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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/26(日) 15:36:55

統一地方選スレから東海・北陸所謂中部地方のネタを独立させます
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40
掛川ネタはこちらへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1187487997/l40

2092チバQ:2011/02/23(水) 00:49:18
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110222/szk11022213080006-n1.htm
民主、相次ぐ失点に広がる“看板隠し” 静岡
2011.2.22 13:00

離党届の出た公認候補の除籍決定を発表する民主党県連の岡本護幹事長=21日、県議会
 予算関連法案の成立が危ぶまれるなど混迷する民主党政権の影響を受け、民主党静岡県連内部でも動揺が広がっている。菅直人首相や党本部への批判が日増しに高まりつつある中で、公認候補が離党届を突きつける事態に直面し、県連は21日、この候補を除籍処分とした。一方、当選を重ねたベテラン県議ですら、選挙戦で党名を前面に掲げることに消極的で、“看板隠し”が始まっており、統一地方選を控えて浮足立つ言動が目立ってきた。

 県連が除籍を決めたのは、党公認で立候補を決めていた旅行会社社長、中川智三郎氏(33)=浜松市南区選挙区。21日の県連役員会を終えた岡本護幹事長は取材に応じ、「政治の世界に身を置くということならば、厳しい覚悟はしていただかないと通らないだろう」と、中川氏を批判した。

 ただ、「今の風の中では、正直言ってかなり厳しいという感覚を受けたのだと思う」と、中川氏の心中を推し量ってみせ、国政での混迷を背景に、民主関係者に焦りが広がっていることを認めた。

 「(予算を)通すために(首相の)首がほしいというなら、首をあげてもいいでしょう」。ある重鎮県議がこう菅首相の退陣を容認するように、「足を引っ張られた」との恨み節は根強い。

 愛知県での「トリプル投票」の惨敗、県連幹部を含む国会議員16人の会派離脱宣言に続き、この日の公認候補の除籍騒動と、民主党にとって混乱が続く。これと歩調を合わせるように、県連は急速に党の色を隠し「地方の政策なり、県議会の議員個人の人間性なりを前面に出していく」(岡本幹事長)戦術への舵切りが進む。

 19日に党本部で開かれた全国政調会長会議では、遠回しに菅首相の進退を問う意見も噴出した。この会議に出席した県連の林芳久仁政調会長は「具体的に(菅首相の)退陣を求める声は出なかった」と、党内の結束を強調。しかし、記者から選挙戦術を問われると、「われわれは県予算をきちんと議論していくことで、統一選を前向きに戦っていきたい」と“個人戦”への覚悟をにじませた。

2093チバQ:2011/02/23(水) 00:50:32
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20110222/CK2011022202000114.html
甲良町議会の浜野議員が失職 兼業禁止規定に抵触
2011年2月22日

 地方自治法の議員の兼業禁止規定に抵触するとして、甲良町議会は21日、臨時会を再開し、浜野圭市氏(53)=無所属=を賛成多数で「議員資格を有しない」と議決。同法に基づき、浜野氏は同日付で失職した。

 町議会の資格審査特別委員会の報告書によると、町発注工事の官製談合疑惑に絡む恐喝未遂事件の調書で、浜野氏は「私が実質経営する浜野工務店」と記し、同工事の入札にも参加するなどした。

 浜野氏の妻が社長を務める会社の公共工事の請負額は、2009年5月から10年4月までが1億5164万円で、請負総額の57%に上る。

 このため、議員が地方公共団体から「主として請け負う」法人の役員になることを禁じている同法の規定に抵触するとしている。

 資格決定の失職には議会の3分の2以上の賛成が必要で、採決の結果、賛成6、反対3で可決。浜野氏は21日以内に、知事に審査を申し立てることができる。

 浜野氏は「もっと時間をかけて調査してもらいたい。報告書の内容は根拠が不十分で一方的な判断。弁護士に相談し、近く知事に不服を申し立てる」と話した。

 総務省行政課などによると、2003年4月から07年3月までに、全国の市町村議員が兼業禁止で失職した例は、東大和市(東京)、池田市(大阪)、佐久市(長野)の3件だった。県内では、過去10年間に該当事例はない。

 浜野氏の失職を受け、町議会の欠員が3となり定数(12)の6分の1を超えるため、補欠選挙が行われる。一方、別の町議が甲良町に生活の本拠が無く、被選挙権がないとされる問題は3月定例会最終日まで、継続審査とした。 (古根村進然)

2094チバQ:2011/02/23(水) 00:51:39
>>2025
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000001102220004
自民党可児市支部、一本化断念
2011年02月22日

4月の県議選で、公認候補選びが難航していた自民党可児市支部は21日、同市選挙区(定数2)での候補者1本化を断念した。意欲を見せている現職の小原尚氏(51)と亀谷光市議(63)のどちらを公認するかは、県連に一任するという。
 この日にあった同支部の役員総会で話し合われた。
 小原氏には、昨年10月の可児市長選で、自民が事実上支援した候補が落選した責任を問う声が一部の地元市議に強かった。このため小原氏は支部長を辞任し、県議選での公認を求めたが、反小原氏側に受け入れられなかった。
 新支部長の可児慶志市議は「一本化できず申し訳ない。県連には支部が分裂しないよう配慮して欲しい」と語った。
 県連の猫田孝幹事長は「選対で話し合って決めたい」と話した。

2095チバQ:2011/02/23(水) 00:52:58
>>2093
滋賀だから近畿でした

2096チバQ:2011/02/23(水) 00:56:03
http://www.shizushin.com/news/feature/local_election/20110222000000000015.htm
県議選・浜松市南区に別候補擁立へ 民主党県連
2011/02/22
 民主党県連は21日の役員会で、4月の県議選に浜松市南区選挙区から党公認で出馬予定だった新人中川智三郎氏(33)が離党届を出した問題への対応を協議し、中川氏の除籍を決めた。県議選沼津市選挙区からの出馬を表明した沼津市議曳田卓氏(57)の公認も決め、併せて党本部に上申した。
 岡本護県連幹事長は会議後、17日の党県第8区総支部による中川氏除籍の決定を追認したとし、「党への逆風や政策の違いが離党の理由のようだが、承知で名乗りを上げたわけで、今更認められない」と批判。「除籍して無投票ではみっともない」とも述べ、浜松市南区に必ず候補を擁立する姿勢を示した。
 また、伊豆市の県議選立候補予定者が今週中にも決定するとの見通しを明らかにし、最終的に民主系候補32人の擁立は可能とした。
 小林正枝衆院議員(比例東海)ら小沢系衆院議員16人の会派離脱の動きなどについて、岡本幹事長は党本部の対応を見守る考えを示す一方、「腹立たしい。われわれ地方の努力と関係ないところで、統一地方選を邪魔している」と不満をあらわにした。さらに党本部に「首を差し出してでも予算案を通すのが党執行部の責任だ」と注文した。

2097チバQ:2011/02/23(水) 00:58:17
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/mie/news/20110222-OYT8T00039.htm
予算発表延期で市困惑 松田・津市長が出馬表明へ




 民主党などから出馬要請を受けている津市の松田直久市長(56)が21日、知事選に立候補する考えを示したのを受け、市がこの日予定していた新年度当初予算案などの発表が急きょ延期となった。市職員らは骨格予算策定などの準備に追われ、市議からは「この時期の出馬は無責任だ」などの声も聞かれた。(青山丈彦、新良雅司)

 記者会見した松田市長は「ひっぱくしている財政や少子高齢化問題など、同じように苦労している現場の首長の思いは共通している。地域をよくしたいという熱意を感じた」と市長や町長からの要請が熟考するきっかけとなったと説明。そのうえで、松田市長は「その思いを真摯(しんし)に受け止め、土俵外から同じ土俵で考える」と話した。

 これに先立ち、松田市長は、市議会議会運営委員会で、議案説明の延期を伝えた。「私が決断した段階で、市民の生活に影響を与えることなく、安全安心な津市のため、必要な予算案を策定する考えがある」と骨格予算の策定を示唆した。

(2011年2月22日 読売新聞)

2098チバQ:2011/02/23(水) 01:00:33
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=240000011022200047
小牧市議会「新政ク」分裂 7人が新会派
2011年02月22日

 小牧市議会(定数28)の保守系最大会派「新政クラブ」(16人)に所属する7人が21日、新会派「牧政会(まきせいかい)」を結成し、稲山善彦議長に届け出た。6日にあった同市長選では、7人は当選した山下史守朗氏を支援し、現職の中野直輝氏の支援に回った会派のほかの市議らと事実上、分裂状態にあった。
 牧政会の代表には山下智也氏(2期)が、幹事長に玉井宰氏(1期)が就任した。山下代表は「山下新市長の与党会派としてではなく、二元代表制の議会の役割として是々非々でやっていきたい」と話している。
 最大会派の新政クラブは別の市議1人が退会し、無会派となったため、所属は8人に変わる。

2099チバQ:2011/02/24(木) 00:14:05
また間違えた
1301 名前:チバQ 投稿日: 2011/02/20(日) 11:26:21
http://mainichi.jp/area/mie/news/20110220ddlk24010120000c.html
選挙:鈴鹿市長選 前商議所常務理事・明石氏が出馬意向 /三重
 4月に行われる鈴鹿市長選に、鈴鹿商工会議所の前常務理事、明石孝利氏(55)が立候補の意向を固めたことが19日、分かった。近く正式に出馬表明をするという。

 明石氏は、毎日新聞の取材に「鈴鹿を良くしようという友人たちが集まってくれた」と出馬の意向を固めるに至った経緯に触れた後、市の将来について「地元経済の活性化など33年にわたって商工会議所で学び、携わってきたことを生かし、新しい鈴鹿をつくるため、市民のために役立ちたい」と述べた。また、常務理事の辞職届が17日に受理されたことも明らかにした。

 市長選(4月17日告示、24日投開票)には、これまでに市選出県議の末松則子氏(40)が立候補の意向を表明。2期目の川岸光男市長(68)は4月30日の任期限りでの引退を決めている。【大原隆】

〔三重版〕

2100チバQ:2011/02/24(木) 00:28:33
>>2068
http://mytown.asahi.com/areanews/fukui/OSK201102220109.html
山口治太郎氏が無投票で4選 美浜町長選
2011年2月23日


無投票で4選を決め、事務所の前でバンザイして喜ぶ山口治太郎氏=美浜町郷市


 任期満了に伴う美浜町長選が22日告示され、無所属で現職の山口治太郎氏(67)が無投票で4選を決めた。営業運転が40年を超えた美浜原発1号機や、その建て替え(リプレース)など、町政には原発をめぐる課題が山積する。山口氏は美浜1号機の後継機を「多くの町民が望んでいる」と断言し、推進の姿勢を明らかにした。

 山口氏はこの日午前9時ごろから、同町郷市の選挙事務所前で出陣式を開いた。集まった支援者は約500人(陣営発表)。町内に美浜原発がある関西電力のほか、隣の敦賀市で原発を動かす日本原子力発電、高速増殖原型炉「もんじゅ」の事業主体の日本原子力研究開発機構からも、幹部らが駆けつけた。

 「4期目は健康づくりと生涯学習を進めたい」と第一声を述べた山口氏は、選挙カーで町内を回った。立候補届け出が午後5時に締め切られた直後、無投票の4選を陣営関係者が告げ、事務所に集まった支援者から拍手がわいた。

 山口氏は「議会との議論、町民との対話で意見をくみ取りながら、町政運営に取り組みたい」と話しながらも、美浜1号機の後継機については「多くの町民が後継機の設置を望んでいると思っている」と断言。「私の原子力政策と方向性が一致している」として、リプレースに前向きな姿勢を見せた。

 早速、関西電力に対し「今年中に、後継機設置の可能性調査の結果を公表してもらいたい」と表明。美浜原発の3基が運転開始から34〜40年と「高齢化」していることへの対応について、「私自身も町民への説明責任を果たしていきたい」と語った。(高橋孝二)

2101チバQ:2011/02/24(木) 00:29:03
http://mytown.asahi.com/fukui/news.php?k_id=19000001102230001
敦賀市議会、不適正経理で本会議でも不認定
2011年02月23日


賛成少数で、決算議案を不認定にした敦賀市議会=敦賀市

敦賀市が国の補助金を不適正に経理処理した問題で同市議会は22日、継続審議としていた2009年度の決算議案を賛成少数で不認定とした。決算議案の不認定は同市では43年ぶり2回目。河瀬一治市長は「職員の意識改革をし、2度とこのようなことがないようにしたい」と述べた。


 03〜08年度で3584万円の不適正経理があるとした会計検査院の指摘と別に、市の調査委員会は8日、09年度の決算議案に302万円の不適正経理があったと報告。市議会の予算決算常任委員会は10日、決算議案を賛成少数で不認定としていた。
 この日開会した市議会本会議で、北條正・予算決算常任委員長は「国庫補助事業の事務費が不適正な経理処理を含んでいる」と、委員会の結論を報告した。
 陽風会の増田敬市議は「市は調査委員会を設置し、不適切な処理を明らかにしたのだから、努力を評価すべきだ」と、報告に反対した。


 しかし、他の市議から「不適正処理が含まれていると分かった以上、決算議案は認定できない」「会計検査院から指摘された後も、市議会から意見を求められるまでコメントしなかった監査委員の責任は重い」「私的流用はなかったとしても、組織ぐるみでしたこと自体が悪質」など、委員長報告に賛成意見が相次いだ。採決で議案を認定すべきだとしたのは、陽風会の2人だけだった。(高橋孝二)

2102チバQ:2011/02/24(木) 00:36:14
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110223-OYT1T00864.htm
津市長、三重県知事選に立候補を正式表明

 4月10日の三重県知事選に、津市長の松田直久氏(56)が23日、無所属で立候補することを正式に表明した。

 同日、市議会議長に退職申出書を提出し、28日付で市長を辞職する。

 同知事選には、元経済産業省課長補佐の鈴木英敬氏(36)が自民、みんなの党の推薦で出馬を表明しており、共産党も近く候補者を擁立する。

(2011年2月23日21時21分 読売新聞)

2103チバQ:2011/02/24(木) 00:55:05
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110223-00000581-yom-pol
自民愛知県連、公認候補すべて見直しへ
読売新聞 2月23日(水)13時58分配信

 自民党愛知県連は23日、3月の名古屋市議選、4月の同県議選の公認候補をすべて見直す方針を固めた。

 今月6日の知事選で大敗、執行部が総退陣したことを受け、新執行部の下で「勝てる候補」の擁立を徹底するのが狙いで、場合によっては、公認から漏れる現職も出てきそうだ。

 同日の出直し市長選・知事選で、河村たかし名古屋市長や大村秀章知事が大勝した余勢を駆って、それぞれが率いる地域政党が多数の候補擁立を目指していることから、県連は、執行部の交代を機に、前執行部のもとで決まった公認候補者を見直し、態勢を一新する必要があると判断。新県連会長の寺西学県議は、元県連会長の大村知事と近く協議し、県議選で候補者を調整するとみられている。

 寺西会長は「統一地方選などの流れを作るのは名古屋市議選だが、当然のように公認を受け、党が置かれた厳しい現状を分かっていない者もいる。候補者を再検討し、勝てる体制にしたい」と話している。

2104名無しさん:2011/02/24(木) 16:12:51
http://mainichi.jp/area/ishikawa/news/20110224ddlk17010641000c.html

選挙:県議選 揺れる「新進」現職 民主の看板では“苦戦”? /石川

 ◇公認辞退の声も

 菅内閣支持率が低迷し、民主党への風当たりが強まる中、4月の県議選に向け、県議会会派「新進石川」の現職県議が揺れている。民主党から公認されたものの、「新進」で立候補することを検討するケースが続出。選挙戦まで1カ月余と迫る中、一枚岩とはいかないようだ。【近藤希実】

 候補者がどの党派に属するかは、県選管への立候補届け出の際に提出する「所属党派証明書」で判断され、提出しない場合は「無所属」となる。政党でなくとも政治団体として届け出があれば証明書は発行でき、前回選まで新進は「新進石川」か無所属で届け出ていた。

 09年の衆院選の後、民主党に合流したため、今回は所属県議8人のうち7人が公認、1人が推薦に。通常は公認を受けた政党名で届け出る。ところが、民主への世論が厳しさを増し「逆風で『民主』を前に出したら悪影響」「今まで通りのやり方を通すだけ」など声が上がり、少なくとも5人が「新進」での届け出を検討。ある県議は「公認辞退」を口にし、実際に公認は「保留」状態だ。

 新進は届け出を個人に任せるか、会派として統一するかは「まだ時間がある。おいおい決めたい」(金原博会長)としている。

毎日新聞 2011年2月24日 地方版

2105沖縄無党派:2011/02/24(木) 22:44:24
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110224/elc11022421110002-n1.htm
幸福実現党の福原氏出馬へ 衆院愛知6区補選

 幸福実現党は24日、4月の衆院愛知6区補選に党同区支部長の福原真由美氏(50)を公認候補として擁立すると発表した。

2106チバQ:2011/02/25(金) 00:06:15
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news0/index.php?page=article&storyid=26521&storytopic=2
選挙準備?県議会欠席相次ぐ 各会派、異例の出席要請 

(2011年2月23日午後8時00分)
 開会中の定例福井県議会で22日、本会議の出席者が一時、全議員の7割を切る事態となり、各会派は本会議に出席するよう各議員に求めた。議員として最も重要な本会議出席そのものを要請するのは異例の措置。

 県会は定数40で現在欠員2。本会議は20人の出席で成立する。

 22日は一般質問が行われ、9議員の質問が終わった午後5時ごろには本会議場に26人しかいなかった。最大会派の自民党県政会は出席率の低さを問題視し、会派ごとに所属議員に本会議出席を要請するよう呼び掛けた。

 27人が所属する自民党県政会は、本会議や各委員会への出席を求める前田康博会長名の文書を各議員にファクスで通知した。口頭で伝えた会派もある。

 4月に改選が迫り、選挙準備に追われて出席率低下につながっているとみられるが、嶺南や福井市の若手議員は「選挙があろうが本会議出席は議員として一番の仕事」「本会議に優先するような私事はそうない」と強調。前田会長は4年前の2月議会でも同じようなことがあったとした上で「よほどの理由がない限り、きちんと出席すべきだ」としている。

2107チバQ:2011/02/25(金) 22:34:00
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000371102190001
【2011統一地方選@奈良】


広域連合の行方(1)
2011年02月19日


山田啓二・京都府知事(左)からの広域連合参加の誘いを断る荒井正吾知事=1月20日、大阪市

 「お試し参加はどう?」。1月20日、大阪市のホテル。平城遷都1300年記念事業協会が大賞を受賞した関西元気文化圏賞の祝賀会で、来賓の山田啓二・京都府知事が関西広域連合への「準メンバー」での参加を荒井正吾知事に呼びかけた。


 「ないと思うけどね」。荒井知事は即答し、会話は数分で終わった。


 広域連合は本質があいまいだ――。近畿で唯一、参加を拒み続ける荒井知事の持論はこの日も揺るがなかった。


    ◇


 関西広域連合は昨年12月、奈良を除く近畿2府3県と鳥取、徳島が設立した。地方分権を進め、国からの権限移譲を促す「受け皿」となることも目指す、府県レベルでは全国初の「広域連合」だ。これまでの任意の連携や協議会と大きく異なるのは、地方自治法で「特別地方公共団体」と明記されること。国と府県の間にもうひとつ自治体ができた格好だ。


 医療、観光、環境など7分野で担当府県を決め、知事が「大臣」(担当委員)になってドクターヘリの共同運航や広域観光ルートのPR、災害時の救援物資の共有などの広域行政に取り組む=表。独自の予算や事業計画を立て、各議会の代表が集まった「広域連合議会」で審議。橋下徹・大阪府知事を旗振り役に据え、近畿地方整備局や経済産業局など、人も含めた「丸ごと移管」も求めていく。


 ●「屋上屋」知事は批判


 分権の先頭を走ることで地域の“地盤沈下”を食い止めようという、関西挙げての大プロジェクトだが、荒井知事は就任後、冷ややかな態度を貫いてきた。


 「自治体の上に自治体を重ねると、責任の所在があいまいになる」「組織問題でもめて、成果が出なかったことがたくさんある」。旧運輸官僚だった経験もひもときつつ、議会や会見で独自の組織論を説き、広域連合を「屋上屋(おくじょうおく)」と批判し続けてきた。


 防災やドクターヘリなどの広域連携は、いまある協議会や協定で「十分対応できる」と主張。逆に、強力な権限を持つ広域連合が生まれると「分権でなく集権になり、中南和の離れた地域まで目が届く行政になりえない」ので、今のところ入るメリットはない、という理屈だ。


 「いいお茶わん(組織)でなく、いいお茶(成果)をたてて。待ってるよ」。山田知事を軽くいなして話を切り上げた荒井知事。会見などで「成果が出れば参加を検討する」と付け加えるのも、変わらぬ習慣だ。


    ◇


 ●奈良府民「はみご」不安


 「『関西広域連合』発足 なぜ奈良県は不参加なのか」。そんな意見広告が今月1日、全国紙の奈良県版に載った。広告主は「関西州ねっとわーくの会」。奈良市などに住み、大阪で働く「奈良府民」らが、都道府県を再編する道州制に共鳴して3年前に作った団体だ。


 代表の高松義直さん(63)も長年、奈良市から大阪の新聞社に通った。「人もカネも県境を越え、社会、経済は同じ関西圏なのに、行政だけが分かれていることに違和感があった」


 昨年末、県職員が住民のもとに出向く広報事業「出前トーク」に応募し、担当者から不参加の理由を聞いた。「災害時に奈良だけ、『はみご(仲間外れ)』にされるんちゃうか」「観光や産業で取り残されないか」。疑問をぶつけたが、「いい組織になったら入る」との回答に納得できなかった。「参加してこそ改善できる。県には積極性も先見性もない」。高松さんはもどかしがる。


 「県外就職率が全国1位で、産業基盤が脆弱(ぜいじゃく)な奈良は、関西と一帯となってこそ未来がある」


    ■


 県は関西広域連合への参加を見送った。その選択は県民の不利益につながらないのか。近づく統一地方選で争点にならないのか。焦点の施策や議論の現場を追った。

2108チバQ:2011/02/25(金) 22:34:21
広域連合の行方(2)
2011年02月20日


奈良県の中南部をカバーする和歌山県のドクターヘリ=和歌山市




 ■医療


 昨年10月、川上村のグラウンドに和歌山県のドクターヘリが降り立った。


 上北山村の国道で交通事故を起こし、重傷を負った50代の男性の容体が急変したため、吉野広域行政組合消防本部が和歌山県立医大(和歌山市)に出動を要請。医師を乗せたヘリの到着まで、わずか約15分だった。


 医師が応急処置を施し、橿原市の県立医大に搬送。男性は一命を取り留めた。同本部は「車で搬送していれば、診察まであと2時間以上かかっていた。一刻を争う時、ドクターヘリの存在は大きい」と話す。


 山間部の「医療過疎地」の住民にとって、県境を越えてやってくるドクターヘリは命綱だ。しかし、県が関西広域連合への不参加を決めた理由のひとつが、このドクターヘリの負担増だった。


    ◇


 県は自前のドクターヘリを持っていない。その代わり、ヘリを持つ和歌山県、大阪府と協定を結び、1回30万円前後の利用料を払って駆けつけてもらっている。今年度の負担額は600万円ほどになる見込みだ。


 しかし、関西広域連合は新年度の目玉事業として、ドクターヘリを共同運航に切り替える方針だ。府県を越えて配置や管理体制を見直すことで、より素早く現場に着いたり、経費を抑えたりできるメリットを挙げている。


 奈良を含む広域連合でヘリを運航した場合、機材の維持管理費や事務経費なども分担する必要があり、県の負担は年約7300万円にのぼる――。県が昨年、広域連合の母体「関西広域機構」のデータをもとに試算した。


 「(共同運航は)立派な事業だと喧伝(けんでん)されているが、費用面で困った事業」。荒井正吾知事は昨年9月の会見で不満をあらわにし、「広域連合のデメリット」と言い切った。


    ◇


 しかし、広域連合に参加しなくても、県の負担が増える恐れが出てきた。


 仕掛けたのは橋下徹・大阪府知事だ。「今まで格安で利用を認めてきたが、それはおかしい」「広域連合は人も時間も金もかけている」。今年1月、県に対し、広域連合に入った場合と同程度の負担を求める考えを示した。


 県との協力は「すぐストップできない」としつつ、足元を見透かすような橋下知事の揺さぶりに、ヘリを持たない県側は押される一方だ。


 強気だった荒井知事も「引き続きヘリを派遣していただくことはありがたい」と低姿勢に転じ、価格協議にも応じる構えをみせる。一定の譲歩をしてでも、なんとか従来の協定を維持しようと懸命だ。


 だが、県医師会の塩見俊次会長は県の対応を「十分ではない」と指摘する。「広域連合のヘリの“空き”を借りるより、負担金が高くなっても連合に入り、対等に利用できるようにした方が県民の安心につながる」


 広域連合は今後、ドクターヘリのほかにも、府県境を越えた病院の連携など広域救急を強化する計画を立てている。県外に搬送される患者が20%に達する五條市など、他府県と境を接する自治体が多い県にとっても最重要課題のひとつだ。


 県地域医療連携課の乾新弥・課長補佐は「広域連合と新たに協議すれば、ドクターヘリは利用できると思っている。広域救急についても、県外の病院との連携は広域連合に関係なく可能だ」と話す。


 _____________________


 ■関西広域連合の医療施策


 連合内の「広域医療局」(事務局・徳島県)が担当。ドクターヘリの配置・運航体制の構築▽府県を越えた救急医療連携を充実させるため、「関西広域救急医療連携計画」を策定――などの計画を立てている。

2109チバQ:2011/02/25(金) 22:34:53
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000371102210001
広域連合の行方(3)
2011年02月21日


東京でも大人気のせんとくん。平城遷都1300年祭では独自のプロモーションが奏功した=昨年12月、東京都中央区の「奈良まほろば館」

 ■観光


 ゴールデンルート――。成田空港や関西空港に着いた外国人観光客が、東京、京都、大阪など東海道新幹線の沿線を巡るコースを旅行業界でそう呼ぶ。


 関西経済の浮揚策として、観光の活性化に取り組む関西広域連合が注目するのが、このルートだ。京都、大阪など連合内の府県を組み合わせたツアーを売り込み、観光客により長く関西に滞在してもらう計画を立てている。


 だが、連合入りを拒む奈良県は観光でも、共同歩調より独自の道を歩む。


 「奈良の魅力は、独自にプロモーション(宣伝)するほうが効果的」。荒井正吾知事が自信をみせる根拠の一つは昨年、延べ2100万人余り(主催者発表)の観光客を県内に呼び込んだ「平城遷都1300年祭」の予想以上の成功だ。


 首都圏の旅行会社にセールスをかけ、「せんとくん」人気も活用した宣伝が成功し、東日本や海外からの客足が伸びた。県国際観光課が昨年実施した外国人観光客へのアンケートでは、「歴史や風景がのどかで、ゆっくり巡りたくなった」など高評価が目立ったという。


 「駆け足では奈良の魅力は分からない。奈良を好む人と、京都や大阪など都会を好む層は違うのでは」と担当者。県は新年度、新幹線開通にわく九州などにも範囲を広げて、「奈良」をピンポイントで売り込む。


    ◇


 時間や予算に余裕のある遠方からの観光客が長期滞在して消費を刺激する――。県はこんな青写真を描くが、気になるデータもある。


 1300年祭の主会場・平城宮跡で記念事業協会が実施した来場者アンケートでは、6割強が日帰りで、1割が大阪や京都など県外に宿泊すると回答。県内に泊まったのは2割強に過ぎなかった。


 来訪元は「奈良を除く近畿」が3割で最多。県の思惑とは裏腹に、近隣からの日帰り観光が主力だった。


 理由のひとつが、ホテルなど宿泊施設の少なさ。客室数は全国最少で、近隣府県と比べても整備の遅れが際立つ。


 世界遺産や多くの国宝、神社仏閣に恵まれながら、観光地として単独で成り立つには致命的ともいえる弱点は、解消されていない。


    ◇


 広域連合で観光を受け持つ京都府の綾城義治・広域観光・文化振興局参事は「首都圏や北海道などとの競争に勝つには単一府県より広域連合の方が力がある。入らないと周辺府県に埋もれてしまうのでは」と参加を呼びかける。


