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仙台・宮城・陸奥

1とはずがたり:2008/06/05(木) 12:05:28
地区別スレ,遂に仙台も登場。陸奥とは勿論多賀城を首府とする明治以前の陸奥だ♪
本来はにぬけんが立てるべきだが何時迄俟っても立てやがらないので俺がたつヽ(`Д´)ノ

2とはずがたり:2008/06/05(木) 12:06:01

駅前は田んぼのまま? 地下鉄東西線・荒井駅
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/06/20080605t13034.htm

周辺図
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/city_planning/20080605m10.jpg

 仙台市の地下鉄東西線「荒井駅」(若林区)北側の市街地開発が行き詰まっている。市が2007年5月に地権者の説得を断念したのに続き、駅南側の地権者らもことし5月末、南側のみの土地区画整理事業組合設立へとかじを切った。市が東西線の東の交通結節拠点と位置付ける荒井駅は、北側に農地を残したまま15年度の開業を迎える可能性が一層高まった。(報道部・門田一徳)

<同意率は6割>
 北側区域は約18ヘクタールで、地権者は48人。約200メートル北に都市計画道路が東西方向に走り、東には仙台東部道路の仙台東インターチェンジがある。市は06年作製の東西線のパンフレットで荒井駅北側に駅前広場を描くなど、北側の開発を重視していた。

 荒井駅周辺の区画整理事業は06年6月、約60ヘクタールでの組合設立に動きだした。しかし、北側地権者のうち、農業の継続を望む地権者らの反発で説得は難航。市は駅と車両基地用地を直接買収する方針に転換し、同意率の高い南側地権者らに北側を分離して組合を設立することを求めた。

 南側地権者らは、市が断念した後も粘り強く説得を続けた。それだけに、地権者の男性は「われわればかりが努力して、市は説得に協力してくれなかった」と市への不信感を口にする。
 区画整理など開発が可能になる市街化区域への編入には、90%以上の同意率が必要だ。同意率の高い南側が抜けたため、北側単独では60%程度に落ち込んでいる。

 このため、次回の10年の県都市計画区域マスタープランで、北側が市街化区域に編入されるのは「容易ではない状況」(市都市計画課)。マスタープランの変更はおおむね6年ごとで、次回を逃せば、北側は開業時の市街地形成がほぼ不可能になる。

<積極関与せず>
 開業から21年が経過した地下鉄南北線。南の起終点、富沢駅(太白区)では6月中旬、駅の東口と西口の新設を含む改修工事が始まる。
 富沢駅周辺の区画整理事業が始まったのは、南北線開業の7年後の1994年。事業が進むにつれて駅利用者も増え、北側出入り口だけで対応できなくなったという。

 総事業費は6億4000万円に上る。市幹部は「初めから駅と区画整理が連動していれば、改修の必要はなかった」と指摘する。
 荒井駅の北側について、市街地形成を支援する市区画整理課は「南側の事業をまず進める」と強調。市交通局も「東西線工事を開業に間に合わせることを最優先する」と説明するなど、市は開発に積極的に関与しない方針だ。

 民間シンクタンク・都市構造研究センター(仙台市)の南部繁樹代表は「駅北側の開発を含めた完成形を明確に示さないと、富沢駅のような非効率的な事態がまた発生する」と、警鐘を鳴らしている。
2008年06月05日木曜日

3荷主研究者:2008/06/05(木) 23:35:27
>>1
これまでの各スレッドに散りばめられた膨大な仙台(都市圏)及び東北ネタの蓄積を考えると、新たな仙台スレの立ち上げには躊躇せざるを得なかっただけぇが。
まぁ、でも、スレ立て乙。

4荷主研究者:2008/06/05(木) 23:36:18

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/04/20080420t13022.htm
2008年04月20日日曜日 河北新報
名取エアリ アクセス線利用来店者の1割未満

 東北最大級のショッピングセンター、イオンモール名取エアリ(宮城県名取市)の来店者のうち、店舗に直結する仙台空港アクセス線「杜せきのした駅」を利用した人の割合は1割にも満たないことが、東北運輸局の調べで分かった。

 調査は昨年12―今年1月に実施。エアリ内で聞き取りや直接記入で回答を得た。有効回答者は計1561人。来店の交通手段は、自動車の割合が圧倒的で平日88.0%、休日91.9%。アクセス線利用は平日で5.4%。休日はさらに下がって3.8%だった。

 運輸局は調査後、記入用紙に住所の記載があったマイカー利用者に、各世帯3枚ずつアクセス線の体験乗車券を送付。

 送った体験乗車券のうち、使われたのは5.6%(延べ68人)にとどまったが、体験乗車した人の67%がアンケートに「今後アクセス線を利用したい」と答えた。

 鉄道利用が極めて低調だった調査結果について運輸局は「もともと東北はマイカー依存が強い。衝撃的な数値とは思っていない」と分析。「まずは1度乗車して利便性を実感してほしい」としている。

5荷主研究者:2008/06/05(木) 23:57:31
ビバ半田屋!!

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/04/20080422t32005.htm
2008年04月21日月曜日 河北新報
東北自動車道・滝沢PAに半田屋が26日開店

 「大衆食堂 半田屋」を展開する半田屋(仙台市)は26日、岩手県滝沢村の東北自動車道滝沢パーキングエリア(PA)上下線に、「半田屋滝沢ハイウェイ食堂」をオープンさせる。高速道路への進出は初めて。

 上下線ともにフランチャイズ店舗で、既存の建物を改装して活用する。客席数は上り線が24席、下り線が25席。既存店で採用しているカフェテリア方式と異なり、利用客は券売機で定食の食券を購入する。

 滝沢PAはトラックドライバーらの立ち寄りが多く、食事目的の利用客は1日当たり約240人に上る。「ハイウェイ食堂」では土産物なども取り扱い、2店合わせて年間約1億6000万円の売り上げを見込む。

 半田屋は「客層を考慮して、ご飯のボリュームを多くする。成功すれば、サービスエリアにも進出したい」と話している。

6荷主研究者:2008/06/06(金) 00:00:26

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/04/20080424t12028.htm
2008年04月24日木曜日 河北新報
仙台ホテル所有のオリックス不動産 隣接ビル買収

オリックス不動産に買収された「GSビル」=仙台市青葉区中央1丁目

 パチンコ店経営の大成商事(山形市)グループが所有する、仙台市青葉区のJR仙台駅前の「GSビル」の土地と建物が、オリックス不動産(東京)に買収されたことが23日、関係者の話で分かった。ビルに隣接する仙台ホテルの土地、建物の所有会社も2007年2月にオリックス不動産が買収。同社は一体的な開発も検討しているとされ、杜の都の玄関口が大きく様変わりする可能性がある。

 関係者によると、売買契約が結ばれたのは17日。買収額は数十億円とみられる。引き渡しは11月で、それまでビルに入居する店の営業は継続される見通し。
 GSビルは地上6階、地下2階で、敷地面積は約1030平方メートル。旧「日乃出興業ビル」で、大成商事が03年に買収した。現在はパチンコ店、飲食店、カラオケ店などが入居している。大成商事は山形を拠点に宮城、新潟、北海道でパチンコ店「ベガスベガス」などを運営している。

 隣接する仙台ホテルの敷地面積は、約2740平方メートル。オリックス不動産は今回の買収で、駅正面に位置するブロックの北西側一帯の土地約3770平方メートルを占めることになる。仙台ホテルの営業は12月以降も当面、継続される方向で調整が進められているという。

 オリックス不動産は「詳細はお話しできない」、大成商事も「担当者が不在で対応できない」と話している。
 市中心部では、商業ビルや老舗ホテルが東京資本や外資系ファンドに買収される動きが相次いでいる。アーケード街にある佐々重ビルは、07年10月に東京の平和不動産が買収。市が仙台駅前に建設した高層ビル「アエル」も同月、東京の不動産投資会社セキュアード・キャピタル・ジャパン系の特定目的会社に売却された。

7荷主研究者:2008/06/06(金) 00:07:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/04/20080426t12043.htm
2008年04月26日土曜日 河北新報
東西線「一番町駅」商業ビル前進 2年越し用地取得

地下鉄東西線一番町駅の出入り口を兼ねた商業ビルの立地計画が進む区域=青葉区一番町2丁目

 仙台市地下鉄東西線の「一番町駅」(青葉区)出入り口と一体化した商業ビルの建設計画が動きだす。計画区域にある5つのビル所有者でつくる「再生事業協議会」が用地を取得。東西線開通予定の2年前の2013年にも、サンモール一番町商店街の新たな玄関口としてビルをオープンさせる方針だ。

 ビル予定地は、青葉通と東一番丁通が交差する一番町2丁目の約1700平方メートル。協議会は14日、地権者との間で不動産売買契約を結んだ。

 予定地の一部は既に仙台市が取得しており、商業ビルは地下鉄駅の連絡通路を兼ねる計画。5月中旬に、ビルの規模やテナントなど具体的プランの検討に入る。

 協議会の山下晴也会長は、地下鉄南北線・勾当台公園駅(青葉区)出入り口のある「ファッションビル141」がモデルと説明。「サンモール一番町に人を呼び込むベストの方法を選びたい」と意欲を示す。

 商業ビル構想は06年3月、市が一番町駅出入り口の用地を取得した直後に浮上。周辺のビルは、いずれも築30年以上で老朽化していたため、ビル所有者が同年7月に協議会を発足させた。

 地権者との交渉は難航したが、サンモール一番町商店街振興組合の後押しを受け、2年越しでようやく、用地取得にこぎ着けた。

 協議会発足時には地上6階、地下2階の構想を描いた。しかし、ビル所有者から地権者に立場が変わったことなどから、あらためて計画を練り直す。

 協議会の用地取得を受け、市東西線沿線まちづくり課も、駅の機能を生かした商業ビル開発を支援する方針。08年度中に、税制面での優遇がある「市街地再開発事業区域」と、容積率の緩和が受けられる「高度利用地区」の都市計画決定を目指し、協議会と話し合いを進める。

8荷主研究者:2008/06/06(金) 00:19:24

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/04/20080429t15013.htm
2008年04月28日月曜日 河北新報
東北大基金を創設 寄付の10億円原資に

 東北大は28日までに、東北大研究教育振興財団から寄付を受けた10億円を原資に、東北大基金を創設した。運用益は公的資金を補う大学独自の財源として活用する。

 財団は創立100周年記念事業として募金活動を展開。寄付金37億6000万円と物品9000万円分、半導体研究所の資産24億円相当の寄贈を受け、10月開館予定の「百周年記念会館(仮称)」建設資金などを除く10億円を大学に寄付した。

 大学は基金を運用し、教育研究環境の整備、企業・社会との連携、国際交流促進、学生支援などに充てる。5月にも学内外のメンバー約20人による基金運営委員会を設ける。

 同大の井上明久総長は運営費交付金、授業料、科学研究費補助金に次ぐ第4の財源として、独自の裁量で使える基金の創設を100周年記念事業の柱としてきた。

 28日、仙台市青葉区の片平キャンパスで目録贈呈式があり、財団の西澤潤一理事長が井上総長に目録を手渡した。井上総長は「世界リーディング・ユニバーシティーを目指し、発展するための財源として活用する」とあいさつ。西澤理事長は「大いなる成果を挙げてほしい」と述べた。

 井上総長は半導体研究所の寄贈に対し、名誉所長である西澤氏に感謝状を贈った。

9とはずがたり:2008/06/06(金) 01:22:51
>>3-8
早速のレス,乙。
過去の蓄積はこんな風↓にリンクはっても良いけどレス投下時に関連スレを単発リンクすると繋がりが判って良いかも。

都市計画スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1040429221/?KEYWORD=%C0%E7%C2%E6
鉄道スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/?KEYWORD=%C0%E7%C2%E6
商業スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146061388/?KEYWORD=%C0%E7%C2%E6
不動産スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1105074193/?KEYWORD=%C0%E7%C2%E6

10とはずがたり:2008/06/06(金) 01:25:19
>>9
間違えた・・。
×関連スレ
○関連レス
だ。まぁ面倒ではあるがね。

11やおよろず ◆N22LLUydY2:2008/06/06(金) 02:58:39
宮城系コテハンとして、記念レスをつけさせてもらいます。

12とはずがたり:2008/06/06(金) 03:31:12
記念レス歓迎〜っすヽ(´ー`)/
またなんか地元情報でもありました日にはよろぴくす。

13とはずがたり:2008/06/15(日) 20:26:38
地震の報はこちら↓
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1105324388/129-130

岩手・宮城地震:工場、相次ぎ操業再開 一部で遅れも 
http://mainichi.jp/select/today/news/20080616k0000m020037000c.html

 岩手・宮城内陸地震の発生から一夜明けた15日、被害を受けた企業の工場や店舗で、生産再開などの動きが出始めた。ただ、再開のめどが立たない施設も少なくない。

 操業を停止していた日立製作所子会社の電子部品工場(岩手県奥州市)は15日、設備に異常がないことを確認し通常通りに操業を開始した。松下電器産業のDVDレコーダー部品工場(宮城県名取市)も復旧作業を終えて生産を再開。イオンは、食料品の販売だけにとどめていた両県内の3店舗で15日、全面営業を始めた。

 トヨタ自動車系の関東自動車工業は、岩手工場(岩手県金ケ崎町)で組み立て中の車体が落下するなどの被害が出たが、通常生産のめどがつき、16日から通常通り稼働させる。伊藤ハムのデイリー東北工場(宮城県栗原市)は地震発生直後から操業を停止して設備の点検などに当たり、普段は休業日の15日から操業を再開した。

 塩野義製薬は、医薬品製造ラインの配管などに損傷が見つかった金ケ崎工場(金ケ崎町)で修復作業を終え、16日にも生産を再開する。サッポロビール仙台工場(名取市)も亀裂が入ったタンクの修繕を終了し、休業明けの17日から操業する。

 一方、製造装置が損傷した富士通半導体子会社の岩手工場(金ケ崎町)や、停電に見舞われたソニー子会社の録画・録音装置部品工場(栗原市)は、操業再開のめどが立っていない。東芝子会社の半導体工場(岩手県北上市)も15日に操業を再開したが装置の調整に手間取り、完全復旧には至っていない。【小倉祥徳、宮島寛、宇都宮裕一】

14小説吉田学校読者:2008/06/16(月) 07:16:18
私も東北系住民として、参加いたしますぞ。あぶく〜〜ま川の〜〜流れに沿って〜〜♪
白星で応援。ファンよ市民よ住民よ地震になんか負けるな。しかし、見たことしか書いていないのに、冒頭部分、実にいい文章書くね、この記者は。

楽天・岩隈、被災地へ届けた完封勝利 「地震に負けない」10勝一番乗り
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080615-00000955-san-spo

