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欧州情勢・西洋事情

1とはずがたり:2014/05/26(月) 18:46:47
平沼騏一郎や福沢諭吉に限らず西洋・欧州・EUその他あの辺綜合スレである。

前スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50より欧洲ネタを独立。

歴史ネタは西洋史スレhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1165050511/l50

1885チバQ:2017/04/19(水) 13:33:39
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170419k0000e030229000c.html
<英国>メイ首相、総選挙に自信 高支持率、経済も好調
11:18毎日新聞

<英国>メイ首相、総選挙に自信 高支持率、経済も好調
総選挙の方針を表明したメイ英首相=ロンドンで18日、AP
(毎日新聞)
 【ロンドン三沢耕平】6月8日の総選挙実施を表明した英国のメイ首相は19日、選挙を実施するための動議を英下院に提出する。政権基盤を固めて欧州連合(EU)との離脱交渉に臨む狙いがあるが、地元メディアや経済界は早くもメイ首相率いる保守党の圧勝を予測している。政治的な空白を懸念して解散総選挙を否定してきたメイ首相だが、前言を翻す「賭け」に出た背景には、好調な経済と高い支持率に裏打ちされた強い自信がある。

 「経済危機が予想されたが、英国はあらゆる見通しを上回る経済成長を記録している」。メイ首相は18日に総選挙実施を表明した際、繰り返し経済情勢が堅調であることに言及。好調な経済が解散の決断を後押ししたことをうかがわせた。

 英経済は昨年6月の国民投票以降、通貨ポンドの下落や株価の急落に見舞われたものの、個人消費が堅調に推移。2016年の国内総生産(GDP)成長率は1・8%と高い伸びを記録した。18日は国際通貨基金(IMF)の最新の見通しが発表され、英国の成長率は17年が2・0%へ、18年が1・5%へ、前回見通しからの上方修正となった。この底堅い経済を背景に、メイ政権は高い支持率を維持してきた。

 メイ首相は17日まで休暇を利用して西部ウェールズを訪問。最高峰の山を望む絶景に囲まれた自然の中を散歩中に総選挙実施を決断したという。ただ、政界関係者によると、メイ首相は早くから解散の時期を模索していたとみられる。

 市場ではメイ首相が選挙戦に勝利することで、離脱交渉での裁量も増すとの観測が広がっており、外国為替市場ではポンドを買う動きが加速した。

 総選挙実施の動議が下院を通過すると、議会は5月3日にも解散する。選挙期間中は閣僚や政府高官は現職にとどまる見通しだが、経済界からは投票日までの政治空白を懸念する声も出ている。

1886チバQ:2017/04/19(水) 19:34:02
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170419-00010007-reutv-eurp
フランス大統領選挙、4候補接戦で予測不能
ロイター 4/19(水) 18:06配信
 第1回投票を4月23日に控えたフランス大統領選挙は、4候補が支持率で拮抗、予測不能な状態になっている。
 欧州統合に反対する極右・国民戦線のマリーヌ・ルペン党首が支持率でリードしてはいるが、選挙戦終盤にきて急進左派のジャン・リュック・メラション候補が猛追。
 中道・右派候補のフランソワ・フィヨン元首相も、一時スキャンダルで支持率を落としたが、追い付いてきた。さらに、中道系独立候補のエマニュエル・マクロン前経済相も支持率でルペン氏と並んでおり、予断を許さない。

(フランス、パリ、4月18日、取材・動画:ロイター、日本語翻訳:アフロ)

最終更新:4/19(水) 18:06

1887とはずがたり:2017/04/19(水) 20:50:41
抜き打ち解散を宣言したメイ英首相の打算(付表:欧州詳細日程)
http://www.newsweekjapan.jp/kimura/2017/04/post-32_1.php
2017年04月19日(水)19時50分

<国民投票でEU離脱を選択した国民の意思を実現すべく「ハード・ブレグジット」への道を突き進むテリーザ・メイ英首相。行く手には国内だけでなくEUという障害も立ちはだかる>

[ロンドン発]イギリスの首相テリーザ・メイは18日午前、ロンドンの首相官邸前で、下院を解散して6月8日に総選挙を行うと発表した。これまでメイは「総選挙は議会会期が終わる2020年まで行うべきではない」と早期解散の可能性を繰り返し、繰り返し否定してきた。しかし欧州連合(EU)との離脱交渉が2019年3月を期限に始まったのを受けて、約50日の「政治空白」を生んででも政権基盤を固める必要があると判断した。

豹柄のヒールで颯爽と
「ダウニング街10番地(首相官邸)前でメイが緊急発表する。早期解散・総選挙のウワサが駆け巡っている」と英BBC放送が速報したのを聞いて首相官邸に駆けつけた。地元の政治記者がスマートフォンで親しい政治家に連絡を取りながら、「シリアかイラクでの新たな軍事行動か、ロシアに対する制裁なのか。それとも総選挙?」とささやいている。演説台に政府のエンブレムがないことさえ、憶測をかき立てた。

この日朝、首相官邸で閣議が開かれるまで、メイが抜き打ち解散・総選挙を決意したことを知っていたのは、前日に電話で知らされていたエリザベス女王と、大学時代からの盟友である財務相フィリップ・ハモンドらごくわずかだった。

「オシャレ番長」の異名を持つメイはストライプ柄の濃紺ワンピース・ドレスに、レオパード柄のヒールという「勝負服」で、「10(ダウニング街10番地)」と記された漆黒の扉から姿を現した。「今しがた開いた閣議で6月8日に総選挙を行うことで一致した」とメイが宣言すると、報道陣からどよめきが起きた。

メイは続けた。「わが国は(EU離脱に向けて)一つにまとまりつつあるのに、ウェストミンスター(議会)はそうではない」「ごく最近、乗り気ではなかったが、この結論に達した。これから数年の確実性と安定を保証する道は総選挙しかない」「野党は政府のブレグジット(イギリスのEU離脱)案に反対している。今度はあなたたちの番よ。政治をゲームにしていないことを見せてみなさい」

EUの単一市場からも離脱する「ハード・ブレグジット」に対する警戒心は最大野党・労働党やEU統合推進派の自由民主党内に強く、スコットランド独立を党是に掲げる地域政党・スコットランド民族党(SNP)が2回目の独立住民投票実施に向けて動き始めたことも、離脱交渉を進めるメイの不安材料になっていた。

メイがマーガレット・サッチャー以来、26年ぶり2人目の女性首相に就任してから、常に「早期解散・総選挙」の観測は駆け巡っていた。労働党党首ジェレミー・コービンが昨年6月のEU国民投票で残留か、離脱か、煮え切らない態度を示したため労働者階級の支持者が離反し、迷走が続いているからだ。直近の世論調査では、メイの率いる保守党は労働党を21ポイントもリードしている。

一方、フランス大統領選の1回目投票が今月23日に迫る中、メイの抜き打ち解散・総選挙の発表は、右翼ナショナリスト政党・国民戦線党首マリーヌ・ルペンや急進左派の左翼党ジャン=リュック・メランションらEU懐疑派を勢いづける恐れが十分にある。欧州の政治日程をおさらいしておこう。

2017年
3月29日、メイがEU大統領トゥスクに離脱交渉の開始を通告

4月18日、メイが解散・総選挙を緊急発表

4月23日、フランス大統領選第1回投票。EU統合推進派の中道政治運動「前進!」率いる前経済産業デジタル相エマニュエル・マクロンと、EU離脱国民投票の実施を公約にするルペン、EUとの再交渉が決裂すれば離脱と公言するメランションが三つ巴の争い

4月29日、イギリスを除く27カ国でEU首脳会議を開催。欧州委員会にイギリスとの交渉を任せることで合意へ

5月3日、イギリス下院を解散

5月7日、フランス大統領選の決選投票。マクロンが勝てば、離脱交渉はイギリスにとって厳しくなる。メランションやルペンが大統領になれば単一通貨ユーロやEUは崩壊に向かう恐れ

5〜6月、離脱交渉の開始

1888とはずがたり:2017/04/19(水) 20:50:58
>>1887-1888
6月8日、イギリス総選挙の投票

9月24日、ドイツ総選挙で首相アンゲラ・メルケル率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が4選を果たすかどうかが最大のポイント。ライバルの社会民主党(SPD)は前欧州議会議長マルティン・シュルツが党首になってからメルケルを追撃するが、3月26日の南西部ザールラント州議会選ではCDUが勝利を収める

2017年秋、メイ政権がEU法を国内法に落とし込む法整備に着手

2018年
10月、離脱交渉を終了

10月〜、イギリス議会、EU首脳会議、欧州議会が離脱交渉の結果について採決

2019年
3月、イギリスがEUから離脱

2020年5月、当初予定されていたイギリス総選挙の日程

2022年6月、メイの解散表明で設定された次の議会期終了

EUからの移民を全く制限できないならEUから離脱するという有権者の声を受け、メイは人・モノ・資本・サービスという4つの自由移動を認めた単一市場だけでなく、関税同盟からの離脱も決断。これに対し、EU側は「離脱するなら債務600億ユーロの清算金を払え。支払わなければ飛行機もトラックも止まる」とイギリスを恫喝し、離脱ドミノが始まらないようEUの締め付けを図っている。

メイ政権は、離脱交渉は期限の2年内に終わり、新しい貿易協定も締結できると楽観していたが、EU側の態度が極めて強硬なことから、次の総選挙が2020年なら、19年3月末に期限を迎えるEU離脱交渉で足元を見られる恐れがあるとメイは警戒したようだ。

フランス、ドイツに加えてイギリスも
今年、欧州ではオランダ総選挙、フランス大統領選、ドイツ総選挙が行われるほか、ひょっとするとイタリア総選挙もあるかもしれない。最大の山場は何と言ってもフランス大統領選だ。EUの核心は、フランスとドイツの戦後和解にある。フランスとドイツの関係がギクシャクすればEUの結束は大きく揺らぐ。

フランス大統領選の候補者11人のうち、EU統合推進派はマクロンのみ。マクロンとメルケルが結束を固めると、メイにとって離脱交渉は非常に厳しくなる。急進左派メランションが急上昇する中、イギリスとしては離脱交渉を有利に進めるため、フランス大統領選に揺さぶりをかける打算も働いたことは否定できないだろう。

イギリスで総選挙のキャンペーンが始まればEU離脱が最大の争点になるのは必至で、EU懐疑派のルペンやメランションの追い風になる。最終的にマクロンが大統領になっても、ルペンやメランションの勢力が大きくなれば、強い政府は樹立できないからだ。

前首相デービッド・キャメロンは10年、自由民主党の副首相ニック・クレッグと連立を組む際、政権を安定させるため首相の解散権を放棄した。11年議会期固定法で総選挙は5年ごとに5月の第一木曜日に行うことが定められた。議会が早期解散されるのは(1)内閣不信任案が可決された後、新しい内閣の信任決議案が可決されずに14日が経過した場合(2)下院の議員定数の3分の2以上の賛成で早期総選挙の動議が可決された場合――に限られている。

議会期固定法は保守党と自由民主党のどちらか一方の都合で連立を解消して議会が解散することにならないよう互いを縛り合ったもので、連立が解消された今、無用の長物になってしまった。解散権のない首相など、怖くともなんともない。

「政界一寸先は闇」と言われるのは古今東西共通だ。労働党も自由民主党も解散・総選挙を受けて立つ構えだが、総選挙の結果、メイの思惑通りEU離脱交渉に向けて強固な政権基盤を築けるかどうかは、まだ誰にも分からない。

1889とはずがたり:2017/04/19(水) 20:54:20
クリントンとトランプとサンダースと同じ形やね・・。

「不服従のフランス」からEUへのレジスタンスが始まる 反骨の左翼メランション急上昇の秘密
http://www.newsweekjapan.jp/kimura/2017/04/eu-9.php
2017年04月17日(月)11時02分

<フランス大統領選の争点はEUに絞られた。EUは搾取のシステムだとさえ言われる。EUの緊縮財政と新自由主義の即刻停止を訴える極左候補メランション大躍進の原動力だ>

[フランス南西部トゥールーズ発]「レジスタンス! レジスタンス!」――フランス大統領選の1回目投票まで1週間を切った日曜日の4月16日午後、台風の目となっている急進左派の左翼党共同党首ジャン=リュック・メランション(65)がフランス南西部トゥールーズで選挙集会を開いた。

EUへの反乱
主催者発表では7万人が参加し、フェイスブックやユーチューブなどのソーシャルメディアで5万人が集会をフォローした。ガロンヌ川の辺りにある公園は年金生活者やカップル、若者、学生で埋め尽くされ、選挙キャンペーンのスローガン「不服従のフランス」とフィロソフィー(哲学)を表す「P」のロゴが掲げられた。

うららかな春の日差しに、赤いテラコッタレンガの建物が映える。フランス国旗や共産主義の旗、「スペイン共和制」の旗、同性愛の権利を訴えるレインボー旗が激しく打ち振られる。しかし、青字に12個の金色の星を並べた欧州連合(EU)の旗は一つも見当たらない。

フランス大統領選の最大の争点は今や「欧州」に絞られたと言っても過言ではない。メランションは緊縮財政とネオリベラリズム(新自由主義)の即刻停止など、EUの改革を訴えている。大統領に選ばれた暁にはEUとの交渉に臨み、満足のいく結果が得られなければEUから離脱すると断言している。

TV討論で他候補を圧倒し、急上昇してきたメランションは知的で雄弁だ。「水道料金が払えなくなった10万人の家族の水道を止める自由が認められている」「スケジュールに追われた母親が子供を独りぼっちにする自由も許されている」「経済のリベラリズムは消費者という家畜を生み出している」と語気を強めた。

「これでは全体主義と変わらない。良心の自由を我々の手で取り戻そう。共有の未来を切り開こうではないか」。メランションに呼応するように「レジスタンス! レジスタンス!」のシュプレヒコールが沸き起こる。EUという経済統合システムの軛(くびき)につながれし者たちの反乱が始まろうとしている。

