自民、民主の両党は確実な議席獲得を優先させ、今回は候補者を1人に絞った。新顔の酒井庸行氏(61)を擁立した自民は公示直前の2日、名古屋市内で県連大会を開催。来賓として駆けつけた石破茂幹事長が激励した。「民主も1人に絞っている。いささかでも気のゆるみがあれば、情勢は変わる」

 現職の大塚耕平氏(53)を擁立した民主県連は、衆院の小選挙区候補に「次の衆院選のそれぞれの得票目標の7割を、今回の参院選で取れ」と指示を出した。党勢の失速も指摘されるだけに、県連幹部は「昨年の衆院選以上に自民党との差が広がってしまえば、もうダメだという空気になってしまう」と正念場との見方を示している。

2494チバQ:2013/07/09(火) 20:12:00
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW1307090100004.html
《2013参院選》原発 悩める民主


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■公約「2030年代にゼロ」/労組「再稼働を」


 【石橋亮介】北海道電力が泊原発の再稼働を申請し、参院選でも原発問題への関心が高まっている。道選挙区の候補6人の主張は「原発即ゼロ」から「早期再稼働」まで様々。中でも民主党は、党の公約と一部の支持労組に主張の違いがあり、この問題の難しさをうかがわせている。


 民主党道連は、参院選の地域版公約で「2030年代に原発稼働ゼロを可能とするよう、あらゆる政策資源の投入を図る」と掲げた。同党の小川勝也氏(50)は公示前の公開討論会で「民主党が泊原発の再稼働を容認するケースは非常にレアだと思うし、厳しいと思う」と述べ、公示日の第一声でも「原発に依拠しない世の中を孫の世代に残す」と語った。


■雇用が優先


 だが、北電労組などで作る「北海道電力関連産業労働組合総連合」(道電力総連)は民主党を支持しながらも、脱原発には反対だ。勘川敏(かんがわ・あきら)会長は「資源のない日本で経済を成長させ、国民の暮らしを守るため、原発を失うわけにはいかない。5〜6年前の原油価格高騰の折に電気料金が上がらなかったのは、原発を含むリスク分散の結果だ」と話す。泊原発についても、原子力規制委員会が安全確認をしたら、すぐに再稼働すべきだとの立場だ。


 労働組合の使命は組合員の雇用を守ること。「安価で安定的な電力の供給に原発は不可欠。それは組合員の雇用を守ることにもなる」との考えがある。電力料金の値上げを申請したことで風当たりが強い中、組合員の間には「道民の生活と経済の発展に尽力してきたのに、評価されない」という不満もあるという。


■連合にズレ


 約9500人の組合員がいる道電力総連は「連合北海道」を組織する柱の一つだ。1994年、連合北海道は原発を「過渡的エネルギー」と位置づけて将来的に脱原発をめざす方針を決め、原発反対派と推進派が折り合った経緯がある。しかし、東京電力福島第一原発の事故を受け、民主党が「2030年代」と期限を切って脱原発を打ち出したことで、連合内の考えの違いが再び表面化した。


 連合北海道の工藤和男会長は「原発への不安や不信は当然だが、電気も必要。いきなりゼロと言われれば、労働者としては心配になる。連合が脱原発の期限を設けていないのはそのためだ」と言う。民主党道連の勝部賢志幹事長も「労働者の党として『脱原発』によって電力関連産業の雇用が失われてはいけない。『政策資源の投入』には、雇用対策も当然含まれている」と説明する。


 原発をめぐり、自民党の伊達忠一氏(74)は「再生可能エネルギーに依存するにはまだ時間が必要。安全を確認した上で、国の責任で原発を再稼働すべきだ」との立場。共産党の森英士氏(35)は「原発がなくても電力不足は起きない。原発は即時ゼロにする」と主張。みんなの党の安住太伸氏(43)は「再生可能エネルギーを増やし、脱原発を進める」と掲げ、新党大地の浅野貴博氏(35)は「サハリンから天然ガスパイプラインを引けば、脱原発は可能」としている。…

2495チバQ:2013/07/09(火) 20:14:00
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20130708-OYT8T01402.htm
[参院選]農政連、異例の野党支援

 国政選挙のたびに動向が注目される業界団体。以前ほど集票力はないとされるが、まとまった票を持ち、投票率が下がれば影響力を増す。今回の参院選でも、候補者には無視できない存在だ。

 JAグループの政治組織である県農協政治連盟(県農政連)は、山形選挙区(改選定数1)で、みどりの風現職の舟山康江氏(47)を推薦する。環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加に一貫して反対している点を評価した。

 JA山形中央会の長沢豊会長が「舟山氏とは昨年8月、(米国産農産物の大半の関税を撤廃した)韓国に視察をしに行くなど、農協と一緒に仕事をしてきた」と言うように、反TPPでは“一心同体”の関係を築いてきた。

 だが、比例選では自民党現職の組織内候補を支援する。選挙区に自民新人の大沼瑞穂氏(34)がいるにもかかわらず、野党候補を推薦するのは全国の農政連の中でも異例だ。県農政連幹部は「自民に背くのは不安だが、組合員の心情は舟山氏支援だった」と話す。

 一方、JAグループと「TPP断固反対県連絡会議」で共に戦ってきた県医師会の政治団体・県医師連盟は、大沼氏の推薦を決めた。同連盟の有海躬行(みゆき)委員長は「TPPは内容がまだはっきりしない。だからこそ、(当選したら)与党内で必要な主張を訴えてもらいたい」と強調する。

 比例選でも自民から組織内候補を擁立している。有海氏は「地域医療を守るためには診療報酬など、TPP以外にも重要なことがある」との立場だ。

 政権交代が起きても支持が一貫しているのは、「自民の集票マシン」と言われてきた県建設業協会。宮部保夫専務理事は「民主党政権下での公共事業削減で、県内企業も辛酸をなめた。自民党を応援するのは、自分たちの生活がかかっているからだ」と話す。

 だが、同協会のような団体は、少なくなっている。自民県連によると、業界団体を支える県連の職域支部は過去20年で、郵便局や自動車関係などの支部がなくなり、約40支部から20支部以下へと半減。有力支持組織だった全国土地改良政治連盟の県組織も、6月末に解散したという。

     ◇

 参院選山形選挙区には、このほか共産党新人の太田俊男氏(59)、諸派新人の城取良太氏(36)が立候補している。

(2013年7月9日 読売新聞)

2496チバQ:2013/07/09(火) 22:13:47
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130710k0000m010077000c.html
参院選:北海道選挙区 TPP、農業王国に募るジレンマ
毎日新聞 2013年07月09日 21時30分

 北海道選挙区(改選数2)の自民現職、伊達忠一氏は9日、稚内市の街頭演説で農漁業関係者ら約200人の前で、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の交渉参加に理解を求めた。政府は交渉にあたり、コメや麦、牛肉・豚肉、乳製品など「重要5品目」を「聖域なき関税撤廃」の例外とし、一定の関税維持を認めさせたい考え。伊達氏は「林芳正農相は『5品目を守ることは国益』と言ってくれた。絶対に守っていきたい」と訴えた。

 3選を目指す伊達氏の前に立ちふさがるのは他党候補ではなく、TPPに他ならない。3月に交渉参加を決めた政府・自民党への不満が今なお残り、農業団体の選挙態勢も一枚岩といえないからだ。道内のJAグループでつくる政治団体「北海道農協政治連盟」(道農政連)は6月18日、北海道選挙区で自主投票で臨むことを決めた。

 JA北海道中央会長を兼ねる飛田稔章(としあき)道農政連会長(65)は自民支持を求めたものの、組合長らでつくる道農政連の役員会は応じなかった。関係者は「選挙対応で会長提案をひっくり返すなんて前代未聞だ。しかし、TPP交渉参加に対する農家の反対は強く、自民候補を支援すれば内部分裂しかねなかった」ともらす。

 「反自民」に傾斜する北海道農政連をつなぎとめたのが、政府の農業支援策だった。政府は急速な円安による配合飼料価格の高騰を受け、6月21日に総額101億円規模の農業支援策を発表。自民党道連関係者は「このタイミングでの発表は、農協対策そのものだ」と話す。これを機に、飛田会長は再び政権与党に接近を図った。

 「先生にはしっかりとTPPを監視してもらわないといけない。圧勝を祈念する」

 6月23日、飛田会長は伊達氏の総決起大会に出席し、支援を表明した。呼応するかのように、自民党の石破茂幹事長が6月30日、北海道帯広市で地元農協組合長らと意見交換。石破氏は「高い関税と生産調整(減反)で農業は栄えなかった」と語り、党のまとめた「農業・農村所得倍増目標10カ年戦略」に理解を求めた。

 10カ年戦略は農業分野で生産から加工、流通まで担う「6次産業化」を図ることや農地集約が柱。しかし、所得倍増をどう実現していくのか、行程表は示されていない。自民党内にも「農政で失敗し続けてきたのに本当にできるのか。再び農家にうそをつくことになる」(農水族議員)との声がくすぶる。

 一方、民主現職の小川勝也氏はTPPについて「北海道農業が壊滅的な打撃を受ける」と断固反対を訴えてきた。共産党や新党大地もTPP反対を打ち出し、農業票の取り込みを狙う。しかし、伊達氏推薦を決めたJAびばい(美唄市)の海老田聖一組合長は「農業情勢が混迷する中、政権与党にお願いしていく必要がある」と述べ、野党各党への距離感を隠さない。

 参院選公示日の4日、札幌市中央区のJA北農ビル前には「TPP交渉参加断固阻止」の鉢巻きをしたJA職員らが100人以上集まった。TPPの行方に不安を抱えつつも、影響の大きさ故に、交渉当事者の政権与党に回帰せざるを得ない。参院選後に動き出す交渉を前に、農業王国のジレンマが募っている。【円谷美晶、鈴木梢、念佛明奈】

 ◇北海道(改選数2、届け出順)
小川勝也(おがわ・かつや)50党道副代表 (3)民 現

森山佳則(もりやま・よしのり)46幸福実現党員 諸 新

伊達忠一(だて・ちゅういち)74副内閣相(2)自[町]現=[公]

森 英士(もり・つねと)35党准道委員  共 新

安住太伸(あずみ・たかのぶ)43党支部長   み 新

浅野貴博(あさの・たかひろ)35[元]衆院議員  諸 新

.

2497チバQ:2013/07/09(火) 22:17:50
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130709/elc13070920220041-n1.htm
【参院選】
自民党王国・山口 林農水相、盤石な態勢 でもあちこちで軋みも
2013.7.9 20:20 (1/3ページ)
 安倍晋三首相をはじめ自民党有力議員が衆参6議席を独占する山口県は日本最強の自民党王国。参院山口選挙区(改選1)も自民現職の林芳正農水相(52)が盤石な態勢を敷き、共産と幸福実現の両党新人に大きく水を空ける。ただ、自民党山口県連が「鉄の結束」を誇るかといえばそうでもなく、あちこちで軋みが生じている。(大森貴弘)

 「正直に言って3日間しか地元にいない選挙は不安ですが、実行力のある政権を作るために、より多くの人に投票所に足を運んでいただきたい」

 5日夜、山口県周南市内で開かれた個人演説会。林氏は約700人の支持者にこう訴えた。現職閣僚は全国遊説を義務づけられるため、林氏の地元入りは4〜6日の3日間だけ。だが、林氏の顔に焦りの色はみじんもない。

 それもそのはず。民主党や日本維新の会は端から候補者擁立を見送り、対抗馬は共産新人の藤井直子氏(61)と幸福新人の河井美和子氏(50)のみ。各種世論調査でも、林氏は他候補をよせつけない圧倒的な強さをみせており、陣営では「今から当確を出してもいいんじゃないか」という声も漏れる。

 だが、山口県では勝つだけでは許されない。

 首相は第1次安倍内閣だった平成19年の参院選で大敗し、退陣を余儀なくされた。13年の参院選も49議席しか獲得できず幹事長を辞任した。今回の参院選を「親の敵(かたき)」「死んでも死にきれない」と語ったのはそのトラウマがあるからだ。

 しかも高村正彦副総裁(衆院山口1区)、河村建夫選対委員長(同3区)−と地元議員はみな党の要職に就く。「他府県並みの得票では長州人の名折れだ」−。こう考えた自民党山口県連は「投票率60%で45万票」という大目標を掲げた。山口県の有権者数は120万人に満たないので実に投票総数の3分の2を固めるつもりなのだ。

 ただ、そんな山口県連も一皮めくると決して一枚岩とはいえない。

 もっともしこりを残すのは林、河村両氏だ。林氏は昨年8月、総裁選出馬を見すえて衆院山口3区へのくら替えを宣言、これに河村氏は激しく反発し、一触即発の事態となった。結局、林氏が断念したが、わだかまりはなお消えない。

 参院選公示前も、林陣営は、首相、高村氏とのツーショットのポスターを作成し、各地にばらまいたが、河村氏とのポスターは作らなかった。

 河村氏の地元秘書、中本喜弘氏は「もう済んだこと。挙党態勢で参院選に臨むので大人の対応をします」と語るが、後援会が納得するはずはない。ある古参幹部は「今回選挙区は白票を投じる。仲間も同じだ」と怒りをにじませた。

 首相の後援会も腰は重い。首相も林氏も同じ下関市を地盤としており、先代の故安倍晋太郎元外相、林義郎元蔵相の時代から激しいバトルを繰り広げてきたからだ。

 それでも下関での自民票が減れば、首相の沽券にかかわる。首相の地元事務所は秘書らを連日総動員して後援会メンバーに電話で「21日はぜひ投票に行ってください。選挙区は林芳正をよろしくお願いします」と必死のお願いを続ける。要するに、そこまでしなければ、エンジンがかからないのだ。

 このような状況の中で注目されるのは、参院選後に各選挙管理委員会で発表される市町村ごとの各候補の得票数だ。どこの得票が多くて、どこが少ないか。選挙区と比例代表で自民党の得票数に開きはないか。これが新たな火種となり、「王国」を揺るがすこともありえる。

2498チバQ:2013/07/10(水) 21:26:52
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130710/elc13071021070026-n1.htm
【参院選】
社民党最後の砦・大分 「護憲」掲げて老骨に鞭!頼みの綱は「トンちゃん89歳」
2013.7.10 21:06 (1/3ページ)

十数分にわたり「護憲」を説いた村山富市元首相。人気はなお衰えない=10日午後、大分県国東市(津田大資撮影)
 存亡の危機に瀕する社民党にとって村山富市元首相を輩出した大分県は最後の砦。今回の参院大分選挙区(改選1)では、民主党が候補擁立を見送ったこともあり、農業生産法人役員の無所属新人、後藤慎太郎氏(38)に推薦を出し、総力戦を挑む。とはいえ、党勢の衰えは隠しようもなく、頼みの綱はトンちゃん(村山氏の愛称)のみ。卒寿(満89歳)を迎えても頼まれたら断れない性格だけに、なお老骨に鞭打って応援行脚を続ける。(津田大資)

 10日午後7時すぎ、後藤氏の演説会場となった大分県国東市の武蔵中央公民館。村山氏が現れると約400人の聴衆から拍手が起き、会場が華やいだ。トレードマークの白く長い眉毛はますます豊か。壇上で背筋をピンと伸ばすと穏やかな表情でこう語った。

 「アベノミクスで株が上がってよかった−とだまされちゃいけませんよ。一生懸命働いてもいつ解雇されるかわからない若者はたくさんいるんです。不安なく暮らせる社会にするのが政治をする人の責任でしょうが。日本の宝の憲法も子供や孫たちに絶対残してやらんといけません!」

 県出身の唯一の首相というだけでなく、その温厚な人柄から、村山氏の人気は党派を超えて絶大だ。村山氏をよく知る元公務員(61)は「人のために尽くして見返りを求めない人です。現役時代はほとんど休むことはなかった。トンちゃんは大分のおじいちゃんなんです」と熱く語る。

 社民党が大分県でなお組織力を保っているのも村山氏のおかげ。前回参院選(平成22年)の大分県の社民党得票率(比例)は11.9%で全国平均(3.8%)を大きく上回った。

 だからといって県民が心から社民党を支持しているわけではない。その証拠に福島瑞穂党首が公示直後の6、7両日に大分入りしたが、県民は冷ややか。大分市内のスーパーでの演説は日曜夕にもかかわらず、聴衆はわずか10人だった。

 大分社民党のもう一つの顔だった重野安正元幹事長も引退してしまい、党勢は衰えるばかり。民主党との選挙協力は不可欠だったが、民主党が、保守派の吉良州司元衆院議員の擁立に動いたこともあり、不調に終わった。

 社民党は後藤氏に推薦を出し、かろうじて面目を保ったが、民主党は「自主協力」、連合大分も「支持」とつれなかった。これでは安倍晋三首相の信頼の厚い首相補佐官で自民現職の礒崎陽輔氏(55)の優勢をそう簡単には崩せない。

 それだけに社民党が「トンちゃん頼み」となるのも仕方ないが、村山氏に要請した応援スケジュールは89歳にはあまりに酷だ。

 公示日の4日に後藤氏の出陣式であいさつし、その後の遊説に同行。7〜8両日は新潟入りし、10日以降は大分県内5カ所で演説会。15〜16日には富山県入りする予定だという。

 毎朝1時間の散歩を日課とする村山氏は、大きな病気もなく健康だというが、さすがに疲れたとみえ、数日前から足に雑菌が入り、腫れてしまった。10日の演説会は病院で診療してもらい、痛みをこらえて駆けつけたという。

 村山氏の心境を聞こうと10日午前、自宅を直撃したところ「選挙中は個別取材は受けちょらんのじゃが、来てしまったらしょうがない」と応じてくれた。

 「参院選が始まって安倍さんは憲法改正を言わんごとなったのう…。本音は変わっちょらんだろうから参院選に勝ったら思い切ってやるじゃろ。まあ、仮に占領下の押しつけ憲法であっても、これまで日本国憲法として存在し、国民の憲法になっちょる。憲法があったから今の日本があるんじゃろうが。なんで変える必要があるんじゃ。もう戦争知っちょるもんもおらんようになる。やれるうちは憲法は変えさせんちゅう思いでやっとるんじゃ…」

 村山氏は平成6年の首相就任直後、旧社会党の主張を覆し「自衛隊合憲」「日米安保堅持」を打ち出した。「譲れるのはここまでだ」と思っているのか。それとも「あれが失敗だった」と悔いているのか。残念ながらその真意は聞けなかった。

2499チバQ:2013/07/10(水) 22:43:32
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20130710-1155251.html
自民、重点区を6都県に絞り込む
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 参院選公示から11日で1週間を迎え、各党は選挙戦の序盤情勢を踏まえた遊説戦略の再検討を始めた。

 報道各社の調査で優位に立つ自民党は重点選挙区を岩手、山形、千葉、東京、三重、沖縄の6都県に絞り込み、安倍晋三首相(党総裁)が現地入りする方向だ。民主党の海江田万里代表は激戦が続く改選複数区に照準を合わせ、巻き返しを期す。他党も比例代表を含めた支持拡大に躍起だ。

 首相は9日夜、自民党の河村建夫選対委員長に対し、接戦となっている沖縄などを重点区とするよう電話で指示。「党役員だけでなく、閣僚もどんどん現地入りさせてほしい」と求めた。

 河村氏らは近く幹部会合を開き、首相や石破茂幹事長、小泉進次郎青年局長ら「人気弁士」の遊説先を決める。首相は候補2人を擁立する東京と千葉で既に街頭演説を行っているが、21日の投開票日をにらみ6重点区全てを訪れる見通しだ。

 一方、民主党は16の複数区を軸に遊説日程を練る。改選1人区で自民党に追い風が吹いているとの判断に加え、これまで「指定席」だった複数区で取りこぼしが生じかねないとの危機感からだ。海江田氏は4日の公示日から19都道府県で街頭演説。うち千葉、福岡など複数区が11に上った。

 日本維新の会は橋下徹共同代表の人気が根強い大阪を含め、大都市圏での比例票底上げを目指す。10日には、都内で橋下氏と石原慎太郎共同代表がそろい踏みでマイクを握った。公明党は埼玉を最重点選挙区とする。山口那津男代表は公示日に続き11日に入る予定だ。

 みんなの党の渡辺喜美代表や共産党の志位和夫委員長は、選挙区回りの傍ら首都圏の無党派層に訴える。生活の党の小沢一郎代表は地元岩手などに重点を置く。社民党の福島瑞穂党首、みどりの風の谷岡郁子代表も都市部で比例票確保を図る。(共同)

 [2013年7月10日19時45分]

2500チバQ:2013/07/10(水) 22:47:25
http://www.nishinippon.co.jp/feature/sanin2013_m/article/25602
民主と社民 微妙な距離 各党幹部が宮崎入り
2013年07月10日(最終更新 2013年07月10日 17時37分)
 参院選(21日投開票)の宮崎選挙区で連携する民主、社民両党幹部が8、9日、相次いで宮崎県を訪れた。社民県連合は民主新人を「支持」するが、積極的に共闘する「推薦」よりワンランク下で、両党が共に街頭演説に臨む場面はなかった。

 8日は、社民の福島瑞穂党首が出身地の延岡市など7市町で演説した。宮崎市中心部の街頭では環太平洋連携協定(TPP)交渉参加、原発再稼働、憲法改正に「ぶれずに断固反対する」と主張。アベノミクスを非難し「社民は暮らしと雇用の立て直しで景気を回復する」と訴えた。比例代表候補への支持を何度も呼びかけたが、宮崎の民主新人には触れなかった。

 9日には、民主の馬淵澄夫幹事長代行が民主新人の応援のため宮崎市内3カ所で街頭演説。社会保障制度改革について「消費税増税とセットだったはず。自民は政権についたら何も発信しなくなり、国会でも議論は先送りされた。社会保障費が削減された小泉・竹中改革の悪夢を繰り返してはならない」と批判。「衆院選の大敗で政権運営の力不足を反省した。再び地域の声を聞き、与党を正したい」と訴えた。

 両党は2007年参院選と09年衆院選宮崎1区で無所属新人を推薦、当選させた。しかし両氏が民主入りしたことなどで連携に亀裂が生じ、昨年の衆院選では同1区の両党候補が共に敗れた。

 11日には、自民党総裁の安倍晋三首相が自民新人の応援で宮崎市入りする予定。



=2013/07/10付 西日本新聞朝刊=

2501チバQ:2013/07/10(水) 22:49:47
http://www.nishinippon.co.jp/feature/sanin2013_m/article/25602
自公協力に隙間風=不信感拭えず−埼玉【13参院選】
候補者の街頭演説に声援を送る聴衆=4日、さいたま市 「自民党が矢倉さんを推薦したのは政治の安定のためだ。何としても二番手に押し込みたい」。4日午前のJR大宮駅西口前。小雨がぱらつく中、公明党新人、矢倉克夫の第一声で、元自民党埼玉県連会長の山口泰明がこう叫ぶと、聴衆は一斉に沸いた。続く矢倉も「青年世代の代表として戦っていく決意だ。勝たせてください」と力を込めた。
 埼玉選挙区は改選数3の「3人区」。自民党は現職古川俊治を擁立し、さらに「当選ラインの65万票には10万〜15万票足りない」(党幹部)とする公明党の要請を受け、矢倉にも異例の推薦を出した。自民党埼玉県連には強い異論があったが、党本部側が全国で31ある改選数1の「1人区」で、一定の基礎票を持つ公明党の見返りが期待できると判断した。
 公明党は自民党に対し、10万票の「融通」を要請し、矢倉後援会への入会書やパンフレットの配布を依頼した。さらに、自民党支持者の名簿を手渡すよう求めるケースもあった。一方、パンフレットには矢倉と首相(自民党総裁)・安倍晋三が握手している写真を載せ、「自公連携」を前面に押し出した。「保守票を少しでも取り込む」(陣営幹部)ためには、なりふり構わない姿勢だ。
 「健康と科学で日本を元気にする。私にやらせてください」。4日午後、JR川口駅前で古川は声をからして懸命に支持を訴えた。再選を目指す古川の陣営は、党や内閣の高い支持率を背景に「トップ当選を狙う」と鼻息が荒い。
 2007年選挙では68万票を獲得。今回はそれを上回る得票を目指す。報道各社の自民圧勝報道による「気の緩み」(陣営幹部)が懸念材料だが、県内各地で集会を開くなど組織固めに余念がない。選挙事務所には、業界団体からの推薦状約200枚が張られている。
 ただ、矢倉推薦を自民党本部主導で決定したことに対し、埼玉県連や古川陣営にはなお不満がくすぶる。
 古川は6月3日の記者会見で「票を分けてくださいと言う前に、無党派層に訴えかけろよ」と公明党を痛烈に批判。直後に謝罪したものの、本音では「自分たちは間違ったことは言っていない」(陣営幹部)と納得していない。ある県連幹部は「自民党のコアな支持組織には、公明党には指一本触れさせない。それを許せば、今度はこっちがおかしくなる」と指摘、公明党の「介入」に神経をとがらせる。
 これに対し、公明党関係者は「自民党の実際の票の出方によっては、今後の与党協力に影響する」とけん制。自公双方が疑心を抱えながらの「選挙協力」が続く。
 一方、古川、矢倉以外では、民主党の山根隆治、同党からみんなの党に移った行田邦子の現職2人に加え、共産党の新人伊藤岳が議席獲得を狙う。特に伊藤は、先の東京都議選の共産党躍進を受け、勢いを増しているとされ、山根陣営は「勝利をつかむには民主党支持層の9割以上を固めきらなければならない」と警戒する。野党間の争いも激しさを増してきている。(敬称略)



