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Tohazugatali Medical Review

1743チバQ:2012/06/17(日) 12:13:43
■エイズは「死」の病じゃない

 HIV検査の必要性が叫ばれるのは、HIVに感染していた場合、放置すればエイズを発症するからだ。エイズを発症すれば免疫力が低下し、さまざまな病気に罹患(りかん)しやすくなる。HIVは慢性疾患で完治することはないが、治療薬の開発も進んでおり、感染を早期に発見して治療を続ければ、エイズの発症を抑えられるようになった。

 ところが、大阪府ではHIV検査受検者が減少している半面、エイズ患者報告数が増えているというのだ。府地域保健感染症課の担当者は「HIVへの関心が低下している。そのため感染に気付かなかったり、知っていても放置してエイズを発症してしまう人が多いのではないか」と危惧する。

 比較的中高年のMSMが多いといわれる大阪市浪速区の新世界。MASHのメンバーがHIVやエイズに関する啓発活動を行おうとすると、50代くらいの男性は「エイズになったらどうせ死ぬんや」と吐き捨て、去っていった。

 MASHの鬼塚哲郎代表(60)は「いまだにHIVとエイズの区別がつかず、エイズは死ぬ病気という古いイメージを持っている人が多い」と嘆く。

■「即日検査」に長蛇の列

 火曜日の午後6時。市営地下鉄なんば駅に直結したHIVの検査施設「chot CAST なんば」の扉の前には、検査を待つサラリーマン風の男性や、マスクで顔を隠した若い女性、中高生グループが列をつくっていた。

 HIV検査は全国の保健所などで匿名、無料で受けられるが、検査時間は平日昼間がほとんど。だが、感染者の大半を占めるMSMは学生や一般企業に勤める人も多く、日中に検査に行くことは難しい。そのため、火、木曜日の夜間と休日に検査を受けられる同施設には「自分はHIVに感染しているのでは」と不安を抱えた多くの人が足を運ぶという。

 また、通常検査結果がわかるには約1週間かかるが、1時間程度で簡易結果が出る「即日検査」を実施する日曜日は、毎回検査の約2時間前から、定員40人を上回る60人ほどが整理券を求めて並ぶ。

 他府県からの受検者も約15%を占め、同施設の熊本光代副理事長(65)は「交通の便がいいことや、近隣府県には夜間検査施設がないことなどから、検査希望者の受け皿になっているのだろう」と話す。

■検査態勢は不十分

 こうしてなんばの一施設に希望者が集中する現状について、鬼塚代表は「大阪の検査態勢は不十分。もっとMSMが行きやすい時間、場所に施設が必要」と苦言を呈する。

 東京ではMSMの多い新宿に毎晩開いている検査施設がある。直接の因果関係は不明だが、23年にエイズを発症した東京都の患者は前年から23件減少し、過去10年間で最も少ない報告数になったという。

 鬼塚代表は「感染予防には中高生といった早い段階での教育が必要だが、学校側はMSMの存在も含めたHIV、エイズの教育をタブー視している」とし、「感染予防の正しい方法を知らずにゲイタウンにくる若い人たちや、誤った知識を持ち続けている中高年のMSMに向けた啓発活動を継続的に行うことが大切だ」と訴えている。


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