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仙台・宮城・陸奥

18とはずがたり:2008/06/18(水) 19:14:25

岩手・宮城内陸地震、被災状況 原材料や設備被害深刻
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/06/20080618t13013.htm

 岩手・宮城内陸地震の被災地で、中小企業の被災状況が少しずつ明らかになってきた。耐震設備を備え、被害も比較的少なかった大手メーカーの工場とは違い、町工場などでは建物や生産設備の損壊、原材料の被害が目立つ。地元の商工関係者は「経営に与えるダメージの深刻さは、大手の比ではない」と言う。

 宮城県栗原市栗駒にある菓子製造会社では、原材料の小麦粉、砂糖、小豆などを入れて積み上げていた段ボールが地震で崩れ落ち、中身が床にばらまかれた。「ほとんどすべてが駄目になった」。経営者(65)は悔しそうに語る。

 被害は広範囲にわたった。加工に使う重油ボイラーは部品が破損し、二つのうち一つが使えなくなった。配電設備も壊れ、工場の壁や天井には亀裂が走る。
 14日の地震直後から、20人の従業員が総出で後片付けし16日、生産再開にこぎ着けた。

 だが経営者の表情は晴れない。工場新設のローンが残っているのに、復旧費用は1000万円を超えそうだ。「すまないが、夏のボーナスは出せない」。経営者は、工場再開に頑張ってくれた従業員に頭を下げるしかなかった。

 「大企業ばかりに話題がいくが、こういうときに本当に大変なのは、ぎりぎりの経営をしている中小企業だ」。経営者はいらだちもみせる。

 同じ栗駒地区にある従業員25人の漬物・総菜製造会社。漬物を真空包装する機械が倒れ、壊れた。工場の屋根は半分崩れ落ち、倉庫兼事務所も大きく傾いた。建て替えが必要という。

 会社の役員(43)は「地震保険には入っていない。2億円の借金があり、影響は大きい」と肩を落とす。観光客向けの商品も多く、「(地震の影響で)観光客が来なくなるのも心配だ」と不安は尽きない。

 電子機械など大手・中堅メーカーは工場を耐震や免震構造にし、緊急地震速報を使った地震防災システムを完備するところもある。今回の地震でも、生産ラインの点検を終えると多くは通常体制に戻った。

 栗原市によると17日現在、市内で58社が何らかの被害を受けた。大部分が中小・零細企業。一関市でも被災企業は30社に上る。栗原市産業経済部は「操業の全面停止は少ない。だが地域経済にじわじわと影響が出てくるかもしれない」と不安な表情を見せた。(報道部・宮田建)
2008年06月18日水曜日


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