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統一地方選・地方議員関連統一スレッド

1■とはずがたり:2003/01/11(土) 04:21
政権交代には足腰となる地方組織が重要である。
統一地方選や地方議会ネタを扱います。

5825とはずがたり:2007/04/15(日) 01:26:41

判りやすくも三教組と学会の支持を失った岡部と溝口が議席を失ったのだな。

激戦区ルポ(2) 「票読めない」 各陣営困惑
10市町村合併 琵琶湖より広く
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/toitsu07/toitsu_070402_1.htm

三重県議選 津市選挙区
溝口昭三57無元〈自〉
岡部栄樹63自現 
真弓俊郎59共元 
前野和美58自現 
杉本熊野53無新〈民〉
前田剛志47無現〈民〉
舟橋裕幸52無現〈民〉〈社〉
今井智広39公新 
青木謙順50自現 
届け出順、〈 〉囲み文字は推薦・支持政党

 「まだ9位。あと二つ押し上げてください」。1日夜、津市一志町の公民館で開いた個人演説会で、杉本は声を張り上げ、小柄な体を何度も折り曲げた。杉本は、三重県教職員組合(三教組)が県議選津市選挙区(定数7)で初めて擁立した独自候補。市町村合併による定数増で、滑り込みのチャンスを狙う1人だ。



 津市は昨年1月、10市町村が合併して誕生した。旧津市や旧一志郡など4選挙区が一つになり、定数は前回より3増えた。都市部と郡部が合わさり、琵琶湖より広くなった選挙区を、現職や元議員、新人の計9人が走り回るが、各陣営とも「票が読めない」と頭を抱えている。

 三教組はこれまで、他の選挙区では県議を輩出してきたが、定数4の旧津市では独自候補は困難と判断、他候補の支援に回ってきた。元小学校教諭の杉本は1月以降、100回以上のミニ集会を重ね、旧津市の住宅地を中心に支持を広げる。後援会事務局次長の細井篤志は、「組織票を持ち、他陣営からは警戒されるが、そんな甘い戦いじゃない」と焦る。

 一方、元衆院議員秘書の今井は、公明にとって津市選挙区では20年ぶりとなる公認候補。39歳の若さを武器に、支持固めに重点を置く。1日は花見会場やスーパー、団地など10か所以上で声をからし、夜には3回の個人演説会をこなした。

 昨年2月の津市議選で、同党公認候補が集めた票は約1万4000。この県議選の当選ラインには届かないが、党県本部事務長の山内隆嗣は、「合併後初の選挙は、県都で議席を取る最大のチャンス」と位置づけ、上積みを目指す。



 固い支持基盤を持つ2新人の登場に加え、旧安芸郡選出の現職が土壇場の3月初旬に出馬を断念し、混戦に拍車をかけた。この現職が前回獲得した約1万1600票が宙に浮き、当選ラインの見直しを余儀なくされた各陣営は焦りを募らせる。

 目立った組織票のない自民系4陣営の危機感は強い。旧津市の岡部は前回のような三教組の支援が期待できず、今回は初の自民公認での戦い。前回ともに無投票だった旧久居市の前野、旧一志郡の青木は、旧津市での浸透に懸命だ。昨年2月の市長選に出馬し、唯一、新しい津市での選挙を経験した溝口にも、前回のような公明の支援はない。

 労組票に支えられる旧津市の前田、舟橋はともに前回、1万6000票近く得ているが、「票がどう流れるのか、全く読めない」と不安を隠さず、上積みに必死だ。

 一方、党の議席回復を目指す真弓は無党派層を取り込もうと、街頭に立つ。陣営は、「有力2新人の出現で厳しい団子状態だが、石にかじりついても滑り込む」と意気込む。



 現職、元議員は、支持を呼びかける電話の台数を前回の倍に増やしたり、飛び込みで支持を訴えたりしているほか、草刈り場となった旧安芸郡などで、新たな支持層を獲得しようと知恵を絞る。1日にはそれぞれ、行楽地や街頭でマイクを握り、個人演説会を回ったが、ある現職は「新人のように小さなツテも頼って、飛び回っている。現職としての強みはなく、誰が脱落してもおかしくない」と、これまでとは勝手が違う選挙戦の厳しさをかみしめた。(敬称略、三戸慶太)

(2007年4月2日 読売新聞)

5826とはずがたり:2007/04/15(日) 11:20:06

始動!長崎県議選
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/touitu/kikaku1/01.html

長崎市区(定数14)
合併町部に熱い視線

▽立候補予定者と結果
○佐藤 了  66 自現(3)
−西川 忠彦 68 自現(3)・前副議長
○野本 三雄 69 自現(3)
○中山 功  58 自現(2)
○高比良末男 58 民現(1)
○渡辺 敏勝 59 民現(1)
○江口 健  56 公現(1)
○小林 駿介 59 公現(1)
○押渕 礼子 68 無現(1)
○下条文摩左 57 自新県連違法献金事件で前回出馬を見送り
−吉原日出雄 48 自新党公認で初挑戦の筈が市議選へ回る
○陣内 八郎 57 民新県職労・市議
○高比良 元 54 民新元三和町長
○堀江ひとみ 47 共新
○金子三智郎 59 社新前田後継
○浅田真澄美 40 無新
×川口 龍彦 53 無新

 「不出馬を決めてから、同僚議員が何人も支援を頼みにやって来た」―。長崎市と合併した長崎半島旧五町の西彼杵郡第1選挙区の自民現職、江上忍(75)=一期=が明かす。現職らがこぞって江上の元を訪れるのは、これまで縁の薄かった野母崎や三和など周辺町に少しでも食い込みたいとの思惑がある。

 定数一四に対し十七人が立候補するとみられる長崎市選挙区。旧西彼七町との合併で選挙区が広がる中、新たに加わった有権者約三万五千の投票行動や、立候補予定者の約半数が主地盤とする市南部での戦いに注目が集まる。前回上位当選を果たした現職勢は、合併町部でも組織力を生かして票を上積みする可能性が高い。

 自民は、副議長の佐藤了が琴海など合併町部で支持拡大を図り、前副議長の西川忠彦は市東部、野本三雄は市北部で票固め。県連違法献金事件で前回出馬を見送った長崎市議五期の下条文摩左、同二期の吉原日出雄は党公認での初挑戦、後援会づくりに取り組む。中山功は市南部を拠点に三期目を目指す。

 民主は、三菱重工労組長船支部出身の渡辺敏勝、高比良末男が同労組、OBの力を結集し大量得票をもくろむ。今期で引退する萩原康雄(66)=三期=は、同じく県職員組合出身で長崎市議二期の陣内八郎と交代。同市議で元三和町長の高比良元は豊富な行政経験を訴え各地を回る。県連幹事長の川越孝洋(63)=四期=、松尾等(66)=三期=は勇退の公算が大きい。

 公明の小林駿介、江口健は創価学会の支援に加え、地域票の取り込みに全力。共産は中田晋介(68)=七期=が退く代わりに、長崎市議四期の堀江ひとみが出馬。社民の前田富雄(71)=五期=は自らも務めた県建設産業労働組合の現委員長、金子三智郎を後継指名した。

 無所属では、前回初挑戦ながら、約一万四千票を獲得しトップ当選を飾った内科医の押渕礼子が医師会、活水同窓会の後押しもあり盤石。浅田真澄美は二回目の戦いで若者、女性票の掘り起こしに懸命。元国会議員秘書の川口龍彦は県庁近くに後援会事務所を構え、知名度アップに躍起だ。

2006年11月29日長崎新聞掲載

5827とはずがたり:2007/04/15(日) 11:20:26
始動!長崎県議選
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/touitu/kikaku1/02.html

佐世保市区(定数8
上がるボーダーライン

▽立候補予定者
○宮内 雪夫 73 自現(9)
○田中 愛国 62 自現(3)
×外間 雅広 48 自現(1)無所属で当選した癖に自民に入りやがって落ちやがった
○溝口芙美雄 59 自現(1)
−森  信也 60 民現(5)社民離党民主入り出馬せず
○織田 長  57 公現(2)
○吉村 庄二 66 社現(2)
×井手 吉弘 53 自新
○久野 哲  59 民新
○末次 精一 43 無新元小沢一郎秘書。外間の教訓を生かして自民なんかはいるなや〜
○山田 朋子 民新
×石川 悟 共新
 二〇〇三年の前回、一万八千票以上を集め三期連続トップ当選を果たした自民の朝長則男(57)=四期=が来春の佐世保市長選に転じるため、朝長票は自民勢を中心に分散するとみられる。立候補予定の一人は「朝長陣営の会合には積極的に顔を出している。自分の票固めが先決だが、その後は朝長氏の地盤を回りたい」と、市長選への選挙協力による票の上積みを期待する。

 定数八に対し、これまでに、前回の立候補者数と同じ十人が名乗りを上げた。いずれも旧市内を地盤とし、候補予定者が空白となっている合併地域の取り込みを狙った戦いが水面下で繰り広げられている。大量得票を誇った朝長が抜けることや合併に伴う有権者の増加で、「前回より当選のボーダーラインは上がる」との見方が強い。

 自民は五人を公認。県議会議長などを務めた宮内雪夫は長年培った後援会組織と知名度を武器に、現職最多の十回目の当選に挑む。田中愛国は、四期務めた市議時代からの後援会や支援企業グループを足掛かりに支持層拡大に懸命。前回、無所属だった外間雅広は党公認を得て、ミニ集会を精力的に開いている。漁協組合長の溝口芙美雄は水産関係者が多い旧北松小佐々、宇久両町の票の取り込みをうかがう。市議三期目の井手吉弘はこれまでの地域票に加え、地銀勤務時代の人脈などをつてに初陣に臨む。

 地方議会での党勢拡大を目指す民主は二人を立てる。社民を離党した森信也は連合長崎の推薦を弾みに票固めを急ぐ。新人の久野哲は佐世保重工労組の前委員長。労組員が目減りする中、一般有権者へどこまで浸透できるかが鍵。

 手堅い組織票で三期目に挑戦する公明県本部代表の織田長は、連立与党を組む自民の支持層からの得票にも期待。社民の吉村庄二は、支援労組を足掛かりに合併地域に攻める。民主・小沢一郎代表の私設秘書などを務めた無所属新人の末次精一は、草の根運動で支援の輪を広げ、次点に泣いた前回の雪辱を誓う。

 このほか、共産が一人の擁立を模索している。(佐世保)

2006年11月30日長崎新聞掲載

5828とはずがたり:2007/04/15(日) 11:20:46

始動!長崎県議選
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/touitu/kikaku1/03.html
諫早市区(定数4)
選挙区広がり戦い激化

▽立候補予定者
八江 利春 66 自現(5)
北浦 定昭 61 自現(1)
大久保潔重 40 民現(2)→補選当選・民主公認で参院選出馬のため出馬せず。
田中 克史 56 無現(1)
中村 和弥 46 無新

 昨年三月の新市発足以降、補選が二度行われた。いずれも合併特例法の適用に伴い、旧選挙区単位で実施されたため、全市一区での選挙は来春の統一地方選が初めてとなる。

 具体的には旧北高来郡区と旧諫早市区の“線引き”が外れ、全有権者数(約十一万四千人)の一割を占める多良見町が新たに選挙区に加わる。有権者の選択肢が広がる一方、候補者はなじみが薄い地域の攻略が一つの鍵となる。

 今のところ、現職四人と新人一人が立候補の意思を固めているが、ほかに数人の名前が取りざたされており、予定者の顔ぶれは確定していない。少数激戦か、それとも複数が乱立する混戦か−。いずれにしても選挙区が大きく広がったことで、ベテラン、新人ともに厳しい集票合戦を強いられそうだ。

 自民現職の八江利春は、昨年四月の市長選に敗れた後の県議補選(旧諫早市区)で復帰。豊富な政治経験と知名度を生かし、六回目の当選を目指す。昨年五月の補選(旧諫早市区)で初当選を果たした自民現職の北浦定昭は本選は初めてとなるが、旧諫早市議時代の人脈や現職の強みを生かし、精力的に支持拡大を狙っている。

 民主現職の大久保潔重は昨年九月の衆院選長崎2区で現職に敗れ、今年二月の補選(旧諫早市区)で復帰した。草の根の後援会組織や民主支持層を軸に、幅広い浸透を目指す。

 合併直前の旧森山町長を務め、昨年五月の補選(旧北高来郡区)で当選した田中克史は、二期目に虎視眈々(たんたん)。市内をこまめに回り、支持者の獲得に力を入れている。

 旧小長井町議で新人の中村和弥は二度目の挑戦となる。昨年五月の補選(旧諫早市区)では旧諫早市区から立候補し、現職の八江と北浦に敗れた。今回は自民推薦で初当選を目指す。共産も議席獲得を目指して公認候補を擁立する構え。現在、人選を進めており、近く候補者を発表する。

 このほか、昨年四月の市長選で敗れた自民元職の出馬がささやかれているが、現段階での態度表明はない(→出馬せず)。昨年五月の補選(旧北高来郡区)に出馬、落選した元小長井町長の名前も挙がっており、今後の動向が注目される(→出馬せず)。(諫早)

2006年12月1日長崎新聞掲載

5829とはずがたり:2007/04/15(日) 11:21:11
始動!長崎県議選
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/touitu/kikaku1/04.html
大村市区(定数3)
現職、元職が乱立の様相

▽立候補予定者
吉川 豊  71 自現(3)
高見 健  53 無現(1)→落選
山北 正久 57 無現(1)
小林 克敏 61 無元(3)
野口 健司 43 無元(2)
 「復活」と大きく赤字で書かれた看板が舞台に浮かぶ。十月下旬。大村市民会館。「女性の集い」と銘打った集会には千人以上の主婦らが訪れ、人波はやがてロビーにあふれ出した。

 主催は「小林かつとしを復活させる会」。無所属で元職の小林克敏は、県議会副議長だった一九九七年、公共工事をめぐる談合事件で逮捕され、県議を辞職。しかし、その後も系列市議を複数出すなど精力的に政治活動を展開し、十年ぶりの政界復帰を狙う。

 一年前から各地でミニ集会を重ねる小林。女性の集いには、伊藤長崎市長も弁士として応援に駆け付け、小林は「大村市には経験とパワーのある政治家が必要」と強烈にアピールした。

 現職三人に、一定知名度のある元職二人が割って入る構図が予想される大村市区。二〇〇二年、パーティー券販売をめぐり、政治資金規正法違反罪に問われて県議を辞職した野口健司は、九月の市長選で敗退。背水の陣で臨んだ市長選の直後だけに、出馬をめぐって後援会内部に賛否両論が渦巻くが、「出馬の方向で動く」(支援者)との見方が支配的だ。

 これを迎え撃つ形となる現職三人。自民公認の吉川豊は十月から「県政報告会」を始め、後援会組織の引き締めに着手。出身地区の消防団など従来の支持母体に加え、前市長を支持した四年前の市長選とは一転、九月の市長選で応援に回った松本市長の支援にも期待を込める。

 「庶民派」を売り込む無所属の山北正久は、市北部の地盤を核に、現職の実績を強調。選挙協力関係にある松本市長や、交流のある谷川弥一衆院議員(長崎3区)の後方支援も視野に入れる一方、「市民が復活を果たして許すのか。大村市の“常識”が問われる選挙になる」と、暗に小林、野口をけん制する。

 かつて自民に所属した小林、野口を含め保守が割れれば割れるほど、優位に作用するとみられる(→保守の票の掘り起こしの前に落選。。)のが、民主、社民推薦で労組が支援する高見健。政治浄化と刷新の必要性を訴え、非自民票の結集を図る。山北同様、「大村市民の良識を信じる」と元職らの動きを意識しながらも、「うちは自分の選挙をやるだけ」と淡々と語る。(大村)

2006年12月2日長崎新聞掲載

5830とはずがたり:2007/04/15(日) 11:21:37
始動!長崎県議選
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/touitu/kikaku1/05.html

西彼杵郡区(定数2)
三つどもえで激戦必至

▽立候補予定者
三好 徳明 66 自現(4)
橋本 希俊 67 民現(3)
辻田 光昭 59 自新
 自民県連は十月末、時津町を地盤とする現職で県連幹事長の三好徳明と、長与町が地盤で前回の雪辱を期す新人の辻田光昭をそれぞれ公認した。選挙戦はこの自民勢二人と、民主県連副代表で現職の橋本希俊の三つどもえの構図となる見通し。

 西彼杵郡は、市町村合併に伴う西海市の誕生や長崎市の広域化などで前回の十五町から長与、時津の二町に減った。選挙区も南部五町の西彼杵郡1区(定数一)、北部十町の同2区(定数五)から、長与、時津両町をエリアとする定数二の一区だけとなった。

 辻田は、引退した池原泉元県議会議長の後継として立候補した前回、百十一票差で涙をのんだ。だが、地元の長与町では候補者中最多の六千票余を集めており、その後の政治活動でさらに支持を広げている。

 着々と準備を進める辻田。「厳しい選挙になるが、とにかく勝たなければ。必死でやるしかない」と語る。

 同じく長与町が地盤の橋本。出身母体の三菱重工労組長船支部を中心に態勢を固めつつある。しかし、陣営は「十町から二町になり、これまでの組織型だけでは勝てない」と分析、細やかな運動で有権者への浸透を図る。

 前回トップ当選の三好。地盤の時津町では、県連幹事長として県内をまとめる立場の本人に代わり、地元の自民系町議や後援会を中心に運動を展開。一九九四年の補選で初当選以来四期十三年の実績をアピールし、支持拡大に努める。

 前回、三人が両町で獲得した票数はいずれも七千票前半で、その差は百票あまり。激しい戦いが予想される。(西彼中央)

南島原市区(定数2)

▽立候補予定者
末吉 光徳 60 自現(5)
宮崎 和孝 53 自新
 現職で六期目を目指す有家町が地盤の自民公認、末吉光徳が抜群の知名度と安定感を誇る。新人で現在、自民に公認申請中の宮崎和孝は、旧南高南有馬町の元町議会議長。今年の夏から市全域をくまなく回り、草の根の支援獲得を目指す。

 現在、この二人以外に具体的な動きはないが、旧町の元町長やその関係者を中心に立候補が取りざたされている。

 県議三期目の途中で転身した松島市長の後援会も鍵を握る。対応は未定だが、後継擁立の可能性があり(→市長息を擁立トップ当選)、「選挙戦は必至」との見方が大勢だ。(南島原)

2006年12月3日長崎新聞掲載

5831とはずがたり:2007/04/15(日) 11:21:59
始動!長崎県議選
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/touitu/kikaku1/06.html
南松浦郡区(定数1)
現職新人5人乱戦か

▽立候補予定者
馬込 彰  54 自現(3)
浜田 新一 53 自新
末竹 和行 43 無新
橋本 利行 49 無新
本村 敦彦 45 無新
 前回、前々回と無投票だった南松浦郡区。市町村合併に伴う定数見直しで新上五島町(有権者約二万八百人)の一人区となり、一転、激しい選挙戦になりそう。今のところ現職と新人の五人が立候補を予定している。

 自民は、二人の出馬を事実上容認した「異例の事態」(同党関係者)。党上五島地区支部連絡協議会の公募(投票)で選ばれた新人で新上五島町議の浜田新一が公認となり、現職の馬込彰は推薦にとどまった。

 県議会運営委員長の馬込は、三期十二年の実績と経験をアピール。生まれ育った新魚目、上五島地区やカトリック信者票などを頼りに四期目を目指す。浜田は党各支部や有力建設会社の支援を足掛かりに、旧町ごとに後援会の組織づくりを進める。近く青方郷に事務所を構え、町内全域への支持拡大を図る。

 新上五島町議の末竹和行は無所属での挑戦。民主の推薦を取り付け、連合長崎も推している。既に浦桑郷に事務所を設置し、企業や団体、各家庭へのあいさつ回りを続けている。

 元町職員の橋本利行も既に青方郷に事務所を出し、無所属での立候補を準備。自治労県本部書記長を務めた経験があり、同本部に推薦願を提出中。ミニ集会で町内全域に浸透を図っている。

 新上五島町議で、金子知事の衆院議員時代の秘書だった本村敦彦も無所属で出馬する見通し。昨年四月の町議選でトップ当選した実績があり、出身の奈良尾地区を主地盤に「草の根」の戦いに挑む。

 今のところ立候補予定者がおらず、全有権者の約四分の一を占める有川地区の票の行方が注目点。(上五島)
対馬市区(定数1)

▽立候補予定者
坂本 智徳 52 自現(2)
 厳原町出身の自民現職、坂本智徳が三選を目指して立候補を予定。ほかに、同町内や上対馬町内で出馬を模索する動きもあったが、今のところ予定者はいない。

 前回、定数一減で一人区となり、旧上県郡出身の自民現職が引退。「坂本の無投票は許さない」と、投票日の一カ月前に無所属候補が出馬を決意した経緯がある。

 「対馬で無投票はありえない」と話す坂本。十月から各地でミニ集会を開いたり、地域の行事に足を運ぶなどして、着々と準備を進めている。(対馬)

2006年12月4日長崎新聞掲載

5832とはずがたり:2007/04/15(日) 11:22:19
始動!長崎県議選
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/touitu/kikaku1/07.html

島原市区(定数2)
かすむ争点 情勢混沌

▽立候補予定者
浜崎祐一郎 46 自現(3)
楠  大典 59 無現(1)
加藤 寛治 60 自元(6)
 島原半島は「平成の大合併」で三市に再編。旧南高有明町と合併した島原市の定数は、旧島原市区に比べ一増えた。

 前回は、自民党政治資金パーティー収入の不正処理事件で県議を失職した加藤寛治の妻と、島原市議を辞して立候補した楠大典の一騎打ちだった。

 今回は今のところ、政界復帰を目指す自民元職の加藤と、無所属現職の楠、旧南高来郡区で三回当選した自民現職の浜崎祐一郎の計三人が立候補する見通し。

 父親と同じく県議会議長まで上り詰めた加藤。同事件の影響で前回は「政治とカネ」が争点となり、妻を擁立した加藤陣営は逆風を受けて苦杯をなめた。昨年六月、島原雲仙農協組合長に就任。島原地域各界への強い政治的影響力を保持しており、後援会の組織力も健在だ。

 各地でのつじ説法を通じ「政治刷新」を訴え、前回、加藤陣営を突き崩した楠。「巨象をアリ一匹で倒した」と戦いを振り返るが、今回は争点が見えにくく情勢は混沌(こんとん)。県議会での自身の活動を記した報告書を街頭で配布するなど、小まめに動き回っている。

 三人の中で最も若い浜崎。大票田の旧島原市域でいかに食い込むかが鍵。三期の実績と現職の強みを武器に各地でミニ集会を開くなど、精力的に支持拡大を図っている。(島原)

松浦市区(定数1)

▽立候補予定者
永淵 勝幸 65 自現(2)
 二〇〇一年の県議補選で初当選、〇三年に無投票で再選した自民現職の永淵勝幸が党公認を受けて三期目を目指す。

 永淵は、合併で新たに加わった鷹島、福島両町へのてこ入れを年末から始める予定で、年明けにも立候補に向けた自らの考えを明らかにする見通し。

 前回無投票だっただけに、今回は水面下で出馬を探る動きもあり、流動的な要素を残している。(松浦)

平戸市区(定数1)

▽立候補予定者
黒田 成彦 46 自現(2)
 北松浦郡区から選挙区替えする自民公認の黒田成彦以外、表だった動きはないが、立候補を模索する水面下の動きが活発化してきた。

 現職で三期目を目指す黒田は、出身の生月町が合併で平戸市になったことを受け、八月に選挙区替えを表明。各地で県政報告会を開き、年明けには地盤のない旧平戸市に後援会組織を立ち上げる予定。(平戸)

2006年12月5日長崎新聞掲載

5833とはずがたり:2007/04/15(日) 11:22:39
始動!長崎県議選
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/touitu/kikaku1/08.html

壱岐市区(定数1)
前回同様三つどもえ

▽立候補予定者
山口 壮三 66 無現(1)
山本 啓介 31 自新
坂本 和久 42 無新
 二期目を目指す無所属現職の山口壮三に、自民新人の山本啓介、無所属新人の坂本和久が挑む。八年ぶりの選挙になった前回に続き、三つどもえの激戦になりそうだ。

 山口は旧郷ノ浦町役場に約四十年間勤務し、助役も務めた。「島民と県のパイプ役」を掲げ、県政報告紙の発行などを通じ、現職の実績をアピール。行政マン時代からの人脈も生かし、支持者確保に懸命だ。

 自民公認の山本は三十一歳。長崎3区選出の故虎島和夫、谷川弥一両衆院議員の秘書を務めた。国会事務所での経験を生かし、「離島振興の政策通」を自負。小学校区を単位に後援会づくりを進め、着実に浸透を図る。

 島おこしグループ代表の坂本は前回、告示約三カ月前に愛知から帰郷。山口に敗れたが六千百票余を獲得し、「手応えがあった」と振り返る。産廃問題の勉強会を開くなど、徹底した草の根活動で支持拡大を狙う。

 山口の主地盤は旧郷ノ浦町。山本、坂本はともに旧芦辺町出身。有権者に根強い“地元意識”が投票行動にどう影響するかも注目される。

西海市区(定数1)

▽立候補予定者
林田 悧  71 自現(2)×
瀬川 光之 44 無現(1)○
 昨年四月、西彼杵郡北部地域五町の合併で西海市が発足。北部十町による西彼杵郡2区(定数五)から分離し、来春の県議選から新たに定数一の選挙区となった。

 現在のところ、二期目の林田悧と一期目の瀬川光之の現職二人が立候補を予定。もう一人の現職、四辻弘雄(62)=二期目=は、健康面の不安を理由に出馬を見送る。

 自民の公認を受けた林田は、党支部や大瀬戸町議時代からの支持者の協力を受けて票固めを進め、商工関係など各種団体の推薦獲得に動き始めている。公明の支援にも期待をかける。

 無所属で立候補予定の瀬川は市内各地でミニ集会を重ねており、旧町ごとに後援会組織の整備を進める。農業者への浸透も図るほか、若さをアピールして支持を広げたい考え。

 四辻の出馬見送りを受け、後継者を擁立する動きもあったが、結局まとまらなかった。前回の選挙で、現在西海市となった旧五町で四辻が獲得した六千九百票余りがどう流れるか−。選挙の勝敗を左右する大きなポイントとなりそうだ。

2006年12月6日長崎新聞掲載

5834とはずがたり:2007/04/15(日) 11:22:57
始動!長崎県議選
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/touitu/kikaku1/09.html

北松浦郡区(定数1)
対決の構図は流動的

▽立候補予定者
松田 正民 53 自現(6)
川副 善敬 60 無新
北村 亮樹 35 無新
西 日出海 52 無新
 前回無投票だった北松浦郡区。かつての十三町村(定数三)から、市町村合併による定数見直しで、小値賀、江迎、鹿町、佐々(有権者計約二万二千九百人)の一人区になった。旧選挙区選出の大石保(73)=五期目=は引退、黒田成彦(46)=二期目=は平戸市区に選挙区を替え、現段階では現職一人に新人三人が挑む構図となっている。

 先行するのは自民公認で現職の松田正民。勇退する大石が全面支援する。十一月に佐々町文化会館であった「励ます会」は大石が司会を務め、同僚県議や国会議員、町長、町議会議長らも出席、存在感をアピールした。

 新人は佐々町議の川副善敬と北村亮樹、元同町議の西日出海。いずれも自民党員で、県連から「支部で一人に絞り込めれば推薦する」との方針が示されており、北村と西で調整中。川副は調整には加わらず、立候補の可否を慎重に見極めている。

 江迎町出身で佐々町にも強い松田に対し、新人三人の地盤はいずれも佐々町。陣営には分裂選挙による共倒れやしこりを心配する声もあり、対決の構図は流動的だ。(江迎)

東彼杵郡区(定数1)

▽立候補予定者
中島 廣義 60 自現(1)
中村 與弘 59 民新
 二期目を目指す波佐見町出身の自民現職、中島廣義が立候補を予定。元波佐見町議で九月の同町長選に立候補(落選)した中村與弘も民主に公認申請している。今のところ、二〇〇四年七月の補選と同じ両氏による一騎打ちとの見方が強いが、川棚町にも候補者擁立論がくすぶっており、流動的要素をはらむ。

 合併問題に揺れる中で実施された補選は、両氏とも三町合併実現を訴えた。だが、今回は合併協議破たん後の冷え切ったムードの中、戦略の練り直しを迫られそう。特に川棚町でどう浸透するかが勝敗の鍵を握るとみられる。

 中島は県政報告会をこまめに開き、保守層の地盤固めに全力。中村は従来の草の根の政治活動に政党色を強めて挑む。前回は中島が東彼杵、川棚両町で引き離し、約二千票差で勝利した。波佐見町では中村が上回った。

 川棚町内には「地元から県議を出すべきだ」との声が根強く、候補者として町議らの名前が挙がる。東彼杵町は統一地方選の町長、町議選に関心が移っており、現段階で立候補の動きはない。(東彼)

2006年12月7日長崎新聞掲載

5835とはずがたり:2007/04/15(日) 11:23:13
始動!長崎県議選
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/touitu/kikaku1/10.html

