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第26回参議院議員選挙(2025年)

1OS5:2023/06/29(木) 08:11:56
2022年
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1612782754/l20
2019年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1468813199/l20
2016年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1388412245/l20
2013年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1279062373/l20
2010年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1202752370/l20
2007年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1089893576/l20
2004年
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1069407561/l20

739OS5:2025/06/27(金) 08:11:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/c27ec3340b24853efddde37218672f9fd6363517
参院選東京、今回は7位も当選 ただし任期3年 共産陣営「6位以内じゃないと議席重複」
6/27(金) 7:00配信

産経新聞
6年前の参院選で当選し、万歳する共産党の吉良佳子氏。左は山添拓氏=令和元年7月、東京都渋谷区(宮野佳幸撮影)

7月3日公示、20日投開票の参院選で改選数6の東京選挙区では、今回7人の当選者が出る。昨年の東京都知事選に出馬した立憲民主党の蓮舫氏の自動失職に伴う欠員補充との「合併選挙」になるためだ。7位の当選者は蓮舫氏の残り任期の3年となるため、厄介な問題が出てくる。

東京選挙区の非改選議員は、朝日健太郎(自民)、竹谷とし子(公明)、山添拓(共産)、生稲晃子(自民)、山本太郎(れいわ)の5人。

今回の参院選で自民、公明、共産、れいわの候補者が7位で当選すると、非改選議員と議席が重複し、3年後の選挙で候補者を絞らなければならない可能性が出てくる。

このため、今回出馬する共産現職の吉良佳子氏の陣営はSNSなどで「7番目なら、3年後、山添拓参院議員と改選が重なります」「6位以内で勝たせなければなりません」と支援を呼び掛けている。吉良氏の陣営は26日夕、小池晃書記局長も参加して党本部でキックオフ集会を行う。

合併選挙は令和4年の神奈川選挙区(改選数4)でも行われ、5位で当選した立民の水野素子氏が3年の任期を終える。元秘書らへのパワハラ疑惑が報じられ、不出馬を表明している。

740OS5:2025/06/27(金) 08:12:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d777381a3c486f27b97a2869c9d239975b9796b
都議選初当選の「減税党」佐藤沙織里氏、参院選の候補者募集「国と地方両方ひっくり返す」
6/27(金) 7:00配信

産経新聞
政治団体「減税党」党首の佐藤沙織里氏(本人のXから)

先の東京都議選で初当選した政治団体「減税党」党首の佐藤沙織里氏(35)は23日、X(旧ツイッター)で、参院選(7月20日投開票)に候補者を擁立する考えを表明した。「減税党で候補者募集します!国と地方、両方一気にひっくり返しましょう」と書き込んだ。

佐藤氏は2月の千代田区長選は次点で敗れたが、今回千代田区(定数1)で「減税」「社会保険料の削減」「違法外国人ゼロ」を訴え、246票差で地域政党「都民ファーストの会」現職らを破った。

佐藤氏は「日本の一丁目一番地、千代田区は私が守ります」と投稿し、参院選の候補者については「東京選挙区から私が全力で押し上げます」と強調した。

配信動画も合わせて投稿し、「千代田がひっくり返ったら政権交代の合図だよといって、ここをどうしてもひっくり返さないといけなかった」と振り返り、「私が心臓部(=千代田区)を抑えたのでこの流れで国政も抑えていこう」と訴えた。

都政については「小池(百合子)都政にメスを入れて、見えないものを全部表に出してユーチューブで発信していく。『何をやっているのだ、この議員』を全部出していく」と、都議会の内情も明らかにしながら、減税政策を進める考えを示した。

佐藤氏はユーチューブチャンネルの登録者が38万人を超えている。

741OS5:2025/06/27(金) 08:12:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/2dd9bedf4ec7af91d0126ab0ca767687975d1b44
参院選千葉、維新と諸派の新人が出馬表明
6/26(木) 20:14配信


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産経新聞
参院選千葉選挙区(改選数3)を巡り、司法書士の石塚貞通氏(58)が26日、県庁で記者会見し、日本維新の会の新人として立候補する意向を表明した。「社会保険料を引き下げて、手取りを増やしたい」と主張。企業・団体献金の廃止やインターネット投票の実現なども訴えた。野田市で司法書士事務所を経営。昨年の衆院選も千葉8区から維新で出馬し落選した。

元高校講師で政治団体「日本誠真会」の新人、橋本直久氏(61)も同日、県庁で会見し、立候補の意向を表明した。相次ぐ子供の自殺は、教員が多忙で子供と向き合えていないことが原因であるとし、「教員の働き方を変えたい」と強調した。「大日本帝国憲法の復元」なども掲げた。

742とはずがたり:2025/06/28(土) 11:04:50
参議院選挙和歌山選挙区 無所属 末吉亜矢氏が立候補へ
https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20250214/2040019227.html
02月14日 19時29分

ことし夏に行われる参議院選挙の和歌山選挙区に、不動産会社社長の末吉亜矢氏が無所属で立候補する意向を表明しました。

末吉氏は14日、和歌山県庁で記者会見を行い、「県外からの移住者の受け入れ促進や、空き家を有効活用する仕組みづくりとその財源の確保などを行っていきたい」と述べ、ことし夏に行われる参議院選挙の和歌山選挙区に無所属で立候補する意向を表明しました。
末吉氏は、和歌山市出身の53歳。
銀行のグループ会社に勤めたあと、不動産会社に入社し、現在は社長を務めています。
参議院選挙の和歌山選挙区には、これまでにいずれも新人で、▽自民党の二階伸康氏、▽立憲民主党の村上賀厚氏、▽参政党の林元政子氏が立候補する意向を表明しています。

《自民和歌山に衝撃!》鶴保庸介の元恋人が参院選出馬へ 本人は「自分から言うと角が立つでしょう?」「アハハハハ…私は楽しかった」
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ef43f029fca574f42394614eb73abcfe2492306
6/28(土) 10:42配信
文春オンライン

 7月3日に公示を迎える参議院議員選挙。和歌山選挙区は特に激戦区だ。

「和歌山は自民党王国で、昨年政界を引退した二階俊博元幹事長(86)の地盤です。2月9日に二階氏の三男・二階伸康氏(47)と前・和歌山県有田市長の望月良男氏(53)が参院選の公認候補の座を巡って県連の役員による投票で争い、二階伸康氏が公認候補となることが決まった」(政治部記者)

 ただ、丸く収まらなかった。

「公認されなかった望月氏は、二階家の“宿敵”である世耕弘成前参院幹事長(62)に近い存在。結局その後、望月氏は無所属での出馬を表明したのです」(同前)

 自民公認である二階氏の息子に、世耕氏の刺客が挑む“保守分裂”となり、改選数1を争って野党が絡む構図だ。

電撃参戦した“まさかの女性”

 だが、そこに思わぬ異変が――。自民党関係者が声を潜めて明かす。

「実は同じ選挙区に立候補を表明したとある女性が、和歌山の鶴保庸介参院議員(58)と最近まで親密すぎる関係にあったことが取り沙汰されて、混乱が広がっているのです」

 鶴保氏は、二階氏に近い政治家として知られる。一方の彼女は、地元の不動産会社の社長だ。

 一体なぜ、出馬まで決意したのだろうか。6月初旬、取材を申し込むと、ピンクのポロシャツ姿で女性本人が登場。対面取材に応じた。

――鶴保先生とのご関係を聞きたくて。

「うん、うん、うん。どうやって答えたらええんやろ? でもね、私が自分から言うと角が立つでしょう?」

 そして、少し赤面して、次のように呟いた。

「アハハハハ……私は、楽しかったと思って」

 一方、鶴保氏の事務所に女性社長との関係を尋ねたが、回答はなかった。

「 週刊文春 電子版 」ではこの女性候補の正体を詳報。出馬の理由、2人の公私にわたる深すぎる関係などを報じている。

743とはずがたり:2025/06/28(土) 13:36:30

立憲と共産が選挙協力で合意 共産・田村氏「非常に大きな意義」
安倍龍太郎2025年6月20日 5時00分
https://www.asahi.com/articles/AST6M4JD2T6MUTFK01LM.html

 立憲民主党の野田佳彦代表と共産党の田村智子委員長は19日夜、国会内で会談し、7月の参院選で焦点となる全国32の「1人区」で候補者調整を進めていくことで合意した。会談後、田村氏が記者団に明らかにした。

 田村氏によると、参院選に向けて野田氏は「与党の議席を減らし、連携して力あわせをしたい」と表明。両党が掲げている消費税減税や企業・団体献金の禁止を進めていくことなどを確認し、選挙協力を進めることで一致した。対象となる具体的な選挙区については今後、両党で詰めるという。

 田村氏は記者団に「共闘の意思の確認。そして政策の一致について、党首会談で合意できたことは非常に大きな意義がある」と説明した。

744とはずがたり:2025/06/28(土) 13:37:03
共産党大分県委員会は立憲民主党の候補を支持
https://www.oab.co.jp/news/2025-06-27/202506276357/

7月の参議院議員選挙について、共産党大分県委員会は独自候補を擁立せず立憲民主党の候補を支持することを明らかにしました。

(共産党大分県委員会 林田澄孝委員長)
「自公勢力を少数派に追い込むためには最大限野党が共闘して戦う必要がある」

27日に会見を開いた共産党大分県委員会の林田澄孝委員長は、消費減税や企業団体献金の禁止など主な政策で合意できたとして、立憲民主党の吉田忠智さんを支持することを明らかにしました。

参議院議員選挙は7月3日公示、20日投開票で、大分選挙区はご覧の5人による争いとなる見込みです。

745とはずがたり:2025/06/28(土) 13:37:31

参議院選挙三重選挙区、共産党県委員会が候補者擁立見送りへ
2025年6月28日 05時05分 (6月28日 05時05分更新)
https://www.chunichi.co.jp/article/1089521?rct=mie

 7月3日公示の参院選三重選挙区(改選数1)で、共産党県委員会は候補者擁立を見送る方針を固めた。28日に会合を開き、正式に決める。関係者が明らかにした。同選挙区は、自民党現職に立憲民主党、参政党、諸派の新人3人が挑む構図が固まった。
 参院選を巡っては、今月中旬、立民の野田佳彦代表と共産の田村智子委員長が会談し、協力することで一致。「与党を少数に追い込む」として、1人区での候補者調整の協議を進めるなどとしていた。
 2022年の前回選で、共産県委員会は独自候補を立てず、立民と国民民主の両党が推薦した無所属新人に対し、「自主支援」として支持者らに投票を呼びかけた。今回選で、立民新人についてどのような...

746とはずがたり:2025/06/28(土) 13:38:00

参院選鹿児島選挙区 立憲と共産が協議 一本化まとまらず 引き続き協議へ
https://news.yahoo.co.jp/articles/c68b47e5a43f49e2d67ee09cdc602dac0e59b1e6
6/26(木) 12:11配信
鹿児島ニュースKTS

鹿児島テレビ

7月20日投開票の参院選をめぐり、立憲民主党と共産党の候補者の一本化に向けた会合が25日夜、鹿児島市で行われましたが、話し合いはまとまらず、7月3日の公示まで引き続き協議していくことを確認しました。

参院選の鹿児島選挙区には、自民党の園田修光さん、共産党の松崎真琴さん、参政党の牧野俊一さん、無所属の尾辻朋実さんの4人が立候補を表明しています。

会合は非公開で行われ、無所属の尾辻さんを推薦する立憲民主党県連と、松崎さんを公認する共産党県委員会、それに社民党、市民団体「ALLかごしまの会」などが出席し、候補者の一本化に向けて意見を交わしました。

会合後、取材に応じた市民団体によりますと、候補者の一本化の必要性は立憲民主党、共産党ともに一致していたものの、結論には至らなかったということです。

今後、引き続き、政策などについて協議していくことを確認し、公示まで時間もないことから、6月中にもう1回、会合の場を設ける予定です。

ALLかごしまの会・高岡茂共同代表
「尾辻氏が元々自民党ということもあり、それに対する信頼感が得られるか、今後も話し合いは続けていく」

鹿児島テレビ

747とはずがたり:2025/06/28(土) 13:39:28
>立民と共産は、青森、福島、栃木、群馬、岐阜、福井、奈良の7選挙区で立候補予定者が競合している。

立憲民主党と共産党が「1人区」の調整急ぐ…絡み合う思惑とメンツ、歩み寄りは不透明 
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250625-OYT1T50228/
2025/06/26 05:00
田村直広
前田毅郎

 参院選(7月3日公示、20日投開票)で、立憲民主党と共産党が改選定数1の「1人区」での候補者の一本化に向けた調整を急いでいる。両党が競合する7選挙区のうち一部の選挙区で共産側が擁立を取り下げることを想定する。与党の改選過半数割れを目指すとの共通目標のためだが、どこまで歩み寄れるかは見通せない。(田村直広、前田毅郎)

 立民の野田代表は25日、宇都宮市内で記者団に「1人区で勝っていくためには候補者を限りなく一本化していくことが大事だ。粘り強く最後までやっていきたい」と語った。

 読売新聞の調べ(25日現在)では、全国32の1人区のうち、立民と共産は、青森、福島、栃木、群馬、岐阜、福井、奈良の7選挙区で立候補予定者が競合している。

 野田氏と共産の田村委員長は19日の党首会談で、1人区での候補者調整を進めることで一致した。その後、立民の大串博志代表代行と共産の小池書記局長が水面下で協議を続けている。両党関係者によると、現状では岐阜での実現が有力視されている。加えて、鹿児島で、立民が推薦する無所属の候補予定者への一本化が検討されている。

 立民岐阜県連の今井雅人代表は「政治を変えるために協力関係を作ることはできるのではないか」と期待を寄せる。共産は2024年衆院選の比例選では、岐阜県で約4万4000票を獲得した。立民幹部は「岐阜で一本化できれば勝算が相当高まる」と見込む。

「立憲共産党」

 ただ、立民内には「共産との連携と見なされると、『立憲共産党』との批判を招く」との懸念がくすぶる。立民の支持組織の連合も共産との接近に神経をとがらす。そうした事情から、立民参院中堅は「表での協力要請は行わず、共産が一方的に擁立を取り下げる形がベストだ」と本音を漏らす。

 対する共産は、「政権交代の可能性を高めるという目的があるとはいえ、基本的に立民にしかメリットがないだけに、協力を要請するのが筋だ」(幹部)との立場だ。もっとも、党勢は低迷傾向にあり、「一本化で与党の議席を減らしたという成果も必要だ」(ベテラン)との事情も抱える。

 田村氏は25日、立民との候補者調整に関し、記者団に「対等、平等、相互尊重という基本をしっかり確認しながら進めている」と強調し、具体的な進展状況への言及は避けた。

 立民、共産双方の思惑とメンツが絡み合う折衝は、公示日直前までもつれ込む可能性がある。

748とはずがたり:2025/06/28(土) 13:40:43
ソースは未だ無い?

https://x.com/senkyoyosou/status/1938814552369700961
世論分析と選挙情勢予測
@senkyoyosou

福島県選挙区で、立民と共産で候補者一本化。

午後1:19 ・ 2025年6月28日


749とはずがたり:2025/06/28(土) 13:42:17

「悔しい、残念」維新と候補者調整で出馬とりやめ、参院和歌山で立憲
榊原織和2025年6月9日 7時00分
https://www.asahi.com/articles/AST683RSVT68PXLB001M.html

立憲民主党県連が参院選の擁立取りやめについて会見。立候補予定だった村上賀厚氏(右)と山本忠相県連代表が説明した=2025年6月8日、和歌山市七番丁、榊原織和撮影

 夏の参院選で立憲民主党と日本維新の会が和歌山と岐阜で候補者調整をしたことを踏まえ、立候補予定者を取り下げる側の立憲和歌山県連が8日、和歌山市内で会見を開いた。県連の山本忠相代表は「公認の権限を持っているのは党本部。非常に不服だが、組織の一員として致し方ない。従わざるを得ない」と話した。

 山本代表によると、先月27日に党の大串博志代表代行が和歌山を訪れ、党県連に対して、参院選の和歌山選挙区に立候補予定者だった村上賀厚氏(65)の公認内定を取り消す考えを伝えた。

 その席上で、大串氏から「(維新との候補者調整は)与党の議席を一つでも減らす大義にかなうことであり、理解して欲しい」などと説明を受けた。今回の候補者調整では、和歌山で立憲が、岐阜で維新が立候補予定者を取り下げる。

 山本代表は、立憲から立候補者がいなくなることについて「和歌山でリベラルな考えを持つ方の投票先はほぼなくなったと言って等しい。有権者に選択肢を示せないことは本当に申し訳ない」とおわびした。維新との候補の一本化は「野党共闘」ではないとし、政策や理念の違いから参院選で維新候補を応援する可能性は「ゼロ」と述べた。

 会見に先立ち、県連の常任幹事会が開かれ、参院選和歌山選挙区の対応を自主投票と決めた。参院選では、比例票の積み上げをめざす。

 村上氏は昨年の衆院選に和歌山1区から立憲公認で立候補し、落選。その後も和歌山市内で活動を続け、今年2月に夏の参院選和歌山選挙区への立候補を表明。党の野田佳彦代表も同席した。

 8日の会見に同席した村上氏は「断腸の思い。悔しい。残念で情けない」と話した。公認や党の支援がない選挙活動は困難と考え、無所属での立候補はしないと明言した。

立憲と維新、参院選の岐阜・和歌山で候補一本化 「予備選」広がらず
宮脇稜平2025年6月6日 18時30分
https://www.asahi.com/articles/AST662TM8T66UTFK00HM.html

 立憲民主党と日本維新の会は6日、今夏の参院選1人区での候補者調整を岐阜、和歌山の2選挙区で行うと発表した。岐阜では維新、和歌山では立憲が候補予定者を取り下げる。維新は「予備選」による全国32の1人区での野党候補の一本化を各党に呼びかけてきたが、立憲以外に賛同は広がらず、2選挙区での調整にとどまった。

 維新は1月以降、競合区で世論調査を行い、トップ候補に一本化する「予備選」の実施を提唱してきた。しかし、国民民主党や共産党は応じず、野党候補を1人に絞り切れない中での「予備選」には立憲も難色。最終的には、国民民主と競合していない岐阜、和歌山のみで、立憲とだけ候補者調整を行う運びとなった。

 維新の吉村洋文代表はこの日、記者団に「我々の制度設計通りではないが、一歩前進だ」と強調した。

750とはずがたり:2025/06/28(土) 13:42:47
立民と維新 参議院 岐阜・和歌山選挙区で候補者の一本化を合意
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250606/k10014828101000.html
2025年6月6日 18時47分

夏の参議院選挙をめぐり、立憲民主党と日本維新の会は、岐阜と和歌山の2つの選挙区で候補者を一本化することで合意しました。

夏の参議院選挙をめぐっては、日本維新の会が、定員が1人の1人区で野党候補者を一本化するため、インターネットによる世論調査などをもとに候補者を決める予備選挙を実施したいとしていて、立憲民主党などほかの野党に参加を呼びかけています。

こうした中、立憲民主党と日本維新の会は6日、岐阜選挙区は立憲民主党の候補者に、和歌山選挙区は日本維新の会の候補者に一本化することで合意したことを明らかにしました。

立憲民主党の大串代表代行は「さまざまな情勢分析をしつつ、1人区でどのようにすれば野党として最大の結果を出していけるか、総合的な判断をした。各党と連携し、力を合わせていく姿勢は今後も持ち続けたい」と述べました。

日本維新の会の岩谷幹事長は「与党の過半数割れを実現して政策を実現するために野党で候補者を一本化する必要性は各党が認めているので、候補者の当選を目指して全力を尽くしたい」と述べました。

751とはずがたり:2025/06/28(土) 13:43:29

立憲と国民民主が参院選滋賀で一本化も… 1人区の半数で野党競合
https://www.asahi.com/articles/AST6K44R5T6KUTFK011M.html
大久保貴裕2025年6月18日 6時00分

 7月の参院選で焦点となる全国32の「1人区」で、立憲民主党と国民民主党の間で「擁立取り下げ」を伴う候補者調整が17日、初めて実現した。立憲としては、日本維新の会との2選挙区に続く調整成立となった。ただ、国民民主と共産党の積極擁立で主要野党の候補予定者の競合は16選挙区に及んでおり、野党間の一本化交渉は先行きが見通せない状況が続いている。

 「立憲、国民民主、維新との関係では、整理された形で1人区を戦っていく態勢がほぼ出来上がった」。立憲の大串博志選挙対策委員長は17日の記者会見で「与党を改選過半数割れにする大義のための野党の連携」の必要性を指摘し、そう強調した。

 国民民主との調整は、滋賀で立憲が公認内定を取り消す代わりに、岐阜と佐賀で国民民主が県レベルで立憲候補を支援する枠組みで落ち着いた。両党はともに民進党を源流とし、連合の支援を受けているが、国民民主が高支持率を背景に立憲との調整に難色を示してきた。滋賀では連合の県組織が国民民主の候補予定者を推す方針を表明したことで立憲が取り下げたが、維新と共産は調整に加わっておらず、野党の競合状態は変わらない。
共産幹部「事情を見ながら判断」

 一方、野党第2党の維新は昨…

752とはずがたり:2025/06/28(土) 13:51:17

参院選1人区で野党競合相次ぐ 聞く耳持たぬ国民民主、連合とも距離
https://www.asahi.com/articles/AST592SSRT59UTFK00XM.html
大久保貴裕2025年5月12日 6時00分

 今夏の参院選で焦点となる全国32の「1人区」で、野党候補の一本化調整が難航している。主要野党の公認が競合する選挙区は現状11。国民民主党や共産党は積極擁立の構えを崩さず、3分の1超の選挙区で、与野党「一騎打ち」の状況を作れないでいる。

国民民主幹部「我々は野党と組みたくないんです」 野党間の対立激化

 「ギリギリの段階になってしまう所もあるかもしれないが、選挙本番まで努力を続けていきたい」。立憲民主党の野田佳彦代表は9日の記者会見で、1人区の調整状況について問われ、苦しい表情で語った。昨秋の衆院選直後から一本化の必要性を訴えてきたが、目標時期は「年度内」「4月メド」「選挙本番までに」と後退する一方だ。

 朝日新聞の集計では、32の1人区のうち、立憲、日本維新の会、共産、国民民主、れいわ新選組の主要野党で公認が競合している選挙区は11。国民民主系の無所属と共産がぶつかる山形を含めると12に上る。福井と岐阜は三つどもえ、滋賀と奈良はれいわを除く4党が擁立予定で、調整をいっそう困難にしている。

参院選1人区をめぐる主要野党の競合状況

32の1人区のうち11選挙区で競合
野党公認候補数 競合する党 選挙区
4人 (2選挙区) 立vs.維vs.共vs.国 滋賀、奈良
3人 (2選挙区) 立vs.共vs.国 福井
立vs.維●vs.共 岐阜

2人 (7選挙区) 立●vs.維新 和歌山
立vs.共 青森、福島●?、群馬
共vs.国 富山、山梨、長崎

 野党で候補者を一本化できれば、政権批判票の集約が期待できる。実際、立憲、国民民主、共産、社民の4党は2019年参院選で候補者を一本化し、32選挙区で10勝を挙げた。調整が不調のまま臨んだ22年参院選では「共倒れ」が多発し、野党側は4勝にとどまった。

 投票行動は必ずしも一致しないものの、昨年10月の衆院選比例区での4党の得票を、参院選1人区ごとに合算すると、ほとんどの選挙区で与党を上回る。野党の競合区は自民の地盤であることが多く、乱立は戦況をさらに厳しくしかねない。

歩み寄りたい立憲民主、強気崩さない国民民主 参院選で増える「競合」選挙区、政策もかみ合わず
2025年4月18日 21時29分 有料会員限定記事
https://www.tokyo-np.co.jp/article/399534

 夏の参院選に向けた立憲民主、国民民主両党の協力の足並みがそろわない。立民は歩み寄りを呼びかけているが、高い政党支持率を維持する国民民主は強気の姿勢で、選挙区で立民との競合も辞さない構えだ。(中沢穣)
◆「基本政策」まとまったはずが玉木氏が不満を公言

立憲民主党の野田佳彦代表=17日、佐藤哲紀撮影
 立民の野田佳彦代表は18日の記者会見で、国民民主の玉木雄一郎代表に対して「ご自身のお仲間も関わりながら作り、共通の応援団のもとで説明した内容ですので、よく考えて発言してほしい」と苦言を呈した。
 矛先を向けたのは17日の玉木氏の発言。両党が共通の支援組織である連合を交えて合意した基本政策について、玉木氏は「合意は非常に抽象的だ。われわれが考えるレベルの合意ができていない」と突き放した。
◆「曖昧な合意」は溝の深さの裏返し
 基本政策の合意は、国民民主が選挙協力などの前提として求めていた。野田氏は合意を機に協力を前進させたい考えも示したが、玉木氏は「選挙協力は別で考える必要がある」と冷ややかだ。

753とはずがたり:2025/06/28(土) 13:52:20

参院岩手選挙区 国民県連、候補擁立見送りへ 山尾氏巡り説明も要求
https://mainichi.jp/articles/20250614/k00/00m/010/127000c
毎日新聞 2025/6/14 14:33(最終更新 6/14 14:33) 494文字

参院選岩手選挙区への候補者擁立見送りを表明した国民民主党の軽石義則県連代表=盛岡市で2025年6月14日午前11時37分、山田英之撮影

 国民民主党岩手県連は14日、盛岡市内で常任幹事会を開き、今夏の参院選岩手選挙区(改選数1)に候補者を擁立しない方針を明らかにした。党本部に上申する。

 各種世論調査で国民の政党支持率が上昇。候補者を擁立した場合、与野党ともに影響を受けるため、動向が焦点だった。玉木雄一郎代表は5月に盛岡市を訪れた際、「なんとか擁立できないか模索を続けたい」と語っていた。

 軽石義則県連代表は常任幹事会後の記者会見で、比例代表を中心に党勢拡大を図る方針を説明。選挙区で他党の候補者は推薦しないとした。

 また、比例代表で立候補を予定していた山尾志桜里元衆院議員の公認内定と公認見送りについて、軽石代表は党本部に対して「我々にも支持者にも、なぜそうなったのか明確に説明を求めたい」と語った。比例代表の候補予定者について「我々もすべて説明を受けたわけではない。不透明感を感じているのが現実だ」と苦言を呈した。

754とはずがたり:2025/06/28(土) 13:57:34

参院選「1人区」で与野党一騎打ちの構図はつくれるのか…野党が16選挙区で競合 候補者一本化の動きは?
2025年6月28日 06時00分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/415265

 参院選(7月3日公示、20日投開票)に向け、野党間で、全国に32ある「1人区」の候補者を一本化する調整が続いている。1人区は参院選全体の勝敗のカギを握るが、27日現在、半分の16選挙区で野党5党いずれかが競合。与野党一騎打ちに持ち込めば、野党には有利になりそうだが、どこまで進むかは見通せない。(中沢穣、村上一樹)

◆都議選では「調整」で議席獲得に前進

 「可能性があるなら、どの党とも誠意ある対話を続けたい」。立民の野田佳彦代表は27日の記者会見で、候補者一本化を諦めない考えを示した。立民が想定する調整相手は、7選挙区で競合している共産。「共産候補の持つ数万票が上乗せできれば、立民が勝てる1人区は少なくない」と立民幹部は皮算用する。
 共産は先の都議選で議席を減らしたが、立民と調整ができた選挙区では議席の維持や獲得につながった。田村智子委員長は「他党からの応援は大きな力になった」と手応えを語り、参院選に向け「立民と力を合わせて自公過半数割れに追い込みたい」と意気込む。
 両党の選挙責任者は、いずれかが擁立を断念すれば一本化される岐阜などを中心に調整を進める。ただ、立民は支援を受ける「連合」の離反を招く懸念から及び腰で、共産も一方的な取り下げには慎重。共産幹部によると、公示日直前まで交渉が続くという。

◆国民民主は強気の姿勢…ただ最近は党の支持率が下落傾向
主要野党が競合する1人区
奈良…立維共国
福井…立共国
滋賀…維共国
青森・福島・栃木・群馬・岐阜…立共
和歌山…維共
富山・石川・山梨・鳥取島根・香川・長崎…共国
宮城…立れ

 立民、維新の両党は今月、調整の結果、岐阜で維新が、和歌山で立民が候補を取り下げることを決定。両党の競合区は奈良のみとなった。
 立民と国民民主は、連合を介して調整し、滋賀と石川で立民が擁立せず、国民民主の候補を支援することとした。一方、佐賀と岐阜では国民民主の県連レベルが、立民候補を支援する。
 共通の支援組織を抱える立民と国民民主の調整が限定的にとどまったのは、昨年の衆院選で議席を増やした国民民主の「強気」が影響する。榛葉賀津也幹事長は4月の段階で、「仲間を降ろすことはない」と言い切り、1人区で10人を公認。立民との調整には消極姿勢を示してきた。ただ最近は党の支持率が下落傾向で、強気の擁立が裏目に出る可能性もある。

755とはずがたり:2025/06/28(土) 14:25:39
>連合熊本や社民党が推薦を決めたほか、国民民主党や共産党の県組織も協力の姿勢を示す

公示まで6日 参院選熊本選挙区 各陣営の動き
https://news.yahoo.co.jp/articles/7bee2127e2b7cafe9846d310ce3484dd3e325935
6/27(金) 20:08配信
TKUテレビ熊本

7月3日公示、20日投開票の参議院議員選挙についてです。公示まで1週間を切り、各陣営の動きが活発化しています。立候補を表明している3人の動きを追いました。

【自民・現 馬場 成志 氏(60)】
「候補者の中で誰が一番この熊本のために働きができるかということを、しっかり訴えて戦っていく」

自民党・現職で3選を目指す馬場 成志 さんは5月、誰よりも早く後援会事務所を開設。自民党県連も1年前から馬場さんを公認候補に推薦し、同時に4人の衆議院議員を選対の責任者に任命するなど、現職としてなかなか熊本に帰れない馬場さんのために万全の応援体制を整えてきました。

現在、国会議員の議席を独占する自民党。熊本地震や2020年7月豪雨からの復旧復興はこの『チーム熊本』の成果だとし一人も欠けるわけにはいかないと結束の重要性を強調します。

6月、熊本を訪れた小野寺 五典 政調会長もこの熊本の盤石の体制をたたえました。

【自民党・小野寺 五典 政調会長】
「チーム熊本は自民党再生の〈お手本〉だ」

馬場さんは、TSMCが進出した今「国が熊本を支える大事な時期だ」と述べ、熊本のために自分を国会に送ってほしいと訴えました。

【自民・現 馬場 成志 氏(60)】
「いま熊本は、じり貧でこらえる番ではなく、決めて前に進む、決めて前に進む。これを連続して続けてやっていく。だから、政治力が必ず必要になってくる」

25日の総決起大会には平日にもかかわらず約2000人を動員。チーム熊本の結束と強固な組織力を武器に3回目の当選を目指します。

【立憲・新 鎌田 聡 氏(60)】
「熊本を変えるためそして保守岩盤の熊本に穴を開けるため、県民生活の向上のために力を尽くしていく」

5月31日、事務所開きを行った立憲民主党・新人の鎌田 聡 さんです。

県連の代表も務める鎌田 さん。県内最大の労働団体、連合熊本や社民党が推薦を決めたほか、国民民主党や共産党の県組織も協力の姿勢を示すなどこれまで同様、野党共闘で参院選に挑みます。

【立憲民主党・野田 佳彦 代表】
「この参議院で鎌田さんが勝てば政権交代につながるうねりが起きる。熊本から鎌田さんを先頭に日本の政治を変えていこうじゃありませんか」

熊本を『最重点選挙区』と位置づける立憲民主党。公示前にもかかわらず野田 佳彦 代表をはじめ辻本・大串両代表代行や泉 前代表など党の幹部らが続々と熊本入りし、鎌田さんへの支持を訴えています。

【立憲・新 鎌田 聡 氏(60)】
「国会にはこの熊本県から〈おかしい〉という声を上げる議員がいない。だから、その役割を私が担っていきたい」

7期26年務めた県議を辞職し退路を断って初めての国政選挙に挑む鎌田 さん。物価高対策や有機フッ素化合物への規制などを訴えます。

【参政・新 山口 誠太郎 氏(36)】
「みなさんに『受け皿がない』とは言わせない。そういう思いで私たち参政党はこの夏の選挙、力を入れている」

今年1月末に出馬表明した参政党・新人の山口 誠太郎 さんです。

税理士事務所で働いている山口さんは「納税に苦しむ声を多く聞いている」として『消費税の減税とインボイス制度の廃止』を訴えています。

【参政・新 山口 誠太郎 氏(36)】
「今の与党は『財源なき減税は無責任だ』と言っているが本当に今の中小企業、経営は厳しい。これを国はどう思っているのか。財源財源…(と言うが)我々の生活を豊かにするのが先ではないか」

6月7日には神谷 宗幣 代表も駆けつけ、「党所属の県議会議員がいる熊本は高い得票率が見込める大事な地域」と力を込め、参政党への支持を呼び掛けました。

【参政党・神谷 宗幣 代表】
「政策は立憲民主党や自民党とはだいぶ違うので県民がフラットに参政党を知って政策比較をしてもらえれば十分に当選を狙える可能性はあるので、どれだけ認知度を上げられるかだ」

6月14日には熊本市中央区で事務所開きを行いました。

党として初めて議席を獲得した先日の東京都議会議員選挙などを追い風に、地道に街頭演説を重ね支持拡大を図ります。

756とはずがたり:2025/06/28(土) 14:27:32
日本共産党
参議院選挙予定候補者
https://www.jcp.or.jp/web_senkyo/web_senkyo-cat/sangiin_senkyoku/


参院選2025
全国の候補者一覧
https://www.asahi.com/senkyo/saninsen/koho/

757とはずがたり:2025/06/28(土) 14:37:24
括弧内は擁立断念・立候補取りやめ

●青森 立民 共産
岩手 立民(国民)
秋田 無所
宮城 立民 れいわ
山形 無[国] 共産
●福島 立民(共産)?
●栃木 立民 共産
●群馬 立民 共産
山梨 国民 共産
新潟 立民
長野 立民
富山 国民 共産
石川 国民(立民)
●福井 立民 国民 共産
岐阜 立民(維新・国民)
三重 立民(共産)
●滋賀 国民(立民) 維新 共産
●奈良 国民 維新 共産
和歌 維新(立民) 共産 保守分裂(二階・元有田市長・元鶴保愛人)
鳥島 国民 共産
岡山 立民
山口 国民 無[立]
香川 国民 共産
愛媛 無所
徳知 無所
佐賀 立民(国民)
長崎 国民 共産
熊本 立民(社民・国民・共産)
大分 立民(共産)
宮崎 立民
●鹿児 立民(共産)?
沖縄 無所

国民と共産の調整は現実的ではないやろし,あとは福井:立民,滋賀:国民,奈良:維新とかで棲み分け出来無いのかな?