 【埼 玉】 古川 俊治50元議運理事 自 現(1) 矢倉 克夫38弁護士   公 新             推(自) 行田 邦子47参院厚労委員み 現(1) 川上 康正48元議員秘書 社 新  山根 隆治65元外務副大臣民 現(2) 谷井 美穂50幸福実現党員諸 新  宮永 照彦56会社役員  諸 新  伊藤  岳53党県常任委員共 新

2502チバQ:2013/07/10(水) 22:55:29
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130710/plt1307101201002-n1.htm
菅直人元首相、非公認候補支援の“暴走” 民主幹部は警告も頭抱え…2013.07.10


東京選挙区の無所属候補の応援演説をする菅直人・元首相=9日、東京都立川市(撮影:財満朝則)【拡大】

 民主党の菅直人元首相が、参院選東京選挙区(改選数5)で、民主党から公認を剥奪された現職の大河原雅子氏の支援に躍起となっている。この「反党行為」に対し党執行部は警告を発しているが、菅氏は完全無視。9日にはついに、大河原氏の応援のため都内で街頭に立った。今や政界への影響力低下が著しい菅氏だが、今回の“暴走”は党内に大きな波紋を広げている。(楠城泰介)

 帰宅ラッシュで人通りが絶えない9日夕のJR立川駅北口のデッキ。菅氏はビールケースに乗り、声を張り上げた。

 「原発は便利だが危ないものを子供たちに残すことになる。原発を進めようとしている安倍(晋三首相)さんにノーといって活動してきたのが大河原さんだ」

 菅氏が党の非公認候補を公然と支援するのには理由がある。

 一つは、昨年の衆院選で大河原氏の出身団体である地域政党「東京・生活者ネットワーク」から支援を受けたことへの「恩返し」。ただ何よりも大きいのは、「脱原発」を主張する大河原氏を後押しすることで、自らのライフワークを際だだたせたいという思惑だ。

 今年に入り、太陽光発電仕様の自宅「エコカンハウス」を都内に新築したものの、さして話題にならなかった菅氏。それでも「脱原発」は今の菅氏にとって唯一のセールスポイントだ。

 ただ、今後、菅氏が党の処分対象になるのは確実だ。細野豪志幹事長は現職の鈴木寛氏への一本化を決めた翌3日、各議員に「一本化の決定を重く受け止め、一丸となって全力で戦い抜くよう強く要請する」と記した要請文を配布。

 8日には横浜市内での街頭演説で菅氏を念頭に「決めたことはしっかり守る政党にする。できない人は退場してもらってもいい」と言い切った。

 もっとも、執行部は一本化を図る際、大河原氏に推薦を打診しており、処分しづらいのも事実。大河原氏を支援しているのは菅氏にとどまらないため、仮に処分した場合、党内に亀裂が走るのは必至だ。

 東京選挙区の結果は、東京を地盤とする海江田万里代表の進退論に直結しかねない。党内には「大河原氏が当選して、鈴木氏が落選したら元も子もない。切腹ものだ」(幹部)とも声は根強い。

 党の命運がかかる選挙区で、わが道をゆく元首相。執行部は頭を抱えている。

2503チバQ:2013/07/10(水) 22:57:38
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130710ddn041010010000c.html
攻防の現場:’13参院選 「党」より「人」支持継続 「亀井党」自民議員ら「生活」応援
毎日新聞 2013年07月10日 大阪朝刊

 昨年末の衆院選に比べて第三極政党の勢いに陰りが見られる今回の参院選。広島選挙区(改選数2)では、元国民新党代表で現在はみどりの風の亀井静香衆院議員(76)が、生活の党現職の佐藤公治氏(53)を支援している。反TPP(環太平洋パートナーシップ協定)、脱原発、消費増税反対など、自民党と対極の政策を訴えながら、自らを「亀井党」と呼ぶ地元の自民県議らがフル回転している。

 今月6日夜、広島県三原市であった佐藤氏の演説会。割れんばかりの声量で、壇上から亀井氏が支持を訴えた。「佐藤さんのような政治家を殺していいんですか、皆さん」。演説を終えると、佐藤氏が亀井氏に駆け寄り、握手を交わした。

 亀井氏は元警察官僚。当選12回を数え、自民党政調会長のほか、運輸、建設、金融担当の各大臣を歴任。県北部では強固な基盤をもち、出身の庄原市には国営備北丘陵公園や、県立広島大学など、亀井氏の政治力を示すハコモノが並ぶ。2005年、郵政民営化を巡り、当時の小泉純一郎首相と対立、自民党を飛び出して国民新党を結党したが、紆余曲折(うよきょくせつ)を経て、今はみどりの風に籍を置く。

 そんな亀井氏は最近、佐藤氏を「後継者」と言い始めた。元民主の佐藤氏はかつて、衆院広島6区でしのぎを削ったライバルだった。しかし、07年に参院にくら替えし、共闘関係が成立、昨年末、生活に移った。亀井氏自身、毎日新聞の取材に「俺だっていつまでも長くはやってられない。政治的に後継者だ」と断言する。

 今回、佐藤氏支援の実動部隊になっているのは、長年、亀井氏を支えてきた後援会や郵便局、地元建設業者などの組織、それに県北部中心の地元議員たちだ。支持政党を「亀井党」と自称する旧来の自民党議員も少なくない。亀井氏の所属政党が変わろうとも、支持を続ける。

 それだけに、「後継者」の言葉は重い。ある自民県議は、佐藤氏の決起集会で「自民党の先生は断トツで当選する。2人枠なので、必ず佐藤さんに入ってほしい」と、公然と佐藤氏支持を訴えた。別の自民県議は「佐藤氏が落ちたら、我々は生きていけない」と、市議に電話で「喝」を入れた。この県議は「(自民党から)首を切られてもしょうがない」と明かす。

 地元議員の動きから漂うのは、亀井氏が引退すれば、自分たちの選挙で後ろ盾になってもらえる国会議員がいなくなる、という切迫感だ。その一方で、かつて亀井氏を支持したこともある庄原市議は声を潜めて、語った。「この地域では、『逆らったら、どうなるかわからない』という恐怖心が、昔からすり込まれている」

 自民県連幹部は自民議員が佐藤氏を応援することに対して「判明した場合、厳重注意だ」とくぎを刺すものの、亀井党の全ての票が佐藤氏に回るわけではないとみる。

 亀井氏について、他の陣営からは「県北部以外に影響力はなくなった」との声も上がる。亀井氏は「組織は弱くなった」と認めつつ、佐藤氏の応援についてはこう話す。

 「最優先でやりますよ。みどり(の風)を少々犠牲にしてでも」【池田知広、中里顕、稲生陽】

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 ◇広島(改選数2)
森本真治 40 [元]広島市議 民新

溝手顕正 70 党参院幹事長 (4)自現=[公]

皆川恵史 69 党県副委員長 共新

日高順子 50 幸福党県役員 諸新

灰岡香奈 30 [元]和木町議 維新

佐藤公治 53 党参院幹事長 (1)生現=[風]

 (届け出順)

2504チバQ:2013/07/10(水) 23:03:07
http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2013/news/NGY201307090036.html
2013年7月10日7時44分
第三極「風もうない」 票奪い合う維・み・減税 愛知
梅雨明けの日差しが照りつける猛暑の中、手を振って支持を訴える候補者=8日午後、名古屋市中区、金子淳撮影

 「立候補表明が遅れたので不利だったが、みんなの党の背中が見えてきました。ぜひ愛知県から、みんなの党ではなく近藤さんをよろしくお願いしまーす」

愛知選挙区の候補者一覧
 6日午後、名古屋市の金山駅前で日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長が声を張り上げた。この日は午後だけで3カ所、維新新顔の近藤浩氏(52)の応援演説に立った。

 自らの従軍慰安婦などをめぐる発言でみんなの党と路線対立が生じ、両党の選挙協力は白紙に。維新は公示直前、駆け込みで近藤氏を擁立した。

 先月20日夕、大阪市の維新本部。愛知県総支部代表の重徳和彦衆院議員らが疑問を口にした。「戦うべきは政権党。第三極同士で争うことを有権者が望むんでしょうか」。だが、副代表の今井豊・大阪府議らは都市部の比例区票を掘り起こすためにも愛知選挙区の候補者擁立にこだわった。「愛知を最重点選挙区にする」。橋下氏ら幹部が頻繁に応援に入ることを条件に県総支部側を説得した。

 迎え撃つみんなの党は、新顔の薬師寺道代氏(49)の擁立を5月下旬に発表。前回2010年参院選や11年の愛知県知事選にもみんなの党公認で立候補しており、今回が3度目の選挙となる。街頭演説では「私も3人の子を持つ母親です。女性の力を生かす社会を作る。それなくして日本の成長はない」と訴える。

 公示後の6日、渡辺喜美代表が愛知入りした。薬師寺氏の擁立を発表した5月下旬から数えると、すでに3度目の来県だ。記者団に囲まれると、渡辺氏は「最重点選挙区ですから、何度でも来る」。選挙協力の解消で関係がこじれた維新とみんなのトップ同士が、愛知選挙区で遺恨試合を果たすかのような様相だ。

 みんなの党関係者が漏らす。「もう第三極への風は吹いていないので、限られた票の奪い合いは避けられない。何とか3議席目に入れれば……」

 名古屋市の河村たかし市長が代表を務める地域政党・減税日本も、新顔の宇田幸生氏(40)を擁立した。週末には河村市長が張りつき、おなじみになった自転車による選挙運動を展開。「名古屋の取り組みを国政へ」と意気込む。

■共産関係者「98年に似てきている」

 候補者の乱立で、虎視眈々(こしたんたん)と議席を狙う老舗政党がある。週末の7日、応援に駆けつけた共産党の志位和夫委員長が名古屋駅前で気勢を上げた。

 「私たちは、都議選で始まった躍進の流れを参院選で花開かせたい」

 同党は6月下旬の都議選で議席を8から17に倍増させ、民主党を抜いて第3党に躍進した。その余勢を駆って、参院選では01年以来、12年ぶりとなる選挙区での議席獲得を目指す。愛知選挙区では新顔の本村伸子氏(40)を擁立した。

 98年の参院選で、愛知選挙区は自民、民主が候補者を2人ずつ擁立し、民主の2候補に続き45万票を集めた共産新顔の八田(はった)ひろ子氏が3位に滑り込んで当選した。当時を知る愛知の同党関係者が語る。「週末に志位委員長が来たときの街頭演説の熱気がすごかった。八田氏が当選した98年参院選の序盤、中盤の雰囲気に似てきている」

 自民、民主の両党は確実な議席獲得を優先させ、今回は候補者を1人に絞った。新顔の酒井庸行氏(61)を擁立した自民は公示直前の2日、名古屋市内で県連大会を開催。来賓として駆けつけた石破茂幹事長が激励した。「民主も1人に絞っている。いささかでも気のゆるみがあれば、情勢は変わる」

 現職の大塚耕平氏(53)を擁立した民主県連は、衆院の小選挙区候補に「次の衆院選のそれぞれの得票目標の7割を、今回の参院選で取れ」と指示を出した。党勢の失速も指摘されるだけに、県連幹部は「昨年の衆院選以上に自民党との差が広がってしまえば、もうダメだという空気になってしまう」と正念場との見方を示している。

      ◇

 〈野党共闘〉 政権与党に対し、国政選挙などで野党が結束して協力しあうこと。09年衆院選で、当時の自公連立政権に対し、民主は社民、国民新などと選挙協力を行い、単独で308議席を獲得して政権交代を実現した。今回の参院選で民主、維新、みんなの野党3党が協力する選挙区はない。維新とみんなは25選挙区で候補者の一本化に合意していたが、選挙協力の解消で、愛知や福岡など10選挙区で互いに候補者を立てて競合する。

2505チバQ:2013/07/10(水) 23:04:23
http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2013/news/TKY201307100151.html
2013年7月10日13時21分
福島、原発語らぬ自民・民主
福島県浪江町(手前)と双葉町(奥)の町境の両竹(もろたけ)地区。東日本大震災から約2年4カ月がたち、日中立ち入り可能な避難指示解除準備区域になったいまも、がれきやスクラップと化した車、防犯のためのバリケードが残る=5日午前、小川智撮影


福島県浪江町では東京電力福島第一原発事故の影響で町民の町外避難が続いている。参院選の選挙戦が始まった4日、事故前は多くの人が行き交った商店街に人気(ひとけ)はなく、街灯と信号の明かりだけがともっていた=4日夜、福島県浪江町、小川智撮影

 【野瀬輝彦、小島泰生、三輪さち子】東京電力福島第一原発事故の影響で、今なお約15万人の福島県民が避難生活を余儀なくされている。福島選挙区では今回から改選数が一つ減り、原発再稼働を進める自民党、再稼働を決めた民主党の現職同士が相まみえる。昨年末の政権交代で原発政策は大きく転換されたが、福島では十分に語られていない。

■批判招いた高市発言 自民

 電力4社が原発の再稼働を申請した翌9日の夜。自民党の森雅子氏は避難区域を抱える福島県川俣町の公民館で演説会に臨んだ。

 「大災害の被害をこうむるのがどうして福島なのか。天を恨みたい気持ちだ。私の使命はふるさとと子どもたちを守ることだ」

 少子化相として、県内に不足する産婦人科医を全国から4人招いた実績をアピール。だが、原発政策には一言も触れなかった。

 公示日の4日は、自民党総裁の安倍晋三首相と並んで県内の街頭に立った。安倍氏は昨年の衆院選でも公示日に福島入りし、再稼働への理解を求めた。ところが今回、原発事故への陳謝はしたものの、原発政策を口にすることはなかった。

 森氏は公示前、県選出国会議員から「福島の議員と閣僚の立場が矛盾して難しい局面が来るかもしれない。発言は慎重に」と忠告を受けた。電力業界とともに再稼働に突き進む政権の原発政策を福島で訴えることは、有権者を逆なでしかねないからだ。

 6月17日には高市早苗政調会長が「原発事故で死亡者が出ている状況ではない」と発言。県内では原発事故に伴う避難などで約1400人が亡くなっている。自民党県連や県選出国会議員の事務所には「県連は抗議しないのか」「高市氏は謝れ」といった抗議の電話が殺到した。

 動揺した森氏は翌18日夜、福島市のホテルであった党の会合で県連幹部に「私、どうすればいいでしょうか」と相談を持ちかけた。この幹部は「しっかり怒れ。それが県民の総意だ」と助言した。一夜明けると、森氏は国会内に高市氏を訪ねて抗議し、その後、涙を浮かべながら「大変怒っています」と記者団に語った。

 自民党は選挙期間中の高市氏の福島入りを中止。街頭で原発政策を封印した。

 今月5日、いわき市の仮設住宅に森氏の姿があった。約40キロ北の楢葉町から避難してきた有権者に駆け寄った森氏は「ご不便をおかけします」と握手を求めた。仮設住宅で出迎えた松本幸英・楢葉町長だったが、その後、記者にこう漏らした。「この状況を前にして再稼働なんて言おうものなら石を投げられる」

2506チバQ:2013/07/10(水) 23:04:40
■電力労組支援、歯切れ悪く 民主

 民主党の金子恵美氏は6日、いわき市の街頭演説で「命を軽んじるような発言をする政府・与党に私たちのくらし、命を任せていいのか」と訴え、高市氏の発言への批判を強めた。

 脱原発が持論の金子氏だが、25分間の演説で原発に触れたのはわずか1分半。原発政策は「国が責任を持って新しい形をつくる時期だ」と述べるにとどめた。

 公示日の4日、福島駅近くの商店街。金子氏の選対本部長を務める玄葉光一郎前外相が「まるで原発事故はなかったかのようだ。成長戦略は原発輸出。ど真ん中だ」と政権を批判した。

 その場には電力会社や大手電機メーカーの社員ら連合傘下の組合員約100人もいた。福島第一、第二原発では今も約4千人が働き、「脱原発」には慎重な意見が根強い。連合福島の影山道幸会長は「輸出の否定は電機業界を刺激する」と感じ、県選出国会議員に「玄葉さんの発言で困っている」と伝えた。

 民主党は政権時代に福井県の大飯原発の再稼働を決定。党のマニフェストでは「原子力規制委員会の安全確認を得たもののみ、再稼働する」と記した。福島県連は県版マニフェストに「全基廃炉」を盛り込んだが、金子氏は公示前までは訴えることを抑制。公示後になって触れるようになった。県選出国会議員の一人は「再稼働は自分たちで決めたことだから言えることにも限界がある」と語る。

 一方、共産、社民両党の新顔は脱原発の姿勢を鮮明にする。共産党の岩渕友氏は「福島県民を切り捨て、再稼働や原発輸出を進める勢力に福島の復興を任せるわけにはいかない」。社民党の遠藤陽子氏も「事故前と変わらない政策が進められている。命と健康、生活を守るには脱原発・廃炉だ」と主張。原発政策を語れない自民、民主両党の姿勢に批判の矛先を向ける。

     ◇

 〈原発事故とエネルギー政策〉 2011年3月の福島第一原発事故は国際原子力事象評価尺度(INES)でチェルノブイリ事故と同じ最も深刻な「レベル7」と評価された。政府は同年12月に収束宣言をしたが、放射能の汚染水漏れなどのトラブルは続く。福島県内11市町村は避難区域に指定され、除染が進まず住民が帰るメドが立たない地域も多い。

 事故を機に「脱原発」の機運は高まり、エネルギー政策は大きな転換を余儀なくされた。野田政権は昨年6月に関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の再稼働を決めたが、残る原発48基は停止中のまま。「2030年代に原発稼働ゼロ」の方針も決定した。

 ところが成長戦略を重視する安倍政権は、この方針の見直しを表明。再稼働の推進にかじを切り、原発の輸出にも力を入れる。8日には新しい規制基準が施行され、電力4社が5原発10基の再稼働を申請した。

2507チバQ:2013/07/10(水) 23:04:58
http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2013/news/NGY201307090033.html
2013年7月10日5時38分
自・民分け合い一転、真っ向勝負 1人区になった岐阜
集会で何度も頭を下げながら入場する候補者=4日、岐阜県羽島市、金子淳撮影

■世襲の自民、組織固め徹底

岐阜選挙区の候補者一覧
 【伊藤秀樹、塩入彩】「おじいさんは、羽島に新幹線を止めちゃおうという力業をやった。力業のDNAを持っている」

 5日夜、岐阜県高山市のJAひだ本店であった自民新顔の大野泰正氏(54)の個人演説会。自身も二世議員で地元選出である金子一義(かずよし)元国土交通相(70)が持ち上げると、約250人の聴衆がどっと沸いた。多くは、農協の組合員や建設業の関係者らだ。

 大野氏の祖父は、衆院議長や自民党副総裁などを歴任した伴睦(ばんぼく)氏。父・明氏は元運輸相、母・つや子氏(79)は元参院議員という政治家一家の次男だ。東京で生まれ育ち、幼稚舎から大学まで慶応。20代半ばで岐阜県内に移り、父や母の秘書を務めた後、県議に。今回、自民党県連の公募に手を挙げた。

 選挙戦では、「親しみやすさ」を前面に出す。秘書時代に培った腰の低さで、お辞儀の際は腰をほぼ直角に曲げる。好物は、人気アイス「ガリガリ君」。仕事帰りの「スーパー銭湯」通いが息抜きと語り、「庶民派」をアピールする。

 一方、自民党県連は業界団体の締め付けを強めている。

 6月上旬、岐阜市の党県連事務所。県連幹部が、居並ぶ郵便局長ら約60人に発破をかけた。「一つの郵便局で60人の期日前投票。6、7の土日と、13、14、15日の3連休の計5日間で全部やってもらいたい」

 県連は、29人の自民党の比例区候補にそれぞれ2人以上の担当県議を配置。業界団体に1万票、2万票などと数値を示し、期日前投票後に受け取れる「投票済証」の提出を求める。

 県連幹部は「比例区票を増やせば、大野氏の票は伸びる。投票に行けば、選挙区はそれしか書きようがない」と強気だ。

■落下傘の民主、ネットフル活用

 「弱者の力になるすばらしい人です」

 4日、岐阜市の名鉄岐阜駅前。民主新顔の吉田里江氏(47)の街頭演説で、選挙運動未経験の岐阜県内に住む女子大生(21)がマイクを握った。

 吉田氏が取り組む海外ボランティア活動に参加したのが縁で選挙運動に関わることに。「街頭で話すなんて初めて。だけど、大好きな吉田先生のためならと思って」

 東京に家族が住み、職場もある吉田氏に白羽の矢が立ったのは6月上旬。「1人区」となった影響もあり、民主党県連は、引退する平田健二参院議長(69)の後継に名が挙がった県内外の前衆院議員らにことごとく断られた。県連幹部は「2人区なら出たいという人はいたはず。1人区になったのがすべてだ」。

 選挙事務所に連合岐阜や労働組合の推薦状が並ぶが、個別の労組には浸透しきれていない。連合岐阜幹部は「時間がない」とぼやく。

 陣営は「選挙に参加していなかった層」を狙い、インターネットをフル活用。通行人らの意見を録音した「まちの声」をホームページに掲載する。

 様変わりした選挙運動に、ある陣営幹部は「新しいことをするのは楽しいが、自己満足だけで終わらないか」と不安がる。

 6日夕、岐阜県海津市で開かれた選挙期間中初のミニ集会。吉田氏は、かつて秘書を務めた参院議員の支援者約30人を前に、自己紹介や立候補の経緯の説明に時間を割いた。参加者の女性は「初めてお会いした。直感でいい人だと思った」と話した。

 共産新顔の鈴木正典氏(49)は安倍政権の経済政策アベノミクスについて、「喜んでいるのは富裕層と機関投資家、大企業だけ。暮らしはますます苦しくなる」と批判。原発廃止や改憲反対も訴える。

     ◇

 〈4増4減〉 1票の格差を是正するため、今回の参院選から神奈川と大阪の両選挙区の定数を6から8に増やす一方、岐阜(2010年時点で人口約208万人)と福島(同約202万人)の両選挙区の定数を4から2に減らす「4増4減」の定数配分が行われた。岐阜では3年ごとの改選数2を、過去4回にわたり自民系と民主が分け合ってきたが、今回から改選数1の「1人区」となり、新顔4人が争っている。

2508チバQ:2013/07/11(木) 00:10:41
http://www.asahi.com/politics/update/0709/TKY201307090366.html
細野氏、連日の「菅たたき」 新しい民主党アピール?

