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国際関係・安全保障論
1
:
■とはずがたり
:2003/01/22(水) 12:15
経済畑出身の私の鬼門,外交・安全保障を考える。
適宜,憲法談義・世界経済等もこちらで。
1778
:
千葉9区
:2009/02/18(水) 21:45:56
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200902180006o.nwc
イスラエル ネタニヤフ右派連立政権誕生へ 小政党に振り回され短命に
2009/2/18
10日、イスラエルで総選挙の投票が行われ、13日に開票結果が発表された。中道カディマが右派リクードを1議席上回り、第一党になったが、全体では中道左派政党は後退し、右派政党が過半数の議席を獲得した。第二党リクードのネタニヤフ党首を中心に組閣が行われるとみられる。選挙前の世論調査で国民は「強い指導者」を望んでいることが示された。しかし、選挙結果からは再び政権基盤の弱い政府ができる見通しだ。
【分析】
選挙結果は、連立政権樹立に向けた多数派工作を、混乱に陥れている。まずペレス大統領は、第一党カディマのリブニ党首か、第二党リクードのネタニヤフ党首のどちらに組閣を命ずるか決定しなければならない。従来なら、最多議席を占める第一党党首が選ばれるが、カディマは第一党であるものの、第二党と1議席しか差がなく、潜在的な連立パートナーである左派が大きく議席を減らした。ほとんどの政治家は、大統領はネタニヤフ氏を選ぶとみている。
右派と宗教政党は過半数を占めたが、その内実をみると、安定した長期政権を作ることは極めて難しそうだ。各党の選挙綱領を比較すると、リクードのネタニヤフ党首は、新政府が直面する差し迫った緊急課題に対処するために必要十分な支持を、「民族主義」政府内で得られる見込みは小さい。ネタニヤフ政権ができたとしても、新政権は議会に法案を提出する前に、事実上、すべての問題について、激し詳細にわたる政党間の激しい駆け引きが行われるだろう。
◆米政権と衝突も
1院制議会「クネセト」120議席中、右派・宗教政党が65議席を占めたが、リクードのネタニヤフ党首は外交、経済、連立政権内の政策論争など、さまざまな課題に直面するだろう。
第三党に躍進した極右政党「わが家イスラエル」のリーバーマン党首は、選挙後の第一声で、連立政権に入る条件として、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスを新政府が「粉砕」することを求めた。宗教民族主義政党「国民連合」は、入植地からの撤退など、領土的譲歩には絶対反対だ。右派連立政権を作るためには、これら政党の協力が不可欠だが、ネタニヤフ氏は極右政党に外交政策を人質に取られて、中東和平を目指すオバマ米政権と衝突しそうだ。
1990年代にネタニヤフ氏が右派連合を率いて首相を務めたとき、米国は民主党のクリントン政権だった。ネタニヤフ氏は、パレスチナ問題で譲歩を迫られ、民族主義政党が連立から離脱して政権が崩壊した。
現在、イスラエルは深刻な経済危機に見舞われている。今年1月1日以来、予算案が通過しないまま、財務省と中央銀行によって経済政策が運営されている。新政府が45日以内に予算案を通すことができなければ、自動的にまた総選挙となる。ユダヤ教超正統派政党の「シャス」と「統一トーラー・ユダヤ教」は、育児手当や宗教組織への財政援助を求めているが、ネタニヤフ氏がこれを認めるなら財政赤字は制御不能に陥るだろう。
1779
:
千葉9区
:2009/02/18(水) 21:46:28
◆玉虫色の協定?
右派政党も一枚岩ではなく、政策が大きく異なる。世俗民族主義の「わが家イスラエル」は民事婚制度の確立を主要選挙公約に掲げていたが、これには宗教政党が反対している。宗教政党シャスはイスラエル辺境の貧困地域に公共サービスを拡大することを求めているが、そうすればヨルダン川西岸地区の入植地への支出を減らさなければならず、国民連合など入植者政党が反対する。ネタニヤフ氏は経済再生計画の核にインフラ整備を掲げ、リクードは非宗教の公立学校の予算削減に反対だ。ネタニヤフ氏は、各連立パートナーが好きなように解釈できる玉虫色の連立協定を起草し、右派政党間の深刻な食い違いから逃げようとするだろう。
ネタニヤフ氏にとって最善の生き残り策は、選挙期間中に約束したように、中道カディマ、左派労働党と国民統一政府を作ることだ。カディマに対してリクードが大幅に議席を上回っていたなら、ネタニヤフ氏は強い立場で国民統一政府を目指すことができただろう。しかし、選挙結果は、国民統一政府よりも、右派連立政権に向かわせようとしている。中道左派政党にとって、右派と組むネタニヤフ氏は連立パートナーとして魅力に乏しい。ネタニヤフ氏は、リブニ氏が望む、本来ならリクードの大物が手にするはずの重要ポストをカディマに与えることで、右旋回からバランスを取ろうとするだろう。
【結論】
右派リクードのネタニヤフ党首は、第一党の中道カディマを連立に加えようと努力するだろうが、最も可能性の高い結末は強硬右派政府の誕生だ。ネタニヤフ氏は小政党の要求に振り回されて、確固とした国家戦略がとれず、政権は弱く不安定で、短命になるだろう。カディマのリブニ党首が首相になるためには、「わが家イスラエル」など右派政党を味方につける並はずれた戦略が必要だ。
1780
:
千葉9区
:2009/02/21(土) 15:05:06
http://www.asahi.com/international/update/0220/TKY200902200281.html
イスラエル新政権組閣、右派のネタニヤフ氏に要請
2009年2月20日23時12分
【エルサレム=井上道夫】イスラエルのペレス大統領は20日、右派リクードのネタニヤフ党首に次期政権の組閣を要請した。総選挙(国会定数120)で右派が過半数を獲得した結果を踏まえた決断だ。ネタニヤフ氏は中道左派との連立を目指す方針だが、カディマや労働党は連立に加わらない姿勢を示している。右派だけによる政権が誕生すれば、中東和平に向けた動きが停滞することは避けられない。
ネタニヤフ氏はペレス大統領との共同会見で、イランによる核開発や世界的な不況がイスラエル国民の大きな脅威になっていると強調。「イスラエルは団結しなければならない」と訴え、カディマや労働党に「挙国一致政府」に加わるよう呼びかけた。
大統領はこの日、カディマのリブニ党首と会談。政権安定のため連立に加わるよう促したとみられる。カディマ(28議席)が第1党の座を守ったものの、左派を含め他党の推薦を取りつけることができず、連立を組むことが困難な状況になっていた。
カディマはリクードと連立を組む場合、リブニ氏が首相になるか、ネタニヤフ氏と2年ずつ交代で首相を務めることを求めていたが、リクードから拒否されていた。
リブニ氏は19日、右派を軸とした連立への参加を拒否する姿勢を示した。労働党などの左派も同様の方針だ。
一方、ネタニヤフ氏は第3党に躍進した極右政党「イスラエル我が家」のリーバーマン党首ら、計65議席を獲得した右派勢力の支持を取り付け、首相候補レースで優位に立っていた。だが、リーバーマン氏はアラブ系住民の排斥を唱える一方で、世俗的政策を掲げ、同じ右派のユダヤ教政党シャスと対立。ネタニヤフ氏による組閣を支持する条件として、カディマとの連立を求めていたとされる。カディマが連立に参加しない場合、「我が家」がどう対応するか、不透明な情勢だ。
ネタニヤフ氏は、右派だけで連立を組めば中東和平を推進するオバマ米政権や欧州との摩擦が生じるため、カディマや労働党との連立を模索している。また、右派は躍進したとはいえ半数を5議席しか上回っておらず、不安定な政権運営を強いられかねない。今後も、閣僚の重要ポストを割り振る案を提示しつつ、中道左派に連立参加を呼びかけるものとみられる。
だが失敗すれば、パレスチナとの和平交渉で強硬路線をとるユダヤ教諸政党を含め右派だけの政権が誕生することになり、中東和平交渉が停滞するのは必至だ。
ネタニヤフ氏は、6週間以内に組閣し、国会で承認を得なければならない。組閣できなかった場合、大統領は別の党首に組閣を要請することになる。
1781
:
とはずがたり
:2009/02/24(火) 11:46:30
<ロシア>正当性を主張 中国資本の貨物船銃撃で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090223-00000021-mai-cn
2月23日10時57分配信 毎日新聞
ロシア外務省のネステレンコ報道官は21日、国境警備艇が露極東沖で13日、中国資本の貨物船を銃撃し沈没、中国人船員7人が行方不明になっている問題について「無許可でナホトカ港を出港し、停船命令を出し、警告射撃をしたが応じなかったため」と説明。「すべての責任は貨物船の船長にある」と主張した。インタファクス通信などが報じた。【モスクワ支局】
1782
:
とはずがたり
:2009/02/25(水) 00:38:49
「活動拠点はジブチ有力」 海賊対策の現地調査報告
2009.2.24 22:50
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090224/plc0902242251014-n1.htm
ソマリア沖の海賊対策で3月にも派遣される予定の海上自衛隊護衛艦の活動拠点について、防衛省は24日、アデン湾沿岸のジブチを有力とする現地調査チームの報告を公表した。
防衛省によると、ジブチ港は燃料の補給能力や水、食料の調達面で適しており、同国に駐留する米仏軍から医療支援を受けられる利点もある。イエメン、オマーンの港も施設面で問題はなく、併用する可能性もあるという。
防衛省はP3C哨戒機の派遣も検討中で、調査で空港もジブチが有力と判断した。P3C部隊がジブチを拠点にする場合は地位協定締結の手続きが必要で、派遣するとしても、数カ月程度先になる見通し。
1783
:
千葉9区
:2009/02/25(水) 21:45:04
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090225-00000082-jij-int
兵士が反乱、首都施設を占拠=処遇に不満か−バングラ
2月25日15時27分配信 時事通信
【ニューデリー25日時事】バングラデシュの首都ダッカにある内務省治安機関の本部施設を25日、所属兵士多数から成るグループが占拠し、立てこもった。処遇への不満を募らせた末、上官に反乱を起こしたとみられている。軍・治安部隊が施設を包囲し、銃撃戦を伴ったにらみ合いが長時間続いている。
最終更新:2月25日18時28分
1784
:
とはずがたり
:2009/02/27(金) 14:46:45
被爆ではなく被曝か。漢字で書け。
其れは兎も角未だに争っているのですねぇ。アメリカめ責任とってないのか腹立たしいのぉ。
「歴史上例ない病気」と医師持論 ビキニ事件の死因
02/23 07:51
http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20090223000000000015.htm
米国が太平洋ビキニ環礁で行った水爆実験で焼津市の遠洋漁船「第五福竜丸」などが被ばくしたビキニ事件から55年がたつのを前に、記念の集いが22日、都内で開かれた。浜松市浜北区の聞間元医師が講演し、事件後半年で死亡した無線長久保山愛吉さん=当時(40)=の死因について「歴史上始まって以来の病気だ」と持論を述べ、その認識のもとで事件を伝える重要性を訴えた。
久保山さんの死因については、当時の日本が被ばくによる多臓器不全とした一方で、米国は被ばく治療の際の輸血が肝炎を引き起こしたと主張し、意見が割れたままになっている。
聞間医師は解剖結果の検証をもとに「被ばくによる免疫不全状態と輸血中に含まれた肝炎ウイルスが関係する複合的な要因だ」などと主張。「乗組員の補償は今も十分でなく、問題提起することで事件を伝えていきたい」と話した。
集いには元乗組員も出席した。
1785
:
千葉9区
:2009/02/27(金) 22:09:03
http://mainichi.jp/select/world/news/20090227dde007030025000c.html
パレスチナ:統一政府へ協議 ファタハ、ハマスなど合意
【エルサレム前田英司】アッバス自治政府議長の支持基盤ファタハと、イスラム原理主義組織ハマスなどパレスチナ各派は26日、統一政府樹立に向けて具体的な協議を進めることで合意した。五つの委員会を設置して統一政府の形態など重要課題について話し合い、3月下旬にカタールで開かれるアラブ連盟首脳会議までの結論を目指すという。
各派はヨルダン川西岸とガザ地区に分かれたパレスチナの分断解消のため、エジプトの仲介で和解協議を再開していた。協議は今後曲折も予想されるが、イスラエル軍の攻撃で1300人以上が死亡したガザ地区の復興を前に、各派が足並みをそろえた形だ。
中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」によると、パレスチナ解放機構(PLO)主流派のファタハ幹部、クレイ元パレスチナ自治政府首相は「(和解こそ)世論が必要としていることだ」と意義を強調した。各委員会で、統一政府の形態▽PLOの再構築▽自治政府議長と評議会(国会に相当)議員の両選挙の実施−−など、和解に不可欠な重要課題を詰めるという。
一方、イスラエルのリブニ外相は26日、同国中部テルアビブでミッチェル米中東特使との会談後、「支援は、ハマスの正当性を認めることなく行うことが必要だ」と指摘した。
1786
:
千葉9区
:2009/02/27(金) 22:55:54
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200902260007o.nwc
イスラエル 右派政権の“敵意” アラブ系孤立 深まる亀裂
2009/2/26
イスラエルのペレス大統領は20日、総選挙で第二党になった右派リクードのネタニヤフ党首に組閣を命じた。1議席差で現与党の中道カディマが第一党にとどまったが、全体では右派政党が過半数を占めたからだ。連立交渉で、イスラエル国内のアラブ系少数派に公然と敵意を持つ右派政権が誕生する公算が大きい。連立政権に加わるとみられる極右勢力は、アラブ系住民の忠誠心を試したり、さもなければ市民権の剥奪(はくだつ)を求めている。
◇
≪分析≫
ネタニヤフ元首相は、第一党カディマと、第四党・労働党を含めた大連立を模索しているが、カディマのリブニ党首は、ネタニヤフ氏と2年交代で首相を務めることを求めているといわれる。第三党に躍進した極右「わが家イスラエル」のリーバーマン党首は大連立を支持しているが、リブニ氏よりもネタニヤフ氏を推している。ネタニヤフ氏は6週間以内に組閣を完了しなければならない。組閣に失敗した場合、大統領は別の者に3週間以内の組閣を指示する。それでも内閣ができなければ、再び総選挙が行われる。
◆立候補への妨害
120万人のアラブ系少数派は、イスラエル人口の約20%を占める。歴史的に、イスラエルは、アラブ系住民のユダヤ国家への忠誠心を疑い、彼らに敵対してきた。イスラエル建国の1948年以前の住民の大半は、「独立戦争(第1次中東戦争)」中に排除され、ヨルダン川西岸地区、ガザ地区、その他パレスチナ地域で難民となった。イスラエルに残ったアラブ系住民はイスラエル市民権を持つが、継続的な差別に苦しんでいる。
イスラエルは、すべての市民に地方選挙と国政選挙の投票権を認めている。従来、アラブ系の投票率は高く、80年代以来、純アラブ政党も選挙に参加を許されている。建国以来、単独で過半数を制した政党はなく、連立政権が続いている。しかし、これまでアラブ政党が連立政権に入ったことはない。だが、シオニスト政党(パレスチナにユダヤ人国家を建設しようとする運動を支持する政党)の選挙名簿にも、通常、アラブ系住民が含まれる。07年には、オルメルト政権でアラブ系として初めてガレブ・マジャドレ氏が無任所相として入閣した。
クネセト(国会)に議席を持つ政党の代表から構成される「中央選挙委員会(CEC)」は、02年、テロ組織の支援やユダヤ人国家としてのイスラエルの否定を根拠に、個人や政党が国政選挙に立候補することを禁じる改革を決定した。03年と06年の総選挙で、CECはアラブ系の文化的・教育的自立を求める民族主義政党「バラド」の参加を禁止したが、最高裁で覆された。今年の総選挙でもCECはバラド党とイスラム保守派「統一アラブリスト」の選挙参加を禁止し、カディマや労働党も支持したが、今回も最高裁によって覆された。
1787
:
千葉9区
:2009/02/27(金) 22:56:10
◆忠誠心と兵役義務
アラブ政党に対する敵意がクネセトで高まっている。シオニスト政党は、国家反逆罪の「証拠」を3つ挙げる。第1に、アラブ系国会議員は、国際法上イスラエルと戦争状態の国を含めて、近隣アラブ諸国に旅行する権利を要求している。
第2に、バラド党の創設者アズミ・ビシャーラ氏は06年のレバノン紛争でイスラム教シーア派組織ヒズボラを支援したとして、国内情報機関「イスラエル総保安局」から警告を受け、07年に出国したまま帰国できないでいる。
第3に、アラブ系市民組織は、バラド党に倣い、ユダヤ人国家を「同意に基づく民主主義国」に転換することを求めているが、イスラエル総保安局はこれを「破壊活動」とみなしている。
今回の総選挙では、アラブ系少数派のイスラエル国家への忠誠心が重要な争点になった。「わが家イスラエル」のリーバーマン党首は「忠誠心がなければ市民権もない」と唱えて、アラブ系住民にユダヤ人国家・イスラエルへの忠誠を求め、カディマやリクードもこれを支持した。
リクードのネタニヤフ党首は、かつてアラブ系少数民族はユダヤ人国家に対する「人口上の脅威」を述べたが、リーバーマン党首のスローガンを「正当だ」と評した。
カディマのリブニ党首は、アラブ系市民は忠誠心を証明するために兵役義務を負うべきだと主張した。現在、アラブ系住民には兵役義務はない。またリブニ党首は、パレスチナ国家を建設すればアラブ系少数派の念願がかなうと述べて、イスラエルに彼らの未来はないことを示唆した。
アラブ主義政党の中には選挙ボイコットを呼びかけるものもあった。その結果、投票率は、1996年の77%から今回54%に下がった。投票率が下がったにもかかわらず、アラブ政党が議席を10議席から11議席に増やしたのは、シオニスト政党へのアラブ系有権者の支持がかつてないほど低下したからだ。
◇
≪結論≫
イスラエルのアラブ系少数派は、長期にわたる中央権力からの排除、極右政党の台頭、和平交渉が最終的に失敗したと思われることから、ますます政治体制から疎外されている。クネセトでは社会的・政治的緊張が高まるだろう。アラブ系の間では、選挙のボイコットや議会外での活動が拡大しそうだ。イスラエル国内に独立したアラブ系議会と社会組織を創設する動きが強まるだろう。
1788
:
千葉9区
:2009/02/28(土) 10:25:50
http://www.asahi.com/international/update/0227/TKY200902260298.html
コソボ紛争裁判、元セルビア大統領に無罪
2009年2月27日0時48分
【ブリュッセル=井田香奈子】オランダ・ハーグの旧ユーゴスラビア国際法廷は26日、99年のコソボ紛争当時、アルバニア系住民に対する殺人や迫害など人道に対する罪などに問われた元セルビア共和国大統領のミルティノビッチ被告に無罪、警察当局責任者ルキッチ被告ら5人にそれぞれ禁固15〜22年の有罪判決を言い渡した。同法廷でコソボ紛争をめぐる判決は初めて。
判決は、アルバニア系コソボ住民の迫害を主導したのはミロシェビッチ元ユーゴスラビア大統領(同法廷で公判中の06年に病死)で、ミルティノビッチ氏は側近だったが関与は薄かったと認定した。
コソボ紛争では旧ユーゴの高官ら計9人が起訴されたが、ミロシェビッチ氏が死亡したほか、警察高官が自殺しており、残った被告のなかではミルティノビッチ氏が当時最も地位の高かった人物だった。
1789
:
とはずがたり
:2009/02/28(土) 21:33:02
イラク戦争終結へ撤退表明 来年8月 オバマ米大統領
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/2009022801000005.htm
【ワシントン27日共同】オバマ米大統領は27日、ノースカロライナ州ジャクソンビル近郊の海兵隊基地「キャンプ・レジューン」で演説し、イラク戦争終結に向け、14万人超の駐留米軍のうち、戦闘任務に就いている10万人前後を来年8月末までに引き揚げると表明した。主に非戦闘任務に従事する3万5000−5万人規模の部隊は残すが、2011年末までに全面撤退させる。
大統領は「イラクをイラク人に委ね、この戦争を終結させる仕事に取り掛かった」と宣言した。またイラク国民に対し「米国はあなた方の領土や資源をわが物にしようとは思わない」と語り掛けた。
ブッシュ前政権が始め、4200人超の米兵と膨大なイラク人死者を出したイラク戦争の終結に向けた取り組みが本格化。米国は、イスラム原理主義勢力タリバンが復活し、国際テロ組織アルカイダ幹部が国境地帯に潜伏するとされるアフガニスタンに軍事作戦の軸足を移し、今年夏までに計1万7000人規模の米兵を増派する。
オバマ大統領は「イラクはまだ(完全に)安全ではない」と述べ、残留部隊はイラク部隊の訓練や米外交官らの警護だけでなく「限定的な対テロ作戦」にも従事することになると述べた。
さらに「イラクの将来は中東全体の未来と切り離せない」と言明。前政権が敵視したイランやシリアとの対話に乗り出し、パレスチナ和平を後押しし、アフガンやパキスタンの安定につなげる包括的で重層的な中東・南西アジア外交を進めていく意向を示した。
大統領は就任直後に米戦闘部隊の「責任ある撤退計画立案」を軍首脳らに指示。米主要メディアによると、撤退完了時期をめぐり、就任から16−23カ月以内の範囲で複数案が検討された。
2009年02月28日土曜日
1790
:
千葉9区
:2009/03/01(日) 21:52:21
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200902280003o.nwc
安定取り戻せるか、ソマリア暫定政府 反対勢力への対処カギ
2009/2/28
隣国ジブチからソマリアの首都モガディシオ入りし、報道陣に囲まれるソマリア連邦暫定政府のアハメド大統領=7日、モガディシオ(AP)
エチオピア軍が1月末に完全撤退したことを受け、無政府状態だったソマリアに20日、新内閣が発足した。2年間にわたるエチオピアの暴力的な占領を経て、新政権がソマリアの政治を転換してくれるとの期待が、首都モガディシオを中心に高まっている。
◇
≪分析≫
エチオピア軍の撤退に伴い1月30日に隣国ジブチで行われたソマリア連邦暫定政府の大統領選挙では、「イスラム再解放同盟(ARS)」の指導者、シェイク・シャリフ・アハメド氏がヌル・アッデ・ハッサン・フセイン前首相らを破り、翌日、大統領に就任した。
大統領は、ソマリアで最後に民主的に選出され1969年に暗殺されたシェルマルケ元大統領の息子、オマル・アブディラシド・アリ・シェルマルケ氏を首相に任命。大統領と首相は可能な限り早期にジブチからソマリアに政府を移す計画だ。
◆「4つの難題」
大統領と首相は比較的経験に乏しいが、アハメド大統領は前任者に比べ、はるかに適正な形で大統領職に就いたといえる。アハメド政権は軍事的手段によらず、暫定政府とARSとの和解により成立したからだ。
大統領が率いるARSは「イスラム法廷連合(ICU)」の指導者や国外の活動家、暫定政府の非主流派議員らで構成されている。
大統領には多くの難題が待ち受けている。第1に、議会が非常に大規模になり、扱いにくくなった。暫定政府は昨年8月、ジブチ和平合意に基づき、議会の議席を275から550に倍増。追加議席のうち200議席をARSに、残り75議席をジブチ合意に取り込むため市民社会や他の集団にそれぞれ配分していた。
新内閣のポストは構成部族に比例配分され、大統領、首相、議長はそれぞれ別の部族から選ばれた。しかし、鍵を握る集団がジブチ和平プロセスに加わっておらず、議会の拡大がさらに必要になるだろう。
シェルマルケ首相は、ICUから枝分かれしたイスラム過激派武装組織「アルシャバブ」との提携に意欲を見せている。シェイク・ハッサン・ダヒール・アウェイス氏が率いるARS分派と非公式交渉を始めている可能性もある。
