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第26回参議院議員選挙(2025年)

1OS5:2023/06/29(木) 08:11:56
2022年
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1612782754/l20
2019年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1468813199/l20
2016年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1388412245/l20
2013年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1279062373/l20
2010年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/l20
2007年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1089893576/l20
2004年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1069407561/l20

1091OS5:2025/07/21(月) 20:23:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/c4f43f4bda4a1227a64d557620c9dd1504eb41a7
【参院選・激戦区速報】二階王国がついに崩壊…和歌山は望月氏当確で世耕氏が「完勝」
7/21(月) 0:02配信
AERA DIGITAL
二階俊博氏

 20日に投開票が行われた参議院議員選挙の和歌山選挙区では、無所属の望月良男氏が当選を確実にした。

* * *

 和歌山選挙区は、当選した元有田市長の望月氏のほか、二階俊博・元自民党幹事長の三男で元秘書の伸康氏(自民)、元県議の浦平美博氏(維新)など過去最多の7人が立候補していた。

 伸康氏は昨年10月の衆院選和歌山2区で、無所属の世耕弘成・前自民党参院幹事長に敗れ、今回の参院選でのリベンジを狙っていた。

和歌山は二階俊博元幹事長のお膝元として、強固な保守地盤を築いてきた。AERA(7月7日号)の情勢分析では、政治ジャーナリストの角谷浩一氏は伸康氏の当選が固いと見ていた。

「二階氏が出ると決まった時、自民党本部の人は『あ、出るの?』と意外そうな顔をしていました(笑)。一方、対抗馬が党勢の落ちている維新の候補となると、二階氏で堅そうです」(角谷氏)

 当初、伸康氏の対抗馬が浦平氏と見られていたことには理由がある。立憲民主党と日本維新の会の間で候補者調整が成功し、野党候補が浦平氏に一本化されたのだ。政治ジャーナリストの青山和弘氏は、浦平氏の当選可能性すら指摘していた。

「立憲和歌山県連は、擁立取りやめについて『和歌山でリベラルな考えを持つ方の投票先はほぼなくなった』と、党本部への不満を漏らしていましたが、リベラル層にも『自民党でなければよい』という考えの人は一定数いるので、維新に票が流れるでしょう」(青山氏)

 しかし、ダークホースとして急浮上したのが望月氏だ。望月氏は2月に自民党県連の公認選挙に立候補するも、二階氏に敗れて落選。結果、世耕前参院幹事長の全面支援のもとで二階氏を追う、「保守分裂」の構図ができあがった。

 7月8日、伸康氏の応援演説に駆けつけた自民党の鶴保庸介参院議員が「運のいいことに能登で地震があった」と失言したこともあり、伸康氏は失速。望月氏が保守票をかっさらう形となった。

 昨年の衆院選に続き、参院選でも苦渋を飲むことになった伸康氏。二階王国の崩壊は決定的となった。(AERA編集部)

AERA編集部

1092OS5:2025/07/21(月) 20:29:43

福島   
327,951自:森雅子   現
309,184立:石原洋三郎 新 元代議士
184,286参:大山里幸子
以下省略

https://news.yahoo.co.jp/articles/d48aa15cdb3f81ed5043082306241febb0ab9bf1
現職の逆風・新人の追い風…風が吹いた福島選挙区 選挙結果を大解剖【参議院選挙2025】
7/21(月) 20:00配信

福島テレビ

7月20日に投開票が行われた参議院選挙。福島県選挙区は接戦の末、自民党の森雅子さんが議席を守った。一方、全国で躍進した参政党が県内でも支持を広げるなどこれまでにない選挙戦となった。

■4回目の当選 圧勝から一変…接戦に
当選から一夜明け、報道陣の取材に応じた自民党の森雅子さん。「福島県の皆様からの付託を受けた身として、しっかり公約を実現できるよう頑張ってまいりたい。本当に厳しい結果となりました、比例の皆様方の思いもしっかり私が代弁してまいる、そういった重い責任も感じている」と語った。

“圧勝”を重ねてきたこれまでの選挙から一変、今回は“接戦”を余儀なくされた。
7月20日午後11時前、歓喜に包まれた森陣営。森さん自らも不記載があったいわゆる“政治とカネ”の問題などで逆風を受けた選挙選を制し4選を果たした。

獲得した票は6年前の前回と比べて、11万7000票余り少ない32万7951票。立憲民主党の新人・石原洋三郎さんを1万8767票差で振り切り、東北の選挙区で唯一自民党の議席を守った。
森雅子さんは「厳しいご指摘も批判も真摯に受け止めて、謙虚に愚直に皆様方と約束してきたことをしっかり果たしていきたい」と語った。

一方、僅差で敗れた石原洋三郎さん。選挙選の最終日にも野田代表が駆け付ける“異例中の異例”の応援を受けたが…13年ぶりの“国政復帰”とはならなかった。「私が不徳の致すところでございまして、今回相手候補の対抗軸ということで決意をして取り組ませていただいたわけでございますが、そこが不十分であったと。私自身反省をするところでございます」と石原さんは語った。

■市町村ごとの勝敗に注目
得票率にすると約2ポイントの差になったが、その大きな背景のひとつが「市町村ごとの勝敗」。
51勝8敗となった森雅子さん。石原さんの地盤である福島市では2万票余りの差がつくなど、県北では石原さんがやはり強かったが、小さな市町村も含めて少しずつ勝利を積み重ねることで、県北分を補った。

注目すべきは会津と県南、衆院選での「福島3区」だ。
ここは2024年の衆院選で、いわゆる「政治とカネ」の問題で衆院議員2人が敗戦。立候補断念と議席を失っていて、石破総裁も白河市に入るなど票の掘り起こしに力を入れた。
逆に、立憲民主党から見れば、現職の国会議員の地盤で敗戦を喫してしまった、今後の選挙への影響も懸念されるダメージだ。

「3区」だけでなく県北を中心とする「1区」についても、自民党の国会議員に選挙活動の旗振り役がいないことが懸念されていたが、自民党県連が終盤になって各支部に1人1日100件の電話をかけて森さんへの支援を呼びかけていたということで、地域密着型の選挙戦が自民党への逆風を上回ったと見られている。

福島県選挙区では森さん勝利したが、東北では自民の議席は福島だけ。自民党県連は、今回の勝利を「自民党に対する県民の期待と失望が入り混じった選挙だった」「ここからが本当の勝負、正念場」と総括している。

森さんは復興に関する実績を中心に訴えを展開していたが、県連では「有権者が求めていたのは足元の経済対策に対する明確な訴えでそれが届かなかったかもしれない。そこが新たな政党への票の流れにつながった可能性もある」としている。

1093OS5:2025/07/21(月) 20:30:05

■参政党の躍進 風は福島でも
「新たな政党への票の流れ」という自民党も警戒する大きなうねりは、全国だけでなく福島県でも起きていた。
街頭で話を聞くと「僕の友達もみんないいねと言っていて。逆に親父なんかは新しい流れ過ぎてちょっと不安だって言っていた。そのあたり新旧交代の雰囲気なのかと感じている」「若い世代から周りからも支持を得ていたようなので、国民に寄り添った目線ではないが、そういったところが私たち世代とかと近いのかな。それで支持得たのかなと」「国民のための党みたいな感じで人気があったみたいですけど、ああいう方ならよくなるような気がします」との声が聞かれたのは参政党について。

今回、躍進した参政党は県内でも支持を拡大。“追い風”を背にした大山里幸子さんは敗れたものの、18万4286票を獲得した。
大山さんは「議席を得ることは叶いませんでしたが、多くの県民の皆様方がこの福島県を良くしたい、そして日本を良くしたいという熱い思いの方がたくさんいらっしゃったということがわかりまして、この福島県にも希望が見えたなと思いました」と語った。

■参政党 選挙の構図に影響
1議席から14議席と大躍進を遂げた参政党。福島県選挙区では議席獲得とはならなかったが、それでも選挙の構図に大きな影響を及ぼした。

出口調査で、特に特徴的なデータが2つある。
まずは「支持政党ごとの投票先」。自民党や立憲民主党の支持層からも票の流れはあるが、特に注目すべきは「支持政党なし」いわゆる無党派層の投票先だ。無党派層の28%が大山さんに投票している。
次に「年代別の投票先」。20代から40代までは、大山さんが森さんや石原さんを上回っている。

参政党が掲げる公約のうち、「減税」「子どもへの月10万円の給付」「行き過ぎた外国人受け入れに反対」この分かりやすい政策が刺さる層に刺さった、という結果だと思うが、実際に3年前の選挙から得票率にして7倍から8倍に伸びている。
自民党・立憲民主党の両県連は「参院選のように全県選挙区なら浸透に時間もかかるだろうが都市部なら分からない」「ブームが去ったとしてもコアな参政党支持層は残るだろうから県内でも選挙の形が大きく変わる可能性がある」と、参政党への警戒感を示している。
一方で、「耳障りの良い政策を訴えているだけで実現性に疑問があるものもある」ともしている。

衆参ともに与党過半数割れという混沌とした状況だが、逆に言えばそれぞれの党の主張や働きが見えやすくなるのかもしれない。私たちはこれから「投じた1票の行方」をしっかり見つめていく必要がある。


■期日前投票が増加 投票時間も短く
物価高や復興など私たちの生活や福島の将来に関わる対応が問われた選挙戦、投票率は58.39%だった。国政選挙としては初めて連休の中日が投票日だったということで、投票率の低下も懸念されていたが、前回3年前と比べて5ポイントほど上昇している。

一方で、「投票のありかた」をめぐっては考えるべき点もある。福島県内に設けられた1164の投票所今回すべてが閉鎖時刻を1時間以上繰り上げた。
私たちの思いを国政に反映させるための投票時間が短くなっているわけだが、一方で期日前投票は全体の52%あまりと半分を超え、投票日を待たずして1票を投じている有権者も増えている。

私たちも限られた時間で、政党や候補者の主張をしっかりと見極める目を持つ必要がありそうだ。

福島テレビ

1094OS5:2025/07/21(月) 20:31:05
https://www.minpo.jp/news/moredetail/20250721125827
分厚かった現職の壁 参院選福島県選挙区4人敗戦の弁
2025/07/21 08:37
■ 「不徳の致すところ」 石原洋三郎さん 支持者に頭下げる

 20日に投開票された参院選福島県選挙区で、立憲民主党の新人石原洋三郎さん(52)は閣僚経験者を追い詰めたが、現職の分厚い壁にはね返された。「幅広く県民一人一人にもっと訴えていくべきだったが不十分だった。私の不徳の致すところです」。落選の一報が入ると、福島市太田町の選挙事務所に集まった選対幹部や支持者らは静まりかえり、石原さんは約5秒間にわたって深々と頭を下げた。

 「手応えを毎日感じた選挙戦だった。善戦むなしく結果を出すことができなかった」。党県連幹部はつぶやき、唇をかんだ。党の野田佳彦代表は選挙戦最終日の19日、遊説打ち上げの地に福島市を選んだ。「最激戦の地が福島だ」。野田代表は集まった支持者に訴え、石原さんの勝利に向け結束を呼びかけた。党代表のメンツを懸けた演説だっただけに、陣営は敗戦のショックを隠しきれない。

 激戦区の一つとされた本県選挙区で、勝利できると期待する声は日増しに増えていった。石原さんは「相手候補の対抗軸として決意して取り組んだが不十分だった。私自身、反省している」と声を震わせながら語った。

 自治相や知事を歴任した祖父、衆参両院議員を務めた父を持つ政治家一家に育った。誰よりも生活者目線で、政治への憂いを抱いてきた。「値段が高くてスーパーで今まで通りの買い物ができない」。選挙期間中、県内のある有権者から悲痛な叫びを聞いた。福島市議を長く務めてきただけに、今の政治のふがいなさを自省しつつも「国民の暮らしに明かりをともすのが政治の役割だ」との思いを強くした。

 衆院議員の経験もあるが、全県を舞台にした選挙戦は初挑戦だった。交流サイト(SNS)も活用し、物価高対策や地方創生の政策を真っすぐに県民に訴えてきたが、ベテラン議員を前に県内全域への知名度の浸透には至らなかった。

 石原さんは今後について「県民の生活、暮らし向上は引き続き大きな課題だ。復旧復興も成し遂げていかなくてはならない。初心に立ち返って政治活動を続けていく」と述べた。



■「熱い思いの県民多く」 大山里幸子さん 得票数前向きに捉える

 参政党の新人大山里幸子さん(51)は福島県選挙区で落選の一報が入ると、郡山市桑野の選挙事務所に集まった支持者に頭を下げた。議席獲得に届かず悔しさをにじませた一方、18万以上の得票に「福島を良くしたいという熱い思いの県民が多くいると分かった」と前向きに捉えた。

 選挙戦では、誤った政策が30年にわたる不況や昨今の物価高を招いたと強調し、減税による豊かな暮らしの実現を訴えた。報道陣から今後の政治活動を問われると、現時点で立候補の考えはないとした上で「今まで通り、つじ立ちや集会で県民の皆さまと意見を交わし地域の問題を解決できる活動がしたい」と語った。



■県民に考えを伝えきれず 遠藤雄大さん

 無所属の新人遠藤雄大さん(40)は郡山市の自宅で「県民に考えを伝えきれなかった。ただ、私に投票していただいた人たちにとても感謝している。今後の政治活動については、ゆっくり考えたい」と語った。

 安全・安心な社会の実現などを訴えた。



■原発事故の議論十分あったか疑問 越智寛之さん

 政治団体「NHK党」の新人越智寛之さん(51)は「原発事故について議論する機会にしたかったが、十分な議論があったか疑問だ。争点として注目されなかったのではないか」と受け止めた。

 浜通り地域への原子力事業呼び込みなどを訴えた。

1095OS5:2025/07/21(月) 20:33:39

茨城
◯417,601自:上月良祐 現
◯308,772参:桜井祥子
✕280,716立:小沼巧  現
✕102,445維:北崎瀬里奈
✕66,866共:高橋誠一郎
以下略



https://news.yahoo.co.jp/articles/0bbbd32e5a3170b38b0bd50c591063a05dbe1e1c
参院選茨城選挙区 小沼氏 再選ならず 県政界の歴史的転換点
7/21(月) 8:00配信


茨城新聞クロスアイ
落選が決まり、支持者らに頭を下げる小沼巧氏=20日午後11時19分、水戸市城南

現新8人が争った参院選茨城選挙区(改選数2)は、自民党現職の上月良祐氏(62)=公明党推薦=がトップで3選を果たした。2議席目には参政党新人の桜井祥子氏(41)が党の勢いを背景に初当選、1995年以降続いてきた自民と旧民主系で分け合ってきた「指定席」の一つを奪取した。立憲民主党現職の小沼巧氏(39)を含め、6人は及ばなかった。

日付が変わる直前の午後11時15分ごろ、水戸市城南の立民現職の小沼氏の事務所。自民党に続き参政党候補の当選確実を知らせる速報がテレビに映し出されると、集まった支持者からの「うそだ」の声とともに静まりかえった。

立民と国民民主党、連合茨城の「2党1団体」が結束して臨んだ選挙戦だったが、全国的に台風の目となった参政の勢いにのまれ、再選を果たせなかった。

同時に、1995年以降から30年にわたり自民と旧民主系で分け合ってきた「指定席」を失い、県政界の歴史的転換点となった。

小沼氏は「多くの皆さまに支えていただき感謝。私の不徳のいたすところで、結果は全て私の責任だ」と頭を下げた。

これまで「無風」とも言われた茨城選挙区が、参政の登場で一変した。

公示直後に小沼氏と参政候補が2議席目を巡って「接戦」と報道各社が伝え、陣営に衝撃が走った。関係者は「参政の勢いが茨城にも来るとは」と驚いた。

危機的状況に党本部から小川淳也幹事長や大串博志選対委員長ら幹部が続々茨城県入り。16日には野田佳彦代表も駆け付け、支持を訴えた。連合茨城も各組織の引き締めを徹底し、票固めを図った。

国民は小沼氏を推薦しなかったが、所属県議や市町村議が、連合茨城の推薦を受ける議員で作る「懇談会」の一員として支援した。

陣営も支援者への呼びかけを徹底。巧みな交流サイト(SNS)戦略で無党派層や若年層に支持を広める参政を念頭に、SNSによる情報発信を強化したが、及ばなかった。

小沼氏を推薦した連合茨城の久保田利克会長は「当選させられず申し訳ない。原因を分析して今後の活動に生かす」、国民県連の浅野哲代表は「2党1団体の体制で6年前の選挙より得票数は伸ばしたが、自民の批判票や既存政党への批判票が新興政党に流れてしまったのでは」と語った。

茨城新聞社

1096OS5:2025/07/21(月) 20:41:09
北海道
◯546,118自:高橋はるみ 現
◯501,081立:勝部賢志  現
◯333,558自:岩本剛人  現
✕325,070参:田中義人
✕324,272国:鈴木雅貴  新 証券会社社員
✕147,880共:宮内史織  
✕139,301れ:野村パターソン和孝
✕112,076保:小野寺秀  元自民道議
✕056,253維:オカダ美輪子
以下略




https://news.yahoo.co.jp/articles/303fae5b968805f531bc04a72bbccf9db7509a07
大激戦の北海道選挙区 最後の1議席は自民岩本氏、新顔2人は惜敗
7/21(月) 20:30配信

朝日新聞
再選を決めた自民現職の岩本剛人氏=2025年7月21日午前2時45分、札幌市中央区、原知恵子撮影

 20日に投開票された参院選道選挙区は大激戦となった。最後の3議席目を、自民現職の岩本剛人氏(60)が死守し、再選を果たした。全国的に自民の退潮が伝えられるなか、地方に重点を置いた組織選挙を展開し、急伸した新興勢力を約8千票差で振り切った。

 21日午前2時半、岩本氏の再選が確実になると、陣営は歓喜にわいた。

 得票の確定が早い地方で票を取り、3位圏内につけていたが、都市部では野党候補に差を縮められた。「当確」が出た時の開票率は98%超。

 岩本氏は「この議席の重みを抱きしめて、これからも北海道のためにがんばっていく」と決意と感謝を語った。

 「地方重視」の選挙戦が実を結んだ。

 自他共に認める「知名度不足」。選挙対策本部の内部から「大票田の札幌での活動にもっと注力するべきでは」との意見もあったが、17日間の大半を地方遊説にあてた。

 「地方を大切にしなければ、北海道は成り立たない」。道内179市町村のうち163市町村をまわり、演説を200回以上重ね、自民・公明支持層を固めるべく奔走した。

 こうして薄氷を踏む思いで守りぬいた議席だ。岩本氏は「回れば回るほど、人口減少にあえぐ地方の疲弊を痛感した。責任ある与党として、しっかり守り、支えていく」と語った。

 参政新顔の田中義人氏(53)は、全国で吹き荒れた参政党旋風に乗って大躍進した。僅差(きんさ)での敗退に、目に涙を浮かべて唇をかんだ。

 田中氏は「日本人ファーストと外国資本から北海道を守ること、減税と積極財政を訴えてきたが、有権者の皆さんには残念ながら声が届かず、このような結果となってしまった」と述べた。

 敗因については「特に外国資本に対する法整備の必要性を訴えたが、全体的には経済対策や物価高対策の方がみなさまの関心事項だったのだと思う」と分析した。

 一方で「政治の地殻変動が起きたと感じた」とも話した。「既存政党に一石を投じたのが参政党。今回選挙を戦って、若い世代の人がたくさん聞きにきていて未来に希望を感じた」とも話した。

 今後の進退については「党と相談する」とした上で、「議員という形で取り組むのが一番効果的だとは思うが、個人的にも党と連携しても、北海道を守るための活動は続けていきたい」と語った。

 約9千票差で涙をのんだのが国民民主新顔の鈴木雅貴氏(33)だ。政治経験ゼロからの挑戦はあと一歩で実らなかった。「手取りを増やすと訴えて32万票の支持を頂けたのは、皆さんにも共感して頂けたということだと思う。ただ、最後の一歩のところで私の力が足りなかった」と声を絞り出した。

 敗因について問われると「道内をいろいろと回らせてもらったが、都市部以外のところでしっかり(票を)取れなかったこと」。目を赤くしながら、駆けつけた支援者一人一人と握手を交わし、感謝の言葉を伝えた。(原知恵子、鈴木優香、畑中謙一郎)

朝日新聞社

1097OS5:2025/07/21(月) 20:45:13

京都
◯332,523維:新実彰平  新 アナウンサー
◯190,104自:西田昌司  現
✕163,805共:倉林明子  現
✕142,371参:谷口青人  新
✕127,874立:山本和嘉子 新 元代議士 24年京都5区落選
✕101,319国:酒井常雄  新 府議     
✕060,733れ:西郷南海子 新 
✕055,235無:二之湯真士 新 自民府議
以下略



https://news.yahoo.co.jp/articles/94a5cd819db694fd524c4273cf183864d3cfac28
維新・新実氏は33万票獲得、他候補を圧倒…自民・西田氏は京都市内で苦戦 京都選挙区分析
7/21(月) 14:04配信


産経新聞
圧勝した日本維新の会・新実彰平氏=20日午後、京都市下京区(渡辺大樹撮影)

20日に投開票された参院選京都選挙区(改選数2)は、日本維新の会新人の新実彰平氏(36)と自民党現職の西田昌司氏(66)の2人が当選した。高い知名度を生かし政権批判票を取り込んだ新実氏は30万票以上を得て他候補を圧倒。一方、立候補者9人のうち6人が10万票を超えるなど、過去にない混戦となった。


投票率は令和4年の前回選を7・82ポイント上回る58・73%だった。投票率が55%を上回るのは平成19年(56・37%)以来18年ぶり。3連休の中日で投票率の低下が懸念されたが、主要政党が相次いで候補者を擁立し、注目度が増したことが影響したとみられる。

33万票を超える票を得てトップ当選を果たした新実氏は、大票田の京都市で約18万5千票を獲得。市内全区で最も多く票を獲得し、他候補に大差をつけた。伝統的に自民党が強い府北部の舞鶴市や福知山市のほか、府南部の宇治市や長岡京市でも最多得票となるなど、知名度を生かして圧倒的な強さを見せた。

4選を決めた西田氏は約19万票にとどまり、6年前の参院選(約42万票)から大きく減らした。特に京都市内での得票減が顕著だった。

3選を逃した共産党現職の倉林明子氏(64)は、西田氏に約2万6千票及ばず約16万3千票に終わった。京都市の得票数ではわずかに西田氏を上回ったものの、その他の地域で差をつけられた。(入沢亮輔)


https://www.sankei.com/article/20250721-J6RFSK3OJRLA3J76Q2SY3IXCXI/?outputType=theme_election2025
自民・西田昌司氏と競り合うも及ばず 共産・倉林明子氏議席失う 参院選京都選挙区
2025/7/21 00:44
20日に投開票が行われた参院選。京都選挙区の共産党現職、倉林明子氏(64)は候補者9人による激しい競り合いの末、落選が確実となった。

落選確実が判明すると、京都市中京区の選挙事務所に集まった支援者らから「えー」「どうしよう」などと落胆の声が漏れた。倉林氏は「残念。異常な暑さの中で支援者や党員、市民のみなさんに奮闘していただいて、私自身も候補者として戦い抜いた結果だ。勝てなかったが、この戦い通じ、ここまで追い上げることができた」と語った。

倉林氏は府議、京都市議を経て平成25年の参院選で初当選。今回の選挙戦では、消費税減税や北陸新幹線の延伸計画反対などを軸に、自公維が進める病床の削減を痛烈批判。「軍事費削って医療・介護・福祉・教育に回せ」と生活者目線での訴えを続けた。

党は2期12年を守ってきた倉林氏の議席を「宝の議席」と位置付け、志位和夫議長や田村智子委員長ら党幹部が繰り返し応援演説に入るなどして、「屈指の総力戦」(陣営幹部)を展開した。

党勢の低迷が指摘される中、支持層が重なるとされる、れいわ新選組の新人候補擁立もあり、政権批判票は分散した。これまでの実績を最後まで訴えたが、乱戦を制すことはできなかった。(塚脇亮太)

1098OS5:2025/07/21(月) 20:48:00
>>1090-1091
https://news.yahoo.co.jp/articles/d66fbfc2072a4b87f97f170353d500975c1af935
保守分裂選挙で敗北、自民・和歌山県連会長が辞表 無所属で出馬の望月良男氏の処分を検討
7/21(月) 19:48配信

産経新聞
落選が確実になり厳しい表情を浮かべる二階伸康氏=20日午後、和歌山市(泰道光司撮影)

自民党和歌山県連は21日、代表役員会を開いた。保守分裂選挙となった参院選和歌山選挙区で公認候補の二階伸康氏(47)が無所属の望月良男氏(53)に敗れたことを受け、県連の石田真敏会長(元総務相)が辞表を提出。望月氏が出した離党届の受理を保留していたが、党紀委員会で処分を検討することを決めた。

自民党県連は今年2月、役員投票で二階氏を公認候補に選出した。投票時には関係者が「結果にかかわらず、公認候補者の選挙に尽力する」との誓約書を提出したが、望月氏は4月に無所属での立候補を表明。選挙戦では、自民党を離党した世耕弘成元経済産業相の全面的な支援を受けた。

石田会長は辞表提出に至った理由を「党員や経済団体などから『保守分裂だけはやめてほしい』といわれ誓約書も取ったが、避けることができなかった。それが原因で負けた」と説明した。県連の中村裕一幹事長(県議)も辞任の意向を示している。石田会長の辞表の受理は26日に開く県連拡大役員会にはかられる。

望月氏の離党届については県連内で「受理の判断は選挙後まで待つべきだ」との意見があり、対応を保留していた。誓約書に反した立候補は党則違反に該当するとして、党紀委員会で処分を検討する。


https://www.iza.ne.jp/article/20250720-PN3IMUCBOJJNRJ2TW2GG7QEJCA/?utm_source=yahoo%20news%20feed&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link

参院選和歌山選挙区 二階伸康氏は敗北 再び〝世耕陣営〟と対峙、鶴保議員失言で逆風に
2025/7/21 01:23
20日投開票の参院選の和歌山選挙区(改選数1)では、自民党新人の二階伸康氏(47)が敗れた。昨秋の衆院選で、自民を離党し参院からくら替えした世耕弘成元経済産業相との保守分裂選挙に敗北。今回は「ラストチャンス」と背水の陣で臨んだが、議席獲得はならなかった。

落選の報を受け、午後11時15分ごろ、市内の事務所に姿を見せた二階氏は「議席を守れなかったこと、深くおわびします」とした上で、「敗北の責任は私にある。これを糧とし、県民の皆さんから再び信託をいただけるようにしなければいけない。この度は、本当にありがとうございました」と支持者に頭を下げた。

二階氏の父で元自民党幹事長の俊博氏は長年、和歌山県内で世耕氏と主導権争いを繰り広げてきた。今年2月の自民党県連の役員投票では二階氏が公認候補に選ばれたが、敗れた元有田市長、望月良男氏(53)が世耕氏の全面的な支援を受けて無所属で出馬。衆院選に続いて〝世耕陣営〟と対峙(たいじ)することになった。

二階氏は党県連や俊博氏に近い県町村会など組織の支援を得て活動。石破茂首相ら党幹部も次々と応援に駆け付け支持を訴えたが、激しい逆風に見舞われた。地元選出の鶴保庸介参院議員が和歌山市で開かれた集会で「運のいいことに能登で地震があった」と発言。選挙戦への影響は避けられず、県連関係者は「票を減らす大きな批判につながった」と苦い顔で語った。



和歌山選挙区には、前久(共産)、二階伸康(自民)、望月良男(無所属)、浦平美博(維新)、末吉亜矢(無所属)、本間奈々(諸派)、林元政子(参政)の7氏が立候補していた。

1099OS5:2025/07/21(月) 20:51:31
https://x.com/miraisyakai/status/1947234880427057170
三春充希(はる)⭐第27回参院選情報部
@miraisyakai
·
1時間
第27回参院選比例代表 開票終了

自民 1280万 8306票 (21.6%)
国民   762万 0489票 (12.9%)
参政  742万 5053票 (12.5%)
立憲  739万 7459票 (12.5%)
公明   521万 0569票 (8.8%)
維新   437万 5926票 (7.4%)
れいわ 387万 9914票 (6.6%)
保守  298万 2093票 (5.0%)
共産  286万 4738票 (4.8%)
みらい 151万 7890票 (2.6%)
社民  121万 7823票 (2.1%)
N党   68万 2626票 (1.2%)
再生   52万 4787票 (0.9%)
誠真   33万 3263票 (0.6%)
無連   28万 9222票 (0.5%)
改革     5万 5232票 (0.1%)

まだ若干の票の訂正がありえます。




://news.yahoo.co.jp/articles/ce88b03deea6354b005ba159e3ef462063e4659c
比例代表の得票、立民は参政を下回る 政治思想史家「左の大結集、戦後政治の夢ついえる」
7/21(月) 18:46配信
産経新聞
立憲民主党の野田佳彦代表(左)と参政党の神谷宗幣代表

参院選(20日投開票)比例代表を巡っては、「日本人ファースト」を掲げた参政党の得票数が立憲民主党をわずかながら上回り、自民、国民民主両党に次ぐ3位に躍進した。政治思想史家の河野有理(ゆうり)法政大教授は21日、X(旧ツイッター)で、「『自民党より左』の大結集で政治を変えるという戦後政治の<夢>がついに最終的についえた」との見方を示し、「極めて大きな地殻変動の現れ」を指摘した。

■参政支持のうねりの過小評価指摘

参政は、比例代表で742万5053票(得票率12・6%)を得て、立民の739万7456票(同12・5%)を、2万7597票差で上回った。国民民主は762万492票(12・9%)。野党3党が得票率13%弱でほぼ並ぶ結果となった。

河野氏はXで、参政党に対する評価を巡って、「『参政党支持している人は周りにはいない、いたら縁を切る』みたいな選挙前によくいた人たち、よほど世界が狭いか、相手が大人で話を合わせてもらっているのだろうなという感じ」と書き込んだ。

改選22議席の立民は、選挙区15議席、比例代表7議席の計22議席と横ばいの結果にとどまった。

■山口二郎氏も「これ、ほんと」

河野氏は、立民について、「今回で伸びないならいつ伸びるのかという話であり、相当に厳しい結果なのではないだろうか」との見方を示し、「執行部がこれを厳しい結果と思えていないなら本当に将来がなさそうである」と指摘した。

この投稿については、野党共闘の強化に尽力し続けた政治学者の山口二郎法政大教授も「これ、ほんと。私の政治学者人生も終わったということ」とXで賛意を表した。

山口氏は立民のベテラン勢はもはや後進の育成に注力すべきとの考えを示し、立民の現状について、「実質的な敗北と、厳しく総括すべき。私自身も、かつて民主党政権を担った政治家が最後にもう一花咲かせてほしいと思って応援したが、民意との乖離(かいり)が極めて大きいことを痛感する」と訴えた。(奥原慎平)

1100OS5:2025/07/21(月) 20:52:03
https://www.iza.ne.jp/article/20250721-P4JAIUFBJNBGLFDQGLWUTEOTQI/?utm_source=yahoo%20news%20feed&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
自民保守系落選相次ぐ 佐藤正久、山東昭子、赤池誠章、杉田水脈、和田政宗、長尾敬各氏ら
2025/7/21 10:13
20日投開票の参院選の全議席が確定し、自民党の保守系候補の落選が相次ぐ事態となった。自民の左傾化が懸念される一方、保守系の有村治子元女性活躍担当相は5回目の当選を果たした。

比例代表で落選した保守系候補は「ヒゲの隊長」の愛称で知られる佐藤正久幹事長代理、山東昭子元参院議長、保守系グループ「保守団結の会」で代表世話人の赤池誠章氏、杉田水脈元衆院議員、和田政宗参院内閣委員長、長尾敬元衆院議員ら。

長尾氏はX(旧ツイッター)で、「真の独立国家日本を取り戻す」と選挙戦に臨んだ決意を振り返った上で、「皆さまのあらゆるご支援を全て無駄にしてしまい、政治家として万死に値すると思っております」と苦渋の思いを書き込んだ。

杉田氏もXで、「素晴らしいスタッフに囲まれて悔いのない活動ができました。なにより、私のことを信じて応援してくださった皆さまに心より感謝申し上げます」と謝意を示した上で、「これからも日本のため、力を尽くして参る所存です」と誓いを新たにした。



今回、自民の比例代表の獲得議席は平成22年参院選と並ぶ過去最低の12議席に落ち込んだ上、令和元年の参院選から導入された特定枠で、舞立昇治、福山守両氏が優遇されたため、残る29人の候補で10議席を争う展開となった。(奥原慎平)

1101OS5:2025/07/21(月) 20:52:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/c65e1ea0fd1119d76a2b3b471fd9712c9ab6073e
参院選で過去最低8議席の公明 比例票も前回から約100万票減 強みの組織力に陰り
7/21(月) 19:14配信

産経新聞
取材を終え退室する公明党の斉藤鉄夫代表=20日夜、東京都新宿区の党本部(松井英幸撮影)

公明党は20日投開票の参院選で、改選14議席の維持を目標としたが、6議席減らし、党としては過去最低の8議席の獲得にとどまった。埼玉、神奈川、愛知の3選挙区でいずれも新興勢力の参政党候補と最後の1議席を争って敗れた上に、比例票も大幅に減少し、深刻な党勢の衰えが浮き彫りとなった。

「地域の意見を吸い上げ、われわれの考え方を浸透させていく党組織の差が少し出てきたと感じる」。公明の斉藤鉄夫代表は21日の記者会見で、3選挙区で敗れた要因をそう分析した。公明が参院選の選挙区で落選者を出すのは平成19年以来18年ぶりだ。公明は全国に約3000人の地方議員を抱え、地域に根差した組織力を強みとしてきたが、その組織力に陰りが見える。

700万票を目指した比例票も521万票と目標に遠く及ばなかった。令和4年参院選の618万票から約100万票減ったことは党に衝撃を与えている。今回躍進した参政党と公明の支持者は「基本的に重ならない」(公明関係者)だけに、地力の衰えが一層目立つ結果となった。

1102OS5:2025/07/21(月) 20:53:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/47026030d028da5e542f0fd1f3d5ef3fc19a3d1e
連合候補、立・国で明暗 電機連合が9年ぶり議席【25参院選】
7/21(月) 19:08配信

時事通信
 20日投開票の参院選比例代表で、労働組合や業界団体が擁立した「組織内候補」の成績は―。

 連合傘下の産業別労組(産別)の候補者を見ると、国民民主党から出馬した4人は、電機連合の候補が9年ぶりに議席を得るなど、全員が当選。一方、立憲民主党から立候補した6人は1人が落選し、いずれの党から立つかによって明暗を分けた。

 国民民主の4人のうち、UAゼンセンの候補は約20万5000票を獲得。電力総連候補は約19万4000票、自動車総連候補は約18万2000票、電機連合候補は約9万2000票を得た。いずれも集票力に陰りが見られたが、国民民主躍進の勢いに乗り、全員が当選圏に滑り込んだ。

 一方、立民から擁立した6産別のうち、自治労は約14万8000票、情報労連は約11万6000票、日教組は約11万6000票、JP労組は約10万票、JAM・基幹労連は約9万5000票、私鉄総連は約7万4000票を集めた。ただ、私鉄総連の候補は個人名投票で上位から10番目にとどまり、当選圏だった上位7人に入れなかった。

 自民党からは業界団体の組織内候補が上位で当選。全国郵便局長会は約48万票を獲得し、特定枠を除いて同党で首位だった。全国建設業協会、全国農政連、日本医師連盟、日本看護連盟なども議席を確保。一方、日本歯科医師連盟は約10万2000票を集めるにとどまり、現職が落選した。

