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Tohazugatali Medical Review

1681チバQ:2011/12/07(水) 22:07:04
http://www.asahi.com/health/ikiru/TKY201112030143.html
感染症 HIV:4 「別の世界の話」自分に2011年12月4日

抗HIV薬を毎日1回、2錠飲んでいる

 半透明のピルケースに入った1週間分の薬。東京都内で働く40代の女性は毎晩、ここから2錠取り出して、眠る前に飲む。抗HIV薬を飲み始めて、7年になる。

 大学を卒業して、外資系の会社に入った。男性社員と肩を並べながらキャリアを重ね、30代を駆け抜けていた。

 7年前の夜、急に呼吸が苦しくなった。仕事帰りに、友人と食事に行く約束をしていた。待ち合わせ場所まで、休み休みにしか歩けない。「何だろう」と思っていると、翌朝、39度の熱が出た。呼吸が浅く、息が肺の奥まで入っていかなかった。

 会社を休み、自宅近くの診療所に行った。X線検査を受けると、両肺が真っ白だった。医師に紹介状をもらい、地域の総合病院に入院した。肺炎と言われ、抗生剤の点滴が始まった。

 熱は10日たっても下がらなかった。医師が代わるがわる診察に来た。その一人が、舌を見て「免疫系の病気ですね」と言った。口の中に白い苔(こけ)があった。

 数日後、主治医が「血液検査をします」と言った。白血病や特殊な肺炎、HIV感染症などが疑われるという。

 HIVと聞いて「先生、私それだけは嫌です」と、とっさに口にしていた。

 1980年代以降、欧米のロック歌手や芸術家らが相次いで亡くなるニュースが、世間を騒がせていた。死を待つだけの恐ろしい病気。同性愛の人たちがかかる、別の世界の話だと思っていた。「死ぬのかな」。病室で検査の結果を待った。

 入院から2週間がたつころ、血液検査の結果が出た。HIV抗体は陽性だった。肺炎は、HIV感染が原因で起きたニューモシスチス肺炎の疑いが強かった。面接室で主治医らが説明した。1人の医師の「社会復帰できます」という言葉が、耳に残った。

 「生きられるんだ」と思った。それならば一日も早く仕事に復帰して、普通の生活に戻ってやる。そう決意した。

 翌日、大学病院に移った。肺炎と口腔(こうくう)内カンジダ症の治療を受けて、1週間で退院した。抗HIV薬も飲み始めた。1日2回、大粒の薬をいくつも飲んだ。副作用でふらふらしたけれど、間もなく、仕事に戻った。


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