五島市区(定数1)
議長不出馬で情勢一変

▽立候補予定者
山田 博司 36 無現(1)
 市町村合併、定数見直し作業を経て一人区として初めて選挙を迎える。当初、二月の県議補選で初当選した民主党推薦の無所属、山田博司と、自民党公認の県議会議長、末永美喜(68)=四期目=の一騎打ちとみられたが、十一月中旬、末永が突如、健康上の理由で立候補見送りを表明。情勢は一変した。

 山田は、補選直後から来年四月の「本選」を見据え着実に動いてきた。街頭で政策を語る活動は百六十回を超え、市内全域であいさつ回りを展開したという。連合長崎の支援も受けている。十一月の後援会事務所開きでは、農漁業や観光について熱弁を振るい「今は補欠選手。正選手として活躍させてほしい」と訴え、駆け付けた民主党の山田正彦衆院議員(比例九州)らが激励した。

 一方、白紙の状態から候補擁立を模索することになった自民党福江支部などは、「不戦敗は断じて避ける」(中尾剛一支部長)と末永の後継探しに躍起。補選で山田にわずかの差で破れた党支部組織委員長(38)が有力視されたが、後援会などと調整が付かず断念した。

 党支部関係者に危機感が募る中、同党の谷川弥一衆院議員(長崎3区)の意向を踏まえながら市議を中心に調整が進んでおり、近く、立候補予定者を固める見通し。態勢づくりと支持拡大の動向が注目される。(五島)

雲仙市区(定数2)

▽立候補予定者
○徳永 達也 47 自現(1)補選当選
○金澤秀三郎 46 自新
×大久保正美 59 無新
 旧南高北西部七町が合併した雲仙市区の定数は二。現職で自民公認の徳永達也と、新人で同党公認の製菓業経営、金澤秀三郎、新人で雲仙市議の大久保正美の三人が立候補の意思を示しており、三つどもえの激戦が予想される。

 徳永は二月の県議補選で初当選した。議員活動の傍ら、市内の各種行事に積極的に出席するなど、「県民の目線に立った政治」を掲げて支持拡大に努める。

 企業経営の経験を生かし、雇用創出や産業基盤の整備を訴える金澤。「全くの新人。まずは名前を覚えてもらいたい」と十二月五日に小浜地区の後援会を発足させ、政界への自らの思いを伝えている。

 雲仙市議の大久保は、同市発足前の旧南高吾妻町議を五期務めるなど議員活動歴が長く、即戦力をアピールする。「支援してくれる同僚議員も多い」と話し、準備を着々と進める。 (雲仙)

2006年12月8日長崎新聞掲載

5836とはずがたり:2007/04/15(日) 11:23:58
激戦の構図 07長崎県議選
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/touitu/kikaku4/01.html

◎長崎市区(定数14)/競争率最低レベル

 「○○市議が県議選へのくら替えを検討している」「引退県議が後継を立てるらしい」−。長崎市区ではこんな話が浮上しては消え、現時点での立候補予定者は定数一四に対し十六人。旧西彼七町との合併で人口が増加し選挙区が拡大したにもかかわらず、過去最低レベルの“競争率”となりそうだ。

 政党別では自民と民主が各四人、公明が二人、共産と社民が各一人を公認。残る四人は無所属で挑む。十六人のうち新人は八人だが、政党公認の新人は半数が現職引退に伴う「後継」候補。また新人のうち四人は長崎市議からのくら替え組となっている。

 前回県議選で、長崎市区のボーダーラインは九千五百票。実績がある現職や労組など組織力で集票できる候補が比較的優位とみられ、合併した西彼七町や現職引退で「議員の空白地域」となった東長崎地区の票の動向などが注目される。少数激戦の様相だが、有権者からは「選択肢が少ない」との声も出ている。

▽長崎市区立候補予定者
佐藤  了66自現(3)
野本 三雄69自現(3)
中山  功58自現(2)
高比良末男58民現(1)
渡辺 敏勝59民現(1)
江口  健56公現(1)
小林 駿介59公現(1)
押渕 礼子68無現(1)
下條文摩左58自新
陣内 八郎57民新
高比良 元54民新
堀江ひとみ48共新
金子三智郎59社新
浅田眞澄美40無新
岩永 賢一49無新
川口 龍彦54無新

◎西彼杵郡区(定数2)/三好陣営に危機感

 「三好県議(自民県連幹事長)はここ四回トップ当選している。支援者には『三好は大丈夫』との安堵(あんど)感が見てとれる。そういう選挙は危険だ」−。

 一月下旬にあった三好(時津町)の選挙事務所開き。塩見治光後援会長が集まった支援者ら約九百人に訴えた。

 選挙区の変更で旧多良見町や旧琴海町といった票田を失った三好。選挙区が長与、時津両町だけとなり、三つどもえの激戦が予想される今回、塩見会長の言葉は陣営の危機感の表れだった。

 前回の雪辱を期す辻田は地盤の長与町を固めつつ、二月末には時津事務所を開設し支持拡大に懸命。橋本(長与町)は出身母体の労組を中心に態勢を整えている。(西彼中央)

▽西彼杵郡区立候補予定者
三好 徳明67自現(4)
橋本 希俊67民現(3)
辻田 光昭59自新 

◎西海市区(定数1)/一騎打ちの公算大

 林田と瀬川の現職二人以外に出馬の動きはなく、一騎打ちの可能性が高い。

 自民公認の林田は自民支持者をはじめ、連立与党を組む公明の協力にも期待。県商工政治連盟西海市支部のほか、医師や保育関係団体の推薦を受けた。

 瀬川は農業関係を中心に票固めを狙い、ミニ集会を開いている。出馬を見送った現職の四辻弘雄(62)の支援者にも働き掛け、票の獲得を目指している。

 前回の県議選で現在西海市になった旧五町で四辻が獲得した票は六千九百余り。票の流れが勝敗を左右しそうで、水面下の駆け引きが繰り広げられている。(西海)

▽西海市区立候補予定者
林田  悧72自現(2)
瀬川 光之45無現(1)

2007年3月1日長崎新聞掲載

5837とはずがたり:2007/04/15(日) 11:24:20
激戦の構図 07長崎県議選
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/touitu/kikaku4/02.html

◎諫早市区(定数4)/新人3人含め6人

 現職、新人の各三人が立候補の構え。全市一区の初の選挙戦に向け慌ただしさを増している。

 八江は知名度の高さと後援会組織の結束力で六選を目指す。地盤の旧市農村部を拠点に保守層の取り込みに懸命。二年前の補選で議席を獲得した北浦は初の本選。旧市の市議会議長を務めた実績を生かし、街頭演説などで支持拡大を図る。

 旧森山町長を務めた田中も二期目を目指す。前回補選で獲得した旧北高票に加え、市中心部への浸透を狙う。参院選出馬を表明した現職の大久保潔重(40)の後継となる市議の山口。地盤の多良見町や労働団体の支援獲得に全力を注ぐ。

 旧小長井町議の中村は自民推薦を取り付け、二度目の挑戦。後援会事務所の立ち上げは早く「背水の陣」で挑む。身障者団体役員の森は県議選初挑戦。同団体関係者や旧市議時代の人脈を生かし、支持拡大を急いでいる。(諫早)

▽諫早市区立候補予定者
八江 利春67自現(5)
北浦 定昭61自現(1)
田中 克史56無現(1)
山口 初實59民新
中村 和弥46無新
森 多久男52無新

◎大村市区(定数3)/知名度ある元職も

 現職三人に、知名度のある無所属の元職二人が割って入り、激しい選挙戦が予想される。

 自民公認の吉川は、出身地区の消防団など従来の支持基盤に加え、昨年九月の市長選で初めて応援に回った松本市長の支援も得て、四期目を目指す。

 民主、社民推薦で労組が支援する高見は「政治刷新」を訴え、非自民の結集を図る。山北は、地盤の市北部を中心に市議時代から培ったカトリック票を取り込みつつ、現職の実績を強調する。

 県議会副議長時代、談合事件で辞職した小林は、一年以上前から市内各地でミニ集会を精力的に展開、十年ぶりの政界復帰に全力を注ぐ。パーティー券事件で県議を辞め、昨年の市長選で落選した野口は、医師会有志を軸に県議復帰を目指し、市長選で得た新たな支援者固めも進める。  衆院議員や松本市長、公明票の動向も今後注目される。(大村)

▽大村市区立候補予定者
吉川  豊72自現(3)
高見  健53無現(1)
山北 正久57無現(1)
小林 克敏62無元(3)
野口 健司43無元(2)

◎東彼杵郡区(定数1)/現職と新人対決か

 川棚町内にあった候補者擁立論は具体化せず、波佐見町出身で二期目を目指す自民現職の中島と、民主推薦で元波佐見町議の中村の一騎打ちの公算が大きい。

 二〇〇四年七月の補選と同じ顔触れ。前回は保守の地盤が固い三町の地の利を生かし、中島が二千票差で勝利した。

 中島は今回も保守層を取り込むべく県政報告会を重ね、東彼杵町では町議選候補予定者との連携も。中村は初めて政党色を強める戦いで、波佐見町の固定票に労組票などの上積みを狙う。(東彼)

▽東彼杵郡区立候補予定者
中島 廣義60自現(1)
中村 與弘59無新

2007年3月2日長崎新聞掲載

5838とはずがたり:2007/04/15(日) 11:24:48
激戦の構図 07長崎県議選
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/touitu/kikaku4/03.html

◎島原市区(定数2)/現、元三つどもえ

 旧南高来郡区で三回当選、島原市区で初挑戦となる浜崎と、二期目を目指す楠、元県議会議長で政界復帰を目指す島原雲仙農協組合長の加藤。現職二人と元職一人の三つどもえの激戦となりそうだ。

 浜崎は二月十一日、自宅で後援会事務所開きをした。集まった支持者の中には島原市の若手商店主や雲仙市の市議らもいた。特定の団体の支援に頼らず、市民との対話を重視。知人、友人らを介した個人的なつながりで支持拡大を目指す。

 楠は一月十七日に市内で総決起集会を開催。前回同様、連合長崎、島原地区労などから推薦を得ている。街頭での「つじ説法」を通じ県政の出来事を報告し、政治刷新の継続を市民にアピール。草の根運動で浸透を図る。

 加藤は一月二十日に後援会事務所開きをした。島原半島の三市、建設業、農漁業、商工観光業、医師会など各界代表者ら約千人が集まった。組織力を背景に有明地区ではローラー作戦を展開するなど、後援会加入を急速に増やしている。(島原)

▽島原市区立候補予定者
浜崎祐一郎46自現(3)
楠  大典59無現(1)
加藤 寛治60自元(6)

◎南島原市区(定数2)/支持者重なり混戦

 現職一人、新人二人が出馬予定。支持者が複雑に重なり合い、混戦模様となっている。

 六期目を目指す現職の末吉は、実績と抜群の知名度から広がる楽観ムードに危機感を強め、新たな支持者の掘り起こしと後援会組織の引き締め徹底を図る。

 草の根の支持を広げる旧南有馬町の元町議長、宮崎は「企業誘致」を公約に掲げ支持拡大を目指す。最も早く事務所開きをするなど、前哨戦をリードしている。

 一月末に出馬表明した松島は、松島市長の長男。若さと海外留学経験をアピールするが、政治家としては未知数。市長後援会がどう動くかが鍵。(南島原)

▽南島原市区立候補予定者
末吉 光徳60自現(5)
宮崎 和孝54自新
松島  完27無新

◎雲仙市区(定数2)/各陣営動き活発化

 現職一、新人二の計三人が二議席を争う構図で、各陣営の動きが活発化している。

 昨年の補選で初当選した徳永は「県民と同じ目線で皆さんの声が届く県政」を強調。後援会青年部と壮年部が一体となり各種団体に支援を呼び掛け組織拡大を図る。

 新人の金澤は長年の会社経営の実績をアピールし、基幹産業の振興と健康福祉の充実を掲げる。市南西部を中心に組織固めを進め、本人も市内全域を地道に回っている。

 雲仙市発足前の旧吾妻町の町議を五期経験し、即戦力を訴える市議の大久保。「同僚議員も支援してくれる」と話し、市内各層への浸透に全力を挙げる。(雲仙)

▽雲仙市区立候補予定者
徳永 達也47自現(1)
金澤秀三郎46自新
大久保正美59無新

2007年3月3日長崎新聞掲載

5839とはずがたり:2007/04/15(日) 11:25:24
激戦の構図 07長崎県議選
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/touitu/kikaku4/05.html

◎五島市区(定数1)/現職と新人が激突

 民主推薦で現職の山田と、自民公認で前市議会議長の浦の一騎打ちとなる見通し。山田は民主の山田正彦衆院議員(比例九州)の元秘書。浦は自民の谷川弥一衆院議員(長崎3区)と個人的つながりが深い。出身、地盤が同じ五島市で、ライバルの両衆院議員にとっても、昨年二月の県議補選に続き、再びメンツを懸けた戦いとなる。

 知名度で先行する山田は、連合長崎などの支援を受け、地道な活動で支持拡大を目指す。準備が出遅れた浦は、建設業協会などの推薦を受け、巻き返しに奔走中。(五島)

▽五島市区立候補予定者
山田 博司36無現(1)
浦  藤彦60自新

◎対馬市区(定数1)/三つどもえの争い

 現職一、新人二が出馬予定。三つどもえの構図で、激戦となりそうだ。

 一月まで自民現職で三期目を目指す坂本以外、立候補表明はなかった。だが二月、坂本を公認申請した自民対馬六支部連絡協議会長の船越が「冷え込んだ対馬を浮揚させてほしい」との住民の声を受け、会長を辞して出馬を決意。それまで民主の出馬要請を固辞していた市議の永留も一転、立候補を決めた。

 百以上の団体から推薦を受ける坂本、民主などの推薦を受ける永留、草の根運動を展開する船越が、激しい前哨戦を繰り広げている。(対馬)

▽対馬市区立候補予定者
坂本 智徳53自現(2)
永留 邦次61無新
船越 洋一61無新

◎壱岐市区(定数1)/各陣営動き本格化

 一議席をめぐり、現職一人と新人二人が争う三つどもえの構図。

 元郷ノ浦町助役の山口は、今回も無所属で二期目を目指す。行政経験とこの四年間の実績を強調し、支持者確保に全力を挙げる。

 谷川弥一衆院議員の秘書だった山本は自民公認。漁協や遺族会など団体の推薦を受ける一方、ミニ集会で浸透を図る。前回立候補した坂本は山本と同じ旧芦辺町出身。自身が代表を務める市民グループのメンバーらを足掛かりに、草の根活動を展開する。

▽壱岐市区立候補予定者
山口 壮三66無現(1)
山本 啓介31自新
坂本 和久42無新

◎南松浦郡区(定数1)/入り乱れ混戦模様

 今回から新上五島町の一人区となり、現職と新人の計五人が出馬を予定。複雑な構図で入り乱れ、各後援会の前哨戦が活発化している。

 自民は新人で元新上五島町議の浜田が公認となり、現職で県議会運営委員長の馬込が推薦にとどまった。五島漁協組合長会などが推薦する馬込は三期の実績をアピール。浜田は谷川弥一衆院議員や自民各支部、有力建設会社などが支援する。

 元新上五島町議の末竹は、民主の推薦を受け、山田正彦衆院議員らがサポート。無所属で県政に挑む。元自治労県本部書記長で、元町職員の橋本も無所属で立候補を予定。街頭演説などで知名度アップに躍起。元新上五島町議で金子知事の衆院議員時代の秘書でもある本村も、無所属での出馬を準備。「草の根」で支持拡大を図る。(上五島)

▽南松浦郡区立候補予定者
馬込  彰54無現(3)
浜田 新一54自新
末竹 和行43無新
橋本 利行50無新
本村 敦彦45無新

2007年3月5日長崎新聞掲載

5840とはずがたり:2007/04/15(日) 11:26:14
激戦@混戦 長崎県議選リポート
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/touitu/kikaku6/01.html

大村市区(定数3)
現職VS元職し烈な戦い

 ▽立候補者(届け出順)
 吉川  豊 72 自現(3)
 高見  健 53 無現(1)
 野口 健司 43 無元(2)
 山北 正久 57 無現(1)
 小林 克敏 62 無元(3)
 支持者の鉢巻き、襟元に張られたシール、選挙事務所のポスターに躍る「復活」の文字。「今こそ県政の場で、物が言える県議が必要だ」−。三十日の出陣式で小林が声を張り上げると、会場は独特の「復活」ムードに染まった。

 小林は、一九九七年の県議会副議長時代、公共工事をめぐる談合事件で逮捕され、県議を辞職。今回、十年ぶりに政界復帰を狙う。パーティー券事件で県議を辞め、昨年の市長選で落選した野口も割って入り、現職三人、元職二人がし烈な戦いを繰り広げている。

 「現職VS元職」。かつて自民に所属し、過去の県議選では上位当選の票をたたき出した元職二人だけに、現職の危機感は強い。

 吉川は政治経験と実績を強調し、山北は「庶民派」をアピール。高見は政治刷新を訴えつつ、いずれも「大村の“常識”が問われる選挙」「政治と金の関係を断ち切る」と対抗意識を隠さない。

 衆院議員(長崎3区)の谷川弥一と、大村市長の松本崇の二人が現職支援に総力を挙げ、その構図をさらに鮮明にしている。谷川は、自らの選挙で恩義がある吉川、山北を支援。昨年の市長選で現職三人の協力を得た松本は、吉川に軸足を置きつつ、告示日には駆け足でそれぞれの出陣式を回りエールを送った。

 「松本の息子は、吉川の後継と目されているし、(小林、野口と距離を置く)松本、谷川にとって、現職三人の再選がベスト」。市議の一人は両者の思惑をこう推測してみせる。

 これに対し、強烈に現職をけん制する小林、「反松本・谷川連合、反小林」のスタンスの野口。保守が分裂を重ねる中、「民主、社民推薦で、労組が支援する高見に優位」−との見方もあるが、構図はそう単純ではない。民主党衆院議員(比例九州)の山田正彦の支持者が小林、野口にも流れ、相関図は複雑にねじれている。

 現職、元職ともにこれまでつながりのある公明党は「異例」の自主投票を決定。「それぞれから熱烈に要請を受けたが、とてもじゃないが決められない」。公明幹部はさじを投げる。

 小林の出陣式で、思わぬ“サプライズ”もあった。「現職ばっかり応援してもらっても困りますなあ」。小林の大げさな紹介で、現職支援を公言する市長の松本が突如登場。戸惑いの表情で「勝利をもぎとってもらいたい」と演説し、かつての政敵が肩を並べた。

 目まぐるしく変わる大村の選挙構図。情勢は入り乱れ、混迷を深めている。(大村)
    ◇
 県議選がスタートした。市町村合併に伴う選挙区の見直しや定数削減などで情勢は混沌(こんとん)、各選挙区で勝敗が読めない接戦を演じている。国会議員の代理戦争、保守激突、離島での戦いなど、激戦区の現場からリポートする。(文中敬称略)

2007年4月1日長崎新聞掲載

5841とはずがたり:2007/04/15(日) 11:26:35
激戦@混戦 長崎県議選リポート
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/touitu/kikaku6/02.html

島原市区(定数2)
元議長の組織力健在

▽立候補者(届け出順)
楠  大典59 無現(1)
加藤 寛治60 自元(6)
浜崎祐一郎46 自現(3)
 「四年間、私の不徳でご迷惑を掛けた。支えていただいた恩に報いるためにも、島原地域の発展を目指し戦い抜く」

 元県議会議長の加藤。三十日の出陣式で、四年ぶりの政界復帰への決意を述べた。会場には約千二百人(陣営発表)の支持者が集まり、組織力の健在ぶりを示した。

 二〇〇三年の前回選挙直前、自民党政治資金パーティー収入をめぐる不正処理事件で、公民権停止三年と罰金の略式命令を受け失職。県議会議長も務めた父の代から四十年以上、県議の座を守り続けた後援会は、妻を後継擁立したが、市議から転身した楠に敗れた。

 「地方分権が進む中、社会基盤整備に全力で取り組む」と加藤。応援演説に立つ地元有力者は、県議六期の経験に基づく「県、国への太いパイプ」を強調する。選対幹部は「公民権停止が解けた昨年三月でみそぎは済んだ。島原にとって誰が一番必要か、ということだ」と自信をみせた。

 再起を期すベテラン元職に、現職二人の危機感は強い。

 楠は前回、「政治刷新」の追い風に乗り、初めて議席を得た。今回も「“政治とカネ”にまみれた事実に時効はない。歴史の歯車を逆転させてはならない」と加藤を痛烈に批判する。

 街頭での「つじ説法」を通じ県政の出来事を報告し、政治刷新の継続を市民にアピール。連合長崎、島原地区労などから推薦を得た。「しみん党VS自民党」を掲げ、政治の信頼回復を訴える。「島原に利権政治はいらない。良識が再び問われようとしている」と声を張り上げた。

 三人の中で最も若い浜崎。旧南高有明町を地盤に、旧南高来郡区で三回当選した。同町と旧島原市との合併に伴う選挙区割り変更で、島原市区では初挑戦となる。
 小学校から高校まで旧島原市で過ごした。特定の団体の支援に頼らず、市民との対話を重視。知人、友人らを介した個人的なつながりで支持拡大を図る。
 他陣営の固い地盤への食い込みは厳しいが、旧島原市の市街地活性化、旧有明町の農業振興などを掲げ、「県議三期の経験、実績を新しい島原市のために生かす」と意気込む。選対幹部は「しがらみがなく、住民本位の選挙をする。島原の今後十年を左右する大事な戦いだ」と語る。

 激しく火花を散らす現職二人と元職。市町村合併の要素も加わり、情勢は混沌(こんとん)。島原市は五月に市議選を控えており、“勝ち馬”を見極めようと、市議たちには慎重な姿勢も。政治生命をかけたサバイバル戦は、日増しに熱を帯びる。(敬称略)

2007年4月2日長崎新聞掲載

5842とはずがたり:2007/04/15(日) 11:27:07
激戦@混戦 長崎県議選リポート
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/touitu/kikaku6/03.html

諫早市区(定数4)
新選挙区に7人乱立

×石丸 完治57 共新
○北浦 定昭61 自現(1)
○山口 初實59 民新=大久保後継
×田中 克史56 無現(1)・旧北高来郡区選出
○八江 利春67 自現(5)
○中村 和弥46 無=自新
×森 多久男52 無新
 告示日の朝、北浦は出陣式で焦りの表情を浮かべた。「(北浦ら三人は)なぜか『当確』との情報が流されている」。合併直後の補選で初の議席を獲得した北浦。今回は選挙区が大きく様変わりし、地盤の市中心部への“浸食”をもくろむ他候補の動きに危機感を募らせる。

 諫早市では合併後二度補選が行われたが、いずれも旧選挙区単位。全市一区の選挙戦は今回が初めてとなる。新選挙区は旧諫早、北高、西彼(一部)の三つの旧選挙区で構成する県内でも複雑な地域。さらに旧市部、郡部出身の計七人が乱立する混戦で、一部陣営から「支持者の“顔”が見えてこない」との不安が聞こえる。

 特に全有権者の七割近くを占める旧市部の反応には各陣営とも関心を寄せるが、組織や地盤が絡み合い、不透明感に拍車を掛けている。

 同選挙区で二議席を保有する自民は今回、現職の八江と北浦を公認、新人の中村を推薦し、保守票の行方も注目の一つだ。この三人が激突した前回補選で八江と北浦に敗れた中村は「背水の陣」。四年前に引退したベテラン元県議、南条三四郎を後援会長に据え、「一番脂が乗りきった男」と若さをアピールする。

 かつてない候補者の乱立で票の目減りを懸念する現職組は「新たな選挙区」の開拓に力を入れる。六回目の当選を目指す八江。豊富な政治経験と知名度を生かし、地元の旧市農村部から郡部地区にも積極的に足を延ばす。逆に旧北高来郡区選出の田中は地盤の足固めを急ぎつつ、市中心部への支持拡大に懸命。後援会幹部は「大票田からどれだけ票を取るかだ」と気を引き締める。

 夏の参院選出馬を決めた民主、大久保潔重(ゆきしげ)の後継、山口は労働団体に加え、大久保後援会がてこ入れする。だが「出遅れ」や知名度不足の不安をぬぐい去ることができず、非自民の結集に全力だ。

 最も出馬表明が遅れた石丸は、本明川ダムや諫干事業の見直し、県庁裏金問題の徹底追及などを掲げた。障害者や高齢者の代弁者を標ぼうする森は、市議時代の人脈や障害者団体関係者の後押しで初の議席獲得を狙う。

 一方、有権者の反応は−。選挙区の拡大で「選択肢が広がった」との歓迎ムードもあれば、「なじみの薄い候補が大半」との声も。特に合併後、初めての県議候補に一票を投じることになる多良見の女性有権者(36)は七人の顔が並んだ選挙ポスター掲示板を前に「ほとんど知らない…」とつぶやいた。(文中敬称略)

2007年4月3日長崎新聞掲載

5843とはずがたり:2007/04/15(日) 11:27:28
激戦@混戦 長崎県議選リポート
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/touitu/kikaku6/04.html

西彼杵郡区(定数2)
無党派への浸透が鍵

三好 徳明 67自現(4)
橋本 希俊 67民現(3)
辻田 光昭 59自新
 「橋本さんに万が一のことがあれば、自民党独占の流れができてしまう。今の悪い政治を断つためには、何としても大勝利をしていただかねばならない」

 民主現職、橋本の出陣式で党県連代表で衆院長崎1区選出の高木義明が声高に訴えた。傍らには、連合長崎会長の高石哲夫。最重要選挙区と位置付ける民主の意気込みが見て取れた。

 橋本陣営は「労働者と住民の暮らしと生命を守る戦い」をスローガンに掲げ、出身母体の労働組合を軸に細やかな運動で支持拡大を進めている。

 市町村合併に伴い、エリアが長与、時津両町だけとなった西彼杵郡区は、橋本(長与)に加え、自民現職の三好(時津)と自民新人の辻田(長与)が参戦、激しく火花を散らしている。

 三候補が前回、両町で獲得した票はいずれも七千票余りで激戦必至の情勢。自民の両候補は、前回ほかの保守系候補が獲得した票のほか、推薦を受けた公明県本部の支援で基礎を固め、二議席独占を目指す。

 辻田は出陣式の第一声で「この四年間、今日を指折り数えながら日々努力をしてまいりました」と、苦節の日々に思いを込めた。前回は、元県議会議長、池原泉の後継として臨んだものの、準備期間が短く、百十一票差で涙をのんだ。

 選挙後から四年先を見据えて動き始め、昨年十二月から告示日まで二百回近く地域の集会に参加し支持を訴えた。必勝を期す辻田に、「長与町から何としても保守系の県議を」と、町内の保守系町議も結束を強め、議席獲得を後押しする。

 一方の三好。三月下旬に開いた後援会の総決起大会には、「県議の応援に来たのは知事生活九年間で初めて」という知事の金子も駆け付けた。補選で初当選して以来四期十三年の実績と党県連幹事長の要職にある現職の強みを生かし、長崎市内の企業や県職員OBなどの応援も受け、安定した戦いを続けている。

 「保守分裂」「自公対民主」という二つの対決構図に加え、有権者数では長与町が時津町を約一万人上回るという要素も複雑に絡む。後半戦を迎える中、無党派層の多い新興住宅地にいかに浸透するかが勝敗の鍵となりそうだ。(文中敬称略)

2007年4月4日長崎新聞掲

5844とはずがたり:2007/04/15(日) 11:27:45
激戦@混戦 長崎県議選リポート
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/touitu/kikaku6/05.html

南松浦郡区(定数1)
様相一変の集票合戦

浜田 新一 54自新
馬込  彰 54無現(3)
末竹 和行 43無新
橋本 利行 50無新
本村 敦彦 45無新

 「告示前に(立候補予定の)本人が家々をあいさつ回りした。こんな県議選は初めて」。南松浦郡区のある陣営幹部は激戦ぶりをこう表現した。

 同区は自治体合併に伴い旧下五島五町が外れ、新上五島町(有権者約二万六百人)のみの選挙区となった。そこへ現職と新人の計五人が立候補。前回、前々回と無投票だったが、一転した。

 自民は一人区に事実上二人の立候補を容認。「地元の党活動に非協力的に映った」(同党関係者)とされる現職の馬込が推薦にとどまり、公募で選ばれた浜田が公認を受けた。

 浜田への対抗意識を強める馬込は、三期十二年の実績を強調。生まれ育った新魚目、上五島両地区を中心に、幅広い支持集めに全力を挙げる。浜田は谷川弥一衆院議員(長崎3区)や井上町長らの支援を受け、党各支部や有力建設会社などの組織力で支持拡大を図る。自民系で新人の本村も出身の奈良尾地区をはじめ町内全域を回り「草の根」で浸透を狙う。

 今回は自民対民主の戦いでもある。民主の推薦を受けた新人で、山田正彦衆院議員(比例九州)らが支援する末竹は「上五島を変えていかなければならない」と訴える。だが、その民主も単純ではない。街頭演説などで知名度アップに懸命の新人、橋本。自治労県本部の推薦を取り付けており、民主支持票は分裂する様相。五人の集票合戦は激しさを増すばかりだ。

 一次産業の振興、雇用の創出、交流人口の拡大−。五人の主張に大差はない。そんな中、一部住民が関心を寄せていた高レベル放射性廃棄物最終処分場について、浜田は唯一「勉強」したことを認めた上で、ほかの四人と同様に誘致について後援会報などで反対を表明している。

 今回の選挙で候補が出ておらず、有権者の四分の一を占める有川地区では各陣営がてこ入れに懸命。「ふたを開けてみないと分からない」−。それぞれが手探りのまま終盤戦に突入する。(文中敬称略)

2007年4月5日長崎新聞掲載

5845とはずがたり:2007/04/15(日) 11:30:47
長崎県議選事前情勢と結果
>>5784-5788
>>5804-5805
>>5826-5845


で,結局公明党の推薦を受けた候補は誰なんだ?