第2の問題は人道危機だ。2年間の内乱鎮圧作戦で国内に多くの難民が発生。さらに多くの難民がケニアやエチオピアに逃れた。難民受け入れの準備を整えた国はどこにもないが、とくにアフリカでは全般的に食糧難の厳しい圧力を受けている。
第3は、ソマリア南部と中部を拠点にしているアルシャバブ問題。ただ、重要港湾都市キスマーヨを含め同組織による権力掌握は他部族の利害調整の上に成り立っている。これに加え、明確な階層的指揮命令系統を持っておらず強力な組織とはいえない。エチオピア軍撤退により闘争目標を失い、やがて占領地域の維持に苦慮し小集団に分解していくものとみられる。
第4は、ジブチ合意に反対する他のイスラム勢力の存在。2月初め、ソマリア・イスラム戦線、イスラム抵抗党などが同盟し、ヒズブル・イスラム(イスラム党)が結成された。同党はアルシャバブとも対立し、「AU(アフリカ連合)ソマリア平和維持部隊(AMISOM)」の駐留を拒絶している。
1791
:
千葉9区
:2009/03/01(日) 21:52:38
◆関係国の思惑
隣国エチオピアは、望んだほどジブチ和平プロセスに影響力を及ぼすことができなかった。エチオピア軍は、ソマリア内部に即座に侵攻し、代理勢力に武器を供給できるよう、ソマリアとの国境付近にとどまっている。またエチオピアは、国内の反政府勢力とソマリアの集団との関係を絶とうとするだろう。
エリトリアの影響は、アウェイス氏がソマリアに帰国すればかなり弱まるとみられる。しかし、エリトリアはエチオピアに敵対視同国を不安定化させる行動を続けるとみられる。
ペルシャ湾岸のアラブ諸国はアハメド大統領を歓迎し、支持している。多くのソマリアの実業家が拠点を置くUAE(アラブ首長国連邦)は、アフリカ東部に商業上の利益を見いだしている。アハメド大統領の大目標は、アラブ諸国が競合勢力ではなく、統一政府だけを確実に支援するようにすることだ。
ソマリア政策の焦点をテロ対策から外交的関与に転換すれば、米国はジブチ和平プロセスに大きな役割を果たすことができる。しかし、オバマ政権のアフリカ地域担当ポストは空白のままで、今後数カ月のうちに地域政策の大きな見直しは行われそうもない。
◇
≪結論≫
エチオピアの完全撤退と、新政権の発足というソマリアをめぐる変化に続く今後数週間が、暫定政府の行方を左右する。新政権は、内外から正当な政権であるとの評価を獲得し、ジブチ和平プロセスにより多くの参加を募るのに有利な立場にいる。アハメド政権がしぶとい反対勢力に強硬策をとるかどうかが、焦点の一つといえるだろう。
1792
:
千葉9区
:2009/03/01(日) 21:55:52
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200902280007.html
カディマとの連立政権交渉が決裂、組閣のイスラエル元首相
エルサレム(CNN) 今年2月10日に実施したイスラエル総選挙を受け、ペレス大統領から組閣を命じられた右派リクード党首のネタニヤフ元首相は27日、選挙で第1党となった中道カディマとの連立政権協議が決裂したと発表した。
カディマ率いるリブニ外相と会談、公平な閣僚配分などを提案し、連立政権参加を促したが、カディマが拒否したとしている。労働党も同様の姿勢で、ネタニヤフ元首相は右派系政党を結集した連立政権樹立の模索を強いられることになった。
リブニ外相は交渉決裂の原因として、元首相がパレスチナ国家樹立を視野にしたパレスチナ側との交渉を拒否したことを挙げた。
総選挙(定数120)ではカディマが28議席を獲得し、第1党を維持したが、リクードとの差はわずか1議席だった。外相と元首相は選挙後、共に勝利宣言し、連立工作を独自に進めていた。
組閣は大統領の指示後、6週間内の実現が定められている。
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090301/mds0903011846001-n1.htm
イスラエルのネタニヤフ元首相 中道との連立断念 右派政権の公算大
2009.3.1 18:43
【カイロ=村上大介】イスラエルの次期政権の首相候補として連立交渉を行っている右派リクードのネタニヤフ党首(元首相)は28日、中道カディマとの連立を断念した。同党首の報道官がロイター通信に明らかにした。
ネタニヤフ氏は、米国が進めようとしているパレスチナ国家樹立による2国家共存案の受け入れを求めるカディマのリブニ党首(外相)と2回にわたり会談したが、双方の溝は埋まらなかった。ネタニヤフ氏は、占領地ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区の経済状況改善に分野を限定し、和平の枠組みについては踏み込まないとの姿勢を示している。
これにより、イスラエルの次期政権は、リクードと極右、宗教政党だけによる右派連立政権となる公算が大きくなってきた。ただ、イランの核問題への対応も重要な課題ととらえるネタニヤフ氏は依然、政権安定のためにカディマの連立入りが望ましいと考えているとされ、同報道官は、カディマ側の姿勢の変化によっては再交渉の可能性も否定しないとしている。
1793
:
千葉9区
:2009/03/05(木) 00:22:55
>>1230
>>1534
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090304-OYT1T01180.htm
「住民虐殺を指示」スーダン大統領に逮捕状…国際刑事裁判所
【ブリュッセル=尾関航也】戦争犯罪などを裁く国際刑事裁判所(ICC、オランダ・ハーグ)は4日、スーダンのバシル大統領に対し、「人道に対する罪」と戦争犯罪の容疑で逮捕状を発付した。
2002年のICC設立以来、現職の国家首脳に対して逮捕状が出されるのは初。03年から続く同国西部ダルフール紛争で、バシル大統領が住民の虐殺を指示したとして、ICC主任検察官が逮捕状を請求していた。
現地に平和維持部隊を展開するアフリカ連合(AU)は、逮捕状発付はダルフール情勢の不安定化を招くとして、決定見送りを求めていたが、ICCは司法の原則を優先した。
進行中の紛争当事国の首脳が立件されるのは、ICC以外の国際法廷でも前例がない。これが現地情勢に与える影響は未知数で、スーダン政府が態度を硬化させ、住民や平和維持部隊が一層の危険にさらされる事態も懸念される。
ただ、ICCは、逮捕状を発付しても、容疑者の身柄を拘束する手段を持たない。大統領が外遊先の政府当局などに拘束されない限り、実際に裁判が行われる見込みは薄いのが実情だ。
ダルフール紛争では、主に政府軍によって住民ら少なくとも3万5000人が殺害され、飢餓などでさらに8万〜26万5000人が犠牲になったとされる。
(2009年3月4日23時50分 読売新聞)
1794
:
千葉9区
:2009/03/05(木) 00:51:52
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090304-OYT1T00830.htm
カストロ前議長、側近更迭の弟「ラウル派」新内閣を擁護
【ハバナ=小寺以作】キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長(82)は3日、インターネットで論評を発表。
2日の内閣改造で自らの側近が更迭され、新閣僚が弟のラウル議長(77)派で固められたことについて、「更迭された閣僚の多くは、私が引き立てて就任したわけではない。誰にでも交代の時期は来る」と強調し、前・現議長派の権力闘争の結果との憶測を否定した。
(2009年3月4日20時31分 読売新聞)
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200903040016.html
一部は権力欲が原因の更迭と前議長、キューバの内閣改造
ハバナ(CNN) キューバのラウル・カストロ国家評議会議長が2日発表した大規模な内閣改造で、フィデル・カストロ前議長は3日、改造について議長から相談を受けたことを明らかにした。政府系のウェブサイトでのコラムで述べた。
前議長はその上で、実権は実弟の現議長に委ねており、相談は必要なことではなかったとも述べた。内閣改造については前議長派の閣僚が外されており、ラウル派の権力奪取との見方も出ていたが、前議長の発言はこれを打ち消すものともなっている。
前議長はまた、改造人事で提案などはしなかったとも語った。
改造では、ペレス外相が解任され、ラヘ国家評議会副議長も閣僚評議会(内閣)書記職から外れたが、前議長は名前には触れなかったものの、職を解かれた者の中には権力欲から野心を抱いた者もいると指摘。一部の閣僚らは更迭だったことも明らかにした。
1796
:
千葉9区
:2009/03/08(日) 20:22:51
>>1776-1777
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200903060007o.nwc
コソボ独立1年 北部に及ばぬ統治 深まる混迷
2009/3/6
昨年2月17日にコソボが独立を宣言してから1年が過ぎた。今年2月27日、「国際文民代表(ICR)」兼「EU(欧州連合)特別代表」のピーター・ファイト氏は「コソボは独立宣言後、いくらか前進したが、難題が残っている」と述べた。新国家コソボは、領土すべてを支配する、完全な主権を持った、機能する国家を確立する−という大きな挑戦と向き合っている。コソボの不安定な状態は全欧州に影響を与える。
◇
≪分析≫
首都プリシュティナのアルバニア系住民と、北部ミトロビツァ郡ズベチャンのセルビア系住民は、独立宣言1周年記念日にまったく異なる受け止め方をした。プリシュティナでは、多数派のアルバニア系が念願の成就を祝った。ズベチャンでは、コソボのセルビア系地域政府の指導者が隣国セルビアから民族主義派の野党議員を招き、彼らが違法とみなすコソボの独立宣言を拒否し、セルビア系民族の連帯を誇示した。
◆進まぬ国家承認
昨年2月の独立後は、懸念された大きな争乱もなく、6月に新憲法を発効するなど、アハティサーリ前国連特使の計画に従って、コソボは完全な独立実現に向けて前進している。しかし、独立派が望んだようには進まなかったことのほうが多い。
拒否権を持つロシアが反対しているために、コソボ独立は国連安全保障理事会の承認を得ていない。その結果、コソボは、国連はいうまでもなく、その他の国際機関、地域機関に加盟することができない。ただし、西側が力を持つIMF(国際通貨基金)や世界銀行への加盟は可能だ。現在までにコソボを国家承認した国は、日本を含めた西側諸国を中心に54カ国に過ぎない。とくに問題なのは、スペインやギリシャなど、EU27カ国中5カ国がコソボを承認していないことだ。EU加盟には全会一致の賛成を必要とするため、コソボはEU加盟の前段階である「安定化・連合プロセス」にさえ完全に参加することができないでいる。
国連安保理の決議を経ていないため、国際監視の下でコソボ独立の青写真を描いたアハティサーリ案は国際的正統性に欠ける。コソボ政府は、セルビア系住民を含む少数民族の保護を規定したアハティサーリ案の履行を約束している。しかし、セルビアとコソボのセルビア系住民は、アハティサーリ案が提案した、「国連コソボ暫定統治機構(UNMIK)」に代わる「国際文民事務所(ICO)」への協力を拒否している。ICOは弱体なままであり、規模は縮小したもののUNMIKが駐留し続けることで、コソボの国際的誓約に混乱と矛盾が生じている。
◆セルビア系が支配
コソボ政府にとって最大の課題は、全土を実効支配していないことだ。セルビア人地域では医療、教育、地方政府、社会保障などで独自機関が、コソボ政府の機関と並んで運営されている。セルビア系住民が支配するコソボ北部は事実上セルビアの一部として機能し続けている。EUによる法の支配ミッション「文民支援隊(EULEX)」に報告義務がある警察を除いて、北部にはコソボ政府機関は存在しない。南部のセルビア人地域はコソボ政府と現実的に連携する傾向が高まっているが、北部が近い将来コソボに統合される見込みはほとんどない。北部を含めて、EULEXは全土に展開していることから、事実上の国家分裂を恐れるアルバニア系住民の不安は一時的に静まっている。しかし、アルバニア系住民の焦燥を封じ込めるのは難しく、北部で暴力事件が発生する危険は依然として高い。
1797
:
千葉9区
:2009/03/08(日) 20:23:20
◆権威主義の台頭懸念
政治的には、最大与党・コソボ民主党(PDK)のサチ首相が優勢だ。野党は分裂しており、ほとんど無力。ハラディナイ元首相のコソボ将来連盟が最も活発な野党だが、ハラディナイ氏の故郷のコソボ北西部の外では大幅な支持を得たことはない。現在PDKと連立政権を組むコソボ民主同盟は、長年同党の指導者であったルゴバ前大統領の死後、混乱に陥っている。コソボには厳しい政治的競争が間近にほとんどないため、権威主義体制が台頭する可能性に国際機関の当局者は懸念を強めている。
コソボの現状は、独立に乗り出した当時の意図とは異なっている。セルビアは、同国南部の喪失に反対し続け、昨年10月、コソボの独立宣言が違法かどうか検討するよう、国際司法裁判所(ICJ)に提訴した。ロシア政府は、コソボ独立を承認していないEU諸国とともに、セルビアへの支援を繰り返し表明している。
◇
≪結論≫
コソボの将来の不確実性は、コソボ自身と近隣諸国を不安定にしている。活動への国際的同意がないために、EULEXは、麻薬取引や人身売買が横行するコソボで、法の支配を促進する役割を効果的に果たせずにいる。コソボが直面するすべての深刻な問題にもかかわらず、独立国家建設以外に推進すべき代替策はほとんどない。セルビアの多くの人々にとってさえ、コソボ独立撤回は考えられない。
1798
:
千葉9区
:2009/03/15(日) 10:43:45
>>877-878
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200903110007o.nwc
元レバノン首相暗殺で国際法廷開設 深まる党派対立 崩れる統一政府
2009/3/11
ラフィク・ハリリ元レバノン首相暗殺事件を裁く国連の「レバノン特別法廷」が1日、オランダのハーグに開設された。レバノンは、「親シリア・反米派」と「反シリア・親米派」との間に亀裂が生じ、2007年と08年に内戦寸前の危機を経験したが、08年5月のカタールの仲介による「ドーハ合意」以来、政治各派の対立は棚上げされていた。しかし、特別法廷の開設によって、両派の根深い対立が再燃している。
◇
≪分析≫
反シリア派のハリリ元首相は05年2月14日、首都ベイルートで起きた自動車爆弾テロで殺害された。暗殺にはレバノン情報機関やシリア政府の関与が取りざたされている。
07年5月31日、国連安全保障理事会は、親シリア派であるレバノンのベッリ国会議長らが反対するなか、決議1757号によって国際法廷の設置を決定した。中東地域に関する最初の国際法廷として、レバノン特別法廷は、主に安全上の理由からオランダ西部のハーグに置かれ、レバノン人4人を含む国際判事団がレバノン法に基づき審理を進める。死刑はなく、最高刑は終身刑だ。
◆選挙への影響必至
特別法廷の最初の行動は、05年以来、レバノン政府に拘留されている4人の将軍の引き渡しを同政府に求めることだ。ベイルートからハーグへの全容疑者の移送には60日間の猶予が与えられている。
親シリアのイスラム教シーア派組織ヒズボラは4人の将軍の釈放を要求しているが、シニオラ首相やサクル捜査官はこれを拒否した。容疑者の扱いをめぐる口論が象徴するように、6月7日に予定される議会選挙が迫るなか、レバノンではハリリ暗殺事件を裁く法廷の設置によって緊張が再び高まっている。
これまでレバノンは比較的静穏だった。与野党参加の挙国一致内閣を定めた「ドーハ合意」以来、スレイマン大統領は、05年から08年の間に、何度も同国の安定を脅かしてきた、親シリア派の「3月8日同盟」と反シリア派の「3月14日同盟」との確執を押さえ込むのに成功してきた。しかし、この平静な状態は終わった。
暗殺されたハリリ元首相の次男で、反シリア派「3月14日同盟」に属する未来運動党サアド・ハリリ党首は、国際特別法廷開設の数日前に、ヒズボラとその同盟者が選挙で勝てば、未来運動党は統一政府には加わらないだろうと示唆した。サアド氏の発言から、今年の総選挙で、レバノンに幅広い支持の得られる統一政府ができる見込みはほとんどない。
また、「3月14日同盟」の他の指導者らは、特別法廷がシリア高官に有罪判決を言い渡すことへの期待を公然と口にするなど、反シリア派の勢いは増すばかりだ。
昨年8月には、スレイマン大統領がシリアを訪問してアサド大統領と会談し、相互の大使館設置など外交関係正常化に合意した。このときは反シリア派の指導者も合意を受け入れているようにみえたが、再びレバノン政治は分極化しそうだ。
レバノンには18の公認宗教・宗派が存在し、宗派ごとに政府の役職や国会の議席数が定められる「宗派主義体制」をとっている。
法廷が動き始めれば、ハリリ裁判に関する政治的発言が不協和音を生み、選挙を取り巻く宗派対立が深まるだろう。
最悪のシナリオでは、6月の選挙でヒズボラの率いる同盟が勝利し、レバノン政府の国際特別法廷への全面的な支持が危機にひんする恐れがある。同法廷の今年の予算は4030万ユーロ(約50億円)で、そのうち49%はレバノンが負担することになっている。
かりにヒズボラが同法廷へのレバノンの支持を撤回するなら、深刻な政治危機の口火を切ることになるだろう。
1799
:
千葉9区
:2009/03/15(日) 10:44:00
◆シリアにも飛び火
ハリリ裁判はシリアに否定的な影響を与えざるを得ない。これは、米新政権と迅速な緊張緩和を目指すシリア政府にとって厄介な問題だ。同法廷は、米国の中東政策に不可欠な、中道派としてのシリアのアサド大統領のイメージを損なうかもしれない。だが、大統領は、ハマス、ヒズボラ、イランとシリアとの結びつきを強調することで、裁判の圧力を緩和しようとするだろう。
ヒズボラが6月の選挙で勝利すれば、レバノン政府の要職を占めることになる。これによりシリアとレバノン、ハマス、イランとの結びつきが強まれば、パレスチナとイスラエルの和平交渉再開に影響を与えるだろう。また、オバマ米新政権が中東地域における最優先の緊急課題と位置づけるイランの核開発問題にも、間接的な影響を及ぼしそうだ。
◇
≪結論≫
ハリリ元首相暗殺事件に関する国際特別法廷の進行は遅く、少なくとも4年はかかりそうだ。正式な起訴や裁判は2011年以降になるだろう。判決が出るまで数年を要するだろうが、ハリリ裁判の短期的な影響として、レバノン政治は「親シリア・反米派」と「反シリア・親米派」に分裂し、6月の総選挙後の統一政府樹立は困難に直面するだろう。
1800
:
とはずがたり
:2009/03/15(日) 17:51:09
岡田氏、民主政権なら密約公開 沖縄返還めぐり
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1068688996/4152
2009/03/14 18:02 【共同通信】
1802
:
とはずがたり
:2009/03/18(水) 13:45:21
本(秋田)県と岩手にPAC3配備 「迎撃」閣議決定へ
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090318d
政府は17日、北朝鮮が「人工衛星」打ち上げと主張して発射準備を進めているとされる長距離弾道ミサイル「テポドン2号」が日本領域に着弾する事態に備え、迎撃態勢の準備を月内にも初めて閣議決定する方向で最終調整に入った。これは自衛隊法の「破壊措置」の規定に基づく。決定を受け、浜田靖一防衛相が自衛隊に迎撃態勢を取るよう命令する。複数の政府関係者が明らかにした。
低層圏で弾道ミサイルを撃ち落とす地対空誘導弾PAC3を秋田、岩手両県へ配備すると同時に、迎撃ミサイルSM3を搭載したイージス艦「こんごう」「ちょうかい」(いずれも長崎県・佐世保基地所属)の日本海、太平洋での展開を検討している。
PAC3は入間(埼玉)、浜松(静岡)、各務原(岐阜)など6カ所に配備。東北には配備されていないため、秋田、岩手にはこの中から移動させる方向だ。
県危機管理監を務める佐々木誠・知事公室長は同日、迎撃態勢の整備について、「まだ防衛省からの連絡がなく、今の段階ではコメントできない。正式な連絡を受けて対応を決める」と話した。
(2009/03/18 09:29 更新)
秋田市が「飛翔体情報連絡室」 北朝鮮「人工衛星ロケット」
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090317o
北朝鮮の「人工衛星ロケット」が本県沖の日本海に落下する恐れがあることを受け、秋田市は17日までに庁内に「秋田市飛翔体(ひしょうたい)情報連絡室」を設置した。
市では市民が武力攻撃を受ける恐れがある場合、市の国民保護計画で対応することにしているが、今回の件はこれに当たらないと判断。自然災害などの際の地域防災計画に基づく災害警戒対策室に準じた形で、同連絡室を設置した。市防災対策課のほか、安全安心対策推進本部や警防課、広報課などの担当者で構成する。
同連絡室では近く会合を開き、国や県との連絡体制の確保や庁内関係部所の情報共有、緊急時の連絡体制を確認する。
(2009/03/17 20:26 更新)
1803
:
とはずがたり
:2009/03/19(木) 01:06:39
まぁ殆ど民間機は使う予定無いしねw
新滑走路 自衛隊が使用 茨城空港 暫定的に1年間 通常訓練地補強工事で
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20090318/CK2009031802000081.html?ref=rank
2009年3月18日
航空自衛隊百里基地内(小美玉市)で建設中の茨城空港新滑走路(二千七百メートル)で、自衛隊が今年一月から通常訓練を実施している。新滑走路は原則、民間の航空機用だが、自衛隊が通常使用している滑走路は来年三月の開港後、悪天候時に民間機も離着陸するために補強工事中。県空港対策課は「(訓練は)工事期間中の暫定的な利用であり、問題はない」としている。
県によると、補強工事に要する期間は約一年。この間は新滑走路で自衛隊の訓練が行われるという。
だが、新滑走路は自衛隊が使用している滑走路より民家側に二百十メートル近いため、野党の県議から騒音被害を問題視する声がある。
新滑走路の事業体である国土交通省と防衛省、県が基地のある小美玉市小川地区の住民に対し、正式な説明会を開いたのは自衛隊の訓練場所を変更する約一カ月前の昨年十二月二十六日だった。 (沢田佳孝)
1804
:
千葉9区
:2009/03/23(月) 23:36:58
http://www.asahi.com/international/update/0323/TKY200903230320.html
ネタニヤフ党首、宗教政党シャスと連立合意 イスラエル
2009年3月23日21時16分
【エルサレム=井上道夫】イスラエルで組閣中の右派リクードのネタニヤフ党首は、23日未明までにユダヤ教政党シャスと連立を組むことで合意した。対パレスチナ政策で強硬姿勢をとるシャスと連立を組むことで、中東和平交渉に影響が出るのは必至だ。
2月の総選挙(定数120)で右派が65議席を獲得したことを受け、ペレス大統領から次期首相候補として組閣要請を受けたネタニヤフ氏は、これまでに極右政党「イスラエル我が家」と連立を組むことで合意している。シャスとの合意を受け、リクードを含めた3党の議席数は53議席になったが、過半数の61には達していない。
イスラエル放送などによると、ネタニヤフ氏は内相や副首相などのポストを提示し、シャスが受け入れた。シャスは、パレスチナとの2国家共存に不可欠なエルサレムの分割を拒否している。このため、米国など国際社会の求めに応じて中東和平に取り組むことになるネタニヤフ氏にとっては、難しい政権運営を求められる。
一方、ネタニヤフ氏は政権基盤の安定をはかるため、右派だけの連立ではなく、中道、左派を含めた大連立を目指している。第1党の中道カディマとの連立交渉が難航していることから、バラク党首率いる労働党に連立参加を促している。
バラク氏は当初、右派中心の連立には参加しない方針を示していたが、ここにきて前向きな姿勢を示し始めている。だが労働党内部で意見が割れている。組閣期限の4月3日に向け、労働党の対応が連立政権発足のカギになる。
1805
:
とはずがたり
:2009/03/25(水) 14:01:05
>>1792
>>1801
>>1804
極右と労働党でどうやって政権維持して行くんだ?