 【二階堂友紀】民主党の細野豪志幹事長が街頭演説などで菅直人元首相への批判を強めている。菅氏は参院選東京選挙区で、党の公認を取り消された大河原雅子氏を公然と支援。細野氏は処分をちらつかせてこれを牽制(けんせい)する。「菅たたき」で古い民主党からの脱却もアピールしたいようだ。

参院選特集ページはこちら
 9日夕、東京・JR立川駅前。菅氏は福山哲郎元官房副長官と大河原氏の応援演説に立ち「(脱原発で)東京選挙区で最も頑張って来たのは大河原さん」と訴えた。同党は共倒れを防ぐため、同選挙区の公認を鈴木寛氏に一本化。だが、菅氏は「原発ゼロに本気で取り組んでいる候補だけを応援する」と意に介さない。

 そんな菅氏を細野氏は連日のように批判。7日の街頭演説で「菅さんに頼る民主党ではもう駄目だ」。8日には「決めたことを守れない方々には退場してもらっていい」と踏み込んだ。

 党幹部は、細野氏の狙いについて「菅氏の処分をちらつかせ、新しい民主党を打ち出そうとしている」と説明するが、民主党はかつて、党内対立が激化して分裂を招き政権を転落した過去がある。ある閣僚経験者は「人気取りのために処分をちらつかせるのは邪道。細野さんも菅さんも、言動に注意した方がよい」と語る。

2509チバQ:2013/07/11(木) 00:44:54
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130711/stt13071100150000-n1.htm
野党戦線異状あり、不気味共産12年ぶり選挙区議席獲得も
2013.7.11 00:13 (1/2ページ)
 自民党が「圧倒的有利」と伝えられる今回の参院選で、存在感を増しているのが共産党だ。6月の東京都議選で議席を倍増させた勢いに乗り、平成13年以来、実に12年ぶりに選挙区で議席を獲得する可能性がささやかれている。ほとんどの選挙区で自民党の独走を許し、最下位当選争いを続ける他の野党は戦々恐々。攻撃目標を共産党にシフトさせる動きも出てきている。

 10日夕の埼玉県のJR大宮駅西口前。あふれんばかりの聴衆を前に、共産党の志位和夫委員長はマイクを握り、与野党各党をめった切りにした。

 「自民、公明、民主の『増税3兄弟』に怒りの審判を下そう。憲法を改正して日本をつくりかえる自民、日本維新の会、みんなの党の危険なたくらみを打ち砕く!」

 大都市圏のいくつかの複数区では共産党が民主、みんな、維新の候補を蹴落とす勢いを見せ、東京選挙区では議席獲得が現実味を帯びつつある。

 党幹部は「近年ない手応えを感じる」と鼻息が荒いが、それには理由がある。6月の都議選は投票率が43・50%と低く、固い組織票を持つ共産党は議席を8から17に倍増。参院選の投票率も低くなるとの見方が強く、投票率に反比例して議席を伸ばす共産党には有利とみられるからだ。

 だが、執行部がひそかに狙っているのは、過去最大の15議席を獲得した平成10年参院選の再来だ。

 このときの選挙では各種世論調査で自民党の圧勝が報じられ、低投票率が予測されたが、最終盤で飛び出した橋本龍太郎首相(当時)の恒久減税をめぐる発言で風向きが一変。共産党は無党派の政権批判票の受け皿となり、獲得議席を一気に倍増させた。

 核となる野党がなく、自民党が圧勝ムードなのは今回も一緒。共産党幹部は「浮動票を狙っている」と語っており、後は「神風」が吹くかどうかだ。

 共産党の不気味な勢いに民主党などは焦りを隠さない。細野豪志幹事長は7日、大阪府寝屋川市での街頭演説で社会保障制度改革について「共産党は話し合いができるのか」と批判。みんなの党の渡辺喜美代表も6日、東京・新宿で「みんなの党は何でも反対の共産党ではない」と共産党をやり玉に挙げるなど、野党同士のつぶし合いが熾(し)烈(れつ)を極めてきた。

2510チバQ:2013/07/11(木) 00:48:53
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130710/waf13071011380016-n1.htm
維新VSみんな、民主VS共産 思惑が激突する大阪
2013.7.10 11:35 (1/2ページ)[参院選2013]

大阪選挙区をめぐるバトル

自民vs維新、23年前の因縁…から続く


 11人の候補者が乱立する参院選大阪選挙区(改選数4)では日本維新の会VSみんなの党も“因縁の対決”だ。

 維新内部は本部のある大阪では候補者を2人擁立すべきという主戦論もあったが、協力関係にあったみんなと4議席のうち2議席を維新とみんなで分け合う戦術を検討していた。

 しかし、維新共同代表の橋下徹大阪市長による慰安婦発言がきっかけで協力関係は解消。公示日直前にみんなは新人、安座間肇(あざま・はじめ)氏(35)を擁立、陣営は「第三極の受け皿になる」と対決姿勢を鮮明にする。


対維新で複雑な公明


 一方、新人の杉久武氏(37)を立てた公明党の、維新に対する立ち位置も複雑だ。維新が掲げる「大阪都構想」をめぐり、大阪府議会や大阪市議会では維新と協力関係にあるが参院選ではライバル同士。

 6日に大阪府八尾市で行われた街頭演説では、高木陽介幹事長代理が「維新は国会で結果を残したか。票を入れても無駄になってしまう」と激しく批判した。

 さらに、東京都議選の躍進を受け「反自民」の受け皿として勢いに乗る共産党と、逆風のなか、議席を死守しようとする民主党も互いを意識する。

 共産新人、辰巳孝太郎氏(36)の陣営幹部は「民主には勢いがない。議席獲得も現実味を帯びてきた」と勢いを実感。一方の民主現職、梅村聡氏(38)の陣営幹部は「『共産には勝てる』と思っていたらだめだ」と引き締めを図っている。

2511チバQ:2013/07/11(木) 00:49:54
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130710/waf13071011310014-n1.htm
【参院選2013】
「借りは返す!」23年前の因縁の対決が再燃 柳本氏VS東氏 参院選大阪選挙区
2013.7.10 11:29 (1/3ページ)[参院選2013]

大阪選挙区をめぐるバトル
 11人の候補者が乱立する参院選大阪選挙区(改選数4)で、およそ四半世紀ぶりの“因縁の対決”が再燃している。維新新人、東徹氏(46)の父と自民新人、柳本卓治氏(68)は23年前の衆院選で対決した経緯があるのだ。このときは東氏の父が敗れ、国政進出の夢を絶たれており、東氏陣営は“父親の敵討ち”と雪辱を誓っている。

 「今回の戦いで平成2年の借りを返さなければなりません!」

 先月下旬、大阪市内で行われた東氏の決起集会で、維新幹事長の松井一郎大阪府知事は語気を強めた。

 平成2年2月に行われた衆院選。自民党内の熾烈な派閥争いが繰り広げられていた当時、大阪市議出身の柳本氏と東氏の父で大阪府議出身の武氏(77)が、党の公認取り付けをめぐって対立していた。

 かつて中曽根康弘元首相の秘書を務めた旧中曽根派の柳本氏と旧安倍派の武氏はそれぞれ党本部に働きかけを行ったが結論が出ず、ともに中選挙区時代の旧大阪1区(定数3)から出馬。結局、公示後に柳本氏が公認となり、2位で初当選し、武氏は5位で落選した。

 当時、大阪市議は柳本氏を、大阪府議は武氏を支持するなど自民府連は真っ二つに分かれ、その争いの激しさのあまり、府連幹部は「選挙後にしこりを残し、府連がバラバラになるかもしれないと心配した」という。

 それから23年後。争いに敗れた父の背中を見ていた東氏は自民から分裂した維新から立候補。当時、武氏の選挙カーの運転をしていたという松井氏は「あの時は無茶苦茶悔しい思いをした」と語り、維新の選挙対策責任者として陣頭指揮をとる。

 一方、柳本氏陣営からは冷静な反応が。ある自民市議は「今さらそんな昔のことを持ち出すのはナンセンス」。当時、武氏陣営にいたという自民府議も「今回は新たな戦い。必要なのはどの政党が勝つかという大局的なことで、候補者うんぬんじゃない」と話していた。

2512チバQ:2013/07/11(木) 00:52:46
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130709/stt13070923070009-n1.htm
【参院選】
菅元首相、捨て身の非公認候補支援 このままでは終われない?!
2013.7.9 23:03 (1/2ページ)[民主党]
 民主党の菅直人元首相が、参院選東京選挙区(改選数5)で、民主党から公認を剥奪された現職の大河原雅子氏の支援に躍起となっている。この「反党行為」に対し党執行部は警告を発しているが、菅氏は完全無視。9日にはついに、大河原氏の応援のため都内で街頭に立った。今や政界への影響力低下が著しい菅氏だが、今回の“暴走”は党内に大きな波紋を広げている。(楠城泰介)

 帰宅ラッシュで人通りが絶えない9日夕のJR立川駅北口のデッキ。菅氏はビールケースに乗り、声を張り上げた。

 「原発は便利だが危ないものを子供たちに残すことになる。原発を進めようとしている安倍(晋三首相)さんにノーといって活動してきたのが大河原さんだ」

 菅氏が党の非公認候補を公然と支援するのには理由がある。

 一つは、昨年の衆院選で大河原氏の出身団体である地域政党「東京・生活者ネットワーク」から支援を受けたことへの「恩返し」。ただ何よりも大きいのは、「脱原発」を主張する大河原氏を後押しすることで、自らのライフワークを際だだたせたいという思惑だ。

 今年に入り、太陽光発電仕様の自宅「エコカンハウス」を都内に新築したものの、さして話題にならなかった菅氏。それでも「脱原発」は今の菅氏にとって唯一のセールスポイントだ。

 ただ、今後、菅氏が党の処分対象になるのは確実だ。細野豪志幹事長は現職の鈴木寛氏への一本化を決めた翌3日、各議員に「一本化の決定を重く受け止め、一丸となって全力で戦い抜くよう強く要請する」と記した要請文を配布。

 8日には横浜市内での街頭演説で菅氏を念頭に「決めたことはしっかり守る政党にする。できない人は退場してもらってもいい」と言い切った。

 もっとも、執行部は一本化を図る際、大河原氏に推薦を打診しており、処分しづらいのも事実。大河原氏を支援しているのは菅氏にとどまらないため、仮に処分した場合、党内に亀裂が走るのは必至だ。

 東京選挙区の結果は、東京を地盤とする海江田万里代表の進退論に直結しかねない。党内には「大河原氏が当選して、鈴木氏が落選したら元も子もない。切腹ものだ」(幹部)とも声は根強い。

 党の命運がかかる選挙区で、わが道をゆく元首相。執行部は頭を抱えている。

2513チバQ:2013/07/11(木) 00:54:25
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130709/waf13070911570010-n1.htm
【参院選2013】
「名前をアピール」比例候補、真夏のどぶ板 著名人〝広告塔〟今は昔
2013.7.9 11:54 (1/3ページ)[参院選2013]

スタッフとともに商店街を練り歩き、有権者にアピールする元格闘家の候補者(中央)=5日、大阪・難波
 参院選比例代表で、個人名で多く得票した順に政党内の当選者が決まる非拘束名簿式が導入されてから、今回が5度目の選挙となる。著名人が知名度を生かして政党をアピールしたかつての“広告塔型”の選挙戦略は影を潜め、今回は、地元に根ざしたり、過去のネームバリューを度外視したりして懸命に「名前」を売り込む“どぶ板型”の候補者が目立っている。


草の根


 「沖縄は国にお願いする政治から脱却し、対等な立場で交渉する政治にしなければならない」。沖縄本島南部の宜野湾市。5日、強い日差しの下で、日本維新の会の比例候補(69)が声を張り上げた。「今でしょ!」。はためく青いのぼりには、有名塾講師の流行語と同じキャッチフレーズが踊っていた。

 沖縄県内の元首長で、今年2月に4選を逃した。その後地域政党の最高顧問となり、地域政党は参院選前に維新と政策協定を結んだ。「比例には国政政党からしか出馬できないから、維新の席を借りたわけさー」。関係者が説明する。

 地域政党幹部から比例での出馬を打診されたのは6月上旬。当初は「また選挙に出ると妻に話したら、家から追い出される」と周囲に不安を漏らしたが、説得を受けて心を決めた。出陣式では夫人にたすきを掛けてもらい、「こんなことをしてくれるとは思わなかった」と感激した。

 “ご当地候補”として、選挙期間中は基本的に沖縄にとどまり、草の根から地道に政策を訴え、自らをアピールする。地域政党幹部は「維新の公認だが、あくまでうちの候補者。投票用紙には『維新』ではなく名前を書いてもらわなければならない」と力を込める。


誠実に


 「こんにちはー」。5日、炎天下の大阪・難波で緑色の鉢巻きを締めた自民党の比例候補(47)が陣営スタッフたちと歩き、買い物客らに手を振った。

 格闘技団体の元選手。気付いて立ち止まる人には足早に近づき、両手を差し出して握手する。難波周辺で1時間以上かけて商店街などを歩き回り、玉のような汗が額から吹き出たが「小さいことをコツコツと…」と笑顔で語った。

 格闘界の立役者として名をはせたが、約10年前に一線から退いた。人材育成塾を主宰するなどしながら政治を学び、参院選出馬を決意。「タレント候補と思われているだろうが、有権者に対して誠実に礼節教育の大切さを訴えていきたい」と話し、街頭演説は「押忍(おす)、ありがとうございました」と締めくくる。

 大票田の東京を中心に、大阪、神奈川、京都などを飛び回る。ネット選挙も駆使し、短文投稿サイト「ツイッター」で日程をこまめに告知する。

 勢いに乗る自民からの出馬だが、陣営関係者は危機感を込めて語った。「投票用紙に名前を書いてもらわないと当選できない。試合で何万人もの観客を集めたのは過去のこと。それは本人も体で感じている」


ベテランも


 「名前」の売り込みに躍起となるのは、ベテランも同じだ。

 「いやー、暑いわ! 今日はワシ自身が街宣車から訴えとるよ」。かつて近畿の選挙区などで衆院11選を果たし、今回参院での再選を目指す民主の比例候補(78)。8日、陣営スタッフが候補者の言葉をフェイスブックに書き込んだ。

 今回の参院選比例の政党別候補者数は、みんな15人▽民主20人▽大地9人▽社民4人▽生活6人▽みどりの風3人▽自民29人▽共産17人▽公明17人▽緑の党9人▽維新30人▽幸福3人−の計162人。このうち過去に衆参の選挙区や首長選、地方議員選で当選経験がある候補は民主9人、自民6人、維新16人など。特定の地域に地盤を持つ元首長や元議員は“ご当地候補”としての色彩が濃い。

 有権者が書く名前の数が候補者の当落に直結する非拘束名簿式の比例選挙。政治アナリストの伊藤惇夫氏は「著名人でも抜群に知名度がある人でない限り、それなりの選挙活動をしなければ当選は難しい。一方、もともと一定の地域で支持が見込める候補は、地域を限定して選挙活動をした方が効率的に票を固められるだろう」と分析している。

2514名無しさん:2013/07/11(木) 19:56:29
「緑の風」、「みどりの党」と書かれた票はどの政党の票になる?

2515チバQ:2013/07/11(木) 22:14:43
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130711/stt13071121370001-n1.htm
【参院選】
仁義なき民主vs元民主 看板外し34人出馬、自民より憎い?
2013.7.11 21:29 (1/2ページ)

生活の党・小沢一郎代表が自転車で応援=11日午前、千葉県鎌ヶ谷市(瀧誠四郎撮影)。一部画像を加工
 今回の参院選では、かつて所属していた民主党の看板を外して出馬した候補者が34人にのぼり、9の選挙区で民主党系候補と元民主党議員が生き残りをかけて「骨肉の争い」を繰り広げている。民主党は党幹部を集中的に投入、元民主議員は大物の応援を仰いで応戦する。「真の敵」は自民党候補ではなく、「近親憎悪」の念もうかがえる。(松本学)

 11日、千葉県鎌ケ谷市の新鎌ケ谷駅前。マイクを握りしめていたのは、千葉選挙区(改選数3)から立候補した生活の党新人の太田和美氏だ。

 「労働組合から支援を受けている民主党は電力改革をうやむやにしている。電力業界と政界のしがらみを断ち切るために私は戦う」

 舌鋒(ぜっぽう)鋭く民主党批判を繰り広げたが、1年前までは民主党の衆院議員だった。

 応援に駆けつけた生活の小沢一郎代表も元民主党代表。「安倍政権の暴走を食い止める役割を与えてほしい」と強調、7年ぶりという自転車遊説を太田氏とともに行った。

 34人の内訳は、選挙区14人、比例代表20人。最多は生活の10人だ。中でも、新潟(同2)の森裕子氏、広島(同2)の佐藤公治氏の現職2人は小沢氏側近。自民党候補が優勢といわれる中、残り1議席をめぐり民主党候補と熾烈(しれつ)な争いを繰り広げている。

 小沢氏は9日に新潟県村上市で街頭演説し、「私は民主党政権樹立のために一生懸命全国を歩いて頑張った。民主党政権が期待を裏切ったのは残念でならない」と恨み節を連ね、民主党時代に党内をかき乱した反省などみじんもない。

 これに対し、民主党は両選挙区に「反小沢」と言われた議員たちを送り込んでいる。枝野幸男元官房長官や蓮舫元行政刷新担当相らが両選挙区入りを果たし、「反小沢」の急先鋒(きゅうせんぽう)といわれた安住淳元財務相は13日に広島入りする。

 生活に次いで「元民主」が多いのは、みんなの党の6人。埼玉(同3)には現職の行田邦子氏が出馬。民主党は現職の山根隆治氏の応援に海江田万里代表と細野豪志幹事長の「トップ2」をすでに投入した。

 一方で、一部の1人区では元民主党議員が同党と良好な関係を築き上げたケースもある。

 山形選挙区でみどりの風から立候補した農林水産省OBの現職、舟山康江氏は、山形を地盤とする民主比例新人で元農水相の鹿野道彦氏と、農業関係票の掘り起こしで共闘している。

2516チバQ:2013/07/11(木) 22:15:38
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130711/elc13071102240006-n1.htm
【参院選2013 秋田】
負傷にお見舞いツイート 自共候補がエール交換
2013.7.11 02:19 [参院選2013]
 今回の参院選からインターネットを使った選挙運動が解禁され、各候補者はブログやツイッターなどに頻繁に書き込んでいるが、秋田選挙区(改選数1)に立候補している自民党と共産党の候補者が10日、ツイッターで異例のエール交換を行った。

 発端は自民新人の中泉松司氏(34)が8日、藤里町で選挙運動中に転倒し、顔などを負傷したアクシデント。中泉氏はブログやツイッターに唇が腫れ上がった写真を載せた。

 それを知った共産新人の佐竹良夫氏(62)が10日、「中泉さん、顔をけがしたんですか? 候補者はなにかと、興奮気味。お大事に。佐竹はもともとケガナイけど、気を引き締めていきます」と、自らの頭髪を引き合いにお見舞いツイート。中泉氏はすかさず「ご心配いただいてありがとうございます。幸い大事には至らず、元気です。お互い頑張りましょう」とリツイートした。

 幸福新人の西野晃氏(36)や民主現職の松浦大悟氏(43)もネット選挙に力を入れている。

2517名無しさん:2013/07/12(金) 16:54:53
新聞の中盤情勢は明日ですかね?

2518チバQ:2013/07/12(金) 22:31:11
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130712/stt13071221150002-n1.htm
菅元首相と細野幹事長、対立先鋭化…2回も同時刻に「非公認」と「公認」の応援演説
2013.7.12 21:14 [民主党]

民主公認を取り消された現職の応援に駆けつけた菅直人元首相=12日午後、東京メトロ町屋駅前(伊東繁撮影)
 民主党の菅直人元首相と細野豪志幹事長が12日、都内で2回も同時刻に街頭演説を行った。菅氏が応援するのは、参院選東京選挙区(改選数5)で公認を剥奪された現職。細野氏は当然のことながら一本化した公認候補の現職を支援している。この日の光景は、有権者にどちらの候補を支持するのか迫っているようでもあり、菅、細野両氏の対立は先鋭化しそうだ。

 午後3時過ぎの町屋駅前。菅氏は公認を取り消された候補の横に立ち「『原発をなくそう』という活動に取り組んできた。ぜひ選んでほしい」と訴えた。細野氏が「決めたことはしっかり守る政党にする。できない人は退場してもらってもいい」と再三警告するのを無視する菅氏。

 ちょうど同時刻、細野氏は公認候補とともにJR高田馬場駅前に立ち「(候補者は)票になること、ならないこと関係なく一生懸命やってきた」と支持を求めた。各種情勢調査では公認候補の優勢が伝えられるが、非公認候補に「同情票」が流れれば、事態は一変しかねない。

 午後6時半にも都内の違う場所でそれぞれ街頭演説した菅、細野両氏。もはや互いに譲る気はない。

2519チバQ:2013/07/12(金) 22:32:16
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130711/stt13071122340005-n1.htm
【参院選】
共産のツートップ福岡入り「自共対決の時代だ」 民主を猛追
2013.7.11 22:32 (1/2ページ)[参院選2013]

福岡のテコ入れに駆けつけた共産党の志位和夫委員長。支持者と握手にも力が入る=北九州市小倉北区のJR小倉駅前(大森貴弘撮影)
 冷戦終結以来、長期低迷を続けてきた共産党が久々に勢いづいている。先の東京都議選で17議席と倍増させた勢いに乗り、福岡選挙区(改選2)でも民主党を猛追、初の議席獲得が現実味を帯びる。11日は共産党の志位和夫委員長、市田忠義書記局長のツートップが福岡入りし、「自共対決」の時代到来を訴えた。その頑迷固陋(ころう)さが有権者には新鮮に映るのだろうか−。(大森貴弘)

 「共産党は自民党と正面対決し、政治の変革を訴えています。自民党やその補完政党にノーを突きつけようではありませんか!」

 11日午後、炎天下の小倉駅前(北九州市小倉北区)で、志位氏はこう力説した。「反増税」「反原発」「反TPP」−。取り立てて新味はないし、実現性も怪しいが、ともかくわかりやすさが売り。約2700人(党発表)が足を止めて演説を聞き入った。古参党員は「党員が1千人弱いるとしてもこんなに盛り上がったのは初めてじゃないか」と興奮気味に語った。

 市田氏は県最南端の大牟田市から遊説を始めた。同市を含む衆院福岡7区を地盤とする自民党の古賀誠元幹事長(引退)が、6月に共産党機関紙「しんぶん赤旗」のインタビューに応じ「日本国憲法は世界遺産」などと訴えたことから「古賀氏の支持層も取り込める」と踏んだという。

 党執行部が福岡にこれほど力を入れるのは、議席獲得が射程に入ったからに他ならない。

 各種世論調査では、自民現職の松山政司氏(54)が独走状態となり、2議席目をめぐり、共産新人、真島省三(50)▽民主新人、野田国義(55)▽維新新人、吉田俊之(57)▽みんな新人、古賀輝生(49)の4氏が数ポイント差の団子レースを続ける。

 関係筋の読みでは、2位当選のボーダーラインは30万票前後。共産党は昭和61年と平成10年に福岡選挙区で29万票を獲得しており、30万票台に乗せるのは決して不可能ではない。

 共産党は公示前に福岡県での比例票の目標を28万票に定めたが、これを上方修正した。これまで民主党を支持してきた反自民票を取り込めば、選挙区で議席を獲得できるばかりか、比例票の上積みも期待できると踏んだわけだ。

 これを受け、共産党福岡県委員会は公示後にポスター90万枚を増刷。選挙ビラも刷り増して過去最大規模のポスティングを展開しているほか、新聞折り込みまで始めた。岡野隆県委員長は「当初は比例重視でしたが、追い風を受けて選挙区重視に切り替えました。福岡選挙区で議席を取れば史上初なので、党員の士気も上がってます。全国で過去最高議席を得た平成10年の再来を目指しますよ!」と鼻息が荒い。

 なぜ、党執行部や綱領を刷新したわけでもなければ、目新しい政策を掲げたわけでもないのに、こうも勢いづいたのか。

 実は東京都議選で躍進したとはいえ、得票数は前回の70・7万票から61・7万票に減らしている。つまり共産党支持者が増えたというより、民主党や日本維新の会が、共産党候補を当選圏に引き上げるほどすさまじい勢いで党勢を失っているにすぎないのだ。

 それだけに共産党の猛追は、他の野党には大きな脅威に映る。

 「何でも反対する政党、何でも共産主義の政党をとは、みなさん、まさか考えていないでしょう? 政権交代可能なのはわれわれ民主党だけなんです!」

 野田氏は10日の街頭演説からついに共産党攻撃を開始した。民主党は一体どこまで堕ちていくのか。

2520チバQ:2013/07/12(金) 22:32:42
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130711/stt13071122170003-n1.htm
人気者走る−自民・進次郎氏 “川上作戦”被災地から熱弁
2013.7.11 22:16 [参院選2013]

被災地の離島を訪れ、島民と握手をする自民党の小泉進次郎青年局長=11日午後、宮城県気仙沼市・大島(山本雄史撮影)
 「将来の首相」と「敗軍の将」が参院選で異彩を放っている。自民党の小泉進次郎青年局長は聴衆が集まる都会ではなく離島など過疎地を回り、昨年の衆院選で民主党を惨敗させた「戦犯」である野田佳彦前首相にはなぜか応援依頼が殺到している。候補者から人気の高い2人のこだわりは?





