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Tohazugatali Medical Review

1とはずがたり:2004/10/17(日) 14:58
医学・病院・地域医療など今までTER http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1046080617/l10で扱ってた話題を独立させます。

医薬品・製薬関連はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1070807006/l10

自民党と結託し日本の成長に対する桎梏となってる医師会・歯科医師会の不祥事はこちら http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l10

TERの過去レスは>>2-5あたり

1663荷主研究者:2011/11/13(日) 20:20:20

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720111018eaag.html
2011年10月18日 日刊工業新聞
東北大、血管新生の仕組み解明−たんぱく質量、場所ごとに変更

 東北大学の大内憲明教授らはマウスを使い、新しい血管が作られる「血管新生」の仕組みの一端を明らかにした。血管を作るために必要なたんぱく質の量を血管の各場所ごとに変え、生体が適切な血管を作ることがわかった。

 血管新生の仕組みを10ナノメートル(ナノは10億分の1)程度の解像度で解析できる顕微システムを開発し、発見につなげた。脳梗塞や心筋疾患などの動脈硬化性疾患の新たな治療法の開発が期待できる。成果は米科学誌ブラッド電子版に掲載された。

 蛍光を出すナノ粒子である量子ドットと、血管新生に必要な「血管内皮増殖因子(VEGF)」を結合させた蛍光複合体を作製。右の後足の動脈を切除した虚血モデルマウスの血管内に蛍光複合体を投与し、切除した組織付近の血管を観察した。

1664チバQ:2011/11/19(土) 19:24:08
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111101/waf11110110000008-n1.htm
薬害エイズ(上)「あほ、なんで逮捕されんかった」
2011.11.1 10:00 (1/3ページ)[westピックアップ]

和解案を受け入れ、HIV訴訟原告らに土下座して謝罪するミドリ十字の役員ら
 「産経は事件をつぶす気か! 誰が漏らした?君を逮捕してもいいぞ」

 取調室の中で検事が机に新聞をたたきつけた。

 「えっ、逮捕?」

 その言葉に一瞬わが耳を疑ったが、私以上に驚いたのは同席していた検察事務官だったようだ。立ち上がって発言を制すると、その後は密室の中で長い沈黙の時間が続いた。

 平成8年夏、私は社会部で裁判所と検察庁を担当する3人の記者を統括する司法キャップだった。当時、世間を騒がせた「薬害エイズ問題」。血友病患者を救うはずの薬=血液製剤がエイズウイルス(HIV)に汚染された輸入血液を原料としたため、多くの患者が感染し死に至った、薬害史上最悪の惨劇だ。

 大阪と東京で争われていたHIV訴訟は、菅直人厚相(当時)のもとで、厚生省の資料隠しが発覚、国が非加熱血液製剤の危険性を認識していたことが明らかになった。菅厚相が国の責任を認めて謝罪したことから、3月に和解が成立。マスコミの関心は民事訴訟から刑事事件に移っていた。

 まもなく、「産・官・学による犯罪」は東京地検が「官・学」ルートを、大阪地検が「産」すなわちミドリ十字ルートを業務上過失致死容疑でそれぞれ捜査する基本方針が決まった。

 大阪の焦点は、昭和60年当時のミドリ十字経営陣の刑事責任をどういう構造で立件し、誰をいつ逮捕するか。マスコミ各社は以前にも増して激しい取材合戦を繰り広げていた。

 7月3日、産経新聞朝刊1面トップに、「ミドリ十字元専務を聴取」の大見出しが躍った。大スクープである。元専務は60年当時、血液製剤の出荷・回収を統括していた営業本部長で、非加熱製剤の危険性を認識しながら回収をしなかったとされ、その証言は同社トップの関与にもつながるキーパーソンだった。

 ただし、重篤な病気で入院中で、大阪地検刑事部は医者の助言に従いながら慎重に聴取せざるを得ず、元専務聴取は極秘中の極秘だった。産経は事件の核心に迫ると同時に、検察の逆鱗(げきりん)に触れてしまったのである。


〝出頭〟要請


 大阪地裁2階の記者クラブの産経ボックスに電話があったのは、夕刊用の出稿が終わり、食事に出ようかと思っていた午後2時すぎだった。

 「キャップ、ちょっと部屋まで来てくれるか」

 電話の主は事件を指揮するベテラン検事だ。用件はわからなかったが、当時、産経は特捜部に続き刑事部からも出入り禁止処分を受けており、キャップ自ら堂々と乗り込めることはありがたい。みやげに何か当てて(質問して)みるかと、弾んだ気分で訪ねたのが甘かった。

 地検4階の執務室に入ると検事は無言で立ち上がり、部屋を出て同じ階の別の部屋にやはり無言のまま案内する。古びたドアの狭苦しい、机とパイプ椅子があるだけの部屋。取調室。促されて座るとドアが閉まり、いつのまにか入ってきた事務官がカギをかけた。

 「この記事は誰が書いた?」「誰に聞いて書いたか教えてほしい」

 朝刊を示し、簡単で明瞭、かつ唐突な質問が飛び出した。振り向くと事務官がペンを走らせていた。

 「なんですか、まるで取り調べやないですか?」

 「そうとってもかまわない。誰がこの情報を漏らしたか答えてくれ」

 「知りません。知っていても答えられるわけないやないですか」

 新聞記者は情報源を秘匿する義務がある。が、このときの私は本当に知らなかった。薬害エイズ事件の取材班は司法担当記者だけではない。この日の記事は独自のルートで取材をしていた社会部遊軍の特ダネで、いわば身内に抜かれたのである。もちろん誰が書いたのかは知っていたが、恥ずかしながらどこから出た情報かはわからなかった。

1665チバQ:2011/11/19(土) 19:24:38
 「言え」「言えません」の押し問答に業を煮やしたのか、検事が「これは重大な情報漏洩だ。検察内部の人間なら逮捕せざるをえない」とついに本題を向けてきた。

 「逮捕? 容疑はなんですか?」

 「公務員法違反。守秘義務というやつだ」

 「私は?」

 「共犯で逮捕してもいいぞ」

 長い沈黙の後、ようやく“釈放”されたのは1時間以上たってからだった。確かに逮捕状もなければ黙秘権の告知もなかったが、検察の恫喝(どうかつ)に納得がいかず、すぐに地検幹部に抗議した。

 幹部いわく。「彼は責任感が強く、事件に対する思い入れから現場もピリピリしているのだろう。取調室は検事にとって執務をする個室でもある。言葉が過ぎたなら申し訳ない」

 ところが、検察はよほど産経が許し難かったのだろう。夕刻に告げられた“最終処分”は高検も含む検察庁舎への立ち入り禁止だった。

 帰社してこの日の経緯を社会部長の柳原正志(元産経新聞常務取締役)に報告した。同席した事件担当デスクの徳永正明(現ラジオ大阪代表取締役社長)の言葉が忘れられない。

 「アホやな。なんで逮捕されんかったんや。君の原稿よりそっちの方がよほどおもしろいわ。差し入れしてやったのに…」

 同情もなければねぎらいもない。過酷な取材合戦はまだまだ続く。(敬称略)

 (大阪写真報道局長 今村義明)

◆薬害エイズ事件◆

 血友病の治療薬として流通していた血液製剤(非加熱)がエイズウイルス(HIV)に汚染されていたことから、昭和50年代から60年前半にかけて血友病患者を中心に約1800人がHIVに感染、400人以上が死亡した。

 非加熱製剤の危険性を認識しながら回収を指示せず販売を続けたとして平成8年、業務上過失致死容疑で東京地検が元厚生省エイズ研究班長の元大学副学長と元厚生省課長を、大阪地検がミドリ十字歴代3社長を逮捕、起訴。元副学長は1審無罪の後、認知症により公判停止、元課長は一部有罪が確定した。

 3社長は1審で禁錮2年6カ月〜1年2カ月の実刑判決を言い渡され、その後死亡した1人を除く2人の刑が確定した。

 ミドリ十字は事件後、別の製薬会社と合併、法人格は消えた。

1666チバQ:2011/11/19(土) 19:26:11
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111102/waf11110210000011-n1.htm
薬害エイズ(下)担当検事も驚いた判決
2011.11.2 10:00 (1/3ページ)[westピックアップ]

ミドリ十字側の判決を受けて記者会見する原告側弁護団ら
 国と被害者側の和解が成立し、検察当局による捜査の行方が焦点となった「薬害エイズ問題」。暑く長い夏が過ぎ、事件が動き出したのは平成8年も9月半ばに入ってからだった。

 「官・学」ルートを担当する東京地検が、元厚生省エイズ研究班班長の前大学副学長を逮捕、起訴した時点で、「産」ルートの大阪地検がミドリ十字のトップを逮捕するという展開をつかみ、産経は9月19日付朝刊で「元社長ら今日取り調べ」と打った。そして同日夕刊では、「元社長と元副社長逮捕へ」と勝負に出た。

 検察担当記者の夜回り、朝駆け取材の結果、逮捕者は元社長と前社長(元副社長)の2人で、自信を持って出した原稿だった。もちろん夕刊1面だ。

 ところが、夕刊が出た後に行われた地検の会見では、なんと現職社長も逮捕者に含まれているではないか。それまでの記事が原因で会見などには出入り禁止になっていたので、このときの会見には出席できなかったが、周辺取材で情報を入手して驚いた。

 「やられた」との思いで向かった先はミドリ十字側の弁護士の事務所。地検刑事部出身のいわゆるヤメ検で、刑事裁判ではやり手弁護士として知られ、この事件でも元社長の出頭場所や日時をめぐって刑事部と調整していた。

 その弁護士も「現職社長も逮捕」と聞いて呆然、血相を変えながら地検に向かって事務所を飛び出したのを思い出す。

 大阪地検は勝負の日に、完全な保秘のなかで検察OBや多くのマスコミを欺き、「ミドリ十字歴代3社長逮捕」にこぎ着けたのだった。

 ちなみにこの弁護士は元社長が東京から地検に出頭する朝、新幹線の新大阪駅到着時間を示唆してくれた恩人だ。ところが、元社長が京都駅で下車し、弁護士が手配したタクシーで大阪市内某所に直接向かうということまでは教えてくれなかった。新大阪駅で待ち続けたカメラマンからお叱りを受けたのはいうまでもない。

 夕刊で逮捕される人数を間違えた“失態”に続き、出頭写真という大事件の定番を落とす散々な1日となったのである。

1667チバQ:2011/11/19(土) 19:26:35
15年目の真実


 あれから15年が経った。先日、退官して弁護士になった元検事を事務所に訪ねた。私に「逮捕するぞ」と言った当時の担当検事である。もちろん、逮捕発言の真意と事件への思いを聞くためだ。今度は丁重にソファに案内された。昔の話を思い出しながら、話題を“あのこと”に向けてみた。

 「そんなことあったかなぁ。あなたを取調室に? 逮捕? 違う検事じゃないの? ごめん、覚えてないな」

 予想通りの答えだったが、その表情は穏やかで、温厚で実直な語り口は「あの日」とはまるで別人のようだ。

 「でもね、あのころは検察の上層部がピリピリしていてね。あまりにも情報がマスコミに漏れすぎる、何とかならんのかとかね」

 (えっ? 上層部がピリピリ? では幹部の指示? ま、いいけど…)

 ところがもっと驚いたのは、歴代3社長の実刑判決について振り返った元検事の言葉だった。

 「まさかの判決だった。実刑とは僕自身予想しなかったこと。絶対執行猶予がつくと思っていたから驚いた。起訴した検事が言うのも変だけど、裁判所が世論を意識した判決だと思う。薬害エイズは、今も何が事件の本質だったのかわからない。3人を断罪しただけで本当にそれでよかったのだろうか。亡くなった患者さんたちは本当に喜んでいるのだろうか」

 15年の年月は長い。ミドリ十字では、事件のカギを握るといわれた元専務が立件されないまま死去。一審で実刑判決の現職社長も控訴中に亡くなった。検察庁では担当検事の1人が、そして3社長の弁護人も亡くなった。何よりミドリ十字という会社が消えた。

 一方、薬害エイズ事件で正義のヒーローのように登場し、脚光を浴びた菅直人厚相(当時)はその後、民主党政権を実現させ、首相に就任した。

 東日本大震災では復興の道筋も作れず、経産省原子力安全・保安院と電力会社との関係を「薬害エイズを生んだ構造と同じ」という自慢話を捨てゼリフに退陣した。

 政治はこの事件から何を学んだのだろうか。二度と悲劇を繰り返さない社会に日本は変わったのだろうか−。15年を経てなお、真実を求めて自問し続ける元検事の姿を見て、ふとそんなことを考えた。

 (大阪写真報道局長 今村義明)

◆薬害エイズ事件◆

 血友病の治療薬として流通していた血液製剤(非加熱)がエイズウイルス(HIV)に汚染されていたことから、昭和50年代から60年前半にかけて血友病患者を中心に約1800人がHIVに感染、400人以上が死亡した。

 非加熱製剤の危険性を認識しながら回収を指示せず販売を続けたとして平成8年、業務上過失致死容疑で東京地検が元厚生省エイズ研究班長の元大学副学長と元厚生省課長を、大阪地検がミドリ十字歴代3社長を逮捕、起訴。元副学長は1審無罪の後、認知症により公判停止、元課長は一部有罪が確定した。

 3社長は1審で禁錮2年6カ月〜1年2カ月の実刑判決を言い渡され、その後死亡した1人を除く2人の刑が確定した。

 ミドリ十字は事件後、別の製薬会社と合併、法人格は消えた。

1668Lymmemybythix:2011/11/21(月) 19:18:49
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1669とはずがたり:2011/11/21(月) 23:06:39
莫迦な学生は居るもんだとは思うがお祓いは関係ないやろ。↓も酷いね。。
>修士論文の指導では、半月前に受け取った原稿を締め切り前日になって添削指導をしたとしている。

「ばか、そんな計算もできないのか」教授を懲戒
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111121-OYT1T01165.htm?from=y10

 山梨大は21日、学生に対するアカデミック・ハラスメント(嫌がらせ)行為があったとして、医学部の50歳代の男性教授を懲戒処分(減給)にしたと発表した。

 大学によると、教授は2007年4月頃から09年3月頃にかけて、指導を担当する修士課程の女子大学院生に対し日常的に「ばか、そんな計算もできないのか」「おはらいを受けたら」などと言い、精神的苦痛を与えたという。

 教授は、研究指導や助言を求められた際も、適切な対応をせず、修士論文の指導では、半月前に受け取った原稿を締め切り前日になって添削指導をしたとしている。大学院生は、精神科の治療を受け、自宅療養を余儀なくされたとしている。大学側の調査に、教授は「大学に迷惑をかけた」などと話しているという。
(2011年11月21日20時15分 読売新聞)

1670とはずがたり:2011/11/21(月) 23:07:59

医学部准教授、「駄目リポート」と書き学内掲示
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20111117-OYT8T00835.htm?from=popin

 大分大は17日、学生のリポートを中傷する文書を学内に掲示するなど威圧的な嫌がらせ(アカデミック・ハラスメント)をしたとして、医学部の40歳代の男性准教授を戒告の懲戒処分にしたと発表した。

 発表によると、准教授は昨年4〜9月、1人の学生のリポートと、「このような内容では駄目だ」などと書いた文書を2度にわたって学内の掲示板に貼り出した。また、実習着姿の別の学生を「コスプレか」とからかうなどした。

 准教授の授業を受けていた学生数十人の大半が出席を拒む構えを見せ、昨年9月、大学側に苦情を申し立てた。大学の調査に、准教授は「嫌がらせをしたつもりはない。リポートを掲示したのは励ますためだった」と話しているという。
(2011年11月18日 読売新聞)

1671チバQ:2011/11/21(月) 23:50:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111121-00000102-jij-int
HIV死者、昨年は10万人減=感染者は増加―国連機関推計
時事通信 11月21日(月)18時18分配信

 【ジュネーブ時事】国連合同エイズ計画(UNAIDS)が21日発表した最新報告によると、2010年の世界のエイズウイルス(HIV)感染による死者は推定180万人と、09年から約10万人減少した。予防や治療対策効果が出ているものの、感染者は計3400万人となり、09年の3290万人からやや増加した。
 新規感染者数は270万人と横ばい。これまでの集中的な感染予防策が奏功し、特にサハラ砂漠以南のアフリカや東南アジアで改善。10年は世界全体で推計70万人の感染死が避けられたと成果を強調している。
 一方でロシアやウクライナなどの東欧、中央アジアでは薬物注射による感染が拡大。感染者は01年の3.7倍に当たる計150万人に達し、「増加に歯止めがかかる兆候がほとんどない」として警戒を強めている。

1672チバQ:2011/11/26(土) 12:03:43
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nara/news/20111125-OYT8T01261.htm
妊婦健診 生駒市VS県医師会
助成額巡る対立市民ら怒り
 妊婦健診の公的助成を巡り、生駒市と県医師会の対立が激化している。市側が、公正取引委員会による県医師会への口頭注意を公表すれば、県医師会側も記者会見を開いて、市の対応に真っ向から反論するなど、収拾の気配は見えない。(一円正美)

 「生駒市はねじ曲げた解釈をしている」。今月18日、橿原市の県医師会館。記者会見を開いた塩見俊次会長は吐き捨てるように生駒市の対応を非難した。

 争いの発端は、健診の公的助成額の値上げだ。県などは今年2月、新年度からの健診で、クラミジア抗原検査など2項目を追加し、費用も1万円上げて9万5000円とすることにした。増額分は国の補助でまかなうが、これに生駒市側が反発した。

 市が健診について利用状況を調べたところ、2009年度に妊娠がわかった約1000人のうち、健診で認められる14回すべてを受けた女性は約3割しかいなかった。しかも14回とも受診した女性の平均利用額は約7万2000円。「無駄な増額で、必要ない」と判断した。

 市は、医師会の「一括契約」から離脱し、前年度と同じ8万5000円で、医療機関と個別に契約交渉を進め始めた。これに対し、県医師会が2月23日付で通知を出した。

 「市町村より医療機関へ個別等の依頼がございましても、これに乗ることなく、本会までご連絡下さい」

 この通知を受け、市の個別契約を断る医療機関も現れた。市はこれを「医師会による妨害」として、公正取引委員会に措置請求した。

 生駒市と医師会の対立は過去にも表面化している。2年前、新市立病院の指定管理者の選定を巡って地元医師会が猛反発。事業計画案を審議する委員会が、医師会側委員の辞任で開けなくなり、選定案も市議会で否決されるなどし、火種が残った。

 生駒市内の産婦人科で受診した主婦は「健診の助成は助かりますが、私たちに関係のない争いはやめてほしい」と言う。同市と個別契約を結んだ産婦人科院長も「生駒市の言い分もわかるが、それにしても態度が強硬過ぎる」とみる。

 山下市長は、県医師会に対し、「妨害文書」の撤回を求めているが、医師会側はその意志もなく、市へ回答もしないつもりだ。

 塩見会長は「市民へのサービスとして(一括契約を)認めるべき。文書は撤回しない」と言い切っている。

 <妊婦健康診査(妊婦健診)> 出産前に胎児の健康状態を調べるための検査。市町村の窓口に妊娠の届けをすると、母子健康手帳とともに健診の受診券が渡される。受診券は、額面2500円の基本券14枚、追加券24枚。県内では、どの医療機関でも受診できるようにと、県と県医師会が「一括契約」を結んでいる。生駒市の場合は追加券20枚。ただ、受診券が使えない医療機関でも、現金払いの後、自治体に申請すれば補助額の範囲で払い戻しされる。

(2011年11月26日 読売新聞)

1673荷主研究者:2011/11/26(土) 15:08:32

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201111010013.html
'11/11/1 中国新聞
植物乳酸菌研究で国際論文賞

 広島大大学院の研究グループが、栄養学分野の米雑誌「ニュートリション」の国際論文賞を受賞した。植物由来の乳酸菌が動物由来に比べて便秘解消の効果に優れ、肝機能を改善する可能性があることを、人への臨床試験で明らかにした。

 医歯薬学総合研究科の杉山政則教授と東川史子准教授たちが、便秘などを自覚する68人を3班に分けて試験。バナナの葉とナシから採取した乳酸菌と、動物乳酸菌でそれぞれ作ったヨーグルトを6週間食べてもらい、整腸効果を比較した。

 バナナの葉由来の乳酸菌主体のヨーグルトを食べた班の平均排便回数は、試験前の週3・4回から、6週目には6・0回に2・6回増えた。ナシ由来の乳酸菌主体の班は1・5回増加。一方、動物乳酸菌では0・6回の増加にとどまった。

