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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

521チバQ:2009/11/07(土) 22:29:27
http://www.chugoku-np.co.jp/senkyo/kenchiji/09/news/Kn09110604.html
架橋計画、迫られる決断 鞆の将来に大きな岐路 '09/11/6

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 ▽地元住民ら熱い視線

 広島地裁が先月、景観を「国民の財産」と評価し、広島県知事に埋め立て免許を交付しないよう命じた福山市鞆町の鞆港埋め立て・架橋計画。8日投開票の知事選で決まる新知事は、計画を推進するのか、司法の判断を踏まえて転換するのか―。福山市や地元住民は、16年ぶりのトップ交代に熱い視線を注いでいる。

 「水や建物、山が一体となって景観を形成している。鞆架橋計画が実現すれば、まったく別のものになる」。4日に鞆町を初めて視察した国際記念物遺跡会議(イコモス)のグスタボ・アローズ会長は、鞆の歴史的景観に及ぼす影響を懸念し、計画の再考を求めた。

 景観保護を理由に、知事に埋め立て免許を交付しないよう命じた広島地裁の判決も、アローズ会長の主張と似通う。これに対し、県は昨年、国土交通省へ鞆港の埋め立て認可を申請した際、景観へ及ぼす影響も考慮したうえで、道路事情の改善など「鞆町の生活基盤整備には計画が必要だ」と結論付けた。

 トップ方針で左右

 広島地裁の判決を不服として控訴した県は、訴訟の当事者であるだけではない。福山市とともに鞆架橋計画の事業主体であり、一方で、国交省の認可を前提にした埋め立ての免許権者でもある。知事の方針は、計画の行方を大きく左右する。

 今期で引退する藤田雄山知事は、計画推進の立場を取ってきた。ただ、国交省が県に求めた補足質問に回答できていない状況に、福山市側には不満もくすぶる。ある市議は「金子一義前国交相が1月、『国民同意』が必要だと発言して以降、足踏みしているように映る」といらだつ。

 早期着工を目指す市にとって、県との共同歩調は欠かせない。羽田皓市長は4日の記者会見で、新知事と早期に面会し、鞆架橋計画について協議したいとの考えを示した。

 「新しい知事には、国に早期認可を働き掛けてほしい」と、鞆架橋計画の推進を求める地元の期成同盟会の大浜憲司会長(61)は望む。一方、計画に反対する住民グループの松居秀子代表(58)は「トップ交代を機に白紙撤回を」と訴える。

 架橋計画について知事選に立候補している新人5人の訴えは賛成、反対、判断保留に分かれている。

 原案策定から26年

 県が1983年に計画の原案を策定して26年。賛否をめぐる住民間の議論は平行線をたどってきた。「どんな形であれ、早く結論を出してほしい」と願う住民は少なくない。

 認可するか否かを決める国交省は、訴訟や県の動向を見守る方針でいる。年間170万人が訪れる観光地でもある鞆のまちづくりをどう進めるのか。新しい広島県政のリーダーは、全国的に注目を集める公共事業のかじ取り役を担うことになる。(野崎建一郎、門脇正樹)

 ●クリック 鞆港埋め立て・架橋計画

 鞆港の約2ヘクタールを埋め立て、港を横断する長さ約180メートルの橋を架ける計画。事業主体は広島県と福山市で、幹線道の幅が狭い町中心部を迂回(うかい)する県道を整備し、港湾施設や駐車場も造る。


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