758名無しさん:2025/06/28(土) 22:32:27
【独自】維新離党の梅村みずほ議員が参政党入り 国会議員5人で「政党要件」2条件を充足へ 参院選比例区で出馬の見通し
https://www.fnn.jp/articles/-/893977

日本維新の会を離党した梅村みずほ参院議員が参政党に入党し、7月の参院選に比例代表で出馬する方向であることが分かった。これにより参政党は所属国会議員が5人となり、国政政党としての政党要件の条件2つを共に満たすことになる。

梅村氏は2019年の参院選で初当選。2025年4月に、維新の大阪選挙区の公認候補を決める「党内予備選」に出馬したものの敗れ、その後の党幹部らの対応を巡って、「ガバナンス不全」を理由に離党していた。

関係者によると、梅村氏はすでに参政党に入党していて、7月20日投開票の参院選では、公認候補としての出馬に向け調整しているという。参政党の規約で、公認候補になるには、「運営党員」による投票で信任を得る必要がある。

759とはずがたり:2025/06/29(日) 11:45:07

共産、候補擁立見送り立憲支援へ 参院選福島選挙区 立憲に戸惑いも
https://www.asahi.com/articles/AST6X3T4YT6XUGTB005M.html
有料記事
岡本進 波多野陽2025年6月28日 21時45分

 7月3日公示の参院選で、共産党福島県委員会は28日、記者会見し、小山田友子・党県常任委員(32)の福島選挙区への立候補を取りやめると発表した。野党の過半数確保をめざし、立憲民主党新顔の石原洋三郎氏(52)の支援に回るという。

 これにより福島選挙区は、自民現職の森雅子氏(60)と、いずれも新顔の立憲の石原氏、参政党の大山里幸子氏(51)、NHK党の越智寛之氏(51)の4人による争いとなる見通しだ。

 記者会見した町田和史・共産県委員長によると、27日夜に緊急の県委員会総会を開き、小山田氏の立候補見送りを決めた。石原氏に、党の推薦や支持などは出さず、党員に石原氏への投票を呼びかけるという。

 町田氏は会見で「自民党政治を変えていくための決断だった」と述べた。小山田氏については、比例区候補として立候補する。

 共産の決定を受け、立憲県連の小熊慎司代表は報道各社の取材に「英断に感謝したい」と述べた。ただ、県連としては、共産に立候補取りやめを求めてはいなかったと説明した。

 今回の参院選では、全国32の1人区のうち、立憲と共産は福島を含む7選挙区で立候補予定者が競合。このため、立憲の野田佳彦代表と共産の田村智子委員長が19日に党首会談を開き、1人区の候補者調整を模索している。
「元々の支持者が離れるおそれ」

 共産は2013年の参院選福…

760とはずがたり:2025/06/29(日) 11:56:55

都民,割と冷静で,都政となると強いが国政とは割と切り分けて投票はするよね。
都ファなど非自民勢力と私は勝手に認定している。
一方で野心家の百合子は(健康問題とかあったけど)自公に担がれて首相を未だ狙ってる??

小池百合子都知事、参院選では自民・公明の候補を支援「都にとってプラス」
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ae01588664dea769e9400050aaacb50756e9f92
6/27(金) 18:12配信
産経新聞

東京都の小池百合子知事は27日、7月の参院選(3日公示、20日投開票)で、自民、公明両党の候補者を支援する考えを示した。定例記者会見で、特定の政党や候補者を応援するかを問われたのに対し、「自民や公明の候補者と、これからも連携しながら進めていくのが都にとってのプラスでもあるので、そういった流れになるかと思う」と答えた。

小池氏は、今月実施された都議選で特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」の候補を積極的に応援した。同党は、自民の21議席を大幅に上回る32議席を取得し、都議会第1党に返り咲いた。

761とはずがたり:2025/06/29(日) 12:00:29
>>757
鹿児島と福島で共産の立候補取りやめ。

○…なんらかの共闘や棲み分けが成立した県
●…チョウして欲しい気がする県
括弧内は擁立断念・立候補取りやめ

●青森 立民 共産
・岩手 立民(国民)
・秋田 無所
・宮城 立民 れいわ
●山形 無[国] 共産
○福島 立民(共産)
・栃木 立民 共産
・群馬 立民 共産
・山梨 国民 共産
・新潟 立民
・長野 立民
・富山 国民 共産
・石川 国民(立民)
●福井 立民 国民 共産
○岐阜 立民(維新・国民)
○三重 立民(共産)
●○滋賀 国民(立民) 維新 共産
●奈良 国民 維新 共産
○和歌 維新(立民) 共産 保守分裂(二階・元有田市長・元鶴保愛人)
・鳥島 国民 共産
・岡山 立民
・山口 国民 無[立]
・香川 国民 共産
・愛媛 無所
・徳知 無所
・佐賀 立民(国民)
・長崎 国民 共産
・熊本 立民(社民・国民・共産)
○大分 立民(共産)
・宮崎 立民
○鹿児 立民(共産)
○沖縄 無所

762OS5:2025/06/29(日) 23:16:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3c6a6f3a1e1a5e89923d947105fb2e09fb55ac6
共産、福島と鹿児島で擁立取りやめ、立憲と一本化 今後の拡大焦点
6/28(土) 20:30配信

朝日新聞
記者団の取材に応じる共産党の田村智子委員長=2025年6月19日、国会内、安倍龍太郎撮影

 共産党は、参院選(7月3日公示、20日投開票)の勝敗を左右する全国32の1人区を対象に、立憲民主党と競合する選挙区での候補擁立を取りやめる調整に入った。28日には福島と鹿児島両選挙区で新顔の取り下げを発表し、一本化が実現した。今後どれだけ拡大できるかが焦点となる。

 福島では立憲公認、鹿児島では立憲推薦のいずれも新顔に一本化する。

 主要野党の中では、1人区である青森、栃木、群馬、岐阜の4選挙区でも立憲と共産の候補が競合している。これらの選挙区でも調整が整えば、自民候補と立憲候補による事実上の一騎打ちの構図となる。立憲と共産両党は一本化で政権批判票を集約させ、勝利につなげたい考えだが、共産は立憲側からの要請の有無や地元の意向などを踏まえて、判断する方針だ。

 立憲の野田佳彦代表と共産の田村智子委員長は19日、国会内で会談し、候補者調整を進めることで一致していた。野田氏は田村氏に対し、「与党の議席を減らし、連携して力あわせをしたい」と表明。田村氏は記者団に「共闘の意思の確認。政策の一致について、党首会談で合意できたことは非常に大きな意義がある」と語り、両党で詰めの協議を続けていた。

 2019年参院選では、立憲、国民民主、共産、社民の4党が候補を一本化し、32の1人区で10勝を挙げた。(安倍龍太郎)

朝日新聞社

763OS5:2025/06/29(日) 23:18:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/7be48216b55855836377702cbe284d6b99bd4165
社民、ラサール石井氏を擁立 参院比例、30日に記者会見
6/29(日) 16:13配信

共同通信
ラサール石井氏

 社民党は29日、参院選比例代表にタレントのラサール石井氏を擁立すると発表した。30日に本人が記者会見する。社民は参院選で3人以上の当選か、全国で得票率2%を達成できなければ公選法上の政党要件を失うため、知名度が高い候補を探していた。

764OS5:2025/06/29(日) 23:19:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/c3fe45497aa9259bb0d3d344e87e47b39a43beb3
公示ぎりぎりの共産・松崎氏出馬取り下げ 「共闘」の合意は交わさなかったけど…面談で「不審点の疑問が晴れた」 参院選鹿児島
6/29(日) 6:35配信
南日本新聞
会見に臨む松崎真琴氏=28日、県庁

 共産党鹿児島県委員会(山口広延委員長)は28日、7月3日公示の参院選鹿児島選挙区(改選数1)に立候補を予定していた新人の元県議・松崎真琴氏(67)の擁立を取り下げると発表した。立憲民主党が推薦する無所属の尾辻朋実氏(44)を自主的に支援していくとした。主要野党候補の一本化が事実上、実現することになった。

2万円は「食費にかかる1年間の消費税負担額だ」自民・森山幹事長、首相表明の参院選公約「国民一律給付」根拠を説明

 県庁で会見した松崎氏によると、尾辻氏と28日昼ごろ鹿児島市内で面会。当初、自民党公認候補に名乗りを上げた点や、政治への向き合い方などについて尋ね「自民政治を終わらせるという思いは一致している」と確認したとし、「私の願いと未来を尾辻氏に託す決断をした」と述べた。

 立民と共産は19日の党首会談で1人区での候補者調整を進めることで一致。立民県連は一本化協議を翌20日、県委員会に申し入れていた。山口委員長も、尾辻氏らと27日に面談したことを明かし「不審に思っていた点に率直に答えてもらい疑問が晴れた」とした。

 県委員会は共闘の条件として共闘意思、政策合意、選挙協力を挙げていたが、松崎氏は「今回は共闘ではない」と説明。政策文書などは交わしておらず、「参院でも自民・公明党を少数に追い込むため私が降りるという立場」と語った。

 松崎氏の出馬取り下げを受け尾辻氏は「大変重い決断。多くの支持を受けないと戦えない大きな敵なので、両党関係者の粘り強い交渉に感謝したい」と話した。

 同選挙区では、自民党元職の園田修光氏(68)、参政党新人の牧野俊一氏(39)も立候補の意向を示している。

南日本新聞 | 鹿児島

765OS5:2025/06/29(日) 23:21:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/d550e354f2aa387b73080f767216e5bea2a083ca
自民の「地方」、党勢不安視…「公約に目玉政策ない」「岩盤保守の票が離れている」
6/28(土) 22:05配信

読売新聞オンライン
自民党の全国幹事長会議であいさつする石破首相(中央)(28日午後、党本部で)=米山要撮影

 自民党は28日、都道府県連の幹部が出席する全国幹事長会議を党本部で開いた。7月の参院選(7月3日公示、20日投開票)に向けた結束を呼びかける執行部に対し、地方組織からは低迷する党勢を不安視する声が上がった。(鷹尾洋樹、北村友啓)

 「何としても自公政権を続けさせてほしい。先頭に立って、全身全霊でこの選挙を戦っていく」

 石破首相(党総裁)は冒頭のあいさつでこう述べ、参院選での勝利に向けた地方組織の協力を求めた。森山幹事長も「何としても勝ち抜いて安定した政治基盤を確立し、内外の諸課題解決に取り組まなければならない」と訴えた。

 首相らの訴えに力が入るのは、昨年の衆院選、22日の東京都議選と大敗が続いているためだ。党内では一時、小泉農相によるコメの高騰対策に期待が高まったものの、都議選では追加公認を含めても過去最低議席に終わった。

 動揺は地方組織にも広がっている。埼玉県連の小谷野五雄幹事長は取材に「『政治とカネ』の問題を解決しなければ、国民は政策を見てくれない」と述べ、有権者に根強く残る政治不信への懸念を示した。

 この日の会合では、出席者から「しっかりやらないと野党に政権が渡ってしまう」と、苦戦を危惧する声が上がった。地方選で相次いで議席を獲得している参政党など「新興勢力」への警戒感を示す声もあり、兵庫県連の黒川治幹事長は取材に「岩盤保守層の票が離れていっている」と指摘した。

 首相ら党執行部は、改選定数1の「1人区」が勝敗のカギを握るとみている。首相は3日の公示日に行う「第一声」こそ、激戦区とされる兵庫選挙区(改選定数3)で行う方向だが、その後は「1人区」を中心に全国行脚し、物価高対策などをアピールする戦略を描いている。

 もっとも、自民は「有権者にアピールできる目玉政策がない」(都道府県連幹部)のが実情だ。浮揚のきっかけをつかめないまま選挙戦に突入する恐れもあり、石川県連の福村章最高顧問は「みんなで選んだ石破首相の下、一致結束しなければ勝てるわけがない」と訴えた。

766OS5:2025/06/29(日) 23:22:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/b109c676b02044f77bc88f5ff0b978fae61ab5d5
参政党に維新離党の梅村みずほ氏入党→全国比例で擁立へ 党首討論会拒否→逆転「国会議員5人」で参加へ
6/29(日) 21:30配信

よろず〜ニュース
大阪府吹田市で街頭演説した参政党の神谷宗幣代表

 参政党の神谷宗幣代表(47)が29日、大阪府吹田(すいた)市での街頭演説で「元維新の梅村みずほさんが参政党に入党いただきました」として、日本維新の会を離党した梅村みずほ参院議員(46)=大阪選挙区=が参政党に入党したことを明らかにした。

【写真】参政党に入党した梅村みずほ参院議員

 同党は梅村氏を参院選(7月3日公示、20日投開票)全国比例で擁立する方針で、30日に国会内で正式発表する。

 参院選大阪選挙区(定数4)には、同党から宮出千慧(ちさと)氏(40)が出馬する。神谷氏は「大阪は重点区。梅村さん全国比例でということですから、今年の夏は宮出&梅村コンビの演説がたくさん聴けると思います。梅村さん全国比例で全部回っていただくんですけど、主に大阪でっていうことで、大阪の皆さんに訴えていただきたい」と、梅村氏が地盤のある大阪で重点的に支持を訴えるプランを明らかにした。

 梅村氏は2019年参院選大阪選挙区で、日本維新の会から出馬し当選。今回の参院選の維新の公認候補者を決める党内予備選(男女1人ずつ)に敗れた。その後「党のガバナンス不全」などを理由に、維新に離党届を提出し、受理されていた。

 神谷氏は「強力ですね。(梅村氏、宮出氏の)2人とも話せるので。やっぱり私たちの何も無い政党っていうのは、やっぱり伝える力がすごく大事なので、あの2人がコンビを組んだら漫才コンビではないんですけど、本当にいい掛け合いで、大阪の夏を盛り上げてくれるというふうに期待できますので、梅村氏の参加は本当に大きい」と期待を込めた。

 また、梅村氏の入党で参政党の所属国会議員は5人(衆院3、参院2)となり、政党要件となる「所属国会議員5人以上」「直近の衆院選、参院選の得票率が2%以上」の条件2つを満たすことになった。

 神谷氏は「『参政党は出さない』と言っていた日本記者クラブの討論会に呼んでいただくことになりました。ありがとう梅村さん」と集まった聴衆に報告。政党要件の条件2つをクリアしたことによって、7月2日に都内で行われる日本記者クラブ主催の党首討論会に参加することとなった。

 参政党は当初、参加を拒否されていたが「『(所属国会議員が)5人以上じゃないと出しません』ということだったので『5人になったんで出してくれますか』って言ったら『わかりました』ということだったので」と急転、参加が認められた経緯を語った。

(よろず〜ニュース・杉田 康人)

よろず〜ニュース

767OS5:2025/06/29(日) 23:38:08
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1179475/
参院選比例代表 道内関係の7人しのぎ削る 自民は4人、激しい争奪戦
参院選取材班 会員限定記事
2025年6月28日 21:49(6月28日 23:15更新)
 7月3日公示、20日投開票の参院選比例代表には、北海道関係の候補も出馬を予定している。特に自民党はベテランを中心に多数擁立し、激しい票の争奪戦が予想される。関係者の間では投票先について戸惑う声も上がる。
 「どちらの業務もやり遂げたい」。自民党現職の橋本聖子氏(60)は26日、女性初の日本オリンピック委員会(JOC)会長に就任後の記者会見で、参院議員との「二刀流」に意欲を示した。
 胆振管内安平町(旧早来町)出身の橋本氏は6期目を目指す。五輪相などを歴任したが、自民党派閥の裏金問題で昨年、党の役職停止1年の処分を受けた。逆風が続いていた中での会長就任に、自民道連内では「追い風となる」との見方が広まった。
 一方、自民の道内票を分け合うライバルは多い。「日本と自民党を立て直す」。鈴木宗男前参院議員(77)は27日、党本部で公認証を受け取った後、力を込めた。
 2002年、北方領土人道支援事業を巡る疑惑を受けて離党。道選挙区(改選数3)で2議席維持を目指す自民にとって、知名度の高い鈴木氏と連動すればプラスに働くと受け止める向きもあるが、「6年前は日本維新の会所属で戦っており、党員の反発は少なくない」(党関係者)。
 全国農業者農政運動組織連盟(全国農政連)が推薦する新人東野秀樹氏(53)は名寄市(旧風連町)出身。23年1月に繰り上げ当選となった札幌出身で理学療法士の現職田中昌史氏(59)も含めて混戦となるのは必至で、中堅道議は「誰に投票すればいいのか悩ましい」と打ち明ける。
 立憲民主党の道内関係候補は、現職と新人の2人。旧空知管内栗沢町(現岩見沢市)職員出身の現職岸真紀子氏(49)は自治労の組織内議員で、14日の立憲道連定期大会で「とにかく道民の暮らしを守る」と訴えた。選挙中の最終盤に道内入りを予定する。札幌市の会社員原谷那美氏(41)も名を連ねる。
 共産党は4期務めた紙智子参院議員(70)の後継に元衆院議員の畠山和也氏(53)を擁立した。公明党は司法修習時代を釧路市で過ごした弁護士の新人佐々木雅文氏(44)を北海道・東北重点候補とする。
 <ことば>参院選比例代表 政党・政治団体名か候補者名で投票でき、双方の合計得票数に応じて議席を分配する。「ドント式」と呼ばれる計算方法を使う。党内で獲得票が多い候補者から順に当選が決まる。2019年参院選からは、各党が優先的に当選させる候補者をあらかじめ定める「特定枠」も導入した。特定枠の候補者は、得票数に関係なく政党が決めた順位によって当選する。
( 参院選取材班 )

768名無しさん:2025/06/29(日) 23:39:12
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1178709/
参院選 政権運営を左右する自公獲得議席 三つのシナリオ
吉田隆久 小林史明 会員限定記事
2025年6月26日 23:21(6月27日 1:00更新) 
7月3日の参院選公示まで1週間を切った。石破茂首相(自民党総裁)は与党の自民、公明両党で非改選議席を合わせて「過半数」を勝敗ラインに掲げるが、獲得議席によって政権運営の行方は大きく左右される。三つのシナリオを予測する。

■49以下 過半数割れ 退陣論噴出
 今回の参院選は定数248のうち改選124(選挙区74、比例50)と非改選欠員1補充の計125議席を争う。自民、公明の与党は改選66議席、非改選議席75議席を持つ。自公が非改選を含めて過半数の125議席を確保できるかが最大の焦点となる。
 首相にとって最も厳しいのは、自公で49議席以下にとどまるパターンだ。この場合、非改選を含めても過半数を維持できず、衆参両院とも自公が過半数割れする事態となる。予算案や法案を自公だけで可決することはできず、政権運営は決定的に行き詰まる。首相の退陣論が噴出するのは避けられない。
 自民が新総裁を選出しても、過半数を持たないため首相指名選挙で選ばれる保証はない。野党が足並みをそろえれば、政権交代の可能性もある。参院選の結果を踏まえ、野党が一致して衆院で内閣不信任決議案を可決させるケースもあり得る。
 自公が過半数確保に向け、一部野党に連立政権入りを働きかけたり、無所属議員を取り込んだりして多数派工作に動くことも想定される。岸田文雄前首相は25日の講演で、参院選で与党が過半数割れした場合について「ますます物事が決められない政治になる。政権交代も起こりえる」と述べ、連立の枠組みを見直す必要性にも言及した。
 ただ、現状では主要野党の立憲民主党、日本維新の会、国民民主党は連立入りに否定的だ。首相自身も23日の記者会見で「一つのテーマだけの連立はあり得ない」と語った。
■50~62 過半数維持 求心力低下
 首相が勝敗ラインに設定した「非改選と合わせて与党過半数」は、自公で50議席以上を獲得すれば達成できる。両党の改選議席66から15議席以上減らす形になったとしても、このラインを超えれば首相は政権を維持できる見込みだ。
 ただ、自公は22年で76議席、19年で71議席を獲得している。首相の「選挙の顔」としての資質を疑問視する声が与党内で強まれば、求心力は低下しそうだ。衆院で少数与党という状況も変わらないため、このシナリオの場合でも連立の枠組みのあり方が焦点となる。
 「与党で過半数」という勝敗ラインを巡っては、自民内から「低すぎる目標だ」との声が上がるが、自民派閥裏金事件や物価高対策を巡る対応には国民の不満が根強く、内閣支持率は低迷が続く。50議席確保も容易ではないとの見方が強まっている。
■63以上 改選過半数確保 衆院解散も
 政権発足から約9カ月たって行われる今回の参院選は、首相の中間評価と位置づけられる。自公で改選議席の過半数の63議席以上を獲得した場合、首相は有権者から一定の信任を得たとして、求心力回復につながると期待を寄せる。
 さらに支持率次第では、参院選の余勢を駆って首相が衆院解散・総選挙に踏み切るとの観測もある。衆院選で自公が過半数の議席を回復することができれば、政権基盤は一気に安定する可能性がある。
 ただ、22日の東京都議選では自民が過去最低議席にとどまり、公明は9回連続の全員当選を逃すなど、与党への逆風はやんでいない。政府高官は「今の与党に改選過半数の議席を取れる力はない」と述べ、首相が掲げる非改選と合わせて与党過半数の議席が「精いっぱいの目標だ」と漏らした。
( 吉田隆久 、小林史明 )

769名無しさん:2025/06/29(日) 23:42:15
https://www.minpo.jp/news/moredetail/20250622125128
開戦前夜 ふくしま参院選(上) 自民「農業票」悩む距離感 公明苦慮 どうなる推薦
2025/06/22 10:20

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 通常国会は22日に会期末を迎える。7月3日公示、20日投開票が想定される参院選の前哨戦は熱を帯びる。昨秋の衆院選で過半数割れに追い込まれた与党が参議院で過半数を維持できるのか、野党が伸長するのか。鍵を握るのは福島県を含め全国で32ある改選1人区だ。コメなどの物価高対策が主な争点となる見通しで、政党や支援団体はどんな戦略で夏の陣に臨むのか。開戦前夜の動きを追った。(敬称略)

 

 自民党の現職森雅子は21日夜、相馬市で開いた自らの総決起大会に間に合わなかった。国会で野党7党が提出したガソリン税の暫定税率廃止法案を巡り、異例の土曜審議が長引いたためだ。決起会場の相馬市総合福祉センターでは急きょ、夫で弁護士の三好豊が代わりにあいさつし、森の議席死守に向け支援者らに力添えを求めた。

 自民は昨秋の衆院選で県内四つの小選挙区のうち一つしか勝てなかった。比例東北での復活を含めても公示前の5議席から2議席に減らした。党派閥の裏金問題による逆風は想像以上で、厳しい審判が下った。

 今回の参院選で雪辱を期している。閣僚経験のあるベテランを落とすわけにはいかない。党本部は福島県選挙区を重点選挙区の一つに位置付ける。公示前だというのに木原誠二選対委員長や小野寺五典政調会長ら党幹部が次々と福島県入りしている。県連会長の参院議員星北斗は「重点選挙区として勝つだけでなく、森雅子という1人のベテラン政治家が生まれ変わり、国民からの信頼を取り戻す選挙にしたい」と意気込む。

    ◇   ◇

 今回の選挙で大きな争点になりそうなのが「コメ」だ。小泉進次郎農相が高騰した米価の抑制と生産構造の抜本的な改革に次々と策を打つ。コメの緊急輸入の可能性にも言及した。自民党県連幹事長の矢吹貢一は支援者との会合や集会で寄せられる声から、小泉農相の一連の施策が一定の評価を得ていると手応えを感じている。

 ただ、自民の大きな支援組織であるJAは不快感をのぞかせる。一連の改革が生産者やJAの頭越しに進んでいると映るためだ。JA関係者は農相に対する評価をあえて避け、「挑発には乗らない」と不敵に笑う。コメ問題を巡りJAは消費者から「悪者」と見られるようになったのではないか、との懸念も組織内でくすぶっている。自民を支援する姿勢は崩さない一方、政策を矢継ぎ早に進める農相との距離感に苦悩している形だ。

 「農相の考え方は協同組合と合わないと思う。自由経済と規制緩和に向かおうとしているのではないか」。全国農協青年組織協議会の幹部は、小泉農相と面会した印象を明かす。自民と連携して農政を良い方向に導いていきたいとの考えは変わらない。ただ、「もう少し生産者の声に耳を傾けてほしい」との思いだ。

 小泉農相就任後、わずかに追い風が吹き始めたと森陣営はみる。6月定例県議会会期中の19日、福島市鎌田の事務所で緊急の選対会議を開き、党県連の県議や後援者ら約30人を集めた。「米価高騰などへの政策対応などで風向きが良くなっているが、これは“ブーム”だと感じている。ブームが去れば状況は変わる」。総合選対本部長を務める党県議会議員会長の太田光秋は、組織の緩みを警戒し引き締めた。

 党県連としても農業県の福島県で生産者の支持離れだけはどうしても避けたいのが本音だ。県連幹事長の矢吹は「党として、生産者と消費者の双方に寄り添った米価対策、農政を目指していることを丁寧に説明し理解を求めていく」と言葉に力を込める。

    ◇   ◇

 自民党と中央で連立を組む公明党は、昨秋の衆院選で自民派閥裏金問題の火の粉をかぶった。石井啓一代表(当時)が落選。県内の比例票は前回より2割減の約7万6500票で、目標の11万票には遠く及ばなかった。

 党支持母体の一部からは依然として自民の「政治とカネ」問題へ厳しい視線が注がれている。党県本部の幹部は「自公が選挙協力する形に変わりはない」と強調する一方、21日時点でも森に推薦を出していない異例の事態となっている。裏金問題に関わった森への不満、反発が支持母体内で消えていない証左だ。

 県本部幹事長の伊藤達也は「22日の都議選の結果を踏まえ、近く(推薦について)結論を出したい」としている。



【福島県選挙区(改選)立候補予定者】

(21日現在、敬称略)

森雅子   60 自民 現 元法相

石原洋三郎 52 立民 新 元衆院議員

小山田友子 32 共産 新 党県常任委員

大山里幸子 51 参政 新 会社役員

越智寛之  51 諸派 新 会社役員

770OS5:2025/06/29(日) 23:43:55
>>759 共産擁立取り下げ
https://www.minpo.jp/news/moredetail/20250624125159
開戦前夜 ふくしま参院選(下) 野党追い風に乗れるか 共産が擁立影響いかに
2025/06/24 10:34

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 参院選の前哨戦に与野党が位置付ける都議選で、自民党の獲得議席数は過去最低を下回り大敗した。「政治とカネ」問題に対する都民の目は厳しかった。「自公政権への不信感の表れだ。参院選で政治改革をしっかり訴えたい」。立憲民主党の石原洋三郎は都議選から一夜明けた23日、福島県須賀川市などで街頭演説に立ち、政権交代こそが最大の政治改革だと声を張り上げた。

 昨秋の衆院選で立民は、自民党派閥裏金問題への批判の高まりなどを追い風に、公示前の98議席から148議席に大きく躍進した。国民民主党は4倍の28議席に伸ばし、衆院で与党を過半数割れに追い込んだ。県内4小選挙区では3勝を挙げ、比例東北を含めると県内から5人が当選。区割り変更で小選挙区が1減となったが、解散前の4議席から一つ積み増した。

 今夏の決戦で与党を参院でも過半数割れに追い込めば、政権交代が見えてくる。福島県選挙区(改選1議席)で4選を目指す森雅子は政治資金収支報告書への不記載で、自民党の処分対象にはならなかったものの釈明に追われた経緯がある。立民県連代表で衆院議員の小熊慎司は都議選の結果を受け「野党に対する国民の期待を感じた。参院選は県民の良識と誇りに懸けて戦う」と言葉に力を込める。

   ◇    ◇

 石原は立民、国民民主、社民の各党県連と連合福島、県議会会派「県民連合」による5者協議会の支援を受け、政権批判の受け皿となるのを狙っている。22日に須賀川市で開かれた立民の党2区総支部決起大会には、国民民主や社民の県連関係者も出席し、立民との協調姿勢を示してみせた。

 ただ、同じ旧民主党の流れをくむ立民と国民民主だが政策やスタンスは異なる。先月、福島市で開かれた国民民主の県連定期大会で党幹事長の榛葉賀津也は、参院選の後に行われる国政選挙には国民民主の独自候補を擁立すると明言。石原陣営関係者は「目の前の参院選を一緒に戦おうとしているのに。石原では戦えないと言われているようにも感じた」といぶかしがる。国民民主系の地方議員は「石原さんの顔と活動が見えない。まだまだ有権者に浸透していない」と陣営の出遅れを当てこする。