4月12〜13日に実施された2つの世論調査でメランションは共和党の元首相フランソワ・フィヨン(63)を抜いて3位につけた。首位を争う右翼ナショナリスト政党「国民戦線」党首マリーヌ・ルペン(48)、中道政治運動「前進!」の前経済産業デジタル相エマニュエル・マクロン(39)との差は2〜3ポイントと完全に視界にとらえた。

直近の各種世論調査を回帰分析してみると、第1回投票が行われる23日にはルペン、マクロン、メランションが三つ巴の争いを繰り広げている可能性が大きい。共和党のフィヨンは家族への秘書給与不正疑惑で失速し、右派の共和党、左派の社会党は大統領選レースから脱落した。

1890とはずがたり:2017/04/19(水) 20:54:37
>>1889-1890
ドイツ人のような働き方はしたくない
メランションはベネズエラの大統領ウゴ・チャベスやキューバの最高指導者フィデル・カストロ(いずれも故人)を崇拝し、反米左派的な中南米諸国11カ国の「米州ボリバル同盟」との連携を主張して、物議を醸している。ロシアに対して融和的な態度を示し、欧州とロシアの「境界」を話し合う国際会議の開催まで示唆している。

ルペンが「極右」なら、反米メランションは「極左」に分類できる。しかし社会的弱者を守る「護民官」としての立場を主張している点で2人は完全に一致している。親ロシア的という点でもだ。メランションが主張する主な政策は次の通りだ。

・現行憲法を改正して大統領権限を制限
・5年間で公共支出を2750億ユーロ増やす。350万人の雇用を創出し、失業率を10%から6%に減らす
・年収が40万ユーロを超える人の所得税率を90%に引き上げる
・法定週35時間労働の徹底
・最低賃金を週35時間労働で1326ユーロ(16%増)に
・北大西洋条約機構(NATO)や国際通貨基金(IMF)からの離脱
・欧州中央銀行(ECB)からフランス中央銀行の権限を取り戻す
・単一通貨ユーロの切り下げ
・財政規律を定めた安定・成長協定を無視する
・原子力発電所の閉鎖と原子力事業からの撤退
・再生利用可能エネルギーへの投資

地元の大学生ウマー(23)は「僕たちにはドイツ人のような効率優先の働き方はできない。メランションはEUを離脱する前にEUを変えると宣言している。彼は格差や貧困の問題に取り組もうとしている」と話した。2年間日本で暮らし、3週間前に帰国したばかりのマキシム・バルベルド(26)は「EUはもはや搾取のシステムになっている。原子力発電も日本のフクシマのような事故を起こす前に止めなければ」と強調した。

フランスの有権者はネオリベラルのマクロンをどれだけ支持するのだろうか。マクロン、ルペン、メランションの選挙集会を取材した印象では、ルペンと支持者は紐帯で結ばれ、メランションと支持者の一体感は強まっている。2人の支持者はかなり高い確率で投票所に足を運ぶだろう。

しかしマクロンの支持者は、投票日に仕事があれば仕事を優先するかもしれない。

1891チバQ:2017/04/20(木) 10:18:41
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170420k0000m030126000c.html
<英国>総選挙6月8日に前倒しの動議、下院で可決
04月19日 22:52毎日新聞

<英国>総選挙6月8日に前倒しの動議、下院で可決
イギリスのメイ首相=AP
(毎日新聞)
 【ロンドン矢野純一、ブリュッセル八田浩輔】英下院(定数650)は19日午後(日本時間19日夜)、2020年に予定されていた総選挙を6月8日に前倒しする動議を賛成522、反対13の賛成多数で可決した。メイ首相は下院で総選挙実施の理由について「(欧州連合=EU=離脱に向けて)英国は強い経済、国防、そして強く安定した指導者を必要としている」と述べた。議会は5月3日に解散する。

 採決では与党・保守党(330議席)だけでなく、最大野党の労働党(229議席)、自由民主党(9議席)なども賛成に回った。スコットランド民族党(SNP・54議席)は棄権した。現在の下院の任期は20年まで。首相に解散権はないが、下院の3分の2にあたる434以上の賛成で解散・総選挙を行うことができる。

 メイ氏は19日の下院の答弁で、離脱交渉を脅かしているとして野党党首の名前を挙げて「国を破壊するため団結しようとしている」と批判。「保守党は、国民が離脱を選択したことに基づき、国の将来を成功に導く離脱方針を示した」として、国民に支持を求めた。

 労働党を20ポイント近く上回る世論調査結果のほか、英北西部コープランドで2月に行われた下院補選で、1935年以降議席を維持してきた労働党に勝利したことなどが、総選挙前倒しの決断を後押ししたとの見方もある。首相官邸の報道官は「演説前日の17日に女王に伝えた」と述べ、先週末に最終決断をしたとみられる。

 EUの欧州委員会の報道官は19日の定例記者会見で、英国との本格的な離脱交渉は、6月の英国の総選挙を待って始まるとの見通しを示した。ユンケル欧州委員長は18日夜にメイ首相と電話で協議した。

1892チバQ:2017/04/20(木) 10:20:08
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170420k0000m030136000c.html
<英総選挙>保守党、圧勝の予想 支持率、労働党に大差
04月19日 23:35毎日新聞

 【ロンドン矢野純一】英下院は19日、解散・総選挙実施の動議を可決し、6月に総選挙が行われることになった。メイ首相が総選挙の前倒し実施を表明した18日の緊急世論調査では、与党保守党が労働党に21ポイント差を付けており、保守党の圧勝が予想される。欧州連合(EU)との離脱交渉を控え、メイ氏は総選挙での勝利で政権基盤を固めて野党を抑え込む狙いだが、圧勝の予測に反発してバランスを取ろうとする層が増えるとの見方もあり、思惑通りになるかは不透明だ。

 世論調査会社「ICM」の調査結果によると、保守党支持は46%で労働党は25%。21ポイント差は保守党のサッチャー政権時代の1983年6月に記録して以来の開きとなった。

 英メディアも保守党の地すべり的な勝利を予測。19日付の英紙タイムズは現時点の世論調査を基に、保守党が382議席を獲得し、第2党の労働党との議席数の差は現状の101議席から200議席になると予想している。

 一方、世論調査会社「YouGov」が12〜13日に実施した世論調査では、EU離脱支持者45%に対し、残留支持は43%で、国論は二分されたままだ。ただ「ICM」の調査では、総選挙の意味を「離脱の是非を問う2度目の国民投票」と位置づける割合は17%にとどまり、多くの国民が昨年6月の離脱を決めた国民投票の結果を受け入れている。

 総選挙実施の方針を受けて、労働党のコービン党首は「教育や医療の支出を減らした政府に対抗する選択肢を提示する」と宣言。国民投票の結果を受け入れる方針を示しており、離脱の是非を蒸し返すよりも、内政問題を訴える。EU加盟を目指して独立を問う2度目の住民投票の実施を計画しているスコットランド民族党(SNP)のスタージョン党首は「スコットランドの声を表明する機会だ」と独立を求める声を総選挙に反映させる方針だ。

 保守党の圧勝を阻止するため、緑の党が労働党や自由民主党に選挙協力を呼びかけているほか、労働党を除く野党連合を結成する動きもある。保守党の圧勝を嫌う反動が起き、保守党の議席数が伸びない可能性もある。

 保守党が大勝した場合、EUとの交渉は基本方針通り、移民を抑制し、EUの単一市場とは関税をかけて取引することで協議を進めるとみられる。ただ、保守党が現状維持か議席を落とした場合は、野党が求める、単一市場とのこれまで通りの無関税貿易のほか、移民の抑制も緩やかなものになる可能性もある。

 英ロンドン政治経済学院(LSE)のティム・オリバー特別研究員(英国政治)は「選挙を経ても国民投票による国内の分断は続く。英国全体としての戦略が不透明で、移民や経済、国際社会での英国の立ち位置は不確実だ。総選挙はメイ氏に忠誠を誓う新しい議員を増やして政権運営を容易にするだけで、党内の分断を癒やすだけだ」と指摘する。

1893チバQ:2017/04/20(木) 10:21:29
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20170420ddlk13010052000c.html
<衆院選>区割り改定案 21選挙区見直しへ 新たに12区市を分割 /東京
02:46毎日新聞

 衆院選挙区画定審議会(小早川光郎会長)が19日に勧告した区割り改定案で、都内は、9、15、18、20区を除く21選挙区が見直しの対象になった。1票の格差を是正するため、これまでも世田谷区など五つの特別区が複数の選挙区に分割されていたが、今回の区割り改定案で新たに港区や新宿区、八王子市など12区市が分割され、分割される自治体は17区市へと大幅に増えた。【柳澤一男】

 今回の改定案に基づく各選挙区の人口(2015年国勢調査)をみると、最も多いのは24区(八王子市の一部)の55万4436人。最も少ないのは15区(江東区)の47万6736人。全国で人口が最も少ない鳥取2区(28万3502人)との1票の格差は、24区が1・956倍。15区が1・682倍となった。都内25選挙区の格差は1・163倍だった。

 新たに二つの選挙区に分割される自治体は▽港区▽新宿区▽台東区▽品川区▽目黒区▽中野区▽杉並区▽豊島区▽板橋区▽八王子市▽多摩市▽稲城市--の9区3市。これまで二つの選挙区に分割されていた五つの特別区のうち▽大田区▽世田谷区▽足立区▽江戸川区--の4区は区割りが見直され、練馬区は現行のままとなる。

 個別の選挙区をみると、これまで千代田区、港区、新宿区で構成していた1区は、港区の新橋・虎ノ門周辺が2区に変更となり、新宿区の落合地域の一部が10区へと変わる。

 台東区は全域が2区だったが、一部を14区に分割。人口比は62・4%が2区、37・6%が14区と、多くの区民が区割り変更の影響を受ける。全域が10区だった豊島区も、人口の31・7%が12区に移る。稲城市は64・7%が22区に残り、35・3%は21区に変わる。多摩市は78・7%が23区に残り、21・3%が21区に移動する。

 20年の人口予測に照らし合わせると、22区(55万4880人)が全国で最も人口が多くなると見込まれ、最少と予測される鳥取1区(27万7569人)との格差は1・999倍になる見通しだ。

〔都内版〕

1894チバQ:2017/04/20(木) 10:22:21
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK4M5J3HK4MUHBI01G.html
イギリス総選挙、与党保守党優勢の見込み 野党は苦戦
00:17朝日新聞

イギリス総選挙、与党保守党優勢の見込み 野党は苦戦
英下院の議席数(定数650)
(朝日新聞)
 英下院は19日、メイ首相が表明した2020年予定の総選挙の前倒しを圧倒的多数の賛成で承認した。5月3日解散、6月8日投開票の日程が確定した。メイ氏の決断の背景には、欧州連合(EU)離脱に向けた交渉日程や与党内の反欧州派の存在がある。

 英世論調査会社「YouGov」が4月12、13日に行った調査によると、政党支持率は保守党が44%、労働党が23%。差はメイ氏の昨年7月の首相就任直後(11ポイント)から拡大している。堅調な経済状況からメイ氏の政権運営を評価する見方がある一方、労働党はコービン氏の指導力に疑問の声が上がる。

 英各紙は19日、世論調査をもとに保守党が議席を増やし、労働党は大幅に議席を減らして苦戦が予想されると報じた。

1895チバQ:2017/04/20(木) 10:28:35
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1704200020.html
【英EU離脱】英首相、解散決断 経済堅調、高支持率背景に 「保守党圧勝」の可能性大
09:49産経新聞

【英EU離脱】英首相、解散決断 経済堅調、高支持率背景に 「保守党圧勝」の可能性大
(産経新聞)
 【ロンドン=岡部伸】英下院(定数650)は19日、メイ首相が欧州連合(EU)との離脱交渉を前に表明した前倒し総選挙の実施に向けた動議を、全議席の3分の2(434)を大きく上回る賛成522で可決した。総選挙は、高い支持率を維持する与党・保守党が圧勝するとの見方が有力。メイ氏は政権基盤を固め、「EU完全離脱」方針への反対論を封じ込めたい考えだ。

 採決では議席330の保守党と、229の最大野党・労働党の大部分が賛成に回った。反対は13で残りは棄権したとみられる。これにより5月3日解散、6月8日総選挙が決まった。メイ氏の報道官は19日、EUとの離脱交渉は総選挙後に開始すると表明した。

 英国では2011年の議会期固定法で総選挙は5年に1度と定められているが、動議可決で前倒しも可能としている。英スカイニューズによると、総選挙に賛成は68%で、反対の26%を大きく上回っていた。

 政治空白を懸念して解散総選挙を否定してきたメイ氏が方針を急転換したのは、議会の分裂が政治の安定を脅かしていると判断したためだ。その背景には、経済が堅調なことによる高い支持率がある。

 「(EU離脱を決めた)国民投票後に経済危機の予想があったが、経済成長率はあらゆる見通しを上回った」。メイ氏は総選挙を表明した18日、好調な経済が議会解散の決断につながったことを示唆した。英経済は昨年の国民投票以降も個人消費が堅調で、16年の国内総生産(GDP)成長率は1・8%と高い伸びを記録している。

 英BBC放送によると、保守党の支持率は43%で、強硬左派のコービン党首への批判が強い労働党の25%に大きな差をつけている。

 保守党政権への反発が強いスコットランドや北アイルランドで議席を増やせなくても、EU離脱派が多数のイングランドで保守党が圧勝する可能性が高いとも指摘される。メイ氏は大幅に議席を増やして「EU完全離脱」への交渉基盤固めをもくろむ。

1896とはずがたり:2017/04/20(木) 10:34:37
やたら保守党が快調だけどここはEU離脱反対で保守・労働両党の離脱反対派と自由民主党とスコットランド民族党で野合でもなんでも候補者調整せなあかんやろと思うけど難しいのかな?