 また、バナナの葉由来の乳酸菌主体の班で、数値が高いと肝炎などが疑われる肝機能の指標が下がった。今回の被験者はもともと数値が正常範囲の人で、肝機能の悪い人で数値が下がるかの検証が必要という。

1674荷主研究者:2011/11/26(土) 15:21:19

http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111107t15002.htm
2011年11月07日月曜日 河北新報
遅延型アレルギー抑える細胞発見 東北大グループ

 東北大加齢医学研究所の小笠原康悦教授(免疫学)らの研究グループは、金属アレルギーやかぶれなど、発症まで24時間以上かかる遅延型アレルギーの症状を抑える細胞を発見した。この細胞をコントロールできれば、遅延型アレルギーの新しい治療法につながることが期待できるという。

 研究グループは、白血球の中にあるリンパ球の一つ、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)に着目した。NK細胞は樹状細胞との相互作用で、体内に侵入した細菌やウイルスへの免疫反応を促進することが知られている。

 マウスのリンパ節にあるNK細胞と樹状細胞の働きを詳細に分析。NK細胞が樹状細胞の特定の分子を取り込み、新たな細胞に変化することを突き止めた。

 遅延型アレルギー症状で足の腫れたマウスで実験。通常のNK細胞を注入した場合は症状にほどんど変化がなかったのに対し、新たな細胞を入れた場合は、足の腫れが緩和された。

 このことから、新細胞は、遅延型アレルギーを引き起こすT細胞の活性化にブレーキをかける働きがあるとみられる。

 新たな細胞は、免疫をつかさどる細胞の働きを抑えることも判明。免疫の機能の異常が原因とされるⅠ型糖尿病、関節リウマチなどの疾患にも効果が期待できる。

 小笠原教授は「新しい細胞を制御することができれば、新たな治療法の開発につながる。薬で発現させた変化ではないので、副作用も少ないはずだ」と話している。

1675とはずがたり:2011/11/29(火) 09:48:25
後の4割はなにしとんねんヽ(`Д´)ノ

2011年11月29日3時0分
先天性代謝異常症の新検査、県・指定市の6割導入へ
ttp://www.asahi.com/national/update/1128/TKY201111280572.html

 生まれつき栄養を消化、吸収できず、命にもかかわる先天性代謝異常症のうち、主な16種類を一度に調べられる検査法が広がっている。朝日新聞の取材で、都道府県と政令指定市の6割が導入済みか導入する意向だった。発症前に分かれば高い治療効果があり、厚生労働省研究班は治療や相談の態勢づくりを急ぐ。

 この病気は、生まれつき、アミノ酸などをうまく消化できずに発症する。厚労省研究班(代表=山口清次・島根大教授)が1997〜2010年に計127万人の新生児の血液を調べると、計141人に18種類の代謝異常がみつかった。9千人に1人の割合だった。病気は重症だと突然死や心身の発達の遅れなどを起こすが、消化できない特定の栄養を除いた特殊ミルクや薬で発症を防ぐことができる。

 研究班の01年以降の検査で異常が分かり、発症前から治療をしていた65人のうち、3人(5%)が死亡し、4人(6%)に発達の遅れなど後遺症が出ていた。一方で、発症して初めて病気に気づき治療をした152人では、44人(29%)が死亡し、65人(43%)に後遺症があった。

1676とはずがたり:2011/11/29(火) 09:49:41

命の地域格差なくそう
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20111127-OYT8T00741.htm
タンデムマス法検査の普及を訴える 柏木明子さん

タンデムマス法検査の普及を全国に訴える柏木明子さん(横浜市都筑区で)

 2000年11月、横浜市都筑区の自宅近くの産科医で出産した長男の虎太郎君は、10万人に1人の発症といわれる「メチルマロン酸血症」の最重症型と診断された。少しでも自力で代謝できるようにと、自身の肝臓の一部を提供し、生後4か月で移植手術に臨んだ。早い対応が功を奏し、今は元気に小学校に通う。

 こうした経験を通して、メチルマロン酸血症のような先天性の代謝異常を、新生児期の段階で発見できる「タンデムマス法検査」の必要性を訴える。活動は実を結んで、今年10月に神奈川県で導入され、さらに全国への普及を目指している。

 メチルマロン酸血症は、代謝機能に問題があり、たんぱく質など特定の物質をうまく処理できない病気。当時、国内ではこの患者で生体肝移植に成功した例はなかったというが、「このままでは1歳の誕生日を迎えられないかもしれない」との担当医の言葉に、手術を決心した。虎太郎君の入院生活は生後8か月まで続いた。

 退院後の02年、ホームページを作って、虎太郎君が元気に生活する様子を紹介すると、同じ病気の子がいる家族から連絡が来た。交流の輪が広がり、05年、代謝異常症の子供を持つ14家族で患者の会を設立した。

 インターネットなどで調べるうち、従来の新生児の検査で判断できる病気は6種類なのに対し、タンデムマス法という検査では、20種類以上の病気の有無がわかることを知った。検査機があれば、血液を採取するだけで済むこともわかり、タンデムマス法の導入を行政に働きかけることを決めた。

 05年と06年、メンバーの子供が相次いで亡くなる悲しい出来事があった。それでも、その子の親たちは活動を続けた。「元気になっていく仲間の子供の話を聞くのはつらいはずなのに。この活動を、次の命に結びつけなければいけない」と決意を新たにする。

 08年、代謝異常症を研究している島根大教授らと協力してシンポジウムなどを始めた。林文子・横浜市長と市民が交流する会合にも参加して、タンデムマス法検査の必要性を訴え、10年10月には県議会に導入を請願後、厚生労働省に意見書を提出した。11年3月、厚労省は都道府県などに対して検査料の交付を決め、神奈川が名乗りを上げた。

 虎太郎君は今、給食の牛乳をお茶に変え、肉や魚は半分だけにしたり、約30錠の栄養剤などを毎日飲んだりして生活している。発作などの症状は抑えられており、「早期発見と予防が重要」と改めて感じている。「早く診断にたどり着いた子供は元気にしているが、そうでない子供は亡くなったり重症になったりしてしまう。命の格差が地域によってあってはいけない」と力を込める。(水戸部絵美)
(2011年11月28日 読売新聞)

1677とはずがたり:2011/12/07(水) 19:54:52

教授ら2人、現金受け取り認める 県警で供述、秋大医学部収賄容疑
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20111207e

 秋田大学医学部からの医師派遣に対する謝礼の趣旨で県央部の民間病院の院長から現金を受け取ったとして、収賄容疑で書類送検された同大医学部の男性教授(64)と元教授の男性(69)が県警の任意聴取に対し、現金受け取りを認める内容の供述をしていたことが6日、関係者の話で分かった。

 秋田大の教授は国立大学法人職員で、刑法などの適用については公務員とみなされる。秋田地検は「嫌疑があるのは事実」とし、現金の授受や趣旨について捜査した上で、2人への収賄容疑が公訴時効(5年)を迎える今月下旬よりも前に処分を決める方針。

 教授は2006年12月21日午後、学内の研究室で民間病院長から現金100万円を、元教授は同日夜、秋田市内の料亭で現金30万円を同じ院長から受け取った疑いが持たれている。元教授は当時、秋田大医学部付属病院の幹部で翌年、定年退官した。

 複数の関係者によると、受け取った現金の趣旨について、元教授は医師派遣の見返りだったとの見方を大筋で認めている模様。教授は現金の受け取りは認めているが、医師派遣の見返りだったかどうかについては、明確な供述をしていないという。
(2011/12/07 10:52 更新)

1678チバQ:2011/12/07(水) 22:05:39
http://www.asahi.com/health/ikiru/TKY201111300245.html
感染症 HIV:1 しんどい…肺の病気かな2011年12月1日
はじめは、たばこの吸い過ぎかと思っていた

 「あれ、体力落ちたな」

 30代の男性は10年前の春、職場での力仕事を少しおっくうに感じていた。知人の紹介で出会った妻と数年前に結婚して、父親になったころだった。

 食品関係の会社で働いていた。毎日数十キロの荷物を運ぶ。以前は「楽勝」だった作業が、最近どうもしんどい。階段を1階上がるのも疲れた。

 「たばこの吸いすぎかな」。1日1箱のペースで吸っていた。だましだまし働きながら、数カ月が過ぎた。階段を数段上がるだけで、「ゼイ、ゼイ」と息が切れるようになった。

 風邪のような症状が続いていたある冬の日、朝起きると39度の熱があった。呼吸がいつになく苦しく、座っているだけなのに息がうまく吸えない。「病院に行った方がいいよ」と妻に促され、近くの診療所を訪ねた。

 診療所の医師は症状の重さをみて「大きな病院へ」と、がんと感染症の治療が専門の東京都立駒込病院に紹介状を書いた。熱でもうろうとしながら「何か肺の病気かな」と思っていた。

 X線などの検査を受けた後、病室に連れていかれた。「肺に影があります」と言われ、そのまま入院した。

 感染症科の今村顕史(いまむら・あきふみ)さんが主治医になった。何日かたった診察の時、説明があった。男性は、病気に対する抵抗力が何年もかけて落ちていくHIVに感染し、肺炎を起こしていた。エイズを発症していた。

 今村さんは「こうやって入院してくる人、多いんだよ」と言った。昔は亡くなる病気だったけれど、今は治療薬が増えたこと。治療で、ウイルスの増殖を抑えながら、体の免疫を上げられることも話した。

 「奥さんがいますよね」と続けた。病気について伝えるか、伝えないか。いずれは決める日が来る。「また相談しましょう」と言って、診察を終えた。

 男性は、状況がまったくのみ込めなかった。「他の人の間違いでは?」と思った。死もよぎった。幼い子どもと妻が心配だった。

 妻には肺炎と伝えていた。翌日も見舞いに来て、「たばこばっかり吸ってるからだよ」と、たわいもない会話をしていた。どうすればいいのか、分からなかった。(鈴木彩子)

1679チバQ:2011/12/07(水) 22:06:09
http://www.asahi.com/health/ikiru/TKY201112010234.html
感染症 HIV:2 告知…妻の反応怖かった2011年12月2日
告知の間は、ずっと下を向いていた

 30代の男性は10年前、高熱と呼吸困難で、東京都立駒込病院に入院した。HIVに感染し、体の免疫が極端に下がった時に発症する「ニューモシスチス肺炎」にかかっていた。

 まずは合併症の肺炎から治すことになった。抗菌薬を飲むと熱が下がっていった。

 男性は、妻と子どもへの感染がないかも調べたいと思った。でもそのためには、妻に病名を告げる必要がある。伝えることで、離婚に至る夫婦もいると聞いた。2、3日考えた。

 退院後は、毎日数種類の抗HIV薬を飲む。どっさり薬をもらって帰ったら、妻はどう思うだろう。けがをしたとき「傷口に触るな!」と不自然に振る舞うかもしれない。「絶対ばれるな」。早いか遅いかの違いなら、早く伝えようと決めた。

 主治医の今村顕史さんに相談して、病院で説明の場を持つことにした。体調が回復して退院が近づいたころ、妻に「退院後のこととか、先生から話があるから」と伝えた。会議室のような部屋で、妻と並んで座った。

 今村さんは、肺炎が良くなったことから話し始めた。自然な口調で「今回の肺炎は抵抗力が低くなるとかかるもので、調べたところ、HIVへの感染が分かりました」と言った。今は治療法が進み、社会復帰も生活も、普通にできると続けた。

 HIVと聞いた時、妻は頭が真っ白になった。以前テレビで見たことのある病気について、目の前で医師が話していた。今村さんを見てはいたが、声が聞こえなかった。

 ぼーっとしていると、生活面についての話が始まった。洗濯も風呂も、今まで通りで大丈夫……。「ちゃんと聞かなきゃ」と我に返った。最後に今村さんが「念のため、奥さんも検査しておきましょう」と言った。

 隣で、男性はずっと下を向いていた。覚悟を決めてはいたけれど、妻の反応が怖かった。

 妻は普通に振る舞った。目の前に生活があった。男性は数日後、約1カ月の入院を終えた。

 妻は妊婦健診の時に、HIVへの感染が無いことを調べていた。でも、念のために再検査を受け、自分と子どもへの感染はないと確認した。妻は「ああ、日常生活では本当にうつらないんだな」と思った。

1680チバQ:2011/12/07(水) 22:06:36
http://www.asahi.com/health/ikiru/TKY201112020259.html
感染症 HIV:3 「逃げるな」妻に諭される2011年12月3日
家族と生きていこうと、あらためて思った

 20代のころ、HIV感染にともなう肺炎を発症した30代男性は、約1カ月の入院を終えて自宅に戻った。退院の数日後から、抗HIV薬による治療が始まり、数種類の薬を組みあわせて飲んだ。免疫力は徐々に回復し、仕事にも復帰した。通院の回数も減っていった。

 妻は、家事も育児も、これまで通りの生活を続けていた。

 男性は、家族にうつらないように、神経をとぎすまして過ごした。HIVは、日常生活ではうつらない。頭ではわかっていても、生活の動作一つ一つに気を使った。

 入浴の前は、体に小さな傷がないか、毎日全身をくまなく調べた。体を洗うタオルを家族と共有するか、湯船に入っても大丈夫か迷った。歯ブラシの置き場所にも困った。歯磨き粉のチューブの口が歯ブラシに付かないよう、神経を使った。

 幼い我が子と遊ぶときも、爪でひっかかれないように注意した。自分専用のばんそうこうを買い置きした。

 「一人なら、ちょっとケガをしても普通に暮らせるのに」。だんだん余裕がなくなり、精神的に追い込まれていった。

 薬を飲み始めて1年が過ぎたころ、ささいなことで夫婦けんかをした。つい「もう別れよう」と口からこぼれた。

 妻は「逃げるな」と怒った。男性が家族からも病気からも、逃げようとしているように見えた。「つらい思いをしてるのは、あなただけじゃないのよ」

 妻も試行錯誤の毎日だった。事情を知らない親や、ママ友からはよく、「次の子どもは?」と聞かれた。生命保険会社の勧誘を断る時、何と言えばいいのか言葉に詰まった。家事の合間に、考えていた。

 男性は、何日か考えて、はっとした。自分だけつらいと思っていた。家族を見失っていた。「何やってんだ、おれ」

 それから、少し変わった。

 病気のことを、考えすぎるのはやめた。「大けがをしたときなんかに、きちんと処置すればいいのかなと思う」

 治療は、妻と二人三脚で続けている。食品関係の会社から転職して、いっそう仕事に精を出している。

 「薬もった?」。夜勤の日の朝は、いつも妻の声が飛ぶ。

1681チバQ:2011/12/07(水) 22:07:04
http://www.asahi.com/health/ikiru/TKY201112030143.html
感染症 HIV:4 「別の世界の話」自分に2011年12月4日

抗HIV薬を毎日1回、2錠飲んでいる

 半透明のピルケースに入った1週間分の薬。東京都内で働く40代の女性は毎晩、ここから2錠取り出して、眠る前に飲む。抗HIV薬を飲み始めて、7年になる。

 大学を卒業して、外資系の会社に入った。男性社員と肩を並べながらキャリアを重ね、30代を駆け抜けていた。

 7年前の夜、急に呼吸が苦しくなった。仕事帰りに、友人と食事に行く約束をしていた。待ち合わせ場所まで、休み休みにしか歩けない。「何だろう」と思っていると、翌朝、39度の熱が出た。呼吸が浅く、息が肺の奥まで入っていかなかった。

 会社を休み、自宅近くの診療所に行った。X線検査を受けると、両肺が真っ白だった。医師に紹介状をもらい、地域の総合病院に入院した。肺炎と言われ、抗生剤の点滴が始まった。

 熱は10日たっても下がらなかった。医師が代わるがわる診察に来た。その一人が、舌を見て「免疫系の病気ですね」と言った。口の中に白い苔(こけ)があった。

 数日後、主治医が「血液検査をします」と言った。白血病や特殊な肺炎、HIV感染症などが疑われるという。

 HIVと聞いて「先生、私それだけは嫌です」と、とっさに口にしていた。

 1980年代以降、欧米のロック歌手や芸術家らが相次いで亡くなるニュースが、世間を騒がせていた。死を待つだけの恐ろしい病気。同性愛の人たちがかかる、別の世界の話だと思っていた。「死ぬのかな」。病室で検査の結果を待った。

 入院から2週間がたつころ、血液検査の結果が出た。HIV抗体は陽性だった。肺炎は、HIV感染が原因で起きたニューモシスチス肺炎の疑いが強かった。面接室で主治医らが説明した。1人の医師の「社会復帰できます」という言葉が、耳に残った。

 「生きられるんだ」と思った。それならば一日も早く仕事に復帰して、普通の生活に戻ってやる。そう決意した。

 翌日、大学病院に移った。肺炎と口腔(こうくう)内カンジダ症の治療を受けて、1週間で退院した。抗HIV薬も飲み始めた。1日2回、大粒の薬をいくつも飲んだ。副作用でふらふらしたけれど、間もなく、仕事に戻った。

1682チバQ:2011/12/07(水) 22:07:39
http://www.asahi.com/health/ikiru/TKY201112040111.html
感染症 HIV:5 「病気はあなたの一部」2011年12月5日
あまり忙しくない働き方に変え、最近は料理にも凝るようになった

 7年前、肺炎がきっかけでHIV感染がわかった40代の女性は、約1カ月半療養して、仕事に戻った。病名は伏せた。

 抗HIV薬を飲み始め、体の免疫力は徐々に回復した。9カ月ほどたつと、血液検査でウイルスが検出されない状態を保てるようになった。大学病院への通院は2カ月に1回に減り、仕事では順調に昇進した。

 でも、心が晴れる日はなかった。仕事で周囲からほめられても、「病気のことを知っても、同じように評価してくれるだろうか」と思って苦しくなった。感染から身を守らなかったことを後悔すると同時に、運が悪かったとも思った。気づけばいつも、病気のことを考えていた。

 治療をはじめて4年目に、好きな人ができた。半年余りメール交換を重ね、冬休みに、男性の住む街を訪ねた。

 家族との食事中も散歩中も、ずっと「早く言わなきゃ」と緊張していた。隠して仲を深めるのは、ひきょうだと思っていた。やっと2人きりになれた数日後、男性の自宅のソファで泣きながら切り出した。

 「私ね、病気で、HIVに感染しているの」

 優しい言葉を待った。でも、彼は考えたすえ、こわばった表情で「出て行ってくれ」。ホテルに2泊して、自宅に戻った。

 ふと、前に病院の臨床心理士が言った言葉を思い出した。

 「病気はあなたの大切な一部です。それを一番最初に伝えたら、他の部分を見てもらえないかもしれませんよ」。勇気を振り絞って話しても、お互いに傷つき、関係も壊れた。正直に伝えることだけが、正解ではないのかもしれない。そう思った。

 半年後、30代のころ交際した男性の1人がHIVに感染していたと聞いた。「彼だったんだ」。黙っていた彼を、責める気にはならなかった。

 しばらくして、20年来の親友(47)に、病気のことを初めて話した。過去の恋愛も仕事の悩みも、全部知っている友人だった。親友は、何日か考えてから「自分を責めないで」と言った。そして「あなたは悪くないよ」とも言った。心にしみた。

 次の恋愛では、相手と関係が築けてから、病気について伝えるか伝えないかを決めたい。今はそう思う。

1683荷主研究者:2011/12/11(日) 14:54:14

http://www.sankeibiz.jp/business/news/111116/bsc1111161703017-n1.htm
2011.11.16 17:02 Fuji Sankei Business i.
島津製作所、北大とピンポイントがん治療技術を開発

 島津製作所と北海道大学は、肺がんや肝臓がんの放射線治療の際に、周囲の正常な組織を避けて、腫瘍(しゅよう)部分だけにピンポイントでX線を照射できる新しい技術を共同開発したと15日発表した。

 呼吸の影響で刻々と位置や形を変える腫瘍の動きをとらえて、正確にX線を照射できる。新技術は島津以外のメーカーの治療装置にも搭載可能で、島津は来年度中の商品化をめざす。

 開発した「新動体追跡システム」は、腫瘍の周囲に直径2ミリの金マーカーを複数個埋め込み、腫瘍との位置関係をあらかじめ把握。2方向からのX線透視装置でマーカーの位置をリアルタイムで認識し、腫瘍とともに動くマーカーの位置から腫瘍の位置をとらえ、X線を照射できる位置にきたときに照射する。