 衆院議員や福島市議を務めた実績がある石原だが、全県的な知名度不足を自認している。こうした現状を受け立民県連は党所属の国会議員や県議、市町村議らでキャラバン隊を結成し、会津や浜通りを含めた県内全域で街宣活動を展開するなど躍起だ。立民県議の一部は、国民民主の公認取り消し騒動などが、5者協の結束に水を差さないかと気をもむ。立民県連幹事長の宮下雅志は「前回衆院選での県内得票数を超える50万票が目標だ。5者協が一枚岩になって(石原を)県内全域に広めていく」と足並みの乱れを否定する。

 5者協の枠組みで接着剤、潤滑油の役割を果たしてきた連合福島。会長の沢田精一は「5者協の一員として必ず当選させる。連合傘下の組合に結束を促していく」とした。

   ◇    ◇

 これまでの参院選と大きく異なるのが、野党候補者の一本化に至っていない点だ。共産党は2013(平成25)年以来、12年ぶりに福島県選挙区で公認候補となる小山田友子を擁立した。党県委員会は18日、他党に先駆けて県版政策を発表し、野党共闘に距離を置いた。

 福島県選挙区の定数が2から1に減った2013年の参院選以降、野党候補が勝ったのは2016年のみ。この勝利の再現を目指し野党は2019年、2022年と野党統一候補を立てて挑んだが、いずれも約10万票差で自民候補に敗れた。

 立民県連の幹部は「都議選の結果を見れば『政治とカネ』で自民への逆風が続いているのは明らかだ」とみる。一方で、共産とは政策面での溝が深く、歩み寄る動きは表立ってはない。

 共産党県委員長の町田和史は「中央の協議を注視する必要がある。(候補者一本化に向けた)門戸は閉じていない」と話す。ただ、22日に選対本部事務所開きを行い、小山田陣営は既に臨戦態勢に入っている。組織内には、統一候補の勝利につながってこなかった野党共闘に否定的な意見もある。党幹部は「(小山田を降ろすのは)支持者の理解を得られない」と明かす。

   ◇    ◇

 大山里[り]幸[さ]子[こ]を擁立した参政党は、有権者の既存政党離れを突き、無党派層などの受け皿になるのを狙う。政治団体「NHK党」からは越智寛之が立候補を予定している。

(敬称略)
福島県選挙区(改選1)立候補予定者(23日現在、敬称略)
森雅子 60 自民現元法相
石原洋三郎 52 立民新元衆院議員
小山田友子 32 共産新党県常任委員
大山里幸子 51 参政新会社役員
越智寛之 51 諸派新会社役員

771OS5:2025/06/29(日) 23:56:26
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/667452
参院選で自公協力に濃淡 中国地方4選挙区 山口は推薦なく
2025/6/27
(最終更新: 2025/6/27)
 参院選(7月3日公示、20日投開票)の中国地方4選挙区で、連立与党の自民党と公明党の選挙協力に濃淡がある。広島、岡山と合区の島根・鳥取の3選挙区は自民党の立候補予定者を公明党が推薦し、連携を強める一方、山口では27日時点で推薦していない。自民党派閥の裏金事件や旧統一教会の問題が影響しているとみられる。

 山口市で5月にあった山口選挙区の自民党現職の事務所開き。あいさつに立った公明党山口県本部の石丸典子代表は「自公連立政権の過半数獲得に向けて公明党も全力を尽くす」と力を込めた。

 だが自民党現職は公明党の推薦を受けていない。公明党本部は「推薦依頼が出ていない」とする。2021年の参院山口選挙区補欠選挙で当選した際は推薦を得ており、自民党関係者は「党派閥の裏金問題の影響もあるのでは」とみる。

 今回の参院選の自公の相互推薦は2月に両党が基本合意した。公明党は裏金事件に関わった自民党候補を推薦する条件に「真摯(しんし)な反省」などを明記した。

 裏金事件を巡って、山口選挙区の自民党現職は1月の参院政治倫理審査会で旧安倍派から還付された政治資金パーティー券の販売ノルマ超過分相当の資金について、秘書の判断で自身が代表の政治団体の勉強会費として収支報告していたと釈明した。このほか、旧統一教会系の政治団体の関係者から過去の選挙で支援を得ていたことも影響したと見る向きがある。

 ただ、公明党にとっても推薦を見送れば比例代表への自民党の支援を得にくいデメリットがある。公明党県本部は30日に対応を決める方針だ。

 対照的に全国で最も早い3月に公明党の推薦を得たのが岡山選挙区の自民党新人だ。22年の参院選では自民党候補が推薦を求めず、公明党が自主投票にしていた。今回は自民党新人が公明党の複数の集会に同党の比例代表の立候補予定者とともに出席している。

 広島、島根・鳥取選挙区のそれぞれの自民党新人には、公明党が5月に推薦を出した。今月24日には斉藤鉄夫党代表(広島3区)が広島選挙区の自民党新人の事務所を訪ね「大勝利のために全力を挙げる」と激励した。 島根・鳥取選挙区の自民党島根県連の園山繁幹事長は「公明党とは長年の信頼関係がある」と強調。公明党県本部の吉野和彦代表は「良好な関係を続けていくために公明党にも一定に投票してほしい」と促す。

772OS5:2025/06/30(月) 00:01:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/326a4dd86f5b8058ac1399d48e20932702b0caa9
「父も含め自民議員は何をやってきたのか」――立民推薦・尾辻氏が〝決別宣言〟 参院選公示直前、こぎつけた共産との「共闘なき一本化」 舞台裏で何が…
6/29(日) 11:25配信

南日本新聞
会見に臨む松崎真琴氏。涙をこらえる場面もあった=28日、県庁

 参院選の公示が5日後に迫った28日、共産党新人の松崎真琴氏(67)が鹿児島選挙区での立候補を取りやめた。無所属の尾辻朋実氏(44)を推薦する立憲民主党関係者が水面下で働きかけを続けてきたことが奏功し共産自ら降りる形になった。「共闘なき一本化」が今後の選挙戦にどう影響するかは見通せない。


 松崎氏の緊急会見が開かれる予定時刻の午後5時、県庁に現れたのは尾辻氏だった。「自民党と決別する覚悟が明らかなのか、皆さんの懸念が払拭できていない」とし、「無所属で立候補を決めたときから片道切符を握っている。長く続いた自民政治の結果が今の鹿児島の疲弊。戻る気持ちはない」と明言した。

 会見は共産側からの要請だった。自民公認候補に手を挙げた尾辻氏の政治的な立ち位置を明らかにする必要があった。松崎氏と並んで会見することも求めたが断られたという。尾辻氏を推薦し、共産との連携を警戒する連合鹿児島に立民が配慮したとみられる。尾辻氏の直後に会見した山口広延党県委員長は「同席しないことに納得はしていない。握手くらいした方がいい」と述べた。

 別々で会見した理由を立民県連の柳誠子代表は「連合鹿児島を含め皆さんの意向に一番沿う形」と主張。自民幹事長のお膝元で組織戦を展開する元職園田修光氏(68)を念頭に「スタート地点に立ててほっとした。いい構図がつくれた」とし、支持拡大を狙う保守層への影響は「無所属なので心配ない」と話した。

 交渉過程では、共産支持者の尾辻氏への不信感が最大のハードルだった。最終的には尾辻氏と松崎氏が直接面談。松崎氏は、疲弊した地方を回った尾辻氏から「自分の父親(自民現職の尾辻秀久氏)を含め県選出の自民議員は何をやってきたのか」との言葉を聞き、決意を固めた。会見中に涙をこらえる場面もあった。

 政策面では集団的自衛権行使を容認した安全保障関連法の廃止に尾辻氏から「力を尽くしたい」との言葉があったという。一方で政策合意文書は交わしていない。山口氏は「本当は取り決めをするのが一番いいが、今後もよくみて要請もし、間違った方向に行かないようにお付き合いできたらと思う」と語った。

南日本新聞 | 鹿児島

773OS5:2025/06/30(月) 00:07:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/b81fe4e79d067a0380e3e181c86e19df06ce9468「最悪、総理を出せなくなる」危機感広がる…“少数与党”石破政権が迎える運命の参院選 野党は連立に慎重か【edge23】
6/29(日) 6:02配信


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7月の参院選の「前哨戦」とされた東京都議会議員選挙。結果は自民党の「想定以上」の大敗で、野党各党からも驚きをもって受け止められるほどだった。国会会期中に早くも「スタートしていた」参院選の行方を探る。

【写真を見る】「むしろ不信任案を出して欲しかった」自民党議員の本音

■「負ければ最悪総理を出せなくなる」運命の参院選

総理が何かを実現しようとしても法案が通らない。今国会は、近年とは状況が大きく違った。過去、安倍・菅・岸田の各総理は官邸で政策を打ち出し、それに与党が応えるという形だった。

今回、権力の舞台が「官邸」から「国会」へと移り、政党間協議が重視されるようになった。結果として石破総理よりも、自民党の森山幹事長など党幹部の存在感が強まったのだ。

来月の参議院選挙で、石破総理は勝敗ラインを「与党で過半数」と設定している。改選となる現職は66人だが、目標は50議席。この目標設定について「低すぎる」という声もあるが、森山幹事長など自民党執行部は「非常に難しい目標」と漏らす。

仮にこの「50議席」を割った場合どうなるのだろうか。参議院でも衆議院と同じように野党との合意が必要になり、法案を通すための手間が今の2倍、3倍になる可能性がある。さらに、石破総理に対して「もうやめてください」という声も党内から上がりかねない。

そうなると新たな総裁選挙が行われるが、衆議院も参議院も少数与党の状況では、自民党の新総裁が自動的に新総理になるとは限らない。「自民党が負けることは基本的に許されない。負けた場合には最悪、総理を出せなくなってしまう」という危機感も広がっている。

では、「50議席」を上回ることができた場合は、どのようなシナリオが想定されるのだろうか。目標を達成したと言っても、少数与党の“現状維持”に過ぎない。参院選後には臨時国会が想定されていて、今度は補正予算案の扱いが焦点となる。もし野党の協力が得られなければ予算案が通らない可能性があり、石破総理は「予算案が通らない時には解散総選挙は当然選択肢にある」と発言している。支持率が好転しないまま解散総選挙となるといよいよ政権を担うことができない可能性もある。つまり、参院選の目標を割り込んでも達成しても、総理大臣が変わる可能性を孕んでいるということだ。

野党側は、参院選で勢いがついた場合は「望むところ」という姿勢だ。ところが、仮に与党が追い込まれた状況になったとしても、新たな連立形成は容易ではないとの見方も強い。90年代、社会党が自民党と連立を組んだ後に議席を激減させた歴史もある。乱立する野党をまとめるリーダーが不在の中、安易な連立には慎重な意見も根強くある。

774OS5:2025/06/30(月) 00:09:23

■ “少数与党”の苦しい綱渡り 「何をするにしても野党の協力が必要」

31年ぶりの少数与党として始まった通常国会。自民党にとって、この状況がどれほど苦しいものだったのか。

「少数与党っていうのは本当に大変だ」この一言に尽きる。自民党が少数与党という形は、国会で何を決めるにしても与党以外の協力を得なければ何一つ進まないという状況を生んだ。

通常国会の最終盤には立憲民主党が内閣不信任案を提出するのではないかという動きもあった。実際には提出されなかったが、閣僚経験者を含む何人かの自民党議員からは「むしろ不信任案を出して欲しかった」という声すら上がっていたという。少数与党の苦しい状況から抜け出したいという本音だ。

今国会では、提出された59本の法案のうち58本が成立したが、政府が提出した2割の法案が修正された。これは極めて異例のことであり、立憲民主党の野田代表の言う「熟議の国会」は達成できたのではないか。

■「憲政史上初の委員長解任」参院選控えた各党の思惑

国会の終盤、野党の動きに変化が訪れた。6月11日、ガソリン減税法案を野党7党が共同で提出したのだ。

この法案は、暫定税率を廃止するなどガソリン価格の負担軽減を図るものだ。しかし、与党側が審議入りに応じなかったため、野党側は衆議院の財務金融委員長の解任決議案を提出。その後、野党側の賛成多数で財務金融委員長の解任が決まった。これは戦後初めての出来事だった。

この結束に至った背景には、参議院選挙を控えた各党の思惑があった。「参院選挙を前にすると、やっぱり自民党との対決姿勢を見せたい」という野党の本音だ。自然と各党の思惑が一致し、結果として野党が一丸となる形になった。

このように31年ぶりの少数与党による国会運営は、政治の力学を大きく変えた。参院選の結果次第では、日本の政治情勢がさらに大きく動く可能性も十分にある。政権与党の命運を左右する夏の戦いが、今まさに始まろうとしている。

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775OS5:2025/06/30(月) 00:22:42
https://www.chunichi.co.jp/article/1089034?rct=siz_san25
国民・榛葉さん 「党の顔」で異例の戦い 応援で県内不在に
2025年6月27日 05時05分 (6月27日 05時06分更新)
 参院選静岡選挙区(改選数2)で5期目を目指す国民民主党現職の榛葉賀津也さん(58)は今回、異例の選挙戦に臨む。党幹事長として全国の新人候補の応援に飛び回る予定で、県内は不在がちになるためだ。陣営は”あるじ不在”の選挙をどう戦うのか。 (木谷孝洋)
 「地元にいることができない日が多くなる。私を育ててくれた皆さんに静岡選挙区を守ってほしい」。今月中旬、掛川市のJR掛川駅前。小雨が降る中、榛葉さんは集まった約400人の聴衆に声を張り上げた。その後、浜松市内に移り、精力的に活動した。
 過去4回は選挙区に張り付き、県内を細かく回る選挙戦を展開したが、今回は様相が一変する。陣営関係者によると、17日間の選挙期間中、県内で活動できるのは3、4日間になる可能性があるという。
 背景には、党が全国に新人を大量に擁立したことがある。選挙区に擁立予定の22人のうち、現職は榛葉さんだけ。取材に「私以外は全員新人なので徹底的にサポートしたい」と話す。
 「党の顔」としての発信力の高さも、全国を飛び回らざるを得ない事情となっている。2020年の結党以来、玉木雄一郎代表と二人三脚で党運営に当たるが、記者会見のユーチューブ視聴回数は玉木さんを上回ることも多く、情熱と軽妙さが入り交じる発言は支持者の人気が高い。
 地元議員「留守預かる」

 本人不在の選挙を戦うため、国民県連は着々と足場を固めてきた。昨年10月の衆院選時点は6人だった地方議員は静岡市議選などを経て13人に増えた。榛葉さんから誘われて入党したという地方議員の一人は「参院選での活動も期待されたのだろう。留守をしっかりと預かりたい」と話す。
 不安要素も

 陣営は07年以来のトップ当選を見据えるが、不安要素がないわけではない。
 一つは政党支持率の頭打ちだ。共同通信社の世論調査で、4月は18・4%だったが6月には9・9%に低下。参院選比例代表の候補擁立を巡る党内の混乱が影響したとみられる。
 もう一つが立憲民主党との協力関係。19年に候補者を立てた立民は今回は榛葉さんの後方支援に回る。ただ、国民県連から立民県連への支援要請は口頭のみで、選挙協力に関する文書も交わさなかった。立民内に温度差があり、県西部の地方議員は「原発推進を掲げる国民民主党の候補者は応援できない」と断言する。
 参院選の前哨戦とされる東京都議選で、国民は9人の新人を当選させ、勢いが続いていることをうかがわせた。榛葉さんが参院選でどのような結果を出すかは今後の政局を占うことになる。榛葉さんは「静岡は東京と大阪のど真ん中で、ある意味で(全国の)サンプルの県。従来のようにへばりつくのは難しいが、県民に対してもしっかり訴えていく」と意気込んでいる。
 参院選静岡選挙区(改選数2)の立候補予定者
榛葉賀津也 58 国現〈4〉
鈴木千佳 54 共新
福原志瑠美 42 諸新
牧野京夫 66 自現〈3〉
松下友樹 41 参新
山口香苗 46 諸新
 ※敬称略。五十音順

776OS5:2025/06/30(月) 00:28:34
https://www.tokyo-np.co.jp/article/414804?rct=chb_san25
参院選千葉 公示まで1週間、乱戦の様相 自民2議席死守なるか 野党の複数奪取は?注目集まる
2025年6月26日 07時46分
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5月の自民党県連大会でアピールする石井準一さん(左)と豊田俊郎さん=いずれも千葉市で

 参院選公示(7月3日)が1週間後に迫った。千葉選挙区(改選数3)の構図は固まりつつある。いずれも現職の自民2人、立憲民主1人と、新人11人が立候補を予定。ほかにも出馬の動きがあり、14人を超えれば過去最多を更新する。自民の2議席死守か、野党が複数議席を得るかに注目が集まる。(小川直人)
 「トップに迫らなければ」。4選を目指す自民現職の石井準一さん(67)は立ち位置をこう表現する。2019年は69万票を得てトップ当選。だが、昨年の衆院選後も続く自民への逆風を受けて自身が2、3番手に甘んじるようなら、過去4回続いた2議席獲得を見通せなくなるからだ。
 県連選対委員長の小林鷹之衆院議員も、11日にあった習志野市での国政報告会で「1議席取ることすら簡単ではない。前を追い抜いていかなければならない」と語気を強めた。
 3選を目指す自民現職の豊田俊郎さん(72)は「厳しいのは過去2回と同じだ」と話す。地元・八千代市で23日に開いた国政報告会には麻生太郎党最高顧問も駆けつけ、「2人で票をきちっと取り合って、うまく2議席を」と述べた。
 候補者が多くなり票が分散すれば、組織力に勝る自民陣営に有利との見方はある。支援する公明県本部幹部は「2人とも勝たせたい」とし、情勢を見極めたい考えだ。
 一方、衆院選で議席を増やした立憲民主をはじめ、野党は自民2議席の切り崩しをうかがう。

777OS5:2025/06/30(月) 17:02:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/43c2be4226c8a8408805d1002cdd9a75c6e5ddcd
北村晴男弁護士が参院選出馬表明「このままでは日本が壊れてしまう」日本保守党の比例代表
6/30(月) 15:39配信


日刊スポーツ
北村晴男弁護士(2022年12月撮影)

 弁護士の北村晴男氏(69)が30日、自身のYouTubeチャンネルで、参院選(7月3日公示、20日投開票)比例代表に日本保守党(百田尚樹代表)から立候補することを明らかにした。

【写真】45歳「美人すぎる市議」がピカチュウと2ショット!

 北村氏は「私は、今回の参院選全国比例に、日本保守党から立候補させていただくことになりました」と表明。「これは急きょ決めたことです」と説明した。

 立候補の理由については、7月1日に、日本保守党の会見および北村チャンネルで詳細を説明するとした上で、「一言だけ申し上げると、このままでは日本が壊れてしまうという風に思ったこと、これが最大の理由です」とした。これまでも選挙の誘いは「少なからずあった」と明かし「これまでは一度も出たいと思ったことはありませんでした」と振り返った。同党ではこれまで、法律顧問を務めていた。

 北村氏は、日本テレビ系人気長寿バラエティー番組「行列のできる法律相談所」出演で一躍、名を知られた。同番組では橋下徹氏や丸山和也氏ら出演の弁護士と激論を交わす場面も名物となった。その橋下氏はこれまでに大阪府知事や大阪市長を歴任。丸山氏も07〜19年にかけ自民党の参院議員として活動した。

778OS5:2025/06/30(月) 17:12:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/fcd4a3dd8cbfdb685026a6182dab351cf41c408e
ラサール石井氏、参院選出馬表明へ 社民、政党要件確保へ正念場
6/30(月) 11:29配信

毎日新聞
参院選挙への出馬を表明するラサール石井氏(左)。右は社民党の福島瑞穂党首=参院議員会館で2025年6月30日午後2時3分、平田明浩撮影

 社民党は参院選比例代表にタレントのラサール石井氏を擁立する。30日午後に本人が記者会見し、出馬表明する。党勢縮小が続く中で政党要件を確保できるか、正念場となる。



 社民党は「55年体制」で野党第1党だった社会党が1996年に改称。当時は衆参99人が所属した。「おたかさん」の愛称で親しまれた土井たか子氏が党首に就き、護憲政党として存在感を発揮したが、党勢は徐々に衰退した。

 2020年、立憲民主党との合流のための離党を容認したことで分裂。地方組織は弱体化し、党員の高齢化も進んだ。現在、所属議員は衆院1人、参院2人で、このうち1人が改選期。

 福島瑞穂党首は18日の記者会見で「今度の参院選で2%以上(得票率を)獲得しないと政党要件を失う。憲法を生かして人権を大事にしつつ、ぶれない社民党は国会に必要だ。元気な新しい社民党を作っていきたい」と話した。

779OS5:2025/06/30(月) 17:42:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/f03d8d1de5ccee92e82a5cce66076bb170bfc50c
〈参院選いしかわ2025〉前哨戦低調ムードに苦心 公示まで1週間切る 自民逆風、野党は浸透に躍起
6/27(金) 5:01配信

北國新聞社
 7月3日の参院選公示まで1週間となった26日、県選挙区に立候補を予定する4氏が支持拡大の動きを加速させた。自民現職は白山市内で経営者と懇談して結束を確認。野党新人は街頭演説を中心に政権批判を繰り広げ、東京都議選で議席を増やした勢いを波及させようと躍起になった。自民は都議選での逆風、野党は知名度不足を課題としており、それぞれ低調ムードを払拭しようと苦心しながら駆け回った。

 4選を目指す自民の宮本周司氏(54)は、白山市で自身を支える経営者の勉強会に参加。約30人を前に「人生を懸けて取り組む。皆さんから指導をいただければ心強い」と支援を呼び掛けた。

 宮本氏は、企業回りを中心に各地域の選対の会合にも出席している。取材に対し「自民にとって優しい風は吹いていない」と言い聞かせるように語った。選対本部の下沢佳充幹事長は「どのような選挙でも楽観はできない。今一度組織の引き締めを図りたい」と話した。

 国民民主党公認で出馬する新人浜辺健太氏(30)は奥能登を中心にあいさつ回りや街頭演説をこなし「能登に暮らす一人として、復旧復興に全力で取り組みたい」と訴えた。奥能登での演説は26日が2回目。都議選後は「手を振ってくれるドライバーが増えたように思う」と手応えを語った。

 県連代表の小竹凱衆院議員は「知名度不足を何とか挽回したい」と述べ、可能な限り街頭活動に同行する。今後も党幹部や当選同期の衆院議員を応援弁士として呼び込み、総力戦で戦うとした。

 共産党公認の新人村田茂氏(62)は白山市内で街頭演説を行い、石破政権の一律2万円給付の公約を挙げて「選挙目当てのばらまきで国民をごまかそうとしている。厳しい審判を下そう」と批判を強めた。

 村田氏は都議選で自民が議席を減らしたことを追い風にしたいとするが、支持拡大には物足りなさがあるという。このため、SNS戦略として公式ラインを開設した。村田氏は「前の衆院選より反応は良い。地道な街頭演説と合わせてSNSもアピールし支持を広げたい」と述べた。

 参政党新人の牧野緑氏(40)は地元能美市の街頭に立ち、帰宅中のドライバーや通行人に手を振った。「党のメディアへの露出が増え、初めと比べて反応は増えてきた」と語る。

 同党は都議選で初めて議席を獲得。SNS戦略が支持拡大につながったとの見方が多く、牧野氏もSNSを用いた活動に力を入れる。全国比例で出馬する川裕一郎前県議、県議補選金沢市選挙区で立候補する荒木博文前市議と連動するほか、28日には神谷宗幣代表(加賀市在住)と金沢市でキックオフ集会を開く。

780OS5:2025/06/30(月) 17:42:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/307766dbfb8735b148f63953a3e3fa283deacf22
兵庫県議を殴り大けが負わしたか 会社社長の男を傷害容疑で逮捕
6/26(木) 22:06配信

サンテレビ
6月26日未明、宝塚市の駐車場で兵庫県議を殴り、けがを負わせたとして県議の知人の男が傷害の疑いで逮捕されました。2人は当時、県議の事務所で酒を飲んでいたということです。

事件があった駐車場(宝塚市)

傷害の疑いで逮捕されたのは、会社社長で西宮市に住む49歳の男です。

警察によりますと、男は26日午前3時20分ごろ、宝塚市野上の駐車場で兵庫県議会の会派「ひょうご県民連合」の橋本成年議員の顔面を拳で複数回殴り、けがをさせた疑いが持たれています。

橋本県議は命に別条はないものの顔面骨折などのけがを負い、現在(6月26日時点)も入院しているということです。

2人は知り合いで、当時、橋本県議の事務所で酒を飲んでいたところ口論になり、争う声を聞いた近隣住民の110番通報で事件が発覚しました。

調べに対し男は、「覚えていない」などと容疑を否認していて、警察は、詳しい経緯を調べています。

サンテレビジョン

781OS5:2025/06/30(月) 18:00:35
https://www.sankei.com/article/20250630-5QMCNPVPKBJGFM5I7AZ7BRQWYA/?outputType=theme_election2025
参院選予測(下)波乱の大阪、維新破った前四条畷市長が台風の目に 兵庫は立花氏が存在感
2025/6/30 11:00
報道アナリストの新田哲史氏が、東京都議選(6月22日投開票)直後時点での、夏の参院選における西日本の個別選挙区について最新情勢を分析した。日本維新の会が2議席を目指す大阪では、候補選定が遅れていた自民候補が決まった。さらに、かつて維新候補を破った前四條畷市長が出馬を表明して波乱要素が強まった。兵庫では、今月の尼崎市議選で公認候補が当選したNHK党の立花孝志氏が存在感を見せているという(表中の〇は優勢、△はやや優勢、▲はやや劣勢。西日本の全選挙区予測は有料会員のみご覧いただけます)。

京都で維新脅かす国民民主
滋賀(改選1)では、立憲民主党と国民民主党が候補を一本化した。

782OS5:2025/06/30(月) 18:02:30
https://www.asahi.com/articles/AST6W2T9JT6WUTFK025M.html
維新をおそう「都議ゼロショック」 参院選は「守りの選挙」の様相
有料記事

宮脇稜平2025年6月27日 18時15分
 参院選(7月3日公示、20日投開票)を控え、野党第2党の日本維新の会が、東京都議選での「議席ゼロショック」に揺れている。「改革保守」系のライバルと目する国民民主党が9議席、さらには新興勢力の参政党が3議席を得た一方で、唯一の議席を失った。参院選は「守りの選挙」を強いられそうだ。

 6月22日投開票の都議選で、維新は現職1人を含む6人を擁立したが、全員落選。唯一の議席があった大田区(定数7)では、前回の2位から11位まで落ち込んだ。「参院選にも影響が出るだろう。1議席でもとりたかった……」。維新幹部はうらめしそうに振り返る。

 維新は昨秋の衆院選で議席を減らした直後の12月、吉村洋文大阪府知事が新代表に就任。挽回(ばんかい)に向けて新体制を発足させたが、党勢の低迷が続いている。朝日新聞の今月14、15両日の世論調査で維新の支持率は2%で、国民民主(6%)や参政(3%)の後塵(こうじん)を拝していた。都議選では、国会で与党と社会保険料引き下げの実現策で合意した点などを「実績」としてアピールしたが、都民には届かず、国民民主や参政に議席で突き放された。

維新に危機感「今は参政党が旬だ」

783OS5:2025/06/30(月) 18:06:10
https://mainichi.jp/articles/20250625/k00/00m/010/346000c
立憲、蓮舫氏擁立決定の舞台裏 重鎮の一言が決定打に 涙ぐむ幹部も
毎日新聞
2025/6/25 20:07(最終更新 6/25 20:07)

 立憲民主党は参院選(7月3日公示、20日投開票)で、元参院議員の蓮舫氏の比例代表での擁立を決めた。党執行部は年明け以降、擁立に向けて党内や関係先との調整を続けてきたが難航。24日の党会合も紛糾したものの全会一致で承認され、半年がかりでの擁立決定にこぎつけた。ただ、参院選の結果次第では党内の火種となるリスクもはらんでいる。

禍根残しかねない状況で
 24日夕、国会内の会議室で開かれた立憲の常任幹事会では、蓮舫氏の擁立をめぐって激論が交わされた。出席者によると、30人の常任幹事のうち16人が発言。蓮舫氏の2024年の東京都知事選への出馬に関し、「自分の意思で参院(議員)をやめて、国政復帰しないと宣言して出ていった」などと擁立に否定的な意見も相次いだという。


 都連会長を務める長妻昭代表代行は「蓮舫氏を出せば得票も増えるし、議席も増えるはずだ」と擁立を支持したが、参院で影響力を持つ水岡俊一参院会長は黙ったままで発言はなし。このまま意見がまとまらず採決となれば、参院選を前に党内に禍根を残しかねない状況にあった。

 雰囲気を変えたのは、…

784OS5:2025/06/30(月) 18:09:06
https://www.yomiuri.co.jp/local/hokkaido/news/20250627-OYTNT50261/
【参院選・対決の構図】自民両現職、再選至上命令 都議選大敗やまぬ逆風
2025/06/28 05:00

 参院選が7月3日に公示され、20日に投開票される。公示を前に、北海道選挙区(改選定数3)の構図や展望を探る。

 参院選の「先行指標」とされた東京都議選で、過去最低の議席数に沈んだ自民党。投開票から一夜明けた23日、党道連会長の武部新は読売新聞の取材に「思った以上に厳しい」と語った。8回連続で全員当選を果たしてきた公明党も落選者が相次ぐなど、逆風が収まっていないと感じる。

 自公は昨年の衆院選でも「政治とカネ」の問題が直撃し、道内12小選挙区で3勝9敗と大敗。自公協力の「象徴」とされた10区(岩見沢市など)も公明の現職が議席を失った。衆院で少数与党となった石破政権にとって、自民現職の高橋はるみ(71)と岩本剛人(60)の再選は至上命令だ。


 「皆様方に改めて心からおわび申し上げる」。2月、札幌市のセミナーで、高橋は支援者に頭を下げた。派閥の裏金問題を巡り、高橋は約20万円の政治資金収支報告書への不記載が判明。以来、会合で謝罪を重ねる。

参院選に向け、支援を呼びかける高橋はるみ氏(27日、札幌市中央区で)

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 公明は、4月に岩本の推薦を決めると、高橋にも5月に推薦を出す方針だった。高橋は知事時代から公明と友好関係を築き、関係者は「時期をずらせば理解を得られると踏んだ」と明かす。ところが公明が岩本のほかに、不記載のあった道外の自民現職3人を同時に推薦したところ支持者が反発、党執行部は火消しに追われた。

 都議選では、都議会自民会派でも発覚した不記載が自民大敗の一因とされる。「政治とカネ」の問題に対する有権者の不信が改めて蒸し返された格好で、高橋に対する公明の推薦は「厳しい」との見方が強い。前知事という高い知名度で、2019年の前回は82万票超を得てトップ当選した高橋だが、一時は体調不安も取り沙汰された。関係者は「前回から票が増える要素は見当たらない。いかに目減りを食い止めるかだ」と漏らす。


 前回3位の岩本陣営は、さらに強い危機感を持つ。前回は、道連会長で高橋との確執もあった吉川貴盛が剛腕ぶりを発揮。発破をかけ、業界・団体の支援を軒並み岩本に寄せた。その吉川は汚職事件で政界を去り、吉川とともに動いた参院議員の長谷川岳も道や札幌市職員への威圧的言動が問題視され、「表立って動きにくい」(自民関係者)。

協力を求める岩本剛人氏(24日、札幌市手稲区で)
 岩本は地方票の掘り起こしに向け、6月に入ると後志や十勝、オホーツク地方に足を運んで後援会の支部を次々と設立した。しかし、任期中はコロナ禍もあってか活動に物足りなさを指摘する声も聞かれる。支持する農業団体幹部は「とにかく地方を回ってくれと言い続けている」と焦りを隠さない。

