したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

国際政治・世界事情

1とはずがたり:2005/05/23(月) 02:47:11
世界情勢・世界史ネタなど
軍事問題は安全保障論http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043205301/l10を国際経済問題は国際経済学http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165061/l10を参照の事

4622チバQ:2012/06/24(日) 13:49:41
>>4606
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120623/asi12062318470003-n1.htm
最高裁との対立拍車も パキスタン新首相就任、汚職疑惑追及
2012.6.23 18:46

22日、パキスタンの首都イスラマバードで支持者らと会うアシュラフ氏(AP)
 【ニューデリー=岩田智雄】パキスタンの下院で新首相に選出された前情報技術相、ペルベズ・アシュラフ氏は22日夜、イスラマバードの大統領府で宣誓式を行い、新連立内閣が発足した。ただし、アシュラフ氏は汚職疑惑が持たれており、最高裁からこれまでに、水利・電力相の職を無効にされている。政局の混迷は続き、政権と最高裁の対立はさらに強まりそうだ。

 アシュラフ氏は、宣誓式で演説し、物価高騰や電力不足の対策に尽力することを強調。年内にも行われる見通しの総選挙での勝利を目指す考えを鮮明にした。

 しかし、アシュラフ氏は水利・電力相時代に発電事業で業者からカネを受け取り、ロンドンでの不動産購入費などに充てたとの疑惑があり、最高裁は当局に捜査を命じている。アシュラフ氏は疑いを否定し、最高裁と対立。その後、政権から情報技術相に登用されたという経緯がある。

 一方、最高裁による汚職追及の最大のターゲットとなっているザルダリ大統領は、かつて数々の汚職事件に絡み有罪判決を受けたり、捜査対象になったりしてきた。しかし、ムシャラフ前政権がその強権ぶりから批判を浴び、弱体化した2007年ごろ、ムシャラフ氏は、政敵のザルダリ氏に恩赦を与え、妻のブット元首相の亡命先からの帰国を許し、事実上の“手打ち”が行われた。

 最高裁のチョードリー長官は、かつてムシャラフ大統領による陸軍参謀長の兼職を違憲だとして大統領と激しく対立した。現在は、ザルダリ大統領の過去の犯罪を徹底追及する構えだ。自らの汚職疑惑というアキレス腱(けん)を抱えるアシュラフ氏に対しても、ギラニ前首相に求めたのと同様、汚職罪などに問われたザルダリ大統領に関する審理再開手続きを進めるよう圧力をかけることが確実視されている。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120623/asi12062300250000-n1.htm
パキスタン首相にアシュラフ氏選出 与党、総選挙への準備進める
2012.6.23 00:24
 【ムンバイ=岩田智雄】最高裁の判断によりギラニ首相が失職したパキスタンの下院は22日、新首相に前情報技術相のペルベズ・アシュラフ氏を選出した。アシュラフ氏を擁立した最大与党のパキスタン人民党(PPP)は、年内にも見込まれている総選挙への準備を進める考えだ。

 人民党共同総裁のザルダリ大統領は21日、前繊維相のシャハブディーン氏を新首相候補に指名したが、反汚職裁判所が同日、同氏が製薬会社の不正事件に関与した疑いがあるとして逮捕状を発行。人民党は見直しを迫られていた。

 最高裁のチョードリー長官はムシャラフ前政権当時、大統領の陸軍参謀総長兼務は違憲として、ムシャラフ氏に軍服を脱がせたことがある。長官は今回、汚職疑惑があるザルダリ大統領を裁くことに執念を燃やしており、新首相に対しても、ギラニ前首相に求めたのと同様に、大統領への訴追を進めるよう迫るのは確実だ。

 一方、パキスタンのメディアには、最高裁の姿勢を「政治への介入だ」として批判する論調もある。

 人民党幹部は22日、来春までに行われる総選挙への準備を急ぐ考えを強調。ザルダリ政権は総選挙で勝利して最高裁による汚職追及をかわす方針とみられ、年内にも総選挙が行われるとの見方が強まっている。

 反汚職裁判所が突然、シャハブディーン氏に逮捕状を出した理由は不明だが、対米外交などをめぐり政権との関係が悪化している軍が政権の弱体化を狙ったとの見方が浮上している。

4624チバQ:2012/06/24(日) 13:52:31
http://www.asahi.com/international/update/0623/TKY201206230572.html
2012年6月23日23時31分
閣僚TV出演、自粛令 ギリシャ首相、足並み乱れ隠す?
 財政再建に取り組むギリシャのサマラス首相が閣僚たちに対し、「不要なテレビ出演は慎むように」との異例の自粛令を出した。連立政権の足並みの乱れを表面化させないための、苦肉の策のようだ。

 サマラス氏は21日の初閣議で「我々の目標は国を危機から脱することだ。奉仕すべきは国民だ」と諭し、党利党略に走らぬよう釘を刺した。「閣議にテレビカメラが入るのはこれが最後だ」とも述べた。

 ギリシャのテレビには、政治家が出演する討論番組が多い。新政権は保守の新民主主義党(ND)を中道左派の2党が支える形だが、労働政策では隔たりも大きい。2党は議員を内閣には送っていないが、党と関係の深い有識者が閣僚に就任している。(アテネ=石田博士)

4625チバQ:2012/06/24(日) 13:55:49
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012062400057

ブルキナファソで調停=マリ北部占領の2勢力
 【ワガドゥグAFP=時事】3月のクーデターに伴う混乱に乗じアフリカ西部マリの北部を占領した遊牧民トゥアレグ人の二つの武装勢力を、隣国ブルキナファソが招き、マリの将来に関し調停を続けている。
 国際テロ組織アルカイダ系勢力と手を組みマリ全土にシャリア(イスラム法)導入を目指す「アンサール・ディーン」の代表団は15日に首都ワガドゥグ入り。コンパオレ・ブルキナファソ大統領が用意したホテルに滞在中だ。チェイク・アグウィサ広報担当は「ナツメヤシの実とラクダのミルクが恋しい」とマリ北部の故郷を懐かしむ一方、アルガバス団長はホテルのロビーに流れる音楽、棚に並ぶ酒類、行き交う女性を問題視、厳格なイスラム教徒への「真の試練だ」と語った。
 コンパオレ大統領は西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)が任命した調停役。ただ、大統領との会談は18日の1回だけで、後は大統領が用意した調停団との協議が続く。(2012/06/24-11:56)

--------------------------------------------------------------------------------

4626チバQ:2012/06/24(日) 13:57:21
http://www.cnn.co.jp/world/30007093.html?google_editors_picks=true

リオ+20が閉幕 「壮大な失敗」との批判も
2012.06.24 Sun posted at: 12:16 JST
住まいの豊富な情報を掲載「SUUMOライフ特集」

(CNN) 世界各国の首脳らが地球環境や経済発展の問題を話し合う「国連持続可能な開発会議」(リオ+20)が20〜22日、ブラジル・リオデジャネイロで開催された。同会議は環境と経済成長の両立を目指す宣言を採択して閉幕したが、環境団体からは「壮大な失敗」と批判する声が上がっている。

リオ+20は、1992年に同市で開催された地球サミットから20周年の機会に合わせて開催され、各国首脳約100人を含む約4万人が出席した。ただ、オバマ米大統領やメルケル独首相ら、主要国首脳の欠席も目立った。

会議は22日、「我々が望む未来」と題した53ページに及ぶ宣言を採択して閉幕。潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は「リオ+20は根本原則を確認し、新たな方向を指し示した」と評価する声明を出した。

しかし、国際環境保護団体グリーンピースのクミ・ナイドゥ事務局長は、「会議は始まる前から終わっていた」「提案された約束や目標はひとつずつ削られていった」と手厳しく批判。「リオ+20は壮大な失敗に終わった」「唯一の収穫は、もっともな怒りの感情だ。その怒りを行動に移さなければ」と述べた。

貧困問題に取り組む国際団体オックスファムのバーバラ・ストッキング事務局長も「リオはいんちきサミットとして歴史に残る」と断じた。

これに対してオーストラリアのギラード首相は「不満は分かるが、持続可能な開発という目標で合意できたことは前進だと思う」と述べた。

国連によると、会議ではエネルギー、食糧安全保障、飲料水確保、海洋保全などの分野で各国から総額約5130億ドルの拠出表明があった。1億本の植樹計画やグリーン経済事業によるアフリカ貧困女性の救済、年間80万トンのポリ塩化ビニル(PVC)リサイクルなどでも合意した。

また、潘事務総長が飢餓撲滅を目指す「ゼロ・ハンガー・チャレンジ」を発表し、オックスファムはこれを評価する声明を出した。

4627チバQ:2012/06/24(日) 14:35:35
http://www.afpbb.com/article/politics/2885902/9164378?ctm_campaign=txt_topics
パラグアイのルゴ大統領、弾劾で罷免 「議会によるクーデター」との非難も
2012年06月24日 12:57 発信地:アスンシオン/パラグアイ
【6月24日 AFP】南米パラグアイの上院は22日、フェルナンド・ルゴ(Fernando Lugo)大統領(61)の弾劾裁判を開き、賛成39、反対4の賛成多数で罷免を決めた。この決議に諸外国からは非難の声があがっている。

 同大統領は、土地問題をめぐる騒乱の制圧で17人が死亡した不手際の責任を問われた。元カトリック司教の同大統領は、複数の隠し子がいる問題も指摘されていた。

 大統領が罷免された約1時間後、フェデリコ・フランコ(Federico Franco)副大統領(49)が後任に宣誓就任した。議会内部では歓声が上がる一方、議会の外では大統領罷免に反発する群衆と警官隊が衝突した。

 キューバ外務省は「議会によるクーデター」と弾劾決議を非難し、新政権を承認しない方針を表明。また、チリのアルフレド・モレノ(Alfredo Moreno)外相は国営放送で、弾劾が「この種類の手続きに必要な最低限の条件を満たしていない」とコメントした。

 中米諸国は共同声明を発表し、同大統領に対する弾劾を受け入れないよう国際社会に求めている。(c)AFP/Thomas Lyford-Pike

4628チバQ:2012/06/24(日) 18:50:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120624-00000010-cnn-int
薄給の警官が反乱、妻はハンスト開始で加勢 南米ボリビア
CNN.co.jp 6月24日(日)14時42分配信

(CNN) 南米ボリビアで薄給に怒った警官が24日までに大幅昇給を求めて決起し、首都ラパスなどで幹部用の建物を襲ったり、警官の妻がハンガーストライキに入って加勢する騒ぎとなっている。

怒りを爆発させたのは階級が低い警官らで、基本月給115米ドル(約9200円)の287ドルへの昇給や現在の月給と同額の退職後の年金、幹部らの退任などを要求している。

ハンストは警官の妻60人が先週、ラパスや他の都市で開始していた。

抗議行動に参加する警官は21日には幹部用の建物になだれ込み、翌日には警察の情報収集担当部門の事務所を襲い、コンピューターを奪ったり捜査文書などを焼いたりした。路上でも文書、家具などを焼き、投石も行った。

政府は平和的な交渉による解決を求め、警官側との話し合いは23日も続いた。

今回決起した警官の通常任務は、ラパス市内で多発する大規模デモの規制など。抗議行動が続く間、軍兵士が警察の任務の多くを代行している。

4629チバQ:2012/06/24(日) 21:01:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120622-00000050-mai-int
<欧州>力関係に変化 フランスがイタリアやスペインに接近
毎日新聞 6月22日(金)20時5分配信


拡大写真
EU首脳会議で言葉を交わすメルケル独首相(左)とオランド仏大統領=2012年5月、AP

 ドイツとフランスを中心とする欧州の力関係が、フランスのオランド大統領の就任後、変わりつつある。欧州債務危機を緊縮策を中心に乗り切ろうとするメルケル独首相に対し、経済成長を重視するオランド氏が、同様の主張を唱えるイタリアやスペインに接近しているからだ。この4カ国の首脳は、22日にローマで協議し成長戦略の大枠で合意した。会合は欧州政治地図の変化をさらに進める可能性もある。【ベルリン篠田航一、パリ宮川裕章】

 メルケル首相はフランスのサルコジ前大統領と「メルコジ」と呼ばれるほどの蜜月関係で、欧州連合(EU)首脳会議など重要会合にはサルコジ氏と事前に打ち合わせして臨むのが慣例だった。

 だがオランド氏は「独仏」にこだわらない。モンティ・イタリア首相、ラホイ・スペイン首相を加えた22日の4者協議の準備を主導するなど、「独仏蜜月」から、より多元的な構図への変化を模索しているようだ。

 仏政治評論家のアラン・デュアメル氏はオランド氏の欧州外交について「多国間主義で、サルコジ氏の独仏中心主義とは明確に違う」と指摘する。

 4者協議に次ぎ、28〜29日にはEU首脳会議が行われる。最大の課題は、銀行監督機能と預金保険制度の統一を図る銀行同盟や財政統合など、欧州統合を深化させるためのロードマップ作成にある。ここでも、銀行同盟に前向きなフランスやイタリアが、慎重なドイツと相対する構図となりそうだ。

 メルケル氏は6月に入り、オランド氏が導入を唱える金融取引税に同意するなど、歩み寄りを示す。だが、銀行が破綻した場合に預金を払い戻す預金保険制度の統一には、否定的な姿勢を崩していない。ドイツの預金者保護のため積み立てた資金が、南欧の預金者救済に使われることにドイツ国民の反発が根強いためだ。

 独仏首脳の間には、個人的な不和の兆しも見える。社会党を率いるオランド大統領は今月13日、メルケル首相よりも先に、友党のドイツ最大野党・社会民主党のガブリエル党首ら幹部3人をエリゼ宮(大統領官邸)に招待した。外交上は異例の行動だ。オランド氏は大統領選期間中、メルケル首相から面会を拒否され続けた経緯があり、「しっぺ返し」(独誌フォークス)との見方がある。

 知独派のエロー仏首相は「反メルケル戦線の結成か」と問う仏メディアに「絶対に違う」と否定する。メルケル氏も「財政規律と経済成長はコインの裏表」と述べ独仏の協調姿勢を示すのに躍起だ。

4630チバQ:2012/06/25(月) 23:05:41
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120625/mcb1206252149023-n1.htm
27日に独仏首脳会談 欧州危機対策を協議2012.6.25 21:48

 ドイツ政府報道官は25日、メルケル首相が27日にパリを訪れ、フランスのオランド大統領と会談すると発表した。28、29日に開かれる欧州連合(EU)首脳会議を前に、ユーロ圏の大国である両国が欧州債務危機対策について協議する。

 ローマで22日に行われたドイツ、フランス、イタリア、スペインの4カ国首脳会合は、最大1300億ユーロ(約13兆円)の成長戦略で合意。メルケル、オランド両氏は利回りが上昇(価格は下落)するスペイン国債の買い支え策などについても話し合うとみられる。(共同)

4631チバQ:2012/06/25(月) 23:09:33
>>4614-4618
http://www.asahi.com/international/update/0625/TKY201206250094.html
2012年6月25日11時15分
花火上げ、「ムルシ」コール 大統領誕生に沸くエジプト
ムルシ氏の大統領当選を祝って、タハリール広場は花火が上がるなど夜通し祝う人たちで埋め尽くされた=24日夜、カイロ、樫山晃生撮影


 「アラブの春」がエジプトに及んで1年半。デモの中心地タハリール広場は24日夜、自由な選挙で選ばれたムルシ大統領の誕生を祝う人たちで埋まった。花火が上がり、国旗が揺れ、「ムルシ、ムルシ」との連呼がこだました。

 エジプトの民主化への歩みは、まだ始まったばかり。タハリール広場に面した旅行会社に勤めるシャリーフ・マヘルさん(22)は「1年以上仕事にならなかったが、今日からはもっと素晴らしいエジプトをつくれるはずだ」と期待を語った。(カイロ=山尾有紀恵)


http://www.cnn.co.jp/world/30007099.html
エジプト大統領にムルシ氏、勝利演説で「団結」訴える
2012.06.25 Mon posted at: 09:39 JST
カイロ(CNN) エジプトの選挙管理委員会は24日、大統領選の決選投票で穏健派イスラム団体、ムスリム同胞団系列の自由公正党から立候補したムハンマド・ムルシ氏が当選したと発表した。ムルシ氏は同日のテレビ演説で、国民が立場の違いを乗り越え共通の利益のために団結するよう呼び掛けた。

同国で民主的な選挙により大統領が選ばれたのは初めて。選管によると、ムルシ氏は1300万票余り、52%弱の票を獲得して当選した。旧ムバラク政権で最後の首相だったアフマド・シャフィーク氏の得票数は1200万票余り、得票率は48%強だった。

発表を受けて、首都カイロのタハリール広場では大きな歓声が上がり、祝砲が響いた。広場には38度近い暑さの中、ムルシ氏の支持者が詰め掛けていた。同国第2の都市アレクサンドリアでも同様の集会が開かれた。

自由公正党のある党員は「我々は7000年間待ち続けた。初めて自分たちの手で選んだ大統領だ」と語った。広場にいた別の男性は「旧政権の名残を克服できたことがうれしい」と話していた。

ムルシ氏は結果発表の直後、ムスリム同胞団と自由公正党から脱退し、全国民を代表する姿勢を示した。テレビ演説では「全国民の団結こそが、エジプトをこの困難な危機から救う唯一の道だ」と呼び掛けた。

同氏はまた、「国内外の合意事項はすべて維持する」と表明した。イスラム系の大統領誕生については、対イスラエル関係の悪化を懸念する声があがっていた。さらに女性や子どもの権利を守り、キリスト教徒とイスラム教徒も平等に扱うことを約束した。

ただ、同氏が大統領としてどれだけの権限を掌握することになるかを疑問視する声もある。暫定統治を担う軍最高評議会は、新憲法が起草されて次期議会が選出されるまでの間、立法権と予算の決定権、軍の人事権などを握ると宣言している。宣戦布告の権限は大統領が持つものの、評議会の承認が必要とされる。

4632チバQ:2012/06/25(月) 23:10:32
http://www.cnn.co.jp/world/30007104.html
旧カダフィ政権首相をリビアに引き渡し チュニジア
2012.06.25 Mon posted at: 12:56 JST


(CNN) チュニジア政府は24日、旧カダフィ政権下で最後の首相を務めたマハムーディ氏の身柄をリビア政府に引き渡した。リビア司法当局が発表した。カダフィ政権の高官がリビアに身柄を引き渡されたのは初めてとみられる。

マハムーディ氏は昨年9月、リビアの隣国チュニジアで、不法入国の疑いで逮捕された。同氏は裁判で禁錮6カ月が言い渡されたが、控訴により判決は棄却されていた。11月には、裁判所が同氏の釈放請求を却下、リビアへの送還を決定していた。弁護側はリビア国内の情勢が不安定で、公正な裁判が期待できないと主張していた。

国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は、同氏が拷問を受ける可能性があるとして、チュニジア政府に対して送還しないように求めていた。

4633チバQ:2012/06/25(月) 23:13:20
http://www.afpbb.com/article/politics/2885641/9156295
反プーチン・ソングで3か月以上勾留、露女性バンド「プッシー・ライオット」
2012年06月25日 18:44 発信地:モスクワ/ロシア

【6月25日 AFP】ロシア正教会の大聖堂でウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)露大統領を批判する歌を即興演奏し「フーリガン行為」の容疑で3月に逮捕され、以来、裁判が開かれないまま勾留され続けているロシアの女性パンクロック・バンド「プッシー・ライオット(Pussy Riot)」のメンバー3人について、モスクワ(Moscow)の地方裁判所は20日、公判開始をさらに1か月延期する決定を下した。

■覆面・ミニスカで街角ゲリラ演奏

 ニックネームしか明かさず目だし帽で覆面をして蛍光色のミニドレス姿で活動する「プッシー・ライオット」は、3月4日の露大統領選に先立って赤の広場(Red Square)などモスクワ市内の公共の場所でプーチン氏の大統領復帰に抗議する即興演奏を盛んに行い、一躍注目されるようになった。

 2月には救世主ハリストス大聖堂(Christ the Saviour Cathedral)内の司祭のみ登壇が許されている場所に上り、ロシア正教会があからさまにプーチン氏を支持していることに抗議する曲を演奏した。拘束されているメンバーの1人は後日、「国家と宗教の癒着に反対する直接行動だ」と説明している。

 これに対しロシア正教会側は激怒し、4月に「けがれを清める」ためとして大規模な集団ミサを開催。勢いを増す反プーチン派に対抗して運動を盛り上げたいプーチン支持派も加わり、大きな反動が起きた。

■長引く勾留、禁錮7年の可能性も

「プッシー・ライオット(Pussy Riot)」のメンバー8人のうち、長期間にわたって審理前勾留されているのは3人。うち2人には幼い子どもがいる。罪状は組織的集団行動によるフーリガン行為で、有罪となった場合、無許可の抗議行動に対する量刑としては異例の長さの禁錮7年を科される可能性がある。

 弁護団は保釈か自宅軟禁を要求してきたが、検察側が被告に逃走や他の犯罪を犯す恐れがあるとして勾留継続を求めていた。ロシアの司法関連通信社RAPSIによるとモスクワ・タガンスカヤ(Tagansky)地裁は20日、既に4月に6月24日まで延長していた勾留期間について、さらに7月24まで延長すると決定した。

 アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)など国際人権団体は、長期にわたる審理前勾留を強く非難し、3人の即時解放を呼びかけている。

 タガンスカヤ地裁前では20日、抗議に集まった「プッシー・ライオット」支持者と政権支持派が対峙し、計20人が警察に身柄を拘束された。「プッシー・ライオット」の支持者には、集会でのマスク着用を禁止する新法に抗議の意思を示すため、バンドの目出し帽ルックに似せてマスクを被った参加者もいた。(c)AFP

4634チバQ:2012/06/25(月) 23:18:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120625/mds12062522540008-n1.htm
シリア将官ら40人集団離反 反体制派に合流
2012.6.25 22:50
 【カイロ=大内清】トルコからの報道によると、内戦状態にあるシリアのアサド政権側の軍の将官1人を含む軍人約40人が集団離反し、24日夜から25日にかけて、トルコ南部にある反体制派武装組織「自由シリア軍」の拠点に合流した。反体制派は「アサド政権が多くの軍人の信頼を失っている証拠だ」として、さらなる離反を呼びかけている。

 今回離反したのは将官1人、大佐2人、少佐2人のほか、下級士官や兵士ら30人以上で、それぞれが家族や親族を伴いトルコ側に越境した。離反した将官がトルコに逃れたのは13人目。

 トルコ政府の庇護下にある自由シリア軍は、トルコ南部のシリア国境付近に複数のキャンプを持ち、それらを拠点に、政府軍への越境攻撃や国内の戦闘員への補給などを行っている。

 トルコは、3万人超のシリア避難民を国内に受け入れている。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120624/mds12062420380003-n1.htm
撃墜は「公海上空」 トルコ外相がシリア批判
2012.6.24 20:36
 トルコ軍戦闘機がシリア国境付近で同国軍に撃墜された問題で、トルコのダウトオール外相は24日、撃墜されたのは「公海上空だった」と述べ、シリア側を批判した。トルコのメディアが伝えた。

 トルコ政府は24日、北大西洋条約機構(NATO)加盟国の安全保障などが脅かされた場合に加盟国全体で協議することを定めた北大西洋条約4条に基づく会議を開くようNATOに要請。これを受けNATOは26日に緊急理事会(大使級)を開くことを決めた。

 ダウトオール氏は、戦闘機が短時間、誤ってシリア領海上空を侵犯したことは認めた上で、撃ち落とされたのは公海上空に出た後だったと説明。また戦闘機は、内戦状態のシリア情勢とは関係なく、単なる訓練飛行中だったと強調した。

 シリア側は、撃墜は攻撃ではなく「法に基づいた行為だった」と正当性を主張している。(共同)

4635チバQ:2012/06/25(月) 23:25:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120625/erp12062515500001-n1.htm
腎臓1つ200万円〜 旧ユーゴで売買相次ぐ 生活苦の人々「ほかに売る物ない」
2012.6.25 15:49 [欧州]

