同氏は同大学Public Health Sciences学部に在学中、以前に行われた「長時間のインターネット利用は気分障害など精神的に不安定な状態を増幅させる」との結果を示す調査レポートのサンプリングデータを眺めつつ、別の分析結果が存在する可能性に気付いたという。そして、異なる観点から同様の研究調査を進めることを決意した。
米AOL(America Online)は、インターネット上でのゲーム利用実態を調査したレポート「Casual Games Report」を発表した。過去3カ月間にオンラインゲームを利用した全米の3,613名を対象に、同社のDigital Marketing Services(DMS)が実施した調査は、男性より女性、子どもより大人の利用時間が上回る、意外な結果を示すものとなっている。
Casual Games Reportによると、男性が1週間にインターネットに費やす時間は23.2時間であるのに対し、女性は21.6時間となっているものの、40歳より上の年齢層で調査すると、女性が1週間にオンラインゲームを楽しむ時間は9.1時間であるのに対し、男性は6.1時間となった。インターネット利用全体に占める割合も、41歳以上の女性は4割を超える時間をオンラインゲームに充てているのに対し、男性はインターネット利用時間全体の26%のみをオンラインゲームに割いている。インターネット上で対戦ゲームを毎日必ずすると答えた女性は、男性、ティーンエイジャーのどの層よりも多かった。
こうした結果を受けて、Casual Games Reportは、40歳より上の年齢層の女性がオンラインゲーム利用者の「新たなチャンピオンに輝いた驚くべき結果」と紹介しており、同社のAOL Games部門でゼネラルマネージャーを務めるMatthew Bromberg氏は「何時間もゲームに熱中するのは若い男性や子どもたちの話とされる中で、実はその母親こそ、楽しむゲームのジャンルこそ異なるものの、こうした傾向を最も示しやすいようだ。現代は女性がかつてないほど多くの責任をこなすことが求められる時代になっており、この日々の予定の中で、オンラインゲームは大きなストレス解消の場となっている」とコメントした。
なお、Casual Games Reportでは、米国主要都市別の調査結果も公表されており、サンフランシスコのオンラインゲーム利用者は最も競争意識が高く、対戦相手と知り合って恋に落ちるケースも多い、ワシントンDCでは、オンラインゲームに熱中するあまり、大切な約束をすっぽかしてしまう傾向が強いなどの、なかなか興味深いレポートになっている。
丸紅ダイレクトは、2003年10月31日に、NECのデスクトップPC「VALUESTAR F VF500/7D」の価格を198,000円と設定する際に19,800円で登録するという事故を起こし、注目を集めた。このような事故の場合、「錯誤に基づく契約無効」として処理されるのが通常だが、事故処理の段階で実際に19,800円で販売を行ない、激しい毀誉褒貶を引き起こし、事実上閉鎖されていた。