1103OS5:2025/07/21(月) 20:53:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/ecf532bf44d6a16ab18913c6e90c7be819c50520
社民党の福島党首「政党要件を確保した」 参院選比例の得票率が2%超に 沖縄は9.55%「極めて高い」と評価
7/21(月) 13:37配信

沖縄タイムス
得票率が2%を超え、社民党が政党要件を満たしたと会見でアピールする福島瑞穂党首(中央)=21日午前、東京都中央区・社民党本部

 【東京】社民党の福島瑞穂党首は第27回参院選投開票から一夜明けた21日午前、東京・中央区の党本部で記者会見し、得票率が2%以上となり、公職選挙法上の政党要件を満たしたとアピールした。「厳しい中、政党要件を確保し、議席を獲得できたのは有権者が社民党に残ってくれと思ってくれたからで、心からお礼を申し上げる」と述べた。

 沖縄県内の比例代表の党派別得票率で社民は9・55%だった。福島氏は「沖縄は極めて高い」と評価した。

 比例代表の山城博治氏が落選したことには「沖縄平和運動センター元議長であり、党として立候補を頼んで戦ってもらったが、当選させられなかったのは痛恨の極みだ。申し訳ない」と語った。

 公選法上の政党要件を維持するには(1)所属議員5人以上(2)直近の衆院選か参院選で得票率2%以上―のどちらかを満たす必要がある。

 福島氏は3月の全国代表者会議で「得票率が2%に達しないと、政党要件を失う厳しい選挙だ。党を残すため、あらゆる力を結集し、頑張り抜く」と強調していた。

1104OS5:2025/07/21(月) 20:59:03


滋賀    
◯202,850自:宮本和宏 新 元守山市長
✕161,272国:堀江明  新 中小企業診断士
✕124,017維:岡屋京佑 新 新聞記者
✕119,207参:中田あい
✕050,097共:佐藤耕平
以下略


https://www.sankei.com/article/20250721-P3IPK2VCK5LS7JS7GVKTCZTP7A/?outputType=theme_election2025
自民・宮本氏、薄氷の勝利 野党乱立に助けられ 参院選滋賀選挙区 比例は国民、参政躍進
2025/7/21 20:20
20日に投開票された参院選。過去最多の7人が争った滋賀選挙区(改選数1)は自民党新人の宮本和宏氏(53)が初当選を果たした。逆風の中、自民は6年前の参院選で失った議席を奪還したが、宮本氏の得票数が約20万2千票だったのに対し、国民民主党新人の堀江明氏(38)は約16万1千票、日本維新の会新人の岡屋京佑氏(32)が約12万4千票、参政党新人の中田あい氏(46)が約11万9千票を獲得。野党候補乱立による政権批判票の分散に助けられた「薄氷の勝利」だった。

5人が立候補した3年前の前回参院選で再選を果たした自民の小鑓隆史氏の得票数は約31万5千票。宮本氏の約20万2千票はこれを10万票以上も下回った。

立憲民主党と国民の推薦を受けて無所属で出馬して小鑓氏に敗れた田島一成氏の得票数は約19万票で、今回両党の候補一本化で立民の支援を受けた堀江氏の約16万1千票よりも多い。

一方、前回参政から立候補した片岡真氏の得票数が約3万5千票だったのに対し、今回の参政候補の中田氏は3倍以上の約11万9千票を獲得。滋賀選挙区初の維新候補として出馬した岡屋氏も約12万4千票を集めた。政権批判票が参政や維新にも流れたことが、結果として宮本氏を利した。

滋賀県内の比例代表の党派別得票数をみても、自民の苦戦は顕著だ。自民の得票数は約13万5千票で、厳しい逆風にさらされた昨年の衆院選比例代表(県内)の得票数約16万2千票から3万票近くも減少。連立政権を組む公明党も約4万5千票から約4万4千票に後退した。

これに対し、国民と参政は大きな伸びをみせた。


国民は衆院選の約5万9千票から今回、約1・5倍の約9万1千票に増加。衆院選で新人が比例復活で初当選した参政は約2万3千票から、約3・7倍となる約8万7千票に増えた。

今回候補を取り下げて国民に候補を一本化した立民は約10万1千票から今回約5万9千票に減らした。衆院選の得票数が約11万2千票だった維新は今回は約10万6千票とほぼ横ばい。共産党は約4万4千票から今回約3万4千票に減った。

比例代表の得票率を党派別にみると、自民20・04%▽立民8・86%▽公明6・57%▽維新15・8%▽共産5・11%▽国民13・54%▽参政12・95%▽NHK党1・08%―だった。

1105名無しさん:2025/07/21(月) 21:09:07
>>1103
https://www.sankei.com/article/20250721-6SWVOPQFGZBQ7KHLQ5BSLSD44I/?outputType=theme_election2025
LGBT法採決で退席などの衆参自民議員5人中4人姿消す 残るは非改選の青山繁晴氏のみ
2025/7/21 13:38

自民党の青山繁晴参院議員

20日投開票の参院選で山東昭子、杉田水脈、和田政宗の各氏が落選したことで、LGBTなど性的少数者への理解増進法の採決で欠席・退席した衆参両院の自民党議員5人のうち4人が国会から姿を消すことになる。残るは非改選の青山繁晴参院議員だけだ。

令和5年6月のLGBT法の衆院採決では、杉田氏が欠席。高鳥修一氏は採決時に本会議場を退席して議場外のトイレに入り、採決後に戻った。高鳥氏は法案に反対していた。

記者団に退席の理由を問われ、「おなかが痛いということだ。生理現象だ」と説明。法案について「法案とは別に、公衆浴場やトイレなどで女性や子供たちを守るための法整備が必要だ」と事務所を通じてコメントした。参院では山東、青山、和田の3氏が採決時に退席した。

高鳥氏は昨年10月の衆院選で議席を失った。杉田氏は衆院選に出馬せず今回の参院選に出馬したものの、山東、和田両氏とともに議席に届かなかった。

山東氏は公約で「お風呂やトイレなど〈女性スペース〉は、生来の性別に基づく利用ルールで安心・安全を確保。なりすまし等の犯罪を未然に防ぐ視点から、LGBT関連法の改善にも取り組み、すべての家族が心から安心できる社会を実現します」と掲げていた。

1106OS5:2025/07/21(月) 21:09:58
リンク間違えた>>1100

1107名無しさん:2025/07/21(月) 21:10:52
>>1103
https://www.sankei.com/article/20250721-W5QVQKD4MNETVE24MDXQM3WHOQ/?outputType=theme_election2025
政党要件維持の社民、ラサール石井氏当選も落選の憂き目の大椿氏 福島党首「痛恨の極み」
2025/7/21 14:24
20日投開票された参院選比例代表で社民党は得票率2・1%を確保し、公選法上の政党要件を何とか維持した。比例代表に擁立したタレントで新人のラサール石井氏(69)が約21万票を獲得し初当選した一方、大椿裕子副党首(51)は約6万票。議席を守れなかった。近年の得票数を踏まえると2議席獲得が厳しい情勢の中、社民はラサール石井氏の知名度の高さに頼った形となる。

「社民は頑張っていく」
「目指した複数当選ができず痛恨の極みだ」

社民の福島瑞穂党首は21日、党本部で記者会見し、参院選についてこう振り返った。

政党要件を維持したことについては、「皆さんのおかげだ。何か一つ欠けても実現できなかった。これをしっかり受け止めて、皆さんとリブート(再起動)で頑張っていく」と語った。

党勢拡大に向けては「たくさんの人にどんどん入ってもらい、社民党を面白く、外に向かっても働きかけたい」と述べ、「立憲主義を掲げる政党や人々と力を合わせて、社民党は頑張っていく」と強調した。

同席したラサール石井氏も支援者らに謝意を述べた上で、「私の力不足もあるが、複数当選できなかった」と語り、「一緒に戦った候補者の票が1票足りなくても、2%の政党要件を得られなかった可能性がある。まさにワンチームで戦った」と語った。

大椿氏「2年3カ月の仕事見てくれた」
落選の憂き目を見た大椿氏は令和元年の参院選で社民の比例代表で敗れたが、5年4月に繰り上げ当選。有期雇用を理由に勤めていた大学から雇止めされた実体験から、選挙戦でも非正規雇用労働を最小化する法整備の必要性を訴えていた。

参院選終盤、党本部はラサール石井氏当選に力を集中させたとの見方を一部の党関係者は指摘する。


街頭で政策を訴える社民党の大椿裕子副党首=19日午後、東京都渋谷区(奥原慎平撮影)
街頭で政策を訴える社民党の大椿裕子副党首=19日午後、東京都渋谷区(奥原慎平撮影)
一方、ラサール氏は会見で、大椿氏に言及し「ここまで地盤を固め、支持者を増やし、やりかけの仕事がたくさんあると。悔しい思いに報いるためにも、小さくても声を出して、声が、大きな力になるように頑張りたい」と語った。

大椿氏も、産経新聞の取材に「票にならない仕事をしたといわれたが、2年3カ月の仕事を支援者に見てもらえた」と一定の手応えを口にした。

「泣けるが楽しかった」
「仕事」について、兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑告発文書問題で公益通報者保護法を巡り、政府から斎藤氏が示す解釈と異なる見解を引き出したり、長生炭鉱(山口県宇部市)で戦時中に起きた事故を巡り、朝鮮半島出身者を含む犠牲者の遺骨収容に向け、石破茂首相から現場視察に前向きな答弁を引き出したりしたことを挙げた。


大椿氏は21日早朝、X(旧ツイッター)で午前5時に秘書と2人で参院議員事務所の片づけを開始したことを明らかにし、「ご飯食べて、事務所&宿舎サッサと撤収」と書き込んだ。


自身が所属した参院厚生労働委員会を挙げて「厚労の質問スケジュール片付けながら泣けるー!質問楽しかったー!」と複雑な心境もにじませた。(奥原慎平)

1108OS5:2025/07/21(月) 21:11:39
https://www.sankei.com/article/20250721-VHJXLYXLLRDW3MK5DUFBNMY4IU/?outputType=theme_election2025

参院比例、個人別は北村晴男氏が97万票トップ 浜田聡氏は全体7位で蓮舫氏に迫るも落選
2025/7/21 13:48

20日投開票の参院選の比例代表は21日正午時点で、個人別の得票数は日本保守党の新人で弁護士の北村晴男氏(69)が約97万票でトップとなっている。2〜5位は自民、公明両党の候補で、6位は立憲民主党の元職、蓮舫氏(57)。

政治団体「NHK党」が擁立した現職の浜田聡氏(48)は個人で全体の7位となる33万票余りを獲得し蓮舫氏に迫るが、NHK党の総得票数が約68万票にとどまり議席の配分がなかったことから、涙をのんだ。

比例代表の個人別得票数の上位10位(選管最終)
(1)北村晴男(保守)97万5122

(2)犬童周作(自民)48万2058

(3)山田太郎(自民)38万1185

(4)平木大作(公明)37万7986

(5)司隆史(公明)34万1441

(6)蓮舫(立民)33万9311

(7)浜田聡(N党)33万5462(落選)

(8)佐々木雅文(公明)32万5345

(9)原田大二郎(公明)31万0047

(10)安野貴博(チみ)23万9349

1109OS5:2025/07/21(月) 21:12:10
https://www.sankei.com/article/20250721-N4YHN6UCKNDODOO6VRKHGVFYF4/?outputType=theme_election2025
「脅威のうっちゃり」鈴木宗男氏、政界引退宣言後の滑り込み当確は「3度目の奇跡」
2025/7/21 16:11
20日投開票の参院選で23年ぶりに復党した自民党から比例代表で出馬、最後の当選者として滑り込んだ鈴木宗男氏(77)が21日午後、札幌市内で記者会見し、約8時間前に表明した「政界引退」の意向を撤回した。劇的な結果に終わった選挙戦を改めて振り返り、「私にとっては3度目の奇跡」と手放しで喜んだ。

同市中央区にある事務所には、支援者ら約20人が集まった。正午すぎには正式に当選確実の一報がスタッフにも伝えられ、大きな歓声が沸き上がった。鈴木氏は約10分後、自民党衆院議員で長女の貴子氏とともに姿を現し、支援者らと喜びを分かち合った。

鈴木氏は「目に見えない力によって生かされ、また国政に戻ることができた」と表現。「1度目は昭和58年の初当選。2度目は(あっせん収賄事件で)逮捕から国政復帰を果たした平成17年。そして今回、奇跡はこれで3度目だ」と言葉を詰まらせた。

復党した自民党が大きく議席を減らす中、一度は政界引退の意向を公言し、議員活動に終止符を打つはずだった。だが、事務所に戻り、貴子氏からお守りをもらうと「そこから急に運気が上がった」との逸話を明かし、ワイシャツの胸ポケットにしまった娘のお守りに何度も手を当てた。

支援者からは「脅威のうっちゃり」と土壇場での議席獲得をたたえる声が上がり、鈴木氏も照れくさそうな表情を浮かべ、深々と頭を下げた。「選挙結果は与党にとって厳しい結果となったが、自民党を立て直すと言い放った以上、生涯政治家として、またしっかり働きたい」と力を込めた。

1110OS5:2025/07/21(月) 21:15:18
https://www.sankei.com/article/20250721-ZGVPSFH6HVFF3KBICV5YHX4KEI/?outputType=theme_election2025
旧統一教会、集票力の低さ示す 参院選で支援のNHK党・浜田聡氏が落選、千葉の信者も
2025/7/21 09:52
東京地裁の解散命令決定に対する即時抗告審が東京高裁で続いている世界平和統一家庭連合(旧統一教会)は、20日に投開票された参院選の比例代表でNHK党の現職、浜田聡氏(48)を支援したが、浜田氏は議席を維持することができなかった。現役信者で千葉選挙区の諸派新人、小笠原裕氏(62)も落選。「政界に影響力を行使してきた」という風評とは裏腹に、集票力の低さを示した。

浜田氏は、信教の自由を守る観点から旧統一教会への解散命令に反対し、国会質問で度々取り上げていた。NHK党の立花孝志党首は6月の記者会見で、旧統一教会の支援を受けていると明らかにした上で、安倍晋三元首相銃撃事件後の対応について「岸田文雄元首相はなぜか、犯人の思うつぼの解散命令請求に踏み切った。大問題だ」との認識を示していた。教団関係者によると、教団系の政治団体、国際勝共連合が組織的に支援した。

旧統一教会は1980年代を中心に自民党や旧民社党の候補者を支援してきたが、その後は組織力が低迷。安倍元首相銃撃事件後に自民党から関係を断絶されたため、国政選挙で候補者の支援を行うのは、事件があった令和4年の参院選以来3年ぶり。最近の集票力は全国で6万票前後とされており、約100万票が必要な参院選比例代表に単独で議員を送り出せない実態を改めて浮き彫りにした。

浜田氏は自らの動画チャンネルで「投票してくださった皆様、そして全国で多くのお手伝いをしてくださった皆様の期待に添えず、大変申し訳ありませんでした」と述べた。

また、40年来の信者である小笠原氏は政治団体「日本の家庭を守る会」の代表として、解散命令請求の不当性や、憲法改正による「家庭保護条項」追加などを訴えたものの、最下位となった

1111OS5:2025/07/21(月) 21:20:16
埼玉


◯573,114自:古川俊治  現
◯535,706国:江原久美子 新 県議
◯480,330立:熊谷裕人  現
◯465,278参:大津力
✕441,613公:矢倉克夫  現
✕227,488共:伊藤岳   現
✕198,936れ;桜井奈々絵
✕150,475維:龍野真由美
✕129,130諸:石濱哲信
✕083,957み:武藤かず子
✕050,335社:高井環
以下略

https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250721-OYT1T50083/
「超重点区」で公明敗北…「埼玉方式」で協力の自民「票を分ける余裕が、これまでほどにはない」
2025/07/21 13:43
 参院選は20日に投開票が行われ、埼玉選挙区(改選定数4)では、自民党現職の古川俊治さん(62)が4選、立憲民主党現職の熊谷裕人さん(63)が再選をそれぞれ決めた。いずれも新人で、国民民主党の江原久美子さん(54)と参政党の大津力さん(53)は初当選を果たした。過去最多に並ぶ15人が立候補。長引く物価高を巡る消費税減税などが主な争点となった。街頭での訴えに加え、SNSを積極的に活用した候補者も目立った。埼玉選挙区の投票率は56・90%で、2022年の前回選(50・25%)を6・65ポイント上回った。

落選が確実となり、敗戦の弁を述べる矢倉さん(21日午前1時42分、さいたま市浦和区で)
 3選を目指した矢倉さんだったが、与党への逆風や参政党の急伸などを受け、当選を逃した。期間中には石破首相が応援演説に駆けつけるなど自民のサポートを受けたが、票を伸ばすことはできなかった。さいたま市浦和区の事務所に現れた矢倉さんは、支援者に何度も深々と頭を下げた。


 公明党は埼玉選挙区を「超重点区」に位置づけ、斉藤代表ら党幹部が次々と来県し、応援演説を行った。熱心な支持者が集まった街頭演説は盛り上がりを見せた。矢倉さんの顔写真をプリントした自作のうちわを振る姿も見られた。

 矢倉さんは、国際弁護士として関税交渉などに携わった経験をアピール。中小企業の賃上げや、減税と給付の両立の実現などを公約に掲げた。

 陣営では若い世代への浸透を狙い、インスタグラムやユーチューブなどのSNSを使った発信も強化した。演説の配信などを続けたが、支持拡大は限定的だった。

 公明と自民は「埼玉方式」と呼ばれる協力態勢を取り、今回も矢倉さんは自民の推薦を受けた。県内各地で衆院議員らが応援のマイクを握り、地方議員らの案内で企業訪問をするなど、自民の幅広いサポートを受けた。ただ与党への風当たりは強く、自民陣営からは「票を分けられる余裕が、これまでほどにはない」との声が漏れていた。

1112OS5:2025/07/21(月) 21:25:40

・自民・維新・参政の3位争いが苛烈ですね
・社民の泡沫っぷり


兵庫
822,407無:泉房穂   新 前明石市長 立憲推薦
339,822公:高橋光男  現
285,451自:加田裕之  現
275,301維:吉平敏孝  新 東京3区落選
273,844参:藤原誠也
225,402国:多田ひとみ 新 官僚
157,005NHK:立花孝志 元
087,748共:金田峰生  
085,452れ:米村明美  
046,703み:前田実咲
030,638無連:高橋秀彰
028,250社:来住文男 
以下略




https://www.sankei.com/article/20250721-F4YQHPIJ5JKF5LKKBXSYFLLXII/?outputType=theme_election2025
混戦の参院選兵庫 泉氏が圧勝 自公維の構図崩れる 維新は文書問題でのイメージ低下影響も
2025/7/21 16:33

20日夜に始まった参院選兵庫選挙区の開票作業=神戸市中央区港島中町、神戸国際展示場2号館(藤崎真生撮影)

参院選兵庫選挙区(改選数3)は20日の投開票の結果、元兵庫県明石市長で、無所属新人の泉房穂氏(61)が2位に大差をつける約82万2千票もの得票でトップ当選した。公明現職の高橋光男氏(48)、自民現職の加田裕之氏(55)も議席を死守。一方、前回、前々回と候補者がトップ当選していた維新は4位で当選ラインに届かない波乱の展開に。改選数が3となった平成28年以降、自民、公明、維新が議席を分け合ってきた構図は崩れた。投票率は令和4年の前回比8・85ポイント増の60・47%だった。

候補者別の得票数は、泉氏が約82万2千票で、2位以下を大きく引き離し、高橋氏が約34万票、加田氏が約28万5千票だった。当選ラインに届かなかった維新の吉平敏孝氏(44)は約27万5千票、参政の藤原誠也氏(37)は約27万3千票と続き、翌日未明まで大勢が判明しない接戦となった。

過去最多に並ぶ13人が立候補し、かつてない混戦となった同選挙区。自公は議席を維持したものの、高橋氏は6年前よりも約16万3千票、加田氏は約18万票減らした。得票数減少の要因について、公明党関係者は「複数の有力候補が出馬し選択肢が増え、今までの支持者が参政や国民に流れたのでは」と分析する。自民県連幹部も、元々自民を支持していた保守層の票が参政などに流れたとの見方を示し「自民党は保守政党ということをしっかりと訴え行動していかないといけない」と危機感を示した。

当選ラインに届かなかった維新関係者は「(候補者の)名前がそこまで浸透しなかった」とした上で、知名度の高い泉氏に票が流れたと推測。また斎藤元彦知事の疑惑告発文書問題で当時の所属県議3人が情報漏洩に関与したことに伴う党のイメージ低下の影響について「維新は好きで、吉平さんも好きだけど、兵庫維新はだめだという人もいる。多くの人にそのようなジレンマを与えてしまったのではないか」と話す。


比例票は自民が約47万1千票、公明が約25万3千票、維新が約42万票で、いずれも昨年の衆院選と比べ票を減らす一方、昨年の衆院選で比例票が約9万6千票だった参政は今回約33万票と大幅に増やし、勢いを示した。

1113OS5:2025/07/21(月) 21:36:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/737078aac0227a1af5bbde1a02ae7ffad1c5f7e8
【参院選】全10人落選確実「再生の道」石丸伸二氏「どうしようもない」地上波の党首討論呼ばれず
7/21(月) 9:13配信
20日投開票の参院選で東京選挙区で1人、比例で9人の計10人の候補者を擁立していた、昨年7月の知事選で2位に入った石丸伸二氏(42)が代表を務める政治団体「再生の道」が選挙区、比例代表ともに議席を獲得できないことが確実になった。石丸氏は20日、都内で行った会見では、地上波で行われていた討論会について語る一幕があった。

【写真】全10人落選確実…苦虫を噛み潰したような表情の石丸伸二氏

 石丸氏は会見冒頭で「私を含めて、『再生の道』として、できることはしっかり全部できた、と感じます」と切り出した。一方で「できなかったことはありますか」との質問に対し「例えば党首討論。それこそ地上波で呼んでいただきたかった。本当にそう思います」と語った。

 そして「今回、(東京選挙区の)吉田あやもですが、討論会に呼ばれて出なかった候補者はいません。これは党是というか。方針できっちり定めていました」と語った。

 続けて「一方で既存の政党、現職の議員でも討論会に出ない。あるいは、それこそ事前の情勢調査で優位な候補者は欠席するというのが、東京だけではなくて全国で頻発しています。討論から逃げる人間を果たして本当に政治家にしていいんだろうか? というのが私の強い疑念であるので」と投げかけた。

 その上で「そういう意味では、我々ではどうしようもないところではあるんですが、もし出来ることならば、討論会を公明正大に開いていただきたいですし、そこに参加を認めて頂ければなと思った。ないものねだりの範囲です」と語った。

 石丸氏は1月に「再生の道」を立ち上げ、6月の都議選に向けて候補者を公募。受験者1128人に対して3回の試験を実施し、最終面接をYouTubeで公開した上で42人を擁立したが、全員が落選。今回、参院選に立候補した10人も公募した1128人から選ばれていた。石丸氏は昨年7月の都知事選で地道な街頭演説に加え、SNSを駆使した選挙戦術で165万票を獲得して2位と躍進。一躍「石丸旋風」と呼ばれたが、初の国政選挙でも結果が出なかった。



 石丸氏は参院選をめぐる今月1日の会見で「教育への投資を優先し、持続可能な社会を構築する」とし「教育を最優先」という1テーマ、シングルイシューで戦うことを発表。目標については「今年7月の参院選を経て国政政党の要件を満たす」としていた。

 石丸氏は3日の公示日以降、都内23区を中心に出身県の広島や福岡でも街頭演説を展開。16日の広島の演説では「拍手で余計に感情が…田舎に生まれ、とにかく田舎が嫌で。そこを脱したかったんです。なんでこんなに自分は恵まれてないんだって思ってた。結局、広島に生まれて、石丸の家に生まれてよかったなと今、本当に思います」などと語り、男泣きで群衆に訴えかけていた。

 19日のマイク納めとなるJR赤羽駅東口駅での街頭演説には約4000人以上の群衆が駆けつけた。石丸氏の他、候補者10人が演説する中、X(旧ツイッター)上で合流を呼びかけていた「2ちゃんねる」開設者で元管理人の「ひろゆき」こと西村博之氏(48)が電撃合流。ひろゆき氏による地元赤羽トークを交えながら、投票を呼びかけていた。

1114OS5:2025/07/21(月) 21:40:11
>>1096
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1189013/
自民が底力 新興勢力かわす 参院選北海道選挙区
則定隆史 会員限定記事
2025年7月21日 4:05(7月21日 4:33更新)
 <解説>北海道選挙区(改選数3)は自民党が2議席をかろうじて死守し、前回参院選に続き野党に競り勝った。ただ、3議席目に滑り込んだ岩本剛人氏は参政党新人、国民民主党新人との三つどもえの接戦となり、再選が脅かされた。新興勢力の全国的な勢いは道内にも浸透。既存政党への不満を持つ有権者の受け皿となったとみられる。
 道選挙区は2016年に改選数が2から3に増え、当時の民進党が2議席、自民が1議席を獲得。19年と22年は自民が2議席、立憲民主党が1議席を占めた。今回も立憲は1議席を確保し、自民党と旧民主党系が議席を分け合う構図に変化は生まれなかった。
 自民は党員や企業、業界団体の組織票を中心に底力を見せつけた形だ。だが、石破政権への国民の不信感を拭えず、支持層の一部は国民民主や参政に流れたとみられる。道内でも最大の争点となった物価高対策では、北海道新聞の終盤情勢調査で野党各党が主張する消費税の減税・廃止に肯定的な意見が7割超。自民が訴えた、国民1人あたり2万円の給付への支持は広がりを欠いた。
 立憲は今回、国民民主との候補者調整の末、2人目の擁立を見送り、旧民主党の流れをくむ両党で2議席獲得を狙った。しかし、あと一歩及ばず、現職のトップ当選も逃した。
 参政、国民民主はともに道選挙区での得票を30万台に乗せ、前回参院選から3倍以上に増やした。道内に盤石な組織力こそないが、交流サイト(SNS)で発信力を補う選挙戦を展開。支持政党を持たない「無党派層」に加え、政治や選挙に関心の薄かった若者世代の支持を集めた可能性がある。

1115OS5:2025/07/21(月) 21:40:53
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1189012/?utm_source=doshin_digital&utm_medium=internal&utm_campaign=recommended_news
岩本氏、三つどもえ制す 全国的に躍進の国民民主、参政と激戦 参院選北海道選挙区
竹中達哉 金子文太郎 田辺優月 会員限定記事
2025年7月21日 4:02(7月21日 4:31更新)
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再選を決め、支持者と握手する岩本剛人さん=21日午前2時35分、札幌市中央区(藤井泰生撮影)
再選を決め、支持者と握手する岩本剛人さん=21日午前2時35分、札幌市中央区(藤井泰生撮影)

 参院選北海道選挙区(改選数3)は歴史的な大激戦の末、自民党が2議席を確保した。自民現職の高橋はるみ氏(71)と立憲民主党現職の勝部賢志氏(65)に早々と当確が出た後、残る1議席には日付が変わってから自民現職の岩本剛人氏(60)が滑り込んだ。岩本氏が当落線上にいるとみて支援を集中させた自民の戦略が功を奏し、全国的に躍進した国民民主党や参政党の新人とのデッドヒートを制した。
 21日午前2時半ごろ、岩本氏の当選確実が報じられると札幌市中央区の事務所は大歓声に包まれた。陣営幹部は「本当に厳しい戦いだった」と振り返った。
 自民は元知事の高橋氏に知名度で劣る岩本氏を重点候補とし、団体や地方支部の支援を傾ける徹底的な組織戦を展開した。公明党も高橋氏の旧安倍派の裏金不記載問題を踏まえ、岩本氏のみを推薦した。
 だが、物価高対策への不満などの自民への逆風は想定を上回り、岩本氏自身へもこの6年間の地方回りが乏しかったとの指摘があった。それでも報道各社の情勢調査で参政新人の田中義人氏(53)らとの接戦が伝えられると、岩本氏は街頭で初当選時に故安倍晋三元首相の応援を得たと繰り返し、保守票のつなぎ留めに腐心した。
落選が確実となり敗戦の弁を述べて頭を下げる田中義人氏(中央)=21日午前2時35分、札幌市豊平区(中本翔撮影)
落選が確実となり敗戦の弁を述べて頭を下げる田中義人氏(中央)=21日午前2時35分、札幌市豊平区(中本翔撮影)

落選が決まり支援者にねぎらわれる鈴木雅貴さん(中央左)=21日午前2時45分、札幌市中央区(西野正史撮影)
落選が決まり支援者にねぎらわれる鈴木雅貴さん(中央左)=21日午前2時45分、札幌市中央区(西野正史撮影)

 岩本氏と田中氏、鈴木氏との差はわずかで、文字通り薄氷の勝利。岩本氏は「厳しい経済情勢の中、基幹産業をしっかり守るというわれわれの思いを理解してもらえた」と記者団に語った。
 旧民主系は立憲、国民民主で2議席獲得を目指した。勝部氏の当選確実を受け、立憲道連の逢坂誠二代表は「『立憲民主党頑張れ』という道民の強い声があった」と強調。ただ、前回の2022年参院選は2人を擁立した経緯があり「候補者が勝部氏1人なら受かって当然」(道連関係者)との声も漏れた。目標とした70万票でのトップ当選にも及ばなかった。

 新人の鈴木雅貴氏(33)を擁立した国民民主は地方議員が3人のみで道内での基盤が弱く、手探りの戦いを続けた。選挙ポスターの掲示や集会の動員の一部は立憲道連や立憲を支援する官公庁などの労組を頼った。道内入りした党幹部は「昨秋の衆院選の勢いはない。参政などに支持が流れている」と漏らした。
 序盤情勢で勝部氏優勢の見方が広がると「立憲を支持する組合員が『旧民主系で2議席を』と自発的に鈴木氏に投票する現象が一部で起こった」(労組関係者)。だが、立憲との戦略的な票割りはなかったとみられ、議席に一歩届かなかった。
 報道各社の序盤の情勢調査で議席争いが報じられ、一躍「台風の目」となった田中氏。外国人による土地購入の規制など保守色の強い政策を交流サイト(SNS)などで発信し、街頭では後志管内倶知安町議出身の経歴も踏まえ、同町内での違法な森林伐採問題も取り上げた。党のスローガンの「日本人ファースト」にならい「北海道民ファースト」も訴えた。
 選挙戦17日間のうち、15日間は無党派層が多いとされる大票田の札幌市での活動に集中。神谷宗幣代表が9日に札幌で行った街頭演説には500人近い聴衆が集まり、田中氏は選挙戦終盤、「北海道の政治の景色が変わった」と手応えを語った。主要政党の一角は崩せなかったが、道内にも吹いた旋風に各党の関係者は「ここまでとは」と危機感をあらわにした。
( 竹中達哉 、金子文太郎 、田辺優月 )

1116OS5:2025/07/21(月) 21:49:30
鹿児島
◯301,026無:尾辻朋実 新 立憲推薦
✕234,893自:園田修光 元
✕170,989参:牧野俊一



https://news.yahoo.co.jp/articles/5761c73ac97e8844181d6d4fda008e93481f0446
【記者解説】参院選 鹿児島選挙区 「保守王国」鹿児島に激震走る
7/21(月) 19:48配信


鹿児島テレビ

参院選の取材にあたった安楽記者とお伝えします。

よろしくお願いします。

美川キャスター:自民党が強い保守王国・鹿児島に激震が走る結果でしたね。


はい、まずはこちらをご覧ください。
過去の鹿児島県の参院選の結果なんですが、改選議席が1になった2001年から全て自民党の候補が勝ってきました。しかし今回は初めて立憲推薦の尾辻さんが勝利を収めました。


美川キャスター:その要因はどこにあったんでしょうか?


まずは尾辻さんが事実上の野党統一候補となれたことが大きかったと思います。当初、立候補を表明していた共産党の女性が公示5日前に尾辻さんの支援に回ることを決めました。

これに加えて推薦する立憲民主党は、公認並みの態勢で続々と政党幹部を鹿児島に送り込み、尾辻さんを支えました。

出口調査の結果を見ると、立憲民主党を支持する人の9割近く、そして共産党を支持する人の8割近くが尾辻さんに投票しているため、野党支持層をしっかり固められたことが見て取れます。


坪内キャスター
こちらの調査でもう1つ注目したいのは、自民、公明、どちらも3割余りの人が尾辻さんに流れたと言っていいかもしれませんが、こうなりますと、なぜ保守王国とも呼ばれる鹿児島で園田さんが票を伸ばすことができなかったのか、ということになりますがいかがでしょうか。


まず一つ目は自民党の地盤固めが進まなかったことが挙げられると思います。こちらは衆院選の区割りを表したものです。

1区と3区は青の立憲民主党、2区と4区は赤の自民党がそれぞれ議席を持っています。今回、園田陣営としては議席を持っているこの2区と4区で差をつけたいところでした。

しかし今回、尾辻さんが勝った地域を青、園田さんが勝った地域を赤に色分けすると2区と4区のエリアでも尾辻さんが上回る地域が多くあります。そして森山幹事長のお膝元である鹿児島県霧島市や鹿屋市でも園田さんは勝つことができませんでした。

前回の参院選ではこの2つの自治体で、自民党候補がそれぞれ1万票近く差をつけて勝っていただけに、園田さんにとっては厳しい選挙となりました。


坪内キャスター
今回園田さんが及ばなかったもう一つの要因はなんでしょうか?

1117OS5:2025/07/21(月) 21:49:42


はい、参政党に吹いた追い風です。
今回、自民党が勝てなかった鹿児島県霧島市、鹿屋市の得票数を見てみます。

霧島市では2番手の園田さんと3番手の牧野さんはほぼ互角の1万5千票、鹿屋市でも牧野さんは1万票以上を獲得しています。

さらに県内一番の大票田である鹿児島市でも、園田さんと牧野さんの差はわずか2000票でした。

参政党は保守層からの支持を受けると言われているため、参政党が躍進したことで自民党が上積みできる可能性があった票が取れなかった可能性があります。


坪内キャスター
得票数を見ても参政党の躍進であったり、保守層が流れたということが見て取れますね。今回のこの参院選の鹿児島選挙区では、自民党が議席を取ることができずに、そして鹿児島選出では初の女性国会議員誕生ということになりました。

改めて今回の鹿児島選挙区を振り返ってどんなことを感じましたでしょうか?


