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Tohazugatali Economic Review
190
:
荷主研究者
:2003/10/04(土) 22:37
http://www.kahoku.co.jp/news/2003/09/20030930t72004.htm
2003年09月29日月曜日 河北新報 【仙台地域経済】
「のれん」回復になお時間 さくら野再出発から1年
経営再建中のさくら野百貨店(本社仙台市)が10月1日、旧ダックビブレから社名を変更し、再出発して1年となる。再生の象徴ともいえる基幹店の仙台店は、今年3月の改装が功を奏し回復基調にあるが、全体では消費の低迷に加え、破たんによる「のれんの傷み」も引きずり、当初期待した「V字回復」には至っていない。個別企業としては全国初の企業再生ファンド(基金)方式を適用し、再建が進むさくら野。地方企業の事業再生のモデルとしても注目されているが、本格再建までの道のりはまだ険しそうだ。(報道部・玉應雅史)
<駅前も明るく>
JR仙台駅前のさくら野仙台店。日曜日となった28日の午後、1、2階にある働く女性向けのブランドショップは20―30代の女性客で込み合った。山形市から来たという女性会社員(25)は「この店にしかないブランドが多い。店内も明るくなり、以前より買い物しやすい雰囲気になった」と印象を語った。
東北に展開する7店全体の売上高の2割以上を占める仙台店は、約12億円を投じて全面的に改装し、3月末に再オープン。東北初の人気ショップを数多くそろえたこともあり、40―50代中心だった従来の客層は広がり、特に働く女性層の来店が増えた。
さくら野によると、改装後の仙台店の売上高は、主力の婦人服の伸びに支えられ、前年比20%増で推移している。店周辺の商店街関係者は「お客が戻ってきたおかげで、駅前も明るい雰囲気が出てきた」とホッとした様子だ。
<改装を計画中>
だが、臼井修社長は「20%増は再生計画で描いた数字(40%増)の半分の成果」と厳しい表情だ。7店全体の売上高も、破たんで客足が遠のいた前年並みの水準にとどまっており、このままでは2004年2月期の売上高は約550億円と、目標の600億円を下回る見込みという。
伸び悩みの要因について、臼井社長は「経営破たんで、多くのお客さまや取引先の信用を失った。その傷んだ『のれん』の回復が遅れている」と分析する。
「のれんの傷み」は特に食品部門に表れ、破たん前と比べると売上高は25%減と落ち込んだまま。「破たん後、食品売り場には商品が十分ない時期が続いた。食品は毎日買うものだけに、お客さまにはそのときの悪いイメージが残っている。一度離れたお客さまを取り戻すのは容易ではない」(臼井社長)。現在、仙台店を中心に食品売り場の改装を計画中だ。
親会社の大手スーパー・マイカルからの独立で、営業戦略や商品調達のルートなど店舗運営のシステムを自前で構築しなければならなったことも尾を引いている。ゼロからのスタートに、戸惑う従業員も少なくないという。
<営業力がカギ>
売上高の低迷に苦しむ百貨店業界では、大手を中心に再編が進む。その波は今後地方にも広がるとみられ、東北の百貨店関係者の間には「地方百貨店が大手の系列に入ることは将来的に避けられない。独立した経営で再建を果たせるのか」との冷めた見方もある。
さくら野に出資する日本政策投資銀行の桐山毅事業再生部・課長は「経済環境の厳しさは当初の予想以上。しかしこの1年、計画を上回るコスト削減を行っており、収益性は確実に改善している。今後は営業力をどう強化するかがポイントになる」と話している。
[さくら野百貨店]1978年創業。親会社の破たんに伴い、2001年9月民事再生法の適用を申請した。02年3月「企業再建ファンド」の適用を含む再生計画が認可された。ファンドは経営再建を進めるため、銀行や民間が出資して作る基金で、国が制度化した。さくら野の場合、日本政策投資銀行、不動産業の武田(青森市)など地元の15企業・団体が11億7800万円を出資した。
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