イスラエル、労働党が連立参加へ ネタニヤフ政権に中道色
http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009032501000152.html
【エルサレム25日共同】イスラエルの中道左派政党、労働党は24日夜の中央委員会で、右派リクードのネタニヤフ党首が率いる政権に参加する方針を賛成多数で承認した。これまで右派勢力だけだった連立に中道色が加わり、対パレスチナ強硬姿勢を若干和らげることになりそうだ。
国会定数120議席のうち、ネタニヤフ氏はリクード(27議席)のほか極右の「わが家イスラエル」(15)、ユダヤ教超正統派のシャス(11)と既に連立で基本合意しており、労働党(13)を合わせて与党議席は過半数の66議席となった。
ただ労働党のうち7議員は右派主導政権への参加に反対し「与党の投票行動に従わない」と表明。ネタニヤフ氏はさらに他の極右、宗教政党と連立交渉を進め、政権発足は来週にずれ込む見通しだ。
ネタニヤフ氏は和平推進派の労働党に配慮し「中東和平を目指して交渉する」ことで、同党と合意した。しかし仲介役の米国が支持する「パレスチナ国家樹立による2国家共存」までは踏み込まず、和平に消極的な基本姿勢は変わっていない。
2009/03/25 09:39 【共同通信】
1806
:
千葉9区
:2009/03/28(土) 18:00:53
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200903280006o.nwc
イスラエル 連立政権発足へ 外交・経済政策に対立の芽
2009/3/28
印刷する ブックマーク: イスラエル右派政党リクード党首のネタニヤフ次期首相は25日、「自らの政権がパレスチナ人と和平のパートナーになるだろう」と述べた。また、持論であるパレスチナ経済の強化を繰り返し強調した。
24日には左派政党労働党との連立が決まった。その前日にはユダヤ教超正統派政党シャスを連立に取り込むことに成功。労働党が分裂しないなら、クネセト(国会)120議席中66議席の支持を得たことになる。ネタニヤフ次期首相は、数日中に組閣を完了するとみられる。
労働党のバラク党首は国防相にとどまり、そのほか3つの閣僚ポストを獲得したが、右派政権参加の是非をめぐる同党中央委員会の投票は小差だった。仮に労働党が分裂すれば、第一党だが野党にとどまる中道右派政党カディマを利するだろう。
短期的にはネタニヤフ政権は政権獲得による求心力のおかげで安定しそうだ。労働党が加わったことでオバマ米政権と直ちに衝突することもないだろう。
しかし、世俗派とユダヤ教超正統派の対立、パレスチナ政策に対する政権内部の緊張関係がいずれ現れざるを得ない。次期首相はイスラエルのすべての国際合意を尊重するとしているが、労働党との連立協定書は和平プロセスに関してあいまいだ。イデオロギー的内部対立により、外交政策も、国内経済課題も進展は困難だろう。
1807
:
千葉9区
:2009/04/01(水) 22:20:52
http://mainichi.jp/select/world/news/20090401k0000m030169000c.html
イスラエル:左右両派「呉越同舟」 パレスチナ側懸念強く
【エルサレム前田英司】右派リクードのネタニヤフ党首率いるイスラエル新政権は、最大政党の中道カディマを抜きにした左右両派の「いびつ」な構成になる。中東和平を推進する中道左派・労働党の参加で「右派政権」のイメージこそ和らいだが、「呉越同舟」の与党内で、和平を巡る認識の違いは歴然としている。
「与党に固執する労働党のDNAが(和平推進の党方針に)勝ってしまった」。労働党の国会議員、カベル氏は自党の政権入りについて、地元メディアに怒りをぶちまけた。24日の党中央委員会では出席者の58%が政権参加を支持したが、国会議員13人のうち同氏を含む7人は反対に回った。
カベル氏は、初めてリクードに政権を奪われた77年以来、労働党は閣内にとどまってこそ影響力を発揮できるとの「言い訳」を繰り返し、実際には埋没して党勢を衰えさせたと分析。「下野すれば再建を模索できた。与党になればますます衰退するだけだ」と嘆く。
ネタニヤフ氏は労働党との連立交渉で、新政権が中東和平について「(過去の)あらゆる外交上や国際的な合意に責任を持つ」と約束した。同党はこれをパレスチナ国家との「2国共存」の追求と前向きに解釈したが、リクード幹部は否定する。ネタニヤフ氏がカディマとの折衝で「2国共存」を明言せず、「大連立」が不調に終わった経緯もある。
また、イスラエル放送によると、ネタニヤフ氏は極右政党わが家イスラエルとの連立交渉で、エルサレムと占領地ヨルダン川西岸のはざまに、ユダヤ人入植地3000戸を建設する「密約」を交わしていた。一帯は南北に長い西岸のほぼ中央に位置し東西幅が狭いため、入植地化されれば西岸は事実上南北に分断されることになる。建設計画はこれまで米国の反対もあって「凍結」されていた。
ネタニヤフ氏が労働党の政権入りに固執した訳は、中東和平の推進を掲げるオバマ米政権からの圧力をかわすことにあったと言われている。ただ、オバマ政権の取り組みには、「『言葉』だけで『実態』が見えない。焦眉(しょうび)の課題は自国の経済対策なのだろう」(外交筋)との見方もある。
ネタニヤフ政権発足へのパレスチナ自治政府の懸念は深い。自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとの「和解」が難航する中、イスラエル政府の右傾化によって、穏健派アッバス自治政府議長は手詰まり感を深めるばかりだ。
パレスチナ解放機構(PLO)のエラカト交渉局長は米紙への寄稿で「イスラエル新政権の閣僚の多くは、パレスチナ人の犠牲の上にイスラエルの拡大を狙うあしき伝統の体現者だ」と述べ、和平プロセスの逆行に危機感を示した。
1808
:
とはずがたり
:2009/04/06(月) 13:05:23
北朝鮮ミサイル発射記事
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1117295937/926-929
【北ミサイル発射】世界のミサイル開発 歯止めは困難
2009.4.5 21:01
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090405/kor0904052102020-n1.htm
北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射に対し、国際社会は有効な抑止の枠組みをもっていない。弾道ミサイルの輸出規制や発射の通報に関する取り決めはあるが、これらに法的拘束力はなく、まして北朝鮮は参加していない。核兵器の運搬手段となり得る弾道ミサイルの保有と開発については事実上、世界で野放し状態だ。
ミサイル規制としては現在、1980年代のイラン・イラク戦争を機に日米など先進国が主導して整備した「ミサイル関連技術輸出規制」(MTCR)があるが、加盟国はわずか34カ国。
また、MTCRを補完する枠組みに、「弾道ミサイルの拡散に立ち向かうためのハーグ行動規範」(HCOC、加盟130カ国)があり、実験の事前通報などを規定している。
しかし、いずれも法的拘束力のない紳士協定にすぎず、米国、ロシア両国は実験の事前通報を停止しており、有効性は低い。射程300キロ以上の弾道ミサイルをもつ国は約30カ国あるが、その保有や開発への規制は事実上存在しないのだ。
軍事専門家の江畑謙介拓殖大客員教授は「将来も国際的な規制枠組みの創出は非現実的だ」とみる。その背景として「ミサイルを持ちたい国はいくらでもあり、ミサイルは政治、軍事的に価値がある兵器なのだ。また、売れるから市場もある。どの国も規制の枠組み作りの旗振りはしたくない。(禁止条約のある)対人地雷やクラスター爆弾とは性格が異なっている」と指摘する。
1809
:
とはずがたり
:2009/04/14(火) 08:44:22
別に失言ではないんじゃない?見識の一つだ。
みのもんたが失言 「北方領土買っちゃえば」 TBS「不適切」
2009.4.7 11:01
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090407/biz0904071102003-n1.htm
TBSテレビ「みのもんたの朝ズバッ!」で司会を務めるみのもんたさん(64)が、7日朝の放送で、経済が疲弊しているロシアを助けるため、日本政府に対し、「北方領土を買っちゃえば」と発言した。
みのさんは、番組内でフリップを使って政治日程などについて解説していた。その際、5月にプーチン首相が来日することを念頭に、「ロシア経済が疲弊している。北方領土を買ってしまったらどうですか」と発言。他の出演者は下を向いたまま無言だったという。
同局によると、批判のメールや電話は寄せられていないが、広報部は「発言はみのさんの真意ではないが、言葉の使い方は不適切だった」と説明している。
北方領土は日本固有の領土だけに、波紋を呼びそうだ。
また、番組内で人気映画「レッドクリフ」の主演女優でトップモデルのリン・チーリンさん(34)へのインタビューの際には、「萌え。僕のコック(男性器の俗称)で勝負したい」と脱線した。
1810
:
とはずがたり
:2009/04/14(火) 17:55:57
海賊が「報復」宣言=相次ぐ人質救出で過激化懸念−ソマリア沖
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-090414X938.html?fr=rk
2009年4月14日(火)06:30
【ワシントン13日時事】米軍や仏軍がソマリア沖で、人質救出作戦の際に相次いで海賊を射殺したことを受け、反発した海賊がより過激化するとの懸念が出ている。CNNテレビは13日、海賊が「報復」を宣言していると報じた。
ソマリア沖では米軍が12日に海賊3人を、仏軍が10日に海賊2人を射殺した。CNNによると、ある海賊は現地の報道関係者に「今後、人質の中に米国やフランスの兵士が含まれていれば殺害する」と語ったとされる。AFP通信も「捕らえられた米国人は今後、われわれの慈悲を期待できない」とする海賊のコメントを伝えた。
中東の海域を管轄する米海軍第五艦隊のゴートニー司令官は12日の記者会見で、「今回の出来事が、この海域における暴力をエスカレートさせることに疑問の余地はない」と語っている。
1811
:
とはずがたり
:2009/04/14(火) 17:57:00
ソマリアの過激派組織、米議員の飛行機に迫撃砲を発射
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/JAPAN-374795.html?C=S
2009年4月14日(火)14:15
(トムソンロイター)
[モガディシオ 13日 ロイター] ソマリアのイスラム系過激派組織アルシャバーブは13日、同地を訪れていた米下院外交委員会のドナルド・ペイン議員が乗る飛行機に向け迫撃砲を発射したと明らかにした。飛行機は無事に離陸し、負傷者などは出ていない。
ソマリアでは前日、海賊に襲撃されて人質になっていた米貨物船「マースク・アラバマ」のリチャード・フィリップス船長を米特殊部隊が救出したばかり。同船長の救出劇では、特殊部隊員3人が海賊3人を射殺し、1人を拘束していた。
ソマリアの海岸では、過去数カ月で海賊の襲撃を受けた船舶の乗組員ら250人以上が依然として人質にされている。フィリップス船長が救出された後も、エイルなど海岸線にある海賊の拠点上空では複数のヘリコプターが飛んでいるのが確認された。
自分を「ファラー」と呼ぶ海賊の1人はロイターに対し「ヘリコプターはエイルを空爆すると思った。死んだ仲間を追悼していたら、ごう音とともに複数の機体が見えた。米国はわれわれの新たな敵になった」と語った。
海賊行為と各国の海賊対策の両方を非難するアルシャバーブは、ペイン議員の飛行機への攻撃は米国へのメッセージだと表明。ただ、人質問題への直接的な関係はないとしている。
1812
:
千葉9区
:2009/04/16(木) 21:47:48
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090414-OYT1T00806.htm
駆け落ち男女を公開銃殺…アフガンでタリバン
【イスラマバード=酒井圭吾】アフガニスタン西部ニムロズ州で13日、駆け落ちした若い男女が旧支配勢力タリバンに見つかり、反イスラム教的だとして公開処刑された。
男女が住む村の宗教指導者が決定したというが、アフガンでタリバン支配の影響が強まっている状況を浮き彫りにした。
州当局によると、女性(19)には両親が決めた婚約者がいたが、男性(21)と恋愛をして家を出た。その後、州内でタリバンに拘束され、村のモスク前で銃殺された。同州はタリバン勢力が伸長していることで知られる。
アフガンでは、1996年〜2001年のタリバン政権時代、イスラム法(シャリーア)に基づき、公開処刑やむち打ちが行われ、国際社会の非難を浴びていた。
(2009年4月14日20時47分 読売新聞
1813
:
千葉9区
:2009/04/16(木) 21:49:29
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090416-OYT1T00623.htm
「エムネット」受信できない…夜間は電源オフ、人手不足も
夜間や休日の運用が課題となっているエムネットの端末(鳥取市役所で) 北朝鮮のミサイル発射時に活用された政府の緊急ネットワーク「エムネット」の情報を、多くの自治体が夜間や休日に受信できない状態になっていることがわかった。
担当職員がいないため受信用端末の電源を切っているか、当直員が離れた部屋にいて端末を操作できないことなどが理由。各自治体とも「経費と人手が不足し、24時間待機は無理」としており、監督する内閣官房も対応を検討する。
鳥取県では5日のミサイル発射の際、全19市町村がエムネットの情報を受信して防災行政無線で住民に伝えた。しかし、米子市など12市町村は普段、勤務終了後に端末の電源を切断。残る7市町は電源を入れているが、当直職員が受信アラームを確認できる湯梨浜町以外は、受信を確認する職員もいないのが現状だ。
このため、当面は県防災局の当直員が市町村の職員に直接、携帯メールなどで情報を伝えるが、県の担当者は「ふだんから運用できないのは宝の持ち腐れだ」と頭を抱える。
一方、ミサイルの通過区域だった秋田、岩手両県は今月4日までに全市町村がエムネットを導入したが、事情は変わらない。
秋田県では25市町村のうち24時間体制で受信できるのは3市町。5日のミサイル追尾完了後、「電源を切ってもいいか」と問い合わせてきた自治体も複数あり、県の担当者は「エムネットの重要性に対する認識がまだ中途半端。国と対策を協議したい」とする。また岩手県は「24時間体制の消防機関にエムネットを導入できるよう国に要望したい」との方針だ。
中国電力の原発2基を抱える松江市では、宿直室や消防本部にもエムネットの端末を増設する方向で国や島根県と交渉を始める。
内閣官房の危機管理担当は「本来は24時間情報を入手できるようにすべきだ。万が一の時は端末の起動から始めなければならず、決して好ましい状況ではない。各自治体の実情を確認し、対応を考えたい」としている。
(2009年4月16日16時55分 読売新聞)
1814
:
千葉9区
:2009/04/18(土) 13:23:44
4等全面返還論で全く進んでいないのだから、検討してもいいんじゃないっすか?
北方領土問題は原理主義的になりすぎてるから解決しないような・・・
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090417-OYT1T01080.htm?from=navr
北方領土返還「3・5島でいい」前外務次官の発言巡り波紋
前外務次官の谷内正太郎政府代表が北方領土問題をめぐり、北方4島全体の面積を日露双方が折半して領土問題を解決する案を示したと毎日新聞が報道し、政府・与党に17日、波紋が広がった。
政府は「谷内氏の個人的見解」(河村官房長官)と火消しに躍起だが、谷内氏は麻生首相の意を受けているのではないかとの見方もくすぶっている。
17日付毎日新聞朝刊のインタビューによると、谷内氏は「3・5島(返還)でもいいのではないか。北方4島を両国のつまずきの石にしない」と発言した。
1956年の日ソ共同宣言に基づく解決案として露側が示している歯舞、色丹の2島返還を引き合いに、「2島では全体の7%に過ぎない。択捉島の面積が大きく、面積を折半すると、3島プラス択捉島の20〜25%ぐらいになる。実質は4島返還になる」とも語った。
訪米中の谷内氏は16日夜(日本時間17日午前)、記者団に「ロシアが『協力がこれだけあるなら4島を返還してもいい』ということも理論的にはある。日本も『これだけ得るものがあるなら、4島にこだわることもない』となることもある」と述べ、エネルギー協力関係なども勘案して領土問題を解決すべきだとの考えを強調した。
中露の国境紛争では、問題の地域を2等分して国境を画定させた経緯があり、谷内氏にはこの例が念頭にあると見られる。
政府は谷内氏の考えに否定的だ。河村長官は17日の記者会見で、「北方4島の帰属の問題を解決し、ロシアと平和条約を締結する。これが基本方針だ」と、4島を返還対象とする政府の方針に変わりはないと強調。外務省幹部も「記事は領土問題をミスリードしている」と指摘した。
ただ、麻生首相は外相時代に「面積2等分論」を持ち出したことがある。谷内氏の政府代表就任も「首相の強い意向」(首相周辺)とされる。2月のメドベージェフ露大統領との首脳会談では、「新たな独創的で型にはまらないアプローチ」での領土問題解決を目指す方針で一致しており、5月に来日するプーチン露首相や、7月にイタリアで開かれる主要国首脳会議の際の大統領との首脳会談では、麻生首相が2等分案を交渉カードに使うのではないか、との見方も出ている。
麻生首相は17日夜、記者団に、政府方針に変更はないとした上で、「北方4島の話は帰属の問題がはっきりしさえすれば、後は柔軟に考える」と語った。ただ、与党内には「筋を曲げてロシアに妥協すれば、世論の強烈な批判を招くかもしれない。衆院選も近く、あまりにも危険な賭けだ」と懸念する声も出ている。
(2009年4月17日23時01分 読売新聞)
1815
:
とはずがたり
:2009/04/18(土) 14:04:57
【法廷から】裁判官が“うっかりミス”で検察官に陳謝 量刑判断に影響したら…
2009.4.18 10:51
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090418/trl0904181053000-n1.htm
もし、裁判官の“うっかり”が、判決の事実認定や量刑判断に影響するものだったら…。
無免許の上に酒を飲んで車を運転したとして、道交法違反の罪に問われた土木作業員の男性被告(35)の公判の中で、男性裁判官が法律を勘違いし、17日に開かれた判決公判で陳謝する一幕があった。
「前回の法廷で私は『中型自動車という規定は道交法の中にない』と言いましたが、確認したら中型自動車はありました。検察官におわびいたします」
裁判官は判決主文と理由を読み上げた後、声のトーンを落とし、突然、謝罪の言葉を口にし始めた。
まばらだった傍聴人も、裁判官の謝罪という珍事にあぜんとした様子。裁判官は釈明を終えると、何事もなかったように被告への説諭を始めた。
裁判官の勘違いがあったのは、今月10日に開かれた初公判でのことだった。
「無免許、酒気帯びの状態で、東京都江東区亀戸の道路において、中型貨物自動車を運転した」と、起訴状を読み上げた検察官に、この裁判官はいらついたように口を開いた。
裁判官「中型というのはどの程度の大きさの車ですか」
検察官「ええとですね…」
裁判官「分からないんですか。起訴されたのなら説明できるんじゃないですか」
検察官「中型は道交法上に定められた…」
裁判官は説明しようとする検察官をさえぎった。
「道交法に中型なんて書いてないでしょ。法廷においでくださるなら、きちんと調べてからにしてください」
検察官「調べます」
裁判官「私の方で調べておきますからいいです。よく考えてから立証してください」
裁判官のあまりにすさまじい剣幕に、検察官は小声で「すいません」と謝るのがやっとだった。その後、検察官はおどおどと、やや口ごもりながら、なんとか論告求刑まで終えて、裁判は即日結審した。
「中型自動車」は平成19年6月施行の改正道交法第3条の中に、新しい車両区分として新設された。大型自動車と普通自動車の中間に位置し、総重量が5トン以上11トン未満などの条件の車を指す。被告が運転していた中型貨物自動車も中型自動車に分類される。
裁判官は勘違いの理由については語らなかったが、交通問題に詳しい弁護士は「道交法について裁判官が古い知識しか持っていなかったのではないか」と推測する。
初公判の法廷には数人の司法修習生が見学に来ていた。勘違いの結果、検察官が反論できないほど威圧的に迫る裁判官、そして、正しいはずなのに自信を持って反論できない検察官…。そんな姿は、司法修習生という、将来の裁判官や検事、弁護士にはどう写っただろう。
それだけではない。今回は直接判決内容に影響しないうっかりミスで済まされるかもしれないが、量刑や事実認定が変わるような間違いだったとしたら、謝るだけでは済まない。
国民が刑事裁判に参加する裁判員制度のスタートは目前だ。法律の知識がない“素人”が、有罪か、無罪か、そして、その量刑まで判断する制度のなかで、裁判官は裁判員の知識をサポートし、適切に助言する役割が求められている。裁判官は淡々と「間違っていました」と法廷で検察官に謝った。その言葉が裁判員の前で発せられるようなことがあってはならない。
1816
:
千葉9区
:2009/04/21(火) 23:08:14
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200904210008o.nwc
イスラエル リーベルマン外相訴追目前? 連立政権 キーマン離脱が焦点
2009/4/21
イスラエルの極右政党「わが家イスラエル」党首で、ネタニヤフ政権の副首相兼外相に就任したリーベルマン氏は同政権のキーマンだ。彼の政党の支持がなければ、ネタニヤフ政権は崩壊するだろう。彼は約30年間、政治に深くかかわってきたが、彼の大きな政治的財産は反エリートの急進論者として自身を演出する能力だ。しかし、リーベルマン外相は詐欺罪などで警察の捜査を受けており、遠からず辞任を迫られるかもしれない。
◇
【分析】
一見すると、リーベルマン外相は矛盾の固まりのような人物だ。彼はイスラエル占領地域に暮らし、妻はユダヤ教の慣習を実践している。だが、彼の政党の綱領は世俗主義を信奉し、ユダヤ教超正統派の権力を減じようとしている。彼はまた、和平合意の一部として、エルサレムのユダヤ人地区を含む占領地を進んで放棄しようとしている。
≪卓越した戦術家≫
1999年にリーベルマン氏は、旧ソ連移民の間に高まる既成政党への不満に応えて「わが家イスラエル」を結党。当時、既にイスラエルには、国際的に著名な人権活動家ナタン・シャランスキー氏率いるロシア系移民のための政党「イスラエル・バアリヤー」が存在した。しかし、同党は主に民族・国際問題に焦点を合わせており、リーベルマン氏は多くの移民が直面する問題に対処することで空白を埋めることができた。非ユダヤ教徒との通婚の結果、約30万人のユダヤ人のアイデンティティーが危機にさらされていた。
その後、イスラエル・バアリヤーは右派政党リクードに吸収されたが「わが家イスラエル」は独立を保ち総選挙の度に党勢を拡大した。現在クネセト120議席中15議席を占めて第三党(第一党カディマが下野し、与党内第二党)の地位を占める。
リーベルマン氏は、その政治キャリアを通じて完全な「日和見主義者」とみられている。イスラエルでは有権者の約3分の2が各政党の中核的支持者とみなされ、残り3分の1の内、約半数は左派労働党と右派リクードの間で投票が揺れ動いている。平均8〜12%はその他の反対政党に投票する。
ここに、うまく機能しない歴代政権への庶民の不満の受け皿となる大衆政党の活動する余地がある。リーベルマン氏の支持基盤は、低中間層の旧ソ連移民だ。停滞する和平プロセス、エジプトとの「冷たい平和」、最近のレバノンやガザ地区との戦争の不透明な結末、犯罪率の上昇、アラブ系住民の過激化などによる多くのイスラエル人の幻滅に同氏はつけ込んだ。
彼は卓越した戦術家だ。エジプトのムバラク大統領がイスラエルを公式訪問したことがないのをとらえて「ムバラク大統領は地獄に行ける」と発言して注目を集めた。だが、発言で罰せられないよう、言葉遣いや発言の対象を注意深く選んでいる。
1817
:
千葉9区
:2009/04/21(火) 23:08:36
≪内務省に圧力?≫
外相就任以前から、リーベルマン氏は欧米政府から忌み嫌われる人物だった。2007年11月、米アナポリスで行われた中東和平会議の合意を拒否し、それぞれ文化的に同質な2つの国家を作る計画を提案しているからだ。同氏は、すべてのイスラエル人、特にアラブ系イスラエル人に忠誠の誓いへの署名を求めている。これは世俗国家の概念を拒否する超正統派ユダヤ教徒を陥れるものでもある。また、彼は占領地のユダヤ人入植地と引き換えに、国境内のアラブ人都市との交換を提案している。
リーベルマン氏がイスラエルの対外イメージを傷つけてきたこと、リクード支持者票をリーベルマンが「盗んだ」ことへの苦い思いから、ネタニヤフ首相はリーベルマン外相の政策への影響力を骨抜きにしようとしている。首相は側近のラリー・デルフナー氏を内閣の広報責任者に任命した。また、首相に忠実なユリ・エデルスタイン氏を無任所相に任命、旧ソ連移民と離散ユダヤ人問題を担当させた。
