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国際関係・安全保障論
1
:
■とはずがたり
:2003/01/22(水) 12:15
経済畑出身の私の鬼門,外交・安全保障を考える。
適宜,憲法談義・世界経済等もこちらで。
1708
:
千葉9区
:2009/01/11(日) 23:39:02
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009011102000124.html
ガザ 恐怖と飢餓 親の遺体の前、空腹の子 惨状、国連報告
2009年1月11日 朝刊
【エルサレム=浜口武司】砲撃で死んだ親の遺体の横で恐怖と空腹に数日耐えた子どもたち−。イスラエル軍の猛攻にさらされているパレスチナ自治区ガザの惨状が複数の国連機関などの報告で明らかになってきた。関係者からはイスラエル軍の戦争犯罪を糾弾する声も上がっている。
「アブサラーと奥さんも死んだ。アブタウィックと息子も死んだ…」。国連緊急援助調整官室(OCHA)は九日、ガザ市郊外のザイトゥン地区で、イスラエル軍が住民ら約百十人を一軒の民家に押し込め、後に砲撃して三十人を殺害したとの生存者の証言をリポートにまとめた。
生き残った少年(13)によると、四日夜に自宅を砲撃され、外に出ると、十五人ほどのイスラエル兵がヘリコプターから降下してきて住民に一軒の民家に集まるよう命じた。住民らは避難所と思ったが翌五日、イスラエル軍が民家を砲撃、母親らが死亡したという。
負傷した少年は「水も食料もなかった。気を失うまで助けを呼んだ」などと話した。
地元の救急隊員が同地区入りを許されたのは七日になってから。隊員は「室内では十六人が死亡。四人の負傷した子どもは飢えで立ち上がることもできずにいた」と証言。道路にはイスラエル軍が防塁を築き救急車が通れず、ロバの荷車で負傷者を運んだという。
世界食糧計画(WFP)は九日、約百五十万人のガザ住民の八割が飢餓に直面していると指摘。商店から食料品が消え、住民は戦闘を恐れ戸外に出られないという。WFPでは四千トンの食糧を積んだ百三十台のトラックがガザの外で待機しているが、危険で配送できないとしている。
◆ガザ境界の武器密輸監視 国際部隊を認めず
【カイロ=内田康】イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ侵攻で停戦交渉を仲介するエジプトとパレスチナ自治政府は十日、エジプト・ガザ境界の武器密輸の監視に各国軍の混成部隊の駐留を認めない考えを示した。
エジプトのムバラク大統領とアッバス自治政府議長のカイロでの会談後、エジプト政府が明らかにした。
イスラエルは停戦交渉で、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの武器密輸を防ぐため、国際社会が協力する境界監視を求めている。
ロイター通信によると、エジプトは境界駐留は自国軍で続ける考え。イスラエルは、過去に大量の武器がガザに密輸されてきたことからエジプト軍の監視を信頼しておらず、エジプト政府の方針には不満とみられる。
1709
:
千葉9区
:2009/01/12(月) 00:26:42
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090111-OYT1T00336.htm
「境界管理」「ハマスの法的地位」…エジプト調停に難題
【エルサレム=三井美奈】パレスチナ自治区ガザの紛争は、10日も国連安全保障理事会の即時停戦決議を無視する形で続くなか、イスラエル、イスラム原理主義組織ハマス双方の代表が相次いでエジプト入りし、エジプト仲介の停戦調停が本格化している。
立場の開きは依然大きいものの、オバマ米政権の発足を20日に控え、イスラエル側には焦りも出始めた。
◆密輸ルート◆
6日に停戦案を発表したエジプトは、8日のイスラエル側との交渉に続き、10日にハマスとの交渉に入る。イスラエル軍は2週間たってもハマスを軍事的に無力化できずにおり、「ハマス再武装阻止」と「イスラエルに対するロケット攻撃全面停止」の2点が確保できる仕組みが出来れば、合意に持ち込みたいのが本音だ。
焦点は、〈1〉ハマスの武器密輸ルートとなっているエジプト―ガザ間11キロ・メートルの境界管理〈2〉ロケット発射を防ぐ体制作り〈3〉ハマスの法的地位――の3点。特に〈1〉を実現する国際監視のあり方が交渉のヤマとなっている。
イスラエル軍は現在、エジプト―ガザ境界に集中する密輸用地下トンネルの破壊を続けており、作戦が完了した段階で「国際部隊」に監視活動を引き継いでもらいたい意向。これに対し、ハマスは部隊のガザ入りは徹底拒否の姿勢だ。仲介役のエジプトも自国内の部隊展開に難色を示し、米欧から超音波装置を導入して、エジプト部隊がトンネルを取り締まれば十分との立場を示す。
◆ハマスの扱い◆
あらゆる合意の障害になるのが、ハマスの立場だ。イスラエルのリブニ外相は「テロ組織との合意はない」と述べ、ハマスを調印相手として認めないと言明する。ハマス打倒を目指した作戦が、ハマスを国際的に認知するような合意で終わるのは、同国としては絶対に認められない。
このため、交渉に従事するエジプトや欧州は、ハマスをいかに表舞台に出さずにまとめるかという難問に知恵を絞る。10日の英紙ザ・タイムズによると、アッバス議長の自治政府をガザ側の境界管理で復権させ、調印相手とする案が浮上している。議長の率いる「ファタハ」は07年6月にハマスに武力でガザから追い払われたが、議長の自治政府が国際的には依然、合法政権と見なされている。同案は、いったん合意が出来た後、フランス、トルコ両国部隊が監視にあたる内容だ。
◆米政権交代
イスラエルの懸念材料は、米国での政権交代。オルメルト政権には、8日の国連の即時停戦決議で、米国が拒否権を行使せず棄権に回ったのは大きな衝撃だった。イスラエルの「防波堤」であり続けたブッシュ政権の退陣は織り込み済みだが、オバマ次期大統領が発するシグナルは予想以上に厳しい。オバマ氏はガザでの犠牲拡大に「深い懸念」を表明。英ガーディアン紙は「政権移行チーム筋」の話として、次期政権がハマスとの非公式接触の用意を進めていると報じている。
イスラエルの外務省元高官は10日、本紙に対し、「(オバマ政権が発足する)20日が停戦に向けた事実上の期限になる」と述べ、オルメルト政権に残された時間はあまりないと語った。
(2009年1月11日15時17分 読売新聞)
1710
:
千葉9区
:2009/01/13(火) 23:33:07
http://mainichi.jp/select/world/news/20090114k0000m030083000c.html
ガザ侵攻:中東の親米諸国 イスラエル離れ加速
【エルサレム高橋宗男】イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区侵攻を継続する中、イスラエルと和平条約を結ぶヨルダンや、中東の非アラブ大国トルコなど、親米穏健の中東諸国がイスラエル離れを加速している。イスラエルは地域の穏健派との良好な関係構築を図ってきたが、今回の侵攻で再び孤立化を招いた形だ。
「ヨルダンはイスラエルとの関係見直しを含め、すべての選択肢を検討する」。ヨルダンのダハビ首相は4日の国会で、こう演説した。アラブ諸国の中でヨルダンとエジプトの2国だけが、イスラエルと正式な国交を持つ。その関係見直しの可能性をヨルダンが公にしたのは94年10月の和平条約調印以降、初めてのことだ。
イスラエルと通商関係を持つカタールもガザ侵攻に態度を硬化し、ハマド首相は「アラブ連盟が提唱する中東包括和平案を凍結を検討すべきだ」とメディアに述べている。
今や、イスラエルにとり親米アラブ諸国で唯一の窓口は、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとの停戦を仲介するエジプトだけだ。
さらに、イスラエルとシリアの間接和平交渉を仲介し、イスラエルが関係を重視するトルコでも、ガザ侵攻を非難する世論が政府に圧力をかける。エルドアン首相は中東の衛星テレビ・アルジャジーラのインタビューで「イスラエルはガザ攻撃によってトルコとの関係を傷付け、いずれ罰せられるだろう」と非難した。
1712
:
名無しさん
:2009/01/22(木) 13:18:59
2009年1月20日(火)「しんぶん赤旗」
ソマリア海賊問題
国際機関などへの資金・技術協力必要
市田書記局長が会見
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2009-01-20/2009012001_02_0.html
(写真)記者会見する市田忠義書記局長=19日、国会内
日本共産党の市田忠義書記局長は十九日の記者会見で、政府・与党が「海賊対策」を口実に海上自衛隊のソマリア沖派兵を強行しようとしていることについて問われ、「海賊は犯罪行為であり、警察行動で対応すべきだ。自衛隊のような軍隊を出すことは反対だ」と表明しました。
市田氏は、二〇〇七年十一月に国際海事機関(IMO)総会が「ソマリア沖における海賊及び武装強盗に関する決議」を採択し、国際社会が協力して必要な立法、司法、行政手続きによる海賊対策を求めていることを紹介。「こういう国際機関への資金・技術協力などの国際協力を早急に行うことを基本にすべきだ」と述べました。
市田氏は、ソマリア沖の海賊問題は、二十年にわたる内戦で国家が崩壊状態にあるソマリアで、仕事を失った漁民が身代金稼ぎに転じたことに端を発していると指摘。「ソマリアの政情をまともな方向にもっていく努力を、国連などとともに協力してやっていくのが本来のあり方だ」と提起しました。
1713
:
名無しさん
:2009/01/22(木) 13:22:55
河北新報ニュース ソマリア沖へ側面支援 海賊対策で海上保安庁長官
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/2009012101000813.htm
海上保安庁の岩崎貞二長官は21日、ソマリア沖の海賊対策に海上警備行動として派遣される海上自衛隊艦船に海上保安官を同乗させることについて「あくまでも捜査のための乗船」と述べ、職務は海賊の身柄拘束など司法警察業務にとどめ、自衛隊を側面支援していく考えを示した。
岩崎長官はこの日の定例会見で、海賊対策に触れ「保安庁としてできることをやっていきたい」とした。
防衛相が自衛隊に海上警備行動の準備指示を出すには1カ月程度かかる見込みだが、岩崎長官は「現場捜査に強い保安官を出すので、保安庁は特に事前の準備は必要ない」とした。海賊の身柄を拘束するケースについては「第三国の協力や通訳手配の問題がある。外務省との調整が必要」と課題を掲げた。
現行法で警察権を行使し保護できる対象は「日本籍船」と「外国籍船の日本人」。与党プロジェクトチームが検討している海賊行為に対処する新法が成立した場合、岩崎長官は「(パナマ船籍で船員が全員外国人でも事実上の船主は日本の企業という)『便宜置籍船』でも取り締まれる。新法制の目玉だ」と話した。
2009年01月21日水曜日
1714
:
名無しさん
:2009/01/22(木) 13:38:53
質問なるほドリ:海上警備行動で海賊対策に何ができるの?=回答・松尾良 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/wadai/naruhodori/news/20090120ddm003070103000c.html?link_id=TT003
<NEWS NAVIGATOR>
◆海上警備行動で海賊対策に何ができるの?
◇海保に準じた警察活動 憲法、国内法の厳しい縛り
なるほドリ 麻生太郎首相が東アフリカ・ソマリア沖の海賊対策として、自衛隊による海上警備行動を打ち出したけど、何ができるの?
記者 海上の安全と秩序を守るのは、本来は警察機関である海上保安庁の仕事です。しかし海保の巡視船数や能力が足りないといった特別な事情がある場合、自衛隊法82条は「自衛隊の部隊に必要な行動を取ることを命じることができる」と定めています。発令権者は防衛相で、首相の承認が必要です。活動海域が限定されたり、国会に報告する義務はありません。政府は自衛艦による商船・客船の護衛などを検討しています。
Q 自衛隊は海保と同じことができるの?
A 全く同じではありません。自衛隊は海上保安庁法に準じて不審な艦船の立ち入り検査や職務質問、危険な行為の制止などはできます。でも自衛官は現行犯での逮捕を除き、海賊の逮捕や取り調べ、送致の権限はありません。このため政府は海上保安官を同行させる方針です。また日本と全く関係ない外国船は護衛できません。
Q 武器はどこまで使うの?
A 武器の使用では警察官職務執行法7条が準用され、自分や他人を守ったり相手の抵抗の抑止に必要な限度で行えます。ただし相手が武器を構えたり撃ってきた時の正当防衛、緊急避難の場合以外では、船体を撃つようなことはできません。ロケットランチャーや機関銃で重武装した海賊への対応では、「同じ使用基準では支障が出る」と防衛省は懸念しています。
Q 今ソマリア沖で活動する外国軍艦とは違うわけか。
A 国際法や条約に加え、自衛隊の活動には憲法、国内法の厳しい縛りがあります。だからインド洋やイラクの国際平和協力の際は、活動内容を詳しく定めた法律を別に作りました。一方で現行法の海上警備行動は主に領海侵犯を想定、「海賊船が警告を無視して近づいて来たり人質を取った場合どうするか」「助けを求める外国船を無視していいのか」などの議論は不十分です。海賊や人質を誤って殺傷する懸念もあります。相手が反政府勢力など「国に準ずる組織」だった場合は「武力行使」とみなされ、憲法違反となる恐れもあります。(政治部)
==============
◇あなたの質問をお寄せください
〒100−8051(住所不要)毎日新聞「質問なるほドリ」係(naruhodori@mbx.mainichi.co.jp)
毎日新聞 2009年1月20日 東京朝刊
1715
:
名無しさん
:2009/01/22(木) 13:41:53
ソマリア海賊:海自派遣 対応巡り揺れる民主 「融和」優先、見解まだ - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090120ddm002010059000c.html
東アフリカ・ソマリア沖の海賊対策で、自衛隊法の海上警備行動に基づき海上自衛隊護衛艦を派遣する政府方針に対し、民主党が対応を巡って揺れている。党内で自衛隊派遣に対する見解がまとまらないことに加え、次期衆院選後の連立相手と目する社民党が強くけん制し始めたためだ。【白戸圭一、小山由宇】
「海賊対策は民主党の長島昭久議員も提案している」。19日の参院予算委員会で、自民党議員が引き合いに出し、政府に海賊対策新法の検討状況をただした。長島氏はソマリア沖海自派遣論議の火付け役。昨年10月の長島氏の国会質問をきっかけに麻生太郎首相が意欲を見せ始めた。その長島氏は今月14日、党外務防衛部門会議役員会で「私たちは政府の後手後手に回っている。党としての案を考えるべきだ」と発言。浅尾慶一郎「次の内閣」防衛相が同意したが、具体的な議論には入れなかった。
インド洋給油活動に対する民主党の対案である「テロ根絶法案」には、海賊対策での海自派遣を視野に入れた条文が盛り込まれているが「現行法の武器使用基準には限界があり、新たな法整備が必要」との立場。しかし憲法問題が絡むため、新法を巡る党内の意見調整は簡単ではない。
さらに友党の社民党の派遣反対も影を落とす。18日の民主党大会で、来賓の福島瑞穂社民党党首が「ソマリア沖の自衛隊派遣は法律を作っても駄目だが、現行法の運用にも危機感を持つ」と発言。大会では衆院選後の社民党との連立を視野に入れた活動方針を決めており、社民党の意向を無視できない状況だ。
海上警備行動での海自派遣に理解を示していた小沢一郎代表は、大会後の会見で「自衛隊を使ってどうこうというのはまた別だ」とトーンを後退させた。
安全保障政策を巡る党内議論が盛り上がらない現状に対し、仙谷由人元政調会長は19日の衛星放送「BS11デジタル」の番組「インサイドアウト」で「自衛隊派遣の議論は『(民主党内が)分裂している』と言われても国民に分かるよう見せるべきだ」と苦言を呈した。
毎日新聞 2009年1月20日 東京朝刊
1716
:
名無しさん
:2009/01/22(木) 13:45:26
海賊対策の新法に社民党が反対の方針 - 政治ニュース nikkansports_com
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20090121-452373.html
社民党の福島瑞穂党首は21日の記者会見で、ソマリア沖の海賊対策で麻生太郎首相が表明した自衛隊法の海上警備行動に基づく海上自衛隊艦船の派遣について「国会が一切関与できないまま自衛隊が海外に出ることになる。大きな問題だ」と批判した。
政府が検討する海賊対策の新法制定に対しても「自衛隊の海外派遣を随時可能にする恒久法制定への地ならしになる」と反対する方針を示した。(共同)
[2009年1月21日18時23分]
1717
:
名無しさん
:2009/01/22(木) 13:55:10
クローズアップ2009:ソマリア沖海賊 神出鬼没、高速艇を駆使 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20090120ddm003010091000c.html
東アフリカ・ソマリア沖で頻発する海賊事件。昨年8月に船を乗っ取られ、50日間拘束されたフィリピン人船員2人が毎日新聞の取材に応じ、その手口を詳しく証言した。日本政府は海賊事件防止のため海上自衛隊の護衛艦を現地に派遣する方針を固めた。だが、高速の小型ボートで音もなく近づき船舶を乗っ取る神出鬼没の海賊に、海自艦艇がどこまで対応できるのか疑問視する見方も根強い。【マニラ矢野純一、外信部・佐藤賢二郎】
◇ハシゴかけ、音もなく乗船/全員が自動小銃…威嚇射撃/身代金、当初は10億円要求
◇被害の比船員が証言
中国からオランダへ鉄鉱石などを運ぶため、アデン湾を10ノット(時速約19キロ)で航行中の貨物船「イラン・ディナヤット」号(イラン船籍、4万4468重量トン)が乗っ取られたのは、昨年8月21日午前6時ごろ。同船に乗り組んでいたフィリピン人船員、レイナルド・ウィさん(30)とセリオ・パロマさん(46)は、警報音で船室から甲板に駆け上がった。霧の中、日本製の強力な船外機を積んだ粗末な木造のボートから、海賊がアルミのハシゴをかけて音もなく乗船してきた。
海賊は自動小銃「AK47」を空に向かって威嚇射撃した。計40人ほどで、全員が自動小銃で武装。貨物船には船長以下31人が乗り組んでいたが、武装しておらず、あっという間に制圧された。
現場はソマリア沿岸から北へ約200キロの海上。片言の英語を話す1人から「10日近く海上で獲物を探していた」と聞いた。南へ向かうよう命じられ、ソマリア領海内の海岸から5キロほどの地点で停泊。砂漠の中に建つ町並みが見えた。海賊対策で派遣された各国の艦船の姿を見ることは一度もなかった。
「15日以内に身代金を支払わないと1人ずつ殺す」と言われたが、誰も殺害されず、暴力も振るわれなかった。海賊は無線を使ってイランの船会社と交渉。当初1200万ドル(約10億9000万円)の身代金が200万ドルまで下げられた。
解放は10月10日。海賊は身代金を持参したイラン船が領海内に入るのを嫌い、自らボートで現金を受け取りに出かけた。大きな袋をいくつも抱えて戻った海賊は、4時間かけて金を数え、「シー・ユー(さよなら)」と言い残して笑顔で船をあとにした。
1718
:
名無しさん
:2009/01/22(木) 13:58:19
>>1717-1718
世界の海上航行の安全を監視している国際機関「国際海事局」(IMB)によると、ソマリア近海では昨年1年間で計111件の海賊による襲撃事件が発生、前年に比べ倍増した。今年も計13件発生し、うち2件は船が乗っ取られ乗組員計43人が人質になっている。
アデン湾での事件の多くは、ソマリアとは対岸のイエメン沿岸で起きている。多くの船舶が海賊を警戒してイエメン寄りを航行しているが、海賊はこの海域で襲撃対象の船を待ち伏せしているとみられる。「積み荷を満載しており、喫水線から甲板までの高さは2メートルしかなかった。スピードも遅かったので、標的になったのだろう」と、フィリピン人船員2人は話す。
海賊が船をソマリア領海内へ移動させたのは、各国派遣艦船による救出作戦を困難にする狙いとみられる。
海賊問題に詳しい東海大学海洋学部の山田吉彦准教授によると、現在、欧米や中国など計15カ国がこの海域に艦船を派遣。米中露などは数千トン級の大型艦艇で、沿岸のパキスタンやイエメンなどは数百トン級の小型艇だ。
人質となった2人は「商船が武装しても限界がある。大型の武装艦船では、逃げ足の速い海賊船を追いかけることはできないが、それでも海賊を防ぐことができる」と話す。
◇海自「見切り」派遣、疑問も
ソマリア沖では現在、各国派遣の艦艇が船舶と並んで航行する「エスコート形式」の護衛を行っている。東海大の山田准教授は「これが功を奏し始めており、日本もすぐに動かなければ流れに乗り遅れるが、武器使用を正当防衛などに限った海上警備行動での海上自衛隊派遣では、有効な活動は難しい」と、現行の自衛隊法に基づく海自護衛艦の派遣に疑問を投げかける。
山田准教授は(1)海賊に攻撃されない限り自衛隊からは手出しができない(2)他国の船舶が襲撃されても救助できない−−などの問題点を指摘。「新法が成立すれば、他国の船舶も守ることができ、大きな国際貢献につながる。海外に与える脅威についてルールを超えない配慮は必要だが、海洋大国として責任を持って警備していくべきだ」と訴える。
同じく海賊問題に詳しい竹田いさみ独協大教授(国際政治)は、艦船派遣以外にも平和的な貢献策があると指摘する。「遠方の国が長期的に艦艇を派遣することはできず、イエメンなど周辺国の沿岸警備隊を充実させる必要がある。これに一番貢献できるのが、沿岸警備のノウハウもある日本だ」と語る。
毎日新聞 2009年1月20日 東京朝刊
1719
:
とはずがたり
:2009/01/22(木) 23:38:42
社民は反対するでしょうけど,海賊を武器使って取り締まる程度の武力を使うべきだと思います。
無能で不正義であった旧日本軍が深く反省すべき侵掠戦争を行ったのは事実ですけど,その日本の侵掠で酷い被害を被った国々が自衛隊が海外で海賊を取り締まるのに不愉快な思いをして反対するのでしょうかねぇ?