 大手旅行会社JTB系列のシンクタンク「ツーリズム・マーケティング研究所」の中根裕部長は「広域連合に参加しなくても、近畿一帯のプロモーションに参加する意義はある」と、広域で動く観光客の取り込みを勧める。帝京大経済学部の岡本伸之教授(観光経営学)は「京都と奈良の寺を比較して楽しむルートをPRすれば奈良の強みも生かせる」と提案する。


 県は16日に発表した新年度予算案に、難航するホテル誘致や県内周遊ルート開発などの経費を盛り込み、独自路線の強化に余念がない。「これまで関西の広域観光ルートから奈良は漏れ落ちてきた」。旧運輸省観光部長を務め、観光行政を熟知する荒井知事は言う。


 ブームを呼んだJR西日本の「三都物語」キャンペーンからも、増加が著しい中国人観光客を運ぶゴールデンルートからも奈良は外れてきた。独自路線の底流には、従来の広域観光そのものへの不満もあるようだ。

2110チバQ:2011/02/25(金) 22:35:19
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000371102220001
広域連合の行方(4)
2011年02月22日


木の上に営巣するカワウ=滋賀県自然環境保全課提供

 ◇不参加なら施策に「穴」


 琵琶湖近辺に飛来し、アユなどを食い荒らす大型の水鳥、カワウ。


 春になると広い水辺と豊かなえさを求め、北は新潟、南は熊本から国内最大の営巣地・琵琶湖を目指す。1羽が日に350〜500グラムの魚を丸のみする食欲で、滋賀県の漁業被害は年2千トンを超え、昨年は約2万羽が駆除された。


 「奈良県が入らないと、対策に空白地域ができる」。滋賀県自然環境保全課の福島森・主任主事は気をもむ。


 関西広域連合の施策のうち、滋賀県の担当は環境。琵琶湖環境部の職員21人が兼任で広域行政の事務局を担う。中でも重視するのがカワウの生態調査と駆除だ。飛来する5月と繁殖期の9月、再び移動する12月に7府県で生息数を一斉調査。その結果に沿って広域保護管理計画を策定し、連携して駆除を進める。


 「広範囲に動くカワウの駆除は、単独では追いつかない」。連携に期待するが、広域連合に入っていない奈良の存在が引っかかる。


 2009年の奈良県の漁業被害はアユ釣りが盛んな吉野郡を中心に約十数トンとみられる。現在、カワウ対策の組織としては奈良も含む15府県と環境省でつくる「中部近畿広域カワウ協議会」があるが、情報交換が主で、共同駆除の動きはない。同省の担当者は「府県によって被害にかなり差があり、対応にも温度差がある。費用のかかる一斉駆除は難しい」と説明する。


 滋賀県の意向をくんだ広域連合の協議で、ようやく実現する共同駆除。「空白地があると計画が中途半端になる恐れがある」と福島さん。奈良県以外の他府県で駆除が進めば、奈良にカワウが集中することもあり得るとみる。


 県農業水産振興課は「県内のカワウ駆除の日程を共同駆除に合わせることぐらいはできる。ただ、それ以上の連携は難しい」という。


    ◇


 奈良県の不参加は、個別の施策だけでなく、広域連合の根幹をも揺さぶる。


 「奈良には絶対入ってもらわないといけない」。1月26日、橋下徹・大阪府知事は記者会見で語気を強めた。


 その前日、片山善博総務相が「奈良県が入っていないのに、国の出先機関を関西広域連合に移すのは無理がある」と発言したからだ。


 広域連合が最大の目標とするのが国からの権限移譲。国土交通省、経済産業省などの出先機関の受け皿となり、組織や職員、予算の「丸ごと移管」を実現させることだ。道路や河川を管理する国交省近畿地方整備局だけでも予算規模は年約1兆円で、実現すれば分権の大きな「実」を手にすることになる。


 片山総務相はその後、「国の管轄地域を変えるのもひとつ(の方法)」「致命的ではない」と奈良県抜きの移管を認める姿勢に転じた。ただ、荒井正吾知事は「広域連合でやるから奈良は入らざるを得ないというのは間違い。(府県をなくす)道州制と広域連合をごっちゃにしている」と橋下知事に真っ向から反論。国と県の間に新たに巨大組織ができると、むしろ分権に逆行するとの考えを説く。


 同じく参加を見送った三重県の野呂昭彦知事も「(三重県は)中部であったり、関西に入ったりする。簡単に割り切るのは難しい」と、地域の実情に即した権限移譲の難しさを指摘。福井県の西川一誠知事も「メリットが明らかでない」と参加を拒むなど、広域連合と距離を置く知事はほかにもいる。


 広域連合の内部も一枚岩とは言い難い。本来は急進的な「関西州」論者の橋下知事と、道州制には反対の他府県では、奈良県との距離感も微妙に異なる。滋賀県の嘉田由紀子知事は「思いの共有から始めたい」と、あくまで対話を重視していく構えだ。

2111チバQ:2011/02/25(金) 22:35:39
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000371102230001
広域連合の行方(5)
2011年02月23日


関西広域連合への参加の是非を問う街頭アンケートに答える県民=19日、奈良市の近鉄奈良駅前

  □知事・県議選へ


 19日、近鉄奈良駅前。広域連合への参加の是非を問う街頭アンケートに、道行く人たちが次々シールを張っていった。約1時間で100枚。「参加すべき」が9割に達した。実施した市民団体「関西州ねっとわーくの会」の高松義直代表は「これだけ多くの人が、参加を必要と感じている。知事選や県議選でも争点にすべきだ」と訴えた。


 会は県議会に広域連合参加を求める請願書を提出した。23日開会の2月定例会で審議される予定だ。


    ◇


 その県議会ではこれまで、数人の議員が本会議で荒井正吾知事(66)に質問を投げかけたが、いずれも知事の従来の発言を引き出すにとどまった。しかし、ここへ来て変化も生まれている。


 10日、委員会の再編などを議論する議会改革推進会議(13人)。


 「分権は政府が決めることであれ、議論を深めることが、特色ある奈良県の存在価値をどう示すかにつながる」(新谷綋一氏、自民)


 「広域連合を巡っては今後数年でめまぐるしい動きが出てくる。議論の場は必要」(尾崎充典氏、民主)


 「広域連合やその先にある道州制について、きちんと議論しないとだめだ」(浅川清仁氏、無所属)


 「すでに知事は決断した。特別委にはなじまない」と慎重論も出たが、広域連合参加の是非を含む地方分権の在り方を議論する特別委員会を設置する方向で大筋一致。結論は改選後の議会に託された。


 座長の上田悟氏(自民)は「参加にイエスかノーかだけでなく、広域連携との違いや参加の是非を判断する場として、絶対に必要」と言い切る。


    ◇


 その県議選は4月1日告示、10日投票される。


 民主党県連は、「まず参加し、新しい自治のかたちを議論すべき」と統一地方選のローカルマニフェストの1ページ目に盛り込み、他党との差別化を図る。山下力・県議団長は国や他府県の動きを踏まえ、「これまで切羽詰まった議論がなかったが、奈良県の立ち位置をもう一度見直す時期だ」と話す。


 ほかにも、みんなの党公認の浅川氏や新顔に、「参加推進」を訴える立候補予定者が出てきている。


    ◇


 しかし、同じ4月10日投票の知事選に再戦を目指す荒井氏は昨年10月、立候補を表明した会見で「(広域連合について)こちらから争点にしない。論戦になれば受ける」と述べた。今月中にもまとめるマニフェストにも盛り込まない方針だ。


 最近も「地方自治はじっくり考える問題。奈良の課題が置き去りにされてはいけない」と、広域連合のみが争点としてクローズアップされることを危惧する。


 一方、共産推薦の新顔として知事選に名乗りを上げた北野重一(しげかず)氏(73)も「荒井知事の判断と一致している」と明言する。広域連合の設立が関西経済連合会の提案から始まったことなどから、「財界、大企業の利益優先で、議会までつくって大きなプロジェクトを進めようとしている」と批判する。県議会の共産党県議団は昨秋、「荒井知事の英断を評価する」と不参加を支持する立場を明確にしている。


 「このままで4年間はあり得ない。対抗馬を上げるべきだ」。知事選での広域連合の争点化をねらって、「関西州ねっとわーくの会」は、候補者擁立を模索する。ただ、残された時間はほとんどなく、流れが生まれるかどうかは不透明だ。
=おわり


(この連載は岸上渉、田中祐也が担当しました)

2112チバQ:2011/02/25(金) 22:36:09
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000371102250001
現・共対決の様相/知事選 告示まで1カ月
2011年02月25日

 統一地方選の前半戦(3月24日告示、4月10日投開票)で実施される知事選の告示まで1カ月。これまでに立候補を表明したのは現職で再選を目指す荒井正吾氏(66)と、新顔で元県議の北野重一(しげかず)氏(73)=共産推薦=の2人だけで、荒井氏と共産系の候補が対決する前回同様の構図となる公算がなお大きい。(岸上渉)


 荒井氏は昨年10月、立候補を表明。県内の全市町村に置かれ、ほとんどの首長が会長を務める後援会組織の会合が19日、奈良市のホテルであり、今後の活動方針などを確認。3月8日に奈良市西九条町に事務所を構える予定。


 前回は自民、公明両党の推薦を受けたが、今回は「県民党」を標榜(ひょうぼう)し、政党の推薦は申請していない。一方、前回推薦を受けた400超の各種団体に推薦の申請を送り、すでに農協や県建設業協会など80団体から推薦状が届いた。連合奈良からも初めて推薦を受けたという。


 北野氏は今月8日に立候補を表明。共産党県委員会など10団体でつくる「憲法をくらしに生かすあったか県政をつくる会」を中心に選挙戦に挑む。


 3月5日に奈良市南紀寺町で事務所開きをし、翌6日に県文化会館などで市田忠義・党書記局長が参加する共産党の演説会に登壇する。


 2人とも関西広域連合については「参加反対」で一致しており、争点にはならない見通しだ。そのため、参加を訴える市民団体が候補擁立を模索している。


 _____________________


 ◇立候補予定者の説明会に5陣営


 知事選の立候補予定者説明会が24日、県庁であり、すでに立候補を表明している現職の荒井正吾氏と元県議で市民団体代表の北野重一氏の陣営に加え、「関西州ねっとわーくの会」代表の高松義直氏、生駒市議の塩見牧子氏、造園会社員の森口孝氏の5陣営が参加した。高松氏と塩見氏はそれぞれに「候補者擁立に向けて調整中」と話し、森口氏は「立候補をするかどうか検討している」と語った。

2113チバQ:2011/02/25(金) 22:51:17
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201102/CK2011021902000167.html
乱戦、風向き一変 激戦の名東区・中区
2011年2月19日


 6日の「トリプル投票」で解散した名古屋市議会の出直し選は、来月13日に投開票される。河村たかし市長が率いる地域政党「減税日本」がどこまで議席を伸ばすのか。既成政党不信の中でトリプル投票に完敗した民主や自民は、攻勢に転じられるのか。4月の統一選も占う戦いは早くも熱を帯びる。激戦が予想される名東区と中区で選挙戦を追う。

◆名東区 民主前職 後ろ盾なく
 18日早朝、民主の前職、日比健太郎さんは地下鉄の星ケ丘駅でマイクを握っていた。「もう一度、市政に挑戦させてください」。毎朝と夕、どこかの駅前に立ち、頭を下げ続ける。

 名東区(定数5、有権者数12万余)は9人が立候補を予定する。住宅街で転勤者が多く、有権者の感じ方一つで票の動きが大きく左右されやすい。

 民主が大きく議席を伸ばした前回の統一選では、公認の28人全員が当選。元衆院議員秘書の日比さんは若さを前面に出し、1万票近くを獲得してトップ当選した。

 日比さんも、もう1人の前職、近沢昌行さんも、組織の後ろ盾はなく、いわゆる組織票はない。今回は、大きな風を受けた前回とは様相が異なる。

 政権交代後、民主党への失望感は地方選に影響している。トリプル投票で、民主候補は県知事選でも市長選でも完敗した。

 民主はこれまで「反河村」を鮮明にしてきた。2人の事務所には「市長の言うことを聞け、バカ野郎」と電話もかかってくる。トリプル投票後、民主は一転して河村市長が主張する報酬800万円賛成に回った。だが、それだけで風が変わるほど、甘くないと2人とも感じている。

 民主県連は、立候補予定者に1人100万円ずつ配り始めた。過去の市議選にはなかったことだ。危機感のあらわれだ。

 日比さんと近沢さんは同じ政党とはいえ、選挙ではライバル。河村市長が最大公約に掲げた「減税」へのスタンスは異なる。日比さんが原則賛成なのに対し、近沢さんは「借金を増やしては後世にツケを回す」と減税反対を鮮明にする。「この訴えが有権者に届かなかったら仕方ない。別の仕事を探します」。悲壮感も漂う。

 自民の前職、丹羽宏さんもこの日早朝、別の駅前に立っていた。民主ほどの逆風ではない。しかし、党勢が回復している実感もない。「いくら政策を訴えても届かない気がする。よほど支持者を固めないと勝てない」

 トリプル投票で、議会解散に賛成を投じた区内の票は5万強。減税日本から立候補を予定する3人にそのままいけば、前回の当落ライン6000票は楽に超える計算になる。

◇名古屋市議選立候補予定者 名東区(5)
近沢昌行 40 党支部幹事 民前<2>
日比健太郎 30 党支部幹事 民前<1>
丹羽宏 50 党区幹事長 自前<1>
小林祥子 54 党県副代表 公前<2>
高橋達 60 行政書士  共新
浅井康正 60 会社社長  減新
東裕子 47 美容教室経営 減新
舟橋猛 52 内装業   減新
井上新一郎 46 医師    み新

◆中区 「減税」2議席独占狙う
 中区(定数2、有権者数5万9000余)の則竹勅仁さんの事務所には、16日深夜まで、減税日本から同じく出馬を予定する済藤実咲さんの姿があった。

 則竹さんは減税ただ1人の前職。党からの立候補予定者が毎日のように相談や、河村市長の代名詞でもある「自転車街宣」の見学に訪れる。

 立候補は当初、則竹さんだけだった。だが、トリプル投票の圧勝を受けて、河村市長が、中区で「2議席独占」を狙うよう指示した。

 急きょ決まった済藤さんは岐阜県瑞浪市の高校を中退後、上京して漫画家を目指し、1年前から名古屋でタレント。組織も金も知名度も、地縁もない。風だけが頼みだが、河村市長は「勢いがある時は、2人出しても、上位独占になるんだわ」と手応えを語る。

 5期目を目指す自民の中田千津子さんはトリプル投票後、新しいビラを作成した。河村市長の「市民税減税」や「議員報酬800万円」に同調する文言を付け加えた。過去3回はトップ当選してきたが、「今回ばかりは、票が読めない」という。

◇名古屋市議選立候補予定者 中区(2)

中田千津子57 行政書士  自前<4>
則竹勅仁45 (元)議員秘書 減前<2>
石原杏莉27 (元)議員秘書 民新
近藤政博51 マッサージ業 共新
済藤実咲31 タレント  減新

2114チバQ:2011/02/25(金) 22:52:03
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201102/CK2011022002000150.html
若き女性に好機到来 激戦・中区
2011年2月20日

 若さと女性らしさをアピールするため、カラフルな風船を壁にあしらった。来月13日投開票の名古屋市議選。中区(定数2)から出馬を予定する民主新人の石原杏莉さんは19日午前10時、ビルの一室で事務所開きをした。

 集まった50人強の支援者には、スーツ姿の男性だけでなく、若い女性も。マイクを持った石原さんは、議会一新を狙う河村たかし市長の言葉を引き合いに「『現職(前職)に入れたらあかん。新人じゃなきゃ』と言うけど、私も新人なんですよね」。笑いを誘う。

 谷岡郁子参院議員(民主)の元秘書。市議選に立候補する予定はなかったが、党が昨年末「河村市長に近すぎる」として則竹勅仁さんに公認を出さなかったことから、出番が回ってきた。

 市長率いる減税日本は、則竹さんら2人を擁立し、議席独占を狙う。民主は逆風の真っただ中だが「政党に担いでもらえるだけで光栄。私には秘書の経験がある。まったくの政治のアマチュアではない」。同じ若い女性で、ライバルとなる減税新人への対抗心をあらわにする。

 「アマチュア」と名指しされた済藤実咲さんは同じころ、がらんとした事務所で、大家から説明を受けていた。商店街にある、廃業して10年余の喫茶店。机やいす、電気や電話もこれからだ。

 「せめて1カ月前に言ってくれれば、掃除も準備もできたのに」と大家が言うと「1カ月前は、こんなことになってないですから」。

 済藤さんの出馬は、石原さんよりさらに想定外だった。出馬が決まったのは1週間前。所属するタレント事務所社長を通じ、「女性候補」を探していた減税日本を紹介された。とんとん拍子で話は決まった。

 ポスターも名刺もまだない。スタッフもこれから募る。供託金50万円を払えば貯蓄は底をつく。でも、借金してでも挑戦したい。「こんなチャンス、今しかないですから」

 名古屋市議選立候補予定者 ◇中区(2)

中田千津子57 行政書士  自前<4>
則竹勅仁45 (元)議員秘書 減前<2>
石原杏莉27 (元)議員秘書 民新
近藤政博51 マッサージ業共新
済藤実咲31 タレント  減新

2115チバQ:2011/02/25(金) 23:10:14
>>68>>71
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20110225ddlk23010074000c.html
’11統一選:県議選 本多・前知立市長、出馬へ 知事の地域政党公認 /愛知
 前知立市長の本多正幸氏(60)は、4月の統一地方選で行われる県議選の同市選挙区(定数1)に大村秀章知事の地域政党「日本一愛知の会」公認で立候補すると表明した。

 本多氏は記者会見で「大村知事が衆院愛知13区に出馬した15年前から政治的なつきあいがあり、県議になって支えたい。知事の『10%減税』や『元気な愛知づくり』にも共鳴しており、知事とともに今日の閉塞(へいそく)状態を打ち破りたい。自民党の推薦が得られればありがたい」と話した。

 本多氏は市議6期を務めた後、04年に市長となり、08年の前回市長選で落選した。

 県議選知立市選挙区では民主党現職の柴田高伸氏(42)が既に出馬表明している。【安間教雄】

2116チバQ:2011/02/25(金) 23:16:14
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110225/elc11022519210003-n1.htm
「大村派」16人の候補発表
2011.2.25 19:20
 愛知県の大村秀章知事が率いる政治団体「日本一愛知の会」と、名古屋市の河村たかし市長が代表の「減税日本」は25日、4月の愛知県議選(定数103)に擁立する共通の第1次公認、推薦候補16人を発表した。

 大村知事は記者会見で「今後も候補を増やし、最終的には議会の過半数を確保したい」と述べた。県民税10%減税などの知事公約に賛同するなら、所属政党を問わず推薦を出すという。

 内訳は、民主、自民両党の公認をそれぞれ辞退した現職2人と、元職1人、新人13人。名古屋市内の選挙区の6人は減税日本が公認し、市外の10人は愛知の会が公認する。選挙後は両団体で統一会派を組む方針。

 県議選には25日現在で、自民党59人、民主党47人、公明党6人、共産党4人、みんなの党3人、無所属4人が出馬を予定している。

2117チバQ:2011/02/25(金) 23:46:10
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000811102250001
県内首長が支援 3市町長、会見に同席
2011年02月25日


松田氏(右から2人目)と中井・明和町長(右)、大口・志摩市長(左)、田中・四日市市長ががっちり握手した=津市羽所町

■県内首長が支援 3市町長、会見に同席


 4月10日投開票の県知事選に、津市長の松田直久氏(56)が立候補する意向を、23日に正式に表明した。民主党の推薦については「白紙」とした松田氏だったが、記者会見には首長3人が同席。県議や首長として市町と連携してきた実績をアピールした形だ。


 会見場のひな壇には、松田氏に立候補を要請してきた四日市市の田中俊行市長、志摩市の大口秀和市長、明和町の中井幸充町長が上がった。


 田中市長は「国と地方の在り方が大きく変わる転換期で、地方分権や地域主権への認識が深い人が知事になるべきだ。(松田氏は)県議も、首長としての行政経験もある」と支援を表明。大口市長は「志摩市のような厳しい地域経済に対しても手だてができるのは、市民の声がわかる人。医療問題にも、県議、市長としても取り組んでいた」と期待を寄せた。


 中井町長は24日の定例会見でも「首長経験のある知事だと、細かな市町村行政に配慮してもらえる。県と市町村が協力しないと何も進まない」と話した。松田氏側は今後も首長の支援を求めていく考えだ。


 一方、民主党の岡田克也党幹事長は24日の定例会見で「松田さんが立候補を決断されたことは三重県にとって良かった。すでに自民党、みんなの党の推薦候補も決まっているので、それぞれしっかり政策を訴えてやって頂きたい」と述べたが、民主党の推薦については「県連の対応、松田さんの考え方によるので、ものを言うつもりはありません」とだけ述べた。
(藤崎麻里、森山敏男)

2118チバQ:2011/02/26(土) 10:13:22
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20110226/CK2011022602000094.html
焦る既成政党 「愛知の会」「減税」、県議選に16人公認
2011年2月26日

日本一愛知の会と減税日本の県議選統一候補を発表する大村知事(手前)=県庁で


 4月の県議選(定数103)で、既存勢力を揺さぶる大村秀章知事の「日本一愛知の会」と河村たかし名古屋市長の「減税日本」。両地域政党は25日、第1陣の統一候補16人を発表した。「さらに擁立を進め、過半数を上回る候補者を出したい」と力を込める大村知事。6日の「トリプル投票」惨敗で守勢を強いられる県議会最大会派の自民党、第2会派の民主党などの県議からは「なんとか反転のきっかけを」と焦りの声が上がった。

 大村知事が県庁で開いた記者会見。16人の中には自民、民主の公認を返上し、減税や愛知の会に参加した現職の顔ぶれもあった。

 知事選敗北を受けた執行部刷新で、大村知事への歩み寄りを見せる自民県連。小林功幹事長は「減税などを除き、大村知事の政策はわが党と大きく変わらず、選挙前に政策協議したい。引き続き県議会単独過半数を目指す」と気を引き締めた。

 民主党は既に4人が公認・推薦を返上し、地域政党へのくら替えなど逆風がやまない。杉岡和明県連幹事長は「厳しい選挙戦となるのは確かだが、定数削減や開かれた議会づくりなど県議団が掲げる改革を有権者に伝える努力をしていくだけだ」と危機感を募らせる。

 一方、公明党県本部の鬼頭英一幹事長は「要請があれば、愛知の会の候補にも推薦を出していくことになるだろう」と共闘態勢を強調。県議会で唯一の知事与党として「知事とともに選挙を戦う」と言い切る。

 県議会の議席獲得を目指すみんなの党の薬師寺道代さんは「政策も一致しないのに、勝ち馬に乗りたいだけの野合だ」と批判。共産党県委員会の柏木啓韶書記長は「新たな地域政党と言っても、既成政党の候補が集まっただけだ」と切り捨てた。

 (鎮西努、大村歩、岩崎健太朗)

 ◇日本一愛知の会と減税日本の統一候補の皆さん(名古屋市内は減税、市外は愛知の会の公認)▽東区 安藤雅彦・現▽瑞穂区 広沢一郎・新▽熱田区 坂恵造・新▽港区 平岩登・新▽南区 黒沢隆・新▽天白区 錦見輔・新▽瀬戸市 馬嶋雅哉・新▽半田市 加藤精重・元▽春日井市 前田扶美子・新▽岡崎市 園山康男・新▽豊川市 野中泰志・新▽安城市 石川孝文・新▽蒲郡市 荘田博己・新▽知立市 本多正幸・新▽みよし市 鈴木勇夫・新▽幡豆郡 浅井喜代治・現

2119チバQ:2011/02/26(土) 10:14:43
http://www.shizushin.com/shizushin/templates/F03PrintPage.aspx?Path=/Channels/www.shizushin.com/news/feature/local_election/20110226073649&TitleTag=%E9%A6%96%E9%95%B7%E9%81%B8%E3%83%BB%E8%AD%B0%E5%93%A1%E9%81%B8%20%E3%80%90%E7%B5%B1%E4%B8%80%E5%9C%B0%E6%96%B9%E9%81%B8%E3%81%97%E3%81%9A%E3%81%8A%E3%81%8B%EF%BC%92%EF%BC%90%EF%BC%91%EF%BC%91%E3%80%91%EF%BC%9A%E9%9D%99%E5%B2%A1%E5%B8%82%E9%95%B7%E9%81%B8%E3%80%80%E6%8F%BA%E3%82%8C%E3%82%8B%E6%A5%AD%E7%95%8C%E5%9B%A3%E4%BD%93%E3%80%80%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%82%81%E3%81%90%E3%82%8A%E6%B7%B7%E8%BF%B7
静岡市長選 揺れる業界団体 支援めぐり混迷
2011/02/26
 静岡市長選(3月27日告示、4月10日投開票)をめぐり、与党時代の自民党を支えた各種業界団体が選挙支援に慎重な姿勢を見せている。かつて組織選挙の中核だった業界団体は一昨年の政権交代で対応が揺れたが、その後、民主党政権への逆風が強まったことで、さらに混迷の度を深めている。市長選にも影響を及ぼしそうだ。

■割れる対応
 JA静岡市は25日に開いた農政対策協議会で市長選対応を検討し、特定候補に絞らず自主投票することを決めた。出馬表明している元県議田辺信宏氏(49)、元参院議員海野徹氏(61)、前市議会議長安竹信男氏(64)のそれぞれが推薦を要請したが、榎本秀一組合長は「組合員が支持する候補が分かれ、一本化は難しい」と説明する。
 従来は自民系候補を支援してきた。田辺氏は自民と連合静岡から推薦を得たが、「自民ありきではない」として政党との距離を強調した。
 一方でJAしみず(望月真佐志組合長)の対応は異なっている。「農政や清水全体の要望に対する考え方が一番近い」とし、田辺氏の推薦で支援態勢を一本化した。

■国政と一線
 県医師会の政治団体県医師連盟の雲母正三事務局長は市長選への対応について、「支部から推薦依頼が上がっていない段階で白紙状態」とした上で、「従来は自民候補を支持したことが多かったが、市長選は国政選挙とは違い、政党色は関係ない」と指摘する。
 医師会と共に3師会を構成する県薬剤師会と県歯科医師会も足並みをそろえ、国政選挙と一線を画す。県薬剤師連盟は「特定の政党などのために投票することはないだろう」との姿勢だ。
 県歯科医師連盟は「政権も代わり、近年の選挙は連盟の態度をはっきり表明できない。自民か民主を選ぶ選挙とは大きく変わった。支部から推薦依頼が上がっている候補もあるが、最終的な姿勢決定は慎重にならざるを得ない」という。

■「足元崩れる」
 民主党県第1区総支部長の牧野聖修衆院議員は業界団体の状況を、「補助金で団体を縛った時代は終わった。支援はお願いするが、勝つために自立した体制構築も必要」と受け止める。これに対し、自民党静岡市静岡支部の伊東稔浩支部長は「政党離れの表れ。液状化現象のように足元が崩れている」と危惧する。
 政党の支援を受けずに選挙戦に挑む海野氏の陣営は「政党の拘束力が薄らいでいる証拠」と指摘。安竹氏の陣営は「政党不信が強まっている」との見方を示した。

2120チバQ:2011/02/26(土) 18:33:50
>>2050
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001102260003
元柳田村長が立候補を表明
2011年02月26日

◆県議選鳳珠郡選挙区◆


 4月1日告示の県議選鳳珠(ほうす)郡選挙区(定数1)に25日、元柳田村長の山口彦衛(ひこえ)氏(65)が立候補を表明した。同選挙区には民主党推薦の現職桜井広明氏(67)と元職の宮下源一郎氏(63)が出馬の準備をしており、三つどもえの選挙戦になる可能性がある。