2007統一地方選関連記事
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/touitu/kengi.html

県議選記者座談会/自民過半数割れ“利益誘導の力学”に陰り>>5784-5785

県議選各党の分析/参院選前の勢力拡大へ無所属新人に熱い視線>>5786

自民と連立を組む公明は現有三議席を確保。江口健・県本部幹事長は公明が今回推薦した自民公認十五人のうち六人が落選したことについて「推薦の在り方を検証する必要がある」と厳しい表情で語った。(2007年4月10日長崎新聞掲載)

自民過半数割れ 新議員46人決まる>>5789

解説/争点なき激戦に 現職、自民に厳しい逆風>>5788

声からし最後の訴え 県議選きょう投票

(略)

終盤情勢と目標 県議選・各政党

 八日投票の県議選。市町村合併による選挙区割りの変更などで情勢は混沌(こんとん)、終盤に入っても接戦の選挙区が多い。勝敗は夏の参院選、次期衆院選への影響もあるだけに、各政党とも県議候補の支持拡大にしのぎを削る。各党の責任者に目標や終盤情勢を聞いた。

 「地方の訴えを国政に反映できるのは、政権政党。それを有権者に訴え、一人でも多く当選させたい」。自民県連の北村誠吾会長(衆院長崎4区)は力を込める。公認二十九人、推薦四人の計三十三人を擁立。定数は前回五一から四六へと五減ったが、改選前の自民会派(二十七)の議席維持を最低目標に掲げる。→自民は公認二十九人のうち十九人の当選にとどまり、推薦を含めても県議会の過半数獲得は厳しい情勢。

 連立を組む公明は、現職三人が「産業振興による雇用拡大」など共通の政策を訴える。一方で参院選での選挙協力も視野に、前回の四人を大幅に上回る十五人の自民候補を推薦。県本部の高橋典久幹事は「党公認がいる以外の選挙区で、自公の枠組みでできるところは応援したい」と語る。→推薦15人中6人落選

 対する民主。課題である地方議会の勢力拡大へ向け、推薦を含めて前回より五人多い過去最高の十四人を擁立。だが保守激突などのあおりで苦戦の選挙区もあり、党県連の川越孝洋幹事長は「西彼や大村、新上五島など当落線上の候補が何人もいる。追い込みを図り、現有議席から一つでも多く積み上げたい」。→善戦

 共産の候補は三人。政務調査費の透明化など議会改革の必要性を訴え、他党との対立軸を鮮明にする。県委員会の山下満昭委員長は「長崎市で確実に議席を守り、残る選挙区も頑張って追い上げたい」としている。

 社民県連の前田富雄代表は「反自民を鮮明に打ち出し、勤労者の支持を集めたい。野党勢力を一人でも多く県議会に送ってほしい」。各候補は中小造船や食品、零細建設業者などを徹底して回り、改選前二議席の確保に全力を挙げる。

2007年4月7日長崎新聞掲載

5846とはずがたり:2007/04/15(日) 11:40:16
なんじゃ,この節操無しは・・

民主推薦「受けていた」県議選無投票当選の高見沢氏
http://www.shinmai.co.jp/news/20070407/KT070406ATI090013000022.htm
4月7日(土)

 県議選南佐久郡区(定数1)で無投票当選した高見沢敏光氏(64)=無所属=は6日、告示前に民主党県連が同氏の推薦を発表した際、同党の推薦を受けない意向を文書で発表したことについて、実際には自身が要請し、推薦を受けていたと明らかにした。同氏は同党と、自民党県連、公明党県本部から受けていた推薦をすべて返上する意向を各党側に伝えた。

 高見沢氏は取材に、自身は羽田孜・元首相(衆院3区)の後援会「千曲会」の推薦を受けたい考えだったが、「あいまいな態度を取ったことで、民主党の推薦も受けることになった」と釈明。自身の支持者に自民党支持者もいることなどから、発表できなかった−としている。

 同氏は、無投票当選が決まるまで事実関係を明らかにしなかった点を含め「批判は受け止め、関係者、有権者に深くおわびする」と説明。政党推薦はすべて返上し、自民、民主から受け取った推薦料も返還するという。

 同氏の意向に、民主党県連は「公党に対する軽々しい態度で、極めて遺憾だ」としている。自民党県連は「本人が辞退するというなら仕方がない」。公明党県本部は「自民党の対応を見守る」とし、いずれも選挙後に対応を決めるとしている。

5847名無しさん:2007/04/15(日) 23:03:09
節操なしといえばこちらも。

串田横浜市議、ネット横浜離党へ
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiapr260/

 横浜市議選の中区で地域政党「ネットワーク横浜」の公認を受けて初当選した串田久子氏(41)が十二日、ネット横浜に離党の意向を伝えた。
所属する市会会派などについてはこれから判断するが、民主党入りを検討しているという。

 ネット横浜としては初の公募候補。選挙戦では自民、民主による二大政党制を批判して両党の公認候補と議席を争っただけに、当選直後の離党は波紋を広げそうだ。
串田氏は理由としてネット横浜が四議席獲得にとどまったことを挙げ、「さまざまな課題の解決に向け議会での発言権を確保し、
市民の声を代弁するためには交渉会派(五議席以上)入りが条件。それに達しなかったのは厳しい」と説明。
「市民の私への期待は環境保護などの観点からLRT(次世代型路面電車)の導入を実現すること。そのために離党を決断した。批判は甘んじて受けます。今後の活動を見てほしい」と語った。

 今後、かつて選挙スタッフを務めて親交の深いツルネン・マルテイ参院議員と連携し、民主党入りを検討するという。


 この串田氏は、前回は民主の公認で出馬して落選し、今回ネット公認で出馬しました。
3年前に分裂した神奈川ネットの市議1人+ネット横浜4人の会派が出来れば、交渉会派に入れたんですけどね…。
選挙費用は党が持つ代わりに、歳費の一定額を党にカンパするネットで選挙をして、
当選した途端にネットを離れて民主入り。なんじゃこりゃ。

5848片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/15(日) 23:43:31
>>5847
これはかなり醜い。
佐藤謙一郎と仲がよくなくて公認が得られなかったとか、まだ民主党入りは確定してなくて模索の段階という話のようだけど。
投票した人の多くは投票を撤回したいだろうな。

ネット離脱というのは時々あるけど、多摩の岩永ひさか市議とか世田谷の田中優子区議くらいの離脱の仕方ならまだいいんだが・・・。

5849名無しさん:2007/04/15(日) 23:48:04
統一地方選 後半戦の注目選挙

・参院福島 参院沖縄補選
・東京・大田区長選・・・宇佐美登 元衆院議員 これが最後の大勝負か?
・文京区長選・・・鳩山太郎 邦夫衆院議員の息子。自・民・公の組織に勝てるか
・江東区長選・・・川北直人(民主推薦) 4年前の区議選で自由党公認でトップ当選
・渋谷区長選・・・宅八郎 オタクの本家として有名なタレント
・杉並区長選・・・鳥生千恵(共産・社民推薦) 中国語通訳家。
・板橋区長選・・・自公VS民社国という新人同士の対決
・練馬区長選・・・鮫島宗明(民主・社民推薦) 現職の高齢批判が追い風になれば
・北海道・夕張市長選・・・新人7人乱立
・滝川市長選・・・自民・民主の対決
・習志野市長選・・・自民・民主の対決
・大分・別府市長選・・・浜田市長(元社会党県議)VS街宣右翼?30歳の日本誠憂社代表
・宜野湾市長選・・・自公VS民共社 沖縄は参院補選もある

5850片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/16(月) 16:53:17
>>4048-4050
そういえば、武井さんが宮崎県議選で上位当選して、よく全国放送に出てますね。顔の濃い人。
東に近い会派を結成するとはね。
今後の活躍次第では宮崎市選挙区のトップランカーか国政の星になれんこともない。

5851杉山真大 ◆mRYEzsNHlY:2007/04/16(月) 17:03:46
成田知巳秘書から市長になった脇信男の革新市政が12年前まで続いてたのに・・・・・ヘタレ過ぎじゃねぇのか?

高松市長に大西氏 初の新人無投票−統一地方選
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/administration/article.aspx?id=20070416000090
2007/04/16 09:35

 香川県内の統一地方選後半戦の幕開けとなる高松、東かがわ両市長選と高松、坂出、善通寺、さぬきの4市議選、東かがわ市議補選が15日、告示された。立候補届け出の受け付けは同日午後5時で締め切られ、高松市長選は無所属新人で元総務省地域放送課長の大西秀人氏(47)=自民、公明推薦=以外に届け出はなく、無投票当選が決まった。東かがわ市長選は、無所属新人3人による三つどもえ戦に突入した。一方、市議選は4市合わせた定数119に対し、138人が立候補。このうち、高松市の香南選挙区(定数一)は自民現職が無投票当選を決めたことから、残る118議席をめぐり、7日間の短期決戦の火ぶたを切った。東かがわ市議補選(改選数2)は新人2人が無投票で当選した。17日には町長・町議選が告示され、22日の投開票まで讃岐路は再び選挙一色に包まれる。

 高松市長選で新人候補が無投票で当選を決めたのは初めて。無投票は、公選第2回選挙の1951年と、増田昌三市長が再選を果たした99年に次いで3度目となる。

 大西氏は総務官僚として、本省勤務のほか島根県総務部長や北海道財政課長などを歴任。25年間にわたって地方自治行政の各分野に携わった。

 増田市長の引退表明後、市議会の保守系最大会派同志会の出馬要請に応えて昨年11月に立候補を表明。経験を生かし、都市の拠点性向上やさらなる行革の推進など、50項目からなる市政マニフェストをまとめた。

 選挙戦では、「市民党」の立場を明確にするため無所属で出馬。また、自民、公明の推薦を受け、支援態勢を整えた。

 民主、社民など他の政党は対抗馬を立てなかったが、両党の支援組織の連合香川と自治労県本部は大西氏と政策協定を締結。最後まで独自候補擁立を目指した共産系市民団体も告示直前になって断念した。

 大西氏はこの日、立候補の届け出と出陣式を済ませた後、選挙カーで市内全域をくまなく一巡。午後5時に無投票当選が決まると、支持者であふれる高松市東ハゼ町の選挙事務所に戻り、「都市の中枢拠点性を強化し、すべての市民が暮らすことに誇りを持てる高松をつくり上げたい」と抱負を述べた。

行政知識と経験生かし市政運営 大西秀人氏の話
 課題は山積しているが、これまでに培った行政に関する知識、経験を生かし市政運営に取り組みたい。まず、都市計画マスタープランを策定し、コンパクトな街づくりを具体化する。情報網、水環境、公共交通網の整備も重要。3つの基盤を整えた上で中心市街地を活性化し、市民が誇りを持てる中枢拠点都市高松をつくり上げたい。

飛躍と発展心から期待 増田昌三市長の話
 大西氏の当選を心からお喜び申し上げます。人口42万人を擁する「新・高松市」として新たな歩みを始めた本市が、清新で体力・気力ともに充実した大西市長の下、来るべき道州制における州都を展望しつつ、さらに大きく飛躍、発展していくことを心から期待いたします。

 大西 秀人氏(おおにし・ひでと)旧飯山町(現丸亀市)出身。1982年3月東京大法学部を卒業後、旧自治省(現総務省)に入省し、岐阜県、北海道などで勤務。島根県総務部長、総務省地域企業経営企画室長などを経て、2006年7月から同省地域放送課長。同年11月に退職した。木太町2130ノ1ノ506。47歳。

5852片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/16(月) 18:40:15
>>5849
・小樽市長選 相乗り現職vs佐藤静雄vsイケメンライフセーバー
・会津若松市長選 またまた大乱戦。
・高崎市長選 多選じいさんに自民の大澤知事候補が必死で擦り寄る。
・桐生市長選 自民県議に迫られた現職が知事人気に擦り寄る。
・栃木市長選 じいさん張り切る。
・行田市長選 怪文書のまち行田(さいたま県)。
・習志野市長選 投票箱アレのまち習志野(ちば県)。
・大田区長選 民主都議は小松元助役の応援に行ってる。
・杉並区議選 なんか変。
・国立市長選 例の女性市長が不出馬で、保守系奪還のチャンス。
・大和市長選 民主の県議と公明の県議が大木(元)県議の応援してる。
・平塚市長選 これ落としたら太郎ちゃんアレ。
・南アルプス市長選 地域大戦争。
・富士吉田市長選 脱派閥掲げ田舎なりにイメージ選挙。
・岐阜市議選 またもや性故vs床利痰
・豊郷町長選 県議選落選和三郎の跡を襲うのは?
・高槻市議選 住宅地系市議選の中でも特に魑魅魍魎、多士済々。
・生駒市議選 暴力のまち生駒(なら県)。
・加西市議選 どう転んでも再度の市長不信任ですが何か。
・和歌山市議選 元市長、またもや。
・大村市議選 とりあえず2chは盛り上がる。
・人吉市長選 市長逮捕で大乱戦。
・上天草市長選 市長県議選転出落選で大乱戦。

5853とはずがたり:2007/04/16(月) 19:01:39
佐賀県の非自公共公認候補の様子。

佐賀市(10)…当選ライン:6,572票
⑥当8,168徳光 清孝49社民新1党県副代表=前回最下位落選
⑦当7,716藤崎 輝樹36民主新1(元)衆院議員秘書
⑧当7,085太田 記代子71無所属現2(元)保健所長=県民ネットワーク所属
⑫▲5,584木下 治紀70民主現 党県副代表=県民ネットワーク所属
唐津市・東松浦郡(7)
③当9,571宮崎 泰茂64無所属現5農業=市民リベラルの会所属
⑥当7,823増本 亨47無所属現3県会議運理事=県民ネットワーク所属
鳥栖市(3)
①当7,364牛島 博明65社民現4党県副代表
伊万里市(3)
②当8,737岡口 重文51無所属新1(元)伊万里市議→自民入り?
神埼市・神埼郡(2)
①当9,219内川 修治54民主新1(元)千代田町長
佐賀郡(2)…当選ライン:5,104票
③▲4,328白倉 和子57民主新 (元)川副町議
三養基郡(3)
③当5,845末安 善徳65無所属=民主現2知的障害者寮長
西松浦郡(1)
①当8,669原田 寿雄50無所属新1(元)製陶会社常務→自民入り?

県民ネットワークは7議席か?2議席に増やした社民が独自会派とか云い出さんよね・・?

県議選 新顔決まる
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/saga/20070409/20070409_002.shtml

 14選挙区に58人が立候補した県議選(定数41)。自民は無投票だった4選挙区の6人を含め、27議席と前回の30議席から3議席減。民主は現有一議席から2議席に伸びた。公明は1議席を堅守。共産は悲願の議席奪還を果たし、2人を立てた社民は改選前の1議席から2議席に増えた。女性議員は1人から2人に増えた。新人は12人が当選した。

 今回は、市町村合併で区割りが変わった選挙区や、有力候補者がひしめく選挙区が多く、各地で激戦が展開された。

=2007/04/09付 西日本新聞朝刊=

5854とはずがたり:2007/04/16(月) 19:07:41

>民主党県連幹事長の北沢俊美参院議員は…県議選について「公認・推薦候補で全体の3分の1近い議席を獲得したい」と述べた。>>4550
詰まり定数が58だから20近い議席が欲しいとしてたのだが自民はそれくらい取ったが民主は5人ばかりか。。

県議会:政党軸に再編へ 全自民結集、民主も会派 /長野
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagano/news/20070410ddlk20010449000c.html

 県議選から一夜明けた9日、県議会の各会派は議会再編に向けで動き出した。県政会の解体以降、小会派が乱立していた県議会。自民党が公認・推薦議員を結集した「大自民党県議団」を打ち出す一方、民主党も会派結成を目指しており、今後は政党を軸にした再編が進みそうだ。

 公認・推薦合わせて18人が当選した自民党。同党県連幹事長の石田治一郎県議は「都合のいいときだけ自民党を名乗られては公党としての信頼にかかわる。公認・推薦を得た全員が同党県議団に所属すべきだ」との考えを示した。会派に所属しない場合は「県連から外れてもらう」とした。

 一方、改選前の2議席から4議席と倍増させた民主党。同党公認で現職の倉田竜彦県議は所属している県民クラブ・公明から離脱することを伝えた。民主党会派は倉田県議を含む同党公認の4人と追加公認する1人の5人でスタートさせる見通し。

 各会派の中で唯一、1議席増となった共産党県議団。石坂千穂県議は「県政の後戻りを懸念した県民から共感を得た結果」と分析。今後も村井知事との対決姿勢を強めていく考えを示した。

 各会派も再編をにらんでいる。改選前4議席から3議席に減らした県民協働・無所属ネットは同日、会議を開いた。宮沢宗弘県議は「交渉会派になるには6人が必要。連合推薦議員を柱にした結集を考えたい」と話した。【川崎桂吾、仲村隆】
==============
 ■解説
 ◇ほしい知事との緊張感

 8日投開票された県議選は、田中康夫前知事が敗れた昨夏の知事選後初めての選挙だった。共産党を除く田中前知事の改革路線の継続を訴えた“田中派”議員が改選前よりも減った。一方で自民や民主などの既成政党が公認・推薦候補を増やし、勢力拡大を狙った。

 今回の選挙では「看板を出して戦うことが票を伸ばす」(石田治一郎・自民党県連幹事長)など政党色を前面に出した選挙戦という印象が強かった。前回選挙で民主党が支持候補の公表をしないなど、政党色を消す努力さえ行ったことを考えると全く様相が変わった。

 ただし、選挙期間中に政党ごとの政策や主張に関する論戦が十分に行われたとは思えない。また「村井仁知事に対しては是々非々」とする候補者も多かったが、10会派中7会派の議員は知事選で村井知事を支援した勢力だ。事実上の多数与党の中で、是々非々の対応は議会の役割として当然な義務ではないか。車の両輪となりながらも、厳しく県政運営を監視していくことが求められるのは言うまでもない。

 田中前県政の中で、県議会も政務調査費の公開などの改革を行ってきた。ある保守系県議は「緊張関係があったから改革できた」と振り返る。次の4年間でも勢力争いではなく、政策議論を戦わせ、知事との緊張関係を保つ議会であってほしい。【仲村隆】

毎日新聞 2007年4月10日

5855とはずがたり:2007/04/16(月) 19:07:58
非自共系議員
長野市(10)
当16,213太田 昌孝45公明新1党県幹事長代理
当14,925高島 陽子38民主新1(元)新聞記者
当14,137高橋 宏68無所属現5農業=緑新会所属
当12,540竹内 久幸53社民=連合現3党支部協代表・自治労=協働ネット
当12,091倉田 竜彦62民主=連合現6県生協連顧問・電機連合=県民ク→県ク・公明所属→今回民主会派に所属表明
松本市(6)
当17,532牛山 好子58公明現4党県副代表
当9,713下沢 順一郎47無所属=民主新1(元)旧松本市議
□9,019田口 哲男57無所属=社民現 (元)衆院議員秘書=協働ネット→トライアル信州所属
上田市・小県郡(4)
当18,259島田 基正61無所属=民主現5木材会社会長=無所属の会→トライアル信州所属
当9,628下村 恭65無所属=民主現3石油会社社長=無所属→緑新会所属
岡谷市・下諏訪町(2)
当12,478野沢 徹司62民主=連合新1党県幹事
飯田市(3)
当15,743小島 康晴51無所属=民主・社民・連合新1行政書士
□8,991小林 利一59民主=連合現 1級建築士=県民クラブ→県ク・公明所属
須坂市・上高井郡(2)
当9,859永井 一雄64無所属=社民現2NPO法人代表=トライアル信州
小諸市(1)
□10,122高木 蘭子61無所属=公明現 新聞社社員 =県民クラブ・公明所属
伊那市(2)
当14,062木下 茂人71無所属=[連合]現4(元)県監査委員=フォーラム改新→緑のフォーラム所属
駒ヶ根市(1)
当10,622佐々木 祥二55無所属=[連合]元3NPO法人理事
大町市(1)
□7,881(48.8%)丸山 賢二56無所属=民主現 米販売会社社長=緑のフォーラム所属
茅野市・富士見町・原村(2)
当6,728(19.3%)松山 孝志61民主=連合新1樹脂卸売会社員
□5,684(16.3%)小林 峰一44無所属=新濃新 農業
塩尻市(2)
当13,383小松 千万蔵64無所属=連合現2(元)旧塩尻市議=県民クラブ→県ク・公明
□8,078続木 幹夫49無所属=民主・[連合]新 NPO法人代表
佐久市・北佐久郡(4)
当15,595寺島 義幸53無所属=民主・連合現5社福法人理事=創新→緑新会所属
当14,722柳田 清二37無所属=公明現3県会会派幹事長=県民クラブ→県ク・公明所属
当12,521今井 正子57無所属現2(元)信州大講師=トライアルしなの→トライアル信州所属
千曲市・埴科郡(2)
当12,143下崎 保69無所属現6社福法人理事=緑新会所属
□7,550塚田 一72無所属=[連合]現 社福法人理事=創新→緑新会所属
安曇野市(2)
当22,765宮沢 宗弘67無所属=民主・社民。連合現5資材会社顧問=協働ネット所属
上伊那郡(2)
□11,229小原 勇58無所属=連合現 (元)宮田村課長=協働ネット所属
下伊那郡(2)
当16,235森田 恒雄74社民=連合現7党県副代表=協働ネット所属
飯山市・下水内郡(1)
○宮本 衡司55無所属現2茶販売店主=志昂会所属
東御市(1)
○保科 俶教67無所属現2醸造会社社長=志昂会所属
東筑摩郡(1)
○清沢 英男57無所属現2車部品販売業=無所属→緑のフォーラム所属
北安曇郡(1)
○宮沢 敏文54無所属現4県監査委員=県民クラブ→県ク・公明所属
木曽郡 定数1−無投票
氏名年齢党派新旧当選回数代表的肩書
○村上 淳52無所属=公明現2(元)上松町会議長,県民クラブ・公明所属

5856とはずがたり:2007/04/16(月) 19:08:18

◆民主系 5名で発足?
〜公認〜
高島 陽子民新 長野市
倉田 竜彦民現 長野市 県ク→今回民主に所属表明
野沢 徹司民新 岡谷市・下諏訪町
松山 孝志民新 茅野市・富士見町・原村
(小林 利一民主 現 飯田市 県ク→今回落選)
〜単独推薦(内一人追加公認?下沢?)〜
下沢 順一郎 無新=民 松本市
島田 基正無現=民 上田市=無所属の会→トライアル信州所属
下村 恭無現=民 上田市=無所属→緑新会所属

◆県民クラブ・公明系 7→9→6+α?
太田 昌孝公新 長野市
牛山 好子公現 松本市
小松 千万蔵無現 塩尻市
柳田 清二無=公現 佐久市・北佐久郡
宮沢 敏文 無=民・社 現 北安曇郡
村上 淳無=公現 木曽郡
(倉田 竜彦民現 長野市 今回民主会派に所属表明)
(高木 蘭子無=公 現 小諸市 今回落選)
(小林 利一民主 現 飯田市 今回落選)

◆社民系・協働ネット6→4→3
竹内 久幸社現長野市
宮沢 宗弘 無=民・社 現 安曇野市
森田 恒雄 社 現 下伊那郡
(小原 勇無 現上伊那郡 今回落選)

◆トライアル信州…親田中知事会派
(田口 哲男 無=社現 松本市=協働ネット→トライアル信州所属 今回落選)
島田 基正 無=民 現 上田市・小県郡=無所属の会→トライアルしなの→トライアル信州所属
永井 一雄無=社 現 須坂市・上高井郡=協働ネット→トライアル信州所属
今井 正子 無 現 佐久市・北佐久郡=トライアルしなの→トライアル信州所属

◆緑のフォーラム
木下 茂人無=[連] 現 伊那市=フォーラム改新→緑のフォーラム所属
(丸山 賢二 無=民 現 大町市=緑のフォーラム所属 今回落選)

◆緑新会系…羽田系 9(創新会)→5(緑新会)
高橋 宏 無 現 長野市=緑新会所属
下村 恭 無=民 現 上田市・小県郡=無所属→緑新会所属
寺島 義幸 無=民・連 現 佐久市・北佐久郡=創新会→緑新会所属
下崎 保 無 現 千曲市・埴科郡=無所属→緑新会所属
(塚田 一 無=[連] 現 千曲市・埴科郡=創新会→緑新会所属 今回落選)

◆その他
佐々木 祥二 無=[連] 元 駒ヶ根市
小島 康晴 無=民社連 新 飯田市
(小林 峰一 無=新濃 新 茅野市・富士見町・原村 今回落選)
(続木 幹夫 無=民[連] 新 塩尻市 今回落選)

5857とはずがたり:2007/04/16(月) 19:08:53

連合系無所属等を県民クラブ・民主党・社民党で奪い合う感じかねぇ?