敵対する勢力の片方を正義と認めて他方を邪悪として弾圧・抑圧・虐殺するのとは訳が違うと思われます。。折角大金払って自衛官養ってるんだからちゃんと使うべき時に使わないと。
1720
:
千葉9区
:2009/01/23(金) 01:05:16
http://mainichi.jp/select/world/news/20090123k0000m030026000c.html
コソボ:独自の軍が発足 セルビア側は反発
AP通信などによると、昨年2月にセルビアからの独立を宣言したコソボで21日、独自の軍が発足した。セルビア側は「違法」(イェレミッチ外相)と強く反発している。
国際社会の監督下での独立を勧告したアハティサーリ国連事務総長特使案に基づくもので、2500人規模でスタート。当面は小火器で武装し、自然災害時の救援活動などを行う。コソボに1万5000人が展開する北大西洋条約機構(NATO)などの監督下に置かれる。(共同)
1721
:
とはずがたり
:2009/01/24(土) 13:01:21
イランのウラン備蓄枯渇か
欧米が入手阻止図ると英紙
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009012400083&genre=E1&area=Z10
【ロンドン24日共同】核開発問題をめぐって国連制裁下にあるイランで、核開発に必要なイエローケーキ(ウラン精鉱)の備蓄が数カ月以内に底をつくとの見方が浮上、欧米などは主要ウラン生産国に対し、イランにイエローケーキなどを輸出しないよう要請を始めたことが分かった。英紙タイムズが24日、外交筋の話として報じた。
国連安全保障理事会決議で、核兵器開発につながるウラン濃縮用物資の輸出は禁止されているが、コンゴ(旧ザイール)などについてウランの密輸が疑われるほか、輸出監視が困難な国もあり、各国があらためて警戒を強めている。
イランが積極的にウラン入手に動いているとの直接的証拠はないが、英外務省は昨年12月、ウラン鉱の主要生産国であるカザフスタンやウズベキスタン、ブラジルに対し、ウラン製品、特にイエローケーキを輸出しないようひそかに要請した。
イランは、民生用核開発計画を立案した1970年代半ばに南アフリカからイエローケーキを数千トン輸入。濃縮活動などでこれらの備蓄が使われた。(共同通信)
1722
:
千葉9区
:2009/01/24(土) 20:29:23
>>1712-1718
とか
http://www.asahi.com/international/update/0123/TKY200901220286.html
「海賊、現地ではあこがれ」ソマリア担当大使が現状語る
2009年1月23日6時3分
海賊行為が頻発しているアフリカ東部ソマリアを担当する駒野欽一・エチオピア兼ジブチ大使が朝日新聞の取材に応じ、「海賊が現地の若者たちのあこがれの職業になっている」と、根本的な解決が難しい現状を語った。一方、現地に海上自衛隊艦艇を派遣しても「海賊と交戦する事態にはならない」との見通しも示した。
大使によると、海賊の多くは沿岸を拠点とする元漁民で、無政府状態になった91年以降、当初は漁場を荒らす外国の漁船を追い払う目的で武装。その後、私兵集団と結びついて人質の身代金狙いの海賊行為に手を染めるようになったという。
海賊のリーダーは現地では「最も女性にもてる存在」という。荒稼ぎした金で海岸の一等地に豪邸を建て、豪華な結婚式を挙げる様子がアフリカの新聞や雑誌で取りあげられ、豊かな生活の「象徴」にもなっているという。海賊は自動小銃やロケット砲で武装し、複数の高速艇で襲いかかるのが手口。しかし、護衛艦が守っている船隊に近づくことはないという。
アフガニスタン大使も務めた駒野氏は「アフガンでは金もうけのために貧困層がケシ栽培に走ったが、同じことがソマリアでは海賊として起きている」と指摘。国際社会が連携してソマリアを破綻(はたん)国家から抜け出すよう導かない限り、海賊問題の根本的な解決にはならないとしている。(玉川透)
1723
:
とはずがたり
:2009/01/25(日) 01:19:59
立て逃げの癖に単発スレたてんなよなぁ。迷惑野郎めが。田母神と迷惑度は変わらん。
田母神とは?
1 :AZX:2009/01/24(土) 23:25:37
軍需経済は市民社会に残虐犯罪を撒き散らし、文化の全てを圧殺し、福祉・教育・平和産業から国家予算や資産、人材を根こそぎ奪い肥大して行く。
軍需経済という最も醜悪な病原菌が市民社会に一度根を張ってしまえば取り除くことは出来ない。
http://esashib.hp.infoseek.co.jp/poor01.htm
http://www.jca.apc.org/stopUSwar/Japanmilitarism/japn080522.htm
TVでは放映されないが、マスコミや政界、業界ではみんなが知っている有名な話がある。
あの平成日本軍部のトップであるタモガミが醜悪でバカ丸出しの安直な詐欺話に深く関わっていたという事実である。
『新潮45』(2008年12月号)によれば、平成日本軍部のトップである田母神前空幕長は『M資金詐欺』のお先棒を担ごうとしていた。
平成日本軍部のトップである田母神前空幕長は、詐欺の首謀者である大富豪夫人が宿泊する東京・品川のホテルのスイートルームに平成日本軍部と深い関わりがある日本有数の
防衛産業の社長を連れて行った。だが、防衛産業社長は大富豪夫人が持ち掛ける4800兆円もの戦後復興資金や
30兆円もの巨額融資話に「おかしい」と気づき警察に被害届を出したのである(『新潮45』2008年12月号より)。
大富豪夫人が仕掛けた詐欺は稚拙なものだった。
日本軍部のトップである田母神前空幕長を大富豪夫人に紹介したのは、懸賞論文を主催したアパグループの元谷外志雄代表だ。
記者会見でこの件を追及したのは、元朝日新聞社会部記者で防衛庁に詳しい田岡俊次氏。田岡氏が厳しく追求すると田母神は「その質問は止めてほしいっ」と逃げ回った。
http://thor.prohosting.com/esashib/mdriken01.htm
http://members.at.infoseek.co.jp/NankingMassacre/mondai/gyakusatu.html
インチキスパイ衛星5022億円、維持運営費年間150億円!6隻保有の詐欺兵器=イージス艦・あたご1隻で1475億円・ 年間維持費40億円
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik2/2003-10-31/03_01.html
http://www.magazine9.jp/interv/mika/mika.php
1725
:
千葉9区
:2009/01/25(日) 23:23:09
国境の離島活用へ政府が指針、漁業・資源開発の拠点に
政府は今年から、日本の排他的経済水域(EEZ)の起点となる「国境離島」を含む無人島などの保全・活用に本格的に取り組む。
海洋権益をめぐる近隣諸国との摩擦が頻発する中、日本の領土である離島やその周辺に広がるEEZを守る狙いがある。漁業関係者の見回りによる保全に加え、気象観測や漁業、エネルギー・鉱物資源開発の拠点などとして活用することを想定している。
政府の総合海洋政策本部(本部長・麻生首相)は、今年夏にも離島の保全・活用に関する初の総合的指針となる「海洋管理のための離島の保全・管理のあり方に関する基本方針」(仮称)を策定する方針だ。この中で、無人島の重要性も明記する方向だ。
日本は6852の島で構成され、本州、北海道、九州、四国、沖縄本島を除く6847島は離島とされている。有人離島は離島振興法で国の支援を定めているが、6425もある無人島は、長年にわたって事実上放置されてきた。
しかし、国連海洋法条約は「人の居住または経済的生活の維持」を島の条件としている。中国が「海島保護・利用法」の整備を進め、無人島などの保護・活用を計画するなど、沿岸国は離島を重視し、国家戦略として活用に乗り出しており、政府は日本としても積極的な保全・活用に取り組む必要があると判断した。
特に、水没の危機に直面し、2004年に中国が海洋法条約上の「島」ではなく「岩」だと指摘した日本最南端の沖ノ鳥島(東京都小笠原村)では、海洋発電や浸食からの保護を目的としたサンゴ増殖など、研究ベースの保全・活用策の実用化を急ぐ。
資源開発では、日本のEEZに天然ガスやメタンハイドレートなどの海底資源が豊富に埋蔵されている可能性があることを踏まえ、民間とも協力し、離島を調査拠点として活用することを検討する。
(2009年1月25日03時10分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090125-OYT1T00007.htm
1726
:
千葉9区
:2009/01/27(火) 00:01:10
>>1701
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090126-OYT1T00833.htm
スリランカ軍、「解放のトラ」最後の拠点を制圧
【ニューデリー=永田和男】スリランカ陸軍のフォンセカ司令官は25日、テレビ演説で、反政府組織「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」が最後の軍事的拠点としていた北東部ムライティブを制圧したと発表した。
司令官は、「我々の仕事は95%片づいた」と述べ、LTTE掃討作戦が大詰めを迎えたとの認識を示した。
国軍は26日も北部のジャングルに残存するLTTE兵力への攻撃を続けた。注目されるLTTE指導者プラバカラン議長の所在は不明で、すでに国外に逃亡したとの情報もある。
少数派タミル人国家の分離独立を掲げて25年間を超す内戦を戦うLTTEは、過去に一度失った拠点都市を国軍から奪還した実績を持つ。
ただ、ここ数年は幹部の寝返りや、米国とインドによるスリランカ政府支援強化もあって後退の一方。兵力は、国軍の5万人強に対して、2000人程度まで減少しているとされる。
LTTEは、北部に住む一般のタミル系住民20万人前後を強制的に支配下のジャングルに移動させているとされる。政府は、LTTEがこれら住民を、国軍の攻撃を避けるための「人間の盾」に使っていると非難している。
(2009年1月26日20時57分 読売新聞)
1727
:
千葉9区
:2009/01/27(火) 23:24:00
>>1712-1718
>>1722
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200901270003.html
イスラム武装組織、ソマリア暫定政権の議会を占拠
(CNN) ソマリア南西部の国境地帯バイドアで26日、イスラム武装組織アルシャバブが暫定政権の議会を襲撃し、占拠した。事件を目撃した現地記者が明らかにした。
暫定政権議会は隣国ジブチで新政権樹立に向けた協議を重ねているが、現地滞在中の議員らはこの事件で帰国できない状態になった。アデン・モハメド・ヌール議長は議員らに対し、「われわれには帰る場所がない」と語った。
アルシャバブはバイドア市内の大統領府も占拠したうえ、議員5人を拘束して市内を行進。議員らは公の場で降伏するようアルシャバブから要求され、応じた後で解放された。
ソマリア駐留エチオピア軍の残りは、先日の停戦合意を受け、事件の数時間前にバイドア市内の空港から撤退したばかりだった。
暫定政権は2006年末、エチオピアが軍事介入し、ソマリアのイスラム原理主義勢力「イスラム法廷会議」が首都モガディシオを放棄したことを受け、国連の支援で樹立された。しかしバイドアを除くソマリア国内の大部分を統制できない状態にあり、首都モガディシオ市内ではアフリカ連合(AU)の支援で、大統領官邸と空港に続く道路のみを管理している。
1728
:
千葉9区
:2009/01/28(水) 21:06:50
>>1703-1704
http://mainichi.jp/select/world/news/20090128ddm007030007000c.html
イスラエル総選挙:本格スタート 国防相の労働党、勢い 世論、ガザ攻撃支持
2月10日に総選挙が実施されるイスラエルで27日、選挙運動が全面的に解禁され、各党のキャンペーンが本格化した。世界的金融危機を背景に当初は経済問題が最大の関心事とされたが、パレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム原理主義組織ハマスとの対立激化で、風向きは安全保障問題に傾いている。主要各党は危機に対処できる「強い指導者」のアピールに躍起だ。【エルサレム前田英司】
最大紙イディオト・アハロノトが23日発表した各党の獲得議席予想によると、国会定数120のうち、ネタニヤフ元首相率いる最大野党リクードが29議席(現有12)で第1党に躍進の勢い。リブニ外相の最大与党カディマ25議席(同29)▽バラク国防相の与党・労働党19議席(同19)▽野党の極右政党・わが家イスラエル14議席(同11)−−の順だった。
イスラエルによるガザ攻撃前の昨年12月下旬と比べ、労働党が7議席を上乗せしている。攻撃前は大きく沈み込んでいた。ガザ攻撃はイスラエル世論から圧倒的な支持を得ており、作戦を指揮し一定の成果を上げたバラク氏の労働党への支持を後押ししているのは確実だ。
これに対し、リブニ氏は目立った「戦果」を上げていない。閣内でいち早く一方的停戦を提唱したが、攻撃続行を叫ぶ右派勢力には弱腰と映り、安定的な停戦を望む左派勢力からも距離を置かれているからだ。カディマは12月下旬に比べ1議席減となった。
リクードはこれまでのところ、安定的に30議席前後の勢いを維持している。イスラエル紙ハーレツによると、現時点ではネタニヤフ氏がリブニ、バラク両氏を抑え、首相候補としての支持が最も高いという。
ただ、安全保障問題でタカ派のネタニヤフ氏は90年代の首相当時、中東和平の実現を目指したクリントン米政権と険悪になった。クリントン元大統領の妻ヒラリー氏を国務長官に据え、「敵」との対話を重視するオバマ米政権の登場によって、ネタニヤフ氏主導の政権が誕生すれば両国間に再び摩擦を招きかねないとの警戒も出始めている。
毎日新聞 2009年1月28日 東京朝刊
1729
:
千葉9区
:2009/01/29(木) 22:12:15
>>1689-1691
>>1693-1695
http://www.asahi.com/international/update/0125/TKY200901250186.html
印パ、TVで「言葉の戦争」 計100局超が応酬あおる(1/2ページ)
2009年1月29日2時16分
【イスラマバード=小暮哲夫】インド・ムンバイで同時テロが起きてから、26日で2カ月。事件を機に関係が悪化したインドとパキスタンの間で、非難の応酬が続いている。メディアの発達で両国で計100以上に増えたニュース局が、過去には見られなかった激しい「言葉の戦争」をあおる形になっている。
「テロ支援を政策にする厄介な国がある」。インドのムカジー外相が21日、首都ニューデリーで述べた言葉は、たちまち電波に乗ってパキスタンの家庭に届けられた。「インドが再びパキスタンを攻撃しました」。パキスタンの24時間ニュース各局のキャスターは、こう繰り返した。
「テロをパキスタン機関が支援したに違いない」というインドのシン首相の言葉は、パキスタンのテレビでは速報で流され、パキスタン外務省もすぐ「断固否定」の声明を発表。テロを巡る政治家の発言が相手国でもただちに報じられ、批判的な反応を呼んで次第に過熱していく、という構図の繰り返しだ。
昨年12月には連日、そんなやりとりが続いた揚げ句、パキスタン軍がインド国境付近へ部隊を移動する事態に。結局、パキスタンのザルダリ大統領が「雰囲気の悪化を避ける必要がある」と態度を軟化させて緊張は回避された。
テレビのニュース局はインドでは90年代、パキスタンでは02年に登場。経済発展を背景に急増し、英語、現地語含めインドで約80、パキスタンで約50局を数える。長年の敵対感情もあって、内容を吟味しないまま競うように愛国的な姿勢で流している。
パキスタンのテレビ局ARYのアッバス・ニュース副部長も「テレビ報道はプロの水準に達していない。他局が流せば『まず追いかけろ』となる」と認める。
政治家のテレビ発言も、有権者の目を意識したものが目立つ。インドは4〜5月に総選挙を控え、「パキスタンに弱腰」と見られれば支持が低下する恐れがある。政権基盤の弱いパキスタンの文民政権も「インドに屈した」姿勢は見せられない。
ムンバイ同時テロの後、両国間では直接対話がない状況が続いている。メディア研究センター(ニューデリー)のバサンティ副所長は「テレビは統制が利かず、理性的な対話の機会を逸しかねない」と懸念を深めている。
1730
:
千葉9区
:2009/01/29(木) 23:02:25
>>795
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200901280019.html
イラク地方選、特別投票始まる 治安部隊など対象
イラクで28日午前7時から、治安部隊や被拘留者、病院入院患者らを対象に、地方選の特別投票が始まった。締め切りは午後5時で、60万人余りの投票が予想されている。選挙管理関係者が明らかにした。
イラクの地方選は2005年以来のため、今回重要視されている。実施されるのは18州中14州で、1万4000人前後の候補者が440議席を争う。治安部隊は選挙期間中、各地で厳戒体制を敷く。
一般投票は1月31日午前7時から午後5時まで。内務当局者によると、国境や空港は1月30日午後10時から2月1日午前5時まで全面閉鎖され、各州間の移動も禁止される。投票日には、徒歩による移動のみが認められる。
1731
:
千葉9区
:2009/01/31(土) 11:25:54
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009013102000100.html
トルコ首相怒り退席 ダボス会議ガザ討議中 イスラエル大統領と衝突
2009年1月31日 朝刊
【ロンドン=松井学】「私に発言させないなら、もうダボスには来ない」。二十九日夜にスイス東部で開かれた世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)のパレスチナ自治区ガザをめぐる討議で、トルコのエルドアン首相がイスラエルのペレス大統領と激しくやり合い、途中退席する一幕があった。
英BBCによると、討議中、大統領はイスラエルによるガザへの軍事侵攻について、二十五分にわたり正当性を主張。ガザを支配するイスラム原理主義組織ハマスによるロケット攻撃が「もともとの原因だ」と述べた。これに対し首相は「あなたは子供を含め大勢を殺している」と非難、討議を終えようとする司会者を制し反撃しようとしたが認められず、激怒して席を立った。
イスラム教徒がほとんどを占めるトルコでは、ガザ侵攻をめぐりイスラエル批判が高まっている。三十日未明、会議から急きょ帰国した首相を街頭で数千人の市民が「あなたが世界の指導者だ」と叫んで熱狂的に迎える騒ぎになった。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200901300021.html
トルコ首相、ガザ問題でイスラエル大統領と激しい応酬 ダボス
スイス・ダボス(CNN) ダボスで開かれている世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の討論会で29日、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの侵攻でペレス同国大統領とエルドアン・トルコ首相が激しい応酬を交わし、最後には首相が壇上から一方的に去る事態となった。
首相はこの際、司会者が発言の時間配分で不公平な方法を取ったとして、「参加者に話をさせないのは不公平だ。ダボスには二度と来ない」との捨てぜりふを残し、会場を去った。トルコはイスラム教徒が多数派の国で、討論会での首相の態度を支持する数千人が30日、空港に詰め掛け、パレスチナ旗などを掲げながら帰国の首相を出迎えた。
エルドアン首相は空港での会見で「私の発言は、イスラエル国民にではなく、同政府に向けられたものだ」とも指摘した。
討論会でペレス大統領は、イスラエルは平和を尊重し、ガザ侵攻の責任はパレスチナ強硬派ハマスにあると主張。エルドアン首相が異議をはさむと、司会者が制し、時間がないと発言の機会を与えなかったという。
首相は、発言の時間をもらえるまで司会者の腕を軽くたたき、最後に1分間が与えられた。首相はこの中で、ペレス氏に対し「声を大きくしてしゃべるのは心理的に負い目があるからだろう」と切り出し、「イスラエルは殺人を知しつしている。いかにして海岸の子供を殺害するのかも知っている」と述べた後、会場を立ち去っていた。
この際、ペレス大統領は発言の時間で優遇されたと司会者を批判。「彼には25分やり、私には12分だった。正しいことではない」ともいさめていた。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009013001125
トルコ首相、国民から喝采=ダボス会議でのイスラエル糾弾で
【エルサレム30日時事】世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の29日の討議でイスラエルのパレスチナ自治区ガザ大規模攻撃を激しく非難したエルドアン・トルコ首相は30日、帰国し、国民の喝采(かっさい)を受けた。
帰国便が到着した最大都市イスタンブールの空港では、支持者数千人がトルコ旗やパレスチナ旗を掲げ、「あなたはトルコの誇りだ」などと熱狂的に歓迎した。トルコ国民は、同じイスラム教徒のパレスチナ人に対する連帯感を持っている。(2009/01/30-21:13)
1732
:
千葉9区
:2009/01/31(土) 12:47:43
http://mainichi.jp/select/world/news/20090131ddm007030108000c.html
ロシア:北方四島訪問団に出入国カード要求 法の順守、優先 ビザなし、特別扱いせず
【モスクワ大前仁】ロシア当局が北方四島に向かった日本の訪問団に出入国カードの記入を要求した問題は、ロシア連邦移民局が厳格な国境管理を求め、政府として「ビザなし交流」を特別扱いしない判断を下したことが背景にある。人道支援を中止した日本側に対しては「原則論に固執し過ぎる」とのいらだちも聞こえてくる。一方、ロシア側は2月18日にサハリンで日本との首脳会談の開催を提案しており、政治問題化を避け、外交当局による解決を目指す意向だ。
ロシアの出入国管理を担当する移民局はテロリストや密輸関係者の入国の水際防止策の一環として、06年の法改正ですべての外国人を対象に出入国カードの記入を義務付けた。移民局はプーチン政権下で影響力を強めた内務省傘下にある。
外交筋によると、移民局は外務省に対し「ビザなし交流」による訪問者も対象にするよう要求してきたが、これまでは「中央省庁間の調整」で特例扱いを続けてきた。しかし、今回は北方四島を管轄するサハリン州の移民局の現場がカード記入を要請し、「中央の調整で片付けられなくなった」(外交筋)という。
ロシア外務省は28日の声明で、今回の措置を「出入国管理の実務上の必要に基づく国内法の要請」とした。さらに「ロシアはこの問題に政治的色彩を加えない。カードの記入が平和条約交渉に関する日本の立場に影響を与えるとは思えない」と記入を拒否する日本側の対応を疑問視した。
ただ、日本との経済協力関係を重視するロシア側は、双方が受け入れ可能な解決方法を模索している。ロシアの戦略策定センターのコーシキン上級研究員も、カード記入は「あくまで手続き上の問題」であり、両国の外交当局が話し合いで妥協策を見つけることは可能との見方を示した。
==============
■ことば
◇ビザなし交流
旅券・査証を使わずに、日本人と北方四島(歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島)在住ロシア人が相互訪問するシステム。91年に当時のゴルバチョフ・ソ連大統領が訪日した際に「無査証の枠組み」を提案。その後、両国間で領土問題解決までの「相互理解増進」を目的に決定され、92年に開始した。内閣府によると、07年までに日本国民の訪問者は延べ8338人、四島在住ロシア人の訪問者は延べ6354人。
毎日新聞 2009年1月31日 東京朝刊
1733
:
千葉9区
:2009/01/31(土) 12:48:12
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2009013102000121.html
スコープ ちぐはぐロシア 政府困惑
2009年1月31日 紙面から
政府が対ロシア外交で困惑している。メドベージェフ大統領から麻生太郎首相に首脳会談の誘いがあったかと思えば、北方四島への人道支援が、ロシア側の出入国カード提出要求で中止に。政府は二つの動きに関連性はないとして冷静に対応する構えだが、振り回されている印象は否めない。 (高山晶一)
首相は十四日、ロシアのプーチン首相に近いミロノフ上院議長と会談し、来日の調整が進んでいるプーチン首相との会談で北方領土問題を前進させたいとの意向を伝えた。
二十四日には首相はメドベージェフ大統領と電話会談。大統領から、二月中旬にサハリン島で開かれる液化天然ガス(LNG)生産開始式典に招待されるとともに、「二国間のすべての問題について話し合いたい」と首脳会談も打診された。
これらは、極東開発などで互恵関係を強めたいロシア側の熱意の表れ。政府は「非常に積極的な展開」(外務省幹部)と歓迎していた。
ところが二十七日、北方四島に医療品などの支援物資を運ぼうとしていた日本の輸送団が、従来不要だった出入国カード提出を求められる事態が起きた。カードを提出すれば四島をロシア領だと認めることになるため、上陸を断念した。ロシア側が対応を変えなければ、旅券・ビザなしで旧島民が墓参する恒例の行事も実施が危ぶまれる。
同じタイミングで、鳥取県の漁船が日本海でロシア当局に拿捕(だほ)される事件も起きた。
大統領が送ってきた対話のメッセージとは正反対の態度だけに、「ロシア側の意図が理解できない」(河村建夫官房長官)と困惑する。出入国カード問題は、あくまで提出しない方針でロシア側と協議を重ねていくが、「見通しは厳しい」(別の外務省幹部)との声も漏れる。政府は当面、これらの問題を切り離し、対話は対話で進めていく考えだ。
1735
:
千葉9区
:2009/02/01(日) 00:27:27
>>1730
>国のお祭りに参加している気分だ
そう、政治とは「まつりごと」と呼ぶ祭りです!
