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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

1名無しさん:2012/07/23(月) 20:55:39 ID:FfmC0Dnw
勝手にスレを立てさせて頂きました。

薄汚い妄想だろうが職人のSSにも満たない話など、何でも良いから書きたい事は此処に書け!

Q、何か書きたいけど投下する勇気が持てない…
A、恐れるな! 勇気と誇りを持って書きこもう! 我々はアブノーマル! どんな話(餌)にも食いつくのだからぁッ!

76適当:2012/09/11(火) 20:06:33 ID:Iezo9s2A
>>75
ギリギリOKってレベルですね(汗)

まぁ、タイトルは読み手にお任せします。主人公というのは本当は死んではいけないというルールにのっとれば、途中から彼女(ソル)に移っているという考え方もありです(笑)


主人公変わる小説って…どうなんだ…(汗)

77名無しさん:2012/09/11(火) 20:18:34 ID:N2/NWZHU
投稿乙です。
リアル動物…今まで全くなかった解釈での話ですね…
力関係により淘汰されてしまう動物の悲哀と現実…

78名無しさん:2012/09/12(水) 01:38:01 ID:btkpGgMs
途中グラエナと会話が成立してしまってように見えますがレオはポケモンと話すことができないのでは?

79適当:2012/09/12(水) 06:44:44 ID:4oBeYbjc
いいところに気がつきましたね。グラエナと話せているのは、ソルから鳴き声で会話するやり方を習ったからです。

レオはグラエナ達に復讐したい。言葉も通じあわさなければ言いたいことも何もわかってもらえず、ただ暴れてるだけになってしまうからです。

ソルから習う下りを入れれば良かったですね…すみません_(._.)_


それと、IDを見てもらえばおわかりになって頂けると思いますが、足跡=適当です。

このスレに書かないで新たにスレッドをたてたのには理由があります。レス1に書いたように、選択式小説が成立しにくくなるからです。

もしも、このスレに投稿してしまったら制限(足跡トピのレス1を参照)をつけられず他の人の感想や意見が指定アンカの間に入ってきてしまいややこしくなってしまいます。

以上、上記の理由で誠に勝手ながらトピ作成致しました。

私、適当(足跡)自身がこのトピに投稿するのは、完結型SSだけにさせていただきます。【MARTER BALL's SLAVE】は長編ストーリーです。

80名無しさん:2012/09/12(水) 21:09:20 ID:qnejG94w
>>79
>>78の質問に対して、グラエナと話せている理由があるのなら、作中でそれが分かるようにしたほうがいいのでは。
このように、作者に確認しなければ分からない部分があると、読んでいる最中、読者側からすればそれがひっかかり読みにくくなってしまう気がします。
小説は漫画とは違い、文章だけで場面もキャラの感情も、すべての事を表さなければなりませんからね。分かりやすい描写は第一ではないかと思われます。

81名無しぃぇ:2012/09/12(水) 22:18:50 ID:646R8/AE
ここはチラシの裏ですし、「ここがこうだったら…」「あれがこれがったら…」っていうのはなしにしませんか?
文字通りチラシの裏の殴り書きをみんなで見るような場所ですし、アドバイスを求めている作品にだけアドバイスを付けてはいかがでしょうか。
だれしも最高の作品を作りにここにいるわけではありません。かくいう僕もwikiに来た当初は上達なんて考えずに自己満足のままに小説を書いておりました。
>>79さんがテキトーに書いているとは言いませんし、自己満足の小説だと決めつけることはできないのです。>>79さんは小説完結時にアドバイスを求めているわけではありませんので、そこまでいろいろ指摘するのはちょっと…。
妄想爆発は大上等のはずですから銃器を使おうが世界が滅ぼされようがチラシの裏に書かれていることですし、そこまで技術的な面を指摘するのはどうかと思いますよ。
アドバイスを求めた人だけにアドバイスを。  そうでない小説はチラ裏作品として盛り上げていくことを考えてコメントしてみてはどうでしょう。
そうでないと、wikiとあまりここの空気が変わらなくなってしまいwikiと比べての敷居の低さ(笑)になってしまうのも時間の問題かと思われたので書かせていただきました。
どうか、チラ裏を盛り上げ、かつ誰でも気軽に書き込める場にするためによろしくお願いします。

82名無しさん:2012/09/12(水) 23:04:52 ID:XxkpSNXg
そして肝心のアドバイス求めてる人はコメント乞食だの何だの言われるんだよねえ。

83名無しぃぇ:2012/09/12(水) 23:18:10 ID:646R8/AE
要はめいっぱい叩きたいだけにしか見えないのですよねぇ(苦笑  いや、皮肉でも批判でも悪口でもなくホントのホントに。
……このままだと環境のせいで、古参は離れ、新人は潰れる…とか本当にありえそうで危機感感じているのですよ〜。とは言ったものの僕らが打破できる問題ではないですし。
以前のチラシの裏に批判的なコメントは珍しかったのですが、ここも時の流れと風潮には逆らえないのでしょうかね。
どんな文章も受け入れる。それがチラシの裏のはず。  そこに書かれた内容を批評するなんて、チラシの裏らしくもないですよね。

これ以上は雑談になりそうなので、僕はこの辺で控えさせていただきますね。どうするかは、僕が決めることではありませんし大衆が場の雰囲気を形成するのですから、どうこうしようとも考えておりませんね。

84適当:2012/09/12(水) 23:30:28 ID:4oBeYbjc
まぁ、皆さんの言うとおりですよ。逆に指摘していただいてありがたく思っております。

私自身も書き上げた時に感傷に浸ってしまい(←ダメな例)ソルとレオの親密なところも書き足せば良かったなぁと思っています(笑)

ストーリー作るのって難しいですね。今銃器を使わずに某ゲームのステルスアクション(戦闘中心ではなくあくまで隠れる)を考えているのですが……まぁ〜かなり無理矢理の展開になってしまい、現実味が全く感じられないようになってしまいます。(爆)


勝手にトピ立てした件は、本当にすみませんでした。m(__)m
新しいポケモンの技はあまりわからないので、ファイヤーレッド・リーフグリーンまでのポケモンで何とか構成したいと思っています(笑)

後日公開するかもですが、選択式小説はさすがに断念せざるを得ないと思います。(汗)

プラチナから新しく出た作品はほとんどわからないんですよね…実は(汗)

さすがに、「じゃあポケモン図鑑買えば良いじゃないか」という意見はご控え下さいm(__)m

そこまでしてまで、小説にするくらいなら私自身は書かない方がマシだと思っておりますので……

あっ、ポケモンに対する愛情が無いわけではないですよ?ポケモンは好きです。愛らしい動物モデルタッチですし……

85名無しさん:2012/09/13(木) 00:05:05 ID:6vjFphzI
とりあえず>>83は落ち着いた方がいいと思う。
今のところ意図的にかつ本心から悪意をもって作品を叩いてる人はこの場にいないはず。
wikiの方もそうだがいちいち神経質になり過ぎだ。
そもそも他人からの反応を見たくなければこんな場所に作品を投稿する必要もないはず。
ましてや作品に対して感想や意見がつくのは自然なことでそれらに対して批判をするのはどうかと思うな。

86名無しさん:2012/09/13(木) 12:31:01 ID:laHoVAhA
私は>>81の意見に同意。
上を目指すための練習の場として書いてる人には指摘でもアドバイスでもしてやれば良いけど、垂れ流した妄想にまで難癖つけるなって思うよ。

内心、意見イラネって思ってても言ったら叩かれるしスルーしても叩かれるから仕方なく「指摘ありがとうございます」って言ってる人も中にはいるんだよ。少しは察してくれ。

87名無しさん:2012/09/13(木) 20:37:24 ID:YjdzTMI.
>>86
恐らく>>80のことについて言っているんだろうが、妄想に難癖つけてるような文は見当たらないけどな。

いくらいらないからってスルーするのはよくない。読んでくれた上に指摘してくれたんだから、ちゃんと返事をするべきでしょ。
それが嫌なら伝えなきゃ。ネットなんだからそういう感情は書き込まなきゃ読者には分からないんだし、
今まで「意見はいらない」といって叩かれた人なんていた?仮に叩かれたにしても、ちゃんと説明すればいいじゃない。
それでも分からない人はどうしようもないけどさ。
…とはいえ、思ったことをほいほい口に出すのもどうかとは思うけどね(汗)

自分は>>85の意見に同意。
チラ裏はイレギュラーともいうべき作品も投稿OKという場所であって、意見などがくるのは極普通のこと。
その点だと>>80はチラ裏の作品なのに言いすぎなところもあるけど、
>>1にもあるように「書きたいけど投下する勇気がない」作品なら、今後の作品への参考として少し厳しい多少あってもいいと思うんだ。
それで自信を持てるようになって、wikiの一作者になったりする人が出れば、この場所の評判もよくなっていいと思うんだけどな。

それに、作品的に見れば読者に分かるように書くのは基本中の基本といえることだと思う。
作者は自分の考えた作品だから当然頭の中で皆分かっている。でも読者には作者の文がなければ細かい情報は読み取れないんだから。

逆に>>81の方が過剰反応しているように見える。
>>80は別に>>79が適当に書いているなんて言ってないし、「ここがこうだったら云々」じゃなくて、
単に「分かるように書いた方がいいんじゃないか」って助言してるだけでしょ?
上に書いたように、「作者が理解していても読者には分からない」なんてことがあると、作者側にとっても気持ちよくないと思うんだ。
自分の作品をより理解してもらえた方がそりゃ嬉しいってもんでしょ。

そういう目でみりゃ、>>80の指摘って普通なんじゃないの?ということを少しだけ。

88名無しさん:2012/09/13(木) 20:41:35 ID:YjdzTMI.
言葉が抜けている部分がありました(汗)
・少し厳しい多少あっても〜→少し厳しい<意見が>多少あっても〜

89名無しさん:2012/09/14(金) 02:37:14 ID:7XAonnyg
>>86
人からなにか言われるのが嫌ならあらかじめ断りを入れておけば問題ないと思う。
そこで内心だけに留めておいたら誰にもわからないだろうし。

90適当:2012/09/14(金) 15:57:27 ID:XQSv2wqg
新作出来ました。今から投稿しますので温かい目で見守って下さい(笑)

91適当:2012/09/14(金) 16:00:32 ID:XQSv2wqg
題:こっくりさん


【こっくりさん】という遊びをご存知だろうか。【五十音】と【はい】と【いいえ】と【鳥居】が書かれた紙に10円玉を置き、最低3人以上で例の呪文を唱え霊を呼びよせる不思議な遊びである。こっくりさんは一説には、本当に狐の霊が出てくるとされているが、多くの場合は死んだ者の魂をランダムにあの世(霊界)から呼び寄せている。それ故、どんな霊魂が来るかはこっくりさんを行う者もわからない。最悪の場合は全く帰りたがらない霊が来てしまうので、当たりハズレが大きい呪い(まじない)遊びともいえるだろう。
だが、時には死んだ者の魂ではなく本当に狐の霊が来てしまうこともある。これは、その狐の霊を呼び寄せてしまったある3匹の中学生の物語である。


これは、本当にあった事なんだけどね。僕達はある日こっくりさんをやってしまい、本当に実体の狐を呼び出しちゃったんだ。こっくりさんをやったのは、僕達の学校で異常にはやっていたからなんだ。みんなも学生時代に経験してるよね?子供というのは、本当に好奇心旺盛で何でもかんでも確かめたくなっちゃうんだ。僕達が実行するきっかけになったのは、ある日の給食時間が原因だったんだ。


広々とした教室の一室にポケモン達は食事をトレーに盛り付け、机をテーブルにし椅子に座って楽しく給食を取っていた。ある場所に雄3匹雌3匹と向かいあって座り食事を取りながらお互いに会話していた。

「わたし達ね、昨日こっくりさんやったの〜!!」
「それでね、ヒノちゃんが見つからなかった物を試しに“どこにあるの?”って聞いたら、10円玉を動かして答えてくれてね。」
「言われた通りに、その場所を探したら…本当に見つかったの!!長い間ずっと探して見つからなかったのに、すごくない?」
「すごい…」
「すげぇな…」

初めに会話を切り出したのは、僕の真っ正面にいるヒノアラシのヒノちゃんだった。後々続いたのが、ヒトカゲのあかねちゃん、アチャモのあきちゃんだった。僕達は二匹して感嘆の声を上げてしまった。もう一匹は、まだ黙々と給食食べているから聞いてなかったんだと思うけど…。あっ、僕はゼニガメの太郎って言うんだ。隣に座っているのがワニノコの次郎君とミズゴロウの三郎君だよ。僕達はその話を聞いて、女の子達からやり方を聞いたんだ。あんなすごい事を言われたら誰だってやりたくなるものでしょ?それに、僕達中学生とまだまだ子供だったしね。

92適当:2012/09/14(金) 16:06:18 ID:XQSv2wqg
僕達は放課後教室に残ってこっくりさんをやる事になった。


放課後
「よし、校内には誰もいないよな?」

教室の外を確認し、教室内へと戻ってきて次郎は言った。

「うん。みんな帰ったよ。今日は部活動はみんな休みだし、テスト期間だしね。」
「というか、テスト期間に残ってるのってマズくないか?見つかったら何言われるかたまったもんじゃねぇぜ?」
「いいんだよ。こっくりさんに明日のテストの答えでも教えて貰えりゃ、儲けモン何だからな。」
「というか、次郎君ってそれが目的でこっくりさんやろうとしたの?」
「う…、それを言うなよ。」

太郎に図星を見事につかれた次郎は少しばかりたじろぐ。

「まぁ、いいじゃねぇか太郎。俺達も説得するんだし…」
「そうだね。」
「んじゃ、ちゃっちゃと終わらせちゃおうぜ。先公がくる前に。」
「先公っ…てお前それいつの時代だよ?今を生きろバカ。」
「うっせーな。漫画で覚えたに決まってんだろうが。タコ」
「あ〜、あ〜二人ともケンカはよして。先生きちゃったらもうやるチャンスないよ?」
「それも、そうだな。」

次郎と三郎が言い合いお互いの雰囲気が悪くなり始めた瞬間に、太郎は二匹の仲裁に入った。二匹はやむを得ずに承諾する。三匹時計を見て、急いで生徒達の机を前方の席を1つだけを残し机をすべて後方へ寄せる。その後、すぐに専用の紙を取り出し机の上へと置いた。机の上に置いた用紙の鳥居のマークに10円玉を置き例の呪文を三匹は一斉に唱え始める。

『こっくりさんこっくりさん、どうぞいらして下さい。いらっしゃいましたら、【はい】へお進み下さい』
“おい…”

三匹は例の呪文を唱えたが、10円玉は微動だにしなかった。その代わり何やらどこからか奇妙な声が聞こえてきた。

「ん?ねぇ、今何か聞こえなかった?」
「はぁ?何言ってんだお前。聞こえるわけねぇだろ。真面目にやれ。」

太郎は奇妙な声に耳を疑い二匹に訊ねるが、次郎は即座に否定した。太郎は少し首を傾げながらも、二匹に続き呪文を唱える。

『こっくりさんこっくりさん、どうぞいらして下さい。いらっしゃいましたら【はい】へお進み下さい。』
“おい!!”

再度唱えるが、一回目と変わらず10円玉は動かない。しかし、どこからか聞こえる奇妙な声は次第に大きさを増していく。

93適当:2012/09/14(金) 16:13:07 ID:XQSv2wqg
「ほら!!ねぇ、今の聞いた?誰かいるよ、絶対いるって!!」
「だ〜から、お前何言ってんだよ?そんなヤツいるわけねぇだろ?」
「先生も職員室だしな…」

太郎は奇妙な声が大きくなっていることに気づき、二匹に注意を呼びかけるが、二匹は怪訝そうな表情で“何を言ってるかわからない”とばかしに首を傾げている。太郎は二匹の態度に“自分はどこかおかしいんだな”と心の中で納得させ再び例の呪文を二匹に加わって唱える。

『こっくりさん、こっくりさん。どうぞいらして下さい。いらっしゃいましたら【はい】へお進み下…」
「おい!!」
『うわぁ!!』
“あっ…10円玉から指離しちゃった…”

三匹は後方から聞こえる怒鳴り声に思わず腰を抜かす。腰を抜かした為か、三匹とも10円玉から指が離れてしまった。それと同時に声の主は、怒りの表情を苦痛の表情に変え頭を抱えて苦しみだす。

「ぐわぁぁぁ!!頭が割れるように痛い…貴様ら10円玉から指を離しおったな!!早く指を置けぇー!!」
「バ、バカ!!早く10円玉に指を戻せ!!」

三郎は三匹が10円玉から指を離していることに気が付き、元の位置に指を戻すように素早く催促した。二匹は指摘され、慌てて同様に指を元の位置へ戻した。途端に、苦しんでいた声の主からは苦痛の叫びと苦痛の表情が消え、胸をなでおろしため息をついている。

「まったく、貴様ら10円玉から指を離すとは…私にケンカをうってるのか!?こっくりさんでは、10円玉をいかなる時でも、絶対に離すなと教えられなかったのかたわけが!!」

声の主は、10円玉を離してしまった三匹を見て、怒鳴り睨みつける。太郎はひるみながらも、相手の身の上を訊ねる。

「あの…すみませんが、どちら様でしょうか?」
「私か?私はこっくりだが?」
『ええー!!』

太郎が訊ねた質問の答えが、よっぽど予想外だったのか三匹は一斉に教室中に声を鳴り響かせる。奇妙な声の主の正体は、白い巫女服を身にまとい、りんとした表情と突き刺すような鋭い声を持った一匹のキュウコンであった。こっくりと名乗るキュウコンは、三匹の反応に顔をしかめ話し始める。

94適当:2012/09/14(金) 16:21:31 ID:XQSv2wqg
「まったく、返事しているのに振り向かないわ、10円玉から手を離すわ…おまけに、私の存在も知らないだと?バカにするのもいい加減にしろよ。」
「え…いや、だって本当に狐が出てくると思ってなかったもので…」
「思ってなかった!?はぁ…」

三匹に説教し始めるこっくりさんに三郎は正体が気がつかなかった理由を話すが、こっくりさんは深くため息をつき眉をつり上げる。

「こっくりさんが、狐だと言う説は“一番”有力なんだがな。そもそも遊びに名前に狐という漢字が含まれておるだろうが!!」
「こっくりさんに狐の漢字ですか!?どの辺に書いてあるんですか!?」
「自分で調べろ。私に頼るんじゃない。常識だぞ?恥ずかしくないのか!?」
「えー、マジですか、それはすいませんした。」
「お前言葉遣いがおかしいぞ?マジって何だ?“すみません”だろ!!」

次郎はこっくりさんに理由を言っても、常識だと言われあっさり却下された。そればかりか、自分自身の言葉遣いのあやまちのせいでこっくりさんに5分程説教されるのであった。
ちなみにこっくりとは漢字で“狐狗狸”と書く。もちろん国語辞典では全く見つからず、広辞苑ぐらいからしか出てこないような言葉である。どこが常識なんだと本人に問いつめたいところだが、何をされるかわからないのでやめておこうと思う。
こっくりさんは説教が終わるとしばらく三匹をじっと睨みつけている。太郎は10円玉に指を置きながら、この場から立ち去るように要求する。

「あの…こっくりさん、次郎君の件とか僕達が無知すぎるのはすみませんでした。謝りますから、もう帰って頂けませんか?」
「帰る?ほ〜う、お前いい度胸してるな。連日のこっくりさんに散々働かされ、ようやく休みがとれて、お昼から夕方まで気持ちよ〜く寝るつもりだった私を叩き起こし、迷惑をかけたあげくに、私をただ怒らして帰すと言うのか?お前一度私の怒りの鬼火でもくらってみるか?それとも呪い殺してやろうか?」
「えー、お言葉ですが、水タイプの僕にはあまりやめた方が…」
「お前何を勘違いしておる?地上の似たような生き物と一緒にしてないか?私の鬼火は完全にゴーストだ。魂を吸い取る技だぞ?燃やす技ではないわ。たわけが。」
「え…そうだったん…そうだったのですか…それはすみません。」
「うむ。わかればよろしい。」

95適当:2012/09/14(金) 16:27:17 ID:XQSv2wqg
未知の情報を突きつけられて困惑する太郎へ全く配慮せず、こっくりさんは“当然だ”と言わんばかりに態度を崩さない。太郎は、次郎が言葉遣いに注意を受けたので慣れないながらも、なんとか訂正し返事を返した。こっくりさんはさらに話を続ける。

「さて…どうしてくれようか。こんなに私に迷惑をかけたんだからな。」
「すみません…どうすれば、帰っていただけますか?」

ため息をつき、怒りの表情を少し和らげたこっくりさんは三匹に冷ややかな視線を送りながら言い放つ。太郎は上目遣いでこっくりさんへ訊ねた。こっくりさんは考える間もなく即答する。

「そうだな…私にご奉仕して貰おうか。」
「ご…ご奉仕…ですか?」
「そうだ、お前達三匹が全力を尽くして私を満足させるんだ。要求は私から出す。」
「え…?ちょっと待って下さい。」
「なんだお前?私にこんな口が聞けると思っているのか?呪い殺されたいか?」
「いえいえ滅相もないです!!なんでも言いつけて下さいまし。」

“今、次郎君の話し方がおかしかったけど気のせいかな?”
太郎は、次郎がこっくりさんの脅しに対し必死に首を振り、従う意志を見せる言葉を聞いて少し首を傾げる。

「よし。私を満足させれば、今日のあやまちは見逃してやろう。特別だぞ?本来はすぐさま鬼火で魂を吸い取るか、呪殺するかのどっちなんだが。お前達はまだ子供だ。さすがの私もこんな年もいかない地上の者は殺せん。」
『はい、ありがとうございます!!』
「うむ。お前達の良い所は素直さがある所だな。」