いずれにしろ、リーベルマン外相は長く政府にとどまらないかもしれない。彼は、詐欺、背信、資金洗浄の嫌疑で警察の捜査を受けている。地元新聞へのリークによれば、警察は数週間中にリーベルマン外相の告発を提案するとみられる。イスラエル検事総長が定めた基本原則により、警察から告発された大臣は辞任を求められる(そうする必要はない)。しかし、起訴状が検察官によって発行されれば、辞任を求められるだろう。
リーベルマン外相は来るべき結末に備えて計画を立てている。最近、彼は警察を所管する内務省の大臣が彼の政党に引き継がれる式典に姿を見せた。この意味は明白だ。リーベルマン氏は、彼を捜査する警察官を含めて、省内の任命と昇進に影響力を振るえるというわけだ。
◇
【結論】
ネタニヤフ政権の存続は「わが家イスラエル」が連立にとどまるか否かにかかっている。仮にリーベルマン外相が起訴されれば、彼の政党が内閣を支持するかどうかをめぐり、ネタニヤフ首相との全面戦争が始まる可能性が高い。しかし、当面、ネタニヤフ首相とバラク国防相は安全保障・外交政策の大筋で合意しており、リーベルマン外相が外交政策に実質的な影響を及ぼすことはなさそうだ。
1818
:
とはずがたり
:2009/04/27(月) 13:07:30
>>1701
>>1726
スリランカ「解放のトラ」一方的に停戦表明 (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/n_srilanka__20090426_3/story/20090426_yol_oyt1t00641/
【ニューデリー=永田和男】スリランカからの報道によると、武装組織「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」が26日、政府との内戦で一方的停戦を表明する声明を発表した。
声明は「未曽有の人道危機に際し、国際社会の要請も受けて停戦を即時実施する」という内容だ。ただ、英BBC放送によると、スリランカ国防省高官は「停戦表明は噴飯ものだ」と述べ、攻撃続行の構えという。
LTTEは軍の攻勢で支配地域のほとんどを失い、敗北は時間の問題と見られていた。しかし、戦闘地帯になお数万の市民が取り残されているとされ、国連や米国は、スリランカ政府とLTTE双方に難民救出活動のための即時停戦を呼びかけていた。
[ 2009年4月26日21時19分 ]
1819
:
千葉9区
:2009/05/06(水) 13:00:37
http://www.asahi.com/international/update/0428/TKY200904280277.html
タリバーン掃討で難民3万人 パキスタン、拡大の恐れ
2009年4月28日19時54分
【イスラマバード=四倉幹木】パキスタン軍が同国北西辺境州下ディール地区で26日から開始した反政府武装勢力タリバーンへの掃討作戦で、同州政府は、新たに約3万人の国内難民が28日までに発生したことを明らかにした。また軍は首都イスラマバードから100キロのブネール地区でも28日、掃討を開始。07年ごろから断続的に実施されているタリバーンへの軍事行動では首都から最も近く、難民が首都近辺に流入する可能性がある。
同州のフサイン情報相は28日の記者会見で、「難民を受け入れる準備をしている」と述べた。地元紙は同地区で軍による攻撃に巻き込まれて女性1人が死亡したと報じ、民間人の被害が懸念される。
国連によると、昨秋から今年初めにかけて北西部バジョール地区で行われたタリバーン掃討作戦などで、今年1月下旬時点で20万人以上の国内難民が難民キャンプなどで生活している。うち約1万6千人は、今回の作戦が始まった下ディール地区の四つの難民キャンプに収容され、難民の増加が懸念されている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は「難民の規模や移動状況を確認し、できるだけ早く救済したい」としている。
軍はまた州政府と和平を結びながら、ブネール地区に進出したタリバーンの1グループに対し28日夕、空爆を含む攻撃を始めた。軍報道官は「タリバーンが表明した同地区からの撤収はうそで、450人以上が拠点を築き和平協定に違反した」と新たな作戦の理由を説明。一方で下ディール地区では司令官を含むタリバーン兵計70人以上を殺害して全域を掌握し作戦を終了した、と述べた。
1820
:
千葉9区
:2009/05/06(水) 13:01:51
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090430-OYT1T01014.htm
パキスタン政府軍、イスラム武装勢力の掃討作戦に着手
【イスラマバード=酒井圭吾】パキスタン北西辺境州マラカンドで、政府軍がイスラム武装勢力パキスタン・タリバン運動(TTP)の本格掃討作戦に乗り出し、軍によると、30日までに武装勢力側の死者は75人に上った。
また、数万人の住民が避難民となっている。
掃討作戦が始まったのは4月26日。イスラマバードの北西約100キロのブネル地区と隣接するローアーディル地区で、軍はローアーディル地区を同日中に制圧したが、ブネル地区では武装勢力が警官ら約70人を拉致。
18人は解放されたが、銃撃戦は続いており、軍のアタハル・アバス少将は30日、「鎮圧にはまだ数日かかる」と語った。
2007年から戦闘が激化したマラカンドのスワート地区では、政府と武装勢力が和平協定を締結したばかり。地元武装勢力は今年2月、マラカンドにイスラム法(シャリーア)を導入することを条件に、武装解除に合意したが、強硬派のTTPは勢力拡大を図っていた。
東京で4月に開催されたパキスタン支援国会合で約50億ドル(約5000億円)の拠出を表明した支援国からは、パキスタン政府によるテロ掃討作戦の実効性を疑問視する声も出された。
ザルダリ大統領は近く訪米し、オバマ米大統領と会談する予定で、掃討作戦は訪米を前にテロへの取り組み姿勢を示す狙いもあるとみられる。
(2009年4月30日21時52分 読売新聞)
1821
:
千葉9区
:2009/05/06(水) 13:02:27
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090505-OYT1T00798.htm?from=nwla
タリバンが攻撃…パキスタンの和平、崩壊決定的
【イスラマバード=酒井圭吾】パキスタン政府軍と対峙(たいじ)してきたイスラム武装勢力タリバンは4日、北西辺境州のスワート地区で、政府施設や治安部隊に対する攻撃を開始した。
これを受けて、同地区の行政府は同日、住民の避難を勧告。パキスタン政府軍も軍事作戦の準備を進めた。政府軍の掃討作戦に対するタリバンの反撃が、これまで例外扱いだった同地区にも拡大し、すべての最前線に及んだもので、今年2月に締結された和平協定の崩壊は決定的となった。
政府軍によると、「パキスタン・タリバン運動」(TTP)が、同地区ミンゴラの警察署2か所や電力施設を占拠。検問を襲撃したほか、商業施設や主要道路を制圧した。銃撃戦も展開し、治安部隊2人が死亡した。また、軍情報筋によると、近郊マルダンやペシャワルから政府軍の装甲車両が移動を始めたという。
スワート地区は2007年以降、TTPと同地区の地元タリバンが占拠。州政府は2月、穏健派の地元タリバンを通じ、両勢力との和平協定に合意した。しかし、強硬派のTTPは武装解除に応じず、ブネル地区などに勢力を拡大していた。地元タリバンも、イスラム法廷の裁判官を「州政府が相談せずに任命した」と反発を強めてきた。
(2009年5月5日23時12分 読売新聞)
1822
:
千葉9区
:2009/05/06(水) 13:03:11
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009050500260
タリバンが「人間の盾」2000人=停戦崩壊で戦闘長期化懸念−パキスタン
【ニューデリー5日時事】パキスタン軍スポークスマンは4日、治安部隊とイスラム武装勢力タリバンとの戦闘が続く北西辺境州ブネール地区の2カ所で、タリバンが住民約2000人の移動を禁じ、「人間の盾」として利用していると非難した。同地区では先月28日以来、タリバン掃討作戦が行われている。既に数百人規模の死者が出る中、戦闘の長期化が懸念されている。
北西辺境州では、1年余にわたって泥沼の戦闘が続いていたスワト地区で今年2月、当局とタリバンが和平協定を結び、戦火はいったん収まった。ところが、タリバンが協定締結後、同地区に隣接するブネール地区などに支配圏を拡大する動きをみせたため、当局は掃討戦に踏み切った。(2009/05/05-16:23)
1823
:
千葉9区
:2009/05/06(水) 23:08:47
>>1211
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200905060028.html
首相に初の非民族派が就任、分離独立運動くすぶるバスク自治州
マドリード(CNN) 分離独立運動がくすぶるスペイン北部のバスク自治州の州議会は5日、州首相に同国与党の社会労働党系であるバスク社会党のパチ・ロペス氏を選んだ。民族派以外の人物が首相に選出されたのは、1977年に暫定自治議会が認められて以降、初めて。
バスク社会党のほか、保守系の野党、国民党、小党がロペス氏支持で結集、首相に選んだ。民族派のバスク国民党は初めて、野党に転じる。ロペス氏は首相就任が決まった後、非合法の反政府組織「バスク祖国と自由(ETA)」との対決を優先的な政策課題にすることを宣言した。
バスク州議会選は3月1日に実施され、バスク国民党が30議席で第1党となったが、過半数の38議席には届かなかった。
社会労働党政権のサパテロ首相は2006年、ETAの無期限停戦の発表を受け、和平交渉に入る方針を示していた。しかし、その後もテロが発生し、対話路線の終結を発表、ETAも停戦破棄や武闘路線の再開を打ち出し、テロ攻撃を起こしていた。
ただ、スペイン、フランス両政府の摘発強化で、ETAは組織的に弱体化しているとされる。ETAは1960年代後半から武闘闘争を展開している。
1824
:
千葉9区
:2009/05/08(金) 23:23:13
http://www.asahi.com/international/update/0508/TKY200905080010.html
スペイン・バスクに初の「反独立」首相 緊張高まる恐れ
2009年5月8日9時33分
【パリ=飯竹恒一】バスク人による分離独立運動が続くスペイン北部バスク自治州で5日、バスク社会党(PSE)のパチ・ロペス氏が州議会で州首相に選出された。PSEは中央政府のサパテロ首相率いる社会労働党系で、80年の自治政府発足以来、独立派・民族派でない州政権が誕生したのは初めて。分離独立をめざす武装組織「バスク祖国と自由」(ETA)は反発しており、緊張が高まる可能性がある。
PSEは3月の州議会選挙(定数75)で25議席を獲得。保守系の国民党(PP)も13議席を獲得し、「反独立・非民族派」が計40議席と過半数を占めた。社会労働党とPPは中央政界では対立関係にあるが、PSEとPPは独立派の排除を優先して手を結び、PPが閣外協力の形でロペス首相の選出に賛成。州議会議長にはPPのアランチャ・キローガ氏が就任した。
PSEの躍進はETAによるテロ行為への反感が住民の間で高まり、ETAへの強硬姿勢を強めるサパテロ政権に共感が寄せられたのも一因と見られている。ロペス氏はさっそく「ETAと戦う州首相になる」と述べ、バスク語を優先した教育を改める方針なども打ち出す見通しだ。
ETAは近年、幹部が次々と逮捕されて求心力を失っているが、新政権を標的にすると表明しており、テロが懸念されている。
1825
:
千葉9区
:2009/05/10(日) 14:32:20
>>1746-1747
http://www.asahi.com/international/update/0510/TKY200905090258.html
大統領選に44人立候補 アフガン、現職に元閣僚ら挑む
2009年5月10日0時19分
【イスラマバード=四倉幹木】アフガニスタン大統領選の立候補届け出が9日までに締め切られ、現職のカルザイ大統領など44人の候補者が届け出た。8月20日に予定される選挙では同大統領に元閣僚らが挑む構図となりそうだ。
届け出を済ませたのは主に下院議員や学識経験者ら。選挙管理委員会の審査などが済んだ6月12日に候補者が確定、公示される。
カルザイ大統領を追う有力候補は、旧北部同盟主体の野党「国民戦線」が擁立したタジク人のアブドラ・アブドラ前外相と、大統領と同じパシュトゥン人で米国籍も持ち、国連や世界銀行での職歴のあるアシュラフ・ガニ元財務相。だが、現時点では同大統領が有利とみられる。
1826
:
千葉9区
:2009/05/11(月) 21:49:10
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200905110022.html
法王がイスラエル入り 「2国」共存、ホロコーストに言及
テルアビブ(CNN) 中東歴訪中のローマ法王ベネディクト16世は11日、最初の訪問先ヨルダンからイスラエルに到着した。テルアビブの空港での演説で、イスラエル、パレスチナの「2国家共存」による中東和平案や、ユダヤ人虐殺(ホロコースト)の問題に言及した。
法王は演説で、イスラエル人とパレスチナ人がそれぞれ、国際的に認知された国境を持つ自分たちの国で平和に暮らせるよう祈っていると述べ、2国家共存案を支持する立場を示した。
ホロコーストについては、同国滞在を「600万のユダヤ人犠牲者」を追悼し、人類が重大な罪を2度と繰り返さないよう祈る機会ととらえていると語り、「反ユダヤ主義は決して容認できない」とあらためて強調した。法王は今年1月、ホロコーストを否定した司教の波紋を解除したことでユダヤ人社会から強い反発を受けた。
法王はこの後、エルサレムでイスラム教、ユダヤ教指導者らを表敬訪問するほか、イエス・キリストの生誕地とされるパレスチナ自治区ヨルダン川西岸のベツレヘムを訪れる予定だ。
1827
:
千葉9区
:2009/05/11(月) 21:53:39
>>1726
>>1818
http://mainichi.jp/select/world/news/20090511dde007030003000c.html
スリランカ:内戦、最終局面 強まる軍事制圧論 政府、インド総選挙を注視
【ニューデリー栗田慎一】内戦が最終局面を迎えたスリランカで、インド下院総選挙の開票がある16日前後までに反政府武装組織「タミル・イーラム解放のトラ」(LTTE)支配地域を軍事制圧すべきだとの意見が政府内で高まっている。スリランカ・タミル人と同じ民族が住むインド南部タミルナド州の地方政党が連立政権作りの鍵を握り、スリランカ政府に停戦圧力を掛けることを連立参加の条件にする可能性があるためだ。
スリランカ政府関係者は毎日新聞に対し、インドの最大与党「インド国民会議派」と最大野党「インド人民党」がともに過半数を大幅に下回るのは確実で、地方政党の支援なしでは政権を作れないとの分析を示した。このため、インドでどのような新政権が発足してもスリランカ内戦をめぐる対応は厳しくなる、との懸念が政府内に広がっているという。
インド総選挙は13日にタミルナド州などである第5回投票が最後となるが、スリランカ情勢が選挙結果にも大きく影響しそうだ。
同州はスリランカ・タミル人への同情心が強く、多くの有権者が今回、スリランカ問題への対応で投票先を決める「浮動票層」となっている。このため各党は、同州を天王山と位置づけ、激しい選挙戦を展開してきた。
国民会議派を中心とする連立政権の一角、同州政府与党「ドラビダ進歩同盟」のラマドス総裁は5月上旬、「タミル人の独立を支援する」と公言。他の地方政党も、スリランカへの停戦圧力の必要性を訴えた。
一方、会議派は91年総選挙中に当時のラジブ・ガンジー首相が同州でLTTEに暗殺されて以降、スリランカ問題への積極的な関与を避けてきたが、今回はラジブ氏の妻ソニア総裁や長男ラフル幹事長を投入し、タミル人支援の強化を約束した。スリランカへの不干渉を続けてきた人民党も初めて「スリランカ政府に和平を求める」と方針転換し、同州の地方政党との連携強化を進めている。
ただ、インド・ジャミア大学のジャマール教授(政治)は「各党のタミル人支援の公約の大半は票集めの手段にすぎない」とみており、本気で圧力をかけるかどうかは疑問だと指摘する。
==============
■ことば
◇スリランカ情勢
北東部の約4平方キロに追い詰められているLTTEは「一方的停戦」を通告したが、政府はこれを拒否するとともに、「LTTEが市民1万人以上の脱出を妨害している」と非難している。LTTEは「政府軍が市民を大量虐殺している」と訴え、国際社会に政府への停戦圧力を掛けるよう求めている。
1828
:
千葉9区
:2009/05/11(月) 22:27:55
>>1826
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090511-OYT1T00018.htm
ローマ法王が中東で「関係修復の旅」…ユダヤ教徒ら冷ややか
【アンマン=松浦一樹】8日から中東歴訪中のローマ法王ベネディクト16世が、キリスト教とイスラム教、ユダヤ教の間の宗教融和を促すメッセージを発している。
紛争の原因となってきた宗教間対立を乗り越え、中東和平促進などを訴える狙いだ。ただ、自らの言動で世界のイスラム教徒やユダヤ教徒の反発を買ってきた法王にとっては、バチカンへの信認を取り戻すための「関係修復の旅」という色合いも濃くなっている。
法王は10日、ヨルダンの首都アンマンの国際スタジアムで数万人を前にミサを行い、「宗教の異なる人々の間に橋をかける勇気を持ってほしい」と訴えた。だが、2000年に前法王ヨハネ・パウロ2世がイスラエルなどを歴訪し、宗教間の融和ムードが一気に盛り上がったのと比べ、空気は重い。2005年の就任以来、当の法王が他宗教との関係を難しくしてきたためだ。
法王は06年、「イスラムは暴力を内包している」と取れる発言を行い、イスラム教徒の反発を招いた。その後、イスラム諸国の宗教指導者との交流を拡大し、関係修復を進めているが、今回の訪問を前に、ヨルダンのイスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」が法王に謝罪を要求するなど、しこりはなお大きい。
また、ドイツ出身の法王は今年1月、ナチスドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を否定する英国人司教の破門解除を決め、ユダヤ教徒ばかりか、メルケル独首相やバチカン内部からも批判を招いた。法王は「司教がどんな人物か知らされていなかった」と釈明し、謝罪もしたが、多くのユダヤ教徒の心に不信感を植え付けた。
昨年9月には、ナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺を黙認したとされる第2次大戦中の法王ピウス12世(在位1939〜58年)について「聖人に列する手続きを前に進めてもいい」と発言した。結局、ユダヤ教指導者らからの猛抗議に法王が折れる形で、「列聖」の手続きは棚上げされた。
こうした経緯を受けて、法王は9日、「異なる宗教間に緊張と不和はある」と問題点を率直に認め、「宗教の悪用」による対立を回避する重要性を唱えた。11日からのイスラエル訪問では、エルサレムのホロコースト記念館「ヤドバシェム」にも立ち寄り、虐殺の犠牲者を追悼する。ただ、イスラム教徒とユダヤ教徒からの信頼を回復できなければ、平和のメッセージもむなしく響くことになりそうだ。
(2009年5月11日00時14分 読売新聞)
1829
:
千葉9区
:2009/05/11(月) 22:41:04
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200905110006o.nwc
パキスタン政権崩壊リスク上昇
2009/5/11
印刷する ブックマーク: 安定的に推移していたパキスタンの政権崩壊リスクが上昇した。イスラム原理主義組織タリバンに対するパキスタン政府軍の攻勢は軍の分裂や地方での政府の影響力を弱めるリスクをはらんでいる。同国北西部スワト地区での戦闘で、軍の中・下級階層の連帯が試されるだろう。
過去1年、比較的安定していたバルカン半島の混乱再燃のリスクも上昇。IMF(国際通貨基金)の支援を受ける条件として福祉や政府部門職員の賃金カットが行われることになり、ボスニア・ヘルツェゴビナの安定が脅かされるかもしれない。
一方、過去1年にわたり変動しているインドとパキスタンの軍事衝突リスクは低下した。
パキスタンとアフガニスタンが、テロ勢力の拠点である両国国境をめぐる問題の解決に向け協調することで合意。これは、関係国政府間の相互不信やテロ問題をめぐる考え方の違いを解消する一助になる。
さらに、パキスタン国内での混乱拡大によって、同国と隣接するインドは、パキスタンが不安定化してほしくないという思いを一段と強めるだろう。
1830
:
千葉9区
:2009/05/11(月) 22:43:03
>>1827
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090511-00000078-san-int
人間の盾378人死亡 スリランカ 非戦闘地域で砲撃
5月11日7時57分配信 産経新聞
【ニューデリー=田北真樹子】スリランカからの報道によると、同国の反政府武装組織タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)が支配する、北東部ムライティブ周辺の非戦闘地域で、9日夜から10日にかけて激しい砲撃などがあり、少なくとも住民378人が死亡、1100人以上が負傷した。
1980年代から続く同国の内戦でも、1日にこれだけの住民が犠牲になるのは異例。国際社会から懸念の声が高まるのは必至で、政府の今後の軍事作戦にも影響を及ぼしそうだ。
被害状況については、同地域で活動する政府の医師が10日、AP通信と英BBC放送に証言した。
LTTE寄りのニュースサイト「タミルネット」は、スリランカ軍が砲撃など重火器による無差別攻撃を行い、1200人以上の死亡が確認されたと主張。これに対し軍は、重火器を使った攻撃は否定し、砲撃を行ったのはLTTE側だとしている。軍はメディアや国際機関の立ち入りを禁止しており、正確な状況を把握するのは不可能だ。
軍はムライティブ周辺の約4平方キロ内の地域にLTTEを追い詰め、内戦は最終局面を迎えている。これに対し、LTTE側は「人間の盾」として利用するため多数の住民を引き連れて移動。4月下旬以降、10万人以上の住民が脱出を果たしたが、依然として約5万人がLTTEに捕らわれているとみられている。
国連児童基金(ユニセフ)は「多数の子供が犠牲になる恐れがある」として軍の攻撃停止を要請。スリランカ政府は4月末、住民の解放を優先させ、重火器などによる砲撃を中止すると表明していた。最大の援助国である日本の明石康・政府代表も今月2日、スラジャパクサ大統領とコロンボで会談し、に人道的配慮を最優先するよう求めている。
1831
:
千葉9区
:2009/05/12(火) 21:18:59
http://mainichi.jp/select/world/news/20090512dde007030035000c.html
米オバマ政権:アフガン司令官更迭 駐留米軍増派で対立
【ワシントン及川正也】ゲーツ米国防長官は11日の記者会見で、アフガニスタン駐留米軍トップのマキャナン司令官を更迭したと発表した。オバマ政権は軍事力だけでは勝利できないとのアフガン新戦略を示しているが、マキャナン司令官は軍事力重視の姿勢を維持しており、交代はやむを得ないと判断した。後任には統合参謀本部部長で、陸軍特殊作戦部隊「グリーンベレー」を率いた経験があるマクリスタル陸軍中将をあてる。
駐留米軍は今秋には6万8000人規模に達する見込みだが、マキャナン司令官はさらに10年にも米軍1万人の追加増派を求めており、それ以上の増派に慎重な姿勢を示しているゲーツ長官と対立していたとされる。
http://www.asahi.com/international/update/0512/TKY200905120080.html
アフガンの米軍司令官更迭 治安悪化止まらず
2009年5月12日10時57分
【ワシントン=望月洋嗣】ゲーツ米国防長官は11日、アフガニスタン駐留米軍のマキャナン司令官(陸軍大将)を、特殊部隊出身のマクリスタル中将と交代させると発表した。マキャナン司令官は在任11カ月。通常の任期は1年半〜2年で、事実上の更迭とみられる。
オバマ政権は、国際テロ組織アルカイダとの主戦場とみなすアフガン戦略に力を入れているが、隣国パキスタンも含めて治安の悪化に歯止めがかからず、泥沼化を懸念する声が出ていた。アフガン訪問から帰国したばかりのゲーツ氏は、現司令官に「問題があったわけではない」と断った上で「新戦略に対する新鮮な視点やアプローチが必要と考えた」と説明した。
マキャナン司令官は今年2月、オバマ氏が米軍1万7千人のアフガン増派を決定した直後の会見では「09年は困難な年になる」と、さらなる増派の必要性を訴えていた。
後任に指名されたマクリスタル中将は特殊作戦に精通しており、06年6月に米軍がテロ組織「イラク・アルカイダ機構」幹部のザルカウィ容疑者を殺害した作戦で功績をあげたとされる。
ゲーツ氏は補佐役となる副司令官のポストも新設し、アフガンでの経験が長いロドリゲス中将を指名した。
1832
:
とはずがたり
:2009/05/14(木) 17:04:10
北へ。の国から
この世界の難易度はいつも "real"
2009年03月27日
だから、無意味に煽るなと 北の「人工衛星」
