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仙台・宮城・陸奥
32
:
荷主研究者
:2008/06/30(月) 00:49:48
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/06/20080611t11037.htm
2008年06月11日水曜日 河北新報
仙台駅北側の東西高架橋 名称は「名掛丁通路」
8月中旬の開通に向け建設が進む自由通路
仙台市は10日までに、JR仙台駅北側に整備を進めている高架の東西自由通路に、地域ゆかりの町名「名掛丁」を付けることを決めた。正式名称は「仙台駅北部名掛丁自由通路」。仙台開府からの歴史ある町名を残そうと、地元団体が市に町名の使用を要望していた。自由通路は8月中旬の開通予定。
通路建設をめぐり、通路の東端周辺の町内会「名掛丁東名会」で、藩制時代からの古い町名を残したいとの声が高まっていた。西端周辺の「名掛丁商店街振興組合」と意向が一致し、5月に連名で梅原克彦市長あての要望書を提出した。
「歴史的町名復活事業」を進める仙台市も、通路周辺の関係者らに働き掛け、町名使用に道筋を付けた。
名掛丁は、1887年の東北線開通で町が分断された。戦後、駅西側は市街化が進み、町名も名掛丁から中央1、2丁目に変わった。現在、名掛丁の町名が残るのは、仙台駅北東の一部のみだ。
双方のつながりは次第に薄れ、祭りなども別々に開かれるようになった。1935年、駅北側に開通した地下自由通路も、一体感を取り戻す効果はなかった。
名掛丁はかつて、通り沿い約700メートルに店が軒を連ねていたという。東名会は「白日の下で結ばれるのは120年ぶりだ」と喜ぶ。両団体では開通に合わせ、記念イベントも計画している。
東名会商工部の栗田静司さん(58)は、ハピナ名掛丁の商店街アーケードから、まっすぐ駅東に抜けられる通路の利便性を強調。「人の流れが劇的に変わる」と、「親交」と「振興」の架け橋の完成を心待ちにする。
[仙台駅北部名掛丁自由通路]今秋開店のファッションビル「仙台パルコ」と「アエル」の間から東に線路をまたぐ。長さ約90メートル、幅約4.5メートル。仙台市が2007年12月、駅南側の東西自由通路の混雑緩和などを目的に着工。総工費は約7億3000万円。通路東端にエレベーターを、通路沿いに18日開店の「エスパルⅡ」の北側出入り口を設置する。
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