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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】
163
:
適当
:2012/09/20(木) 12:57:17 ID:dg4gH9GE
「はぁ…はぁ…よし!!これで簡単に負けないハズ…後はアイテムの確保だな。」
俺は息を落ち着かせて、刀を鞘へ収めて、背中へ縛りつけた。戦闘準備が整ったので、昨日と同じ【光】の扉へと歩を進めた。
さわやかな風、昨日と同じ風景、自分が闘った場所…様々な事をステージの景色を眺めていると、上品な雰囲気をまとわせた紫色の軍服を着たエーフィが向こう側から姿を現した。
「こんにちわ。今日もお手柔らか…」
「ふざけるな。猫を被っても無駄だぞ。」
「あら?なんのことですの?私が何かしましたか?」
「ちっ…とぼけるのもいい加減にしろよ。貴様の話術は、もう俺には通用しない。」
昨日と全く同じ態度で接してくる彼女を即座に否定し、俺は冷静に相手を見据えた。彼女はすぐに口調を変え、言い返した。
「ふふ…、今日もいっぱい遊んであげますからね?かわいい子ねずみちゃん。」
「ふっ…悪いがやられるつもりはない。貴様をぶっ倒す。」
「楽しみですこと。」
俺は彼女を睨みつけ、すぐに行動できる構えをとった。“彼女は近づきすぎても駄目だし、遠すぎても駄目。逆にスピードで翻弄できる分俺に分がある。”俺はその事を頭にたたき込み、しばらく黙って睨みつけていると例の開始合図が聞こえた。
『READY…GO!!』
俺はまず左の方へと走った。彼女から小走りで俺に接近して来ていた。100m程走った所で赤色の箱を見つける。
「よし、武器だ。まだ…大丈夫だな。えっと…中身は…。」
赤い箱を開けると見た事ない【S・C・G】と書かれた白い手榴弾が2つに、説明書が入っていた。俺はまだ彼女が追いついて来ていない事を確認し、重要な所だけを目で負った。説明書には、図付きでこうこう示されていた。
【スーパーチャフグレーネード(念波・電子機器妨害手榴弾)】
使用すると中から特殊な金と銀のチップを散布し、エスパータイプの技と電子機器、電気タイプの技の発動方向を妨害する。一定時間しか効果は続かないので、充分に注意すること。
“やった!!と喜んでいる暇はないな。急いで行動しなければ追いつかれてしまう。”俺は腰にスーパーチャフグレーネードを装着し、反転して今度は中央から右方向へと目指し走り出した。彼女は、追いつけずに“逃げてばっかりいないで私と遊ぼうよぉ〜”とか追いつけない言い訳を言ってくるが、俺はそれを完全無視して、一心不乱に右方向へ直進した。
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