 岩本は「まだまだやり残したことがある。厳しい選挙だが今一度、力を貸していただきたい」と訴える。

 自民は前回と同様、岩本を重点候補に指定し、道内の衆院議員秘書や党本部職員を集中投入するなど支援体制を敷く。ただ、都議選の逆風は北海道にも及ぶ可能性があり、無党派層への浸透は期待できない。両陣営が業界・団体票を奪い合う展開を想定し、道連幹部はこう吐露する。「高橋は2位でもいい。2議席取ることが重要だ」(敬称略)

785OS5:2025/06/30(月) 18:11:30
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250629-OYT1T50029/
参院選滋賀選挙区の構図固まる…「滋賀方式」で国民候補を立民・連合が支援
2025/06/29 10:22
 7月3日公示、同20日投開票の参院選滋賀選挙区(改選定数1)で、立憲民主党県連と国民民主党県連、連合滋賀が27日、国民の公認候補予定者の勝利を目指すことで合意した。これで新人7人による同選挙区の戦いの構図がほぼ固まった。

握手する国民と立民の両県連と連合滋賀の代表者ら(滋賀県栗東市で)
 立民と国民の候補者擁立を巡っては、両党県連の支持母体である連合滋賀が、5月上旬に国民の中小企業診断士・堀江明氏(38)の推薦方針を決定。立民は今月17日、国民が他の選挙区で立民候補を支持するのと引き換えに、出馬を予定していた県議の佐口佳恵氏(51)の擁立取り下げを決めていた。


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 連合滋賀は27日、堀江氏の推薦を正式に発表。立民県連も「支持」を決め、国民県連との3者で連合推薦候補の勝利を目指し、両党は地方議員に支援を求める合意書に署名した。同日夜には栗東市内で堀江氏の決起集会があり、立民県連の今江政彦代表が「頑張ろう」と声をかけ、握手を交わす場面もあった。

 滋賀は、労働団体と野党による選挙での共闘が全国に先駆けて成立したことで知られ、「滋賀方式」とも呼ばれる。連合滋賀の白木宏司会長は集会後、取材に「連合型の選挙発祥の地の歴史を理解してもらい、まとまったことは感無量」と語った。国民県連の河井昭成代表も「立民には色んな思いをのみ込んで自公に勝つ選択をしてもらい、感謝しかない。結果を出すため全力で取り組む」と意気込んだ。

 同選挙区では、自民党が前守山市長の宮本和宏氏(53)、日本維新の会が元新聞記者の岡屋京佑氏(32)、共産党が党県委員の佐藤耕平氏(43)、参政党が内装業の中田あい氏(46)をそれぞれ公認候補として擁立すると発表。NHK党員の菅原良雄氏(47)と元小学校教諭の藤井隆一氏(60)も立候補の意向を表明している。

786OS5:2025/06/30(月) 18:13:35
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250627-OYT1T50144/
自民党の現職、参院選は浮動票を警戒…厳しい戦い続く東毛地域に注力
2025/06/26 05:00
対決の構図<上>
 参院選の日程が、7月3日公示、20日投開票に決まった。群馬選挙区(改選定数1)は再選を目指す自民党現職に立憲民主党などの新人6人が挑む構図となり、改選定数が2から1になった2007年以降では最多の候補者となる見通しだ。26日で公示まで1週間、目前に控える各陣営の戦い方を追った。


 「どの選挙区でも自民に厳しい風が吹いている」

 党の組織運動本部長を務める小渕優子群馬県連会長は14日、前橋市内の決起集会で強調した。昨年の衆院選では県内全5小選挙区で議席を維持したが、「安心してしまうことが一番の敵」とも訴えた。


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 今回、自民現職の清水真人氏(50)の陣営は、事務所を前橋市境に近い高崎市のほか、東毛地域の拠点として太田市にも設けた。

 自民は、東毛地域で厳しい戦いが続いている。昨年の衆院選では太田市で立民候補に3413票のリードを許し、結果として比例復活を許した。6年前の参院選で館林市の清水氏の得票率は50・9%と、12市で2番目に低かった。最も低かったのは県都・前橋市の50・6%で、陣営は浮動票の多さを警戒する。

 清水氏は高崎市議、同市区選出の県議を務めたたたき上げで、前任の山本知事らのような「ブランド力」はない。陣営の選挙対策本部長を務める星名建市県議は、清水氏が国土交通政務官などとして国と地方のつなぎ役を「一生懸命やってきた」としつつ、名前の浸透が課題と認める。

 背景には、参院選の比例選では個人名での投票も認められることがある。自民を支持する各業界団体も比例選に候補を擁立しており、個人名での投票呼びかけに力を入れるからだ。

 県関係では、日本医師会の政治団体・日本医師連盟の組織内候補だった羽生田俊氏(77)が引退するが、後任候補も県出身で、清水氏の陣営には「軸が定まらない」との声もある。

 選挙では、県議や首長、推薦を受ける公明党もフルに動かす組織戦を展開する見通しだ。十数か所に選対組織を作り、公示後はくまなく回る。

 14日の決起集会で清水氏は「少数与党ではなく過半数がとれる与党となって、国を動かさなければならない。その前哨戦が参院選だ」と訴えた。県内では自民が衆参の議席を独占し、厚い保守地盤を誇る。党が5月中旬に行った情勢調査では、次点候補を10ポイント以上引き離していたとされる。

 しかし、決起集会で進行役を務めた桐生市区選出の県議は集会の5日後、公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕された。参院選の前哨戦と評される22日投開票の東京都議選では自民が大敗した。「マイナスがどの程度かは判断が難しい」(清水氏)。影響を予測しかねている。

立候補予定者
清水真人 50 自 現《1》
河村正剛 51 立 新
高橋保 67 共 新
青木ひとみ 44 参 新
上楽宗之 46 諸 新
井田雅彦 49 諸 新
辛嶋美紀 49 無 新

※敬称略。並びは政党の参院勢力順と諸派は政治団体の五十音順。《》は当選回数

787OS5:2025/06/30(月) 18:15:34
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250627-OYT1T50153/
参院選群馬選挙区、立憲民主党は国民民主党支持層の取り込み狙う…共産とは一本化困難か
2025/06/27 05:00

対決の構図<下>
 参院選の日程が、7月3日公示、20日投開票に決まった。群馬選挙区(改選定数1)は再選を目指す自民党現職に立憲民主党などの新人6人が挑む構図となり、改選定数が2から1になった2007年以降では最多の候補者となる見通しだ。26日で公示まで1週間、目前に控える各陣営の戦い方を追った。


 「今回の選挙は勝たなきゃいけない。この群馬に風穴を開けたいんです」


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 立憲民主党新人の河村正剛氏(51)は、21日に高崎市で開かれた必勝集会で声を振り絞った。

 集会前に行われた群馬県連の定期大会には、国民民主党県連事務局長の角田修一・前橋市議の姿もあった。国民民主も候補擁立を模索したが、両党が支持母体とする連合群馬が河村氏の推薦を決定したことから見送った。国民民主は党や県連として支援しないとするが、角田氏は「個人の判断で対応する。(私も)必勝を願っている一人だ」と話した。

 立民県連会長の後藤克己県議は5月の国民民主県連の定期大会に招かれ、「(連合群馬を含む)3者一丸となって戦うことに最大の意味がある」と協力を求めた。

 今月21日に来県した立民の泉健太前代表は、河村氏を「期待の大型新人で最重点候補」と評した。全国に広がった「タイガーマスク運動」のきっかけを作った河村氏は知名度が高く、昨年の衆院選で候補者擁立に苦しんだ県連待望の候補だ。タスキやのぼり旗、広報車をいずれもトラ柄にデザインし、インターネットでの発信にも力を入れる。

 立民、国民民主両党の国政選での比例票の合計は上昇傾向にある。2022年参院選で自民、公明両党の合計とは約25万票差あったが、昨年の衆院選では約10万票差まで縮まった。東京都議選で立民の議席は増え、国民民主が初めて議席を獲得した勢いも追い風になるとみられる。

 ただ、国民民主を支援する連合傘下の産業別労働組合は比例選で組織内候補を抱え、「選挙区と比例で支援する党が違うのは分かりにくい」との声も漏れる。河村氏が国民民主支持層を取り込めるかが課題だ。

 立民の野田代表と共産党の田村委員長は19日、「1人区」で選挙協力を進める方針で合意したが、群馬選挙区で共産は護憲などを訴える新人の高橋保氏(67)の擁立が決まっている。県委員会幹部は「下げる予定もない」と言い切る。

 単純計算では両党の一本化で約5万票の上乗せが見込めるが、共産と連合は労働運動を巡って対立する関係にあり、立民県連も「協議に至っていない。急に方針を変えることは大変だ」(後藤氏)と慎重姿勢だ。

 都議選で3議席を獲得した参政党からは新人の青木ひとみ氏(44)が立候補する。党は昨年の衆院選で県内で2・5万票の比例票を獲得し、今回は群馬選挙区で10万票を目標に掲げる。

 このほか、政治団体「NHK党」から出馬予定の新人の上楽宗之氏(46)はNHKの受信料制度の見直し、政治団体「無所属連合」から立候補を予定する新人の井田雅彦氏(49)は外国人政策の見直しなどを主張している。無所属新人の辛嶋美紀氏(49)は原子力発電の廃止や護憲を訴える。

(この連載は、五島彰人、飯田尚人が担当しました)

立候補予定者
清水真人 50 自 現《1》
河村正剛 51 立 新
高橋保  67 共 新
青木ひとみ44 参 新
上楽宗之 46 諸 新
井田雅彦 49 諸 新
辛嶋美紀 49 無 新

※敬称略。並びは政党の参院勢力順と諸派は政治団体の五十音順。《》は当選回数

788OS5:2025/06/30(月) 18:22:06
https://www.yomiuri.co.jp/local/saitama/feature/CO083524/20250625-OYTAT50048/
〈参院選・決戦迫る 上〉自公揺らぐ協力態勢 
2025/06/26 05:00
 参院選(7月3日公示、20日投開票)の公示まで1週間となった。埼玉選挙区(改選定数4)は、自民、立憲民主、公明、共産の4党の現職が改選を迎える。ほかに日本維新の会や国民民主、れいわ新選組、社民、参政の各党が候補者擁立を予定しており、10人以上が立候補する混戦になりそうだ。主な立候補予定者の動きを追い、各党の思惑を探る。


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◆2人目擁立断念
 「埼玉選挙区を1位で勝つことが、明日の日本をつくることだ」。4選を目指す自民党の古川俊治(62)は8日の事務所開きで、そう声を張り上げた。

 埼玉選挙区で、自民県連は2人目の公認候補擁立を模索してきた。だが昨秋の衆院選では16小選挙区のうち8議席の獲得にとどまり、参院選での2人擁立論は立ち消えとなった。

 自民は2010年の参院選から5回連続で、埼玉選挙区のトップ当選を続ける。1人に絞ったことで楽観論が広がる中、県連幹部の一部からは「気が緩んでいる。2人出して競わせるべきだった」と、古川陣営の運動量の少なさに不満を持つ声も上がる。

 党本部と県連の足並みの乱れも目立つ。次期衆院選の選挙区支部長について、県連は昨年、支部長が落選した県内5選挙区で公募を行うと発表した。だが3か月後には、「党本部の意向」として3選挙区では公募を取りやめた。政治資金収支報告書で不記載のあった前職を含めて、党本部が続投を認めた形だ。今年5月の参院選総決起大会では、自民県議が「こうした姿勢から国民に背を向けられる政党となっている」と述べ、公然と怒りをぶちまけた。

◆埼玉方式
 昨秋の衆院選で当時の公明党代表・石井啓一は埼玉14区で落選した。今回の参院選は公明にとって雪辱を期す戦いとも言えるが、3選を目指す矢倉克夫(50)は「衆院選での厳しい声が劇的に変わっているかというと、それはない」と、顔を引き締める。

 13年の参院選から、自民、公明は「埼玉方式」と呼ばれる協力態勢を取ってきた。参院選では公明候補が自民の推薦を受ける一方で、衆院選では公明が自民候補を支援する。自民が持つ支援者名簿を共有することなどで、安定した得票の原動力となってきたが、この態勢に揺らぎが出ている。

 複数の公明関係者が3月中旬、自民県連幹事長の小谷野五雄の元を訪ねた。参院選についての協力態勢を確認する場のはずだったが、小谷野が告げたのは、自民からの名簿の提供取りやめだった。



 自民の地方議員らの間にはこれまでも「自分の選挙で公明候補と戦うのに、手の内の名簿を見せたくない」との不満は常にくすぶってきた。自民への「逆風」が吹く中、「今までのように、公明に協力している余裕はない」(自民県議)というのが本音だ。

◆得票不透明に
 「ウィンウィンの関係を築いて与党で2議席をしっかり確保する」。自民県連会長の衆院議員、柴山昌彦はそう強調する。一方で、公明関係者の一人は「自民の協力度合いは議員によってバラバラで、これまで以上に自民票はこちらに来なくなるだろう。今回の選挙協力は完全に失敗だ」と吐き捨てる。

 埼玉方式の枠組みは保たれ、矢倉は選挙戦で自民の推薦を受ける。ただ、どこまで得票につながるかは不透明だ。

 古川は10年以上前、「創価学会は嫌いだ」と発言し、自公幹部から苦言を呈された過去を持つ。今月18日の記者会見では、与党での2議席確保の重要性に言及しながらも、「自民の支持者で必ずしも公明を支持しない人もいる」とそっけなかった。



 自民と公明の距離感が微妙なまま、公示日が近づいている。(敬称略)

789名無しさん:2025/06/30(月) 18:22:38
https://www.yomiuri.co.jp/local/saitama/feature/CO083524/20250628-OYTAT50006/
〈参院選・決戦迫る 中〉立民・国民奇跡の協力 
2025/06/27 05:00


 参院選で県内に設置される選挙ポスターの掲示板は約1万2000か所もある。公示日の立候補届け出後、ポスターを貼り終えるまでの時間をどれだけ短くできるか。党の地力が問われる作業だ。5月下旬に埼玉会館(さいたま市浦和区)で開かれた立憲民主党県連の会合では、この問題が議題の一つとなった。


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 「立民の現職、熊谷裕人(63)の分だけでなく、国民民主党の新人、江原久美子(54)の分もポスターを貼るべきか」

 この議題に、会合に参加した国会議員の一人は「支援者から反発が出る」と難色を示した。だが最終的には、2人のポスターを貼ることで決着した。「掲示板の7〜8割では立民側が2人分を貼る」(立民関係者)見込みという。

 両党はいずれも旧民主党が源流とはいえ、同じ選挙区で議席を争う他党候補のポスターを貼ることは「利敵行為」とも言われかねない。決定には、最大の支持母体である連合の意向が強く働いた。

 連合は、傘下の産業別労働組合(産別)が「立民支持」と「国民民主支持」に分かれており、それぞれの候補を組織的に支援する態勢をとる。両党と連合の3者の協力関係は都道府県ごとに濃淡があるが、埼玉県での連携は強固だ。

 2021年と24年の衆院選では、県内の小選挙区で両党のつぶし合いが起きないよう、候補者の「一本化」に成功している。連合をハブにした両党の「奇跡的な協力関係」(立民関係者)を武器に、2人は当選を目指す。

街頭演説で並んだ玉木代表(左)と江原氏(中央)(24日、大宮駅前で)
◆組織力は脆弱
 国民民主は24年衆院選で、SNSを駆使しながら「年収103万円の壁」の引き上げを訴え、議席数が公示前から4倍増となる躍進を遂げた。24日、大宮駅前に代表の玉木が訪れると300人ほどの聴衆が集まり、勢いを見せつけた。

 上げ潮は続くのか。懐疑的な見方もある。国民民主は参院選比例選に元衆院議員の擁立を決めた後、批判を受けて公認を見送る事態となった。「今の党勢は頭打ち」と漏らす陣営関係者もいる。県内の地方議員は10人程度で、組織力は 脆弱ぜいじゃく だ。



 こうした中、江原が頼るのが知事を務めた参院議員の上田清司だ。県全域が選挙区である知事選と参院選で経験が豊富な上田は、22年参院選で国民民主の推薦を受けて当選した。上田にとって改選期ではない今回は、江原陣営に側近の元県議を送り込み、経験不足の陣営を側面から援護する。

◆年金求められる説明
 「年金の抑制が続けば、2057年には基礎年金が3割減る。ぜひ変えなければならないということで、今回修正案を提出しました」

 熊谷は17日夜、南越谷駅近くに立ち、通常国会で成立した年金改革関連法について語った。

 同法は立民主導で成立させたもので、29年の年金財政検証の結果を踏まえて、基礎年金の底上げ策を実施すると明記した。ただ、厚生年金の積立金を活用する方法は「厚生年金の流用だ」との批判も出ている。県連幹部は「参院選に悪影響を与えかねない」と危惧しており、丁寧な説明を求められる選挙戦となりそうだ。



 衆院では自公が過半数を割り込み、立民の政策実現力は高まっている。政権批判だけではなく、国民への説明責任をどう果たすのか。野党第1党としてのあり方が問われている。(敬称略)

790名無しさん:2025/06/30(月) 18:23:06
https://www.yomiuri.co.jp/local/saitama/feature/CO083524/20250628-OYTAT50000/
〈参院選・決戦迫る 下〉政権批判票分散か
2025/06/28 05:00


◆共産

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 再選を目指す共産党の伊藤岳(65)が街頭でマイクを握る時、目の前には三脚付きのスマートフォンがセットされる。動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」でのライブ配信用だ。

 「岳さん、質問きてます」。14日の川口駅前での街頭演説で、スマホをチェックしていたスタッフから声がかかった。消費税に関する質問で、伊藤はすぐに「減税の財源は、大企業優遇の税制を改善すればひねり出せる」と語りかけた。

 伊藤は2016年の参院選埼玉選挙区では約49万票を獲得し、次点となった。定数が3から4に増えた19年参院選では約36万票に減らしたものの、4番目に滑り込んだ。票数の減少に歯止めをかけようと、SNSを使って若い世代への浸透を図る。

 党は昨年、「SNS戦略室」を新設した。ライブ配信に加え、SNS広告も使うという伊藤は「かなりの人が見てくれている。駅頭で小学生から『おじさん、ネットで見たよ』と声をかけられたこともあった」と手応えを語る。

◆れいわ・社民
 埼玉選挙区には、れいわ新選組と社民党も候補者を立てる予定だ。自民党などに批判的なリベラル層の票の分散が予想される。

 れいわは新人の農業、桜井奈々絵(50)を擁立する。党幹部は「当選圏にある。かなりのリベラル票を獲得できる」と自信を見せる。

 読売新聞社が5月に行った世論調査では、れいわの政党支持率は4%で、共産の1%を上回った。桜井は党幹部とトーク形式で政策を訴える「おしゃべり会」を県内各地で開催し、支持拡大を図っている。

 社民は新人の元教諭、高井環(54)を擁立する。公職選挙法上の政党要件を満たすには「得票率2%以上」か「3人以上の当選」が必要だ。要件を維持できるか瀬戸際に追い込まれており、懸命の活動で比例票の上積みを狙う。

前原共同代表(右)とともに街頭演説を行う龍野氏(7日、さいたま市浦和区で)
◆維新
 日本維新の会は、21年の衆院選で公示前の4倍近い41議席を獲得し、一気に国政での存在感を増した。23年の統一地方選でも候補者を積極的に擁立し、「全国政党化」を目指した。

 だが、関西以外では苦戦続きで、県内では党の県議はゼロだ。党関係者は「関東では何もできていない。『結局、維新って何したの?』と思われてしまっている」とこぼす。



 参院選に擁立する龍野真由美(52)は、福岡県出身で県内での活動実績がない「落下傘候補」だ。党の共同代表で衆院議員の前原誠司も、「知名度はゼロに近い」と認める。

 街頭に立ち、ビラを配るという地道な活動で知名度アップを急ぐ。7日には、前原も来県し、龍野とともに浦和駅前で街頭演説を行った。

 「小さな政党だが、教育の無償化を実現した。より多くの議員をいただき、力をいただき、さらに改革を前に進めていきたい」

 このほか、東京都議選で3議席を獲得した参政党は、新人で前飯能市議の大津力(53)を擁立する予定だ。(敬称略、おわり)

 (この連載は大嶽潤平、立原朱音、宮川徹也、徳原真人、住友千花、吉田恵実子が担当しました)

791OS5:2025/06/30(月) 18:24:28
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250627-OYT1T50144/
自民党の現職、参院選は浮動票を警戒…厳しい戦い続く東毛地域に注力
2025/06/26 05:00
対決の構図<上>
 参院選の日程が、7月3日公示、20日投開票に決まった。群馬選挙区(改選定数1)は再選を目指す自民党現職に立憲民主党などの新人6人が挑む構図となり、改選定数が2から1になった2007年以降では最多の候補者となる見通しだ。26日で公示まで1週間、目前に控える各陣営の戦い方を追った。


 「どの選挙区でも自民に厳しい風が吹いている」

 党の組織運動本部長を務める小渕優子群馬県連会長は14日、前橋市内の決起集会で強調した。昨年の衆院選では県内全5小選挙区で議席を維持したが、「安心してしまうことが一番の敵」とも訴えた。


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 今回、自民現職の清水真人氏(50)の陣営は、事務所を前橋市境に近い高崎市のほか、東毛地域の拠点として太田市にも設けた。

 自民は、東毛地域で厳しい戦いが続いている。昨年の衆院選では太田市で立民候補に3413票のリードを許し、結果として比例復活を許した。6年前の参院選で館林市の清水氏の得票率は50・9%と、12市で2番目に低かった。最も低かったのは県都・前橋市の50・6%で、陣営は浮動票の多さを警戒する。

 清水氏は高崎市議、同市区選出の県議を務めたたたき上げで、前任の山本知事らのような「ブランド力」はない。陣営の選挙対策本部長を務める星名建市県議は、清水氏が国土交通政務官などとして国と地方のつなぎ役を「一生懸命やってきた」としつつ、名前の浸透が課題と認める。

 背景には、参院選の比例選では個人名での投票も認められることがある。自民を支持する各業界団体も比例選に候補を擁立しており、個人名での投票呼びかけに力を入れるからだ。

 県関係では、日本医師会の政治団体・日本医師連盟の組織内候補だった羽生田俊氏(77)が引退するが、後任候補も県出身で、清水氏の陣営には「軸が定まらない」との声もある。

 選挙では、県議や首長、推薦を受ける公明党もフルに動かす組織戦を展開する見通しだ。十数か所に選対組織を作り、公示後はくまなく回る。

 14日の決起集会で清水氏は「少数与党ではなく過半数がとれる与党となって、国を動かさなければならない。その前哨戦が参院選だ」と訴えた。県内では自民が衆参の議席を独占し、厚い保守地盤を誇る。党が5月中旬に行った情勢調査では、次点候補を10ポイント以上引き離していたとされる。

 しかし、決起集会で進行役を務めた桐生市区選出の県議は集会の5日後、公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕された。参院選の前哨戦と評される22日投開票の東京都議選では自民が大敗した。「マイナスがどの程度かは判断が難しい」(清水氏)。影響を予測しかねている。

立候補予定者
清水真人 50 自 現《1》
河村正剛 51 立 新
高橋保  67 共 新
青木ひとみ44 参 新
上楽宗之 46 諸 新
井田雅彦 49 諸 新
辛嶋美紀 49 無 新

※敬称略。並びは政党の参院勢力順と諸派は政治団体の五十音順。《》は当選回数

792OS5:2025/06/30(月) 18:25:28
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250627-OYT1T50153/
参院選群馬選挙区、立憲民主党は国民民主党支持層の取り込み狙う…共産とは一本化困難か
2025/06/27 05:00
対決の構図<下>
 参院選の日程が、7月3日公示、20日投開票に決まった。群馬選挙区(改選定数1)は再選を目指す自民党現職に立憲民主党などの新人6人が挑む構図となり、改選定数が2から1になった2007年以降では最多の候補者となる見通しだ。26日で公示まで1週間、目前に控える各陣営の戦い方を追った。


 「今回の選挙は勝たなきゃいけない。この群馬に風穴を開けたいんです」


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 立憲民主党新人の河村正剛氏(51)は、21日に高崎市で開かれた必勝集会で声を振り絞った。

 集会前に行われた群馬県連の定期大会には、国民民主党県連事務局長の角田修一・前橋市議の姿もあった。国民民主も候補擁立を模索したが、両党が支持母体とする連合群馬が河村氏の推薦を決定したことから見送った。国民民主は党や県連として支援しないとするが、角田氏は「個人の判断で対応する。(私も)必勝を願っている一人だ」と話した。

 立民県連会長の後藤克己県議は5月の国民民主県連の定期大会に招かれ、「(連合群馬を含む)3者一丸となって戦うことに最大の意味がある」と協力を求めた。

 今月21日に来県した立民の泉健太前代表は、河村氏を「期待の大型新人で最重点候補」と評した。全国に広がった「タイガーマスク運動」のきっかけを作った河村氏は知名度が高く、昨年の衆院選で候補者擁立に苦しんだ県連待望の候補だ。タスキやのぼり旗、広報車をいずれもトラ柄にデザインし、インターネットでの発信にも力を入れる。

 立民、国民民主両党の国政選での比例票の合計は上昇傾向にある。2022年参院選で自民、公明両党の合計とは約25万票差あったが、昨年の衆院選では約10万票差まで縮まった。東京都議選で立民の議席は増え、国民民主が初めて議席を獲得した勢いも追い風になるとみられる。

 ただ、国民民主を支援する連合傘下の産業別労働組合は比例選で組織内候補を抱え、「選挙区と比例で支援する党が違うのは分かりにくい」との声も漏れる。河村氏が国民民主支持層を取り込めるかが課題だ。

 立民の野田代表と共産党の田村委員長は19日、「1人区」で選挙協力を進める方針で合意したが、群馬選挙区で共産は護憲などを訴える新人の高橋保氏(67)の擁立が決まっている。県委員会幹部は「下げる予定もない」と言い切る。

 単純計算では両党の一本化で約5万票の上乗せが見込めるが、共産と連合は労働運動を巡って対立する関係にあり、立民県連も「協議に至っていない。急に方針を変えることは大変だ」(後藤氏)と慎重姿勢だ。

 都議選で3議席を獲得した参政党からは新人の青木ひとみ氏(44)が立候補する。党は昨年の衆院選で県内で2・5万票の比例票を獲得し、今回は群馬選挙区で10万票を目標に掲げる。

 このほか、政治団体「NHK党」から出馬予定の新人の上楽宗之氏(46)はNHKの受信料制度の見直し、政治団体「無所属連合」から立候補を予定する新人の井田雅彦氏(49)は外国人政策の見直しなどを主張している。無所属新人の辛嶋美紀氏(49)は原子力発電の廃止や護憲を訴える。

(この連載は、五島彰人、飯田尚人が担当しました)

立候補予定者
清水真人 50 自 現《1》
河村正剛 51 立 新
高橋保  67 共 新
青木ひとみ44 参 新
上楽宗之 46 諸 新
井田雅彦 49 諸 新
辛嶋美紀 49 無 新

※敬称略。並びは政党の参院勢力順と諸派は政治団体の五十音順。《》は当選回数

793OS5:2025/06/30(月) 18:27:14
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20250630-OYO1T50009/
保守分裂の参議院和歌山選挙区、7人が立候補準備進める…与野党とも候補者一本化できず
2025/06/30 10:50
 7月3日公示、20日投開票の参院選で、和歌山選挙区(改選定数1)は「保守分裂」「候補者一本化」などが焦点となる。すでに新人7人が立候補の準備を進めており、候補者数は過去最多を更新する見通しだ。(豆塚円香)

街頭演説に臨む立候補予定者(和歌山市で)

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■割れる保守票
 今回、候補者が争うのは世耕弘成・元経済産業相が長らく維持してきた議席だ。世耕氏は「政治とカネ」の問題で自民党を離党し、昨年10月の衆院選和歌山2区に無所属でくら替え出馬し、当選した。

 保守合同に伴って自民党ができた1955年以降、参院選和歌山選挙区では自民の候補者が圧倒的な強さを誇ってきた。補選を含む26回のうち自民の候補者が勝利したのは24回を数えた。

 だが、今回、自民を含む保守層を二分した戦いになる見込みだ。

 自民県連の公募を経て、公認を得た二階伸康氏(47)は元党幹事長の俊博氏の三男だ。衆院選和歌山2区で世耕氏に敗れ、今回は背水の陣で臨む。街頭に立ったり、自転車で地域を回ったりといった地道な活動もしている。集会では、「崖っぷち、最後の挑戦」などと語っている。

 二階氏との公認争いで敗れ、無所属での出馬を決めた望月良男氏(53)は、世耕氏に近いとされる。今月14日の政策発表会で「和歌山のため、日本のために、私の命をここに注ぎ、未来のために使っていきたい」と力を込めた。望月氏は世耕氏との連携を強調する。

 自公政権の一翼を担う公明党は、どちらも推薦しない方針を決めた。公明票の行方が、情勢に影響を与える可能性もある。

■野党、共闘困難
 立憲民主党と日本維新の会は今月6日、和歌山、岐阜両選挙区で、候補者を一本化することに合意した。



 これに伴い、和歌山では、立民が候補者を取り下げた。ただし、県連からは恨み節が聞かれる。山本忠相代表は「維新の候補を応援する可能性は0%」と述べた。

 維新が擁立する浦平美博氏(53)も「(立民支持者に)響くよう努力はしたい」としながらも、「(山本)代表がゼロというなら(票は)期待できない」と受け止める。

 「憲法を守ると訴える候補がいないのはおかしい」などとして、共産党県委員会は今月11日、前久氏(69)を立てると発表。参政党は林元政子氏(51)の擁立を発表している。

 このほか、元総務省職員の本間奈々氏(56)が政治団体「NHK党」から立候補すると表明しており、和歌山市の不動産会社社長の末吉亜矢氏(54)は無所属で出馬する考えを明らかにしている。

794OS5:2025/06/30(月) 21:16:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/f73be920fb924642c1e1c1c01b1d56e91f120a1a
参政党の支持率急伸で自民に危機感…保守層の離反懸念、首相周辺「末恐ろしい」
6/30(月) 20:29配信

読売新聞オンライン
自由民主党本部

 自民党が、報道各社の世論調査で参政党の支持率急伸が明らかになり、参院選に向けて危機感を募らせている。「岩盤支持層」だった保守層が離反し、参政に流れているとの見方からだ。

【グラフ】参院比例選の投票先は…読売世論調査

 読売新聞社が6月27〜29日に実施した全国世論調査では、参政の政党支持率が前月から4ポイント増の5%となり、立憲民主党(6%)に迫った。自民は2ポイント減の23%、国民民主党は6ポイント減の5%で、参政が両党支持層に食い込んでいるとの分析が出ている。

 参政は行き過ぎた外国人受け入れに反対する立場だ。「日本人ファースト」を掲げてインターネットを活用して存在感を高め、6月の東京都議選で3議席を獲得した。自民幹部は「排外主義は日本の国力低下を招きかねない」と急進的な主張を警戒する。

 参政は参院選で全選挙区に候補者擁立を予定している。自民にとって最重視する改選定数1の「1人区」で票が奪われれば、与野党の過半数争いに影響を与える可能性もある。首相周辺は「これだけの支持があるのは末恐ろしい」と語る。

 参政は30日、日本維新の会を離党した梅村みずほ参院議員を参院選比例選に公認候補として擁立すると発表した。梅村氏の入党に伴い所属国会議員が計5人となり、公職選挙法上の政党要件を全て満たした。

 これにより、各党による討論会への出席などで露出する機会も増えるとみられ、参政の神谷代表は30日の記者会見で「ネットを見ない世代もいる。政策や存在を知ってもらい、支持を拡大したい」と意欲を示した。

795OS5:2025/06/30(月) 21:17:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/578cf17483db1b0619e892a512d79b7a944af7c0
元維新・梅村みずほ氏、自民に公認申請&国民民主から出馬模索の噂は「事実」 参政党入党&出馬会見で
6/30(月) 16:40配信