はい、まずは今回の選挙、そして今後の政権について専門家の声を聞きました。

山口大学(鹿児島の政治に詳しい)・山本敬生准教授
「事実上の政権交代が起きたと考えている。自民党は野党の協力なしには政権運営できない。野党の政策を丸のみするくらいの気持ちで野党の意見に耳を傾けなければならない。一方の野党も自分たちが政権を担当しているんだという気持ちで自民党に対して積極的に政策提言をして自民党を動かしていくと、それくらいの覚悟と緊張感を持って政治に取り組んでほしい」

今回の参院選は物価高対策という私たちにとっても身近な話題を中心に論戦が繰り広げられ、投票率も上がり政治に関心を持った人も多かったと思います。

今後、与党も厳しい国会運営が予想される中で、鹿児島を代表して国政の舞台に立つ尾辻さんは、選挙戦で訴えたことをどう実現していくのか?尾辻さんには県民から厳しい目が向けられていることをしっかりと心に止めて、鹿児島のために働いてほしいと思います。


以上、安樂記者の解説でした。

鹿児島テレビ

1118OS5:2025/07/21(月) 21:54:37
大分(自)【野党一本化】  
◯207,250立:吉田忠智 元 23年補欠選落選
✕193,277自:白坂亜紀 現
✕106,687参:野中しんすけ 

https://news.yahoo.co.jp/articles/fc1868a880aced1381fc325268c974fcf414b59b
参議院選挙大分 自民現職が敗北、背景に参政党…結果を分析【記者解説】
7/21(月) 19:24配信


OBS大分放送
大分放送

参院選大分選挙区は、立憲民主党元職の吉田忠智さんが国政への返り咲きを果たしました。選挙結果について、OBS県政キャップの糸永記者が解説します。

【写真を見る】参議院選挙大分 自民現職が敗北、背景に参政党…結果を分析【記者解説】

まずは有権者の4割を占める大分市の結果が勝敗を大きく分けたといえます。同じ2人が戦った2年前の補選と比べ、得票率は白坂さんに対し、吉田さんが広げたリードは0.6ポイントでしたが、投票率が大幅に上昇したことで、得票数は2万以上の差がつきました。

また、出身地の臼杵や日田市などでも上回り、別府市や中津市でも前回以上に吉田さんが票を伸ばして差を縮めたことも勝因のひとつです。

白坂さんは現職の強みがある一方、議員歴が2年あまりと浸透不足という課題がありました。そのため、県選出の国会議員や地方議員が前面にたって支持拡大に走ったほか、小泉農政大臣をはじめ、大物議員が相次いで応援に入り、終盤にかけて追い上げましたが、及びませんでした。

また、参政党の野中さんも10万票を超え、一定の支持を得ました。白坂さんの得票数が減少した今回の投票結果からは、自民党に不満を抱いた層の一部が野中さんに流れたとみられます。また、投票率が上昇したことから新たな支持層を掘り起こした側面や政権批判票の受け皿になった点もあげられます。

今後の政局については、自民・公明は衆議院に続き、参議院でも少数与党となりました。石破総理は一夜開けた21日の会見で正式に続投の意向を示しましたが、党内からは責任を問う声もあり、政権運営は一層厳しさを増すことになりそうです。

大分放送

1119OS5:2025/07/21(月) 21:57:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/218bc3ae3493db7e6da96ad8501162f92c70acf5
「参政は関東でも議席、維新は埋没」 “全国政党”へ 躍進と失速
7/21(月) 20:35配信

毎日新聞
当選から一夜明けて、通りかかった若者と言葉を交わす宮出千慧氏=大阪市北区で2025年7月21日午前8時18分、加古信志撮影

 20日投開票の参院選は、政権批判の受け皿となるべく、野党もしのぎを削った。参政党は関東や九州の選挙区を含む14議席を獲得し、「全国政党」として躍進した。

【写真まとめ】2025参院選 落選確実となった主な候補者

 一方、日本維新の会は大阪、京都選挙区と比例代表で7議席を獲得したにとどまった。比例票は前回から4割減らし、近畿以外での存在感の低下を印象づけた。

 大阪選挙区(改選数4)で初当選した参政新人の宮出千慧氏(40)は21日朝、大阪市北区のJR大阪駅前に立った。報道陣の取材に「責任の重さを感じる。大阪を元気にして、皆さんの声に応えられるように頑張りたい」と述べた。

 近畿2府4県で、参政が選挙区で議席を奪ったのは大阪だけだが、比例代表の得票数は軒並み、2022年の前回参院選から大幅に増えた。維新の約116万票に次ぐ約53万票を集めた大阪と、和歌山が2位。京都、兵庫、奈良でも自民党や維新に続く3位に浮上した。

 大阪は維新の本拠地で、宮出氏は「まだまだ維新は強いと感じた」と語った。しかし、外国人政策などで保守的な主張を展開し、石破政権に不満を抱く自民支持層に加え、維新支持層の一部も切り崩したとみられる。

 維新を離党し、参政の比例代表で再選を果たした梅村みずほ氏(46)は、参政の比例候補10人中最多の約3万票を大阪府内で獲得した。参政府連関係者は「今まで維新や梅村氏に投票してきた人の一部が今回、参政支持に回った」と語る。

 参政の神谷宗幣代表は20日夜のNHK番組で「自公政権とどう向き合うのかは政策ごとに賛否を決めていく」「(立憲民主党とも)是々非々だ」と語った。国民民主とともに「第三極」の新興政党として、維新を脅かす存在となりつつある。

 梅村氏は選挙期間中、毎日新聞の取材に「維新は大阪や関西では支持をいただいていたが、全国ではそうではなかった。でも、参政党への期待は東京、名古屋、福岡、どこも同じ。その反応に驚いた」と語った。

 一方の維新は、今回の参院選で吉村洋文代表(大阪府知事)が掲げた「(改選)現有議席(6議席)以上」という目標は、かろうじてクリアした。しかし、比例代表の得票数は伸びなかった。22年参院選では野党で最多の約785万票を獲得したが、今回は約438万票に激減した。

 党所属国会議員は「参政は関東でも議席を取ったが、維新は立ち位置を明確にできず、埋没した」と振り返る。

 ただ、大阪選挙区では地力をみせ、維新は1、2位で当選した。トップ当選した新人の佐々木理江氏(42)は21日朝、大阪市内で有権者らとあいさつした後、報道陣に「私たちには大阪で15年かけてやってきた実績、ロールモデルがある。関西圏から広げれば全国政党になれる」と語った。

 代表就任後の「初陣」を終えた吉村氏にとって、党勢回復が急務だが、その前に「審判」が待っている。

 党規約に基づき、特別党員(議員や首長ら)が代表選を実施するかどうか判断する。24年10月の衆院選で議席を減らした後は、代表選が実施され、馬場伸幸前代表は責任をとって立候補しなかった。

 吉村氏は20日の記者会見で「代表選をやるなら出ない。執行部にも入らない」と明言した。「内部で仲間割れしているような印象を与えるのは、僕は本当によくないと思う」とけん制した。

 吉村氏に近い地方議員も「この状況で代表選を望む特別党員はいないだろう。いるとしたら旧執行部のメンバーだ」と語気を強めた。【面川美栄、加藤明子、岡崎英遠】

1120OS5:2025/07/21(月) 21:58:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/0eb9132597fdb50c0728c9f5dea6aa02fd162e30
公明、選挙区落選は18年ぶり 背景に組織力低下と新興政党の台頭
7/21(月) 20:49配信


毎日新聞
参院選を終えて記者会見に臨む公明党の斉藤鉄夫代表=東京都新宿区で2025年7月21日午後4時6分、藤井達也撮影

 20日に投開票された参院選で、公明党は7選挙区に候補者を擁立したが、埼玉、神奈川、愛知の3選挙区でいずれも次点に終わり、改選14議席に届かない8議席にとどまった。公明が参院選の選挙区で全員当選できなかったのは2007年以来18年ぶり。支持母体・創価学会の高齢化に伴う組織力低下や、参政党など新興政党の台頭で、極めて厳しい選挙となった。

 公明は比例代表で700万票獲得を目標に掲げたが、結果は約521万票にとどまった。前回22年参院選の得票は約618万票、24年衆院選は約596万票と低下傾向が続いている。

 斉藤鉄夫代表は21日の記者会見で「議席を大幅に減らすことになったのは私の責任だと思っている。どういう責任の取り方が政治家としてふさわしいか考えている」と述べた。

 政策では減税と給付や、奨学金返済額の一部を所得控除できる「奨学金減税」などを訴えたが、消費税廃止や食料品の軽減税率ゼロを強く訴える野党の主張の前に埋没した。自民党派閥の裏金問題に関与した自民議員を推薦したことも響いたとみられる。【野間口陽】

1121OS5:2025/07/21(月) 22:04:43
香川
174,728国:原田秀一 新 証券界社社員
149,902自:三宅伸吾 現
062,789参:小林直美
021,404無:町川順子 元維新
019,083共:長尾真希



https://news.yahoo.co.jp/articles/a1892f20d2be56cf528e626dc5358916323f1324
「保守王国」崩れた・参議院選挙香川選挙区で国民民主党の原田秀一さんが初当選…玉木雄一郎代表の地元で初の参院議席
7/21(月) 11:22配信

読売新聞オンライン
万歳をする原田さん(20日午後8時16分、高松市で)=枡田直也撮影

 20日に投開票された参院選で、香川選挙区(改選定数1)では国民民主党新人の原田秀一さん(52)が、自民党現職の三宅伸吾さん(63)(公明党推薦)らを破り、初当選を果たした。国民民主は玉木雄一郎代表の地元で初の参院の議席を獲得。自民は2013年から独占してきた議席の一つを失った。

【画像】3選を果たせず支援者に頭を下げる自民・三宅さん(20日午後8時16分、高松市で)

国民・原田さん、玉木代表ら支援
 原田さんの当選確実の知らせが入ると、高松市内の祝勝会場に集まっていた支援者らから大きな拍手が湧き起こった。原田さんは万歳をして、喜びを分かち合った。

 香川県さぬき市出身で、東京の大手証券会社などに勤務。国民民主の公募に、「地方と都市部の格差を解消したい」と応じ、2月に立候補を表明した。

 県内で保守層を含めて幅広い支持を集める玉木代表(衆院香川2区選出)が全面的にサポート。玉木代表の支援企業や後援会を回るだけでなく、一緒に地域のイベントに顔を出して露出の機会を増やすなどして、玉木代表を支持する有権者らへの浸透を図ってきた。

 選挙戦では「車が生活に不可欠な地方ではガソリンが命綱。ガソリン税の暫定税率を廃止し、働く人の手取りを増やす」と党の政策を繰り返し主張。多くの有権者が集まる県都・高松市を中心に街頭演説をしたほか、自転車で各地を回ったり商店街を練り歩いたりして市民らに支持を求めてきた。陣営はSNSで活動の様子を投稿。「手取りを増やす夏」といった短いフレーズを多用してアピールした。

 9日に榛葉賀津也幹事長、16日には玉木代表が来援。玉木代表は高松市中心部での街頭演説で「ふるさと香川で負けるわけにはいかない」と強調。その後の総決起集会でも「原田さんを押し上げ、香川から日本を変えていこう」と語りかけた。

 国民民主の地方議員らが遊説で支え、連合香川も原田さんを推薦。電力や製造業、流通など産業別の労働組合も積極的に原田さんへの1票を周囲に促してきた。立憲民主党は独自候補の擁立を見送り、推薦や支持の決定をしなかったが、地方議員らが自主的に応援した。

 こうした支援が重なり、6人が立候補した戦いだったものの、原田さんが幅広い支持を得ることに成功した。

自民・三宅さん力及ばず
 高松市内の三宅さんの事務所では、敗れたとの一報が入ると、集まった支援者らから落胆の声が漏れた。

 3選を目指した選挙戦。自民派閥の政治資金問題を受けて有権者の厳しい目が自民に注がれていた。その中で、昨年秋の衆院選で躍進した国民民主の玉木代表が必勝を期して擁立した原田さんと対決。自民県連には「過去2回とは違い、本当に厳しい戦いになる」と危機感が漂っていた。

 三宅さんは日本経済新聞記者から政界に転じ、防衛政務官などを務めた実績を有権者にアピール。経済成長をすることによる税収増や安全保障政策の重要性を強調し、「強い日本をつくりたい」と主張してきた。

 自民と連立を組む公明のほか、750以上の企業や団体から推薦を受けた。連日、自民党員やその知人を集めた個人演説会を開き、企業を回るなどの徹底した組織戦を進めた。

 しかし、支持は十分に広がらなかった。選挙戦を通じて国民民主や参政党に支持が集まるようになり、情勢調査でも劣勢が伝わると、親族がマイクを握って「不器用だが、責任感が強い人だ」と訴える場面が見られた。

 小泉進次郎農相、三原じゅん子少子化相を始めとする知名度の高い閣僚らが来援し、てこ入れを図った。15日には石破首相も高松、三豊両市での個人演説会に駆けつけ、「政治家が調子の良い話をしたときに国は必ず滅ぶ」と自公政権の継続を呼びかけたが、幅広い層には浸透しなかった。

1122名無しさん:2025/07/21(月) 22:06:00

参政・小林さん伸びず
 参政党新人の小林直美さん(51)は、6月の東京都議選から続く党の躍進ムードに乗り、精力的に街頭演説を繰り返すなどし、無党派層や保守層からの支持を集めたが、議席を得ることはできなかった。

 国政選挙は3度目の挑戦だった。減税や国債発行による積極財政を訴え、「所得を増やせば、経済成長できる」と呼びかけた。有権者の多い高松市に重点を置くだけでなく、土日にはさぬき、東かがわ両市や西讃も回った。

 14日には神谷宗幣代表が駆けつけ、集まった多くの市民らに「一番やりたいことは教育だ。人づくりで日本を立て直したい」と演説。小林さんも「安心して子育てができる経済支援が必要だ」と主張した。


共産・長尾さん支持欠く
 共産党新人の長尾真希さん(36)は、街頭での訴えを中心に県内を回ったが、党員や支持者らが高齢化する中で、十分に支持を集められなかった。

 「しんぶん赤旗」記者として医療や福祉を取材してきた経験などを踏まえ、「消費税廃止を目指し、緊急の5%減税を求め、国民の命と暮らしを支えていく」と主張。県内各地を精力的に回った。

 8日には高松市内で来援した田村智子委員長と並んで立ち、「ぶれない、一貫した姿勢で人や命を軽んじる政治を終わらせ、新しい政治を作ろう」と唱えた。

無所属・町川さん「女性の声」遠く
 日本維新の会を離党して無所属で立候補した新人の町川順子さん(66)は「女性の立場から声を上げたい」と主張したが、支持の広がりを欠いた。

 国政選挙は7回目で、各地で街頭演説。「これまでの集大成」とし、長年主張しているベーシックインカム(最低生活保障)の導入に加え、男女の賃金格差の是正、消費税廃止や少子化対策、四国新幹線の早期実現を訴えた。

N党・野呂さん訴え響かず
 政治団体「NHK党」新人の野呂美和子さん(61)は、政策を十分に浸透させられなかった。

 公示された3日に高松市内で報道各社の取材に、「食料品の消費税減税などで声を上げたい」と強調。社会保険料の現役世代の負担軽減なども掲げた。

自民県連幹部「変われなかった」
 かつて「保守王国」と呼ばれた香川の政界を先導してきた自民党の退潮と、国民民主党の強さを印象づける結果となった。

 国民民主は参院選比例選での候補擁立を巡る迷走などで陰りも見えたが、県内での支持は厚かった。昨年からの躍進を象徴するかのように、選挙戦は原田さんに有利に展開した。

 立憲民主党の小川淳也幹事長(衆院香川1区選出)が「緩やかな支援」を呼びかけたこともあり、原田さんは政権批判票や現状に不満を持つ保守層などを幅広く取り込むことができた。

 消費税減税や所得税減税、ガソリン税の暫定税率の廃止などの政策は多くの人に魅力的に映り、原田さんが初当選する原動力になったはずだ。しかし、「具体的な代替財源に乏しい」といった指摘もある。人口減や産業衰退など県内の課題も尽きない。原田さんは今後、有権者の多様な声を受け止め、 真摯しんし な姿勢で国政に臨む必要がある。

 一方、自民は近年、得票数が減少傾向だった。三宅さんは2019年の参院選で再選したが、野党統一候補に4万5000票ほどの差まで迫られていた。自民県連幹部は語る。「19年で党組織や各種団体に頼る選挙の限界は見えた。でも、『勝ってしまった』から変われなかった」

 国民民主は次期衆院選で、玉木代表が地盤とする香川2区に加え、自民が議席を守る香川3区にも候補を擁立する方針だ。2年後には統一地方選も控える。今回の参院選で出た国民、県民の審判を受け、県内の政党や政治家がどのような行動に出るのか、注視したい。(森克洋)

1123OS5:2025/07/21(月) 22:08:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/c0003b22e82b0193ba6425881b73d093a4fc7f4f
オリンピアン、ダンサー、ホステス…参院選で明暗分かれた著名人
7/21(月) 18:11配信
毎日新聞
参院選で街頭演説する日本保守党の北村晴男氏=東京・銀座で2025年7月13日午後4時12分、川口峻撮影

 20日投開票された参院選で、立候補した著名人は明暗が分かれた。

 当選したのは鈴木大地氏(58)▽牛田茉友氏(40)▽ラサール石井氏(69)▽百田尚樹氏(69)▽北村晴男氏(69)――。

【著名人の当落一覧】参院選に立候補し、舌戦を繰り広げた著名人

 一方、落選したのは中村真衣氏(46)▽岸博幸氏(62)▽斉藤里恵氏(41)▽中田フィッシュ氏(39)▽久保優太氏(37)▽有本香氏(62)▽世良公則氏(69)――。

 著名人らは、それぞれの経歴をアピールして選挙戦を戦った。

 1988年ソウル・オリンピック競泳男子100メートル背泳ぎで、潜水泳法「バサロ」を武器に金メダルを獲得した自民新人の鈴木大地氏=東京選挙区=は「スポーツと健康を突破口に国政の場で全力を尽くします」と強調した。

 元NHKアナウンサーで国民民主新人の牛田茉友氏=東京選挙区=は「伝えるだけでなく、変えることに関わりたい」と話した。

 タレントの社民新人、ラサール石井氏=比例代表=は、主人公の声優を務めたアニメの舞台となった東京の下町などで「税も予算も暮らしを守るために」と声をからした。

 作家の百田尚樹氏=比例代表=は自ら立ち上げた日本保守の新人として出馬。「日本人は世界で一番勤勉な民族。給与が上がらないのは政治の無策」と持論を展開した。

 人気テレビ番組「行列のできる法律相談所」への出演などで知られる弁護士で、日本保守新人の北村晴男氏=比例代表=は「偽装難民や違法滞在者を厳しく取り締まる」などと呼びかけた。

 2000年シドニー五輪競泳女子100メートル背泳ぎ銀メダリストの自民新人、中村真衣氏=新潟選挙区=は、水泳指導の経験などから「教育格差、経験格差を是正していきたい」と主張した。

 元経済産業省官僚で経済評論家の自民新人、岸博幸氏=比例代表=は、官僚経験を生かした強い経済の復活や地方創生などを公約に掲げた。

 筆談での接客で話題となった東京・銀座の元ホステスで、その後に東京都議も務めた自民新人の斉藤里恵氏=比例代表=は、聴覚に障害があることから「誰ひとり取り残さない未来をつくりたい」と訴えた。

 プロダンサーの自民新人、中田フィッシュ氏=比例代表=は「人々の居場所と出番をつくる」として、ストリートカルチャーを通じた表現活動・文化の発展などを政策に押し出した。

 格闘家の維新新人、久保優太氏=比例代表=は「格闘技の力で日本を変える」とアピールした。

 ジャーナリストの有本香氏=比例代表=は党事務総長を務める日本保守の新人として立候補し、「日本の国体、伝統文化」を守ることを政策に掲げた。

 歌手の無所属新人、世良公則氏=大阪選挙区=は高い知名度を生かして街頭活動を展開。教育の重要性やオーバーツーリズム対策などを説いて回った。【木村敦彦】

1124OS5:2025/07/21(月) 22:13:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab14f871437bb4c6824ed27edbe6840d83b31f8e
既成政党を脅かす参政旋風 ルーツの大阪では比例で自民を追い抜き2位に
7/21(月) 11:57配信


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産経新聞
当選確実となった候補者に花をつける参政党の神谷宗幣代表=21日午前、東京都新宿区(相川直輝撮影)

参政党は令和2年に結党、国政選挙に初めて候補を擁立した前回の4年参院選比例代表の際は近畿2府4県でも得票率は3%台にとどまっていたが、今回の参院選では近畿でも軒並み得票率を2桁に乗せるなど、既成政党を脅かす存在となった。

元大阪府吹田市議だった神谷宗幣代表が党のルーツと称する大阪では52万7千票、得票率12・5%。115万5千票だった日本維新の会に続く2位だった。3位の自民党は48万3千票、4位の公明党は44万7千票で、参政党は既成政党を追い抜いて存在感を示した。

一方、和歌山でも参政党は6万5千票を得て得票率は14・9%。トップは10万6千票の自民に譲ったものの、ここでは5万7千票だった維新を押しのけての2位となった。得票率12%台だった京都や兵庫、奈良でも健闘し、自民、維新に続く3位に浮上した。

前回比例代表での獲得議席は神谷代表だけだったが、全国で大きく支持を浸透させ7議席を獲得。今回は全選挙区に候補を擁立したことも奏功したとみられる。

1125OS5:2025/07/21(月) 22:29:33
https://x.com/h_o_s_taro/status/1947156557017583939?t=22A0W7tbxJdgortGcHl3iQ&s=19
衆院選との比較
自民 1458万→1280万(-178万)
国民 617万→762万(+145万)
参政 187万→742万(+555万)
立民 1156万→739万(-417万)
公明 596万→521万(-75万)
維新 510万→437万(-73万)
れいわ 380万→388万(+8万)
保守 114万→298万(+184万)
共産 336万→286万(-50万)
社民 93万→121万(+28万)

1126OS5:2025/07/22(火) 12:47:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/31c42753aa971ea04ab13dd29bf7ab781f223d36
歴史的惨敗の公明党、学会員の高齢化などで集票力低下…参政党意識した外国人政策「手遅れだった」
7/21(月) 20:36配信

読売新聞オンライン
インタビューを終え、会場を出る公明党の斉藤代表(20日午後10時29分、東京都新宿区の同党本部で)=高橋美帆撮影

 公明党は1964年の結党以降、最低となる8議席に沈む歴史的惨敗を喫した。支持母体・創価学会の会員の高齢化などに伴う運動量や集票力の低下に歯止めがかかっていない。

 斉藤代表は21日の記者会見で「党の将来を担って立つ、非常に期待している議員が落選した。悔しいし、痛恨の極みだ」と声を落とした。昨年の衆院選、党が国政選並みに重視する今年6月の東京都議選に続く敗北だけに、党内にはショックが広がっている。

 7人を擁立した選挙区選では、埼玉、神奈川、愛知で現有議席を取りこぼし、18年ぶりの落選となった。いずれの選挙区でも参政党が初当選を果たしている。党は終盤戦で参政を念頭に、独自の外国人政策を打ち出す対策を講じていたものの、公明幹部は「手遅れだった」と嘆いた。

 700万票を目標にしていた比例票は約521万票にとどまった。学会関係者は、2023年に学会の池田大作名誉会長が死去した影響を挙げ、「最後の一押しが利かなくなっている」と明かす。長年、選挙協力を続ける自民党の幹部も20日、「驚くほど公明の組織が弱体化している」と指摘した。

 昨年11月、党再建に向け、代表に緊急登板した斉藤氏は21日、「どういう責任の取り方がふさわしいのかを考えている」と述べた。党内には斉藤氏の責任を問う声はあるが、辞任論までは広がっていない。衆目が一致するリーダーが育っていないためで、党関係者は「党の顔を替えて党勢が反転するような状況ではない」と語った。

1127OS5:2025/07/22(火) 12:50:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/8caf4dc1ff297a8c93b7f6f4e63da7f3cb0069c1
参政党旋風が吹き荒れる中《参政党が最も支持されなかった都道府県》3位山形、2位鳥取、1位は?
7/22(火) 6:00配信


女性自身
参政党の公式SNSより

7月30日に投開票が行われた参院選は、改選124議席と、非改選の欠員1議席の補充を合わせた全125議席が確定した。自民党は改選前の52から39へと13議席を減らし、公明党も14から8へと6議席を減らし、非改選の議席と合わせて与党で過半数を割る結果となった。


いっぽう野党では、選挙前から躍進が予想されていた参政党は1から14へと議席を大きく伸ばし、“大躍進”といえる結果に。東京選挙区(定数7)をはじめ、神奈川(定数4)や埼玉(定数4)などの選挙区で7議席を獲得し、比例区でも立候補者10のうち7議席を獲得した。

そこで比例区での投票政党を各都道府県別に分析し、参政党が最も支持された都道府県ベスト3を紹介する。なお、データは総務省発表の「令和7年7月20日執行 参議院議員通常選挙 発表資料」内「開票結果(比例代表)」を参考とした。

第3位は福岡。比例投票先のうち14.94%を占めた。福岡は選挙区(定数3)でも参政党・中田優子氏(35)が第2位で当選するなど、こちらも“参政党旋風”が吹いている。

第2位は群馬で、得票率は15.33%だった。定数1の選挙区では、288,284票を獲得してトップ当選した自民党・清水真人氏(50)に及ばず、参政党・青木ひとみ氏(44)は260,524票を獲得して次点となった。

そして第1位となったのは石川。得票率は16.00%であった。定数1の選挙区では現職で4回の当選経験のある自民党・宮本周司氏(54)が当選し、2位の国民民主党・浜辺健太氏(31)に続く3位の得票数を参政党・牧野緑氏(40)が得た。

逆に“参政党旋風”が吹かなかった都道府県はどこだったのだろうか。得票率でワースト3位は山形の10.64%。比例区での得票率は1位自民党31.7%、2位立憲民主党13.2%、3位国民民主党12.9%に続く4番手の支持となった。

2位は鳥取で得票率は10.25%だった。鳥取・島根選挙区(定数1)でトップ当選した出川桃子氏(47)にくわえて、比例区でも多くの票を集めた自民党の支持が大きく、参政党が付け入る隙はなかったようだ。

そしてワースト1位となったのは秋田県で得票率は9.39%で、全国で唯一得票率が10%を切る結果になり、自民党、立憲民主党、国民民主党に次ぐ4位だった。

参政党が比例区で獲得した票数は7,425,052票で、政党得票率は12.5%と人気を集めた。とはいえ、同党の神谷宗幣代表(47)をはじめ、党員によるSNSや街頭演説での発言が問題視されることも多い。果たしてこの人気がいつまで続くのか――。

1128OS5:2025/07/22(火) 18:07:49
>>1116

https://news.yahoo.co.jp/articles/0db96c3897848f9b376fe8cf8380a3e6ba81848d
参院選鹿児島選挙区、自民党を破ったが…課題残る野党連携「強固な保守地盤」に対抗する自力を付けられるか
7/22(火) 15:02配信


読売新聞オンライン
 無所属新人候補の勝利で終わった参院選鹿児島選挙区。選挙戦を振り返る。

当選から一夜明け、笑顔で新聞に目を通す尾辻朋実さん

「36年間、参院議員をやってきた父(自民党の前参院議長・尾辻秀久氏)の背中を見てきた。責任の重さを痛感する」

 初当選から一夜明けた21日朝、無所属新人の尾辻朋実さん(44)は、鹿児島市の事務所で報道陣の取材にしっかりとした口調で答えた。

 自民党・森山幹事長のお膝元である鹿児島選挙区で、改選定数が1となった2001年以来、初めて同党公認候補を破った。

 選挙戦にはあえて無所属で挑み、幅広い層の支持を取り込む戦術に徹底した。「公認並み」の推薦をした立憲民主党のほか、社民党からも支援を取り付けた。公示直前に共産が擁立を取り下げ、候補者が一本化され、野党支持層の票を固めた。

 論戦の中心ともなった物価高対策では食料品の消費税率をゼロとすることや、最低賃金の引き上げなどを掲げた。その上で、父、秀久氏の政治信条である「虫の目に徹する」を持ち出し、弱い立場の人々に寄り添った政治を受け継ぐと訴えた。

 読売新聞社が20日に実施した出口調査では、選挙戦で「物価高対策・経済政策」を重視した層から4割半ばの支持を集め、無党派層の支持は5割、自民支持層は2割半ばだった。

 ただ、野党間の連携には課題を残した。立民は当初、独自候補の擁立を模索したが、難航した。立民の川内博史衆院議員(63)が自民党候補者選考に漏れた尾辻さんを、誘い入れた。

 保守票の取り込みを期待した一方で、連携を模索する野党間の一部で、「いずれ自民党に戻るのでは」との臆測もくすぶったほか、国民民主党が「支持しない」方針を示すなど共闘は広がりを欠いた。

 陣営幹部は今回の勝因について「長引く物価高を背景とした政権批判の高まりが、追い風となった」と分析。ただ、風向きが一定とは限らない。自民党が長年築いてきた強固な保守地盤に対抗する地力を付けることも不可欠だ。

 立民県連の柳誠子代表は「選挙を支える県内の地方議員はまだまだ足りない。自民党への不満が高まる今、仲間を増やして政権批判の受け皿につなげていきたい」。次の戦いを見据え、足腰の強化を誓う。

1129OS5:2025/07/22(火) 18:09:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/92b0463cef42ee5b550e407fc5e0a2eff275c656
〈参院選鹿児島〉「物価高支援して」「子育て対策充実を」初当選の無所属・尾辻氏に期待の声 自民〝常勝区〟崩壊に県民の反応は…
7/22(火) 6:00配信

南日本新聞

参院選鹿児島選挙区の候補者の訴えに耳を傾ける有権者=19日、鹿児島市中央町

 自民の議席独占が続いてきた参院選鹿児島選挙区で、立憲民主の推薦を受け無所属で立候補した尾辻朋実さん(44)が初当選した。投開票から一夜明けた21日、県内選挙区で初の女性国会議員となる尾辻さんに対し、県民は物価高対策や子育て支援の充実を期待した。議席を落とした自民には驚きや不信感が募った結果だと指摘する声が上がった。

【写真】事務所で自身の当選を報じる新聞記事を読む尾辻朋実さん=鹿児島市加治屋町

 県立短大1年の二宮煌芽(こうが)さん(18)は「女性が役職に就くのはまだ大企業が多い。女性が働きやすい環境を整備してほしい」と尾辻さんの当選を歓迎する。選択的夫婦別姓や同性婚を挙げ、「どんな生き方でも自由に選べる社会になればいい」と望む。

 高校生から小学生の息子3人を育てるいちき串木野市別府のパート永松里美さん(44)は物価高の中、食べ盛りの子どもたちの食事代など家計のやり繰りに苦心する。「現場を回り、女性、子育て世代の声をしっかり届けてほしい」

 霧島市霧島田口で自動車整備工場を営む土橋誠さん(46)も、5歳と3歳の子どもを持つ立場から「子育てにはお金がかかる。若い人が安心して産み育てられる社会にして」と託した。

 志布志市志布志町内之倉の無職片川律子さん(89)は「買い物に行っても何もかも高く、一度手にした品を手放すことが増えた」と明かす。「年金頼みの生活は厳しい」とし、物価高対策を優先するよう求めた。

 尾辻さんは、自民幹事長の森山裕さんの地元・鹿屋市で自民元職の票を上回ったのをはじめ、大隅地域の自治体で接戦に持ち込んだ。同市北田町の自営業井之上宏幸さん(58)は「想像しなかった」と驚きを隠さない。「森山さんになじみの薄い若年層の投票が影響したのでは」と推測する。

 「自民に任せていれば大丈夫だろうという安心感は少しずつ消えている印象がある」。鹿児島大学4年の川上香好翔(かいと)さん(22)は、学食の値上げなど苦しい生活が続く中、「どの党に入れたら不満が解決するのか、国民が主体的に考えるようになった。それもあって投票率が伸びたのでは」と分析した。

南日本新聞 | 鹿児島

1130OS5:2025/07/22(火) 18:15:29
>>1087
https://news.yahoo.co.jp/articles/261add6fe82ee6ed98cfdc50d181ec75c244b7e4
自民現職と参政新人、最後の1枠巡り激戦 千葉選挙区 【参院選ちば2025】
7/22(火) 11:51配信


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千葉日報オンライン

4選が確実となり、万歳三唱する石井氏(左)=21日、千葉市中央区

 20日投開票の参院選千葉選挙区は、最後の1枠を巡り、自民党現職の石井準一氏と参政党新人の中谷めぐ氏が接戦を繰り広げた。約2万6千票差で制した石井氏は、最後まで支えてくれた支持者を前に国政での決意を新たにした。初当選を逃した中谷氏は21日朝、駅頭に立ち、1票を託してくれた有権者に感謝した。

◆石井氏4選 「感激で言葉に詰まる」
 4選を目指した石井氏の「当確」が伝わったのは21日午前0時10分ごろ。当落判明まで日付をまたぐ“長期戦”となり、ホテルから事務所に移って吉報を待ちわびた支援者は喜びを爆発させた。

 万雷の拍手を浴びて表情を緩ませたベテランは「感激で言葉に詰まる」と激戦でかすれた声を絞り出し、「深夜まで支えてくれた気持ちにしっかり応えるとの思いでいっぱいだ」と感謝と決意を何度も口にした。

 選挙戦では、県議時代からの約40年の実績に加え、衆院が少数与党となり難航する国会運営を党参院国対委員長として着実に進めたとアピール。与党に逆風が吹く中、自身と近い首長や県議会派閥と連携してミニ集会や「電話作戦」で支持層を固め、最終盤には熊谷俊人知事らの応援も受けた。新興政党の猛追をしのいで3議席目に滑り込み、選挙での無敗記録を更新した。

◆参政・中谷氏支援に感謝 2万6000票差詰め寄る

柏駅東口で陣営関係者と有権者にあいさつする中谷氏(右)=21日、柏市

 中谷氏は投開票翌日の21日、柏駅前で有権者にあいさつした。報道陣の取材にも応じ「力及ばず申し訳ない。ただ、40万人を越える人から支援を頂いたのは本当にありがたい」と語った。

 午前7時から約30分にわたり、駅前を行き交う人たちに頭を下げた中谷氏。中には「惜しかったね」「お疲れさま」と声をかける有権者もいた。

 落選の一報は、陣営関係者と柏市内のレンタルルームで聞いた。涙を流しながら、関係者に「1人では無理だったと、お礼の言葉と感謝を伝えた」という。

 自民現職に約2万6000票差まで詰め寄る躍進だった。「有権者の『どこに投票しても変わらない』という不満と、参政党が訴えたところがマッチしたのでは」と振り返る。今後は「未定だが、今回得た知名度を生かし、何かしら政治家として志していければ」とした。

1131OS5:2025/07/22(火) 18:16:18
>>1118
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ece6831646e649c94e25ecef2c2834f6d387abf
参院選大分選挙区、立憲民主党の吉田忠智さん「341票差のリベンジ果たせた」が…参政党新人に10万票余
7/22(火) 13:11配信


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読売新聞オンライン

公示前のJR大分駅前で岡田常任顧問(左端)とビラを配る吉田さん(右端)(6月6日)

 5人が出馬した参院選大分選挙区(改選定数1)は、立憲民主党の前参院議員・吉田忠智さん(69)が次点の自民党現職・白坂亜紀さん(59)に1万3973票差をつけ、2年前の雪辱を果たした。参政党の新人・野中しんすけさん(38)も絡む混戦となった戦いを振り返る。

【表】大分選挙区確定票

 「341票差のリベンジを果たせた。県議や参院議員、公党の代表の経験をいかし、務め上げたい」。開票から一夜明けた21日朝、吉田さんは支持への感謝を示すため、大分市の事務所前で行き交う車に手を振った後、報道陣に力強く語った。

 今回の参院選は、2023年4月の補欠選挙で当時新人だった自民党の白坂さんにわずか341票届かなかった無念を晴らすべく、各組織が意地を見せた選挙だった。

 「吉田忠智をよろしく」。公示前の6月6日夕、多くの人が行き交う大分市のJR大分駅前で吉田さんと並んでビラを配る岡田克也・常任顧問の姿があった。

 補選当時、立民の幹事長を務めていた岡田氏は、記者会見で「最強の立候補者」とみえを切っていた。岡田氏は報道陣に「(2年前の)責任を感じている。絶対、永田町に戻ってもらいたい」と力を込めた。

 その言葉通り、岡田氏は公示後も中盤と終盤に2度、大分入り。党も野田代表を始め、枝野幸男・最高顧問や辻元清美代表代行と、知名度の高い議員を次々と送り込んだ。

 高い集票力のある連合大分(石本健二会長)も本気モードだった。補選で設けなかった得票目標を組合員1人あたり5票と設定。比例選で各産別の組織内候補に投票してもらうための活動も相まって、石本会長は最終盤の18日夜、「2年前の補選とは動きが違う」と自信をのぞかせていた。

