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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】
106
:
適当
:2012/09/14(金) 17:25:59 ID:XQSv2wqg
「こっくり…さん。もう…出しても…いいですか?」
「いい…ぞ…出せ。」
三郎君は特に何も言わずに、こっくりさんのナカへ出した。こっくりさんは当然入って来る感覚に驚きながらも表情を緩めていた。
「はぁ…はぁ…いいぞ。やっぱり感覚が全く違う。やってよかったな。」
「はぁ…はぁ…こっくりさん。まだ…やりま…すか?」
「いや、私はもう満足した。霊界へ帰ることにする。」
「え…やったぁ…はは…」
僕達は待ちに待ったこっくりさんの“帰る宣言”に疲れた体を忘れ夢中で喜んだ。“なんだかんだ言って結局嫌だったんだなぁ…”と思っていると、こっくりさんが優しい表情のままで僕達に最後の指示を出した。
「体が汚れ過ぎてしまったな…これでは霊界に帰れん。そうだ、お前達はよく考えたら水タイプだな。よし、私の体をきれいにしてくれ。」『はい!!』
「ん?なんだやけに素直になったな。まぁいい頼むぞ。」
これが最後…しかも得意分野だった僕達は心良く引き受けて、こっくりさんの体にみずでっぽうを出しっぱなしにして当てた。こっくりさんは僕達の水で、両前足を使ってゴシゴシと洗っていた。体がきれいになるとこっくりさんは体を震わせて水気を払って、白い服を着た。その後こっくりさんは何やら呪文を唱えると、教室に不思議な空間が出来た。
「いいか、今度やる時は絶対に10円玉から手を離すなよ。あと、私が呼びかけたら一回で聞けよ?出ないと、今度やったらただじゃおかないからな。」
こっくりさんは僕達にそう告げると、不思議な空間に入り姿を消した。
「はぁ〜やっと終わった。」
「全くだ…こんなことになるなら始めからやらなきゃ良かった。」
「結局こき使われるだけだったな。はぁ〜」
僕達は恐怖と苦痛が去ってほっとして全員尻餅をついた。濡れた感触であたりを見渡すといろんな液体が教室を汚していた。
「これ…僕達が片付けるんだよな…」
三郎君がその光景を見て深くため息をつく。僕達もその欲にため息をつき、しぶしぶ教室を綺麗にし、机を元に戻して学校を後にした。
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