 山口氏は町議4人とともに会見し、出馬を決意した理由を「町議をはじめ、多くの町民から要請があった」と説明。公立病院の充実などに力を注ぎたいと述べた。


 山口氏は合併前の旧柳田村長を5期務めた。自民党柳田支部が27日に会合を開き、県連への公認申請を協議する。宮下氏も同党穴水支部が公認申請している。


(大畠正吾)

2121名無しさん:2011/02/27(日) 02:55:41

民主党愛知県連:7人が公認・推薦を辞退…統一地方選
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110227k0000m040085000c.html

 民主党愛知県連は26日、名古屋市内で臨時幹事会を開き、4月の統一地方選に県連が擁立する約100人の立候補予定者のうち7人が同党の公認・推薦を辞退したと報告した。うち5人は河村たかし名古屋市長の地域政党「減税日本」や大村秀章愛知県知事の「日本一愛知の会」にくら替えして県議選に立候補する意向で、立候補予定者の間での民主離れが鮮明になった。

 7人は現職県議を含む県議選や市議選の立候補予定者。一部の人は既に減税日本などの公認を取り付けている。くら替え出馬しない2人は、選挙情勢の悪化などから立候補自体を取りやめるという。

 県連は、最初の辞退者だった春日井市議(愛知の会公認で県議選に立候補予定)を1月に除籍した。幹事会では、その後辞退した6人については本人の弁明を詳しく聞くなどしてから処分するかどうかを決めることでまとまった。県連幹部は「今後も辞退者が出てくるかもしれないので、後でまとめて処分すれば良い」と語った。

 また幹事会では、トリプル投票の敗因を「民主党に対する厳しい批判」の結果と総括。牧義夫県連代表(衆院議員)は幹事会後の記者会見で「政権交代の原点にしっかり立ち返らないと有権者の理解を得られない」と述べた。【宮島寛、加藤潔】

毎日新聞 2011年2月27日 1時50分

2123チバQ:2011/02/28(月) 23:03:07
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20110228/CK2011022802000118.html
浜松市長選 共産党などが候補擁立難航
2011年2月28日

 浜松市長選の告示(3月27日)まで1カ月を切る中、共産党などが検討を進めている現職の鈴木康友氏(53)への対抗馬擁立が難航している。これまでの市長選では苦戦が予想されても候補を立て、存在感を示し続けてきた同党。最近は勢力の衰えや人材難も指摘されており、時間切れは刻一刻と近づいている。

 27日、浜松市中区で開かれた党の演説会。県議選や市議選などの候補予定者が党員や支持者に紹介され、鈴木市政を批判して気勢を上げた。党関係者の中には、この場で市長選候補をお披露目できればとの期待があったが、かなわなかった。これまでに数人に出馬を打診したが、色よい返答はないという。

 1960年代後半から70年代にかけて、全国各地に革新自治体を誕生させた共産党は、浜松市長選でも1967年に初めて公認候補を擁立。1999年以降は革新系団体とつくる市民団体で推薦候補を擁立し続け、有権者に選択肢と存在感を示してきた。だが近年は冷戦終結や衆院選での小選挙区制導入で往時の勢いを失い、党員の高齢化も指摘されている。

 こうした中、市長選と同じ4月10日に投開票される市議選は、今回から定数が8減となる。このところ苦戦気味の同党候補は、その影響の直撃を受けかねず、関係者の間には市議選に力を集中すべきだとの意見もあるという。

 石野嘉彦・党県西部地区委員長は27日、「現在の市政に対する批判があり、(擁立は)前向きにやりたい」とぎりぎりまで候補の擁立を目指す考えを強調したが、40年来のベテラン男性党員(79)は「立てるべきだが、立てるなら今立てないと…」と歯がゆそうに話した

2124名無しさん:2011/03/01(火) 05:49:44
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1068688996/7591

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20110228-OYT8T01111.htm
「民主で戦えない」県議離脱
政権迷走影響 新人推薦まだ1人

「大変なご迷惑とご心配をかけました。これまでと変わらぬ政治姿勢で活動すると確認しました……」

 民主党の支持母体・連合福井が2月4日に越前市内で開いた地方委員会。県議会の民主系会派「民主党・一志会」を離脱した県議を連合が推薦すると発表したことに対して、県議を推す傘下組合幹部が会場で、役員ら数百人に頭を下げた。

 連合には、推薦条件として「支持する政党、会派に所属する」と定めた内規がある。この県議の推薦を巡っては計4回の緊急会議を開き、「(県議の)地元は定数1を争う。自民党現職との一騎打ちとなる中、連合が組織的に支援しなければならないが、『民主党色』を薄めなければ戦えない」と判断、内規に背く推薦を決めたという。

 この県議を含めて一志会を離脱したのは計3人。1月13日、新会派「希望ふくい」を設立した時、県庁で記者会見し、「民主党とは距離を置きたい」などと表明した。一志会のある県議は「選挙のための『協議離婚』にすぎない。我々とは合意の上。議会で協力していく。離脱したい気持ちは痛いほど分かる」と実情を語った。



 民主党は2009年の総選挙で政権交代を果たしたが、県内の衆院3選挙区で自民党に全敗し、昨年7月の参院選でも福井選挙区で敗れた。県議会でも、県議38人のうち自民系会派が27人で、一志会は7人(2月末現在)にとどまる。党所属の17市町の議員数も26人と全体(320人)の8%にすぎない。

 地方地盤の強化の鍵を握るのは、国と市町のパイプ役でもある県議会。このため、党県連は、あわら市や鯖江市など選出議員がいない“空白区”をなくし、女性県議3人の誕生などを目標に新人6、7人の擁立を目指し、昨年夏以降、会社経営者や主婦、現職市議らに立候補を打診してきた。

 しかし、菅政権の迷走で民主党の支持率は大きく低迷。昨年11月に出馬依頼を受けた福井市内の40歳代女性は、1か月後に断念。「子育て支援の強化など女性の声を県政に反映させるチャンスだと思って一度は決心した。だが『民主党から出たとしても、追い風じゃない』と仲間から反対されて……」と打ち明けた。

 現在、県議選での公認・推薦は、希望ふくいを含めて現職8人。新人の推薦は女性1人。ある県連幹部は「『民主党では戦えない』とみんなが思っている。それが現実や…。昔よりも党の支持率が地方選挙の投票にかなり影響するようになった」とつぶやいた。

 党県連代表の糸川正晃衆院議員は「新人には確かに厳しい選挙だが、現職は地域に根ざした議員活動が評価される」との認識を示し、「今はとにかく全員の当選を目指す。国会議員も交えて応援演説など全面的に支援していきたい」と語った。

◎   ◎

 民主党に政権交代してから初めての統一地方選挙が4月に行われる。政治不信による政党離れが進む中、“生き残り”をかける各政党事情や思惑を探った。(畑本明義、青木さやか)

(2011年3月1日 読売新聞)

2125名無しさん:2011/03/01(火) 06:01:20
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shizuoka/news/20110228-OYT8T01069.htm
静岡市長選海野氏 減税日本公認へ
河村・名古屋市長と連携

 3月27日告示、4月10日投開票の静岡市長選への立候補を表明している元参院議員の海野徹氏(61)が、河村たかし・名古屋市長が代表を務める地域政党「減税日本」の公認で出馬する意向を固めたことが28日、わかった。

 海野氏は河村氏と10年来の親交がある。静岡市長選への出馬を巡り、かねて河村氏も海野氏への支援を伝えていたという。

 海野氏は28日、読売新聞の取材に対し、減税日本の公認で立候補することについて「政治理念や、減税も含めた政策が一致した。『東海道連合』から日本を変えたい」と説明した。海野氏はこうした考えをすでに後援会に伝えており、近く正式に発表する。河村氏が海野氏の応援のため近く静岡市を訪れることも決まっているという。海野氏は参院議員時代は民主党に所属したが、落選した2009年7月の知事選の際は「純粋無所属」を掲げ、政党と距離を置いていた。

 市長選には、元県議の田辺信宏氏(49)と、前市議会議長の安竹信男氏(64)も出馬表明済み。田辺氏については自民党が推薦を決めている。

(2011年3月1日 読売新聞)

2126チバQ:2011/03/01(火) 23:05:45
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000001103010002
<可児市選挙区>民主支持層も分裂か
2011年03月01日

 4月の県議選可児市選挙区(定数2)に、民主の同市議佐伯哲也氏(40)が28日、無所属で立候補する意向を表明した。すでに民主は現職を公認しているが、佐伯氏は「住民の要望が反映される政治が必要だ」と強調した。名古屋市長選などで地域政党の「減税日本」が躍進したことも影響したという。


 この選挙区は、民主公認の現職村上孝志氏(63)、自民公認の現職小原尚氏(51)、自民系の市議亀谷光氏(63)も名乗りを上げており、今のところ計4人がしのぎを削る激戦区となりそうだ。
 28日の記者会見で佐伯氏は「愛知の選挙(知事選、名古屋市長選)を見た時、市民が動いたと思った。可児市や御嵩町から県民の要望を実現できる政治が必要。住民代表として出る」などと語った。
 民主への逆風の影響については明確に否定した。政党からの支援は求めない方針で、同日、市議を辞職し、離党届も提出したという。
 民主は同選挙区で1議席の確保が目標だが、佐伯氏が立てば票が分散するのは確実。県連の渡辺嘉山幹事長は「まだ本人から聞いていないが、党の決定とは違う方針で残念だ」と厳しい口調で語った。
 一方の自民も、つい最近まで候補者選びが迷走した。小原、亀谷両氏が公認を求めて譲らず、自民可児市支部での調整を断念。一任された県連が先月24日に小原氏の公認を決めたばかり。亀谷氏は「後援会と協議して無所属で立候補したい」と話しており、民主系2人と自民系2人が2議席を争う構図になっている。
     ◇
 この日、県議選飛騨市選挙区(定数1)では、前飛騨市長の船坂勝美氏(69)が無所属で立候補する意向を表明した。「行政、政治の経験を生かして、最後のご奉公をする」などと語った。ほかに、自民公認の現職洞口博氏(61)が立候補を予定している。

2127チバQ:2011/03/01(火) 23:11:17
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagano/news/20110228-OYT8T01202.htm
県議選告示まで1か月
定数58に81人予定

 統一地方選前半の県議選(4月1日告示、同10日投開票)は告示まで1か月に迫った。読売新聞の集計では、28日現在で定数58に対して81人が立候補を予定している。前回2007年の同時期並み。立候補予定者が定数を上回り、選挙戦が確実なのは26選挙区のうち17選挙区。他に出馬を模索する動きもあり、立候補者数は告示までに増える可能性がある。

■前回と同規模で推移

 立候補予定者の内訳は、現職53人、元議員3人、新人25人。現時点で予定者が定数と同数の無風区は9選挙区。無風が目立つのは現職が有利とされる1人区で、11選挙区のうち6選挙区で新人擁立の動きが鈍い。


 現職で引退表明したのは、民主・社民系会派「改革・緑新」の森田恒雄、下村恭、県民クラブ・公明の牛山好子、共産党県議団の藤沢詮子の4氏。また、自民党県議団の木内均氏が次期衆院選3区での立候補を前提に、県議選不出馬を表明した。

 前々回03年は、田中康夫・元知事に対する支持、不支持のスタンスが争点となり、候補者は新人72人を含めて116人が乱立した。田中元知事退任後の07年は熱気は冷め、92人にとどまった。今回も前回と同規模で推移している。

■最大会派巡る攻防

 「知事与党」を全面に掲げて議席増を狙う民主党県連は、公認・推薦計17人を擁立予定。前回の計14人を上回ったが、当初目標の「計20人以上の当選」には届きそうにない。最大会派の自民党県議団の公認・推薦は現時点で計18人。最終的に「20人以上の当選」を目指す。選挙後は、両党間で最大会派形成を巡る攻防が激しくなりそうだ。

 みんなの党は長野市区で県内初の公認候補を擁立。28日にも同区で、リサイクル店経営「サンタの創庫」社長の江口光雄氏が、2人目の新人公認候補として出馬表明した。同党は候補選びを続ける方針で、既存政党への不信を追い風に、台風の目になる可能性もある。

 阿部知事は昨年8月の知事選で、民主、社民、国民新の推薦を受けて初当選したが、県議会は少数与党。選挙結果は、知事の県政運営にも大きく影響する。

■報酬削減も争点に

 選挙戦では、議員報酬や定数の削減も争点の一つになりそうだ。2月の愛知県知事選、名古屋市長選、同市議会の解散が決まった住民投票の「トリプル選挙」で見られたように、有権者の地方議会に対する視線は厳しさを増している。

 県内でも、みんなの党公認候補予定者が報酬削減を強く主張している。公明党県本部は県議選のローカルマニフェスト(地方版公約)に「議員報酬の削減、適正化」を盛り込み、民主党県連も同様のマニフェストを検討中。選挙結果にかかわらず、県議に対し、具体的な行動を求める声が高まりそうだ。

 今回は、昨年、長野市に編入合併した旧信州新町と中条村が長野市区に、松本市に編入合併した波田町が松本市区にそれぞれ組み入れられたが、定数や選挙区数に変更はない。

(2011年3月1日 読売新聞)

2128チバQ:2011/03/01(火) 23:11:50
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news/20110228-OYT8T01199.htm
県議選69人が出馬予定 統一地方選
告示まで1か月 選挙戦は10選挙区か

 統一地方選で行われる県議選の告示(4月1日)まで1か月。読売新聞の取材では、いまのところ立候補を予定しているのは、定数53に対し69人。最終的に前回(2007年)の85人を下回る可能性が高い。また、選挙戦になりそうなのは全27選挙区中10選挙区で、前回の23選挙区を大幅に下回る見込みだ。

 民主党は、現時点で、公認9人、推薦3人の計12人の擁立を予定。当初、全27選挙区での公認または推薦候補擁立を模索し、「当選20人以上」を目指していたが、断念した。もともと自民党に比べて地域組織が弱いことに加え、菅政権の支持率低下などが響き、人選が難航している。

 1月に県議選と11市町村議選を対象に立候補者の公募を実施し、10人が応募してきたが、いずれも党の条件と折り合わなかった。いまのところ、「当選10人以上」と目標を大きく下方修正した形での戦いを模索している。

 今回、選挙戦になりそうな選挙区が少ないのは、民主党のこうした状況が背景にある。

 自民党は現職と新人計30人を公認したほか、現職と新人計2人の推薦を決定。現有32議席を維持したい考えだ。

 公明党は現有1議席死守を目指す。共産党は4人、社民党は5人(推薦含む)を擁立し、それぞれ現有1議席から勢力拡大を狙う。みんなの党は2人を公認、1人が公認申請中だ。

(2011年3月1日 読売新聞)

2129チバQ:2011/03/02(水) 22:24:29
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20110302ddlk20010150000c.html
選挙:県議選 「創志会」で立候補 現職6人、無所属撤回 /長野
 県議会第3会派の創志会(9人)に所属する現職県議6人が、4月10日投票の県議選に出馬する際の党派を、初めて「創志会」として届け出る方針を決めた。無所属で出馬としてきた従来の方針は撤回する。6人は「議会改革などを訴えてきた会派の名が県民に浸透してきた。2大政党にとらわれず、県議選を通じて改革の姿勢を示したい」としている。ほかの3人は無所属で出馬するという。

 県選管によると、創志会は07年5月に政治団体の届け出を済ませている。告示日に同じ政治団体を名乗って3人以上が立候補すると、団体名を掲げたポスターや選挙カーの利用など、一定の選挙活動ができるという。

 党派として届け出るのは、金子ゆかり氏=諏訪市▽小山立氏=千曲市・埴科郡▽高見沢敏光氏=南佐久郡▽保科俶教氏=東御市▽宮本衡司氏=飯山市・下水内郡▽向山公人氏=伊那市−−の6人。【渡辺諒、光田宗義】

2130チバQ:2011/03/02(水) 22:25:15
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001103020004
議会改革 県議選争点に
2011年03月02日

 4月1日の告示まで1カ月を切った県議選(定数53)で、「議会改革」が争点として浮上してきた。約6割の32議席を持つ自民党が主導権を握る議会運営の現状に、不満を持つ民主、公明、共産など各党が改革の必要性を強調。選挙戦に向けた政策の前面に出し、論戦を挑む構えだ。(大内奏、吉武祐)


   ◇


 「自民党が長年築き上げた県議会を手直しして、県民主権の県議会を作り上げたい」。2月26日夜、新潟市東区で開いた集会で、地元の県議、市川政広・民主にいがた代表は支持者らに訴えた。


 県議会の民主党会派・民主にいがたは、県議選に向けて情報公開の推進や一般質問の回数制限の撤廃などを掲げる。政策提言集でも、県議会改革を最も重視している。


 公明党の志田邦男県議も2月27日、新潟市中央区で時局講演会を開き、「抜本的な議会改革が必要だ」と訴えた。泉田裕彦知事と篠田昭・新潟市長の「新潟州」構想をにらみ、「広域自治体にふさわしい審議」を提言。人口6万人に1人を目安として議員定数を40人に減らすと主張する。


 特に各党から撤廃の声が上がっているのは、年4回の定例会での一般質問の回数制限だ。2008年3月、自民党の賛成多数で決められた。


 それまでは、2月定例会で希望者全員が質問できるなど、少数会派にも質問の機会が少なくとも年4回与えられていたが、08年以降、1人会派の公明、共産が質問できる機会は半減。「行政をチェックする本来の権利を奪っている」と反発している。


 このほか、県議会に対しては、議会出席のたびに距離に応じて議員に支給される日額8千〜1万8600円の費用弁償にも批判がある。実費支給に変えるよう求める陳情が昨年12月定例会で審議されたが、自民党の反対で不採択となった。


 自民党県連政調会長の柄沢正三県議は「売名での質問もあって質が下がっていたため、(質問制限の)必要はあった。費用弁償も資産の少ない人が議員になる道を与えている。議会改革は必要ない」と話している。


   ◇


■主要政党の県議会改革についての主な主張■


●民主党
▽質問制限の撤廃
▽情報公開の推進(視察報告の作成と公開、議事録の10日以内の公開など)
▽議会モニター制度導入などで県民の意見を取り入れる
▽議会基本条例を制定
▽夜間や休日の議会開催を検討


●自民党
▽議会改革は必要ない


●公明党
▽選挙区割りを広域化し、定数を40に削減
▽議会基本条例を制定
▽インターネットによる議会中継など広報体制の拡充
▽出前議会や議会報告会で住民参加を促進


●共産党
▽質問制限の撤廃
▽日当制の費用弁償を廃止し、実費支給へ変更
▽海外視察予算の廃止


●社民党
▽質問制限の撤廃
▽議長が1年ごとに交代する慣例を廃止


●みんなの党
▽定数の削減(2015年までに4分の3、2019年までに2分の1が目標)
▽2015年までに議員報酬を3割削減

2131チバQ:2011/03/03(木) 21:56:51
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20110302-OYT8T00998.htm
相乗り知事選 色出せず

オール与党化「チェック機能低下」批判も


政治資金パーティーで出馬の意欲を示した西川知事。各市町の首長や企業幹部らが集まった(昨年11月3日、福井市西木田の福井商工会議所ビルで)  「民主党も自民党も、今から、独自候補を立てるのは無理やろ」

 知事の西川一誠氏の後援会(勝木健俊会長)と、福井経済産業政治連盟(会長=県経団連の川田達男会長)が昨年11月3日、福井市の福井商工会議所ビルで開いた政治資金パーティー。西川氏が知事選への事実上の出馬表明を行い、ある陣営幹部は勝ち誇った表情で記者に耳打ちした。

 「2大政党から仮に推薦がもらえなかったとしても、この段階まで来れば、党色を出さない“県民党”としてでも十分に戦える」

     ◇

 西川氏は参院選後の昨年夏以降、県内17市町にある約20か所の後援会支部で、“2期8年の実績”をアピールする「県政報告会」を開催した。各支部は、地元の市町長や経済界関係者を中心に組織する選挙戦に向けた実動部隊だ。西川氏の3選出馬への意向は、この〈地域行脚〉で十分に示されていた。

 「幹部を中心に労働政策の評価が高い。推薦依頼は出ていないが、連合福井として方向性を見いだしたい」(馬場修一・連合福井会長)

 「温かい評価に心から感謝する」(西川氏)

 民主党の支持母体である連合福井の定期大会(昨年10月27日)で、馬場会長は、まだ出馬表明していなかった西川氏の推薦を示唆する発言をいち早く行った。自民党の山本拓衆院議員(福井2区)が出馬に意欲を見せ、民主党県連関係者が水面下で独自候補を模索する動きもある中、まるで政党の動きを封じるかのように、県経団連、県農政連(山田俊臣会長)なども次々と西川氏への支持を表明した。

     ◇

 政党推薦は2月に入り、公明、自民が決定、民主も推薦の方針。各党とも、西川県政に失政がない点を挙げており、2大政党の相乗りについては、「政党と地方行政はある程度歩調を合わせないといけない」(自民)、「安定した政治という県民益を優先すべきと判断した」(民主)などと説明する。

 民主党本部は原則、相乗りを禁止しているが、党県連幹部は「連合との信頼関係を断つほど県内の基盤は強くない。勝てる人材がいない。みんな自分の選挙で精いっぱいなのが実情」とこぼした。

 一方、政権奪還を目指す自民党内からは「日頃は『現職ではあかん』という県議もいるのになれ合っているとしか見えない」(県連関係者)や「政党色を出せない選挙をやってどうするんだ……」(党員男性)という不満もくすぶっている。

     ◇

 知事選(3月24日告示)は共産党新人・宇野邦弘氏と一騎打ちの公算が大きい。西川氏が圧勝した前回と同じ構図だが、北陸新幹線の県内延伸や高速増殖炉「もんじゅ」、足羽川ダム建設の是非など争点を明確にした意義がある。

(2011年3月3日 読売新聞)

2132チバQ:2011/03/04(金) 00:04:15
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011030390100733.html
愛知県議選で新人「くら替え出馬」 「みんなの党」から大村新党
2011年3月3日 10時07分

 4月の愛知県議選で、豊田市選挙区(定数5)にみんなの党公認で立候補を予定していた新人岡田恭和氏(51)が公認を返上し、大村秀章知事率いる地域政党「日本一愛知の会」から出馬することが分かった。

 知事選で大村氏が圧勝したことを受け、既成政党の民主や自民の現職、新人の公認候補が愛知の会へくら替えする動きが出ているが、第三極のみんなからは初めて。

 岡田氏は「地域政党が改革をやるという知事の言葉を聞き、心が動いた。一緒に知事の政策を進めたい」と語る。4月1日の告示まで1カ月を切る突然のくら替えに「批判、意見は素直に受け止める」と話している。

 岡田氏によると、2月26日に県内のみんなの党関係者に公認返上を伝えた。愛知の会は公認する方針で、4日に正式発表するという。みんなの党は除名処分を検討しているとみられる。

 岡田氏は昨年12月、県議選への出馬を表明。豊田市選挙区はこのほか自民の現職2人、民主の現職と新人、公明現職の計6人が立候補を予定している。

(中日新聞)

2133チバQ:2011/03/04(金) 00:13:41
http://www.asahi.com/politics/update/0303/NGY201103020029.html
三重県の首長らが政治集団「日本の原点」結成2011年3月3日0時22分


. 地域政党「減税日本」が勢いづく愛知県や名古屋市と、橋下徹大阪府知事が提唱する「大阪都構想」が旋風を起こす大阪のはざまにある三重県で2日、県内の首長たちが政治集団「日本の原点」を結成した。幹事長の石原正敬・菰野町長は記者会見で「三重県が埋没する危機感がある。足元を見つめてスタートしたい」と述べた。

 「日本の原点」には、現段階で民主、自民系などの県内7首長が参加。四日市、鈴鹿、伊勢、志摩、尾鷲の5市長と菰野、明和の2町長で、四日市市に事務所を構え次第、政治団体の登録を目指すという。「既存の政党や政治制度を否定する手法ではなく、『対話』と『連携』という政治手法を重視する政治の原点に立ち返る」との政治理念を掲げる。

 地域の実態に基づいて、税制を含む行財政制度、社会保障制度、コミュニティー作り、環境対策の4テーマについて調査、研究をしていく方針。4月の同県知事選に立候補する予定の前津市長・松田直久氏(56)を推薦する。

 代表発起人を務める田中俊行・四日市市長は「三重の地から『良識ある首長立ち上がれ』と(県内外に)広く発信していきたい」と述べた。(藤崎麻里)
.