J-CASTニュース
記者会見に臨む参政党の神谷宗幣代表(左)と梅村みずほ参院議員(右)

 参政党は2025年6月30日に記者会見し、日本維新の会を離党した梅村みずほ参院議員が入党し、参院選(7月3日公示、20日投開票)に党公認で比例区から擁立すると発表した。梅村氏の加入で、所属国会議員が5人になり、7月2日に日本記者クラブが主催する党首討論会への出席が可能になった。入党は6月28日、公認内定は翌29日付。

【動画】梅村みずほ氏の入党&出馬会見をノーカットで見る

■自民党の公認申請は書類審査で不合格、木原選対委員長から「詫び電」

 公選法では、政党要件として(1)国会議員5人以上(2)直近の衆院選か参院選で全国を通じた得票率が2%以上、のいずれかを満たすことを求めている。参政党は(2)を満たすが、日本記者クラブは党首討論会の参加には(1)(2)の両方を満たすことが必要だとして、(1)を満たさない参政党は参加できないことを通告。神谷宗幣代表は6月25日の記者会見で、この経緯を問題視していた。

 梅村氏は19年の参院選で、維新公認で大阪府選挙区から出馬し、初当選。25年夏の参院選も大阪府選挙区からの出馬を目指していたが、維新内の「予備選」に敗れ、25年4月に離党していた。梅村氏は記者会見で、さまざまな党からの出馬を模索していたことを明らかにした。

「SNSでは、すでに噂が出ているが、自民党に公認申請したのではないか、国民民主党に行こうとしたのではないか......これ、事実です。そして、参政党も同じだった」

 自民党の公認申請は書類審査で不合格になり、木原誠二選対委員長からお詫びの電話があったという。

党首討論会参加できない神谷氏の会見見て「私が最後の1人に」
 そんな中で梅村氏の判断を後押ししたのが神谷氏の会見だったようだ。梅村氏は神谷氏の会見を見て、「私が最後の1人になることができる」という思いを抱く一方で、すでに周辺には「出ません」と伝えていたこととの兼ね合いなどにも悩んだことを告白。そのうえで、

「現職でありバッジを持っている私が入党することで、神谷代表がメディアで大活躍ができる」
  「全国を駆け回って候補者たちを応援することでこの参政党の票の底上げにいくらか貢献 できるのではないか」

などと話した。

(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)

796名無しさん:2025/07/01(火) 09:57:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/81be29352695a62bc249525e61cdfd1036219bad
【参院選】自民「東京で共倒れ」が現実味を増すスーパー混戦模様
7/1(火) 6:13配信
当選は7人
投開票は7月20日

 7月20日に参院選投開票が決まり、各党の臨戦体制が整いつつある。象徴的でありつつ無党派層が多く結果を予想しづらい東京選挙区の結果を占う。

【写真を見る】“美魔女”と呼ばれていた頃の「山尾志桜里氏」

 7月3日公示、20日投開票の参院選で東京選挙区は改選数6。しかし、昨年の東京都知事選に出馬した立憲民主党の蓮舫氏の自動失職に伴う欠員補充との「合併選挙」になるため、7位の当選者が出ることになる。7位の当選者は参院議員の通常任期6年と異なり、蓮舫氏の残り任期の3年となる。

「とはいえ1度議員になってしまえば、永田町で3年後はどうなっているか本当に見えないので、7番目の当選者のネガティブな部分がそこまで意識されているということはないですね。それよりも7人が当選するのだから、とにかく注力しなければとの意識の方が強そうです」

 と、政治部デスク。

確定しているのは
 現時点で東京選挙区では明らかなこと、未知数なことが混在しているという。

「1人しか擁立していない公明、共産候補の当選はほぼ確定ですね。そして立憲は現職2人を擁立していますが、このうち塩村文夏氏の方が有力と見られています。続いて国民民主は新人2人を擁立しており一時は共に当選圏内とされましたが、“山尾ショック”や玉木代表による“1年経ったら動物のエサ”発言などのゴタゴタを受けてそれは難しそうで、元NHKアナの牛田茉友氏に寄せた選挙になりそうな気配です。キャリア的には衆院選挙で戦った経験を持つ奥村祥大氏の方が魅力的な印象もありますが」(同)

 ここまでの話で不思議に思われるのは自民党の候補が1人も出てこないことだ。

「自民からは現職で前厚労相の武見敬三氏、スポーツ庁長官を経験した新人でソウル五輪金メダリストの鈴木大地氏が出馬予定ですが、いずれも当選は確実とまで言えない状況です。世間の自民に対する逆風、不信感もさることながら組織内での問題が大きく横たわっているようです」(同)

自民党候補の悩み
 どういうことなのか。

「武見氏はすでに当選5回を数え、厚労相を経験したのも今回の参院選に出馬せず引退することの見返りだとの見方もありました。現在、武見氏は自民党の参院会長も務めており、当選して6期目を務めることになったとしても影響力のあるポストを占める余地はほぼありません。元々、武見氏は東京都連での人望はなく出馬そのものに理解を得られているとは言い難い。その一方で武見氏は危機感を募らせており、支持団体の振り分けを要求しているようです。そっくりそのまま武見氏の要求通りになると思われませんが、団体票のやりくりは極めて微妙で、共に候補者となった鈴木氏と共倒れの危機さえささやかれ始めています」(同)

 言うまでもなく東京は無党派層が多く、当日まで民意を捉えるのは難しいとされる。

「東京では参政党公認候補が当選する可能性も取り沙汰されており、投開票日当日まで読めない情勢が続きそうです」(同)

デイリー新潮編集部

新潮社

797OS5:2025/07/01(火) 09:59:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/002ff50aaeeeb4137978f8fc56937d9b6cf39f25
【参院選「全選挙区当落予測」つき】東北地方は立憲の圧勝! 東京は「国民」元NHK女性アナウンサーの動向がカギ
7/1(火) 7:31配信
 夏の参院選は事実上の「政権選択選挙」となる。政権与党は過半数を維持できるのか。政治ジャーナリストの角谷浩一氏と青山和弘氏が全選挙区の情勢を分析した。第1回は、北海道から関東地方までの「当落予測」とともに詳報する。

【一覧】2025年参院選「全選挙区当落予測」はこちら

*  *  *

角谷 東北は全体的に現職が堅そうですね。

青山 自民は東北で弱いですからね。今、小泉進次郎農林水産大臣が5キロ2千円台の備蓄米を大放出していて、農家の間ではコメ価格の下がり過ぎに不安感が広がっています。それも米どころの東北において自民候補への逆風になりかねません。自民がギリギリ勝てるとすると、森雅子元法務大臣が出馬する福島くらいでは。

角谷 山形の自民候補は、過去に県知事選や参院選に出馬している大内理加氏ですが、いずれも結果が出ておらず、今回が最後の挑戦でしょう。

青山 埼玉は4人区ということで、自民・立憲・公明・国民で確定。ほぼ無風だと思うのですが。

角谷 私は国民ではなく共産の候補が通るのではとみていて、共産の△は、○寄りの△です。共産は重点区では確実に議席を取る姿勢で、伊藤岳氏についてはかなり力を入れているようなので、十分勝負できるはずです。

青山 激戦なのは、やはり東京です。私は、自民の武見敬三氏、立憲の奥村政佳氏、国民の奥村祥大氏、維新の音喜多駿氏、参政のさや氏を当落線上に置きました。音喜多氏に関しては、知名度を生かしてよほど伸びればという条件付きの△ですね。

■牛田氏は演説があまり上手ではない

角谷 私は、武見氏とれいわの山本譲司氏と国民の牛田茉友氏がすべり込むのではないかとみています。山本氏は出馬表明が遅れたとはいえ、れいわは東京が大票田で底力があります。牛田氏は当初は注目度が高かったものの、元アナウンサーながら演説があまり上手ではない。正直判断が難しいです。

青山 前厚生労働大臣の武見氏は73歳と高齢で、もう引退するとみられていました。空いた枠は(元自民党幹事長の)石原伸晃氏が狙っていましたが、結局武見氏が出ることになった。自民の候補者が不足している感は否めません。

※「第2回」に続く

(聞き手・構成/AERA編集部・大谷百合絵・秦 正理)

大谷百合絵,秦正理

798OS5:2025/07/01(火) 10:00:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/7048b904b38c2306d7e3f6d4259604cc69c058e7
【参院選「全選挙区当落予測」つき】京都は舌禍事件あっても「自民・西田氏」が濃厚 和歌山「二階氏の三男」は評価分かれる
7/1(火) 8:32配信
夏の参院選は事実上の「政権選択選挙」となる。政権与党は過半数を維持できるのか。政治ジャーナリストの角谷浩一氏と青山和弘氏が全選挙区の情勢を分析した。第2回は、中部、近畿から中国地方と四国地方の「当落予測」とともに詳報する。

【一覧】2025参院選「全選挙区当落予測」はこちら

*  *  *

角谷 新潟は立憲の現職である打越さく良氏が逃げ切りそうです。

青山 そうですね。新潟は米山隆一衆院議員をはじめ、立憲が強い地域です。でも自民の中村真衣氏は競泳の五輪メダリストで好感度も高いので、逆転する可能性があります。

角谷 京都は、元衆院議長の伊吹文明氏や、共産で10選してきた元国会対策委員長の穀田恵二氏が引退したので、大物がいない状況ですね。そうなるとやはり、自民の西田昌司氏が強い。今年5月に沖縄のひめゆりの塔をめぐる不適切発言があり、謝罪と撤回に追い込まれましたが、西田氏は以前から舌禍を招きがちな人と見られているので、影響は限定的だと思います。

青山 立憲、維新、共産が乱立していることも、西田氏を助ける方向に働いています。

角谷 最終的に2議席目は維新の新実彰平氏が抜け出すかな。共産は、やはり穀田氏が引退したことで勢いが落ちた印象があります。

青山 大阪は大激戦ですね。

角谷 今回も維新が2議席取ると思いますよ。次いで公明。最後のイスを立憲の橋口玲氏と自民の柳本顕氏が競る構図でしょうが、柳本氏に軍配が上がりそうです。

青山 私は柳本氏と維新の岡崎太氏が競るかなと思い、どちらも△にしました。立憲は大阪では人気がないし、国民は初め足立康史氏の擁立も検討しましたが、結果的に知名度のない候補になり、出遅れは否めません。公明は○にしましたが、去年の衆院選は大阪4選挙区で全敗していますし、意外と苦戦する可能性もあります。

■泉氏は当選したら立憲入りしそう

角谷 兵庫も激戦区ですよ。今回、予測が最も難しい選挙区の一つだと思います。

青山 まあ元明石市長の泉房穂氏は、無所属ですが人気があるので間違いないと思いますが。

角谷 泉氏は当選したら立憲に入りそうですけどね。泉氏の次点は維新の吉平敏孝氏。3位争いを自民の加田裕之氏と公明の高橋光男氏が繰り広げるでしょう。ただ、今のところ加田氏のほうが優勢です。国民の新顔候補である多田ひとみ氏は経済産業省出身の元官僚で、当初はいまいち地元に浸透していないようでしたが、猛チャージ中です。

青山 和歌山には、二階俊博元自民党幹事長の三男である伸康氏が出馬します。昨年の衆院選では落選しましたが、角谷さんは○をつけていますね。

角谷 たしかに二階氏が出ると決まった時、自民党本部の人は「あ、出るの?」と意外そうな顔をしていました(笑)。一方、対抗馬が党勢の落ちている維新の候補となると、二階氏で堅そうです。

青山 私は、立憲と維新の候補者調整が成功して一本化したことで、維新の浦平美博氏が逆転する可能性があるとみています。立憲和歌山県連は、擁立取りやめについて「和歌山でリベラルな考えを持つ方の投票先はほぼなくなった」と、党本部への不満を漏らしていましたが、リベラル層にも「自民党でなければよい」という考えの人は一定数いるので、維新に票が流れるでしょう。

※「第3回」に続く

(聞き手・構成/AERA編集部・大谷百合絵・秦 正理)

大谷百合絵,秦正理

799OS5:2025/07/01(火) 10:00:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/91b5f8b2936ec9f0c60cd67f775df1203318071a
記者クラブ党首討論、社民・福島氏招かれず 参政党の駆け込み参加に「その手あったか…」
7/1(火) 7:00配信


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産経新聞
日本記者クラブ主催の党首討論会に参政党が参加すると聞いて苦笑いを浮かべる社民党の福島瑞穂党首=30日午後、国会内(奥原慎平撮影)

社民党の福島瑞穂党首は6月30日、国会内で開いた記者会見で、参院選(7月3日公示、20日投開票)に合わせ、日本記者クラブが2日に主催する党首討論会に自身を招かなかったことを強く疑問視した。「強く抗議したい。非常に残念だ。表現の自由を極めて侵害している。記者クラブが、という所が一番ショックで、残念だ」と恨み節を漏らした。

【写真】松井一郎氏「言論の自由を奪うおそろしい政党」

社民は公選法が定める二つの政党要件のうち、直近の国政選挙で得票率2%以上はクリアしているが、もう一つの所属国会議員5人以上をクリアできていない。日本記者クラブは昨年10月の衆院選を契機に、党首討論に参加する党首を国会議員を5人以上抱える政党に絞ったといい、所属議員3人の社民は認められなかった。

会見では、タレントのラサール石井氏の参院選擁立が発表され、記者が50人以上、テレビカメラも10台近くが駆け付けていた。福島氏は「ここにいるメディアの皆さん、キー局の皆さん、ぜひ呼んでくださるよう心からお願いします」と訴えた。

一方、国会議員が4人だった参政党は6月28日付で梅村みずほ参院議員が入党し、同党は日本記者クラブの党首討論に出席する資格を得た。

会見の終盤、参政党の事情を指摘されると、福島氏は初耳だったようで、「どういうこと?」と述べた上で、「私たちもすればよかった。参政党と日本保守党は呼ばれないと思っていたので…。え、そういう手があったのか。ちょっとショックを受けている」と漏らした。

福島氏の脳裏には参院会派「沖縄の風」のメンバーら複数の無所属議員が浮かんでいたという。(奥原慎平)

800OS5:2025/07/01(火) 18:20:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b07440313edacf3efa8674e3352ce1ce9c254b4
「自公2議席」巡る攻防 迫る決戦、候補者火花 参院選2025/自民・公明・維新【上】
6/30(月) 7:33配信

埼玉新聞
「自公2議席」巡る攻防 迫る決戦、候補者火花

 7月3日公示、20日投開票の参院選に向け、各党や各候補予定者は事実上の選挙戦に突入した。改選数4の埼玉選挙区では、過去最多だった2022年に並ぶ15人が立候補の準備を進めている。決選を前に各政党の動きを追い、対決の構図を探った。

3年前の前回参院選 埼玉選挙区、自公が議席維持 前知事、立民手堅く 維新、れいわ、共産など及ばず

■「負けたくない」/自民

 25日、さいたま市内で開かれた自民の古川俊治の時局講演会には、悪天候にもかかわらず600人近い支援者が集まった。開成高校の先輩で前首相の岸田文雄も駆け付け、「決められる政治を取り戻す大事な一歩になる」と強調し、持続性のある政策と責任ある外交の重要性を説いた。

 5月の総決起大会では県連会長の柴山昌彦が「少数与党でも政権運営ができるのは、参議院が過半数を占め、野党をブロックできるから」と結束を呼びかけた。石破茂首相は23日の会見で「非改選を合わせて与党で過半数」と勝敗ラインを定め、自公で50議席獲得を目標に掲げた。

 古川は初挑戦の2007年こそ2位に甘んじたものの、13年、19年は圧勝。自民への逆風に、陣営関係者は「久しぶりの厳しい選挙」と引き締めに躍起だ。埼玉選挙区では自公2議席獲得に向け、地方議員や党員、支援者がさまざまな組み合わせで引き回しを行って支持を固めている。

 石破政権の一律2万円給付に対しては「成長産業に投資すべき」と冷ややかで、医師免許と弁護士資格を併せ持つ古川の能力は風に左右されない強みだ。事務所開きでは他党の減税政策を批判し、「無責任なことを言っている立憲と国民に負けたくない」と対抗心を燃やした。

■合意形成の調整役/公明

 公明は昨年9月に党政調会長に就任した岡本三成が発信力強化を打ち出した。昨年12月に県本部代表に就任し、3選を目指す矢倉克夫も「双方向のやりとりで政治が動いていることを、多くの若い人に実感してもらえれば。政治への不信感をいかに払拭できるか」と同調する。

 以前から組織の衰えを指摘され、22日投開票の都議選では9回連続の全員当選を逃した。県内でも19年の矢倉が53万2千票、22年の西田実仁が47万6千票、前代表の石井啓一が落選した昨年10月の衆院選の県内比例票は34万9千票と、得票数の減少傾向に歯止めがかかっていない。

 自民党と野党の間で合意形成の調整役を担ってきたことが、有権者の目にはどのように映っているか。矢倉は「幅広く動いてきた個人の実績とともに、政権の枠組みが政治を前に進める上で重要」と訴え、県本部幹事長の安藤友貴は「前回の47万を上回るように」と力を込めた。

■42万が勝利の鍵/維新

 埼玉を重点地区と位置付ける維新は、当選ラインを「42万票」に設定。県総支部代表で衆院議員の高橋英明は、22年参院選で次点となった加来武宣の32万4476票からの1・3倍増を根拠としているが、公明の得票数が同じペースで漸減するものと仮定した数字にも見える。

 高橋が「気心知れたベストな候補者」として擁立したイベント関連会社代表で新人の龍野真由美は、結婚式の司会などで培った理路整然としたスピーチを武器に、有権者の心をつかむ。22年参院選福岡選挙区(定数3)では4番手ながら、国民公認の元県議を得票数で上回った。

 今回は30人弱の地方議員と連携して支持を固め、公示後は駅頭で知名度の底上げを狙う。高橋は「3年前は上田さんがいた(50万1千票)。今回の国民民主が上田さんより取るとは思えない。戦略通りに動いてくれる候補者の方が票が出る」と勝利への道筋を思い描く。(文中敬称略)

801OS5:2025/07/01(火) 18:22:57
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250630-OYT1T50086/
自民・公明は逆風に危機感、立民候補は「2党1団体」の結束力問われる…参院選茨城選挙区
2025/06/30 12:20
対決の構図<上>
参院選2025 茨城
 7月3日公示の参院選まであと3日となった。茨城選挙区(改選定数2)では与野党の現職2人と新人6人の計8人が立候補を表明した。決戦を前に、主要陣営の情勢を追った。


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「50万票」が焦点
業界団体の集会であいさつする上月氏(26日、水戸市で)
 「お互い苦しいところだけど、頑張りましょう」

 23日、水戸市の自民党県連。3選を目指す自民現職の上月良祐氏(62)を擁立する県連幹部と、推薦する公明党の県本部幹部が集まり、膝を突き合わせた。自民県連の海野透会長はこの場で、参院選に向けた協力を改めて呼びかけ、公明側も「自民票が上がれば公明票も伸びる」と応じた。

 参院選の前哨戦とされた22日の東京都議選で自民は大敗。公明も9回連続の全員当選を逃した。小泉農相が主導するコメの高騰対策が政府・与党への一定の評価につながったとみられていただけに、「持ち直すと思ったが、ひどい結果だった」(県連幹部)と逆風に危機感が広がる。

 もっとも、上月氏の2期12年の実績や、茨城選挙区が「2人区」であることを踏まえ、県連内では「議席は確保できる」との向きが支配的だ。今後は、陣営が目標とする「50万票」の得票数を達成できるかが焦点となるが、都議選の影響を懸念し、陣営内では「50万票は厳しい」との声が多い。両党は市町村別で設けた得票目標をクリアしようと、県議や自治体議員もフル動員で支持固めに奔走する。

 上月氏も各地をくまなく回っており、上積みに必死だ。22日は結城市内で県連支部の集会に出席し、26日夜には水戸市で開かれた業界団体の組織内候補の国政報告会にも駆けつけた。

「39万票」掲げる
街頭演説に立つ小沼氏(23日、水戸市で)
 「ごじゃっぺ(でたらめ)な政治を正す」。23日午前7時、再選を目指す立憲民主党現職の小沼巧氏(39)は水戸駅南口で茨城弁を駆使して支持を訴えた。

 連合茨城、国民民主党を含めた事実上の「2党1団体」の統一候補として挑む小沼氏。2024年の衆院選で立民と国民民主が県内で得た比例票の合計を根拠に、立民県連は「39万票」を目標に掲げた。小沼氏は19年の参院選の得票数が約23万7000票だっただけに、自身も「極めてチャレンジングな目標だ」と語る。

 連合茨城は連合傘下の産業別労働組合(産別)への浸透を図るほか、小沼氏の事務所にも役員らを送り込み、戦いを後押しする。「支持」にとどめた6年前の参院選とは異なり、連合茨城の幹部は「『推薦』するからにはしっかりやる」と息巻く。

 課題は立民と国民民主の間に残るしこりだ。国民民主は昨秋の衆院選で躍進。党勢拡大に向け、県連は参院選での独自候補の擁立を模索したが、「旧民主系の議席を守るための苦渋の決断」(県連幹部)として擁立を見送った。県連内ではこれが小沼氏への最大の支援と捉える考えが根強く、選挙戦への協力の動きは低調なのが実情だ。

 国民民主側の姿勢について、連合茨城の幹部はこう指摘する。「選挙は貸し借りだ。今回は『応援します』と言うのが大人の対応だ」

◆立候補予定者(敬称略)
上月良祐 62 自 現
小沼巧  39 立 現
北崎瀬里奈35 維 新
高橋誠一郎30 共 新
桜井祥子 41 参 新
酒井明男 50 諸 新
石井憲一郎58 諸 新
牧山康志 65 無 新

 (氏名の並びは参院勢力順。年齢は投票日現在。党派は自=自民、立=立民、維=維新、共=共産、参=参政、諸=諸派、無=無所属)

802OS5:2025/07/01(火) 18:23:42
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250701-OYT1T50133/
維新の会・共産党・参政党…党勢拡大狙いSNSなどでアピール、参院選茨城選挙区
2025/07/01 12:00
対決の構図<下>
 3日公示の参院選茨城選挙区(改選定数2)では、自民党と立憲民主党の現職が議席を分け合う中に、日本維新の会、共産党、参政党などの新人が割り込めるかどうかも注目だ。各党はSNSなども活用し、党勢拡大を狙う。


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埋没を危惧
 「社会保険料を見直し、手取りを増やす政策に力を込めていきたい」

 維新新人の北崎瀬里奈氏(35)は6月7日、水戸駅南口でマイクを握り、こう訴えた。

北崎瀬里奈氏
 元洋菓子職人として、生活者目線から政治改革の必要性を唱える。擁立の発表は5月下旬と出遅れたが、陣営は得票目標を「20万票」と設定した。

 維新は2022年の参院選で、県内の比例票で約14万6000票を獲得。県内「野党第1党」となった。しかし、昨秋の衆院選では県内の比例票が約7万8000票と半分近くに減らした。6月の東京都議選でも議席を獲得できず、陣営関係者は「3年前より勢力は弱まった。野党内で埋没する可能性がある」と危惧する。

若さ前面に
 「全国で一番若い30歳の候補として共産党の躍進に全力を尽くす」

 6月23日、水戸市内での事務所開きで共産新人の高橋誠一郎氏(30)が意気込んだ。

高橋誠一郎氏
 共産は今回、比例選で県内12万票の獲得を目指す。しかし、昨秋の衆院選では県内の比例票は半数の約6万1000票にとどまる。党員の高齢化も進む中、若年層へのアピールが鍵となる。

 元赤旗記者の高橋氏は県内をくまなく回り、SNSを積極的に使った政策の発信も続ける。県委員会幹部は「幅広い有権者に訴えを届けられる人物だ」と期待する。

 選挙戦では将来的な廃止を目指した消費税の一律5%減税や、東海第二原子力発電所(東海村)の廃炉などを訴える。

演説などネットに
 先月22日、参政県連が水戸市内で開いた市民との意見交換会。当初予定から倍近くの35人が詰めかけた中で、同党新人の桜井祥子氏(41)は、「参政党は急上昇している政党だ」と強調した。

桜井祥子氏
 参政は都議選で擁立した候補者3人が当選したほか、各地の市議選でも直近ではトップ当選が相次ぐ。インターネットを駆使した選挙戦略が特徴で、桜井氏は外国人の受け入れの見直しや積極財政などを訴える街頭演説の模様をSNSで発信するなどし、支持拡大を図っている。

 ただ、国政政党となってからはまだ日が浅く、手探りの選挙戦となる。桜井氏は「みなさんに党を知っていただくつもりで活動したい」と話す。

(この連載は、大我寛樹、椿央樹、吉村悠、久保田夢、大井雅之、市川莉瑚が担当しました)

◆立候補予定者(敬称略)
上月良祐 62 自 現
小沼巧  39 立 現
北崎瀬里奈35 維 新
高橋誠一郎30 共 新
桜井祥子 41 参 新
酒井明男 50 諸 新
石井憲一郎58 諸 新
牧山康志 65 無 新

 (氏名の並びは参院勢力順。年齢は投票日現在。党派は自=自民、立=立民、維=維新、共=共産、参=参政、諸=諸派、無=無所属)

803OS5:2025/07/01(火) 18:26:13
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=17511177692655
【決戦茨城 ’25参院選】 (上) 《連載:決戦茨城 ’25参院選》(上) 自民・公明

2025年6月29日(日)
自民党県連女性局大会で上月良祐氏(中央)とともにガンバロー三唱する参加者ら=水戸市千波町
自民党県連女性局大会で上月良祐氏(中央)とともにガンバロー三唱する参加者ら=水戸市千波町


■逆風深刻「剣が峰」 議席堅持へ50万票目標

参院選は7月3日公示、同20日に投開票される。改選2議席を争う茨城選挙区を巡る各陣営の動きを追う。

「まさに剣が峰に立たされている。信頼を取り戻すべく、自民党再生のため尽力している最中にある」

真夏の決戦を3カ月後に控えた4月半ば、自民党茨城県連の海野透会長は女性局大会で状況を説明した。茨城選挙区(改選数2)で3選を目指す上月良祐氏(62)の2期12年の仕事ぶりを評価しつつも、「それほど厳しい選挙」と表情を緩めなかった。

自民党派閥の裏金事件に端を発した「政治とカネ」を巡る不信感は根強く、自民にとって激しい逆風が吹く。茨城県議員に対象者はいなかったものの、県連所属の議員らは「影響が大きい」と、口をそろえる。

昨年秋の衆院選では、県内7選挙区のうち3選挙区での勝利にとどまった。参院選の前哨戦に当たる22日投開票の東京都議選でも、自民は第1党から転落した。「政治不信はまだ払拭できていない。かなり踏ん張らないと」。海野会長は危機感を強める。

■嵐の中で

2019年の参院選で、上月氏は約50万7000票を獲得しトップで再選。2位の候補に2倍以上の差をつけた。当時、県連が掲げた目標は60万票。今回は逆風にある現状を踏まえ「50万票以上」とし、議席の確実な維持を目指す。

茨城選挙区の議席は、長く旧民主系と分け合ってきた、いわば「指定席」。県連内でも「選挙区は大丈夫だろう」と見る向きは強い。一方、比例への影響は見通せず「深刻だ」(県連幹部)。

少数与党の状況下、参院でも過半数を割れば政権交代が現実味を帯びる。このため、県連は比例候補者にそれぞれ県議40人を割り当て、支援を受ける職域団体とともに票の掘り起こしを進めている。

こうした環境下、上月氏は県内の地域支部を細かく巡り、約1600の企業・団体から推薦を取り付けるなど、足場固めと引き締めを図る。5月半ばの事務所開きでは、集まった支援者ら60人を前に厳しい戦いへの勝利を誓った。

「嵐の中で、滑りやすい岩を登っていくような状況にある。厳しいからこそ、頑張りたい」

■強い連携

自民と連立を組む公明党は、今回の参院選を事実上の政権選択選挙と位置付ける。長く続く逆風に、党本部の高崎進代表代行は「状況はこれまでと異なる。議席を落とすわけにはいかない」と、危機感をあらわにする。

党県本部は今月下旬、自民党県連や、支持母体である創価学会と幹部会合を開催。3月に推薦を決定した上月氏を支援する一方、比例票の獲得で自民の支援を受ける「バーター協力」の体制を確認した。

比例では、県内で「18万票」の得票を目標に設定。支持層の引き締めを図るとともに、自民側にも「3万票」の協力を要請した。「連携をさらに強固にし、参院選を勝ち抜く」。高崎代表代行は強い決意を示した。

804名無しさん:2025/07/01(火) 18:26:47
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=17512055780606
《連載:決戦茨城 ’25参院選》(中) 立民・国民

2025年6月30日(月)
立憲民主党県連と国民民主党県連、連合茨城の「2党1団体」の各トップとともに、参院選勝利に向けて気勢を上げる小沼巧氏(左から2人目)水戸市内
立憲民主党県連と国民民主党県連、連合茨城の「2党1団体」の各トップとともに、参院選勝利に向けて気勢を上げる小沼巧氏(左から2人目)水戸市内


■議席死守へ「結束」 連合推薦、39万票目指す

「連合茨城から推薦という、大変重たい決断をしていただいた。働く人の思いに応える政治を実現する」

茨城県水戸市内で5月中旬に開かれた連合茨城主催の総決起集会。集まった労働組合員ら約400人を前に、立憲民主党現職の小沼巧氏(39)が推薦への感謝と再選の決意を語ると、大きな拍手が上がった。

集会には立民県連の青山大人代表や、独自候補の擁立を見送った国民民主党県連の浅野哲代表ら幹部が出席し、小沼氏の演説を見守った。

連合茨城の久保田利克会長は「小沼氏再選に向けて組織一丸となって取り組む」と力を込めた。

浅野代表も「茨城は党派を超えて議席を守らなければならない」と強調。ガンバロー三唱で気勢を上げ、「2党1団体」の結束を確認した。

▼信頼醸成

小沼氏が初当選した2019年参院選は、混迷した。

立民、国民両県連と連合茨城は、野党統一候補の擁立に向け足並みをそろえていたが、立民党本部が小沼氏の独自擁立に踏み切った。

国民と連合茨城には不信感が生まれた。国民は結局、独自候補を擁立こそしなかったものの、政策協定を結ぶだけの「限定的な協力」、連合茨城も「支持」にとどめた。

小沼氏は初当選以降、連合茨城の集会やイベントに小まめに参加したり、国会質疑を通して連合傘下の産業別労組(産別)から聞いた課題を政府にただしたりするなどして、信頼関係の醸成に努めた。

総決起集会で、久保田会長は「各産別の政策実現や地域の課題に積極的に対応してもらった。今後の活躍にも期待する」と、小沼氏の1期6年を評価する。

立民県連は小沼氏の得票目標を前回獲得した約24万票の1.6倍となる39万票に設定。昨年の衆院選で立民と国民が県内で獲得した比例票などを基にした。

立民県連幹部は「陣営が力を合わせて現実的な目標を達成したい」と力を込め、陣営の引き締めを図る。

▼最大支援

国民県連は当初、昨年衆院選の躍進などから独自候補の擁立を目指していたが、参院でも少数与党に追い込むため、「連合推薦の現職候補と争うのは目的に沿わない」(幹部)として見送った。ただ、その判断に支持者から不満の声もある。

他党の公認候補を推薦しない党本部の方針に従い、県連は小沼氏の推薦をしなかった。

幹部の一人は「推薦がなく積極的な支援は難しいが、野党の議席を守るために取り組む」とした上で、「候補者を擁立しないことが最大の支援」と強調した。

選挙戦で国民県連は、昨年衆院選で同党が獲得した比例票約14万票からの上積みを図り、全国比例で擁立した前茨城県取手市長の藤井信吾氏(65)や各産別が擁立した候補者の当選、党勢拡大を目指す。