 「私は1回も東京に入りません。まだアベノミクスの実感が届いていない離島、過疎地、東日本大震災の被災地を中心に回っているんです!」

 小泉氏は11日、宮城県気仙沼市の離島・大島の港近くに仕立てた小さな演説台の上で熱弁を振るった。

 会場には、時より強い雨が見舞う悪天にも関わらず約100人が集結。参加者からは「早く首相になって!」と黄色い声も飛んだ。島を離れるときには、岸壁の島民から何本ものカラーテープを託され、盛大な見送りを受けた。

 小泉氏は今回、4日の公示日第一声を秋田県の山奥で行ったのを皮切りに、過疎地回りを続けている。地方では政権への高支持率を支える景気回復の実感が乏しいため、都市部中心に回る安倍晋三首相(党総裁)とすみ分けを図っているのだ。川上の農村部で活動することで、川下の都市部に支持を波及させていく「川上作戦」の小泉版だ。

 今回の参院選からインターネットを使った選挙活動が解禁されたが、小泉氏が展開するのは正反対のアナログ選挙。11日には、フェリー上で記者団に「高齢化が進む過疎地の住民からは『ネットで演説を聞けというのか』といわれる。ネット選挙はまだ浸透しておらず、私は足を運ぶことを重視する」と強調した。

 とはいえ、この日の模様は数時間おきに「党青年局長遊説チーム」のフェイスブックにアップされた。ネットで川上作戦をアピールするしたたかさものぞかせる。(山本雄史)

2521チバQ:2013/07/12(金) 22:33:01
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130711/stt13071122230004-n1.htm
人気者走る−民主・野田氏 前任2人より頼れる“貴重な重鎮”
2013.7.11 22:19 [参院選2013]

参院選民主党候補の応援にきた野田佳彦前首相=横浜・戸塚駅前
 民主党は細野豪志幹事長や蓮舫元行政刷新担当相ら知名度の高い幹部を積極的に投入している。野田氏もその一人。民主党内では野党転落を招いたことへの不満がくすぶっているが、数少ない頼りになる「重鎮」として、接戦区を回る。

 「安倍晋三首相はじゃぶじゃぶの金融緩和をやった後、どうするのか答えがない。転んでけがをするのは国民じゃないですか!」

 9日夕の横浜市のJR戸塚駅東口。野田氏は約15分間の街頭演説の多くを政権の経済政策「アベノミクス」批判に費やした。

 街頭演説に定評がある野田氏。神奈川、新潟など接戦が伝えられる重点選挙区への応援には欠かせない存在だ。13日に入る埼玉の候補者の選対幹部は「支持者に野田ファンは多い。政権の実績や衆院定数削減を訴えてほしい」と期待する。

 もっとも、野田氏が引く手あまたなのには理由がある。離党後に中国への同調発言を繰り返す鳩山由紀夫、東京で公認を取り消された無所属候補を推す菅直人両元首相が執行部の足を引っ張り、「首相経験者」の肩書を生かせるのは3人の元首相のうち野田氏だけだからだ。

 ただ、戸塚での街頭演説では昨年11月の衆院解散と引き換えに約束した定数削減に触れず、首相へのあからさまな個人攻撃は控えた。地元・千葉に現職の盟友が出馬しているため県内に力を入れざるを得ない事情もあり、地方入りの頻度が高いともいえない。「まずは足もとから」という思いもにじむ。(桑原雄尚)

2522チバQ:2013/07/12(金) 22:42:49
http://mainichi.jp/select/news/20130713k0000m010069000c.html

参院選:維新、地元大阪でも危機感あらわに

毎日新聞 2013年07月12日 20時02分(最終更新 07月12日 22時14分)


 「今、日本維新の会、厳しい、厳しい選挙を戦っている」

 参院選大阪選挙区(改選数4)の維新新人、東徹氏は12日、大阪市東住吉区で街頭演説し、危機感をあらわにした。維新は昨年12月の衆院選で、民主党に迫る54議席を獲得。特に大阪府内では候補者を立てた14小選挙区のうち、12人が勝利した。府内での比例代表票も146万票に上り、自民党の85万票に60万票の大差を付けた。

 しかし、今回の参院選は風向きが異なる。従軍慰安婦を巡る橋下徹共同代表(大阪市長)の発言もあり、首都圏への本格進出を図った6月の東京都議選は2議席どまり。松井一郎幹事長(大阪府知事)は6日、大阪府泉佐野市の集会で「我々が一番得意だった『ふわっとした民意』は、自民党に行っている」ともらした。

 逆風下の参院選で、維新は「原点回帰」の戦略を鮮明にしている。本拠地・大阪で擁立した東氏は党総務会長。維新人気の根強さを証明すれば、反転攻勢のきっかけをつかめる。東氏陣営は約100人の地方議員の6割程度を大阪にはり付け、組織戦を展開。橋下氏は街頭演説で「トップ当選で押し上げていただきたい」と力説する。

 順位にまでこだわるのは、持論の「大阪都構想」の行方にも関わるからだ。都構想とは、大阪府と政令市の大阪、堺両市を解体し、府に代わる「大阪都」と、人口30万〜50万人の基礎自治体「特別自治区」に再編する計画。来年秋には大阪市の住民投票を控え、自民、民主、共産3党は都構想への反対姿勢を強めており、得票結果が先行指標になる。

 参院選後の9月29日には、堺市長選も控える。自民、民主両党が堺市の都構想参画に反対する現職を支援するのに対し、維新は対抗馬を立て、都構想の是非を問う構え。維新の浅田均政調会長(大阪府議長)は10日、大阪市内での東氏の集会で「参院選で自民党が維新に勝てば、私たちの改革は否定されたと言われる」と述べ、トップ当選に強いこだわりを示した。

 ただ、維新と首相官邸の関係が選挙戦を複雑にしている。安倍晋三首相(自民党総裁)は6月6日、首相官邸で橋下、松井両氏と会談。双方の会談は今年3回を数え、松井氏は「維新が議席を取れば、規制改革をやって、安倍政権の経済政策『アベノミクス』が完成する。政権と連絡も密に取っている」と選挙後の連携の可能性を隠さない。

 首相と維新幹部の接近に自民党府連はいらだちを募らせている。維新所属の議員には自民党からのくら替え組が多く、不信感がぬぐえないからだ。党府連幹部は「維新と対峙(たいじ)している以上、気分のいい話じゃない」と不快感を示す。

 「維新は全国的に下火だ。大阪で残り火があると、府民が笑われる。維新を消滅させるため、審判を与えていただきたい」

 自民新人の柳本卓治氏は9日、堺市での街頭演説で「維新ノー」を呼びかけた。橋下氏は昨年9月、大阪市で開いた維新の政治資金パーティーで「民主国家で選挙以外でどうやって解決するのか。民意を離れた政治は成立しない」と強調している。大阪の民意は今回、どの党に寄り添うのか。維新そのものを問う選挙はいよいよ後半戦に入る。【熊谷豪、山下貴史】

2523チバQ:2013/07/12(金) 22:46:00
http://mainichi.jp/select/news/20130712ddm005010155000c.html

2013参院選・注目の選挙区:岩手 崩れる「小沢王国」

毎日新聞 2013年07月12日 東京朝刊


 ◇3分裂、被災地で骨肉の争い

 午後2時46分−−東日本大震災が発生した時刻に合わせ、参院選岩手選挙区(改選数1)の候補も各地で黙とうをささげた。11日は大震災の月命日。自民新人の田中真一氏は大槌(おおつち)町の仮設商店街前で、被災者ら250人に向かって、「被災地の候補者として、復旧復興を全力で考える覚悟だ。政権与党・自民党がきめ細かく一人一人に寄り添う」と強調した。

 一方、無所属現職で前復興相の平野達男氏は内陸部で遊説。陣営によると、「こんな日に大音量で被災地を回れない」という。盛岡市南隣の紫波(しわ)町の商店街では「大臣として復興の最前線に立って取り組んできた。復興はまだ道半ば。現場を知る者として3期目も任せてほしい」と訴えた。

 平野氏は正念場の選挙を強いられている。過去2回の選挙は現在、生活の党代表を務める小沢一郎氏の全面支援を受けて、連続当選を果たした。しかし、小沢氏と対立した菅直人政権下で2011年7月、復興・防災担当相に就き、関係が悪化。昨年の民主党分裂で離党した小沢氏と行動を共にせず今年4月、民主党に見切りを付け、無所属での出馬を決断した。

 平野氏に代わる候補者擁立を余儀なくされた民主党は、元参院議員秘書で山形県出身の「落下傘」、吉田晴美氏の擁立を決定。生活側は候補者一本化を呼びかけたが、民主党は応じなかった。対抗馬の擁立を迫られた小沢氏は、地盤の衆院岩手4区内の系列県議、関根敏伸氏を立てた。

 「小沢王国」−−小沢氏が築いた強固な地盤から、岩手県はこう称されてきた。過去6回の参院選で非自民系候補が連勝。しかし、今回の参院選で王国は3陣営に分裂し、自民党は21年ぶりの議席奪還を目指す。党岩手県連会長の鈴木俊一副外相(岩手2区)は4日、釜石市での街頭演説で「課題を解決できるのは与党議員。無所属では力を出せない」と平野氏をけん制した。

 安倍晋三首相(自民党総裁)は21日の投開票日をにらみ、岩手選挙区を重点区に見定めている。菅義偉官房長官は7日、盛岡市のホテルで講演し、「岩手県はある人にずっと牛耳られてきた。その人としがらみのない候補者を国会に送るべきではないか」と述べ、岩手県民に「脱小沢」を迫った。

 「レーガン米大統領は就任した年に70歳。小沢先生は71歳。ぜひ首相になっていただきたい」

 6月30日夜、盛岡市内で開かれた小沢氏を支援する地元財界人らの団体「欅(けやき)の会」役員総会。新会長に就任した達増拓也岩手県知事が力を込めると、隣に座る小沢氏は首を横に振りながら、笑みをこぼした。

 会合には関根氏も出席し、「真の再生と復興で岩手を守る、日本を立て直す」と意気込んだ。小沢氏も「この参院選で足場を固め、次の政権交代目指して頑張っていきたい」と強調。ただ、復権に意欲を示す小沢氏の口から、「復興」の二文字が出ることはなかった。

 東日本大震災から2年余り。岩手県内では5月末現在、民間賃貸住宅を借り上げるみなし仮設を含め、なお3万7224人が仮設住宅で暮らす。しかし、復興政策を巡る候補者の主張に違いは見えない。選挙戦は中傷合戦にも似た骨肉の争いの様相を呈している。【金寿英、安藤いく子、浅野孝仁、笈田直樹】

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 ◇岩手(改選数1、届け出順)

平野達男(ひらの・たつお)59 [元]復興相 (2)無 現

菊池幸夫(きくち・ゆきお)54 党県常任委員 共 新

田中真一(たなか・しんいち)46 [元]慶大職員 自 新=[公]

高橋敬子(たかはし・けいこ)51 幸福党県役員 諸 新

吉田晴美(よしだ・はるみ)41 党県参与 民 新

関根敏伸(せきね・としのぶ)57 [元]県議 生 新=[風]

2524チバQ:2013/07/12(金) 23:20:41
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130713k0000m040131000c.html

北海道新聞:参院選取材メモを他陣営に…一斉メールで流出

毎日新聞 2013年07月12日 22時17分


 北海道新聞(札幌市)の記者が、日本維新の会関係者に取材したオフレコ情報を、みんなの党から参院選道選挙区に出馬する候補者の陣営幹部にメールし、流出させたことが12日分かった。メールには参院選に関する情報も含まれていた。同社経営企画局は「誤って送信した。事実関係を調査中」とコメントしている。

 メールは、12日午後に道内の維新の会関係者に取材した内容を取材メモとしてまとめたもの。午後5時50分ごろ、陣営幹部を「主な宛先」とし、道内の新聞社やテレビ局の記者や会社のアドレス計20余りを「その他の宛先」にし、パソコンメールで一斉送信した。約15分後、廃棄を依頼するメールが送信された。

 この記者は参院選取材を担当しており、メールには、みんなの党との選挙協力について維新の会関係者が言及した部分もあった。同社が詳しい経緯を調べている。【伊藤直孝】

2525チバQ:2013/07/12(金) 23:21:55
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/news2/20130712-OYT1T01069.htm
候補者討論会が中止に…理由巡り民・自は場外戦

 時事通信社が、三重、愛媛、滋賀、岩手の4選挙区で予定していた参院選候補者による討論会が中止となった。



 いずれも、インターネット中継する予定だった。

 同社は中止の理由について、「候補者がそろわず、討論会の形式を満たすことができなかった。公平性も担保できないと判断した」と説明している。

 民主党の細野幹事長は12日、東京都内で記者団に「自民党の候補者が出席を拒否し、中止に追い込まれたということなので非常に残念だ」と述べ、自民党が討論会に応じなかったとの見方を示した。これに対し、自民党本部報道局は「時事通信社からは『準備不足』と説明があった。あくまで主催者が自主的に中止を判断した」と反論している。

 討論会は三重(11日)、愛媛(13日)、滋賀(14日)、岩手(15日)の日程で予定されていた。同社は11日に中止を決めた。

(2013年7月12日20時16分 読売新聞)

2526チバQ:2013/07/12(金) 23:25:06
http://www.asahi.com/politics/update/0712/TKY201307120032.html
民主6人衆、どぶ板の夏… 「A級戦犯」と批判され必死
参院選、地元に張り付く民主党6人衆


応援演説を終え、聴衆と握手する野田佳彦前首相=11日午前、JR成田駅前、金川雄策撮影


買い物帰りの客と握手する前原誠司元外相=10日午前、京都市南区、二階堂友紀撮影

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 【斉藤太郎】野田政権の中心メンバーだった民主党の「6人衆」が、参院選で地元に張り付いている。党内には野党転落を招いた「A級戦犯」という批判が強く、おひざ元の候補が敗れれば発言力のいっそうの低下は免れない。選挙後の復権に向け、どぶ板選挙に徹する日々だ。

参院選特集ページはこちら
 「安倍首相も麻生財務相も二世、三世。泥臭いドジョウの政治、庶民のための政治は民主党だ」

 11日昼、千葉県香取市の商業施設の前。炎天下で民主党の候補者と並んで声を張り上げたのは、「ドジョウ宰相」と呼ばれた地元の野田佳彦前首相だった。

 千葉選挙区(改選数3)では自民党が2人を公認。ほかに日本維新の会やみんなの党、共産党、生活の党などの候補者が乱立しており、民主党の選対関係者は「野田さんの地盤があっても安心できない」と話す。

 野田氏は連日、県内を回り、「つくだ煮にしたいくらいたくさんいる自民党議員のせいで、国会は学級崩壊だ」などと自民党批判を展開。全国各地を回った昨年の衆院選とは様相が異なる。ただ増税反対の議員が離党して「民主党は筋肉質の集団になった」と誇った衆院選時の勢いはない。

 野田氏を含め、かつて渡部恒三元衆院副議長が次世代のリーダーとして集めた「7奉行」の生き残りに安住淳元財務相を加えたメンバーは党内で6人衆と称される。政権時代は中枢に座り、小沢一郎元代表と対峙(たいじ)。今は海江田万里代表の執行部とは距離を置き、月1回、会合で党運営をめぐり意見交換している。

 いずれも自分の選挙は強いが、参院選では地元候補者が軒並み苦戦。落選させれば体面も傷つくため、地元にとどまり応援する。

 前原誠司元外相の地元、京都選挙区(改選数2)は自民、共産、維新などとしのぎを削る。前原氏は10日に京都市内の商業施設などを回り、マイクを握る候補者の傍らで聴衆に分け入って「お願いします」と握手攻勢をかけた。岡田克也元外相も連日、地元の三重県内各地で街頭演説に立つ。2000年の補選以降、三重選挙区(改選数1)で民主党が負けたことはないが、選対幹部は「今回、三重を落とせば1人区は全敗するかも。最後の砦(とりで)だ」と話す。岡田氏は11日夜は松阪市で細野豪志幹事長と決起集会に参加。「もう一度、政権について改革政党・民主党を立ち上げる。三重で勝つことで、その力を与えてほしい」と訴えた。

 6人衆の地元候補者の「勝敗」は、選挙後の党運営にも影響を与えそうだ。党中堅は「『戦犯』の6人は身をもって危機を克服することが大事だ」と述べ、参院選で貢献することが復権につながると指摘。6人衆の一人は「選挙区で勝たせることができれば、今回の『責任論』は降りかからない」として、参院選で勝利した6人の中から「ポスト海江田」の有資格者が出てくる可能性を指摘する。

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2527チバQ:2013/07/12(金) 23:32:11
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013071200550
つぶし合う野党=自民「輿石打倒」狙う−山梨【13参院選】




参院選候補者の応援のため、街頭演説をする民主党の輿石東参院議員会長=1日午後、甲府市

 参院山梨選挙区は改選数1の「1人区」に7人の候補者が乱立した。野党共闘が実現せず、互いに票を奪い合う構図だ。自民党はその隙を突き、12年ぶりの勝利を狙う。
 「いつ立ち上がるの? 今でしょ!」。6日夜、山梨県韮崎市で開かれた元民主党衆院議員・坂口岳洋の個人演説会。同党参院議員会長、輿石東は流行のCMになぞらえて檄(げき)を飛ばした。
 山梨は「参院のドン」といわれる輿石のお膝元。過去3回の参院選は民主党候補が議席を獲得。それに応じて輿石の存在感も増した。しかし、今回は強い逆風下での戦いだ。政党色を薄め幅広い支持を得るため、坂口は無所属で立候補。連合山梨などによる「県民平和連合」を支援団体とし、党は推薦に回った。
 坂口は街頭演説などで「子どもたちを守る平和憲法を守る」と改憲阻止を強調。「9条や96条の先行改正に反対の『護憲保守層』を取り込む」(陣営幹部)のが狙いだが、手応えはいまひとつという。また、連合や輿石の出身母体の県教職員組合などの「組織固めも不十分」(同)で、苦戦を強いられている。
 みんなの党の現職、米長晴信は民主党離党組の一人で、日本維新の会の支援も受ける。みんなと維新との選挙協力は、維新共同代表橋下徹の従軍慰安婦発言を受け解消。だが、米長は維新国対委員長で県総支部代表を務める小沢鋭仁との関係が近いことから、例外扱いとなっている。
 米長と小沢は6日夕、山梨県昭和町で維新の街宣カーの上で肩を並べた。小沢が「改革の方向性は一緒だ」と訴えると、米長も「自民党一党独裁のような政治に歯止めをかけなければいけない」と応じた。
 野党共闘の失敗について、みんな側には「なんで邪魔をするんだ」(代表・渡辺喜美)と、民主党への不満が強い。一方、民主党も「米長氏は裏切り者だ。連合内に強いアレルギーがある。米長氏を統一候補にするなんて最初から無理だった」(関係者)と反発。双方の亀裂は広がりつつある。
 「山梨で自民党が勝つことが日本が変わる第一歩となるように、なんとしても勝たせてください」。猛暑日となった7日午後、自民党新人の森屋宏は山梨県昭和町で、聴衆1500人を前に頭を下げた。
 応援に駆け付けた首相安倍晋三は、経済政策などの実績をアピールする傍ら、「教育再生にも取り組んでいく。でも反対する人々が教育現場にもいる。皆さんはよくご存じだ。この地域にその親分の一人もいる」と、日教組出身の輿石を当てこすった。
 第1次安倍内閣で臨んだ2007年参院選で、自民党は大敗。衆参両院の多数派が異なる「ねじれ」が生じ今に至っている。安倍にとっては、そのねじれを最大限利用し、自民党を苦しめてきた象徴が輿石であるのは間違いない。「山梨で勝たなければ首相がスローガンに掲げる『日本を取り戻す』とはならない。山梨で勝って初めて安倍政権の失地回復ができる」。森屋陣営幹部は、安倍の胸中をこう代弁した。
 安倍のほか法相谷垣禎一、外相岸田文雄ら閣僚や知名度抜群の党青年局長小泉進次郎が続々と現地入り。森屋勝利に向け、政府と党を挙げて全面支援の態勢だ。


 【山 梨】 米長 晴信47参院内閣委員み 現(1) 青木 茂樹44駒沢大教授 無 新 森屋  宏56元県議会議長自 新             推(公) 林  祥三65元小学校教諭無 新 坂口 岳洋42元衆院議員 無 新           推(民・社) 田辺丈太郎32幸福実現党員諸 新 遠藤 昭子61党県常任委員共 新 (敬称略。届け出順。年齢は7月21日の投開票日時点)

2528チバQ:2013/07/12(金) 23:34:22
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2013/news2/20130712-OYT1T00232.htm?from=ylist
岡田・前原・野田氏、地元ベタ張り…異例駅立ち








 参院選公示以降、岡田克也前副総理(衆院三重3区)や前原誠司前国家戦略相(同京都2区)、野田前首相(同千葉4区)ら民主党代表経験者が、「党の顔」として全国を駆け回った国政選挙とはうって変わり、地元にほぼ張り付き状態となっている。



 盤石だった代表経験者の足元も揺らいでいるからで、「どぶ板選挙」を続けている。

 「残すところ10日。一日一日相手との距離を縮め、追いつき、追い越さなければならない。最後の力を振り絞ってがんばろう」

 11日夜、三重県松阪市。岡田氏は三重選挙区(改選定数1)の民主党候補の演説会で声を張り上げた。この日は朝から単独で県内約20の企業回りもこなした。

 国政選挙で岡田氏が地元に張り付くのは異例だ。民主党が大敗した昨年の衆院選でさえ、公示後、地元入りしたのは1日だけだったという。それほど三重は盤石で、同衆院選でも5小選挙区で2議席を獲得、参院選は2004年以来、3連勝中だ。しかし、今回は、読売新聞の序盤情勢調査で自民党候補が先行する展開になっており、民主党選対関係者は「全国から応援要請もあるが、岡田氏はほぼ三重に張り付くことになるだろう」と話す。

 前原氏は12日に福島や秋田に応援に入るが、京都選挙区(同2)での応援が続いている。01年参院選から4回連続で自民党と議席を分け合ってきた京都の序盤情勢調査では、自民党候補が優位に立ち、残り1議席を巡り民主党と他党が競り合っている。前原氏は11日朝から「駅立ち」を行い、夜は個人演説会で「最後は鼻の差でもいいので勝たせてほしい」などと訴えた。

 野田氏は11日午後、千葉県旭市での演説会で「小さくなって、苦しくなって、厳しくなったが、政治を正す役割は民主党しかない」と支持を求めた。9日に神奈川、10日に新潟を訪れた以外は千葉選挙区(同3)にべた張りで、先月25日には、要職に就くようになって約3年間控えていた地元船橋市での「駅立ち」を再開。周辺は「絶対に議席を落とすことが許されない焦りの表れ」と説明する。

 一方、代表経験者で独自の動きを見せるのが、菅元首相(衆院比例東京)だ。東京選挙区(改選定数5)では民主党の公認を取り消され、無所属で出馬した候補を支援し、11日は福井県敦賀市の高速増殖炉「もんじゅ」を望む海岸で、「脱原発」を訴えた。

(2013年7月12日13時50分 読売新聞)

2529チバQ:2013/07/12(金) 23:39:13
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2506645.article.html
選挙協力 大義の下の連携も 思惑交錯
 衆参の「ねじれ」解消の是非が焦点となっている参院選。佐賀選挙区も参院で過半数を獲得し、安定政権を目指す自民と公明がタッグを組む。一方、与党の独走を阻止したい野党は民主と社民が協力。ねじれの「解消」と「阻止」、それぞれの大義の下で連携するが、協力の狙いや憲法、原発など個別政策をめぐっては主張の違いも大きい。各党の思惑が交錯する中での選挙協力となっている。

 「選挙区は自民の山下、比例は公明の河野を」。公示前日の3日、佐賀市文化会館で開かれた合同時局演説会。自民佐賀選挙区の山下雄平候補と公明比例の河野義博候補は、壇上でそろってガッツポーズを見せた。与党の協力関係をアピールしようと、国政選挙では初の試みだった。

 衆院選では連携を強めてきた両党。今回も自民の決起集会に公明関係者が出席し、比例での支援を訴えている。ただ、参院選については「業界の職域候補を多く抱え、『比例は公明に』とは言いづらい」と自民関係者。選挙区で推薦を受ける“見返り”としての比例だが、「自分の支持者にどこまで協力を求めるか難しい」と頭を悩ませる。

 これまでの衆院選で、自民は公明の支持母体である創価学会の固定票を当てにしてきた。今回は報道各社の世論調査で与党過半数の予測記事が躍り、「公明票がなくても」という楽観ムードが連携の動きを鈍らせる要因にもなっている。

 公明側も、そんな自民の雰囲気は折り込み済みだ。県本部の伊藤豊代表は「確かに、比例は公明とは言いづらいと思う」。それでも、6年ぶりに「推薦」という形をとった背景には、連立政権内での埋没の懸念がある。

 公明と自民は憲法改正や将来的な原発政策などの重要政策に関して、主張に隔たりがある。今回の推薦の際に結んだ政策協定も、福祉政策などが中心で、憲法やエネルギー問題には触れていない。

 「改憲問題などでは公明党が政権内での歯止め役、良識にならないといけない。そのためには一定の勢力が必要になる」。県内での比例目標は3年前より約千票上積みし、過去最多の6万票。「黙ってついてくる票はない。自民からのバーター票は読みづらいが、こちらから動いて取りに行かないと」。公明にとって、今回は選挙後を見据えた連立内での存在感を示す戦いになっている。

 「国民生活をないがしろにする政治を許してはならない。その思いが一致した」。公示日の4日、民主・青木一功候補の出陣式に、社民県連の徳光清孝幹事長が応援演説に立った。昨年12月の衆院選ではなかった光景だった。

 社民は3年前、米軍普天間飛行場移設問題など政策の違いが表面化し、民主との連立政権を離脱。選挙協力も解消した。今も原発再稼働や消費税増税をめぐって隔たりはあるが、平和憲法を守るため、非自民で“復縁”した。

 ただ、社民県連の支援は「推薦」より弱めた「支持」。徳光幹事長は「政策の違いは多いし、県連同士の今選挙に限った協力だから」と説明。投票の呼び掛けを中心に行っていく。

 社民の「支持」について民主県連の原口一博代表は「離反ではなく、結束に向かっている」と前向きに捉える。しかし、徳光幹事長は冷静に現実をみる。「比例票のバーターなんて器用なまねはできないし、大義はあるけど、メリットはあまりないからね」。