 共産党は支持、社民党大分県党は支援、国民民主党大分県連も代表が集会で吉田さんの応援を呼びかけるなど、事実上の野党共闘態勢も構築した。

 一方で、大分県内でも野中さんが10万票余りを獲得し、政権批判票の受け皿になりきれなかった側面もある。

 読売新聞社がNHK、日本テレビ系列各局と共同で20日に行った出口調査では、石破内閣を「支持しない」とした層の36%は参政の野中さんに投票した。

 年代別でみると、「18〜29歳」は47%が野中さんで、27%の吉田さんを上回った。

 投票で最も重視したメディアに「SNS・動画投稿サイト」を選んだ有権者の投票先も、野中さんの55%に対し、21%と大きく水をあけられた。

 立民大分県連代表を務める吉田さんは21日、報道陣に「既成政党への忌避感の前提には、政治不信が根強くあると思う。地道な努力で政治への信頼を回復し、党への期待を高めていくことが必要だ」と語った。(関屋洋平)

1132OS5:2025/07/22(火) 18:17:35
>>1111
https://news.yahoo.co.jp/articles/adaaa7354d12e2e0ee4656e62e2e5e10a144d1aa
参院選・埼玉選挙区、国民民主・江原氏と参政・大津氏が初当選 自民・古川氏は4選、立民・熊谷氏は再選 3選を目指した公明・矢倉氏、再選を図った共産・伊藤氏は落選
7/22(火) 14:59配信

埼玉新聞

当選確実の速報を受け、万歳して喜ぶ江原久美子氏(中央)=20日午後8時5分ごろ、さいたま市中央区の選挙事務所

 第27回参議院議員選挙は20日、投開票が行われ、埼玉選挙区(改選数4)は国民民主新人の江原久美子氏(54)と参政新人の大津力氏(53)がそれぞれ初当選を果たした。自民現職の古川俊治氏(62)は4選、立民現職の熊谷裕人氏(63)は再選を決め、3選を目指した公明現職の矢倉克夫氏(50)と、再選を図った共産現職の伊藤岳氏(65)が議席を失った。県選挙管理委員会によると、埼玉選挙区の投票率は56・90%で、前回を6・65ポイント上回った。

 熊谷氏は既成政党へ支持離れが顕著だった今回、当選判明が21日未明まで分からない接戦を強いられたが、高齢者層の高い支持率に支えられて逃げ切った。

 大津氏は選挙戦で台風の目となり、交流サイト(SNS)で積極的に発信し、10代から50代まで幅広い支持を得て躍進した。無党派層や自民支持層にも食い込んだ。

 古川氏は逆風の中で、医師としての観点から「地域の医療提供と社会保障に自分の責任で道筋をつける」と訴え、60代以上の支持を集めた。

 江原氏は知名度不足が不安視されたものの、前県知事の上田清司参院議員や党幹部が連日応援に入り、政権批判票の受け皿となった。

 矢倉氏は2期12年の実績と経験を生かした政策提案で猛追したものの、大津氏の勢いに届かなかった。

 再選を目指した伊藤氏も消費税5%の緊急減税などを掲げて他陣営を追いかけたが、支持を広げられなかった。

1133名無しさん:2025/07/22(火) 18:18:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b9ec359052d5cc11d1cea44db775212b35908bd
「1人区」で野党勝ち越し、16選挙区で11勝…候補者調整「一定の効果」も福島・佐賀で取りこぼし
7/21(月) 22:08配信

読売新聞オンライン

開票センターに入る立憲民主党の野田代表(中央)(20日午後9時46分、東京都千代田区の同党本部で)=後藤嘉信撮影

 参院選では、全体の勝敗を左右する全国32の「1人区」(改選定数1)で、野党側が勝ち越した。主要野党による候補者の調整が一定の成果を上げた格好だ。

【検索出来る】当選者・落選者一覧

 立憲民主党の野田代表は21日未明の記者会見で、野党の候補者調整について、「野党議席の最大化が大きな目標だった。一定の効果があった」と強調した。

 立民は与党を過半数割れに追い込むため、日本維新の会、共産、国民民主の各党と個別に協議を進め、最終的に16選挙区で事実上の与野党一騎打ちの構図に持ち込んだ。このうち11選挙区では、各党が公認、あるいは支援する無所属の候補が勝利し、与党の議席減につなげた。

 一方、取りこぼしも目立った。共産は福島と鹿児島で公認候補を取り下げた。このうち、鹿児島では立民が推薦する無所属新人が勝利したものの、福島の立民候補は自民候補に約2万票差で競り負けた。

 佐賀でも6月、国民民主が候補を擁立せず、県連が立民候補を支持する形で一本化したが、自民候補に惜敗した。立民幹部は「調整の動きだしが遅かったのは反省材料だ」と語る。実際、野田氏と共産の田村委員長が会談し、候補者調整を進めることを確認したのは通常国会閉会直前の6月19日だった。

1134OS5:2025/07/23(水) 10:43:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf8c6e0b48171646441e29c8cba7023b059b54a1
「旧民主党系は限界」国民・玉木代表、選挙区調整に見切り 「全国に立てた参政は立派」
7/23(水) 7:00配信

産経新聞

国民民主党の玉木雄一郎代表(酒井真大撮影)

国民民主党の玉木雄一郎代表は22日の記者会見で、参院選の結果を踏まえ、次期衆院選では選挙区に候補を積極的に擁立する姿勢を示した。立憲民主党などとの候補者調整については「自民党への不満を受け止めるには、旧民主党系はもう限界だ」と否定的な見解を示した。

玉木氏は参院選の群馬選挙区で、自民候補が当選し、約2万8000票差の次点に参政党候補、そこから10万票近く離れた3番手が立民候補だった例を持ち出した。「自民党王国といいながら立憲が立てたが、事前の調査だと参政が勝っていて、最後、自民が底力をみせて引っくり返された。野党をまとめたら勝てたかというと違う」としたうえで「自民への不満が高まっている。それを旧民主党系は受け止めきれないというか、限界だ。単に旧民主党系や共産党も入れてまとめたら勝てるというのは、もう幻想に終わった。数さえ合わせれば過半数を取れるだろうというのは、もう通用しない」と述べた。

参院選の比例代表では、国民が立民を得票で上回り、玉木氏は「ステージを次の段階に移行することができた」と胸を張った。次期衆院選について玉木氏は「積極的に候補者を擁立する。全国で受け皿を作らない限り、本当の意味での国政政党、全国政党にはなれない」と強調した。「参政が立派なのは、全国に候補者を立てたことだ。受け皿を作っていることは評価すべきだ。衆院選は次が勝負だ」と語った。

1135OS5:2025/07/23(水) 10:45:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ca4be4be8124915d6d145048263109048265b04
比例選4位に沈んだ立民、泉前代表「現役世代は『立憲スルー』だった」…野党連携主導権に暗雲
7/23(水) 6:47配信

読売新聞オンライン

記者団の取材に応じる立憲民主党の野田代表(左)(22日、東京都千代田区で)=大石健登撮影

 立憲民主党は参院選比例選での得票数が政党別で4位に沈み、党内で危機感が強まっている。野党第1党として政権批判票の取り込みに失敗し、今後、野党連携の主導権を握れるか暗雲が立ち込めている。(伊福幸大、薦田大和)


 「比例選の伸び悩みは厳しく総括しなければならない」

 野田代表は22日、連合の芳野友子会長と連合本部で会談後、記者団にこう語った。

 同党の比例選の得票数は約740万票にとどまり、自民党(約1281万票)だけでなく、国民民主党(約762万票)、参政党(約743万票)の後塵(こうじん)を拝した。前回2022年参院選では自民、日本維新の会に次ぐ3位だったが、今回は4位に後退した。

 党内では、改選22議席の維持にとどまったことについて、「事実上の敗北だ」(参院幹部)との声が出ている。泉健太・前代表は21日、自身のX(旧ツイッター)で「最大野党が存在感を出せず、現役世代では『立憲スルー』状態だった」と投稿した。

 国民民主は「手取りを増やす夏。」、参政は「日本人ファースト」をそれぞれ掲げ、無党派層に浸透した。立民は「物価高から、あなたを守り抜く」を掲げて支持拡大を目指したが、野田氏は22日の党常任幹事会で「無党派に対する訴求力がなかった」と分析した。全国幹事長会議などを開催し、選挙結果を総括したうえ、次期国政選への準備を進める方針も示した。

 比例選の伸び悩みは、支援組織である連合傘下の「産業別労働組合」(産別)の組織内候補の当落にも表れた。6人が出馬した立民は1人が落選したのに対し、国民民主は2020年の結党以来初めて四つの産別の組織内候補4人が全員当選した。国民民主の玉木代表は22日、記者団に「比例選の票数が立民を上回ったのは感慨深い。次のステージに入った」と胸を張った。

 野田氏は、野党連携を進め、参院でも少数与党となった石破内閣への攻勢を強めたい考えだが、立民内では「勝利した他の野党に主導権を奪われるのではないか」(中堅)との懸念が出ている。

1136OS5:2025/07/23(水) 13:15:00
>>1102
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab99de8a4fbab0275f8fafdb1c83628e62ab36fb
立民・国民民主、労組出身候補の当落で明暗 衆院選へ連合が結束呼びかけも高いハードル
7/22(火) 21:31配信


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産経新聞

参院選では、連合が支援する立憲民主、国民民主両党の明暗が分かれた。特に連合傘下の各産業別労働組合(産別)が比例代表に送り出した組織内候補のうち、国民民主は立候補した4人全員を当選させたが、立民は6人のうち1人が落選した。連合は立民と国民民主の手を携えさせ、次期衆院選に臨む意向だが、勢いに乗る国民民主と、党勢が陰る立民の距離は一層開きそうだ。

【写真】牛田茉友氏から連絡を受け、笑顔を見せる国民民主党の玉木代表

■比例票の動向が当落に影響

「比例代表の伸び悩みは厳しく総括しなければならない」

立民の野田佳彦代表は22日午前、東京都内の連合本部で記者団に神妙な面持ちでこう述べた。この直前、連合の芳野友子会長と面会し、参院選での支援に謝意を伝えたばかりだった。

これに対し、野田氏と入れ違いで芳野氏と面会した国民民主の玉木雄一郎代表は、記者団の取材に「連合の組織内候補の4人を全員当選させることができてよかった」と語った。

立民と国民民主から出馬した組織内候補の明暗を分けたのは比例票の動向だ。国民民主は令和4年の前回の2倍以上の762万票を獲得し、野党のトップに立った。一方、立民は自民党が前回から500万票以上減らしたにもかかわらず、国民民主を下回る740万票にとどまり、自民から離反した層の受け皿になれていない実情が浮き彫りとなった。立民と国民民主の看板の違いが組織内候補の当落に影響したことは明白だ。

■参院選、福井と奈良で競合

石破茂首相(自民総裁)は21日に続投を表明したが、自民内では退陣論が強まっており、連合は新首相のもとでの衆院解散・総選挙の可能性も見込む。参院選で立民と国民民主は福井、奈良両選挙区で競合し、芳野氏は22日の記者会見で衆院選に向けて「立民と国民民主で連携し、候補者調整をやってもらいたい」と結束を呼びかけた。連合幹部も「国民民主がふらふらしないようにしっかりとピン留めしないといけない」と話す。

もっとも、上昇気流に乗る国民民主は今後さらに独自色を強めていくとみられる。玉木氏は22日の会見で「何を有権者にしっかりとアピールしていくのかがきちんと整理されないまま数さえそろえれば、というのは通用しなくなっている」と安易な選挙協力を疑問視した上で、衆院選では自前の候補者を積極的に擁立する考えを示した。

国民民主幹部は「参院選後も野田氏からの連絡はない」と語る。連合が目指す立民と国民民主の結束へのハードルは果てしなく高い。(永原慎吾、深津響)

1137OS5:2025/07/23(水) 16:50:29
>>1097
https://news.yahoo.co.jp/articles/d43f64e5af6c369f0d4c9d045129bd8e76f62e52
なぜ維新が激戦区・京都で圧勝? 裏側に見えた「三つの鍵」
7/23(水) 15:31配信


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毎日新聞

新実彰平氏(後列左から3人目)の当選確実を喜び、記念写真に納まる維新議員や支援者ら=京都市下京区で2025年7月20日午後9時6分、南陽子撮影

 「全国屈指の激戦区」とされた参院選京都選挙区(改選数2)は、日本維新の会新人の新実彰平氏(36)が約33万票を得て初当選した。2位の自民党現職に約14万票の大差をつけ、陣営も「想定外」と驚く圧勝。全国的に維新の党勢は足踏みだったが、なぜ京都では躍進となったのか。要因を探ると、三つの鍵がみえてきた――。

【写真で見る】写真撮影を求める支持者に囲まれる新実氏

 維新が同選挙区に公認候補を立てて初挑戦したのは2013年。16、19年は立てず、22年は擁立したが敗れた。議席を獲得したのは今回が初めてとなる。

 一つ目の鍵は、維新に昨秋合流して共同代表となった前原誠司衆院議員(京都2区選出)の存在だ。「全国政党化をけん引する地歩を築く。日本維新の会は大阪だけではない。関西の中核が京都になり、夢をつくっていこう」。参院選の公示を控えた6月21日、前原氏は事務所開きで地方議員らに呼び掛けた。

 決意は自ら汗をかくことでも示し、17日間の選挙戦では初日から最終日までほぼ連日応援入り。新実氏とマイクを握り、支持者を紹介して握手させた。衆院で所属政党を変えながら選挙区で連続9回当選を誇る前原氏は、「前原党」とも称される固い地盤を持つ。「新実さんのお母さんが私の二つ下と聞いてがっくり」と笑わせつつ、息子のように連れ回して支持を集めた。

 二つ目の鍵は、大阪への対抗心からかつて「維新ぎらい」とされた京都でも支持を広げてきた実績がある。府内の地方議員は現在36人。23年の統一地方選を経て、離党もあったが22年の参院選時の倍以上になっている。地方議員がそれぞれの地域に新実氏を連れ、大車輪となった。

 前回選で維新候補は選挙戦を有利に進めたが、最終盤に故安倍晋三元首相が銃弾に倒れる事件なども影響したとされ失速。陣営幹部の上倉淑敬(きよゆき)府議(京都市伏見区選出)は、前回選では開催できなかった個人演説会を、今回は10カ所以上で開いたことを「議員が各地域で頑張ってきた成果」と評価しつつ、苦杯をなめた教訓から引き締めも繰り返し図った。

 そして三つ目の鍵は「キャリアと人柄」(上倉氏)。関西テレビのアナウンサーだった新実氏は、知名度があっただけでなく、伝えることのプロ。訴えの柱とした社会保障制度改革を、少子高齢化で人口ピラミッドが様変わりした現状から説明し「分かりやすい」と聴衆を引きつけた。

 新実氏には「政策をロジカルに丁寧に伝え、理解いただいた上で選んでいただきたい」との信念があった。自身は「現政権やこれまでの政治に対する批判の受け皿になった」と総括するが、自民現職のいわゆる裏金問題や歴史認識はあえて非難しなかった。共同通信の出口調査で全世代から偏りなく票を得ていた。

 ◇知事選はどうなる?

 京都での維新の躍進は続くのか。来春に予定される知事選への対応が早くも注目される。知事選は長く、共産以外の与野党で組む「オール京都」で統一候補を擁立し、共産系候補と争う構図が続いてきた。非共産系に支えられ、参院選で自民現職の応援に立った西脇隆俊知事はまだ態度を明らかにしていない。

 投開票から一夜明けた21日、新実氏は取材に語った。「西脇知事以上に京都府を前に進められると判断すれば候補者を立てるし、西脇知事のほうが優れていると判断すれば静観ないしご支援する。シンプルにそういうことだと思います」【南陽子】

1138OS5:2025/07/23(水) 18:00:46
>>1087
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f1f3164b17a6e63a078fdbcf20a413479e40717
参政新人の猛追に自民ベテランも余裕消え…参院選千葉選挙区、3議席目の攻防
7/23(水) 16:55配信

産経新聞

参院選で自民、公明両党は衆参ともに少数与党に転落した。千葉選挙区(改選数3)も苦戦した自民は現有2議席の一角を失い、もう一人の自民現職が約2万6千票差で参政新人の猛追を振り切り、最後の3議席目に滑り込む「薄氷の4選」で面目を保った。組織戦の自民に対し、交流サイト(SNS)を駆使する参政。最終議席を巡る激しい攻防を振り返った。

【写真】当選証書を受け取る初当選の小林さやか氏「責任感でいっぱい」

11日夕のJR四街道駅前。自民現職の豊田俊郎氏の演説に耳を傾ける聴衆はまばらだった。サラリーマンらが帰宅を急ぐ中、初老の男性がビラを配る陣営スタッフに近寄り、怒気をはらむような口調で迫った。

「なぜ(昨年の)自民党総裁選で石破さんではなく、高市さんを選ばなかったのか。今回は参政党に入れる」。自民の岩盤支持層とされる保守の離反を印象づけた瞬間だった。

尾を引く「政治とカネ」の問題、繰り返される失言…。自民党への積年の不満から、既成政党に嫌気がさした若年層も他党に流れたとみられる。自民の臼井正一参院議員はX(旧ツイッター)で5日、街頭演説で破り捨てられたビラを目にし「風当たりは厳しい」と投稿した。

これまで県議選、参院選ともに連戦連勝の石井氏も厳しい情勢は実感していた。「トップ争いをしたい。目標は65万票」。公示前は余裕すらみせていたが、選挙戦中盤以降、参政新人の中谷めぐ氏が猛追。当初のシナリオは狂い、引き締めを図るとともに「3議席目で構わない」と訴え、目標の下方修正を迫られた。

■昨秋に続く国政挑戦

その中谷氏は昨秋の衆院選に続く国政挑戦だった。知名度はほぼゼロだが、参政カラーのオレンジの日傘を手に、県内各地で街頭に立った。意識したのは、政治への関心が薄れていた有権者の掘り起こしだ。

演説は「難しい言葉をあまり使わず、これまで投票していない人に刺さるよう意識した」。SNSも若年層向けに工夫し、「『今回初めて選挙に行きます』という連絡を数えきれないほどもらった」という。

「オレンジ旋風」といわれた猛追の原動力は「日本人ファースト」を掲げる神谷宗幣代表の「影響力が大きかった」(中谷氏)。選挙戦中盤以降は街頭の聴衆が増え、陣営幹部は「政治とカネの問題に不満を抱く自民党支持層も流れてきた」と推測する。

■票読みにたける陣営

忍び寄る中谷氏に対し、長年の選挙経験から「票読み」にたける石井陣営は「何票ほど負けているのか、それとも勝っているのか。情勢が全く見えなかった」とこぼす。頼みの綱は推薦を得ている公明党だった。同党関係者によると、選挙戦最終盤の18日ごろ、同党支持母体の創価学会関係者は、投票先が決まっていない党員票を石井氏に回す方針を伝えた。石井氏は同党関係者に電話で謝意を伝えたという。

「盤石な組織力があるところは強い」。中谷氏がこう振り返れば「選挙の怖さを身を持って経験した」と石井氏。3議席目を巡る攻防は、自民離れと新興政党の台頭を象徴し、県内政界の地殻変動に発展する「始まり」の可能性がある。



参院選千葉選挙区の59の市区町村別の得票数によると、石井氏が中谷氏を上回ったのは房総エリアを中心に45市区町村。中谷氏は県北西部を中心に14市区町で石井氏を上回った。最多得票は船橋市で松戸市、市川市と続いた。

1139OS5:2025/07/23(水) 18:01:50
>>1121
https://news.yahoo.co.jp/articles/a18e5812a5e2d4398ef772c9d5b788c720bc4668
参院選香川で国民民主が初議席、崩れた自民の「保守王国」…2党の「行く末左右する」戦い、明暗分けたのは?
7/23(水) 16:50配信

読売新聞オンライン

落選が確実となり、支援者に頭を下げる三宅(左)(20日、高松市で)

 20日に投開票され、18年ぶりに野党が勝利した参院選香川選挙区(改選定数1)。国民民主党は初の議席を獲得し、自民党主導の「保守王国」は崩れた。自民、国民民主のいずれも「党の行く末を左右する」と位置づけた戦いで、なぜ明暗が分かれたのか。取材や調査を踏まえ、検証する。

【写真】農相の小泉が来援した演説会。訪れた人は少なかった(7日、香川県丸亀市で)

 参院選の投票が終わった直後の20日午後8時過ぎ。国民民主新人の原田秀一(52)の当選確実が早々と伝えられた。3選を目指した自民現職・三宅伸吾(63)の高松市内の事務所に詰めかけた支援者から、「ああ……」と落胆の声が漏れた。

 「結果が出せなかったことをおわび申し上げる。逆風をはね返すことができず、悔しくてならない」。三宅は深々と頭を下げた。

 三宅は過去2回の参院選で、相手の足並みの乱れに助けられた面がある。2013年に破った無所属候補は選挙戦を前に民主党を離党。19年は統一候補を支える野党が一体感を欠いた。

 今回は事情が異なった。昨年秋の衆院選で躍進した国民民主の代表・玉木雄一郎が地元で原田を擁立。自民は派閥の政治資金問題で有権者の厳しい目が注がれていた。三宅は防衛政務官などを務め、公示前は地元での活動が不足気味だった。

 「初めての逆風下での選挙。党の地力が問われた」。自民県連幹部は語る。

 党の地域支部、推薦を受けた750以上の団体などに支えられた組織戦を展開。序盤に劣勢が報じられると、国会議員らが出席した8日の会議で、県連幹事長の大山一郎が「今後の選挙にも影響が出る。勝たねばならない」と強調。運動量を増やすよう号令した。

 三宅は連日、個人演説会を開催。「強い日本をつくりたい」と訴え、親族がマイクを握ることもあった。首相の石破茂ら閣僚も来援した。しかし、幅広い層には浸透しなかった。

 敗因の一端はデータに表れていた。

 読売新聞社が20日に実施した出口調査では、三宅は自民支持層の77%を固めていた。しかし、無党派層では、三宅はわずか17%。原田(46%)に引き離され、参政党新人の小林直美(51)(22%)を下回っていた。

 18歳から40歳代までの支持を見ても、三宅は14〜21%にとどまり、42〜48%の原田に水をあけられ、26〜30%の小林に2位を譲った。投開票当日の出口調査は、NHK、日本テレビ系列各局と共同で実施した。

 自民党員の高齢化も要因の一つとみられる。

 ある自民県議は「地元の党員は70〜80歳代が多い。演説会に動員をかけたり、地域住民らに支援を呼びかけたりするにも、運動量は落ちている。若い世代との接点も少なくなり、選挙戦略が古くなっているのは否めない」とする。

 無党派層や若い世代に浸透するには街頭での活動やSNSなどでのアピールが欠かせない。しかし、三宅は選挙戦中、街頭で演説をしたり商店街などを歩いて有権者と触れ合ったりする活動が少なかった。

 肝心の組織力も発揮できていない場面があった。7日に丸亀市内に来援した農相の小泉進次郎の演説会場を訪れた人は少なく、他の閣僚が来援した高松市内の会場でも空席があった。関係者の間での調整が不十分だったとの指摘が出ている。

 投開票前日の19日夜、高松市中心部の商店街に出向き、頭を下げたり手を振ったりした。「とことんやり抜き、後悔しないように」との思いだった。しかし、別の自民県議は残念がる。「選挙戦の最初から、もっと言えば任期中にもう少し、街頭に立つ機会が多ければ良かったが……」

 今後、次期衆院選や来年の知事選、27年の統一地方選も控える。選挙対策本部長を務めた地元選出の参院議員・磯崎仁彦はこう語った。「何が原因だったか分析し、これからの国政選挙、地方選挙に臨まねばならない」(敬称略)

1140OS5:2025/07/23(水) 18:03:47
>>1111
https://news.yahoo.co.jp/articles/57b7c1f225d3e832ea4214a193ec990e28d3e6cd
「自公で2議席」続いた埼玉選挙区、公明候補18年ぶりに落選…「参政対策できていなかった」
7/23(水) 13:30配信

読売新聞オンライン
 参院選の埼玉選挙区では改選を迎えた現職4人のうち2人が落選し、国民民主党と参政党が初めての議席を獲得した。「地殻変動」が起きた選挙で、自民党と公明党の協力関係は曲がり角を迎えている。(立原朱音、吉田恵実子)

「地殻変動」埼玉選挙区の開票結果


矢倉さん(右)の応援に駆けつけた石破首相(5日、川口市で)

 「私自身の力の不足」。3選を目指した公明の矢倉克夫(50)は、落選確実の一報を受けた21日未明、さいたま市浦和区の事務所でうなだれた。

 「自公で2議席」が続いてきた埼玉選挙区。公明候補の落選は、旧民主党が躍進して後の政権交代につなげた2007年参院選以来、18年ぶりの出来事だ。

 改選を迎えた現職は自民、公明、立憲民主党、共産党の4人。れいわ新選組などの候補者擁立で政権批判票が分散する共産に代わって、昨年の衆院選で伸長した国民民主が当選圏に入ってくる。公明陣営はこう情勢を分析し、「4着に滑り込む」ことは可能とみていた。

 だが、あては外れた。約46万票を獲得し、4位で当選した参政の大津力(53)に対して、矢倉は約44万票と2万票余りの差をつけられた。公明県本部副代表の宮崎勝は「油断があったかもしれない。参政対策ができていなかった」と肩を落とす。


街頭演説する大津さん(左)と参政党の神谷代表(19日、大宮駅周辺で)

 選挙戦最終日の19日、参政代表の神谷が大宮駅近くに降り立つと、1000人以上の支援者らが集まった。日本国旗を立て、マイクを握った神谷。「外国人総合政策庁を作ってルールを厳格化しようというのが参政党ですよ」とまくし立てると、聴衆からは「神谷、神谷」とコールがわき起こった。

 参政は全国的にも「台風の目」となった。保守層や政権批判票を幅広く取り込めたことが、躍進につながったとみられる。読売新聞社が12〜15日に行った終盤情勢調査では、重視する政策に「憲法改正」を挙げる層の2割弱を押さえた。

 選挙期間中に参政の演説を聞いていた所沢市の男性会社員は「長く自民を応援していたが、今回は大津さん。今の自民は保守勢力が弱くなった」と語った。

 参政は「足腰」の強化も進めてきた。23年夏頃には衆院選の県内16選挙区ごとに県連支部を作った。石賀忠宏県連会長によると昨秋の衆院選以降、県内の党員数は1・4倍に増え、SNSでの発信やポスター貼りなどに力を発揮したという。

 2人目の擁立を断念し、現職の古川俊治(62)のみで臨んだ自民陣営は「圧倒的な1位当選」を目標に掲げていた。1位の座こそ守ったものの、古川の得票は約57万票と、19年の参院選より約21万票も減らした。

 報道各社の情勢調査で矢倉の苦境が明らかになり、自民の木原誠二選挙対策委員長は選挙期間中に来県し、公明への協力を強めるよう指示した。だが、現場の動きは鈍かった。「埼玉方式」と呼ばれる自公の選挙協力は、「風前の灯火(ともしび)」だ。

 自民県連幹部は「参政にどれだけ票が削られるかわからない中、公明に票を分けることはできなかった」と振り返る。一方、公明関係者は「票をもっと分けてくれたら、矢倉は当選できた」と恨み節だ。

 参院でも与党が過半数割れしたことで、政権安定のため新たな連立の構築に向けた議論も加速する。自民県連幹部は吐き捨てる。「埼玉方式どころか、連立政権の枠組みすらどうなるかわからない」(敬称略)

1141OS5:2025/07/23(水) 18:16:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/56ce7e7aa173ba9416fc4dc435bd71fb8e5d4a6d
「政治は何をやっているのか」早くも闘志熱く…立憲民主元職の森裕子氏が国政に返り咲き 比例7人中7番目、夜明けに待ち望んだ吉報【参院選】
7/22(火) 12:12配信


新潟日報

当選確実の報道を受けて自宅に集まった支援者と喜ぶ森裕子さん=21日午前10時前、新潟市江南区

 20日に投開票された参院選の比例代表では、返り咲きを目指した立憲民主党元職の森裕子さん(69)=新潟市江南区=が、夜が明けた21日午前になって当選確実の知らせを聞き、支持者らと喜びを分かち合った。立民の比例当選者7人中7番目に滑り込んだ。

【表】比例候補者の新潟県内得票上位50人

 森さんは20日夕から、 自宅に集まった支援者約20人や、ビデオ会議システムでつながった全国の支援者とともに選挙報道を見守った。21日午前10時前、当選確実を報じた新潟日報の速報を伝え聞くと、森さんは「(この時間まで)寝かせてもらえないとは思っていなかった」と疲れをにじませながらも「皆さまのおかげです」と喜びの表情を見せた。

 参院議員を3期18年務め、前回の2022年は新潟選挙区で社民党など他の野党の支援を受けて4選を目指したが、自民党新人候補に敗れた。

 再起を懸け、今参院選では比例に初挑戦。知名度を生かして県内を集中的に回ったほか、県外では森氏と関係が深い立民の小沢一郎衆院議員が率いるグループの議員らが動いた。

 比例代表で候補者名による新潟県内の得票上位50人でも、森氏が4万135票を獲得しトップだった。

 比例は今回が初挑戦となった森さん。「勝利をつかむことができてよかった。草の根の選挙で苦しい戦いだった」と振り返り、「これだけの物価高となり格差が拡大する中、政治は何をやっているのか。急いでこの状況を変えないといけない。支援者から『がんがん戦ってほしい』と期待されている」と国政復帰の決意を示した。

1142OS5:2025/07/23(水) 18:17:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/c31a25cf6f988d574edf3a995fe1867c6e709614
国民の元職、須藤元気氏が落選確実に 元格闘家 参院選比例代表
7/21(月) 17:50配信

毎日新聞


 参院選比例代表(改選議席数50)で、国民民主党の元職、須藤元気氏(47)の落選が確実となった。新型コロナウイルスに関し、「ワクチン不要」を訴えた過去の発信で注目を集めていた。

【図解で見る】参院選 主要政党が掲げる物価高対策など

 東京都江東区出身の元格闘家。2019年参院選に立憲民主党から出馬して初当選したが、「経済政策について党と意見の相違があった」と1年たたずに離党届を提出。比例代表による議席だったが、辞職せずに無所属で活動を続けた。

 24年4月には衆院東京15区補選に立候補し落選。半年後の衆院選にも無所属で臨んだが、立憲前職に敗れていた。

 一方、新型コロナウイルスの感染拡大以降、ワクチン接種に反対する意見を交流サイト(SNS)で発信。X(ツイッター)には「ワクチンが始まってから死者激増」(23年10月)、「もういい加減ワクチン接種を進め続ける理由はないでしょ」(23年11月)などと投稿していた。

 しかし、今参院選に向けて国民民主が擁立を公表した5月以降、こうした過去の発信が「科学的根拠に基づかない」「誤った情報を拡散している」などと批判を集め、ワクチン接種の促進を訴えてきた党の姿勢との違いも浮き彫りになった。

 須藤氏は公示直前の6月30日に記者団の取材に応じ、「言葉足らずであったり、事実に反したりすることがあった」と釈明した。一方、過去の発信については「なかったことにはしない」と撤回はしなかった。【春増翔太】

1143OS5:2025/07/23(水) 18:17:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5b2f0dbee85c6218dad264f98cf83ceed5c223b
チームみらいが政党要件満たす 社民は維持、みんなでつくる党は失う
7/21(月) 20:53配信
毎日新聞

比例での当選が確実となり、記者会見で社民党の福島瑞穂党首(右)と握手するラサール石井氏=東京都千代田区で2025年7月21日午前4時15分、西本勝撮影

 20日投開票の参院選で、人工知能(AI)エンジニアの安野貴博氏が率いる政治団体「チームみらい」が比例代表で得票率2%以上を確保し、公職選挙法などで定める政党要件を満たした。比例代表では1議席を獲得し、安野氏自身が当選。今後は衆院選で小選挙区と比例代表に重複立候補ができるほか、政党交付金を受け取ることができる。


 また、「党存亡を懸けた戦い」として臨んだ社民党も比例代表で得票率2%をクリアし、政党要件を維持した。公示直前には知名度のある俳優のラサール石井氏を「サプライズ擁立」して選挙戦を展開。改選1議席を死守し、ラサール氏が当選を果たした。

 一方、みんなでつくる党は政党要件を失った。

 公選法では政党要件を①所属国会議員5人以上②直近の衆院選か参院選で、比例代表か選挙区で2%以上を得票――のいずれかを満たす必要があるとしている。【小田中大】

1144OS5:2025/07/23(水) 18:19:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e01f57d06faead804aeaa2aa14d526d78e85625
<維新の本拠地・大阪>の参議院比例得票、参政党が52万票で2位浮上…自民党の48万票を上回る
7/22(火) 16:20配信
読売新聞オンライン

大阪府

 参院選の比例選で、大阪府内での党派別得票数が最も多かったのは約115万票(得票率約27%)を獲得した日本維新の会。前回より約29万票減らした。

府内の党派別の得票数はこちら

 全国的に躍進した参政党は、府内でも約52万票(同13%)を獲得。前回から大きく減らした自民党の約48万票(同11%)を上回った。公明党は約44万票(同11%)と前回から微減。国民民主党は約38万票(同9%)で府内でも一定の存在感を示した。れいわ新選組、立憲民主党、日本保守党、共産党はいずれも得票率は5%台だった。


 府内の個人票では、司隆史氏(公明)17万8368票がトップで、6万9093票の北村晴男氏(日本保守党)が続いた。

1145OS5:2025/07/23(水) 18:27:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd5b4c4806e4e82df4e5f6b769533ddacee3e3ad
国民民主党 標旗混同使用し街頭演説した岡野衆議院議員を厳重注意処分
7/23(水) 14:01配信

チバテレ(千葉テレビ放送)

 参院選比例代表候補に交付された標旗を千葉選挙区のものと混同して使用したとして、国民民主党の岡野純子衆議院議員が、党から厳重注意処分を受けたことが分かりました。

 これは、7月22日の記者会見で玉木雄一郎代表が明らかにしたもので、厳重注意の処分を受けたのは、国民民主党県連の代表代行だった岡野純子衆議院議員と、県連幹事長だった天野行雄県議の2人で、いずれも22日付で役職を辞任しています。

 倫理委員会に諮るかどうかは、近く開かれる役員会で判断するとしています。

 岡野さんは、参議院千葉選挙区で初当選した小林さやかさんの氏名が記された比例代表用の標旗を使って街頭演説を行い、その様子を写真とともに自身のXに投稿していたということです。

 この問題について、小林さんの受け止めは…

国民民主党 小林 さやか氏
「今回のことに関しては全く知らないところ、自分がうかがい知れぬところで起きていた。錯誤と聞いているがあってはならないことなので、しっかりとルールを守った選挙活動を徹底すべきだと感じる。これから国民民主党、県連が関わる全ての選挙で法令を順守していける体制になるよう、自分自身も気を引き締めていきたい」

チバテレ(千葉テレビ放送)

1146OS5:2025/07/23(水) 18:35:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/1be01c99c759046dd1d0cbb8fbd64eaa64f4dcc1
クルド人問題の川口市、参政党大津氏の得票が突出して1位 投票率も9ポイント増 参院選 「移民」と日本人
7/23(水) 7:00配信


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産経新聞

だるまに目を入れる参政党の大津力氏=21日午前1時50分すぎ、埼玉県飯能市(昌林龍一撮影)