 脳の腫瘍のように動かない場合は、ピンポイントでの照射が可能だが、呼吸とともに胸部や腹部が動く肺がんや肝臓がんの位置は、絶えず変わるためピンポイント照射が困難で、周囲の正常組織への副作用につながる恐れがある。

 周囲の正常組織への影響をできるだけ避けるには、放射線量を落とすため、治療効果が薄れるなど、正確に腫瘍部分だけに強くX線を照射することが課題だった。

 これまでの治療では腫瘍の移動範囲全てにX線を照射しているが、開発した技術により、照射範囲を従来の2分の1から4分の1まで狭められ、正常組織への影響が大幅に減らせるという。

 来年度中には発売したい考えで、価格は3億円程度(治療装置は別)を想定している。共同開発を進めている同大大学院医学研究科の白土(しらと)博樹教授は、「がん患者には高齢で手術ができない人もおり、そうした患者への治療も可能になる」と話している。

1684チバQ:2011/12/12(月) 21:32:41
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2844997/8181379?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics
保守的なアラブ世界でエイズ急拡大、「アラブの春」で対策遅れも
2011年12月09日 18:50 発信地:ベイルート/レバノン
【12月9日 AFP】人々が同性愛者の烙印(らくいん)を恐れ、政府がエイズ(HIV/AIDS)対策に本腰を入れず、教育・医療の機会にも恵まれないことの多いアラブ世界で今、HIV感染者が急増している。

 国連人口基金(UNFPA)の専門家、アレクサンダー・ボディロザ(Aleksandar Sasha Bodiroza)氏は7日、「中東・北アフリカでは、過去10年間にHIV感染が拡大している」と警鐘を鳴らした。同氏がAFPに語ったところによると、この2地域で治療を必要とする感染者数は2001年には約4万5000人だったが、2010年には16万人近くまで急増。地球上で最も感染が急拡大している地域だという。

 国連(UN)が今月発表した報告書によれば、世界的には新たなHIV感染例は減る傾向にあり、エイズ関連死もより多くの人が治療を受けられるようになったことで減少しつつある。しかし、アラブ世界は例外だ。国連の試算では、中東・北アフリカのHIV感染者数は35万人〜57万人に上る。

■同性愛者のレッテルを恐れ

 米科学誌「プロスワン(Public Library of Science、PLoS ONE)」(電子版)に最近、掲載された研究には、同性とのセックス経験がある男性におけるHIV感染率はエジプトの首都カイロ(Cairo)で5.7%、スーダンの首都ハルツーム(Khartoum)では9.3%だった。

 HIV感染率は、注射器を使うドラッグ常習者や、男性同性愛者、売春婦と客など、いわゆる「ハイリスク・グループ」で高い。だが、同性愛や婚前交渉がしばしば「犯罪」とみなされるアラブ社会では、HIV感染者に不名誉の烙印を押して差別する傾向がいまだ根強い。

 レバノンのベイルート・アメリカン大学病院(American University of Beirut Medical Centre)の臨床心理士、ブリジット・クーリー(Brigitte Khoury)氏は次のように指摘する。「HIV感染者の人生はとても困難だ。近しい人とエイズについて自由に語り合うこともできない。家族から絶縁されたという話もよく聞く」

 ボディロザ氏は、烙印や差別への恐れが、HIV感染者や感染リスクの高い人々が必要な検査も治療も受けない最大の理由であるとともに、政府や市民社会が支援を提供する機会を制限していると説明した。

■エイズ啓発キャンペーンに乗り出す国も

 多くのアラブ諸国は、ビザや在留許可を申請した外国人にエイズ検査を義務付けている。

 今月、カタールの衛星テレビ局アルジャジーラ(Al-Jazeera)の南アフリカ人記者が、HIV検査で陽性反応が出たためにカタールを国外追放され、アルジャジーラも解雇されたというニュースが大きく報じられた。南アの人権団体Section27は早速、国際労働機関(International Labour Organisation、ILO)の南ア代表団に対しカタールを提訴するよう求めた。

 一方、アラブ諸国の中でも比較的リベラルな国々は、公然とエイズ啓発活動を行うようになってきた。エジプトとレバノンでは、保健省とUNFPAが共同で11月から12月末まで「レッツ・トーク」キャンペーンを展開し、コマーシャルや街頭広告でエイズ検査を呼び掛けたり、無料・匿名で検査を受けられるセンターのリストを配布したりしている。

 エイズ問題で一歩前進した感はあるが、専門家らはアラブ世界で政治的混乱が広がる中、HIV感染拡大に取り組める政府は減るだろうと指摘する。ボディロザ氏は、「強いリーダーシップなくしては、これらの問題が完全かつ適切に対処されることはない」と危機感を表明した。(c)AFP/Natacha Yazbeck

1685とはずがたり:2011/12/16(金) 12:18:14
アレルギーの検査をして貰ったがスギは兎も角,ヒノキもブタクサもダニもハウスダストもでなかった。代わりに出たのがオオアワエリとカモガヤのイネ科植物どもであった。で,一番調べて欲しかったカビ・真菌は頼めてなかった…orz

オオアワガエリ イネ科 アワガエリ属 [多年草]
http://www.santen.co.jp/al/al_ine2.html
イネ科花粉症: イネ科に属する植物は大都市でも空き地や堤防などに生息し、郊外の住宅地では身近に多数繁茂して、4〜7月に花粉症を引き起こす。 花粉相互の共通抗原性が強く、実際はどの植物の花粉症かは判然としないので「イネ科花粉症」と呼ばれる。小児が突然多量の花粉に曝露されることがあり、このような際には球結膜の高度な浮腫を生じることも珍しくない。

世界に広く普及している牧草で、チモシーと呼ばれる。日本でも牧草として栽培されるほか、全国に広く野生している。
茎の高さは50〜100cmである。

カモガヤ
http://www.santen.co.jp/al/al_ine1.html

最も世界に普及している牧草で、オーチャード・グラスと呼ばれる。日本でも牧草として栽培されるほか、全国に広く野生している。
茎の高さは60〜150cmである。

生 育 場 所
牧草地、道ばた、空き地、畑の周辺、小川のふちなどに多くみられる。また最近では中部高原や山岳地帯にまで広がりつつある。


★イネ科植物の花粉メモ(1)
イネ科植物の中で花粉症の原因となるものは、繁茂度と花粉飛散量から、まずカモガヤ、次いでオオアワガエリ、ハルガヤなどがあげられます。これらは明治時代の初期に牧草として輸入され、繁殖力が強いことから帰化植物となっています。現在では、道路建設や土地造成後の表面保護や緑化、河川や軌道敷の緑化、りんご園などでの下草、また公園やゴルフ場などの芝草としても植えられています。

★イネ科植物の花粉メモ(2)
イネ科植物の花粉飛散距離は数キロ以内であるため、その植生が花粉症の発生に大きく反映します。
また、主なイネ科植物の花粉飛散時期である5〜7月は、本州、四国、九州では梅雨期であるため、湿度が高く花粉は飛散しにくいと考えられています。これに対し北海道では梅雨期がなく、比較的乾燥しているため、イネ科植物の花粉が飛散しやすく、花粉症が多く見られます。

★イネ科植物の花粉メモ(3)
イネ科植物の花粉飛散時期(grass season)とされる5月から10月は、2相に分けることができます。第1相は5月下旬を花粉飛散曲線のピークとするもので、カモガヤの開花時期と一致します。第2相は8月下旬〜9月上旬で、エノコログサ、オヒシバ、イタチガヤ、ススキなどの花粉が飛散します。しかし、この時期の花粉は飛散量が第1相より少なく、花粉症の原因抗原としては重要ではありません。

1686とはずがたり:2011/12/16(金) 12:18:25

イネ科花粉
http://homepage2.nifty.com/smark/kafunine.htm

カモガヤ、ハガハグサ、コヌカグサ、ホソムギ、ヒロハウシノケグサ、ハルガヤ、イネ(水稲)、麦、アシ、ススキ、シラゲガヤ、コスズメノチャヒキなど


 カモガヤなどは5月〜7月が、アシやススキを中心に8〜9月が花粉の飛ぶ時期です。イネ科の花粉も風に乗って飛ぶ風媒花なので、花粉の季節になると吸い込むことが多くなります。5月の連休明けに飛びはじめ、春の衣替え、新学期の疲れなどと重なり、症状が強く出る場合があります。スギ花粉は毎日症状が続いて具合が悪いため、気をつけている人が多いのですが、イネ科の花粉症の場合は、症状の起こり方が多少違います。雨などで花粉が飛ばず全く症状がない時期の後に、天気がよくなり乾燥し、いっきに花粉が飛んで吸い込み、急に強い症状を起す時があります。また、この時期は気温が高くなり、マスクをしにくくなります。そのため、花が咲く前に刈り取ってしまうか、つぼみの状態の時に生えている場所を見つけておき、風が吹いているときは風下にいないように気をつけましょう。
 ただし、スギなどの樹木花粉と違い、草の花粉はあまり遠くまでは飛びません。また、朝露で花が湿っている間は花粉が飛びにくいので、窓を開けての換気や寝具・洗濯物を干すことは午前中に行います。この季節は気温が高くなり、室内に化学物質汚染源があると揮発しやすくなり被害が大きくなる季節でもあります。そのためスギ花粉の時と違って、十分な換気が必要です。できる限り充分に換気をします。午後、花が乾燥し、風が強くなってくると花粉が飛びはじめるので、この時間帯の換気には注意します。
イネ科花粉飛散の時期に、カモガヤ花粉症の中学・高校生が運動中に急に具合が悪くなり、来院されることが多くみられます(吐き気・めまい、低血圧、意識喪失、呼吸困難、胸痛、じんましん、全身のむくみ・全身が赤くはれあがるなどの強い症状−アナフィラキシーショック)。あまりに花粉症が多く、中学1年生の男の子が運動中に具合が悪くなって救急車で病院に搬入された事件があったため、カモガヤの花粉が飛ぶ前に草刈りをすることを学校全体で決定し、実施した中学校もあります。
 イネ花粉症はイネ科の食物、とくに小麦が症状を悪化させる傾向が強く、イネ科花粉症の季節に、パンやうどんフライなどを食べて運動をして、強いアレルギー症状を起す人が目立ちます。5月〜7月の季節は小麦の食べ過ぎに注意します。その他、イネ科の油(米油、コーン油)およびその加工品も気をつけましょう。
 秋になると水田地帯では稲刈りが始まります。イネ科の花粉症がある場合、刈り取ったイネワラの粉、モミガラ、脱穀のときの粉塵、ワラを燃やした煙でもアレルギー(とくに気管支喘息発作)を起します。吸い込まない、触らないように対策が必要です。
 6月から7月にかけて水田では農薬の散布(空中散布も含めて)が行われます。この時期はちょうどカモガヤなどの花粉飛散時期と一致するため、花粉症の発症とかかわりを持っているのではないかと思われます。農薬からは逃げるしかありません。または、人に害が及ばないように散布方法を変えてもらうしかありません。宮城県では、数年前に、飛行機やヘリコプターによる空中散布の被害が騒がれ、学校のプールからも農薬が検出されたため、空中散布を止めるところが増えました。
 水田の水稲の花粉は、宮城県では7月末から8月にかけて飛散します。

1687tobbyBubmow:2011/12/23(金) 22:31:54
Download Snayper http://www.vod.com.ua/skachat-film-snayper-15301.html HD 剄珸閻� 1992

1688tobbyBubmow:2011/12/24(土) 11:52:55
Download Zhivoy http://www.vod.com.ua/skachat-film-zhivoy-2172.html HD 捺碆� 2006

1689Liaicaoriexia:2011/12/29(木) 21:58:16
楳縺琺 逑粱袪 驟袱�? � 轢� 繿鴾 牖� 鞐艪繿繼蓿� 矗睍 粤碵盔�!!! 落珙 譫痰� 癈粤� 黻萵蓿繼鄖�. 悌黹 闔關鉐蓚 闔鞳裨瑕蓿�, 鞳皪辷� 關釶諷踵 - http://rutabletki.ru/!

1690荷主研究者:2012/01/02(月) 01:40:39

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720111206eaai.html
2011年12月06日 日刊工業新聞
うまい・まずいは顔に出る?−九大、皮膚血流の変化特定

 味の違いは顔に出る―。九州大学健康科学センターの林直亨准教授らのグループは、おいしいと感じた場合とまずいと感じた場合で顔の皮膚血流が変化することを特定した。

 おいしいと感じた時はまぶたの血流が増え、まずい場合は鼻の血流が減った。食品開発のほか、意思疎通が困難な重症筋萎縮硬化症患者などの味覚判断に応用できる可能性があるという。

 研究はレーザー光線を顔に当てて血流の変化を判断する「レーザースペックル法」を採用。大学院生など16人で実験した。その結果、甘味やうま味はまぶた、苦みには鼻の血流が変化した。今後、味覚センサーとしての実用化を目指し、複雑な味に対する同様の手法の判定精度について検討する。今回の成果は米国の科学誌プロスワンに掲載された。(福岡)

1691荷主研究者:2012/01/08(日) 00:26:58

http://www.jomo-news.co.jp/news/a/2011/12/15/news01.htm
2011年12月15日(木)AM 07:11 上毛新聞
●「重粒子線」けん引 専門医、研究者を養成・群大大学院

 がんの重粒子線医療の産業化に向けて群馬大は14日、研究開発や治療をけん引する人材を育てるコースを大学院医学系研究科(博士課程)に設置すると発表した。重粒子線に関連した医学や物理工学、生物学を横断的に学べる国内初のプログラムで、治療の改良や機器の開発など幅広い分野で活躍する人材を育てる。施設整備コストが高額で採算ベースに乗っていない重粒子線治療だが、将来的には世界に輸出できる産業を目指して基盤づくりを進める。

 プログラムでは、群馬大大学院の医学系研究科や工学研究科の教員のほか、日本原子力研究開発機構や東芝の研究者、米国マサチューセッツ総合病院の教授ら国内外の一流の専門家が講師を務める。物理学に精通した医師や、医学に造詣の深い生物学者など学際的な人材を育てる。国際原子力機関(IAEA)や米国ハーバード大などへの短期研修実習、三菱電機など高度医療機器開発企業へのインターンシップ(就業体験)ができる仕組みもつくり、国際性や実践力を養う。

 世界に通用する人材を育てるための文部科学省の「博士課程教育リーディングプログラム」に選ばれ、本年度に約1億7千万円の補助金交付が内定した。来年度以降も3億円を上限に補助金が支給され、原則7年間継続される。

 学生は本年度募集し、来年度からコースが始まる。学士入学者のための先行指導の課程も設ける。優秀な人材を確保するため、学生の一部に生活費として年間300万円の奨励金を支給。留学生も受け入れる。

 群馬大大学院医学系研究科の和泉孝志研究科長は「このプログラムを進めることで、群馬大の教育研究の存在感を国際的に高めていきたい」と意気込む。

 重粒子線治療は日本で開発された治療法で、治療装置は群馬大を含めて国内に3カ所にしかない。がんを殺す能力が高く、体を切らないため、日常生活を送りながら治療を受けられる。

 「普及型」と言われる群馬大の装置でも体育館程度の広さが必要で、約125億円が投入された。施設費を回収でき、多くの人が治療を受けられる医療として産業化するには、機器の小型化や低価格化が課題になっている。加速器など最先端機器を使うため、医学や生物学、物理学、工学など多分野にまたがる研究も必要で、幅広い知識と応用力を持ったリーダーの養成が不可欠になっている。

1692advidgigh:2012/01/29(日) 03:21:52
熕褌!!!!!

http://www.tips2sports.com - 挹轣纈 癈裲繩辮驫�* 褌迺鉋� 鞳苴譛鰰鴿

1693荷主研究者:2012/01/29(日) 13:11:32

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120108t11011.htm
2012年01月08日日曜日 河北新報
民間医療復旧に支障 補助金が建物に限定、機器対象外

震災直後の森田医院。高価な医療機器が津波に漬かり使えなくなった=2011年3月14日、気仙沼市

 東日本大震災で被災した民間医療機関に対する国と宮城県の復旧支援をめぐり、「現場の実情に合っていない」との強い批判の声が上がっている。認定される被害額が大きく絞り込まれるケースが続出、休日当番医などを務めてきた診療所は医療機器が補助の対象外となるなど、適用制度の違いで支援に格差も生じている。被害の査定作業がほぼ終了する中、地域医療の復興が遅れかねない事態に医療関係者は不安を募らせている。(藤田和彦)

 大津波で1階が水没し、大規模半壊の被害を受けた宮城県気仙沼市の有床診療所、森田医院。12月に県庁で受けた国の査定は、森田潔院長(52)にとって失望の連続だった。

<憤り隠せず>
 森田院長によると、被害総額は約8000万円に上る。補助が見込める建物部分(約2000万円)を申請したが、火災報知機やナースコール設備などが次々と「不可」とされ、認定された被害額は約1200万円分だけだった。補助率は2分の1で、交付額は約600万円にとどまる見通しだ。

 電子内視鏡やエックス線装置など約6000万円に上る医療機器の被害は、国の基準でもともと対象外。森田院長は「津波被害の深刻さが全く考慮されていない。これでは地域医療はもたない」と憤りを隠さない。

 森田医院が申請したのは、公的医療機関と、休日当番医などの政策医療を担う民間医療機関を対象に、国が設ける「医療施設等災害復旧費補助金」。補助額に一律の上限はないが、支援対象が被災した建物だけに限定される制約がある。

 宮城県医師会の佐藤和宏常任理事は「医療機器は診療再開に不可欠である上、1台1000万円を超えるケースもある。被災した診療所には重荷だ」と指摘し、補助対象の拡大を訴える。

<逆転現象も>
 医療現場をさらに困惑させているのが、国の「地域医療再生基金」を原資とした別の補助制度とのバランスだ。

 再生基金の補助対象は、政策医療を行わず、復旧費補助金の枠外となった民間医療機関。制度を運用する宮城県は「全壊した医科診療所の補助上限額1000万円」などと決めた以外は使途に制約を加えず、医療機器への充当も可能となる。

 使い勝手はいいが予算枠に限りがある。森田医院のような政策医療を行う医療機関は原則対象外とされる見込みだ。

 宮城県沿岸部の医療機関関係者は「当番医を務める診療所は検査機器を多めに備えて協力してきた。そうした所が割を食う状況になりかねない」と憂慮する。

 宮城県医療整備課は「政策医療に協力しながら損をするという逆転現象が起きないように、きめ細かく調整していきたい」と話している。

1694とはずがたり:2012/01/29(日) 13:32:39
>>1693
建物だけどか,相変わらずの箱物偏重行政ひでえなぁ。。
糞マスコミは一方的な報道しかしないから国の言い分がわからんけど,どういう制度設計に名ってんのかね?

