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第47回衆議院議員総選挙(任期満了2016年)スレ

1チバQ:2013/03/29(金) 22:32:00
とは代表が立てないので、立てちゃいます。

第23回参院選(2013年)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1279062373/l50


第46回総選挙(2012年)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/l50

第45回総選挙(2009年)
その2 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/l30
その1 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/l30

第44回総選挙スレ(2005年)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1089950050/l30

2273チバQ:2014/12/10(水) 22:29:00
http://www.niigata-nippo.co.jp/feature/senkyo/kennai/
県内5選挙区、自民リード
衆院選終盤 3区は黒岩、斎藤が互角

 新潟日報社は14日投票の第47回衆院選に向け、電話世論調査(7、8日実施)と独自の取材データを基に終盤情勢を探った。県内6小選挙区のうち、1、2、4、5、6区の計5選挙区で自民党がリードしている。3区は民主党と自民党の候補が互角の戦いを展開する。有権者の3〜5割がなお態度未定としており、今後情勢が大きく変わる可能性もある。

 世論調査は、新潟日報社が加盟する共同通信社が実施した。態度未定は2、3両日の序盤情勢調査に比べ、各区で1割強減った。(以下敬称略)


    ■1区■

 自民前職の石崎徹が民主元職の西村智奈美との差を広げている。石崎は20、30代からの支持が厚く、無党派層でも強みをみせる。西村は50代や70代以上の支持を受けるが、頼みとする無党派層に十分切り込めていない。共産新人の町田明広は支持が広がっていない。

    ■2区■

 自民前職の細田健一が一歩抜け出し、民主前職の鷲尾英一郎が激しく追いかける。20、40代から支持を受ける細田は佐渡市などで浸透し、燕市でも勢いがある。鷲尾は民主支持層をまとめ、維新にも食い込む。無党派層の取り込みでは両者が競る。共産新人の五位野和夫、社民新人の渡辺英明は広がりが鈍い。

    ■3区■

 民主元職の黒岩宇洋と自民前職の斎藤洋明による熾烈(しれつ)な競り合いが続く。黒岩は30代に強く、先行を許していた村上市ではやや差を詰めた。斎藤は50代から支持を得ている。課題だった票田の新発田市で追い上げている。共産新人の伊藤誠は苦しい戦い。

    ■4区■

 自民前職の金子恵美が先行し、民主前職の菊田真紀子が猛追する。金子は女性と、30〜50代の支持が厚い。菊田は男性の支持が多い。自民、公明支持層の一部も吸収している。無党派層では両者が拮抗(きっこう)する。共産新人の西沢博は共産支持層以外への波及が課題だ。

    ■5区■

 自民前職の長島忠美が優位に戦いを進める。生活新人の森裕子が追う。長島は全地域でリードし、自民、公明支持層を8割以上固めた。森は30代で支持を広げ、大票田長岡市で浮動票獲得を狙うが、伸びに欠ける。共産新人の服部耕一は20代から一定の支持がある。

    ■6区■

 自民前職の高鳥修一が全域で優勢に立ち、民主新人の梅谷守を引き離す。高鳥は自民の8割超を固めるほか、各年代から満遍なく支持を集める。梅谷は民主の8割から支持を得るが、50代以上への広がりが課題だ。共産新人の高橋ミキ子は厳しい戦いとなっている。

【県関連ニュース】 2014/12/10 09:13

2274チバQ:2014/12/10(水) 22:32:04
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/aichi/CK2014121002000313.html
自民の優勢動かず 民主、底力で接戦も 10選挙区情勢 
 中日新聞社は県内十五の衆院選小選挙区のうち、十選挙区(1、3、4、5、7、8、10、12、13、14区)の終盤情勢を調査した。このうち、六選挙区で自民候補がリードし、民主候補が先行するのは一選挙区、三選挙区で接戦となった。序盤の情勢から自民の優勢は動かないが、一部の選挙区では民主も底力を発揮している。維新や共産など他の野党は苦しい戦い。

 自民は調査対象の十選挙区のうち、1、4、7、10、12、14区でリードを保ち、民主に先行を許していた5区でも接戦に持ち込んでいる。終盤に入って、安倍晋三首相や麻生太郎副総理兼財務相ら大物が相次いで県内入りするなど、十五選挙区で十三勝した二年前の勢いを再現したい構えだ。

 民主は8区で自民を逆転し、3区でも接戦に持ち込んだ。労組系の組織票に加え、安倍政権への批判票を取り込み、「王国・愛知」での地力を見せたいところだが、4、10、14区など自民との差を詰め切れない選挙区も目立つ。

 維新は小選挙区での議席獲得は困難な情勢。選挙協力で民主の出馬予定者が比例に回った12区でも、自民に引き続き先行を許している。

 共産は各選挙区で厳しい戦いが続くが、比例東海ブロックでの議席増を視野に、安倍政権批判を強めている。

 次世代と社民、減税は埋没気味で支持が広がっていない。

 (文中敬称略、上から届け出順)

◆1区

 (名古屋市東・北・西・中区)
広沢一郎50 減新
身玉山宗三郎41 次新
平山良平66 社新
熊田裕通50 自前(1)
吉田統彦40 民元(1)
大野宙光51 共新

◆熊田安定 追う吉田

 熊田が安定。吉田が追い、大野が続く。熊田は自民支持層の九割以上に浸透。集会や街頭演説を重ねて無党派層の六割ほどを取り込む。吉田は民主支持層の七割以上をまとめた。四十〜五十代の支持は熊田を上回る。主婦でも熊田と競り合う。大野は共産支持層をほぼ固めたが他党の支持層を切り崩せていない。広沢は公明支持層に食い込むが、広がりに欠ける。平山と身玉山は厳しい。

◆3区

 (名古屋市昭和・緑・天白区)

増田 成美41 減新

石川寿49 共新
池田佳隆48 自前(1)
近藤昭一56 民<前>(6)
井桁亮45 次新

◆池田と近藤 互角に

 リードしていた池田に近藤が追い付き互角の展開に持ち込んでいる。池田は自民支持層の八割近くを固め、民主支持層の一割に食い込んだ。六十代以上に浸透したが、五十代以下の支持が減った。近藤は民主支持層の八割を押さえ、職業別ではサラリーマン、年代別では二十〜五十代の支持を伸ばした。石川は固い支持層を持つが苦戦。増田と井桁は出馬表明が遅れ、浸透し切れていない。

◆4区

 (名古屋市瑞穂・熱田・港・南区)

牧義夫56 維元(4)
工藤彰三50 自前(1)
高橋祐介36 共新
刀禰勝之44 民新

2275チバQ:2014/12/10(水) 22:33:03
◆工藤が引き離しへ

 序盤から優位に立ってきた工藤が、横一線で追う牧と刀禰を引き離しつつある。高橋は伸び悩む。工藤は自民支持層の七割、推薦を受ける公明支持層の半分を固めた。原発再稼働反対の層や無党派層にも食い込む。牧は自営業などの職業層で工藤を上回り、かつて所属した民主支持層も一部取り込むがサラリーマン層で劣勢に。刀禰は牧に追い付いたが民主支持層以外に広がっていない。

◆5区

 (名古屋市中村・中川区、清須・北名古屋市、西春日井郡)

藤井博樹37 共新
赤松広隆66 民<前>(8)
神田憲次51 自前(1)
安田庄一47 次新

◆赤松と神田が接戦

 赤松と神田がほぼ並び接戦を展開している。赤松は民主支持層の九割を固め、自民や公明支持層の一部にも浸透。神田は自民支持層の八割以上をまとめ、公明支持層の過半、若い世代にも支持を広げる。ともに従来の支持基盤を固め終えたとみられ、浮動票の取り込みが勝敗の鍵となりそう。藤井は共産支持層の大半を固めたが、全体への広がりを欠き、厳しい展開。安田は独自の戦い。

◆7区

 (瀬戸・大府・尾張旭・豊明・日進・長久手市、愛知郡)

鈴木淳司56 自前(3)
山尾志桜里40 民元(1)
郷右近修36 共新

◆鈴木がややリード

 鈴木が依然としてややリードし、山尾が懸命に追い上げる。郷右近は厳しい戦い。自民、公明支持層の大半を固めた鈴木は、二十、三十代の支持率が高く、サラリーマンや主婦からも広い支持を得て優位に立つ。山尾は民主のほか維新支持層をまとめ、無党派層で支持を拡大。四十、五十代の支持率は鈴木を上回る。郷右近は共産支持層を固めているが、他の層には浸透していない。

◆8区

 (半田・常滑・東海・知多市、知多郡)

伊藤忠彦50 自前(2)
伴野豊53 民元(4)
長友忠弘55 共新

◆伴野が伊藤を逆転

 伴野が優勢に転じ、伊藤が追う。長友は苦しい。伴野は民主支持をほぼ押さえ、無党派層の六割以上を取り込んでいる。二十、三十代や、サラリーマンに浸透し、特定秘密保護法に反対する有権者からの支持をまとめた。伊藤は自民支持の九割以上、公明支持も九割弱を押さえたが、無党派層への支持拡大に苦しむ。主婦層では優位に立つ。長友は共産支持以外での広がりがない。

◆10区

 (旧尾西市区域以外の一宮市、江南・岩倉市、丹羽郡)

板倉正文56 共新
江崎鉄磨71 自前(5)
杉本和巳54 無<前>(2)
小林弘子75 民新

◆江崎を杉本が追う

 大きくリードしていた江崎を杉本が追い上げている。江崎は優勢を保つものの、自民支持層を固め切れておらず、他党の支持者も切り崩せていない。杉本は自民と民主の支持層の四割を取り込んでいる。二十、三十代からの支持も六割まで伸ばした。小林は民主支持層を五割しか固められていない上、若い世代の支持が少なく苦しい。板倉は共産支持者以外に浸透していない。

2276チバQ:2014/12/10(水) 22:33:45
◆12区

 (岡崎・西尾市、額田郡)

牧野次郎56 共新
重徳和彦43 維<前>(1)
青山周平37 自前(1)

◆青山がリード保つ

 青山が組織を固めてリードを保つものの、重徳が支持なし層などに浸透して追い上げている。青山は自民支持層の八割強をまとめた。小選挙区の候補者がいない民主支持層の三割弱も取り込む。二十、三十代と四十、五十代の支持で重徳を上回る。重徳は民主支持層の七割弱を固め、支持なし層でも青山をリードする。青山を推薦する公明支持層の一部にも食い込む。牧野は苦しい戦い。

◆13区

 (碧南・刈谷・安城・知立・高浜市)

宮地勲60 共新
大西健介43 民<前>(2)
大見正56 自前(1)

◆大見と大西の攻防

 大見と大西が一進一退の攻防を繰り広げている。保守系市議らの応援を受ける大見は、低調だった二十、三十代の支持を拡大。高齢者に強みを発揮し、自由投票の公明支持層にも浸透しつつある。トヨタ系企業の労組票を基盤にした大西は主婦層の支持を拡大している。民主支持層を固めた上で、自民支持層の一部に浸透。街頭で二期の実績を強調し、支持なし層にも食い込んでいる。

◆14区

 (豊川・豊田=旧稲武町区域・蒲郡・新城市、北設楽郡)

鈴木克昌71 民<前>(4)
袴田富治62 共新
今枝宗一郎30 自前(1)

◆今枝安定した戦い

 今枝が安定した戦いで、鈴木が追う。今枝は自民、公明支持層を中心に、男女、年代、職業とも幅広く支持を集める。アベノミクスを地方に広げる「ローカルアベノミクス」や妊娠・出産の不安解消などを訴えている。鈴木は、連合愛知の支持などを背景に「一強多弱」の政治状況の打破を強調。民主や維新支持層は固めつつあるが、支持政党を持たない層への浸透が弱く、広がらない。

 (衆院選取材班)

2277チバQ:2014/12/10(水) 22:34:24
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/nagano/CK2014121002000239.html
1区民主、2区自民優勢 3区は自・維接戦
写真
終盤情勢

 十四日投開票の衆院選で、中日新聞社は県内五つの選挙区のうち、1、2、3区の有権者に七日からの三日間で世論調査を実施した。1区は民主、2区は自民の候補がそれぞれ優勢で、3区は前職の三候補が入り乱れて争っている。情勢取材では4、5区ではいずれも自民候補がリードしている。世論調査では四割以上が投票先を決めておらず、今後の情勢で結果は変わる可能性がある。

 ■1区

 民主前職篠原が一歩リードし、自民前職小松が追い上げる。共産新人武田が続き、次世代前職宮沢は苦しい戦い。

 篠原は民主支持層をほぼ固め切り、社民支持層にも浸透。維新、公明、共産支持層の一部も取り込み、全年代からの幅広い支持を得ている。小松は自民支持層の六割、公明支持層の八割を固めたほか、維新支持層の一部にも浸透している。

 武田は共産支持層の六割を固めた。宮沢は浸透していない。

 ■2区

 自民前職務台が支持を広げ、民主元職下条が続く。共産新人清沢が追い上げ、維新前職百瀬は支持拡大を図る。

 務台は自民、公明の支持層の九割を固め、無党派層に浸透。全年代で支持率が高い。下条は民主支持層の八割をまとめ、公務員や主婦層からの支持を得ている。

 清沢も共産支持者の七割を固めた。百瀬は二十、三十代への浸透が課題。

 ■3区

 自民前職木内が維新前職井出と接戦を演じ、民主前職寺島が追い上げる。

 木内は自民支持層の八割、井出は維新支持層の九割を固めた。井出は無党派層からの支持が高い。寺島は民主支持層の六割をまとめ、七十代以上で最も浸透している。

 共産新人唐沢は共産支持層の八割から支持を集める。

 ■4区

 自民前職後藤が組織力で自民、公明支持層を手堅くまとめ優位に立つ。民主元職矢崎は民主支持層に加え安倍政権への批判票の取り込みを急ぎ、共産新人上田は街頭演説に力を入れ支持政党を持たない有権者の支持拡大を図る。

 ■5区

 選挙区内に張りめぐらした後援会組織を持つ自民前職宮下がリード。民主新人中嶋、共産新人水野は知名度不足が響き、苦しい展開。中嶋、水野は街頭演説を繰り返し、無党派層への浸透を図る。

(文中敬称略)

 (衆院選取材班)

2278チバQ:2014/12/10(水) 22:36:23
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/shiga/CK2014121002000242.html
激戦、票固めに奔走 終盤ルポ1区
写真
 空は暗くなり、冷え込みの増す午後五時すぎ。大岡さんは草津市内の大型商業施設近くの交差点脇に立ち、車一台一台に手を振り続けた。前回より個人演説会を減らし、街頭で有権者に顔を見せて政策を訴えることに重点を置く。自民優勢の報道にも「やることは同じ。最後まで走り抜けたい」と姿勢を崩さず、原発再稼働など批判の多い政策にも説明を尽くす。

 「うちには組織がない。相手(川端陣営)が戦艦ならこっちはゴムボート」(大岡さん)。陣営では少しでも確かな票を集めるため、小規模な老人クラブなどへの働き掛けを強化。数百単位で団体の取り込みをもくろむ。

 各県議、市議もあらためて、自身の支援者へ電話して大岡さんへの投票依頼に奔走。佐野高典選対本部長は「1区は特に激戦。再度、票固めに努める」と気を引き締める。

 大岡さんが意識する川端さんは、早朝のグラウンドゴルフ大会に顔を出した。かじかむような寒さをものともしない元気なお年寄りと握手して談笑。夜はバレーボールクラブなどを地道に回る。柴田智恵美選対本部長は「身近に感じてもらいたい」と狙いを話す。

 当選九期の大物は「初めて直接話した」という有権者も多い。他の陣営関係者も「有権者の判断材料が少ないと、消極的選択で自民に流れかねない」と分析。人柄を知ってもらい、前回、維新に流れた票を取り込みたい考えだ。

 街頭での反応は上々で「今度は負けたらあかんで」と声をかけてくれる人も目立つが、報道された序盤情勢は劣勢。川端さんは「基準が分からない」と意に介さず「自民に三百議席与えたらどんな社会になるか想像すれば分かると思う。有権者は賢明な判断をしてくれるはず」と話す。

 佐藤さんは街頭演説を一日平均十五カ所、演説会を一日二、三回と精力的だ。「共産の演説会に初めて来た人もおり、政治を変えてほしいという声は大きくなっている」と手応えを話す。

 序盤、前職二人に出遅れたが「まだ投票先を決めていない人が多い。今が支援の広げ時」と繰り返し、支援者の士気を高めている。

 「若さと素直さを武器に好感度は高まっている。自民、共産の対決に近づいてきた」と選対責任者の長田茂さん。終盤も、雇用や平和など、同世代の関係が深い訴えを前面に、その親世代へも支持の浸透を狙う。八日、午後九時すぎに演説会を終えた佐藤さんは「若い人の未来を決める選挙だと伝えたい」と意気込んだ。

   ◇

 十四日の投開票が近づき佳境に入った選挙戦。師走の寒空の下、湖国を駆け回る候補者や陣営関係者らは何を考え、どのように動いているのか。それぞれの手応えは。各候補者を追い、“審判の日”に向けた戦略や思惑を探った。

2279チバQ:2014/12/10(水) 22:36:47
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/chubu/CK2014121002000289.html
威信どこへ 維新苦心 民主との連携難航、自民に対抗できず
 第三極として前回衆院選で存在感をみせた維新だが、今回はかつてのような勢いがない。中部地方でも一強の自民に挑むはずが、民主との選挙区調整がまとまらずに激しく争ったり、調整がついても、思うような支援が得られなかったり。野党支持者からは「安倍政権に対抗することを考えてほしかった」と悔やむ声が聞こえる。

 「一本化すれば勝てるのに…」。愛知4区では、維新、民主双方の陣営からため息が漏れる。維新元職の牧義夫さん(56)が民主新人の刀禰勝之さん(44)と並び立つ。牧さんが四選した民主を離党した経緯もあり、協力は「そもそもあり得なかった」(民主党県連関係者)という関係だ。

 牧さんは九日、名古屋市瑞穂区での演説で「民主も結局、自民と一緒だ」と矛先を古巣に向け、東海四県の小選挙区候補の大半が中部電力労組と核燃料サイクル推進などを盛り込んだ政策協定を結んでいることを批判した。これに対し、瑞穂区の男性支援者(78)は「二人とも出て自民に勝てると思うのか」と自民を利する状況を嘆いた。

 民主が候補を立てなかった福井1区でも、維新は共闘関係をつくることに苦しむ。公示前、民主のほか、社民とも協力を申し合わせたが、憲法など政策の違いもあり、具体的な連携はない。福井市内で六日夜開かれた維新新人の鈴木宏治さん(41)の個人演説会では、用意した二百席は半分も埋まらなかった。陣営の一人は「民主も組合関係も誰もいない」と嘆いた。

 民主との候補者調整の末、維新新人の松田直久さん(60)が立った三重1区。松田さんは演説で必ず、「野党結集を」と繰り返す。しかし、民主県連は支持母体の連合三重が維新に批判的なことに配慮し、地方議員が応援弁士に立つことを認めていない。

 民主内部には「協力しないなら一本化した意味があるのか」との声もあり、表立った応援でなければ黙認しているが、維新側が望む「全面協力」には至っていない。

 岐阜4区の維新前職、今井雅人さん(52)にも、古巣の民主が支援に回ることになったが、連合岐阜は自主投票を決めている。

 民主新人の徳永久志さん(51)と維新前職の岩永裕貴さん(41)が並び立つ滋賀4区。七月の知事選での対立もあり、維新陣営は「仮に(協力の)話がまとまっていたとしても、支援を得られたとは思えない」と両陣営の遠さを口にした。

2280チバQ:2014/12/10(水) 22:39:45
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/20141210000135
1、3区 自民が優勢/衆院選世論調査終盤情勢
2014/12/10 09:41

 第47回衆院選も投開票日まで残りわずか。四国新聞社では、共同通信社が7、8の2日間実施した電話世論調査に、取材で得た情報などを加味し、香川県内3小選挙区の情勢を分析した。1、3区は自民前職が優位に立ち、2区は民主前職と自民前職が激しいつばぜり合いを演じている。(文中敬称略)

1区 平井 支持幅広く 河村厳しく 組織固める小川
 与党の支持層を着実に固めた平井卓也(自民前)が年代や地域別でも満遍なく浸透し、抜け出した。民主、社民支持層をまとめる小川淳也(民主前)が続く。河村整(共産新)は伸び悩み、厳しい戦いとなっている。

 6選を期す平井は、自民支持層の8割と公明支持層の7割を固めた。年代別でも五分の60歳代を除いたすべての年齢層でリード、幅広く浸透している。

 小川は民主支持層の8割と、選挙区のすみ分けで支援を受ける社民支持層の大半をまとめた。推薦を受ける連合香川の組織力などで追い上げを図る。
 河村は共産支持層以外への広がりがなく苦しい。

2区  両前職並走 守る玉木、勢いの瀬戸
 前回に続き2度目の対決となった玉木雄一郎(民主前)と瀬戸隆一(自民前)が互いに譲らぬデッドヒートを展開、最後まで予断を許さない。佐伯守(共産新)は苦しい戦い。

 玉木は民主・社民支持層の大半を固め、無党派層にも食い込む。小選挙区の議席維持へ懸命の戦い。

 幹部を続々と送り込む党本部のてこ入れを受ける瀬戸。民主に流れていた保守層を固め、追いついた。

 佐伯は共産支持層をまとめきれていない。

3区 大野、盤石
 大野敬太郎(自民前)が依然リードを保ち、高田良徳(社民新)と土岐一郎(共産新)は厳しい。

 大野は自公支持層を中心に幅広く浸透し、優位な戦いを続けている。

 高田は社民のほか、支援を受ける民主支持層にアピールし追いかける。

 土岐は共産支持層を固め、ほかへの拡大を図る。

2281チバQ:2014/12/10(水) 22:41:11
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_oita/article/132145
広い2区、東奔西走 遊説同行ルポ 総面積、長崎県並み
2014年12月09日(最終更新 2014年12月09日 03時00分)

 衆院選の選挙区・大分2区は、豊後水道に面した佐伯市から福岡、熊本両県境の日田市まで、直線距離にして東西約120キロにも及び、広さは長崎県の総面積にほぼ匹敵する。各陣営は文字通り「東奔西走」の選挙戦を繰り広げている。
 雪で真っ白く染まった道路に、選挙カーのタイヤ痕が刻まれていく。選挙戦3日目の4日。九重町の山間部は雪が降っていた。山肌を縫うように選挙カーは走り抜け、点在する集落から集落へと向かった。
 自宅前に出てきた住民がいると、候補者が車を降りて、白い息を弾ませながら駆け寄る。しっかりと握手を交わし、深々と頭を下げる−。その間、わずか数十秒。それでも「こんな奥地まで来てくれた。ありがたい」と70代女性。候補者の車が見えなくなるまで手を振り続けていた。
 「マニフェスト解散」と呼ばれた2003年の衆院選から適用された大分2区は、日田市、佐伯市、臼杵市、津久見市、竹田市、豊後大野市、由布市、九重町、玖珠町の7市2町と、大分市の旧野津原町、旧佐賀関町からなる。平成の大合併前の自治体数は36市町村で、県内面積の約6割を占める。それだけに「各地の遊説回数は限られる」(ある候補者陣営)のが現状だ。
 選挙カーは九重町から玖珠町、日田市へ。平野部では冷たい雨が断続的に降り続いた。日中も歩く人がまばらの商店街や温泉街…。沈滞化した町並みを車は通り過ぎる。「地域の活性」は多くの候補者が公約で掲げる主要テーマでもある。「古里を元気にします」。選挙カーからの大音響が静かな町に響き渡る。
 仕事する手を止め、外に出てきた50代の自営業女性は「どの候補者もよく使う『最後の最後まで』というフレーズは嫌い。選挙の終わりが最後じゃないでしょ。私たちにとっては選挙後がむしろ大事なのよ」。車を見つめるまなざしには、切実な思いがこもっていた。
=2014/12/09付 西日本新聞朝刊=

2282チバQ:2014/12/10(水) 22:42:30
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_fukuoka/article/132378
福岡都市圏、「第三極」票どこへ 野党共闘奏功か 自民系も熱視線
2014年12月10日(最終更新 2014年12月10日 03時00分)

写真を見る

 衆院選はいよいよ終盤戦。福岡1〜5区の各陣営は、前回2012年衆院選で注目を集めた「第三極」票の行方に気をもんでいる。前回、日本維新の会、みんなの党、日本未来の党(いずれも当時)は1〜5区で計8人を擁立。選挙区によっては、民主候補の得票と合計すると、当選した自民候補を上回る例もあった。今回、第三極の公認候補は4区の維新前職のみ。民主と維新は共闘をうたうが、思惑通りに進むのか、それとも自民が食い込むのか。手探りの攻防が続く。
 前回、第三極の候補は1区1人(みんな)▽2区2人(維新、未来)▽3区1人(みんな)▽4区2人(維新、未来)▽5区2人(維新、未来)。このうち2人が立候補した2、4、5区では、民主候補との合計得票が自民候補を上回り、1、3区でも合計得票は全体の40%を超える。
 「共倒れ」にも映る前回の二の舞いを避けようと、民主と維新は県組織レベルで選挙協力。1、2、3、5区の民主元職、4区の維新前職が「野党統一候補」として自民前職に挑む。
 5区の民主元職陣営は8日の個人演説会で、できたばかりの「野党統一候補」のシールを支持者に配り「選挙ポスターに貼ってください」と呼び掛けた。2区を選挙区とする福岡市・天神では7日、2、3区の民主元職と4区の維新前職が合同街頭演説も行い「共闘」をアピールした。
 だが両党の主張には隔たりも。4区の前職の応援に駆け付けた維新の橋下徹共同代表は4日、新宮町での街頭演説で民主を支持する公務員労組を批判。地元の労組関係者は反発した。こうした状況に、迎え撃つ自民関係者は「第三極票は、簡単に民主にはいかない」とみる。
 自民の公認調整が不調に終わった無所属前職2人と民主元職の3候補が競り合う1区では、各陣営が前回、みんなが獲得した約4万5千票に熱視線を送る。分裂選挙となった自民系2陣営は「みんなの党は自民出身者が作った党。票は自民系にも流れる」と強気の読みをする。
 ある陣営幹部は「第三極票は組織に基づかない票。どう働き掛ければ取り込めるのか、さっぱり読めない」。どの陣営も、見えぬ「第三極」票の在りかを探っている。
=2014/12/10付 西日本新聞朝刊=

2283チバQ:2014/12/10(水) 22:59:42
http://www.asahi.com/area/kanagawa/articles/MTW20141210150150001.html
【2014衆院選】
「浅尾党」崩しに躍起

■4区

 自民党が4区に続々と大物議員を投入している。ターゲットは、解党したみんなの党の前代表で無所属の浅尾慶一郎氏だ。4区で根強い人気を誇る浅尾氏の陣営は、地方議員や支援者らでつくる「浅尾党」がフル回転して対抗する。

 「時には民主党、時にはみんなの党、そして無所属。どんどん色が変わる。おかしいでしょう」

 公示前の先月30日、JR鎌倉駅前で安倍晋三首相が浅尾氏をやり玉に挙げた。この日、県内5カ所で演説した安倍首相だが、自民の対立候補に具体的に言及したのは異例。浅尾氏と争う自民前職の山本朋広氏への党本部の力の入れようはすさまじい。

 菅義偉官房長官は、公示日など2回、応援に来た。石破茂地方創生相、塩崎恭久厚労相、下村博文文科相といった主要閣僚に加え、選挙サンデーの7日には谷垣禎一幹事長も鎌倉に。9日には、全国から引く手あまたの小泉進次郎復興政務官がJR大船駅前で演説。「応援要請していない方まで来てくれる。先輩方にご支援いただき、プレッシャーも感じる」。山本氏はそう恐縮する。

 前回、京都府から「国替え」してきた山本氏は、浅尾氏にダブルスコアに近い票差を付けられ、比例復活。ただ、今回は「みんな票」が浅尾氏から離れる期待感に加え、連日の大物の応援で「差は縮まっていると思う」と自民党県連幹部は分析する。別の県連幹部は「今が『浅尾党』を崩すチャンス。もし今回勝てれば、4区は今後、自民の牙城(が・じょう)にできる」。

 一方、無所属の浅尾氏には比例復活の道はなく、文字どおり「背水の陣」だ。

 「一番厳しい道を選んだ。無所属でも大政党の候補に勝てることを証明し、全国の政治家に勇気を与えたい」。公示後初の週末の6日、浅尾氏はJR大船駅近くでマイクを握った。「自民は選挙戦の後半に、劣勢の地域を重点的に攻めてくる。厳しい選挙です」

 街頭演説や個人演説会などには、みんなの党に所属していた地方議員らが寄り添い、ビラ配りや応援演説に精を出す。「何としても当選してもらわなければ」と渡辺隆・鎌倉市議。党の県総支部幹事長だった塩坂源一郎県議によると、県内に約40人いた地方議員の半分ほどが浅尾陣営の選挙活動に参加しているという。

 元みんなの地方議員らの心配は、来春の統一地方選だ。塩坂氏らは衆院選後、浅尾氏を中心に新たな政党や政治団体の設立を模索する。浅尾氏の求心力を保つには「圧倒的な票差で勝つことが必要」(塩坂氏)なだけに、力も入る。

 無所属新顔の荻原隆宏氏は「反既成政党」などを掲げ、駅頭などでの街頭演説で支持を訴える。

 共産新顔の加藤勝広氏も消費増税中止や原発再稼働反対などを主張する。

(菅尾保、神宮桃子)

2284チバQ:2014/12/10(水) 23:05:25
http://www.minpo.jp/news/detail/2014120619679
2014ふくしま衆院選 最前線ルポ
■2区 現政権の評価票左右 実績の前職に新人挑む
 復興相として手掛けた施策の実績を前面にアピールする自民党の前職根本匠(63)に、安倍政権を強く批判する民主党の新人岡部光規(46)が立ち向かう。大票田の商都・郡山市は復興とともに景気動向などへの関心が高い。両陣営は現政権の経済政策や消費税再増税への評価などが票の行方を左右するとみている。
   ◇  ◇ 
 根本は5日、郡山市南西部での遊説を終えると足早に新幹線に乗り込み、岩手県の自民候補の応援に向かった。閣僚経験者として、応援のため選挙区を離れる日があり、限られた時間の中での戦いを強いられている。
 根本は平成24年の前回、後援会組織を強化し、約9万9千票を獲得した。陣営は前回を上回る12万票を目標に掲げる。郡山市で9万票を目指し、500を超える後援会を中心に票の掘り起こしに努めている。
 不安材料は現政権に対する批判の目だ。支持者の間に復興相としての実績を評価する声がある一方、「アベノミクスの恩恵が地方に波及していない」とみている有権者も少なくない。陣営は「政権継続による地方創生の取り組みこそが地域経済を活性化させる」と強調する。
 第2区選対本部長で県議の佐藤憲保は「閣僚の実績を訴えているが、追い風があるとは言えない。危機感を持って臨んでいる」と気を引き締める。
   ◇  ◇ 
 岡部は5日、大玉村を回った後、夕方から二本松市の中心部で街頭演説を行い、支持を訴えた。
 22年の参院選本県選挙区で15万票余を得たが、選挙区内の知名度不足は否めない。1日約20カ所で街頭演説し、若さや医師としての経験を訴えながら顔と名前の浸透を図っている。現政権の経済政策など問題点を強調し、批判票を取り込む戦略だ。
 参院選立候補時の支援者らでつくる後援会と民主、連合福島の関係者で選対を構成した。前回、2区から立候補した民主、日本未来の党、日本維新の会の3候補の票の合計約8万票を確保し、さらに票の上積みを目指す。
 選対本部長で県議の佐久間俊男は「候補者の露出を増やす作戦を展開している。巨大与党の候補者を倒すため、非自民勢力を結集する」と話す。
 候補者擁立で、2区が地盤の参院議員増子輝彦は岡部以外の人物を推した。増子の動向が注目されている。
   ◇  ◇ 
 共産党の新人平善彦(62)は5日、郡山市内を遊説した。陣営は高齢者や子育て世代を中心に支持拡大を狙う。選対本部長の高橋善治は「このままの政治でいいのかと疑問視する人たちに支持を呼び掛けたい」と語った。(文中敬称略)