2134チバQ:2011/03/04(金) 20:06:43
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20110304ddlk21010166000c.html
中津川市:新図書館建設反対、13市議「超党派の会」 住民投票を目指す /岐阜
 中津川市が建設計画を進めている「新図書館」について「予算の無駄遣いで不要」として反対している同市議会の3会派13人が「新図書館建設に反対する超党派議員の会」を結成、3日、記者会見した。最大会派の一つの新政会が今年2月に行った市民アンケートでは89・1%の世帯が反対したとして「大山耕二市長は市民の意見に耳を傾けるべきだ」と訴え、住民投票を目指す考えを示した。

 同市議会の定数は30で、建設予定地の取得をめぐる補正予算案の議決では、賛成15、反対14の賛成多数で可決した。しかし、新政会が今年2月に約2万8000世帯を対象に行ったアンケートでは、22・3%の6014通(2月28日現在)の回答が寄せられ、反対は5357通(89・1%)だったという。

 このため「市民の意思を行政に反映させるべきだ」として、13人が党派を超えて会を結成した。同会は「約90%の市民が望まない新図書館建設に反対、市民の意見を尊重する住民投票を行うことを目的に掲げる」と主張。3月議会で住民投票条例制定に向けて議員提案するという。3月議会での条例案可決の可能性は低いとみられ、統一地方選の市議選で「住民投票の是非」が争点の一つになりそうだ。【小林哲夫】

2135チバQ:2011/03/04(金) 20:55:01
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001103040004
室谷氏出馬へ選挙戦確実に 県議選加賀市
2011年03月04日

 加賀市議の室谷弘幸氏(44)が3日、4月1日告示の県議選加賀市選挙区(定数3)に無所属で立候補することを明らかにした。同選挙区では現職の向出勉(73)、若林昭夫(71)、宮元陸(54)の3氏が立候補準備を進め、無投票の可能性もあると見られてきたが、3議席を4人以上で争う選挙戦の実施がほぼ確実になった。


 室谷氏は民社党職員や新進党衆院議員秘書を経て、99年に旧加賀市議補選で初当選。合併後の新市を含め、加賀市議選に計4回当選。県議選は落選した2003年に続き、2度目の挑戦となる。09年11月に民主党に入党し、民主市議として活動してきた室谷氏だが、無所属での立候補については「自分の原点に返り、市民に選択肢を示したい。民主党自体もいつ衆院選があるか分からない状況で迷惑をかけたくない」と話した。


(長田豊)

2136チバQ:2011/03/04(金) 21:11:27
>>2135
>民主党自体もいつ衆院選があるか分からない状況で迷惑をかけたくない
迷惑をかけられたくない
の間違いだろうに

2137神奈川一区民:2011/03/05(土) 12:48:00
http://www.chunichi.co.jp/ee/feature/senkyo1103/u23201.html
名古屋市議選・立候補者 (定数75 立候補138 届け出順)①

選挙区(定数) 氏名 年齢 所属 新旧 当選 回数 推薦 経歴

千種区(5)
藤田 琢爾 (73) 減 新 0 愛 (元)テレビ局員
黒川 慶一 (57) 減 新 0 愛 司会業
黒田 二郎 (62) 共 元 2 党県委員
船戸 豊子 (51) み 新 0 通訳
斎藤 亮人 (51) 民 前 4 党支部幹事
杉浦 聡 (37) 無 新 0 家電販売業
藤井 博康 (30) 自 新 0 (元)会社員
玉置 真悟 (26) 減 新 0 愛 大学生
田辺 雄一 (41) 公 前 1 愛 党千種支部長
伊神 邦彦 (64) 自 前 5 競技団体役員
梅村 邦子 (72) 民 前 4 国 学校評議員
東谷 由日 (44) 無 新 0 会社員
 
東区(2)
中川 貴元 (44) 自 前 4 公 党県役員
村瀬 和弘 (40) 共 新 0 週刊紙記者
梅村 麻美子 (52) 民 前 4 国 党県役員
近藤 徳久 (48) 減 新 0 愛 紙器製造業
 
北区(6)
長谷川 由美子 (52) 公 前 2 愛 党北支部長
田山 宏之 (52) 減 新 0 愛 広告会社役員
岡田 幸子 (46) 共 新 0 党区委員
渡辺 義郎 (72) 自 前 9 党北支部役員
荒深 久明臣 (49) 減 新 0 愛 法人理事長
園田 晴夫 (58) 減 新 0 愛 会社員
吉田 隆一 (58) 民 前 4 国 会社役員
奥田 貢 (52) 無 新 0 講師派遣業
服部 将也 (42) 民 前 3 国 学校法人監事
 
西区(5)
山田 昌弘 (40) 民 前 1 国 党区幹事
清水 謙一 (44) 無 新 0 中古品販売業
堀場 章 (70) 自 前 5 法人理事長
山田 真奈 (25) 減 新 0 愛 大学院生
鷲野 恵子 (63) 共 前 5 党県委員
沢田 晃一 (40) 公 新 0 愛 (元)議員秘書
上園 扶佐江 (61) 民 前 4 国 (元)看護師
半田 晃士 (53) 減 新 0 愛 会社社長
鹿嶌 敏昭 (64) 減 新 0 愛 会社社長
 
中村区(5)
中村 満 (53) 公 前 2 愛 党県役員
斎藤 高央 (43) 自 新 0 党県役員
伊井 寿 (53) 無 新 0 (元)会社員
小出 昭司 (48) 自 前 1 会社社長
高吉 英樹 (43) 民 前 1 国 電気工事業
加藤 修 (37) 減 新 0 愛 飲食店経営
藤井 博樹 (33) 共 新 0 党区委員
鵜飼 春美 (62) 民 前 3 国 (元)市教組役員
鈴木 庸一 (48) み 新 0 学習塾経営
冨田 英寿 (51) 減 新 0 愛 家電販売業
 
中区(2)
石原 杏莉 (27) 民 新 0 国 (元)議員秘書
済藤 実咲 (31) 減 新 0 愛 タレント
近藤 政博 (51) 共 新 0 マッサージ業
則竹 勅仁 (45) 減 前 2 愛 (元)議員秘書
中田 千津子 (57) 自 前 4 公 行政書士
 
昭和区(4)
中村 孝太郎 (65) 減 新 0 愛 呉服店経営
奥村 文洋 (59) 民 前 6 国 (元)市議団役員
西川 学 (43) 自 元 1 党県役員
佐藤 典生 (60) 共 前 3 党区委員長
水平 和江 (48) 自 前 1 (元)客室乗務員
大村 光子 (49) 減 新 0 愛 (元)会社員
 
瑞穂区(4)
金城 裕 (51) 減 新 0 愛 整体師
島田 通 (58) 共 新 0 印刷会社員
前田 有一 (57) 自 前 3 会社社長
荒川 和夫 (64) 減 新 0 愛 不動産業
渡辺 房一 (61) 民 前 3 国 中電労組参与
山内 重雄 (55) 無 新 0 専門学校講師
藤田 和秀 (47) 自 前 3 党区支部長
川崎 務 (55) み 新 0 不動産賃貸
 
熱田区(2)
岡留 繁広 (54) 民 前 1 国 労組役員
片桐 栄子 (59) 減 新 0 愛 書店経営
西田 敏子 (56) 共 新 0 党区委員
望月 大輔 (28) 自 新 0 (元)市議秘書
 
◆名簿の見方 氏名は本名または通称名(敬称略)▽年齢は投票日基準の満年齢
◆党派の略称 民=民主党、自=自民党、公=公明党、共=共産党、み=みんなの党、国=国民新党、減=減税日本、愛=日本一愛知の会、無=無所属

2138神奈川一区民:2011/03/05(土) 12:53:12
http://www.chunichi.co.jp/ee/feature/senkyo1103/u23201.html
名古屋市議選・立候補者 (定数75 立候補138 届け出順)②

選挙区(定数) 氏名 年齢 所属 新旧 当選 回数 推薦 経歴

中川区(7)
山崎 正裕 (49) 減 新 0 愛 行政書士
木下 優 (56) 公 前 2 愛 党県遊説局長
亀山 理 (42) 減 新 0 愛 学習塾経営
岡本 善博 (62) 自 前 5 歯科院長
江上 博之 (56) 共 前 3 党県常任委員
林 直樹 (48) 減 新 0 愛 (元)会社員
原 弘美 (43) み 新 0 理髪業
中島 理恵 (38) 民 前 1 国 党支部役員
馬場 規子 (55) 公 前 3 愛 党県幹事
高田 勲 (54) 無 新 0 会社役員
浅井 正仁 (46) 自 新 0 (元)会社員
久野 浩平 (74) 民 前 10 国 党県常任顧問
 
港区(5)
佐藤 健一 (42) 公 新 0 愛 会社員
加藤 一登 (49) 民 前 3 国 党県選対役員
服部 晃尚 (52) 減 新 0 愛 (元)議員秘書
坂野 公寿 (64) 自 前 2 生花小売業
安井 伸治 (46) 民 前 1 (元)印刷業
山口 清明 (49) 共 前 2 党地区委員
宇佐美 汝久愛 (47) 減 新 0 愛 福祉施設職員
瀬島 功 (52) 減 新 0 愛 会社社長
 
南区(5)
中村 孝道 (53) 減 新 0 愛 僧侶
福田 誠治 (57) 公 前 2 愛 党南支部長
佐野 隆文 (59) 共 新 0 党区委員長
湯川 栄光 (48) 減 新 0 愛 経営相談業
橋本 浩幹 (31) 民 前 1 国 行政書士
藤沢 忠将 (41) 自 前 4 (元)議員秘書
横井 利明 (49) 自 前 5 保育園副園長
岡江 智子 (59) 減 新 0 愛 茶道講師
石川 朋 (32) 民 新 0 議員秘書
 
守山区(6)
富口 潤之輔 (36) 減 新 0 愛 薬剤師
東郷 哲也 (39) 自 前 1 党支部役員
松井 良憲 (46) 自 新 0 公衆浴場経営
榑松 順子 (54) 共 前 1 党区委員
松原 美佐子 (62) 減 新 0 愛 日本語講師
鎌倉 安男 (53) 民 前 2 国 名鉄社員
増田 裕二 (36) み 新 0 会社社長
小川 俊之 (35) 民 前 1 国 党支部幹事
金庭 宜雄 (50) 公 前 2 愛 党青年局次長
松山 豊一 (41) 減 新 0 愛 会社役員
 
緑区(7)
佐橋 亜子 (43) 共 新 0 党区委員
安藤 英吾 (31) 無 新 0 民 (元)学校講師
岡本 康宏 (34) 民 前 2 国 党県総務委員
河合 優 (46) 減 新 0 愛 呉服店経営
斎藤 幸男 (37) み 新 0 会社役員
杉山 均 (54) 無 元 2 (元)市職員
中里 高之 (46) 自 前 1 党県青年局長
余語 冴耶香 (33) 減 新 0 愛 事務員
近藤 和博 (36) 公 新 0 愛 (元)会社員
田中 達成 (34) 減 新 0 愛 会社員
佐野 俊輔 (28) 減 新 0 愛 子役養成業
岩本 崇宏 (38) 自 前 1 党区政調会長
山本 久樹 (46) 民 前 2 国 会社顧問
 
名東区(5)
近沢 昌行 (40) 民 前 2 国 党支部幹事
丹羽 宏 (50) 自 前 1 党区幹事長
舟橋 猛 (52) 減 新 0 愛 内装業
高橋 達 (60) 共 新 0 行政書士
日比 健太郎 (30) 民 前 1 国 党支部幹事
井上 新一郎 (46) み 新 0 医師
東 裕子 (47) 減 新 0 愛 美容教室経営
小林 祥子 (54) 公 前 2 愛 党県副代表
浅井 康正 (60) 減 新 0 愛 会社社長
 
天白区(5)
太田 敏光 (62) 無 新 0 行政書士
三輪 芳裕 (51) 公 前 3 愛 党支部長
田口 一登 (52) 共 前 4 党県委員
尾藤 裕子 (52) 減 新 0 愛 会社社長
福岡 祐作 (31) み 新 0 会社社長
田中 里佳 (48) 民 前 5 国 党県役員
堀田 太規 (36) 減 新 0 愛 会社員
諸隈 修身 (69) 民 前 6 国 党県副代表
鈴木 孝之 (50) 減 新 0 愛 会社員
成田 隆行 (36) 自 前 1 党県広報部長
 
◆名簿の見方 氏名は本名または通称名(敬称略)▽年齢は投票日基準の満年齢
◆党派の略称 民=民主党、自=自民党、公=公明党、共=共産党、み=みんなの党、国=国民新党、減=減税日本、愛=日本一愛知の会、無=無所属

2139神奈川一区民:2011/03/05(土) 13:09:46
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201103/CK2011030502100004.html
大激戦138人立候補 13日投開票
2011年3月5日


 名古屋市議会の解散請求(リコール)の成立による出直し市議選(定数75)は4日、告示され、138人が立候補を届け出た。候補者数は前回より40人多く、1・8倍の大激戦。リコールを主導した河村たかし市長の地域政党「減税日本」が既成政党に挑み、目標の過半数を獲得できるかどうかが焦点となる。投票は13日で、即日開票される。

 党派別の内訳は、民主27、自民24、公明12、共産16、みんな8、減税41、無所属10。新旧別では前職59、元職3、新人76。

 減税日本の候補者は、前職1人を除き、全員が新人。市民税10%減税の恒久化、議員報酬800万円への半減など、市長の3大公約の実現を訴える。新人の女性候補は告示後、市長直伝の自転車街宣で支持を呼び掛けた。

 同様に初参戦のみんなは議会・公務員改革を訴えて政令市初の議席を目指す。

 リコール成立で危機感を強めた民主、自民からは減税や報酬半減に賛成する候補者が続出。一方でベテランの自民前職は「どういう議会像を示すかが問われる」と議会主導の改革を訴えた。報酬半減に賛成した公明は市長寄りの姿勢を強調して逆風をしのぐ構え。共産は河村市政のチェック役として存在意義を前面に押し出す。

 減税日本は4月の統一地方選や次の衆院選で多数の候補者を擁立する方針。地域政党と既成政党が初めて正面からぶつかる市議選の結果は、今後の選挙や地方政治のあり方に影響を及ぼしそうだ。

2140チバQ:2011/03/05(土) 13:48:27
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news/20110305-OYT1T00269.htm
「ムソリーニだ」に愛知知事激怒、推薦協議凍結
 地域政党「日本一愛知の会」を率いる大村秀章・愛知県知事は4日、県庁で記者会見し、4月の同県議選(定数103)で自民党県連が求めている同党公認候補48人への推薦について、「特例」とした1新人を除き、当面、協議を凍結する考えを明らかにした。

 同党県議が3日の県議会一般質問で、知事の政策などを激しく非難したため。協議再開のメドはなく、知事選でこじれた知事との関係修復は、足踏み状態となった。

 一般質問では、同党ベテラン県議が、河村たかし名古屋市長と連携する大村知事を「河村市長がヒトラーなら、知事は子分のムソリーニだ」とやゆし、看板政策の「中京都」構想も「(大阪都構想を提唱する)大阪府の橋下徹知事の人気にあやかって、思いつきで言い出した」とこき下ろした。

 答弁で知事は声を震わせながらも平静を保ったが、「品性のかけらもない質問」と会見で怒りをぶちまけ、この県議の選挙区に擁立する自前候補で「総力を挙げ、(議席を)取りにいく」と声を荒らげた。

(2011年3月5日10時30分 読売新聞)

2141チバQ:2011/03/05(土) 14:24:24
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001103050005
佐渡市の自民市議、集団離党届
2011年03月05日

 佐渡市の自民党籍を持つ市議15人が集団で、同党県連に離党届を提出していたことがわかった。背景には、佐渡空港の滑走路2千メートル拡張化をめぐる要望に対して、地元選出の同党県議が消極的だったことへの不満があるとみられ、4月1日告示の県議選の行方にも影響を与えそうだ。


 離党届を出したのは竹内道広・元議長ら15人。先月9日に提出したが、県連は「党の規約上、離党の申請は各地域支部に出す必要がある」として市議側に送り返したため、正式に受理していない。


 ただ、佐渡では旧市町村単位に支部があり、離党を表明した市議が支部長になっているケースがある。また、離党届を出したうちの4人は、所属する会派名を「自民党」から「市政会」に変更するなど、事実上離党して行動している。


 市議らによると、直接のきっかけは、懸案事項となっている佐渡空港の滑走路2千メートル拡張問題だ。佐渡市が昨秋までに地権者の9割以上の同意を取り付けたことで、議会や関係団体などは県に対し、次の段階として地域住民の意向を聞く「パブリックインボルブメント(PI)」に進むよう要望。2011年度予算に組み入れるために県議会に請願を出そうと、地元選出の中野洸県議に紹介議員となるよう求めたが、拒否された。


 これに中野氏を支援してきた自民党籍の市議が一斉に反発した。離党届を出したある市議は「中野さんは島民の代表なのに、その役割を果たさない。そうした不満が積み重なった結果だ」と説明する。市議らは来月の県議選で5選を目指す中野氏を支援しないことを確認し、対立候補を擁立する構えも見せている。


 これに対して中野氏は「2千メートル化には私も党も推進する方針だが、PIは駄目。地権者の100%同意がない段階で、県費を使ってPIをやることはできない」と反論。さらに市議の集団離党については「私は佐渡と県のために筋が通らないことはできない。彼らの行動は理解できない」と話している。


 同党県連の柄沢正三政調会長は「党は2千メートル化を推進する立場なのに、(佐渡の市議が)PIに特化するのは理解できない。この問題を政争の具にしてはいけない。対立候補が出たら、全力で受けて立ちたい」と話している。


 県議選佐渡市選挙区(定数2)には中野氏と無所属で現職の中川カヨ子氏が立候補を予定している

2142チバQ:2011/03/05(土) 14:25:30
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000651102240001
【模索する議会】


(1)基本条例
2011年02月24日


昨年12月2日夜に行われた議会報告会。説明役の市議6人に対し、参加した市民は2人だけだった=新発田市の御免町小学校

 正面に並ぶ6人の市議。その前に用意された18人分のイスに座った市民は2人だけ。昨年12月2日(木曜)夜、新発田市の中心部にある御免町小学校で開かれた「第2回議会報告会」の光景だ。


 同市は2009年2月、県内で初めて議会基本条例が制定された「先進地」。報告会はこの条例に基づいて実施された。


 12月1、2日に5カ所ずつ計10カ所で開かれた。このうち1カ所では市民14人が参加したが、1カ所は誰も来なかったため、中止となった。他の8カ所は1〜8人。参加した市民は計44人だった。


 昨年5月、週末の午前に開催した最初の報告会の参加者が計130人にとどまったことから、「平日の夜の方が来やすいだろう」と、日程が決められたが、期待外れに終わった。「どうすれば参加者が増えるのだろう」。机やイスを片付ける議員から、嘆きのような声が漏れた。


 議会基本条例の柱のひとつは「市民参加」。それなのに、なぜ相手に思いが届かないのか。この日のやりとりに、その理由の一端をうかがい知ることができた。


 参加者「公営住宅の入居者は高齢者と障害者が多い。熱中症対策をお願いしたい」。


 議員「今日は議会全体の報告会であり、今、ここでどうするとは言えない。市民の生の声として市役所の担当部署に伝えたい」。


 報告会では、9月定例会での決算審議の内容が説明されたが、質疑応答で、参加者から空き店舗対策に関する質問が出ても、議員側から具体的な考え方が示されることはなかった。議員のひとりは閉会後、「これでは役所の考え方を代弁しているだけではないか」と、こぼした。


 市議会は開催前、報告会を「陳情を受け付ける場にしない」と申し合わせ、議員の個人的意見を表明しないことも合意していた。「議員がスタンドプレーに走らないように」との思いが共通認識としてあったことが「抑制的」な運営につながった。


 巖昭夫議長は今後の課題について「会場に来る人は、議会に対して意見を言いたいと思っているはずだ。その声をしっかり聞いて話し合うことで、新たな政策の提案につなげていくようにすべきだ」と語り、「報告会は、議員の質の向上につながる。回を重ねて根気強くやっていくしかない」と話す。


 議会基本条例には、選挙後速やかに、新議会で条例の目的が達成されているかを検討し、必要ならば改正する、との見直し条項が入っている。


 この条例をどう生かしていくか――。4月の統一地方選で予定される新発田市議選の候補者たちに問われる課題だ。(戸松康雄)

2143チバQ:2011/03/05(土) 14:25:59
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000651102250001
【模索する議会】


(2)行政監視
2011年02月25日


調査特別委の会合で、汚職事件の再発防止策を話し合う委員ら=17日、柏崎市役所

 「市職員の逮捕は極めて遺憾。市民に深くおわびする」


 柏崎市の会田洋市長は、同市ガス水道局浄水課の男性主任=懲戒免職=が収賄容疑で逮捕され、会見で深々と頭を下げた。2010年10月28日夜のことだ。同席した市幹部の顔には苦渋の色が浮かぶ。


 同市では、1年前の09年11月にも建築住宅課の男性係長=懲戒免職=が市発注工事の代金を水増ししてだまし取った詐欺容疑で逮捕された。


 「事件の教訓が役立っていない。ほかにも汚職があるのでは」。市議らは市側に厳しい口調で迫ったが、一方で監視機能を十分果たせなかった責任も痛感。「次になにかあると市議会も市民の信頼を失う」と危機感を募らせた。


 なぜ、汚職事件の再発を防ぐことができなかったのか。09年の汚職では、市議会は自ら動かず、市に事件の全容解明や再発防止の取り組みを一任した。その結果、市は業者との金品授受や会食など不適切な関係がないかどうかの聞き取り調査を全職員の1割余程度(122人)にしか実施せず、汚職の事実を見つける機会を逸した。


 10年に逮捕された男性主任は業者と癒着しやすい部署にいたのに、役職が係長以上でないことを理由に調査対象外にしていた。市幹部が「性善説に立っていたが甘かった」と悔やんでも遅かった。


 調査特別委員会を設け、市議会として徹底調査を働きかける道もあったはずだった。


 事件を受けて開いた10年11月2日の会派代表者会議。「手をこまぬいている場合ではない。特別委を設け、この問題にしっかり向き合うことを市民に伝える必要がある」。議長経験のあるベテラン市議が切々と訴えた。


 「我々がどこまでやれるのか疑問。市民へのパフォーマンスに過ぎない」などとの意見も出たが、最終的には特別委設置で全会一致した。


 市議会は「公務員倫理の徹底と収賄事件等再発防止調査特別委員会」(本間厚幸委員長)を設置して11月22日に初会合を開いた。これまでに7回の会合を重ね、市発注工事の設計、入札、契約の流れを担当課から聞き取って問題点を探るなどしてきた。


 市発注工事の設計や見積もりを関係業者に頼むなど癒着を生む慣習があったことや、参考見積もりを出した業者が入札に参加するなど公平性に疑問がつく状況を問題視。現制度の見直しや、業者への罰則強化、業者のモラル向上を促すよう求めた。また、公務員倫理の徹底や管理職の能力向上、風通しのいい職場づくりが必要だとした。


 これらを改選直前の3月の議会最終日に報告し、市に提言する予定だ。市が策定中の再発防止策にも反映される。


 特別委の本間委員長は「今考えれば、組織(市議会)としても個人(市議)としてもチェックが甘かった。その反省の上に立って今回の特別委を進めている」と自戒を込めて語る。特別委の報告には、市議会としての反省の弁も盛り込む予定だという。


 その上で「行政と議員がなれあってはいけない。今後の議会活動の中で議員が鋭く目を光らせ、市民の信頼回復を図るしかない」と話す。(清水康志)

2144チバQ:2011/03/05(土) 14:26:25
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000651102260001
【模索する議会】
(3)人材
2011年02月26日


自宅近くのアパートに一室を借り、選挙準備のため、パソコンに向かう堀越徳善さん=妙高市月岡2丁目

 2月11日の祝日、妙高市広島2丁目、元市議堀川勇さん(72)宅で「報告会」が開かれた。長男で、地元測量会社で課長を務める義徳さん(40)が、集まった親類や近所の人に7月の市議選に立候補する決意を述べた。


 妻(40)もあいさつに立った。「できるなら、出馬しないように説得してもらえる場であればと思う」と、用意したメモを涙ながらに読み、親類の驚きと同情を誘った。


 勇さんは旧新井市議時代から6回当選のベテラン議員だった。6期目の途中に妻(71)が脳梗塞(こうそく)で倒れ、4年前の市議選を断念した。


 父親の地盤、和田地区から「市議選に出てほしい」と義徳さんに声がかかった。相談した妻は、「何を言ってるの。それなら家を出ます」。


 昨年秋の市議選補欠選挙(被選挙数2)の時も、地元の要請を受けたが、妻の反対でやめた。


 妻は、市議の妻である姑(しゅうとめ)の苦労を見てきた。着ているものからあいさつの仕方まで他人の口に上る。ストレスで倒れ、不自由な身体になった。夫と結婚する前に「選挙には出ない」と約束もしていた。


 義徳さんが、妻の反対を押し切ってまでも選挙に出ようとするのは「生まれ育ったこの地域に恩返しがしたい。義理と人情が絡む今の選挙を変えたい」という気持ちからだ。父の後援会は解散して無い。若い世代中心の後援会を組織し、同じ子育て世代に支持を訴える考えだ。


 ただ、経済面での問題も大きかった。議員報酬は月額28万3千円。04年に減額され、据え置きが続く。共済会の掛け金や税金、議会中の弁当代が差し引かれるなどで、手元に残る生活費は10万円足らずになるという。小学6年の長女を頭に3人の子どもがいる。勤務先に相談した結果、会社を辞めずに済み、かつ生活ができる最低限の給料を会社が支給してくれることになったという。「私は社長の理解があって市議選に出られるが、議員定数を減らして常勤にし、生活ができる報酬額まで上げないと、若手は出られないと思う」と話す。


 実際、同市の議員は会社社長や役員、個人事業者、農業、定年退職し年金で暮らす人などで、普通の子育て世代のサラリーマンは1人もいない。時間的余裕があり、議員報酬以外の収入がないと務まらない。


 7月の選挙から全市1選挙区に拡大する。定数は23から18に減るため、前回選挙より当選ラインが大きく上がる。


 同市議会最長老の望月弘さん(77)は、今期限りでの引退を決めた。旧妙高村役場を土木課長を最後に退職後、同村議になり現在に至る。引退は昨年3月に妻(73)がくも膜下出血で倒れ、寝たきりになったことが大きい。「妻の協力がないと選挙態勢は組めない」。「自分の後継に」と地盤の大鹿地区の4人を説得したが、「次から大選挙区になる」などと断られた。隣の原通地区から候補者を探し、連携も考えたが意中の人は、勤めを辞めなければならず、家族も反対している。


 「野武士的な気骨のある人はなかなかいない」。難航する後継者づくりに望月さんは頭を痛めている。(河畑達雄)

2145チバQ:2011/03/05(土) 14:26:50
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000651103010001
【模索する議会】
(4)政務調査費
2011年03月01日


十日町市議会の政務調査費収支報告書は、事務局を通して簡単に閲覧できる。コピーは1枚10円=十日町市役所

 「東京都内の食堂で6千円の昼食。レシートは紛失したが、支払いをしたことは会派代表が証明する」――。十日町市議会の政務調査費収支報告書に、そんな内容の「支払証明書」が添付されているのを見つけ、同市卯の元市職員、岡田雅さん(66)はあぜんとした。「どこの食堂なのか記載がない。何より、お店ではなく、支払った側が支払いを証明するなんて」


 昨春、2008〜09年度分の政調費資料すべてに目を通したときのことだった。仲間内で「議員の視察は無駄遣いばかり」との評判ばかりが先立ち、それならと、現物の資料にあたったが、点検するうちに、領収の実態が分からない「支払証明書」や、パンフレットだけが添付された遠方視察など、理解しにくい実績報告が見つかった。


 岡田さんは「調査の目的や使途が明確ならば100万円でもいい。そうでなければ1円も使うべきじゃない」と憤る。昨年8月から、8人のグループで政調費の是正を求める活動を続けている。


 政調費は、地方議員・会派の公務外の調査研究に対する補助金だ。国会議員の立法事務費(各会派所属議員1人に月65万円)の地方議員版とされ、01年から各自治体で条例化された。だが、宿泊代や食事代の上限額、細かい購入品目などの基準は統一されておらず、各地で政調費をめぐる住民訴訟が相次いだ。自治体としては「判例に沿って基準を設けている」(複数の市議会関係者)実情がある。


 十日町市議会は、岡田さんらのグループが各会派への質問を始めた2カ月後の昨年10月、「支払証明書」の廃止などを会派代表者会議で申し合わせている。さらに同12月、議会改革特別委員会(川田一幸委員長)を設置し、定数や報酬問題と併せ、政調費のあり方の論議を始めた。


 川田委員長は「政調費の存在そのものが、市民から色眼鏡でみられている。全廃も仕方ないという声はある」。ある市議は「会派内では領収書の計算で頭がいっぱいになるのをいやがり、経理の引き受け手がいない。政調活動のお金は、廃止となる議員年金の積み立て相当分を(議員が自ら)回すようにしてはとの意見もある」。十日町市議会の政調費は縮小方向にある。


 隣の南魚沼市議会では10年度から、月1万円に倍増された。それまでの月5千円(年6万円)では他市と比べても最低ランクだと、08年末に議会が要望を挙げていた。
 政調費はなくてはならないものなのか。南魚沼市議の一人は、議員報酬の明細書を見せてくれた。報酬約29万円から税金、懇親会費などが引かれ、手取りは約19万円。立候補時に「議員活動と両立できない」と会社を辞め、月々の収入はこの報酬一本。共働きの妻から借りることもある。


 その一方、子育て支援やオンデマンド交通システムの先進例を勉強したいため、月に数回は1人で首都圏の自治体や大学施設に出向く。高速バスを使えば、新幹線の半額の交通費で済む。東京・池袋の1泊朝食付き約6千円のビジネスホテルをよく使う。「議員でいるうちは365日勉強したい。増えたといっても月1万円。代わりに仕事するので、(勉強しない議員の)余った政調費を回してほしいぐらいです」(服部誠一)

2146チバQ:2011/03/05(土) 14:27:13
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000651103020001
【模索する議会】


(5)条例VS定数
2011年03月02日




 早稲田大学マニフェスト研究所(東京都)が昨年末に初公表した「議会改革度調査」。全国1797議会の中で上位100をネット上に公開している。県内トップは19位の新潟市議会。上越市議会(43位)、長岡市議会(64位)、県議会(81位)、新発田市議会(85位)と続く。


 新潟市議会は、議事録や政務調査費の支出をネットで公開したり、議会の審議資料を傍聴中に閲覧できたりといったことが評価されたという。


 その新潟市議会が、「質」の改革か、「量」の改革かを巡って揺れてきた。


 2009年7月、自民系会派出身の志田常佳議長の私的諮問機関として「議会基本条例検討会」が設置された。議会のあるべき姿を条例にし、議会の質を高めようというねらいだ。しかし、同じ自民系会派から「自ら身を削るくらいのものでないと、市民から評価されない」と議員定数削減を求める意見が出た。


 08年制定の「自治基本条例」も議会の役割と責務を定めていて「議会基本条例は必要ない」との声もあがった。


 結局、昨年9月定例会に議員定数削減案が提案されたが否決。4月の市議選は現状のままで実施される。一方の議会基本条例は、開会中の2月定例会で可決される見通し。


 早大マニフェスト研究所の担当者は、まず「議会が何を、どのような目的で、どう活動しているのか」を公開して市民に知ってもらい、「その上で、新潟市にとって適切な議員の質と量がどれだけかを市民が理解し、求めているかが重要だ」という。


