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都市計画道路・高速鉄道スレッド

1■とはずがたり:2002/12/21(土) 09:07
都市計画に関するスレッド。田舎の道路開通も可。

90荷主研究者:2003/07/06(日) 21:37

http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20030702/kitakyu.html
2003年7月2日 西日本新聞
「都下到津線」が開通 都市計画道 黒崎―小倉間10分短縮 小倉北区

 北九州市が小倉北区都一丁目―下到津一丁目間で整備を進めていた都市計画道路「都下到津線」(四車線)の使用が一日始まった。市によると、同線の開通で黒崎副都心部から小倉都心部に向かう場合の所要時間が、従来に比べ約十分短縮されるという。

 同線は延長千百七十メートル。自動車専用道並みの規格の「地域高規格道路」指定を国から受けており、一九九五年度から工事が行われてきた。総事業費は約百七十五億円。

 都側は国道3号戸畑バイパスに、下到津側は北九州都市高速道の下到津ランプにそれぞれ接続する。市街路課では「都心部に集中する交通が分散される。特に、JR小倉駅北口に向かう際のアクセスが改善される」としている。

 この日、都一丁目の到津トンネル付近で式典があり、末吉興一市長ら約二百五十人が出席。テープカットや通り初めで開通を祝った。

91荷主研究者:2003/07/06(日) 23:58

名神高速道路の旧線話を始め、読ませる記事が多い。
http://2.pro.tok2.com/~higashi-nagasaki/D00_03.html

92■とはずがたり:2003/07/10(木) 21:03
京阪中之島新線が着工

 「京阪中之島新線」建設工事の安全祈願祭でくわ入れする佐藤茂雄・京阪電鉄社長(左)
=28日午前、大阪市北区中之島
 京阪本線の天満橋駅(大阪市中央区)から分岐して、同市北区の中之島地区に新設され
る玉江橋駅(仮称)まで西に約2・9キロを地下で接続する「京阪中之島新線」の起工式が
28日行われ、建設工事が始まった。
 新線は天満橋−玉江橋間に新北浜、大江橋、渡辺橋の3駅(いずれも仮称)を設け、
2009年春の開業を予定。1日約14万人の利用を見込んでいる。総事業費は1503億円。
 「上下分離方式」で運営し、大阪市と大阪府出資の第三セクター「中之島高速鉄道」が施
設を保有し、京阪電鉄が運行を管理する。
 大阪市内では、阪神西九条駅と近鉄難波駅の約3・4キロを結ぶ「阪神西大阪延伸線」も
計画中で03年度中に着工予定。

産経新聞 http://www.sankei.co.jp/news/030528/0528sha059.htm

93■とはずがたり:2003/07/11(金) 23:00
http://www.asahi.com/politics/update/0711/002.html

「高速道無料、4公団解散」 民主、法案提出の方針

民主党は10日、道路関係4公団の解散や高速道路の原則無料化などを盛り込んだ「高速道路無料化・道路公団解散法案」を来年の通常国会に提出する方針を固めた。高速道路の建設を大幅に抑制する内容。民主党は政策実現の具体的な数値目標や時期を示す党のマニフェストにも盛り込む。
法案の骨格は計7項目。既存の高速道路すべてを無料化し、国道や地方道にする方針を掲げた。これに伴い、高速道路の維持管理を担ってきた道路関係4公団は、業務を国と地方公共団体に移し、「解散する」としている。
さらに「新たな高速道路建設は有償資金を一切使わない」として、建設のための借金を料金収入で返していく建設手法を廃止。一般財源かPFI(民間主導の社会資本整備)方式で建設していく。このため、「新しい高速道建設に相当程度のブレーキがかかる」(党幹部)としている。
4公団で総額約40兆円にのぼる債務返済については、低利の借り換え債を発行した上で国が返済するとした。道路特定財源は一般財源化する。債務返済のため新たな税制を整備するが、具体的な返済額や返済期間はこれから詰める。
民主党の菅代表は「政権交代したら3年以内に高速道路の料金を無料化したい」とし、高速道路無料化を党のマニフェストの柱にする方針だ。 (07/11 06:18)

94オリーブの木:2003/07/11(金) 23:04
>>94
首都高を無料化して大丈夫なのかな?これについては原案通りが妥当だと思うが。
でも今日の朝日によると古賀はかなりこれに対して激怒しているとか・・・
この法案だと新たな高速の新規着工が難しくなるのに対して民営化だと必ずしも凍結には結びつかないだけに容認するに吝かでないとほざいているらしい。

95■とはずがたり:2003/07/11(金) 23:12
>>93-94
新規建設を止めれば高速道路を無料にできると云うことの様ですな。

96オリーブの木:2003/07/11(金) 23:25
民主党の弱点は精作のわかりやすさにかける所にあったのですからこのように世間の耳目を集める政策を打ち出したのは(内容はともかく)歓迎すべきことです。
ただこれだけが注目されて他の政策が埋もれては本末転倒ですからこの法案がスポットを集める事によってその他の法案がより引き立つようもってかないといけませんね。

97荷主研究者:2003/07/12(土) 03:09
>>93
ETCについてはどうするつもりなのだろうか?
官民挙げて、莫大な投資をしているはずだし、ETC車載器も急速に普及しているようだが。
ロードプライシングへの転用は簡単そうだが、ややこしい問題になりそうだ。

世界的にも、高速道路が無料というのが当たり前という時代でもなかろうに。
環境大国のドイツは、あの無料かつ速度無制限で名高いアウトバーンにおいて、
大型車については有料化して、その料金収入を一般財源化した上でモーダルシフト投資に充当しているとのことだし、
総合交通体系を踏まえた上で、高速道路をどうするか考えてほしいものだ。

98荷主研究者:2003/07/12(土) 03:16
>>97 のように高速道路に対して批判的なコメントをしつつも、新規道路の開通は気になるところ。

http://www.chunichi.co.jp/00/ach/20030706/lcl_____ach_____006.shtml
2003.7.6 中日新聞 (愛知)

交通量の激増対策に躍起 来春開通、待望の瀬戸菱野トンネル

 延長三百メートル余にすぎないトンネルが、瀬戸市の車の流れを一変させるかもしれない。「瀬戸菱野トンネル」だ。市中心地区の南側にある丘陵を貫通、来年三月に開通の運び。トンネルをくぐってまっすぐ南へ走れば、愛・地球博(愛知万博)の長久手会場。“万博道路”としての役目も期待される。ただ、周辺道路の交通量の増加は必至。「せっかくのトンネルも渋滞しては意味がない」と、市などでは今から対策に躍起だ。 (小島 哲男)

 ■開通一年前倒し

 「トンネルはできてるのに、どうして通れんのか」「一日でも早く通行できるようにしてほしい」−。住民からの強い要望に、事業を進める県尾張建設事務所は昨年、トンネルの開通を当初予定していた二〇〇五年春から一年前倒しすることを決めた。

 瀬戸市の道路網は、東西に比べて南北を結ぶ路線が貧弱だと指摘されてきた。北は春日井市、南は豊田市方面へと通じる国道155号にしても、くねくねとした市街地中心部を通ることもあって、ドライバーにとっては走りにくい。

 トンネル以南は現在も、長久手町の県道力石名古屋線(グリーンロード)まで四車線。トンネルが開通すれば、瀬戸市内の通り抜けがグンと楽になる。今は155号を利用している車のかなりが、ルート変更することも予想される。それだけに、市民もトンネルの早期開通を切望しているわけだ。

 ■取り付け道路もOK

 同トンネルは延長三百二十五メートル。上下各二車線で、上下線は別々の構造。本格的な道路トンネルとしては市内で初だ。一九七九年に事業着手、トンネル直上部の用地買収などにかかり、トンネル工事を始めたのは九九年十月。二年足らずで貫通し、トンネル自体は昨年までにはほぼ完成した。

 しかし開通には、南北の取り付け道路部分での用地買収がネックとなっていた。その問題も「順調に協力を得られ」(同事務所建設一課)て解消し、当初計画より一年前倒しの開通が可能な状況となった。

 だが開通しても、実は問題が残る。瀬戸街道以北の交通だ=地図参照。同街道から名鉄瀬戸線の踏切を挟んで、さらに北側の変則交差点まで約六百メートルの間は片側一車線ずつで、今でも朝、夕を中心に渋滞が激しい。「瀬戸線を高架に」との声も上がるが、実現のめどはない。

 ■苦肉の片側二車線化

 トンネルの開通で、通行車両が増えるのは確実。市建設部は、トンネルの通行量を二〇〇六年には一日平均二万四千台に達すると見込む。この数字は、市内で最大レベル。さらに、トンネルのすぐ北側には、国道363号との交差部分に新たに信号交差点ができる。混雑に拍車がかかるとの見方が専らだ。

 そこで、市はこの部分を現状の十六メートル幅のまま、南進レーンだけは二車線に増やす苦肉の策を打ち出した。万博開幕前の来年秋までには実施する計画で、踏切部分についても名鉄などとの折衝を続けている。

 途中、瀬戸川に架かる橋は車専用に変更。橋の拡幅が完了する〇九年春までは、歩行者には約四十−五十メートル上流側に仮設する歩道橋を利用してもらう。「迂回(うかい)する歩行者には迷惑を掛けることになるが、理解をいただきたい」と市建設部の担当者。同年春までに、橋以北についても用地買収によって幅三十メートル、四車線化を図る考えで、完了すれば、市内の南北を結ぶ大動脈ができる。

99荷主研究者:2003/07/12(土) 03:18
http://www.chunichi.co.jp/00/ngn/20030622/lcl_____ngn_____002.shtml
2003.6.22 中日新聞 (長野)

島々橋完成、待望の開通式 安曇の国道158号島々バイパス

 安曇村の国道158号島々バイパス・島々橋の開通式が二十一日、同村のバイパス上であった。地元市町村長らがテープカットやくす玉割りをし、住民ら百人以上が渡り初めをして祝った。

 バイパスは延長六百メートルで、これまでに完成したのは島々橋(百二十八メートル)を含む波田町寄りの三百八十メートル。片側一車線の車道と片側の歩道で幅は十二メートル。島々谷川に架かる旧島々橋の付近は急カーブ、急こう配で、冬場は雪によるスリップ事故が多発。158号は松本市と岐阜県高山市を結ぶ幹線道路で大型バスの通行が多く、住宅地を通る旧道は付近住民にとって危険だった。

 住宅地を梓川寄りに迂回(うかい)するバイパスは旧道より道幅も広く、カーブ、こう配も緩やか。県が二〇〇一年から約十二億三千六百万円をかけて事業を進めていた。 (松村裕子)

101■とはずがたり:2003/07/12(土) 20:20
遂に着工へ向かうか?

http://www.asahi.com/politics/update/0712/001.html

外環道延伸、7月末にも環境アセス手続き開始へ

国土交通省と東京都は、37年前に都市計画決定されながら、住民の反対で計画が凍結されていた東京外郭環状道路(外環道)の東京区間(練馬―世田谷)について、早ければ7月末にも環境影響評価(アセスメント)の手続きに入る方針を固めた。国と都は従来の高架方式の都市計画を、地下40メートルの大深度地下方式に変更する方針。そのために必要な環境アセスが始まることで、事業は具体化へ向けて大きく前進することになる。
外環道の東京区間は、関越道との接続地点(東京都練馬区大泉町)から東名高速(世田谷区宇奈根)までの16キロで7区市にまたがる。地下40メートルに片側3車線のトンネル2本を建設し、関越、中央、東名高速と結ぶ三つのジャンクションと青梅街道などにインターチェンジの設置も検討する。
この計画を前提に、環境アセスでは、大気や地下水、動植物などへの影響について調査する。内容を具体的に示した「方法書」の公告・縦覧を7月末から8月末までの間に開始する。地元の意見を反映し、この秋か冬には現地調査を始める。
調査後、結果をまとめた「準備書」を作る段階で、大深度にする計画変更の手続きを並行して始める。環境影響上の問題がなく地元の理解も得られれば、都市計画の変更が行われ、外環道東京区間の事業が始まる。すべての手続きには3年前後かかる見込み。
外環道は、66年に高架式で都市計画決定された。しかし、地元住民の反対で70年、計画は凍結。今年3月には、道路を地下40メートルの大深度に建設する方針を発表した。 (07/12 06:08)

102荷主研究者:2003/07/13(日) 21:42

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn03071034.html
出雲以西「直轄」整備に 未着手区間で島根県方針 '03/7/10中国新聞

 ▽500億円投入 「苦渋の選択」

 島根県は九日までに、県内の山陰自動車道出雲インターチェンジ(IC)以西の未着手区間について、国道バイパスとして地元負担を伴う国直轄方式で建設を進める方針を決めた。施行命令の出ていない同IC以西は全延長約百三十キロが直轄方式の整備となる。土木部は「県費負担を伴うが、整備促進にはやむを得ない。早期の事業採択を求めていく」としている。

 直轄方式は、県が事業費の三分の一(後進地の軽減措置などで実質は13・3%)を負担する。県の試算では同IC以西の整備費は約四千億円で、五百億円以上の県費投入が必要となる。通行料金は原則無料の想定だが、国の予算の制約などから山陰道の全線開通は二〇三〇年代にずれ込むことも予想される。

 同IC以西の57%を占める未着手区間は、出雲―仁摩(三十七キロ)▽温泉津―江津(十三キロ)▽三隅―益田(十四キロ)▽益田―山口県境(十キロ)―の計七十四キロ。

 事業中の区間も直轄方式で整備が進められており、開通済みは浜田道路(七キロ)のみ。江津道路(十五キロ)と益田道路(七キロ)は建設中で、江津道路は九月に開通する予定。仁摩温泉津道路(十二キロ)と浜田三隅道路(十五キロ)は本年度末に都市計画決定し、用地買収に着手する。

 道路関係四公団の民営化論議では、出雲IC以西など施行命令の出ていない基本計画区間や予定路線区間の扱いは議論されず宙に浮いたまま。同部は「東西の動脈は必要で、いつまでも待っているわけにはいかない。地元負担を伴う苦渋の選択だが、コスト縮減などに務め、整備促進を図りたい」としている。

103荷主研究者:2003/07/15(火) 23:32
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20030715003.htm
2003年7月15日更新 北國新聞
11月に高速料金割引実験 北陸道・金沢東−美川IC間、普通車対象に2週間

 県などは十四日、国土交通省が受け付けている高速道路料金引き下げ実験に応募した。近く正式に採用される見通し。実施区間は北陸自動車道金沢東インターチェンジ(IC) ―美川IC間となり、国道8号で目立つ渋滞緩和への可能性を検証する。

 計画によると、期間は十一月下旬から二週間で終日行われる。一週目は、普通乗用車を対象に現在六百五十円となっている高速料金を百五十円―二百円割り引く。二週目はノンストップ料金収受システム(ETC)利用車を対象に約六割引とする方向で関係機関と調整している。

 富山県は北陸自動車道滑川―朝日ICで応募、国道8号の朝の通勤時間帯の渋滞緩和を目的としており、普通乗用車で料金半額を実施する計画である。

 国交省の同実験には、十四日までに石川、富山両県を含め全国二十一地域が応募した。東京湾横断道路(アクアライン)では、夜間の料金引き下げ、阪神高速道路の阪神地域では二〇〇四年一月から一カ月間、湾岸線で大型車の料金を引き下げ、市街地を走る国道や神戸線からどれだけ大型車が移行するかを調べる。

