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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ
459
:
チバQ
:2009/10/21(水) 22:19:48
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20091020ddlk31010625000c.html
漂流斎場:倉吉市長選の焦点/上 建設の是非問う /鳥取
倉吉市の出直し市長選が25日に告示、11月1日に投開票される。長谷川稔前市長(62)が、来年4月の任期満了を前に新斎場建設の是非を問うとして辞職。川部洋市議(44)と増井寿雄前副市長(62)も立候補を表明しており三つどもえの激戦になりそうだ。難航している鳥取中部ふるさと広域連合の新斎場建設は、構成中核市に市長選をもたらし、選挙の焦点になった。
新斎場建設は、現在の摩瑠山斎場(倉吉市馬場町)が老朽化したため持ち上がった。中部圏域の人口は約11万人。自前の斎場を持つ琴浦町を除く倉吉▽湯梨浜▽北栄▽三朝の1市3町がこの斎場を使用する。
広域連合は06年5月、4市町が推薦した候補地から、幹線道路までの距離や面積などの基準を満たす同市谷の採石場跡地を選択した。翌月、候補地になったことを住民に説明。スポーツ広場が整備されると信じていた元地権者や住民は「寝耳に水」と反対したが、連合議会は候補地として決定した。
市側と住民との話し合いはこじれた。元地権者らは「採石場跡地はスポーツ広場として整備するよう要望して市に寄付した」として、土地譲渡の無効を求めて提訴。鳥取地裁は、元地権者の請求を退けたが、元地権者は争う姿勢を崩しておらず、控訴した。
現在の摩瑠山斎場は55年の建設。供用開始から半世紀以上がたった。4基ある炉は幅52センチ、長さ180センチと、近年主流になっている棺のサイズより小さい。近隣の葬儀会社は斎場に合わせて棺を手配しているが、圏外から運ばれた棺が炉に収まらなかったこともあったという。
着火から収骨まで約2時間半もかかり、通常より1時間も長い。1日8件の受け入れが限度だ。駐車場も12台分しかなく、利用が重なると渋滞が起こる。待合室も2部屋しかない。告別室は50人が入ればいっぱいだ。修繕を繰り返しながら何とか使用している。
一方、11年度の供用開始を目指す広域連合が作った新斎場のイメージ図や計画は別次元だ。1万平方メートルのひろびろとした敷地に、市の観光名所、赤瓦をイメージさせるモダンな外観の斎場が建つ。これまでより大きいサイズの4基の炉と予備炉が備えられ、待合室は4室。80人以上を収容できる玄関ロビーや70台が駐車可能なスペースも確保した。
摩瑠山斎場を利用した人の多くが、新斎場の必要性にうなづく。イメージ図にある新斎場と現状との差も歴然だ。4市町の住民が恩恵を享受する施設であることははっきりしている。ただ、全体の利益のために一部の住民の声を抑え込んで進めるのか。計画当初に住民との間で掛け違えたボタンを時間をかけて直すのか。老朽化は進んでおり、時間はあまり残されていない。【武内彩】
460
:
チバQ
:2009/10/21(水) 22:20:35
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20091021ddlk31010404000c.html
漂流斎場:倉吉市長選の焦点/下 灘手、分裂に不安 /鳥取
新斎場建設予定地の灘手地区は、9集落で構成されている。地区人口は09年2月現在、356世帯1081人。地域社会が健在で、子供からお年寄りまでが全員参加で運動会や文化祭を開催している。ところが、斎場建設問題が原因で昨年、ある集落が文化祭への参加を取りやめた。新斎場は、決して大きくはない地区を2分しようとしている。
新斎場は、鳥取中部ふるさと広域連合を構成する倉吉▽湯梨浜▽北栄▽三朝の1市3町の住民を対象にしている。年間の受け入れは約1200件。摩瑠山斎場の老朽化は激しく、新斎場を求める声は切実だが、付随する問題を同地区が一手に押しつけられた格好だ。
元地権者の一人で、斎場建設に反対する谷自治公民館長の長柄收さん(68)は、市に対して土地の譲渡無効を求める訴訟で控訴に踏み切った。06年6月、市に寄付した採石場跡地が予定地に上がっていることを新聞で知り、「行政のやり方は一方的」と不信感を募らせた。
選挙の結果次第で「数で押されるかもしれない。“灘手の住民対他の市民”となるかもしれない」という不安はある。それでも反対の声を上げ続けるつもりだ。「他の市民にも一緒に考えてほしい」と訴える。
地区で唯一の市立灘手小学校の児童数は49人。市内14校で最も児童が少ない。地区人口を年代別にみると、0〜14歳の106人に対し65歳以上は3倍以上の355人。高齢過疎化を食い止められないでいる。
地区住民約40人が参加する容認派の「灘手の明日を語る会」の代表、宮本和正さん(58)は、建設により小学校の存続や雇用創出、路線バスの便数増などに期待している。
08年に広域連合が開いた新斎場や周辺の整備計画の説明会にも参加した。「建設に反対する気持ちは理解できる。ただ地区の現状を考え、これからも灘手で生活していくためには苦肉の策だ」と斎場と共生する道を選んだ。
宮本さんも当初は反対だった。今ももろ手を挙げて歓迎しているわけではない。「受け入れるなら最善の形で」と広域連合に対して供用開始後の定期的な環境調査や道路整備などを要望している。
新斎場の建設計画が持ち上がって3年余り。ずっと地区を揺るがしてきた。住民の男性は「元に収まるのは難しい。溝は簡単には埋まらない」とこぼす。地域の分裂をよそに、計画は「今年度中の着工」を掲げている。【武内彩】
461
:
チバQ
:2009/10/23(金) 19:05:30
http://www.nnn.co.jp/news/091023/20091023030.html
新斎場問題 3氏の考え三者三様 倉吉市長選
2009年10月23日
鳥取県倉吉市長選挙の告示(25日)が迫ってきた。今回は前市長が新斎場建設の「民意を問う」として辞職したことによる出直し選挙とあって、新斎場建設の今後の進め方に対する市民の関心は高い。立候補を予定している3氏の考え方は「現計画にこだわる」「話し合いが第一」「建設地変更も視野」と三者三様で、告示後、市民にどうアピールしていくか注目される。
前市長の長谷川稔氏(62)=同市小田=は、現計画の原石山採石場跡地(倉吉市谷)での建設にこだわる。谷の住民や元地権者の強い反対があるが「県中部地区住民が待望している。市民の声を後押しに、建設を進めていく」と主張する。
元市議の川部洋氏(44)=同みどり町=は「新斎場問題は選挙で白黒つけるべきではなく、争点になじまない」と強調。「元地権者らと話し合いの場を持つことが第一。いろいろな可能性を持ちながら早急に結論を出していく」と考える。
前副市長の増井寿雄氏(62)=同上井=は「斎場問題だけで自治体のトップを選ぶべきではない」と前市長の辞職を疑問視する。「1日も早く建設することが大命題。現計画にこだわらない」と建設地の変更も視野に入れている。
新斎場建設をめぐっては、県中部1市4町で構成する鳥取中部ふるさと広域連合が同跡地に建設を計画。町の斎場を持つ琴浦町を除く1市3町が使用することになっている。
しかし、跡地を市に寄付した元地権者は「寄付の目的が違う」と市を相手取って土地返還訴訟を起こしており、建設のめどは立っていない。現在の摩瑠山斎場の老朽化は著しく、新斎場の建設は急務となっている。
23日午前10時からは、3氏の公開討論会が倉吉市駄経寺町の倉吉未来中心で開かれる。斎場問題だけでなく、まちづくりの基本理念や行財政改革、子育て支援などをテーマに討論する。
462
:
チバQ
:2009/10/23(金) 19:12:09
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200910230158.html
政党対決色の影薄く 支援の構図、議会反映 '09/10/23
--------------------------------------------------------------------------------
政権交代後、知事選としては全国2番目となる広島県知事選が22日告示され、新人5人が立候補した。県議会の主導権争いを背景に民主党、自民党の与野党第1党が独自候補の擁立を断念。衆院選から一転、政党の対決色は影をひそめ、有権者に分かりにくい支援の構図が広がる。
▽民主と一部自民連携
5人のうち4人が無所属で立候補し、いずれも政党の推薦は受けていない。一方、独自候補の擁立を見送った民主党、自民党の県議を中心に、国政とはねじれた形で、意中の候補者を支援している。
衆院選大勝を受け独自候補の擁立を目指した民主党県連。だが、支持組織の連合広島は、議会運営で連携する民主党系会派の民主県政会と、自民党系最大会派の自民刷新会議の関係を重視。両会派が推す経営コンサルタントの湯崎英彦氏(44)と政策協定を結んだ。
民主党県連は最終的に、連合の意向を受け入れ、独自候補の擁立を見送り、湯崎氏の支援を確認した。具体的な対応は、衆院選挙区総支部ごとに進める。
自民党県連は自主投票を決めた。県議会での自民党系会派の4分裂が大きな要因だ。
自民党県連幹部は、自民党議員会に所属していた元県議の河井案里氏(36)に立候補を打診した。夫は自民党の河井克行衆院議員(比例中国)。対立する自民刷新会議の県議たちが「権力の集中につながる」と異を唱え、河井氏は党への推薦申請を取り下げ、離党した。自民党議員会の県議たちが支援の中核となる。
与党3党の対応も分かれた。国民新党の亀井静香代表(広島6区)が「自民党を離党した河井氏を応援する」と明言。自民党議員会を事実上率いる桧山俊宏元議長周辺の働き掛けがあったとみられている。社民党県連合は自主投票を決めた一方で、連合広島との協力関係を踏まえ、各議員が湯崎氏を応援することは容認した。
政党として唯一、公認候補を擁立したのは共産党。党県委員長の村上昭二氏(62)が立候補した。民主県政会に所属していた元県議の柴崎美智子氏(54)は、民主党県連の反対を押し切って立候補を表明し、除籍となった。学習塾経営の川元康裕氏(42)は政党と一線を画している。
県議6人を擁する公明党県本部は自主投票を決めた。(城戸収)
463
:
名無しさん
:2009/10/23(金) 21:31:01
>>462
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp20091023015801.jpg
464
:
チバQ
:2009/10/24(土) 02:33:46
1がみつからない・・・・
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000000910180003
知事選企画(2)公共事業と財政悪化
2009年10月18日
沼田川沿いの県道をさかのぼると、突然、巨大なアーチ橋が姿を現す。県が建設を進める地域高規格道路「広島中央フライトロード」の空港大橋(三原市本郷町)だ。アーチの両端を結んだ長さは380メートルで日本一の規模を誇る。
同ロードは山陽自動車道河内インターから広島空港を経て、世羅町付近で建設中の中国横断道尾道松江線に接続する約30キロが、計画区間だ。藤田知事の就任2年後の95年に途中の三原市大和町までの10キロが整備区間に指定され、02年3月、同町内の約3キロが先に開通したが、沿線に都市はなく、走る車はまばらだ。
来年度中の開通を控えて工事が大詰めを迎えている、広島空港〜同町間の約7キロを含む事業費は約640億円(国の補助率55%)。うち空港大橋は約300億円を占める。
県道路企画課の宮本寿夫課長は「県北や島根県方面からの空港アクセス道路として、10キロの開通でも効果はある」と強調する。一方で残る計画区間は、「まったく未定。民主党政権は道路に厳しいし」と言葉を濁す。県の事業評価監視委員会も、全線開通時の計画交通量1日9400台の試算に委員から疑問の声が出た。
「大手商社への勤務経験からか、知事は物流インフラにこだわりがあった」と県幹部は明かす。瀬戸内に浮かぶ「みかんの島」大崎下島などを結ぶ安芸灘連絡架橋、広島・福山港のコンテナ埠頭(ふ・とう)整備、工業団地と県道を結ぶ産業支援道路。確かに、そうした施策は目立つ。
半面、「公共事業に関しては疑惑をもたれぬよう、特に抑制を心がけてきた」と、県幹部の一人はみる。中堅ゼネコン「フジタ」の創業者の一人、定市氏を祖父に持ち、父の正明・元参議院議長も副社長だったからだ。知事就任後に提案された、広島空港への軌道系アクセス▽エルミタージュ美術館▽がんセンターの三つの構想もすべて事業化の前に中止した。
それでも、普通建設事業費は知事就任の年の93年度が3600億円とピークで、広島アジア大会のあった翌94年度から00年度までほぼ毎年、3千億円の大台を超えていた。今年度当初予算では4割弱の1317億円にまで減っているが、当時の多額の出費が今、県財政を大きく圧迫しているのは確かだ。
県総合計画審議会の委員でもある広島大学地域経済システム研究センター長の伊藤敏安教授は「アジア大会関連事業や安芸灘架橋、広島空港の周辺整備事業などは、藤田知事の就任前から方針が決まっていた」と指摘。「財政の悪化は、バブル崩壊後の大型経済対策にいや応なく巻き込まれたことに加え、『三位一体の改革』で一般財源が減少したという全国共通の要因が大きいのではないか」とみる。
知事就任の93年に6245億円だった県債残高は今年度、一般会計総額の2倍を超える2兆円に膨張。1391億円あった財源調整的基金は25億円に激減した。伊藤教授は、財政健全化に向けて藤田知事が取り組んできた、職員削減や給与カットを高く評価する。一方で、「財政面の制約がさらに強まる中、県としては将来をにらんだ戦略的な事業も進めざるを得ない。かじ取りはさらに難しくなるだろう」と県政の今後を懸念している。
465
:
チバQ
:2009/10/24(土) 02:34:17
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000000910190003
知事選企画(3)教育に求めた「成果」
2009年10月19日
男性教諭への懲戒処分は不当だと、支援者らは県教委の担当者に抗議した=県庁東館の県教委総務課
「就任して以来、教育問題を県政の最重要課題の一つとして取り組んで参りました」 藤田知事は9月28日、自身最後の県議会で答弁した。
「公教育の基盤が整い、教育内容の面でも成果が出てきている」。93年の初当選時に公約とした「県教育の正常化」を一定程度達成した、との自負がのぞく。
節目は、98年5月の文部省(当時)による「是正指導」だった。入学・卒業式での国旗掲揚・国歌斉唱問題など、県内の教育現場の課題に、「是正」を求めた通達だ。
「円滑な対応を優先するあまり、しばしば幾多の妥協を余儀なくされてきた」
県教委が01年にまとめた報告書は、過去の労組や同和関連団体などとの関係をそう記す。校長権限がゆがめられた職員会議の運営▽校内人事への介入▽学習指導要領の逸脱――なども挙げられた。
藤田知事の就任直後から、文部省出身の出向職員を教育長に迎えていた県教委は、教育改革に乗り出した。学校運営の最終決定権は校長にあると指導通知に明記。組合側が「不平等につながる」と反対した習熟度別授業を導入し、難関大をめざす拠点高校に、予算を集中配分した。結果、県立高校の国公立大現役合格者数は08年度、00年度の1・66倍の2598人に増えた。
藤田知事は一連の改革にどのような姿勢で臨んだのか。
「あなたに任せる。責任は私がとる」。教育問題に詳しいある県議は、是正指導当時、知事が教育長に全面支援を約束したと証言する。
県予算が縮小する中、教育改革の予算は増え続け、99年度からの4年間で計201億円を計上。さらに県議は00年9月の県議会で、藤田知事が「八者合意文書」の拘束性を否定したことで「改革にはずみがついた」と評価する。
文書には「同和教育の推進に一致して努力」「差別事件の解決にあたっては関係団体とも連携し(略)早期解決に努める」などの言葉が並ぶ。県知事、県教育長、県教職員組合(広教組)らが85年に結び、教育現場への第三者の介入を招いたと批判があった。
今月15日、県庁内の県教委総務課。広教組組合員の男性教諭が、語気を強めた。「上意下達のシステムで、正しい教育ができるとは思えない」。教諭は原爆の日の8月6日、平和集会に出るため研修を休んだとして、県教委から戒告の懲戒処分を受け、取り消しを求めていた。
是正指導以来、処分をめぐる争いが頻発した。小早川健・広教組執行委員長は是正指導後の教育現場を「弱者切り捨てや数字に偏った評価が顕著になった」と訴える。
受験者数が定員割れした県立高校でも、学力不足と判断した生徒を不合格とするようにした結果、95〜97年度に全国5位以内だった高校進学率は07年度、40位に。95〜97年度に全国20位台だった高校生の中途退学率は07年度、4位に上がった。被爆地なのに、以前は当たり前だった平和教育がほぼなくなったことを疑問視する声も高まっている。
是正指導時に公立中学校長だった時永益徳(ます・のり)・広島大教育学研究科准教授は「過去に是正すべき実態はあった。一方で成果主義が学校現場にも押し寄せているのも事実だ。中高の改革では生徒のニーズに合った学科の改編、職場体験など、『生き方』を考える教育の充実が必要だ」と話す。
466
:
チバQ
:2009/10/24(土) 02:35:36
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000000910210003
知事選企画(5)冷たい関係ほぐす時
2009年10月21日
小型機しか飛ばない広島西飛行場。将来の展望について、県と広島市の意見は対立している=広島市西区
「94年のアジア競技大会は、県と市が一体で周到に準備を進めたのに……」
13日、藤田知事は報道陣にまくし立てた。11日、広島市の秋葉忠利市長が田上富久・長崎市長と記者会見して発表した五輪招致構想。知事はもちろん、県幹部の誰もが「寝耳に水」だった。
広島市幹部の一人は説明の遅れを認めつつ、こう言い切った。「事前に県に話したとしても、たぶん何も始まらなかった」
県・市の根深い不信の象徴が、広島西飛行場(広島市西区)の問題だ。93年の広島空港(三原市)開港で廃止されるはずが、広島市や経済界の強い要望を背景にコミューター専用として存続した。
ただ、現在ある定期便は日本航空グループの鹿児島、宮崎の2路線4便だけ。鹿児島行きに乗りにきた広島市西区の会社員山本拓さん(56)は「家から近くて便利なんですけど、いつも寂しいところですよね」と苦笑した。
同飛行場の利用者は08年度で5万4千人。ピークだった02年度の半分以下だ。年約5億円の赤字は県と広島市の折半だが、累積赤字は08年度で118億円に達する。財政難の県・市には重い負担だ。
藤田知事は07年以降、「県としては西飛行場はもはや不要」と繰り返してきた。「都心部に近く、防災面でも欠かせぬインフラ」と主張する広島市との溝は深まるばかりだ。9月中旬、経営難に苦しむ日本航空グループが、広島西飛行場から完全撤退すると報じられた時も、双方の表情は対照的だった。
開本(ひらき・もと)出・県空港振興課長は「これを機に広島空港への路線集約について議論を加速させたい」。これに対し広島市の外和田孝章・空港担当部長は「一時的に定期便がなくなる可能性はあるが、引き続き東京便の就航を求めていきたい」と強調した。
市が希望をつなぐのは、来年完成する羽田空港の第4滑走路だ。年間30万回の発着枠が41万回に増えるという。一方で、広島西飛行場北側を横切る広島南道路の建設により、現1800メートルの滑走路は440メートル短くされ、ジェット機の就航は難しくなる。日航の幹部社員は「厳しい経営状況で、羽田の発着枠はいわばプラチナカード。小型機しか飛ばせない飛行場に魅力は感じない」と打ち明ける。
県と市は今年4月、トップ級幹部が西飛行場のあり方を話し合う検討会を初めて設置し、2回の会合を重ねた。ただ、両者の主張は平行線のまま。22日に3回目の会合があるが、どう決着するかは未知数だ。
「対話が円滑でないために、県全体を経済的に引っ張るべき広島市と周辺の都市整備が遅れる結果を招いた」。森辺(もり・べ)成一・広島大大学院教授(日本政治史)は批判する。新知事には「どうすれば広島が発展するかという視点で、対等、平等な協力関係を再構築すべきだ」と求める。
4月オープンの新広島市民球場(マツダスタジアム)は、建設費90億円のうち県が11億5千万円を分担した。県も市も長らく及び腰だった新球場構想を一挙に進めたのは、04年の球団再編騒動の時の「広島カープを守れ」という市民の声だった。森辺教授は「県と市を協調させるには、県民、市民の有形無形の突き上げが重要だ」と話す。(おわり)
≪メモ≫県と政令指定都市の関係
地方自治法により、政令指定都市は保健所や児童相談所の設置、国道の管理といった事務を県に代わって扱う。行政区を設置できる上、税源も移譲され、事実上、県と同格といわれる。80年に政令指定都市になった広島市の場合、一般会計当初予算規模は5515億円(09年度)で県の約6割だが、市長部局の職員数は6112人(同)で、県知事部局の4597人を上回る。
(この連載は、福家司、中川壮、鬼原民幸、加戸靖史、山田雄介が担当しました)
467
:
チバQ
:2009/10/24(土) 02:37:16
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000000910200003
知事選企画(4) 「合併後」見えぬ展望
2009年10月20日
合併で支所に変わった旧筒賀村役場。職員数はほぼ4分の1に減った=安芸太田町中筒賀
「来るべき『分権社会』へ向け、道筋を立てることができたと思っている」
7日の県議会9月定例会の最終日。藤田知事が退任のあいさつで述べた。広島を中国地方の中心県にしようと、市町村合併を積極的に進めてきた自らの施策を念頭に置いた発言だった。
98年度末に86あった県内市町村は今、4分の1近い23市町にまで減った。減少率は全国1位の73・3%。合併に伴い、県はそれまで担っていた2446の事務を、各市町に移譲する計画を実行した。今年度までに1766事務の移譲を終える。
具体的には、以前は広島市や福山市など一部の窓口だけで実施していた旅券(パスポート)の申請・交付業務が、07年6月から全市町の窓口で可能になった。また、生活保護業務などを扱う福祉事務所を町にも設置。県が担っていた一部道路の維持・管理なども市町の事務とした。
今年度、県が各市町に移した財源は、当初予算ベースで約13億1800万円に上る。
県市町行財政課の担当者は「『住民に身近な行政は各市町が担うのが望ましい』とする藤田知事の方針があったからこそ、ここまで合併と権限移譲が進んだ。住民サービスの向上につながったと思う」と胸を張る。
「合併を機に、一気に地区が寂しくなった」。安芸太田町上筒賀に住む田仲りょう子さん(60)は訴えた。住まいは、太田川水系の清流と、緑豊かな山々に囲まれた旧筒賀村にある。04年10月に加計町、戸河内町と合併し、安芸太田町になった。旧村役場は町役場の「支所」に変わり、約40人いた職員が今では10人に減った。
プロの演歌歌手として活動する田仲さんは、県内各地を回るうち、筒賀地区など中山間地域の衰退を痛感するようになったという。「活気があった役場が支所になり、地区の雰囲気ががらっと変わった」。筒賀支所は昼間でも静まりかえっている。7キロほど離れた町役場まで足を延ばしても、顔見知りの職員はいない。「行政が遠くなった」と感じている。
筒賀支所によると、地区の人口は今年9月末現在で1135人。合併直前の04年9月末より136人減った。世帯数も同期比で約30減少。65歳以上の高齢化率は、合併前より約3ポイント増え、43・27%に上昇した。
住民の足だったJR可部線の一部区間が03年に廃線になって以降、地区の公共交通機関の整備も進んでいない。町役場への直通バスすらなく、車がなければ病院にも行けないという。来年3月には、地区に唯一残った食料品店が町中心部へ移転する予定で、長距離の移動が難しいお年寄りにとっては死活問題だ。同支所の藤井幸穂支所長は「『合併で何が良くなったのか』と言う住民が多い。このままでは車を持たない人が生活できなくなる」と焦る。
合併問題に詳しい広島大の川崎信文教授(行政学)は、「人口が減るなか、合併しないと最低限の行政サービスは維持できない」と話す。ただ、「合併の音頭を取った県には、旧町村で生きる人たちの生活を維持する責任がある。市町と連携し、交通網の整備などの課題を解決する必要がある」と指摘した。
≪メモ≫広島の市町村合併
県は00年11月、合併を地方分権に向けた「不可避的課題」と位置づけ、市町村合併推進要綱を策定。01年4月には合併推進本部を設立し、一貫して積極的に合併を進めた。一方で合併は、小学校の統廃合を促進した。県によると、08年度の県内の公立小学校は577校(分校を含む)で、98年度に比べ79校の減。子どもを持つ若者世帯が市街地に流出し、地域の空洞化に拍車をかけているとの指摘がある。
468
:
チバQ
:2009/10/24(土) 02:38:30
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1225487931/903
広島西飛行場、県が撤退へ '09/10/22
469
:
チバQ
:2009/10/24(土) 02:44:11
http://mainichi.jp/area/hiroshima/archive/news/2009/10/20/20091020ddlk34010666000c.html
286万人の明日:09知事選/上 高速道の無料化 /広島
◇「生活路線確保」限界に−−フェリー日曜運休、土・祝日も検討中
「これで(高速道路が)タダになったら、もう終わりだろうな」。10月中旬の平日朝。尾道市の瀬戸内しまなみ海道(西瀬戸自動車道)沿いの生口島と因島をつなぐフェリーで、男性乗組員がつぶやいた。両島を4分で結ぶフェリーは島民らにとって、通勤通学、通院といった「生活の足」だ。だが、3月のしまなみ海道通行料金の半額割引きで、航路維持の危機に陥っている。
閑散とした乗降口。生口島に夫(77)と暮らす森重美保子さん(76)は徒歩で乗った。「夫は運転できるが、年ですし……。通院のためフェリーは必要です」と小声で話した。
運航する三光汽船は増便や運賃引き下げの企業努力で、運搬車両を1日800台まで増やした。だが、今年3月には、1日約400台と半減、乗客がないまま運航することもあるという。
旧因島市から続く市の補助金は6割まで減額された。7月から日曜日の運航をやめた。土曜日祝日の運休も検討している。香川一紀社長は「住民の生活路線を守りたい。でも限界を超えている」とため息をつく。国庫補助のある離島と陸地をつなぐ航路と比べ、生活航路への支援は後手に回ってきた。
国交省中国運輸局は「島回りの生活航路対策については、県や市町にやってほしい」と話す。県は「高速料金の値下げは国の施策。国が責任を持つべきだ」とのスタンス。03年に本四連絡橋の料金割引が導入された時は、国は港湾使用料の減免などの配慮を求めたが、県は応じなかった。
今回の値下げで、県は6月には広島・呉と松山を結ぶ航路、9月にはしまなみ海道と競合する12航路について、港湾使用料を1年間免除した。「いったん廃止されれば航路の復活は難しい」との危機感が大きかった。港湾管理課や交通対策室が国からの交付金の事例集を読み込み、決めた。「市町の要望に応えるため、国の補助金をどう活用するかを考えるのは県の役割の一つ」と県幹部は話す。ただ、香川社長は「(免除額は)従業員1人の年収ほどにしかならない」とこぼす。
そして、次に予想される“大波”、高速道路無料化。県は国に「地域の実情を踏まえて、他の公共交通機関への影響も十分配慮すること」と提案するだけで精いっぱいだ。
◇