http://yukikaze.otaden.jp/e29168.html
1833
:
千葉9区
:2009/05/16(土) 12:17:22
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200905150025.html
パキスタンのムシャラフ前大統領、政界復帰を示唆
ワシントン(CNN) 連立与党内の弾劾決議の動きを受け昨年8月に辞任していたパキスタンのムシャラフ前大統領は15日までに、法律が許せば、政界に復帰する考えがあることを示唆した。CNNとの会見表明した。
パキスタンでは、公務員退職後2年間は選挙への立候補を禁止されているが、同氏の場合、陸軍参謀長辞任から2年たつ今年11月には切れる。
同氏は、この禁止期間が切れた後、直ぐには政治的な活動を再開する考えはないと指摘。しかし、前大統領を支えてきた政党が大統領選への出馬を促せば、検討することも有り得ると述べた。
ムシャラフ氏は1999年10月、当時のシャリフ首相によるムシャラフ氏の陸軍参謀長職解任を巡って起きた軍の無血クーデターで権力を掌握。01年6月に大統領に就任した。しかし、クーデターによる政権掌握や非常事態宣言などが憲法侵害に問われて求心力を失い、反大統領派の連立内閣を支える人民党やイスラム教徒連盟シャリフ派など4党が大統領弾劾の圧力を強めて辞任に追い込まれていた。
1834
:
千葉9区
:2009/05/16(土) 12:24:26
>>1790-1791
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200905160002o.nwc
ソマリア内戦激化、治安回復 鍵握る暫定政府
2009/5/16
ソマリアの暫定政府と反政府武装組織との戦闘が激化し、10日以降の3日間で少なくとも113人が死亡、2万7000人以上が難民となった。
4月末にエリトリアから帰国した反政府指導者アウェイス氏は、アハメド暫定大統領との交渉を拒否していた。アウェイス氏とアハメド暫定大統領は、エチオピア軍の侵入で崩壊した「イスラム法廷連合」以来の盟友だが、「ジブチ合意」による統一政府樹立で意見が対立し、たもとを分かった。アウェイス氏はイスラム過激派武装組織「アルシャバブ」やイスラム強硬派政党「ヒズブル・イスラム」との連携を示唆していた。
4月23日には、ブリュッセルでソマリアの治安強化のための国際会議が開かれ、2億1300万ドル(約204億円)以上の援助が決まった。国連と援助国は、ソマリア統一政府と「アフリカ連合(AU)ソマリア平和維持部隊(AMISOM)」の治安部隊を支援すれば、首都モガディシオや中部・南部の治安が改善すると期待している。
しかし、現在、統一政府とAMISOMはアルシャバブやヒズブル・イスラムに忠誠を誓う反政府勢力から攻撃を受けており、中部・南部の治安状況は悪化したままだ。
国際部隊や援助機関が活動するソマリアは北部を除けば、アフガニスタンやイラクよりも危険だ。2007〜08年に、治安は急激に悪化し、今年1月末にアハメド暫定大統領が就任してからも、状況は改善していない。
アハメド大統領が、アルシャバブは無理としても、ヒズブル・イスラムの一部との対話にこぎ着け、地元志向の強い武装勢力指導者を統一政府の加わるよう説得できなければ、AMISOM強化のための国際支援の約束は、限定的な効果しか持たないだろう。ソマリアの治安改善は、第一義的には、AMISOMや国際援助ではなく、統一政府にかかっている。
1835
:
千葉9区
:2009/05/17(日) 13:31:38
http://mainichi.jp/select/world/news/20090517k0000m030119000c.html
スリランカ:大統領「勝利宣言」内戦25年終結へ
【ニューデリー栗田慎一】スリランカのラジャパクサ大統領は16日、北東部に追い詰めていた少数派タミル人の反政府武装勢力「タミル・イーラム解放のトラ」(LTTE)を制圧したとして、事実上の勝利を宣言した。政府軍関係者は同日、毎日新聞に対し、LTTE支配地域での軍事作戦を終え、残党の捜索を続けていると語った。25年以上にわたる内戦はほぼ終結したが、戦闘から逃れたLTTE幹部らがゲリラ戦を継続する恐れもある。
政府関係者によると、ヨルダンを訪問中のラジャパクサ大統領は16日、「LTTEは完全に壊滅された。政府軍は全土を掌握した」と述べた。その上で「テロを制圧した指導者としてスリランカへ帰る」と述べ、17日の帰国後、正式に勝利宣言する考えを示した。
政府軍は16日までに、海上への逃げ道を封じるため、LTTEの最後の拠点だったムライティブ北部周辺の海岸線をほぼ掌握。軍関係者によると、15日夜には、インド方面へ船で家族らと逃げ出したLTTEナンバー2のフーセイ海軍司令官を拘束していた。
LTTEによって「人間の盾」にされていた「最大5万人」(国連推計)の安否が心配されている。国際社会の懸念を無視して軍事作戦を強行した政府には改めて非難の声が集まりそうだ。
政府軍は14日から、約3平方キロにまで狭まっていたLTTE支配地域への最終攻撃を本格化。潘基文(バンギムン)・国連事務総長らは民間人保護を優先するため、停戦を求めていた。
LTTEは72年、多数派シンハラ人主導政府からの分離独立を掲げる、北東部のタミル人らによって結成された。政府は、飛行機や小型潜水艦、重火器も所有するLTTEを「世界最強のテロ組織」と呼んだ。
政府とLTTEは80年代後半から停戦と戦闘を繰り返したが、05年に対LTTE強硬派のラジャパクサ大統領が就任するとLTTEも戦闘強化。昨年1月に停戦は破棄された。
スリランカ情勢は、インド下院総選挙にも影響された。スリランカ・タミル人と同じ民族が住むインド南部タミルナド州の地方政党が、インド国民会議派を中心とする与党連合と組み、スリランカ政府に圧力をかける可能性があった。このため、スリランカ政府内では早期の軍事制圧を求める声が高まっていた。
◇ことば スリランカ内戦
多民族国家スリランカで83年、多数派シンハラ人を中心とした政府と、独立を主張する少数派タミル人武装組織「タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)」の間で始まった。死者は7万人以上、海外脱出者や国内避難民は計100万人以上とされる。背景には、48年の英植民地からの独立後、政府が当初進めたシンハラ語の公用語政策や、進学や就職でのタミル人への差別があった。
1836
:
千葉9区
:2009/05/17(日) 20:35:15
>>1828
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090516-OYT1T00030.htm
ローマ法王、無念の帰国…中東歴訪は各地で不評に
【エルサレム=松浦一樹】ローマ法王ベネディクト16世は15日、8日間にわたった中東歴訪を終え、帰国の途に就いた。
カトリック教会の長として、ユダヤ教徒やイスラム教徒との「宗教間の橋」をかける狙いの外遊だったが、ホロコースト(ユダヤ人虐殺)を巡る発言が「不十分」と酷評されるなど、法王にとっては苦渋の旅となった。
歴訪について、イスラエルのメディアの論調は総じて冷ややかだった。15日付エルサレム・ポスト紙は「法王は冷たく、距離を感じさせた。ドイツ人法王に対するユダヤ人の不信を和らげる言葉や行動がもっとあってよかった」と報じた。
最も問題視されたのは、ホロコースト記念館ヤドバシェムを訪れた際に、法王が「恐ろしい悲劇だった」と述べるにとどまったこと。責任や謝罪に踏み込まなかったことへの反発は激しく、法王庁が「誠実な言葉がなぜこれほど批判されるのか、理解に苦しむ」(ロンバルディ報道官)と不満を漏らすほどだった。
パレスチナでは、法王が昨年末からイスラエルの攻撃を受けたガザ地区への訪問を見送ったことに失望が広がった。11日に東エルサレムで開かれた宗教対話会議では、パレスチナのイスラム教指導者が「法王はイスラエルのガザ攻撃を非難すべきだ」と予定外のアジ演説を行い、対話が打ち切られる一幕もあった。法王は15日、テルアビブ近郊の空港で「ホロコースト記念館を訪れ、心が引き締まった」と別れのあいさつをした。だが、歴訪を通じ、他宗教との間に深い溝が残ることを思い知らされ、今後も関係修復の努力を強いられることになりそうだ。
(2009年5月16日03時52分 読売新聞)
1837
:
千葉9区
:2009/05/17(日) 23:58:13
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090517-OYT1T00615.htm
解放のトラ制圧、コロンボは祝勝ムード…民族和解の難問も
【コロンボ=佐藤昌宏】スリランカの少数派タミル人反政府武装組織タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)掃討作戦が実質的に終了したのを受け、最大都市コロンボは17日、大統領の支持者らが街頭で爆竹を鳴らし、国旗を掲揚するなど祝勝ムードに包まれた。
ただ、タミル人住民の反応は複雑で、今後、和平定着のカギとなる復興と民族和解の多難さもうかがわせる。
コロンボを南北に走る「ゴール通り」には、17日朝から市民が国旗を掲げ、歩道には爆竹の破片が散乱した。コロンボ南部のタミル人居住区も同様だ。住民の多くは現在、政府支持とされ、商店が軒先に国旗を掲揚していた。
ただ、ヒンズー教寺院の催しに来ていたハリーさん(39)は「政府が行った掃討が正しいと言い切れるのは今日まで。明日から我々タミル人に対する不公平な扱いをどう是正するのか、厳しく注目したい」と語った。LTTEの事実上の敗北について尋ねると、途端に顔を背けたり、聞こえないふりをする人も多くいた。
軍、警察は、LTTE残党による自爆テロなどを警戒し、コロンボ市内の政府関連施設を中心に検問所を設けて警備を強化。タミル人居住区内の幹線道路上には、数十メートルおきに検問所を設け、他地域より明らかに警戒の度合いは高い。
ラジャパクサ大統領は16日、ヨルダンでLTTE制圧を宣言した際、「スリランカに平和と発展の機会が訪れた」と述べ、内戦で破壊された北部と東部のタミル人が多く住む地域の復興を優先する考えを強調した。政府は将来、憲法を改正してタミル人地域への権限移譲を進めるなどして民族間の融和を図る方針だ。
しかし、現政権は、LTTE掃討作戦で大規模な砲撃や空爆もためらわず、最終局面では「人間の盾」となった市民の犠牲も出たことから、シンハラ、タミル両民族間の不信感は一層増幅されている可能性がある。
復興面でも、軍事制圧を急いだスリランカ政府に対する国際社会の批判は続いており、支援の足並みがそろわない懸念もある。
(2009年5月17日21時39分 読売新聞)
1838
:
とはずがたり
:2009/05/18(月) 01:02:39
>>1836
ベネディクト16世は保守的ですからね。
1839
:
千葉9区
:2009/05/18(月) 01:05:07
http://www.asahi.com/international/update/0517/TKY200905170116.html
スリランカ、LTTEが敗北宣言「苦い結末に終わった」
2009年5月17日21時1分
【コロンボ=武石英史郎】スリランカ北部で多数の民間人を「人間の盾」にして立てこもる反政府武装勢力タミル・イーラム解放の虎(LTTE)は17日、「戦いは苦い結末に終わった」と敗北を認める声明を出した。これに先立ち、政府軍は「民間人を全員解放した」と発表。LTTEの敗北声明後も包囲を狭めて攻勢を強めており、完全制圧を目指す構えだ。
敗北声明は、LTTEに近いウェブサイト「タミル・ネット」が同日午後、LTTEの報道担当者のものとして掲載した。「わが人々を殺害するための敵(政府)の言い訳をできなくする最後の選択肢として、武器を置くことを決断した」としている。
政府軍によると、LTTEとの戦闘は夜を徹して断続的に続いた。同日未明、LTTEは6隻のボートでラグーン(潟湖)に面した政府軍陣地を襲撃し、包囲の突破を試みたが、政府軍の反撃に遭い、約70人が死亡した。
政府軍は逆に攻勢を強め、同日午前には「民間人全員を解放した」と発表。LTTEに対する包囲を長さ600メートル、幅400メートルの範囲にまで狭めた。LTTEの敗北声明が出された後も、政府軍の報道官は「信用できない。LTTEはまだ数百人は残っており、戦闘は今も継続中だ」と述べ、一気に制圧する構えを崩していない。
ロイター通信は政府軍筋の話として、LTTEの指導者プラバカラン議長のものとみられる遺体が見つかり、確認を急いでいると報じたが、政府軍当局者は事実関係を否定している。LTTEが、最後には集団自殺を図るという見方も政府軍筋から出ている。
「盾」になっていた民間人について政府軍は、攻勢を強めた14日から17日の「全員解放宣言」までの間に6万3千人が脱出したとしている。国連は5万〜10万人が取り残されているとしていた。
政府は報道機関や援助関係者の現場への立ち入りを認めておらず、唯一現場で活動していた赤十字国際委員会(ICRC)も今月9日を最後に現地入りを断念している。政府側の発表以外に、戦火にさらされたとみられる民間人について情報がない状態が続いている。
1840
:
とはずがたり
:2009/05/19(火) 09:20:55
今こそタミル人に寛容な政策を。
イギリスはタミル人をスリランカに移住させた責任を取ってカネだせ。
スリランカ:内戦が終結 政府軍「LTTE議長を殺害」
http://mainichi.jp/select/world/asia/news/20090519k0000m030068000c.html
【ニューデリー栗田慎一】スリランカ国営テレビは18日、少数派タミル人の反政府武装組織「タミル・イーラム解放のトラ」(LTTE)最高指導者、プラバカラン議長(54)が「政府軍に殺害された」と伝えた。政府軍も同日、「国内全土を掌握した」と戦闘の完全終結を宣言。25年以上に及んだ内戦は、7万人以上の死者を出して終結した。
カリスマ的指導力で反政府闘争を率いたプラバカラン氏の死亡で、LTTEの壊滅は確実となった。一方、ラジャパクサ大統領は19日午前、国会で「重要な演説」を行う。正式に勝利を宣言し、新しい国づくりに向けて民族間の和解を訴える。
LTTE系列のウェブサイトは17日、「戦いをやめた」と宣言して対話開始を求めたが、政府は「包囲された幹部の命ごい」と一蹴(いっしゅう)。北東部の最後のLTTEろう城地域を包囲し、深夜に制圧作戦を開始した。
国営テレビによると、このろう城地帯から18日未明に脱出を試みた救急車を政府軍が砲撃。大破した車内からプラバカラン氏らの遺体が見つかった。政府軍広報官は「18日までにほぼ全幹部の遺体を回収した」とし、政府が25年ぶりに全土を掌握したと述べた。
LTTEは、多数派シンハラ人主導の政府に反発した同氏が72年に設立した青年組織「タミルの新しいトラ」(TNT)を母体にして76年に発足させた武装組織。世界各地にタミル人ネットワークを築き、豊富な資金力で重火器類や航空機、船舶、小型潜水艇などを保有。「世界最強のテロ組織」と呼ばれた。
1841
:
千葉9区
:2009/05/22(金) 23:37:08
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20090522rky00m040006000c.html
嘉手納基地:70デシベル超131回 外来機増え訓練激化
【嘉手納】米空軍嘉手納基地で21日、F15戦闘機やFA18戦闘攻撃機などがアフターバーナーを使って相次ぎ離陸。午前中だけで100デシベル(電車通過時の線路わきに相当)を超える騒音が嘉手納町屋良で17回も記録され、同基地周辺は朝から轟音(ごうおん)にさらされた。さらに、在韓米空軍基地所属のF16戦闘機12機が事前連絡もなく飛来した。
同町の「基地被害・苦情110番」には住民から「我慢できない」「いらいらする」などと苦情が相次いだ。同町屋良に住む女性は「爆音がうるさくて我慢できない。悪臭もひどく窓を開けられず熱くていらいらする」と苦情を訴えた。
同町基地渉外課によると、同日午後5時までの騒音発生回数(70デシベル以上)は同町屋良で131回を記録。2008年度の1日平均騒音発生回数の108回を大きく上回った。同課は「朝から100デシベルもの騒音が何回も記録されるのは異常事態」と話した。
嘉手納基地では4月から米軍岩国基地のFA18戦闘攻撃機が続々と飛来。21日現在、確認されているだけで17機のFA18が駐留しており、周辺自治体、住民は騒音被害の深刻化を訴えている。
F16戦闘機の飛来について、米軍基地の監視行動を続ける市民団体「リムピース」の頼和太郎氏は「F15やFA18との共同訓練の可能性もあるが、沖縄近海にある訓練空域での実弾訓練を行うために来た可能性が高い」と指摘。さらに「海兵隊所属のFA18が駐留している中、F16が飛来するのは珍しい」と話した。
(琉球新報)
2009年5月22日
1842
:
千葉9区
:2009/05/22(金) 23:41:54
http://mainichi.jp/select/world/news/20090522dde007030003000c.html
スリランカ:内戦終結 「盾」避難民、心身に傷 キャンプ、環境悪化深刻
◇国際機関日本人職員、救援訴え
【コロンボ栗田慎一】「幼い子供たちも笑わないのです」。スリランカ内戦の避難民に日本の救援物資などを届けるため、21日に北部のマニク避難民キャンプに入った国際機関「国際移住機関」(IOM)職員の大野拓也さん(35)=大阪府吹田市=は、毎日新聞の電話取材に訴えた。「人間の盾」にされていた多くのタミル人たちが、最後の戦闘で家族を失い、心身ともに傷ついているという。気温が40度に迫る中、毎日数千人がたどり着き、衛生環境の悪化も深刻だ。
祝賀ムードにわく主要都市コロンボから自動車で約5時間。同じ国とは思えない光景が大野さんの目の前に広がった。
食料を求めて並ぶ500メートルの列。だれもが汚れた衣服に身を包んでいる。同僚スタッフは、避難民たちの体臭のすさまじさにせきこんだ。おなかがせり出た妊婦は「6日間何も食べていない」と言った。手にした小さなランチボックスを家族5人で分け合った。
内戦が終わる5日前に現地入りした時、3区画だったキャンプは4区画目が軍によって整地され、避難民は12万人を超えていた。4区画目には、最後まで「盾」となった5万人のうち約1万人が収容されていた。各テント(約18平方メートル)には2〜3家族15人前後が身を寄せ合っている。
最後まで残る決断をした母親がいた。子供3人と脱出を試みた時、反政府武装組織「タミル・イーラム解放のトラ」(LTTE)に見つかり、「長男を置いていけば認める」と言われた。10代半ばの長男が兵士にされると直感した母親は、脱出を断念したという。
くぼ地に兄と姉の計4人で潜んでいた20代前半の男性は、政府軍が制圧する直前、砲弾が近くで爆発し、1人だけ生き残った。どちらの攻撃かは分からないが、「LTTEに反撃の余力はなかった」と言った。自分だけが水や食べ物を手にしていることに罪悪感を感じているという。
大野さんは04年12月のインド洋大津波の3カ月後、IOMの短期職員としてスリランカに入った。大学院を修了し、就職までの研修のつもりだったが、被災者の喜ぶ顔が見たくなり、正規職員の道を選んだ。40人の地元職員を部下に、スリランカ支援を続ける。
「この国の子供はよく笑う。しかし、キャンプの子供たちは笑わない。この4年間に暴力は激しさを増し、多くの人たちが家族や親類を失った。心の傷を癒やす方法も考えていかなければならない」と大野さんは語った。
1843
:
千葉9区
:2009/05/24(日) 21:06:56
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200905240017.html
心の傷がいえる日は?――アフガン唯一の精神病院を訪ねて
カブール(CNN) 小さな古びた建物の中に、戦火に傷ついた魂たちが横たわっていた。ここは、アフガニスタン国内で唯一の精神病院。患者たちの心の傷がいえる日は、いつになったら訪れるのだろう。
わずか62床の病床、慢性的な医薬品不足。医師たちの報酬は1日約300円にも満たない。病棟では、ベッドに横たわったまま身動きもしない患者や、廊下をあてもなくさまよう患者の姿が目につく。
30年にも及ぶ戦争状態は多くの命を奪ったたけでなく、国民の心も破壊した。「アフガン人の10人に7人は、うつ病や不安神経症、トラウマ(心的外傷)などを抱えている」――副院長のナジブ博士はそう語る。この病院で治療が受けられるのは、ほんの一握りの「幸運」な人々にすぎない。
匿名のまま取材に応じた女性患者(18)は、12歳の時にロケット弾攻撃を目の当たりにした。それ以来、血しぶきと死のイメージが頭から離れない。「ほかの人をやっつけたいとは思わない。ただ自分を傷つけたいの」――顔をスカーフで覆ったまま、女性は打ち明けた。「屋根から飛び降りて、自分を壊してしまいたい。血だらけになった自分の手や体を、いつも思い浮かべているわ」
別のベッドに横たわる女性は、絶えず意味のない言葉をつぶやき続ける。枕元に付き添う兄弟が、時折手を握ったり、髪を優しくなでたりしていた。女性は2カ月前、米軍の空爆で4人の子どもを失ったばかり。恐ろしい事実を受け入れることができず、子どもたちはまだ生きていると信じている。付き添いの男性は「悪いのはもちろん米国人だ。調理のために火を起こしていただけなのに、テロリストと誤認して爆弾を落としてきたんだ」と、怒りをぶちまけた。
続いて訪れた男性用の病棟にも、無気力と諦めだけが充満していた。グルミルさん(24)には仕事も妻子も、将来の希望もない。これからどうするのかと尋ねても、肩をすくめるばかり。傍らの母親に、男性がどんな毎日を過ごしているのかを問うと、母親は床の上にじっとうずくまってみせた。息子はもう回復しないのではないか、と母親は不安そうにため息をつく。
いつの日が戦いが終わっても、心の傷は何世代にもわたって人々を苦しめ続けるだろうと、医師たちは口をそろえる。アフガンに平和が訪れ、人々が心の平安を取り戻す日までの道のりは、果てしなく遠い。
1844
:
千葉9区
:2009/06/05(金) 21:48:37
http://mainichi.jp/select/world/news/20090606k0000m030090000c.html
レバノン:総選挙7日投票 焦点は反米親シリア派の消長に
【カイロ和田浩明】レバノン国民議会(1院制128議席、任期4年)選挙の投票が7日行われる。焦点は、イスラム教シーア派武装組織ヒズボラなどの反米親シリア派連合が、与党の親米反シリア派連合を逆転するかだ。親米と反米に割れたキリスト教勢力の戦いぶりが、結果を左右するとみられている。
レバノンは周辺国が影響力強化で競い合う「中東の縮図」と言われる。ヒズボラを支援するシリアやイランの勢力拡大を警戒する米国は、事前にバイデン副大統領やクリントン国務長官を送りこみ、援助の減額をちらつかせて外部の介入を強くけん制した。一方で、イランのほか、親米のサウジアラビアがそれぞれの支持候補に多額の資金を投入、「代理金権選挙」の様相を呈しているとの現地からの報道もある。
18宗派が入り組むモザイク国家レバノンの議会は、各宗派に議席が割り当てられている。自らの宗派に投票する有権者が多いため、議席の多くが投票前に事実上確定しているが、今回はキリスト教系勢力が分裂しており、支持者が浮動化している側面がある。
親米勢力は「3月14日連合」の名称で知られ、05年2月のハリリ前首相暗殺事件が引き金となった反シリア感情の波に乗って政権を獲得した勢力が中心。ハリリ氏の息子サード氏率いる「未来運動」(イスラム教スンニ派)やドルーズ派系の社会進歩党、キリスト教マロン派などのレバノン軍団党などが構成する。保有議席数は68。
反米勢力「3月8日連合」は親シリアのヒズボラ、アマル(シーア派)、自由愛国運動(マロン派など)などから成り、計56議席。
ヒズボラは06年のレバノン紛争でイスラエルの猛攻に屈しなかったと受け止められて支持を広げたため、今回の選挙で反米勢力が上回るとの世論調査がある。
しかし、仮に選挙で勝利しても、組閣は難航する見通しだ。特に、シーア派のヒズボラが発言権を増した環境で、レバノンではスンニ派に割り当てられている首相の人選が困難とみられているからだ。「どちらが勝っても、政情は不安定化しそうだ」(地元紙記者)との見方もある。
1845
:
千葉9区
:2009/06/05(金) 21:50:13
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200906040010o.nwc
アフガン大統領選 カルザイ氏優位 政情安定も米の影響力低下
2009/6/4
アフガニスタンのカルザイ大統領は1日、8月20日の大統領選に向けて主要2政党党首からの支持を取り付けた。
そのうちの一人はハザラ人を中心とする統一党の党首、ムハンマド・モハケック氏だ。同氏からの支持を得たことで、カルザイ大統領はハザラ人社会での強い支持基盤を獲得したことになる。
もう一人はウズベク人を主体とするイスラム民族運動の党首、サイード・ヌルッラー氏。同党はウズベク人軍閥のアブドゥル・ラシッド・ドスタム氏によって設立された。
両党はかつて有力政治家が結集した唯一の全国政党「国民戦線」の一部だったが、同党の勢力は弱まりつつある。
カルザイ大統領は、選挙の延期という不利な状況を乗り越えたうえ、反大統領派による非難の回避にも成功した。反大統領派は、カルザイ大統領が国家機関において支配力を発揮しており、地方政府職員を通じて反対陣営に圧力をかけるなど、不利な立場に立たされることから反発していた。