 国交省は九月まで参加地域の二次募集を行う。事業費は国と地方で折半する。

104荷主研究者:2003/07/20(日) 18:05

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn03071805.html
広島南道路など4路線、完成に遅れ '03/7/18 中国新聞

 広島都市圏の指定都市高速道路網の整備計画を見直している広島高速道路公社は十七日、事業中の四路線について、完成時期がいずれも二、三年遅れるとの見通しを明らかにした。

 現行の整備計画では、安芸府中道路が二〇〇四年、府中仁保道路と広島南道路二期(南区宇品―中区吉島)が〇六年、東部線が〇七年に完成予定だった。用地取得や工事の遅れが主な理由としている。

 工法をめぐり広島県と広島市で意見が分かれている広島西飛行場(西区)北端を横切る広島南道路三期(中区吉島―西区商工センター)については本年度に橋りょうかトンネル方式かの方針を決め、〇五年度に事業化することを前提としても、完成は予定の二〇一〇年から数年間遅れる見通しという。

 また、全線三一・一キロのうち未着工の約十七キロについては、暫定的に二車線で整備することを基本とし、ランプも当面、数カ所で整備を見送る方針を決めた。現在の収支計画で想定している管理コストも二割以上の削減を目指す。

 同公社は六月初旬、将来の交通量を現状計画の三割減、投資可能額も一千億円減ると試算し、整備計画の見直しに着手した。今後、事業コスト縮減の具体的な内容を検討し、年内をめどに見直し案をまとめる。

105荷主研究者:2003/07/23(水) 01:12
整備新幹線というと、並行在来線や鉄道貨物輸送の問題がクローズアップされてきたが、こういった落とし穴もあったのか。

http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20030716/morning_news001.html
2003/07/16 西日本新聞
廃止で年25億円損失 地域の影響調査 新幹線・博多南線「存続を」

 九州新幹線・鹿児島ルート全線開業に伴うJR博多南線(博多―博多南、八・五キロ)の扱いについて、沿線自治体三市一町(福岡市、福岡県春日市、大野城市、那珂川町)でつくる博多南線交通対策協議会は十五日開いた会合で、「廃止された場合は福岡都市圏の交通体系に大きな打撃を与え、公共輸送機関を失う経済的損失を地域経済にもたらす」との影響調査報告書を公表した。同協議会は「不可欠な大動脈であることがはっきりした」として、報告書を基に、対応を明確にしていないJR西日本やJR九州にあらためて存続を強く求めていく。

 影響調査は同協議会が民間調査会社に委託、このほど報告書ができた。それによると、博多南線が廃止された場合「バス代替だと博多南―博多間の所要時間は現在の十分から四十分以上に延び、利用者が被る年間の時間損失便益額は約二十五億円にのぼる」と予想。

 さらに、利用者の76%を占める通勤・通学者がバスやマイカーに転換すれば「新たにピーク時一時間にバス三十台、自動車六百二十五台が福岡市都心方向に流れ込む」とし、「上り用に新たに二車線道路が必要になるほど混雑が逼迫(ひっぱく)。社会的損失につながる」と指摘している。

 また、鹿児島ルート全線開業の新幹線ダイヤを「博多―熊本間十五分間隔、博多―西鹿児島間三十分間隔」と想定、「ダイヤ調整をすれば、博多―博多南間は現行(上下四十八本)並みの運行は可能」としている。

 鹿児島ルートは来年三月に新八代―西鹿児島間が開業。二〇一三年にも全線開業が予想されるが、区間の大半を共用することになる博多南線について、JR側は対応を明らかにしていない。

 同協議会会長の後藤良助・那珂川町長は「多くの利用者がある博多南線。廃止になれば影響は大きく、今秋からJRや国への存続活動を本格化させたい」と話している。

■JR博多南線

 山陽新幹線・博多駅(福岡市博多区)と車両基地「博多総合車両所」(那珂川町)間の回送車両を利用し、車両基地の一角に博多南駅(春日市)を設けたうえで、1990年4月に客扱いを始めた。福岡都市圏南部と福岡市都心を10分で結ぶ。開業時は上下36本だったが、現在は上下48本。利用者も増え、2003年6月調査では1日平均8954人で、開業当初の2・5倍に伸びている。片道運賃は特定特急券100円と普通乗車券190円の計290円。

106■とはずがたり:2003/07/23(水) 01:15
あの部分はJR九州へ移管になるのかな?

107荷主研究者:2003/07/27(日) 23:37

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn03072733.html
防府湾岸道路 バイパス4.5キロが開通 '03/7/27 中国新聞

 ■工業地帯へアクセス向上

 防府市西浦と同市台道をつなぐ、主要県道防府環状線(防府湾岸道路)バイパスが二十六日、開通した。佐波川河口に架かる防府新大橋を含む全長四・五キロ。開通で県西部と防府市南部の工業地帯とのアクセス向上が、期待を集めている。

 新大橋(約五百二十五メートル)の西浦側たもとの公園で開かれた開通式で、二井関成知事は「地域の自立と県南部のよりよい循環促進につながり、県央新市建設にも弾みになるはず」とあいさつ。松浦正人市長が「佐波川大橋や国道2号の渋滞解消に寄与する」と述べ、知事や島田明県議会議長らがテープカット。地元の三世代家族五組が渡り初めし、新たな動脈の始動を祝った=写真。

 バイパス建設は一九九四年に着手。総事業費は百四十億円。県によると、これまで北の2号線まで迂回(うかい)していた西浦、台道両地区間のアクセスは十一分程度、市港湾地区と秋穂町、宇部市方面とは六分程度短縮される。

108■とはずがたり:2003/07/27(日) 23:39
京滋バイパスの残りの部分久御山Jct〜大山崎Jct間の開通は8月10日だそうな

109荷主研究者:2003/07/28(月) 00:21
「首都高速のジャンクション」は「ランプ」の間違いだと思われる。それはともかく、確かに大井川を挟んだ国道150号線は、常に混雑しているイメージはある。
国道150号線の沿線は鉄道空白地帯であることから、静岡市側では静鉄が東名高速道路経由の特急バスを走らせるなど、バスの運転密度はけっこう高いが、道路は混雑しがちであり、
こまめなインター設置はそれなりに効果があるかもしれない。ちなみに吉田IC〜静岡ICは普通車で750円。これを高いと見るか、安いと見るかは微妙だが。

http://www.shizushin.com/area21/area21_2003072416.html
【2003年07月24日(木)】静岡新聞
東名焼津―吉田間 新IC、県へ要望 志太3市2町振興協議会

 焼津、藤枝、島田市と岡部、大井川町でつくる志太三市二町振興協議会(会長・戸本隆雄焼津市長)は二十三日、県庁に石川嘉延知事を訪ね、東名高速焼津―吉田間への新インターチェンジ設置の要望書を提出した。

 要望は「市民生活の利便性向上や産業振興など地域活性化のために新インターの設置が不可欠」とする内容。戸本市長、井田久義岡部町長、池谷薫大井川町長は「将来の発展のため、三市二町が気持ちを一にして取り組んでいる」と訴えた。

 石川知事は東名を管理する日本道路公団の民営化の動向を見守る必要性に触れた上で、「大井川の両岸にインターがあることは災害対策の面からも重要で、賛成したい」と述べた。また、従来方式に比べて整備コストを抑えられるとの見地から、「首都高速のジャンクションのように、付近の道路から直線的に合流できる方式が現実的なのでは」と提案するとともに、要望に対して前向きに取り組む考えを示した。

110■とはずがたり:2003/08/01(金) 06:36
http://www.asahi.com/car/news/OSK200307240030.html

阪神高速・泉北線、建設を中止 「採算取れない」

 阪神高速道路公団が、事業化を予定していた大阪泉北線(4.8キロ)の建設中止を決め、国土交通省が工事廃止を認可したことが24日わかった。阪神大震災後に、鉄道を含む3階建て構造の安全性が問題になったうえ、別の手法で建設しても採算が取れないと判断している。これまで着工済みの高速道計画を中止した例はない。道路関係4公団民営化推進委員会が、採算性などに基づき高速道建設を抑制する方針を打ち出しており、今後こうした中止事業が増えそうだ。

 同線は、大阪市阿倍野区美章園と同市住吉区山之内を結ぶ。JR阪和線を渋滞解消のため高架化するのにあわせ、鉄道の上の3階部分に高速道をつくる計画だった。総事業費は2078億円。

 しかし、95年の阪神大震災で高架が倒壊し、近隣住民が構造の安全性を問題視。大阪市、公団などは98年、鉄道高架化と高速道の一体建設の取りやめに合意し、99年度に鉄道の高架化だけに着工した。阪神公団は、今年3月に工期の期限が切れるのを契機に3階建て構造の工事の中止を、正式に決定した。

 形式的には、他の方法で同線を建設する選択肢は残されている。しかし、阪神公団は「泉北線単独で採算が合うことはない」との見解だ。民営化委の高速道建設の抑制方針もあって、代替方式を含め建設は事実上白紙になったと言える。これに対し、大阪市は「高架の建て増しや地下化を検討すると聞いており、約束が違う。改めて建設を公団や国に働きかけたい」としている。

 公団が取得済みの約5.4ヘクタールは約1200億円で市に売却しており、建設中止による損害はないという。

(07/24)

111荷主研究者:2003/08/12(火) 22:34
>>46
http://kumanichi.com/news/local/main/200308/20030812000043.htm
2003年8月12日 06:43 熊本日日新聞

右折レーン2車線に 国道57号東バイパスの4交差点

 国土交通省熊本河川国道事務所は十一日、熊本市の国道57号東バイパスの部分六車線化工事(計八・五キロ)に伴い、一層の渋滞緩和を目指して、区間内の四つの主要交差点について右折専用レーンを二車線に増やすと発表した。

 右折レーンを二車線にするのは保田窪(上り線)、県庁通り入り口(上下線)、田井島(同)、流通団地入り口(下り線)の各交差点。保田窪、県庁通り、流通団地は本年度末に整備を終え、田井島は二〇〇四(平成十六)年度末までに完成する。

 当初計画はいずれも右折一車線だったが、県警が今年三月、白山交差点(同市大江)で行った右折専用レーン拡充などの渋滞対策が効果を上げたこともあり、東バイパスでも右折二車線化に踏み切った。

 県警によると、東バイパスのラッシュ時の渋滞は田井島四百五十〜五百メートル、流通団地が百五十メートル、保田窪百四十メートル。右折二車線化の導入で、渋滞がゼロか六十メートル程度に緩和できる見込みという。国交省同事務所は「交差点の流れがスムーズになれば、東バイパスを横断する幹線道路の渋滞緩和も期待できる」としている。

112とはずがたり:2003/08/13(水) 19:05
(財)日本道路交通情報センター
http://www.jartic.or.jp/traffic/roadtrafficinfo.html

113とはずがたり:2003/08/18(月) 11:32
さすがトヨタ。愛環鉄道に出資して複線化実現しようよ。

http://www.asahi.com/business/update/0818/024.html

トヨタ、マイカー通勤自粛呼びかけ 渋滞、環境対策

 トヨタ自動車が愛知県豊田市の本社と本社工場の従業員2万8000人に「マイカー通勤自粛」を呼びかけている。最寄り駅からのシャトルバスを導入したところ、鉄道やバスを利用する公共交通派は半年間で3000人から5000人に増えた。自動車メーカーとして一見矛盾する行動だが、本社周辺で悪化する一方の渋滞の解消と環境対策を考え決断した。トップメーカーの試みは、車社会のあり方を見直すきっかけになるかもしれない。

 豊田市トヨタ町の本社と本社工場周辺の国道では、毎朝2〜3キロの渋滞が起きる。東名高速豊田インターから本社まで5キロ足らずの距離を1時間近くかかることも。社員1万9000人と派遣社員9000人の大半がマイカー通勤しているのが大きな原因だ。

 同社が鉄道やバス通勤を呼びかける「足進(そくしん)キャンペーン」を始めたのは今年2月。最寄りの名鉄豊田市、愛知環状鉄道三河豊田の両駅からシャトルバスを朝夕の通勤タイムに計70便運行している。7月までの「実験期間」に約2千人がマイカー通勤をやめたため、同社は当面続ける方針だ。

 自動車メーカーがマイカー自粛を促すという「逆転の発想」について、同社の中村貞次総務部長は「車は快適に移動できることにこそ面白さがあり、渋滞してまで乗る意味はない」と説明する。

 名古屋市千種区から通う経営企画部の男性(41)は5月から電車通勤に変えた。渋滞を避けるため毎朝6時起きだったが、今は7時に起き電車とシャトルバスで本を読みながら通う。「こんなに楽なことはない。車は渋滞のない所で楽しめばいい」。愛知県三好町に住む総務部の男性(43)は通勤用の車を売った。「会社にはマイナスかも。でも通勤時間を自分のために使えるのは魅力」

 トヨタはこの運動の先に、車と公共交通機関が共存する「パーク・アンド・ライド」の普及も見据える。愛知環状鉄道沿線に計数千台規模の大駐車場をつくり、普及を促す構想もあるという。

 さらに運動を広げるには鉄道の整備も課題だ。第三セクター・愛知環状鉄道は単線で1時間に3本だけ。複線化を進めて運行本数が増えれば、利用する従業員は倍に増えるとトヨタはみる。地元・豊田市の鈴木公平市長も「道路をいくらつくっても渋滞は解消しない。トヨタの試みは面白い。国や愛知県に愛環鉄道の複線化を働きかけたい」と意欲的だ。 (08/18 06:54)

114杉山真大:2003/08/18(月) 18:05
>>113
うーむ・・・カンバン方式でジャスト=イン=タイムを目指すとなると渋滞の元となる自家用車が邪魔と言うことなんでしょうね。公共交通機関の貧弱さを改める良い契機ではあると評価しますけど、皮肉な話ですね。

http://www.bekkoame.ne.jp/~mtcedar/

116初心者です:2003/08/22(金) 13:39
ちょっとずれますか?