2013年07月12日更新

2530チバQ:2013/07/12(金) 23:40:57
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20130712-1155982.html
維新離れにイケメン元アナ激戦兵庫に擁立
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支援者と握手する日本維新の会の清水貴之候補(撮影・鈴木絢子)  日本維新の会、橋下徹共同代表(44)の従軍慰安婦発言が尾を引き、おひざ元の関西でも逆風が吹いている。奈良、和歌山、滋賀は候補者不在で、他府県でも苦戦中。維新が大阪選挙区(改選4)に次ぐ議席獲得を目指す兵庫選挙区(改選2)には、新人で元ABCアナウンサーの清水貴之氏(39)を擁立。自民党現職が優位に戦いを進める中、民主現職の辻泰弘氏(57)、みんなの党新人の下村英里子氏(30)らと激しい戦いとなっている。

 局アナ時代には“朝の顔”として知られた清水氏。神戸市内の繁華街では中高年女性に「男前やわ」と握手を求められるなど“神戸マダム”の反応も上々。清水氏は「朝の番組は主婦の方によく見ていただいていたので、声をかけていただくことも多いです。もともと知ってくださっているのはありがたい」と知名度と親近感を武器に街頭演説を重ねる。

 兵庫選挙区は自民鴻池祥肇氏(72)が県内全域で高い支持率を取り付け、他の候補を圧倒している。2つ目のイスを狙い、清水氏、民主辻氏、みんなの党下村氏らがデッドヒートを繰り広げている。昨年の衆院選で、維新は兵庫や奈良では自民党をしのぐ比例代表票を集め、躍進したが、橋下氏の従軍慰安婦発言などが尾を引き、維新は逆風下の選挙戦となっている。

 関西を牙城とする維新だが、大阪選挙区に次ぐ、選挙区での議席獲得を狙い、橋下氏は今週末13日に兵庫選挙区の4カ所で街頭演説をする予定だ。兵庫では今年4月の伊丹、宝塚両市長選で維新候補が惨敗するなど、人気が疑問視されている。だが維新関係者は「兵庫で勝たないと他に勝つところがない」と大阪に次ぐ重要選挙区とみる。

 兵庫の重要度が高いのは関西での維新の事情もある。近畿2府4県のうち奈良、和歌山、滋賀の3県では維新候補が不在だ。奈良選挙区では、出馬を予定していた男性が公示前に急きょ、出馬の取りやめを表明した。和歌山、滋賀では当初から候補を擁立できなかった。

 だが、兵庫選挙区でも橋下共同代表の慰安婦発言による“逆風”の影響も少なくない。発言に伴うみんなの党との選挙協力解消により、公示直前に同党から新人の下村氏が出馬。維新清水氏への「刺客」となった。維新関係者は「みんなへの票が維新にきていれば優位に戦えたはずだが、割れてしまったので民主へ票が流れる可能性もある」と懸念する。

 一方の民主陣営も「兵庫は最重要選挙区の1つ」と語気を強める。辻氏の選挙用ビラには「維新の会の政策は人と暮らしに冷たい」などとという記述もあり“対維新”色を強めている。民主関係者は「維新の勢いも衆院選時ほどではないが、油断できない」。後半戦に向け、激戦が続く。【鈴木絢子】

 [2013年7月12日13時10分 紙面から]

2531チバQ:2013/07/12(金) 23:45:16
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130712t21016.htm
参院選青森選挙区 割れる農協グループ











公示日の4日、早速「農協票」を取り込もうと、青森市の県農協ビル前で支持を訴える候補者



 参院選青森選挙区(改選数1)で、県内最大の組織票を持つ農協グループが割れている。県内10農協の組合長らでつくる県農協農政対策委員会は、環太平洋連携協定(TPP)に反対する非自民3候補を推薦したが、八戸など2農協は与党への配慮から、自民党候補にも推薦状を出した。かつて一枚岩を誇った結束力は、組織の退潮傾向と相まって陰りが見えている。

 対策委員会委員長を務める岡山時夫県農協中央会長は、反TPP集会や記者会見で「言っていることと、やっていることが全く違う」「うそつき」「民主党以下だ」などと、厳しい自民批判を繰り返してきた。
 背景にあるのは昨年12月の衆院選。同委員会はTPP反対を基準に自民、共産、未来の公認候補を推薦したが、自民政権誕生後、安倍晋三首相はTPP交渉参加を表明。自民への不信感が一気に高まった。
 今回の参院選で、委員会は生活現職の平山幸司氏(43)、無所属新人の工藤信氏(59)、共産新人の吉俣洋氏(39)の推薦を決定。岡山会長は「TPPへの参加は断固阻止する。私たちの政策に賛同する候補者を選んだ」と強調した。
 自民新人の滝沢求氏(54)の陣営は、委員会の強硬姿勢から、推薦獲得は困難とみて、公式に要請もしなかった。
 委員会が反自民を鮮明に打ち出したのとは対照的に、八戸農協(八戸市)と津軽みらい農協(平川市)は委員会が推薦した3候補と併せ、滝沢氏も推薦した。
 八戸農協幹部は「与党とのつながりを保つことを重視した。TPPの交渉入りを止められなかった以上、参院選は臨機応変に対応すべきだ」と主張する。
 岡山会長は、2農協に対して「各農協には、これまでの自民との関係がある。推薦する理由も分からなくはない」と一定の理解を示す。
 農協グループは1989年の参院選青森選挙区で、反核燃と農民代表を掲げて無所属で立候補した三上隆雄氏(79)を当選させるなど、高い集票力を誇っていた。現在の組合員は約10万人。県内最大の組織票とされるが、組合員数は減少の一途をたどっている。
 三上氏は「農業の衰退が、政治力低下に結びついている。TPP問題が争点となる今回の選挙こそ、団結して政治力を示す時だが、発揮できていない」と求心力の低下を危惧している。

<青森選挙区立候補者(1−6)>

石田 昭弘 54 宗教法人職員 諸 新 
波多野里奈 40 会社社長   み 新 
滝沢  求 54 元県議    自 新 (公推)
平山 幸司 43 党県連代表  生 現(1)(社推、ミ支)
工藤  信 59 農業団体役員 無 新 (民推)
吉俣  洋 39 党県書記長  共 新 


2013年07月12日金曜日

2532チバQ:2013/07/12(金) 23:45:49
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130711_03.htm
参院選岩手選挙区 燃える自民、閣僚級続々











自民党候補の応援に駆け付けた小泉氏(右)



◎21年ぶり議席奪還目指す/生活・小沢代表退潮「条件そろう」

 参院選岩手選挙区(改選数1)で、自民党岩手県連が新人田中真一候補(46)を擁立し、21年ぶりの議席奪還に燃えている。安倍晋三政権への高い支持率に加え、立ちはだかっていた生活の党の小沢一郎代表(衆院岩手4区)の力にも陰りがみられる。党本部は閣僚級を連日県内に送り、政権与党の強みを前面に出して援護する。

<村井宮城県知事も応援>
 10日夜、田中氏の応援でJR盛岡駅前に立ったのは、小泉進次郎党青年局長。若者から中高年まで集まった約500人を前に「(衆参の)ねじれにより、野党がメンツにとらわれ、通すべき法案をつぶしてしまっている。この岩手で議席を勝ち取り、(ねじれを)解消しなければならない」と訴えた。11日にかけて被災地の大槌町、陸前高田市を遊説する。
 10日は下村博文文部科学相、党本部から要請を受けた村井嘉浩宮城県知事も岩手に入り、応援のマイクを握った。14日には安倍首相も訪れる予定となっている。
 もともと保守層の厚い岩手で、自民の参院議席獲得を阻んできたのは小沢氏だ。
 県連幹部によると、小沢氏が1993年に自民を離党して以来、政治力に期待した建設業界など、従来自民を支持してきた団体が離れた。95年の知事選で小沢氏が見いだした新人の増田寛也氏が勝利すると、小沢氏の影響力は中選挙区時代の地盤だった県南から、自民が強い県北にも浸透していったという。
 参院選では95年に推薦候補が敗れて以来、6連敗。進次郎氏の父、小泉純一郎首相時代に全国で圧勝した2001年も、小沢氏が当時率いた自由党から立候補した平野達男氏(59)に約6000票差で敗れ、その後は差が広がるばかりだった。

<陣営内に不安も>
 潮目が変わったのは昨年の衆院選。小選挙区4議席のうち、生活は比例復活を含め2議席にとどまり、当選した小沢氏も大幅に減票した。自民は比例復活の3議席を含め4議席を獲得した。
 小沢氏は生活を率いて自ら力を振るった民主を割って出た。3選を目指す平野氏は民主を離れ無所属となり、かつて小沢氏に結集した勢力は3分。自民にとっては「これまでの選挙で一番いい条件がそろった」(田中氏陣営幹部)。
 選挙戦でも小沢氏を意識した発言が目立つ。盛岡市に8日入った麻生太郎副総理は「隠然たる勢力を誇っていたおじさんの影が薄くなり、ただの国会議員に成り下がった。アラブの春じゃないが、岩手の春が起きると期待している」と述べた。
 好条件に恵まれているとはいえ、選挙戦では前復興相で知名度の高い平野氏ら、これまでで最多の6人が激しく争う。ことし3月に公募で選ばれた田中氏は横浜市出身で「落下傘候補」のイメージがぬぐえない。ある市議は「01年の選挙は地元の元衆院議員を立てて敗れた。地元に縁の薄い新人が短期間で浸透できるのか」と不安を漏らす。
 千葉伝県連幹事長も「大物が来て人を集めただけでは駄目。いかに田中氏をアピールするかだ」と力を込める。

<岩手選挙区立候補者(1−6)>
平野達男 59 前復興相   無 現(2)
菊池幸夫 54 党県常任委員 共 新
田中真一 46 元慶大職員  自 新(公推)
高橋敬子 51 元県職員   諸 新
吉田晴美 41 元議員秘書  民 新
関根敏伸 57 元県議    生 新(ミ支)


2013年07月11日木曜日

2533チバQ:2013/07/12(金) 23:49:23
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130711/plt1307111537004-n1.htm
【激闘 参院選】愛知 民主、自民…残り1議席めぐりみんな、維新、共産が横一線 減税日本の新人も注目2013.07.11


愛知選挙区(改選数3)【拡大】


 愛知県はかつて「民主王国」といわれ、圧倒的強さを発揮してきたが、昨年末の衆院選では15選挙区で自民党に2勝13敗とボロ負け。今回、民主党は候補者を現職の大塚耕平氏に絞って背水の陣だ。

 「元日銀マンの大塚氏は民主党屈指の政策通。金融以外に福祉にもウイングを広げている。テレビ出演も多く、安定した戦い」(県議会関係者)

 自民党は、鈴木政二元内閣官房副長官の引退を受け、県議3期の酒井庸行氏が出馬した。全国的な追い風ムードのなか、地盤の西三河地方だけでなく、県内全域に浸透している。

 残る1議席をめぐり、みんなの党の薬師寺道代氏と、日本維新の会の近藤浩氏、共産党の本村伸子氏が横一線の戦い。

 「みんなと維新の蜜月時代、愛知はみんなに一本化することが決まっていたが、選挙協力が崩れて、維新は新人の近藤氏を擁立した。結果的に、共産党の本村氏が浮かび上がってきた」(同)

 地元・名古屋市の河村たかし市長率いる政治団体「減税日本」の新人、宇田幸生氏はどこまで知名度を上げられるか。

2534チバQ:2013/07/12(金) 23:52:40
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130711ddn041010018000c.html

攻防の現場:’13参院選 2人区で構図一変 民主指定席、脅かす共・維

毎日新聞 2013年07月11日 大阪朝刊




握手をして支持を訴える候補者=京都府城陽市で2013年7月6日午前10時57分、長谷川直亮撮影(一部画像を加工しています)



 参院選で改選数2の「2人区」は、与党第1党と野党第1党の指定席と言われてきた。京都、兵庫両選挙区はその典型。過去4回、自民党と民主党が議席を分け合ってきたが、今回は「自民1強」下で構図が一変している。【花澤茂人、豊田将志】

 選挙戦最初の日曜の7日午前7時、京都市左京区・大原地区の朝市に京都選挙区の民主新人、北神圭朗氏(46)と前原誠司元外相が姿を見せた。

 「こちら、今度の選挙に出る方です。よろしくお願いしますね」。前原氏は出店者や買い物客ら約100人に1人ずつ語りかける。左京区は前原氏の強固な地盤で、出店者の女性(73)は「前原さんが20代の頃から知っている。新人の方は知らなかったけど、覚えました」と話した。

 その後も前原氏は北神氏の選挙カーに乗り込んで自らマイクを握った。同党府連幹部が解説する。「前原さんは党本部からの応援要請を後回しにして、選挙期間の7割方、北神氏に張り付く。それだけ本気だ」

 京都は、1950年から28年間続いた故蜷川虎三氏の革新府政の流れから「共産党の牙城」と言われ、参院京都選挙区も「自共の指定席」だった。98年に民主などの推薦を受けた当時無所属の福山哲郎参院議員(非改選)が初当選し、2001年以降は「民自」になった。今回、選対事務総長を務める福山氏は「1票でも2票でも共産を上回ろう。(自共に)先祖返りさせてはならない」と訴える。

 一方の共産は「自共対決」を前面に掲げる。新人の倉林明子氏(52)陣営の山中渡・京都市議(62)は「消費増税やTPP参加などは民主政権が決定したもので批判対象としては自民も民主も同じ。だが、『自共対決』と言う方が手応えがある」と話す。民主が強いとされる府南部での街頭活動を強化し、切り崩す構えだ。

 兵庫選挙区では、民主と日本維新の会がつばぜり合いを演じている。6日夕、兵庫県西宮市のショッピングモール前。土砂降りの中、民主現職の辻泰弘氏(57)の応援演説に立った海江田万里代表は声を張り上げた。「我々の社会保障政策は自民党とも維新の会とも大きく違う。辻さんをもう一度国会に送っていただきたい」

 連合本部の幹部職員だった辻氏は、組織固めに徹する。県連代表の水岡俊一参院議員は「奇抜なアイデアはない。連合を含む支持層を固めた上でどうするかだ」と厳しい口調で話す。

 これに対し、維新新人の清水貴之氏(39)は「空中戦」を重視し、阪神間を中心に街頭演説をこなしてきた。13日には公示後初めて橋下徹共同代表(大阪市長)が応援に入り、神戸、西宮両市で街頭演説する予定だ。陣営幹部は「人が集まるので期待している」と歓迎する。「慰安婦発言」の影響を気にしながらも、橋下氏に頼らざるを得ないのが実情だ。

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 ◇京都(改選数2)

新藤伸夫 64 アパート経営 諸新

山内成介 47 [元]会社社長 維新

北神圭朗 46 [元]首相補佐官 民新

木下陽子 33 飲食店経営 み新

西田昌司 54 税理士 (1)自現=[公]

曽我周作 34 幸福党府役員 諸新

倉林明子 52 [元]京都市議 共新

(届け出順)

 ◇兵庫(改選数2)

湊侑子 30 幸福党職員 諸新

清水貴之 39 アナウンサー 維新

辻泰弘 57 [元]副厚労相 (2)民現

松本なみほ 39 緑の党員 諸新

下村英里子 30 介護会社社長 み新

金田峰生 47 [元]県議 共新

鴻池祥肇 72 [元]防災担当相 (3)自現=[公]

(届け出順)

2535チバQ:2013/07/13(土) 08:07:21
http://itoyosuke.jp/wp-content/uploads/2013/07/EXILE_USA-332x221.jpg

東京プリン 伊藤洋介


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130712-00000043-asahi-pol

EXILEが候補者応援、NHK番組中止 公平性に配慮

朝日新聞デジタル 7月12日(金)20時57分配信



 NHKは12日、Eテレで放送予定だった番組の出演者が、参院選の候補者を応援する写真がインターネット上に掲載されたとして、この番組の放送を急きょ取りやめた。「選挙期間中は政治的公平性に疑念を持たれないよう配慮しているため」としている。

 番組は毎週金曜夜に放送中の「Eダンスアカデミー」。子どもたちにダンスを教えるためレギュラー出演している人気グループ「EXILE(エグザイル)」のメンバーが、自民党の比例代表候補者と並び立つ様子が、候補者のブログやフェイスブックで8日付で公開されている。

 NHKは来週19日の放送も取りやめ、参院選終了後の26日から再開する。

 問題の写真は、候補者とエグザイルのメンバーのツーショット。候補者は自身のポスターを持ち、メンバーは「がんばって下さい!!」と書き添えたサインを掲げている。今回の参院選からネット利用が解禁されて、候補者は公示後も、選挙活動の様子を自身のブログやフェイスブックで紹介することが可能になった。

2536チバQ:2013/07/13(土) 08:20:10
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130713ddm005010031000c.html

2013参院選・注目の選挙区:大阪 反転狙う維新の会

毎日新聞 2013年07月13日 東京朝刊


 ◇「都構想」行方にも連動

 「今、日本維新の会、厳しい、厳しい選挙を戦っている」

 参院選大阪選挙区(改選数4)の維新新人、東徹氏は12日、大阪市東住吉区で街頭演説し、危機感をあらわにした。維新は昨年12月の衆院選で民主党に迫る54議席を獲得。大阪府内では候補者を立てた14小選挙区のうち12人が勝利した。府内の比例代表票も146万票に上り、自民党の85万票に60万票の大差を付けた。

 しかし、今回の参院選は風向きが異なる。従軍慰安婦を巡る橋下徹共同代表(大阪市長)の発言もあり、首都圏への本格進出を図った6月の東京都議選は2議席どまり。松井一郎幹事長(大阪府知事)は6日、大阪府泉佐野市の集会で「我々が一番得意だった『ふわっとした民意』は、自民党に行っている」ともらした。

 逆風下の参院選で、維新は「原点回帰」の戦略を鮮明にしている。本拠地・大阪で擁立した東氏は党総務会長。維新人気の根強さを証明すれば、反転攻勢のきっかけをつかめる。東氏陣営は約100人の地方議員の6割程度を大阪にはり付け、組織戦を展開。橋下氏は街頭演説で「トップ当選で押し上げていただきたい」と力説する。

 順位にまでこだわるのは、持論の「大阪都構想」の行方にも関わるからだ。都構想とは、大阪府と政令市の大阪、堺両市を解体し、府に代わる「大阪都」と、人口30万〜50万人の基礎自治体「特別自治区」に再編する計画。来年秋に大阪市の住民投票を控え、自民、民主、共産3党は都構想への反対姿勢を強めており、得票結果が先行指標になる。

 参院選後の9月29日には、堺市長選も控える。自民、民主両党が堺市の都構想参画に反対する現職を支援するのに対し、維新は対抗馬を立て、都構想の是非を問う構え。維新の浅田均政調会長(大阪府議長)は10日、大阪市内での東氏の集会で「参院選で自民党が維新に勝てば私たちの改革は否定されたと言われる」と述べ、トップ当選に強いこだわりを示した。

 ただ、維新と首相官邸の関係が選挙戦を複雑にしている。安倍晋三首相(自民党総裁)は6月6日、首相官邸で橋下、松井両氏と会談。双方の会談は今年3回を数え、松井氏は「維新が議席を取れば、規制改革をやって、安倍政権の経済政策『アベノミクス』が完成する。政権と連絡も密に取っている」と選挙後の連携の可能性を隠さない。

 首相と維新幹部の接近に自民党府連はいらだちを募らせている。維新所属の議員には自民党からのくら替え組が多く、不信感がぬぐえないからだ。党府連幹部は「維新と対峙(たいじ)している以上、気分のいい話じゃない」と不快感を示す。

 「維新は全国的に下火だ。大阪で残り火があると府民が笑われる。維新を消滅させるため、審判を与えていただきたい」

 自民新人の柳本卓治氏は9日、堺市での街頭演説で「維新ノー」を呼びかけた。橋下氏は昨年9月、大阪市で開いた維新の政治資金パーティーで「民主国家で選挙以外でどうやって解決するのか。民意を離れた政治は成立しない」と強調している。大阪の民意は今回、どの党に寄り添うのか。維新そのものを問う選挙はいよいよ後半戦に入る。【熊谷豪、山下貴史】

==============

 ◇大阪(改選数4、届け出順)

東徹(あずま・とおる)46 党総務会長 維 新

藤島利久(ふじしま・としひさ)51 [元]衆議員秘書 無 新

森悦宏(もり・よしひろ)46 幸福府副代表 諸 新

梅村聡(うめむら・さとし)38 内科医 (1)民 現

長嶺忠(ながみね・ただし)52 [元]会社員 無 新

杉久武(すぎ・ひさたけ)37 公認会計士 公 新

中村勝(なかむら・まさる)62 政治団体代表 諸 新

辰巳孝太郎(たつみ・こうたろう)36 党府委員 共 新

安座間肇(あざま・はじめ)35 会社員 み 新

吉羽美華(よしば・みか)32 [元]寝屋川市議 諸 新

柳本卓治(やなぎもと・たくじ)68 [元]衆院議員 自[二]新

2537チバQ:2013/07/13(土) 09:01:13
http://gendai.net/articles/view/syakai/143398

タレント候補大苦戦 猪木は「ビンタ」封じられ落選危機


【政治・経済】

2013年7月12日 掲載


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「ダァー!」も通用せず




 参院選に出馬したタレント候補が、軒並み苦戦している。維新の会から出馬したアントニオ猪木も当落線上だ。

「維新の会は橋下人気が衰え、比例で当選できるのは2〜3人でしょう。格闘家の人気は侮れないとはいえ、猪木氏をよく知らない若者も増えている。人気ダウンは否めません」(ジャーナリストの鈴木哲夫氏)

 実際、猪木が街頭で「ダァー!」と右手を上げても、シラーッとした空気が流れるケースが多い。猪木にとって痛いのは、大阪の桜宮高校の体罰問題の影響で得意技の“ビンタ”を封印されたことだ。猪木陣営は、「これじゃ盛り上がらない」と不満タラタラ。同じく、維新の比例から出馬した経済評論家の藤巻健史氏も厳しそうだ。

 比例で20議席を超えるとみられている自民党は、橋本聖子、丸山和也は当選圏内。弁護士の若狭勝は微妙。格闘家の佐竹雅昭、エイベックスの所属歌手「東京プリン」の伊藤洋介は当落ギリギリにいる。

「佐竹氏は選挙で何を訴えたいのか分からないし、猪木氏と“格闘技票”を食い合って共倒れになるかもしれません。知名度が低い伊藤氏は、安倍首相の夫人、昭恵さんの“夫人枠”で出馬したが、『なぜ、アイツが?』と自民支持者の中にも面白くない人がいるといわれています」(政界関係者)

 比例で5〜7議席程度と予想されている民主党は、大物、有名候補が続々と落選しかねない。労組などの組織力を持たないツルネン・マルテイ、円より子、石井一はピンチだ。

 タレント候補が乱立する東京選挙区(定数5)も、ひと波乱ありそう。自民の丸川珠代は当確だが、無所属の俳優・山本太郎、みんなの党から出馬した写真家の桐島ローランド、維新から出た日テレ元アナの小倉淳が最後の1議席を奪い合う展開になっている。

「浮かび上がりそうなのは山本太郎です。今回の選挙は投票率が低くなりそうで、そうなると、支持基盤のないタレント候補には不利ですが、彼は“原発反対”で一点突破しようとしている。大きな争点のない選挙ではワンイシュー・ワンテーマを訴える候補は有利なのです」(鈴木哲夫氏)

 当選しそうな候補はひと握りしかいない。政党はバカのひとつ覚えみたいにタレントを擁立するのをやめたらどうか。

2538名無しさん:2013/07/13(土) 14:20:46
http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2013/07/13/new1307131102.htm
割れる郵政票、2団体で別候補を推薦(2013/07/13 11:02)

12日に黒田敏博会長から推薦状を受ける滝沢求候補(上)と、5月23日に中川茂副会長から推薦状を受ける平山幸司候補(下)=いずれも青森市内
 参院選青森選挙区(改選数1)で、郵政2団体が異なる候補を推薦し、票が割れる事態となっている。全国郵便局長会(全特)は12日、自民党新人の滝沢求候補(54)を推薦。一方、OBらでつくる郵政政策研究会(郵政研)の青森県3地区会は、生活の党現職の平山幸司候補(43)の推薦を決めている。かつて自民最大の〝集票マシン〟だった郵政団体は、2005年の郵政選挙でたもとを分かった。再び自民に回帰したものの、環太平洋連携協定(TPP)をめぐる思惑も絡み、一枚岩になり切れない実態が浮かび上がる。
【写真説明】
12日に黒田敏博会長から推薦状を受ける滝沢求候補(上)と、5月23日に中川茂副会長から推薦状を受ける平山幸司候補(下)=いずれも青森市内

2539名無しさん:2013/07/13(土) 14:22:04
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130713t41036.htm
秋田選挙区 維新比例候補、自民を応援 相手敬遠、片思いに

◎保守票「バーター」念頭
 参院選比例代表で立候補した日本維新の会新人の松村譲裕氏(46)が、秋田選挙区(改選数1)で勝手連的に、自民党新人の中泉松司氏(34)を応援している。松村氏は「比例は維新」「選挙区は自民」とバーターを念頭に置く。逆に、中泉陣営は維新の支持率低下に巻き込まれたくないと、距離を置こうとしており、松村陣営の“片思い”の状態だ。