http://www.asahi.com/international/update/0131/TKY200901310195.html
イラク地方選、1500万人が1票 国民融和へ期待
2009年1月31日20時18分
【カイロ=田井中雅人】イラクで31日、地方選挙の投票が実施された。全土18州のうち、北部クルド地域3州と帰属争いを抱えるキルクーク州を除く14州の地方評議会の440議席に約1万4千人が立候補。05年以来となる選挙に約1500万人が有権者登録し、それぞれの期待を込めて一票を投じた。
首都バグダッド北郊ミシャヘダ地区の投票所。イスラム教スンニ派の教師アリ・オムランさん(45)は、シーア派のマリキ首相派に投票した。「マリキ氏は治安改善に成果をあげたからね」と朝日新聞のイラク人助手に話した。
同地区はかつて、アルカイダ系スンニ派武装勢力の拠点だった。05年の選挙では武装勢力から「投票すれば殺す」と脅迫され、オムランさんは投票できなかった。「もうアルカイダを恐れる必要はない。スンニ派もシーア派も関係ない。国民融和に向けた大きな変化を起こしたい」
これまでの選挙はテロ警戒のため候補者名は伏せられ、政党・会派にしか投票できなかったが、今回から候補者個人にも投票できる。スンニ派の女子大学生スハム・ハジさん(21)は世俗派のアラウィ元首相派の候補に投票した。「権力についている既得権層の腐敗を一掃してくれそうな人だから」と話す。
バグダッド中心部カラダ地区の投票所では、失業者のアブドルムタリブ・アジズさん(52)が「貧しい人の味方になってくれそうな候補に投票した。国のお祭りに参加している気分だ」と声をはずませた。
1736
:
千葉9区
:2009/02/01(日) 00:28:11
http://mainichi.jp/select/world/news/20090201k0000m030040000c.html
イラク地方選:スンニ派本格参加、次期総選挙の前哨戦に
【エルサレム高橋宗男】イラク地方選挙(県評議会選)が31日、国内18県中14県で実施された。05年1月の前回地方選をボイコットしたイスラム教スンニ派の参加や、シーア連合の分裂などにより、政治勢力図が書き換えられる可能性がある。今年末にも行われる連邦議会選の前哨戦と位置付けられるほか、米軍撤退日程を左右する国民融和進展の試金石ともなりそうだ。
クルド地域(3県)と石油都市キルクークを含むタミム県を除く14県の計440議席を巡り、400以上の党・会派から女性約4000人を含む1万4400人以上が出馬した。有権者数は約1500万人。原則として政党を選ぶ比例代表制だが、候補者個人への投票も可能。複雑な方式のため、大勢判明に少なくとも数日、確定まで数週間を要する見通し。
人口の6割を占めるシーア派は、国政レベルで政党連合を組む最大政党「イラク・イスラム最高評議会」と、マリキ首相率いる「アッダワ党」の2大勢力がそれぞれ連合会派を作り、シーア派内で主導権争いを繰り広げる。治安改善などで自信を深めるマリキ首相は、国民の信任を得て次期総選挙を有利に戦いたい考えだ。
スンニ派の本格参加により、同派内では既存政党と、各地で治安改善に貢献した部族主導の「覚せい評議会」指導者ら新興勢力がしのぎを削る。また、スンニ派とクルド人が混在する北部ニネバ県や、スンニ派とシーア派が拮抗(きっこう)するディヤラ県では、評議会の宗派バランスが是正されそうだ。
イラク国内では、戦後の宗教政党支配に対する失望感も深まっており、世俗派がどこまで切り崩しを図れるかという点も注目される。
バグダッドの商店主でスンニ派のムハンマド・アミンさん(37)は戦後初めて選挙に参加。「スンニ派は少数派かもしれないが、過小評価されてはならない。スンニ派が相応の役割を得るために投票した」と語った。
政府は投票所への過激な武装組織による攻撃を警戒し、30日からバグダッドなど主要都市に車両制限や夜間外出禁止令を発令したほか、国境と県境、空港を封鎖する厳戒態勢をとった。
1737
:
千葉9区
:2009/02/01(日) 00:29:54
http://mainichi.jp/select/world/news/20090201k0000m030042000c.html
イラク地方選:駐留米軍撤退に影響も…オバマ大統領注視
【ワシントン草野和彦】イラク地方選の成否は、オバマ米大統領が唱えるイラク駐留米軍戦闘部隊の早期撤退プランにも影響する可能性がある。イラクの政治と治安の安定が選挙で証明されなければ、イラクからの米軍撤退とアフガニスタンへの増派というシナリオの前提条件が崩れるからだ。
ギブス大統領報道官は30日、「大統領は選挙結果を注視しており、地方選がイラク民主化の重要な一里塚になると信じている」と述べた。大統領は戦闘部隊の16カ月以内の撤退を公約しているが「責任ある撤退」も強調する。イラク政府が独自に治安を維持できなければ、公約実現の見通しは暗い。
大統領はイラク駐留米軍の司令官らとも協議し、近くイラク撤退とアフガン増派の正式決定を行う。だが、選挙を巡って混乱があれば、現場司令官が早期撤退に賛成するのは難しくなる。
イラク駐留米軍は、もう一つの公約であるアフガン増派の「原資」だ。国防総省は今年夏までの最大3万人の追加派兵を決めているが、イラクからの撤退が順調に進まなければ、それもおぼつかない。
http://mainichi.jp/select/world/news/20090129k0000m010117000c.html
安倍元首相:イラク訪問 タラバニ大統領と会談
安倍晋三元首相は28日、首相特使としてイラクのバグダッドを訪問した。タラバニ大統領と会談し、2国間関係の強化を内容とする麻生太郎首相の親書を手渡した。また、安倍氏の訪問に合わせ、両国のエネルギー分野での協力や日イラク経済合同委員会の設立などをうたった「パートナーシップ宣言」が署名された。
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20090123k0000m030024000c.html
イラク:「バスラ自治区構想」失敗 住民投票に至らず
イラク選挙管理委員会は21日、南部の油田地帯バスラ州を北部のクルド人自治区と同様の自治区にすることの可否を問う住民投票実施に向けた住民直接請求の署名が、規定数に達しなかったと発表した。
規定によれば、同州の有権者約140万人の1割の署名が集まれば、3カ月以内に住民投票が行われるはずだった。(共同)
1738
:
千葉9区
:2009/02/01(日) 01:45:32
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090130-OYT1T00007.htm
タリバン拠点、掃討で無人の荒野に…パキスタン部族地域
国際テロ組織アル・カーイダのメンバーが多数潜伏し、アフガニスタンの旧支配勢力タリバンの出撃拠点ともなっている国境沿いのパキスタン政府直轄部族地域。パキスタン国軍や治安部隊が昨年8月から掃討作戦を続ける同地域バジャウル地区に28日、入った。
約半年間の戦闘で、住民の大半にあたる約50万人が避難民となって地区外に流出、幹線道路沿いの建物はことごとく破壊され、無人の「荒野」と化していた。
治安部隊の地区本部がある中心地カールから車で西へ約20分。「最前線の一つ」として案内された地点は、数十人の兵士が守備しているだけで、戦闘地域とは思えない静けさに包まれていた。沿道にある建物は、モスク(イスラム教礼拝所)でさえ、武装勢力の隠れ家になるとの理由で粉々にされ、兵士以外はほとんど誰も見かけない。畑には収穫されなかったトウモロコシが立ち枯れていた。
それでも、時折、少し離れた場所からは砲撃音が聞こえ、周囲の山々に反響し、腹に響く。27日夜には、検問所の近くの男子小学校が爆破された。兵士の1人は、「油断していると、タリバンの連中は突然、トラックなどに分乗して数百人規模で襲撃してくる」と周囲を警戒した。
部族地域は、国内法が及ばない事実上の無法地帯で、テロリストや犯罪者の巣窟(そうくつ)となっている。
バジャウル地区に展開する軍、治安部隊を束ねるムハンマド・ノーマン・サイード司令官は「殺害した悪党(タリバン)はこれまで約1000人に上る。地区内にはまだ1000人ほど残っているが、間もなく全域を『解放』できるだろう」との見通しを示した。
隣接するモフマンド地区でも昨年10月以降、バジャウルから逃げ込んだ武装兵の掃討作戦が行われている。一見、掃討作戦は順調に推移し、パキスタンも対テロ戦争にようやく本腰を入れたかに見える。
しかし、バジャウル地区の部隊長の1人は「誰のために戦っているのか全く分からない。同胞を殺害する作戦で士気など上がるはずがない」と小声でこぼした。
パキスタンが今回、掃討に乗り出した背景には、米国の強い圧力がある。アフガンでのタリバンの攻撃激化に手を焼いたブッシュ米大統領(当時)が昨年7月、訪米したギラニ首相に部族地域への米軍地上部隊派遣も辞さない構えを見せたため、やらざるを得なくなったのが実情だ。
パキスタン国軍筋は「バジャウルにいたタリバンの主力は、既にモフマンドを経由し、さらに南方のオラクザイに拠点を移した」と指摘した上で、「部族地域全体に一斉攻撃をかけない限り、いたちごっこが続くだけだ」と断言する。だが、タリバンのようなイスラム過激派を対外工作に利用してきた軍・政府に、一斉攻撃を命じる気配はない。(パキスタン北部・バジャウル地区で 佐藤昌宏)
(2009年1月30日10時19分 読売新聞)
1739
:
千葉9区
:2009/02/01(日) 11:31:38
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090131-OYT1T01080.htm
消えぬ宗派対立・テロの影、厳戒の地方選…バグダッドルポ
イラク情勢
【バグダッド=宮明敬、加藤賢治】フセイン独裁政権が米軍の侵攻で倒れた後、テロや宗派間抗争の嵐が吹き荒れたイラク。一種の狂気が支配した時代を生き延びた人々は、一定の治安回復でようやく明日への希望を抱き始める一方、同胞が殺し合った傷跡に今も苦しんでいる。初の民主的地方選が行われたのを機に、首都バグダッドでその現実を見た。
◇
「異宗派を恐れる必要はない。同じイラク人なんだ」
バグダッド中心部サドゥーン地区の投票所。31日早朝、投票を終えたイスラム教シーア派の警備員アーマル・サルマンさん(37)は、自らに言い聞かせるように話した。「少数派スンニ派がシーア派政権を受け入れるには、時間がかかるだろうが、彼らも社会に復帰しなければいけないのだ」
上空では昼夜、米軍ヘリコプターが飛び交うが、14万人余の駐留米軍は街から消え、イラク治安部隊や、米国の民間軍事会社が雇ったイラク人が検問にあたる。イラクは、独り立ちしつつあるように見える。
だが、治安は脆弱(ぜいじゃく)だ。県会議員を選ぶ地方選は、2005年の前回選挙をボイコットしたスンニ派が参加し、シーア派の議席減は確実だ。投票は同日夕(日本時間1日未明)、妨害テロもなく終了。5日以内には開票状況の公表が始まる予定だが、結果を巡り戦闘が再燃する危険は常にある。
5年ぶりに訪れたバグダッドは、なりふり構わずテロを抑え込む街に変わり果てていた。幹線道路沿いにはコンクリート製テロ防護壁が並び、往来は寸断されている。ある男性は「テロや戦闘がいつ再開するか分からない」と言う。
道路脇に仕掛け爆弾はないか、自爆テロ犯がいないか――。市民は、すべてを疑う生活を強いられている。
取材は、英国の警備会社が手配する防弾仕様車で移動。襲撃や故障に備え、予備の車が追走する。短銃で武装した警護員が周辺に目を光らせ、街中の取材時間は原則「10分間」だけ。武装組織が外国人記者の居場所を仲間に伝え、襲撃や誘拐する前に立ち去るのだ。
「この国の将来に希望など持てない」。スンニ派の内務省職員サード・アハマドさん(38)は「宗派対立の間、政治家は何もしなかった」と投票を拒否した。
弟と叔父は殺害された。「スンニ派というだけで、いつでも殺される」とおびえ続ける。今でも時折、夜間に銃声や爆弾の音が響くと、6歳と4歳の息子が寝床に飛び込んでくるが、自身の不安を押し殺しながら「抱きしめてやることしか出来ない」。
◇
「閉まっていた店が開き、人々が昔のように通りを歩いている。街が生き返ったのを見て思わず涙が出た」
バグダッド南西部サイディーヤ地区に住む主婦アイーダ・ヤシンさん(52)は、避難先のシリアから帰還した時の感激を忘れない。首都の治安が回復し始めた昨年8月のことだった。
2003年のフセイン政権崩壊直後は、政権の残党や国際テロ組織アル・カーイダなどイスラム教スンニ派過激組織が駐留米軍やその協力者を襲った。それがいつのまにか、イラク人同士の殺し合いとなった。旧政権時代に抑圧されたシーア派の怨念(おんねん)と政権崩壊後に官職から排除されたスンニ派の不満が、血で血を洗う宗派間抗争を招いたのだ。
バグダッドでは全世帯の4割が、家族のだれかを失った。そして、シリアなど隣国に220万〜240万人が脱出、277万人が国内避難民となった。
その難民の帰還が今、ゆっくりと進んでいる。
ヤシンさんの言葉を確かめようと、夕刻が迫るカラダ地区を歩いた。2階建てや平屋の商店が軒を連ねる市中心部の繁華街だ。
「2、3年前よりも治安は格段によくなった。客も増えたよ」
衣料品店を経営するイブラヒム・アリさん(70)は屈託のない笑顔を見せた。
歩道にまで品物が並び、その間を縫うように、親子連れや若者たちがそぞろ歩きを楽しんでいる。記者に向けられる好奇の目の中に時折、射るような視線を感じる以外は、日常が戻ったように見える。
アリさんは「今日は、昨日より良くなった。明日は、今日よりさらに良くなると信じている」と言う。
1740
:
千葉9区
:2009/02/01(日) 11:32:02
◆「牢獄の中」◆
だが、だれもが現状を肯定しているわけではない。バグダッドで最も治安が不安定なサドルシティーの入り口にあたる東部のパレスチナ通りでは、二重のコンクリート塀で道路と遮断された食料雑貨店の奥で、ムンサル・シハブさん(45)が不機嫌な顔を見せた。
「これが普通の生活と言えるか? 塀のお陰で客は車で店の前まで来られない。牢獄(ろうごく)の中で商売をしているようなものだ」
不満は物価の高騰、公共サービスの欠如にも向けられる。特に、電力供給は1日平均6時間。あとは自家発電機に頼るしかない。燃料の軽油や灯油は旧政権時代の70倍に跳ね上がった。
シハブさんは「発電機の維持と燃料代に月700ドルかかる。もうけなどない」と嘆いた。
数百メートルおきに設けられた検問所も、市民の移動の自由を奪う。西部から中心部の職場に通う男性(38)は、「昔は通勤時間が20分。今は平均2時間もかかる」と語った。
◆いびつな自由◆
激しい宗派間抗争は、街をコンクリート塀と検問所で寸断し、生活を不便にしただけではない。人の心性をも変えたように見える。
平和な時代にシーア派の妻と結婚し、シーア派が多数を占めるアル・バヤー地区で暮らすスンニ派の男性(44)は、今も息を潜めて生きているという。
シーア派の第3代イマーム(指導者)フセインの殉教を追悼する宗教行事が続いたイスラム暦の1月には、「隣人たちに怪しまれないように、心ならずもフセインをたたえる旗を玄関に掲げた」。
シーア派民兵組織マフディ軍が地区を支配していた頃は、スンニ派と疑われる名前の一部を消して身分証を偽造し、同軍が発行する通行許可バッジを申請した。今でも、検問の際には、「ドキドキしながら」身分証を使い分ける。相手は内務省治安部隊の制服を着ていても、どこかの民兵組織とつながりがあるのだ。
イランの影響下にある民兵組織から殺害予告を受け、2度も自宅を襲撃されながら、バグダッドに踏みとどまった元情報機関幹部(49)は、周囲に自分の過去も本音も絶対に明かさない。
「イラク治安機関より米軍の方がまだ信頼できる。受け入れてくれる国があれば、すぐにでもイラクを出たい。でも、それは人前で口にできない」
サダム・フセインの独裁が終わり、イラク国民は多大な犠牲と引き換えに、自由だけは得たはずだった。だが、その自由は実にいびつなものでしかない。
叔父と弟を宗派間抗争で失ったサード・アハマドさんは、家族以外は信じられないと言う。
「フセイン時代は、政権批判をしなければよかった。今は隣人にさえ何もしゃべれない。誰が敵で誰が味方なのか、分からないから」
(2009年2月1日03時04分 読売新聞)
1741
:
千葉9区
:2009/02/01(日) 16:06:33
http://mainichi.jp/select/world/news/20090201ddm007070158000c.html
街角:エルサレム 80キロ先の悲しみ
パレスチナ自治区ガザ地区に対するイスラエル軍の侵攻では、その攻撃の激しさだけでなく、徹底した「メディア対策」にも驚かされた。
昨年末の空爆開始直後は、携帯電話が鳴り続けた。外務省から「(ガザからロケット弾が撃ち込まれるイスラエル南部の町)スデロトに臨時プレスセンターができた」との案内があれば、政府に近い広報団体からは「何か必要な情報があれば連絡してください。お力になりますよ」。さらには、政府幹部が「早急に会って現状について直接説明しましょう」……。
イスラエル政府は外国報道機関のガザ入りを制限し続けた。カメラは少しでも現場に近づこうと、必然的にガザ境界に近いイスラエル南部の「最前線」に集中した。そこでは、空爆下のガザを遠巻きにする一方で、ロケット弾の接近を知らせる警報が響き渡るイスラエル側の緊迫を見て取れる。閣僚らはこぞって、この「最前線」で記者会見を開いた。
「イスラエルは自国の『被害』に関心を集めようとしている」。そんな、うがった見方も出た。
ガザ攻撃中、支局のあるエルサレムの街中は平時とさほど変わらなかった。誤って1度、空襲警報が鳴ったぐらいだ。それが80キロ程しか離れていないガザは激しい戦時下。私は停戦4日目にしてやっと、ガザ入りを許可された。見渡す限り一面、家屋が破壊された現場があった。歩けば歩くほど、人々の悲しみにぶつかった。ガザに入れないイスラエルの一般国民は果たして、この実態をどれだけ理解できているのだろうか。【前田英司】
毎日新聞 2009年2月1日 東京朝刊
1742
:
とはずがたり
:2009/02/02(月) 17:53:21
>>1739
>>1735-1737
>>1730
イラクで州評議会選挙実施 政治勢力図に変化も
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/01/2009013101000290.htm
【バグダッド31日共同】イラクの地方議会に当たる州評議会選挙が31日、全国18州のうちクルド人自治区3州と治安の混乱で実施を見送った北部の油田地帯キルクーク州を除く14州で実施された。1年後の連邦議会選挙を控え、イスラム教シーア派とスンニ派の宗派対立解消に向け、政治勢力図に変化が起きるかどうかが焦点。オバマ米政権の駐留米軍早期撤退政策にも影響を及ぼす可能性がある。
投票は当初の予定より1時間延長して午後6時(日本時間2月1日午前0時)に締め切られ、即日開票。大勢判明には数日を要するとみられている。故フセイン元大統領の故郷、北部ティクリートで同日朝、投票所付近に迫撃弾が着弾したが、負傷者はなく、各地の投票は比較的平穏に行われている。
首都バグダッドで投票したマリキ首相は「イラクの国家建設のためになる選択を有権者に望む」と述べ、積極的な投票を呼び掛けた。
国際テロ組織アルカイダ系武装組織に対抗するために立ち上げた部族指導者らによる「覚せい評議会」など、2005年1月の前回選挙をボイコットしたイスラム教スンニ派勢力が、今回初めて本格的に参加。宗派や民族の枠を超えたイラク再建を唱える世俗派の伸長を予測する世論調査結果も出ている。
2009年01月31日土曜日
1744
:
千葉9区
:2009/02/03(火) 22:04:09
http://www.asahi.com/international/update/0202/TKY200902020051.html
小池衆院議員、ガザ視察「今回が一番ひどい空爆だ」
2009年2月2日10時37分
【エルサレム=村上伸一】小池百合子衆院議員が1日、イスラエル軍の激しい攻撃を受けたパレスチナ自治区ガザを視察した後、エルサレムで日本人記者団と会見し、「過去に数回、ガザ入りした中で今回が一番ひどい空爆だ。公共の建物がいとも簡単に壊され、驚きを禁じ得ない」と語った。
アラビア語に堪能なことで知られる小池議員は今年、日本・パレスチナ友好議員連盟会長に就任。ガザへの攻撃が始まった後、「駐日アラブ大使夫人の会」と協力して約300万円の寄金を集め、国連を通じてガザに寄付した。
小池議員は、ガザが治療に使う「ガーゼ」の語源になっている説があることを踏まえ「そのガザに実際に足りないのがガーゼだ」と、イスラエルの封鎖により物資が大量に不足している危機的な現状を皮肉を交えて訴えた。
1745
:
千葉9区
:2009/02/03(火) 23:09:32
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200902030009o.nwc
イスラエル 10日総選挙 右派リクード軸に連立濃厚
2009/2/3
イスラエルで今月10日、総選挙が行われる。イスラエルの総選挙は、比例代表制のため小党分立になりやすい。潜在的な連立パートナーを排除しないために、各政党がパレスチナ問題のような意見の分かれる争点を選挙で訴えることはほとんどない。近年の総選挙では、どの党首がもっとも「強い」指導者か、個人の人気投票の様相を呈している。
イスラエルの主要政党は、右派リクード(ネタニヤフ党首)、中道カディマ(リブニ党首)、左派労働党(バラク党首)だ。事前の世論調査では、国民の「ドリームチーム」は、ネタニヤフ首相、リブニ外相、バラク国防相だが、実現には障害が大きい。
リクードから離党して成立したカディマは、リクードと連立を組めば、再吸収される恐れがある。少数党としてリクード政権に加わるよりも、野党に甘んじるほうを選ぶだろう。労働党は、カディマ抜きでリクードとは組みにくい。右派政党のなかで、自身の政策を実現することは難しいからだ。
1月28日から2月3日までの日程で、オバマ米大統領はミッチェル特使を中東に派遣した。イスラエルでは、米国が中東和平への関与だけでなく、総選挙にも影響を及ぼそうとしているとみられている。しかし、特使派遣の前日、パレスチナ自治区のガザ地区を実効支配するハマスが仕掛けたとみられる爆弾でイスラエル兵が死傷し、和平機運は吹き飛んだ。再びイスラエルでは、和平プロセスは忘れ去られ、「強い指導者」を求める声が強まっている。
世論調査によると、最近のガザ侵攻でハマスを排除できなかったことから、国民の41%は現与党のカディマが戦争に敗北したと考えている。2月の総選挙では、リクードのネタニヤフ党首が、「わが家イスラエル」などの他の右派政党と連立政権を樹立する公算が大きい。
1746
:
千葉9区
:2009/02/03(火) 23:35:50
http://www.47news.jp/news/2009/01/post_20090129162210.html
アフガン大統領選は8月20日 選管が発表
【カブール29日共同】アフガニスタン選挙管理委員会は29日、カルザイ大統領の5月の任期満了に伴う大統領選を8月20日に実施すると発表した。憲法では春に実施する規定があるが、選管は治安悪化などのため準備が進まず、規定通りの実施を不可能と判断した。
イスラム原理主義勢力のタリバン政権崩壊後の2004年に成立した新憲法では、カルザイ大統領の任期満了は今年5月21日。その30−60日前に選挙を行う規定があり、昨年10月に有権者登録が始まった。
だが、タリバンなどの武装勢力が各地の登録所を襲撃するなど妨害を繰り返し、登録が進んでいないため、選管は議会などに実施延期を求めていた。情勢次第では日程はさらに延期される恐れもある。
カルザイ氏が再選を目指し出馬表明しているが、汚職問題の解決に後ろ向きなどとしてオバマ米政権が距離を置き始めており、苦戦の見込み。アフガン出身の米国人で米国連大使などを務めたハリルザド氏が有力候補に挙がっている。
2009/01/29 16:19 【共同通信】
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090129/amr0901291859026-n1.htm