日本道路公団(藤井治芳総裁)は21日、同公団の債務超過を示す財務諸表が存在したとする手記を月刊誌に公表した片桐幸雄・四国支社調査役(54)と掲載した月刊誌・文芸春秋を名誉棄損、侮辱、信用棄損罪で刑事告訴することを決めた。藤井総裁は22日にも扇千景国土交通相と会い刑事告訴の了承を得たい考えだ。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/highway_public_corporation_internal_trouble/

117とはずがたり:2003/08/22(金) 13:48
>>116
情報感謝です。全然ずれてませんよ。
道路公団も権力闘争の最中のようですね。

118初心者です:2003/08/22(金) 14:01
権力闘争、といいますか藤井総裁の更迭が近い、近いと言われているのに彼が更迭となった後一体、この刑事告訴の行方はどうなるんだ、と疑問なんですが。

119とはずがたり:2003/08/22(金) 14:04
彼が更迭されれば早晩告訴は取り下げでしょうね。
詳しい内部事情は知らないんですが,藤井氏の更迭が近いなら(あれだけ悪者になると首を切らざるを得ないか?),藤井系勢力の悪あがきにも見えますね。

120初心者です:2003/08/22(金) 14:23
専門家ではありませんが、告訴の取り下げはそんな簡単に出来なかったと記憶しています。
告訴の取り下げというよりは、検察側に圧力をかけて不起訴か何かにするんだと思いますが。

121とはずがたり@ちょっと落ちます:2003/08/22(金) 14:28
刑事告訴は民事の様には簡単には取り下げは出来ないのでしょうか?
なるほど>検察側に圧力をかけて不起訴か何かにする

122荷主研究者:2003/08/24(日) 22:22
>>79 続報

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn03082234.html
広島呉道路 値下げ実験の料金決定 '03/8/22 中国新聞

 10月から2ヵ月間 普通車で最大43%

 国、広島県、呉市などでつくる広島呉道路社会実験推進協議会は二十一日、呉市で初会合を開き、同道路(クレアライン、広島市南区―呉市、一五・九キロ)で今秋実施する値下げによる社会実験の概要を決めた。

 期間は、十月から二カ月間。十月に天応(呉市)―呉(同)間、十一月に坂(広島県坂町)―呉間の通行料金を割り引く。時間帯を問わず、全車種を対象にする。

 値下げ幅は、軽自動車で最大50%、普通車で同43%。普通車で仁保(広島市南区)―呉間の全線を利用する場合、十月は現行の九百円が七百五十円に、十一月は六百円になる。現金やハイウエーカードを使う場合に、料金所で直接割り引く。

 社会実験は、利用が低迷している同道路に車を誘導し、並行する国道31号の吉浦、天応両地区での渋滞緩和につなげる狙い。値下げ区間を十月と十一月で変えることで、効果を比較しながら本格実施の可能性を探る。

 期間中の日本道路公団(JH)の減収分は、国や市などが推進協を通じて補助する。

 呉市都市交通推進室は「国道利用の車の一割が広島呉道路に移れば、渋滞はかなり改善する」としている。

123荷主研究者:2003/08/26(火) 22:05

http://www.kahoku.co.jp/news/2003/08/20030826t11037.htm
2003年08月26日火曜日 河北新報
地下鉄東西線 需要予測を下方修正 仙台市

 仙台市が進める地下鉄東西線整備事業(若林区荒井―太白区八木山、14.4キロ)で、市が国に対し6月9日に行った事業許可申請の内容を一部変更し、追加申請する方針であることが26日、分かった。一日約13万人の需要予測を12万人弱まで下方修正するのが主な内容で、実質的には事業計画の修正に当たる。市は27日にも追加申請する見通し。

 需要予測は、市基本計画(仙台21プラン)の目標年度としている2010年の市の計画人口(112万人)や、1992年度のパーソントリップ調査、2000年度国勢調査の結果などに基づいている。6月の許可申請を受けて、国は事業計画の審査を続けてきたが、市が想定している市内・沿線人口の伸びは見込めないと判断、市との協議の結果、下方修正が決まった。

 この下方修正により収支計画にも影響は出るが、「事業の採算面に問題はない」(市関係者)という。
 国土交通省によると、地下鉄の事業許可申請が行われた後、需要予測を下方修正する形で追加申請が行われたのは、1969年の営団地下鉄半蔵門線建設時の事業許可申請などで例があるという。

124荷主研究者:2003/08/27(水) 23:02
>>123

http://www.kahoku.co.jp/news/2003/08/20030827t11039.htm
2003年08月27日水曜日 河北新報
国交省概算要求 仙台市地下鉄東西線事業費も盛る

 国土交通省が27日発表した2004年度予算の概算要求で、宮城県関係では、仙台市地下鉄東西線(若林区荒井―太白区八木山、延長14.4キロ)の事業費が、全国枠の整備費の中に盛り込まれた。東西線のほか、横浜市4号線、名古屋市6号線など全国9路線を合わせた整備費の総要求額は、本年度予算比で7%増の432億円(国費)に上る。線区別の配分額は年末の予算編成時に決まる。

 仙台空港アクセス鉄道(JR東北線名取駅―仙台空港、延長7.2キロ)の整備事業も、全体枠の空港アクセス等航空サービス事業費に組み込まれた。要求額は、本年度予算比で5.2倍もの大幅増となる157億円。アクセス鉄道については、06年度の開業が予定されており、年末の予算編成時にどの程度配分されるかが注目される。

125荷主研究者:2003/08/29(金) 00:32
>>75 富山港線の路面電車化に伴う富山地鉄市内線との一体化構想の前提。

http://www.toyama.hokkoku.co.jp/_today/T20030828002.htm
2003年8月28日更新 北國新聞
国交省の概算要求 富山駅の連続立体交差事業、来年度、着工準備へ

 JR富山駅周辺連続立体交差事業が〇五(平成十七)年度にも着工される見通しとなった。国土交通省は来年度、同事業を「調査」から「着工準備個所」に格上げする方針を決め、政府予算概算要求に盛り込んだ。要求が認められれば、十年後に北陸新幹線が乗り入れる県都の玄関口の「南北一体のまちづくり」に弾みがつく。

 国交省は、連続立体交差事業が政府の重要課題である都市再生につながると判断し、今年度当初比35%増の約百億円(国費、全国枠)を要求した。

 「着工準備」は、着工前に環境面の調査や都市計画決定などを行い、事業を効率よく進めるために設けられた仕組み。国交省は「準備が終わり次第、着工できるという意味であり、実質的な事業開始」(都市・地域整備局)としており、事業主体の県が国から「お墨付き」を得た形になる。

 富山駅周辺連続立体交差事業は今年度、全国で唯一、調査個所に採択された。通常、調査は二年間かけて行われるが、富山市が昨年度から独自の事前調査を進め、県などは着工準備採択の前倒しを求めていた。

 計画では、富山市明輪町から同市曙町までの約二キロの区間で、JR北陸本線や富山地鉄本線などを高架化し道路交通の円滑化と駅や線路で分断された駅周辺の一体化を推進する。

126荷主研究者:2003/08/30(土) 00:19
仙台空港アクセス鉄道は県を越えた東北地方全体に対するアクセス鉄道化という公共事業であり成功させたい。当然、山形空港の閉鎖等も視野に入れるべき。JRのダイヤ改善へのインパクトにもなるし、仙山線改良の契機にもなるはずだ。

http://www.kahoku.co.jp/news/2003/08/20030829t12029.htm
2003年08月28日木曜日 河北新報
仙台空港アクセス鉄道 政策投資銀と東北7地銀が協調融資へ

 仙台空港とJR東北線名取駅を結ぶ仙台空港アクセス鉄道「仙台空港線」(総延長7.2キロ)の整備事業で、日本政策投資銀行(政投銀、本店東京)と東北6県の地銀7行は28日までに、第三セクター「仙台空港株式会社」(八木功社長)に対し、事業資金の融資を共同で実施する方針を固めた。融資総額は約100億円。宮城県や仙台市の第三セクター事業で、東北6県の地銀による協調融資は初めてで、今後8行で具体的な融資スケジュールを詰めていくもようだ。

 融資する地銀は、七十七、仙台(仙台市)、東邦(福島市)、山形(山形市)、岩手(盛岡市)、秋田(秋田市)、みちのく(青森市)の7行。宮城県などの要請に応じ、東北地方の国際ハブ空港としての機能強化を目指すアクセス鉄道事業に対し、県の枠組みを超えた協調融資を実施する。
 融資総額のうち30%程度を政投銀が、地元行の七十七、仙台両行が合わせて20%超を引き受けるとみられる。残り5行はそれぞれ10%弱を融資する方向で調整が進められている。

 計画では、第三セクターの総事業費は377億円で、212億円が金融機関からの借入金となる。半分の106億円については宮城県が借り入れて第三セクターに貸す「県転貸債」で賄うが、残り106億円は借り入れ先が未定で、本格的な事業着手に不安を残していた。
 当初、宮城県と政投銀の間では、106億円のうち約80億円を政投銀が融資する線で交渉が進んだが、政投銀側が民間資金活用による社会資本整備(PFI)の導入を提案する一方、総事業費の圧縮と政投銀の融資枠の軽減を求めていた。

 融資を引き受ける地銀各行は、不況による航空需要の低迷などから採算性を不安視する向きがあるものの、仙台空港の利便性の向上は東北全体にとっても有益と考え、黒字転換については、経費圧縮などで対応できると判断したようだ。PFI導入は見送られたが、政投銀がリーダーシップを執る形で東北6県の銀行による協調融資の枠組みが整った。
 アクセス鉄道は06年度内の開業が目標。昨年12月に国直轄部分の空港敷地内の工事に着手、今冬にも、第三セクター分の軌道工事に本格着手する。

127荷主研究者:2003/08/30(土) 00:20

http://kumanichi.com/news/local/main/200308/20030829000363.htm
2003年8月29日 19:23 熊本日日新聞

俵山バイパス、10月10日に供用開始

 県は二十九日、一九九三(平成五)年度から建設を進めてきた県道熊本高森線・俵山バイパスを十月十日から供用開始すると発表した。

 俵山バイパスは、阿蘇郡西原村小森〜同郡久木野村河陰までの六キロ。片側一車線で、トンネル工事部分の国補助決定を受け、九七年二月に本格着工。九月いっぱいで完成見込み。総事業費は約百四十七億円。

 俵山北側山ろくを、県管理トンネルで最長となる俵山トンネル(二千五十七メートル)など二つのトンネルと四本の橋で結ぶ。従来の県道より距離で約三キロ短く、県庁から久木野村役場までの所要時間も二十分短縮され、約四十分となる。

 最高地点の標高は五百五メートルで、従来より約二百メートル下を通る。一日当たりの交通量は平日で五千百台、休日は八千八百台を予想している。

 供用開始について潮谷義子知事は「国道57号の慢性的な渋滞緩和と冬場の路面凍結の恐れが少なくなり、阿蘇観光の潜在的な魅力向上につながると期待している」と述べた。

128荷主研究者:2003/09/02(火) 22:48

http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20030826/miyazaki.html
2003/08/26 西日本新聞 宮崎
都城志布志道路「早期全線開通を」都城市で建設促進大会

 宮崎自動車道都城インターチェンジと鹿児島県・志布志港を結ぶ地域高規格道路「都城志布志道路」の建設促進大会が二十五日、都城市内のホテルであった。両県から沿線の首長、国会議員ら約四百人が参加し、国に早期全線開通を要望する決議文を採択した。

 同道路(総延長四十キロ)は時速八十キロ以上の自動車専用道で、一九九四年に計画路線に指定。開通すれば、都城―志布志間が一時間から三十分に短縮される。国土交通省と両県が、路線を分担して整備を進めている。

 大会は、都城市と鹿児島県曽於郡四町でつくる建設促進協議会が開催。会長の岩橋辰也都城市長が「九州一の港と都城市が直結されれば、経済効果は計り知れない。都城・曽於圏域の総力を結集して早期開通を目指そう」とあいさつ。鹿児島県内に比べて事業化が遅れている都城市内の国交省直轄区間(十三キロ)の早期着工を決議した。

129荷主研究者:2003/09/02(火) 22:55

http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20030830/miyazaki.html
2003/08/30 西日本新聞 宮崎
東九州自動車道 日向−門川間が着工 現地で式典、早期完成願う

東九州自動車道・日向―門川間(一四キロ)の工事着工式が二十九日、日向市と門川町であった。安藤忠恕知事や江藤隆美衆院議員ら国会議員、地元関係者ら延べ二百人が参加して、工事の安全と早期完成を願った。

 宮崎市から北へ伸びる東九州道は現在、清武ジャンクション―西都インターチェンジ(IC)間(二七・五キロ)が供用されており、西都―都農間(二四・七キロ)が総事業費千五十億円をかけ建設中。都農―門川間(三三・七キロ、総事業費千五百八十億円)のうち、都農―日向間(一九・七キロ)はまだ地質調査や測量の段階で今回、日向―門川間が先に本格工事に入ることになった。

 安藤知事は「元気のいい宮崎をつくるために、高速道路は不可欠。今後も県政の最優先課題として、必要性や住民の声を関係機関に訴えていきたい」とあいさつした。

 午後、門川町で建設推進総決起大会もあり、参加した住民らは早期完成を求めて気勢を上げた。

130荷主研究者:2003/09/02(火) 23:01

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn03082707.html
廿日市高架橋1.4キロ着工 08年の完成目指す '03/8/27 中国新聞

 廿日市市内で慢性化している国道2号西広島バイパスの渋滞緩和を図る「廿日市高架橋」の起工式が二十六日、現場近くの同市スポーツセンターであった。バイパスの中央分離帯上に、四車線の高架道を一・四キロにわたって建設する。完成は二〇〇八年ごろで、中国地方整備局広島国道事務所は「渋滞緩和の経済効果は年間で約三十億円になる」と試算している。

 地元・廿日市市など三市三町の首長、議員ら百三十人が出席。上田敏・同事務所長が「渋滞の緩和で、広域的な交流が促進される」と述べ、同整備局の守内哲男副局長や山下三郎廿日市市長ら十一人でくわ入れした。

 計画では、廿日市市平良―串戸間の中央分離帯に橋台と橋脚を三十一基設置、幅員一八・七五メートルの高架部を建設する。平面部の整備と合わせた工区は二・二キロで総事業費は百二十億円。広島市中心部から山陽自動車道廿日市インターまでの所用時間は、七分程度短縮されるという。山下市長は「広島県西部の発展のきっかけになる」と期待する。

 同バイパスは七四年に開通。相次ぐ住宅団地の開発などで、生活道と交差する廿日市市内の交差点は朝夕、激しく渋滞している。広島、廿日市市などでつくる同バイパス高架建設促進期成同盟会が九四年から、高架橋の新設を求めていた。

 期成同盟会は同じく広島市の観音高架の延伸も要望していたが、同市の同意が得られず昨年度に予定していた二期工区の着手が遅れたため、国が廿日市高架橋の着工を先行する形になった。

 交通規制を伴う工事は二十七日に開始。まず一週間かけて車線の幅員を狭め、その後は現在の四車線を確保する。同事務所は「朝夕のラッシュ時など、影響ができるだけ小さくなるよう工夫したい」と説明している。

134とはずがたり:2003/09/04(木) 08:46
>>133
人がわんさか居る首都圏で利用人数が当初計画を大幅に下回り,はどうみても人為的ミスだ。
>>132と同様,建設は自治体直轄にして都市開発を含めた運営は私鉄に入札させればいいのではないか?例えば東急に経営を丸投げして東急と一体の運賃になれば二社乗り継ぎで運賃が高くなると云う事が無くなるから乗客の流入も促せるのでは?また私鉄に任せとけば快速運転なども検討されるであろう。
そもそも建設計画も私鉄に任せれば既存の鉄道との相互乗り入れなどが可能な規格になってもうちょっと利用される形態になっていたのではないか?
経営的には市外・郊外から都心に人を運び込む輸送と市内輸送で儲かる構造なのに,市営交通は前者を放棄しているのだから乗客が増えないのも当然では?
また街づくりの魅力の差も大きいのではないか?
京都市地下鉄も東西線は京阪,烏丸線は近鉄に経営を任せた方がいいんじゃないか?