セルビア南部ドリェバツの自宅前で「臓器を売りたい」と話すビオレタ・サビッチさん=3月(共同)
 腎臓でも肺でも何だって売る−。旧ユーゴスラビアのセルビアなどで、市民が生活苦から腎臓などの臓器を売りに出すケースが相次いでいる。欧州債務危機の影響で経済が急速に悪化し、困窮を抜け出そうと、普通の父親や母親が苦渋の決断を迫られている。

 「腎臓売ります。O型の健康体」「50代男性。生活費が必要」。セルビアや隣国マケドニアのインターネット掲示板では、昨年あたりから腎臓売却の広告が目立ち始めた。

 腎臓一つあたり2万〜3万ユーロ(約200万〜300万円)が主流。セルビアで臓器売買は違法で禁錮刑にも問われるが、売り手は年齢や血液型などの情報を載せて連絡を待つ。

 セルビア中部コビンに住む男性、ミハル・ネメットさん(53)は「腎臓のほかに売る物がない。生活のために何だってやる」と訴える。首都ベオグラードにある拠点病院のヤコブレビッチ副院長(60)は、「経済を改善しない限り、臓器を売る動きは続く」と指摘した。(ドリェバツ 共同)

4636チバQ:2012/06/25(月) 23:33:40
http://www.afpbb.com/article/politics/2886067/9169846?ctm_campaign=txt_topics
エジプト大統領にモルシ氏、初のイスラム勢力出身者
2012年06月25日 07:29 発信地:カイロ/エジプト


【6月25日 AFP】(一部更新)エジプトの選挙管理委員会は24日、6月16〜17日に行われた大統領選決選投票で、ムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)傘下の自由公正党(Freedom and Justice Party)から立候補したムハンマド・モルシ(Mohammed Mursi)氏(60)が当選したと発表した。

 アラブ世界最大の人口を誇るエジプトでイスラム勢力出身者が大統領に選ばれたのは初めて。

 モルシ氏の得票数は1323万131票で得票率は51.73%、敗れたアハメド・シャフィク(Ahmed Shafiq)氏の得票数は1234万7380票だった。有権者は5000万人以上で、投票率は51.8%だった。

 発表を受けてカイロ(Cairo)のタハリール広場(Tahrir Square)に集まっていたモルシ氏の支持者らは歓声を上げ、市内各地の道路ではドライバーがクラクションを鳴らし、モルシ氏の名を叫ぶのが聞こえた。一方、選挙運動スタッフと共に結果を聞こうとカイロ郊外に集まっていたシャフィク氏の支持者からは落胆の声が上がった。

 エジプトを暫定統治している軍最高評議会のムハンマド・フセイン・タンタウィ(Muhammad Hussein Tantawi)議長がモルシ氏に祝意を伝えたと国営テレビが報じたのに続き、敗れたシャフィク氏もモルシ氏に祝意を伝えたと半国営の中東通信(MENA)が伝えた。

 モルシ氏は当選の発表の数時間後「私は全エジプト人の大統領になる」と語り、ムスリム同胞団はモルシ氏が当選発表後にムスリム同胞団と自由公正党の役職を辞任したと発表した。また同氏は「われわれは全ての国際条約と憲章を順守する」と述べ、エジプトが1979年にアラブ国家として初めてイスラエルとの間で締結した平和条約の存続を示唆した。

 イスラム勢力の伸張を恐れるキリスト教の一派で、3月に教皇が死去しているコプト正教会の教皇職代行もモルシ氏に祝意を表した。(c)AFP/Samer al-Atrush and Jailan Zayan

4637チバQ:2012/06/25(月) 23:36:04
カタカナ表記がムルシだのモルシだのモルシーだの・・・

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012062500730
首相候補にエルバラダイ氏ら=モルシ新大統領、組閣に着手−エジプト
 【カイロ時事】エジプトのイスラム原理主義組織ムスリム同胞団出身のモルシ氏が今月末に初の文民出身の大統領に就任するのを受け、ガンズーリ首相の暫定政権は25日にも暫定統治する軍最高評議会に辞表を提出する。組閣作業に着手したモルシ新大統領は「全国民の大統領になる」と挙国一致政権を目指す意向を表明しており、首相には改革派政治家のエルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長らの名前が挙がっている。(2012/06/25-21:00)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120625/mds12062523000010-n1.htm
議会解散、新憲法…エジプト、新政権準備で激化する軍との綱引き
2012.6.25 22:59 (1/2ページ)
 【カイロ=大内清】エジプトメディアによると、同国のモルシー次期大統領は25日、閣僚人事の検討を本格化させるなど、新政権樹立の準備に入った。しかし、同国では現在、憲法が不在で大統領権限もはっきりしていない。今月末に予定される民政移管後も、モルシー氏と暫定統治を担う軍最高評議会との間では、政局の主導権をめぐる激しい綱引きが繰り広げられるとみられる。

 「議会で就任宣誓をしたいというのが、次期大統領の希望だ」

 モルシー氏を擁立した同国最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団の幹部は24日、同氏の意向をこう代弁した。

 エジプトでは今月16日、最高憲法裁判所の判決を受け、軍部が人民議会(下院に相当)を解散。軍部側は、議会が存在しない以上、就任宣誓は最高憲法裁で行うべきだとする。同胞団幹部の発言は、軍部の言いなりにならないとの意思表示といえ、さっそく両者のさや当てが始まった格好だ。就任式の日程は未定。

 軍部が議会解散に続いて発表した、軍部主導での新憲法制定プロセスも大きな火種となる。新憲法で大統領権限が制限され、軍部が実権を握る構図が続けば、モルシー氏は「お飾り」となりかねないからだ。

 独立系紙マスリルヨウムなどによると、24日の当選発表に先立ち、同胞団と軍最高評議会との間では、軍部がモルシー氏の当選を認めるのと引き換えに、国防相や内務相といった重要閣僚の人選は軍部が行うなどの「密約」が成立したという。モルシー氏や同胞団としては当面、軍部との全面対立は避けつつ、政権基盤強化に向けて交渉を進めていく考えだとみられる。

 ただ、モルシー氏は、出身母体である同胞団傘下の自由公正党が最大議席を持っていた議会が解散されたことで、政治的には手足を奪われた状態にある。同党は、今後行われる議会の再選挙の対象を、判決で違憲とされた全議席の3分の1にとどめ、ダメージを最小限に抑えたい考えとされるが、軍部がそれを容認するかは不透明だ。

4638チバQ:2012/06/25(月) 23:36:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120625/mds12062522580009-n1.htm
エジプト次期大統領モルシー氏 米・イスラエル外交、イラン関係は?
2012.6.25 22:55 (1/3ページ)

24日、大統領当選後に演説するモルシー氏のテレビ画像(AP)
 【カイロ=大内清】エジプトのモルシー次期大統領は24日のテレビ演説で、エジプトが過去に結んだ国際条約の順守を約束した。1979年のイスラエルとの平和条約を念頭に置いたもので、エジプトが今後、急速にイスラエルとの関係を見直すことはないとみられる。ただ、人口8千万人超の地域大国エジプトに本格的なイスラム政権が成立すれば、対イスラエル関係を含む地域のパワーバランスに変化をもたらす可能性もあるだけに、今後の外交方針に注目が集まっている。

 モルシー氏の当選を受けて、イスラエルのネタニヤフ首相は同日、「両国の平和条約に基づき、協調関係が維持されることに期待する」との声明を出した。

 パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスと敵対するイスラエルには、ハマスの源流でモルシー氏の出身母体であるエジプトのムスリム同胞団に対する警戒感が根強い。

 その半面、国境を接するエジプトとの良好な関係を維持することはイスラエルにとって、ガザなどへの過激派の流入を防ぐ上での「戦略的資産」であり、警戒心をあらわにして、いたずらに関係をこじれさせたくないとの事情がある。

 一方、モルシー次期政権にとって、イスラエルとの平和条約を維持することは、同国の後ろ盾である米国の中東戦略を不問に付すことであり、その不快感は残る。とはいうものの、同条約を順守することで米国から年十数億ドルもの軍事・経済援助を受け続けられるメリットは無視できない。特に昨年2月の政変後は、長引く経済混乱で外貨準備高が激減しており、諸外国からの援助はモルシー新政権の命綱となる。

 ただ、エジプト国民には反イスラエル感情が根強い。モルシー氏としては「イスラエルの言いなり」と批判されたムバラク前大統領との違いを鮮明にするためにも、徐々に独自色を打ち出していきたいところだ。

 エジプトは現在、ハマスとパレスチナ主流派ファタハとの和解交渉などで仲介役を務めているが、今後、モルシー次期政権がハマス寄りの姿勢を鮮明にし始めれば、ハマスを「テロ組織」とみるイスラエルや米国との関係がぎくしゃくする可能性もある。

 エジプトにイスラム系大統領が誕生したことで、同国とイランとの関係の行方にも関心が集まっている。

 モルシー氏は25日配信されたイランのファルス通信とのインタビューで、「域内の戦略的なバランス」をとる上で重要だとして、同国との関係修復に意欲を見せた。イラン政府も24日、モルシー氏の勝利は、「イスラムの覚醒」によるものだと歓迎した。

 イランは、エジプトが、1979年のイスラム革命で亡命したパーレビ国王を受け入れたことや、イスラエルと平和条約を結んだことに反発し断交。現在は利益代表部を置くにとどまっている。

 ただ、イスラム教シーア派の地域大国イランに対しては、カタールやサウジアラビアなどスンニ派諸国も強い警戒感を持っている。同様にスンニ派の同胞団出身であるモルシー氏としても現時点では、イランとの関係強化に動くというものではなく、あくまでも、関係を修復しバランスをとろうというレベルにすぎないといえる。

 確かに、エジプト外務省には「モルシー氏や同胞団が実権を握れば、従来の外交方針と齟齬(そご)が生まれるとの懸念がある」(外交筋)。しかし、政権が代わったとはいえ対外関係でさまざまなしがらみがあるのも事実で、モルシー氏がすぐに独自外交を展開できるわけではない。

4639チバQ:2012/06/26(火) 00:10:03
http://mainichi.jp/select/news/20120626k0000m030040000c.html
イラン:「西洋文化の象徴」ネクタイ販売 取り締まり強化
毎日新聞 2012年06月25日 19時26分(最終更新 06月25日 22時23分)


当局の要請で洋服店からネクタイが一斉に消えた。この店では、目立たないように1本だけ展示していた=テヘラン中心部で2012年6月14日、鵜塚健撮影
拡大写真 【テヘラン鵜塚健】イランの警察当局が、ネクタイを販売する洋服店の徹底的な取り締まりを強めている。イラン政府はこれまでも、ネクタイは「西洋文化の象徴」として敵視してきたが、販売は容認していた。宗教界の影響力の高まりを受け服装規制を厳格化する当局に対し、市民や商店主から反発の声が上がっている。

 イスラム革命(79年)以降、反欧米を掲げるイランでは、官僚や政治家らは一切ネクタイを着用しないのが慣習。それでも私的なパーティーでは好んで着用する市民もおり、販売は許されてきた。

 当局は今年5月末以降、ネクタイを販売する洋服店の一斉取り締まりを開始。テヘラン中心部の洋服店店主の男性(30)によると、販売すれば罰金や3〜6カ月の営業停止処分にするとの通達があり、店頭から自主的にネクタイを撤去したという。男性店主は「当局は、女性の服装にもうるさいが、男性のネクタイまで規制するとはうんざりだ。これがイスラム共和国(イラン)のやり方だ」と不満をぶちまけた。

 例年当局は、春から秋にかけて主に女性のヘジャブ(頭髪を隠すスカーフ)着用を監視する服装規制を強化。これに対し、アフマディネジャド大統領は「過剰な取り締まりは好ましくない」とたびたび当局に苦言を呈してきた。しかし、イラン政界内で最近、大統領の影響力が低下。西洋文化を否定する宗教界の声が強まり、男女とも服装規制が加速している。

4640チバQ:2012/06/26(火) 00:12:43
http://mainichi.jp/select/news/20120625k0000e030184000c.html
スーダン:反政府デモ拡大 物価高騰、首都で7日連続
毎日新聞 2012年06月25日 12時14分(最終更新 06月25日 12時55分)


路上でタイヤを燃やす学生たち=スーダン・ハルツームで2012年6月22日、AP
拡大写真 【ヨハネスブルク服部正法】アフリカ東部スーダンで、政府を批判する学生らによるデモが活発化している。首都ハルツームで7日連続となった22日のデモでは路上でタイヤが燃やされ、治安当局は催涙ガス弾や警棒を使って参加者を追い払った。物価高騰などへの市民の不満は強く、今後さらにデモが拡大する可能性もある。

 現地報道によると、22日にはハルツームと周辺の複数箇所で数百人単位のデモがあった。参加者は「政権打倒」「物価高反対」などと叫んだという。

 スーダンは5月のインフレ率が30%を超え、物価高が市民生活を直撃。緊縮財政策を取る政府が最近、市民が安価で購入できるよう設定したガソリンへの補助金の廃止を決めたため不満が高まった。

 スーダンは財政を原油生産に大きく依存している。だが、油田の4分の3を有する南部が昨年7月、南スーダンとして分離独立し、石油収入の分配比率を巡って両国が折り合わず交渉が暗礁に乗り上げたことも、経済や財政の悪化に拍車をかけたとみられる。

4641チバQ:2012/06/26(火) 00:20:46
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120625/mds12062523100011-n1.htm
モルシー氏の正体とは 米で工学博士号 旧体制との戦いのシンボル…
2012.6.25 23:09

24日、カイロ市内の選挙本部に掲げられたモルシー氏の写真の前で大統領選での勝利を喜ぶ支持者たち(ロイター)
 大統領選に立候補を届け出たときは、所属するエジプト最大のイスラム原理主義組織、ムスリム同胞団が擁立したシャーティル副団長の「控え候補」という位置づけだった。シャーティル氏が選管の資格審査で失格となったことで、お鉢が回ってきた。

 1975年にカイロ大を卒業、82年に米国の南カリフォルニア大で工学博士号を取得し、同大学で教鞭もとった学究肌。出馬当初の記者会見では表情をこわばらせ、カリスマ的とされるシャーティル氏より見劣りするとの評価もあった。

 しかし、選挙戦ではイスラム色を抑制する一方、自らを「旧体制との戦い」のシンボルとして売り込み、支持獲得に成功。ムバラク大統領辞任後、初の大統領の座を射止めた。

 昨年4月に同胞団が設立した自由公正党の党首に就任、今回の選挙はその肩書のまま戦い、当選後に党と同胞団を脱退した。ただ、青年時代から身を置く同胞団から完全に“独立”することはできるのか、という疑問の声もある。

 同胞団は、上意下達による強固な統制力を誇る。決選投票で争ったシャフィーク元首相側からは、「最高指導者のバディーア団長や、序列が上のシャーティル氏らの操り人形になるのではないか」との批判も浴びせられた。

 軍部との政治対立克服とともに、「エジプト人の大統領」としての認知を得られるかも任期中の大きな課題となる。(カイロ 大内清)

4642チバQ:2012/06/26(火) 00:22:21
http://jp.reuters.com/article/JPshiten/idJPTYE85O05720120625
焦点:エジプト新大統領が試練の船出、改革実現の鍵は「共生」
2012年 06月 25日 19:21 JST
[カイロ 25日 ロイター] エジプト大統領選挙の決選投票で、イスラム穏健派「ムスリム同胞団」系の自由公正党党首ムハンマド・モルシ氏が勝利し、次期大統領となることが決まった。しかしこれは、同胞団と軍部との長い権力闘争の新たな幕開けといえるだろう。
これまで大半の期間を非合法とされてきた同胞団の出身で、エジプト初の自由選挙で選ばれた指導者となるモルシ氏は歴史的な勝利を飾ったとはいえ、変革はすぐには望めそうにない。モルシ氏が掲げた選挙公約のいくつかは棚上げされる可能性がある。

首相の任命など組閣を行うのはモルシ氏だが、今の議会では法案が通らない。1月に自由公正党主導の議会が成立したものの、暫定統治を行う軍最高評議会が、人民議会選挙についての最高憲法裁判所の違憲判断を受けて解散を命じたからだ。

米ケント州立大学のヨシュア・スタッチャー氏は「大統領としての足場を固め、徐々に力を蓄えて、軍最高評議会の権力を弱めたいとモルシ氏は考えていただろう」と指摘。「ただ現状は、民衆が選んだ大統領が、エジプトが長らく抱えてきた問題の責任を取らされる一方で、軍最高評議会は批判を免れることになる。軍はまるで王様のようだ」と語った。

<エジプトの新たな共生>

ムスリム同胞団にとって、大統領選での歴史的な勝利よりも重要かもしれない試練が待ち受けている。エジプトの新しい統治システムを定める新憲法の行方だ。

同国の首都カイロにいる西側のある外交官は「これは細心の注意を必要とする新たな政治的妥協、つまりエジプトの新たな共生の1つだ」と表現した。

新憲法には大統領の権限のほか、軍部の役割などが規定されるが、ムスリム同胞団はこれまで、軍の利権を保護する内容を盛り込む可能性を示唆している。

4643チバQ:2012/06/26(火) 00:22:47
同胞団を含む制憲委員会は先週、草案作りに着手したが、一方で軍部は、新憲法作成プロセスにおいて権限を強化しており、もし現行の制憲委員会が失敗したと判断されれば、新たな委員会を設立する権限も有している。裁判所は26日に現委員会の正当性を審査する。

<根深い既得権益>

モルシ氏にとって、軍部よりも手ごわい敵となりかねないのが、既得権益にしがみつく治安機関などだ。欧州外交評議会のイライジャ・ザーワン氏は「モルシ大統領は国家のかじ取りに苦労するだろう。主要な機関から改革の足を引っ張られる可能性がある」と分析。そのような抵抗に遭った場合、モルシ氏が権力を乱用する可能性もあるが、「それは間違っている」と指摘した。

対抗馬のアハメド・シャフィク元首相に対して得票率3.5%ポイント差での勝利は十分だが圧勝とは言いがたく、モルシ氏は反対勢力に協力を仰ぐ必要にすぐに直面した。勝利演説の中で、モルシ氏は全ての国民のための大統領になると語り、幅広い人材を集めた内閣とすると公言した。

組閣プロセスは25日に始まるが、ムスリム同胞団幹部によると、改革派のモハメド・エルバラダイ前国際原子力機関(IAEA)事務局長の名前も挙がっているほか、シャフィク氏も要請があれば入閣する用意があると語っている。

ムスリム同胞団の活動家は軍最高評議会に対し、立法権などの実権は今後も軍が握るとするなどの最近の決定を撤回するよう要請。一方で、水面下では評議会と妥協点を探っている。

取引が行われることを誰も疑うはずがないと語るのは、ブルッキングス・ドーハ・センターのシャディ・ハミド氏。「権力を分担する一時的な協定がなされるはずだ」と話す。

カイロ大学のムスタファ・カマル・アル・サイード教授も、両者には極めて重大かつ対立する問題が存在するとし、「モルシ氏にとって重要なのは、そうした問題を解決するか、もしくは妥協を受け入れるかのどちらかだということ。さもなければ、彼の統治が損なわれることになる」と指摘した。

(原文執筆:Tom Perry記者、翻訳:伊藤典子、編集:梅川崇)

4644チバQ:2012/06/26(火) 21:13:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120626-00000058-mai-int
<シリア>政権側将兵33人が軍を離反 大将クラスも
毎日新聞 6月26日(火)17時23分配信

 【エルサレム花岡洋二】アサド政権と反体制派の争いで内戦状態に陥っているシリアから25日、大将1人と大佐2人を含む将兵33人が軍を離反し、トルコへ陸路で逃れた。トルコ政府当局者の話としてアナトリア通信が伝えた。

 越境した将兵と家族の計約200人はシリア国境に近い南部ハタイ県の難民キャンプに移された。21日にはシリア空軍のパイロットが戦闘機でヨルダンに亡命したばかり。

 ロイター通信によると、トルコへ逃れたシリア軍の大将は13人に上り、シリアでアサド政権と武装闘争を続ける離反兵士団体「自由シリア軍」の活動を支えている。

 一方、トルコ政府は25日、トルコ軍戦闘機がシリア軍に撃墜された問題への対応を協議した。協議後、アルンチ副首相が記者会見し、「国際法の枠組みの中で措置を取る。戦争する意図はない」と語った。

4645チバQ:2012/06/26(火) 21:14:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120626-00000047-mai-soci

<出会い系>中東イスラム圏で人気 戒律厳しいけど…
毎日新聞 6月26日(火)13時10分配信

出会い系サイト「クルーブ」上では24時間、若者の会話(チャット)が絶えない。各自のプロフィルでは、社会の規制の反動からか、派手な容姿の男女が目立つ=テヘラン北部で、鵜塚健撮影

 インターネット上で男女が知り合う「出会い系サイト」が中東イスラム圏で人気だ。イランでは若者多数が参加するサイトが急増しており、保守的な宗教指導者らは自由交際の拡大に懸念を示す。戒律に縛られながらもパソコンに向かう若者たちの「思い」とは。【テヘラン鵜塚健】

【写真特集】街を歩くカップル、手はつながない

 イランで最も人気がある交流サイト「クルーブ(クラブ)」。04年に設立され、恋愛や結婚に関するものだけで1600以上のグループがある。友人(25)の手を借りて「イランの恋」(会員約5万2000人)に入ってみた。

 登録は無料。自己紹介欄には「学歴が同じ人」「宗教的な考えが強くない人」など好みが書かれ、義務化されたヘジャブを着けない女性の顔写真も多い。

 週末の午前、文章で会話する「チャット」コーナーには、10〜20代だという30人前後が参加していた。女性たちが「父親への贈り物は何がいい?」と当たり障りのない会話をする中、男性の一人が「誰か彼女になって」と発言。多くの女性が笑顔で拍手する絵文字で歓迎したが、管理者の女性が割り込んで「こういう発言はダメよ」と注意。会話はそれ以上発展しなかった。深いやりとりは、管理者の目も届かない2人だけの専用会話室で行われるらしい。

 宗教戒律の厳しいイランでは、男女が知り合う機会は限られる。学校教育では小学校から高校まで完全に分離される。婚前の自由交際は原則禁止だ。地方では親の勧めた相手、それも親族と結婚する人が多い。テヘラン在住の高校生、ファテメさん(18)は「弟と手をつないで公園にいただけで警官に止められた」と嘆く。

 ところが最近、ファテメさんの母親が、交流サイトの利用を勧めてきた。複数の利用者によると、交際がオンラインに限られる場合が多いことが、親の側に一定の安心感を抱かせるとか。子供のために「良縁」を広く求めたい親心もありそうだ。ファテメさんは「体格が良くて経済力がある男性を見つけたい」と連日画面をのぞく。

 交流サイト利用歴4年で東部マシャド在住の無職男性アラシュさん(25)は「ネット上で手軽に女性の友人が作れるのが魅力」と話す。テヘラン郊外の男子高校生、モルテザさん(18)は「女の子と話す機会が少ないので、話し方を学べるのが利点。友人の紹介もあって、彼女ができた」と「学習効果」を語る。

 政府は出会い系サイトの性的な発言などを細かく監視し、問題と見れば閲覧禁止措置も取る。それでも新サイトが3年前ごろから急増し、その数は100以上。政府の委託で交流サイトの調査をした研究者のモラディ氏(28)は「規制から逃れるという刺激が、流行を加速させている」と分析する。

 イラン司法府社会研究所は、結婚する夫婦の2%がネット上の出会いがきっかけで、うち半数が離婚したとの調査結果を2年前に発表。「ネット上にはうその情報があふれ、注意が必要だ」と警告する。宗教界も目を光らせる。高位聖職者マカレム・シラジ師は「結果的に結婚につながれば問題ないが、それ以外はハラーム(禁忌)だ」と、ネット交際の容認には慎重だ。

 出会い系サイトは他の中東諸国でも流行。カナダ企業が運営するイスラム教徒専用サイト「キラン」は、中東を中心に会員300万人を擁する。テヘラン大のコウサリ教授(社会学)は「女性の高学歴化が進み、親の言いなりでの結婚が減っている。条件のいい男性を探す手段として出会い系を利用しているのでは」と分析する。

4646チバQ:2012/06/26(火) 21:17:22
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012062690135338.html
ギリシャ ラパノス氏、財務相辞退 
2012年6月26日 13時53分