平善彦 62  共産 新
根本匠 63 ☆自民 前
岡部光規 46 ☆民主 新
(届け出順、敬称略。☆は比例東北と重複立候補)
▽郡山市、二本松市、本宮市、安達郡
▽有権者数=34万4881人(2日現在)

2285チバQ:2014/12/10(水) 23:05:48
■3区 票固めへ手の内探る 前職強気、戦術練る新人
 外相などを務めた民主党の前職玄葉光一郎(50)に、自民党前職の立候補辞退に伴って同党が急きょ擁立した新人上杉謙太郎(39)が挑んでいる。公示約1週間前に候補者の顔触れがそろい、両陣営は互いに手の内を探りながら集票に努めている。
   ◇  ◇
 民主の国政選対本部の副本部長として候補者支援のため全国を奔走する玄葉は5日、公示日以来3日ぶりに選挙区に入った。地元の田村市を中心に6カ所で街頭演説した。選対幹部は「相手候補が変わり、動きが読みにくくなった。まずは地元の票固めを最優先に進めたい」と明かした。
 候補者が選挙区を空ける時間も長いが、陣営は「得票率75%」と前回選挙の62・3%を10ポイント以上上回る強気の目標を立てた。得票率を上げるポイントは農業票とみる。現職の外相として臨んだ前回、環太平洋連携協定(TPP)推進の立場にあることを理由に農業関係団体が距離を置いたが、今回は支援を取り付けた。
 野党に転じてから、毎週のように地元に入り、町内会単位に張り巡らせた後援会をてこ入れできたのも強みだ。総合選対本部長で元西郷村長の菊地国雄は「前回は逆風があまりにも強かった。今回は中央でさらに活躍できるよう得票率にこだわる」と言い切る。
   ◇  ◇
 上杉は5日、地元出身の候補者がいない東白川郡に選挙カーを走らせた。党県連関係者は「相手陣営は若い候補の登場に戸惑いがあるはず。動き回って支持を広げたい」と遊説を中心に若さや行動力を訴える日程を組む。
 小選挙区制が初めて導入された平成8年に3区で玄葉を破った現参院議員の荒井広幸の秘書を7年間務めた上杉は県南地方を何度も訪問している。前回衆院選で新党改革から比例東北で立候補しているが、地縁はなく、知名度アップが大きな課題だ。自民が全市町村にある党支部組織を動かし、支援に当たる。
 陣営は前回衆院選で自民候補が獲得した約4万9千票からの上積みを目指す。比例東北での復活当選が視野に入る。投票率が低い若年層の支持を広げようと選対内にネットチームを設けた。
 選対本部長で県議の満山喜一は「相手は横綱。目標達成のために全力を挙げ、本人の将来に向けた足場も固めたい」と長期的な視点で戦術を練る。
   ◇  ◇
 共産党の新人横田洋子(56)は選挙カーを各地に走らせ支持を呼び掛けている。選対本部長の鈴木正一は「消費税増税や米価下落など安倍政権への批判票の受け皿として得票を伸ばしたい」と話す。(文中敬称略)

上杉謙太郎 39 ☆自民 新
玄葉光一郎 50 ☆民主 前
横田洋子 56  共産 新
(届け出順、敬称略。☆は比例東北と重複立候補)
▽白河市、須賀川市、田村市、岩瀬郡、西白河郡、東白川郡、石川郡、田村郡
▽有権者数=28万9727人(2日現在)

( 2014/12/06 09:12 カテゴリー:主要 , ふくしま衆院選 )

2286チバQ:2014/12/10(水) 23:06:13
http://www.minpo.jp/pub/topics/election2012/2012/12/post_21.html
最前線ルポ(1区)投票まで9日 候補者足元に不安 組織結束 票固め急ぐ
 現行制度で最多となる22人が県内で立候補した第46回衆院選は連日、各地で激しい戦いが繰り広げられている。本県の復旧・復興を担う新たな政権の枠組みを選択する選挙で、各候補者とも「福島再生」に向けた公約を訴えている。各選挙区の最新情勢をルポした。(文中敬称略)

 新党が候補者を擁立し、前回とは戦いの構図が一変した。各陣営とも足元に不安材料を抱え、組織の引き締めや支持拡大に躍起だ。

   ◇  ◇
 新聞各紙の朝刊一面に「自民優勢」の見出しが躍った6日、自民党の元職亀岡偉民は伊達市方面に選挙カーを走らせた。

 亀岡を見送った福島市の選対本部では、関係者が各紙の「亀岡リード」という序盤情勢の分析に目を走らせていた。「党組織と後援会が結束して票を伸ばしたい」。選対本部長の県議太田光秋は安泰ムードが漂うことを警戒し、後援会の引き締めに動いた。

 前回、自民への逆風を受けて、石原洋三郎に約2万票差で敗れ、3年半の間、地道に組織強化を図った。後援会の数を選挙区全体で50以上増やし、270まで拡大した。

 追い風の今回は、復興策のスピードアップや県内の原発の廃炉を訴え、前回獲得した13万票より2万票多い15万票を目指す。

 しかし、気に掛かる要素も残る。過去四度対決した、自民の元衆院議員佐藤剛男を支持した層の票の行方だ。公示直前、佐藤の旧連合後援会幹部が亀岡陣営の顧問に就任した。互いに激しく議席を争ってきた関係だけに、同じ党の看板の下で雪解けが進んだ証しとも取れる。ただ、佐藤の元後援会幹部の一人は「ライバル関係にあった陣営同士がまとまることは容易でない」として、亀岡に票が流れるかどうかは不透明だと指摘する。

 日本未来の党の石原洋三郎は亀岡と競うように、伊達市に入った。

 民主党や連合福島の支援を得た前回の組織戦とは打って変わり、「手弁当」の戦いを強いられている。選対役員には国会議員や県議に代わり、個人後援会の支持者らが名を連ねる。福島市の選対事務所前に残された「国民の生活が第一県連」の看板が新党合流までの慌ただしさを物語っていた。

 石原は知事を祖父に、国会議員を父に持つ政治家の家系の出身。陣営は地元・福島市内を中心に6万票前後の基礎票があるとみており、上乗せが課題になると戦略を練る。選挙区内の6つの選対を中心に全域を回り、前職としての実績や「卒原発」などの公約を訴え、女性票の獲得や無党派層への浸透、血縁のある相馬地方の票の掘り起こしを狙う。

 ただ、選対幹部の一人は「後援会を中心とする各地の選対は急ごしらえの感は否めず、十分機能するかどうか」と明かす。兄で選対幹事長を務める県議石原信市郎は当選ラインとみる11万5千票の獲得を目指す。「厳しい戦いだが、新党への期待を票に反映させる」と意気込む。

 民主党の新人大場秀樹は地元の南相馬市を遊説していた。浜通りの選挙用ポスターには「南相馬市出身」の文字があった。賠償や子育て支援など復興に取り組む姿勢を前面に打ち出し、血縁をたぐって支持拡大を目指している。

 福島市議時代や県議選を戦う中で得た個人票、党と支持団体である連合福島の組織票を固める作戦に力を入れる。陣営は若年層などを狙い、票の上積みを目指す。

 しかし、公示直前に立候補が決まったため、選対幹部は「党内や連合福島の中でも浸透し切れていないのが実情だ」と語る。伊達地方は選対本部長を務める参院議員金子恵美の地元で後援会から支援を受けるが、亀岡の地盤でもある。選対事務局長の小林義明は「戦いの構図が一変し票の動きが読みにくいが、無党派層の取り込みにも全力を挙げたい」と力を込める。当選の最低ラインを10万票以上とみて懸命に追い上げる。

 共産党の新人渡部チイ子は福島市内の街頭で声をからした。党の組織票を固めた上で、「原発ゼロ」など公約を訴えて支持拡大を目指す。毎日15〜20カ所の街頭演説をこなしており、選対本部長の藤倉英一は「マイクを握るたびに党の公約が浸透し、有権者の手応えを感じる」と話す。

■1 区

亀岡偉民 57 ☆自民 元
大場秀樹 43 ☆民主 新
石原洋三郎 39 ☆未来 前
渡部チイ子 59  共産 新
(届け出順、敬称略。☆は比例東北との重複立候補)
▽福島市、相馬市、南相馬市、伊達市、伊達郡、相馬郡
▽有権者数=41万6514人(3日現在)

(2012/12/07 08:00)

2287チバQ:2014/12/10(水) 23:07:15
http://www.minpo.jp/pub/topics/election2012/2012/12/post_18.html
最前線ルポ(3区)投票まで8日 強気の陣営、攻める新人 異例の前職「不在」
 新党が候補者を擁立せず、民主、自民、共産の既成3党の候補者が戦う。なかなか地元に入れない民主の前職を尻目に自民、共産の新人が票の上積みを目指している。

   ◇  ◇
 民主党の前職玄葉光一郎は7日午後、須賀川市の街頭に立ち、「皆さんに寄り添いたいが、外相としての責任も果たさなければならない」と公務などで選挙区になかなか入れないことへ理解を求めた。8日以降は地元でマイクを握れず、投開票日まで一週間以上も残して「最後のお願い」をしなければならない異例の選挙戦を強いられている。

 選対本部が当初想定した選挙スケジュールでは、公務や公認候補の応援の合間を縫って地元に4回入るはずだった。しかし、北朝鮮の「長距離弾道ミサイル」問題で、発射予告の10日以降の日程は白紙に。支援者の機運を高めようと計画した11日と14日の個人演説会は中止を余儀なくされた。

 「候補者不在の中で選挙戦後半をどうやって盛り上げるのか」。総合選対本部長の元西郷村長菊地国雄は渋い表情を見せる。選対は戦術を練り直す緊急会議を急きょ8日に開くことを決めた。「今こそ支援組織の底力が試される」とし、市町村単位の女性後援会を中心とした草の根的な運動の徹底などを呼び掛ける。

 東日本大震災や東京電力福島第一原発事故からの復興に向けた政府の対応の遅れや環太平洋連携協定(TPP)交渉参加などをめぐり、7選に向け逆風が吹く。その中で陣営が掲げた目標は「得票率75%」。自民前職との一騎打ちになった前回の73・8%を上回る。菊地は「中央政界でさらに活躍してもらうためには、どんな状況でも圧勝しなくてはならない。勝ち方にこだわる」と言い切る。

 自民党の新人菅野佐智子の須賀川市の選挙事務所には支援団体からの推薦状が次々と張り出されていた。「自民優勢」が伝えられる中、前回、自民のポスター掲示を断った団体が、推薦状を自ら届けに来るケースもある。

 選対本部長代理の柴原文義は「知名度のない菅野はゼロに近い状態からのスタートだが、今は玄葉7、菅野3まで追い上げた」と分析。序盤の世論調査の結果が掲載された「自民優勢」の新聞を指さし、「選挙区で勝つことは容易ではないが、比例での当選は視野に入った」と話す。東北各県の選挙区で自民候補が圧勝すれば、菅野が3区で敗れても比例東北での復活当選の可能性があると読む。

 8日の個人演説会をトップに選挙後半戦は各地で集会を開く。地元に入れない玄葉を横目に、菅野の名前と顔を売り込む戦術だ。女性票の取り込みにも力を入れる。選対幹部の一人は「まずは復活当選の圏内に入れるように後半戦は攻勢を掛ける」と語った。

 共産党の新人小山田智枝は選挙カーを小まめに走らせ、支持を訴えていた。選対本部長を務める鈴木正一は「党に対する有権者の反応が良く、前回よりも得票を大幅に伸ばしそう」と手応えを話す。

   (文中敬称略)

■3区

小山田智枝 43  共産 新
菅野佐智子 59 ☆自民 新
玄葉光一郎 48 ☆民主 前
(届け出順、敬称略。☆は比例東北との重複立候補)
▽白河市、須賀川市、田村市、岩瀬郡、西白河郡、東白川郡、石川郡、田村郡
▽有権者数=29万2883人(3日現在)

(2012/12/08 08:00)

2288チバQ:2014/12/10(水) 23:07:43
http://www.minpo.jp/pub/topics/election2012/2012/12/post_22.html
最前線ルポ(4区)投票まで7日 支持交錯行方読み切れず 「恒三票」奪い合い
 14回連続当選を誇った民主党の渡部恒三が政界を引退し、渡部が前回獲得した9万1600余票を奪い合うように4陣営がしのぎを削る。
   ◇  ◇
 時折、雪が降る8日、自民党の新人菅家一郎は下郷町に遊説カーを向かわせた。南会津郡は渡部恒三のお膝元。「恒三票」の取り込みを視野に入れる。
 会津若松市にある菅家の選挙事務所の選対組織表には、渡部の連合後援会幹部を長年務めた会社役員や団体代表者が名を連ねる。選対幹事長の市議佐藤義之は「『恒三票』に多くの期待はできないが、渡部の引退で、保守系の支持者の中には自民に回帰する人も多いはず」と読む。
菅家は会津若松市長を三期務めており、陣営は有権者の42%を占める大票田での集票に自信を見せる。ただ、渡部は前回、会津若松以外で5万8000票近くを獲 得しており、「若松だけでは勝てない」として、自民の支部組織に加え、渡部の支持者の協力を得て旧町村単位でも後援会を設立し、郡部での票の上積みを図っ ている。
 日本維新の会の新人小熊慎司も菅家と競い合うように下郷町に入った。全会津連合後援会幹事長の荒木孝康は「渡部が繰り返していた『党派を超えて若い世代に』という言葉は小熊への後継指名」と受け止め、渡部の後援会の一部から支援を受けていることを明かす。
前回涙をのんだ小熊の得票は4万2800余票。約半分は会津若松市で獲得した。陣営は「恒三票」と合わせ、出身地の喜多方市など都市部での無党派層の取り 込みを重点目標に掲げる。党組織は未整備だが、会津若松市の飯盛山の登り口にある小熊の選挙事務所には若手の運動員たちが盛んに出入りする。南会津などで は、旧町村の商工会青年部員や若い町村議らが「会津を長く支えることができる若い候補」をアピールしながら動いている。
 社民党の新人小川右善は 喜多方市方面に選挙カーを走らせた。陣営が期待するのは民主との選挙協力だ。民主県連との間で、県第4区総支部の支援を受けることが決まった。小川は民主 系労組に出向くなど名前と顔の売り込みに歩く。選対本部事務局長の渡辺敏雄は「菅家にも小熊にも投票しない渡部支持者の受け皿になる」と意気込む。
 ただ、渡部の後援会関係者は「40年以上、渡部恒三と書いてきた人たちが、簡単に別の名前を書いてくれると思うのは間違い」と冷ややかだ。「白票で投じる人もいるはず」と明かす幹部もおり、投票率の低下を懸念する声が出ている。
共産党の新人原田俊広は会津若松市を中心に遊説を展開していた。広い会津全域を一回りした後は同市や喜多方市の大票田での街頭演説やミニ集会に重点を置 き、丁寧に政策を訴えていく考えだ。選対本部長の宮沢弘は「このままの政治でいいのかと感じている人たちに訴えていく」と話す。(文中敬称略)

■4区
小熊慎司 44 ☆維新 新
菅家一郎 57 ☆自民 新
原田俊広 53  共産 新
小川右善 63 ☆社民 新
(届け出順、敬称略。☆は比例東北との重複立候補)
▷会津若松市、喜多方市、南会津郡、耶麻郡、河沼郡、大沼郡
▷有権者数=23万8502人(3日現在)
(2012/12/09 17:31)

2289チバQ:2014/12/10(水) 23:10:52
なんか変だと思ったら>>2286-2288は2012年の記事でした
失礼

2290チバQ:2014/12/10(水) 23:11:44
http://www.47news.jp/CN/201412/CN2014121001001356.html
滋賀1区・衆院選候補者が事故 自民の大岡氏

 10日午前8時55分ごろ、大津市におの浜の交差点で、衆院選滋賀1区に出馬した自民党前職の大岡敏孝候補(42)の運転する軽乗用車が、近くに住む女性(31)と4歳、3歳の男児が乗る自転車に接触した。女性は転倒し、右足を打撲する軽傷。子ども2人にけがはなかった。

 大津署によると、車は信号のない交差点を左折した際、横断歩道を渡っていた自転車にぶつかった。

 大岡氏は当時、企業の朝礼に参加後、選挙事務所に向かう途中だった。取材に「左側の確認がおろそかになり、注意が散漫だった。(今後は)朝の選挙活動から運転手を付ける」と話した。

2014/12/10 12:55 【共同通信】

2291チバQ:2014/12/10(水) 23:16:32
http://www.kobe-np.co.jp/news/senkyo/2014/shuuin/news/201412/0007566966.shtml
2014/12/8 13:04

元党首のお膝元 兵庫の社民かく戦う 
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兵庫県内衆院選小選挙区の社民党候補
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兵庫県内衆院選小選挙区の社民党候補
 衆院選の投開票が14日に迫り、兵庫県内の12小選挙区では舌戦が繰り広げられているが、2012年の前回に続いて、そこに社民党候補者の姿はない。兵庫は「護憲の象徴」として党を率いた土井たか子元党首のお膝元。しかし党勢は弱まり、土井氏も死去した。今回は比例票の獲得に力を注ぐ戦いとなるが、「平和」の訴えを強調し、退潮ムードの打開を目指す。

 社民党は前身の社会党時代も含め、戦後の衆院選では常に県内で候補者を立ててきた。1986年には土井氏が委員長に就任。その後「マドンナ旋風」を巻き起こし、全国で躍進した。

 県内では小選挙区制導入後も阪神間の兵庫6、7、8区で候補者を立ててきたが、2005年の衆院選で比例単独に回った土井氏も落選、県内関係の議席がゼロになった。

 12年の衆院選では、旧社会党時代を含め戦後初めて、県内に候補を立てられなかった。今回も擁立は見送られ、2回連続の“不戦敗”となった。

 「有権者に選択肢を示すことができず申し訳ない」。同党県連の北上哲仁幹事長は声を落とす。07年に兵庫県議会の議席を失うなど、県内の組織基盤は揺らいでいる。北上幹事長は「来春に予定される県議選をはじめ、県内の市町議選で議席を増やし、国政の議席を目指したかった」と話すが、突然の解散・総選挙で足元を固められなかった。

 元県議で同党県連の今西正行顧問は、安倍晋三首相が進めた集団的自衛権の行使容認や特定秘密保護法の成立について「国民の関心は高く、社民党の平和や護憲の訴えは受け入れられる」とみる。一方で「従来のように政策を並べても有権者の心になかなか届かない。少数政党の悲哀を感じる」とも。有権者との距離を埋めるすべを模索している。(紺野大樹)

2292チバQ:2014/12/10(水) 23:16:58
http://www.kobe-np.co.jp/news/senkyo/2014/shuuin/news/201412/0007572373.shtml
2014/12/10 13:53

比例票はどこへ行く? 気をもむ野党
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兵庫県内における過去3回の衆院選比例代表得票率(上位5党)
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兵庫県内における過去3回の衆院選比例代表得票率(上位5党)
 14日投開票の衆院選で、自民、公明の与党優位の情勢が伝えられる中、野党各党が比例票の行方に気をもんでいる。兵庫県内では民主、維新とも選挙区調整で小選挙区の候補者数が前回(2012年)を下回り、比例票の底上げが議席数を左右する。県内全12選挙区に候補者をそろえた共産は「議席増」との世論調査もあり、一層の支持拡大を訴える。

 民主は前回、県内全選挙区に候補者を立て、比例で約36万5千票を集めた。このうち、今回は擁立を見送った7選挙区で6割弱の約21万票を獲得。支持母体の連合幹部は「小選挙区の候補者不在の中、比例への投票をどう呼び掛けたら…」と焦りをみせる。

 8日には海江田万里代表が兵庫入りしたが、神戸・三宮や元町など演説の“一等地”とされる兵庫1区は空白区のため素通り。それでも公認候補のいる選挙区では「皆さんには2票ある。自民の暴走にストップをかけるため、『比例も民主』へ」と強く要請。小選挙区から比例単独に回った候補者も地元で街頭に立つなどして巻き返しを急ぐ。

 維新の前身となる日本維新の会は前回、比例票では自民を上回り、県内トップに。兵庫では当時、同会に所属した3人が比例復活で初当選を果たした。今回も候補不在の選挙区で党所属の地方議員がビラをまいたり、街宣車を走らせたりと掘り起こしに力を注ぐ。

 県内で2人を擁立する次世代の党。後半戦は石原慎太郎最高顧問ら知名度のある党幹部が続々と兵庫入りし、てこ入れを図る。

 前回、近畿ブロックの獲得議席を3から2に減らした共産は「3議席の絶対回復」を目標に上積みを目指す。とりわけ兵庫8区(尼崎市)、9区(明石市、淡路島)は自公と一騎打ちの構図となり、「得票が伸びる」と期待。7日に三宮で街頭演説した志位和夫委員長は「『比例は共産』と書いていただける方を広げに広げて」と猛アピールした。

 一方、優勢とされる自民、公明は緩みを警戒。閣僚経験者を招いた大規模な集会を開くなどし、組織の引き締めを図る。(田中陽一、小川 晶)

2293名無しさん:2014/12/10(水) 23:22:48
http://www.kanaloco.jp/article/81434/cms_id/115583
14神奈川衆院選:自民の優位変わらず 県内小選挙区、終盤情勢

2014.12.10 03:00:00
 14日投開票の衆院選に関し、神奈川県内の18小選挙区で自民党の優位が続いている。神奈川新聞社の取材に7、8両日の電話世論調査を加味して終盤情勢を探ると、自民党は10議席台半ばをうかがう勢いを保つ一方、民主党は劣勢から抜け出せていない。第三極も一部を除き、苦戦が続く。ただし半数近くが「まだ決めていない」と回答しており、今後情勢が変わる可能性がある。

 前回14選挙区を制した自民党は序盤情勢と同様に10選挙区以上で2位以下を引き離すなど、優位は変わらない。無党派層にも支持を広げている。連立与党を組む公明党も唯一候補を立てた6区でリードを保つ。

 前回1選挙区の獲得にとどまった民主党は半数の9選挙区に候補を絞ったが、優位に立つ選挙区はなく、大半で厳しい展開となっている。8人を擁立した維新の党も共同代表が立つ8区以外で苦戦が続く。

 比例代表南関東ブロック(定数22、神奈川、千葉、山梨)は、自民党が前回の6議席から大幅増の10議席に伸ばす勢い。民主党は前回と同じ4議席にとどまりそうな情勢になっている。公明党、維新の党は3議席は確保しそうだ。前回1議席だった共産党は2議席に増えそう。次世代の党、生活の党、社民党は議席獲得が難しい状況だ。



 共同通信社は7、8両日、衆院選295小選挙区のうち200選挙区の有権者を対象に電話世論調査を行い、残る95選挙区での取材も加えて比例代表を含む終盤情勢を探った。自民党は前回調査(2、3日実施)と同様に300議席超の勢いを維持、公明党との合計で衆院3分の2の317議席を上回り、自民単独での3分の2もうかがう。民主党は伸び悩みが続き70議席前後、維新の党は不振で公示前議席から減少が予測される。共産党は倍増に近づく状況だ。

【神奈川新聞】

2294チバQ:2014/12/10(水) 23:24:06
http://www.gifu-np.co.jp/senkyo/47syuinsen/47syu20141210_2.shtml
1区、野田氏リード 衆院選県内終盤情勢
2014年12月10日
 14日投開票の衆院選で、岐阜新聞社は9日、取材などを基に県内の情勢を分析した。終盤も自民が優位に戦いを進め、五つの小選挙区全てで議席を奪う勢い。岐阜3、5区は民主元職、岐阜4区は維新前職が急ピッチで追い上げを図る。共産は全小選挙区で苦戦する。ただ、まだ投票先を決めていない有権者は多く、情勢が変化する可能性もある。(敬称略)

【1区】

 8選を狙う自民前職の野田聖子が大きくリードし、民主新人の吉田里江と共産新人の大須賀志津香が懸命に追う。

 野田は他候補の応援で不在の間も県議や市議の協力を受け、全域で優位に選挙戦を展開。自民、公明支持層に加え、支持政党を持たない層にも浸透。幅広い世代から支持を得ている。

 出遅れた吉田は、民主最大の支持母体である連合岐阜の支援を受けて民主支持層への浸透を急ぐ。大須賀は共産支持層を固める。

【2区】

 7選を狙う自民前職棚橋泰文が、地元経済界やJAなどの支持を得て大きくリード。

 棚橋は公示後、一度も地元に入っていないが、陣営は「前回得票した約11万5千票を死守する」と懸命に組織を引き締める。陣営幹部や家族が連夜の個人演説会をこなすほか、支援組織ごとに期日前投票に力を入れる。

 共産新人の森桜房義は、党の政策を訴えるが厳しい戦い。

【3区】

 3選を狙う自民前職の武藤容治が足元を固めて優勢。返り咲きを期す民主元職の園田康博が懸命に追い上げる。

 武藤はミニ集会で着実に自民支持層を固めるほか、街頭活動で支持政党を持たない層への浸透も狙う。

 園田は連合岐阜傘下の労組の支持が固まりつつある。投票率アップが鍵とみて、党幹部ら応援弁士を招くなど追い込みをかける。

 共産新人の服部頼義は共産支持層を固めるが、支持政党を持たない層への浸透は伸び悩む。

【4区】

 10選を狙う自民前職の金子一義が幅広い年齢層の支持を着実に固め、優位に戦いを進める。維新前職の今井雅人は追い上げを図る。支持政党を持たない層の取り込みが鍵。

 金子は全地域で自公支持層の票を固め、盤石の構え。民主支持層の切り崩し、無党派層への浸透に手応えも。地盤の飛騨地域も引き締めに余念がない。

 今井は民主の協力を受けるが、支持の広がりは十分でなく、伸び悩む。支持政党を持たない有権者の多い可茂地域で追い込みをかける。

 共産新人の伊嶌明博は自民批判票の受け皿を狙うが苦戦。

【5区】

 優位に戦いを進める自民前職の古屋圭司を民主元職の阿知波吉信が必死に追い上げる。

 知名度の高い古屋は9選を狙う。自民、公明支持層に加え、支持政党を持たない層にも支持を広げる。東濃全域で先行し、中でも恵那市や中津川市の中高年層から高い支持を集める。

 返り咲きを狙う阿知波は、支持政党を持たない層や若年世代への支持拡大を目指し、東濃西部での得票に力を入れる。

 共産新人の鷹見信義は、小まめな街頭演説で支持拡大を図るが、知名度不足で厳しい戦い。

2295チバQ:2014/12/10(水) 23:37:56
919 :無党派さん:2014/12/10(水) 20:39:52.49 ID:oPSjFdCQ
野党第一党の党首が比例復活も果たせない例なんてあるの?w
選挙対策本部で海江田はどうゆう心境でバラシールを当選者名簿に張るんだw


930 :無党派さん:2014/12/10(水) 20:41:53.11 ID:D8EdYiBG
>>919
そういえば、結構ひどい絵面になるな
とくに東京比例区復活組のバラとか、自分の首にギロチン押し込んでいくようなもんじゃないかw

2296チバQ:2014/12/10(水) 23:47:42
http://toyokeizai.net/articles/-/55524
無慈悲!選挙後半戦は「仁義なき戦い」に
自民党は野党の有力者を集中攻撃
安積 明子 :ジャーナリスト 2014年12月10日
すでに自公が圧勝するというメディア各社の報道のため、選挙後半戦はいまいち盛り上がりを欠いている。

しかし各選挙区は、熾烈な戦場と化している。「選挙は合法的な戦争だ」という言葉もあるようだが、まさに「仁義なき戦い」が繰り広げられている。

事前調査で優勢と言われる自民党の戦略は、すでに戦勝後を想定している。「野党の有力な幹部を落選させ、徹底的な壊滅をはかること」をその目的としているのだ。ターゲットにされているのは海江田万里民主党代表、菅直人元首相、野田佳彦元首相、小沢一郎生活の党代表で、彼らの選挙区には次々と現役閣僚や党幹部が投入されている。

たとえば小沢一郎氏の岩手県4区(花巻市、北上市等)には、12月8日に菅義偉官房長官、翌9日には安倍晋三首相と、2日続けて超大物が自民党の藤原崇候補の応援に入った。16度目の連続当選を目指す小沢氏は、これまで同区で約12万〜13万票を獲ってきた。ところが2012年の衆院選で獲得したのは7万8057票で、藤原氏の復活当選を許している。

「生活の党」は風前の灯火

解散後に離党者を出した生活の党は、比例区への得票も望みが薄い。前回の衆院選では東北ブロックで1議席を獲得したが、今回はどうなるか。もし小選挙区で落選し、比例復活も叶わないとすれば、そのまま政治的に抹殺されてしまう。2009年の民主党政権誕生の立役者である小沢氏は、かつて所属した自民党からそののど元に刃を突き付けられている状態だ。

野党の間でも壮絶な戦いが起きている。維新の党の橋下徹大阪市長と松井一郎大阪府知事は9日、そろって愛媛県4区(宇和島市、伊予市等)で街宣した。

もともと日本維新の会は、愛媛県内で一定勢力をもっていた。かつては「参院のドン」と言われた村上正邦元参院議員の流れをくむ県議の横田弘之氏が中心となって、「愛媛維新の会」が結成されたという経緯がある。

かつての同志を集中攻撃

維新の党は同区で森なつえ氏を擁立したが、森氏が2012年の衆院選で出馬したのは出身地の西条市がある愛媛県3区(新居浜市、西条市等)だ。

その森氏がどうして今回4区に鞍替えしたのか。同区では2012年の衆院選で日本維新の会の公認候補だった桜内文城氏が出馬している。桜内氏はかつて、彼らの同志ではなかったか。

9日午前、橋下氏らは桜内氏の出身地である宇和島市で街宣した。この時、森氏は4区への鞍替えの理由について涙で声を詰まらせながらこう言っている。「私はこの愛媛4区には親戚もいない。知り合いも少ない。応援してくれる企業や団体もない。しかし闘わなければならない。どうしても許せないことがあったからだ。いまは次世代の党に移った候補にかつて、子育ての世代の声を聞かせてくれと言われた。なので、友達が子どもの学費の心配をしていること、何人も子どもを産むと大学に行かせられないと懸念していることを伝えた。そうしたらその候補は、『バカな親がバカな大学に行くことを心配しなくていいんだ』と言い放った。これが許せなかった」。

橋下氏は次のように言った。「日本維新の会から次世代の党に移った人は、私のところに一言の挨拶もなかった。桜内さんは党本部にかまぼこ3本持ってきたらしい。私と松井知事と事務局に1本ずつということで。彼らが次世代の党を作る時、ずらりと並んで『国民に道徳教育が必要だ。礼節をわきまえた国民を育てないといけない』と言っていた。いやその前にまず、自分たちが離党する時の挨拶だろうと思った。ということで、これから(桜内氏の)事務所まで行こうと思う」。なんとも凄まじい恨み節である。かつての同志を攻撃する演説を聞く有権者は、どのような思いを持つだろうか。

2297チバQ:2014/12/10(水) 23:47:54
その桜内氏を応援するため7日に松山に入った次世代の党顧問(元みんなの党最高顧問)で参議院議員の江口克彦氏は、翌8日には東京都目黒区の学芸大学駅前でマイクを握っていた。東京5区に無所属で出馬する三谷英弘氏を応援するためだ。

三谷氏が所属したみんなの党は、先月末に解党した。渡辺喜美氏を中心にした新党構想も消え、いまは頼るべき政党もない。2012年の衆院選では4万6629票を得て、東京比例区の定数17のうち、14位で当選したが、無所属では比例復活も叶わない。

「無所属では政見放送もできないのです(注:経歴放送は流される)。こうして直接みなさんに訴えるしかない」。駅前に集まった約10人の支持者を前に、三谷氏はこう訴える。

三谷氏がみんなの党の解党まで付き従った渡辺同党元代表の応援には頼れない。渡辺氏は自分自身の選挙が大変で、他人の選挙を助けるどころではない状態だ。渡辺氏は公示日の前に東京5区に入ったが、三谷氏の決起大会にも顔を出していない。

渡辺氏の事情を知る自民党関係者はこう述べる。「実は渡辺氏は、2012年の衆院選で厳しい選挙戦を強いられた。亡父・美智雄氏の後援者だった重鎮が『今回だけは応援してやる』ということで、なんとか当選した経緯がある。今回はその助けは期待できない。しかも8億円問題の影響も残っている。かなり厳しい状態だ」。