 まっ青な空に向かって、無数の白いジェット風船が舞い上がる。岩手・宮城内陸地震の犠牲者に1分間の黙祷(もくとう)をささげて始まった試合。14日は震度5強の激しい揺れに襲われたKスタ宮城に、ファンの勝ちどきがこだました。巨人に3−0で完勝。楽天が連敗を「3」でストップした。
 エースの岩隈がゲームを支配した。最速150キロのストレートと、140キロ近いフォークボールのコンビネーション。7安打されてもタイムリーは許さない。8奪三振で今季2度目の無四球完封。広島のルイスと並び10勝に一番乗りした。
 「けがなくやれば10勝はできると思っていたけど、こんなに早くとは…」。2ケタ勝利は15勝した近鉄時代の2004年以来。過去3年は不本意なシーズンだっただけに「うれしい」の言葉に実感がこもった。
 『俺達は地震になんか負けない』。スタンドの横断幕に応える力投でもあった。地震が起きたとき、岩隈は自宅で朝食をとっていた。あわてて長女を抱き寄せた右腕にとって、被害は人ごとではない。「球場にこれだけ多くの人(2万449人)が来てくれた。少しでも勇気を与えられる試合をしたかった」。八回終了時の球数は118球だったが、「最後まで行きます」。一人で9回を投げ切った。
 これで交流戦は無傷の4連勝。チームが交流戦で優勝すればMVPの最有力候補にも挙げられる。「岩隈でなければ危ない試合だった。ますますエースらしくなってきたよ」。今年『エースの品格』を著した野村監督も最大級の賛辞を贈っていた。(佐藤正弘)

15とはずがたり:2008/06/16(月) 19:11:13
【野蒜築港】
東北スレと云えば此は外せない。新スレ記念特集レス
明治の極めて早い時期に着手されているのは戊辰戦争での特に奥羽越の人心の分裂を収拾し東北地方を一体化して明治体制下に組み込もうとする意図か。
地震ではなく台風にやられて抛棄されてしまったのは非常に勿体なくある。その代わりに貴重な遺構が残ることになったようである。

野蒜築港資料室
http://park3.wakwak.com/~chikko/
明治三大築港の紹介

■所在地
  三国港  福井県 坂井市三国町
  野蒜港  宮城県 東松島市
  三角港  熊本県 宇城市三角町
■三つの港の共通点
 1.明治の極めて早い時期の事業 ex.横浜港着手=明治22年
     着手  三国・野蒜=明治11年  三角=17年
     竣工  野蒜=明治15年  三国=18年  三角=20年
 2.オランダ人が設計施工に関与
      三国  エッセル、デ・レーケ、デフォス、アルンスト
      野蒜  ファン・ドールン、マストレクト、アルンスト、ウィール
      三角  ムルドル
 3.地域開発の拠点の位置づけ
■事業主体
    三国  豪商6人の発起で始まり、15年から内務省直轄
    野蒜  内務省直轄
    三角  熊本県

野蒜築港
土木学会選奨土木遺産
宮城県桃生郡鳴瀬町、矢本町、宮城県石巻市
日本で初めての近代港湾計画
http://www.gijyutu.com/ooki/tanken/tanken2003/nobiru/nobiru.htm

 東北地方の開発のために、明治政府は宮城県桃生郡野蒜村(現在の宮城県桃生郡鳴瀬町)を拠点とした近代的な港湾計画と、運河による交通網の整備を計画しました。石巻湾に注ぐ鳴瀬川の河口に内港をつくり小型船舶の繋留地とし、野蒜と宮戸島の間の入江を外港とする大型船舶の停泊地を設ける計画でした。また、北上川から内港へ通じる運河と、内港から松島湾へ通じる運河をつくり、阿武隈川とも結ぶことによって、野蒜港を拠点とした東北地方の岩手県、宮城県、福島県、山形県を経済圏としてまとめようとする構想でした。

近現代スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043132013/34-35
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1043132013/41

16とはずがたり:2008/06/18(水) 18:16:49
農産業の打撃は特に切ないですねぇ。。岩手の農家は糞玉沢の基盤であったといえばあったのだけれども。

高原の名産、実り無念 イチゴ・イワナの出荷断念
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/06/20080618t13032.htm

 岩手・宮城内陸地震で、宮城県栗原市栗駒の耕英地区で盛んなイチゴ栽培やイワナ養殖は、道路が寸断され孤立した上、住民が全員避難したため、壊滅的打撃を受けそうだ。「再起は難しい」「いつかまた」。住民の胸には、絶望と、かすかな希望が交互に去来した。

<見通し立たぬ>
 イチゴを栽培する長いハウス。高床式のうねが地震の衝撃で落下し、無残な姿をさらす。真っ赤に実ったイチゴは「収穫されず、このまま腐るだけ」という。外には、きれいにイチゴを並べた箱が出荷のめどなく山積みにされたままだった。

 いったんは両親とともに、地区にとどまることを決めたイチゴ農家千葉雄喜さん(34)は17日、山を下りることを決断した。復旧に必要な発電機や資材の搬入の可能性を探ったが、結局見通しが立たなかったからだ。

 ケーキなどに載せるイチゴ「雷峰」を家族らとハウス栽培する。ハウスは12棟、計6500平方メートル。父孝喜さん(60)が5年前、2億円かけて造った。独自に販路を持ち、毎年5000万円以上を売り上げていた。

 「今年の収入は30分の1、40分の1になるかも」と千葉さん。「この土地でもう1度やるか、やらないかという話になるだろう」と言いつつ、自分を奮い立たせるように言葉を続けた。「(冷涼な)耕英地区はイチゴを作るには最高の場所。またここでやりたい」

 夏場だけ耕英地区でイチゴやダイコンを栽培する小山忠三さん(79)。畑1.3ヘクタールを耕す。地震でけがをし、これからイチゴの収穫の最盛期というところで山を下りた。「畑が気掛かりだけど、もうあきらめるしかない」。言葉に力はない。

<お客見込めず>
 栗駒山のすそ野の冷涼な高原を切り開いた耕英地区。イチゴ、高原大根、レタス…。担い手が去った農産物の見通しは暗い。渓流魚の代表格イワナの養殖も状況は厳しい。

 養殖池に白い腹を見せたイワナが1匹浮かぶ。耕英地区の数又貞男さん(57)の養殖場。水は白く濁り、底は見えない。

 稚魚8万匹、成魚2万匹。避難中の市街地から17日、一時帰宅した数又さんは「稚魚はこのまま全滅ですね」と力なく話す。成魚は底に沈んでいる死骸(しがい)を含めたら何匹死んだか分からない。壊滅的被害だ。

 数又さん方はイワナを主に近所の旅館に卸していた。ガソリン高による宿泊客の減少に伴って、だんだん魚の出荷量が減少していた。そんな中の大地震。「もう商売は難しい」。妻の八千代さん(56)は途方に暮れた。

 父の故一夫さんが1967年に国内で初めて成功したイワナの養殖を引き継いだ。「またやりたいとは思うけど…」と数又さんは自信なさげだ。
 道路が寸断され、観光客は見込めない。「お客さんが来てくれるかが心配」。復旧しても、余震が長期化すれば、その分ダメージも長引く。

 もう1人のイワナ養殖業の男性も山を下りた。今後のことは「分からない」とだけ答え、口を真一文字に結んだ。
(報道部・肘井大祐、藤本貴裕)
2008年06月18日水曜日

17とはずがたり:2008/06/18(水) 18:19:08
今回の地震は民家破壊型ではなくて土砂崩れや用水路破壊型ですね。

水田に無数の亀裂 農家絶句「干上がる」
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/06/20080618t13026.htm

 岩手・宮城内陸地震の影響で、宮城県栗原市栗駒、花山の山あいに点在する水田が、「生命線」の水を絶たれて日増しに干上がっている。コンクリートの用水路が損壊し、農業用水が届かなくなった水田や、地震で亀裂が走り水が地中に流れ出した水田が、無残な姿をさらす。用水路の復旧は容易でなく、生活用水も事欠く中、農業用水を確保する見通しは立たない。連日照りつける強い日差しを浴びながら、農家は途方に暮れている。

 「ひどい。大変なことになった」。栗原市栗駒で水田1ヘクタールを所有する農業渡辺正さん(70)は17日、用水路の惨状を目の当たりにして言葉を失った。

 1キロ先の水田まで農業用水を運ぶ用水路が地震による土砂崩れの直撃を受け、コンクリート製のU字溝が寸断されていた。折れた先からは、貴重な水が滝のように流れ出している。

 田植えから約1カ月。約30センチまで育った青い稲を襲った突然の試練。「1週間程度なら水不足に耐えられるが時間はない。用水路は簡単には復旧できないだろう」。渡辺さんの焦りが募る。

 花山でも状況は同じだ。37戸のほとんどがコメ農家の花山沢地区。用水路が壊れたり、落石でせき止められたりし、斜面の水田に水の供給が止まった。乾いた水田の表面が、ところどころで痛々しくひび割れを始めている。

 同地区で4.4ヘクタールの水田を耕す専業農家の千葉純さん(56)は「稲の根が活着するため、今は最も水が必要な時期。代わりの水は用意できないし、雨が降っても一時しのぎにしかならない」とため息をついた。

 例年ならみずみずしい光景が広がる時期だが、既に半分以上が干上がり始めている。「今年は駄目だ。もう取り返しがつかない」。千葉さんは肩を落とした。

 宮城県によると17日現在、水田被害の金額は判明分だけで8億円を超え、8割以上が栗原市に集中している。市は幹線用水路などの調査を急いでいるが、「現状では手が回らない。今は地域にまかせるしかない」(産業経済部)と、対策にすら乗り出せずにいる。
2008年06月18日水曜日

18とはずがたり:2008/06/18(水) 19:14:25

岩手・宮城内陸地震、被災状況 原材料や設備被害深刻
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/06/20080618t13013.htm

 岩手・宮城内陸地震の被災地で、中小企業の被災状況が少しずつ明らかになってきた。耐震設備を備え、被害も比較的少なかった大手メーカーの工場とは違い、町工場などでは建物や生産設備の損壊、原材料の被害が目立つ。地元の商工関係者は「経営に与えるダメージの深刻さは、大手の比ではない」と言う。

 宮城県栗原市栗駒にある菓子製造会社では、原材料の小麦粉、砂糖、小豆などを入れて積み上げていた段ボールが地震で崩れ落ち、中身が床にばらまかれた。「ほとんどすべてが駄目になった」。経営者(65)は悔しそうに語る。

 被害は広範囲にわたった。加工に使う重油ボイラーは部品が破損し、二つのうち一つが使えなくなった。配電設備も壊れ、工場の壁や天井には亀裂が走る。
 14日の地震直後から、20人の従業員が総出で後片付けし16日、生産再開にこぎ着けた。

 だが経営者の表情は晴れない。工場新設のローンが残っているのに、復旧費用は1000万円を超えそうだ。「すまないが、夏のボーナスは出せない」。経営者は、工場再開に頑張ってくれた従業員に頭を下げるしかなかった。

 「大企業ばかりに話題がいくが、こういうときに本当に大変なのは、ぎりぎりの経営をしている中小企業だ」。経営者はいらだちもみせる。

 同じ栗駒地区にある従業員25人の漬物・総菜製造会社。漬物を真空包装する機械が倒れ、壊れた。工場の屋根は半分崩れ落ち、倉庫兼事務所も大きく傾いた。建て替えが必要という。

 会社の役員(43)は「地震保険には入っていない。2億円の借金があり、影響は大きい」と肩を落とす。観光客向けの商品も多く、「(地震の影響で)観光客が来なくなるのも心配だ」と不安は尽きない。

 電子機械など大手・中堅メーカーは工場を耐震や免震構造にし、緊急地震速報を使った地震防災システムを完備するところもある。今回の地震でも、生産ラインの点検を終えると多くは通常体制に戻った。

 栗原市によると17日現在、市内で58社が何らかの被害を受けた。大部分が中小・零細企業。一関市でも被災企業は30社に上る。栗原市産業経済部は「操業の全面停止は少ない。だが地域経済にじわじわと影響が出てくるかもしれない」と不安な表情を見せた。(報道部・宮田建)
2008年06月18日水曜日

19荷主研究者:2008/06/19(木) 23:38:24

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/backnum/news/2008/05/20080514t12048.htm
2008年05月14日水曜日 河北新報
迫るパルコ仙台上陸 既存店迎撃、共存共栄も期待
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パルコが入るJR仙台駅前の地上19階の複合ビル。建設が着々と進む

 東北一の商業集積を誇る仙台市のJR仙台駅前で工事が進められているファッションビル「仙台パルコ」。今秋開業を目前に、徐々に威容を見せ始めた。パルコ(東京)の東北進出は初めて。同駅前への大型店出店は2003年末の仙台ロフト以来、約5年ぶりとなる。迎え撃つ中心部の大型店は、早くも対抗策を打ち出す。一方で中心部の店にとっては、郊外店に対抗する強力な援軍との見方もある。商業地図を一変させる可能性をはらむ「パルコ上陸」の波紋を追う。

◎既存店、売り場拡大 価格や年齢層で差別化

 市中心部で、商業関係者が注目する2つの建設工事が急ピッチで進む。仙台パルコが入るビルと、駅からアーケード街を西に約500メートル進んだ仙台ファーストタワー商業棟だ。来年完成のこのビルには、地元の老舗百貨店、藤崎が入居。海外ブランドなどを入れ、周辺の既存3館と合わせ、パルコ対策の布石とする。
 「市中心部に大きな変化がなかった今までと同じ、というわけにはいかない。競争がなければ進歩はない」と藤崎の田中昌志専務。新ビルも含めた商品展開は、価格帯や狙う年齢層でパルコとの差別化を図る。
 仙台パルコは、地下2階、地上19階のビルのうち、地下1階から地上9階までを占める。延べ床面積は2万4000平方メートル。詳細はまだ不明だが、他都市のパルコ同様、ブランドや話題のショップが多数入るとみられる。

 パルコは3月末からホームページを通じ、特典付きカード会員の募集を開始。5月初めまでに100人近くが応募した。同社は「首都圏での出店時と同じペース。東北での知名度を考えれば上々だ」と手応えを語る。
 パルコの強みは「20―30代女性向けファッションのセンスの良さ」(同業他社)。今では大型店で一般的になったテナントを集合させる手法はパルコが発祥だ。既存店は「強敵」と認め、全容が見える前から対抗策を打ち出し始めた。

 客層が最も重なると言われるファッションビルのフォーラス仙台店は「店の特色をはっきり出していく」(佐藤雄一館長)と、強みの「個性的なファッション」に磨きをかける。入り口の大幅改装にも着手し、イメージの刷新も図る。
 三越仙台店は、伊勢丹との経営統合効果を生かし、品ぞろえを増やす。隣接する大型ファッションビル141を一括して賃借する予定で、東北一となる売り場面積の拡大を武器にする。
 宮城県百貨店協会によると、仙台地区の百貨店(3社4店)の昨年の売り上げは約1213億円と、郊外店の攻勢で11年連続の下落を記録した。
 縮小するパイに参戦するパルコがもたらすのは、市中心部のたたき合いか、郊外から客を奪い返す果実の共有か。同業者の間には「ふたを開けてみなければ分からない」と、近年にない緊張感が漂っている。