 【パリ=野村悦芳】ギリシャで財務相就任が決まっていたラパノス氏が二十五日、健康問題を理由にサマラス首相に辞退を申し入れ、了承された。債務危機をめぐって重要な外交、政治日程が続く中、危機対策を担当する大臣の不在という異常事態となった。

 ラパノス氏は二十二日、就任宣誓式を前に目まいや吐き気を訴えて病院に運ばれ、入院した。AFP通信などによると、首相に宛てた手紙で「健康問題により、職務を果たすことができない」と申し出たという。アテネの一部日刊紙は政治的対立が辞退の背景にあったと示唆している。

 六十五歳のラパノス氏は大手のナショナル銀行の頭取。辞退により、サマラス首相は人選のやり直しを強いられることになった。

 二十八、二十九日にはEU首脳会議が、七月九日にはユーロ圏財務相会合が開かれる。目の手術を受け、退院したばかりのサマラス首相はすでに首脳会議の欠席を発表している。新政府は財政緊縮策の見直しを求めてEUと再交渉する方針だが、出足からつまずいた格好だ。

(東京新聞)

4647チバQ:2012/06/26(火) 21:35:42
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120626/mcb1206260500005-n1.htm
米 対エジプト外交複雑に 新大統領にモルシ氏、軍部と対立 (1/2ページ)2012.6.26 05:00

モルシ氏のエジプト大統領当選が決まり、写真入りの垂れ幕を飾り喜ぶ支持者ら=24日、カイロ(AP)【拡大】
 エジプトで約30年間に及んだムバラク政権が崩壊してから初となる大統領選で、同国の選挙管理委員会は24日、決選投票の結果、イスラム原理主義組織、ムスリム同胞団のムハンマド・モルシ氏がシャフィク元首相を破り、当選したと発表した。モルシ氏の得票率は51.7%、シャフィク氏は同48.3%。

 モルシ氏は当選後の初のテレビ演説で、全国民のための大統領となることを誓い、国民に団結を呼びかけた。同氏は「あらゆる公約を実現させるため最大限努力する」とし、「エジプト国家は全国民のためにある。われわれは皆平等の権利を有し、義務を負う」と発言。国際条約の順守を約束し、昨年の民主化闘争の犠牲者と家族に対し、哀悼の意を表した。

 ◆民主化への移行支持

 米ホワイトハウスはこれを受けてオバマ大統領の声明を発表した。それによると、オバマ米大統領は同日夜、電話でモルシ氏の勝利を祝福。米国が今後もエジプトの民主化への移行を支持し、同国民の味方であると伝えた。これに対し、モルシ氏は米国の支援を歓迎する意を表明した。

 一方で、今回の選挙はムスリム同胞団と暫定統治を担う軍最高評議会の長引く対立の始まりにすぎず、米国の対エジプト戦略を複雑化させるとの見方も出ている。

 ワシントンの政治団体、ウィルソン・センターで上級研究員を務めるアーロン・デビッド・ミラー氏は、米国が台頭するイスラム派勢力と軍部の間に挟まれていると指摘。だが「米国にとって、この状況は軍部とイスラム(原理)主義者の双方の均衡を保てるため良い結果であり、米国は双方に対応していく必要がある」と分析する。

 オバマ米政権はこれまで、北アフリカ・中東での民主化運動「アラブの春」を支持してきた。その一方でムバラク前大統領の独裁政権との長年にわたる協調関係や米国からの多額の援助が、エジプト・イスラエル平和条約の維持や米軍のスエズ運河経由でのペルシャ湾への経路の確保に役立ってきた。

 ◆先行き不透明で摩擦

 イスラム派の民主政権の下、こうした米国の利害がどうなるかについては、選ばれた指導者と軍部が、いかに権力を共有するかにかかっているといえる。

 選挙結果の公表に先立って、軍部は立法部門の権限掌握など権力強化への動きをみせている。同国の新憲法はまだ作成されておらず、先週にはエジプト人民議会も解散された。先行きの不透明感はすでに米国議会とオバマ政権の間に摩擦を引き起こしている。

 米国防省や対外支援の予算委員会の責任者を務めるパトリック・リーヒ上院議員(バーモント州・民主)は、オバマ政権による対エジプト軍事援助の維持決定への不支持を表明。同議員は24日、エジプトへの援助継続は同国軍部次第で、憲法がいかに起草されるかにかかっていると明言した。

 一方、ホワイトハウスのカーニー報道官は、米政権はエジプトの民主主義への移行が完了することを期待すると発言。「エジプト政府は同地域の平和・安全・安定化の支柱としての役割を今後も果たしていくことが重要だ」と述べた。(ブルームバーグ Nicole Gaoutte)

4648チバQ:2012/06/26(火) 21:37:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120626-00000003-mai-int
<エジプト>「イランと国交正常化」新大統領当選のモルシ氏
毎日新聞 6月26日(火)0時26分配信

 【カイロ前田英司】穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団が擁立し、エジプト新大統領に当選したムハンマド・モルシ氏は25日、新政府発足に向けた協議を始めた。国民融和と団結を図る「救国内閣」の樹立を掲げ、幅広い勢力との連携を目指す構えだ。一方、イランのメディアによると、モルシ氏は30年以上にわたり断交するイランとの国交正常化を目指す考えを示した。国際社会は核兵器開発疑惑を巡りイランの孤立化を図っており、モルシ氏の発言は米欧の警戒を招きそうだ。

 イラン革命防衛隊系のファルス通信が25日伝えた。モルシ氏はインタビューで「政治的、経済的な協力関係を促進して国交を回復しなければならない。イランとのより良い関係が地域の均衡を図る」と、中東の戦略上、イランとの国交回復は不可欠との認識を示した。

 両国の関係は79年、イランのイスラム革命の際、パーレビ国王の亡命をエジプトが受け入れ、さらにイスラエルと平和条約を締結したことに反発して、イランが80年に断交した。81年から昨年の民主化闘争で倒れるまで独裁を続けたムバラク前政権は親米・親イスラエルに偏重し、関係改善は進まなかった。

 ムバラク前政権崩壊後は、イラン艦船がイスラム革命以降初めてスエズ運河(エジプト)を通過するなど、「雪解け」の兆候はあった。

 ムスリム同胞団の出身であるモルシ氏について、国際社会は表向き民意が選んだ結果を歓迎する一方、初の「イスラム系」大統領の政策を慎重に見極めてもいる。

4649チバQ:2012/06/26(火) 21:42:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120626/mds12062601170000-n1.htm
クウェート内閣が辞表 正統性に疑義
2012.6.26 01:13
 国営クウェート通信などによると、同国のジャビル首相が率いる内閣は25日、サバハ首長に辞表を提出した。

 同国の憲法裁判所は20日、今年2月の国民議会選は違憲で無効だったとの判断を示し、選挙前の議会の復活を命令。これを受け、内閣の正統性に疑義が示される可能性があるためという。

 クウェートでは政府と議会の対立から内閣総辞職や議会解散が繰り返されている。(共同)

4652チバQ:2012/06/27(水) 21:47:20
http://mainichi.jp/select/news/20120628k0000m030038000c.html
英女王:IRA元司令官と面会 和解進展も
毎日新聞 2012年06月27日 20時05分(最終更新 06月27日 21時39分)


マクギネスIRA元司令官(左)と握手するエリザベス英女王=ベルファストのリリック劇場で2012年6月27日、ロイター
拡大写真 【ロンドン小倉孝保】エリザベス英女王は27日、北アイルランド・ベルファストで、かつて英国からの分離を求め武装闘争を続けた過激派組織「アイルランド共和軍(IRA)」の元司令官と初めて面会した。両者は握手し、英国とIRAの和平合意(98年)以降の和解の進展を象徴するシーンとなった。

 元司令官は、北アイルランド自治政府の第1副首相となっているマーチン・マクギネス氏。面会の詳しい内容は明らかになっていないが、英BBCは両者が面会時に握手したと伝えている。

 女王は即位60年記念行事の一環として26日から2日間の日程で北アイルランドを訪れていた。女王の北アイルランド訪問は20回目だが、IRA元幹部と面会したことはなかった。女王は26日、IRAによるテロの犠牲者遺族とも面会した。

4653チバQ:2012/06/27(水) 21:51:32
>>4535-4539>>4602>>4620-4621>>4634>>4644
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/mideast/571961/
「内戦」続くシリア、妥協点みえぬ対立当事者
配信元:
2012/06/27 11:25更新
【イチから分かる】

 アサド政権と反体制派の対立が続くシリア情勢は、反政府デモの発生から約1年3カ月となる今月、国連高官が「内戦」状態にあると認めるに至った。国連・アラブ連盟合同特使であるアナン前国連事務総長の調停案はほぼ破綻している。激化する暴力の背景には何があるのか。(カイロ 大内清)

 アナン調停に基づき、シリア国内に展開する国連シリア監視団(UNSMIS)は16日、安全確保が難しくなったことを理由に、4月の派遣当初から連日実施してきた巡視活動などを停止した。このため、政権側と反体制派の双方への歯止めがまったくなくなり、戦闘がいっそう激化するとの懸念が強まっている。

 ただ監視団は、当事者である政権側と反体制派の「停戦合意」の履行状況を監視するのが基本任務だ。捕虜交換の交渉仲介なども行ってはきたものの、直接、戦闘行為を停止させる力は持っていない。武器携行も許されておらず、当初から活動には限界があるとみられてきた。

 また、アナン調停は両当事者に停戦を呼びかけるものだが、そもそも反体制派には多数の組織が存在し、統一的な意思決定ができる態勢にない。調停には初めから欠陥があったのだ。

 それでも国連がなおアナン氏の調停案にこだわるのは、国際社会が妥協可能なギリギリの線だとみられているためだ。国連安全保障理事会では、シリアの体制転換を主張する米英仏に対し、兵器売却などを通じアサド政権との関係が深いロシアは、中東戦略の柱であるシリアの体制崩壊を警戒。チベットやウイグル問題を抱える中国も、内政問題だとして反体制派弾圧への外国の介入に反対している。

関連記事
シリア 全面内戦のおそれ 政府軍、ヘ…
シリア監視団が活動一時停止 内戦激化…
記事本文の続き このため調停案では、中露の合意を引き出すため、アサド政権存続を前提に、暴力停止と段階的な変革を促すという現実的な路線がとられている。

 しかし、政権打倒を掲げる反体制派には、政権が存続する限り、いつ弾圧の対象となるか分からないとの懸念がつきまとう。

 国際社会の支援が不可欠である反体制派の在外代表組織「シリア国民評議会」や武装組織「自由シリア軍」が表向きは調停案を受け入れつつも、当初から「調停案には無理がある」(同軍幹部)としてきたのはこのためだ。現在、国内の反体制派は本格的な武装闘争を再開している。

 逆にアサド政権は、同案に代わる解決策で国際社会が一致するのは難しいと見越して攻勢を強めている。政権側には、調停案が中ぶらりんな現状の方が、反体制派を武力粉砕するには有利でもあるのだ。

 こうした中、国際社会では、訴追免除などを条件にサレハ前大統領から副大統領に権限を委譲させて暴力停止につなげた「イエメン型」の解決をシリアに適用しようとの案も取り沙汰されている。

 だが、バッシャール・アサド大統領の退陣後も、同氏の出身宗派である少数派のイスラム教アラウィ派を中心としたシリアの権力構造は温存される可能性が高い。特に、反体制側の武装勢力には、イエメン型解決への拒否感が強い。

 武力では政府軍に及ばない反体制武装勢力は、北大西洋条約機構(NATO)の軍事介入がカダフィ政権を崩壊させた「リビア型」のシナリオを再現したいと狙っており、政府軍の報復で多数の住民に犠牲が出ても市街地での局地戦を継続することが欧米の軍事介入を誘う突破口につながると捉えている面もある。

 シリア内戦が周辺地域の流動化を招き、イスラム過激派の流入につながるとの懸念も消えていない。政権側と反体制派に妥協点がない中、打開の道筋は見えないままだ。

4654チバQ:2012/06/27(水) 21:51:43

 ■「アラウィ派支配」に根強い不満も

 シリアでは1963年、クーデターによりバース党政権が誕生、その際、権力奪取に中心的な役割を果たしたのが、イスラム教シーア派の一派とされるアラウィ派の軍人だった。

 人口の1割強といわれるアラウィ派にはもともと、北西部の山岳地帯に住む貧しい農民が多かったとされる。このため20世紀以降は教育費のかからない軍人を目指す者が増えた。

 現大統領の父、ハーフェズ・アサド前大統領もそうした一人で、70年に実権を握ってからは、アラウィ派出身者を軍や治安機関の要職に配置し、自身の権力固めに利用した。

 シリア人口の約7割を占めるイスラム教スンニ派には“アラウィ派支配”への不満も根強く、昨年3月の反政府デモ発生以降、戦闘が激化する遠因ともなっている。今年5月から各地で相次いでいる住民の「虐殺事件」について、反体制側は「アラウィ派民兵集団の仕業」と非難している。

4655チバQ:2012/06/27(水) 21:52:14
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120627-00000560-san-int
シリア問題連絡調整グループ会合 イラン参加で米露綱引き
産経新聞 6月27日(水)15時6分配信

 【ニューヨーク=黒沢潤、モスクワ=佐々木正明】ロシアのチュルキン国連大使は26日、シリア問題に関する国連・アラブ連盟合同特使を務めるアナン前国連事務総長が30日に開催を提唱している「連絡調整グループ」の会合にロシアのラブロフ外相が出席すると明かした。

 連絡調整グループは、シリア情勢を打開するため、国連安全保障理事会常任理事国5カ国とシリア周辺国で構成、アサド政権と反体制派の双方と協議を行うことを目指しているが、イラン参加の当否をめぐって米国とロシアが対立している。

 アナン氏は「連絡調整グループ」の会合に、イランを招待したい考えでロシアはこれに賛成している。

 チュルキン大使は「(30日の)会合を重視している。ロシアが提唱しているシリア問題の会議と同様の構想のものだ」と述べた。

 また、ロシアのインタファクス通信によると、中東歴訪中のロシアのプーチン大統領は26日、連絡調整グループ会合にイランを呼ばないというのは「正常化の過程に加わる隣国は多いほどいい。外交官が好んで使う言葉だが、非生産的だ」などと発言、イランの参加に反対する米国を牽制した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120627-00000013-jij_afp-int
「シリアは戦争状態」、アサド大統領 反体制派鎮圧を命じる
AFP=時事 6月27日(水)12時18分配信

シリアの新閣僚就任式で話すバッシャール・アサド大統領(2012年6月26日撮影)。

【AFP=時事】シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領は26日、シリアは戦争状態にあると述べ、反体制派を鎮圧するよう新たに任命された閣僚らに命じた。

首都近郊で大規模な戦闘

 反体制派の民衆蜂起は16か月目に入り、緊張はいっそうの高まりをみせている。国営シリア・アラブ通信(SANA)によると、アサド大統領は、シリアが「まぎれもない戦争状態」にあることを認め、「戦争状態である以上、われわれの全ての政策と能力を使って勝利を確保しなければならない」と新閣僚らに語った。

 シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)によると、26日にはシリア国内で民間人68人、政府軍兵士41人、反体制派戦闘員7人の116人が死亡した。

■米政府「アサド氏は権力失いつつあるが捨て身」

 米政府は、シリア軍将兵の国外逃亡や、首都ダマスカス(Damascus)近郊でも激しい戦闘が起きたことを挙げ、「捨て身の」アサド大統領が徐々に権力を失ってきていると指摘する。

 ジェイ・カーニー(Jay Carney)米大統領報道官は「アサド氏はゆっくりと権力を失いつつある。ゆっくりすぎるとはいえ」と述べ、軍幹部が最近ヨルダンとトルコに逃れたこともアサド政権が国内を掌握できなくなっていることのもう一つの証左だと語った。

 一方でカーニー報道官は「だが、アサド氏が航空戦力と(政府系民兵組織の)シャビハ(Shabiha)を投入し続けていることから、同氏がいかなる代価を払ってでも権力にしがみつこうと捨て身になっていることは明らかだ」と述べた。

 また米政府は、前週のシリア軍によるトルコ軍機撃墜について北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるトルコへの支持を表明。さらに、シリア問題をめぐって30日にスイスのジュネーブ(Geneva)で開かれる予定の国際会合にイランを参加させるべきだというロシアの主張に反対する考えを示した。【翻訳編集】 AFPBB News

4656チバQ:2012/06/27(水) 21:54:07
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120626-00000118-mai-int
<シリア>首都郊外で戦闘 「複数の死者」情報も
毎日新聞 6月26日(火)22時45分配信

 【カイロ前田英司】シリアの首都ダマスカス郊外にある共和国防衛隊の基地近くで26日、共和国防衛隊と反体制派の戦闘員が交戦し、反体制派組織「地域調整委員会」は複数の死者が出たと伝えた。

 現場はダマスカス中心部から8キロしか離れておらず、共和国防衛隊の基地付近での戦闘発生は極めて異例。首都はアサド政権の拠点とされるが、最近、戦闘が頻発している。

 共和国防衛隊はアサド大統領の弟マーヘル氏が指揮する精鋭部隊で、首都の警護が主任務。昨年来の民主化闘争では政権側の弾圧の主力ともいわれた。

 一方、東部デリゾールや中部ホムスなどでは26日、政府軍が砲撃を仕掛け、地域調整委員会によると、各地で計50人以上が死亡した。

http://mainichi.jp/select/news/20120627k0000e030180000c.html
シリア:打開策の糸口遠のく
毎日新聞 2012年06月27日 12時21分(最終更新 06月27日 12時34分)

 シリアのアサド大統領が26日、「本物の戦争状態にある」と宣言したことで、内戦状態に陥ったシリア情勢が一段と混迷するとの懸念が高まっている。政府軍と反体制派の交戦は激化の一途で、30日に開催予定のアナン国連・アラブ連盟合同特使の提案による「シリア連絡グループ」会合で打開策が打ち出される可能性は小さい。シリア問題の出口はますます見えにくくなっている。【カイロ前田英司、ワシントン白戸圭一】

 「すべてが戦争の勝利に向けて動く必要がある」。アサド大統領は26日、総動員態勢で反体制派と交戦する意向を強調した。在英人権団体「シリア人権監視団」によると、26日には全土で計140人が死亡。このうち軍兵士の死者46人に対し、民間人は87人とされ、一般市民に被害が広がっている現状が浮き彫りになった。

 26日には、政権の拠点である首都ダマスカス近郊で、精鋭部隊の共和国防衛隊と反体制派が激しく交戦。AFP通信などによると、戦闘では大砲などが使用され、首都近郊では最も激しい戦闘に発展したという。北部では、反体制派が対空砲などで政府軍のヘリコプターを撃墜したとの情報もあり、戦闘は激しさを増している。

 一方、アサド大統領の演説は、危機感の表れとの見方もある。米紙などによると、サウジアラビアやカタールなどから反体制派への武器や資金提供が進み、配分などについて米政府が関与しているとされる。

 カーニー米大統領報道官は26日、「最近の軍高官のヨルダンとトルコへの亡命は、アサド政権がシリア国内で支配力を失っていることの証左だ」と述べ、アサド政権の弱体化が進展しているとの見解を示した。

 シリアでは21日に空軍パイロットが戦闘機でヨルダンに亡命。25日には将兵33人が陸路でトルコへ逃れた。カーニー報道官は「退陣拒否が恐るべき犠牲をシリア国民にもたらしている」と述べ、早期退陣を重ねて求めた。

4657チバQ:2012/06/28(木) 22:43:23
http://www.asahi.com/international/update/0628/TKY201206280131.html
2012年6月28日19時19分
ギリシャ大統領、エコノミー利用 EU首脳会議出席で
 ギリシャのパプリアス大統領が、28日からの欧州連合(EU)首脳会議に出席するため、定期便のエコノミークラスでブリュッセルに向かうことになった。大統領は83歳。アテネ―ブリュッセルは約3時間半かかる。

 ロイター通信によると、ギリシャのエーゲ航空に乗る。ギリシャは国際的な支援を受け、増税や年金カットなどの緊縮策を続けている。関係者は「模範を示すためだ」と話したという。大統領は年28万ユーロ(約2800万円)の給与も返上している。

 もともとは、就任したばかりのサマラス首相が出席して緊縮策の緩和について交渉する予定だったが、目の手術を受けて1週間の静養を命じられた。外相による代理には、EU側が「首相か国家元首でなければならない」と難色を示し、ふだんは儀礼的な立場にすぎない大統領が出ることになった。首相のメッセージを携えて臨むという。(ローマ=石田博士)

4658チバQ:2012/06/28(木) 23:06:49
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120628/mcb1206280504014-n1.htm
伊、総選挙の前倒し現実味 首相、奮闘も支持率低下続く (1/2ページ)2012.6.28 05:00
ポッコリお腹の救世主!片手でらくらくサイズ調整![PR]


メルケル独首相(左)と言葉を交わすモンティ伊首相。支持率低下で総選挙前倒しの可能性が高まっている=22日にローマで行われた欧州4カ国の首脳会議(ブルームバーグ)【拡大】
 ベルルスコーニ政権崩壊を受け就任したイタリアのモンティ首相が欧州債務危機対策をめぐり域内各国間の意見調整を進める一方、国内では労働市場改革に道筋を付けるなど奮闘している。しかし、景気が一向に改善しないなか、支持率は低下を続け、総選挙前倒しの可能性に直面している。

 ◆成長促進へ集団行動

 モンティ首相は外交面ではユーロ圏諸国に成長促進に向けた集団的行動を強く求めている。同首相はローマでの会談から1週間とあけずにドイツとスペイン、フランスの3カ国首脳と再びEU首脳会議で議論する。

 ユーロ圏17カ国の改革方法をめぐり欧州首脳が話し合いを進めるなか、モンティ首相とフランスのオランド大統領は政府債務の共有化案を提唱。財政規律を重視しているドイツのメルケル首相の説得に当たっている。

 一方、膝元のイタリア国内では26日行われた労働市場改革法案の一部に関する2回目の下院採決で多数の賛成票を獲得。27日午後に法案全体に関する最終的な採決が行われ、議会を通過する見通しだ。

 法案は経営難の企業による解雇を容易にし経済の再生を狙ったもので、若年層や女性の雇用を支援するための動機付けや、従業員解雇における企業の柔軟性向上、現行ルールよりも幅広い労働者を対象とする新たな失業給付制度の導入が盛り込まれている。モンティ首相は法案をめぐり同国最大の労働組合や政権に協力している中道左派の反対に遭い譲歩を迫られた。

◆政治的行為足りない

 ボッコーニ大学のトマゾ・ナンニチーニ教授(政治経済学)は「モンティ首相は欧州の状況の中ではうまくやっているが、内政面では求心力が一段と低下しつつあるようだ。政治的行為が足りないとの印象を与えている」との見方を示した。

 みずほインターナショナルの欧州担当チーフエコノミスト、リッカルド・バルビエリ氏は「イタリア国内の総合経済戦略の強化も重要だ。構造改革の完了と歳出見直しの実行はとりわけ重要だ」と指摘した。

 2001年以降で4度目となるリセッション(景気後退)や国債の利回り上昇(相場下落)の中で、連立政権に対する支持率は当初の77%から49%にまで急落。13年5月までに行われる総選挙が前倒しされるとの観測も強まっている。上院金融財政委員長でモンティ政権に閣外協力しているマリオ・バルダサリ氏はインタビューで「総選挙の前倒しは議会で反ユーロ勢力の台頭につながりかねない。狂気の沙汰だ」と話した。(ブルームバーグ Andrew Frye、Chiara Vasarri)

4659チバQ:2012/06/28(木) 23:07:52
http://www.cnn.co.jp/world/30007140.html
メキシコ大統領選挙迫る、候補者たちは麻薬戦争で新戦略
2012.06.28 Thu posted at: 09:00 JST

(CNN) メキシコ大統領選の投票日が7月1日に迫っている。候補者の人間性や曖昧(あいまい)な公約が選挙戦を動かしているが、それでも、特に治安問題に関しては、具体的政策が多少なりとも関心を呼んでいる。

全候補は、カルデロン現大統領によって米国との協調の下に進められている麻薬密売人との戦争から大きく政策転換し、暴力抑制に重点を置くと公約している。リードしているエンリケ・ペナ・ニエト候補は、麻薬組織のリーダー逮捕よりも殺人発生率の減少に力を入れると述べている。カルデロン大統領が所属する国民行動党(PAN)の候補、ホセフィナ・バスケス・モタ氏も同じような考えだ。