一方、路線バスが生活を支える中山間地。02年2月に乗り合いバスの路線廃止の要件が緩和され、民間バス事業者の赤字路線撤退が相次いだ。県交通対策室によると、撤退した民間の路線バス事業者の代わりに市町が運行している路線の総延長は02年度の延べ409万キロから06年度に同592万キロに増加、市町の負担額は6億3000万円から10億1600万円と増えた。
県は07年度に市町に対して補助金支給の要件を緩和し、新補助制度を導入。この制度で、生活交通再編計画を策定した自治体は23市町中20市町に上る。だが、この補助制度は07〜09年度の3年計画。10年度に予算化されるかどうかは見通しが立たない。
また、バス路線やフェリー航路の維持を目指す会議を昨年、市町などと設置した。県は国と市町、事業者とのパイプ役として調整機能を果たそうとするが、新政権下でどこまで対応できるか、不透明感がつきまとう。
◇
県政のかじ取り役を選ぶ知事選が22日、告示される。住民の生活に密着した市町と違い、県政の役割は見えにくい。フェリーを舞台に、県政と暮らしとのつながりを紹介する。
470
:
チバQ
:2009/10/24(土) 02:44:46
http://mainichi.jp/area/hiroshima/archive/news/2009/10/21/20091021ddlk34010511000c.html
286万人の明日:09知事選/中 雇用 /広島
◇相次ぐフェリー航路廃止、経営破綻 「海」に帰れる人わずか
「毎日が勉強です」。竹原市産業文化課農政水産係で働く野間浩文さん(44)は、4月までは、フェリーの航海士だった。現在は、中山間地の耕作放棄地に対する補助金申請の手伝いなどに追われる日々が続く。「船舶に乗る資格や技術を生かせないのがつらい。ただ、竹原を離れたくはなかった」
旅客船業界は、経営破綻(はたん)や航路の廃止が続き、雇用環境が厳しくなっている。野間さんが勤めていた竹原−波方(愛媛県今治市)を結ぶ中四国フェリー(竹原波方間自動車航送船組合)は、今年4月末に45年の歴史に幕を下ろした。その当時の職員は35人。9人いた20〜30代のうち5人だけがフェリー業界に再就職した。中四国フェリーは竹原市などが出資する組合だったため、野間さんは市に再就職できたが、数人はまだ雇用先が決まらないという。
9月下旬に、全日本海員組合が南区で開いた高速道路の値下げや無料化の影響についての緊急会議。中四国のフェリー会社など12社の組合員らから雇用に対する不安が相次いだ。同組合国内部の渡部慶二副部長は「フェリー会社の新規求人はほとんどない。先行き不安から離職者が続く一方、経費削減の減便や減船もあって人を雇える状況にない」と指摘する。同組合は中四国で約1200人の組合員がいるが、7月以降で約5%にあたる約60人が離職したか離職する予定という。
◇
昨秋以降の雇用環境の急激な悪化を受け、県は08年度1月補正を皮切りに、09年度当初予算やその後の3度の補正予算で、離職者らに対する雇用機会の創出を目指す事業を打ち出した。離職者への資格取得訓練や、就農、訪問介護員養成の基礎的研修を実施したりするほか、県、市町による直接雇用や民間企業に事業を委託し雇用を生み出すなど多岐にわたる事業だ。9月補正分までに2544人の新規雇用を実施、計画している。
ただ、緊急雇用事業の多くは、半年以内の雇用が原則だ。宮本隆之・雇用基金特別対策プロジェクト・チーム担当課長は「『もう少し落ち着いて働きながら職を探したい』との声も理解できる。厚生労働省に知事会を通じて雇用期間の長期化を要望している」という。
◇
広島労働局によると、8月の有効求人倍率は0・53倍。2カ月連続で0・01ポイント改善したものの、昨年同月(1・01倍)の約半分だ。正社員の有効求人倍率は0・34倍と低迷している。4月以降減少していた解雇や雇い止めされた非正規労働者は、9月には、371人に急増した。
ハローワーク広島東(東区)によると、離職先と同じ職場へのこだわりも持つ人は多いものの、1人の求人に対して20〜30人の応募があるのが現状で、希望職種に就職できる可能性は低い。片岡信彦業務部長は「船員や工場の技術者など特殊技能を持つ人も、職へのこだわりに折り合いをつけざるを得ない」と語る。ある県職員は「今は手元の知恵をしぼって仕事を作り出すので精いっぱい」。底なしの不況の前に出口が見つからない。
6月末に廃業した呉・松山フェリーで働いていた30代の男性は、何とかJR西日本宮島フェリーの機関長職を得、松山市から廿日市市に転居した。男性は「町工場がつぶれてもニュースにならないし、中小のフェリー会社が廃業しても霞が関は動じない。だけど、物流に影響が出る。新知事には人々の暮らしや産業構造全体をひっくるめて考えてもらわないと困る」と話した。
471
:
チバQ
:2009/10/24(土) 02:45:19
http://mainichi.jp/area/hiroshima/archive/news/2009/10/22/20091022ddlk34010567000c.html
286万人の明日:09知事選/下 財政難 /広島
◇国の交付金で港湾使用料免除 フェリー支援継続、不透明
6月26日の県議会建設委員会。県議が「港湾使用料の免除は来年度も実施できるか」と迫った。鎌田泳一・港湾管理課長は「財源の見通しが立たない」と答えざるをえなかった。
県は、6月と9月の補正予算で、フェリー会社支援のため、県や市町が管理する港湾の使用料を1年間免除するための費用計5300万円を計上した。委員会で、そのための条例改正について審議が行われていた。県議は、高速道路割引が今年3月から2年間の時限措置であることに対して、来年度の見通しを尋ねた。
この免除は、全額国からの臨時交付金を活用しており、ある県職員は「100%一般財源でやれたかどうかは不透明だ」と話した。県が独自事業を展開しようとしても、財政事情が許さない。
◇
県が今年8月に公表した今後の財政収支見通しでは、2010年度〜19年度までの毎年の財源不足額は400億円台を推移する。昨秋以降の景気後退で今年度の県税収入は昨年度比692億円も減る見込みで、貯金にあたる財政調整基金も藤田雄山知事が就任した93年度に1391億円あった残高が、25億円まで減り、いつ底をついてもおかしくない。景気浮揚策や画期的な福祉政策などを計画しても、財布の中にお金がなく、積極的にできないような状態だ。
財政悪化の最大の要因は、竹下虎之助前知事が誘致を進めた94年のアジア大会や96年の広島国体にかかわる施設設備などの公共事業費の増大だ。
県は、03年8月に財政危機宣言を発表。公共事業の大幅な見直しや人件費の削減などで立て直しを図ってきた。06年12月には新たな具体的方策を策定し、07年度から3年間かけて職員削減や公共事業費の削減をさらに加速させている。09年度の目標効果額は、390億円で、このうち360億円が歳出削減による。
財政再建を進める一方で、藤田雄山知事は、04年度当初予算から特別枠を設定、各部局長がプレゼンテーションをして知事が査定する手法を導入した。財政当局が示す枠内で各部局が予算要求して、知事には財政当局がまとめて説明するのが通例。特別枠は、知事がリーダーシップを発揮し、その時々の計画の実効性を高めようという狙いだ。04年度当初予算では、産業再生や子育て支援など5分野に重点配分された。この特別枠での事業は09年度当初予算でも5億円が計上されている。
県の努力にもかかわらず、新たな懸念が出てきた。民主党政権は、地方税であるガソリン税の暫定税率廃止を打ち出した。財政課は「廃止されれば財源的影響は避けられない。新たな手当てをしてもらうよう国に要求していくしかない」と渋い顔だ。さらに、交付金のさらなる削減、子ども手当の一部自治体負担がのしかかることなども予想される。
今回の知事選後に誕生する新知事の大きな仕事となる2010年度の当初予算案の作成。続く財政難と今後の歳入見通しが不透明な中、新たな県のかじ取り役の選択は、県民の手に委ねられている。(この連載は加藤小夜、柳沢和寿、井上梢が担当しました)
472
:
チバQ
:2009/10/24(土) 22:51:45
殿亀の地元の町議補選の候補者名が・・・
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20091024ddlk32010469000c.html
選挙:津和野町長選/津和野町議補選 あす投開票 /島根
任期満了に伴う津和野町長選と、町議補選(改選数2)は25日、投開票される。
町長選には、いずれも新人で無所属の、元建設会社社長の永吉義夫氏(67)▽酒造会社役員の下森博之氏(44)▽前副町長の松浦秀信氏(60)−−の3氏が立候補しており、地域活性化や危機的な財政状況の改善などを争点に、激しい選挙戦を繰り広げている。町議補選にはいずれも新人で無所属の5人が立候補している。
投票は町内29カ所で、午前7時から午後6時(一部、午後5時)まで。午後8時から日原小体育館で開票される。19日現在の選挙人名簿登録者数は、7772人(男3521人、女4251人)。【上村里花】
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◇津和野町長選
永吉義夫(ながよし・よしお) 67 無新
[元]商工組合理事長[歴]建設会社長▽岩川中
下森博之(したもり・ひろゆき) 44 無新
酒造会社役員[歴]町議▽森林組合長▽同志社大
松浦秀信(まつうら・ひでのぶ) 60 無新
[元]副町長▽農業[歴]旧津和野町農林課長▽東京農大
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◇津和野町議補選立候補者(改選数2−5)=届け出順
川田剛 27 会社員 無新
岡田克也 43 住職 無新
米澤〓文 64 農業 無新
丁泰仁 60 会社社長 無新
百合本修司 70 建築士 無新
473
:
名無しさん
:2009/10/26(月) 00:13:45
>>472
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200910260117.html
島根・津和野町長に下森氏 「官民協働で産業振興」 '09/10/26
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島根県津和野町長選は25日、投開票された。町長選は前町議で会社役員の下森博之氏(44)が、前副町長の松浦秀信氏(60)と元会社社長の永吉義夫氏(67)を破り、初当選を果たした。
左鐙公民館に集まった支持者たちは、ケーブルテレビで開票作業を見守った。当選確実が報じられると、拍手と歓声が上がった。下森氏は「津和野には豊かな森林資源や歴史文化がある。官民協働のまちづくりで産業振興を進め、閉塞(へいそく)感の打破を目指す」と語った。
2005年の旧日原、旧津和野両町の合併で初代町長となった中島巌氏(76)が引退を表明し、新人による三つどもえ戦となった。松浦氏は36年余りの行政経験を強調し、中島町政の継承と発展を訴えたが競り負けた。永吉氏は民間の経営感覚を生かした行財政改革を主張。草の根運動を展開したが、知名度不足が響いた。
当日有権者数は7717人。投票率はいずれも85・15%で、前回の町長選の74・81%を上回った。(岡本圭紀)
下森博之(したもりひろゆき)氏 酒造場専務。前高津川森林組合長。01年に旧日原町の町議補選で初当選。日原、津和野町の合併に伴う06年の町議選で当選し09年3月に辞職。左鐙。同志社大卒。
474
:
名無しさん
:2009/10/26(月) 00:14:48
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200910260136.html
大田市長選は竹腰氏が再選 '09/10/26
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大田市長選は25日投開票され、無所属現職の竹腰創一氏(59)=自民、公明推薦=が、無所属新人の会社社長温泉川ゆのかわ孝氏(68)を破り、再選を果たした。
竹腰氏は70以上の企業や団体の推薦を得て、行財政改革など実績を強調して手堅くまとめた。温泉川氏は民主的な市政の実現などを訴えたが、立候補表明が告示約1週間前で知名度不足が響いた。
当日有権者数は3万2990人。投票率は64・17%で、保守分裂となった前回の78・82%を下回った。(馬場洋太)
▽実績の竹腰さん笑顔、市立病院など課題山積
午後10時すぎ、竹腰氏の当選確実が決まると、支援者の待つ大田町の宿泊宴会場で歓声が上がった。近藤浩平・選対統括責任者の音頭で万歳し、竹腰氏に花束が贈られた。竹腰氏は「行財政改革、産業振興、石見銀山の受け入れ態勢の整備などに全力で取り組む」と決意を述べた。
竹腰氏は、旧大田市議や島根県議2期を務めた後、2005年、合併に伴う大田市長選で初当選した。保守分裂となった前回は自主投票とした自民党仁摩、温泉津両支部も、今回は竹腰氏を推薦。前回を上回る70以上の企業や団体が推薦し、県議や大半の市議も支援して戦いを優位に進めた。
無投票阻止を狙った温泉川氏は、立候補表明が告示8日前と出遅れた。「押しつけでない市政」の実現や、会社を無借金経営してきた手腕を強調。出身の温泉津町の同窓生や、仁摩町宅野の不燃ごみ処分場建設計画に反対する住民団体などから個人的な支援を得た。一定の批判票を集めたが、神奈川県在住で知名度不足が響いた。
市政は、来春にも外科医師ゼロの事態が予想される市立病院の再建や、地権者交渉が難航しているごみ処分場問題など課題が山積しており、竹腰氏は2期目の手腕が早速問われる。
475
:
チバQ
:2009/10/26(月) 23:04:06
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000000910260003
民・自 薄い対決色/山口市長選
2009年10月26日
◆現職と「強調関係」
県都の顔を選ぶ山口市長選の告示が11月1日に迫った。選挙戦本番に向け、立候補を表明した現職と新顔2人の陣営では着々と準備が進む。民主、自民両党が政権をかけて争った8月の衆院選から2カ月近く。県内では政権交代後初の首長選だが、今回は両党の争いは影を潜めている。両党とも現職と「協調関係」にあるからだ。関係者は「国政選挙とは違う」と口をそろえており、衆院選とは違った選挙模様となりそうだ。
(井上亮、清水謙司)
◆3氏が立候補の準備
立候補を表明しているのは、再選を目指す現職の渡辺純忠氏(64)、いずれも新顔で元市議の伊藤青波氏(55)と元旧小郡町議の尾上頼子氏(41)。3氏とも無所属で立候補する意向だ。
渡辺氏は、繰り返し「市民党」という立場を強調する。だが、周辺には民主、自民両党の影も見え隠れする。
24日夕にあった陣営の選対会議では、あいさつする渡辺氏を民主党県連の西嶋裕作幹事長と自民党県連の松永卓幹事長が並んで見守っていた。
両党とも、党組織として正式に渡辺氏を推薦しているわけではない。しかし、自民党では市内5地域支部のうち、伊藤氏が9月まで支部長だった徳地支部を除く4支部が渡辺氏の推薦を決定。民主党では、同市区選出の県議でもある西嶋幹事長や市議が「個人的に」後援者らに電話をかけるなどし、渡辺氏を支援する立場を明確にしている。同党最大の支持組織の連合山口も早々に渡辺氏を推薦した。
政権交代後の神戸や川崎の市長選では、政党では民主だけが推薦する候補も現れたが、民主党県連にその気はない。西嶋幹事長は「首長選に政党が深くかかわることは避けた方がいい。国政選挙とは違う」と話す。
そもそも渡辺氏が初当選した05年の市長選では、同氏が立候補を表明する記者会見に民主、自民、社民各党の市議が出席。各党とも推薦こそ出さなかったが、事実上の「相乗り」に近い状態で当選を果たした経緯がある。
一方の伊藤氏もいずれの政党にも推薦願いを出さず「市民党」を打ち出す。市政報告会などで、渡辺氏が公約に盛り込んでいた防府市との合併が達成されないことを批判。9月に市議を辞職後、1日30カ所の辻立ちやミニ集会、チラシ配布などの草の根運動を展開し、渡辺氏の支持層の切り崩しも視野に入れる。
伊藤氏は、前回市長選で渡辺氏に敗れた合志栄一前市長(現県議)が07年の県議選に出た際に選対本部長を務めた。今回は合志氏や自民党市議の支援を受ける。
前回、その合志氏を支援した山口1区の高村正彦衆院議員(自民)は今回は静観の構えだ。自民党に逆風が吹いた衆院選で、自民党市議らの協力を受けたことも背景にあるとみられる。同氏は25日、取材に「私の立場は(渡辺氏と伊藤氏の)両方に伝えてあります」とだけ答えた。
渡辺、伊藤両氏とは明確な政策の違いを打ち出すのが尾上氏。18日の総決起大会では「身の丈に合わない政策は市民に負担をかける」と30万人都市づくりからの決別を訴えた。共産党中部地区委員会などでつくる「市民のための山口市政をつくる会」が擁立。同党の推薦を受け、ミニ集会などで支持拡大を図る。
476
:
チバQ
:2009/10/26(月) 23:14:10
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20091026ddlk31010330000c.html
選挙:倉吉市長選 前職と2新人の三つどもえ 斎場問題争点に−−告示 /鳥取
前市長の辞職に伴う倉吉市の出直し市長選が25日告示され、前副市長の増井寿雄氏(62)=無新▽3選を目指す前市長の長谷川稔氏(62)=無前▽前市議の川部洋氏(44)=無新の3氏が立候補した(届け出順)。3氏はさっそく支援者らを前に決意表明し、選挙戦に入った。投開票は11月1日。
24日現在の選挙人名簿登録者数は4万1807人(男1万9323人、女2万2484人)。【武内彩】
◆立候補者の第一声(届け出順)
◇雇用や景気回復に力を−−増井寿雄氏(62)=無新
増井氏は午前9時から同市山根の選挙事務所前で出陣式に臨んだ。福井康夫市議会議長ら市議10人のほか、医師会や建設業協会などの業界団体からも出席があり、約300人が集まった。
前市長が、鳥取中部ふるさと広域連合のほかの構成町長や市幹部にも知らせずに突然、辞職したことに対し「倉吉は信用をなくした」と批判。38年余りの市職員としての経験を生かし、「新たな市を構築していくため私の手法で取り組みたい」と訴えた。
課題として雇用や景気回復を挙げ、「県外や世界とつながっていくため地域力を上げていく」と約束。斎場問題では予定地変更に傾くのではなく、「毎日、毎晩でも出かけて話し合いで解決していく」とした。【武内彩】
◇市民の声、生きる市政を−−長谷川稔氏(62)=無前
長谷川氏の出陣式は午前9時から同市上井町の選挙事務所近くの公園であった。「市民の声が生きる市政へ出発」と書いた横断幕が張られ、公明3人を含む市議7人ら約230人(陣営発表)が集結。安部和臣・倉吉商工会議所会頭らが次々と支持を表明した。
長谷川氏は「この町で生涯をおくるにふさわしい新斎場を建設したい一心で、任期6カ月を残して辞職に踏み切った。裁判は時間をかけるだけになっており、憂いている。斎場は誰にも必要。市民の総意を得て、事業推進の機運を高めたい」と第一声を上げた。
最後に建設推進派「灘手のあすを語る会」の宮本和正会長(58)も支持表明。全員が「がんばろう」と拳を挙げた。【小松原弘人】
◇情報公開を重要施策に−−川部洋氏(44)=無新
川部氏は、同市みどり町の自宅前で第一声。近くの住民や市議らが応援に駆け付けた。
川部氏は「長谷川前市長は斎場問題について民意を問いたいというが、民意をもって強行するようなやり方は市民不在のやり方だ」と批判。「住民参加の市政を」と強調し、情報公開を重要施策に掲げた。
倉吉のキーワードとして「自立と連携」「自然と歴史と文化」を提示。「市民が理解し、協力し合ってコミュニティーを大事にした町作りをしたい」と訴えた。
来賓として興治英夫県議(無所属)がマイクを握り、「民主党政権で地域分権が進む新時代に川部候補はふさわしい市長になる」と支持を訴えた。【宇多川はるか】
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増井寿雄(ますい・としお) 62 無新
[元]副市長[歴]市農林課長・環境課長・生活環境部長・建設部長▽法大
長谷川稔(はせがわ・みのる) 62 無前(2)
[元]市長▽智頭急行監査役[歴]市議▽県議▽中部ふるさと広域連合長▽倉吉東高
川部洋(かわべ・ひろし) 44 無新
[元]市議▽会社役員▽鳥取大院生[歴]IT関連会社員▽同志社大
477
:
チバQ
:2009/10/26(月) 23:15:58
>来賓として興治英夫県議(無所属)がマイクを握り
「信」は反自民系会派でしたっけ?
倉吉市 定数3−候補4 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 7,530(27.4%) 伊藤 美都夫 69 自民 現 2 県漁協組合長
当 7,231(26.3%) 興治 英夫 50 無所属 現 2 (元)旧倉吉市議・「信」所属
当 6,760(24.6%) 村田 実 69 無所属 元 7 福祉法人役員・前回自民公認落選
□ 5,992(21.8%) 杉根 修 72 無所属 現 団体役員・解放同盟・住民連合所属
478
:
チバQ
:2009/10/26(月) 23:21:47
http://www.nnn.co.jp/news/091026/20091026022.html
3候補、熱く第一声 「新斎場」や「まちづくり」訴え
2009年10月26日
25日に告示された鳥取県の倉吉市長選挙は、三つどもえの激戦となった。各候補は選挙事務所などで行われた出陣式で第一声を上げ、支援者は新斎場問題やまちづくりに対する主張に耳を傾け、「ガンバロー」と気勢を上げた。
増井寿雄候補(62)の出陣式は、同市山根の選挙事務所前であり、約300人の支援者が集結。伊藤美都夫県議が「出口のない行政から脱皮しなくてはいけない。行政のプロ、たたき上げの人に立て直してほしい」と新しい力に期待を込めた。増井候補は、威勢よく「ガンバロー」とコールした後、支援者のもとに駆け寄って固い握手を交わし、選挙カーに乗り込んだ。
長谷川稔候補(62)の出陣式は、同市上井町1丁目の選挙事務所裏の公園で行われ、約200人の支援者が集まった。新斎場建設推進派「灘手の明日を考える会」の宮本和正代表も駆け付け「市長を辞職したことは、自分の手で斎場を建設する意志の表れ」と候補の決断を後押しした。長谷川候補は支援者一人一人と握手し、拍手に見送られて遊説に出発した。
川部洋候補(44)の出陣式は、同市みどり町の自宅前で行われ、約180人の支援者が集まった。興治英夫県議は「市役所改革を実現できるのは、若い力を持った川部候補しかない。彼こそが、新時代の倉吉にふさわしい市長だ」と世代交代の必要性を強く訴えた。川部候補は、乾杯で支援者と心を一つにし、意気揚々と選挙カーに乗り込んで市内に車を走らせた。
各候補はこの日、名前を連呼しながら市内一円を選挙カーで流し、街頭演説では持論を展開。熱く支持を訴えた。玄関先まで出て候補を出迎える市民や農作業の手を休めて手を振る市民の姿もあり、候補は選挙カーから身を乗り出して市民の思いに応えていた。
479
:
とはずがたり
:2009/10/27(火) 00:39:33
>>477
ゆる〜く民主系だったような感じもします。朧気な記憶ですけど。。
480
:
チバQ
:2009/10/28(水) 23:24:59
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/kenchiji/09/news/Kn09102801.html
知名度向上に知恵絞る 告示から1週間 '09/10/28
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▽プロレスラーに応援依頼/公約集配布
広島県知事選(11月8日投開票)は28日、告示から1週間を迎え、中盤戦に入る。立候補した新人5人は名前や政策の浸透に懸命だが、「有権者の手応えがつかみにくい」との声も聞こえてくる。各陣営は、都市部での運動量や集会を増やすなど、支持拡大に向けたテコ入れ策を練っている。
無所属で学習塾経営の川元康裕氏(42)は、街頭演説を繰り返し、知名度アップを図る作戦を徹底する。「『頑張れ』と声がかかるようになった」と陣営スタッフ。元参院議員でプロレスラーの大仁田厚氏たちを応援に招き、ムードを盛り上げる。
無所属で元県議の柴崎美智子氏(54)の陣営は、県議時代の地盤だった広島市西区を中心に県西部を回ってきた。「まじめに政策を訴えるしかない」と陣営。近く完成するマニフェスト集を配りながら県東部、北部に入る予定でいる。
共産党公認で党県委員長の村上昭二氏(62)は、1日10回以上の街頭演説をこなし、政策を中心に訴える選挙戦を展開。今後は「どの候補も藤田県政を批判している。藤田県政をどう変えるかをしっかり伝えたい」(陣営幹部)と、他の候補者との違いを強調する構えだ。唯一の政党公認候補であり、政党ビラの配布にも力を入れる。
481
:
チバQ
:2009/10/28(水) 23:25:34
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/kenchiji/09/news/Kn09102402.html
西飛行場は存続?廃止? 県撤退方針で争点化 '09/10/24
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広島県が管理運営からの撤退方針を決めた県営の広島西飛行場(広島市西区)の存廃をめぐり、知事選(11月8日投開票)の候補者5人の見解が分かれている。藤田県政での「撤退」という最終結論に対し、東京線復活を目指す広島市は新知事に協力要請する構え。新しい県政のリーダーが向き合う緊急課題に浮上している。
管理運営費を県と市で折半する西飛行場は、年間約5億円の赤字経営だ。現在は鹿児島、宮崎の2路線が就航。経営再建中の日本航空は来年度内の2路線廃止を検討する。
県は22日、路線廃止を機に管理運営から撤退する方針を市に伝え、県が撤退した後に市営で存続させるかどうかを迫った。これに対し、市は「東京便が復活する可能性はある。新知事にも判断してもらいたい」と主張した。
知事選の候補者たちは、西飛行場の存廃問題をどうとらえているのか。「存続」を主張するのは、無所属新人で元県議の柴崎美智子氏(54)。「廃止」を唱えるのは、無所属新人で学習塾経営の川元康裕氏(42)と、共産党新人で党県委員長の村上昭二氏(62)である。
無所属新人で経営コンサルタントの湯崎英彦氏(44)、無所属新人で元県議の河井案里氏(36)は「どちらとも言えない」との姿勢。2人とも「十分に市などと協議する必要がある」と指摘している。村上氏も市との協議の必要性は認めている。
西飛行場の存廃問題で、県はこれまで「来年度予算の編成に着手する今秋までに結論を出す」と繰り返してきた。滑走路北端を横切って建設する広島南道路の2011年度着工を前に、滑走路短縮工事の必要性を判断するタイムリミットだからだ。
今回、県は撤退する方針を決定。今後は、市が市営で存続させる場合に限って短縮工事費の半額を協力し、市が結論を先送りする場合は予算化を見送る構えをみせる。
藤田雄山知事は11月28日で任期満了を迎える。県の予算編成の骨格が通常、年内に決まることを踏まえれば、新知事は着任からわずか1カ月で、重要な決断を迫られる。(知事選取材班)
■広島西飛行場 1961年に国管理の広島空港として開港。同空港の三原市移転に伴い93年、国内初コミューター・小型機専用飛行場として県営で再出発した。管理運営費は市と折半で負担している。滑走路北端を横切る広島南道路の建設が2011年度に始まるため、飛行場を存続する場合、10年度には滑走路を現行の1800メートルから1360メートルに短縮する工事に着手する必要がある。
482
:
チバQ
:2009/10/28(水) 23:33:57
>>472-473
岡田克也町議の誕生です!