“あれ?今何か笑ったような…いやいや!!笑ってない!!僕の目がおかしいんだ!!
予想外の優しさを見せるこっくりさんに三匹は同時に感謝の意を伝えた。太郎は笑っているように見えたこっくりさんを否定し、心の中で首を振った。
太郎ばかりに聞いてもらうのも申し分ないと思い、三郎は率先してこっくりさんの要求を訊ねる。

96適当:2012/09/14(金) 16:32:42 ID:XQSv2wqg
「まずは、何をすればいいですか?」
「そうだな。私がそこへ寝そべるから、マッサージをしてもらおうか。」
「マッサージですか?どこを中心にやればよろしいですか?」
「それは寝てから私がお前達に指示する。来い。」

こっくりさんは指を鳴らし机の上の紙と10円玉を消した。三匹はそれを見て驚いて目を丸くしていたが、こっくりさんがその様子も察さずに“早く来い”と催促する。三匹はこっくりさんの言われるがままに、こっくりさんが元いた位置より、更に後方へ移動すると三匹もそれについて行く。こっくりさんは歩を止めるとその場で寝そべり三匹に続々と指示を出していく。

「お前は肩、お前は腰、最後のお前は…ふくらはぎを揉め」

私(作者)ばかり語っていては、冒頭で太郎君が言っているように体験談ではなくなってしまう為、ここからは彼にまかせることにする。


僕は肩、次郎君は腰、三郎君はふくらはぎという位置になった。僕達は、こっくりさんの指示を受けてひたすらもみほぐした、よっぽど疲れがたまっていたのかな。こっくりさんの肩はすごい硬くて、あんなすらっとした体型の持ち主とは言えないものだった。僕達が一生懸命揉みほぐしていると、こっくりさんが“あ〜気持ちいい”とか“ふぅ〜疲れがとれるわぁ”とか独り言で僕達に感想をぶつけてくる。僕達は特に返さず心の中で“そうですか”というようにしか思ってなかった。だって、自ら進んでやったわけじゃないしね。でも、“これっていつ終わるのかな…そろそろ手が疲れて来たんだけど…”僕がそう思った矢先に次郎君は口を開いたんだ。

「あのう、こっくりさん。そろそろ手を休ませてくれませんか。長時間揉みっぱなしの俺達は限界が…」
「ふ〜ん、あっそうか。じゃあ、止めるがいい。ただし、止めたらそこでお前達は私に殺されるがな。」
「す…すみませんでした!!」
「わかったらちゃんとやれ。」

97適当:2012/09/14(金) 16:38:42 ID:XQSv2wqg
僕達三匹共こっくりさんの言葉を聞いて顔が青冷めた。気持ちよさそうに目を閉じながら脅してくるんだから…。でもなぜか声は最初に怒らした時よりは、穏やかにだった。気持ちいい時間を少しでも味わっていたかったかもしれない。それにしても、あの怒ってたこっくりさんが、あんなに表情変えるんだからよっぽど気持ちいいのかな?僕は“部活で疲れてるでしょ?”と試しに姉にもまれたことあるけど、ただくすぐったいだけだったな。大人にならないとこっくりさんが感じている様な、気持ち良さって味わえないのかな。僕がずっとそんなこと考えながらやっていると、僕達にこっくりさんは話し出した。

「よし、もういいぞ。すっかり疲れが取れた。」
「は…はぁ、お気に召して何よりです。」
「あのう、満足して頂けたようですし、帰って頂けたら嬉しいなぁ…なんて…」
三郎君がこっくりさんに帰って下さいと言った時に、こっくりさんの耳がピクピク動き始めた。こっくりさんは穏やかな表情を一気に元の怒った顔に戻し、こんな風に返したんだ。

「帰る?私はまだ満足したとは一言も言っておらぬが?」
「え…」

“まだ何かやらせるの!?正直マッサージ以外に気持ちよくなる方法なんてもう無いし……。え?まさか僕達の顔を一発ずつ殴らせろとか!?冗談じゃない!!”僕がこの言葉に対して悪い方向に考えている間に、こっくりさんは次の要望を口にした。

「次は、性感マッサージをやってもらおうか」
「は?何…何ですかそれ?」
「そうか、知らないのか。まぁ簡単に言うとだな…」

こっくりさんは性感マッサージが何であるかを僕達に語りながら服を脱ぎだした。“普通みず知らずの子供の前で服なんて脱ぐ!?あなたの方が常識が無いんじゃないの!?”僕達は慌てて目を瞑ったり、後ろを向いたりしてこっくりさんの方から目線を背けた。

「どうした?はやく正面を向かんか」

僕達はゆっくりとこっくりさんの裸に目をやった僕達はみんな顔を赤くしていた。“あたり前のことだけど、女の子の裸(からだ)なんて見たことないからね!?ましてや大人の女性なんて…”と考えながらも僕はチラチラと、こっくりさんに気づかれない様に全体を見た。こっくりさんの胸は結構大きく、僕を驚かせるには充分だった。“女の子って成長したらあぁなるんだ…どうゆう仕組みであんなに胸が大きくなるのかな?服を着ている姉の胸元を見たことあるけど、あんなに膨らんでいない。

98適当:2012/09/14(金) 16:44:50 ID:XQSv2wqg
いや、別に僕はそんなに体見てないからわかんないんだけど…”僕がまたこんなことを考えていると、こっくりさんは指示を出した。

「お前は胸、お前は股、お前は…私の口だ。」

次のこっくりさんの指示は僕が口で、三郎君が胸、そして次郎君は…なんとこっくりさんのおしっこをする所だった。僕は唖然とした。時々“こっくりさん頭おかしいんじゃないの!?そこが何する所かわかっているのかな…。”と思っていた時に、次郎君もさすがに嫌そうな顔してこっくりさんに訊ねた。

「こっくりさん、あの…ここっておしっこ出す所ですよね?」
「ああ、そうだ」
「いくらなんでもそこは……」
「ああそうか、ならば私はもう帰るとしよう。この悪行をしっかりと脳裏に焼き付けて、帰ってすぐに呪殺の儀式でも始めるとしようか。お前達にはとっても“残酷な死”を与えてやる。そうだな…両親の意識をのっとって殺してもらうか。」
「ああ〜!!すみませんでした!!生意気言ってすみませんでした!!」
「ふっ、やはりまだ死にたくないだろう?だったらやれ。」

嫌がる次郎君をこっくりさんは当たり前のように脅してきた。“なんでこんな女性(雌)がこっくりさんなんてやっているんだろう…殺人鬼の間違いじゃないの?しかも、なんか呪い殺すから呪殺ってまで略してきてるし…。こっくりさんが次郎君を脅す時はなんか笑っていた気がする。”僕達はそれぞれ指示通りの場所につき、次郎君と三郎君から始めさせた。次郎君は“ここを舐めろ”と言われていたから、こっくりさんのおしっこ出す所に近づくたびに、嫌そうな顔をして泣きそうになっていた。よっぽどおしっこ臭かったのかな。次郎君は、そんなになりながらも舌をゆっくりとこっくりさんの…につけて舐め始めた。三郎君は相変わらず一生懸命やっていた。思えばこれって三郎君だけが当たりじゃない?僕は二匹がやっている様子をじっと見ていると、こっくりさんから指示がかかる。

「お前、来い。」
「は…はい。」
「ふふふ、喜べ。お前は私から初めての接吻をもらえるのだ。私は、軽くそんなことをするような女ではないぞ。」
「あの…接吻って何ですか?」
「お前達の世界でいう“キス”という物だ。」
「キ…キス!?」
「口と言ったらこれぐらいしかやることがないだろ?そんなこともわからないのか、たわけが。ほら来い。」
「ちょ…まっ…うっぷぅ!!」

99適当:2012/09/14(金) 16:50:35 ID:XQSv2wqg
僕は突然のこっくりさんの要求に対して、抵抗しようとするも、こっくりさんが両前足で僕を掴んで、僕の口を自分の口へと無理矢理近づけた。こっくりさんはなぜか僕の口の中に舌を入れて来た。本当は嫌だったけど、断ったらまた“呪い殺す”とか言い出しかねないから、僕はこっくりさんの舌を受け入れた。“こっくりさんは舌を僕の舌に絡ませて来たんだけど…これってキスなの!?キスってお互いの唇同士を軽く触れさせるやつじゃないの!?”僕がキスとは何であるか懸命に考えている間に、こっくりさんは口を話した。離した時よだれがこっくりさんの首にポトリと落ちた。その後こっくりさんは何かわからないけど、表情を次第に苦しそうにして叫び声を上げた始めた。“苦しいんだったら止めればいいのに…”僕がそんな事を思っていると、次郎君の方から何やら不思議な透明の水が噴き出した。勢いがついていたこともあって次郎君の顔にべっとりとそれがついた。次郎君は突然飛んで来た液体に目を瞑り、こっくりさんに訊ねた。

「うわ!!こっくりさん…これって…」
「心配する…な。決し…て汚いものじゃ…ない。簡単に言えば、私の愛の印だ。受け取っておけ。」

次郎君が謎の液体について質問すると、こっくりさんは息を切らしながらとんでもないことを言った。“愛の印!?どう考えても違うよね!?おしっこする所から出たんだから、汚い以外何でもないでしょ!?しかも叫びながら愛の印出すって…苦汁の間違いなんじゃないの!?”僕と次郎君はこっくりさんの訳がわからない発言に目を丸くしていたけど、こっくりさんは遠慮こちらの事なんか遠慮せずに、再度次郎君に指示を出した。

「ん…なんかまだ出そうなんだ。もうちょっと舐めてくれぬか?」
「は…はぁわかりました…」

次郎君はもう慣れたのか、それともあきらめたのか、こっくりさんの指示通りに再びこっくりさんの…に近づけ舌で撫で始めた。それと同時にこっくりさんが何やら言葉を発しているかどうかもわからないような叫び声を上げ、色がついた液体が勢いよく飛び出した。あたり前だけど、顔を近づけてる次郎君は避けようがないんだよね…。次郎君はまた目を瞑り、嫌そうな顔をしてこっくりさんに訊ねた。

100適当:2012/09/14(金) 16:55:49 ID:XQSv2wqg
「うわぁ!!これってまさか…ひっくび…ど…い゛でずよごっぐりざん。」
「はっはっは!!何か出るとは思っていたが案の定だな。ああ…気持ちいい。放尿による快感がここまですばらしいものとは…。」

次郎君は大きな目に大粒の涙を浮かべて泣いていた。次郎君って他のポケモンに簡単に涙を見せる男の子じゃないんだ。だからさすがに、“これはかわいそうだなぁ”と深く同情した。笑ったこっくりさんを少し睨みつけてやった。“何が可笑しいの!?”と思いながら。でもすぐにこっくりさんが僕の方を向いたので、元の表情に戻した。こっくりさんは僕に指示を出した。

「興奮してくるな。私だけ気持ちよくなるのは、申し分ないものだ。おい、お前。陰茎を出せ。」
「陰茎って何ですか?」
「“おちんちん”のことだ。」
「お…ってそれはいくらなんでも!!」
「はやく持って来いほら!!」
「うわぁ!!ちょ…まっ…」

するとこっくりさんは、おもむろに僕の制服を脱がし僕のモノを口に含む。僕のモノは次第に固くなり脈を打っていた。それに、さっきまで嫌だったこっくりさんのご奉仕が、そうでもないように思えてきた。“僕って変態なのかな…?”僕はこっくりさんの舌で、モノの先を撫でられながらもそんな事を考えてたけど、だんだん気持ち良くなってきて、僕の呼吸は激しくなり、頭では何も考えられなくなった。

「こっくりさん…な…んか出ま…す。口をどけて下さい。」
「ん?ほうか。だひてもいいぞ。」
「え…ちょ…うわぁ!!もう限界だぁー!!」

僕のモノから出た何やらわけのわからないものは、こっくりさんの口の中に勢い良く発射された。こっくりさんは嫌な顔せずに、それを舌ですくい飲んでいた。僕にはそれが全く理解できずにおもむろにこっくりさんに訊いてみた。

「あのぅ…嫌じゃないんですか?おしっこする所から出た物だから…きっと汚いですよそれ。」
「ん?そうか?汚いはないと思うぞ?それに何やら心地良い味がした。こんな味は霊界に存在しないな。」

“心地いい!?それってまさかここから出た液体が、“おいしい”とかでも言うの!?僕も舐めてみようかな……はっ!!バカバカ何で舐めようとしているんだ僕は!!おいしいわけないじゃないかこんな物!!”こっくりさんは意味不明な感想を言った後、次に次郎君を呼び寄せた。

101適当:2012/09/14(金) 17:00:49 ID:XQSv2wqg
「次はお前だ。その前に顔をかせ」
「えっ…はい」

次郎君は涙目になりながらもこっくりさんの言う通りにしたがって顔を近づけた。次郎君が顔を近付けるとこっくりさんは汚い液体がついている顔いきなりなめ始めた。次郎君は急に舐められたから、びっくりして目を開けていた。こっくりさんが次郎君の顔を舐め終えた後に、味の感想を言い出した。

「まずいな…それに臭い。それは、嫌がるのめ無理はない。」
「うっ…はぁはぁ…こっくりさんなんか体が熱く…何をしたんですか?」
「うっ…はぁはぁ…こっくりさんなんか体が熱く…何をしたんですか?」
「ほう、顔を舐められて興奮したか。どれ、お前の“おちんちんも出してみろ。」

するとこっくりさんは次郎君のズボンを脱がした。次郎君のモノも立派になっていて子供が持ってるとは思えないくらいの大きさになっていた。こっくりさんはあらわになった次郎君のモノを集中にしゃぶり出した。次第に次郎君がなんか苦しそうな表情をして息を荒くして、顔を真っ赤にしていた。

「うわぁー!!こっくりさん、俺もう出そうです!!」
「そほか、なら出せ。」
「う…うわぁー!!」

次郎君は叫び声を上げて僕と同じようにこっくりさんの口の中にめいいっぱい出した。入り切らなかった、白い液体はこっくりさんの口からこぼれでていた。こっくりさんは、目を上に向けて口に含んで、しばらく味わってから飲み込んでいた。“本当にこの女性は何やってるんだろう…全く意味がわからない。”喉をごくりと鳴らすとこっくりさんは味の感想を言った。

「うむ。かすかにだが、微妙に味が違うな…という事はお前も違うのか?」

こっくりさんは残った三郎君を手招きして近くに寄せて僕達と同じ事をした。三郎君も息を荒げて、こっくりさんの口の中に白い液体を出した。次郎君のときにもう見えちゃったから、何色だったかはすぐにわかった。

こっくりさんは次郎君の時と同じように三郎君のモノから口を離し、口を閉じて目線を上にしてしばらく味わっていた。僕達三匹はその行動に口を開いたまま唖然として見ていた。ようやく飲み込むとこっくりさんは味の感想を言った。

「やっぱり違うな。これが遺伝子の差異ってヤツなのか?」

102適当:2012/09/14(金) 17:05:26 ID:XQSv2wqg
“いや、汚い液体を含んで味のソムリエみたいに言われても…。”そう言いたかったけど、こっくりさんがせっかく気分を良くしているので言うのを止めた。ここまで機嫌を良くする為に、僕達はかなりの労力を使ったから台無しにしたくなかった。次郎君と三郎君はまだちょっと息が上がっていたから、かわりに僕がこっくりさんに帰るように催促した。

「満足していただけましたか。ではお帰…」
「お前何を言っておる?今までやったのはほんの戯れ(たわむれ)だぞ?これからが本番じゃないか。私はもう興奮し過ぎて、何か知らないが股から液体が溢れてきているしな。」

こっくりさんが前足で自分の股へと指差す。僕達三匹は言われるがままに見てみると、また目を丸くして口が開いたままふさがらなかった。“何でこんなに出ているんだろう…トイレに行き忘れたのかな?出てくる意味がわからない…しかも本番って……どこをどうするの?もうやる場所がないんじゃ……。”僕がそんなことを考えているとこっくりさんは指示を出した。

「今度はお前の“おちんちん”を私の股に入れるんだ。」
「は?入るわけありませんよ。だってそこっておしっこする所ですよね?」
「はぁ…お前は何も知らないんだな。じゃあ、お前はどうやって地上に生まれて来た?お前は母親のここから生まれたんだぞ?」
「えー!!」
「お前は全く…幸せのコウノトリとかいう送り鳥(デリバード)が運んで来たとでも思っておるのか。」
「はい、すみません思っておりました…。」
「たわけ。そんな訳なかろう。まぁ、そんなことは自分で調べろ。私はそんな事を教えに来たんじゃないからな。」

こっくりさんは、やれやれと言った表情話を無理矢理終わらして、僕のモノを再びくわえた。沈んでいた僕のモノは再び固さを取り戻した。それを見るとこっくりさんは、僕のモノを自分の股の開いている所に入れるように指示した。僕は何の為にそんな事をするのかわからなかったので、思わず口にしてみた。

「ここに入れるんですか?」
「ああ、そうだ。」
「入るんですか?」
「それは、わからん。やってみなければ。わからぬわ」
「じゃあ、入れますよ?」

103適当:2012/09/14(金) 17:10:38 ID:XQSv2wqg
僕はこっくりさんに了解の承諾をもらうと、固くなった僕のモノをこっくりさんの股へ入れた。“けど、何か変な感じがする。こっくりさんが炎タイプだからか知らなかったけど、やけに中が熱い。それに締め付けられて苦しい。”僕がそんな事を思いながら全部入れようとすると、何かにあたって入らなかった。僕は疑問に思いこっくりさんに訊ねた。

「あの…こっくりさん。なんか壁みたいな物があって、これ以上進めないんですけど…。」
「ん?そうか、破って良いぞ。完全に奥まで入れるんだ。」
「そうですか、じゃあ。」

僕はゆっくりやっても破れそうになかったので、思いっきりこっくりさんの壁を破った途端に、こっくりさんは叫び出した。

「痛ったい!!貴様優しくやれよ!!呪い殺すぞ!!」
「え!?ああ、すみませんでした。で、この後どうすればいいですか?」
「いたたた…ちょっと待て、私が指示するまで何もするな。」

こっくりさんはこれまでの態度からは、想像出来ない程目から涙を流し痛みを訴えた。“あんなに勢いづいて僕達にどんどん指示していたこっくりさんが、中断を申し出るなんてよっぽど痛かったのかな…。”痛がっているこっくりさんを見て“何だか悪いことしたな”と思っていた。ようやくこっくりさんは痛みがひいたのか、再び僕に指示を出した。

「よし、動け。私を突くような感じでだ。」
「突くですか。わかりました。」

僕は、徐々にこっくりさんのナカをつき始める。突く度にこっくりさんは、叫び苦しそうな表情を浮かべている。“やっぱりまだ痛むのかな…大丈夫かな。あれ?何でさっきから僕はこっくりさんの心配ばかりしているんだ?こっくりさんよりも呪い殺される状況下にある、僕達の心配をするべきじゃないか!!自分の心配をしろ!!自分の!!”僕は独りでに考えツ独りでにツッコむけど、突く度にだんだんと気持ちよくなって、次第に何も考えられなくなる。“こっくりさんって本当に気持ちいいのかな?でも、苦しいだけだったら僕達に強要しないよね?”僕が快感の中で必死に働かない頭を動かしていたら、次第に僕のモノは限界を訴え始めた。

「こっくり…さん…はぁ…もう…出そ…う…です。」
「あっはぁ!そ…そうか、出…しぃ…ても…はぁ…」

僕は特に叫び声を上げることなくこっくりさんの中へ出した。

104適当:2012/09/14(金) 17:16:57 ID:XQSv2wqg
さっき話してた内容からすると、もしかしてこれが?こっくりさんは苦しそうな表情が一気に和らぎ優しい…というか何かの気持ちに浸っているような表情を見せた。

「はぁ…すごいぞ。こんな感覚は始めてだ。お前の精子が私の膣(なか)に入ってくる。」
「はぁ…はぁ…こっくりさん、1つ訊いてもいいですか?」
「ん?なんだ?」
「僕は気持ちいいですけど…こっくりさんは気持ちいいんですか?」
「あたりまえだろう。何を言っておる?気持ち良くならなければ、する意味がないだろうが。たわけが」

僕はそれを聞いて心の中で“やっぱりそうか”と思いつつもまだ心の中に残っていた罪悪感が一気に吹き飛んだ。“こっくりさんも気持ちいいならもう遠慮しないで、自分が助かることだけを考えよう”と僕は密かに思い直していた。

「よし、次、ワニのお前、この亀の子と同じ事をするんだ。」
「わかりました。」

こっくりさんは次に次郎君を指名した。次郎君のモノは、こっくりさんがわざわざ口に含まなくてもすでに固かった。“あれ?次郎君素直になった…ってことはやりたかったのかな?こっくりさんも僕達のことただお前とか貴様とかだけじゃなくて、特徴も入れてくれた。ってことはこっくりさんも相当機嫌良くなっているんじゃ…。”僕が二匹の会話から推測している内に、二匹はすでに行為を始めていた。次郎君も僕と同じく気持ち良さそうに叫んでいる。次郎君も僕と同じく、突く度に息が上がっていた。こっくりさんも僕の時と同じように、気持ち良さそうに叫んでいる。

「っはぁ!!…ああん!!ん…んはぁ…」
「こっ…くりさ…んの…中すごいです…ね。」
「んっはぁ!!…そ…そうか?」

次郎君がこっくりさんのナカの感想を言っていたけど、こっくりさんはもう声がかすれて返せなくなっている。次郎君はこっくりさんの指示を無視してだんだん速く動いていたけど、こっくりは特に怒る様子もなかった。“それどころかさらに表情を緩めているような気がする…。”二匹の行為を見ながらずっとそんな事を考えていると次郎君が叫び声を上げ始めた。