オバマ政権、アフガニスタン政権に圧力強化へ
2009.1.29 18:56
【ワシントン=有元隆志】オバマ米政権はアフガニスタンへの新戦略の一環として、カルザイ政権への圧力を強める構えを示している。政治腐敗が蔓延(まんえん)していることが、イスラム武装勢力タリバンの勢力拡大の一因となっているとみているためだ。8月に予定されるアフガン大統領選を控え、今後両国政府の間で軋轢(あつれき)が強まることが予想される。
オバマ大統領は28日、国防総省を訪れ、ゲーツ国防長官やマレン統合参謀本部議長ら軍首脳と、イラクやアフガン情勢について協議した。大統領は終了後、記者団に対し「イラクやアフガンで難しい決定をしなければならない」と語った。
オバマ政権はアフガンへの米軍増派によりタリバンの掃討を目指す方針だが、同時にアフガンの軍、警察の強化も並行して進めることで治安の回復、維持を図りたい考えだ。
ただ、米政府内ではカルザイ政権が政府として機能せず、腐敗も広がっているとして、不満が高まっている。マレン議長は27日の記者会見で、「腐敗は深刻だ」と語った。
28日付の米紙ニューヨーク・タイムズによると、バイデン副大統領は就任前にアフガンを訪れた際、カルザイ大統領との会談で、オバマ政権下ではブッシュ前大統領のように定期的な首脳間の電話会談は行わないと伝えたほか、腐敗の取り締まりなどを強化するよう求めることになると通告したという。
ブッシュ前政権は2001年の米中枢同時テロ後にタリバン政権を打倒して以降、カルザイ大統領の“後ろ盾”となってきたが、バイデン副大統領は訪問後、「ひどく混乱している」とカルザイ氏を批判した。
オバマ大統領からアフガン・パキスタン特別代表に任命されたホルブルック元国連大使は近くアフガンを訪れ、改めて政府腐敗問題に取り組むようカルザイ大統領に求める方針だ。
米政府内では、中央政府よりも地方の指導者との連携を深めることも検討されているという。ただ、アフガン出身のハリルザド前国連大使は同紙に対し、「中央よりも地方に焦点をあてることは、アフガンを分裂させる動きとみられることになる」と指摘している。
1747
:
千葉9区
:2009/02/03(火) 23:36:26
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200902030342.html
カルザイ氏、再選に暗雲 距離置く米国、支持低迷 '09/2/3
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今年八月のアフガニスタン大統領選で、出馬表明している現職のカルザイ大統領再選に暗雲が立ち込めている。カルザイ氏は、ブッシュ前米政権と緊密な関係を保っていたが、泥沼化する旧政権タリバン掃討作戦を背景に、オバマ米新政権は距離を置き、国民や政権内部からも見放され始めた。一転してロシアに接近し、支持拡大を狙うが、見通しは暗い。
▽カルザイ離れ
「戦闘機を売ってもらうよう何度も米国に頼んだが、無視された」。一月二十五日、アフガン国軍の士官学校卒業式。カルザイ大統領は強い口調で米国批判を繰り返した。別の会合でも米軍主体の多国籍軍による民間人誤爆が頻発していることを痛烈に非難、「もう我慢の限界だ。アフガン人を尊重しろ」と声を荒らげた。
タリバン政権崩壊後、ブッシュ政権の後押しで暫定政権議長に就任、二〇〇四年の大統領選で圧勝したカルザイ氏だが、掃討作戦の戦況は次第に悪化。タリバンの資金源になっている麻薬問題を解決できず、汚職体質への批判を覆すことができないまま、五年の任期満了が近づいている。
カルザイ氏のストレスの原因は米国だ。クリントン米国務長官は、オバマ政権発足前にアフガンを「麻薬国家」と表現、「能力が低く、ひどい汚職に冒されている」とカルザイ政権を強く批判した。現時点で強力な対抗馬は見当たらないとはいえ、地元記者は「米国に見放された大統領を国民が支持するはずがない」と「カルザイ離れ」を指摘、「再選の見込みはかなり薄い」と予測する。
▽追われた犬
「軍事面での一層の支援をお願いしたい」。カルザイ氏は昨年十一月、オバマ氏が米大統領選で勝利した直後にロシアに書簡を送り、メドベージェフ大統領はすぐに返信。「アフガンの民主化と自立のためにロシアは協力する準備がある」と記し、支援を約束した。
カブール大のロガリ准教授(政治学)は「米国の離反を見越して先手を打ったカルザイ氏と、アフガンへの影響力強化や米国のけん制を狙うロシアの思惑が一致した」と分析する。
一方、カルザイ政権を支えてきたジア・マスード第一副大統領は一月二十九日、共同通信に対し「ロシアも大事だが、米国との関係が最も重要だ」と明言。「民間人の犠牲は大きな問題ではない。米国との協調が重要だ」。マスード氏がリーダー格の唯一の全国政党「国民戦線」はカルザイ氏の選挙を支援しない可能性が高まっている。
ブッシュ前米政権の言いなりで、タリバンに「米国の犬」と呼ばれてきたカルザイ氏。ロガリ准教授は「家を追い出された犬が、別の居場所を探さなければならなかっただけだ」と厳しく指摘。ロシアは具体的な支援策を示しておらず、大統領選後を見据えているとの見方も出ている。(カブール共同=遠藤幹宜)
1748
:
千葉9区
:2009/02/03(火) 23:58:59
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200902030029.html
アフガン駐留外国軍の主要補給路の橋を爆破、パキスタン
イスラマバード(CNN) アフガニスタンと国境を接するパキスタン北西部の政府直轄部族地域で3日早朝、アフガンへ通じ、同国の国際治安支援部隊(ISAF)への主要な補給路にある橋が爆破された。アフガンの政権を追われたイスラム強硬派勢力タリバーンの犯行とみられる。
現場はカイバル峠で、同地域行政当局者によると、橋の大部分が破壊された。人的被害は報告されていない。輸送作業が不可能となっており、臨時の補給路の設定作業が始まっている。橋は、北西辺境州のペシャワルからアフガンへ向かう場合、必ず通る陸路上にある。
アフガン駐留外国軍への補給物資はパキスタンのカラチ港などからへの輸送に大きく頼っている。ただ、この陸路では過去数カ月間、タリバーンによる補給車列を狙った襲撃が多発、パキスタン軍が掃討作戦を実施していた。この間、米軍などは補給物資の搬送を空路で実施している。
補給車列の攻撃はこれまで少なくとも5回発生。昨年11月にはトラック積載の米軍の兵員装甲車両2台が強奪されてもいる。12月初旬には、パキスタン北西辺境州のペシャワルにある荷物集積場がタリバーンに襲われ、物資を積んだNATOの車両が破壊もされている。カイバル峠周辺ではタリバーンによる女子学校襲撃もあった。
米軍やISAFを主導する北大西洋条約機構(NATO)はカイバル峠経由のルートの治安悪化を受け、アゼルバイジャン、トルクメニスタンやウズベキスタンを通じた補給路線の確立も検討している。
1750
:
千葉9区
:2009/02/05(木) 21:21:48
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090205/mds0902051005002-n1.htm
イラク重要2州で首相派勝利 ライバル政党が敗北宣言
2009.2.5 10:04
4日、バグダッドでインタビューに応じるイスラム最高評議会の幹部アンマル・ハキム師(ロイター) イラク最大のイスラム教シーア派宗教政党、イスラム最高評議会の幹部アンマル・ハキム師は4日、マリキ首相のアッダワ党が先の州評議会選で、南部の石油地帯バスラ州で得票率50%を超える地滑り的勝利を収めたと認めた上で、バグダッド州でも第一党になると指摘した。ロイター通信のインタビューで語った。
最高評議会とアッダワ党は連邦議会で統一会派を組むが、州評議会選では互いを批判するなどライバル関係にあった。事実上の敗北宣言とみられ、重要視される2州でアッダワ党が勝利を収める見通しが高まったことで、マリキ首相の基盤が一層強化されそうだ。
最高評議会指導部は旧フセイン政権時代、シーア派のイスラム革命輸出を掲げる隣国イランで亡命生活を送るなどイランの影響力が強く、州評議会選でも宗教色を前面に出して選挙戦を展開。アッダワ党もシーア派宗教政党だが、治安対策、中央政府の権限強化などを訴えた。(共同)
1751
:
とはずがたり
:2009/02/06(金) 13:17:46
象徴的な意義は有るんでしょうけど実利的・実務的な目的・意味は何なんでしょう?
ドイツ:軍がフランス領内常駐へ 独仏が合意
http://mainichi.jp/select/world/news/20090206k0000m030060000c.html
【パリ福井聡】フランスのサルコジ大統領とドイツのメルケル首相は4日、仏紙ルモンドと独紙南ドイツ新聞に寄稿し、仏独両軍の合同部隊をフランス国内に駐留させることで合意したと明らかにした。ドイツ軍が仏領土内に常駐するのは、第二次大戦中のナチス・ドイツによる占領以来初めてとなる。
仏国防省のバチスト報道官も3日、現在ドイツ南西部に駐留している仏独合同部隊(仏軍2300人、独軍2800人)のうち、独部隊数百人が仏領内に常駐することで両国が合意したと発表。駐留候補地として北東部のストラスブールなどが仏独メディアで報じられている。
両国は普仏戦争(1870〜71年)と2回の世界大戦で対立したが、戦後は欧州連合(EU)の両輪として協調路線を歩んできた。フィヨン仏首相は「両国にとって象徴的な意味となる」と歓迎している。北大西洋条約機構(NATO)の欧州部隊員としてドイツ軍司令官はストラスブールに常駐しているが独部隊常駐は64年ぶりとなる。
毎日新聞 2009年2月5日 19時56分
1752
:
とはずがたり
:2009/02/06(金) 13:30:09
海賊の取り締まりも出来ないような無能な国家を目指すのか?ヽ(`Д´)ノ
どうもサヨクは自衛隊に甘すぎである。ちゃんと仕事させよ。
民主党:ソマリア海賊対策で党内に揺れ 見解まとまらず
http://mainichi.jp/select/world/mideast/news/20090120k0000m010093000c.html
東アフリカ・ソマリア沖の海賊対策で、自衛隊法の海上警備行動に基づき海上自衛隊護衛艦を派遣する政府方針に対し、民主党が対応を巡って揺れている。党内で自衛隊派遣に対する見解がまとまらないことに加え、次期衆院選後の連立相手と目する社民党が強くけん制し始めたためだ。
「(海賊対策)新法は民主党の長島昭久議員も提案している」。19日の参院予算委員会で、自民党議員が引き合いに出し、政府に検討状況をただした。長島氏はソマリア沖海自派遣論議の火付け役。昨年10月の長島氏の国会質問をきっかけに麻生太郎首相が意欲を見せ始めた。その長島氏は今月14日、党外務防衛部門会議役員会で「私たちは政府の後手後手に回っている。党としての案を考えるべきだ」と発言。浅尾慶一郎「次の内閣」防衛相が同意したが、具体的な議論には入れなかった。
インド洋給油活動に対する民主党の対案である「テロ根絶法案」には、海賊対策での海自派遣を視野に入れた条文が盛り込まれているが「現行法の武器使用基準には限界があり、新たな法整備が必要」との立場。しかし憲法問題が絡むため、新法を巡る党内の意見調整は簡単ではない。
さらに友党の社民党の派遣反対も影を落とす。18日の民主党大会で、来賓の福島瑞穂社民党党首が「ソマリア沖の自衛隊派遣には反対だ。法律を作っても駄目だが、現行法の運用による派遣にも危機感を持つ」と発言。大会では衆院選後の社民党との連立を視野に入れた活動方針を決めているだけに、社民党の意向を無視できない状況になっている。
海上警備行動での海自派遣に「自国の船舶を警備することに憲法上の疑義はない」と理解を示していた小沢一郎代表は、大会後の記者会見で「自衛隊を使ってどうこうするというのはまた別だ」とトーンを後退させた。
安全保障政策を巡る党内議論が盛り上がらない現状に対し、仙谷由人元政調会長は19日の衛星放送「BS11デジタル」の番組「インサイドアウト」で「自衛隊派遣などの議論は『(民主党内が)分裂している』と言われても国民に分かるよう見せるべきだ」と苦言を呈した。【白戸圭一、小山由宇】
毎日新聞 2009年1月19日 21時01分(最終更新 1月19日 23時54分)
韓国:海賊対策で駆逐艦をソマリア派遣へ
http://mainichi.jp/select/world/asia/news/20090121k0000m030062000c.html
【ソウル西脇真一】韓国政府は20日、東アフリカ・ソマリア周辺海域の海賊対策で、海軍艦艇の派遣計画を閣議決定した。国会で承認されれば、2月末〜3月中旬にも派遣させたい考え。
計画によると、ヘリや高速ボートを載せた4500トン級の駆逐艦1隻と、最大310人の部隊を派遣し、韓国の船舶を護送する。派遣期間は12月31日まで。
毎日新聞 2009年1月20日 19時18分
1753
:
とはずがたり
:2009/02/06(金) 13:32:09
ソマリア沖海賊対策:周辺国に情報拠点…日英米など連携
http://mainichi.jp/select/world/news/20090206k0000m010156000c.html
ソマリア沖の海賊発生地域と対策センター
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/ampo/20090206k0000m030070000p_size5.jpg
アフリカ・ソマリア沖の海賊対策で、海賊情報を共有するために関係各国が設置する新組織「海賊対策地域調整センター」の概要が5日、明らかになった。センターを海賊が出没する付近に隣接するイエメン、ケニア、タンザニア3カ国に設置し、日本も参加する。海賊の情報を集約して現地を航行中の船舶に提供する。海域を警備する、米国を中心とした有志連合軍やEU(欧州連合)軍などとの情報交換も想定する。
センターは国連安保理決議1851に基づき設置される。日本や英米、中国など24カ国と国際海事機関(IMO)などの5国際機関で構成する「コンタクト・グループ」が1月14日、米ニューヨークで年内の早い時期でのセンター設置を決めた。先月末には、ソマリア周辺国がジブチに集まって海賊対策を協議し、センター設立を求める行動指針を採択した。コンタクト・グループは今月24〜27日にロンドンで作業部会を開き、具体的な情報の共有方法やセンターの運営など詳細を詰める。
センターは、海賊事件の発生に関する情報を参加国が迅速に共有することが主な目的。事件発生の傾向や背景を分析し、参加国に通知する機能も想定している。また、被害者の救助要請や容疑者の発見・逮捕など運用上の協力の調整も担うことになる。各国は、地域協力協定を締結して、センターに参加する。
06年11月、アジアの海賊対策で日本が主導してシンガポールに設立した「情報共有センター」が構想のモデルとなっており、今回の設立にも日本政府は積極的に関与する。
ソマリア沖を航行する日本船舶は、EU軍の警護を受けているほか、英国軍が運用する「位置通報システム」にも参加。だが、海賊情報を一元化して各国で共有する仕組みは整っておらず、センター設置が待たれていた。
ソマリア沖の海賊対策では、浜田靖一防衛相が先月28日、海上自衛隊に護衛艦派遣の準備に入るよう指示。防衛相は自衛隊法に基づく海上警備行動を3月中に発令する見通し。海警行動では外国船舶の護衛などができないため、海賊対策与党プロジェクトチーム(PT)が現在、海賊対策新法の策定作業を進めており、ジブチなどを視察する。【仙石恭】
毎日新聞 2009年2月6日 2時30分(最終更新 2月6日 2時30分)
1754
:
とはずがたり
:2009/02/06(金) 13:33:20
海賊対策:中国海軍の駆逐艦が台湾船など護衛
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20090113k0000m030102000c.html
【北京・浦松丈二】新華社通信によると、海賊対策のためにソマリア沖に派遣された中国海軍の駆逐艦2隻が12日、台湾商船を含む4隻を護衛した。中国の軍艦が台湾船を護衛するのは初めて。中国政府は派遣前、申請があれば台湾船も護衛すると表明していた。
護衛任務は今月6日に続き2回目。台湾商船「宇善」のほか中国商船2隻、中国船籍のフィリピン商船1隻を一列に並べ、駆逐艦2隻が紅海の出口から約1000キロにわたって伴走した。中国艦隊幹部は「海上輸送路と船舶往来の安全を守ることは、海峡両岸(中台)の同胞を含む平和を愛する人々の共通の願いだ」と語った。
毎日新聞 2009年1月12日 22時00分
海賊対策:海自ソマリア沖派遣、準備を指示 武器使用基準作成へ−−防衛相
http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2009/01/28/20090128dde001010032000c.html
浜田靖一防衛相は28日、東アフリカ・ソマリア沖の海賊対策として、自衛隊法82条に基づく海上警備行動発令を前提に、護衛艦派遣の準備を海上自衛隊などに指示した。欧米や中国に続き、早期の派遣を目指す。自衛隊は日本に関係する船舶の護衛を想定し、武器使用基準の作成などに着手する。
発令は3月の見通しで、政府は日本近海の秩序維持を想定してきた海上警備行動の運用を大きく転換、異例の遠洋派遣に向けた態勢整備を本格化させる。
政府は28日午前の安全保障会議で海上警備行動発令の方向性を確認し、麻生太郎首相が発令権者の浜田防衛相に改めて準備を急ぐよう指示した。国防の重要案件を審議する安保会議は法的な発令要件ではないが、本来の海上警察である海上保安庁を含め、政府全体の連携を強める狙いで開いた。
防衛省は(1)日本船籍の船のほか、外国船籍の船に乗る日本人や日本向け貨物も保護(2)警察官職務執行法に準じ、相手に危害を加える武器使用は正当防衛、緊急避難に限る(3)拘束した海賊への司法手続きは、護衛艦に同乗する海上保安官が行う−−方針で、関係省庁と協議に入る。
焦点の武器使用基準は、防衛省が中心になり非公表の部隊行動基準(ROE)を作成する。与党プロジェクトチームは判断を避けており、防衛省や現場指揮官の判断に多くを委ねる形だ。一方、首相は、今回の海上警備行動を海賊対策全般を定める新法までの「つなぎ」と位置づけ、3月に自衛隊派遣の根拠となる新法案の国会提出を目指す。【松尾良】
毎日新聞 2009年1月28日 東京夕刊
1755
:
とはずがたり
:2009/02/06(金) 13:38:49
海賊対策:「野党共闘より党の見解優先」民主・前原副代表
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090128k0000m010033000c.html
民主党の前原誠司副代表は27日の常任幹事会で、東アフリカ・ソマリア沖の海賊対策で海上自衛隊護衛艦を派遣する政府方針について「野党間で協調的な話をすることよりも、党の方針をまずしっかりと検討すべきではないか」と指摘した。
前原氏は海賊対策で自衛隊の派遣が望ましいとの考え。この日の発言は、鳩山由紀夫幹事長が「海上保安庁を軸とすべきだ」とする社民、国民新両党と統一見解をまとめる考えを示したことをけん制したものだ。これに対し、鳩山氏は「党として主体性をもって進めるべき、考えるべきだと思っている」と釈明した。【渡辺創】
毎日新聞 2009年1月27日 18時56分
海賊対策:民主幹事長「野党3党で統一見解」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090124k0000m010091000c.html
民主党の鳩山由紀夫幹事長は23日の記者会見で、東アフリカ・ソマリア沖の海賊対策で海上警備行動発令で海上自衛隊護衛艦を派遣する政府方針について「交戦規定や逮捕権などがオープンになっていない。簡単に認めてはならない」と指摘。「社民党や国民新党と極力歩調をそろえたい」と述べ、3党で統一見解をまとめる考えを示した。
鳩山氏の発言は、同日東京都内で開いた3党幹事長会談で、社民、国民新両党が「海賊対策ならば海上保安庁を軸にすべきだ」と政府方針に反対したことを受けたもの。鳩山氏は、海上保安庁の艦艇を派遣できる可能性について党内で議論するよう直嶋正行政調会長に指示。検討に入った。
ただ、民主党内では「国際協力活動であり国益に資する」(長島昭久衆院議員)など積極論がある。小沢一郎代表もソマリア海自派遣に関して「他党とは完全に一致するとは限らない」と発言しており、野党共闘を巡る新たな火種となりそうだ。【佐藤丈一】
毎日新聞 2009年1月23日 21時20分
1756
:
とはずがたり
:2009/02/06(金) 14:26:10
>>1730
>>1735-1737
>>1739
>>1743
イラク地方選:首相派が勝利…国民に反イラン色
http://mainichi.jp/select/world/news/20090206k0000m030150000c.html
【カイロ高橋宗男】イラクの独立選挙委員会は5日、先月31日に実施した地方選挙(県評議会選)の暫定開票結果(開票率約90%)を発表した。マリキ首相率いるイスラム教シーア派政党「アッダワ党」を中心とする政党連合が、バグダッドや南部8県で他の政党連合などをリードし、これまで地方政治を支配してきたシーア派政党「イラク・イスラム最高評議会(SIIC)」との勢力争いに勝利する見込みだ。
今回の選挙は地方選ながら、今年末にも予定される総選挙の前哨戦と位置付けられる。人口比で6割を占める多数派のシーア派住民は、イランと関係の深いSIICへの不満を高めており、「イラク国家主義」を前面に打ち出すマリキ首相派を後押し。マリキ首相は総選挙に向けて有利な態勢を整えた。
イラク国民の「反イラン」感情を受けてSIICが低迷したことは、03年のイラク戦争以降、イラクへの影響力を高めてきたイランにとって打撃と言える。一方、イランの影響力に神経をとがらせてきた米国にとっては、駐留米軍の早期撤退に向けた好材料となりそうだ。
選挙委によると、マリキ首相派はバグダッド県のほか、シーア派が多数を占める南部9件中8県でトップを占めている。バグダッド県では38%の得票率を示し、南部バスラ県では37%と、2位のSIIC(11.6%)に25.4ポイントの大差をつけた。
一方、前回地方選をボイコットしたスンニ派が本格参加したことを受け、スンニ派とシーア派が拮抗(きっこう)する北部ディヤラ県などでは、スンニ派政党が最多得票するなど、スンニ派の本格的な地方政治参入が決まった。また、世俗派もある程度、勢力を拡大しており、有権者の投票行動には「反宗教政党」の傾向も見られた。
地方選は国内18県中、クルド地域3県と石油都市キルクークがあるタミム県を除く計14県で実施された。
毎日新聞 2009年2月6日 1時11分(最終更新 2月6日 1時50分)
1757
:
とはずがたり
:2009/02/06(金) 14:57:30
アメリカのお先棒担いで侵掠に荷担する訳でもなく,無政府状態の土地に進駐して軍閥各派からの恨みを買いに行く訳でもない。
これは単に警備であり,安全な公海航行は国際的な公共財であり,世界貿易から利益を享受する世界第二位の経済大国がその国際公共財の供給に責任を負わないのは寧ろ無責任の非難を受けかねないし,大戦の反省を云うなら自分の植民地利益の為には海外侵掠した癖にみんなの為の時には出兵できないのかと却って批判を浴びるであろう。
ヒステリックに思考停止して反対するのはどうかと思うのだが,何か問題点あるのでしょうかね?武器も使うべきだし,日本関連船舶以外も正々堂々と保護・警護すべきである。
勿論一番下の部分が本質であって,此処に関しても(寧ろ此処に関してこそ)国際社会が気を(そしてカネを,だ)配らねばならぬ事は云う迄もない。
>長期的な海賊対策については「われわれの作戦は対症療法。(軍事行動で)海賊に脅威を感じさせることはできても、海賊行為にかわる収入源を与えられるわけではない。ソマリア周辺国を巻き込んだ地域的解決を探るしかない」と主張した。
ソマリア海賊対策 日本関連船以外も保護を
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009020602000062.html?ref=rank