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20091026ddlk32010336000c.html
選挙:津和野町長選/津和野町議補選 町長選、下森さん初当選 /島根
◇官民協働の町づくり訴え
任期満了に伴う津和野町長選と、町議補選(改選数2)は25日、投開票された。いずれも新人で無所属の3人の争いとなった町長選は、酒造会社役員の下森博之さん(44)が、前副町長の松浦秀信さん(60)、元建設会社長の永吉義夫さん(67)を破り、初当選を果たした。町議補選も新議員が決まった。当日有権者数は7717人、投票率は、町長選85・15%(前回74・81%)、町議補選も85・15%だった。
下森さんは若さを前面に打ち出し、豊かな自然や歴史文化などの資源を生かした住民参加による官民協働の町づくりや、住民目線の情報公開や行政評価の仕組みづくりなど透明性の高い行政の確立など町政の改革を訴え、幅広い層の支持を集めた。
松浦さんは、36年間の行政経験をアピールし、行財政改革の推進や地域医療の拡充産業振興などを訴えたが、及ばなかった。永吉さんは、民間企業の経験を生かした無駄のない、公平公正な町政を訴えたが、立候補表明の遅れを取り戻せなかった。【上村里花】
==============
◆開票結果=選管最終発表
当 3298 下森博之 44 無新
2001 松浦秀信 60 無新
1209 永吉義夫 67 無新
==============
◆開票結果
◇津和野町議補選(改選数2−5)=選管最終発表
当 2838 岡田克也 43 無新
当 1305 米澤〓文 64 無新
1149 川田剛 27 無新
702 丁泰仁 60 無新
331 百合本修司 70 無新
==============
483
:
とはずがたり
:2009/10/28(水) 23:57:48
>>482
おおっw
外相効果有りやなしやw
484
:
名無しさん
:2009/10/29(木) 02:57:11
明らかにあったとしか思えないような票の入り方だがw
住職ってことで、檀家にアピールしやすかったとか
485
:
とはずがたり
:2009/10/29(木) 09:40:02
住職ってのもポイントかもしれませんが町長選とも重なるんですが40代の仕事盛りってのが評価された部分もあるかもしれませんな
>>482
の下の部分の欠落補填
下森博之(したもり・ひろゆき) 44 無新(1)
酒造会社役員[歴]町議▽森林組合長▽同志社大
毎日新聞 2009年10月26日 地方版
486
:
チバQ
:2009/10/30(金) 00:38:40
>>442-446
あたり
http://mainichi.jp/area/kagawa/news/20091029ddlk37040636000c.html
ルポ香川:観音寺市長・市議選の課題 活気再び中心商店街 /香川
◇継続的魅力作りに苦労
旧観音寺市と大野原町、豊浜町の1市2町が合併し、現在の観音寺市が誕生して4年。市長・市議のダブル選挙は、11月1日告示、8日に投開票される。同市中心部の柳町通り商店街で、活性化の試みから、市の課題を考えた。【松田学】
同商店街は、約400メートルの通りに約100店が軒を連ね、かつては肩が触れ合うほどの買い物客であふれた。しかし、80年代以降は国道沿いの郊外型店舗に客が流れ、現在、営業する店は3割ほど。典型的な地方都市の「シャッター通り」だ。
市は、同商店街を中心市街地の「顔」と位置付け、03年4月から大がかりな整備に乗り出した。約28億円を投じて、幅員約5メートルで歩行者専用だった道路を車も通れるよう約16メートル(歩道込み)に拡幅。いずれはJR観音寺駅を起点にした市中心部の環状道路の一部とする。11年3月に工事を終えれば、1日約4000台の交通量と400人の歩行者を見込む。
同商店街振興組合役員の藤田圭造さん(52)は、親子4代、約130年にわたって店を構え、栄枯盛衰を見てきた。「道路を広げただけでは車に乗った人は通過するだけになってしまう。逆に商店街の機能がなくなって過疎化が進む」と危惧(きぐ)する。そして「市には周辺地域も含め、どんな町にするのか、どんな機能を持たせるのか、明確な施策を示してほしい」と注文をつける。
若手の商店主らも知恵を絞っている。工事のためアーケードを取り払い、太陽が見えるようになったことから「ドピカーン観音寺」と銘打ち、04年以降、年1〜3回、現代美術や書、陶芸などのアーティストに2週間ほど滞在してもらい、商店街で作品展やワークショップなどを展開している。
中心メンバーの矢野浩二さん(42)は「市民でも『初めて来た』『来るのは10年ぶり』と言う人が少なくない。一過性でない、新たな魅力を作って継続的に人が集まる場所にしたい」と言う。問題は資金だ。「1回に約200万円かかる。市から50万〜100万円の補助金が出るが、長引く不況で来年以降はどうなるか分からない」と気をもむ。
工事は着々と進むが、問題はその後の人を呼び込む仕掛け作り。市建設部は「基盤作りが終わった後の土地利用は住民といっしょに考え、工夫していきたい」とする。民間の取り組みには限界がある。中心市街地の新しい「顔」にするためには、市の強いリーダーシップが不可欠だ。
◇合併から4年どう変化 人口は減り、市債は増加
合併直後の4年前と今とではどう変わったか。数字で見てみる。
人口は6万4688人(今年4月1日現在)と1739人減った。640人いた市職員は新規採用を抑え545人(同)に。財政面では、旧市のままでは38億9500万円だった地方交付税が算定替えで48億5700万円に。基金(貯金)は約10億円増の43億4000万円に。市債(借金)残高は296億7800万円で21億2700万円増。市は「懸案だった斎場建設と治水事業のため」と必要性を強調する。
競輪事業は累積赤字が約6億3000万円に膨れ上がっていたが危機を脱した。赤字を生む自場開催を年間72日から37日に半減させるなどしたためで、今年度末で赤字解消の見通しだ。
一方、来年度は景気悪化の影響で市税は減収の見込み。新たな自主財源の確保、少子・高齢化対策など、課題はまだまだ残っている。
487
:
チバQ
:2009/10/30(金) 00:40:00
>>402
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200910290020.html
呉市長選、ねじれなく本番へ '09/10/29
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呉市長選(11月1日告示、8日投開票)の前哨戦が、前回に比べて様変わりしている。立候補予定は再選を目指す現職の小村和年氏(62)と元安浦町長で新人の沖田範彦氏(64)で現職と新人の一騎打ちの構図は同じ。ただ、前回目立った自民党系議員や経済界の分裂はなく、ねじれのないまま本番を迎えそうだ。
前回は4選を目指した現職に、多選などを批判して新人の小村氏が挑んだ。自民、公明両党から推薦を受けた現職を、市議の半数以上や多くの主要企業が支援した。一方、小村氏の陣営は高校の同窓生らによる草の根の運動に加え自民党の一部県議の支援を受けた。連合は支持し、若手経営者を含む企業関係者も活発に動いた。
今回は、小村、沖田両陣営とも、政党色は排した戦いを続ける。
そうした中で小村陣営を、前回は対抗候補を推した企業も含め地元企業が幅広くバックアップ。党派を超えた県議、市議の大半が支援の姿勢で、推薦した連合は後援会事務所にスタッフを派遣する。
支援の広がりを陣営幹部は「実績が評価されている。連合の支援は特に心強い」と受け止め。「1期目を問う選挙。気を緩めずに戦う」と引き締める。
対する沖田陣営は、高校の同窓生や一部企業、合併町の元町長の一部などの勝手連的なサポートを受ける。組織的な支援はないが、市の活性化策などを盛り込んだマニフェスト(公約)のチラシ配布などを続ける。
沖田氏は「市民にマニフェストをよく検証してもらうことが大事だ。あくまでも草の根選挙を貫く」と強調している。
488
:
名無しさん
:2009/10/30(金) 21:02:17
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009103001000897.html
民主、自民の厚い壁崩せず 山口市長選11月1日告示
任期満了に伴う山口市長選が11月1日に告示される。再選を目指す無所属現職の渡辺純忠氏(64)のほか、元徳地町長伊藤青波氏(55)、元小郡町議尾上頼子氏(41)=共産推薦=が立候補を予定している。
政権を獲得し、小沢一郎幹事長が知事選や政令市長選では相乗りを禁止した民主党だが、山口市長選では候補者は擁立せず、陣営から推薦要請もなかった。地方組織の未成熟さを露呈した格好で、県連幹部は「まだ民主党には首長候補を立てる力量がない」とこぼしている。
山口県では民主党が大勝した8月の衆院選でも、自民党候補が4小選挙区のうち三つを制した。しかも1区高村正彦元外相、3区河村建夫前官房長官、4区安倍晋三元首相と大物ばかり。他県である業界団体の自民党離れも表面化していない。建設業関係者は「県内は自民党議員が多く、敵に回したら業界が成り立たない」と、参院選でも自民党を支援するという。
選挙で手足となる地方議員もまだ少ない。定数49の県議会では、自民党系会派27人に対し民主党系会派は7人。定数34の山口市議も、自民党系市議の大半が現職の支援に回り、2人しかいない民主党系市議は組織だった活動ができていない。
同市長選の不戦敗に西嶋裕作県連幹事長は「首長選は政党色を出すものではない」と釈明。参院選や県議・市議選候補公募では以前の数倍の29人が応じ、支持層の広がりの兆しはあるが、結党以来の課題である地方組織の構築が進んでいない現実を浮き彫りにした。
2009/10/30 19:09 【共同通信】
489
:
チバQ
:2009/10/31(土) 00:28:07
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20091026-OYT8T01407.htm
<県政の足元で 知事選の課題><1> 学校耐震化 財政難の壁
県債残高2兆円、再建険しく
図書室前の壁に生じたひび割れを示す大下校長。「早く耐震化工事を始めてほしいが」と語る(県立広島国泰寺高で)
広島市中区の県立広島国泰寺高の4階建て校舎は1979、80年に建築された鉄筋コンクリート4階建てだ。見た目に古さは感じられないが、階段や図書室前の廊下の壁などにひび割れが生じている。
「結構、老朽化が進んでるんですよ。明日にでも大地震に見舞われたらと思うと心配で」。大下隆司校長(57)は校舎内を回りながら、こう打ち明けた。
12ある教室や音楽室で毎日約500人が学ぶこの校舎は2005年、震度6強以上の地震で倒壊すると診断され、今年度にようやく耐震化工事に向けた設計が始まった。だが、通常なら設計翌年に着工されるのに、県の財政難が影響し、着工時期は未定だ。
文部科学省地震調査研究推進本部によると、広島市中区で今後30年間に震度6弱以上の地震に見舞われる確率は19・4%。大下校長は「子どもの命にかかわる。だが、現場からは『早急に取り組んでほしい』と求めることしかできない」と、苦悩する。
◇
県によると、今年4月現在、県立高校で231棟、特別支援学校で15棟が震度6強の地震で倒壊するおそれがある。市立高校を含む高校の耐震化率は52・3%。全都道府県で41番目の低さで、トップの東京都(98・2%)のおよそ半分だ。
県は04〜08年度に約220億円をかけて70棟で耐震化工事を実施。09年度は国の景気対策費を受け、約80億円をかけて51棟の工事を進める。しかし、耐震化率100%を達成するには「あと1000億円以上が必要」(県教委施設課)といい、完了の見通しは立っていない。
◇
〈年間収入のうち所得は234万円で、仕送りが172万円。不足分のうち、79万円を借金でまかない、15万円は貯金から引き出す。借金の総額は1066万円で、毎年、74万円をその返済に費やす〉
これは、県の09年度一般会計予算を年間の生活費が500万円の家計に例えたものだ。県税などの収入(所得)は全体の半分に満たず、国の交付金(仕送り)や県債(借金)、基金(貯金)の取り崩しでようやく維持している。
予算規模が9380億円の県が抱える県債残高は2兆円。県は公共事業の削減や職員給与のカットで、04〜09年度に約1800億円、支出を抑制するなどの努力を続ける。しかし、県の試算によると、現在並みの緊縮財政を続けても、毎年400億円余りの財源不足が続く見通しだ。
藤田知事は県議会9月定例会で、「あらゆる手段を講じて歳出、歳入の徹底的な見直しを行うなど、財政健全化に向けた取り組みを着実に実施する必要がある」と述べた。
しかし、財政課のある職員はこう漏らす。「収入が増える見込みはあまりなく、コスト削減も限界がある。誰かが負担を負わなければ、予算を組むことができない」
痛みを分かち合うためには、まず、県民の納得を得なければならない。
◇
4期16年の藤田県政が終わりを告げ、次のリーダーを目指す候補者たちが知事選を戦う。候補たちが語る政策を、有権者はどう読み取り、誰を選ぶのか。県政が抱える課題を探った。
(2009年10月27日 読売新聞)
490
:
チバQ
:2009/10/31(土) 00:28:48
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20091028-OYT8T00038.htm
県政の足元で 知事選の課題 過疎対策先行き不透明
地域の魅力どう引き出すか
お太助ワゴンに乗り込むお年寄りら。地域を支える公共交通機関として定着を目指す(安芸高田市高宮町で)
谷あいに田畑が広がる安芸高田市高宮町の県道脇にある民家の前に1台の大型ワゴンがやって来た。車体前部には「お太助ワゴン」の文字。利用者の要望に応じて運行される新たな公共交通機関「デマンド交通」だ。
利用者が減って民間の交通機関の経営が難しい過疎地域で、自宅から目的地までワゴン車などで送迎するデマンド交通の導入が広がっている。お太助ワゴンは予約制。100〜500円の料金で、通学や通院など利用者のニーズに対応する。17キロ先の診療所への通院に利用した無職荒木増雄さん(92)は「路線バスより安く、自宅まで送迎してもらえてありがたい」と話す。
廉価できめ細やかなサービスの代償に、運営費がのしかかる。市は委託先のタクシー会社や地域団体に、車両ごとに160万〜580万円を支払う。来年10月の市全域での導入を目指し、市は新たに4台を購入する予定で、冬場には道路の除雪費も加わる。
県は今年10月から1年間の運行実績を見た上で、走行距離に応じた補助を行う予定。市政策企画課は「サービスの充実には、県の補助は欠かせない」と訴える。
◇
旧過疎地域対策緊急措置法が施行された1970年度から2008年度までに、県内で過疎対策に投じられた費用は約3兆3000億円。大半は、水道や道路、交通機関など生活基盤の改善に充てられた。生活環境を整え、都市部への人口流出を防ぐことを目指した。しかし、県内の過疎地域の人口は1965年度の約46万3000人から05年度は約30万4000人にまで減少。15年後には約21万人にまで減る見通しだ。
県は今年度、農林水産業振興を、過疎対策の柱に加えた。農業振興の核に据えられるのが、全国最多の167法人が活動する集落法人の育成だ。農機などの購入補助から、販路の開拓など経営の指導まで、多岐にわたる支援を行い、農地を集約し、採算性を高めることで、農業に競争力をつけることを目指す。
県新過疎対策課の望月徹課長は「若者が定住し、新住民を呼び寄せるには、生活基盤整備だけでは不十分。地域の活力が必要だ」とする。
◇
標高270メートルを越える庄原市口和町に、地域の2集落全41戸の3分の2を超える32戸から集落法人「ファーム永田」に託された約25ヘクタールの農地が広がる。減農薬コシヒカリの販売が好調で、08年度の売上高は2300万円を超え、加盟農家に計1300万円を還元した。成功例として各地からの視察も多い。
ただ、会員のいびつな年齢構成が先行きに影を落とす。60歳以上の人が23人に上る一方、働き盛りの30〜50歳代が12人しかいない。
代表理事の三上頼徳さん(73)は不安にかられることがあるという。
「県には農業振興を続けてほしいが、それだけで地域が守れるんか。10年、20年後にここに何人が残っているんじゃろうか」
過疎地域の魅力をどう引き出すのかが、行政と地域に求められている。
(2009年10月28日 読売新聞)
491
:
チバQ
:2009/10/31(土) 00:29:27
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20091028-OYT8T01441.htm
県政の足元で 知事選の課題 「電子化」車産業に波紋
下請けの対応力強化課題
カーエレクトロニクス推進センターの協力を得て開発したトランクの自動開閉装置。外付け式でゆっくりと開く(坂町のニイテックで)
「ハイブリッド車を早期に投入すべきだ」
6月24日、府中町のマツダ本社で開かれた同社の株主総会で、株主が経営陣に求めた。マツダは、トヨタやホンダがしのぎを削るハイブリッド車市場への参入時期を「2010年代前半」としてきたが、金井誠太専務執行役員は「(ハイブリッド車に使われるような)電子機器の前倒し導入を検討している」と述べ、早期の市場参入に意欲を見せた。
電気モーターとガソリンエンジンを組み合わせた「ハイブリッド車」は燃費が良く、二酸化炭素排出量が少なく、人気はうなぎ登りだ。だが、1台の製造費のうち電子部品の費用が占める割合はガソリン車が2割前後なのに対して、5割に達する。このことが、下請けの部品メーカーなどに波紋を広げている。
中国経済産業局が07年3月に発表した調査報告書によると、中国地方の自動車部品メーカーのほとんどは機械系部品を主力としている。同局はハイブリッド化がさらに進めば、中国地方で供給される自動車部品の3分の2が影響を受けると分析する。
ある自動車部品メーカーの社長は「今の財務力や人材では電子化に対応できず、生き残ることは難しい」と打ち明ける。
◇
県も手をこまねいているわけではない。06年度、自動車産業の電子化のための補助金制度を創設し、さらに08年7月、「企業が資金を戦略的に生かせる土壌作りが必要だ」として広島市に「カーエレクトロニクス推進センター」を設立した。
岩城富士大センター長と3人のコーディネーターが連日、企業や大学などを飛び回る。「こんな部品を開発している」「面白い研究成果がある」。情報を得れば、その成果を必要とする別の企業などとの間を取り持つ仕事が中心だ。岩城センター長は「ニーズを結んで企業の開発力を高め、電子化に対応できる力を育てたい」と語る。
成果も出ている。部品メーカー「ニイテック」(坂町)は約10年前から自動車用ドアの自動化に向けた研究を進め、その技術で住宅に設置する自動ドアを開発した。
昨年7月、同センターのコーディネーターの紹介で自動車工学の専門家も交え、トランクの自動開閉装置の開発に着手。県から1820万円の補助を受け、09年3月、試作品を完成させた。
ただ、製品の販売先はまだ決まっておらず、仁井慎社長は「この先は企業努力が必要だ」と語る。
◇
ライバルとなる他の生産地が先を進む。トヨタのある愛知県は自動車産業への過度の依存から脱却し、その技術力を他方面でいかそうと、産業労働計画の策定を進める。同県産業労働政策課は「力のある中小企業が様々な分野に進出できるよう支援したい」とする。
広島大地域経済システム研究センター長の伊藤敏安教授は、県が今後、産業振興で果たす役割についてこう指摘する。「自動車産業で培われた技術を農業や介護、福祉などまったく違う分野に生かしていかなければならない。福祉から工業まで幅広い産業をカバーする県だからこそ、その間をつなぐ道を開くことができるはずだ」
(2009年10月29日 読売新聞)
492
:
チバQ
:2009/10/31(土) 00:30:07
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20091030-OYT8T00077.htm
「鞆の浦」将来像見えず
裁判長期化、住民対立に拍車
観光客でにぎわう鞆の浦(奥は常夜灯、福山市鞆町で)
高さ約7・5メートルの常夜灯前で、観光客らが記念撮影の順番を待っていた。近くでは、カップルたちが階段状の港の遺構・雁木(がんぎ)に腰掛けて、瀬戸内の穏やかな海を眺めていた。
江戸時代の風情を残す、福山市・鞆の浦の町並みを楽しむ人波は、鞆の浦の埋め立て・架橋事業への免許交付を差し止める地裁判決が出た今月1日以降、さらに増加している。
幕末に鞆町を訪れた坂本龍馬ゆかりの品などを展示する「いろは丸展示館」は今月に入り、いつもの2、3倍の人が来館。ボランティア観光ガイドが案内した団体客数も前年同期の1・5倍のペースだ。このため、週末は町中心部の狭い県道が対向できない車で渋滞し、路肩に避けたまま立ち往生する歩行者も目立つ。
県道近くで商店を経営する男性(68)は「週末の客の入りは3、4倍に増えた」と歓迎する一方で、「住民が安心して歩けないし、観光客の印象も悪くなる。何とか改善策を探れないものか」と嘆く。
◇
事業は、鞆町中心部の交通渋滞緩和などを目指し、鞆港の沿岸約1・9ヘクタールを埋め立て、駐車場やフェリー桟橋を整備、港湾を横切る長さ179メートルの橋を架ける。反対派住民らが起こした訴訟で、地裁は「事業が景観に及ぼす影響は重大。県の調査、検討も不十分」と、知事による埋め立て免許交付の差し止めを命じ、県は判決を不服として控訴した。
事業反対の動きは住民だけでなく、映画監督の大林宣彦さんら文化人らにも広がり、鞆で映画「崖(がけ)の上のポニョ」の構想を練った宮崎駿さんも否定的な見解を示す。世界遺産候補地を調査するユネスコの諮問機関・国際記念物遺跡会議(イコモス)も事業中止を求める決議を採択した。
訴訟原告団の大井幹雄団長は「次の知事は高い見識で状況を見極めて控訴を取り下げ、話し合いの場を設けてほしい」と求める。
◇
一方、15日に控訴を発表した、県の大野宏之土木局長は「景観保全最優先の判断基準では、鞆の浦に限らず瀬戸内沿岸の全地域に話が及ぶ。官民問わず、すべての工事や事業に影響を与えかねない」と、判決が与える影響を懸念し、控訴の正当性を強調した。
23日に鞆町の公民館で開かれた会議で、事業に賛成する住民が多数を占める鞆町内会連絡協議会の大浜憲司会長が「判決は、(交通渋滞など問題の解決に)何ら効果がない」と、県や市の担当者に訴えた。
訴訟の長期化は、住民間のあつれきが続くことを意味する。
「住民同士のいさかいにストレスを感じるし、今のままでは鞆の将来の青写真も見えない。何とかならないものか」。鞆町で飲食店を営む女性(64)はこう言ってため息をついた。(終わり)
(この連載は澤本浩二、平井宏一郎、野中明子、小井国春、石原敦之、向井友理が担当しました)
(2009年10月30日 読売新聞)
493
:
チバQ
:2009/10/31(土) 00:33:37
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20091029ddlk35010372000c.html
県都は今:山口市長選/上 観光 見えない合併効果 /山口
◇温泉体験館に財政難の壁
「4年前に合併したはずだが……」。4月に旅行会社からの出向で、山口市が出資する財団法人「山口観光コンベンション協会」の常務に着任した鈴木克彦さん(54)は、観光事業の管轄エリアを聞き、耳を疑った。
小郡、秋穂、阿知須、徳地の4町が旧山口市と合併したのは05年。なのに、管轄地域は「旧山口市」に限定されていた。調べると、小郡、阿知須に観光協会は元々なかったが、残り2町の観光協会は独自に存続し、コンベンション協会に加盟すらしていなかった。「名所は増えたのに、スクラムを組んだ売り込みができていない」
鈴木さんは、来年1月に市とリンゴの産地・阿東町との合併協議が進む中、これを機に広域観光の連絡協議会を立ち上げようと計画。湯田温泉を軸に、車エビの養殖で有名な秋穂や、山村体験公園「重源(ちょうげん)の郷(さと)」がある徳地などとの連携を−−と構想を広げている。
◇ ◇
だが、軸と期待される湯田温泉も苦戦が続く。約600年の伝統があり、約30軒のホテル・旅館が並ぶ温泉街だが、宿泊客数は01年の年間約68万人に比べ、08年は約58万人と10万人も減少した。
「合併効果は見えない。九州新幹線(博多−鹿児島中央間、11年3月開業予定)の開通で、東からの客足が県自体、素通りになるかもしれない」
湯田温泉旅館協同組合理事長の宮川力さん(68)は危機感を募らせる。起死回生策として旅館業者や町内会でつくる「湯田温泉まちづくり協議会」は6月、市に対し、地元に「温泉体験館」の建設を提言した。2階建て施設に足湯や湯煙発生装置、ギャラリーを盛り込んだ。事業費8400万円で市が建設し、民間でつくる指定管理者が市から委託費を受けて運営する「公設公営」方式を求めた。
しかし、市側はこの方式に難色を示した。今月8日、協議会に示した代案には温泉体験館は消え、足湯や観光案内板を設置した簡易な屋外施設になっていた。担当の児玉達哉・市企画経営課長は「採算性を考えると、市の公営でやれるかどうか、調整が必要だ」と歯切れは悪い。宮川さんは「『沸かし湯じゃないの?』と疑うお客もいる。ちゃんと温泉を紹介するシンボル的な公益施設が必要」と要望を続ける意向だ。
合併で、市の一般会計予算規模(09年度当初約671億円)は旧市の1・5倍に増えた。一方、借金である市債残高(特別会計含む)も1296億円=昨年度末=に上り、住民が願う活性化策を打つにも財政的な限界が立ちふさがる。
