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統一地方選・地方議員関連統一スレッド
5844
:
とはずがたり
:2007/04/15(日) 11:27:45
激戦@混戦 長崎県議選リポート
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/touitu/kikaku6/05.html
南松浦郡区(定数1)
様相一変の集票合戦
浜田 新一 54自新
馬込 彰 54無現(3)
末竹 和行 43無新
橋本 利行 50無新
本村 敦彦 45無新
「告示前に(立候補予定の)本人が家々をあいさつ回りした。こんな県議選は初めて」。南松浦郡区のある陣営幹部は激戦ぶりをこう表現した。
同区は自治体合併に伴い旧下五島五町が外れ、新上五島町(有権者約二万六百人)のみの選挙区となった。そこへ現職と新人の計五人が立候補。前回、前々回と無投票だったが、一転した。
自民は一人区に事実上二人の立候補を容認。「地元の党活動に非協力的に映った」(同党関係者)とされる現職の馬込が推薦にとどまり、公募で選ばれた浜田が公認を受けた。
浜田への対抗意識を強める馬込は、三期十二年の実績を強調。生まれ育った新魚目、上五島両地区を中心に、幅広い支持集めに全力を挙げる。浜田は谷川弥一衆院議員(長崎3区)や井上町長らの支援を受け、党各支部や有力建設会社などの組織力で支持拡大を図る。自民系で新人の本村も出身の奈良尾地区をはじめ町内全域を回り「草の根」で浸透を狙う。
今回は自民対民主の戦いでもある。民主の推薦を受けた新人で、山田正彦衆院議員(比例九州)らが支援する末竹は「上五島を変えていかなければならない」と訴える。だが、その民主も単純ではない。街頭演説などで知名度アップに懸命の新人、橋本。自治労県本部の推薦を取り付けており、民主支持票は分裂する様相。五人の集票合戦は激しさを増すばかりだ。
一次産業の振興、雇用の創出、交流人口の拡大−。五人の主張に大差はない。そんな中、一部住民が関心を寄せていた高レベル放射性廃棄物最終処分場について、浜田は唯一「勉強」したことを認めた上で、ほかの四人と同様に誘致について後援会報などで反対を表明している。
今回の選挙で候補が出ておらず、有権者の四分の一を占める有川地区では各陣営がてこ入れに懸命。「ふたを開けてみないと分からない」−。それぞれが手探りのまま終盤戦に突入する。(文中敬称略)
2007年4月5日長崎新聞掲載
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