2009年2月6日 朝刊
【ロンドン=星浩】欧州連合(EU)がソマリア沖で進める海賊対策「アタランタ作戦」の司令官を務めるフィリップ・ジョーンズ英海軍准将が四日、ロンドン郊外ノースウッドの英軍常設統合作戦司令部で本紙との会見に応じ、日本の防衛省が検討しているソマリア沖へのP3C哨戒機派遣について大きな期待感を示した。
昨年十二月に始まったアタランタ作戦はEUにとって初の海上軍事作戦。アデン湾やソマリア沖に常時四隻以上の軍艦を派遣し、世界食糧計画(WFP)の支援物資輸送船の護衛やパトロールをしているが、情報収集の拡大が喫緊の課題だ。
ジョーンズ司令官は「現在、投入している哨戒機は二機。多国籍軍が行う海上治安活動による偵察写真も利用しているが、辛うじて間に合っている程度だ」と説明。日本がP3Cを派遣することになれば「非常に歓迎する」と述べた。
現場海域にはEU以外にも中国、ロシアなどの軍艦も展開中で、情報の共有や活動区域の調整も重要だ。司令官は「共通の作戦周波数を設けるなど現場での協力関係は進んでおり、政治的にも追認するようEUに求めている」と述べ、海賊対策での外交的な協力関係の進展が必要な局面に入っていると指摘した。
海賊が発生した場合の対処について司令官は「とにかく一番近い軍艦に駆けつけてもらうようにしている。これは国連海洋法条約に定められた軍艦の義務だと考えている」と強調したが、海自艦が派遣されても、保護できるのは日本関連の船舶だけで、無関係の外国船を保護するためには新法の制定が必要だ。
この点について司令官は「EUの中にも海賊対処法のない国があり、拘束した海賊の訴追などで法的な問題を抱えている。だが、集団になって移動する商船のうちEU関連の船だけを守るのは極めて難しいし、われわれはやらない」と述べた。
長期的な海賊対策については「われわれの作戦は対症療法。(軍事行動で)海賊に脅威を感じさせることはできても、海賊行為にかわる収入源を与えられるわけではない。ソマリア周辺国を巻き込んだ地域的解決を探るしかない」と主張した。
1758
:
千葉9区
:2009/02/07(土) 19:04:29
>>1703-1704
>>1728
>>1745
http://mainichi.jp/select/world/news/20090207ddm007030131000c.html
イスラエル総選挙:10日に投開票 世論、和平より安全
イスラエル総選挙の投開票が10日に迫った。中東和平の今後を左右する重大な選挙だが、イスラム原理主義組織ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザ地区への大規模攻撃の直後だけに、世論の関心は「和平」より「安全」に傾斜している。各党が支持者を動員し、街頭で横断幕を掲げて宣伝する選挙恒例の光景も今回はまばらで、政策論争は低調だ。右派勢力が流れを維持する中、中道・左派陣営が巻き返しを図る形で選挙戦は最終盤に突入した。【エルサレム前田英司】
◇ガザ攻撃で利、極右躍進の勢い
◇労働党、初の「4位」転落の危機
先月18日のガザ攻撃の「停戦」後、イスラエル南部アシュケロンに初めてロケット弾が撃ち込まれた3日、真っ先に現場に駆けつけたのは最大野党の右派リクードを率いるネタニヤフ元首相だった。ロケット弾の射程拡大を脅威と叫ぶネタニヤフ氏に、これまで世論は大きな関心を払わなかった。それが、先のガザ攻撃中に南部の主要都市ベエルシェバに初めて着弾。都市部に迫る恐怖が潜在的に市民に広がっている。
「ロケット弾攻撃を阻止する唯一の方策はハマス支配を転覆させることだ」。ネタニヤフ氏がアシュケロンの現場でぶち上げた。
ホフナング・ヘブライ大教授(安全保障)は「イスラエルでは『安全』が緊迫している時、常に右派が伸びる」と指摘。ガザ攻撃も与党より右派を利したとみる。
6日付の最大紙イディオト・アハロノトの獲得議席予想によると、リクードが25議席でトップを維持。これに中道カディマ(第1与党)23議席▽極右政党わが家イスラエル(野党)19議席▽中道左派・労働党(第2与党)16議席▽宗教政党シャス(第3与党)10議席−−と続いた。極右のわが家イスラエルが躍進する一方、労働党は68年の結党以来初めて第4勢力に甘んじる危機にひんしている。
元イスラエル軍報道官で与党カディマ候補のシャイ氏は「今回『和平』を前面に掲げていては負けるだろう」と話す。ペレス副首相(現大統領)の外交顧問だった与党・労働党の女性候補ビルフ氏も「世論は『和平』を喫緊の課題と考えていない。流れは変わりうるが、今ではない」と認めた。
カディマ党首のリブニ外相は各地の集会を飛び回り、存在感をアピール。第1党の座を死守して右派勢力による組閣を阻止することに躍起だ。現政権でパレスチナとの「2国家共存」を目指す和平交渉を主導した役割を強調し、「次の一歩を踏み出せるかどうか決断の時だ」と訴えている。
これに対し、わが家イスラエルのリーバーマン党首は「ユダヤ人国家」としての連帯を叫び、「忠誠心なくして市民権なし」という過激なスローガンでアラブ系住民をけん制している。
一方、労働党を率いるバラク国防相は元軍人としての「指導力」を強調。イスラエルを挟んだ飛び地であるガザとヨルダン川西岸の両パレスチナ自治区を地下トンネルで結び、パレスチナ人の移動の自由を確保する案を発表するなど、硬軟併せ持つ姿勢で支持層を広げようと必死だ。
ただ今のところ、右派が勢いづく構図に変化はない。ハザン・ヘブライ大教授(比較政治)は「現状では既に、最大の関心事が選挙結果でなく、その後の組閣でどのような連立政権ができるかになっている」と話した。
1759
:
名無しさん
:2009/02/07(土) 19:04:49
◇西岸新規建造、昨年は6割増 遠のく入植地撤廃
今選挙で右派勢力が躍進すれば、現状よりもさらに困難になるのが、占領地ヨルダン川西岸におけるユダヤ人入植地の撤廃問題だ。入植地の存在は過去にパレスチナとの和平交渉を妨げてきただけに、ますますやっかいな障害となりそうだ。
「新たな入植地を建設する考えはないが、自然増は阻止できない」
選挙戦をリードする最大野党・右派リクードを率いるネタニヤフ元首相は1月25日、米露など4者の中東和平特使を務めるブレア前英首相に明言した。03年に4者が提示した和平交渉の土台「新中東和平案」(ロードマップ)は、自然増を含む全入植活動の凍結をイスラエルに義務付けている。
これまでイスラエルはブッシュ前米大統領の「理解」の下、この義務をほごにして、既存入植地の拡大に走った。07年11月の米アナポリスでの国際会議を機に再開した和平交渉がつまずいたのも、この問題が発端だった。
イスラエルの平和団体「ピースナウ」は1月28日、入植地に否定的な米国のミッチェル中東特使の到着に合わせ、西岸での08年中の入植活動調査を発表した。入植地に造られた住宅などの新規建造物は1257棟に上り、07年比で約6割増。小規模な未承認入植地の撤去は、ほとんど進展しなかった。逆に、ガザ攻撃中も入植地周辺の道路拡張などが進行したという。
一方、イスラエル紙ハーレツは1月30日、国防省当局の極秘データとして、約75%の入植地の建造物が未許可か、許可を逸脱する形で造られ、30以上の入植地で建造物の多くがパレスチナ人の私有地に造られていたと報じた。
次期政権をにらむリクードは、自国の安全強化が最優先で、和平交渉は二の次。パレスチナとの「2国家共存」を掲げるカディマですら「現時点では西岸から1平方センチも撤退するつもりはない」(候補者)と言い切る。
06年3月の前回総選挙は、その半年前のガザ地区からの入植地と軍の撤退を受け、西岸からも撤退するかどうかが最大の焦点となった。今回は撤退論議が影を潜める。
「西岸が平穏なのはイスラエルがパレスチナ過激派を抑え込んでいるからなのだ」
リクードの女性候補で新進気鋭の論客ホトベリ氏は、撤退論を一蹴(いっしゅう)している。
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■ことば
◇イスラエル総選挙
国会は1院制、定数120議席。全国1選挙区の完全比例代表制で争う。議席獲得に必要な最低得票率が2%と低いため、少数政党が乱立する傾向にあり、単独政権が誕生した例はない。
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■過去の首相と連立政党
首相名 在任期間 政権成立時の連立枠組み
ベンヤミン・ネタニヤフ 96年6月〜99年7月 リクード、宗教政党シャス
エフード・バラク 99年7月〜01年3月 労働党、シャス
アリエル・シャロン(第1次) 01年3月〜03年2月 リクード、労働党
(第2次) 03年2月〜06年5月 リクード、世俗派政党シヌイ
エフード・オルメルト 06年5月〜現在 カディマ、労働党
※カディマはシャロン前首相主導で05年結成。主にリクード、労働党出身者の混成
毎日新聞 2009年2月7日 東京朝刊
1760
:
千葉9区
:2009/02/08(日) 09:44:46
http://mainichi.jp/select/world/news/20090208ddm007030151000c.html
パレスチナ:ガザ地区、復興で主導権争い ハマス支持拡大、ファタハは苦戦
【エルサレム前田英司】イスラエル軍の攻撃で大きな被害を受けたパレスチナ自治区ガザ地区の復興を巡り、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスと、対立する穏健派ファタハ出身のアッバス自治政府議長がしのぎを削っている。復興を主導すれば住民の支持を引き付け、今後のガザ統治の行方も左右するためだ。ハマスが独自の支援を始める一方、ガザに足場のない議長側には障害が多く、苦戦している。
エジプトとガザ南部の境界、ラファの検問所で5日、カイロからガザに戻るハマス幹部がエジプト当局に一時ガザ入りを阻まれた。
幹部は、かばんに現金約1100万ドル(約10億円)を詰めて持ち帰ろうとしていた。イスラエル軍の攻撃で被害を受けた住民への補償金に充てようとした可能性が強い。10億円の持ち出しは認められず、エジプトの銀行に預け入れられた。
現金は一部の外国勢力の支援との見方もあるが、出所は不明だ。
一連のガザ攻撃では4000軒以上の家屋が全壊し、復興費用は推定20億ドル(約1840億円)に上るとされる。06年夏の第2次レバノン戦争では、同国のイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラがイランやカタールの支援で復興を主導し、支持を広げた。
ハマスは先月18日の「停戦」を受け、月末には家を失ったハマス支持者に1家族当たり4000ユーロ(約47万5000円)の小切手を配り始めた。これに対し、アッバス議長側は今月4日、総額6億ドル(約550億円)の復興計画を発表して対抗。しかしハマス支配下のガザでは復興事業の具体化を国連機関などに頼らざるを得ない。しかも、厳しいガザ封鎖政策で国際社会からの緊急援助物資さえ到着が遅れている。
最新の世論調査ではガザ攻撃後、ヨルダン川西岸、ガザ地区双方のパレスチナ人の間で「ハマスを信頼する」という人が27・7%(昨年11月調査時16・6%)に増加し、ファタハの26%(同31・3%)を逆転した。また、現時点で評議会(国会)選挙があった場合、28・6%がハマスに投票すると答え、ファタハの27・9%を上回った。
==============
■ことば
◇ハマスとファタハ
アッバス自治政府議長が率いるファタハは、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸を拠点にイスラエルとの和平を模索。ハマスはイスラエルの存在を認めず武装闘争と住民支援の福祉活動を展開、07年にガザ地区を武力制圧し支配している。両者の和解を目指しエジプトなどが仲介を行っている。
毎日新聞 2009年2月8日 東京朝刊
1761
:
千葉9区
:2009/02/08(日) 12:25:26
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/international/145817.html
右派優位動かず イスラエル総選挙 極右浮上 和平交渉、強硬化も(02/08 07:03)
【エルサレム7日鄭真】中東和平の行方を左右するイスラエル国会(定数一二〇)の総選挙は十日、投票が行われる。パレスチナ自治区ガザへの攻撃停止後もイスラム原理主義組織ハマスが抗戦の構えを崩さない中、有権者のハマスに対する反発を吸い上げた右派が優位を保っている。
地元紙ハーレツが六日に発表した世論調査によると、各党の予想獲得議席は野党第一党の右派リクードが二十七議席で首位。中道右派の与党カディマが二十五議席で続く。
ただ一週間前の調査と比べ両党の差は縮まり、接戦の様相。選挙で最大議席を獲得した政党に連立の組閣権限が与えられることから、第一党をめぐる両党の争いは、激しさを増している。
注目されるのは、極右政党「わが家イスラエル」の予想議席が十八に達して、第三党の座を確実にしていることだ。一カ月前の調査では現有の十一議席前後とみられていたが、ガザ侵攻を機に支持を着実に拡大している。一方、与党の左派労働党は十四議席で、大きく差をつけられている。
調査通りの選挙結果となった場合、リクードとカディマのどちらが第一党になっても、「わが家」と連立しなければ組閣は困難な情勢だ。リクードのネタニヤフ党首は、「わが家」のリーバーマン党首に重要な閣僚ポストを用意すると言及。カディマも内政面で協調できると表明するなど、「わが家」取り込みを狙う二党のけん制合戦が過熱している。
一方、「わが家」は両党に対する態度を明確にしていない。「相手をじらして自身の値打ちをさらに高め、政権の要職を狙う戦略に出ている」(リクード幹部)との見方も浮上している。
新連立政権に「わが家」が加われば、ハマス対策やパレスチナとの和平交渉に対する同国の姿勢が、一層強硬となるのは必至だ。
1762
:
千葉9区
:2009/02/09(月) 20:33:45
http://mainichi.jp/select/world/news/20090209dde007030102000c.html
イラン大統領選:保守強硬派か、民主化推進か 対極の政治手法
【テヘラン春日孝之】6月のイラン大統領選に向け、改革派のハタミ前大統領が8日、出馬を正式表明したことで、選挙戦は事実上、始動した。ハタミ氏は政治姿勢や手法などが全く違う保守強硬派のアフマディネジャド大統領の政権運営を厳しく批判しており、体制内に選挙戦を通じた「世論の分断」を警戒する声が高まる可能性がある。
ハタミ氏は8日、支持者を前に「国民の運命を考えるなら、出馬を迷うわけにはいかない」と立候補の決意を述べた。イスラム体制の枠内での「自由」「独立」「正義」実現に向けた努力を約束。「多くの国民の選挙への参加」を呼び掛けた。
ハタミ氏は97年から2期8年の在任中、言論や表現の規制を緩和し、国際協調外交を進めたが、保守派の巻き返しで挫折した格好となった。これが改革を支持する国民の政治的無関心につながり、保守強硬派の台頭を招いた側面もあり、ハタミ氏は国民の「情熱的な」選挙参加を求めた。
アフマディネジャド政権発足後、イラン経済は年率15〜30%とインフレが加速。ハタミ氏は政権の「失政」と批判してきた。強硬姿勢を貫く核開発問題では「国際的孤立を招いた」と手厳しい。
ハタミ氏は「自由を擁護する必要がある」と主張。政権による報道や表現の規制強化に反発し、自由・民主化推進を掲げている。
ハタミ氏とアフマディネジャド氏は政治姿勢や手法などが「対極」と言えるほど違う。聖職者のハタミ氏は、演説が「高尚で庶民には難しい」との評があり支持基盤は学生や都市の中間・富裕層だ。
一方、非聖職者のアフマディネジャド氏は平易な言葉で語りかけ、「地方」や「低所得者層」を重視し、改革派からは「ポピュリスト(人気取り政治家)」と呼ばれる。
ハタミ氏は大統領在任中、対外的には「文明間の対話」を掲げて協調外交を進めた。アフマディネジャド氏は「イスラエルを地図から抹消すべきだ」など過激発言を繰り返し、世界の反米世論の支持を集める一方、ナショナリズム(イラン民族主義)に訴えてきた。
最高指導者ハメネイ師は既に、選挙戦で保革候補が激しい論陣を張ることで「国家に亀裂が入る恐れがある」と懸念を示している。
毎日新聞 2009年2月9日 東京夕刊
1763
:
ホッシュジエンの国内ニュース解説
:2009/02/11(水) 11:01:30
世界保健機構(WHO)の統計によると、ジンバブエでのコレラ
感染者が6万9000人以上に拡大したことが分かった。同国の
指導者らに対しては、人道的危機を終わらせるよう求める圧力が
強まっている。
ミ ・д・ミ < コレラ発生は去年の8月頃から。温暖化の影響か
と思ったが、ジンバブエの場合、どうも政治的・
軍事的背景による人為的蔓延の可能性もある。
(・д・ ) < * ジンバブエも南アを巡る大国の巨大利権を護る代理人?
09.2.10 Yahoo「ジンバブエのコレラ感染者数、約7万人に=WHO」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090210-00000001-reu-int
NATIONAL GEOGRAPHIC 「ジンバブエ」
http://www.nationalgeographic.co.jp/places/places_countryprofile.php?COUNTRY_ID=53
* 白人統治の非難を巡り、白人から農地を解放しながら黒人農家を支援せず、
意図的に農業と経済を破綻させてアフリカの白人支配を正当化するムカベ
軍事政権は、大国の代理人である可能性が高いと思われます。
Google 検索「「コレラは旧宗主国、英国による大量虐殺」 ジンバブエ閣僚」
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E3%80%8C%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%83%A9%E3%81%AF%E6%97%A7%E5%AE%97%E4%B8%BB%E5%9B%BD%E3%80%81%E8%8B%B1%E5%9B%BD%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E5%A4%A7%E9%87%8F%E8%99%90%E6%AE%BA%E3%80%8D%E3%80%80%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%96%E3%82%A8%E9%96%A3%E5%83%9A+&btnG=%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=
Google 検索「ジンバブエ クロム」
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%96%E3%82%A8%E3%80%80%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%A0&lr=
1765
:
千葉9区
:2009/02/11(水) 16:12:19
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090211/mds0902111408001-n1.htm
中道カディマが第一党、全体では右派陣営が過半数 イスラエル総選挙
2009.2.11 14:06
【エルサレム=黒沢潤】イスラエル総選挙(定数120)の投開票が10日、行われ、開票率99%の段階で、最大与党の中道カディマが最大野党の右派リクードを上回った。しかし、リクードを中心とする右派陣営が過半数を獲得するのは確実。和平プロセスは難航が避けられない情勢だ。
カディマの議席は28、リクードは27で、カディマは1議席差で第一党の座を確保。野党の極右政党「わが家イスラエル」は15、与党の労働党は13だった。
カディマ党首のリブニ外相は「(次期政権は)カディマが主導する」と勝利宣言、リクードに大連立を呼び掛けた。一方、リクード党首のネタニヤフ元首相は「私が政府の先頭に立つ」と主張し、右派陣営の勝利を強調した。
今後、過半数確保に向けた連立協議は曲折が予想される。
1766
:
とはずがたり
:2009/02/11(水) 16:36:37
労働党は昔はもっと強かった気がしますが随分凋落したんですねぇ。。
1767
:
千葉9区
:2009/02/11(水) 21:30:22
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090211-OYT1T00646.htm?from=navr
イスラエル総選挙、右派勢力躍進で中東和平停滞へ
【エルサレム=三井美奈】オルメルト首相の辞任表明に伴うイスラエル総選挙(定数120)は10日、投開票が行われた。
中央選管の発表(開票率99・7%)によると、対パレスチナ和平プロセス前進を訴えるツィピ・リブニ外相(50)率いる最大与党の中道カディマが28議席を獲得し、ベンヤミン・ネタニヤフ元首相(59)が率いる最大野党の右派リクードの27議席を抑えて第1党の座を守った。ただ、和平に消極的な右派勢力が合計65議席を占め、中東和平プロセスの進展は当面難しくなった。
リブニ氏は11日未明、「国民はカディマを選んだ」と述べ、リクードに連立政権参加を呼びかけた。一方、ネタニヤフ氏は右派が多数派となったことを強調し、「次期政権を主導するのは私」と主張、両者が「勝利宣言」する異常事態となった。
今回の総選挙は、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ攻撃の直後に行われたこともあり、国民の右傾化傾向が顕著に出た。強硬右派「我が家イスラエル」が15議席(現有議席11)を獲得して3位となり、和平推進派の第2与党・労働党は13議席で4位に転落した。カディマ(同29)は、行き過ぎた右傾化を警戒する浮動票を選挙終盤になって取り込み、第1党を維持した。
選挙結果を受け、ペレス大統領は各党党首と協議し、来週にも、連立を実現する可能性が最も高い党首に組閣を要請する。「我が家」の意向がカギを握るとの見方が強い。
(2009年2月11日20時48分 読売新聞)
1768
:
千葉9区
:2009/02/12(木) 19:18:43
http://mainichi.jp/select/world/news/20090212ddm003030144000c.html
クローズアップ2009:イスラエル総選挙 募る危機感、右傾化加速
10日投票のイスラエル総選挙は、右派勢力が国会の過半数を獲得した。リブニ外相率いる中道政党カディマはかろうじて第1党にとどまる見通しだが、連立政権の枠組みがどうであれ右派の影響力増大は確実で、中東和平への道はさらに険しくなった。パレスチナ自治区ガザからの攻撃やイランの核開発などによる危機意識の高まりが背景にある右派の躍進。外交の最優先課題に中東和平を掲げるオバマ米政権にとっても厳しい結果となった。【エルサレム前田英司、ワシントン草野和彦】
◇安保外交、後手に不満
「和平の実現は、中道・左派陣営だけの問題ではない。我々にはテロとの戦いと並行して、和平の好機を追求する義務がある」
リブニ氏は11日未明の勝利宣言で、和平交渉進展の必要性にこう言及した。議席が伸び悩み政権基盤が揺らぐ中、躍進した右派勢力をけん制して次の連立政権での主導権掌握を狙う発言だった。
一方、議席を倍増させた右派リクード。党首のネタニヤフ元首相は、選挙結果を有権者のカディマ拒否の意思表示と宣言した。
今回の右派躍進は、カディマ中心の現在の連立政権が招いたものといえる。06年5月に発足後、安全保障問題で、後手に回り続けてきたからだ。
06年7月、レバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラによるイスラエル兵拉致を受け、第2次レバノン戦争に突入。大規模に地上部隊を侵攻させながら、ヒズボラの排除は達成できなかった。
