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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

490チバQ:2009/10/31(土) 00:28:48
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20091028-OYT8T00038.htm
県政の足元で 知事選の課題  過疎対策先行き不透明
地域の魅力どう引き出すか


お太助ワゴンに乗り込むお年寄りら。地域を支える公共交通機関として定着を目指す(安芸高田市高宮町で)  

谷あいに田畑が広がる安芸高田市高宮町の県道脇にある民家の前に1台の大型ワゴンがやって来た。車体前部には「お太助ワゴン」の文字。利用者の要望に応じて運行される新たな公共交通機関「デマンド交通」だ。

 利用者が減って民間の交通機関の経営が難しい過疎地域で、自宅から目的地までワゴン車などで送迎するデマンド交通の導入が広がっている。お太助ワゴンは予約制。100〜500円の料金で、通学や通院など利用者のニーズに対応する。17キロ先の診療所への通院に利用した無職荒木増雄さん(92)は「路線バスより安く、自宅まで送迎してもらえてありがたい」と話す。

 廉価できめ細やかなサービスの代償に、運営費がのしかかる。市は委託先のタクシー会社や地域団体に、車両ごとに160万〜580万円を支払う。来年10月の市全域での導入を目指し、市は新たに4台を購入する予定で、冬場には道路の除雪費も加わる。

 県は今年10月から1年間の運行実績を見た上で、走行距離に応じた補助を行う予定。市政策企画課は「サービスの充実には、県の補助は欠かせない」と訴える。



 旧過疎地域対策緊急措置法が施行された1970年度から2008年度までに、県内で過疎対策に投じられた費用は約3兆3000億円。大半は、水道や道路、交通機関など生活基盤の改善に充てられた。生活環境を整え、都市部への人口流出を防ぐことを目指した。しかし、県内の過疎地域の人口は1965年度の約46万3000人から05年度は約30万4000人にまで減少。15年後には約21万人にまで減る見通しだ。

 県は今年度、農林水産業振興を、過疎対策の柱に加えた。農業振興の核に据えられるのが、全国最多の167法人が活動する集落法人の育成だ。農機などの購入補助から、販路の開拓など経営の指導まで、多岐にわたる支援を行い、農地を集約し、採算性を高めることで、農業に競争力をつけることを目指す。

 県新過疎対策課の望月徹課長は「若者が定住し、新住民を呼び寄せるには、生活基盤整備だけでは不十分。地域の活力が必要だ」とする。



 標高270メートルを越える庄原市口和町に、地域の2集落全41戸の3分の2を超える32戸から集落法人「ファーム永田」に託された約25ヘクタールの農地が広がる。減農薬コシヒカリの販売が好調で、08年度の売上高は2300万円を超え、加盟農家に計1300万円を還元した。成功例として各地からの視察も多い。

 ただ、会員のいびつな年齢構成が先行きに影を落とす。60歳以上の人が23人に上る一方、働き盛りの30〜50歳代が12人しかいない。

 代表理事の三上頼徳さん(73)は不安にかられることがあるという。

 「県には農業振興を続けてほしいが、それだけで地域が守れるんか。10年、20年後にここに何人が残っているんじゃろうか」

 過疎地域の魅力をどう引き出すのかが、行政と地域に求められている。

(2009年10月28日 読売新聞)


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