「あっ!!こっく…りさ!!ん。俺もう…限界…です。」
「そ…う…か…出せ。」
「うっ…うわぁぁぁぁ!!」
「ひっ…ひゃあああ!!」

105適当:2012/09/14(金) 17:22:19 ID:XQSv2wqg
こっくりさんはもう気持ち良くて叫んでいるのか、怖くて叫んでいるのかわけもわからない叫び声を上げた。“これって悲鳴だよね?”悲鳴を上げたこっくりさんは、息を切らしながらも行為の感想を語り出した。

「はぁ…はぁ、中出し状態での性行為がこんなに気持ちいいとはな。」
「こっくりさん、大丈夫ですか?もうやめた方が…。」
「はぁ…うむ。まぁ、そうしたい所だが、二匹の精子が入っている状態でやると、どこまで気持ちいいのかが知りたくなってきたな。」
「えっ…ってことは俺も」
「当然だ。私は、大丈夫だ。さぁ、来い。」

三郎君は免れるかと思ったけど、やっぱりだめだったみたい。三郎君のモノも沈んでいたので、こっくりさんが口に含んですぐに大きくした。こっくりさんの指示を受け三郎君は股へと移動するわけだけど、そこで三郎君は目を丸くして呆然としていた。

「こっ…くりさん。すでに中から溢れてきてますけど…これって入れても大丈夫なんですか?」
「大丈夫だ。さぁ、来い。」
「わ…わかりました。」

三郎君は念入りに確認するけど、こっくりさんは当たり前のようにOKサインを出した。三郎君が指摘した場所を見たら、僕達のモノから出た白い液が、こっくりさんの股の間から流れて白い水溜まりを作っていた。三郎君もさんざん僕達が意見をすればどうなるか知っていたからすぐに腰を動かし始めていた。

「うっ…なんか…すげぇ…ヌルヌルしてる…」
「あっ!!…すごい…こんな感覚は一度も味わったことがない!!くせになりそうだ!!」

三郎君は顔をしかめて気持ち悪そうにしてたけど、こっくりさんは今までにないテンションで叫んでいた。“僕達二匹はナカの締め付けを感じて気持ち良かったけど…さすがに三郎君はそれすら感じられなかったのかな。”三郎君は嫌々ながらも腰を打ちつけていた。こっくりさんは苦しそうな嬉しそうな表情をして気持ち良く叫んでいた。やがて三郎君も息を荒げてこっくりさんに限界を訴えだした。

106適当:2012/09/14(金) 17:25:59 ID:XQSv2wqg
「こっくり…さん。もう…出しても…いいですか?」
「いい…ぞ…出せ。」

三郎君は特に何も言わずに、こっくりさんのナカへ出した。こっくりさんは当然入って来る感覚に驚きながらも表情を緩めていた。

「はぁ…はぁ…いいぞ。やっぱり感覚が全く違う。やってよかったな。」
「はぁ…はぁ…こっくりさん。まだ…やりま…すか?」
「いや、私はもう満足した。霊界へ帰ることにする。」
「え…やったぁ…はは…」

僕達は待ちに待ったこっくりさんの“帰る宣言”に疲れた体を忘れ夢中で喜んだ。“なんだかんだ言って結局嫌だったんだなぁ…”と思っていると、こっくりさんが優しい表情のままで僕達に最後の指示を出した。

「体が汚れ過ぎてしまったな…これでは霊界に帰れん。そうだ、お前達はよく考えたら水タイプだな。よし、私の体をきれいにしてくれ。」『はい!!』
「ん?なんだやけに素直になったな。まぁいい頼むぞ。」

これが最後…しかも得意分野だった僕達は心良く引き受けて、こっくりさんの体にみずでっぽうを出しっぱなしにして当てた。こっくりさんは僕達の水で、両前足を使ってゴシゴシと洗っていた。体がきれいになるとこっくりさんは体を震わせて水気を払って、白い服を着た。その後こっくりさんは何やら呪文を唱えると、教室に不思議な空間が出来た。

「いいか、今度やる時は絶対に10円玉から手を離すなよ。あと、私が呼びかけたら一回で聞けよ?出ないと、今度やったらただじゃおかないからな。」

こっくりさんは僕達にそう告げると、不思議な空間に入り姿を消した。

「はぁ〜やっと終わった。」
「全くだ…こんなことになるなら始めからやらなきゃ良かった。」
「結局こき使われるだけだったな。はぁ〜」

僕達は恐怖と苦痛が去ってほっとして全員尻餅をついた。濡れた感触であたりを見渡すといろんな液体が教室を汚していた。

「これ…僕達が片付けるんだよな…」

三郎君がその光景を見て深くため息をつく。僕達もその欲にため息をつき、しぶしぶ教室を綺麗にし、机を元に戻して学校を後にした。

107適当:2012/09/14(金) 17:34:21 ID:XQSv2wqg
次の日
僕達は給食時間の時ヒノちゃん達に話しかけられても特に何も答えることなく、黙々と食事をしていた。

「ねぇ?どうしたの?昨日のこっくりさんのこと話してよ。」
「どんなだった?おもしろかった?」
「ねぇねぇ聞かせて聞かせて!どんな事を聞いたの?」

“やっぱり気になるよね…。”話したくもないけど他の次郎君も三郎君もずっと黙っていたから僕が話した。

「もういい…こっくりさんはこりごりだよ。」
「え?どうして?」
「それは訊かないでほしいな。言いたくないんだ。」

僕が沈んでいる気持ちで何とか話したけど、ヒノちゃん達はみんな首を傾げて“どうしたのかしら?”と僕達に向かって言っていた。僕達は、こっくりさんの恐ろしさを知ってからは、もうやろうという気持ちも全く起きなかった。僕は今でもずっと“こっくりさんなんて二度とやらない”って思ってる。完




あとがき
いかがでしたでしょうか。ギャグ要素もまぁまぁ入れたので、楽しんでいただけたら幸いです(笑)

言わなくてもわかると思いますが、今回のテーマは処女だけど淫乱なこっくりさんと、性処理&初体験処理を強要されてしまう、性行為に関して何も知らない童貞君達の物語です。

こっくりさんがこれだったら嫌ですね…(苦笑)
以上妄想物語【こっくりさん】でした。

108名無しさん:2012/09/14(金) 17:41:16 ID:7YO6Fu3A
以前の猛反省している者さんや、変態博士の人さんの作品と比べると、一レスに載せる文の量が結構少ない気がしました。
その分レスの消費もかなり激しいので、一レス分に書く量をもう少し増やしてはいかがでしょう。

他の方も書かれる場所ですし、レスは節約するにこしたことはないですからね。

スペースや改行を減らせばその分沢山書けますから、何度も分けずに一気に書くことも出来ますし。
理由があるのでしたらしかたないと思いますが。

109名無しさん:2012/09/14(金) 19:03:49 ID:zv7Brcwg
>>108
小説のレスなら多少増えたところで別段構わないのではないでしょうか。
意図してレス消費しようとしているわけでもないでしょうし、改行の仕方くらい個々の書き方に任せましょうよ。

110適当:2012/09/14(金) 19:45:29 ID:XQSv2wqg
すみません_(._.)_

auなのでこれ以上書き込みができないのです(汗)

auだから1レスに1024文字しか入れられません(泣)

だからパソコンとかで見ている人には文量すくねぇな!って思われるかもしれません。

改行し過ぎですか…やはりauからではこれの書き方が不快なものかどうかがわかりませんので…

ちなみにpcサイトビュアー使っても同じなので、もう投稿するなみたいな意見はお控え下さいますようお願い申し上げます_(._.)_

111適当:2012/09/14(金) 20:12:00 ID:XQSv2wqg
>>108
見やすいようにしているだけなんですけど、まだ開けすぎですか?

じゃあいくつかパターンを表示しますのでお選び下さい。
1――――――――――――――――――――――――――
「―――――――」
2――――――――――――――――――――――――――「―――――――」
3――――――――――――――――――――――――――

「―――――――」

私は、皆さんの意見の通りに投稿したいと思っています。見ていて頂けているのですからね。

112変態博士の人:2012/09/14(金) 20:19:35 ID:S3f32QKw
はい、自分の発言で色々と議論を巻き起こしてしまったにもかかわらず、全く姿を見せなくて申し訳ないです…

駄文の方は…書き上げる→なんか違和感を感じる→手直しする→別の部分に歪みが発生…という悪徳リフォームの様な悪循環となってしまい、未だに上げられる状況では無いので、見てくれている方々…ごめんなさい!

そして新たな書き手が現れて、自分大感激!

尚、自分ももしもしからの投稿となっているので、文字制限ギリギリ(最もメモ帳を使ってるので、ある意味ちょうど良い)の投下となっています…
作中での意味不明な固有名詞が多いのは…ある意味仕様です。

113名無しさん:2012/09/14(金) 20:20:57 ID:8yVa6B8.
auだと1024文字までって制約あったのか、知らなかった。
>>108の人も最後に書いてるけど、そういった理由があるなら仕方ないよね。

ひとまず投稿おつかれさまでした。

114108:2012/09/14(金) 20:49:15 ID:7YO6Fu3A
なるほど。それなら仕方がないですね。
私もちょっとした思いで書き込ませていただいたので気になさらないでください。

見辛いと感じたわけではないので>>109さんも指摘してくださったようにお好きなように。
作品を作り上げるのは足跡さんであって、読者が改行の位置なんかを決めるなんて出来ませんから。

それから引っかかったので言わせてもらいますが、
「もう投稿するなみたいな意見はお控え下さいますようお願い申し上げます」
というようにわざわざ書く必要はないと思います。

こういった書き込みを見て面白がってわざと書き込んでくるような人も過去に数人いましたし。
新作前のごたごたの事を警戒してのお言葉なのでしょうけど、別に「投稿するな」なんて書いていなかったでしょう?
書き方が少々きつかったとしても、指摘してくれた人は足跡さんのためを思って書いた筈ですし、そんな言い方をされてはそれは不快ではありませんか?

ネットでは書かないと伝わらないというのは勿論ですが…相手のことを考えて、あえて書かなかったり言葉を選んだりすることも大切な事ですからね。

投稿おつかれさまでした。

115適当:2012/09/14(金) 23:50:05 ID:XQSv2wqg
>>113
そうですね。これは、シークレット要素で体験しなければ絶対にわからない要素です。理由は、携帯で作者ページはお控えて下さいとは書いてありますが、auは特に何をどうこうしようが、絶対に作品を作者ページに載せることは、制限文字数関係上できません。とは書いてありませんので、知り得ないのは仕方ないと思います(汗)

ああ…文字数制限なんてなければ今頃は自分自身の作者ページに作品掲載していたのに…(泣)

>>114
ありがとうございます。なんか返す言葉が、私時々おかしいですね…気をつけます。トピ皆さんとは仲良くやっていただきたいと思いますので今後とも、どうぞよろしくお願い致します_(._.)_

116適当:2012/09/15(土) 00:00:36 ID:1bFkw64g
>>112
はじめまして(笑)ですよね…?
作品読ませて頂きました。すごい独創性あふれ現実味があるのではないでしょうか?

私の作品もそうですが、もしもポケモンが武器を使用するなら、ただ武器ばっか使うのではなく技も組み合わせて戦闘面をより強化するとパーフェクトだと思いますね(笑)

実は、自分はポケモンをやっている時は変態博士さんの作品に出ている登場人物と同じ思考だったりします。だって、普通に考えたらダブルバトル・トリプルバトルというお約束事がない時は、全部出して囲んでしまえば良くないですか?(汗)

1-1なんてそんな都合の良いことがあるとは思えないんですよね…あっ、これを見て「そこが醍醐味でしょうが!!」って思われた方申し訳ないです。心よりお詫び申し上げます_(._.)_
あと、私はポケモンのゲーム自体は否定していません。

117変態博士の人:2012/09/15(土) 03:45:56 ID:w8BfHWrI
ようやく書き上がりました。

しばらく駄文が続く上、以前の投下分よりも更に酷いグロ描写(被害者はシャワーズ)があるので…
危険を察知したら戻る推奨です。

118変態博士の実戦テスト:2012/09/15(土) 04:07:21 ID:w8BfHWrI
「私は歪んでなんかいないわ。 私はマスターに選ばれた…だから愛し、愛される権限があるの! 悪いけど貴方も消えて貰うわ!」

シャワーズは突然押し殺していた殺気を開放し、私に襲い掛かって来た。

「これが避けられるかしら?」

シャワーズの口から無数の泡が機銃の如く発射され、回避を行おうとするも、広範囲を攻撃する技はACSの性能を持ってしても回避は困難である。
その結果、何発か被弾してしまい、損傷は殆ど無いに等しいが、泡がACSに張り付き機動力が低下させられてしまった。

「警告! ACSの機動に支障発生! 100%の機動が不可能です!」

ACSのシステムボイスがACSに発生している問題を警告するが、無視する。

「この程度では…私は倒せんぞ…?」

私は機能障害の起きていない左手にライフルを呼び出し、すかさずシャワーズに向けて発砲する。 が…

「無駄よ…水を殺す事が出来る訳ないわ!」

放たれた弾丸はシャワーズを捉えた筈だが、当のシャワーズはダメージを受けている様子すらなかったのだ。

「チッ…水浸しの状況では融解されて回避されてしまうか…!」

「そうよ、貴方の武器じゃ、私を倒せない! 大人しく倒されなさい!」

突如床の水位が上がったかと思えば、激しい津波が押し寄せて来た。
動きを鈍くされてしまった状態では、回避は不可能であり、流されてしまわない様に防御姿勢を取り、流れに耐えようとする。
「残念。 波は囮…本命はこっちよ!」

波に飲まれた状態でシャワーズの声が聞こえたかと思えば、私の腹部に激しい衝撃が走る。

「グッ…! アクアテールか…!」

波の勢いと、波に紛れた状態からのアクアテールによる衝撃で私は不覚にも吹っ飛ばされてしまう。
咄嗟に受け身を取ったものの、今のダメージは思ったよりも大きく、これ以上のダメージはACSの機能に関わる可能性があった。

「さっきまでの威勢はどうしたのかしら? でも、このまま終わってくれればありがたいんだけど。」

トドメを刺そうとしたのか、加虐的な笑みを浮かべた状態で私の近くにシャワーズが現れる。

「データは十分…お前の役目は…終わったッ!」

私はACS内部にチャージされていた余剰エネルギーを一気に開放した。

119変態博士の実戦テスト:2012/09/15(土) 04:20:20 ID:w8BfHWrI
「くっ?!」

異変を感じたシャワーズは、光り始めたACSから離れようとしたが、時既に遅しだ。
周囲に激しい光と電磁波が発生し、近くの物を焦がし、水分を蒸発させていった。

「か…身体が…! 動かない…!」

電磁波の範囲からは逃げられなかった様で、身体を痙攣させていた。

「よくもまぁ…私をコケにしてくれたものだ…しかし迂闊だったな…波乗りの時の残り水に錯覚を起こし、既に雨が止んでいる事に気付けなかったとは…」
「有利な地形に慣れた者は、地形のアドバンテージを消し去ってしまえばこんなものだ…」

私はこの歪みきったシャワーズを簡単に殺す気が起きず…私が開発した兵器の中でも最悪の兵器“バイオブラスター”を呼び出し、躊躇う事無く発射した。

「………何を…したの…!?」

身体が動かない中、若干ベタつく液体をいきなりぶっかけられ、殺気の籠もった声を上げるが…私からすれば最早虚勢を張る子供の様にしか見えない。

一方、トレーナーの少年の方は…

「………………」

ライフルを向けても何の反応も示さない、どうやら恐怖で壊れてしまった様だ。

「どうして…どうしてこんなに酷い事を…出来るの…?!」

どうやらバイオブラスターの浸食が始まったらしく、身体に変調が現れ始めた様だ。
「此処まで来て被害者ヅラとは笑わせる…精々狂う事だ…絶望により今までした事の贖罪をさせてやる。」

私はACSに仕込んだナノマシン制御システム“コマンダー”に指令を出し、浸食されたシャワーズの記憶を狂わし、愛する主人と交尾の真っ最中であると認識させ、身体の状況もナノマシンの操作により、擬似的に再現を行う。

「ま…ますた…ぁ……ますたーの…おっきい…!」

急に痴態を晒し始めたシャワーズに、観客席は爆笑の渦に飲まれる。

まるで透明な何かに犯されてる様な反応をしているが、目視での視認が困難なナノマシンの群体に犯されてるので、透明に見えるのは当然である。
内側から広げられた秘部からはとめどなく愛液が溢れ出ており、激しく興奮している事が伺える。
しかし、私の目的はただ痴態を晒させる事ではない…本当の狙いは…

「Fertilization.complete(受精完了)」

“コマンダー”は淡々と、現状を伝えてくる。

120変態博士の実戦テスト:2012/09/15(土) 04:21:48 ID:w8BfHWrI
ポケモンの繁殖力についてはご存知の通り…交尾、受精、産卵の流れが非常に早く、特定の施設に預けたポケモンは凄い勢いで増えてしまう。

「あっ…?! お腹が…痛…い…!」

受精してから僅か1分足らず…シャワーズの腹は膨らみ、産卵が可能な状態となっていた。

「んっ…く…ふぅ…っ! はぁっ…んっ…!」

息を荒げ、産みの苦しみを堪えながら必死に腹の中の命の入った“それ”を産み落とそうとするシャワーズ。
そのテの人間が見たら感動するか勃起するかの二択なその光景を、私は冷ややかに見ていた。

そしてついに…

「ふにゃ…あぁぁぁっ!」

ゴトッ、と重たい音を立てて新たな命の入ったタマゴを産み落としたのだ。

「マスターと…私の…子供ぉ…」

恍惚とした表情を浮かべ、タマゴを見ているシャワーズ…しかし…

「Fertilization.complete」
「Fertilization.complete」
「Fertilization.complete」

これだけで終わる筈が無いのである。
これだけで終わらせるのは、純粋にポケモンの子供を欲しがるごく普通のトレーナーだけなのだから。

ひたすら産卵を続けさせた結果…10分後には、床に10個ものタマゴが転がっていた。

「わぁ…い…マスターと私のタマゴがいっぱい…」

喜びを感じている様だが、そろそろ現実を知って貰わねばならない。
何故、我々の様な人間としての塵以下のクズである“スカベンジャー”(掃除屋)が存在しているかを…

「使えないな。」

私はそう呟き、シャワーズの目の前に置かれたタマゴを…踏み潰した。
グシャッ! と嫌な音を立てて内容物をぶちまけながら潰れるタマゴ、それを目の当たりにしたシャワーズは激しく慟哭した。
「嫌あぁぁぁぁッ! 私と…マスターのタマゴがぁぁぁぁぁッ!?」

「これが現実って奴だ。 寧ろまだ幸せだと思うがな。 何せ好きでもない奴と一緒にされて主人の求める物が手には入るまで延々交尾させられる事すらあり得るのだから。」

シャワーズは状況をロクに理解出来ていない様だ。

「なんでよ…! どうしてそんな事が出来るの!? この悪魔ッ!!」

「なんとでも言うがいい、その発言はお前の主人に返って行くのだから。」

121変態博士の実戦テスト:2012/09/15(土) 04:25:57 ID:w8BfHWrI
「意味が分からない! マスターはお前の様な悪魔でも鬼畜でもないわ!!」

「では、これを見てそう言えるのか? 暇だから調べさせて貰ったよ。」

コロシアムの大型スクリーンの画面が変わり、無数の文字と特定の数字の羅列が標示される。

「お前の主人の名前、ID、逃がされたという表向きの名目、しかし実際は裏で1匹残らず殺処分された記録のイーブイ…これ以上はもはや言う必要も無いだろう。」

「嘘…有り得ない…!」

精神的に不安定になりつつあるのか、シャワーズの目の焦点がブレつつある。

「つまり、お前の主人がそんな事をしていたから、そのツケが回ってきたという訳だ… これは自然の摂理から離れた人間のエゴで生み出され、愛される事もなく、なかった事にされた者達の怨念なんだよ。」

「もう止めてッ! お願いだからぁ!」

「知った事か! ならば私を殺してでも止めてみろッ!」
叫ぶ事は出来ても、消耗して動けなくなったシャワーズを余所に、私は残ったタマゴを一つ一つ破壊していく。

「酷い…酷いよ…」

全てのタマゴを破壊され、啜り泣くシャワーズ…そして辺りは死体とタマゴだった物の残りカスが散らばる、無惨な光景が広がっていた。

「そろそろ仕上げるとしようか。 あの世でみんな待ってるぞ…」
私も性根の腐りきったこいつの相手をするのに飽きた…なので、ナノマシンの怖さを皆に知って貰おう。
コマンダーに指令を出し、破壊機能と再構築機能のみを故意に暴走状態と仕立て上げた。

「うぐっ…?! 気持ち…悪…」

突然吐きそうになった動物特有の動きを始めたシャワーズ、そして…

「う…ぼぉ…っ!」

口から胃の内容物…どころかうねうねと蠢く触手の様な物が生えた胃袋を吐き出したのを皮切りに、全身に見て分かる異変が起こり始めたのだ。
顔の輪郭が歪み、下半身がドロドロに溶け始め、背中からはこの世の生物の物とは思えない器官が生え、激しく動いている。
そのまま異質な淘汰と進化を繰り返し、肥大化していくシャワーズだった物………私自身、これ以上見苦しい物を見る趣味も無いので…
「eliminate(消去)」

122変態博士の実戦テスト:2012/09/15(土) 04:36:30 ID:w8BfHWrI
私が消去命令をコマンダーに出すと…シャワーズだった肉塊は粒子へと分解され、跡形も無く消え去った。
そして残ったのは私と、死体と、あえて殺さなかったカイリュー、そして壊れてしまったコイツ等の主人だけだった。

この時点で私の勝利が確定し、コロシアムに歓声が降り注ぐ。
「何時もの事だが、とんだ茶番だな。」

この後、生かしておいたカイリューに治療を施し、ポケスプリング(ポケモンを欲望のままに犯す事の出来る売春施設)へと放り込み、調教をするのだが…どうにも長くなってしまうので、申し訳ないが割愛させてもらう…

もし、私の話に耳を傾けてくれた物好きがいたのなら、アンダーヘブンにあるポケスプリングへ訪れてみると良いだろう。
堕ちる所まで堕ちた淫乱カイリューで遊ぶ事が出来るぞ!