今回の大統領選では反対陣営もカルザイ大統領の再選を見込んでおり、カルザイ氏優位での展開が予想される。これによりアフガニスタンの政情安定化は進むが、軍事支援の見返りにテロ対策の協力を求める戦略を打ち出している米国の影響力は、その勢いを失う公算が大きい。
1846
:
千葉9区
:2009/06/08(月) 21:19:46
http://mainichi.jp/select/world/news/20090609k0000m030072000c.html
レバノン:親米与党が総選挙勝利 野党との連立も模索
【ベイルート和田浩明】7日投開票されたレバノン国民議会(128議席、任期4年)の選挙で、与党の親米反シリア派連合は8日、優勢が伝えられていたイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラなどの反米親シリア派連合を抑えて過半数を確保し、勝利した。しかし与党側の獲得議席数は重要法案の議会通過に必要な3分の2に届かず、今後の焦点の組閣では、野党連合の構成勢力との連立模索が必要になりそうだ。
内務省によると、与党側は71議席、野党側は57議席を獲得。投票率は54.8%で「過去最高水準」(同省)となった。連立協議は、閣僚ポスト配分や野党側が保持していた実質的な拒否権の扱いで混乱し、長引く可能性もある。
イスラム教やキリスト教の18宗派が入り組むレバノンは、議会の議席や政府の主要ポストが宗派ごとに割り振られる。国民議会議長(イスラム教シーア派)は今月中に招集される予定の新議会で現職のベリ氏が留任する見通し。スンニ派の首相は、議員の推薦に基づきスレイマン大統領(キリスト教マロン派)が指名、組閣を要請する。今回の選挙結果を受け、与党連合を率いるサード・ハリリ議員(39)は主要候補の一人となった。
ハリリ氏は8日、「勝者は民主主義でありレバノンだ」と勝利宣言。野党側との連立を模索する姿勢を示した。同氏は、05年2月に爆殺されたラフィク・ハリリ元首相の次男。
ロイター通信によると野党側幹部も敗北を認めた。事前に「やや優勢」との世論調査もあった野党連合は、与野党に分裂したキリスト教勢力の支持票を取り込み切れなかった模様だ。
人口約400万人の小国レバノンは、シリアやサウジアラビア、イランなどの周辺国や米国の影響力争いの場で「中東の縮図」とも言われる。中東和平交渉再開を目指す米オバマ政権は、シリアやイランの支持を受けイスラエルと敵対するヒズボラの勢力拡大を警戒。選挙前にバイデン副大統領を送り込み、選挙結果次第でレバノンへの援助を再考する意向を明示していた。
1847
:
千葉9区
:2009/06/09(火) 21:33:49
http://www.asahi.com/international/update/0608/TKY200906080328.html
レバノン総選挙、テロ犠牲議員の子ら続々当選
2009年6月8日21時43分
【ベイルート=田井中雅人】レバノン内務省は8日、7日に実施された国民議会選挙(総選挙、定数128)の開票結果を発表した。欧米や親米アラブ諸国が支援する与党勢力が過半数の71議席を確保し、シリアやイランが支援するイスラム教シーア派組織ヒズボラなどの野党勢力の57議席を上回った。
反シリア派与党勢力を率いるサード・ハリリ氏は8日未明に勝利宣言。野党側との挙国一致内閣づくりに移る。シニョーラ内閣から閣僚を引き揚げて国会を機能不全に追い込んだ野党ヒズボラや、激しい与党批判を繰り広げたキリスト教系野党「自由愛国運動」のアウン党首の処遇がカギを握りそうだ。昨年5月に与野党支持者80人以上が死亡した武力衝突でヒズボラが首都を「制圧」した事態を受け、与党は野党側に国政の「拒否権」を握れる閣僚ポストの3分の1以上を与えてきた。新内閣でもこの扱いを踏襲するかどうかが焦点だ。
反シリア派のラフィク・ハリリ元首相の暗殺をきっかけに、前回05年の総選挙で勝利した元首相の次男サード氏ら反シリア派与党勢力は、今回の選挙でもシリアの関与が疑われるテロの犠牲になった議員らの子供たちを立候補させる「弔い合戦」を展開し、野党勢力との激戦を制した。
最激戦区の一つ、東ベイルート・アシュラフィーエ地区で初当選したナイラ・トゥエイニ氏(26)は、朝日新聞の取材に「父の遺志を継ぎ、戦闘のない、自由で独立した国づくりに力を尽くしたい」と語った。父ジュブラン氏は有力紙の社長兼編集長として反シリアの論陣を張り、前回の選挙で初当選してまもなく爆弾テロの犠牲になった。
ただ、国民の多数を占める若者の間には、こうした「世襲議員」が幅をきかせる国政の現状に不満を持つ人も多い。大学生ワシム・アラメさん(24)は「政治家の子や孫があとを継ぐだけのファミリービジネスには関心がない。投票には行かなかった。僕たちにとっては、就職すら難しいのに」とあきらめ顔だ。
アウン氏ら野党側は、こうした大衆の不満を背景に、大富豪でもあるサード氏ら与党側の「腐敗」を追及する姿勢を示して支持を広げた。
フランスの委任統治を経て独立し、18もの公認宗教・宗派が共存する「モザイク国家」レバノンでは、大統領をキリスト教マロン派、首相をイスラム教スンニ派、国会議長をシーア派が務める不文律がある。また、キリスト教徒とイスラム教徒が争った内戦(75〜90年)の教訓から、国会議員の議席を両教徒で等分するなど、独自の権力分散システムをとる。ただ、著しい人口増加が続くシーア派内には、正当な政治参加が認められていないとの不満が募っており、それがヒズボラへの支持拡大の背景にある。
1848
:
千葉9区
:2009/06/11(木) 23:28:45
http://mainichi.jp/select/world/news/20090611ddm007030026000c.html
レバノン総選挙:敗北ヒズボラ、影響力は不変 「国を守ってくれる」住民の支持厚く
7日のレバノン国民議会選挙で、イスラム教シーア派民兵組織ヒズボラ中心の反米親シリア派連合は、与党の親米反シリア派連合に敗北した。だが、野党は定数128中57議席を獲得、ヒズボラの存在感に大きな変化は無い。イランやシリアの支援を受け、今後も政治を左右し続けるのは確実だ。【ベイルートで和田浩明】
■見知らぬ男の警告
「街中で写真を撮ったら、明日のニュースにお前が出るぞ」。突然現れた野球帽にポロシャツ姿の男に、そう告げられた。ベイルート南部ダヒヤ地区。ヒズボラの拠点の一つだ。06年夏の第2次レバノン戦争でイスラエル軍に空爆され大被害を受けた。黄色の地に、銃をつかむ緑色の拳が描かれたヒズボラの旗が各所で翻る。
選挙取材を現地事務所に届け出て「写真、取材は投票所内のみ」との許可は得ていた。見知らぬ男からの「警告」に、ヒズボラの強力な組織力、統制力を垣間見た思いがした。
■住民に教育、医療
ヒズボラの勢力は特に南部で強い。野党系紙アルアクバルのオマル・ナシャベ記者(38)は「教育や医療などを施し、『殉教者』(反イスラエル闘争の死者)の家族の面倒も見るヒズボラに、住民は愛着を抱いている」と説明する。
ダヒヤで野党側に投票した会社経営のアミン・クベイシさん(27)は「ヒズボラは国を守ってくれる」。主婦のゼナ・ミビーブさん(40)も「レジスタンス(反イスラエル闘争)に反対の与党はダメ」と断言した。
ただ、シーア派もヒズボラ支持の一枚岩ではない。南部で立候補した同派のアーマド・アサド氏(46)は「イランから多額の援助を受けるヒズボラは、レバノン最大の不安定化要因」と批判する。
◇イランの影、懸念も
■武装解除再び拒否
公式選挙結果が発表された8日の夜、ヒズボラ指導者のナスララ師は与党の勝利を受け入れる演説を行った。だが、国連安保理決議が求める武装解除については「武器はイスラエルから国を守るためのもの」と、拒否の姿勢を改めて示した。
イランが供給源とされる武器は、ヒズボラの影響力の根幹を支える。第2次レバノン戦争では南部へのイスラエル軍の猛攻をしのいで支持を広げた。昨年5月には反シリア勢力との武力衝突に勝利。カタールの仲介で、野党側は内閣の決定に拒否権を行使できる3分の1以上の閣僚ポストを確保した。
与党連合は今回の選挙で過半数の71議席を獲得したが、重要法案通過に必要な3分の2には及ばなかった。今後の連立協議では、ヒズボラなど野党勢力との妥協が必要になると見られる。
与党系紙アンナハールのイブラヒム・バイラーム記者(52)は、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配しながら、欧米の制裁で孤立しているイスラム原理主義組織ハマスを例に、「ハマスの轍(てつ)を踏まないよう、ヒズボラは一歩下がった形で影響力の行使を続けるのでは」と分析している。
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■ことば
◇ヒズボラ
82年に結成された「神の党」を意味するイスラム教シーア派組織。反イスラエル武装闘争を続ける一方、92年に初めて国会議席を獲得するなど、政治と軍事の両面で強い影響力を持っている。イランやシリアから資金援助を受けているとされ、米国はテロ組織に指定。
1849
:
千葉9区
:2009/06/11(木) 23:40:46
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2009/06/post-197.php
レバノン親米派の勝利に浮かれるな
A Measured Victory in Lebanon
アメリカが好かれたのではなく、イランのアハマディネジャドが嫌われただけかも
2009年06月09日(火)17時15分
クリストファー・ディッキー(中東総局長)
バラク・オバマ米大統領は、6月8日のレバノンでの出来事を思って思わず笑顔になるかもしれない。これまで長い間、他のどんなアメリカ大統領にも望めなかった幸運が訪れた。
この日、前日に行われた国民議会選挙(総選挙)の結果が発表され、親欧米の与党連合「3月14日連合」が勝利。しかも、イランのマフムード・アハマディネジャド大統領が公に支援していた候補者たちは屈辱的な敗北を喫した。この選挙結果は、イラン国民がその意味を理解するにつれ、6月12日のイラン大統領選でアハマディネジャドの再選を阻む逆風にさえなるかもしれない。
もし選挙結果が逆であれば、大変なことになっていた。多くのアナリストは、親シリア・イランの野党連合が大勝すると予想していた。野党連合の中核は、元々イランが設立し、その後も強力に支援してきたイスラム教シーア派組織ヒズボラだ。もし勝っていたら、ヒズボラをテロ組織と見なすアメリカがレバノンと外交関係を維持すること自体、むずかしくなっていたかもしれない。
だが、オバマはこの選挙結果にあまり期待しすぎるべきではないだろう。オバマが6月4日にカイロで行ったアラブ諸国向けの演説は、選挙結果にいくらか良い影響を及ぼしたかもしれない。ここ数カ月の間に、ジョー・バイデン米副大統領やヒラリー・クリントン米国務長官がベイルートを訪問していたことも。だが、アハマディネジャドがその支持を通じてかえってヒズボラ連合の足を引っ張ったせいだ、という可能性も同じくらいある。
アメリカよりシリア・イランが怖い
レバノンでヒズボラが勝利すれば、「地域情勢は変化し、抵抗を強化するための新たな前線になるだろう」と、アハマディネジャドは5月に宣言した。彼が言う「抵抗」の相手はもちろん、イスラエルとアメリカだ。だが多くのレバノン人は、シリアに(最近ではイランにも)抵抗する必要を同じくらい感じている。とくにレバノンのキリスト教徒は、感情も投票先もばらばらの集団だということが今回の選挙でわかってきた。
レバノン政治には特有の落とし穴が多い。テロや武力衝突でしばしば死者が出るからだけではない。これまで数え切れないほど、地域や世界の大国の代理戦争の舞台にされてきた。そのため何十年も戦争や占領やテロに苦しみ、発展は挫折した。それでも選挙があると、「政治はすべて地元の利害で決まる」という諺通りにレバノン社会の「地」が表に出てくる。
レバノン政府は憲法によって宗派別に細かく議員定数などが決まっているため、政府として機能するには連立するしかない。さらに各宗派も長老、軍閥、金持ち、空想家、神秘主義者、殺人者、レバノン・マフィアなどに分かれており、普通の政治家たちと並んで決定的な役割を果たしている。つまり、レバノンの選挙は決して2派間の対立ではない。
1850
:
千葉9区
:2009/06/11(木) 23:41:04
決定的に見えたヒズボラの勝利だが
一方には、サウジアラビアの強力な後ろ盾を得たイスラム教スンニ派の政治家サード・ハリリが率いる与党連合がある。父ラフィク・ハリリ元首相は05年2月、自動車爆弾で暗殺され、シリアの関与が疑われている。シリアは一切の関与を否定し、国連の調査からも確たる証拠はまだ出てこないが、それでも怪しいのはシリアだと多くの国民が思っている。
暗殺から1カ月後の05年3月14日には大規模な反シリアのデモがあり、何十年もレバノンを占領していたシリアも撤退を余儀なくされた。数週間後、「3月14日」運動は選挙で議会の過半数の議席を勝ち取った。
最新の開票結果によると、イスラム教スンニ派の圧倒的多数はハリリが中心となって率いる「3月14日連合」の候補に投票し、シーア派の圧倒的多数はヒズボラ連合の候補者に投票している。最後にレバノンの選挙結果を左右するのはだからシーア派でもスンニ派でもなく、少数派で票も真っ二つに割れたキリスト教徒だ。
キリスト教系野党「自由愛国運動」のミシェル・アウン党首は、かつて政府軍将軍としてシリアの占領軍と戦い、熱烈な愛国主義者として自らをアピールしてきたが、その後なぜかヒズボラと手を組む。過去の選挙結果から考えて、この握手はヒズボラ連合に勝利をもたらすもののように見えた。
宗教的寛容を求めるオバマ演説に感動
だが多くのキリスト教系住民のシーア派過激派に対する猜疑心は、想像以上に根強かった。アハマディネジャドが、テヘランの後に従って共同歩調を取ることをレバノンに期待するかのような発言をしたとき、いちばん悔しい思いをしたのは誇り高いマロン派のカトリック教徒だ。
そこへオバマが、イスラム世界に寛容を求める演説をした。「宗教の多様性は保たれなければならない」と、彼は言った。「レバノンのマロン派のためであれ、エジプトのコプト派のためであれ」
一般的な原則を繰り返しただけのようにも聞こえるが、レバノンのキリスト教徒は、彼らの正当性が評価されたと感じた。彼らと共感する言葉だとも。オバマの言葉は、アハマディネジャドの言葉よりはるかに多くを語っていた。
一方のアハマディネジャドは、ただでさえイランと世界の関係を悪化させたとして政敵から非難されている最中。イランの友好国の一つとの関係をまた悪くしたと批判されるのは具合が悪い。
勝利はまだ、レバノン政治のトレードマークである暴力や敵意や金の力で引っくり返されるかもしれない。だがそれでもこの勝利は、これほど不確実性が高まっている時代には朗報だ。もしオバマが笑顔なら、われわれも少しはリラックスしてもいいかもしれない。
1851
:
千葉9区
:2009/06/11(木) 23:52:21
>>1831
http://newsweekjapan.jp/stories/us/2009/05/post-112.php
司令官クビは妥当か、公正か、正解か
General McKiernan Gets the Boot
アフガニスタン駐留米軍マキャナン司令官の解任劇を、3つの視点で切る
2009年05月12日(火)22時48分
ピーター・フィーバー(デューク大学政治学部教授)
5月11日、アメリカのロバート・ゲーツ国防長官はアフガニスタン駐留米軍のデービッド・マキャナン司令官の更迭を発表した。このニュースについて、簡単に私の考えを3つだけ述べたい。
更迭は妥当だったのか。答えは、もちろんイエス。オバマ政権はこれまで文民統制に細心の注意を払ってきており、今回の更迭も例外ではない。
米軍の最高司令官が、信頼できなくなった部下を更迭するのは当然のことだ。ブッシュ政権もこういった決断をもっと多く下すべきだったろう。
文民統制の観点から言えば、マキャナンの更迭は教科書どおりの措置だ。誰に聞いてもマキャナンは優秀で尊敬され、その長年の貢献に対して国民から感謝されてしかるべき人物。ゲーツが彼に対して贈った賛辞も適切だった。
では、更迭は公正だったか。答えはノーかもしれない。当初の報道では、マキャナンが足を引っ張る存在だったとか、アフガニスタン情勢の悪化がマキャナンのせいだという論調はなかった。
こう言うこともできる。もっと問題が指摘されていたジョージ・ケーシー元司令官や、辞任前に叩かれた米中央軍のウィリアム・ファロン司令官に比べて、マキャナンはすぐに見切りをつけられた。
ケーシーはイラクでの増派戦略に声高に反対し、ファロンはブッシュ政権の政策に水を差すのが自分の役目だと言いふらしていた。マキャナンに関してはこのような報道はない(これから出てくるかもしれないが)。
最後に、更迭は正しい決断だったのか。これを判断するには早すぎるろう。アフガニスタン駐留軍の指揮体制に問題があるのは疑いようのない事実だが、最も深刻な問題はNATO(北大西洋条約機構)の側にあり、米軍内部ではない。
ただ、マキャナンが上司であるデービッド・ペトレアス中央軍司令官の信用を失ったことは明らかだ。このこと自体が今回の更迭の理由であり、後任にはペトレアスからもっと信頼されている人物が就くとみられる。
一方でワシントン・ポスト紙の軍事担当記者トーマス・リックスが言うように、今回の更迭は、オバマ政権が打ち出す包括的な戦略転換の一部でなければ筋が通らない。更迭が正しかったかどうかは、他の問題がどうなるかによる。現時点で判断するのは時期尚早だ。
ブッシュ政権末期からオバマ政権初期にわたって、ゲーツはかなりの数の将校を更迭している。冷戦後の国防長官としては最も多い数だ。
1852
:
荷主研究者
:2009/06/14(日) 14:57:55
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/91059
2009年4月23日 00:24 西日本新聞
福岡にベトナム総領事館
ベトナムの在日公館として東京、大阪に次ぎ3番目となる在福岡ベトナム総領事館が22日、福岡市博多区のオフィスビルに開設された。開所式にはベトナム共産党のノン・ドゥック・マイン書記長や福岡県の麻生渡知事など政財界関係者40人が出席した。
同総領事館はヴー・フィ・ムン総領事ら5人で九州・沖縄8県を管轄。主な業務は(1)在日ベトナム人の保護や法律相談(2)日本企業が投資・貿易をする際の情報提供や観光PR、文化交流の橋渡し(3)日本人ビジネスマンへのビザ発給‐など。
開所式でベトナムのファム・ザー・キエム副首相は「総領事館の開設は両国関係を戦略的パートナーシップへと高められたしるし。九州との多面的な友好も促進させたい」とあいさつした。
=2009/04/23付 西日本新聞朝刊=
1853
:
千葉9区
:2009/06/16(火) 22:13:56
>>1825
>>1845
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090616-OYT1T00981.htm
アフガン大統領選に41人立候補、カルザイ氏信任投票の様相
【イスラマバード=酒井圭吾】8月20日投票のアフガニスタン大統領選は16日、選挙運動期間が始まった。
立候補登録した44人のうち、3人が欠格や辞退となり、カルザイ大統領を含む41人が選挙戦に臨む。
選挙戦は、カルザイ大統領に対する信任投票の色合いが濃い。有力候補のアシュラフ・ガニ元財務相とアブドラ・アブドラ元外相の2人が「反カルザイ」を掲げ、大統領を追う展開となりそうだ。旧支配勢力タリバンは、投票ボイコットを呼びかけている。
(2009年6月16日19時31分 読売新聞)
1854
:
千葉9区
:2009/06/25(木) 21:49:23
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090625-00000025-mai-int
<イラク>爆弾テロで72人死亡 サドルシティーの市場で
6月25日11時10分配信 毎日新聞
【カイロ和田浩明】イラクのバグダッド東部サドルシティーの市場で24日、爆弾テロが起き、ロイター通信によると少なくとも72人が死亡、127人が負傷した。イラクでは30日を期限とする駐留米軍の都市部撤退を前に大規模な爆弾テロが相次いでおり、国際テロ組織アルカイダ系勢力が、内戦状態や宗派間抗争の再燃を狙っているとの見方も出ている。
サドルシティーはイスラム教シーア派住民が多く、かつては反米武装勢力の拠点の一つだったが、今月19日に米軍が地区内の基地をイラク側に返還したばかり。
イラクでは23日にもサドルシティーを含むバグダッドと周辺部計7カ所で爆発があり27人が死亡。20日には北部キルクーク近郊でシーア派モスク(礼拝所)を狙った自爆テロで73人が死亡している。
テロはシーア派居住地域で目立っており、同派主導のマリキ政権の治安維持能力に対する国民の信頼感を低下させることを狙った犯行との指摘がある。
駐留米軍によると、大規模テロの件数は6月に入ってから10件だが、都市部撤退完了や来年1月に予定されている連邦議会選挙に向け、治安が再び悪化する可能性もある。
駐留米軍は一時、アルカイダ系勢力が活発な北部モスルやバグダッドなどで撤退の延期も示唆していたが、治安は改善したとして予定通りの実施を決めている。
イラクでは多数派のシーア派と少数派のスンニ派の対立に加え、アラブ系主導の中央政府と北部3県を統治するクルド自治政府の緊張関係も継続。大規模テロを引き金にした内戦状態の再発の懸念は潜在している。
1856
:
千葉9区
:2009/06/26(金) 22:15:48
http://newsweekjapan.jp/stories/world/2009/06/post-243.php
キルクーク爆弾テロが映す絶望の未来
Kirkuk Bombing Foreshadows Continuing Iraqi Instability
都市部からの米軍戦闘部隊の撤収期限を6月30日に控えて爆弾テロが頻発。マリキ政権の治安維持能力に改めて不安の声が上がり始めた
2009年06月25日(木)18時35分
レノックス・サミュエルズ(バグダッド支局)
長く続いた戦争とテロのために、イラクの人々は流血事件にはすっかり慣れている。それでも北部キルクーク近郊のタザで20日に起きた自爆テロ事件は人々に大きな衝撃を与えた。
その背景には、クルド人とアラブ人が支配権を争うキルクークの町が、未来のイラク政治における大きな火種になるのではないかという不安がある。米軍の戦闘部隊が都市部から撤退する期限は6月末に迫っている。
今回の事件は、イラクの根底に横たわる宗派対立にあらためて光を当てるとともに、米軍の戦闘部隊が撤退した後の治安情勢はどうなるのか、イラク治安部隊は米軍の代役をきちんと果たせるのかといった懸念を浮き彫りにした。
事件が起きたタザの住民はほとんどがトルクメン人だ。だが、そのすぐ北にあるキルクークは帰属をめぐってクルド人とアラブ人が長年、対立を続けている。事件後、アラブ人はクルド人を、クルド人はアラブ系武装勢力を、イラク政府はアルカイダを犯人だと名指し。イスラム教シーア派とスンニ派も、互いを疑いの目で見ている。
イラクのヌーリ・マリキ首相とアメリカのクリストファー・ヒル大使、イラク駐留米軍のレイ・オディエルノ司令官は、死者80人、負傷者200人を出したこの自爆テロを厳しく非難した。だが抗議声明を出したところで、イラク国内の各派の不安や疑心暗鬼が消えるわけではない。
政府は強気一点張りだが
「クルド人が支配しない限りキルクークの安全は確保できないとアピールするために、クルド人自治政府がやったのではないか」と言うのはバグダッドの大学生、アリ・サードだ。
「自治政府の上層部をはじめとするクルドの人々から聞いたところでは、事件を起こしたのはアルカイダか近隣諸国の工作員。狙いはアラブ系のナショナリズムを喚起し再び内戦を起こすことだ」と、クルド人自治区で活動するベテラン記者のアソス・クルディは言う。
一方、バグダッド市内のシーア派地区に暮らすある住民は「米軍に撤退してほしくないスンニ派の仕業ではないか」と主張する。
ここから見えてくるのは米軍の撤退(11年末までに完全撤退する予定)に伴ってイラク政府が直面する課題の難しさだ。政府は地位協定(08年11月にアメリカとの間で調印)に基づく撤退計画には何の変更もないとの立場を崩さない。
これまでも政権幹部は機会を捕えては、イラクの治安部隊は十分に米軍の代役を果たせると強調してきた。米軍からは当初、キルクークやモスルといった特に問題の多い都市には例外的に戦闘部隊を残したほうがいいのではとの提案も行なわれたが、イラク政府は耳を貸そうとしなかった。
「すべての米軍(戦闘)部隊は6月30日までに撤収する予定だ。(この日は)イラク史に刻まれることになる」と、イラク政府の広報官アリ・アル・ダッバーグは先週の記者会見で述べた。
同じ会見でオディエルノ司令官は、イラク側と共同で治安情勢に関する評価を行なった結果、「戦闘部隊は撤退し、訓練生と顧問は状況に応じて残る」という結論が出たとそっけなく語った(彼はかつて、モスルなど数カ所からの撤退に懸念を示していた)。
もっともすべてのイラク国民が米軍撤退に前向きなわけではない。多くのシーア派市民とスンニ派市民の間では、予想外の世論の逆転現象が起きている。
サダム・フセイン政権下で権勢を振るったスンニ派は当初、アルカイダと手を組んで米軍に歯向かった。一方のシーア派は、多数派として当然もつべき権力を取り戻せたのは米軍のおかげだと考えた。
だが最近では多くのスンニ派が、自分たちの少数派としての権利を守るためには米軍のプレゼンスが必要だと考えるようになった。逆にシーア派のなかには、自分たちが完全に権力を掌握するためにアメリカには手を引いてもらいたいと考える人も出てきた。
1857
:
千葉9区
:2009/06/26(金) 22:16:14
各派がそろって権力奪取に動く?
