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Tohazugatali Medical Review

1665チバQ:2011/11/19(土) 19:24:38
 「言え」「言えません」の押し問答に業を煮やしたのか、検事が「これは重大な情報漏洩だ。検察内部の人間なら逮捕せざるをえない」とついに本題を向けてきた。

 「逮捕? 容疑はなんですか?」

 「公務員法違反。守秘義務というやつだ」

 「私は?」

 「共犯で逮捕してもいいぞ」

 長い沈黙の後、ようやく“釈放”されたのは1時間以上たってからだった。確かに逮捕状もなければ黙秘権の告知もなかったが、検察の恫喝(どうかつ)に納得がいかず、すぐに地検幹部に抗議した。

 幹部いわく。「彼は責任感が強く、事件に対する思い入れから現場もピリピリしているのだろう。取調室は検事にとって執務をする個室でもある。言葉が過ぎたなら申し訳ない」

 ところが、検察はよほど産経が許し難かったのだろう。夕刻に告げられた“最終処分”は高検も含む検察庁舎への立ち入り禁止だった。

 帰社してこの日の経緯を社会部長の柳原正志(元産経新聞常務取締役)に報告した。同席した事件担当デスクの徳永正明(現ラジオ大阪代表取締役社長)の言葉が忘れられない。

 「アホやな。なんで逮捕されんかったんや。君の原稿よりそっちの方がよほどおもしろいわ。差し入れしてやったのに…」

 同情もなければねぎらいもない。過酷な取材合戦はまだまだ続く。(敬称略)

 (大阪写真報道局長 今村義明)

◆薬害エイズ事件◆

 血友病の治療薬として流通していた血液製剤(非加熱)がエイズウイルス(HIV)に汚染されていたことから、昭和50年代から60年前半にかけて血友病患者を中心に約1800人がHIVに感染、400人以上が死亡した。

 非加熱製剤の危険性を認識しながら回収を指示せず販売を続けたとして平成8年、業務上過失致死容疑で東京地検が元厚生省エイズ研究班長の元大学副学長と元厚生省課長を、大阪地検がミドリ十字歴代3社長を逮捕、起訴。元副学長は1審無罪の後、認知症により公判停止、元課長は一部有罪が確定した。

 3社長は1審で禁錮2年6カ月〜1年2カ月の実刑判決を言い渡され、その後死亡した1人を除く2人の刑が確定した。

 ミドリ十字は事件後、別の製薬会社と合併、法人格は消えた。


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