今回の戦闘データは、私のACS制作及び改良においても良いデータとなった。
今回のACSのテストは此処までだが、このままテストを続けていけば…私の悲願もいずれ達成出来るだろう。

………最後に…人とポケモンの関係…これはゲームでも仮想でもない。
私達人間が、命があるという事と同じ様に、彼等にも命がある…
つまり、命と命の関係であるという事を…忘れないで欲しい。


何故私はこの様な虐殺及び殺戮を行えるか…これは…大切な物を無くしてしまった人類への警鐘でもあるのだから…

123適当:2012/09/15(土) 08:26:08 ID:1bFkw64g
変態博士さん読ませて頂きました。ナノマシンにウィルス寄生をさせ体内コントロールは、私には思いつきませんでした。
某アクションホラーゲームのかなり怖いやつみたいですね(笑)

某アクションホラーゲームを知らなかったらすみませんが、私の中では適当に妄想してそのゲーム登場人物の一部をポケモンに代えて書くかもです(笑)

今の所、サングラスかけたボスはルカリオでそれに雇われる女性はコジョンドですね(爆)

もし、これを投稿するようなことがあれば適当に流すか、温かい目で見守って下さい。

投稿お疲れ様でした_(._.)_

124変態博士の人:2012/09/15(土) 22:48:04 ID:w8BfHWrI
色々あって遅れてしまいましたが、自分の話はこれで終わりです。

あからさまにいろんな人を敵に回す内容となってしまいましたが、自分の感情を爆発させたらこうなりました。

博士のゲスっぷりは、許される事は絶対に無いという事を理解しているが故に、罪を重ねてでもしなければならない事(人類のエゴによる自壊の阻止)を優先している為であり、全てが終わった後ならばその罪から成される罰を受ける決意と覚悟の裏返しとなっています。

好きだから勝たせてあげたい? そのエゴの為に嫁だのなんだの言っている種族を、どれだけゴミとして破棄してきましたか?
力の足りない野生のポケモンは淘汰されてしまうのは自然の摂理である。
ですが、自然から離れた人間がポケモンを故意に増やしてはゴミとして破棄していくのは、あまりにも悲しい事だと思いませんか?

仮にも、生まれたばかりのポケモンは“親”しか信じる物が無いのにも関わらず、そんな親の横暴な判断で捨てられては怖い連中に殺処分されてしまう。

確かに考え方は人それぞれですし、他人の考えを否定する権利なんて自分にはありません…が。
自分には理解できないのです…

そんなに…他者を押しのけてのし上がる事が大切ですか?

125適当:2012/09/17(月) 12:32:56 ID:P.l0XHTU
新作出来ました。LSです。全9話です。今回は第一話です。
温かい目で見守っていて下さい。

126適当:2012/09/17(月) 12:34:20 ID:P.l0XHTU
題:【九つの試練】

……目が覚めると俺は、真っ白い空間にいた。辺りを見回すと誰もおらず、部屋の中はしんとしている。俺はPIA(アメリカのポケモンによる諜報機関)のスカウトを受け、成田空港へ移動する途中、突然何者かに襲われ、監禁されて現在に至る。“はぁ…”と深いため息が出るもなってしまった現実(モノ)は仕方ない。唯一の救いは、手足が動かせ体の自由がきくということだけだった。俺はだるい体を起こし、前方を見ると9つの扉がある。1番左端の扉よりももう少し視線をずらした先に、扉があり【EXIT】と書かれている。

「やった…出口だ。」

俺はあっさり出口を見つけた事にはしゃぎ、二足から四足へと切り替えて走りだした。扉の前につくと取ってを取り、押したり引いたりする…が俺の期待もむなしくその扉は開かない。“はぁ…”とため息が出るも、よくよく考えたら監禁しているのだから当たり前のことだ。いつまでも出られない扉に対して試行錯誤するわけにはいかないので、部屋の中をじっくり見回ることにした。
俺はまず9つの扉に視線を移した。扉には、業火・氾濫・雷神・光・闇・若葉・零下・伝説・幻想と書かれている。ご丁寧にもすべて日本語表記だった。とすると俺をさらった連中は、“日本出身である可能性が高い”と勝手に推測した。俺は試しに出口の一番近くにある業火の扉に手をかけ、ノブを回そうとした。が、何故か開かず代わりに後ろから機械音が鳴り響いた。何事かと思い後ろを振り返ると、中央に赤い布と後ろの壁に何やら液晶画面が設置されている。液晶画面を見ると日本語表記でこう書かれていた。

【君は我々に監禁されている。この部屋から出たければ9つの課題をクリアせよ。君の推定レベルは30、だが相手は50レベル以上だ。この難題を、知・心・技・体を使って乗り越えよ。】

「はぁ…何を言ってんだか。」

俺は両手を肩の高さまで持ってきて、小さく首を横に振り“やれやれ”というポーズを取る。説明文は尚も続く。

【君にはできるだけ強さのハンデがなくなるように、武器を支給して置いた。高周波ブレードと不死のハチマキだ。更に各ステージには、各番人勝つための箱が用意されている。箱の種類は4つの種類がある。
【赤:武器 青:補助 緑 回復・医療品 金特殊】
これらの箱は各ステージにいくつか設置されている。設置している場所は教えられないが、一度見つけた設置場所は以降変わらない。

127適当:2012/09/17(月) 12:40:02 ID:P.l0XHTU
“なるほど…”俺は独り言を小さく呟き中央のケースへと目を向けた。距離が遠くて何が入っているかはわからないので、とりあえずケースまで近づくことにした。

「日本刀…か?それにこれは…?」

ケースの中身は、鞘に入れられた“素戔嗚尊(スサノオ)”と入った黒い刀と赤い“喝”という文字が入ったハチマキだった。それぞれには説明書らしき紙がついていた。

【支給武器 八紋刀(暴神 スサノオ)】
八つの波紋を刀身に纏い、通常の木刀の八倍の打撃を与えることが出来る。使用方法は使用者が鞘から刀を抜くと自動的に八つの波紋を刀身に纏う。
【支給補助 不死之鉢巻】
これは必ず装備することを推奨する。このハチマキを頭に巻くだけでどんな痛撃でも必ず体力10%以下にはならない。この10%は君がどんなに攻撃を受けてこの部屋へ帰って来ても、最低限の行動が出来る程の体力でしかないので注意すること。装備しなくても構わないが、戦闘中に瀕死もしくは死亡しても我々は一切の保障はしない。ここには、病院のように治療室がない為必ず身につけること。

「……………」

俺は言葉が出なかった。刀には驚いたが、もう一つの赤い布を見て自分の置かれている状況を深く理解したからだ。“死亡”その言葉が脳裏に引っかかる。“俺には死闘が要求されている…。最悪の場合生きてここから出られないかもしれない。”戦闘を強いられるモルモットのように扱われている事をようやく理解した。悲観的になるのも嫌だったので、俺は刀を手に取り鞘から抜いた。

シャン…ブーン

“通常の日本刀と変わらない金属音、僅かな機械音…なるほどこれが高周波ブレードというヤツか…。”俺はそう思い1つの刀身に寄り添うように短く間隔を開けて左・右に直線状の青白い波紋を纏っている刀を見つめた。
波紋…それで一つ思い出した事があった。生物が身に纏っている波紋を読み取り、青白い波動を駆使して闘う“ルカリオ”という格闘に特化した不思議な生き物がいる。俺は接近戦闘に自信があったため、そいつと一度は闘って見たかった。だが、それもかなわず、訳のわからない白い箱のような部屋に閉じ込められ、生死に関わる戦闘を強いられるハメになってしまった。俺の推定レベルが連中に知られたという事は、眠っている合間に測定されたんだろう。

128適当:2012/09/17(月) 12:44:42 ID:P.l0XHTU
俺は強さは実際に戦闘しなければ測れないとばかり思っていた。“なぜ、測定している間に目が覚めなかったのか”後悔するがもう遅い。俺は連中の思い通りに動かされている。ここでいくら後悔しても意味が無いので、とりあえず首に巻いている赤いスカーフを空中に投げ、両手で刀を握りしめた。

「たぁ!!」

俺はひらひらと落ちてくるスカーフを横に一閃した。まだ宙に浮いているスカーフの表面に八つの細長い窪みが出来ている。どうやら同時に複数の木刀を扇状に構えて切ったようにダメージを与えられるらしい。地面に落ちたスカーフを拾い再び首へ巻きつける。
余談だが、この赤いスカーフをいつでも首に巻いている事には理由がある。このスカーフは俺の彼女の綾というミュウが、俺の誕生日に初めて贈ってくれたものだ。“いつでも彼女がそばに居てくれる”ことを願って俺は首へ巻き付けている。さて、余談はこれくらいにして再び現実に戻る事にする。
俺は八紋刀を背中にくくりつけ胸の位置に紐を縛り付けた。しかし、“妙だ…なんだか落ち着かない。”いや、そんなことより私服を着ている状態ではあまりにもおかしい…。”俺は部屋に私服以外にかわりになる服にないかと部屋中を探し回る。立方体の形をした白い部屋を前後左右と調べていると意外にも、一匹の生き物が生活できるような施設は整っていた。便所に風呂、食事をする場所に洗濯乾燥機まで置かれている。

「随分と親切な誘拐犯だな。」

俺は連中に皮肉を言うように少し大きな声で呟くが、寂しく部屋に響き渡る程度だ。“しかし…風呂に壁がなくシャワーと湯船だけ設置されているのはどうなんだ?誰もいない、見ている者もいないと解っていても入りずらい。日本は恥の文化だ。恥ずかしい事を隠すのが最も優先事項なハズなのに。それを分かっていないのか?まさか、連中は日本の文化を完全に知らないのか?あるいは連中は日本出身ではないのか?それとも……。”様々な疑問が浮かび上がるが考えても全くの無意味、無駄なのでもうやめることにした。これらはすべて中央から右へ並んで設置されている。食事をする場所に移動すると、電子レンジのような機械が壁に設置されているだけだ。“今は、腹が減っていないから気にしないが、昼飯、夕飯っていつ出てくるんだ?特に後ろには何も書かれていない。

129適当:2012/09/17(月) 12:52:14 ID:P.l0XHTU
“書き忘れか…気まぐれか…頭を使えってことなんだろうか…。”電子レンジのような機械を眺めているのも退屈なのでとりあえず前方へ移動することにした。9つの扉の他に奇妙な装置がある。

「何だこれは…?」

装置には9つの窪みがありくぼみの上には、扉に対応した言葉が書かれたプレートがある。くぼみの下にはこう書かれている。

【各番人が守りし、9つの紋章を集めよ。すべて集まりし時、そなたの道は開かれん。】

“何なんだコイツらは?日本の古語を使って日本出身だとでも言いたいのか?とすると、風呂の件はただのはずかしめか?仮に奴らがはずかしめの為に壁を取っているとすれば、どこかにカメラがあるはず。”俺は天井の角の四カ所を見つめるが何もない。“じゃあ、ただ面倒くさかっただけか…。”と勝手に思い直した時装置の横に一着の白いスーツがかかっている事を目にする。

【戦闘用スーツ吸汗性抜群!動きやすい!以上】

“バカにしてるのか!?何だか腹がたってきた…。”連中を殴りたくなる気持ちを抑えスーツを手に取る。スーツは全身に身につけるタイプで俺のサイズにぴったり。おまけに尻尾を通す穴までついている。“しかし、まさかゴムじゃないよな?俺の技は電気頼りなんだが…。”そう言えば俺がどんな奴であるかを言うことを忘れてたな。俺は“仁”という名を持つピカチュウだ。ピカチュウと言えば“カワイイ”と言われているが、俺は違う。自賛だが、“カッコイイ”方だと思っている。その証拠に目は通常のようにクリッとした目ではなく若干鋭い。まぁ、見ようよっちゃ“イカツイ”に当てはまるんだが、彼女の綾も“カッコイイ”方だと言ってくれたので見た目に関しては保障する。さて、自己紹介も兼ねて俺の特徴を語ったところで話を戻す。俺は、腹を立てた文章の説明がついたスーツを着た。“うん。確かに、ピッタリだ。”柔道着はあまり好きじゃなかった。暑いし、汗がしみ込むとかなりキツイ臭いがする。鼻が効くねずみに族するので“これはたまったものじゃない。ん?そう言えば…今何時だ?”俺はそう思い腕時計を見た。が、そこには普段つけているやつではなく、金属製で黒がベースで所々に赤い線が入っている腕時計がついていた。しかも、何やらボタンは赤いボタン1つしかない…。時間を合わせるダイヤルもない。だが、きちんと時間と日付が表示されているデジタル時計だった。

130適当:2012/09/17(月) 12:58:50 ID:P.l0XHTU
そして、何やら日付表示の下に【day1】と英語表記で一日目と書かれていた。

「一日目?これは一体なんだ?」

この奇妙な時計に独り言を呟き考えるが、“何かの一日目なんだろう”と勝手に解釈して9つの扉に目線を移動させた。9つの扉のノブの下には【LOCK】か【OPEN】と言うプレートがはまっていた。今【OPEN】となっている扉は、業火・氾濫・雷神・光・若葉・零下と書かれている扉だ。そして各扉のの表記には、どんなステージで闘うかも書いてあった。

【業火→火山、氾濫→湖、雷神→荒地、光→草原1、闇→森、若葉→草原2、零下→雪原、伝説→森2 幻想→?】

「なぜ幻想だけが?」

“幻想だけどこか教えない…という事はもしかすると、この世ではなくあの世か、作り出した空間か…それとも単なる脅しか?”公開しないということにはそれなりの理由が考えられるが、開かない扉の事を考えても仕方ないので9つの扉が見渡せる中央まで歩を進め、前へ振り返って見つめる。後ろに書かれていた内容は【20レベル以上の差があるという事】・【アイテムが入った色付きの箱があること】。これらを踏まえ俺は顎に手を添えて考える。

「ステージが湖の方がやりやすそうだ。湖という事は水タイプかもしれんな…。」

俺はそう呟き、急いで私服のそばに置いてある刀を背に結びその扉へ入った。ガチャ…キィィィ…
「あっ!?これは…どうなっている!?」

扉の向こうには巨大な湖が広がっていた。“扉の感覚がお互い狭い為にどこかに瞬間移動をしたとしか考えられない。テレポートとはエスパータイプの技だ。だが、まさか扉を介して実現するとは…。”俺が驚いていると向こう側から声が聞こえた。

「あら?私の相手はあなた?可愛い坊やね。」

声の主の方向を見ると青色の軍服を着た一匹のシャワーズがいた。声から推測するに女(雌)の軍人が…。彼女は優しい表情を浮かべて前足を添え優雅に笑っていた。彼女は話を続ける。

「ルールはわかる?あなたが私を気絶させるか、闘えなくなるまで体力を奪うかのどちらかで勝ちよ。逆にあなたは私に戦闘不能の状態にさせられるか腕についた時計の赤いリタイアボタンを押せば負けとなるわ。戦闘開始は、スピーカーから【レディーゴー】という声が聞こえるから、聞こえ次第戦闘開始よ。」
「説明どうも。」
「どういたしまして。」

131適当:2012/09/17(月) 13:02:55 ID:P.l0XHTU
俺がお礼を返すとにっこりと微笑み彼女は返した。俺は背中の刀に手を伸ばし口にくわえ、すぐに行動できる構えをとった。その数秒後スピーカーから合図がかかる。

『READY…GO!!』

俺と彼女はその合図を聞くと二匹共走り出した。しかし、俺はあくまで【アイテム】を探す為、彼女から必死に逃げている。彼女は俺は追いつくには、走りでは分が悪いと察したのか、湖に飛び込んだ。中央に湖が陣取ってある為、俺がどこへ行動しても彼女はすぐ近くの位置に移動出来る。俺は追いつかれないように高速移動でスピードを高め、夢中で突っ走った。入って来た位置から100m地点で何か光っている物を発見した。

「やった…金色の箱だ!!これはツイてる…。」

俺は心踊らせ箱のフタに手をかけた。中にはどんなものが…とワクワクしながら開けるとかなり期待ハズレのものだった。【塩 NaCl 500g】と書かれた小袋とシェイカーがあっただけだった。

「塩!?塩なんて何に使うんだ…バカにしている…。」
「やっと追いついたわ。」
「う…もう追い…つかれたか…。」

俺が金色の箱の中身に落胆している時に、彼女に背後を取られた。俺は手に持っていたアイテムをすぐに離し、口にくわえていた刀を手に持ち替えて、湖へ飛び込んだ。俺は潜って必死に泳いで逃げようとすると、後方から彼女の声がかかるな。

「おもしろいわね。私相手に水の中で戦闘を挑むとはね。」

“ふっ…かかったな。俺が何も考えなしに飛び込むと思うが?俺は優雅に笑い続ける彼女に不敵な笑みで返し、電気を一気に放出させる。

「くらえ!!十万ボルトォォォォォ!!」
バチ バチ バチ バチ…

電気は俺の体から水中へと流れている。しかし、彼女は何の苦しみを見せることなくクスクスと笑っていた。

「は?なぜだ!?意味がわからん…。」
「坊や、もういいかしら?」
「な!?」

彼女はスピードをつけて俺へ突撃してくる。俺は急いで刀で防御しようとするが、水中で刀は使えない。胸元に持ってくる動きがかなり遅くなる中、彼女は自分自身に周りに強烈な水流をまとわせ、なみのりを繰り出す。
バシン
「ぐわぁ!!」
バシャアン

俺はなすすべなく腹に攻撃が当たり地上へと放り出された。背中を強く強打したため、なかなか立ち上がる事が出来ない。なんとか力を絞って立ち上がろうとするが、時既に遅し。彼女が俺の前方にいた。

132適当:2012/09/17(月) 13:08:08 ID:P.l0XHTU
「もう、おしまいのようね。」
「く…くそぉ…」

彼女はゆっくりと俺へ歩みを進める。“やはり水の中での水流のアッパーカットはダメージが大きすぎたか…。”俺はいまだに上半身しか起こせていない。彼女は俺の近くまで来ると、起き上がりかけていた俺を乱暴に押し倒し、前足を胸に乗せて身動きが取れないようにする。俺は電気で反撃しようとするが、想像以上のダメージに全く放出することが出来ない。彼女は片目を開け、眉間にシワを寄せて苦しみの表情を浮かべる俺を覗きこんで口を開いた。

「坊や…いいこと教えてあげる。真水は電気を通さないのよ?」
「え?」
「電気を通すには電解質が溶けていないといけないのよ。学校で習わなかった?」
「は……」

俺はそれを言われて目を丸くして驚いた。彼女は目をつむりクスクスと笑って口を開いた。

「かわいい坊や。また明日ね。」
バコォォン
「ぐお!!」

彼女は俺の胸に乗っけていた前足で俺のあごを殴り飛ばす。俺は空中で一回転して地面に強打しうつぶせ状態のままで目の前の景色が見えなくなった。


気がつくと俺は元の真っ白い部屋で倒れていた。体に激痛が走り、疲労が一気に俺を襲った。俺はすぐに起き上がれそうになかったので、うつぶせから仰向け状態に体勢を変え、真っ白な天井を眺める。

「電解質…そうか!!忘れていた…。」

俺は瞬時に学生時代の科学の授業を思い出した。“真水に電気を通しても酸素と水素に分解する作業にしかならず、水全体に電流は行き渡らない。電気を通すにはイオンと呼ばれる電解質を介さなければならない。イオンには+イオンと−イオンとあり、イオン結合して単体となる時に初めて電流が流れる。あの金色の箱の場合は食塩 別名塩化ナトリウム…。つまりNaClで構成されており、食塩をあの専用シェイカーに入れ水と一緒にかき混ぜてNaOHとHClに組み換えなければならない。組み替える際に電流を流すと、Na+、H2O(水)、Cl2と分かれ違う形に結合する。この時にしか水に電流は流れない。

「ああ…という事はあれを水に溶かして、あの女(雌)の体にかけてダメージを倍増させろという事か…。」

133適当:2012/09/17(月) 13:12:58 ID:P.l0XHTU
その後すぐに、もう一つの違う事実を思い出した。“あの箱の中身が硫酸であれば、あの女の体にかけるだけで、体の水分を一気に蒸発させ倒すことができた。彼女は水タイプの為、脱水作用がとてつもない液体をかければ、体の水分が奪われたちまちが溶けてしまうだろう。だが、いくら強いとはいえ、生物の体が液体のようにドロドロ溶ける様は見たくない。しかも、雌だ。いくらなんでもその殺し方は残酷過ぎる。”俺が様々な事を思い出している間に体の疲れも大分マシになり立ち上がる事が出来た。

「腹が減ったな…。」

激戦によりスタミナを削りすぎたのか、俺の体が何かを口に入れろとせかしてきた。俺はよろよろと歩き出すと何やらいい匂いがしてきた。鼻をくんくん動かして元をたどってみると電子レンジもどきの機械から食事が盛りつけられているトレーが出ていた。量はまぁまぁあり、腹八分目くらいにはなるだろう。時計を見ると、デジタル表記で【20:30】と表示され下の方には小さく【YOU LOSE】と表示されていた。“なるほど…この時計は勝ちか負けかも知ることが出来るのか…。”“負け”という表記を見て先刻の彼女との対戦を思い出した。