805名無しさん:2025/07/01(火) 18:29:28
https://mainichi.jp/articles/20250701/k00/00m/010/205000c
「中道政治諦められず」 山尾志桜里氏、無所属で参院選出馬表明

毎日新聞
2025/7/1 16:18(最終更新 7/1 18:04)
211文字
参院選東京選挙区から無所属での立候補を表明した山尾志桜里氏=東京都武蔵野市で2025年7月1日午後4時、滝川大貴撮影
写真一覧
 山尾志桜里元衆院議員が1日、東京都内で記者会見し、参院選(3日公示、20日投開票)東京選挙区に無所属で出馬すると表明した。「中道政治を諦められない。国民民主党の公認取り消しを受けた後も信念が揺らがなかった。無所属でも社会に貢献できる」と述べた。

 山尾氏は5月、国民民主党公認として参院選比例代表での立候補が内定。6月に出馬会見を開いたが、過去の言動などが問題視され公認が見送られ、離党届を提出していた。【洪玟香、白川徹】

806名無しさん:2025/07/01(火) 18:29:46
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=17512919215983
【決戦茨城 ’25参院選】 (下) 《連載:決戦茨城 ’25参院選》(下) 維新・共産

2025年7月1日(火)
街頭演説する北崎瀬里奈氏=6月7日、水戸市内、事務所開きで気勢を上げた高橋誠一郎氏=6月23日、水戸市白梅(左から)
街頭演説する北崎瀬里奈氏=6月7日、水戸市内、事務所開きで気勢を上げた高橋誠一郎氏=6月23日、水戸市白梅(左から)


■政策の浸透に全力 新人、議席獲得へ訴え

茨城選挙区は長年、自民党と旧民主党系候補が2議席を分け合ってきた。牙城を崩そうと、維新や共産などの新人が支持拡大を訴える。

■党の実績

「維新は有言実行の党。言ったことを実現し、社会ニーズに応えていく」。6月7日、茨城県水戸市内の街頭演説に駆け付けた前原誠司共同代表は、高校無償化の実現など国会での実績をアピールした。

新人の北崎瀬里奈氏(35)は「高すぎる社会保険料の無駄をなくし、教育環境を整える」と主張。茨城維新の会の石井章代表は「維新の政策が一番良いという声が多く聞かれる」と、社会保障改革や食料品の消費税ゼロなど、掲げた政策に手応えを示す。

目標は20万票。2022年参院選で獲得した票数を大きく上回る。「自民は消費税減税、立憲民主は内閣不信任決議案の提出に踏み切れなかった。維新は高校や給食の無償化に道筋をつけた」。石井代表は実行力の違いを訴え、両党支持層の切り崩しを図る。

北崎氏は出身地の鹿行地域のほか、石井氏の支持者が多い県南、県西地域を巡り地盤固め。現役世代をターゲットに県央や県北地域でも街頭活動を行い、比例に擁立した石井めぐみ氏(45)と連携して支持拡大を図る。

■正面対決

共産新人、高橋誠一郎氏(30)の事務所開きが6月23日、水戸市内であった。党県委員会の上野高志委員長は「どうやって今の苦しい社会をより良い社会にしていくか。党の綱領路線を語って広げる戦い」と見据えた。

前哨戦とされた6月の都議選は14議席を獲得。5議席減らしたが「党の訴えは有権者に響いた」と上野委員長はみる。参院選では党の一貫した姿勢や政策のさらなる浸透を図るため、消費税の減税や軍事予算拡大の反対、原発ゼロなどを訴える。全国比例5議席確保に向け、茨城県では得票率10%以上、12万票以上を目指す。

4月に党の市田忠義副委員長を招いた演説会を開催。7月上旬には小池晃書記局長も茨城県を来訪する。党幹部の応援で党勢拡大へ弾みをつける。

事務所開きで高橋氏は「裏金政治と正面対決する仕事をやらせてほしい」と訴えた。保守勢力への批判票などを取り込み、躍進を目指す。

■他勢力も

参政新人の桜井祥子氏(41)は、社会情勢や党について学ぶワークショップを開き、政治に関心がない層の新たな選択肢となることを目指す。「日本人ファースト」を掲げ、減税や外国人政策の見直しなどを訴える。

社民は選挙区含め3議席以上の獲得に向け、県内で比例3万票以上の獲得を目標にする。茨城選挙区では自主投票を決めた。いずれも新人で、酒井明男氏(49)は政治団体「NHK党」から、石井憲一郎氏(58)は同「日本改革党」から出馬。新人の牧山康志氏(64)は無所属で立候補を予定する。

807名無しさん:2025/07/01(火) 18:30:22
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250630-OYT1T50095/
「千葉モデル」2議席死守へ自民に危機感…現職両陣営が集票争い加速
2025/06/30 12:29
#選挙・千葉
#選挙・自民党

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対決の構図<上>
 参院選が7月3日公示、同20日投開票の日程で行われる。千葉選挙区(改選定数3)は自民党現職2人、立憲民主党現職1人に、新人候補が挑む構図となる見通しだ。これまでに過去最多となる15人が立候補を表明している。混戦模様の選挙戦の行方を展望する。

参院選2025 千葉
 「衆院が少数与党になっている今、今回の参院選は、間違いなく政権選択の大きな意味を持つ。我々は千葉でどうしても2議席を取りたい」


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 八千代市で23日に開かれた自民現職・豊田俊郎(72)の総決起大会。熱気に包まれた会場内であいさつに立った党最高顧問の麻生太郎は力強く訴えた。

 千葉選挙区は2013年の参院選以降、自民が改選のたびに2議席を確保してきた全国でも数少ない「複数区」だ。候補の顔ぶれが変わっても、2議席を守り抜いてきた背景には、県連内に存在する2派による激しい集票競争がある。

 豊田は前県連幹事長の河上茂を軸とする勢力に支えられ、同じく改選を迎える石井準一(67)が率いるグループと競い合ってきた。結果的に得票の底上げにつながり、2人当選を確実にしてきた。その構図は今回も変わらない。


自民党県連女性局の参院選決起集会で拳を突き上げる石井氏(左)と豊田氏(5月24日、千葉市美浜区で)
 だが、自民を取り巻く状況はこれまでと異なる。物価高騰の長期化や、派閥の政治資金規正法違反事件などが影響し、党の支持率は低迷を続ける。22日の東京都議選でも自民が歴史的大敗を喫した。ある自民関係者は「支援団体ですら相当、自民離れが起きている。このままでは2議席獲得は厳しい」と危機感をあらわにする。

 とりわけ豊田陣営は苦しい立場に置かれているとされる。関係者によると、4月に自民が実施した情勢調査で、豊田は共産党候補を下回る順位に沈んだ。5月の調査では4位に浮上したものの、依然として当選圏には届いていない。県連選挙対策委員長の小林鷹之も「初めて相手の背中を見ながら追っていく選挙。本当に厳しい戦い」と強調する。

 豊田は逆風をはね返すべく、数十人規模の「ミニ集会」を連日こなし、1日で2か所回る日もあるなど精力的に活動する。4月から6月まで県内で12回開催された公明党の時局講演会にも全て参加し、公明の支持固めを進める。

 一方の石井もたづなを緩めることはない。参院国対委員長を務めるなど中央政界で存在感を発揮し、次代の「参院のドン」と目される石井にとって、下位当選は自身の求心力低下を招きかねないからだ。平日は国会対応に追われていた国会会期中も、週末には党幹部らを招いて県内各地で集会を開催してきた。3月の知事選で大勝した熊谷俊人との対談ビラを作成するなど着々と選挙戦に備えてきた。


 自民候補2人がそれぞれ当選に向けてしのぎを削る状況は、片方が過剰に票を集めれば、もう片方の得票が沈むリスクをはらんでいる。厳しい情勢下で2議席を維持するには「1人に票が固まっては意味がない」(自民重鎮)との声も出ているが、豊田、石井双方は票の割り振りを否定する。

 票の偏りを防ぐうえで重要なポイントになるのが、情勢に応じて票を差配できる公明の組織票だ。県内に約30万票を持つとされ、公明は、自民が比例選で公明候補を支援する見返りに、選挙区で自民候補を後押しする協定を結んでいる。

 公明関係者は、今後の情勢を慎重に見極めたうえで、当落線上の候補に票を傾斜配分する可能性を示唆する。両陣営が粘り強く票の掘り起こしを行い、公明票を効率よく取り込めるか――。その成否が2議席を死守してきた「千葉モデル」の命運を左右することになる。(敬称略)

808名無しさん:2025/07/01(火) 18:30:44
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250701-OYT1T50138/
参院選千葉選挙区、立民と国民が主導権争い…連合千葉「18年ぶり2議席」後押し
2025/07/01 12:00
対決の構図<下>
参院選2025 千葉
 「勝てば日本の政治を大きく変えるきっかけになる。最重点選挙区の一つと位置づけて臨む」


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小林氏(左)の街頭演説で応援のマイクを握る玉木代表(6月22日、千葉市中央区で) 
 国民民主党代表の玉木雄一郎は6月22日、千葉市中央区で行われた新人の小林さやか(41)の事務所開きで気勢を上げた。代表自らが事務所開きに駆けつけるのは珍しく、千葉選挙区にかける本気度を象徴する場面となった。

 小林はNHK記者として働きながら、3児の子育てに向き合ってきた。医療や介護などに関する取材経験を強みに、現役世代に寄り添った政治を強調する。この日、JR千葉駅前で行った街頭演説では「理不尽と戦う、働く人が報われる。この二つの政策に全力で取り組んでいく」と訴えた。

 昨年10月の衆院選で躍進した国民民主は、千葉県内で34万の比例票を獲得。比例復活によって県内を地盤とする衆院議員が初めて誕生した。小林陣営はこの勢いを参院選につなげる形で、50万票の獲得を目標に掲げる。

 もっとも、小林にとって今回が初の選挙戦だ。ベテランの現職勢に比べると、知名度は低く、選挙を下支えする県連の地方議員も8人にとどまる。陣営は街頭活動や団体回りに加え、SNSを駆使した「空中戦」にも注力し、支持拡大を図る方針だ。


 同じ日、立憲民主党代表の野田佳彦は沖縄訪問前のわずかな時間を割き、匝瑳市での集会に姿を見せた。長年の盟友である現職・長浜博行(66)の応援に立つためだ。

長浜氏(前列左)の応援に駆けつけた野田代表(6月22日、匝瑳市で)
 「非自民の政治勢力で2議席取りたいが、国民民主党にも負けたくない。ということは一番を取るしかない」。野田は長浜への支持を呼びかけつつ、国民民主への対抗意識ものぞかせた。

 野田と長浜はともに松下政経塾で学び、1993年衆院選に日本新党から出馬して初当選した旧知の仲だ。長浜は2007年に参院に転じ、野田政権では官房副長官や環境相を歴任。県内を地盤とする野田にとって、長浜は絶対に落とせない存在となっている。

 参院副議長の長浜は、公正中立が求められる立場を意識し、政権批判や政策主張は控えめだ。この日の集会でも、気候変動や戦争が続く世界情勢に懸念を示し、「丸い緑の地球を次の世代に渡していく。政治活動の集大成としてこのことをやりたい」と静かに語った。

 陣営は応援弁士を通じた政策の訴求を強化していく構えだが、支援者の一部からは「訴えがぼやけている」との声も上がっている。


 約15万人の構成員を擁する連合千葉は、長浜と小林双方に推薦を出す。支援先の判断は傘下の産業別労働組合(産別)に委ねる方針で、旧民主党系で18年ぶりとなる2議席奪取を組織を挙げて後押しする。

 一方、立民内には、国民民主への警戒感がある。両党は衆院選挙区でも競合関係にあり、県内では勢力争いが続いている。立民関係者は「国民民主の候補が当選して力をつければ、立民の影響力が低下しかねない」と本音を漏らす。

 野党にとって今回の参院選は議席獲得争いにとどまらず、野党間の主導権を巡る駆け引きの舞台になっている。


 野党ではこのほか、日本維新の会の石塚貞通(58)、共産党の白石ちよ(49)、れいわ新選組の山本なつみ(36)、参政党の中谷めぐみ(43)が出馬を表明しており、有権者の支持が分散する可能性が高まっている。(敬称略)

 (おわり。この連載は、鳥塚新、河津真行、落合俊、柴田洋希、岡田優人が担当しました)

809OS5:2025/07/01(火) 18:32:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/39571d9a6412decbf980945fca4e19fbcb4ba9c1
舌禍で狂う立国共闘の歯車、疑惑告発文書問題で維新はイメージ低下避けられず 兵庫選挙区 激変・参院選2025①
6/27(金) 8:37配信


産経新聞
参院選兵庫選挙区から無所属で立候補する意向を表明した泉房穗氏=3月24日、神戸市中央区

「大同団結のシンボルとして戦いたい。今の政治には国民の生活を支える連合チームの結成が必要だ」

3月24日、神戸市内で参院選兵庫選挙区(改選数3)への出馬会見に臨んだ元兵庫県明石市長で無所属の泉房穂(61)は、2時間近くにわたり持論をまくしたてた。

兵庫では過去3度の参院選で自民党、公明党、日本維新の会(平成28年の参院選はおおさか維新の会)が議席を分け合ってきた。政党色の薄い無所属候補は、国政勢力の合間を縫う形での厳しい選挙を強いられたが、泉には勝算があった。

水面下で、立憲民主党県連と国民民主党県連、両党の支持母体である連合兵庫の3者が泉を全面支援する方向でまとまりつつあったからだ。

泉は旧民主党から衆院選に出馬し、当選した過去もある。会見ではよどみない弁舌で国政への思いを紡いだが、その軽やかさがあだとなった。

「(国政に)魅力的な政党がない」

縛られない政治の実現を訴えたかったとみられるが、泉の発言に国民民主代表の玉木雄一郎が反発。X(旧ツイッター)で「公党に対する敬意を欠いたものだ」とも投稿し、3者協力の歯車が狂い始めた。

■股裂き状態の連合兵庫

兵庫選挙区では、3つの議席を巡り、13人が名乗りを上げる全国有数の激戦区。身内の不協和音は各陣営で相次ぐ。

泉房穂(61)による〝舌禍〟にあきれ返った国民民主党は支援を撤回し、元経済産業省職員の多田ひとみ(45)を擁立。立憲民主党は県連レベルでの泉支援を崩さない。

股裂き状態の連合兵庫は6月に「苦渋の決断」(会長・那須健)で、泉と多田の2人に推薦を出す異例の対応を取った。

連合兵庫関係者は、明石市長時代、子育て支援策などを軸に人口増を実現して知名度を高めた泉の発信力に期待し、「無党派層への支持拡大に結び付け、(立民と国民両党の)比例票の上積みを図る」のがダブル推薦の狙いと打ち明ける。

■心身不調で出馬辞退

12年前に39歳で初当選した元アナウンサーで、一時は「兵庫のエース」と目された日本維新の会の清水貴之(50)は昨年秋、兵庫県知事選に立候補したが惨敗した。いったんは参院への再挑戦が内定したが、心身の不調を理由に辞退。元商社員で新人の吉平敏孝(44)を擁立したものの、風当たりは厳しい。

維新は今年にかけ、元県幹部が命を絶つ結果を招いた疑惑告発文書問題に揺れた。ユーチューブなどで見解を発信していたNHK党の立花孝志(57)へ、非公開の音声データや真偽不明の情報を提供したなどとして所属県議3人が党を離れることになったのだ。

そもそも、問題の告発者を処分した対応について、兵庫県の第三者委員会から「違法」と認定された知事の斎藤元彦(47)を、令和3年の知事選で擁立していたことへの批判も根強い。

維新関係者は一連の疑惑告発文書問題が「党のイメージ低下を加速させた」と指摘。平成25年から前回選まで、3年おきの参院選で1議席を確保し続けた兵庫は大阪に次ぐ「第2の牙城」だが、党の県組織「兵庫維新の会」幹部は「原点に返りチャレンジャーとして戦わねばならない」と引き締める。

■与党側にも懸念材料

自民党と公明党はいずれも現職を擁立する。野党側の混迷を横目に引き離しを図りたいところだが、選挙戦を前に懸念材料が重くのしかかる。

自民の加田裕之(55)は派閥の政治資金パーティー収入不記載事件に関係し、昨年4月に党から戒告処分を受けた。公明は高橋光男(48)を擁立した上で兵庫選挙区を「常勝関西」の一角と位置づけ、福岡と並んで最重点区に挙げるものの、支持母体の創価学会の組織力低下が否めない。6月の尼崎市議選は、擁立した12人全員が当選したものの、得票総数は大きく減った。

ただでさえ乱立の様相を呈する中、6月29日投開票の兵庫県三木市長選に出馬しているNHK党党首の立花が、市長選に落選した場合、兵庫選挙区から参院選に立候補する方針を明らかに。

昨年秋の知事選では他候補を応援する「2馬力選挙」を展開して物議を醸した経緯があり、予断を許さない。(敬称略)



衆院において、与党が過半数を割った状態で迎える7月20日投開票の参院選。結果次第では、国政の勢力図が大きく塗り替わる可能性もある。7月3日の公示を控え、入り乱れる思惑に迫った。

810OS5:2025/07/01(火) 18:34:06
https://www.sankei.com/article/20250629-MXR2PGJOQZJOHEC3JK3Q4LGZ24/?outputType=theme_election2025
混沌の北陸新幹線ルート問題、自民逆風も票を食い合う立国維 共産は伝統的な強さ
激変・参院選2025③
2025/6/29 08:30

「4回目の選挙は一番厳しい選挙だ。しかし、断じて負けるわけにはいかない」

14日、京都市のホテルであった自民党京都府連の総決起大会で、4選を目指す西田昌司(66)が気勢を上げた。約千人が詰めかけた会場は万雷の拍手に包まれ、陣営関係者は「思った以上に盛り上がった。いいスタートが切れた」と胸をなでおろす。

6年前の参院選で、次点に17万票以上の差で圧勝した西田。ただ自らも「一番厳しい選挙」と認めるように、かつてない逆風が吹いている。

一つは「政治とカネ」。政治資金収支報告書への派閥パーティー収入の不記載があり、ネガティブなイメージは今も払拭できていない。

西田が与党整備委員会の委員長として推進する北陸新幹線延伸計画の小浜ルートを巡っても、地元の京都市議会が、市内の大深度地下にトンネルを通すことへの反対を表明。延伸を巡る議論はさらに混沌(こんとん)とする。

舌禍も記憶に新しい。5月に那覇市であったシンポジウム。「ひめゆりの塔」の展示説明を「歴史の書き換え」などと発言し、批判を集めた。西田は月刊誌「正論」などを通じ発言の真意を説明。参院選では他候補からの厳しい追及が予想されるが「参院選での争点化を避けるため、この問題に自ら触れることはしない」(陣営関係者)。

空前の好機到来も…
ただ、こうした空前の好機を前に「非自民非共産」の野党系勢力も共倒れの危機に直面する。


「野党系で2議席を占めることも可能だ。既存政党の枠組みを京都から変えたい」。国民民主党代表の玉木雄一郎は7日、新人で元府議の酒井常雄(63)の出馬会見に同席し力を込めた。

3年前の参院選で日本維新の会候補を、6年前は立憲民主党候補をそれぞれ推薦・支持し、京都での独自候補の擁立を見送ってきた国民。今夏の参院選でも連合京都は立民と国民に候補者調整を求めていたが、立民は3月、新人で元衆院議員の山本和嘉子(56)の擁立を発表。両党が最後まで相いれることはなかった。

なぜなら京都では、国民は維新とも近しい関係にあるからだ。

府議会で統一会派を組むばかりか、維新共同代表の前原誠司と酒井は、過去に国民京都府連代表と幹事長という仲。だからといって、国民と維新が候補の一本化を図れるわけでもなく、維新は知名度の高い元民放アナウンサー、新実彰平(36)の擁立を決定。前原は「票を食い合う面は多々あると思う」と話す。


父は元大臣
6年前の参院選で、2位で当選したのが共産党現職の倉林明子(64)。党勢の衰退が指摘される共産だが、京都では伝統的な強さを誇る。


ほかにも、北陸新幹線延伸の現行計画の是非を争点に掲げる無所属の二之湯真士(46)は元自民府議で、父は元参院議員で国家公安委員長を務めた二之湯智。西田が集中砲火にさらされる中、保守票の行方にも注目が集まる。

また過去に共産候補を支持したれいわ新選組新人の西郷南海子(37)ら、各党の思惑が複雑に絡み合う。ある陣営幹部はこう漏らす。

「どこの党も票が割れる要素がある。かつてない混戦で、投票日まで展開が読めない」(敬称略)

811OS5:2025/07/01(火) 18:34:47
https://www.sankei.com/article/20250628-GTUINM6D2NLD5ACJC2RLPYN4KI/
〝仁義なき〟候補一本化で立民内部にすきま風も 現職公認漏れでなお余震 広島選挙区
激変・参院選2025②
2025/6/28 08:30


宮口治子氏は改選となる参院選への出馬見送りを自身のXで表明した
宮口治子氏は改選となる参院選への出馬見送りを自身のXで表明した

18日、広島市内で開かれた連合広島の総決起集会。組織として推薦する立憲民主党現職の森本真治(52)の3選へ、加盟労組の組合員ら約550人が一堂に会した。

独自候補擁立を断念した国民民主党も、広島県内の野党勢力でつくる政治団体「結集ひろしま」の枠組みで森本を支援する方向だ。国民所属の衆院議員も動画でメッセージを寄せ、結束感を高めるのに一役買った。

もっとも、4年前、立民を含む野党統一候補として保守王国・広島に風穴を開けたもう一人の現職の姿はなかった。宮口治子(49)。連合広島の政治顧問かつ結集ひろしまの副代表だ。

令和元年の広島選挙区を巡る買収事件で有罪が確定した元参院議員の河井案里が失職し、3年の再選挙で宮口が初当選。自民党が結党された昭和30年以降、広島選挙区で初めて非自民が改選2議席を独占する結果をもたらした。当の宮口は後に立民へ入党する。

森本と宮口。ともに立民所属で、改選期が同じ広島選挙区選出の参院議員だが、改選数2の選挙区で2人に党公認は与えられなかった。県内労組の組織票は20万〜25万程度とされ、「野党が競合すれば、1人当選でも厳しい」(関係者)というわけだ。

支援の一本化へいかにソフトランディング(軟着陸)させるか。選挙戦に臨む上で摩擦を伴わないに越したことはない。


昨年12月、立民は森本の公認を内定した。政治経験や期数などを踏まえても「既定路線」と受け取る向きが大勢だった。


「残っても居場所がない」

そう言って宮口が離党したのが今年1月。この間、比例代表へ転出させる議論も立民内になくはなかったが、既に連合傘下の産業別労組が推薦候補者を決めており、割って入る余地はなかった。

離党について、前回選で宮口を厚く支援した労組関係者は「森本氏の選挙を支援したくないとの意思表示」と冷ややかに受け止める。「(離党で)処遇に対する同情論は消えた」とも。

紆余(うよ)曲折を経て、外野からは一枚岩に見える中で、1議席確保が最重要課題の選挙戦へ突入する。

森本は取材に「宮口氏の支援が得られないとは聞いていない」。無所属の宮口は13日、参院選への出馬を見送ると自身のX(旧ツイッター)で表明した。取材には〝円満離党〟を強調。「求められれば秘書を派遣するなどして森本氏の選挙を手伝う」とも述べた。


自民にとっては、議席の奪還がかかる機会だ。新人の西田英範(43)は再選挙で宮口に敗れ、自民が長く守ってきた1議席を明け渡すことになった立場でもある。

当時「政治とカネ」の問題に対する有権者の視線は厳しく、西田も「深刻な政治不信があった」と認める。捲土(けんど)重来を期す今回だが、自民派閥によるパーティー収入不記載事件は依然、国民の記憶に新しい。米価などの物価高騰は政権政党への風当たりの強さにもつながっている。改選2人区ながら陣営に楽観する向きはない。(敬称略)

812OS5:2025/07/01(火) 18:35:42
https://www.sankei.com/article/20250630-GXJAEEJOORKBDDXO23HIIKF2LU/?outputType=theme_election2025
「兄弟政党で票割りたくない」立憲・国民 参院選1人区で難航する一本化、いらつく連合
激変・参院選2025④
2025/6/30 08:30
「残念か残念でないかといわれれば残念だが、戦う相手は政権与党。兄弟政党で票を割りたくない」

参院選の公示が約2週間後に迫った6月18日。滋賀選挙区(改選数1)に出馬を予定していた立憲民主党の滋賀県議、佐口佳恵(51)は大津市内で開いた記者会見で立候補取り下げを発表した。国民民主党が擁立する元県職員、堀江明(38)に一本化するための立民党本部の決定だ。

ここに至るまで紆余(うよ)曲折があった。昨年12月に立民が佐口、今年2月に国民が堀江の擁立をそれぞれ発表して以降、長らく両党に一本化への動きがなかった。

業を煮やしたのが、両党の支持基盤である連合滋賀だ。滋賀では、全国の労働組合が連合を結成する前から、労働団体が野党各党と共闘しており、「滋賀方式」と呼ばれる選挙戦略発祥の地だという自負がある。

「無意味な野党間の競争は避けるべきだ」。5月8日には連合滋賀会長の白木宏司が異例の記者会見を開き、こう呼びかけた。だが、両党に歩み寄る気配はなかったため、連合滋賀の幹部が何度も上京し、両党本部へ要請を繰り返した。


そのかいあってようやく一本化できたものの、立民県連幹部が「(堀江のことは)正直顔を見たくらいで、よく知らない」と漏らすなど、今後の連携に不安をのぞかせる。白木は「もう少し早く一本化してほしかった」と本音を明かす。

これに対し、元滋賀県守山市長の宮本和宏(53)を擁立する自民党の県連幹部は「(自民への風当たりは厳しく)楽観はしてはいない」との見方だ。




同じ1人区でも、異なる様相となっているのが奈良選挙区だ。連合奈良は5月20日、立民、国民両党の候補者一本化を断念すると発表。比例代表の支援に注力するとしているが、会長の水野仁は「今後の選挙で連合の分断につながるか、懸念している」と話す。

連合奈良のメーデーで候補者不在のままガンバローを三唱する出席者ら=4月26日、奈良市
連合奈良のメーデーで候補者不在のままガンバローを三唱する出席者ら=4月26日、奈良市
予兆はあった。4月26日、奈良市内で開かれた連合奈良のメーデー。参院選を控え、本来なら政権交代に向けて盛り上がるはずだったが、壇上には国民の候補予定者の杉本葵(34)や立民の候補予定者の川戸康嗣(49)の姿はなかった。出席者は淡々とあいさつし、選挙には触れなかった。事前に両党奈良県連から各候補者の登壇を打診されたが、水野は「ここでどちらかの候補者を紹介すると、連合の分断につながってしまう」と断ったという。


なぜ奈良では一本化されなかったのか。立民に約1カ月先行して1月に杉本の擁立を発表した国民は、当初から「後出しじゃんけん」と立民を批判し、一本化に否定的だった。杉本が「国政でなければ理想はかなえられない」と2月に同県大和郡山市議を辞職し、退路を断っていたという事情もある。

一方、立民側は理由として、外科医の平将生(49)を擁立する日本維新の会の存在を挙げる。


自民が擁立する現職の堀井巌(59)は令和元年の前々回選挙で、立民と国民、社民党が推薦する野党統一候補を破った。このとき維新は候補者を立てなかったが、今回は反自民票の奪い合いは避けられない。立民県連幹事長の藤野良次は「立民、国民で候補者を統一しても、野党割れが解消できなければ意味がない」と切って捨てた。(敬称略)

813OS5:2025/07/01(火) 18:37:29
https://www.sankei.com/article/20250701-VM3WMBBMKVPR7CO6AWG4EQ7E6U/?outputType=theme_election2025
参院選でも「二階VS.世耕」で自民勢力が分裂 候補一本化で野党にも乱れ 和歌山選挙区
激変・参院選2025⑤
2025/7/1 08:30

衆院選で連続13回の当選回数を誇り、5年超にわたり自民党幹事長を務めるなど、党きっての大物で知られた二階俊博の地元和歌山。政界を引退した二階の後は、三男の伸康(47)に託されたが、自民勢力同士の戦いとなった昨秋の衆院選で伸康は敗北を喫しており、思惑通りに進んでいない。

「有効投票数128票。二階伸康氏82票、望月良男氏46票」

和歌山市内で今年2月に開かれた自民党和歌山県連の拡大役員会で、伸康は元同県有田市長の望月良男(53)を下し、参院選和歌山選挙区の公認候補に選出された。

「結果にかかわらず、(選ばれた)公認候補者の選挙に尽力する」

拡大役員会では投票に先立ち、伸康、望月、投票者全員が誓約書を県連に提出。その背景には、昨秋の衆院選で自民勢力が分裂するという苦い経験があった。

県連会長の石田真敏は投票後、「ノーサイド」を強調したものの、望月は「応援してくれた方と話をしたい」と、出馬の可能性を示唆した。

自民派閥のパーティー収入不記載を巡る「政治とカネ」の問題を受け、俊博は昨秋の衆院選和歌山2区への不出馬を決めた。党は伸康を俊博の後継としたが、同じ不記載問題で自民を離党した元経済産業相の世耕弘成が参院和歌山選挙区から和歌山2区へくら替え。伸康は自民の公認を得ながらも、無所属の世耕に敗れていた。


〝世耕派〟をアピール
和歌山県連ではこれまで、俊博と世耕による主導権争いが続いた。令和4年の知事選。いったんは世耕が推す総務官僚の擁立を決めたものの、俊博の影響力が強いとされる県町村会が反対。最終的に、国民民主党の衆院議員だった岸本周平=知事在職中の今年4月に死去=に推薦を出した。

「二階対世耕」の争いは、参院選にも引き継がれる。

今年4月、望月は自民を離党し、無所属で和歌山選挙区から立候補する意向を表明した。昨秋の衆院選で世耕を応援したという経緯もあり、6月14日の政策発表会では、世耕のポスターや激励の祝電を披露。自らが〝世耕派〟であることを事実上アピールした。

こうした望月の動きについて、ある自民県連幹部は「二階(伸康)氏と比べ望月氏の名前は浸透していないので、世耕氏を前面に出してきた」と冷ややかだが、衆院選で伸康に勝利した世耕の影響力を無視することはできない。


「維新応援は0%」
自民勢力の分裂は、野党勢力にとっては好機となるはずだが、足並みの乱れが目立つ。


6月6日に立憲民主党と日本維新の会が岐阜と和歌山の両選挙区での候補者一本化を発表した。

和歌山では立民の村上賀厚(のりあつ)の公認が取り消されたが、党本部による一方的な決定に県連側が激しく反発。県連代表の山本忠相は「リベラル的な考えの人の

投票先はなくなる。怒りにも似た悲しみがある」と述べた。

形の上では、維新の浦平美博(53)に相乗りすることが決まったとはいえ、今回の候補者一本化では立民の県内組織などに浦平の支援は義務づけられておらず、立民県連は「参院選は自主投票」と決議。山本は「維新の候補者を応援する確率は0%」と語気を強めており、収拾のめどは立っていない。(敬称略)

=おわり

814名無しさん:2025/07/01(火) 18:37:52
https://www.sankei.com/article/20250701-5N7LLKDS75PG3PVPEJLFXT5T2M/
牙城に挑む参政・れいわ、既存政党への不信感受け皿に 夏の古都決戦、3日公示
2025/7/1 06:30
参院選が3日、公示される。9人が立候補する見通しの京都選挙区(改選数2)の議席を巡っては過去約20年間、自民党と立憲民主党(民主党、民進党時代を含む)、共産党が独占してきたが、前哨戦とされる東京都議選や直近の尼崎市議選などでは、新興政党や「第三極」を自任する政党が存在感を増す結果に。既存政党への不信感が高まる中、受け皿になる勢力は出てくるのか。夏の古都決戦に向けムードが高まっている。