 議員らの対立は09年5月の議長選が尾を引いている、との見方がある。過半数を占めていた自民系2会派が議長人事を調整していたが、「今までのように多数派が密室で決めて、それに従えというのはおかしい」と2会派以外の少数会派が反発。自民系2会派が擁立を目指した議員ではなく、志田氏が少数会派の支持を受けて議長になった。


 志田氏は議長就任のあいさつで、議会基本条例制定に意欲を見せたが、反対意見の背景には、志田氏の議長就任をよく思わないことがあるようだという。


 議員になったからにはぜひ経験したいとされるのが議長ポストだ。二元代表制で首長と並ぶ議会の代表としての「名誉」が得られ、報酬も月77万8千円と一般議員より12万5千円高い。重要行事には来賓として招かれ、マスコミへの露出度も高い。


 議長ポストがからんだ対立に、市議の一部や市民からは、「どこを見て、議会活動をしているのか。市民をみていない」との批判もある。


 ある議員は「議員数を確保して身内で調整して決めた要求を押し通そうという古い体質の議員がまだまだ多い」とし「でも、そういう人を選んでいるのは有権者。有権者の意識も変わってもらいたい」と話す。


 篠田昭市長は昨年11月の市長選で掲げたマニフェストに「市議会改革の支援」を盛り込んだ。「議会も努力しているということを市民に知って頂くように支援します」と言うが、どのように支援するかは、具体的にしていない。


 市議の1人は、「なかなか改革を進められないので、議会が(市長から)軽く見られているようだ」とこぼす。「きちんと議会の側から改革を成し遂げなければいけないけど、市議選の後まで持ち越しだ」(藤井裕介)
=おわり

2147チバQ:2011/03/05(土) 14:27:55
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news/20110305-OYT8T00115.htm
長岡市議と盲導犬、最後も一緒に登壇

盲導犬ウリエルを連れ、最後の一般質問に臨んだ藤田市議  盲導犬をつれた全国初の議員で、4月に3期12年で勇退する藤田芳雄・長岡市議(62)が4日、盲導犬ウリエル(雄4歳)と共に最後の市議会一般質問に立ち、「活動を始めた頃、『このまちには障害者がいないのか』と言われたのを思い出す。障害者は動きにくいまちだった」と振り返った。

 点字ブロックや音響式信号の設置など、市の政策に影響を与えてきた藤田市議らしく、この日も点字やパソコン音声を利用しながら、JR長岡駅への転落防止の可動ホーム柵設置などを求めた。質問を終えた後、記者団に「さみしい気持ちはするが、肩の荷がおりた。12年は短いと言う人もいるが、自分なりに全力投球できた」と感慨深げに語った。

(2011年3月5日 読売新聞)

2148チバQ:2011/03/05(土) 14:35:00
金沢市長選後の記事
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/feature/kanazawa1291042108306_02/news/20101129-OYT8T01230.htm
多選拒絶
(上)若手決起 初の「選択肢」

 「ここで戦わんかったら党が市民になめられる。やる気あんがかと思う」。9月30日、市役所会議室。市長選の候補者擁立を検討する自民党金沢支部の役員会で、1期目の市議、不破大仁(34)の大声が扉の外にまで響いた。

 独自候補擁立を主張する不破ら若手市議は「我こそはという人がいる。会の決定を待てば立候補表明が遅れる」と、時間切れを狙うかのようなベテラン議員たちの間延びする議論にいらだちをぶつけた。不破の頭にあった候補が、同僚市議の1人、山野之義(48)だった。

 「具体的な名前が出れば検討する」。予想外の若手市議の突き上げに、支部幹部も、そう言わざるを得なかった。支部はその後の協議で、現職の山出保(79)と山野の2人の推薦を決めた。来春の統一地方選を前に、自民内の分裂回避のための後ろ向きの結論が、2期目以降続く山出のオール与党体制にきしみを生んだ。

     ◇

 自民党の市議の高岩勝人(43)(1期)は初当選後、先輩市議から「決算のチェックに領収書を見てはいけない」と言われ、がく然とした。重箱の隅をつつき、役所に嫌がられるような事をするなということだ。高岩は、オール与党で議会のチェックが機能していない状況に危機感を抱いていた。

 今年5月、高岩は、不破ら自民・民主の若手市議と議会の在り方について勉強会を始めた。市民向けのシンポジウムでは「市長に任期を設けるべき」との声が多数上がり、「市民の常識を“広坂”の非常識にしてはいけない」と9月議会で多選自粛条例案提出に動いた。

 否決されたが、市議会の4割を占める16人が賛成に回った。「対抗馬擁立へ」。若手市議を中心に機運が高まったが、皆、政治経験が浅く、地元のしがらみも抱え出馬に踏み切れない。「市民に選択肢を示す」と、山野は意を決して手を挙げた。

     ◇

 山野支援に回った超党派の市議7人のうち、1期目が6人。若手の反乱に山出陣営は不快感をあらわにした。10月26日、選対本部発足の場で、ベテラン市議は「市長室に座る男ではない」と山野をこき下ろした。その後の山出の政策発表会では、記者たちの前に、政策を説明する山出を約20人の県、市議が取り囲み、陣営の結束をアピールした。

 そして告示。2期目以降16年間、「共産以外の全党相乗り」で、山出以外の投票先がなかった有権者に、初めて山野という「選択肢」が示された。山野の初当選は、これまで市政に不満を抱える市民に対し、選択肢を示せなかった政党の姿勢をも問う結果となった。(敬称略)

(2010年11月30日 読売新聞)

2149チバQ:2011/03/05(土) 14:35:32
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/feature/kanazawa1291042108306_02/news/20101202-OYT8T00049.htm
多選拒絶(中)校下依存に行き詰まり

山出氏を支援する集会でガンバローを三唱し、気勢を上げる校下幹部ら(11月24日) 「誰が競ってるなんて言っとるんや」。11月25日、「(現職と新人で)伯仲しているのでは?」という記者の質問を、山出保(79)の総合選対本部長を務めた「新進石川」の宇野邦夫県議は、気色ばんで一蹴した。陣営幹部も山出優位を疑わなかった。

 実際、選挙中、各校下の公民館で開かれた集会は盛況だった。校下幹部が所属の町会にハッパをかけ、動員に精を出した。5選を果たした前回の市長選同様、市内全域から圧倒的支援を受けていると陣営の誰もが感じていた。

 市内62の小学校区ごとに組織される校下組織は、市から地域の除雪や一斉清掃を託される「行政の補完組織」だ。校下もまた、橋の修理など地元の要望を市役所に届ける。「山出さんは議員より我々の話をよく聞いてくれる」(校下幹部)。校下と蜜月の関係を作ることで、地元の議員からの反発を抑える。山出の長期政権の構図だった。

 10月に立候補を表明した新人の山野之義(48)支持に回った市議は、地元の校下の役員から「市長に盾突くのか」となじられ、次の市議選で地元の支援はないと通告された。自らの選挙で地元校下や町会の支援を受ける議員は、「山野支持」を表明した途端、圧力を受けながら市長選を戦わざるを得なかった。

     ◇

 圧勝のはずが、1300票余りの差を付けられての敗戦。ある郊外の校下幹部は、地元集会の風景を思い出していた。

 地元には、若者向けのマンションも建つが、能登や加賀、県外から移り住んできた人が多く、集会に集まるのは古くからの住民だけだった。「とにかく若い人が地元に関心を持ってくれず町会に入ってくれない。校下で支持しても、これでは票の上積みになるわけがない」と振り返った。

 金沢市の人口は10年前に比べ、郊外が2・7%増える一方、中心市街地は10%減った。「金沢独特の地縁に息苦しさを感じる若者が中心部から郊外に流出し、従来の校下組織が維持しにくくなっている」と東北大大学院の河村和徳准教授(元金沢大、政治意識論)は指摘する。

 市街地の住民の質が変わり始めたため、いつの間にか、校下を母体とした従来の動員型選挙だけでは、無党派・浮動層の得票が見込めなくなっていたのだ。県外から著名な応援弁士を呼び、街頭で支持を訴えるしかなかった山野の勝利に、山出陣営はほぞをかんだ。

 「雪国ならではの連帯が金沢の財産」と山出が語ってきた校下組織。その変化の兆しは新市長の就任で加速するのか。それ次第で金沢のまちの姿も違ったものになる。(敬称略)

(2010年12月1日 読売新聞)

2150チバQ:2011/03/05(土) 14:36:08
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/feature/kanazawa1291042108306_02/news/20101202-OYT8T00055.htm
多選拒絶 (下)「長老」市議会対策 難航も

金沢市内で街頭演説する「龍馬プロジェクト」メンバーと若手市議(8月29日)  「金沢には人がいないんですか。天下の赤っ恥になりますよ」。告示翌日の22日、金沢市香林坊の街頭で、新人の山野之義(48)の応援に駆けつけた前横浜市長の中田宏が、刺激的な言葉で聴衆に訴えた。相次いだ首長の汚職を教訓に、権力の集中を防ぐ「多選禁止」を掲げる自治体が増える中で、現職の山出保(79)が6選を目指す事を皮肉ったのだ。

 選挙中は、全国の自治体に若手議員を進出させようという「龍馬プロジェクト」メンバーの若手議員らも金沢入りして、「全国の仲間がこの市長選に注目している」と、山野への支持を訴えた。

 山野陣営は「多選を容認する旧態依然の金沢で、市長選に勝つ事が日本の政治を変える『一丁目一番地』になる」と気勢を上げ、「世代交代」という対立軸を明確にした。

 山野を支えた金沢の若手市議4人も、龍馬プロジェクトにかかわっている。9月、市議会に超党派で多選自粛条例案を提出し、ツイッターで議会情報を発信するなど、会派の慣例に縛られることなく精力的に動き回った。その成果なのか、右肩下がりだった市長選の投票率は35・93%と前回より8ポイントアップした。

 「市長が提出した議案は無条件で通す。議員はポストがどうとか、市民から離れた事しか興味がない」。1期目の市議の1人は山出のオール与党体制が市民の市政への関心をそいでいたと感じていた。別の1期目の市議も「長老支配は通用しにくくなる」。市長選の勝利に手応えを感じている。

     ◇

 11月30日、当選証書を受けた山野が、市議会各会派の控室を訪問した。しかし、山出を1期目から支えてきた会派「金沢民主」は面会を拒否。「(山野の)抱負なんて聞きたくもない」。ベテラン市議の1人は、今後は、野党として山野と対峙するつもりのようだ。

 山出を支援した別会派の市議は「市政への取り組みを聞かない事には、対応は決められない」と新市長との距離を測りかねている。

 市長選では「世代交代」を実現した金沢市。だが、市議会は依然、山出を支持したベテラン市議らが多数を占める。来年4月の市議選に向けても、ベテラン市議は「票が取れる人は限られる。市長が替わったからといって、市議ががらっと替わることはない」と冷ややかに見る。

 これまで表に出てこなかった多選批判の声をすくい上げ、新市長となった山野。だが、対決姿勢を崩さない市議らと、どう協調していくのか。初手から難しい議会対応を迫られている。(敬称略)

 (この連載は多可政史が担当しました)

(2010年12月2日 読売新聞)

2151チバQ:2011/03/05(土) 14:38:16
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news/20110304-OYT1T00324.htm
輪島市長、結局辞意撤回で陳謝

 石川県輪島市の梶文秋市長は3日の市議会本会議で、県議選輪島市選挙区(定数1)を巡る自民党の混乱に絡んで辞意を表明したことについて陳謝した。

 同選挙区では、現職の宮下正博県議(61)と、新人の建設会社前社長上田義雄氏(60)が立候補を予定している。梶市長は先月、上田氏の立候補の動きに抗議の意味を込めて辞意を表明したが、後に撤回した。

 梶市長は市議会の冒頭、「市民にご心配をおかけし、深くおわび申し上げる」と謝罪。辞意表明については、自民系2氏が立候補する構図を憂慮し、「身体を張って市の将来を守りたいとの思いだった」と振り返った。撤回については「溝を埋めるため、努力しなければならないから」と説明した。

(2011年3月4日11時04分 読売新聞)

2152チバQ:2011/03/05(土) 14:43:27
http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/kenmin-news/CK2011030102000160.html
福井、坂井は激戦か 県議選告示まで1カ月
2011年3月1日

 県議選(四月十日投開票)の告示まで、一日で残り一カ月となった。県内十二選挙区で、定数三七に対し現職三十六人、元職二人、新人十人の計四十八人が立候補の意向を示す。現在の情勢に変化がなければ、大野市(定数二)、鯖江市(同三)、あわら市(同一)、吉田郡(同一)の四選挙区は無投票で現職の再選が決まる見込みだ。

 選挙戦が確実な八選挙区のうち、最も激戦となりそうなのは、定数一二に対して十五人が立つ見通しの福井市。当選枠から二人がはみ出す坂井市(定数四)も、激しい戦いが予想される。

 勝山市、丹生郡、大飯郡の三選挙区は、一議席を巡る一騎打ちとなる可能性が高い。特に勝山市は、定数減の影響で現職同士が激突。同じく一議席となる丹生郡は、現職一人が引退するため無投票と思われていたが、二月に新人が出馬表明し、一転、選挙戦が濃厚となった。

 市町村合併に伴う区割りの見直しで、現選挙区を統合した小浜市三方郡三方上中郡(定数三)、越前市今立郡南条郡(同五)は、それぞれ新人一人が割って入る構図。敦賀市(同三)と同様、一人が涙をのむ戦いとなりそうだ。

 女性の立候補予定者は四人おり、二期八年ぶりに女性県議が誕生するかにも注目が集まる。政党別では、民主が現職七人、自民が同二十五人、公明が同一人、共産は元職一人をそれぞれ公認候補として擁立する。

 今季限りでの引退を明らかにしている現職県議は、坂井市選挙区の東角操氏(53)、丹生郡の渡辺政士氏(78)の二人だけ。区割りの変更に伴い、選挙区数は十五から三減り、定数は四〇から三減る。

 県選挙管理委員会の立候補予定者説明会は、対象選挙区を分けて八日に県庁、十日に越前市福祉健康センター、十一日に小浜市の嶺南振興局小浜土木事務所の三カ所で実施される。 (統一地方選取材班)

2153チバQ:2011/03/05(土) 18:08:51
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000351103020001
【政党溶解】

(上) 擁立難航し右往左往
2011年03月02日


握手を交わす田辺氏(左)と牧野会長。民主は田辺氏への推薦を見送り、実質自主投票となった=静岡市駿河区

 「想定の範囲内だが、『ついに来たか』という感じだ。熱がどう伝播(でんぱ)していくか、読めない」。河村たかし名古屋市長率いる地域政党「減税日本」が、4月の静岡市長選で海野徹・元参院議員を公認する。こんな知らせが県内を駆け抜けた1日、民主党県議の1人は不安をあらわにした。


 愛知県知事選、名古屋市長選で民主、自民が推す候補を大差で破った減税日本と、古巣の民主党とたもとを分かち、政党から距離を置いてきた海野氏の組み合わせ。既成政党が惨敗した「愛知ショック」が静岡市長選でも再現されるのか、民主や自民の県連関係者は気が気ではない。


    ◆


 「民主党への風当たりが強く、地元の評判が悪い。どうやって選挙戦を戦っていくんですか」。2月11日、浜松市中区の国道沿いにある民主党県連8区総支部事務所。県議選浜松市南区選挙区の民主公認の新顔候補、中川智三郎氏は、支部長の斉藤進衆院議員に詰め寄った。すでに離党する腹は決めていた。


 民主候補として活動を始めたのは昨年末。街を回ると、「こんな状況でよく民主から出たね」と何度も言われた。「逆風」は予想以上だった。


 「政権与党の公認や労働組合の推薦状は、もはや強力な後ろ盾では無い」。出馬表明から約2カ月後の2月15日、中川氏は離党届を提出した。「新顔候補の皆さんには、民主党の看板を下ろしたい人もいると思う」と語る。


 政権与党の新顔候補が、投開票まで2カ月を切った時点で公認辞退。政権交代の熱狂から2年足らずで迎える統一地方選を前に、既成政党が苦しんでいる。


 県議選の擁立作業を巡って、民主党は苦戦続きだ。「県議会の過半数確保」。昨年、県連が「最低目標」として掲げたラインは、今年に入り「第一会派獲得」に引き下げられた。ある関係者は「『地方議員でいいから民主党から出馬したい』と党本部で人材登録した候補者が、菅直人政権への逆風が強まるに連れ、だんだん腰が重くなっていった」と嘆く。


    ◆


 県内の統一地方選で最大の目玉となる静岡市長選では、民主党県連の方針は二転三転した。当初、「何としても独自候補を」と意気込んだ擁立作業は難航を極め、今年1月に結局断念。自民との相乗り批判を「対決構図を地方に持ち込まない」(牧野聖修県連会長)と抑え込み、出馬表明していた元自民県議の田辺氏支援へかじをきった。ところが、2週間足らずの間に、「愛知ショック」で状況が一変した。今度は「政党色を前面に押し出すのは良くない」(牧野会長)と推薦見送りを決め、事実上の自主投票に追い込まれた。


 一方の自民党も、独自候補擁立は結局あきらめ、田辺氏推薦に落ち着いた。しかも、党内から出馬表明した安竹信男市議に対しては、離党勧告までして翻意を促した末、最終的に除名処分を下すなど迷走ぶりを印象づけた。


 県都・静岡市長選でさえ、存在感を示せない既成政党。ある民主県議は「市長選での右往左往を見ると、政党の力が弱まっていると言われても反論できない」ともらす。

2154チバQ:2011/03/05(土) 18:09:18
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【政党溶解】


(中) 中立・静観 与党と距離
2011年03月03日


民主党国会議員(左列)と川勝平太知事の意見交換会。民主側は「地方の陳情、要望はすべて県連に」と念を押した=1月7日

 2日、静岡市葵区の静岡建設業協会事務所に役員が顔をそろえ、「市長選は自民推薦候補を推薦する」と決めた。県議選は特に決めず、木内藤男会長によると「これまでの自民党との付き合いもあり、各自判断する」という。清水建設業協会でも同日の理事会で同様の決定が下った。関係者は「民主への推薦は議題にもならなかった」と話す。


 県建設業協会は「地方選挙は中立。あとは地区ごとに任せる」と、いわば「自主投票」を強調する。実際は、これまで通り自民候補を支援する地区協会が目立つ。


    ◆


 自民党が下野した2009年、政権の座についた民主党は、地方から国への陳情窓口を県連に一本化するシステムを導入した。業界団体や地方自治体が政府に陳情したいと思えば、まず地元選出の県議や市町議に受け付けてもらう。県連は「A」「B」などとランク付けして党本部に伝達。党本部は最終的に、各省庁の政務三役に陳情、要望を伝えるという仕組みだ。


 「自民時代の霞が関詣でをやめさせ、官僚政治を打破する」。そんな建前の裏には、地方議員と業界団体の付き合いを深めることで、自民党に比べて脆弱(ぜいじゃく)な地方組織を強化し、選挙を有利に運びたいという打算があった。


 思惑は外れた。統一地方選を前に、民主党県連に推薦状を送ってきたのは13団体。民主党を単独推薦したのは、県生花商組合連合会と県石油業協同組合のみだった。建設業協会や農協は「各支部に一任」として、事実上の静観を決め込んでいる。


 県トラック協会をはじめ、民主党を推薦したほとんどの団体は自民党と同時推薦だ。昨年11月に開かれた県トラック協会の理事会では、「政権与党の民主は外せないのでは」との提案が出たが、「今のていたらくで、民主を推せるか」と異論が噴出した。ガソリン税暫定税率撤廃がほごにされたことなどへの反感は根強く、同協会の政治資金団体「運輸政策協議会」は自民党を、親睦団体「トラック運送事業経営者連盟」は民主党を推薦することになった。


 同協会はこれまで、民主党が指示したシステムに従って陳情書を出してきた。「陳情の細かな内容が中央に伝わったという実感はない。書類を出しただけの気休めです」。同協会の関功専務理事は不満を隠さない。


    ◆


 一方で、かつて「集票マシン」として自民党長期政権を支えてきた業界団体も曲がり角を迎えている。昨夏の参院選で、全国建設業協会が推薦した旧建設省出身の脇雅史氏の県内得票は約3千票。6年前の半分以下に減った。


 建設業協会は今、逆風のまっただ中にある。景気後退による受注減少に、「コンクリートから人へ」を掲げた民主党への政権交代が追い打ちをかけた。県建設業協会の加盟業者は、ピーク時の870社から562社に減少。県協会の天野幸男専務理事は「従業員で票を動かす時代は終わった」と話す。


 業界関係者は自嘲気味に話す。「昔みたいに自民を応援すれば得になるわけじゃない。かといって、右も左も分からない素人の民主に陳情することはない」。業界団体も政党との距離の取り方に苦慮している。

2155チバQ:2011/03/05(土) 18:09:45
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000351103040001
【政党溶解】


(下) 手応え自信と不安と
2011年03月04日


JR静岡駅に降り立った河村・名古屋市長を、海野氏はにこやかに迎えた=2日、静岡市

 2日朝、JR静岡駅に降り立った河村たかし・名古屋市長は海野徹氏と握手を交わした後、にやりと笑った。「牧野さん(聖修・民主党県連会長)に昨日、電話しといたでよ。『海野さんで徹底的にやる』って」


 静岡市長選告示まで1カ月足らずに迫った2月28日、河村氏率いる地域政党「減税日本」は海野氏を公認した。今月2日の記者会見では、元民主党参院議員の海野氏は「既成政党の推薦をあえて受けなかったのは、『改革』という言葉だけ飛び交い、実践できないことが明確になったからだ」と古巣を痛烈に批判。河村氏も「既成政党は身分保障された議員が団体戦をやっていただけ」と応じた。


    ◆


 民主か自民か。二大政党のどちらかを選ぶという構図は様変わりしようとしている。


 海野氏が減税日本の公認を受けたのと同じ日、みんなの党の県議選候補者3人が県庁に勢ぞろいした。昨夏の参院選で次点に食い込んだ河合純一氏は「県内には『選択肢が民主と自民しかない』という声がある。積極的に候補者を立てていきたい」と話した。これまでに同党が県内の統一地方選への擁立を決めたのは公認9人、推薦6人。参院選後、街頭演説など地道に活動を重ねてきた成果でもある。


 「みんなの党は業界団体の名簿さえなく、回るところもない。それでも街頭演説をすれば、動員をしなくても人が立ち止まる。自民党では信じられないことだよ」。河合氏の選挙事務局のスタッフで、かつて自民党国会議員の秘書だった山沢一也氏は話す。


    ◆


 県議選磐田市選挙区への立候補を予定する柏木健氏は昨年12月、「民主、自民の二大政党下では地域の声は届かない」と、地域政党「地域主権・静岡」を立ち上げた。「民主も自民も、地方議員が国会議員の選挙要員になっている。国政選挙の度に地方議員が走り回っている様子を見ると、歯がゆさを感じた」と話す。


 実家が農家で、自身もフルーツトマトの農業生産法人の代表だが、「農協に縛られる選挙の時代じゃない」。10人未満のミニ集会を繰り返し、料理教室や生け花教室に飛び入りして講演会をするなどしてきた。


 しかし、現実は厳しい。地域主権・静岡から県議選磐田市選挙区に出馬する若者をインターネット上で募ったが、「冷やかしのような電話1本、メール1件だけだった」。やむなく、1月に自ら出馬を表明した。


 「既成政党に対する失望はものすごい。すべての人が投票してくれれば自信はある」。そう思う半面、こんな不安もある。「投票率が低ければ、結局はこれまでの組織票で結果が決まってしまうかも知れない」=おわり
(この連載は後藤遼太が担当しました)

2156チバQ:2011/03/05(土) 18:12:30
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110303/szk11030311470012-n1.htm
「減税日本」が海野氏公認 「既成政党vs地域政党」対決再燃 静岡
2011.3.3 11:44 (1/2ページ)
 静岡市長選(3月27日告示、4月10日投開票)に立候補を表明している元参院議員の海野徹氏(61)は2日、名古屋市長の河村たかし氏が代表を務める地域政党「減税日本」の公認を受けたことを正式に発表した。愛知県の「トリプル投票」で注目された「既成政党vs地域政党」の対決の再燃が予想され、自民党や民主党は予期せず隣県から吹き込んだ“減税旋風”に警戒心を高めつつある。

 「既成政党と政策協定を結ぶことは何もやらないに等しい」。海野氏は静岡市内で開いた会見でこう語気を強め、「既成政党」と位置づけた自民党や民主党との対立姿勢を打ち出した。海野氏は参院議員時代から河村氏と親交があり、公認を持ちかけられて承諾した。

 市民税や市民法人税の減税を公約の柱に掲げる海野氏は愛知県で民主党や自民党の支援候補を破り、変革の“顔”となった河村氏と歩調を合わせることで国政に期待を裏切られた市民の不満の受け皿となり、支持基盤の拡大につなげたい狙いだ。

 国の増税論調を批判し、減税策を掲げる河村氏は名古屋市長、愛知県知事に続く静岡市長の役割を戦国武将の毛利元就が結束を訴えた逸話に例え、「減税の3本の矢が生まれる。(国が)社会主義に非常に傾斜している中で自由主義を主張する3人になる」と海野氏を激励した。

 一方、同市長選に出馬表明している元県議の田辺信宏氏(49)は自民党の推薦を受け、民主党の一部からも支援を取り付けている。市議や県議の応援の動きはまだ鈍いものの、市議会定数や議員報酬の削減を明確に表明した海野氏への反発から議員の間にさらに支持を広げていく可能性もある。

 二大政党が独自候補を擁立できず、混迷する静岡市長選は減税日本の“参戦”でにわかに情勢にも変化がでてきそうだ。

 「この市長選は次の衆院選の前哨戦。田辺さんが負けるようなことにでもなれば」と自民党の天野一県議(静岡市葵区選出)は危惧する。「名古屋の風が、平均的な日本人の気性とも言える静岡市でも起これば、全国的な流れになる。パフォーマンスに踊らせられない良識が大事だ」と減税日本の動きを牽(けん)制(せい)した。

 民主党県連の岡本護幹事長も「名古屋や大阪で旋風が起こっているが、(有権者は)冷静に政治情勢を見てほしい」と減税策への批判を強めている。

2157チバQ:2011/03/05(土) 18:13:12
http://www.shizushin.com/shizushin/templates/F03PrintPage.aspx?Path=/Channels/www.shizushin.com/news/feature/local_election/20110305000000000013&TitleTag=%E9%A6%96%E9%95%B7%E9%81%B8%E3%83%BB%E8%AD%B0%E5%93%A1%E9%81%B8%20%E3%80%90%E7%B5%B1%E4%B8%80%E5%9C%B0%E6%96%B9%E9%81%B8%E3%81%97%E3%81%9A%E3%81%8A%E3%81%8B%EF%BC%92%EF%BC%90%EF%BC%91%EF%BC%91%E3%80%91%EF%BC%9A%E9%9D%99%E5%B2%A1%E5%B8%82%E9%95%B7%E9%81%B8%E3%83%BB%E5%87%BA%E9%A6%AC%E8%A1%A8%E6%98%8E%EF%BC%93%E6%B0%8F%E3%80%81%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%83%88%E3%81%AB%E5%9B%9B%E8%8B%A6%E5%85%AB%E8%8B%A6%E3%80%80%E6%B0%91%E4%B8%BB%E5%85%AC%E7%B4%84%E9%85%B7%E8%A9%95%E3%81%8C%E8%83%8C%E6%99%AF%E3%80%80
静岡市長選・出馬表明3氏、マニフェストに四苦八苦 民主公約酷評が背景 
2011/03/05
 3氏が出馬表明している静岡市長選。27日の告示が迫る中、3氏ともマニフェスト(公約集)を公表していない。民主党政権のマニフェストが「ばらまき」と酷評され、菅直人首相が批判の矢面に立たされていることが背景にある。各陣営は「(マニフェストは)必要だが、印象が良くない」と頭を悩ましている。
原点に立ち返って
 県内政治に詳しい白鳥浩法政大大学院教授の話 政権交代を果たした民主党はマニフェストを履行できていない。そのため、有権者がマニフェストを信頼せず、政治家の公約を軽く感じている。マニフェストは政策を知るため、有権者にとって必要なツールとなってきた。統一地方選を通じ「マニフェストは有権者との契約」という原点に立ち返ってほしい。それが政治への信頼を取り戻すきっかけになる。