<県内組織は未整備>
 松村氏は4日、秋田市の秋田空港近くで演説に立った。「今の政治の形を壊し、日本と秋田を変える」。既成政党との対決姿勢を強調した。
 野党として自民党批判も織り交ぜる松村氏だが、地元では中泉氏支持を公言する。
 松村氏が理事長を務める県旅館ホテル生活衛生同業組合は、中泉氏を推薦。5月には松村氏が経営する秋田市のホテルで、中泉氏を応援する決起集会を開き、あいさつにも立った。
 選挙区での出馬を避けたのを「中泉氏に迷惑を掛けないため」(松村氏)と説明するが、県内組織が未整備の松村氏にとって、中泉票を取り込むことは比例当選への重要な戦略でもあった。
 両者はともに秋田市を地盤とする保守系で、支持者が重なる。維新県総支部の村岡敏英代表は「保守政党として、選挙区は必然的に保守系候補を応援する」と事実上、中泉氏支援を明確にする。
 だが、支援者の多くは、比例と選挙区で投票先の政党が異なることに困惑している。県南の会社社長は「比例は松村、選挙区は中泉−と聞いているが分かりづらい。高齢者は比例も自民に入れるのではないか」と言う。

<ありがた迷惑の声>
 中泉氏は、与野党で対立している政党の候補者からのエールに微妙な距離を置く。
 「ありがたいとも、迷惑だとも思わない。(松村氏への)協力も、支援のお願いもない。維新と協力するかのような勘ぐりもあり、痛くもない腹を探られている感じだ」と戸惑う。
 維新は橋下徹共同代表の従軍慰安婦発言などを受け支持率が低下。東京都議選でも厳しい結果に終わった。中泉陣営幹部は「維新とセットに見られると困る。正直、ありがた迷惑だ」と話す。
 民主党県連の沼谷純幹事長は松村氏に対し「自民はダメと言いながら中泉氏を応援するのは二枚舌」と指摘。中泉氏のスタンスについては「応援してくれる人に対して『いらない』と言えないのは当然だ」と話す。
 秋田選挙区にはほかに、民主党現職の松浦大悟氏(43)、共産党新人の佐竹良夫氏(62)、幸福実現党新人の西野晃氏(36)が立候補している。

<秋田選挙区立候補者(1−4)>
中泉松司 34 党県青年局長 自 新(公推)
佐竹良夫 62 党県政策委員 共 新
西野晃  36 宗教法人職員 諸 新
松浦大悟 43 党県代表   民 現(1)


2013年07月13日土曜日
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2540名無しさん:2013/07/13(土) 14:23:26
http://www.kahoku.co.jp/news/2013/07/20130713t61035.htm
社民正念場 福島、東北唯一の公認擁立 脱原発の旗かすむ




街頭演説で支持を訴える福島党首=9日午後0時30分ごろ、福島駅前



◎他候補も廃炉主張/独自色発揮に焦り
 社民党が東北の参院選選挙区で唯一、福島選挙区に公認候補を擁立、脱原発の党としての存在意義を懸けて戦っている。新人の遠藤陽子氏(63)は双葉郡出身の原発事故避難者で、党は福島第1原発事故前から一貫して脱原発を訴えてきた姿勢を強調する。ただライバルの主要候補は県内原発の全基廃炉で一致しており「元祖・脱原発」の訴えはかすみがちだ。

<主張の矛盾、批判>
 「自民党は二枚舌だ。福島の切実な声を踏みにじる原発再稼働はあり得ない」
 福島瑞穂党首が9日、福島市のJR福島駅前で演説し、原発再稼働をめぐる自民党の党本部と県連の主張の矛盾を突いた。党本部は再稼働に前向きで、県連は県内の原発全基廃炉を県版マニフェストに掲げるなど否定的な考えを示している。
 福島県では自民党から共産党まで県内の原発全基廃炉で一致している。福島氏の訴えは、元祖・脱原発の党と、3.11後に「宗旨変え」した党が混在し、社民党の独自色が十分出せていないことへの危機感の表れでもあった。

<衆院、東北はゼロ>
 社民党は昨年の衆院選で東北の比例票が半減するなど大惨敗を喫した。旧社会党時代も含め、戦後初めて東北選出の国会議員がゼロになった。
 衆院選ショックで東北5県の社民党は候補者擁立を断念したが、党本部は「脱原発を訴える上で、原発事故の起きた福島で選出しないわけにいかない」(福島党首)と擁立を決め、遠藤氏に白羽の矢を立てた。
 遠藤氏は双葉郡出身で原発事故避難者として、いわき市で暮らす。脱原発を前面に出すのにうってつけの候補で、被災者の立場を重視する主張で支持拡大を図る。

<政党要件懸かる>
 一方で「党員が高齢化し、労組頼みの集票体質からの脱皮も図れていない」(党県連幹部)という弱点も抱え、再起できるかどうかは未知数だ。
 社民党は参院選で遠藤氏を含む選挙区5人、比例代表4人の計9人を立てた。現在の国会勢力では、9人のうち1人以上当選しないと政党要件の「5人以上」を満たせない。
 福島党首は「党にとって正念場。脱原発、護憲を訴える社民党が国会から消えるわけにいかない」とアピール。比例300万票、3議席以上の獲得を目指す。

<福島選挙区立候補者(1−6)>
酒井秀光 45 元会社員   諸   新
金子恵美 48 元復興政務官 民   現(1)
遠藤陽子 63 党県常任幹事 社   新(生推)
杉内一成 80 政治団体代表 諸   新
森雅子  48 少子化担当相 自(町)現(1)(公推)
岩渕友  36 党県常任委員 共   新

2541名無しさん:2013/07/13(土) 14:25:16
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2013_137367652435.html




参院選おおいた 存在感薄い民主

[2013年07月13日 09:47]
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九州の選挙区では唯一、公認候補を擁立できなかった民主党大分県連。比例代表での「民主党」票の獲得に全力を挙げる=4日、大分市内

 「自前の候補がいない選挙は本当に寂しい。選挙区で民主党(の支持者)は他党の草刈り場だ」。参院選が公示された4日、民主党大分県連のある幹部は半ば自嘲気味につぶやいた。
 九州7県の選挙区で党公認候補がいないのは大分だけ。民主党は県内の議席を失った昨年12月の衆院選からの立て直しが懸かる今回の選挙で、存在感を発揮できていない。
 党県連は選挙区の対応を社民党が擁立した無所属新人、後藤慎太郎候補(38)への「自主協力」とした。両党の候補者調整が難航した経緯もあり、通常の推薦や支持とせず、支援の手法は党員や支持団体に判断を委ねる異例の扱いにした。
 後藤氏の選挙事務所に「必勝」と大書した足立信也県連代表名の「為書(ためがき)」を贈った。4日の出陣式で小嶋秀行副代表は「さまざまな議論を丸ごと乗り越え、協力させていただく」と激励。公示後に横光克彦副代表(前衆院議員)が後藤氏の集会へ応援に駆け付けた。今のところ、党県連幹部による表だった協力の動きはこのくらいだ。
 民主党支持のある労組幹部は「政策を見れば後藤氏は完全な社民党公認」。全国の競合しない1人区で民主党と協力するみんなの党が公認する新人、浦野英樹候補(44)もいるが、労組を束ねる連合大分の方針は後藤氏への「独自支持」。労組幹部は「われわれが表で動ける状況にはない」と漏らした。
 党県連によると、県内の党員・サポーターは昨年の約4千人から約2300人に減少。反転攻勢への道のりは険しいが、首藤隆憲幹事長は「この逆風下でも『再興』を支えようとしてくれる人たちの期待は絶対に裏切れない。比例代表で全力を尽くす」と強調する。
 14日から党の比例の選挙カーが初めて大分入りする予定。党再生への一歩を踏み出せるかが問われている。

2542旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/07/14(日) 19:15:59
自公、過半数確実=民主半減、第三極伸び悩み−共産善戦・参院選終盤【13参院選】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013071400120
 時事通信社は21日投開票の参院選について、全国の有権者を対象に世論調査を行い、取材で得た情報も加味して終盤情勢を探った。自民党は改選34議席からほぼ倍増し、公明党と合わせて与党で過半数(122)を超え、衆参両院の多数派が異なる「ねじれ」を解消するのは確実だ。民主党は改選44議席から半減する可能性が高く、みんなの党、日本維新の会は一桁にとどまりそうだ。共産党は善戦し、選挙区での議席確保が見えてきた。
 参院定数は242で、3年ごとに半数(121)改選する。自公両党の非改選議席は59のため、両党が今回63を獲得すれば過半数に達する。
 自民党は、選挙区に49人、比例代表に29人を擁立した。大勝した東京都議選の勢いを保っており、31ある改選数1の「1人区」のうち、29選挙区で優位に立ち、岩手、沖縄で当落を争っている。16ある改選数2〜5の複数区は各1議席を確保し、候補者を2人立てた東京(改選数5)と千葉(同3)でも2議席目をうかがう。
 比例は、小泉政権下で圧勝した2001年参院選の20議席を超えそうで、比例制度導入後、最高の22議席をにらむ。選挙区と比例を合わせた全体で70議席に届く可能性もある。
 公明党は、東京、埼玉など選挙区に擁立した4人が全員当選圏入りしつつある。比例は6議席程度が見込まれ、改選10議席は維持しそうだ。
 自公両党が70議席を取れば、常任委員会で委員長ポストを独占した上で、委員の半数も占める「安定多数」を確保できる。
 一方、民主党は、選挙区に35人、比例に20人擁立したが、いずれも勢いがない。1人区では公認候補を立てた19選挙区で自民党候補に大きくリードを許している。「2人区」の京都や兵庫、「3人区」以上の埼玉、神奈川、大阪、東京はいずれも当落線上で競り合っている。比例を含め1998年の結党以来最低の26議席に届くのも厳しい。
 みんな、維新両党は選挙区で各1〜2議席程度で、比例も数議席にとどまる見通し。両党とも改選議席を上回りそうだが、伸びがない。
 共産党は東京、愛知、京都、大阪の4選挙区で議席争いに絡んでいる。選挙区で議席を確保すれば01年以来で12年ぶりとなる。比例は改選3議席を上回る4議席をうかがう。生活、社民両党は比例で議席を得る可能性がある。みどりの風は議席確保のめどが立っていない。 
 調査は12〜14日の3日間、電話で実施し、有権者2000人から回答を得た。(2013/07/14-17:28)

2543旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/07/14(日) 19:16:43
自民「1人区」で圧倒=民主、複数区も振るわず−終盤情勢【13参院選】
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013071400137
 参院選の終盤情勢で、自民党は勝敗の行方を左右する改選数1の「1人区」、改選数2〜5の「複数区」で他党を圧倒。一方、民主党は1人区、複数区ともに苦戦を強いられており、昨年の衆院選からの強い逆風が続いている。
 参院の「1票の格差」是正に伴い、1人区は今回から二つ増えて31となった。自民党はこのうち、岩手、沖縄を除く29選挙区で優勢だ。前回選挙で敗北した岩手、山梨、三重、滋賀、奈良、岡山、高知、大分の8選挙区でも、接戦の岩手を除く7選挙区で大きくリードしている。
 岩手では、自民新人と民主党を離党した無所属現職が競り合う。生活の党の小沢一郎代表のお膝元で、自民党は1992年を最後に議席を失っている。安倍晋三首相(同党総裁)は14日、JR盛岡駅前の街頭演説で「20年間ずっと勝てなかった。岩手県から日本を変えよう」と支持を訴えた。
 自民党が1人区で唯一、野党にリードされているのが沖縄だ。知名度に勝る諸派の現職を自民新人が追う構図で、首相が16、17両日に沖縄入りし、てこ入れを図る。
 16ある複数区でも全員当選が視野に入る。同党は東京(改選数5)と千葉(同3)で2人を擁立。東京で2議席を獲得すれば27年ぶりだ。
 公明党は、候補を立てた東京、神奈川など4選挙区で完勝の勢いだ。埼玉(同3)では、自民党との選挙協力で不協和音が指摘されたが、両党で上位を占める。
 これに対し、民主党は1人区に加えて、複数区でも振るわず、共産党や日本維新の会、みんなの党と議席を激しく争う構図となっている。
 10ある2人区は前回、自民、民主両党で議席を分け合った。議席確保のめどが立ちつつあるのは、長野や静岡など4選挙区。宮城や福岡など6選挙区では、2議席目をめぐり、他の野党と火花を散らしている。これまで議席を確保してきた東京、神奈川、大阪の大都市圏でも、共産党や無所属の新人と接戦を余儀なくされている。民主党幹部は「戦況は良くない。勝てる複数区を確実に取らないといけない」と焦りを募らせる。
 昨年の衆院選で躍進した維新は、橋下徹共同代表の地元である大阪で当選圏内入りしているものの、同じ関西の兵庫、京都は当落線上にとどまる。また、東京も議席確保は困難な情勢だ。
 民主党や第三極の党が守勢に回る中、共産党は東京都議選勝利の勢いに乗り、東京、愛知、京都、大阪で議席確保の可能性が出ている。(2013/07/14-18:19)

2544チバQ:2013/07/15(月) 21:51:21
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130714mog00m010017000c.html
参院選:元閣僚、続々選対入り 民主、再起見据え「前哨戦」
2013年07月14日

 参院選で民主党候補者の選挙対策幹部に、昨年衆院選で落選した元大物閣僚が就くケースが相次いでいる。現職議員だけでは手が足りない台所事情に加え、自らの再起を候補者に重ねる当人たちの思いも、背景にありそうだ。【山本健太、熊谷豪、野口武則】

 「アベノミクスはまやかしです。そろそろ気付いてください」。参院選が公示された4日夕、JR徳島駅前で街頭演説した仙谷由人元官房長官(67)は黒いスーツの袖をまくり、声を張り上げた。企業回りも精力的で、多い日で20社をこなす。

 落選後の4月、徳島選挙区(改選数1)で再選を目指す現職の総合選対本部長に就任した。徳島選挙区で民主が初めて議席を得た6年前、現職の擁立に動いたのが仙谷氏だった。今回、個人演説会や決起集会に同席し、安倍政権の経済政策へ批判を繰り返す。

 官房長官だった菅政権で「影の総理」と呼ばれ、衆院選では逆風に直撃された。それでも徳島1区での得票は3万9402票。「仙谷票」と言われる固い基礎票が、現職の頼みの綱だ。しかし、仙谷氏が10日から数日間、他候補の応援で県外へ出ると、陣営関係者からはこんな声が漏れた。「『仙谷票』をまとめきれていない。まだまだ有権者にお願いしないといけないのに……」。基礎票の行方にも気をもむ情勢が続く。

 選対本部長代行に平野博文(64)、藤村修(63)の元前官房長官、選対事務総長に樽床伸二前総務相(53)。大阪選挙区(同4)で再選を目指す現職の選対には、大物落選者がずらりと並ぶ。

 「共産党候補に負けている。各行政区で100票でいいから競り勝ってほしい」。11日夜、大阪市のホテルに現前国会議員、地方議員ら約55人が一堂に会した選対会議で、樽床氏は奮起を促した。細野豪志幹事長(41)が大阪入りした7日には、街頭演説で「私が国会に帰るまで、細野さんに党を引っ張ってもらう」と訴え、細野氏は「50代の樽床さんや40代の私の世代が、先頭に立たないといけない」と応じた。現職も集会で、自らの戦いを樽床氏の再起に向けた「前哨戦」と表現している。

 平野氏も12日朝、京阪枚方市駅前で現職とともに街頭演説に立ち、「私も昨年12月から原点に戻って、地元の皆さんの信頼を取り戻すため活動している」と語った。府連代表を通算約7年間務めた顔の広さで、地元以外でも現職の集会に同行する。大阪市役所前で4日朝にあった現職の第一声では、選挙カーの上から拳を握り締めた。「大阪で議席を維持することが、党再生への大きな第一歩だ」

2545チバQ:2013/07/15(月) 21:59:17
http://mainichi.jp/select/news/20130715k0000e040138000c.html
参院選:候補の検索関連語に<逮捕> 悪意ある人物操作か
毎日新聞 2013年07月15日 09時04分(最終更新 07月15日 11時07分)

 参院選に出馬している一部の候補者の名前をサイトで検索すると、関連性のあるキーワード(関連語)に<逮捕><選挙違反>といったイメージの悪い単語がトップに表示されるケースが見られるようになった。インターネットを使った選挙運動が終盤を迎えて激しさを増す中、「悪意のある人物に検索結果を操作されたのではないか」とみる専門家もいる。【本多健、藤沢美由紀、北川仁士】

 「え? 『逮捕』ですか?」

 ある選挙区の新人候補は、ある検索サイトで名前を検索すると<逮捕>が関連語のトップに表示される状態が続いている。毎日新聞の取材で知ったという秘書は「事実無根でゆゆしきこと。至急対策を検討します」と話していたが、その後の取材に「削除依頼を出すにしても時間がかかるようで、選挙期間中に間に合わない」と困惑した様子だった。

 関連語は、目的の情報にたどりつきやすいよう、入力した言葉と一緒に検索された回数などからコンピューターが選ぶ。この候補者の場合、ネット上で<○△×(候補者名)逮捕の真相!?>などの見出しをつけたブログが多数存在することが原因とみられる。

 ただ、こうしたブログは見出し以外は<検索結果で『逮捕』が出たので調べたが、事実はなかった>などと、候補者と「逮捕」を結びつけるような記述はしていない。出馬表明の約2週間前に同じ政党に所属する別の政治家が逮捕されたが、候補者とは無関係だ。

 ある情報管理会社の専門家は「書き込みはこの候補が出馬表明した直後の6月の数日間に集中しているうえ、数分おきに数種類のブログがアップされた事例もある。内容もよく似ており、不可解だ」とみる。ITジャーナリストの宮脇睦さんも「候補者名と『逮捕』を結びつけるように仕掛けたからこそ、この組み合わせを見る人が増え、関連語として浮上したと考えるのが自然。ブログ内の広告に誘導する狙いがあるかもしれないが、この候補の足を引っ張ろうとしている人物がいる可能性もある」と分析する。

 別の現職候補の関連語トップは<選挙違反>。6年前の自身の発言についての書き込みが、ネット上に大量に残っているためで、本人が選挙違反をしたわけではないが、事務所は「削除をお願いしても、かえってネガティブな方向で話題となりかねない」と静観の構えだ。

 ほかにも<スキャンダル><落選>などの関連語が表示されるケースがあり、ある陣営の幹部は「多くの有権者が候補の名前を検索して情報を集める。軽視できない」と漏らす。

 ◇
 ある言葉を検索した際に表示される関連語や検索結果として並ぶホームページ(HP)の順位を有利にする行為は「サーチエンジン最適化」(SEO)と呼ばれる。キーワードをうまく配置することで検索されやすくする方法などがあるが、一部の行き過ぎたやり方は利用者のニーズを欺く行為として検索会社がガイドラインなどで禁じている。

 国会周辺にも春先からSEO対策をPRする業者が入り、参院選のある現職候補の秘書は「検索結果の最上位は半分の利用者がクリックするが、8位を開く利用者は1%未満」と諭され、年約100万円で包括的なネット対策を依頼。その後、候補の名前を検索すると、主張などを載せた候補自身のHPが上位に表示されるようになったが、この秘書は「検索結果を政治家がどこまでいじっていいものか、正直、よくわからない。永田町はあまりに勉強不足」と戸惑いを隠さない。

 検索大手グーグルは4月、選挙活動の行き過ぎたSEO対策に注意を促す文書を一般向けに公表した。

2546チバQ:2013/07/15(月) 22:15:06
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130715/elc13071503250012-n1.htm
【参院選2013 九州】
頼みの労組も…続々と「脱民主」
2013.7.15 03:09
 ■組織内候補支援に専念

 ■電力総連「菅元首相がいる限りは…」

 民主党最強の集票マシンとして4年前の政権交代の原動力となった労働組合の「民主離れ」が止まらない。3年4カ月の民主党政権がまったく期待に応えないどころか、内政も外交もボロボロだっただけに組合員に無理に民主党支持を求めれば、逆に「組合離れ」を招きかねないからだ。「頼みの綱」にも見放された民主党はどこへ漂流していくのか−。(田中一世)

                   ◇

 「働くみなさんが日本経済を支えてきたことに深く感謝しています。UAゼンセンの応援団として一生懸命働かせていただきたいんです!」

 福岡選挙区(改選2)の民主新人、野田国義氏(55)は7日、福岡市内の貸ホールで深々と頭を下げたが、聴衆約250人は気のない拍手。それもそのはず、会合はUAゼンセンの組織内候補、川合孝典氏(49)=比例代表=の決起集会だったからだ。

 代わって川合氏があいさつに立ち「私はみなさんの思いを胸に6年間仕事をしてきました。60歳以上の雇用義務化など着実に実績を残してきました」と訴えると割れるような拍手。組合員の複雑な心境をあからさまに見てとれた。

 UAゼンセンは、流通や繊維など幅広い業種で構成される連合傘下最大の産別労組。組合員数は141万人を誇るが、今回の参院選は、逆風の中で川合氏を当選させることで頭が一杯。選挙区の民主党候補にテコ入れする余裕はなく、へたに「民主カラー」が付くのはマイナスでしかないと考えているのだ。

 あるUAゼンセン幹部はこう打ち明ける。

 「正直に言うとアベノミクスは評価できる。安倍晋三首相は経済3団体にも賃上げを働きかけてくれた。それに比べ、民主党政権は一体どうだったか。円高で企業は海外に逃げ、雇用は悪化した。雇用を守っているのはむしろ自民党じゃないですか。私も選挙区の民主候補には投票しません」

 電力関連企業系の電力総連(組合員数22万人)はさらに冷ややかだ。

 平成23年の福島第1原発事故後、菅直人首相(当時)は場当たり的な対応を繰り返して電力業界を大混乱に陥れたあげく、電力会社に責任転嫁した。電力各社は経営危機に陥り、組合員は給与削減や雇用抑制に苦しんでいる。民主党の海江田万里代表がいくら脱原発色を封印したところで、党最高顧問である菅氏が「原発ゼロ」と書いた箱の上で街頭演説しているようでは、本気で支援するはずもない。

 電力総連が九州7選挙区の民主党候補に推薦を出したのは福岡、長崎だけ。連合推薦候補に独自の判断で推薦を出さなかったのは初めてだ。ある電力系労組幹部はこう打ち明けた。

 「菅氏がいる民主党を推して組合員が納得するはずがないでしょ。組織内候補は全力で推しますが、選挙区で特定候補を組合員に推すことはしません。私も党派は問わず私たちに理解のある人に投票するつもりです」

 労組幹部でさえこうなのだから組合員の民主党アレルギーは並大抵ではない。電力総連の組織内候補である民主新人、浜野喜史氏(52)は苦肉の策として民主カラーを徹底的に消した。街宣車にも、タスキにも、ホームページにも民主党の文字は見当たらない。

 こうした労組の民主離れに焦った連合は、組合員向けに冊子「私たちはなぜ、民主党を応援するのか」を作成し、「生活者重視の党綱領は連合の理念に近い」と訴える。

 だが、自治労や日教組などの官公労はともかく、民間労組に納得する組合員はほとんどおるまい。むしろ連合がこのまま民主党支援に突っ走るならば、傘下労組の連合離れが加速しかねない。参院選後に起きるのは、連合による「民主切り」か。それとも連合の分裂なのか。労働界は大きな岐路を迎えている。

                   ◇

 ▽民主公認の連合組織内候補

 (比例代表)

 相原久美子66 自治労    現(1)
 石上俊雄51 電機連合   新
 礒崎哲史44 自動車総連  新
 神本美恵子65 日教組    現(2)
 川合孝典49 UAゼンセン 現(1)
 定光克之53 JP労組   新
 轟木利治53 基幹労連   現(1)
 浜野喜史52 電力総連   新
 吉川沙織36 情報労連   現(1)

                   ◇

 ※名鑑の見方 氏名、投票日基準の年齢、出身労組、現新別、当選回数

2547チバQ:2013/07/15(月) 22:16:03
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130714/elc13071422310030-n1.htm
激戦区・岩手、かすむ小沢氏 安倍自民もはや敵にあらず
2013.7.14 22:30 (1/2ページ)[東北]
 参院選の21日投開票に向け、与野党党首らは「ラストサンデー」の14日、各地で支持を訴えた。安倍晋三首相は岩手県に入り、21年ぶりの岩手選挙区(改選数1)での自民党勝利に向け3カ所で演説した。同党が最大のライバルとみているのは、民主党を離党し無所属で戦う現職の平野達男前復興相だ。生活の党も新人を擁立するが、小沢一郎代表の威光はすっかりかすみ、各陣営は票の上積みに向け「小沢票」の切り崩しに血眼になっている。(沢田大典、楠城泰介)