自由民主党は労働党の分派が発祥の一つやし、保守党と連立組んでたし、少なくともスコットランド民族党以外は合同出来るんちゃうか。

1897とはずがたり:2017/04/20(木) 17:46:06
まあこの位痛みを伴う具体策を出して行かないと卑怯だわな〜。
選挙を通じて具体的な形が固まって行くのは,欧州統合派としては残念だけど,民主主義としてはいいこんだ。

EUからの「移動の自由」破棄を選挙公約に、英首相が検討=報道
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%EF%BD%85%EF%BD%95%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E3%80%8C%E7%A7%BB%E5%8B%95%E3%81%AE%E8%87%AA%E7%94%B1%E3%80%8D%E7%A0%B4%E6%A3%84%E3%82%92%E9%81%B8%E6%8C%99%E5%85%AC%E7%B4%84%E3%81%AB%E3%80%81%E8%8B%B1%E9%A6%96%E7%9B%B8%E3%81%8C%E6%A4%9C%E8%A8%8E%EF%BC%9D%E5%A0%B1%E9%81%93/ar-BBA41Fh
Reuters
1時間前

[ロンドン 20日 ロイター] - 英国のメイ首相は6月8日の総選挙に向け、英国への人の自由な移動を認めた欧州連合(EU)との取り決めの破棄を選挙公約(マニフェスト)に掲げる方針。英紙デーリー・メールが党関係者の話として伝えた。

また、EUの単一市場と欧州司法裁判所からの離脱も公約とするという。

(※ 原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

1898チバQ:2017/04/21(金) 16:05:47
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK4M7SCKK4MUHBI036.html
ドイツ右派政党、党首が首相候補辞退 党内で主導権争い
01:17朝日新聞

ドイツ右派政党、党首が首相候補辞退 党内で主導権争い
ドイツのための選択肢(AfD)のペトリ党首=18日、ベルリン、高野弦撮影
(朝日新聞)
 反難民などを掲げるドイツの新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)のペトリ党首は19日、9月の総選挙で首相候補にならないと表明した。総選挙では通常、各党が党首を首相候補に立てて戦う。党内では主導権争いが激化しており、今週末の党大会の行方次第で、党首辞任の可能性も出ている。

 ペトリ氏はビデオメッセージの中で、「候補者が1人になろうと、複数になろうと、私は首相候補にならない」と語った。

 ペトリ氏は党大会で、与党を批判するだけの「反対政党」から、現実的な政策を持った「責任政党」を目指すとする基本方針案を提出する方針。だが、より右派的な副党首ら主要幹部が反対。ペトリ氏の党運営を「独裁的だ」と批判する声が高まっていた。

 ペトリ氏は首相候補辞退について「(自分が首相候補になるとの)個人の問題とは切り離して、提案を議論してもらうため」と説明している。

 AfDは欧州債務危機さなかの2013年、共通通貨ユーロへの反対を掲げて発足。ペトリ氏が実権を握った15年以降は、メルケル政権の難民受け入れ策を批判して支持率を伸ばし、現在16州のうち11の州議会で議席を有している。(ベルリン=高野弦)

1899チバQ:2017/04/21(金) 17:36:43
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170421k0000e030275000c.html
<パリ警官銃撃>仏大統領選にも波紋 2陣営、運動中止

11:33毎日新聞

<パリ警官銃撃>仏大統領選にも波紋 2陣営、運動中止
パリで2017年4月20日、AP
(毎日新聞)
 【パリ賀有勇】パリで20日に起きた警察官の射殺事件は、目前に迫るフランス大統領選に備えて敷かれた厳戒態勢下で起きた。事件を受け、21日の選挙運動の中止を決めた候補者もおり、大統領選に影響を与えている。

 大統領選は23日に第1回投票が行われる。事件を受けて、大統領選に出馬する極右政党・国民戦線のルペン党首と中道・右派候補の共和党のフィヨン元首相は21日に予定していた選挙運動を中止すると発表した。

 各候補者が掲げる治安対策などに注目が集まり、投票行動に影響する可能性もある。

 大統領選を巡って仏治安当局は18日、仏南部マルセイユで、候補者を狙ったテロを計画したとして20代の男2人を逮捕した。捜査当局によると、男2人はイスラム過激派組織の影響を受けており、自宅からは爆薬や銃器が押収されたほか、フィヨン氏の写真も見つかった。

 シャンゼリゼ通りはフランス有数の観光名所として知られ、高級ブティックや映画館が建ち並び、世界各国から観光客が訪れる。

 事件を目撃した観光客らはパニック状態で逃げ惑い、観光客をかくまう飲食店もあった。

 事件後、警察が片側5車線の車道、歩道とも深夜まで封鎖した。治安部隊が共犯者がいないかや、通りに爆発物がないかを慎重に捜索していた。また、上空には捜査当局のヘリコプターが旋回し、周囲は物々しい雰囲気に包まれた。

 仏内務省は、大統領選の投票日には警察官ら治安要員5万人以上を動員して全土でテロに備える方針を示している。

1900名無しさん:2017/04/21(金) 18:21:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170421-00000101-san-soci
パリ銃撃テロ受け「ツアー慎重に判断」 旅行各社、GW控え
産経新聞 4/21(金) 15:16配信

 パリの警官襲撃テロ事件を受け、日本国内の各旅行会社では慎重に事態を注視している。

 JTB西日本は「通常から外務省発信情報を(顧客に)伝えるなどの対応をとっており、安全を期すために今後も行っていく」とし、日本旅行や阪急交通社も「現地情報を把握し、慎重に判断していきたい」などとしている。パリでは2015年11月に同時多発テロが発生。当時は旅行の見合わせが相次ぎ、日本の各企業も出張を自粛したり、渡航を禁止したりした。

 日本旅行によると、フランスを含むパッケージ旅行は、同時多発テロ後の16年1〜3月は、前年同期と比べ20ポイント落ち込んだという。フランスを含む最近の欧州旅行について、旅行関係者は「緩やかに回復傾向にあった」としている。

1901名無しさん:2017/04/21(金) 18:21:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170421-00000024-jij_afp-int
「皆われ先に逃げた」 パリ銃撃で周辺はパニックに 目撃者証言
AFP=時事 4/21(金) 13:16配信

「皆われ先に逃げた」 パリ銃撃で周辺はパニックに 目撃者証言
フランスの首都パリで、シャンゼリゼ通りで銃撃事件が起きた後、両手を挙げながら警察官に向かって歩く人々(2017年4月20日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】フランスの首都パリ(Paris)中心部のシャンゼリゼ(Champs Elysees)通りで20日夜に発生した銃撃事件で、現場周辺にいた人たちの証言などから、観光客や地元住民らがパニックに陥り、銃弾から身を守ろうと必死に逃げる当時の状況が明らかになった。

【関連写真】銃撃事件が起きた後、走って避難する人々

 シャンゼリゼ通り付近のレストランで食事をしていた女性(39)は、「みんなわれ先に逃げようとして、テーブルに衝突したりしていた」と、当時の混乱した状況を証言した。外国人観光客をはじめ、何が起こっているのか誰もわからなかったという。

 匿名を条件に取材に応じたこの女性は、「ウェイターにレストランの裏手に行くよう言われたが、出口がなかったため裏庭に身を隠すしかなかった」と語った。当時、外では何十台もの緊急車両のライトが点滅していたという。

「世界で最も美しい通り」と称されるシャンゼリゼ通りにいた人たちは、銃撃発生直後、身を隠せる場所を探し、レストランや小売店、映画館に逃げ込む人もいた。

 コンサルタントとして働くメフディさんは、「銃声が聞こえて、何が起こったのかと思い(現場を)見に行った。すると2人が地面に倒れていた。人々が叫び声を上げて、散り散りに逃げていた」と述べた。

 銃撃犯は自動小銃を発砲し、警察官1人を殺害。他にも警察官2人が負傷し、外国人観光客の女性1人が膝に銃弾の破片が刺さって負傷した。

 警察筋がAFPに語ったところによると、銃撃犯は現場から徒歩で立ち去ろうとしたところを射殺されたという。

 フランス大統領選の3日前に発生した今回の銃撃について、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が傘下の通信社を通じて犯行声明を出している。【翻訳編集】 AFPBB News

1902とはずがたり:2017/04/23(日) 00:00:15
トランプ大統領「ルペン氏最強!」 異例の肩入れ
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20170422-00000020-ann-int
テレビ朝日系(ANN) 4/22(土) 11:49配信

 アメリカのトランプ大統領は、まもなく投票を迎えるフランスの大統領選挙に立候補している極右のマリーヌ・ルペン候補を「最も強い」と持ち上げました。

 AP通信の取材に対してトランプ大統領は、極右政党「国民戦線」のルペン候補を「国境の安全に関して最も厳しい。今、フランスで起きていることに関して最も強硬な候補だ」と称賛しました。そのうえで、「イスラム過激派のテロや国境の安全にタフな人なら誰でも選挙でうまくやるだろう」と話しました。さらに、パリ中心部で起きた銃撃事件について、「フランスの人々はテロ攻撃をこれ以上、容認しない。大統領選挙に大きな影響があるだろう」とツイッターに書き込み、ルペン氏の勝利に強い期待感を示しました。アメリカの大統領が外国の選挙で特定の候補に肩入れするのは異例です。

1903とはずがたり:2017/04/23(日) 14:15:03
気になるなあ〜。

仏大統領選、第1回投票へ
TBS News i 2017年4月23日 11時54分 (2017年4月23日 13時20分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170423/Tbs_news_89263.html

 大混戦となっているフランス大統領選挙で、決選投票に進む2候補を決める第1回投票が、日本時間の23日午後3時から始まります。
 選挙前の最終的な各種世論調査での支持率の最高値は、EU残留を主張する超党派のマクロン候補が24.5%、EU離脱派の極右ルペン候補が22.5%で首位を争いますが、引き続き4人での混戦状態です。

 特に、パリ中心部で20日に起きた警察官の銃撃事件以降、ルペン候補の支持率が伸びているとの結果も出ています。投票率は78〜80%と高くなると予想されています。

 開票は日本時間24日午前3時に始まりますが、フランス国営テレビは、この時点で発表される出口調査では決選投票に進む2候補が限定できない可能性があるとしていて、大勢判明が遅れることも想定されます。

 フランス治安当局によりますと、警察官銃撃事件を受けて、全国6万7000か所の投票所には5万人の警察官と7000人の軍人が配置されます。22日にはパリの北駅で警察官をナイフで襲撃しようとした男が拘束され、一時緊迫しました。(23日10:55)

1904チバQ:2017/04/23(日) 17:14:31
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170422k0000m030137000c.html
<パリ・4人死傷>仏厳戒下、テロ防げず 大統領選に影響も
04月21日 22:50毎日新聞

<パリ・4人死傷>仏厳戒下、テロ防げず 大統領選に影響も
フランスで起きた近年の主なテロ事件
(毎日新聞)
 パリが再び、テロの標的となった。フランス大統領選を目前に控えた厳戒態勢下で20日、パリ随一の観光名所シャンゼリゼ通りで警察官が殺害された。選挙運動を中止する大統領選候補者も出た。イスラム過激思想に傾倒した男の関与が疑われ、排他主義の伸長も懸念されるなか、フランス国民の“選択”にどう影響するのか。【パリ賀有勇】

 「我が国にとって重要な民主的なプロセスを何ものにも妨害させてはならない」。フランスのカズヌーブ首相は21日、仏大統領府で開かれた治安対策を巡る閣僚会議後にこう述べ、23日に迫った大統領選の第1回投票を延期する考えはないことを明らかにした。

 カズヌーブ氏は、投票日には警察官や憲兵などの治安要員を5万人以上動員し、テロに備えると強調。だが、仏内務省によると、仏本土だけでも投票所は6万7000カ所に上り、有権者の不安を完全に払拭(ふっしょく)するのは困難だ。

 北・西アフリカの旧植民地国から移民を受け入れてきたフランスでは、人口の7%以上をイスラム教徒が占め、割合は西欧で最多。英国やドイツと比べ、公共の場から宗教色を排除する政教分離の原則を徹底しており、イスラム教徒の中には一定の反発もある。イスラム過激派はこういった反発を利用してイスラム教徒の若者らに浸透、テロによってフランス社会とイスラム教徒の分断を狙っているとも指摘される。

 仏政府は2015年11月のパリ同時多発テロ後に出された非常事態宣言をこれまでに5回延長。大統領選や6月の下院総選挙での安全を確保するため7月15日まで延長して治安対策を強化している。

 捜査当局は16年11月、シャンゼリゼ通りなどで複数のテロを計画した疑いで5人を拘束。容疑者は過激派組織戦闘員と携帯電話で連絡を取り合っていた。今年2月には南部モンペリエ周辺でテロを計画していた男女4人を拘束したが、容疑者はインターネット上でテロ実行をほのめかしていた。両事件では容疑者の動きが捜査の網にかかりやすかったため、テロを未然に防げた可能性がある。

 南部マルセイユで18日、大統領候補を狙ったテロを計画したとして男2人が逮捕された。2人とも捜査当局の監視対象者で摘発の端緒は容疑者に近い人物からの情報提供だったという。

 今回の事件の容疑者も監視対象者だったとされるが、具体的なテロ計画の内容や脅威の緊急性などを、事前に何らかの方法で把握できなければ、全てのテロを防ぐのは極めて困難だ。

1905チバQ:2017/04/23(日) 17:15:02
◇排他主義、伸長の恐れ 4氏激戦…23日第1回投票

 事件当時、23日に迫った大統領選に出馬する候補者はテレビのインタビュー番組に出演しており、全員が事件に言及した。

 「国民を守るために何もなされてこなかったことに怒りを感じる」。警察官と憲兵の計1万5000人増員などの治安対策を積極的に訴えてきた極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首(48)は真剣な面持ちで訴えた。

 ルペン氏と中道・右派候補の共和党、フランソワ・フィヨン元首相(63)は、事件を受けて21日の選挙運動の中止を表明するなど即座に反応した。テロに関与した二重国籍者の仏国籍を剥奪して強制退去させるなど治安対策の必要性を繰り返し訴えてきた両氏には追い風につなげたい思惑があるとみられる。