有権者への宣言
 「マニフェストは有権者への宣言。施策を遂行する行政職員への強制力にもなる」。元県議田辺信宏氏(49)はマニフェスト重視の姿勢を示す。
 ただ、支援する市議から「マニフェストを前面に出す選挙は得策でない」との意見もあり、“市長宣言”などとして公表することを検討している。内容の分かりやすさを心掛け、当初はA4判、30ページに及ぶ詳細な案を練ったが、最終的に「極めてシンプルな形」に落ち着く見込みだ。

価値低下を懸念
 元参院議員の海野徹氏(61)は前回市長選や知事選でのマニフェストを基本に作業を進める。「民主政権のせいでマニフェストの価値が下がった」とし、都市経営計画として公表する見通し。
 政治団体「減税日本」の公認として減税、議会改革の2本柱を盛り込む考え。陣営は「ある程度の時間がないと有権者の判断材料にならない」とする一方で、「公約をまねされては困る」とし、公表時期を探っている。

単純明快が一番
 前市議会議長の安竹信男氏(64)は記載内容を重点項目に絞る姿勢。「中途半端な政策は有権者に間違った期待を抱かせる。単純明快が一番」と強調する。
 他陣営が掲げる「減税」が争点化しつつあり、独自の主張を盛り込む必要があるとの認識。「税金の無駄遣いをなくすという行財政改革の必要性は、候補が誰であっても共通項目。どのように違いを出せばよいのか」と思案する。

「もろ刃の剣」
 小嶋善吉市長は前回選の後、マニフェストの実施状況を市民委員に評価してもらった。市長は「政策を見て投票行動を決める有権者は多い。具体的な政策を財源と期限を明らかにして示すべき」とする。その上で、「政党を中心に、選挙に勝つためのマニフェストになっている。候補者にも有権者にとっても、もろ刃の剣になる」と警鐘を鳴らした。

浜松市長選 現職・鈴木氏、名称は「やりますリスト」
 浜松市長選で唯一、出馬表明している現職の鈴木康友氏(53)は1月末、2期目に向けた選挙公約を発表した。名称はマニフェストでなく「やりますリスト」。1期目の目玉施策「こども第一主義」などを踏襲する127施策を打ち出した。
 新産業の育成や環境対策など新年度スタートの第2次総合計画の8戦略に沿った内容。現職の強みを生かし、担当職員の意見も踏まえて、期限や数値目標も示した。「1期目の積み残しと新たに浮上した課題への対応を意識した」(鈴木氏)という。

原点に立ち返って
 県内政治に詳しい白鳥浩法政大大学院教授の話 政権交代を果たした民主党はマニフェストを履行できていない。そのため、有権者がマニフェストを信頼せず、政治家の公約を軽く感じている。マニフェストは政策を知るため、有権者にとって必要なツールとなってきた。統一地方選を通じ「マニフェストは有権者との契約」という原点に立ち返ってほしい。それが政治への信頼を取り戻すきっかけになる。

2158チバQ:2011/03/05(土) 18:13:43
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20110304000000000011.htm
対抗意識ありあり 静岡市長選の2陣営が同時会合
03/04 07:47
 静岡市長選(27日告示、4月10日投票)に立候補を予定している元県議田辺信宏氏(49)と元参院議員海野徹氏(61)の支援団体が3日夕、それぞれ同市内で同時刻に会合を開き、支持を訴えた。告示まで1カ月を切り、両陣営の対抗意識はありあり。敵陣を横目に支援固めに躍起だ。
 田辺氏を推薦している連合静岡は静岡市駿河区のホテルで、川勝平太知事、鈴木康友浜松市長を講師に中部ブロック政治セミナーを開催。事実上の「決起集会」の位置付けで、約千人(主催者発表)が集まった。
 講師2人の講演の後、登壇した田辺氏は「川勝知事、鈴木市長とのトライアングルの一角にわたしを」と呼び掛けた。政策面では「選択と集中」で経済活性化を図ることが重要と指摘。「減税」を掲げる海野氏を意識して「減税をしている余裕はない」と強調した。
 首長や議員の選挙戦でどの陣営にもくみしない「ノーサイド」を標ぼうする川勝知事は講演で「“ふじのくに”づくり宣言」に熱弁を振るったが、市長選に言及せず、主催者の求めで田辺氏、鈴木市長と記念撮影に応じたものの、1人だけ握手に加わらなかった。
 一方、約150メートルほど離れた葵区のホテルでは、「ひなまつり」と銘打った海野氏の女性支援者の会が開かれた。約350人(主催者発表)が参加し、出席者と海野氏との間で質疑応答が行われた。
 子育て支援策や議会改革、中山間地振興策など、女性の視点からの質問が相次いだ。海野氏は子育て支援策について「中学生以下の医療費は無料にできるよう財源などを検討している」と応じた。女性が活躍する場の必要性も訴え、「女性の社長100人つくるため、ファンドを創設して支援する」と述べた。
 また、政治団体「減税日本」の公認で出馬することが決まり、代表を務める河村たかし名古屋市長からのメッセージを紹介。海野氏は「市の無駄を排除する必要がある。徹底した行財政改革を進めるには、最初からお金がない方がよい」と減税の必要性を訴えた。

2159チバQ:2011/03/05(土) 18:17:56
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000461102250002
自治体のカネ(上)
2011年02月25日

 1月7日の昼下がり。県庁の知事室で、美濃市長の石川道政氏と古田肇知事が向き合った。
 「福祉医療の補助率を元に戻して欲しい」
 真剣な表情で切り出す石川市長に、古田知事はいつものように言葉を濁した。
 「まだ、検証している最中だから」
 美濃市の場合、中学3年まで医療費は無料で、小学校就学前の分は、県と半額ずつ負担していた。2010年度から県が負担率を40%に引き下げたため、市の持ち出しが年間約400万円増えた。
 こうした福祉医療の補助削減には、ほとんどの自治体が同じ悩みを抱え、県市長会長でもある石川市長は再三、古田知事に不満を伝えていた。
 新年のあいさつで、ほかの市長3人と訪れたこの日も色よい返事はなく、30分ほどで退室した。
 だが、その約3週間後。自民県連の猫田孝幹事長ら幹部3人が知事室を訪れると状況は一変する。
 5分ほどの会談後、猫田氏は記者会見に臨んだ。自民の要求がいかに県の新年度予算案に反映したかを説明するためだ。その中に、石川市長らが切望した補助率引き上げもあり、45%に押し戻した。
 「肝心なものは最後は知事室で決まる」。そう胸を張る猫田氏は満足そうだった。
    ◇
 県は現在、国の許可がなければ借金できないほど危機的な財政状態に陥っている。崖っぷちに立つ古田県政が最重要施策として進めているのが、「県行財政改革アクションプラン(AP)」だ。10年度からの3年計画で計約920億円の財源不足を解消しようとしている。
 柱は三つ。県職員の給与抑制の「人件費削減」、県有財産の売却の「歳入確保」。そして、県事業や補助金を見直す「歳出削減」だ。
 県はAPで、市町村への補助金の削減額を計97億円と見込む。県は「市町村を含めて、全体で痛みを分けることが必要」と考える。だが、県財政悪化の「痛み」を市町村に負わせるのはおかしいという反発は当初から強かった。
 補助金が削られても、福祉医療などのサービスは規模を縮小したり廃止したりするのは難しい。負担はそのまま住民と直接向き合う市町村にのしかかる。ある町長は「県は簡単にカットできても、こちらはできない」と、怒りを隠さなかった。
 県市長会と町村会は1月17日付で、古田知事あてに市町村への補助削減を撤回するように連名で文書を送った。その水面下では、県議会の最大会派「県政自民クラブ」にも泣きついた。4月の統一地方選を前に「手柄」を立てたい県議は意気込む。「APは県が勝手に作った。我々としては潰さないといけない」
    ◇
 23日に開会した県議会の壇上には、所信表明で熱弁を振るう古田知事がいた。
 「アクションプランを着実に実行している。財政再建のシナリオを見直す状況ではない。取り組みを着実に進め、起債許可団体からの早期脱却をはかる」
 その言葉とは裏腹に、古田知事が掲げた財政再建策は、徐々に「見直し」が進む。2期連続で最大会派にかつがれて当選した知事にとって、その意向は無視できず、大きな重荷となっている。

2160チバQ:2011/03/05(土) 18:18:26
http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000461102280001
自治体のカネ(下)
2011年02月26日

「さすがに将来は統合も考えないといけない」
 郡上市環境課の担当者が心配したのは、市内に7カ所もある市営火葬場のことだ。2004年3月に旧郡上郡の7町村が合併し、各町村の火葬場を引き継いだ。一つの自治体としては県内最多だ。
 そのうち二つは、老朽化のため合併後に相次いで建て替えた。06年に旧高鷲村、07年には旧八幡町。建設費は計約8億2千万円にのぼる。
 郡上市の人口は約4万7千人。火葬場は多すぎて、大半の稼働率は低い。市によると、旧高鷲村の火葬場の利用は毎月数日。昨年11月は、わずか2日だった。旧美並、旧明宝両村の昨年12月〜今年1月の利用者はゼロ。ほぼ毎日利用されているのは、旧八幡町だけだ=表。
 1施設当たり年間170万〜1300万円の維持費がかかり、7施設で計約3千万円になる。
    ◇
 郡上市は県内で最も財政状況が悪い。予算に占める借金返済の割合を示す実質公債費比率21・7%は、県内ワースト1だ(09年度決算)。県内で唯一、県の許可がなければ、借金(地方債発行)ができない。
 市は「10年前に行った下水道事業の借金や、合併特例債の返済が続くため」と説明する。集中的に下水道を整備した時の借金返済が多額になるのにもかかわらず、市がこれまでに使った合併特例債は約106億円にのぼる。火葬場の建て替えにも約6億5千万円をあてた。
 7割を国が肩代わりするという「使いやすさ」に飛びついた結果、借金で首が回らなくなった。04年度から10年間の予定で策定した約1千億円規模の新市建設計画も、05年に700億円に縮小。県の監視下から脱するのは、早くても19年度という。
 市議会のチェックは十分だったのか。市議会事務局によると、多すぎる火葬場について質問があったのは、1度だけだという。ある市議は「合併前からの計画で仕方がない面もあったが、全市的な検討が足りなかった」と反省する。
    ◇
 「平成の大合併」で誕生した自治体はまもなく、国からの地方交付税の減額にも直面する。優遇措置として合併後10年は増額されるが、11年目から減り、15年でなくなる=表。4町村が合併した本巣市は市税の2割強に相当する約12億円が減る。多くの自治体が合併特例債に頼り、
負担を後回しにしている。
 そうした流れに歯止めをかける動きも出始めている。海津市は総事業費20億円以上かかる新庁舎の建設を見送った。05年に旧海津郡3町が合併する前に決まっていたが、市議会で反対意見が出た。
 昨年9月の議会。松永清彦市長と市議が激論を交わした。
 市議「庁舎建設は今、最優先で取り組むべきなのか」
 市長「有効な支援措置がある今しか建設は厳しい」
 市議「増税につながる負担をかけるべきではない」
 結局、今月23日に発表された新年度当初予算案に建設費は盛り込まれず、1年先送りすることに。
 一般会計が約150億円の同市は市債残高が400億円近い。今後も増えるという。
 ある市議が言葉に力を込めた。「合併特例債も借金。借金だらけの町が集まっただけなのに、立派な物を造るなんて許されない」(この企画は舩越紘が担当しました)

2161チバQ:2011/03/05(土) 18:23:27
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000771102280003
出直し名古屋市議選 主な立候補予定者・上
2011年02月26日

 解散に伴う出直し名古屋市議選は3月4日告示、13日に投開票される。河村たかし市長が代表を務める地域政党「減税日本」が市議会定数75の過半数確保を目指して40人以上を擁立するなど、4年前の市議選の候補者98人を大幅に上回る140人近くが立候補を表明している。16選挙区の主な立候補予定者の顔ぶれを3回に分けて紹介する。



●減税日本3人挑戦(千種区)/議席死守、自民1人(西区)



【千種区 定数5】
 定数5を12人で争う激戦区。民主は前回トップ当選の斎藤と、元高校教諭の梅村の前職2人。自民は6期目を目指す伊神と、5期務めた前職の引退に伴い、秘書だった藤井が立候補する。公明は元電子部品商社員の田辺が組織票を固め、共産は元市職員の黒田が2007年に失った議席回復をねらう。みんなの党は元中学校教諭の船戸を立てる。減税はフリーアナウンサーの黒川、名大4年生の玉置、元テレビ局社員の藤田の新顔3人。市議会解散に向けた署名集めに参加した杉浦と東谷も無所属で立候補する。


【中区 定数2】
 前職2人に新顔3人が挑む。民主は、河村市長の衆院議員時代の秘書で前職の則竹が離党して減税にくら替えしたため、谷岡郁子参院議員の秘書を務める新顔の石原を公認した。自民は行政書士の中田で、5割近い得票率でトップ当選した前回に続き、5期目を目指す。共産は針きゅう師で党支部長の近藤を立てる。減税は当初、則竹のみだったが、市長選で河村市長が圧勝したことを受けて、今月14日にタレントで岐阜県中津川市出身の済藤を擁立。2議席独占をねらえると判断した。


【東区 定数2】
 前職2人が立候補を予定しているのに加え、共産が新顔を1人、減税が2人の新顔の擁立を予定しており、前職と新顔の計5人が2議席を争う激戦となりそうだ。民主は、前回トップ当選した子ども英語教室講師の梅村、自民は市議団幹事長を務めた中川をそれぞれ公認。前回は擁立しなかった共産は、党と関連が深い週刊紙記者の村瀬を立てた。一方、減税は、河村市長の自宅があることから、議席の独占を狙う強気の戦略。段ボール紙製造業の近藤の擁立を決め、さらにもう1人の擁立も検討している。


【中村区 定数5】
 前職4人に新顔6人が挑む。民主は前回トップ当選で市議団幹事長を務めた鵜飼と、元職の死去に伴う補選で当選した高吉の2人。自民は前職小出に加え、9期務めて引退する前職の長男で、元百貨店社員の斉藤が地盤を引き継ぐ形だ。両党とも議席の維持に懸命だ。公明党県労働局次長の中村は3期目をねらう。共産党職員の藤井は初挑戦。みんなの党は地元の学習塾経営、鈴木を公認した。減税は、飲食店経営の加藤と家電販売店役員の冨田が2議席獲得をめざす。元会社員伊井は無所属で立候補する。


【西区 定数5】
 減税が新顔3人を立てる一方、自民は前職1人に絞った。民主は前回と同じく、議長を務めた上園、2期目に挑む山田の2人を擁立。自民は2人が出た前回から1人に減らし、党県総務会長だった堀場が議席の維持をめざす。公明は市議団長だった前職の引退にともない、元参院秘書の沢田を立てる。市議団長を務めた共産鷲野は6期目に挑戦。減税は学習塾経営の鹿島、不動産コンサル会社長の半田、大学院生の山田の3人が過半数の議席獲得をねらう。リサイクル会社長清水は無所属で立候補する。



《注》
 朝日新聞が取材を通じて意思を確認している立候補予定者。氏名の下の数字は掲載日現在の満年齢。民(民主)、自(自民)、公(公明)、共(共産)、み(みんなの党)、減税(減税日本)は政党公認を示す。諸は諸派、無は無所属。丸囲み数字は当選回数。名前の並べ順は衆院の勢力比に従い、民主、自民、公明、共産、みんなの党、減税日本、諸派、無所属とした。同じ党派や無所属同士では、前、元、新、さらに当選回数、50音順。敬称略。

2162チバQ:2011/03/05(土) 18:23:57
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000771102280006
出直し名古屋市議選 主な立候補予定者・中
2011年02月27日

●民主前職と新顔3氏(熱田区)/定数7に11人名乗り(中川区)


【瑞穂区 定数4】


 自民と民主の前職3人に、共産、みんなの党、減税、無所属の新顔5人が挑む。公明は前職が引退し、擁立を見送った。自民は衆院議員秘書出身の藤田と宝くじ販売業の前田を、民主は中電労組出身の渡辺をそれぞれ公認し、議席死守を図る。共産は印刷会社員の島田を立てる。みんなの党は不動産賃貸業の川崎、減税は不動産コンサルタントの荒川と空手道場館長の金城を擁立する。無所属の山内は専門学校非常勤講師。



【昭和区 定数4】


 前職3人と元職1人、新顔2人の戦い。民主の奥村は前党市議団副団長で、6期連続トップ当選。自民は、前回初当選した元客室乗務員の水平に加え、海部俊樹元首相の秘書だった元職の西川を擁立し、2議席の確保を目指す。公明は前職が引退し、擁立を見送る方針。共産の佐藤は元市職員で大型公共事業の見直しなどを掲げ、4期目をねらう。減税の新顔は、求人広告会社元社員の大村と、呉服店経営の中村。



【北区 定数6】


 ベテランら前職4人に、新顔5人が挑む。民主は、議長経験もある吉田と、党県連財務委員長の服部の2人を擁立。前回2議席を取った自民は、引退する前職の後継を立てず、前回トップ当選した渡辺に絞る。公明は党県女性局次長の長谷川。共産の新顔岡田は看護師。減税は、一般社団法人理事長の荒深、不動産仲介業の園田、広告会社役員の田山の新顔3人。無所属新顔の奥田は塾講師の派遣会社役員。



【熱田区 定数2】


 民主が前職を、自民と共産、減税が新顔をそれぞれ擁立し、計4人が2議席を争う。自民は国政への転出を目指す前職に代わり、前職の秘書をしていた望月を擁立。民主は、前回トップ当選した東邦ガス労組出身の岡留。共産は、新日本婦人の会熱田支部で事務局長を務め、3回連続の立候補となる西田で食い込みを図る。減税は、書店運営会社代表で金山商店街振興組合理事長の片桐を公認し、議席獲得をうかがう。



【中川区 定数7】


 定数7を11人で争う。民主は久野が出身の教員組合の支援を受け11選を目指し、衆院議員秘書出身の中島と2議席確保を期す。自民は前党市議団長の岡本が地盤を固め、8期で引退の父の後継で浅井が立つ。16区で唯一2人を擁立する公明は馬場、木下が議席死守を狙う。共産の江上は支持組織を固める。減税は学習塾経営の亀山、元システムエンジニアの林、行政書士の山崎と多彩な顔ぶれ。無所属の高田は河村市長を支持する。



【港区 定数5】


 前職4人に新顔4人が挑む。民主は、前回トップ当選した加藤が支援労組を固める。一昨年の補選で初当選した元NPO理事長の安井も議席確保を目指す。自民は、生花業の坂野が3期目をうかがう。公明は党青年局次長の新顔佐藤が党の議席維持を担う。共産は医療生協出身で現在2期目の山口が支持層拡大を図る。減税は建設会社経営の瀬島、介護施設職員の宇佐美、会社役員の服部の3人を擁立した。



《注》
 朝日新聞が取材を通じて意思を確認している立候補予定者。氏名の下の数字は掲載日現在の満年齢。民(民主)、自(自民)、公(公明)、共(共産)、み(みんなの党)、減税(減税日本)は政党公認を示す。諸は諸派、無は無所属。丸囲み数字は当選回数。名前の並べ順は衆院の勢力比に従い、民主、自民、公明、共産、みんなの党、減税日本、諸派、無所属とした。同じ党派や無所属同士では、前、元、新、さらに当選回数、50音順。敬称略。

2163チバQ:2011/03/05(土) 18:24:25
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000771102280002
出直し名古屋市議選 主な立候補予定者・下
2011年02月28日

●民・自とも候補者絞る(守山区)/20・30代が13人中8人(緑区)


【南区 定数5】
 定数5を9人が争う。民主は6期の佐橋の後継に、衆院議員秘書出身の石川を立て、前職橋本と2議席維持を狙う。自民は前議長の横井が知名度を生かし6選を狙う。前党市議団政調会長を務め5選を目指す藤沢も、保守票獲得を図る。公明は元東邦ガス社員の福田が議席の維持に向け、党の支持組織固めに懸命。共産は元南民主商工会の事務局長で、前回市議選では次点だった佐野が議席獲得を目指す。減税の新顔は茶道教授の岡江、僧侶の中村、経営コンサルタントの湯川の3人が3議席確保を狙う。


【守山区 定数6】
 民主、自民がともに前回の3人から2人に候補者を減らす。3議席を有していた民主は引退した前職の後任を立てず、前職の小川、鎌倉が2議席を守るのに懸命だ。自民は前職の東郷と、前回に続く挑戦の会社経営松井の2人が立候補。公明党青年局次長の金庭、共産の榑松が議席維持をめざす。みんなの党が公認した会社経営の増田は自民から出た港区補選で落選後、くら替え。2大政党が候補者数を抑えるなか、減税は日本語教師の松原、警備会社役員の松山、薬剤師の富口の新顔3人を立てる。


【緑区 定数7】
 立候補を予定する13人のうち、20、30代が8人を占める。民主は岡本、山本の公認に加え、無所属新顔で元高校教諭の安藤を推薦。自民も岩本、中里の2人を立てて議席維持をはかる。固い支持層を引き継ぐ公明の近藤は党県青年局次長。共産は党区相談室長の佐橋。みんなの党は、元松下政経塾生の斎藤を擁立する。減税は、呉服店社員の河合、子役養成塾役員の佐野、金属処理会社員の田中、法律事務所アルバイトの余語の新顔4人が議席を目指す。諸派の杉山は元市議で、先般の市長選にも出た。


【名東区 定数5】
 民主、自民、公明が擁立する前職4人と、新顔5人が争う。民主の近沢と日比は、いずれも名東区が地盤の古川元久衆院議員の秘書出身で、議席の死守を目指す。自民は前回初当選で生産設備保守会社顧問の丹羽。公明は元幼稚園教諭で党女性局次長の小林が3選をねらう。共産の高橋は行政書士で党地区委員も務める。みんなの党の井上は医師で老人保健施設に勤務。減税は土木建設会社社長の浅井、美容サロン経営の東、内装業の舟橋の3人が立候補する。


【天白区 定数5】
 民主、自民、公明、共産の前職計5人がそろって立候補し、減税が新顔3人を擁立、みんなも新顔1人を立てるなど、5議席を10人が争う激戦。民主は市議団長を務めていた諸隈と、元副議長の田中の2人を立て、自民は党県連青年部顧問の成田を擁立する。公明は党県本部天白支部長の三輪、共産は党県委員会委員の田口を立てる。減税は警備会社員の堀田、ケアマネジャーの尾藤、高速道路関連会社員の鈴木の3人。みんなの党は通信関連会社長の福岡で議席獲得を狙う。無所属の太田は元会社員。


《注》
 朝日新聞が取材を通じて意思を確認している立候補予定者。氏名の下の数字は掲載日現在の満年齢。民(民主)、自(自民)、公(公明)、共(共産)、み(みんなの党)、減税(減税日本)は政党公認を示す。諸は諸派、無は無所属。丸囲み数字は当選回数。名前の並べ順は衆院の勢力比に従い、民主、自民、公明、共産、みんなの党、減税日本、諸派、無所属とした。同じ党派や無所属同士では、前、元、新、さらに当選回数、50音順。敬称略。

2164チバQ:2011/03/05(土) 18:25:37
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20110305ddlk23010225000c.html
選挙:名古屋市議選 告示(その1) 既成政党VS地域政党 /愛知
 ◇民自公共は「議席維持」 減税日本、単独過半数目指し攻勢
 4日告示された解散に伴う出直し名古屋市議選は、前回選(07年)より40人多い138人が立候補し、既成政党と地域政党がぶつかり合う今までにない構図となった。13日に投開票される。河村たかし市長率いる減税日本は単独過半数確保を目標に、全16区のうち14区で定数の半分以上の候補者を送り込み、攻勢をかけている。一方の民主、自民、公明、共産はそれぞれ前回より候補者数をしぼり込み、議席維持を図る。【丸山進】

 近年の市議選の立候補者数は110人未満が続いていた。130人以上が立候補したのは1967年以来44年ぶり。大幅増となったのは、議会選に初挑戦する減税日本が、前職がいる中区(定数2)では新人を立てて議席独占を狙うなど、計41人を擁立したためだ。

 民主は前回、二つの区で公認3人を擁立したが、緑区(定数7)で公認は2人に減らし、1人は推薦に。全16区のうち公認1人は5区にのぼる。

 自民は前回三つあった公認3人区が一つもなくなり、公認1人区が前回より二つ増えて8区になった。自民は減税日本の多数擁立に危機感を持ち、告示直前で複数擁立区の公認見直しも一時検討した経緯がある。定数5の選挙区に立候補した自民前職は「減税に勝つことより、2位までに入る選挙をしないといけない」と話す。

 公明は前回、定数4以上の13区すべてで候補者を擁立したが、今回は定数5以上の11区に絞り込んだ。関係者は「定数4でも当選可能性はあるが、全員当選を重視した」と説明する。

 解散前8議席あった共産は、前回に続いて全区に候補者を擁立した。ただ、前回は2人を公認した緑区で1人となり、候補者数は前回の17人から16人にして議席の確保に懸命だ。

 名古屋市議選初参戦となるみんなの党からは、8人が出馬した。告示3日前に中川区で最後の1人の公認が決まり、他党の候補者は「世論調査などのデータを基に勝てる区に送り込んでいるとしたら脅威だ」と話していた。

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 ◇期日前投票は12日まで
 名古屋市議選の期日前投票は5〜12日の午前8時半〜午後8時、投票権のある各区役所・支所で。

2165チバQ:2011/03/05(土) 18:26:47
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20110305ddlk23010098000c.html
選挙:名古屋市議選 告示(その2止) 立候補者、75議席に138人 /愛知
 ◇13日投開票
 (届け出順)カッコ内は、左が定数、右は立候補者数

 ◆千種区(定数5−12)
藤田琢爾 73 減新
 NPO法人理事[歴]東海テレビ事業専務▽明大
黒川慶一 57 減新
 フリーアナウンサー[歴]リポーター▽愛知工大中退
黒田二郎 62 共元(2)
 党県委員[歴]市水道局職員▽愛労連幹事▽楠中
船戸豊子 51 み新
 法廷通訳人[歴]中学校教諭▽法学者秘書▽中京大
斎藤亮人 51 民前(4)
 党支部幹事[歴]社会福祉法人職員▽名大
杉浦聡 37 無新
 家電販売会社役員[歴]人材派遣会社員▽東京音大
藤井博康 30 自新
 [元]求人情報会社員[歴]UFJ銀行員▽南山大
玉置真悟 26 減新
 名大学生[歴]地域委員会副委員長▽近大付和歌山高
田辺雄一 41 公前(1)
 党県青年局次長・支部長[歴]貿易会社員▽創価大
伊神邦彦 64 自前(5)
 [元]商事会社員[歴]党県総務会長▽副議長▽愛知学院大
梅村邦子 72 民前(4)
 [元]高校教諭[歴]市監査委員▽議長▽津田塾大
東谷由日 44 無新
 会社員▽大阪芸大

 ◆東区(定数2−4)
中川貴元 44 自前(4)
 [元]党市議団幹事長[歴]衆院議員秘書▽党県役員▽早大
村瀬和弘 40 共新
 愛知民報記者[歴]民青県常任委員▽立命館大
梅村麻美子 52 民前(4)
 児童英語講師▽党県幹事[歴]市監査委員▽南山大
近藤徳久 48 減新
 段ボールケース製造販売会社員▽名商大付高

2166チバQ:2011/03/05(土) 18:27:44
 ◆北区(定数6−9)
長谷川由美子 52 公前(2)
 党県女性局次長・支部長[歴]会計事務所員▽名商大付高
田山宏之 52 減新
 広告会社執行役員[歴]リクルート課長▽名古屋工大
岡田幸子 46 共新
 看護師[歴]北医療生協訪問看護師▽信州大医療技術短大
渡辺義郎 72 自前(9)
 [元]副議長[歴]市監査委員▽党市議団長・顧問▽愛知大
荒深久明臣 49 減新
 一般社団法人理事長[歴]情報処理会社員▽明大
園田晴夫 58 減新
 不動産仲介業[歴]不動産会社員・取締役▽名城大
吉田隆一 58 民前(4)
 金属加工コンサルタント会社員[歴]議長▽慶大
奥田貢 52 無新
 学習塾・講師派遣会社取締役[歴]会社員▽松蔭高
服部将也 42 民前(3)
 学校法人大杉学園監事▽中学PTA顧問▽国学院大