 首相は午後、3カ所目の遊説として小沢氏の本拠地といえる衆院岩手4区の岩手県北上市を選んだ。

 冒頭、奥州で活動した平安時代の武将、安倍貞任(あべのさだとう)に触れ、「貞任の末裔(まつえい)が私となっている。ルーツは岩手県。その岩手県に帰ってきた」と親近感を強調した。続いて「20歳の人は一回も参院選で自民党が勝った姿を見ていない。(党公認新人の)田中真一を東京に送ってほしい」と訴えた。

 JR盛岡駅前では「岩手県にある大きな岩盤を打ち破る」と声を張り上げる場面もあった。

 「岩盤」とは、小沢氏を指すのは言うまでもない。だが、自民党にとって、もはや敵は小沢氏ではない。一関市での街頭演説で「はっきりしない無所属から出るのとは訳が違う」とした平野氏なのだ。

2548チバQ:2013/07/15(月) 22:16:24
 その平野氏は、東日本大震災で被災した県内の海岸沿いの仮設住宅を北から南に一気に回り、岩泉町の仮設住宅前では「復興に関わった経験と知識、何度も足を運んだことで培った現場感覚を総動員して復興の最前線に立たせてほしい」と熱弁をふるった。

 平野氏は過去2度の参院選を「小沢票」に乗って勝利した。今回は逆に「小沢票」を切り崩さなければならない。復興対策の実績をアピールすることで小沢氏との違いをみせようとしている。

 「小沢票」を狙っているのは民主党候補の新人、吉田晴美氏も同じだ。当初、党執行部内には生活との連携を模索する動きがあった。これに「待った」をかけ独自候補擁立を進めたのは、元小沢氏側近で衆院岩手1区選出の階猛氏だったという。階氏の小沢氏への「怨念」がちらつく。

 14日は、「反小沢」の急先鋒(せんぽう)、安住淳元財務相が岩手県内に入り、盛岡駅前では「内輪もめで分裂を繰り返し、せっかく育てた民主党はどうなるのかと思っている人は多い。おわびをしなければならない」と述べ、民主党を離れた小沢、平野両氏を当てこすった。

 これに対し、小沢氏はこの日、福岡県内にいた。生活が唯一、民主党候補を推薦している選挙区だ。小沢氏が優先したのは、民主党に見える形で「貸し」を作ることだった。

 もっとも、留守にするのが当たり前だった小沢氏の岩手入りは、この2カ月で5回に達しているという。

 一方で小沢氏は、生活の新人、関根敏伸氏には「俺の応援はあてにするな」と伝えている。関根氏が落選することは「小沢王国」の崩壊を意味するが、厳しい状況にあることを承知しているようだ。

2549チバQ:2013/07/15(月) 22:18:02
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130714/elc13071422280028-n1.htm
自公協力、埼玉めぐり見直しの危機? 公明「10議席以上」確実にするため
2013.7.14 22:27 (1/2ページ)[関東]
 参院選で自民党が圧勝といわれる中、公明党にとっての「完封勝利」は候補のいる4選挙区のうち接戦とされる埼玉選挙区(改選数3)が大きなカギを握っている。同党は比例代表を含めた目標の「10議席以上」を確実にするため、支持母体の創価学会の票に依存する自民党衆院議員に支援の解消もちらつかせ始めた。

 「埼玉でしっかりと混戦を抜け出せるように頑張りたい。比例代表全体を底上げしていく」。公明党の山口那津男代表は14日、都内での街頭演説後、記者団にこう語った。

 公明党選対幹部によると、埼玉では自民党現職の古川俊治氏が圧倒的な優勢にあり、公明党新人の矢倉克夫氏は民主党現職の山根隆治氏、みんなの党現職の行田邦子氏との団子状態から抜け出せていない。

 山口氏は公示以後2回、埼玉入りした。15日も県内で遊説を行う。

 65万票が当選ラインとされる埼玉で、矢倉氏を推薦した自民党は10万票の支援を約束。県内全15選挙区の衆院議員(うち2人は比例代表で復活当選)には、それぞれ5千〜1万票を矢倉氏に回すよう割り振った。

 だが、公明党幹部は「事前調査の数字には出ていない」と自民党への不満を隠さない。

 創価学会を支持母体とする公明支持者は、全国300の衆院選挙区で2万〜4万あるといわれ、自民党候補の大きな得票源だ。

 別の幹部は「選挙後に自民党から何票来たか市町村単位で検証する。結果によっては、次の衆院選での支援の在り方を見直す可能性もある」と選挙後の「査定」に触れ、圧力をかける構えをみせる。

 公明党の閣僚経験者の一人は「首相は憲法改正でむちゃをしない」と断言。自民党の足元を見るかのようにこう言ってほくそ笑んだ。

 「自民党にとって公明党ほどいい連立相手はない。だって、2万や3万の票をタダでくれるところなんて他にないだろ?」

 13日夜、公明党の井上義久幹事長が自民党の石破茂幹事長と都内のホテルで会談し、矢倉氏への支援を要請、石破氏は埼玉入りを検討すると約束した。(加納宏幸、力武崇樹)

2550チバQ:2013/07/15(月) 22:19:41
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130714/elc13071414490020-n1.htm
集票マシンの稼働状況は? 建設フル、全特わだかまり、労組エンスト
2013.7.14 14:49 (1/3ページ)[選挙]

主な業界団体・労組の参院比例代表での支援先
 与党優勢が伝えられる21日投開票の参院選では、自民、民主両党の支持団体の明暗もくっきりと分かれている。安倍政権の経済政策「アベノミクス」が「機動的な財政出動」を掲げたことを追い風に、建設団体が自民党支援の運動を強力に展開中なのに対し、政権党時代に迷走を続けた民主党と連座したくない一部の労働組合は露骨な「民主隠し」に出ている。“集票マシン”は何を目指すのか。(内藤慎二、比護義則)






建設業界フル回転


 ◆公共事業費復活に期待

 「切られすぎた公共事業費を戻せ−。安倍晋三内閣は、実態としてこういうことをやっています」

 12日午後、群馬県前橋市の群馬建設会館。全国建設業協会が推薦する元国土交通事務次官の自民党比例代表候補がこう訴えると、500人以上の建設関係者から、万雷の拍手が起こった。

 民主党政権が「コンクリートから人へ」と高らかに掲げ、公共事業が無駄遣いの象徴とされたことで、建設業界は肩身の狭い立場に追いやられてきた。

 特に群馬県では、八ツ場(やんば)ダムの建設中止宣言で「建設業者は人にあらずとの思いを抱かされた」(自民党県議)。それだけに、防災事業やインフラ整備を推進する「国土強靱(きょうじん)化」を掲げる自民党への期待は高い。

 群馬県建設業協会の青柳剛会長はいう。

 「必要な公共事業はやるという政府方針を後押しするためにも候補に貢献したい。V字回復までは求めないが、事業量は今より増やさなければならない」

 民主党政権が進めた公共事業費カットや長期的な建設業従事者の減少で組織の基礎体力は低下したが、勢力回復に向けたチャンスだけに表情は明るい。






全特いまだ修復中


 ◆わだかまり 自民と深く

 全国の郵便局長でつくる全国郵便局長会(全特)は今年3月、平成17年の郵政解散以来、8年ぶりに自民党と関係を修復した。今回は同党の比例代表候補を出して、選挙戦に臨んでいる。

 「政権与党(自民党)とともに、郵政事業をしっかり守っていく選択をしたことは間違いではない」。全特が推す前会長の候補は11日、仙台市で300人以上の郵便局長らに訴えた。

 かつて100万票もの圧倒的な集票力で存在感を示した全特は、小泉政権の郵政民営化に反発して自民党とたもとを分かった。

 国民新党で臨んだ3年前の参院選では、現職に約40万票を集めながら落選の憂き目を見た。

 自民回帰を決意した理由の一つには、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への交渉参加もある。

 郵便局の収益改善のため全特は日本郵政グループの新規業務参入を求めているが、米政府は政府出資の残る同グループの事業拡大に懸念を示している。全特側には政府・与党の中に身を置くことで交渉内容をいち早く入手し、要望を反映させたい思惑がある。

 もっとも、自民党執行部の「出戻り組」への視線は厳しく、「参院選での貢献度を厳しく査定する」(幹部)というスタンスだ。全特の選対幹部はつぶやく。

 「自民とは絶縁状態に陥るほど対立した。わだかまりの解消は難しい…」

2551チバQ:2013/07/15(月) 22:19:59




労組エンスト気味


 ◆「民主隠し」露骨展開も

 民主党の最大の支持団体、連合傘下の各産業別労組(産別)は9人の比例代表候補を擁立した。民主党政権下での前回参院選では11人中10人が当選したが、今回は逆風下のため「20万票の安全当選ライン」(産別幹部)に届くのは半分程度とみられている。

 その一つ、電力会社労組による電力総連が取っている戦略は、「民主隠し」だ。

 「将来にわたる安定的なエネルギー政策の確立をめざします!」

 電力総連の比例代表候補はホームページでこう公約している。民主党が掲げる「2030年代に原発稼働ゼロ」との公約どころか、「民主党」という文字も、比例代表総支部の名前として小さく書かれているだけ。電力総連は民主党の脱原発路線に不満を強め、党名を外したビラも作成して「脱民主」を徹底している。

 従来、連合の選挙支援活動の核となってきた自治労や日教組も、厳しい戦いを強いられている。安倍政権が地方交付税を減額したために、7月から地方公務員給与7.8%の引き下げが全国各地で始まるからだ。

 このため、選挙戦に向けた組合員の動きが鈍く、日教組も、6年前の参院選で50万票の集票力を見せた自治労も20万票の当落選上で足踏みしている。選挙結果によっては、官公労の「選挙力」を背景とする、輿石東(こしいしあずま)参院議員会長の党内での影響力も打撃を受けそうだ。

2552チバQ:2013/07/15(月) 22:35:41
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130715/crm13071522200008-n1.htm
民主・鈴木寛氏が女に殴られ軽傷 吉祥寺駅前で街頭演説中、ボトルの液体かけられ
2013.7.15 22:19

前日、女に殴られ軽傷を負った鈴木寛氏。額の白い絆創膏が痛々しい=15日午後、東京・銀座(西森晃撮影)
 参院選東京選挙区に立候補している民主党現職の鈴木寛(かん)氏(49)が14日、街頭演説中に女に顔を殴られて軽傷を負い、警視庁武蔵野署が女を公選法違反(選挙の自由妨害)容疑で現行犯逮捕していたことが15日、関係者への取材で分かった。

 鈴木氏の選挙事務所などによると、14日午後6時半ごろ、東京都武蔵野市のJR吉祥寺駅前で、鈴木氏が演説後に聴衆と握手をしようとしたところ、中年の女が「うるさい」と叫びながらペットボトルの液体をかけ、顔を殴ったという。

 鈴木氏は額などに全治1週間の軽傷。近くにいた女性運動員も腹を蹴られたが、けがはなかった。女は酒に酔っていたといい、その場で取り押さえられた。

2553チバQ:2013/07/15(月) 22:37:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013071500341
「選挙区全勝」狙う自民=野党、複数区で追い込み−参院選の終盤戦略【13参院選】
 参院選は21日の投開票日まで1週間を切った。優位を保つ自民党は、数少ない接戦の選挙区に安倍晋三首相(党総裁)らを投入し、選挙区全員当選を狙う。民主党など野党は改選数2〜5の複数区を「主戦場」と定め、追い込みを図る方針だ。
 自民党は15日夜、首相や石破茂幹事長ら幹部が党本部で選対会議を開き、終盤情勢を分析。改選数1の「1人区」は岩手、山形、三重、沖縄の4選挙区、複数区は候補を2人擁立した東京、千葉の2選挙区を重点区とする方針を確認する。
 これら計6選挙区のうち、首相は既に岩手、山形、東京、千葉で遊説。15日は三重県鈴鹿市で「三重は全国で最も厳しい選挙区だ。皆さんの力を貸してほしい」と訴えた。帰京後、千葉県市川市での演説会に急きょ参加。残る沖縄も16、17両日に訪れる。
 公明党の最重点区は埼玉選挙区。山口那津男代表は15日、さいたま市の街頭で「名前がまだ十分浸透していない。どうか押し上げてください」と呼び掛けた。同選挙区では自民党が、競合する公明候補を推薦。残りの選挙期間中に石破氏が埼玉入りし、てこ入れに協力する予定だ。
 一方、民主党は、自民党に先行を許している1人区で差を詰めたり、逆転したりするのは容易でないとみており、今後、幹部による応援は複数区を優先する。
 細野豪志幹事長は15日、大阪府池田市の街頭で「現実的に社会保障制度の充実を提案できるのは共産党ではなく民主党だ」と強調。改選数4の大阪選挙区は、最後の議席を共産党と競り合っているとの分析を踏まえた発言だ。細野氏はこの後、京都、兵庫で遊説。16日は海江田万里代表が千葉、神奈川に、野田佳彦前首相が大阪にそれぞれ入る。
 みんなの党は、議席争いに絡んでいる宮城、埼玉、愛知を最重点区と位置付けた。15日は渡辺喜美代表が愛知など、江田憲司幹事長が埼玉などを回った。
 共産党は議席獲得の可能性が高い東京を重視している。同日は志位和夫委員長、市田忠義書記局長がそれぞれ都内を遊説。志位氏は「共産党躍進の大波を、首都東京からつくり出してほしい」と訴えた。都市部を中心に比例代表の票の掘り起こしにも力を入れる。
 日本維新の会は大阪、兵庫の戦いに狙いを定める。橋下徹共同代表は同日、大阪府吹田市で街頭演説し、「大阪維新の火を消さないよう力を借りたい」と強調した。
 生活の党、社民党、みどりの風は比例票の獲得に全力を挙げる考えだ。(2013/07/15-20:48)

2554チバQ:2013/07/15(月) 22:38:33
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013071500223
震災復興、届かぬ声=原発問題も「うやむや」−被災3県、有権者落胆【13参院選】

仮設店舗の前で「復興」を訴える候補者=13日、宮城県名取市(一部、画像処理してあります) 参院選終盤を迎えた東日本大震災の被災地。候補者らは震災の早期復興を掲げるが、「実行されるのか」と有権者の反応は冷ややかだ。原発問題も議論が深まらず、被災者の落胆が選挙への無関心にもつながっている。
 「候補者は誰もが『復興』と言うが、地元は一向に進まない状況に焦燥感がある」と話すのは岩手県山田町の理容師湊正美さん(64)。各党は一様に景気回復を訴えるが、「人口が減り、産業も発展しない被災地ではどこの国の話かと思う」と首をかしげる。
 同県釜石市の仮設住宅で暮らす木村峰雄さん(77)は津波で漁船を失い、年金生活だ。現政権に期待するが、消費増税に伴う物価上昇が気掛かりで「食費を削る我慢も必要」と覚悟している。震災の風化を感じ、「増税は被災地に配慮してほしいが、そういう声は届かない」と肩を落とした。
 仮設商店が並ぶ宮城県名取市の「閖上さいかい市場」。総菜店経営の佐藤ひろ子さん(48)は津波で自宅と工場を失った。「どの党も『復興を進める』と言うが、本当に実行されるのか。いまだに家の再建も決まらない」とこぼす。かまぼこ店の店員大内智恵子さん(42)は「震災から2年たっても閖上はがれきが片付いただけ」と復興の遅れを指摘。「国会議員には、先頭に立って復興を進めてもらいたい」と望む。
 東京電力福島第1原発事故の影響で約15万人が避難する福島県。楢葉町の避難指示区域から、いわき市の仮設住宅に避難する無職矢内進さん(73)は、各候補の演説に「本当に重要なことは何一つ語っていない」と、原発をめぐる議論が深まらないことにいら立ちを隠さない。
 復興も具体策がないといい、矢内さんは「ここの住民はほとんど興味がない」と話す。同じ仮設住宅の主婦木村洋子さん(64)も「(原発も復興も)うやむやな感じがする」と不満そうに話した。(2013/07/15-15:47)

2555チバQ:2013/07/15(月) 22:39:22
http://www.nishinippon.co.jp/feature/sanin2013_o/article/26767
公明、我慢の比例選挙戦 現職の運動黙認、自民追い風逆らえず
2013年07月15日(最終更新 2013年07月15日 17時46分)

大分市であった公明党の街頭演説会で、こぶしを突き上げて気勢を上げる参加者

 国政選挙で「選挙区は自民、比例は公明」で自民党と協力してきた公明党が、参院選で、県内が主地盤の比例代表候補で首相補佐官を務める自民現職(65)の選挙運動を容認している。公明は比例代表が主戦場。2007年の参院選では、自民現職が県内での選挙運動を封印することで出馬を受け入れたが、今回は一転して静観の構え。そこには得票が目減りする恐れがあっても、自民の「風」を取り込もうとする公明側の思惑が見え隠れする。

 「比例区は私の補佐官をはじめ素晴らしい候補者がいます。よろしくお願いします」。12日、大分市の中心市街地であった安倍晋三首相の街頭演説会。自民現職の妻を選挙カーに登らせ、首相は最後に再選に向けて支持を呼び掛けた。公明への支持を呼びかける言葉は、最後までなかった。

 公明は今回、県内の比例代表の得票について、10年の前回参院選から約6千票上積みして8万7千票を目標に据える。候補者には九州出身者がおり、1票でも増やしたいのが本音だ。

 その中で、ライバルともいえる自民現職の県内での運動を認めた。「自民現職は党県連会長。県内での運動を理解はする」と公明県本部幹部。自民現職は、比例代表に初挑戦した07年の参院選では、県内に事務所を開くこともできなかったが、今回は6月に大分市内に事務所を置き、県内でも精力的に支持を呼びかけている。

 公明が14日、大分市内で開いた街頭演説会では、公明の比例代表候補と自民の選挙区候補が、握手して親密さをアピールした。各種世論調査では、安倍内閣は高支持率を維持しており、比例代表の投票先は自民が他党をリードしている。公明の関係者は「自公政権に追い風が吹いていると言うが、風は全部自民に行っている。多少、自民現職に票が流れても、その風を取り込みたい。今回は、自民ともめるわけにはいかない。我慢するしかない」と話した。


=2013/07/15付 西日本新聞朝刊=

2556チバQ:2013/07/15(月) 22:40:08
http://www.nishinippon.co.jp/feature/sanin2013_n/article/25826
「候補者が来ない島」 五島・赤島ルポ 「田舎ほど政治の力必要」
2013年07月11日(最終更新 2013年07月11日 14時36分)

選挙戦さなかでも静かな赤島。伊勢エビ漁が禁漁中のために港には数隻の船が停泊していた

 「時間もない上に船をチャーターするのに費用もかかる。人口が少ないこの島に候補者が来ないのは分かってますよ」

 8日、参院選の投票所となる島の集会所の近く。五島市選管が設置した掲示板を見ながら70代の男性はつぶやいた。掲示板には全員分のポスターがそろっていない。「最後までこのままかな」

 五島市福江港から定期船で25分。赤島は、福江島から南東15キロに浮かぶ2次離島(大型離島の周辺に点在する小離島)。50代以上の17世帯20人の有権者が暮らす。

 主な収入源は漁だが、船の燃料費は高騰し、漁獲高は年々減少。島民は、自身の生活に不安を持つ。「切り捨てられるとは思わないけど、田舎ほど政治の力を必要としている。小さな島だけど少ない島民の声も大事にしてほしい」。男性はそう続けた。

 この男性によると、国政選挙では毎回、期間中に一部陣営の運動員が来るだけで、候補者本人が来島することはない。「本人が来るのは市長選か市議選かな。市議選にしても掲示板には全員分はそろわない。島民の投票率はおそらく100%に近いのに…」。国政選挙では、新聞やテレビの政見放送などを判断材料に島民は投票先を決めるという。

 離島は、ガソリンや重油など燃料価格の高騰や輸送費のコスト高で本土との経済格差がある。そして、医師不足や災害対策など、さまざまな課題を抱える。各候補者も「国境を監視している離島の漁業者を守る」「医療格差をなくす」と離島振興を訴える。ある陣営幹部は「人口が少ない島を軽視する考えはない。普段からの活動で候補者の政策は離島の人に理解してもらっていると思う」と説明するが、島民の暮らしへの不安は募るばかりだ。

 赤島には、商店も自動販売機もない。終戦直後は500人近くが住んでいたが、高度経済成長とともに次々に島を出ていった。3年前には、島民は60代以上の男性7人だけに。自治会長の今村泰己さん(73)は島の将来に危機感を持ち、空き家の所有者に協力を求めるなど移住者を受け入れる環境整備に奔走。島に最初の移住者がやって来ると移住者の波が寄せた。現在、都市部から移り住む人が島民の半数以上を占める。

 今村さんは思う。「日本には数年前の赤島のように、無人になる危険性が高い地域がいくつもある。都市部の一極集中でいいはずがない」。今回の参院選で今村さんは、とくに地方分権の公約を基準に投票先を決めるつもりだ。

 「自分たちでできることは自分たちでやるしかない。でも、世の中を大きく動かす政治には常に期待している」

 20日、島では繰り上げ投票が行われる。


=2013/07/11付 西日本新聞朝刊=

2557チバQ:2013/07/15(月) 22:40:58
http://www.nishinippon.co.jp/feature/sanin2013_n/article/26136
TPP参加、脅威は目前 揺れる農家の一票
2013年07月12日(最終更新 2013年07月12日 14時36分)

雲仙市千々石町の棚田に植えた稲の生育を確認する荒木政勝さん

 コメ50%減、牛肉53%減、牛乳乳製品や豚肉100%減−。日本が環太平洋連携協定(TPP)に参加した場合の影響額を県が試算したところ、県内の農業生産額は年間369億円減り、牛乳乳製品や豚肉は壊滅的打撃を受けるという。政府は影響の少ない「条件付き参加」を模索しているが、TPPは農家を大きく揺さぶる。

 「牛乳は全滅? まさか、そんなことはないとは思うが」。島原市六ツ木町で約50頭の乳牛を飼育する松本良一さん(58)は顔を曇らせた。毎朝午前5時半に牛舎に入り、餌やりやふんの処理、搾乳をする。子牛の世話や牧草の収穫、夕方の搾乳もある。

 父の代から島原で酪農を始めた。休みが満足に取れず、きつい仕事だが「おいしい牛乳を飲んでもらいたい」の一心で続けている。何より、牛が好きだ。

 長崎産の牛乳は主に飲用。TPPで乳製品にかける関税がなくなれば、安価な外国産が大量に流通する。そうなると、バターやチーズに加工する北海道産の牛乳が飲用に回る可能性がある。北海道の大規模酪農にはコストで太刀打ちできない。「廃業する仲間が出てくるかもしれない」と松本さんは懸念する。

 長男良太さん(27)の仕事ぶりが一人前になり、牛舎を大きくし、牛を増やしてやりたい。だが先行きを考えると、投資に二の足を踏む。

 TPP参加の是非は参院選の争点の一つ。一票は「日本の農業を真剣に考えてくれる候補」に入れるつもりだ。

     ■

 「どうなるか分からないTPPより、今、地域のために何ができるかを考える方が有意義だ」。雲仙市千々石町でコメやジャガイモ、タマネギを作る荒木政勝さん(29)は強く思う。

 日本の棚田百選に選ばれている千々石地区。県内では高級米産地としても知られる。荒木さんは実家の田んぼや畑とは別に、5年ほど前から若手農業者グループで耕作放棄の棚田約1千平方メートルを借りてコメを作り、米粉として出荷している。

 この米粉が洋菓子などに使われると、健康ブームにも乗って話題に。引く手あまたの状態で、今年は助成金付きの減反をあえてやめ、米粉用のコメを作り始めた農家もいるほどだ。

 荒木さんは「ここにヒントがある」と言う。米粉作りは、農家の高齢化などで失われかねない棚田の景色を残すために始めた。それが売れる産物になり、所得向上につながれば、TPPに対抗できるかもしれない。

 政府はコメ、乳製品など5品目を関税撤廃の対象から除外することを探る。荒木さんはこうした動きは参考にせず、人物本位で投票する。

 「与党も昨年の衆院選と今ではTPPへの主張が違う。信頼に足るのは政党ではなく人だから」



=2013/07/12付 西日本新聞朝刊=

2558チバQ:2013/07/15(月) 23:01:59
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1123/20130714_02.htm
自・民両党首、東北対決第2幕 重点区、奪取か死守か