多くの一般のイラク人の見るところ、「治安部隊には法や秩序を維持する十分な能力がある」という政府の主張には無理がある。世界的な経済危機でイラクも打撃を受けているなか、軍の装備を整えるための資金を政府が十分に用意できるかどうかも不安材料だ。
ウバイディ国防相は予算の配分に問題はないと語る。ボラニ内相はテロや組織犯罪や武装勢力という治安上の懸念材料はあるものの「イラク治安部隊はこうした課題に向き合うだけの力をもっている」と主張する。
そうした状況のなか、米軍戦闘部隊の都市部からの撤収は続く。米軍主体の多国籍軍の規模は、かつての16万人から13万人に減少。6月末までにイラク国内の米軍基地の数は現行の460から320へと減るはずだ。
もっともタザで起きたような血塗られたテロ事件がすぐに終息すると考える人はいない。その後もイラクでは爆弾テロが相次いでおり、24日にもバグダッド北東部のサドルシティーで多数の死傷者が出る事件が起きている。マリキ首相も米軍撤退に乗じてイラク情勢の不安定化を狙う動きは続くだろうと警告している。
多くのイラク国民も同意見だ。なかには国内の政治状況について皮肉な見方を口にする人もいる。「米軍の撤退でみんなが権力を奪取しようと動き出すだろう」と小学校教師のファティマ・アゼーズは言う。「バース党員もアルカイダも、(シーア派民兵組織の)バドル旅団も、(マリキ率いる政党の)ダワも、そのほかのさまざまな武器を持った組織や政党も」
スンニ派出身のハシム・アル・タイエ議員は国防相と内相と軍司令官を国会に喚問し、治安回復が遅れている理由を問いただしたいとの意向を示している。彼はまた「イラク治安部隊のレベル向上のため」アメリカは協力すべきだと考えている。
だがイラク政府の最上層部が米軍をせっせと追い出そうとしているなか、彼の希望がかなえられる可能性は低そうだ。
1858
:
千葉9区
:2009/06/28(日) 14:48:03
http://mainichi.jp/select/world/news/20090628ddm007030086000c.html
アフガン:現地ルポ 米軍、見えぬ敵 対ゲリラ、土中の恐怖
ハイテクを駆使した米軍が、武装勢力の単純な手製爆弾(IED=即席爆破装置)に手を焼いている。今年で9年目を迎えた対テロ戦争で、世界最大の米軍に、アフガニスタンの武装勢力タリバンなどはゲリラ戦術で挑んでいる。同乗していた大型装甲車がIED攻撃に遭い、対テロ戦争が生んだ「非対称の戦闘」の一端を、見ることになった。【クシュマン(アフガニスタン南東部パクティカ州)で大治朋子】
「車両の重みに反応する爆弾だ」。爆発跡を見た米兵が断言した。イラク戦争では、武装勢力は米軍車両を確認して携帯電話などの電波で起爆させる爆弾を多用。米軍は電波を妨害する装置を開発した。だがアフガンでは、「イラクより技術レベルは低い」(米軍)ものの、無差別型が多く、対策は確立されていない。現場の脇には子供たちが通うマドラサ(イスラム神学校)や民家があった。武装勢力は、住民の犠牲をもいとわない無差別攻撃を繰り返している。
「僕の足跡をなぞってついてきて」。攻撃を受けた装甲車から緊急避難することになり、砲手のクリークモア上等兵(24)の後に続いて、爆弾の埋められていた道を横切る。一歩一歩踏み込むたびに、爆発時の衝撃が全身によみがえる。わずか20メートルの距離が、なかなか終わらない。
「爆発物処理班の到着を待つ間、攻撃を受けて銃撃戦になる可能性がある」。そう言われて、別の軍用車両に移った。前線基地から送られた小型無人飛行機が上空に到着し、近づく車や通行人の動きを伝える。「車両2台が接近」。情報が入るたびに、砲手がその方向にマシンガンを構える。「今日は悪い日になるかもしれない。今朝、電話で妻と話しておいてよかった」。米兵の1人がつぶやいた。
爆発物処理班が到着したのは2時間半後。基地からわずか10キロの距離だが、爆弾を警戒しながら迂回(うかい)して来たという。リモコン操作の小型ロボットを現場に走らせ、別の爆弾がないことを確認。米兵が飛散した部品などを集め、壊れた装甲車をレッカー車につないだ。
基地に戻ったのは、爆発から7時間後。1個の手製爆弾にハイテク米軍が振り回された。前線基地で司令に当たっていたコナー大尉は「武装勢力との戦いは、どこが前線で誰が敵なのかさえはっきりしない。この戦争は、難しい」と語った。
1859
:
千葉9区
:2009/06/28(日) 14:48:53
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009062802000087.html
帰郷ためらうパキスタン難民 北西辺境州ルポ
2009年6月28日 朝刊
パキスタン北西辺境州スワト地区では、五月から政府軍によるタリバン系イスラム武装勢力の掃討作戦が続いている。政府は作戦成功と治安回復を強調するが、激戦に巻き込まれ、家や家族を失った難民は二百万人以上。仮住まいのキャンプで不自由な生活を強いられながらも、帰郷にためらいをみせていた。 (パキスタン北西辺境州のマルダン、スワビで、古田秀陽、写真も)
同州マルダン地区の小規模な難民キャンプ。百六家族六百四十人が暮らす。多くが掃討作戦が続くスワト地区から逃れて来た。十二歳以下の子どもが二百六人おり、ミルクや薬品が足りない。
五月下旬に避難してきたグル・フセインさん(38)は同二十四日、武装勢力の自爆攻撃に巻き込まれ、井戸へ水をくみにいった八歳の男の子と六歳の女の子を失った。
「強烈な爆発音で家から外へ出ると、石やガラスの破片と一緒に子どもの腕が飛んできた。ショックで一時妻の名前が思い出せなくなった」と、フセインさんはつらい記憶に顔をゆがめる。
パキスタン政府は作戦はほぼ終わり、避難民は近く帰郷できるとアピールしている。だがフセインさんは「今はとても戻る気になれない。戦闘で多くの市民が死んでいる。治安は本当に大丈夫なのか」。所持金もなく、帰郷しても、爆発で壊れた家の修理はできず、自分の生地店を再開するめども立たない。
マルダン地区から約四十キロ離れたスワビ地区の難民キャンプには、約六千五百七十家族三万二千人が暮らす。気候の良いスワト地区から来た難民の一部は、昼間四〇度を超えるテント内で過ごすため、発熱や下痢、嘔吐(おうと)に悩まされている。
「子どもの体調が悪いのに、点滴がなかなか受けられない」と話すミア・ムニールさん(45)は先月末、親類八家族計三十六人でミンゴラ近くの村から約八十キロの道を徒歩で二日半かけて逃げてきた。
避難前、ムニールさんの親類の一人が武装勢力に拉致され、身代金約三十万円を要求された。工面して金を支払い解放されたが、親類は精神的ショックから回復できていない。
ムニールさんは早い帰郷を望んでいる。でも「武装勢力の殺害や拉致はひどかった。戦闘が続けば、市民がまた人間の盾にされる」と心配の種は尽きない。
同キャンプのアブデュル・カーン副所長は政府が帰宅可能と宣言しても、すぐに帰るのは「七十家族程度だろう」と話している。
1860
:
千葉9区
:2009/06/28(日) 15:39:33
http://mainichi.jp/select/world/news/20090628k0000m030111000c.html
アフガン:装甲車の真下で爆音…記者は宙に浮いた
【クシュマン(アフガニスタン南東部パクティカ州)で大治朋子】「ドン」。記者が乗り込んだ大型装甲車の真下で、武装勢力の仕掛けた手製爆弾(IED=即席爆破装置)が爆発した。アフガニスタン駐留米軍の同行(エンベッド)取材で、パキスタンとの国境沿いの南東部パクティカ州を移動中だった。記者を含め乗員5人は無事だったが、装甲車の後部車輪(直径1メートル)は30メートル以上吹き飛ばされ、車体後部は破壊された。仕掛け爆弾の脅威を体感することになった。
今月15日、クシュマン米軍前線基地から車列を組み、北東へ約10キロの村に入る直前のことだった。爆音とともに、車両の下から巨大な金づちで一撃されたような衝撃を受けた。重さ15キロの防弾チョッキを身に着け、シートベルトで固定した記者の体が軽々と宙に浮き、次の瞬間、座席にたたきつけられた。白い砂煙が車内に充満する。「大丈夫か」。兵士の叫ぶ声が聞こえた。
「このへんは昨日5回も通ったのに」。運転手のスミス上等兵(21)が悔しそうにつぶやいた。爆弾は夜間に仕掛けられたらしい。
アーサー軍曹(24)が後方の車両から近づく衛生兵に気づき、「戻らせろ」と無線で叫んだ。ウルフ特務曹長(44)が声を張り上げた。「来るな。第2の爆弾にやられるぞ」。緊急避難のため車両から降りる足が震えた。
◇「この戦争は難しい」 米軍、手製爆弾に振り回され
ハイテクを駆使した米軍が、武装勢力の単純な手製爆弾に手を焼いている。今年で9年目を迎えた対テロ戦争で、世界最大の米軍に、アフガニスタンの武装勢力タリバンなどはゲリラ戦術で挑んでいる。同乗していた大型装甲車がIED攻撃に遭い、対テロ戦争が生んだ「非対称の戦闘」の一端を、見ることになった。
「車両の重みに反応する爆弾だ」。爆発跡を見た米兵が断言した。イラク戦争では、武装勢力は米軍車両を確認して携帯電話などの電波で起爆させる爆弾を多用。米軍は電波を妨害する装置を開発した。だがアフガンでは、「イラクより技術レベルは低い」(米軍)ものの、無差別型が多く、対策は確立されていない。現場の脇には子供たちが通うマドラサ(イスラム神学校)や民家があった。武装勢力は、住民の犠牲をもいとわない無差別攻撃を繰り返している。
「僕の足跡をなぞってついてきて」。攻撃を受けた装甲車から緊急避難することになり、砲手のクリークモア上等兵(24)の後に続いて、爆弾の埋められていた道を横切る。一歩一歩踏み込むたびに、爆発時の衝撃が全身によみがえる。わずか20メートルの距離が、なかなか終わらない。
「爆発物処理班の到着を待つ間、攻撃を受けて銃撃戦になる可能性がある」。そう言われて、別の軍用車両に移った。前線基地から送られた小型無人飛行機が上空に到着し、近づく車や通行人の動きを伝える。「車両2台が接近」。情報が入るたびに、砲手がその方向にマシンガンを構える。「今日は悪い日になるかもしれない。今朝、電話で妻と話しておいてよかった」。米兵の1人がつぶやいた。
爆発物処理班が到着したのは2時間半後。基地からわずか10キロの距離だが、爆弾を警戒しながら迂回(うかい)して来たという。リモコン操作の小型ロボットを現場に走らせ、別の爆弾がないことを確認。米兵が飛散した部品などを集め、壊れた装甲車をレッカー車につないだ。
基地に戻ったのは、爆発から7時間後。1個の手製爆弾にハイテク米軍が振り回された。前線基地で司令に当たっていたコナー大尉は「武装勢力との戦いは、どこが前線で誰が敵なのかさえはっきりしない。この戦争は、難しい」と語った。
1861
:
千葉9区
:2009/06/30(火) 21:45:22
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090630-OYO1T00402.htm?from=main1
田母神氏講演、広島市長「8月6日はやめて」と要請
昭和戦争などに関して政府見解に反する論文を投稿して更迭された前航空幕僚長の田母神(たもがみ)俊雄氏が、広島原爆忌の8月6日、広島市内で、「ヒロシマの平和を疑う」と題して講演する。これに対し、広島市は29日、秋葉忠利市長名で、日程変更を要請するファクスを田母神氏と講演会の主催者に送った。要請文で秋葉市長は「被爆者の心情に配慮してほしい」としている。
講演会は「日本会議広島」の主催。同市は、田母神氏が日本の核武装を肯定する発言をしており、講演会でも同様の話をする可能性がある、と要請の理由を説明している。要請文は「いつどこで、何を発言するかは自由」としつつ、「被爆者や遺族の悲しみが増す結果になりかねない。広島での8月6日の意味は、表現の自由と同様に重要なもの」としている。
田母神氏の事務所は「主催者の依頼がない限り、変更することはない」と説明。日本会議広島は「要請は、言論の自由を抑圧しているように感じる」としている。
(2009年6月30日 読売新聞)
1862
:
千葉9区
:2009/06/30(火) 22:12:54
http://www.asahi.com/international/update/0630/TKY200906300036.html
「米兵いない。うれしくて」バグダッド市民、撤収祝う
2009年6月30日12時34分
【バグダッド=田井中雅人】米軍がイラクの都市部からの撤収を完了したのを受け、バグダッド中心部のザウラ公園で29日夜、政府と市共催の祝賀行事が開かれた。多くの市民が、サッカーの応援などに使われる人気曲「勝利のバグダッド」に合わせて踊り、6年余にわたった「占領」からの解放を祝った。
06〜07年ごろの激しい宗派対立でバグダッドの街は宗派ごとの住み分けが進んだが、最近の治安改善を受け、ザウラ公園は宗派を問わず市民らが集う場所となっている。
イスラム教シーア派の医師ムハンマド・アドナンさん(33)は「朝起きて、米兵がいないと思うと、うれしくてたまらない。テロで傷ついた患者がこれ以上、病院に運ばれてこないよう願っている」。スンニ派のアフマド・アブドゥルカドルさん(42)は「米軍のイラク占領が完全に終わってほしい。シーア派主導の政府には、スンニ派らとの国民融和に努めてほしい」と話した。
1863
:
千葉9区
:2009/07/03(金) 23:09:29
>>1844
>>1846-1850
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200907020009o.nwc
レバノン 首相派と議長派衝突 無政府状態 争い再燃も
2009/7/2
レバノンの首都ベイルートで6月28日、親米・反シリア与党連合「3月14日連合」代表で議会与党党首のサアド・ハリリ首相支持派と、国民議会議長でイスラム教シーア派政党「アマル」代表のナビハ・ベリ氏支持派が衝突。レバノン軍は同日、街頭で武装した者は誰でも発砲の対象になると警告を発した。
ベリ氏は6月25日に国会議長再任が決定し、ハリリ氏は同月27日、スレイマン大統領から首相に指名されている。与党議員はベリ氏の議長再選を、アマル派はハリリ氏の首相就任をそれぞれ支持。だがベリ氏を支持するシーア派組織ヒズボラやキリスト教勢力を含む反米・親シリアの野党連合「3月8日連合」57議員は、ハリリ氏の首相就任を認めていない。
ハリリ首相は「挙国一致」内閣を樹立する構えだが、野党連合は内閣参加の条件として閣議決定への拒否権行使が可能となる3分の1以上の閣僚数を求めており、これが組閣の大きな障害となりそうだ。
外交政策・安全保障をめぐる与野党の根本的な意見の不一致から、統一内閣の組閣作業は長引く可能性がある。最悪の場合には、レバノンで今後数カ月間無政府状態となり、武力衝突のリスクが高まって、過去4年間の党派争いが再燃するかもしれない。政治的な膠着(こうちゃく)状態が長引いた後には、社会・経済上の政策課題が待ち受けている。
1864
:
とはずがたり
:2009/07/04(土) 01:52:53
北特法:参院、全会一致で成立 我が国固有の領土と初明記
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090703k0000e010025000c.html
北方四島を「我が国固有の領土」と初めて明記した改正北方領土問題等解決促進特別措置法(北特法)は、3日午前の参院本会議で全会一致で可決、成立した。ロシア側が反発を強めるとみられ、8日から始まるイタリアでの主要国首脳会議(サミット)の際に行われる日露首脳会談への影響が懸念される。
改正法には「国は、我が国固有の領土である北方領土の早期返還を実現するため最大限の努力をする」として、領土問題の解決促進に対する国の責務を明記している。ロシア下院は6月24日、改正法が撤回されるまで領土交渉を中止するよう大統領や政府に求める声明を採択しており、法成立でさらに態度を硬化させそうだ。
中曽根弘文外相は3日午前の記者会見で、「北方領土問題での政府の見解は以前から変わらない。前進するような日露首脳会談になることを期待している」と述べた。【犬飼直幸】
1865
:
千葉9区
:2009/07/05(日) 12:43:22
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090705-00000061-san-pol
与那国島に陸自配置 中国に対抗 国境防衛の意思明示
7月5日7時56分配信 産経新聞
政府は4日、日本最西端に位置する沖縄県の与那国島(よなぐにじま)に陸上自衛隊の部隊を配置する方針を決めた。年内に策定する次期中期防衛力整備計画(平成22〜27年度)に盛り込む。複数の政府・与党関係者が明らかにした。実現すれば、沖縄で本島以外へ陸上部隊を配置するのは初めてとなる。付近を航行する船舶の監視を行うとともに、離島防衛の意思を明確にするのが目的で、軍事力を増強し東シナ海での活動を活発化させる中国に対抗し、南西諸島の防衛力を強化する狙いがある。
[フォト]海上自衛隊対馬防備隊本部には、ハングルで立ち入り禁止の看板が…
◇
配置する部隊は、レーダーなどで船舶の航行情報を収集する沿岸監視隊となる見通しで、規模は数十人。防衛省は、那覇市に司令部を置く陸自第1混成団(約1800人)を今年度末までに約300人増強し旅団に格上げし、その後、旅団から与那国島に部隊を新たに置き、レーダーサイトも設置する。
実戦部隊の配置は、島内に演習を行える十分な土地がないことや、中国、台湾を刺激しないよう配慮した結果、見送る方針だ。ただ、与那国島には2000メートルの滑走路を持つ与那国空港があるため、将来的には有事の際に陸自部隊の来援を受け入れたり、海自の哨戒機P3Cを配備したりすることもありそうだ。
与那国島は台湾まで約110キロ足らずの“国境の島”だ。中台海峡で紛争が起これば、影響を受ける可能性がある。また、米軍統治期の影響で、島の西側3分の2は台湾が領空侵犯に有効に対処するために設けた防空識別圏(ADIZ)に含まれ、18年8月に台湾が軍事演習を行った際、島西部が訓練区域に入り日本側が抗議したこともある。
中国、台湾が領有権を主張する日本固有の領土、尖閣諸島(中国名・釣魚島)までも約120キロの距離しかない。尖閣諸島の領有権問題や東シナ海のガス田開発をめぐる中国の活発な動きは、島民にとって憂慮すべき事態となっていた。
一方、島内は2カ所の駐在所に警察官2人がいるだけで、自衛隊が駐留する沖縄本島までも約500キロも離れている。周辺有事が起こったり、侵略があったりしても防衛できない問題が指摘されていた。
与那国町議会は昨年9月、自衛隊誘致の要請決議を賛成多数で可決した。外間守吉(ほかましゆきち)町長と崎原孫吉(さきはらそんきち)町会議長は6月30日、浜田靖一防衛相に陸自の誘致を求めた。浜田防衛相は週明けに与那国島を視察する。自民党も同月9日、防衛計画の大綱見直しに関する提言で、国境離島の領域警備体制の確立と南西諸島防衛の強化を政府に求めていた。
与那国町にとって自衛隊の誘致は、防衛省が基地受け入れ自治体に対して行う補助金事業への期待感もある。外間町長も産経新聞の取材に「自衛隊誘致は島の活性化と安全確保につながる一挙両得の選択だ」と話している。与那国島は周囲約28キロ、人口約1700人。観光とサトウキビ栽培、漁業が主力産業。
1866
:
とはずがたり
:2009/07/05(日) 16:35:19
自衛官「懲り懲り」が7割 日本の防衛、大ピンチ?
2009/6/26
http://www.j-cast.com/2009/06/26044134.html
現役自衛官へのアンケートで、7割もが「生まれ変わったら自衛官にならない」と答えていることが分かった。何が自衛官のやる気を失わせているのか。
社会的評価低く、やりがいないが理由?