「党から処分を受けたとしても本望」

江口氏は次世代の党に参加している立場。しかし、窮状の三谷氏を見捨てることはできなかった。早朝に羽田に到着した後、午後7時までずっと三谷氏の街宣に付き合った。

「三谷さんはかつてみんなの党で私の同志だった。友情のためだけではない。彼は日本に貢献できる非常に優秀な政治家だから、落とすわけにはいかない。だから私は応援に来た。このために党から処分を受けたとしても本望だ」

無慈悲もあれば、慈愛もあるということか。それらが織りなすドラマがそのまま、日本の政治の歴史になっていくのだろう。そして選挙という闘いを通して人間は、その本性を露わにするものかもしれない。

2298名無しさん:2014/12/11(木) 01:00:46
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2299チバQ:2014/12/11(木) 07:36:01
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20141211/CK2014121102000123.html
<衆院選>注目区ルポ

2014年12月11日


◆1区(千代田・港・新宿区)組織力と知名度の戦い
 自民の看板を背負う山田美樹さんと、知名度を前面に出す民主代表の海江田万里さんの戦い。二年前の前回、山田さんは自民への追い風を受け、千票余の差で初当選した。海江田さんは比例で復活した。
 今回、序盤リードした山田陣営は終盤に入った十日夕、千代田区内で決起集会を開いた。都議、区議や業界団体の幹部が会場に入り切れないほど集まり、自民の組織力を見せつけた。
 山田さんは「相手は有名人で毎日テレビに出ている。その後を追い掛け、あと一歩まで来た」と述べ、「日本経済の潜在能力が見込める1区で、与党の議席を失うわけにいかない」と訴えた。細田博之幹事長代行や舛添要一知事ら応援弁士も「与謝野馨さん(元財務相)も苦戦した」と厳しい戦況を繰り返し、陣営の引き締めに躍起だ。
 海江田さんは九日、公示後初めて本格的に地元入りし、丸一日、選挙区を駆け回った。「自民は野党時代に反省したと言うが、政治とカネの問題など形状記憶合金で元に戻った」と批判。「自民は公共事業を増やしたが民主は人に投資する」と違いを強調した。支援団体、連合の組合員らが各遊説場所に駆けつけて盛り上げ、寒風の中、支援者とハグして「地元は温かい」と笑顔を見せた。「千代田、港、新宿区の方は海江田へ。ほかの地域の方はその地域の民主候補へ」と代表の役目も忘れなかった。
 十日は一転、朝二時間、新宿区内で活動後、再び応援のため地方へ。留守を預かる元都議らが選挙カーを回した。
 共産の冨田直樹さんはJR田町駅東口に立った朝一番の演説で「きょう十日から秘密保護法が施行された」と切り出し、「戦争ができる国づくりへの第一歩。絶対に許せない」。三度目の挑戦で「子育て世代の反応が違う」と手応えを語った。
 結成まもない次世代の浸透度の低さに苦戦する渡辺徹さんは港区の商店街を徒歩遊説し、「子どもにツケを残さない」「責任ある政治を」と、防衛力強化や行政改革などの政策を挙げたビラをまき、支持を呼びかけた。 (松村裕子)
  =終わり
 ◇1 区(6)千代田・港・新宿区
渡辺徹36 会社役員     次新 
冨田直樹38 党地区常任委員  共新 
又吉光雄70 政治団体代表   諸新 
海江田万里65 党代表      民<前><6>
山田美樹40 (元)経産省職員   自前<1>
野崎孝信27 会社員      無新 
 (届け出順)

2300チバQ:2014/12/11(木) 07:38:33
http://www.hochi.co.jp/topics/20141210-OHT1T50234.html
【衆院選】小沢氏、超異例2度お国入り「激戦」で11日から
2014年12月11日6時0分 スポーツ報知
小沢氏は応援演説後、支持者らに握手して回った 小沢氏は応援演説後、支持者らに握手して回った
 岩手4区で16回連続当選を目指す生活の党の小沢一郎氏(72)が、11日から13日まで再び地元・岩手に入り街頭演説などを行うことが10日、分かった。小沢氏は6、7日にも数十か所を回る本格的な地元遊説を約30年ぶりに行っているが、同一選挙期間中に2度も“お国入り”するのは極めて異例。求心力の低下に危機感を募らせる関係者らに、最後の引き締めを図る。

 逆風吹き荒れる「小沢王国」に、陣営は“奥の手”を打った。党幹部は「予想以上の接戦になりそうだ。小沢代表は11、12日に岩手2区を回り13日に4区に入り、最後のてこ入れをする」と話した。2区で、同党の畑浩治候補(51)の応援演説や支援団体にあいさつを済ませ、投開票前日に自身の4区に入るという。

 最新の共同通信の情勢調査は、4区の自民党の藤原崇氏(31)が若年層からの支持で小沢氏を上回り“激戦”と報じた。小沢氏に近い地元県議は「1回の選挙で2度も地元に戻るというのは聞いたことがない」と驚いた。

 この日、小沢氏は今回初めて都内で、東京12区候補の青木愛氏(49)らの応援演説を行った。JR赤羽駅前での「小沢ガールズ」代表格の応援には、語気に力がこもった。「青木君を、もう一度、国政に送り出していただきたい」と訴え、約200人の聴衆から大拍手。隣で見つめていた青木氏は、感極まり目に涙を浮かべていた。その後、青木氏のピンクの選挙カーに乗り込み、満面に笑みを浮かべ次の遊説区へ向かった。

 岩手4区は他に、共産党の新人・高橋綱記氏(67)が立候補している。

2301チバQ:2014/12/11(木) 07:39:17
http://www.hochi.co.jp/topics/20141210-OHT1T50230.html
【衆院選】加藤紘一氏三女・鮎子氏、父の敵討ちも「横一線」つば競り合い
2014年12月11日6時0分 スポーツ報知
「演説が日に日に上達してきた」と言われる鮎子氏。父の“敵”は討てるのか… 「演説が日に日に上達してきた」と言われる鮎子氏。父の“敵”は討てるのか…
 並走、接戦、横一線、伯仲―。報道各社の情勢調査で激戦区の1つとされる山形3区。自民党の加藤紘一元幹事長(75)が2年前の衆院選で阿部寿一前衆院議員(55)に1465票差で14選を阻まれ、政界引退。周囲からは「父の敵討ち」との期待を受け、三女の鮎子氏(35)が立候補した。一方、阿部氏も元酒田市長4期13年5か月の実績を訴え、最後まで予断を許さない状況が続いている。(久保 阿礼)

 2年前の衆院選。鮎子氏の父・紘一氏は阿部氏に1465票差と僅差で敗れ、政界引退を余儀なくされた。初陣となる「加藤家の姫」を守ろうと、“重鎮”らが続々3区入り。2000年の「加藤の乱」で、造反を企てた紘一氏を引き留め、涙ながらに「先生が大将なんだから」という“政界流行語”を残した谷垣禎一幹事長(69)、コロンビア大大学院で同窓だった、小泉進次郎復興大臣政務官(33)ら知名度抜群の議員が応援に駆けつけた。大応援団の結成について鮎子氏は「もっけだ(方言で『ありがたい』の意)の一言です」と頭を下げつつも、「小選挙区で勝ちます」と言い切る。

 周囲からは「父に似なくて良かった」という冗談も出るほど朗らかな人柄の鮎子氏は、4人きょうだいの末っ子(三女)。慶大法学部からコロンビア大大学院を卒業し、帰国後は財団法人勤務や、紘一氏の秘書を務めた華麗なる経歴を持つ。2歳の長男の母で、夫の賢明(よしあき)氏(35)はエリート証券マンだったが、退職して山形県に移住。コンサルティング会社の代表をしながら、妻を支える。

 地元が真っ二つに割れる“保守分裂”選挙。自公は組織の引き締めに躍起だ。「自民党の公認候補は加藤鮎子、ただ一人。無所属の方が選挙に勝っても自民党に来ることはありません」。8日、鶴岡市内で行われた演説会で鮎子氏が秘書を務めた野田聖子前総務会長(54)は、鮎子氏と水面下で公認争いをした阿部氏の入党を否定。支援組織の一部を引きはがし、応戦する宿敵を批判した。

 組織戦を象徴するように結婚式会場でもある大広間は、500人以上の有権者らで埋め尽くされ、立ち見も出た。会場には、3つの大型スクリーンを設置。知名度不足を補うため、鮎子氏の演説姿や握手をする姿のプロモーションビデオを繰り返し、上映した。

 陣営からは「父の敵討ち」との期待の声も上がる。鮎子氏は「父は選挙に強かった。私よりは楽だったのではないかな、と思いますけどね…」と苦笑するが、加藤家の家訓は「どぶ板選挙に徹せよ」。終盤戦を迎え、阿部陣営と同時刻に大規模集会を開催。12日には安倍首相が応援に入り、最後の勝負をかける。

 ◆山形3区(酒田市、鶴岡市、新庄市など)

阿部寿一(55)無 前〈1〉
吉田大成(45)民主新
長谷川剛(36)共産新
加藤鮎子(35)自民新
佐藤誠(66)無 新

※丸数字は当選回数

2302チバQ:2014/12/11(木) 07:40:08
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141211_31014.html
<衆院選>「小沢王国」緊迫感/地元入り引き締め/岩手4区


花巻市のホールで候補者の訴えを聞く有権者=9日

<2日で30ヵ所>
 攻勢にさらされる王国にあるじが戻った。
 「正しいと思う道を曲げずに来ることができたのも、地元の皆さんの支えがあったからだ。もう一働きさせてほしい」
 7日朝、奥州市水沢区。衆院選岩手4区で16選を狙う生活の党代表の小沢一郎(72)が街頭でビールケースに立った。
 前日は16カ所、7日は14カ所。雪が舞う中、スーツ姿で笑顔を絶やさず握手を繰り返した。「必死な小沢さんを見るのは27歳で初当選したとき以来だ」。長年の支持者らは小沢の姿に緊迫した情勢の変化を感じ取る。
 背後に迫るのは比例東北自民党前議員の藤原崇(31)。びくともしなかった地盤が当選1回の若手に脅かされている。
 異例の地元入りは、高齢化した後援会の引き締めが狙いだ。前回(2012年)の小沢の得票は7万8000。09年から5万も減らした。
 幹部の一人は「小沢も72歳。後援会だけが若返ることはあり得ない。組織力は健在だが、身内の票固めにとどまる」と打ち明ける。

<試される底力>
 「1強多弱の打破には野党結集が必要。民主党はしっかり小沢先生を支える」。2日間の遊説にほぼ張り付いたのは、民主党県連幹事長で地元県議の高橋元だ。
 民主党分裂で小沢と離れたが、今回は民主と生活で候補者をすみ分けた。県連内にアレルギーはあるが「前面に出ないと結集をアピールできない」と小沢と並んだ。
 小沢は8日、接戦の情勢に「日曜日になれば分かること」とだけ語り東京に戻った。終盤に入り後援会の回転は上向いてきた。「選挙の小沢」の底力が試される。

<世代交代強調>
 「厳しい戦いだが、多くの力を頂き、何とか小選挙区での勝利が見えてきた」。再選を目指す藤原は9日、北上市の街頭演説で言い切った。
 隣でマイクを握ったのは首相安倍晋三。「そろそろ代えた方がいい。若い31歳だ」。安倍はあえて小沢の名前は出さず、世代交代を強調した。
 前回得票は4万8000で小沢との差は3万。今回は強力な援軍が敵陣から現れた。元民主党で小沢とたもとを分かった無所属県議たちだ。
 「小沢さんは岩手のことが頭にあるのか。藤原君はこの2年、頻繁に地元に戻り地域の声を国政に届けた」。反小沢の先頭に立つ県議小田島峰雄は6日、花巻市であった個人演説会で言い放った。
 小田島らは来年の岩手県知事選もにらむ。岩手の政治の「脱小沢」をもくろみ、自民にハッパを掛ける。「最大のチャンスだ。小沢を追い詰める気迫が必要だ」
 「あと少しだ。来てるぞ。総裁としてできることは何でもする」。応援に入った首相安倍は藤原にこう伝えたという。45年間、鉄壁を誇った王国の攻防は横一線のまま最終盤に入る。
 共産党新人の高橋綱記(67)は花巻市議5期の知名度が強み。消費税増税の中止などを訴える。(敬称略)

 ◇岩手4区立候補者
藤原崇31☆党支部長   自前(1)
高橋綱記67 元花巻市議  共新 
小沢一郎72☆党代表    生前(15)
〔注〕☆は比例代表との重複立候補者

2303チバQ:2014/12/11(木) 07:57:48
http://www.kanaloco.jp/article/81475/cms_id/115785
14神奈川衆院選:注目区を行く〈6区=横浜市保土ケ谷・旭区〉

2014.12.11 03:00:00


(写真はイメージです)


◇自公協力「慣れたもの」

 出馬を告げられたのは、衆院解散の当日だった。11月21日の昼すぎ、民主・三村の電話に着信があった。「6区で立候補を」「午後3時に記者発表する」。電話の主は、党選対委員長の馬淵澄夫。公明・上田と維新・青柳による事実上の一騎打ちとされてきた戦いの構図が、崩れ去った。

 自公勢力に対抗しようと水面下で模索されてきた民主と維新の候補者調整は、解散前日の土壇場で決裂。2区から国替えした三村が参戦し、2年前と同じ民主、第三極、公明、共産が激突する形となった。

 県内唯一の「自公統一候補」として7期目を目指す上田の陣営は、野党の候補者調整が不調に終わったことに「当選ラインが下がる」「(組織が固い)うちにはプラスだ」と胸をなでおろす。ただ、公明の組織票だけでは当選圏内に届かず、「自民票での上積みが必須」とも。自民側は「自公の選挙協力は5回目で慣れたもの。準備万端整えている」と自信をのぞかせ、党の選挙カーを走らせる。

 11月末には首相の安倍晋三がマイクを握り、「上田さんが安倍政権には必要」と自公連携をアピール。公示後も幹事長の谷垣禎一らを次々と投入し、「前回以上に力を入れた支援」(同党市議)を展開している。

 一方、青柳の陣営は、前回の衆院選で民主とみんなが獲得した票を合わせると上田の票を大きく上回っていただけに、心境は複雑だ。「逃げ切ったと思ったが…。三村と無党派層の取り合いになる」

 演説で「しがらみのない青柳でしか改革はできない」としている通り、確固たる支援団体や組織があるわけではない。「前回と同様、空中戦にならざるを得ない」(支援する市議)。

 それでも、国会活動の傍ら精力的に地元行事に顔を出すなどして支持拡大に努めてきた自負もあり、「突然出てきた候補に負けるようなら、この2年間何をやってきたのかということだ」と奮起。「身を切る改革」などを訴え、無党派層への浸透を図っている。

 約3週間の超短期決戦を強いられた三村は、「運動を展開しやすい素地の備わった選挙区」。活動主体を自転車から街宣車に替えるなど、短期間で広範囲をカバーできる効率的な戦法を展開。保土ケ谷区で育ったメリットを生かし、知名度不足の克服に努める。

 過去5回にわたり「民主対公明」の戦いが繰り返されてきた6区は、民主の支持基盤が強い地域でもある。支援する連合神奈川の幹部は「39歳という若さも大きな武器。短期間でも十分勝負になる」と見込んでおり、党本部も代表の海江田万里をはじめ、代表代行、幹事長といった幹部を続々と投入している。「格差のない経済政策」や「将来にツケを残さない政治」を訴え、若年層や無党派層の取り込みに全力を挙げる。

 共産・北谷は憲法9条維持や消費税増税反対を訴え、基礎票の上積みを目指している。

=敬称略

◇6区(横浜市保土ケ谷・旭区)=敬称略、届け出順

青柳陽一郎45☆維 前(1)
三村和也39☆民 元(1)
上田勇56 公 前(6)
北谷真利53 共 新

【名簿の見方】氏名、投票日現在の満年齢、☆は比例代表との重複立候補者、所属党派、前職・元職・新人の別。丸数字は当選回数▽党派の略称は、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党。

2304選挙:2014/12/11(木) 12:00:17
さよなら安倍政権 自民党議員100人落選キャンペーン
URL:http://ouen100.net/

2305名無しさん:2014/12/11(木) 12:38:24
<衆院選>自民が優勢、野党は苦戦 県内終盤情勢
http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/12/11/04.html
 14日投開票の第47回衆院選について、埼玉新聞は10日までに共同通信の全国調査に本社取材を加味し終盤情勢を探った。

 全国的に自民先行の傾向が表れる中、埼玉15小選挙区でも13選挙区で自民が優勢。候補者の一本化を図った民主や維新だが、前回2012年衆院選と同様、厳しい戦いを強いられている。

 自民は各年齢層で幅広く支持を集めるほか、無党派層からの支持も堅調。公明の支援を受けるなど総じて安定した選挙戦を展開している。

 激戦区は00年衆院選以降、民主が5連勝している5区(さいたま市大宮区など)。民主幹事長が立つ選挙区で前回民主が唯一勝った「牙城」だが、3期目を目指す自民前職が猛追。横一線の戦いを繰り広げている。自民は安倍晋三首相が応援に入るなど強力なてこ入れを図っている。

 6区(上尾市など)と7区(川越市など)はいずれも先行する自民前職を民主前職が追い上げる展開。1区(さいたま市浦和区など)は自民前職が攻勢に立つ。

 自民前職と維新前職が対決する10区(東松山市など)と14区(三郷市など)はともに保守層を固める自民が優勢。維新は無党派層への訴えを強化し巻き返しを図る。3候補を擁立した次世代は伸び悩んでいる。

 調査では4割前後が投票態度を明らかにしておらず、終盤で情勢が変わる可能性もある。今後の支持固めと無党派層の取り込みが当落の鍵を握りそうだ。

 比例(北関東ブロック)区を主戦場とする公明、共産はともに堅調。公明は目標の「3議席確保」が射程に入った。
 15選挙区に候補者を立て比例票の底上げを図る共産は公示前の比例1議席から2議席獲得の可能性が出ている。比例で1席奪還を目指す社民は苦戦している。

2306チバQ:2014/12/11(木) 21:33:27
>>2248-2256
http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110011-n1.html
2014.12.11 09:41
【選挙区終盤情勢】
東海 民主「王国」復活は多難





(1/4ページ)
 《岐阜》

 前回、5選挙区を独占した自民が「保守王国」をより強固にする勢い。結党以来初めて2選挙区で候補者擁立を断念した民主は、苦戦を強いられている。

 女性候補の三つどもえとなった1区は、自民野田が抜群の知名度と組織力を背景に優位に立つ。民主吉田は女性や子育て世代を中心に街頭などで支持を訴えるが、解散翌日の出馬表明で知名度不足は否めない。

 2区は、強固な地盤を持つ自民棚橋が圧倒。3区は、自民武藤が足元を固めてリードし、返り咲きを狙う民主園田は支持固めに懸命。

 4区は、10選を狙う自民金子が強固な後援会組織をバックに安定した戦い。維新今井は選挙協力する民主支持層を取り込みたいが苦戦、街頭活動を中心に無党派層の支持拡大を狙う。

 5区は、自民古屋が先行。民主阿知波は都市部を中心に巻き返しを図る。

 《静岡》

 自民が全8選挙区のうち6選挙区で他候補に大きく差をつけて優勢。前回の結果と同様の構図に落ち着きつつある。

 1区は、自民上川が法相としての公務の合間に地元入りし街頭演説などで支持を集め、民主牧野や維新小池を突き放す。2区の自民井林は前職の実績を訴え、知名度不足が響いている民主松尾を圧倒している。

 3区は自民宮沢が大きく優勢。維新との統一候補となった民主小山は支持を広げられていない。4区は自民望月が環境相の成果を訴えて支持を広げており、民主田村は厳しい戦い。5区の民主細野は候補者の応援で地元を離れがちだが、独走。自民吉川は厳しい。

 6区は民主渡辺が、前回肉薄した自民勝俣を大きく離す。7区は自民城内が独走し、民主松本らを突き放す。8区は自民塩谷が維新源馬らを大きくリードしている。

2307チバQ:2014/12/11(木) 21:33:51
http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110011-n3.html
《愛知》

 前回、全15選挙区のうち13選挙区で勝利した自民に勢いがある。「王国」復活を期す民主は維新との選挙協力が整わないまま選挙戦に突入し、苦戦している。

 1区は、自民熊田が小まめに地域を回り、地元商工業者からの支持は強固。追う民主吉田は主婦層からの支持を集める。名古屋市長河村たかしが代表の地域政党「減税日本」から出馬した広沢は厳しい戦い。

 4区は、自民工藤が幅広い年代から支持を集めてややリード。維新牧は古巣の民主支持層にも食い込むが、民主刀禰と票の奪い合いでともに苦戦している。

 9区は、自民長坂が公明支持層にも浸透し先行、民主岡本が猛追する。

 公示直前に民主候補が比例代表に回った12区は、自民青山がリードし、維新重徳が追う。青山は街頭活動や個人演説会を重ねて支持拡大を進め、重徳は無党派層への浸透を図る。

 《三重》

 1区は、11選を目指す自民川崎が盤石。伊賀市などで民主支持層にも浸透している。維新松田は候補者調整で擁立を見送った民主の支持基盤・連合三重に浸透しきれず、維新支持層以外への広がりが課題。共産橋本は厳しい。

 2区は、文部科学相などを務めた民主中川が優勢。自民島田は自民、公明支持層をまとめるが、無党派層への浸透がみられない。共産中野は支持拡大に懸命。

 3区は、民主岡田が本人不在の選挙戦ながら抜群の知名度で支持層をほぼまとめ、自民支持層にも食い込む。自民嶋田、共産釜井は伸び悩んでいる。

 4区は、自民田村が優位な戦いを進め、共産松木は比例票の拡大を図る。5区は、比例代表の重複立候補を辞退して組織を引き締める自民三ツ矢が有利な情勢。民主藤田は苦戦し、共産内藤は党支持層以外の広がりがない。(敬称略)

2308チバQ:2014/12/11(木) 21:34:45
http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110013-n1.html
2014.12.11 10:05
【選挙区終盤情勢】
近畿 維新、おひざ元で先行許す





(1/6ページ)
 《滋賀》

 1区は、自民大岡と民主川端が激しく競り合う。大岡は保守層を手堅く固める。知名度で勝る川端は支持母体の連合滋賀をフル稼働させるとともに「反自民」票を取り込み、巻き返しを図る。

 2区は、自民上野が民主田島を一歩リード。上野は長浜市、田島は彦根市と、それぞれの地元を着実に固めており、残る米原市などの票がどちらに流れるかが勝敗のカギを握る。

 3区は、自民武村が優勢。解散間際に出馬を決めた民主小川は態勢が整っていない。小川の後援会長を務める前滋賀県知事の嘉田由紀子が応援に入り、無党派層の上積みを狙う。4区は、「反自民」票が民主や維新に割れ、地元企業などをまとめた自民武藤がやや先行。民主徳永は雇用や子育ての充実を訴え、浮動票を取り込む一方、維新岩永も小まめにスポット演説を行い支持を広げる。

 《京都》

 民主空白区となった1区は、自民伊吹が支持層をまとめて堅調な戦いぶり。共産穀田と維新田坂が追い上げを図っている。民主は候補擁立を見送ったが、田坂は民主支持層に浸透していない。2区は知名度の高い民主前原が先行。自民上中が粘り強く支持層を固めて追い上げている。

 混戦模様の3区は、前回激戦を繰り広げた自民宮崎と民主泉が今回も激しく競り合う展開。共産石村、6区から国替えした維新清水も巻き返しを図っている。4区は返り咲きを狙う民主北神が、前職の自民田中を追走している。

 5区は自民谷垣が党幹事長のため、地元入りはできていないが、高い知名度と実績を前面に押し出し、幅広い支持を集め圧倒している。民主小原は伸び悩んでおり、無党派層の支持獲得に躍起。6区は前回と同様、民主山井と自民安藤が激戦を繰り広げている。

 《大阪》

 前回12選挙区で勝利し、本拠地で圧倒的な強さを見せつけた維新が苦戦を強いられている。

 1区は自民大西と維新井上が接戦を展開。3区は公明佐藤が安定している。4区は自民中山が優位に立ち、維新吉村が追う。女性3人が争う7区は自民渡嘉敷がリード。8区は自民大塚が有利に戦いを進め、維新木下は伸び悩んでいる。

 10区は先行する民主辻元を、維新松浪と自民大隈が猛追。11区は自民佐藤と民主平野が競り合い、維新伊東が続く。12区は自民北川が頭一つ抜け出し、民主樽床が追いかける。13区は自民宗清が先を走り、次世代西野が巻き返しを図る。

 15区は自民竹本が維新浦野を一歩リード。16区は先行する公明北側を民主森山が追う。17区は維新馬場と自民岡下が互角の戦いをしている。19区は先行する自民谷川を維新丸山と民主長安が猛追している。

2309チバQ:2014/12/11(木) 21:35:11
 《兵庫》

 自民、公明が前回獲得した計10議席を死守する勢い。民主、維新はすみ分けを進めたが、厳しい戦い。

 1区は自民盛山が一歩リードし、維新井坂が激しく追う。

 2区は公明赤羽が組織戦で民主向山らを引き離す。3区は自民関が大きく抜け出し、維新新原、民主横畑らが追う展開。4区は保守地盤に支えられた自民藤井が独走。5区は、自民谷が民主支持層も取り込み安定した戦いを見せる。

 6区は自民大串が民主辻らを引き離している。7区は、自民山田が保守系無所属大前との間で予想された自民票分裂の影響も感じさせず大幅にリード。8区は公明中野が牙城を守りきる勢い。9区は自民西村、10区は自民渡海がそれぞれ安定した戦い。

 11区は民主松本を自民頭師らが追う。12区は、自民二階派の支援も受けた無所属山口が優位に立ち、自民県連が支持する無所属戸井田らは苦戦している。

《奈良》

 全4選挙区中、2、3、4区で自民がリードしている。

 1区は地元に張り付き街頭演説やミニ集会を小まめにこなす民主馬淵が優勢となっている。抜群の知名度が強みで、民主支持層や無党派層を手堅く固めた。自民小林は保守層への支持を広げる一方、無党派層への浸透が課題となっている。

 2区は総務相、自民高市が実績を押し出し、大きく水をあけて独走。生活中村は野党共闘を打ち出して追うが、伸び悩む。

 3区は、自民奥野が安定した支持を集めて抜け出している。維新栗原は無党派層の支持拡大に懸命で、一定の浸透をみせているが、出遅れが響き厳しい。

 4区は、自民田野瀬が父良太郎の支持基盤を固め堅調な戦いぶりをみせている。民主大西は懸命に追い上げを図るが、民主支持層のほかに十分な支持が広がっていない。

 《和歌山》

 1区は前回300票の僅差で敗れ雪辱を期す自民門が、今回も民主岸本と激しく競り合う。門は企業・団体などの支持を受けながら、個人演説会なども連日行い、自公支持層を確実に固めている。岸本は民主支持層に浸透し、党より個人を前面に出した活動をこなし、無党派層への食い込みを図る。

 2区は自民石田が自公の支持層を確実にまとめ、優位な戦い。無党派層の取り込みを狙い、街頭活動にも力を入れ、票の上積みを目指している。維新阪口は選挙区を自転車で精力的に回り、無党派層の掘り起こしに躍起。

 3区は自民二階が大きくリード。自公の支持層を固め、擁立を見送った維新支持層の取り込みも狙い、幅広い支持獲得を目指す。党総務会長として他選挙区の自民候補の応援のため本人はほとんど不在の中、陣営が精力的に活動している。(敬称略)

2310チバQ:2014/12/11(木) 21:35:46
http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110017-n1.html
2014.12.11 10:06
【選挙区終盤情勢】
中国 12選狙う平沼氏リード





(1/5ページ)
 《鳥取》

 1区は自民石破が抜群の知名度と強固な組織力で盤石。公示後、全国を応援で飛び回り選挙区に入っていないが、保守層の支持は固い。共産塚田は遊説を重ねて無党派層の取り込みを図るが、広がりを欠く。

 2区は自民赤沢が先行し民主湯原が追いかける。赤沢は過去2回、湯原との対決を制した強固な党組織を中心に保守層に浸透。演説会で政権の経済政策に理解を求め、無党派層にも支持拡大を図る。湯原は連合を軸に決起集会などで基礎票を固め、「反自民」票や女性票の取り込みに躍起。

 《島根》

 1、2区ともに自民が優位な戦い。野党は1区で民主、2区に社民の新人が出馬し、両県連が「共闘」態勢で追い上げに懸命だ。

 1区は、自民細田が厚い保守地盤を背景に組織力をフル稼働。参院議員や県議らの支援も受け安定した戦いぶり。民主和田はアベノミクスの弊害を訴え、保守層切り崩しを図るが、無党派層の支持を固めきれていない。2区は、自民竹下が不在がちながら、盤石な支持基盤で優位に組織戦を展開している。社民山本と共産向瀬は支持拡大を図るが、苦しい戦い。

 《岡山》

 1区は10選を狙う自民逢沢が知名度の高さで優位に戦いを進めている。出馬表明が遅れた維新高井は無党派層への支持拡大に懸命。2区は再選を目指す自民山下が先行するが、選挙区議席の奪還を目指す民主津村が追い上げ、激しい選挙戦を展開している。

 3区は次世代平沼が12選へ向けややリード。3回連続で比例復活の自民阿部が追う。4区は自民橋本が公明の手厚い支援を受け先行するが、民主柚木が猛追。5区は自民加藤が圧倒的な強さをみせ、共産美見に大きく水をあけている。

2311チバQ:2014/12/11(木) 21:36:06
 《広島》

 1区は8選を目指す外相の自民岸田が3新人を寄せ付けず盤石。2区は自民平口、3区は自民河井がリードしている。4区は支持層を着実に固めた自民中川を3区から国替えした次世代中丸が追う。5区は公示直前になって民主が出馬を断念。自民寺田が共産尾崎を圧倒する。7区も自民小林がリードを広げている。

 前回、県内で唯一自民が敗北した6区は、無所属亀井と前回比例復活の自民小島が横一線。13選を目指す亀井は今回、初めての無所属での出馬で、影響力の低下を指摘する声もある。

 《山口》

 首相のおひざ元で自民が4議席独占の勢い。

 1区は強固な保守層に支えられる党副総裁の自民高村が盤石。維新高邑は野党共闘を目指すが伸び悩んでいる。2区は県連会長を務める自民岸が安定した戦い。返り咲きを狙う民主平岡は無党派層の支持拡大などに奔走。3区も9選を目指す自民河村が大きくリード。4区は首相の自民安倍が圧倒している。前回同様、本人不在の選挙戦だが、夫人の昭恵が精力的に活動している。次点の約6倍を獲得した前回11万8696票を超える「圧勝」を目指す。(敬称略)

2312チバQ:2014/12/11(木) 21:37:07
http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110016-n1.html
2014.12.11 10:07
【選挙区終盤情勢】
四国 定数減で無党派層照準





(1/4ページ)
 《徳島》

 「0増5減」に伴う定数減で1、2区ともに新たな選挙区での戦い。

 1区は、自民後藤田が先行し、民主仁木が追う展開。後藤田、仁木は旧3区で4度対決し、いずれも後藤田が勝利している。両陣営とも大票田の徳島市での浸透と、無党派層の取り込みに懸命だ。共産古田は支持が広がっていない。2区は、9選を目指す自民山口が大きくリードする。支援組織を着実に固め、安定した戦いを見せている。共産久保は支持拡大に奔走するが苦戦を強いられている。

《香川》

 1区は自民平井が先行し、民主小川が追う。平井は支援組織の引き締めを図り自民支持層を固める。小川は精力的な街頭活動で無党派層への浸透に力を入れる。

 2区は民主玉木と自民瀬戸が横一線の戦い。玉木は戸別所得補償制度復活などの農業政策を訴え、保守層へも支持を広げる。瀬戸は連日党幹部らの応援も受け、自民、公明支持層の組織固めを進める。3区は自民大野が防衛庁長官を務めた父功統の地盤を守って優位に立ち、社民高田と共産土岐を引き離す。

 《愛媛》

 1区は、自民塩崎が自民、公明支持層をまとめ安定した戦いを見せる。民主永江は元アナウンサーの知名度を生かし、無党派層に浸透を図るなど追走する。

 2区は、10選を目指す自民村上が地盤を固め優位に立つ。公示直前に出馬表明した維新横山は知名度アップに懸命。無所属西岡は2年間の実績を訴えている。

 3区は、自民白石徹が自民支持層を着実にまとめてリードする。民主白石洋一は無党派層の取り込みに力を入れる。4区は、組織力に支えられた自民山本が先行。民主支持層への浸透を図る次世代桜内が追う。