行政・政治 : 県議会 会派再編スタート
更新:2007-4-10 6:01
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=6807

 県議選の投開票から一夜明けた9日、県議会では会派の会議が開かれるなど、さっそく会派再編に向けた動きが本格化した。この日は県民クラブ・公明と県民協働・無所属ネット、共産党県議団が会議。このほかの会派や 政党なども 新人らへの働き掛けを強めるなど、勢力拡大に向けた活動をスタートさせた。政党色を強める 再編が予想される中、政党と一線を画してきた会派の動向も注目される。

 村井県政を支える基盤の強化を掲げる自民党県連は、公認・推薦を受けた議員の結集を図る方針。石田治一郎幹事長は党籍を持つ議員18人が当選した結果について「まずまずの結果」と評価した上で、「県民に分かりやすい形にするためにも、全員が自民党県議団に所属すべきだ」とする考えを改めて示した。公認・推薦議員を集め10日に開く会議で、再度結集を要請する。ただ、従来の会派の維持を模索する動きもあり、どの程度の結集が図れるかは流動的だ。

 単独会派設立を目指すとした民主党の倉田竜彦氏(長野市)は、所属する県民クラブ・公明の会議で、同会派を離脱する意向を示し、了承を得た。今後は公認議員4人に推薦議員1人を加えた5人を軸に、参加議員を募る考え。「推薦議員を中心に、民主党のマニフェストを理解してもらえる人の結集を目指したい」とし、民主党の名称にはこだわらない姿勢も見せた。

 県民クラブ・公明は従来の枠組みを維持した上で、新人らの加入を働き掛けていく方針を確認。宮沢敏文会長は「第2会派の責任を堅持したい。保守からリベラルまでを基軸とする県民党として、連合や公明、農協などの支援を受けた幅広い層からの参集を呼び掛けていく」と述べた。

 社民党系議員でつくる県民協働・無所属ネットは、連合長野の推薦を受けた議員らに連携を呼びかけ、新会派の結成を目指す方針を固めた。宮沢宗弘会長は連合推薦を結集軸に、民主党との連携も視野に活動を進めていく考えを示した。

 共産党県議団は、基本的に党の枠組みを堅持する姿勢を確認した。

〜民主(5)・社民(3)・県ク(4)らが参加を呼びかけていそうなのは以下の連中〜
島田 基正無現=民 上田市=無所属の会→トライアル信州所属
永井 一雄無現=社 須坂市・上高井郡=協働ネット→トライアル信州所属
今井 正子無現 佐久市・北佐久郡=トライアルしなの→トライアル信州所属
下村 恭無現=民 上田市=無所属→緑新会所属
高橋 宏無現 長野市=緑新会所属
寺島 義幸無現=民・連 佐久市・北佐久郡=創新会→緑新会所属
下崎 保 無現 千曲市・埴科郡=無所属→緑新会所属
木下 茂人無現 伊那市=フォーラム改新→緑のフォーラム所属
佐々木 祥二 無元=連 駒ヶ根市
小島 康晴無新=民社連 飯田市

5858名無しさん:2007/04/16(月) 19:58:25
異議申出書(原本)







平成19年4月16日



三重県選挙管理委員会 御中

一、 平成19年4月8日執行の三重県議会議員選挙における当選人笹井健司氏の当選は無効とするとの決定を求める。またその結果、次点候補者たる(自民推薦)市野典子氏の繰り上げ当選を求める。(以下、敬称略す。)

http://www.geocities.jp/kenbosaijp/index1.htm



二、 平成19年4月8日執行の三重県議会議員選挙における当選人山中光茂氏



の当選は無効とするとの決定を求める。

http://www.geocities.jp/kenbosaijp/index2.htm

5859とはずがたり:2007/04/16(月) 20:35:49

社民、新社会 議席失う
2007/04/09
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000295961.shtml

 護憲の灯に逆風-。県議選では共産の落選が相次ぎ、社民、新社会は議席を失った。土井たか子名誉党首が一大勢力を築いた「兵庫の社民」は、最後の砦(とりで)だった現職が落選。神戸市内の議席がゼロとなった共産は議会活動に支障をきたすことになり、陣営は重苦しい空気に包まれた。

 「県会の議席を守れず、申し訳ありませんでした」。五選を目指した尼崎市の社民現職の今西正行さん(68)は、支持者に深々と頭を下げた。土井名誉党首と辻元清美衆院議員が応援に駆けつけ、党を挙げて議席の死守を目指した。「護憲」「格差是正」を訴えたが、党勢の衰えに加え、高齢を不安視する声もあり、有権者の心をつかめなかった。

 今西さんは「県会唯一の議席を失い、非常に責任を感じている」と肩を落とし、「平和や格差の問題は残っており、今後は一県民としてかかわっていく」と話した。

 共産は、一九七一年以来守ってきた神戸市内の議席が消滅。尼崎市でも八七年から維持してきた二議席を一気に失った。全体で五人にとどまり議案提案権だけでなく、六人以上で認められる交渉会派の資格さえ失った。

 神戸市東灘、垂水区では党派を超えて支持を集めたベテランが引退。新人と二人三脚で総力戦を展開したが、議席には届かなかった。東灘区の新人古谷敏郎さん(56)は、負担増の解消や憲法九条堅持を訴えたが、バトンタッチは失敗。「申し訳ない」と言葉を絞り出した。党県委員会幹部は「暮らしの問題など有権者の怒りは感じていた。なぜ、得票に結びつかなかったのか、分析したい」

 一方、灘区では新社会新人の井上力さん(57)が敗北。「議席は失ったが、護憲の活動は続けていきたい」と前を向いた。

前回2003年の様子
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sougou/030414ke104320.html

共産

 現有十五議席から一転、神戸で六議席を失い、西宮市でも複数議席を守れず大幅に後退。全国的な退潮ぶりが兵庫でもくっきりと現れた。
 神戸市内では前回、復興や神戸空港が市議選の争点となったため、県議選でも批判票の受け皿となり、新人六人が当選。こうした追い風がない今回、灘、中央、兵庫など一期目の六人全員が民主や公明などに競り負けた。
 明石市では一期目の新町美千代さん(56)が議席を守ったが、結局八議席に激減。県会第二会派から第四会派に転落した。

社民
 北朝鮮問題の対応をめぐる批判などを受け、逆風下の苦しい戦い。土井たか子党首も、地元入りして懸命に支援。尼崎市の今西正行さん(64)と西宮市の掛水須美枝さん(57→07は無所属出馬当選)が相次いで当選を決め、現有の二議席を死守した。

新社
 四年前に失った議席奪還のため、公認二人、推薦一人を擁立し、無党派層の取り込みを目指した。元職の浜崎利澄さん(54)が神戸市須磨区で返り咲き、さらに、推薦の稲村和美さん(30→07も当選)が尼崎市で初当選し、県会に再び二議席を確保した。

5860とはずがたり:2007/04/16(月) 20:55:42

どれが群馬県民の会推薦候補なのかヽ(`Д´)ノ
マスコミの情報は不十分でしゃーないわいヽ(`Д´)ノ ヽ(`Д´)ノ

’07統一地方選:群馬県議選 知事、自民と決裂し「刺客」 7月にらみ、布石
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/archive/news/2007/04/20070402ddm041010015000c.html

 統一選の道府県議選もたけなわ。選挙のない知事もおひざ元の議会選挙に思惑もさまざまだ。群馬の現知事は自民と決裂、無投票区を除く13選挙区中8選挙区に“刺客”を送り込み、7月の知事選の布石を敷く。

 定数50(既に無投票8人が当選)に72人が立った群馬県議選は知事選の「前哨戦」となった。5選をうかがう現職の小寺弘之氏は05年10月、総務省官僚の起用を前提とする副知事2人制条例案が最大会派の自民県議団の反対で否決された。県議定数削減も画策、自民との対立は決定的だ。

 「小寺氏を推薦しない」。昨年5月、自民県連会長の笹川尭・元国務相が多選などを理由に“決裂宣言”し、同11月に県議会議長の大澤正明氏の擁立を決めた。その結果小寺氏は県議選で“刺客”作戦に打って出る。

 小寺氏支援の商工関係者や連合などでつくる「群馬県民の会」が現新12人を推薦し、無投票選挙区を除く13選挙区中8選挙区に自民推薦候補らの対立候補を立てた。

 前橋市・勢多郡選挙区(定数8)は象徴的だ。13候補中自民系6人に対し対立候補5人が名を連ねる。小寺氏は“公約”通り県議選告示の30日には刺客を送ったすべての選挙区に入った。大澤氏も負けじと自民候補の応援に駆け回る。投票日の8日まで両者の“早い知事選”は続く。【木下訓明】

毎日新聞 2007年4月2日 東京朝刊

5861とはずがたり:2007/04/16(月) 20:56:03

知事戦いの前面に
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000000704100003
2007年04月10日

角倉邦良氏の総決起集会では、小寺知事と斉藤軍雄吉井町長、そして黒沢丈夫・前上野村長が“主役”だった=6日夜、吉井町吉井の産業文化会館で

「みなさん、考えて下さいよ。小寺さんは上野村や万場・中里のこともよく考え、振興させてくれました。選挙に全員が応援したって応援しなくたって、ほとんど影響しねえ小さな村のために、県のお金をつぎ込んで、3323メートルのトンネルを造ってくれました」

 県議選投票日直前の6日夜、吉井町の産業文化会館であった多野郡区候補者、角倉邦良氏の総決起集会。壇上で、93歳の黒沢丈夫・前上野村長がこぶしを振り上げると、会場は拍手で沸いた。

 この日の応援弁士に、小寺弘之知事と斎藤軍雄吉井町長も名を連ねた。吉井町では「高崎市との合併」に、上野村や神流町では福祉の充実や「知事とのパイプ」に、有権者の目が向けさせられた。選挙の主役であるはずの角倉氏の存在感は、徐々にかすんだ。

 黒沢前村長は振り返る。「小寺さんには世話になった。選挙で、この恩に報いなければ」。電話は苦手な黒沢前村長が朝に晩に10件ずつ、村内へ電話をかけ、角倉氏への支援を呼びかけた。

 結果、知事の支援団体「群馬県民の会」から推薦を受けた角倉氏は無所属の新顔ながら、418票差で自民公認の現職を破った。「知事に助けてもらった」と角倉氏本人も認める。

 知事らの戦略の前に、地盤を崩された現職、荻原康二氏は、戦いを終えて語る。「もはや県議選のレベルじゃなかった。町長選であり、プレ知事選だった」

 「県民の会」から推薦を得た候補は、富岡、藤岡両市区でも各1議席を獲得。3選挙区とも「横一線」と言われた“西部戦線”だったが、1人の候補者に支援を集中でき、勝利をもぎ取った。


 逆に、「県民の会」が最多の5人を擁した前橋市・勢多郡区(定数8)では、岩上憲司氏がトップ当選したが、自民が公認した現職5人に全員当選を許した。自民現職らが危機感を持って市議や地元地区の後援会をフル稼働させた半面、実動部隊を十分に持たぬ「県民の会」の陣営が伸び悩んだ形だ。

 9日、記者会見に臨んだ小寺知事は「少数だと対立点がはっきりとわかる。(前橋市・勢多郡区のように)8人となるとかなり流動的になってくる。たくさん出して共倒れになったところは結果的にはあるのかもしれない」と述べた。一方で、政党別の得票率で自民党が後退した代わりに無所属が伸びたことに注目し、「県議会にも政党離れが起きている。新しい風が吹き新しい芽が出てきた」と期待を寄せた。

 県議会50議席の新分布は自民公認・推薦33人に対して、親知事の「県民の会」推薦8人。前橋、高崎など市部で自民が、1〜2人区で県民の会が勝利を収め、両者譲らぬまま7月の知事選に向かう。

5862とはずがたり:2007/04/16(月) 20:56:53

自民「安定」割る33議席
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000000704090002
2007年04月09日

 統一地方選前半戦の県議選は8日、無投票の6選挙区を除く13選挙区で投開票があり、50人の新県議の顔ぶれがそろった。7月の知事選で党推薦候補を立てる自民は過半数を占めたものの、改選前の38議席から後退、推薦も含めて安定多数34を割る33議席にとどまった。小寺弘之知事の支援団体を束ねる「群馬県民の会」から推薦を受けた候補は8議席を獲得し、小寺知事にとっては知事選に弾みがついた結果となった。投票率は平均で55・51%だった。

 小寺知事と県議会最大会派の自民党の関係に亀裂が入り、初めて迎えた県議選。8選挙区で親知事候補と反知事(自民公認)候補が対決した結果、各選挙区で安定勢力を誇ってきた上州自民党にやや陰りが差した。

 「群馬県民の会」が推した親知事候補は、1人区の多野郡、富岡市で自民公認候補を破り、藤岡市では自民の独占を阻んだ。

 知事選で指揮を執る県連幹事長、金子泰造氏は前橋市・勢多郡区で苦境に立たされたが、これをバネに奮起、同区では公認5人が全員当選した。

 小寺知事も公務の合間を縫って各陣営を巡り、有権者に直接訴える、過去にない熱意を見せた。獲得した議席に、知事選に向けて一定の基盤が確かめられたと知事周辺は受け止める。「県民の会」が推薦していなかった当選者にも秋波を送る構えだ。

 勢力増を狙った公明は2議席に戻し、共産は1議席に後退した。夏の参院選を視野に入れつつ、知事選への対応をどうするか検討する模様だ。

県議選 自民伸びず「33」 「県民の会」8人当選
http://www.sankei.co.jp/chiho/gunma/070409/gnm070409000.htm

 県議選は8日、投開票が行われ、無投票の6選挙区8人を含め、50人の顔ぶれが決まった。区割り変更や定数が削減されたため、自民は公認32と無所属推薦1をあわせ、33議席にとどまり、伸び悩んだ。現有2議席の民主は、公認5人のうち新人2人を含む3議席を獲得し、1人増やした。公明は2議席獲得、共産は高崎市区で現職が落選し、1議席となった。小寺弘之知事の支援団体「群馬県民の会」は、推薦候補のいる全8選挙区で当選者を出し、12人のうち8人を当選させた。投票率は過去最低となる55.51%だった。

 自民は改選前の議席を下回り、推薦を含め、削減された定数50のうち3分の2の議席を確保できなかった。福田赳夫元首相系「政策同志会」と中曽根康弘元首相系「県政塾」の派閥解消後、挙党態勢で臨んだ初めての県議選だったが、組織力を発揮できなかった。大沢正明県議会議長を擁立する今夏の知事選への影響も小さくない。

5863とはずがたり:2007/04/16(月) 20:57:20
>>5862-5863

 民主は、高崎市区と伊勢崎市区で新人が議席を得た。県連内で保守系と旧社会党系との路線対立があり、国会議員がそれぞれの系列候補を支援。民主系3人が無所属で出馬した太田市区では、現新2人が当選した。

 公明は、2人が当選し、現職の死去で失った旧前橋市区の議席を回復。共産は、現有議席を1減らし、桐生市区での議席奪還もならなかった。

 「群馬県民の会」が推薦した民主と無所属の12人のうち、民主1、無所属7人が当選した。桐生市区、伊勢崎市区、邑楽郡区などで現職が順当に議席を守り、高崎市区では新人が議席を得た。

 「自民対知事派」の主戦場となった前橋・勢多郡区では、自民は5人が当選、知事派は1人に留まった。

(2007/04/09 04:06)

県議選分析 都市部は自民堅実
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20070410/CK2007041002007451.html
2007年4月10日

 統一地方選の県議選は、自民党が推薦を含め三十三議席にとどまり、無所属議員が増える結果になった。小寺弘之知事の支援団体「群馬県民の会」が推薦した「知事派」も十二人中八人が当選。自民単独では、知事の議決「再議」を再可決や否決するのに必要な定数の三分の二「三十四議席」には届かなかった。知事派や自民に色分けできない無所属新人や、労働組合を支持母体としない民主公認も当選。若手や女性が増え、県議会の「勢力図」が変わる気配もある。 (石屋法道)

 焦点の一つとなった知事派対自民。知事派は、多野郡区で自民現職との一騎打ちを制し、藤岡市区では自民の一角を崩した。富岡市区でも新人を退け、西毛地域では自民候補を打ち破った。小寺知事は九日の定例記者会見で「相当な成果を収めた」と知事派の健闘を評価。県議選の結果を「新しい風が吹いてきた。政党離れが起きて、県民の声を代弁する人が多くなった」とまとめた。

 一方、全体では議席数を減らした自民党だが、定数が多い都市部では着実に議席を獲得。知事派対自民の「主戦場」だった前橋市・勢多郡区では知事派一に、自民は五。最激戦区で現職五人全員が議席を守りきった。同党県連の金子泰造幹事長は「前橋では完勝。権力者が脅しをかける強権政治に、住民の良識が出た。知事選へ大きなアドバンテージだ」と意義を強調。三十四議席割れには「もう一息だったが、会派を超えた協力もあり、議会運営には事実上問題ない」とした。

 民主党は同区で現新二人が「共倒れ」になる波乱があったが、民主系無所属の二人を合わせると五人議席となり、勢力を伸ばした。石関貴史衆院議員に近く、保守色の強い県議が誕生したのも特徴で、県連の分裂状態が解消されない中、今後の議会対応が注目される。公明党は二議席に回復、共産党は痛恨の一議席減となった。

 全体として自民党の圧倒的多数が薄れ、知事派や他党勢力とのバランスが取られた。知事側、自民側双方が「県民のための政治を考え直すいいきっかけ」「議会の硬直は不幸」と述べるように、新しい県議会では、不毛な政治対立ではなく、政策の「是々非々」の議論が期待されている。

5864とはずがたり:2007/04/16(月) 20:57:36
県民の選択:第3部 県議選・「分裂」の行方/上 知事対自民 /群馬
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/gunma/news/20070405ddlk10010298000c.html

 県議選の投開票日まで、残すところ3日。県内は連日、有権者に支持を懸命に呼びかける各候補の声であふれている。今回見えてきた各政党が抱える“裂け目”に、支持者の戸惑いが広がる。県民の審判はどう下るのか−−。

 ◇政策の違い見えず戸惑い

 過去4回、小寺弘之知事を推薦した自民党が、7月の知事選で大澤正明県議会議長の擁立を決め、両者は前哨戦と位置付ける県議選を舞台に激しいぶつかり合いを展開している。これまでとは異なる選挙模様に同党支持者の間には戸惑いと混乱が広がっている。

 「両方とうまくやっていきたいというのが我々の本音」。太田市で建設会社を経営する50代男性は胸の内を話す。この社長は県議選で同党公認の新人候補を支援する一方、小寺知事の支持団体にも所属する。

 告示前から、この新人の集会に建設業者らを動員し、平日の告示日にも出陣式への参加を呼び掛けた。だが、社長は選挙戦に入り、新人候補が「知事の多選を許してはならない。県政を刷新すべきだ」と、大声を上げる度に複雑な思いを感じている。「そもそも対立の理由が分かりにくい。建設業者の多くは私と同じ状況では」と表情を曇らせる。

 約3カ月後に迫った知事選は県政史上初の“現職知事対自民党”の構図となる。出馬表明後の06年11月以降、小寺、大澤両陣営の各種団体への“推薦取り付け合戦”が過熱。そして、県議選で自民党の公認39人に対し、小寺氏の支援団体「群馬県民の会」は19選挙区中8選挙区で現職、新人12人を推薦し、激突状況を演出した。

 両者の対立が表面化したのは、小寺氏の4選直後の03年9月県議会からだった。副知事人事案を当時、県議会の過半数を占めた福田赳夫元首相系の自民党県議グループ(昨年3月に中曽根康弘元首相系グループと共に解消)が否決。05年9月の県議会でも副知事2人制の条例案が否決され、小寺氏が「県民の声」として県議定数削減案などを提案すると、対立は完全に修復不能となった。今年2月には、県の07年度予算案が県議会に増額修正されるという史上初の事態にまで発展した。

 「副知事人事」を争点にもできず、県議選で自民党候補は「元々、4期で有終の美を飾ってもらうことになっていた」と、多選を小寺批判の論点に据えた。これに対して、小寺氏支持候補は「自分たちの言うことを聞かなくなった知事をすげ替えようとする自民党こそ横暴だ」と反論する。

 政策論からかけ離れた争いに、これまで「自民党推薦の小寺氏」を支持してきた各種団体は戸惑うばかりだ。中でも集票力が高いとされる業界団体の代表格、県建設業協会と県医師会は混迷を極めた。最終的にこれまでの小寺氏推薦から小寺、大澤両氏推薦に落ち着いたが、県医師会の鶴谷嘉武会長は「双方と仲良くしたいという意思表示」とし、県建設業協会の小島秀薫会長も「どちらともケンカはできない」と苦渋の選択を説明。もう一つの代表格、JA群馬中央会系の県興農政治連盟は態度を決められずにいる。

 同党関係者の一人は「政策的な違いはなく、知事選では県民は好きか嫌いかでしか選べないだろう」と見る。同党候補の中には「地元には知事支持者も多く、小寺批判は控えざるをえない」と選挙戦の難しさを漏らす。

 小寺氏批判を展開してきた自民党現職。同党の公認・推薦を得るため「大澤支持」を誓約した元職や新人。一方の小寺氏側の推薦候補。双方がその態度について説明を求められている。【木下訓明】

毎日新聞 2007年4月5日

5865とはずがたり:2007/04/16(月) 21:20:36

神戸市議選 託す脱「しがらみ」 汚職受け初当選続々
2007/04/09
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000295959.shtml

 神戸市議選では、汚職事件を背景に、しがらみのなさを強調、議会改革を訴えた新人が相次いで初当選を果たした。事件で浮かび上がった市議と市当局の不透明な関係に、風穴は開けられるのか。有権者は注視している。

 兵庫区から立候補し、「市民が一番。議会を身近なものに」と訴えた民主の大寺真理子さん(51)。事務所で拍手と歓声に包まれ、「特定の人の意見を聞くのではなく、街を歩いて、声を出せずにいる弱い立場の人たちの声を市会に届けたい」と抱負を語った。

 阪神・淡路大震災後、一貫して被災者支援に取り組み、現在は震災の教訓を伝えるNPO法人で理事を務める。その仲間たちと手探りで始めた選挙戦。事件で政治への失望感が市民に広がる中、商店街を歩き、支持を広げた。

 中央区の橋本健さん(27)は、自民の公募候補者。同区では、汚職事件で実刑判決を受けた元自民市議の村岡功被告が辞職、「そんな地域だからこそ挑戦したい。村岡被告の多選が事件を招いた」と、歯科医から議員を目指した。

 自民の看板で戦ったが、「しっかり事件を反省したい」などと街頭で訴え、若さをアピール。逆風を追い風へと変えた。支援者と抱き合って喜び、「古い体質の市会に、どうすれば私たちの世代の声が届くのか考えたい」と表情を引き締めた。

 北区では民主の藤原智子さん(45)が当選。汚職事件を取り上げ、「政治倫理が厳しく問われる今こそ、しがらみがなく、クリーンな政治ができる新人が必要」と強調、無党派層を取り込んだ。

5866とはずがたり:2007/04/16(月) 21:22:59

「市民派」3人当選 県議選阪神間6選挙区
2007/04/09
http://www.kobe-np.co.jp/chiiki/ha/0000296181.shtml

 八日、投開票された統一地方選前半戦の県議選。現職二十人、元職二人、新人十三人の計三十五人が立候補した阪神間の六選挙区では、現職十七人、新人七人の当選者二十四人が決まった。ほとんどの選挙区で現職候補が手堅く議席を維持する一方、尼崎、芦屋市両選挙区では、政務調査費の見直しなど議会改革を強く訴えた「市民派」の無所属新人二人が当選。社民は尼崎市選挙区で県会唯一の議席を失った。投票率は西宮、伊丹市を除く四市一町で前回を上回った。

稲村さんが再選 尼崎市 山田さん改革へ決意 芦屋市

 「議会改革」を掲げた尼崎市選挙区の現職稲村和美さん(34)と新人丸尾牧さん(42)、芦屋市選挙区の新人山田美智子さん(60)のいずれも無所属候補三人がそろって当選。無党派、市民派の風が吹き抜けた。

 「引き続き、議会改革に力を尽くします。市民の力で議会を変えていきましょう」。再選を果たした稲村さんは、満面の笑みを浮かべ、集まった支援者三十人に語りかけた。

 選挙戦では、市民派を前面に押し出し、「しがらみのない県政」を強調。街頭演説を中心に、政務調査費の使途を全面公開してきた実績などをアピールした。

 二〇〇二年の尼崎市長選。稲村さんは、五党推薦の現職候補を破って初当選した白井文市長の選挙事務局スタッフを務めた。五カ月後、県議選に初めて立候補。市長選で吹いた市民派の追い風に乗り、上位当選を果たした。

 今回も、昨年十一月の市長選で再選された白井市長の応援を受け、変革を求める市民の間に共感の輪を広げていった。

 「これからも市民の目線で改革を進める」。当選を決めた稲村さんは、駆けつけた白井市長とがっちりと握手を交わし喜んだ。

 四期務めた市議からの転身を果たした丸尾さんは、「公費の使い方を考え、みなさんの役に立つ県会に変えていきたい」と、支援者を前にあらためて「改革」を誓った。

 自民推薦の現職候補との一騎打ちに勝った山田さんも市議からの転身。「市民の力の勝利。議員特権をなくすなど、県会をしっかりチェックしていく。市民の声を直接県政に届けたい」と抱負を語った。

保守分裂森脇さん制す 若手2人及ばず 宝塚市

 立候補者六人のうち、自民公認現職と無所属新人二人の保守系候補三人が激戦を繰り広げた宝塚市選挙区。自民の森脇保仁さん(54)が現職の強みを発揮し、二選を果たした。阪上善秀・宝塚市長の二男で、注目を集めた無所属新人の阪上真次さん(26)は父親の後援組織などを固めたが、支持を広げられなかった。

 党公認、現職候補として、森脇さんが二選に向け盤石とみられていたが、昨年十二月、阪上さんが立候補を表明。今年一月には、小池百合子首相補佐官の元秘書、江見健太郎さん(29)も市議から転身を図り名乗りを上げ、いずれも自民党員の三人が乱立、票を奪い合う格好となった。

 さらに、統一選後半戦に行われる宝塚市議選の公認問題をめぐり、森脇さんと党市議団が対立。保守分裂選挙の様相を呈したが、選挙終盤になって危機感を強めた森脇さんが巻き返し、阪上さんらを引き離した。

 阪上さんは「精いっぱいやりましたが、力が及ばなかった」と無念さをにじませつつ、「今回の経験を糧に四年後、また挑戦します」と支持者らに誓った。

5867とはずがたり:2007/04/16(月) 21:32:05

核処分場問題:出直し町長選で大揺れ 高知・東洋町
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070417k0000m010076000c.html

 原発から出る高レベル放射性廃棄物最終処分場誘致の前提となる第1段階調査(文献調査)の是非を問う、高知県東洋町の出直し町長選が17日告示(22日投開票)される。推進派の前町長、田嶋裕起氏(64)が「選挙で住民の信を問う」と突然辞職したことに伴うもので、田嶋前町長と、反対派の住民団体代表、沢山保太郎氏(63)との一騎打ちが確実。町の財源確保か処分場拒否か。事実上の住民投票となる選挙は、国の原子力政策を左右する。人口約3400人の小さな町も大揺れだ。

 「危険な廃棄物の持ち込みを阻止する。当選した場合、最初の公務は応募の取り下げです」。11日、町内であった後援会事務所開きで沢山氏は言った。町に隣接する室戸市の元市議で、反対派住民が担ぎ出した。田嶋氏が国の認可法人・原子力発電環境整備機構(原環機構)に調査を応募する前から住民団体を組織し、反対運動をリードしてきた。だが、地元出身ではないため知名度アップに躍起だ。

 一方の田嶋氏。文献調査(2年間)中に町に入る年間最大10億円の交付金を前面に掲げる。同町の予算は近年激減しており、今年度は約20億円。「浮揚を図る絶好の機会。財政難の町を再生したい」と訴えながら、処分場については「文献調査後の住民投票で次の段階に進むかどうか決定する。処分場整備が先にありきではない」との立場を崩さない。

 住民の見方も二つに分かれる。推進派の漁師、岡崎充伸さん(68)は「借金を抱える町で、交付金制度を利用しない手はない。反対と言うだけでは無責任」。反対派の主婦、光本雅美さん(42)は「交付金がなくても町は生きていける。田嶋氏は混乱を招いた責任を取るべきだ」と反発する。

 国は「理解を得る努力を進める町長は筋が通っている」(甘利明経済産業相)と田嶋氏を援護する発言を繰り返し、原環機構は12日、知名度の高い北野大・明治大教授を招いて講演会を開いた。告示直前だけに、反対派住民は「選挙へのてこ入れではないか」と不信感を募らせている。

 文献調査後、地質などを調べる概要調査(4年間)や精密調査(15年間)を経て、処分場が最終決定する。原環機構立地広報部は「新町長の意思を尊重する」立場で、田嶋氏が4選された場合、5月にも文献調査が始まる。一方、沢山氏が当選すれば調査断念に追い込まれそうだ。

 田嶋氏が勝った場合も概要調査に入る前に住民投票が計画されている。さらに、地元知事の意見も尊重すると法律で定められているが、橋本大二郎知事は「住民の過半数の賛成があっても現時点では必ずしも賛成しない」との姿勢で、処分場実現までのハードルは多く残されている。【服部陽】

 【高レベル放射性廃棄物最終処分場】原発の使用済み核燃料を再処理してプルトニウムなどを取り出した後に残る「核のごみ」をガラスと一緒に溶かし、ステンレス製容器の中で固め(ガラス固化体)、地下300メートルより深く埋めて最終処分する場所。施設の広さは約10平方キロに及び、人体に影響するのは数十万年とも100万年とも言われる。最終処分場の候補地は、実施主体の原環機構が02年末から公募しているが、現在までに名乗りを上げたのは東洋町だけ。

毎日新聞 2007年4月16日 20時11分 (最終更新時間 4月16日 20時46分)

5868名無しさん:2007/04/16(月) 22:08:26
そういえば兵庫県議選で室井元衆院議員の妻の秀子氏が当選しましたね。

尼崎市 定数7−候補11 (選管確定) 得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
24,497(15.4%) 下地 光次 52 公 明 新 1 党県役員
23,536(14.8%) 谷井 勲 42 公 明 新 1 党県役員
14,428(9.1%) 丸尾 牧 42 無所属 新 1 (元)尼崎市議
14,273(9.0%) 稲村 和美 34 無所属 現 2 政治団体代表
13,886(8.7%) 室井 秀子 51 無所属 新 1 (元)衆議員秘書
12,968(8.1%) 吉本 誠 37 民 主 現 2 党県常任幹事
12,793(8.0%) 黒川 治 47 自 民 現 2 (元)参議員秘書
□ 12,470(7.8%) 鈴木 拓美 42 共 産 新 党地区委員
□ 10,921(6.9%) 今西 正行 68 社 民 現 党県代表
□ 10,420(6.5%) 宮田 静則 64 共 産 現 党地区委員
□ 8,945(5.6%) 武田 正昭 59 自 民 元 (元)衆議員秘書

5869とはずがたり:2007/04/16(月) 22:25:39
平沼の調整能力は停止中とはいえ民主が代わりに取る訳では全然無く,倉敷の労組候補が民主の公認を受ける訳でもなく兎に角弱いなぁ・・。
ここは片山を落とさねばならないのに。。
しかし自民は自民「系」として無所属候補も含めているのに民主は連合系を除いて民主としてあたかも自民が優勢で勝ち馬にのれとそそのかしている様にも見える中国新聞はクソか!?笑

岡山は自民系33、民主4'07/4/9
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200704090141.html

 統一地方選前半戦の岡山県議選は8日、無投票区を除く12選挙区で投開票され、深夜にかけて無投票当選者8人を含む56人の新県議が相次いで決まった。自民党は無投票区の8人を含め、公認、推薦した33人が当選。会派入りが予想される無所属当選者を加えれば改選前の36議席を上回り、引き続き絶対多数をキープする見通しだ。民主党は公認した新人5人のうち4人が当選し、前回から獲得議席を1つ伸ばした。

5870やおよろず:2007/04/17(火) 06:27:10
宮城県議会改選前会派「フロンティア」 自民加入を検討

http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/04/20070417t11042.htm

宮城県議会の会派再編で、改選前の第2会派「フロンティアみやぎ」(5人)が、現時点で29人の第1会派「自民党・県民会議」への加入を検討していることが16日、分かった。近く総会を開き、最終決定する。