20荷主研究者:2008/06/19(木) 23:39:08
>>19 続き

◎中心部復権を期待 相乗効果狙い店づくり

 仙台市のJR仙台駅前に今秋開業する「仙台パルコ」への対抗策を打ち出し始めた市中心部の既存大型店。だが郊外に同時期新設されるアウトレットモールへの警戒感は、それをしのぐ。「商圏を東北全域に設定するらしい」「その年の在庫品を次々販売すると聞いた」。そんな話が乱れ飛び、施設の巨大さが波紋を広げている。
 宮城野区の仙台港背後地に三井不動産(東京)が開発する「仙台港アウトレットパーク」(仮称)は9月に開業。衣料などのショップ約100店が入る。泉区に今秋オープンするチェルシージャパン(東京)の「仙台泉プレミアム・アウトレット」は約80店の予定だ。
 ブランドと安さを売りにする店がずらりと並ぶ真新しい「商店街」が一気に2つ、市郊外に生まれる。中心部の警戒は「アウトレットに行く客は、そこで一日過ごし、都心に寄らない」(百貨店幹部)からだ。

 昨年は、東北最大級のショッピングセンター(SC)イオンモール名取エアリが仙台市に隣接する名取市にできた。
 イオン(千葉市)は3月、人口の伸びを予測して泉区に仙台泉大沢SCを開店。1キロ余り北にある既存のイオン富谷SCと「相乗効果で集客力を高める」という、同業者の度肝を抜く出店戦略を実現した。
 100万都市の小売り戦争は、「中心部VS郊外」に加え「郊外VS郊外」の様相も強めている。
 仙台商工会議所などが行う歩行者の通行量調査では、週末の中心部の漸減傾向が止まらない。昨年5月末の日曜日の中心部17地点の平均通行量は約3万9000人と、前年比2.8%減。消費者の「中心部から郊外へ」の流れは続いたままだ。

 新たな話題性や規模の巨大さで、客を引き付け続ける郊外店。中心部の小売業関係者の間には、仙台パルコをライバルと見ると同時に、「都心復権」の援軍と期待する見方もある。
 「この絶好の機会を生かしたい」。ギャル系で知られる仙台駅前のファッションビル「イービーンズ」の海野俊館長代理は言い切る。同店はショップ6店を入れ替え「パルコ効果」の受け皿づくりを着々と進めている。
 パルコに近接する仙台駅北側2階に19店が入る「S―PAL(エスパル)Ⅱ」も6月、オープン。エスパルも相乗効果に期待し、本年度の売り上げを既存店と合わせ12%増とはじく。
 駅前と一番町をつなぐアーケード街も「パルコ大歓迎。通りの魅力を高めたい」(名掛丁商店街振興組合)と「共存共栄」の夢を膨らませる。
 だが「パルコ効果に過剰な期待はできない」と冷静な見方もある。
 中心市街地の活性化策に詳しい東北学院大の柳井雅也教授(経済地理)は「パルコの客層は若者が中心。中心部全体の売り上げアップにつながるかは疑問。(今こそ)購買力のあるファミリー層などが訪れる魅力ある中心部づくりに、商店街や各店が一体で取り組むべきだ」と指摘する。
(報道部・松田佐世子)

22荷主研究者:2008/06/20(金) 00:07:57

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/backnum/news/2008/05/20080520t12039.htm
2008年05月20日火曜日 河北新報
ソニー仙台、記録用BDを大幅増産 年1200万枚
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 ソニーで唯一の次世代DVD「ブルーレイディスク(BD)」の開発・生産拠点、ソニー仙台テクノロジーセンター(多賀城市、仙台TEC)は本年度、BD市場の急速な拡大に対応して記録用BDメディアを大幅に増産する。昨年秋に最新鋭の製造ラインを導入し、生産能力を従来の数倍の年産1200万枚規模に増強。2008年の需要が前年比5倍とされる世界市場の伸びに対応した生産に踏み切る。ソニーは世界トップシェアの維持と拡大を図る上で、仙台TECの拠点性を高める。

 次世代DVDをめぐっては、ソニーなどのBDに対し「HD DVD」で規格の主導権争いを展開してきた東芝などの陣営が、今年2月に撤退を発表した。

 次世代DVDは事実上、ブルーレイ方式だけになったのに加え、8月の北京五輪もにらんで日本のメーカー各社がプレーヤーやレコーダーの戦略モデルを相次ぎ投入している。

 ソニーは、生産コストや所要時間が大幅に縮小できる最新鋭の製造ラインを開発。ディスク基板や記録層、保護膜に使う材料の改良にも取り組み、記憶容量当たりの製造コストは「現行のDVDと同等レベルが可能になった」(ケミカルデバイス事業本部)と言う。

 仙台TECは、最新鋭ラインに加えて稼働率や製品の歩留まりも高めて生産能力アップを図った。片面一層で記録する25ギガバイトタイプを主力に、2層の50ギガバイト型の生産にも力を入れる。

 市場調査会社BCN(東京)の調査では、ソニーの記録用BD販売枚数の国内シェアは、5割前後で首位。業界では世界でもトップとみられている。

 日本記録メディア工業会の予測では、次世代DVDの世界需要は2007年の500万枚が、08年は約5倍の2400万枚、10年には2億1500万枚まで伸び、「本格的に市場が開花する」(工業会)とされる。

 ソニーは「市場は急激に変化しており予測しにくいが、市場動向に対応できるよう仙台TECの体制を大幅増強した。今以上のシェアを確保したい」と話している。

23荷主研究者:2008/06/20(金) 00:30:17
乗り換えがあってもやはり鉄道利用者はわりといるということかねぇ。空港アクセス線の仙山線への直通運転の実現が待たれるねぇ。
>アクセス線開業でバス利用者がさらに減った

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/05/20080530t72019.htm
2008年05月30日金曜日 河北新報
高速バス山形―仙台空港間 利用減で廃止

 山交バス(山形市)は29日、宮城交通(仙台市)と共同運行している山形市―仙台空港間の高速バス路線を6月末で廃止する方針を明らかにした。山交バスは廃止の理由として、空港とJR仙台駅を結ぶ仙台空港アクセス線が昨年3月に開業した影響で利用者数が減少したことと、燃料高騰の影響を挙げている。

 山形―仙台空港線は1998年に両社が共同運行を始め、1日8往復運行している。1便当たりの平均乗客数は2007年度に7.5人(山交バス分)にとどまり、06年度の10.1人より落ち込んだ。本年度は4月1日に1日2往復減便したにもかかわらず、同月は6.4人と減少傾向がさらに進んだ。

 山交バスは「山形県から仙台空港を利用する人はもともとマイカーでの移動が多い上、アクセス線開業でバス利用者がさらに減った。燃料高騰の影響もあって採算割れが続き、利用者数の回復が見込めないため、路線を廃止することにした」(営業部)と説明している。

 同路線は山形市の山交ビル、JR山形駅―仙台空港間を1時間25分で結び、運賃は片道1500円。

24荷主研究者:2008/06/20(金) 00:30:56

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/05/20080531t72007.htm
2008年05月31日土曜日 河北新報
仙台―山形蔵王バス休止 7月から

 宮城交通(仙台市泉区)は30日、山交バス(山形市)と共同で毎日2往復運行していた仙台―山形蔵王線を7月1日から一時休止すると発表した。今後は山形蔵王スキー場が営業している冬季だけの季節運行に切り替える予定。

 同路線は昨年12月に運行を開始。宮城交通は、スキー客が訪れる冬と同様、夏も観光需要があると見込んでいた。しかしスキーシーズンが終わると、利用客数が当初の予想を下回る状態が続いていた。同社は原油価格の高騰も休止の理由に挙げている。

25荷主研究者:2008/06/20(金) 00:39:26
案内板もいいけど抜本的な問題解決としてバス乗り場の整理や集約が必要じゃないかねぇ。

特に高速バス乗り場の分かりにくさは以前から指摘されてる通り。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/634
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1047289790/1159

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/05/20080531t12036.htm
2008年05月31日土曜日 河北新報
バス乗り場を一発検索 仙台駅、DCに備え案内板

県バス協会が仙台駅構内に設置した電光表示案内板

 県バス協会(仙台市)は30日、JR仙台駅構内の観光案内所前にバス乗り場の案内板を設置、完成式を同所で行った。案内板は、駅東口と西口前にある乗り場を、行き先別に案内する操作パネル付き。大型観光宣伝「仙台・宮城デスティネーション・キャンペーン(DC)」の一環で整備された。

 県バス協会の林昌利会長が「客が分かりやすくバスを利用できるよう設置した」とあいさつし、除幕した。県バス協会はDCで旅行客が増加すると見込み、利便性を高めるため約800万円をかけて設置した。

 案内板は、地名や施設名などの行き先ボタンを押すと、パネル上でバス乗り場のランプが点滅する仕組み。利用は午前6時から午前零時まで。青葉区の男性派遣社員(31)は「初めて仙台に来た人には、駅前のバス乗り場はあまりに複雑」と案内板の設置を歓迎した。

26とはずがたり:2008/06/23(月) 00:30:33
行方不明者のご家族は無念でしょうけど自衛隊員の疲労も極限でありましょうし。。

岩手・宮城内陸地震:栗原・迫川上流、電柱へし折る巨石 人け絶えた温泉旅館 /宮城
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20080622ddlk04040114000c.html
 ◇番所跡石碑、石垣崩れ−−温湯地区の捜索に同行

 散策中の夫婦や釣り人が行方不明となった栗原市花山の迫川上流域では、同所につながる小川原地区の国道398号の崩落土砂が撤去され、自衛隊と警察は21日、捜索を本格化させた。自衛隊車両に同乗し、地震のつめ跡が深く残る地区を歩いた。【鈴木一也】

 出発地の花山総合支所から約10キロ。小川原地区を越えてたどりついた温湯(ぬるゆ)地区は、緑豊かで、川のせせらぎが心地よい観光地だった。宿泊客のものとみられる車だけが残された、人けのない温泉旅館がわびしさを誘う。

 普段ならば渓流釣り客でにぎわう川は茶色く濁り、上流で土砂にせき止められているため水量もわずか。川にかかる橋の橋脚を支える石の台が20〜30センチずれ、橋が傾いている。国土交通省の工事担当者は「もし、もう一度大きな地震が来たら……」と不安をにじませる。

 国指定史跡の「仙台藩花山村寒湯番所跡」にも、地震の被害は及んでいた。高さ約2メートルの石碑が倒れ、石垣は崩れ落ちていた。

 釣り人らが行方不明になっている「白糸の滝」付近へと続く村道は幅約3メートルと狭く、右手のがけから落ちてきた岩が鉄柵を突き破っている。約10分歩くと、8メートルはあろうかという巨大な岩石が電柱をへし折り、無数の岩と倒木が道を完全にふさいでいた。木くずと土のにおいが鼻を突き、砂ぼこりで目が痛む。

 滝までは約1・5キロだが、同行した阿部隆3等陸佐は「ここからはほとんどがこういう道。自衛隊員の足でも45分はかかる」と話す。自衛隊や警察は道無き道を乗り越え、明日以降も懸命の捜索を続ける。
毎日新聞 2008年6月22日 地方版

岩手・宮城地震:家族ら、感謝と無念交錯 捜索打ち切り
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20080622ddlk04040114000c.html

 岩手・宮城内陸地震は22日、10人が行方不明のまま、最も多くの人員を投入した陸上自衛隊の捜索が打ち切られた。道路の寸断で現場に重機が少ないため、泥まみれになりながらバケツなどを使って作業してきた。行方不明者の家族らの胸中には、無念と感謝の思いが交錯した。【山衛守剛、須藤唯哉、鈴木一也】

 5人が遺体で発見された宮城県栗原市の「駒の湯温泉」では、従業員の佐藤幸雄さん(62)と高橋恵子さん(55)が行方不明のまま。佐藤さんの姉、大内正子さん(70)は毎朝、仏壇に手を合わせ、「早く体をきれいに洗ってあげたい」と祈り続けた。撤収の知らせに「あきらめきれない。なぜ撤収するの」と言葉を詰まらせた。

 高橋さんの兄、秋山三千男さん(58)は、「懸命に泥だらけになりながら捜索していただいて感謝している。ただ、引き揚げる前に見つけてほしかった」と肩を落とした。

 白糸の滝付近で不明になった森正弘さん(61)の妹、古谷文子さん(59)は22日午後に栗原市役所で、ほかの行方不明者の家族と一緒に佐藤勇市長から撤収を知らされた。「『99%生存の可能性がないため』と言われた。私たち家族は少しでも望みがあるうちは絶対にあきらめたくない。あと1週間、人数を減らしてもいいから、自衛隊の皆さんには続けてほしい」と願った。

 打ち切りについて、村井嘉浩宮城県知事は県災害対策本部会議後、「ぎりぎりまで捜してもらったが、限界だと思う。苦渋の選択だった」と述べた。

 また、捜索打ち切りを受けて会見した佐藤市長は、行方不明者の家族に伝えた際、「9日目で打ち切るのは早い」との声も出たことを明らかにした。佐藤市長は「捜索を続けてほしいと言い続けてきた。家族のご理解をいただくのは難しいと感じているが、これまでの捜索活動に心から感謝したい」と話した。

 一方、この日の駒の湯温泉の捜索では、柱が折れそうなため、チェーンソーを使って建物を解体した。作業を中断している夜間に雨で建物周辺に泥水がたまり、午前中は排水作業に追われるなど困難な状況が続いている。

27とはずがたり:2008/06/24(火) 02:00:48
【仙台市:都市計画道路要整備箇所】

①仙台BP:慢性渋滞。特に六丁目・卸町・箱堤を立体化して苦竹ICを含め六丁目〜山崎辺り迄連続立体交叉化すべし
②広瀬通・(都)元寺小路福室線・仙台二高前〜鶴巻
③大衡仙台線・(都)北四番町大衡線:大学病院前〜大衡方面
④(都)川内南小泉線:蟹沢付近
⑤(都)東仙台泉線:鶴ヶ谷を下る部分はもう出来ている。
⑥(都)鶴ヶ谷仙台港線+鶴ヶ谷国見線:南光台〜鶴ヶ谷〜今一東(未着工だが是非促進すべし)
⑦(都)荒巻大和町線:r22仙台泉線((都)元寺小路七北田線)のバイパスとして有効。都計道にすらなってないけど東勝山以南の延伸も。(都)勾当台通北仙台線(東二番町通り)辺りへ結べるとお洒落
⑧(都)宮沢根白石線:可成り意欲的な半環状線。
⑨(都)郡山折立線:仙台北環状線((都)八乙女折立見線)と対になって環状線を形成。

http://www.city.sendai.jp/kensetsu/road/shigoto/seibi_jyoukyou/pdf/seibi.pdf

28とはずがたり:2008/06/27(金) 12:59:00
これ良いかも。学校は頑丈に造ってあるように見えるし,廃校とか田舎にはごろごろしている筈。

【岩手・宮城内陸地震】
改装廃校舎に一斉引っ越し 家族水入らずの避難生活へ
2008.6.25 09:12
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/080625/dst0806250912002-n1.htm