135初心者です:2003/09/04(木) 12:42
>133 横浜市営地下鉄って乗り換えが不便すぎる。

136とはずがたり:2003/09/04(木) 12:47
こんにちは。
新しい路線は既存の鉄道等建造物の下に造らねばならないので基本的に不便ですね。
しかも最近は片方の路線が不通になった時など乗り換え客が滞留して大混乱にならないようになるべく連絡通路を長く造って居るみたいでやたら歩かされたりします。(出町柳も京阪と叡電が一寸離れているのは鞍馬の火祭り時の混雑対策だとか)

137じゃみ:2003/09/04(木) 12:50
>>135 でたな!

138荷主研究者:2003/09/04(木) 23:59
200円は個人的には「安い」と感じられる価格と思われるが、実験期間が1ヶ月間は短くないか?実験について市民への周知を徹底せねばなるまい。

http://www.sanyo.oni.co.jp/34news/2003/09/04/20030904101228.html
2003年9月4日掲載 山陽新聞
岡山総社―岡山IC間 通行料半額 200円に
岡山市が来年1ヵ月間実験 国道の渋滞緩和へ

 岡山市は三日、山陽自動車道などの通行料金を割り引き、車を高速道に誘導して通勤時の一般道の交通渋滞緩和を狙う「社会実験」に、来年一月中旬から一カ月間取り組む方針を明らかにした。同日発表した九月補正予算案に事業費千八十万円を盛り込んだ。岡山県内で高速道の特定区間の割引は初めて。

139とはずがたり:2003/09/05(金) 09:26
>>138
湖西道路でも(・∀・)ヤレ!

140荷主研究者:2003/09/07(日) 20:56
>>138

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn03090640.html
渋滞緩和へ高速道値下げ実験 山陽・岡山道 '03/9/6 中国新聞

 岡山市と岡山国道工事事務所などでつくる「岡山都市圏交通円滑化総合対策推進協議会」は、来年一月中旬から一カ月間、山陽、岡山両自動車道の一部区間で通行料金を割り引き、周辺一般道路の渋滞緩和を図る「社会実験」に取り組む。

 割引区間は、岡山道の岡山総社インターチェンジ(IC)から山陽道の岡山ICまでの九・八キロ。普通車で四百円、軽で三百五十円の通行料金をほぼ半額の二百円程度に引き下げる。

 この区間の自動車道とほぼ並行する国道180号は、岡山市中心部へ向かう乗用車などで慢性的に混雑し、特に朝の通勤時間帯は同市内の板倉、矢坂両交差点の上り線でともに五百メートル以上の渋滞を生じている。

 同協議会は期間中、同国道の交通量や渋滞状況を調べ、日本道路公団に同区間の料金値下げを求める方針。

 市は、通行料金の差額補てんや広報費用など社会実験の事業費として千八十万円を本年度一般会計補正予算案に盛り込み、八日開会の市議会定例会に提案する。

 中国地方ではほかに、広島呉道路、山陰道、広島市内とその周辺の山陽道でも同様の社会実験が計画され、一部は既に実施されている。

141荷主研究者:2003/09/07(日) 20:57

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn03090603.html
1期区間 10月31日完成 西広島バイパス観音高架延伸 '03/9/6 中国新聞

 ▽4日から部分開通

 中国地方整備局は五日、国道2号西広島バイパス観音高架の延伸工事一期区間(広島市西区庚午北―中区舟入中町、二・一キロ)は十月三十一日に完成すると発表した。一足早く四日から、上り線は二車線(一部一車線)が通行可能となり、下り線は工事のため一車線のみ通れる。完成すれば、高架部分は現状の片側一車線が二車線に増える。

 開通に伴い、現在、上下対面通行になっている西区観音本町の交差点出入り口は、二車線の下り(西方向)専用入り口になる。上り(東方向)は観音本町には降りることができず、天満川をまたぎ舟入中町に新設される出口専用のオフランプ(二車線)で地上の本線と合流する。

 上下四車線となるのに伴い、これまで制限されていた大型車、一二五CC以上の二輪車の通行が可能になる。一九九九年五月に本体工事に着工、総事業費二百三十億円をかけた。

 一九九九年調査では、庚午北の庚午ランプ付近での車両通行量は一日、上りが四万千台(高架利用一万八千百台)、下りが四万五千台(同二万六千五百台)。車線増や出入り口の二車線化、さらに大型車の高架乗り入れも可能となるため、広島国道事務所は「高架下の本線下りはある程度、高架上の上りは若干程度渋滞が緩和されるだろう」とみている。

 一方、二期区間(観音本町―中区平野町、二・三キロ)の着工については、広島市の同意が得られていない。同事務所は「二期区間が完成すれば、中心部を通過する車両の分散化で渋滞緩和効果は大きい」と、市との調整を続けている。

142荷主研究者:2003/09/07(日) 21:02
また国体絡みですか・・・。

http://www.kahoku.co.jp/news/2003/09/20030907t41002.htm
2003年09月06日土曜日 河北新報
日沿道 能代東―二ツ井間着工 07年国体前開通目標

 日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の一部となる琴丘能代道路の能代東―二ツ井インターチェンジ(IC)間10.0キロの起工式が6日、秋田県二ツ井町駒形の二ツ井IC予定地で行われた。既に着工している能代南―能代東ICと合わせて、2007年の「秋田わか杉国体」前の開通を目指す。

 国交省職員や琴丘能代道路周辺の住民ら約250人が出席。国交省の佐藤信秋道路局長は「採算を基準に建設の是非を議論する国は世界中で日本だけ。公正な地域間競争を促すには、全国の高速網の完成が重要」と話し、道路建設事業の縮小論議を批判した。

 また、地元を代表して二ツ井中3年の生徒会長長岡亮介君(15)が祝辞を述べ、「町と都市圏が近づくのはうれしいが、道路建設で美しい自然が失われる心配がある。環境に配慮した道路を」と訴えた。国土交通省能代河川国道事務所によると、能代東(能代市鰄渕)―二ツ井IC間の総工費は370億円。用地買収は約83%が完了している。

143荷主研究者:2003/09/07(日) 22:23

http://www.shizushin.com/area21/area21_2003090701.html
【2003年09月07日(日)】静岡新聞
4バイパス無料化 藤枝・掛川・磐田・浜名

 国土交通省は六日、日本道路公団の民営化に向け、公団が建設・管理している一般有料道路のうち県内の藤枝、掛川、磐田、浜名の国道1号四バイパス、愛知県の豊川橋、滋賀県の湖西道路の計六道路について、二○○四年度から四年間かけ、国と県の負担で買い取り無料開放する方針を固めた。○四年度予算の概算要求に買い取り費用を盛り込んでいる。

 道路関係四公団民営化推進委員会の昨年十二月の最終報告は、高速道路網に未接続の独立した公団の一般有料道路は、○五年度の民営化までに原則として国や自治体に譲渡するとしている。今回の方針はこの報告に沿ったもので、買い取り対象路線が明らかになったのは初めて。

 譲渡額は道路の資産額と今後償還すべき額の合計を想定し、直轄国道の整備と同じで国が三分の二、県が三分の一を負担し買い取る。ただ、各県とも財政状況が悪く道路予算に限界もあるだけに、買い取りに同意するかは不透明だ。

 ○二年度末時点での譲渡額は、黒字路線の藤枝、掛川、磐田、浜名の四バイパスは償還が進んでおり合計六百六十二億円。国道23号と並行する豊川橋も黒字路線なので百八十五億円、国道161号と並行する湖西道路は赤字路線のため千九百十三億円と高額になっている。国交省は、県負担について三分の一をベースに各県と交渉し、買い取り額を設定していく考え。

 推進委の最終報告は、圏央道(埼玉など)や京滋バイパス(滋賀、京都)のように高速道路網とつながっている一般有料道路は、公団の高速道路網と一体として扱い、譲渡は不必要としている。

144とはずがたり:2003/09/12(金) 14:42
>>143
おお,ぶらぼー。

145とはずがたり:2003/09/12(金) 14:57
>>138 >>140
似たような実験が富山でも

http://www.kitanippon.co.jp/backno/200308/26backno.html#seiji1

◆ 北陸道で料金半額実験 11月に滑川−朝日IC

 県は11月、北陸自動車道滑川−朝日インターチェンジ(IC)間で、通行料金をほ
ぼ半額にして、同区間に並行する国道8号などの渋滞緩和効果を調べる実験を行う。県
の9月補正予算案で事業費約900万円を盛り込む。
 実験は国と県、沿線3市2町が共同で行い、近く実施主体となる協議会を発足させる。
期間は3週間を予定し、滑川−朝日IC間にある4カ所のICを利用する普通車の料金
を半額程度に割り引く。最長となる滑川−朝日IC間の場合は通常850円を450円
にする。事業費は国と地方が折半する。
 同区間の1日当たりの交通量は1万3000台−1万8000台と、道路規格に基づ
く計画交通量を下回っているほか、約2万5000台の交通量がある県西部と比べて少
ない。一方で、並行する国道8号や県道では、朝の通勤時間帯に市街地付近の渋滞が慢
性化。県議会でも度々、料金引き下げを求める意見が出されており、県は実験を通して、
国道8号などの混雑緩和や北陸道の利用拡大効果などを調べる。
 日本の高速道路料金は諸外国に比べて高く、政府の道路関係4公団の民営化推進委員
会は料金引き下げを求めている。国は北陸道のほか全国20カ所程度で同様の実験を行
う予定で、公団民営化をにらみ、利用者ニーズに見合った料金設定の参考にする。

146とはずがたり:2003/09/12(金) 15:03
>>143更に

それにしても掛川バイパスも黒字だったんですねえ。

これも妥当であろう
>圏央道(埼玉など)や京滋バイパス(滋賀、京都)のように高速道路網とつながっている一般有料道路は、公団の高速道路網と一体として扱い、譲渡は不必要としている。
建設費もプール制にして一体化できないのかな?

そして進捗率の低い地方の高速道路建設は全面的にストップして路線ごとの独立採算性・地方の責任で建設。

147とはずがたり:2003/09/12(金) 15:33
長大な雁坂トンネルには気になるファンも多いだろうが山梨県のセメントが廃止されたのはこのトンネル経由で近くなったせい?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030911-00000007-mai-l19


雁坂トンネルで150人が防災訓練−−事故火災を想定し、県道路公社など /山梨

 県道路公社と雁坂トンネル有料道路管理事務所は10日、三富村と埼玉県大滝村を結ぶ国道140号雁坂トンネルで、総合防災訓練を実施した。
 訓練は、同トンネルの山梨県側から約3・8キロ付近で、トラックと乗用車の衝突事故が起こり計4人が負傷、火災も発生したとの想定で実施。山梨、埼玉両県から警察、消防車両など15台が出動し、約150人が参加した。
 訓練では、警察と消防双方のレスキュー隊員が連携。負傷者救出では油圧式工具で車両のドアを切って室内に閉じ込められた負傷者を助け出し、トンネルと平行している避難坑通路から救急車で出口まで搬送しヘリコプターに収容、飛び立つまで一連の作業を実施した。消火訓練では煙を避けるため消防士が酸素マスクで顔を覆って放水に当たった。
 同トンネルは98年に供用が開始された。一般国道のトンネルとしては最長の6625メートル。訓練は6回目で両県が1年交互に主催している。【花野井誠】(毎日新聞)
[9月11日20時20分更新]

148荷主研究者:2003/09/13(土) 04:20
>>145 こんな実験も。

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/index.asp?id=2003091117535
ETC搭載車は通行料半額

 国土交通省新潟国道事務所と県は11日、日本海東北自動車道(日東道)の中条インターチェンジ(IC)―新潟西IC間で、高速道料金所を停車せずに通過できるノンストップ料金収受システム(ETC)の搭載車両を対象に10月から来年2月までの5カ月間、通行料金を半額にする「社会実験」実施を決めた。

[新潟日報 09月11日(木)]
( 2003-09-11-20:29 )

149荷主研究者:2003/09/13(土) 04:21

http://www.kahoku.co.jp/news/2003/09/20030912t53017.htm
2003年09月11日木曜日 河北新報
渋滞緩和に切り札 立体化ほぼ完成 山形・松山交差点

 国土交通省が立体化工事を進めてきた山形市の国道13号松山交差点の0.8キロ区間が10月22日、開通する。国道286号と交差する同交差点は、県内で最も交通混雑が激しいポイントに数えられており、立体化で渋滞の解消を狙う。用地費50億円を含む総事業費は約130億円。

 立体化工事は1991年度に事業化。翌年度から用地買収に入り、99年度から工事が続いていた。工事区間は13号の同市松山1丁目からあこや町1丁目までで、286号との交差部分に長さ185メートル、幅18.5メートル、高さ7メートルの高架橋を渡し、片側2車線道路を建設した。

 今回の開通区間は本線部分だけで、国道13号から286号に連絡するランプ部分は来年1月に完成する予定。
 同交差点は県内随一の渋滞個所で、朝の通勤時には市南部から中心部に向かう車列が最大で3.7キロ続き、通過するのに24分かかる。年々、混雑は激しくなり、国土交通省山形河川国道事務所によると、97年から2000年の3年間で渋滞距離は750メートル、通過時間は2倍に延びた。
 また、渋滞解消により、乗用車から排出される二酸化炭素の量は約9%削減されるという。

 国道13号の渋滞解消を狙った交差点立体化は、国道112号と交差する飯田交差点(92年完成)に次いで2カ所目。同事務所は「都市内交通を円滑化する交差点改良工事は、地域活性化に大きく貢献すると見込まれ、現在計画中の同市大野目交差点の事業化も急ぎたい」と話している。
 使用できるのは来月22日午後2時からで、午前10時から現地で県、山形市の関係者ら50人を招いて、開通式典を行う。開通に先立つ19日には、立体交差部を一般に開放するプレイベントを計画している。

150とはずがたり:2003/09/13(土) 11:25
いつか行ったときにはだいぶ出来ていたような気がするがあれから2年ぐらい(以上?)たって漸く完成か。。

地図で確認すると和合町から平清水まで連続立体交叉化されると云う事かな?