 フロンティアは県議選で4人が落選し、5人に減った。「民主フォーラム」(9人)からも、非公式に新会派結成を打診されている。

 佐々木敏克会長は「全員一致で行動したい。会派存続の意見もある。もう少し話し合う」と話す。あるメンバーは「全員が保守系。民主党とは組みづらい。自民党に親近感がある」と自民会派入りに肯定的だ。

 自民党・県民会議は16日、会派総会を開き、フロンティアが会派入りを決めれば、受け入れることを確認した。畠山和純会長は「村井嘉浩知事を支える立場であれば問題ない」と言う。

 自民党・県民会議にはほかに、県議選で党推薦で当選した2新人と、保守系無所属の二新人が加わる公算が大きい。流動的な要素はあるが、フロンティアが加われば、巨大会派となる可能性がある。

5871やおよろず:2007/04/17(火) 06:57:02

>>5870

 宮城 民主党

 いまだに岡崎が参院選1人公認では、党勢拡大は難しい。
 国政志向のある菊池を2人目の参院候補にすべきだった。
 菊池は、非愛知系の自民からも集票できるので、岡崎に代わって議席を獲得する可能性は高かった。
 世代交代を図らないと、先に世代交代の完了した自民には追いつかない。

 また、仙台市長候補・宮城県知事候補を早目に決めねばならない。
 前回は、鎌田・菅間で反自民主流派が2分裂したのが、大きく響いた。

 仙台市長候補を浪人中の鎌田にして、知事は参院の桜井か菅間を据えるべき。
 菅間に国政志向があれば、桜井を知事候補にして、菅間を参院に転出させる。
 菅間も、愛知の裏であれば、後援会がバッティングすることもない。

 とにかく、早く候補を決めないと、現職には勝てない。
 さらに、中間派の流出を招く。

 自民と民主とでは基礎力が違う上に、自民には創価学会がついている。
 中間派を取り込めないようでは、民主の先細りは目に見えている。

5872片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/17(火) 09:18:47
宮城県は、歯の生え変わりの時期じゃないか。なんだかそんな気がします。

知事候補を早めに決めるというのはいいことだと私も思います。ただ、公選法にビビッてマスコミがあれするみたいなので、現状では細心の注意が必要なんでしょう。

5873とはずがたり:2007/04/17(火) 11:51:12

県議選 無所属当選11人の動向 自民55議席の 確保ほぼ確実
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20070417/CK2007041702009364.html
2007年4月17日

 統一地方選の前半戦で行われた県議選の投開票から一週間以上が経過し、無所属で当選した候補者の議会内会派入りをめぐる動きが活発化している。二十四日には各会派代表者協議会を開き、会派結成の届け出日を決めるが、通例であれば任期満了を迎える今月中にも受け付ける。自民党が少なくとも無所属五人を上乗せして九十五議席中五十五議席を確保することが、ほぼ確実だ。

  (林容史、荘加卓嗣)

 香取郡選挙区で当選した自民現職の遠藤澄夫氏(58)は、区割り改編で同じ自民現職で落選した八代俊彦氏(58)と同一選挙区になったため推薦になった。同じく自民推薦の南房総市・安房郡選挙区の新人の木下敬二氏(58)とともに自民入りする。

 旭市選挙区で自民現職の宮内三朗氏(69)を破った新人の大松重和氏(48)は自民入りを県連に届け出ている。袖ケ浦市選挙区で自民現職の笹生定夫氏(66)を破った新人の江野沢吉克氏(57)、館山市選挙区の新人秋山光章氏(60)も自民入りを表明、県連側も了承する考え。

 千葉市中央区選挙区で返り咲いた元職の佐野彰氏(58)は「もともと自民だから自民に入る」と話すが、無所属で参院選出馬を表明し、自民を除籍になった本間進氏(52)の支援を明言していることから、県連側の評価は割れそうだ。

 君津市選挙区の新人石井宏子氏(42)は「まだ結論は出ていない。後援会などに相談して、今週中に結論を出す」と態度を留保する。民主党の推薦を得て当選しているため、「選択肢は限られる」と話し、民主入りが濃厚だ。

 柏市選挙区の吉川洋氏(57)は、堂本暁子知事に対する姿勢の違いから市民ネットワークとの統一会派を解消、「無所属で活動し、ほかの無所属議員と統一会派が組めるか探りたい」としている。

 四街道市選挙区で当選した新人の佐渡斉氏(53)は「しがらみのない無所属を訴えて当選したので、あくまでも無所属を貫く」と強調。民主の衆院議員秘書も務めていたが、「民主に戻ることはない」と話す。

 八千代市選挙区の新人西田譲氏(31)の事務所は会派入りについて「まだ決まっていない」と説明。香取市選挙区の元職伊藤和男氏(59)は本人と連絡が取れず、回答は得られなかった。

5874やおよろず:2007/04/17(火) 12:04:06
>>5873

 結局、県東は自民vs自民だったってことですね。

>>5872

 全県選挙で、直前にに決定しなければならないとすると、かなり苦しいですね。
 知名度のある人でなければ、立候補しても、名前が浸透しないうちに負けてしまう。

 達増知事みたいに、1年近くかけて全県を回れるようだといいんですが。

5875とはずがたり:2007/04/17(火) 12:46:26
愛知県議会>>5682
定数104…過半数53

自民公認・支持…58
公明公認…7
民主公認・推薦…38
その他…1(知多第二・多分自民系無所属)

少なくとも自民過半数割れの為には5議席減らせねばならぬ。

●中選挙区でもっと真面目に擁立が必要な3選挙区●
一宮市・葉栗郡+尾西市 定数5+1−候補6+2
当23,492高橋 正子48民主現2
当18,207木藤 俊郎50公明現2
当16,345栗田 宏73自民現6
当16,047吉田 真人42自民現2
当15,139岩村 進次52自民現5
当13,216長坂 康正49自民=公明現5・尾西
□12,019岸野 知子57共産元
2,900(筧 猛68無所属新・畜産販売業・廃品回収業・尾西
春日井市 定数4−候補6 (選管確定)
当24,028金沢 利夫68民主現2
当18,713神戸 洋美51自民現2幼稚園長
当17,291米田 展之60公明現5
当15,027伊藤 勝人61自民現2
□13,441柳沢 けさ美57共産新
5,452長谷川 浩司44無所属新 産婦人科医
岡崎市 定数4−候補5 (選管確定)→岡崎は自民強すぎ。
当39,543浜崎 利生58民主現3労組連合会顧問(全ト労連)
当27,861内田 康宏54自民現6新聞社監査役
当23,053青山 秋男60自民現5学校法人理事長
当12,717中根 義一62自民現2ゴルフ会社会長
□9,217柵木 誠62無所属新 建設会社社長
豊田市 定数4−無投票→民主二人出せや。総評ブロックか保守系の新人出すのがいいんちゃうか?
○中村 晋52民主新1トヨタ社員
○小島 丈幸53公明現3
○倉知 俊彦75自民現10
○三浦 孝司63自民現3

●定数1で惜敗の5選挙区●
津島市 定数1−候補2 (選管確定)
当11,905中野 治美51自民=公明現2土地改良区理事
□9,494小田 寿志41民主新
大府市 定数1−候補2 (選管確定)
当15,741深谷 勝彦61自民=公明現3
□13,554西村 憲一36民主新
岩倉市 定数1−候補2 (選管確定)
当7,838石黒 栄一62自民=公明新1
□7,212塚本 秋雄55無所属=民主新 市体協顧問
豊明市 定数1−候補2 (選管確定)
当13,644坂田 憲治52自民=公明新1幼稚園長
□11,637鳥居 宏光42無所属=民主新 不動産会社社員
知多郡第1 定数1−候補2 (選管確定)→惜しい・・・
当14,820日高 昇70自民=公明 現9
□13,385河合 洋介27民主新 元衆院議員秘書

5876とはずがたり:2007/04/17(火) 12:46:50
>>5875-5876
更に公明迄含めて過半数割れに追い込むには以下の選挙区で勝たねばならぬ。

●無投票もしくは無投票に近いもしくは民主系惨敗の13選挙区●
中区 定数1−無投票
氏名年齢党派新旧
○かとう 南61自民=公明現6
犬山市 定数1−候補2 (選管確定)
当14,083原 欣伸38自民=公明新1(元)市議
□9,041堤 善昭45民主新 医療機器会社長
常滑市 定数1−候補2
当13,224沢田 丸四郎51自民=公明現3製陶所役員
□6,319遠藤 圭司31民主新 (元)衆院議秘書
江南市 定数1−候補2
当19,179奥村 悠二63自民=公明現3
□14,278村瀬 栄次56無所属=民主新 塗装改修会社長
碧南市 定数1−候補2
当14,386小林 秀央65自民=公明現6
3,938辻 正三55無所属新 鉄工所経営
蒲郡市 定数1−無投票→鈴木は何やってんだ?
氏名年齢党派新旧
○大竹 正人54自民=公明現3
高浜市 定数1−候補2
当10,143杉浦 孝成59自民=公明現2食品会社取締役
1,722原田 文彦66無所属新 政治団体会長
田原市 定数1−候補2
当17,899鈴木 愿68自民現3
□8,381高先 星吾51民主新
丹羽郡 定数1−候補2
当14,069藤川 政人46自民=公明現3
□5,944深川 勝利31民主新
中島郡 定数1−無投票
氏名年齢党派新旧
○吉川 伸二53自民=公明現5
幡豆郡 定数1−候補2
当17,139浅井 喜代治57自民現2農業
□9,081小山 政男64無所属新 (元)吉良町議
額田郡 定数1−無投票
○鈴木 正64自民=公明現2農林業・(元)幸田町助役
宝飯郡 定数1−無投票
○小林 功63自民=公明現4不動産会社役員

●分裂も活かせられずの3選挙区●
愛知郡 定数1−候補3
当10,822石井 芳樹38自民=公明新1(元)長久手町議
□9,371川上 孝一56民主新 (元)長久手町議
5,418山田 裕之63無所属=自民現
知多郡第2 定数1−候補4
当11,594森下 利久64無所属新1(元)南知多町長
□10,922斎藤 宏一68自民新 (元)美浜町長
8,519福本 貴久36無所属新 不動産業
4,726大橋 芳男67無所属新 (元)武豊町議
新城市・北設楽郡 定数1−候補4 (選管確定)
当11,717峰野 修59無所属=自民新1木材会社役員
□10,186加藤 実74自民現 党新城支部長
□9,668小栗 健次52無所属=民主新 資源回収業
3,887村田 康助56無所属新 農林業

5877とはずがたり:2007/04/17(火) 12:49:05
>>5874
>結局、県東は自民vs自民だったってことですね。
それは詰まり千葉東部はまだまだ典型的な日本の田舎だってことですな。

5878やおよろず:2007/04/17(火) 12:57:38
>>5877

 谷田川元を引き抜けたと思うんですが、県議レベルでは効果無しってことですかね。

 あと、田舎だと社民党勢力が残存してたりするんですが、千葉の場合、それもなしのようですね。

5879名無しさん:2007/04/17(火) 13:19:27
千葉で社民党勢力が比較的残っているのは、キッコーマン労組の強い流山市や野田市あたりですね。
最も、キッコーマン労組も状況に応じて柔軟に民主支援したりしているようです。

5880やおよろず:2007/04/17(火) 13:26:46
>>5879

 キッコーマン労組は社民党色が濃いんですね。
 民間労組にして、珍しい

5881片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/17(火) 13:28:07
千葉の半分は和歌山みたいなものだと。
何十年前の日本の縮図みたいな県ですね。

千葉の田舎部分は、いつもとあまり変わらない派閥争いと地域ボス争いをやってて、そこに新住民が新人に加勢するという構図なんで、派閥争いが終わって不活性効果が出る次回にどうなるかというところだけど。
谷田川は一発目に郵政選挙食らわずに比例復活してれば別だったんだろうけど。
神奈川の体たらく比例議員たちより惜敗率で上へ来てたんだけど、このままだと干上がるわな。

5882やおよろず:2007/04/17(火) 13:29:38
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070417b

初当選の東海林氏は「いぶき」へ 県議会会派
 8日投開票された県議選で初当選した無所属の東海林洋氏(51)=湯沢市雄勝郡選挙区、元県職員=は16日、県議会会派「いぶき」(門脇光浩代表)に加わる意向を明らかにした。同日、門脇代表に伝えた。ともに無所属の門脇代表(46)=仙北市選挙区=と淡路定明氏(47)=秋田市選挙区、民主推薦=が再選を果たした「いぶき」は、東海林氏の加入により3人となる。

 東海林氏は、加入の理由について「地域と住民を一番大事に活動している会派と思う。門脇代表とも旧知の間柄。自分も応援していたし、選挙で応援もしてもらった。私自身が無所属で立候補しており、政党にとらわれず、幅広い人たちの声を吸い上げる活動をしていきたい」と話している。

5883片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/17(火) 13:33:37
あれ? でもそういえば、香取市の伊藤和夫は自民会派入りしないんじゃなかったかな。

5884やおよろず:2007/04/17(火) 13:35:14
>>5881

>>神奈川の体たらく比例議員
 
 大出(笑)とかですね。

 不毛地域には、比例優遇を出すなど、テコ入れが必須だと思いますね。
 個人の努力でどうなるもんでもなさそうです。

 逆に、努力しだいの新興都市議員は、比例重複も許さんという形で、追い込んだらいいのではないかと思います。

 小沢軍団のアイドル青木愛なんかも、浜田氏が相手では、なかなか上がってこれなそう。

5885やおよろず:2007/04/17(火) 13:37:47
>>5873の記事では

>>香取市選挙区の元職伊藤和男氏(59)は本人と連絡が取れず、回答は得られなかった。

という微妙なもんですが、谷田川系なんですか?

5886片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/17(火) 13:45:59
>>5885
どこかで何か読んだ記憶があった気がするんですが、思い出せないです。どこかと混同したかもしれません。
谷田川に近いにしても会派は自民というのはありえそうですね。

5887やおよろず:2007/04/17(火) 14:01:25

 参院選 千葉

  県東の状況を見ると、派閥分裂がマイナスになりにくい中選挙区であれば、自民党が圧倒的に有利。
  民主は、2議席確保のため、東京圏・千葉市での大量得票が必須。
  しかしながら、候補者の質から、無党派・民主支持票は長浜に集中。
  自民党の白須賀も、無党派受けしやすそうなタイプ。
  加賀屋は、野田との連動で組合以外に支持を拡大できるかどうかが鍵。
  石井は自民党関係の票を広く集め、県議会のしがらみの薄い白須賀が公明からの支援を厚く受けるようだと、自民党の2議席は難しくなさそう。 


  石井準一が安定、長浜が幅広い支持を広げ、白須賀が続き、加賀屋・本間が猛追
  こんな感じかな???

5888とはずがたり:2007/04/17(火) 14:22:01
白須賀氏は歯科医師で幼稚園・保育園理事長との事で福祉の公明党も乗りやすそうですしね。
加賀屋は千葉の労組の組織力の惨憺さを得票で示す事になりそうな気がします。
参院選は自自民かなぁ・・。

5889やおよろず:2007/04/17(火) 14:34:32
 自民 比例区予想(14〜17)

 有村 治子
11大仁田 厚
4尾辻 秀久
8川口 より子
9小泉 顕夫
 山東 昭子
10武見 敬三
5段本 幸男
3橋本 聖子
13福島 啓史郎
15藤井 元之
 藤野 公孝
1桝添 要一
 森元 恒夫
2上野 公成
 森下 博之
12阿達 雅志
13石井 みどり
 衛藤 晟一
14大高 衛
 大西 秀雄
16尾身 朝子
 川瀬 葉子
 佐藤 伸明
7佐藤 正久
 中曽根 康人
 中西 しげあき
 福本 アジア
6松原 まなみ
 丸一 よしのり
17まるも ゆきこ
 山田 としお
 米田 建三

5890名無しさん:2007/04/17(火) 19:04:11
歯科医って医師という肩書きだけど、プロフィール見ると殆どの候補者は学歴良くないよね

5891とはずがたり:2007/04/17(火) 19:19:34

新人16人“代謝”進む 脱政党系の若手苦戦 育児争点化 女性に追い風 ’07福岡市議選分析
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070410/20070410_004.shtml

 現職の福岡県知事が大差で民意の「関門」をくぐり抜けた統一地方選前半戦。7選挙区に計101人が立った福岡市議選(総定数63)では、議席を倍増させた民主の躍進が目立ち、最大勢力の自民系会派は大きく後退した。昨年11月の同市長選以降、現職や与党候補が相次いで敗れ、地方議会では政務調査費など「政治とカネ」に絡む問題も明らかになる中、「変革」を求めるうねりはなお続くのか。市議選結果を分析し、有権者の視線の「先」を探った。

 ■議会改革に期待

 使途が透明化されているとは言い難い政務調査費、海外視察費の公費負担など「給料以外の報酬」のあり方をめぐる有権者の批判が高まる中での選挙戦だった。

 当選した現職は45人で前回より2人減。同じく元職も1人減って2人だったが、新人は5人増え16人に。会派別では4議席だった民主が推薦を含め9人に倍増。一方、計32議席で過半数を占めていた自民とみらい福岡の自民系二会派は、無所属出馬の2人を加えても27議席にとどまった。「新旧交代」「議会改革」を望む有権者の意図がうかがえる。

 ただし、当選した現職候補の得票を前回と比較すると、自民は17人中半数以上の9人、みらいも7人中4人(無所属含む)が得票を増やした。ベテラン、中堅に対する「自浄努力」への期待もありそうだ。

 ■生活重視が奏功

 過去最多となる女性議員9人の誕生は「子育て支援策」など生活関連施策への期待の高まりを印象づけた。3月議会では「留守家庭子ども会(学童保育)無料化」の条例改正案が否決されたばかり。選挙戦では子育て支援を積極アピールする女性候補が目立った。

 女性現職6人は全員当選。「学童保育無料化」に賛成した民主現職は2倍以上の得票アップで、前回の最下位から一気にトップ当選。「無料化」反対の会派を批判するビラを配り、市議選での争点化も図った。
 ふくおかネットワークは女性3人が全員当選し、改選前から一増。西区では前回落選した社民推薦の新人と共産新人がともに初当選し、女性への追い風を感じさせた。

 ■「再起」は厳しく

 現職に比べて知名度や組織力のない無所属新人や、一度は議会を去った元職を有権者がどう評価するかも注目された。

 35歳以下で地盤も政治経験もない7候補のうち、当選したのは南区の新人だけ。東(ひがし)国(こく)原(ばる)英夫知事が誕生した1月の宮崎県知事選のように、既成政党に反発する民意の受け皿になることはできなかった。

 東区では人工島事業をめぐる「ケヤキ・庭石事件」で公判中の無所属元職が再起を期したが、得票は2000票余り。厳しい現実を突きつけられた。同事件追及の1番手だった共産現職も、元職とのダブル当選を狙う作戦が裏目に出て共倒れした。

 市議を辞職して昨年の市長選に挑んだ城南区の元職は、復帰を望む支援者の後押しでトップ当選。存在感を示した。

     ◇

5892とはずがたり:2007/04/17(火) 19:19:57
>>5891-5892

 ●投票率2.21ポイント増 4回連続50%届かず

 8日投開票された福岡市議選の投票率は7選挙区平均で49.94%。前回
の47.73%を2.21ポイント上回ったものの、1995年から4回連続で50%を下回った。

 今回は政令市移行後最多の101人が立候補。同日開票の知事選が「多党相乗り型」から2大政党を軸にした「対決型」に転じたこともあって、投票率の大幅アップが期待された。しかし、約10ポイント上昇した昨年の市長選の再現はならなかった。

 男女別では、女性51.78%に対し、男性47.85%。区別では、東、城南、早良、西の4区で50%を超えた。前回比で最も上がった城南区は定数6に12人が立候補する激戦だった。7区の投票率は次の通り。

 東=51.76%(前回比3.1ポイント増)▽博多=43.48%(同1.03ポイント増)▽中央=44.94%(同1.84ポイント増)▽南=49.01%(同2.38ポイント増)▽城南=51.29%(同4ポイント増)▽早良=54.46%(同3ポイント増)▽西=53.91%(同0.37ポイント増)

     ◇

 ●民主得票率 倍増14.6%

 福岡市議選の政党別得票率を見ると、公認8人が全員当選した民主が前回2003年から倍近くに急伸。5候補だった前回から7ポイントアップの14.6%で、推薦で初当選した新人の得票も加えると、15.5%に達する。7区で議員9人を誕生させた民主の躍進は得票率でも裏付けられた。

 改選前から3減した自民候補22人の得票率は26.6%で、候補18人の前回より2.4ポイント増。しかし、前回当選後に自民に入った4候補の得票を考慮した前回得票率(29.7%)と比べると、今回は3.1ポイント下回った。

 改選前の10議席から4減となったみらい福岡。8候補の得票率は8.8%で、前回(13候補)からほぼ半減した。今回は8人のほか、公認された5人が無所属で出馬。ただし、無所属5人を加えても今回の得票率は12.6%にとどまり、前回に届かなかった。

 公明は前回と同じ12議席を確保したが、得票率は2.3ポイント減の16.7%。前回獲得の6議席を維持した共産も7.8%で1.3ポイント減らした。ふくおかネットワークは改選前から3議席に1増したが、得票率は2.7%で0.5ポイント減った。

 社民は1.1%(前回比3.7ポイント減)。平成会は2.0%(同0.9ポイント減)。無所属は17.6%で前回より4.6ポイント増えているが、一部党派の推薦・公認候補の得票が含まれている。


=2007/04/10付 西日本新聞朝刊=

5893とはずがたり:2007/04/17(火) 19:30:07
7区終盤情勢 ’07市議選<上>東区 博多区 中央区
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070404/20070404_002.shtml

 計101人が63議席を争い、しのぎを削る福岡市議選は、8日の投開票日に向けて終盤戦に入った。各候補の選挙カーの連呼も、日増しにボルテージを上げている。7選挙区の構図や事情はさまざまだが、当落は予断を許さない激戦だ。残り数日となった選挙戦情勢を探った。 (敬称略)

     ◇

 ●東区 最多23人がしのぎ

 7区最多の23人が競り合う大激戦区。自民現職小石原が箱崎、筥松、松島、同じく森が香椎、香住ケ丘、下原で地盤固めを急ぐ。西戸崎・志賀島地区では、自民現職川上と無所属元職の西田が正面からぶつかる。

 前回初の3議席を獲得した公明は、山口、渡辺の現職2人と新人尾花が支持団体中心に票固めに懸命。2議席奪還を目指す共産は原田、綿貫が知事選、県議選と絡めた戦術で支持層掘り起こしを図る。民主金出、ふくおかネットワーク外井の女性現職組はそれぞれ支持層を固める。

 和白・塩浜では自民新人今林が三角ら無所属新人と激しい票の奪い合い。元職藤本顕は水谷に事務所を構え、みどり福岡菊川は議席獲得に全力。街頭演説派、自転車遊説派など、無所属新人の手法がどこまで支持者を広げられるか。

 ●博多区 現職と若手が競合

 9議席をめぐり、30代の若手新人5人と現職8人が争う。現職は地盤や支持組織固めを手堅く進めるものの、新人の無党派層取り込みに警戒感を抱く。

 自民は、連続トップ当選の川口が那珂校区中心に浸透を図る。現職南原は三筑や博多部で動きが活発。新人福田は引退市議の父親から吉塚など地盤を引き継いだ。

 市木と石田の公明現職2人は支持組織に浸透を図る。みらい福岡現職2人は、鬼塚が席田、石川が三筑を拠点に支持固めを急ぐ。前回最下位の共産比江嶋も懸命。社民は前回公認の現職高田を無所属候補のまま推し、初議席を狙う民主は無所属田中を推薦する。みどり福岡新人本河も初議席を狙う。

 注目は自民の主地盤とされる中央と南部。両地域から新人が続々と出馬したことで現職が他候補の地盤を攻める動きも。無所属新人日下部と石井は財政健全化や教育再建などを訴える。

 ●中央区 投票率次第で混戦

 7議席をめぐる現職6人、新人7人の争いは激しさを増す。保守層の争奪戦、浮動層への浸透など、各候補の攻防が熱を帯びている。投票率によっては新旧交代が現実味を増しそうだ。

 自民3人はいずれも議長経験者のベテラン。稲員は赤坂、警固、妹尾は舞鶴、大名、石村は白金、平尾を中心に、それぞれ地盤の引き締めを進める。

 今回は同区選出の元自民県議、新人内田が平成会から出馬。みらい福岡現職の水城を交え、保守層票の奪い合いがカギを握りそうだ。同じくみらいに所属する現職森山は前回の民主からくら替え。民主は新人の田中慎を擁立しており、運動量が勝負を分けそうだ。

 公明は新人楠が県議選と連動した動きで支持基盤を固める。共産も現職星野が県議選の女性新人候補と票の上積みを図る。残る女性候補の無所属新人加藤とみどり福岡新人田中靖、「若さ」が強みの無所属新人長友、小野が無党派層の掘り起こしに力を入れる。

    ×      ×

5894とはずがたり:2007/04/17(火) 19:30:35
>>5893-5894

 ●東区

 (12−23、届け出順)
尾花 康広 43 政党役員  公新
森  英鷹 52 会社役員  自現
西田 藤二 55 会社員   無元
山口 剛司 48 政党役員  公現
藤本 顕憲 62 社団法人理事無元
菊川 洋亮 33 市議秘書  ど新
川上 晋平 35 福岡JC会員自現
近藤 大賀 33 派遣会社員 無新
今林 秀明 46 元市職員  自新
清原  明 58 団体代表  無新
金出 公子 59 党支部副代表民現
外井 京子 49 政治団体委員ネ現
奥田 雄二 55 会社社長  無新
藤本  豊 56 元会社役員 無新
原田 祥一 51 政党役員  共現
阿部 正剛 44 病院事務局長無新
小石原淳一 62 保健所協会長自現
三角公仁隆 51 自営業   無新
綿貫 英彦 40 政党役員  共元
脇  義重 61 政治団体代表無新
渡辺 裕江 55 党県局次長 公現
落石 俊則 51 元小学校教諭無新
小川 政則 28 手品師   無新

     ◇

 ●博多区

 (9−13、届け出順)
鬼塚 敏満 64 団体役員  み現
南原  茂 53 党市議団副長自現
市木  潔 58 党市議副団長公現
石川浩二朗 63 会社役員  み現
比江嶋俊和 60 歯科医師  共現
川口  浩 46 会社社長  自現
高田 保男 59 市監査委員 無現
日下部晃志 30 松下政経塾員無新
石井 英俊 30 団体役員  無新
石田 正明 54 党県役員  公現
福田  衛 35 会社員   自新
田中丈太郎 34 会社員   無新
本河 知明 30 会社員   ど新

     ◇

 ●中央区

 (7−13、届け出順)
楠  正信 52 製茶販売業 公新
水城 四郎 37 防犯団体代表み現
長友 信行 34 自営業   無新
妹尾 俊見 63 市議会議長 自現
田中 靖枝 68 ピアノ教師 ど新
森山 英樹 46 行政書士  無現
田中 慎介 28 党支部副代表民新
星野美恵子 56 党県委員  共現
稲員大三郎 62 会社社長  自現
内田 壮平 57 会社社長  平新
石村 一明 70 党支部長  自現
加藤じゅん 40 ナレーター 無新
小野 仁志 25 元陸上自衛官無新

     ◇
 一覧表の候補者は届け出順。「み」はみらい福岡、「ネ」はふくおかネットワーク、「ど」はみどり福岡、「平」は平成会
=2007/04/04付 西日本新聞朝刊=

5895とはずがたり:2007/04/17(火) 19:31:02

7区終盤情勢 ’07福岡市議選<下>南区 城南区 早良区 西区
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070405/20070405_002.shtml

 ●南区 当選ラインへ懸命

 少数激戦だった前回から一転したことで、各陣営とも当選ラインとみられる4000票台への積み上げに懸命。知名度で勝る政党・政治団体公認現職がやや先行するが、無所属新人も追い上げる。

 自民現職5人は従来通り地盤固めの戦略。川上が老司、進藤も三宅周辺に浸透。光安は柏原など西南部で運動を展開し、伊藤は野間や若久、打越は皿山などで支持拡大を図る。

 公明は、現職大石と新人松野が組織的な動きでともに上位当選を狙う。みらい福岡現職2人は、国分が拠点の若久で活動、小串は主地盤の曰佐以外へ食い込みを目指す。共産現職宮本は県議選と連動。民主は現職三原が労組支援を受け、新人山下は市長とのパイプを前面に押し出す。ふくおかネットワーク現職野尻は女性の視点を強調する。

 無所属組は、みどり福岡の推薦を受けた元職保坂が地道な戦い。飯森、池上、小松、田島の4新人は若さや地元密着の政策をアピールし、票の掘り起こしを進める。

     ◇

 ●城南区 過熱する集票合戦

 定数6に現職5人、新人6人、元職1人の計12人が出馬。7選挙区で有権
者数は最も少なく、競争率は2.0倍でトップという「最激戦区」の攻防。各候補の集票合戦が過熱している。