「水に飛び込んだのは自殺行為だったな。」

俺は1日目は簡単に負けすぎた。彼女の技の情報はなみのりしかない。1つの技を水中でくらいダウンを奪われ、技でも何でもない前足のアッパーカットをくらって気絶したのだから。その日20以上のレベルの差を思い知らされた。作戦を練り、周囲を常に警戒するように心がけた。充分に反省した所でトレーに乗っている食事に手をかける。今日のメニューは牛肉ステーキと野菜サラダ…主食はパンで飲み物はわけのわからない。青い色をした物だった。俺はフォークとナイフを取り夢中でそれらはを口に運んだ。“こんなに腹が減ったのは日本ではなかった。とすると俺の今までの闘いはかなりぬるかったという事か。”やがて最後の一切れの肉を口に入れかみしめのどを通らせると空腹を満たされる快感に思わずため息が出る。食べ物を食べると異様にのどが渇くことに気づく。目の前を見ると青色の液体が入ったグラスしか残ってない。スープが付いていれば、飲まなくても良かったかもしれないが、それもない為のどを潤すことを優先した。

134適当:2012/09/17(月) 13:22:27 ID:P.l0XHTU
ゴク…
「うぇ…まずい…なんだこりゃ?」

俺は液体の味のまずさに絶句した。“コレをジュースにしたのか?お茶だったらまだ飲めるが…青色の液体の味はものすごく渋い。“渋柿の比ではないとでも言っておくか…いや柿自体そんなに渋くないか…。”しかし、俺は妙な感覚に陥る。

「なんだ…さっきまでの疲れが少し取れた気がする。」

俺は我慢してもう一口、もう一口と液体をのどに入れていった。すると同様の感覚が得られた。どうやらこの飲み物は、疲労回復効果があるらしい。疲れていては闘えない。俺は、目をつむりその飲み物をのどへ流し込んだ。さっき食べた食事の美味さの余韻がウソのようにすべて無くなり、口の中をマズい味が支配した。

「回復する事はしたが、飲まなきゃよかった…。」

俺は顔をしかめて、空になったグラスをトレーに置いた。食事を済ませた俺は風呂へ入ることにした。食事場所から右へ進むと真っ白のシャワーに、真っ白の湯船がある。俺はスーツに手をかけるが、辺りをキョロキョロと見回してしまう。

「本当に…誰も見てないよな?」

部屋の中には当然誰もおらず、こんな心配する必要はない。だが、普段は裸を他の誰かに見せる事はない。見せた事があるのは、性交をする時に“綾”に見せたぐらいだ。しかし、いくら確認しても誰もいないし、監視カメラらしき物も全く見当たらない。俺は安心してスーツを脱ぎ、シャワーで軽く体を洗い体を震わせて水気を飛ばした。人間みたいに喋ったりするが、体は動物に近いのでタオルで拭いたりせずこの程度で充分だ。再びスーツを着て風呂場から離れて中央までとぼとぼと歩いて行った。

「ふわぁ…なんか眠いな…。」

俺は一瞬“部屋の明かりを消さずに本当に寝ることが出来るのか!?”と思ったがその心配は無用だった。激しい睡魔に襲われて、気絶するようにその日は眠った。

135適当:2012/09/17(月) 13:26:27 ID:P.l0XHTU
Day2
俺が目を覚ましても相変わらず昨日のままだ。前方には9つの扉と小さなくぼみがある装置。右には食事をする所、風呂場、洗濯乾燥機…全くもってつまらない。“後ろの液晶画面には変わったことが表記されているだろうか。”と思い後ろを振り返っても、昨日と同じ文章が表示されているだけだった。時計を見ると正午前だった。“どんだけ疲れていたんだ!?”と思い急いで飛び起きた。

「くっ…時間を無駄にした。早く行かねば。」

俺は食事場所へ行き、用意されていた朝食を済ませ、額に巻きつけたハチマキを気合いを入れるようにキツくしめて、昨日と同じ戦場へと歩を進めた。


昨日と同じ風景だが、昨日とは意識が違う。向こう側の扉から青色の軍服を身につけた雌のシャワーズがやって来た。

「坊や、“おはよう”。じゃなくて、“こんにちわ”かしら?」

彼女は俺に優しい表情を見せ前足を口元に当て、くすくすと優雅に笑っている。“バカにしやがって…。”俺はそう思い彼女に言い返した。

「俺は、“坊や”じゃない。俺は成人男性(雄)だ。」
「あら?ごめんなさい。見た目がかわいくってよ。」
「俺は、かわいいとは思わないんだがな。」
「そう?」

俺は鋭い目つきで睨みつけるが、彼女は相変わらず優雅に笑っていた。態度はムカついてくるが、どこか気高く優美な雰囲気を纏っているのは否めない。

「さぁ、構えなさい。私から、存分に逃げないとね。」
「言われなくてもやってやるさ。」

彼女は嘲るように言うが、俺は冷静に言い返した。冷静さを見失って、20もの差がある相手に直接立ち向かっていくのは避けたい。最初から俺に勝ち目は無いため設置された箱の中身を頼るしかなかった。

『READY…GO!!』

俺は昨日と同じ合図を聞くと、正面から左へ向かって全速力で走りだした。“昨日のように刀をくわえてからでは遅い…走ることに集中しなければ、彼女は湖を介して簡単に追いついて来る。俺が100m走った先には運良く赤色の箱が設置されていた。昨日のように、箱を見つけては…という感じではたちまち追いつかれてしまう。急いで箱を開け中をくまなく調べる。説明書と【SMORK・G】と表記された3つの白煙手榴弾を発見した。手榴弾なんて使い方はわかっている。父が軍出身の為に、一度疑似体験をやった事があるからだ。俺は3つのスモークグレーネードを腰に着け、再び走り出す。

136適当:2012/09/17(月) 13:31:50 ID:P.l0XHTU
走り出した先には緑の箱があった。背後を見るが彼女はまだいない。緑色の箱を開けると混乱防止薬があった。

「混乱?“みずのはどう”か?」
「見つけたわよ。」
「!?」

俺が振り返ると彼女の姿が見える。彼女は俺の姿を見つけて口元を吊り上げている。俺はすぐさま戦闘体勢に切り替え、刀を口にくわえ両手を握りしめた。

「いい顔ね。らしくなってきたじゃない?」
「それはどうも」

彼女は目を瞑り笑い始めた。俺はスモークグレーネードを手に持ち、栓を抜いて転がすように投げた。

パン…パシュウウウ…
「ゴホゴホ…何?けむり?どこから?」

“今だ、彼女は煙を払っている。俺は彼女に向かって走り電磁波を拳を通じてあてた。

バン…バチ…
「…体が動かない。そう、そういうことね。」

俺は彼女の目の前に現れ、くわえていた刀を両手で握りしめ、彼女の前足へと連続で叩き込む。

バシン、バシン、バシン、バシン
「うおぉぉぉぉ!!」
「痛!…なかなか痛いわねコレ。だけどね。」
ガシッ…
「!?」
「もうあなたの麻痺は、とっくに切れてるわよ?」
ガン
「ぐわぁ!!」

俺は彼女に刀をつかまれ、前足で思いっきり空中へ上げられた。しかし、昨日のように背中から強打するという事を逃れる為に、空中後転で地面に足を着き体勢を整えた。

「なかなか…上出来ね。昨日の負け姿がウソみたい。」
「そんなに余裕があるのか?では、今度は感電するがいい。」

俺は殴られたあごをさすり、再び刀を口へくわえ電気を溜める。

「出すのが遅いわね。終わらせてあげるわ。」

すると彼女は口から強烈な水の弾丸を放った。“ハイドロポンプか…ならギリギリ持ちこたえられるかも知れない……。”そう思った矢先にあたり金属音が鳴り響く。

ガキン…シュルルル…サク

俺は両手に持っていた刀を水によって弾かれた。“なぜだ…ハイドロポンプの原理を突いて刀を降ったつもりだが…。”俺が刀を飛ばされたことに驚いていると、彼女は高らかと笑い出した。

「あっはっはっ!!あなた本当に面白いわね。私のハイドロカノンを真っ正面から受けるなんて…。」
「はぁ!?なんだ…それは…。」
「知らないの?だったら教えてあげる。」
パシュン、パシュン、パシュン
「うぉ!? くっ!! うわぁ!!」

137適当:2012/09/17(月) 13:37:28 ID:P.l0XHTU
彼女は先程放った水の弾丸を俺に向かって連射してきた。俺は落ちている刀を拾いに行けずかわすので精一杯だった。命中した場所はすべて穴が開いており、すさまじい威力を物語っている。

「はぁ…はぁ…はぁ…うっ。」
「もう限界のようね。トドメをさしてあげる。」
ポワーン ピシュン
「ぐわぁ!!」

俺は彼女の攻撃をよけ過ぎて動けなくなっていた。彼女は俺は体をめがけて輪状の水弾を放つ。みずのはどうが当たった俺に、更なる悲劇が襲いかかった。

「くっ…あ…頭が…うはぁ…。」
「混乱したようね。もういいかしら。」

俺は強烈な水の打撃により、めまいに襲われ平衡感覚を失い仰向けに倒れて、こめかみを押さえ出す。彼女は仰向け状態の俺に接近し、昨日と同じように胸に前足を乗せた。彼女が強めに体重を乗せてきたので、その反動で目が覚めた。

「ぐっ…はぁ…はぁ…。」
「さぁ、終わりね。まずは、その腰についてある煙玉を外しなさい。」
「さぁな…はぁ…はぁ…そんな物は持っていない。」

俺は彼女に対してシラを切ると、彼女の前足が再び上がり俺へ押しつけられた。

「ぐわぁぁぁぁ!!」
「聞こえなかったの?持ち帰りなんてさせないからね。それとも、気絶して取ってもらう?」
「くっ…わかった。お前の言う通りにする。」

俺は先程の水の弾丸の威力が、どれほどか知っているので素直に要求を呑み、腰についてある2つのスモークグレーネードを外した。彼女は地面に置いたスモークグレーネードを押さえていない前足で自分の元へ手繰り寄せ、2つ共口にくわえ首を90度振って、湖へと投げ入れた。スモークグレーネードを捨て再び俺の顔を覗き込みながら口元を吊り上げ、ささやくように言い放った。

「ハイドロカノンはね、ハイドロポンプと全く威力が違うのよ。くらえば一撃、あなたはその顔の布で助かるけど、それが無しだったら死亡するわよ?」
「ハ…ハイドロカノンだと!?なぜあんな威力のある技が撃てる?お前の体格からして撃てるハズがないだろう?」
「さぁね…。うふふ…私は特別なのよ。すんなりじゃないけど、ハイドロポンプをかなり強く回転させて撃ったら出来たわ。」
「そ…そんなバカな!?」
「現実にあるから、ありえなくはないでしょ?それにしてもよく避けたわね?私あれだけ一気に撃った事って実はないのよ。うふふふふ…。」

138適当:2012/09/17(月) 13:44:16 ID:P.l0XHTU
“どうりで避けるのに精一杯だったはずだ。ハイドロポンプよりもスピードは速かった…。むしろ、3発も避けられて運が良かったと言う事か…。”俺は彼女の目から目線をずらし、先程の戦闘について思考し始めようとした時、彼女が再び口を開いた。

「さて、どうされたい?黙ってリタイアするか。それとも私ともっと遊ぶか…。」
「いや、いい。リタイアさせてもらう。」

そして俺が赤いボタンを押そうとしたその時、彼女が前足で俺の手を弾いた。俺は驚き、怒り混じりの声で反論した。

「な…何をする!?」
「うふふ…やっぱりただでは返してあげない。」
「なんだと!?」
「あなたの顔があまりにもカワイイからね。犯したくなっちゃった。」
「はぁ!?」
「言っとくけど、その為にトドメは“ハイドロカノン”ではなく“みずのはどう”にしたから。」
「もう勝負は終わ…とうぷっ!!」

彼女は俺に意味不明な発言をして、いきなり俺の口をむさぼり始めた。彼女は俺の口内へ舌を侵入させてこようとするので、俺は歯を食いしばり懸命に侵入を阻止した。すると彼女は静かに口を離した。

「そう…抵抗するのね。」
ドコッ…
「ぐはぁ!!うぷぅ!!」

俺が抵抗すると彼女は俺の腹を前足で殴り、俺の口が開いた所に口を近づけ無理矢理舌を進入させた。“今の腹からの激痛のせいでこれ以上抵抗できない…。”俺はなすすべなく口の中を弄られる。彼女は俺の口の中を舐め回し、俺の頭を両前足でつかみ出す。やがて満足したのか、俺の口から離れた。“クソ…水タイプなんだから知らんが、舌が異常にヌルヌルしていた…気持ち悪い。”俺は顔をしかめ睨みつけると彼女が不敵な笑みを浮かべる。

「おめでとう。私のファーストキスになれて。」
「はぁ…なんだ?お嬢様のつもりか?お前なんかのキスなど気持ち悪いだけだ!!」
「ふ〜ん。そう。」
ドコッ…
「ぐほぁ!!」
「あなたまだ、私に逆らう気があるようね。思う存分もて遊んであげるわ。」
「……………」

俺はもう言い返す体力すら残っていない。俺はもう彼女に抱かれスーツを脱がされていた。スーツを脱がした彼女は、俺の下半身にあるモノをずっと見つめていた。

139適当:2012/09/17(月) 13:51:35 ID:P.l0XHTU
「立派ね。いじめがいがあるわ…。」
「な…なにを…して…うおっ!!」

彼女は独り言をつぶやくと、いきなり自らの口に俺のモノを含ませた。俺は抵抗しようにも、手足すら動かせない。動かせるのは口だけだ。“みずのはどう”の時にリタイアしてれば、5分程の休憩で立ち上がれただろう。だが、腹に入れてくるパンチが強烈過ぎる為に激痛が走り、上半身を起こせずひるんでいた。彼女が舌で先端を弄ってくる為、俺には体感したくもない快感が襲ってきた。“コイツの舌は気持ちが悪い…だが、的確に俺の弱い所をついて来やがる。コイツファーストキスなんてウソだろう!?”俺には徐々に射精の意が込み上げて来た。

「どう?私のは気持ちいいでしょ?興奮しない?」
「興奮なん…ざするか。気持…ち悪いだけだ。」
「そう?でもそろそろ限界じゃない。」
「くっ……ぜ…た…いに…出すものか!!お前には…。」
ドン…
「ぐはぁ!!…うはぁ!! ちっ…くそ…。」

俺は必死に耐えていたが腹に3度目の強打、しかも今度は前足で殴るのではなく後ろ足を使って踏みつぶしてきた。俺は快感から痛みをこらえることに必死で、やむを得ず射精(だ)すハメになった。

「たっくさん出るわね。欲求不満だったんじゃないの?」
「だ…だま…れ!!お前なんぞ頼らなくても、性交(す)る相手ぐらいはいる!!」
「ふ〜ん。まぁいいけどね。おいしいから。あなたの子種を奪えて、し・あ・わ・せ。」
「くっ…下衆な雌だな。」
ドンッ…
「がはぁ!!はぁ…はぁ…はぁ…。」
「減らず口を叩くのもいい加減にしなさい。あなただけ気持ち良くなるのはズルいわ。」
「は…まさ…か?」

彼女は妖しげな笑みを俺に向け、自らの股間を俺に見せつけた。“さすがに気取るだけはあるな。綾に負けないぐらいの桃色に染まっている。彼女は俺に目線を落とし、口の動きだけで“な・め・て”と要求する。俺は苦しみながらも必死に抵抗する。

「だ…れ…が…貴様のなんぞ…貴様の淫乱な穴なん…」
ゴスッ
「がああ!!」
「じゃあ、あなた手動かせる?動かせないわよね?動かせたらとっくにリタイアボタン押せてるものねぇ〜。」
「くっ…そっ…」

俺は残る体力で手足を動かそうとするが…残念ながら指しか動かせなかった。彼女は妖しい笑みで続ける。

140適当:2012/09/17(月) 13:58:56 ID:P.l0XHTU
「ね?出来ないでしょ?だったら出来る所は1つしかないわよね?」
「う…はぁ…こと…わ」
「これ以上逆らったらみぞおちにハイドロカノン撃つわよ?さすがのハチマキも効果切れて死ぬんじゃない?」
「くそっ…わかった。来い。」
「いい子ねずみちゃんね。ほら、どうぞ。」

正直“綾”以外の割れ目を舌でなぞるなどしたくなかった。だが、もし逆らえばもう永遠に愛しい雌に会えなくなる。“俺は死にに来たんじゃない。生きるために闘っているんだ!!”そう自分に言い聞かせ、目の前の下衆の割れ目を震える舌でなぞっていく。彼女はなぞる度に感想や喘ぎ声を漏らすが“こんなの興奮したら負けだ。”と念じ目を閉じ、舌先だけに神経を集中させる。先程“どうぞ”とか俺が欲しがっている様な言い方をしているが、“俺はお前のなんかこれっぽちも欲しくはない。お前の滴り汁なんて気持ちが悪い。”

「あっはぁ!!はぁ!!んっ…いいわ…もう少…し。」
「ピチャ、ピチャ、ピチャ、ピチャ…くそっ。」
「あっ…ははん!!ああああああ!!」
「うっ…はねた…ちくしょう…。」

彼女は歓喜の声を上げ、透明な液体を勢いよく噴き出した。当然、顔を近づけていた俺は避けようがない。汚水は俺の顔を濡らしていった。“手で拭うこともできないし、なめたくもない…。”これ以上に屈辱な事があるだろうか?”と思える程の感情が込み上げて来た。汚水で濡れた顔を彼女はまじまじと見つめ妖しい笑みを浮かべた。

「おいしいでしょ?雄って雌の愛液が好きなんでしょ?」

訊かれても無視した。というかもう質問に答えたくもなかった。俺のぴんと立っていた黄色と黒の耳は、完全にやる気を無くして垂れている。俺は深くため息をつくが、彼女は続けた。

141適当:2012/09/17(月) 14:03:54 ID:P.l0XHTU
「今のあなた最高よ。鏡があったら見せてあげたいくらいに、耳も垂れてかわいい。」
「はぁ…はぁ…もう帰してくれ。俺の体力はとっくに戦闘不能のハズだ。実は君が操作しているんだろう?」
「お前から君に変えたわね。別にお前とか汚い言葉を投げかけてもいいのよ?そのかわり“殴る”けどね。」
「はぁ…質問に答えてくれないか。俺はもう昨日よりも疲弊している。戻れない事があり得ないんだ。」
「よく気づいたわね。そうよ、私が操作しているのよ。私が特別ルールを悪用しているのよ。」
「特別ルール!?」
「そ、だってあなたまだ“10%”体力が残っているでしょう?ポケモンによっちゃその“10%”でも、強大な一撃が放てる。しかも体力は減らないから攻撃し放題ってわけ。あなたが退けないのは、私が本部に危険信号を送っているから。まだ“戦闘可能、撃退せよ”って命令が出ているの。おわかり?」
「な…なんだって!?俺は…どう考えても闘える状態じゃ…。」
「だ・か・ら、悪用って言ったでしょ?軍の中にはあなたみたいな可愛くて素敵な雄(ひと)なんていないもの。」
「くっ…どうゆう言い訳だ。俺なんかより業火の扉とか雷神とかいろいろあるだろう。」

俺が彼女が俺を欲しい理由について激しく反発するが、彼女は落胆の表情を浮かべ“はぁ〜あ”と声を漏らし、話し始める。

「そっか。あなたやっぱり来たばっかりでわかんないわよね?【闇の番人】ブラッド少尉と【伝説の番人】ジョーン中尉と【幻想の番人】カオス少佐以外は、全員メスよ?」
「な…なんだって!?おい…冗談はよせ!!」
「事実よ。雌とセックスなんてしたくもないし、ブラッド少尉は好きじゃない。ジョーン中尉はおじいさんだし、カオス少佐は会ったこともない。私は、レズビアンなんてカスだと思っているから!!」
「カ…カス?」
「そう。だってよく考えなさい。なんで同性同士がセックスするの?同性になんで興味が湧くの?完全に頭がおかしいわよね?」

俺は迫真に抗議をする彼女の質問に何も答えなかった。“考えたこともないし…俺が言ったって何の意味が…。”というかコイツに決して賛同したくなかった。俺が黙っているのを見ると彼女が元の妖しい表情へと戻した。

142適当:2012/09/17(月) 14:09:10 ID:P.l0XHTU
「だから、ね?楽しみましょ。私、欲求不満なの。あなたにさっき言ったけど、本当は私自身がそうなの。軍隊ってつらいわよね。というか構成がおかしいと思うんだけどね。」
「楽しくないって言ったら怒るか?」
「怒る。けど、たぶん殴ったりはしない。もう別にあなたは私から逃げられる体力もないんですもの。」
「はぁ〜あ。もうわかった来い。好きにしろ。」

俺はもう心を折られた。なぐらないと言っているが、それはあり得ない。2発目あたりを腹に入れた時から完全不可抗力だったのだから。“はぁ…ごめん綾俺は最低な雄だ。君以外の雌と性交(す)るなんて…。”俺は打ちひしがれて目線を落とした。そんな俺に気を遣わず、彼女は子供のようにはしゃぎ出す。急に体力が回復すればぶん殴ったかもしれないが、あいにくそれは出来ない。彼女は妖しい表情を変え、優しい表情へと変える。

「君は本当にいい子ね。」
「子供じゃない。成人男性だと言っただろう。」
「子供のようなかわいい表情を持っているから、それでいいの。」
「だったら、軍をやめて雄のピカチュウを探して来たらどうだ?」
「いいえ、あなたじゃないと満足できない。それにお礼もするから…ね?」
「ふっ…ウソだろう?だって君は唯一の雄の心を掴めないんだ。だからブラッドとかというヤツと性交(や)れないんだろう?」
「う…ひどい。それは言い過ぎじゃない…。」

彼女は俺の言葉を聞いて泣き出す。だが、俺はあやすつもりなんぞ、これっぽちも無い。俺は事実を突きつけた。

「どっちがひどいんだ?不可抗力のヤツに性行為を強要して、さらに殴って、無理矢理従順させている君の方が…。」
「そうしないと性交(や)ってくれないでしょ!!ここの挑戦者はムサい雄ばっかり…あなたのような本当に素敵な男性(雄)は初めてなのよ…うぅ……。」
「どれだけ飢えているんだ…。」
「しょうがないじゃない!!発情期なんだから!!本能が理性に打ち勝ってしまっているのよ…もう止めることは出来ない。」
「まさか君…それが狙いで軍隊に?」
「そうよ!!もう言うわ…そうです!!職場恋愛の方が会う時間も多いし、雄もたくさんいて選択の余地があるじゃない!!」「わかった、わかった。少し時間をくれ。」

