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仙台・宮城・陸奥

34荷主研究者:2008/06/30(月) 03:29:53
仙台を中心とした東北地方における高速バス網の発達は以前から気になるテーマであったが、今月のバスマガジンにまさにドンピシャの特集があったため購入した。
東北地方内の高速バスの運行開始日、輸送人員、便数などの年次ごとのデータが纏まっており、資料的価値が高い。仙台から首都圏など東北以外の路線のデータもあると完璧であったが・・・。
とりあえずこの本を使って仙台を発着する東北地方内の高速バスについて直近の2006年度のデータを纏めてみた。1日当りの輸送人員は私が計算した数字。東北内路線だけで1日当り1万3千人以上の利用者があることが分かった。
ちなみに鉄道のデータとしては、1日平均「乗車」人員数で仙台駅が約79,000人(07年度)、あおば通駅が約21,500人(同)、地下鉄仙台駅が約36,000人(同)である。つまり仙台駅(あおば通駅を含む)には1日当り鉄道利用者が約27万人いることになり、さすが鉄道の輸送力は高速バスとは比較にならない程大きいことを実感できるが、それでも仙台を中心とした都市間輸送における高速バスの重要性は今後も増加し続けるであろう。

『BUS magazine vol.29』
特集「宮城県仙台市を中心に発達する東北圏内の都市間高速バスネットワーク」
本文より・・・東北地方では、圏内の各都市間を結ぶ高速バスの発達が著しい。ことに宮城県仙台市には、東北各地からの路線が集中している。他地域では、地方と中央(首都圏や京阪神)を結ぶ路線は発達している一方、各地域内での高速バス網は、九州を除くとこれほど発達はしていない。
《発着地》06年度輸送人員(1日当り)便数
山形   1,281,717人(3,512人) 72往復
福島   740,489人(2,029人)  48往復
古川   487,353人(1,335人)  27往復
郡山   268,839人(737人)   22往復
盛岡   249,328人(683人)   15往復
一関   179,596人(492人)   20往復
鶴岡・酒田 149,814人(410人)  13往復
秋田   149,411人(409人)   10往復
石巻・女川 127,255人(349人)  12往復(うち女川1往復)
栗原   122,874人(337人)   10往復
会津若松 107,957人(296人)   8往復
弘前   107,760人(295人)   9往復
郡山・須賀川 73,854人(202人) 6往復
登米   73,017人(200人)   14往復
青森   69,850人(191人)   6往復
米沢   65,364人(179人)   6往復
気仙沼・大船渡 54,801人(150人)4往復
いわき  53,952人(148人) 5往復
江刺   53,884人(148人) 4往復
一迫   44,194人(121人) 5往復
八戸   43,761人(120人) 4往復
上山   43,367人(119人) 6往復
花巻   40,179人(110人) 3往復
鶴岡・酒田・本荘 38,921人(107人)3往復
とよま  38,427人(105人) 5往復
気仙沼  32,732人(90人) 3往復
鹿角・大館 29,111人(80人) 3往復
福島競馬場 26,891人(74人) 2往復
横手・大曲 25,343人(69人) 2往復
横手・湯沢 24,219人(66人) 2往復
遠野・釜石 19,515人(53人) 2往復
能代       −    1往復(2007年3月23日運行開始)
《合計》   (13,216人)352往復

福島、古川、郡山、一関といった輸送人員の多い幹線系統でも運行開始は1999年から2000年にかけてと比較的最近だ。こういった点からも近年の急成長ぶりが伺える。(※山形、盛岡、鶴岡・酒田線などは1980年代に運行開始している)
近年は登米、須賀川、上山、能代といった都市にまで路線が設定されている。一方、高速道路が未通の相馬、原ノ町についても常磐道が完成すれば高速バスの運行が開始されるに違いない。常磐線が不便なだけに期待をしたいところだ。


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