カディマ創設者であるシャロン前首相が05年9月にパレスチナ自治区ガザ地区からユダヤ人入植地を撤去したが、それにもかかわらずガザの武装勢力によるイスラエルへのロケット弾攻撃は続いた。さらに07年6月には、イスラエルの存在を認めないイスラム原理主義組織ハマスがガザを武力制圧。和平交渉のパートナーであるアッバス・パレスチナ自治政府議長の指導力に大きな疑問符が付いた。
その一方で、イスラエルを敵視するイランは、核やミサイル開発を進めてきた。
主導権を握れぬ安保外交戦略。政府への不満は積もり、世論の右傾化に結びついた。事前の世論調査でもカディマは終始リクードに後れを取った。起死回生を狙ったガザ攻撃も形勢逆転には至らず、中道・左派陣営は70議席から55議席へと、定数120の半数を割り込んだ。
選挙結果に、ハマスも警戒を強めている。ハマスのバルフーム報道官は「政権が変わってもパレスチナ人の苦境に変化はない」と発言。別のハマス幹部は「右派勢力勝利は、イスラエルが『過激派』を選んだことを意味している」と指摘した。
和平交渉進展のためには、譲歩という「痛み」を伴う。そのためには国民的合意が不可欠だが、選挙は和平に向けた動きにブレーキをかけた。パレスチナ自治政府の和平交渉団幹部、エラカト氏は「リブニ氏が首相に就いても、新政権が和平の必要条件を満たすことはないだろう」と悲観的な見方を示した。
◇オバマ戦略に痛手
中東和平を重要課題に掲げるオバマ米政権にとって、イスラエル総選挙での右派勢力の躍進は大きな痛手だ。和平の停滞が長引けばオバマ政権が目指すイスラム世界との和解も遠のくことになるだけに、米紙ワシントン・ポストは「米政権にとって大きな頭痛の種になる」との専門家の見解を伝えた。
民主党政権は、ネタニヤフ元首相に対して苦い思い出がある。
93年、当時のクリントン大統領は、イスラエルの中道左派・労働党政権を率いたラビン首相(当時)と、パレスチナ解放機構のアラファト議長(同)を仲介し、歴史的なパレスチナ暫定自治合意(オスロ合意)に導いた。
だが、95年のラビン氏暗殺後、96年に首相に就任したネタニヤフ氏は、和平交渉に消極的な姿勢を隠さなかった。クリントン大統領と性格的にも合わず、和平交渉は失速、停滞した。
一方、カディマ党首のリブニ外相は和平交渉の進展には積極的で、ワシントン・ポストは「米国の交渉担当者はリブニ氏を望んでいた」と分析している。対パレスチナ強硬派の台頭を受けて、オバマ政権は出だしから、手探りの外交を迫られることになる。
1769
:
千葉9区
:2009/02/12(木) 19:18:53
==============
■中東和平方針をめぐる2党の相違■
◇リクード
イスラエルの安全保障を最優先に、占領地からの撤退や入植凍結、エルサレム分割に反対。話し合いによる和平進展は時期尚早とし、パレスチナ経済改善策を代替提案する。
◇カディマ
パレスチナ独立国家との「2国家共存」を追求。パレスチナ自治政府のアッバス議長を和平交渉の相手に、最大の難問であるエルサレムの帰属問題なども議題と位置づける。
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■ことば
◇イスラエルの首相選定プロセス
次期首相候補は大統領が各党代表と協議し、第1党の党首または過半数の61議席以上を連立によって確保できそうな政党党首(ともに当選議員)に組閣を命じる。組閣期限は28日間で、大統領権限で14日間の延長が可能。不調ならば大統領は別の当選議員に改めて28日間内での組閣を命じる。イスラエルでは48年の建国以来、単独で過半数を獲得した政党はない。
毎日新聞 2009年2月12日 東京朝刊
1770
:
千葉9区
:2009/02/12(木) 19:19:36
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009021202000068.html
イスラエル 見えぬ政権 異例の与野党勝利宣言
2009年2月12日 朝刊
【エルサレム=内田康】十日に投開票されたイスラエル総選挙は、与党の中道右派カディマと野党の右派リクードがともに「勝利宣言」をする異例の展開となった。カディマのリブニ、リクードのネタニヤフ両党首のどちらが首相になるのかも不透明だ。ただ、全体で右派が伸長しており、パレスチナ和平交渉には暗雲が漂う。
「私たちは国民の支持を得た。私が新政権をつくる」。リブニ、ネタニヤフの両氏は十一日未明、それぞれの支持者の前で、ほとんど同じ宣言をした。
パレスチナ自治政府との交渉継続を訴え、現時点で辛くも第一党を確保したカディマだが、リブニ氏の首相就任への道は険しい。カディマを含む中道−左派勢力の獲得議席見通しは、アラブ系政党など政権参加の見込みがない党を加えても五十五。定数一二〇の国会で過半数を確保するには、和平に強硬姿勢を示す右派勢力との妥協が不可欠になる。
右派全体で過半数を占めたことを根拠に、勝利宣言をしたネタニヤフ氏。パレスチナ自治区ガザのイスラム原理主義組織ハマスとの戦闘などで、和平交渉に消極的になった有権者の意識を追い風にしたが、右派各党は一枚岩ではない。
世俗的な極右・わが家イスラエルと宗教政党シャスは、ユダヤ教徒の結婚のあり方などをめぐって対立。選挙ではシャスが、わが家イスラエルへの投票を「許されぬ罪」と批判している。
有識者の間には、右派勢力の数を背景にネタニヤフ氏が首相になり、リブニ氏らカディマも加わる「右派−中道」政権誕生を予測する声もある。
1771
:
千葉9区
:2009/02/12(木) 19:24:43
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090211/mds0902112249007-n1.htm
ねじれ現象、連立交渉の難航必至 イスラエル総選挙 (1/2ページ)
2009.2.11 22:48
【エルサレム=黒沢潤】イスラエル総選挙(定数120)は10日夜に即日開票され、11日未明の選管推定(開票率99%)によると、最大与党の中道カディマが28議席(解散前29議席)を獲得、最大野党の右派リクードの27議席(同12)をわずか1議席上回り、第一党の座を保持した。しかし全体では、リクードを中心とする右派勢力が過半数を占める“ねじれ現象”が起きており、連立交渉の難航は必至。また、パレスチナの和平交渉に懐疑的な右派勢力が伸長したことで、和平プロセスが停滞する可能性も高まっている。
カディマの善戦
野党のうち、極右政党の「わが家イスラエル」が11議席から15議席に躍進する一方、左派与党の労働党は18議席から13議席に減らし、結党以来初めてとなる第4勢力に落ち込んだ。正式結果は12日夜以降に判明する。投票率は65・2%で、前回2006年の総選挙より2ポイント上がった。
劣勢が伝えられていたカディマが議席減少を最小限に抑え込めたのはなぜか。
選挙前に踏み切ったパレスチナ自治区ガザ地区への大規模攻撃がある程度成功したほか、有権者の間で、イスラエル右派勢力と米国との対決を避けたいとの配慮が働いたことなどが要因として指摘されている。
ただ、リクードと「わが家イスラエル」の間で右派票の“奪い合い”が起きたことも見逃せない。いずれにせよ、和平交渉継続を公約としていたカディマの方針が今回の選挙で追認されたとは言い難い。
連立交渉の行方
「有権者は今回カディマを選んだ。われわれが次期政権を作る」(カディマのリブニ党首)
「わが党率いる右派陣営の明らかな勝利。私たちが政権を作る」(リクードのネタニヤフ党首)
今回の選挙は与野党の党首が勝利宣言をする事態となっているが、それぞれ過半数を制するには61議席が必要だ。カギとなるのは第三党の「わが家イスラエル」。リーバーマン党首は「右派政権(樹立)に傾いている」と述べており、リクードは同党を含む計65議席の右派勢力で政権を樹立したい考えだ。
しかし、世俗主義の「わが家」とユダヤ教超正統派シャスとの間では対立があり、右派陣営がすんなりまとまらない可能性もある。
一方、カディマはリクードに大連立を呼び掛けている。ただ、リクード取り込みに成功しても、和平推進は困難とみられる。「カディマはリクードという『手錠』をはめられたも同然で、1ミリ動くにもリクードからブレーキが掛かる」(イスラエルの「アブラハム財団」のモハンマド・ダラウシェ所長)わけだ。
ペレス大統領は今後、当選議員の1人に組閣を指示する。通常は第一党の党首がその任を担うが、ペレス大統領が誰に指示するのかに注目が集まっている。
1772
:
千葉9区
:2009/02/12(木) 19:43:54
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090206/mds0902062141006-n1.htm
イラン革命30周年 揺るがぬ保守強硬派 (1/3ページ)
2009.2.6 21:39
【カイロ=村上大介】「白色革命」と呼ばれる西欧化を推し進めたパーレビ国王を追放し、イスラム教シーア派独特の「ベラヤティ・ファギー」(イスラム法学者による統治)を実現して世界に衝撃を与えたイラン革命は10日、30周年を迎える。イスラム体制は、1980年代のイラン・イラク戦争や革命指導者ホメイニ師の死去(89年)を乗り越え、保守派と改革派のせめぎ合いの時期を経て、いま「革命原理」への回帰を唱えるアフマディネジャド大統領ら保守強硬派が主導権を握る。核開発問題などで国際社会で孤立しながらも、イスラム体制が揺らぐ気配はない。
イラン革命は、米国の支援を背景として急激な西欧化政策を進め、独裁を強化したパーレビ国王打倒の大衆運動としてうねりを高めた。当時は必ずしも宗教運動ではなく、自由主義や社会主義勢力が集結した幅広い運動だった。争乱状態を抑え切れなくなった国王が79年1月に国外に逃亡すると、60年代から反国王運動を開始していたホメイニ師が亡命先のパリから帰国、国民は熱狂的に迎えた。
同年の過激派学生によるテヘランの米大使館占拠事件を契機に、宗教勢力は革命委員会や革命防衛隊など独自の組織を充実させ、反国王でつながっていた穏健派や世俗主義勢力の追い落としに成功してゆく。そして、現在に至るホメイニ師のベラヤティ・ファギー論に基づく「イスラム革命体制」が79年12月の国民投票の結果、圧倒的な支持で承認された。
伝統的なシーア派の考え方では「君主の専制や逸脱を戒め、国事の後見・監督を行う」とされていたファギー(イスラム法学者)の役割を、ホメイニ師は「国家の直接統治」にまで高めた。最高の宗教権威を持つ法学者(聖職者)による統治と近代民主主義を融合させようとした極めてユニークな政治的実験だったといえるが、「国民の主権」と“神の意志”を体現する聖職者(法学者)統治の矛盾を内包する。圧倒的なカリスマで国民に受け入れられていたホメイニ師の存命中はともかく、その死去後は試行錯誤と硬直化を避けられなかった。
国民が直接選挙で選ぶ大統領や国会議員の上には、イスラム法学者の最高指導者(現在は、ホメイニ師の後継者に選ばれたハメネイ師)が君臨し、最高指導者は司法府長官の任命権や軍の統帥権をはじめ、国会が可決した法律をイスラム法に照らして審査する護憲評議会などの任命権を握る。このことによって、3権の上に立つイスラム法学者による恣意(しい)的な国家運営が可能となった。
こうした閉塞(へいそく)感に対する国民の異議申し立てとして、「文明間の対話」を唱えた穏健派のハタミ大統領(任期97〜2005年)を旗印とした改革派が一時期台頭したものの、保守派の抵抗と経済運営の失敗で失速。「革命原理忠実派」と自ら名乗るアフマディネジャド大統領ら革命第2世代の強硬保守派が議会と行政府の主導権を握るようになった。その背景には、中産階級や知識層に多い浮動層の間で、体制が変わらないことへのあきらめが広がっていることがある。選挙の投票率が年々、低下傾向にあるのもそのためだ。
アフマディネジャド大統領は、条件付きながら対イラン柔軟姿勢も示唆するオバマ米新政権に「米国がイランに対して犯した過去の『罪』を謝罪せよ」と述べるなど、強硬な発言を売り物としており、経済政策では、同じ保守派内からも批判のある“ばらまき政策”を続け、ポピュリスト的な経済運営を続けている。
最高指導者ハメネイ師はアフマディネジャド大統領の再選を支持しているとうわさされ、今年6月に予定される大統領選挙では再選の可能性は高いとみられている。
イラン革命は、イスラムによる「正しい社会」の実現を目指したが、1975年には少なくとも1週間に1度はモスクで礼拝する市民は56%だったが、2000年にはこれが40%(革命後に生まれた世代は31%)へと減少したという調査結果もあり、「宗教支配」が人々を宗教回帰に導いているとはいえない面もある。「イスラム体制」という「かご」に暮らすイラン国民は果たして、自分たちの手でかごのカギを開けることができるのか。答えが出るまでには、さらに一世代かかるのかもしれない。
1773
:
千葉9区
:2009/02/12(木) 21:21:57
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090212/mds0902122052004-n1.htm
イスラエル連立交渉本格化 第二党の右派リクードがカギ (1/2ページ)
2009.2.12 20:39
【エルサレム=黒沢潤】10日に総選挙が行われたイスラエルで、政権樹立に向け連立交渉が本格化している。今のところ実現の可能性が高いのは、第二党の右派リクードを軸とした右派政権と、第一党の中道カディマを中心とした大連立政権だ。ただ、どちらの場合でも、リクードがかかわるため、今後、中東和平が大きく前進する可能性は低い。
リクードは11日、ユダヤ教超正統派シャスと、右派政権樹立に向けて共闘することで一致した。カディマも、第三党の極右「わが家イスラエル」と協議した。
現在、実現の可能性が最も高いのは、過半数を占めている右派陣営の政権だ。これが現実化した場合、和平交渉は大きく後退する。
リクードは、パレスチナとの2国家共存に慎重で、ヨルダン川西岸入植地の撤退や、パレスチナ国家樹立を前提とした聖地エルサレムの分割に反対だ。同党のネタニヤフ党首は1990年代の首相時代、西岸ヘブロンからの撤退などで柔軟姿勢を見せたこともあるが、首相に再就任した場合、産業パーク建設支援などで、パレスチナを懐柔するに過ぎないとみられている。
エジプトでは現在、イスラム原理主義組織ハマスとイスラエルとの本格停戦交渉が続けられている。だが、「右派政権が停戦内容をほごにしかねない」(ハマス幹部)こともあり、交渉が空中分解する可能性もある。ネタニヤフ氏は、核兵器開発疑惑が依然消えないイランを攻撃することを検討中とも伝えられる。
中東和平をめぐり、首相時代のネタニヤフ氏は、米国と再三衝突した。米高官は自著で「彼(ネタニヤフ氏)は一体、どの国が世界の『スーパーパワー』と思っているのか」と、クリントン大統領が激怒した逸話を紹介している。右派政権が発足した場合、再び米政権と衝突すると懸念する声は強い。
一方、第一党カディマはリクードに大連立を呼び掛け、生き残りに必死だ。しかし、和平推進派のカディマがリクード取り込みに成功しても、パレスチナとの和平交渉を推進しようとすれば、リクードが“足かせ”になることは否めない。
2005年創設のカディマは“中道”政党と形容されるが、「リクード離脱組などが多い、ごった煮のスープ」(イスラエルのアブラハム財団のモハンマド・ダラウシェ所長)という点も見逃せない。
こうしたことも踏まえ、ヨルダンの政治アナリスト、オライブ・アルレンタウィ氏は英国紙に対し、「(仮に大連立政権ができても)あと1年か2年間、和平プロセスが存在するという“幻想”を味わうだけだ」と皮肉を込めて話している。
1775
:
千葉9区
:2009/02/14(土) 22:25:33
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200902140004o.nwc
イラク州評議会選挙 マリキ派大勝 アラブ民族主義強まる
2009/2/14
1月31日に行われたイラク州評議会選挙の途中集計結果が5日に発表された。最終結果は2週間以内に公表される予定だ。中間集計によると、前回選挙をボイコットしたスンニ派アラブ人政党が北部で議席を取り戻し、南部のアンバル州や首都バグダッドではシーア派勢力の間で権力の移行があった。
マリキ首相の人気と治安の強化によって、選挙は中央集権復活に向かう傾向を強めた。連邦政府の地方支部による権力行使を拒否できる3分の2の議席を、一党派が占めた州評議会はほとんどない。州は連邦政府に協力して多くの補助金を確保するほうが得策と考えるだろう。
穏健イスラム教シーア派でマリキ派の「法治国家連合」が地方議会選挙で勝利したことは、今後のイラク政治の行方を占ううえで重要な示唆に富む。
イラクのアラブ社会にはスンニ派とシーア派の宗派対立が残っているが、法治国家連合やアラウィ元首相派の「イラク国民名簿」など、宗派を超えたアラブ民族主義を掲げる政党が選挙で躍進。その他のアラブ系政党も連邦主義や宗派抗争よりもアラブ民族主義を強調している。
今年末から来年初めに行われると見込まれる次の総選挙で、マリキ首相はアラブ民族主義を掲げる党派と協力し、シーア派宗教政党「イラク・イスラム最高評議会(SIIC)」やクルド人政党を脇に追いやろうとするだろう。
マリキ首相が、SIICやクルド政党による不信任投票といった政治的陰謀や暗殺を避けることができれば、広範囲にわたるアラブ民族主義同盟を代表する首相として、指名を獲得する可能性が高いだろう。
ただ、懸案となっている北部のキルクーク州の石油収入分配問題で、アラブ人とクルド人の妥協の余地は小さくなる。マリキ首相個人の力の増大は、長期的にイラクの民主主義発展の障害になるかもしれない。
1776
:
千葉9区
:2009/02/16(月) 22:56:05
>>1606
あたり
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009021602000068.html
コソボ続く民族分断 あす独立から1年
2009年2月16日 朝刊
【ベルリン=三浦耕喜】アルバニア人が多数を占めるコソボがセルビアからの独立を宣言してから十七日で一年を迎える。憲法制定など国家としての形は整いつつあるが、海外からの投資は進まず、市民の多くは失業と貧困にあえいでいる。また少数派のセルビア人の抵抗は根強く、民族融和は遠い夢だ。
人口約二百万人のコソボは二〇〇八年二月十七日、セルビアやその後ろ盾のロシアの反対を押し切って独立を宣言。これまでに米国や日本、欧州連合(EU)加盟の二十二カ国など、計五十四カ国から国家承認を取り付け、十八カ国に大使館を設置した。
同年六月には独自の憲法が発効。コソボを暫定統治してきた国連も、EUが主軸の文民支援隊へ権限移譲を進めている。
その一方で、経済の再建は進まず、コソボの一人当たりの国内総生産(GDP)は千七百七十ユーロ(約二十一万円)と、EU最低レベルのブルガリアの半分以下。失業率も45−50%に達し、収入源はもっぱら、約四十万人とされる国外のコソボ出身者からの送金に頼っていたが、金融危機に伴う不況が直撃した。
生活の困窮に輪をかけているのが、約十二万人のセルビア人住民による抵抗だ。
北部のセルビア人居住地域では独自の議会が開設されるなど、コソボは事実上分断状態となっている。対立するセルビアからの陸路は遮断され、インフラの整備もままならない。
今年一月には独自の軍隊「コソボ治安軍」が約三千人体制で発足したが、同軍はセルビアと戦ったアルバニア系武装組織のコソボ解放軍(KLA)が衣替えしたもの。セルビア人住民の感情を逆なでして、治安の不安要因となっている。
1777
:
千葉9区
:2009/02/17(火) 21:49:27
>>1776
http://www.asahi.com/international/update/0217/TKY200902170292.html
コソボ独立1年 国家づくり停滞 セルビアなお反発
2009年2月17日19時38分
【ウィーン=関本誠】コソボがセルビアから独立してちょうど1年を迎えた17日、コソボの首都プリシュティナで独立を祝う記念式典が行われた。コソボ政府はこの1年を評価したが、国家づくりは停滞し、国民生活は苦しい。少数派セルビア人との融和も遠く、数多くの難題を抱えたままだ。
サチ首相は1周年を前に「この1年は成功だった。北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)にもいずれ加盟するだろう」と地元紙などに語ったが、国家承認は54カ国にとどまり、ともに加盟の展望は開けていない。
国家運営を監督するピーター・ファイト国際文民代表兼EU代表は「説明責任や透明性が必要だ」として、行政が機能せず、汚職や組織犯罪対策が不十分な現状に不満を示した。
一方、セルビアのタディッチ大統領は「違法な『独立宣言』から1年たったが、国家の体をなしていないのは明らかだ」と強調。17日には、セルビアが実効支配するコソボ北部をセルビア議会議員が訪れ、セルビア人が独自に設立した地方議会の議員と会議を開くなど、コソボ分断を狙った活動をする予定だ。
1778
:
千葉9区
:2009/02/18(水) 21:45:56
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200902180006o.nwc
イスラエル ネタニヤフ右派連立政権誕生へ 小政党に振り回され短命に
2009/2/18
10日、イスラエルで総選挙の投票が行われ、13日に開票結果が発表された。中道カディマが右派リクードを1議席上回り、第一党になったが、全体では中道左派政党は後退し、右派政党が過半数の議席を獲得した。第二党リクードのネタニヤフ党首を中心に組閣が行われるとみられる。選挙前の世論調査で国民は「強い指導者」を望んでいることが示された。しかし、選挙結果からは再び政権基盤の弱い政府ができる見通しだ。
【分析】
選挙結果は、連立政権樹立に向けた多数派工作を、混乱に陥れている。まずペレス大統領は、第一党カディマのリブニ党首か、第二党リクードのネタニヤフ党首のどちらに組閣を命ずるか決定しなければならない。従来なら、最多議席を占める第一党党首が選ばれるが、カディマは第一党であるものの、第二党と1議席しか差がなく、潜在的な連立パートナーである左派が大きく議席を減らした。ほとんどの政治家は、大統領はネタニヤフ氏を選ぶとみている。
右派と宗教政党は過半数を占めたが、その内実をみると、安定した長期政権を作ることは極めて難しそうだ。各党の選挙綱領を比較すると、リクードのネタニヤフ党首は、新政府が直面する差し迫った緊急課題に対処するために必要十分な支持を、「民族主義」政府内で得られる見込みは小さい。ネタニヤフ政権ができたとしても、新政権は議会に法案を提出する前に、事実上、すべての問題について、激し詳細にわたる政党間の激しい駆け引きが行われるだろう。
◆米政権と衝突も
1院制議会「クネセト」120議席中、右派・宗教政党が65議席を占めたが、リクードのネタニヤフ党首は外交、経済、連立政権内の政策論争など、さまざまな課題に直面するだろう。
第三党に躍進した極右政党「わが家イスラエル」のリーバーマン党首は、選挙後の第一声で、連立政権に入る条件として、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスを新政府が「粉砕」することを求めた。宗教民族主義政党「国民連合」は、入植地からの撤退など、領土的譲歩には絶対反対だ。右派連立政権を作るためには、これら政党の協力が不可欠だが、ネタニヤフ氏は極右政党に外交政策を人質に取られて、中東和平を目指すオバマ米政権と衝突しそうだ。
1990年代にネタニヤフ氏が右派連合を率いて首相を務めたとき、米国は民主党のクリントン政権だった。ネタニヤフ氏は、パレスチナ問題で譲歩を迫られ、民族主義政党が連立から離脱して政権が崩壊した。
現在、イスラエルは深刻な経済危機に見舞われている。今年1月1日以来、予算案が通過しないまま、財務省と中央銀行によって経済政策が運営されている。新政府が45日以内に予算案を通すことができなければ、自動的にまた総選挙となる。ユダヤ教超正統派政党の「シャス」と「統一トーラー・ユダヤ教」は、育児手当や宗教組織への財政援助を求めているが、ネタニヤフ氏がこれを認めるなら財政赤字は制御不能に陥るだろう。
1779
:
千葉9区
:2009/02/18(水) 21:46:28
◆玉虫色の協定?