143適当:2012/09/17(月) 14:14:57 ID:P.l0XHTU
俺はグチのはけ口じゃない。とりあえず興奮している彼女を黙らせる為に、しょうがなく言い分を受け入れることにした。“愛のない性交にしよう。俺が心から愛しているのは綾君だけだから、俺の愚行を許してくれ。コイツをとりあえず黙らせる為に。”そして決心が固まった俺は再度口を開く。

「一度だけだぞ。」
「本当に?」
「ああ、もうこれっきりだ。明日からはちゃんとリタイアさせてくれ。」

彼女は俺の目を見てゆっくりとうなずいた。俺はそれを確認すると、首を少し横に振り“さっさとやれ”という合図を送った。彼女は俺の合図を受け取るとゆっくりと俺のモノを自分の股にあてがった。

「俺はもう動けん。自分で動いてくれ。」
「うん。わかってる。」
「もしかして、処女か?」
「そうよ。」
「何で処女なのに…こんなに淫乱なんだ?」
「処女だから淫乱になるんでしょ?」
「知らない。さっさとやってくれ。」

俺は彼女に訊かれてもすぐに拒否した。彼女は相手にしてもらえず不満気な表情を浮かべるが、俺は無視して空を見上げる。“思えば、青カンなんてした事ないな…いや待て、ここは外なのか?”俺がボーっと眺め続けていると、彼女が勝手に腰を動かし始めた。喘ぎ声で勝手にはしゃいでいるが、俺はずうっとボーっとして空を眺めている。時折“綾との性交なんだ”と思い込もうとしたが、全く違う。事実なんだからしょうがない。ずっとそんな事を想っていたが、徐々に快感に襲われ息が上がり始める。だが、“これは俺が興奮しているんじゃない。下半身だけ勝手に興奮して上半身は巻き添えを食ってるだけだ。”彼女は派手に叫んで絶頂したが、俺は一言も喋らずに彼女の膣(ナカ)に出した。“出すなとせがんで来るハズがない。挑戦者に性交を求めるようなヤツが、こんなことを言うハズはない。俺のモノから出た精子と、彼女の…液が混ざり俺の股間を湿らせるが、そんなことはどうでも良く、“帰ったら風呂に入らないとな”とだけ思っていた。彼女は満足し俺の股間から自らの股の穴を外し、再び俺の顔を覗き込んで言った。

144適当:2012/09/17(月) 14:20:21 ID:P.l0XHTU
「ありがとう。私のわがままに付き合ってくれて。」
「…君が突き合わせたんじゃないか…。」
「そうね。ごめんなさい。これ…。」

彼女はそう言って軍服の胸に輝いている“β”の文字が書かれたバッチを俺の手へ握らせた。言う事がかなり遅れたが、彼女は上半身だけ軍服を身にまとい、下半身は野生と同じだ。理由は四足歩行の生き物(ポケモン)は下を履くことが出来ず、上を通すことしか出来ない。俺は、意外にも本当にお礼をしてくれたので驚いた声で言い返した。

「いいのか?俺は君を倒していない。」
「うん。いいの。システムを悪用したから。それに、あなたにも随分と酷い目にあわせちゃったし。」
「そうか。では遠慮なくいただく。ついでにリタイアボタンを押してくれないか?」
「その必要はないわ。危険信号を解除したから、もう元に戻ると思うわ。」

彼女の最後の言葉と聞き、俺の体は“氾濫”のステージから消え、元の白い空間へと戻った。


「………」
相変わらず白い天井…だが、それが俺を安心させてくれる。“終わったんだ…ようやく地獄から解放された。それでいて安堵の表情を浮かべため息をついた。しかし、俺はある事を思い出した。

「あっ!!スーツと刀を忘れてしまった!!」

俺は一瞬焦り立ち上がろうとするが、手も足も動かせないので、立てるハズも無かった。俺があきらめかけて横を向くと…。

「ああ!!ある!!どういうことだ…?」

その光景を見た俺は、目を丸くして一般の可愛いピカチュウみたいになっていたに違いない。しかし、そうなる事に無理はなかった。後ろの壁にも、前にも何も書いてないのである。

「ひょっとすると…彼女が!?」

俺は再びあの無理強いさせたシャワーズの顔を思い出した。いや、本当は思いだしたくも無かったが、彼女には予想外の優しい一面があるという事に驚いた。ステージクリアの証である小さなバッチをくれたのもそうだが、彼女は本当はスゴく良く女性(雌)だったかもしれない。俺は思わず、しかめていた顔をほころばせた。

「ふっ…いい所あるじゃないか。」

その後、体力もようやく回復し動けるようになり、夕飯を済ませ入浴を済ませ、スーツは洗濯乾燥機に任せ、倒れるように寝て二日目が終了した。もちろん手には彼女がくれた“意外な優しさ”を握りしめながら。

【試練1 氾濫 完】

145適当:2012/09/17(月) 14:26:55 ID:P.l0XHTU
試練1後書き
最初に試練1…以下入れるの忘れましたね。すみません_(._.)_

化学に関して(特に電気分解:イオン結合について)は間違えていたらすみません_(._.)_

次回もマッタリと載せて行きます。どうか最後までお付き合い下さいませ(笑)

補足
この物語のボスの覚えている技は実際のゲームと異なります。これは、番人の強さを象徴するためのものです。
後、主人公と敵とは20もの差があります。ゲームの世界ではレベル30対50以上は案外いい勝負するかもしれませんが、この世界ではほとんど通用しない為、主人公は技と武器を屈しして闘います。

146適当:2012/09/20(木) 11:33:17 ID:dg4gH9GE
9つの試練 第2話 投下いたします。温かい目で見守っていて下さい(笑)

147適当:2012/09/20(木) 11:34:15 ID:dg4gH9GE
【試練2 光】

Day3
俺は目を覚ました。起き上がり辺りを見回すと、1日目・2日目と部屋に備え付けられている物は同じだ。相変わらずつまらなかったが、そんなことはどうでもいい。“俺の周りの景色…俺が見たい景色へ辿りつく為には、9つの扉を全てクリアしなければならない。敵にやられることを恐れずに、敵と立ち向かい【情報】を得ながら道具と技と…そしてこの刀、スサノオを駆使して敵を倒すしか道は開かれない。”俺は、自分にそのことを言い聞かせ、ハチマキを締め直した。“締め直していざ戦場へ…。”と思ったが、自分が裸でいたことに気がついた。

「そうか、昨日あの女に…裸で寝てしまったな。」

俺は昨日の出来事を脳裏に垣間見せず、自分の横にある刀を手に取り、洗濯乾燥機の所まで歩を進め、乾かしていたスーツを取り出し着た。動いたせいなのか、刀を背中に縛り付けた途端に、自分自身の腹が鳴りだした。時計を見ると、【8:15】と表示されている。昨日は疲れていたとは言え、正午前に起きて1日の半分を無駄にするという大暴挙をおかしてしまった為、時間の表示を見て思わず顔がほころんだ。洗濯乾燥機の左からから漂ってくるいい匂いを嗅ぎながら、食事ルーム…区切りが無く部屋にすらなっていなかったが、俺はもう、そう思うことにした。“囲いがないなら、自分の脳内で作ればいい。”そう思い自分が部屋と呼んでいることを納得させ、トレーに盛りつけられている今日のメニューに目をやった。

「パンにグラタンにサラダか。スープは付いていないな。うん?この黄色い飲み物は何だ?」

トレーの右上の角に置いてある、黄色い液体が入ったグラスを手にとり、じっくりと眺めた。青色のジュースよりは、サラサラしている。次に、グラスに鼻を近づけ液体の匂いを嗅いだ。青色のジュースは僅かながら柑橘系の匂いがしたが、これは“ラ・フランス”という洋梨に匂いが似ていた。しかし、黄色いラ・フランスなんて見たこともないし、食べた事もない。

148適当:2012/09/20(木) 11:39:25 ID:dg4gH9GE
「変な味がしそうだから、後に回そう。」

俺は青色のジュースの件があったので、飲み物に関しては慎重に手をつけることにしていた。これを最初に飲んでしまって、もしも“かなりマズイものであれば、せっかくのおいしそうなパンやグラタンやサラダ…どれに手をつけても、一口目がまずい味と混ざりわけの分からない味へ変化を遂げてしまう。故に、これだけは絶対に避けなければならない。”俺はそう結論付け、パンにグラタンを付けて食べ始めた。パンはほんのりバターの香りを放ち、グラタンとの相性も抜群だった。食べる度に思わず、“うまい”口にしてしまう程に。俺はこの2品を合わせ技(技と呼べる程でもないが…)を使ってあっという間に平らげ、サラダに手を付け始めた。1日目・2日目と同じく、レタスにキュウリにトマトという感じだったが、不満は無かった。なぜかと言うと、かけてあるドレッシングが毎日違うからだ。ケチャップとマヨネーズのアメリカンドレッシングやオリーブの香りを放つフレンチドレッシングなど。ただ和風ドレッシングがないことを見ると、“やっぱり日本出身じゃないな…。”と思わされた。“いや、しかし出てくるメニューは日本でも親しまれている。食事だけで判断するのは、間違えてるな。やめておこう。”と俺自身の推測にいい加減さを覚えながら、サラダも平らげた。

「残るは、この…液体か…。」

俺は最後にメニューに残った、グラスに入っている黄色い液体に一瞬だけ目をやり床へ手をつけ、後ろに少し上半身を倒して休憩の姿勢をとった。すぐに飲まないのは、美味かった食事の余韻を楽しみたいからだ。ねずみである俺は口の中に入れた時に、鼻に感じる風味を強く感られる為、しばらく何も入れない事で、充分に味の余韻を充分に楽しめる。味を完全に堪能した俺は、グラスを手に取り一口だけ口に含ませる。

「う〜ん?まぁまぁなんだが…よく分からないな…。」

味は少しラ・フランスに似ているかと思ったが、全く異なる表現出来ない味だった。美味いと感じるヤツは“美味い!!”と言うと思うが、俺はそんなに美味いとは思わなかった。強いて感想を述べるなら、“まぁまぁ”という事に尽きる。

149適当:2012/09/20(木) 11:44:16 ID:dg4gH9GE
ふと考えたんだが…この【まぁまぁ】って表現って結構便利なんじゃないか?【普通】とほぼ同じなんだが、言葉の持つ独特な雰囲気とでも言うのだろうか…【普通】よりは柔らかく優れているという印象を与える。綾に手料理を振る舞われた事があるが、初めての手料理の時はうれしいハズなのに、素直に言葉が出なかった。その代わりつい「普通」と口にしてしまい、「普通なんて感想ありません〜。」と言われ、怒られて頬を指で疲れた事があった。可愛らしい反応が帰ってきて嬉しかったが、以後は気をつけて「まぁまぁだな。」という言葉に変えたら、「そっか、じゃあ次はもっと頑張るから。」と優しく微笑んで返してくれた。綾は恐らく、普通≒まぁまぁという関係に気づいてないんだろう。だが、反応を良くしてくれたので“これが正解か。”と俺は思った。かなり無駄かつ思い出に浸ってしまった俺だが、後から全身がどこかで感じた感覚に見まわれた。

「あ!!これもか!!青い色の液体と同じだ。しかも、青い色の液体の比じゃない。」

それは、体の疲れが一気に取れる感覚だった。青色の液体の数倍それを感じ、さらに力がみなぎってくる。しかも青色と違ってまずくはないし、色もいい。俺は液体の真実を突き止め、一気にその液体を飲み干した。すると、全身の細胞1つ1つからエネルギーが湧き出ていくらでも闘えそうに感じた。俺は湧きたつエネルギーを感じながら食事ルームを離れ扉を選ぼうと中央へ向かった際に、そこに何か青く光っている小さな物を発見した。

「あ…そうか、昨日は手元に置いたまま寝たのか。」

“β”と書かれた小さなバッチを手に取り、俺は独り言を小さく呟いた。これが“クリアの証”である事を思い出した俺は、小走りで9つのくぼみがついた装置へと走り出した。装置の元へたどり着くと、9つのくぼみとその上に書かれている文字に目をやった。

「氾濫は…これか。この2番目に嵌めればいいんだな。」

業火の隣の小さなプレート付きのくぼみを見ると微かに、“β”をかたどったような痕(あと)が見えた。“もしかして、他もそうなのか?”と思い1つ1つのくぼみをよく見ると、業火から順に“α”“β”“γ”“θ”“λ”“μ”“π”“χ”“ω”と形とられていた。“θ”から以降はよく覚えてないが、自分の脳内の都合が良すぎるのか、“μ”という文字がミュウ(ミュー)と読む事がわかっていた。

150適当:2012/09/20(木) 11:49:48 ID:dg4gH9GE
「ミュウ…と言えば…。」

その時、当然の如く綾の事が思い出される。“今頃何してるだろうか”と呟こうとしたが、言ってしまえば、また全く関係ない寂しさを紛らわせる行為になってしまい時間をどんどん無駄にしてしまうので“だめだ、だめだ”と否定するように首を強く左右へ振り、“β”のバッチを“氾濫”と書かれた文字の下の小さなくぼみへと嵌めた。その数秒後どこかからかブザー音が鳴り、“氾濫”の扉の文字が“達成”と変わり、カシャとカギをかけた音が聞こえた。

「おお!?なんだ?」

俺は、音源である“氾濫”の扉へと歩を進めた。【OPEN】となっていたプレートの表記が【CLOSE】と変わっていた。俺は、試しに“氾濫”の扉を開けようとするが、全くノブも回らない状態になっていた。

「そうか、なるほど。対応したバッチを嵌めると“達成”と表示され、扉が開かなくなるんだな。」

俺は顎に手を添えて、開かない扉を見つめて呟いた。納得した俺はステージ選択の為、全ての扉の表記が見えるように中央へ歩を進め、前へ振り返った。扉の表記は【業火・達成・雷神・光・闇・若葉・零下・伝説・幻想】となっている。

「光…か。ステージは原っぱで今開いている。光ってどんなヤツが出てくるんだろうな。」

俺は心の奥でワクワクしていた。“【闇】は悪いヤツが出てくるという事は想像出来る。だが、逆の【光】というのはどんなヤツが出てくるかは想像出来ない。”俺の中で【光】という言葉は“聖なるもの”として捉えていた。“聖なるもの…というと天使か、神の使いか。いや、後者は無いな。神が自分の家来を、弱い者となどわざわざ闘わせるハズがない。とすると、天使の方か。”俺は“聖なるもの”から天使へと想像を移した。“天使か…という事は、少女みたいな雌が出てくるのか。俺は子供の雌は嫌いじゃない。純粋な心を持つ可愛らしい生き物だと思っている。どんな顔なんだろうな。”俺は期待に胸を踊らせ、【光】の扉へと歩を進めた。

151適当:2012/09/20(木) 11:54:17 ID:dg4gH9GE
扉を開けると緑一色の広大な草原が広がっていた。太陽が地上の植物を優しく照らしており、時折心地の良い風が俺の頬を撫でた。その場に留まって景色を眺めていると、向こう側の方から対戦相手の姿が現れた。

「はじめまして、ようこそ【光】の間へ。貴方が対戦相手ですね?」
「そうだ。」
「お会いできて光栄ですわ。えっ…とルールは…」
「いや、いい。俺はいつでも良いぞ。」

俺の目の前に現れたのは、高貴な雰囲気をまとい、上品な態度で丁寧に接してくれる、紫色の軍服を着た一匹のエーフィだった。彼女は少女ではなかったが、セレブとでも言うのだろうか。軍隊にはふさわしくないどこか有名企業の社長令嬢と呼ぶにふさわしきお嬢様に見えた。彼女は軽く会釈した後にルールを説明しようとしたが、俺はちょっと格好をつけて“君に任せる”という意志で返した。

「ふふ、わかりました。では、始めましょう。お手柔らかにお願いしますね。」
「ああ、こちらこそお手柔らかに。」

彼女は上品な笑顔で品の良い態度で前足を上げて自分自身へ向けて払い“上品なお辞儀”をした。俺は少し顔をほころばせて、同じ言葉を返し走り出す構えをとった。沈黙が続いたが、数秒後に【氾濫】のステージと同じ開始の合図がかかる。

『READY…GO!!』

俺は、まずはアイテムを取らずに自力で出来る所までやってみようという考えになった。というのも、相手がお嬢様であり自分の得意な接近戦に対して弱いエーフィだったからだ。エスパータイプは特殊技に頼るが故に、技があたる範囲内で距離を取らなければならない。俺は高速移動で速度を底上げして、エーフィへ走って接近する。エーフィは突撃してくる俺に対し、距離を取る為に走って接近する。エーフィは突撃してくる俺に対し、距離を取るために走って逃げていた。“だが、所詮はお嬢様で軍隊にふさわしくない上品な走りをしている為、彼女は俺にあっという間に追いつかれた。

「やん。お速いですこと。追いつかれましたわ。」
「ふふ、お嬢さん。悪いが一気に決めさせてもらう。」

彼女は俺を褒めて手加減してくれるように上品な笑みをこぼすが、俺はここから出たい為に手加減するつもりはない。軽く紳士的な笑みを向け刀を手に持ち帰え彼女に向けて電光石火を放った。

152適当:2012/09/20(木) 11:58:51 ID:dg4gH9GE
「でも負けないですわよ。」
クリッ ビュイーン ビュン
「あ!?しまった!!」

彼女は前足を突撃してくる俺に対し輪状の光線を連射する“サイケこうせん”を放った。彼女に近づきすぎた俺は、範囲の大きいこの光線を避けられず、そのまま直撃してしまった。

「ぐわぁ!!」

俺は光線を体にモロにくらった為、後ろへ跳ね飛ばされた。背中への強打は空中後転で避けたが、さらなる追加効果が俺を苦しめた。

「あ…頭が…ぐうぅぅぅぅ…。」
「ごめんなさいね。こちらに指導権を渡して貰いますよ?」
「ううっ…まだだ…。」

俺は彼女の更なる攻撃を喰らうまいとこめかみを拳で数回強く叩き、無理矢理目を醒ました。彼女は驚いた表情で俺へ言い返した。

「すごいですね…。うふふ、お強いですこと。」
「はぁ…はぁ…油断し過ぎたな。」
「次、行きますわよ?」
「え?…うぉ!!しま…った!!意識…が。」

立ち上がった俺を見て彼女は微笑みながら“さいみんじゅつ”を繰り出して来た。俺はお嬢様とは言え迂闊過ぎたと、相手の動きを警戒していたが、それが落とし穴となり彼女の放つ“さいみんじゅつ”を体に受けてしまった。

「う…く…そ…。」
バタッ
「ZZZ…ZZZ…」
「うふふ、眠ったわね。じゃあ準備にかかるとしましょう。」

俺はなすすべなくその場で意識を失い、強制的にその場へ倒され眠らされてしまった。


トントン トントン
「起きて、ねぇ起きて。」
「うぅ…んん?」
「朝ですよ、子ねずみちゃん。」
「子ねずみ?ん?」

俺が目を開けると、優しい笑みで先程闘ったエーフィが俺の顔を覗きこんでいた。俺は何かひっかかる言葉を聞き上体を起こそうと、上半身に力を入れた。

「ああ!!なぜだ…動けない!!」

俺が動けない原因は、俺の手足をあのお嬢様が抑えていたからだった。彼女は不敵な笑みを浮かべて俺へ言い放った。

「うふふ、いい子だからじっとしてなさい。」
「くそ!!ふざけるな!!この!!」

俺は一気に怒りの表情に変え、彼女の拘束に必死で抵抗しようと、手を彼女ごと持ち上げようとした。が、すぐに体全体が何かとてつもない力によって、地面へ押さえつけられた。

153適当:2012/09/20(木) 12:03:44 ID:dg4gH9GE
「何のつもりだ!?俺を眠らせるだけで勝負はついたんじゃないのか!?」
「も〜う。いいからじっとする!!悪い子だね!!」

俺は彼女が突然“なぜ自分の体を縛る必要があるんだ!?”と思い怒りの表情で、叫ぶように問いかけた。彼女は、少し怒った表情で子供をしかるように俺の額を前足でコツンと軽く突いた。俺は額を小突かれて一瞬目を瞑るが、再び元の表情へ戻し睨みつけた。

「なんでこんな事をする!?」
「なんでって、決まってるじゃない。今からあなたで遊ぶのよ。かわいい子ねずみちゃん。」
「はぁ!?ふざけるのもいい加減にしろよ!!」
「そんな事言っちゃダメでしょう!!悪い子にはおしおきよ。」
「おしおき…?ぐっ…がああああああ!!」

彼女は自分自身の“サイコキネシス”で俺の肩を縮め始めた。俺の肩にはかなりの激痛が走り、俺は思わず叫び声を上げた。しばらく締め付けると、強力な圧力が消え俺は息を切らしていた。彼女は、子供をあやすような笑みで俺へ話し始める。

「痛かったでしょ?でも、ちゃ〜んと私の言う事を聞いてくれたら、何もしないで褒めてあげるから。」
「はぁ…はぁ…はぁ…。はぁ!?何を言っている?俺をどうする気だ!?早く俺を解放しろ!!」
「だ〜め。まずは、私からね。」
「私から…?」

彼女は俺に意味不明な発言をして、俺の顔面へ突然自らの股を近づけ、俺の呼吸を防ぐように鼻と口へを自らの股でおおった。俺は呼吸が出来ずパニックに陥り、叫び声を上げた。それから数秒後彼女は俺の顔から股を離し、俺の呼吸を許し、俺に子供に言い聞かせるように要求した。