 平成会元職の高山は7期連続トップ当選の実績で区内全域に浸透する。公明現職の大石も支持組織票をバックに安定した戦いを続ける。県議も含めた空白区解消に意欲を燃やす民主は、新人太田が豊富な運動量で勢いを増す。

 自民はベテランの現職青柳が遊歩道整備などの実績を強調、金山周辺で引き締めを図る。同じ現職阿部は長尾を中心に地域活動などで培った支援者に支持を広げる。共産現職倉元、社民推薦の無所属現職吉田はともに支持基盤中心に票固め。

 みらい福岡所属の新人久保と永野は無所属で出馬し、教育や福祉を訴える。ふくおかネットワーク高森、みどり福岡山口の女性新人2人と無所属新人岩松は市政改革を訴えて票の上積みを図る。

     ◇

 ●早良区 新人どう食い込む

 10議席に対し現職10人、新人2人が名乗りを上げた。競争率は7選挙区で最低の1.2倍だが、ベテランの多い激戦区でもある。新人がどう食い込むか注目される。

 自民は議長経験のある現職津田が室見地区を中心に地盤固め。今回から自民公認の現職友納は高齢者施設などで支持を呼び掛ける。公明は黒子と久保の現職2人。それぞれ前回トップと3位の実力だが「少数激戦に油断は禁物」と支持層を引き締める。

 みらい福岡現職平畑は高取、同会派公認だが無所属で戦う現職大森は西新地区中心に支持の輪を広げる。共産現職中山は無党派層への浸透を図り、社民現職木村は原を中心に教育関係者らの支持を固める。

 民主現職栃木は北部の百道、百道浜が拠点。新人玉井は南部の野芥に事務所
を構えた。前回復活当選したみどり福岡現職荒木は議席維持に全力。無所属新人占部は飯倉を中心に遊説。

     ◇

 ●西区 今宿周辺で激戦か

 現職6人と新人4人で7議席を争う。支持層を固める現職に対し、新人は地盤拡大や無党派層の獲得に懸命。引退議員の地盤だった今宿周辺では各陣営が入り乱れており、票獲得をめぐる動きが活発化している。

 自民は現職冨永が周船寺に広く浸透し、新人吉村は引退議員の後継として支持を訴える。現職小畠は姪浜周辺でみらい福岡現職木原とぶつかる。みらい現職笠は田尻、元岡を着実に固める。

 前回トップ当選した公明現職の川辺はこれまでの支持層堅持を図る。民主現職の江藤は壱岐団地周辺に支持を広げ票の上積みを狙う。初の議席確保を目指す共産は4度目の挑戦となる新人熊谷を擁立。みどり福岡新人の大里は駐輪場無料化などを訴える。無所属新人の池田は2度目の挑戦で議席獲得を目指す。

5896とはずがたり:2007/04/17(火) 19:31:29
>>5895-5896
    ×      ×

 ●南区

 (12−18、届け出順)
田島 和義 54 会社社長  無新
小串 龍治 35 消防団員  み現
大石 修二 46 党県遊説局長 公現
伊藤 嘉人 46 会社役員  自現
進藤 邦彦 69 企業団議員 自現
川上 義之 61 党支部長  自現
打越 基安 52 会社役員  自現
山下 謙二 60 元市職員  民新
小松亀代治 64 校区団体会長 無新
飯盛 利康 29 会社員   無新
国分 徳彦 49 元PTA会長 み現
光安  力 58 会社役員  自現
三原  修 50 党総支部役員 民現
宮本 秀国 63 党市議団団長 共現
保坂 逸朗 56 保険代理業 無元
松野  隆 44 党区委員  公新
野尻 旦美 51 政治団体役員 ネ現
池上 誠二 54 会社代表  無新

     ◇

 ●城南区

 (6−12、届け出順)
高森 清子 58 校区協委員 ネ新
山口はるな 30 元看護師  ど新
吉田 重利 70 団体役員  無現
太田 英二 35 党支部幹事長 民新
岩松 正樹 45 会社社長  無新
大石  司 65 市副議長  公現
青柳 隆久 66 党支部長  自現
久保 秀隆 41 自営業   無新
倉元 達朗 39 党地区副長 共現
阿部真之助 42 会社社長  自現
高山 博光 67 会社社長  平元
永野 繁一 49 保育園理事長 無新

     ◇

 ●早良区

 (10−12、届け出順)
大森 哲也 72 市農協理事 無現
津田 隆士 62 会社代表  自現
中山 郁美 47 党県委員  共現
久保  浩 65 党県副代表 公現
玉井 輝大 55 会社代表  民新
栃木 義博 53 党県選対委員 民現
木村 幾久 55 党市議団役員 社現
黒子秀勇樹 51 党県役員  公現
荒木 龍昇 55 団体代表  ど現
平畑 雅博 44 同窓会理事 み現
友納 博美 70 農業    自現
占部 正文 60 元市職員  無新

     ◇

 ●西区

 (7−10、届け出順)
江藤 博美 55 党県役員  民現
冨永 計久 58 会社役員  自現
池田 良子 55 教育団体代表 無新
大里 隆明 49 自営業   ど新
川辺 敦子 53 党県局次長 公現
笠  康雄 59 農業委員  み現
木原 正勝 64 保護司   み現
吉村 寿夫 50 会社役員  自新
小畠 久弥 56 党市幹事長 自現
熊谷 敦子 54 党区相談所長 共新

     ◇

 「み」はみらい福岡、「ネ」はふくおかネットワーク、「ど」はみどり福岡、「平」は平成会。文中敬称略


=2007/04/05付 西日本新聞朝刊=

5897とはずがたり:2007/04/17(火) 19:45:07

福岡県
終盤戦を追う 県議選・注目区<上>早良区 若松区 直方市
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070405/20070405_003.shtml

 8日に投開票される県議選(定数88)は、無投票の18選挙区を除く29選挙区で激しい戦いが繰り広げられている。自民党が単独過半数を維持するのか、それとも民主党が議席を増やし国政と同じ「二大政党化」が進むのかも焦点の1つ。終盤に入った注目選挙区の情勢を探った。
    ×      ×

 ●現元新激烈な戦い 早良区

 自民現職の大原氏と公明現職の新開氏、無所属元職の古川氏、民主新人の宮浦氏の計4人が定数3を争う。古川氏とその後継とみられた大原氏の「保守対決」や、前回選挙で古川氏後援会の一部が新開氏を支援するなど過去の“因縁”も絡み、陣営関係者が「日々まるでオセロゲーム」と漏らすほど、激烈な選挙戦が続いている。

 返り咲きを狙う古川氏は、組織に頼らず、参院選出馬による知名度やスポーツ団体関係者などを通して個人票の取り込みを進める。高校の同級生の動きも活発化。陣営は「単なる保守票の奪い合いではない」と無党派層の支持拡大を目指す。

 前回選挙でトップ当選の新開氏。支持母体の創価学会が支援。2期の実績を訴え支持の広がりを狙う。ただ、前回、古川氏後援会の一部支援を受けたこともあり、古川氏出馬の影響に危機感を募らせる。公明も超重点区に位置付ける。

 引退する民主現職の後継宮浦氏は、連合福岡加盟の労組が支援。自治労は組織内候補に近い支援で臨み、議席死守を狙う。西新や藤崎など地下鉄沿線での知名度向上が課題として、駅立ちなどを通じ無党派層への浸透を図っている。

 75団体の推薦を受ける大原氏は、古川氏らと支持層が重複する部分があり、組織引き締めに躍起。地元の国会議員も企業や後援会をテコ入れする。市議選の自民公認候補と連動し、挙党態勢で校区ごとに座談会などを開く。

 ▼早良区 (定数3)

古川  忠 58 無元3
新開 昌彦 49 公現2
宮浦  寛 41 民新 =自治労
大原弥寿男 55 自現1=古川後継

     ◇

5898とはずがたり:2007/04/17(火) 19:45:39
>>5897-5898
 ●現新3人混戦模様 若松区

 現職2人に新人1人が挑む構図。ともに再選を目指す自民の中尾氏と共産の山口氏は危機感を募らせて支持固めに力を注いでいるのに対し、民主、社民が推薦する無所属の野村氏は、無党派層への浸透を念頭に運動。終盤戦に入っても混戦模様が続いている。

 山口氏は、元高校教師の経歴を背景に、ミニ集会や街頭で教育問題の改善を中心にアピールしてきた。数少ない女性県議である点に触れながら、女性への浸透も重視。8期32年間続く共産の議席死守を目指し、支持を呼び掛けている。

 野村氏は、2月の北九州市長選で初当選した現市長が衆院議員当時の秘書。出馬表明が遅れたが、前回候補を立てた社民が民主とともに支援につき動きは活発。「新市長が生まれた北九州市と県をつなぐ役割を担いたい」と議席奪取を目指す。

 公明、農政連の推薦も受けた中尾氏は、同市長選で自民推薦候補が敗れたことを踏まえ「逆風をはね返す戦いを」と票固めに躍起。企業や団体を回り、同区のひびきコンテナターミナルの利用促進や雇用拡大を重点的に訴えている。

 ▼若松区 (定数2)
山口 律子 58 共現1
野村 陽一 39 無新
中尾 正幸 42 自現1

     ◇

 ●4連続対決は接戦 直方市

 県議を2期務めた元職の野下氏と、4選を目指す現職の一尾氏が、4回連続となる"因縁対決"。一騎打ちの接戦を繰り広げている。

 1995年の選挙で一尾氏が当時現職の野下氏を6票差で破って初当選。続く99年は1尾氏が1175票差で再選したが、前回は野下氏が195票差まで追い上げている。

 「今回こそ雪辱を」と誓う野下氏は、社民党を離党して政党色を一掃。「完全無所属」を唱え"市民党"を前面に出す戦術だ。「素晴らしい直方を一緒につくろう」と呼び掛け、草の根選挙で支持を広げる。

 一尾氏は、初めて自民公認を獲得。決起大会には麻生太郎外相も駆け付けた。3期12年の実績を強調しつつ組織型選挙を展開。「県や国とのパイプ役になる」と訴えて保守層を固め、女性層にも浸透する。

 ▼直方市 (定数1)
野下 昭宣 66 無元2
一尾 泰嗣 56 自現3

=2007/04/05付 西日本新聞朝刊=

5899とはずがたり:2007/04/17(火) 19:46:07

終盤戦を追う 県議選・注目区<下>中央区 粕屋郡 三潴郡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070406/20070406_002.shtml

 ●都市部の攻防激化 中央区

 現職の動きが目立つ中、新人が激しく追い上げる。4年間で有権者の半数近くが入れ替わる典型的な都市型選挙区。各陣営が無党派層を意識した激しい攻防を繰り広げている。

 民主新人の松隈氏は、街頭演説を重視。住宅街を中心に、選挙区内にある知事公舎の売却などを訴える。福岡市長選で民主推薦候補を当選させた「変革の風」をつかもうと懸命だ。

 無所属現職の鬼木氏は、地元の同級生らに支えられた若さを前に出した戦い。「後半戦になってようやく有権者に選挙ムードが高まり、手応えが出てきた」と陣営関係者。街頭では「未来のための政治を」と訴える。

 公明現職の大城氏は、創価学会を軸にした運動を展開。党幹部も相次ぎ選挙区に入り、組織を挙げた総力戦となっている。現職としての実績と女性としての生活者の視点を強調。無党派層への浸透を図る。

 共産新人の小林氏は、出馬表明が遅れただけに、知名度向上が課題。週末の繁華街で「お帰りなさい宣伝」と名付けた運動を展開。勤め帰りの同世代の若者らに声を掛け、雇用格差の是正などを訴える。

 12期目を狙う自民現職の早麻氏は、政治家になって初めて朝立ちに取り組むなど、危機感を隠さない。ポスターには、若さを連想させる「即戦力」と明記。歩行遊説など新人のような運動スタイルで、高齢批判はね返しに力を入れる。

 ▼中央区 (定数3)
松隈 一博 56 民新
鬼木  誠 34 無現1
大城 節子 56 公現1
小林 解子 27 共新
早麻 清蔵 78 自現11

     ◇

5900とはずがたり:2007/04/17(火) 19:46:32
>>5899-5900

 ●無党派の争奪過熱 粕屋郡

 民主が初めて公認候補を擁立。自民、公明、農政連の現職3人と3議席をめぐり、かつてない激戦を繰り広げている。各陣営とも「組織固めだけでは当選ラインに届かない」と危機感を抱き、無党派層の取り込みに全力を挙げている。今回、擁立を見送った共産の公認候補獲得票(前回約8000票)の動向も注目される。

 農政連現職の三船氏は、地元の郡北部や農業関係者を中心に支持を広げる。5期目を狙う今回は街頭演説に力を入れ、無党派層への浸透を図る。無投票で当選した農政連公認・推薦県議の応援も活発化している。

 3選を目指す公明現職の上岡氏は、支持母体の創価学会を軸に、地盤の篠栗町や久山町などで支持を広げる。党は「超重点選挙区」に指定し全面支援。中小企業経営者などへの浸透を図り、票の上積みに力を入れる。

 自民現職の吉松氏は、約100の推薦団体を得て組織選挙を展開している。地盤の郡南部が民主新人と競合することなどから陣営の危機感は強く、街頭演説などを通じて年齢が近い若者らの支持獲得も目指す。

 民主新人の小池氏は、連合福岡の推薦を受け知事選の党推薦候補とも連携した選挙戦を展開。昨年11月から平日の朝立ちを始め、告示後は「毎日最低400人の握手」を目標に無党派層の取り込みを進める。

 ▼粕屋郡 (定数3)
三船 祐規 62 農政 現4=郡北
上岡 孝生 56 公明 現2=篠栗・久山
吉松 源昭 38 自民 現1=郡南部
小池 邦弘 46 民主 新 =郡南部・連合福岡
     ◇

 ●3人が激戦を展開 三潴郡

 無所属新人3人が激しく争っている。選挙区は2005年に久留米市と合併した旧三潴、旧城島両町と、大木町。大木町に地盤を持つ候補者はいないため、3氏とも大木町での浸透に力を入れている。

 元三潴町長の砂山氏は、豊富な行政経験を強調。推薦を受ける自民、公明、農政連の組織を軸にした戦いを展開している。大木町長を出陣式に招き、同町長の支持者とも連携する。

 元三潴町議の西田氏は、個人演説会を1通り終え、終盤は街頭演説を繰り返している。「若さと経験」を訴えの前面に押し出し、支持固めに懸命。砂山氏と並んで農政連の推薦を受けている。

 旧城島町議の江島氏は、後援会組織が旧城島町にしかないが、選挙区をくまなく回り、若さをアピール。ミカン箱の上に立ち街頭演説する一方、知名度不足を補おうと電話作戦にも力を入れる。

 ▼三潴郡 (定数1)
砂山 惣吉 71 無所属=自民・公明・農政 新
西田  泉 58 無所属=農政 新
江島 信幸 46 無所属 新

=2007/04/06付 西日本新聞朝刊=

5901とはずがたり:2007/04/17(火) 19:46:58

自民、半数の8議席 大牟田市・三池郡区 久留米市区 三潴郡区
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070410/20070410_003.shtml

 8日投開票の県議選で、筑後地区では大牟田市・三池郡、久留米市、三潴郡の3選挙区で8人が当選を決めた。これで、無投票の8選挙区を加えた同地区の県議選当選者16人の党派別内訳は、自民8人、農政連3人、公明1人、無所属4人となった。投開票された3選挙区の戦いを振り返る。
    ×      ×

 ●現職3人議席守る

 ▼大牟田市・三池郡区 (定数3)

 4人が戦い、現職3人が手堅く票をまとめて議席を守った。無所属現職の石橋保則氏(63)は労組を足掛かりにトップで3選。自民現職の高岡新氏(66)と田中秀子氏(45)の2人もそれぞれ7選と4選を決めた。

 石橋氏は、出身母体の大牟田市職員労組などがフル回転、ほぼ前回と同じ得票数だった。高岡氏は、培ってきた「高岡党」とも呼ばれる個人的な支援者を中心に票を積み上げた。田中氏は、支援者が多い土木建築業界の組織力が低下する中、創価学会などからも後押しを受けた。

 共産新人の中西倫仁氏(46)は知名度不足が響き、前回失った同党議席の奪回はならなかった。

 得票率は石橋氏30.46%、高岡氏28.95%、田中氏26.53%、中西氏14.06%。

     ◇

 ●党派構図変化なし

 ▼久留米市区 (定数4)

 5人が争い、自民が2議席、公明と無所属(民主・社民系)が各1議席を確保した。共産新人は大差で敗れた。投票率は前回比4.32ポイント増の51.12%で、投票総数も約1万票増えた。

 自民現職の原口剣生氏(52)は、農政連や建設業界団体などの組織支援を受けてトップで3選。公明現職の田中正勝氏(55)は、創価学会票を手堅くまとめて4選。無所属現職の清田信治氏(50)は、労組票に加えて個人票も上積みし3選。自民新人の十中大雅氏(53)は、3年前の県議在任中に他界した沢水英二氏の後継者として初当選した。

 共産新人の中西和也氏(64)は、支持を拡大することができなかった。

 得票率は原口氏31.09%、田中氏23.62%、清田氏19.79%、10中氏18.54%、中西氏6.97%。

     ◇

 ●元三潴町長激戦制す

 ▼三潴郡区 (定数1)

 7期務めた倉重繁行氏(75)の引退に伴い、無所属新人3人が激戦を繰り広げた結果、元三潴町長の砂山惣吉氏(71)が、元三潴町議の西田泉氏(58)と元城島町議の江島信幸氏(46)を破って初当選を果たした。

 砂山氏は自民、公明、農政連などの推薦を軸に地盤を固めた。8日夜、当選が決まると事務所に集まった支持者の前で「ベテラン議員に負けない働きで県南地域を振興する」と抱負を述べた。

 西田氏は、出身候補者がいなかった大木町で砂山氏の得票を上回ったが、久留米市の旧三潴、旧城島両町で及ばなかった。江島氏も票が伸びなかった。

 得票率は砂山氏42.45%、西田氏33.27%、江島氏24.28%。


=2007/04/10付 西日本新聞朝刊=

5902とはずがたり:2007/04/17(火) 19:52:54

直鞍で自民が痛手<上>田川郡 社民が議席を“死守” ほか
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070410/20070410_001.shtml

 統一選前半戦の知事選と県議選が終わった。筑豊地区の県議選は、6選挙区で計16人が激戦を展開し、現職8人、元職1人、新人1人が当選した。直方市区と鞍手郡区で、自民現職が敗北。当選した現職8人も、うち5人が前回より得票を減らしており、一部に有権者の現職批判がうかがえた。また、田川郡区では、社民が県内唯一の議席を守った。地方分権の時代、新県議には県政改革を担う気概が問われている。担当記者が各選挙区の開票結果について話し合い、分析した。

     ◇

 ●田川郡 社民が議席を“死守”

 D 田川郡区では、冨原茂昭氏が60年続く社民の議席を死守した。今回の県議選で社民が県内で得たのは、結局この1議席だけ。かつての革新勢力に厳しい逆風が吹く中、冨原氏も前回から約1300票を減らして苦戦した。

 C 地元川崎町では60%を超す得票率だった冨原氏だが、ほかの町村では思うように得票が伸びなかった。一方、もう1人の現職である自民の日野喜美男氏は、堅実な戦いぶりだった。農政連などの支援も得て、きっちり基礎票を固めてトップ当選した。

 D 新人の神崎聡氏は、よく健闘したね。44歳の若さと元情報技術(IT)会社社長の経歴をアピールして、若年層や無党派層の支持を得たのではないか。

 C 神崎氏は7町村のうち4町村を制した。ITを生かした農業振興など、ユニークな政策が目を引いた。

 D 若者の流出に歯止めが掛からない田川郡。各候補は今回、雇用確保を声高に訴えたが、当選した2人が企業誘致などでどんな役割が果たせるのか。県議としての手腕が問われている。

     ◇

 ●田川市 現職が安定した戦い

 C 田川市区は、自民現職の浦田憲一氏が安定した戦いぶりで再選した。4年前に立候補した自民系候補3人の得票が合わせて1万8000票。「このうち7割をまとめれば勝てる」というのが陣営の考えで、今年初めは楽勝ムードが漂っていた。

 D だが、告示が近づいてもなかなかムードが盛り上がらず、陣営は「4年前のような風が吹いていない」と、焦りを感じていた。告示後は、後援会を中心に組織固めを進め、結局は3000票以上の差をつけた。

 C 無所属新人の古賀靖典氏は、市内各地でミニ集会を開くなど、地道な活動で組織を中心に浸透を図ってきた。陣営も「有権者の反応はいい」と手応えを口にしていたが、最後まで知名度不足が響いた。

 D 社民はかつて「革新の牙城」と言われた田川市で、民主とともに古賀氏を推薦したが、「復活ののろし」は上げられなかった。県議会での議席もついに1議席になった。田川市でも今後の巻き返しは、いばらの道だろう。

     ◇

5903とはずがたり:2007/04/17(火) 19:53:26
>>5902-5903

 ●鞍手郡 首長選のしこり響く

 A 8年前と同じ顔触れの一騎打ちだった鞍手郡区。今回は無所属新人の塩川秀敏氏が、自民現職の久野清隆氏を破り、初当選した。

 B 久野氏の最大の敗因は、昨年の宮若市長選と鞍手町長選のしこりだ。いずれも落選した候補を支援した久野氏に対する反発が、県議選で噴出。逆に塩川陣営は“反久野”で結束、一枚岩になった。自民支部も分裂して、久野氏は基礎票を固められなかった。

 A それに塩川氏が、福祉の充実を訴えて高齢者層に浸透したのも大きかった。久野氏は3期12年の実績を強調したが、地元の県道整備などは滞っており、あまり説得力がなかった。

 B それでも久野氏は、自民県連で総務会長を務める重鎮だ。2000票以上の差で敗れたのには、驚いた。

 A 塩川陣営の地道な草の根運動が効果を上げた。対する久野陣営は、組織や企業から支持を取り付ける旧来型選挙に終始した。また、塩川氏の立候補表明が年明けと遅れ、久野陣営に油断もあったのではないか。

     ◇

 ●直方市 現職敗れ市長選影響

 A 4回連続、同じ2人の因縁対決の直方市区。今回は無所属元職の野下昭宣氏が接戦を583票差で制した。

 B 野下氏は落選中も公民館館長などを務め、草の根の活動で固定票をつなぎ留めてきた。当選後、野下氏は真っ先に「市民とのきずな」を挙げたが、その言葉が勝因をよく表しているよ。

 A 社民党を離党し、「完全無所属」や「市民党」を打ち出した戦術も奏功した。昨今の政党離れも追い風になり、無党派層まで浸透した。

 B 現職の一尾泰嗣氏は、初めて自民公認で臨んだ。決起大会には麻生太郎外相や向野敏昭市長が顔をそろえ、1000人以上を動員した。盤石かに見えた組織だったが、実際は上滑りしたようだ。野下陣営が「まるで外相や市長と戦っているようだ」と漏らすほどで、もっと一尾氏個人の資質や魅力をアピールすべきだったのではないか。

 A 今回の県議選の結果は、15日に告示される直方市長選にも影響を及ぼすよ。現職市長が支援した候補が敗れたことの波紋は大きい。向野氏の陣営は「県議選と市長選は別」と冷静を装うが、対立候補の堀勝彦氏の陣営は早くも「追い風だ」と勢いづいている。


=2007/04/10付 西日本新聞朝刊=

5904とはずがたり:2007/04/17(火) 19:55:01
>>5897-5904
福岡県議選に関する西日本新聞の記事達。それにしてもサイトがでらく重いだけえがなんでだ?くらすぞ,ごらぁヽ(`Д´)ノ

民主7増 第2党に 県議選 自民 過半数割れ 共産3減、1議席に
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070409/20070409_003.shtml

 8日投開票された県議選(定数88)は、無投票で当選が決まった18選挙区20人を除く29選挙区で新顔が決まった。前回、単独過半数を獲得した自民は5議席減の40議席。自民が単独過半数を割り込む一方で、民主は7議席伸ばして12議席になり、公明を1議席上回り第2党に躍進した。共産は4議席から1議席に大幅に減らし、過去20年で最少となった。社民も1議席に後退した。投票率は49.91%で、前回比0.66ポイント増にとどまった。

 自民現職が落選したのは、福岡市早良区、春日市・筑紫郡、北九州市門司区、直方市、鞍手郡の5選挙区の5人。そのうち、福岡市早良区、春日市・筑紫郡で民主新人が代わって当選を果たした。

 福岡市早良区は元自民県議だった無所属候補と票を奪い合い、自民現職が議席を失う中、民主新人は無党派層を意識した選挙戦で当選した。春日市・筑紫郡でも、福岡、北九州市長選などで吹いた民主への「追い風」が影響したとみられている。

 一方で、共産は大きく後退した。共産の「拠点」だった北九州市で3議席を失った。中でも32年間、議席を守り続けてきた若松区では、同市長の衆院議員時代に秘書を務めた無所属新人に敗れた。政令市移行後、初めての議席獲得を目指した福岡市では重点地区の東区でも思うように得票が伸びなかった。

 社民も2議席減らす結果となった。

 新人の当選者は前回より1人少ない18人。現職の当選者は68人、元職は2人、女性は前回より1人少ない3人にとどまった。

=2007/04/09付 西日本新聞朝刊=

5905とはずがたり:2007/04/17(火) 20:12:05
’07県議選情勢・30日告示<1>門司区 小倉北区 小倉南区
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070307/20070307_002.shtml

 4月8日投開票の県議選(定数88)は30日告示される。この4年間で市町村合併が進んだものの、選挙区の見直しはなく、基本的に前回と同じ47のまま。選挙区見直しが確実な次回選を見据え、今回は立候補を控える傾向もあることから、立候補予定者は前回(144人)より約20人下回る見込みだ。告示が迫り、動きが活発化してきた各選挙区の動向や情勢を探った。 (文中敬称略)
    ×      ×

 ●2議席で4人が激戦 門司区(定数2)
 自民、公明の現職2人に共産、無所属の新人2人が挑む。
 自民現職の久保九州雄は、5期20年の実績をアピールしつつ、企業や支持団体へのあいさつ回りに専念。今後、医師会や建築関連の団体の総会などにも積極的に顔を出し、浸透を図る。
 公明現職の森下博司は、支持母体の創価学会関係者を中心に300回以上のミニ集会を重ねて組織固めを進める。一方、今月中旬からは企業、団体回りや街頭活動を強化、支持拡大を目指す。
 二度目の挑戦となる共産新人の安倍秀文。前回は知名度アップを目指して街頭での活動を重視。今回は街頭よりも支持者回りに重点を置き、党関係者の支持固めに全力を挙げている。
 無所属新人の井上敏和は、早朝などに駅前や交差点に立ち、若さをアピール。知名度アップを目指す。北九州市長選で当選した北橋健治氏と同じ民主、社民の推薦を受け無党派への浸透を狙う。
     ◇
久保九州雄 71 党県顧問  自現
森下 博司 57 党県幹事長 公現
安倍 秀文 58 党県委員  共新
井上 敏和 33 介護福祉士 無新
    ×      ×

 ●現職3人と2新人争い 小倉北区(定数4)
 現職3人と新人2人が立候補を表明。4議席をめぐる計5人の争いとなっている。
 自民現職の佐藤正夫は医師会や薬剤師会、歯科医師会などの推薦を取り付け、組織票を固める。一方で、街頭演説やミニ集会も精力的に開きながら、無党派層の取り込みを狙う。
 自民現職の中村明彦は過去3回連続トップ当選し、強固な地盤を持つ。ただ、北九州市長選での自民推薦候補の落選で、県連幹事長を辞任した影響も懸念され、陣営は組織の引き締めを図る。
 前回、前々回と最下位当選だった共産現職の八記博春は、幅広い層に支持を広げるため、街頭演説に力を入れ、議席を死守したい考え。県議会での実績や政策を訴えながら、3選を目指す。
 二度目の挑戦となる民主新人の原田博史は連合の推薦を受け、傘下の労組や企業へのあいさつ回りに駆け回る。無党派層への支持拡大を狙い、地域の行事などにも積極的に参加。浸透を図る。
 公明新人の壹岐和郎は、今期限りで引退する公明現職の後継として、地盤の引き継ぎを急ぐ。支持母体の創価学会を軸に支持を固めようと、市議らとあいさつ回りなどを進めている。
     ◇
佐藤 正夫 51 団体代表  自現
中村 明彦 52 党県相談役 自現
八記 博春 57 党地区役員 共現
原田 博史 40 党支部役員 民新
壹岐 和郎 50 党地区委員 公新
    ×      ×

