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Tohazugatali Economic Review

387とはずがたり:2004/02/06(金) 23:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040206-00000506-yom-soci
ネズミ不足で輪島塗ピンチ!伝統工芸の用具入手難深刻

 蒔絵(まきえ)筆に使うネズミが激減するなど、伝統工芸で道具や原材料の入手難が深刻化している。生産活動に支障を来している例もあり、経済産業省は、新年度から代替品開発などの調査研究に乗り出す。

 同省は全国205品目を「伝統的工芸品」に指定しているが、その中から原材料や道具の調達に悩む工芸品を洗い出し、代替材料の研究や道具職人の育成といった支援策を探る。有識者による研究会を設置し、5年後をめどに具体策を打ち出したい考えだ。

 石川県輪島市の輪島塗の場合、仕上げ用蒔絵筆の入手が難しくなってきている。毛を筆に使う水辺のネズミが、1990年ごろを境に激減した。ほとんどの筆業者は猫やウサギの毛で代用。輪島漆器蒔絵業組合でも昨年、画材会社とナイロン製の蒔絵筆を開発した。しかし、村木広幸組合長は「ネズミの毛でないと繊細な曲線が描けない」と嘆く。ネズミは琵琶湖周辺などで捕獲していたが、河川工事や他の動物に追われて姿を消したと見られており、同組合では奄美大島から北海道まで、生息地を当たってはネズミを取り寄せ、試作を続けている。

 一方、沖縄県のかすり織物、宮古上布や八重山上布では、イラクサ科の多年草・苧麻(ちょま)の繊維を糸にする技法「手績(う)み」の担い手の大半が80歳以上の高齢者。人数が減り、残る職人も「視力の衰えで、つい糸が太くなってしまう」(宮古織物事業協同組合)ため、品質低下が懸念されている。

 織物関係では、ほかにも竹製の機織り用具「竹筬(たけおさ)」作りの最後の職人が死亡、ステンレス製で代用を余儀なくされている。岐阜県の一位一刀彫では材料のイチイの木が減少、伝統工芸存続に黄信号がともった。

 10日まで都内で「伝統的工芸品展 WAZA2004」を開催中の伝統的工芸品産業振興協会(東京都豊島区)は、「産地間の情報共有も遅れており、意義がある」と期待している。(読売新聞)
[2月6日16時22分更新


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