「ぷはぁ…はぁ…はぁ…。なんだいきなり!?苦しいじゃないか!!」
「うふふ、いい子だから私のここをな・め・て。」
「ちっ…何を言っている?全く意味がわからん。」
「愛撫しないと、また息が吸えなくなるよ?」
「はぁ!?何だって!?おい、冗談だろう!?」
「ううん。本当よ。私からあなたの口で気持ち良くして。」
「くっ…うう…。断る。」
「ふぅ〜ん。断るのねぇ〜。じゃあふさいじゃおうかしら。」
トン
「ぶっ…ぶっほお!!ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛!!」

彼女は妖しい笑みに切り替え俺を脅すが、俺はそれに屈せずすぐさま拒否した。彼女は要求が俺に通らなかったことがわかると、再び俺の呼吸源をふさいだ。俺は息が出来ず再度パニックに陥ったが、数秒後にまた彼女が呼吸源を解放し、少し怒った表情で俺に続けた。

154適当:2012/09/20(木) 12:09:29 ID:dg4gH9GE
「だ・か・ら、言ってるでしょう?今度は窒息死するわよ?」
「はぁ…はぁ…それは勘弁してくれ。」
「うふ、わかった。じゃあ近づけるからな・め・て・ね?」
「くっ…わかった。持って来い。」
「いい子ね。ほら、お願いね?」

死ぬことだけは避けたいが、またしてもこんな仕打ちを受けていると思うと、自分が情けなくなってくる。俺はやむを得ず彼女の要求を呑んだ。彼女は俺が了解したことを見計らって、自らの股の割れ目を俺の口元へ近づけた。彼女の股間を嗅いでみると、小便臭く思わず顔をしかめた。“なんでメスなのに、一番重要なここは汚いままなんだ!?どういう神経してんだコイツは!?”よく見ると割れ目の周りを覆う紫色の毛も黄ばんでいる。要するにコイツは小便を済ませた後にきちんとケアしておらずいい加減にやっている。“紫色に包まれた割れ目の清潔さは、綾やあのシャワーズとは比べる必要もないな。いや、他の雌よりも劣るかもしれん。小便臭い割れ目なんて全く舐めたくはなかったが、汚い股で鼻を塞がれ、呼吸困難で死亡とかいう屈辱的な死に方だけは避けたい。”俺は腐った汚い割れ目をゆっくりとなぞり始めた。ねずみの俺に、臭い股を押しつけるのはただの拷問だ。鼻があまり効かない生き物(ポケモン)でもキツいとうのに、鼻が効く俺にとっては頭が痛くなる程キツい。俺が舌でなぞる度に彼女は喘ぎ声を出し始める。

「はぁ!!ああ!!んっ…はぁ、いい子…ね…じょう…ず…よ」
「チロ、チロ、チロ、ビチャ、ビチャ、ビチャ」

“うっ…徐々にコイツの汚い股から汚い液がたれ始めた。小便と混ざって強烈だな。俺を興奮させる要素なんて皆無だな!!”と心の中でコイツに対して批評し、事が終わるまで集中して舐める。もちろん、コイツの喘ぎ声など全く耳に入れてはいなかった。

「んっ…はぁ!!いい…わ、イキ…そう。あ…はああああん!!」
「はぁ…あ〜あ、ちくしょう…気持ち悪い。」

彼女は絶頂を向かえ汚い股から汚水、を俺の顔を目掛けて噴射した。俺は避ける術(すべ)がなく、顔にほとんどかかってしまった。俺は彼女に聞こえないように、侮辱の言葉を呟いた。彼女は俺の顔から股を遠ざけ、俺の顔を覗き込んで頭を撫でた。

155適当:2012/09/20(木) 12:16:15 ID:dg4gH9GE
「気持ち良かったわ。最高よ。どう?おいしかった?」
「く…この…“クサレマンコ”!!」

俺は頭を撫でて笑いかける彼女に憤怒の感情が芽生え、彼女の大事な部分に罵声を浴びせた。途端に彼女が妖しい笑みから無表情へと変え、俺の前で前足を横に“くいっ”とスライドさせた。その瞬間に俺の片方の腕が強力な圧力を受け、押しつぶされそうな感覚が俺を襲った。

ミシ…ミシ…
「ぐああああああああ!!」
クイッ…フッ…
「っはぁ!! はぁ…はぁ…。腕が…腕が…。」

俺は思わず悲痛の叫びを上げ、激痛を訴えた。あまりの激痛に俺自身の額から大量の汗が噴き出していた。彼女はしばらく俺の腕を圧迫させた後、前足をまたくいっと横に振り“念”を送ることをやめ、無表情を少し怒った表情に変え、前足に少し力を込めて俺の額を叩いた。俺が目をつむって思わず“あイタッ”というと彼女は俺を叱り始めた。

「もう!!だめでしょ?こんな悪い言葉使っちゃ!!めっ!!」
「めっ…って、俺は赤ちゃんじゃないぞ…はぁ〜あ。」
「言うこと聞かないとまたお仕置きするからね?あっ、ちょっと待ってね?」
「はぁ…もう、一体何なんだ…全く…。」

彼女が俺を子供扱いし、しつけようとする事に関して“お前は何がしたいんだ?他でやってくれ…。”と呆れた感情を込めた声で返した。彼女は軍服の胸ポケットから赤い小さなあめ玉のような物を取り出し、それを俺の口へ持ってきた。

「はい、あ〜ん。」
「くっ…何だそれは!?」
「は〜や〜くぅ〜、口を開けて。」
「ふざけるなよ。貴様の手渡す物など口に含んでたまるか!!」

俺は彼女の手渡す物など、決して口にしたくなかった。“コイツが手渡すんだから、食わない方がいいに決まってる。”俺はそう考え反論した。

「あっ、ま〜たそんなことを言うの〜?じゃあ、おしおきね。」
スッ…クイッ
「ぐああああああ!!た…頼むからあああああ!!この力をや゛めろ゛おおおお!!」フッ…

俺はあまりの腕にかかる激痛に思わず彼女へ懇願した。彼女は前足を振り俺の腕に“念”を送ることをやめ、俺の額を小突いた。

156適当:2012/09/20(木) 12:20:37 ID:dg4gH9GE
「はぁ…はぁ…くそ、あんまりだ…。」
「悪い子におしおきねするのは、当たり前ですぅ〜。」
「悪い子…ってもう完全に子供扱いじゃないか。最初に見せたあの姿は何だったんだ…。」
「ああ、あれ?あれは、貴方を騙す為の話術よ。お嬢さんとか貴方言ってたからうまくだ・ま・せ・たわねぇ〜。」
「ちくしょう…演技だったが…。なんてヤツだ。」
「そんなことはどうでもいいの〜。ほら、あ〜んして?」
「はぁ…何なんだそれは?」
「貴方が言うこと聞くように、お薬あげますからね。」
「お薬?それはことわ…。」
「あら?まだ言うこと聞かないわねぇ〜。このハチマキとって首を絞めちゃおっかなぁ〜?」
「はぁ!?それはやめてくれ!!」
「じゃあ黙ってお口開ける!!ほら、あ〜ん。」
「くっ…。」

俺は彼女の言われた通りに謎の赤い小さな丸い玉を口に含んだ。“妙な味がする…イチゴでもないし、ラズベリーでもない。梅のような味もしない。”俺が噛まずに慎重に味わっていた所、彼女が再び要求してきた。

「舐めないで、噛みなさい。」
「かむ?舐めるだけではダメなのか?」
「だ〜め。ほら、早く噛んで食べちゃって!!」
「はぁ〜あ。」

俺は仕方なく小さな赤く染まった丸い玉を舌で転がすのをやめて、思いっきり歯で噛んだ。俺が口を動かして食べる様子を彼女は見張っていた。やがて、俺はそれを飲み込んだ。

「ちゃんと食べた?口開けて。」
カパッ
「あっ、ちゃんと食べたねぇ〜。いい子、いい子。」

彼女は俺に口を開けさせ口の中が何も入ってない事を確認し、妖しい表情へ戻して俺の頭を撫でた。頭を撫でられても嬉しくはない。ただムカついてきた俺は、眉間にシワをよせた。

「なぁ、これは一体何なんだ?」
「これは、び・や・くというお薬よ。」
「はぁ!?何だって!? うっ…体が…熱い…。」

俺は彼女が食べさせた物に驚き怒って反論しようとしたが、どこからか湧いてくる体の熱に苦しめられた。次第に息が上がっていき、体全体がサウナに入ったように火照ってきた。意識も次第に失いかけて、本能が“コイツは雌だ。犯せ!!”という言葉で俺の脳内を支配し始めた。

157適当:2012/09/20(木) 12:25:42 ID:dg4gH9GE
「うわぁぁぁぁ!!熱い…熱い…はぁ…はぁ…。」
「大丈夫よ。いい子だから気持ち良くしてあげますからね〜。」

彼女は体の異常な熱を訴える俺を安心させるように頭を撫で、俺の体を抱きかかえてスーツを脱がし始めた。ただスーツを脱がしているだけなのに、敏感に体が反応してしまい、俺には似つかない“ひゃん”という雌のような声を上げていた。俺の下半身も異常な熱に支配され、俺のモノは興奮して瞬く間に肥大していった。

「あっ、もうこんなに大きくなってる〜♪。」
「はぁ…はぁ…ち…ちくしょう…くそったれ!!」
「はいはい、大丈夫だからね。今気持ち良くしてあげるから。」
「はぁ…く…くわえる…なぁ!? ひゃん!! うっはぁ!!」

彼女は俺の意見を無視して、俺のモノを自らの口へと含んだ。俺は敏感に感じてしまい、普段綾と性交(す)るときにはあげない、可愛らしい嬌声を上げていた。雄特有の喘ぎ声はその間にしか挟めなかった。“くっ…あなどれん。こんなに感じてしまうフェラチオは、未だに経験したことがない…。しかも、コイツ雄の弱い所を完全に知り尽くしてやがる!!ここばっかり攻めるなぁぁぁぁ!!舌先を使うなぁぁぁぁ!!感じてしまうからやめろおおおお!!”俺は現実でも叫び、脳内でも叫ぶハメになっていた。

「はぁ…んっ…うっひゃあ!!ちょ…ちょっと…待って…出…。」
「見た目もカワイイけど意外とそんな可愛い声もあげるのねぇ〜。限界なら出してもいいわよ?」
「ひゃあ!!だ…誰が射精(だ)すものかバカ猫おおおお!!」
「ふ〜ん。じゃあ、スピード上げるからね?」
チュプチュプチュプチュプ…
「ひゃあ!!うおっ!!くっくそお!!くそったれがあああああ!!」

俺は彼女のフェラチオがあまりにも快感な為、彼女に罵声を浴びせつつも自分の精子(モノ)を、彼女の口内へ勢いよく噴射させられた。俺はようやく苦痛とも言える快感から逃れられて、肩でゆっくりと息をしていた。彼女は俺のモノから口を離し、顔全体も耳も赤らめている俺を俺の頭を撫でながら妖しい笑みで覗き込んでいた。

158適当:2012/09/20(木) 12:31:12 ID:dg4gH9GE
「いっぱい出したね〜。いい子、いい子。」
「はぁ…はぁ…ああ!!くっそ!!」
「そんなに気持ち良かったのぉ〜?もっとやってあげましょうか?」
「もうやる…な。頭がおかしく…なりそうだ。」
「ふ〜ん。じゃあ、やっちゃお。」
クルッ…パクッ
「お…おい!!待てって!!くわえ…ひゃあ!!」
チュプチュプチュプチュプ
「ふはぁ!!うっはぁ!!はぁ…ふっ!!」
チュプチュプチュプチュプ
「や…やめて…た…頼むからあああああ!!」
ビュク…ビュルルルル…ドクドク

一度感じ射精の快感が残っていた俺は、すぐに射精(だ)してしまった。“全く俺のどこにこんなに精力があるのだろうか…。”と疑いたくなるような量を彼女の口内へ噴射していた。彼女は口を離し、全て飲み干して俺へ振り返り、疲弊している俺の表情をあやしい笑みを向けながら覗き込んでいた。彼女は汗だらけの俺の額を自分自身の舌で、拭き取り俺の頭を撫で始めた。

「二回目なのに、いっぱい出したねぇ〜。よく出来ました。褒めてあげるわ。」
「はぁ…はぁ…はぁ…。ぶん殴ってやりたい。」
「こ〜ら、殴るとか言わないの。今度は私の膣(ナカ)に出してね?」
「ちょ…ちょっと待ってくれ。そ…そんな何発も連続で…射精(で)るわけ無いじゃないか!!」
「い〜え。貴方は出来る子だから。ほら、行くわよ?」
「おい!!俺の…話し…聞…けぇぇぇ!!」

彼女は、俺の懇願も無視して自らの股に俺のモノを当てがった。俺のモノは俺の頼みもむなしく、元気にまだ物欲しそうにそり立っている。さらに悪いことに、感じ過ぎてこの下衆な汚い割れ目の中へ入れるだけで、声を上げてしまいそうになる。手が使えたら必死で口を抑えるが、それも叶わず、俺の閉ざしている口は決壊寸前だった。

「ふっはぁ…気…気持ち…いやいや!!そんなわけあるかこのやろおおお!!」
「うふっ、もう限界みたいね。我慢しないで出したら?我慢は体に良くないわよ?かわいい子ねずみちゃん。」
「はぁ!!ふうっ…俺は…成人男性(雄)だ。ガキじゃないんだよ淫乱な雌猫がああああ!!」
「強がっちゃって…本当カワイイわね。ちょっと締め付けちゃお。」
ムギュ…ギュウウウウ
「はぁ…ひゃあ!!おいおい!!俺の股間から離れろおおお!!」
「だ〜め。貴方の愛撫だけじゃ満足してないの!!じゃあ、動くからね?」
「ええ!?ちょ…ちょっと待っ…休ま…せろおおお!!」

159適当:2012/09/20(木) 12:37:00 ID:dg4gH9GE
俺の要求(というか立場が完全に下なのでお願いにあたるんだが…。)を無視して妖しい表情で徐々にスピードを上げていく。“さすがに淫乱なだけはあるな…処女膜はない。”俺は快感がこみ上げ頭がおかしくなりそうになりながらも、必死になり勝手に分析した。俺は声を押し殺せずに喘いでいるが、彼女は声をこらえて動きながらもその様を見下ろしていた。“今俺の顔は綾…というか誰にも見せられない程目がとろけよだれを垂らしていた。よだれを止めようと口を閉じようとしても、喘ぎ声が優先されてしまいそれは叶わない。彼女も次第に声を上げ、彼女と俺は絶頂を向かえ各々(おのおの)の持ち場でぐったりしていた。

「んっ。はぁ…はぁ…気持ちいい…最高よ…あなたのお・ち・ん・こ。」
「はぁ…はぁ…下品な…雌だな。」
「ん〜、そんな事言って気持ち良かったんでしょ?私のお・ま・ん・こは。」
「……………。否定はしない。だが、肯定もしない。」
「じゃあ、“YES”って言わせてあげるね。もう一回。」
「は…はぁ!?ちょ…待っひゃうん!!」
「本当かわいい子。すぐにイかせてあげますからねぇ〜。」
「はぁ!!ひゃ!!お…おい…動く…な…。」

彼女は俺の息が整ってない内に、訳のわからない発言をして再び腰を上下に動かし始めた。俺は喘ぎ声とよだれを抑え切れず、雌のような声で叫び続けている。想定内だが、予想外の快感にある異変を感じとった。“うっ…まずい!!もう俺の中の精子(モノ)は残っていない…残っているのは…水分だけだ!!くそっ…出すわけにはいかない!!それだけは…それだけは!!”俺は快感で頭が真っ白になる中“恥はかきたくない”とばかりに残った力を振り絞って必死に逃げようともがいた。

「んっ…はぁ!! はぁん!! はぁ…。」
「ひゃ!!うはぁ…はぁん!!」

“くっそ〜まずい、動けぇ〜!!俺の右手動いてくれ〜!!”その時俺の思いが通じたのか。右手が勢いよく動き上に乗っている彼女を突き飛ばした。俺は素速く立ち上がり脱がされたスーツと刀を持ち、高速移動を使いながらリタイヤボタンを押した。

「ああん!!待ってぇ〜まだ終わってないわよ!!」

彼女は急いで俺の後を追ってくるが、俺の体は既に【光】のステージから抜け出していた。

160適当:2012/09/20(木) 12:41:49 ID:dg4gH9GE
「はぁ…はぁ…危なかった。…助かったぁ〜!!」

真っ白い部屋へと戻って来た俺は、特に嬉しいこともないのに両手を上げ、歓喜の声を部屋中に響かせていた。その時、下腹部からとてつもない放尿の意志がこみ上げて来た。

「うっ…まずい…出る!!」

俺は高速移動+前転を使って、距離を縮め右側の食事ルームよりは、少し距離を取りバスルームに近い真っ白いトイレへとすべり込むように着地した。すぐに立ち上がり、便器の中に向けて俺のモノを向けた。

チョロ…チョロチョロ…ジョオオオオ…
「はぁ…はぁ…うっ…はぁ〜。」

“危なかった…もう少しでいい年して、【おもらし】してしまうという恥を書く所だった…。”と俺は、尿を便器へ放ちながら安心していた。“もしも、あのまま続けていたら…ああ〜いやだ!!考えたくもない!!”俺は口に出さずに、頭の中でその言葉を響かせた。やっと放尿の勢いが止まり、完全に出なくなった。

「よし。免れたな。うわ…こんなに溜まって…しかも疲労からか…かなり黄色い…。」

俺は用を足し終えた便器の水の位置が、3cm程上がっている事に顔を引きつった。“真っ白いタンパク尿だったら、彼女の鼻が効かなければ、股から出た汚水と間違えるかもしれない…。だが、こうも色がついては彼女には放尿の意志がないため、俺が漏らしてしまったものだと簡単にバレてしまう。ただでさえ俺の事を子供扱い…時折赤子扱いするのに、こんな事があってはもう完全に舐められる…。”俺は恥をかかなかった自分が、いかに運が良かったかを深く考え、レバーをひねり大量の尿を流した。流れる様子を確認すると、バスルームへ歩を進めシャワーを軽くひねった。

キュッ…シャアアア…
「ふう。全く、どいつもコイツも淫乱な雌ばっかりだ。」

俺はこの軍隊の雌達が“なぜ自分ばっかり求めてくるのか”という愚痴を壁に向かって言い放ちながら、頭を洗い、体を洗った。体を洗う時に、まだ薬の効果が残っているせいか嬌声を上げてしまいそうになったが、“俺は男(雄)だ。みっともない真似はするな!!”と強く自分に言い聞かせ、歯を食いしばり絶えた。

161適当:2012/09/20(木) 12:46:39 ID:dg4gH9GE
風呂に入っていた時の嬌声と言えば…一度綾と俺の自宅で混浴した事を思い出した。あまりに恥ずかしくまた、行為以外では裸体を見せたくなかったので、「…一匹で入ればいいじゃないか。」と言ったが、「さみしいから一緒に入ろ?」と涙目で訴えて来たので、やむを得ず一緒に風呂場へ入った。雄と雌が一緒に風呂に入る目的と言えば、“一緒に湯船に浸かりたい”ということもありうる。だが、主な目的はお互いの体を洗う“洗いっこ”というカップルならではの遊びである。俺は雄なので、前後どっちを洗っても普段通りでいられるが、綾は雌なので後ろは大丈夫だが、前の部分はほとんどどこを洗っても喘ぎ声を上げた。俺は「もっと我慢出来ないのか?」と問うたが、「だって気持ちいいんだもん。感じちゃう。」とか訳のわからない言い分で返答してきた。その訳のわからない言い分も今なら理解できた。薬のせいで、俺の体は敏感に反応し、普段の雌とほぼ同じ感覚になっていた。俺は同時に、“じゃあ雌に薬を投与したら一体どうなるんだ?まさか…気絶するのか!?という考えも持っていた。一瞬“雌が羨ましい…。”と思いそうになったが、別の声で“そんなワケあるか!!羨ましがるんじゃない!!”と自分に“喝”を入れシャワーを止めた。水気を体を震わせて飛ばし、中央にあるスーツを着て食事ルームへ歩を進めた。

「うおっ、いい匂いだな。やっぱり心の支えはコイツだけか。」

俺は目の前に用意されている食事を見て思わず笑みがこぼれた。長い間【光】の間で拷問を受けていたので、夕食が用意されていた。夕食のメニューはビーフシチューに野菜サラダ、主食は米が欲しかったが願いも空しくパンだった。ドリンクは紫色で芳醇な香りを放っている液体だった。しかもグラスには気泡がついていた。

「今日も美味そうだな。」

俺は独り言を言っている事を気にせず、少し大きめの声で意見を述べた。パンを手に取りビーフシチューにつけて口へ頬張る。噛んでいる最中に、“そういえば、ビーフシチューって米でしか食ったことないな…。”としみじみと感じていた。短い経験した事の回想を終え、黙々と手を進めていき、数分後すべてのメニューを平らげた。メインが水分を含むので、ドリンクは飲む必要がなかったが、青色の液体や黄色の液体には何らかの効果があったので、“飲むと得する”と結論を出しドリンクを手に取った。

162適当:2012/09/20(木) 12:52:11 ID:dg4gH9GE
「青と黄色のヤツよりサラサラしている…。しかも、これは炭酸じゃないか!!」

俺は、監禁されて変な飲み物を無理矢理飲まされ続けると予想していたので、あまりの嬉しさにはしゃいでしまった。ジュースを一口、口へ含み風味と味の両方を堪能した。味は葡萄と何かが混ざったような味で、俺の舌とほどを唸らせた。予想外の美味さにあっという間に飲み干してしまい、空にしたグラスを“ビール”を一気飲みしたかの如く、勢いづけて置いてしまった。“あっ…しまった”と思ってグラスを見るが、見た目よりも結構頑丈な作りで割れることは無かった。飲み干すと切れていた精力がいとも簡単に戻って来た。