20日投開票の参院選・埼玉選挙区(定数4)で4位で初当選した参政党新人の大津力氏(53)の得票数が、トルコ国籍のクルド人が集住する埼玉県川口市で突出して多かったことが、県選管の資料からわかった。大津氏は全体では最下位当選だったが、川口市だけ全15候補でトップの約4万2千票を集めた。川口市は投票率も前回より9ポイント上昇、全県より約2・5ポイント高かった。

【画像】「地域住民の人権は無視ですか?」急拡散された地元女性が作成した画像

県選管の公表資料によると、埼玉選挙区では自民現職と国民新人、立民現職、大津氏の4人が当選。公明現職や共産現職らは落選した。

大津氏は全県で4位だったが、川口市では4万1923票を獲得し、自民現職の約3万9千票、国民新人の約3万8千票を上回った。

投票率も、前回令和4年の参院選と比べて全県では6・63ポイント増加したのに対し、川口市は9・11ポイント増えていた。

大津氏は選挙戦で川口の問題にも触れ、「日本の文化や風習がわからない人もおり、地域住民は本当に困っている。際限のない外国人労働者の受け入れに歯止めをかける」などと訴えていた。

参院選埼玉選挙区・川口市の得票数上位(選管最終)

当 大津力(参新)4万1923(全県46万5278)
当 古川俊治(自現)3万9218(全県57万3114)
当 江原久美子(国新)3万8120(全県53万5706)
落 矢倉克夫(公現)3万5343(全県44万1613)
当 熊谷裕人(立現)2万9232(全県48万0330)

1147OS5:2025/07/24(木) 15:07:51
>>1097
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2310c67bdc3799dad3c1bba8db232093f0ec75d
参院選京都選挙区・維新に危機感、走りきる…活動量奏功し新実が大差で初議席
7/24(木) 12:12配信


読売新聞オンライン

選挙戦に二人三脚で挑んだ新実(左)と前原(3日、京都市下京区で)

 9人が立候補し、全国有数の激戦となった参院選京都選挙区。2議席を巡る乱戦を振り返る。

【画像】京都市内での得票は2位当選の自民現職を上回った倉林(5日、京都府長岡京市の個人演説会で)

 投票が終わった20日午後8時、早々と当選確実の知らせが陣営に届くと、日本維新の会の新実彰平(36)は、同級生や地元議員に鳴りやまない拍手で迎えられた。

 祝福ムードとは裏腹に、壇上に立つ新実の表情は険しい。“定番”のバンザイもしなかった。「政治のあり方への漠然とした問題意識の受け皿という、ある種、消極的選択だ」と口元を緩めなかった。

 京都選挙区での維新の議席獲得は初めて。ただ、この大勝利は陣営にとって想定外だった。今回は野党の候補者調整が進まず、9人が立候補。新実は5月中旬、「ここまで乱立するとかなり厳しい。覆すためには新規開拓するしかない」と弱音をこぼしていた。

 だが、その活動量が他を圧倒した。今年に入り、朝の辻(つじ)立ちや街頭演説は毎日欠かさなかった。アナウンサー時代に培った話術や知識で、「日本の将来を考えてくれている」(70歳代男性)などと期待を生んだ。

前原代表も全面支援
 共同代表の前原誠司(63)(衆院京都2区)も「京都維新にとって天下分け目の戦い」と位置づけ、「寝ても覚めても新実彰平。支援の輪を広げて」と支持者に呼びかけ、全面的に支援。序盤から優位に立った。

 陣営によぎっていたのは3年前の参院選の苦い記憶。当初優勢とされた候補者が惜敗した。「突き抜けて走らなければ、気を抜いた瞬間に落選する」。公示直後、陣営はボランティアや所属地方議員らに通達。トップのまま走りきった。

 公示前の6月、前原はこうも言っていた。「選挙はどんな風が吹くか分からない。頑張った候補者、陣営が最後に勝利をつかむ」

共産、自民に迫る
 結果に厳しい表情を浮かべたのは新実だけではない。議席を奪われる形になった共産党の倉林明子(64)だ。

 倉林が「結果を見れば影響があった」とするのは、6万票を得たれいわ新選組の西郷南海子(37)の存在。支持層の重なる両党の共闘は今回決裂した。西郷は「(主義の)右、左ではなく、(党規模の)上、下で競合するというフェーズに入ってきた。私が出なければ別の戦いになっていただけだ」と分析する。

 しかし、倉林は2位当選の自民党現職に京都市内の得票では上回り、2万6000票差まで詰め寄った。陣営は地元住民を交えた街頭演説など、対話を重視する活動に注力。倉林も「今回ほど市民と一体となって戦えた選挙はなかった」と語る。

 各党が見据えるのは来年の知事選。「市民と厚い信頼関係を築き、これだけ踏ん張れる財産を作ることができた」。成果に胸を張る倉林の目に涙はなかった。(敬称略、相間美菜子)

1148OS5:2025/07/24(木) 15:08:33
>>1111
https://news.yahoo.co.jp/articles/693522126b3d65a04df89035f53e38f334b0450d
拭えなかった「漠然とした不安」 参政党の熱狂の裏に危うさ 埼玉
7/24(木) 8:45配信


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毎日新聞

当選が確実となり万歳三唱する大津力氏(右)=埼玉県飯能市で2025年7月21日午前1時54分、田原拓郎撮影

 街頭の熱狂とは対照的だった。参院選投開票日の20日夜、埼玉県飯能市内にある参政党新人、大津力氏の事務所は閑散としていた。当選確実が報じられた午前2時前に約10人で万歳三唱したが、それまでは報道陣を除いて支持者の姿はほとんどなかった。「ネットで投開票を見る支持者が多い」と陣営関係者。SNS(交流サイト)を駆使して無党派層に浸透した政党らしい議席獲得の瞬間だった。

【図解】参院選のファクトチェック、4割が外国人関連 発信元はSNS最多

 「勝因は外国人問題を全面的に押し出したこと」と大津氏は語る。多くの外国人が暮らす県南部での演説では「外国人がどんどん増えているじゃないですか。地域住民、本当に困ってるんですよ」と問題提起した。党のキャッチコピーは「日本人ファースト」。「外国人優遇」や「行き過ぎた移民受け入れ」の是正を訴えた。

 陣営は、外国人政策に関する訴えが有権者に「刺さった」ことが最大の勝因とみているという。確かに、大津氏は地元飯能市と、人口の約8%を外国人が占める川口市で得票数がトップだった。長年にわたって築き上げてきた自民の強固な地盤を突き崩した形だ。

 ◇街頭演説で聞こえた「危機感」

 街頭演説に訪れた30代女性に話を聞いた。「注目しているのは外国人問題。政治に無関心だったが、街に外国人が目立つようになって危機感がある。ネットでも事件などについて色々書かれていて……」

 外国人による犯罪で県南部の治安が急激に悪化したことを示すデータは乏しい。女性自身も外国人による被害に遭ったことはないという。一方、同市の外国人数は増加傾向にあり、自治体には文化の違いなどに基づく生活トラブルの相談が寄せられる。外国籍住民による事件が個別に報じられることもある。

 女性の言葉の背景には、国が進める外国人の受け入れ拡大などについて住民が感じている「漠然とした不安」があるように思えた。裏を返せば、そうした不安を払拭し共生を目指すための取り組みや説明を、国や既存政党は十分に尽くすことができてこなかったのではないか。

 今回の参院選では外国人受け入れなどに関して「共生」ではなく、強い言葉で「規制」を訴えかける公約や演説が相次いだ。ある川口市議は「地元で外国人住民との生活トラブルがあるのは事実。地道に解決を目指すしか無い問題だが、選挙で争点化されたことで地域の排外感情があおられるのではないか」と憂慮する。

 ◇「風」だけではない

 急浮上の新興勢力として扱われがちだが、参政の躍進を支えたのは「風」だけではなさそうだ。県内には11人の地方議員がいて、ポスターは都市部だけでなく郊外にも貼られていた。各地で歴史や食品添加物などをテーマにした数百人規模の講演会を開催するなどして、党勢拡大にも取り組んできた。

 「毎日、各界の専門家からのコラムや動画の提供」「気軽に学びたい方向けのコース」。ウェブサイト上で月額制サービスさながらの形態で党員やサポーターを募集し、都議選のあった6月には党員が急増したという。陣営関係者は「各地の党員の草の根的な活動が票につながった」と胸を張る。

 選挙戦が進むにつれて、街頭には比較的若い年齢層の聴衆が増えているように見えた。大津氏は演説で、日本に干渉して国益を損なうという「日本の背後にある勢力」「国際金融資本」などへの批判も訴えた。同党の神谷宗幣代表編著の出版物でもこうした世界観が展開され、専門家などからは「陰謀論」との指摘が相次ぐが、聴衆は拍手を送った。

 「何が起こっているのか。いつまで続くのか。どこまで拡大するのか。全く分からない」。参政の勢いを目の当たりにした他陣営の候補がぼうぜんと話したのが印象的だった。

 ◇見据える先に首長選

 選挙期間中、神谷代表の街頭演説は差別につながりかねない発言が度々問題視された。党が掲げる憲法草案には「国民主権」が明記されておらず批判を集める。党が掲げるビジョンと言葉には危うさも感じるが、大津氏は「自分の選挙に精いっぱいで神谷氏の発言はよく確認できていない」「憲法草案はあくまでもたたき台。これを機に議論が深まればいい」と話す。

 参政党の熱狂は埼玉に、国に、何をもたらすのか。神谷代表は投開票前日、群衆を前にこう語った。「(今後の)自治体の首長選挙、埼玉県を皮切りに始めていこうと思います」【板鼻歳也、田原拓郎】

1149OS5:2025/07/24(木) 15:13:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a82670edfbcbbf7f6e1e9283fda1db2cf8fcd51
安野貴博氏のチームみらい、都内無党派層の比例投票先2位 出口調査
7/24(木) 12:41配信

朝日新聞

チームみらいを立ち上げた安野貴博氏は第一声で「ぜひみなさんで新しい日本政治を、私たちの声が届く政治を一緒に始めましょう」と訴えた=2025年7月3日午前10時51分、東京都渋谷区道玄坂2丁目、小川聡仁撮影

 今回の参院選で、注目された政治団体の一つがAIエンジニア、安野貴博氏が立ち上げた「チームみらい」だ。比例区で初の1議席を得て、得票率も全体の2%を超え、目標としていた公職選挙法上の政党要件を満たした。朝日新聞の出口調査からは、新興の政治団体ながら無党派層に支持が広がっていたことがうかがえる。

 チームみらいは今年5月に設立され、選挙区と比例区に計15人を擁立。選挙戦では「分断をあおらない」などと訴える一方、AIで有権者らの意見を採り入れながら教育、医療などの政策を練り上げた。比例区に立候補した安野氏は、個人でも約24万票を得て当選した。

 出口調査は都内180カ所で実施。投票を終えた有権者に対し、性別、年代、投票した候補者と政党、ふだんの支持政党などを聞き、7840人から有効回答を得た。

 都内比例区の無党派層の投票先をみると、トップは国民民主(16%)だったが、チームみらいは14%で次点につけた。立憲民主(12%)、自民(9%)、今回躍進した参政(同)を上回った。

朝日新聞社

1150OS5:2025/07/24(木) 15:13:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb1e828485a6a22a5540490f410357d52e61808d
国民・岡野純子衆院議員を公選法違反罪で告発 「標旗」問題で自民千葉県連幹事長
7/24(木) 14:09配信

産経新聞

2021年、 国民民主党の玉木雄一郎代表(右)とともに衆院選の出馬会見をした岡野純子浦安市議(当時)=千葉県庁(小野晋史撮影)

国民民主党の岡野純子衆院議員(比例南関東)が、参院選で比例代表候補の「標旗」を千葉選挙区の党公認候補、小林さやか氏を応援する街頭演説で使用した問題を巡り、自民党千葉県連の阿部紘一幹事長は24日、公職選挙法違反の罪で県警に岡野氏の告発状を提出し、受理されたと明らかにした。


告発状は、岡野氏が正規の標旗を掲げず「参議院比例代表選出議員選挙 小林さやか」と記載した標旗を掲げ、選挙区候補者である小林氏の選挙運動のために街頭演説を行ったとしている。

阿部氏は取材に応じ、「2馬力選挙と言っても過言ではない。今後このようなことがないように、という意味合いで告発した」と述べた。

1151OS5:2025/07/24(木) 15:14:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/8945e0da9e5705893fcc71a6b68fb4aeed0c5f23
参政党側の説明はうそ、神奈川新聞記者が反論 参政党が会見から排除
7/24(木) 9:50配信
カナロコ by 神奈川新聞

街頭演説する参政党の神谷代表=19日、新横浜駅前

 デマで外国人差別を扇動する極右政党の参政党が批判記事を報じる神奈川新聞記者を定例会見から排除した問題で、参政党が虚偽の説明を重ねている。事前申請が必要だったといううその理由で本紙記者の出席を拒んだが、共同通信の取材に党関係者は「これまで会見に出席してきた記者は事前申請不要だが、それ以外の記者は必要だった」と説明した。だが、初参加か否かのチェックは会見場で行われておらず、「初参加の記者は事前申請が必要」としていた事実はない。            


 神奈川新聞は、初めて参政党の会見に参加し、申請の有無を確かめられることなく出席した記者がいたことを確認している。そもそも排除された本紙記者と同様、事前申請を求められていない。共同通信の取材に虚偽の説明をしたことになり、公党としての責任がますます問われる。

 市民の知る権利を踏みにじり、気に入らない記事を書く本紙記者を会見から閉め出す暴挙を、あくまで手続き上の問題で参加させなかったように取り繕う意図がみて取れる。参院選では神奈川選挙区で当選した初鹿野裕樹氏をはじめ、票をだまし取ろうとデマや差別の扇動を繰り返しており、党利のためならうそをつくこともいとわぬ党の体質がここにも現れている。

 参政党は22日の定例会見に初めて参加しようとした本紙記者に「事前登録がないので駄目」と退室を命じた。

 神奈川新聞は党の広報担当者に事実確認の取材を申し入れ、党本部のスタッフに質問事項も伝えたが、23日午後10時現在、回答はない。(石橋 学)

神奈川新聞社

1152OS5:2025/07/24(木) 15:14:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/dc47318a5642199b033d241cd272240e44417789
参院選で自民の「組織力」に陰り コロナで注目の釜萢敏氏当選も想定下回る得票に日医衝撃
7/24(木) 7:00配信

産経新聞

自民党から比例代表で出馬し、出陣式で挨拶する釜萢敏氏(右)。左は日医の松本吉郎会長=4日、東京都文京区の日本医師会館(村上智博撮影)

20日に投開票のあった参院選では自民党が大敗した。このうち、日本医師会の政策実現のために活動する政治団体「日本医師連盟」(日医連)は、新型コロナウイルス対策で注目された釜萢敏・日医副会長を擁立し、自民党の比例代表で初当選したが、思った以上に得票数が伸び悩み、かつての強力な集票力に陰りも見えた。国政への影響力が衰退しないように今後、組織をどう立て直すかが問われそうだ。

「大変厳しかった。なかなか票が伸びなかった」

釜萢氏は23日、産経新聞の取材に、浮かない表情でこう語った。当初、同氏の後援会幹部は「全体で自民の比例は11か12席ほどだろう。そうだとすれば30万票は取らなければならない」と意気込んでいた。

8日に都内で開かれた同氏の「緊急総決起大会」には医療・介護・福祉の各種団体の代表者らが「相乗り」で顔をそろえ、「厚労族」の加藤勝信財務相の姿もあった。陣営は「医療界から20万票、介護と福祉業界で10万票の組織票を選挙中盤から固めきれれば必ず上位で勝てる」(日医幹部)と踏んでいた。

だが、ふたを開ければ「17万4434票」で比例で当選した12人中、上から8番目だった。釜萢氏は「たとえご支援はいただいても、実際の投票行動にまでは結び付いてはいなかったようだ」と振り返った。

前出の総決起大会で、日医の松本吉郎会長は「今回の選挙は医療・介護・福祉の将来が問われる。生きるか死ぬかの瀬戸際にある」と危機感をあらわにしていた。その思いは国政に届くことにはなったようだが、後援会幹部は納得がいかない様子で語った。

■「あれだけ運動量を増やしたのに」

「全国で日医が推した『組織内候補』の得票数を見ると、全国47都道府県のうち3年前の参院選よりも増えたのはわずかに7つ。逆に40で減らした。あれだけ運動量を増やしたのに…衝撃だ。それが、東京選挙区での武見敬三元厚生労働相の敗北にもつながった。2年に1度、医療機関にサービスの対価として支払われる診療報酬改定でこちらの言い分を確保しなければならず、これから3年後の参院選も大変だ」

日医の「組織内候補」は前回の2022年参院選で自見英子氏が21万3369票を集めた。13年参院選では羽生田俊氏が24万9818票を得ていた。日医によると、日医の会員は17万7383人(24年12月1日現在)で、開業医や勤務医で構成される。

1153OS5:2025/07/24(木) 21:29:20
山口
○225,617自:北村経夫  現   
×131,192参:山崎珠江
×126,425国:関谷拓馬  新 教員
×91,447無:戸倉多香子 新 元県議(立憲系)
以下略

参議院選挙、「保守王国」山口県でも自民党に逆風…「石破政権に希望が持てなかったということだろう」
7/22(火) 16:53配信

読売新聞オンライン

自民党の議席が減ったことを報じる新聞を読み、取材に応じる北村さん

 「自民党を支持していた方が他党に流れたという実感がある。全国的な逆風があるが、山口でも例外ではなかった」

【表】参院選山口選挙区確定票

 参院選の投開票から一夜明けた21日。山口選挙区で4選を果たした自民党現職の北村経夫さん(70)は、山口県田布施町の事務所で、参議院での与党過半数割れとなった選挙戦を硬い表情で振り返った。

 山口県は、岸信介氏や安倍晋三氏など多くの首相を輩出した「保守王国」だ。同党県連は今回、選挙区の得票率を70%と見込み、得票目標を40万票に設定。だが、石破政権に対する厳しい風に、結果はその半分程度の22万5617票にとどまった。党公認候補の得票率が4割を切るのは、補欠選挙も含めて1998年以来となった。

 友田有・党県連幹事長は「(参政党や国民民主党は)確かに驚異的な伸びがあったが、保守王国と言われる山口の本領を最後は発揮できたかなと思う」と一定の成果を強調。その一方で「石破政権に対して希望が持てなかったということだろう。県民の皆様方からご批判をいただいているのも事実だ」とも語った。

 北村さんは、派閥の政治資金パーティー券収入の還流問題があり、公明党からの推薦を得ていなかった。読売新聞社が20日に実施した出口調査では、自民、公明の各支持層の1割前後が参政党新人の山﨑珠江さん(47)や国民民主党新人の関谷拓馬さん(35)にそれぞれ流れていた。さらに2人は、維新支持層のほか、無党派層からもそれぞれ約3割の支持を集めた。自民党県連の関係者の一人は「参政党が保守層の受け皿になっていた」とみる。

 県内でも「自民党離れ」が起きた原因について、北村さんは政府の物価高対策への対応不足を挙げ、「足元の生活や将来への不安が皆さんにあったんだろう」と推測した。

 今回の参院選で、「日本人ファースト」を掲げた参政党は14議席を獲得し、躍進を果たした。山﨑さんは21日午前、岩国市の交差点で、さわやかな表情を浮かべながら行き交う車に手を振った。

 山口選挙区での議席獲得とはならなかったが、2番目に多い13万1192票を獲得。20日の出口調査では、18歳〜20歳代、30歳代、40歳代からそれぞれ3割半ばの支持を得ていた。

 また、山﨑さんや党県連は積極的にSNSでも情報を発信していた。投票先を決める際に最も参考としたメディアで「SNS・動画投稿サイト」と回答した人のうち、山﨑さんを支持した人は約5割に上り、北村さんの約1割を大幅に上回った。

 4人の子どもを育てる山﨑さんは、今回の結果について「子育て世代の目線で世の中を変えていきたい、主婦の目線で家計に優しい政治にしなければいけないとの訴えが、支持をいただけた理由と思う」と分析。党の躍進を踏まえ、「すごく喜んでいる。また力を得て頑張れる」と手応えを感じていた。

(投開票日当日の出口調査は、NHK、日本テレビ系列各局と共同で実施した)

1154OS5:2025/07/24(木) 21:31:09
秋田    
○219,717無:寺田静  現 会派所属なし
×171,324自:中泉松司 元 19年落選     
×060,153参:佐藤美和子

https://news.yahoo.co.jp/articles/f3a3d49e2a4734d0f1335195ef560aa26ed646f4
事実上の一騎打ちとなった参院選秋田県選挙区 2人の候補者の対照的な選挙運動と舞台裏
7/22(火) 18:09配信
ABS秋田放送

参議院選挙の秋田県選挙区は、無所属で現職の寺田静氏が元職で自民党の中泉松司氏との事実上の一騎打ちを制し2度目の当選を果たしました。

両者が繰り広げた対照的な選挙戦、その舞台裏も交えてまとめました。

◇心の支えは家族
家事に勤しむ一人の女性として。

寺田静氏は物価の高騰を肌身で感じてきたといいます。

寺田氏
「普段だと時間があるときは安いものを買って献立を考えようってなるんですけど今、全部上がってるので考えようがない」

政治家としては消費者と生産者、双方の立場に立つ必要がありました。

寺田氏
「生産地選出の者としては悩ましいところで、ただ単にお米の価格を下げればいいというものではない」

物価高騰対策も争点のひとつになった選挙戦。心の支えは小学6年生の長男 しんぺいさんでした。

立憲民主党の衆議院議員で夫の学氏も育児などを一手に引き受けてサポートしました。

◇農業に携わる一人として
議席を争ったのは農家の長男に生まれた中泉松司氏。

6年前の参院選を次点で終えた後、集落営農組織の一員として農業に取り組んできました。

争点に据えたのは農業政策の在り方です。

農家
「多分今年から今年、ぎんさん(加工用米)最後だ」
中泉氏
「来年は?」
農家
「来年はほら主食(用米)やっぱり中心にして、まさかコメがこんな値段になると思わなかった」
中泉氏
「でもね、ちょと心ぱ…かじ取りしてちゃんとしないと逆にみんな主食につっこんだらやっぱり余る」

農業県秋田の声を国政に届けられるのは、現場を良く知る自分しかいない。

そう訴えた中泉氏に、農業の現場から厳しい声が浴びせられることもありました。

質問者
「彼(小泉農林水産大臣)は大規模化を進めると言ってね。まだ大規模化かと」
「うなずいておりますけれども(農業)やってる人が彼に言わないとだめだと思いますので」
中泉氏
「しっかりと小泉大臣に伝えられるようがんばります」

備蓄米の放出によるコメ価格の安定化などを推し進める小泉農林水産大臣と中泉氏は、20代のころからの盟友だといいます。

小泉農相
「コメ農家の皆さんの思いを背負って、私と激論をして最終的に言われたことは、思いはよくわかったからじゃあ秋田に来て直接農家さんにも伝えてくれと、それで私はきょう来ました」

中泉氏
「どんなに厳しい声でも結構です。皆さんの声を私に託してください。そして必ず目標を達成したのちに農政の現場で小泉大臣としっかり向き合って道筋をつける」

この日は、中泉氏から小泉大臣へ、生産者の立場からの強い批判の声はありませんでした。

◇あぜ道で農業談義
同じ日、寺田氏の姿は“農業の現場”にありました。

訪れたのは仙北市にある田んぼです。

寺田氏
「あれだけ赤字だ赤字だって農家の皆さんが言ってた時には何も、有効なことをしてくれなかったのに、価格が上がったからといって、じゃあその時だけなんかやるのかっていうのは、本当あんまりじゃないかと私も思ってて」
農家
「コメ多い多いって言って減反減反って言って、5年計画ね、減反させてでしょ、で、今コメつくれ?できるわけねえね、草ぼーぼーにした農地」
寺田氏
「それこそ小泉大臣が秋田に来てるんですけど、ちゃんとこういうとこに来てほしいなって。街中で演説して帰るんじゃなくてこういうところに来て話してほしいなって、話聞いてほしいなって」
農家
「我々のささやかな声届けてほしいんだやな」

◇政権トップとの意見交換
相対する中泉氏には、続々と中央から応援が駆けつけました。

しかし、ここでも農家から政権与党への逆風が吹いていました。

農家
「備蓄米の放出、店頭に2,000円のコメを並べるときに、なぜ生産者に緊急事態の対応であるから再生産可能なコメがつくれる環境を崩すわけではないんだとメッセージを発してくれなかったのか」
「今、農業者は特にコメ農家は、あすの未来あるコメ生産に向けて、本気で戦ってます。石破総理の言葉をあえて拝借するならば『なめられてたまるか』ということです。」
「政府だろうが大臣だろうが総理だろうが、やはり正々堂々と我々は自分の子どもや未来ある担い手に向けて誇れる農業をつくっていかなければいけません」

1155名無しさん:2025/07/24(木) 21:31:29
◇それぞれの選挙戦
選挙戦が進むにつれて、具体的な政策の訴えよりも、諦めない姿勢や国政への思いに特に熱がこもっていった中泉氏。

最終盤は中央からの“大物”議員などが再び秋田入りすることはありませんでした。

組織力の選挙戦を展開した中泉氏に対して、政党色を抑えた草の根運動に力を注いだ寺田氏。

地域の住民
「きれいになったね、おねえちゃん。がんばって、よかったよかった、こっち来るかなと思って待ってた、頼むよ!」

真夏のような17日間の選挙戦を終えました。

日増しに感じていたという支持の広がり。

選挙戦最終日には感極まる場面がありました。

視線の先には裏方に徹しながら見守り続けた夫の学氏の姿。

長男、しんぺいさんには翌朝、久しぶりに朝ごはんをつくることができたといいます。

寺田氏
「子どもを育てるにはもちろん経済的な余裕が必要です。そして、子どもの日々の成長の喜びを感じることができる時間の余裕も必要です。そして何より個人の選択を尊重する社会の在り方が必要です」

◇”山のように預かった課題”を改善につなげるために
誰もが安心して暮らせる社会の実現を目指して。

県内唯一の現職の女性国会議員としての立場も強調して2度目の当選を果たしました。

寺田氏は政党の方針に捉われなくて済む点を重視して無所属での活動を続ける考えです。

政党に入らずに自らが掲げる政策を実現するには。

寺田氏
「私の発言の内容、主張したことも盛り込まれて、それが政府に届けられて、それがそのまま政府の骨太の方針などに盛り込まれるというところもあって、それで法改正なども実現をしてきたというところも何度もありましたので。決して無力ではないと」

国政への考え方が近い議員同士でつくる“会派”への所属については「柔軟に検討していきたい」と述べた寺田氏。

県民の負託にどう応えていくのか、その手腕が引き続き問われます。

1156名無しさん:2025/07/24(木) 21:32:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/47cc8d30626b6998b42351f6d27e319aca0d3aa6
【参院選】歴史的な大敗を喫した自民党…秋田県選挙区で自民党候補はなぜ敗れたのか 半年間におよぶ取材から読み解く背景
7/23(水) 17:45配信



今回の参議院選挙で歴史的な大敗を喫した自民党。焦点となった1人区で東北は1勝5敗と大きく負け越し秋田県選挙区でも議席の奪還はかないませんでした。

自民党といえば
①政権与党としての実績と信頼
②企業・団体などの盤石な組織票
③張り巡らされた後援会組織
などを背景にこれまでゆるぎない体制で選挙に臨んできました。

今回秋田県選挙区で自民党候補はなぜ敗れたのか。

半年間におよぶ取材からその背景を読み解きます。

■知事選のしこり 第一声でも
中泉松司氏
「もう一度私を育ててくれたふるさとのために働かせてください。そのためには皆さんの力が必要です」

参議院選挙が公示された今月3日。

中泉松司氏の第一声には、自民党の国会議員や県議会議員、それに自民党を支える企業や団体のトップが顔を揃えました。

候補者の熱意と覚悟を有権者に示す第一声。

選挙全体の空気を左右する、極めて重要な演説と位置付けられています。

その輪に加わらず遠くから演説を眺めていたのは自民党の原幸子県議会議員です。

原県議は今年4月の県知事選挙で敗れた猿田和三氏を支援していました。

■中泉氏の懸念 保守分裂
さかのぼること半年前の今年1月。

自民党秋田県連は、知事選の対応を巡って自主投票を決定しました。

御法川信英県連会長
「知事選挙は知事選挙として戦いますけれども、参議院は政党・国政選挙ですので、こっちはしっかりまとまっていこうということで」

県議団が真っ二つに割れる状況に中泉氏は強い危機感を示していました。

中泉松司氏
「(保守分裂選挙の)直後に選挙を控えているっていうのは、正直言っていろんな場面で言葉を選ばなきゃいけないですし、行動も制限される部分もあるので非常に厳しいなと率直に思いますが、こればっかりはどうしようもない話ですので、なんとかそれを乗り越えていくしかないなと思っています」

■自民党への逆風
加えて選挙期間中に浮き彫りになったのは、自民党への激しい逆風でした。

選挙戦2日目の今月4日、中泉氏と20年近い交流のある小泉農林水産大臣が応援に駆け付けました。

しかし人の集まりはいまひとつ。

小泉農水相
「消費者のことばかりしか考えていない 生産者・コメ農家いじめの小泉進次郎だと」「小さい農家を見捨てる小泉進次郎 そんなわけないじゃないですか」「これから仮に過半数割れをしたときに起きる政治の現実というものを考えた時に我々反省しなきゃいけないところもある。変わらなきゃいけないこともある。だけど謙虚になってこれだけ言えるのは少なくとも我々は一番ましだと思う」

JA秋田県青年部協議会 金子勝洋副委員長
「コメの値段・市場に介入してきているのはどうなのかなと思います。コメの安い時に誰も助けてくれなかったのになぜ高くなるとこんなにも私たち苦しい思いをしなければならないのかなと」

■参政党 旋風
一方、今回の参院選で台風の目となった参政党。

神谷宗幣代表の演説には小泉大臣を上回る約500人が集まりました。

参政党 神谷宗幣代表
「ぜひ皆さん気持ちを上げていきましょう。全体的に日本のそして政治に関わってください。政治は汚いですよ。潰しあいですよ。人の汚い部分いっぱい見えます。でも誰かがこの道に入って、理念立てて、まっすぐに方向性を立てて、みんなを引っ張っていかないと日本が沈む。だからその牽引役を、牽引役の1人にみなさんもなってください。一人ひとりの力は微力ですけども無力じゃないですから。みんなが集まれば自民党を脅かすこともできるんですよ!我々で!!」

「せーの 1・2・参政党!」

1157OS5:2025/07/24(木) 21:32:32
■東北苦戦の背景
今回の参院選で焦点となった全国32の1人区の勝敗。

自民党は半数以上で敗れ、東北で議席を獲得したのは福島だけでした。

自民党元青年局長 鈴木憲和衆議院議員
「この横手市、豪雪地域ですよね。少数派の豪雪地域の気持ちを私たちのこの国の政策を少しでも豪雪地域寄りに寄せていく」「自民党が苦しい時、逆風の時、それでも秋田からは中泉さんをあげていただける、そのことがこの地域の力に必ずなります」

中泉氏の応援に訪れた山形県選出の国会議員は、自民党への逆風について人口減少や過疎が急速に進む東北ならではの要因があるのではないかと分析します。

自民党元青年局長 鈴木憲和衆議院議員
「東北はいつも自民に対して、決して全面的に推してくれるという感じではないと思っているんですよ。それはやっぱりうちの地元(山形)もそうですけども東北からいろんなことが東京に吸い取られているっていうこともあるんじゃないかと思いますし」

■知事選のしこり
逆風が吹き荒れる中、中泉氏を積極的に支えたのは、4月の知事選で鈴木知事を応援した県議でした。

小野一彦県議
「いまこそ秋田の農村から日本を変えていきましょう」「よろしくお願いします!ありがとうござます!加藤先生も一言!」

県連副会長 加藤鉱一県議
「中泉松司、東由利の皆様に立候補のご挨拶に参りました」

県連副会長 加藤鉱一県議
「知事選の時は自民党が割れたんですけど」「(参院選は)一体となってやるということで、きちっと体制になってきましたので、私はそのあれ(心配)はないと思います・・・ほとんど」

しかし、この言葉とは裏腹な状況が垣間見えたのは選挙戦10日目。

予定されていた街頭演説を行わず、中泉氏の選挙カーは足早に横手市雄物川町と平鹿町を後にしました。

自民党の選挙では、地方議員が先導したり選挙カーに同乗したりするのが通例ですが、この日、横手市選出で猿田氏を支援した重鎮の柴田正敏県議の姿はありませんでした。

中泉松司氏
「横手なんで・・・頑張んなきゃいけないっすね・・・」

取材メモ (自民党県議)
「知事選の禍根が残っていない前提で勝負したつもりだったけど温度差は選挙前も最中も非常に感じる場面があった」

■農業票の離反
そして、陣営としてもっとも注力したのが1955年の結党以来自民党を支えてくれた農業票を固めることです。

しかし、コメの価格の下落を心配するJAからは小泉大臣への強い警戒感が示されていました。

JA秋田中央会 小松忠彦会長
「小泉農相がいままでやってきたのは価格を安くする安ければいいという感じの方で」「安ければいいという追求は、結局最後(生産者が)誰もいなくなるという現実を直視してほしいなと思います」

選挙期間前に開かれた秋田市での決起集会。

中泉氏が顧問を務めるJA青年部から横断幕が手渡されました。

青年部
「この旗に若手農家としての応援の気持ちを寄せ書きという形で集めました。私たちの農業へ未来への思いをこの旗とともに中泉さんに託します」

寄せ書きの中には「大臣のワンマンを許すな」というメッセージも。

中泉松司氏
「この方々は若くして県内で一生懸命農業をやっている方々なので、農業で言えば先輩と思っていますから、そういう方々の期待・不安というものを応えられるように、払しょくできるように頑張らないといけないと思います」

1158名無しさん:2025/07/24(木) 21:32:46
小泉大臣が秋田に入った翌日。

秋田市内のホテルで開かれたのは、JAの組合長らと自民党の農水族のドンと呼ばれる森山幹事長との意見交換会です。

取材メモ (自民党関係者)
「小泉大臣が来た翌日に森山幹事長と会うというタイミング・順番が大切」

森山幹事長
「農協は農村集落を維持するためにいろんな事業をしています」「農村集落の維持のために努力をしていることも正しく評価をされなければいけないのだと思います。そうすることが食料の安全保障を確かなものにしていく原点であることを忘れてはいけないのだと思います」「なんとしてもみなさんのお力で中泉さんを参議院に送って頂きたい」

JA秋田中央会 小松忠彦会長
「すごく農協のことを良くわかって頂いてありがたいという思いです」

■総理応援は失敗
選挙戦が終盤に差し掛かった今月14日。

中泉氏を応援するため大仙市を訪れた石破総理大臣。

演説会の前にセッティングされたのは地域農家との懇談でした。

コメ農家
「いま農業者は、特にコメ農家は、あすの未来あるコメ生産に向けて本気で戦っています。石破総理の言葉をあえて拝借するならば、『なめられてたまるか』ってことです」