151荷主研究者:2003/09/13(土) 12:19
みんなが気にしている「金沢東部環状道路」。無料の高規格道路である。

http://210.131.8.6/kanazawa/kouhou/kanazawa/toukan/vol001/

001〜010まであり。

152とはずがたり:2003/09/13(土) 12:51
ここからの方がよい>>151
http://210.131.8.6/kanazawa/kouhou/

153とはずがたり:2003/09/13(土) 12:57
>>152
小松石川連絡道路は何があっても不要である。怒。
整備済みっておい,ごら

154とはずがたり:2003/09/13(土) 12:57
小松白川ね。

155とはずがたり:2003/09/13(土) 13:08
http://210.131.8.6/kanazawa/kouhou/kanazawa/nouetu/VOL_004/index.html
誰も使わない能登空港に既に(地図で見る限り)快適な珠洲道路有り。いらん。いらん。
金沢外環状線に予算回せ。地域の平等が行きすぎている。

156とはずがたり:2003/09/13(土) 13:13
http://210.131.8.6/kanazawa/kouhou/kanazawa/toukan/tkn011.pdf
北陸自動車道と能登有料道路が(信号無しで)直結って,おい,それなら能越道つくるな!!
しかも能越道と平行して結構な農道も建設されているのは有名な話し。

157荷主研究者:2003/09/14(日) 03:42

http://www.shizushin.com/area21/area21_2003091319.html
【2003年09月13日(土)】静岡新聞
相月バイパスが開通 佐久間町の国道152号

 磐田郡佐久間町と同郡水窪町を結ぶ国道152号の相月バイパスが十二日、開通した。総延長は千八十メートルで、旧道よりも走行時間で二分程度の短縮となる。

 同日の開通式には、関係者ら約八十人が出席。神事に続いて式典が行われ、小原侃之輔佐久間町長が「浜松と地域を結ぶ幹線道路の開通は住民の悲願だった」と式辞を述べた。出席者はテープカットや通り初めを行い、道路の開通を祝った。

 同バイパスは平成六年度から調査・設計などの事業を開始。三つの橋と一つのトンネルからなり、総事業費は約三十四億円。道路幅は橋部分が八・五メートル、トンネル部分が七・五メートル。

 県天竜土木事務所によると、バイパスの開通で冬季の道路凍結個所一カ所、道路防災個所七カ所、カーブなどの事故多発個所四カ所が解消された。

158とはずがたり:2003/09/15(月) 00:09
>>59
高岡環状線
地域高規格道路やねんな。設計速度80㌔なんやな。
http://www.city.takaoka.toyama.jp/kikaku/0201/sesaku/ction/kanjyou.html

160とはずがたり:2003/09/15(月) 17:50
>>140 >>145 >>148 続報
中国新聞ウォッチャーにして道路好きのにぬけんがよもやこのニュースを逃している事はないと思うが…。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn03091032.html

通行料減で渋滞緩和? 山陽道などで実験へ '03/9/10

社会実験期間中の普通車の割引料金
(カッコ内は通常料金)
山陽道(終日・土日祝日も含む)
廿日市IC→五日市IC300(600)
廿日市IC→広 島IC450(900)
五日市IC→広 島IC200(400)
広島高速道路(平日午前6―9時)
1号線 馬木→間所130(250)
温品→間所50(100)
4号線 沼田→中広200(400)
草津沼田道路(平日午前6―9時)
田 方←→商工センター無料(150)
古田台←→商工センター無料(100)

 山陽自動車道や広島高速道路などの通行料金を割り引き、広島市域の渋滞緩和効果を探る社会実験が十月十四日から始まる。広島、廿日市市や国などでつくる広島地区高速道路社会実験協議会が九日、発表した。十二月十九日までの期間中、対象路線の通行料金はほぼ半額または無料となる。

 計四路線で、山陽道廿日市―広島インターチェンジ間(二七・七キロ)▽広島高速1号(安芸府中道路、四・二キロ)▽同4号(広島西風新都線、四・九キロ)―の三路線は上りまたは市中心部方向だけ、草津沼田道路(一・七キロ)は両方向とも対象となる。

 通行料は草津沼田道路は無料とし、その他の路線は普通車や大型車など全車種で通常のほぼ半額に引き下げる。土日祝日を含め、終日割り引く山陽道のほかは、平日午前六時〜九時に限る。

 市内では朝の通勤時、国道2号西広島バイパス入り口交差点(西区)付近で中心部向きが激しく渋滞し、二〇〇〇年の市の調査では最大五・七キロに及んだ。高速1号と並行する県道広島中島線は平日午前七時から三十分間、バスの定時運行を確保するため、中心部へ向かうマイカーを通行禁止としている。

 同協議会は期間中、有料道路や沿線道路の交通量、渋滞状況を調べ、料金値下げを本格実施するかどうかの判断材料とする。市は本年度補正予算に、通行料金の差額補てん費など六千四百万円を計上している。うち半額を国が補助する。

161とはずがたり:2003/09/15(月) 17:53

本四連絡橋交通量値下げ関連
http://jbbs.shitaraba.com/study/bbs/read.cgi?BBS=2246&KEY=1038805069&START=118&END=120&NOFIRST=TRUE

162とはずがたり:2003/09/15(月) 18:23

>>78 東広島呉道路 JHの引き受け拒否で無料化

>>113 トヨタ 愛環線利用促進 パークアンドライド

>>79 >>122 広島呉道路 料金値下げ 実験(2ヶ月)

>>102 山陰道出雲以西 地元負担を伴う国直轄方式で建設 通行量は無料

>>103 北陸道・金沢東−美川IC間 料金割引実験(2週間)

>>138 >>140 岡山総社―岡山IC間 通行量半額化実験(1ヶ月)

>>143 国一4バイパス(藤枝,掛川,磐田,浜名湖),豊川橋 無料化

>>143 湖西道路無料化

>>148 中条インターチェンジ(IC)―新潟西IC間 ETC搭載車料金半額(5ヶ月)

>>160 山陽道(廿日市IC→広島間),広島都市高速,草津沼田道路(2ヶ月)

>>161 本四連絡橋関係

163とはずがたり:2003/09/16(火) 00:23
アクアラインって鉄道併設だったん?
http://www.jhnet.go.jp/aqua-line/alesund/alesund05.html

164とはずがたり:2003/09/17(水) 17:25
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030917-00000129-kyodo-pol
国交省が19地域選定 有料道の料金引き下げ実験

 国土交通省は17日、有料道路の通行料金を引き下げて、利用台数や周辺道路の渋滞緩和にどれぐらい効果があるのかを探る社会実験の対象に、富山県の北陸自動車道滑川−朝日両インターチェンジ間など19地域(第1回公募分)を選んだ。
 滑川−朝日では、朝の通勤時間帯の渋滞を緩和するため、11月中の3週間、普通車や軽自動車をほぼ半額にする。
 北海道の道東自動車道では、冬季の利用促進のために期間内なら何度でも通れる5000円前後のパスポートを導入することを道などが検討中。阪神高速5号湾岸線でも兵庫県、阪神高速道路公団などが引き下げ額や期間などを調整している。
 19地域のうち、長野県の白馬長野有料道路など4地域で既に実験を開始。国交省では10月15日まで、同様の実験の第2回公募を受け付けている。(共同通信)
[9月17日17時19分更新]

165荷主研究者:2003/09/17(水) 23:48

http://www.chunichi.co.jp/00/gif/20030911/lcl_____gif_____009.shtml
2003.09.11 中日新聞 岐阜
「犀川大橋」が12日開通 墨俣町−瑞穂市間のバイパス

 墨俣町と瑞穂市を結ぶ犀川に架かる、「犀川大橋」が十二日開通する。当日は渡り初めが行われ、歩行者天国として一般開放される。

 犀川大橋は、県が整備を進める主要地方道北方多度線バイパスの一部。同線は、本巣郡北方町から西濃地域を縦断し、三重県多度町との間を結ぶ。瑞穂市朝日大学前から墨俣町墨俣を結ぶ二・五キロのバイパス工事のうち、犀川大橋を含む一部八百八十八メートルが完成した。

 犀川大橋は、長さ四百十五メートルで二車線(幅は十三メートル)、両側に歩道がついている。十二日午前九時半から、橋北側の瑞穂市祖父江で開通式典がある。

 歩行者天国になる一般開放は十一時から午後二時まで。十一時半からは、橋の中央部分で焼きそばやかき氷などを売るバザーも開かれる。車や人が通行できるようになるのは同日午後四時から。

 大橋開通により、墨俣町と瑞穂市間の移動時間が短縮され、墨俣町からJR穂積駅や国道二十一号線へのアクセスが便利になる。

 (長田 真由美)

166荷主研究者:2003/09/17(水) 23:50

http://www.chunichi.co.jp/00/gif/20030913/lcl_____gif_____005.shtml
2003.09.13 中日新聞 岐阜
犀川大橋、供用開始 穂積駅の利用者増で混雑に拍車か?

 瑞穂市と墨俣町を結ぶ犀川大橋が十二日、供用開始になった。交流機会が増し、同町をはじめ安八郡方面からの国道21号などへの利便性が向上する一方、交通の新たな課題も浮上することになりそうだ。 (鈴木 学)

 橋の完成で、県道北方多度線は全線の整備まで約一・四キロを残すのみとなった。今後、安八郡方面からの流入の増加が予想される中で、特に課題となりそうなのが瑞穂市のJR穂積駅だ。

 同駅の一日の乗降客は約二万人。今でも激しい朝晩の混雑が深刻化する可能性は大きい。駅、駅前の広場などの拡張は困難で、駐車場の問題もある。

 そこで浮上するのが、今までにもあった新駅の構想。新たな駅ができることは市のイメージにはプラスだが、松野幸信市長は「軽々に申し上げられない」と慎重だ。

 現在の駅前商店街への配慮に加え、巨額の費用がかかる公共事業への厳しい批判もある。松野市長は穂積−大垣駅間の新駅は「無理な話ではないと思う」とするが、一度失敗すれば、再度の計画が立てにくくなることも慎重になる要因のようだ。

 北方多度線の整備完了は二〇〇五年七月ごろの見通し。全線開通すれば、より流入の増加が予想されるだけに、新駅も含めた対応について、市は「先取りして考えないと」とするが、今のところ検討には入っていない。検討が本格化するのは、「実態が見えてきてからだろう」としている。

167荷主研究者:2003/09/18(木) 00:41

http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2002oct/18/W20021018MWE1S100000122.html
Kyoto Shimbun 2002.10.18 News

 南大津大橋、20日開通 大津と宇治田原結ぶ幹線道に

 大津市大石曽束町の瀬田川にかかる「南大津大橋」ができ、同橋から南に延びる市道一・九キロと合わせて、二十日に開通する。すでに使用されている部分も含め、延長四・四キロの同市道は全面開通し、市南部と京都府宇治田原町方面を結ぶ幹線道となる。将来的には京滋バイパスと建設予定の第二名神高速道路をつなぐ道路として期待される。

 市道の総工費は約六十八億二千三百万。大津市が一九九一年に着工した。

 南大津大橋は全長約百二十二メートル、幅十三メートル。京滋バイパス南郷インターチェンジ(IC)から五百メートルのところにある。市道の南端は第二名神の宇治田原ICの建設予定地まで約六キロ。大津市道路建設課によると、将来、両IC間(約十キロ)は十五−二十分で結ばれるという。

 二十日朝に橋と市道の開通式があり、一般車両は午後三時ごろから通れるという。

168荷主研究者:2003/09/18(木) 00:58

http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2002nov/13/W20021113MWA2K000000013.html
Kyoto Shimbun 2002.11.13 News
 全線複線化 06年度以降にずれ込み確実 山陰線・京都−園部

 京都府やJR西日本などが計画しているJR山陰線・京都−園部間の全線複線化事業に関し、府が2001年度に予算化した1億円の調査・設計費が使われていなかったことが、12日の府議会決算特別委員会で明らかになった。総事業費の負担割合などをめぐり、京都市との調整が長引いているためで、05年度の予定だった完成時期が06年度以降にずれ込むことが確実になった。

 山陰線の京都−園部間(34・2キロ)で、単線区間は京都−二条間(4・2キロ)、花園−嵯峨嵐山間(3・4キロ)、馬堀−園部間(16・1キロ)の三区間。総事業費約270億円で、この区間の複線化が計画されている。

 事業費の負担割合について、JR西日本と府、京都市など沿線市町が協議する一方、府は01年度当初予算に調査・設計費1億円を計上。同年度内に着工し、05年度の完成を目指してきた。

 この日の決算特別委で、議員から「JR山陰線複線化予算が不執行になった。沿線市町では早期実現を求めている」などとただした。

 これに対し、中村彰企画環境部長は「京都市と負担割合の協議中で、まだ調整がついていない。京都市も財政が厳しい現状だが、話し合いを進め、早急に調整したい」と答えた。

 京都市内では複線化のほかに、立体交差化事業なども計画されており、この負担割合をめぐり、府と京都市との調整が続いている。

169荷主研究者:2003/09/18(木) 01:14

http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2002nov/30/W20021130MWE1K100000073.html
Kyoto Shimbun 2002.11.30 News
油小路通、12日から開通 伏見の外環状線までつながる

 京都市が伏見区竹田で建設している都市計画道路・油小路通で、鴨川に架かる「京都南大橋」を含む区間が12月12日から、二車線で開通する。来年度には四車線で全面開通の予定だが、今回の部分開通で油小路通は九条通(南区)から外環状線(伏見区)までがつながり、市南部の幹線道路となる。

 部分開通するのは、府道中山稲荷線から名神高速道路付近にかけての862メートル。鴨川に架かる京都南大橋が区間の大半を占め、南北両岸で油小路通と結ぶ。12日午後2時から通行開始となる。

 周辺の土地区画整理事業の遅れで橋の一部工事が未着手のため、二車線での通行となる。四車線での開通は2003年度中の予定で、道幅は50メートル。総工費(四車線分)は48億円を見込む。この油小路通の中央分離帯部分には今後、国が京都高速道路油小路線を建設する予定。

170荷主研究者:2003/09/18(木) 22:57

http://kumanichi.com/news/local/main/200309/20030918000365.htm
2003年9月18日 19:09 熊本日日新聞
子飼橋 渋滞解消で4車線化へ、11年度の完成目指す

 熊本市は、交通渋滞が激しい子飼橋を架け替え、現在の二車線を四車線化する工事に乗り出す。すでに予備設計を業者に委託、都市計画の変更を経て早ければ二〇〇五(平成十七)年度に着工する。橋周辺の二車線部分の四車線化工事も含め、総事業費は約六十億円。一一年度の完成を目指す。

 拡幅するのは、子飼橋(橋長百三十六メートル、幅員十二メートル、両側歩道)と、橋から大江側の二百六十メートル、子飼側の九十メートル。子飼橋は五七年の建築で老朽化も進んでいるため、架け替えに踏み切った。

 子飼交差点付近の予備設計を、コンサルタント会社に委託。費用は、本年度六月補正予算に二千五百万円を計上している。予備設計は本年度中に終了。用地買収も必要なため、周辺住民に対する説明会も随時開催する。来年度には県の審議会に都市計画の変更を申請し、〇五年度にも用地測量など事業に着手する予定。

 大江変電所前交差点から子飼橋を通り、上熊本弓削線(旧国道57号)に接続する都市計画道路・子飼新大江線(全長千八百七十メートル)は、大半が四車線だが、子飼橋周辺は二車線で狭くなっている。県、市が本年度まとめた「熊本都市圏都市交通アクションプログラム」でも渋滞多発個所に挙げていた。

 市街路課は「大規模な事業になるので、住民の協力が不可欠。理解を得られるよう計画を進めていきたい」と話している。

171荷主研究者:2003/09/20(土) 23:48

http://www.kahoku.co.jp/news/2003/09/20030919t11031.htm
2003年09月18日木曜日 河北新報
仙台市地下鉄東西線 国交省が事業許可

 仙台市が国に事業許可を申請していた地下鉄東西線整備事業で、国土交通省は18日、鉄道事業法に基づき市に第一種鉄道事業を許可した。許可取得で東西線整備事業は正式にスタートを切ることになり、南北線(泉中央―富沢、14.8キロ)に続き2路線目となる地下鉄の早期開業に向け、市の取り組みが今後、本格化する。

 国土交通省で同日午後、丸山博鉄道局長から許可状を受けとった藤井黎仙台市長は「許可をいただきほっとしている。1日も早い開業に向けて努力するとともに、車社会からの脱却を含めた総合的な交通施策としての重要性を市民に訴えていきたい」と語った。