市総合計画(期間・08〜17年度)では、市内の年間観光客数を06年327万人、12年330万人、17年は350万人と右肩上がりの目標を掲げる。だが、事業項目には「観光資源の充実」「観光情報の発信」などと抽象的な言葉が並ぶ。合併効果を生かそうとする具体策は乏しい印象だ。限られた財源の中、官民共同の知恵を絞る総合力が問われている。
◇ ◇
山口市長選は11月1日告示、8日に投開票される。県都が抱える課題を探った。
〔山口版〕
494
:
チバQ
:2009/10/31(土) 00:34:24
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/archive/news/2009/10/30/20091030ddlk35010551000c.html
県都は今:山口市長選/下 中心商店街 跡地再開発遅れも /山口
◇急ぐ行政と不安の入店者
山口市のJR山口駅に近い中心商店街の一角に、ぽっかりと広大な空き地が広がる。9年前、閉店した地場スーパー・アルビの敷地跡地(約2800平方メートル)だ。集客の核とすべく、1月、市出資の第三セクター・街づくり山口と地元の商店街組合が、共同で運営する2階建て商業施設「やまぐちマーケットプラザ(仮称)」の建設を発表した。「この辺りにはアルビと『ちまきや』(08年に閉店。現山口井筒屋)があって、昔は買い物客でにぎわってました」。近くの酒店店主の男性(75)は完成を心待ちにしている。
◇ ◇
だが、入店予定者との交渉は長引き、当初見込んだ「来年秋開店」は遅れる見通しが出ている。
プラザ(延べ床面積2600平方メートル)2階は飲食店で、隣接する古民家や土蔵も改修してイベントに活用し、公益的な集客施設に整備する。1階には、アルビ跡地から北へ約200メートル離れ、築50年と老朽化が進む川端・公設両市場の約15店舗を移転させ、市場跡地にはバスの乗り換え場などを再整備する計画だ。市場について「防災上も取り壊しはやむを得ない」(市都市整備部)との考えで、お年寄りや、子どもが安心して歩ける街づくり構想との「二重の効果」を狙う。
「『絶対反対』という訳じゃない。大きな借金をして移ったのに『あっと言う間に閑散とした』というんじゃ、やれん」
川端市場協同組合長で鮮魚店主の松西恭英(やすきよ)さん(61)は市場関係者の揺れる思いを代弁する。松西さんによると、プラザの家賃は現在の5倍に上がり、移転に伴い新たに購入した冷蔵庫などへの市の補償は総額の2割。例えば、設備費に2000万円かかっても、補償は400万円で残りは自己資金だ。長引く不況の中、重い負担が二の足を踏ませている。
郊外への大型店舗出店やバブル経済崩壊で中心市街地の小売業の年間販売額(衣料、食料関係)は、96年の141億4900万円から03年の107億3100万円と、7年間で34億円減った。市は旧市内の中心市街地を商業集積地や交流拠点と位置づけ、11年度までに再開発や空き店舗対策などの活性化策を集中させる計画。その11年度に小売業の年間販売額を約110億円に盛り返す目標を掲げる。
野村和司・市都市整備部次長は「衣料品販売などが強い現在の商店街に、市場の魅力を加えることで相乗効果が見込める」と強調する。だが、市場の松西さんは「移転しても、しっかり商売が続けられるように腰を落ち着けて交渉したい」と願う。
「にぎわいを取り戻したい」との思いは同じだが、来年度内にプラザの完成を目指す行政側と、厳しい現実に不安を募らせる商店主との溝は埋まっていない。(この連載は中尾祐児が担当しました)
〔山口版〕
495
:
チバQ
:2009/10/31(土) 11:52:46
http://mytown.asahi.com/kagawa/news.php?k_id=38000000910300003
観音寺ダブル選前に(上)
2009年10月30日
9月に使用が開始された柞田小の校舎=観音寺市柞田町
人員削減が進む豊浜支所。効率化の半面、市民との距離が広がるとの懸念の声も=観音寺市豊浜町和田浜
真新しい校舎から子どもたちの元気な声が響いている。観音寺市柞田町の市立柞田小学校の新校舎は7月に完成したばかりだ。3〜6年の児童が授業を受けている。「学校が明るくなった」「きれいなロッカーで整理整頓をするようになった」。保護者たちの評判も上々だ。
それまでの校舎は築約50年たち、歩くと床がギコギコと鳴るほどだった。市は07年に改修に着手。総事業費11億3200万円のうち6億円を、大野原町(当時)、豊浜町(当時)との合併特例債でまかなった。特例債は発行額の7割が国からの交付税だ。
15年度までに活用できる特例債は約207億円あり、国からの交付は140億円余りにのぼる。市は特例債を使って、斎場を建設し、中部中学校の全面改築も進めている。
◇ ◇
「新しいものをつくりながら財政健全化も進んでいる。合併の成果の一つだ」。矢野道夫総務部長は指摘する。合併した4年前、市財政は借金にあたる市債残高が約275億円にのぼっていた。貯金にあたる基金残高は33億円たらずしかなかった。
市税収入を上回るほどだった観音寺競輪は客離れから売り上げが減少し、04年度に4億1千万円の赤字(単年度)に陥った。累積債務は06年度時点で、約17億円まで膨らんだ。開催日数を70日から37日に減らし場外の競輪券発売で収益を上げ、07年度の単年度収支は4年ぶりに黒字に転じたものの、苦しい営業が続いている。
合併後の4年間で、市は新規採用を抑え、希望退職者を募るなどして640人いた職員を95人減らし、約3億8千万円の人件費を削減した。事務事業の民間委託なども進め、市全体では07年度末に掲げた目標額を約2億円上回る22億3千万円を削減した。
山田、花稲、丸井、箕浦、高須賀の5工業団地の企業誘致は完了し、08年度の固定資産税は3億7千万円にのぼる。基金残高は合併当初より10億円増えて約43億円となり、財政の豊かさを示す財政力指数は0・72(県内5位)になった。
◇ ◇
「合併」はバラ色なのか。観音寺と一緒になった大野原、豊浜の人たちには複雑な思いもある。
豊浜支所(旧豊浜町役場)。3係を15人の職員で対応している。専門外の知識も必要となり、職員の一人は「負担は増すばかりだ」とため息をつく。かつては窓口で住民らとゆっくり話し合うなどコミュニケーションがとれた。住民にとって「何かあれば役場に相談」という所ではなくなりつつある。
自治会や婦人会などへの補助金削減も不満の種としてくすぶる。合併前、豊浜町では1世帯当たり2300円、大野原町では2095円の補助金が計算上支払われていた。合併後の見直しで、豊浜町と大野原町は1200円に減額され、旧観音寺市は逆に320円が1千円と約3倍に上がった。「祭りができない」「会費を上げなければ……」といった声も漏れる。
「合併したが、『ええことひとつない』なんて声をよく聞く……」。旧豊浜町長で、地域の街づくりに取り組む「豊浜会議」会長の佐伯文男さん(64)はつぶやく。
◇ ◇
観音寺市長選、市議選が11月1日に告示、同8日に投開票される。05年の合併から4年。現状や課題を探る。
496
:
チバQ
:2009/10/31(土) 11:53:12
http://mytown.asahi.com/kagawa/news.php?k_id=38000000910310003
観音寺ダブル選前に(下)
2009年10月31日
拡幅工事が進む柳町通商店街。工事を機に閉店する例も少なくない=観音寺市観音寺町
閉店前の観音寺サティ=9月18日、観音寺市坂本町5丁目
市中心部の柳町通商店街でいま、道路の拡幅工事が進んでいる。
自動車での移動が主流になった社会では、道幅が狭い商店街に人が集まらない――。道路拡幅はそんな状況を打開するためだ。
80年代の最盛期、アーケード街には80店舗以上が並んでいた。夏場の毎週土曜に開いていた夜市では、歩くのも困難なほどだった。
だがマイカー移動が主流になり、徐々に人の波は遠のいていく。急激に進む高齢化もあり、工事を始めた03年の時点では40店舗に半減した。工事をきっかけに閉店した店も少なくない。同商店街で40年以上店を開いていた男性(75)は「残っているのは私みたいな70代ばかり。今が50代ぐらいなら工事してもらって、もう一度頑張ろうとも思うだろうが……」とため息をつく。今の売りつくしセールを最後に店をたたむつもりだ。
◇ ◇
「住民ニーズに的確に対応したまちづくり」「地域特性を生かした活力ある地域の形成」……。合併直前に合併協議会が作成した住民向けのパンフレットにはこんな文言が並ぶ。合併は「活性化」の起爆剤になるとの期待があった。だが、駅前や商店街の再開発は進んでいない。昨年以降、そこに急激な景気後退の波が襲ってきた。
先月末、採算性の低さなどを理由に市郊外、同市坂本町5丁目にあった観音寺サティが閉店した。89年に前身のニチイがオープン。ファッションやグルメなど23専門店をそろえ、850台収容可能(当時)な駐車場があった。開店時、商店街には客が奪われるという不満はあったが、遠方から買い物客を呼び込むという側面もあった。閉店により、綾川町や三豊市にできた大型商業施設への人の流れが加速する。
中心市街地の不振は、市の経済全体に影を落とす。観音寺商工会の加盟企業は約1200社あるが、ここ数年は年間30〜50社が廃業している状況だという。同会議所の島一会頭(71)は「駅周辺も活況がなく、市の中心地がどこなのかもわからない。公共駐車場の設置などインフラ整備を積極的に進めて欲しい」と求める。
◇ ◇
「陰り」は市の中心産業の農業でも深刻だ。観音寺市はレタスやタマネギの出荷量が県内の半分以上を占める有数の農業地帯だが、06〜08年度の3年間で農家は約120人減った。どうやって歯止めをかければよいのか、特効薬は見あたらない。
「田んぼ使ってくれんかなあ……」。知人と2人で農家を辞めた人の田を借りて米や麦なども栽培する同市古川町の養鶏農家の男性(52)は、こんな相談をよく受ける。高齢化が進み周囲で毎年2、3軒の農家が辞めていくという。山手側の小さな田はいまは荒れている。(連載は小林一茂、伊勢剛が担当しました)
497
:
名無しさん
:2009/11/01(日) 10:41:17
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20091031-OYT8T01077.htm
民主「参院選の前哨戦」
鳥取市長選 出馬表明の砂場氏推薦
民主党の推薦を受け、元朝日新聞記者の砂場隆浩氏(46)が31日、出馬を表明した来春の鳥取市長選。民主党は、前々回は自民党と相乗りで当時の現職を推薦、前回は自主投票だったが、政権与党となった今回、来夏の参院選をにらんで独自候補の擁立にいち早く動き、基盤固めを急ぐ姿勢を鮮明にした。出馬表明は3人目で、〈県都決戦〉は今後、各政党の思惑をはらんで一気に加熱しそうだ。
砂場氏の推薦はこの日、倉吉市内で開かれた民主党県連の常任幹事会で正式に決まった。
砂場氏は幹事会であいさつした後、川上義博・県連代表と記者会見。「財政が悪化する中、イベント中心の市政を続けていいのか疑問だ。県外企業の誘致ではなく、地元企業を支援して雇用を増やし、子や孫を安心して育てられるまちにしたい」と抱負を述べた。
出馬の経緯について「地域の自立をテーマに取材してきた経験を評価してもらい、『立候補しないか』と複数の人から声をかけてもらった」と説明。民主党の推薦には「先の衆院選のマニフェストに地域主権を確立して自主財源を増やすことが掲げられており、考えが一致した」と述べた。
今後、市民の意見を取り入れながらマニフェストをつくり、後援組織づくりも急ぐという。
民主党県連は、来夏の参院選鳥取選挙区で新人の擁立を既に決めており、川上代表は「県都市長選は極めて重要。参院選の前哨戦に位置付け、勝利したい」と強調した。
砂場氏は福岡市出身で、広島大卒業後、朝日新聞社に入社。鳥取総局や東京本社社会部などで勤務し、同総局次長だった10月13日付で退社した。
一方、前回、公明党とともに現職の竹内功氏(57)を推薦した自民党の山根英明・党県連幹事長は、砂場氏の出馬に対し「多様な候補が競うことで、市に活力が生まれるのは良いこと」とコメント。今のところ、自民党県連内に独自候補擁立の動きはなく、「今後、竹内氏から推薦依頼があれば、内部で協議する」としている。
このほか共産党東・中部地区委員会が、市民団体とともに候補の人選を急いでいる。
鳥取市長選にはこれまで、3選を目指す竹内氏、2005年の衆院選に鳥取1区から民主党公認で立候補、落選した行政書士早川周作氏(32)が出馬を表明している。
(2009年11月1日 読売新聞)
498
:
名無しさん
:2009/11/01(日) 11:04:35
http://www.nnn.co.jp/news/091101/20091101011.html
砂場氏出馬へ 鳥取市長選、民主が推薦
2009年11月01日
任期満了に伴う来春の鳥取市長選に、元朝日新聞記者の砂場隆浩氏(46)=鳥取市弥生町=が31日、出馬を表明した。民主党県連(川上義博代表)は同日、倉吉市内で常任幹事会を開き、推薦を決定した。砂場氏は会見で「子どもの笑顔が輝く街にしたい」と語り、無所属で立候補する意向を示した。
砂場隆浩氏
砂場氏は同党の地域主権に賛同し、10月18日に県連に推薦を依頼したと説明。「書くだけの力では限界を感じた」と出馬理由を話した。
現市政については「計画性もなく事業を進め、財政を悪化させている」と批判。企業誘致に疑問を投げ掛け、「まずは地元の企業を大切にして雇用を増やしたい」とした。
また、歴史的建造物や文化を生かす街づくりを強調。「全国の民芸作家を誘致し、仕事をするようになれば一級の観光地になる」と述べた。
県連は近く、支持団体の連合鳥取や市議会会派などに支援を要請。川上代表は「地方を見る目が濃く、政策面で現市長を凌駕(りょうが)する」と評し、同市長選を参院選の前哨戦と位置付けた。
砂場氏は福岡県出身。広島大学法学部卒業後、1988年に朝日新聞入社。米子支局長、鳥取総局次長を経て、10月13日付で辞職している。
同市長選には、現職の竹内功市長が9月議会で出馬を表明。元民主党県連副代表で東京都在住の行政書士が出馬の動きを示しているほか、共産党も人選を進めている。
499
:
チバQ
:2009/11/01(日) 13:39:24
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009103101000662.html
亀井氏が元自民県議応援 広島知事選、ダブルねじれ
国民新党代表の亀井静香金融・郵政改革担当相(衆院広島6区)は31日地元入りし、激戦となっている広島県知事選に出馬した元自民党県議の女性候補の応援に駆け回った。
亀井氏が「個人」として支援するのは河井案里氏(36)。国民新党が連立を組む民主党の県議の多くは対立候補の元通産官僚湯崎英彦氏(44)を推している上、河井氏の夫で自民党衆院議員(比例代表中国ブロック)の克行氏は郵政民営化に賛成した経緯があり、いわば「ダブルねじれ」の格好だ。
亀井氏周辺は、河井氏が告示前に自民党を離党し、民主党も独自候補を擁立しなかったことなどを理由に挙げている。
三原市の事務所で31日開いた国政報告会。亀井氏は「利害損得で動かない、人間として大事なものを持った候補。ぜひ当選してほしい」と、隣の河井氏にエールを送った。2日間で計11カ所を一緒に回る予定だ。
同知事選は11月8日投開票で新人5人が争い、共産党公認候補を除く4人が無所属。民主、自民、公明、社民の各党は自主投票を決めた。県議会の6割を占める自民党は河井氏と湯崎氏の支援で分裂している。
湯崎氏は31日、亀井氏のおひざ元の尾道市に乗り込み「16年ぶりの新知事は前向きな広島をつくらなければならない」と街頭演説。ほかに共産党県委員長村上昭二氏(62)、元県議柴崎美智子氏(54)、学習塾経営川元康裕氏(42)が立候補している。
2009/10/31 21:51 【共同通信】
500
:
とはずがたり
:2009/11/01(日) 18:12:18
頑張れ湯崎。亀井なんかに遠慮してないで前原だの仙谷だの投入できないのかね,民主県政会の連中は。
其れは兎も角民主商工会みたいだし民主県政会よりも民主党・県民連合みたいな会派名に出来ないのかねぇ
広島知事選は湯崎、河井両氏接戦 終盤情勢
http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009110101000350.html
8日投開票の広島県知事選は終盤に入り、新人5候補のうち元通産官僚湯崎英彦氏(44)と元県議河井案里氏(36)が接戦を繰り広げ、共産党県委員長村上昭二氏(62)、元県議柴崎美智子氏(54)、学習塾経営川元康裕氏(42)が追う展開となっている。村上氏を除く4人は無所属で、政党の推薦や支持はない。
湯崎氏は、連合広島に加え、今期で引退する藤田雄山知事(60)に近い自民党系最大会派と民主党系会派が支援。瀬戸内の自然を観光資源とした「海の道1兆円構想」を掲げ、地元企業も回る。
河井氏を推すのは、藤田知事に批判的な自民党系別会派や、国民新党代表の亀井静香金融・郵政改革担当相。「最年少の女性知事」を目指し、女性票の取り込みを図る。
ただ両氏の知名度はまだ上がらず、目立った争点もないため、盛り上がりに欠けている。投票率は過去最低だった前回の27・14%を上回る見込みだが、態度を決めていない有権者も多く、選挙戦の行方を左右しそうだ。
村上氏は「雇用・福祉対策の充実」、柴崎氏は「企業誘致による活性化」、川元氏は「景気、雇用回復のための積極投資」をそれぞれ訴える。
2009/11/01 17:44 【共同通信】
501
:
チバQ
:2009/11/02(月) 00:31:26
http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009110101000535.html
倉吉市長は辞職の長谷川氏 新斎場建設めぐる出直し選
新斎場建設の是非をめぐる前市長辞職に伴う鳥取県倉吉市長選は1日投票、即日開票の結果、無所属の前市長長谷川稔氏(62)が、いずれも無所属新人で前副市長増井寿雄氏(62)、元市議川部洋氏(44)を破り、3回目の当選を果たした。投票率は64・66%で過去最低。
長谷川氏の任期は、公選法の規定により2期目の残り2010年4月10日まで。
長谷川氏は新斎場の建設場所をめぐり住民らと対立したことから「民意を問いたい」と9月に辞任し再出馬。新斎場建設問題に争点を絞り、市議時代からの支持者である高齢者や女性など幅広い支持を集めた。
増井氏は長谷川氏の市政運営の問題点を指摘、産業振興や子育て支援を掲げたが及ばなかった。川部氏は市役所改革を主張し、若年層に浸透を図ったが伸び悩んだ。
新斎場の建設予定地は、スポーツ広場を目的に贈与された土地だったため、元地権者らが「斎場が建設されるなら贈与はしなかった」と土地の明け渡しを求め、鳥取地裁に提訴するなど建設は難航していた。
2009/11/01 22:52 【共同通信】
502
:
チバQ
:2009/11/03(火) 02:26:30
http://www.nnn.co.jp/news/091102/20091102032.html
倉吉市長 長谷川氏3選 増井、川部氏振り切る
2009年11月02日
◇倉吉市長選開票結果(選管確定)
当10987 長谷川稔 62 無前
9730 増井寿雄 62 無新
5795 川部 洋 44 無新
今回の選挙では、9月15日に長谷川氏が新斎場建設問題の「民意を問う」として市長職を辞職し、出直し選への立候補を表明。川部氏、増井氏も相次いで立候補を表明し、三つどもえの激戦が繰り広げられた。
選挙戦では、今後の新斎場建設の進め方や低迷する市の経済の建て直し、重点課題の「若者定住化促進」などが争点となった。
長谷川氏は、辞職に対する批判が逆風となって吹く中、これまでの政治活動で築いた強固な「個と個」のつながりと知名度を生かした草の根型選挙を展開。主張を「新斎場問題の建設」一本に絞り、建設の必要性を粘り強く訴えた。
増井氏は、全小学校区単位に張り巡らせた後援会支部を軸に組織型選挙を展開。地元経済人や県議、市議などの支援も受けたが、届かなかった。
川部氏は、地元後援会がフル回転して支え、市役所改革や小学校区単位のまちづくりを訴えたが、全市的な知名度不足は否めず、涙をのんだ。
今回は出直し選とあって有権者の関心は高かったものの、有権者にとって争点が分かりにくく、雨の影響もあって投票率は伸びず、選挙戦となった2002年の73・38%を8・72ポイントも下回った。当日有権者数は41382人。
長谷川 稔氏 倉吉東高卒。倉吉市議を5期、県議を2期務め、2002年の市長選で現職との一騎打ちを制し初当選。06年には市制初の無投票再選を果たした。62歳。倉吉市小田。
http://www.nnn.co.jp/news/091102/20091102033.html
「新斎場」正念場これから 長谷川氏「絆」築けるか
2009年11月02日
新斎場の必要性を粘り強く訴えた長谷川稔氏(62)に、倉吉市民は同調した。主張を斎場問題に絞ったことが功を奏し、市民の意識は高まった。しかし元々、新斎場は住民待望の施設で、新人2氏に投じられた反対票は長谷川氏の得票を上回り、「民意」を得たと言えるかは疑問が残る。建設予定地の住民とのしこりも残ったままで、問題の本質は何も変わっていない。
当選を決め、支援者と笑顔で握手を交わす長谷川氏(左から2人目)=1日午後11時、倉吉市上井町1丁目の選挙事務所
長谷川氏の辞職をめぐっては、市民の間で疑問と批判が噴出した。逆風の中での選挙戦となったが、32年間の政治活動で築き上げた「個と個」のつながりは組織以上の固さで長谷川氏を支えた。
投票率は、これまでで最低だった1994年3月の68・38%を下回る64・66%となった。これは、長谷川氏の仕掛けた一点突破型選挙の分かりにくさが、有権者の投票意欲をそいだことも要因の一つと言える。
本当の正念場はこれからだ。新斎場問題は、建設予定地周辺でも賛成意見はあるが、辞職の理由としたことで反対住民の長谷川氏に対する不信感は、選挙前より増している。
また、長谷川氏は選挙期間中、「斎場問題で一部執行部の執拗(しつよう)な抵抗があった」と公然と職員を批判した。市職労は今回、前副市長を支持し、表面化していた確執は決定的となった。財政や若者定住などの課題が山積する市政がうまく機能するか、不安が残る。
長谷川氏は「残りの任期で斎場問題の道筋をつける」と力を込めるが、その「道」は決して平たんではない。支援者との間に築かれた「絆(きずな)」を、反対住民や市職員との間にも築くことができるか、政治姿勢が注目される。
503
:
チバQ
:2009/11/03(火) 02:58:02
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000600911020001
火花散る応援合戦
2009年11月02日
知事選候補の応援でマイクを握る国会議員=広島市内
■「代理戦争」批判も/投票まで1週間
知事選(8日投開票)も折り返し点を過ぎ、各候補は支持拡大に躍起だ。特定候補を応援する国会議員や県議の姿が目立ち始めた。動きのなかった民主党国会議員も、1日から候補の隣でマイクを握る。雨のラストサンデーに各候補の応援模様を探った。
「ここに本人がいます。どうぞ顔を見てやってください」。民主党衆院議員の菅川洋氏が1日、広島市中区の繁華街で声を張り上げた。湯崎英彦候補(44)を応援する。この日は他にも、民主党衆院議員の松本大輔氏や空本誠喜氏らが、それぞれの選挙区で湯崎候補支持を訴えた。
県議の動きも活発だ。知事与党の自民刷新会議や民主県政会のメンバーは、選挙カーの先導や応援演説を持ち回りで担当する。林正夫議長も、湯崎候補のイメージカラーの衣装を着込み、支援を徹底。「ぜったいに負けられない」と語気を強める。
河井案里候補(36)には、亀井静香・郵政金融改革相がつく。10月30日夜を手始めに、河井候補は亀井氏が1日まで計12カ所で開いた国政報告会に出席。知事野党の自民党議員会などの県議や若手市議らも遊説に同行し、集会を開くなどして支援している。
林議長と反目する檜山俊宏元議長も、あいさつに立っては河井候補の支持を訴えている。県議会の対立構造を「コップの中の争い」と批判する河井候補だけあって、檜山氏の秘書は「できるだけ裏方に徹している」と気遣う。
こうした中、「候補の中で一番しがらみがないのは私だ」と話すのは川元康裕候補(42)。湯崎候補と河井候補について、「まるで(檜山)元議長と(林)現議長の代理戦争のようだ」と批判する。
柴崎美智子候補(54)は、知事は議会会派と一定の距離を保つべきだとし、「新しい県政では、県と議会との関係を正常に戻し、県民のための政策立案をしなければ」と強調。応援は受けていない。
共産党公認の村上昭二候補(62)は、同党の県議や複数の市議らが、それぞれの選挙区で演説などの活動を支えている。国会議員も応援に駆けつけ、党の勢力を結集して支持拡大を図る構えだ。
504
:
チバQ
:2009/11/03(火) 11:56:27
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000000911030001
湯崎氏40代以上に浸透/河井氏追う
2009年11月03日
8日投開票の知事選について、朝日新聞社は10月31日と11月1日、県内有権者への情勢調査を実施した。元通信会社経営の湯崎英彦候補(44)が、元県議の河井案里候補(36)を一歩リードする展開だが、投票態度を明らかにした人は全体の約4割にとどまり、情勢が変わる可能性もある。有権者の回答内容から、政党支持や年齢などの項目別に、支持傾向を分析する。(鬼原民幸)
