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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

135適当:2012/09/17(月) 13:26:27 ID:P.l0XHTU
Day2
俺が目を覚ましても相変わらず昨日のままだ。前方には9つの扉と小さなくぼみがある装置。右には食事をする所、風呂場、洗濯乾燥機…全くもってつまらない。“後ろの液晶画面には変わったことが表記されているだろうか。”と思い後ろを振り返っても、昨日と同じ文章が表示されているだけだった。時計を見ると正午前だった。“どんだけ疲れていたんだ!?”と思い急いで飛び起きた。

「くっ…時間を無駄にした。早く行かねば。」

俺は食事場所へ行き、用意されていた朝食を済ませ、額に巻きつけたハチマキを気合いを入れるようにキツくしめて、昨日と同じ戦場へと歩を進めた。


昨日と同じ風景だが、昨日とは意識が違う。向こう側の扉から青色の軍服を身につけた雌のシャワーズがやって来た。

「坊や、“おはよう”。じゃなくて、“こんにちわ”かしら?」

彼女は俺に優しい表情を見せ前足を口元に当て、くすくすと優雅に笑っている。“バカにしやがって…。”俺はそう思い彼女に言い返した。

「俺は、“坊や”じゃない。俺は成人男性(雄)だ。」
「あら?ごめんなさい。見た目がかわいくってよ。」
「俺は、かわいいとは思わないんだがな。」
「そう?」

俺は鋭い目つきで睨みつけるが、彼女は相変わらず優雅に笑っていた。態度はムカついてくるが、どこか気高く優美な雰囲気を纏っているのは否めない。

「さぁ、構えなさい。私から、存分に逃げないとね。」
「言われなくてもやってやるさ。」

彼女は嘲るように言うが、俺は冷静に言い返した。冷静さを見失って、20もの差がある相手に直接立ち向かっていくのは避けたい。最初から俺に勝ち目は無いため設置された箱の中身を頼るしかなかった。

『READY…GO!!』

俺は昨日と同じ合図を聞くと、正面から左へ向かって全速力で走りだした。“昨日のように刀をくわえてからでは遅い…走ることに集中しなければ、彼女は湖を介して簡単に追いついて来る。俺が100m走った先には運良く赤色の箱が設置されていた。昨日のように、箱を見つけては…という感じではたちまち追いつかれてしまう。急いで箱を開け中をくまなく調べる。説明書と【SMORK・G】と表記された3つの白煙手榴弾を発見した。手榴弾なんて使い方はわかっている。父が軍出身の為に、一度疑似体験をやった事があるからだ。俺は3つのスモークグレーネードを腰に着け、再び走り出す。


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