《高知》

 「0増5減」で高知市を中心に県内を二分する新区割りとなったが、前回3選挙区で議席を独占した自民が新1、2区いずれも優位。1区は、自民中谷が高い知名度を生かし安定した戦い。民主大石は支持層をまとめたが、無党派層への浸透が課題。共産春名は昨年の参院選で党女性候補が善戦した勢いで追っている。2区は、自民山本が前回まで選挙区になかった高知市西部を重点的に回り、支持を固める。民主武内は街頭演説などに力を入れ、無党派層への食い込みに懸命だ。(敬称略)

2313チバQ:2014/12/11(木) 21:37:51
http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110019-n1.html

2014.12.11 10:08
【選挙区終盤情勢】
九州 政権批判票 野党食い合い





(1/8ページ)
 《福岡》

 自民が候補を擁立した10選挙区すべてで優位に立つ。民主と維新は県連レベルで推薦し合うが、厳しい戦い。

 1区は民主山本が公認争いによる自民分裂のすきを突いて先行。自民前職ながら無所属で出馬した井上と新開は巻き返しに懸命だ。

 2区は自民鬼木がリードし、民主稲富が追う。3区は自民古賀が安定。4区は自民宮内が先行し、維新河野が浮動票の取り込みを狙う。自民は共産新人と一騎打ちの6区鳩山、7区藤丸、8区麻生が独走。11区も自民武田が抜け出した。
《佐賀》

 1区は自民岩田が一歩リードし、民主原口が追う展開。厚い保守地盤に支えられる岩田は組織力を生かし、大票田の佐賀市などで優位に立つ。元総務相で知名度と実績を持つ原口は無党派層の支持拡大がカギを握りそうだ。

 2区は自民古川が前知事の高い知名度を生かし優勢。「0増5減」で選挙区が広くなったが、旧3区で当選を続けた元自治相の保利耕輔の地盤を中心に支持固めを進める。前回比例復活の民主大串は支持の広がりを欠く。


《長崎》

 1区は3選を狙う自民冨岡が幅広い世代の支持を集めややリード。9選を目指す民主高木は労組を中心に組織票を固め、懸命に追う。

 2区は自民加藤が農業団体を中心に手堅く支援組織を固め、優位に戦いを進めている。民主大久保は伸び悩んでいる。3区は5選を目指す自民谷川が盤石。5人が争う4区は6選を狙う自民北村が安定感を増している。民主宮島は保守層への食い込みを強化するが、支持は広がっていない。

 《熊本》

 民主が全県で候補者擁立を断念し、自民が3選挙区で優位に立つ。1区は自民木原と維新松野が接戦。木原は自民支持層に加え、公明支持層も固める。松野は県連の支持を受ける古巣の民主支持層もまとめ、野党共闘で浸透を図る。

 2区は自民野田が幅広い支持を集め、3区も自民坂本が盤石。4区は、自民、民主の公認候補がいない異例の選挙区。自民県議が担ぐ次世代園田が安定した戦い。5区は自民金子が大きくリードしている。

2314チバQ:2014/12/11(木) 21:38:22
《大分》

 1区は再選を目指す自民穴見がリードし、雪辱を期す民主吉良が追う展開。穴見は公明票をおさえ、保守票の上積みを図る。社民の後押しを受ける吉良は政権批判票の結集に奔走するなど巻き返しに懸命だ。

 2区は自民衛藤が選挙区内でまんべんなく浸透し安定した戦い。前回比例復活した社民吉川は労組票を中心に支持拡大を図るが、苦戦を強いられている。

 3区は7選を狙う自民岩屋が足場を固め大きくリードしている。民主浦野は支持に広がりを欠き厳しい。

《宮崎》

 自民が前回に引き続き全3選挙区を独占する勢い。1区は自民武井が公明支持層もまとめ優位。維新外山は無党派層への浸透を図るが、思うように支持は広がっていない。民主村尾は知名度不足が否めず、厳しい。

 2区は5選を目指す自民江藤が無党派層にも浸透して安定した戦いを見せる。共産吉田は政権批判票の取り込みを狙うが、伸び悩んでいる。3区は自民古川が強固な後援会組織と知名度を背景に幅広く支持を集め盤石。共産来住は他党の支持層に浸透できていない。

 《鹿児島》

 1区は、自民保岡が幅広い年代の支持を取り込み先行する。民主川内と維新山之内は野党競合で政権批判票を食い合い苦戦。2区は、自民金子が共産祝迫に大きく水をあけている。

 3区は、前回、国民新公認で当選した無所属野間と自民宮路が横一線の戦い。野間は民主、維新支持層にも食い込み支持を拡大。宮路は父親の地盤を引き継いだが、自民支持層をまとめきれていない。4区は、無党派層の支持でも優位な自民小里が、社民野呂らを突き放す。5区は、自民森山が安定した戦いぶり。

 《沖縄》

 三つどもえの1区は自民国場が一歩リードし、街宣で浮動票を開拓。赤嶺は共産色を弱めて支持拡大を狙う。維新下地は出遅れた。

 一騎打ちの2区は社民照屋が一部保守層にも食い込み、安定した戦い。自民宮崎は会合などで丁寧に政策を訴え、追い上げを図る。

 3区は生活玉城が優位に選挙戦を進め、無党派層にも支持を広げる。自民比嘉は推薦を得た公明の支持層を固め、巻き返しを期す。

 4区は知名度を強みに自民西銘がやや優勢な展開。追う無所属仲里は新知事の翁長雄志の支援を受けて知名度アップに躍起だ。(敬称略)

2315チバQ:2014/12/11(木) 21:57:31
http://www.asahi.com/articles/ASGD943HWGD9OIPE014.html
「地方創生」過疎地の嘆き 政策見えない、候補者来ない
岡戸佑樹、増田勇介2014年12月11日17時42分
]
 安倍政権が打ち出した地方創生。疲弊する地方の活性化策を訴えるが、衆院選で議論は低調のままだ。過疎に悩む山村や離島を訪ねた。

■未成年のいない集落

 国指定の重要無形民俗文化財「花祭」が伝わる、愛知県東栄町の足込(あしこめ)地区。山間地に約100人が暮らすが、子どもは一人もいない。

 「小学校がなくなって子どももいなくなって。地域の元気が失われていく気がして、寂しいね」。区長を務める井筒賢二さん(68)は話す。かつてあった小学校は、1990年に閉校。この春、高校を卒業した2人が離れたことで、地区から未成年がいなくなった。

 町は2年前、改修した空き家を貸す事業を始めた。これまで5世帯24人が移り住んだが、すべて足込以外の地域だ。町の企画課長として移住政策に取り組み、足込に住む伊藤克明さん(56)は言う。「祭りは子どもがいるからこそ盛大にやってこれた。若い世帯に来てもらい、何とか伝統をつないでいかないと」

2316チバQ:2014/12/11(木) 21:58:09
http://www.asahi.com/articles/ASGD93G78GD9PTIL006.html
公明と共産の一騎打ち、関西の3選挙区 有権者に戸惑い
西山良太、山中由睦、上田真由美2014年12月11日13時13分
 突然の衆院解散・総選挙で候補者がそろわず、全国295の選挙区で少数対決が目立っている。とりわけ大阪、兵庫の計3選挙区では、公明党と共産党による一騎打ちの構図が生まれた。こうした構図は、現行の小選挙区比例代表並立制のもとでは初めて。両党の陣営は支持層以外への働きかけを強めるが、有権者には戸惑いもにじむ。

特集:2014衆院選
 大阪市南西部の大正、住吉、住之江、西成の各区が入る大阪3区は、公明前職の佐藤茂樹氏(55)と共産新顔の渡部結氏(33)の2人が対決する。

 公示直後の4日、西成区役所前。自民党総裁の安倍晋三首相が「自民、公明の統一候補だ」と叫び、自民推薦候補の佐藤氏の手を高々と掲げた。見守っていた陣営幹部は「保守層に深く浸透できたはずだ」と語る。佐藤氏の選挙ビラには、首相の顔写真が「佐藤さんと一緒に」という吹き出し付きで載っている。

 公示翌日の3日、住之江、西成両区境にある市営地下鉄玉出駅前。共産党の山下芳生書記局長は「3党合意で消費増税を進めた自民、公明、民主の責任は極めて重い」と訴え、維新の党についても「自民の応援団。大阪から退場の審判を下そう」と指弾した。渡部氏の陣営は他の主要政党をまとめて批判する戦略だ。

 「常勝関西」を誇る近畿の中でも大阪3区は公明党が国政に進出した際の拠点があり、「源流の地」と位置づけられている。現行制度になった1996年以降、過去6回は毎回3〜4人の候補が争い、民主党が政権交代を果たした2009年以外は公明党(新進党時代を含む)が議席を守ってきた。今回、維新の橋下徹代表が立候補を検討したが見送り。4回続けて公明、共産両党と戦った民主党も擁立しなかった。

 淀川区など大阪市北部の大阪5区では、公明前職の国重徹氏(40)と共産新顔の石井美鈴氏(50)がぶつかる。国重氏の陣営は、公示前まで首相と握手したポスターを自民党支持者の家に貼っていた。一方、石井陣営は民主党に近い労働組合にも足を運ぶ。「協力」は取り付けられなかったが、パンフレットは受け取ってもらっているという。

 ほかに兵庫県尼崎市の兵庫8区も公明、共産両党の候補者だけが激突する。

 公明党は自民党支持層の取り込みを目指し、共産党は政権批判票の「受け皿」として存在感を発揮したい思惑がある。だが、衆院の公示前勢力では自民1強体制の中で第4、第6政党にとどまる。他党の支持層や無党派層は分厚く、投票所で公認候補の名前を書いてもらうのは難題だ。

 前回の12年衆院選では、大阪府内の小選挙区で白票も含めた無効票の割合は4・6%。ただ、公明、共産両党に民主党も加えた三つどもえになった大阪3区と5区はともに10%超と突出した。公明陣営の関係者は「(維新などの)第三極ブームの中で受け皿になりきれなかった」と振り返る。

 有権者は複雑だ。

 西成区に住む無職男性(66)は「公明党は自民党にすり寄りすぎ。共産党も公約を実現できるか疑問だ。維新や民主党はなぜ静観したのか」とこぼす。淀川区の会社員女性(35)は投票先に悩んでいる。「真剣に選びたいが、あまりに選択肢が少なすぎる」(西山良太、山中由睦、上田真由美)

     ◇

 《加藤秀治郎・東洋大教授(政治学)の話》 与党と共産党が一騎打ちになる構図が増えたことは、野党の準備不足の表れだ。野党は再編にもたつきすぎた。有権者に選択肢を与えるのが役割なのに、民主党は前回の大敗をひきずり、維新の党も勢いがなく、擁立段階で萎縮してしまった。このタイミングで衆院を解散した安倍晋三首相の思惑通りでもある。特に「公・共対決区」は今回の象徴的選挙区と言えるだろう。

2317チバQ:2014/12/11(木) 22:02:27
本文「坂本」になってるけど本当は坂元
坂元大輔
http://www.narinari.com/Nd/20141229240.html
偽デーモン小暮の選挙応援謝罪、次世代の党候補の選挙活動に閣下怒る。
2014/12/11 18:13 Written by Narinari.com編集部
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広島7区から立候補している次世代の党・坂本大輔候補が12月11日、タレントのデーモン小暮閣下の“ニセモノ”を選挙活動に参加させ、問題となっていた件について、自身のTwitterアカウントで謝罪した。


この問題は、10日午後、坂本候補の選挙カーに閣下風の人物が乗り込み、手を振っている写真がTwitterに投稿され、発覚したもの。少し離れた場所から撮られたその写真は、何も知らない人が見れば、デーモン小暮閣下本人と誤認してもおかしくないレベルの“ニセモノ”だ。

その事実を知った閣下は、公式ブログで「吾輩は、今回の衆議院議員選挙において、どこかの候補者の選挙カーに乗るようなことはしていない。吾輩には無断で行われた」と、本人ではないことを明言。

さらに「吾輩のところには『○○さんを支援しているのですか?』という問い合わせがたくさん来ている」「その人物の事務所にこの件で問い合わせをすると電話口の相手は、『何が悪いんですか?』という対応をした。不快で迷惑な話だ」「今後のあらゆる喧伝活動(本日も含める)において再び同じようなことが起こった場合、必ず『それなりの措置』を講じる所存である。首を洗って待っていてもらいたい」と怒りをつづっていた。

こうした事態を受け、坂本候補はTwitterを更新。「【12/10(水)街頭演説の件で】私の支援者が『デーモン閣下』のコスプレをして街宣活動に参加した件で、ご本人はじめ関係者の方々にご迷惑をおかけしたこと心からお詫び致します。ご本人ではないと告知しておりましたが、大変軽率な判断だったと深く反省しております」と謝罪した。

そして「ご本人への直接謝罪を含め、今後の対応については関係者と協議しております」としている。

2318チバQ:2014/12/11(木) 22:04:45
http://www.asahi.com/articles/ASGDB4CJ6GDBULZU006.html
民主幹部、地元で必死の防戦 自民攻勢、首相ら応援続々
河原夏季 河村克兵2014年12月11日15時40分
 14日投開票の衆院選で、民主党の幹部が激戦を繰り広げている。公示後は応援で全国行脚してきたが、ここに来て地元に入る時間を増やし始めた。自民は「最重点区」と位置付け、安倍晋三首相らが揺さぶりをかける。

■自民、合言葉は「大宮に立ち寄れ」

 「なんといっても相手は幹事長。演説は冴(さ)えるが、果たして結果が出たのか」

 9日、さいたま市のJR大宮駅前に立った安倍晋三首相は、埼玉5区の自民前職、牧原秀樹氏(43)の横で熱弁をふるった。8選をめざす民主党幹事長、枝野幸男氏(50)との接戦を意識し、「横一線」と4回繰り返した。

 5区は枝野氏が21年にわたり守ってきた地盤。前回選挙で、牧原氏は枝野氏に9400票差まで迫った。

 自民は今回、5区を「最重点区」に指定した。「大宮に立ち寄れ」が合言葉。公示前後から菅義偉官房長官や石破茂地方創生相らを投入。牧原陣営は4度目の挑戦で「今度こそ大金星を」と士気が上がる。

 首相は自身のフェイスブックで「是非皆様のご協力をお願い致します」とSNSで牧原氏への支持を拡散するよう呼びかける入れ込みようだ。

 枝野陣営の危機感はかつてなく高い。報道各社の序盤調査で自民優勢が伝えられると、地元入りの日程を増やした。

 「おはようございます。枝野本人です」。11日早朝、枝野氏は京都へ遊説に向かう前に大宮駅前で30分、頭を下げ続けた。

 8、10日も全国遊説に出かける前の早朝、駅頭に立った。演説では「雇用が増えたといばっているが、正社員の数は減っている」と政権批判に力を入れる。

 岡田克也代表代行や蓮舫参院議員らの応援も積極的に受け入れる。過去7回の選挙にはなかった光景だ。「党本部の危機感の表れ」と陣営も気をもむ。

 共産新顔の山本悠子氏(62)は、原発再稼働ストップなどを訴えている。(河原夏季)

■民主・海江田氏、最終盤の地元入りを相談

 「久しぶりです」。東京1区の民主前職、海江田万里氏(65)は9日、新宿区の下落合駅前でマイクを握った。公示8日目にして、自分の選挙区に初めて丸1日張り付いた。「安倍政権にノーと言える勢力をつくりたい」。港区へ選挙カーを走らせ、街頭で訴えた。

 公示後、党代表として北海道や九州を回る。陣営幹部は「本人不在の初の選挙。本人の握手で票を増やす時間がない」と焦る。過去6回の衆院選で、小選挙区では3勝3敗。最終盤も地元入りできるよう党本部と相談し始めた。

 前回、海江田氏に約1100票差で競り勝った自民前職の山田美樹氏(40)は「絶対に東京1区を野党に渡してはならない」と訴える。公示前に安倍晋三首相や菅義偉官房長官が入り、公示後も谷垣禎一幹事長らが駆けつけた。自民都連は、安倍首相の再度の選挙区入りを調整している。

 共産新顔の冨田直樹氏(38)は集団的自衛権行使反対などを掲げ、次世代新顔の渡辺徹氏(36)は規制緩和などを訴える。諸派新顔の又吉光雄氏(70)、無所属新顔の野崎孝信氏(27)も立候補している。(河村克兵)

2319チバQ:2014/12/11(木) 22:06:07
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141211/plt1412111140001-n1.htm
【激突!!師走決戦】ピンチの海江田氏、反安倍絶叫 自民大物の“工作”に「嫌がらせだ」 東京1区 (1/2ページ)
2014.12.11


《表の見方》 △は「優勢」、▼は「あと一息」。(本紙分析)。※自=自民党、民=民主党、共=共産党、次=次世代の党、諸=諸派、無=無所属【拡大】


 民主党の海江田万里代表が、絶体絶命のピンチに立たされている。野党第1党のトップとして負けられない戦いだが、自民党前職に先行されているのだ。安倍晋三首相(自民党総裁)ら与党幹部が「敵将討ち取りのチャンス」とばかり、続々と選挙区入りする現状に、「嫌がらせだ」と弱音も。寒空の下、絶叫演説で反転攻勢を図ろうとしているが…。

 「自民党に負けちゃダメだ。安倍さんに負けちゃダメだ。こういう声を多くの方々から頂きました。ぜひ、この声をさらに大きくしていかなければいけない」

 赤いダウンジャケットを着こんだ海江田氏は9日午後、JR品川駅前(東京都港区)でこう訴えた。党代表として民主党候補を応援するために全国を飛び回っているが、過密日程を押してでも地元入りしたのは強い危機感の表れだ。

 前回の2012年衆院選では、自民党新人だった山田美樹氏に1134票差で敗れ、比例復活で救われた。今回も“宿敵”に先行を許す苦しい展開となっており、「時間を見つけては、早朝に選挙区内の駅前でゲリラ的に街頭演説を繰り返している」(事務所関係者)。

 9日午後の演説では、投開票前の心境について「まな板の上の鯉」と、弱気とも、負け覚悟とも取れる発言もあったが、約5時間後、JR四ツ谷駅前(新宿区)に現れたときには、テンションを一変させていた。

 集まった約300人の聴衆の拍手や声援に勇気づけられたのか、「私の心は燃えています。ちっとも寒さを感じません。ものすごくやる気になっています!」と絶叫調で語りかけ、「海江田万里、極めて元気であります。意気軒高であります」「安倍政権の暴走を許さない! 横暴を許さない!」などと戦闘モードをアピールしたのだ。

 ただ、「寒くない」という言葉とは裏腹に、ダウンジャケットを決して脱がないチグハグさも見せた。そして、「1票は比例区で民主党と、1票は海江田万里とお書きいただきたい」と哀願するように訴えていた。

 自民党では公示前から、安倍首相をはじめ、菅義偉官房長官、谷垣禎一幹事長、かつて東京1区を地盤としていた与謝野馨元財務相ら幹部や有力者が続々と山田氏の応援に入る“頂上作戦”を展開している。批判ばかりで具体的な対案を示さない民主党代表の追い落としを狙っている。

 演説終了後、記者団の取材に応じた海江田氏は、自民党のこうした選挙戦略について、「あんなのは戦略とはいえない。嫌がらせですよ」と吐き捨てた。厳しい選挙戦を「戦いはいつも厳しい。楽な戦いなんて1回もない」とも語っていたが、勝算はあるのか。 (安里洋輔)

2320チバQ:2014/12/11(木) 22:07:51
http://www.asahi.com/articles/DA3S11500782.html
(2014衆院選)民・維、砂上の一本化 愛知12区・山梨1区
2014年12月11日05時00分
■愛知12区 連合反発「地域の実情無視」

 「自民党は政治家や官僚に甘い。民主党政権の方が、生活者の感覚に寄り添っていた」

 愛知12区の維新前職、重徳和彦氏は8日昼、愛知県岡崎市で選挙カーから訴えた。民主支持層を意識し、そばでは「野党統一候補」「維新 民主 一本化」と記された旗がはためく。

 だが「一本化」の実態は――。公示前日の今月1日、同区で選挙準備を進めていた民主前職、中根康浩氏のもとを野党間の選挙区調整を担当する同党の岡田克也代表代行が訪れた。

 「ここで民主が譲らなければ、今までの野党間調整はすべて白紙になる」

 岡田氏は中根氏に、同区で立候補せず、比例東海ブロックへの転出を求めた。前回衆院選は自民新顔の青山周平氏が当選したが、2位の中根氏、3位の重徳氏の合計得票は青山氏を大きく上回った。

 今回、野党第1党の民主と第2党の維新は、選挙区での共倒れを避けようと調整。30ほどあった競合区は21まで減った。

 中根氏は比例区転出を受け入れたが、「この選挙区は民主に一本化してこそ効果が出る」と納得していない。同区内は自動車産業が盛んで、高い集票力を誇る連合愛知の動向が勝敗のカギを握る。連合は「地域の実情を無視した決定だ」と反発。自主投票を決めた。

 火に油を注ぐ出来事もあった。維新の橋下徹共同代表は3日、同市内の演説で「民主党は自分たちの給料カットも、議員削減もやらなかった。身を切る改革は絶対できない」と民主批判を展開。「融合」への糸口は見つからない。重徳氏は「これでは何のための一本化か」とため息をつく。

 重徳氏の演説を7日に聞いた同市の猪股文子さん(70)は「民主が出ないのは驚いた。選ぶ側としては、いろんな党から出た方がいいと思う」と話す。

 一方、青山氏の選対幹部は8日、決起集会で「敵は野合した。油断も隙も無い」と批判した。

 同区では共産新顔の牧野次郎氏も議席獲得を目指している。

 ◇愛知12区の候補者(届け出順)

牧野次郎 56 党地区常任委員  共新

重徳和彦 43 〈元〉総務省職員 維前(1)[比]

青山周平 37 〈元〉幼稚園長  自前(1)[比]

2321チバQ:2014/12/11(木) 22:08:08
■山梨1区 「存在感示すため」割り切り

 山梨県昭和町で6日にあった山梨1区の民主前職、中島克仁氏の個人演説会。維新の甲府市議が訴えた。

 「自民党をストップさせないといけない。維新は中島さんを支持させていただくことになった。もう一回、国会に送ろうじゃないですか」。大きな拍手。民主、維新の「雪解け」の演出は上々に終わった。

 同区では中島氏と維新前職で当選7回の小沢鋭仁国会議員団幹事長が競合していた。だが公示前日、急きょ小沢氏の比例近畿ブロックへの転出が決まった。

 小沢氏は「橋下共同代表から提案があった。断腸の極みだが、野党共闘の観点からは大いなる効果がある」と表明。民主の県連顧問、輿石東参院副議長は、維新の県総支部代表代行、小野次郎幹事長代理と協議し、公示当日に維新が中島氏を支持することを決定した。

 小野氏は「維新の支持者には民主支援に抵抗がある人もいるが、当選に向け側面支援になると判断した」。すでに支持者に中島氏への支持を訴えていた。

 中島氏の演説会に参加した笛吹市の団体役員の男性(57)は「自民に勝つためには野党が結集するしかない」と理解を示す。

 一方、こうした選挙区での協力は、「打倒自民」で一致した急ごしらえで、選挙後の両党の連携につながるかは不透明だ。両党は11月、共闘の環境作りのため、国会議員の定数削減や地方分権など5項目の共通政策を発表。だが原発や集団的自衛権の行使容認などには踏み込まなかった。

 連合山梨の幹部は「(反労組の)維新と政策で一致するわけがない。非自民でまとまっているだけだ」と打ち明ける。維新幹部も「民主の選挙を通じて維新の存在感を打ち出すことが目的」と割り切る。

 中島氏の演説会から2時間後、同じ建物で自民前職の宮川典子氏が「民主にこの山梨1区の議席を明け渡すわけにはいかない」と演説。

 共産新顔、遠藤昭子氏の陣営は「民主、維新の共闘で自共対決がより鮮明になった」と意気込む。

 (相原亮、渡辺哲哉)

 ◇山梨1区の候補者(届け出順)

中島克仁 47 診療所院長     民前(1)[比]

遠藤昭子 63 党地区副委員長   共新   [比]

宮川典子 35 〈元〉私立中高教諭 自前(1)[比]

2322チバQ:2014/12/11(木) 22:08:45
http://www.asahi.com/articles/DA3S11492417.html?iref=reca
(2014衆院選)北海道1区・愛知5区 民主、かつての「王国」は今
2014年12月6日05時00分
 ■北海道1区 有権者の厳しい目「残る」

 かつての「王国」にも危機感が迫る。今冬一番の冷え込みだった5日早朝。札幌市中央区の駅前で、北海道1区の民主前職・横路孝弘氏はマイクを握った。

 「北海道の私たちにとって、ガソリンと灯油はなくてはならないもの。なのに円安で値段は下がらない。アベノミクスは失敗した」

 北海道知事や衆院議長を歴任した横路氏だが、前回は猛烈な逆風が吹き、約6千票差で自民新顔の船橋利実氏に敗れた。選挙区での敗北は初めてで、比例区で復活当選したものの、民主党は道内12選挙区で全敗。09年の11勝から一変した。

 5日に北海道入りした民主党の海江田万里代表は「北海道は民主党の金城湯池」と述べ、横路氏の勝利が「民主王国」の復活につながるとみる。

 当選11回を重ねる横路氏の陣営は「相手は船橋氏個人ではない。自民党だ」とし、地方に恩恵が薄いと言われるアベノミクス批判に力点を置く。前回は争った鈴木宗男氏が率いる地域政党「新党大地」と協力し、鈴木氏や歌手・松山千春氏の応援も調整している。

 北海道は9月の消費者物価指数が105と、全国平均の103・5を上回る。北海道電力は今年11月に再値上げをした。11月の灯油の平均価格は1リットルあたり約102円。最近少し値下がりしたが、2年前より12円も高い。

 横路氏は「有権者の反応は悪くない」と話すが、支援する連合北海道幹部は「難しいのは、アベノミクスが道半ばなのか、失策なのか。我々は失策と言っているが、有権者はまだ判別がついていない」。

 別の不安要素もある。この日、横路氏が演説したスーパーに来た同市のパート高橋敬子さん(70)は「アベノミクス効果があるかよく分からない」と言う一方、民主党について「前回選挙から2年しか経っておらず、若干不安はある」。有権者の厳しい見方について、横路氏は「少し残っている」と認めつつ、「民主にお灸(きゅう)を据えすぎたと思っているのではないか」とも期待する。

 一方、自民党の船橋氏の陣営は「相手は民主党ではない。知名度の高い横路氏だ」と強調する。

 5日夕、同市中心部に安倍晋三首相を迎えた船橋氏は「札幌の景気を良くする。札幌の雇用を増やす。新しい政治の流れを止めるわけにいかない」と訴えた。安倍氏は「2年前、横綱から見事金星を挙げた。この町を変えようという皆さんの思いが強くあった」と称賛。さらに「北海道では高卒の就職内定率が13%上がった」と、アベノミクスの実績を紹介した。円安対策にも言及。今後、船橋氏のもとには麻生太郎財務相ら幹部が応援に入る。両陣営が注目するのは、2年前に維新と大地の候補者が得た計9万票の行方だ。

 問われているのはアベノミクスか、政権運営能力か。同区では、共産新顔の野呂田博之氏も「円安などで経済が落ち込んでいる」と訴え、取り込みを図る。他に無所属の飯田佳宏氏も立候補している。

 ◇北海道1区の候補者(届け出順)

横路孝弘  73 〈元〉衆院議長   民前(11)[比]

野呂田博之 56 党道委員      共新

船橋利実  54 〈元〉道議     自前(1) [比]

飯田佳宏  41 〈元〉衆院議員秘書 無新

2323チバQ:2014/12/11(木) 22:09:01
■愛知5区 応援要請断り地元に集中

 「王国の危機感」は西にも広がる。3日午後、名古屋市中川区の下町にあるスーパーで、民主前職で前衆院副議長の赤松広隆氏はアベノミクスを批判した。「このスーパーが安くても、パンやバターの値段がどんどん上がっている」

 2年前、名古屋市のターミナル・JR名古屋駅を抱える愛知5区で、赤松氏は自民新顔に競り負けた。労働組合の集票力を背景に西の「民主王国」と言われた愛知県全体でも09年の15選挙区全勝から一転、2勝だけ。今回、赤松氏は仲間からの応援要請をすべて断り、地元に張り付く。

 一方の自民党。同日夕の名古屋駅前での街頭演説に菅義偉官房長官が応援に。2期目を狙う自民前職の神田憲次氏は声を張り上げた。「名古屋に垂れ込めていた暗雲を取り払ったのがアベノミクスだ」

 製造業の盛んな愛知県は、円安の風に乗り、景気は好調。10月の有効求人倍率は、全国2位の1・50倍。高卒の就職内定率は10月末時点で86%で、内定者数の伸び率は過去10年で2番目だ。トヨタは15年3月期の純利益が過去最高の2兆円に達する見込み。駅の周囲は2027年のリニア中央新幹線開業をにらみ、開発ラッシュに沸く。

 こうした地域事情は、赤松氏のアベノミクス批判にも影響する。トヨタ系の企業に勤める人も少なくないため、赤松氏は「大企業優遇ばかりを指摘するわけにいかない」(陣営幹部)。このため円安による物価高などに焦点を当てる。このほか、共産新顔の藤井博樹氏、次世代の安田庄一氏も議席をうかがう。(相原亮)

 ◇愛知5区の候補者(届け出順)

藤井博樹 37 党准県委員     共新

赤松広隆 66 〈元〉衆院副議長  民前(8)[比]

神田憲次 51 税理士       自前(1)[比]

安田庄一 47 貿易会社顧問    次新   [比]

2324チバQ:2014/12/11(木) 22:11:42
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141211_21025.html
<衆院選>選挙区独占へ 自民が1区援護に力

 衆院選で、青森県内の自民党候補者らが青森1区の援護に力を注いでいる。県内1〜4区で再び独占状態を築こうと、支援の態勢を敷く。圧勝することで他党の勢力を抑え、来年4月に控える県議選、6月の知事選に向けて勢いを付けようと懸命だ。

 防衛相で2区の前議員江渡聡徳候補(59)が10日、1区の前議員津島淳候補(48)を応援するため五所川原市に入った。江渡氏は「温かいご支援を賜りたい」と有権者らに訴えた。重責を担い、なかなか地元の選挙区に入れないが、全区制覇を目指し労を惜しまない。

 選対本部長として全員当選を掲げる3区の前議員大島理森候補(68)も衆院解散直後の11月23日、青森市の繁華街でマイクを握った。演説後、津島氏に耳打ちした。「集まった人と握手したか」。より多くの市民に接するよう助言した。

 県連幹部は「当選はまだ1回。無党派層が多く自民候補が対立候補に敗れる1区現象が起きかねない地域だからこそ、バックアップは必要だ」と説明する。
 民主党が大勝し、政権交代した2009年の前々回、自民は県内で1区のみ議席を逃した。津島氏は今回、「一般的に、2期目は大変厳しい選挙になると言われている」と自認する。1区に勢力を集中する自民の方針は、解散風が吹き始めた当初から定まっていた。

 4選出馬表明のタイミングを計っていた三村申吾知事は11月13日、東京都内で県選出の党国会議員7人と会談し、支援を求めた。三村氏はこの際、衆院選があった場合は1区の応援に力を入れるよう要請されている。
 その三村氏は6、7日、1区内を回り、与党候補への支持を求めた。県連幹部は「対立候補の比例復活を許さず、巻き返す力をそいでおけば統一地方選、知事選でも優位に戦える」と解説する。

 共助の仕組みが張り巡らされた自民の組織力に立ち向かう維新新人升田世喜男候補(57)の陣営は「巨大な象を倒すには非自民の結集しかない」と強調。民主、社民両党と連合青森の協力を得て票の上積みを図る。

 共産新人の吉俣洋候補(40)は支援組織を回り、きめ細かい街頭演説で消費税増税の中止などを訴えている。

【青森1区立候補者】
津島淳48☆自(額)前(1)
吉俣洋40 共 新 
升田世喜男57☆維 新 


2014年12月11日木曜日

2325チバQ:2014/12/11(木) 22:12:16
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141211_04.html
<衆院選>達増流一変、全方位 小沢氏と一線?