 過去にテロ事件が大統領選に影響を与えた例はある。2002年の大統領選では、ルペン氏の父でFN創設者のジャンマリ氏が予想を覆して決選投票に駒を進めた。前年に起きた米同時多発テロが、移民やイスラム教徒に排他的な姿勢を持つジャンマリ氏の躍進につながったと指摘された。

 ルペン氏は初出馬した12年大統領選の第1回投票で敗れたものの、父の得票率を上回る18%を得票。直前に南部トゥールーズで起きた移民系住民によるユダヤ人学校などの襲撃事件が影響したと言われた。

 大統領選の第1回投票は23日に行われる。11候補が立候補し、「反EU(欧州連合)」「反移民」を掲げるルペン氏が決選投票に進むかに耳目が集まっている。

 ルペン氏は、独立系候補のエマニュエル・マクロン前経済相(39)とともに選挙戦をリードしてきたが、終盤に行われたテレビ討論で他候補から移民政策などを巡って批判を浴び、勢いが鈍化。フィヨン氏と急進左派候補、左翼党のジャンリュック・メランション元共同党首(65)を含めた4者入り乱れる「前例のない五里霧中の選挙」(レゼコー紙)となっている。

 調査会社IFOPが20日公表した支持率世論調査では、マクロン氏24%▽ルペン氏22.5%▽フィヨン氏19.5%▽メランション氏18.5%--だった。

1906チバQ:2017/04/23(日) 17:34:09
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170422X973.html
混迷深まる反難民党=路線対立で失速鮮明に―独
04月22日 14:45時事通信

 【ベルリン時事】「反難民」を掲げるドイツの新興右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が、党幹部らの路線対立で混迷を深めている。移民排斥を主張するフランス極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首が仏大統領選に向け支持を保ってきたのとは対照的に、9月の独連邦議会(下院)選挙まで5カ月を残して失速が鮮明だ。

 中東などから2015年以降にドイツに殺到した難民問題やテロの脅威の高まりを受け、AfDの支持率は一時約15%まで上昇。主要政党に危機感を与えたが、このところ10%を割り込む結果が出ている。

 党の顔であるペトリ共同党首は19日の動画メッセージで、「一部幹部の過激な挑発的発言が党のイメージを左右している」現状を問題視。1月に党幹部がベルリンのホロコースト(ユダヤ人大虐殺)記念碑を「恥辱」と表現し、批判を浴びた教訓を生かさなければ、党勢回復は望めないという考えをにじませる。

 AfDは22日から西部ケルンで2日間の日程で党大会を開催。ペトリ氏は難民対応などでの態度軟化も念頭に、将来の連立政権参加を視野に入れた「現実路線」での一致を目指したが、党内強硬派の反発もあり、党大会での討議が見送られた。

1907チバQ:2017/04/23(日) 17:36:32
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1704220051.html
【英総選挙】メイ首相がテレビ討論拒否 野党は猛反発
04月22日 22:39産経新聞

 【ロンドン=岡部伸】6月8日の総選挙実施が確定した英国で、メイ首相が各党党首によるテレビ討論に出席しない姿勢を示している。質疑応答形式のテレビ出演には応じるとし、野党側から批判を浴びている。

 テレビ討論は英国で恒例となっており、BBC放送やITVテレビが計画している。しかし、メイ氏は19日、「野党党首とは毎週、下院で対決している。選挙運動とは外に出て家の扉をノックし、有権者と会うことだ」と述べ、テレビ討論を欠席する意向を示した。

 これに対し、労働党のコービン党首は「首相が政策に誇りを持つなら議論すべきだ。民主主義の義務から逃れられない」と批判。自由民主党のファロン党首も「テレビ討論では、(壇上に)空いたイスを置くべきだ」と述べた。

 スカイニューズ・テレビの世論調査では64%が討論に臨むべきだと答え、必要ないと答えたのは31%だった。テレビ討論は2010年から始まり、知名度が低かった自由民主党のクレッグ党首(当時)の支持率が上がったことがある。

 英メディアは首相が野党から攻撃されるため、準備に膨大な時間を費やすテレビ討論は合理的でないと判断していると指摘した。

1908チバQ:2017/04/23(日) 17:37:10
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK4Q2GN1K4QUHBI003.html
仏大統領選、23日に第1回投票 両極2氏なら「悪夢」
00:36朝日新聞

仏大統領選、23日に第1回投票 両極2氏なら「悪夢」
仏大統領選 主要候補と公約
(朝日新聞)
 4候補の大混戦となったフランス大統領選は、23日に第1回投票を迎える。トランプ米大統領と同様に「自国第一」を掲げ、欧州連合(EU)離脱の国民投票を唱える右翼・国民戦線(FN)のルペン党首を軸に、選挙戦は進んだ。20日にパリで起きた警官銃撃テロは「強い指導者」への期待を高めるのか。誰が上位2人による5月7日の決選投票に進むかに、EUの命運がかかっている。

 仏紙ルモンドが「あらゆる可能性がある」とする決選投票の組み合わせ。地元メディアが「悪夢」と呼ぶのが、EUを敵とみなし、自国通貨フランの復活や保護主義の導入を訴えるルペン氏と、左翼のメランション欧州議会議員の対決だ。

 メランション氏は「今のEUでは、民衆は銀行や大資本に服従させられている」と主張してEUの基本条約の見直しを訴える。場合によっては脱EUを国民投票で問うとし、共通通貨ユーロに代わる新通貨導入も選択肢に掲げる。

 決選投票を待つまでもなく、英国の離脱に続くEUへの大打撃だ。週明けの金融市場でユーロが売られ、安全資産とされる円が買われて円高が進む可能性がある。株式市場も大混乱するおそれがある。

1909チバQ:2017/04/23(日) 17:38:03
http://www.asahi.com/articles/ASK433WJSK43UHBI00V.html?ref=goonews
格差・貧困…そこにルペン氏 仏ワイン作り手の心つかむ
プリニャック・アン・メドック=松尾一郎2017年4月11日00時18分
 フランス大統領選の第1回投票が4月23日に迫った。右翼「国民戦線」(FN)党首のマリーヌ・ルペン氏(48)が1位となり、上位2人での決選投票(5月7日)に進出することが有力視されている。移民規制を掲げ、欧州連合(EU)からの「主権回復」を訴える彼女が、なぜこれほどの人気を集めているのか。FN躍進の現場をルポする。


     ◇

 フランス・ワインの代名詞、ボルドー地方にあるプリニャック・アン・メドック村。3月のある週末、小さなワイナリー「シャトー・シャンテリス」を訪れたのは、武骨な自警団に囲まれた右翼政党「国民戦線」(FN)の視察団だった。

 「まさか、あの賢明な人がFNに?」

 地元に波紋が広がった。経営者のクリスティーヌ・クリヨン(64)は、開放的な人柄で知られてきたからだ。

 小規模ながら、保守的なワイナリーのイメージを覆す経営。ブドウのツタのはう石造りの母屋と棟続きの倉庫があるシャトーでは、芸術家や音楽家を招いたイベントも開かれてきた。日本のファッション誌のモデル撮影にも使われたこともある。

 クリヨンに会った。彼女は、視察団を連れてきた地方議員のグレゴワール・ドゥフォルナ(32)が「お気に入り」なのだという。ドゥフォルナも、自分と同じ小規模ワイナリー経営者だからだ。「彼は農民だから好きよ。ブドウ畑を持っているから、私の問題をわかってくれる」

 FNの視察の際、ドゥフォルナは「フランスではワイン好きとアルコール中毒が混同され、レストランでワインが飲まれなくなっている」と快活に話した。右翼政治家らしからぬ話しぶりに、クリヨンは「私たちの小さなワイナリーは、(絶滅危惧種のいる)動物園とか博物館みたいなものじゃないかしら」と応じた。

 視察の翌日、私はクリヨンと、彼女のブドウ畑を歩いた。カベルネ・ソービニヨンとメルロー、希少品種のプティ・ベルドを育てている。所有するブドウ畑は17ヘクタール。5人の従業員とともに、ボトル換算で年約9万本の赤ワインを生産する。視界の先には、クリヨンのシャトーと同じような小さなワイナリーがいくつもあった。

 ブドウ畑で、クリヨンは漏らした。「近年、私の手取りは月1500ユーロ(約18万円)ほどで、貯蓄を切り崩している。2012年〜14年のワインを売り切ることができなくてね。昼飯は母親のところで食べる。ここ半年、ワインの輸出市場は砂漠状態よ」

 ボルドーワインの主要生産地メドック地区には、伝統ある名産地であるがゆえの構造的問題がある。

 ボルドーワインは、1855年にできた格付けで基本的な価値が決められている。父親が1940年代に買収したクリヨンのシャトーはその枠外だ。

 クリヨンは、最高位に君臨する五大シャトーの名前を挙げ、「価格が暴騰し、1本500ユーロ(6万円弱)よ。私たちはひどいめにあっている」と怒りをぶちまけた。客に「私たちからなら、本当にいいメドックワインが12ユーロで買える」と売り込んだら、「安すぎる」と言い返されたという。

 買い手がメドック産のワインに期待するのは、品質とともに、19世紀に定められた序列に基づく名前、豪奢(ごうしゃ)なイメージなのだ。格付け枠外にいるクリヨンのような作り手は、安いこと自体が売れない理由になってしまう。一方で、スペインやイタリアなどのワインに比べれば割高で生産量も少ないから、低価格帯の市場では競争できない。

 この数年で周辺の約10のワイナリーが中国資本の傘下に入っている。「忘れられた地方」の振興を唱えるFNの主張が、クリヨンには心地よく感じられる。

1910チバQ:2017/04/23(日) 17:38:37
 FNは、特権を持たない大衆の声を政治に反映させるべきだと訴える。大統領選のスローガンは「民衆の名のもとに」。国内産業を保護する「フランス第一」が公約だ。既存の体制に守られた「エスタブリッシュメント」を攻撃し、経済のグローバル化と闘うとの主張だ。

 これまでメドック地区は、主にワイン産業の労働者の支持を背景にした社会党の地盤だった。ところが、2015年の地方選では、一部の地域でFNの得票率が5年前の3倍に伸びるなど大躍進を遂げた。

 もしFNが政権を握れば、輸出が50〜75%を占める自らの売り上げが打撃を受ける可能性があることにも気づいている、とクリヨンは言う。だが、自分の苦境に耳を傾けてくれたのは、FNであり、ほかの政党ではなかった。

 クリヨンのワイン畑で、アルジェリア系フランス人のカメル・ブラグダ(50)に出会った。同じ畑で15年間働くという熟練労働者だ。メドック地区でのFN躍進を問うと、彼の顔が曇った。「人種差別主義者は嫌いだが、(人々がFNを選ぶなら)それが民主主義だ」

    ◇

 次いで、メドック地区の中心的な町であるポイヤックを訪ねた。

 ジロンド川の川岸にある人口5千人ほどの町の名は、世界的に有名なワイナリー「シャトー・ラフィット・ロートシルト」の超高級ワインのラベルに印刷され、ワイン通には広く知られている。

 だが荘厳なシャトーの影で、足元の地元経済はぼろぼろだ。

 町の中心部の商店街は、一見、…

1911チバQ:2017/04/23(日) 17:39:01
http://www.asahi.com/articles/ASK490QLMK48UHBI02Y.html
「フランスらしさ」透ける排除 南仏1万6千人の町分断
フランス南部ボーケール=喜田尚2017年4月14日16時20分
 3月半ば、フランス南部の人口1万6千人の小都市ボーケールの旧市街にある荘厳な石造りの市庁舎を訪ねた。移民規制や「欧州連合(EU)からの主権回復」を掲げるFNが2014年の地方選挙で市長の座を射止めた全国10市のうちの一つだ。

 午前8時半、市長執務室に続く控室では、20人近い人が用意されたパイプ椅子に腰を下ろし、執務室に迎え入れられる順番を待っていた。

 月に2度、アポなしでやってくる市民一人ひとりの話に、市長のジュリアン・サンチェス(33)が直接耳を傾ける日だ。市長に話したいこと、相談したいことがある市民は、この日ならだれもが面会できる。

 満員になった控室を離れ、バルコニーでたばこを吸っていたフランシスコ・ガオナ(62)に声をかけた。賃貸に出している所有アパートの改装で、法的な問題が起きないよう市長に助言を求めに来たという。

 「サンチェス市長は間違いなく市民の近くにいる人だ」と言う。「アポなし、分け隔てなしで市長に会えるのはすばらしい。前の中道右派の市長はえこひいきがひどく、みな失望していたんだ」

 しばらくしたら、旧市街に住むアントワーヌ・ボー(64)が市長室から出てきた。子供たちが中世の要塞(ようさい)跡の石を通りに投げ下ろすため、困って市長に相談に来たという。

 「助役たちといっしょに30分もかけて話を聞いてくれたよ。要塞跡は他の自治体との共同管理だから、対応が難しいのにね。『何とかやってみましょう』と言って、その場で担当者にも電話してくれた」

 ボーさんは30年来の住民だ。「旧市街住民の7割は北アフリカの旧領土からの移民たち。彼らは全く別のコミュニティーを作っていて、街は完全に二つに分かれている」と話した。

 サンチェスは、4党が競った地方選の第2回投票で得票率40%を獲得し、圧勝した。出馬までパリのFN本部で広報の仕事に就き、ボーケールには一度も住んだことがない「落下傘候補」だった。だが、市長就任から3年、古くからの住民たちの評価は上々だ。

1912チバQ:2017/04/23(日) 17:39:15
 市庁舎を離れ、旧市街を歩いた。石畳の路地が入り組む街並みは外観こそ保たれているが、人通りは少ない。数件のケバブ屋を除き、かつて商店があったと見られる建物の1階も多くが板でふさがれている。