「比例で10万票」
「京都での支持の熱量は3年前(の参院選)よりも高い。珍しいもの見たさではなく、党の主義主張を理解した上で応援に来てくれているのだと感じている」

6月22日、京都市内で街頭演説した参政党の神谷宗幣代表が手応えを明かした。参政党はこの日に投開票があった都議選で3議席を獲得。また同月15日投開票の尼崎市議選では公認候補がトップ当選するなど勢いに乗る。

3年前の参院選京都選挙区での公認候補の得票は約4万票。しかし最近の各種世論調査での支持率急増を背景に今回、公示まで1カ月を切った異例の時期に、当初擁立を予定していた候補者の比例転出と、新たな候補者の擁立を発表した。選挙区と比例双方での票の上積みを狙う戦略とみられ、神谷氏は府内での目標について「比例で10万票」と公言。「日本人ファースト」や減税政策を掲げる参政党には、保守層の一部が流れているとの見方もあり、自民関係者らは警戒を強めている。


京都特有の事情
ともに第三極を自任する国民民主党と日本維新の会。都議選では国民が躍進、維新は議席ゼロと明暗が分かれたが、参院選京都選挙区では地域特有の事情があり、見通しは不透明だ。

府内で強固な地盤を誇り、国民を離れて維新に合流した前原誠司衆院議員の影響力や、初めて立憲と国民の立候補予定者2人に推薦を出した連合京都の動きなども選挙戦を左右するとみられる。

「宝の議席」死守目指す共産
伝統的に革新勢力が強い京都での現有議席を「宝の議席」として死守する構えの共産の壁になりそうなのは、支持層の重なるれいわ新選組だ。


立候補予定者らの訴えに耳を傾ける有権者ら=6月28日、京都市下京区(小野田銀河撮影)
立候補予定者らの訴えに耳を傾ける有権者ら=6月28日、京都市下京区(小野田銀河撮影)
両党はこれまで共闘関係を保ってきたが、れいわが初めて候補を立てたことで票の分散は避けられない状況に。共産は6年前の参院選で24万6千票あまりを獲得し現職が当選したが、次点の立民とは約1万4千票の僅差だった。れいわは昨年10月の衆院選の比例で、府内では約6万8千票を得ている。

れいわ側は「(共産と)ともに国会へ、と打ち出していく」と話すが、共産側は「一緒にやりましょうという(以前のれいわの)スタンスから大きな変化も起こっている」と指摘。選挙戦での影響について「マイナスもプラスもあるのではないか」とした。(杉侑里香、渡辺大樹、塚脇亮太)

815名無しさん:2025/07/01(火) 18:38:22
https://www.sankei.com/article/20250630-2UY6KMKDLZJHTEJUFFFTYZAGKI/
共産、参院比例に4新人を擁立へ 立民との調整で選挙区から転出も
2025/6/30 21:35
共産党は30日、参院選比例代表にいずれも新人の小山田友子、松崎真琴、住寄聡美、岩本義孝の各氏を擁立すると発表した。このうち小山田氏は福島、住寄氏は岡山、松崎氏は鹿児島の各選挙区での出馬をそれぞれ予定していたが、立憲民主党との調整の結果、比例に回ることになった。小池晃書記局長は記者会見で「参院選の選挙協力はほぼ結論が出た」と説明した。

816OS5:2025/07/01(火) 20:20:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/acdaf3b67cd6d42991905433503dd9cf726bbb74
参院選千葉選挙区、過去最多16人の乱戦へ 自民2議席死守か、非自民系が切り崩すか
7/1(火) 19:12配信
産経新聞
設置が進む参院選のポスター掲示板=1日、千葉市中央区(岡田浩明撮影)

参院選が3日公示される。千葉選挙区(改選数3)は改選を迎える自民2人、立憲民主1人の現職を含め計16人が立候補を予定しており、14人が争った前回選(令和4年)を上回る過去最多の乱戦となる見通しだ。最大の焦点は自民が現職2人の議席を死守できるか、野党系が議席を増やすのか。20日投開票の政治決戦「夏の陣」がまもなく始まる。

【写真】石破首相、外交での所作また物議 G7サミットで促される前に着席、1人ポツンと座る姿も

立候補を表明しているのは、いずれも自民の石井準一参院国対委員長、豊田俊郎元国土交通副大臣と、立憲民主の長浜博行参院副議長の現職3人のほか、国政政党ではいずれも新人で、日本維新の会の石塚貞通氏、共産の白石ちよ氏、国民民主の小林さやか氏、れいわ新選組の山本なつみ氏、参政の中谷めぐ氏。このほかに、諸派や無所属の新人も立候補の準備を急ぐ。

■「政権選択の意味持つ」

自民党の麻生太郎最高顧問は6月23日、3期目を目指す豊田俊郎氏の決起大会で今回の参院選について「政権選択の意味を持つ」と危機感をあらわにした。少数与党の衆院に続き、与党で過半数を維持する参院でも非改選を含めて過半数割れとなれば、政権交代が現実味を帯びるからだ。

だが、「政治とカネ」の問題や先の東京都議選での惨敗など自民への逆風は収まらない。6年前の参院選(令和元年)で最後の3議席目に滑り込んだ豊田氏は今回、厳しい選挙が予想される。「情勢は関係ない。私を必要としているか、していないかの選択肢を有権者に訴えるしかない。最後まで突っ走るだけだ」と記者団に語り、ミニ集会など活動量を増やしている。

■「トップ当選が大事」

6年前の参院選でトップ当選を果たした石井準一氏は参院国会対策委員長の要職を念頭に「参院の要として与野党をまとめるのに、(今回も)トップ当選という形が大事だ」と4期目を目指す。目標は65万票。「政治家としての資質や人間性を有権者に感じてもらいたい」と力説し、逆風が吹き荒れる自民カラーを抑え、政治家個人をアピールする戦略に軸足を置く。交流サイト(SNS)も駆使する。

麻生氏は「(石井、豊田両氏のうち)1人に票がかたまっても意味がない。2人で票を取り合い、うまく2議席を獲得する。これこそが自民党という組織の党だ」と保守票のすみわけを示唆するが、現実的に厳しいとの見方が多い。

■国民の新人擁立で「無風区」一変

対する野党系陣営。国民が新人の小林さやか氏を擁立し、千葉選挙区は「無風区」から「激戦区」に情勢が一変した。

その小林氏は6月22日、千葉駅前で「(国政に)若い女性の声が届いていなかった。私は理不尽と戦い、働く人が報われる政策に取り組む」と声をからした。 ただ、先の衆院選のような勢いは失速気味。「なんとか当選圏内に食い込みたい」(県連関係者)と危機感が漂う中、千葉選挙区を「最重点区」と位置づける国民は、小林氏の応援に玉木雄一郎代表ら党幹部が続々と駆け付ける。

改選3議席のうち1議席を維持してきた立民も、政権交代への足がかりとして鼻息が荒い。「自民2人に負けるわけにはいかない。非自民の政治勢力で2議席を獲得したい」。同じ日、匝瑳市での立民衆院議員の国政報告会に出席した同党の野田佳彦代表はこう強調し支持を求めた。同席した長浜博行氏も参院でも少数与党に追い込み、政権交代の実現を訴えた。

日本維新の会、共産、れいわ新選組、参政もそれぞれ新人を擁立し、県内各地で街頭演説などを重ねて支持を呼びかけている。

■顕著な既成政党離れ

ただ、無党派層の多い都市部を中心に有権者の既成政党離れが顕著になりつつある。6月の松戸市長選で与党が支援した新人が次点に沈み、同日選の同市議補選(欠員1)は立民と共産の新人2人が無所属新人に敗れた。

6月22日投開票の船橋市議補選では、無所属新人の街頭演説で、応援に駆け付けた自民の衆院候補予定者がマイクを握ると、「なんだ、自民党かよ」とチラシを投げ捨て、足早に去っていく聴衆の姿もあった。県内の首長経験者は「既成政党に嫌気がさしているのだろう」と指摘し、新興政党を含めて地殻変動の兆しがうかがえる。

817OS5:2025/07/01(火) 20:20:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9179bae07878803b7c6758d7a53da37a61d2cdc
都民フ、参院選候補擁立見送り 他党も応援せず 小池氏は自公支援示唆
7/1(火) 19:07配信

毎日新聞
記者会見する都民ファーストの会の森村隆行代表=東京都新宿区の都庁で2025年7月1日午後2時4分、柿崎誠撮影

 地域政党「都民ファーストの会」は1日、都庁内で記者会見し、参院選(3日公示、20日投開票)への対応について、国政進出を目指して設立した「ファーストの会」からの候補者擁立を見送ると発表した。また、他党や候補を党として応援しないことも決めた。都議選で都民フは31議席を獲得し、第1会派を奪還。参院選での動向が注目されていた。

【相関図でわかる】都議選の主な勢力

 都民フの森村隆行代表によると、6月22日投開票の都議選前から独自候補の擁立を検討。しかし、都議選直後で支援体制が十分に整わないと判断した。一方、国民民主党の比例代表に出馬する予定の都民フ元都議については、有志で応援するとしている。

 森村氏は「我々の経営資源に限りもあり、新人が次の議会で即戦力として活躍できるよう力を注ぐ。都議選での他党との関わりや(参院選の)顔ぶれを見ての判断もあった」と述べた。

 一方、都民フの特別顧問を務める小池百合子知事は6月27日の定例記者会見で、参院選での自民、公明両党の支援を示唆し、候補の応援について「そういった流れになるかと思う」と述べていた。森村氏は「知事は知事の立場で活動する」と話すにとどめた。

 ファーストの会は2022年の前回参院選では1人を擁立したが、落選した。【柿崎誠】

818OS5:2025/07/01(火) 20:21:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/0790f32d628395d8ae7346ca9c31c6834d282387
旧北条市長は「曽祖父ではなかった」 参院選出馬予定の川端氏が経歴訂正(愛媛)
7/1(火) 19:00配信

愛媛新聞ONLINE
 参院選愛媛選挙区(改選数1)に立候補を予定する政治団体「チームみらい」新人の川端佑典氏(35)が1日、経歴を訂正した。6月27日に報道機関に出した書類で、首長・議員を経験した親族として旧北条市長の故川端杢一氏を挙げ「曽祖父」と記載していたが、「思い違いをしていた」として撤回した。杢一氏の親族から1日、愛媛新聞に指摘があった。

愛媛新聞社

819OS5:2025/07/01(火) 20:25:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0ba1ffa25ef447a5f5415423ff30f4f8abc962c
ミュージシャンの世良公則氏、参院選立候補を表明 大阪選挙区から
7/1(火) 16:15配信

朝日新聞
参院選の大阪選挙区からの立候補を表明する世良公則氏=2025年7月1日午後0時6分、大阪市中央区、西晃奈撮影

 ミュージシャンの世良公則氏(69)が1日、大阪市内で記者会見を開き、7月3日公示、20日投開票の参院選に大阪選挙区(改選数4)から無所属で立候補すると表明した。オーバーツーリズム(観光公害)の対策や、外国人の土地取得規制の強化などを訴えた。

【画像】過去の参院選大阪選挙区の結果

 世良氏は広島県福山市出身で大阪芸術大卒。1977年に「世良公則&ツイスト」のボーカルとして「あんたのバラード」でデビューした。「銃爪(ひきがね)」などのヒット曲があり、俳優としても活動する。

 会見で世良氏は「オーバーツーリズムの問題によって大阪の原風景が変わった。エネルギーあふれる町を大阪の人たちの手でもう一度つくり直す」と述べた。

 大阪選挙区には、世良氏を含めて19人が立候補の準備を進めている。(西晃奈)

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/dbf748d1d33745afafa0abba4de4f7154434ea7f
オーバーツーリズムに「ルール必要」世良公則氏 参院選に立候補表明で、語った意気込み
7/1(火) 15:49配信


産経新聞
参院選の出馬について会見する世良公則氏=1日午後、大阪市中央区の大阪府庁(彦野公太朗撮影)

7月3日公示、20日投開票の参院選で、大阪選挙区(改選数4)から無所属で立候補するミュージシャンの世良公則氏(69)が1日、大阪府庁で記者会見を開いた。観光公害(オーバーツーリズム)対策や外国人による不動産購入の安全保障への影響などを課題に挙げ「何らかのルールや規制を設け、環境づくりをすべきだ」と訴えた。

【ひと目でわかる】民泊に関して大阪市に寄せられた苦情

世良氏は広島県出身で大阪芸術大学卒業。学生時代を過ごした大阪を「希望に満ちたあの頃の自分に戻ることができ、常にパワーをもらえる街」といい、「音楽の世界に送り出してくれた大阪から政治に挑戦する」と力を込めた。

世良氏は近年、犬や猫のブリーダーなどの規制を強化する動物愛護法改正に向け、国会議員らへの要望活動を続ける中で、政治の世界に関心を持ったという。

政策としては、外国人による不動産購入への規制強化や、オーバーツーリズム対策のための環境整備を訴えた。SNSでは、社会課題について意見を発信してきたが「政治の中にいる人に声が届きにくい。外から論評するだけでなく、内側から声を挙げていきたい」と意気込みを語った。

世良氏は昭和52年に世良公則&ツイスト(53年ツイストに改名)のボーカルとして「あんたのバラード」でデビューし、「銃爪(ひきがね)」などのヒット曲で一世を風靡(ふうび)した。解散後はソロに転身、俳優としてもテレビドラマや映画など多数の出演作がある。(木ノ下めぐみ)

820OS5:2025/07/01(火) 20:26:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/ccffb355ba9f67b44fb34bc5b40388077dee9738
NHKBS「チョッちゃん」20日まで放送休止 出演の世良公則が参院選出馬
7/1(火) 15:15配信

日刊スポーツ
世良公則(2024年12月撮影)

 NHKは1日、BS放送の公式X(旧ツイッター)を更新。現在、BSで再放送中の同局連続テレビ小説「チョッちゃん」について、同日から20日までの放送を休止すると発表した。

【写真】「チョッちゃん」放送休止告知する投稿

 「『#チョッちゃん』を楽しみにしてくださっている皆様」と題して、この日午前、Xに書き出し「NHKBSとBSP4Kで放送中の『チョッちゃん』は、本日よりしばらく放送をお休みさせていただきます」と伝えた。

 放送再開については「7月21日(月)を予定しております。お待ちいただけると幸いです どうぞよろしくお願いいたします」とした。

 この日、歌手世良公則(69)が、参院選(3日公示、20日投開票)の大阪選挙区に無所属で立候補すると表明し、会見した。

 世良はヒロインの夫役で出演している。

821名無しさん:2025/07/01(火) 20:27:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc0408b28e0fac40275987942378e149f58ac623
参院選 著名人が続々立候補 世良公則、ラサール石井氏、「行列」北村弁護士、中田フィッシュ氏…
7/1(火) 13:21配信

スポニチアネックス
世良公則

 参議院選挙の公示が3日に迫る中、著名人が相次いで立候補を表明している。

 お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」中田敦彦の弟でプロダンサーの「FISHBOY(フィッシュボーイ)」こと中田フィッシュ氏は5月1日に出馬会見を開催。自民党が比例代表候補として擁立する。「ストリート政治家」を掲げ、「ストリートカルチャーを通じて仲間をつくり、自信と誇りを取り戻す人たちをたくさん見てきた。それを社会全体に広げることに人生を費やしたい」と力を込めた。

【写真あり】オリラジ中田敦彦の弟でプロダンサーの中田フィッシュ氏

 自民党は比例代表の公認候補として経済産業省出身で経済評論家の岸博幸氏の擁立も内定している。また、競泳元五輪代表の中村真衣氏が新潟選挙区、競泳元五輪代表の鈴木大地氏が東京選挙区に立候補する。

 タレントのラサール石井氏は比例代表に社民党公認で立候補する。これまでX(旧ツイッター)や新聞の連載、舞台などで政権批判を展開していたラサール氏。「諦めるのも、黙って見ているのもやめた。政治を発言することを一つの仕事としてやっていく」と出馬への思いを口にした。

 日本テレビ「行列のできる法律相談所」でおなじみだった弁護士の北村晴男氏は比例代表に日本保守党から立候補する。北村氏は自身のYouTubeチャンネルで「このままでは日本が壊れてしまうと思ったことが一番の理由」と危機感を明かした。同党は「永遠の0」などで知られる作家の百田尚樹氏が代表を務める。百田氏自身も比例代表で出馬する。

 歌手で俳優の世良公則は大阪選挙区から無所属で立候補する。世良はコロナ禍に自民党音楽文化振興議員懇談会に出席し、エンタテインメント業界の窮状や要望を伝えたり、自身のX(旧ツイッター)で、江藤拓前農相の「米を買ったことがない」「売るほどある」などの発言を「不謹慎な発言 呆れる」と批判するなど、政治への問題意識の高さをのぞかせていた。

 元K―1 WORLD GPウエルター級王者で総合格闘家の久保優太氏は比例代表に日本維新の会から立候補する。「リングに上がる時は命を懸けている。政治の世界でも、“命を奪われても構わない”という気持ちで突き進みたい」と気勢を上げた。

 スポーツ界からは他に、ラグビー元日本代表の後藤翔太氏が比例代表に参政党から出馬する。

822名無しさん:2025/07/01(火) 20:28:24
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/347369
参政党 参院選比例代表にラグビー元日本代表の後藤翔太氏を擁立「メンバーの心を目標に向かって一つに」
2025年6月6日 14:53
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東スポWEB
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 参政党は6日、国会内で会見し、参院選比例代表にラグビー元日本代表で、解説者の後藤翔太氏(42)の擁立を発表した。

 後藤氏は桐蔭学園高校ラグビー部で全国ベスト8、早稲田大学で2度の日本一となり、神戸製鋼時代の2005年〜06年は日本代表に選出され、キャップ8。12年に引退後、追手門学院女子ラグビー部監督、早稲田大学ラグビー部コーチを経て、現在は解説者として活動している。

 昨年から参政党の運営にも携わり、「党大会、代表選、フェスイベントの責任者を務めた。代表、職員、多くの党員に触れ合い、こんなにも日本の未来のために思いを持って活動している方がいる。自分は何もできないのかと心が動かされた」と話し、神谷宗幣代表からの出馬オファーに「断る理由はなかった。ラグビーで何度も日本一になってきた。ここにいるメンバーの心を目標に向かって、一つにしていきたい」と参院選挑戦を決めた。

 神谷氏は「少子化で子どもが減って、日本のスポーツ全体、産業が衰退するだろうと思っている。そういったところの問題提起、改善策を国政の中で訴えてもらいたい」と期待を寄せた。

東スポWEB

823名無しさん:2025/07/01(火) 20:29:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f925beac3edea7edb607053e30066aa65590eb8
パチンコ業界、欲望むき出しに挑む夏の参院選 知られざる実態を追う
7/1(火) 11:30配信
毎日新聞
 パチンコ業界の、パチンコ業界による、パチンコ業界のための政治。

 そんな青写真を描く者たちが、7月の参院選に向けて事実上の選挙戦を繰り広げている。

【写真でみる】パチンコ業界と自民党の蜜月

 パチンコ業界は参院選比例代表に初めて、業界内から候補を擁立する。いわゆる「組織内候補」だ。

 そのことは一般にはほとんど知られていないが、押しも押されもせぬ自民党の公認を得ている。

 6月、業界関係者を集めた会合で、出馬を予定する人物は声を張った。

 「政治(の力)で規制緩和や税制優遇を引き出すことが、業界のために必要です」

 2025年の年明け以降、活動を活発化させているこの人が訴えているのは、ひたすらにパチンコ・パチスロ業界の利益だ。

 ただ、街頭に立つことも、交流サイト(SNS)で盛んにアピールすることもなく、その活動は一般有権者の目に触れないところで繰り広げられている。

 知られざるその実情を追った。

 ◇滞在1時間40分、次の会場へ

 スーツ姿の男女が続々と集まる中、その人物は集会が始まる20分前、会場入り口に横付けされた黒いトヨタ「アルファード」から姿を現した。

 阿部恭久氏(66)。

 関東1都3県でパチンコ店(ホール)13店を展開するアミューズメント企業の社長だ。

 ホールの全国団体で理事長を務めて12年目の「業界の顔」は7月、初めて参院選に出馬する。

 6月上旬の平日昼、山梨県昭和町で、その阿部氏を「励ます会」が開かれた。主催は地元の自民遊技産業支部。壇上には、地元選出の国会議員や県議とともに、阿部氏に同行した業界の全国団体幹部が並んだ。

 彼らは次々とあいさつに立つと、集まった県内のホール経営者や店長ら200人以上に向けて気勢を上げた。

 「候補予定者の当選を心から願います」

 「参院選は7月20日です。親戚や知人に声がけを」

 後半で演台の前に立った阿部氏は、政府やマスコミへの不平を交え、「我々の業界には政治の力が必要だ」と訴えた。

 1時間を予定した会が10分遅れで終わると、出口で来場者1人ずつと握手を交わし、すぐにまた車に乗り込んだ。

 見送った地元関係者の一人は言った。

 「すぐに埼玉に向かうそうだ。全国を飛び回っているんでしょう。山梨に来るのは、この一度だけだよ」

824OS5:2025/07/01(火) 20:30:05
 ◇「興廃と存亡は、この一戦にあり」

 阿部氏の擁立は24年末、自民から公表された。以来、パチンコ業界は政治団体「全日本遊技産業政治連盟」を後援会に据え、参院選に向けた活動を続けている。

 「遊技産業の興廃と存亡は、この一戦にある」

 2月に東京・新橋のホテルであった連盟主催の集いでは、自民の国会議員30人以上を前に、連盟会長からそんなあいさつがあった。

 衰退が進む業界において、今回の参院選は「最初で最後の政戦」とさえ呼ばれる。

 活動の中心は、各地で重ねる集会の行脚だ。

 業界セミナー、遊技産業勉強会、地元組合の総会……。名目の異なる集会に阿部氏や連盟幹部はひたすら足を運び、全国各地でマイクを握る。

 連盟や後援会の発信を調べたところ、3〜6月に少なくとも39都道府県であった66回の集会に、阿部氏らは出席している。集会では参院選に話が及び、最後には出席者と共にシュプレヒコールを上げる。

 ◇斜陽化を打開するために

 今回、独自に国政選挙に乗り出した理由について、ある業界関係者は「業界側と自民側、二つの事情が重なった」と語る。

 パチンコ・パチスロは30年間落ち込み続けており、斜陽化が進んでいると言われる。

 「レジャー白書」や警察庁の統計によると、1990年代半ばをピークに、全国のホール数は今や3分の1の6700店。市場規模はここ20年で半分以下の15兆円。パチンコ参加者(愛好者)は94年の2930万人から、23年は660万人にまで減った。

 関西のホール経営者は「好転する材料がなく、危機感しかない」と明かす。

 政治の世界に乗り出したのは、そうした状況を打開するためだ。阿部氏は演説で、国会議員の力によって業界に有利な規制緩和や税制優遇を実現したいという思惑を隠さない。

 6月の集会で、選挙対策担当の幹部はこう叫んだ。

 「今回が我々の票のマックスです。3年後にもっと店舗数が減ったら、戦える状況でしょうか」

 ◇「集票能力が認められ」

 出馬環境は、こうした業界の事情に加え、自民の公認が得られたことで整った。

 実は業界が選挙活動をするのは今回が3度目になる。19年、22年参院選でも自民から依頼を受け、パチンコとは無縁の候補を支援した。「それぞれ7万〜9万票くらいを集めた」と陣営幹部はみる。

 2度とも候補者は落選した。ただ、過去の選挙に中枢で携わったある関係者は「自民から頑張りと一定の集票能力を認められた。それが今回、独自候補への公認につながった」と言う。

 ◇選対担当の幹部が取材に応じ……

 3月以降、陣営は集会を重ね、候補者の周知に熱を入れてきた。「何より、業界で働く人たちに名前を覚えてもらうことに尽きる」と関係者は口をそろえる。

 支援と併せて呼びかけてきたのが選挙違反への注意だ。

 後援会が各地の業界団体に配った資料には、参院選公示前の活動について「『選挙の特定』『候補者の特定』『投票依頼』この3点がそろうと公選法違反となります」とある。

 6月17日、政治連盟と後援会の両方で選対担当の副会長を担う大饗裕記(おおあえひろのり)氏(56)が30分間の対面取材に応じた。

 「実際に集会で『参院選の比例代表に阿部さんの名前を書いて』と、呼びかけてしまうことはないですか?」と尋ねると、大饗氏はこれを強く否定した。

 「そこまで言いません。十分、注意しています。(私がいた場では)ないです」

 だが、それは事実ではない。その2週間前、山梨であった集会ではこんな言葉が飛び交っていた。

 「全国比例ですから、阿部恭久と書かなきゃいけないんです。これでお願いしたい。それが選挙戦です」(自民の中谷真一衆院議員)

 「参院選、2枚目の投票用紙(比例代表)には阿部恭久さんの名前を書いていただく。これは皆さんにお願いしたい」(自民の臼井友基県議)

 隣で拍手を送った大饗氏自身も「参院選の比例で、家族や知人に頼んでいただきたい。政党名でなく、(「あべやすひさ」と)ひらがな6文字を書くように」と訴えた。

 それが、パチンコ業界がここ数カ月続けてきた活動の一端だ。

 業界を挙げて挑む参院選が、間もなく始まろうとしている。【春増翔太】

825OS5:2025/07/01(火) 21:16:00
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250630-OYT1T50115/
著名人候補は参院議員を目指す…ダンサーやメダリストにアナウンサー、広い選挙区で知名度を武器に
2025/06/30 15:15

 世界的なダンサーや五輪メダリスト、アナウンサー――。来月3日に公示が迫った参院選には、他業種で活躍した著名人も挑む。知名度を生かして政界転身を果たせるか。「タレント候補」と 揶揄やゆ されて苦戦するか。決戦の火ぶたは3日後に切られる。(駒崎雄大、新潟支局 岩瀬詩由)

街頭演説で政策などを訴える中田フィッシュさん(8日、東京都渋谷区で)=松本祐典撮影
 「中田さんだ!」


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 6月8日の日曜日。若者や外国人観光客らが行き交う東京・渋谷駅前でプロダンサーの中田フィッシュさん(39)が演説に立つと、歓声があがった。

 中田さんは「FISHBOY」の名前で活動し、世界大会でも優勝したダンサーだ。2016年にはNHK紅白歌合戦に出場。お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の中田敦彦さんの弟としても知られる。

 「若者の居場所を作りたい」と、数年前から政治家を志すようになり、今回、自民党公認で比例選への出馬を決めた。この日の演説では、「プロダンサーの経験を生かして、国をよくしていきたい」とアピール。通行人から握手や写真撮影を求められ、笑顔で応じていた。記念写真を撮った都内の女性(54)は「何を訴えているかはこれからパンフレットを読むが、若い力で頑張ってほしい」と話した。


 参院選では著名人候補の出馬が珍しくない。

 衆院選より選挙区が広く、顔と名前を覚えてもらうために広範囲を回らなければならない参院選は、候補者の知名度が武器になるからだ。さらに比例選なら、投票用紙に政党名を書き込む衆院選に対し、参院選は個人名も記入できるため、著名人のメリットを最大限生かせるとされる。

過去の参院選で当選した主な著名人
 歴史を振り返ると、芥川賞作家の石原慎太郎氏(2022年死去)やプロレスラーのアントニオ猪木氏(同年死去)らが参院選で政界入りした。テレビで活躍した人が多く、近年はスポーツ選手も目立つ。

 00年のシドニー五輪競泳女子100メートル背泳ぎで銀メダルを獲得した中村真衣さん(45)もその一人。地元の新潟選挙区から自民党公認で立候補する。

 11年の東日本大震災で復興支援に取り組んだ経験などから「政治の力は大切だ」と感じるようになったという。イベントにアスリート仲間を招くこともあり、選対幹部は「知名度を生かして無党派層にも支持を広げたい」と意気込む。

街頭演説を聞いた人(左)と言葉を交わす牛田茉友さん(26日、東京都新宿区で)=木佐貫冬星撮影
 国民民主党の公認で東京選挙区に挑戦する牛田 茉友まゆ さん(40)は今年4月まで16年間、NHKアナウンサーを務めていた。

 26日には東京・新宿駅前でマイクを握り、よく通る声で「手取りを増やす夏を実現する」と党のスローガンを訴えた。演説後、「これまでの取材の経験を生かし、苦しんでいる人の声を聞き取り、問題解決につなげたい」と語った。


 運輸相(当時)を経て東京都知事になった石原氏のほか、宝塚歌劇団出身で女性初の参院議長を務めた扇千景氏(23年死去)ら、政治家に転身した後も活躍した著名人は多い。

 一方、短期間で議員を辞めるケースも少なくない。

 01年の参院選で民主党(当時)から立候補して初当選したタレントの大橋巨泉氏(16年死去)は、「党運営への不満」などを理由に半年で辞職した。

 「暴露系ユーチューバー」として注目されたガーシーこと東谷義和氏(53)は22年の参院選で初当選したが、国会を欠席し続けて除名処分に。その後、インターネット動画で芸能人を脅したなどとして逮捕され、有罪判決が確定した。

 川上和久・麗沢大教授(政治心理学)は「ネット社会となり、各候補者の主張が細かくチェックされるようになった。著名人候補でも、付け焼き刃の主張だけで勝ち抜くことは難しく、説得力のある政策を掲げなければならない」と指摘。その上で「有権者にも、候補者の資質を見極め、投票先を選ぶリテラシーが求められる」と述べた。

826OS5:2025/07/01(火) 21:17:06
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250630-OYT1T50078/
北海道ゆかりの候補、比例代表選でも出馬予想…自民党5人・立憲民主党2人・共産党1人
2025/06/30 11:54
 7月3日に公示される参院選で、北海道選挙区(改選定数3)には11人が立候補を予定する一方、全国での戦いとなる比例代表選でも北海道ゆかりの候補の出馬が予想される。特に自民党は道内を地盤とするなどの5人を擁立する考えだ。

参院選2025 北海道
 「日本と自民党を立て直していきたい」。21日、鈴木宗男(77)は札幌市のセミナーで支援者に熱弁を振るった。前日、参院本会議で議員辞職が許可されて自民に復党し、比例選出馬を正式に表明した。


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 鈴木は2002年に自民を離党し、間もなく地域政党「新党大地」を旗揚げ。道内で存在感を維持し、鈴木が日本維新の会から出馬した前回19年は、同党の道内比例票が、16年参院選(当時・おおさか維新の会)から約10万票増え、その強さを改めて示した。

 参院の比例選は、政党名票と個人名票の合計で各党の獲得議席数が決まり、特定枠を除き個人名票を多く得た候補から順に当選する。そのため個人名票獲得を目指す党内の候補にとって、抜群の知名度を誇る鈴木の出馬は脅威だ。

 ただ、鈴木には他候補のような全国組織の支援は見込めず、長い政治歴でのつながりに頼る面がある。鈴木は「全ての自民党候補の底上げになるよう頑張りたい」と語る。


 「仕事でしっかりと恩返しができるようにしていきたい」。22日、苫小牧市で開かれた自民党支部のセミナーで、6選を目指す現職の橋本聖子(60)は力説した。

 北海道出身で政治歴が長く、知名度も全国区なのは鈴木と同じだ。「かぶる支持層は多い」(自民関係者)ため陣営の危機感は強く、選挙期間17日間のうち12日間は道内入りし、地域をきめ細かく回る「どぶ板選挙」を展開する構えだ。橋本は「すごく厳しい。道外でも相当頑張らないと」と気を引き締める。

 橋本は26日、初の選挙戦を制して日本オリンピック委員会(JOC)会長に就いた。陣営は「幸先良い」とし、「持論のスポーツを通じた健康づくりや地域づくりに説得力が増す」と追い風に捉える。