「いわて復興塾」後の懇談会で乾杯する達増知事=7日、盛岡市のホテル
◎岩手県知事選へ「県民党」色濃く

 達増拓也岩手県知事が衆院選をめぐり、沈黙を保っている。過去の国政選挙では一貫して小沢一郎生活の党代表が率いた政党を支援してきたが、今回は動いていない。衆院解散直前、来年秋に予定される知事選に3選立候補する意向を表明。政党と一線を画す「県民党」を掲げた。自身の立ち位置をめぐる駆け引きに、機先を制する狙いにも映る。

 4日の県議会12月定例会一般質問で、自民党県議が「知事は県民党をうたうが、実態は違うのではないか」とただした。
 達増知事は「二十数年ぶりに国政選挙の公示日に選挙活動をしなかった。党派に関係なく対応している」と答弁。自民党陣営から第一声に招かれたことも明かし「都合がつかないというメッセージを送り、読まれたと聞いている」と全方位を強調した。
 知事は過去の国政選挙で「親は裏切れない」と小沢氏と行動を共にしてきた。今回は180度転換とも取れる県民党を掲げ、距離を置いた形だ。
 10日の定例記者会見でも「誰かの応援マイクを持つとか、選挙運動する予定はないし、するつもりもない」と強調。「(岩手選出の)前議員8人以上に増えればいい」とも語った。
 候補者と握手する場面があったのは公示前の11月29日だけ。2区に立った生活前議員の政治資金パーティーに出席し、エールを送った。知事は「解散前から決まっていた親睦の会。普段から公明党のパーティーにも招かれ出ている。都合がつけば出る」とあくまで中立をにじませる。
 小沢氏は6、7日に地元の岩手4区に入ったが、知事が動くことはなかった。代わりに花巻市内の街頭演説では、聴衆の中に知事の妻陽子さんの姿があった。「達増です。よろしくお願いします」と小沢氏への支持を呼び掛けた。
 翌7日、知事が塾長の勉強会「いわて復興塾」の最終回があった。終了後の懇親会には支持者を含む約120人が参加。中締め役が知事を壇上に招き「頑張ろう」コールを仕切る一幕もあった。
 表看板を「県民党」に掛け替えた達増流。衆院選を経て県政界の潮流変化にどう対応するかも焦点となる。


2014年12月11日木曜日

2326チバQ:2014/12/11(木) 22:13:24
http://www.kahoku.co.jp/special/spe1150/20141211_01.html
<衆院選>山形2区 民VS自 総力戦の様相


「アベノミクス効果を山形に広げる」と訴えた稲田氏=9日、米沢市

「アベノミクスは格差を広げる」と批判する野田氏=9日、米沢市
 衆院選(14日投開票)山形2区は自民、民主両党の前議員が競り合ったまま最終盤を迎え、党を挙げた総力戦の様相を呈してきた。連日、両党の幹部が応援に駆け付け、大票田の米沢市を中心にてこ入れする。「小選挙区で勝つ」が至上命令の両陣営。雪が降り積もる極寒の地で、負けられない戦いが熱を帯びる。

◎鈴木陣営「負けない」意気込む/近藤陣営「首相の暴走止める」

 米沢市中心部、上杉神社に隣接した伝国の杜。9日夜、自民党前議員鈴木憲和候補(32)の個人演説会で、稲田朋美党政調会長が声を張った。
 「アベノミクス効果が山形でも実感できるよう取り組む。民主も威信を懸けて戦っており、負けるわけにはいかない」

 前回2012年、鈴木氏は10万票を獲得し初陣を飾った。だが、民主党への大逆風が吹いた選挙で、同党前議員の近藤洋介候補(49)に1万8000票差まで迫られ、比例東北で復活を許した。
 自民は「今回が勝負の選挙」と意気込む。公示翌日の3日、谷垣禎一党幹事長が寒河江市に入り、4日は小泉進次郎復興政務官が尾花沢市に駆け付け、ふぶく街頭で「党の顔」が支持を訴えた。全国的に自民の優勢が伝えられる中、鈴木氏が激戦を余儀なくされた要因は、農家を直撃した米価下落にほかならない。
 遠藤利明党県連会長は8日、選挙協力する公明党比例候補を伴い、2区を駆け巡った。村山市では農業者を集め、鈴木氏に代わり、与党の米価安定策を丁寧に説明した。
 「私はこんな所で、2回目(の選挙)で負けてなんかいられない」

 鈴木氏は8日夜、尾花沢市の個人演説会で悲壮感を漂わせた。「アベノミクスがどうこう…。そんな事はもうどうでもいい。前回の10万票が増えるか減るかの戦いだ」と感情をむき出しにした。

 対する近藤氏。9日夜、伝国の杜から約1.5キロのホールで、鈴木氏と時同じく総決起大会を開いた。応援に駆け付けたのは野田佳彦前首相だ。
 「大企業と中小企業の格差を広げるのがアベノミクスの本質。上から目線の自民か、国民生活を下支えする民主か。立ち位置は決定的に違う」

 前回の雪辱に燃える近藤氏。公示直前、枝野幸男党幹事長は「一日も早く抜け出し、その力を波及させてほしい」と期待したが、情勢は違った。むしろ近藤氏が応援をもらう苦しい展開が続く。

 安住淳党国対委員長代理が6日に4カ所で遊説したのに続き、8日は岡田克也党代表代行が大石田町、村山市の個人演説会で声をからした。11日は玄葉光一郎選対副本部長も応援に駆け付ける。

 支持母体の連合山形も「2区シフト」を鮮明にする。大泉敏男会長が個人演説会で積極的に弁士を務めるほか、傘下労組幹部らが陣営に張り付き、集票にフル回転する。それでも、連合山形のある幹部の表情はさえない。「民主党政権の悪い記憶が消えないのだろう。いくら訴えても浸透が鈍い。経験したことのない選挙だ」と明かす。
 近藤氏は総決起大会で集団的自衛権の行使を懸念した元労相の父、故鉄雄氏の遺言を披歴し、真っ赤な顔でこう続けた。
 「安倍首相の暴走を止める。だから何としても小選挙区で勝ちたい。比例復活で議席を得ても『選挙区で負けた』と言われるに決まっている」


【山形2区立候補者】
近藤洋介49☆民 前(4)
白根沢澄子64 共 新 
鈴木憲和32☆自(無)前(1)

2327チバQ:2014/12/11(木) 22:14:29
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/2014/news2/20141211-OYT1T50100.html?from=ytop_main5
翁長氏、辺野古断念狙う…反対派応援に自民苦戦
2014年12月11日 14時19分
特集 基地移設

就任記者会見に臨む翁長沖縄県知事(10日午前、沖縄県庁で)=松下正和撮影

 11月の沖縄県知事選で初当選した翁長雄志おながたけし・前那覇市長が10日、知事に就任した。

 翁長氏は沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設に反対しており、衆院選でも県内の非自民候補の支援に回っている。移設の早期実現を訴える自民党は、苦戦を強いられている。

 「美しい湾を埋め立てて辺野古の基地を造るのはやめてもらいたい」

 翁長氏は10日の就任記者会見で、改めて移設反対を主張した。仲井真弘多ひろかず前知事が行った移設先の埋め立て承認については、専門家に検証させる方針で、「法律的な瑕疵かしがあると取り消しが視野に入ってくる」と述べた。

 当面、焦点となるのが、沖縄防衛局が県に提出した埋め立て関連工事の変更申請だ。3件のうち2件は承認済みだが、土砂の運搬方法を変更する残り1件の判断は翁長氏に委ねられている。翁長氏は会見で「しっかり検証したい」と述べた。

 翁長氏は、衆院選で県内の移設反対派を勝利させ、政府を移設断念に追い込む戦略を描く。県内4選挙区の候補者は、共産党、社民党、生活の党、無所属とバラバラだが、「反辺野古」で連携している。

 翁長氏は10日の会見などを終えると、早速、沖縄1区の共産党候補の応援で街頭に立ち、「(保革共闘という)この枠組みで基地問題が解決できるようにお力添えを」と声を張り上げた。翁長氏と並んだ共産党の志位委員長も「新知事はあらゆる手法で新基地建設を止めると表明している。支える国会議員が必要だ」と共闘をアピールした。

 一方、政府・与党は移設計画を粛々と進める構えだ。知事選では、自民党推薦の仲井真氏が大差で敗れただけに、衆院選で勝ち、「『移設反対』の流れを変えたい」(党幹部)ところだ。

 しかし、読売新聞社の序盤情勢調査では、自民党候補は苦戦している。県内4選挙区中、2選挙区は移設反対の候補に差を付けられ、残り2選挙区も接戦となっている。非自民候補の勝利が相次げば、翁長氏が移設反対の姿勢をより強めるのは必至だ。選挙結果によっては移設計画がずれ込み、移設の早期実現を掲げる政府・与党は苦しい立場に置かれるおそれがある。

2014年12月11日 14時19分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

2328チバQ:2014/12/11(木) 22:17:10
http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110023-n1.html
2014.12.11 12:27
【衆院選2014】
自共対決、九州・山口10選挙区…「反自民」の老舗 躍進の気配?





(1/4ページ)
 今回の衆院選は、民主党や維新の党が候補者数を減らす中で、共産党が存在感を増している。産経新聞社とFNNの合同世論調査によると、前回(8議席)の倍増を狙える勢いとなっている。減税や反原発など、共産党アレルギーの薄い若年層や無党派層に受け入れられやすい訴えで、反自民票の取り込みに成功しているようだ。(奥原慎平、谷田智恒)

 「政党助成金を受け取っていない日本共産党こそが、安倍政権に対抗できる唯一の政党です」

 10日夕、冷たい雨が降るJR博多駅(福岡市博多区)前に、共産党の志位和夫委員長の声が響いた。

 志位氏だけでなく、共産党の幹部が、次々と九州入りしている。6日午後には、福岡県飯塚市のバスターミナル前に共産党の小池晃副委員長がいた。

 「安倍政権の暴走に歯止めをきかせるのは共産党だけ。全国で議席増の展望が出ている歴史的な選挙です。いつ頑張るのか。『今でしょ!』」

 安倍政権批判のボルテージが高まるにつれ、350人(陣営発表)の聴衆からも熱狂的な声と拍手がわいた。陣営幹部は「共産党への期待をひしひしと感じる」と手応えを口にする。

 飯塚市を含む福岡8区は、自民党の麻生太郎副総理兼財務相(74)が強固な地盤を築いている。今回の衆院選、麻生氏に対抗して出馬したのは共産の河野祥子氏(34)、ただ一人だった。河野氏は出馬会見で「副総理との一騎打ちとなるでしょう。頑張ります」と述べた。その口調には「共産こそ、真の野党」という思いがにじむ。

 候補者が自民と共産だけの選挙区は、全国に25ある。このうち4割にあたる10選挙区が、九州・山口に集中している。共産党は比例九州ブロックで2議席以上の獲得を目指している。

 九州ブロック責任者の岡野●(=隆の生の上に一)氏は「ブラック企業問題や原発再稼働の反対活動など、党の活動に理解が深まっている。九州から(1970年代、90年代中盤に続く)『第3の躍進』の本格化に弾みをつけたい」と意気込む。

●ソフト路線も

 共産党は党綱領で「社会主義への前進の方向を支持するすべての党派や人びとと協力する統一戦線政策を堅持」するとうたう。党勢拡大と選挙戦術上、ソフトイメージ路線に懸命だ。

 10日午前8時すぎ、熊本市役所前で、赤いサンタ帽をかぶった一団が、通行人に支援を呼び掛けた。

 「消費税の10%増税はキッパリと中止させ、悪政をストップさせましょう」

 熊本2区の広瀬由美氏(58)だ。サンタ帽について、広瀬氏は「有権者に幸せを届けるという願いも込めている」と語った。

2329チバQ:2014/12/11(木) 22:17:31
 熊本は、民主党が全5選挙区で候補擁立を見送った。2区と3区は「自共対決」に、4区も自民県議が支える次世代の党の前職と共産新人の一騎打ちとなっている。党県委員会の安達安人選対部長は「民主党が候補を擁立せず、第三極も消滅状態といえる中、安倍政権の暴走をストップさせる受け皿として頑張りたい」と語った。

●党財政を圧迫

 勢いづく共産党だが、台所事情は楽ではない。

 共産党の収入の8割以上を、機関紙「しんぶん赤旗」の購読料金が支える。しかし、平成2年に46万人とされた党員数は、24年には32万人と3割も減少した。赤旗の購読者も減った。23年の赤旗などの出版収入は198億円で、13年(278億円)に比べ、こちらも3割減少した。

 この苦しい党の台所事情に、共産党の選挙戦略が拍車をかける。

 共産党は昭和34年の参院選以降、国政選挙のたびに全選挙区に候補者を立て続けた。

 法定得票数に満たず、衆院・参院選で1人あたり300万円の供託金を没収されるケースも少なくない。前回衆院選(24年12月)で、共産党の供託金没収額は、比例も含めて8億1千万円となった。

 全選挙区擁立方針は、17年の衆院選、23年の参院選で一時中断したが、24年の前回衆院選で復活した。

 現在の小選挙区比例代表並立制の下、選挙区で共産党候補が勝ち抜くのは難しいが、候補を多く立てることで比例票の掘り起こしを図る狙いからだ。選挙を通して、党の活動を周知することもできる。

 それだけに、今回衆院選の躍進予想に、共産党の期待は高まっている。党広報部長の植木俊雄氏は「これまで資金面で苦労してきた。なんとか形になりそうだ…」と打ち明けた。

2330チバQ:2014/12/11(木) 22:18:34
http://www.sankei.com/politics/news/141211/plt1412110021-n1.html
2014.12.11 12:24
【衆院選2014】
自民分裂で崖っぷちの福岡1区 首相夫人、井上氏応援へ巻き返しにウルトラC





(1/2ページ)
 衆院選福岡1区は、自民党公認を争った井上貴博氏と新開裕司氏の2人の無所属前職と、民主党元職の山本剛正氏を交えた三つ巴(どもえ)の戦いが激しさを増している。自民分裂の影響からか、産経新聞社とFNNの合同世論調査では山本氏が優勢となっている。選挙戦終盤になり、安倍晋三首相の夫人が井上氏の応援入りする「ウルトラC」を繰り出すなど、崖っぷちの無所属2氏が猛烈な巻き返しを図る。(田中一世)

 「昭恵を福岡1区に行かせます。よろしくお願いします…」

 安倍首相から井上氏周辺に連絡が入った。井上氏は麻生太郎副総理兼財務相を後ろ盾とし、安倍首相にも近い。劣勢が伝えられる中、首相がついに動いた。

 昭恵氏は12日に福岡を訪れ、企業を回って井上氏支援を依頼するほか、数カ所で街頭演説する。党総裁の立場から、無所属候補に露骨に肩入れできない首相に代わり、昭恵氏が応援することで井上氏が自民党の「本流」だとアピールする狙いだ。

 10日午後、JA福岡市堅粕支店(福岡市博多区)前で、麻生派所属の山口俊一・沖縄北方担当相が井上氏の応援演説を行った。

 「麻生副総理から頼まれて来た。実は安倍総理からも、昨日の閣議の後に『井上さんを頼んだよ』というお話があった」

 山口氏は、農協関係者ら数十人を前にこう語り、現政権が推しているのは井上氏であることを強調した。井上氏は「この1区は絶対に民主党に渡せない。もし渡したら(福岡市の発展が)10年遅れる」と強調し、民主・山本氏への対抗心を露わにした。

 新開氏は10日夕、ホテルニューオータニ博多(福岡市中央区)で総決起大会を開催した。新開氏の後ろ盾の古賀誠・元幹事長、同じく「反麻生」の山崎拓・元副総裁も登壇した。

 古賀氏は2日の出陣式以来、ほとんど表に出なかった。だが、総決起大会には建設業関係者ら2千人近くが集まり、古賀氏の動員力を見せつけた。

 古賀氏は「安倍政権が走りすぎなとき、自民、公明両党の連帯でどれだけ歯止めをかけられるか(が争点)の選挙だ」と強調した。古賀氏の横には、公明党で九州方面副本部長などを務める遠山清彦・前衆院議員が座った。

 新開陣営にはこれまで、岸田文雄外相や宮沢洋一経済産業相ら、岸田派(旧古賀派)の有力政治家が応援に入った。11日には上川陽子法相と小野寺五典前防衛相の2人が並んで演説し、岸田氏も2度目の来援を予定する。

 民主党も黙ってはいない。福岡1区は全国でも数少ない民主党優勢が伝えられる選挙区であり、重点区と位置づけるからだ。7日には海江田万里代表が応援演説し、「安倍政権に白紙委任すれば、4年後に日本の社会は崩壊してしまう」と訴えた。9日には枝野幸男幹事長も来援した。

2331チバQ:2014/12/11(木) 22:23:29
奈良1
http://www.nara-np.co.jp/20141211090736.html

2332チバQ:2014/12/11(木) 22:23:45
奈良1
http://www.nara-np.co.jp/20141211090736.html
死守するか民主前職 - '14衆院選
2014年12月11日 奈良新聞

 民主党が牙城を守り切るか、追い風の自民党が威信をかけて議席を奪還するか。注目の選挙区は民主、自民の前職がもつれ合ったまま終盤に突入。手堅く票をまとめる民主前職の馬淵澄夫(54)に対し、自民前職の小林茂樹(50)が「自民絶好のこの機を逃すと、1区の馬淵人気は不動のものとなる」と形成逆転を狙って激しく追い上げる。10日の安倍晋三首相来援で一気浮揚を期待。共産党新人の谷川和広(36)は革新の支持層を固める。

 逃げ切りを図る馬淵は低投票率予想に危機感を強め、党や支援団体の連合奈良も投票を喚起している。個人人気は根強く、自民や公明の支持層にも浸透する。「志を同じくする野党をまとめ、やがては政界を再編する。私がその先頭に立つ」と政界の論客としての存在をアピールして突き放しにかかる。

 一方、前回同様220団体の推薦を取り付けた小林は、菅義偉官房長官、石破茂地方創生担当大臣が来援。全国で民主党幹部を狙い撃ちする戦略で、10日には安倍首相が奈良市内で演説した。陣営は「首相の来援は絶好のタイミング」とみて逆転の芽をうかがう。

 統一地方選をにらんだ党県議ら1区選対本部の動きも活発で、若手経営者の「茂会」や女性後援会も動く。自民の好調ムードに競り上がりを期待する一方、緩みを警戒する声も。公明党県本部は推薦を見送ったが、陣営は「実質的な支援はいただいている」と話す。

 谷川も市田忠義党副委員長ら大物来援を受け、「消費増税の中止」など共産党の政策を宣伝。陣営は街頭での手応えもつかんでおり、無党派層への働き掛けを強める。

2333チバQ:2014/12/11(木) 22:24:04
奈良2
http://www.nara-np.co.jp/20141211090829.html
前職、着々票固め - '14衆院選
2014年12月11日 奈良新聞

 実績と知名度で安定した戦いぶりを見せる自民党前職の高市早苗(53)を、生活の党元職の中村哲治(43)と共産党新人の和泉信丈(31)が追う展開。ただ、投票先を決めていない有権者も多く、最終盤に向け、各陣営とも気を引き締めている。

 高市は閣僚としての公務や遊説で選挙区に不在がちだが、党や後援会の組織力を生かして着々と票固め。推薦を受ける公明党の比例候補を個人演説会に招いて自公連立の重要性を訴えるなど、与党連携も万全で、着実に票を積み上げている。自民、公明支持者に加え、無党派層からも支持を得ており、安定感のある戦いを見せる。

 中村は古巣の民主党の地方議員や維新の党県総支部などの応援を受け「野党統一候補」として幅広い層の支持獲得を狙う。民主党支持者の一部に浸透しているほか、原発問題や集団的自衛権の行使容認に反発する女性の支持もある。ただ、これらの課題に対する有権者の関心は高いとは言えず、投票先を決めていない有権者をいかに振り向かせるかが鍵。

 和泉は、党の地方議員が12月議会の合間を縫って二人三脚で支援。候補者の顔や政策の浸透を図ってきた。反自民票の受け皿となるため、公示日以降、200カ所以上でスポット演説を行い、消費増税中止や雇用環境の整備、集団的自衛権の閣議決定撤回など政策の違いを小まめに訴えてきた。党支持者に加え、無党派層にも広がりを見せている。

2334チバQ:2014/12/11(木) 22:24:43
http://www.nara-np.co.jp/20141208091704.html
野党共闘に厳しさ - 擁立で民・生しこり/'14衆院選
2014年12月8日 奈良新聞

 公示前勢力で半数を大きく上回った自民党「1強体制」に野党が挑む構図は、県内でも同じだ。野党側は中央レベルで統一候補を摸索、2年前の前回衆院選のような候補乱立を回避すべく「すみ分け」調整を進めたが、すんなり「野党候補」が了承され、県内で共闘態勢が進むとは言いがたい状況だ。

 中でも象徴的なのは2区。前職4人(比例近畿含む)を擁する自民党に対し、民主党は結党以来初めて、県内4選挙区全てへの候補擁立が崩れ、2、3区は独自候補なしという事態になった。

 2区については、民主党は党県連会長の前川清成参院議員が中心となって、ほぼ公認候補擁立が決まりかけていたという。

 ところが、岡田克也・党代表代行と生活の党の小沢一郎代表との会談で、生活の党の元職の2区擁立と民主党の候補擁立見送りが合意に至ったと伝えられた。これには民主党を支援する連合奈良の小山淳二会長も感情的な不満を漏らしはしたが、多くを語っていない。

 前回衆院選の前に、消費税増税に反対して民主党を離党した議員らでつくる生活の党。感情的なしこりは県内でも残ったままだ。民主党県連の幹部は「2区に候補を立てないのが最大限の対応」として、1、4区候補支援と比例票の積み上げに走る。ただ、地域での“私的な支援”までは拘束しないもようだ。

 さらに3区についても、民主党は独自候補擁立に努めてきたとしているが、有力候補の名前が上がるまでもなかった。維新の党の新人についても、公示までに県内の両党間で協議されることもなく、選挙戦の最中に動きが起こせるかどうかも見通せていない。

 にわか仕立ての「野党候補」としては、自民党「1強」阻止と施策をアピールし続け、有権者の共感を得るしかなさそうだ。

2335チバQ:2014/12/11(木) 22:25:25
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20141211-1407575.html
維新、大阪で壊滅危機 安倍人気に衝撃…
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 橋下徹大阪市長(45)が共同代表を務める維新の党は、前回衆院選で圧倒的な強さを誇った地元の大阪でも、大苦戦を強いられている。大阪では14選挙区(全19選挙区)に候補を立てたが、現状で優位に立つ選挙区は見当たらず、本家本元で壊滅危機にある。大阪10区でも、前回12年衆院選で宿敵の辻元清美氏(54=民主)を破った松浪健太氏(43)が、厳しい戦いが続いている。

 JR高槻駅前。2階の歩道にまで、鈴なりに人があふれた。その数は5000人。中心にいたのは橋下氏ではない。選挙戦3日目だった12月4日、自民・大隈氏の応援に来た安倍晋三首相だった。自民は政権を奪回した2年前、橋下氏の地元だけは完敗。だが、もはや、大阪もアウェーではなかった。安倍人気に、維新の松浪陣営は「すごく、集まったようで…」と衝撃を受けた。

 大阪10区は、社民から民主へ移った辻元氏と、自民から維新に移籍した松浪氏が交互に当選する戦いを繰り返してきた。前回は松浪氏が当選し、今回は辻元氏が巻き返している。危機感を強める松浪氏に、今回は新たに、自民新人の脅威も忍び寄ってきた。

 「厳しいですね。連勝がないのは知っています」

 松浪氏は毎朝、高槻市内の駅に立ち、議員定数や職員報酬のカット、地方再生の軸として大阪都構想の推進を訴える。図式化したパネルも持参している。

 「夜8時に演説が終わると、おばちゃんが『健太くん、大阪、日本をようしてや』って集まってくれる。この政治家が何をしようとしているのか、おばちゃんも分かってくれている」

 手ごたえもあるが、維新は今回、壊滅危機にある。看板・橋下氏の出馬騒動で、党内も揺れた。また、全国的には民主党と維新の選挙協力も進んだが、大阪では割れたまま選挙に突入した。松浪氏は橋下氏の不出馬について「影響はない。僕は出てほしくなかった。政治家たるもの、口にした約束(都構想)は遂げないと」。強気を崩さないが、現実は厳しい。

 対して、松浪氏から議席奪回をねらう辻元氏は「調子に乗っている安倍首相に、『総理! 総理!』とつっこませて」。有名な「ソーリ」発言もネタにする。活気あるスピーチが戻ってきた。ただ、陣営は「今回は自民も強い」と、自民の漁夫の利も警戒する。

 その大隈氏陣営が、うそぶいた。「選挙って、天王山が北アルプスに見えるもんやからな」。優勢か劣勢か−つかめないのが選挙戦。「まあ、最後は登りきるよ」と続けた。

 勢いづく辻元氏、虎視眈々(たんたん)と頂点を目指す大隈陣営、逆風の中にある維新松浪氏が、終盤戦もつばぜり合いの接戦を演じている。【村上久美子】

 ◆維新の党の情勢 今回は全国で計84人(うち選挙区77人)を擁立。大阪19選挙区には、14人を擁立した。12年衆院選では、日本維新の会が14選挙区に候補を立て、12選挙区で議席を得た。大阪4区では、維新の新人だった村上政俊氏が、安倍首相の秘蔵っ子でもある自民の中山泰秀氏をかわして勝利するなど、各区で新人の躍進が目立った。しかし、今回は現状、14人のうち優勢な候補はいない。

<橋下維新の栄枯盛衰>

 ▼08年1月 橋下氏が大阪府知事選に出馬、約183万票(得票率54・2%)を獲得し初当選

 ▼11年11月 府知事を辞職し、大阪市長選にくら替え出馬。約71万票(同58・96%)で当選

 ▼12年12月 日本維新の会として初の衆院選で、公示前の11議席から54議席(小選挙区14、比例40)へ躍進。野党第2党に

 ▼13年4月 兵庫県伊丹・宝塚両市長選で、橋下氏系候補が敗北

 ▼同6月 東京都議選で34人を擁立したが、2議席と惨敗。直前に橋下氏の慰安婦発言が波紋

 ▼同7月 参院選で獲得議席は8議席にとどまる

 ▼同9月 堺市長選で、橋下氏系候補が敗北

 ▼14年3月 大阪都構想推進を訴えた出直し市長選で、橋下氏は再選されたが、23・59%の低投票率

 [2014年12月11日9時40分 紙面から]

2336チバQ:2014/12/11(木) 22:26:02
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20141211-1407582.html
ゲイ公表石川大我氏、崖っぷち社民変える

ゲイであることを公表、「若い力で党を変えたい」と訴える社民党の石川大我氏
ゲイであることを公表、「若い力で党を変えたい」と訴える社民党の石川大我氏
 老舗政党ながら、崖っぷちに追い込まれている社民党。古い党のイメージを変えようと、40歳の「若手」が比例東京ブロックに立候補した。男性同性愛者(ゲイ)であることを公表している、石川大我氏だ。改革を求める若手に推され昨年の党首選にも出馬。現在、同党は東京に議席がない。10日、都内で演説し「若い力でゼロを希望の1議席にする戦いだ」と訴えた。

 「本当に、小さな小さな政党になってしまった」。党の未来に危機感を持つ石川氏は、発言も物おじしない。「今までの社民党のイメージといえば、いつもと同じような方が集まり、選挙で負けて、いつものような場所で酒を飲み、愚痴を言って終わる。それではいつまでも議席は取れない」。老舗のライバル共産党は、吉良佳子氏ら30代の国会議員も誕生。「社民党にも若い候補が増えている。先輩方が積み重ねた平和や人権への思いは大切に、私たちの感覚も加えたい」と、党の改造計画を訴える。

 公示1週間前に出馬が決まり、11年に初当選した豊島区議を辞めて臨む初の衆院選。SNSを駆使し、新たな支持層獲得を模索する。党公約には、同性婚の実現を目指すことも盛り込まれた。「今の国会は、一部の人に牛耳られている。もっと多様性があっていい。小さな声を国政に届ける役割が、まだ社民党にはあるんです。議席を得たら、しっかりと安倍政権とけんかしたい」と話す。

 今年9月、党の顔だった土井たか子さんが逝去。転換点を迎えた同党で石川氏が当選すれば、ゲイを公表した初の衆院議員となる。【中山知子】

 [2014年12月11日9時44分 紙面から]

2337チバQ:2014/12/11(木) 22:34:16
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141209ddlk06010036000c.html

激戦ルポ:2014衆院選/上 1区 経済戦略巡って攻防 /山形
毎日新聞 2014年12月09日 地方版

 4日夜、山形市内のコミュニティーセンター。自民党前職の遠藤利明氏(64)は、足早に会場に駆け込むと、約70人の聴衆を前に演説を始めた。

 「今、海外戦略の目玉は医療機器。山形から輸出することになれば、関連企業など世界中から人が集まり、うまいものを食って観光もしてくれる。『アベノミクス』を山形に生かしたい」

 遠藤氏は、山形大が大手メーカーと共同開発を進める「重粒子線がん治療装置」に触れつつ、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の意義を強調した。

 県内では、アベノミクス効果の実感はまだ乏しい。遠藤氏は、経済成長を表す数字ではなく具体例を挙げ、経済効果を地域に波及させる「将来像」の提示に力を入れる。

 自民党幹事長特別補佐を務める遠藤氏は、県内外での応援演説のため選挙区を留守にしがちだ。会合では、家族や側近の県議らが弁士を務めることも少なくない。知名度を誇る遠藤氏だが、「『今回は大丈夫だべ』と言わず、実際に投票してもらわないと当選できない」と繰り返し、組織の緩みを警戒する。

      ◇

 衆院解散当日に出馬表明した民主新人の原田和広氏(41)は、人通りの多い大型店舗前などで、街頭演説や選挙カーからの訴えを重点的に行う。知名度不足は否めず、陣営幹部は「まずは顔と名前を有権者に知ってもらわないといけない」。地盤を引き継いだ同党の鹿野道彦元農相の組織や連合山形の支援も受け、巻き返しに懸命だ。

 7日には、天童市のホテルで開かれた県教職員組合の勉強会に参加。職業訓練会社で就労支援などに携わった経験を強調した上で、「私は社会的弱者の側に立つ」と力を込めた。原田氏は、雇用政策や格差是正などアベノミクスへの対抗軸を打ち出す戦略を採る。

 ただ、毎日新聞を含む報道各社の世論調査では与党の堅調さが伝えられており、原田氏は取材に「アベノミクスの是非は与野党の水掛け論になっているかもしれない。終盤は、『与党に白紙委任状を渡していいのか』ということも有権者に訴えたい」と語る。

      ◇

 共産新人の石川渉氏(41)は公示後、小売店前を中心に、毎日10〜15カ所で精力的に街頭演説に立つ。アベノミクスへの対決姿勢を明確にし、「国民生活第一の政策への転換を」などと主張。店から出てきたお年寄りの買い物客が足を止め、聴き入る姿も見られた。陣営幹部は「社会保障の充実を訴える党の主張は、高齢世代を中心に支持を受けている」と話す。一方、党支持層や高齢世代にとどまらず、無党派層や若年世代への浸透をどう図るかが、支持拡大の鍵を握る。陣営幹部は「ブラック企業対策や子育て支援策などを訴え、これまで冷めた感じだった若い世代や無党派層にも働きかけたい」と話す。

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 ◇1区の立候補者◇(届け出順)
石川渉 41 党県委員 共新

遠藤利明 64 [元]副文科相(6)自前=[公]

原田和広 41 会社役員 民新

 ◇一覧の見方
▽氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。

▽党派の略称は、自=自民党、民=民主党、共=共産党。

2338チバQ:2014/12/11(木) 22:34:47
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141210ddlk06010050000c.html
激戦ルポ:2014衆院選/中 2区 農業票獲得に奔走 /山形
毎日新聞 2014年12月10日 地方版

 小雪が降る米沢市のスーパー駐車場に、振り絞るような声が響いた。「悔しい思いをたくさんした。反対を貫いたが、国の政策に反映できなかった。自分にもっと力がほしかった」