 ●現新5人で激戦の様相 小倉南区(定数3)
 3議席をめぐり、現職2人、新人3人の計5人による激戦が予想される。
 公明現職の二宮真盛は1日に5、6回のミニ集会を開き、支持母体の創価学会の票固めに懸命。街頭演説にも力を入れ、無党派層の取り込みを目指す構えだ。
 共産現職の高瀬菜穂子は駅前での演説などを通じ支持を訴え、2期の実績をアピール。党関係者に加え、教諭時代の人脈も生かしミニ集会などを重ね、支持固めを図る。
 民主新人の泉日出夫も毎朝、駅前などに立ち、知名度アップと支持拡大を目指す。北九州市長選で勝利した民主の追い風を生かし、無党派層取り込みに躍起だ。
 自公相乗り候補を破った同市長選の流れに乗りたい社民新人の小島潤一郎は駅前などで演説を重ね、政策をアピール。ミニ集会を中心に支持固めを進める。
 無所属新人の吉村朋美は、50以上の企業や団体の推薦を得た。辞職した元県議の妻。自民支部レベルの推薦を取り付け、自民支持層の取り込みに懸命だ。
     ◇
二宮 真盛 53 党県役員  公現
高瀬菜穂子 46 党県委員  共現
泉 日出夫 39 党支部役員 民新
小島潤一郎 36 党支部役員 社新
吉村 朋美 51 団体代表  無新=自民系

=2007/03/07付 西日本新聞朝刊=

5906とはずがたり:2007/04/17(火) 20:13:53
’07県議選情勢・30日告示<2>八幡東区 八幡西区 若松区 戸畑区(03/08)がどぉーしてもひらけんぞぉー

’07県議選情勢・30日告示<3>飯塚市 遠賀郡 嘉穂郡・山田市 直方市 中間市 鞍手郡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070309/20070309_001.shtml

 ●元職が意欲 選挙の公算 飯塚市
 定数2に、今のところ立候補を表明しているのは、ともに再選を目指す自民現職の江藤秀之と、無所属現職の吉柳順一の2人だが、元職が出馬に意欲を見せており、選挙戦になる可能性が高い。
 故三木清の地盤を受け継いだ江藤は、精力的にミニ集会やあいさつ回りをこなし、組織の引き締めを図っている。
 民主、社民の推薦を受けた吉柳は、労組を中心に着実に支持を固めており、無党派層にも拡大を目指す。
     ◇
 ●(定数2)
江藤 秀之 46 党県役員 自現
吉柳 順一 58 法人理事 無現
    ×      ×

 ●現職2人無投票か 遠賀郡
 自民現職の松本国寛と、民主現職の助信良平がともに3選を目指し、支持を固めている。他に立候補の動きはなく、無投票の可能性が高い。
 松本は無投票を意識せず、精力的に活動。10日に芦屋町で事務所を開き、各町に拠点を置く。
 助信は連合福岡や自治労など十数団体から推薦を取り付けた。郡内各町で支持を訴える。
     ◇
 ●(定数2)
松本 国寛 50 党支部長 自現
助信 良平 53 党県幹事長民現
    ×      ×

 ●現新4人の少数激戦に 嘉穂郡・山田市 
 6人が立候補した前回から一転、現職3人と新人1人の少数激減となっている。
 自民現職の高橋義治は、8期の実績を生かし、後援会組織を中心に農業、中小商工業者団体の支持を固める。積極的に演説会も開いている。
 前回1万4316票でトップ当選した自民現職の吉原太郎は、運動の上滑りを警戒。医師会などの支持母体を中心に組織を引き締める。
 民主現職の吉村敏男は、自ら有権者宅を回り、議員活動をまとめた小冊子を配布。「候補者の顔が見える選挙」を徹底している。
 二度目の挑戦となる無所属新人の柴田多平太は地域の会合に小まめに足を運び、企業誘致を強調。無党派層や若者への支持拡大を目指す。
     ◇
 ●(定数3)
高橋 義治 65 党県相談役 自現
吉原 太郎 72 医院長  自現
吉村 敏男 58 党県役員 民現
柴田多平太 59 法人理事長 無新
    ×      ×

 ●4回連続同じ顔触れか 直方市
 4選を目指す現職の一尾泰嗣と、12年ぶりに復帰を狙う元職の野下昭宣の4回連続の一騎打ちの公算が大きい。一尾が3連勝しているが、4年前は野下が195票差まで詰め寄った。今回も接戦になりそうだ。
 一尾は自民支持票や女性票を着実に固める一方、ミニ集会や支援者回りを重ねる。企業の朝礼や夕礼にも出向き、3期12年の実績を強調。国、県と地元を結ぶパイプ役の手腕を訴えている。
 野下は社民党から党籍を抜き、政党色を排除した戦いを展開。“市民党”を掲げ、支援者有志を中心にした草の根選挙に徹する。ミニ集会やあいさつ回り、朝立ちをこまめにこなし浸透を図る。
     ◇
 ●(定数1)
一尾 泰嗣 56 学生寮経営 自現
野下 昭宣 66 自治区理事 無元
    ×      ×

 ●現職無投票4選見通し 中間市
 4選を目指す自民現職の貞末利光のほかに立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。前回を上回る勢いで着々と支持を広げており、これまで百を超える団体から推薦を受けた。
     ◇
 ●(定数1)
貞末 利光 51 党支部長 自現
    ×      ×

 ●現職と新人一騎打ちへ 鞍手郡
 4選を目指す自民現職の久野清隆と、無所属新人の塩川秀敏が立候補を表明。
8年前と同じ一騎打ちの公算が大きい。
 久野は3期12年の実績を強調して、企業や団体の支持を固めている。自治会ごとに世話人を置くとともに、ミニ集会を開いて支持拡大を図る。
 塩川は三度目の挑戦。後援会の事務所開きが2月中旬と出遅れたが、地域の集会に積極的に出席。草の根選挙で無党派層の取り込みを目指す。
     ◇
 ●(定数1)
久野 清隆 63 党県役員 自現
塩川 秀敏 58 団体役員 無新

 =2007/03/09付 西日本新聞朝刊=

5907とはずがたり:2007/04/17(火) 20:15:40
’07県議選情勢・30日告示<4>田川郡区 田川市区 行橋市 築上郡・豊前市 京都郡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070310/20070310_003.shtml
 (敬称略)

 ●2議席めぐり激戦の様相
 ▼田川郡区(定数2)
 現職2人、新人1人が立候補を表明。2議席をめぐり、激戦となりそうだ。
 3期目を目指す自民現職の日野喜美男は公明と県農政連の推薦を受け、地元の福智町を中心に下田川地区で支持を拡大。田川市郡の各商工政治連盟など約150の団体、企業の推薦を予定する。
 再選を目指す社民現職の冨原茂昭は、元川崎町課長で、自治労や連合の推薦を受けている。前回、社民は田川市区で議席を失っており、同区とともに社民の灯をともせるかも注目される。
 無所属新人神崎聡は、地元の添田町を中心に、郡内を精力的に回る。県農政連から推薦を受けた。元IT会社社長の経歴と44歳の若さをアピールし、独自の地域振興策で支持を訴える。
     ◇
日野喜美男 74 法人理事 自現
冨原 茂昭 63 元町課長 社現
神崎  聡 44 元会社社長無新
    ×      ×

 ●現職、新人の“保革”対決
 ▼田川市区(定数1)
 前回選挙で、28年ぶりに自民の議席を回復した現職の浦田憲一と、民主、社民の推薦を受けた無所属新人古賀靖典の一騎打ちとなる公算。かつて革新の牙城と言われた選挙区で、自民が議席を守るのか、それとも社民などが議席を取り戻すのか注目される。
 浦田は公明や農政連の推薦を受けたほか、既に80以上の業界団体や企業などから推薦を取り付けた。陣営では「前回、(保守系候補乱立で)分散した保守票をまとめたい」と、自民支持層の一本化に力を注ぐ。
 一方の古賀は、社民系や連合系の労組の支持を固めつつあるが、課題は陣営も認める「知名度アップ」。校区ごとに開くミニ集会や朝立ちも二巡目に入っており、小まめな活動で地道に浸透を図っている。
     ◇
浦田 憲一 64 党県役員 自現
古賀 靖典 42 元県職員 無新
    ×      ×

 ●現職以外に動きはなし
 ▼行橋市(定数1)
 無所属現職で3選を狙う岡田博利は2月24日に事務所開きをし、選挙態勢を整える。今のところ、岡田以外に立候補の動きはない。
     ◇
岡田 博利 59 会社役員 無現
    ×      ×

 ●4期連続で無投票当選か
 ▼築上郡・豊前市(定数1)
 5期目を目指す自民現職の後藤元秀のほかに立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。
 後藤は2期目から無投票当選が続いている。今回も農政連や医師会などの推薦を取り付け、態勢を固めている。2月末の事務所開きには選挙区内市町の首長、各種団体関係者ら多くが集まった。
     ◇
後藤 元秀 56 会社代表 自現
    ×      ×

 ●連続無投票で5選の公算大
 ▼京都郡(定数1)
 5選を目指す井上幸春は県政報告会を重ね、支持基盤固めを進める。ほかに立候補の動きはなく、前回に続き、無投票の公算が大きい。
     ◇
井上 幸春 56 団体顧問 無現

=2007/03/10付 西日本新聞朝刊=

’07県議選情勢・30日告示<5>がねぇーぞぉー・・。

5908とはずがたり:2007/04/17(火) 20:18:32
’07県議選情勢・30日告示<6>八女市 筑後市 山門郡 柳川市 大牟田市・三池郡 八女郡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070313/20070313_001.shtml
 (敬称略)

 ●無投票で5選の公算
 ▼八女市(定数1)
 農政連現職の三田村統之が5選を目指している。ほかに立候補の動きはなく、無投票となる公算が大きい。
 三田村は自民、公明を含む80以上の団体から推薦を得た。企業約110社でつくる後援会が支持拡大を進めている。
     ◇
三田村統之 62 農政連委長 農現
    ×      ×

 ●無投票公算 現職6選か
 ▼筑後市(定数1)
 6選を目指す自民現職の蔵内勇夫のほかに、今のところ立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。
 蔵内は公明、農政連なども含めた約260団体・企業から推薦を得て、地盤を強固にしている。
     ◇
蔵内 勇夫 53 団体役員 自現
    ×      ×

 ●現職と新人一騎打ちか
 ▼山門郡(定数1)
 2月下旬に無所属新人が立候補を表明し、7選を目指す現職と一騎打ちの様相。
 自民現職の板橋元昭は、昨年から地元で県政報告会を小まめに開催。今回は農政連の推薦も受け、着実に票を固める。
 無所属新人の内藤忠孝は、12年ぶりの県議選挑戦。持論の矢部川堤防改修工事を公約に、あいさつ回りを始めた。
     ◇
板橋 元昭 68 会社役員 自現
内藤 忠孝 69 農業   無新→結局出馬断念
    ×      ×

 ●現職以外に動き見えず
 ▼柳川市(定数1)
 6選を目指す自民現職の江口吉男以外に立候補の動きはない。
 江口は、農政連や地元医師連盟など約40の企業・団体から推薦を取り付けた。4日に柳川市で開いた決起集会には約700人が集まった。
     ◇
江口 吉男 57 党県幹事長自現
    ×      ×

 ●生き残りかけ4人激突
 ▼大牟田市・三池郡(定数3)
 現職3人に加え、共産新人の計4人が、激しい前哨戦を展開している。
 前回トップ当選の自民現職高岡新は、前回を上回る約300の企業・団体の推薦を受け、組織固めに懸命。
 自民現職の田中秀子は、県連政調会長という党公務からやや手薄になっていた地元回りの挽回(ばんかい)に全力を挙げている。
 無所属現職の石橋保則は、労組を中心に支持固めに力を入れ、労組の組織力低下を乗りこえ、前回並みの得票を目指す。
 共産新人の中西倫仁は、昨年末から校区や団体ごとに約40回のミニ集会を開き、漁業者や商業者への浸透も狙う。
     ◇
高岡  新 66 団体役員  自現
田中 秀子 45 党副支部長 自現
石橋 保則 63 病院理事長 無現
中西 倫仁 46 党地区役員 共新
    ×      ×

 ●農政連現職手堅く浸透
 ▼八女郡(定数1)
 農政連現職の重野正敏が5選へ向け、手堅く浸透。4回連続で無投票となる可能性が高い。
 重野は、地盤の広川町を中心に八女市上陽町地区も含めた旧八女郡で、くまなく集会を重ねる。自民、公明をはじめ、医師連盟関係など40団体以上から推薦を得ている。
     ◇
重野 正敏 66 農林業  農現

=2007/03/13付 西日本新聞朝刊=

5909とはずがたり:2007/04/17(火) 20:20:40
’07県議選情勢・30日告示<7>筑紫野市 太宰府市 大野城市 甘木市 春日市筑紫郡 朝倉郡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070315/20070315_002.shtml
 (敬称略)

 ●現職2人に新人が挑む 
 ▼筑紫野市(定数2)
 自民現職の藤田陽三、無所属現職の原竹岩海、無所属新人の辻本美恵子が出馬を表明。無所属の元市議も立候補を検討している。
 県議会議長を務める藤田。1月の市長選で支援した候補が敗れ、陣営幹部は「危機意識をもって戦う」と話す。各地区の集会に出席し支持を固め、5期目を目指す。
 再選を狙う原竹は、週4、5回の集会を開き、4年間議会で取り組んできた活動を報告。山神ダムの産業廃棄物問題解決などを訴え、農村部以外へも支持を広げる。
 前回次点だった辻本は、この4年間も産廃や政務調査費問題などについて学習会を重ねてきた。「身近な問題にも県政はかかわる」と呼びかけ、浮動票の獲得を狙う。
     ◇
藤田 陽三 65 左官業  自現
原竹 岩海 53 農業   無現
辻本美恵子 57 団体役員 無新
    ×      ×

 ●連続無投票 現職4選か 
 ▼太宰府市 (定数1)
 4選を目指す自民現職井本邦彦のほかに立候補の動きはなく、前回に続いて無投票の可能性が強くなっている。11日に約500人が参加する決起集会を開催。医師連盟や農業団体、建設・土木関係など115団体の推薦を受け、着々と支持を固めている。
     ◇
井本 邦彦 68 党県役員 自現
    ×      ×

 ●補選と同じ激戦の様相 
 ▼大野城市(定数1)
 2005年の同区補選で議席を争った自民現職の井上順吾と無所属新人の井上博隆の一騎打ちとなる見込み。現市長が現職を、前市長が新人を応援する「代理戦争」の様相で、激戦が予想される。
 井上順吾は、公明の推薦を得たのを始め、医師会や企業など約80の団体から推薦を取り付けた。組織を固めた上で朝立ちやあいさつ回りをこなし浸透を図っている。
 一方の井上博隆は、組織的な支援がほとんどない中、草の根の運動を展開。朝立ちやあいさつ回り、ミニ集会を繰り返し組織の切り崩しや無党派層の支持拡大を狙う。
     ◇
井上 順吾 55 市体協役員 自現
井上 博隆 29 元市議  無新
    ×      ×

 ●無投票公算 現職5選か 
 ▼甘木市(定数1)
 自民現職で5選を目指す森田俊介のほかに立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。4日に朝倉市内で県政報告会を開催し、さらなる支持固めを進めている。
     ◇
森田 俊介 54 団体役員 自現
    ×      ×

 ●4人が2議席争う激戦 
 ▼春日市 筑紫郡(定数2)
 自民現職の渡辺英幸、亀谷正、民主新人の岸本善成、無所属新人の中村孝三の4人が立候補を表明。2議席をめぐり激戦の様相を呈している。
 「こんなに厳しい選挙戦は初めて」と語るのは前回トップ当選の渡辺。地元の那珂川町全域に支持組織を固めるが、「自民に強い向かい風が吹いている」と危機感を強め、前回よりさらに春日市での集会を増やし、攻勢をかける。
 春日市が主地盤の亀谷は、組織の強みを生かす一方、「これまでの議会活動を広く有権者に知ってもらいたい」として、市内での街頭演説や県政報告会を頻繁に実施。8年間、定例本会議で毎回質問し実績をあげてきた実行力を強調する。
 民主の看板を背負って初の選挙戦に臨む岸本は、選挙区内を支援者とともに自転車でまわり、若さと誠実さをアピール。「県議会を必ず変える」と訴え、民主支持層だけでなく、無党派層や若い世代への浸透を目指している。
 三度目の挑戦となる中村は、前回、前々回はともに次点。立候補表明が遅れたものの、駅前などに立ち支持拡大を図る。「4年前に1万1000票強を入れていただいた。有権者の反応はいい」と語り、これから追い上げを目指す。
     ◇
亀谷  正 58 団体役員 自現
渡辺 英幸 62 会社社長 自現
岸本 善成 32 政党役員 民新
中村 孝三 57 会社員  無新
    ×      ×

 ●現職以外に動きはなし 
 ▼朝倉郡(定数1)
 農政連現職の林裕二のほかに立候補の動きはない。林は、自民党を含む約50団体から推薦を受けた。17日には朝倉市内での県政報告会を計画し、支持拡大に務める。
     ◇
林  裕二 56 団体役員 農現

 =2007/03/15付 西日本新聞朝刊=

5910とはずがたり:2007/04/17(火) 20:23:09
’07県議選情勢・30日告示<8>博多区 城南区 東区 中央区 南区
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070316/20070316_001.shtml
(敬称略)

 ●前回と同じ構図で選挙
 ▼博多区(定数3)
 現職3人と新人1人が出馬を表明。前回と同じ顔触れの4人による構図となった。
 7期目を目指す自民現職の新宮松比古は地元商店会や高校同窓会を核に活動、年末から県政報告会を精力的にこなす。
 自民現職の井上貴博は22校区の行事や集会に年約1000回参加。住民自治の再生や防災対策などを訴え再選を目指す。
 公明現職の高橋雅成は政権への逆風や無党派層の動きを警戒。支持母体の創価学会34支部の集会を重ねている。
 共産新人の大島久代は唯一の女性として、スーパーや住宅地などの街頭で子育てや暮らしに密着した政策を訴える。
     ◇
井上 貴博44 会社社長  自現
新宮松比古68 商店連会長 自現
高橋 雅成49 党県役員  公現
大島 久代50 党地区役員 共新
    ×      ×

 ●新人相次ぎ名乗り激戦
 ▼城南区(定数2)
 先行して活動する現職2人に対し、新人2人が2月以降、相次いで名乗りを上げた。各陣営の動きが慌ただしくなっており、激戦区の様相となった。
 7期目を目指す自民現職の武藤英治は、昨年末から民主の擁立を警戒。従来より街頭での活動にも力を注いできた。
 堀宏行は、中央区でも朝のつじ立ちを重ね都心へ通う通勤者にアピール。新たな団体推薦も得て票の掘り起こしを図る。
 守谷正人は2月下旬に活動開始。出遅れを取り戻そうと、民主推薦の知事選候補と連携した運動を模索している。
 中願寺純隆は13日に出馬を決意。選挙戦では選挙資金の収支を毎日公開するなど「選挙改革」を実践する考えだ。
     ◇
武藤 英治55 団体役員 自現
堀  宏行37 研究会顧問無現
守谷 正人41 会社員  民新
中願寺純隆47 元議員秘書無新
    ×      ×

 ●激戦市議選の影響も
 ▼東区(定数4)
 定数4に対し、現職3人、新人2人が挑む。同じ日に投開票される福岡市議選では、東区が市内7区で最も激戦が予想され、影響も注目される。
 自民現職の今林久は、地元後援会や出身高校の同窓会を通し支持者固めを進め、新興住宅街への浸透を図る。 自民現職の長裕海は地元箱崎地区を中心に、後援会の組織を引き締め、座談会や企業回りで支持拡大を目指す。
 民主現職の佐々木徹はミニ集会を精力的に開き出身労組を中心に支持を固める。無党派層対策で街頭演説も始めた。
 公明新人の大塚勝利は創価学会の支援を受け、市議選の候補と連携し区内全域での支持者回りを続ける。
 共産新人の津野豊臣は街頭演説が2600回に上った。座談会などを通し、政令市移行後初の共産県議を目指す。
     ◇
今林  久58 港湾審委員自現
長  裕海53 党県役員 自現
佐々木 徹49 都計審委員民現
大塚 勝利41 党県役員 公新
津野 豊臣63 党県委員 共新
    ×      ×

5911とはずがたり:2007/04/17(火) 20:23:47
 ●無党派層へ浸透がカギ
 ▼中央区(定数3)
 現職3人と新人2人が出馬を表明。中央区は転勤族や若者が多く、5人はともに無党派層への浸透に力を入れている。
 12期目を目指す自民現職の早麻清蔵は、組織固めをする一方で、50年の政治生活で初めて朝立ちを始めた。
 再選を目指す公明現職の大城節子は創価学会を柱にした票固めの一方で、女性票の取り込みを目指している。
 同じく再選を狙う無所属現職の鬼木誠は朝立ちのほか、企業の朝礼などにも顔を出すなどして支援を訴える。
 民主新人の松隈一博は地域のつながりが薄い都市型の選挙活動を考慮し街頭演説を重視。朝、昼、夕に行っている。
 13日に出馬表明した共産新人の小林解子は出遅れを挽回(ばんかい)するため、週末は天神などで雇用格差是正などを訴える。
     ◇
早麻 清蔵78 党県顧問 自現
大城 節子56 党県役員 公現
鬼木  誠34 団体役員 無現
松隈 一博56 会社役員 民新
小林 解子27 党県室長 共新
    ×      ×

 ●現職と新人計5人争う
 ▼南区(定数4)
 現職4人と新人1人が出馬を表明。7人が立候補した前回と一転し、少数激戦となりそうだ。
 自民現職の加地邦雄は区内全25小学校区に後援会組織を設置。地域行事などにも小まめに顔を出し、浸透を図る。
 前回トップ当選した自民現職の樋口明は、座談会や後援者のあいさつ回り、朝立ちなどを通して知名度アップを図る。
 公明現職の浜崎達也は区内25校区で県政報告会を開催。支持母体の創価学会を軸に、企業や地域にも支持を広げる。
 無所属現職の新村雅彦は社民党を離党。民主や連合福岡の推薦を受けて戦う。街頭演説を中心に支持を訴えている。
 共産新人の浜崎織絵は自転車を使った街頭宣伝活動を展開。公認候補が惜敗した前回の雪辱を狙っている。
     ◇
加地 邦雄56 会社役員 自現
樋口  明36 団体役員 自現
浜崎 達也51 党県役員 公現
新村 雅彦54 会派副会長無現
浜崎 織絵35 党地区委員共新

=2007/03/16付 西日本新聞朝刊=


’07県議選情勢・30日告示<9完>西区 早良区 粕屋郡 前原市・糸島郡 古賀市 宗像郡 ほか
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070319/20070319_002.shtml
 (敬称略)

 ●現新3人の少数激戦へ
 ▼西区(定数2)

 2議席を現職2人、新人1人が争う少数激戦となっている。住民の入れ代わりが激しく、新興住宅地での戦い方が焦点となる。
 10選を目指す自民現職の田中久也は、“多選批判”の一掃に躍起。後援会組織を引き締め、小規模集会も検討する。
 前回は社民党公認だった現職の入江種文は、無所属で立候補する構え。ミニ集会や朝立ちなどで、幅広い支持を目指す。
 無所属新人の野原隆士は地下鉄や筑肥線沿線での朝立ちを重ね、全域を自転車で回り無党派層の取り込みを狙う。
     ◇
田中 久也73 党県副会長自現
入江 種文58 団体役員 無現
野原 隆士50 団体役員 無新
    ×      ×

5912とはずがたり:2007/04/17(火) 20:25:53
>>5905-5912
●民主擁立で少数激戦に
▼粕屋郡(定数3)
 自民、公明、農政連の現職と民主新人の計4人が3議席を争う構図。かつてない少数激戦となっている。
 自民現職の吉松源昭は須恵町に事務所を開設。地域を積極的に回り、地盤固めに懸命だ。決起集会には約800人を集めた。後援会組織の拡充を進めている。
 公明現職の上岡孝生は事務所は久山町に構え、支援団体などを中心にミニ集会を相次ぎ開催。中小企業などにも積極的に出向き、支援を呼び掛けている。
 農政連現職の三船祐規は、粕屋町に事務所を設けた。農政連を中心に約1000人を集めた集会などを開き、支持拡大を図る。17日には、郷里の新宮町で決起集会を開く。
 民主新人の小池邦弘は粕屋町長の三男で、元志免町職員。朝立ちなどで知名度アップを目指す一方、各地でミニ集会を開催し、支持拡大に奔走している。
     ◇
吉松 源昭38 党支部長 自現
上岡 孝生56 党県役員 公現
三船 祐規62 幼稚園監事農現
小池 邦弘46 党支部役員民新
    ×      ×

 ●現元新4人 激しい争い
 ▼早良区(定数3)
 現職2人と元職1人、新人1人の計4人が出馬を表明した。自民現職と、返り咲きを狙う無所属元職が共通する支持層をめぐり激しい争いを繰り広げている。
 自民現職の大原弥寿男は毎日、座談会や朝立ち、あいさつ回りを重ね、自民主流派をアピールしている。
 公明現職の新開昌彦は毎日、約10会場でミニ集会を開くなど有権者との接点を増やし、支援の輪を広げたい考えだ。
 無所属元職の古川忠は県議時代のつながりや参院選出馬の知名度を生かし自民支持層のほか無党派層に浸透を目指す。
 民主新人の宮浦寛は、党の看板を前面に出す戦略。あいさつ回りや朝立ちを続け、近く150人規模の集会を開く予定。
     ◇
大原弥寿男55 党県役員 自現
新開 昌彦49 党県役員 公現
古川  忠58 NPO理事無元
宮浦  寛41 元市職員 民新
    ×      ×

 ●4期連続で無投票公算
 ▼前原市・糸島郡(定数2)
 定数2に対して立候補を予定しているのは2人。4期連続で無投票となる公算が大きい。
 再選を目指す自民現職の月形祐二は、引退する農政連系現職の地盤にも食い込もうと、あいさつ回りに奔走している。
 民主新人の川崎俊丸は、政治評論家を招いたセミナーや時局報告会を開き、名前の売り込みに力を入れている。
     ◇
月形 祐二48 党支部顧問自現
川崎 俊丸56 党支部役員民新
    ×      ×

 ●前回と同じ顔触れ対決
 ▼古賀市(定数1)
 わずか6票差の激戦となった前回選挙。同じ顔触れで、現職と元職が争う。
 再選を目指す自民現職の前田宏三は、公明や農政連の推薦を受け、組織を固めつつある。中小商工業者を回り、支持拡大を目指している。
 民主元職の清原哲史は、旧古賀町職員。その人脈をフル活用。ミニ集会を各地で開き、無党派層への浸透にも力を入れている。
     ◇
前田 宏三58 会社社長 自現
清原 哲史58 会社社長 民元
    ×      ×

 ●自民と民主 一騎打ちか
 ▼宗像郡(定数1)
 7選を目指す自民現職の小山達生に対し、2月中旬、民主が新人の井上月子の擁立を発表。一騎打ちの公算が大きい。
 小山は農政連など約50団体の推薦を得て、10日の総決起集会には約700人が集まった。市議との連携も強化。地域をくまなく回り、朝の駅立ちにも取り組む。
 井上は、前衆院議員の楢崎欣弥の支援を受けての挑戦。男女共同参画社会の推進などを掲げ、学校司書だったころの人脈などを通じ、支持拡大を急ぐ。
     ◇
小山 達生59 団体会長 自現
井上 月子53 党支部役員民新
    ×      ×

 ●無投票公算 現職3選か
 ▼宗像市(定数1)
 3選を目指す無所属現職の山田勝智のほかに、表だった立候補の動きはなく、前回に続き無投票の公算が大きい。山田は農政連、自民、公明の推薦を取り付けたほか、連合の支持も得ている。
     ◇
山田 勝智70 市体協会長無現

=2007/03/17付 西日本新聞朝刊=

5913小説吉田学校読者:2007/04/17(火) 20:26:51
>>5877
千葉東部は旧態依然とした田舎ですけども(笑)、
02年の銚子市「野平ショック」、03年の香取郡「伊藤ショック」、07年では匝瑳市での宇野裕(宇野亨さんの一族ね)の固い地盤に突然「八日市場市民病院元婦長」たった一人の戦いで泡沫のはずが善戦するなど、胎動はしております。でも胎動止まり。

私は、流山市長選に注目。学歴詐称攻撃された井崎市長が再選されるかどうか・・・

5914とはずがたり:2007/04/17(火) 20:31:38
福岡県議会選 88議席・47選挙区

◆民主公認が当選した選挙区(12区)…共産押しのけ2(小倉北・小倉南)・新風/農政連押し退け3(城南・前原・粕屋:内前原は前回比であり改選時現職有り)・自民押し退け1(春日)・民主入党2(東区・遠賀)・現職/前回当選者あり4(八幡西・戸畑・早良・嘉穂山田)前回公認当選するも今回公認不在1(八幡東)

◆擁立するも惜敗の選挙区(3選挙区)…中央:風公自|民共・古賀:自|民・宗像郡:自|民
中央区・古賀市双方とも1〜2千票程度と地道な活動を落選候補がすれば4年後は勝てそうな票差である。
宗像郡は宗像市と福津市に成ったが次はどんな定数配分に成るのやら。宗像の定数が増えれば今回無投票の宗像市選挙区が多少は面白くなるかもしれぬが・・。