 市が申請した事業基本計画などによると、東西線の整備区間は太白区八木山―若林区荒井の13.9キロ(建設は14.4キロ)。「動物公園」(仮称)から「荒井」(同)までの13駅を設置する。総事業費は2735億円で、2015年度の開業を目指している。事業主体は市交通局。

 機種は、回転モーターを使用している南北線と異なり、板状のモーターを利用して磁気の力で駆動させるリニアモーター方式。開業当初は4両編成で運行し、初乗り運賃は220円と設定している。

 東西線の需要予測について、市は6月9日の申請時点で1日当たりの利用者を約12万9600人としていた。その後、市が需要予測の根拠とした将来人口推計の見直しを国に求められたため、約1割減の1日当たり約11万8700人の需要に下方修正する追加申請を8月27日に行った。

 損益収支は、単年度黒字化が開業9年目、累積黒字化が20年目、東西線と南北線を合わせた損益収支の累積黒字化も、開業20年目の34年度を見込んでいる。

 市交通局は来年度をめどに本体着工のための工事施行認可を国に申請し、08年度までの本格着工を目指す方針。
 全国の公営地下鉄事業で新規路線が事業許可されたのは、01年5月の川崎市営地下鉄(本年度中の着工を延期)以来。全国で36番目の路線となる。

172荷主研究者:2003/09/21(日) 00:39
>>143

http://www.shizushin.com/area21/area21_2003091803.html
【2003年09月18日(木)】静岡新聞
県内4バイパス ”無料”5時間延長−11月4日から来年1月30日まで

 県内の国道1号有料四バイパス(藤枝、掛川、磐田、浜名)の無料時間帯を延長する社会実験が十七日、国土交通省の選定を受けた。十一月四日から来年一月三十日まで、四バイパスの無料時間が朝晩で計五時間延長されることになった。

 四バイパスを無料開放した場合の交通量などの影響を検証することを狙いに、国と県、市町村、関係団体で構成する社会実験協議会(委員長・森川高行名古屋大教授)が七月、同省に実験案を申請していた。

 四バイパスは現在、午後十時から午前六時までの計八時間を無料化している。社会実験ではこの時間帯をさらに、午後八時から十時の二時間と、午前六時から九時の三時間の計五時間延長する。実験前と実施期間中、実験後の四回にわたり、バイパスと周辺の一般道の約三十カ所で交通量や騒音、事故件数などを調査し、影響を調べる。

173荷主研究者:2003/09/21(日) 12:16
>>171

http://www.kahoku.co.jp/news/2003/09/20030919t11033.htm
2003年09月18日木曜日 河北新報
地下鉄東西線 計画の沿線13駅で青写真づくり本格化

 仙台市地下鉄東西線には西の起点駅となる「動物公園」から、東の起点駅の「荒井」まで13の駅(駅名は仮称)ができる。事業許可を受けて市は今後、各駅周辺での駅前広場や関連道路の整備などに向け青写真づくりを本格化させる。

 「動物公園」は八木山地区のほか太白、ひより台など南西部の住宅地も利用エリアに入るとみられ、市はパーク・アンド・ライド用駐車場の整備などを駅周辺で計画している。

 「国際センター」と「西公園」の間の広瀬川には橋が建設される計画。「薬師堂」では、駅前広場の建設予定地である若林区木ノ下地区の住民が立ち退きに難色を示しており、市との話し合いが焦点となる。

 「卸町」周辺では民間活力を導入して新しい街づくりを進める構想があり、市は既に卸町地区の一部で土地利用規制を緩和し、劇場や映画館の建設も認める方針を決めている。「荒井」は荒浜地区などへのバス路線の結節点。駅前広場やパーク・アンド・ライド用駐車場の整備などが計画されている。

174とはずがたり:2003/09/21(日) 16:23
三鷹以遠の工事は複々線化ではなく高架化で,線増は地下化でやるのね。

http://www.asahi.com/national/update/0921/009.html
JR中央線、「空前」の工事運休 27日夜〜28日朝

 JR中央線が27日夜から28日朝にかけて、高架化工事に伴って東京・三鷹―国分寺間を中心に大幅運休する。多摩地区と都心を結ぶ大動脈だけに、土日曜とはいえ、約20万人の足に影響する。100年を超える歴史の中で「最大級の運休」(JR東日本)。バス100台を投入するなど大規模な振り替え輸送作戦を展開するが、不安は消えない。

 ■終電早まる

 工事は三鷹―国分寺間の上り線を、線路わきの仮線に切り替える作業。大規模な運休になるのは「初めて使う仮線の安全点検を入念にする」(JR関係者)からだという。

 27日午後4時過ぎ、工事が始まる。その後、武蔵小金井―立川間で半分以下に減るなど本数は大幅に少なくなる。

 午後6時、三鷹―国分寺間は、ふだんの4分間隔から50分間隔になり、単線での折り返し運転になる。午後10時40分以降は終電まで運転中止だ。

 このため、東京駅から中央線で国分寺までたどり着くには、午後9時49分発の三鷹行きが最終となる。

 28日は、三鷹―立川間が始発から午前6時まで運転中止。再開後も減速運転のため本数が減り、平常ダイヤに戻るのは午前8時半ごろの予定だ。この間、山梨方面への特急は八王子、立川が発着となる。

 JR八王子支社が管轄する吉祥寺以西の中央線は、通常だと1日平均約95万人が利用する大動脈だ。運休の穴を、どう補うのか。

 同支社は、周辺のバス会社に委託して代行バスを走らせる計画だ。27日は三鷹―国分寺間、28日は三鷹―立川間で約100台ずつを投入、ピーク時は約1分間隔で運行する。のべ約500人の社員が誘導に当たる。

 このほか中央線の周辺を走る私鉄、バス各社にも協力を要請。特に振り替えが集中しそうな京王線は増発する予定だ。

 ■文化祭順延

 昭島市の私立啓明学園は26、27日に予定していた中高校の文化祭の日程を4日後にずらした。最寄りの青梅線拝島駅を利用する生徒らが「中央線運休の混乱に巻き込まれるのを避けるため」(学校関係者)だという。

 立川市内のホテルは「27日夕方、土曜日の結婚式の披露宴が終わるころに工事が始まる。都心方面に帰る人には、早めに電車に乗るよう呼びかける」と気を使う。

 乗り換え客が駅頭にあふれないか、道路の渋滞は……。JRのある幹部は、不安を隠さない。

 電車1本に詰め込まれる人数は混雑時でざっと1400人。電車1本でバス20台分に相当する。京王線などへの振り替えがあるものの「一度に吐き出されるあの人数を、バスで本当にさばききれるのか」。

 JR関係者は言う。

 「万全の態勢を敷いて本番に臨みますが、不測の事態が起きないと断言はできません。この日ばかりは、どうしても必要な方以外のご利用は避けていただければ……」

 <中央線の高架化> 交通渋滞を緩和し、安全性を向上させる目的で、東京都の事業として三鷹―立川間の約13キロのうち約9キロを高架化する。総工費1720億円で10年度完成をめざす。将来は地下に線路を増設して複々線化する計画だが、JRの経費負担のめどが立たず、実施時期は決まっていない。 (09/21 11:03)

175とはずがたり:2003/09/23(火) 17:00
>>162 >>172 追加

http://jbbs.shitaraba.com/study/bbs/read.cgi?BBS=2246&KEY=1038805069&START=95&END=95&NOFIRST=TRUE
有料道の値下げ実験で参加自治体を公募

http://jbbs.shitaraba.com/study/bbs/read.cgi?BBS=2246&KEY=1038805069&START=118&END=120&NOFIRST=TRUE
本四道路料金1割値下げ 1年間の暫定でスタート
本四連絡道路の通行料、特別料金から1割再値下げ
本四連絡道路通行料値下げ、フェリー事業者に脅威

176荷主研究者:2003/09/27(土) 02:28

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn03092202.html
江津道路14・5キロが開通 江津―広島、15分短縮 '03/9/22 中国新聞

 山陰自動車道の一部となる江津道路が二十一日、開通した。浜田自動車道に連結し、浜田市後野町の浜田ジャンクション(JCT)から江津市嘉久志町の江津インターチェンジ(IC)までの一四・五キロ。広島市―江津市間は十五分短縮され、一時間二十五分で結ばれる。

 江津道路は国道9号と並行して走る高速道路。途中に浜田東と江津西の二つのICを設けている。浜田―江津間の通行料は普通車五百五十円。従来の三十分が十五分に短縮される。広島―江津間は三千五十円。

 建設省(現国土交通省)が一九八九年に着工した。引き継いだ道路公団分を含め総事業費は六百億円。一日の予測交通量は三千台。

 浜田JCT近くでセレモニーがあり、国交省の佐藤信秋道路局長らがテープカット。地元代表らがくす玉を割って完成を祝った。この後、参加者約六百人が約百台の車を連ねて記念パレードし、江津市総合市民センターで記念式典をした。

 ▽山陰道全通へ第一歩

 山陰自動車道の一部となる江津道路開通を祝う式典が二十一日、浜田市の浜田ジャンクション(JTC)と江津市総合市民センターであった。江津市では初の高速道路。浜田市関係者にとっては「山陰道全通の第一歩」となり、会場は祝賀ムードがあふれた。

 浜田JCTでは県内の国道9号沿線の首長や地元住民ら約六百人が出席。青空の下で行われたテープカットの後、記念パレードでバスなどの車に分乗し、真新しい道路を見学した。

 引き続き江津市総合市民センターに会場を移動。中国地方整備局の小林正典局長と日本道路公団中国支社の大下卓夫支社長が「渋滞していた国道9号の通行が円滑になり、観光や文化、経済の振興にもなる」などと、それぞれあいさつ。「活力ある島根を実現するために、一日も早い山陰道全線開通を訴えていく」と誓った澄田信義知事の言葉に、出席者は期待を込めた拍手を送った。

 江津市の田中増次市長は「十五年もかかったが、市民とともに喜んでいる」と感慨深そう。「造ることが目的ではない。いかに活用して町を活性化させるかに努めたい」と今後の課題にも言及した。

 浜田市の宇津徹男市長は「浜田道を使う広島からの利用者が増えるだろう」と歓迎し、「県内の日本海側沿線が早く高速道路でつながるよう念願している」と話した。

177荷主研究者:2003/09/27(土) 02:31

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn03092705.html
高規格道の整備区間に3区12キロ 中国地方 '03/9/27 中国新聞

 国土交通省は二十六日、高速道路に準じた地域高規格道路の調査区間のうち、中国地方の三区間の計十二キロを含む十一区間の計六十二キロを、着工に向け設計などに入る整備区間に指定した。

 中国地方で整備区間に格上げされたのは、山陽自動車道と中国自動車道を結ぶ「東広島高田道路」(約四十キロ)のうち、山陽道側の起点となる東広島市高屋町溝口―同町郷間二キロ▽広島県東部の福山本郷道路(約三十キロ)のうち、尾道市福地町―三原市糸崎町間五キロ▽島根県東部の境港出雲道路(約七十キロ)のうち、松江市下東川津町―同市東津田町間(松江第五大橋道路)五キロ。

 地域高規格道路の整備は、用地買収や工事が始まる事業着手までに大きく分けて四段階の手続きがあり、候補路線、計画路線、調査区間の各指定を経て、最終的な整備区間指定に進む。今回の三区間はいずれも一九九八年に調査区間の指定を受けていた。

 同省はこの日、本年度予算のうち、具体的な個所づけが決まっていなかった千十八億九千五百万円の配分も発表した。このうち中国地方整備局関係分は、三十三億九百万円。今回、新たに指定された三区間の調査・設計費として計二億五千万円が盛り込まれたが、着工、完成時期は未定。

 このほか、土地区画整理事業が進む段原東部地区(広島市南区)へのアクセス道となる比治山東雲線の街路事業費に一億七千六百万円、岡山国体(二〇〇五年)秋季大会の主会場になる岡山県総合運動公園(岡山市)周辺の自転車・歩行車道整備などのバリアフリー化事業費に三億千四百万円も配分された。

178荷主研究者:2003/09/28(日) 03:40
■ 連載・改革への指針 揺らぐ公共王国   新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/kokyo/kokyoindex.html

2003年5月訪問の新潟調査
>新潟港付近の国道113の立派で全く中途半端な高架橋に激怒。
その中途半端な理由が以下。

http://www.niigata-nippo.co.jp/kokyo/kokyo-0412.html
<2>幻の橋
市長交代で 有料案お流れ  

 「ジャンプ台」。新潟市の信濃川右岸河口部を走る国道113号、通称東港線バイパスの高架を関係者はこう呼ぶ。バイパス中央の車線が途切れたままで放置され、スキーのジャンプ台のようだからだ。計画が順調に進んでいれば、その先は万代橋下流の有料橋「みなと大橋」に続くはずだったが、幻に終わった。不自然な形の高架は、約30年前の計画の名残といえる。

 「みなと大橋」―新潟みなとトンネルと柳都大橋を合わせたような橋は、2本の〝橋〟の前史にあった万代橋下流の巨大プロジェクトだ。1965年の市民大会で架橋建設促進が決議され、74年秋にようやく構想発表、75年4月の新潟市長選までは建設が確実視されていた。
 「昭和50年度は基本設計の調査を継続し、国、県との調整を図りながら都市計画決定したい」「建設は県にお願いすることになろうかと思う」。当時の渡辺浩太郎市長は75年の3月市議会で答弁している。ところが、翌月の市長選で渡辺氏が敗れ、情勢は急変した。

  ■   ■

 保守系の渡辺氏に代わって市長の座に就いたのは、革新系の川上喜八郎氏。川上氏は選挙戦から渡り賃が必要な有料橋に異論を唱え、「市民がげたばきで渡れる無料の生活橋」を主張していた。
 「川上市長が当選してすぐ、計画を白紙に戻すことが決まった」「夏前に、県と市の間でやり取りされた文書を見た記憶がある」。県や旧建設省OBは語る。川上市長が正式断念を表明するのは同年12月市議会。「有料橋には強い疑問を持たざるを得ず、在来案による有料のみなと大橋建設は断念したい」と説明した。

 新潟市のベテラン市議によると、川上市長の当選後、みなと大橋構想断念について議会側から目立った抵抗はなかったという。「保守系市議の中には渡辺さんへの反発があり、それも落選の理由だった。みなと大橋にもこうした問題の影響はあっただろうね」と解説する。

  ■   ■

 みなと大橋は有料橋として計画された。だが、県関係者の1人は「あのころは表に出せなかった」と断りながら「構想が出たときはまだ、橋の部分が国道になるか県道になるか読めなかった。有料橋として準備を始めて、用地買収に入ってから国道にしてもらえば無料にできるだろうと考えていた」と明かす。

 「国道昇格を決めるのは角さん」―田中角栄元首相という実力者が本県公共事業のバックにいたことが、作戦遂行の自信になっていた。
 結果的に、みなと大橋構想は実現寸前でお蔵入りとなった。代わって、信濃川河口部では2本の〝橋〟が産声を上げる。この関係者は今でも悔しそうにいう。試算では、みなと大橋の事業費は約300億円。「今の時代を考えると、それだけの費用で下流橋ができたことは大きかったと思いますよ」