 元衆院議員の新人、繁本護(52)は旧運輸省出身で北海道開発局の所長や釧路市幹部を歴任。地方創生相・伊東良孝の秘書も務めた。「経済成長と国土 強靱きょうじん 化」を掲げ、函館市で開いた決起大会で「しっかりと函館の港やフェリー航路を守る」と支援を求めた。

 農協系の新人、東野秀樹(53)は名寄市の農家出身で、道内をはじめとした農業者の票獲得を目指す。札幌市の集会では「担い手の皆さんがこれからも農業をやっていける環境をつくるために汗をかいていく覚悟だ」と訴えた。

 23年に繰り上げ当選した現職、田中昌史(59)は札幌市出身で、党道連に所属する。


 北海道ゆかりの候補は野党にもいる。

 「北海道民の暮らしを守るために頑張ります!」。14日に開かれた立憲民主党道連大会で、現職の岸真紀子(49)は訴えた。岩見沢市出身で全日本自治団体労働組合(自治労)の役員を務め、前回は党内最多個人名票を獲得した。

 また立民は、21年衆院選で比例道ブロックに出馬し、落選した札幌市出身の新人、原谷那美(41)も擁立予定だ。原谷は「生活に即した問題を改善したい」と意気込む。

 共産党は、比例選で5議席獲得が目標だ。衆院比例道ブロックでの当選経験がある新人、畠山和也(53)は今回、引退する現職の後継指名を受けて臨む。「宝の議席を必ず引き継ぐ」と鼻息は荒い。(敬称略)

827OS5:2025/07/02(水) 06:10:22
4203 OS5 2025/06/30(月) 17:05:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d30473df8edd01f29f9075a5d10761d76539df6
「行列」最強弁護士軍団が選挙に出るワケ 北村晴男氏が参院選出馬へ 橋下氏、丸山氏に続き3人目
6/30(月) 16:44配信


スポニチアネックス
北村晴男弁護士

 日本テレビ「行列のできる法律相談所」の出演で人気を博した北村晴男弁護士が30日、来月行われる参院選で日本保守党の比例代表で出馬することを表明した。

 23年10月から日本保守党法律顧問を務めていた。

 「行列…」のレギュラー弁護士では、橋下徹氏が大阪府知事、大阪市長を務め、丸山和也氏が自民党から参院選に出馬して当選している。

 最強弁護士軍団からは3人目の政界挑戦になる。

 なぜ「行列」出身者の出馬が続くのか。政界関係者は「地盤がない場合、必要なのは知名度、人気、知識、安心感、トーク力だ。それを行列の最強弁護士軍団は持っている。あれだけの人気番組でレギュラーを務め、弁護士という社会的地位としっかりした主張を持っていることが魅力。さらに法律の知識に裏打ちされた高いトーク力は有権者を引きつけることができる。“すべて持っている人”ということで白羽の矢が立つ条件がそろっている」と説明している。

828OS5:2025/07/02(水) 06:50:18
>>815
住寄聡美 岡山での擁立は正式決定せずなのかな?↓以降の記事が見つからず

https://www.sanyonews.jp/article/1692237

参院選岡山選挙区 住寄氏を擁立へ 共産、近く正式決定の見通し
2025年03月12日 05:00
選挙 #参院選岡山 スクープ 倉敷市
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住寄聡美氏
住寄聡美氏
 共産党岡山県委員会が夏の参院選岡山選挙区(改選数1)の党公認候補として、新人で県委員会青年学生部長の住寄聡美氏(41)を内定したことが11日、関係者への取材で分かった。近く党本部が正式決定する見通し。

 関係者によると、昨年10月の衆院選後から党内で人選を進め、2月の県委員会総会で住寄氏の擁立方針を決めた。住寄氏は11日の山陽新聞社の取材に「現時点でコメントできる立場にない」と述べた。

 住寄氏は倉敷市出身で島根大教育学部卒。小学校教員を経て党専従となった。2019年の参院選比例代表、22年の参院選岡山選挙区、24年の衆院選岡山1区などに立候補し、いずれも落選している。

 岡山選挙区は自民党現職の石井正弘氏(79)が2期目の今期限りでの引退を表明し、後継として新人で元岡山県議の小林孝一郎氏(47)を擁立。立憲民主党は新人で岡山市議の国友彩葉氏(33)、参政党は新人で派遣社員の広森志穂氏(33)の公認を決めている。

829OS5:2025/07/02(水) 11:21:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/4bc78f7e7bc753359ab97121d1c6a8e8589fab93
【参院選「全選挙区当落予測」つき】参政党は全国で「3」取る可能性も? 鹿児島は「自民」に禍根…「尾辻氏の三女」は競り勝つか
7/2(水) 7:32配信
AERA DIGITAL
参政党の神谷宗幣代表

 夏の参院選は事実上の「政権選択選挙」となる。政権与党は過半数を維持できるのか。政治ジャーナリストの角谷浩一氏と青山和弘氏が全選挙区の情勢を分析した。第3回は、九州地方の「当落予測」と政党別の現状分析を掲載する。

【一覧】2025参院選「全選挙区当落予測」はこちら

*  *  *

角谷 鹿児島は森山裕幹事長のお膝元ですから、自民としては落とすわけにはいかないという空気があります。ただ、無所属の尾辻朋実氏は、すでに引退表明した自民の尾辻秀久前参院議長の三女です。朋実氏は当然自民から出馬するつもりだったのですが、公募で拒否され、県内に禍根が残っている。最後は朋実氏が競り勝つかもしれません。

青山 選挙区票の見どころは、1人区において自民がどこまで票を伸ばせるかです。山梨や新潟など、接戦の区を次々ひっくり返していくようだと、自民が快勝する可能性もある。立憲と共産は1人区での候補者一本化に向けて動いており、調整が進めば自民にとっては脅威です。ただ、あまり大々的にやると、立憲は“立憲共産党”と揶揄され、支持者離れにつながりかねません。

角谷 立憲は複数区では粘りを見せるでしょうが、党としての勢いはないですね。自民は西日本の1人区に関しては盤石で、テコ入れが必要だとすれば立憲が強い東北です。

青山 はい。自民の公約には、コメの安定供給を目的とした農家への支援策が盛り込まれますが、これは選挙戦での東北対策の意味合いも込められています。

角谷 自民にとっての救世主は、なんといっても小泉農水大臣です。国民の意識を「政治とカネ」から「コメ」へと見事にずらしてしまった。都議選は裏金議員が俎上にのぼりましたが、都議選までの逆風で終わるという見方もあります。

青山 政党支持率が回復してきたことで、自民内部は余裕ムードが漂っていましたが、都議選の結果で冷や水を浴びせられた形です。現状では、自民の比例議席は13か14くらいにとどまるのではないかと思います。

角谷 自民は選挙区と比例を合わせて50議席手前を取れれば善戦と評価され、よほどの大失敗をしない限り、党内で石破おろしが加速することはないでしょう。参院選では「政治とカネ」より、物価高対策など生活への不安が大きなテーマになる。有権者が各党の給付、減税政策をどう捉えるかがポイントです。

830名無しさん:2025/07/02(水) 11:21:57

■「維新」より「参政」のほうが全国に浸透

青山 反対に、失速に歯止めがかからないのが国民ですね。山尾志桜里氏の公認をめぐる一連の騒動がなければ、比例議席は8か9は取れたと思います。今後の状況次第では、7も取れないかもしれない。

角谷 本当に、一時の人気からすると迷走している感が否めません。山尾氏に声をかけたこと自体が軽率だったと思います。玉木雄一郎代表の言葉は、「手取りを増やす」とか「年収103万円の壁を引き上げる」とか、キャッチーで歯切れがいい。前回の衆院選は現役世代向けの政策をアピールして若者に揺さぶりをかけたことで、浮動票が動いて躍進しました。でも今回は進次郎劇場のインパクトには勝てない。逆に、政治的手腕の“雑さ”が露呈してきた印象です。

青山 維新も厳しそうですね。社会保険料の引き下げという目玉政策を訴え続けることで巻き返したいのでしょうが、それで急に人気が回復することはないでしょう。何より、今の維新にはゆるゆるとした雰囲気が漂っています。国会で与党を追及する姿勢はまるでなく、むしろ自公と連立を組みたがっているようにも見える。結党当初の、改革政党としての姿は完全に薄れてしまいました。

角谷 今まで維新を応援していた保守層の票を吸い込みつつあるのが、参政です。そして共産を応援していたリベラル層を取り込んでいるのが、れいわ。右派の参政と左派のれいわが、それぞれ既成政党の票を食いに来ている。

青山 国民を見限った人たちの票が参政に流れるパターンもありますからね。参院選は全国区の選挙なので、ネット上で支持者を広げている政党は強みになる。私も角谷さんも参政の獲得議席数は2にしていますが、もう1議席増えてもおかしくないでしょう。

角谷 都議選では初議席となる3議席を獲得しました。6月に行われた地方議会選挙の結果を見ると、兵庫の尼崎市議選、福井のあわら市議選、愛知の西尾市議選、どれも参政の新人候補がトップ当選しています。特に地方では、自民党以外の政党に関心のない時代が長く続いてきましたが、小さな新興政党が明らかに存在感を持ちはじめている。関西以外に地方議員がほとんどいない維新に比べれば、参政のほうがずっと全国的に浸透しています。さすがに既成政党に取って代わるほどの実力はありませんが、各選挙区の土台を揺らす存在にはなりつつある。議席はともかく、得票数を注視したいですね。

(聞き手・構成/AERA編集部・大谷百合絵・秦 正理)

大谷百合絵,秦正理

831OS5:2025/07/02(水) 11:22:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/70efa8634f759d148b50c4ee25d21d6bab0ab56d
鳥取・島根選挙区は1議席めぐって新顔5人の争いか 参院選3日公示
7/2(水) 8:00配信

朝日新聞
公示に向け、選挙の「七つ道具」を点検する鳥取県選挙管理委員会の職員ら=2025年6月30日午後1時29分、鳥取県庁、富田祥広撮影

 参院選が3日に公示される。鳥取・島根選挙区(改選数1)には自民党の出川桃子氏(47)=元島根県議=、共産党の亀谷優子氏(39)=元島根県大田市議=、国民民主党の中山集氏(31)=コンサルティング会社経営=、参政党の倉井克幸氏(42)=元シャンソン歌手=、政治団体「NHK党」の谷口直矢氏(47)=会社員兼農業=の新顔5人が立候補を予定している。投開票は20日。

 自民は鳥取県を地盤とする現職が比例代表特定枠での立候補に回ることになり、島根県連での予備選を経て出川氏を擁立。出川氏は党地域支部や自民議員らの支援者回りを重ね、6月28日にあった松江市での集会では「若者の声、女性の声を力強く国政へ届ける」と訴えた。自民は昨年、衆院補選、衆院選の島根1区で敗北しており、巻き返しを狙う。第一声は午前9時半に島根県庁前で。

 昨年の衆院選島根2区に続き2度目の国政選挙に挑む共産の亀谷氏は、公認候補に決まった1月以降、鳥取、島根両県をほぼ週替わりで回り、「消費税5%への引き下げ」「軍拡ストップ」「原発ゼロ」などと訴えてきた。牧場で働いた経験を踏まえ、生産者の所得補償、コメなどの食料増産も主張する。第一声は午前9時半から松江市袖師町の党県委員会事務所前で。

 中山氏は、3月に生まれた第1子を妻が妊娠後、「将来を楽観できない日本の状況」を肌で感じて国政をめざし、「若い世代の選択肢に」と国民民主の公募に応じた。連合島根・鳥取の推薦も得て6月2日に出馬表明。その後に立憲民主も支援を決め、両親の故郷である島根県と、鳥取県での支持拡大を図る。鳥取市のJR鳥取駅前ロータリーで午前10時に第一声を上げる。

 ウルトラマラソンランナーでもある参政の倉井氏は、選挙区内を走りながら知名度アップを狙う。6月27日には島根県庁近くで「参政党の政策は『日本人ファースト』。日本の国益を守る」と訴えた。自身が住む島根県では党員・サポーターがこの2カ月で60人ほど増えて約360人となり、陣営は手応えを感じている。第一声は午前9時半から松江市の松江テルサ前で。

 NHK党の谷口氏は、公示日は鳥取県庁で自ら立候補を届け出た後、鳥取市内を中心に選挙ポスターを貼ってまわり、出陣式は行わない予定だ。選挙期間中は居住する兵庫県姫路市でSNSを活用した発信に注力。党が掲げる全国比例2%の得票を目標に、NHKを視聴する人だけが受信料を払うスクランブル化の実現などを訴えて支持拡大をめざす。

朝日新聞社

832OS5:2025/07/02(水) 19:40:35
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250702-OYT1T50042/
全国屈指の保守王国・和歌山、衆院選に続き再び保守分裂…野党も一部連携どまり
2025/07/02 08:12
参院選和歌山選挙区(改選定数1)は、昨年の衆院選に続き、再び保守分裂の争いとなる。 間隙かんげき を突きたい野党は候補者の一本化を目指したが一部の連携にとどまり、全国屈指の「保守王国」の行方は、混迷の度合いを深めている。

参院選の公開討論会で、立候補予定者の主張を聞く有権者ら(6月30日、和歌山市で)=須藤菜々子撮影
 「落選の経験を生かし、一からはい上がります」


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 自民党の二階伸康氏は1日夕、和歌山県有田市のスーパー前に立った。二階氏は元党幹事長、俊博氏の三男。買い物客から声をかけられると、「父の代からお世話になっています」と頭を下げ、握手を交わした。

 昨年10月、衆院和歌山2区に自民公認で出馬したが、派閥の政治資金不記載問題を受けて自民を離党した世耕弘成・前参院幹事長に3万票差をつけられて敗れた。

 ライバルとなるのは、世耕氏に近い前有田市長の望月良男氏だ。今年2月、自民県連は公認を巡ってこの2人で投票を行い、二階氏が82対46で勝利。敗れた望月氏は離党届を出し、無所属での出馬に踏み切った。

 今回争われるのは、世耕氏が5回の当選を重ねてきた議席だ。大票田の和歌山市は俊博氏の地盤ではなく、二階氏側は、県内全域に浸透する世耕氏への警戒感が強い。県連は所属議員らに公認候補の支援に尽力するとの誓約書を出させており、「分裂阻止」に努める。

 一方の望月氏も有田市以外で知名度は高いとは言えず、世耕氏との関係が頼りだ。先月28日、県北部の紀の川市で開かれた集会では、世耕氏と望月氏のそれぞれのポスターが並んだ。「日本を再起動」の文字と背景の青は共通だ。

 世耕氏の祝電も披露され、望月氏は「世耕先生に『一緒に和歌山の政治を変えませんか』と言われ、火がついた」と出馬の経緯を説明。「相手はビッグネームだし、大きな組織は怖い。でも、和歌山の未来のため、政治を変えるには、どうしても戦いが生じる」と訴えた。

 世耕氏はこの間、街頭演説に立つなどの表立った動きは見せていない。しかし、望月氏の関係者によると、世耕氏の秘書たちが企業・団体回りに同行。「地域ごとにそれぞれ秘書がつき、東京の秘書も和歌山に入っている。完全なバックアップ態勢だ」と明かす。

 県内では長く、俊博氏と世耕氏が主導権争いを繰り広げてきた。

 自民県議は「古巣の邪魔をする世耕氏に飽き飽きしている有権者も多い。和歌山のためには『無所属の世耕』ではなく『自民の二階』が必要だ」と強調する。だが、世耕氏に近い別の自民県議は「衆院選で負けたばかりの二階氏をなぜ公認するのか」と反発する。

 自民支持者の間には、戸惑いも広がる。30日夜、和歌山市で開かれた公開討論会を聞いた同市の会社員男性(51)は「和歌山は俊博氏と世耕氏の両方にお世話になった人も多く、投票先に迷う。人口減少や防災など課題が多くあるのに、いつまで政治的な争いを続けるのか」と話した。

 同じ与党の公明党はいずれにも推薦を出さず、静観の構えを見せている。


 一方の野党も、一枚岩にはなっていない。

 日本維新の会は先月6日、立憲民主党と候補者の一本化で合意。和歌山は維新の吉村洋文代表が提唱した野党一本化戦略が実現した全国2選挙区の一つで、もう一方の岐阜は立民の候補が選ばれた。

 しかし、党本部主導で公認候補を取り下げた立民和歌山県連には、しこりが残る。山本忠相代表は記者会見で、「維新候補を応援する可能性は0%だ」と明言した。

 維新の浦平美博氏は1日夕、南海和歌山市駅前で、社会保険料の引き下げなどに取り組むと強調したが、立民との共闘については触れなかった。

 維新幹部は「初めての試みで、単純に維新と立民の足し算になるかどうか、効果は未知数だ」と話す。

 共産党は、党県副委員長の前久氏の擁立を発表。共産は維新を「自公の補完勢力」と批判しており、前氏は「不戦敗にはできない」と語った。

 和歌山選挙区には他に、参政党の林元政子氏らが出馬を予定している。

833名無しさん:2025/07/02(水) 19:41:21
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250702-OYT1T50113/
参院選愛媛選挙区の構図は…現職と4新人の争いへ
2025/07/02 14:17
#選挙・愛媛

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脊尾直哉
 参院選は3日、公示される。愛媛選挙区(改選定数1)は、無所属現職に新人4人が挑む構図になりそうだ。20日の投開票に向け、選挙戦に備える各陣営の動きを追った。(脊尾直哉)

 立候補を表明しているのは、無所属現職の永江孝子氏(65)、自民党新人の上野由佳氏(30)、参政党新人の原田慎太郎氏(35)、政治団体「チームみらい」新人の川端佑典氏(35)。NHK党新人の斉藤博樹氏(52)も立候補の準備を進める。


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永江陣営
 「昨秋の衆院選で与党を過半数割れに追い込んだ。その流れをさらに大きなものにできるのか、そういう選挙になる」

 永江氏は、そう政権交代に向けて意欲を語る。2019年の参院選で野党統一候補として初当選した時から、特定の政党からの推薦を受けず、独自に県内の全20市町に後援会を組織。草の根の活動で支持基盤を拡大してきた。

 今回も政党推薦を受けないが、野党からの手厚い支援を受ける。永江氏は「長い自公政権で愛媛が良くなったかどうかを問いたい」と力を込める。

上野陣営
 19年の参院選で「保守王国」の牙城を崩された自民は、永江氏との対戦に危機感を募らせる。自公政権への逆風もあり、候補者の選考は難航。公募で11人の中から上野氏を選んだ。

 上野氏は、政治経験がないものの、子育てをしながらコンサルティング会社で働いた人材。候補者に決まってからは自民の国会議員や県議らと各地で集会に参加。公明党からも推薦を得て組織票を固めつつある。

 自民県連の関係者は「働く女性として子育て世代にアピールし、無党派層をどこまで取り込めるかが、鍵となる」と指摘する。

原田陣営
 参政の原田氏は6月8日、松山市に選挙事務所を開設した。15歳までの子どもがいる世帯に、1人あたり毎月10万円を支給する施策などを街頭演説で訴え、知名度向上に注力する。

 参院選の前哨戦とされた東京都議選で参政が3議席を獲得し、県内でもサポーターの登録数が増えたという。県連の佐藤駿会長は「街頭演説時の支持者の数や反応も明らかに変わりつつある」と手応えを口にする。

川端陣営
 チームみらいの川端氏は6月29日、松山市内で支援者らに政策を説明する交流会を開催。元総務官僚で、奈良県や徳島市に出向していた経験から「AI(人工知能)やIT技術を使った地方創生に取り組みたい」と訴える。

 立候補の表明が遅れ、有権者への浸透が課題で、SNSを駆使した戦略で巻き返しを図る。X(旧ツイッター)で交流会や記者会見の様子を投稿。東京都でコンサルタント会社員として働いているため、週末を中心に県内で街頭演説などを行うという。

参院選愛媛選挙区 立候補予定者
永江孝子 65 無 現
上野由佳 30 自 新
原田慎太郎35 参 新
川端佑典 35 諸 新
斉藤博樹 52 諸 新

(敬称略、年齢は7月1日現在、並びは参院勢力順など)

834名無しさん:2025/07/02(水) 19:41:54
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250702-OYT1T50137/
参院選愛知選挙区、4議席へ14人出馬か…激戦予想
2025/07/02 14:42
 3日に公示される参院選愛知選挙区(改選定数4)には、現職3人と新人11人の計14人が立候補の準備を進めており、激戦が予想される。投開票日は20日。

参院選2025 愛知
 県選挙管理委員会の事前審査を終えたのは、現職では、自民党の酒井庸行氏(73)、立憲民主党の田島麻衣子氏(48)、公明党の安江伸夫氏(38)の3人。


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 新人では、日本維新の会の広田紗久良氏(47)、共産党の須山初美氏(46)、国民民主党の水野孝一氏(48)、れいわ新選組の辻恵氏(77)、参政党の杉本純子氏(47)、社民党の大西雅人氏(30)、地域政党・減税日本の田中克和氏(41)、政治団体「チームみらい」の山根有紀也氏(34)、政治団体「日本誠真会」の園原武嗣氏(54)、政治団体「日本の家庭を守る会」の石原悟氏(75)、政治団体「NHK党」の横山緑氏(47)の11人。

 自民は2人目の擁立を目指す声もあったが、連立を組む公明に配慮し、「与党で2議席」を目指す。公明は、2019年参院選で初当選した現職が再選を狙う。

 立民は現職が再選を目指す。国民は昨年11月の名古屋市長選に出馬した大塚耕平氏が辞職し、新人が議席の獲得を目指す。ともに連合愛知が推薦する。

 19、22年と減税日本と連携して新人を立ててきた維新は今回は単独で新人を擁立する。

 共産は参院選4回目の挑戦となる新人が立候補を予定する。れいわは新人、都議選で初の議席を獲得した参政も新人が出馬を準備する。社民も新人を、地域政党・減税日本も新人を擁立する。

 チームみらい、日本誠真会、日本の家庭を守る会、NHK党からもそれぞれ新人が出馬する。

 愛知選挙区の最近の投票率は、22年が52・18%、19年が48・18%、16年は55・41%と、50%前後で推移している。投票日は3連休の中日にあたるため、県選管はチラシで期日前投票を呼びかけるなどして、投票率アップを目指す。

 立候補の届け出は3日午前8時半から午後5時、県庁本庁舎2階講堂で受け付ける。

SNSで虚偽拡散「罰則を」…知事、選挙への影響危惧
 参院選を前に、SNSで真偽不明の情報やデマの拡散が問題となっていることを受け、大村秀章知事は1日の定例記者会見で、「うそやデマは公正な選挙をゆがめる。有権者は事実でないようなことは厳しい目で見ることが必要だ」と訴えた。

 大村知事は「選挙はみんな関心がある。うそを書けば書くだけバズって(話題になって)、書いた人が得することは絶対あってはならない」と強調した。虚偽情報に関しては、プロバイダーがファクトチェックすべきだと指摘。「悪質な場合は、個人を特定してペナルティーをかけないといけない」と述べ、国会での立法措置が必要との考えを示した。

835名無しさん:2025/07/02(水) 19:42:24
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250702-OYT1T50155/
参院選三重選挙区、4人の争いか…自民現職に3氏が挑む構図
2025/07/02 15:05
 3日に公示される参院選三重選挙区(改選定数1)は4人が立候補を予定している。3期目をめざす自民党現職に新人3人が挑む構図となりそうだ。

参院選2025 三重
 立候補を予定しているのは、自民党現職の吉川有美氏(51)、立憲民主党新人で前県議の小島智子氏(64)、参政党新人で元建設会社社員の難波聖子氏(45)、政治団体「NHK党」新人で同党員の橋本博幸氏(42)の4人。


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 吉川氏は道路整備など2期12年の実績を強調する。ただ、旧安倍派の政治資金規正法違反事件に絡み、240万円の不記載が発覚。3月の参院政治倫理審査会で弁明するなどしたが、6月の事務所開きに出席した地元選出の国会議員は一部にとどまった。党本部は三重選挙区を「重点区」に指定した。

 2019年参院選では公明党から推薦を受けたが、今回はいったん出した推薦依頼を取り下げた。公明関係者によると、自民側から「迷惑をかけられない」との説明があったという。

 小島氏は、立民と国民民主党の県連、県議会の旧民主党系会派でつくる「新政みえ」、連合三重の4者で擁立した「統一候補」。共産党は独自候補の擁立を見送り、実質的に支援する。

 知名度向上のため、5月下旬には野田代表が県内入り。県南部で小島氏と街頭演説を行い、支持拡大を図った。野田氏は昨年の衆院選で県内で立民が躍進したことを引き合いに「三重では党勢が戻ってきた。参院選も勝ちたい」と強調する。参院の三重選挙区は自民が独占しており、立民は議席の奪還を狙う。

 参政は、自民に批判的な保守票の取り込みを図る。5月下旬には神谷代表が桑名市内で難波氏と街頭演説を行い、既存政党との違いを訴えた。参政の支持率は直近の世論調査で高まってきているが、難波氏は「党は県内ではまだまだ知られていない」と述べ、県内各地を行脚してアピールしている。

 党によると、特定の企業や団体から支援は受けていないが、インターネットの交流サイト(SNS)などを通じて政策に共感した人が新たに党員やサポーターになっているという。

 橋本氏は、22年参院選で神奈川選挙区から出馬して以来、国政選への挑戦は2度目。東京都内に在住し、本格的な活動は公示後に行うとしている。

836名無しさん:2025/07/02(水) 19:42:58
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250702-OYT1T50198/
参院選岐阜選挙区、新人6人が出馬か…各陣営が準備着々
2025/07/02 15:22
参院選は3日公示、20日投開票で行われる。岐阜選挙区(改選定数1)には新人6人が立候補を表明している。与野党の勝敗を左右する「1人区」での議席獲得を目指し、各立候補予定者が準備を進めている。

参院選2025 岐阜
 自民党の若井敦子氏(53)(公明党推薦)は1日、県議の辞職願を県議会議長に提出し、許可された。政治資金規正法違反事件で自民を離党した現職の大野泰正氏(66)は出馬を見送った。「政治とカネ」の問題が逆風だが、若井氏は「誠意をもって訴えていく」と話す。3日午前9時、岐阜市の事務所で出陣式を行う。


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 立憲民主党の服部学氏(54)は国民民主党県連の支持を受ける。日本維新の会との間では候補者の一本化が成立した。立民県連幹部は「100%ではないが、野党が固まって戦える体制が出来てきた」と語る。知名度向上に努め、政権批判票の集約を図る。3日は午前9時半に岐阜市の事務所で出陣式を開く。

 共産党の三尾圭司氏(48)は、立民側と候補者調整も検討されたが、県組織内の反発などもあって断念した。党県委員会の松岡清委員長は「一本化するにはあまりに時間がなかった」と振り返る。陣営は選挙区の活動と連動して比例選の得票増を目指す。3日は午前11時頃に岐阜市の美江寺公園で出発式を開く。

 参政党の瀬尾英志氏(40)は街頭演説を重ねるなどして持論を展開してきた。党は「日本人ファースト」を掲げ、6月の都議選では3議席を獲得した。自身も「車を止めてチラシを受け取りに来てくれることもあった」と手応えを話す。3日は午前9時半から岐阜市の事務所で出陣式に臨む予定だ。

 政治団体「NHK党」の小池裕之氏(31)は、自身のユーチューブチャンネルを通じて社会問題について発信している。3日もユーチューブで政策を訴えることにしている。

 また、伊藤あゆみ氏(54)が1日、県選挙管理委員会の事前審査を終え、無所属で立候補する意向を明らかにした。

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837名無しさん:2025/07/02(水) 19:43:44
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250702-OYT1T50151/
6人が立候補準備、立憲民主党現職に新人5人が挑む構図…参院選宮城選挙区
2025/07/02 15:37
#選挙・宮城

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 参院選はあす3日公示され、20日の投開票に向け、18日間の選挙戦がスタートする。宮城選挙区(改選定数1)には、再選を目指す立憲民主現職に対し、自民新人ら5人がこれまでに出馬の意向を表明。各陣営が決戦の準備を進めている。

参院選2025 宮城
 出馬を表明したのは、立民現職の石垣のり子氏(50)のほか、いずれも新人で自民の元県会議長石川光次郎氏(58)、れいわ新選組職員の石井義人氏(62)、参政党県会長のローレンス綾子氏(55)、政治団体「チームみらい」の角野 為耶なすか 氏(35)、NHK党員の前田太一氏(39)。


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 石垣氏は1日、村田町の支援者らにあいさつ回りをし、夜は仙台市内の会合に出席し、実績などをアピールした。2日は長妻昭・党代表代行と街頭に立つ。公示日は午前8時45分、仙台市青葉区の錦町公園で第一声に臨む。

 石川氏は1日午前中に仙台市宮城野区、午後は名取市や登米市の支援者や企業などを精力的に回って、組織票固めに奔走した。3日は午前9時半に仙台市青葉区の勾当台公園で第一声をあげる。

 石井氏は3日、午前10時頃に仙台市青葉区の事務所前で、ローレンス氏は仙台市宮城野区のユアテック前でそれぞれ第一声のマイクを握る予定だ。

 さらに同日、角野氏は午前10時に仙台市青葉区の三越前で、前田氏は午前10時半頃から県庁前で第一声を迎える。

 一方、仙台市内の元会社員男性(65)が無所属で出馬を検討しているといい、2日に報道陣の取材に応じる見通しだ。

838名無しさん:2025/07/02(水) 19:44:31
https://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/20250702-OYT1T50163/
参院選秋田選挙区、4人が立候補予定…物価高・経済対策など争点に
2025/07/02 15:41
#選挙・秋田

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参院選2025 秋田
 参院選(20日投開票)は3日、公示される。秋田選挙区(改選定数1)は、無所属現職の寺田静氏(50)、自民党前議員の中泉松司氏(46)、参政党新人の佐藤美和子氏(65)、政治団体「NHK党」新人の本田幸久氏(43)の4人が立候補を予定している。コメをはじめとする物価高騰の対策、賃上げや減税などの経済対策などを争点に論戦が行われる。


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教育支援拡充を
寺田静氏
 前回選で野党統一候補として初当選した寺田氏は、政党色を極力薄める戦略で無党派層の取り込みを図る。ただ、立憲民主、共産、社民各党は県組織が個々の判断で支援を決めている。

 中学で不登校になった経験から、フリースクールなど多様な学びの場への公的支援の拡充を訴える。毎年続けている全25市町村を対象とした集会は今年も6月までに一巡し、1期目の活動実績などを訴えてきた。

日本の主食守る
中泉松司氏
 国政への返り咲きを狙う中泉氏は、現役の農家であることを強みに「日本の主食を守る」と掲げ、コメの安定供給実現を訴える。県内に自動運転などの先進技術を積極導入することや、防災・減災に向けた取り組みの推進なども主張する。

 公明党の推薦を受けるほか、700を超える企業や業界団体からも推薦を取り付けた。4月から旧69市町村を回って集会を開き、組織票固めを進めている。

学校選べる制度
佐藤美和子氏
 佐藤氏は小学校教諭の経験を踏まえ、子どもに合わせて多様な学校を選べるようにする制度の導入などを求める。農林水産業分野では、食料自給率の向上や農家への所得補償を訴える。

 県内での知名度不足を課題とし、3月に出馬を表明して以降、秋田市を中心につじ立ちや街頭演説を重ねた。今後はこれまで活動が少なかった県北・県南エリアに足を運び、全県での支持拡大を目指す。

国政政党復帰を
本田幸久氏
 2022年の参院選に続いて立候補を予定する本田氏は、「秋田県はNHKの受信料の支払率が最も高い」として、受信料を支払った人だけが視聴できる「スクランブル放送化」の実現などを訴える。

 公示日の3日以外は県内での活動を予定していない。SNSでの情報発信やボランティアによるポスター貼りなどを通じて支持を広げ、NHK党の国政政党復帰を目標に掲げる。


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