右派政党も一枚岩ではなく、政策が大きく異なる。世俗民族主義の「わが家イスラエル」は民事婚制度の確立を主要選挙公約に掲げていたが、これには宗教政党が反対している。宗教政党シャスはイスラエル辺境の貧困地域に公共サービスを拡大することを求めているが、そうすればヨルダン川西岸地区の入植地への支出を減らさなければならず、国民連合など入植者政党が反対する。ネタニヤフ氏は経済再生計画の核にインフラ整備を掲げ、リクードは非宗教の公立学校の予算削減に反対だ。ネタニヤフ氏は、各連立パートナーが好きなように解釈できる玉虫色の連立協定を起草し、右派政党間の深刻な食い違いから逃げようとするだろう。
ネタニヤフ氏にとって最善の生き残り策は、選挙期間中に約束したように、中道カディマ、左派労働党と国民統一政府を作ることだ。カディマに対してリクードが大幅に議席を上回っていたなら、ネタニヤフ氏は強い立場で国民統一政府を目指すことができただろう。しかし、選挙結果は、国民統一政府よりも、右派連立政権に向かわせようとしている。中道左派政党にとって、右派と組むネタニヤフ氏は連立パートナーとして魅力に乏しい。ネタニヤフ氏は、リブニ氏が望む、本来ならリクードの大物が手にするはずの重要ポストをカディマに与えることで、右旋回からバランスを取ろうとするだろう。
【結論】
右派リクードのネタニヤフ党首は、第一党の中道カディマを連立に加えようと努力するだろうが、最も可能性の高い結末は強硬右派政府の誕生だ。ネタニヤフ氏は小政党の要求に振り回されて、確固とした国家戦略がとれず、政権は弱く不安定で、短命になるだろう。カディマのリブニ党首が首相になるためには、「わが家イスラエル」など右派政党を味方につける並はずれた戦略が必要だ。
1780
:
千葉9区
:2009/02/21(土) 15:05:06
http://www.asahi.com/international/update/0220/TKY200902200281.html
イスラエル新政権組閣、右派のネタニヤフ氏に要請
2009年2月20日23時12分
【エルサレム=井上道夫】イスラエルのペレス大統領は20日、右派リクードのネタニヤフ党首に次期政権の組閣を要請した。総選挙(国会定数120)で右派が過半数を獲得した結果を踏まえた決断だ。ネタニヤフ氏は中道左派との連立を目指す方針だが、カディマや労働党は連立に加わらない姿勢を示している。右派だけによる政権が誕生すれば、中東和平に向けた動きが停滞することは避けられない。
ネタニヤフ氏はペレス大統領との共同会見で、イランによる核開発や世界的な不況がイスラエル国民の大きな脅威になっていると強調。「イスラエルは団結しなければならない」と訴え、カディマや労働党に「挙国一致政府」に加わるよう呼びかけた。
大統領はこの日、カディマのリブニ党首と会談。政権安定のため連立に加わるよう促したとみられる。カディマ(28議席)が第1党の座を守ったものの、左派を含め他党の推薦を取りつけることができず、連立を組むことが困難な状況になっていた。
カディマはリクードと連立を組む場合、リブニ氏が首相になるか、ネタニヤフ氏と2年ずつ交代で首相を務めることを求めていたが、リクードから拒否されていた。
リブニ氏は19日、右派を軸とした連立への参加を拒否する姿勢を示した。労働党などの左派も同様の方針だ。
一方、ネタニヤフ氏は第3党に躍進した極右政党「イスラエル我が家」のリーバーマン党首ら、計65議席を獲得した右派勢力の支持を取り付け、首相候補レースで優位に立っていた。だが、リーバーマン氏はアラブ系住民の排斥を唱える一方で、世俗的政策を掲げ、同じ右派のユダヤ教政党シャスと対立。ネタニヤフ氏による組閣を支持する条件として、カディマとの連立を求めていたとされる。カディマが連立に参加しない場合、「我が家」がどう対応するか、不透明な情勢だ。
ネタニヤフ氏は、右派だけで連立を組めば中東和平を推進するオバマ米政権や欧州との摩擦が生じるため、カディマや労働党との連立を模索している。また、右派は躍進したとはいえ半数を5議席しか上回っておらず、不安定な政権運営を強いられかねない。今後も、閣僚の重要ポストを割り振る案を提示しつつ、中道左派に連立参加を呼びかけるものとみられる。
だが失敗すれば、パレスチナとの和平交渉で強硬路線をとるユダヤ教諸政党を含め右派だけの政権が誕生することになり、中東和平交渉が停滞するのは必至だ。
ネタニヤフ氏は、6週間以内に組閣し、国会で承認を得なければならない。組閣できなかった場合、大統領は別の党首に組閣を要請することになる。
1781
:
とはずがたり
:2009/02/24(火) 11:46:30
<ロシア>正当性を主張 中国資本の貨物船銃撃で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090223-00000021-mai-cn
2月23日10時57分配信 毎日新聞
ロシア外務省のネステレンコ報道官は21日、国境警備艇が露極東沖で13日、中国資本の貨物船を銃撃し沈没、中国人船員7人が行方不明になっている問題について「無許可でナホトカ港を出港し、停船命令を出し、警告射撃をしたが応じなかったため」と説明。「すべての責任は貨物船の船長にある」と主張した。インタファクス通信などが報じた。【モスクワ支局】
1782
:
とはずがたり
:2009/02/25(水) 00:38:49
「活動拠点はジブチ有力」 海賊対策の現地調査報告
2009.2.24 22:50
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090224/plc0902242251014-n1.htm
ソマリア沖の海賊対策で3月にも派遣される予定の海上自衛隊護衛艦の活動拠点について、防衛省は24日、アデン湾沿岸のジブチを有力とする現地調査チームの報告を公表した。
防衛省によると、ジブチ港は燃料の補給能力や水、食料の調達面で適しており、同国に駐留する米仏軍から医療支援を受けられる利点もある。イエメン、オマーンの港も施設面で問題はなく、併用する可能性もあるという。
防衛省はP3C哨戒機の派遣も検討中で、調査で空港もジブチが有力と判断した。P3C部隊がジブチを拠点にする場合は地位協定締結の手続きが必要で、派遣するとしても、数カ月程度先になる見通し。
1783
:
千葉9区
:2009/02/25(水) 21:45:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090225-00000082-jij-int
兵士が反乱、首都施設を占拠=処遇に不満か−バングラ
2月25日15時27分配信 時事通信
【ニューデリー25日時事】バングラデシュの首都ダッカにある内務省治安機関の本部施設を25日、所属兵士多数から成るグループが占拠し、立てこもった。処遇への不満を募らせた末、上官に反乱を起こしたとみられている。軍・治安部隊が施設を包囲し、銃撃戦を伴ったにらみ合いが長時間続いている。
最終更新:2月25日18時28分
1784
:
とはずがたり
:2009/02/27(金) 14:46:45
被爆ではなく被曝か。漢字で書け。
其れは兎も角未だに争っているのですねぇ。アメリカめ責任とってないのか腹立たしいのぉ。
「歴史上例ない病気」と医師持論 ビキニ事件の死因
02/23 07:51
http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20090223000000000015.htm
米国が太平洋ビキニ環礁で行った水爆実験で焼津市の遠洋漁船「第五福竜丸」などが被ばくしたビキニ事件から55年がたつのを前に、記念の集いが22日、都内で開かれた。浜松市浜北区の聞間元医師が講演し、事件後半年で死亡した無線長久保山愛吉さん=当時(40)=の死因について「歴史上始まって以来の病気だ」と持論を述べ、その認識のもとで事件を伝える重要性を訴えた。
久保山さんの死因については、当時の日本が被ばくによる多臓器不全とした一方で、米国は被ばく治療の際の輸血が肝炎を引き起こしたと主張し、意見が割れたままになっている。
聞間医師は解剖結果の検証をもとに「被ばくによる免疫不全状態と輸血中に含まれた肝炎ウイルスが関係する複合的な要因だ」などと主張。「乗組員の補償は今も十分でなく、問題提起することで事件を伝えていきたい」と話した。
集いには元乗組員も出席した。
1785
:
千葉9区
:2009/02/27(金) 22:09:03
http://mainichi.jp/select/world/news/20090227dde007030025000c.html
パレスチナ:統一政府へ協議 ファタハ、ハマスなど合意
【エルサレム前田英司】アッバス自治政府議長の支持基盤ファタハと、イスラム原理主義組織ハマスなどパレスチナ各派は26日、統一政府樹立に向けて具体的な協議を進めることで合意した。五つの委員会を設置して統一政府の形態など重要課題について話し合い、3月下旬にカタールで開かれるアラブ連盟首脳会議までの結論を目指すという。
各派はヨルダン川西岸とガザ地区に分かれたパレスチナの分断解消のため、エジプトの仲介で和解協議を再開していた。協議は今後曲折も予想されるが、イスラエル軍の攻撃で1300人以上が死亡したガザ地区の復興を前に、各派が足並みをそろえた形だ。
中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」によると、パレスチナ解放機構(PLO)主流派のファタハ幹部、クレイ元パレスチナ自治政府首相は「(和解こそ)世論が必要としていることだ」と意義を強調した。各委員会で、統一政府の形態▽PLOの再構築▽自治政府議長と評議会(国会に相当)議員の両選挙の実施−−など、和解に不可欠な重要課題を詰めるという。
一方、イスラエルのリブニ外相は26日、同国中部テルアビブでミッチェル米中東特使との会談後、「支援は、ハマスの正当性を認めることなく行うことが必要だ」と指摘した。
1786
:
千葉9区
:2009/02/27(金) 22:55:54
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200902260007o.nwc
イスラエル 右派政権の“敵意” アラブ系孤立 深まる亀裂
2009/2/26
イスラエルのペレス大統領は20日、総選挙で第二党になった右派リクードのネタニヤフ党首に組閣を命じた。1議席差で現与党の中道カディマが第一党にとどまったが、全体では右派政党が過半数を占めたからだ。連立交渉で、イスラエル国内のアラブ系少数派に公然と敵意を持つ右派政権が誕生する公算が大きい。連立政権に加わるとみられる極右勢力は、アラブ系住民の忠誠心を試したり、さもなければ市民権の剥奪(はくだつ)を求めている。
◇
≪分析≫
ネタニヤフ元首相は、第一党カディマと、第四党・労働党を含めた大連立を模索しているが、カディマのリブニ党首は、ネタニヤフ氏と2年交代で首相を務めることを求めているといわれる。第三党に躍進した極右「わが家イスラエル」のリーバーマン党首は大連立を支持しているが、リブニ氏よりもネタニヤフ氏を推している。ネタニヤフ氏は6週間以内に組閣を完了しなければならない。組閣に失敗した場合、大統領は別の者に3週間以内の組閣を指示する。それでも内閣ができなければ、再び総選挙が行われる。
◆立候補への妨害
120万人のアラブ系少数派は、イスラエル人口の約20%を占める。歴史的に、イスラエルは、アラブ系住民のユダヤ国家への忠誠心を疑い、彼らに敵対してきた。イスラエル建国の1948年以前の住民の大半は、「独立戦争(第1次中東戦争)」中に排除され、ヨルダン川西岸地区、ガザ地区、その他パレスチナ地域で難民となった。イスラエルに残ったアラブ系住民はイスラエル市民権を持つが、継続的な差別に苦しんでいる。
イスラエルは、すべての市民に地方選挙と国政選挙の投票権を認めている。従来、アラブ系の投票率は高く、80年代以来、純アラブ政党も選挙に参加を許されている。建国以来、単独で過半数を制した政党はなく、連立政権が続いている。しかし、これまでアラブ政党が連立政権に入ったことはない。だが、シオニスト政党(パレスチナにユダヤ人国家を建設しようとする運動を支持する政党)の選挙名簿にも、通常、アラブ系住民が含まれる。07年には、オルメルト政権でアラブ系として初めてガレブ・マジャドレ氏が無任所相として入閣した。
クネセト(国会)に議席を持つ政党の代表から構成される「中央選挙委員会(CEC)」は、02年、テロ組織の支援やユダヤ人国家としてのイスラエルの否定を根拠に、個人や政党が国政選挙に立候補することを禁じる改革を決定した。03年と06年の総選挙で、CECはアラブ系の文化的・教育的自立を求める民族主義政党「バラド」の参加を禁止したが、最高裁で覆された。今年の総選挙でもCECはバラド党とイスラム保守派「統一アラブリスト」の選挙参加を禁止し、カディマや労働党も支持したが、今回も最高裁によって覆された。
1787
:
千葉9区
:2009/02/27(金) 22:56:10
◆忠誠心と兵役義務
アラブ政党に対する敵意がクネセトで高まっている。シオニスト政党は、国家反逆罪の「証拠」を3つ挙げる。第1に、アラブ系国会議員は、国際法上イスラエルと戦争状態の国を含めて、近隣アラブ諸国に旅行する権利を要求している。
第2に、バラド党の創設者アズミ・ビシャーラ氏は06年のレバノン紛争でイスラム教シーア派組織ヒズボラを支援したとして、国内情報機関「イスラエル総保安局」から警告を受け、07年に出国したまま帰国できないでいる。
第3に、アラブ系市民組織は、バラド党に倣い、ユダヤ人国家を「同意に基づく民主主義国」に転換することを求めているが、イスラエル総保安局はこれを「破壊活動」とみなしている。
今回の総選挙では、アラブ系少数派のイスラエル国家への忠誠心が重要な争点になった。「わが家イスラエル」のリーバーマン党首は「忠誠心がなければ市民権もない」と唱えて、アラブ系住民にユダヤ人国家・イスラエルへの忠誠を求め、カディマやリクードもこれを支持した。
リクードのネタニヤフ党首は、かつてアラブ系少数民族はユダヤ人国家に対する「人口上の脅威」を述べたが、リーバーマン党首のスローガンを「正当だ」と評した。
カディマのリブニ党首は、アラブ系市民は忠誠心を証明するために兵役義務を負うべきだと主張した。現在、アラブ系住民には兵役義務はない。またリブニ党首は、パレスチナ国家を建設すればアラブ系少数派の念願がかなうと述べて、イスラエルに彼らの未来はないことを示唆した。
アラブ主義政党の中には選挙ボイコットを呼びかけるものもあった。その結果、投票率は、1996年の77%から今回54%に下がった。投票率が下がったにもかかわらず、アラブ政党が議席を10議席から11議席に増やしたのは、シオニスト政党へのアラブ系有権者の支持がかつてないほど低下したからだ。
◇
≪結論≫
イスラエルのアラブ系少数派は、長期にわたる中央権力からの排除、極右政党の台頭、和平交渉が最終的に失敗したと思われることから、ますます政治体制から疎外されている。クネセトでは社会的・政治的緊張が高まるだろう。アラブ系の間では、選挙のボイコットや議会外での活動が拡大しそうだ。イスラエル国内に独立したアラブ系議会と社会組織を創設する動きが強まるだろう。
1788
:
千葉9区
:2009/02/28(土) 10:25:50
http://www.asahi.com/international/update/0227/TKY200902260298.html
コソボ紛争裁判、元セルビア大統領に無罪
2009年2月27日0時48分
【ブリュッセル=井田香奈子】オランダ・ハーグの旧ユーゴスラビア国際法廷は26日、99年のコソボ紛争当時、アルバニア系住民に対する殺人や迫害など人道に対する罪などに問われた元セルビア共和国大統領のミルティノビッチ被告に無罪、警察当局責任者ルキッチ被告ら5人にそれぞれ禁固15〜22年の有罪判決を言い渡した。同法廷でコソボ紛争をめぐる判決は初めて。
判決は、アルバニア系コソボ住民の迫害を主導したのはミロシェビッチ元ユーゴスラビア大統領(同法廷で公判中の06年に病死)で、ミルティノビッチ氏は側近だったが関与は薄かったと認定した。
コソボ紛争では旧ユーゴの高官ら計9人が起訴されたが、ミロシェビッチ氏が死亡したほか、警察高官が自殺しており、残った被告のなかではミルティノビッチ氏が当時最も地位の高かった人物だった。
1789
:
とはずがたり
:2009/02/28(土) 21:33:02
イラク戦争終結へ撤退表明 来年8月 オバマ米大統領
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/2009022801000005.htm
【ワシントン27日共同】オバマ米大統領は27日、ノースカロライナ州ジャクソンビル近郊の海兵隊基地「キャンプ・レジューン」で演説し、イラク戦争終結に向け、14万人超の駐留米軍のうち、戦闘任務に就いている10万人前後を来年8月末までに引き揚げると表明した。主に非戦闘任務に従事する3万5000−5万人規模の部隊は残すが、2011年末までに全面撤退させる。
大統領は「イラクをイラク人に委ね、この戦争を終結させる仕事に取り掛かった」と宣言した。またイラク国民に対し「米国はあなた方の領土や資源をわが物にしようとは思わない」と語り掛けた。
ブッシュ前政権が始め、4200人超の米兵と膨大なイラク人死者を出したイラク戦争の終結に向けた取り組みが本格化。米国は、イスラム原理主義勢力タリバンが復活し、国際テロ組織アルカイダ幹部が国境地帯に潜伏するとされるアフガニスタンに軍事作戦の軸足を移し、今年夏までに計1万7000人規模の米兵を増派する。
オバマ大統領は「イラクはまだ(完全に)安全ではない」と述べ、残留部隊はイラク部隊の訓練や米外交官らの警護だけでなく「限定的な対テロ作戦」にも従事することになると述べた。
さらに「イラクの将来は中東全体の未来と切り離せない」と言明。前政権が敵視したイランやシリアとの対話に乗り出し、パレスチナ和平を後押しし、アフガンやパキスタンの安定につなげる包括的で重層的な中東・南西アジア外交を進めていく意向を示した。
大統領は就任直後に米戦闘部隊の「責任ある撤退計画立案」を軍首脳らに指示。米主要メディアによると、撤退完了時期をめぐり、就任から16−23カ月以内の範囲で複数案が検討された。
2009年02月28日土曜日
1790
:
千葉9区
:2009/03/01(日) 21:52:21
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200902280003o.nwc
安定取り戻せるか、ソマリア暫定政府 反対勢力への対処カギ
2009/2/28
隣国ジブチからソマリアの首都モガディシオ入りし、報道陣に囲まれるソマリア連邦暫定政府のアハメド大統領=7日、モガディシオ(AP)
エチオピア軍が1月末に完全撤退したことを受け、無政府状態だったソマリアに20日、新内閣が発足した。2年間にわたるエチオピアの暴力的な占領を経て、新政権がソマリアの政治を転換してくれるとの期待が、首都モガディシオを中心に高まっている。
◇
≪分析≫
エチオピア軍の撤退に伴い1月30日に隣国ジブチで行われたソマリア連邦暫定政府の大統領選挙では、「イスラム再解放同盟(ARS)」の指導者、シェイク・シャリフ・アハメド氏がヌル・アッデ・ハッサン・フセイン前首相らを破り、翌日、大統領に就任した。
大統領は、ソマリアで最後に民主的に選出され1969年に暗殺されたシェルマルケ元大統領の息子、オマル・アブディラシド・アリ・シェルマルケ氏を首相に任命。大統領と首相は可能な限り早期にジブチからソマリアに政府を移す計画だ。
◆「4つの難題」
大統領と首相は比較的経験に乏しいが、アハメド大統領は前任者に比べ、はるかに適正な形で大統領職に就いたといえる。アハメド政権は軍事的手段によらず、暫定政府とARSとの和解により成立したからだ。
大統領が率いるARSは「イスラム法廷連合(ICU)」の指導者や国外の活動家、暫定政府の非主流派議員らで構成されている。
大統領には多くの難題が待ち受けている。第1に、議会が非常に大規模になり、扱いにくくなった。暫定政府は昨年8月、ジブチ和平合意に基づき、議会の議席を275から550に倍増。追加議席のうち200議席をARSに、残り75議席をジブチ合意に取り込むため市民社会や他の集団にそれぞれ配分していた。
新内閣のポストは構成部族に比例配分され、大統領、首相、議長はそれぞれ別の部族から選ばれた。しかし、鍵を握る集団がジブチ和平プロセスに加わっておらず、議会の拡大がさらに必要になるだろう。
シェルマルケ首相は、ICUから枝分かれしたイスラム過激派武装組織「アルシャバブ」との提携に意欲を見せている。シェイク・ハッサン・ダヒール・アウェイス氏が率いるARS分派と非公式交渉を始めている可能性もある。
第2の問題は人道危機だ。2年間の内乱鎮圧作戦で国内に多くの難民が発生。さらに多くの難民がケニアやエチオピアに逃れた。難民受け入れの準備を整えた国はどこにもないが、とくにアフリカでは全般的に食糧難の厳しい圧力を受けている。
第3は、ソマリア南部と中部を拠点にしているアルシャバブ問題。ただ、重要港湾都市キスマーヨを含め同組織による権力掌握は他部族の利害調整の上に成り立っている。これに加え、明確な階層的指揮命令系統を持っておらず強力な組織とはいえない。エチオピア軍撤退により闘争目標を失い、やがて占領地域の維持に苦慮し小集団に分解していくものとみられる。
第4は、ジブチ合意に反対する他のイスラム勢力の存在。2月初め、ソマリア・イスラム戦線、イスラム抵抗党などが同盟し、ヒズブル・イスラム(イスラム党)が結成された。同党はアルシャバブとも対立し、「AU(アフリカ連合)ソマリア平和維持部隊(AMISOM)」の駐留を拒絶している。
1791
:
千葉9区
:2009/03/01(日) 21:52:38
◆関係国の思惑
隣国エチオピアは、望んだほどジブチ和平プロセスに影響力を及ぼすことができなかった。エチオピア軍は、ソマリア内部に即座に侵攻し、代理勢力に武器を供給できるよう、ソマリアとの国境付近にとどまっている。またエチオピアは、国内の反政府勢力とソマリアの集団との関係を絶とうとするだろう。
エリトリアの影響は、アウェイス氏がソマリアに帰国すればかなり弱まるとみられる。しかし、エリトリアはエチオピアに敵対視同国を不安定化させる行動を続けるとみられる。
ペルシャ湾岸のアラブ諸国はアハメド大統領を歓迎し、支持している。多くのソマリアの実業家が拠点を置くUAE(アラブ首長国連邦)は、アフリカ東部に商業上の利益を見いだしている。アハメド大統領の大目標は、アラブ諸国が競合勢力ではなく、統一政府だけを確実に支援するようにすることだ。
ソマリア政策の焦点をテロ対策から外交的関与に転換すれば、米国はジブチ和平プロセスに大きな役割を果たすことができる。しかし、オバマ政権のアフリカ地域担当ポストは空白のままで、今後数カ月のうちに地域政策の大きな見直しは行われそうもない。
◇
≪結論≫
エチオピアの完全撤退と、新政権の発足というソマリアをめぐる変化に続く今後数週間が、暫定政府の行方を左右する。新政権は、内外から正当な政権であるとの評価を獲得し、ジブチ和平プロセスにより多くの参加を募るのに有利な立場にいる。アハメド政権がしぶとい反対勢力に強硬策をとるかどうかが、焦点の一つといえるだろう。
1792
:
千葉9区
:2009/03/01(日) 21:55:52
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200902280007.html
カディマとの連立政権交渉が決裂、組閣のイスラエル元首相
エルサレム(CNN) 今年2月10日に実施したイスラエル総選挙を受け、ペレス大統領から組閣を命じられた右派リクード党首のネタニヤフ元首相は27日、選挙で第1党となった中道カディマとの連立政権協議が決裂したと発表した。
カディマ率いるリブニ外相と会談、公平な閣僚配分などを提案し、連立政権参加を促したが、カディマが拒否したとしている。労働党も同様の姿勢で、ネタニヤフ元首相は右派系政党を結集した連立政権樹立の模索を強いられることになった。
リブニ外相は交渉決裂の原因として、元首相がパレスチナ国家樹立を視野にしたパレスチナ側との交渉を拒否したことを挙げた。
総選挙(定数120)ではカディマが28議席を獲得し、第1党を維持したが、リクードとの差はわずか1議席だった。外相と元首相は選挙後、共に勝利宣言し、連立工作を独自に進めていた。
組閣は大統領の指示後、6週間内の実現が定められている。
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090301/mds0903011846001-n1.htm
イスラエルのネタニヤフ元首相 中道との連立断念 右派政権の公算大
2009.3.1 18:43
【カイロ=村上大介】イスラエルの次期政権の首相候補として連立交渉を行っている右派リクードのネタニヤフ党首(元首相)は28日、中道カディマとの連立を断念した。同党首の報道官がロイター通信に明らかにした。
ネタニヤフ氏は、米国が進めようとしているパレスチナ国家樹立による2国家共存案の受け入れを求めるカディマのリブニ党首(外相)と2回にわたり会談したが、双方の溝は埋まらなかった。ネタニヤフ氏は、占領地ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区の経済状況改善に分野を限定し、和平の枠組みについては踏み込まないとの姿勢を示している。
これにより、イスラエルの次期政権は、リクードと極右、宗教政党だけによる右派連立政権となる公算が大きくなってきた。ただ、イランの核問題への対応も重要な課題ととらえるネタニヤフ氏は依然、政権安定のためにカディマの連立入りが望ましいと考えているとされ、同報道官は、カディマ側の姿勢の変化によっては再交渉の可能性も否定しないとしている。