このような政策転換は、カルデロン大統領が麻薬組織との戦いを始めた2007年には2000件余りだった麻薬関連の暗殺・殺人が、11年には1万6000件以上にもなっている現実を反映したものでもある。

暴力は、米国国境近辺や麻薬の主要生産州から、以前は安全だった主要都市などへ拡大した。メキシコの犯罪組織は、活動の範囲を広げ、恐喝、誘拐、強盗、人身売買や麻薬の小売りにまで進出して、一般市民を直接食い物にするようになっている。流血事件が、麻薬密輸と同じくらい犯罪組織にとって重要な活動となっている地域もある。

大統領候補の政策変更は、政治的な計算でもある。選挙民にとって治安問題は、経済と並ぶ最大の関心事で、79%は、現在の治安対策が有効だとは思っていない。それでも、約80%のメキシコ国民は、政府が麻薬組織などと取引する形で彼らに降伏することは望んでいない。それに答えて候補者たちは、刑罰逃れを減らし、国から地域レベルまで警察や司法組織を強化することを公約している。

このような政策転換は、メキシコ、または米国にとって必ずしも悪いことではない。米国・メキシコ間の緊密な協調関係は進化してきており、ヘリコプターや高速艇など提供といったハード面よりも、警察官・検察官の訓練、地域開発などのソフト面重視となっている。候補者たちの提案は、メキシコでの民主的な法の支配の確立を助ける動きに沿った新たな展開に過ぎない。

メキシコの治安対策変更は、米国への麻薬流入にはほとんど影響を与えないだろう。米国は、およそ700億ドルと推定される世界最大の違法薬物市場だ。

米国人好みの麻薬は時とともに変化しているが、違法薬物使用の蔓延(まんえん)は続いている。直近の全国調査では、12歳以上の米国人の1割近くが、過去1カ月間に違法薬物を使用したと答えている。

大量の麻薬や麻薬資金が全米中をいまだに飛び交っているが、米国の街は今日、過去20年よりも安全になっている。その大きな理由は、地域から連邦レベルまでの治安当局が、麻薬よりも暴力対策に重点を置くようになったことである。

警察は、単に麻薬取引を追うだけでなく、麻薬ビジネスの実施方法に影響を与えようとしている。最も有名な1990年代のニューヨーク市での対策変更では、警察官の評価は、犯人逮捕ではなく巡回地域の犯罪率低下を基に行われるようになった。

メキシコが、プロフェッショナルな警察や公正な裁判所を構築しながら暴力を抑制すれば、街はより安全になる可能性がある。

この点ではメキシコは、様々な面で米国自身の前例を追いかけている。またこのことは、米国も注視する麻薬取引の抑制重視からの転換を意味するが、米国は、これを支持しメキシコを引き続き支援しなければならない。

4660チバQ:2012/06/28(木) 23:09:56
http://www.cnn.co.jp/world/30007133.html
エジプト新大統領、副大統領に女性やキリスト教徒を起用へ
2012.06.27 Wed posted at: 11:58 JST
カイロ(CNN) エジプト初の民主的な大統領選で当選し、組閣作業を進めているムハンマド・ムルシ氏が、副大統領に女性やキリスト教徒を起用する意向を示していることが分かった。政策顧問のアフマド・デイフ氏が25日、CNNに語った。

同氏は「エジプト史上初めて、女性が(副大統領の)地位に就く」と述べ、「特定の政策やグループを代表するのではなく、強力な権限を持つ副大統領」として任命されるとの見通しを示した。

ムルシ氏はかつて、女性の大統領就任を禁止すべきだと主張したこともある。しかし大統領選の決選投票前には、男女平等や女性の権利尊重を訴えていた。

デイフ氏によると、もう1人の副首相にはキリスト教徒が任命される見通し。大統領は少数派の権利を守ることも約束している。デイフ氏は、エジプトがイスラム国家となることは決してないと強調した。

一方、大統領選で敗れた旧ムバラク政権最後の首相、アフマド・シャフィーク氏は26日、国外へ旅立った。同氏の事務所によると、私人としてアラブ首長国連邦とサウジアラビアを訪問する。サウジでは2人の娘とともにメッカ巡礼を予定している。帰国後には新党を結成する意向だという。

4661チバQ:2012/06/28(木) 23:26:12
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120628/mds12062822220003-n1.htm
首都中心部で大きな爆発 シリア、治安悪化続く
2012.6.28 22:20

28日、ダマスカス中心部の裁判所近くの爆発現場で炎上した車(AP)
 シリア国営テレビなどによると、同国の首都ダマスカス中心部の商業地区にある裁判所付近で28日、大きな爆発が起きた。当局筋によると車約20台が炎上し、3人が負傷した。死者はいないもよう。

 27日には、首都郊外にあるアサド政権支持派の衛星テレビ局が襲撃されたばかり。その前日には、政府軍精鋭の共和国防衛隊などと反体制派が近郊で激しく衝突するなど、比較的安定していた首都や近郊の治安情勢の悪化が続いている。

 国営テレビは今回の爆発を「テロリストの犯行」として反体制派を非難した。現場には爆発物が3つあり、そのうち2つが爆発したという。(共同)

4662チバQ:2012/06/28(木) 23:27:39
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120628/erp12062810170000-n1.htm
簡単に首切り? 伊議会、解雇条件緩和の法案可決 労働組合側は反発
2012.6.28 10:15
 イタリア下院は27日、企業が従業員を解雇する際の条件を緩和するなど一連の労働改革法案を可決した。正規雇用や外国企業の進出を促す狙い。

 イタリアでは労働者憲章と呼ばれる法律の18条で、15人以上の従業員を抱える企業が正当な理由なく解雇した場合、その従業員を再雇用する義務があると規定。これにより企業が雇用に尻込みし、非正規雇用を増やしているほか、外国企業の進出も阻んでいると指摘されてきた。

 改正法は、解雇に正当な理由がないと裁判所が認めた場合、再雇用ではなく、最大で月給24カ月分の補償金支払いを企業側に義務付けた。労働組合側は「企業側の都合による解雇が増加する」と強く非難。一方で産業界は、労組や左派系政党の圧力で盛り込まれた多額の補償金規定により、改革の内容が薄められたと批判。「解雇の際の企業側の負担が大きすぎる」と不満を示している。(共同)

4663チバQ:2012/06/28(木) 23:28:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120628/amr12062808560000-n1.htm
【今、何が問題なのか】
大物逮捕、殺害…メキシコ「麻薬戦争」は終わり?
2012.6.28 08:18 (1/3ページ)

「麻薬組織の大物の息子」の逮捕発表で、カメラの前に引き出された容疑者の男性(中央)。その後、別人と判明した=21日、メキシコ市(AP)
 7月1日に大統領選を控えたメキシコで、治安当局が麻薬密売組織の大物の息子を逮捕したと発表したが、直後に別人と判明。現政権が進めてきた「麻薬戦争」の成果の一つと絶賛した政権与党は、顔をつぶされた格好になった。選挙戦では与党候補の苦戦が伝えられる。政権交代となれば、“戦況”はどう変化するのか。きょうのテーマは「麻薬戦争は終わり?」とした。(内畠嗣雅 SANKEI EXPRESS)


旧与党が政権奪還か


 メキシコはいまは野党の制度的革命党(PRI)が2000年まで71年間、一党支配した。だが、00年、06年の大統領選では、国民行動党(PAN)の候補が連勝=大統領は任期6年、再選禁止。「麻薬戦争」は、06年に就任したPANの現職、フェリペ・カルデロン大統領(49)が始めた。軍を動員して麻薬組織の壊滅を目指したのだが、当局と組織の衝突、組織間の抗争が激化して暴力が蔓延(まんえん)。5万人の死者を出すに至った。選挙戦での与党候補、ホセフィナ・バスケスモタ元教育相(51)の苦戦の要因となっている。

 PRI一党支配の時代は、「平和」と政治家への賄賂の見返りに、麻薬組織の活動は黙認された。長期政権と組織がなれ合っていたのだ。麻薬消費国であり、密輸を阻止したい米国は、カルデロン政権の麻薬戦争を支持し、組織撲滅のための資金、情報を提供してきた。米国では、PRIが政権を奪還した場合、かつてのなれ合いが復活するのではないかとの懸念も強い。


なれ合い復活の懸念


 PRIの大統領候補、エンリケ・ペニャニエト前メキシコ州知事(45)は、支持率で一貫して優位に立っている。国内外に向け、「なれ合いの復活はない」と繰り返し強調してきた。麻薬組織対策では、組織撲滅の努力は続けるが、対決姿勢を前面に出すのでなく、「殺人や誘拐、恐喝などから国民を守ることに重点を置く」という。麻薬戦争で動員された軍については、「適切な時期まで任務にあたる」と早期の撤退を否定した。

 支持率で2番手につけるのは、06年大統領選で小差で落選した革命民主党(PRD)のアンドレス・ロペスオブラドル氏(58)である。暴力の背後にある政治腐敗や貧困と戦うという。

 ペニャニエト氏は暴力をなくす具体的な方法を提示しておらず、麻薬組織と取引するのではないかとの疑念がぬぐえない。ロペスオブラドル氏がいう腐敗の一掃、貧困対策は大切だが、麻薬組織対策としては長期的なものでしかない。バスケスモタ氏は現政権の対決姿勢を継承、対策にあたる国家警察を現行の4倍の15万人に増強するとしている。


「大物の息子」は別人


 今月21日、メキシコの治安当局は麻薬組織、シナロア・カルテルの最高幹部ホアキン・グスマン容疑者(55)の息子の一人、ヘスス・グスマンサラサル容疑者(26)を、麻薬関連の容疑で逮捕したと発表した。グスマン容疑者は01年に刑務所を脱獄。グスマンサラサル容疑者は後継者としての地歩を固めつつあるという。

 現政権の麻薬戦争は、組織の大物の逮捕や殺害などの成果を挙げており、これもその一つだと、バスケスモタ氏を含む与党幹部、さらには米取り締まり当局も絶賛した。「グスマンサラサル容疑者」は手錠姿でテレビカメラの前に引き出された。

 だが、22日、逮捕された男性の母親が「あれはグスマンサラサル容疑者でなく、私の息子だ」と、家族写真を持って名乗り出た。治安当局は別人だったことを認めたが、間違えた経緯は明らかにしていない。

4664チバQ:2012/06/29(金) 12:45:34
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012062902000100.html
麻薬戦争 メキシコ5年半、6万5000人死亡
2012年6月29日 朝刊

 【ニューヨーク=青柳知敏】七月一日に大統領選が投票されるメキシコで、カルデロン大統領が麻薬密輸組織掃討作戦を開始してからの五年半に、戦闘で死亡した組織メンバーや治安要員と、巻き込まれて犠牲になった市民を合わせた死者総数が約六万五千人に上ることが分かった。米国への密輸ルートの出口となる北部国境地帯の治安が悪化し、「麻薬戦争」は泥沼化。対策は大統領選の最大の争点となっている。

 掃討作戦は、二〇〇六年十二月に就任したカルデロン大統領が内外に宣言。米国境を中心に約六万人の治安要員を送り込み、密輸ルート封じ込めと組織解体を目指している。米政府は中央情報局(CIA)の工作員を新たに派遣するなど昨年から支援を強化した。

 メキシコとの国境問題に詳しい米ニューメキシコ州立大のモリー・モロイ研究員によると、カルデロン政権発足後にメキシコ国内で殺害された同国民は十万九千二百六十五人。うち、政府統計や現地メディアの報道などを基にした麻薬戦争関連の死者は、推計で約六割の六万五千五百五十九人に上るという。

 掃討作戦の最前線都市シウダフアレスでは、今年一月から五月までに約四百九十人が殺害された。ただ、虐殺現場に遭遇した住民は「当局が発表する死者数は実際よりも少ない」と証言した。

4665チバQ:2012/06/29(金) 19:21:48
http://mainichi.jp/opinion/news/20120620ddm003030076000c.html?inb=yt
クローズアップ2012:シリア「内戦状態」 報復連鎖「春」は遠く 政権背水、国連手詰まり
毎日新聞 2012年06月20日 東京朝刊


シリアの民主化騒乱開始後の死者数
拡大写真 アサド政権軍と反体制派の武力衝突が激化するシリアは「内戦状態」に陥った。展開中の国連シリア停戦監視団は活動中断に追い込まれ、局面打開のカギを握るとされる2大国・米露のミゾは埋まらず、解決策を見いだせないでいる。「アラブの春」から取り残されたシリアで続く「虐殺」と「報復」。シリア情勢は泥沼化の様相をみせる。【カイロ前田英司、ニューヨーク草野和彦、ロスカボス(メキシコ)白戸圭一、モスクワ田中洋之】

 「この3〜4日間、砲弾や迫撃弾が撃ち込まれ続けている。連日少なくとも20人が死んでいる状況だ」

 シリア中部ホムスで活動する反体制派活動家のワリド・ファレス氏が19日、毎日新聞の電話取材に声を張り上げた。受話器から爆発音が何度も聞こえてくる。ホムスは反体制勢力が強く、政府軍は約2週間前から包囲を強化、「1日数発だった着弾数が今は50発近くだ」(ファレス氏)。戦闘は収まる気配がなく、市内には約1000世帯が退避できず取り残される事態になった。

 シリアに展開する約300人の国連シリア停戦監視団は16日以降、治安情勢の悪化で活動を中断している。国連本部内では「非武装で、しかも攻撃されたのに『現場に行け』とは言えない」などの声が上がる。

. ムード団長は16日、政府軍と反体制派の暴力の連鎖が「過去10日間」に激化したと中断理由を説明した。中部クベイルなどで「虐殺」が発覚し、離反兵士団体「自由シリア軍」の前線兵士が停戦放棄を公言し出した時期と前後する。

 反体制派はこの頃から対戦車ミサイルを駆使し、政府軍の戦闘車両を標的にした。危機感を強めた政府軍は攻撃ヘリコプターを投入し、反体制派の拠点奪還のため集中砲撃に出て、戦闘が拡大した。

 反体制派組織「地域調整委員会」は、監視団の活動中断を「市民の放棄で受け入れられない」と非難。一方、シリア外務省は「『武装テロ集団』が暴力を激化させた」と訴え、「アラブ諸国などが最新の武器を提供している」と主張した。反体制派は毎日新聞の取材にサウジアラビアやカタールからの資金供与を認めている。

 ジュネーブで18日開かれた国連人権理事会でピレイ人権高等弁務官はアサド政権の弾圧を厳しく非難し、「戦争犯罪となる可能性もある」と述べた。

 だが、シリア国内少数派のイスラム教アラウィ派出身で父子40年の支配を続けるアサド大統領にとり、政権崩壊は自らの命だけでなく、アラウィ派全体の危機であり、妥協できない。ロシアの後ろ盾が強硬姿勢を支えている。一方、反体制派は密輸や国内外の支援で武装強化を図るが、正規軍との差は依然大きく、米欧の積極介入に期待するのが本音だ。

.

4666チバQ:2012/06/29(金) 19:22:12
 レバノン人の中東専門家でパリ・アメリカン大学のジヤド・ナゲド教授は「現状を考えれば数千人規模の監視団でなければ対応できない」と指摘する。ただ、これまで「中立」だった首都ダマスカスで反政府のストライキが起きるなど、「政権基盤は揺らいでいる」とも分析した。


シリア情勢と周辺国の関与
拡大写真 ◇露、拠点堅持に強硬 米、成果なく焦燥感 首脳表情硬く、対立する
 オバマ米大統領「一致できない分野があることを認めながらも、成果を積み上げていく」

 プーチン露大統領「シリアを含め、多くの共通点があった」

 18日、ロスカボスでの米露首脳会談。終了後、両首脳は記者団に会談の「成果」を懸命に強調したが、表情は硬く、ほとんど目を合わさない。予定を超え2時間に及んだ会談の「3分の1以上」(マクフォール駐ロシア米大使)を費やしたシリア問題で、アサド政権退陣を迫る米国と、「外圧」を拒むロシアの主張は平行線をたどった。米露の「不和」が国際協調を阻み、事態悪化を促す要因にもなっている。

 ホワイトハウスによると、オバマ氏側は「アサド大統領にシリアを率いる正統性はない」と即時退陣を求め、ロシアからの武器売却についても「紛争を長引かせるだけだ。もう終わらせるべきだ」と率直に迫った。

. これに対し、プーチン氏側は「政治的移行」の必要性は認めつつも、名指しでアサド政権退陣を迫ることは避け、移行には「シリアの主権や領土保全」を条件とするよう求め、米国の影響力排除に腐心した。

 背景には「両大統領が明確にしたおのおのの国益」(同大使)の違いが鮮明になったことがある。

 オバマ政権は「アラブの春」を支援してきたが、シリア情勢では展開を読み間違え、後手に回った。国際社会のアサド政権批判の高まりの中、有効打が見つからないいらだちもある。その矛先はロシアに向く。クリントン国務長官がシリアへの攻撃ヘリ供与疑惑を公表したのも、武器供与を続けているとみるロシアへの圧力強化の狙いがあったが、ロシアの強硬姿勢を促すことになった。

 一方、ロシアは昨年、リビア空爆に道を開く国連安保理決議を棄権し、カダフィ大佐が殺害され中東の拠点を失う「誤算」を経験し、欧米主導の「介入」へ不信感は根強い。

 ロシアはシリアを「中東の外交・戦略拠点」と位置付け、西部タルトスの海軍基地や軍事権益の堅持を国益と考えている。ロシア海軍は18日、黒海艦隊の大型揚陸艦2隻が「ロシア市民の安全とタルトス基地のインフラを守るため」にシリア派遣の準備を整えていると表明。近く中国やシリアなどと合同訓練するとの報道もあり、欧米をけん制する姿勢を強めている。

.

4667チバQ:2012/07/01(日) 14:29:03
>>4250>>4352>>4402>>4414>>4483>>4625
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120630-00000098-mai-int
<西アフリカ>世界遺産の聖廟 過激派組織が破壊
毎日新聞 6月30日(土)22時58分配信

 【ヨハネスブルク支局】AFP通信などによると、西アフリカ・マリの北部を支配しているイスラム過激派組織「アンサル・ディーン」が6月30日、世界遺産都市トンブクトゥでイスラム教指導者の聖廟(せいびょう)を破壊した。すべての聖廟を破壊すると宣言しているという。

 地元の目撃者によると、アンサル・ディーンはシャベルなどを使って破壊を続けているという。アンサル・ディーンの報道官はAFP通信に対して、国連教育科学文化機関(ユネスコ)がトンブクトゥを危機遺産リストに掲載したことへの報復であることを示唆した。

 トンブクトゥにある三つのモスク(イスラム礼拝所)と16の聖廟・聖墓は1988年に文化遺産に登録された。ユネスコは28日、トンブクトゥを含むマリ国内の2カ所の世界遺産を「北部を支配する武装勢力同士の抗争により危険にさらされている」ことを理由に危機リストに載せた。

 トンブクトゥでは今年5月にも国際テロ組織アルカイダ系の武装組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ」が聖廟を破壊した。

 マリでは今年3月、国軍反乱部隊が蜂起して首都バマコを掌握。反政府武装勢力「アザワド解放民族運動(MNLA)」が北部を支配して「独立」を宣言するなど、混乱状態に陥っている。MNLAはアンサル・ディーンと連携している。

4668チバQ:2012/07/01(日) 14:48:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120630/amr12063019370005-n1.htm

政権交代の可能性大 1日のメキシコ大統領選
2012.6.30 19:36
 【ニューヨーク=黒沢潤】メキシコで1日、大統領選が行われる。カルデロン現政権が進める麻薬組織掃討作戦が奏功せず、失業率も上昇していることから、カルデロン氏の後継候補が大苦戦し、中道左派の野党、制度的革命党(PRI)のペニャニエト前メキシコ州知事(45)が優勢で、12年ぶりに政権が代わる可能性もある。

 事前の世論調査によると、首位のペニャニエト氏に、2006年の前回大統領選で小差で破れた中道左派、革命民主党(PRD)のロペスオブラドル元メキシコ市長(58)が続く。与党国民行動党(PAN)のバスケス元教育相(51)は低迷している。

 PANは00年、71年にわたって政権を維持してきたPRIから政権を奪取。06年の大統領選で当選した同党のカルデロン大統領はこれまで5年半、軍隊を動員して麻薬組織の鎮圧に努めてきたが、軍による掃討や組織同士の抗争による死者が5万人を超えてもなお、解決の兆しが見えないのが実情だ。有権者からのPAN政権への信頼は大きく揺らいでいる。

 メキシコ経済は今年、3・5%の成長が予想されているが、発展著しい南米のペルーやブラジルと比較して鈍化傾向にある。雇用創出を訴えて就任したカルデロン氏だが00年以降、失業率も上昇を続け、政権交代を望む声が強まっていた。

 こうした中、農民や労働組合を支持母体とするPRIのペニャニエト氏は精力的に全国を行脚し、支持を広げている。PRIは1994年に北米自由貿易協定(NAFTA)が発効した際の与党。政権交代しても経済開放路線を堅持し、良好な対米関係も維持する考えだ。ペニャニエト氏は4万人規模の特別部隊を創設し、麻薬組織鎮圧に乗り出すとも伝えられている。

4669チバQ:2012/07/01(日) 20:19:33
>>4653-4656>>4661>>4665-4666
http://www.asahi.com/international/update/0701/TKY201207010208.html
2012年7月1日19時24分
「シリアに中立的な移行政府を」常任理事国・周辺国会合
 内戦状態に陥っているシリア情勢の打開を目指し、国連安全保障理事会常任理事国と周辺関係国による外相級会合が30日、ジュネーブで開かれた。アサド政権と反体制派双方が参加する中立的な「移行政府」を樹立して政権移行の実現を目指すことで合意した。

 会合は、国連とアラブ連盟の合同特使、アナン前国連事務総長が仲介した「停戦案」が事実上失敗するなか、打開策を探る試みだ。アサド政権支持のロシア、中国を含む形で「政権移行」に合意したことは、アサド政権にとっては政治的な打撃となる。ただ、アサド政権、反体制派とも双方が参加する統一政府の樹立には難色を示しており、実現には難航も予想される。

 この日の最終文書には、樹立の期限は明示されていないが、アナン特使は「1年以内に進展することを望む」との見通しを示した。新政府の構成、人選については「(政権、反体制派)双方の合意による」(最終文書)とすることで妥協した。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120701/mds12070118490003-n1.htm
米ロなど 挙国一致政府樹立を支持  
2012.7.1 18:48 (1/2ページ)
 【ブリュッセル=宮下日出男】内戦状態に陥ったシリア情勢の打開に向け、米国、ロシアなどによる「連絡調整グループ」は6月30日、スイス・ジュネーブで開催した閣僚会合で、アナン国連・アラブ連盟合同特使が提案した「挙国一致政府」の樹立による政権移行を支援することで合意した。米露は移行プロセスでのアサド大統領排除をめぐり対立したが、声明で言及を避けたことでロシアなどが支持に転じた。

 声明は、アサド政権と反体制派の双方に暴力の停止を要求。現政権と反体制派などが「相互の合意」に基づき移行政権を樹立し、新憲法制定後に選挙を実施するとしている。

 アナン氏の当初案は、移行政権について「国民和解や安定を損なう者は排除する」と明記。米欧は事実上、アサド氏の移行プロセスからの除外を意味するとして支持したが、内政干渉を嫌うロシアや中国が難色を示した。このため、ロシアの支持取り付けを優先させた米欧が譲歩し、この表現を削除した。

 シリアでは6月21日、過去最悪規模の計175人が死亡したほか、シリア軍による戦闘機撃墜の対抗措置として、トルコ軍が国境地帯に部隊を増派し軍事的緊張が高まるなど情勢は悪化の一途をたどっている。

 アナン氏は、「参加者は完全に私を支持した」と事態打開に向けて意見が一致したことを歓迎。クリントン米国務長官は会合後、事態の放置は内戦の深刻化や周辺国の不安定化を招くとし、「国際社会の無作為による危険は高すぎる」と譲歩の理由を説明した。