街頭演説で支持を訴える安倍首相=13日午後2時40分ごろ、仙台市青葉区一番町



街頭演説で熱弁を振るう海江田民主党代表=13日午後2時10分ごろ、名取市田高



 参院選の公示から10日目の13日、安倍晋三首相(自民党総裁)と民主党の海江田万里代表がそろって東北入りした。重点選挙区に狙いを定めた両党首の東北対決は公示日以来、2度目。安倍首相は「民主党ができなかったプラス成長を成し遂げる」と攻勢をかけ、海江田代表は「被災地の復興を遅らせているのは自民党」と批判を強めた。21日の投票日に向け、与野党の攻防が過熱した。
 札幌市から宮城県に入った安倍首相は午後2時40分、仙台市青葉区の繁華街で演説した。経済政策「アベノミクス」を前面に出し、聴衆約1000人に「お金が回り始めた今、政治がぶれるわけにはいかない」と政権の安定を訴えた。
 15分の演説を終えると山形県に移動。午後4時すぎ、約2000人が集まった山形市のJR山形駅西口広場に向かった。
 山形選挙区(改選数1)は環太平洋連携協定(TPP)をめぐる攻防が大きな焦点。安倍首相は「農業、農村の収入を10年間で倍増させる」と熱弁を振るった後、山形県高畠町と米沢市も訪れ、てこ入れに駆け回った。
 選挙区では自民新人と、TPP断固反対を訴えるみどりの風現職が事実上の一騎打ちを展開する。党本部が終盤戦の重点選挙区に位置付ける岩手など6都県の一つだ。
 安倍首相の山形入りは昨年12月の就任後初めて。首相が1選挙区で3カ所も遊説するのは異例だ。14日は岩手県に入り、無所属現職と激戦を演じる自民新人を応援する。
 宮城入りした海江田代表は名取市と仙台市太白区の計5カ所を巡り、郡山市に転戦した。
 正午前、名取市の仮設商店街「閖上さいかい市場」でマイクを握り、安倍政権の復興方針を批判。「全国に公共事業をばらまいて人手不足と建設資材の高騰を招き、被災地の復旧事業を遅らせた」と指摘した。
 1人区で自民の優勢が伝えられる中、民主は全国で16ある複数区の議席死守を最重要課題に位置付ける。
 宮城選挙区(改選数2)は自民現職が先行、2議席目をめぐり民主現職とみんなの党新人が激しく競り合う。海江田代表は街頭で「民主の1議席があることが、被災地にとっても重要だ」と訴えた。
 公示前の6月末を含め、代表来県は3回目。木村勝好党県連幹事長代理は「候補と同行した時間も長く、重点区である証拠。仙台中心に運動を活発化させる」と話した。


2013年07月14日日曜日

2559チバQ:2013/07/15(月) 23:03:09
http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW1307150100002.html
北海道
>記事
2013年7月15日

どこへいく維新票
党への支持を訴える日本維新の会の中田宏衆院議員(左)ら=14日、札幌市中央区

■みんなと連携見送りで注目


 【熊井洋美、山吉健太郎】昨年の衆院選の比例道ブロックで約33万票を集めた日本維新の会の票がどこへいくのか、注目されている。道選挙区では、同じく「第三極」といわれたみんなの党が候補者を擁立しているが、中央で両党の連携が見送られたのと同様、道内でもそれぞれが独自に選挙戦を展開する。


 「北海道の選挙区に候補者はいませんが、どうか比例区は、日本維新の会の党名か気に入った候補者の名前を書いて下さい」


 14日夕、JR札幌駅前で同党の中田宏衆院議員が声を張り上げた。


 維新は昨年の衆院選比例道ブロックで約33万4千票を獲得。新党大地の約34万7千票に迫った。札幌市で特に支持が厚く、民主党と得票が互角の区もあったほど。「第三極」の維新とみんなを足した票は約48万9千票で、民主を上回った。


 維新とみんなは、規制緩和や環太平洋経済連携協定(TPP)参加、憲法改正に積極的など共通点が多く、道選挙区に立候補しているみんなの安住太伸氏(43)は当初、維新の支援を受ける予定だった。しかし、維新の橋下徹共同代表の従軍慰安婦をめぐる発言で、立ち消えになった。


 安住氏側はその後も道内の維新関係者に協力を働きかけてきたが、支持団体を紹介するなどの組織的な協力には至っていない。安住氏は「維新関係者からは個人的に応援してもらっている」と話す。


 「第三極」の票の行方は――。いずれも道内組織が未成熟で、党の道支部ができていない維新、そして、候補者のポスターが今も全掲示場に張り切れないみんな。どちらの関係者も「こっちが聞きたいぐらい。とにかく声を届けるしかない」と話す。

2560チバQ:2013/07/15(月) 23:09:38
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130715/elc13071503250009-n1.htm
接戦 幹部、応援に熱
2013.7.15 03:16
 参院選の投票日まであと6日。各陣営とも選挙運動にさらに熱が入ってきた。党幹部らが選挙区入りし、支持を訴える候補がいる一方、独力で活動を続ける候補もいる。

                   ◇

 ●新潟

 各党幹部の来県が相次いでいる。最も目立つのが民主だ。海江田万里代表、野田佳彦前首相、枝野幸男元官房長官、馬淵澄夫幹事長代行ら幹部、閣僚経験者が続々来県。14日も細野豪志幹事長が新潟市内で演説したほか、17日は長妻昭元厚生労働相が来県、海江田代表も再訪問する予定で、接戦と伝えられるだけに力が入っている。

 生活は9日に小沢一郎代表が演説したほか、鈴木克昌幹事長、玉城デニー幹事長代理らが訪れた。

 維新は9日に橋下徹共同代表、14日は平沼赳夫代表代行が来県した。

 優勢とされる自民も、河野太郎元法務副大臣、田村憲久厚労相、義家弘介文部科学政務官、さらに13日には麻生太郎副総理が来県、新潟駅前などで演説した。15日に中曽根弘文参院議員会長、19日に小坂憲次元文部科学相が駆けつける。

 社民は村山富市元首相が応援に来県した。89歳という高齢のうえ、大分県からの移動にもかかわらず、かくしゃくとした演説に聴衆からは「元気だなあ」と声が漏れるほどだった。

 共産は市田忠義書記局長が来県、幸福も党幹部が訪れている。無所属は独自の戦い。

                   ◇

 ●長野

 長野選挙区(改選数2)は、自民、民主両党の現職の優勢が伝えられていることもあり、両党幹部の来県は激戦区に比べると少ない。

 自民党現職の吉田博美氏(64)は選挙戦前半、党幹部らの応援はなかったが、13日に茂木敏充経済産業相が来県。15日には同党の石破茂幹事長、17日に石原伸晃環境相など後半に党幹部、閣僚が続々入る。

 民主党現職の羽田雄一郎氏(45)は、5日に同党の細野豪志幹事長が松本市で応援演説。陣営は「民主党色はあまり出さず、羽田ブランドで勝負する」としており、それ以外は党幹部の来県予定はない。

 共産党新人の唐沢千晶氏(43)は、9日に同党の市田忠義書記局長が来県。17日には志位和夫委員長が応援に入り、松本、長野両駅前で演説を行う。

 無所属新人の神津ゆかり氏(46)は、社民党が支援しているが、同党幹部の来県予定はない。

 幸福実現党新人の味岡淳二氏(54)は、17日に同党の矢内筆勝(ひっしょう)党首が応援に入る。

 みんなの党新人の角恵子氏(33)は、9日に同党の渡辺喜美代表が長野駅前で演説。その他の幹部の来県は調整中だ。

                   ◇

 ●山梨

 7人が争う激戦区の山梨選挙区では、改選1議席をめぐり各党の応援合戦が加熱している。

 閣僚が次々に山梨入りしている自民党は14日、石破茂幹事長が甲府駅前などで応援演説を行い、新人の森屋宏氏(56)への支持を求めた。既に安倍晋三首相をはじめ、谷垣禎一法相や岸田文雄外相、小泉進次郎青年局長らが来県、今後も林芳正農林水産相、山本一太沖縄北方担当相、石原伸晃環境相らが来県を予定する。

 みんなの党は、渡辺喜美代表が公示後、既に2度、来県。現職、米長晴信氏(47)の応援に汗を流した。

 共産党は、新人、遠藤昭子氏(61)の応援で、志位和夫委員長が17日に甲府市で街頭演説を行う。

 幸福実現党新人の田辺丈太郎氏(32)の応援には、比例代表候補の矢内筆勝(ひっしょう)党首が同じく17日に甲府入りする予定だ。

 民主党は14日夜、長妻昭元厚生労働相が、党推薦の無所属新人、坂口岳洋氏(42)の個人演説会へ。15日には、安住淳元財務相も県内入りする。

 政党など特定の組織から支援のない無所属新人の青木茂樹氏(44)、林祥三氏(65)は候補自身が政策などを訴えて回っている。

2561チバQ:2013/07/15(月) 23:24:09
5026 名前:チバQ 投稿日: 2013/07/15(月) 23:23:04
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500160
共産、12年ぶり議席か=東京【参院選情勢】
 自民武見、公明山口の現職2人が優位に立った。これに自民現職丸川、共産新人吉良が続き、最後の5議席目を民主現職鈴木と無所属新人山本が争う展開。自民は27年ぶりの2議席獲得が濃厚だ。
 武見は2月に比例代表から移り、出遅れが心配されたが、都医師会を中心に組織を固めた。山口は党代表として全国を飛び回っているため、支持母体の創価学会が総力で支えている。丸川は厚生労働政務官の実績と元民放アナウンサーの知名度が武器だ。吉良は「自共対決」を訴え、共産として12年ぶりの議席獲得へ追い込みを図る。
 民主は公示直前の一本化調整が失敗して分裂選挙となり、鈴木は連合など組織固めに全力を挙げている。山本は俳優としての知名度の高さを生かし、無党派層への浸透を狙う。
 維新小倉、みんな桐島、民主公認を取り消された無所属大河原は、懸命に追っている。(2013/07/15-14:32)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500161
自・み・公が先行=神奈川【参院選情勢】
 自民島村、みんな松沢、公明佐々木の3新人が先行し、4議席目を民主現職の牧山と共産元職の畑野が激しく争う。島村は1議席を確実に取る党の戦略で業界団体の組織を固め盤石。知事を2期8年務めた松沢も高い知名度を武器に安定している。佐々木は支持組織を手堅くまとめるとともに若さをアピール、若者と女性票の取り込みを図って抜け出した。牧山は連合の支援を受け、現職としての実績を前面に議席死守に懸命。消費増税反対や「原発ゼロ」を訴える畑野と当落線上の戦いを繰り広げる。維新現職水戸らは伸び悩んでいる。(2013/07/15-14:32)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500174
4議席目、共・民争う=大阪【参院選情勢】
 自民新人の柳本がトップ当選の勢いで、維新東、公明杉の両新人も抜け出し、残り1議席を共産新人の辰巳と民主現職梅村が激しく競り合っている。柳本は衆院6期の実績をアピール。維新は地元選出国会議員を張り付け、東を全面支援している。「本拠地」で好成績を残し、党勢回復の足掛かりにしたい考えだ。杉も順位にこだわり、組織固めを図る。辰巳は共産として15年ぶりの議席獲得に燃える。梅村は連合の支援や党幹部の応援を受け、議席死守に懸命。公示直前の出馬表明となったみんな安座間は出遅れている。(2013/07/15-14:34)

2562チバQ:2013/07/15(月) 23:24:56
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500158
民・みが3位争い=埼玉【参院選情勢】
 当選圏入りした自民現職の古川に公明新人の矢倉が続き、与党で2議席確保の勢い。3議席目を民主山根とみんな行田の現職2人が競り合っている。古川は支援組織を着実に固め、矢倉は自民の推薦を生かして保守層にも浸透しつつある。3選を目指す山根は、支持層を固め切れていないとみて追い込みに懸命。行田は党代表渡辺喜美らが相次いで応援に入り、浮動票に狙いを定めてこ入れを図っている。共産伊藤、社民川上は苦しい。(2013/07/15-14:32)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500159
自民2議席の勢い=千葉【参院選情勢】
 自民が2議席を確保する勢い。再選を目指す石井は着実に支持層を固め、安定した戦い。新人豊田は同党県議らを足場に浸透を図る。知名度アップが課題だが、2人当選をもくろむ首相安倍晋三が応援演説に入るなど党のてこ入れも受け、当選圏入りをうかがう。民主現職の長浜は盟友の前首相野田佳彦とともに県内を回り、票の掘り起こしを進める。連合、社民県連の支持を得て、3位以内への滑り込みに懸命だ。長浜を追うみんな新人寺田は無党派層の支持拡大に全力。共産新人寺尾は「自共対決」を訴え、反自民票の取り込みを目指す。維新花崎、生活太田らは苦しい。(2013/07/15-14:32)

2563チバQ:2013/07/15(月) 23:25:10
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500170
残り1議席を共・み競る=愛知【参院選情勢】
 自民新人の酒井が抜け出て、民主現職の大塚が続く。3議席目をめぐり、共産本村、みんな薬師寺の両新人が激しく競り合う。酒井は着実に組織を固め、独自候補擁立を見送った公明の支援も得て安定している。大塚は「民主王国」での議席死守に向け、連合票固めや浮動票獲得へ追い込みを図っている。本村は「自共対決」を前面に打ち出し、非自民層への浸透に懸命。薬師寺は無党派層が頼みで、地道に街頭演説を重ねている。維新近藤は公示直前に比例代表から移ったため、出遅れ感は否めない。みどり現職平山らは苦しい。(2013/07/15-14:34)

2564チバQ:2013/07/15(月) 23:26:48
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500147
自・民現職抜け出す=北海道【参院選情勢】
 安定した戦いぶりの自民伊達と、これに続く民主小川の現職2人が抜け出した。伊達は安倍政権の環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に反発した道農政連から推薦を得られなかったが、経済団体などからの幅広い支援で、順調に支持を広げる。小川も連合などの支援組織を着実に固めつつある。大地浅野はTPP断固反対を掲げ農業票の取り込みを図るが伸び悩み、みんな安住も広がりを欠く。共産森も厳しい戦いだ。(2013/07/15-14:28)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500150
自民先行、民・み追う=宮城【参院選情勢】
 自民の現職愛知が先行し、2議席目を民主現職岡崎とみんな新人和田が争う。愛知は県医師会などの組織を手堅くまとめ、初のトップ当選も視野に入った。岡崎は民主への逆風を考慮して党幹部の応援を極力控えるなど党派色を薄め、連合を中心とする組織を固めて逃げ切る構え。追い上げる和田は標的を岡崎に絞り込み、インターネットを活用して無党派層への浸透を図る。共産岩渕らは苦戦している。(2013/07/15-14:29)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500155
自民上月抜け出す=茨城【参院選情勢】
 自民新人の上月が頭一つ抜け出した。2議席目をめぐり民主現職藤田、みんな新人石原が激しく競り合う。元県副知事の上月は、自民の地方議員の組織を束ねて幅広く浸透。再選を目指す藤田は、連合などの支持層固めに全力を挙げ、生き残りに懸命。知名度アップが課題の石原は党幹部らと街頭演説を繰り返し、無党派層の取り込みを図る。元衆院議員の維新石井は地盤の県南部を中心に支持を訴え、共産小林は政権批判票の積み上げを狙う。(2013/07/15-14:31)

2565旧ホントは社民支持@鹿児島市:2013/07/15(月) 23:26:54
今年も選挙ファイルを作りました。よかったら開票当日にどうぞ。
次回は3年後かなぁ。

参院選開票速報支援ソフト Decision2013-2(参院選)
http://kie.nu/198P
パスは「20130721」

両院議員データ 両院の勢力分野
http://kie.nu/198S
パスは上に同じ

2566チバQ:2013/07/15(月) 23:27:08
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500162
2議席目へ風間・森競る=新潟【参院選情勢】
 自民の現職塚田が業界団体や公明支持層を着実に固めて安定。2議席目を民主風間と生活の森の現職2人が激しく競り合う。比例代表から選挙区に移った風間は連合の組織固めを進め、逃げ切りに全力。森は女性票に照準を合わせて懸命に追い上げる。維新米山はインターネットを中心に支持を訴えるが、広がりを欠く。社民渡辺、共産西沢も苦しい。(2013/07/15-14:32)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500167
自・民現職2人が安定=長野【参院選情勢】
 自民吉田、民主羽田の現職2人が安定した戦い。3選が懸かる吉田は建設業界や県医師会などの支持団体がフル稼働しているほか、公明の推薦も受け、トップ当選をうかがう。4選を目指す羽田も、父の元首相孜から受け継いだ強固な後援会を中心に手堅く組織を固める。みんな角は公示直前に出馬が決まり、出遅れは否めない。共産唐沢も厳しい戦い。(2013/07/15-14:33)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500169
自・民2現職が優位=静岡【参院選情勢】
 自民牧野、民主榛葉の現職2人が優位に立ち、みんな、維新、共産の各新人が懸命に追う展開。牧野は業界団体などの組織票を手堅くまとめ、トップ当選を狙う。連合の支援を受ける榛葉も、2期の実績を訴えるなどして、議席維持へ安定した戦いを進める。公示直前に出馬表明したみんな鈴木は唯一の女性候補をアピールし、県西部を足場に追い上げを目指す。維新望月は党支持率が低迷する中、知名度アップに全力を挙げる。共産森は、中部電力浜岡原発(御前崎市)の即時廃炉などを訴える。(2013/07/15-14:33)

2567チバQ:2013/07/15(月) 23:28:17
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500173
共産が議席うかがう=京都【参院選情勢】
 安倍政権の高支持率を追い風に、自民現職の西田が大きく先行。残り1議席をめぐり、共産倉林、民主北神、維新山内の新人3人がデッドヒートを繰り広げる。
 組織票を固めた倉林は「自共対決」を前面に打ち出し、無党派層への浸透を狙う。衆院落選組の北神は、元外相前原誠司ら府選出の党所属国会議員と二人三脚で街頭演説やミニ集会を行い、追い上げに懸命。山内は共同代表橋下徹の従軍慰安婦発言による逆風をはね返そうと必死だ。公示直前の出馬表明となったみんな木下は、出遅れが響いている。(2013/07/15-14:34)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500175
維・民が2議席目競る=兵庫【参院選情勢】
 4選を目指す自民鴻池は、公明の推薦のほか業界団体から幅広い支持を受け、当選圏入り。残る1議席を懸け、維新新人の清水と民主現職の辻とが接戦だ。清水は元民放アナウンサーの知名度を生かし、無党派層への食い込みに懸命。共同代表の橋下徹らが頻繁に応援に入っている。議席を死守したい辻は元厚生労働副大臣の実績を訴えるとともに、連合傘下の労組票固めに必死。維新との選挙協力を解消したみんなは、公示直前に下村を擁立。共産金田は政権批判票の獲得を狙う。(2013/07/15-14:34)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500181
溝手、森本を佐藤追う=広島【参院選情勢】
 自民現職の溝手が他を大きく引き離し、議席維持が濃厚。2議席目争いは、民主新人の森本が先行、生活現職の佐藤らが追う展開だ。溝手は安倍政権の高支持率を追い風に着実に支持層を固めた。森本は代表海江田万里や幹事長細野豪志ら党幹部の応援を得て、連合の組織票をほぼまとめた。地元選出のみどり亀井静香の支援を受ける佐藤は、環太平洋連携協定(TPP)参加反対を訴え保守層の切り崩しを狙う。維新灰岡は街頭演説と握手の回数で勝負する戦術に徹し、無党派層への浸透を図る。共産皆川は厳しい。(2013/07/15-14:36)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500187
民・共・維が2位争い=福岡【参院選情勢】
 3選を目指す自民現職の松山が県内全域で支持を広げ盤石の態勢。2議席目をめぐり、民主野田、共産真島、維新吉田の3新人がほぼ横一線で激しく争う。松山は農政連や200以上の企業・団体の支持に加え、公明の推薦も得て組織票を着実に固める。民主の議席を死守したい野田は、代表海江田万里ら党幹部の支援を仰ぎ、支持層のつなぎ留めに全力を挙げる。真島は県内各地で集会を開き、無党派層への浸透を図る。吉田は都市部の街頭を中心に活動。みんな古賀は苦しい戦い。(2013/07/15-14:37)

2568チバQ:2013/07/15(月) 23:30:41
1人区は抜粋

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500149
田中と平野が激戦=岩手【参院選情勢】
 自民の新人田中と無所属の現職平野が横一線で激しく争う。田中は党が総動員する閣僚や幹部の応援を受けて組織を固め、生活代表小沢一郎の自民離党後初となる21年ぶりの議席獲得に挑む。平野は復興相経験者としての実績をアピール、民主時代の系列県議らの支援も得て3選を目指す。生活関根は小沢が築いた後援会組織をフル稼働するが、知名度不足が難点。民主吉田、共産菊池らも苦しい戦い。(2013/07/15-14:28)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500153
大沼を舟山が猛追=山形【参院選情勢】
 自民新人の大沼がやや先行し、みどり現職の舟山が猛追している。大沼はアベノミクスの波及効果を訴えて浸透を図るが、環太平洋連携協定(TPP)参加に反対する県農政連が舟山を推薦したのが痛手。自民本部も危機感を強め、党幹部や閣僚を次々と投入している。社民が推薦し、民主と連合の支援も受ける舟山は「県民党」を掲げ、無党派層の取り込みに懸命だ。共産太田は苦戦。(2013/07/15-14:31)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500171
自民吉川がリード=三重【参院選情勢】
 自民新人の吉川は同党支持層の厚い県南部で票を固めたほか、大票田の県北部でも支持を拡大。公明の全面支援も得てリードしている。民主高橋は3期の実績を訴え、前副総理岡田克也のてこ入れも受けて懸命に追い上げを図るが、厳しい戦い。維新深尾と共産中川は伸び悩んでいる。(2013/07/15-14:34)

2569チバQ:2013/07/15(月) 23:30:57
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500172
自民の議席奪取濃厚=滋賀【参院選情勢】
 自民新人の二之湯が安定しており、民主からの議席奪取が濃厚だ。若さをアピールしつつ、県選出の党所属国会議員の後押しを受け、医師連盟などの業界団体の支持も取り付けた。民主現職の徳永は連合などの組織固めを懸命に進め、地元出身の幹事長細野豪志ら党幹部の応援を受けるが伸び悩んでいる。「自共対決」を掲げる共産坪田は厳しい戦い。(2013/07/15-14:34)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2013071500194
糸数を安里が猛追=沖縄【参院選情勢】
 3選を目指す沖縄社会大衆党の現職糸数がわずかに先行し、自民新人の安里が猛追する。知名度抜群の糸数は生活、共産、社民、みどりから推薦を得て、連合の支援も受ける。票の上積みを目指し、那覇市を中心に米軍基地問題のほか、憲法改正阻止などを唱え、逃げ切りに懸命。安里は公明の支持母体の創価学会や県知事仲井真弘多の支援の下、組織を固めつつ、基地問題よりも経済再生を重点的に訴え、浮動票獲得に全力を挙げる。(2013/07/15-14:38)

2570チバQ:2013/07/15(月) 23:47:04
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20130714-1157127.html
埼玉の双葉町民 選挙「見放された感じ」
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福島選挙区のポスター掲示板には6候補中4候補のポスターが張られていた  東京電力福島第1原発事故で福島県双葉町の町民107人が避難所生活を送る埼玉県加須市の旧騎西高で今日14日から参院選の期日前投票が始まる。選挙戦は終盤戦に突入するが、福島選挙区に出馬した6候補で、公示後に同校を訪れた候補はいない。インターネット選挙が解禁となったが、頼りの同校の避難者向けのネット回線は、公示前ごろから不通になっており、住民からは「見放されている感じ」との声が上がっている。

 旧騎西高の正門を入ったロータリーには、福島選挙区の選挙ポスター掲示板が立っている。6人が出馬しているが、張ってあるポスターは自民、民主、共産、社民の候補の4枚だけ。

 避難所生活を送る女性(58)は「去年の衆院選の時は、福島5区の候補が何人か来たんだ。でも今回は、福島選挙区の候補本人は誰も来ない。役場も選管もいわき市に移転して、遠いのは分かるけんども、何だか見放されてる気持ちになっちゃうね」と話した。

 自民党の森雅子陣営は「衆院選は県内5選挙区に分かれており、候補が遊説に行けたが、参院選は選挙区が全県。県外に避難した方々には本当に申し訳ないが、日程がかなり厳しい」と説明。共産党の岩渕友陣営も「避難者が全国に散っており、難しい」と言い、全国比例の候補者らが加須市で、岩渕氏のビラも配るなどしている。社民党の遠藤陽子陣営も「回りたいが予定が詰まっている」。民主党の金子恵美陣営は「県外避難者を無視しているわけではないが、苦慮している。ネットだけの発信になってしまう」と話した。

 みどりの風から全国比例に出馬した前双葉町長の井戸川克隆氏(67)の陣営は、選挙期間中の遊説を予定しているが、福島選挙区の各陣営は、いずれも加須市までは遊説日程に組み込めない状況だ。

 全国の避難者に政策を伝えるには、今回解禁されたネット選挙運動は、本来なら画期的な情報伝達ツールとなるはずだった。しかし、旧騎西高では、NTT東日本が災害支援で提供している住民向けのネット回線が公示前から、接続できない状況になっている。原因は不明だが、接続機器に何らかの不具合が生じたためとみられる。

 避難所で暮らす男性(57)は「ネットで政策を見ようにもつながらない。個人持ちのモバイルルーターでもなかなかうまくいかない。住民でお金を出し合って回線を引くことも考えたが、避難所がいつまであるのか先も見えず、現実的でない」と話す。別の男性(80)は「うちも無線LANがつながらなくなった。ここは高齢者が多く、ネットを見る人も多くはない。顔を見て話を聞いて選びたいが、候補者も来ない。みんな、参院選に無関心になってしまう」と話した。【清水優】

 [2013年7月14日9時8分 紙面から]


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