 避難生活を送る岩手県一関市の10世帯35人が25日午前、小学校の廃校舎を改装した新しい避難所に一斉に引っ越しを始めた。かつての教室や講堂を世帯ごとに仕切っており、家族水入らずの生活となる。

 市は仮設住宅建設や公営住宅あっせんも検討したが、住民が「集落の仲間と一緒にいたい」と強く要望。集団生活が可能で、高齢者も多い住民が「互いに目が行き届き、トータルケアできる」(市職員)場所として選定した。

 移動先は、これまでの避難所の本寺小学校から約5キロ離れた山谷地区の旧山谷小校舎。学校統廃合後、公民館として利用されていた。世帯人数に応じて約30〜115平方メートルを割り当て、部屋ごとに吸音壁で仕切り、鍵も付けてプライバシーを保てるようにした。風呂は男女別に新設、共用の台所で自炊する。

29とはずがたり:2008/06/27(金) 17:53:43
岩手と宮城に別れてるのが原因としたら馬鹿馬鹿しい事であるがそうでないなら被害額が小さかった事を素直に喜んでおくべきだな。

「激甚災害」外れる公算大 宮城県
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/06/20080627t13032.htm

 岩手・宮城内陸地震によって甚大な被害を受けた宮城県が「激甚災害(本激)」指定から外れる公算が大きいことが26日、分かった。ほぼ固まりつつある県の被害総額が本激の指定要件を満たしていないため。被害が集中している栗原市と大崎市鳴子温泉(旧鳴子町)は「局地激甚災害(局激)」に指定される見通しだ。

 県の被害算定によると、被害総額は約1154億円(26日現在)だが、土木分野の被害額は427億円で、本激の指定を受けるのに必要な土木被害基準額の720億円(2007年度の地方税収をベースに算定)を下回った。

 都道府県レベルで復旧事業に対する国の補助率がかさ上げされる本激は、土木、農地など被害分野ごとに指定される。だが、農林水産(580億円)、文教施設(4億円)なども被害基準額には達していない。27日に被害算定を国に報告する。

 市町村単位で指定される局激については「市町村合併から5年間は旧市町村単位で被害額と被害基準額を算定できる」とした合併特例が適用される。このため、栗原市と大崎市鳴子温泉が被害基準額を満たすとみられる。

 県は「まだ各部局で積算していない被害もあるはず」(財政課)として本激指定に向けた被害額の積算を続ける一方、今後は国直轄工事の対象拡大や、政治裁量で決まる特別交付税の上乗せを強く求めていく方針だ。
 本激は、中央防災審議会が審議して災害発生から2カ月以内に公布される。
2008年06月27日金曜日

30とはずがたり:2008/06/27(金) 17:59:03
自民が自治労と結託して利権市政を模索しておるな。
一方フロンティアから自民入りの佐々木も次回県議選は民主系の当選が確実だし小林と自民内の骨肉の争いになること請け合いだし市長は確保しておきたい所か。

現新2氏激しく競る 名取市長選終盤情勢
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/06/20080627t11038.htm

 現職と新人の一騎打ちとなった宮城県名取市長選は、29日の投票日に向け終盤戦に入った。ともに無所属で、再選を目指す佐々木一十郎氏(58)と、新人で元仙台市職員石川利一氏(60)が激しく競り合っている。両陣営とも支持拡大に躍起で、集票合戦はさらに激しさを増しそうだ。

 佐々木氏は各地区後援会を足掛かりに、連日4、5カ所で演説会を開催。民間出身者の発想による実績を強調し、市政継続を訴える。市議の応援は10人で、佐々木敏克県議(フロンティア→自民)も陣営に加わる。選挙戦最終日の28日は、支持者の多い増田地区の中心商店街で演説会を開く。

 市内をこまめに回って支持基盤を広げてきた石川氏の陣営は、女性部がフル回転している。仙台市、名取市職員OBの支援も受け、市西部の団地や住宅地を中心に支持を広げている。市議9人に加え、前市議4人、小林正一県議(自民)もてこ入れし、現職批判票の取り込みを図る。

 参院選と同日選で新人同士の三つどもえだった前回市長選(2004年)では、投票率は65.92%だったが、単独選挙で候補者も減った今回は低下すると、両陣営は見ている。期日前投票は26日現在、前回同時期を16.3%下回っている。

 ◇名取市長選立候補者
佐々木一十郎58 名取市長  無現
石川 利一 60 元仙台市職員無新
2008年06月27日金曜日

31荷主研究者:2008/06/30(月) 00:27:14
酒田港にある食糧事務所倉庫と雰囲気が似ていた。解体は勿体ないねぇ。仙台は産業遺産や近代建築といった文化遺産を大事にする意識が低い気がする。

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/06/20080603t13038.htm
2008年06月03日火曜日 河北新報
政府倉庫の解体開始 仙台市「保存難しい」

周辺の仮囲いなど解体作業が始まった仙台政府倉庫

 仙台市は2日、宮城野区新田2丁目の「仙台政府倉庫」の解体工事を始めた。今月中旬にも屋根瓦の撤去など倉庫本体の解体作業に入る。市民団体は施設の部分保存を訴えているが、市は施設をすべて取り壊す方針を変えていない。コメの備蓄基地として戦前、戦後の食料を支えた施設は8月末までに姿を消す。

 解体は、青葉区・追廻地区住民の集団移転先として集合住宅などを建設するため。2日は機材の運び込みや、倉庫周辺の仮囲いなどをした。

 政府倉庫は、米価の乱高下抑止などを目的に1936年に建設された。約70年間、コメの備蓄倉庫として活用され、老朽化のため2005年3月に廃止された。

 仙台市の市民団体「まち遺産ネット仙台」(西大立目祥子代表)が、倉庫を保存して東仙台の街づくりに生かすことを訴え「建物の歴史的価値を生かした活用策を考えてほしい」と、施設の部分保存などを市に求めた。

 市は、追廻地区住民と長年にわたり続けてきた集団移転交渉の経緯を説明し、倉庫の部分保存や解体の延期は難しいとの姿勢を示していた。

 梅原克彦市長は2日の定例記者会見で「小樽や横浜、ニューヨークなど国内外には倉庫を活用するケースはよくあるが、そういった集客力のある場所という観点では、仙台政府倉庫の保存は難しいと考えている」と理解を求めた。

32荷主研究者:2008/06/30(月) 00:49:48

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/06/20080611t11037.htm
2008年06月11日水曜日 河北新報
仙台駅北側の東西高架橋 名称は「名掛丁通路」

8月中旬の開通に向け建設が進む自由通路

 仙台市は10日までに、JR仙台駅北側に整備を進めている高架の東西自由通路に、地域ゆかりの町名「名掛丁」を付けることを決めた。正式名称は「仙台駅北部名掛丁自由通路」。仙台開府からの歴史ある町名を残そうと、地元団体が市に町名の使用を要望していた。自由通路は8月中旬の開通予定。

 通路建設をめぐり、通路の東端周辺の町内会「名掛丁東名会」で、藩制時代からの古い町名を残したいとの声が高まっていた。西端周辺の「名掛丁商店街振興組合」と意向が一致し、5月に連名で梅原克彦市長あての要望書を提出した。

 「歴史的町名復活事業」を進める仙台市も、通路周辺の関係者らに働き掛け、町名使用に道筋を付けた。

 名掛丁は、1887年の東北線開通で町が分断された。戦後、駅西側は市街化が進み、町名も名掛丁から中央1、2丁目に変わった。現在、名掛丁の町名が残るのは、仙台駅北東の一部のみだ。

 双方のつながりは次第に薄れ、祭りなども別々に開かれるようになった。1935年、駅北側に開通した地下自由通路も、一体感を取り戻す効果はなかった。

 名掛丁はかつて、通り沿い約700メートルに店が軒を連ねていたという。東名会は「白日の下で結ばれるのは120年ぶりだ」と喜ぶ。両団体では開通に合わせ、記念イベントも計画している。

 東名会商工部の栗田静司さん(58)は、ハピナ名掛丁の商店街アーケードから、まっすぐ駅東に抜けられる通路の利便性を強調。「人の流れが劇的に変わる」と、「親交」と「振興」の架け橋の完成を心待ちにする。

[仙台駅北部名掛丁自由通路]今秋開店のファッションビル「仙台パルコ」と「アエル」の間から東に線路をまたぐ。長さ約90メートル、幅約4.5メートル。仙台市が2007年12月、駅南側の東西自由通路の混雑緩和などを目的に着工。総工費は約7億3000万円。通路東端にエレベーターを、通路沿いに18日開店の「エスパルⅡ」の北側出入り口を設置する。

33荷主研究者:2008/06/30(月) 00:56:14
仙台都市圏には他の大都市圏に比べて「広域集客型産業」が少ないというのが、昔からの課題(地元にとっては不満)だったと思う。安易なテーマパークは経営破綻が相次いでいるので止めた方がいいと思うけど。

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/06/20080612t11041.htm
2008年06月12日木曜日 河北新報
観光施設立地に助成 仙台市、集客産業誘致へ

 仙台市は11日、製造業などの立地促進を目的とした企業助成制度を見直し、新たに観光、レジャー施設など「広域集客型産業」を対象に加える方針を固めた。テーマパークなど県外から集客できる施設の誘致を促し、観光産業の底上げを図る。助成期間など具体的内容について、早ければ8月までに決める方針。広域集客型産業を対象とした立地助成制度の設置は、政令指定都市では初めて。

 助成の対象は、山形や福島など隣県からも集客できる施設が前提。テーマパークやテーマミュージアム、博物館などを想定している。大型ショッピングセンターのような物販を主目的とした施設は対象外とする。

 これまでの助成制度は、製造業の工場、研究開発施設、コールセンターなどを対象とし、新規投資に伴う固定資産税相当額を最大で100%、3年間交付するという内容。新制度では、対象を広げるとともに、交付期間の延長や交付最低額の引き上げも図る。現在、関係部局で期間など具体的内容を調整している。

 制度の対象となる指定地域は、仙台泉インターシティ(泉区)や仙台港背後地(宮城野区)など従来の地域に、地下鉄東西線青葉山駅(青葉区)近くの青葉山サイエンスパークをはじめ数カ所を加える。

 市街化形成が急がれるJR長町駅周辺のあすと長町(太白区)については、レジャー施設などの誘致を特に強く目指し、他地域より長い交付期間を設定するなど手厚い支援を検討する。

34荷主研究者:2008/06/30(月) 03:29:53
仙台を中心とした東北地方における高速バス網の発達は以前から気になるテーマであったが、今月のバスマガジンにまさにドンピシャの特集があったため購入した。
東北地方内の高速バスの運行開始日、輸送人員、便数などの年次ごとのデータが纏まっており、資料的価値が高い。仙台から首都圏など東北以外の路線のデータもあると完璧であったが・・・。
とりあえずこの本を使って仙台を発着する東北地方内の高速バスについて直近の2006年度のデータを纏めてみた。1日当りの輸送人員は私が計算した数字。東北内路線だけで1日当り1万3千人以上の利用者があることが分かった。
ちなみに鉄道のデータとしては、1日平均「乗車」人員数で仙台駅が約79,000人(07年度)、あおば通駅が約21,500人(同)、地下鉄仙台駅が約36,000人(同)である。つまり仙台駅(あおば通駅を含む)には1日当り鉄道利用者が約27万人いることになり、さすが鉄道の輸送力は高速バスとは比較にならない程大きいことを実感できるが、それでも仙台を中心とした都市間輸送における高速バスの重要性は今後も増加し続けるであろう。

『BUS magazine vol.29』
特集「宮城県仙台市を中心に発達する東北圏内の都市間高速バスネットワーク」
本文より・・・東北地方では、圏内の各都市間を結ぶ高速バスの発達が著しい。ことに宮城県仙台市には、東北各地からの路線が集中している。他地域では、地方と中央(首都圏や京阪神)を結ぶ路線は発達している一方、各地域内での高速バス網は、九州を除くとこれほど発達はしていない。
《発着地》06年度輸送人員(1日当り)便数
山形   1,281,717人(3,512人) 72往復
福島   740,489人(2,029人)  48往復
古川   487,353人(1,335人)  27往復
郡山   268,839人(737人)   22往復
盛岡   249,328人(683人)   15往復
一関   179,596人(492人)   20往復
鶴岡・酒田 149,814人(410人)  13往復
秋田   149,411人(409人)   10往復
石巻・女川 127,255人(349人)  12往復(うち女川1往復)
栗原   122,874人(337人)   10往復
会津若松 107,957人(296人)   8往復
弘前   107,760人(295人)   9往復
郡山・須賀川 73,854人(202人) 6往復
登米   73,017人(200人)   14往復
青森   69,850人(191人)   6往復
米沢   65,364人(179人)   6往復
気仙沼・大船渡 54,801人(150人)4往復
いわき  53,952人(148人) 5往復
江刺   53,884人(148人) 4往復
一迫   44,194人(121人) 5往復
八戸   43,761人(120人) 4往復
上山   43,367人(119人) 6往復
花巻   40,179人(110人) 3往復
鶴岡・酒田・本荘 38,921人(107人)3往復
とよま  38,427人(105人) 5往復
気仙沼  32,732人(90人) 3往復
鹿角・大館 29,111人(80人) 3往復
福島競馬場 26,891人(74人) 2往復
横手・大曲 25,343人(69人) 2往復
横手・湯沢 24,219人(66人) 2往復
遠野・釜石 19,515人(53人) 2往復
能代       −    1往復(2007年3月23日運行開始)
《合計》   (13,216人)352往復

福島、古川、郡山、一関といった輸送人員の多い幹線系統でも運行開始は1999年から2000年にかけてと比較的最近だ。こういった点からも近年の急成長ぶりが伺える。(※山形、盛岡、鶴岡・酒田線などは1980年代に運行開始している)
近年は登米、須賀川、上山、能代といった都市にまで路線が設定されている。一方、高速道路が未通の相馬、原ノ町についても常磐道が完成すれば高速バスの運行が開始されるに違いない。常磐線が不便なだけに期待をしたいところだ。

35やおよろず ◆N22LLUydY2:2008/06/30(月) 09:41:04
名取市長に佐々木氏 民間の発想、市民信任
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/06/20080630t11032.htm

 29日投開票が行われた宮城県名取市長選で、有権者は「民間の発想」による市政継続を選択した。苦しみながらも再選を果たした現職の佐々木一十郎さん(58)=無所属=の選挙事務所は、歓喜と興奮で沸き返った。前回の落選から地道な草の根運動を展開し再挑戦した、新人で元仙台市職員の石川利一さん(60)=同=は、973票差でまたも涙をのんだ。

 「勝ったぞ!」。午後11時半すぎ、佐々木さんの事務所に当選確実の知らせが入ると、開票結果を見守っていた支持者約200人が総立ちになった。

 妻の加知枝さん(59)と事務所に姿を見せた佐々木さんは、紅潮した顔で「厳しい戦いだったが、皆さんのおかげで勝利することができた。掲げた公約は1つずつ取り組み、新しい名取づくりに挑戦したい」と高らかに勝利宣言した。

