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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】
151
:
適当
:2012/09/20(木) 11:54:17 ID:dg4gH9GE
扉を開けると緑一色の広大な草原が広がっていた。太陽が地上の植物を優しく照らしており、時折心地の良い風が俺の頬を撫でた。その場に留まって景色を眺めていると、向こう側の方から対戦相手の姿が現れた。
「はじめまして、ようこそ【光】の間へ。貴方が対戦相手ですね?」
「そうだ。」
「お会いできて光栄ですわ。えっ…とルールは…」
「いや、いい。俺はいつでも良いぞ。」
俺の目の前に現れたのは、高貴な雰囲気をまとい、上品な態度で丁寧に接してくれる、紫色の軍服を着た一匹のエーフィだった。彼女は少女ではなかったが、セレブとでも言うのだろうか。軍隊にはふさわしくないどこか有名企業の社長令嬢と呼ぶにふさわしきお嬢様に見えた。彼女は軽く会釈した後にルールを説明しようとしたが、俺はちょっと格好をつけて“君に任せる”という意志で返した。
「ふふ、わかりました。では、始めましょう。お手柔らかにお願いしますね。」
「ああ、こちらこそお手柔らかに。」
彼女は上品な笑顔で品の良い態度で前足を上げて自分自身へ向けて払い“上品なお辞儀”をした。俺は少し顔をほころばせて、同じ言葉を返し走り出す構えをとった。沈黙が続いたが、数秒後に【氾濫】のステージと同じ開始の合図がかかる。
『READY…GO!!』
俺は、まずはアイテムを取らずに自力で出来る所までやってみようという考えになった。というのも、相手がお嬢様であり自分の得意な接近戦に対して弱いエーフィだったからだ。エスパータイプは特殊技に頼るが故に、技があたる範囲内で距離を取らなければならない。俺は高速移動で速度を底上げして、エーフィへ走って接近する。エーフィは突撃してくる俺に対し、距離を取る為に走って接近する。エーフィは突撃してくる俺に対し、距離を取るために走って逃げていた。“だが、所詮はお嬢様で軍隊にふさわしくない上品な走りをしている為、彼女は俺にあっという間に追いつかれた。
「やん。お速いですこと。追いつかれましたわ。」
「ふふ、お嬢さん。悪いが一気に決めさせてもらう。」
彼女は俺を褒めて手加減してくれるように上品な笑みをこぼすが、俺はここから出たい為に手加減するつもりはない。軽く紳士的な笑みを向け刀を手に持ち帰え彼女に向けて電光石火を放った。
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