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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】
121
:
変態博士の実戦テスト
:2012/09/15(土) 04:25:57 ID:w8BfHWrI
「意味が分からない! マスターはお前の様な悪魔でも鬼畜でもないわ!!」
「では、これを見てそう言えるのか? 暇だから調べさせて貰ったよ。」
コロシアムの大型スクリーンの画面が変わり、無数の文字と特定の数字の羅列が標示される。
「お前の主人の名前、ID、逃がされたという表向きの名目、しかし実際は裏で1匹残らず殺処分された記録のイーブイ…これ以上はもはや言う必要も無いだろう。」
「嘘…有り得ない…!」
精神的に不安定になりつつあるのか、シャワーズの目の焦点がブレつつある。
「つまり、お前の主人がそんな事をしていたから、そのツケが回ってきたという訳だ… これは自然の摂理から離れた人間のエゴで生み出され、愛される事もなく、なかった事にされた者達の怨念なんだよ。」
「もう止めてッ! お願いだからぁ!」
「知った事か! ならば私を殺してでも止めてみろッ!」
叫ぶ事は出来ても、消耗して動けなくなったシャワーズを余所に、私は残ったタマゴを一つ一つ破壊していく。
「酷い…酷いよ…」
全てのタマゴを破壊され、啜り泣くシャワーズ…そして辺りは死体とタマゴだった物の残りカスが散らばる、無惨な光景が広がっていた。
「そろそろ仕上げるとしようか。 あの世でみんな待ってるぞ…」
私も性根の腐りきったこいつの相手をするのに飽きた…なので、ナノマシンの怖さを皆に知って貰おう。
コマンダーに指令を出し、破壊機能と再構築機能のみを故意に暴走状態と仕立て上げた。
「うぐっ…?! 気持ち…悪…」
突然吐きそうになった動物特有の動きを始めたシャワーズ、そして…
「う…ぼぉ…っ!」
口から胃の内容物…どころかうねうねと蠢く触手の様な物が生えた胃袋を吐き出したのを皮切りに、全身に見て分かる異変が起こり始めたのだ。
顔の輪郭が歪み、下半身がドロドロに溶け始め、背中からはこの世の生物の物とは思えない器官が生え、激しく動いている。
そのまま異質な淘汰と進化を繰り返し、肥大化していくシャワーズだった物………私自身、これ以上見苦しい物を見る趣味も無いので…
「eliminate(消去)」
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