 クリントン氏は今後もアサド氏退陣を目指す意向を表明。政権移行自体がアサド氏の退陣を含むとの認識も示し、アサド氏の説得は「露中の責任だ」と強調した。米欧としては国連安全保障理事会によるシリア制裁決議の採択を目指す考えを示した。一方、ラブロフ露外相は会合結果に「満足している」と述べた。

 会合には国連安全保障理事会常任理事国5カ国や欧州連合(EU)のほか、トルコ、イラクなどシリア周辺国が参加した。

4670チバQ:2012/07/01(日) 20:21:08
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2887253/9200111?ctm_campaign=txt_topics
シリア関係国会議、政権移行計画で合意
2012年07月01日 18:02 発信地:ジュネーブ/スイス
【7月1日 AFP】スイスのジュネーブ(Geneva)で6月30日、国連(UN)の安全保障理事会(Security Council)常任理事国5か国やトルコ、カタールなどシリアの関係国による会議が開かれ、シリアの政権移行についての計画で合意した。移行計画では現政権の閣僚らの続投が認められているが、欧米諸国は、バッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領の統一政権への参加を否定した。

 シリア情勢をめぐっては中国、ロシアの2国と欧米諸国の間に深い意見の対立があるため、会議前には、なんの成果も出ないだろうとの悲観的な声も聞かれていた。

 合意は、アサド大統領の排除を明記しないものとなった。また最終案に合意したロシアと中国は、政権移行の実施方法については他国が口出しせずに、シリア国民が自らの手で決定するべきと主張した。

 国連とアラブ連盟(Arab League)のシリア特使を務めるコフィ・アナン(Kofi Annan)前国連事務総長は、名指しこそしなかったものの、統一政権に加わる人物を選ぶのはシリア国民だと述べ、「シリア国民が、手が血に染まった人物を指導者に選ぶとは考えにくい」と語った。

 また、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は「アサド氏は去らねばならない。相互合意を結ぶというテストにアサド氏は合格することができないからだ」と述べ、米国が新政権にアサド氏の役割が無いと考えていることを明確に示した。(c)AFP/Andrew Beatty and Hui Min Neo

4671チバQ:2012/07/01(日) 20:23:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120629-00000017-mai-int
<シリア>犠牲者急増 20日以降で死者1200人以上に
毎日新聞 6月29日(金)10時12分配信

 【カイロ前田英司】アサド政権による武力弾圧が続くシリアで反体制派の攻勢に伴い犠牲者が急増し、20日以降だけで1200人以上が死亡する事態に陥っている。反体制派組織「シリア人権観測所」(拠点・英国)によると、過去1週間の死者数は昨年3月に民主化闘争が本格化して以降、最悪ペース。国際社会が事態打開の糸口を見いだせない中、政権と反体制派の暴力の連鎖は拡大の一途をたどっている。

 観測所などのまとめによると、シリア各地での戦闘による昨年3月以降の死者数は総計で1万6000人超。このうち約5000人がアナン国連・アラブ連盟合同特使(前国連事務総長)の調停による「停戦」(4月12日)後に死亡した。

 最近は26日129人、27日152人、28日も140人以上と連日、犠牲者が100人を超える事態になっている。28日の死者数のうち少なくとも46人は政府軍兵士といい、反体制派の攻勢で戦闘が激化している状況を浮き彫りにしている。

 28日は中部ホムスで政府軍の砲撃により市民20人が死亡したほか、首都ダマスカス近郊ドゥーマでも30人以上が死亡した。また、ダマスカス中心部では大規模な爆発があり、車20台が炎上した。

4672チバQ:2012/07/01(日) 20:24:02
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012070100137
グリムソン大統領が5選=選挙戦中に出産の女性候補及ばず−アイスランド
 【レイキャビクAFP=時事】2008年のリーマン・ショック後、未曽有の金融危機に見舞われたアイスランドで6月30日、大統領選の投票が行われ、即日開票の結果、オラフル・グリムソン現大統領(69)が5選を確実にした。対立候補の女性テレビ記者ソーラ・アルノルスドッティル氏(37)は同日深夜、敗北を認めた。
 大学教授から政界に転じ、財務相を務めたグリムソン氏の大統領初当選は1996年。08年の危機後、破綻金融機関の後始末で、英国やオランダの預金者にアイスランドが税金を使って補償する法案に対し、2度にわたって拒否権を発動。大衆の喝采を浴びた。(2012/07/01-17:16)

--------------------------------------------------------------------------------

4673チバQ:2012/07/01(日) 20:30:08
>>4450>>4468>>4659>>4663-4664>>4668
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120701/k10013239311000.html
メキシコ 麻薬対策争点に大統領選
7月1日 8時43分メキシコでは1日、6年に1度の大統領選挙の投票が行われます。「麻薬戦争」とも言われる政府と犯罪組織の対立で、治安の悪化に歯止めがかからないなか、麻薬対策の在り方を最大の争点に、事実上、3人の候補による激しい選挙戦となっています。

メキシコ大統領選挙は、与党・国民行動党のバスケス候補、最大野党・制度的革命党のペニャ候補、左派で民主革命党のロペスオブラドール候補による事実上、3人の戦いとなっています。
メキシコでは、麻薬組織の撲滅を目指して、現カルデロン政権が軍を投入して取り締まりに当たり、生き残りを図る麻薬組織との激しい対立でこの5年余りで、5万人を超える死者が出たと言われています。
このため、麻薬対策が最大の争点となっており、与党のバスケス候補は、今の政策を継続して、麻薬組織との対決姿勢を崩さないとしています。
これに対して最大野党のペニャ候補は、軍の投入が麻薬組織との暴力の応酬を生み出しているとして、軍の投入をやめて警察官を大幅に増員することで治安対策を進めると訴え、支持を伸ばしており、12年ぶりの政権交代となるのか注目されています。
メキシコは、堅調な経済成長を続け、日本をはじめとした各国企業の工場進出が相次いでいて、治安の行方を占う選挙への関心も高まっています。
投票は、日本時間の1日午後10時から始まり、2日午前10時に締め切られ、即日開票されます。

4674チバQ:2012/07/01(日) 20:31:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120630-00000014-mai-int
<メキシコ>「麻薬戦争」激化…掃討5年半、死者5万人
毎日新聞 6月30日(土)2時32分配信

麻薬犯罪組織と戦うため、軍のような重装備で出動するエリート警察部隊=メキシコ北西部シナロア州クリアカンで6月12日、國枝すみれ撮影

 「麻薬戦争」が激化するメキシコ。7月1日に投開票される大統領選の最大争点は治安回復だ。カルデロン大統領がカルテルと呼ばれる麻薬犯罪組織の掃討作戦に着手して5年半。死者は約5万人に達したが、出口は見えない。世界最大の麻薬犯罪組織シナロア・カルテルの本拠地に飛んだ。【シナロア州クリアカン(メキシコ北西部)國枝すみれ】

 12日午前7時半。迷彩服に防弾服、30口径のライフルと拳銃を装備した特殊警察隊110人が20台の車両に分乗し、シナロア州都クリアカンの本部から近郊のナボラト市に向けて出撃した。シナロア・カルテルと敵対する組織の掃討が目的。身元が割れて標的にならないよう全員が目だし帽で顔を隠す。生死をかけた戦いだ。

 麻薬組織を排除したという同市の漁村アルタタに向かうフランシスコ・コルドバ州検察長官に同行した。4台の車列に分乗した18人に警護されて移動する長官は車中で「1年前まで麻薬組織が通行車両を止めて車を奪っていたが、96人を逮捕して安全になった」と成果を強調した。特殊警察隊は600人。州警察、海軍、陸軍からリクルートされた精鋭で、「エリート警察隊」と呼ばれる。州全体の殺人はこの1年で2割近く減ったという。

 カルデロン大統領が06年12月に着手した「麻薬との戦い」。米国と連携し麻薬組織を武力で壊滅させる計画だったが、これを機に密売ルートを奪い合う組織同士の抗争に発展。掃討に従事する警官や軍人、買収に応じない政治家も標的となった。シナロア州では07年に747人だった死者が10年には2238人に急増。11年も1905人に上った。

 「安全になったというのは幻想だ」。クリアカンの地元紙リオドセ編集者のハビエル・バルデス氏(45)は言う。5日にはクリアカン近郊で7人の切断遺体が見つかった。殺人請負料は1人当たり3000〜5000ペソ(約2万〜3万4000円)。9割超の犯罪が検挙されない「無法地帯」。就任からこれまでの1年半で長官の警護官は11人が殺害された。

 アルタタで雑貨屋を営む女店主は「15日前にも強盗に冷蔵庫を奪われた。あなたと話していることでまた襲われるかもしれない」とおびえる。シナロア自治大学のアルトロ・サンタマリア教授(58)は冷めた口調で指摘する。「祖父も父もケシや大麻を育てた。麻薬組織は若者や女性にも根を張る。(掃討作戦は)家族や社会全体を相手に戦うようなものだ」

4675チバQ:2012/07/01(日) 20:31:21
 ◇貧困が結ぶ組織と住民

 「我々は(国際テロ組織アルカイダの元最高指導者)ウサマ・ビンラディンを捕まえた。ホアキン・グスマンも同じ運命をたどる。捕まえるまで絶対あきらめない」

 2月、メキシコ市を訪れたナポリターノ米国土安全保障長官は記者会見で強調した。メキシコから大量の麻薬が流入する米国が、昨年殺害した同時多発テロの主導者ビンラディン容疑者に続く最大の「標的」としているのが世界最大の麻薬犯罪組織シナロア・カルテルのドンで、「エルチャポ」(チビ)と呼ばれるグスマン容疑者(55)だ。

 メキシコ海軍は21日、エルチャポの息子を逮捕したと発表。麻薬戦争での「大勝利」としていたが、翌日に誤認逮捕と判明。米メキシコ両政府の大失態につながった。ナポリターノ長官は「なぜ捕まらない」といら立ちを隠さない。

 麻薬戦争が泥沼化する背景には、麻薬組織が政官界や市民社会に浸透している実態がある。メキシコ当局はカルテル側から流れる賄賂は年10億ドル(約800億円)超に達するとみている。なかでもクリアカンを拠点とするシナロア・カルテルの影響力は国会議員、軍、警察に及ぶ。

 昨年7月に発足したシナロア州の「エリート警察隊」。隊員になるには連邦警察学校での訓練後、最終テストとしてウソ発見器を装着し質問に答える。(1)罪を犯したことがあるか(2)麻薬を使ったことがあるか(3)権力を乱用したことがあるか(4)麻薬組織と関係したことがあるか(5)以上四つの質問に正直に答えたか−−。

 「6割が落ちる」。同州のコルドバ検察長官は顔色も変えずに言う。地元警察官の多くが麻薬組織に買収されていることは周知の事実だ。エリート警察隊の給与・手当を州警察官の約3倍とし麻薬組織より高い給与を払う。麻薬組織が愛用するAK47ライフルに対抗できる装備もそろえた。

 カルテルは人的情報網も張り巡らす。取材中、背後の車道を遮光フィルムを張った四輪駆動車がゆっくりと2度通過し、物ごいが寄ってきて「何をしているのか」と聞いてきた。ホークス(タカ)と呼ばれる麻薬組織の目と耳になる情報屋だ。地元記者ユーディス・バレンスエラさんは「ホークスや資金洗浄など州民の4割は麻薬犯罪組織のために働き、残り6割も友人、知人、親族の中に関係者がいる。無関係な人間などいない」という。

 メキシコ西部を南北に貫き、シナロア州に連なる西シエラマドレ山脈は大麻の巨大栽培地だ。1ヘクタールから8キロ、約20万ペソ(約135万円)分の大麻が育つ。3〜5ヘクタールの土地があれば暮らしていける。カルテルは山奥に家、学校、教会を整備し、住民が収穫した大麻を回収する。住民にとって、政府に代わってインフラを整備する麻薬組織は「命綱」だ。コルドバ長官は「麻薬組織は住民の世話をしているのではない。利用している」と指摘するが、麻薬組織のカネが地方経済を左右するのも事実だ。

 麻薬組織は推計年660億ドルの利益を上げ、シナロア・カルテルは300億ドルを手にするといわれる。州の域内総生産の2割弱を占める。だが、取り締まり強化で羽振りも以前ほどではない。クリアカンではカルテル関係者が好んで乗る高級車BMWの売り上げが08年に比べて半減した。

 カルテルとの「共存」を望み、沈静化を願う人は少なくない。「稼ぎは半分に減った。麻薬戦争のせいだ」。港町マサトランのタクシー運転手、ラファエル・サンチェスさん(37)は嘆く。抗争のあおりで観光業がふるわないというのだ。コーヒー店を営むラウラ・カステニエダさん(61)は「州民と麻薬組織は母親と胎児のように一体。切り離すことはできない」と言い切った。

 ◇「合法経済」橋に託す

 バババ−−。13日、ヘリコプターで同山脈の「悪魔の背骨」と呼ばれる高低差の激しい峰を飛ぶ。眼前に、谷底から陸橋まで約402.52メートルある世界一高い斜張橋バルアルテ橋(全長1124メートル)が迫る。

 残り24キロが完成すれば太平洋に面するマサトラン港から隣のドゥランゴ州をつなぐ高速道路が開通。ドゥランゴまでの輸送時間は6時間から2時間半に短縮され、米テキサス州に接するマタモロスに12時間で到達。太平洋から米国東部への輸送はパナマ運河を通すよりも早くなる。

 「麻薬組織の輸送ルートになるだけだ」との懸念もある。だが、「シナロア州への投資は倍になり、観光客も増える」と通信運輸省のアルフレド・ルビオ州代表は期待を寄せる。

 シナロア自治大学のギジェルモ・イバラ教授は「橋に希望を託す。投資が増え、金融機関の透明性が確保されれば合法な経済が成長し始める。麻薬組織を駆逐するには、雇用を増やし、腐敗をなくすことが重要だ」と強調する。

4676チバQ:2012/07/01(日) 20:31:40
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120628-00000009-cnn-int
メキシコ大統領選挙迫る、候補者たちは麻薬戦争で新戦略
CNN.co.jp 6月28日(木)9時3分配信

(CNN) メキシコ大統領選の投票日が7月1日に迫っている。候補者の人間性や曖昧(あいまい)な公約が選挙戦を動かしているが、それでも、特に治安問題に関しては、具体的政策が多少なりとも関心を呼んでいる。

全候補は、カルデロン現大統領によって米国との協調の下に進められている麻薬密売人との戦争から大きく政策転換し、暴力抑制に重点を置くと公約している。リードしているエンリケ・ペナ・ニエト候補は、麻薬組織のリーダー逮捕よりも殺人発生率の減少に力を入れると述べている。カルデロン大統領が所属する国民行動党(PAN)の候補、ホセフィナ・バスケス・モタ氏も同じような考えだ。

このような政策転換は、カルデロン大統領が麻薬組織との戦いを始めた2007年には2000件余りだった麻薬関連の暗殺・殺人が、11年には1万6000件以上にもなっている現実を反映したものでもある。

暴力は、米国国境近辺や麻薬の主要生産州から、以前は安全だった主要都市などへ拡大した。メキシコの犯罪組織は、活動の範囲を広げ、恐喝、誘拐、強盗、人身売買や麻薬の小売りにまで進出して、一般市民を直接食い物にするようになっている。流血事件が、麻薬密輸と同じくらい犯罪組織にとって重要な活動となっている地域もある。
大統領候補の政策変更は、政治的な計算でもある。選挙民にとって治安問題は、経済と並ぶ最大の関心事で、79%は、現在の治安対策が有効だとは思っていない。それでも、約80%のメキシコ国民は、政府が麻薬組織などと取引する形で彼らに降伏することは望んでいない。それに答えて候補者たちは、刑罰逃れを減らし、国から地域レベルまで警察や司法組織を強化することを公約している。

このような政策転換は、メキシコ、または米国にとって必ずしも悪いことではない。米国・メキシコ間の緊密な協調関係は進化してきており、ヘリコプターや高速艇など提供といったハード面よりも、警察官・検察官の訓練、地域開発などのソフト面重視となっている。候補者たちの提案は、メキシコでの民主的な法の支配の確立を助ける動きに沿った新たな展開に過ぎない。

メキシコの治安対策変更は、米国への麻薬流入にはほとんど影響を与えないだろう。米国は、およそ700億ドルと推定される世界最大の違法薬物市場だ。
米国人好みの麻薬は時とともに変化しているが、違法薬物使用の蔓延(まんえん)は続いている。直近の全国調査では、12歳以上の米国人の1割近くが、過去1カ月間に違法薬物を使用したと答えている。

大量の麻薬や麻薬資金が全米中をいまだに飛び交っているが、米国の街は今日、過去20年よりも安全になっている。その大きな理由は、地域から連邦レベルまでの治安当局が、麻薬よりも暴力対策に重点を置くようになったことである。

警察は、単に麻薬取引を追うだけでなく、麻薬ビジネスの実施方法に影響を与えようとしている。最も有名な1990年代のニューヨーク市での対策変更では、警察官の評価は、犯人逮捕ではなく巡回地域の犯罪率低下を基に行われるようになった。

メキシコが、プロフェッショナルな警察や公正な裁判所を構築しながら暴力を抑制すれば、街はより安全になる可能性がある。

この点ではメキシコは、様々な面で米国自身の前例を追いかけている。またこのことは、米国も注視する麻薬取引の抑制重視からの転換を意味するが、米国は、これを支持しメキシコを引き続き支援しなければならない。

4677チバQ:2012/07/01(日) 20:34:46
>>4631>>4636-4638>>4641-4642>>4647-4648>>4651>>4660
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120630-OYT1T00823.htm
モルシ氏がエジプト大統領就任、民政移管を宣言

 【カイロ=新居益】エジプト大統領選で当選したイスラム主義組織ムスリム同胞団出身のムハンマド・モルシ氏(60)は30日、カイロの最高憲法裁判所で宣誓し、大統領に正式就任した。


 モルシ氏は宣誓式で「今日、エジプト人は真の民主主義と完全な自由の実現に向けた基礎を築いた」と述べ、「新生エジプト」の実現を目標に掲げた。

 モルシ氏はこの後、カイロ大学で就任演説し、「軍は国境を守る任務へと戻る」と明言した。モルシ氏は「民意で選ばれた諸機構がその役割を取り戻す」とも述べ、軍が出した人民議会(下院)の解散宣言を拒否する考えを示唆した。

 就任演説後の軍式典で、軍最高評議会のタンタウィ議長は「(権限移譲の)約束を守る。自由公正選挙で選ばれた大統領が国を運営する」と述べ、その後、モルシ氏が民政移管を宣言。ただ軍は、既得権益の確保を図る姿勢を示しており、新政権との駆け引きは続きそうだ。

 モルシ氏は「パレスチナ人が正当な権利を獲得する」と述べ、パレスチナ支援を明確にした。今後、イスラエルや米国との関係が冷却化する可能性もある。

(2012年7月1日01時21分 読売新聞)

4678チバQ:2012/07/01(日) 20:35:17
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120630/mds12063023470006-n1.htm
軍部が強大な権力、モルシー大統領就任で民政復帰のエジプト
2012.6.30 23:46 (1/2ページ)

30日、エジプト・カイロの最高憲法裁判所で就任宣誓するモルシ新大統領の国営テレビの映像(AP)
 【カイロ=大内清】昨年2月のムバラク政権崩壊後、初のエジプト大統領に当選した、国内最大のイスラム原理主義組織ムスリム同胞団出身のムハンマド・モルシー氏(60)が30日、首都カイロの最高憲法裁判所で宣誓し大統領に就任、暫定統治を担う軍最高評議会から行政権限の移譲を受けた。ただ軍部は強大な権力を有しており、エジプトの約1年4カ月ぶりの民政復帰は、新政権と軍部の緊張関係が続く中での限定的なものにとどまる。

 「選挙で選ばれたものが役割を果たせば、軍は国防に専念できる」。モルシー大統領は同日、就任後初となるカイロ大での演説でこう語り、最前列に座る軍トップのタンタウィ陸軍元帥に強烈な皮肉を浴びせた。また大統領はイスラエルの占領下にあるパレスチナや、シリアでの暴力停止を支援する考えを示した。

 モルシー氏は当初、慣例通り、議会での就任宣誓を主張した。しかし、先に議会を解散し立法権を掌握した軍部が首を縦に振らず、軍部が決めた憲法裁での宣誓を余儀なくされた。軍部としては、今後の新憲法制定プロセスでの綱引きもにらみ、力の差を見せつけた格好だが、モルシー氏も屈服はしないとの姿勢を鮮明にしている。

 就任前日の6月29日、モルシー氏は、カイロ中心部タハリール広場で、十数万人の市民の前で演説し、軍部に対抗していく上で不可欠な国民の支持を訴えた。

 モルシー氏が無事就任したことで、選挙後の混乱を懸念していた国民の多くからは安堵の声が漏れる。国際社会も、軍部が強権姿勢を保ちつつも、ひとまずは選挙結果を尊重したことを歓迎し民主化の推移を見守る姿勢を示してきた。

 しかし、新政権の対外姿勢についてはさっそく、懸念材料も飛び出している。

 モルシー氏は29日、1993年の米ニューヨーク世界貿易センタービル爆破事件に関与したとして終身刑判決を受け、米国で収監中のイスラム教指導者オマル・アブドルラフマン服役囚の釈放と身柄引き渡しを求めると明らかにした。

 同服役囚をめぐっては、かつての過激派組織「イスラム集団」などが米国に強く釈放を求めている。モルシー氏の母体の同胞団はこの問題で目立つ発言はしてこなかったが、モルシー氏がここにきて釈放要求に同調したことは、最大の同盟国である米国との関係に影を落とす可能性もある。

4679チバQ:2012/07/01(日) 20:36:05
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012063002000234.html
「市民が権力の源泉だ」 エジプト大統領 革命聖地で「就任宣誓」
2012年6月30日 夕刊

 【カイロ=今村実】エジプト大統領に選出された穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団出身のモルシ氏(60)は二十九日、三十日の就任を前に、「革命の聖地」であるカイロ中心部のタハリール広場で非公式の「就任宣誓」を行い、「あなたたちは権力の源泉だ」と述べた。

 新大統領の三十日の就任式は、軍が人民議会(国会)の「解散」を通知したため、最高憲法裁判所で実施される。モルシ氏は広場で宣誓を行うことで、軍への抗議の意を示したとみられる。

 モルシ氏は、広場に集まった数万人の支持者らを前に「共和国体制と国の独立を守る」と強調。「長く暗く不公正な時代の後、われわれは民衆革命の光に到達した。手を携えて憲法に基づいた民政国家、自由な国をつくる」などと述べた。

 また、イスラム急進派の精神的指導者で、一九九三年のニューヨークの世界貿易センタービル爆破事件に関与したとして、終身刑判決を受けたオマル・アブデルラーマン師らの解放に尽力する意向を表明した。

4680チバQ:2012/07/01(日) 21:44:02
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012070100082
改憲否決、公爵家の拒否権維持=「絶対君主制」のリヒテンシュタイン
 【ベルリン時事】「欧州最後の絶対君主制」と呼ばれる小国リヒテンシュタインで6月29日から7月1日にかけ、公爵家の権力の象徴である拒否権を制限する憲法改正の是非をめぐる国民投票が行われ、暫定集計によると、賛成23.9%、反対76.1%で否決された。国民投票を経たとはいえ、公爵家の強大な権力に反発する国民の間では、拒否権の維持に不満がくすぶっている。(2012/07/01-21:27)

--------------------------------------------------------------------------------

4681チバQ:2012/07/02(月) 23:06:30
>>4676-4676
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120702-00000031-mai-int
<メキシコ大統領選>野党が政権復帰へ…地元メディア報道
毎日新聞 7月2日(月)13時37分配信

メキシコ南部オアハカの投票所で大統領選の投票をする女性=2012年7月1日、AP

 【メキシコ市・國枝すみれ】カルデロン大統領の任期満了に伴うメキシコ大統領選は1日投開票され、地元メディアは、中道右派の野党・制度的革命党(PRI)のエンリケ・ペニャニエト前メキシコ州知事(45)の当選が確実となったと伝えた。12年ぶりの政権交代となり、PRIが政権復帰する見通し。

 選管暫定発表で2位につけた中道左派の野党・革命民主党(PRD)のアンドレス・ロペスオブラドル元メキシコ市長(58)は及ばない模様。3位の与党・国民行動党(PAN)のバスケスモタ元教育相(51)は1日夜、敗北宣言し政権交代が決まった。