 最後まで勝利を信じていた石川事務所は、落選が伝えられるとため息が漏れ、すすり泣く支持者の姿も見られた。石川さんは「またしても、わたしの力が足りなかった。応援してくれた皆さん、本当にありがとうございました」と支持者に深々と頭を下げた。

 ◇名取市長選開票結果(選管最終)
当14,380 佐々木一十郎無現(2)
 13,407 石川 利一 無新 

◎「堅実施策」支持得る
 【解説】前回も接戦を演じた二氏の争いとなった名取市長選は、再び佐々木氏が競り勝った。行政経験を前面に打ち出した石川氏に対し、民間人の発想によるまちづくりが一定の支持を得た結果といえる。

 佐々木氏は一期目で、下水処理計画の見直しや閖上海水浴場開設などを実行し、2期目の公約には子育て支援や企業誘致の推進を掲げた。

 しかし、石川氏の主張と大差なく、選挙戦の政策論争は低調だった。ただ、佐々木氏が財源の裏付けを重視し、堅実な施策を訴えたのに対し、石川氏が掲げた小学6年生までの医療費無料化や救急病院の誘致などは、具体化の道筋が示されず、説得力を欠いていた。

 選挙戦での大きな争点は「リーダーとしての資質」だった。名取市では現在も、6期24年務めた前市長石川次夫氏の影響力が色濃く残る。佐々木氏が前市長の事実上の“継承者”とみられる石川氏の猛追をかわし再選されたことは、名取市政が名実ともに転換点を迎えたことを意味する。

 佐々木氏の一期目、名取市は仙台空港アクセス線開通や臨空地域への大型商業施設開業など、華々しい発展を印象づける出来事が相次いだ。しかし、これらは皮肉なことに、前市長の敷いたレールの上を走ったにすぎないとも言える。

 臨空地域への新市街地形成が進む一方で、衰退するJR名取駅周辺の旧市街地再生、頓挫した市西部丘陵地の大規模開発「グリーンポート計画」の見直しなど、市政には難題が山積する。2期目こそ、佐々木氏の真の力量が問われる4年間になる。(岩沼支局・足立裕子)


◎まちの活力持続したい/名取市長に再選された佐々木一十郎(ささきいそお)さん(58)

 「名取市は急速に発展している。これからの新しいまちづくりのために、全力で取り組んでいく」。初当選した前回(2004年)に続く激戦を制しただけに、喜びはひとしおだ。

 2期目の公約に、子育て支援の充実と企業誘致を掲げた。仙台市のベッドタウンとして成長した名取市は、現在も人口増加が続く。「子どもたちが学校卒業後に地元で働き、安心して子育てができる環境を整えることで、まちの活力を持続したい」と意気込む。

 一期目で下水処理計画を見直し、合併処理浄化槽の設置を進める市単独の助成制度を手厚くした。「民間人の視点から行政の在り方を見直し、市民負担を公平にする」という基本姿勢は、2期目も変わらない。共働き世帯と専業主婦世帯の双方に、平等な子育て支援をしたいと検討する。

 ヨット、気球、オフロードバイクと趣味は幅広いが、最近は時間が取れない。バイクで山道を走るのが、つかの間の休息になっている。
 名取市閖上の自宅に、妻加知枝さん(59)、3人の子どもと5人暮らし。


2008年06月30日月曜日

36荷主研究者:2008/07/13(日) 22:19:28
東北大、DOWAと連携協定 人材交流や設備相互利用(2007年03月06日火曜日 河北新報)の成果か。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1061244142/32

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/06/20080617t72059.htm
2008年06月17日火曜日 河北新報
縦型LED製品化へ 東北大と秋田の企業連携

 東北大の八百隆文名誉教授(半導体工学)と半導体製造のDOWAセミコンダクター秋田(秋田市)などは、蛍光灯よりエネルギー効率のいい縦型構造の紫外線発光ダイオード(LED)の製品化に乗り出す。用途は医療や食品産業用殺菌灯、樹脂加工用など幅広く、2年後の実用化を目指す。

 経産省の地域イノベーション創出研究開発事業に16日、採択された。2年で助成金約9000万円が交付される見通し。

 ほかに参加するのはDOWAエレクトロニクス(東京)、工作機械の設計・製作の日本精機、秋田県産業技術総合研究センター(以上秋田市)。事務局は、大学の技術移転会社、東北テクノアーチ(仙台市)。

 プロジェクトは東北大が中心となり、最新鋭の薄膜製造装置を使って試作品を製造。秋田県の研究センターが試作品の性能面の評価などを行う。量産用装置の開発などはDOWAや日本精機など担当する。

 LEDは省電力で輝度が高く、寿命も長いため、次世代の発光素子として期待されている。

 八百名誉教授は「LEDは照明用としても数年後には一気に普及するとみられている。まずは、縦型の紫外線LEDの製品化を成功させ、東北の産業活性化に貢献したい」と話している。

37荷主研究者:2008/07/13(日) 22:20:33

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/06/20080617t12060.htm
2008年06月17日火曜日 河北新報
仙台駅エスパルⅡあす開業 12店が東北初進出

開放感ある高架下のゾーン

 JR東日本仙台支社と仙台ターミナルビルが仙台市のJR仙台駅2階北側に建設を進めてきた商業施設「エスパルⅡ」が18日、オープンする。衣料を中心に20店が出店し、うち12店は東北初進出。20―30代前半の女性向けファッションを中心に、従来のエスパルにない紳士向けも入れ、客層拡大を図る。

 16日、関係者向け内覧会が開かれた。2800平方メートルの店舗は、駅構内と、新幹線高架下の大きく2つのゾーンに分け、高架下はガラス張り。天井も高くし、開放感を演出した。駅構内は、店が並ぶ小路のようなつくりが特徴となっている。

 テナントは、婦人服の「デミルクス ビームス」、靴や小物の「オデット エ オディール」、カフェ「デリ フランス」、スープ店「スープストック トーキョー」などが出店する。

 営業時間は午前10時から午後9時まで。JR東日本仙台支社は「駅を街に変えていく一環。駅利用者以外にも楽しんでほしい」と言う。

 仙台駅周辺ではエスパルⅡに隣接して今秋、東北初出店の「仙台パルコ」もオープン。エスパルⅡはパルコとの相乗効果で集客を図る考えだ。

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/06/20080618t12036.htm
2008年06月18日水曜日 河北新報
エスパルⅡオープン 1700人が行列 仙台

開店を待つ大勢の客を前に、エスパルⅡのテープカットが行われた=18日午前10時前

 JR東日本仙台支社などが仙台市の仙台駅2階に新設した商業施設「エスパルⅡ」が18日、オープンした。午前10時の開店前から約1700人(JR調べ)の行列ができ、店内はファッション好きな市民や駅の利用客らでにぎわった。

 開店セレモニーで、エスパルⅡを運営する仙台ターミナルビルの飯塚清社長は「東北に新たなファッション情報を発信し、今秋にオープンする隣の仙台パルコとの相乗効果で多くの集客を目指したい」とあいさつ。JRや地元経済界の関係者らがテープカットし、開店を祝った。

 エスパルⅡは高架下と駅構内の2ゾーン構成。20―30代前半の女性向けファッションが中心で、婦人服の「デミルクス ビームス」など東北初進出の12店を含む20の衣料・飲食・雑貨店が入った。

 開店の1時間前から並び、一番乗りした若林区の主婦(59)は「新しい高級ブランドが多いと聞き、楽しみにしていた」と早速、ウインドーショッピングを楽しんだ。

38荷主研究者:2008/07/13(日) 23:27:49

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/06/20080625t12009.htm
2008年06月25日水曜日 河北新報
東北最大級アウトレット10月開業 仙台・泉

「仙台泉プレミアム・アウトレット」(手前)と「泉パークタウン タピオ」(左奥)のイラスト。右奥は三菱地所グループが運営する仙台ロイヤルパークホテル

 チェルシージャパン(東京)と三菱地所(同)は24日、仙台市泉区の泉パークタウンに建設中の東北最大級のアウトレットモール「仙台泉プレミアム・アウトレット」と、隣接する商業施設を10月16日に同時開業すると発表した。合わせて3万平方メートルを超える2つの大型商業施設の相乗効果で、広域的な集客を目指す。

 仙台泉プレミアム・アウトレットはチェルシージャパンが運営。同社のアウトレットモールとしては国内7番目となる。

 鉄骨2階で、店舗面積1万5500平方メートル。約1800台分の駐車場を備え、総事業費は約50億円。年間150万人の来場を見込む。衣料や雑貨など国内外のブランド直営店が約80店入居。商品を常時、25―65%割引で販売する。

 隣接する商業施設は三菱地所が同社所有地に建設中で、この日、名称を「泉パークタウン タピオ」とすることを明らかにした。

 フィンランド語で森の精霊を意味するタピオは鉄骨2階(一部3階)の2棟をブリッジでつなぐ造りで、店舗面積は計1万6500平方メートル。食品スーパーや衣料、飲食店など約80店が入り、1000台収容の立体駐車場も設ける。総事業費などは明らかにしていない。

 チェルシージャパンは「きれいな街並みと調和する、上質な空間と時間を提供したい」とし、三菱地所も「上質で心地よい生活提案の場にしたい」と言う。

 仙台市郊外には今秋、宮城野区に三井不動産の「三井アウトレットパーク 仙台港(仮称)」も開業する。

39荷主研究者:2008/07/13(日) 23:30:38
>>38

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/06/20080627t12007.htm
2008年06月27日金曜日 河北新報
仙台泉アウトレット 商圏東北5県で300万人

吉村俊秀社長

 仙台市泉区に10月開業する商業施設「仙台泉プレミアム・アウトレット」を運営するチェルシージャパン(東京)の吉村俊秀社長(59)は26日、仙台市を訪れ、河北新報社の取材に応じた。商圏は車で1時間半の圏内(約100―150キロ)を想定し「宮城、岩手、山形、福島の4県に秋田県の一部を含む300万人」をターゲットとしていることを明らかにした。

 ―国内7カ所目となる運営施設で、最北です。
 「大商圏から攻め、東北にも進出したいと考え、人口の多い仙台で用地を探した。米国の街並みを模した開放型のテーマパーク的商業施設なので、冬の気候も考慮した。商圏は車で1時間半内だが、商圏人口は7カ所の中で最小規模になる」

 ―約80店が入る仙台の店の特徴は。
 「国内外のブランド品が毎日25―65%引きという、割安感だ。米国チェルシー社の商業形態やサービス意識が基本。敷地内の駐車場を生かし、一期、2期、3期と拡張していくのをビジネスモデルにしている。ただ、2期以降の計画は未定だ」

 ―売り上げ目標は。
 「年間約80億円を目指す。主なターゲットは20、30代女性。さらに20―40代のカップルや家族連れ、その上の世代、男性も楽しめる施設にしたい」
 「客には季節ごとに年間で計4回、来場してほしい。隣に同時開業する三菱地所の商業施設『泉パークタウン タピオ』は日用品を扱い、客が頻繁に訪れる商業施設。二つの施設が連携して、集客効果を高めたい」

 ―消費の低迷で既存の商業施設が苦戦する中、アウトレットモールは好調です。
 「消費者に(存在が)浸透してきたほか、商品の回転率を高めたいメーカーにも認知され、定着した。傷のある品やサンプル品だけでなく、そのシーズン中の流行商品も多く回ってくる」

 ―市内には9月、宮城野区にもアウトレットモールができます。
 「互いに切磋琢磨(せっさたくま)したい。同時期のオープンは想定内。上質な商品やサービスを提供していく」

 ―市中心部の商業関係者は戦々恐々です。
 「中心部から離れ、高速自動車道インターチェンジ近くに立地するのが当社の方針。中心部にも店がある入居ブランドのことを考えれば、中心部からもう少し距離を置きたかった。中心部には多様な店がある。最近の顧客は使い分けがうまい。すみ分けはできる」

40とはずがたり:2008/07/19(土) 23:57:43

東北大新キャンパス 青葉山造成、来月に着手
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080719t15044.htm

 東北大は8月末、青葉山新キャンパス(仙台市青葉区)の造成に着手する。基本計画には雨宮キャンパスの農学部(同)と片平キャンパスの電気通信研究所(同)の移転が盛り込まれ、2011年度の開学を目指す。整備資金には、片平キャンパス南側エリアなどの売却益を充てる予定。取得の意思を示している学校法人東北学院と近く交渉を始める方針だ。

 新キャンパスは、ゴルフ場だった旧宮城県有地81ヘクタールに整備する。旧ゴルフ場のフェアウエー部分を生かして施設を配置し、造成を最小限に抑える。

 中心部には幅25メートル、長さ約500メートルのメーン街路「キャンパスモール」を設ける。車両の通行は学内で運行するバスなどに限定する。

 15年度に開業予定の仙台市地下鉄東西線「青葉山駅」に接続する「ステーションプラザ」には、飲食店などが入る予定。青葉山と八木山の間を流れる渓谷・竜ノ口沢周辺は「ユニバーシティパーク」として開放する。

 新キャンパス開学に向けた第一期事業では、雨宮キャンパス(9.3ヘクタール)の農学部と片平キャンパス南側エリア(5.5ヘクタール)の電気通信研究所が移転する。

 将来の第二期事業で片平の流体科学研究所などが移り、産学連携の拠点となる「サイエンスパーク」を設ける計画。

 東北大によると、第一期の事業費は数百億円を見込む。片平キャンパス南側と雨宮キャンパスの売却益を財源とする。

 片平キャンパス南側を取得する意思を示す東北学院との間では、7月中にも正式な交渉を始める。東北学院大の星宮望学長は「片平から土樋にかけての一帯を、学都仙台を代表するアカデミックな空間にしたい」と話している。

 東北大は昨年、創立100周年を迎えた。青葉山新キャンパスは、「次の100年の土台」と位置付けられ、新たな拠点となる。

41荷主研究者:2008/07/27(日) 23:17:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/06/20080629t13027.htm
2008年06月29日日曜日 河北新報
松島水族館移転へ 仙台港背後地が有力

家族連れに親しまれている松島水族館=宮城県松島町

 マリンピア松島水族館(宮城県松島町)を経営する仙台急行(仙台市)が水族館を移転する方針を固めたことが、28日分かった。関係者によると、移転先として、土地区画整理事業が進む仙台港背後地(仙台市宮城野区など)が有力になっている。2011年夏の開業を目指すもようだ。同水族館は手狭で老朽化が進み、同社は町内での建て替えも検討したが、拡張が困難なことなどから町に対し今月中旬、建て替え断念を伝えた。交通の便が良く、まとまった土地が確保できる移転場所を、集客が期待できる仙台市内中心に探していた。

 水族館の本館は1974年建設。水族館建て替えの目安とされる築30年を超えており、同社は現在地や隣接地での建て替えの可能性を探った。

 しかし、(1)現在地周辺は特別名勝松島の区域にあり、新たな土地利用への制限が厳しい(2)解体後の新築の場合、約3年間、営業を中断せざるを得ない―ことなどが障害になった。宮城県の支援を受け、公設民営方式で建て替える案も浮上したが、県の財政難などから実現しなかった。