 ◆西区(定数5−9)
山田昌弘 40 民前(1)
 党支部幹事[歴]会社員▽参院議員秘書▽名古屋商大
清水謙一 44 無新
 リサイクル業[歴]公社有期雇用職員▽名城大
堀場章 70 自前(5)
 社会福祉法人理事▽党県総務会長▽名古屋電気高
山田真奈 25 減新
 東大公共政策大学院生▽慶大
鷲野恵子 63 共前(5)
 党県委員[歴]新日本婦人の会県委員▽西陵商高
沢田晃一 40 公新
 党県青年局次長・副支部長[歴]参院議員秘書▽愛知大
上園扶佐江 61 民前(4)
 中学校PTA顧問[歴]看護師▽名大付看護学校
半田晃士 53 減新
 コンサルタント会社社長▽将棋団体幹事長▽名城大
鹿嶌敏昭 64 減新
 学習塾経営[歴]石油製品販売会社員▽南山大

2167チバQ:2011/03/05(土) 18:42:05
 ◆中村区(定数5−10)
中村満 53 公前(2)
 党県労働局次長・支部長[歴]会社員▽名古屋学院大
斎藤高央 43 自新
 小学校PTA会長[歴]松坂屋社員▽愛知学院大
伊井寿 53 無新
 [元]陳列棚製造会社員▽神奈川大
小出昭司 48 自前(1)
 美容関連会社社長[歴]名古屋JC理事▽名古屋学院高
高吉英樹 43 民前(1)
 電気工事会社役員[歴]全建愛知副委員長▽信州大
加藤修 37 減新
 飲食会社社長[歴]飲食会社役員▽岐阜・多治見高
藤井博樹 33 共新
 党准県委員[歴]住宅会社員▽コンビニ会社員▽東海大
鵜飼春美 62 民前(3)
 [元]小学校教諭[歴]市監査委員▽愛知教育大
鈴木庸一 48 み新
 学習塾経営▽党支部長[歴]会計事務所員▽名古屋市大
冨田英寿 51 減新
 電化製品販売店経営[歴]電化製品販売会社員▽慶大

 ◆中区(定数2−5)
石原杏莉 27 民新
 [元]参院議員秘書[歴]会社員▽中京女子大
済藤実咲 31 減新
 タレント業[歴]会社員▽岐阜・中京商高中退
近藤政博 51 共新
 マッサージ師▽民商理事▽名古屋盲学校高等部
則竹勅仁 45 減前(2)
 [元]衆院議員秘書[歴]繊維卸会社専務▽名城大
中田千津子 57 自前(4)
 小学校PTA顧問▽橘学区顧問▽名城大短大

 ◆昭和区(定数4−6)
中村孝太郎 65 減新
 呉服店経営[歴]市体育指導委員▽高PTA会長▽愛知大
奥村文洋 59 民前(6)
 党全国政令指定都市政策協議会長[歴]議長▽南山大
西川学 43 自元(1)
 党県青年局常任副委員長[歴]衆院議員秘書▽愛知学院大
佐藤典生 60 共前(3)
 党地区役員▽マンション管理士[歴]市職員▽島根大
水平和江 48 自前(1)
 党県民運動局次長[歴]航空会社客室乗務員▽日本女大
大村光子 49 減新
 [元]マーケティング会社課長▽名古屋栄養短大

2168チバQ:2011/03/05(土) 18:42:51
 ◆瑞穂区(定数4−8)
金城裕 51 減新
 空手道場代表▽整体院経営[歴]空手団体支部長▽東和大
島田通 58 共新
 党区市政対策委長▽会社員[歴]区労連副議長▽名南工高
前田有一 57 自前(3)
 党県副幹事長[歴]衆院議員秘書▽名古屋商大
荒川和夫 64 減新
 公認不動産コンサルタント[歴]市職員▽会社員▽静岡大
渡辺房一 61 民前(3)
 中部電力社員[歴]党市議団幹事長▽副議長▽昭和橋中
山内重雄 55 無新
 専門学校講師▽コピーライター[歴]雑誌編集長▽明大
藤田和秀 47 自前(3)
 [元]党県青年局長[歴]ボランティアサークル会長▽名城大
川崎務 55 み新
 不動産賃貸業[歴]会社員▽コンビニ経営▽名古屋学院高

 ◆熱田区(定数2−4)
岡留繁広 54 民前(1)
 労組特別執行委員▽鹿児島・加治木工高
片桐栄子 59 減新
 書店経営▽商店街振興組合理事長▽名古屋栄養短大
西田敏子 56 共新
 党地区役員[歴]新日本婦人の会県委員▽大阪・住吉商高
望月大輔 28 自新
 [元]市議秘書[歴]物流会社員▽日本文化大中退

2169チバQ:2011/03/05(土) 18:43:53
 ◆中川区(定数7−12)
山崎正裕 49 減新
 行政書士[歴]ホテル労組委員長・課長▽滋賀・高島高
木下優 56 公前(2)
 党県遊説局長[歴]会社員▽参院議員秘書▽愛知大
亀山理 42 減新
 学習塾経営▽NPO法人事務局長▽北海道教育大中退
岡本善博 62 自前(5)
 歯科医師▽党県副会長[歴]議長▽愛知学院大
江上博之 56 共前(3)
 党県常任委員[歴]市係長▽市職労中央委員▽名大
林直樹 48 減新
 [元]コンピューター関連会社員▽関大
原弘美 43 み新
 理髪店経営[歴]岐阜県八百津町職員▽大垣女短大
中島理恵 38 民前(1)
 [元]衆院議員秘書▽党支部役員▽名古屋女子文化短大
馬場規子 55 公前(3)
 党県幹事・女性局次長[歴]参院議員秘書▽創価大
高田勲 54 無新
 機械販売会社社長▽市民団体代表▽早大
浅井正仁 46 自新
 社会福祉法人理事長▽中学校同窓会長▽愛知学院大
久野浩平 74 民前(10)
 商事会社取締役▽党県顧問▽市ラグビー協会長▽法大

 ◆港区(定数5−8)
佐藤健一 42 公新
 党県青年局次長[歴]医療機器製造会社員▽法大
加藤一登 49 民前(3)
 党県選対事務局長▽市監査委員[歴]会社員▽愛知学院大
服部晃尚 52 減新
 [元]衆院議員秘書[歴]小学校PTA会長▽愛知学院大
坂野公寿 64 自前(2)
 生花小売業▽市農業委員[歴]なごや農協理事▽惟信高
安井伸治 46 民前(1)
 [元]リサイクルNPO法人理事長[歴]印刷会社社長▽関大
山口清明 49 共前(2)
 党地区委員[歴]みなと医療生協職員▽日本福祉大
宇佐美汝久愛 47 減新
 デイサービス職員[歴]学区子ども会副会長▽日本福祉大
瀬島功 52 減新
 建設会社社長[歴]運送業▽建設業▽港南中

2170チバQ:2011/03/05(土) 18:44:49
 ◆南区(定数5−9)
中村孝道 53 減新
 僧侶▽葬儀会社代表▽僧侶派遣業顧問▽愛知大
福田誠治 57 公前(2)
 党支部長[歴]建設会社員▽ガス会社員▽名古屋工高
佐野隆文 59 共新
 党地区役員[歴]自動車会社員▽民商事務局長▽瑞陵高
湯川栄光 48 減新
 パチンコ経営研究所長[歴]レジャー事業会社員▽拓殖大
橋本浩幹 31 民前(1)
 行政書士事務所代表[歴]衆院議員秘書▽中京大
藤沢忠将 41 自前(4)
 [元]衆院議員秘書[歴]党市議団政調会長▽三重大
横井利明 49 自前(5)
 保育園副園長[歴]小学校教諭▽議長▽東京学芸大
岡江智子 59 減新
 表千家茶道教授▽不動産賃貸会社社長▽日本女大
石川朋 32 民新
 衆院議員秘書▽党衆院4区副支部長▽大阪経済大中退

 ◆守山区(定数6−10)
富口潤之輔 36 減新
 薬剤師▽薬局チェーン社員[歴]名古屋市立大
東郷哲也 39 自前(1)
 党支部長▽小学校PTA会長[歴]衆院議員秘書▽早大院
松井良憲 46 自新
 公衆浴場経営[歴]会社員▽区PTA協議会長▽中央大
榑松順子 54 共前(1)
 [元]東海コープ商品安全検査センター課長▽名大
松原美佐子 62 減新
 [元]小中学校教諭[歴]非常勤日本語講師▽常葉学園大院
鎌倉安男 53 民前(2)
 名鉄社員[歴]党市議団政審会長▽東邦学園短大
増田裕二 36 み新
 医院コンサルタント▽不動産業▽NSCカレッジ
小川俊之 35 民前(1)
 [元]衆院議員秘書[歴]会社員▽東京区議秘書▽成城大
金庭宜雄 50 公前(2)
 党青年局次長・県青年局長[歴]生保会社員▽愛知大
松山豊一 41 減新
 事務機器会社役員[歴]ガス会社員▽長崎・佐世保実高

2171チバQ:2011/03/05(土) 18:45:44
 ◆緑区(定数7−13)
佐橋亜子 43 共新
 党区生活相談室長[歴]会社員▽名城大
安藤英吾 31 無新
 民主党区青年部長[歴]高校講師▽養護学校講師▽名城大
岡本康宏 34 民前(2)
 党県総務委員[歴]衆院議員秘書▽大同工大大同高
河合優 46 減新
 経営コンサルタント▽呉服店社員[歴]愛知学院大
斎藤幸男 37 み新
 松下政経塾員▽システム開発会社執行役員▽神戸大
杉山均 54 無元(2)
 新党なごや代表[歴]市交通労組執行委員▽尾張高
中里高之 46 自前(1)
 党支部長[歴]衆院議員秘書▽参院議員秘書▽愛知工大
余語冴耶香 33 減新
 法律事務所員▽南山大法科大学院
近藤和博 36 公新
 党県青年局次長・副支部長[歴]運送会社員▽創価大
田中達成 34 減新
 金属加工会社員▽大阪経済法科大
佐野俊輔 28 減新
 タレント養成塾代表[歴]タレント業▽東海学園大中退
岩本崇宏 38 自前(1)
 党県青年部顧問・支部政調会長[歴]会社員▽名城大
山本久樹 46 民前(2)
 会社顧問[歴]衆院議員秘書▽愛知学院大

 ◆名東区(定数5−9)
近沢昌行 40 民前(2)
 党支部幹事[歴]東邦ガス社員▽衆院議員秘書▽日大
丹羽宏 50 自前(1)
 会社顧問▽党支部幹事長[歴]会社員▽愛知学院大
舟橋猛 52 減新
 建築内装業[歴]旅行会社社長▽県議秘書▽愛知学院大
高橋達 60 共新
 行政書士▽民商会長▽党地区役員▽名城大
日比健太郎 30 民前(1)
 党支部幹事[歴]衆院議員秘書▽名城大
井上新一郎 46 み新
 医師[歴]製薬会社員▽老人保健施設管理者▽岐阜大
東裕子 47 減新
 美容・健康サロン経営[歴]米LAコミュニティカレッジ
小林祥子 54 公前(2)
 党女性局次長・県女性局長[歴]幼稚園教諭▽東海女短大
浅井康正 60 減新
 土木建設会社社長[歴]土木建設会社員▽名城大

2172チバQ:2011/03/05(土) 18:46:22
 ◆天白区(定数5−10)
太田敏光 62 無新
 [元]自動車製造会社員▽北海道・滝川工高
三輪芳裕 51 公前(3)
 党県市民活動局長・支部長[歴]新聞店経営▽愛知学院大
田口一登 52 共前(4)
 党県委員▽団地自治会長[歴]民青県常任委員▽名大
尾藤裕子 52 減新
 ケアマネジャー▽介護会社社長▽名古屋造形芸術短大
福岡祐作 31 み新
 通信会社社長▽名古屋学院大中退
田中里佳 48 民前(5)
 会社監査役[歴]衆院議員秘書▽市監査委員▽椙山女大
堀田太規 36 減新
 事務機器会社員[歴]飲料販売会社員▽名古屋学院大
諸隈修身 69 民前(6)
 党県副代表[歴]会社役員▽議長▽党市議団長▽中央大
鈴木孝之 50 減新
 高速道路料金収受会社員[歴]喫茶店経営▽名古屋市工高
成田隆行 36 自前(1)
 党県青年部顧問▽医療秘書[歴]衆院議員秘書▽南山大

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 ◇名鑑の見方◇
 氏名、年齢、党派、前元新、当選回数、肩書[歴]古い順の経歴▽最終学歴([元]は前職を含む)

2173チバQ:2011/03/05(土) 18:48:44
http://mainichi.jp/area/aichi/news/20110302ddlk23010238000c.html
選挙:名古屋市議選 日本一愛知の会、公明候補を推薦 /愛知
 大村秀章知事が会長を務める地域政党「日本一愛知の会」は1日、名古屋市議選(4日告示、13日投開票)の公明党公認候補12人全員の推薦を決めたと発表した。知事選で公明党県本部が大村氏を支持したことを受けた対応。【丸山進】

http://mainichi.jp/area/aichi/news/20110303ddlk23010292000c.html
選挙:名古屋市議選 日本一愛知の会、減税日本を推薦 /愛知
 大村秀章知事率いる地域政党「日本一愛知の会」は2日、名古屋市議選(4日告示、13日投開票)で、河村たかし名古屋市長が代表を務める地域政党「減税日本」の公認候補41人を推薦すると決めた。

 愛知の会と減税日本は県議選で統一候補を擁立し、名古屋市内では減税日本が公認し、愛知の会が推薦する方針を打ち出しており、この方針を同市議選にも適用した。

 また、国民新党は2日、民主の公認候補27人のうち24人を推薦すると発表した。【丸山進】

2174チバQ:2011/03/05(土) 18:49:52
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110304/aic11030420280006-n1.htm
河村市長と離党の佐藤氏「公約貫く…やる気」 届け出138人
2011.3.4 11:44

名古屋市議選が告示され、政治団体「減税日本」への支持を訴え握手する河村たかし市長=4日午前、名古屋市名東区
 「議員報酬は半額で十分だ」。4日告示された議会解散に伴う出直し名古屋市議選(定数75)。138人が立候補を届け出たが、減税や議員報酬削減に向け、2月の出直し選で圧勝した河村たかし市長が繰り出すシンプルな議会批判に、民主、自民など各党候補は「争点はほかにある」と懸命に反論した。

 河村市長は朝から駅頭で「(自身が率いる政治団体)減税日本の候補はほかに職業があるから半額報酬の800万円で済む」と売り込み。民主党に離党届を出した佐藤夕子衆院議員も新人の出陣式で「減税日本には公約を貫くやる気がある」と応援した。

 “河村流”に追い詰められる自民党の横井利明前市議会議長は「報酬削減ばかりが争点になっている。地方分権推進など市民の生活を支える仕事こそ大事だ」。民主党の諸隈修身前市議団長も「市長が議会を自分の思い通りにしたいだけだ」と反論した。

 一方、市長の報酬半減案にいち早く同調した公明党は、山口那津男代表が「市民の声を謙虚に受け止め、議会改革を行う」と演説。共産党の赤嶺政賢衆院議員や、議会初議席を目指すみんなの党の浅尾慶一郎政調会長も街頭に立った。

2175チバQ:2011/03/05(土) 18:51:14
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2011030502000038.html
「減税」におびえる民・自 名古屋市議選
2011年3月5日 朝刊


 4日告示の名古屋市議選(13日投開票)で、民主、自民の二大政党が、河村たかし市長率いる地域政党「減税日本」の伸長に警戒を強めている。勝敗が菅政権の行方につながりかねないのに加え、減税日本が躍進した場合、これまで国政の中心になっていた両党の存在が脅かされるのではないかとの危機感がある。 (三浦耕喜、関口克己)

 「どういう影響があるかは、なかなか計り知れない」。民主党の羽田雄一郎参院国対委員長は四日の記者会見で、市議選の結果によっては政権運営に大きな影響を及ぼしかねないとの見方を示した。

 かつては名古屋市では強かった民主党だが、選挙戦に対する見方は厳しい。愛知県選出国会議員の一人は「民主党が第一党になれば奇跡だろう」という。

 鳩山、菅政権の迷走で、民主党の支持率は下がり続ける一方。地元で人気の減税日本を相手に戦うのは容易ではない。

 岡田克也幹事長は市長選と知事選の選挙戦中は四回、県内入りしたが、今回は予定がない。テコ入れに消極的な姿勢は選挙後の「言い訳」を用意しているとの見方もある。

 しかし、この市議選で大敗すれば、政権運営の「失敗」が選挙戦に影響したとして、首相の退陣論が加速することになる。

 党内には小沢一郎元代表を支持するグループを中心に減税日本との連携を模索する動きが出ている。告示直前、河村氏の元秘書の佐藤夕子衆院議員は離党届を提出し、減税日本への合流を表明。

 減税日本が市議選で躍進するようなことになれば、民主党内の選挙に自信が持ちきれない若手議員は総選挙をにらんで減税日本への関心を強める。

 首相と小沢氏の確執でただでさえ、ごたごたする民主党はもっと落ち着かなくなり、党の液状化はより深刻化するとの見方が出ている。

 自民党の危機感も強い。市議選としては異例の支援態勢で臨むが、同党も減税日本の存在に頭を痛める。河村建夫党選対局長は三日、「減税日本の動きが非常に急で、厳しい戦いになる」と指摘。目標の二十議席を確保するのは難しいとの見方もある。

 減税日本が名古屋市議選で躍進し、ブームが全国に広がるようなことになれば、自民党の政権奪回戦略に狂いが生じかねない。

 民主党の人気が下降しても、自民党の党勢がなかなか回復しない現状の中、衆院解散・総選挙を考えた場合、減税日本は自民党にとって不気味な存在だ。

2176チバQ:2011/03/05(土) 18:52:28
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000801103040001
35人対象、自民が正式要請
2011年03月04日

●県議選「愛知の会」の推薦


 自民党愛知県連の寺西学会長は3日、地域政党「日本一愛知の会」の会長を務める大村秀章知事と県議会内で会談し、4月の県議選の同党公認候補者の一部を推薦するよう正式に要請した。関係者によると、自民党公認の60人中、現職と新顔計約35人が対象という。
 自民党県連は知事選で大村知事と対決したが敗北し、執行部を入れ替えた。県議選候補者を「選別」して大村氏と一部選挙区で協調することにより、勢力を維持する方針に転じた。
 大村知事と寺西会長は非公式に会合を重ね、県議選の候補者調整を進めている。ただ、愛知の会がすでに擁立方針を固めた選挙区も多く、自民党公認候補への推薦がどこまで増えるかは未知数だ。
 愛知の会は4日、減税日本との統一候補の2次公認8人を発表する。このほか自民党公認の1人の推薦も発表する予定だ。同会が県議選で自民党公認の立候補予定者を推薦するのは初めてとなる。
 寺西氏は2日、自民党本部で大島理森副総裁や石原伸晃幹事長らと相次ぎ会談し、県議選に向け大村氏と協調路線を取ることで合意した模様だ。(石井潤一郎)

2177チバQ:2011/03/05(土) 18:53:09
http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000771102280007
意外に違う手法・思想
2011年02月27日

●「連合」の行方 既成政党注視


 別々の地域政党を率いる河村たかし名古屋市長と大村秀章愛知県知事の違いが目立ってきた。3月の出直し市議選や4月の県議選の候補者選定方針や多数を握るための手法には、政治に対する思想の違いがにじむ。いつまで「蜜月」が続くのか、いぶかる声もある。(小林恵士、本田修一)


 「今回擁立するのは、ほとんどが職業を持った方。生活感あふれとってええですね。こういう人が政治やるとええと思いますね」
 河村市長はこう語り、職業政治家が議会を支配する「議員の家業化」からの脱却を図る考えを表明。市議選では、自らが代表の地域政党「減税日本」から42人を擁立し、定数75の過半数確保をめざす。市議選に立てる顔ぶれは、大学生、タレント、主婦など幅広い。前職で擁立するのは、河村氏の元秘書の則竹勅仁氏(45)のみだ。
 「別に私は議員の救命ボートではない」とも語る河村氏の「真っ向勝負」型の手法に対し、大村氏は職業政治家も取り込む「切り崩し型」だ。
 「現職かどうかも党籍も問わない。これから県政与党として、政治行動をともにする方を広く募集する」
 大村氏は、自らの地域政党「日本一愛知の会」の県議選候補募集でこう説明し、門戸を広く開いた。結果、民主、自民両党から立候補予定者が続々とくら替え。25日に発表した愛知の会の1次公認の10人は、現職県議1人、元県議1人、現職市議6人、元市議1人、元市長1人と、地方政治経験者がずらりと並んだ。
 違いは、2人の歩みからもうかがえる。
 河村氏は「(1993年に)日本新党に所属していたときは『政治家総取っ替え』と言っていた。20年近くたったが、そうなっとらん」と語っている。日本新党から新進党、自由党、民主党と野党を歩んだ河村氏の旗印は「庶民革命」。
 一方、自民党出身の大村氏は、一貫して保守の系譜に連なってきた。農水官僚から衆院議員に転じた後、政務官、副大臣と順調に歩んだ。
 水面下で話し合い、自民党や公明党の有力幹部と「握る」こともいとわない。旗印は減税と規制緩和で活性化を図る「平成の楽市楽座」。減税では河村氏と一致するが、議員報酬の半減には踏み込んでいない。
 「河村・大村連合」の行方を、既成政党側も注視する。自民党の大島理森副総裁は24日に名古屋市で、同党県連幹部にこんな分析を披露した。
 「河村氏と大村氏は血液型が違う。大村氏には、自民党の血が流れている」

2179チバQ:2011/03/05(土) 18:56:52
http://mainichi.jp/chubu/seikei/news/20110301ddq041010008000c.html
激戦の現場から:近づく名古屋市議選/上 対話か、対抗か
 出直し名古屋市議選が4日に告示される。住民投票(リコール)で失職に追い込まれた前市議やその後継の新人らと、河村たかし市長が率いる地域政党・減税日本の候補が入り乱れる未知の戦い。立候補予定者たちの動向を追う。

 ◇市長との「間合い」、悩む前職
 「私は河村たかし市長と対立したことはない」。名古屋市瑞穂区で立候補する前職、藤田和秀氏(自民)は2月19日昼、事務所に後援会幹部約70人を集めた会議で力説した。

 河村陣営の圧勝に終わった2月6日のトリプル投票。藤田氏は「議員は市長の敵、市民の敵」という構図が多くの有権者に刷り込まれていることに戸惑った。地元を回っても冷ややかな視線を浴びる。出直し市議選に向け、河村市長は減税日本からの大量当選を目指し、前職を批判する。定数4の瑞穂区。「減税日本が2議席取るかもしれない」。藤田氏は危機感を強める。

 河村市長が09年4月に就任してから、藤田氏は足しげく市長室に通ったという。水道料金の値下げ、児童相談所への警察官配置、草木が生い茂って住民から治安上の問題点が指摘されていた旧瑞穂青年の家の撤去。いずれも市長に働きかけ、本会議の質問を通じて実現させた成果だと支持者にアピールする。

 「書かせてもらいます」。2月中旬、藤田氏は河村市長に電話でそう伝えた。地元で配る党機関紙に、河村市長を旧青年の家に案内した時の記事と、市長と自らが並んでいる写真が載った。見出しには「対立より対話」とあった。

    ◇

 河村市長への対抗姿勢を貫く前職もいる。

 「議員報酬は市民にじっくりと決めていただくしかない。市長が言ったから半減を認めるのはおかしい」。2月20日夕、名古屋市守山区のスーパー前で鎌倉安男氏(民主)がマイクを握った。

 トリプル投票を受け、民主の前市議団は、議員報酬を半減して年800万円とすることを容認する方向に転換した。だが鎌倉氏は「これまで800万円では議員活動費を捻出できなくなると支援者に説明してきた。今ごろ変えるのは保身と言われる」。第三者機関での議論に委ねる従来の方針を貫くことにした。市議選では市バス路線の新設など地元密着の課題を粛々と訴える考え。河村市長への追い風の中、厳しい戦いになるのは覚悟の上だ。

 市民から解散というレッドカードを突きつけられた前市議たちは河村市長との間合いに悩みながら出直し選に向かう。【高橋恵子】

2180チバQ:2011/03/05(土) 18:57:30
http://mainichi.jp/chubu/seikei/news/20110302ddq041010012000c.html
激戦の現場から:近づく名古屋市議選/中 代替わりに逆風
 ◇世襲批判、後継新人に危機感
 「本当に難しい風が吹いている。今までの選挙とは180度違う。必死に頑張りましょう」

 2月13日午前10時から名古屋市中村区で開かれた自民新人、斎藤高央氏(43)の事務所開き。応援演説をした片山さつき参院議員は支持者たちの危機感をあおった。高央氏は、議会解散まで市議を9期務めた父の実氏(70)から議席の引き継ぎを目指す。事務所前には、前回市議選(07年)の事務所開きに集まった250人を大きく上回る約400人が詰め掛け、陣営の必死さをうかがわせた。

 河村たかし市長は09年4月の就任以来、「議員の家業化、指定席化をなくさないといかん」と繰り返し訴え、特に世襲議員を批判してきた。そんな中、今回の市議選であえて代替わりを目指すのは自民新人の2人。いずれも当選すれば祖父からの3世議員になる。高央氏はその一人だ。風当たりは厳しい。高央氏は、飛び込みで入った喫茶店で、初対面の客の男性にいきなり「世襲には反対だ」と面と向かって批判されたこともある。

 中村区で減税日本から立候補する加藤修氏(37)にとっては格好の攻撃目標だ。「しがらみのある選挙ではいけない。おじいちゃんから息子、孫への世襲はやめさせましょう」。加藤氏は街頭で繰り返し訴える。

 世襲批判に対し、高央氏は「政治家として何をするかを見てほしい」と強調する。一方、実氏は「世襲の議論から逃げず、堂々としろ」と諭したという。実氏は長年「サイト」の名前で活動してきた。高央氏のポスターにも「斎藤」には「サイト」のルビがある。

    ◇

 中川区で2世議員だった浅井日出雄氏(77)の後継候補になるのは長男の正仁氏(46)だ。「自分は何もしないで後を継ぐなら家業化だが、志があればいい」。正仁氏はそう語る。

 「これまでのやり方だけではだめだ」。日出雄氏の後援会に頼るだけでなく、自分と同年代の企業経営者らのボランティアとともに、街頭での訴えに力を入れる。

 正仁氏は「世襲ということは誰でも知っている。隠してもしょうがない」と語るが、不安はある。「父の時とは雰囲気が全然違う。票が流れてくるのか見えない」【丸山進】

毎日新聞 2011年3月2日 中部朝刊

2181チバQ:2011/03/05(土) 18:58:07
http://mainichi.jp/chubu/newsarchive/news/20110303ddq041010007000c.html
激戦の現場から:近づく名古屋市議選/下 頼みは党の看板
 ◇減税日本、真価問われる「素人」
 2月26日に名古屋市東区の六所神社で開かれた祭りには、市議選の立候補予定者が次々に姿を見せた。その中に、緊張しきった様子で通行人に声を掛ける男性がいた。「減税日本です……。お願いします……」。赤いジャンパー姿で鳥居の前に立ち、小さな声で呼び掛ける。河村たかし市長の事務所幹部がたまりかねたように声を掛けた。「自分の名前を大きな声で言うんだよ!」。のぼりを持つなどした市長の支持者数人が心配そうに見守った。

 男性は、河村市長が代表の地域政党「減税日本」から東区で立候補する近藤徳久氏(48)。初めての街頭活動だった。

 東区は河村市長のお膝元で影響力は大きい。近藤氏は22日に出馬表明したばかり。他陣営はそれまで、顔の見えない敵との戦いを続けてきた。

 祭りには前職の姿もあった。中川貴元氏(44)=自民=は「劇場型だ」と減税日本を批判する。だが神社を去ろうとした時、高齢の男性から「減税日本?」と声を掛けられた。浸透ぶりを思い知らされ、苦笑いした。

