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Tohazugatali Medical Review

1715荷主研究者:2012/04/15(日) 22:41:53

http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120228t15006.htm
2012年02月28日火曜日 河北新報
脳に「行動戦術」の領域 サルで実験、東北大グループが発見

 東北大大学院医学系研究科の虫明元教授(神経科学)らの研究グループは、脳の前頭前野の内側に、高度な行動制御機能「行動戦術」をつかさどる新しい領域を発見した。行動戦術の使い分けに活動を示す脳の領域が、細胞レベルで確認されたのは世界初。行動の仕方を決めることに関与しているとみられ、意思決定にかかわる脳の仕組みの解明や、認知症などの治療に期待されている。

 行動戦術は、制約がない状態で複数の行動パターンのバランスを保ち、必要に応じて切り替えることのできる高度な機能。例えば、人間が買い物をする場合、弁当やリンゴなどの商品と、価格、品質、産地などの情報を状況に応じて組み合わせて、選択している。

 研究グループは、おでこの上にあり、機能が未解明だった「背内側前頭前野」に着目した。

 実験には、左右のランプがいずれも、緑と赤に点灯する信号機に似た装置を使った。ニホンザルに、緑色のランプが点灯したら左のボタン、赤色なら右のボタンを押すように訓練した上で、脳に電極を取り付け、脳内の活動を調べた。

 緑のランプがボタンと同じ左側で点灯する場合と、右側で点灯する場合という二つの条件をつくった。前者は点灯したランプと同じ側のボタンを押し、後者では点灯しない側のボタンを押す。赤も同様で、サルは異なる行動戦術でボタンを押さなければならない。

 左右どちらを押すかを判断するタイミングでサルの脳内活動を調べると、点灯しない側のボタンを押す場合は「背内側前頭前野」の細胞活動が活発になった。単純に緑なら左、赤なら右というように、行動戦術が一つだけの場合は細胞活動はほとんど見られなかった。

 虫明教授は「人間にとっても非常に重要な発見。認知症の解明アプローチや治療法につなげたい」と話している。

 研究グループの成果は、米国科学誌「PNAS」のオンライン版に28日以降に掲載される。


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