「うおっ…すごい。まだ性交(や)れそ…イカンイカン。」

ものすごい効き目だったので、“他の雌と性交(や)りたい”とつい口走ってしまいそうになり、慌てて口をふさいだ。“綾以外と性交(や)るなんて自分から言い出してはいけない。それでは、俺はただの最低な男(雄)になってしまう。“俺は激しく頭を振り自分に戒めの言葉を言い聞かせ、中央へと戻り、そのまま眠りの世界へと旅立った。

Day4
「ふわぁ〜、すごい頭がスッキリする。よく寝たな。」

朝日なんか浴びれない真っ白い蛍光灯の光しか浴びれないにも関わらず、満足気に俺は目覚めていた。昨日のドリンクのおかげでパワーがみなぎってくる。俺は時計を見ると【9:00】と若干寝坊してしまったが、顎に手を添えてある事を考えた。

「待てよ…早く行きすぎたから、あんな長時間犯されたんじゃないのか?もしかしてワザと遅く行けば、もしも拷問まで持ち込まれた時に短くて済むな。俺は寝起きにも関わらず頭がさえていた。この事に気付いた俺は、正午以降に【光】の間へ行こうと決心し、その間はイメージトレーニングに没頭することにした。食事ルームから漂ってくる朝食の匂いをたどり、朝食を済ませて中央へ自分自身の体を戻した。俺は刀を抜いて両手に握り締め、その場で構えた。

ブン ブン ブン ブン ブン
「はぁ!!たぁ!!はっ!!」
シュッ シュッ シャッ
「たぁ!!おりやぁぁ!!」

俺は一心不乱になって刀をその場で振っていた。振り方も両手から片手へ変えたり、技を繰り出しながら片手に持ち替えて追撃を加える動きなどを実践していた。息が切れ、立ち止まって時計を見ると正午前を指していた。

163適当:2012/09/20(木) 12:57:17 ID:dg4gH9GE
「はぁ…はぁ…よし!!これで簡単に負けないハズ…後はアイテムの確保だな。」

俺は息を落ち着かせて、刀を鞘へ収めて、背中へ縛りつけた。戦闘準備が整ったので、昨日と同じ【光】の扉へと歩を進めた。


さわやかな風、昨日と同じ風景、自分が闘った場所…様々な事をステージの景色を眺めていると、上品な雰囲気をまとわせた紫色の軍服を着たエーフィが向こう側から姿を現した。

「こんにちわ。今日もお手柔らか…」
「ふざけるな。猫を被っても無駄だぞ。」
「あら?なんのことですの?私が何かしましたか?」
「ちっ…とぼけるのもいい加減にしろよ。貴様の話術は、もう俺には通用しない。」

昨日と全く同じ態度で接してくる彼女を即座に否定し、俺は冷静に相手を見据えた。彼女はすぐに口調を変え、言い返した。

「ふふ…、今日もいっぱい遊んであげますからね?かわいい子ねずみちゃん。」
「ふっ…悪いがやられるつもりはない。貴様をぶっ倒す。」
「楽しみですこと。」

俺は彼女を睨みつけ、すぐに行動できる構えをとった。“彼女は近づきすぎても駄目だし、遠すぎても駄目。逆にスピードで翻弄できる分俺に分がある。”俺はその事を頭にたたき込み、しばらく黙って睨みつけていると例の開始合図が聞こえた。

『READY…GO!!』

俺はまず左の方へと走った。彼女から小走りで俺に接近して来ていた。100m程走った所で赤色の箱を見つける。

「よし、武器だ。まだ…大丈夫だな。えっと…中身は…。」

赤い箱を開けると見た事ない【S・C・G】と書かれた白い手榴弾が2つに、説明書が入っていた。俺はまだ彼女が追いついて来ていない事を確認し、重要な所だけを目で負った。説明書には、図付きでこうこう示されていた。

【スーパーチャフグレーネード(念波・電子機器妨害手榴弾)】
使用すると中から特殊な金と銀のチップを散布し、エスパータイプの技と電子機器、電気タイプの技の発動方向を妨害する。一定時間しか効果は続かないので、充分に注意すること。

“やった!!と喜んでいる暇はないな。急いで行動しなければ追いつかれてしまう。”俺は腰にスーパーチャフグレーネードを装着し、反転して今度は中央から右方向へと目指し走り出した。彼女は、追いつけずに“逃げてばっかりいないで私と遊ぼうよぉ〜”とか追いつけない言い訳を言ってくるが、俺はそれを完全無視して、一心不乱に右方向へ直進した。

164適当:2012/09/20(木) 13:02:31 ID:dg4gH9GE
「おっ…あれは…?」

俺の視界には徐々に箱が見え始めた。“どうやら俺は、この手のことに関して運が良いらしい。”俺が見つけたのは、金色の箱だった。興奮したい気持ちを抑え、箱を素速く開けると中には目に“ばつ印”がついたプレートのようなシールが入っていた。俺はそれに対して一々問うことなく、すぐに説明書を手に取り彼女との距離を確認した。いまだに随分と離れているので、説明書へと目を向けた。

【催眠波反射シール】
催眠術を無効化し、相手へ効果を跳ね返す。体の一部につけるだけで、効果を発揮する。

「おっ…いいじゃないか!!アイツの“さいみんじゅつ”はやっかいだからな…。」

“しかし…どこへ付けようか。あまりに目立ち過ぎると気づかれる…そうだ!!俺の尻尾の付け根につけよう。死界に入っている為、全く見えないハズだ。”俺は、必死に追いつこうとしている彼女の姿を見計らい、彼女の方へ顔を向け、片手でこっそりと尻尾の付け根へピタリと貼り付けた。彼女はようやく追いつき息を切らしながらも、俺へ話しかけた。

「はぁ…はぁ…やっと追いついたわよ。…ちょっと逃げすぎじゃない?」
「ふっ…待たせたな。ウォーミングアップにランニングをしていたんだ。」
「あら?そう?じゃあちょっと待っててね。」

俺は自分の行動を抑止する彼女に対して首を傾げ、怪訝そうな表情で彼女を見つめた。突然彼女の体が光出し、彼女の荒げていた息は元に戻り、疲れの表情が元の余裕のある表情へと戻った。俺はその光景に驚愕して目を丸くしていた。

「うっふふ、私もお待たせ。これで五分かしら?」
「体が光って…回復か…。」
「そういうこと。残念だけど、あなたの方が体力が少ないんじゃない?」
「ふっ、そうか。なら俺がプレゼントしてやる。」
「プレゼント?」

俺は右手でスーパーチャフグレーネードを持ち栓を抜き、高く上空へと放り投げた。パンッとそれははじけて、俺と彼女の間に金と銀の紙切れをばらまいている。彼女はその光景に驚いて、口が開いたまま口元に前足をあてていた。

「くすだま?私、今日誕生日でもないんだけど。」
「そうか、なら俺が祝ってやる。今日は記念日だ。」
「え?何の?」

彼女は俺の意味不明な発言に戸惑いを見せるが、俺はお構いなしに昨日と同じように彼女に対して突撃している。彼女は昨日と同じ行動する俺を見て、妖しい笑みを見せた。

165適当:2012/09/20(木) 13:07:51 ID:dg4gH9GE
「学習能力のない子ねずみちゃんね。これでしつけてあげるわ。」
「ふっ…やってみろ。」

彼女は俺の挑発的な態度に口元を吊り上げ逆に嘲笑するように、前足をかざし輪状の光線を出す。が、方向が上へ行ったり、下へ行ったりでバラバラになり俺への攻撃は当たらなかった。

「え!?何で!?」
シュッ…ズザザザザ
「すきだらけだ。」
バシンッ バシンッ
「うわぁ!!…うっ…。」

俺は慌てふためく彼女の腹部を、背中を地面に滑らせ刀を当てた。彼女は防御することも忘れていた為、腹部を押さえ怯み出した。俺はひるんでうずくまっている彼女を、お姫様抱っこで抱きかかえ不敵な笑みをこぼした。

「え!?ちょっと…何してるの?」
「ははは…喜べ、今日が貴様の“敗北記念日”だ。」

俺は彼女を宙へ高く放り投げ、彼女の前に刀を構えて姿を現わし、彼女の腹部へめがけて狙いを定めた。

「くらえ!!れ・ん・ぞ・く・十字切り!!」
バシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシン
「きゃあああああ!!」
「トドメだ!!」
ドン
「うわぁ!!」

俺は宙に浮いた彼女の腹にめがけて、刀の連撃を何度も十字を描くように浴びせ、最後に頭部を叩き、彼女を思いっきり地面へと落とした。俺は地面へ着地し、彼女の方へ目線をやった。

「はぁ…はぁ…やったか?」
「うう…なかなかやるわね…ごほぉ!!」
「くっ…まだ駄目か!!」
「でもね、私にはそんなの効かないのよ。」
パアアアア…

彼女はよろよろと立ち上がり血を吐いたが、自分自身の体を光に包み、体に受けた傷を回復させた。

「また回復か…。」
「あなたも疲れたでしょう?さぁ、おねんねの時間ですよ。子ねずみちゃん。」

彼女は苦しい表情が消え妖しい笑みを俺へと向け、“さいみんじゅつ”を放った。だが、俺は平然としてその場を動かずに、その様子をじっと見ていた。俺が全く眠る様子を見せない為、彼女は驚愕の表情を浮かべた。

「なんで!?なんで、眠らないの!?」
「ふっ…何でだと思う?」
「どうし…あれ?何で急に…私が眠くなって…き…た。」
バタン
「すー、すー」
「眠ったか。」

166適当:2012/09/20(木) 13:12:23 ID:dg4gH9GE
俺は彼女が自分の“さいみんじゅつ”を受けて眠ったのを見計らって、紫色の軍服の胸についてある、“θ”のバッチを見つけ手を伸ばしバッチを掴んだ瞬間、俺の脳内で悪魔の囁きが聞こえ始める。“このままでいいのか?やられたのに、やり返さないのか!?”

「それも、そうだな。」

俺は囁いた悪魔に賛同し、ほくそ笑んで早速準備に取りかかった。眠っている彼女の両前足、両後足に強い電流を流し込んだ。局部に当てているだけなので、強制的に寝かされている彼女は、未だに寝息を立てて“すーすー”と寝ている。俺は次に彼女ね軍服の胸ポケットを漁り、赤い媚薬を見つけ手へ握り、寝ている彼女を起こす為に体を叩き始める。

トントン トントン
「起きろ、起きろ」
「ん?ふわぁ…あれ?あなた何でいるの?」
「お前に昨日の復讐をしてやる。」
「え?ちょっと何言って…体が…動かない!!」

彼女は俺の恐ろしい発言に抵抗する為、急いで体を起こそうとするが、俺が彼女の手足に電流を送った為に、彼女の体が痙攣し麻痺をおこしている。その為、体を起こすことが出来ず、地面へ固定されている。俺は彼女の口元に赤い小さな玉を持っていき、それを口に入れるように要求する。

「おい、抵抗するなよ。黙ってコレを口に入れて食べろ。」
「い…いやよ!!あなたこんなコトしてただですむと思ってるの!?」
「ほう、抵抗するか。じゃあ、お仕置きだな。」
「え…おしおき?」

彼女は俺の意味不明な発言にきょとんとしているが、俺はそれを無視して彼女の汚い股に手を当てた。

「ちょっと…どこ触ってるのよ!!このヘ…。」
バチバチバチバチ
「あああああああ!!」
フッ…
「はぁ…はぁ…何するのよ!!」
「逆らえば、一番敏感なここに電流を流し込むぞ?気持ち良すぎて、失禁してしまうかもな?」
「はぁ!?何言ってんのよ!!そんなわけ…。」
バチバチバチバチ
「きゃあああああ!!やめてえええええ!!」
フッ…
「はぁ…はぁ…。」
「どうだ、従う気になったか?早くコイツを口へ含め、そして食え!!」
「う…いや…お願い…許して。」

彼女は涙を流し、俺へ許しをこうが到底許すつもりはない。俺は呆れた表情で“やれやれ”と言うポーズを見せた。

「はぁ〜あ、困った娘だなぁ〜。じゃあ流そうか…。」
「いやあああ!!それは、やめて!!本当に出ちゃうから!!」
「だったら、逆らうな。ほら、口を開けろ。」
「うう…。」

167適当:2012/09/20(木) 13:18:18 ID:dg4gH9GE
彼女は俺が差し出していた赤い小さな玉を、嫌々ながら口へ含む。俺は“噛め”と言い放ち、彼女の体へ無理矢理流し込ませた。彼女の顔と耳は紫がかった赤色に染まり、彼女がだんだん息を荒げてきた。

「あ…あつい…あついよぉぉぉ…。」
「お〜そうか。で、どうして欲しい?体が疼くんじゃないのか?」
「き…気持ち良くして下さい。出来れば口で。」
「そうか。俺も鬼じゃないからな。お前、何か体を拭くものを持っていないか?」
「どう…して…?そのまますれば良いじゃない。」
「そうだな。じゃあ俺が、大丈夫かどうか臭いを嗅いでやる。」
「えっ!?ちょ…待って!!」

俺は彼女の股へ鼻を近づけ、鼻を動す。案の定強烈なアンモニア臭を漂わせていた。俺は鼻をつまみながら、顔をしかめて意地悪気に彼女へ感想を述べた。

「は…恥ずかしいからやめて!!嗅がないで!!」
「すんすん、くっさいおまんこだなぁ〜。お前、雌なのにこんな大事な部分もケアしてないのか?お前、雄とセックスなんてした事ないだろう?」
「うう…そんなことないわ!!あるもん!!」
「そうか、ではその雄は頭がおかしいな。誰がどう嗅いでも、これは耐えられない。」
「ひどい!!そんなわけ…。」
「あるね。悪いが口でやって欲しければ、体を拭くシャワーシートを俺によこせ。汚い股をキレイにしてやる。」
「うう…ひどい…あんまりだわ。」
「どうした?やって欲しくないのか?じゃあ俺は帰るとするか。」

俺は涙を流し、必死に抗議してくる彼女を突き放すように告げて、その場を立ち去ろうとリタイアボタンを押そうとすると、彼女が俺へ懇願してきた。

「待って!!私の軍服の右ポケットに入っているから…。だからお願い。」
「はは、結局やって欲しいんじゃないか。淫乱な子猫ちゃんだな。」

俺は不敵な笑みを浮かべ、彼女を蔑み、彼女の言うとおりに彼女が着ている軍服の右ポケットを探り、その中からシャワーシートを取り出した。“体だけは清潔に保つんだな”と思いながら、俺は彼女の汚い股を1枚のシャワーシートを使って拭き始めた。

168適当:2012/09/20(木) 13:24:24 ID:dg4gH9GE
「はぁ!!…ひゃん!!…はぅん!!」
「いちいち騒ぐな。せっかくキレイにしてやってるのに。」
「だって…ひゃう!!」
「あ〜あ、雌の赤ん坊のここを拭くときでも、こんなに騒がないけどな。」
「しょうが…ひゃん!!ない…じゃない。」
「わかってると思うが、もらすなよ?もらしたら、俺は帰るからな。」
「ええ…そんな…。無理よ…体が感じ過ぎちゃって…。」
「はぁ!?お前はいい年してまだ“おもらし”するのか!?恥ずかしいと思わないのか!?」
「うう…しません。ごめんなさい…。」
「よし、じゃあ始めるぞ。ちゃんと耐えろよ?」

俺は、彼女の汚い股を拭いたシャワーシートに一瞬目を移した。白い布地が黄ばんでおり、見ているだけで吐き気を催した。俺は、そのシャワーシートを捨てると、今度は彼女の股へと視線を移した。黄色がかっていた紫色の毛は、元のきれいな紫色へと姿を変えていた。俺はこれを見て“どんだけ汚かったんだ…。”と心の中で呆れた声を上げていた。その後、俺は清潔になった彼女の割れ目に顔を近づけ舌を這わせた。

ピチャ ピチャ ピチャ ピチャ
「はぁ!!んっ…はぁ!!ひゃあん!!」
「おいおい、もうこんなに濡れてるぞ?もっと耐えられないのか?」
「ひゃあ!!んっ…そんな…こと…ない。」
「足りないか、じゃあスピードを上げるか。」
「えっ!?ちょっとな…。」
ピチャピチャピチャピチャピチャピチャ
「はぁん!!ふぁ!!ひゃあ!!お願い…優しく…して。出ちゃう…から。」
「俺は優しくする義理なんて持ち合わせていないんでな。」
ビチャビチャビチャビチャビチャビチャビチャ
「ひゃあ!!イっちゃう…もう…だめええええ!!」

彼女は限界を訴えたので、俺は舌の動きをストップさせた。彼女は絶頂の瞬間が訪れずれない為か、俺へ懇願してきた。

「どうして…どうしてやめるの。」
「かかりたくないからだ。」
「そんな…ここまでしておいて…。」

彼女は“絶頂を迎えさせず生殺しにするなんてあんまりだ。”と俺へ訴えて来たので俺はため息をついて仕方ないな”という表情へ変えた。

169適当:2012/09/20(木) 13:30:53 ID:dg4gH9GE
「そうだな。それは悪かったと思っている。だから、かかってもいいように手に変える。しかも、電流を流してな。」
「ちょ…待ってぇ!!それは、あんまりよ!!」
「言っただろ?これは復讐だ。お前を気持ち良くさせる魂胆なんて、全くもち合わせていない。ほら、いくぞ。」
クチュ クチュ クチュ クチュ ビリッ ビリッ
「きゃあ!!ひゃあああ!!や…やめてぇ!!」
「このまま“もらして”恥をかいてしまえ。」
「い、いやあああ!!やめてえええ!!止めてえ…止め…はぁ…。」
プッシャアアア…ジョロロロロ…

彼女は急に喘ぐことを止め、何かから解放されたかのように苦しい表情から恍惚の表情に変わった。彼女の割れ目からは、…液と黄色い水が流れ出ている。彼女は、赤くなった顔をさらに赤らめて激しく目を閉じていた。

「いやぁ…もらしちゃった…恥ずかしい…。」
「あ〜あ、やっちゃったな。じゃあ、俺は帰るぞ。」
「待って!!おもらしして…ごめんなさい。」
「謝って済むと思っているのか?残念ながら俺は鼻が利くんでな。もうこんな臭い所にはいたくはない。」
「ひどい!!あなたがやったんじゃない!!不可抗力よ!!」
「そうだな。だから何だと言うんだ?俺には関係ない。俺を苦しめた罰だ。もう少し薬の効果は続くだろう。そして、お前を縛っている麻痺ももう少し効果が持続する。満たされない性欲にもがき苦しめ。」

俺は、大粒の涙を浮かべて懸命に抗議する彼女に残酷な現実をつきつけ、彼女の軍服の胸についている“θ”のバッチを手で掴み取った。

「これは、貰ってくぞ。じゃあな。」
「ま…待ちなさい!!お願い…待っ…て。もっと…気持ち…良…くしてええええ!!」

彼女に別れのセリフを吐き捨て、リタイアボタンを押して俺は【光】のステージから姿を消した。仰向け状態のまま彼女は、必死に呼び止めるが関係ない。これは復讐だったのだから。

170適当:2012/09/20(木) 13:35:01 ID:dg4gH9GE
俺は【光】のステージから白い部屋へと戻って来た。“θ”のバッチは、彼女自身を象徴するように紫色に輝いている。俺は下腹部にずっと違和感を感じていたので、試しにスーツを脱いでみると、俺のモノは興奮して肥大化し先走り汁が出ていた。

「はは…俺も耐えるのに必死だった。危なかった。」

情けない話だが、俺自身も彼女が苦しみ、恥をかき顔を赤くしする様をかなり楽しんでいたのだ。“ああ…綾。もしかしたら、俺はかなりの変態かもしれない。君の元へ帰って来たら、これをやってしまうかもしれない…。しかし、これは俺の愛情表現の1つなんだ。もしもやってしまった場合は、俺をどうか許して欲しい。”と勝手に言い訳の一つや二つを心の中で呟いた。その後は、綾のことを考えながら夕食と入浴を済ませ、“どうか夢精だけはしませんように”と天に向かって懇願して、その日は眠りについた。
【試練2 光 完】


試練2後書き
エーフィファンの皆様へお詫びを申し上げます。主人公に過激な陵辱プレイをさせて申し訳ありませんでした_(._.)_

次回もマッタリと載せていきます。ではさようなら(笑)

171名無しさん:2012/09/27(木) 03:02:17 ID:IlnELF3M
やっぱり此処を安易に使える練習場所として使える様にしないと…

このままでは誰も寄りつかなくなってしまう…

172名無しさん:2012/09/27(木) 16:59:41 ID:MY9KxlOk
でも、だからと言って書いてる人がいても逆に遠慮して書けなくなりそうですよね…。
連動して利用するとなるとごちゃごちゃになるでしょうし…

173名無しさん:2012/09/27(木) 18:15:45 ID:jvXEqoGc
作品書き込む時に名前を『HN@作品名』みたいにしてみるのはどう?
これなら少しは判別しやすくならないかな

174名無しさん:2012/09/27(木) 19:06:35 ID:MY9KxlOk
>>173さん
それは名案ですね。更にページ数として「作品名:3」というようにすれば順番もわかりやすいと思います。

ただ、以前適当さんがやっていたようなゲーム感覚の作風は人数の上だとやはり封じられてしまいますね…

うーん、とりあえずここでの議論は場違いですからこちらにも議論スレを立てた方がいいかもしれません。
それとも、このまま避難所の議論スレに持っていきましょうか。

175適当:2012/09/28(金) 21:40:24 ID:CZFu5lTI
皆様お久しぶりでございます。適当です(笑)

今、かなり自己満の小説(9つの試練のアフターストーリー)を執筆で、第3話投下にはもう少し時間がかかります(泣)

順序が逆な気がしますがご了承下さい。_(._.)_


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