自衛官は、もう懲り懲り!?――。防衛省の広報誌が、広報誌らしからぬアンケート結果を載せたことが話題だ。
この雑誌は、同省が編集協力する月刊の「MAMOR(マモル)」。その最新の2009年8月号によると、4月に行った現役自衛官125人へのアンケートで、「生まれ変わっても自衛官になりますか?」と聞いたところ、72%が「ならない」と答えたというのだ。「なる」は、わずか28%だった。
その理由は、アンケートでは必ずしも分からない。が、自衛官の悩みを聞いたところ、「自衛隊の社会的評価」がトップで、次に「仕事のやりがいや充実感」となり、「自衛官にならない」理由の一端がうかがえる。
そして、ほかになりたい職業として、医師や教師、警察官の順に多くなっている。自衛官同様な安定志向もうかがえるが、これらの職は、自衛官に比べ評価が高く、やりがいがあるということなのだろうか。
もし、自衛官になって何らかの原因でやる気を失っているとすれば、日本の防衛にとっては一大事となる。本当なのか。
著名な軍事評論家の江畑謙介さんは、アンケート結果は、当たっている部分も多いとみる。
「実際に自衛官になってみて、災害派遣に期待され、国を守ることへの期待が少ないのを感じています。自衛隊の不祥事が次々に出ていることも、がっかりさせる原因です。マスコミ報道でも、高い評価が与えられていません。また、海賊への対処や海上の警備で、自衛隊は実際に射撃ができないような状態に置かれています。給与面は、国際的にみても低くないので、不満があるとは思えませんが、仕事をしてうれしいと感じられなければ、やりがいが湧かないでしょうね」
幹部応募倍率、43.4倍から18.5倍に低下
実際、入隊しても辞める自衛官が増えているケースもある。
花形とされる航空自衛隊のパイロット。辞めたのが2004年、05年はそれぞれ3、5人だったのに、06〜08年は年20人にも達したのだ。06年は、イラクの復興支援のため空自が空輸を始めた時期に当たる。中日新聞の09年6月23日付記事によると、「自信がなくなった」という理由もあったといい、社会的評価ややりがいがネックになった可能性はある。パイロットを1人育てるのに、2年間で5億円ほどもかかるというから、大きな損失だ。
志願者をみても、ここ数年自衛隊の人気が落ちている。幹部候補生の応募倍率については、02年が43.4倍だったのが、07年には18.5倍にまで下がっているのだ。
自衛隊離れについて、軍事評論家の江畑謙介さんは、団体行動を嫌う若者気質などもあるとしながらも、自衛隊内部の原因も大きいと指摘する。
「官僚的な事なかれ主義が、若い人の芽を摘んでいます。下手に失敗すると損をする、やっても評価されないなら何もしない方がよい、と思ってしまうようですよ。それで自分のやっている役割に社会的評価がないとして、もう続けられないとなってしまうわけです。防衛省は、アンケートの結果を重く受け止めて、改善しないといけません。年に5兆円も使っているのですから、国会でも、安全保障や防衛についてもっと議論しないといけませんね。自衛官の士気に関わる問題ですから」
防衛省の報道室では、アンケートについて、「この結果だけをもって一概にお答えすることは困難であると考えるが、いずれにしても当方としては今般のMAMORの企画がその目的でもあるアンケート結果から垣間見える自衛官の素顔を知ってもらい、国防意識を高めてもらう契機となればよいのではないかと考えている」とのコメントを寄せている。
1867
:
千葉9区
:2009/07/06(月) 23:13:35
>>1865
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-07-06-M_1-002-1_002.html?PSID=000a5b0cbb4b8e80a847a721923172ad
人口増へ「苦渋の決断」/与那国町長の自衛隊誘致/住民の合意形成 後手に
誘致派「島を活性化」 反対派「説明不十分」
外間守吉与那国町長が6月30日、浜田靖一防衛相に自衛隊誘致を要請した背景には、防衛省が年末に策定する新防衛計画の大綱や中期防衛計画の作業が大詰めを迎えた事情がある。「陸上自衛隊の与那国配備」を盛り込むために「6月末が要請のタイムリミット」と誘致派に背中を押された。一方で、8月2日に町長選を控え、「自衛隊誘致」を争点にしたくない外間町長は「隠密要請」に出たが、逆に反対派は「説明が不十分」と批判を強めている。
「いくつかの方策を打ち出したが、人口減に歯止めがかからない」。外間町長は今回の行動を「苦渋の決断」と説明する。
人口約1650人。「卒業した中学生の分だけ人口が減る」と言われて久しい。島を出る一方で、戻る人が少ないという流れだ。最近では公共工事の削減などが響き、島内での子育てをあきらめ、家族ごと島を離れる住民も増えた。昨年9月には、与那国測候所が閉鎖し、島外からの給与を島内に落とす国家公務員が8人も引き揚げた。
そんな中、2007年に海上自衛艦が島に入港した際、「一晩で400万円を使った」と話が広がった。「拳銃2丁(駐在警察官2人)で国境の島を守れない」と国防上の理由で自衛隊誘致を進める町民もいるが、誘致派の多くは「自衛隊=島の活性化」と考えている。
外間町長は今年6月の町議会一般質問で人口増加策として「自衛隊を視野に入れる」と答弁。具体的には陸自の駐屯地で、100人規模が常駐することで隊舎や食堂、グラウンド、体育館などの社会資本整備も進むと想定。「4〜5人規模の分屯地なら断る」と言い切る。
誘致派は514人分の署名を集め、昨年9月に町長や町議会に提出。「町長が行動を」と防衛相への要請を強く迫った。町長選で外間町長を支持する町民の中には、自衛隊誘致に反対の立場を取る町民もいる。外間町長は町内を刺激しないよう、要請の事実を一部町職員にしか伝えず、防衛相と会った。
要請後、記者団に「手応えはあった。今後、町民にどういう形で理解せしめるか」と答え、タイムリミットを意識し、町民の合意形成が後手に回ったことをうかがわせた。
自衛隊誘致に反対する住民の会の新崎長吉共同代表は「外間町長は誘致派、反対派のどちらにもいい顔をしようとしている。拙速すぎる。重要な問題は住民投票を行うべきだ」と憤る。
与那国は一昨年から3年連続で台湾との航空直行便を実現するなど、台湾との交流に力を入れている。
アジアへの最先端へ「交流の島」などを将来像に掲げた05年策定の「与那国・自立へのビジョン」で座長を務めた島袋純琉大教授(政治学)は「国境の与那国に自衛隊を置くのは、町の振興のためでは通じない。軍事的緊張につながりかねず、台湾の理解、支持を得られるか」と今回の要請に疑問を投げ掛けた。(八重山支局・福元大輔)
1868
:
千葉9区
:2009/07/06(月) 23:14:39
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-07-05-M_1-002-1_002.html
了承ない署名も 与那国・陸自配置要請/町民「説明も不十分」
【与那国】外間守吉与那国町長が浜田靖一防衛相や火箱芳文陸上幕僚長らに陸上自衛隊の駐屯地を同町に配置するよう要請した際の根拠の一つとした町民514人分の署名(人口約1650人)について、複数の町民が4日までに、家族や親せきの了承を得ず代理で署名したり、十分な趣旨説明を受けず署名していたことを認めた。自衛隊誘致に反対する町民らは「重要な要請なのに根拠がいかがわしく、説明が不十分」と批判している。
外間町長は要請の事実や日時を一部町職員にしか伝えておらず、当日の地元新聞の「町長日程」覧には「東京出張」や「防衛省要請」には触れず、「日常公務」としていた。崎原孫吉町議会議長や2町議は私費で同行。崎原議長は「議会に旅費を請求すると反対されるので、こっそり行った」と話している。
外間町長は514人分の署名を「重く受け止めている」としながら、説明会を開くなど住民から直接話を聞く機会を設けていない。「町議会で町長として誘致賛成の姿勢を示し、反対住民から何の動きもなかったので要請した。もっと説明した方が良かったとも思う」と説明が不十分だったことを認めた。
ただ、「極秘要請」の批判については「長崎県でのフォーラム参加などが重なり、日程覧に書くのがややこしかったので担当職員が『日常公務』にしただけでは。隠すような深い意味はない」としている。
署名を集めた与那国防衛協会(35人、金城信浩会長)の糸数健一町議は「自衛隊誘致に賛同してくれますか、と説明した。趣意書も見せた」と正当性を強調。昨年6月に約30人で各戸を回ったとし「活動を続ければ800人の署名が集まった」と話した。
一方、署名集めを手伝った男性は「『自衛隊誘致はいいことだ』といって親せきや家族の名前をその場で書く人もいた」と証言。観光業の女性は「『自衛隊が来たらキビ刈りを手伝ってもらえる』と聞いて、何も考えずに署名した。大臣要請に使われるとは」と驚いていた。
島袋純琉大教授(政治学)は「自衛隊誘致は住民の意見が割れ島の将来を左右する事案。大臣に要請するのに町民に説明がないのは、地方自治で重要な合意形成プロセスとして、大いに問題がある」とした。
1869
:
ミヤちゃん
:2009/07/08(水) 18:14:22
中国大使館襲撃事件でオランダが謝罪
現地時間6日午後1時に「東トルキスタン」分子150人余りが大使館前でデモを行ない、デモはすぐに組織的で計画的な暴力事件になった。そして「東トルキスタン」分子は、準備していた石や卵を大使館に投げつけ、中国国旗を燃やし、大使館の柵をよじ登ろうとするものまで現れ、一部のデモ参加者は刃物を所持していた。この暴力事件で中国大使館の大通りに面するガラスは全て割られ、屋根や壁、表札なども損傷を受けた。
オランダのフェルハーヘン外務大臣は7日夜、在オランダ中国大使館が「東トルキスタン」分子に襲撃された件について中国政府に謝罪し、中国大使館が受けた重大な損害の賠償を行い、法律に則って事件の当事者を取り締まり、今後このような事件が再発しないことを保証すると示した。
1870
:
千葉9区
:2009/07/12(日) 13:26:03
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2009071202000057.html
地元でも二分 与那国に陸自配備検討
2009年7月12日 朝刊
防衛省が南西諸島の国境にある与那国島に陸上自衛隊の部隊を配置する検討を始めたことが波紋を広げている。島の近くには中国が領有権を主張する尖閣諸島があり、中国は警戒の目を向ける。島内でも経済効果への期待がある一方、緊張を高めれば台湾との交流で島おこしを目指す構想が台無しになるとの懸念もあり、意見は割れている。 (三浦耕喜)
「私が来たことが答えだと思ってほしい」
八日、歴代の防衛庁長官・防衛相として初めて与那国町を訪れた浜田靖一防衛相は、外間守吉町長にこう答えた。外間町長は先月三十日に上京し、浜田氏に陸自配置を要請したのだった。浜田氏との会談後、外間町長は「百人規模の駐屯地ということでお願いしたい」と期待を示した。
与那国町が陸自を誘致するのは、衰退する島の振興のためだ。かつては台湾との交易で栄えたが、現在の人口はピーク時の八分の一の約千六百人に減少。切り札として陸自配置を求める声は強く、町議会は昨年九月に誘致を決議していた。
一方の防衛省としても、与那国島など南西諸島の防衛は現行の「防衛計画の大綱」で掲げた課題。第一弾として、那覇の陸自第一混成団を本年度末に旅団へ格上げし、二千百人に強化する予定だ。浜田氏は「災害でもできることがある。議論は当然だ」と、与那国への配置に積極的だ。
だが、警戒の目を向けるのは中国だ。尖閣諸島の南約百五十キロの与那国島に陸自を配置するのは、尖閣諸島の実効支配を強化するものでもあるからだ。中国外務省の秦剛副報道局長は「日本がこの地域での平和と安定に結び付く行動を取るよう希望する」と陸自配置をけん制する。
島内世論も割れる。与那国町は「国境交流構想」として台湾との直接航行を復活させ、島の活性化を目指している。陸自配置で中国を刺激すれば、台湾との交流にも阻害要因となる。「昔からの自然な結び付きの中で島おこしを考えていたのに、軍隊が来ては国家と国家が角突き合わせる話になってしまう」。構想を進めてきた関係者の一人は、そう言ってまゆをひそめた。
1871
:
小説吉田学校読者
:2009/07/13(月) 21:27:27
軍艦内は主権免除と不可侵権があるので、密約も何も、寄港した時点で「持ち込ませず」など何も担保がないのは分かりきってることでしょう。
そっちの密約じゃなくて、私としましては、「沖縄駐留費肩代わり密約」の方について、外務委のいっそうの努力を期待したい。
河野氏、核密約否定なら審議中止 「虚偽答弁、容認せず」
http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009071301000477.html
自民党の河野太郎衆院外務委員長は13日午後、核持ち込みに関する日米間の密約に関して国会内で記者会見し「(政府が否定すれば)虚偽答弁となる。事実と違うことは受け入れられない」と述べ、今後の委員会答弁で政府が従来の説明を繰り返した場合、その段階で委員会の審議を止める方針を表明した。
河野氏は会見で、密約の存在を共同通信などに証言した村田良平元外務事務次官らから聞き取り調査した結果として「信ぴょう性は極めて高いと判断した」と述べた。
これに対し、河村建夫官房長官は13日午後の衆院海賊対処特別委員会で「密約はないと歴代の首相、外相が答弁してきた。私も密約はないと信じている」と強調。中曽根弘文外相は記者団に「河野氏の会見内容をよく承知していないので、何とも申し上げようがない」と述べるにとどめた。
衆院外務委員会で審議されている案件はなく、次回開会日は未定。河野氏は21日の週に衆院が解散される見通しになったことを受け、今国会中に答弁を修正させるのは困難との認識を示した。
河野氏は近く外務委の理事懇談会を開き、次期国会以降も従来の答弁は認めないとする委員会決議の採択を呼び掛ける考えを明らかにした。ただ与党側とは調整しておらず、実現の見通しは立っていない。
聞き取り調査後の共同通信に対する河野氏の説明によると、村田氏は1960年の日米安全保障条約改定に際し、核兵器を積んだ米軍艦船などの日本立ち寄りを黙認することで合意した密約を、歴代の外務事務次官らが引き継いで管理していたと証言した。
政府側は外務委などで一貫して「密約は存在しない。元外務事務次官らから聞き取り調査を行う考えもない」(中曽根外相)と答弁してきた。
1872
:
とはずがたり
:2009/07/14(火) 18:27:59
また中身のない無節操パフォ議員の血が騒ぎ出したか。
こういうのは菅直人外相にやって貰うしかないね。
「核密約ない答弁、お断り」 河野外務委員長、修正要請
http://www.asahi.com/politics/update/0713/TKY200907130301.html
2009年7月13日20時46分
河野太郎衆院外務委員長(自民)は13日、日本が核兵器を搭載した米艦船の寄港や領海通過を認めた「核密約」の問題で記者会見し、「外務委員会では今後、従前の政府答弁を繰り返すことはお断りしたい」と述べ、外相らによる「密約はない」という答弁を修正するよう求める考えを表明した。
河野氏はこの日までに、密約の存在を報道機関に証言した村田良平元外務事務次官ら関係者に面会。その結果「証言の信憑性(しんぴょうせい)は極めて高い」と判断したという。政府が今後も密約を否定する場合には、外務委員会の審議を止める意向も表明した。
また、与野党委員の協力を得て、答弁修正を求める決議を委員会で採択したい考え。ただ、他の与党委員の同調を得られる見通しがないうえ、麻生首相が衆院解散を決めたため、今国会中に委員会を開けない可能性もある。
河野氏は会見で、「(密約は)個人的には時代背景を考えれば、ある面、やむを得なかったと思っている」と述べた上で、「北朝鮮に対する核抑止を真剣に考えなければいけない時期に来ている」と指摘。「国民もメディアも、大多数が『政府はうそを言っている』という認識のもとで、核抑止の議論が本当にできるのか」と語った。
これに対し、薮中三十二外務事務次官は記者会見で、政府の見解を修正する考えはないとの意向を改めて示した。(五十嵐誠)
外相、河野衆院外務委員長を批判 「核密約」問題で
http://www.asahi.com/politics/update/0714/TKY200907140239.html
2009年7月14日13時20分
中曽根外相は14日の記者会見で、河野太郎衆院外務委員長が「核密約は存在しない」という従来の政府答弁の修正を求めたことについて「一個人の判断だけで、これだけ重要な問題を確証もないままに、国会答弁の修正を求めるのは手続き上もいかがなものか」と批判した。
河野氏は、日本が核兵器を搭載した米艦船の寄港などを認めた「核密約」について、村田良平元外務事務次官らから話を聴いた結果、「信憑性(しんぴょうせい)は極めて高い」と判断したとしている。
河村官房長官は同日の記者会見で、密約の存在を改めて否定。政府として外務事務次官経験者らの調査をする考えもないことを明らかにした。
1873
:
とはずがたり
:2009/07/16(木) 01:14:25
劣化ウラン弾で白血病児10倍に 米軍使用、イラク南部で
07/15 17:19
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/international/2009071501000601
湾岸戦争(1991年)、イラク戦争(2003年)で主要な戦闘の舞台となり、米軍が劣化ウラン弾を使用したバスラなどイラク南部で、子供の白血病症例が10倍以上になっていることを、国立バスラ母子病院のジナン・ガリブ腫瘍科医長(40)が15日までに明らかにした。
ガリブ医長は、劣化ウラン弾のウランで「土地や野菜、破壊された戦車が汚染された」との見方を示し、子供の白血病急増の原因だと指摘している。
ガリブ医長によると、湾岸戦争前まで、同病院で扱うイラク南部の子供の白血病症例は年間14〜16件だったが、同戦争後40〜50件に急増、さらにイラク戦争後の08年には167件となったという。湾岸戦争前と比較して、白血病にかかった子供が10倍以上になった計算だ。
劣化ウラン弾は弾芯に劣化ウランが用いられた弾丸や砲弾。微粒子となったウランが拡散して人体に入って体内被ばくを引き起こし、住民や兵士に白血病やリンパ腫が続出したとの指摘があり、米国などでは健康被害への賠償を求める元兵士らの集団訴訟が起きている。(バスラ共同)
1874
:
とはずがたり
:2009/07/20(月) 02:04:18
鳩山代表:「密約文書、存在明かす」 政権交代後の方針
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090716k0000m010085000c.html
民主党の鳩山由紀夫代表は15日、核搭載艦船の寄港などを認める米国との密約について「政権を取ればこういった文書の存在は明らかにし、オープンな議論で結論を出したい」と述べた。政権交代後、密約の扱いについて米側と協議する方針を示したもので、核兵器の持ち込みなどを禁じた非核三原則に関しては「現実問題としては堅持できる状況」と見直さない考えを強調した。東京都内で記者団に語った。
鳩山氏は14日の記者会見で「北朝鮮の問題も含めて必要性があったからこそ、現実的な対応がなされてきた」とこれまで核搭載艦船が寄港していた可能性に言及している。しかし、15日には「核を搭載した米艦船が日本に寄港する必要は既になくなっている」と指摘し、非核三原則は堅持する姿勢を示した。
一方、河村建夫官房長官は15日の記者会見で、非核三原則について「日本の国是の大原則だから軽々に言及できる課題ではない」と堅持する姿勢を強調。密約については「いろんなことが指摘されているが、一切ないと歴代首相が言明してきた通りだ」と述べた。【佐藤丈一】
1875
:
とはずがたり
:2009/07/23(木) 04:47:54
在日米軍住宅地区の一部返還打診 国が逗子市に
2009.7.23 00:56
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090723/plc0907230058000-n1.htm
在日米海軍池子住宅地区(神奈川県逗子、横浜両市)の一部返還問題で、防衛省は22日、同地区内の約40ヘクタールの区域を返還する案を逗子市に提示した。同省が米軍と調整していた。
これを受け、平井竜一市長は「国に一定の努力はしてもらった」と評価した上で、「ただ、慎重に検討していきたい」と述べた。今後、受け入れの是非を表明する見通し。
平井市長から報告を受けた松沢成文知事は、15日に同省に具体案提示の要請をしていた経緯などもあり、「国の対応を評価したい。逗子市には国との協議に応じてほしい」と、市に前向きな対応を求めた。
返還の対象となる区域は、市が返還を求めてきた緑地公園用地を超える広さ。ただ、返還の条件として、同地区の横浜市域での米軍家族住宅などの建設や、逗子市域での米軍家族向けの小学校建設などを市が容認することを求めている。同省南関東防衛局は「ぎりぎりまで踏み込んだ提案」とした。
1876
:
とはずがたり
:2009/07/23(木) 05:07:22
地域経済が死にそうなどっかの過疎地で受け容れてくれる所ないんかね?
能登半島の先っぽの方とか,佐多岬の先っぽとかどうよ?新設になるからカネ掛かるけど。
【09衆院選】民主、普天間県外移転先に九州2基地を検討
2009.7.23 01:42
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/090723/elc0907230143002-n1.htm
在日米軍再編に伴う米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、民主党が宮崎県内にある航空自衛隊の新田原(にゅうたばる)、福岡県の築城(ついき)両基地を県外移転先の候補地として検討していることが22日、分かった。
両基地は有事の際に米軍が普天間飛行場の補完として展開することになっている。
民主党は政権を獲得した場合、グアムなど国外移転の可能性も含めて米政府と協議していきたい考えだが、現行の移設計画見直しに慎重な米側が応じるかは不透明だ。
民主党は昨年7月にまとめた「沖縄ビジョン2008」で、普天間飛行場に関し、「県外移転を模索し、戦略環境の変化を踏まえ国外移転を目指す」との方針を打ち出した。同党は沖縄県に集中する基地の負担を軽減することを重視しており、沖縄県内の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(名護市)に移設する政府案の見直しを主張している。
鳩山由紀夫代表は19日の沖縄県内での集会で、「『最低でも県外(移転)』の方向で積極的に行動したい」と発言。周囲には新田原、築城両空自基地を挙げているという。
両基地は平成18年の米軍再編に関する日米合意で、日本が攻撃される「武力攻撃事態」(有事)や、日本周辺で紛争が起きる「周辺事態」の際に、新設する普天間代替基地で収容し切れない部隊が展開することを認めており、滑走路や隊舎の整備も進んでいる。
しかし、「普天間飛行場の主力である米海兵隊のヘリ部隊を移すには敷地が手狭」(防衛省幹部)ともされ、民主党内にも実現性を疑問視する声がある。
政府・与党からは「県外にといってどこと言わないのは非常にずるい」(中曽根弘文外相)などの批判も出ており、衆院選の政権公約(マニフェスト)などでどこまで具体化が図れるかが焦点となる。
1877
:
千葉9区
:2009/07/26(日) 02:04:37
http://mainichi.jp/select/world/news/20090726k0000m030078000c.html
イラク:クルド議長、再選濃厚 政府と対立続く
【カイロ和田浩明】イラク北部のクルド自治区で25日、自治政府議長と議会(定数111)の選挙が行われた。中央政府と対立する現職議長や議会主流派が有利と見られ、領土や油田、政治権限などの対立課題について、選挙の結果、自治区と中央政府が歩み寄ることは期待できそうにない。中央集権化を志向するマリキ首相は、民族・宗派間対立や治安維持への取り組みで米国とも緊張関係にあり、クルド側と米国との間で難しいかじ取りを強いられる局面が続くことになりそうだ。
現地からの報道によると、クルド自治政府議長選ではマスード・バルザニ議長(62)の再選が確実視されている。議会選でも、議席の約7割を占めるクルド民主党(KDP)とクルド愛国同盟(PUK)の2大政党の優位は「変わらない」(クルド人ジャーナリスト、イブラヒム・シャリーフ氏)との見方が目立つ。開票作業はバグダッドで行われるため、結果確定には数日かかる見通しだ。
クルド自治政府・議会は、産油都市キルクークの帰属や油田の開発・収益の配分、権限区分などを巡って、中央政府と衝突を続けている。6月末には議会がキルクークなどをクルド側に編入する憲法案を可決。バルザニ氏は「妥協はしない」と明言している。訪米中のマリキ首相は23日、クルド自治区との対立は「最も危険な問題の一つ」と深刻視していることを認めた。
イラクで多数派を占めるイスラム教シーア派のマリキ首相に対し、オバマ政権は今月初旬にイラクに派遣したバイデン副大統領らを通じて、クルド側やスンニ派との政治的和解を進めるよう圧力をかけている。しかし、イラク政府幹部は「外部からの介入だ」として、強く反発した。
オバマ米大統領は22日、マリキ首相との会談後、「イラクの安定と成功には、すべての民族、宗派の居場所が必要だ」と述べ、改めて和解を促した。
マリキ政権と米国は、別の緊張もはらむ。駐留米軍は6月末で戦闘部隊がイラク都市部から撤退したが、治安権限を回復して「主権の再確立」に自信を強めるイラク軍は、残る米軍に対し、単独での行動を制限するなどの措置を導入したからだ。
米メディアによると、米軍は「行動制限で兵士の安全に問題が出かねない」と反発しているが、イラク側は、「(今年1月に発効した)米軍地位協定にのっとった措置」だと主張している。
ただし、渡米中のマリキ首相は、米軍の撤退スケジュールについて、イラク軍の訓練や支援が必要と判断すれば「(撤退期限を定めた)地位協定を再検討する」とも発言した。「脇役」に回ったとはいえ、米軍が治安維持で必要になる可能性を想定していることを示したものだ。
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