179とはずがたり:2003/09/28(日) 13:59

http://www.sankei.co.jp/edit/kenban/fukushima/index.html
値下げ実験で効果
2有料道路の通行量3割増

 有料道路の利用促進と観光地周辺道路の混雑緩和の“一石二鳥”をねらった磐梯山ゴールドラインと磐梯吾妻レークラインの通行料値下げ実験が効果を挙げていることが県のまとめた速報値で分かった。普通車の通行料を一律五百円に値下げした両ラインの十三−二十五日の通行量は前年同期のほぼ三割増し。ドライバーアンケートでも値下げで一般道から両ラインに切り換えたという答えも散見できたという。

 速報値によると、十三−二十五日の通行量はゴールドラインが八千三百四十五台で前年同期の六千六百八十七台を24・8%、レークラインが八千六百二十三台で前年同期の六千四百八十九台を33・3%それぞれ上回り、両ラインの合計も一万六千九百六十八台で前年同期の一万三千二百五十六台から29%増えた。

 普通車の通行料金をゴールドラインで七百三十円から五百円、レークラインで九百三十円から五百円と大幅に値下げしたのが功を奏し、値下げ幅に比例するように通行量も増えた格好だ。値下げの知名度不足と天候不順に気をもんでいた担当者も「増えてよかった」と胸をなで下ろした。

 ただ、実験の大きなねらいの一つだった一般道の混雑緩和効果については、二十一日に現地調査したが、台風接近に伴う雨で車の通行量そのものが少なく、参考にならない結果に終わった。県は二十七、二十八日にも予定している現地調査の結果を待って混雑緩和効果を判断する予定。

 実験期間は三十日まで。これだけ安い通行料で両ラインを走れるチャンスはめったになく、県は「この機会にぜひドライブを楽しんで下さい」と利用を呼びかけている。

180とはずがたり:2003/09/28(日) 14:01
>>178
よく見つけてきた!いい子いい子してやる。

181とはずがたり:2003/09/28(日) 14:02
【神林方式】

http://www.niigata-nippo.co.jp/kokyo/kokyo-0305.html
第3部 かすむ法線 高速道延伸 瀬戸際の県北

 <1>神林方式             ・

つまずく前提 ツケは地元に   

 県北の春はもうすぐ。雪が解け始めた田んぼのところどころに、「日本道路公団」と書かれた紅白のポールが姿を見せる。
 山に囲まれ、三面川と支流に抱かれた村上市山辺里(さべり)地区。市の北端に位置する、この肥よくな田園地帯を縦断する格好で、日本海沿岸東北自動車道(日沿道)村上インターチェンジ(IC)―朝日IC間の法線が通る。建設予定地の中心をつなぐポール打たれたのは、3年前の夏だった。
 水田の区画整理が進む同地区では、雪解けを待ちかねたように、重機がうなりを上げて泥をかき出し、水路を掘っている。
 帯状に残された日沿道予定地を眺めて、近くに住む農業近藤弥太郎さん(60)=同市四日市=はため息をついた。「国は痛みだ、改革だというが、日沿道建設が止まってしまったら田んぼの工事費はだれが払うのか」

  ■   ■

 農地関係者が「神林方式」と呼ぶ手法がある。  ほ場整備事業で、すべての農家が約6%ずつ農地を手放す形で土地を集め、道路などの公共用地として国や自治体が買い取る。その買収費で整備費の2割前後となる農家負担金を賄う方法で、岩船神林村で考案されたことから名がついた。
 山辺里地区のほ場整備も、日沿道延伸を当て込み神林方式で進められた。しかし、ここにきて村上―朝日間の建設手続きが滞ってしまった。道路公団は昨年初めにも、地元関係者が計画の細部を詰める設計協議を開くはずだった。1年たっても開催のめどは立たない。
 地区内の日沿道用地は約5ヘクタール。買収費は5億円と見込まれるが、売れなければ、地元にツケが回されかねない。
 四日市区長の近藤さんは「県や市から農家負担はないから、と説明されて皆で合意した。今さら農家に払えといっても無理。買収見通しが立たなければ行政に一時立て替えてもらうしかない」と危機感を募らせる。
 だが、当の行政側も財政は非常に厳しい。「国、県の支援がなければとても負担できない」と若林久徳市長。今後の進捗(しんちょく)次第では、5億円もの負担が地元にのしかかることになる。

  ■   ■

 農家は一銭も払わず水田を広くでき、行政は公共用地をまとめて取得でき、道路公団は個別買収の手間がなくなる―。神林方式はだれにとってもいいことずくめに思われたが、その前提には「一度始まった公共事業は止まらない」という〝不倒神話〟があった。
 「減反やコメ価格下落で苦しい中、ほ場整備で作業が楽になり、年寄りも農業を続けられると喜んでいたのに…」。近藤さんは頭を抱える。
 山辺里地区のほ場整備は2004年に終える見込み。地元の不安をしり目に、幅約60メートルの日沿道用地を残して工事が着々と進められている。

  ■   ■

 政府の道路公団改革で、建設中の高速道計画も見直しが避けられない情勢となっている。県内では最後の高速道となる日沿道も、新潟空港―中条間は本年度中の開通が見込まれるが、中条以北は予定通り建設できるかは不透明だ。朝日ICまでの施工命令が出てから3年余。地元の「悲願」に黄信号がともり、動揺が広がる。第3部「かすむ法線」は、村上、岩船地域から日沿道計画を見つめたい。

182とはずがたり:2003/09/28(日) 14:03
http://www.niigata-nippo.co.jp/kokyo/kokyo-0306.html

 <2>募る不信             ・

<揺らぐ公共王国 INDEXへ戻る>
開通見込んだ計画も進まず   

 2月25日、村上市の日本道路公団村上工事事務所に、3通の契約書が届けられた。
 書面にはいずれも県村上農地事務所と荒川沿岸土改の印鑑が押されていた。公団も含め3者で1通ずつ保管する。これで岩船神林村内の日本海沿岸東北自動車道(日沿道)用地の買収が正式に決まった。

 売れた用地は「神林方式」で集められた九・二ヘクタール、約8億円分。荒川―村上間は村上インターチェンジ(IC)部分を除いてほとんどの用地買収が終わった。「一時はどうなることかと思ったが、いやーよかったさ。これでひと安心だ」。全国に広がった「神林方式」の発案者・佐藤末吉村長は胸をなで下ろす。
 ただ土地は売れたものの、中条―朝日間は整備計画通りに着工できるか、予断を許さない状況は続く。「村は土地が売れて当面安心だが、岩船全体ではそうはいかねえさ。建設の遅れは避けられないかもしれないしな」。村長は顔を曇らせた。

  ■   ■

 建設大臣(当時)が中条―朝日間の日沿道建設に施工命令を出したのは1998年。命令から約10年で開通するのが過去の通例だったため、沿線市町村は08年までの開通を見込んで、地域計画を立ててきた。

 村上市は同ICへのアクセス道建設を計画した。02年度には用地買収に入る予定だったが、肝心の日沿道本体の手続きが進まないために着手できない。市が計画を説明しても、地権者が「本当に日沿道は来るのか」と半信半疑で、話が進まないという。
 岩船荒川町では、山形県へ抜ける国道113号バイパスが、日沿道荒川ICを起点に計画されている。日沿道のアクセス道も兼ねているため、01年度から用地買収に着手した。

 「国土交通省は日沿道開通時期に左右されないと言っている。そう信じたいが、日沿道が大幅に遅れたら、どうしたって影響はありますよ」。町の幹部は不安を漏らした。

  ■   ■

 村上市、岩船郡は合併任意協議会を4月に発足させるが、合併すれば面積では全国最大の市が誕生する。現在では端から端まで車で2時間以上かかることから、時間距離を縮めるためにも日沿道が必要だという。

 「国がやれやれというから私たちは合併を考えている。国はせめて大動脈の道路ぐらい整備すべきではないか」と、関川村の平田大6村長は日沿道建設を合併条件のひとつに考える。
 村上市の若林久徳市長も同様だ。「合併も都市計画も工場誘致もすべて日沿道が来るという約束の下で進めてきた。日沿道をやめるようなことがあれば、農政と同じように国がまた地方をだますことになる」。国への不信といら立ちは募る一方だ。

183とはずがたり:2003/09/28(日) 14:06
http://www.niigata-nippo.co.jp/kokyo/kokyo-0307.html
<3>南北格差             ・
署名突破口に〝悲願〟実現   

 「県民の6割以上が高速道整備に満足している。『不満』は約1割」。県が昨年行った交通世論調査の結果が、村上、岩船地域に衝撃を与えた。
 「新潟市から南側は高速道があるからだ。自分のところまできていれば、あとはいらないというのか」。村上商工会議所の近藤昭平会頭(73)は1月、調査結果を見たときの失望が忘れられない。「東京とかの人に言われるならまだしも、県内でもそうした声が多いなんて」。県内の〝南北格差〟を目の当たりにさせられた思いがした。
 折しも、日本海沿岸東北自動車道(日沿道)延伸に不安を抱く同会議所が事務局となって、早期建設を求める署名運動に取り組み始めたばかりだった。

  ■   ■

 4万8706人。村上市と岩船郡六町村の商工会や青年会議所(JC)、農協などがつくる「のばせ高速道路の会」が1月中に集めた署名は、目標の3万人を大きく上回り、岩船地区住民の約6割に上った。
 署名集めの期間はわずか1カ月。「雪の時期で回覧板を回しただけの町内も多かったのに、これほど関心が高いとは…」。近藤会頭は目を見張った。
 同会は当初、署名簿を2月上旬に小泉純一郎首相や関係大臣に渡す予定だったが、遅れている。国会が田中前外相更迭問題などで揺れていたこともあるが、会内部に「タイミング次第で『抵抗勢力』『地域エゴ』と取り扱われかねない」との懸念もあったためだ。

  ■   ■

 本県から青森までの日沿道沿線にある20のJCは、地域連携の取り組みを続けてきた。沿線を「日本海夕陽(ゆうひ)ライン」と名付けて1988年から毎年、高速道と地域づくりなどをテーマに、持ち回りでシンポジウムを行っている。
 今年は道路公団改革というかつてない逆風下。いわふねJCが幹事役となり、岩船神林村で7━にシンポを開く。昨年までは秋の開催だったが、時期を前倒しした。日沿道推進の機運を少しでも早く高めたい、との思いからだ。
 同JCの田村崇行理事長(33)は「地域振興はもちろん、日本海側の国土軸形成、対岸貿易拡充への貢献など、国益を考えた日沿道の重要性も訴えていく」と語る。20JCの代表者が2月末に行ったシンポの打ち合わせで、各県のJCから「日沿道推進を前面に出そう」との意見が出た。「特に庄内地方の熱意が強い。沿線全体で連携して盛り上げたい」(田村理事長)。  集められた署名簿は約6500枚、7キロにもなった。小泉改革の中で、「地域エゴ」と切り捨てられずに、地元の実情をどう訴えていくのか。ずっしり重い署名簿には、高速網整備から取り残された県北地域の切実な願いが込められている。

184とはずがたり@すねかじり:2003/09/28(日) 14:07
「せめて業界の縮小傾向に歯止めをかけたい。…業者がどれだけ持ちこたえられるか」←ふざけんな。土建屋は国民からの施しで生きている乞食に過ぎないことをちゃんと認識せよ。ちゃんと自立して喰える仕事を見つけよ!

http://www.niigata-nippo.co.jp/kokyo/kokyo-0308.html
<4>青息吐息             ・

地元業者救う フロンティア   

 今年1月村上、岩船地区で行われた日本海沿岸東北自動車道(日沿道)早期建設を求める署名運動で、陰ながら力を発揮したのが建設業者だった。  村上市のある大手業者社長もその1人。「高速道誘致は土建屋のためではないか」―住民の冷ややかな声は耳に入っていた。しかし「世間でいわれるほどうまみはない。でもわれわれ1人ひとりがやらなければ、国は地方における高速道の意義を分かってくれない」と反論する。  昨年7月、日沿道中条インターチェンジ(IC)―荒川IC間で、胎内川にかかる橋など2カ所の基礎工事が始まった。トラックなどが通る作業用道路の造成工事だが、中条以北では初。岩船地域の建設業界には待ちに待った延伸、のはずだった。  しかし今、9カ月前とは状況が変わった。本線工事が順調に進むかは微妙な上、道路公団改革でコスト削減が盛んに叫ばれている。手放しで歓迎する地元業者は多くない。
  ■   ■

 道路公団が発注する工事は、地元業者には巨大なガリバーに映る。日沿道中条―朝日間30キロの事業費は1630億円。用地、関連施設などを含めて法線1キロ当たり50億円前後がつぎ込まれる。  道路公団北陸支社(新潟市)が明らかにしている契約実績によると、日沿道新潟空港―中条間で、沿線の業者が落札したのはICの管理棟、サービスエリアの休憩施設などが多い。ほぼ五キロ単位で発注され、1工区10億円前後に上る舗装工事など本線の大規模工事は、全国の大手クラスがつくる共同企業体がほとんど落札している。  「投資額は大きいが、うちが舗装や土盛りの本体工事に加われるかは分からない」。地元の大手業者は不安顔だ。岩船神林村の中堅業者社長、小池真澄さん(67)も「地元で日沿道の本体工事に食い込めるのは、大手1、2社だけだろう。おれんとこは付帯工事に潜り込めればいい方だよ」と冷静にみる。
  ■   ■

 公共事業が削減され、県内の建設投資額も右肩下がりとなる中、2000年に480社あった村上・岩船地域の建設業者は、ポツリポツリと歯が抜けるように減り始めた。  「不況で仕事がなくなり、赤字覚悟の価格のたたき合いで土建業者が倒れるケースも出ている」と小池さん。「せめて業界の縮小傾向に歯止めをかけたい。大きなもうけでなくても、仕事があればそれだけでありがたい」。地元中小業者は日沿道に合わせて国や自治体が行うアクセス道、都市整備などに望みをつなぐのが現状だ。  本県建設業界が「最後のフロンティア」と呼ぶ県北。「日沿道が来るころまでに、業者がどれだけ持ちこたえられるか」。業者は青息吐息の日々が続く。

185とはずがたり:2003/09/28(日) 14:11
  <5> 医療過疎    (2002年3月9日)
http://www.niigata-nippo.co.jp/kokyo/kokyo-0309.html

 救急対応1時間圏域―。
 救急救命センターに車で1時間以内に到着できる範囲を指す。北陸地方整備局のまとめでは、本県は人口の92%が圏域内に住んでいる。圏域の人口は約20万人。荒川町と神林村の一部を除く村上・岩船地域の大半と佐渡などが、圏域外に取り残されている形だ。
 「今のままじゃ新潟の救命センターまで二時間以上もかかり、患者は生死の危険を強いられる。ある種の医療過疎だ」と、山北町の大滝平正町長は、地元の不安を代弁する。

 2007年には新発田病院にも救急救命センターが開設される予定で、日沿道が山形県境まで延びれば、県北のほぼ全域が1時間圏域内に入ることができる。
 「県境に住んでいる私たちだけが高速交通の恩恵を受けられないのは、極めて不平等だ」と大滝町長。村上、岩船の市町村は日沿道推進の理由の一つに、産業振興以上に、医療面での必要性を常に訴え続けてきた。

 雲行きが怪しくなってきた、日沿道の県境までの延伸。「医療過疎からの脱却」という地域の叫びも、かき消されかねない情勢だ。

  <6> 頼みの綱    (2002年3月10日)
http://www.niigata-nippo.co.jp/kokyo/kokyo-0310.html
輸送時間詰め 市場拡大期待   