中央区 定数3−候補5 (選管確定)→惜しい・・
当14,701鬼木 誠34無所属現2団体役員 =緑友会・新風所属
当14,541大城 節子56公明現2党県副代表
当12,605早麻 清蔵78自民現12党県最高顧問
□11,302松隈 一博56民主新 会社役員
4,651小林 解子27共産新 民青県副委員長
古賀市 定数1−候補2 (選管確定)→惜しい・・
当13,098前田 宏三58自民現2党支部長
□11,016清原 哲史58民主元 総合企画会社長
宗像郡 定数1−候補2 (選管確定)
当13,666小山 達生59自民現7交通安全協会長
□9,995井上 月子53民主新 党総支部副代表

◆都市部の複数区なのに擁立出来ていない選挙区(1区)…博多→03年公認候補惨敗
博多区 定数3−候補4 (選管確定)
当19,302新宮 松比古68自民現7商店連合会長
当19,091井上 貴博45自民現2不動産会社長
当14,079高橋 雅成49公明現2党県役員
□10,588大島 久代50共産新 党地区役員

◆民主社民連合系当選の選挙区(6選挙区)
門司区 定数2−候補4 (選管確定)
当17,507森下 博司57公明現4
当12,108井上 敏和33無所属=民主・社民新1介護福祉士http://www.toshi-inoue.com/
□10,147久保 九州雄71自民現
5,118安倍 秀文58共産新
若松区 定数2−候補3 (選管確定)→前回は民主・社民共倒れで共産当選
当12,114中尾 正幸42自民現2
当10,672野村 陽一39無所属=民主・社民新1(元)衆院議員秘書
□8,771山口 律子58共産現
南区 定数4−候補5 (選管確定)
当24,176新村 雅彦54無所属=民主現3(元)中学校教諭=社民離党
当21,262加地 邦雄56自民現3
当18,939樋口 明36自民現2県カヌー協理事
当16,848浜崎 達也51公明現3
□10,383浜崎 織絵35共産新
西区 定数2−候補3 (選管確定)
当30,559田中 久也73自民現10
当26,015入江 種文58無所属現4団体顧問=社民系
□17,210野原 隆士50無所属新 県獣医師会役員
大牟田・三池 定数3−候補4 (選管確定)
当18,304石橋 保則63無所属現3病院理事長=福岡県政クラブ所属
当17,398高岡 新66自民現7
当15,940田中 秀子45自民現4
□8,446中西 倫仁46共産新

5915とはずがたり:2007/04/17(火) 20:32:26
>>5914-5915
久留米市 定数4−候補5 (選管確定)
当29,046原口 剣生52自民現3ビル会社役員
当22,066田中 正勝55公明現4
当18,487清田 信治50無所属現3(元)小学校教諭=福岡県政クラブ所属
当17,323十中 大雅53自民新1
□6,512中西 和也64共産新
飯塚市 定数2−候補3 (選管確定)
当12,713江藤 秀之46自民現2党県支部長
当9,565吉柳 順一58無所属=民主・社民現2NPO法人役員=福岡県政クラブ所属
□6,965小幡 和利74無所属元 ガス会社役員
田川郡 定数2−候補3 (選管確定)
当14,591日野 喜美男74自民現3社福法人理事
当14,572冨原 茂昭63社民現2党総支部代表
□13,508神崎 聡44無所属新 (元)会社社長

◆無所属が当選している選挙区(2選挙区)
八幡東区 定数2−候補3 (選管確定)→前回は民主公認が当選している
当14,380大家 敏志39自民現3
当6,727諏訪下 勝造51無所属新1塗装会社役員http://www.suwashita.co.jp/
□6,595三浦 さと子51共産新
直方市 定数1−候補2 (選管確定)
当15,074野下 昭宣66無所属元3市自治連理事…町づくりを考える「直方市民の1000人委員会」の代表世話人・前回惜敗・元社民系,今回は完全無所属市民派で臨む。
□14,491一尾 泰嗣56自民現 学生寮経営=麻生支援

◆無所属が惜敗している選挙区(6選挙区)
田川市 定数1−候補2 (選管確定)
当14,140浦田 憲一64自民現2保護司
□10,833古賀 靖典42無所属=民主・社民新(元)県職員
大野城市 定数1−候補2 (選管確定)
当18,073井上 順吾55自民現2市体協副会長
□17,074井上 博隆29無所属新 農業
筑紫野市 定数2−候補3 (選管確定)
当14,589藤田 陽三65自民現5県会議長
当12,515原竹 岩海53無所属現2農業 =緑友会・新風所属
□10,992辻本 美恵子58無所属新 市民団体代表
鞍手郡 定数1−候補2 (選管確定)→前回は無投票当選
当15,808塩川 秀敏58無所属新1団体役員
□13,527久野 清隆63自民現 党県総務会長
三潴郡 定数1−候補3 (選管確定)→前回は無投票で自民推薦農政連
当8,251砂山 惣吉71無所属=自民・公明・農政新1(元)三潴町長
□6,468西田 泉58無所属=農政新 行政書士
4,720江島 信幸46無所属新 (元)久留米市議
大川市 定数1−無投票
氏名年齢党派新旧当選回数代表的肩書
○秋田 章二56無所属新1医師

●どうしようもない保守系鉄板定数1で無投票…15選挙区
柳川市 自
八女市 農→03年民主公認候補惨敗
筑後市 自
行橋市 風
中間市 自
小郡・三井 自
宗像市 風
太宰府市 自
浮羽郡 農→03年民主社民推薦候補惨敗
甘木市 自
山門郡 自
朝倉郡 農
八女郡 農
京都郡 風
築上・豊前 自

5916とはずがたり:2007/04/17(火) 20:36:09

対決 筑豊4首長選 直前の情勢<上>田川市長選 革新消え保守系火花
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070411/20070411_004.shtml

●伊藤氏と笹山氏 現職の強みか公約か

 統一地方選第2ラウンドは、15日に市長選・市議選、17日に町長選・町議選が告示される。筑豊地区では、田川、直方の2市と糸田、川崎の2町で首長選があり、計9人が立候補する見込み。自治体トップの座をかけた各陣営の前哨戦が激しさを増す中、告示直前の情勢を探り、選挙戦を展望してみる。
     ◇
 1951年から52年間にわたり旧社会党、社民党系の市長が続いた田川市。その「革新の牙城」を4年前、二度目の挑戦で崩した無所属現職の伊藤信勝氏(61)=自民、民主推薦=が、再選を目指す。その対立候補として、市議を5期20年務めた無所属新人の笹山良孝氏(54)が、名乗りを上げた。退潮が続く社民は候補擁立を断念しており、保守系の一騎打ちになりそうだ。
 伊藤氏は、職員数と地方債残高の削減、行財政改革、雇用機会増などを公約に掲げる。「この4年間で種をまいてきた。次は実をつけ収穫する時」と市政の継続を訴え、現職の強みを存分に生かす戦術を取る。自民、民主をはじめ、既に企業や行政区など100団体以上の推薦を受けており、各界に支持を拡大している。一方で、選挙戦になれば前回同様に自転車で市内を駆け回り、「庶民派」もアピールする。
 笹山氏は「ローカルマニフェスト(政策目標を具体的に示した公約)で勝負する」と力を込める。市長退職金全廃、市長給与10%カット、県営伊良原ダム建設中止などを前面に掲げ、「有権者に改革を問う」と、“政策選挙”に持ち込みたい考えだ。政党や団体などの推薦や支援は受けず、草の根選挙で挑む。「(伊藤市政は)この4年間で何もしていない」と批判し、批判票の取り込みも狙っている。
 こうした中、石炭六法失効後の国の激変緩和措置が3月末で期限切れとなり、旧産炭地の同市では、市民の雇用確保が急務となっている。市長選の論戦で、2人が「雇用」にどういった処方せんを示すかに、有権者の注目が集まりそうだ。
   ◇   ◇
 伊藤、笹山両氏による「ローカルマニフェスト型公開討論会」(田川青年会議所主催)が、12日午後6時半から同市平松町の田川文化センターで開かれ
る。入場無料。

=2007/04/11付 西日本新聞朝刊=

5917名無しさん:2007/04/17(火) 20:57:08
長崎の伊藤市長が銃撃されたようですが、
もしものことがあった場合、選挙戦中でも後継候補が立候補できるのでしょうか?
選挙延期で新たに立候補を募るとか。

5918とはずがたり:2007/04/17(火) 20:58:25

なんと,民主の強気の背景にはみんろうきょうの影響力拡大もあったりするのかねぇ?一万人そこそこでは大したこと無いか?

ルポ 注目の知事選<5>大分県 政党と力関係が逆転
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/ooita/20070328/20070328_001.shtml

 ■支援態勢は一変

 「造船業界もよくなりました。これからもっとよくなるように頑張ります」。知事選告示の翌23日、大分県知事選に立候補した現職の広瀬勝貞氏は造船会社が集積する県南の佐伯市を回っていた。広瀬氏があいさつをすると、ヘルメット姿の従業員約150人が大きな拍手で応えた。

 広瀬氏は数分で再び選挙カーに乗り込み、細い国道を北上した。選挙期間中、こうした遊説を100カ所以上こなす。支えるのは県内21カ所の後援会支部。支部長は市長らが務めるが、実際に動くのはすべてボランティア。政党関係者はほとんどかかわっていない。

 「遊説コースを決めたのも、地元のボランティア。政党事務所に指南してもらった前回とはまったく異なる」。前回2003年の知事選でも広瀬陣営で働いた選挙事務所員が振り返った。

 ■「機先を制した」

 広瀬氏を推薦、支持した政党や団体は約120。請うて500以上集めた前回の4分の1以下。「県民党」を掲げる広瀬氏が「自ら推薦を求めない」と公言したためだが、結果的に与野党の枠を超えた政党や団体の推薦、支持が集まった。政党との力関係は4年間で完全に逆転していた。

 明確になったのは昨年11月末。「引き続き県政を担ってほしい」。県内の大手民間企業労組21団体でつくる「みんろうきょう」の代表が1期目の実績を評価して広瀬氏に立候補を促した。神妙な顔で要請文を受け取った広瀬氏は「大変大きな力を得た」と応じ、その4日後、県議会で正式に立候補を表明する。

 組合員1万3000人のみんろうきょうは連合大分と並んで民主党の有力支持団体。「あの出馬要請で流れができた」。広瀬陣営の関係者は、知事選への態度を決めかねていた民主党県連や連合大分の機先を制したと振り返る。出馬表明後、すぐに自民党県連が推薦。公明党県本部や連合大分、社民党県議団などがなだれを打つように続いた。

 ■県議候補と連動

 数の上で減った推薦、支持団体に代わって支援するのは無党派の市民団体だ。前回ほとんど姿が見えなかったが、今回は約30に上り、ミニ集会の準備や動員を支えている。ある団体の代表者は「選挙にかかわったことがない個人の輪が生まれ自主的に応援している」と解説する。市民ネットワークの広がりもまた、広瀬氏の「脱政党」を後押しする。

 圧倒的な力で支持を拡大する現職に対し、共産新人の三重野昇氏は立候補表明が3月初めにずれ込んだ。福祉政策や農業振興、日出生台演習場(同県由布市、九重町、玖珠町)での在沖縄米海兵隊実弾演習の中止などを訴え、広瀬県政への批判票の取り込みを目指す。

 党県委員会は統一地方選前半戦の重点を県議選での2議席奪取に置く。三重
野氏は元職と現職が立候補する大分、別府両市選挙区に度々入り、2人三脚で街頭に立つ。 (大分総局・曽山茂志)

    ×      ×

 ●大分県知事選立候補者※届け出順
三重野 昇 68 党県政策委員 共新
広瀬 勝貞 64 県体育協会長 無現

=2007/03/28付 西日本新聞朝刊=

5919片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/17(火) 20:58:27
>>5917
3日前(木曜)までの届出ができるようになるようです。

5920とはずがたり:2007/04/17(火) 21:04:58
謙虚に強かに,でしょうかな?頑張れ由紀子ちゃんヽ(´ー`)/

やりやすくなる結果に結びつかない
嘉田知事、自民過半数割れで
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2007041700054&genre=A2&area=S10&mp=

 滋賀県の嘉田由紀子知事は、16日の定例記者会見で、県議会の自民党系会派が過半数割れした県議選の結果を受け「一気に県政がやりやすくなるという結果には結びつかない」と述べた。また、国が余呉町で計画している丹生ダムに対する知事方針をめぐり、地元住民のダム対策委員会が解散した場合の影響について、「地元の意思形成に少し時間がかかると思う」との見方を示した。

 嘉田知事は、県議選の結果について「県民の県政に対する期待が表明されたもの」とした。一方で、自民党系会派の過半数割れについては「既成政党の人数の多い少ないはあるが、もっと具体的な政策を議論することが大切」と述べるにとどめた。

 丹生ダムの「推進」方針で地元が求める貯水ダム案を示さず、地元住民の反発を受けたことについては「納得いただけなかったことは残念。余呉町にもこれからどうするか考えてもらい、下流としっかり議論しなければならない」と指摘した。

 県が河川整備計画の策定過程で住民の意見を聞く「川づくり会議」への影響については、「ダム対策委員会の人が参加しないからできない、というものではない」とした。
 このほか、知事選で掲げたマニフェスト(公約集)の自己評価の公表時期が、4月末にずれ込むとの見通しも示した。

5921とはずがたり:2007/04/17(火) 21:24:27
’07県議選情勢<1>佐賀市 佐賀郡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/saga/20070315/20070315_001.shtml
(敬称略)
 30日告示の県議選まで、あと半月。「平成の大合併」を受けた新たな区割りによる初めての選挙だ。定数41は変わらないものの、選挙区はこれまでの15から14に減。選挙構図は一変し、既に激しい前哨戦も展開されている。4月8日の投開票日に向け、しのぎを削る各陣営の動きを探った。

●合併で定数2増 主要政党擁立の激戦
▼佐賀市

 佐賀市と旧4町村(諸富町、大和町、富士町、三瀬村)の合併に伴い、定数は2増の10となった。現在、議席を持つ自民、民主、公明に加え、議席奪還を目指す共産、社民も候補を擁立し、主要政党すべてが顔をそろえる見通し。13陣営が激しい前哨戦を展開している。
 各陣営とも、投票率は「50−60%」、当落ラインは「8000票前後」との見方が強い。新たな枠組みとなり、旧市部と旧郡部の出身者の間でせめぎ合いが続く。引退する自民現職の佐野辰夫が前回獲得した7000票余りの行方にも注目が集まる。
 自民は現職、新人の7人を公認(→定数の半数の5人当選)。郡部出身の池田▲と留守は、区割り変更で、今回は選挙区から外れる佐賀郡南部3町分の目減り分を取り戻そうと、旧市部への攻勢を強めている。
 対する旧市出身の現職は、支持固めに懸命だ。岩田、木原は、ミニ集会や会合などに小まめに顔を出し実績を訴えている。原口は、出身地の旧三瀬村に加え、隣接する旧富士町北部にも浸透を図る。同じ地区から新人が出馬する吉田は危機感を募らせ、地元での活動を活発化。1月に立候補を表明した古賀▲は、若さを前面に出して無党派層を取り込みたい考えだ。
 民主は現職の木下に加え、新人の藤崎を公認。それぞれ地元中心に支持拡大を図り、議席増を狙う。前回、無所属ながら佐賀市区でトップ当選した太田は、民主推薦を得てミニ集会などに懸命だ。
 公明の伊藤は、精力的に集会を開き、票の上積みを狙う。共産の武藤は、ミニ集会や街頭演説などを精力的に展開。社民の徳光は、後援会や労組など組織をフル回転している。
     ◇
 ●佐賀市
 (定数10−13)
池田 義正61党県副会長  自現
岩田 和親33会社役員   自現
木原 奉文53党県政調会長 自現
原口 義己67会社役員   自現
吉田 欣也70行政書士   自現
留守 茂幸59党県幹事長  自現
木下 治紀70党県副代表  民現
伊藤  豊57党県代表   公現
太田記代子71医師     無現
武藤 明美59党県副委員長 共元
古賀 陽三29元国会議秘書 自新
藤崎 輝樹36消防団員   民新
徳光 清孝49党県副代表  社新
    ×      ×

●区割り変更定数1減 各陣営、浮動票が鍵
▼佐賀郡
 旧諸富、大和、富士の3町が佐賀市と合併して区割りが変更され、定数は1減の2となった。現職1人と新人2人が争う見通し。各陣営とも鍵となる浮動票の獲得を図るため、佐賀市に近い新興住宅地への浸透を目指している。
 農、漁協や商工会など幅広い団体の推薦を受ける現職の篠塚は、地元川副町や東与賀町の会合で、5期の実績と有明海再生や教育・福祉政策の拡充を訴える。後援会組織の本格始動が他陣営より遅れたが、女性や若者などの支持層開拓へ草の根的な活動を展開中だ。
 新人の古賀は、40年以上の行政経験を生かし「佐賀市との合併で埋没が懸念される地域の課題を県政に反映させる」と主張。地元久保田町の組織を固めつつあり、東与賀町関係者からも支援を受けるなど活動範囲を広げている。
 新人の白倉は、町議を2期務めた川副町を中心にミニ集会を開き、医療・福祉の充実や有明海再生を訴える。佐賀市に近い住宅地や、東与賀と久保田両町でのボランティアスタッフらによる運動で、幅広く支持を呼び掛けている。
     ◇
 ▼佐賀郡
 (定数2−3)
篠塚 周城57書店組合顧問 自現
古賀 善行61  元町助役 自新
白倉 和子57党県政調会長 民新

 =2007/03/15付 西日本新聞朝刊=

5922とはずがたり:2007/04/17(火) 21:24:46
’07県議選情勢<2>唐津市・東松浦郡 伊万里市 多久市
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/saga/20070316/20070316_002.shtml
●定数7の大選挙区に 現新9人の乱戦模様
▼唐津市・東松浦郡

 区割り変更で唐津市と東松浦郡を合わせ、定数7の大選挙区に。現職6人と新人3人が入り乱れ、地盤以外の地区に食い込もうと、激しい前哨戦を繰り広げている。玄海町長に転じた前県議、岸本英雄の前回票(約1万5000票)の争奪も焦点。
 現職では、5選を目指す宮崎が保守層を中心に党派を超えて支持を集め、肥前町など旧郡部でも後援組織を広げる。楢崎は地盤の相知町、厳木町、北波多の会合などを回り、県職員時代の人脈で旧市内にも浸透を図る。
 瀬戸は、地元の鏡地区から新人が名乗りを上げたことに危機感を強め、地盤固めに懸命。玄海原発のプルサーマル計画に反対する増本は民主、社民、連合佐賀が推薦。旧郡部も開拓している。
 桃崎は地元の浜玉町や七山を小まめに回って地盤を固める一方で、旧市内などへの浸透を急ぐ。峰は旧市内の商業者、青壮年層に支持を呼び掛ける一方で、七山など旧郡部にも足を運んでいる。
 新人では、鏡地区出身の大場が地元衆院議員の事務所長を務めた人脈を生かし、後援組織の拡大を目指している。農協幹部だった田崎は、岸本が地盤としてきた上場地区で、農協支所などを核に支持固めに励む。北波多が地盤の山口は旧市内に拠点を移し、プルサーマル計画反対を訴える。
     ◇
 (定数7‐9)
瀬戸 久司 58  会社役員 自現
楢崎  近 70  会社顧問 自現
峰  達郎 46   薬剤師 自現
桃崎 峰人 57    農業 自現
増本  亨 47 NPO理事 無現
宮崎 泰茂 64    農業 無現
大場 芳博 57    農業 自新
田崎 信幸 52    農業 自新
山口 勝弘 51党県地区委長 共新
    ×      ×

●上がる当選ライン 3現職1新人激戦へ
▼伊万里市
 現職3人と新人1人の計4人が、3議席をめぐり激しい前哨戦を展開している。前回は5人が立候補し、最下位当選の得票は6000票台。4人に減った今回、各陣営は当選ラインが上がって「8000票以上は必要」とみている。また前回、今回と別の新人2人が市東部から立候補して得た計1万票余りの行方も焦点の1つ。
 竹内は前回8211票のトップだったが「一層の上積みは不可欠」と、主地盤の市中部を中心に活動。県政報告会も昨年から続け、市東部などへの浸透を図る。
 中倉は、企業立地が進む市西部が主地盤。企業を生かした地域活性化や農業振興などを訴える。前回の7718票から伸ばすため、地盤固めなどに力を入れている。
 松尾は新人だった前回、草の根選挙で6489票を集めた。今回は昨年の豪雨・台風災害への対応など1期4年の活動などを訴え、大幅な得票アップを目指す。
 新人の岡口は、市東部の市議からの転身。まずは市東部をまとめ、他地域で知名度を高めるために農家などを中心に「草の根選挙」を展開。小まめに回っている。
     ◇
 (定数3‐4)
竹内 和教 58  会社顧問 自現
中倉 政義 57    農業 自現
松尾 真介 48 PTA会長 自現
岡口 重文 51 市交安協役員 無新
    ×      ×

●自民現職3期目指す 対抗立たず態勢盤石
▼多久市
 立候補を表明しているのは、自民現職で3期目を目指す福島のみ。前回は、市議からくら替えした共産党新人と一騎打ちを演じたが、今回は無投票の公算が大きい。
 支持母体の農政協議会を中心に、地元企業・団体から幅広く支持を集め態勢は盤石。100以上ある各地区を小まめに回り、「初心に立ち返る」とミニ集会で住民の声を聞いている。
     ◇
 (定数1‐1)
福島 光洋 50 森林組合長 自現

=2007/03/16付 西日本新聞朝刊=

5923とはずがたり:2007/04/17(火) 21:25:04
’07県議選情勢<3>鳥栖市 武雄市 神埼市・郡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/saga/20070319/20070319_001.shtml
(敬称略)

●県内有数の激戦区に 市長選結果どう響く
▼鳥栖市
 現職3人に新人2人が挑む。2新人は、市議を辞しての挑戦で、鳥栖市内ではそれぞれ現職に劣らぬ知名度がある。そのうえ、市を2分する激戦となった2月の市長選の影響も絡み、県内有数の激戦区となりそうだ。
 市長選では、久光製薬の全面支援を背景に新人橋本康志が初当選。自公推薦の現職牟田秀敏が3選を阻まれた。この選挙で向門は橋本を支援。指山、牛嶋、大坪は牟田を推し、緒方は中立を保った。
 牟田を支援した大坪は「影響は大きい」。牛嶋は「市議時代も含め最大の危機」。指山は「ぎりぎりの戦い」。一方、橋本を支援した向門も「追い風より反発が大きい」。中立だった緒方は「自分の後援会も両陣営に分かれた」と影響を測りかねている。
 5人は、国や県とのパイプ、地域浮揚、安心安全のまちづくりなど、それぞれの政策を主張して前哨戦を展開。告示が近づくにつれ、あいさつ回りや集会出席、つじ立ちなど、顔と名前を売り込む戦術を重視している。
 久光製薬幹部は「県議選で大きな動きはない」と話すが、市長選の余熱がどんな風を吹かせるか注目される。
     ◇
 ▽鳥栖市 (定数3−5)
緒方 勝一 69  団体会長 自現=中立
指山 清範 41  党県役員 自現=自公推薦現職市長牟田派
牛嶋 博明 65 党支部代表 社現=自公推薦現職市長牟田派
大坪 英樹 44   元市議 自新=自公推薦現職市長牟田派
向門 慶人 36   元市議 無新=久光製薬が支援して自公現職を破った新人市長橋本派
    ×      ×

 ●無投票の公算
 ▼武雄市
 市町合併で旧北方町と旧山内町が選挙区に加わったが、定数は現状維持の2のまま。前回は現職2人と新人1人の計3人による選挙戦となったが、今回出馬表明しているのは自民現職の石丸と稲富の2人だけ。ほかに立候補の動きはなく無投票の公算が大きい。
     ◇
 ▽武雄市 (定数2−2)
石丸  博 61 法人理事長 自現
稲富 正敏 59 建材販売業 自現
    ×      ×

 ●かつてない混戦模様 引退の保守票どこへ
 ▼神埼市・郡
 前回、全投票数の4割を得た自民のベテラン水田唯市が引退。保守票の行方が不透明なうえ、昨年4月の神埼市長選で惜敗した内川が、現職富崎と同じ地区から民主新人で立候補を表明し、かつてない混戦模様となっている。
 自民は富崎と新人石井を公認候補としているが、神埼郡農政協は富崎と新人八谷を推薦し、ねじれている。さらに有権者が多い旧神埼町と旧千代田町から2人ずつ立候補する形となり「取ったと思ってもすぐひっくり返されるオセロゲーム」(新人陣営)の様相。従って四陣営とも、候補のいない吉野ケ里町への浸透を狙っている。
 地元票が2分されることに危機感を募らせる富崎は、3期の実績を訴えて広く農業関係の集票を目指す。
 石井は先陣を切って昨夏から始動し、商工会、神埼高同窓生などの人脈をフル活用。城原川ダムについては、前回の反対から「やむを得ない」との主張に変えた。
 八谷は、知名度の低さと出遅れを取り戻したいとミニ集会を精力的に開き、血縁票の掘り起こしや農業者の多い集落での浸透を図る。
 城原川ダムや九州新幹線西九州(長崎)ルートの建設反対を掲げる内川は、教育や暮らしの充実も訴え、ダム反対票だけでなく浮動票の獲得も目指す。
     ◇
 ▽神埼市・郡 (定数2−4)
富崎 三郎 57 農業 自現
石井 久起 55 会社社長 自新
内川 修治 54 旧千代田町長 民新
八谷 克幸 57 元県副本部長 無新

=2007/03/17付 西日本新聞朝刊=

5924とはずがたり:2007/04/17(火) 21:25:21
’07県議選情勢<4>三養基郡 杵島郡 嬉野市
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/saga/20070319/20070319_002.shtml
 (敬称略)

●旧三根、基山票が鍵に 現職3、新人2の争い
▼三養基郡

 定数3に、現職3人と新人2人が立候補を表明。候補がおらず、6000票以上あるとされる旧三根町や、新興住宅地の多い基山町の票を取り込もうと、しのぎを削っている。当選ラインは、6000−7000票とみられる。
 自民の石丸は、地元の旧中原町を含むみやき町全域や、血縁のある上峰町を中心に早朝の街頭演説を実施。「現場主義と実行力」を掲げ、1期4年間の実績を訴える。
 5期目を狙う自民の堀田は、基山町で地区ごとに県政報告会を開くなど地盤固めに懸命。陣営は他候補の同町への食い込みに危機感を強めており、町外への浸透も図る。
 民主推薦の末安は、与党批判票の受け皿を目指す。地元の旧中原町を中心にミニ集会を重ね、基山町にも事務所を置いて支持者の掘り起こしを進める。
 新人で前上峰町議長の大川は、地元企業へのあいさつまわりが中心。上峰町内の支持固めを図る一方で、県議を務めた父が地盤とした基山町にも攻勢を強める。
 新人の宮原は、県議長を務めた父の知名度を活用。地元の旧北茂安町の農協や商工会から支持を取り付けたほか、父の地盤だった旧三根町への浸透にも力を入れる。
     ◇
 ▽三養基郡 (定数3−5)
石丸 元章 42   会社役員 自現 ▲=旧中原町を含むみやき町全域や、血縁のある上峰町
堀田 一治 70     農業 自現 当=基山
末安 善徳 65 民主党県幹事 無現=民 当=旧中原町
大川 隆城 55  元上峰町議 無新 ▲=上峰町内・父の地盤は基山
宮原 真一 37 農協青年委長 無新 当=旧北茂安町
    ×      ×

●現職不出馬無投票か
▼嬉野市
 旧嬉野、塩田両町の合併で単独区となり、定数は1。出馬を表明していた自民現職2人のうち1人が立候補を取りやめたため、4期目を目指す石井のみとなった。ほかに立候補の動きはなく前回に続き無投票の公算が大きい。
 石井は出身の嬉野町の商工、観光など主要団体の推薦を受けて盤石。塩田町での支持拡大にも力を入れている。
     ◇
 ▽嬉野市 (定数1−1)
石井 秀夫 59  団体役員 自現
    ×      ×

●合併で定数が1減 4人争う激戦の構図
▼杵島郡
 旧北方町と旧山内町の両町が武雄市と合併して選挙区から外れ、今回から定数が1減に。2議席を自民現職の2人と無所属の新人2人の計4人で争う激戦の構図で、情勢は混沌(こんとん)としている。特に、引退の意向を示している自民現職本山光二(77)の前回票の争奪が焦点になりそうだ。
 2期目を狙う石倉は今回も前回同様に徹底した「草の根選挙」を展開。3選を目指す稲富は2期8年間の実績を訴えながら支持固めに走る。前回の雪辱を期す三苫は女性を中心に集会を重ねて支持を訴えている。今月に入って出馬表明した渡辺は、出遅れを取り戻そうと懸命だ。
 各陣営とも1万票を当選ラインにして票の掘り起こしを図っているが、8000票近い「本山票」に加え、女性票の行方も当落に大きな影響を与えそう。それだけに、各陣営とも女性へのアピールにも力を入れている。
     ◇
 ▽杵島郡(定数2−4)
石倉 秀郷 57 町体協理事長 自現
稲富 康平 61 町体育委会長 自現
三苫紀美子 61 県地婦連会長 無新
渡辺 清一 57 政治団体代表 無新

=2007/03/18付 西日本新聞朝刊=


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