 ペニャニエト氏の勝利が決まれば、00年まで71年間政権を独占したPRIが12年ぶりに復権する。PANはカルデロン政権の麻薬犯罪組織掃討に伴う治安悪化や金融危機後の貧困拡大に対する国民の批判から伸び悩んだ。

 メキシコ州で工具店を経営するマヌエル・オロスコさん(43)は6年前のPANからPRIに投票先を変えた。「PANは繁栄のケーキを国民に分けず、全部自分たちで食べてしまった」

4682チバQ:2012/07/02(月) 23:07:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120702/amr12070218310005-n1.htm
メキシコ政権交代へ、野党候補当選確実 麻薬組織・経済対策がカギ
2012.7.2 18:29 (1/2ページ)

1日、メキシコ市で、大統領選での当選を確実にし、支持者の前に姿を見せたペニャニエト氏(ロイター)
 【ニューヨーク=黒沢潤】メキシコで1日行われた大統領選で、中道左派の野党、制度的革命党(PRI)のペニャニエト前メキシコ州知事(45)が当選を確実にした。中道右派の国民行動党(PAN)から12年ぶりに政権交代が実現することになる。ペニャニエト氏は今後、麻薬組織掃討や経済対策などで手腕を問われそうだ。

 ペニャニエト氏は同日、「支援に感謝する。メキシコの勝利だ」と勝利宣言した。

 中央選管のサンプル調査によると、ペニャニエト氏の得票率は約38〜39%。中道左派、革命民主党(PRD)のロペスオブラドル元メキシコ市長は約31〜32%、カルデロン現大統領の後継候補であるPANのバスケス元教育相は約25〜26%。

 カルデロン政権は2006年以降、麻薬組織掃討に乗り出していたが、組織同士の抗争激化を招き、殺人や誘拐が多発。失業率も約5%に上昇し、政権交代を求める声が強まっていた。

 ペニャニエト氏は05年に州知事に就任するまでは無名の存在だった。だが、州内のインフラ整備事業などで見せた決断力と他党との折衝で評価を高めたほか、若さと端正な顔立ちを武器に幅広い支持を集めた。

 今後の重要課題は麻薬組織対策だ。メキシコからの麻薬流入を懸念する米国はこれまで、メキシコ政府に16億ドルの対策費を拠出してきた。「新政権発足後も従来の良好な対米関係は維持される見通し」(外交筋)で、両国は一致して組織摘発に取り組むとみられる。ただ、PRIは00年に政権を奪還されるまでの71年間、「『平和』と引き換えに麻薬組織と各種の取引をした歴史」(米紙ロサンゼルス・タイムズ)を持つ。過去のしがらみを絶ち、具体的な成果を挙げられるかを懸念する声は強い。

 経済対策で、ペニャニエト氏は石油公社「ペメックス」の採掘・精製事業への民間資本導入を公約に掲げた。国家財政を支える石油収入の安定化を図った上で、経済を活性化させたい意向だが、支持母体の労組や党内には「抵抗勢力」も多く、前途を危ぶむ声もある。

 PRIには、長期政権時代の汚職のイメージも根強く残り、最近も北東部タマウリパス州で、PRIの元知事が資金洗浄に関与した疑惑が発覚した。学生らは党の体質を問題視しており、ペニャニエト氏の指導力が問われることになる。

4683チバQ:2012/07/02(月) 23:21:18
http://www.asahi.com/international/update/0702/TKY201207020076.html
2012年7月2日10時14分
リビア東部、自治拡大求め数百人が選挙事務所襲撃ベンガジで1日、選管事務所を襲い、有権者名簿や投票用紙に火を放つ市民=ロイター


 リビアからの報道によると、東部の主要都市ベンガジで1日、東部の自治権確立や議会での議席配分の拡大を求める群衆数百人が、選挙管理委員会の地域事務所を襲撃。7日に行われる議会選用の投票箱を投げ捨て、書類を焼いた。

 議会制民主主義を否定していたカダフィ政権が崩壊したリビアでは、史上初の自由選挙となる7日の選挙で選ばれた議会が憲法起草を行う予定。一方で、社会には武器があふれ、暫定政府に不満を持つ集団や民兵などによる政府庁舎の襲撃や部族間の戦闘などが相次ぐ不安定な情勢が続いている。(カイロ=貫洞欣寛)

4684チバQ:2012/07/02(月) 23:28:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120702-00000079-mai-int
<リビア>選管事務所襲撃…議席配分に反発 50年ぶり選挙
毎日新聞 7月2日(月)20時26分配信

 【カイロ前田英司】リビア東部の主要都市ベンガジで1日、選挙管理委員会の事務所が暴徒に襲われる騒ぎがあった。リビアでは7日、昨年の民主化闘争でカダフィ独裁体制が崩壊したのを受け、約50年ぶりの選挙が実施され、新憲法の制定に当たる議員を選出する。民主化闘争の発火点となったベンガジは、この制憲議会の議席配分を巡って暫定政府と対立しており、一部が選挙のボイコットも呼びかけている。

 AP通信などによると、約300人が選挙事務所を襲撃して投票用紙を燃やしたり、投票箱を投げ捨てたりした。襲撃者らは「東部地域の要求を無視する当局に対する反応だ」と話した。

 制憲議会(定数200)は首都トリポリを含む西部地域に102議席、東部地域に60議席、南部地域に38議席を配分。だが東部はリビア経済を支える産油地帯であることを背景に議席の拡大を要求し、「自治」を求める声も上がっている。

 リビアで最後に選挙があったのは王制下の64年。その後、69年のクーデターで権力を掌握して42年間の独裁を敷いた元最高指導者のカダフィ大佐は、全国民による「直接民主制」を国是とし、政党を認めず、選挙による代議制を拒否していた。

4685チバQ:2012/07/03(火) 20:08:35
http://www.asahi.com/international/update/0703/TKY201207030436.html
2012年7月3日17時57分
メキシコ大統領選で異議 中道左派候補「私が当選」
中央選管の暫定集計結果に異議を唱えた野党の中道左派、革命民主党(PRD)のロペスオブラドール元メキシコ市長=1日、ナオ・ブレーバーマン氏撮影


 1日に投開票されたメキシコ大統領選で野党の中道左派、革命民主党(PRD)の候補だったロペスオブラドール元メキシコ市長(58)は2日、選挙に不正があったとし、「正されるまで結果を受け入れられない」と述べた。中央選管の暫定集計では2位だが、「正しい集計では私が当選」と主張。市内では支持者の抗議デモもあった。

 3日未明時点の暫定集計では、野党・制度的革命党(PRI)のペニャニエト前メキシコ州知事(45)が得票率約38%で首位。選管は4日に公式集計を始め、最終結果は6日以降に発表する見通しだ。

 ロペスオブラドール氏は前回2006年選挙でわずか0.58ポイント差で落選。連邦選挙裁判所に不服を申し立てたが退けられた。(メキシコ市=藤えりか)

4686チバQ:2012/07/03(火) 20:09:43
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120702-OYT1T00985.htm
メキシコ大統領にペニャニエト氏…麻薬撲滅懸案


. 【メキシコ市=浜砂雅一】カルデロン大統領の任期満了に伴うメキシコ大統領選が1日投開票され、最大野党・制度的革命党(PRI、中道)のエンリケ・ペニャニエト前メキシコ州知事(45)が、他の与野党3候補を抑えて当選した。


 最大懸案である国内の麻薬製造・密売組織の撲滅に向けて断固とした政策を取れるのか、懸念する声も出ている。

 2000年まで71年間政権党だったPRIが大統領の座を奪還するのは12年ぶり。ペニャニエト氏は1日深夜、首都メキシコ市のPRI本部で勝利演説し、「(PRIは)二度目のチャンスを与えられた。我々は結果を出して期待に応える」と述べた。任期は6年。12月1日に就任する。

 中央選管によると、ペニャニエト氏の暫定得票率は38〜39%で、2位の野党・革命民主党(PRD、中道左派)のアンドレス・ロペスオブラドール元メキシコ市長(58)の31〜32%を上回った。与党・国民行動党(PAN、中道右派)のホセフィナ・バスケスモタ元教育相(51)は25〜26%にとどまった。

(2012年7月2日23時11分 読売新聞)

4687チバQ:2012/07/03(火) 22:00:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120703-00000056-mai-int
<アフガン>カルザイ大統領「タリバンは国政参加を」
毎日新聞 7月3日(火)18時56分配信


拡大写真
会見するアフガニスタンのカルザイ大統領=カブールの大統領府で2012年7月3日、杉尾直哉撮影

 【カブール杉尾直哉】アフガニスタンのカルザイ大統領は3日、カブールの大統領府で毎日新聞など日本人記者団と会見し、旧支配勢力タリバンに対して、「罪のない市民を殺害するのではなく、国政に参加し、政治勢力になればいい」と政治参加を呼びかけた。カルザイ氏は8日の「アフガニスタンに関する東京会合」(日本・アフガン両政府主催)に参加するため7日から訪日する。

 タリバンは米国やカルザイ政権との和平を拒否し、武装闘争を継続している。カルザイ大統領は和平努力を続ける考えを示し、「(タリバンは)我々と同じアフガン人だ」「(14年に予定されている)大統領選、議会選、地方議会選に参加し、最高権力者の地位に上りつめることも不可能ではない」と述べた。

 また、先月、京都の国際会議でタリバン代表とカルザイ大統領顧問が同席したことについて「とてもいい展開だ。正式な和平協議の開始につながればいい」と評価し、「和平協議には日本も参加してほしい」と述べた。

 東京会合は駐留国際部隊の大半が撤退する14年以降のアフガン支援が主要議題。カルザイ氏は「腐敗の問題はあるが、我が国は10年前、数年前に比べて安定に向けて着実に前進してきた。東京会合でも各国からの支援表明があると期待している」と述べた。

 南部ヘルマンド州で1日にアフガン人警察官が英兵3人を射殺するなど、アフガン治安部隊は問題を抱えている。しかし、大統領は「我が国の治安はアフガン人が守らねばならない。外国の支援はテロリストの流入防止などにとどめるべきだ」と語り、国際部隊からアフガン側への治安維持権限の14年移譲を予定通り実現させる考えを示した。

 ◇15年以降に政治復帰も タリバン報道官示唆

 【カブール杉尾直哉】アフガニスタン旧支配勢力タリバンのムジャヒド報道官は2日、毎日新聞の電話取材に「(14年に治安権限の移譲が完了し)外国軍の侵略が終われば状況は良くなる。タリバンには政治的な意思があり、しかるべき時に今後の計画を発表する」と述べ、15年以降、政治に復帰する可能性を示唆した。カルザイ大統領が14年の任期満了で退任することから、政治状況の推移を見つつ、政治復帰を目指す考えとみられる。

 ムジャヒド報道官は「(01年の)米国によるアフガン攻撃が戦争の原因。我々が戦うのは侵略からの解放のためだ」と指摘、米軍が撤退すれば武装闘争継続の理由がなくなると説明した。カルザイ大統領は3日の毎日新聞などとの会見で、タリバンに「国政参加」を呼びかけたが、報道官は「(カルザイ政権は)米国の手先であり、政権として認めていない」と述べ、現政権への参画を否定した。

 一方、暗礁に乗り上げたとされる米国との和平交渉については「西側メディアに報じられた『和平交渉』は信頼醸成へ向けた接触であり、我々は交渉に入っていなかった」と述べた。その上で「米側が不誠実なため、接触を止めた。解決策はない」と語った。米側がグアンタナモ収容所に拘束されたタリバンの釈放を約束しながら実行しなかったことを指すとみられる。

 先月、京都で開かれた国際会議へのタリバン代表の参加は「日本の人々にアフガンの現状を話すためだった」と説明。タリバン代表がカルザイ大統領顧問と同席したことに関しては「和平交渉が目的ではない」と述べ、カルザイ政権側と接触したとの一部報道を否定した。京都会議が和平交渉につながることに期待を示したカルザイ大統領と認識の隔たりを見せた。

 一方でムジャヒド報道官は「我々は日本との友好的な関係を望んでいる。軍事介入をしていない日本政府、日本国民がアフガンを支援し、(米国などの)植民地にされるのを阻止してほしい」と語った。

 最近のカブールなどへの攻撃について米国やアフガン情報機関は「パキスタンの支援を受けたアフガン人武装勢力『ハッカーニ・ネットワーク』の仕業」と指摘している。この点についてムジャヒド報道官は「(交渉相手にできるタリバンと、攻撃対象とすべき武装勢力を峻別(しゅんべつ)、分断しようとする)情報操作で、真実ではない」と否定。「ハッカーニ派指導者のシラジュディン・ハッカーニ氏はタリバン幹部であり、タリバンの指示で動いている」と語った。

4688チバQ:2012/07/04(水) 21:22:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120704-00000056-mai-int
<シリア>反体制派が内部対立…「アサド後」巡り会合紛糾
毎日新聞 7月4日(水)20時18分配信

 【カイロ前田英司】シリア反体制派の各グループは3日までの2日間、アラブ連盟の仲介でカイロ市内で会合し、シリアのアサド政権に代わる「受け皿」作りを目指して連携を図った。しかし要求が折り合わず、議論は3日深夜までもつれ込み、「アサド後」の基本的な国家像について一応の合意を打ち出したが、反体制派が一枚岩でないことを改めて露呈する結果となった。

 反体制派の主要組織「シリア国民評議会」(拠点・トルコ)などシリア国内外で活動する約250人が参加。合意文書では、政治移行の前提として▽アサド政権退陣▽弾圧に関与した当局者の責任追及−−を明示。アナン国連・アラブ連盟合同特使の主導する「連絡グループ会議」が6月末に合意した移行政府樹立支援について、アサド政権排除を明確にしていないとして一線を画した。また、宗教や思想信条で差別しない国を目指すことなどを打ち出した。

 しかし、シリア国内少数派のクルド人の一部が「将来的な地位が確約されない」と協議を中座したほか、米欧などによる軍事介入の是非や「アサド後」の新生国家における宗教の役割を巡り、対立が先鋭化して小競り合いになる場面もあった。

 反体制派はシリア国外の亡命活動家も多く、国内の組織との間に溝があり、団結に導く有力指導者もいない。国際社会は「支援先」を絞りきれず、援助が本格化しない一因とされてきた。アサド政権打倒の武装闘争を続ける離反兵士団体「自由シリア軍」は、会合が「政治的」として出席しなかった。

4689チバQ:2012/07/04(水) 21:23:34
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012070402000115.html
シリア移行政府 「アサド氏退陣 前提」
2012年7月4日 朝刊

 【カイロ=今村実】内戦状態に陥っているシリア情勢で反体制派「国民評議会」のサイダ新代表が三日、訪問先のカイロで本紙取材に応じた。主要国でつくる「連絡調整グループ」が合意した挙国一致の移行政府の樹立構想についてアサド大統領の退陣が前提と主張。「前国連事務総長アナン氏の調停継続は無意味だ」との認識を示した。

 移行政府の構想は先月三十日、事態打開に向け、国連安全保障理事会の五常任理事国や周辺関係国でつくる「連絡調整グルーブ」が提示。だが、新政府でのアサド大統領の排除は、ロシアの反対で明文化されなかった。

 サイダ代表は「ロシアが初めて『アサド後』に向け議論に応じる構えを見せたのは肯定的な点だ。解決に向けた新たな試みだ」と一定の評価を示した。

 ただ、「アサド体制が残ったままでの新政府は何の結果ももたらさない。強い決定権を持つ治安組織などの大統領の周辺者もすべて排除されなければならない」と指摘。アサド大統領が退陣を前提に新政府樹立に応じる可能性はゼロに近く、新政府構想は早々に暗礁に乗り上げそうだ。

 都市部からの軍の引き揚げや停戦を盛り込んだものの、形骸化したアナン氏の調停については「今や政権は、空爆を頻繁に行うなどあらゆる武器を使っている。調停を続けても犠牲者が増え続け、政権に時間的余裕を与えるだけだ」と述べた。

 国際社会に対しては、軍事行動にも踏み込める国連憲章第七章に基づく安保理の対応を要望。「これがアサド政権を従わせる唯一の方法だ」と語った。

 国内の現状をアサド大統領が「真の戦争状態」と語ったことに対し、サイダ氏は「内戦であるとは言えない」との認識を示した。

 また、反体制派「自由シリア軍」について「連絡を密に取り合っている。われわれは食料から武器に至るまで、必要なものはすべて送ってきた」と武器供給を明らかにした。

 サイダ氏は少数民族クルド人活動家で、先月十日に前代表ガリユン氏に代わり、評議会代表に選出された。

4690チバQ:2012/07/04(水) 22:18:19
>>4681-4682>>4685-4686
http://www.cnn.co.jp/world/30007229.html
暫定2位候補が「不正」主張、再集計要請 メキシコ大統領選
2012.07.04 Wed posted at: 17:40 JST
メキシコ市(CNN) 1日投票のメキシコ大統領選で、暫定2位となった候補が3日、選挙管理委員会に再集計を要請したと発表した。すでに制度的革命党(PRI)のエンリケ・ペニャニエト前メキシコ州知事が勝利を宣言している。

選挙に不正があったとして再集計を求めているのは、革命民主党(PRD)のアンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール元メキシコ市長。2006年の大統領選にも出馬してカルデロン大統領に得票率で約0.6%という小差で破れ、不正を主張した経緯がある。選挙から2ヵ月後の正式結果の発表後も同氏は結果を受け入れず、全国の支持者らが大規模なデモを展開して混乱が生じた。

最終的な開票結果は、8日に発表される予定。各投票所の集計結果は4日以降、地区別に確認作業が行われ、上位2候補の差が1%未満だったり、無効票の数がその差を上回ったりした場合は再集計となる。選管の報道担当者によれば、この規定に基づいて300地区のうち19地区、票数では全体の3分の1が、再集計の対象となる見通しだ。ロペスオブラドール氏が開票結果を不服とする場合は、最終発表後に正式に再集計要請の手続きを取ることになる。

一方、ペニャニエト氏は米紙への寄稿の中で勝利を宣言。CNNとのインタビューでは、次期大統領として党派の違いを乗り越え、より良いメキシコをつくると抱負を述べた。一方、与党・国民行動党(PAN)のホセフィナ・バスケスモタ氏はすでに敗北を認めている。

2000年に政権を明け渡すまで長年にわたり政権の座にいたPRIの返り咲きをめぐっては、汚職体質などを懸念する声が根強い。一方で、野党や有権者、報道機関など政治を取り巻く環境の変化を指摘し、同じPRIでも20年前とは異なる政権運営になると予想する声もあるようだ。

4691チバQ:2012/07/04(水) 22:19:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120704-00000065-reut-int
メキシコ政権交代、新大統領の麻薬対策に怒りと期待交錯
ロイター 7月4日(水)13時39分配信
7月3日、ぺニャニエト氏の大統領当選で制度的革命党が再び政権に返り咲くが、メキシコ国境沿いに住む米国住民の反応は怒りの声から期待の声までさまざまだ。写真はぺニャニエト氏とリベラ夫人。メキシコ市で2日撮影(2012年 ロイター/Tomas Bravo)

[エルパソ(米テキサス州) 3日 ロイター] 「何のために6万人の命が奪われたのか」──。メキシコ大統領選で当選したぺニャニエト氏(45)が、麻薬犯罪の撲滅を訴える姿を見て、国境を接する米テキサス州エルパソの実業家リカルド・フェルナンデスさん(33)は怒りを覚えた。

【写真】メキシコ、12年ぶり政権交代へ

生まれ故郷のメキシコで麻薬戦争を目の当たりにしてきたフェルナンデスさん。「本当に多くの人が殺され、苦しんでいる。何のためだろうか。われわれは、昔の状態に戻ろうとしているだけではないか」と語気を強める。

ぺニャニエト氏の当選で、2000年まで約70年間政権を握ってきた制度的革命党(PRI)が再び与党に。フェルナンデスさんのようにメキシコとの国境沿いに住む住民の反応は、怒りの声から期待の声までさまざまだ。

メキシコでは、カルデロン現大統領が軍を動員するなどして、麻薬犯罪撲滅に乗り出して以降、5万5000人以上が死亡。死者の大半が、荒廃した国境に近い州で命を落としている。

<連邦警察の定員を5万人以上に>

ぺニャニエト氏は、麻薬組織との戦いよりも暴力抑制に重点を置くと宣言し、現政権とは異なる戦略で麻薬対策に臨むと表明。連邦警察の定員を5万人以上に増員するなどの方針を示している。

これに対し、麻薬密輸の中継地となっている米アリゾナ州南部のサンタクルス郡の保安官は、「彼(ぺニャニエト氏)は、メキシコに苦痛と悲しみをもたらしている暴力の抑制に集中しようとしている。カルデロン大統領から劇的に変化することになると思う」と語る。

一方、犯罪が多発するシウダフアレスの若者と活動するNPO団体を率いるフェルナンデスさんは、汚職がまん延したPRIの政権与党時代に逆戻りすると危惧。「彼らは今まで通り、麻薬組織と交渉を行うことで問題を解決しようとするだろう」と、不安を隠せない様子で話した。

ただ、ぺニャニエト氏が昔のPRIと決別し、シウダフアレスなどの治安対策を強化してくれると期待を寄せる声もある。エルパソのジョン・クック市長は「ぺニャニエト氏は麻薬組織との取引はないと誓った。これはとてもポジティブなニュースだ」と述べた。

また、大統領選前に麻薬組織の犯行とみられる爆発があったヌエボラレドと国境を接するテキサス州ラレドのラウル・サリナス市長は「慎重ながらも楽観的にならなければならない。ネガティブに考え続けると、事態が好転することはない」と指摘。その上で「彼の計画は知らないが、暴力を減らしたいと言っているのであれば、それは本当だろう」と話した。

4692チバQ:2012/07/04(水) 22:20:45
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120704-00000088-san-pol
国後、択捉両島は今 「ロシア化」加速 進む開発、目立つ韓国系
産経新聞 7月4日(水)7時55分配信


拡大写真
港内では韓国自動車大手「ヒュンダイ」の重機が整備作業を行っていた=6月30日、択捉島内岡港(写真:産経新聞)

 ロシアによる不法占拠が続く北方領土への「査証(ビザ)なし訪問団」が6月28日からの国後、択捉両島での活動を終え、7月2日に根室港に帰港した。メドベージェフ首相の2度目となる北方領土訪問を前に、両島では道路舗装が急ピッチで進んでいた。択捉島の港湾工事には韓国の下請け企業が参入するなど「ロシア化」が加速し、日本の足跡が薄まりつつある。

 ■首相訪問を前に

 「皆さんの感情はあくまで感情。否定的な感情もそちらの問題だ」

 択捉島を事実上管轄するクリール行政区のオーシキナ区長は、訪問団がメドベージェフ氏の再訪問が日露関係に悪影響を与えると指摘すると、そう強調した。領土問題は存在せず、日本側が一方的に問題視していると言いたげだった。

 強気な発言を裏付けるように、両島ではインフラ整備が着々と進んでいる。

 島内視察では、昨年9月に開園した幼稚園や今年6月に完成したばかりのディーゼル発電所などを次々と案内された。これらの施設は、露政府の「クリール諸島社会経済発展計画」(2007〜15年)の一環で整備されたものだ。

 19年ぶりに択捉島を訪れた元島民の小浜暁子さん(75)は「新しい道路ができ、住宅も増えた。昔住んでいた場所もすぐには分からない」とつぶやいた。日本人の島民が郵便施設として利用していた建物は、すっかり朽ち果てていた。

 両島の中心部ではロシア人の島民が道路清掃や草刈り、住宅のペンキ塗り替えと首相訪問に向けた準備に追われていた。ロシア人の女性ガイド(65)は「首相訪問を機にインフラ整備がさらに進む」と話した。00〜08年の前政権時に比べ政治基盤が盤石とはいえないプーチン大統領が、国民受けを狙い、「地方」の発展を重視していることを織り込み済みのようだ。

 ■HYUNDAIの重機

 択捉島中央部にある内岡(なよか)港。訪問団の船が入港すると、韓国自動車大手「HYUNDAI(現代)」製の重機が土砂の積み降ろしをしていた。ロシア人島民によると港湾整備に韓国企業が参入し、約40人の韓国人が島で働いているという。