1695とはずがたり:2012/01/31(火) 00:22:21
インフル患者3倍増、11県でレベル警報超す
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20120130-567-OYT1T00729.html
2012年1月30日(月)21:37

 インフルエンザの患者が急増している。

 国立感染症研究所の全国約5000の医療機関を対象にした定点調査では、16〜22日の患者数が前週から約3倍になった。特に福井県は1機関当たり59・88人、高知県59・31人と全国1、2番目で、警報レベル(30人)の2倍。専門家は「5シーズンぶりにA香港型が流行しており、免疫が弱い人も多く、一気に広がった」と見ている。

 この週の1機関当たり受診者の全国平均は22・73人。三重県52・17人、和歌山県41・48人、大阪府29・6人、滋賀27・4人、京都府26・47人、兵庫県26・41人、奈良県24・91人で、11県で警報レベルを超えていた。

1696とはずがたり:2012/01/31(火) 10:09:33

なんでカネ無いのに酒のめんねん。。こんな迷惑野郎凍死させといでもええんちゃうかヽ(`Д´)ノ

目立つ119番“常習患者” 救急病院は悲鳴(2012/01/30 11:01)
http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2012/01/30/new1201301101.htm

救急車を頻繁に利用する患者に悲鳴を上げる医療現場。地域医療を守るための対策が不可欠となっている(写真はコラージュ)
 八戸消防本部管内で自らの119番通報で救急車を頻繁に利用する患者が目立っている。救急隊は通報があれば、症状にかかわらず搬送せざるを得ず、その受け皿となる救急医療機関への負担は、医師の少ない郡部ほど大きい。高齢化で急増している救急出動への影響が懸念されており、三戸町の三戸中央病院は「地域医療の崩壊につながる」と悲鳴を上げる。(三浦典子)
 
 ■1日に3度
 男性116回、男性110回、男性102回―。15日、青森県が八戸市内で開いた救急医療フォーラムで、「救急車の頻回利用者」として三戸中央病院に搬送された患者の回数を同病院の佐々木洸太医師が報告。「地域医療の崩壊をみんなで防ぎたい。協力をお願いしたい」と訴えた。
 おいらせ町を含む三八地域の8市町村をカバーする八戸消防本部によると、同じ患者が1日に3度救急車を呼ぶ日が1カ月足らずで4日あったほか、通算100回以上呼んだケースも複数あるという。
 ■離職の恐れも
 同病院では夜間や休日の救急を医師1人、看護師2人で担当している。患者の中には診療後、異常がなくても病院から帰らず、医師やスタッフらに暴言を吐き、暴れるなど迷惑行為を働く例もあるという。
 同病院の東山明弘院長は「医師が減り、1人の医師の当直回数が増える中、何度も同じ迷惑行為があるのは精神的にこたえる」と語る。スタッフの士気低下や離職など医療環境の悪化に危機感を募らせる。
 八戸消防本部の救急指導課は「救急業務の規定があり、搬送の必要性について救急隊は判断できず、病院に搬送するしかない。適正利用を呼び掛けるしかない」と頭を抱える。
 同課によると、救急車の2011年の出動件数は1万1431件(速報値)で、10年前の1・4倍と激増。中でも入院の必要がない軽症が最も多く4割を占める。
 また、急患が重なるなど同病院で受け入れできない場合、八戸市内に搬送となり、往復で約2時間、三戸地域から救急車が不在となる。救急要請が増加する中、「周囲の救急車がカバーしているが、今後影響が出る可能性もある」(同課)と見ている。
 ■対応待ったなし
 100回超もの〝常習患者〟はアルコール依存症で、生活保護を受給するなど複雑な背景を抱える。東山院長は「仕事をしたくてもできず、生活保護をもらい気分が落ち込み酒を飲む。しっかりした生活を保てれば、救急車に頼ることもないのではないか」という。
 昨年12月末には、同病院の声を受けた八戸保健所の呼び掛けで、三戸消防署、三戸警察署、弁護士などの関係者による話し合いをスタートさせた。関係機関の情報共有や対応について今後、検討を進めていく考えだ。
 消防庁消防・救急課救急企画室によると、頻繁に救急車を利用する患者については「定義がなく、取りまとめていない」といい、全国的な実態は分かっていない。
 救急車の適正利用をめぐっては救急出動の増加に伴い、真に必要とする人に救急医療を提供し、救命率の向上を図ることが求められている。家庭内で救急要請や医療機関の受診が必要かどうか、客観的に判断できるよう緊急度判定の検討を進めており、12年度中の策定を目指している。

1697名無しさん:2012/02/07(火) 21:31:12
今年は、日本医師会会長選挙があるんで、選挙情報あれば頼みます

1698チバQ:2012/02/15(水) 22:48:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120215-00000118-mai-soci
<日医会長選>現職出馬表明で三つどもえの公算に
毎日新聞 2月15日(水)22時12分配信

 日本医師会(日医)の原中勝征(かつゆき)会長(71)は15日、4月1日の会長選に再選を目指して立候補する考えを表明した。同会長選には既に京都府医師会の森洋一会長(64)が立候補を表明しているほか、福岡県医師会出身の横倉義武日医副会長(67)も出馬し、三つどもえの争いとなりそうだ。

 前回10年の選挙は政権交代後初、しかも参院選直前とあって、政党との距離が争点となった。結果は「親民主」を掲げた原中氏が、自民党支持だった当時の会長、唐沢祥人氏や「政治的中立」を主張した森氏らを破って初当選した。

 しかし、その後民主、自民両党とも人気低迷にあえいでいる。政界再編含みで次の与党の姿が見えない中、候補は政党との関係に苦心している。

 「彼自身が私と対抗したいわけではないと思う」。原中氏は15日の記者会見で、現職副会長である横倉氏の「造反」に戸惑いを隠せなかった。

 「『会長のイエスマン』と言われるほど」(日医関係者)の横倉氏だが、九州8県でつくる九州医師会連合会に推され17日に出馬表明する。「民主党に偏った原中氏には任せておけないということ」。九州の動きをある地方医師会長はそう解説する。

 それでも「自民寄り」との見方には迷惑顔だ。会長選の裏の争点は常に「政府の診療報酬改定方針への影響力」だが、政権交代が常態化すれば片方に肩入れするリスクは大きくなる。政治的中立を掲げる森氏の前回の善戦も影を落とす。民主党の小沢一郎元代表とのパイプを誇った原中氏とて「一党に偏っているわけではない」と釈明に追われている。

 原中氏が態度を鮮明にできないのは、前回得票数が3分の1にとどまったことも影響している。今回は当選に必要な得票数が前回の「3分の1超」から「過半数」に変わる。原中氏が1回目に過半数を取れなければ、決選投票では横倉、森両陣営がまとまるとみられ、原中氏には厳しい状況となる。【鈴木直】

1699とはずがたり:2012/02/19(日) 18:06:01
しらんかったけど凄い価値ある論文じゃあないかね!?

鳥インフル:論文全文を科学2誌掲載へ WHO勧告受け
http://mainichi.jp/select/science/news/20120219k0000m040061000c.html

 米政府が生物テロへの懸念を理由に日欧の科学者による鳥インフルエンザ研究論文の一部削除を求めた問題で、世界保健機関(WHO)は17日、ジュネーブで開かれた国際会議で、論文を全文掲載すべきだとの勧告を全会一致で決めた。ただしウイルスの管理への懸念の払拭(ふっしょく)などができるまでは当面公表を見合わせるよう求めている。

 米代表も同調した勧告が研究推進を重視したことで、論文削除問題は収束に向かいそうだ。

 論文の掲載を見合わせていた米科学誌サイエンスと英科学誌ネイチャーは同日、勧告に従う考えを示した。(共同)

毎日新聞 2012年2月18日 22時23分(最終更新 2月18日 22時45分)

鳥インフル:全文公開を…悪用防止徹底が前提 WHO勧告
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120218k0000e040147000c.html

 【ジュネーブ伊藤智永】日欧の科学者による強毒性鳥インフルエンザ「H5N1」研究論文に対し、米政府・科学諮問委員会が生物テロへの悪用防止を理由に一部削除を求めた問題で、世界保健機関(WHO)は17日、ジュネーブで開いた専門家会合で、論文を全文公開すべきだとの勧告を全会一致で決めた。

 「米国が求める一部非公開の基準はあいまいで、ワクチン開発などにより世界的流行の予防に役立てる方が公益性が高い」と指摘。ただし、ウイルスが研究機関の外に流出しないよう安全管理に一層配慮することや、論文公表前に専門家同士が十分に吟味する必要があるため、公表や研究の自粛は当面延長すべきだとした。WHOはウイルスの管理強化などを話し合うため、加盟国代表も含めた国際会議を6月にも開く。

 この問題を巡っては、東京大医科学研究所の河岡義裕教授らとオランダの研究チームが、H5N1ウイルスの遺伝子を改変し、哺乳類同士で空気感染しやすくなることを動物実験で突き止め、米英の科学誌に論文を投稿した。これに対して、米科学諮問委員会が、生物テロに悪用されかねないとして、ウイルスの作り方を削除することなどを科学誌に勧告し、掲載は見送られた。世界の研究者は、1月からウイルス研究を自粛している。

毎日新聞 2012年2月18日 11時49分(最終更新 2月18日 15時10分)

1700荷主研究者:2012/02/26(日) 18:36:42

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120202t15012.htm
2012年02月02日木曜日 河北新報
白髪防ぐ分子複合体メカニズムを解明 東北大研究グループ

 東北大大学院生命科学研究科の福田光則教授(細胞生物学)の研究グループは、人間の肌や髪の毛の色のもとになるメラニン色素の生成過程で、特定の分子複合体が、色を作る動きとは逆に働くメカニズムを解明した。この分子複合体の機能を抑えることで、色が作られない働きが抑えられ、白髪防止・予防への応用が期待されている。

 メラニン色素はメラノサイトと呼ばれる特殊な細胞で合成され、細胞内の袋(メラノソーム)に入っている。メラノソームは太陽光で成熟し、細胞内の微小管など通って皮膚や髪の毛を作る細胞や毛母細胞に届き、肌や髪の毛が黒や茶などに色づく。

 研究グループは、特定の遺伝子の欠損が原因で毛髪の白色化などの症状を示す「グリセリ症候群」のマウスのメラノサイトに注目。微小管内で通常とは逆方向にメラノソームを運ぶ分子複合体を特定し、詳しく解析した。

 分子複合体の機能を阻止した場合には、メラノソームの動きが、正常な方向に回復することを突き止めた。過剰に機能を発現させた場合は、逆方向への動きが促進されることも分かった。

 分子複合体は逆方向への「荷札」の役を果たし、この荷札を特定のタンパク質が認識して、輸送役の分子が微小管を使って運んでいた。

 これまで微小管を通じてメラノソームが逆方向に送り返されている現象は確認されていたが、メカニズムは分からなかった。

 福田教授は「分子複合体の機能を阻害する薬の開発が進めば、将来的に白髪防止・予防への応用も期待できる」と話している。

1701チバQ:2012/02/29(水) 21:47:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120229-00000171-mailo-l42
県議会:加藤発言に紛糾 連立会派が批判に反発、懲罰特別委を設置 /長崎
毎日新聞 2月29日(水)12時55分配信

 県議会は28日、前日の一般質問での加藤寛治議員(自民・県民会議)の「不適切」発言を巡り紛糾した。加藤議員が、議会多数派を占める連立会派について「主張の違う政党、会派同士が選挙戦終了と同時に連立会派を組むことは、県民、選挙民を裏切る背信行為」などと述べたことに対し、連立会派は「議会制民主主義を中傷するもの」と懲罰動議を提出。動議は可決され、40年ぶりに懲罰特別委員会(13人)が設置された。
 加藤氏は27日の一般質問で「私見」とした上で、改革21と自民、新生ながさきの3会派による連立会派批判を展開。新生ながさきについても「いつまでも信念の定まらない同士寄り集まって、私利、私略、私情に向かって暴走するのは邪道としか言いようがない」と批判。県議会・県政特別委員会を「異常な形で進められており、将来の県議会、県政に大きな禍根を残す」と危惧の念を表明した。
 これに対し、連立会派は激しく反発。議会運営委員会を断続的に開き、加藤氏に発言の撤回と陳謝を求めたが、拒否されたため懲罰動議提出に踏み切った。
 加藤氏は「議員の発言を封じるようなことがあってはならない。自分の発言に釈明も謝罪もする必要があると思っていない。多数の横暴だ」と話した。
 この問題で、県議会は終日空転し、予定された一般質問は順延された。【阿部義正】
〔長崎版〕

2月29日朝刊

1702とはずがたり:2012/03/10(土) 16:42:00

2012年03月08日(木)
「峡南病院廃止」を提示 統合協素案
反発受け再協議へ
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2012/03/08/4.html

峡南3病院の経営統合協議で、新病院の診療体制などの素案が提示された医療機能部会=富士川町役場

 社会保険鰍沢、市川三郷町立、峡南の3病院の経営統合に向けた「新病院設置協議会」(会長・久保真一市川三郷町長)の医療機能部会が7日、富士川町役場で開かれた。事務局側が峡南病院の廃止や残る2病院の病床数などを盛り込んだ診療体制の素案を示した。これに対し、峡南病院や市川三郷町の委員が反発するなどしたため、修正案を作成して同部会の次回会合で協議し直すこととなった。

 素案は、協議会オブザーバーを務める山梨大付属病院の佐藤弥副病院長がまとめ、市川三郷、富士川両町が設立する一部事務組合が、鰍沢と市川三郷町立の両病院を購入する案を示した。2病院を基本病院として存続し、峡南は廃止するとした。また、「3病院の職員は公務員として継続、新規に雇用する」(事務局)と説明した。

 素案では、鰍沢は現在の一般病床154床を維持し、救急、手術機能を充実させる。一方、一般病床100床を備えている市川三郷町立は、一般病床を40床に縮小、長期入院などの療養病床に20床を切り替え、外来診療を拡充する。医師の多くは鰍沢に集約し、輪番制で市川三郷町立に派遣する形態を取るとした。

 素案に対し、峡南病院の小川伸一郎院長は「峡南は一番地域に密着した病院。廃止という考え方はおかしい」と反発。市川三郷町側の委員は「病床数は最低でも合わせて70床はほしい」と要望した。

 このため、同部会は3病院の院長と県、山梨大付属病院に対し、意見を踏まえて修正案を取りまとめるよう要請。同部会は次回会合で修正案を提示し、協議する。

1703とはずがたり:2012/03/13(火) 01:08:25

医薬ベンチャーに105億円を協調融資 三井住友銀など
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120306/bse1203061239002-n1.htm
2012.3.6 12:38

 三井住友銀行など10金融機関は6日、バイオ医薬品ベンチャーのUNIGENに対し、原薬量産工場の建設費用などとして、合計105億円を協調融資すると発表した。新工場は岐阜県池田町に建設し、インフルエンザワクチンをはじめ、バイオ医薬品原薬を生産する計画。原薬は別の製剤工場を経て、アステラス製薬から市場供給される予定だ。

 融資は担保に多くを依存せず、工場の建設状況や市場動向などに応じて、金利を含め返済条件を柔軟に変えられるストラクチャードファイナンスの手法を活用した。協調融資に参加するのは、秋田銀行やNECキャピタルソリューション、大垣共立銀行、十六銀行、八十二銀行、三菱UFJ信託銀行、横浜銀行などで、三井住友銀行が主幹事となった。

 UNIGENは医薬ベンチャーのUMNファーマとIHIが共同で設立した事業会社。UMNファーマが得意とする組み替えタンパク質製造技術を活用し、インフルエンザワクチンなどを製造する。

 ベンチャー企業の多くは担保になる資産が少なく、金融機関からの借入が難しいのが現状で、新規株式公開(IPO)などで資金を得るのが一般的だ。三井住友銀行などはバイオ医薬品の国内供給体制を早期に確立すべきとの観点から、今回の融資を決断したという。

1705とはずがたり:2012/03/27(火) 15:36:36

「赤ワイン健康説」の著名研究者、論文の多数に捏造発覚
http://www.cnn.co.jp/fringe/30005262.html
2012.01.13 Fri posted at: 12:37 JST

(CNN) 米コネティカット大学は、赤ワインの健康効果を説いた同大教授の研究にデータの捏造(ねつぞう)があったとする学内の調査結果を発表した。

捏造を指摘されたのは、同大医学校で心臓血管研究所長を務めるディパク・K・ダス教授。大学の調査委員会が3年がかりで調べた結果、少なくとも145回にわたって研究データが捏造されていたと判断した。捏造は7年の間に科学誌などに発表された26本の記事に及ぶという。

ダス教授は赤ワインなどに含まれるポリフェノールの一種、レスベラトロールと心臓の健康との関連を調べた研究で有名。この分野で多数の論文を執筆し、その多くは米国立衛生研究所の助成を受けていた。

しかし2008年、米当局に匿名情報が寄せられたことをきっかけに、大学側が調査を開始。ダス教授が実験結果を不正に操作し、一貫したデータが出たように見せかけていたケースがあることが判明したという。ただし、この操作によって論文の結論が変わったかどうかまでは確認できなかったとした。

ダス教授は委員会の調べに対し、データ操作の事実は知らなかったと弁明したが、委員会は証拠をもとに、同教授の証言は信頼性を欠くと判断。免職に向けた手続きを開始した。

レスベラトロールをめぐっては、がんや肥満、糖尿病、加齢などさまざまな分野の健康効果について世界各国で研究が進められている。別の大学の研究者は、ダス教授の研究が心臓病の分野のみを対象にしていることから、今回の捏造問題がレスベラトロールの研究全般に影響を及ぼすことはないとの見方を示し、「この分野全体では依然として堅固な根拠に基づいている」と話している。

1706とはずがたり:2012/03/27(火) 23:21:14

2012年03月15日(木)
放射線技師遺体で発見 過剰投与問題
聴取当日自殺か、車内に遺書
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2012/03/15/1.html

 市立甲府病院が検査用の放射線医薬品を子どもに過剰投与していた問題で、医師法違反(非医師の医業禁止)容疑で県警の捜査対象になっていた同病院放射線部の男性技師長補佐(54)が14日、笛吹市内の駐車場に止めた車の中で死亡して…

1707名無しさん:2012/03/28(水) 12:29:44
日本医師会会長選挙の、横倉義武氏は自民党の古賀誠氏の後援会長で、自民党が医師会長のポストを奪還画策と週刊ポストにありました。

1708チバQ:2012/03/28(水) 22:51:46
http://www.news-postseven.com/archives/20120328_97485.html
医師会の自民支持派 野田政権への不満利用し会長職奪還画策
2012.03.28 07:00
 消費税増税を打ち出した野田政権だが、発足当時に比べ支持率も下がり、いよいよ先行きが大きく陰り始めた。

 2年半前、総選挙の指揮をとった小沢一郎・民主党代表代行(当時)は、経済界をはじめ、自民党の集票マシンといわれた日本医師会、農協、特定郵便局長会、地域の商工団体など保守地盤を切り崩し、政権交代の原動力にした。自民党政治の下で既得権の恩恵を受けてきた業界まで、官僚主導政治による経済の行き詰まりで展望を失って政権交代による改革に期待した。

 その民主党の新たな支持基盤が、野田政権の官僚回帰で音を立てて崩れている。民主党議員を多く手がける選挙プランナーが語る。

「政権交代直後は、民主党議員の新年会には地元の経済団体の幹部や医師会などのお歴々が来ていたが、今年はどこも寂しいかぎり。来賓の連合幹部の挨拶でさえ民主党に厳しく注文をつけた。パーティー券も買ってもらえなくなっている。

 経営者は民主党政権で官の力がますます強まって商売がやりづらいと肌身で感じているし、ましてや中小企業は消費税を上げられたら価格転嫁できないから死活問題です。これでは選挙態勢の組みようがありません」

 野田政権の自壊現象を象徴するのが4月1日に行なわれる日本医師会(日医)の会長選挙だ。

 医師会といえば「往診カバン1つに200票入っている」といわれる大票田で、自民党最大のスポンサーだったが、前回総選挙では茨城県医師会の1000人以上が自民党を集団離党したのを皮切りに各地の医師会が造反し、「医療の再生」を掲げた民主党支持に回った。その結果、政権交代後の2010年4月の日医会長選挙では小沢氏に近い茨城県医師会会長の原中勝征氏が当選した。

 本誌が入手した日医の政治団体「日本医師連盟」の内部資料によると、政権交代で自民党への政治資金の流れも大きく変わったことがわかる。政権交代前の2008年度は同連盟から自民党(党本部と議員)に5億8170万円献金され、日医の政治資金はほぼ丸ごと自民党に注がれていた。

 それが政権交代後の2010年度3000万円、2011年度はわずか1300万円まで激減し、自民党は有力な資金源を失った。一方の民主党向け献金は政権交代前(2008年度)の500万円から、2011年度は4650万円と民自逆転している。

 野田政権は国民に増税してまで「社会保障にカネを回す」と説明しているのだから、その通りなら医療関係団体は歓迎するはずだが、状況はまるで違う。

 日本医師会の代議員の言い方は露骨だ。

「民主党は2期連続で診療報酬を引き上げたものの、中身は開業医ではなく、勤務医に手厚くした。消費税増税でも、医療機関が医薬品や機材を購入する際には消費税がかかるのに、医療費は非課税になっているから患者からは消費税を徴収できない。そのため医療機関は損税が生じている。一体改革で税制の不備の抜本的解決を求めたが、野田政権は財務省のいいなりだからやろうとしない。この政権に改革など期待できない」

 医師会からも野田政権の一体改革はしょせん社会保障制度の安定にはつながらず、増税の口実だと見透かされていて支持をつなぎ止めることができない。

 そうした医師会内部の野田政権への不満の高まりを好機とみた自民党支持派が原中会長の対抗馬として古賀誠・自民党元幹事長の後援会長を務める横倉義武・日医副会長を擁立し、巨額の政治資金の配分権を握る会長ポストを何が何でも奪い返しに動いている。