 7日、元農林水産省職員で2期目を目指す自民前職の鈴木憲和氏(32)は、地元農家に反発が強い環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉を進める安倍政権を止められないふがいなさをこう表現した。一方、農家に寄り添う姿勢を強調し、「地域の声を主張できる大きい政治家になりたい」と支持を呼びかけた。

 県内有数の米どころ、川西町などを擁する衆院山形2区。安倍政権の農政改革が農家を刺激し続ける中で、追い打ちをかけるように米価下落が襲った。鈴木氏は2012年の前回衆院選で初当選して以来、東京から地元に帰っては農家の小さな集まりにも出席し、顔つなぎに努めてきた。だからこそ農家の不満は骨身にしみる。

 自民・公明の組織票を固める鈴木氏だが、農業票離れは懸案材料の一つ。農協の政治団体「県農協政治連盟」の推薦は取り付け、懸命にテコ入れを図る。ただ、農家も以前に比べ結束力は薄れ、「投票先は一人一人が判断する」と話す組合員も少なくない。

      ◇

 「米沢発! 私はブレない」「投票に行こう」。米沢市のイオン前に7日、大きなプレートが立ち並んだ。陣営のスタッフ数十人と共に、走行中のドライバーに必死の形相で支持を訴える民主前職、近藤洋介氏(49)の姿があった。

 民主支持層の大半を固めた近藤氏にとって、無党派層の取り込みは勝敗の鍵となる。今回は投票率の低下が懸念されるため、まず投票に行ってもらおうとの訴えにも力が入る。

 さらに、もう一つ重視するのが農業票の取り込みだ。前回選では「TPP交渉参加容認」を表明し農業団体から猛反発を受けたが、今回は郡部を含め農家との意見交換会を繰り返す。「米価下落には、(民主政権時代の)戸別所得補償制度の完全復活しかない」と訴えて回り、陣営は農業票獲得に一定の手応えもつかんでいる。

 03年の初当選から4期連続で当選を果たしながら、選挙区での当選は民主に追い風が吹いた09年だけ。それ以外の3回は比例復活当選にとどまっている。2区は首長や地方議員を含め自民党の地盤が強固だ。全国的に与党の優勢が伝えられる中、それを突き崩すのは容易ではない。近藤氏の訴えも「今度こそ、選挙区で当選させてほしい」と熱を帯びる。

     ◇

 共産新人の白根沢澄子氏(64)は7日、長井市のホームセンター前で「消費増税は延期ではなく、中止すべきだ」と買い物客に訴え、安倍政権の経済政策の転換を呼びかけた。1999年に米沢市議に初当選して以来、「憲法9条を守れ」「原発なくせ」を叫び続けてきた。陣営幹部は「最後まで安倍政権の政治全体に審判を下そうと訴え続ける」と話す。

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 ◇2区の立候補者◇(届け出順)
近藤洋介 49 [元]副経産相(4)民前

白根沢澄子 64 [元]米沢市議 共新

鈴木憲和 32 [元]農水省職員(1)自前=[公]

 ◇一覧の見方
▽氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。

▽党派の略称は、自=自民党、民=民主党、公=公明党、共=共産党。

2339チバQ:2014/12/11(木) 22:35:31
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141211ddlk06010221000c.html
激戦ルポ:2014衆院選/下 3区 保守系つばぜり合い /山形
毎日新聞 2014年12月11日 地方版

 公示直後の3日夜、鶴岡市大山で開かれた自民新人、加藤鮎子氏(35)の個人演説会。「大山は私の祖母の出身地であり、父(加藤紘一・自民党元幹事長)が子供時代に遊んだ思い出の場所。父がやり残した仕事を、どうか私にやらせてください」。加藤氏はマイクを両手で固く握り締め、涙ながらに訴えた。

 鶴岡は紘一氏の時代から「加藤王国」とも言われる強固な地盤。陣営は、地元の自民・公明票を手堅くまとめることが、当選への第一歩とみる。「紘一氏の旧後援会の7割は引き継いだ」(陣営幹部)と自信も垣間見える。六つの学区単位を軸にした後援会も張り巡らせ、組織固めに余念がない。

 さらに、加藤氏は「与党公認候補」の立場も前面に出し、組織の引き締めを図る。8日、鶴岡市内であった集会には遠藤利明・自民県連会長や公明党の井上義久幹事長といった面々が集結。「自公連立、安倍内閣への支持をお願いします。何がなんでも勝ち抜かなければならない」(井上幹事長)と与党・自民、公明両党の結束をアピールした。

 陣営幹部は「鶴岡を固めることが、酒田市や最上地方での運動の盛り上がりにつながる」とみており、終盤にかけて攻勢に打って出る構えだ。

      ◇

 加藤氏と激戦を繰り広げる無所属前職、阿部寿一氏(55)は、長年自身が市長を務めた大票田・酒田市の票を固めて応戦する。投票前日の13日に市内のデパート前で開く大演説会には、「酒田市議20人のうち保守系15人が出席する予定」と陣営は意気込む。

 「強い者は強くなればいい、弱い者は泣けばいいというのは、政治ではない」

 7日、鶴岡市内での演説会で阿部氏が聴衆に語りかけると、会場に大きな拍手が響いた。会場からあふれるほど人が集まり、立ち見の人の姿もあった。

 阿部氏は保守系でありながら、無所属候補としての利点も生かし、与党と微妙な距離感を保つ。地盤の酒田を中心に自民支持層の一部を切り崩しているほか、民主、維新、社民の各党支持層や無党派層などに幅広く浸透し、組織力の差をカバーする。

 酒田にとどまらず、既に選挙区全域をほぼ3巡した阿部氏。両陣営の草苅り場となる可能性のある最上地方を、「勝負を分ける決戦場」と位置付ける。

 6日には、最上地方の全8市町村を精力的に回り、新庄市内で個人演説会を開催。「私なら誰に遠慮することなく、地域の実情を国に伝え、堂々とものを言える」と、無所属の強みを訴えることも忘れなかった。

      ◇

 民主新人の吉田大成氏(45)は、広い選挙区を選挙カーで走り回り、「『自民党は駄目。共産党も嫌だ』という皆さんの新しい選択肢になりたい」と強調。保守分裂、与野党入り乱れての激戦に埋没すまいと声をからす。

 神奈川県議を辞職し、衆院解散当日に出馬を表明。吉田氏は「しがらみのなさ」を訴えるが、知名度不足もあって無党派層への浸透はおろか、民主党支持層も固め切れていないのが現状だ。「反自民」で一致するはずの社民党の動きも鈍い。支援する連合山形の各地域の集会に出席し、足元固めに奔走する。

      ◇

 共産新人の長谷川剛氏(36)は、連日15カ所以上で街頭演説を行い、「消費増税は延期ではなくやめさせ、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定も撤回させる」と、安倍政権との対決姿勢をあらわにする。子育て中という自身の経験を強みに、子育て世代の雇用の安定なども訴え、若年世代への浸透を図る。街頭では通行するドライバーが手を振り返す姿も見られ、陣営幹部は「反応はいい」。従来の支持層を超える広がりをみせられるかが焦点となる。

 (この企画は、光田宗義、前田洋平、野間口陽、佐藤良一、高橋不二彦、長南里香が担当しました)

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 ◇3区の立候補者◇(届け出順)
阿部寿一 55 [元]酒田市長(1)無前

吉田大成 45 [元]神奈川県議 民新

長谷川剛 36 党地区副委長 共新

加藤鮎子 35 [元]衆議員秘書 自新=[公]

佐藤誠 66 政治評論家 無新

 ◇一覧の見方
 氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。 党派の略称は、自=自民党、民=民主党、公=公明党、共=共産党、無=無所属。

2340チバQ:2014/12/11(木) 22:37:17
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141209ddlk22010122000c.html
2014衆院選:現地ルポ/上 1区 連呼響くが聴衆まばら 低投票率? 野党に危機感 /静岡
毎日新聞 2014年12月09日 地方版

 日も落ちた静岡市中心部の交差点。歩行者用信号が赤から青に変わるまでのわずかな時間、のぼり旗を手にしたある候補の女性運動員が、若いカップルに繰り返し話し掛ける。

 「選挙に行ってくださいね。よりましな候補に消去法で入れて」

 別の運動員がチラシを手渡そうとしても、ポケットから手を出してもらえない。体の芯まで冷える真冬並みの寒さのせいなのか。クラクションで「支持」を表し通り過ぎる車もあるが、街頭演説の聴衆はまばらだ。この候補者に限った状況ではない。

 民主と維新の候補者調整が不調に終わった1区。政治経験豊かな民主元職の牧野聖修氏、子育て世代で維新前職の小池政就氏に加え、相談活動の実績がある共産新人、河瀬幸代氏の3人が、法相の自民前職、上川陽子氏に挑む。

 4政党が入り乱れる県内唯一の選挙区。各候補が票の掘り起こしを狙うものの、有権者の関心は盛り上がっていない。

 公示後初の土日に際し、5〜7日には民主の枝野幸男幹事長、維新の江田憲司共同代表、共産の井上哲士・参院国対委員長ら野党幹部が相次いで足を運んだ。「自民に300議席以上をあげたら暴走を止められない」などと巨大与党誕生の阻止を訴える一方、「投票に足を運んでほしい」と、組織戦を展開する自公陣営を前にして低投票率への危機感がより強くにじんだ。

 受けて立つ側の上川氏。女性閣僚として公務や他候補の応援依頼も多く、7日は選挙区を離れて県外へ。陣営関係者は「(党幹部の)誰かに来てほしいという気持ちがあるが、言いづらい。これまで通り草の根選挙を展開するしかない」と、支持固めを急ぐ。野党の政権批判に対して、正面から反論を挑む場面にはあまり出合わなかった。

 全国各地で注目を浴びることが多い県庁所在地の「1区対決」。だが、公示前に予定されていた静岡青年会議所主催の候補者討論会は、候補の一人が多忙との理由で成立しなかった。論戦がかみ合わないまま、肩すかしを食った有権者には、候補者名の連呼だけが響く選挙戦となっている。【立上修】

    ◇

 12日間の短期決戦の衆院選は後半に入った。14日には投開票日を迎える。県内小選挙区の注目区を歩いた。

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 ◇1区の立候補者(届け出順)
河瀬幸代 63 [元]静岡市議 共新

上川陽子 61 法相 (4)自前=[公]

小池政就 40 [元]東大院助教 (1)維前

牧野聖修 69 [元]党副幹事長 (4)民元

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 ◇一覧の見方
 氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。

 政党名は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党。

2341チバQ:2014/12/11(木) 22:37:55
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141210ddlk22010065000c.html
2014衆院選:現地ルポ/中 3、4区 野党、政権批判に熱帯び 「自民優勢」で訴え悲壮 /静岡
毎日新聞 2014年12月10日 地方版

 衆院の解散直後、民主と維新の候補者調整が成立し、自民対民主の構図が分かりやすくなった3区。自民前職の宮沢博行氏は、磐田市で開かれた出陣式で声を張り上げた。

 「選挙区に議員は2人要りません」

 民主元職の小山展弘氏を意識しているのは明らかだった。

 2人は1年違いで県立磐田南高を卒業、30代若手で衆院議員1期など経歴は似通う。前回の衆院選とは攻守を変えた戦いに、いやが応でも闘志は高まる。

 小山氏は票田の磐田市を中心に「政治は変えることができる」と、現政権への批判票を取り込もうと必死だ。県内唯一の「民維連携」候補でもあり、比例に回った維新前職、鈴木望氏(65)の票をいかに取り込めるか注目が集まる。ただ、鈴木氏は公示前の決起集会に姿を見せたものの、今回は比例九州からの出馬。連日静岡入りする余裕はない。

 磐田市長の経験があり、浜岡原発のお膝元の3区で脱原発を掲げた鈴木氏の支持者は重層的で、小山氏陣営も鈴木氏の前回票(約6万4000票)を全て上積みできるとは考えていない。

 公示翌日、菅義偉官房長官が宮沢氏の応援でさっそくJR掛川駅前に立ったが、後半戦は自民幹部の選挙区入りもめっきり減った。「原発関連の組合員がいる連合に配慮し小山氏は浜岡に触れたがらない。脱原発をぶち上げられていたら自民支持層にも響いたはずだ」。宮沢氏の陣営は冷静に分析する。

    ◇

 「時間やアピールの仕方を工夫しなければ」。4区に出馬した自民前職の環境相、望月義夫氏は、ペルーでの国際会議出席を控えた先週末、精力的に動いた。閣僚に野党が挑むこの区は、各陣営が応援弁士を繰り出すなど選挙戦が熱を帯びる。

 小選挙区で望月氏とシーソーゲームを演じてきた民主元職の田村謙治氏。全国で自民優勢が伝えられ、訴えにも悲壮感が漂う。「瀬戸際で後はありません」。知名度の高い県連幹部も集会に迎え、ホームページで「川勝知事(民主党が擁立)とともに医療体制立て直しに全力を注ぐ」と一体感の強調に懸命だ。

 共産は3区の松浦敏夫氏、4区の杉田保雄氏の2人が「汚れた政治に一番洗浄力があるのは共産の議席」などと、政権批判で独自色を打ち出している。

 望月氏は国際会議出発前に気を引き締めた。「(過去には)1週間で情勢が変わったことがある。『自民党が勝つなら投票に行かなくてもいいな』というのが最も怖い」【舟津進、高橋秀郎】

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 ◇3区の立候補者(届け出順)
小山展弘 38 [元]団体職員 (1)民元

松浦敏夫 62 党県委員 共新

宮沢博行 39 [元]磐田市議 (1)自前=[公]

 ◇4区の立候補者(届け出順)
杉田保雄 68 党県委員 共新

望月義夫 67 環境相 (6)自前=[公]

田村謙治 46 [元]内閣政務官 (3)民元

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 ◇一覧の見方
 氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。

 政党名は、自=自民党、民=民主党、公=公明党、共=共産党。

2342チバQ:2014/12/11(木) 22:38:25
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141211ddlk22010108000c.html
2014衆院選:現地ルポ/下 6区 自民大物「集中投入」 民主の牙城に緊迫感 /静岡
毎日新聞 2014年12月11日 地方版

 9日午後2時、JR熱海駅前広場は人であふれた。小泉進次郎復興政務官を応援弁士に迎えた自民前職、勝俣孝明氏の街頭演説会。勝俣氏が「小泉先生が来てくれたので今日は平均年齢が低い」と笑わせた通り、聴衆に若い女性が目立った。

 「1期目より2期目の方が間違いなく地元に貢献できる」。歯切れ良く再選への支援を求めた小泉氏の方が握手攻めに遭い、次の応援先へ向かった。

 伊豆半島は、7選を狙う民主、渡辺周氏の牙城だ。沼津市長だった父朗氏以来の後援会を中心に結束力を誇り、2012年の民主への大逆風もしのいだ。

 報道各社が渡辺氏の一歩リードと伝える中、8日には安倍晋三首相と石破茂地方創生担当相がそれぞれ沼津駅前で応援演説。10日は谷垣禎一幹事長も沼津入りするなど、自民は重点区として党の看板を集中投入した。勝俣氏の選対幹部を務める県議は「まだ追い抜いていないが逆転の要素はある。本当に迫ってきた」とかつてない手応えを感じている。

 「一人一人があと10人に電話をかけ、渡辺周をお願いしてください」。7日夜、沼津市の狩野川沿いのホテルに約1000人を集めた渡辺氏の「大必勝集会」。報道とは裏腹に、山本一彰・選対本部長の呼びかけは緊迫感に満ちあふれていた。

 山本氏は「わずか数日で状況は様変わり。今完全に抜かれている」と“追う側”を強調。渡辺氏本人も、翌日からの自民の攻勢スケジュールを念頭に「(自民が)6区をつぶしにかかる。あと1週間、6区ではなく民主主義を守る戦いだ」と、ステージ隅の妻とともに深々と頭を下げた。

 ボルテージを上げる一方で、同氏陣営の関係者は後半戦に不安を見せる。「今回が一番厳しい選挙。“背中が見えてきた”と自公陣営が徹底して切り崩しにかかっている」

 両候補の接戦に埋没しないよう共産新人の佐藤龍彦氏も、消費税10%の中止と若者の雇用確保を中心に訴える。集まってくる街の声を取り入れながら、アドリブの利いた演説をしたいと公示日の出発式で語ったように、広い選挙区を行脚する。伊東市議を9期務めた母美音(みね)さんも、豊富な人脈を築いた市内で息子への1票を呼びかける。

 刻々と情勢が変化する中で、攻防は緊迫の度合いを増している。混戦を抜け出そうと、候補らは10日も寒空の下でマイクを握り、選挙カーから手を振り続けた。支持層以外の票の掘り起こしが13日まで続くことになる。【梁川淑広】

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 ◇6区の立候補者(届け出順)
勝俣孝明 38 [元]銀行員 (1)自前=[公]

佐藤龍彦 38 党地区部長 共新

渡辺周 53 [元]副防衛相 (6)民前

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 ◇一覧の見方
 氏名、年齢(投票日の14日現在)、職業・肩書、当選回数、政党名、前職・元職・新人の区別の順。肩書の[元]は前職を含む。「=」以下は推薦・支持政党。

 政党名は、自=自民党、民=民主党、公=公明党、共=共産党。

2343チバQ:2014/12/11(木) 22:39:03
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141204ddlk14010210000c.html
大義迷分:2014衆院選 選挙区ルポ/1 区割り変更の18区 10区から編入、認識薄く /神奈川
毎日新聞 2014年12月04日 地方版

 ◇知らない人に入れられぬ
 「区割りが変わったの?知らないね」

 公示前日の1日、神奈川10区から18区に編入される川崎市中原区下小田中に住む男性(85)は首をかしげた。

 「1票の格差」是正に伴う選挙区割りの変更で、急速に人口増加が進む中原区が分割され、下小田中や上小田中、上新城などを含む「大戸地区」の有権者6万2201人(1日現在)は今回から18区となる。「党」ではなく「人」を選ぶ小選挙区の区割り変更に、有権者は戸惑いを見せる。

 下小田中の10区と18区の境界沿い。旧10区の住民20人に尋ねると、区割り変更を知っていたのは5人で、15人は「知らない」と答えた。新聞で知ったという美容室経営の女性(64)は「18区の候補者にはなじみがないのに」と顔を曇らせた。

 ◇民主は候補者なし
 困ったのは民主党支持層だ。10区には同党公認の城島光力氏(67)がいるが、18区にはいない。団体職員の男性(56)は「誰に投票したらいいのか」と困惑を隠さない。投票には行くつもりだが、「選挙期間中に、新選挙区の各候補者の話を聞きに行く有権者がどれだけいるのか」と疑問を呈した。

 同党の支持組織・連合神奈川は今回、18区を事実上の自主投票とし、組合員に対し「比例は民主」と促す方針だ。だが、区割り変更を知らない組合員も多く、民主党候補不在が分かった時、投票に行かないことも心配される。ある民主党関係者は「棄権するくらいなら、(10区の)城島と書いてほしい。そうしないと比例票が減ってしまう」と焦りを募らせている。

 ◇長年の支持者困惑
 候補者を立てた自民党も頭を痛める。大戸地区は従来、10区の田中和徳氏(65)の地盤。支持者名簿などを18区の候補者に引き継いだが、短期間に有権者の心をつかむのは容易ではない。

 長年、田中氏を支援してきた下小田中の無職女性(82)は「田中さん一筋だったのに、(新しい候補者に)支援してくださいって言われてもピンとこない」と嘆く。「自民には勝ってほしいが、知らない人には入れられない」。投票に行くかどうかも迷っている。

 川崎市選挙管理委員会は、大戸地区の63カ所のポスター掲示板に区割り変更を知らせるチラシも張るなどして周知に努める。市選管は「十分に広報していく」としているが、有権者にどの程度浸透するかは未知数だ。【鈴木敬子】

    ◇   ◇

 県民の多くが想定していなかった「短期決戦」が幕を開けた。混乱のまま進む選挙戦を、有権者はどう捉えているのか。注目される選挙区で聞く。=つづく

2344チバQ:2014/12/11(木) 22:39:33
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141205ddlk14010117000c.html
大義迷分:2014衆院選 選挙区ルポ/2 野党間調整、不調の6区 民主一転、国替え出馬 /神奈川
毎日新聞 2014年12月05日 地方版

 ◇反与党票の奪い合い
 「6区は野党間調整し、候補者を立てないこともありうると思っていた」。民主の金子洋一県連代表は、党本部が2区元職の三村和也氏(39)の国替え出馬を決めたことに驚きを隠さなかった。

 自民が候補者を立てない6区は、県内の野党連携の「象徴区」となりえた。しかし、安倍晋三首相の解散表明後、維新前職の青柳陽一郎氏(45)の擁立を軸に中央で進められてきた「民維交渉」が決裂。民主党本部は解散当日の11月21日、三村氏をぶつけることを発表した。この日、県内ではドミノが倒れるように、他選挙区の連携に不調が生じた。

 「中央の理屈」を持ち込んだ民主党本部は、支援に躍起だ。国替え決定後、海江田万里代表や岡田克也代表代行ら党幹部が、続々と6区入り。地元議員も「6区は(三村氏が)社会人まで育った『地元』」と訴える。

 ◇接戦必至の維新
 「2年間休まずにここで活動してきた。候補者調整は期待していなかったし、相手が誰かは気にしない」。一方の青柳氏は、語気を強める。

 前回、新人ながら6万9511票を獲得、公明の上田勇氏(56)に1万2636票差まで迫り、比例で復活当選した。民主が候補者擁立を見送れば、前回に民主候補が取った5万1819票の多くが「反与党」として維新に流れる見方もあった。

 接戦を強いられる青柳氏は公示日の2日朝、横浜駅西口で県内の維新公認候補と共に街頭に立ち、民主の「翻意」をこう皮肉った。「6区で唯一のしがらみのない政党、候補は私だ」

 ◇首相は「盟友」強調
 「1強多弱」を嘆きながら、それぞれの候補を擁立した野党。対する自公陣営は「反自公票が分散する」と期待する。6区は公明が唯一候補者を擁立し、自民が前職の上田氏の支援に回る「協力区」。解散後の11月30日には来県した安倍首相が「上田さんとはまさに盟友関係」と強調し、2日夕には菅義偉官房長官が公明の選挙カーの上から「与党統一候補の上田さんの当選を」と声をからした。

 一方、野党間の候補者調整とは距離を置き、18選挙区すべてに候補者を擁立した共産。新人の北谷真利氏(53)は「子供たちを戦争に送り出したくない」と、憲法9条を生かした外交戦略や秘密保護法廃止などを訴える。【高木香奈】=つづく

2345チバQ:2014/12/11(木) 22:41:06
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141209ddlk14010190000c.html
大義迷分:2014衆院選 選挙区ルポ/3 前職3人、激戦の9区 民主、維新に厳しい風 /神奈川
毎日新聞 2014年12月09日 地方版

 ◇自民は大物応援次々
 「これまで経験したことのない選挙。空気がしらけきっている」

 5日夜、川崎市麻生区の麻生市民館。民主前職の笠浩史氏(49)は個人後援会で、100人あまりの支持者を前に、手応えを感じられない選挙戦への焦りを率直に語った。

 候補4人のうち3人が前職という激戦区の9区。民主党に逆風が吹いた2年前の前回選挙では、県内で唯一、笠氏が小選挙区の議席を保った。だが得票は6万7448票と、前々回(2009年)からほぼ半減させ、自民の中山展宏氏(46)、みんな(当時)の椎名毅氏(39)の比例復活当選を許した。その2人は、今回も立候補する。

 「今までは地元の集まりに呼ばれるのは笠1人だったが、今は相手候補も声がかかる」。笠陣営の選対幹部は苦渋の表情を浮かべた。そこへ全国的な自民優勢との情報が追い打ちをかける。

 「もう一度政権を担える政治勢力を作りたい」。笠氏は最後に「前回勝ったことは忘れてほしい。もっと厳しい戦いだ」と訴えた。

 対する自民前職の中山氏の元には、党の大物が次々と応援に駆けつけている。公示前の11月30日に安倍晋三首相が来援したのを皮切りに、終盤は連日閣僚級の応援が入る予定。党の県連関係者は「中山氏が勝てば、神奈川で全勝も夢ではない」ともくろむ。

 「前回とは驚くほど反応が違う。選択肢として私もいるということが認知され始めた」と中山氏。「混迷の時代には戻れない。全ての人にアベノミクスの恩恵が得られるまで、私たちにやらせてほしい」と訴える。

 もう1人の前職、椎名氏は、公示直前にみんなの党が解党。今回は維新から立候補した。駅頭での演説で中年男性から「あちこち(政党を)浮気しないで」と声をかけられ「私は変わったつもりはないんですが」と苦笑いした。

 離合集散を繰り返した第三極への厳しい視線も理解している。「でも私には、地域を歩いて作った人のつながりがある。再選で恩返ししたい」

 前職3人のさや当てを冷ややかに見ているのが、共産新人の堀口望氏(38)。陣営は「むしろ戦いやすい。前回は民主党政権での選挙で、第三極もあって構図が分かりにくかったが、今回は『自共対決』。民主も第三極も自民党と根本的に違いはない」と強調する。

 堀口氏は6日、同市多摩区でのミニ集会で「日に日にビラを取ってくれる人が増えている。政治が変わる時だと感じている」と手応えを語った。【尾中香尚里】=つづく

2346チバQ:2014/12/11(木) 22:41:54
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141210ddlk14010117000c.html
大義迷分:2014衆院選 選挙区ルポ/4 基地の街13区 基地問題、争点ならず /神奈川
毎日新聞 2014年12月10日 地方版

 ◇住民は騒音に悩まされ
 「大和市で一貫して、基地の騒音問題解消に努め、頑張ってきた。第4次爆音訴訟の原告でもある」

 4日午後6時過ぎ、小田急線と相鉄線が乗り入れる大和駅前。街頭演説でマイクを握った共産新人の高久良美氏(60)は、まず米海軍厚木基地(大和市、綾瀬市)の航空機騒音問題について訴えた。

 13区は日米が共同使用する厚木基地と在日米陸軍キャンプ座間(相模原市、座間市)の2大基地を抱える。厚木基地周辺では、公示に合わせるかのように2日から空母艦載機の「通常訓練」が始まった。金属音を響かせて基地を飛び立ち、1〜2時間で帰還。周囲が爆音に包まれる訓練は、昼夜を通じて繰り返される。

 「訴えが途中でかき消され、時間がムダになる」。選挙カーの高久陣営は、断続的に上空を飛ぶ艦載機をいまいましげに見上げる。準備不足で突入した選挙戦へのいら立ちも重なり、表情は険しい。

 第1次爆音訴訟の提訴(1973年)から41年。長年にわたり、住民が騒音に悩まされていながら、基地問題を明確な争点にしているのは高久氏だけだ。自民前職の甘利明氏(65)は第一に「経済再生・財政再建を推進」を掲げ、維新新人の伊藤優太氏(29)は「基地の縮小と返還は求めたい」としながらも、集団的自衛権行使容認を打ち出す党の方針もあり、積極的な言及を避けている。

 座間市で艦載機の爆音が最も大きいと言われる住宅街。この地域には小学校2校、中学校1校が隣接して建つ。下校時、頭上を艦載機が激しく旋回する。その中で子供たちは、友達との会話に夢中になっている。耳をつんざくような音も、ここで生まれ育った子供たちにとっては、もはや「当たり前」になっている。

 米軍普天間飛行場の移設問題が争点となった11月の沖縄知事選。多くの有権者が名護市辺野古の埋め立てに「ノー」を示し、現職の仲井真(なかいま)弘多(ひろかず)氏が、辺野古移設に反対した翁長(おなが)雄志(たけし)氏に敗れた。

 神奈川県は、沖縄県に次ぐ「第2の基地県」と呼ばれる。厚木基地には、米軍の新型輸送機オスプレイが度々飛来し、周辺自治体は政府に中止を要請している。それでも、基地問題が争点にならない現状。大和市内から20年以上前に座間市に引っ越してきたという主婦(68)は、あきらめ顔でこう言った。「基地があるのを知っていて移り住んだのだから、今さら仕方がない」【長真一】=つづく

2347チバQ:2014/12/11(木) 22:42:39
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141211ddlk14010170000c.html
大義迷分:2014衆院選 選挙区ルポ/5止 「横浜都民」が住む7区 鍵を握る無党派層 /神奈川
毎日新聞 2014年12月11日 地方版

 ◇票取り込みに東奔西走
 「よろしくお願いします!」。公示翌日の3日夜。寒風が吹きつける横浜市営地下鉄東山田駅前(都筑区)で、自民前職の鈴木馨祐氏(37)は「道路」に向かって声を張り上げた。

 横浜市北部の7区(都筑区、港北区)。都心に通勤する20〜40代の「横浜都民」が多いこの選挙区の最大の敵は「風」だ。過去の選挙結果から無党派層が4割を占めると言われる中、各党は若手候補者を擁立し、見えない有権者の取り込みに東奔西走する。

 「車で帰宅する有権者への印象付け」。効果が薄そうに見える鈴木氏の選挙運動を、陣営幹部はこう説明した。組織票が限定される以上、立ち止まってくれない相手に姿だけでも見せようという作戦だ。顔を覚えてもらうため、選挙期間中は街頭演説より自転車を使った遊説を重視する。

    ◇   ◇

 実際、「名前」では投票しないという有権者は少なくない。東急菊名駅で、候補者のビラを受け取った男性会社員(44)は「『1強多弱』は良くない。野党候補でも政策の中身に共感できれば1票を入れたい」。別の男性会社員(38)も「若さやイメージだけでは選ばない」と、選挙戦を冷静に見る。

 「政党ではなく、候補者を見て選んでくれる有権者が多いということ」。県議から転身した民主新人の中谷一馬氏(31)は、こうした浮動票に期待する。

 地元の港北区で「1年間365時間」を目標に、ほぼ毎日街頭演説をしてきた。組織票は望めなくても「顔を覚えてもらう」という点では、他候補より一日の長があると自負する。

 維新も30代を立てる。新人の豊田有希氏(39)は衆院が解散された11月21日に公認された。準備不足を承知での出馬は、「第三極でも十分戦える選挙区」との党の判断でもある。

 「地域をくまなく回ることが大事」。豊田氏はそう話しながらも、やはり投票率の動向が気になる。無党派層が棄権して投票率が低くなれば、他党の支持層を切り崩せず、出遅れの影響が大きくなる。

    ◇   ◇

 若手の戦いに埋もれまいと、他の候補も必死だ。次世代前職の松田学氏(57)は元財務官僚の経験を踏まえ、財政規律の強化や社会保障改革の必要性を掲げる。共産新人の大山奈々子氏(51)は消費増税中止や集団的自衛権の行使容認反対など平和問題を訴える。【飯田憲】=おわり

2348チバQ:2014/12/11(木) 22:49:50
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141211ddm005010029000c.html
混戦:2014衆院選/5 北海道1、2区 「王国再建」道険し 民主、背水の共闘
毎日新聞 2014年12月11日 東京朝刊

北海道1区で候補者への支持を訴える運動員=札幌市中央区で2日、石井諭撮影(一部画像を処理しています)
北海道1区で候補者への支持を訴える運動員=札幌市中央区で2日、石井諭撮影(一部画像を処理しています)
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 「安倍(晋三首相)さんに非常に不安を持つのは安全保障の問題なんです」。選挙期間中唯一の日曜日の7日、北海道1区の民主前職、横路孝弘氏は雪の中、札幌市中央区の繁華街でマイクを握った。アベノミクス批判に加え演説の3分の1を安保政策に充て「平和国家を維持し安倍さんの暴走を止めるためにも、今度の選挙は本当に大事だ」と訴えた。陣営幹部は「『平和』は横路の持ち味。投票率が高く横路ファンが多い50〜60代に響くテーマ」と言う。

 全国的に与党優位が伝えられる中、与野党が激戦となる選挙区が多いのが北海道だ。官公労を中心とした非自民勢力が伝統的に強く、自民党が大勝した2005年の「郵政選挙」でも民主党が8勝4敗と勝ち越した「民主王国」だ。だが、前回衆院選は全区で敗北。特に1区では、1996年の小選挙区制導入以来初めて、横路氏が自民新人だった船橋利実氏に約6000票差で敗れて比例復活となり、「王国崩壊」の象徴となった。