 ボーケールは、ローマ時代の円形競技場が残るニームや14世紀初めにローマ法王庁が置かれたアビニョンに近い。中世以来の歴史を持つ旧市街に、1980年代から変化が起きた。多くの移民がやってくるのと前後して、郊外にショッピングセンターが開店。昔ながらの商店が立ちゆかなくなって古い住民の流出が続いた。歴史的な建物は部屋ごとに分割されて低家賃で低所得者層に貸し出されるようになった。人々は「あちこちで麻薬取引が行われている」とささやく。

 サンチェスはこの旧市街の再興に力を入れる。

 新たに開店するか、店舗を拡張する商店主に最初の2年間賃貸料の30%を市が援助する制度を始めた。

 市が直接雇用する地方警察官を13人から26人に増やして治安強化もアピール。街の防犯カメラの数を飛躍的に増やした。今年はさらに40万ユーロ(4800万円)を投入して監視システムを拡大する計画だ。

 9年前から旧市街の広場で郷土料理レストランを経営する女性セシール・ギオ(55)を訪ねた。「市長は地元出身じゃないからこそ、これまでの市長と違った考え方ができるんじゃないかしら」と話す。レストランは市の新しい援助制度で店を拡張したばかり。店は、開店以来収集し続けたという絵画、小物のアンティークで美しく飾られていた。

 旧市街に近い地域にディベロッパーを入れて住宅開発するサンチェス市長の計画に期待しているという。「周辺の住民の大半は貧困ライン以下で暮らす人たちだから、レストランのお客にはならない。近くに中間所得層を呼び戻さなければ、街のにぎわいは戻らないわ」と言う。

 「自分には二つの使命がある」というのがサンチェスの持論だ。「人々のための市長であること、そしてFNがフランス全体のための解決策を持つ党であることを地方レベルで示すこと」だ。

 サンチェスの親しみやすさと熱心な仕事ぶりは誰もが否定しない。FNを厳しく批判する社会党市議、ロゼマリ・カルドナ(72)さえ、こう話す。

 「ある時、街でおばあさんが彼…

1913チバQ:2017/04/23(日) 17:39:58
http://www.asahi.com/articles/ASK4B5G4CK4BUCVL01V.html
民衆の名のもとに…エリートが集結? FN幹部の面々
パリ=高久潤2017年4月20日19時31分
 「私たちは『エリート』から政治を取り戻すためシステムと戦っている。あなたたちは民衆の声を聞かないシステムの一部だ」

 3月20日夜、フランス大統領選の主要5候補が臨んだ初めてのテレビ討論会。4月23日の第1回投票に向けて世論調査で支持率首位の座を争う右翼・国民戦線(FN)の党首マリーヌ・ルペン(48)は、他の候補者らにかみついた。

 与党・社会党や最大野党・共和党の政治エリートは民衆の声に耳を貸さないばかりか、ドイツが支配する欧州連合(EU)を動かす「ブリュッセルのエリート(EU官僚)」によってコントロールされている、と。

 だが、討論会の様子を見ていて感じた。ルペンの後ろに並ぶ党幹部や支持者は、品が良い。光沢がある高級そうなスーツをまとい、上品なネクタイに清潔感を感じさせる髪形である。

1914チバQ:2017/04/23(日) 17:40:09
 ノーネクタイやパーカにジーンズ姿の人もいる他陣営よりもエリートっぽくないか。しかもルペンが挑発的な物言いで持論を展開させても、その勢いにさおさすように大きな歓声をあげたり、テレビの視聴者を意識するような大げさな身ぶりをしたりもしない。ほとんど姿勢を崩さず、他陣営の候補者の話にもじっくりと耳を傾けているように見える。

 何だか、変だ。

     ◇

 「民衆の名のもとに」とのスローガンを掲げ、主張が「過激」と批判されるFNなのに。その党の幹部はいったい、どんな人たちの集まりなのだろう。高久潤記者がその正体を追った。

     ◇

 そもそもFNが生まれたのは1972年。マリーヌの父、ジャンマリ・ルペン(88)が設立した。ジャンマリは、第2次世界大戦時にユダヤ人を虐殺したガス室を、「歴史上のささいな出来事にすぎない」といった発言を繰り返してきた。FNは、キワモノ視される存在でもあった。11年に2代目党首に就いたマリーヌは、極端な発言を抑え、「ふつうの政党」のイメージの獲得に動く。大衆路線だ。2014年の欧州議会選挙では、得票率約25%で国内第1党にのし上がるまでになった。

 経済の低迷で高いままの失業率にあえぐ国民に、EUや既成政党という敵を明示して支持を広げた。攻撃対象は、そこに君臨するエリートたちだった。

 でも。どうも納得がいかない。

 エリートを敵視していますが、あなたたちこそ立派なエリートに見えてしかたがないのですが――。

 パリ市内のカフェで待ち合わせ…

1915チバQ:2017/04/23(日) 17:40:41
http://www.asahi.com/articles/ASK3Z7590K3ZUHBI01Y.html
「ルペンなら立て直してくれそう」 実験室と呼ばれる町
エナンボモン=青田秀樹2017年4月12日20時49分
 パリから特急TGVで1時間。フランスの北の玄関リールでローカル線に乗り換えると、緑の畑が広がる車窓に、黒いボタ山が次々と姿をみせる。

 エナンボモン市は、欧州の産業の近代化を支えた石炭の産地にある。だが、1990年ごろまでに閉山が相次いだ。今ではすっかり「貧しい地域」のイメージが定着している。

 大統領の座を目指す右翼・国民戦線(FN)の党首マリーヌ・ルペン(48)は、パリ近郊とは別に、この地にも居を構えて選挙区にしている。今では「FNの実験室」と呼ばれるほどだ。市政を握って強固な基盤を築き、直近の選挙ではFNの得票率が6割に達した。まさに金城湯池である。

 市の東の端にある住宅地を訪ねた。大型のショッピングセンターに近く、高速道路の入り口にアクセスしやすい取り付け道路に「壁」が設けられていた。

 腰までの高さの金網で囲ったカゴの中に、石が詰められている。車の出入りを塞ぐ治安対策だという。

 パティシエの仕事を退職し、余生を楽しむジェラルド・プトラン(65)が、庭の手入れを楽しんでいた。「毎週のように窃盗事件が起きていたけれど、目に見えて減った」という。FNのおかげだと感じている。

 一帯は、ボタ山を背に、トウモロコシ畑をひらいた新興の住宅地。車やパソコンなどの窃盗が続いた。どう治安を確保するか。市役所も加わった住民集会を経て壁が設けられた。「(分断を生む)ベルリンの壁だなんて批判も聞いたけど、まったく違う」

 住宅地を通り抜ける車が減り、安全になったのもうれしい。街灯が壊れた時には、市中心部のマルシェ(市場)に設けられた役所の要望窓口に訴えたら、すぐ直してくれた。居室の面積などにあわせて課される住宅税の引き下げもありがたい。

 プトランは過去の大統領選で、サルコジやオランドなど左右の既存政党の候補に投票してきた。だが今回は違う。少なくとも第1回投票(4月23日)ではルペンに入れるという。「決選投票でも相手しだいではルペンだよ」

1916チバQ:2017/04/23(日) 17:40:54
 粗暴な若者や、窃盗などの犯罪への対応は、郊外でも都市部でも大きな課題だ。市は警察官を増員し、パトロールの頻度を上げた。「フランスに秩序を」と訴えるFNは、エナンボモンで市民の心をつかんでいる。

 立役者は市長のスティーブ・ブリオワ(44)。公金流用が問題になった社会党市政を破った。「縁故主義がはびこり、市民を顧みない」などと評された前任者と異なり、積極的に町に出て住民の声を聞く。

 市役所から歩いて10分ほど。高度成長期の日本で建てられたのとよく似た箱形のアパートが、低所得層向けの住宅団地に並ぶ。

 平日の午後にもかかわらず、中庭でサッカーに興じる若者たちがいた。失業中のスティーブ・グラシア(25)も、そんな1人だ。

 職業系の高校に通い、金属加工の訓練を受けた。見習いで勤めた会社は傾き、その後は、短期雇用の仕事を渡り歩いた。工事現場の闇雇用でも働いたが、いまは仕事がない。

 「ここでサッカーがやれるからこそ生きているようなもんだよ」

 かつては、石ころだらけだった広場に人工芝が敷かれた。小さな子どもたちやお年寄りに迷惑がかからないようフェンスやネットも備える。グラシアは、「まったく何もしてくれなかった前の市長とは違う」とFN市政を持ち上げる。

 ジャージー姿の仲間は「政治なんて関係ねえ。選挙なんて行かねえ」とはやしたてるが、グラシアは、こう感じている。「ルペンならフランスを立て直してくれるのでは。仕事が見つかるかも」

 同じ団地に住む女性(24)は、今回の選挙で初めて投票に行くつもりだ。両親と同じFNに投票すると決めている。

 結婚の約束をした彼氏も自分も、仕事は派遣だ。9・73ユーロ(約1150円)の時給は悪くないけれど、契約は週単位。週末ごとに業者から電話がかかり、仕事が続けられるかどうかが決まる。不安定な暮らしだ。「FNなら何かを変えてくれそうな気がするんです」

 エナンボモン周辺の失業率は15・5%と全国平均より5ポイントあまり高い(16年7〜9月期)。市政への評価がルペン大統領への期待に姿を変える。

 FNは公約に「フランス第一」を掲げる。移民社会には冷たい。それでもルペンをあしからず思う人もいる。アルジェリアからの移民2世、ファリーダ・レズカラ(49)が、そうだ。

 週3日オープンする格安スーパー「エピスリー・ソリデール」に勤める。建物は市から提供を受けた映画館跡。カルフールなどの大手流通業者が寄付する食品や日用雑貨を市価の8割引きで売る店だ。

 FN市政になってからは、対応が違うという。市長が様子を見に来てくれた。雨漏りをすぐに修理してくれた。暖房があって働きやすい倉庫跡への転居を提案してくれた――。

 「差別はいつの時代もある。FNがとりたてて差別主義だとは思わない」。むしろ、通貨をユーロから仏フランに戻したり、購買力向上のために現金を給付したりする政策に魅力を感じている。給料は月800ユーロ(約9万3000円)足らず。片親世帯で2女を育ててきた。中学生の娘の研修旅行の代金を出すのもやっとだ。現金給付はありがたい。

 ラジオが伝えたニュースで、退職者への政策でルペンがフランス人を優先する方針だと聞いた。納得できなかった。フランス国籍をとったファリーダと違い、父親はアルジェリア国籍。それでもフランス人と同じように働き、同じように年金を積み立ててきたからだ。

 それでも、「決めたわけじゃな…

1917チバQ:2017/04/23(日) 17:41:14
http://www.asahi.com/articles/ASK487J47K48UHBI02D.html
「もう一つの顔」ルペン氏めい、次のリーダーか孤立か
フランス南部アビニョン=喜田尚2017年4月18日05時07分
 第1回投票が23日に迫ったフランス大統領選。首位を競う勢いのマリーヌ・ルペン氏(48)が党首を務めるのが、右翼・国民戦線(FN)だ。党の路線をソフト化したルペン氏には、後を追うように政界入りしためいがいる。マリオン・マレシャルルペン氏(27)。彼女は、党本来の攻撃的な姿勢を体現した「FNのもう一つの顔」だ。

   ◆

 3月16日の夕刻、フランス南部の古都アビニョンから東へ20キロ、人口約8千の街ルトールの公民館に約300人の住民が集まった。

 壇上には、右翼政党「国民戦線」(FN)の若手女性国民議会(下院)議員、マリオン・マレシャルルペン(27)がいた。

 「この選挙戦、みなさんはもうヘルメットをかぶる用意をされたことでしょう。国民戦線に対する攻撃は激しく、とどまるところを知りません。でもわれわれが攻撃されるのは、われわれが正しいからなんです」

 「極左やイスラム過激派が市役所や学校でのクリスマスの飾りつけを邪魔することは、もう許しません。我々は、これらフランスの敵たちに容赦ない戦いを仕掛けます」

 ダブルの銀ボタンが付いた白のジャケットに白いインナー。ブロンドの髪をなびかせ、ときおり激しい言葉を紡ぎ出す。その度、会場は拍手で沸いた。壁際に、席に座りきれない立ち見の人々が並んだ。

 マリオンの母方の祖父は、FNの創設者ジャンマリ・ルペン(88)。現党首のマリーヌ・ルペン(48)は伯母だ。父は1990年代のFN青年運動のリーダー。名字が「マレシャルルペン」と長いのは、両親の姓を組み合わせているからだ。

 2012年、すでに党首を退いていたジャンマリに説得されて南部の選挙区から国民議会議員に出馬。フランス第5共和制で史上最年少の22歳で当選した。当時はその若さと容姿から「FNのバービー人形」ともからかわれた。だが、やがて政治家としてカリスマ性を発揮、次世代のリーダーと目されるようになった。

 「ポピュリスト」と呼ばれる党首マリーヌ・ルペンが「普通の人々」に支持を広げるFNの大衆性を体現する顔なら、マリオンは右翼政党としての保守性、攻撃性を代表するもう一つの顔だ。

 南仏ニースの海岸で86人が犠牲になった昨年7月のトラック突入事件。マリオンは直後に、フランス社会への同化を拒む移民家族出身の人々を「ペーパー・フランス人」(国籍上だけのフランス人)と呼んだ。

 ユーチューブへの投稿ビデオでは「もはや(追悼の)ろうそくや、沈黙の行進のときではない。我々がイスラム主義を殺さないかぎり、イスラム主義が我々を何度も何度も殺すのだ」と訴えた。

 その後、北西部ルーアン近郊で教会が襲撃され高齢の司祭が殺害されると、ツイッターで軍の予備役に志願すると表明。「すべての若い愛国者」に同じ行動をとるよう訴えた。

 FNでは伯母の党首ルペンに続…

1918チバQ:2017/04/23(日) 17:41:39
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170423k0000m030114000c.html
<ドイツ>新興右派、対立激化 党大会、戦略方針採択できず
00:57毎日新聞