 同水族館は27年の開業。イルカやラッコの展示をいち早く始めて人気を集め、80年代には80万人を超える入館者があったが、近年は客足が鈍り、35万人前後で推移していた。仙台から距離があり、自前の駐車場がないことなども課題となっていた。

 現在の敷地面積は約7400平方メートルで、移転すれば1万平方メートル以上が確保できる見通しだ。水族館の関係者は「毎年補修を重ね、黒字経営は維持しているが、建物の耐震化も急ぐ必要がある」と、移転の可能性に言及している。仙台港背後地はJR仙石線中野栄駅や仙台東部道路の仙台港北インターチェンジに近く、9月には東北最大級の大型商業施設「三井アウトレットパーク仙台港」(仮称)が開業する予定。同水族館が移転すれば県内外から多くの集客が見込め、新たな観光エリアとして拠点性が一気に高まるとみられる。

[マリンピア松島水族館]JR仙石線の前身の宮城電気鉄道が松島海岸前まで延長した1927年に開業。69年に仙台急行が経営を引き継いだ。同じ場所で営業を続ける民営水族館では国内一の歴史を誇る。85年に年間最多入館者83万人を記録した。東北では、いわき市のアクアマリンふくしま、男鹿市の男鹿水族館GAOなど大型水族館が次々とオープン。アクアマリンふくしまの年間入館者数が100万人を突破する一方、手狭な松島水族館は近年、苦戦を強いられていた。

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080701t12041.htm
2008年07月01日火曜日 河北新報
松島水族館、町外移転を発表 規制で施設拡大困難

 マリンピア松島水族館(宮城県松島町)を経営する仙台急行(仙台市)は30日、水族館を松島町外に移転すると正式に発表した。最有力の候補地として、土地区画整理事業が進む仙台港背後地(仙台市宮城野区など)を挙げた。早ければ7月中にも移転先を決定し、2011年夏の開業を目指す。

 記者会見した西条直彦社長は、当初検討した現在地での建て替えを断念した理由について、「特別名勝松島地区の保護規制があり、規模拡大が難しかった」などと説明した。

 新しい水族館については「ふれあいや体験重視の展示を行い、時代に合う施設にしたい。屋外でのイルカショーも始めたい」と強調した。

 施設の規模は敷地面積、延べ床面積ともに1万平方メートル以上を目指し、投資額は100億円以上を見込む。運営形態は仙台急行単独か、もしくは協力企業が建物を建設し、仙台急行が運営を担う方式なども検討する。

 仙台港背後地を有力な移転先とした理由について、仙台東部道路の仙台港北インターチェンジに隣接するなど交通の便の良さを挙げた。集客面では、背後地内で9月に開業する大型商業施設「三井アウトレットパーク仙台港」(仮称)との相乗効果を狙う。

 松島水族館は1927年に開業した。開業時から同じ場所にある水族館としては、日本で最も古い。現在の本館は74年の建設で老朽化が進み、建て替えが急務になっている。

42荷主研究者:2008/07/27(日) 23:31:21

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080701t12054.htm
2008年07月01日火曜日 河北新報
路線価 宮城2年連続上昇 「青葉通」全国一

 仙台国税局は1日、2008年分(1月1日現在)の土地の路線価を発表した。宮城県の平均路線価(7167地点)は1平方メートル当たり7万2000円で、前年より8000円上がり、2年連続で上昇した。宮城県の平均額は前年より順位を1つ上げて全国12位。変動率は12.5%のアップとなり、東京都に次いで2位(前年5位)だった。

 上昇地点は526地点増えて1832地点。仙台市で上昇が目立ち、県全体の路線価を引き上げた。
 県内1位は、仙台中税務署管内の仙台市青葉区中央1丁目のさくら野百貨店仙台店に面する「青葉通」で、前年を74万円上回る260万円。39.8%の大幅アップで、全国一の上昇率だった。

 同地点は調査開始の1957年以来、東北トップを保っている。92年の988万円をピークに減少が続いていたが、2006年から上昇に転じている。
 仙台北税務署管内の1位は青葉区本町2丁目の「東二番丁通」の146万円で、前年より30万円(37.7%)高くなった。

 仙台南税務署管内の1位は太白区長町南3丁目の「太白区役所前通」の18万5000円で、前年比1万円(5.7%)上がった。

[路線価]1月1日時点の主要な道路に面した1平方メートル当たりの土地評価額。相続税や贈与税の税額を算定する基準になる。対象は全国約38万地点(2008年)で、国土交通省が発表する公示地価の約2万9000地点(同)より大幅に多い。公示地価をベースに、売買実例や不動産鑑定士の意見などを参考にして算出。同一地点での路線価は公示地価のおおむね8割の水準となる。

43荷主研究者:2008/07/27(日) 23:34:37

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080704t12010.htm
2008年07月04日金曜日 河北新報
仙台中心街、通行量減少続く 歩行者の流れ分散

 仙台商工会議所は仙台市と共同で5月23、25の両日に実施した市中心部商店街の歩行者通行量調査の結果(速報)をまとめた。23日(金曜日)、25日(日曜日)とも平均通行量は前年をわずかに下回った。アーケード街など中心部の通行量は漸減傾向が続いており、減少に歯止めはかかっていない。

 仙台駅前地区、中央通地区、一番町通地区の主要計21地点の平均通行量は、金曜日が0.9%減の3万1008人。日曜日が0.8%減の3万5034人だった。

 通行量が多かった地点は表と地図の通り。三滝不動尊・三原堂前が日曜日は2年連続のトップ、金曜日も2位だった。常陽銀行前は日曜日が3087人増と大幅に伸び、前年の7位から一気に3位につけた。その西のダイエー前、さらに先の東二番丁通の佐々重前は落ち込みが目立つ。

 仙台商工会議所は「中央通のアーケードから外れた所に若者向けショップの集積地ができ、中央通に集中していた歩行者ルートが分散している」と分析している。

 市中心部では6月に仙台駅前にエスパルⅡがオープン。8月には隣接の仙台パルコがオープン予定で、駅北側の花京院1丁目では来秋に大塚家具などが入る再開発ビル(西街区)が完成する。仙台商工会議所は「人の流れは今後かなり変わる。商店街は新たな動きに連動する方法を考えるべきだ」と話す。

 調査は毎年金曜と日曜に実施。変化が少ないと推測される地点を除いたため、今年は昨年より8カ所少ない22地点。午前9時から午後8時まで調べ、23日は晴れ、25日は小雨後曇りだった。

44荷主研究者:2008/07/27(日) 23:37:51

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080705t13029.htm
2008年07月05日土曜日 河北新報
仙台空港に展望デッキ 10年度完成目標

 仙台空港ビル(宮城県名取市)は4日までに、旅客ターミナルビル屋上に航空機の離着陸や周辺の景色を一望できる「展望(送迎)デッキ」を設置することを決めた。東北の拠点空港にふさわしいにぎわい空間を創出し、空港利用者の増加につなげたい考え。2010年度の完成を目指す。

 計画では、滑走路に臨むターミナルビル北側の屋上に、約400平方メートルのデッキを新設。見学者用のエレベーター1基を備える。事業費は数億円を見込んでいる。

 ターミナルビル屋上は高さ22メートル。空港周辺には高層建築物がないため、滑走路以外にも360度のパノラマが楽しめる。晴天時には牡鹿半島、金華山、栗駒山、蔵王連峰なども一望できるという。

 これまで仙台空港では、ターミナルビル3階の見学スペースから飛行機を見送っていた。屋内にあるため視界が狭く、利用者の多くが屋外デッキの設置を要望していた。村井嘉浩宮城県知事も昨年9月の県議会で、展望デッキ建設など空港の観光資源化に言及していた。

 05年に開業した中部国際空港(セントレア)では、屋外デッキそのものが空港観光の目玉施設になっている。これに倣い、空港ビルの柿崎征英社長は「東北の基幹空港として魅力アップを図りたい」としており、仙台空港アクセス線の利用者増にもつなげたい考えだ。

 展望デッキの設置は、本年度の事業計画に盛り込まれ、同社の株主総会でも承認された。年度末までに実施計画を策定する。併せて、ターミナルを区分所有する国と改修に向けた手続きなどを調整する。

45荷主研究者:2008/08/14(木) 23:46:56

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080708t12025.htm
2008年07月08日火曜日 河北新報
パナソニックEVエナジー 宮城県と立地協定締結

 トヨタ自動車と松下電器産業が共同出資して設立した車載用電池製造のパナソニックEVエナジー(静岡県湖西市)は7日、宮城県大和町の大和流通・工業団地に土地25ヘクタールを購入し、工場を新設する立地協定を宮城県、大和町と結んだ。当初計画ではハイブリッド自動車向けニッケル水素電池の生産開始を2010年初めとしていたが、需要急増に対応して日程を前倒しし、09年末の稼働を目指す。

 県庁であった協定締結式で林芳郎社長は「将来に備え、大きな用地を購入する。リスク分散を考え(本社の)静岡、宮城両方で増産していく」との方針を明らかにした。

 村井嘉浩知事は「今回の進出で東北の自動車産業の集積が大きく前進する」と期待を述べ、浅野元・大和町長は「環境対応車の基幹部品の製造という時宜を得た企業だ」と歓迎した。

 EVエナジーは11月までに土地を譲り受け、年末の着工を目指す。用地は6棟まで拡張可能な広さだが、当初は300億円をかけ工場1棟を建設。従業員300人、年産約10万台分からスタートし、1―2年以内に年産20万台分に拡大する。

 同社は、宮城工場を静岡県の本社並みの生産規模とする考え。10年ごろには両工場で、ニッケル水素電池の年間生産量を現在(47万台分)の倍以上の100万台分にする計画だ。

 09年には本社で、次世代型のリチウムイオン電池の生産に踏み切る。宮城工場でも市場動向、技術の成熟度を見ながら、早期に生産を始める。

 EVエナジーはハイブリッド車用電池で世界シェア83%。トヨタグループ以外にホンダにも供給している。

46荷主研究者:2008/08/14(木) 23:47:32

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080708t12015.htm
2008年07月08日火曜日 河北新報
「宮城を第2拠点に」 EVエナジー・林社長

パナソニックEVエナジーの国内2番目のプラントとして「宮城工場の拠点化」に意欲を見せる林社長(中央)

 車載用電池の生産で世界トップのパナソニックEVエナジー(静岡県湖西市)は7日、大和流通・工業団地(宮城県大和町)への立地協定を宮城県などと結び、林芳郎社長が同県庁で記者会見した。「(取得用地は)将来の拡張に備えた」と明言し、ニッケル水素電池の増産に加え、次世代型電池の生産も視野に入れた「2大拠点化」に強い意欲を示した。主なやりとりは次の通り。

 ―25ヘクタールと大きな用地を購入する。
 「将来の拡張に備えた。今後の増産計画は未定だが、ハイブリッド車の販売の伸びや次世代型のリチウムイオン電池の動向を勘案して考えていきたい」。

<災害リスクを分散>
 ―進出先に宮城県を選んだ理由は。
 「静岡県では人の採用が難しくなっている。リスク分散もある。現在、ニッケル水素電池の全量を湖西市で造っており、震災時の危険回避が十分ではない。物流面もいい環境にある」

 ―セントラル自動車(神奈川県相模原市)が進出する第二仙台北部中核工業団地(宮城県大衡村)を選ばなかった理由は。
 「大和町にまとまった面積があったことが大きい。トヨタ自動車が出資比率60%で筆頭株主だが、将来はトヨタ以外にも電池を使ってもらいたいという考えもある」

<海外輸出あり得る>
 ―製品輸出の可能性と工場の生産能力は。
 「現状は(トヨタのハイブリッド車工場のある)愛知県三河地方と北部九州が中心となるが、要望があれば海外輸出もあり得る。工場は1棟に月産1万台分弱の生産ラインが2つ入る」

 ―トヨタ自動車は東海、九州、東北の3拠点化を目指している。
 「(宮城と静岡の)2カ所で生産の上積みをしていく」

47荷主研究者:2008/08/14(木) 23:57:21

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080709t12007.htm
2008年07月09日水曜日 河北新報
サンドビック子会社 栗原市と新工場協定締結

工場完成予想図。右が現工場と増設中の工場。左が新設する工場

 スウェーデンに本社がある世界最大手の切削工具メーカー「サンドビック」の製造子会社「サンドビックツーリングサプライジャパン」(宮城県栗原市)は8日、栗原市が同市瀬峰で造成している第二新田沢工業団地の土地約1.5ヘクタールを購入し、工場を新設する工場建設協定を栗原市と結んだ。

 同社は現在、同工業団地と隣接する敷地内に工場を増設しており、今回調印した工場も含め四つの工場を今後稼働させる計画。総投資額は250億円超の見込み。

 同社で行われた協定締結式には、藤井裕幸社長、佐藤勇栗原市長らが出席。それぞれ協定書に署名した。

 調印した工場建設では、市は造成を今年10月末までに完了。同社は年内に着工し、2009年7月の稼働を目指す。工具取り付けを高精度で短時間化する「コロマントキャプト」と呼ばれる装置を年間約10万個生産する。投資額は37億円。

 このほか、同社は金属切削用の超硬チップを増産するため約80億円を投資し、敷地内に工場を増設中で09年3月に完成予定。10年ごろには敷地内にさらに超硬チップの工場を建設する。

 藤井社長は記者会見で「キャプトを製造する別の工場もさらに建設する」と、4つ目の工場建設構想を表明。佐藤市長は「その用地は今後、市が造成したい」と工業団地を拡張する方針を示した。

 サンドビックツーリングサプライジャパンは、サンドビックの世界3大製造拠点の一つ。瀬峰工場では76年から超硬チップを製造。昨年10月に本社直轄の工場として独立した。

48荷主研究者:2008/08/14(木) 23:57:55

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080709t12023.htm
2008年07月09日水曜日 河北新報
仙台港背後地アウトレットモール 9月オープン

約70%出来上がった施設。外観は、入居するブランドショップを際立たせるため白、黒、茶色を基調にしている

 三井不動産(東京)は8日、仙台市宮城野区の仙台港背後地に建設中の東北最大のアウトレットモール「三井アウトレットパーク 仙台港」のオープンを9月12日とすることなど施設概要を発表した。商圏は車で1時間半以内の「東北4県の300万人圏」に設定。年間売上高は130億―150億円を目指す。

 三井不動産は、宮城県企業局の所有地8万7000平方メートルを20年契約で賃借。鉄骨3階、店舗面積約2万平方メートルの建物に、ファッションを中心に120店を入居させる。同社の同種施設として全国で8カ所目、東北では初めてとなる。

 来場見込みは年間350万人。入居店のうち日本初出店は11店、東北初出店が82店。アウトレットは97店で、メーカー直営のブランドショップ中心の「ファクトリーアウトレット」。ファッション・雑貨の「オースチンリード」やスポーツの「アシックス・ファクトリーアウトレット」などが入る。