 予期せぬ衆院解散で、道知事や衆院議長を務めた横路氏の知名度と労組票をもってしても勝ち切れないとみた民主は、前回1区に候補を擁立した地域政党・新党大地(鈴木宗男代表)と全道で選挙協力を締結。鈴木氏の長女貴子氏を民主に入党させ、7区公認と比例道ブロック1位で処遇する代わりに、大地は候補擁立を見送った。

 この日は貴子氏が1区に入り、街頭で「1区は横路さん」と訴えた。保守層が多い大地の支持者がどの程度、民主支持で動くかは未知数だが、民主サイドは「ぶつからないだけでもいい」と解説する。

 民主党本部は今回、全国的に進めた野党共闘の一環で、民主党北海道にも12選挙区中3選挙区を維新の党に譲るよう求めた。しかし、民主党北海道は要請に従わず、全選挙区に候補を擁立した。

 「民主党北海道、新党大地推薦の池田真紀です」。8日昼、北海道大学の正門前で2区の無所属新人、池田氏が街頭演説を始めた。2区では民主元職の三井辨雄(わきお)元厚生労働相が後継指名した維新元職の松木謙公氏と、民主党北海道が独自に立てた池田氏が共に「野党の代表」を掲げて激突。結果的に自民前職の吉川貴盛氏が先行する構図となっている。

 民主党北海道が自前の候補擁立にこだわったのは、比例票の掘り起こしと組織死守が狙いだ。毎日新聞の中盤情勢調査では、比例北海道で議席回復の兆しもある。

 一方、自民は民主の「牙城」に狙いを定め、安倍首相や麻生太郎財務相、菅義偉官房長官ら大物を次々に送り込んで攻勢をかけている。

 甘利明経済再生担当相は6日、1区の船橋氏の応援演説で「前回は無名の新人が難敵を相手に大金星を挙げたが、今回は野党が一本化され大接戦だ。頭一つでも抜け出させていただきたい」と要請。船橋氏も「北海道で最大の激戦区。1区から北海道が変わるのろしを上げたい」と訴えた。

 自民党道連会長代行の伊達忠一参院幹事長は「勝っても負けても1000票差」とデッドヒートを予測。全国の流れに乗って与党が北海道も席巻するのか、それとも民主党が王国再建の足がかりを得るのか。ぎりぎりの攻防が続く。【横田愛】=つづく

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 ◇北海道1区=札幌市中央、南、西区
横路孝弘 73(11)民前

野呂田博之 56 共新

船橋利実 54(1)自前=[公]

飯田佳宏 41 無新

 ◇北海道2区=札幌市北、東区
吉川貴盛 64(4)自前=[公]

池田真紀 42 無新

松木謙公 55(3)維元=[生]

金倉昌俊 40 共新

2349チバQ:2014/12/11(木) 22:54:08
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141212k0000m010095000c.html

衆院選:支持団体に揺らぎ「民主と労組」「自民と農協」
毎日新聞 2014年12月11日 21時17分

 14日投開票の衆院選で、安倍政権が進める政策が与野党双方の組織選挙に「支持政党離れ」の影響を与えている。民主党を支持する労働組合は、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の恩恵を受ける大企業組合員を中心に民主支持への揺らぎが見える。自民党を支持してきた農協は、農協改革への抵抗感から微妙な距離感をのぞかせる。【宮島寛】

 「とにかく厳しい選挙。民主党の議員、それぞれ大変厳しい戦いです」。民主党の岡田克也代表代行は10日、愛知県内であった自動車会社の労組の組織内候補の応援演説でこう強調した。約200人の労組幹部らで埋め尽くされた会場は熱気に満ちた。

 しかし、40代の同社社員は取材に「投票先は自民党。活気が戻ったのは安倍(晋三)さんのおかげだから」と明言した。同社はアベノミクスによる円安で輸出採算性が急激に回復。今年の春闘でも政府の賃上げ要請に応じる形でベースアップした。30代の同社系部品メーカー社員も「福祉だ何だと言ったところで仕事がなければ始まらない。仕事を増やし、給料を上げてくれるところに投票する」と語った。

 また、電力各社の労組で構成する電力総連は、運動員の派遣や電話での投票依頼などを、原発再稼働に理解を示す候補に絞って行っている。原発停止で業績が悪化し、給与減で家計が苦しくなった組合員にとって「再稼働反対」を掲げる候補者は「敵以外の何ものでもない」(西日本の30代組合員)ためだ。電力業界に理解ある候補者のみを当選させて「民主党の内部改革を託したい」(東日本の労組)ともくろむ。

  ◇  ◇  ◇

 「現況には不満だが、やむなく自民党を支持する。自民党しか仕方がなかった」。農協の政治組織、全国農政連会長を兼務する福井県農政連の山田俊臣会長は衆院選公示前の11月28日に記者会見し、苦悶(くもん)の表情を浮かべた。

 県農政連はこの日、福井1区の稲田朋美氏の推薦を決定した。ただ決定に先立ち、条件として稲田氏に農協改革を骨抜きにする「政策協定書」への署名を求めたところ、党政調会長として改革を推進する稲田氏はこれを拒否。農政連側が、拘束力のない要請書を稲田氏に送るという形で事態を収束させた。山田会長は「我々は自民党の下請け会社じゃない」とこぼした。

 農協が抵抗するのは、改革の行方次第で組織が揺らぎかねないからだ。農政への競争原理導入を模索する農業改革は、産地間のブランド化競争や農薬、資機材の安値販売競争を促すため、全国農業協同組合中央会(JA全中)が全国約700の農協を傘下に収める中央集権的な構造を改める必要がある。職員21万人のJAグループにとってはリストラを迫られるに等しい。このため各地方農政連が自民候補に政策協定書という「踏み絵」を示し、改革の骨抜きを狙った。署名に応じた東海地方の若手前職は「私の選挙区は接戦。農家と接点を持つ農協職員に変なうわさを立てられると厄介だ」と弁明した。

 安倍政権は農業改革を成長戦略の柱の一つと位置づけており、官邸筋は「売られたけんかは買うのが安倍首相。農協が、骨抜きに成功するか、逆効果だったかは選挙後に分かる」と自信をのぞかせる。

2350チバQ:2014/12/11(木) 22:58:06
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20141211150665.html
比例復活枠、長野と取り合いか
北陸信越ブロック、自民5〜6、民主2〜3

獲得議席、惜敗率が焦点

 14日投開票の衆院選は終盤を迎え、比例代表北陸信越ブロックの11議席をめぐる争いにも注目が集まっている。県内では自民、民主両党の候補が熱戦を繰り広げ、小選挙区で敗れても僅差なら比例復活が視野に入る。ただ長野、石川両県の一部選挙区でも両党候補らが激戦を展開しており、本県候補が復活当選できるかどうかは予断を許さない。

 同ブロックには比例単独、重複を合わせ9党が58人を擁立した。終盤情勢調査では、自民が5〜6、民主が2〜3、維新の党、公明党、共産党が各1議席を獲得する見通し。ただ最終盤の戦いや無党派層の動向次第で変動もあり得る。

 比例復活の鍵を握るのが「惜敗率」だ。小選挙区で落選した重複立候補者の復活当選は、名簿登載順位が同じ場合、当選した候補に対する得票数の割合を示す惜敗率が高い順に決まる。

 自民が大勝した前回衆院選で民主は比例北陸信越で2議席を獲得。惜敗率の高かった本県の上位2人が比例復活したが、2人目と落選した3人目の差はわずか34票。各陣営は一票の重みを再認識し、懸命に支持を訴える。

   ■    ■  

 今回、比例北陸信越で5議席を固めた自民は、福井県の前職が名簿単独1位となり、残りの復活枠は4の見通し。全19小選挙区に重複立候補した前職が2位で並ぶ。野党が伸び悩めば、過去最多の6議席目に手が届く勢いだ。各陣営は小選挙区勝利に全力を挙げるが、仮に敗れても惜敗率次第で比例復活できる。

 2議席をほぼ確保した民主党は、名簿1位に13小選挙区の重複立候補者を並べた。3議席獲得には、多くの小選挙区で候補を擁立できなかった北陸3県での比例票掘り起こしが不可欠。前回のように本県の民主候補が小選挙区で全敗すれば、復活枠をめぐる“身内同士”の争いがし烈になる。

   ■    ■  

 終盤情勢調査で本県は、特に2、3、4区で自民と民主が激戦を繰り広げている。

 惜敗率の勝負となった場合、焦点になるのが長野県だ。五つの小選挙区があり、前回は自民、民主などの接戦で、比例で自民2人、日本維新の会(現・維新の党)2人、みんなの党(解党)1人の計5人が復活した。

 今回も長野1、3区では自民、民主、維新などの前職3人がしのぎを削り、高い惜敗率が見込まれる。また保守地盤が強固な北陸3県では、石川1区で民主元職が自民前職相手に健闘。復活枠をめぐるブロック内の争いは激しさを増している。

 長野県の陣営も本県の情勢を注視する。長野1区の自民前職の選対関係者は「気になるのは新潟の惜敗率。新潟で一つでも多く(選挙区で)勝ってくれれば助かる」と打ち明ける。長野1区の民主前職は「新潟のためにも是が非でも小選挙区で勝つ。長野と新潟で比例票を増やしたい」と意気込む。

 維新の党の前身である日本維新の会は前回、第3極への追い風を受け3議席を得たが、今回は1議席にとどまる公算が大きい。公明党は名簿単独1位の前職が議席を維持できる見込み。共産党も2000年衆院選以来の議席獲得が現実味を帯びる。次世代、生活、社民、幸福実現の各党は議席確保が厳しい状況だ。

【政治・行政】 2014/12/11 09:26

2351チバQ:2014/12/11(木) 23:00:10
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/aichi/CK2014121102000289.html
野党協力の成否で明暗 12区・自民に迫る、4区・共倒れ懸念
 中日新聞社が実施した衆院選の県内小選挙区の終盤情勢調査で、野党協力の成否による明暗が分かれている。12区(岡崎・西尾市、額田郡)は民主と維新の候補者調整で一本化された維新前職が自民前職に迫りつつある。これに対し、調整がつかず維新元職と民主新人が並び立つ4区(名古屋市瑞穂・熱田・港・南区)は、先行する自民前職が引き離しつつある。

 県内全十五選挙区のうち唯一、民主が独自候補を立てず維新前職への一本化に応じた12区。自民支持層の大半を固めて優位を保つ自民前職に対し、維新前職は民主支持層を取り込むほか、無党派層にも強さを発揮して差を詰める。共産新人も支持拡大を図る。

 維新県総支部幹部は「意外に伸びていないが、第三極ならではの伸び代にも期待できるのではないか」と終盤戦に向け、さらなる追い上げを狙っている。

 一方の4区。自民支持層の大半、公明支持層の半分を固めるなど安定した戦いを展開する自民前職に対し、野党側はもともと民主議員だった維新元職と民主新人が民主支持層や無党派層の支持を分け合う。

 選挙戦ではいずれも「安倍政権の暴走を止める」「身を切る改革を」と異口同音に対自民を訴え、両陣営は共倒れの懸念が広がっている。

 情勢調査では三〜五割が投票先を未定と答えている。野党側は与党優勢の雰囲気や天候による低投票率が不利に働くと懸念。十日、名古屋市熱田区の金山駅南口で応援演説をした民主の岡田克也代表代行は「多くの人が投票所に足を運べば国は変わる。しっかり意思を示してほしい」と呼び掛けた。 

 (衆院選取材班)

2352チバQ:2014/12/11(木) 23:01:25
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/nagano/CK2014121102000246.html
「羽田王国」めぐり火花 激戦3区ルポ
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 「われわれは厳しい試練に直面している。私の命に代えても寺島君を当選させてほしい」

 上田市で九日夜に開かれた集会に、自宅療養中の羽田孜元首相から激励文が届いた。会場は静まり返り、寺島さんは頭を下げてじっと聞き入った。

 羽田元首相の後援会「千曲会」が根を張る上田市は有権者の約三分の一が住む大票田で、“羽田王国”の牙城。だが、前回選で後継の寺島さんは二千票差の接戦を強いられ、危機感が募っている。

 それでも陣営は「羽田の後継をアピールするしかない」と語る。選挙カーに息子で参院議員の雄一郎さんが乗り込み、「父の信念を継ぐのは寺島さんだけ」と繰り返す。

 上田周辺に攻め入るのが木内さんだ。

 「地元の道路予算を取る時、野党議員は大臣にお願いに行けますか? 地域のために選挙区から与党議員を出さないといけない」

 四日に東御市で開いた集会では上田周辺の公共事業計画を持ち出し、寺島さんとの違いを打ち出した。

 佐久市に地盤を持つ元県議で前回は同地域の得票数がトップだった。今回は公示後の第一声を上田市で行うなど切り崩しを狙い、十一月に隣の東御市に後援会を立ち上げ、外堀も埋める。「前回は三着で銅メダル。石にかじりついても金メダルを」と力を込める。

 前回、第三極の追い風を受け、寺島さんを追い詰めた井出さん。当選後は毎週末、上田、佐久両市の街頭で均等に街頭に立った。上田での勝負は接戦になると見込み、祖父で元官房長官の一太郎氏が築いた南佐久郡を中心とした“井出ブランド”を最大限生かす。

 住宅街では選挙カーを時速十キロで走らせ、家から出てきた人全員に対応している。陣営は「上田に注力している間に佐久で票差をつけて勝負を決する」と意気込む。

 唐沢さんは、安倍政権の批判票の受け皿になろうと独自の戦いを続ける。七日夕、JR上田駅前の演説では「アベノミクスで非正規労働者が百五十万人増えた」と訴え、聴衆から拍手を受けた。

 昨年の参院選で十五万票余りを獲得し、県内三位と健闘。唯一の女性候補という点もアピールし、女性だけの集会を開いて女性票の獲得に余念がない。

2353チバQ:2014/12/11(木) 23:01:48
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/shuin2014/shiga/CK2014121102000245.html
まめな訴え手応え 終盤ルポ2区
写真
 横断歩道の信号は赤。演説に足を止めてくれた有権者の元へとはやる気持ちを抑え、目の前を行き交う車に手を振り、頭を下げた。故郷に国替えして二度目の選挙の上野さんは「一票を争う厳しい戦い。わずかな時間も無駄にできない」と支持拡大に奔走する。マイクを握ったかと思えば握手、握手をし終わったら車へ。

 連夜の演説会では「故郷に仕事で恩返したい」と強調。駅前や道路整備、観光振興、治水−。国交政務官としての自負をのぞかせ、地域課題に対する意気込みを訴える。

 陣営は一日の目標電話件数の順守徹底や小まめな企業回り、ミニ集会開催を強化。投票日の天候も気に掛け期日前投票も促す。野田藤雄選対総括責任者は「優勢報道や天候の影響で投票日に出足が鈍るのが怖い。最後まで気を緩めず、取りこぼしのないよう固めていきたい」ときっぱり。

 対して、前々回まで連続三回当選し、国政復帰を目指す田島さん。長浜市北部の個人宅で開いたミニ集会では、「年金の一元化はどうなるか」「介護保険法の改正は」などと質問が飛び、その都度、自身の考えを分かりやすい言葉で伝えた。ミニ集会の狙いは「壇上からの演説は距離がある。百人の演説会より中身が濃い」(田島さん)から。有権者との距離感や双方向の交流を重視する。

 自民優勢との報道にも「二年前とは雲泥の差。雰囲気は悪くない」と、むしろ手応えを感じている様子。九日朝のJR稲枝駅前でのつじ立ちでは、「今度こそ頑張ってよ」と激励の言葉を受けたり握手を求められたりして笑顔を見せた。

 中沢啓子選対本部長は「追いかける側としてできることを精いっぱいしたい」。終盤に向けて女性を中心に応援弁士を重点動員、選挙カーから降りて演説する回数も増やし、票の上積みに全力を挙げる。

 二候補を追い掛ける中川さんは二年前に続く出馬。「手を振ってくれたり外に出てきてくれたりする人が増えた」と前回以上の手応えを感じている。とにかく多くの有権者に訴えを届けようと一日十五回以上街頭に立つ。

 訴えは、消費税増税中止が主眼。七日には地元農家と懇談し、米価下落の影響を受けた悲痛な思いに耳を傾けた。「安倍政権の影響で苦しんでいる人たちを助けたい」。国政への思いを一層強くした。

 陣営は、態度を決めかねている有権者の取り込みに重きを置く。ブラック企業規制や集団的自衛権撤回など党の主張を年代別に紹介したチラシを駅前や街頭で配り始めた。山田満選対本部長は「訴えをどれだけ広められるかが生命線。共感が得られれば必ず票につながる」と期待する。

2355チバQ:2014/12/11(木) 23:42:49
http://www.sankei.com/region/news/141211/rgn1412110058-n1.html
2014.12.11 07:03
【衆院選 激戦区を歩く】
千葉4区 「落下傘とは違う」前首相に挑む

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 冷たい雨が降る。師走の夕刻。船橋市の表玄関、JR船橋駅前には市民が集い、熱気に満ちていた。自民の新人、木村哲也氏(45)がマイクを握り、熱い口調で訴える。

 「重い決断だった。相手は強敵だ。政策通でクリーン、そして前首相。勝てるわけがないと誰もがひるむ。だが、戦うときは戦わねばならない」

 強敵とは5期連続当選の民主前職、野田佳彦氏(57)だ。党に逆風が吹いた平成24年の前回選挙でも約16万3千票を得票。次点の自民候補に約9万票の差をつけて圧勝した。

 今回、自民は県内唯一の「空白区」だった千葉4区(船橋市中南部)の候補者を公募した。名乗りをあげ、公認候補となった木村氏は船橋市出身。29歳で船橋市議となって3期務め、23年に県議に初当選した。「落下傘候補とは違う」と地元の期待は大きい。

 ◆絶対にぶれない原点

 10歳のとき、母親が病気で倒れた。緊急入院して一命はとりとめたが、後遺症が出た。「車いすを押して介護を続けた。政治活動の原点は医療・介護・福祉。絶対にぶれない」と語る。

 選挙戦では、菅義偉官房長官らが次々に応援に駆けつけている。石破茂地方創生相は「全国でもっとも厳しい選挙区だが、皆さんの力でなんとしても当選させてほしい」と訴えた。

 選挙戦に入って睡眠時間は3時間ほど。早朝から街頭に立つ。体重は4、5キロ減った。木村氏は「悔いのないよう、神出鬼没、全力を尽くす。手応えは感じている」と、あわただしく選挙カーに乗り込んだ。

 街頭演説を聞いた主婦(46)は「特に取り組んでほしいのは、防衛問題です。中国船のサンゴ密漁。怖いと思った。選挙には関心がなかったが、今回は投票に行きます」と話す。

 自営業、大川進太郎さん(61)は「嘘をつかない政治をしてほしい。国会議員の定数は削減すべきだ」と語った。

 ◆受け皿にこぼれない

 師走の夜、JR西船橋駅前広場には、巨大なクリスマスツリーが立つ。青と白の電飾が美しく輝く。

 黒いスーツ姿の野田氏は選挙カーの上に立ち、マイクを握った。通勤客らが足を止めて聞き入る。

 「西船橋には大衆酒場がたくさんある。日本酒がなみなみとコップに注がれ、受け皿にこぼれてくる。飲んべえにとって幸せなときです」。日本酒党の野田氏はこう語り、聴衆を引きつけた後、安倍政権の経済政策を批判した。

 「だが、アベノミクスでは恩恵が受け皿にこぼれてこない。豊かな人がより豊かになるだけだ。中間層に直接、手を差し伸べる政策が必要です」

 車から降りて聴衆の中へ入ると、握手を求める行列ができた。野田氏は「動員しなくても集まってくれる。ありがたいことです」と語った。

 会社員、筧史絵さん(41)は「5歳と2歳の子供がいる。子育て支援をお願いしたい」と話す。

 野田氏は公示前から、朝の駅頭立ちを復活した。冷気の中、前首相自らビラを配った。若い母親が「頑張ってください」と声をかけ、赤ちゃんを野田氏に抱いてもらい、写真を撮影した。人気は高い。

 共産の新人、斉藤和子氏(40)は「安倍政権は戦争できる国にしようとしている。若者を戦場に送ってはならない」と訴える。無所属新人、西尾憲一氏(64)は「原発再稼働に反対」と呼びかける。

 民主の大物政治家に3人の新人が挑戦する。有権者はいかなる選択を行うのだろうか。(塩塚保)

2356チバQ:2014/12/12(金) 00:24:06
http://www.asahi.com/articles/DA3S11498770.html
(2014衆院選)「威光」に切り込む自民 「TPP反対」支持取り込む 栃木3区
2014年12月10日05時00分
 「皆様から頂いた政権与党とのパイプ。これを太く強くして地元の役に立ちたい。農業やインフラ整備の問題を中央に伝える」

 4日夜、栃木県矢板市。建設会社の会議室で作業着姿の社員ら約30人を前に自民前職の簗和生(やなかずお)氏は、深々と頭を下げた。応援に駆けつけた元総務相の鳩山邦夫氏は「この地域は国とずっと切れていたんでしょ。私が簗君のバックについて国からお金を持ってくるよ」と支持を訴えた。

 栃木3区は2009年に自民を離党、みんなの党を結党した渡辺喜美氏が当選を重ねてきた。副総理や外相を務めた父・美智雄氏から続く地盤に前回、簗氏は「落下傘候補」(鳩山氏)として挑戦。比例復活で初当選した。

 自民は今回、組織力を生かした選挙戦を繰り広げる。簗氏の選挙事務所は、壁一面が業界団体の推薦状で埋め尽くされていた。その象徴が、農協の政治団体である農政連だ。前回選挙では、渡辺氏が地元でも環太平洋経済連携協定(TPP)推進を掲げたが、農政連はTPPに反対だ。

 栃木県はコメの収穫量が全国8位(昨年)、畜産業も盛んで農業政策への関心は高い。今年の米価は、市場に余剰米が多く残ることなどから価格が暴落、地元の農業に従事する男性(47)は「昨年より収入は100万円も落ちた。TPPには絶対反対だ」と話す。自民党はTPPを推進するが、簗氏は自身のホームページで「TPPへの参加に断固反対」と記す。

 ■解党打撃「第三極衰退の象徴」

 「党がなくなった。比例復活も出来ない。まさに生きるか死ぬかの瀬戸際です。おやじの時代から応援してくれる皆様だけが支えです」

 全国紙などが序盤の情勢調査を伝えた4日。栃木県大田原市の黒羽商工会。集まった約20人を前に渡辺氏はそう叫ぶとメガネをはずして涙をぬぐった。

 父の地盤を継ぎ、過去6回の選挙は圧勝。渡辺氏が09年につくったみんなの党は国会議員36人、全国で地方議員約300人を抱える第三極として、軽視できない存在にまでなった。しかし、自身が安倍政権に接近したことで党は内紛、昨年末に分裂した。

 安倍晋三首相が今年1月「責任野党」として連携に向けた秋波を送ると、みんなの党はさらに揺れた。渡辺氏は巨額資金借り入れ問題で春に代表を辞任し、衆院選目前に解党に。今回は地元に張り付き、ミニ集会や街頭演説を繰り返す。

 前回は脱官僚や消費増税の凍結、TPP賛成など、みんなの党の政策を訴えた。「業界団体と癒着している自民党に改革なんて出来るはずがない」と歯切れが良かった。

 だが今回は違う。持論だったデフレ脱却のための金融緩和や消費増税の凍結を安倍政権が実行したため、「ずっと安倍首相に進言してきた。アベノミクスはナベノミクスなんです」と安倍首相との近さを訴える。公示前には安倍首相とツーショットの写真が載った後援会カードを配って近さをアピールしたほどだ。

 「今回はかつてない逆風だ。先代の威光だけが頼りだ」(後援会幹部)。渡辺氏は新党を模索したが断念。安倍政権になり、自民との違いが分かりづらくなった。加えて、かつてみんなの党が掲げた政策は都市部の有権者に響いても、「農村地帯である栃木3区でも支持されていたとは言い難い」と陣営幹部。「栃木3区は第三極衰退の象徴だ」。古参の支持者たちは頭を抱える。

 一方、前回に続く2回目の挑戦となる共産新顔の秋山幸子氏は「農業政策を壊してきた自民党や、ここでお父様の代からずっとやってきた方がTPPに賛成していて、農家がどうなるかという瀬戸際だ」と、TPPの阻止などを訴える。

 (今野忍、堀井正明)

 ◇栃木3区の候補者(届け出順)

簗和生  35 党青年局次長   自前(1)[比]

秋山幸子 63 〈元〉足尾町議  共新

渡辺喜美 62 〈元〉みんな代表 無前(6)

2357チバQ:2014/12/12(金) 00:31:46
http://www.asahi.com/articles/CMTW1412100600001.html
宙に浮くTPP論争/2014衆院選
2014年12月10日10時28分
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 ◆ 農協の姿勢に変化/2区

 前回衆院選の山形2区は、TPP(環太平洋経済連携協定)が大きな争点となり、反対を訴えた自民・鈴木憲和氏は当選、当時経済産業副大臣で反対を明言しなかった民主・近藤洋介氏は小選挙区で敗れた。その後、安倍政権は交渉参加を表明。政府の姿勢は大きく変わったが、今回の選挙ではTPPの是非を正面から論じる姿は乏しく、論争は宙に浮いている。

 5日に朝日町であった鈴木氏の個人演説会。TPPについて鈴木氏は「議論をして安倍政権は前に進むと決断した。地域のみなさんの気持ちをいただいて東京に行ったのに、(交渉参加を止めることが)できなかった。私は正直、すごく悔しい」と釈明した。

 しかし、交渉内容には踏み込まずに「だから私は将来、この地域の気持ちを国政の真ん中に反映できるような大きくて強い政治家になりたい」と、支持を求める訴えにつなげた。

 一方、近藤氏は、衆院解散翌日の会見で「農家の方から『あんたはうそはつかなかった』と言ってもらえる」と語った。「反対」を明言しなかった前回の姿勢を自ら評価するもので、12月4日に西川町であった近藤氏の演説会では、民主党県連の吉村和武幹事長が「今思い起こしていただきたいのは、どちらが誠実だったのかということだ」と力を込めた。

 近藤氏の陣営は、「反対」を主張していた鈴木氏への批判を強めながら、米価下落への対策として「戸別所得補償制度」復活の訴えに力点を置いており、TPPは陰に隠れたような形になっている。

 TPPが論戦の焦点にならない背景には、農業団体側の姿勢の変化もある。

 JAグループの政治団体・県農協政治連盟は昨夏の参院選で自民党の猛反発を受けながらも「TPP断固反対」を掲げたみどりの風(当時)の舟山康江氏を推薦し、支援活動を行った。

 その後、自民党と「和解」した県農政連は、今回の衆院選ではTPPや米価とともにJAグループの存続基盤に直結する「農協改革」を「大きな難題」として挙げ、1区は自民前職の遠藤利明氏、2区は鈴木氏を推薦することを決めた。

 高谷尚市会長は2日、遠藤氏の出陣式であいさつに立ち、「私たちの思いをどこに託せばいいのか。それはやはり政権与党です」と訴えた。農協改革という課題を政権側から突きつけられ、強い姿勢に出るのが難しい様子がうかがえた。

 2区の共産党新顔、白根沢澄子氏は、TPP即時撤退の立場を表明している。

2358名無しさん:2014/12/12(金) 07:40:52

安倍 晋三総裁
開始時間 候補者 演説場所 用務
10:50〜 【山形県】 かとう 鮎子 (3区) イオン酒田南店前
( 酒田市あきほ町120-1 ) 街頭演説会
13:00〜 【山形県】 すずき のりかず (2区) さくらんぼ東根駅東口 街頭演説会
16:10〜 【栃木県】 西川 こうや (2区) JR今市駅前 街頭演説会
18:30〜 【埼玉県】 村井 ひでき (1区) 浦和駅東口 街頭演説会

谷垣 禎一幹事長
開始時間 候補者 演説場所 用務
12:30〜 【岩手県】 藤原 たかし (4区) イトーヨーカドー花巻店前
( 花巻市下小舟渡118-1 ) 街頭演説会
16:00〜 【栃木県】 やな 和生 (3区) 那須塩原駅西口
( 那須塩原市大原 ) 街頭演説会
19:00〜 【神奈川県】 ふくだ 峰之 (8区) 青葉台駅
( 横浜市青葉区青葉台一丁目 ) 街頭演説会


二階 俊博総務会長
開始時間 候補者 演説場所 用務
10:00〜 【大阪府】 左藤 章 (2区) 西田辺交差点
( 阿倍野区昭和町5−12 ) 街頭演説
10:20〜 【大阪府】 左藤 章 (2区) 地下鉄駒川中野駅前
( 東住吉区駒川3−27−25 ) 街頭演説
10:30〜 【大阪府】 左藤 章 (2区) 駒川商店街 徒歩遊説
10:50〜 【大阪府】 左藤 章 (2区) 駒川商店街南側
( 東住吉区駒川5−22−20 ) 街頭演説
11:30〜 【大阪府】 竹本 直一 (15区) 近鉄富田林駅北側ロータリー 街頭演説会
13:30〜 【大阪府】 岡下 昌平 (17区) 泉ヶ丘駅前
( 堺市南区茶山台1−2 ) 街頭演説会

2359名無しさん:2014/12/12(金) 07:45:08


海江田万里代表
朝から地元周り
18:30 千葉6区 松戸駅東口
18:50頃 ぶら下がり取材(同上)

岡田克也代表代行
7:00 愛知7区 前後駅前ロータリー
8:40 愛知3区 大高駅前ロターリー
10:00 愛知13区 知立市弘法山遍照院
11:25 愛知13区 イトーヨーカドー安城店前
13:00 愛知14区 豊川市総合体育館前
13:30 愛知14区 城下交差点(豊川市牛久保町城下)
16:50 神奈川12区 藤沢駅南口バスロータリー
18:15 神奈川9区 新百合ヶ丘駅南口
19:20 神奈川16区 本厚木駅北口

枝野幸男幹事長
11:00 栃木2区 まちの駅新鹿沼宿前
11:30 栃木2区 日晃そば前(鹿沼市西茂呂2−22−25)
14:20 宮城1区 仙台フォーラス前
14:45 宮城1区 アエル仙台前
15:00 ぶら下がり取材(同上)
18:00 福島5区 勿来市民会館
19:30 福島5区 いわき駅

2360チバQ:2014/12/12(金) 07:49:50
http://www.sankei.com/region/news/141212/rgn1412120078-n1.html
2014.12.12 07:08
【衆院選 激戦区を歩く】
千葉9区 党名より個人をアピール

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 前職3人を含む4人が立候補し、激しい選挙戦が繰り広げられている千葉9区。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)による合同世論調査で判明した終盤情勢では、自民の前職、秋本真利氏(39)が頭1つ抜け出している。追う形となった民主前職、奥野総一郎氏(50)と次世代前職、西田譲氏(39)の陣営に悲壮感はなく、残りの選挙戦では、党ではなく「個人」を前面に出して無党派層にアピールし巻き返しを図る。

 ■脱原発の自民候補

 選挙戦で秋本氏は「脱原発」を掲げ、再生可能エネルギーへの転換を声高に主張している。

 陣営関係者は「党内には、党の主張と一部食い違う秋本を良く思わない人がいることは確かだ」と明かす。しかし「筋の通った主張をしていることに、一目置く人もいる」という。

 2日には、前回選挙に続き、深い交流のある小泉進次郎復興政務官が応援のため、千葉市若葉区のJR都賀駅に来訪。大勢の聴衆の前で「これからの自民党を一緒に作っていきたい仲間だ」とエールを送った。他にも選挙区には、閣僚経験者や著名議員らが続々と入っている。

 ■地元を思う気持ち

 奥野氏の陣営には、前回選挙と比べて多くの有権者が訪れるようになった。

 「年金生活をしている人などから切実な声が届いている。自民一強を何とか阻止して民主主義を復活させたい」

 奥野氏は衆院議員に当選後も議員宿舎を借りず、選挙区内の駅頭での演説を続けてきた。「知名度は他の候補者よりも高く、地元を思う気持ちは1番強い」と陣営関係者は話す。

 11日には蓮舫参院議員と野田佳彦前首相が応援に駆けつけた。「党の風は吹いていないが、駅頭では名乗る必要もなくなってきた奥野個人の力で、何とか勝ち抜きたい」(同)。

 ■無党派層取り込み

 「毅然とした政治家でありたい」と語る西田氏は、「今回の選挙で初めて、国防や教科書問題について、有権者から話しかけられている」。9日には、平沼赳夫党首が応援に来ており、保守層へのアピールを継続していく。