 体重800キロ。黒光りする巨体と大きな角がひときわ目立つ雄牛が、農協職員らに引かれて、荷台に押し込まれた。岩船荒川町金屋の牛舎。直前まで丹念にブラシをかけていた同所の遠山幸一さん(45)は、東京へ向かうトラックを見送りながら「あれだけ大きい牛を育てたのは初めて。高く売れてほしい」と思った。

 今月5日朝、東京・芝浦の食肉市場で開かれる品評会に出品するため、村上岩船地域周辺で手塩にかけて育てられた村上牛23頭が出荷された。遠山さんの自慢の牛もその中にいた。
 牛は東京に着くまでに、20キロ以上も体重が落ちるのだという。「輸送中のストレスで肉の色が黒ずんだり、夏場は暑さで死んでしまう牛も出るんです」と遠山さん。一頭当たり40万円から150万円と、3―4倍もの価格差が出るだけに神経を使うと話す。
 「少しでも輸送時間を短くしたい」と願う、畜産業者にとっては、日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の延伸は、農家経営に直結する切実な問題だ。

  ■   ■

 村上市郊外の山腹に11社の工場が集まる工業団地。進出企業の中には、日沿道に熱い視線を送るメーカーもある。
 米ボーイング社の飛行機に載せる厨房(ちゅうぼう)やトイレを製造する、団地最大の企業「新潟ジャムコ」。常務の筒井義夫さん(64)は「飛行機を製造する業界は製品の納期に非常に厳しい。緊急に東京と部品をやりとりするときに、日沿道は頼りになる」と強調する。
 また「日沿道ができれば、県内の関連業界とも近くなる。三条の金属加工業者に、急ぎの部品製造を頼めるようになるかもしれない」と、県内の地場産業との結びつきにも注目している。

  ■   ■

 同市や荒川町では、ユリやチューリップなどの切り花生産も盛んだ。広く首都圏や近畿圏に出荷しているが、時折、輸送に時間がかかりすぎて「つぼみで届くはずなのに、もう花が開いちゃっている」といったクレームが農協などに寄せられる。
 園芸、畜産など鮮度を競う農産品輸送は、工業製品以上に日沿道の恩恵が大きいという。  東京に運ばれた遠山さんの牛は、7日に開かれた品評会で、「100万円いけばいい」という期待を大きく上回って、約130万円で競り落とされた。BSE(牛海綿状脳症、狂牛病)ショックが癒えない中での、思わぬ好成績。ほかの22頭も軒並み高額で売れた。
 首都圏で徐々に、知名度を上げている「村上ブランド」。高速道がつながれば、良質な牛を安定して出荷でき、市場を広げることも夢ではなくなる。「今は神戸や松阪にかなわないけど、全国に村上牛のよさが知られたらどんなにうれしいか」。遠山さんは期待を膨らませる。

186とはずがたり:2003/09/28(日) 14:15

http://www.niigata-nippo.co.jp/kokyo/kokyo-0313.html
<7>脱高速道             ・

便の悪さ逆手 独自色で誘客   

 日本海沿岸東北自動車道(日沿道)に熱い視線を送る村上・岩船地区。「いつ来るか分からぬ高速道を待ってはいられない」と、高速道に頼らぬ地域づくりを考える自治体がある。
 2月末、普段は静かな岩船山北町山熊田で、久しぶりに歓声が響いた。山形県境近くの、深い雪に埋もれた小さな山里。畑の上の急ごしらえの広場で、竹ゾリ競争や雪だるま作りを楽しむ親子連れを、住民が心づくしの料理やお汁粉でもてなした。
 歓声を上げていたのは、新潟市や下越地区から訪れた「ほんわか雪まつり」の参加者だった。「ここは高速道がなくて不便なところだけれど、人を呼べるし、住民も生きがいを感じている」―予想以上のにぎわいに、仕掛け人の1人・国井千寿子さん(66)は目を細めた。
 クマ狩り、シナ樹皮の織物などマタギの習慣が残る同集落で、山里の文化を体験できる施設「さんぽく生業(なりわい)の里」の支配人を務める国井さん。「高速道を通して、毎日何百人も人を呼ぶような観光名所でなく、ゆっくり山村の雰囲気を楽しんでもらう場所があってもいいのではないか」と常々、考えている。

  ■   ■

 同町の大滝平正町長は他の首長と同じく、日沿道推進派だ。ただ「高速道がなければ町が沈むと考えたらおしまいだ」とも語る。町内のあきらめムードも肌に感じているから、「高速道のない地域づくりを考えなければならない」と、地域振興策を模索し始めた。
 子どものいる世帯を制度的にも手厚く支援する子育て環境づくり、交流観光の促進などは、こうした考えの表れだ。出産祝い金、奨学金も町政の柱に据えた。観光面では、町内の観光交流施設に東京芸大の学外ゼミを誘致し、生業の里を首都圏で活発にPRするなど、都市との交流に力を入れた施策を進める。
 「人の多い都市部じゃ絶対できない、山北ならではの政策がいくらでもある。人数的な過疎は怖くないが、町民が精神的、情報的に過疎になるのが怖い」と大滝町長は強調する。

  ■   ■

 「生業の里」は昨年1月の開設以来、順調に黒字経営を続ける。県外からも訪れる利用客から、交通の便の悪さを嘆く声は聞かれない。
 1年前までは町商工会事務局長だった国井さんは、「日沿道のメリットもよく分かるし、あったら便利なことは百も承知」と話す。しかし秘湯ブームと同様、「生業の里はむしろ人里離れた点が売りになっているのかも」とも考えると、高速道ネットワークから外れてもコンプレックスに感じることはない。
 「ほんわか雪まつり」は「生業の里」に触発された山熊田の住民が自ら企画し、成功させた。国頼みの高速道路に左右されることなく、独自の地域づくり―。こうした動きは、村上市でも始まっている。

187とはずがたり:2003/09/28(日) 14:16
http://www.niigata-nippo.co.jp/kokyo/kokyo-0314.html
<8>発想転換             ・

地域の〝財産〟 見直す好機   

 普段はシャッターを閉じた店が目につく村上市の商店街が、ひな祭りの3日を中心に、観光客でわき返った。にぎわいは3月いっぱい続く。
 3年目を迎えた「町屋の人形さま巡り」。街のあちこちで案内マップを手にしたグループが歩く。細長い土間と囲炉裏(いろり)、大黒柱、松の梁(はり)など江戸時代からの伝統をしのばせる商家の座敷では、代々伝わる人形を?主(あるじ)が丁寧に説明していた。
 「高速道ができれば地域が必ずよくなるというわけじゃない。いま私たちがすべきことは、とにかく街の魅力を高めることだ」。「人形さま巡り」を主催する村上町屋商人(あきんど)会の吉川真嗣会長(38)=同市大町=は慎重に言葉を選ぶ。
 村上までの延伸が微妙な情勢となってきた日本海沿岸東北自動車道(日沿道)。開通すれば地域振興効果も見込まれるが、吉川さんは「今の状況ではもろ手を挙げて歓迎とまではいえない」と漏らす。住民や買い物客が新潟市などに吸い取られる〝ストロー現象〟に、日沿道が拍車を掛けるのではないかという懸念があるためだ。
 中心市街地の空洞化を目の当たりにしてきた吉川さん。「地域が大切にはぐくんできた個性や文化、伝統が薄れる心配もある」と、危ぶまれる延伸を前に日沿道を見直し始めた。

  ■   ■

 「日沿道ができればいいというだけではなくて、温泉街としてどう生かすかが大切だ」。同市の瀬波温泉で、土産物店を経営する沢治さん(44)もクールに見る一人。
 瀬波温泉の観光客は1996年度の約61万人をピークに年1、2万人ずつ減ってきた。  「何かしなくては」という衝動に突き動かされ、沢さんらは昨春、「瀬波温泉お宝まつり」を始めた。各旅館などに伝わる骨とう品を展示し、瀬波に逗留(とうりゅう)した際に、45首を詠んだ与謝野晶子の歌にちなみ、歌会を開いた。今年も4月に行う。
 地域の財産に光をあてようという考え方は「人形さま巡り」に通じる。「日沿道で東京や新潟が近くなるのは大きな魅力だが、開通しても瀬波が通過点にならず、何度も訪ねてもらえる温泉街にしたい」と強調する。

  ■   ■

 人形さま巡りは昨年、5万人を集めた。今年は昨年の3倍のペースで観光客が詰めかけており、10万人を超える勢いだ。
 「高速道があってもなくても、いいものがあるところには必ず人が集まる。下道を通ってでも行きたいと思われる街にしたい」と吉川さんは知恵を絞る。
 小泉改革で急浮上した高速道見直し。国に頼っていれば、高速道ができる時代ではなくなった。国に安易に頼れなくなって、村上では日沿道を前提にした地域づくりを白紙にし、もう一度、足下を見つめ始めた。
   =おわり=
(このシリーズは東京支社・小原広紀、写真部・荒川慶太が担当しました。次回シリーズは今月下旬に掲載予定)

188とはずがたり:2003/09/28(日) 14:24

http://www.niigata-nippo.co.jp/kokyo/kokyo-0411.html
第5部 2本の「橋」 
   万代下流 同時開通の真相

 春の日差しを受け輝く信濃川に、柳都大橋のスマートなアーチが白っぽく浮かぶ。同橋から直線でわずか2.4キロほど下流の川底では、新潟みなとトンネルの建設が順調に進む。新潟市の信濃川河口部。公共事業への逆風が吹きすさぶ中で、万代橋下流は別世界のようだ。
 柳都大橋300億円、みなとトンネル1200億円。国土交通省直轄の両事業に投入された額だ。皮肉にも構造改革の時代に開通する、至近距離に建設された2つの大動脈。昨年1月の省庁再編まで、旧建設省、旧運輸省が別々に手がけていた。

 <1>至近距離             ・
<揺らぐ公共王国 INDEXへ戻る>
わずか2キロに 1500億円を投入  

 「初めは、橋もトンネルもどちらもということではありませんでした」。2つの〝橋〟からそれほど遠くない同市入船町の自宅で、松田忠三さん(71)は述懐する。元同市職員で、都市計画部長などを務めた。
 「そもそも、先行していたのはトンネル。運輸省がかなり熱心だった印象がある。橋とトンネルの両方が実現したのは、事業主体が建設と運輸に分かれていたこと、景気も良かったことが大きい」と記憶をたどる。

  ■   ■

 万代橋下流にもう1本、橋を―地元住民の要望が、いつの間にか万代橋から500メートル下流の柳都大橋、海岸部のみなとトンネルの2つの構想に膨れ上がるのは、1983、84年度に行われた新潟港周辺地域整備計画調査後だ。万代橋下流域には、運輸省所管の港湾区域と建設省が受け持つ都市計画区域の2つがあった。調査は、この2つが住み分ける、新潟西港周辺の地域整備計画策定が目的だった。
 だが、国や県のOBらは「建設が橋を造り、運輸がトンネルを造る構想は、両省のバランスを取った妥協の産物」「両省の顔を立てた結果」と口をそろえる。橋とトンネルには官の側の思惑、省益の調整が絡み合っていた。

  ■   ■

 「当時は新幹線、高速道路ができて、新潟市の拠点性が増していった時期だった。市や県の都市計画サイドから陳情を受けて下流部に橋を架けようと知恵を絞った結果、あの調査を実施することになった」。建設省関係者は、初めに橋ありきの調査だったと強調する。
 一方、運輸省には調査実施以前から、事業量を確保したい事情があったといわれる。鈴木善幸内閣、次いで中曽根康弘内閣と続いた昭和50年代後半は行政改革が叫ばれ、旧第一港湾建設局など出先機関の整理統合がささやかれていた。行革がトンネル計画を後押しした、というわけだ。
 「あのころは、事業を発掘したいという運輸省の意向を強く感じた」「危機感から存在理由を明確にしたいとの思いがあったのではないか」。当時を知る関係者はこう、真相を語っている。

  ■   ■

 新潟市を流れる信濃川に5月19日、柳都大橋と新潟みなとトンネルが同時開通する。構想浮上から20年近くを経た2本の〝橋〟は、経済成長を背景に官の主導で計画された。いま、景気は低迷を続け、公共事業は社会の険しい視線を浴びる。時代と寄り添う中で生まれ、時代から徐々に距離を置かれ始めた巨大プロジェクトの姿を追った。

189とはずがたり:2003/09/28(日) 14:26
<2>幻の橋
>>178

http://www.niigata-nippo.co.jp/kokyo/kokyo-0413.html
<3>贈り物 
金子知事の下で 協議が本格化  

 新潟港周辺地域整備計画調査が生みの親となった柳都大橋と新潟みなとトンネルは、双子の事業といえる。だが、育つ道筋は異なった。建設準備のための調査などトンネルの事業着手は、構想浮上後間もない1987年。これに対して、橋は6年遅れの93年、ようやく事業着手となった。
 新潟市のOBによると、柳都大橋を含む万代島ルート整備具体化に向けた旧建設省、県、同市の協議が本格化したのは1989年ごろからという。「やっぱり、金子さんが知事になったことは大きかったと思うね」。同年は君健男知事が死去し、6月の「平成元年知事選」で金子清氏が初当選を果たした年に当たる。
 万代島ルートは国の直轄事業で、県も事業費の3分の1を負担する。「金子さんになる前、県は新潟市で事業をやろうという姿勢はなかったから」と、このOBは話した。

  ■   ■

 川上喜八郎市長以来の革新市政の流れが続いていた新潟市に対し、君氏は「革新嫌い」で知られた。県OBは「君さんは万代橋下流橋には決して積極的ではなかった」と証言する。川上市長の「みなと大橋」構想断念も影を落としていた。「県は下流橋建設を行わない」。このことは、県内部で暗黙の合意のようになっていた。
 新知事誕生が県と同市の間のこう着状況を打開し、柳都大橋建設のための話し合いが進んだとの見方は多い。
 翻って、市側には「下流橋は是が非でも造らなければならない」との思いが強かった。元同市都市計画部長の松田忠三さん(71)は「市にとってやはり下流連絡路は橋がメーン、トンネルはサブという気持ちだった」と思い起こす。
 下流橋を実現するため、88年には市役所に西港周辺整備対策課が発足した。「西港周辺整備」と名前は付いていても、実質的には万代島ルートを軌道に載せるための部隊だった。当時の担当者は「下流橋ができるかどうかではなく、絶対に造るつもりで仕事をしていた」と言葉に力を込めた。

  ■   ■

 「あんなに立派な橋が必要なのかという話もしたが、国がかなり熱心でやりたいという感じがした。新潟市も一生懸命だった。一義的には橋を造るという感じで、それ以外は先のことという印象を持った」
 県関係者は当時の三者協議の雰囲気を語る。こうした話し合いを経て万代島ルートは92年に都市計画決定されたが、「ルート全体が完成するまで、一体何年かかるのかと思った」と本音も漏らす。ただ、当時はまだバブル景気が続いていた。
 ある県幹部は語る。「公共事業削減の影響もあり、今の時点で橋とトンネルを2本とも造れるかといえば、それは無理。新潟市はいい贈り物をもらったと思う」


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