 日医の会長選挙は三師会と呼ばれる日本歯科医師会、日本看護協会の政治姿勢にも大きな影響を与え、民主党派が敗れれば他の団体の雪崩現象につながるのは確実だ。

※週刊ポスト2012年4月6日号


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1709荷主研究者:2012/03/31(土) 18:59:06

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120214t15011.htm
2012年02月14日火曜日 河北新報
iPS細胞から歯再生へ 東北大グループが細胞発現に成功

 東北大大学院歯学研究科の福本敏教授(小児発達歯科学)の研究グループは、マウス由来の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から、歯のエナメル質を作る細胞(エナメル芽細胞)を発現させることに成功した。エナメル芽細胞は歯が生えると失われるため、これまで働きが分からなかった。同細胞の機能を解明することで、歯の再生への応用が期待される。

 歯はエナメル質、象牙質、セメント質の3層の硬い組織で構成される。エナメル質は生体内で最も硬い組織だが、いったん虫歯などで破壊されると再生が不可能で、詰め物など人工物で修復するしかなかった。

 歯の基になる歯胚は、口の中の上皮細胞(歯原性上皮細胞)と間葉細胞との相互作用で作られる。研究グループは歯原性上皮細胞に着目した。ラット由来の歯原性上皮細胞を敷石状に並べ、マウス由来のiPS細胞とともに培養。歯原性上皮細胞上で、エナメル芽細胞が発現したことを確認した。

 研究グループは岩手医大の原田英光教授との共同研究で、マウス由来のiPS細胞から、象牙質を形成する象牙質芽細胞の誘導にも成功している。

 福本教授は「今回得られた細胞との組み合わせにより、全身どの細胞からも歯を作り出せる可能性が生まれた。エナメル芽細胞の発現メカニズムの解明や、エナメル質再生への研究に発展させたい」と話している。

 研究で用いたマウス由来のiPS細胞は、京都大の山中伸弥教授らが作製したものを、理研バイオリソースセンターから分与された。

1710名無しさん:2012/04/01(日) 14:44:10
http://mainichi.jp/select/science/news/20120401k0000e040172000c.html
日医会長選:横倉義武副会長が初当選
 日本医師会(日医、会員約16万5000人)の会長選が1日、東京都文京区の日本医師会館での代議員会で行われ、決選投票の結果、横倉義武副会長(67)が、現職で再選を目指す原中勝征会長(71)を破り初当選した。

 年内の衆院解散・総選挙も取りざたされる中、選挙戦は政治との距離を争点に展開された。「親民主党」路線の原中氏が敗れたことは、今後の政局にも影響を与えそうだ。

 票数は、横倉氏192票、原中氏164票、無効1票だった。

 1回目の投票では、いずれも有効投票総数の過半数を獲得できず、横倉氏と原中氏の決選投票に持ち込まれた。(共同)

毎日新聞 2012年4月1日 12時43分(最終更新 4月1日 13時02分)

1711チバQ:2012/04/01(日) 22:42:41
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120402k0000m040070000c.html
日本医師会:会長に横倉氏…「親民主」への反発が追い風
 任期満了に伴う日本医師会(日医)の会長選挙が1日、東京都文京区の日本医師会館であった。1回目で過半数に達する候補がなく、決選投票の末、副会長だった横倉義武氏(67)が現職の原中勝征(かつゆき)氏(71)を破り初当選した。任期は2年間。京都府医師会長の森洋一氏(64)は落選した。

 都道府県医師会ごとに選ばれた代議員(357人)が投票した。1回目は横倉氏154票、原中氏137票、森氏65票。決選投票では横倉氏が192票を獲得し、28票差で原中氏を降した。2回とも無効が1票あった。

 争点は「政党との距離」。政権交代翌年の前回選は「親民主党」を掲げた原中氏が初当選した。だが、低迷する民主党政権への地方医師会の反発は強く、横倉氏は福岡など九州8県に加え、東京、大阪、愛知各都府県の支持を受けて143票の「基礎票」を固めた。原中氏は民主色の払拭(ふっしょく)に努めたものの、かなわなかった。ただ、横倉氏は反旗を翻し、都市部を固めて流れを作ったことへの批判も強く、九州のある代議員は想定外の「苦戦」だったことを認めた。

 横倉氏は久留米大医学部卒。福岡県医師会長などを経て10年4月から2年間、日医副会長を務めた。「温厚で敵が少ない」と評される半面、「人の意見を聞きすぎるところがある」(地方医師会長)と指導力を不安視されている。横倉氏は自民党の古賀誠元幹事長の地元後援会長を務めているが、当選後の記者会見では「政権与党は大事。衆参のねじれを考えると野党ともしっかり対応したい」と述べるにとどめた。【鈴木直、中島和哉】

毎日新聞 2012年4月1日 20時44分

1712チバQ:2012/04/03(火) 19:53:08
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120403-OYT1T00122.htm
自民とパイプ、日医新会長に民主困惑


民主党
 日本医師会(日医)の新会長に、自民党とのパイプを持つ福岡県医師会の横倉義武氏(67)が就任したことで、政府・民主党内に困惑が広がっている。


 民主党の輿石幹事長は2日の記者会見で「新会長とどういうスタンスで対応できるか、今後の課題としてやっていけばいい」と述べるにとどめた。

 原中勝征・前会長が「民主党寄り」とされ、2010年7月の参院選では、原中氏の地元の茨城選挙区で民主党候補を推薦するなど、民主党への選挙支援を推し進めた。これに対し、横倉氏は自民党の古賀誠元幹事長の地元後援会長を務め、「民主党だけでなく、野党の自民党とも良好な関係を築くべきだ」と主張している。

 12年度の診療報酬改定で、日医が求めた開業医の再診料の引き上げは実現されなかった。開業医が多い日医内では民主党政権への不満がくすぶっており、民主党内からは「横倉氏の就任で、選挙での、日医の『民主離れ』が進むのではないか」との見方が出ている。

(2012年4月3日08時26分 読売新聞)

1713チバQ:2012/04/07(土) 00:19:17
http://www.cyzo.com/2012/04/post_10300.html
「やっぱりハンパじゃない!」樹木希林の認知症CMに業界内外から絶賛の声
 お騒がせロックンローラー・内田裕也の妻であり、オセロ・中島知子の家賃滞納騒動でも自ら“広報役”を買って出た大物女優・樹木希林に、業界から「ケタが違う!」と感嘆の声が上がっている。

 ワイドショー関係者は「中島さんの騒動の時も、しゃべる時だけわざわざマスコミの前でタクシーから降り、すっとぼけたフリをしながら取材に答えていた。逆にしゃべらないほうがいい時は、自宅にいるのに何度インターホンを押しても完全無視。マスコミの特性を熟知している。本当に感心させられますよ」と話す。

 昨年、夫の内田が一般女性と不倫の末に逮捕された際には集まったマスコミを自宅に招き入れ、会見を行った。

「不倫されたのにいつもの調子で話していましたからね。さすがにビビリましたよ」(スポーツ紙記者)

 一方で、直後の「週刊文春」(文藝春秋)で事件の詳細が報じられた際には「樹木さんが不倫相手のことや別の女性の影など、情報提供したとウワサされていた」(同)という。

 そんな、“夫よりもロックンローラー”の樹木が製薬メーカー「第一三共株式会社」の認知症治療のCMに出演。これは同様に認知症老人の役を演じた映画『わが母の記』(4月28日公開)との“コラボ企画”であると推察されるが、それでも一線級の女優が自ら認知症の役を演じたことに、業界は騒然となっている。

 芸能プロ関係者は「CMは何度もハッピーバースデーの曲を歌うよう催促する認知症の樹木さんに、家族は困惑しながらも笑顔で応じるというもの。樹木さんの迫真の演技に思わず見入ってしまいました」と絶賛する。普通なら、この手のCMに出ることは周囲から好奇の目にさらされ、女優生命を縮めることにもなりかねない。だが、樹木は「CMオファーに『いいですよ』のひと言。注文も一切つけなかったそうです」(代理店関係者)。芸能プロ関係者も「おそらく、この役をやって女優としてすごみを増すのは樹木さんだけ」と舌を巻く。

 やはり樹木希林はハンパじゃない。

1714荷主研究者:2012/04/08(日) 16:08:18

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20120214/CK2012021402000165.html
2012年2月14日 中日新聞
世界最小10キロのミニブタを開発 県と富士宮の企業が生産へ

 体重約10キロと世界最小の医療用ミニブタの開発に、静岡県畜産技術研究所中小家畜研究センター(菊川市)と実験動物繁殖会社「富士マイクラ」(富士宮市)が成功し、商業生産に向けて準備を進めている。医師の手術訓練や新薬開発、再生医療研究などへの利用が期待される。

 県によると、一般的に体重100キロ未満がミニブタとされているが、研究センターなどが開発した極小ミニブタは、成長しても体長は大きなウサギほど。性質がおとなしく、比較的小さな施設でも飼育できる。実験用ミニブタはこれまで、体重が30〜40キロあり、規模の大きな飼育施設が必要だった。

 2003年ごろ、富士宮市の養豚業者がペット用のミニブタを開発する過程で、突然変異により極小ミニブタが誕生。センターと富士マ社は、クローン技術を駆使しながら極小ミニブタとヨーロッパ系の既存ミニブタを交配し、10年11月に極小ミニブタのオス、メスの原種の安定的な生産に成功した。

 雑食性のブタは、臓器や生理的特徴が人間と似ており、食用として改良されてきた経緯もあることなどから、医療分野での利用に抵抗感が薄く、欧米ではラットやマウス、小型犬に代わる実験用動物として使われつつあるという。

 極小ミニブタは既に鹿児島大のグループが人間の動脈硬化の研究などに利用している。

 商業生産を見据え、富士マ社の金子直樹社長(39)は「疾病の研究が前進し、1人でも多くの患者に希望が生まれることを期待したい」と話している。

1715荷主研究者:2012/04/15(日) 22:41:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120228t15006.htm
2012年02月28日火曜日 河北新報
脳に「行動戦術」の領域 サルで実験、東北大グループが発見

 東北大大学院医学系研究科の虫明元教授(神経科学)らの研究グループは、脳の前頭前野の内側に、高度な行動制御機能「行動戦術」をつかさどる新しい領域を発見した。行動戦術の使い分けに活動を示す脳の領域が、細胞レベルで確認されたのは世界初。行動の仕方を決めることに関与しているとみられ、意思決定にかかわる脳の仕組みの解明や、認知症などの治療に期待されている。

 行動戦術は、制約がない状態で複数の行動パターンのバランスを保ち、必要に応じて切り替えることのできる高度な機能。例えば、人間が買い物をする場合、弁当やリンゴなどの商品と、価格、品質、産地などの情報を状況に応じて組み合わせて、選択している。

 研究グループは、おでこの上にあり、機能が未解明だった「背内側前頭前野」に着目した。

 実験には、左右のランプがいずれも、緑と赤に点灯する信号機に似た装置を使った。ニホンザルに、緑色のランプが点灯したら左のボタン、赤色なら右のボタンを押すように訓練した上で、脳に電極を取り付け、脳内の活動を調べた。

 緑のランプがボタンと同じ左側で点灯する場合と、右側で点灯する場合という二つの条件をつくった。前者は点灯したランプと同じ側のボタンを押し、後者では点灯しない側のボタンを押す。赤も同様で、サルは異なる行動戦術でボタンを押さなければならない。

 左右どちらを押すかを判断するタイミングでサルの脳内活動を調べると、点灯しない側のボタンを押す場合は「背内側前頭前野」の細胞活動が活発になった。単純に緑なら左、赤なら右というように、行動戦術が一つだけの場合は細胞活動はほとんど見られなかった。

 虫明教授は「人間にとっても非常に重要な発見。認知症の解明アプローチや治療法につなげたい」と話している。

 研究グループの成果は、米国科学誌「PNAS」のオンライン版に28日以降に掲載される。

1716とはずがたり:2012/04/17(火) 10:59:37
2012年4月16日21時53分
流産・中絶「震災後増加」根拠なし 福島県立医大
http://www.asahi.com/national/update/0416/TKY201204160467.html

福島県内の人工妊娠中絶と自然流産件数
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/medical/t_TKY201204160475.jpg

 東日本大震災後、福島県での自然流産と人工妊娠中絶件数の割合は、震災前に比べてほぼ変わりないことが、福島県立医大の調査でわかった。東京電力福島第一原発の事故後、ストレスによる流産や放射線被曝(ひばく)を心配した中絶が県内で増えた、などとする一部の情報やうわさに根拠がないことを示す結果だ。

 藤森敬也教授らのチームは、これらの情報から県民に不安が広がっているのを受けて県内の医療施設を対象にアンケートを行った。

 専門誌「周産期医学」3月号に発表した論文によると、妊娠を取り扱う81施設のうち74施設から寄せられた回答を分析した結果、妊娠100件あたりの人工妊娠中絶と自然流産の数はそれぞれ、18前後、10前後でほぼ横ばい。いずれも震災後にわずかな増加があったが、統計的に意味がある増え方ではなかった。

1717荷主研究者:2012/04/18(水) 01:10:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120307t15017.htm
2012年03月07日水曜日 河北新報
マウスの寿命3割伸ばす 東北大グループが成功

 血管内皮細胞での炎症反応を抑えることで、マウスの老化を遅らせ、平均寿命を3割伸ばすことに、東北大大学院医学系研究科の片桐秀樹教授(代謝学)らの研究グループが成功した。マウスが正常な体重の場合は長寿になり、肥満の場合は病気の進行を防ぐ効果があった。健康を保ちながら寿命を伸ばすアンチエイジング療法の開発につながると期待されている。

 研究グループは血管の内側表面を薄く覆い、血液と接する血管内皮細胞に着目。遺伝子操作で血管内皮細胞の炎症反応を起こりにくくしたマウスを作った。

 血管内皮細胞は、肥満になると慢性的な炎症が続くことが知られている。これがインスリンの効きを悪くし、糖尿病やメタボリック症候群を引き起こすと考えられている。

 このマウスを肥満の状態にしたところ、慢性的な炎症反応が抑えられ、インスリンの効きも悪くならなかった。このことから、肥満の慢性炎症に、血管内皮細胞が重要な役割を果たしていることを突き止めた。

 このマウスが正常な体重の場合は、老化のスピードが抑制され、活動が活発になった。筋肉の血の巡りもよくなり、体に害を及ぼす活性酸素も減少した。平均寿命を現代の日本人の平均年齢に当てはめると、83歳から108歳に伸びた。

 グループは昨年、血管部位での炎症が、動脈硬化の発生を誘発することを解明している。片桐教授は「この研究では血管内皮細胞が、全身の老化を制御することが分かった。血管内皮細胞だけに選択的に働く薬を開発できれば、老化を防ぎ、アンチエイジング療法につながる」と話している。

 研究成果は米国時間の6日、米専門誌「Circulation」に掲載された。

1718荷主研究者:2012/04/18(水) 01:18:41

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120309t13019.htm
2012年03月09日金曜日 河北新報
皮膚で光を感知、東北大グループがマウス使い発見 応用期待

 東北大大学院生命科学研究科の八尾寛教授(神経・筋肉生理学)らの研究グループは、光を感知するタンパク質を遺伝子に組み込んだマウスが、光を皮膚で触覚として感じる「スーパー感覚」を持つことを発見した。光を使って動物と会話をしたり、人が指先で簡単な漢字を識別したりできる技術への応用が期待される。

 研究グループは、マウスに、単細胞の緑藻「クラミドモナス」の光を感知するタンパク質「チャネルドロプシン2」の遺伝子を組み込んだ。

 このタンパク質は、感覚にかかわる神経細胞が集まる脊髄の後根神経節のうち、皮膚の感覚や筋肉の曲がり具合を感知する大型の神経細胞で作られることを確認した。

 研究グループが、このマウスの足の裏に青色発光ダイオード(LED)の光を当てたところ、まるで何かに触れたように足を動かす反応が見られた。マウスの皮膚では、光が後根神経節細胞の神経の末端で受け取られ、脊髄、脳を経て触覚として感じ取ったと見られている。

 生物の感覚は、物理的なエネルギーを感覚器が受け取り、脳に伝えることで生まれるが、形、動き、大きさ、手触りなどの感覚が識別されるメカニズムはほとんど解明されていない。

 研究グループは今後、光を使って、さまざまな感覚のパターンを作り、マウスの反応を分析する。八尾教授は「研究が進むと、光を用いて動物に情報や命令を送ることができる。指先で文字や画像を読み取る技術開発のファーストステップにもなる」と期待している。

 研究成果は6日付、米学術誌「Public Library of Science ONE」に掲載された。

1719チバQ:2012/04/18(水) 22:37:23
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000001204180005
医学部新設へ知事始動
2012年04月18日

 黒岩祐治知事は17日、大学医学部新設の検討を始めると表明した。実現すれば、全国で1981年以来の新設になる。詳細は不透明な部分も多く、県医師会との調整も課題だ。


 県の「医療のグランドデザイン案」に盛り込んだ。キャンパスを国から指定を受けた横浜、川崎市臨海部の「ライフイノベーション国際戦略総合特区」(下記参照)の中につくる予定。「国際的な医療人材の育成」の拠点として現存する医学部と差別化をはかる。


 黒岩知事は「医療・科学分野での経済のエンジンを回す、という特区の趣旨にも沿っている」と話した。


 県医療課などによると、米国の大学医学部の分校を誘致する案も上がっている。外国人医師が英語で講義をしたり、留学生を多く受け入れたりすることを検討。付属病院では、外国人の医師による診療や、外国の患者の受け入れも考えているという。


 もともとは医師不足の打開策として検討された。人口あたりの医師数は全国39位、看護師数は全国で最も少ない。


 医学部の新設に対して、県医師会は「新設には時間も費用もかかる。地域差、診療科ごとの偏在を解消する方が先決だ」(幹部)と反対してきた。黒岩知事が昨年末、国に医学部新設の要望をすると反発。このグランドデザインの内容を議論してきた県のプロジェクトチームから一時、脱退した。


 医師会メンバーが復帰後、チームが3月にまとめた最終報告書では、医学部の新設を提示しつつ「教員の確保によって、地域の医師不足を助長するおそれがある」などの課題も併記していた。


 知事の発表に対し、県医師会は「現段階では、見解は言えない」としている。
 県は、このデザインについての県民の意見を18日から5月17日まで、県のホームページなどで募集する。


 「ライフイノベーション国際戦略総合特区」 医療分野の国際競争力を高めるため横浜市、川崎市の臨海部が昨年末、指定された。新たな抗がん剤の開発、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を活用した再生医療などの6事業について、法人税の軽減や財政支援などの優遇が認められている。


(佐藤陽、山口博敬)

1720チバQ:2012/04/20(金) 21:27:38
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120419/kng12041923220009-n1.htm
医学部新設に反対 黒岩知事の検討表明で県医師会 神奈川
2012.4.19 23:19
 神奈川県の黒岩祐治知事が特区制度を活用した医学部新設を検討する方針を表明したことに対し、県医師会(大久保吉修会長)は19日の理事会で、会として新設に反対する方向性を確認した。ただ、「具体的な中身が分からず、雲をつかむような話だ」として、検討内容の判明後に反対の意思表示の方法を含めた対応を決める。

 大久保会長は理事会後、「医師不足には定員増で対応すべきだ。新設すると将来的に医師過剰になったときに減らすのが難しい」と述べた。

 国が検討している医学部新設については、県の有識者会議の報告書には新設と定員増の両論が併記されていたが、県の案として公表の際に、黒岩知事が医学部新設の検討を書き加えた。

1721荷主研究者:2012/04/22(日) 00:55:22

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120314t13008.htm
2012年03月14日水曜日 河北新報
嗅覚調査で認知症を早期診断 有効な治療薬も発見 東北大

 東北大大学院医学系研究科の武田篤准教授(神経内科学)の研究グループは、嗅覚調査でパーキンソン病患者の認知症の発症を早期診断できることを突き止めた。パーキンソン病は認知症を合併しやすい。特定のタイプの認知症の治療薬が、パーキンソン病患者の早期治療に有効なことも分かったという。

 パーキンソン病は脳の神経伝達物質「ドーパミン」が減るため起きる。運動の情報が筋肉に伝わらないために、手足の震えや筋肉のこわばりが起きる。また10〜20年の間に、約8割の患者が認知症を発症することも知られている。

 将来の認知症発症を予測できるか否かを調べるため、研究グループは記憶に関わる海馬やへんとう体に直結している嗅覚に着目。2009年から、認知症を発症していないパーキンソン病患者を対象に、におい識別検査を行った。