<ドイツ>新興右派、対立激化 党大会、戦略方針採択できず
ドイツのための選択肢(AfD)の党内対立
(毎日新聞)
 【ベルリン中西啓介】ドイツの新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)の党大会が22日、ドイツ西部ケルンで2日間の日程で始まった。9月の総選挙で国政初進出を目指すAfDだが、「現実路線」を取ろうとするペトリ共同党首と、右傾化を強める保守派の対立が激化。党大会初日は、ペトリ氏提案の戦略方針の動議が採択されず、保守派による党支配を印象付けた。支持者離れを招き、党勢失速につながる可能性も出ている。

 ペトリ氏は今年1月、仏極右・国民戦線のマリーヌ・ルペン党首らと西部コブレンツで開かれた反欧州連合(EU)会合に参加。右派ポピュリズム(大衆迎合主義)のドイツの顔としての知名度を確立した。極右色を抑制するルペン氏同様、ペトリ氏も将来の与党入りを視野に入れて現実路線を目指してきた。

 一方、党最右翼のビヨルン・ヘッケ・テューリンゲン州議会AfD会派代表の発言をきっかけに党内の路線対立が浮き彫りになった。ヘッケ氏は1月、ベルリンにあるナチスのホロコースト(ユダヤ人大虐殺)記念碑を「恥辱の記念碑」と呼び、歴史教育の転換を主張。ペトリ氏はヘッケ氏を「ナチの同類」として除名を要求したが、保守派のガウラント副党首らが擁護に回った。

 総選挙に向けペトリ氏は当初、「党の顔」となる単独の筆頭候補になることを目指した。だが、複数の筆頭候補の選出を訴える保守派に押し切られ断念。22日の党大会でも提案した動議が採択されず、ペトリ氏は「党は間違いを犯した」と落胆した。今後はガウラント氏を中心とした保守陣営が選対を率いていくとみられている。

 ヘッケ氏を除名できないAfDに有権者の間では極右化への懸念が拡大。世論調査では、昨年末12%あった支持率が4月、8%に下落した。政治学者のハーヨー・フンケ氏は「強力な保守派に反対する勢力も依然強く、党分裂の様相を見せている」と指摘している。

1919チバQ:2017/04/23(日) 17:42:02
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170423k0000m030111000c.html
<仏大統領選>世論「雇用」を最重視 テロ受け「治安」も
00:46毎日新聞

<仏大統領選>世論「雇用」を最重視 テロ受け「治安」も
テロ事件が起きたパリ市内を警戒する警官=22日、AP
(毎日新聞)
 【パリ賀有勇】主要4候補が小差で激しく争うフランス大統領選は23日に第1回投票を迎える。国内問題では雇用対策に有権者の最大の関心が集まる一方、パリで警察官が射殺された20日のテロ事件を受け、各候補の治安対策や移民問題への姿勢が結果を左右する可能性もある。

 第1回投票は中道の独立系候補、マクロン前経済相(39)と極右政党・国民戦線のルペン党首(48)の2人を、中道右派・共和党のフィヨン元首相(63)と急進左派・左翼党のメランション元共同党首(65)が追う構図となっている。

 3月下旬に行われた世論調査によると、有権者が最重要視するのは雇用対策だ。フランスの失業率は、欧州連合(EU)加盟国平均の8%よりも高い約10%。オランド大統領は景気回復と失業率改善に失敗し、再選出馬断念に追い込まれた。このため、各候補とも景気・雇用対策に力を入れる。

 マクロン氏は計600億ユーロ(約7兆円)の歳出削減をする一方で、エネルギーやインフラなどへの投資を加速させる構造改革のほか、法人税率の約8%引き下げや週35時間労働制の緩和など、企業活動の活性化を促す。フィヨン氏も週35時間労働制の廃止や定年退職年齢の62歳から65歳への引き上げ、失業給付金の削減による再就職の促進などを訴える。

 ルペン氏は法人税率の引き下げに加え、輸入品への課税を通じて国内企業の活性化を図るほか、フランス人の雇用を守るために外国人の雇用への課税も掲げる。メランション氏は、企業の従業員解雇を制限するほか、富裕層の所得税を大幅に増税する一方で、最低賃金の増額など、労働者寄りの立場を取る。

 一方、同じ世論調査で治安対策は重視する政策の4番目だったが、パリで起きた20日のテロを受けて注目度が上がっている。

 2015年のパリ同時多発テロでは容疑者の一部が難民を偽装して入国し、昨年起きた南仏ニースのトラック暴走テロの実行犯もニースに住むチュニジア人だった。候補者の中でもルペン氏とフィヨン氏は、治安要員の増員やテロに関与した二重国籍者の仏国籍剥奪などの治安対策の強化や移民の制限を訴えてきた。

 選挙戦をリードしてきたルペン氏は終盤で勢いが鈍化し、フィヨン氏も妻らの不正給与疑惑への批判で支持率を下げ3番手にとどまっているものの、治安・テロ対策への関心が高まることが両氏にとって追い風となる可能性もある。

1920チバQ:2017/04/23(日) 17:45:55
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170423X028.html
4候補、歴史的接戦=第1回投票実施―仏大統領選
15:20時事通信

 【パリ時事】フランスで23日、オランド大統領の任期満了に伴う大統領選の第1回投票が実施された。中道系独立候補マクロン前経済相(39)と極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首(48)が首位を争い、他の2候補がわずかな差で追う歴史的な接戦となった。22日に投票が行われた海外分も含めて即日開票され、23日深夜(日本時間24日午前)にも大勢が判明する見通し。

 大統領選には計11候補が出馬した。21日に仏紙レゼコーが発表した世論調査結果ではマクロン氏が23%、ルペン氏が22%の支持を得てリード。右派野党・共和党のフィヨン元首相(63)が21%、急進左派・左翼党のメランション元共同党首(65)が18%で猛追している。

1921チバQ:2017/04/23(日) 17:46:39
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170423k0000m030094000c.html
<仏大統領選>対EUが焦点 きょう第1回投票、4候補激戦
00:08毎日新聞

<仏大統領選>対EUが焦点 きょう第1回投票、4候補激戦
フランス大統領選の主な候補者の政治的立場
(毎日新聞)
 【パリ賀有勇】フランス大統領選は23日、第1回投票が行われる。欧州連合(EU)からの離脱や反移民を掲げる極右政党・国民戦線のマリーヌ・ルペン党首(48)、親EUの独立系候補のエマニュエル・マクロン前経済相(39)ら11候補が出馬。トランプ米大統領の誕生やEU離脱を決めた英国民投票など、世界で内向き志向が強まるなか、雇用問題や社会保障政策に加え、フランスがEUとどう向き合うのかが大きな争点となっている。投票は23日午前8時(日本時間23日午後3時)に始まり即日開票される。大勢判明は24日未明(日本時間24日朝)の見通し。

 21日公表の調査会社フランス世論研究所(IFOP)の世論調査によると、第1回投票の支持率は、中道のマクロン氏が24.5%▽ルペン氏が22.5%▽中道右派候補で共和党のフランソワ・フィヨン元首相(63)が19.5%▽急進左派で左翼党のジャンリュック・メランション元共同党首(65)が18.5%--と4候補が小差で競り合う。左派候補で社会党のブノワ・アモン前教育相(49)は7%と低迷している。

 自国第一を主張するルペン氏はEU離脱を問う国民投票の実施を掲げるなどEU批判の急先鋒(せんぽう)に立つ。メランション氏もEUとの権限交渉の結果次第では離脱を問う国民投票の実施も辞さない構えだ。

 親EUのマクロン氏は「結束した欧州を」と欧州の統合推進を訴える。フィヨン氏は親EUだが、ルペン氏と同様にロシアとの関係改善に前向きな立場を示し、ウクライナ問題に絡む制裁でロシアと対立する他のEU加盟国との間で足並みが乱れる可能性がある。

 第1回投票で有効投票数の過半数を得票する候補がいない場合、上位2人が5月7日の決選投票に進む。1965年以降の全ての大統領選が決選に持ち込まれており、今回も決選になるとみられる。社会党と共和党の2大政党が対決する伝統的な構図は崩れ、誰が決選投票に進むか予断を許さない展開だ。

 反EUのルペン氏とメランション氏が決選投票に進出することになれば、フランスのEU離脱が現実味を帯びることになる。大統領選は今後のEUを分断に導く可能性を秘めている。

1922チバQ:2017/04/23(日) 18:05:18
https://mainichi.jp/articles/20170423/k00/00e/030/139000c
英国

メイ首相の保守党、圧勝の勢い 下院選3紙調査

毎日新聞2017年4月23日 11時02分(最終更新 4月23日 12時04分)
23日付の英3紙は、6月8日投票の英下院(定数650)選挙に関する世論調査結果を掲載し、支持率はメイ首相率いる与党保守党が45〜50%、野党第1党の労働党は25〜26%で、保守党が圧勝の勢いだと報じた。

 サンデー・ミラー紙の調査では、保守党50%、労働党25%と2倍の差が開いた。英国で一つの政党の支持率が50%を超えるのは2002年以来15年ぶり。保守党では1991年1月以来という。

 サンデー・タイムズ紙の調査では、保守党48%、労働党25%。

 一方、オブザーバー紙掲載の調査では、保守党45%、労働党26%だった。(共同)



ニュースサイトで読む: https://mainichi.jp/articles/20170423/k00/00e/030/139000c#csidx35153fc324ecd2182412eccdeeedfcc
Copyright 毎日新聞

1923チバQ:2017/04/23(日) 18:19:26
http://www.sankei.com/world/news/170420/wor1704200043-n1.html
2017.4.20 17:58

オズボーン前英財務相が政界引退 インフラ銀に率先加盟で「英中蜜月」主導

反応 プッシュ通知

反応


オズボーン英前財務相(AP)
オズボーン英前財務相(AP)

 【ロンドン=岡部伸】英国のオズボーン前財務相は19日、編集長を務めている英夕刊紙イブニング・スタンダードで、次期下院選には立候補せず、政界を引退すると発表した。

 オズボーン氏はキャメロン前政権で財務相を務め、中国との経済関係強化を進め、アジアインフラ投資銀行(AIIB)に先進国で最初に加盟するなど英中蜜月を主導し、キャメロン氏の後継者として次期首相の最有力候補と目された。

 昨年6月の国民投票では、欧州連合(EU)残留派の指導者として活動したが、離脱派が勝利後に就任したメイ首相と対立し、メイ政権誕生で失脚。下院議員を務めながらロシア人オーナーの要請を受けて同紙編集長に就任していた。

1924チバQ:2017/04/23(日) 18:20:03
http://www.sankei.com/world/news/170420/wor1704200009-n1.html
017.4.20 07:57
【フランスの選択 2017大統領選(上)】
テロで家を失い、嫌われ者だった少女マリーヌ・ルペンは「反移民・EU」の党を率いて支持率トップに

 エッフェル塔を見晴らすパリ市内の静かなアパート。この場所で41年前に起きた爆破テロが、一人のフランス政治家を生む契機となった。

 反移民、反欧州連合(EU)を掲げる「国民戦線」党首のマリーヌ・ルペン(48)。8歳の時、父を狙って何者かが仕掛けた爆弾が炸裂(さくれつ)し、自宅が吹き飛んだ。父、ジャンマリ・ルペンは同党の初代党首だった。「極右」と白眼視され、世間は家族にも冷たかった。寝間着姿で茫然(ぼうぜん)と立ちつくす少女に手を貸す人はなく、警察の捜査はおざなりだった。

 「この時の怒りが私の原点だ」。2006年出版の回想録でこう語る。

 嫌われ者だった少女が今、フランス初の女性大統領の座に大きく近づいている。23日の大統領選第1回投票を前に、マリーヌは支持率でトップを走る。

 「過酷なグローバル化に立ち向かうため、団結しよう」。17日、パリの集会に真っ赤なスーツ姿で登場し、支持者約5千人に力強く訴えた。かつてのマリーヌと同じ、体制に怒る人たちだ。会場は三色旗であふれ、「勝つぞ、勝つぞ」のかけ声が響き渡った。

「政府は大企業の利益しか考えない。若者とフランスを守ってくれるのはマリーヌだけだ」。会社員男性、フルケ・ドルケル(20)はこう強調した。

 フランスは過去約30年間、失業率が8%超に高止まりし、昨年も10%を超している。高い労働コストを嫌う企業の外国流出が止まらず、ドイツ(4%)、英国(5%)との格差が開く一方だ。25歳未満では4人に1人が失業者。EUへの支持率は昨年、38%に下落し、国民戦線はオランド政権に失望した労働者層を引き寄せた。

 不満の受け皿となったのは、マリーヌが進めたソフト化路線の成果だ。11年、父の後継者として2代目党首となって以降、「脱・悪魔化」と呼ばれるイメージ戦略で、「異端」政党から大衆政党への脱皮を図った。元副党首で欧州議員のブリュノ・ゴルニシュ(67)は「彼女は万年野党から『政権を担える政党』へと有権者の印象を変えるため、父親まで切り捨てた」と話す。

1925チバQ:2017/04/23(日) 18:20:23
■「脱・悪魔化」打ち破れぬ壁 国民に根付く「民主主義=戦後の共和制」

 「国民戦線」は1972年に創設された。結党に加わったのは、第二次大戦中にフランスを占領したナチス・ドイツと結託した対独協力政権の残党や、植民地独立に反対した白人至上主義者、それに反共主義者たち。ジャンマリ・ルペンは大戦中、漁師の父を亡くした戦争孤児で、旧植民地アルジェリアに従軍後、下院議員になった。炎をかたどった党のシンボルは、イタリアの独裁者、ムソリーニのシンパ団体のマークに由来する。

 ジャンマリは「対独協力政権は許されてよい」「ユダヤ人虐殺は歴史の些細(ささい)な出来事」と発言し、「人種差別主義者」「歴史を歪曲(わいきょく)するファシスト」と嫌われた。憎悪はマリーヌら3人の娘にもおよび、学校で教員にいじめられた。2番目の姉は登校拒否になった。