 飲食は約20店で、うち9店は「東北の味めぐり」がテーマのフードコート(550席)。敷地内には仙台港を一望できる高さ約50メートルの観覧車も設ける。

 南側隣接地には09年にホームセンター「カインズホーム」も開業予定。仙台急行(仙台市)経営のマリンピア松島水族館が、松島町から仙台港背後地に移転する構想も浮上している。三井不動産は「強力な誘客施設ができればエリアにとって望ましい」と言う。

 仙台市郊外には10月、チェルシージャパン(東京)が店舗面積1万5500平方メートルの「仙台泉プレミアム・アウトレット」を泉区の泉パークタウンにオープンさせる。三井不動産は「客は両方に足を運ぶ可能性がある。相乗効果に期待したい」としている。

49荷主研究者:2008/08/14(木) 23:58:38

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080709t12028.htm
2008年07月09日水曜日 河北新報
東一センタービル起工 来年11月末にオープン

東一連鎖街の再開発に伴って建設される東一センタービルの起工式

 仙台市青葉区の飲食店横町「東一連鎖街」の再開発計画を進める東一センタービル(笹木みえ子社長)が8日、現地で再開発ビル「東一センタービル」(仮称)の起工式を行った。来年11月末のオープンを目指す。

 建物は地上8階、地下1階で、延べ床面積約1万平方メートル。敷地面積1641平方メートルで、総事業費は26億円。低層階は物販店、地下1階と上層階には飲食店が入る。8階には自転車やバイクの駐車場を設ける。

 貸しビル会社の日本総合企画(東京)がビルを運営する。具体的なテナントは未定だが、低層階の物販は1社にまとめて賃貸することを想定。上層の飲食店は1階当たり1、2店、地下の飲食店は最大10店程度を予定する。日本総合企画の銭場茂社長は「連鎖街のレトロな横町の雰囲気を地下1階で再現できないか検討したい」と話した。

 テナント向け説明会は26日に開かれる。既に大手や外資系企業から問い合わせがあり、東一連鎖街で店を出していた人からも5、6件の出店希望があるという。

50荷主研究者:2008/08/14(木) 23:59:45

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080709t11022.htm
2008年07月09日水曜日 河北新報
仙台市ガス局 大衡・大和のトヨタ系3社に供給

 仙台市ガス局が、天然ガスのパイプラインを宮城県大衡村の第二仙台北部中核工業団地まで延長する方向で検討していることが8日、分かった。同団地に進出するトヨタ自動車系の車体組み立てメーカー「セントラル自動車」(神奈川県相模原市)など、仙台市郊外に立地するトヨタ系3社への供給を視野に入れている。パイプラインの埋設ルートなど具体的な方針を8月中に決める。

 セントラル自動車のほか、大和町の仙台北部中核工業団地に立地するトヨタ自動車東北、同町の大和流通・工業団地に進出する車載用電池生産会社「パナソニックEVエナジー」(静岡県湖西市)が、市ガス局に供給を打診していた。

 市ガス局によると、大和町杜の丘の新興住宅地から延ばす案が有力になっている。第二仙台北部中核工業団地までの延長距離は約12キロ。大和町の2カ所の工業団地を結ぶとパイプラインの埋設距離は約18キロに及ぶ。

 セントラル自動車が移転し操業する2010年までに完成させる予定で、総工費は20億円前後を見込む。

 市ガス局が大衡村にガスを供給するのは初めて。10キロ以上のパイプライン埋設は、1996年に完成した多賀城市栄―宮城野区幸町間(約16キロ)以来の大プロジェクトになる。

 トヨタ系3社は、製造ラインや空調などでガスを使用する計画。市ガス局は10年から数年間の年間供給量を、液化天然ガス(LNG)ベースで3万トン弱と見込む。3工業団地に立地・進出する他の企業との大口契約や、周辺住宅地への供給も視野に入れている。
 市ガス局は仙台市、多賀城市、富谷町、大和町など3市3町の約36万戸にガスを供給。約80事業者と大口契約を結ぶ。07年度末のパイプライン総延長距離は約4100キロ。10年4月の民営化を予定している。

51荷主研究者:2008/08/15(金) 00:00:47

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080709t13013.htm
2008年07月09日水曜日 河北新報
東京の弁護士法人が仙台進出 地元は歓迎、困惑

 東京に本店を置く弁護士法人の支店が仙台市に開設された。東北で6県以外の弁護士法人が支店を設けるのは初めて。仙台はここ数年、年約20人のペースで弁護士が増え、供給過剰も指摘されているが、100万都市の市場価値はまだ高いようだ。

 青葉区に支店を開いたのは、弁護士法人アクティブイノベーション(AI、東京都千代田区)。司法書士、税理士、社会保険労務士、行政書士の各法人とともに構成するAIグループの中核で、仙台は弁護士法人では初の支店だ。

 仙台事務所には、東京本部で勤務していた林さやか弁護士(28)が4月、東京弁護士会から仙台弁護士会に登録替えして赴任した。林さんは「約1万2000人の弁護士がいる東京は、弁護士会内での交流が希薄。活動の幅を広げるため、赴任を希望した」と話す。

 仙台弁護士会では子どもの権利、消費者問題対策など四つの委員会に所属する。来年5月に始まる裁判員制度をにらみ「刑事事件のスキルを磨きたい」と言い、「最低5年は仙台にとどまり、地域に根ざした事務所にしたい」と意気込む。

 AI代表社員の菅谷公彦弁護士(東京)は「当社のような支店展開で地域の法的サービスを担えば、(司法過疎対策の)日本司法支援センターや日弁連の公設事務所は不要なはずだ」と強調する。

 一方、地元の弁護士の間では「利用者の法的サービス拡充につながる」「経営的には脅威だ」など、歓迎と困惑が交錯している。ある男性弁護士は「仙台は首都圏に近くて便が良く、今後も弁護士法人の支店進出はあるだろう」とみる。

 別の男性弁護士は「会社組織のような形態が弁護士事務所になじむのか疑問だ」としながらも、林さんには「仙台弁護士会の自治を尊重し、各委員会などの会務に積極的に取り組んでほしい」と期待している。

[弁護士法人]2001年の弁護士法改正で弁護士事務所の法人化が認められた。経営や業務に責任を負う弁護士らが社員となり、「主たる事務所」(本店)の所在地で登記すれば設立可能。一定の条件で「従たる事務所」(支店)を設けることができる。

52荷主研究者:2008/08/15(金) 00:05:18

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080711t72039.htm
2008年07月11日金曜日 河北新報
トヨタ進出で仲介 三井住友銀、七十七銀、宮城県

 三井住友銀行と七十七銀行、宮城県の三者が産業振興に関する協力協定を近く締結することが10日、分かった。三井住友銀は、2010年以降に宮城県内への工場進出などが相次ぐトヨタ自動車グループと関係が深く、グループ各社と県内企業の商談を仲介する。七十七銀にとっては、企業立地にかかわることで新たなビジネスチャンスが期待できる。地方自治体とメガバンク、地方銀行が産業振興で包括的な協定を結ぶのは珍しい。

 週明けにも三井住友銀の奥正之頭取、七十七銀の鎌田宏頭取、村井嘉浩知事が県庁で協定に調印する。自動車をはじめ、高度電子機械産業の集積などの分野で連携し、企業進出、誘致情報を提供し合うほか、年に数回、実務者レベルの勉強会を開く。

 三井住友銀には、トヨタグループなど既存取引企業から部品調達先などの相談を持ちかけられるケースが多い。七十七銀と宮城県は地元ネットワークに強みを持つが、トヨタ系列企業との結び付きは弱かった。相互に情報を提供し、共有し合えば、商談成約に結びつけられるとの考えで一致した。

 三井住友銀の支店網は現在、東北では仙台市だけ。営業拠点も盛岡、仙台、郡山の3市にしかないため、これまで手薄だった東北に足掛かりを築くとともに、自動車産業の集積が見込まれる東北での存在感を拡大できると判断したもようだ。

 県指定金融機関の七十七銀は、商談会共催などを通じ県と協力関係を築いてきた。協定に参加して企業誘致に積極的にかかわることで、新規立地企業との取引を拡大させる狙いがあるとみられる。

53とはずがたり:2008/08/19(火) 23:23:51

仙台と秋田は転移。九州は外出控え。

仙台渋滞緩和!? ガソリン高騰で車離れ
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/08/20080819t13034.htm

 仙台市の道路で自動車の交通量が減っている。一日1000台以上減少した路線もあり、「渋滞が緩和した」と歓迎する声も。ガソリン価格の高騰で車の使用を控える人が増えたのが理由とみられている。

 県警によると、青葉区の県道仙台泉線台原2丁目交差点の6月の一日の交通量は2万8390台で、前年同月より1490台(5.0%)減った。宮城野区の国道45号坂下交差点も2万1090台で、1020台(4.7%)減少した。

 泉区のタクシー運転手菊池光志さん(49)は「両交差点とも仙台で有数の渋滞地点だが、ガソリンの値上げが顕著になった5月ごろから混雑が緩和された。目的地に早く着き、抜け道を使う場所でも幹線道を利用するようになった」と語る。

 高速道も同様だ。東北、山形自動車道の県内のインターチェンジで降りた車の6月の総計は127万6541台で、5.8%マイナスになった。県内の有料道路の6月の通行台数も計78万4560台で、2.5%目減りした。

 日本道路交通情報センター仙台センターは「行楽地に向かう渋滞の車の列が短くなっている。サクランボ狩りのシーズンは数年前までは10キロ以上の渋滞だったが、ことしは3、4キロ程度だった」と話す。

 車の減少は中心部の駐車場の経営に響いている。青葉区の勾当台公園地下駐車場は5月以降、利用が落ち込み、7月は8.5%減の2万1934台だった。青葉区の二日町駐車場も10.4%減の5413台と低迷した。

 宮城野区の会社社長男性(44)は5月、通勤手段をそれまでのマイカーから自転車に代えた。「家計を助けるために始めた。会社まで約40分の道のりだが、それほど苦にならない」と話す。

 県警は「ガソリン高は通行量減少の一因になっている可能性はある」とみている。
2008年08月19日火曜日

燃料高騰のあおりか、高速道路が不振 お盆期間中の(秋田)県内交通機関
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070022351/938

高速減り、JRも横ばい お盆期間中の利用状況
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1114776388/149

54とはずがたり:2008/09/03(水) 18:24:57
<東北・北海道>宮城県

全市に拡げる訳にも予算的に行かないか。。不公平感は否めないしねぇ。

第3子以降100万円 大崎・旧町限定揺れる制度
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/09/20080903t11010.htm

 宮城県大崎市の合併前から旧岩出山町限定で支給されている「すこやか子育て支援金」について、市議会が廃止を求める付帯決議を出したことを受け、岩出山の住民が2日、制度継続を求める要望書を市などに提出した。ほかの地域からは「同じ市なのに」と不満も出ており、合併3年目の同市は難しい判断を迫られている。

 小学生や中学生の子どもがいる父母5人が市役所を訪問。高橋伸康副市長と青沼智雄市議会議長に「廃止すべきだとの付帯決議は市民の気持ちを無視した無謀な決定だ」と指摘する要望書を手渡した。

 高橋副市長は「みなさんに理解してもらえるような形で検討したい」と答えた。

 制度は旧岩出山町が1993年度、10年の期限付きで創設。2002年度までに誕生した第3子以降に対し100万円を、出生時や小中学校入学時など5回に分けて支給する。2006年度の大崎市合併で、暫定施行条例として引き継がれた。

 ただ、岩出山を除く旧1市5町には同様の制度がない。市議会予算特別委員会は今年3月、「地域限定の支給は著しく不平等」として、制度廃止を求める付帯決議案を可決した。

 市子育て支援課によると、現在も受給権を持つのは岩出山の133世帯。条例に基づき、08年度以降、約6000万円を支給する必要がある。

 同市は現在の対象者には中学入学時分まで支給し、高校入学以降の予算約4400万円は全地域対象の乳幼児医療費助成に回す案を提案したが、住民は反発。「最後まで責任を持って払うべきだ」との声が相次いでいる。

 ほかの地域の母親は複雑な心境だ。子どもが3人いる同市古川の主婦(40)は「岩出山の人たちの気持ちは分かるが、合併した以上、同じ市で住む場所によってサービスに大きな差があるのは納得できない」と話している。
2008年09月03日水曜日

55とはずがたり:2008/09/06(土) 19:23:42
そんなに流動が少ないとは思えないんですけどねぇ。。

仙台―古川高速線廃止へ ミヤコーバス
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/09/20080906t12039.htm

 宮城交通(仙台市)とグループ会社のミヤコーバス(仙台市)は5日、乗客数が低迷していた一路線を廃止、5路線を減便する内容を盛り込んだ10月16日からのダイヤ改正を発表した。廃止方針を決めたのは、ミヤコーバスが運行する仙台―古川間の高速バス。同社は「乗客減と軽油高のため」と説明している。

 減便するのはいずれも仙台市内で、「秋保線」(秋保中学校―秋保大滝)、「郡山富田線」(富田―長町郡山)、「加茂長命ケ丘線」(八乙女駅―賀茂神社―長命ケ丘)「加茂団地線」(八乙女駅―旭ケ丘)、「長町ループバス」(長町南4丁目発着)。減便の内容は表の通り。路線によって休日全便運休などとする。

 運行する宮城交通は「赤字路線で、今の会社の体力では抱えられなくなった」としている。
 一方、仙台市泉区のアウトレット「仙台泉プレミアム・アウトレット」が10月に開業するのに合わせ、同アウトレット近くに停留所を新設。アウトレットを経由する「宮城大学線」(仙台駅―宮城大学)「泉パークタウン線」(泉中央駅―泉パークタウン)の二路線を増便する。
2008年09月06日土曜日

56荷主研究者:2008/09/16(火) 00:23:41
>>55
仙台−古川の高速バスは、JRバス東北が主流。(平日27往復)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%99%E5%8F%B0_-_%E5%8F%A4%E5%B7%9D%E7%B7%9A

一方、宮城交通は一般道(国道4号など)経由で仙台−古川線を長らく運行していたが、高速バスとしては後発(平日10往復)であった。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%99%E5%8F%B0_-_%E5%8F%A4%E5%B7%9D%E7%B7%9A_(%E5%AE%AE%E5%9F%8E%E4%BA%A4%E9%80%9A)
JRバスは仙台宮城ICを経由するのに対し、ミヤコーバスは泉IC→県道仙台泉線を経由して差別化を図っている(しかし、その結果渋滞に巻き込まれることが多い。)。また、古川市内の経路もJRバスとは多少異なり(石名坂 - 上古川間と台町 - 古川駅前間が同じ経路)、JRバスは停車しない三本木PA内の高速三本木にも停車する(仙台行・古川行共に乗降可能)。
運賃もJRバスの1,270円に対しミヤコーバスは900円と割安に設定しているが、JR、ミヤコーバス両社ともに1枚あたり750円の回数券を発売しており、運賃による競争はないと思われる。なお、ミヤコーバスは通勤・通学定期(1ヶ月)を導入しているが、JRバスは導入していない。

57荷主研究者:2008/09/16(火) 00:24:39

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080716t12029.htm
2008年07月16日水曜日 河北新報
関空・沖縄線運休へ 日航、宮城県に意向伝える

 日本航空が仙台空港発着の大阪(関西空港)線を11月、沖縄線(季節運航)を来年1月にそれぞれ運休する意向を固め、宮城県に伝えたことが15日分かった。燃料費高騰を背景にした地方路線再編の一環とみられる。

 関空線は1日1往復で日航だけが運航している。4月に開設したばかりだが、平均搭乗率は約30%と低迷している。
 2005年開設の沖縄線は12―1月に1日1往復している。搭乗率は60%程度だが、団体旅行が中心で利益率が低かった。次の年末年始は運航する見込み。同路線は全日空が、通年で1日1往復運航している。

 関空線の運休で、仙台空港の国内定期線は九路線に減る。仙台発着の日航便は札幌、名古屋、大阪(伊丹)、福岡の四路線になる。
 10―12月の大型観光宣伝「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」を前にした運休に宮城県は「タイミングが悪い」と困惑。ただ「大阪への基幹路線である伊丹線の運航に変更ない上、沖縄線には全日空が就航している」として影響は最小限にとどまるとの見方を示す。

 日航広報部は「異常な原油高を受け、抜本的に路線を見直している最中で、運休の候補など具体的な路線は言えない。本年度下期の運航路線は8月の事業計画で発表する」としている。
 東北の空港を発着する日航便は、福島からの撤退表明、花巻、秋田の減便検討と路線の縮小が相次いでいる。

58荷主研究者:2008/09/16(火) 00:28:15
「男は黙ってビーフ中」・・・と言うことでお世話になりました。
それにしても「貧食」に勝る名称なんてあるのかねぇ?