 44人の患者のうち10人が3年間の通院中に新たに認知症になった。発症した全員が重度の嗅覚障害があり、パーキンソン病特有の運動障害の程度に関係なく、脳に萎縮や代謝異常が目立った。嗅覚障害の無い患者は認知症を発症しなかった。

 武田准教授は、運動障害を伴うタイプの認知症がパーキンソン病と共通点が多い点にも注目。同タイプの認知症の治療薬を、嗅覚障害があるパーキンソン病患者に投与したところ、症状が抑えられたという。

 武田准教授は「嗅覚調査はパーキンソン病患者の認知症の予測に有効で、今後は認知症の早期診断、早期治療や予防が可能になる。認知症の治療薬を嗅覚障害のあるパーキンソン病患者に投与することを提案したい」と話している。

 研究成果は国際科学雑誌「Brain」に掲載された。

1723チバQ:2012/04/26(木) 21:02:53
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/120426/cpb1204261859002-n1.htm
医薬品のネット販売認める 東京高裁「禁止の省令は違法」 1審判決取り消す2012.4.26 18:58
 平成21年施行の改正薬事法に伴い一般用医薬品(大衆薬)のインターネット販売を大幅に規制した厚生労働省令は違法だとして、健康関連商品ネット販売大手「ケンコーコム」(東京都港区)と「ウェルネット」(横浜市)が、国にネット販売継続の権利確認などを求めた訴訟の控訴審判決が26日、東京高裁であった。三輪和雄裁判長は1審判決を取り消し、ネット販売を認める判決を言い渡した。

 改正法は大衆薬を副作用リスクに応じ3分類しており、特にリスクが高い「第1類」と、比較的リスクが高い「第2類」は、省令で離島居住者や継続使用者を除きネット販売などが禁止された。

 三輪裁判長は、改正薬事法が大衆薬のネット販売を一律に禁じておらず、法律の委任なしにネット販売を禁じた省令は「国民の権利を制限する規定であり、違法」との判断を示した。

 判決を受け、ケンコーコムの後藤玄利(げんり)社長は「当然の結果。厚労省は真摯(しんし)に受け止め、上告しないでほしい」と話した。厚労省は「国の主張が一部認められず、厳しい判決。今後の対応は判決内容を検討し、関係省庁と協議の上、決定したい」とコメントした。

1724荷主研究者:2012/04/28(土) 14:09:54

http://kumanichi.com/news/local/main/20120327008.shtml
2012年03月27日 熊本日日新聞
脂肪細胞に肥満促す酵素発見 熊大の中尾教授ら

中尾光善教授

 脂肪細胞にある酵素の一種が体内のエネルギー消費を抑え、肥満を促していることを、熊本大発生医学研究所の中尾光善教授(所長)、日野信次朗助教らの研究グループが発見、27日付の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ電子版に発表した。

 メタボリック(内臓脂肪)症候群や認知症、筋力が落ちる疾患などはエネルギーの代謝機能が低下するため「エネルギー代謝病」とも呼ばれる。

 中尾教授は「高齢化が進む中で、エネルギー代謝病のメカニズム解明や治療は重要な課題。研究成果が新たな治療・診断に役立つ可能性がある」という。

 理化学研究所や鹿児島大研究者との共同研究。研究グループは、脂肪を多く含む高脂肪食を食べさせたマウスで、脂肪組織内の酵素の一つ「LSD1」の働きに着目。同酵素は、エネルギー源をつくり、消費するために重要な「エネルギー遺伝子」やミトコンドリア(細胞内小器官)の働きを抑え、脂肪がそのまま体内に蓄積することが分かった。

 このマウスにLSD1の働きを阻む薬剤を投入したところ、エネルギー消費遺伝子やミトコンドリアが活性化してエネルギー代謝機能が向上。高脂肪食を与え続けても肥満化を防げたという。

 中尾教授は「肝臓や筋肉、神経など別の組織でも、エネルギー代謝機能が重要な役割を持つ。これらの組織の代謝の仕組みも調べていきたい」と話している。(田中祥三)

1725荷主研究者:2012/04/28(土) 15:58:13

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120402t75009.htm
2012年04月02日月曜日 河北新報
しみ、そばかす招く遺伝子を発見 東北大チームなど

 日光などの紫外線で皮膚が赤くなり、しみやそばかすが多発する日光過敏症の一つ「紫外線高感受性症候群」の原因となる遺伝子を大阪大や東北大、広島大のチームが突き止め、1日付の米科学誌ネイチャージェネティクス電子版に発表した。長崎大や熊本大、福島県立医科大のグループも同じ遺伝子を発見し、同誌に発表した。

 皮膚の細胞には、紫外線でDNAが傷ついても自分で修復する仕組みがあり、細胞死や突然変異、老化やがん化を防いでいる。原因遺伝子は「UVSSA」で、異常があると、DNAを修復するタンパク質の一つが分解され、細胞死が起きていた。

 田中亀代次大阪大教授は「しみやそばかすに悩む人は、この遺伝子の異常が原因かもしれない。遺伝子を解析し、日に当たる機会をできるだけ避けるように指導できる」としている。

1726荷主研究者:2012/04/28(土) 16:04:25

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120405t13011.htm
2012年04月05日木曜日 河北新報
東北大にメディカル・メガバンク発足、先端医療で被災地支援

東北メディカル・メガバンク機構を説明する山本機構長(中央)ら

 東北大は4日、東日本大震災で被災した住民らの全遺伝情報(ゲノム)や診療情報をデータベース化し、新薬開発などに役立てる「東北メディカル・メガバンク機構」を発足させたと発表した。岩手、宮城両県の計15万人を対象に遺伝情報を調査解析し、血液など生体材料を保存するバイオバンクも設ける。被災地で増える病気や遺伝子変異などを調べ、次世代医療に生かす。

 機構は震災を受け、最先端の研究を復興につなげようと2月1日付で設立された。ゲノム解析、情報通信技術(ICT)を使った医療情報ネットワーク構築などに取り組む。10万人を超えるゲノム情報を集めるバイオバンクは国内2例目。

 10年間の事業期間中は岩手医科大と連携。7万人分の3世代追跡調査と、8万人分の住民調査を実施し、血液や情報を集める。生体材料は提供者の承諾を得るほか、個人情報は厳重に管理する。

 機構のスタッフは研究者ら約40人で、医学部内に仮事務所を設けた。若手医師を地域病院に派遣し、医師不足を下支えする仕組みもつくる。

 総事業費は約500億円。2011年度を含む2年間で国から計214億円の補助を受ける予定。

 記者会見した機構長の山本雅之大学院医学系研究科教授は「バイオバンクという世界最先端の研究の一翼を担う。拠点開設を通じて東北に医療人を集め、医師不足の解消にも努める」と話した。

1727チバQ:2012/05/11(金) 23:45:41
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2877236/8926429?ctm_campaign=txt_topics
初のHIV感染予防薬、認可を勧告 米FDA諮問委
2012年05月11日 16:02 発信地:ワシントンD.C./米国
【5月11日 AFP】米食品医薬品局(Food and Drug Administration、FDA)の諮問委員会は10日、現在HIV/AIDS患者の治療に使用されている抗レトロウイルス薬「ツルバダ(Truvada)」について、史上初のHIV感染予防薬として認可するよう勧告した。

 米製薬会社ギリアド・サイエンシズ(Gilead Sciences)が開発したツルバダは、他の抗HIV薬と併用するHIV/AIDS治療薬として2004年に認可を受けている。しかし2010年に行われた臨床試験では、HIV感染リスクが高い男性同性愛者などに同薬を服用してもらったところ、定期的に服用した被験者で最大約73%感染が予防できるとの結果が出ていた。

 11時間に及んだFDAのエイズワクチン諮問委員会(AIDS Vaccine Advocacy Coalition、AVAC)の協議では、ツルバダを予防薬と認定することで感染リスクの高い性行為が増える可能性や、耐性ウイルスが生じる懸念が30人余りの有識者から指摘されたが、最終的にはツルバダをHIV感染予防薬として認可すべきとの結論に達した。

 FDAは諮問委の勧告に従う義務はないが、勧告どおり認可するのが通例となっている。FDAによる最終決定は6月中旬に出される予定。(c)AFP/Kerry Sheridan

1728とはずがたり:2012/05/22(火) 12:40:04

大阪市、日赤資金の募集協力中止 橋下市長「線引く」
http://www.47news.jp/CN/201205/CN2012052201001557.html

 橋下徹大阪市長は22日、同市が日本赤十字社から委託された活動資金募集業務への協力を8月以降、取りやめることを明らかにした。市役所で記者団に「行政と特定の地域団体とは線を引かなくてはいけない」と述べ、関係見直しの必要性を強調した。大阪市は既に日赤側に通知した。

 災害救援など公共性の高い事業を実施する日赤の資金募集を自治体が拒否するのは異例。

 日赤大阪府支部によると、日赤は全国の市町村に事務を委託。大阪市にも1950年代から助役(副市長)に日赤の地区本部長、各区長に地区長の役職を委嘱していた。

2012/05/22 11:42 【共同通信】

1729とはずがたり:2012/05/23(水) 14:58:10

誰やねん。ひでえ教員飼っとるねぇ・・。

医学論文193本に不正の疑い 元東邦大准教授を調査
http://www.47news.jp/CN/201205/CN2012052301001217.html

 日本麻酔科学会会員で東邦大医学部の元准教授の論文193本にデータの不正があった疑いがあるとして、学会が特別委員会を設置して調査していることが23日、分かった。

 学会によると、問題となっているのは元准教授が大学院入学以降の約20年間に発表した全ての論文。過去に元准教授が研究に関わった施設とも連携し、6月下旬まで調査する。

 海外の複数の学術専門誌が元准教授の論文のデータに捏造の疑いがあるとする記事を発表したことなどを受け、学会は3月に特別委員会を設置した。
2012/05/23 10:57 【共同通信】

1730とはずがたり:2012/05/23(水) 15:02:39
>>1729
http://jglobal.jst.go.jp/public/20090422/200901002142366160
http://www.med.toho-u.ac.jp/information/info2012_index/news20120312.html
http://kaken.nii.ac.jp/d/r/90292557
http://itainews.com/arc2/2012/05/post-338.html

1731チバQ:2012/05/24(木) 23:01:15
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120524-00001012-yom-sci
昨年のエイズ発症者473人、2年連続最多更新
読売新聞 5月24日(木)19時57分配信

 2011年に国内で確認された新たなエイズ発症者は473人(前年比4人増)で、2年連続で過去最多を更新し、今年3月25日までのエイズウイルス(HIV)感染者とエイズ発症者の累計は、1984年の調査開始以来、初めて2万人を超えた。

 厚生労働省エイズ動向委員会が24日、発表した。

 11年の新たなHIV感染者は1056人で、10年(1075人)をわずかに下回った。感染の有無を調べるため、全国の保健所や自治体が無料で実施している抗体検査は13万1243件で、ピークだった08年(17万7156人)に比べ、少なめの傾向が続いている。保健所などへの相談件数も減少傾向にある。

 同委員会は「新規感染者が減ったのは、検査件数の減少が理由である可能性がある」として、厚労省に対し、検査や相談を受けやすい環境づくりを求めている。

1732荷主研究者:2012/05/27(日) 13:09:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120512t15019.htm
2012年05月12日土曜日 河北新報
人工心臓用小型ポンプ開発 実用化へ改良 東北大グループ

内蔵された磁石が回転し、水を吸い、送り出す人工心臓用ポンプ

外部装置から磁力を送り、ポンプを動かす石山教授=東北大電気通信研究所

 東北大電気通信研究所の石山和志教授(磁気工学)、同加齢医学研究所の山家智之教授(人工臓器工学)の研究グループは、磁力を活用し、ワイヤレスの補助人工心臓用小型ポンプを開発した。チューブやケーブルを不要とした一方、人間の心臓と同程度の能力を持つ。体内に完全に埋め込めるタイプで、患者の負担が少ない人工心臓の実用化につながる技術として期待されている。

 ポンプは、埼玉のプラスチック加工会社「アイ・アンド・ピー」と共同開発した。

 フィルムケースほどの樹脂製ケースの中に、ポンプの機能を果たす強力な筒状の磁石が入っている。外部装置から磁力を送ると磁石が羽根車のように回転し、吸入口から水を吸い上げ、吹き出し口から水を噴出する。

 ポンプが水を吸い上げる圧力は120(ミリHg)以上。毎分5リットル以上の水を送り出すことが可能で、人間の心臓に近い能力を持つ。

 患者は外部装置を胸ポケットに入れて使う。外部装置の電源となる充電式駆動用バッテリーは文庫本ほどの大きさで、ショルダーバッグなどで簡単に持ち運びできる。

 人工心臓としての実用化を目指し、現在は有用性と安全性を検証する動物実験を行っている。心臓疾患のある患者の左心室と大動脈、または右心室と肺静脈との間をポンプでつなぎ、血液を循環させる。

 既存の人工心臓は電源と結ぶために皮膚を貫通するチューブやケーブルが必要で、患者の生活の負担になっていた。

 山家教授は「人工臓器は小さいほど患者の負担が少なく、安全性が高い。ワイヤレスは画期的だ」と言う。石山教授は「材料や駆動装置の検討など、実用化に向けて改良を進めたい」と話している。

1733とはずがたり:2012/05/29(火) 10:27:24

赤血球介さずCO2排出=血流による内壁刺激で−信州大
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012052800968

 赤血球がなくても、血管の内壁を血流で刺激することで二酸化炭素(CO2)の大部分が排出される−。信州大医学部(長野県松本市)の大橋俊夫教授らのグループは28日、人間が呼吸する際、CO2は血液中の赤血球を介して肺胞内に排出されるという定説とは異なる働きを発見したと発表した。米科学誌ジャーナル・オブ・セルラー・フィジオロジー5月号に掲載された。
 同グループは、肺がん患者から提供された肺胞を包む毛細血管を培養。そこに赤血球を除いた血漿(けっしょう)液を流したところ、血管の内壁の表面にある特殊な酵素が刺激され、水素イオンを出した。これが血中の重炭酸イオンと結び付きCO2を合成、瞬時に肺胞内へ排出されることが分かったという。(2012/05/28-22:06)

1734とはずがたり:2012/05/31(木) 12:45:01

「異常な事態」学会で発表 胆管がん調査の准教授
http://www.47news.jp/CN/201205/CN2012053101000950.html

 大阪市にあるオフセット校正印刷会社の元従業員が高頻度で胆管がんを発症し男性4人が死亡した問題で、実態を調査していた産業医科大(北九州市)の熊谷信二准教授が31日、名古屋市で開かれている日本産業衛生学会で症例の概要などを発表し「明らかに異常な事態だ」と指摘した。

 熊谷准教授によると、同社の校正印刷部門に勤めていた男性従業員33人のうち少なくとも5人が胆管がんを発症し、4人が死亡した。発症年齢が25〜45歳と若く、発症率は日本人平均の約600倍と高かった。

 同社は、大量に印刷する前などに少部数を印刷して誤植や発色などを確認する校正印刷を専門とする会社だった。
2012/05/31 11:14 【共同通信】

1735荷主研究者:2012/06/03(日) 13:53:58

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/05/20120523t15012.htm
2012年05月23日水曜日 河北新報
PTSD関与 脳の部位を特定 東北大グループ

 東北大加齢医学研究所の川島隆太教授(脳機能開発分野)と関口敦博士研究員(心療内科)の研究グループは、東日本大震災前後の健康な大学生の脳画像を解析し、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状を示した学生だけが、特定の脳部位の体積が減少したことを突き止めた。これまでPTSDを発症した人は、脳のさまざまな部位が萎縮すると知られていたが、ストレスとの因果関係は不明だった。成果は、PTSDの予防や早期発見への応用が期待されるという。

 東日本大震災では、津波などで生命の危機にさらされなかった内陸部の市民にも、ライフラインの寸断や余震、福島第1原発事故に伴う放射性物質の拡散が、強いストレスを与えた。

 同研究所は、2008年から健康な東北大生を対象に脳研究を行い、磁気共鳴画像装置(MRI)画像をデータベース化している。

 グループは震災から3〜4カ月後、仙台市周辺に住み、被災程度が軽かった学生42人の脳画像の再計測とPTSD症状の診察を実施。PTSD患者と診断された学生はいなかったが、PTSDの初期症状を示した5人の脳画像を解析した。

 その結果、5人とも震災前に比べ、恐怖や不安の処理に関与する「右前帯状皮質」が萎縮していたほか、感情の制御、恐怖の消去に関与する「左眼窩(がんか)前頭皮質」が減少しており、これらの部位の機能不全が、PTSD症状と関連していることが分かった。

 川島教授は「PTSDになりやすい原因として前帯状皮質の萎縮、PTSDの結果として眼窩前頭皮質の減少が認められた。被災3県で同様の現象が起きた可能性が高い。復興の担い手となる都市部の青年のメンタルケアに生かしたい」と話している。

 [PTSD] 生命の危険を伴う強い恐怖体験の記憶がトラウマ(心的外傷)となり、時間がたってからも突然記憶がよみがえり、パニックになる、不眠や過剰な警戒心などの症状を示す精神的後遺症。一時的な変調ではなく、症状が1カ月以上続く場合が診断対象となる。

1736チバQ:2012/06/04(月) 21:47:52
>>1594
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20120604/CK2012060402000123.html?ref=rank
練馬光が丘病院運営問題 「日大と同等」無理と言えず
2012年6月4日

 四月に日本大学から地域医療振興協会へ運営が変わった練馬区の練馬光が丘病院について三日、志村豊志郎区長は報道機関と懇談した。区長は、協会がオープン当初から日大と同等の医療を行うのは無理だと予想しながら、混乱を招くとして区民に言わなかったことを明らかにした。

 光が丘病院問題では、振興協会がどんな医療を提供できるかが住民の関心事だった。区は「日大と同等」と言い続けたが、四月のオープン時点で医師数は大幅に減り、出産の扱いも秋以降となった。

 志村区長は「日大も二十一年かけて成長した」と述べ、「協会もすぐに日大と同じ規模や数でできないことは分かっていたが、区民には言えなかった」と発言。「言えば区民が混乱する。新しい病院が信用されなくなる。医者だって、先行きどうなるか分からない病院には就きたくない」と説明した。

 振興協会は後継に選ばれた当初、日大から医師派遣があると見込み、区長も「少しぐらい残ってくれると思っていた」。しかし昨年十一月、派遣がないと分かった。十一月の住民説明会で、区は「(後継は)同等の医療」と繰り返しながら、実際は病院回りをして医師派遣を要請していたという。

 日大が運営の保証金として区に差し入れた五十億円の返還については、ことし四月に話し合いが始まったばかりという。

 区長が病院問題について公式に語ったのは、一月の新年度予算会見以来。本紙などは今年春に会見を要請したが、区長側が拒否した。今回は撮影のない懇談という形で応じた。 

  (柏崎智子)

1737チバQ:2012/06/17(日) 12:10:02
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120617-00000077-san-soci
6歳未満脳死「極めて厳格に」情報公開など残された課題も
産経新聞 6月17日(日)7時55分配信

 初めて行われた6歳未満からの臓器提供は、病に苦しむ3人の体に新たな命を吹き込んだ。平成22年7月の改正臓器移植法施行からまもなく2年。脳死判定などは慎重に行われた形跡が随所に見られた一方、残された課題も浮かんできた。

 ◆「疑問残してはならぬ」

 「極めて厳格にやっていたと思う」

 富山大病院で13日に行われた第1回脳死判定に、メディカルアドバイザーとして立ち会った静岡県立こども病院の植田育也医師は、その様子をこう振り返る。まず、植田医師らアドバイザーを交えて男児の状態を確認。判定が男児の容体に影響を与えないか十分検討した上で臨んだという。

 判定では、医師がマニュアルに記された手順を順番に読み上げ、結果もまた、医師が声に出して答えた。植田医師は「プレッシャーがあったと思うが、判定で行う手順自体は医療現場で普段行うものを組み合わせただけ。落ち着いて適切に行われた」と話す。

 富山大病院は「後に疑問を残すことがあってはならない。慎重の上にも慎重を重ね検討した」と強調。子供は脳死後も長期間心臓が動き続ける「長期脳死」があるとされる。家族には「(心停止まで)数日の場合もあるし数カ月に及ぶ可能性もある」などと説明し、脳死についても詳細に話したという。

 「全国心臓病の子どもを守る会」の斉藤幸枝代表理事は「富山大病院はしっかり提供の過程を説明してくれた。これで移植医療への理解が社会に広まったのではないか」と評価する。