     ◇

 中区には減税日本公認で唯一の前職がいる。則竹勅仁氏(45)だ。初めて選挙に出る同党の新人の相談に乗るなど、経験を生かして仲間を支える。

 則竹氏は減税日本を「まさに『烏合(うごう)の衆』だ」と言う。個々の力は未知数。だが則竹氏は、素人ならではの、いい意味で「突拍子もない意見」が市政を変えると期待する。

 これまでに41人の公認候補を擁立し、定数75の過半数獲得を目指す減税日本。迎え撃つ前職の一人は「告示10日前に立候補を表明した新人が『トップ当選か』と言われる。このむなしさはない」と声を落とす。別の前職はあきれたように言った。「彼らは党の看板だけで戦う。誰が候補かは問題じゃないから、何日前に立候補を表明しようと関係ないんだよ」

 強烈なキャラクターの河村市長が率いる素人集団と、住民投票で失職した前職らが争うこれまでにない構図の選挙戦。あす4日に告示を迎える。【福島祥】

毎日新聞 2011年3月3日 中部朝刊

2182チバQ:2011/03/05(土) 19:00:21
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201102/CK2011022502000180.html
出直し市議選の顔ぶれ(1) 千種・東・北・西
2011年2月25日

 名古屋市議会の解散請求(リコール)成立による出直し市議選(定数75)は3月4日に告示、13日に投開票される。24日までに130人以上が立候補の意向を表明、他にも出馬を探る動きがある。河村たかし市長の「減税日本」は党派別で最多の41人を擁立。初参戦のみんなの党とともに、民主、自民、公明、共産の4会派がすみ分けてきた議会に挑戦状を突き付ける。新興政党と既成政党の全面対決に有権者はどんな審判を下すのか。16選挙区の顔ぶれと情勢を紹介する。 (名古屋市議選取材班)

◆千種区 大激戦12人が挑戦
 前職4人、元職1人、新人7人が立ち、5議席に12人が挑む大激戦区。前回トップ当選の斎藤は、障害者支援の市民団体とも連携して街頭活動を強化。教職員組合などの支援を受ける梅村は女性票の取り込みを図る。引退する桜井治幸の後を継ぐ藤井は若さをアピール。副議長を務めた伊神は保守層の票固めに力を注ぐ。田辺は公明支持者が多い区北東部に浸透。黒田は街頭で知名度アップに全力を挙げる。船戸は駅頭やスーパー前での活動で主婦層への浸透を狙う。減税は藤田が区中西部、黒川が東部を中心に支持拡大を目指す。玉置は若者層取り込みのため全域で活動する。杉浦と東谷はともに無所属で出馬し、減税や議員報酬半減を訴える。

http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201102/CK2011022602100005.html
出直し市議選の顔ぶれ(2) 中村・中・昭和・瑞穂
2011年2月26日

◆中村区 現職4人新人6人
 元教員の鵜飼は教職員組合の支援を受け、町内会などの座談会で支持を訴える。高吉は建設業の労組などが後押し。小出は支持者を丹念に回り、企業の朝礼にも顔を出して浸透を図る。引退した父親の後援会を受け継いで出馬する斎藤は、支持者固めに奔走。中村はミニ集会を重ねて7000票を獲得した前回から上積みを狙う。初出馬の藤井は知名度アップが課題。鈴木は朝夕の街頭活動で公務員改革などを訴える。加藤も朝夕、街頭に立って名前の売り込みに必死。冨田も市議会解散請求(リコール)の署名集め仲間を起点に支持拡大を図る。伊井は県外者が住みやすい環境づくりを訴える。

◆中区 減税が2議席狙う
 大須商店街を地盤とする中田は支持者を小まめに回り、票固め。参院議員秘書だった石原は労組の支援を受けて支持層の拡大に懸命。前回に続く立候補の近藤は、障害者福祉団体からの支援を受けて票の上積みを目指す。則竹は減税日本で唯一の前職として議会改革への取り組みを貫いた実績をアピール。落下傘で出馬が決まった済藤はメディアへの露出を高める戦略で浸透を図る。

◆昭和区 自民は共倒れ警戒
 6期連続トップ当選の奥村は、後援会をしっかり固めて万全の態勢。2人公認で臨む自民は、共倒れを警戒。水平は後援会を固め、女性票の上積みを狙う。区西部の御器所、村雲両学区から支持層を拡大する西川は返り咲きを目指す。議席維持を狙う佐藤は駅前などの街頭活動や座談会を重ねる。大村は20年に及ぶ会社勤務の実績を強調、会社時代の仲間を頼りに支持を広げる。中村はリコールの署名運動やPTAなどで培った人脈で浸透を図る。

◆瑞穂区 民・自に5人挑む
 前回、民主候補の一本化でトップ当選した中電労組出身の渡辺は、減税勢力の票はがしを警戒し、組織を引き締める。藤田は後援会を固める一方で、河村たかし市長と対話を重ねた実績をしたたかにアピール。前田は地元学区を中心に浸透を図り、議席を明け渡した公明票も狙う。島田は、党機関紙の読者などをターゲットに共産支持層を固める。川崎は毎朝、地下鉄新瑞橋駅の街頭に立って知名度アップを図る。一月下旬に出馬を決めた金城は長年営んできた空手道場の教え子や保護者の後押しに期待する。荒川はリコール署名の人脈から支持拡大を狙う。山内は減税日本の公認から外れて無所属での出馬。減税や議会改革を訴える。

2183チバQ:2011/03/05(土) 19:02:22
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201102/CK2011022702000114.html
出直し市議選の顔ぶれ(3) 熱田・中川・港・南
2011年2月27日


◆熱田区 民主組織固め奔走
 東邦ガス労組出身の岡留は民主票が減税に流れるのを警戒して組織固めに奔走。次の衆院選への出馬を目指す前職の工藤彰三から後援会を受け継ぐ望月は準備の遅れを取り戻そうと懸命だ。前回、4000票に迫る得票だった西田は、街頭活動を重ねて再挑戦での上積みを目指す。金山商店街振興組合の理事長の片桐は区内全域の商店街から推薦を受け、議席獲得を狙う。

◆中川区 共産議席死守図る
 前回1万4000票近くを得た久野は「一から出直し」と支持者を熱心に回る。中島は地元の野田学区を中心に支持者の票固めに走り回る。解散まで市議団長を務めた岡本は実績を訴え、地元からローラー作戦をかける。父親の後援会を受け継いだ浅井は「世代交代」を強調。馬場は支持層に加えて女性票の取り込みを図る。木下は自転車で街中を走り、支持を訴える。江上は議席死守に向け、街頭活動を強化。減税は複数議席を狙う。亀山は区東部を小まめに回って支持者を開拓。市議会解散請求(リコール)の署名運動で区責任者だった山崎は受任者への働き掛けを中心に名前を売り込む。林は西部を中心に街頭活動で浮動票の取り込みを図る。高田は高齢者福祉などの政策を訴える。

◆港区 自民が候補一本化
 前回市議選で、全市で最多の1万4000票を獲得した加藤と区中心部を地盤とする安井は、民主離れを警戒しつつ座談会を重ねて2議席確保を目指す。反対に前回は3人で票を分け合った自民は坂野に一本化。区内に強い支持基盤を持っていた江口文雄の後を継ぐ佐藤は支持者回りに余念がない。山口は個人票に地元の市民団体からの支援を受け、3選を狙う。減税は3人を擁立。瀬島は区西部を中心にリコール運動で培った人脈をフル活用して支持拡大を図る。介護施設職員の宇佐美と元衆院議員秘書の服部はともに2月中旬の出馬決定。出遅れ感は否めないが、自転車街宣で名前を売り込む。

◆南区 減税が3人を擁立
 前回トップ当選で、解散まで議長を務めた横井はミニ集会を重ねて支持固め。藤沢は地道な企業回りや街頭活動で支持を訴え、自民の複数議席維持を狙う。民主は労組の支援を受ける橋本に加え、衆院議員牧義夫の秘書を務めた石川を擁立し、勢力の維持を狙うが、共倒れへの警戒感も漂う。福田は支持母体をしっかり固めて堅調。前回、議席を失った共産は佐野が奪回を目指しミニ集会を重ねる。減税は3人。中村は北部を中心に自転車街宣で支持を訴え、湯川は得意のスポーツを通じた地域づくりを唱えて南部で票固めを図る。出遅れた岡江は主宰する茶道教室の人脈と女性票に期待する。

2184チバQ:2011/03/05(土) 19:02:45
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201102/CK2011022802000081.html
出直し市議選の顔ぶれ(4) 守山・緑・名東・天白
2011年2月28日


◆守山区 自民が2人を公認
 全党派が立候補する激戦区。前回、3議席を確保した民主は吉田伸五が引退。名鉄労組出身で北東部の志段味地区に拠点を移した鎌倉と、前回のトップ当選後も毎朝、街頭で支持を訴えてきた小川でダブル当選を狙う。自民は前回、当落線上で明暗が分かれた東郷と松井を再び公認した。金庭は小まめに開く座談会で支持層を固める。榑松は街頭活動を中心に票の上積みを目指す。増田は街頭活動や座談会で浸透を図る。富口は自転車街宣でサラリーマン代表をアピール。松原は小中学校教諭の経験から子どもの健全育成を訴える。市議会解散請求(リコール)の署名集めに尽力した松山は署名の人脈から支持拡大を目指す。

◆緑区 減税4人当選狙う
 新興住宅地が多く、市内で最多の有権者を抱える区に各党派から13人が立候補を表明。民主は、北部を地盤に支持者回りをする山本と、NTT労組などの支援を受ける岡本の公認2人に加え、元教員の安藤を推薦。前回、下位当選だった岩本と中里の自民2人は、保守層の掘り起こしに懸命だ。トップ当選を続けた加藤武夫の地盤を受け継ぐ近藤は、座談会で支持を固める。県議選にくら替えした加藤典子の後を継ぐ佐橋は、街頭での訴えに力を入れる。市議を辞めて挑戦した市長選で落選した杉山は、3度目の出馬。松下政経塾出身の斎藤は、県議選に中区から出馬する予定を変更して立候補を決めた。4人全員の当選を目指す減税日本は、河合が北部でローラー作戦を展開。南部が地盤の田中はリコール署名の受任者らから地域に浸透を狙う。余語は子育て支援などをアピールし女性票に期待。出遅れた佐野は自転車街宣で同世代の若者票を掘り起こす。

◆名東区 民主2議席目指す
 民主は若手2人で2議席維持を狙う。近沢は区全体を回って2期の実績を強調。前回トップ当選の日比はマイクなしの街頭演説で若さをアピール。丹羽は街頭活動を強化し、保守層固めで生き残りに懸命。小林は支持母体の組織固めで3選を目指す。高橋は街頭活動を中心に知名度アップを図る。自転車で区内を回り支持を訴える井上は、既成政党や減税派とも距離を置き、支持なし層をターゲットに据える。浅井は出身の高針地区を中心に南部で支持を固める。県議秘書として選挙経験がある舟橋は北部でどぶ板活動を徹底。東は街頭活動で豊富な起業経験を訴え、区全域で女性票の掘り起こしを目指す。

◆天白区 票上積み図る公明
 旧民社系の労組の支援を受ける諸隈と、5期連続当選で強固な地盤を持つ田中が民主のダブル当選をうかがう。成田は徹底した支持者固めで、議席の死守を目指す。三輪は支持組織の票に上積みを目指し、街頭活動を強化。田口はミニ集会で4期の実績を強調する。福岡は街頭活動に専念して浸透を図る。介護サービス業の尾藤は介護と子育て支援の訴えで女性票に期待。堀田は東部を中心に街頭活動で浸透を図る。直前の出馬決定となった鈴木も街頭活動で遅れを取り戻す。リコールの署名運動に加わった太田は、無所属で出馬する。

2185チバQ:2011/03/06(日) 14:52:22
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20110306/CK2011030602000117.html
本番さながら早くも舌戦 県知事選
2011年3月6日

 3人が出馬を表明した4月10日投開票の県知事選。選挙戦の構図がほぼ固まり初の週末となった5日、各立候補予定者らが街頭などで声を上げた。告示まで20日を切り、早くも本番さながらの舌戦が繰り広げられた。

 「古い県政を断ち切り、特定の既得権にお金が流れる仕組みを変えよう」

 松阪市の岡寺山継松寺の初午(はつうま)大祭の参拝客でにぎわうJR松阪駅前。自民、みんなの両党推薦の鈴木英敬さん(36)は、みんなの党の松田公太参院議員らと街頭演説に立った。

 鈴木さんは「36歳でも若すぎることはない。全国でも若い知事がどんどん地域を盛り上げている」と若さを訴えた。一方で「私には首長さんや偉いさんの応援はないが、草の根の皆さんがいる」とも語り、暗に松田さんを皮肉った。

 引き続き松阪市内であったみんなの党のタウンミーティングに参加し「日本のトップランナーと言われるような改革を進め、職員のやる気を引き出したい」と訴えた。

 前津市長の松田直久さん(56)は市中心部で「まさしくこれが知事選のスタート」と声を上げた。傍らには県内首長らの政治団体「日本の原点」の石原正敬・菰野町長が並んだ。

 松田さんは「三重県はポテンシャルはあるが知名度がない」と指摘。「県内の一体感を醸成し、情報発信をして総合力日本一の県にする。名古屋にも大阪にも負けない『三重県ここにあり』というものを作っていく」と絶叫した。記者には「体がつぶれるまでやりきる」と強く語って石原町長とともに県南部への遊説に向かった。

 この日は連合三重の春闘総決起集会にも参列。県議会民主系会派・新政みえの県議や、推薦を受けていない民主党の国会議員らと壇上に立ち、民主との近さもアピールした。

 共産党が推薦する岡野恵美さん(58)は津市で開かれた女性らの会合「国際女性デー県集会」に出席。「全国に女性知事は三人いる。私もぜひ仲間に加えていただきたい」とあいさつし、会場から拍手を浴びた。

 昨年1月の津市長選で、当時現職だった松田さんに挑んだ理由を「中学生までの医療費無料化を共産党の市議が松田さんに迫ったが、答弁すらしてもらえなかったことに怒りを覚えた」と説明。「津市では昨年4月から中学までの医療費無料化が外来を除いて実現した。県内各地でできるように頑張っていきたい」と述べた。

 松田さんを支援する「日本の原点」について記者から問われると「民主の人気が悪いので乗ったらあかんと思ったんでしょう。世渡り上手な感じだ」と皮肉った。

◆「日本の原点」本格始動
 「日本の原点」は5日、幹事長の石原正敬・菰野町長が松田直久さんと一緒にマイクを握り、団体としての活動を本格始動した。

 “第一声”で石原町長は、河村たかし名古屋市長らを意識して「パフォーマンスとか大衆迎合の政治ではだめ。もっと政治にまじめに取り組もうと日本の原点を立ち上げた」と述べ、一部の首長の行政手法を批判した。その上で「対話と連携」で政治を進めていくと強調し、松田さんを「県内の市町をまとめ上げる手法に期待したい」と持ち上げた。

 日本の原点は、松田さんと県内をまわって政治理念を訴えるといい、6日は北勢地域で街頭活動を行う。

 (渡辺泰之、木下大資、角雄記)

2186チバQ:2011/03/06(日) 19:19:45
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/feature/fukui1298988794082_02/news/20110301-OYT8T01125.htm
自民党員7年で半減

統一地方選に向けた対応を確認した自民党県連総務会(2月7日、福井市内で)  「統一選での圧勝が、政権奪還への勢いをつける。地方で保守地盤を確固たるものにするため、全員に当選してもらいたい」。自民党県連選挙対策本部を設置した党県連執行部会で1月29日、稲田朋美会長は、そう力を込めた。

 県連は17市町すべてに少なくとも1地域支部あり、業界ごとの組織「職域支部」と合計で58支部を持つ。保守基盤と相まって、大きな組織力を誇ってきたが、2004〜06年の市町村合併で地域支部が6減の27となり、党員減が加速。03年に1万9000人近くいた党員は、10年には1万人弱となった。ある議員は「支部単位での党員集めは僕ら地方議員の仕事。政権交代を機にやめた人もいる。なかなか集まらない」と漏らした。



 党県連の目標は現有議席数を超えること。県議選12選挙区では29人(現在27議席)を公認、推薦した。市町議会では党籍があっても地元出身者が無所属で立候補するケースが多く、ほとんどが後援会を軸に地縁・血縁を生かして戦う。

 政権交代で、変化も生じた。

 「建設業者に『自民党を応援する余力があるなら、与党の民主党にする』と露骨に言われた」

 自民党は与党時代、公共事業を呼び込む力が強く、後援会事務所に人手を出してもらうなど建設業界からの協力が得られやすかったといい、ある支部員は「合併で議員数が減り、身近に感じられなくなり、近所のつきあいで地道に応援してくれた人まで来なくなった」と現状を語った。

 かつて〈自民の牙城〉だった越前町では、現職町長が10年に民主支持に転身。現職県議1人も民主党所属のため、同町支部は「保守の火を消してはならない」として、今回の県議選に現職町議を擁立している。同支部関係者は「民主党の支持率が下がったからといって、自民の支持率が高くなるという実感がない」と危機感を持ち、「結局、町内をくまなく地道にまわるしかない」と強調した。

 党県連の仲倉典克幹事長は「野党になってわかった自民党への『国民と向き合え』という要請に、各候補者が応えて当選することで、新しい自民党を作る足がかりになる」と話した。



 公明党県本部は、県議選福井市選挙区に現職1人を擁立。同選挙区で2人立てるのは難しく、圧倒的な動員力を誇る同党でも、「経済状況の悪さと政治不信で、支持者の関心は薄まりつつある」という。

 07年の統一選で議席を失った共産党県委員会は、今回も元議員1人を福井市選挙区で立てる。だが、県委員会幹部は「前回の参院選で、福井市内の比例票は5000票弱。当選にはもう一段の伸びがないと」と、厳しい現状を見つめる。

 社民党県連は今回も独自候補は擁立せず、福井市と小浜市で計4人の推薦にとどまる。笹川希(しずか)幹事長は、「友好関係がある人たちと協力して、地方から政治を変えるよう努力する」と話す。

(2011年3月2日 読売新聞)

2187チバQ:2011/03/06(日) 19:35:56
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011030601000454.html
減税日本が第1党の勢い 出直し名古屋市議選情勢
 4月の統一地方選の前哨戦として注目される13日投開票の出直し名古屋市議選(定数75)で、共同通信社は5、6両日、電話による世論調査を実施した。河村たかし市長が代表を務める政治団体「減税日本」の候補に投票するとの回答が26・6%で、自民の15・3%、民主の10・0%を引き離した。

 取材結果を加味すると、減税日本が第1党の勢い。ただ53・8%は投票する候補者を決めておらず、情勢が大きく変化する可能性もある。

 民主党支持層で同党候補に投票すると答えた人は27・9%にとどまり、32・5%が減税日本に流れた。自民党支持層では57・7%が同党候補に入れると回答したが、減税日本を選んだ人も19・5%いた。無党派層でも、減税日本の候補に入れるとした人が31・6%で最も多かった。

 他の投票先は、公明7・6%、共産3・2%、みんなの党4・1%、無所属5・5%。

 市議選に「大いに関心がある」「ある程度関心がある」は合わせて82・9%だった。

2011/03/06 17:01 【共同通信】

2188チバQ:2011/03/07(月) 22:47:16
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011030790170529.html
議席死守へ国政並み応援 名古屋市議選、埋没懸念の少数政党
2011年3月7日 17時05分

 13日投開票の名古屋市議選で、公明、共産、みんなの党は、幹部クラスが応援に入る国政並みの選挙戦を展開している。地域政党と2大政党の対立に注目が集まり、少数政党の存在感が薄れることを懸念しているためだ。民主、自民の2大政党は逆に政局混乱の悪影響を恐れてか、中央レベルの応援に慎重だ。各政党で取り組みに温度差が出ている。

 「全国注目の選挙。福祉を切り捨てる河村市政の暴走を止めよう」。7日正午すぎ、買い物客や支持者ら120人が集まる西区のスーパー前に、共産党の志位和夫委員長の声が響いた。

 河村たかし市長が主張する議員報酬の半減を事実上容認した民主市議団などを「市長に擦り寄る候補に市政のチェックはできない」と切り捨て、他党との違いをアピールした。

 2月6日の「トリプル投票」で圧勝した市長率いる地域政党「減税日本」は、41人の候補を立て市議会の過半数確保を目指す。最大会派だった民主、第2会派の自民各候補と激しい争いになっている。地域政党の台頭は、少数政党にとっては脅威だ。

 公明は山口那津男代表が4日の告示日に市内で街宣。「議会が挑戦を受けての選挙。議会側が身を切る改革の姿勢を示す」。河村市長が迫る市議会改革を逆手に取り、率先して取り組む決意を示す。

 8人の候補を擁立したみんなの党は、今回の市議選を足掛かりに4月の統一地方選に弾みをつけたい。それだけに、江田憲司幹事長や浅尾慶一郎政調会長らが早々と現地入り。渡辺喜美代表の応援も計画する力の入れようだ。

 一方の政権与党、民主。前原誠司外相の辞任など止まらない失態続きに「今の不人気ぶりでは、マイナスになるか、上滑りするだけ」(候補陣営)と、党本部から応援を求める空気はない。

 民主の低迷で、本来は攻勢を強めるはずの自民県連も「民主離れが地域政党に流れている状況では、政党を前面に出すのは逆効果」(県議)と話し、国会議員らの応援要請は特にしていないという。

(中日新聞)

2189チバQ:2011/03/07(月) 22:52:59
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110306-OYT1T00183.htm
自分のためにも…名古屋市議選候補を県議支援
 4月1日告示の愛知県議選に立候補する現職らが、同じ党の名古屋市議選候補の支援に奔走している。

 「地元にアピールする絶好の機会」「市議選の勝利が自分の当選につながる」。地域政党など新興勢力の参入で激戦が予想される自らの戦いをにらみ、“センセイ”たちも必死だ。

 「港区にかける熱い思い、夢を語り、議会改革をしっかり断行します。市議と県議がタッグを組んで、河村(たかし市長)・大村(秀章知事)コンビに立ち向かっていきます」

 民主党の刀禰勝之県議は5日、港区の住宅街で、4選を狙う同党公認候補の選挙カーに乗り込み、自らマイクを握って訴えた。

 1955年以降、県議選とともに行われてきた同市議選。今回は解散で日程が早まったこともあり、刀禰県議が選対事務局長を買って出て、街頭活動や演説会の日程、スタッフの配置など全てを仕切っている。

 刀禰県議自身も3選を目指しているが、同区には河村市長の「減税日本」が候補擁立を予定しており、「市議選の結果が県議選に影響するのは間違いない。絶対にこの候補に当選してもらう」と意気込む。

 瑞穂区では告示日の4日夕、自民党候補の個人演説会に、県議会の本会議を終えた同党の川嶋太郎県議が駆けつけた。「候補をもう一度、市議会へ送ってほしい。私も頑張ってついて行き、2人で瑞穂区をもっと良くしたい」。エールと同時に再選を目指す自身のアピールも忘れなかった。

 県議会最大会派の自民だが、知事選の大敗と河村・大村コンビの県議選参入で、「厳しい戦いになるのは必至。まずは市議選の勝利が、自分の選挙につながる」と力を込めていた。

 解散前の14人から12人に候補を絞り、全員当選を目指す公明党。唯一2人を擁立する中川区で、同区選出の鬼頭英一県議は「一つでも落とすようなことがあってはならない。我々の戦いもすでに本番」と危機感を募らせ、2人の街頭活動や演説会に出て、支持層固めに躍起になっている。

 県議選で8年ぶりの議席回復を狙う共産党も「顔と名前を浸透させたい」として、県議選候補予定者と市議選候補が協力体制をとる。

 一方、減税日本は唯一の現職で東区の安藤雅彦県議が、区内の市議選候補を支援。5日も候補の街頭活動やあいさつ回りで横にぴったりとつき、「笑顔で、声は大きく」などと次々にアドバイスした。一昨年の補欠選挙で無投票当選した安藤県議は、「私にとっても本格的な選挙戦は初めてで、ひとごとじゃない」と気を引き締めていた。

(2011年3月7日13時49分 読売新聞)

2190チバQ:2011/03/07(月) 22:59:03
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201103/CK2011030702000116.html
出直し市議選、投票先で民主3位 減税、自民に後れ
2011年3月7日

 本紙が4、5日に行った出直し名古屋市議選の世論調査では、民主党の支持率が最も高い19%だったにもかかわらず、投票先では減税日本、自民に次いで3位に甘んじる結果となった。

 自民党政権の支持率低下に伴う上げ潮ムードの中で行われた前回の市議選では、政務調査費公開の訴えが支持を得て、擁立した28人全員が当選。政権党として迎えた今回の市議選では一転、内閣支持率低迷による逆風をもろに浴びた形だ。

 2月6日の名古屋市長選時に行った出口調査では、民主支持層の77%が河村たかし市長に投票。市議選投票先で、民主が減税と自民に後れを取ったのは、これまで民主党を支えてきた層の多くが減税日本に流れているためとみられる。

 対照的に、前回厳しい選挙を戦った自民党は、堅調な戦いぶりが目立つ。地域活動に熱心に顔を出す「どぶ板」戦略を取ってきたのが奏功し、他党に票が移るのを食い止めているようだ。

 河村市長が訴える議員報酬半減への賛成にいち早く方針転換した公明は、名東区や港区で手堅く支持を集めている。共産は市内全域で伸び悩んでいる。

 知事選で公認候補を擁立したのに続き、政令市議選に初参戦のみんなの党は、告示日の直前に8人目の候補者を発表するなど出遅れと知名度不足が響いている。

 (市議選取材班)

 【調査方法】 4、5日、名古屋市内の有権者を対象に、コンピューターで無作為につくった電話番号にかけるランダム・デジット・ダイヤリング(RDD)方式で実施。16の各区ごとにそれぞれ200人以上を目標に行い、実際に有権者のいる世帯にかかったのは合計で5576件、うち3349人から回答を得た。調査結果の文中は小数点以下を、「主な調査結果」の表は小数点2位以下を切り捨てたため、合計が100%にならない場合もある。

2191チバQ:2011/03/07(月) 23:00:07
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/vsshigikai/list/201103/CK2011030702100005.html
「減税」過半数は困難 自民競り、民主が追う
2011年3月7日

◆本社世論調査
 13日投開票される出直し名古屋市議選(定数75)で、中日新聞社は6日、市内の有権者を対象に実施した世論調査の結果をまとめた。本社の取材を加味した結果、河村たかし市長が代表を務める地域政党「減税日本」が目標とする過半数の議席獲得は困難な情勢。減税日本への支持は全16区の総計で自民と競り合い、民主が両党を追う。投票先を決めていない人が全体の4割、政党しか決めていない人が1割余りおり、流動的だ。

 投票する候補者や政党を決めた6割弱の政党別の分析では、減税日本が第一党をうかがう。全区で議席を獲得する勢いで、港、緑などでは複数議席も。自民は強固な後援組織を持つベテラン議員が健闘し、北、西、南などで優勢な戦い。解散前に最大勢力の民主は昭和、熱田、港などで優勢だが、減税日本に支持が流れたとみられ、議席を減らしそうだ。公明、共産がやや離れて3党を追い、みんなは伸び悩んでいる。

 既成政党を支持する人は候補者名を挙げた回答が比較的多かった。前職が多いことに加え、同じ政党からの候補者が各選挙区で1〜2人しかいないためとみられる。

 減税日本は政党への支持が高い半面、候補者名を挙げた人は少なかった。新人が多く、知名度不足が影響したとみられる。ほとんどの選挙区で2〜4人を擁立しており、特定の候補者に偏らないような票の分配ができるかどうかが、議席数を左右しそうだ。

 市議選には「必ず行く・たぶん行く」が9割に達し、関心の高さをうかがわせた。

 党派別の候補者数は、民主27、自民24、公明12、共産16、みんな8、減税41、無所属10。


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