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080718t15037.htm
2008年07月18日金曜日 河北新報
東北大の名物学食「貧食」 リニューアルで愛称募集

 「貧民食堂」を略した貧食(ひんしょく)の愛称で親しまれてきた東北大川内北キャンパス(仙台市青葉区)の川内第二食堂が10月、カフェテリア風の食堂に生まれ変わる。東北大は「貧食と同様、長く親しんでほしい」と新しい愛称を募集している。

 16日現在、72通の応募があり「品食(ひんしょく)」「民食(たみしょく)」「清貧館」などの案が寄せられている。

 第二食堂は仙台市地下鉄東西線の工事に伴い、北キャンパスに新設される川内食堂・サブアリーナ棟に移り、25日に41年の歴史に幕を下ろす。

 新食堂はガラス張りの外観で、一部にソファスペースも設ける。運営する東北大生協はメニューを多様化し、ドリンクやデザートも充実させる予定だ。

 応募は住所、氏名、電話番号を明記(学生は所属・学年も)し、郵送で〒980―8576東北大学生支援課へ。電子メールsta−kosei@bureau.tohoku.ac.jpや、東北大生協のホームページでも受け付ける。
 22日必着。愛称は新食堂がオープンする10月1日に発表する。

59荷主研究者:2008/09/16(火) 00:28:54

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080718t11035.htm
2008年07月18日金曜日 河北新報
仙台市、市街化区域拡大を抑止 機能集約型目指す

 仙台市は17日までに、都市計画制度における2009年度末の区域区分見直しで、開発を推進する市街化区域を基本的に拡大しない方針を決めた。宮城県都市計画審議会を経て、正式決定する。郊外の住宅地や商業施設などの乱開発を防ぎ、機能集約型都市の形成を目指す。市街化区域の拡大抑止を明確に打ち出すのは政令市で初めて。

 市街化区域でありながら、開発のめどが立たない団地造成地などについて、開発抑制の市街化調整区域への変更も積極的に進める。

 地下鉄東西線沿線や、都市計画の拠点地区に位置付ける泉中央、愛子などは対象から除外。市街化調整区域への移転を計画する仙台工業団地(若林区)の移転先なども例外とする。

 都市計画区域を市街化区域、市街化調整区域に分ける区域区分制度は、都市計画法の制定を受け1970年に始まった。

 宮城県は、仙台市を含む「仙塩広域都市計画区域」の区域区分見直しをほぼ7年ごとに実施。仙台市の市街化区域の面積は制度導入時(合併前の泉市などを含む)の約143平方キロから、180平方キロに拡大した。約40年間で、塩釜市と多賀城市を足した面積相当分が増えたことになる。

 一方、仙台市の人口は1999年に100万人を突破して以降、ほぼ横ばいの状態が続いている。今後も大幅な人口増を望めない状況だ。

 仙台市は2006年度、「仙台都市ビジョン」を策定し、機能集約型都市を目指す方針を盛り込んだ。さらに、郊外への大規模集客施設の出店を規制する条例の08年度中の制定を目指すなど、郊外の乱開発抑制策を進めている。

 「既存の市街化区域の有効利用を優先すべきだ」(都市計画課)として、市街地を拡大してきた方針を転換する。

60荷主研究者:2008/09/16(火) 00:31:47
>>50

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080719t11019.htm
2008年07月19日土曜日 河北新報
仙台市ガス局、パイプライン延長を発表

 仙台市ガス局は18日、宮城県大衡村の第二仙台北部中核工業団地まで天然ガスパイプラインを延長すると発表した。同工業団地などに進出するトヨタ系3社にガスを供給。周辺地域の住宅地の需要も見込んでいる。

 市議会公営企業常任委員会で明らかにした。パイプライン延長に伴う工事費などを盛り込んだ補正予算案、大衡村を事業計画区域に加えるための条例改正案などを市議会9月定例会に提出する。

 稲葉信義ガス事業管理者は「以前から、北部への都市ガス供給を検討してきたが、(トヨタ系の)工場立地が契機になった」と説明した。

 パイプラインの総延長距離は約18キロで、総工費は約20億円。第二仙台北部中核工業団地でセントラル自動車(神奈川県相模原市)が操業を開始する2010年までに完成させる考え。

 市ガス局は10年4月の民営化を予定し、今年8月末には事業計画を定めて事業者継承者の募集を始める。新たに建設されるパイプラインについては、市議会の議決後、「資産を評価し、事業計画に適切に反映させる」(ガス局)という。

61荷主研究者:2008/09/16(火) 00:32:22

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080719t15044.htm
2008年07月19日土曜日 河北新報
東北大新キャンパス 青葉山造成、来月に着手

 東北大は8月末、青葉山新キャンパス(仙台市青葉区)の造成に着手する。基本計画には雨宮キャンパスの農学部(同)と片平キャンパスの電気通信研究所(同)の移転が盛り込まれ、2011年度の開学を目指す。整備資金には、片平キャンパス南側エリアなどの売却益を充てる予定。取得の意思を示している学校法人東北学院と近く交渉を始める方針だ。

 新キャンパスは、ゴルフ場だった旧宮城県有地81ヘクタールに整備する。旧ゴルフ場のフェアウエー部分を生かして施設を配置し、造成を最小限に抑える。

 中心部には幅25メートル、長さ約500メートルのメーン街路「キャンパスモール」を設ける。車両の通行は学内で運行するバスなどに限定する。

 15年度に開業予定の仙台市地下鉄東西線「青葉山駅」に接続する「ステーションプラザ」には、飲食店などが入る予定。青葉山と八木山の間を流れる渓谷・竜ノ口沢周辺は「ユニバーシティパーク」として開放する。

 新キャンパス開学に向けた第一期事業では、雨宮キャンパス(9.3ヘクタール)の農学部と片平キャンパス南側エリア(5.5ヘクタール)の電気通信研究所が移転する。

 将来の第二期事業で片平の流体科学研究所などが移り、産学連携の拠点となる「サイエンスパーク」を設ける計画。

 東北大によると、第一期の事業費は数百億円を見込む。片平キャンパス南側と雨宮キャンパスの売却益を財源とする。

 片平キャンパス南側を取得する意思を示す東北学院との間では、7月中にも正式な交渉を始める。東北学院大の星宮望学長は「片平から土樋にかけての一帯を、学都仙台を代表するアカデミックな空間にしたい」と話している。

 東北大は昨年、創立100周年を迎えた。青葉山新キャンパスは、「次の100年の土台」と位置付けられ、新たな拠点となる。

62荷主研究者:2008/09/16(火) 00:32:49

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080719t12043.htm
2008年07月19日土曜日 河北新報
松島水族館 仙台港背後地に移転 来月、会社設立

 マリンピア松島水族館(宮城県松島町)の移転を表明していた仙台急行(仙台市)の西条直彦社長は18日、仙台港背後地(同市宮城野区など)に移転先を決めたことを明らかにした。8月中に特定目的会社を設立し、立地場所や施設面積などの事業計画を固める。

 西条社長は18日、仙台市役所で梅原克彦市長と会って仙台港背後地に移転することを伝え、「三井アウトレットパーク仙台港との相乗効果が期待できる。近くに高速道路のインターチェンジがあり、地下鉄東西線も利用できる。支援をお願いしたい」と要請した。

 梅原市長は「財政上の制約はあるが、できる限りの手伝いはしたい」と歓迎の意向を示し、2015年に開業する地下鉄東西線・荒井駅からシャトルバスの運行などを検討する考えを示した。

 仙台急行によると、松島水族館の誘致に名乗りを上げていた塩釜市に対しては、既に断りの連絡をしたという。

 新しい水族館の規模は敷地面積、延べ床面積ともに1万平方メートル以上を想定し、2011年夏の開業を目指している。

 移転先は、仙台港背後地のうち土地区画整理事業の「センター地区」が有力。県と仙台市の保留地などを軸に立地交渉を進めており、西条社長は「買収、賃貸など事業化への最終的な詰めを急いでいる」と話した。

 仙台急行は6月下旬、老朽化した水族館の建て替えは現在地では困難だとして、松島町外への移転を発表。仙台港背後地を最有力候補地に挙げていた。

63荷主研究者:2008/09/16(火) 00:42:17

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080722t73030.htm
2008年07月22日火曜日 河北新報
東北のニュータウン再生急務 高齢化と人口流出

 1950―70年代に東北で開発された新興住宅団地(ニュータウン)の現状を東北産業活性化センター(仙台市)が調査・分析し、報告書にまとめた。それによると、東北では少子高齢化や人口減少などの課題を抱える団地が目立ちはじめ、報告書は「再生の対策が必要だ」と指摘。課題解決に向けて、まちの機能維持のための新しい地域コミュニティーの創出、人口減に歯止めをかける自治体による的確な都市計画づくりなどを提言している。

 主な調査対象は仙台市の「鶴ケ谷」(宮城野区)「富沢長町」(富沢と長町南両地区、太白区)「泉パークタウン」「加茂」(ともに泉区)、盛岡市の「松園」、福島市の「蓬莱」の6地区。報告書は主に鶴ケ谷と加茂、それに松園と蓬莱の一部について課題を指摘している。

 それによると、鶴ケ谷地区は70―80代の住民が多く、20―30代の流出が続いている。高齢化率は2005年で29.8%と高く、過疎地の秋田県鹿角郡と人口構成比が似ている。住居の老朽化も進み、公共交通機関がバスしかないことも課題になっている。

 松園地区は70年代に造成された初期の居住区で05年の高齢化率は20.4%。住民の高齢化のほか人口減、建物の老朽化、空き家の増加が目立っている。

 一方、富沢長町地区はJRと地下鉄の駅が近くにある上、幹線道路も整っており、利便性が高いと評価。大型商業施設があって買い物がしやすく、子どものいる家庭が入れ替わりながら住み着いており、将来性があるとしている。

 センターはニュータウンのある全国約80の市町村を対象にアンケートを実施し、東北とほかの地域の団地の相違点も分析。東北の団地は道路や宅地が広くてインフラが充実しているとし、「社会基盤の良さをPRし、若い世代の入居を促すべきだ」と提言している。

 調査は2007年7月、東大先端科学技術研究センターの大西隆教授ら専門家や自治体担当者でつくる委員会が着手。東北の各団地での聞き取り調査や、各種データ分析などを行ってきた。

<東北のニュータウンの現状>
▼鶴ケ谷団地(仙台市宮城野区) 初期型のニュータウン。若い世帯の流出が多い上、この世代の転入が進まず、高齢化が進む。

▼富沢長町(太白区) 市民センターや体育館など公共施設が充実。周辺の宅地化も進み、人口増加が進んでいる。2005年の高齢化率は富沢9.2%、長町南12.1%。

▼泉パークタウン(泉区) 周辺住宅地や工業団地と一体的に開発された。商店街とショッピングセンターも充実している。

▼加茂団地(泉区) 50代の人口が横ばいで、若年人口が減っている。大きな商業施設がなく、買い物の利便性が良くない。高齢化率(05年)は13.8%。

▼松園ニュータウン(盛岡市) 築30年を超す住宅が多く、大規模修繕が必要。商業用地の余地が少なく、再開発が難しい。

▼蓬莱団地(福島市) 商業施設、市役所支所など拠点施設があり、自然も豊か。団地内の高齢化率の差は大きい。高齢化率(2000年)は4.0―23.1%。

64荷主研究者:2008/09/16(火) 00:43:36

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/07/20080722t15027.htm
2008年07月22日火曜日 河北新報
「東北大の顔」変わります 川内北キャンパス

バイクや自転車が雑然と並ぶ川内北キャンパスの入り口。夏休み明けには憩いの空間に生まれ変わる

 仙台市青葉区の東北大川内北キャンパスで今夏、リニューアル事業が本格化する。二輪車が雑然と並ぶ現在のキャンパス入り口に公園型広場「プラザ」を新設し、緑あふれる空間を整備する。昭和の香りを残す「東北大の顔」を一新し、キャンパス全体のイメージアップを目指す。

 「プラザ」はキャンパス入り口からサークル棟までの幅約50メートル、長さ約150メートルのエリアに整備する。戦後、米軍用地だった時代から残る松並木をそのまま生かして、新たにケヤキを植える。

 アスファルトで覆われている中央部分には芝生広場を設け、レクリエーションスペースとして生かす。プラザに面した講義棟にはテラスも新設する。

 駐輪場は合同研究棟の西側に移設する。歩行者の出入り口は現在より西側に移し、横断歩道に導く。事業費は約1億円。工事は夏休み(8月7日―9月30日)を利用して行う。

 川内北キャンパスは講義棟や体育館、厚生施設が集まり、1、2年生らが教養教育を受ける。2004年策定の「川内キャンパスマスタープラン」に基づき整備が進む。プラザを皮切りに、10月には川内第二食堂と武道館を合わせた複合施設が完成。厚生会館は09年1月に改修が始まる。

 15年度には仙台市地下鉄東西線が開業する予定で、キャンパスの北西部に、「川内駅」が建設される計画。

 杉山丞キャンパス計画室長は「センター試験の会場にもなる川内北キャンパスは、東北大の印象を左右する。在校生の快適性を高めるとともに、大学のイメージを向上させたい」と話す。


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