 父親のあとを追って、政界入りしたのは末娘のマリーヌだけだ。大学を出て弁護士となり、少年事件を担った。党の法務責任者を経て党首に就任。「脱・悪魔化」を使命にした。

 モヒカン頭でこわもてのネオナチを集会から締め出し、側近に元高級官僚を起用。地方選で候補の半数を女性にした。ユダヤ人団体に「私たちを恐れないで」と訴え、父親を党指導部から追放した。「われわれは右でも左でもない」と訴え、保革二大政党制を打ち破る新勢力だとアピールした。

 だが、人気上昇の一方、「人種差別政党」というレッテルから逃れられない。世論調査では58%が「国民戦線は民主主義を脅かす」と答えた。ユダヤ系ジャーナリストのギイ・シボンは「国民戦線の勝利を阻止できるなら、誰にでも投票する。彼らは単なる移民嫌いのポピュリストではない。上っ面を変えても、党を支える危険な人間は同じ」と嫌悪感を隠さない。

 マリーヌは、米国でドナルド・トランプ大統領を誕生させた反エスタブリッシュメント(支配階層)の“風”に乗ろうとするものの、トランプの反応は冷たい。米大統領選後、ニューヨークのトランプタワーを訪れたマリーヌに会おうともしなかった。

 戦後のフランスは、対独協力政権から、ドゴール将軍を中心にした共和制に生まれ変わった。国民は「民主主義=戦後の共和制」をずっと教え込まれ、暗い過去を引きずる国民戦線は保革両翼から忌み嫌われた。マリーヌは、いまなお、この戦後の幻影を打ち破れないようにみえる。=敬称略

                  


 仏大統領選の第1回投票はルペン氏がどこまで得票を伸ばすかが焦点だ。独立系候補も伸長し、保革二大政党制は危機に直面する。有力候補の背景から、転換期を迎えた仏政治のいまを追った。(パリ 三井美奈)

1926チバQ:2017/04/23(日) 18:21:14
http://www.sankei.com/world/news/170421/wor1704210008-n1.html
2017.4.21 07:38
【フランスの選択 2017大統領選(中)】
前経済相エマニュエル・マクロン 極右政権を阻む盾 官僚出身エリートで「無難」
「私は大統領になる準備ができている」。フランス大統領選を前に17日、有力候補の前経済相エマニュエル・マクロンはパリの大集会で約2万人の支持者を前に言い切った。

 わずか39歳。しかも、今回が生涯で初の選挙戦というのに、弁舌に動じるところはない。「彼は威張ることに慣れている」と、ライバル政治家も脱帽する。

 こんな人物を生んだのが、国内随一のエリート学校「国立行政学院(ENA)」だ。1945年、高級官僚育成を目的に設立され、現在は仏東部の古都ストラスブールにある。これまでに大統領3人、首相7人を輩出した。

                


 何が違うのか。教室をのぞくと、「みんな顔をあげろ。それでは新聞記者になめられるぞ」という教員の叱責が聞こえた。現役の舞台監督が教える「演説法」の授業。指導者にふさわしい堂々とした身ぶり、話し方を伝授していた。

 学生は「閣僚への政策メモを作成せよ」「6時間で政令を起案しろ」などの実務課題をこなし、大使館に外交官として赴任する研修もある。ENAに留学したことがある日本人外交官は「指導者としての自覚をたたき込まれ、学生は若くからカリスマ性を身に付ける」と話す。

 ENAの新入生は毎年わずか約80人。1年10カ月の在学中、学生には毎月約1500ユーロ(17万円)の給料が支給され、成績順に入省先が決まる。自治体ならいきなり、副知事級だ。マクロンは10番以内に入る秀才で、国の財政監察を担う会計検査院に入った。

 卒業生は官界から政界、経済界に進み、学閥を広げる。マクロンの同期は国鉄幹部、サルコジ前政権の閣僚官房長など、30代で枢要な地位を占めた人ぞろい。その中の一人で下院議員のジュリアン・オベール(38)は「学生はみんな保革の派閥グループに分かれていたが、マクロンはどこにも属さず、人脈を広げる天才だった」と話す。

                   


 マクロンは官界を4年で去り、ロスチャイルド系投資銀行に勤務。円換算で1兆円以上の買収をまとめた。フィガロ紙によると、オランド大統領と親しくなったのは2010年。ENAの先輩で会計検査院の元上司が主催した食事会がきっかけだった。12年の政権発足に伴って大統領府のスタッフとなり、14年には経済相に。2年間の在任中、商店の日曜営業拡大や路線バスの開設自由化など、目玉政策である規制緩和を担った。

 昨年4月に「前進」という政治運動を旗揚げし、閣僚を辞任。大統領選に立候補した。当初は泡沫(ほうまつ)扱いだったが、オランドの大統領再選断念後、社会党左派が公認候補になったことで、マクロンが中道を代表する候補として浮上した。

 パリ政治学院政治研究所の研究員リュック・ルバンは「保守の富裕層、高齢者層にも『ENA卒なら現状を大きく変えない』という安心感がある。国民に政治腐敗への失望が広がり、『官僚出身エリートのほうが無難』というムードになった」と分析する。

 ENA卒業生の政界支配は常に批判を浴びてきた。マクロンは記者たちに「またENA卒か」と揶揄(やゆ)されたが、「能力主義のどこが悪い」と意に介さない。

 政策は「欧州連合(EU)重視」「投資拡大と雇用促進」などオランド政権の踏襲。裏を返せば「現状維持」で新味に欠ける。この人物が、極右政権の誕生を阻む盾として欧州中の期待を一身に集めている。=敬称略(パリ 三井美奈)

1927チバQ:2017/04/23(日) 18:21:45
http://www.sankei.com/world/news/170423/wor1704230013-n1.html
2017.4.23 11:00
【フランスの選択 2017大統領選(下)】
元首相フランソワ・フィヨン 失速の陰に政治腐敗 公金流用追及に恨み節も

「なぜ私だけ狙われたのでしょう? これは陰謀だ」。保守系野党、共和党候補で、当初は大統領選の大本命とみられていた元首相フランソワ・フィヨン(63)。主婦の妻、大学生だった娘、息子の3人を議員助手として雇用し、円換算で約1億円を支払って3月、公金横領捜査の容疑者となった。

 フィヨンの恨み節の根底には、「誰でもやっていることなのに」という思いがある。国会議員の6人に1人が家族をスタッフとして雇っているからだ。家族雇用は違法ではないが、実態があるのか否かが疑わしいケースがあった。

 フィヨンに続いて、オランド政権の内相ブリュノ・ルルーも娘2人を高校生の時から7年間、夏休みの度に「議員助手」として雇い、給料として計5万ユーロ(約600万円)以上を議会予算で払っていたことが発覚、辞任に追い込まれた。

 相次ぐ腐敗の温床は、先進国で突出した公金天国ぶりにある。国内総生産(GDP)に占める公共支出の割合は57%で経済協力開発機構(OECD)加盟国中、最も高い。公務員は約550万人で就労者の5人に1人、国鉄など公共機関を含めれば4人に1人の割合になる。北欧の福祉大国を上回る「大きな政府」でありながら、情報開示は遅れている。

 腐敗の実態について、実体験を基に著書やブログで生々しく告発するのが、地方公務員のオレリー・ブレ(37)。「議員が家族や知人をいきなり役所の局長にしたり、『委託コンサルタント』として送り込んできたりするのはザラです」と憤る。

 南西部ボルドーに住むブレは地域圏交通局の課長。ある新事業で、地元議員が「息子の知人」という若者を委託業者とするようねじ込んできた。なんの実績もないのに、報酬は年間2万ユーロ。しかも、裏口座への振り込みを指定し、申告逃れの意図が見え見えで、縁故採用のみか裏金作りも要求する厚かましさだった。「税金の完全なムダ遣い。それでも上司は『仕方がない』と言うだけでした」

 フランスでは、大統領の汚職すら「伝統」である。ジャック・シラク(在任1995〜2007年)は退任後、1990年代のパリ市長時代の公金横領罪により有罪判決を受け、ニコラ・サルコジ(同2007〜12年)は任期中の職権乱用容疑で身柄拘束された。

 フィヨンが昨年秋、共和党の公認候補になったのは、ライバルだったサルコジと元首相アラン・ジュペが共に汚職捜査を受けたのをやり玉にあげ、「私だけが潔白」と訴えて支持されたからだ。公認を獲得後、財政再建を掲げて「公務員50万人削減」を公約した直後に、自ら公金をむさぼっていた疑惑が発覚。保守層の幻滅を招き、支持率が急落した。極右「国民戦線」党首のマリーヌ・ルペンも、自分のボディーガードを欧州議会の議員助手として架空雇用した疑惑で捜査を受けている。

 今年1月の世論調査で、「国会議員は腐敗している」と答えた人は77%。政治不信の蔓延で、反エスタブリッシュメント(支配階層)のうねりは、かつてないほど高まっている。=敬称略(パリ 三井美奈)

1928チバQ:2017/04/23(日) 23:47:40
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170424k0000m030100000c.html
<独AfD党大会>右傾化路線にかじ 保守派重鎮が筆頭候補
22:02毎日新聞

 【ベルリン中西啓介】ドイツ西部ケルンで2日間の日程で開かれた新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)の党大会は23日、9月の連邦議会総選挙を率いる筆頭候補に保守派の重鎮ガウラント副党首と経済学者のアリス・バイデル氏を選出した。前日の党大会では「党の顔」であるペトリ共同党首が提案した中道寄りの「現実路線」政策の採択が見送られており、AfDは右傾化路線を強化し、国政初進出を目指すとみられる。

 ドイツでは各政党が総選挙の顔になる、単独または複数の筆頭候補を選び、選挙戦を本格化させるのが一般的だ。筆頭候補に選ばれたガウラント氏は反ペトリ氏の象徴的存在で、党内最大派閥である保守派からの支持が厚い。ただ、76歳と高齢なことや、ナチ擁護ととれる極右的発言をした地方議員を支持したため、党の分裂を懸念する声も出ていた。

 複数の筆頭候補にし、38歳と若く、経済問題の論客として知られるバイデル氏を加えることで、女性票や中道路線を求める支持者をつなぎ留める狙いがあるとみられる。バイデル氏はAfD設立に中心的役割を果たした欧州連合(EU)によるギリシャ支援に反対する反欧州統一通貨ユーロ派の主要メンバーだ。

 ペトリ氏は、仏極右・国民戦線のマリーヌ・ルペン党首と反EU路線で連携を模索。AfDの極右色を薄め、将来的に連立与党入りを目指す方針を提案していた。初の国政進出を目指すAfDにとって、右派ポピュリズム(大衆迎合主義)を強める戦略が明確化された党大会は、重要な転換点になりそうだ。

1929とはずがたり:2017/04/24(月) 08:21:49
順当な結果に先ずは一安心。流石にルペンにはならんだろ。。と,安心すると今回も足許掬われるんやろか???

仏大統領選、マクロン氏とルペン氏が決選投票へ
http://www.yomiuri.co.jp/world/20170424-OYT1T50039.html?from=y10
2017年04月24日 04時02分

 【パリ=三好益史】フランス大統領選は23日、第1回投票が行われた。

 即日開票の結果、無所属のエマニュエル・マクロン前経済相(39)と極右・国民戦線のマリーヌ・ルペン党首(48)が5月7日の決選投票に進出することが確実になった。仏公共放送など仏メディアが一斉に報じた。

 出口調査の結果などから仏公共放送はマクロン氏が23・7%、ルペン氏が21・7%の得票率となる見通しを伝えた。一方、最大野党・共和党のフランソワ・フィヨン元首相(63)と急進左派で左翼党のジャンリュック・メランション氏(65)はいずれも19・5%にとどまる。

 マクロン氏は欧州連合(EU)を重視する立場である一方、ルペン氏はEU離脱を目指しており、決選投票ではEUに対する姿勢が最大の争点となる見通しだ。

1930とはずがたり:2017/04/24(月) 10:47:09
メイめ,勝った気でいるな。

<英下院選挙>メイ首相テレビ討論に不参加 各党が批判
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170420k0000e030220000c.html
11:12毎日新聞

 【ロンドン矢野純一】6月に行われる英下院総選挙に向けて各党の党首が早くも舌戦を展開する中、英BBCラジオに19日朝に出演したメイ首相は、各党党首によるテレビ討論には出席しないと発言した。各候補者から「逃げている」などと批判にさらされている。

 メイ氏はテレビ討論に参加しない理由について、「選挙運動とは家の扉をノックして、有権者と会うことだと考えている」と説明。19日午後に行われた下院の答弁では「下院で議員の質問に直接、答えている」と述べた。

 一方、労働党のコービン党首は「議論をしよう。(テレビ討論は)英国民が求めているもので、民主主義が必要としている」と呼びかけた。自由民主党のファロン党首は「テレビ討論会では、(壇上に)空いているイスを置くべきだ。メイ氏は国民を軽視している」と批判した。

 各党首によるテレビ討論は2010年から始まった。当時、知名度が低かった自由民主党のクレッグ党首(当時)の評価が高まり、同党も支持率を伸ばして、総選挙後には保守党と連立政権を組んだ。

 BBCによると、15年の総選挙では38%の有権者が投票行動に影響を受けたと答えている。メイ氏の不参加について、英メディアは「自らを危うくする」と指摘している。

1931とはずがたり:2017/04/24(月) 11:41:52
<仏大統領選>マクロン氏、ルペン氏決選へ EU・移民問う
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170424k0000e030180000c.html
10:50毎日新聞

 【パリ賀有勇、エナンボーモン(フランス北部)八田浩輔】フランス大統領選の第1回投票が23日に行われ、即日開票の結果、欧州連合(EU)との協調を訴える中道・独立系のエマニュエル・マクロン前経済相(39)が首位、EU離脱や「反移民」を掲げる極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首(48)が2位となった。暫定投票率は78.27%。いずれも過半数に届かなかったため、両氏による決選投票が5月7日に行われる。EUの命運を左右する選択となる。