投票態度を明らかにした人の回答を対象に分析した。
支持政党別にみると、県議会の民主系会派の支持を受ける湯崎候補は、民主支持層の約5割を固めたほか、支持政党無しと答えた人のうち4割強の支持を得た。ただ、自民系の最大会派と政策協定を結んでいるにもかかわらず、自民支持層の支持は3割強にとどまっている。
年齢別にみると、湯崎候補は40代以上に浸透している。特に女性全体の支持では、河井候補を引き離した。県内地域ごとの支持模様をみると、広島市や福山市で約4〜5割の支持を固めて優位に立つ。
元自民県議の河井候補は逆に、自民支持層の4割強を取り込んだ。また、民主支持層の3割強にも食い込んだほか、応援を受ける亀井静香・国民新党代表が地盤とする県北部を含む地域などで支持を広げている。しかし、自身の地元(広島市安佐南区)などを含む都市部では、3割前後の支持にとどまるなど、トータルでは湯崎候補に及ばず、追う展開となっている。
男女別にみると、男性全体の支持率で湯崎候補をわずかに上回った。年齢別では30代以下の若年層、職業別では自営業者層から厚い支持を得ているが、事務・技術職層や主婦層では、湯崎氏に先行を許している。
学習塾経営の川元康裕候補(42)は、40代からの支持が比較的厚めだ。共産党県委員長の村上昭二候補(62)は、共産支持層を固めた。元県議の柴崎美智子候補(54)は、農林漁業者層に比較的支持されている。ただ、いずれも湯崎候補と河井候補に大きく差をつけられており、支持拡大に懸命だ。
◇
知事選への関心は高まっているのか。「大いに関心がある」と答えたのは全体の19%にとどまり、「少しは関心がある」は54%だった。
投票については、「必ず行く」55%、「できれば行きたい」30%、「行かない」12%だった。「必ず行く」と答えた人は、60代以上では6割を超えている。
《調査方法》10月31日と11月1日、コンピューターで無作為に作成した番号に電話をかける「朝日RDD」方式で、県内の有権者を対象に調査した。世帯用と判明した番号は1505件、有効回答は1059人。回答率70%。
505
:
チバQ
:2009/11/03(火) 11:57:09
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200911020073.html
湯崎氏と河井氏先行 広島知事選、本社世論調査 '09/11/2
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新人5人が立候補した広島県知事選(8日投開票)で、中国新聞社は10月30日〜1日の3日間、電話による世論調査を実施し、結果をまとめた。取材を加味して情勢を分析したところ、ともに無所属で、経営コンサルタントの湯崎英彦氏(44)と、元県議の河井案里氏(36)が選挙戦をリードしている。回答者の7割弱は投票する候補者を決めておらず、終盤で情勢が変化する可能性もある。
中盤戦までで湯崎、河井両氏が抜け出す形になった。共産党公認で党県委員長の村上昭二氏(62)、無所属で学習塾経営の川元康裕氏(42)、無所属で元県議の柴崎美智子氏(54)の3人は支持が広がっていない。
知事選への関心度は、「大いにある」「ある程度ある」と答えたのは54・8%にとどまった。16年ぶりに県政の新たなリーダーを決める選挙への関心が高まっていない現状を示した。
投票する候補者を「決めている」「だいたい決めている」と回答したのは3割強だった。投票する候補者を決めていない層が7割弱を占め、先の衆院選時の調査に比べ約2倍に達している。調査では、「まだ決めていない」「分からない・無回答」とした7割弱に対しても、「もし今投票するとしたらどの候補者ですか」と質問。支持動向を探った。
湯崎氏は、県議会で連携する自民党系最大会派と民主党系会派に加え、連合広島の支援を受ける。国会議員を中心に民主党県連も動き始めた。民主党支持層に浸透し、県内全域で幅広い年代から支持を集める。
河井氏は、県議会の自民党系第2会派が支援する。国民新党の亀井静香代表(広島6区)も加勢。自民党支持層、無党派層でほぼ互角に持ち込み、国民新党支持層に食い込む。県東部や北部で支持を広げる。
村上氏は共産党支持層は固めつつあるものの、無党派層への広がりは見られない。川元、柴崎両氏は知名度不足から苦しい戦い。
新知事に一番期待するものは「地域の活性化」が49・9%で最も多く、「県の停滞感の打破」(17・6%)「県政の変革・刷新」(17・3%)と続く。新知事に求められる手腕や資質(三つまで回答)には、48・5%が「行動力」を上げた。
取り組んでほしい施策(三つまで回答)は、高齢者福祉▽医療の充実▽景気対策▽教育の充実―が上位に並んだ。(城戸収)
▽調査の方法
10月30、31、11月1日の3日間、広島県内の有権者を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。電話帳に番号を載せていない人も調査が可能で、性別、年代別など有権者の縮図となるような調査ができる。実際に有権者のいる世帯にかかったのは3687件で、うち1000人から回答を得た。
http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009110101000350.html
広島知事選は湯崎、河井両氏接戦 終盤情勢
8日投開票の広島県知事選は終盤に入り、新人5候補のうち元通産官僚湯崎英彦氏(44)と元県議河井案里氏(36)が接戦を繰り広げ、共産党県委員長村上昭二氏(62)、元県議柴崎美智子氏(54)、学習塾経営川元康裕氏(42)が追う展開となっている。村上氏を除く4人は無所属で、政党の推薦や支持はない。
湯崎氏は、連合広島に加え、今期で引退する藤田雄山知事(60)に近い自民党系最大会派と民主党系会派が支援。瀬戸内の自然を観光資源とした「海の道1兆円構想」を掲げ、地元企業も回る。
河井氏を推すのは、藤田知事に批判的な自民党系別会派や、国民新党代表の亀井静香金融・郵政改革担当相。「最年少の女性知事」を目指し、女性票の取り込みを図る。
ただ両氏の知名度はまだ上がらず、目立った争点もないため、盛り上がりに欠けている。投票率は過去最低だった前回の27・14%を上回る見込みだが、態度を決めていない有権者も多く、選挙戦の行方を左右しそうだ。
村上氏は「雇用・福祉対策の充実」、柴崎氏は「企業誘致による活性化」、川元氏は「景気、雇用回復のための積極投資」をそれぞれ訴える。
2009/11/01 17:44 【共同通信
506
:
チバQ
:2009/11/04(水) 21:52:41
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000000911040004
休日の街 3候補走る 【県都はいま】
2009年11月04日
8日の投開票に向けて、現職、新顔3氏による舌戦が続く山口市長選。祝日の3日、候補者3人は人出の多い商業施設、街頭などを走り回って支持を訴えた。
無所属新顔の尾上頼子氏(41)は山口市小郡下郷の自宅近くから遊説をスタート。午後には秋穂、阿知須地区に入り、有権者に向かって手を振るなどして支持を訴えた。夕方には帰宅時間を迎えて通行量が増えた国道9号沿いで演説。「私は以前、パート労働で非正規雇用の苦労も味わった。いま市政に求められているのは市民感覚を持ったリーダーではないか」と車に向かって呼びかけた。
無所属新顔の伊藤青波氏(55)は小郡地区の大型ショッピングセンターで、買い物客に向かって市民税の減税で民間の活力を引き出すとの持論を展開。阿知須地区では祭りの会場も歩いた。豪雨災害で断水を起こした朝田浄水場近くの路上では、災害に強いまちづくりを訴えるなど、行く先々で訴えのポイントを変えながら、支持を呼びかけた。夕方、再度中心部に戻って締めくくった。
無所属現職の渡辺純忠氏(64)は午前中、豪雨災害で被害を受けた小鯖地区などを回った。まだ土嚢(どのう)が積み上げられた様子を見て「復興は一時的なもの。一刻も早い完全復旧を」と決意を新たにしたという。活性化が市政の課題となっている中心商店街では、イベント開催中のアーケード街をくまなく歩き、通行人らに握手を求め、「山口市を元気にするために、この商店街を元気にします」と訴えた。
市選管によると、3日までに期日前投票をしたのは1267人。前回選挙の告示後2日間の約1・6倍にあたる。期日前投票は総合支所で7日まで、大殿、白石、湯田を除く旧市内の地域交流センターで4〜6日に受け付ける。
507
:
名無しさん
:2009/11/05(木) 20:11:29
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20091105ddlk34010580000c.html
広島が変わる:09知事選 終盤情勢 5氏、浸透に懸命 分裂選挙、構図複雑 /広島
8日に投開票される知事選は、最終盤を迎えている。立候補した新人5人のうち、元通信会社副社長の湯崎英彦氏(44)と前県議の河井案里氏(36)が軸となり選挙戦が進む。共産党県委員長の村上昭二氏(62)、学習塾経営の川元康裕氏(42)、前県議の柴崎美智子氏(54)は、街頭演説などで知名度向上を目指す。国政で与党を組む民主と国民新で対応が分かれ、自民の県議会会派が分裂するなど有権者にとって分かりにくい構図となっている。【加藤小夜、井上梢】
◇湯崎・河井氏を軸に 村上・川元・柴崎氏もフル回転
湯崎候補は、県議会の親知事会派「自民刷新会議」、「民主県政会」のほか連合広島などと政策協定を結び、県内全域で活動を展開。演説会では3者が並んで支援する姿が目立つ。先月末からは民主党の国会議員も後援会に支持を呼びかけたり、「知事にふさわしいのは湯崎候補以外にいない」と応援演説するなど、前面に出始めた。湯崎陣営の関係者は「有権者の反応は良くなってきたが、まだ横一線だ」と引き締めを図る。
河井候補は国民新党の亀井静香金融・郵政担当相の支援の下、県北・東部を中心に支持拡大を狙う。亀井氏は先月30日〜今月1日に12カ所で開いた国政報告会に河井候補を招き「東京では私、広島では案里さんに頑張っていただき、日本を変えよう」と呼び掛けた。「自民党議員会」の県議や若手市議らも積極的に支援。各地での街頭に立つほか、後援会を中心に支持固めを図っている。陣営は「今後は、どんどん街頭に出て行きたい」と語る。
共産公認の村上候補は、党所属の国会議員や県議、市議らと各地で遊説を展開。地区ごとで組織票固めに努める。鞆の浦埋め立て・架橋計画の中止のほか、福祉・雇用の充実を訴え、無党派層への浸透も目指している。
川元候補は「(現行の県政と)しがらみがないのは私だけ」と訴え、元参院議員の大仁田厚氏と街頭演説するなど知名度アップに懸命だ。
柴崎候補は「県民の豊かな暮らし実現」を主張し、家族などが中心となって各地を回り、政策を訴えている。
508
:
名無しさん
:2009/11/06(金) 00:35:22
保守系(?)3会派の違いが分からない・・・。地域割りでも、安倍派・林派でもないようだし。
市議会会派→志誠会・関政クラブ・清流21(保守系)・市民連合(労組系)・公明党・共産党
ほかに無所属が1人(新左翼)
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下関市議会、定数4減「34」に 11年から適用
http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2009/1103/5.html
下関市議会は2日、議会改革に関する調査特別委員会(林透委員長、10人)を開き、議員定数を現行の38から4
削減して34にすることを決めた。早ければ来年の3月議会で条例改正を行い、2011年の任期満了(2月12日)に
伴う市議選から適用される。
議員1人当たりの年間経費は議員報酬や政務調査費などで約1100万円という。関谷博議長は「財政難もあり、1
割以上の削減が望ましいと考えていた。精鋭の議会として頑張りたい」と話している。
下関市は2005年2月に旧1市4町が合併。議員定数は合併協議で46と決めた。合併当初は在任特例で105人が
在籍。しかし、同年10月の国勢調査で人口30万人を切ったため、06年3月30日から法定上限数の38に変更され、
07年2月に前回の市議選が行われた。
定数4削減は6会派のうち5会派が支持。共産党は「合併で面積が広くなった下関市の実態に応じて決めるべきだ。
報酬をカットしてでも議員定数は削減すべきでない」と主張した。
同特別委は議員定数など5項目を審議。同日は12月議会で行う委員長報告の内容をまとめた。議員報酬は正副
委員長手当削減の是非を両論併記し、費用弁償は交通費の実費支給とし、政務調査費は現行通りとすることなどを
決めた。
509
:
チバQ
:2009/11/06(金) 23:41:48
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagawa/news/20091105-OYT8T01316.htm
参院選にらみ各党注視 観音寺市議選
26人が立候補し、8日に投開票される観音寺市議選(定数24)は、県内では、政権が交代した衆院選後初の選挙となる。各党の県組織にとっては衆院選後の党勢の現状をはかり、来夏の参院選を占う機会ともなっており、それぞれ票の行方を注視している。
候補者の党別内訳は、民主3人、公明2人、社民、共産各1人、無所属19人。自民は同党県連によると公認・推薦はゼロだが、無所属現職の13人が党員という。
民主党県連は同市議選で初めて候補者を公募、3人を公認した。衆院選の大勝で県内の国会議員は3人に増えたが、公認の県議、市町議は9人にとどまる。村上豊・県連幹事長は「衆院選での追い風は続いていると思う。この勢いで党勢拡大を目指す」と意気込む。
国政選挙で民主と協力、鳩山政権で与党となった社民党は、前回トップ当選を果たした現職1人を擁立。奥田研二・党県連代表は「今回は底上げのチャンス。得票数を伸ばし、来年の参院選へ弾みをつけたい。そして次の市議選では複数候補を立てたい」と話す。
衆院選で大敗した自民党。綾田福雄・党県連幹事長は「都会と違い、地域の代表を選ぶ選挙。政党選挙でない」と静観の姿勢。ただ、民主党への追い風については、「新政権発足後、財源問題などで有権者の民主党への期待感も変わりつつあるのでは」とみている。
公明党は山口那津男代表が3日に公認候補の応援に入り、街頭演説する異例のてこ入れ。擁立した現職2人は前回上位当選したが、都築信行・県本部代表は「民主への風がやんだわけではない。今後をにらむと1票でも上乗せしておきたい」と危機感を強める。
共産党は今回、公認候補をこれまでの2人から1人に減らしており、必勝態勢で臨んでいる。土岐一郎・県委員会書記長は「国政選挙と同じ位置づけで、何としても議席を死守する。政治と暮らしを変えたいという市民の声を得票に結びつけたい」と話す。
(2009年11月6日 読売新聞)
510
:
チバQ
:2009/11/07(土) 01:12:01
古いけど岡山市長選
http://svr.sanyo.oni.co.jp/senkyo/09_okayama/news_web/2009/08/10/20090810144105.html
県都の課題 1 政令市効果
利点を生かす施策必要
JR吉備線との交差事業が課題となっている岡山市北区西崎地区の都計道路整備予定地
岡山市が政令指定都市になれば岡山県との二重行政を解消し、施策がスムーズに展開される―。こう期待していた三門学区連合町内会の岸本戴男会長は「政令市効果が感じられない」と不満を募らせる。
岸本会長が指摘するのは、JR吉備線の備前三門駅西側(北区西崎地区)で、遅れている都市計画道路・米倉津島線との交差問題だ。
岡山県は渋滞の原因となる踏切を設けず、駅周辺の吉備線を高架化、下に道路を通す立体交差事業を計画。そこに2003年、JRが吉備線の次世代路面電車(LRT)化構想を表明。複線・電化、駅を増やし、乗降しやすい低床式車両を導入するというもの。市もこの構想を推進したことから、「立体」か「平面」かの選択を迫られた。
その後、県は計画を暫定ではあるが「平面交差」に見直した。さらに、政令市になった後は、県の道路事業がすべて移った市の主導で進められるようになり、問題解決に弾みがつくと期待された。
しかし、LRT化について、市とJR側との協議に前進がない。経営主体や投資額、スケジュールは示されておらず、市総合政策審議会部会で有識者から「十分検討されているのか」と懸念の声が上がっている。市街路交通課は「バリアフリーのLRT化実現には、交差の最終の姿も平面にしたい」とするが、先行きは不透明だ。
最後の砦
1572件。政令市移行に伴い県から市に移譲した事務数だ。道路行政をはじめ、福祉、教育など市民生活に密着した大半の事業を市が直接処理する。
柱の一つが児童相談所(児相)の設置。虐待が疑われる家庭への立ち入り調査や、一時保護など子どもの命にかかわる役割を担う最後の砦(とりで)だ。岡山市は6カ所の福祉事務所内に児相のサブセンターとして「地域こども相談センター」を開設。窓口を広げ、児相の専門性確保を狙う。
だが、保健福祉部門の業務経験が浅い職員が多い。市は6月から児相が児童の支援策を検討する会議にセンター職員を参加させ、研修を重ねている。
県児童養護施設等協議会の高月和紘会長は「県と施設が長年の積み重ねで理解できるようになった。市が権限を使いこなし、施設と関係をつくるには時間がかかる」と話す。
“ねじれ”
もう一つの柱は県教委から市教委に移った小中学校教員の任免権。市教委は教員を自らの判断で採用できる。しかし、今年の採用試験(7―8月)は県市合同で、筆記や面接の1次、口頭試問や実技の2次とも同じ内容。県全体の教育を考えれば県と市の連携は不可欠だが、独自色をどう発揮するかが課題だ。
政令市に移行しても県教委の人事上の関与はなくならず、教員の給与を県が負担する仕組みは変わらない。給与負担者と任命権者が異なる“ねじれ”は生じたままだ。
とはいえ、政令市移行は財政面でプラス効果をもたらす。本年度当初予算では48億円の余力を生んだ。移行に伴う業務増で必要となる支出よりも、新規財源などで収入が大きく増えたためだ。
今後5年程度はこうした状態が続くとみられる。それだけに、メリットを最大限に生かさなければならず、市議会側は「政令市の権限を活用し、特色ある有効な施策の展開が求められる」と市に注文する。
◇
4月に政令市に移行して初の岡山市長選は、30日告示、9月13日投票の日程で行われる。中四国の拠点都市として飛躍する大切な時期を迎えた県都の課題を検証する。
JR吉備線との交差事業が課題となっている岡山市北区西崎地区の都計道路整備予定地
(2009年8月1日掲載)
511
:
チバQ
:2009/11/07(土) 01:12:39
http://svr.sanyo.oni.co.jp/senkyo/09_okayama/news_web/2009/08/10/20090810144403.html
県都の課題 2 まちの活力
会議誘致へ機能強化を
再整備した岡山市の西川緑道公園。にぎわいを創出する仕掛けが求められる
岡山市中心部を流れる西川緑道公園(総延長2・4キロ)。今春、市はにぎわい創出を狙いに遊歩道を拡幅したり、花時計やイベント用デッキを新設した。
約30年前の整備から初の大幅改装となったが、「人通りは以前と変わらない。多いのはイベントがあるときぐらい」と公園沿いにある飲食店の店員。
商業やオフィスなど都市機能を中心部に集め、公共交通や徒歩で買い物などが楽しめる「コンパクトなまちづくり」を目指す市は、西川緑道公園をJR岡山駅周辺と表町地区を結ぶ“緑の回廊”として位置づけ、再整備に力を入れている。
だが、せっかくの都心のオアシスを生かし切るには、さらなる仕掛けが求められる。
空き店舗率最悪
都心部の風景はここ数年で変わった。駅前には大手家電量販店が進出。全面改装した駅構内には約90の専門店が入る商業ゾーンが誕生した。しかし、こうしたにぎわいの効果は一部エリアにとどまり、周辺への広がりを欠いている。
市が昨年行った中心部の歩行者通行量調査によると、1地点当たりの1日の歩行者数(平均)は休日4943人、平日4177人。10年前に比べ休日は3割、平日が2割それぞれ減った。市の都市ビジョンで掲げる休日8000人、平日5700人(2025年度目標)を大きく下回っている。
“まちの顔”とも言える商店街自体の体力低下も深刻だ。5月の市の調査で表町、駅前、奉還町の3商店街の空き店舗率は13・8%と過去10年で最悪。「郊外に大型商業施設や専門店が次々進出し、商店街で買い物をしたり、都心を回遊する人が減り続けている」と市産業課。
高い経済効果
都心に活力、にぎわいを取り戻すにはどうすればいいのか―。
市は学会や会議といったコンベンションの誘致に力を注ぐ。参加者の宿泊や食事、買い物による経済効果を引き出そうという狙いだ。
「コンベンション参加者は観光客に比べ消費単価が高く、経済波及効果は大会開催費の1・7―2倍」と市の外郭団体・おかやま観光コンベンション協会の徳弘泰雄専務理事。
中四国の交通結節点としての恵まれた条件の上に、市内のコンベンション施設は岡山コンベンションセンター、桃太郎アリーナ、ホテルなど45カ所が整う。さらに、この4月には全国18番目の政令市となり、情報発信力は格段に高まっている。
しかし、市によると、08年度に市が補助金を出した市内でのコンベンションは52件(地方大会、全国大会が各26件)。ここ10年間はほぼ50件前後で横ばいの状態。コンベンションシティーとしての一層の機能強化が求められる。
岡山商科大経営学部の岡本輝代志教授は「コンベンションへの参加者が消費すれば、飲食店や物販店が増え、定住している市民の消費生活にとってもプラスとなる。それが都市の求心力となり、都心の定住人口を増やすことにもつながる」とし、「岡山市が政令市として中四国の核となるには、一層の一極集中の街づくりを進めるべきだ」と提言する。
(2009年8月2日掲載)
512
:
チバQ
:2009/11/07(土) 01:13:13
http://svr.sanyo.oni.co.jp/senkyo/09_okayama/news_web/2009/08/10/20090810144449.html
県都の課題 3 大規模跡地
将来見据えた活用策を
活用策が岡山市政最大の懸案となっている岡山操車場跡地
岡山市街地の西部、JR北長瀬駅南に広がる岡山操車場跡地(北区北長瀬地区)。市と市土地開発公社が1994年から2004年にかけて約200億円で取得した約23ヘクタールに及ぶ用地は、半分以上が“空き地”の状態だ。
「もったいない。政令指定都市・岡山の目玉となる拠点施設を計画的に整備していってほしい」。地元の黒住卓弘・西学区連合町内会長は訴える。
限られた用途
同跡地は、市が市制施行100周年(1989年)の目玉事業として誘致を目指したデンマーク・チボリ公園の建設予定地とされたが、誘致企画会社の経理などをめぐり混迷。91年に市がチボリ事業から撤退して以来、跡地活用は市政最大の懸案の一つになっている。
跡地の一部に市が、アクションスポーツパーク岡山(ASPO)を約3億円かけて2001年にオープン、さらに03年に岡山ドームを約20億円で建設したものの、全体の利用計画は示されないままの状態が続いている。
ネックとなっているのが、同跡地の大半は「特殊公園・岡山チボリ公園」として都市計画決定されており、このままでは用途が限られていることだ。
その上、01年に市、市公園協会、民間会社の3者がASPO管理、運営の委託期間を11年6月までとする覚書を結んでおり、さらにドーム整備などの借金返済が17年度まである。
市議会内には「これだけ広い土地を手にすることは二度とないだろう。慎重に検討すればよい」との見方がある一方、「スピード感を持って取り組んでほしい」との声もある。
そうした中で、跡地北側の北長瀬地区の土地区画整理事業は地権者との協議が進んでおり、計画では跡地の地下に道路を通すため、跡地活用との関連が出てきている。
市も「公園の在り方について一定の方向性を出すべき時期が近づいている」とし、跡地全体の活用策を都市ビジョンに沿って検討する予定だが、具体案の提示はこれからだ。
足踏み状態
中心市街地では05年3月に閉校した岡山中央南小(旧深柢小、北区中山下)の跡地活用も大きな懸案となっている。
市議会は03年6月定例会で私立小学校誘致を求めた深柢地区連合町内会の陳情を採択。その一方で、同年9月定例会では表町商店街連盟などが提出した近くの川崎病院移転の陳情を継続審査とし、方向性が示せない状況になっている。
市は有識者懇談会を設け審議してもらったところ、06年2月に地区全体のまちづくりの視点として「安全・安心」「地域コミュニティー」などを示した提言を受けたが、その後は足踏み状態。市は「市民的議論ができなかったことが原因」とする。
都市地域計画に詳しい筑波大大学院の谷口守教授は「旧深柢小跡地は中心部に人を集める機能に転換させるべき。その際、自動車に頼らない交通体系を前提に検討することが大切」と提言。
さらに、操車場跡地については「中心部の活力をそがない形で活用策を考えた方がよく、道州制もにらみ長期的視点で都市機能を集積させる方向もあるだろう」と指摘する。
両跡地は政令市として岡山市が発展していくための貴重な都市空間。活用策をどうまとめ上げるのか。市の将来がかかっている。
(2009年8月3日掲載)
513
:
チバQ
:2009/11/07(土) 01:13:50
http://svr.sanyo.oni.co.jp/senkyo/09_okayama/news_web/2009/08/10/20090810145349.html
県都の課題 4 総合医療センター
救急拠点 具体性見えず
