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Tohazugatali Medical Review

1738チバQ:2012/06/17(日) 12:10:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120617-00000077-san-soci
6歳未満脳死「極めて厳格に」情報公開など残された課題も
産経新聞 6月17日(日)7時55分配信

 初めて行われた6歳未満からの臓器提供は、病に苦しむ3人の体に新たな命を吹き込んだ。平成22年7月の改正臓器移植法施行からまもなく2年。脳死判定などは慎重に行われた形跡が随所に見られた一方、残された課題も浮かんできた。

 ◆「疑問残してはならぬ」

 「極めて厳格にやっていたと思う」

 富山大病院で13日に行われた第1回脳死判定に、メディカルアドバイザーとして立ち会った静岡県立こども病院の植田育也医師は、その様子をこう振り返る。まず、植田医師らアドバイザーを交えて男児の状態を確認。判定が男児の容体に影響を与えないか十分検討した上で臨んだという。

 判定では、医師がマニュアルに記された手順を順番に読み上げ、結果もまた、医師が声に出して答えた。植田医師は「プレッシャーがあったと思うが、判定で行う手順自体は医療現場で普段行うものを組み合わせただけ。落ち着いて適切に行われた」と話す。

 富山大病院は「後に疑問を残すことがあってはならない。慎重の上にも慎重を重ね検討した」と強調。子供は脳死後も長期間心臓が動き続ける「長期脳死」があるとされる。家族には「(心停止まで)数日の場合もあるし数カ月に及ぶ可能性もある」などと説明し、脳死についても詳細に話したという。

 「全国心臓病の子どもを守る会」の斉藤幸枝代表理事は「富山大病院はしっかり提供の過程を説明してくれた。これで移植医療への理解が社会に広まったのではないか」と評価する。

 ◆「今も多数の子供が…」

 現状の問題が浮き彫りになったと指摘する声もある。「今回助かった可能性のある子供が、過去に多数いたことが胸をよぎった」と語るのは東京女子医大循環器小児科の中西敏雄教授。提供を知り心臓が適合しそうな患者を思い浮かべたが、一部は海外で渡航移植を選択、その他の多くはすでに命を落としていた。

 移植が必要なほど心臓の状態が悪化した場合、大人は補助人工心臓をつけて移植を待つが、体重20キロ以下の子供が安全に使える補助人工心臓はまだ治験の最中で承認されていない。「助けられない子供が今も多数いることを理解してほしい」と中西教授は訴える。

 ◆死因や提供基準明確に

 脳死移植は、一つの命が失われることで他の命を救う医療。それだけに公正に善意が届けられたことを示す情報は可能な限り明らかにされなければならない。

 東京財団の●島(ぬでしま)次郎研究員(生命倫理)は日本臓器移植ネットワークが、男児が「低酸素性脳症」だったとしか発表しなかったことに注目。「低酸素性脳症は外傷でも疾病でもなりうる。病院が『事故だった』と一歩踏み出した公表をしたことは評価できるが、死因究明の適正さは今後検証すべきだ」と指摘した。

 さらに「今回は10歳未満の子供の臓器が60代の女性に提供されたが、どう患者を選定したか、患者のためにも説明すべきではなかったか」と話している。(豊吉広英)

●=木へんに勝の旧字体


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