参加者が意見を表明した後は、石破総理が延々と自身の考えを一方的にしゃべり続けるだけでした。

石破首相
「すいません感想めいたことで恐縮です」

その後の演説会では、場所や銘柄米の品種を言い間違えます。

石破首相
「最近この大館(会場は大仙)でもクマが出るらしい」
「そして秋田美人(正しくはあきたこまち)がそうですサキホコレがそうなのですが・・・」

取材メモ(意見交換会の参加者)
「総理は秋田まで言い訳しに来たんだなと思った」

取材メモ(中泉陣営関係者)
「農業団体のトップから『総理の応援は失敗だったね』と言われた」

■自民党は大きな岐路に
そして迎えた投票日。

中泉松司氏
「本当にみなさんの期待に応えられなかったことに、改めてただただ自分の力不足無力さを感じる次第です」

自民党が逆風のときでも基礎票・固定票だった「農業票」。

極めて重要視されながら今回の参院選で固めきることはできませんでした。

JA秋田中央会 小松忠彦会長
「小泉さんがやっぱりどうしても消費者サイドの目線しかなくて、生産側の目線が足りなかったなと思うので」「小泉さんに対抗できるのは中泉さんしかないよと話をしても『自民党だからね』って声が聞こえてくるのでそのあたりが難しかったんじゃないかな」

自民党を支えた世代が高齢化し、若い世代が主張の明確な野党に流れる中、自民党の選挙戦術は大きな岐路に立たされています。


♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢


今回の参院選、県内では保守分裂となった知事選の影響が色濃く残る中、自民党に対する逆風が吹き荒れました。

公示直前の今月1日、大仙市で開かれた中泉氏の決起集会では、収容人数約500人の会場にも関わらず、集まったのは100人程度で、県の南部での苦戦が特に予想されました。

このため、陣営は石破総理の応援演説を大仙市で行い、『テコ入れ』を目論見ましたが、農家との対話で総理が一方的に発言したり、「あきたこまち」を言い間違えたりするなどして支持者からは落胆の声が聞こえてきました。

続投を表明した石破総理に対し、党本部の役員・閣僚の一部、そして全国の地方組織から退陣を求める声が高まっています。

秋田県連の青年局も23日リモートで開かれた緊急の全国会議で「退陣」を要求したということです。

1159OS5:2025/07/24(木) 21:35:22
宮城 
○367,794立:石垣のりこ 現
×293,732自:石川光次郎 新 県議
×181,773参:ローレンス綾子
×087,720れ:石井義人
×056,242み:角野為耶

https://news.yahoo.co.jp/articles/12c23db46b511c2339239c72b426faa15d6858cc
自民党に吹き荒れた逆風「やっぱりおかしい」最後に“吹っ切れた”元ベテラン県議候補の「組織のジレンマ」
7/23(水) 18:02配信
盤石の「組織戦」“フルスロットル”でスタートも

FNNプライムオンライン

参院選宮城選挙区で自民党が擁立したのは、県議19年の実績を持つ新人・石川光次郎氏だった。
公示初日、石川氏が訴えたのは「政権交代の可能性なんてつくっちゃいけない」という強い危機感。政権与党の一角として、宮城の議席を奪還することが至上命題だった。

応援には村井知事と県内全ての市町村長が顔をそろえ、自民党が誇る組織力をフルに活用。小泉進次郎農水相、石破茂首相、小林鷹之元経済安保相といった党幹部も相次いで駆けつけ、陣営は「重厚な布陣」で一丸となって戦った。
石破首相は仙台駅前で「宮城のことを知り尽くした石川光次郎。新しい日本を、この宮城からつくっていく」と力を込めた。

組織への配慮「迷いがあった」
石川氏の政治スタンスは“現場主義”。19年間の県議としての経験を土台に、「地方から声を上げ、自民党を変えることが政治を変えることだ」と繰り返し訴えてきた。

公示前は自民党改革を訴える場面もあった石川氏。しかし、公示後は発言が控えめだった。
選挙戦を終えた本人に質問をぶつけると、まず答えたのは、続々と応援に入る党幹部や関係組織を前に、自分が自民党改革を強調していいのか、という迷い。
また、公示前には、「お前に何ができるんだ」と新人の弱みにつけこんだ野次を聴衆から飛ばされることもあり、そうした経緯が影響したと本人が打ち明けた。

真面目で勉強熱心で、県議会自民会派のエースとして慕われた石川氏は、今回の選挙戦でも有権者に対して実直であろうとするがゆえに、迷いが生まれ発するメッセージが弱まった。
SNSに代表される「短く、分かりやすく」で台頭した新興勢力と、石川氏のスタイルは対極にあったのかもしれない。

保守票の分裂、SNS発信の遅れ…重なった“想定外”
石川陣営の最大の誤算は、「保守票」の分裂だった。
当初は立憲民主党の現職・石垣のり子氏との一騎打ちが想定されたが、選挙戦が始まると参政党のローレンス綾子氏が急伸。若年層を中心に支持を広げ、石川氏と保守票を分け合う構図となった。

また、SNSの活用も後手に回った。選挙中盤から動画投稿や短尺の政策発信を強化したが、「スタートが遅すぎた」との声も陣営内からあがった。

従来型の組織戦に加え、SNS戦略や街頭での可視化が重視される中、「旧来型の戦い方では限界があった」とあるスタッフは話す。

吹き荒れた“逆風” 自民党離れの民意
「今回は追い風ではなく、引き波のような雰囲気だった」そう語ったのは、自民党の森下千里衆議院議員だ。
また、党政調会長の小野寺五典議員は「有権者がいろんな選択肢を見ていた」と話し、小林鷹之元経済安保相は「厳しい風が吹いていた」と危機感をにじませていた。

党内の「政治とカネ」問題や政権への不信感は根強く、石川氏がどれほど現場で尽力してきたとしても、その逆風を跳ね返すのは容易ではなかった。

極限の戦い、削られた体と声 そして最後の“吹っ切れ”
灼熱の選挙戦。石川氏は「体重が7キロ落ちた」と明かしていた。最終盤にはスタッフに「腹に力が入らねんだよ」と漏らす場面もあった。

それでもマイクを握り続け、迎えた最終日のラスト演説。石川氏は、それまでの慎重な言葉選びを振り払うかのように、本音を語り始めた。

石川光次郎氏:
今、我々が所属している自由民主党、国民の皆様と乖離をしている。それが政治に対する国民の不信につながっている。おかしいものをおかしいと言えなくなったら、世の中終わりなんです。誰かが言わなければ変わらない

熱気に包まれた演説会場。ようやく“吹っ切れた”候補者の声に、聴衆は耳を傾けた。
だが、その変化が有権者全体に届くには、時間が足りなかった。

「報いられなかった悔しさ」石川氏の言葉ににじむ想い
投開票日、石川氏は敗戦を静かに受け止めた。

石川光次郎氏:
皆さま方の大きな、大きなご厚情に対して報いることができなかったという悔しさはありますけれども、皆さんと一緒に一つになって、この戦いを進められたことは、私にとって大きな財産だと思っています

19年間積み上げた地方政治の経験、そして組織の力を背景にした正攻法の選挙戦。
それでも勝てなかった、「自民党への逆風」と「組織のジレンマ」が浮かび上がった選挙戦だった。

仙台放送

仙台放送

1160OS5:2025/07/24(木) 21:37:30
徳島高知
○264,891無:広田一  現 高知 立憲会派
×201,619自:大石宗  新 高知県議
×123,070参:金城幹泰
以下略


https://news.yahoo.co.jp/articles/2acc2c3b3bf138cc4740dbb6f6a13078664e36f9
参議院徳島・高知選挙区、無所属の広田一さんが合区制す…自民党の大石宗さん及ばず
7/21(月) 2:18配信
で喜ぶ広田さん(20日午後8時37分、高知市で)

 参院選が投開票された20日、徳島・高知選挙区(改選定数1)では、無所属現職の広田一さん(56)が自民党新人で前高知県議の大石宗さん(44)(公明党推薦)ら3人を破り、2023年の参院補欠選挙に続いて4度目の当選を果たした。ガソリン減税など物価高対策を掲げ、立憲民主、国民民主、共産など各党の地域組織の支援を受け、票を伸ばした。合区になって5度目(補選を含む)の選挙戦で、全体の当日有権者数は116万5487人(徳島59万6538人、高知56万8949人)。投票率は53・61%で前回補選(32・16%)を上回った。県別では徳島50・48%(前回補選23・92%)、高知56・89%(同40・75%)だった。

支持者を前に悔しさをにじませる大石さん(20日午後8時34分、高知市で)

 高知市桟橋通の広田さんの事務所では、支持者らがテレビや携帯電話の速報画面で開票の行方を見守り、「当選確実」が伝えられると拍手と歓声が起きた。まもなく姿を見せた広田さんは花束を受け取り、「党派を超えた幅広い支援のおかげです」と、バンザイを繰り返した。

 広田さんは、選挙戦で掲げてきた物価高対策について「高知、徳島のみなさんの暮らしを守るため、ガソリンの暫定税率を廃止してガソリン代を引き下げます」と決意表明。さらには「次の任期で徳島・高知の合区を解消できなければ政治家として責任をとる」と覚悟を示した。

 今回、広田さんは各政党の推薦は求めず、「保守から革新まで幅広い皆さんの受け皿になる」と23年の補欠選挙と同じ無所属で臨んだ。これに対し、立民、国民、共産など徳島、高知の両県組織は「参議院でも自公政権を過半数割れに追い込む」と、それぞれが広田さんを支援。事実上の野党統一候補が成立した。

 ただ、高知が地盤の広田さんにとっては「まだまだなじみが薄い」という徳島での浸透が課題だった。このため徳島県議や市町村議計約400人に会い、「初めての広田はじめです」のあいさつとともに地域の課題を聞いて回った。


 選挙戦でも出発式は徳島市で行い、後半9日間は徳島に腰をすえて街頭演説などで票の上積みを図った。「自民党という大きな組織に立ち向かう」と、現職でありながら、たすきには「挑戦者!!」と入れて草の根の選挙戦を展開。自公政権に不満を持つ保守層の票も集め、4度目の当選を果たした。

大石さん逆風のまれる
 大石さんは敗北が濃厚になると、高知市はりまや町の事務所に現れ、支持者を前に「みなさんの期待に応えることができなかったのは、私の責任です」と頭を下げた。

23年の補欠選挙の大敗を受けて、自民党の候補者探しは難航した。大石さんが出馬の打診を受け、立候補を表明したのは今年2月だった。

 知名度不足を補うため、自身の半生を描いた漫画をパンフレットとして作成した。選挙戦では、07年に高知県議に初当選以降、約20年間にわたって政治活動に取り組んだ経験など、現場主義をアピール。「地方が元気にならなければ、日本の将来はない。経済成長のエンジンは地方にある」などと訴えた。

 昨年の衆院選に続く与党過半数割れの危機に、両県の自民、公明両党組織が奮起して引き締めを図ったほか、ユーチューブなどで街頭演説の動画を配信するなど、SNSも積極的に活用して無党派層にも訴求。しかし、与党への逆風の中、支持は広がらなかった。

金城さん及ばず
 参政党新人の金城幹泰さん(43)は高知市介良乙の事務所で、敗戦の結果に「要因は私の力不足」としつつ、「街頭での活動を重ねるごとに参政党の認知度向上を実感した」と話した。

金城さん及ばず
 初出馬の金城さんは選挙期間中、交差点などでの街頭演説を中心に活動。消費税廃止や一次産業の保護などを主張した。徳島、高知両市中心部には神谷宗幣代表が応援に駆けつけたが、及ばなかった。

 政治団体「NHK党」新人の中島康治さん(46)も与党の過半数割れを訴えたが届かなかった。

1161名無しさん:2025/07/24(木) 21:37:42
厳しい生活,与党に不満
 物価高にどう歯止めをかけ、暮らしを守るのかが問われた参院選。徳島、高知両県の有権者は、消費減税などを訴えた広田さんに期待を込めた。先行きの見えない生活の厳しさから、与党への不満が結果に表れたと受け取れる。

 物価高対策として、自民がアピールした現金給付に対し、広田さんは「現金のばらまき、露骨な選挙対策」と批判。ガソリンの暫定税率廃止などで対抗した。

 与党が過半数割れした昨秋の衆院選で、徳島、高知では自民が議席を守ったものの「政治不信がなくなったわけでない」(大石陣営)。広田さんは、有効な手立てを示せない自民への批判票を取り込んだ。

 ただ、消費税は社会保障とともに地方の財源で、高知県の浜田省司知事は17日の記者会見で「代わる財源の議論がなければ公共サービスに影響が出る」と地方への財源措置を求めた。

 今回、候補4人は高知が地盤とあって徳島での関心度が懸念された。合区解消を求める声が高まるなか、両県代表に選ばれた広田さんはその道筋をつけてほしい。政治を身近にして信頼を取り戻すためにも急がれる。(古谷禎一)

1162OS5:2025/07/24(木) 21:44:50
福岡
419,082自:松山政司 現
380,592参:中田優子
320,391公:下野六太 現
306,409国:川元健一 新 元ソニー社員
303,624立:野田国義 現
138,374れ:沖園理恵
111,196保:森健太郎
102,557維:伊藤博文 
075,596共:山口湧人 
052,862み:古川あおい
045,207社:那須敬子

https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250722-OYT1T50018/
福岡選挙区「指定席」、「わかりやすさ」武器に参政が奪取…立民・国民は「共倒れ」
2025/07/22 07:07
自公は死守
 これまで自民、立憲民主、公明各党で議席を分け合ってきた福岡選挙区(改選定数3)は、自公が「指定席」を死守し、参政党が初の議席を獲得した。参政が「わかりやすさ」を武器に自民支持層や無党派層に支持を広げた。一方、同じ支持母体を持つ立民、国民民主両党は与野党逆転を狙ったが「共倒れ」となった。

当選から一夜明け、街頭で手を振る中田優子さん(21日午前8時2分、福岡市中央区で)=秋月正樹撮影
 「生活者目線で訴えてきた政策が多くの人に支持していただけた」。初当選から一夜明けた21日、福岡市で街頭に立った後、報道陣の取材に応じた参政新人の中田優子さん(35)はこう振り返った。


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 躍進の原動力となったのは「日本人ファースト」という党のスローガンだ。インパクトのある言葉は有権者を引きつけた。以前は自民支持だった同市の会社員の男性(54)は「『何で生活が苦しいのか』と考えていた時、心に刺さった。外国への投資より国民の生活を大切にするという主張を聞いて参政党への投票を決めた」と話す。

 読売新聞社が20日に実施した出口調査では、13人の候補者のうち、中田さんは無党派層で最も多い2割の支持を集めた。自民支持層の1割弱にも食い込み、自民候補に次いで多かった。争点として最も重視した政策では、「外国人に関する政策」を挙げた5割強が中田さんを選んだ。

敗戦の弁を述べる野田国義さん(21日午前1時9分、福岡市中央区で)
 一方、3選を狙った立民現職の野田国義さん(67)は、40人超の所属議員を抱える県連を挙げて選挙戦に臨み、各地で集会や街頭活動を行ったが、5番手に沈んだ。21日未明、福岡市内で支持者を前に深々と頭を下げた。県連の城井崇代表は「無党派層を引きつけるには力不足だった。戦略も戦術も大きく変えざるを得ない」とうなだれる。

 「手取りを増やす」と訴えた国民民主新人の川元健一さん(45)は、玉木代表が何度も応援に入るなどテコ入れを図った。3年前の参院選で別の候補が獲得した13万票から30万票まで積み増したが、当選に届かなかった。

 立民と国民民主の支持母体で、「2議席獲得」を掲げた連合福岡の幹部は「ショックだ。私たちの訴えよりも参政党の訴えが魅力的だったということだ」と悔しさをにじませた。

 参政に票を奪われた自民の危機感も強い。自民現職の松山政司さん(66)は6年前の58万票から42万票まで減らし、大票田・福岡市の得票数は中田さんに及ばなかった。農業が盛んな地域でも「コメを巡る小泉農相の一連の対応への反発から『今回は参政に入れる』という若手農家もいた」(地方議員)という。

 自民県連の松本国寛会長は「衆院選は遠くない。 真摯しんし に受け止めなければならない」と話した。


 投開票日当日の出口調査は、NHK、日本テレビ系列各局と共同で実施した。

1163OS5:2025/07/24(木) 21:51:42
奈良
175,450自:堀井巌  現
143,740国:杉本葵  新 大和郡山市議
127,173維:平将生  新 医師
088,988参:黒川洋司
068,689立:川戸康嗣 新 奈良3区落選
046,787共:太田敦
以下略
https://news.yahoo.co.jp/articles/8eea34bab8b8c85ebf1962e830aadde3fbc13504
参議院奈良選挙区、自民の堀井巌さん3選果たす…国民の杉本葵さんら及ばず
7/21(月) 12:28配信


読売新聞オンライン

万歳を繰り返す堀井さん(中央)(21日午前0時31分、奈良市で)

 20日投開票された参院選で、過去最多の7人が立候補した奈良選挙区(改選定数1)では、自民党現職の堀井巌さん(59)(公明党推薦)が、国民民主党新人の杉本葵さん(34)、日本維新の会新人の平将生さん(49)らを退け、3選を果たした。堀井さんは、地方創生や外交など2期12年の実績をアピールし、組織票を手堅くまとめて議席を守った。杉本さんは、納税者目線の政治実現を訴え、若い年代を中心に一定の支持を得たが及ばなかった。投票率は61・52%(前回55・90%)。

【画像】支援者に謝りながら涙をこらえる杉本さん(右)(21日午前0時27分、奈良市で)

 堀井さんが奈良市三条大路に構える事務所には支援者約200人が集まり、「当選確実」の一報を受けて堀井さんが姿を現すと、事務所内は大きな拍手で包まれた。堀井さんは「ふるさと奈良を元気にするために全力を尽くす」と力強く語った。

 自民党派閥の政治資金問題への逆風もあった。問題を受けて外務副大臣を辞任し、自身の政治資金収支報告書では、5年間で計876万円の不記載が判明した。

 参院選前には、国会の合間をぬって県北部から南部までくまなく足を運んだ。住民の声を聞き、「39市町村の声を国政に届ける」と初心に立ちかえり、選挙戦に臨むことを決意。医療や農業関係など300以上の業界団体から推薦を受けた。

 選挙戦では個人演説会を連日開催。2期12年の実績をアピールしつつ、「京奈和自動車道などインフラ整備や治水対策を進める。県内の農林業など地場産業を振興させ、力強い奈良をつくる」と訴えた。

 当選確実とした後、事務所で花束を受け取ると、堀井さんは「県民のみなさまのさまざまな声に耳を傾け、3期目にのぞんでいきたい」と日焼けした顔で笑顔を見せた。

杉本さん「申し訳ない」
 堀井さんの当選確実が知らされると、奈良市内のホテルで吉報を待った杉本さんの陣営関係者や支援者らは落胆の表情を浮かべた。

 人材情報会社などを経て、2023年、地元の大和郡山市議選に出馬してトップ当選した。その後、暮らしの負担軽減を目指して「国の制度から根本的に解決したい」と国政への挑戦を決意。22年に発足した国民民主党県連にとって、国政選挙で独自候補を擁立するのは初めてとなった。

 ただ、立憲民主党との候補者一本化が進まず、連合奈良がいずれの候補者に対しても推薦を見送るなど、厳しい戦いを強いられた。SNSを駆使して政策を訴え、玉木雄一郎代表ら党幹部も応援に駆けつけたが、3選を目指す自民現職には及ばなかった。

 会場に姿を見せた杉本さんは「みなさんの声を国に届けられず申し訳ありません」と頭を下げた。

1164OS5:2025/07/24(木) 21:51:59

平さん、広がり欠く
 奈良市四条大路にある平さんの事務所では、落選が確実になると、集まった支援者からため息が漏れた。平さんは「支持を広げきれなかった」と述べ、頭を下げた。

 医師として20年間、医療現場の最前線に立つ中で医療制度の問題点を肌で感じてきた。「政治家として社会の根本を変え、多くの人を救いたい」と国政への挑戦を決断。「医療費の増大は社会保険料の増加につながる」と、党が掲げる社会保障制度の改革を強調し、「次世代のための政治を」と訴えた。

 県内各地をくまなく回り、街頭での演説を重ねた。通勤時間帯に駅前に立つなど、維新の地盤である大阪に通う会社員らにもアピールし、吉村洋文代表ら党幹部もたびたび応援に駆けつけた。

 しかし、野党候補が乱立する中、自民支持層を崩しきれず、無党派層への浸透も十分に図れなかった。

川戸さん浸透せず
 奈良県大和郡山市のJR大和小泉駅近くにある立憲民主党新人の川戸康嗣さん(49)の事務所では、支援者らがため息をついた。川戸さんは「私の力不足でした。引き続き頑張るので、応援よろしくお願いします」と支援者らに深々と頭を下げた。

 昨秋の衆院選奈良3区で立民公認で立候補し落選。翌日から朝の駅立ちを欠かさず続け、地道に知名度向上に努めてきた。参院選候補として打診されたのは2月初旬。選挙戦でも「愚直なスタイル」を貫き、朝夕の駅立ちのほか、街頭に短時間立って支持を訴える「スポット」を連日数十か所で繰り返し、物価高対策を訴えてきたが、浸透しきれなかった。

 国民民主党が1月、公認候補の擁立を発表し、支持団体の連合奈良は候補者推薦を見送った。立民の選挙運動を支えてきた戦力が半減し、埋没が避けられなかった。

太田さん 「頑張り切れた」
 共産党新人の太田敦さん(53)は奈良市四条大路の事務所で支援者らを前に、「みなさんのご支援を受け、最後まで頑張り切れた」と語った。

 地盤の大和高田市を含む中南和地域を中心に回り、消費税を一律5%に引き下げるほか、農家に対する所得補償の必要性などを訴えた。

1165OS5:2025/07/24(木) 21:52:54
>>1116
https://news.yahoo.co.jp/articles/4081f94190ed7d6da466fed25b35469c60aea05d
〈参院選鹿児島〉自民・森山幹事長が繰り返した「消費税を守り抜く」が逆風に――“牙城”崩落に水面下の動き 初の女性議員「歴史的勝利」した背景
7/21(月) 11:25配信

南日本新聞

敗戦の弁を述べ、支持者に頭を下げる園田修光さん=20日午後8時18分、鹿児島市郡元2丁目

 「保守王国」と呼ばれる鹿児島で、1998年から改選議席を独占し続けてきた自民党の牙城が崩れ去った。前参院議長の尾辻秀久氏の勇退に伴う現職不在の鹿児島選挙区を制したのは、秀久氏の三女である尾辻朋実氏だった。物価高対策や政治とカネ問題による自民への不満が渦巻く中、「政治を変えよう」とのメッセージで批判票を取り込み、強固な地盤に風穴を開けた。衆参通じ県内選挙区では初の女性国会議員となり、歴史的勝利だ。

 尾辻氏は秀久氏の後継を狙い名乗りを上げた自民公認候補の選に漏れ、立憲民主党の誘いを受けて無所属で立候補した。この経緯から野党や連合鹿児島の支援に温度差がみられたものの公示5日前、「自民に戻らない」と宣言。共産党の候補擁立取り下げが実現したことが転換点となった。

 選挙戦突入後は父譲りの演説で「地方の衰退は自民政治のせいだ」と真っ向批判。「秀久氏の娘」を前面アピールしても世襲批判が高まることはなかった。秀久氏の支持者らが水面下で自民票を切り崩し、無党派層まで支持を広げ突き放しに成功した。

 衆参10年の経験がある自民元職の園田修光氏は党副総裁の菅義偉元首相との縁が深く、党本部が公認を決めた。当初は県連内にわだかまりが残ったが、6月以降は「森山裕幹事長のお膝元で負けられない」と県議や国会議員らが総力を挙げ組織戦を展開。幹事長自ら何度も地元入りし引き締めたが浸透しきれなかった。

 派閥裏金事件以降、自民への不信感は払拭できないままだ。森山氏が矢面に立ち繰り返した「責任政党として消費税を守り抜く」との主張は野党の減税論にかき消され、自民批判を一層あおった側面もある。県内3選挙区で敗北した昨年の衆院選に続き、自民の求心力低下を浮き彫りにした。

 尾辻氏に加え、自民票を奪ったのが参政党だ。新人の牧野俊一氏が訴えた「減税と積極財政の両立」は保守層に響き、大勢が集まる演説会場もあった。地方議員や党員らの支援に加え、交流サイト(SNS)を積極活用し支持を拡大。組織や動員に頼らない新たな運動の形を示したと言える。

 投票率は前回より大きく伸び56.46%となった。コメやガソリンなど物価高にあえぐ有権者が暮らしに直結する政治と向き合い、自公議席の大幅減を突きつけた意味は極めて重い。

南日本新聞 | 鹿児島

1166OS5:2025/07/24(木) 21:53:33
https://373news.com/lineup/senkyo/sanin/25/news/217594/
比例代表得票2位は参政党、自民王国・鹿児島に吹き荒れた〝オレンジ旋風〟――10〜40代はトップ、自公が初の50%割れ
2025/07/22 11:07



参院選 2025参院選
街頭演説する参政党の神谷宗幣代表=12日、鹿児島市
街頭演説する参政党の神谷宗幣代表=12日、鹿児島市
詳しく
 20日投開票の参院選鹿児島選挙区(改選数1)は、立憲民主党が推薦する無所属新人の尾辻朋実氏(44)が初当選を果たした。自民が2人区時代の1998年から独占した参院改選議席を失い、県内選挙区で衆参を通じて初の女性国会議員が誕生した。比例代表では参政党が得票率2位に入るなど躍進を見せた。

 鹿児島県内の比例代表の得票総数は71万468票だった。政権与党の自民党(31.9%)と公明党(9.2%)を合わせた得票率は41.1%で、改選1人区になった2001年以降、初めて50%を割り込んだ。得票数2位は参政党の10万949票(14.2%)で、政治団体として初めて選挙戦に臨んだ前回22年の3.8%から躍進した。

 自民党が22万6583票を獲得して最多だったものの、事実上の政権選択選挙とされた中、派閥裏金事件などによる与党への県民の厳しい評価が浮き彫りになった。

 3位は立憲民主党の8万8081票(12.4%)、4位は公明6万5341票、5位は国民民主党5万5394票(7.8%)、6位はれいわ新選組5万2722票(7.4%)だった。

 前回との比較では、自民が11.0ポイント、立民1.4ポイント、公明3.0ポイントとそれぞれ減少。国民は3.3ポイント、れいわは4.0ポイント増えた。

 共同通信の出口調査によると、自民は50、60代、70歳以上の投票先で最多。70歳以上では47.2%と約半数を占めた。参政は10代から40代で1位となり、50代、60代でも2位につけて幅広い世代の支持を集めた。無党派層はれいわが17.2%で最多。自民15.2%、立民12.1%と続いた。

 争点となった物価高対策では、現金給付が良いと答えた人の投票先は自民の49.0%、消費税減税と回答した人は参政の22.4%が最も高かった。

1167OS5:2025/07/24(木) 23:28:12
>>1088
https://news.ntv.co.jp/n/knb/category/politics/kna875ced762df487d8919d3f064bb515c
【参院選・富山】逆風のもと…3選への思い届かず 自民・堂故さんの選挙戦振り返る
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2025年7月22日 20:34
【参院選・富山】逆風のもと…3選への思い届かず 自民・堂故さんの選挙戦振り返る

堂故茂さん(自民・現)
「自分が歩んできた政治の経験を全て使い切る、その思いでここに立たせていただいております」

参議院選挙富山選挙区で3期目の当選を目指した自民党の堂故茂さん。
実績とともに強く訴えたのは地元・氷見市など能登半島地震で大きな被害を受けた、地域の復旧・復興への思いでした。

堂故さん
「できるだけ 課題をクリアして、被災者のためにできるだけ早く復旧復興を進めないといけない」

吹き荒れた自民党への逆風。
物価高対策で与党は現金の給付を打ち出しましたが…

堂故さん
「ちょっと評判悪いですね ばらまきかって」

演説会では、給付金の方が食料品の消費税をゼロにした場合の税額より多いと説明に時間を割きました。

堂故さん
「これがベストだとまったく思っていません。もうちょっと国民に届くような物価高対策をすべき」

庭田さんを公認した国民民主党を意識してか、ガソリン暫定税率の廃止に触れる場面も。

堂故さん
「公党間で約束したんですから、ガソリン 1リットルあたり25円の暫定税率を廃止すべきだと思います。速やかに」

選挙期間中にも、自民党の議員による「運よく能登で地震があった」という発言で、逆風はいっそう強まりました。

堂故さん
「皆さんから聞かれるのは『自民党何しとんがよ、エラーばっかりで、しっかりしろ!』そんなことを言われます、お気持ちはわかります。しかし、堂故茂 にですね、その声を託してください」

自民王国・富山の議席を死守しようと、知名度のある議員が次々と応援に入りました。

小渕優子組織運動本部長(自民)
「買い物するとき消費税がない、ありがたい。でもこれゼロにしちゃったら、年金医療介護子育て、これのお金どこから持ってくるんですかね。こんな危なっかしい危険なことは、我々責任与党はとてもじゃないけど申し上げることはできない」

小林鷹之衆議院議員(自民)
「堂故さんパフォーマンスしないじゃないですか、パフォーマンスで政治できないですよ」

さらに苦戦が伝えられる中、富山入りしたのは

石破首相
「世界がいま一番厳しい安全保障環境にあるときに、この参議院選挙で、きちんとした防衛を語っている党がどこにある、きちんとした防災を語っている党がどこにある」

選挙戦最終盤に迎えた地元・氷見市での総決起大会。堂故さんの口からはこんな言葉が。

堂故さん
「こんなに厳しい選挙初めてです。相手がいるようないないような本当に厳しい風との戦いです」

演説の最後に先月亡くなった氷見市の林前市長に触れた際には…

堂故さん
「林前市長が亡くなる前に、電話いただきまして『堂故さんごめんね、選挙手伝えん』って言ってくれました…皆さんお願いです、堂故最後のお願いです、もう頼むことはないかもしれません。今度の選挙勝たせてください、絶対に勝ち抜いて氷見のために、富山のために本気で死ぬ気でやりますから、どうかお願いします」

投開票が行われたおととい。堂故さんの得票は、地元・氷見市など7つの市と町で、庭田さんを上回りました。しかし富山市で大きく差をつけられ、県全体ではわずか8000票差で敗れました。

自民以外の候補に18年ぶりに奪われた参議院富山選挙区の議席。
敗因はどこにあったのか。

自民党富山県連 宮本光明幹事長
「街頭でいろいろされていても、毛嫌いされるような雰囲気感があったり、そういうことが『自民は支持できないよ』と言う声を浴びせられて、私どもも現実にあったわけなんですけど、それぐらい有権者の皆さんは、減税の事や物価高の事やいろんなことで自分の生活も含めて大変厳しい環境に置かれながら、それを政治に求めておられた」

激戦の末、3期目への思いは届かなかった堂故さん。

堂故さん
「結果が出なかったのは残念です。私は自分のテーマである『ふるさとに根っこのある人づくり』、地域の片隅で一生懸命これからもやりたいと思っています。本当にありがとうございました、ありがとうございました」

最終更新日:2025年7月22日 20:34

1168OS5:2025/07/24(木) 23:35:11
岡山 
◯307,556自:小林孝一郎 新 県議 21年衆院選比例下位落選
✕283,799立:国友彩葉  新 岡山市議
✕192,606参:広森志穂
以下略


https://www.asahi.com/articles/AST7P3K6VT7PPPZB00JM.html
激戦で自民がみせた底力 「大接戦」のはずが、立憲の誤算はあの政党
有料記事

北村浩貴 小沢邦男2025年7月23日 8時30分
 20日投開票された参院選岡山選挙区(改選数1)は新顔4人が争い、自民党の小林孝一郎氏(47)=公明党推薦=が、立憲民主党の国友彩葉(さよ)(33)、参政党の広森志穂(34)、NHK党の岩田好明(57)の3氏を破って初当選を果たした。自民は、今期で引退する現職の石井正弘氏が2013年に議席を獲得してから岡山選挙区での全勝が続く。投票率が前回より6.95ポイント増え54.18%を記録した激戦を振り返る。

自民重鎮「こんな選挙は初めて」
 「小林孝一郎の勝利というよりは県連の総力をあげた勝利」。21日未明、当選確実の一報を受けた小林氏はこう語った。

 選挙戦最終日の19日。小林氏は日中、岡山市中心部で街頭演説を重ねながら訴えて歩いた。奉還町商店街からJR岡山駅を経由し、駅前商店街へ。その流れで表町商店街に入った。

写真・図版
自民党の小林孝一郎氏が街頭演説をする間、道路に向かって手を振る岡山県選出の国会議員逢沢一郎氏(右)、石井正弘氏(左から2人目)、山下貴司氏(左)=2025年7月19日午後1時32分、岡山市北区、北村浩貴撮影
 県選出の重鎮、逢沢一郎氏(衆院1区)や山下貴司県連会長(同2区)ら国会議員も張り付き、商店主や歩行者らに言葉をかけて握手を繰り返した。

 逢沢氏は今回、県外からの応援依頼をすべて断ったと話す。「岡山から一歩も出なかった。こんな選挙は初めて。毎日、電話か外でしゃべったり、企業を回ったりしていた」

 選挙戦は、2016年以来となる新顔同士の争い。小林氏は自民現職の石井正弘氏の後継として立候補した。物価高を上回る賃金上昇など物価高対策、医師や県議の経験をアピールして地域医療の充実などを含めた地方創生を訴え続けた。

 選挙カーで県内を回り、スポット演説を繰り返す。県選出国会議員や地元議員らも同行した。陣営には医療、介護関係だけでなく「自民党らしい幅広な」(陣営関係者)団体や企業から推薦状が集まり、その数は1400を超えた。前回選挙で自主投票だった公明党からは早々と推薦を得た。自公協力は順調で、県連関係者も「だいぶ浸透している」と手応えを口にしていた。

加藤財務相、選挙カーから声を張り上げ

1169OS5:2025/07/24(木) 23:39:51
>>1096
https://www.yomiuri.co.jp/local/hokkaido/news/20250721-OYTNT50257/
当落分けた「8000票」 激戦の北海道参院選一夜明け、再選3人気持ち新たに
2025/07/22 05:00
 約8000票の差が当落を分けた参院選道選挙区(改選定数3)の投開票から一夜明けた21日、再選を果たした3人は札幌市中央区にある、それぞれの事務所で報道陣の取材に応じ、次の任期に向けて気持ちを新たにした。


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■自民・岩本氏
 自民党の岩本剛人氏(60)は午前、「大変厳しい選挙だった。議席をいただいた責任はとても重たい」と激戦を振り返った。

 当確の一報を受けて以降、取材対応に加えて自民道連や公明党道本部へのあいさつに追われ、帰宅したのは午前5時頃。2時間ほどの仮眠で目を覚ますと、冷たい水で顔を洗ったという。「物価高対策のため、しっかり補正予算や政策などを議論していきたい」と気を引き締めた。

■自民・高橋氏
 トップ当選だった自民の高橋はるみ氏(71)は午後、事務所で参院選の結果を伝える新聞に目を通し、「北海道のためにできることを実現していきたい」と抱負を述べた。

 選挙戦では離島を除く175市町村を回り、地域医療の維持などを訴えて回った。当初は午後からの活動を予定していたが、支援者らからの祝福メールが気になり、朝から一つひとつ丁寧に返事をして過ごしたという。「道の課題をしっかり解決する。各党間の政治情勢にも向き合っていきたい」と語った。

■立民・勝部氏
 2位で当選した立憲民主党の勝部賢志氏(65)も午前、事務所で新聞各紙に目を通し、「本当に多くの皆さんに応援をいただいた。選挙戦で訴えたことを実現できるようにしたい」と誓った。



 公示からの17日間は午前5時半頃に起床する日々を過ごした。21日は少しゆっくりした朝を過ごそうかと思っていたが、午前6時半頃からお祝いの電話やメールが届き始め、目が覚めたという。当面の課題と定めるのは物価高対策。「課題は山積しており、どれも猶予はない」と力を込めた。