岡山総合医療センター構想の中で今後の在り方が検討される市民病院
岡山総合医療センター(仮称)。24時間365日、誰もが初期診療を受けられる「岡山ER(救急外来)」を核とした地域医療の新拠点として、岡山市が基本構想づくりを進めている。
背景には救急医療の過酷な現状がある。市によると、市内主要7病院が2006年度に受け入れた救急患者数は16万人。うち約9割の14万人は軽症患者で増加傾向だ。軽症患者を岡山ERが受け入れることで、重症患者が搬送される二次・三次救急医療機関の負担軽減を狙っている。
救命救急センターを備える岡山赤十字病院(北区青江)の近藤捷嘉院長は「岡山ERが実現すれば三次救急に重点を置ける。各病院は得意分野に力を入れ、役割分担も考えられる」と話す。
症状で振り分け
3月、市と岡山大が協定を結んだ。10年度から4年間の限定で市は同大に「地域医療学講座」(教授ら3人体制)を設け、救急医療にも対応できる医師の養成を目指す。
活動拠点はセンターができるまでは市民病院(同天瀬)。ER型の救急医療システムや、地域医療ネットワークを調べる。このため、市民病院では今秋にも救急の処置室や診察室の改修を始め、初期臨床研修受け入れの体制を整える。
センターができれば、同大は岡山ERに医師を派遣したり、逆に高度な専門治療が必要な救急患者を受け入れることになる。
さらに、センターが市内の病院や開業医などとネットワークを結ぶことで、岡山ERで受け入れた患者を、症状に合わせて各医療機関に振り分けることが可能になる。
市民に最適な医療を提供する体制が整うが、岡山市医師会の丹治康治会長は「公平性を保つためにも、各医療機関に患者を転院、紹介するコーディネートの機能が重要。各病院の意見をしっかり聞くべきだ」とする。
市民病院の今後
総合医療センターをいつ、どこに開設するのか―。市は本年度中にできる基本構想で、事業規模や経営形態を盛り込む方針ではあるが、市企画局の高次秀明副局長は「今後4年間にある程度は形が見える」と述べるにとどまっている。
センターの具体的な姿が見えにくいのは、老朽化した市民病院の今後の在り方が決まっていないからだ。市企画局はセンターと市民病院の位置づけは「全く別のコンセプト」であるとするものの、市側は6月定例市議会で「市民病院の今後はセンター構想の中で検討する」と答えている。
市民病院は6年連続単年度黒字(08年度の決算見込み)ではあるが、累積赤字は07年度で57億4100万円。一般会計からの繰り入れは9億円余に上る。
その市民病院の整備について岡山操車場跡地(同北長瀬地区)への移転新築構想もあった。だが、05年12月に白紙撤回された。大型投資は厳しい市の財政にとってさらなる負担となるからだ。
こうした中で浮かび上がったセンター構想。市企画局はセンター設置の意義について「黒字経営を目指すが、公的役割も果たさねばならない。法に基づき一般会計から補てんしても合理的な負担ならあり得る」と強調。
構想策定メンバーの市民病院の松本健五院長も「市民の安心を守ることが基本。政令市にふさわしい機能を持つものにしなければならない」と指摘する。スピード感を持った対応が望まれる。
(2009年8月4日掲載)
514
:
チバQ
:2009/11/07(土) 01:14:27
http://svr.sanyo.oni.co.jp/senkyo/09_okayama/news_web/2009/08/10/20090810145430.html
県都の課題 5 子育て
支援の充実、強化最重要
岡山市内で高まる保育ニーズ。市は本年度、後期子育てアクションプランを作る
「希望する保育園から入園は大丈夫だと聞いていますが、保証はなく不安です」。1歳4カ月の長男と西大寺ふれあい児童館(岡山市東区西大寺)の親子クラブに参加していた会社員女性(32)=東区=が表情を曇らせる。
女性は育児休業中。現在、妊娠中で出産後は子ども2人を近くの保育園に預け、職場復帰を望んでいる。
市内の認可保育園(113カ所)は2002年9月から待機児ゼロだが、希望する園が満杯で入園していない「保留児」は4月1日現在、721人に上る。前年同期より55人多く増加傾向だ。
保育ニーズの高い人口増加地域では、定員の増加が不十分なためだが、園児を一人増やすには、2歳以上の場合、保育室が1・98平方メートル、園庭は3・3平方メートル増設しなくてはならず、施設整備は「財政的に厳しい」と市保育課。
“待機児童”も
市は04年度、「子育てアクションプラン」(09年度まで)を策定。少子化の中で子育てにかかわる親、地域、事業者、行政の役割を明確にし、働く女性に対する子育て施策の充実を図ってきた。
小学校低学年の子どもを学校で放課後に預かる児童クラブもその一つ。施設は市が確保し、地元の有償ボランティアでつくる運営委員会が担当する。同プランで市は「希望するすべての放課後児童の受け入れを目指す」と目標を掲げた。
ところが、市の児童クラブは91小学区のうちほぼ全小学区をカバーしているものの、市こども福祉課は「ニーズの多さからクラブに入れない“待機児童”が出ている」と明かす。
そうした待機児童の受け入れ先となっている民間児童クラブを運営するNPO法人タップの古谷義子理事長は「学区外からやむを得ず子どもを預けに来る母親がいる。解決には市の主体的なかかわりが必要」と強調する。
また、国は安全確保のため10年度から、1組が71人以上の児童クラブへの運営費補助を打ち切る方針。市内では本年度、6クラブで人数が増え分割などの対応を迫られており、市こども福祉課は「プレハブ室や余裕教室で対応したり、敷地外の幼稚園の余裕教室や民間施設の活用も考えている」。
対策に満足12%
市内の保育園の総定員は1万2857人で、児童クラブは82カ所に4302人が在籍。保育園も児童クラブも量的充足は進んではいる。しかし、希望する園に入れなかったり、児童クラブの受け入れ人数が少ないことから、07年度市民意識調査では、市の子育て支援や少子化対策に「満足」と答えたのは12・5%にとどまった。
こうした現状を踏まえ、市は07年度策定した、将来の方向性を示す都市ビジョンで、新たな子育ての基本方針を提示。本年度は子育てアクションプランを見直し、10―14年度の後期プランを作成する。
「育休がとりやすい環境整備といったワークライフバランス(仕事と生活の調和)の実現、保育園や学童保育などの充実、地域子育て支援の課題に重点的に盛り込む方針」と奥田さち子・市こども・子育て担当局長。
村中由紀子・山陽学園短大教授(発達心理学)は「子育て施策が母親に本当に必要なものなのか、現場の声に耳を傾けることが重要だ」と指摘する。
人口減少時代を迎え、県都岡山が活力ある地域づくりをけん引する役割を担う上で、多様な子育て支援の充実、強化は最重要テーマといえる。
(2009年8月5日掲載)
515
:
チバQ
:2009/11/07(土) 01:14:56
http://svr.sanyo.oni.co.jp/senkyo/09_okayama/news_web/2009/08/10/20090810145658.html
県都の課題 6 教育
適性応じた学習環境を
学力底上げを目指す岡山市内の小学校の習熟度別少人数授業
「56ミリは5センチと6ミリということですね」
岡山市東区城東台西の城東台小。通常クラスと離れた教室で、児童2人と向き合った教員が、物差しの目盛りを指で示しながら説明する。
市教委が学力の底上げを狙いに、本年度から導入した習熟度別少人数授業。学力のつまずきが起こりやすいとされる小学2―4年のうち、授業の理解が難しい児童に、国語と算数の一部授業を個別指導している。
同小の小川和子校長は「勉強が分かる楽しさを体験でき、子どものやる気を引き出せている」と手応えを話す。
弱い応用力
基礎知識はほぼ身に付いているが、知識の活用は苦手―。国が昨年4月、小学6年と中学3年に行った全国学力テストで、市の児童生徒の特徴が浮かび上がった。
「応用力が弱い。図形の面積は計算できても、道路に囲まれた平行四辺形の広場の面積を求めると正答率は15%に落ちる」と市教委。統計の示す意味を読み取る「読解力」、選択問題に比べて文章で答える正答率が低いことから「表現力」も弱点と分析する。
国は昨年、子どもの学力低下を懸念、学習指導要領を改定し“ゆとり路線”を転換。学力アップに向け、2011年度から小学高学年の英語を必修化し、中学校も12年度には理科の授業時間を従来の3割、数学を2割増やす。
こうした状況を踏まえ、市教委は独自に本年度から小中9年間の学びの連続性を重視した“小中一貫教育”に乗り出した。
中学進学時に授業や環境の変化に戸惑う「中一ギャップ」を和らげるほか、小学校で学ぶ計算などの基礎を中学校でもスムーズに活用できる授業づくりを目指す。本年度中には教員向けの指導書も作成する。
ただ、小中が互いに授業を公開して研究が進む学区がある一方、小中の校長からは「日々の業務が忙しく、小中教員が顔を合わす機会が作れない」との声も上がる。
3年で倍増
全国で増加傾向の発達障害児。市でも08年度は小学生772人、中学生164人(いずれも通常学級での数)で、3年前の2・2―2・6倍と倍増している。
市教委は、元教員や市民をメンバーに、教育現場で対象児の学習や生活などをサポートする特別支援教育補助員を増員。本年度は幼小中に前年度比5人増の計275人を配置している。
しかし、取り組みはまだまだ不十分で、7月の市民事業仕分けでは、発達障害への対応について「補助員の給与を改善すべきだ」「障害に対する保護者や社会の理解も不可欠」と対策強化を求める声が全体の約7割に上った。
市の総合政策審議会保健・福祉部会委員で児童精神科医の中島洋子氏=北区伊福町=は「発達障害の症状は複雑。教員が症例研究や指導技術の習得に努めるとともに、専門医療機関などとネットワークをつくり対処することが大切」と提言する。
課題が山積する教育現場。学力強化とともに、個々の適性に応じた特色ある学習環境づくりが求められている。
(2009年8月7日掲載)
516
:
チバQ
:2009/11/07(土) 01:15:24
http://svr.sanyo.oni.co.jp/senkyo/09_okayama/news_web/2009/08/10/20090810145951.html
県都の課題 7 高齢者福祉
地域でケアする体制に
岡山市中区高島地区で開かれた介護予防教室。高齢者を地域でケアする体制づくりが急がれる
6317人―。岡山市の特別養護老人ホームの入所待機者数(2008年6月)だ。この3年間で約1500人増えている。
同市北区の主婦(61)は半年ほど前、特養6施設に認知症の義母(85)の入所を申し込んだ。いずれも100人以上の入所待ち。「歩行が困難で、在宅介護ではけがなどが心配。早く入所させたい」と訴える。
5人に1人
市内の65歳以上の高齢者は14万2473人(08年9月)。07年比4103人増と増え続けており、高齢化率も10年前は15・6%だったのが20・4%。5人に1人が高齢者という“超高齢社会”になっている。
介護の必要な要介護者も増え続けており、3年前に2万4760人だったのが、高齢者の2割に当たる2万7639人になっている。
一方、特養は40施設(定員2373人)。このうち、定員29人以下の小規模特養は5施設(同145人)。市は06―08年度に7施設、245人分を新設した。さらに、本年度から3年間で9施設(261人)を増設する。
急速な高齢化に伴う要介護者の急増で、施設整備が追いつかない現状について市高齢者福祉課は「要介護度4、5の高齢者は特養以外にも老人保健施設などの施設も含め、対応できるよう必要数の確保を目指している」とする。
しかし、市の推計では、団塊世代(1947―49年生まれ)が高齢者となる14年には16万3000人に増え、高齢化率は22・9%。「施設増だけでは対応しきれない。介護が必要となる前に地域でケアをすることが急務」と同課。
見守り組織
市が在宅の高齢者対策として力を入れているのが、2006年から、ふれあいセンターなどに設置している総合相談窓口「地域包括支援センター」。6カ所設けており、36中学区に地域の最前線で活動するサブセンターを配置している。
本年度からは94小学区・地区の担当者を決め、各地域で高齢者の社会参加や介護予防活動を行い、きめ細かい相談体制をとる計画だ。
一方、高齢者を介護する家庭の悩みなども受ける相談業務を強化するため、民生委員や町内会などによる見守り組織「地域ケア会議」を小学区・地区単位で順次、本年度から設けるようにしている。
これまでに8組織ができ、活動を続けている。7月、市内のある学区で起きた高齢者への虐待について地区で協議。「保護するべきだ」という意見も出たが、しばらくは近所の人が声かけをしながら、様子を見ることにした。
虐待や寝たきり、認知症、生活困窮といった課題を地域の中から吸い上げ、福祉、保健、医療サービスの充実・向上につなげるシステムでもあり、機能し始めている。
川崎医療福祉大の小池将文教授(社会政策)は、厳しい財政環境を踏まえ、「介護保険ですべてを支えることはできない」とした上で、「医師ら専門家や住民と連携し、高齢者が安心して暮らせる地域福祉システムを築く必要がある」と強調する。
高齢者の福祉ニーズは健康や経済状態、家庭環境などによって多岐にわたる。超高齢社会では、地域で支え合う社会づくりが不可欠。そのためのハード、ソフト両面の充実など、行政のリーダーシップが問われている。
(おわり)
(2009年8月8日掲載)
517
:
名無しさん
:2009/11/07(土) 17:12:21
渡辺、伊藤両氏競る 山口市長選あす投票
http://www.minato-yamaguchi.co.jp/yama/news/digest/2009/1107/1.html
任期満了に伴う山口市長選は8日、投開票され、深夜には結果が判明する見込み。立候補しているのは届け出順
に、旧小郡町議で合併による在任特例で市議も務めた尾上頼子氏(41)=共産推薦=、旧徳地町長で元市議の伊
藤青波氏(55)の両新人と、現職の渡辺純忠氏(64)のいずれも無所属の3人。選挙戦は前哨戦も含めて現職を新
人2人が追いかける構図だが、出馬表明が遅れた尾上氏は伊藤氏にもリードを許し事実上、渡辺、伊藤両氏の一騎
打ちとなっている。
尾上氏は告示3週間前の10月7日に出馬を表明した。選挙戦では毎日18回以上、車から降りての街頭演説をこ
なしている。選挙事務所は「日に日に市民の反応が高まっている」と話す。尾上氏は終盤に来て、「山口市の一般会
計は700億円。不要不急な事業を2%やめれば(国保料の1万円引き下げや乳幼児医療費無料制度の対象を小学
校卒業までに拡大といった)私がすぐに実行すると公約する13億円の事業は実現する」とマニフェストの具体論に言
及している。
伊藤氏は早くから出馬の動きがあったが、正式に表明したのは告示1カ月前の9月30日。選挙戦では選挙カーを
きめ細かく走らせ、大きな団地やスーパー前などで街頭演説し支持を訴えてきた。5日夜は選挙事務所近くの白石地
域交流センターで個人演説会を開き、約90人を集めた。告示後に追加発表した政策実行宣言では、都市計画目的
税を期間限定で現行の0.3%から0.2%へ引き下げることや、中小企業支援対策のため基金を創設することなど
を強調する。
518
:
名無しさん
:2009/11/07(土) 17:12:52
>>517
続き
渡辺氏は3月議会で再選出馬を表明。選挙戦は後援会を基盤に26人の超党派市議団が中心となって活動を進め、
3〜6日の夜は4地区で個人演説会を開いた。3日はスペインフェスタが開かれた中心商店街を歩いて支持を訴えた。
渡辺氏は行財政改革で基金を取り崩さずに予算編成ができるまで財政健全化を果たした実績などを訴え、広域県央
中核都市づくりや地域交流センターによる地域分権などの協働のまちづくりを主張する。
市議会の大半が支援する渡辺氏に対し、約1カ月という短期決戦で臨む伊藤氏の後ろ盾になっているのが4年前、
現職として渡辺氏と一騎打ちを演じて敗れた合志栄一現県議。4年前の市長選や2年前の県議選で合志氏を支えた
伊藤氏を「盟友」と呼び、自身の後援会を動かして活動をバックアップしている。
選挙戦は大きな争点もなく、盛り上がりに欠けているが、合志氏の渡辺氏に対する雪辱戦との見方も出ている。7
年前の市長選で合志氏が初当選した時の対立候補は現職から後継指名を受けた助役で、市議会の最大保守会派
などが支援していた。しかし合志氏が勝ったため市長野党となった最大会派などは前回、渡辺氏を擁立して雪辱を果
たした。今回は合志氏が雪辱を期そうと伊藤氏を支援しているといわれ、実際に渡辺事務所は「合志氏とも戦ってい
る選挙戦」との受け止めだ。
519
:
チバQ
:2009/11/07(土) 22:28:14
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/kenchiji/09/news/Kn09110502.html
県東部、「共闘」の構図一変 民主と国民新 '09/11/5
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▽異なる候補支援に有権者ら戸惑い
広島県知事選(8日投開票)の候補者支援をめぐる構図に、県東部の有権者が頭を悩ませている。8月の衆院選では、民主党と国民新党が共闘し、広島6区、7区で自民党候補を退けた。知事選では一転、民主党が県議会の自民党系最大会派、国民新党は自民党系第2会派と協調し、別々の候補を支援しているからだ。(松本恭治、山成耕太)
与野党第1党が独自候補の擁立を見送り、新人5人が争う選挙戦。10月31日、JR尾道駅前であった街頭演説に、地元の県議2人の姿があった。応援するのは、無所属で経営コンサルタントの湯崎英彦氏(44)だ。県議2人は自民党系最大会派と民主党系会派にそれぞれ所属する。
「党派を超え、思いを託せる人を選ぶのが本当の知事選だ」と声をそろえた。
一方、1日夜に尾道市の尾道産業会館であった国民新党の亀井静香代表の国政報告会。檀上の亀井氏の近くで、無所属で元県議の河井案里氏(36)が「亀井先生に恥をかかせるわけにはいかない」と支援を求めた。
河井氏は立候補直前まで自民党の県議。所属していた県議会の自民党系第2会派が主に支援している。夫は、自民党の河井克行衆院議員(比例中国)。衆院選では自公政権を厳しく批判した亀井氏だが、「民主党が(独自)候補を立てれば推すつもりだった。河井氏は自民党を離党した」と説明する。
亀井氏の地元である広島6区や、中選挙区時代に地盤だった広島7区では、民主党県連代表の佐藤公治氏が、父親の守良氏の時代から亀井氏と争ってきた。だが、2007年、佐藤氏が参院に転身して状況は一変。国政選挙では、民主党と国民新党が共闘する構図が定着しつつある。
それだけに有権者や支援者の一部には戸惑いも。民主党の支持団体である連合広島の尾道地域協議会の幹部は「本部の指示に従うだけ。コメントすることはない」と亀井氏との対応の違いについて多くを語らない。
街頭演説を聴いていた尾道市の女性(63)は「国政と県政では状況が違うのかもしれないが、私たちには何が違うのかよく分からない」と首をかしげた。
知事選にはほかに、無所属で学習塾経営の川元康裕氏(42)、無所属で元県議の柴崎美智子氏(54)、共産党公認で党県委員長の村上昭二氏(62)が立候補している。
520
:
チバQ
:2009/11/07(土) 22:28:50
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/kenchiji/09/news/Kn09110503.html
自然保護か振興か 細見谷渓畔林道、建設中断1年半 '09/11/5
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▽地元関係者、早急な決断期待
西日本有数の生物多様性を誇る廿日市市吉和の細見谷渓畔林を貫く幹線林道建設が中断して1年半余りたつ。広島県はこの間、計画を継承するか否かの判断を示していない。渓畔林の自然を壊す「無駄な道路」か、地域振興に不可欠な事業か―。新知事の決断が宙に浮いた公共事業の行方を左右する。
渓畔林を貫く幹線林道の戸河内(安芸太田町)―吉和区間(廿日市市)は約24キロ。事業主体だった緑資源機構が官製談合事件を受けて2008年3月に廃止となり、約12キロを未完成のまま残し、工事がストップした。
「過大な見積もり」
国の交付金事業として引き継ぐには、県は独自に費用対効果など算出する必要がある。しかし県林業課の田端秀秋課長は「事業を承継するかどうか未定で、費用対効果の調査も進めていない」と説明する。
機構時代の費用対効果は「1・02」。工事費などの費用が136億円、木材生産への便益などの効果額が139億円。利益がわずかに費用を上回っていた。
この試算について、建設に反対する自然保護団体・広島フィールドミュージアム(廿日市市)の金井塚務代表は「幹線林道から得られる利益を過大に見積もっている」と反論する。
受益地となる一部の民有林には、すでに国道488号から作業道が延びる。幹線林道につながる作業道も狭く、大型車の進入は難しい。林道整備に伴う経費縮減など費用面でのメリットは期待できない―との主張だ。
さらに金井塚代表らは現在、事業の是非を問う住民訴訟を広島地裁に起こしている。地元林業組合が旧緑資源機構(現在は森林総合研究所)に払った受益者賦課金を、市が補助金で肩代わりしたのは違法だとしている。
国産材値崩れ深刻
賦課金は、公共事業から受ける利益に応じて事業費を負担する制度だ。金井塚代表は「受益額が適正なら、組合は賦課金以上の利益が得られ、市が補助金を出す必要もない。肩代わりする制度が、無駄な公共事業を生んでいる」と批判する。
しかし、国産材の値崩れは深刻で、地元林業組合の安田孝副組合長は「小さなトラックでスギを運んでもコストに見合わない。せめて8〜10トン車が入れる道路がいる。今の計画がだめなら、ここでは林業を続けられない」という。建設推進を訴える廿日市市も「林業振興に加え、ワサビ栽培や山林火災時の救助活動に不可欠な道路」と位置付ける。
機構の廃止時に未完成だった幹線林道は全国で61区間に上る。4区間で中止となり、26区間で継続が決まった。戸河内―吉和区間を含め、31区間の行方が定まっていない。賛否に分かれる地元関係者も「県には早急に結論を出してほしい」との意見で一致している。(山本秀人)
●クリック 幹線林道
旧緑資源機構が林業振興などを目的に整備していた。1973年に事業を開始。原則2車線、幅員7メートルで、全国に総延長2051キロを整備する計画だった。戸河内―吉和区間は約24キロで、途中の4・6キロが細見谷渓畔林を貫く。機構は幅員縮小や透水性舗装の導入などの対策を打ち出したが、日本生態学会などが建設中止を求めていた。事業継続は各道県の判断に委ねており、継承する場合は「山のみち地域づくり交付金事業」として事業費の7割を国が負担する。
521
:
チバQ
:2009/11/07(土) 22:29:27
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/kenchiji/09/news/Kn09110604.html
架橋計画、迫られる決断 鞆の将来に大きな岐路 '09/11/6
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▽地元住民ら熱い視線
広島地裁が先月、景観を「国民の財産」と評価し、広島県知事に埋め立て免許を交付しないよう命じた福山市鞆町の鞆港埋め立て・架橋計画。8日投開票の知事選で決まる新知事は、計画を推進するのか、司法の判断を踏まえて転換するのか―。福山市や地元住民は、16年ぶりのトップ交代に熱い視線を注いでいる。
「水や建物、山が一体となって景観を形成している。鞆架橋計画が実現すれば、まったく別のものになる」。4日に鞆町を初めて視察した国際記念物遺跡会議(イコモス)のグスタボ・アローズ会長は、鞆の歴史的景観に及ぼす影響を懸念し、計画の再考を求めた。
景観保護を理由に、知事に埋め立て免許を交付しないよう命じた広島地裁の判決も、アローズ会長の主張と似通う。これに対し、県は昨年、国土交通省へ鞆港の埋め立て認可を申請した際、景観へ及ぼす影響も考慮したうえで、道路事情の改善など「鞆町の生活基盤整備には計画が必要だ」と結論付けた。
トップ方針で左右
広島地裁の判決を不服として控訴した県は、訴訟の当事者であるだけではない。福山市とともに鞆架橋計画の事業主体であり、一方で、国交省の認可を前提にした埋め立ての免許権者でもある。知事の方針は、計画の行方を大きく左右する。
今期で引退する藤田雄山知事は、計画推進の立場を取ってきた。ただ、国交省が県に求めた補足質問に回答できていない状況に、福山市側には不満もくすぶる。ある市議は「金子一義前国交相が1月、『国民同意』が必要だと発言して以降、足踏みしているように映る」といらだつ。
早期着工を目指す市にとって、県との共同歩調は欠かせない。羽田皓市長は4日の記者会見で、新知事と早期に面会し、鞆架橋計画について協議したいとの考えを示した。
「新しい知事には、国に早期認可を働き掛けてほしい」と、鞆架橋計画の推進を求める地元の期成同盟会の大浜憲司会長(61)は望む。一方、計画に反対する住民グループの松居秀子代表(58)は「トップ交代を機に白紙撤回を」と訴える。
架橋計画について知事選に立候補している新人5人の訴えは賛成、反対、判断保留に分かれている。
原案策定から26年
県が1983年に計画の原案を策定して26年。賛否をめぐる住民間の議論は平行線をたどってきた。「どんな形であれ、早く結論を出してほしい」と願う住民は少なくない。
