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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

128適当:2012/09/17(月) 12:44:42 ID:P.l0XHTU
俺は強さは実際に戦闘しなければ測れないとばかり思っていた。“なぜ、測定している間に目が覚めなかったのか”後悔するがもう遅い。俺は連中の思い通りに動かされている。ここでいくら後悔しても意味が無いので、とりあえず首に巻いている赤いスカーフを空中に投げ、両手で刀を握りしめた。

「たぁ!!」

俺はひらひらと落ちてくるスカーフを横に一閃した。まだ宙に浮いているスカーフの表面に八つの細長い窪みが出来ている。どうやら同時に複数の木刀を扇状に構えて切ったようにダメージを与えられるらしい。地面に落ちたスカーフを拾い再び首へ巻きつける。
余談だが、この赤いスカーフをいつでも首に巻いている事には理由がある。このスカーフは俺の彼女の綾というミュウが、俺の誕生日に初めて贈ってくれたものだ。“いつでも彼女がそばに居てくれる”ことを願って俺は首へ巻き付けている。さて、余談はこれくらいにして再び現実に戻る事にする。
俺は八紋刀を背中にくくりつけ胸の位置に紐を縛り付けた。しかし、“妙だ…なんだか落ち着かない。”いや、そんなことより私服を着ている状態ではあまりにもおかしい…。”俺は部屋に私服以外にかわりになる服にないかと部屋中を探し回る。立方体の形をした白い部屋を前後左右と調べていると意外にも、一匹の生き物が生活できるような施設は整っていた。便所に風呂、食事をする場所に洗濯乾燥機まで置かれている。

「随分と親切な誘拐犯だな。」

俺は連中に皮肉を言うように少し大きな声で呟くが、寂しく部屋に響き渡る程度だ。“しかし…風呂に壁がなくシャワーと湯船だけ設置されているのはどうなんだ?誰もいない、見ている者もいないと解っていても入りずらい。日本は恥の文化だ。恥ずかしい事を隠すのが最も優先事項なハズなのに。それを分かっていないのか?まさか、連中は日本の文化を完全に知らないのか?あるいは連中は日本出身ではないのか?それとも……。”様々な疑問が浮かび上がるが考えても全くの無意味、無駄なのでもうやめることにした。これらはすべて中央から右へ並んで設置されている。食事をする場所に移動すると、電子レンジのような機械が壁に設置されているだけだ。“今は、腹が減っていないから気にしないが、昼飯、夕飯っていつ出てくるんだ?特に後ろには何も書かれていない。


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