1170OS5:2025/07/24(木) 23:46:13
https://www.yomiuri.co.jp/local/hokkaido/news/20250722-OYTNT50238/
【検証・参院選】国民候補、一部立民が支援 参政と票分散で3位取れず…「旧民主系」、次期衆院選に懸念材料
2025/07/23 05:00

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 自民党と野党のどちらが2議席を取るのかが注目された第27回参院選道選挙区(改選定数3)は、自民に軍配が上がった。3議席目を巡り、約9000票差に3候補がひしめき合った、まれに見る接戦を検証する。

■衆院選の「貸し」
 「皆様の思いに応えることができず、誠に申し訳なかったと思う」。投開票から一夜明けた21日午前10時頃、国民民主党の鈴木雅貴はJR札幌駅近くで街頭に立った。3位当選した自民党の岩本剛人と9286票差の5位に終わった鈴木。時折言葉を詰まらせ、「引き続き国民民主党をよろしくお願いいたします」と締めくくった。

投開票から一夜明け、厳しい表情で街頭に立つ鈴木雅貴氏(21日午前、札幌市中央区で)
 自民の逆風で野党有利とされた参院選。立憲民主党と国民民主は候補者調整に成功し、万全の態勢を整えた。調整には両党を支援する連合北海道が大きな役割を果たした。


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 衆院選が迫った昨年10月、ある連合幹部は東京都内で、党の顔である国民民主幹事長の榛葉賀津也と向き合い、こう直談判した。「既に連合は立民の候補に推薦を出した。今回、国民民主は擁立を控えてくれないか」

 両党と連合北海道などは昨年夏、次の参院選で「両党で候補者2人」を確認したが、参院選の前に衆院選の実施が決まった。連合幹部は参院選における両党の関係を見据え、榛葉との面会に臨んだ形だ。

 衆院選で、立民は比例復活を含め小選挙区の12人全員が当選した。一方、国民民主は小選挙区の擁立を見送ったが、全国で伸長し、発言力を強めた。そして参院選が近づくと、衆院選での“貸し”もあり、立民との候補者調整で強気な姿勢が取れるようになった。4月、先だって連合が鈴木への推薦決定を発表したこともあり、国民民主は鈴木の出馬記者会見にこぎ着けた。

■思わぬ伏兵登場
 鈴木は党勢に乗り、急速に支持を広げていったが、参院選が公示されると、予想外の展開が待っていた。参政党の田中義人の躍進だ。

激戦を終え、支援者と握手を交わす田中義人氏(21日午前、札幌市中央区で)
 当初は当選圏外とみられていた田中だが、公示後に報道各社が実施した調査では、鈴木と岩本に並ぶ情勢が次々と報じられた。田中陣営によると、道内の党員申し込み数は1日100人単位で増えていったという。

戦いを振り返る勝部賢志氏(21日、札幌市中央区で)
 思わぬ伏兵の登場で三つどもえの戦いとなった3位争い。田中の勢いを受け、動いたのは立民の関係者だった。「国民民主がやばい。鈴木を頼むぞ」。立民のある国会議員は選挙戦終盤、自身の後援会を集め、号令をかけた。序盤から立民の勝部賢志は安定した戦いを続けた状況を踏まえ、自身の後援会が持つ票を鈴木に回すことを決めたのだ。ほかにも一部の立民議員が勝手連的に鈴木への支援を呼びかけるなど、援護射撃を行った。

■立・国関係に懸念
 そして投開票日。道選挙区は3議席目の当落判明が全国で2番目に遅い大激戦となった。結局、鈴木と田中は岩本に僅差で敗れた。国民民主道連幹部は「大票田の札幌では鈴木と田中は岩本を上回ったが2人で票を分け合い、地方に強い岩本を利することになってしまった」と敗因を語った。



 参政の躍進に、「旧民主系」の関係者は、今後の両党の協力関係に影響を与えるのではと懸念する。特に関係者が頭を悩ませているのが、次の衆院選での対応だ。

 国民民主は参院選でも道内の比例票を29万票超獲得し、存在感を示した一方、現在、衆院全12小選挙区には立民の現職議員がいる。国民民主道連幹部は、こう心境を吐露する。「勢いに乗る参政はきっと複数の小選挙区で候補擁立を考えるはずだ。そんな中で、うちが立てるのは比例だけというのは許されないだろう」(敬称略)

1171名無しさん:2025/07/24(木) 23:48:07
https://www.yomiuri.co.jp/local/hokkaido/news/20250723-OYTNT50278/
【検証・参院選】自民2議席薄氷勝利 4区調整案、公明衆院選への協力懸念 参政の躍進背景に
2025/07/24 05:00

当選が決まり、公明党道本部の幹部らとともに万歳をして喜ぶ岩本剛人氏(中央)(21日未明、札幌市中央区で)

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■辛勝笑顔なく
 「本当に厳しい選挙だった」。21日未明、当確が伝えられると、自民党の岩本剛人は深く頭を下げた。笑顔はなく、「勝者」とは思えない面持ちだった。

 逆風が続く自民。道連が注力したのは公明党との関係整備だった。昨年の衆院選では「自公連携の象徴」の道10区(岩見沢市など)で公明候補が落選。両党が新たな協力区探しを進める中、「すっきりとした状態で戦いたい」との公明側の意向を踏まえ、自民は参院選前の5月、道連前会長の中村裕之が自身の道4区(小樽市など)を差し出して軟着陸させた。

 一方で、最大の課題は岩本の知名度不足。そこで党は前回2019年と同様、岩本の支援に傾注した。選挙中は人気弁士が続々と駆けつけたほか、森山幹事長も来道し、「2議席のため岩本に支援を」と業界団体の幹部らを札幌市内のホテルに集め、発破をかけた。

 最終的に4位と8488票差で辛勝した岩本。札幌市では参政党の田中義人に2万635票、5位の鈴木雅貴に2万5703票差をつけられたが、日本保守党を含む保守票の受け皿が分裂したこともあり、地方での“貯金”で逃げ切った。岩本は当選が決まると、真っ先に公明道本部に足を運び、佐藤英道代表とともに万歳した。

当選から一夜明け、報道各社の取材に応じる高橋はるみ氏(21日午後、札幌市中央区で)
 

■「一番うれしい勝利」
 前回80万票超を得た高橋はるみも、かつてない厳しい選挙となった。高橋は派閥による政治資金パーティー収入不記載問題の当事者の一人。知事退任から6年が過ぎ、当初から「今回は票を減らす」との観測が広まった。

 「岩本一辺倒」な支援態勢に、周りから「岩本氏に寄せすぎだ」と不満も漏れる中、各地をきめ細かに遊説。前回よりも約30万票減らしたものの、堂々の1位当選だった。「何回も選挙をしているが一番うれしい勝利だ」。20日夜、高橋は満面の笑みを見せた。



 今回、岩本と高橋で得たのは計87万9676票。2議席は維持できたが目安とした100万票に届かず、自民の退潮を示した結果となった。2年後に迫る統一地方選へ向け、「(逆風で)企業団体は末端まで自民候補に投票とはいかない。道議会で自民が議席を減らすかもしれない」(自民中堅道議)と警戒の声が広がる。

 自民道連会長の武部新は21日未明、報道陣の取材に「(得票減を)しっかりと受け止めなければならない。信頼は回復しておらず、今後しっかり取り組んでいく必要がある」と語った。

■衆院選「前向きに」
 

 「チャンスがあればしっかり前向きに検討したい」。投開票日から一夜明けた21日午前、田中はJR札幌駅近くで演説を終え、報道陣に次期衆院選への対応を聞かれると、こう力を込めた。



 元倶知安町議の田中は以前から外資による町内の違法な開発行為を問題視。5月にSNSで現場の空撮写真などを投稿すると閲覧数は約450万回に上り、その後工事は停止した。参院選で田中は外国人対策に訴えの軸足を置き、工事停止を「実績」に躍進した。

 次期衆院選での田中の動向について、複数の公明道幹部は「4区(に立つ)でしょう」と口をそろえる。

 道4区は自公協力の新たな「象徴区」である一方、田中の地元で、躍進の一因となった違法開発の現場の倶知安町も含む。4区には立憲民主党の大築紅葉という「強敵」がいる。4区の禅譲は他の小選挙区で自民候補の支援と引き換えとされ、公明関係者は「4区で公明が『頑張れば勝てそうだ』という情勢にならなければ、相互支援の効果は出ない」と全道への影響を懸念し、自民の奮起にも期待を寄せる。

 読売新聞の取材に、田中は「党本部と相談し、全小選挙区で勝てそうなところを冷静に判断する」とし、4区についてはこう分析する。「自民の地方議員は『次は公明を支援しろ』と言われても、まっすぐには流れないだろう」(敬称略)

(この連載は、高橋広大、平井翔子、高田悠介、森近正が担当しました)

1172OS5:2025/07/24(木) 23:58:35
https://www.tokyo-np.co.jp/article/423223
泉房穂氏、立民会派入りへ ラサール石井氏も
2025年7月23日 23時07分 (共同通信)

 参院選兵庫選挙区に無所属で立候補し、初当選した泉房穂・元明石市長が立憲民主党会派に入会する方向となった。党関係者が23日明らかにした。泉氏は立民兵庫県連の推薦を受けていた。社民党から比例代表で出馬し、初当選したタレントのラサール石井氏も近く会派入りする見通し。立民と社民は参院で統一会派を組んでいる。

1173OS5:2025/07/25(金) 10:12:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffb0ec77ebe00101d9fd53734f2391f8dcfaf7f5
参政・神谷氏「勝利の女神」と絶賛の元維新議員 党は議員より党員主体で「民意」暴走恐れ 「第三極」変動㊤
7/22(火) 7:08配信

産経新聞

参院選投開票から一夜明け、街頭演説する参政党の神谷宗幣代表(右から2人目)ら=21日午後、東京都港区(梶山裕生撮影)

「解散総選挙に向けてもう一度、大飛躍をさせてほしい。これは日本を取り戻す戦いだ」

参院選投開票の翌21日夕、参政党代表の神谷宗幣は東京都内で演説し、次期衆院選で30議席獲得を目指す考えを示した。

【写真】「勝利の女神」と絶賛された元維新議員

参院選で参政は自民党の支持層などを切り崩し14議席を得て、非改選と合わせて改選前2議席から15議席に躍進した。比例代表では約742万票を獲得。令和4年前回選(約176万票)の4倍を超え、これまで自民批判票の受け皿だった日本維新の会の約437万票を上回った。

■「捨てる神あれば」

うねりの契機は選挙前にあった。比例当選した梅村みずほの加入だ。維新に所属していた梅村は参院選候補を決める党内予備選で敗れ、「ガバナンス不全」を理由に離党。参政に引き入れたのが、神谷だった。

当初、参政の国会議員は4人。公選法が定める国政政党要件の1つ(国会議員5人以上)を満たしていなかった。しかし6月下旬の梅村入党後、要件を満たしたことで党首討論会への出席が認められ、その後もテレビなどで神谷の露出が増えると注目を集め、ユーチューブの党公式チャンネル登録者数が急増した。

公示後、大阪市内の演説で梅村が「捨てる神あれば、拾う神谷宗幣」と持ち上げれば、並び立った神谷も、活路を開いた梅村を「勝利の女神だ」とたたえた。梅村加入だけが躍進の理由でないとはいえ、維新がその遠因をつくり、票を奪われたとすれば皮肉というほかない。

■ネットと「どぶ板」

参政は令和2年設立の新興政党だ。「投票したい政党がないから、自分たちでゼロから作る」をスローガンに現代表の神谷ら5人がユーチューブで約2800人を集めて創設した。

5年12月時点の党員は約7万5千人。元大阪府吹田市議の神谷は党設立前の平成22年以降、自虐史観からの脱却を掲げる超党派の地方議員組織を設立してネットワークを構築した。ユーチューブで政治や歴史問題を扱うチャンネルを開設するなどネットを通じた勢力拡大の基盤を整えてきた。

ただ「ネット戦略だけでは頭打ちになる」(党関係者)として神谷は令和4年の参院選後、全国での支部設立を指示。翌5年の統一地方選で100人の地方議員を誕生させ、全都道府県に287支部を立ち上げた。参院選と同じく20日に投開票された奈良市議選(定数39)では参政候補がトップ当選している。全国各地でポスティングなどを続けて浸透を図り、足腰を鍛えてきた点は、地域政党を母体とする日本維新の会とは異なる。


■支持者、苦境打開を「期待」

マーケティングに基づく戦略もある。参政は、人種や信条などを巡るポリティカル・コレクトネス(ポリコレ、政治的公正)をいぶかしむ保守層に照準を定め、これまで新型コロナウイルスのワクチン接種政策の検証や外国人の過度な受け入れ制限を主張してきた。今回掲げた「日本人ファースト」もその一環だ。

保守層は主に自民党の支持基盤だ。国際政治アナリストの渡瀬裕哉は「自民がリベラルになり反ポリコレ層が流れた」と話す。実際に今回、神谷が「LGBT理解増進法を作ったのは自民党。国会でろくに審議もせず決まった」と批判すると聴衆は喝采を送った。

神谷の演説を交流サイト(SNS)で視聴したという大阪市の男性会社員(30)は演説会場を訪れ「直接聞いてみたくなった。参政党には、減税や少子化対策などで苦境を打開してくれるという期待を感じる」。

■他党支持層も取り込みか

参政の特徴は、議員ではなく党員を主体とした体制だ。5年分の政治資金収支報告書によると、収入額約12億7千万円のうち、党員からの党費が4億5千万円と35%を占める。党運営の実務を担う「運営党員」は党の政策を決めたり、党内予備選で投票したりすることが可能。極めつけが、法律のプロではない党員らの生の意見を集約し、今年5月に発表した「新日本憲法」構想案だ。

渡瀬は経済や外交、安全保障などに関する参政の政策を「現実的ではない」と指摘。政策転換しようにも神谷が「熱心な党員の意見に反対はできないのでは」とみる。急拡大の原動力となった党員の「民意」が暴走し、もろ刃の剣になりかねない危うさがあるとの指摘だ。渡瀬はいう。

「参政党員は自分の意思で入党しており、士気が違う。自民だけでなく他党の支持層もいずれ取り込んでいくだろう」(敬称略)



与党が過半数割れした参院選では「第三極」を巡る情勢も変化した。関西での動きを追う。

1174OS5:2025/07/25(金) 10:19:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/06c0cd36ee1b89b0a5991f85e6e93504d3efc85b
なりふり構わぬ異例ノルマ 維新、牙城死守も比例4割減 国民や参政と300万票差の現実 「第三極」変動㊦
7/23(水) 7:03配信

産経新聞

参院選の開票結果を受けて記者会見に臨む日本維新の会の吉村洋文代表=20日、大阪市北区

毎日100人に電話で投票を依頼し、達成状況を報告せよ-。参院選後半戦の7月中旬、日本維新の会は本拠地の大阪選挙区(改選数4)で府内の地方議員約200人にこうしたノルマを課し、なりふり構わぬ総力戦を展開していた。


指示が出たのは新人、岡崎太の陣営だ。陣営の見立てでは、同じ維新の新人、佐々木理江は当選圏内。だが肝心の岡崎は最後の議席を争い、当落線上をさまよっていた。

平成28年以来、2議席を獲得し牙城であるはずの大阪での苦戦。従来の構図を崩したのは、大阪をルーツとし、急速に支持を広げた参政党だ。維新議員は古参の先輩議員がうめくのを聞いた。「報告まで求める指示など出たことがない。今までで一番厳しい選挙だ」

蓋を開けてみれば佐々木は1位、岡崎は2位。維新は全体で改選6議席を上回る7議席を確保したが、代表の吉村洋文ら党幹部の表情は硬い。

無理もない。全国の選挙区候補15人で当選したのは、大阪以外では京都のみ。6年前に議席を得た東京も兵庫も敗れた。

比例代表の得票数は、令和4年前回選の約784万票から4割以上減の約437万票。参院選では過去最少で、半分近くは近畿での得票だ。第三極では、いずれも700万票台にのせた国民民主党と参政に水をあけられ、全国規模で支持を広げるには至らなかった。

■再生回数1桁少なく

参院選で日本維新の会は、社会保険料引き下げによる現役世代の負担軽減を「一丁目一番地」に掲げた。ただ、参政党の「日本人ファースト」に代表される外国人政策が主要争点に急浮上し、埋没した感は否めない。

それでも維新代表の吉村洋文は20日夜の記者会見で「日本の人口構造を考えると、高すぎる社会保険料を下げるのは絶対必要だ」と強調する。

現役世代の負担軽減は国民民主党も主張した。所得税が生じる「年収の壁」引き上げを中心に訴え、改選4議席を17議席に増やし、非改選と合わせた議席は、維新の19を上回る22。14議席を獲得した参政とともに第三極として躍進した。

伸長した国民、参政と微増の維新。交流サイト(SNS)が影響力を持つ中、ネットでの発信力が選挙結果を左右したことは間違いない。

各党首が選挙戦最終日の19日夜に行った「最後の訴え」。各党がユーチューブの公式チャンネルで配信した動画の再生回数(22日午後6時時点)は、3党のうち最も多い参政が約90万回、国民が約23万回。維新は約2万9千回で1桁少ない。

有権者への訴求力で維新は国民や参政に及ばなかったといえそうだ。維新が打ち出した「社会保険料から、暮らしを変える」よりも、国民の「手取りを増やす」、参政の「日本人ファースト」のほうが刺さりやすい。

■吉村氏以外「いない」

維新にとって今後の焦点は、吉村が代表を続投するか否かだ。特別党員は選挙結果を踏まえ、近く代表選実施の是非を決める。吉村に代わる人材は「いない」という声が大勢だが、あるベテラン議員は「関西以外では地方議員が自身の選挙で応援に来ない執行部に切り捨てられたと思い、不安を募らせている。執行部が目配りしないと見限られる」と指摘する。

衆参両院で与党が過半数割れし、第三極の役割は今後どうなるのか。吉村は20日の会見で「日本人ファースト」への有権者の共感を念頭にこう述べた。

「各野党がワンイシュー(単一の問題)を明確にすることが求められている。維新は改革政党であり、愚直に訴える。今後は第三極という概念がなくなっていくだろう」(敬称略)



鈴木文也、石橋明日佳、山本考志が担当しました。

1175OS5:2025/07/25(金) 10:49:05
>>1092
https://news.yahoo.co.jp/articles/f93287d480d7591e2e0dde1606fb24388a748f30
ふくしま2025参院選 総括(上)与党 示した地力喜びはなく 党勢の衰退に危機感
7/22(火) 11:05配信
福島民報

参院選から一夜明け、役員会で選挙戦を振り返る星会長(右)ら自民党県連幹部=21日午前10時ごろ、福島市

 参院選の福島県選挙区(改選1議席)で、自民党の現職森雅子(60)が4選を果たしてから一夜明けた21日、党県連幹部が役員会のため福島市の県連会館に集まった。一様に硬い表情で当選を喜ぶ様子はない。「政治とカネ」問題などで党への逆風は依然強く、東北地方で議席を得たのは福島県のみ。県連が「地力」を示した形だが、党勢が衰退していけば地方創生や復興施策の継続もおぼつかない。「組織の立て直しが急務だ」。幹部の一人はつぶやいた。

   ◇    ◇

 昨秋の衆院選で党所属の県選出議員は比例復活も含め新人の2人だけになった。福島県1区の次期衆院選候補者となる支部長は不在のままだ。対する立民は比例単独と復活を含め5人。政権与党として存在感を示すには友好・支援団体との選挙運動における連携強化が必要となる。党県連は次期衆院選を見据え、協力を呼びかけていく考えだ。

 保守系の無党派層の取り込みも重要と県連はみる。今回の参院選で福島民報社が実施した出口調査によると「支持政党なし」の無党派層の比例投票先は自民が20・3%。一方、保守的な政策を訴え「台風の目」となった参政は15・6%で自民に4・7ポイント差まで迫った。県連も参政への票の流出を実感しており、幹事長の矢吹貢一は「党の浮沈を懸け、保守系の無党派層に響く政策を訴えていかなくてはならない」と語る。

 森は東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の発生前から活動を続ける唯一の党所属福島県選出国会議員。福島県と岩手、宮城の被災3県の党県連はこれまで連携して政府や党本部に復興加速の要望活動を展開した経緯があり、東北の自民勢力の弱体化により復興の停滞を危惧する声も出る。県連は森を先頭に党本部と一体となって第3期復興・創生期間の着実な復興推進を国に求めていく方針だ。

   ◇    ◇

 中央で連立を組む公明党の県本部も党勢の維持に頭を悩ます。自民の裏金問題に対する支持母体の反発に配慮し、森には推薦を出さずに「強力なる心情的支援」にした。県本部は比例代表の重点支援候補である新人佐々木雅文(44)の初当選に注力。しかし県内で獲得した比例票は約6万7700票で目標の10万票に及ばなかった。出口調査によると、無党派層の比例投票先で公明は3・2%。共産や維新に後塵[こうじん]を拝す。県本部幹事長の伊藤達也は「無党派層を取り込めなければ党は生き残れない」とし、交流サイト(SNS)での情報発信などで政策の浸透を強化する考えを示す。(文中敬称略)

 参院選福島県選挙区は与野党の総力戦となった。自民の勝利となったが、与野党とも抱える困難が浮き彫りになる戦いでもあった。次期衆院選も見据え、各党は課題をどう克服していくのか。今後の動きを探った。

1176OS5:2025/07/25(金) 10:49:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/64d13ce028591d2dbeefa2f0caa873c84117cc27
ふくしま2025参院選 総括(下)野党 組織強化課題浮き彫り 5者協の関係変化も
7/23(水) 10:41配信

福島民報

(写真:福島民報)

 立憲民主党の新人石原洋三郎(52)は自民党のベテラン現職を追い詰めたがあと一歩、届かなかった。福島県連幹部は22日、選挙戦を支えた5者協議会を構成する連合福島や県議会会派「県民連合」などを訪れ、謝意を伝えた。「政治とカネ」の問題や物価高騰対策などを巡り政権への不信感が高まった中での参院選。「千載一遇のチャンスを逃した」。新興勢力の参政党にも批判票が流れ、陣営関係者は十分に受け皿になり切れなかったと悔しがった。

   ◇    ◇

 これまで何度も指摘されてきた「足腰の強い組織」の確立を急がなければならないと県連は自覚する。昨年秋の衆院選で党は躍進し、県内では比例単独や復活を含め5人が当選した。新人2人だけとなった自民に差をつけた。ただ、全県を選挙区とする参院選となれば地方議員や友好・支援団体の数では自民にかなわない。全59市町村のうち、相手候補の得票を上回ったのは石原が地盤とする福島市など8市町村のみ。県連は近く常任幹事会を開いて選挙戦を総括するが、最大の支持母体・連合福島を軸に組織に厚みを付けていくことは必須だ。

 5者協議会を組む国民民主との関係の在り方も課題になる。衆院選に続き参院選でも国民は躍進した。国民県連幹部は「有権者の期待を裏切らないためにも県内で独自候補を擁立することは必要なことだ」と述べ、県選出国会議員の輩出に意欲を示す。これまでは立民が主導して候補者を立ててきたが、関係に変化が生じる可能性がある。加えて、参院選で「台風の目」となった参政への対策も必要で、立民県連幹事長の宮下雅志は「これからの選挙は形が変わり、より難しくなる。党の立ち位置を明確にし、勢力を拡大していかなければ」と話す。

   ◇    ◇

 福島県選挙区への候補者擁立を取り下げた共産党県委員会は石原への投票を党員らに呼びかけ比例代表での県内得票目標は10万票とした。ただ、実際は4万176票にとどまり、前回2022(令和4)年の参院選より1万1639票落とした。

 委員長の町田和史は「今後も共闘、連携に力を入れ、国民の声が届く政治に変える先頭に立つ決意だ」と語るが、「野党候補の一本化」と党勢の維持・拡大の両立の困難さがあらためて浮き彫りになった。立民側にとっても共産との距離の取り方は難しく、連合福島傘下の労組関係者からは「『立民と共産は連携しているのか』との不信感があった」と明かす。次の国政選挙で立民と共産はどう対応するのか、両党の支援者は注視する。

 一方、参政党は支持の一層の掘り起こしに向け、始動している。21日には落選した大山里幸子[りさこ](51)が街頭に立ち、党の主張をアピールした。県連会長の郡剛志は「まずは地方組織を強化していく」と地道に活動していく考えだ。(文中敬称略)

1177OS5:2025/07/25(金) 10:53:41
>>1111
https://www.tokyo-np.co.jp/article/423045?rct=stm_san25
参院選埼玉 各党、激戦を振り返る(上)
2025年7月23日 08時03分
 参院選を終え、各党の埼玉県組織の幹部が21日、県庁で記者会見し、結果を振り返った。2回に分けて紹介する。(杉浦正至、大久保謙司、足立優作)
◆自民 他党へ票流出防げず
自民の柴山昌彦県連会長=いずれも県庁で

 自民の柴山昌彦県連会長は「参政の躍進を許してしまったのも自民に責任がある。厳しい結果をしっかりと検証し、解体的な立て直しをする必要がある」と険しい表情を崩さなかった。
 県連は、古川俊治さんの「圧倒的な差をつけての1位」と「与党で2議席確保」の目標を掲げたが、いずれも達成できなかった。
 選挙区の約57万票は、2019年から約21万票減。比例も22年より約32万票減らした。「大変な逆風での選挙。他党に票が流れるのを防げなかった」と受け止めた。SNS(交流サイト)で動いた民意の風に「トレンドや検索ワードの急速な状況の変化に対応しきれなかった」と悔やんだ。
◆国民 「手取り増」の政策浸透
国民の鈴木義弘県連会長

 国民は江原久美子さんが野党最多の約53万票を獲得。「103万円の壁はシンボリック(象徴的)なものだった」。県連の鈴木義弘会長は、選挙戦で一貫して訴えた「手取りを増やす」政策の浸透ぶりを語った。
 「人数的に組織だった活動が厳しい中で、一致団結できた」と充実した表情。SNS戦略は発信が巧みな参政を意識し、陣営内で「『参政党に勝てていないから頑張れ』というやりとり...

https://www.tokyo-np.co.jp/article/423312?rct=stm_san25
参院選埼玉 各党、激戦を振り返る(下)
2025年7月24日 08時03分
 参院選でともに現職が議席を失った公明、共産の埼玉県組織の幹部は21日の記者会見で、歯止めがかからない党勢の低迷に強い危機感を示した。(杉浦正至、大久保謙司)
◆公明 自民に余力なかった
公明の宮崎勝県本部副代表=いずれも県庁で

 公明は、3期目を目指した矢倉克夫さんが約44万票を得たものの惜敗。県本部の宮崎勝副代表は「痛恨の極み。党の将来を担う人材だった」と肩を落とした。党代表が落選した昨年の衆院選に続く連敗に「所属議員の活動のあり方の見直しに取り組んできたが、十分に達成されなかった」と反省を口にした。
 「埼玉方式」と呼ばれる自公の協力関係も機能しなかった。自民の推薦を受けたが、政権と自民の支持率が低迷。「自民もかなり組織を引き締めた部分があった。公明に票を分ける余力がなかったのかなという気がする」とこぼした。
 自民の柴山昌彦県連会長は同日の会見で、自公の選挙協力について「検証や問題があったのか点検をし、協力関係の枠組みは維持していく」と述べている。
◆共産 高齢化で組織力低下
共産の柴岡祐真県委員会委員長

 共産の伊藤岳さんの得票は約22・7万票。6年前から約13万票も減らした。
 柴岡祐真県委員長は「党全体の組織の弱まりを感じる。事実として党員が高齢化している」と硬い表情。「これまで届けられていた層にまで届けきれない。ビラ配布1枚でも、そういう低下はある」とアピール力不足を課題に挙げた。
 物価高対策などで政権与...

1178OS5:2025/07/25(金) 10:57:28

静岡
○752,187国:榛葉賀津也 現 
○426,237自:牧野京夫  現
×296,680参:松下友樹
×141,213共:鈴木千佳
以下略

https://www.chunichi.co.jp/article/1103504?rct=siz_san25
<検証参院選しずおか>(上)逆風の自民「信頼失った」
2025年7月21日 05時05分 (7月22日 00時22分更新)
 「自民党におごりがあり、国民の信頼を失ってしまった」。20日深夜、当選確実の一報が入った直後、自民党現職の牧野京夫さん(66)の口から出たのは喜びではなく反省の言葉だった。
 17日間の戦いを終えた参院選。静岡選挙区では、いずれも現職の自民と国民民主の候補が議席を守った。戦いぶりを2回に分けて検証する。

 「ダブルスコアで負ける可能性もある」。公示前、陣営には強い危機感がにじんでいた。
 牧野さんは過去3回、静岡選挙区(改選数2)で国民民主党現職の榛葉賀津也さん(58)と議席を分け合ってきた。直近2回は牧野さんがトップ当選。それなのに「どれだけ差をつけられずに2議席目を確保できるか」(別の陣営幹部)が選挙の焦点だった。
 根っこにあるのが、自民党派閥パーティーの裏金事件だ。問題発覚後の昨年5月の知事選では推薦候補が敗北。同10月の衆院選でも議席を減らした。
 「自信を持って攻めの選挙をしていきたい」。参院選公示の約1カ月前、自民県連大会に出席した党選対委員長の木原誠二さんは高らかにこう呼びかけていた。だが、選挙戦では党が物価高対策として公約した1人2万〜4万円の給付金が「有権者にあまり評価されなかった」(陣営幹部)こともあり、従来の支援者回りや企業・団体回り、電話作戦を中心とする足元固めに終始した。
 そこに台頭したのが、参政党新人の松下友樹さん(41)だった。「日本人ファースト」を掲げ、交流サイト(SNS)で積極的に政策を発信。松下さんの勢いが増す中、選挙戦中盤に急きょ再び県内入りした木原選対委員長は、今度は「追い上げられている。党員党友への働きかけを強化してほしい」と陣営にげきを飛ばした。
 牧野さんは選挙期間中、130回ほど街頭演説した。県連会長で、陣営の選対委員長を務めた井林辰憲衆院議員=静岡2区=は「逃げ切れた理由は徹底した『地上戦』だ」と分析する。
 牧野さんは得票数で、トップ当選の榛葉さんとはダブルスコアにはならなかったものの32万票余りの大差をつけられ、松下さんには13万票差にまで迫られた。
 牧野さんは投開票から一夜明けた21日、「とても攻めの選挙ではなかった」と力なく振り返るとともに、危機感をあらわにした。「このままでは自民党が消滅する。少数与党であることをチャンスとして生まれ変わるしかない」

1179OS5:2025/07/25(金) 10:57:55
https://www.chunichi.co.jp/article/1104032?rct=siz_san25

<検証参院選しずおか>(下)榛葉さん SNSで若者票
2025年7月23日 05時05分 (7月23日 05時05分更新)
 「若い人が政治に関心を持ってくれた。有権者に興味を持ってもらえる政治をこれからもやっていきたい」
 参院選の投開票から一夜明けた21日、5選を果たした国民民主党現職の榛葉賀津也さん(58)は報道陣にこう語った。
 選挙戦中盤の夜。JR浜松駅前の街頭演説で、榛葉さんが約600人を前に「もう一度、強い日本経済を取り戻そう。そのために徹底的に現役世代を強くしたい」と声をからして訴えると、多くの若者らがスマートフォンを掲げた。
 浜松市内の大学生の男性(21)は交流サイト(SNS)を見て初めて街頭演説に足を運んだといい「映像と生で聞くのとでは全然違う。政治が少し身近になった」と興奮気味に話した。
 榛葉さんは今回、直近2回の選挙でトップの座を明け渡していたライバルの自民党現職の牧野京夫さん(66)に大差をつけてトップ当選した。党幹事長として全国の新人候補の応援に飛び回り、県内での活動はわずか4日。それでも圧勝した一因は、SNS戦略で現役世代の心をつかんだことだった。
 応援先からX(旧ツイッター)で連日、有権者にメッセージを送り、動画配信サイトで選挙戦の様子を生配信。SNS上は「政治に希望を持たせてくれてありがとう」「政治を変えて」などの投稿であふれた。
 ただ共同通信社の出口調査で得票の年代別を見ると、70代以上では牧野さんを下回った。ネットの情報が届きづらい世代にどう政策を伝えるか。陣営幹部は「せめてあと4日は県内に入りたかった」と漏らした。
 榛葉さんが圧勝したことで、今後は立憲民主党との関係が焦点となる。立民県連は今回、独自候補の擁立を見送って榛葉さんの後方支援に回ったが、県連内には「十分に感謝されていない」(地方議員)との不満がくすぶる。立民は次の2028年参院選では候補者を擁立したい考えだが、国民は「3年後は分からない」(県連幹部)と態度を明確にしていない。
 昨年の衆院選では県内8選挙区のうち、国民が候補者を立てたのは静岡4区のみ。残り7選挙区は立民の候補者が出馬した。国民が今後、積極的に擁立するのは必至で、両党間の調整は難航する可能性もある。
 県内の政治に詳しい法政大の白鳥浩教授は「これまでは野党第一党の立憲民主に求心力があり、国民民主は小政党の立場に甘んじていたが、立場は逆転した」と指摘する。「衆参両院で少数与党になり、野党の責任は重くなる。政権批判ばかりでなく、どういう政治を目指すのか野党側も示す必要がある」 (この連載は、鈴木弘人、戸田稔理、木谷孝洋が担当しました)

1180OS5:2025/07/26(土) 16:27:31
愛知(自公立国) 
○596,180国:水野孝一  新 にっぽんど真ん中祭り
○536,260立:田島麻衣子 現
○531,387参:杉本純子
○521,223自:酒井庸行  現
×391,824公:安江伸夫  現
×254,938減税日本:田中克和 
×220,642れ:辻恵    元民主党代議士
×177,870維:広田さくら 
×145,318共:須山初美  
×083,402み:山根有紀也
×045,278社:大西雅人  


https://www.asahi.com/articles/AST7T5H7WT7TOIPE026M.html
勢力図が変わった選挙戦 参院選愛知選挙区振り返り
山田知英 大西英正 吉村美耶 川西めいこ2025年7月26日 10時00分
 「自公への風当たりの中で勝ちきれなかった」

 投開票日の20日夜、落選確実の報道を受け、再選を果たせなかった公明の安江伸夫氏(38)が名古屋市の事務所で支持者に頭を下げた。

 報道陣に敗因を問われ、「子育て・教育政策の充実、物価高対策など、必死で訴えたが、有権者に届かなかった。私に期待してもらえなかった」と述べた。

 与党が公約の柱として掲げた国民1人当たり現金2万円の給付案。公明関係者は「支持者から選挙中も『ばらまきではないか』などと批判があった」と振り返る。安江氏は若さをアピールし、SNSでも積極的に発信して無党派層も取り込もうと図ったが、劣勢をはね返すことはできなかった。

 一方、躍進したのは参政の杉本純子氏(47)だった。

 投開票日前日の19日夜。久屋大通公園(名古屋市中区)の最後の訴えで、「参政党がこの夏掲げたキャッチフレーズ、日本人ファースト‼ これを掲げて最後まで戦います」と叫ぶと、会場は割れんばかりの拍手に包まれた。

 その10日前の9日夜に豊橋市であった個人演説会では、参加者は25人ほど。会場の席の半分にも満たなかった。だが、SNSでは、擁立した4人のうち3人が当選した6月の東京都議選後から、杉本氏を支援する声が広がっていた。終盤にかけて、その追い風が表面化。全国同様に愛知でも大きなうねりとなった。

 こうした状況下で、自民と公明は「与党で2議席」と訴え、終盤に知名度がある小泉進次郎農林水産相も安江氏の応援に駆けつけ、備蓄米の放出といったコメ問題対策への連立政権の実績を強調した。しかし得票では、与党で最後の議席を争う結果に。過去2回トップで当選した酒井庸行氏(73)は、前回より20万票以上減らして4番目に。安江氏は約6万票減らし、議席を失った。