 陣営関係者は前回比例復活した衆院選について「所属していた日本維新の会の風に乗った選挙だった」と分析。「今回は党ではなく、西田の選挙になる。本人の演説を見れば、応援したくなる人が増えるはずだ」と話す。

 選挙戦後半戦は、駅頭などで本人の露出を増やしている。課題となる無党派層の取り込みに向け、「若い世代にもアピールしていく」とした。

 共産新人の鴨志田安代氏(59)の陣営関係者は「集団的自衛権など安倍政権の平和に関する施策に危惧する声が多く、党としての手応えは非常に良い」と話す。

 9区は、かつて自民から出馬して衆院議員を4期務め、解散したみんなの党で幹事長を務めた参院議員・水野賢一氏が地盤としている。水野氏の関係者は「陣営として1人の候補者を応援することはない」としており、当面は無所属で活動するという同氏を支持する有権者を取り込もうと、各陣営は積極的に動いている。

 投票先を決めかねているという若葉区のパートの女性(45)は、「国会であらさがしをする人ではなく、信頼できる人に投票したい」と話した。(山本浩輔)

2361チバQ:2014/12/12(金) 07:50:44
http://www.sankei.com/region/news/141210/rgn1412100059-n1.html
2014.12.10 07:09
【衆院選2014】
注目区を歩く(上) 「厚い壁」に挑む自民 神奈川4区

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 「自民は本気で(元みんなの党代表で前職の浅尾慶一郎氏の)牙城を崩そうとしている」

 4区(横浜市栄区、鎌倉市、逗子市、葉山町)の浅尾氏陣営の一人は公示後、こうつぶやいた。陣営を襲ったかつてない危機感は9日、お膝元で現実となって現れた。

 “浅尾系”市議が最大会派を誇ってきた鎌倉市議会で同日、3市議が自民前職の山本朋広氏への支持を鮮明にし、新たな議員団を誕生させたのだ。

 これまで同市議会において、山本氏への支持を表明する市議は限定的だった。だが、中央政界でのゴタゴタは、地方の潮目も大きく変えた。議員団に参加した市議の一人は「(山本氏の)支持基盤を拡大していく」と意気込みを語る。

 中央からの援護射撃も手厚い。山本氏の応援には、石破茂地方創生担当相や谷垣禎一幹事長ら主要閣僚や党幹部が連日のように駆けつけており、山本氏も「これほどの支援は初めてで、他の候補者から嫉妬されるほど。大きなプレッシャーを感じる」と気を引き締める。

 安倍晋三首相は先月30日に行われたJR鎌倉駅前の演説で、「衆院が解散したからといって党を解散する必要はない」と力を込め、浅尾氏の政治姿勢を批判。さらに公示日の今月2日、逗子市内の神社で行われた山本氏の出陣式に姿を現したのは、菅義偉官房長官だった。菅氏の4区入りはこれまでに2度。「今度こそ、何としても小選挙区で勝利する」とげきを飛ばした。

 「改革勢力を結集する」との姿勢を崩さない浅尾氏への警戒感に加え、自民側には、野党元代表である浅尾氏の選挙区を奪うことで、「自民勝利の象徴」としたい考えもある。「重点区」での議席奪取へ攻勢を強めるものの、浅尾氏の壁は依然として分厚く立ちはだかっている。

 対する浅尾氏の陣営。浅尾氏の出身校で鎌倉市内にある名門進学校・栄光学園高OBや系列市議らが脇を固め、その厚い支持基盤から地元では「浅尾党」と評されるほど大きな存在となっている。

 浅尾氏は党幹部としてテレビ番組などへの露出が多かったこともあり、知名度は高い。自民への追い風が吹き荒れた平成24年12月の前回衆院選でも、山本氏に4万3千票差をつけて圧勝した実績を誇る。

 しかし、浅尾氏の立場は大きく変わった。みんなの党の創設メンバーで、今年4月からは党代表を務めていたが、党内の路線対立により、公示直前の先月28日に解党。比例代表での復活がない無所属での出馬となったのだ。

 党をまとめきれなかったその政治手腕に対する批判も出たことから、浅尾氏は連日駅頭に立ち、「日本の政治に緊張感をもたらすためには改革勢力が必要。覚悟を示すためにもあえて最も厳しい道を選んだ」と強調する。

 前回は党幹部として他候補の応援に繰り出すことも多く、地元入りがままならなかったが、今回は地元に張り付いて街頭演説を繰り返すなど、背水の陣を敷いている。選挙用ポスターや看板には「不器用ですが」の文字を入れるなど、解党をめぐる混乱を逆手に取るかのような手法も使ってアピールに躍起だ。

 浅尾氏と山本氏の戦いを軸にした4区は、前回と同じ顔ぶれによる選挙戦となっている。民主党を離党し、無所属で挑む新人、荻原隆宏氏は法的拘束力のある住民投票制度の確立や集団的自衛権行使容認への反対を明確にすることで、「革新勢力の受け皿」を標榜(ひょうぼう)。街頭演説を中心に無党派層の獲得に力を入れる。

 共産新人の加藤勝広氏は消費増税の中止や集団的自衛権の行使容認反対、福祉充実などを支持者に訴え、党勢拡大を図る。

                   ◇ 

 安倍政権の経済政策「アベノミクス」への評価が主な争点となった今回の衆院選。急遽(きゅうきょ)突入した「師走決戦」での注目選挙区の状況を伝える。 (衆院選取材班)

                   ◇ 

 ▽4区(4人)

山本朋広39☆文科政務官 自 前 【公】
浅尾慶一郎50 元みんな代表無 前 
荻原隆宏44 元横浜市議 無 新 
加藤勝広70 党地区役員 共 新

(上から届け出順、☆は比例と重複)

2362チバQ:2014/12/12(金) 07:51:16
http://www.sankei.com/region/news/141211/rgn1412110032-n1.html
2014.12.11 07:02
【衆院選2014】
注目区を歩く(中)県内最大の激戦 神奈川16区





 かつて、農林水産相を務めた亀井善之氏=自民=を9期にわたって衆院に送り出し、「保守王国」とされてきた県央地区。その中心である16区(相模原市西部、厚木市、伊勢原市、愛川町、清川村)では、自民と民主が火花を散らし、「県内最大の激戦」を繰り広げている。

 「ここに来ているのは(民主前職、後藤祐一氏の出身校の)厚木高校OBがほとんど。地元の力で何とか押し上げてみせる」

 先月19日、厚木市内で開かれた選挙事務所の開所式に集まった厚木高校OBは、こう自信を見せた。

 民主への逆風が吹き荒れた2年前の前回、後藤氏は自民新人だった義家弘介氏を追い詰めるも、8077票及ばなかった。「落下傘候補」だった義家氏に僅差で敗れ、比例代表での復活に甘んじた苦い記憶があるからこそ、小選挙区での当選には並々ならぬ思い入れがある。

 雪辱を期す後藤氏の最大の強みは、地元の名門・厚木高校のOBらが中心となった後援会組織だ。

 街頭では「対案をしっかりと提示する野党を育て、安倍晋三政権にブレーキをかける」と、“反自民”の姿勢を強調する後藤氏だが、ある支持者は「普段は自民を支持しているが、後藤氏が厚木高OBである以上は応援する」と、党派を超えた支援を誓う。

 選挙区内の隅々に張り巡らされた卒業生のネットワークをフル活用し、地元のイベントにこまめに顔を出すなど「どぶ板選挙」を徹底、自民の強固な地盤を切り崩す構えだ。

 後藤氏は、平成21年の衆院選で「政権交代」の追い風を受け、亀井氏の息子、善太郎氏=自民=を破って初当選。善太郎氏の引退を受け、自民は参院議員だった義家氏を送り込んだ。

 後藤氏陣営の幹部は「今回は極端な風が吹いていない。後藤氏が地盤を確立できるかどうかの正念場だ」と気を引き締める。

 公示後の今月初旬。伊勢原市内の児童館で行われた義家氏のミニ集会には、約70人の支持者が詰めかけた。かすれた声を絞り出すように、義家氏はこう切り出した。

 「皆さんに支えられ、この選挙戦、マイクを握り続けてまいりました。つぶれてしまった声は、またよみがえります」

 「ヤンキー先生」としての高い知名度を背景に、前回は「教育再生」を掲げて初当選した。当選後は文部科学委員会理事など「教育畑」の重要ポストに就いたほか、北海道の高校で教鞭(きょうべん)をとるなど、全国各地を飛び回る多忙な日々を過ごしてきた。

 前回の辛勝をめぐり、「地元での活動不足」を指摘する声も上がっていたため、今回の選挙戦では“地元密着”を強調。「地方創生を打ち出して、正々堂々と戦う。(さがみロボット産業特区など)国家プロジェクトが日本で最も集中しているのは地元・伊勢原だ」と、地元に身近な政策で有権者に語りかける。

 後藤氏と義家氏。両陣営ともに「地元」を強調する選挙戦は、終盤に入って激しさを増している。

 自民、民主との違いを強調しているのは、共産新人の池田博英氏だ。

 「共産党が唯一、消費増税中止と言っているんです」

 池田氏は「自民でも民主でも政治は変わらないという思いが国民の間にある。そうした層が、『共産に託してみよう』と考えていただければ、この選挙区で食い込んでいける」と気を引き締めている。

                   ◇

 ▽16区(3人)

 後藤祐一45☆元内閣委理事 民 前 
 池田博英52 党地区委員長 共 新 
 義家弘介43☆元文科政務官 自(町)前 【公】

 (上から届け出順、☆は比例と重複)

2363チバQ:2014/12/12(金) 07:51:46
http://www.sankei.com/region/news/141212/rgn1412120070-n1.html
2014.12.12 07:10
【衆院選2014】
注目区を歩く(下)元横浜市長出馬で混戦 神奈川18区

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 先月29日、18区(川崎市高津区、宮前区、中原区の一部)内の東急田園都市線高津駅近くで行われた、元横浜市長で次世代前職の中田宏氏の選挙事務所開き。ここで、かつて横浜市長、知事として県政界をリードした2人が顔を合わせた。

 応援に駆けつけたのは、元知事で参院議員の松沢成文氏(56)。同月26日に次世代に合流したばかりの松沢氏は、盟友の中田氏に向けて「実績、政策、理念がある。最高の候補者だ」と、賛辞を贈った。

 この動きに警戒感を強めたのは、日頃から地元で駅頭演説を多くこなしてきた自民前職の山際大志郎氏、生活元職の樋高剛氏の両陣営だ。両氏に比べて地元での準備不足が否めなかった中田氏だが、党国対委員長としてメディアの露出も多いうえ、何より平成14年から21年にかけて横浜市長を務めたことから、知名度で他候補を圧倒する。宮前区を含む旧8区で2度当選した実績もある。

 その中田氏が、昨年の参院選で自民候補者に次ぐ74万票を集めた松沢氏とタッグを組んだことから、ある陣営は「選挙の戦い方をよく知っている2人。不気味な存在だ」と危機感を募らせた。

 14年に新設された川崎市北部の18区は、都内に隣接するなど交通利便性が高いことから、都内に勤める「神奈川都民」が多く住む、県内屈指の“浮動票エリア”となっている。

 今回の衆院選では、議席死守を図る山際氏に対し、比例代表(北陸信越)から国替えした中田氏、返り咲きを目指す樋高氏との戦いを軸に、維新新人の北村造氏と共産新人の塩田儀夫氏が出馬する混戦模様となっている。

 これまで18区は自民と民主が拮抗(きっこう)し、15年以降4回行われた衆院選では、自民と民主が交互に制してきた。

 しかし、中田氏が昨年、旧日本維新の会の神奈川18区支部長に就任したことが、この対立軸に変化を生じさせた。公示直前に北村氏が出馬を決め、民主が候補者擁立を見送ったにもかかわらず、野党間調整が不発に終わるなど浮動票の行方は読みにくくなっている。

 知名度を武器に浮動票獲得を目指す中田氏に対し、山際氏陣営は自民が得意とする組織戦で対抗する。今月2日の出陣式には、党川崎市連の幹部が勢ぞろいした。街頭演説や個人演説会にも甘利明経済再生担当相(65)や三原じゅん子参院議員(50)といった「有名どころ」が続々と駆けつけ、18区への意気込みを見せつけた。

 山際氏は組織を固める一方で、きめ細かくミニ集会を開き、「アベノミクスのど真ん中で仕事をしてきた。ほかに日本経済を再生させる道はない」と、経済産業副大臣としての実績を前面に押し出す。

 前回衆院選で落選し、2年間の浪人生活を送る樋高氏は、4度目の当選に向けて奔走している。

 元環境政務官としての実績を強調する樋高氏は、都市住民を意識した独自政策として、再生可能エネルギー政策の考え方をまとめた「風の谷計画」をアピール。アベノミクスを痛烈に批判し、「反自民勢力の結集軸を」と呼びかける。

 公示日の1週間前に名乗りを上げた北村氏は、若さとサラリーマン目線を武器に既得権益の打破を訴える。地元の維新所属県議2人が中田氏支援に回るという“ねじれ”をものともせず、江田憲司共同代表(58)や小野次郎幹事長代理(61)の応援も得て、選挙区を縦横無尽に走り回っている。

 市内にある東芝の工場で40年以上働き、雇用問題改善などを訴える塩田氏も、党勢拡大と知名度の浸透を図っている。=おわり

                   ◇

 ▽18区(5人)

 北村造31☆元証券会社員 維 新
 樋高剛49☆元環境政務官 生 元
 塩田儀夫64 団体理事   共 新
 山際大志郎46☆経産副大臣  自 前 【公】
 中田宏50☆元横浜市長  次 前

 (届け出順、☆は比例と重複)

2364名無しさん:2014/12/12(金) 07:52:03
170 :無党派さん:2014/12/12(金) 02:35:41.93 ID:mIM56XEJ
ところで松原仁はどんな感じかな?
石原ひろたかの応援に総理が来た時は大井町がすごかったなw

http://i.imgur.com/SC6Kf5h.jpg

2365チバQ:2014/12/12(金) 07:52:40
http://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/20141209-OYTNT50232.html
衆院選 注目区ルポ<上>
2014年12月10日
 ◇無党派層狙いと組織戦
 ■1 区■


 井坂信彦 40 維前《1》
 盛山正仁 61 自前《2》
 筒井哲二朗 43 共新

 
 序盤情勢を報じた朝刊に「自公300超す勢い」の見出しが躍った4日夕、阪神魚崎駅前で井坂はマイクを握る手に力を込めた。「自民を大勝させるわけにはいきません」

 前回選ではみんなの党から立候補。結いの党を経て9月に維新に合流した。日本維新の会などが第3極として注目された前回とは違う。風は感じられない。

 陣営は「維新の看板を前面に出すのは得策ではない」と政党色を薄めた。チラシには「井坂対自民」で政策を比較。無党派層を意識し、擁立を断念した民主票の取り込みも狙う。「与党批判票を集めなければ勝てない」

 「今回は前回以上に危ない」。一方の盛山陣営は危機感を募らせ、組織の引き締めを図る。井坂に約2800票差まで迫られた前回の苦い記憶がある。

 6日に安倍首相、7日には石破地方創生相と大物の来援を受けた。「政権を担えるのは自公だけ」。演説では井坂とは反対に「自民党」の看板を強調。自民系市議、県議が顔をそろえる。

 自転車で運動してきた井坂に対抗して「街を歩く」作戦も立てた。陣営幹部は「井坂さんは政党に頼らなくても、個人的な人気がある。うちは、自民党の看板を前面に打ち出さないと戦えない」と明かす。

 「暴走する安倍政権に対抗できるのは、共産党だけです」。筒井は、商店街や駅前で、アベノミクス批判や原発再稼働、集団的自衛権行使の限定容認への反対などを説く。

 陣営は、民主、維新支持層にもターゲットを広げ、与党への批判票の取り込みに躍起だ。「自民だけでなく、消費増税に明確な反対を示さない民主や維新に対しても嫌気がさしている層は多い。非自民の受け皿となるのは共産党しかない」と意気込む。

2366チバQ:2014/12/12(金) 07:53:06
 ◇5党混戦保守分裂焦点
 ■3 区■

 横畑和幸 43 民新
 関芳弘 49 自前《2》
 新原秀人 52 維前《1》
 和田有一朗 50 次新
 冨士谷香恵子 62 共新

 
 4日午後、神戸市須磨区の市営地下鉄名谷駅前。横畑が有権者と握手を交わす背後で、運動員が「投票へ行こう」の文字カードを掲げた。陣営は「投票率が下がれば、自民に有利になる」と考える。「保守票が割れて、投票率が上がれば、つけいる隙は十分ある」

 3区では、民主と維新が候補者を一本化できず、さらに神戸市議、県議の経験を持つ和田が参戦。野党4党の候補が乱立する混戦模様となった。

 「保守が分裂して、民主に漁夫の利を得させてはいけない」。関は、出陣式で声を張り上げた。保守票が新原、和田に流れ、結果的に労組票を固める横畑に有利になることを警戒。銀行出身の「経済政策通」を売り込み、「油断は禁物」と組織を引き締める。

 一方、新原陣営は「和田の出馬はプラスに働く」と受け止める。関と和田が票を食い合えば、市議時代からの地盤を持つ新原に「勝ち目」が生まれるのだという。無党派層を取り込もうと、街頭演説では「庶民の党」をアピールする。

 公示前日に次世代の公認を得た和田は「政党色が鮮明になったことで戦いやすくなった」と、地元・垂水区での知名度を生かした選挙戦を展開。「地方議員として住民の声を聞いてきたからこそ、できることがある」と訴え、須磨区でも浸透を図る。

 一方、冨士谷は「消費増税ストップ」「原発再稼働の中止」などの党の政策をアピール。唯一の女性候補であることを生かし、「子育ても親の介護も経験した。女性たちの願いを伝える議員として、国政で働きたい」と訴えている。(文中敬称略)(畑中俊、中谷圭佑)

                   ◇

 14日の衆院選投開票に向けて、県内の12小選挙区では各候補者が舌戦を繰り広げている。注目選挙区の現場から報告する。

 
 ◇候補者名簿は届け出順。敬称略。氏名、年齢(投票日現在)。政党の略称は自=自民、民=民主、維=維新、公=公明、次=次世代、共=共産、生=生活、社=社民、諸=諸派、無=無所属。新旧、当選回数。

2367チバQ:2014/12/12(金) 07:53:33
http://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/20141210-OYTNT50261.html?from=yartcl_popin
衆院選 注目区ルポ<中>
2014年12月11日
 ◇党看板前面と個人党…11区


頭師暢秀 44 自 新
苦瓜一成 61 共 新
松本剛明 55 民 前《5》

 「自由民主党の頭師暢秀でございます」

 先月30日に姫路市内であった候補予定者公開討論会。頭師は発言のたびに与党候補であることを繰り返し強調した。初挑戦で、二人乗り自転車「タンデム」で知名度アップに奔走した前回選のような奇策は封印。党支持層へのあいさつ回りを地道にこなす。陣営は「今回は各方面から呼ばれることが多い」と手応えを感じている。

 実績と知名度に勝る松本は防戦を強いられている。

 「二度目の逆風だ」。2日の出陣式に臨んだ松本は自らを鼓舞するように声を張り上げた。逃げ切ったとはいえ、初陣の頭師に1万6000票差まで詰められた前回選。「今回はもっと厳しい」と危機感を強め、2回目の当選以降続けてきた他選挙区への応援演説も見合わせ、従来以上に基盤固めに力を注ぐ。

 苦瓜は「消費増税反対」などを掲げて他の2候補との違いを鮮明にし、反自民票や無党派層の取り込みを狙う。

 解散風が吹き始めてからの擁立だったため、知名度不足は否めず、人が集まる商店街やスーパーマーケットなど重点的に回り、連日20か所以上、街頭で顔と名前をPRする。「庶民の生活を本当に考えているのは我々だけ」と訴え、主婦層などへの浸透を図る。

2368チバQ:2014/12/12(金) 07:53:55
 ◇自民系2氏に維新、共産…12区

堀譲 64 共 新
山口壮 60 無 前《4》
村上賀厚 55 維 新
戸井田真太郎 36 無 新

 「無所属の2人で勝った方が自民党なんです」。9日も相生市内など約40か所で山口は訴えた。意識する相手は戸井田だ。

 山口は昨年12月に民主党を決別、旧新進党時代から交流のある二階俊博・自民党総務会長の二階派の「特別会員」として自民党に急接近。6日にたつの市であった山口の決起集会には二階氏も駆けつけ、「圧勝すれば、『どうぞ(自民党に)』となる」

 県連は先月、戸井田を党本部に公認申請したが、認められず、戸井田は党本部から打診された比例単独候補を拒否したため、無所属に。県連関係者は「二階さんの影響力だろう。ずっと自民党で頑張ってきた人を推すのが筋だ」と憤る。

 8日には、文書でも「全面支援」を公表。戸井田も「県連支援」と記した選挙カーで「祖父の代から自民党一筋」と繰り返す。

 村上は、〈自民系無所属〉候補について「単なる自民党内での争いだ」と切り捨てる。

 地盤のない中、アパートの一室を事務所として選挙戦を展開し、「消費増税延期の信を問う選挙の意味が全く分からない。国会議員の定数や歳費削減など身を切る改革が先決だ」と主張。陣営は「1票でも上積みを目指す」とし、街頭などで無党派層の取り込みを狙う。

 堀もこまめに街頭に立ち、消費増税の中止や原発ゼロ社会への転換、憲法9条を生かした平和外交などを訴える。「安倍政権に物申して、庶民の暮らしを守る役割は共産党が担う」

 陣営は「内閣は国民の願いと反対のことばかりをやっている」と自民党への批判を展開し、反自民票の受け皿として共産党が躍進するチャンスとみている。

(有好宏文、田上秀樹)(文中敬称略)

2014年12月11日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

2369チバQ:2014/12/12(金) 07:54:14
http://www.yomiuri.co.jp/local/hyogo/news/20141211-OYTNT50268.html?from=yartcl_popin
衆院選注目区ルポ<下>
2014年12月12日
 ◇無党派10万票動向注目…6区


吉岡 健次 45 共新

辻泰弘 58 民新
杉田水脈 47 次前《1》
大串正樹 48 自前《1》

 約47万9000人と県内最多の有権者数を抱える6区では、2003年以降連続当選者がいない。10万票以上ともいわれる無党派層が、結果を大きく左右してきた。どの陣営もこの票の動向に細心の注意を払う。

 4日夕、阪急伊丹駅前。石破地方創生相が「伊丹にとって、日本にとって必要な人だ」と訴えた。横には、再選を目指す自民前議員の大串。公示の2日にも、谷垣幹事長を個人演説会に招いた。陣営幹部は「初当選から2年で、知名度は低い。著名な党大物と並べば、有権者の話題に上る」と話す。組織票を固めつつ、1日に10回以上はミニ演説を街頭で繰り返す。

 同じ4日の午前、同駅前で民主の岡田克也代表代行が「私の長年の同志。間違いのない人だ」と、参院議員を2期務めた新人の辻を持ち上げた。基礎となるのは労働組合票だが、強調するのは「自民、アベノミクスに違和感を覚える人の受け皿」(陣営幹部)だ。街頭では大串との違いを際立たせようと、「元厚生労働副大臣」の経験を前面に押し出す。

 大串と保守票を奪い合うのが、次世代前議員の杉田。陣営は「前回は日本維新の会の看板で取った票が多かった」と顧みて、今回は街頭演説の様子を連日、動画配信サイトで生中継する作戦に出た。領海警備の強化などを訴え、陣営幹部は「有権者の反応は良くなっている」と手応えを口にする。

 共産新人の吉岡は、他の候補者が国政経験者であることから、「とにかく有権者に顔と名前を売ろう」と、1日約20か所の街頭演説をこなす。訴えているのは、「消費増税中止」や「原発ゼロ」。「クリーンな政治ができるのは、企業団体献金や政党助成金を受け取らない共産党だけ」と呼びかける。(澤本梓、河部啓介、松田俊輔)

2370チバQ:2014/12/12(金) 07:54:32
 ◇保守分裂党派色を強調…7区

大前春代 30 無新
浜本鶴男 70 共新
山田賢司 48 自前《1》
畠中光成 42 維前《1》
石井登志郎 43 民元《1》

 前回選と同様、自民、民主、共産に第3極という構図が予想されていたが、保守系候補が参戦。保守分裂の中、各陣営の思惑が絡み合う。

 解散直前に出馬を表明したのが、無所属新人の大前。父親は、7区選出の元自民衆院議員だ。自民県議の座をなげうち、党から除名処分を受けた。選挙カーで選挙区内を巡り、女性の社会進出などを訴える。父親のかつての支持票を基礎とし、無党派層の取り込みを狙う。

 大前と国道を挟んで事務所が向かい合うのが、自民前議員の山田だ。壁には、初当選時の2倍以上となる100超の企業、団体の推薦状が並ぶ。それでも陣営は、「(大前と)支持層が重なる。票割れを防がねば」と危機感をあらわにし、公示早々に谷垣幹事長の応援を仰ぐなど保守票固めに注力する。

 保守分裂の利を得たいのが民主元議員の石井だが、陣営は「当選ライン低下を期待せず、堂々と党の存在感を示す」。政権批判を繰り広げつつ、第3極も「役割を終えた」とけん制する。4日、西宮市で街頭に立った岡田代表代行も「自公に立ち向かえるのは民主だけ」と野党第1党の矜持きょうじを強調した。

 維新前議員の畠中は前回、みんなの党公認として出馬し、比例復活で初当選した。第3極が躍進した2年前の再現を狙い、「業界団体や労組に縛られた自民、民主に改革は無理」と訴える。「注目度を高め、埋没を防ぎたい」(陣営幹部)と、知名度の高い橋下、江田両共同代表が相次いで駆け付けた。

 共産新人の浜本は街頭で、「自、公、民は増税3兄弟。第3極も安倍政権の応援団だ」と批判の声を上げ、消費増税の中止や原発ゼロを主張。陣営は今選挙を「党躍進の好機」とみて、連日、駅前やスーパー前など15〜20か所で他党との違いを強調している。

(清家俊生)

(文中敬称略)

2371チバQ:2014/12/12(金) 07:55:29
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2014shuin/579719.html
道1区、民主復権か自民死守か 横路氏と船橋氏、舌戦に熱 野呂田氏は比例票狙う(12/12 06:55)
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(右)個人演説会の後、支援者と握手を交わす横路氏=11日、札幌市南区(中)身ぶり手ぶりを交えて街頭演説する船橋氏=11日、札幌市中央区(左)「原発のない北海道に」と署名を求める野呂田氏=11日、札幌市中央区
(右)個人演説会の後、支援者と握手を交わす横路氏=11日、札幌市南区(中)身ぶり手ぶりを交えて街頭演説する船橋氏=11日、札幌市中央区(左)「原発のない北海道に」と署名を求める野呂田氏=11日、札幌市中央区
 14日投開票の衆院選で、道内最多の有権者を擁する道1区(札幌市中央、南、西区)の選挙戦が激化している。前回衆院選で敗れ比例復活に甘んじた民主党前職の横路孝弘氏(73)、大ベテランを相手に再選を果たし地盤を固めたい自民党前職の船橋利実氏(54)が横一線。「民主党王国」の再建か「世代交代」か。道内の二大政党対決を象徴する道都で舌戦が熱を帯び、共産党新人の野呂田博之氏(56)も2000年衆院選以来となる同党の比例議席獲得に向けて声をからす。

 「1区は激烈な戦い。皆さんの1票が勝利につながる。多くの人にお声掛けをお願いします」。横路氏は11日、南区内の個人演説会で約200人の支援者を前に危機感をあらわにした。「情に訴えることは絶対にしない」(支持組織幹部)横路氏には珍しく、口調に懇願の色もにじんだ。

 「負けられない」との強い思いの背景に、前回衆院選の道内小選挙区で全敗した党勢の回復には、象徴区である1区での自身の勝利が不可欠との考えがある。

 陣営は最終盤の戦略として、地盤が弱いとされる南区の票の掘り起こしを重視。11日は同区の住宅街を回り「平和や暮らしを脅かす安倍政権の暴走を止める」と力を込めた。

 ただ、横路氏とともに後援会組織も高齢化。冬の選挙で支援者の投票行動が鈍る懸念もあり、陣営は「勝ちきる力がまだ足りない」と気を引き締める。

 「道1区で必要なのは世代交代だ」。同日、中央区の繁華街で街頭演説に立った船橋氏は、当選11回を重ねた横路氏への対抗心をむき出しにした。

 傍らには自民党の谷垣禎一幹事長の姿。公示後、同党からは安倍晋三首相、麻生太郎財務相らが相次いで道1区入りし、党を挙げて船橋氏の再選を後押しする構えだ。

 船橋氏は選挙戦に勝利し「道1区で保守の地盤を築くこと」を目標に置く。陣営は横路氏に影響力を残さないよう比例復活できない完全勝利を目指す。

 7日は街頭演説中に横路陣営の選挙カーが通りかかると「集団的自衛権を否定するのはおかしい」と強い口調で横路氏を批判し、保守派の顔をアピールした。一方で自分の名字と人気キャラクターをかけて「ふなっしーと呼ばれています」と若者に売り込むしたたかさも見せる。

 共産党の野呂田氏は11日、中央区で北海道電力泊原発(後志管内泊村)の再稼働中止を求める署名運動に加わり「原発はいらない」と参加者とともに訴えた。比例議席獲得が視野に入る中、野呂田氏は「私がどれだけ得票できるかにかかっている」と気合を入れた。

 道1区には無所属新人の飯田佳宏氏(41)も立候補している。

2372チバQ:2014/12/12(金) 07:56:50
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141212_11021.html
<衆院選>空中VS地上 宮城1区で攻防激化


大都市の有権者を振り向かせようと各陣営が競り合う=11日夕、仙台市青葉区
 14日投開票の衆院選で、宮城1区(仙台市青葉区、太白区)の終盤の攻防がヒートアップしている。連勝を狙う自民党前議員土井亨候補と、前回比例復活した民主党前議員郡和子候補が4度目の対決を展開。対照的な手法で都市型選挙を戦う。

 ともに東北学院大出身の土井、郡両氏は2005年、そろって宮城1区に初出馬した。初陣は土井氏が選挙区を制し、郡氏は約2000票差に迫って比例復活した。
 以来、選挙区は土井氏の2勝1敗。当選回数は3回の郡氏が上回る。今回は野党間の候補者調整が進み、05年以来となる事実上の一騎打ちの構図となった。
 11日朝、通勤客が行き交う太白区のJR長町駅前。郡氏は「止められない政治が続いてもいいのですか」と訴え、有権者に次々と握手を求めた。
 日中は住宅地を中心に選挙カーを走らせ、夕方からの主戦場は青葉区の市中心部。元女子アナという知名度を生かし、街頭で演説を繰り返す。
 劣勢が伝えられる中、浮動票が多いとされる100万都市・仙台で得意の「空中戦」に活路を見いだす。「選挙への関心が低い。とにかく露出しかない」と陣営幹部。
 支援する連合は、1区を最重点区の一つに決めた。1998年の結党以来、比例を含め、仙台で守ってきた民主の議席死守へ背水の陣を敷く。
 「動」の郡氏に対し、土井氏は街頭活動を極力控え、「地上戦」に徹する。郊外を起点に中心部へ攻め上がるようにミニ集会を重ね、地方議員が組織をがっちり固める。
 集大成は10日夜、青葉区の市民会館で開いた総決起集会。村井嘉浩宮城県知事や奥山恵美子仙台市長ら約1000人が参加し、「皆さんの支えが力。勝たせてほしい」と力を込めた。
 土井氏は前回、序盤から優勢が伝えられたものの、郡氏に最終盤で追い上げられ比例復活を許した。陣営幹部は「最後の3日間の爆発力は脅威だ」と警戒する。
 11日夕には菅義偉官房長官がてこ入れに入り、JR仙台駅前に立った。陣営は「接戦を覚悟し、バントで1点ずつ積み上げる」と票固めを図る。
 異なる戦術で有権者に働き掛ける2氏。最終盤に入り、「花の1区」の戦いは激しさを増す。
 共産党新人の松井秀明候補は「安倍首相の暴走を止められるのは共産だけだ」と訴える。

【宮城1区立候補者】
土井亨56☆自(町)前(2)
松井秀明46 共 新 
郡和子57☆民 前(3)


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