 国後島の建設現場でもアジア系とみられる作業員が目立った。南クリール行政区のソロムコ区長は「日本の企業にも工事に参加してもらいたい」と水を向けてきた。日本政府はロシアに管轄権があることを容認しかねないとして日本企業の活動を禁じているが、ロシア側が今後揺さぶりを強めてくる予兆といえる。

 「日本の立場を害さない枠組みで、何ができるか考えなくてはいけない」

 野田佳彦首相は3日、2年ぶりに訪問団に同行した新党大地・真民主の鈴木宗男代表からロシア化の現状について報告を受けると、危機感を口にしたが、妙案があるわけではない。それどころか、6月のメキシコ・ロスカボスでのプーチン氏との初会談で、領土交渉の「再活性化」で一致した直後のメドベージェフ氏の国後訪問は、顔に泥を塗られたに等しい。

 14歳で強制送還されるまで択捉島に住んでいた井桁美智子さん(78)は「故郷がなくなったまま終わりですかね。さびしいけど…」と言葉少なだった。(楠城泰介)

4693チバQ:2012/07/04(水) 22:21:41
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012070402000272.html
サルコジ氏宅など捜索 仏当局 07年の違法献金容疑
2012年7月4日 夕刊

 【マドリード=野村悦芳】フランスの捜査当局は三日、サルコジ前大統領が親しい女性富豪から、法定限度額を超える政治献金を受けた疑いで、パリにあるサルコジ氏の自宅と事務所など三カ所を家宅捜索した。

 サルコジ氏は大統領選で当選した二〇〇七年、化粧品大手ロレアルの創業家リリアン・ベタンクール氏(89)から、法定限度額の二十倍以上の十五万ユーロ(約一千五百万円)を選挙資金として受け取った疑いが指摘されていた。サルコジ氏は疑惑を完全否定している。

 捜査当局はサルコジ氏が今年五月の大統領選で落選し、訴追免除の特権がなくなったのを機に捜査に本格着手したとみられる。

 サルコジ氏の弁護士は三日、声明を発表し、すでに関係書類を提出していることを説明した上で「捜索は無意味だ」と強調した。サルコジ氏は二日に家族でカナダ旅行に出発しており、家宅捜索時は不在。疑惑をめぐっては、これまでに複数の関係者が仏メディアなどに違法献金を示唆する証言をしている。

4694チバQ:2012/07/04(水) 22:27:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120704-00000013-mai-int
<フランス>前大統領宅を捜索 資産家から違法献金疑惑で
毎日新聞 7月4日(水)10時52分配信

 【パリ宮川裕章】フランス捜査当局は3日、07年の大統領選で仏大手化粧品会社「ロレアル」創業者の娘、リリアンヌ・ベタンクール氏(89)がニコラ・サルコジ氏(57)側に違法な献金をしたとされる疑惑で、パリ市内のサルコジ前大統領の自宅など3カ所を家宅捜索した。捜査当局は07年当時のサルコジ氏側とベタンクール氏側の接触状況などについて関係者から証言を得ており、関係資料を押収するなどし、裏付け捜査を進めている。

 ベタンクール氏の資産は160億ユーロ(約1兆6100億円)とされる。仏メディアによると、ベタンクール氏の資産管理会社の元会計担当者は捜査当局に対し、「07年にサルコジ氏の側近だったエリック・ブルト元労相に複数回に分けて(法定限度を大幅に超える)総額15万ユーロ(約1510万円)を選挙資金として渡した」と証言している。また捜査当局はサルコジ氏本人がベタンクール氏宅で07年選挙期間中に現金を受け取っていたとの複数の証言も得ている。

 サルコジ氏側は疑惑を否定し、「当時は内相で、警備状況からもベタンクール氏と密会するのは不可能」と主張。07年当時のサルコジ氏の日記などを捜査当局に提出している。

 サルコジ氏は5月15日に大統領職を離任、大統領免責特権が6月中旬に切れた。サルコジ氏の弁護人によると、サルコジ氏は7月2日から家族でカナダを旅行中という。弁護人は「必要な書類はすべて当局に提出しており、今回の家宅捜索は無用の行為だ」とコメントした。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120704-00000013-cnn-int
サルコジ前大統領宅などを不正献金疑惑で捜索 仏警察
CNN.co.jp 7月4日(水)10時42分配信

(CNN) フランス警察当局は3日、サルコジ前大統領が2007年の大統領選で違法な献金を受け取った疑いで、パリにあるサルコジ氏の自宅や事務所を捜索した。サルコジ氏の弁護士によると、サルコジ氏は休暇のため2日に家族とカナダに向け出発しており、捜索時には不在だったという。

サルコジ氏は、07年のフランス大統領選で、フランスの化粧品大手ロレアルの創業者の娘で、富豪として知られるリリアン・ベタンクール氏から多額の違法献金を受け取った疑いが持たれている。

フランス国営フランス・テレビジョンの上級外交アナリスト、クリスチャン・マラード氏は今回の捜索について「驚くべきことではない」と語る。マラード氏によれば、フランス大統領には刑事罰の免責特権があるが、サルコジ氏は今年5月に行われた大統領選で社会党のフランソワ・オランド氏に敗れ、大統領を退任しており、今後起訴される可能性もあるという。

警察はこれまでに、サルコジ氏のほかに、サルコジ政権で労働相を務めたエリック・ブルト氏や、サルコジ氏が所属する国民運動連合(UMP)のメンバーへの不正献金疑惑についても捜査を行っている。

4695チバQ:2012/07/04(水) 23:10:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120704/mds12070422160003-n1.htm
シリア反体制派の会議紛糾 武器供与めぐり乱闘も
2012.7.4 22:15
 シリア反体制派の連合組織「国民評議会」など、シリア反体制派各グループがエジプト・カイロで2日から開催した会議は3日深夜、アサド政権打倒などを掲げる声明をまとめ、事実上閉幕した。一方、会議は反体制派への武器供与の賛否などをめぐり参加者が殴り合いの乱闘となるなど紛糾した。

 声明には、アサド政権打倒のほか、政権党であるバース党解党、新憲法制定などの民主化移行策が盛り込まれたが、会議筋は「実質的には何も合意できていない」と指摘した。

 会議はアラブ連盟主催で約210組織が参加したが、離反兵士などでつくる「自由シリア軍」は国民評議会との対立からボイコット。少数民族クルド人組織も少数派の扱いで対立、途中退席した。(共同)

4696チバQ:2012/07/05(木) 22:57:59
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120705-00000004-maiall-soci
<北方領土>変貌する国後 「大統領の教会」建設中 空港ターミナル供用始まる
毎日新聞 7月5日(木)13時48分配信


前回の訪問時に再建が決まり、急ピッチで建設が進む教会=2012年6月

 ロシアのメドベージェフ首相が3日訪問した北方領土・国後島。メドベージェフ氏にとっては大統領時代の一昨年11月以来2度目の訪問だったが、わずか1年8カ月の間に同島のインフラ整備は飛躍的に進んだ。露政府が実効支配を強めようと着実に開発を進めている形で、中にはメドベージェフ氏にちなんだ名前を冠した教会も。首相訪問の直前の6月29日、ビザなし日本側第3陣で訪れた同島は年を追うごとに活気づいていた。【本間浩昭】

 古釜布中心部の行政府に近い高台では、ロシア正教会の建て替えが進んでいた。大統領として最初に訪問した際、急きょ視察日程に盛り込まれた。99年に建設された木造の聖堂で、腐食による老朽化が進んでいた。島民によると、大統領自らがサハリン州のホロシャビン知事に「建て替えろ」と命じ、昨年10月に着工したという。

 ビザなし日本側第3陣が訪れた際、同島のワシーリ・ソロムコ議長は「『大統領の教会』と名付けた」と胸を張った。すでに外観が現れていた教会はコンクリート製で、旧ソ連のNIS諸国と北朝鮮の労働者が働いていた。島民は「彼らは朝8時から日没までよく働く」と話していた。

 同島西部にあるメンデレーフ空港は、当初09年の開港が大幅に遅れていたものの、昨年11月に新ターミナルビルの供用が始まった。総額12億ルーブル(約36億円)をかけて07年に改修が始まったが、カスピ海に近い国の企業が落札したため、建設コストが予想以上にかかり、建設が何度も止まった。8月には全ての工事が完了する予定だという。

 古釜布港では、メドベージェフ氏が最初に訪問した当時は影も形もなかった3階建てのフェリーターミナルが完成間近。ふ頭も水深7メートルの岸壁が完成した。同氏の最初の訪問当時は日本政府が供与したはしけで客と荷物を陸揚げしていたが、サハリンと同島を結ぶ客船「イーゴリ・ファルフトジーノフ号」(4575トン)が直接、接岸できるようになった。

 また、道路のアスファルト舗装化が1年前から始まり、港から西へ約5キロ付近まで舗装された。「国後スモッグ」と呼ばれる車が土煙を上げて走る光景は緩和されつつある。ソロムコ議長は道路の舗装について「将来的には飛行場まで舗装する」と話していた。

4697チバQ:2012/07/05(木) 23:09:37
http://mainichi.jp/select/news/20120705k0000e030163000c.html
中国:弁当持参の地方の共産党書記 ネットで注目集める
毎日新聞 2012年07月05日 10時16分(最終更新 07月05日 10時37分)

 中国湖南省祁東県トップの曽祥月共産党委員会書記が執務室で一般市民と同じような紙製の弁当箱を広げて昼食を取っている写真が「最も庶民的な書記」としてインターネット上に投稿され、注目を集めている。

 公費の無駄遣いに批判が高まる中国内では好意的に受け止められる一方、やらせと疑う声もある。

 6月下旬、同省出身のジャーナリストが短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」上に「執務室の前を通ったら偶然書記が弁当を食べていた」と書き込み、弁当を手にする曽氏の写真を投稿。

 その直後から「中国で共産党幹部のこういう姿は珍しい」などのコメントが殺到した。(北京・共同)

4698チバQ:2012/07/06(金) 22:23:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120706-00000020-mai-int
<イラン>反米? 偽ケンタッキーが大人気
毎日新聞 7月6日(金)10時42分配信


拡大写真
週末の夜には、家族連れでにぎわうテヘラン北部の「KFC」。壁や商品にあるシンボルマークまで本物そっくり=2012年7月5日、鵜塚健撮影

 【テヘラン鵜塚健】米国主導の対イラン制裁が強まり、両国関係が悪化する中、イランで、米国のファストフード店「ケンタッキー・フライドチキン(KFC)」とそっくりの店が次々に開業し、市民に大人気だ。イランの運営会社側は「本物」と主張するが、米国の本社は全面否定。それでも市民の強い米国志向が、人気につながっている。

 今年2月以降、テヘラン周辺や東部マシャドなどに約30店が開店または準備中。店内の内装も本物そっくりだ。シンボルマークである男性の顔のデザインも一見本物と同じだが、ネクタイだけがない。政府から「ネクタイは西洋の象徴だ」と警告を受け、店側が消したという。

 運営会社のアフマディさん(35)によると、鶏肉を揚げる粉はアラブ首長国連邦を経由して米国から輸入し「(KFCと)正規の契約を結んだ」と話す。

 イスラム革命(79年)以降、イランは米資本を拒絶しており、大手ハンバーガーチェーンやコーヒーショップも進出していない。そのため、「革命後初の米資本進出か」と話題になったが、米ケンタッキー州の本社は「イランには一切出店していない」と否定し、権利侵害で法的措置を取ったという。

 5月に開業したテヘラン北部の店では週末の夜、長い行列ができる。家族7人で来店した大学生のアリーさん(23)は「政府は反米を叫ぶけど僕たちは関係ない。米国の“本物”はおいしい」と話す。一方、反米意識が強い宗教的な一部の若者らは「汚れた米国文化の象徴だ」と偽のKFCを本気で敵視。テヘラン郊外の店では、深夜に若者らが店舗を破壊し、一時休業する騒ぎも起きた。

4699チバQ:2012/07/06(金) 22:26:52
http://mainichi.jp/select/news/20120707k0000m030048000c.html
シリア:国軍精鋭部隊の准将が亡命 政権中枢から初の離脱
毎日新聞 2012年07月06日 20時26分(最終更新 07月06日 20時50分)

 【パリ宮川裕章、エルサレム花岡洋二】フランスのファビウス外相は6日、シリアの国軍精鋭部隊幹部でアサド大統領に近いとされるマナフ・タラス准将が亡命し、パリに向かっていると明らかにした。シリアで政権中枢からの離脱が確認されたのは初めて。軍・治安部隊に対する強固な指導力を示してきたアサド政権にとっては打撃で、高官の離反がさらに続けば政権基盤がゆらぐ可能性もある。

 シリア当局は離反を確認していない。

 タラス准将はシリアで人口の約7割を占める多数派のイスラム教スンニ派。約1割の少数派アラウィ派が実権を握る政権と軍では、スンニ派を代表する存在だった。大統領の警護などを担当し、反体制派弾圧にも関与した共和国防衛隊の幹部だった。

 ロイター通信などによると、アサド大統領とは、士官学校で一緒に学んだ友人同士。父のムスタファ・タラス氏も、アサド大統領の父ハフェズ・アサド前大統領時代から、国防相を30年務めた。

 在英反体制団体「シリア人権観測所」などによれば、タラス准将は首都ダマスカスを3日に離れた。近く反体制派と合流し、政権からの離反を公式に表明するとの情報もある。

 昨年より、アサド大統領による反体制派の武力弾圧を巡って大統領と対立し、自宅で軟禁状態におかれていたという。

 フランス在住の反体制派シリア人男性は毎日新聞の電話取材に対し、「タラス准将はトルコ経由でパリに向かっていると聞いた」と話した。パリ在住の准将の親族が5日語ったという。

 タラス准将の離脱で軍がただちに弱体化する可能性は低い。しかし、同じスンニ派の富裕層がアサド政権支持を弱めたり、他の政府高官の離脱を招くなどの影響を及ぼすことも考えられる。

 シリア国内では6日も政府側部隊と反体制派の衝突や武力弾圧が継続。反体制団体「地域調整委員会」によると、南部ダルアーや北部イドリブなどで少なくとも20人が死亡した。

4700チバQ:2012/07/06(金) 22:44:51
>3435-3437>>3848
>>4208>>4683-4684
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120706-00000073-mai-int
<リビア>国民議会選挙が7日投票 期待と不安が交錯
毎日新聞 7月6日(金)19時54分配信

 【トリポリ前田英司】昨年の民主化闘争でカダフィ政権が崩壊したリビアで7日、新憲法の制定などに当たる国民議会(定数200)の選挙が実施される。リビアでの本格的な国政選挙はカダフィ体制前の王制下で1952年に行われて以来、60年ぶり。大半のリビア国民にとり今回が初めての選挙で、期待と不安が交錯している。

 69年の王制打倒クーデターで独裁を確立したが、昨年10月に中東の民主化要求運動「アラブの春」の一環で蜂起した反政府勢力に拘束・殺害された元最高指導者カダフィ大佐は選挙による代議制を否定。全国民の「直接民主制」を国是とした。

 このため長く「政党」が存在せず、今回は選挙戦を含めて手探りの状態だ。首都トリポリ市内では選挙ポスターを多数見かけるが、有権者からは「立候補者がどんな人なのか、ほとんど知らない」といった声も漏れた。

 定数200のうち、120議席が無所属候補の小選挙区、80議席が政党候補の比例代表だ。小選挙区の立候補者は約2500人、比例は140以上の政党が約1200人を擁立。エジプト大統領選を制した穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団も「公正建設党」を結成し参加した。

 リビアではカダフィ体制崩壊後の新たな国造りが進んでおらず、国民の多くが不満を抱いている。空港職員のムニールさん(32)は人生初の投票を前に「選挙で強い新政府ができれば、きっと状況は変わるはずだ」と期待を込めた。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012070602000089.html
あすリビア制憲議会選 イスラム伸長続くか
2012年7月6日 朝刊

5日、候補者のポスターが所狭しと張られたトリポリ中心部の殉教者広場(旧緑の広場)=今村実撮影


 【トリポリ=今村実】昨年八月にカダフィ政権が崩壊したリビアで七日、初の制憲議会(定数二〇〇)選挙が行われる。暫定政府の樹立や憲法の制定などを担う。カダフィ時代に結成が禁じられた政党や政治団体が乱立しており、中でも民主化運動「アラブの春」の各国で伸長するイスラム主義勢力の台頭が注目される。

 旧カダフィ政権は直接民主制を標ぼうしたが実態は独裁体制で憲法も存在しなかった。大半の有権者にとり投票は初めてで、国の再建が本格化する。

 ロイター通信などによると、八十議席は比例代表制で、政党や政治団体に所属する候補を選ぶ。残り百二十議席は選挙区制で、無所属の候補を選出する。双方で約三千七百人の候補が出馬した。有権者は約二百七十万人。

 有力とされる政党の一つが、穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団が主体の「公正建設党」。旧ムバラク政権が崩壊した隣国エジプトの人民議会選挙でも、同胞団系の政党は第一党になった。先月末には同胞団出身のモルシ大統領が誕生したばかりで、リビア情勢にも影響する可能性がある。

 また、別のイスラム政党「ワタン」も有力視される。率いるのは過去にイスラム武装勢力の幹部を務めた、反カダフィ派「国民評議会」軍事部門の元司令官ベルハジ氏だ。

 一方、国民評議会の元ナンバー2、ジブリル氏が率いる新党連合が、リベラル勢力の代表格となりそうだ。

 現在の暫定政府を樹立した国民評議会は内戦中に反カダフィ勢力の中心となった組織。選挙後、制憲議会に政権を引き渡して、役割を終える見通し。

 新憲法制定後に再び選挙が行われ、約一年後に本格的な新議会が発足する。反カダフィ派の中心となった東部からは、議席配分への不満の声や自治拡大を求めボイコットを呼び掛ける動きもある。民主化プロセスが順調に進むか、注目される。

4701チバQ:2012/07/06(金) 22:57:25
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120706/mds12070612530000-n1.htm
アサド大統領の友人で精鋭部隊の准将、裏切り? 政権離脱しトルコに亡命
2012.7.6 12:53
 ロイター通信は5日、親シリア政府のニュースサイトや反体制派の情報として、シリア政府軍の精鋭部隊、共和国防衛隊の幹部でアサド大統領の友人でもある准将が政権を離脱してトルコに逃亡したと伝えた。シリア政府は確認していない。同氏は近く、反体制派への合流を発表するという。

 同氏はイスラム教スンニ派に属し、アサド氏を頂点とするアラウィ派主体の政権を支えるスンニ派の代表格だった。

 同氏は46歳のアサド氏と同世代で、軍の士官コースで一緒に学んだ友人同士。父ムスタファ・トゥラース氏は、アサド氏の父ハフェズ・アサド前大統領時代から現アサド政権の2004年まで30年以上、国防相を務めた元政権重鎮。(共同)

4702チバQ:2012/07/07(土) 00:14:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120707/mds12070700040000-n1.htm
カダフィ政権後、遠い安定 リビアきょう国政選
2012.7.7 00:03 (1/2ページ)
 【トリポリ=大内清】内戦の末、昨年8月にカダフィ独裁政権が崩壊したリビアで7日、国会(定数200)議員選が行われる。同国での選挙は、カダフィ大佐(昨年10月に殺害)が1969年に打倒した王政の時代以来。民主化と本格政権誕生に向けた重要なステップとなるが、直前の5日に、新議会が行うとされていた憲法制定プロセスに重大な変更が加えられるなど、暫定統治を担う「国民評議会(NTC)」のかじ取りは迷走。東西対立からくる選挙妨害も相次いでおり、議会選出後も混乱は続く可能性がある。

 昨年以降、中東・北アフリカに民主化運動が広がった「アラブの春」で政権が倒れた国で議会選が行われるのは、チュニジア、エジプトに次ぎ3カ国目。先の2国と同様にイスラム勢力が躍進するかどうかにも注目が集まっている。

 選挙戦では、かつて過激派組織「イスラム戦闘集団」を指導し、内戦中は反カダフィ派部隊司令官だったアブドルハキーム・ベルハジ氏の「ワタン(郷土)党」や、イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の「正義建設党」などイスラム勢力と、ジブリール前暫定首相が率いる「国民勢力連合」などのリベラル派が争う構図となっている。

 議席は、人口比などから、半数の100議席が首都トリポリのある西部に、60議席が第2の都市で内戦中は反カダフィ派拠点となったベンガジなどの東部に、40議席が砂漠地帯の南部に配分されている。

 当初計画では、選挙後にNTCは解散し権限を議会に移譲、議会は30日以内に首相選任や制憲委員会の指名を行うとされていた。

 しかし、フランス通信(AFP)によると、NTC報道官は5日、制憲委を議会の任命ではなく、国民の直接選挙で選ぶ方式に変更すると発表した。予定されていた政治プロセスが狂う可能性が出てきたのだ。

 混乱の背景には、地域間の根深い対立がある。

 東部には、首都のある西部からの差別で開発が遅れているとの不満が根強い。最初にカダフィ政権打倒に立ち上がったとの自負もあり、政権崩壊後は自治権拡大に向け連邦制の導入を求める声が高まった。

 選挙でも、西部が議席の半数を握ることへの反発があり、東部各地では選管事務所が襲撃される事件が頻発。5日には中部ラスラヌフなどで、武装グループが議席配分の是正を求め石油施設の操業を停止させた。

 同報道官は、憲法制定に関する制度変更は「相当数の人々の求めに応えるためだ」と、東部への譲歩であることを暗に認めた。ただ、西部には連邦制に否定的な意見が多い。

 多くの国民にとっては初の投票となり、選挙自体への期待は大きいが、政治的安定にはなお時間を要するとみられる。

4704チバQ:2012/07/08(日) 16:36:33
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120707-00000097-jij-int
豪雨で洪水、105人死亡=黒海沿岸のロシア南部
時事通信 7月7日(土)20時15分配信

 【モスクワ時事】黒海沿岸のロシア南部クラスノダール地方で6日夜、豪雨による洪水が発生し、捜査当局によると7日までに105人が死亡した。犠牲者のうち大半はクルイムスク地区に集中、保養地ゲレンジークでも死者が出た。インタファクス通信が伝えた。
 国営テレビによると、市街地では大人の腰の高さまで冠水し、深い場所では車が水没。住宅に流れ込む水の勢いは強く、ゲレンジークに住む女性は「自宅から逃げ出す暇もなかった」と語った。
 国営パイプライン独占企業トランスネフチは、港湾都市ノボロシースクからの石油積み出し作業が豪雨のため一時停止したことを明らかにした。同社の主要施設に損害はないという。

4705チバQ:2012/07/08(日) 19:00:00
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120708/t10013428451000.html
ヨルダン 討論中に議員が銃取り出す
7月8日 10時42分 K10034284511_1207081203_1207081222.mp4
内戦状態とされるシリア情勢を巡って、隣国ヨルダンで行われたテレビ討論の議論がエスカレートし、出演した現職の議員が銃を取り出して相手につかみかかる騒ぎとなりました。

この騒ぎは、シリアの隣国ヨルダンの衛星テレビ局で、5日、シリア情勢を巡って行われたテレビ討論の最中に起こりました。
アサド政権に批判的な立場をとるヨルダンの現職の議員が、アサド政権を擁護する主張を繰り返す元議員に対して「シリアの代理人だ」と批判すると、元議員は「あなたこそ、イスラエルの代理人だ」とやり返し、「有権者の票を金で買っている」などと攻撃しました。
すると、激高した議員は、相手に靴を投げつけたうえ、腰の辺りから銃を取り出してつかみかかりました。
司会者が体をはって2人の間に割って入り、その場を収めたものの、元議員はその後、「殺されるおそれがあった」などとして、警察に被害を届け出たということです。
内戦状態とされるシリアでは、アサド政権と反政府勢力との間で激しい戦闘が続いており、隣国ヨルダンで起きた今回の騒ぎは、シリア情勢を巡る立場の違いが、周辺国でも深刻な対立を引き起こしていることを改めて浮き彫りにしました。