認可するか否かを決める国交省は、訴訟や県の動向を見守る方針でいる。年間170万人が訪れる観光地でもある鞆のまちづくりをどう進めるのか。新しい広島県政のリーダーは、全国的に注目を集める公共事業のかじ取り役を担うことになる。(野崎建一郎、門脇正樹)
●クリック 鞆港埋め立て・架橋計画
鞆港の約2ヘクタールを埋め立て、港を横断する長さ約180メートルの橋を架ける計画。事業主体は広島県と福山市で、幹線道の幅が狭い町中心部を迂回(うかい)する県道を整備し、港湾施設や駐車場も造る。
522
:
チバQ
:2009/11/07(土) 22:29:59
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/kenchiji/09/news/Kn09110702.html
集落営農の評価と課題 多様性どう確保 '09/11/7
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広島県は、地域で農地を集積し、共同作業をする「集落法人化」を進めている。藤田県政の16年間で法人数は3から168に増え、全国でもトップクラス。農家の高齢化や耕作放棄地の対策として評価される一方、農業の「業」の部分に傾斜する施策には異論もある。
「何とか、美しい古里を次世代に引き継げそうだ」。10月下旬、東広島市志和町であった「ファーム東志和」の設立総会。代表の清水寿昭さん(64)は、ほっと胸をなで下ろす。
急成長を続ける市中心部の西条まで車で30分。兼業農家が多く、隣近所が顔を合わせると、田畑に注ぎ込む経費と時間をどう減らすかの話が尽きなかった。
法人化の話は昨年末から一気に進んだ。28戸の組合員は株主となり、約10ヘクタールの農地を耕す労働力にもなる。「昔は農機具を共同利用していた。団結力が強い地域で、法人化は自然な流れだ」と、事務局長の兼本俊二さん(62)は振り返る。
県庁4階の農林水産局の一角。集落法人が設立されるたび、花の絵柄付きの張り紙が加わる。「ファーム東志和」の前後には、同じ東広島市内で10月設立の2法人が並ぶ。
「集落営農は県の農業実態に合っている」と農業活性化推進室。農家の平均耕作面積は0・8ヘクタールで、専業で生計を立てるのは難しい。後継者も数少なく、コンバインなど数百万円する農機具の負担も重い。
藤田雄山知事は常々「持続的かつ安定的な農業生産ができる仕組みが必要」と強調してきた。新規設立には10アール当たり3万円を補助。成立要件の20ヘクタールを集積できなくても、ブドウやアスパラなどの指定作物を植えれば、面積計算で優遇した。
それでも、全法人がカバーする県内の耕地面積の割合は7・2%。県は2015年には410法人まで増やす計画だが、仮に実現してもカバー率は46%にとどまる。
県議会が「法人以外へのフォローが不十分」と指摘するのは、07年度に全国で始まった「農地・水・環境保全向上対策事業」への対応だ。県は交付金の対象を、法人などの大規模経営に限った。対象絞り込みは全国でも異例で「法人化の誘導策」とも受け取れる。
広島県の集落法人を研究する、愛媛大の板橋衛准教授(農業経済学)は法人化を評価しながらも、「農業の多様性を切り捨てるのではなく、柔軟な対応が必要だ」と指摘する。
8月の衆院選。民主党は、農家の規模拡大を集中支援してきた自民党農政への不満をすくい取り、政権奪取につなげた。広島県の新知事が、国と地方の農政転換期に、どのような政治手腕を発揮するかが注目される。(下久保聖司)
【写真説明】集落法人の設立報告を壁に張る広島県農林水産局
523
:
チバQ
:2009/11/07(土) 22:30:32
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/kenchiji/09/news/Kn09110703.html
広島市とどう連携 空港や医療費…対立課題山積 '09/11/7
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広島県と広島市の関係が、ぎくしゃくして久しい。8日投開票の知事選で誕生する新知事は、県民の約4割が暮らす政令指定都市との連携をどう図るのか。直面する「重要課題」との見方は根強い。
知事選告示を翌日に控えた10月21日、広島市役所の記者会見室。秋葉忠利市長は、新しい知事との関係づくりを問われ「コメントする立場にない」とかわした。6月の記者会見でも直前に引退表明した藤田雄山知事について質問を受け、「県政発展に力を尽くされ、敬意を表したい」と述べるなど、「賛辞」に終始した。
▽そり合わぬトップ
ただ、秋葉市長と藤田知事のそりが合わないことは「公然の事実」(市幹部)だった。藤田知事は2007年12月、秋葉市長と非公開で会談した。だが、2人の公式会談は知事の4期目では1回だけ。その前は04年5月までさかのぼる。
都道府県に準じた権限を持つ政令指定市と県は、「ライバル関係」と称される。さらに、ある県幹部は「パフォーマンス嫌いな知事と、次々とアドバルーンを揚げる市長が合わないのは当然だ」とみる。
知事選が始まった22日の午後、秋葉市長は京都市の立命館大にいた。知事や市長のリレー講義で学生に自治を語る中、藤田県政への不満をあらわにする場面があった。
「県が一方的に決めた」―。秋葉市長は、県が福祉医療費補助について県内23市町のうち、政令指定都市であることを理由に、広島市分だけ削減した経緯を紹介。「こういうものはカットするのに、鞆の浦の埋め立てにはどんどんお金を出す」と批判した。
「ノーコメント」を通した前日の会見から一転、講義で秋葉市長は「知事選で状態が改善されるのを期待する」と言い切った。
2人の不協和音は、県内の他の市町も懸念してきた。16年ぶりに選ばれる新知事に対し、東広島市の蔵田義雄市長は「個人的な好き嫌いではなく、腹を割って話すべきだ」と望む。
▽知事選後にらむ市
解決しなければならない課題は多い。
秋葉市長が講義で触れた福祉医療費補助の削減は、県と市がそれぞれ主張する補助率で本年度予算を編成し、まだ決着していない。
県と市は、広島西飛行場(西区)の存廃をめぐって対立する。広島空港(三原市)を重視する県は、藤田知事の任期終盤で管理運営からの撤退を「宣言」した。東京線復活を目指す市は機能維持を主張し、「知事選後」をにらむ。
新人5人が争う選挙戦は8日の投開票で決する。不況が続く厳しい時代を乗り越えるために、広島県と広島市の「タッグ」を期待する声は多い。目詰まりしたパイプを再生させることは、両トップにしかできない。(滝川裕樹)
524
:
名無しさん
:2009/11/08(日) 18:15:21
投票中。
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20091107ddlk34010606000c.html
広島が変わる:09知事選 あす投開票 県議補選、呉市長・市議補選も /広島
◇233万人、有権者の審判は 5氏ラストスパート
任期満了に伴う知事選は8日投票があり、即日開票される。立候補しているのは、学習塾経営の川元康裕候補(42)▽前県議の柴崎美智子候補(54)▽共産党県委員長の村上昭二候補(62)▽元通信会社副社長の湯崎英彦候補(44)▽前県議の河井案里候補(36)の新人5人。候補者たちは7日、大票田の広島市を中心に回り、公約などを訴え続ける。【加藤小夜、井上梢】
川元候補は県内各地で100回以上辻立ちをこなし、教育費の無償化などを訴えてきた。7日は、JR福山駅前で演説後、夕方には、2度目の応援となる元参院議員の大仁田厚氏と広島市の繁華街などを練り歩く。
柴崎候補は、住宅街を中心に選挙カーで回り、こまめに街頭演説を繰り返した。家族や支援者らが支える選挙運動を展開し「県民の豊かな暮らし実現」を訴えてきた。7日は地盤の西区を中心に声を振り絞る。
共産党公認の村上候補は、党所属の国会議員や県議、市議らとイベント会場などを練り歩き、街頭演説では雇用・福祉の充実や核兵器廃絶を訴えた。7日は旧市内の住宅街を回り、中区の本通り周辺で最後の訴えをする。
湯崎候補は、知名度アップを図ろうと、支援県議らと辻立ちを中心に政策を訴えた。中盤からは民主の国会議員も応援に駆けつけた。7日は、広島市を中心に回り、中区の事務所近くの繁華街で選挙活動を終える。
河井候補は、全面支援する国民新党の亀井静香金融・郵政担当相の地盤を中心に「県政のしがらみを私が断ち切る」と訴え、応援する自民系県議や若手市議らと県内各地を回った。7日は商業施設前などで訴える。
◇県議補選も
また、県議補選の南区選挙区(改選数1)も8日、投開票される。同選挙区には、共産党広島市東地区委員会常任委員の長妻亮氏(32)=共産公認▽空手道場経営の大浜博幸氏(58)=無所属▽元学習塾社員の窪田泰久氏(33)=同=の3人が立候補している。
◇呉市長・市議補選もあす
任期満了の呉市長選と、議員死去に伴う同市議補選(改選数1)も投開票される。
市長選は、無所属現職で再選を目指す小村和年氏(62)と、05年3月の呉市との合併まで旧安浦町長だった無所属新人の沖田範彦氏(64)が、周辺8町との合併で実現した新生・呉市の行財政改革手法や合併町民を巻き込んだ市民協働施策への取り組みをめぐって論戦を展開している。市議補選は、無所属新人4人の争い。
投票は午前7時〜午後8時(島しょ部など一部は繰り上げ)、125カ所で。開票は午後9時から同市広大新開1の市総合体育館で行われる。10月31日現在の有権者数は20万5567人。【牧正】
525
:
名無しさん
:2009/11/08(日) 18:15:31
>>524
==============
◆知事選
◇立候補者(届け出順)
川元康裕(かわもと・やすひろ) 42 無新
学習塾経営[歴]保険会社員▽学習塾社員・役員▽九大
柴崎美智子(しばさき・みちこ) 54 無新
[元]県議▽学習塾経営[歴]電通社員▽ノートルダム清心女短大
村上昭二(むらかみ・しょうじ) 62 共新
党県委員長[歴]香川大生協専務理事▽機械会社員▽広島民報編集委員▽赤旗記者▽党県議団事務局長・県副委員長・県書記長▽香川大
湯崎英彦(ゆざき・ひでひこ) 44 無新
[元]通信会社副社長▽経営コンサルタント▽会社役員[歴]資源エネルギー庁課長補佐▽旧通商産業省米州課課長補佐▽東大
河井案里(かわい・あんり) 36 無新
[元]県議[歴]海洋科学技術センター地域フロンティア研究システム職員▽科学技術振興事業団職員▽広島文化短大非常勤講師▽慶大院
==============
◆県議補選立候補者(届け出順)
◇南区(改選数1−3)
長妻亮 32 共新
党地区常任委員[歴]党准地区委員▽広島修道大中退
大浜博幸 58 無新
空手道場経営▽陶芸家[歴]県立高教諭▽大東文化大
窪田泰久 33 無新
[元]会社員▽青学大
==============
◆呉市長選
◇立候補者(届け出順)
小村和年(こむら・かずとし)62 無現(1)
市長[歴]近畿運輸局運航部長▽国交省航空局室長▽中国運輸局企画部長▽中大
沖田範彦(おきた・のりひこ)64 無新
旧安浦町長[歴]土木会社社長・会長▽豊田郡町村会副会長▽千葉商大
==============
◆呉市議補選立候補者(届け出順)
◇呉市(改選数1−4)
福永高美 57 無新 歯科技工士[歴]自治会幹事
楠見宏 62 無新 人権擁護委員[歴]市立中学校長
峰一矢 59 無新 住宅賃貸業▽会社役員[歴]旧町議
田中幹也 65 無新 新聞編集発行業[歴]建設会社員
526
:
名無しさん
:2009/11/08(日) 20:06:54
まぁよし。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091108-OYT1T00675.htm
広島県知事選、湯崎英彦氏が当選確実
広島県知事選は8日投開票され、新人で元通信会社副社長の湯崎英彦氏(44)(無所属)の当選が確実な情勢となった。
出口調査や取材を基に判断した。
4期務めた藤田雄山知事(60)は引退を表明し、新人5人による知事選となった。湯崎氏のほかに立候補していたのは、学習塾経営会社社長の川元康裕氏(42)(無所属)、前県議の柴崎美智子氏(54)(無所属)、共産党県委員長の村上昭二氏(62)(共産)、前県議の河井案里氏(36)(無所属)。
湯崎氏は、政党の推薦などを求めなかったが、民主党の国会議員や県議、県議会の自民党系最大会派に支えられ、選挙戦では「挑戦そして実現 引き出せ、広島県の底力」をキャッチフレーズに、中小企業への支援などによる県経済の成長を訴えて幅広く支持を集めた。
(2009年11月8日20時00分 読売新聞)
527
:
名無しさん
:2009/11/08(日) 20:15:48
http://www.asahi.com/politics/update/1108/OSK200911080022.html
広島県知事に44歳の新顔・湯崎英彦氏当選確実2009年11月8日20時7分
新顔5人が争った広島県知事選は8日投開票され、元通信会社副社長の湯崎英彦氏(44)が当選を確実にした。民主、自民両党が内部の意見対立などからどの候補者にも推薦を出さなかった中、県議会の両党系会派の支援を受けて、終始優位に戦いを進めた。
湯崎氏は「広島の底力を引き出す」を合言葉に、企業振興や観光誘致などに重点を置いた施策を提唱。4期16年で引退する藤田雄山知事を支えてきた県議会の民主系と自民系の会派、連合広島が陣営の中心になった。亡父の稔(みのる)氏は被爆者の追跡調査など社会学の研究者として知られ、広島大学の教授も務めた。
追い上げていた前自民党県議の河井案里(あんり)氏(36)は、国民新党代表の亀井静香金融・郵政改革担当相や、分裂している別の自民系会派から支援を受けた。だが、立候補表明が告示9日前と出遅れ、十分に支持を広げられなかった。(鬼原民幸)
528
:
チバQ
:2009/11/08(日) 20:24:48
ゼロ打ちですか?
早かったですね
529
:
名無しさん
:2009/11/08(日) 20:30:27
NHKも出ました。
http://www3.nhk.or.jp/news/t10013647581000.html
広島県知事選挙 湯崎氏が当確
11月08日 20時21分
任期満了に伴う広島県知事選挙は、無所属で新人の湯崎英彦氏の初めての当選が確実になりました。湯崎氏は広島市出身の44歳。旧通商産業省の課長補佐や通信会社の副社長を経て、経営コンサルタントとして活動しています。
530
:
とはずがたり
:2009/11/08(日) 20:37:32
をん。アンチ河井としてはもっと競るかと心配してましたが無事圧勝できたようで。
亀井の面子も潰せたし自民党桧山派も引き続き野党暮らしで取り敢えず満足です。
531
:
名無しさん
:2009/11/08(日) 20:52:29
>そもそも、藤田知事は「評判が日本一悪い」ともいわれています。
>しかし、藤田知事が、かつて県政を「私物化」していたと批判されている檜山俊宏元県会議長と距離を置きだしたことから、
>「檜山元議長の横暴復活よりは、指導力がなくても藤田知事」という考えから藤田知事を議会では支えていただけです。
>そして、ゆざき候補の政策も、大手企業誘致の藤田路線から、地元の宝・潜在力を生かす路線への転換を訴えるものです。
>ただ、その辺は一般の民主党支持層にはなかなか理解が広がっていないのが現状です。
http://www.news.janjan.jp/election/0911/0911032659/1.php
広島県知事選 ゆざき候補に民主党・秋葉市長がテコ入れ「チェンジ」強調
さとうしゅういち2009/11/05
民主党の旗が見える。演説しているのは同党の菅川衆院議員。(撮影すべて筆者) 11月8日まで投票の広島県知事選。
民主党県連や連合広島、県議会の民主県政会(民主、社民系)と自民党刷新会議が支援するゆざき(湯崎)英彦候補と、自民党議員会(檜山俊宏・元議長派)の推す河井あんり候補が接戦を繰り広げています。
ゆざき英彦候補に対して、民主党広島県連は、全面的な支援態勢に入りました。
■藤田知事に敗れた父を持つ衆院議員が応援弁士に
11月3日(祝)、広島市中区で行なわれた街頭演説では、街宣車の周りに民主党の旗ざしモノも立ちました。そして、民主党衆院議員の菅川洋さんが応援演説に立ちました。
菅川さんのお父さんの健二さんは1993年前、16年前に藤田雄山・現知事に敗れた、という因縁があります。
菅川議員は、「藤田県政からの転換ができるのは、通産官僚という安定した職を捨て、ベンチャー企業を作ったゆざき英彦さんだけ。大きな企業を誘致するなどと悠長なことは言っていられない」と、藤田県政に「一定の評価」を示している候補との違いをPRしました。
ジャンパーというカジュアルなスタイルで有権者と握手するゆざき候補。■民主党支持層への浸透が課題
世論調査では、自民党支持層や無党派層ではゆざき候補と河井あんり候補とが拮抗。国民新党は亀井静香さんが河井さんを支援しているために河井さんに流れています。
しかし、ゆざきさんを支援する民主党の支持者の知事選への関心は低い状態でした。独自候補擁立を見送ったことが、若手・女性の党員・支持者の間に尾を引いていました。
組合幹部や組合を基盤とする県議が自民党刷新会議との共闘を推進したのに対し、若手や女性党員、国会議員の間には、独自候補を求める声が強かった。しかし、選挙の足腰を担う組合への配慮から独自候補を諦めた経緯があります。このため、やはり、進んでゆざき候補をという動きが今まで鈍かったのは確かです。
広島県知事選、与野党入り組み混戦の様相
このために、河井さんと競り合いの状態になっているとも推測できます。
また、議会で藤田知事を支えていた議員(自民党刷新会議と民主県政会)の支援を受けているため、「藤田後継」と誤解する人もおられるのも課題となっています。
そもそも、藤田知事は「評判が日本一悪い」ともいわれています。彼の県政からチェンジする事を印象付けることが、各候補の課題となっています。もちろん、藤田知事を支えていた議員たちも、藤田知事の指導力のなさには辟易していましたし、議員の支持者もそうです。
県政無惨 広島県知事引退で残された苦すぎる教訓
しかし、藤田知事が、かつて県政を「私物化」していたと批判されている檜山俊宏元県会議長と距離を置きだしたことから、「檜山元議長の横暴復活よりは、指導力がなくても藤田知事」という考えから藤田知事を議会では支えていただけです。
そして、ゆざき候補の政策も、大手企業誘致の藤田路線から、地元の宝・潜在力を生かす路線への転換を訴えるものです。
「広島の潜在力を活かそう」県知事選立候補、ゆざき英彦さん
ただ、その辺は一般の民主党支持層にはなかなか理解が広がっていないのが現状です。
ゆざき候補が抜け出るには、「国政でも広島でもチェンジ」を望んでいるであろう、民主党支持者の多数を引きつけることが必要になる、ということが読み取れます。そのためには、民主党の議員や核となる党員が、有権者に働きかけることが重要になると考えられます。
知事選で藤田知事に敗れた経験がある父を持つ菅川議員の登壇はその対策の一つとなると感じました。
532
:
名無しさん
:2009/11/08(日) 20:52:41
>>531
■秋葉市長も駆けつけ、「県市協調」候補PR
さらに、秋葉忠利・広島市長も駆けつけ、がっちりゆざき候補と握手しました。
司会者は「知事と市長がともに歩む広島を作りましょう」と、今までは県と市の隙間風が伝えられがちだった関係を改善できるのは湯崎候補だ、とPRしました。
なお、この日は、無所属の川元康裕候補が、プロレスラーのジャガー横田さんを応援弁士に呼んで、広島市中心部を街頭宣伝していましたが、残念なことに見逃してしまいました。
533
:
名無しさん
:2009/11/08(日) 20:57:14
>>531
秋葉市長は湯崎支援だったんですね。
前知事と相当険悪だったから、どうなるかと思ってたんですが。
534
:
チバQ
:2009/11/08(日) 20:59:43
6区所属の県議:亀井系県議ってのがいまいち誰だかわかりませんが・・・
会派はバラけてるんですね
尾道市 吉井清介(刷新) 高山博州(広志会) 松浦幸男(刷新)
庄原市 小林秀矩(良政会)←国民新推薦
府中市 岡崎哲夫(自民)
三原市 天満祥典(自民)
三次市 下森宏昭(刷新)←国民新推薦
535
:
とはずがたり
:2009/11/08(日) 21:02:19
げっ,湯崎は広島西空港存続派か??>県市協調
536
:
名無しさん
:2009/11/08(日) 21:06:22
>>535
あいまい派だったようですね。河合もですが。
【2009広島県知事選】西飛行場は存続?廃止? 県撤退方針で争点化
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/kenchiji/09/news/Kn09102402.html
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/kenchiji/09/news/Kn09102402b.jpg
広島県が管理運営からの撤退方針を決めた県営の広島西飛行場(広島市西区)の存廃をめぐり、知事選(11月8日投開票)の候補者5人の見解が分かれている。藤田県政での「撤退」という最終結論に対し、東京線復活を目指す広島市は新知事に協力要請する構え。新しい県政のリーダーが向き合う緊急課題に浮上している。
管理運営費を県と市で折半する西飛行場は、年間約5億円の赤字経営だ。現在は鹿児島、宮崎の2路線が就航。経営再建中の日本航空は来年度内の2路線廃止を検討する。
県は22日、路線廃止を機に管理運営から撤退する方針を市に伝え、県が撤退した後に市営で存続させるかどうかを迫った。これに対し、市は「東京便が復活する可能性はある。新知事にも判断してもらいたい」と主張した。
知事選の候補者たちは、西飛行場の存廃問題をどうとらえているのか。「存続」を主張するのは、無所属新人で元県議の柴崎美智子氏(54)。「廃止」を唱えるのは、無所属新人で学習塾経営の川元康裕氏(42)と、共産党新人で党県委員長の村上昭二氏(62)である。
無所属新人で経営コンサルタントの湯崎英彦氏(44)、無所属新人で元県議の河井案里氏(36)は「どちらとも言えない」との姿勢。2人とも「十分に市などと協議する必要がある」と指摘している。村上氏も市との協議の必要性は認めている。
西飛行場の存廃問題で、県はこれまで「来年度予算の編成に着手する今秋までに結論を出す」と繰り返してきた。滑走路北端を横切って建設する広島南道路の2011年度着工を前に、滑走路短縮工事の必要性を判断するタイムリミットだからだ。
今回、県は撤退する方針を決定。今後は、市が市営で存続させる場合に限って短縮工事費の半額を協力し、市が結論を先送りする場合は予算化を見送る構えをみせる。
藤田雄山知事は11月28日で任期満了を迎える。県の予算編成の骨格が通常、年内に決まることを踏まえれば、新知事は着任からわずか1カ月で、重要な決断を迫られる。(知事選取材班)
■広島西飛行場 1961年に国管理の広島空港として開港。同空港の三原市移転に伴い93年、国内初コミューター・小型機専用飛行場として県営で再出発した。管理運営費は市と折半で負担している。滑走路北端を横切る広島南道路の建設が2011年度に始まるため、飛行場を存続する場合、10年度には滑走路を現行の1800メートルから1360メートルに短縮する工事に着手する必要がある。
537
:
チバQ
:2009/11/08(日) 21:08:13
亀井系で名前が出てきた石橋良三と川上征矢は自民所属ですね
538
:
とはずがたり
:2009/11/08(日) 21:28:58
>>534
福山市の宇多伸とか亀井系じゃなかったでしたっけ?うろ覚え失敬ですけど。
>>536
河合も湯崎も当選のためには小賢しく曖昧派たらざるを得なかったと思うんですけど,秋葉市長が此処迄梃子入れしたとなると市の意向が通りやすくなりそうな予感が致します。
539
:
名無しさん
:2009/11/08(日) 21:51:13
http://www3.nhk.or.jp/news/t10013647921000.html
山口市長選挙 渡辺氏が当確
11月08日 21時40分
任期満了に伴う山口市長選挙は、無所属で現職の渡辺純忠氏の2回目の当選が確実になりました。渡辺氏は64歳。山口県の水産部長や旧山口市の助役を務めたあと、周辺の4つの町と合併した4年前の市長選挙で初当選しました。
540
:
名無しさん
:2009/11/08(日) 23:26:51
ダブルスコアとは、随分差が付きましたね。
広島県知事選
http://www.nhk.or.jp/hiroshima2/senkyo/
開票 終了
有権者 2,307,449人 投票率 33.71%
党派 新旧 当選
当確 得票 得票率 年齢
湯崎 英彦 無 新 当 395,638 52.3 44
河井 案里 無 新 195,623 25.9 36
村上 昭二 共産 新 77,515 10.2 62
川元 康裕 無 新 57,846 7.6 42
柴崎美智子 無 新 29,646 3.9 54
541
:
名無しさん
:2009/11/08(日) 23:46:33
県議をやっていた安佐南区でも3:2で湯崎の勝ち
やはり、知事選向きのタマではなかったか>河井
106 無党派さん sage 2009/11/08(日) 23:41:18 ID:iKJk6+sZ
河井が勝ったのは、府中市・庄原市・神石高原町
湯崎は、広島市中区・東区・南区・佐伯区で河井にトリプルスコア
542
:
とはずがたり
:2009/11/09(月) 07:00:01
>>541
旦那にひっついて目立ちたがり屋のバカ女って印象を払拭できなかったんじゃないでしょうかね?