 ◆「今も多数の子供が…」

 現状の問題が浮き彫りになったと指摘する声もある。「今回助かった可能性のある子供が、過去に多数いたことが胸をよぎった」と語るのは東京女子医大循環器小児科の中西敏雄教授。提供を知り心臓が適合しそうな患者を思い浮かべたが、一部は海外で渡航移植を選択、その他の多くはすでに命を落としていた。

 移植が必要なほど心臓の状態が悪化した場合、大人は補助人工心臓をつけて移植を待つが、体重20キロ以下の子供が安全に使える補助人工心臓はまだ治験の最中で承認されていない。「助けられない子供が今も多数いることを理解してほしい」と中西教授は訴える。

 ◆死因や提供基準明確に

 脳死移植は、一つの命が失われることで他の命を救う医療。それだけに公正に善意が届けられたことを示す情報は可能な限り明らかにされなければならない。

 東京財団の●島(ぬでしま)次郎研究員(生命倫理)は日本臓器移植ネットワークが、男児が「低酸素性脳症」だったとしか発表しなかったことに注目。「低酸素性脳症は外傷でも疾病でもなりうる。病院が『事故だった』と一歩踏み出した公表をしたことは評価できるが、死因究明の適正さは今後検証すべきだ」と指摘した。

 さらに「今回は10歳未満の子供の臓器が60代の女性に提供されたが、どう患者を選定したか、患者のためにも説明すべきではなかったか」と話している。(豊吉広英)

●=木へんに勝の旧字体

1738チバQ:2012/06/17(日) 12:10:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120617-00000077-san-soci
6歳未満脳死「極めて厳格に」情報公開など残された課題も
産経新聞 6月17日(日)7時55分配信

 初めて行われた6歳未満からの臓器提供は、病に苦しむ3人の体に新たな命を吹き込んだ。平成22年7月の改正臓器移植法施行からまもなく2年。脳死判定などは慎重に行われた形跡が随所に見られた一方、残された課題も浮かんできた。

 ◆「疑問残してはならぬ」

 「極めて厳格にやっていたと思う」

 富山大病院で13日に行われた第1回脳死判定に、メディカルアドバイザーとして立ち会った静岡県立こども病院の植田育也医師は、その様子をこう振り返る。まず、植田医師らアドバイザーを交えて男児の状態を確認。判定が男児の容体に影響を与えないか十分検討した上で臨んだという。

 判定では、医師がマニュアルに記された手順を順番に読み上げ、結果もまた、医師が声に出して答えた。植田医師は「プレッシャーがあったと思うが、判定で行う手順自体は医療現場で普段行うものを組み合わせただけ。落ち着いて適切に行われた」と話す。

 富山大病院は「後に疑問を残すことがあってはならない。慎重の上にも慎重を重ね検討した」と強調。子供は脳死後も長期間心臓が動き続ける「長期脳死」があるとされる。家族には「(心停止まで)数日の場合もあるし数カ月に及ぶ可能性もある」などと説明し、脳死についても詳細に話したという。

 「全国心臓病の子どもを守る会」の斉藤幸枝代表理事は「富山大病院はしっかり提供の過程を説明してくれた。これで移植医療への理解が社会に広まったのではないか」と評価する。

 ◆「今も多数の子供が…」

 現状の問題が浮き彫りになったと指摘する声もある。「今回助かった可能性のある子供が、過去に多数いたことが胸をよぎった」と語るのは東京女子医大循環器小児科の中西敏雄教授。提供を知り心臓が適合しそうな患者を思い浮かべたが、一部は海外で渡航移植を選択、その他の多くはすでに命を落としていた。

 移植が必要なほど心臓の状態が悪化した場合、大人は補助人工心臓をつけて移植を待つが、体重20キロ以下の子供が安全に使える補助人工心臓はまだ治験の最中で承認されていない。「助けられない子供が今も多数いることを理解してほしい」と中西教授は訴える。

 ◆死因や提供基準明確に

 脳死移植は、一つの命が失われることで他の命を救う医療。それだけに公正に善意が届けられたことを示す情報は可能な限り明らかにされなければならない。

 東京財団の●島(ぬでしま)次郎研究員(生命倫理)は日本臓器移植ネットワークが、男児が「低酸素性脳症」だったとしか発表しなかったことに注目。「低酸素性脳症は外傷でも疾病でもなりうる。病院が『事故だった』と一歩踏み出した公表をしたことは評価できるが、死因究明の適正さは今後検証すべきだ」と指摘した。

 さらに「今回は10歳未満の子供の臓器が60代の女性に提供されたが、どう患者を選定したか、患者のためにも説明すべきではなかったか」と話している。(豊吉広英)

●=木へんに勝の旧字体

1739チバQ:2012/06/17(日) 12:10:36
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120616-00000303-yomidr-soci
両親の決断揺るがず 医師ら涙…6歳未満脳死
読売新聞(ヨミドクター) 6月16日(土)11時37分配信


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摘出手術を終え、記者会見する井上博・富山大学付属病院長(左)(15日午後5時35分)=細野登撮影

 富山大学付属病院(富山市)は男児の臓器摘出手術が終了した後の15日午後5時半から約45分間、記者会見を開いた。

 井上博院長が、会見場に詰めかけた報道陣約70人を前に緊張した面持ちで経過を説明。国内初となった6歳未満の幼児からの臓器提供に当たって慎重な判断を重ねたことや、重い決断をした家族の様子などを話した。

 「移植でないと助からない患者と、善意で臓器を提供してよいという方がいる。そういう状況の中で、大学病院として移植に協力するのは当たり前のことだと考えている」。井上院長は記者会見で、慎重論もある中での6歳未満からの臓器提供の意義を強調した。

 同病院は、脳死での臓器提供自体が初めて。「各種委員会で慎重に検討し、移植を手がけている外部の医師の応援もいただいて問題のないように進めた」と井上院長は話す。院内の「児童安全保護委員会」が児童相談所や警察に照会して、虐待がないことも確認した。

 井上院長によると、男児は事故で心肺停止状態になり、蘇生後に低酸素性脳症になった。脳障害が重篤で回復が難しいと医師が説明した7日の時点で、両親から臓器提供の申し出があった。医師や移植コーディネーターが繰り返し意思を確認し、子供の場合は長期脳死になることもあると説明したが、「揺らぐことはなかった」という。

 両親は、手術前から集中治療室(ICU)に長時間滞在して男児に付き添った。摘出手術が終わって病院を後にする際は、医師やスタッフに頭を下げて「いろいろお世話になりました」と感謝の言葉を述べた。父親も母親も涙ぐんでいたが、「半分は自分の子供に向かって笑顔をつくっていた」。病院関係者の話では、両親の毅然(きぜん)とした姿に、見送ったスタッフは「皆泣いていた」という。「言葉にならない状態だったと思う」と井上院長は両親の胸中を推し量った。

 「本当に頭が下がる思いでいる。恐らく今後、お子さんを亡くした悲しみが増してくると思うので、周りが十分ケアをしないといけない」と井上院長は話した。

1740チバQ:2012/06/17(日) 12:11:29
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120616-00000095-san-soci
移植を受ける患者選び、臓器ごと基準
産経新聞 6月16日(土)7時55分配信


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腎臓移植希望者数(写真:産経新聞)

 ■心・肝/子供は子供優先 腎/大人にも可能

 国内で初となる6歳未満の子供の脳死下の臓器摘出が15日実施され、心臓と肝臓がそれぞれ10歳未満の女児に、腎臓が60代の女性に提供された。ただ、日本臓器移植ネットワークに移植希望登録している患者は1万3千人を超えており、1回の臓器提供で命をつなぐことができるのはほんの一握りだ。移植を受ける患者(レシピエント)の選定には、公平さはもちろん、多くの患者の理解が得られる基準が重要となっている。

 日本の脳死移植の歴史は昭和43年8月に札幌医大の和田寿郎(じゅろう)教授(当時)によって行われた世界30例目の心臓移植「和田移植」にさかのぼる。しかし、レシピエントの男性は術後83日目に死亡。本当に移植が必要だったかや、臓器提供者(ドナー)が脳死状態だったかなど、議論が起きた。

 脳死移植の再開は平成11年2月、高知赤十字病院で40代女性が脳死判定された臓器移植法施行後1例目の事例を待つことになる。以降は今回を含め計177例の脳死下の臓器提供が行われてきた。

 10歳未満への心臓移植は過去1例あり、12年3月に20代女性の心臓が、大阪大病院で8歳(当時)の男児に移植されている。今回、移植ネットは心臓移植を受ける女児は10歳未満と公表したが、大阪大病院によると、実際は8歳を下回り、過去最年少になるという。

 レシピエントは、どのように決定されるのか。

 心臓については、明確に「子供から子供へ」というルールが確立しており、18歳未満の心臓は、移植ネットに移植希望の登録をした時点で18歳未満の子供へ優先移植される。

 子供から子供へ移植した方が術後生存率が高いとする研究結果が根拠だが、背景には「親が子供の臓器を提供するのは、同じ年頃の子供を救いたいという思いからではないか」という専門家の指摘もある。

 体の大きさも重要だ。心臓はその人の握りこぶしと同じぐらいの大きさといわれる。東京女子医大心臓血管外科前主任教授の黒沢博身医師は「年齢が少し違えば体の大きさも違う幼い子供の場合、同じような年齢同士で心臓が移植されることになる」と話している。

 肝臓も、18歳未満からの提供は18歳未満への優先度が高くなるなど、「子供から子供」の流れになりやすい選択基準となっている。

 一方、腎臓は他の臓器とは事情が異なる。最も大きな要因は移植希望者数だ。5月1日現在の移植ネットの移植希望登録者者は心臓の212人、肝臓の402人に対し腎臓は1万2359人。待機期間も平成22年末時点で平均約14年と極めて長く、長期待機者が選定される傾向にあるという。

 子供の小さな腎臓は、2つとも同じ大人に移植することで対応も可能だ。腎臓は大人や子供に関係なく機能する。東邦大腎臓学講座の相川厚教授は「長期間移植を待った人はそれだけ苦しい時間を過ごしてきたことを理解してほしい」と説明している。

1741チバQ:2012/06/17(日) 12:12:19
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/569086/
転換点迎えた移植医療 6歳未満脳死判定
配信元:
2012/06/15 16:56更新
 医師から脳死を宣告されても、患者の体では心臓が鼓動を続け、触ればぬくもりを感じることができる。ましてや、脳に負ったダメージの回復力が強いとされる幼い子供の家族は、わが子の脳死を受け入れて臓器提供に踏み切るまで、さまざまな思いが去来する。

 平成22年7月に改正臓器移植法が全面施行され15歳未満も含めて家族の承諾で脳死での臓器提供が可能となってから約2年。この間の15歳以上の提供は89例だが15歳未満が今回を含め2例にとどまるのは家族らの複雑な思いの表れだろう。

 それでも今回、両親はわが子の臓器提供という重い決断を下した。これにより国内で臓器提供がなく、海外での渡航移植を選択せざるを得なかった幼い子供たちに、新たな希望の光が投げかけられ、国内の移植医療は転換点を迎えた。

 ただ、現状は脳死に至ったわが子を前に、両親が納得のいく判断を行える環境が整えられているとは言い難い。大事なのは、脳死の診断に至るまで、家族が「十分医療が尽くされた」と思える小児救急体制の充実を図ること。そして、脳死がどういうものであるかを医師が丁寧に説明し、家族が希望すれば、みとりの時間を設けるなど、子供の終末期医療のあり方を、しっかりと整備することだ。

 さらに、脳死の判断など提供に至る過程を可能な限り透明化し、今回の提供が公正に行われたことが明らかにされれば、社会の移植医療への理解も、より深まるはずだ。(豊吉広英

1742チバQ:2012/06/17(日) 12:13:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120616-00000584-san-soci
「東の新宿、西の堂山」ゲイタウンにみるHIV意識
産経新聞 6月16日(土)18時41分配信


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西日本屈指のゲイタウンとされるキタの堂山町=大阪市北区(写真:産経新聞)

【関西の議論】

 HIV感染者やエイズ患者が減らない。「HIV検査普及週間」の今月1〜7日には、各地でHIV検査を勧める芸能人のトークショーや啓発グッズ配布などのキャンペーンが行われた。だが、大阪府内の受検者数は減る一方だ。新規HIV感染者やエイズ患者を減らすためのアプローチとは何か。その糸口を西日本最大のゲイタウンから探った。

■男性同性愛者の街

 「無料案内所」と書かれた性風俗店の看板や雑居ビルがひしめく狭い通りには、男女の嬌声(きょうせい)がこだまする。大阪市北区の繁華街、堂山地区は「東の新宿、西の堂山」と呼ばれる西日本屈指のゲイタウンとしても知られている。

 男性と性交渉を行う男性「MSM(Men who have Sex with Men)」たちは夜な夜なパートナーを見つけると、目的を果たすために“ハッテン場”として使われているというサウナの個室や屋外へと連れだって消えていく。堂山には近畿一帯からMSMが集まってきているという。

 大阪府のエイズ発生動向調査によると、府内で平成23年に新たに確認されたエイズ感染者は169人。感染経路では男性同士の性的接触が137人で全体の約8割を占めている。全国的に見てもMSMの感染者が多いとされている。

■MSM、近畿10・8万人

 日本国内の成人男性のうちMSM人口は約2%といわれ、近畿地方には約10万8千人が住むと推計される。男性同士の性交渉ではコンドームの使用率が低いことや、性交渉時に出血を伴う場合が多く、HIVに感染しやすい。またゲイタウンなど限られたコミュニティーのなかで性交渉が繰り返されるため、感染がより密に進んでいく。

 感染予防にはコンドームの使用が必須だが、MSMのセクシュアルヘルス(性的健康)啓発とエイズ予防に取り組むNGO「MASH大阪」が22年に堂山や新世界、ミナミといった盛り場で調査したところ、コンドーム常用率は特定相手との交渉時で62%、不特定相手で72%だった。

 だが、HIV検査受検率は46%と半数に満たず、感染の有無を知らないまま、危険な性交渉を繰り返す人も多くいるとみられるという。感染者の増加を食い止めるためには、MSMへの啓発や対策の強化が必要とされている。

1743チバQ:2012/06/17(日) 12:13:43
■エイズは「死」の病じゃない

 HIV検査の必要性が叫ばれるのは、HIVに感染していた場合、放置すればエイズを発症するからだ。エイズを発症すれば免疫力が低下し、さまざまな病気に罹患(りかん)しやすくなる。HIVは慢性疾患で完治することはないが、治療薬の開発も進んでおり、感染を早期に発見して治療を続ければ、エイズの発症を抑えられるようになった。

 ところが、大阪府ではHIV検査受検者が減少している半面、エイズ患者報告数が増えているというのだ。府地域保健感染症課の担当者は「HIVへの関心が低下している。そのため感染に気付かなかったり、知っていても放置してエイズを発症してしまう人が多いのではないか」と危惧する。

 比較的中高年のMSMが多いといわれる大阪市浪速区の新世界。MASHのメンバーがHIVやエイズに関する啓発活動を行おうとすると、50代くらいの男性は「エイズになったらどうせ死ぬんや」と吐き捨て、去っていった。

 MASHの鬼塚哲郎代表(60)は「いまだにHIVとエイズの区別がつかず、エイズは死ぬ病気という古いイメージを持っている人が多い」と嘆く。

■「即日検査」に長蛇の列

 火曜日の午後6時。市営地下鉄なんば駅に直結したHIVの検査施設「chot CAST なんば」の扉の前には、検査を待つサラリーマン風の男性や、マスクで顔を隠した若い女性、中高生グループが列をつくっていた。

 HIV検査は全国の保健所などで匿名、無料で受けられるが、検査時間は平日昼間がほとんど。だが、感染者の大半を占めるMSMは学生や一般企業に勤める人も多く、日中に検査に行くことは難しい。そのため、火、木曜日の夜間と休日に検査を受けられる同施設には「自分はHIVに感染しているのでは」と不安を抱えた多くの人が足を運ぶという。

 また、通常検査結果がわかるには約1週間かかるが、1時間程度で簡易結果が出る「即日検査」を実施する日曜日は、毎回検査の約2時間前から、定員40人を上回る60人ほどが整理券を求めて並ぶ。

 他府県からの受検者も約15%を占め、同施設の熊本光代副理事長(65)は「交通の便がいいことや、近隣府県には夜間検査施設がないことなどから、検査希望者の受け皿になっているのだろう」と話す。

■検査態勢は不十分

 こうしてなんばの一施設に希望者が集中する現状について、鬼塚代表は「大阪の検査態勢は不十分。もっとMSMが行きやすい時間、場所に施設が必要」と苦言を呈する。

 東京ではMSMの多い新宿に毎晩開いている検査施設がある。直接の因果関係は不明だが、23年にエイズを発症した東京都の患者は前年から23件減少し、過去10年間で最も少ない報告数になったという。

 鬼塚代表は「感染予防には中高生といった早い段階での教育が必要だが、学校側はMSMの存在も含めたHIV、エイズの教育をタブー視している」とし、「感染予防の正しい方法を知らずにゲイタウンにくる若い人たちや、誤った知識を持ち続けている中高年のMSMに向けた啓発活動を継続的に行うことが大切だ」と訴えている。

1744チバQ:2012/06/28(木) 23:01:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120627-00001056-yom-soci
胃ろうなど人工栄養中止可能に、医学会が指針
読売新聞 6月28日(木)10時13分配信

 日本老年医学会(理事長・大内尉義東大教授)は27日、高齢者の終末期における胃ろうなどの人工的水分・栄養補給について、導入や中止、差し控えなどを判断する際の指針を決定した。

 指針は医療・介護関係者向けに作成されたもので、人工栄養補給を導入する際は、「口からの摂取が可能かどうか十分検討する」などと指摘。さらに、胃ろうなどの処置で延命が期待できたとしても、本人の意向などにそぐわない場合、複数の医療関係者と本人・家族らが話し合った上で合意すれば差し控えが可能とした。

 人工栄養補給を開始した後でも、苦痛を長引かせるだけの状態になった場合などは、再度、話し合って合意すれば、栄養分の減量や中止もできるとした。

 医療側に対しては、患者側が適切な選択ができるよう、情報提供することを求めている。

 国内では近年、口から食べられなくなった高齢者に、おなかに小さな穴を開け、管を通して胃に直接、栄養分や水を送る胃ろうが急速に普及。認知症で、終末期の寝たきりの患者でも、何年も生きられる例が増えた。一方でそのような延命が必ずしも本人のためになっていない、との声が出ていた。


http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/7689
「エイリアンのよう」=胃ろう患者で発言−自民・石原氏
2012/02/06-20:00

1745チバQ:2012/06/29(金) 00:33:13
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/06/20120628t15029.htm

「陣痛119」好評 仙台のタクシー会社、病院へ妊婦送迎

健診のため「陣痛119」サービスで呼んだタクシーに乗る千葉さん


 仙台市内で「日交タクシー」を運行するグリーンキャブ仙台支社(太白区)が、妊婦からの電話一本ですぐに迎えに行き、かかりつけの医院まで送迎する「陣痛119」サービスを導入した。宮城県内で初の試み。事前登録制で、陣痛が突然始まったときは夫ら家族への連絡も代行するなど、不安解消を支援する。

 昨年12月に利用者募集を始め、市内の妊婦約80人が登録した。同社営業推進課の阿部吉昭さんは「緊急を要しない出産の場合は原則、救急車は対応できない。近所に頼れる人がいない妊婦には、安心して病院に行けるシステムが必要だと思った」と導入の意図を語る。
 サービスは事前に名前や自宅、かかりつけの病院、緊急時の連絡先などを登録。電話で名前を伝えるだけで自宅、送り先の病院などを判別し、優先してタクシーが配車される。仙台市防災安全協会などの救命講習を受講したドライバーが乗務し、通常運賃で運行する。健診のための通院でもサービスを利用できる。
 太白区の主婦千葉恵さん(30)は出産予定日を30日に控え、今月初めに登録した。会社員の夫と2人暮らしだが、夫は土曜日も出勤で、平日も帰宅は夜遅くなることが多いという。
 「一人でいることが多く、初産なので不安だった。もし破水しても、病院へ送迎をしてくれるというので心強い」。千葉さんはおなかが苦しいときには、健診などでもサービスを使っている。
 口コミで評判が広がっており、阿部さんは「ニーズが高いと実感している。妊婦の方には安心して出産に臨んでほしい」と話す。
 登録は無料。登録、連絡先はフリーダイヤル(0120)279250。