1793
:
千葉9区
:2009/03/05(木) 00:22:55
>>1230
>>1534
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090304-OYT1T01180.htm
「住民虐殺を指示」スーダン大統領に逮捕状…国際刑事裁判所
【ブリュッセル=尾関航也】戦争犯罪などを裁く国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)は4日、スーダンのバシル大統領に対し、「人道に対する罪」と戦争犯罪の容疑で逮捕状を発付した。
2002年のICC設立以来、現職の国家首脳に対して逮捕状が出されるのは初。03年から続く同国西部ダルフール紛争で、バシル大統領が住民の虐殺を指示したとして、ICC主任検察官が逮捕状を請求していた。
現地に平和維持部隊を展開するアフリカ連合(AU)は、逮捕状発付はダルフール情勢の不安定化を招くとして、決定見送りを求めていたが、ICCは司法の原則を優先した。
進行中の紛争当事国の首脳が立件されるのは、ICC以外の国際法廷でも前例がない。これが現地情勢に与える影響は未知数で、スーダン政府が態度を硬化させ、住民や平和維持部隊が一層の危険にさらされる事態も懸念される。
ただ、ICCは、逮捕状を発付しても、容疑者の身柄を拘束する手段を持たない。大統領が外遊先の政府当局などに拘束されない限り、実際に裁判が行われる見込みは薄いのが実情だ。
ダルフール紛争では、主に政府軍によって住民ら少なくとも3万5000人が殺害され、飢餓などでさらに8万〜26万5000人が犠牲になったとされる。
(2009年3月4日23時50分 読売新聞)
1794
:
千葉9区
:2009/03/05(木) 00:51:52
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090304-OYT1T00830.htm
カストロ前議長、側近更迭の弟「ラウル派」新内閣を擁護
【ハバナ=小寺以作】キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長(82)は3日、インターネットで論評を発表。
2日の内閣改造で自らの側近が更迭され、新閣僚が弟のラウル議長(77)派で固められたことについて、「更迭された閣僚の多くは、私が引き立てて就任したわけではない。誰にでも交代の時期は来る」と強調し、前・現議長派の権力闘争の結果との憶測を否定した。
(2009年3月4日20時31分 読売新聞)
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200903040016.html
一部は権力欲が原因の更迭と前議長、キューバの内閣改造
ハバナ(CNN) キューバのラウル・カストロ国家評議会議長が2日発表した大規模な内閣改造で、フィデル・カストロ前議長は3日、改造について議長から相談を受けたことを明らかにした。政府系のウェブサイトでのコラムで述べた。
前議長はその上で、実権は実弟の現議長に委ねており、相談は必要なことではなかったとも述べた。内閣改造については前議長派の閣僚が外されており、ラウル派の権力奪取との見方も出ていたが、前議長の発言はこれを打ち消すものともなっている。
前議長はまた、改造人事で提案などはしなかったとも語った。
改造では、ペレス外相が解任され、ラヘ国家評議会副議長も閣僚評議会(内閣)書記職から外れたが、前議長は名前には触れなかったものの、職を解かれた者の中には権力欲から野心を抱いた者もいると指摘。一部の閣僚らは更迭だったことも明らかにした。
1796
:
千葉9区
:2009/03/08(日) 20:22:51
>>1776-1777
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200903060007o.nwc
コソボ独立1年 北部に及ばぬ統治 深まる混迷
2009/3/6
昨年2月17日にコソボが独立を宣言してから1年が過ぎた。今年2月27日、「国際文民代表(ICR)」兼「EU(欧州連合)特別代表」のピーター・ファイト氏は「コソボは独立宣言後、いくらか前進したが、難題が残っている」と述べた。新国家コソボは、領土すべてを支配する、完全な主権を持った、機能する国家を確立する−という大きな挑戦と向き合っている。コソボの不安定な状態は全欧州に影響を与える。
◇
≪分析≫
首都プリシュティナのアルバニア系住民と、北部ミトロビツァ郡ズベチャンのセルビア系住民は、独立宣言1周年記念日にまったく異なる受け止め方をした。プリシュティナでは、多数派のアルバニア系が念願の成就を祝った。ズベチャンでは、コソボのセルビア系地域政府の指導者が隣国セルビアから民族主義派の野党議員を招き、彼らが違法とみなすコソボの独立宣言を拒否し、セルビア系民族の連帯を誇示した。
◆進まぬ国家承認
昨年2月の独立後は、懸念された大きな争乱もなく、6月に新憲法を発効するなど、アハティサーリ前国連特使の計画に従って、コソボは完全な独立実現に向けて前進している。しかし、独立派が望んだようには進まなかったことのほうが多い。
拒否権を持つロシアが反対しているために、コソボ独立は国連安全保障理事会の承認を得ていない。その結果、コソボは、国連はいうまでもなく、その他の国際機関、地域機関に加盟することができない。ただし、西側が力を持つIMF(国際通貨基金)や世界銀行への加盟は可能だ。現在までにコソボを国家承認した国は、日本を含めた西側諸国を中心に54カ国に過ぎない。とくに問題なのは、スペインやギリシャなど、EU27カ国中5カ国がコソボを承認していないことだ。EU加盟には全会一致の賛成を必要とするため、コソボはEU加盟の前段階である「安定化・連合プロセス」にさえ完全に参加することができないでいる。
国連安保理の決議を経ていないため、国際監視の下でコソボ独立の青写真を描いたアハティサーリ案は国際的正統性に欠ける。コソボ政府は、セルビア系住民を含む少数民族の保護を規定したアハティサーリ案の履行を約束している。しかし、セルビアとコソボのセルビア系住民は、アハティサーリ案が提案した、「国連コソボ暫定統治機構(UNMIK)」に代わる「国際文民事務所(ICO)」への協力を拒否している。ICOは弱体なままであり、規模は縮小したもののUNMIKが駐留し続けることで、コソボの国際的誓約に混乱と矛盾が生じている。
◆セルビア系が支配
コソボ政府にとって最大の課題は、全土を実効支配していないことだ。セルビア人地域では医療、教育、地方政府、社会保障などで独自機関が、コソボ政府の機関と並んで運営されている。セルビア系住民が支配するコソボ北部は事実上セルビアの一部として機能し続けている。EUによる法の支配ミッション「文民支援隊(EULEX)」に報告義務がある警察を除いて、北部にはコソボ政府機関は存在しない。南部のセルビア人地域はコソボ政府と現実的に連携する傾向が高まっているが、北部が近い将来コソボに統合される見込みはほとんどない。北部を含めて、EULEXは全土に展開していることから、事実上の国家分裂を恐れるアルバニア系住民の不安は一時的に静まっている。しかし、アルバニア系住民の焦燥を封じ込めるのは難しく、北部で暴力事件が発生する危険は依然として高い。
1797
:
千葉9区
:2009/03/08(日) 20:23:20
◆権威主義の台頭懸念
政治的には、最大与党・コソボ民主党(PDK)のサチ首相が優勢だ。野党は分裂しており、ほとんど無力。ハラディナイ元首相のコソボ将来連盟が最も活発な野党だが、ハラディナイ氏の故郷のコソボ北西部の外では大幅な支持を得たことはない。現在PDKと連立政権を組むコソボ民主同盟は、長年同党の指導者であったルゴバ前大統領の死後、混乱に陥っている。コソボには厳しい政治的競争が間近にほとんどないため、権威主義体制が台頭する可能性に国際機関の当局者は懸念を強めている。
コソボの現状は、独立に乗り出した当時の意図とは異なっている。セルビアは、同国南部の喪失に反対し続け、昨年10月、コソボの独立宣言が違法かどうか検討するよう、国際司法裁判所(ICJ)に提訴した。ロシア政府は、コソボ独立を承認していないEU諸国とともに、セルビアへの支援を繰り返し表明している。
◇
≪結論≫
コソボの将来の不確実性は、コソボ自身と近隣諸国を不安定にしている。活動への国際的同意がないために、EULEXは、麻薬取引や人身売買が横行するコソボで、法の支配を促進する役割を効果的に果たせずにいる。コソボが直面するすべての深刻な問題にもかかわらず、独立国家建設以外に推進すべき代替策はほとんどない。セルビアの多くの人々にとってさえ、コソボ独立撤回は考えられない。
1798
:
千葉9区
:2009/03/15(日) 10:43:45
>>877-878
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200903110007o.nwc
元レバノン首相暗殺で国際法廷開設 深まる党派対立 崩れる統一政府
2009/3/11
ラフィク・ハリリ元レバノン首相暗殺事件を裁く国連の「レバノン特別法廷」が1日、オランダのハーグに開設された。レバノンは、「親シリア・反米派」と「反シリア・親米派」との間に亀裂が生じ、2007年と08年に内戦寸前の危機を経験したが、08年5月のカタールの仲介による「ドーハ合意」以来、政治各派の対立は棚上げされていた。しかし、特別法廷の開設によって、両派の根深い対立が再燃している。
◇
≪分析≫
反シリア派のハリリ元首相は05年2月14日、首都ベイルートで起きた自動車爆弾テロで殺害された。暗殺にはレバノン情報機関やシリア政府の関与が取りざたされている。
07年5月31日、国連安全保障理事会は、親シリア派であるレバノンのベッリ国会議長らが反対するなか、決議1757号によって国際法廷の設置を決定した。中東地域に関する最初の国際法廷として、レバノン特別法廷は、主に安全上の理由からオランダ西部のハーグに置かれ、レバノン人4人を含む国際判事団がレバノン法に基づき審理を進める。死刑はなく、最高刑は終身刑だ。
◆選挙への影響必至
特別法廷の最初の行動は、05年以来、レバノン政府に拘留されている4人の将軍の引き渡しを同政府に求めることだ。ベイルートからハーグへの全容疑者の移送には60日間の猶予が与えられている。
親シリアのイスラム教シーア派組織ヒズボラは4人の将軍の釈放を要求しているが、シニオラ首相やサクル捜査官はこれを拒否した。容疑者の扱いをめぐる口論が象徴するように、6月7日に予定される議会選挙が迫るなか、レバノンではハリリ暗殺事件を裁く法廷の設置によって緊張が再び高まっている。
これまでレバノンは比較的静穏だった。与野党参加の挙国一致内閣を定めた「ドーハ合意」以来、スレイマン大統領は、05年から08年の間に、何度も同国の安定を脅かしてきた、親シリア派の「3月8日同盟」と反シリア派の「3月14日同盟」との確執を押さえ込むのに成功してきた。しかし、この平静な状態は終わった。
暗殺されたハリリ元首相の次男で、反シリア派「3月14日同盟」に属する未来運動党サアド・ハリリ党首は、国際特別法廷開設の数日前に、ヒズボラとその同盟者が選挙で勝てば、未来運動党は統一政府には加わらないだろうと示唆した。サアド氏の発言から、今年の総選挙で、レバノンに幅広い支持の得られる統一政府ができる見込みはほとんどない。
また、「3月14日同盟」の他の指導者らは、特別法廷がシリア高官に有罪判決を言い渡すことへの期待を公然と口にするなど、反シリア派の勢いは増すばかりだ。
昨年8月には、スレイマン大統領がシリアを訪問してアサド大統領と会談し、相互の大使館設置など外交関係正常化に合意した。このときは反シリア派の指導者も合意を受け入れているようにみえたが、再びレバノン政治は分極化しそうだ。
レバノンには18の公認宗教・宗派が存在し、宗派ごとに政府の役職や国会の議席数が定められる「宗派主義体制」をとっている。
法廷が動き始めれば、ハリリ裁判に関する政治的発言が不協和音を生み、選挙を取り巻く宗派対立が深まるだろう。
最悪のシナリオでは、6月の選挙でヒズボラの率いる同盟が勝利し、レバノン政府の国際特別法廷への全面的な支持が危機にひんする恐れがある。同法廷の今年の予算は4030万ユーロ(約50億円)で、そのうち49%はレバノンが負担することになっている。
かりにヒズボラが同法廷へのレバノンの支持を撤回するなら、深刻な政治危機の口火を切ることになるだろう。
1799
:
千葉9区
:2009/03/15(日) 10:44:00
◆シリアにも飛び火
ハリリ裁判はシリアに否定的な影響を与えざるを得ない。これは、米新政権と迅速な緊張緩和を目指すシリア政府にとって厄介な問題だ。同法廷は、米国の中東政策に不可欠な、中道派としてのシリアのアサド大統領のイメージを損なうかもしれない。だが、大統領は、ハマス、ヒズボラ、イランとシリアとの結びつきを強調することで、裁判の圧力を緩和しようとするだろう。
ヒズボラが6月の選挙で勝利すれば、レバノン政府の要職を占めることになる。これによりシリアとレバノン、ハマス、イランとの結びつきが強まれば、パレスチナとイスラエルの和平交渉再開に影響を与えるだろう。また、オバマ米新政権が中東地域における最優先の緊急課題と位置づけるイランの核開発問題にも、間接的な影響を及ぼしそうだ。
◇
≪結論≫
ハリリ元首相暗殺事件に関する国際特別法廷の進行は遅く、少なくとも4年はかかりそうだ。正式な起訴や裁判は2011年以降になるだろう。判決が出るまで数年を要するだろうが、ハリリ裁判の短期的な影響として、レバノン政治は「親シリア・反米派」と「反シリア・親米派」に分裂し、6月の総選挙後の統一政府樹立は困難に直面するだろう。
1800
:
とはずがたり
:2009/03/15(日) 17:51:09
岡田氏、民主政権なら密約公開 沖縄返還めぐり
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1068688996/4152
2009/03/14 18:02 【共同通信】
1802
:
とはずがたり
:2009/03/18(水) 13:45:21
本(秋田)県と岩手にPAC3配備 「迎撃」閣議決定へ
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090318d
政府は17日、北朝鮮が「人工衛星」打ち上げと主張して発射準備を進めているとされる長距離弾道ミサイル「テポドン2号」が日本領域に着弾する事態に備え、迎撃態勢の準備を月内にも初めて閣議決定する方向で最終調整に入った。これは自衛隊法の「破壊措置」の規定に基づく。決定を受け、浜田靖一防衛相が自衛隊に迎撃態勢を取るよう命令する。複数の政府関係者が明らかにした。
低層圏で弾道ミサイルを撃ち落とす地対空誘導弾PAC3を秋田、岩手両県へ配備すると同時に、迎撃ミサイルSM3を搭載したイージス艦「こんごう」「ちょうかい」(いずれも長崎県・佐世保基地所属)の日本海、太平洋での展開を検討している。
PAC3は入間(埼玉)、浜松(静岡)、各務原(岐阜)など6カ所に配備。東北には配備されていないため、秋田、岩手にはこの中から移動させる方向だ。
県危機管理監を務める佐々木誠・知事公室長は同日、迎撃態勢の整備について、「まだ防衛省からの連絡がなく、今の段階ではコメントできない。正式な連絡を受けて対応を決める」と話した。
(2009/03/18 09:29 更新)
秋田市が「飛翔体情報連絡室」 北朝鮮「人工衛星ロケット」
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090317o
北朝鮮の「人工衛星ロケット」が本県沖の日本海に落下する恐れがあることを受け、秋田市は17日までに庁内に「秋田市飛翔体(ひしょうたい)情報連絡室」を設置した。
市では市民が武力攻撃を受ける恐れがある場合、市の国民保護計画で対応することにしているが、今回の件はこれに当たらないと判断。自然災害などの際の地域防災計画に基づく災害警戒対策室に準じた形で、同連絡室を設置した。市防災対策課のほか、安全安心対策推進本部や警防課、広報課などの担当者で構成する。
同連絡室では近く会合を開き、国や県との連絡体制の確保や庁内関係部所の情報共有、緊急時の連絡体制を確認する。
(2009/03/17 20:26 更新)
1803
:
とはずがたり
:2009/03/19(木) 01:06:39
まぁ殆ど民間機は使う予定無いしねw
新滑走路 自衛隊が使用 茨城空港 暫定的に1年間 通常訓練地補強工事で
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20090318/CK2009031802000081.html?ref=rank
2009年3月18日
航空自衛隊百里基地内(小美玉市)で建設中の茨城空港新滑走路(二千七百メートル)で、自衛隊が今年一月から通常訓練を実施している。新滑走路は原則、民間の航空機用だが、自衛隊が通常使用している滑走路は来年三月の開港後、悪天候時に民間機も離着陸するために補強工事中。県空港対策課は「(訓練は)工事期間中の暫定的な利用であり、問題はない」としている。
県によると、補強工事に要する期間は約一年。この間は新滑走路で自衛隊の訓練が行われるという。
だが、新滑走路は自衛隊が使用している滑走路より民家側に二百十メートル近いため、野党の県議から騒音被害を問題視する声がある。
新滑走路の事業体である国土交通省と防衛省、県が基地のある小美玉市小川地区の住民に対し、正式な説明会を開いたのは自衛隊の訓練場所を変更する約一カ月前の昨年十二月二十六日だった。 (沢田佳孝)
1804
:
千葉9区
:2009/03/23(月) 23:36:58
http://www.asahi.com/international/update/0323/TKY200903230320.html
ネタニヤフ党首、宗教政党シャスと連立合意 イスラエル
2009年3月23日21時16分
【エルサレム=井上道夫】イスラエルで組閣中の右派リクードのネタニヤフ党首は、23日未明までにユダヤ教政党シャスと連立を組むことで合意した。対パレスチナ政策で強硬姿勢をとるシャスと連立を組むことで、中東和平交渉に影響が出るのは必至だ。
2月の総選挙(定数120)で右派が65議席を獲得したことを受け、ペレス大統領から次期首相候補として組閣要請を受けたネタニヤフ氏は、これまでに極右政党「イスラエル我が家」と連立を組むことで合意している。シャスとの合意を受け、リクードを含めた3党の議席数は53議席になったが、過半数の61には達していない。
イスラエル放送などによると、ネタニヤフ氏は内相や副首相などのポストを提示し、シャスが受け入れた。シャスは、パレスチナとの2国家共存に不可欠なエルサレムの分割を拒否している。このため、米国など国際社会の求めに応じて中東和平に取り組むことになるネタニヤフ氏にとっては、難しい政権運営を求められる。
一方、ネタニヤフ氏は政権基盤の安定をはかるため、右派だけの連立ではなく、中道、左派を含めた大連立を目指している。第1党の中道カディマとの連立交渉が難航していることから、バラク党首率いる労働党に連立参加を促している。
バラク氏は当初、右派中心の連立には参加しない方針を示していたが、ここにきて前向きな姿勢を示し始めている。だが労働党内部で意見が割れている。組閣期限の4月3日に向け、労働党の対応が連立政権発足のカギになる。
1805
:
とはずがたり
:2009/03/25(水) 14:01:05
>>1792
>>1801
>>1804
極右と労働党でどうやって政権維持して行くんだ?
イスラエル、労働党が連立参加へ ネタニヤフ政権に中道色
http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009032501000152.html
【エルサレム25日共同】イスラエルの中道左派政党、労働党は24日夜の中央委員会で、右派リクードのネタニヤフ党首が率いる政権に参加する方針を賛成多数で承認した。これまで右派勢力だけだった連立に中道色が加わり、対パレスチナ強硬姿勢を若干和らげることになりそうだ。
国会定数120議席のうち、ネタニヤフ氏はリクード(27議席)のほか極右の「わが家イスラエル」(15)、ユダヤ教超正統派のシャス(11)と既に連立で基本合意しており、労働党(13)を合わせて与党議席は過半数の66議席となった。
ただ労働党のうち7議員は右派主導政権への参加に反対し「与党の投票行動に従わない」と表明。ネタニヤフ氏はさらに他の極右、宗教政党と連立交渉を進め、政権発足は来週にずれ込む見通しだ。
ネタニヤフ氏は和平推進派の労働党に配慮し「中東和平を目指して交渉する」ことで、同党と合意した。しかし仲介役の米国が支持する「パレスチナ国家樹立による2国家共存」までは踏み込まず、和平に消極的な基本姿勢は変わっていない。
2009/03/25 09:39 【共同通信】
1806
:
千葉9区
:2009/03/28(土) 18:00:53
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200903280006o.nwc
イスラエル 連立政権発足へ 外交・経済政策に対立の芽
2009/3/28
印刷する ブックマーク: イスラエル右派政党リクード党首のネタニヤフ次期首相は25日、「自らの政権がパレスチナ人と和平のパートナーになるだろう」と述べた。また、持論であるパレスチナ経済の強化を繰り返し強調した。
24日には左派政党労働党との連立が決まった。その前日にはユダヤ教超正統派政党シャスを連立に取り込むことに成功。労働党が分裂しないなら、クネセト(国会)120議席中66議席の支持を得たことになる。ネタニヤフ次期首相は、数日中に組閣を完了するとみられる。
労働党のバラク党首は国防相にとどまり、そのほか3つの閣僚ポストを獲得したが、右派政権参加の是非をめぐる同党中央委員会の投票は小差だった。仮に労働党が分裂すれば、第一党だが野党にとどまる中道右派政党カディマを利するだろう。
短期的にはネタニヤフ政権は政権獲得による求心力のおかげで安定しそうだ。労働党が加わったことでオバマ米政権と直ちに衝突することもないだろう。
しかし、世俗派とユダヤ教超正統派の対立、パレスチナ政策に対する政権内部の緊張関係がいずれ現れざるを得ない。次期首相はイスラエルのすべての国際合意を尊重するとしているが、労働党との連立協定書は和平プロセスに関してあいまいだ。イデオロギー的内部対立により、外交政策も、国内経済課題も進展は困難だろう。
1807
:
千葉9区
:2009/04/01(水) 22:20:52
http://mainichi.jp/select/world/news/20090401k0000m030169000c.html
イスラエル:左右両派「呉越同舟」 パレスチナ側懸念強く
【エルサレム前田英司】右派リクードのネタニヤフ党首率いるイスラエル新政権は、最大政党の中道カディマを抜きにした左右両派の「いびつ」な構成になる。中東和平を推進する中道左派・労働党の参加で「右派政権」のイメージこそ和らいだが、「呉越同舟」の与党内で、和平を巡る認識の違いは歴然としている。
「与党に固執する労働党のDNAが(和平推進の党方針に)勝ってしまった」。労働党の国会議員、カベル氏は自党の政権入りについて、地元メディアに怒りをぶちまけた。24日の党中央委員会では出席者の58%が政権参加を支持したが、国会議員13人のうち同氏を含む7人は反対に回った。
カベル氏は、初めてリクードに政権を奪われた77年以来、労働党は閣内にとどまってこそ影響力を発揮できるとの「言い訳」を繰り返し、実際には埋没して党勢を衰えさせたと分析。「下野すれば再建を模索できた。与党になればますます衰退するだけだ」と嘆く。
ネタニヤフ氏は労働党との連立交渉で、新政権が中東和平について「(過去の)あらゆる外交上や国際的な合意に責任を持つ」と約束した。同党はこれをパレスチナ国家との「2国共存」の追求と前向きに解釈したが、リクード幹部は否定する。ネタニヤフ氏がカディマとの折衝で「2国共存」を明言せず、「大連立」が不調に終わった経緯もある。
また、イスラエル放送によると、ネタニヤフ氏は極右政党わが家イスラエルとの連立交渉で、エルサレムと占領地ヨルダン川西岸のはざまに、ユダヤ人入植地3000戸を建設する「密約」を交わしていた。一帯は南北に長い西岸のほぼ中央に位置し東西幅が狭いため、入植地化されれば西岸は事実上南北に分断されることになる。建設計画はこれまで米国の反対もあって「凍結」されていた。
ネタニヤフ氏が労働党の政権入りに固執した訳は、中東和平の推進を掲げるオバマ米政権からの圧力をかわすことにあったと言われている。ただ、オバマ政権の取り組みには、「『言葉』だけで『実態』が見えない。焦眉(しょうび)の課題は自国の経済対策なのだろう」(外交筋)との見方もある。
ネタニヤフ政権発足へのパレスチナ自治政府の懸念は深い。自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとの「和解」が難航する中、イスラエル政府の右傾化によって、穏健派アッバス自治政府議長は手詰まり感を深めるばかりだ。
パレスチナ解放機構(PLO)のエラカト交渉局長は米紙への寄稿で「イスラエル新政権の閣僚の多くは、パレスチナ人の犠牲の上にイスラエルの拡大を狙うあしき伝統の体現者だ」と述べ、和平プロセスの逆行に危機感を示した。
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