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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】
131
:
適当
:2012/09/17(月) 13:02:55 ID:P.l0XHTU
俺がお礼を返すとにっこりと微笑み彼女は返した。俺は背中の刀に手を伸ばし口にくわえ、すぐに行動できる構えをとった。その数秒後スピーカーから合図がかかる。
『READY…GO!!』
俺と彼女はその合図を聞くと二匹共走り出した。しかし、俺はあくまで【アイテム】を探す為、彼女から必死に逃げている。彼女は俺は追いつくには、走りでは分が悪いと察したのか、湖に飛び込んだ。中央に湖が陣取ってある為、俺がどこへ行動しても彼女はすぐ近くの位置に移動出来る。俺は追いつかれないように高速移動でスピードを高め、夢中で突っ走った。入って来た位置から100m地点で何か光っている物を発見した。
「やった…金色の箱だ!!これはツイてる…。」
俺は心踊らせ箱のフタに手をかけた。中にはどんなものが…とワクワクしながら開けるとかなり期待ハズレのものだった。【塩 NaCl 500g】と書かれた小袋とシェイカーがあっただけだった。
「塩!?塩なんて何に使うんだ…バカにしている…。」
「やっと追いついたわ。」
「う…もう追い…つかれたか…。」
俺が金色の箱の中身に落胆している時に、彼女に背後を取られた。俺は手に持っていたアイテムをすぐに離し、口にくわえていた刀を手に持ち替えて、湖へ飛び込んだ。俺は潜って必死に泳いで逃げようとすると、後方から彼女の声がかかるな。
「おもしろいわね。私相手に水の中で戦闘を挑むとはね。」
“ふっ…かかったな。俺が何も考えなしに飛び込むと思うが?俺は優雅に笑い続ける彼女に不敵な笑みで返し、電気を一気に放出させる。
「くらえ!!十万ボルトォォォォォ!!」
バチ バチ バチ バチ…
電気は俺の体から水中へと流れている。しかし、彼女は何の苦しみを見せることなくクスクスと笑っていた。
「は?なぜだ!?意味がわからん…。」
「坊や、もういいかしら?」
「な!?」
彼女はスピードをつけて俺へ突撃してくる。俺は急いで刀で防御しようとするが、水中で刀は使えない。胸元に持ってくる動きがかなり遅くなる中、彼女は自分自身に周りに強烈な水流をまとわせ、なみのりを繰り出す。
バシン
「ぐわぁ!!」
バシャアン
俺はなすすべなく腹に攻撃が当たり地上へと放り出された。背中を強く強打したため、なかなか立ち上がる事が出来ない。なんとか力を絞って立ち上がろうとするが、時既に遅し。彼女が俺の前方にいた。
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