取り敢えず湯崎には藤田@日本一評判が悪い
>>531
みたいには成って欲しくないですねぇ。
543
:
名無しさん
:2009/11/09(月) 19:55:17
>>509
民主公認3名当選
http://www.senkyo.janjan.jp/election/2009/37/00010593.html
544
:
名無しさん
:2009/11/09(月) 20:05:20
>>543
「若い民主党候補」は必勝カードですねぇ。
545
:
チバQ
:2009/11/10(火) 21:34:09
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/article.aspx?id=20091110000091
白川氏、大差で再選/観音寺市長選
2009/11/10 09:56
任期満了に伴う観音寺市長選・市議選は8日、投開票が行われ、即日開票の結果、現職の白川晴司氏(63)が、新人で前市議の藤田芳種氏(60)に1万票余りの大差をつけて破り、新市として2度目、旧市から通算で5度目の当選を果たした。現職19人を含む26人が出馬した新市発足後2度目の市議選(定数24)は、新人6人が当選して新旧の顔ぶれが大きく入れ替わったほか、民主党が初公認した3人が当選した。少数激戦を反映して最終当選者と次点との票差は2票と大接戦、疑問票の取り扱いをめぐって開票作業が未明に及んだ。投票率は市長選、市議選ともに72・73%だった。
市長初当選以来、無投票再選が3回続いた白川氏は選挙戦は今回が2回目。告示前から合併の賛否が争点として浮上し、白川陣営は、組織力を生かして連日個人演説会を開催。旧2町にも2日間かけて出向くなど、市内をきめ細かく回って「やさしさと、元気印のまちづくり」をキャッチフレーズに、福祉や市の活性化策など新たに取り組む施策を提案して、着実に支持を拡大した。
2回目の開票速報直後に当選を確信した陣営がGOサインを出して、佳子夫人を伴った白川氏が到着すると、室内外に大きな拍手がわいた。促されて壇上に上がった白川氏、「本当に、本当にありがとうございました」と声を張り上げた。
一方、「長期政権のおごり、ひずみを検証して合併の意義を問い直す」と投票日約1カ月前に出馬を決めた藤田氏は、組織に頼らぬ草の根選挙を展開。「チェンジ」を合言葉に、市政の刷新を訴えて白川市政の批判票の取り込みを図ったが、現職の壁は厚く及ばなかった。
546
:
チバQ
:2009/11/11(水) 00:52:21
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/article.aspx?id=20091110000097
観音寺市長選・解説/4期の実績評価
2009/11/10 09:58
メールで記事を紹介印刷する一覧へ 今回も無投票がうわさされ始めた市長選投票日の約1カ月前、急きょ市議の藤田芳種氏(60)が出馬を表明して、14年ぶりの選挙戦になった。1市2町の合併から4年、市民に一体感を醸成する期間として十分だったかどうかは議論の分かれるところだ。今回の選挙が旧2町を中心にくすぶり続けていた合併への不平不満を、論争の俎上(そじょう)に導いた。この機会に、互いが胸襟(きょうきん)を開いて意思の疎通を図ったことで、希薄だった市内の一体感が一歩深まったことを願ってやまない。
【→参照記事/白川氏、大差で再選/観音寺市長選】
市長選は、合併による新市移行後の各施策や行財政改革などによる市の浮揚策などで争った。結果、有権者は、白川氏が旧市時代を含む通算4期にわたり積み上げてきた手堅い行政手腕と実績を評価、引き続き今後4年間も難問山積が予想される市政のかじ取り役を白川氏に委ねた。
白川氏の市長挑戦は通算5期目、とはいえ初当選以後は無投票再選が3期続いたため、選挙を戦うのは今回が2回目。長い間の実戦ブランクを心配する声が、告示前から周囲でもささやかれ、空白期間を埋めるために後援会組織をテコ入した。それでも選挙期間中に何回となく、「現職危うし」の声が流れて、陣営にその都度緊張が走った。
背水の陣を敷いて臨んだ選挙戦。キメ細かく市内を回りながら組織力を堅固にしていった。合併のアレルギー反応が強いとみられた大野原・豊浜町では、2日間かけて計5カ所で個人演説会を開催。合併に関する説明不足を補いながら、市民に広がる心配や誤解の解消に努めて、支持拡大につなげた。
引き続き市政のかじ取り役を任された白川氏だが、信任された一方で藤田氏が獲得した1万3千票余りの得票は、白川氏への批判票といえよう。突きつけられたこれらの声を真摯(しんし)に受け止め、選挙での約束を一日も早く実行に移しながら、6万4600人市民の一層の融和にも努めてもらいたい。
一方、藤田氏は出馬表明が投票日の約1カ月前で準備不足は否めず、組織だった動きはほぼ皆無で、個人演説会なども構えない草の根選挙に徹した。遊説や街頭演説で白川氏の長期(4期)市政を追及、「チェンジ」を合言葉に市民参加型の市政などを訴えたが、及ばなかった。(観音寺支局長 小畑信親)
547
:
チバQ
:2009/11/11(水) 01:00:12
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/kenchiji/09/news/Kn09111004.html
【解説】民主支援が大きな力 湯崎氏、終盤で引き離す '09/11/10
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広島県知事選は、無所属で経営コンサルタントの湯崎英彦氏(44)が52・3%の得票率で、同じ新人4人に圧勝した。政権交代を果たした民主党勢力の支援が、選挙戦終盤で大きな力になった。
湯崎氏は同窓生を中心に後援会をつくり、立候補表明した。政党推薦は受けなかったが、県議会の自民党系最大会派と民主党系会派、民主党支持団体の連合広島が積極支援に回った。ただ、「相乗り」の所帯は、混乱も目立った。流れが変わったのは告示6日後の10月28日だった。
「知名度が高まらない」ことに危機感を抱いた連合広島の伊丹幸男会長と、最大会派に所属する林正夫議長が会談。連合が事務所に選挙の実務担当者を送り込むことを決め、傘下労組への浸透が進む。民主党の国会議員も動いた。
中盤まで競り合った無所属で元県議の河井案里氏(36)は告示前、自民党県連に出した推薦申請を取り下げ、離党して臨んだ。
選挙戦では、湯崎氏を支援する県議会の会派が藤田雄山知事の「与党」となり、自民党系第2会派と対立する構図を「しがらみ」と批判。広島県初の女性知事を旗印にした。
ただ、桧山俊宏元議長が事実上率いる自民党系第2会派の県議が選挙カーを先導し、集会を開くことが多く、陣営内からも「しがらみ批判と矛盾する」との声が漏れた。国民新党の亀井静香代表も加勢したが、支持は広がりを欠いた。
選挙戦全体では、新人の大半が「県政改革」を強調。そのため、地域課題への具体策や暮らしに密着した施策の訴えが、有権者に見えにくくなった。(高橋清子)
548
:
チバQ
:2009/11/11(水) 01:00:54
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/kenchiji/09/news/Kn09111007.html
鞆架橋、原点に返る必要 見直しの可能性に言及 '09/11/10
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広島県知事選で初当選した湯崎英彦氏は9日、中国新聞のインタビューに応じた。福山市鞆町の鞆港埋め立て・架橋計画について「橋を架けるか、架けないかの二元論では地域に禍根を残す」と述べ、計画見直しの可能性に言及した。
湯崎氏は「そもそも何のための事業なのか、原点に立ち返る必要がある」との立場を強調した。反対派住民が代案として示すトンネル案も含めて検討する考えを示した。
広島市と意見が分かれている広島西飛行場(西区)の存廃問題は「いずれにしても財政負担を永遠に続けることはできない。地域経済にどれだけ波及効果があるのかを含めて決めたい」と述べた。
知事としての在任期間については「県民の支持が前提だが、8年間が基本」と明言。藤田雄山知事は4期務めたが、「同じ人が16年トップをやるのはよくない。みんなそこしか向かなくなる」との認識を明らかにした。(山中和久)
549
:
チバQ
:2009/11/13(金) 00:30:04
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/kenchiji/09/editorial/Ks09111001.html
誕生 湯崎広島県政<上> 山積する懸案 '09/11/10
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8日投開票された広島県知事選で、4期務めた藤田雄山知事(60)から湯崎英彦氏(44)へのバトンタッチが決まった。財政再建や広島西飛行場(広島市西区)の存廃、福山市鞆町の鞆港埋め立て・架橋計画、県議会との間合い…。「湯崎県政」が直面する課題を追う。
▽財政、職員給与が試金石 西飛行場で迫られる判断
8日夜、広島市中区の結婚式場。拍手と歓声が響く中、早々と当選確実を決めた湯崎氏が、支援者たち約400人が待つ会場に飛び込んできた。紅潮した面持ちで握手して回る湯崎氏。握手した一人に、県職労の梶谷和男委員長がいた。
県職労が推薦
湯崎氏を推薦した県職労。知事選での推薦決定は1993年、初当選の藤田知事に負けた菅川健二氏以来、16年ぶりだ。「新知事には是々非々で臨むが、労使の信頼関係を築ける期待感はある」と梶谷委員長は言う。
ただ、湯崎氏は就任直後、労使交渉をめぐる厳しい決断を迫られる。今後策定する2010年度からの財政健全化計画に職員の給与カットを盛り込むかどうか―。400億円台の財源不足が見込まれる中で「最大の焦点」(県幹部)だ。
これまで11年間の給与抑制措置で計630億円を「協力」してきた県職労は「本年度でのカット終了は約束。主張は曲げられない」と強調する。
10年度の当初予算編成作業を考慮すると、12月初旬までの方針決定が一つのめどだ。過密日程の中、湯崎氏は支援団体を交渉相手に回し、財政再建の道筋をつける難作業に向き合う。
藤田県政で決着しなかった課題は山積する。その一つが県営の広島西飛行場の存廃問題。県は知事選告示の10月22日、管理運営からの撤退方針を広島市に「通告」した。
一方で市は、東京線復活を目指す。広島、長崎両市の20年夏季五輪招致検討も絡め、新知事に存続を要請する構えだ。秋葉忠利市長は街頭演説の場を訪れ、湯崎氏と握手を交わしてみせた。
存廃問題も判断の猶予は少ない。滑走路北端を横切る広島南道路の着工予定は11年秋。西飛行場を存続させるには10年度中に滑走路短縮工事に入る必要があるからだ。
賛否明かさず
湯崎氏は選挙戦中、西飛行場存廃問題について「まずは現状を把握し、市や経済界、住民と知恵を絞りたい」と繰り返した。広島地裁が景観保護を理由に知事に埋め立て免許を交付しないよう命じた福山市鞆町の鞆港埋め立て・架橋計画の行方も含め、デリケートな問題に賛否の態度を鮮明にしなかった。
だが、当選を決めた8日夜、発言は一歩踏み込む。「西飛行場も鞆もこじれた背景がある。私自身が当事者と話をし、問題点を整理して早い段階で判断する」
この発言を会場で聞いた自民党県議は苦笑いした。「当選するまでは選挙戦に影響がないよう、ちゃんと言葉を選んでいた。人柄や性格も分からないし、どうなるか」
藤田知事を支えた県議会勢力の支援を受けて当選した湯崎氏。「変革」を唱えても、県庁、県議会内には藤田県政の「継承」の評価がつきまとう。説明責任を果たしながら、スピード感を持って懸案を解決に導けるのか。湯崎県政の行方を占う試金石となる。(城戸収、加納亜弥)
550
:
チバQ
:2009/11/13(金) 00:30:46
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/kenchiji/09/editorial/Ks09111101.html
誕生 湯崎広島県政<下> 議会との間合い '09/11/11
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「お互いに切磋琢磨(せっさたくま)し、緊張感を持って頑張ろう」「知事は知事らしく、議会は議会らしくだ」
▽脱「しがらみ」どう実現 「県民視線」貫く姿勢を
10日、広島県議会議長室。知事選の当選証書を受け取った湯崎英彦氏(44)のあいさつを受け、林正夫議長、大曽根哲夫副議長がそれぞれエールを送った。圧勝の流れをつくり出した自負がにじんだ。
3派連合支援
自民党系会派が4分裂する県議会。最大会派の自民刷新会議(17人)は、林議長が立ち上げた。大曽根副議長は、議会運営で自民刷新会議と連携する民主党系の民主県政会(15人)に属する。両会派に自民党良政会(現・良政未来会、2人)を加えた「3派連合」が湯崎氏を支援した。
6年前。「3派連合」は、桧山俊宏元議長の議長4選を阻み、藤田雄山知事を支えた。その桧山氏が事実上率いる自民党議員会(14人)が、知事選で所属議員だった河井案里氏(36)をかついだ。
知事選で林氏、桧山氏は応援の前面に出る。議会内の対立構図を投影した戦いとなった。一方で、湯崎、河井両氏はともに「脱しがらみ」「県政改革」を有権者に誓った。
投票率33・71%。知事選では、過去3番目の低さである。選挙戦の構図が両氏の訴えをかき消し、有権者を投票所から遠ざけた、との見方もある。
選挙での応援は、選挙後の「見返り」につながる―。地方議員が首長選で支援する理由の一つとされる。予算と人事の権限を握る首長に近ければ、自らの地盤への「利益誘導」や自身の選挙に有利と考える議員は少なくない。首長と議会の「しがらみ」を生み出すことにつながる。
河井氏を支援した自民党議員会の県議が知事選後、ぼやいた。「しばらくは、好きなようにやられるよ」。自民刷新会議や民主県政会が新知事の「与党」となり、県政に大きな影響力を及ぼす、との見立てである。
推薦ない自負
初当選後、湯崎氏は「県議会の会派からお願いされて立候補したのではない。私のポリシーや政策があり、結果として支援をいただいた。是々非々でやっていく」と明言した。支援は受けたものの、「政党の推薦・支持」を申請しなかった自負がにじむ。
29日にスタートを切る湯崎県政。「しがらみ」と一線を画した政策判断ができるかどうかは、議会多数派の「3派連合」との距離感にかかっている。
県議会や県庁内の「常識」を優先するのではなく、「県民視線」を愚直に貫くリーダーシップが、新知事に問われている。(城戸収)
551
:
名無しさん
:2009/11/14(土) 10:57:33
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shimane/news/20091114-OYT8T00022.htm
ホーム>地域>島根
野党転落 自民県連台所ひっ迫
自民党県連(会長=青木幹雄・前参院議員会長)が、県連職員の給与の1割以上の大幅カットや、光熱費の節約などで経費削減を進めている。党員の減少で党費収入などが伸び悩んでいることに加え、衆院選での惨敗で党所属の国会議員が減少したため政党助成金が減額されたり、企業献金の増加も期待できなかったりするため。竹下登元首相らを輩出した全国屈指の「自民王国」は、冬の時代を抜け出そうともがいている。
県連によると、約3年前から昇給停止などに取り組んできたが、職員給与の大幅カットは初めて。自民党が惨敗した8月の衆院選の島根選挙区では、前党幹事長の細田博之氏と、前財務副大臣の竹下亘氏が議席を守ったが、「党改革に取り組む姿勢を県民に示すことが必要」(県連幹部)と判断。県連役員と事務局側が給与カットに合意し、事務局長ら4人の県連職員の給与は10月から、14〜12%削減された。来夏には参院選も控えており、人員削減は見送ったが、関係者によると、職員の給与カットで年間約200万円の人件費削減につながるという。
県連は、人件費以外の経費削減策も実施。県連事務所が入るビルの総合空調システムを変更し、各部屋に家庭用エアコンを導入するなどし、光熱費を従来の半分程度に削減した。また、業者に委託している床のワックスや窓ふきなどの回数も大幅に減らし、経費削減につなげたという。
給与カットや経費削減は、県連の収入の落ち込みが大きな要因。1991年には党員が約6万1000人いたが、2008年には約1万7000人にまで激減したため、党費収入が大きく落ち込んでいる。厳しい経済情勢で企業からの献金も期待できない中、国会議員数の減少で、県連に入る政党助成金は大幅に減るとみられている。
県連の洲浜繁達幹事長は「職員にもある程度辛抱してもらわないと仕方がない」などと肩をすぼめ、党勢回復を期している。
(2009年11月14日 読売新聞)
552
:
とはずがたり
:2009/11/14(土) 12:02:12
選挙:観音寺市長選/観音寺市議選 ダブル選、市長に白川さん /香川
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091110-00000197-mailo-l37
11月10日16時1分配信 毎日新聞
◇実績アピールし、再選 新市議24人決まる
任期満了に伴う観音寺市長選・市議選が8日、投開票された。市長選では、現職の白川晴司氏(63)=無所属=が、新人で前市議の藤田芳種氏(60)=同=を破り、再選された。少数激戦だった市議選は現職18人、新人6人が当選。党派別では民主3、公明2、社民、共産各1、無所属17。政党公認の候補が上位に名を連ね、組織票の強さを見せつけた。
当日有権者数は5万2569人(男2万4851人、女2万7718人)。投票率は市長選、市議選ともに72・73%(前回市長選は無投票、市議選は74・50%)だった。
白川氏は「当選確実」の報を受けた8日午後10時半ごろ、同市坂本町の事務所に姿を見せ、支持者らと万歳三唱した。選挙戦では、新市の初代市長として行財政改革などの実績をアピール、各層からまんべんなく得票した。藤田氏は変革を訴えたが、及ばなかった。
一夜明けた9日、白川氏は事務所で会見。「相手候補の票は私に対する批判票と受け止め、要因を早急に分析し、結果を踏まえ努力したい。小・中学校舎の耐震化や少子・高齢化対策といった公約を果たすため、次年度の予算編成に全力で取り組む」などと述べた。【松田学】
………………………………………………………………………………………………………
■解説
◇批判票に耳を
合併後、初の市長選だった4年前には白川氏が無投票で当選し、今回は初めて投票で市長が決まった。前市議の藤田氏との一騎打ちで、合併の検証が争点だったが、有権者は新市を軌道に乗せた白川氏の実績を支持した。
白川氏は「1期目は100点」と自己採点。人件費を中心に約16億円の経費削減など、行財政改革では一定の成果を上げた。一方、旧2町の住民からは「旧市に資源が集中し、農村部は衰退するばかり」と、「地域間格差」に不満の声は根強い。
藤田氏は1万票以上の差をつけられたが、立候補表明は投票日の1カ月前で、現職への批判が予想以上の得票につながったといえる。市政の課題は山積しているが「2期目も100点」と言えるよう、市民の声に耳を傾け、均衡のとれた町づくりに手腕を発揮してほしい。【松田学】
………………………………………………………………………………………………………
◆市長選開票結果=選管最終発表
当 23731 白川晴司 63 無現
13271 藤田芳種 60 無新
………………………………………………………………………………………………………
白川晴司(しらかわ・せいじ) 63 無現(2)
市長▽県市長会長▽市社協会長[歴]衆院議員秘書▽県議▽旧観音寺市長▽学習院大
………………………………………………………………………………………………………
◆市議選開票結果(定数24−26)=選管最終発表
当 2055 安藤清高 64 共現
当 2044 五味伸亮 29 民新←
当 2031 篠原重寿 56 社現
当 1981 詫間茂 62 無新
当 1905 安藤忠明 61 公現
当 1890 友枝俊陽 29 民新←
当 1745 立石隆男 49 無新
当 1680 大平直昭 48 無現
当 1628 石山秀和 52 公現
当 1587 伊丹準二 55 無新
553
:
とはずがたり
:2009/11/14(土) 12:02:37
>>552-553
当 1496 大久保隆敏 63 無現
当 1487 安藤康次 64 無新
当 1458 大矢一夫 51 無現
当 1423 井上浩司 48 無現
当 1254 楠井泰功 64 無現
当 1241 森谷政義 70 無現
当 1216 秋山忠敏 71 無現
当 1191 黒川健太郎 65 無現
当 1173 大賀正三 64 無現
当 1122 中村保男 70 無現
当 1092 岡田正徳 71 無現
当 1084 高橋照雄 69 無現
当 1053 原俊博 59 民現←
当 1019 西山正勝 67 無現
1017 井下尊義 45 無現
517 横山淳三 65 無新
………………………………………………………………………………………………………
◆市議選当選者(定数24)
安藤清高 64 共現(2) 農業[歴]観音寺民商事務局長
五味伸亮 29 民新(1) 結婚式用品販売業[歴]デザイナー
篠原重寿 56 社現(2) 農業[歴]旧観音寺市職員
詫間茂 62 無新(1) [元]高校教諭▽香川陸協理事長
安藤忠明 61 公現(2) 建築設計業[歴]会社員
友枝俊陽 29 民新(1) 会社役員[歴]保育園保育士
立石隆男 49 無新(1) 農業[歴]三豊農業共済組合職員
大平直昭 48 無現(2) 会社社長[歴]議運副委員長
石山秀和 52 公現(2) 会社役員[歴]市議
伊丹準二 55 無新(1) 米穀酒類販売[歴]コンビニ店経営
大久保隆敏 63 無現(2) 農業[歴]旧大野原町議長
安藤康次 64 無新(1) [元]会社役員[歴]農機具販売会社社員
大矢一夫 51 無現(2) [元]衆院議員秘書[歴]洋服店経営
井上浩司 48 無現(2) 会社員[歴]旧豊浜町議▽市議長
楠井泰功 64 無現(2) 農業▽土地改良区理事長[歴]副議長
森谷政義 70 無現(2) 農業[歴]会社員▽市監査委員
秋山忠敏 71 無現(2) [元]市議長▽農業[歴]会社員
黒川健太郎 65 無現(2) [元]市水道局長[歴]議運委員長
大賀正三 64 無現(2) タクシー会社社長[歴]市副議長
中村保男 70 無現(2) [元]市部長▽自治会長[歴]市副議長
岡田正徳 71 無現(2) 農業[歴]旧大野原町議
高橋照雄 69 無現(2) 財団法人講師[歴]海運会社船長
原俊博 59 民現(2) 建築設計業[歴]会社員▽市農業委員
西山正勝 67 無現(2) 農業▽三観広域行政組合議長
11月10日朝刊
最終更新:11月11日10時24分
554
:
チバQ
:2009/11/15(日) 19:52:30
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/okayama/news/20091114-OYT8T01158.htm
岡山市議の農業委員逮捕 収賄容疑、農地転用で便宜
岡山市本庁舎議会棟に捜索に入る県警の捜査員(14日午後9時5分、岡山市北区で) 知人の会社が農地を雑種地に転用する際、便宜を図り現金を受け取ったとして、県警捜査2課と岡山東署は14日、岡山市東区東幸崎、同市議で市第3農業委員会委員の成本俊一容疑者(58)を収賄容疑で逮捕し、同市中区倉田、不動産会社社長、小野勇治容疑者(76)を贈賄容疑で逮捕した。
発表によると、成本容疑者は2006年9月中旬から08年3月下旬にかけ、小野容疑者が社長を務める不動産会社が同市中区下の田んぼ計約1万4400平方メートルを雑種地に転用する際の許可申請に絡み、市農業委員として有利な取り計らいをしてもらったことへの謝礼などとして、07年3月に小野容疑者と同社の当時の従業員から、200万円を受け取った疑い。小野容疑者は容疑を認め、成本容疑者は金を受け取ったことは認めているが、わいろ性については「違います」と供述しているという。
成本容疑者は1999年4月、市議に初当選し、現在、3期目。2005年7月から市農業委員を務めている。
この日午後9時過ぎ、県警の捜査員が市本庁舎議会棟に入り、成本容疑者が所属する会派・新風会の控室などを捜索した。
(2009年11月15日 読売新聞)
555
:
名無しさん
:2009/11/16(月) 19:43:16
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20091116ddlk34010320000c.html
民主県連:知事選の総括や参院選対応協議−−幹事会 /広島
民主党県連は15日、南区で幹事会を開き、知事選の総括や来夏の参院選への対応を話し合った。知事選で応援した湯崎英彦氏(44)が当選したものの「独自候補を擁立できなかった」などとして、県連代表の佐藤公治参院議員と同幹事長の宮政利県議が代表や幹事長の辞意を表明。他の幹事から慰留され、結論は持ち越された。
幹事会後の取材に、佐藤代表と宮幹事長は辞意表明を否定したが、出席者らによると「辞任する理由が(県民に)伝わらない」という声が出たという。
また、来夏の参院選広島選挙区(改選数2)で、現職の柳田稔氏(55)の推薦を決定。国民新党の亀井静香代表も「公認候補を擁立したい」と話しており、民主候補は柳田氏だけになりそう。このほか、代表代行のポストを新設し、三谷光男衆院議員(広島5区)を充てることも決めた。【加藤小夜】
556
:
名無しさん
:2009/11/16(月) 20:31:38
http://mytown.asahi.com/ehime/news.php?k_id=39000000911160003
現在位置:asahi.com> マイタウン> 愛媛> 記事
「郵政民営化後」を聴取
2009年11月16日
地域政策会議で意見を述べる木田雄三・城辺郵便局長(左)ら=松山市三番町5丁目
◇民主県連 初の地域政策会議
地方の自治体、業界団体の意見や実情を国政に反映させるための民主党県連の地域政策会議が15日、松山市内で開かれた。県連が同会議を開くのは初めて。党本部が新しい陳情窓口一本化を表明したことを受け、県連が準備を進めていた。同日は、県内の郵便局長3人を招き、友近聡朗参院議員ら5人が郵政民営化後の実情を約1時間にわたって聞いた。同会議での意見は今後、県連の国会議員5人が東京で毎週開いている「国会議員団会議」 で議論した後、必要と判断したものは党本部や政府へ伝える方針だ。(中田絢子)
会議には、友近氏のほか衆院議員の白石洋一、永江孝子、高橋英行の3氏と県連の横山博幸幹事長が出席。冒頭、南予地区郵便局長会長の木田雄三・城辺郵便局長が「民営化で分社化されたことにより、郵便局の中がばらばらになり、客から多くの不平不満が寄せられている。今日は地方の現状を報告したい」 と、前政権が行った郵政改革の抜本的な見直しを求めた。
会議後に取材に応じた友近氏によると、郵便局長側から、集配・配達をする郵便事業会社と窓口業務をする郵便局会社を一体にして、その下に簡保と郵貯銀行を置くのが理想的だという意見が出た一方で、国会議員側からは「郵便局が地域の生活基盤として年金の通帳を記載できたり、介護サービスの申請受け付けなどを扱うことが可能なのか」 といった質問が出たという。友近氏は「今後も地元で受けられる陳情は地元で受ける。東京で議員個人が受け付けた陳情も、基本的にはすべて県の国会議員団会議で精査したい」 と話した。
木田局長は「自民党時代には地元で直接、実情を伝えられる機会があまりなかった。今後はもっと多くの現場の声を聞いたうえで政治に生かしてほしい」 と話した。
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20091116/news20091116911.html
愛媛のニュース2009年11月16日(月)
地域政策会議が初会合 民主県連
民主党県連は15日、松山市三番町5丁目のえひめ共済会館で地域政策会議(議長・加藤敏幸県連代表)の初会合を開き、政権公約の郵政事業見直しについて県内の郵便局長会から現場の実態をヒアリングした。政府は臨時国会に日本郵政の株式売却凍結法案を提出しており、初会合の座長を務めた友近聡朗参院議員は「地域の郵便局を守るため小泉改革を見直す」と述べた。
東中南予の郵便局長会から3人が出席し、民主県連は衆参両院国会議員4人と横山博幸幹事長らが応対。冒頭を除き非公開で約1時間意見交換した。
郵便局長会は郵便、貯金、保険の3事業一体運営が確保されなければ、採算性の低い地域から郵便局が撤退する可能性を懸念。一体化を保障する法制度が必要と強調した。
557
:
名無しさん
:2009/11/16(月) 20:41:11
>>556
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20091115-OYT8T01054.htm
民主県連 陳情受け付け
郵政民営化の影響聴く
地域政策会議の初会合に臨む民主党県連幹部(左側)と郵便局長ら=松山市内で 政権交代を受けて民主党県連が県内の各業界団体などから要望や陳情を受ける窓口として設けた「地域政策会議」の初会合が15日、松山市で開かれ、県選出の同党国会議員らが、郵便局長らでつくる郵政政策研究会のメンバーから意見を聴いた。会議には今後、県連幹部や同党の市議、町議らも加わって意見を聴き取り、県連を通じて党本部に要望などを伝える。座長を務めた友近聡朗参院議員は「(省庁への陳情といった)『霞が関詣で』ではなく、地元国会議員が直接地域の声を聴いて国政に届けていきたい」としている。
民主党県連は9月1日の常任幹事会で、業界団体などから要望を吸い上げる窓口の創設を決定。聴き取った内容は、県連代表の加藤敏幸参院議員ら県連所属の5人の衆参国会議員で週1〜2回開く国会議員団会議で精査後、党本部に上げ、政策に反映させていく。
同市のえひめ共済会館で開かれた初会合には、県連組織委員長の友近議員や8月の衆院選で初当選した3人の衆院議員、横山博幸・県連幹事長が出席。東、中、南予の3郵便局長から、郵政民営化後の現場の実態を聴くなど約1時間、非公開で意見交換した。
同研究会側からは、民営化の問題点や、郵便局がなくなることを心配する声があることなどを伝えたといい、同会四国地方本部副会長の木田雄三・城辺郵便局長は会議後、「国会議員に地域の生の声を直接聴いてもらえる場は自民党政権時代になかった。国民目線の政治になればいい」と評価していた。
(2009年11月16日 読売新聞)
558
:
名無しさん
:2009/11/28(土) 17:50:50
http://mainichi.jp/area/hiroshima/news/20091128ddlk34010601000c.html
自民県連:役員15人、辞表に署名 衆院選大敗で、溝手会長も辞任へ /広島
自民党県連は27日、中区で役員会を開き、出席した15人全員が辞表に署名をした。今年8月の衆院選での大敗が理由で、残る3人分の署名も集め、近く溝手顕正会長に提出する。溝手会長も辞任の意向といい、現職の国会議員らが来月にも常任顧問会議を開いて新しい会長を選ぶ。通例では、役員は会長が指名するという。
役員は来年の2〜3月に開く予定の党県連大会で正式に決まるため、それまでは現在の体制が維持される見通し。
会議後に記者会見した奥原信也幹事長は、来夏の参院選の候補者選定について「県連大会で(候補者として)紹介できるのが理想。県民が納得して、党が一致結束できる候補者が一番だ」と話した。【加藤小夜】
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