2012年06月28日木曜日

1746チバQ:2012/07/24(火) 00:22:17
http://headlines.yahoo.coHIV対策「もう言い訳できない」、国際エイズ会議開幕
AFP=時事 7月23日(月)13時48分配信


拡大写真
米ワシントンD.C.(Washington D.C.)でエイズ対策を訴える「Keep the Promise Alive 2012 AIDS」のデモ行進に参加する人々(2012年7月22日撮影)。

【AFP=時事】米ワシントンD.C.(Washington D.C.)で22日、エイズ(HIV/AIDS)に関する会議としては世界最大の「国際エイズ会議(International AIDS Conference)」が開幕した。「Turning the Tide Together(共に潮流を変えよう)」というテーマを掲げて6日間の日程で開催される今年の会議には、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官をはじめ政治家、科学者、著名人、活動家など2万5000人が参加する見込み。

エイズ孤児をアートで支援する「ゆりかごプロジェクト」

 バラク・オバマ(Barack Obama)大統領は欠席するが、米高官によればビデオメッセージを用意しているほか、26日には一部参加者をホワイトハウス(White House)に招待して会談する予定だ。

 開幕にあたって、米国エイズ研究の権威である米国立アレルギー感染症研究所(National Institute of Allergy and Infectious Diseases、NIAID)のアンソニー・フォーシ(Anthony Fauci)所長は、エイズ発見から30年以上が経過した今や「言い訳はできない」と述べ、HIV感染拡大対策を一層早いペースで行う必要性を訴えた。

 フォーシ所長は、HIV/AIDS患者が最初に報告されてから今年で31年目を迎えると指摘。HIV感染拡大を食い止める大胆な手段を取る必要について、「科学的に不可能だという言い訳はできない。今われわれに必要なのは、科学の進歩を実行に移すための政治的、組織的、そして個人的意思だ」と語った。【翻訳編集】 AFPBB News
.jp/hl?a=20120723-00000019-jij_afp-int

1747名無しさん:2012/08/17(金) 11:13:46
>>1746
私が大学生だった頃、内科のどの本にもエイズは出ていなかった。
しかし、血液内科の授業でエイズについて講義があった。
主任教授(当時)は「このエーアイディーエスはですね云々」と。

「エーアイディーエス」とはカッコいい言い方だと学生たち、皆、思ったものでした。

17481747:2012/08/19(日) 21:40:59
以前は、ocn東京から投稿していた者です。

レスつけようにも専門家が私しかいないので、とうに放り出しました^^; とはさんすみません。

なにせ私が見ても理解不能な記事が多いですから。

記事を書いてるのは勿論記者たちですから、一般の人たちは勿論のこと専門家でも「その分野の門外漢」には理解しにくい記事だらけになるんですよね^^;

1749名無しさん:2012/08/19(日) 21:58:46
(続き)

このスレの昔の記事のどれだか忘れましたが・・・医学部医学科で医学生たちが
心電図について学ぶのは基礎(基礎医学)の生理学教室

・・・・といった点から説明を始めないと・・・一般の人たちが「“何も”理解できない」記事を見つけて、うんざりして、放り出してしまいました(弁明^^;)

医者が読んでも理解できない記事があることに関しては、記者の書き方・記者の医学に関する知識不足が原因にあると思います。

研究成果を発表した研究者(医師&医者以外の研究者)が一から書けば、
少しは理解できそうな記事になりそうですが、彼らにそんな暇は全くありませんから、
仕方がないことなのかな、と。

その点、テレビで流れるニュースは基礎・基本からある程度は説明している感じがします。

1750名無しさん:2012/08/22(水) 14:03:35
秋田県、2025年めど医師400人増へ

 秋田県内の医師不足や、医師の偏在の改善計画を話し合う県地域医療対策協議会が20日、秋田市内のホテルで開かれ、事務局の県が計画の中間報告を行った。

 県は2025年頃をめどに医師を約400人増やす目標を掲げており、その実現に向けて、若手研修医のキャリア形成支援などを行う方針を示した。

 協議会は病院長や医師、県職員など20人で構成。昨年12月から計3回、改善計画の策定に向けて協議してきた。

 県は中間報告で、県内八つの二次医療圏ごとに算出した診療科別の必要医師数に基づき、25年頃までに医師を計399人増やし、地域や診療科による医師の偏在を解消するとした。二次医療圏は、入院を含めた一般的な医療サービスを提供する医療法の単位のこと。

 実現に向けた具体的な方策として、秋田大学出身の若手研修医らが、同大付属病院と各二次医療圏の中核病院等を行き来して研さんを積む「地域循環型キャリア形成システム」を構築し、研修医が専門的な技術の習得と地域医療の現場でのスキルアップが両立できるよう支援するとした。このほか、他県出身の研修医を県内に定着させるための取り組みや、増加している女性医師を支援するため、短時間勤務の促進、院内保育所の開設などを進める方針を示した。

 委員からは、「計画で示された必要医師数はあくまで最低限の数で、十分とはいえない」「女性医師の7割は男性医師と結婚する。男性医師も育児に協力できるよう周囲の配慮が必要」などの意見が出た。

 協議会は今後、中間報告の内容を検討し、11月に最終案をまとめる。

(2012年8月21日 読売新聞)
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=63556

1751名無しさん:2012/08/22(水) 14:05:44
県地域医療対策協:医師不足・偏在、改善計画案提示 /秋田
毎日新聞 2012年08月22日 地方版

 県地域医療対策協議会(会長=小山田雍・県医師会長)は20日、秋田市で会合を開き、不足している医師数を24〜25年ごろに充足させるとともに、地域間や診療科ごとの偏りの是正を目指す「医師不足・偏在改善計画案」を提示した。同会は11月に最終報告をまとめる予定。

 協議会は県内病院の医師ら計20人で構成。計画案では11年現在、県内では368人の医師が不足していると指摘。今後重点的に取り組む項目として、医学生の志望に応じた研修スケジュールを作り、大学と地域病院の間を行き来しながら学んでもらう仕組み作りや、女性医師への支援などが盛り込まれている。秋田大医学部の今年の女子学生の割合は約4割に上るという。【坂本太郎】

http://mainichi.jp/area/akita/news/20120822ddlk05040155000c.html

1752名無しさん:2012/08/22(水) 14:07:16
「高齢化が進み複雑に」
2012年08月21日

 県内の医師不足・偏在の改善計画を話し合う「地域医療対策協議会」(会長、小山田雍県医師会長)が20日、秋田市内であった。県がまとめた中間報告を委員の公立病院長らに公表。医師数の推計値から10年後に医師不足が解消されるという報告に対し、出席者から「秋田は高齢化が進んでおり、求められる医療も複雑になる。数が増えるだけでは医師不足の解決にならない」などの指摘が出た。

 報告では、県内の必要医師数の推計値は2015年から減り、22年に2249人になる。一方で「供給医師数」は増え、22年に2226人となるため、「ほぼ充足する」と予想される。

 しかし、医師が増えても地域や診療科で偏在する可能性が高いため、県は診療科ごとの「理想」の医師数を算出。大館・鹿角、秋田周辺、横手医療圏など八つの二次医療圏ごとの目標数も設定し、「これらの計画医師数を着実に達成したい」としている。出席した秋田大医学部教授らからは「高齢化で治療する病気も変わってくる。今と異なる診療科が必要になる」などの意見が出た。

http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000001208210001

1753名無しさん:2012/08/22(水) 14:08:50
家庭医育成へ 学生らに研修
2012年08月20日

講師(左)からひざの触診方法の指導を受ける参加者たち=名張市百合が丘西一番町

 三重大学の家庭医育成研修「三重家庭医療・総合診療エクスターンシップ2012」が18日、名張市立病院で始まり、医学部生や初期研修医ら全国から19人が参加した。研修は県の総合医(家庭医)・専門医育成等事業としては初の試み。

 同大大学院家庭医療学の竹村洋典教授によると、家庭医療や総合診療に関心のある医学部生らを対象に、同大が同院など地域の4医療機関と協力して進める「家庭医療後期研修プログラム」などを紹介。これらの機関を研修先に選んでもらう目的という。

 人口10万人当たりの医師数(2010年末現在)で、県(190・1人)は全国37位。中でも伊賀地域(113・8人)は県内6地域で最も少なく、医師不足が深刻という。
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000001208200006

1754名無しさん:2012/08/22(水) 14:11:24
複数病院で専門医研修29人参加、本格スタート…静岡

 静岡県内の複数病院が手を組み、小児科や皮膚科など専門医の資格を取得するための研修プログラムを本格的にスタートさせた。

 今年度は前年度比5倍超の29人が参加する。県地域医療課は「専門医研修の選択肢を増やし、医師確保につなげたい」としている。

 医師国家試験に合格すると、医師は2年間の臨床研修を経る必要があり、その後に専門医研修を受けることができる。

 医師は、一定規模以上の病院か、大学の系列病院など、一か所で専門医研修を受けることが一般的。今回の「専門医研修ネットワークプログラム」では、小児科、泌尿器科、麻酔科などの53プログラム(7月末現在)があり、プログラムごとに指定されている複数の病院で診察や治療の経験を積んでもらう。

 参加する医師にとっては、より多くの症例を学べ、県内の病院には一定期間、若手医師を確保できるというメリットがある。

 県地域医療課の壁下敏弘課長は「大学医局の壁を越えて研修プログラムを提供する試み。色々な地域や病院で研修できるメリットを伝えたい」と話している。

 県内の人口10万人あたりの医師数は、2010年時点で182・8人と全国平均(219人)を大きく下回っている。都道府県別の順位も全国で40番目と下位にある。県内の中でも賀茂(120・7人)や中東遠地区(123・4人)では、医師不足が深刻だ。

 また、県内から医学部に進学する高校・浪人生のうち、県内唯一の医学部を持つ浜松医科大(浜松市東区)に入学するのは半数以下の50〜70人。残りは県外に進学して医師を目指しているため、同課は「魅力的な研修プログラムを作り、県内にUターンやIターンする医師を増やしたい」としている。

(2012年8月20日 読売新聞)
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=63464

1755名無しさん:2012/08/22(水) 14:13:03
地域医療に目向けて 愛媛大生招きセミナー
2012年08月21日(火)

 愛媛大医学部医学科、看護学科の1〜4年生を招いたセミナーが20日、愛南町御荘平城の御荘文化センターであり、参加した学生51人が同町の事例を基に今後の地域医療の在り方を考えた。

 同町では、救急医療を担う県立南宇和病院(同町城辺甲)の常勤医が8人(定員22人)と医師不足が深刻化。セミナーで学生に現状を伝え、地域医療に目を向けるきっかけにしてもらおうと医学部と町が初めて開催した。

 南宇和病院の中村光士郎院長が、常勤医が2002年の23人をピークに減少し救急機能が低下していると報告。「自前で総合医を育てるため、地域医療の修練ができる教育体制を考えていく」と話した。また、愛媛大医学部付属病院医療福祉支援センターの櫃本真聿センター長は「一足早く高齢化が進む愛南町は最先端の地域医療を学べる地になり得る。20〜30代で愛南に来て、しっかり勉強すれば全国どこに行っても通用する医師になれる」と呼び掛けた。

http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20120821/news20120821490.html

1757名無しさん:2012/08/22(水) 14:16:55
さいたま日赤へ県立病院の小児科医派遣へ 県内初 小児科医不足問題、危機的状況に「特例措置」
2012.8.17 21:37

 さいたま赤十字病院(さいたま市中央区)の小児科で常勤医師全員が退職の意向を示していた問題で、埼玉県は17日、同院に県立小児医療センター(同市岩槻区)から医師を派遣する方針を明らかにした。県内の県立病院から民間病院に医師が派遣されるのは初めて。

 さいたま赤十字病院は、小児科の常勤医4人全員が8月末で退職。母子ともに重大な障害を負う恐れがある「ハイリスク妊婦」の受け入れが不可能となる見通しだった。これを受け、県は同病院と一体整備を計画中の県立小児医療センター未熟児・新生児科の医師を派遣。今月20日から今年度末までの平日午前11時〜午後5時15分、7人を輪番で診療にあたらせる考えだ。

 ただ、さいたま赤十字病院の人員不足は解消されず小児科の外来診察と入院を中止。重篤な救急患者に限って受け入れる。一方、医師を派遣する県立小児医療センター側も病床使用率が9割超の厳しい状況だ。

 県は派遣について「政策的に重要と判断した。あくまで特例措置」と説明。将来的な周産期医療の拠点として整備する両病院の連携強化を図る狙いもあるとしているが、常勤医確保のめどは立っていないのが現状だ。

http://sankei.jp.msn.com/region/news/120817/stm12081722370006-n1.htm

1758名無しさん:2012/08/22(水) 14:18:57
さいたま日赤に小児科医を派遣 県、きょうから
2012年8月20日

 県は、県立小児医療センター(さいたま市岩槻区)の常勤医を二十日から、さいたま赤十字病院(さいたま市中央区)に派遣することを決めた。さいたま赤十字病院の小児科常勤医の四人全員が今月末で退職することが決まり、母子の危険性が高い「ハイリスク妊婦」の受け入れを同病院で続けるためには、派遣が必要と判断した。

 派遣は平日の日中に限定。小児医療センター未熟児・新生児科の常勤医七人を交代で各日に一人派遣する。

 ハイリスク妊婦に対応できる「周産期母子医療センター」の県内指定病院は、さいたま赤十字病院を含めて十カ所ある。だが、同病院では常勤医全員が退職を表明したため受け入れが中止される可能性が高まっていた。 (杉本慶一)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20120820/CK2012082002000142.html

1759名無しさん:2012/08/22(水) 14:22:23
未来の医師確保 高校生に「授業」 静岡・藤枝市

超音波検査の模擬体験をする高校生たち=藤枝市駿河台4丁目の藤枝市立総合病院

 医師や看護師の不足に悩む病院が多い中、将来の人材確保を目的に、医学部や看護学部への進学を目指す高校生を対象とした施設見学や受験相談などの「課外授業」を17日、静岡県藤枝市立総合病院(毛利博院長)が初めて開いた。青田買いならぬ、医大などへの入学もしていない高校生の「種籾(たねもみ)買い」ともいえる試みだ。

 「課外授業」には、同市内に住むか、市内の学校に通う高校生54人が参加した。同市出身で里帰りしていた医学生と看護学生による受験相談や、病院食の試食、検査器具を使っての模擬診察、若手研修医との座談会、元浜松医大准教授で面接官の経験もある白石義人・副院長による模擬面接など内容は盛りだくさん。超音波検査の模擬体験では検査技師の指導の下、画面に映し出された拍動する心臓や大腸内部の便の様子に見入っていた。

 「課外授業」を受けた藤枝明誠高3年の永井悠太君は「医者になりたいという思いが強くなった」、藤枝東高3年の山田久修君は「実際の手術などを見学して、医師不足の解決に自分が役立ちたいと思った」と話した。

http://www.asahi.com/edu/news/chiiki/TKY201208180147.html

1760名無しさん:2012/08/22(水) 14:27:00
自治体病院常勤医 241人不足…青森

 青森県内の市町村などが運営する全自治体病院の常勤勤務医数が各病院が必要とする医師数の合計よりも241人不足し、充足率が68・3%にとどまっていることが県国民健康保険団体連合会(県国保連)のまとめでわかった。

 県などは医師確保に努めているが、事態の改善に決め手を欠くのが現状だ。

 県国保連によると、県内には25の自治体病院があり、運営上必要とされる医師数は760人だが、常勤医師は519人だった(5月1日現在)。前年度の充足率は66・1%でこの5年間はほぼ横ばいの状態だという。

 病院別では、つがる西北五広域連合鰺ヶ沢病院が42・9%で充足率が最低。国保三戸中央病院(43・8%)、つがる西北五広域連合かなぎ病院(50%)が続いた。必要な医師数を確保しているのは国保外ヶ浜中央病院、六戸町国保病院だけだった。

 診療科別では、眼科(37・5%)、麻酔科(38・5%)、放射線科(42・9%)が特に少なかった。専門的でなり手が少ないためとみられる。激務とされる産婦人科(63・2%)や小児科(66・7%)も低水準で、100%以上の診療科は一つもなかった。

 そもそも本県の医師の絶対数が少ないことが充足率の低さの背景にある。厚生労働省が調査した人口10万人当たりの本県の医師数は182・4人(10年末現在)。全国平均219人を大きく下回り、全国42位だ。

 県などは弘前大医学部の入学金を免除するなど医師確保を目指しているが、思うような効果が出ていない。県国保連によると、〈1〉へき地での勤務が敬遠される〈2〉県内出身の医学部生が少ない〈3〉専門分野が細分化し都市部の病院に勤務する志向が強い――などが背景にあるという。

 医師不足の結果、救急医療の受け入れが困難になるほか、医師不足が原因で医師1人当たりの勤務が過酷になり、病院に定着しにくくなる「負の連鎖」が起きるなど事態は深刻だ。

 県国保連の寺田義秋・常務理事は「医師不足は本県が短命県であることにもつながる。地域でできることには限界があり、へき地に医師を誘導するなど国による対策が必要だ」と訴えている。

(2012年7月30日 読売新聞)
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=62480

1761名無しさん:2012/08/22(水) 15:30:36
【石川】研修医受け入れ広がる 大阪からも本年度6人 医師不足解消は遠く
2012年8月8日

能登北部地域医療研究所

 開所から二年を迎えた穴水町の公立穴水総合病院内の能登北部地域医療研究所へ研修に訪れる医師が増えている。これまで二つの大学病院から初期臨床研修医を受け入れていたが、六月には大阪市立総合医療センターから新たに医師を受け入れた。研究所が掲げる「地域医療を学ぶ若い医師が集う場を創(つく)る」という目標に近づきつつある。(宮畑譲)

 「都会の病院と違い、希望する医療行為をじっくり学べた」。七月の一カ月間、研究所が作成したお年寄りの訪問診療や救急外来などの研修プログラムをこなした大阪市立総合医療センターの札場恵医師(26)が振り返る。

 研究所はこれまで、金沢医科大(内灘町)と東大付属病院の研修医を受け入れてきた。センターからは本年度、六人の医師が訪れる予定で、穴水総合病院で学ぶ地域医療の研修に興味を示す大学病院、医療機関が広がったといえる。

 ただ、初期臨床研修医は医師としては半人前で、戦力となる後期研修医を受け入れ、同病院の医師不足を補うという最終目標には至っていない。二〇一四年まで県からの補助を受ける研究所は、残りの二年で後期研修医の受け入れを目指す。

 少子高齢化の波は、いずれ地方から都市部へも波及することが見込まれ、高齢者を中心に診療する地域医療の研修の必要性は今後、ますます大きくなる。所長の中橋毅医師は研究所の可能性について「地域医療や高齢者の医療に必要な知識が穴水で専門的に学べるというメリットが知られるようになれば、後期研修医が訪れるようになるはず」と話している。

http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20120808/CK2012080802000200.html

1762名無しさん:2012/08/25(土) 09:18:52
麻酔科医師の確保は難しく、偏在化傾向も - メドピア調査
OFFICE-SANGA  [2012/08/20]

メドピアはこのほど、同社が運営する医師コミュニティサイト「MedPeer」において、全国のMedPeer会員医師を対象に実施した「麻酔科医師の確保状況」に関する調査結果を発表した。調査期間は6月8日〜14日で、有効サンプル数は2,637。

「勤務施設での麻酔科医の確保状況について、最も近い選択肢はどれですか?」と尋ねたところ、「常勤医がいるので、確保に苦労していない(35%)」という回答が最多。「大学病院なので」「東京近辺では麻酔科医は飽和状態で、フリー麻酔科医の居場所は減少。が、実態は偏在化が激しいよう」などのコメントが挙げられた。

「常勤医がいるが、足りないのでアルバイト医師がいる」は21%。「緊急は自家麻酔」「先行きの見えない状況」「なんとか調整している」「麻酔科医の少なさが手術数に影響している」といったコメントが見られた。

「常勤医がいないので、すべてアルバイト医師」は13%。「大学病院や他院の医師にその都度依頼している」という声が多く、常勤医の確保が難しくなっているようだ。

「その他」と回答した25%については、「常勤医がいるが、不足している」「本格的に麻酔医が必要な手術は、他の施設に依頼している」などのコメントを見られ、やはり厳しい状況がうかがえる。

http://news.mynavi.jp/news/2012/08/20/064/


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