 公明関係者は「支持層以外で取り込むことができなかった」。酒井氏陣営の幹部は「(旧安倍派の)『政治とカネ』の問題を引きずり、自民から支持者が離れたまま選挙戦に突入した」と唇をかんだ。

 一方で、国民の水野孝一氏(48)と立憲の田島麻衣子氏(48)は支持層を手堅くまとめ、安定した戦いぶりを見せた。

 国民は5月、比例での候補者擁立をめぐり批判が殺到。党の支持率が下がる事態となった。また、水野氏は名古屋市を中心に行われる「にっぽんど真ん中祭り」創設者として知られるが、全県では知名度不足が懸念された。

 だが選挙戦に入ると、水野氏は党の掲げる「手取りを増やす」政策を前面に押し出してトップで初当選を果たした。ある県議は「政党への期待が票につながった」と分析する。街頭演説には学生や子育て世代が集まり、若い世代からも支持を得た。

 田島氏陣営は選挙期間中、参政の勢いに「主義主張が大きく異なり、うちの支持層とは重ならない」と分析。無党派層にも浸透し、前回より約7万票伸ばして再選した。立憲の県連幹部は「自公への批判票の多くが国民や参政に流れたが、うちにもきた部分はある」と話す。

 今回の愛知選挙区では、地域政党「減税日本」の田中克和氏(41)が25万票を集めた。国政政党のれいわ、維新、共産を抑えて6番目となり、存在感を見せた。

1181OS5:2025/07/26(土) 16:37:29
神奈川
○731,605立:牧山ひろえ  現
○731,342国:籠島彰宏   新 官僚
○722,917自:脇雅昭    新 官僚
○577,085参:初鹿野裕樹
×571,796公:佐々木さやか 現
×285,221共:浅賀由香   
×251,192れ:三好諒    
×240,775維:千葉修平   
×139,475み:河合道雄
×129,978無所属連合:内海聡
×053,153社:金子豊貴男  

https://www.tokyo-np.co.jp/article/423654?rct=kng_san25
参院選神奈川 「与党で2議席」死守ならず 自民公明幹部が奔走も退潮
2025年7月25日 07時40分

<参院選かながわ2025 地殻変動>(上)
 「正直な話、われわれも余裕綽々(しゃくしゃく)じゃないんですよ。それでも応援に来たのは、2人で勝ち上がって、これからも神奈川のため、日本のため、佐々木さんが絶対必要だという確信があるからです」
 選挙戦最終日の19日夕、横浜市の関内駅近く。自民党県連会長の小泉進次郎農相は、3選を目指す公明党現職の佐々木さやかさん(44)の街頭演説会場に駆けつけ、そう力を込めた。
神奈川選挙区での「与党で2議席」死守に向け、公明現職の佐々木さやかさん(中)の応援演説に並んで立つ石破茂首相(自民総裁)(左)と公明の斉藤鉄夫代表(右)=6日、横浜市で

 小泉氏が言う「2人」とは、自民が擁立した新人の脇雅昭さん(43)と佐々木さんを指す。神奈川選挙区の改選数が4になった2013年の参院選以降、自民、公明両党は一貫して少なくとも半数の議席を死守してきた。「与党で2議席」は至上命令だった。
 だが、今回は内閣支持率の低迷や自民の「政治とカネ」を巡る問題などで与党に逆風が吹いた。県内では、有権者の不満、不信の受け皿となった野党が躍進。脇さんは3位で初当選を果たしたものの、佐々木さんは4位の参政党新人に5千票余り及ばず、涙をのんだ。
 神奈川選挙区で自民がトップ当選を逃すのも、公明候補が落選するのも、民主党への政権交代前夜の07年以来18年ぶり。自民県連の赤間二郎副会長は投開票日の翌21日の記者会見で「政権を担う自公の枠組みからすれば、痛い結果だ」と述べた。
 公明は3日の公示前から、「相当な危機感」(県本部幹部)を抱いていた。6月の都議選で、1993年から続く候補者全員当選が途絶えたからだ。躍進した国民、参政に神奈川選挙区でも無党派層の票が集中すれば、支持母体・創価学会の集票力が落ち込んでいるだけに影響は避けられない。選挙戦では、斉藤鉄夫代表や山口那...

https://www.tokyo-np.co.jp/article/423970
参院選神奈川 「期待しているぞ」「うそつき」の声が入り交じる…参政の演説会場で分断表面化 ネット選挙に危うさ
2025年7月26日 07時46分
会員限定記事

<参院選かながわ2025 地殻変動>(下)
 20日投開票の参院選では、対立や分断が過激化し、聴衆から罵詈(ばり)雑言が飛び交う場面が、全国で見受けられた。その主な要因となったのが、端的で極端なメッセージを発して関心を得るショート動画や演説とみられる。政策をじっくり比較検討して投票先を決める選挙と、これらの新しい手法は両立できるのか-。重い課題が突きつけられた。
 神奈川県内では参政党の新人初鹿野裕樹さん(48)の演説会場で、その光景を目の当たりにした。会場は、「期待しているぞ」という支持者が張り上げる声と、落選運動をする人らによる「うそつき」などの叫び声が入り交じり、異様な空気が漂っていた。
初鹿野さんの街頭演説には反対派も訪れてプラカードを掲げていた=横浜市港北区で

 支持者の女性は「外国資本に日本の土地が買われ、自然が破壊されている。初鹿野さんなら日本を守ってくれる」と、熱っぽく語った。一方、差別に反対するプラカードを掲げていた男性は「人権に対する認識が弱く、危険だと感じる」と強調した。
 参政は、神谷宗幣代表による女性の出産や、外国人の相続税を巡る発言などが物議を醸し、「女性蔑視」「差別」との批判が出た。初鹿野さんも「選択的夫婦別姓は7割の人が賛成していない」「国会議員の半分くらいが『帰化人(きかじん)』であると言われている」などと、根拠を示さないまま持論を展開していた。
 参政の県連広報は取材に、夫婦別姓の根拠は2021年の内閣府の世論調査、国会議員の国籍は「交流サイト(SNS)で話題になっていることを表現したもの...
残り 630/1259 文字

1182OS5:2025/07/26(土) 16:38:48
>>1095
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3c4926eb065f8a9f30ac3f211cd8c599253c874
《連載:検証 参院選茨城》(上) 自民・上月氏、首位堅持 組織力、逆風しのぐ
7/23(水) 7:00配信
茨城新聞クロスアイ

3度目の当選を確実にし、関係者から祝福を受ける上月良祐氏(中央)=20日午後10時18分、水戸市泉町

自民党と旧民主党系が長年分け合ってきた2議席の一つを新興政党の参政党が奪うなど、激しい争いとなった茨城選挙区を振り返る。

昨年秋の衆院選に続き、自民党県連は厳しい戦いを強いられた。派閥の裏金事件に端を発した「政治とカネ」を巡る不信感は根強く尾を引き、物価高騰や米政権による関税措置への対応など難しいかじ取りが迫られる中で、政権与党に対する風当たりの強さが増していたためだ。

こうした逆風の中、上月良祐氏(62)は6年前の前回より得票数を落としたものの、トップで3選。「上月さんだったから乗り越えられた。新人だったら難しかった」。茨城県連の海野透会長は上月氏の実績を評価し、胸をなで下ろす。

茨城選挙区の議席は堅持したものの、全国では自民・公明両党で過半数を維持できず、衆議院に続き参議院でも少数与党に転じた。20日夜、上月氏当選に沸く水戸市内事務所で、県連内部からは党を糾弾する厳しい意見が漏れた。「石破総裁も森山幹事長も、責任を取るべきだ」

■示した底力

上月氏の公認が決まった1年ほど前から、陣営や県連は厳しい戦いになることを想定してきた。今回の参院選を「事実上の政権選択選挙」として位置付け、全国の比例候補にはそれぞれ県議40人を割り当て、各職域団体とともに票の掘り起こしを図った。

一方で、2期12年間に及ぶ経験値や経済産業副大臣、党農林部会長などの実績から、「上月さんは大丈夫」との声も少なくなかった。気の緩みを警戒し、県連幹部らはさまざまな会合で厳しい現状を説明。「剣が峰の戦いになる」「崖っぷちの選挙だ」と、党員や支持者らを引き締めた。

議席の6割超を占める県議団や職域・地域支部、市町村長など、強固な組織を最大限生かし、「保守王国」としての底力を示した。推薦団体は6年前を上回る1700団体を超え、連立を組む公明党からも推薦を受けるなど組織力で逆風をしのいだ。

■課せられた宿題

選挙中は、別の風にもあおられた。勢いを増す参政党が県内でも「台風の目」となり躍進。保守層も含めた支持を広く集め、保守地盤が厚い金城湯池の茨城県で存在感を示した。危機感を募らせた県連は、16日の選挙対策委員会で県議団に声かけや遊説応援などの徹底を促し、発破をかけるなど対応に追われた。

「国民に対し、手取りや実質賃金の増加という形で成果を示せなかった不満の表れ」。上月氏は当選後、新興政党に伸長の余地を与えた与党の問題点を指摘。「経済の状況が悪いままで、与党が勝つことはない」とし、3期目への意気込みを示した。

今後、政権交代も現実味を帯びる。「自民党は大いに反省しなければならない。体質を大胆に変える必要がある」。海野会長は党の再生と日本の安定成長に向け、参院選で課せられた多くの宿題を見据えた。

茨城新聞社

1183OS5:2025/07/26(土) 16:39:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/693a7a22dfcf5e35f7868b17366ef263f6f170cb
《連載:検証 参院選茨城》(中) 参政・桜井氏、SNS奏功
7/25(金) 7:00配信

茨城新聞クロスアイ

当選を確実にし、ポーズを決める桜井祥子氏(右)=20日午後11時15分、つくば市倉掛

■不満・不安 受け皿に

「すごい、もうすぐ30万票だ」。開票日の20日夜。茨城県つくば市倉掛にある参政新人、桜井祥子氏(41)の選挙事務所。開票速報に党員らが沸いた。

目標20万票に対し、ふたを開ければ1.5倍の30万8772票を獲得。2022年の前回参院選で参政候補が取った約6.4倍。立憲民主現職を破る大金星に加え、県内比例代表でも「野党第一党」となる17万9563票を集めた。

選挙戦で、過度な外国人受け入れや選択的夫婦別姓に反対し、減税と積極財政による子育て支援などを訴えた。党県連の飯塚美穂会長は「暮らしの豊かさを感じられない無党派層や若い世代に、桜井さんの言葉が刺さった。県民の不満や不安の受け皿になれた」と勝因を分析した。

■固い結束力

有効だったのはSNS(交流サイト)戦略だ。政治に関心がない人にも党の主張を聞いてもらおうと、街頭演説を短くまとめた動画を配信。桜井氏も支持者から寄せられたメッセージに自ら返信していた。

その結果、桜井氏のX(旧ツイッター)フォロワーは開票日時点で約1万1400人と公示前の倍以上に増加。桜井氏は「SNSがなかったら参政党の躍進はなかった」と言い切った。

結党5年。茨城県に組織を立ち上げたのは22年5月。県内の地方議員はわずか3人だが、党員とサポーターは約1500人いる。

県連は党員らにSNSなどを使って日頃の活動やポスティングを依頼。自民、立民のような組織力はないものの、「中心となって動く党員の結束力は固い」と飯塚会長は胸を張る。

実際、県内約9000カ所ある掲示板のポスター貼りも、公示翌日にはほぼ完了。機動力の高さを見せた。

■「日本人第一」

公示直前に党所属の国会議員が5人となり、神谷宗幣代表がメディアに登場する機会が増えたことも追い風となった。

神谷代表は2度県内入りし、13日の守谷駅には約2000人(陣営発表)、19日の水戸駅には約1100人(同)の聴衆を集め、人気の高さをうかがわせた。

水戸駅では「グローバリズムのせいで国民がお金を吸い上げられ、中間層が貧しくなっている。子どもが減って、その分を外国人で穴埋めしようとしている」などと経済再生を訴えた。

同県ひたちなか市で桜井氏の演説を聞いた男性(35)は「これまでは自民党や日本維新の会に投票してきたが、神谷さんが演説する動画を偶然見つけて支持するようになった」と明かし、「参政党は自分の1票が意味ある1票になることを期待させてくれる政党だ」と話した。

ただ、参政が掲げた「日本人ファースト」が排外主義につながるとの懸念もある。街頭演説の会場ではやじやプラカードで対抗する人たちの姿も見られた。桜井氏は当選後の会見で報道陣から外国人問題について聞かれ、「差別ではなく、日本人の生活を守ることが第一ということ」と述べた。

茨城新聞社

1184名無しさん:2025/07/26(土) 16:39:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/31ad82064e16a24b22284a1aabe75453aafb44bf
《連載:検証 参院選》(下) 立民・小沼氏、思わぬ反発
7/26(土) 7:00配信


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茨城新聞クロスアイ

落選が決まり、記者の質問に答える小沼巧氏(左)=20日午後11時25分、水戸市城南

■盤石一変、風に屈す

「小沼さんをどうしても再選させてほしい」

茨城県神栖市で16日夜にあった立憲民主の小沼巧氏(39)の演説会。野田佳彦代表が約350人の支持者らに訴えた。

選挙戦を左右する改選1人区を駆け回る野田氏の来県に、陣営関係者は「茨城も情勢が相当厳しいという危機感だ」と明かした。

茨城選挙区は自民と旧民主系が1995年から議席を分け合い、長年「無風」と言われてきた。今回は参政党の登場で一変した。

小沼氏の再選を目指し、立民と国民民主党、連合茨城は「2党1団体」の体制で選挙戦に臨んだが、「全く予想していなかった」(陣営関係者)参政の勢いに苦杯をなめた。

30年にわたり旧民主系が守ってきた「指定席」を失った。小沼氏を推薦した連合茨城の久保田利克会長は「当選させられず申し訳ない」と肩を落とした。

■幹部が続々来県

小沼氏擁立に混迷した6年前の2019年参院選と異なり、今回は昨年7月に党公認が内定し、10月には連合茨城も推薦を決めた。国民民主県連も独自候補の擁立を目指したが、最後は見送った。再選へ体制が整い、盤石かに見えた。

一変したのは、公示直後。2議席目を巡って小沼氏と参政候補が「接戦」との報道が相次いだ。

潮目の変化に立民党本部から野田代表のほか、小川淳也幹事長や大串博志選対委員長ら幹部が相次いで茨城県入り。支持を訴えて底上げを図った。

連合茨城も組織を引き締め、国民県連所属議員も街頭に立った。18日に同県守谷市で開いた2党1団体の街頭演説で、国民県連の浅野哲代表が「1枚目の投票用紙(選挙区)には小沼巧と書いてほしい」と呼びかけた。

■地力付ける必要

小沼氏の得票数は28万票余り。6年前から4万票超伸ばすも及ばなかった。

共同通信の出口調査で、参政候補は交流サイト(SNS)を駆使して無党派層や50代以下の現役世代に浸透。国民支持層の4割も取り込むなどした。結果的に小沼氏は政権批判票の受け皿になり切れなかった。

立民県連の石松俊雄幹事長は「SNS対策をもっと重点的にやるべきだった」と唇をかんだ。久保田会長も「有権者や組合員に政策をどう伝えるか分析、検証する」と述べた。

浅野代表は、得票数増は2党1団体の成果とした一方、長引く物価高などに苦しむ国民感情に触れ、「既存政党への反発から有権者が新たな選択肢を新興政党に求める傾向が強かった」と見る。

6年前は結党間もない立民に期待する追い風があったが、今回は参政に吹く風にのまれた。

立民県連幹部は「風に負けない地力を付けないといけない」と自戒を込めて語った。県連は自治体議員を育成して組織力を強化し、各議員は地元での活動を増やして強固な後援会組織をつくる必要性を強調する。

今後の国政選挙へ、2党1団体に多くの課題が突き付けられた。

茨城新聞社

1185OS5:2025/07/26(土) 16:44:05
山形    
248,864無:芳賀道也 現 国民推薦
194,478自:大内理加 新 県議
066,262参:佐藤友昭
017,387共:三井寺修

2025参院選県区・地殻変動(1)再選の芳賀道也氏 政党色前面に与党批判
7/22(火) 8:12配信

山形新聞

再選を確実とし、歓喜に包まれる芳賀道也氏(中央)=20日、山形市の選挙事務所

 現新5人が立候補した第27回参院選県選挙区(改選数1)は、無所属現職の芳賀道也氏(67)=国民民主党推薦=が自民党新人の大内理加氏(62)=公明党推薦=らを破り、再選を果たした。与党が過半数割れの大敗を喫し、新興政党が躍進した今回の参院選。自民への逆風と交流サイト(SNS)の発信力が増した全国情勢の下、県選挙区でも政党の支持基盤や有権者の投票行動が大きく変化した。戦いを振り返り、次期衆院選などを見据えた思惑を探る。(文中敬称略)

 運動最終盤の18日、米沢市での個人演説会は芳賀の戦いを象徴する場面となった。元民放アナウンサーの知名度を生かして草の根運動に徹した2019年の前回とは一転、政党色を前面に打ち出した芳賀の隣に、国民民主党幹事長の榛葉賀津也が立った。「現金給付は(自公の)選挙対策。取り過ぎた税金を、汗水垂らして働く国民のために使うのが正しい政治だ」。榛葉の痛烈な政権批判に聴衆は歓声を上げた。

 自民は6年前と同様、空中戦を仕掛けた。農相小泉進次郎、首相石破茂ら閣僚級が連日のように県内入りした。陣営内に警戒感が漂った12日、父の古里・白鷹町を回った芳賀は「反応は上々。農家の怒りは大きい」と手応えを口にした。

 終盤、芳賀は批判の矛先を農政に向けた。「『令和の米騒動』の原因は自民の失政。米価下落を招き、農家を不安にさせる政治はおかしい」と声高に叫んだ。選対本部長の参院議員舟山康江を支持する農家の後押しも受け、政権批判の姿勢を鮮明化した。

 初当選から6年間、芳賀が立ち上げた自前の後援組織は山形市や新庄市、ゆかりのある置賜地域などにとどまる。盤石ではない芳賀の足元を立憲民主、国民の両党県連、連合山形の「2党1団体」の枠組みが支え、野党系の県議、市町村議でつくる選対本部がカバーした。

 芳賀を推薦した国民は党公認と同等の扱いでバックアップした。代表玉木雄一郎は9日、山形市中心部で街頭演説を行い「山形は最重点選挙区の一つ。議席を失うわけにはいかない」と力を込めた。榛葉は6日にも来援し、14、15両日には代表代行古川元久が県内の支援労組などを引き締めた。遊説には連日、国民の舟山、衆院議員菊池大二郎が同行し、「手取りを増やす」政策を訴えた。


 事実上の“国民候補”に映る芳賀に対し、立民党本部はもどかしさを抱きながら推薦を見送った。芳賀は2党1団体の統一候補、と捉える党県連の方針に狂いが生じた。県連代表高橋啓介は「支援体制は6年前と変わらない」としつつ、来援が河北町出身の衆院議員吉田晴美だけだったことに、「党本部の方針はどうにもできない」と嘆いた。

 芳賀は1期目、発言機会の確保や舟山との連携を理由に、国民の参院会派「国民民主党・新緑風会」に所属した。再選出馬を巡り国民入りもささやかれたが、共産党支持層や無党派層を取り込みたい思惑から、無所属での出馬を選んだ。

 投開票の20日夜、山形市の選挙事務所は支持者の熱気で充満した。再選を確実にした芳賀は「政党に所属する選択もあり得る」と述べた。「無所属のまま野党結集の“接着剤”になりたい」との胸中も明かした。

 街頭などで昨年7月豪雨でいち早く被災地に駆け付けたフットワーク、140回超の国会質問を通じた要望実現などをアピールした芳賀だったが、政策面の主張はやや具体性に欠いた。有権者からは「6年間、何をしてきたのか分からない」との声も漏れた。芳賀は今回、ガソリン税の暫定税率廃止などの政策実現を有権者に誓った。政党入りの有無など、今後の立ち位置が注目される。

1186OS5:2025/07/26(土) 16:44:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/16d81679a7ac7d79960607a3f42f32b276bcf080
2025参院選県区・地殻変動(2)全県選挙で勝てぬ自民 支持基盤のもろさ露呈
7/23(水) 8:03配信


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山形新聞

敗戦の弁を述べる大内理加氏(左)。自民は全県選挙で苦戦が続く=20日、山形市の選挙事務所

 参院選の終盤、県選挙区(改選数1)に出馬した自民党新人大内理加(62)の陣営内は重苦しい空気に包まれていた。首相石破茂、農相小泉進次郎ら閣僚級が続々と来援しても、先行する無所属現職の芳賀道也(67)を捉えられない。「活動しても支持が広がらない」。党関係者は自民が下野した2009年の政権交代と重ね、唇をかんだ。

 全県選挙で自民は勝てない―。この流れは止まらなかった。衆院1〜3区の議席を独占しながら、16年以降の参院選で4連敗を喫した。連敗中も獲得してきた20万票台を今回割り込んだ。再選を果たした芳賀に5万4千票差の大敗だった。

 自民は支持基盤を地道に固める地上戦と、大物の来援で陣営内に熱気と弾みを込める空中戦の両輪で戦ってきた。大内は21年県知事選、22年参院選に続き3度目の全県選挙で、一定の知名度があった。22年の敗因を擁立の遅れとした党県連会長遠藤利明は昨年7月の党県連大会で「次は何としても勝ちたい」とあいさつ。党本部は同月、早々に大内の公認を決めた。約1年間の実質的な運動期間をつくり、企業・団体推薦を1900件以上集めて準備万全と踏んでいた。

 県内に地域、職域支部を張り巡らせ、多くの地方議員を擁する自民。「分厚い」とされた組織力はもろさを露呈した。国民民主党や参政党などの新興政党に支持基盤を切り崩され、地上戦は守勢に回った。大内が県農協政治連盟の推薦を受ける中、芳賀は各JA前の街頭活動で農政批判を繰り広げ、好感触をつかんでいた。選挙戦の最終盤、遠藤は「企業・団体の支持が弱まっている」と危機感を募らせた。

 地上戦が低調な中、頼りにした空中戦は不発だった。石破内閣の支持率低迷が響いた。小泉、党幹事長森山裕、石破らの演説は政府備蓄米の放出などへの理解や野党批判などの言い訳が目立った。大内自身は地方分散型の国づくりを掲げたが、山形県の有権者に響くような身近な政策の訴えに乏しかった。

 自民が支持離れにあえぐ中、国民は「手取りを増やす」、参政は「日本人ファースト」を掲げ、氷河期世代などの無党派層を取り込んだ。敗戦が決まった遠藤は「急に反応が鈍くなり、手を振ってくれる人も減った」と話し、自民支持層が参政に流れたとの認識を示した。

 全国的な自民惨敗は、バブル崩壊、リーマン・ショック世代への対応で実効性を上げられなかったつけ、との見方もある。自民派閥パーティー裏金事件に端を発した政治不信は、昨年10月の衆院選で自公過半数割れにつながり、物価高対策や年金・福祉問題などを要因に有権者は今回、参院でも少数与党を選択した。新興政党の台頭で、自民の足元は大きく揺れている。復興副大臣鈴木憲和は「もう一度、一人一人の声を聞き、政策を示していかなければならない」と語った。自民県連は退潮を止めるすべを見つけてはいない。(文中敬称略)

1187OS5:2025/07/26(土) 16:45:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/19c91951874037830d6cbbad5a7d7d7f446a4414
2025参院選県区・地殻変動(5・完)次期衆院選へ 1区で野党系擁立急ぐ
7/26(土) 10:29配信


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山形新聞
 投開票日の20日夜、勝利の余韻が残る無所属現職芳賀道也(67)の選挙事務所で、連合山形の幹部は気を引き締めた。大敗を喫した自民党内では、早くも首相の退陣論が噴出していた。相手はトップをすげ替えて刷新感を演出し、党勢復活を懸けて衆院解散・総選挙に打って出るのではないか―。「早急に協議を進める必要がある」。候補者不在の衆院県1区を念頭に、連合山形幹部は次の戦いを見据えていた。

 県内で立憲民主、国民民主の両党県連と連合山形は、議席獲得のために協力体制を構築している。衆院では選挙区ごとに候補者をすみ分けて擁立してきた。1区は先の衆院選で立民の新人が敗れて以降、候補者不在の状態が続く。

 参院選の決戦直前、衆院選との同日選もささやかれ、擁立作業は加速。芳賀と連動することで「大きくアピールできる」(立民幹部)と踏んだ。芳賀の総決起集会が開かれる先月15日をめどに、ギリギリまで調整を続け、1区同様候補者不在だった3区では、同14日に新人落合拓磨の擁立にこぎ着けた。ただ1区は最後まで調整できなかった。

 立民県連代表の高橋啓介は芳賀の当選直後、報道陣から今後の対応を問われ、「まだ模索中だ。国民県連や連合山形と協議したい」と述べるにとどめた。立民の支援団体幹部は「県都の山形市を抱える1区で候補者を立てないと、存在感がなくなってしまう」と危機感を口にした。ただ、自民現職遠藤利明も、昨年から続く逆風もあり、相手は不在でも油断はできない状況だ。自民の中枢を担う重鎮の一人だが、年齢や多選への批判がないわけではない。

 候補者となった落合は、参院選で立民の比例票掘り起こしに注力しつつ、芳賀の遊説に積極的に同行した。だが、出番は限られ、終盤に入り、酒田市で開かれた個人演説会でようやくマイクを握った。落合は「応援弁士に立てたことは自分にとって大きな一歩。まずは裏方に徹する」と前向きに捉え、今後、芳賀との連携拡大に期待を寄せた。

 一方、惨敗した自民の受け止めはさまざまだ。衆院議員加藤鮎子の地盤である鶴岡市で、党公認の新人大内理加(62)の得票は芳賀に及ばなかった。地元の自民関係者は危機感を強める。国政選挙で自身を含め、自民候補の得票が相手より下回るのは2016年参院選以来だからだ。

 逆風は党だけではなく、加藤にも向かう。選挙期間中、党務などを理由に加藤が自身の選挙区で活動する時間は限られた。支持者の一人は「昨年の自分の選挙を忘れたのか。地元に張り付いて、一生懸命戦う姿を見せるべきだった」と指摘する。

 県2区が地盤の復興副大臣鈴木憲和はこの1年、公務の合間を縫って地元入りした際、多くの会合に大内を帯同させた。「思いを同じくする味方が必要だ」と、自身の国政報告以上に大内のアピールに力を入れた。参院選の影響について、鈴木の周辺は「順調に実績を重ねているから大丈夫だ」と意に介さない。

 鈴木と戦って敗れ、比例復活した国民の衆院議員菊池大二郎は、芳賀の選対本部長代行として奔走。芳賀と各地を駆け回り、足場づくりに汗を流した。支持者からは「まるで自分の選挙をしているようだ」との声が漏れた。ふたを開けてみれば、県2区の得票数は朝日町を除く全市町で芳賀が大内を上回った。

 首相石破茂の退陣が不可避の情勢となり、政局は混迷を深める中、県内では次期衆院選に向け、既に動きが始まっている。(文中敬称略)=おわり

1188OS5:2025/07/26(土) 17:27:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/7833a52e4cc4c82cdc19d52d0de508519e42dfa6
維新、国民、参政はどう動くか?◆衆参過半数割れで一変する政界の景色
7/26(土) 10:01配信


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時事通信
加藤敏幸元参院議員

参院選情勢について自民党本部で取材に応じる石破茂首相(党総裁)=2025年7月20日夜、東京・永田町【時事通信社】

 7月20日投開票の第27回参院選は与党47議席で、非改選とあわせて122議席となった。これで石破政権は衆参ともに少数与党化し、ガラス細工から紙細工へとさらに弱体化したといえる。昨年10月の総選挙の民意を「伯仲以上、政権交代未満」と表現した。今回は保守票、中道票の国民民主党、参政党への流入が中心であり、また政権交代の中核となるべき野党第1党への支持には勢いがないことから「交代容認」にとどまっていると解釈すべきであろう。

【図解】自民・公明+アルファ 連立拡大の議席シミュレーション

 立憲民主党の野田佳彦代表は、選挙後早々に自公と組む「大連立」の可能性を否定した。石破政治はこれまで以上に停滞することは確実で、野党との調整に手間どることになる。とくに、日本維新の会、国民民主党、さらに参政党の動向が法案などの成否を決めることから、国会はやや保守・中道色を強めた感がある。

 石破茂首相が続投すれば、政権基盤の強化が当面の課題となる。そのためには衆参一括しての多数派となる「連立拡大」を模索することになり、それは同時に次の総選挙を構想することでもあるから、負けた割には総理周辺の動きは活発化するであろう。

 次の総選挙の旗頭は石破氏なのか、自民党内の誰かなのか、それとも新たに連立する政党の党首なのか、という3択に集約できるが、そのまえに与党内の衆院議員の本音は「総選挙は3連敗の石破氏以外で」ということであろう。「総選挙は別の顔で」という声は与党内で巨大な伏流水としてかならず地表に噴きだすものと思われる。

連立拡大協議は「首班」含みで進行か

当選確実となった候補者名の前で撮影に応じる日本維新の会の(左から)前原誠司共同代表、吉村洋文代表(大阪府知事)=2025年7月20日夜、大阪市北区【時事通信社】

 そこで、連立拡大の相手であるが、昨年11月の首班指名においては「石破」とは書かなかったものの決選投票で「野田」とも書かず、結果的に石破政権の成立を容認した2つの党、すなわち日本維新の会(以下維新)と国民民主党がいちおう思い浮かぶのであるが、とりわけその後に2025年度予算に賛成した維新が至近にあると思われる。ここまでは常識的な発想である。

 もっとも、この展開では石破政権の温存策にすぎないことから、選挙で示された有権者の声に的確に対応できるのかという大きな疑問が、入道雲のように湧いているのである。くわえて自民党内には「石破で勝てるのか?」という不安と不満が潜在しているので、ここは思い切って、連立拡大の水面下の協議には「首班も含める」というやり方が合理的と思われる。

 連立拡大先から次期総理の逆指名がでてくるようだと、自民党としては総裁選の扱いが難しくなるので、分かりやすくいえば連立拡大先との協議をすすめながら場合によっては総裁選もあり得るという「連立協議先行型」がスムーズなような気がするのである。連立拡大先の意向によって総裁選の要否が決まるというのは天地逆転のことなので、なかなか理解はされないだろうが、事態はそれほど逼迫(ひっぱく)しているのである。

 もちろん水面下の話であるから、少なくとも工作にあたっては自公が全体として結束していることが必須条件である。仮にこの線でまとまれば、総裁選の有無は選択肢となるから、シナリオとしては自公プラス・アルファの3党代表者により、連立協定書と首班を確認する展開となるであろう。首班はとりあえず「X氏」としておく。

 これで次の総選挙までの政局はひとまず安定する。連立拡大によって衆院で内閣不信任決議案を否決できる議席を確保できるので、衆院解散・総選挙の日程は新しい連立与党のコントロール下に入る。衆参ともに少数与党からの脱却である。

 しかし、だからといって「X総理」で総選挙を勝てる保証はない。とくに3党ともに党勢が停滞気味であることが予想されるから、政局の流れ次第では連立政権が不安定化し、ふたたび過半数割れになる可能性もある。そうなるといよいよ、本格的な政権交代を考えなければならないであろう。

1189名無しさん:2025/07/26(土) 17:28:08
維新にとっても政権参画はメリット

予算案修正を巡る合意文書に署名し、撮影に応じる自民党総裁の石破茂首相(中央)、公明党の斉藤鉄夫代表(右)、日本維新の会の吉村洋文代表=2025年2月25日、国会内【時事通信社】

 ところで、自公からラブコールを受けた場合、維新の側には連立参加を受け入れる素地があるのかどうか。党勢が停滞気味のなか、勝利の方程式を見極めてベストポジションを探る必要があるが、とりあえず激化している参政党との競合において比較優位を確保するうえで、維新にとっても他党との選挙協力が必要であることから、何かと摩擦のあった自公とは、協力を前提に選挙戦線の「選択と集中」を徹底し、党勢を立て直す方向が合理的な選択であろう。

 維新という政党は、大阪府と大阪市の行政の一元化を目指し、地方政治での執行力とその業績を背景に「論より証拠」で支持を獲得してきた成功体験をもっている。また時の政権中枢あるいは自民党中枢とのパイプを有効に活用してきたことからも、政権に参加することには抵抗はないように思われる。

 簡単な調整だとは思わないが、挑戦しなければ始まらない。とくに総選挙の時期の選択に参画できるのは大きなメリットであろう。吉村洋文代表、前原誠司共同代表の思惑と決断が焦点となる。

躍進した国民民主・参政の動向は?

写真上は国民民主党の玉木雄一郎代表、下は参政党の神谷宗幣代表(2025年7月20日)【時事通信社】

 一方、国民民主党は躍進に伴ういわゆる「成長痛」に悩む時期で、懸命に筋肉増強を図らなければならない。衆院の小選挙区でのさらなる躍進がなければ党としては持続力(スタミナ)に欠けるわけで、この程度の体力で連立参加というのはまだまだ不安がある。とくに中堅層の育成が急務であろう。ともかく是々非々であるのなら反対できる立場に身をおくことが大切である。

 さて、躍進の参政党であるが、自民党よりも右に位置する中規模政党の出現である。政策的にも自民党とは重なるところも多いが、自民党にとっては意味深長な存在といえる。まだまだ分からないところが多いが、将来的には自民党との連立の可能性は否定できない。1人区では自民党を不利にしたと考えられることから、次回も同様の戦術をとるのであれば与党との調整は難しく、また先々新党ブームの衰退の可能性もあるといえる。

 ところで、前述した連立拡大の試みが不調に終わった場合、政権をいつまでも不安定な状況におくことは国益を害するので「すみやかに解散・総選挙を」との声があがると思われる。参政党は現在、衆院で3議席しか持っていないため連立拡大の対象にはならないだろうが、仮に年内に総選挙があるならば今の勢いが持続するであろうから、それを見越して総選挙後の連立参加、あるいは閣外協力という可能性はかなり高いといえる。

1190OS5:2025/07/26(土) 17:28:34
国難打開へ問われる「工夫」

参院選の開票センターに入る立憲民主党の野田佳彦代表(右)=2025年7月20日夜、東京都千代田区【時事通信社】

 参院選後の臨時国会は、当選議員の任期開始の日から30日以内と国会法で定められており、8月初旬に数日間開かれるのが通例だ。石破首相は7月21日の記者会見で続投に意欲を示し、「現時点において連立の枠組みを拡大する考えを持っているわけではない」と述べた。参院選惨敗に対する石破氏の責任論はくすぶり続けるだろうが、今問われているのはむしろ「政権安定化への責任」であろう。

 日米関税交渉のヤマ場を迎え、国民の間に不安が広がっている。参院選で不安定化した政局が長引くことを有権者も望んではいまい。内閣不信任決議案の扱いもあり、国難に対応していくうえで与野党ともに工夫が必要であろう。(2025年7月21日執筆)

【筆者紹介】加藤敏幸(かとう・としゆき)

加藤敏幸氏

1949年愛媛県生まれ。三菱電機で労働運動に加入し、89年の日本労働組合総連合会(連合)結成に奔走した。2004年参院選比例代表に民主党から出馬し、初当選。外務大臣政務官や参院外交防衛委員長、党参院国対委員長などを歴任した。16年に政界を引退して以降は、一の橋政策研究会代表を務めながら執筆活動に力を入れる。


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