4706チバQ:2012/07/09(月) 02:43:51
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012070800238
リベラル系連合がリード=カダフィ後初の議会選開票始まる−リビア
 【トリポリ時事】7日実施されたカダフィ政権崩壊後初のリビア議会(定数200)選挙で、地元メディアは8日、暫定統治する国民評議会の元ナンバー2、ジブリル氏が率いるリベラル系の国民勢力連合が首都トリポリや東部のベンガジなどで大きくリードしていると伝えた。
 国民勢力連合幹部はAFP通信に対し「大半の選挙区で連合のリードが伝えられている」と語った。イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の正義開発党の指導者サワン氏も「国民勢力連合が中部ミスラタを除いた幾つかの都市で得票を伸ばしている」と認めた。(2012/07/08-23:52)

--------------------------------------------------------------------------------

4707チバQ:2012/07/09(月) 02:45:10
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012070900004
首都で数万人がデモ=大統領選結果に抗議−メキシコ
 【メキシコ市AFP=時事】1日に大統領選の投票を終えたばかりのメキシコ市で7日、選管が認めたペニャニエト前メキシコ州知事(45)の勝利に抗議して数万人がデモ行進した。参加者らは、ペニャニエト氏の制度的革命党(PRI)が大々的な買収を行ったと批判している。
 交流サイト「フェイスブック」や簡易ブログ「ツイッター」を通じて集まったデモ隊は「出て行け、ペニャ」と連呼。参加者らによると、PRIは有権者に商品券を配布。選挙後、商品券を持った群衆がスーパーに殺到する現象が起きている。(2012/07/09-00:07)

--------------------------------------------------------------------------------

4708チバQ:2012/07/09(月) 22:46:10
http://mainichi.jp/select/news/20120710k0000m030024000c.html
アフガン:難民キャンプ近くの学校 給料安く教師不在
毎日新聞 2012年07月09日 19時43分(最終更新 07月09日 22時26分)

 アフガニスタンに駐留する国際治安支援部隊(ISAF)の14年末までの撤退に向け、南部ヘルマンド州で、アフガン治安当局への権限移譲が進んでいる。だが、首都カブール北西にある難民キャンプでは、ヘルマンド州や同じ南部のカンダハル州から逃れてきた避難民約1万人が故郷に戻れないまま、依然として厳しい生活を強いられている。

 ヘルマンド州では昨年7月から順次、州都ラシュカルガーや周辺地区で、アフガン側に治安権限が移譲されている。しかし州都を含めて治安は回復せず、州内の多くの地域がタリバンに支配されたままだ。

 この難民キャンプができたのは5年前。泥づくりの粗末な建物やテントがひしめくなか、裸足の子供たちがほこりまみれで井戸水をくみ出していた。最近、近くに学校が建設されたが、教師はいない。「給料が安すぎてすぐに辞めてしまうため」で、子供たちは教育を受けられない状況が続いている。

 ヘルマンド州内でケシを栽培していたムハンマド・ユニスさん(40)は家族12人で4年前、このキャンプにたどり着いた。住んでいた村にはタリバンが潜伏し、激しい戦闘を経て米軍が入ってきた。米兵は各戸を捜索し、「タリバンの協力者」と疑う住民には暴行を加えたり拘束したりしたという。「タリバンと米軍の間に挟まれ、とても住めなかった」

 近くの別の村で農業を営んでいたムハンマド・イサさん(40)は最近故郷に戻ったが、完全にタリバンに支配されていた。「裏切り者が帰ってきた。米軍のスパイではないか」。タリバンに協力的な村人に疑いの目を向けられ、身の危険を感じて再びこのキャンプに戻ってきたという。「しかし、ここでも『(タリバンの勢力拠点である)南部出身のお前はタリバンだろう』と言われ、仕事に就くことすらできない」

 難民キャンプの住民たちは日干しのレンガを作り、わずかな生活費を稼いでいる。ユニスさんは「それでも自活できない。外国の支援は、アフガン政府に渡すのではなく、直接ここに持ってきてほしい」と訴えた。【カブールで杉尾直哉】

4709チバQ:2012/07/09(月) 22:47:16
http://mainichi.jp/select/news/20120710k0000m030009000c.html
南スーダン:独立1年 汚職横行 必需品の値段は4倍に
毎日新聞 2012年07月09日 17時56分

 アフリカ東部のスーダンから南スーダンが分離独立して、9日で1年を迎えた。スーダンとの交戦は続き、石油収入分配交渉は頓挫、経済も大幅に悪化した。独立の興奮から冷め、疲弊感すら漂う南スーダンの現状を追った。

 「独立で何もかも良くなる。皆そう思ったのだが、全く逆です」。首都ジュバで社会改善活動を続けてきたクリス・ロティヨ牧師(60)は6日、毎日新聞の電話取材に心境を吐露した。ロティヨさんによると、生活必需品の価格は前年比で4倍近くに高騰し、食料品や燃料の不足も深刻化している。

 「低所得者層は大打撃を受け、1日1食も取れない人たちがいる」。NGO「南スーダン非暴力・開発機構」(本部・ジュバ)のモーゼス・ジョン事務局長は、医薬品不足などによる医療サービスの悪化を懸念する。

 生活に困窮する市民をよそに、政府内では汚職が横行。キール大統領は5月3日付の文書で、総額約40億ドル(約3180億円)の公的資金を横領したと見られる75人の元・現職員に返還を命じた。

 経済悪化の主な原因は、国家歳入のほとんどを依存する石油の生産停止だ。南スーダンが分離する前の旧スーダンはアフリカ第6位の産油国で、油田の4分の3が南部に集中、輸出港は北部にしかなかった。分離後も南北で石油収入の配分交渉が続いたが決裂し、昨年12月にスーダンが南からの石油を接収。南側は生産停止で対抗したが、自らの収入源も絶つことになった。

 さらに今年3月には、南側が反政府組織を支援しているとしてスーダンが南スーダンとの国境を封鎖。物不足や物価高に拍車をかけた。

 南スーダン政府は「石油問題解決まで持ちこたえる」(アテム報道官)と強気の構えだが、財政破綻も危惧されている。

 国境地帯では3月から交戦が本格化。スーダン軍の空爆で南側の民間人に死傷者が出た。和平交渉中だが、戦闘再開の恐れは残る。国際医療NGO「国境なき医師団」などによると、スーダン難民約17万人が南側に逃げ込み、劣悪な衛生環境で多数の死者も出ている。

 ◇南スーダン
 面積は日本の約1.7倍で約65万平方キロ。人口約830万人。スーダンがアラブ系イスラム教徒が主流なのに対し、黒人の伝統宗教(アニミズム)信者やキリスト教徒が主流。1983年から2005年まで続いた南北内戦では約200万人が死亡。昨年1月の住民投票で圧倒的多数が独立を支持し、同7月9日に独立した。【ヨハネスブルク服部正法】

4710チバQ:2012/07/09(月) 22:48:05
http://mainichi.jp/select/news/20120709k0000e030104000c.html
エジプト:大統領、議会再招集を命令 軍の解散命令に対抗
毎日新聞 2012年07月09日 11時20分

 【エルサレム花岡洋二】エジプトのモルシ大統領は8日、軍最高評議会による人民議会(国会)の解散命令を無効とし、議会を再招集する大統領令を出した。解散は最高憲法裁判所の違憲判決に基づいており、大統領令の実効性は不透明。司法と軍の旧支配勢力と、先月末に権限を移譲された新大統領との対立は避けられない。

 大統領は声明で、新憲法の制定後60日以内に人民議会の再選挙を実施することも併せて発表した。議会任期は4年だが、軍の望む再選挙には応じる姿勢を示した形。新憲法は議会が既に選出した起草委員会が起草する。

 議会は、モルシ大統領を擁立した穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の自由公正党が議席のほぼ半数を占め、議会第1党。しかし、最高憲法裁が選挙制度に不備があったとして先月の大統領決選投票の直前に違憲判決を下し、軍政が解散命令を出していた。同胞団は解散の無効を行政裁判所に訴えている。

 立法権は議会解散後に軍が掌握していたが、再招集されるなら議会の手に戻る。イスラム勢力による「権力独占」を警戒する声が世俗派を中心に再び上がりそうだ。軍最高評議会は8日、緊急会合を開き、対応を協議。評議会メンバーはロイター通信の取材に、軍が事前に大統領令について知らされていなかったと明かした。

4711チバQ:2012/07/09(月) 22:48:39
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012070902000048.html
エジプト大統領 国会再招集を命令 解散宣告の軍と対立必至
2012年7月9日 夕刊

 【トリポリ=今村実】エジプトのモルシ新大統領は八日、最高憲法裁判所の違憲判断を受けて軍最高評議会が人民議会(国会)の解散を宣告したことについて、無効とする大統領令を出し、議会の再招集を命じた。AFP通信が伝えた。

 軍最高評議会は大統領令への対応を協議するため、緊急会合を開いた。大統領と軍の対立が激化し、立法権をめぐって混乱が拡大する可能性が出てきた。

 モルシ氏は大統領令で、国民投票で新憲法が承認された後、六十日以内に新たな議会選を実施することも求めた。再招集を命じた議会は、空白期をなくすためのつなぎ議会となるとみられる。

 エジプトの最高裁は六月、ムバラク政権崩壊後の昨年十一月から今年一月にかけて行われた人民議会選について、選挙区制度に憲法違反があったと判断。軍評議会はこれをもとに「議会は既に解散された」と宣告し、立法権の掌握を主張した。

 人民議会は、モルシ大統領の出身母体である穏健派イスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の自由公正党が第一党の座にあり、解散宣告は同胞団の勢力拡大を阻止するため、軍の意向が働いたとみられていた。

4712チバQ:2012/07/09(月) 23:04:29
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120707/erp12070720560007-n1.htm
どうなる公約、「成長」か「緊縮」か オランド仏政権
2012.7.7 20:55 (1/2ページ)
 【ベルリン=宮下日出男】フランスのオランド政権が難しいかじ取りを迫られている。会計検査院の指摘を受け、財政健全化の目標達成のために一層の財政緊縮が必要となったからだ。政権は銀行や大企業への課税強化などを中心に財源を確保して、「成長重視」という大統領選での公約を堅持したい考えだが、財政規律とのバランスをどう取るかが注目される。

 フランスの会計検査院は2日、13年の財政赤字を国内総生産(GDP)比で3%に抑えるという目標達成のためには、12年予算で最大100億ユーロ(約9800億円)、13年に330億ユーロの財源を新たに確保する必要があると指摘した。

 背景には債務危機で予測した経済成長が見込めなくなったことがあり、政府も3日、12、13年の成長見通しをそれぞれ引き下げた。

 オランド政権は4日、検査院の指摘をふまえて今年の補正予算案を閣議決定した。富裕層に対する増税や銀行、大企業への課税強化で歳入を72億ユーロ増やす一方、15億ユーロの支出凍結を盛り込んだ。一方、サルコジ前政権が10月の実施を決めていた付加価値税引き上げは撤回した。

 エロー首相は3日、国民議会(下院)での演説で、「状況は深刻だ。国家的な努力を求める」と危機感を示し、財政規律を堅持する姿勢を強調。「予算は楽観的な歳入見通しに基づいていた」とも述べ、今年の予算を編成したサルコジ前政権を暗に批判した。

 オランド大統領は5月の就任以降、欧州の債務危機対応を緊縮から成長・雇用重視に転換させるのに大きな役割を果たした。財政規律維持のため自らも緊縮を迫られた形だが、大統領に就任すれば現実的な政策を行うとの見方が大勢だった。

 ただ、13年については各省の予算削減を指示し、61億ユーロの増税を示したが、赤字削減目標達成の見通しは立っていない。このため、公約の一部は修正を余儀なくされるのではないかとの見方も浮上している。

 大統領の公約は、財政支出を拡大させるとして選挙戦のときから市場で懸念されていた。

4713チバQ:2012/07/09(月) 23:33:05
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120709/mds12070911170002-n1.htm
リビア議会選挙、リベラル派優勢
2012.7.9 11:14
 【トリポリ=大内清】カダフィ政権崩壊後で初めて行われたリビアの国会(定数200)議員選は8日、開票作業が進み、地元メディアの報道などによると、ジブリール前暫定首相率いるリベラル派の「国民勢力連合」が優勢のもようだ。最終的な開票結果発表までには1週間程度かかる見通

し。

 ジブリール氏は同日、「今回の選挙には勝者も敗者もいない。新政府樹立に向け、すべての勢力が集結することが重要だ」と述べ、新議会で行われる首相選任などで他党との対話を重視する考えを示した。

 今回の選挙では、人口比などから、首都トリポリのある西部に100議席、第2の都市ベンガジのある東部に60議席、砂漠地帯の南部に40議席が割り振られた。

 しかし、自治権拡大を求める声もある東部には、西部に比べて議席数が少ないとの不満がくすぶっており、選挙中も選管当局に対する妨害行為などが頻発、新議会選出後も混乱が続くことへの懸念が強まっている。

4714チバQ:2012/07/09(月) 23:34:08
http://www.afpbb.com/article/politics/2887940/9215935
「1年以内に株式の過半数を黒人に譲渡せよ」、ジンバブエ政府が外資系企業に通告
2012年07月05日 13:28 発信地:ハラレ/ジンバブエ
【7月5日 AFP】アフリカ南部ジンバブエの政府は、外資系の銀行や企業に対し、1年以内に株式の過半数をジンバブエの黒人に譲渡するよう通告した。3日の官報に6月29日付で掲載された。

 ジンバブエは2007年、黒人の権利拡大法のひとつとして、全ての外資系企業に株式の51%をジンバブエの黒人に譲渡することを義務付ける法律を制定している。この法律の下でジンバブエ政府は、国内で事業を継続するには1年以内に「最低限の現地化と黒人の権利拡大策のための割り当て」を満たすよう通告した。

 今回の通告は銀行、ホテル、教育機関、通信、鉱業も対象にしており、これらの業種の外資系企業は株式譲渡計画を提出しなければならない。

 旧宗主国である英国のスタンダードチャータード銀行(Standard Chartered Bank)、バークレイズ(Barclays)などの大手金融機関や、南アフリカの鉱山大手インパラ・プラチナム(Impala Platinum)のジンバブエ現地法人で、同国最大のプラチナ鉱山を操業するジンプラッツ(Zimplats)も対象になる。(c)AFP

4715チバQ:2012/07/10(火) 22:08:51
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120710/erp12071021500003-n1.htm
プーチン政権2カ月…リベラル路線から逆行する動き、締め付け強化
2012.7.10 21:49 (1/2ページ)
 【モスクワ=佐々木正明】ロシアのプーチン大統領が5月に通算3期目の政権を発足させてから2カ月が経過した。新体制はこの間にも、反政権派への締め付けや基幹産業の国家管理を強めるための人事を行い、リベラル化を目指したメドベージェフ前政権で一時、緩和された垂直統治型の中央集権体制を再構築しようとする動きを見せている。プーチン色がにじみ出た政策は次々に打ち出されており、欧米の支援を受けた市民団体を「外国のスパイ」として圧力を加える新法の審議も始まった。

 ロシアの社会問題である人権侵害や役人の汚職の実態を告発してきた市民団体の活動に対して、プーチン氏はこれまでも「諸外国の資金援助を受け、外国の利益のために活動している国民がいる」などと非難する発言を繰り返してきた。

 しかし、ロシアでは篤志家らが市民団体に寄付していることが発覚すれば、政権から厳しい弾圧を受ける恐れがあり、人権擁護団体「モスクワ・ヘルシンキ・グループ」などの有力団体は欧米からの支援を受けなければ、活動が成り立たない実情がある。

 7月に入り、与党統一ロシアが圧倒的多数を占める下院で、こうした市民団体に圧力を加える“NGO監視”法案の審議が始まり、同党議員は、「ロシアの民主主義は国外勢力から守らなければならない」と新法の正当性を説明した。

 新法は、市民団体に年に2回、詳細な活動報告の提出を義務づけるもので、違反すれば代表者に約300万ルーブル(約720万円)の高額な罰金が科せられ、「外国のスパイ」の烙印(らくいん)を押される。下院を通過して、上院での審議を終え施行される見通しで、市民団体側からの反発が強まっている。

 他にもこの2カ月で、名誉毀損(きそん)犯罪の罰則強化や改正デモ規制法の施行など、表現の自由や集会の自由など民主主義の根幹を締め付ける動きが加速化している。首相になったメドベージェフ氏は「私はリベラルだったことは一度もない」とかつての民主化政策を翻すような発言もし始めた。

 一方、プーチン氏は、メドベージェフ氏が打ち出した経済改革色を薄める人事も行った。6月に一旦は政府の要職から解かれたプーチン氏の側近で保守・強硬派のセチン前副首相を、大統領直轄のエネルギー産業発展戦略委員会の書記として復権させた。

 セチン氏はエネルギー業界に圧倒的な影響力を持ち、プーチン氏の命を受け、今後、基幹産業である石油・ガス産業の民営化に歯止めをかけ、国の政策と直結した「国家資本主義」路線を推進するとみられる。経済の近代化から逆行する動きに、投資家の懸念も高まり、ロシアの株価指数も下落傾向にある。

4716チバQ:2012/07/10(火) 22:09:50
>>3690
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120710/mds12071018150003-n1.htm
オルメルト氏に一部無罪 前イスラエル首相
2012.7.10 18:15

イスラエルの前首相オルメルト被告(2009年6月14日撮影、AP)
 エルサレム地裁は10日、不正献金受領など三つの罪に問われたイスラエルの前首相オルメルト被告に対して、主要部分である不正献金受領と詐欺について無罪の評決を言い渡した。被告は2009年3月、捜査の追及を受けて政界を引退しただけに、検察当局への批判が出そうだ。

 被告はエルサレム市長などを務めていた1990年代に不動産開発をめぐり業者側から数十万ドルの賄賂を受け取ったとして、収賄罪でも公判中。

 無罪となったのは、エルサレム市長や通産相を務めていた90〜2000年代、ユダヤ系米国人実業家から約15万ドル(約1200万円)の献金を不正受領したとされる問題と、国外出張費を複数の公的機関に請求し、浮いた金を私的旅行に充てたとして詐欺罪に問われた問題。一方、同地裁は、閣僚の地位を利用して知人の事業に便宜を図ったとされる信託義務違反罪については有罪とした。(共同)

4717チバQ:2012/07/10(火) 22:10:34
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120710/mds12071014390002-n1.htm
ネクタイ販売は駄目 イラン、西洋文化の象徴 市民「ばかげている」
2012.7.10 14:38

イランの首都テヘランの洋服店ではネクタイはほとんど販売されていない=6日(共同)
 核開発疑惑をめぐり欧米との対立を深めるイランの警察当局がネクタイを販売する洋服店の取り締まりを強めている。同国でネクタイは「西洋文化の象徴」。規制強化の背景には、西洋文化を否定するイスラム宗教界の影響力拡大があるとされるが、市民からは「ばかげている」との声が上がる。

 1979年のイラン革命以降、反欧米を掲げるイランでは公式の場でもネクタイを着用する習慣はない。ただ、結婚式などの際に好んで身に着ける人もおり、これまで販売は許可されてきた。「まるで冗談。急に売るなと言われても」。7月上旬、首都テヘランで洋服店を営む男性店主(33)が困惑の表情を浮かべた。 販売しているのが見つかれば、罰金や数カ月の営業停止処分を科されるため、この店主は「売るのは危険」と判断。店頭からネクタイを撤去したが「毎日10人前後が買いに来るという。(共同)

4718チバQ:2012/07/10(火) 22:37:34
http://mainichi.jp/select/news/20120711k0000m030032000c.html

ICC:コンゴ元武装指導者に禁錮14年 少年兵徴用
毎日新聞 2012年07月10日 19時06分

 【ブリュッセル斎藤義彦】国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)は10日、コンゴ民主共和国の元武装勢力指導者トマス・ルバンガ被告(51)に対し、戦争犯罪(少年兵徴用)などの罪で禁錮14年の量刑を言い渡した。今年3月に有罪判決が下されていた。02年にICCが設立されて以来初の判決。

 フルフォード裁判長は10日、「被害者に対する損害」、特に「(徴用された)少年の弱い立場」を考慮して量刑を決めたと述べた。判決によると、ルバンガ被告はコンゴ民主共和国や周辺国を巻き込んだ紛争で、02年9月から03年8月にかけ、15歳未満の少年を、自ら司令官を務める武装集団「コンゴ愛国者解放戦線」(FPLC)などに徴兵、志願させ、戦闘に参加させた。

4719チバQ:2012/07/10(火) 22:56:09
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012071001045
過激派がまた墓破壊=マリの世界遺産都市
 【ロンドン時事】アフリカ西部マリからの報道によると、同国北部を占領しているイスラム過激派「アンサール・ディーン」は10日、世界遺産都市トンブクトゥにあるモスク(イスラム礼拝所)に隣接する二つの墓を破壊した。
 AFP通信によると、過激派メンバーは「トンブクトゥで最も重要な歴史的建造物の一つ」とされるジンガリベリモスクの壁に接する墓を、のみやくわで襲撃。同派の「メディア委員会」の一員と称する男性は「世界遺産など存在しない。異教徒はわれわれの活動に関与すべきでない」と語った。(2012/07/10-22:39)

--------------------------------------------------------------------------------

4720チバQ:2012/07/10(火) 23:29:48
http://www.afpbb.com/article/politics/2888723/9234057
大統領・軍最高評議会・最高裁が権力の綱引き、エジプト
2012年07月10日 07:50 発信地:カイロ/エジプト
【7月10日 AFP】エジプトの最高憲法裁判所は9日、最高裁の決定を受けて軍最高評議会が出した議会の解散命令をムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)大統領が無効にして議会の召集を命じたことについて、「最高裁の決定は最終のものであり、上訴することはできず、全ての国家機関を拘束する」という声明を出した。

 しかしヤセル・アリ(Yasser Ali)大統領報道官は、選挙法の一部の条項に憲法違反があったという最高裁の決定は即時に是正する必要はなく、「議会招集は高いレベルで国家国民の利益を考慮して」命じたもので最高裁の決定に反するものではないとしている。大統領の命令は、新憲法が国民投票で承認されてから2か月後に新議会選挙を行うための組織と、新しい議会法の採択についても規定している。

 エジプト議会のサード・カタトニ(Saad al-Katatni)議長は大統領の招集命令に従って、10日午後2時(日本時間同日午後9時)に集まるよう各議員に連絡している。

 最高裁の動きは軍最高評議会・司法当局と大統領の対立を招く恐れがあるが、最高裁と軍最高評議会は、議会の解散を命じたのはあくまで現行憲法の規定を尊重するためであり、政治的対立ではないとの立場を取っている。

 米国家安全保障会議(National Security Council)のトミー・ビーター(Tommy Vietor)報道官は9日、エジプトの指導者と連絡を取りながら事態を注意深く見守っているが、あくまでエジプト国民が民主主義的な価値観、透明性、全エジプト国民の権利を尊重しつつ決めていくべき問題だと述べた。(c)AFP/Jailan Zayan

4721チバQ:2012/07/11(水) 23:28:23
>>4703
http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201207110073.html
ルーマニア大統領弾劾の動きで政局混乱、欧州委が懸念2012年7月11日

7月10日、ルーマニアでは憲法裁が大統領の弾劾をしやすくする法律について合憲判断を下すなど、政局が混乱している。写真はバセスク大統領。6日撮影(2012年 ロイター/Radu Sigheti)
 [ブカレスト/ブリュッセル 10日 ロイター] ルーマニアの政局が混乱している。同国議会は6日、バセスク大統領に権限を逸脱する行為があったとして職務停止とすることを採決で決定。憲法裁は10日、大統領弾劾をしやすくする法律について合憲判断を下した。

 大統領弾劾の是非を問う国民投票が7月29日に実施される予定。ポンタ首相の与党・社会民主党は、有権者数でなく投票総数の過半数の賛同で大統領弾劾を可能にする法律を成立させた。この法律を憲法裁が合憲と判断した。

 政府は、「政府は、憲法裁の決定を尊重する」とする声明を発表した。

 判決を受け、欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会はルーマニアの状況に対する懸念を表明。

 欧州委の報道官は記者会見で「過去数週間の決定のスピードとそれがもたらした結果を憂慮している」と述べた。

 欧州委はすでにルーマニア側に法の支配、司法の独立を尊重するよう求めている。ポンタ首相は今週中にブリュッセルでバローゾ委員長と協議する予定。

 5月に発足したポンタ政権は、政府の権限を強化する措置を相次ぎ講じている。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板