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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】
165
:
適当
:2012/09/20(木) 13:07:51 ID:dg4gH9GE
「学習能力のない子ねずみちゃんね。これでしつけてあげるわ。」
「ふっ…やってみろ。」
彼女は俺の挑発的な態度に口元を吊り上げ逆に嘲笑するように、前足をかざし輪状の光線を出す。が、方向が上へ行ったり、下へ行ったりでバラバラになり俺への攻撃は当たらなかった。
「え!?何で!?」
シュッ…ズザザザザ
「すきだらけだ。」
バシンッ バシンッ
「うわぁ!!…うっ…。」
俺は慌てふためく彼女の腹部を、背中を地面に滑らせ刀を当てた。彼女は防御することも忘れていた為、腹部を押さえ怯み出した。俺はひるんでうずくまっている彼女を、お姫様抱っこで抱きかかえ不敵な笑みをこぼした。
「え!?ちょっと…何してるの?」
「ははは…喜べ、今日が貴様の“敗北記念日”だ。」
俺は彼女を宙へ高く放り投げ、彼女の前に刀を構えて姿を現わし、彼女の腹部へめがけて狙いを定めた。
「くらえ!!れ・ん・ぞ・く・十字切り!!」
バシンバシンバシンバシンバシンバシンバシンバシン
「きゃあああああ!!」
「トドメだ!!」
ドン
「うわぁ!!」
俺は宙に浮いた彼女の腹にめがけて、刀の連撃を何度も十字を描くように浴びせ、最後に頭部を叩き、彼女を思いっきり地面へと落とした。俺は地面へ着地し、彼女の方へ目線をやった。
「はぁ…はぁ…やったか?」
「うう…なかなかやるわね…ごほぉ!!」
「くっ…まだ駄目か!!」
「でもね、私にはそんなの効かないのよ。」
パアアアア…
彼女はよろよろと立ち上がり血を吐いたが、自分自身の体を光に包み、体に受けた傷を回復させた。
「また回復か…。」
「あなたも疲れたでしょう?さぁ、おねんねの時間ですよ。子ねずみちゃん。」
彼女は苦しい表情が消え妖しい笑みを俺へと向け、“さいみんじゅつ”を放った。だが、俺は平然としてその場を動かずに、その様子をじっと見ていた。俺が全く眠る様子を見せない為、彼女は驚愕の表情を浮かべた。
「なんで!?なんで、眠らないの!?」
「ふっ…何でだと思う?」
「どうし…あれ?何で急に…私が眠くなって…き…た。」
バタン
「すー、すー」
「眠ったか。」
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