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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

2109チバQ:2011/02/25(金) 22:34:53
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000371102210001
広域連合の行方(3)
2011年02月21日


東京でも大人気のせんとくん。平城遷都1300年祭では独自のプロモーションが奏功した=昨年12月、東京都中央区の「奈良まほろば館」

 ■観光


 ゴールデンルート――。成田空港や関西空港に着いた外国人観光客が、東京、京都、大阪など東海道新幹線の沿線を巡るコースを旅行業界でそう呼ぶ。


 関西経済の浮揚策として、観光の活性化に取り組む関西広域連合が注目するのが、このルートだ。京都、大阪など連合内の府県を組み合わせたツアーを売り込み、観光客により長く関西に滞在してもらう計画を立てている。


 だが、連合入りを拒む奈良県は観光でも、共同歩調より独自の道を歩む。


 「奈良の魅力は、独自にプロモーション(宣伝)するほうが効果的」。荒井正吾知事が自信をみせる根拠の一つは昨年、延べ2100万人余り(主催者発表)の観光客を県内に呼び込んだ「平城遷都1300年祭」の予想以上の成功だ。


 首都圏の旅行会社にセールスをかけ、「せんとくん」人気も活用した宣伝が成功し、東日本や海外からの客足が伸びた。県国際観光課が昨年実施した外国人観光客へのアンケートでは、「歴史や風景がのどかで、ゆっくり巡りたくなった」など高評価が目立ったという。


 「駆け足では奈良の魅力は分からない。奈良を好む人と、京都や大阪など都会を好む層は違うのでは」と担当者。県は新年度、新幹線開通にわく九州などにも範囲を広げて、「奈良」をピンポイントで売り込む。


    ◇


 時間や予算に余裕のある遠方からの観光客が長期滞在して消費を刺激する――。県はこんな青写真を描くが、気になるデータもある。


 1300年祭の主会場・平城宮跡で記念事業協会が実施した来場者アンケートでは、6割強が日帰りで、1割が大阪や京都など県外に宿泊すると回答。県内に泊まったのは2割強に過ぎなかった。


 来訪元は「奈良を除く近畿」が3割で最多。県の思惑とは裏腹に、近隣からの日帰り観光が主力だった。


 理由のひとつが、ホテルなど宿泊施設の少なさ。客室数は全国最少で、近隣府県と比べても整備の遅れが際立つ。


 世界遺産や多くの国宝、神社仏閣に恵まれながら、観光地として単独で成り立つには致命的ともいえる弱点は、解消されていない。


    ◇


 広域連合で観光を受け持つ京都府の綾城義治・広域観光・文化振興局参事は「首都圏や北海道などとの競争に勝つには単一府県より広域連合の方が力がある。入らないと周辺府県に埋もれてしまうのでは」と参加を呼びかける。


 大手旅行会社JTB系列のシンクタンク「ツーリズム・マーケティング研究所」の中根裕部長は「広域連合に参加しなくても、近畿一帯のプロモーションに参加する意義はある」と、広域で動く観光客の取り込みを勧める。帝京大経済学部の岡本伸之教授(観光経営学)は「京都と奈良の寺を比較して楽しむルートをPRすれば奈良の強みも生かせる」と提案する。


 県は16日に発表した新年度予算案に、難航するホテル誘致や県内周遊ルート開発などの経費を盛り込み、独自路線の強化に余念がない。「これまで関西の広域観光ルートから奈良は漏れ落ちてきた」。旧運輸省観光部長を務め、観光行政を熟知する荒井知事は言う。


 ブームを呼んだJR西日本の「三都物語」キャンペーンからも、増加が著しい中国人観光客を運ぶゴールデンルートからも奈良は外れてきた。独自路線の底流には、従来の広域観光そのものへの不満もあるようだ。


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