 ◇2大政党の候補者、決選投票に進めず

 11人が立候補した大統領選は、社会党と共和党の2大政党の候補者が初めて決選投票に進めない事態となり、政治体制「第5共和政」が始まった1958年以来続いてきた保革2大勢力の対立構図が崩れた。

 マクロン氏は23日夜、パリで「フランスと欧州に希望をもたらす」と決選投票に向けての意気込みを語った。ルペン氏は北部エナンボーモンで支持者を前に「国民をエリゼ宮(大統領府)に連れて行く最初の一歩となった。歴史的な結果だ」と述べた。

 マクロン氏は「右でも左でもない」と訴えて政党色を排し、これまで政権を担ってきた既存政党に不満を抱える有権者の取り込みに成功。ルペン氏は、自由貿易や移民に矛先を向けるなど、トランプ米大統領や英国のEU離脱決定をほうふつとさせる訴えを繰り返し、失業者や低賃金にあえぐ労働者など、左派の支持層にも浸透した。

 マクロン氏が開かれた欧州の統合推進を訴え、移民の受け入れにも寛容な姿勢を示す一方、ルペン氏はEU離脱を問う国民投票の実施のほか、移民の家族の呼び寄せの禁止や仏国籍付与の条件見直しなどの強硬姿勢を示し、両氏の対立構図は明瞭だ。

 決選投票では、第1回投票で敗れた候補者らの票をどれだけ集められるかが焦点となる。23日夜には、敗れた中道右派で共和党のフランソワ・フィヨン元首相(63)と左派候補で社会党のブノワ・アモン前教育相(49)が、マクロン氏支持を表明し、ルペン氏は苦戦が予想される。

 調査会社イプソスが23日に公表した決選投票の支持率世論調査では、マクロン氏が62%、ルペン氏が38%。FNを巡っては、2002年の大統領選の決選投票で、有権者が「反極右」で結集し、ルペン氏の父でFN創設者のジャンマリ氏が大敗した経緯がある。

 ◇決選投票に進む候補者の略歴

◇エマニュエル・マクロン氏

 1977年12月21日、北部アミアン生まれ。エリートを養成する国立行政学院を卒業。会計検査官、大手投資銀行勤務を経て、2012年に大統領府入り。14?16年に経済相。16年春に市民運動「前進」を設立した。

◇マリーヌ・ルペン氏

 1968年8月5日、パリ西郊ヌイイ生まれ。極右「国民戦線」創始者で前党首のジャンマリ・ルペン氏の三女。パリ第2大卒業。弁護士を経て、欧州議会議員。2011年に2代目党首に。

◇仏大統領選第1回投票の開票結果◇

主な候補者の得票率

マクロン氏   23.9%

ルペン氏    21.4%

フィヨン氏   19.9%

メランション氏 19.5%

アモン氏     6.3%

(開票率96%現在、小数第2位以下切り捨て)

※仏内務省発表

1932チバQ:2017/04/24(月) 18:07:40
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1704240027.html
【仏大統領選】オランダ極右は「ルペン大統領に期待」独EUからマクロン氏に歓迎相次ぐ 
10:34産経新聞

 【パリ=宮下日出男】フランス大統領選の第1回投票で、「親EU」のマクロン前経済相が決選投票進出を決めたことで、欧州連合(EU)や加盟国の閣僚らは23日、マクロン氏への歓迎や期待を表明した。

 ドイツのザイベルト政府報道官は「マクロン氏が強いEUの針路を掲げ成功したことはすばらしい」と自身のツイッター上で表明。5月7日の決選投票に向けて「今後2週間の幸運を祈る」と激励した。

 ガブリエル独外相も訪問先のヨルダンで「極右、右派大衆迎合主義(ポピュリズム)、反EUを一掃すると確信している」と述べ、マクロン氏が決選投票で極右、国民戦線のルペン党首を下すことを期待した。

 EUのユンケル欧州委員長もツイッターで「マクロン氏を祝福し、次(の決選投票で)の成功を祈る」と強調。モゲリーニEU外交安全保障上級代表はマクロン氏の決選投票進出は「われわれの世代の希望と未来を示した」と表明した。

 一方、3月の総選挙で第2党の座についたオランダの極右、自由党のウィルダース党首は盟友のルペン氏の決選進出に「心からの祝福を送った」とし、「私はルペン大統領に期待している」とした。

1933チバQ:2017/04/24(月) 18:08:26
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170424k0000e030183000c.html
<仏大統領選>敗戦2氏、マクロン氏支持 「FN打倒」訴え
11:01毎日新聞

<仏大統領選>敗戦2氏、マクロン氏支持 「FN打倒」訴え
マクロン前経済相=パリで2017年4月23日、AP
(毎日新聞)
 【パリ賀有勇、エナンボーモン(フランス北部)八田浩輔】23日のフランス大統領選第1回投票では、欧州連合(EU)からの離脱や「反移民」を掲げる極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首(48)が中道・独立系のマクロン前経済相(39)とともに決選投票進出を決めた。敗れた候補者たちがマクロン氏への支持を表明するなか、ルペン氏は「時代遅れの考えや先入観から離れるべきだ」と支持を訴えた。

 「フランスを自分の思いのままにしたい高慢なエリートから解放する時がきた。私は皆さんの候補者だ」。ルペン氏は23日夜(日本時間24日未明)、北部エナンボーモンで集まった支持者を前に「勝利」宣言。旧炭鉱街として知られるこの地は、ルペン氏がかつて市議を務めた地盤で、2014年から国民戦線幹部の市長が市政を担っている。ルペン氏が「私にはフランスの結束、安全、未来、そして独立を守る大きな責任がある」と述べると、支持者は喜びにわき仏国旗を振りながら「マリーヌ大統領」と連呼した。マリー・ベランジェさん(35)は「『勝っても負けてもフランスのために闘いを続ける』という彼女の姿勢を心から支持している。本当の愛国者だ」と語った。

 一方、得票率でルペン氏を上回ったマクロン氏は仏国旗やEU旗を手にした支援者の熱烈な支持に迎えられると、敗れた候補者の名前を読み上げ、敬意を表した。「私はナショナリストの脅威と戦う愛国者の大統領になりたい」とルペン氏と対峙(たいじ)する決意を語った。

 今回の大統領選では、これまでフランス政治を担ってきた保革2大政党への有権者の不満が噴出した。

 中道右派で共和党のフィヨン元首相(63)は一時最有力候補とされたものの、妻らの不正給与疑惑で批判を浴びたことが最後まで尾を引いた。23日夜、「過激思想はフランスに不幸しかもたらさない。FNへの反対票を投じるほかにない」と述べ、マクロン氏への支持を表明した。

 一方、与党・社会党のアモン前教育相(49)は、オランド大統領の記録的な低支持率に加え、バルス前首相らがマクロン氏支持を公言するなど党内の分裂にも悩まされ、「歴史的な大敗」となった。主要候補のなかでいち早く敗戦の弁を述べ、「マクロン氏に投票することでFNを打倒しなければならない」と支持者に呼びかけた。

 選挙戦終盤で支持を伸ばした急進左派で左翼党のメランション元共同党首(65)は「期待した結果ではなかった」と落胆した表情で語り、決選投票で誰を支持するかは明言を避けた。

1934チバQ:2017/04/24(月) 18:09:36
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1704240028.html
【仏大統領選】親EUのマクロン、EU離脱のルペン両氏が決選進出決定
10:54産経新聞

 【パリ=宮下日出男】フランス大統領選の第1回投票は23日投開票された。内務省の集計(開票率97%)によると、得票率は独立系のエマニュエル・マクロン前経済相(39)が23・86%、極右、国民戦線のマリーヌ・ルペン党首(48)が21・45%で、両氏が5月7日の決選投票への進出を決めた。

 ルペン氏は23日夜、「傲慢なエリートから国民を解放するときだ」と決選投票に向けた意欲を表明。マクロン氏は「すべてのフランス国民の大統領になる」と誓った。

 欧州連合(EU)離脱を問う国民投票を公約するルペン氏に対し、マクロン氏はEUを重視しており、決選投票での大きな争点となる。世論調査ではマクロン氏の支持率は6割超でルペン氏は30%台後半。

 集計によると、最大野党の保守系、共和党のフランソワ・フィヨン元首相(63)の得票率が19・94%、共産党が支持する急進左派のジャンリュック・メランション氏(65)が19・61%。

 与党の社会党候補を含む保革2大政党の候補がともに第1回投票で敗退するのは異例。フィヨン氏らはルペン氏の大統領選出阻止のためマクロン氏を支持する考えを表明した。オランド大統領はマクロン氏に祝意を表した。

 ルペン氏は2012年の前回選に続く2度目の挑戦で初の決選進出。英国の欧州連合(EU)離脱やトランプ米大統領誕生を受けて強まった大衆迎合主義(ポピュリズム)の潮流に乗って支持を広げてきた。

 マクロン氏はオランド氏の下で14〜16年に経済相を担当。これまで選挙経験はなかったが、昨年、政権を離れ、左右両派に寄らない独自候補として出馬した。

1935チバQ:2017/04/24(月) 18:27:14
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170424X071.html
マクロン、ルペン氏が決選へ=反EUの極右、15年ぶり進出―仏大統領選
12:04時事通信

マクロン、ルペン氏が決選へ
フランス大統領選は23日、第1回投票が行われ、内務省が発表した開票結果によると、中道系独立候補のエマニュエル・マクロン前経済相(左)と極右政党・国民戦線のマリーヌ・ルペン党首が決選投票への進出を決めた【AFP=時事】
(時事通信)
 【パリ時事】フランス大統領選は23日、第1回投票が行われ、内務省が発表した開票結果によると、中道系独立候補のエマニュエル・マクロン前経済相(39)と極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首(48)が5月7日に実施される決選投票への進出を決めた。得票率はマクロン氏がルペン氏をやや上回った。

 極右候補の決選投票進出は、マリーヌ氏の父、ジャンマリ・ルペン前FN党首が決選に進んだ2002年大統領選以来15年ぶり。欧州連合(EU)離脱や「反イスラム」など過激な主張を唱えるルペン氏が当選した場合、フランスや欧州の政治が大混乱に陥る事態が予想される。一方、EU残留を掲げるマクロン氏が大統領になれば、外交方針が大きく変わることはなさそうだ。

 歴代政権を担ってきた左派与党・社会党と右派野党・共和党の2大政党の候補はいずれも敗退。1958年に始まった現行の第5共和制では初の事態で、既存政治に対する有権者の失望を印象付けた。

 内務省の開票率96%時点の集計によると、主要5候補の得票率はマクロン氏が23.9%、ルペン氏が21.4%だった。3位以下は共和党のフィヨン元首相(63)20%、急進左派・左翼党のメランション元共同党首(65)19.5%、社会党のアモン前教育相(49)6.4%。ルペン氏は事前の世論調査で首位をうかがう勢いだったが、最終盤で伸び悩んだ。

 マクロン氏は結果を受けて、決選投票に向けて「課題に対応できない古い体制を断ち切る」として、政治を抜本的に刷新すると強調。ルペン氏は「決選投票では野蛮なグローバル化の是非が問われている」とさらなる支援を訴えた。

1936チバQ:2017/04/24(月) 18:28:15
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170424k0000e030180000c.html
<仏大統領選>マクロン氏、ルペン氏決選へ EU・移民問う
10:50毎日新聞

<仏大統領選>マクロン氏、ルペン氏決選へ EU・移民問う
【左】マクロン氏【右】ルペン氏=いずれもAP
(毎日新聞)
 【パリ賀有勇、エナンボーモン(フランス北部)八田浩輔】フランス大統領選の第1回投票が23日に行われ、即日開票の結果、欧州連合(EU)との協調を訴える中道・独立系のエマニュエル・マクロン前経済相(39)が首位、EU離脱や「反移民」を掲げる極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首(48)が2位となった。暫定投票率は78.27%。いずれも過半数に届かなかったため、両氏による決選投票が5月7日に行われる。EUの命運を左右する選択となる。

 ◇2大政党の候補者、決選投票に進めず

 11人が立候補した大統領選は、社会党と共和党の2大政党の候補者が初めて決選投票に進めない事態となり、政治体制「第5共和政」が始まった1958年以来続いてきた保革2大勢力の対立構図が崩れた。

 第1回投票直前の20日に起きた警官銃撃テロの影響は限定的だったとみられる。

 マクロン氏は23日夜、パリで「フランスと欧州に希望をもたらす」と決選投票に向けての意気込みを語った。ルペン氏は北部エナンボーモンで支持者を前に「国民をエリゼ宮(大統領府)に連れて行く最初の一歩となった。歴史的な結果だ」と述べた。

 マクロン氏は「右でも左でもない」と訴えて政党色を排し、これまで政権を担ってきた既存政党に不満を抱える有権者の取り込みに成功。ルペン氏は、自由貿易や移民に矛先を向けるなど、トランプ米大統領や英国のEU離脱決定をほうふつとさせる訴えを繰り返し、失業者や低賃金にあえぐ労働者など、左派の支持層にも浸透した。

 マクロン氏が開かれた欧州の統合推進を訴え、移民の受け入れにも寛容な姿勢を示す一方、ルペン氏はEU離脱を問う国民投票の実施のほか、移民の家族の呼び寄せの禁止や仏国籍付与の条件見直しなどの強硬姿勢を示し、両氏の対立構図は明瞭だ。

 決選投票では、第1回投票で敗れた候補者らの票をどれだけ集められるかが焦点となる。23日夜には、敗れた中道右派で共和党のフランソワ・フィヨン元首相(63)と左派候補で社会党のブノワ・アモン前教育相(49)が、マクロン氏支持を表明し、ルペン氏は苦戦が予想される。急進左派で左翼党のジャンリュック・メランション元共同党首(65)は決選投票で誰を支持するか明らかにしていない。

 調査会社イプソスが23日に公表した決選投票の支持率世論調査では、マクロン氏が62%、ルペン氏が38%。FNを巡っては、2002年の大統領選の決選投票で、有権者が「反極右」で結集し、ルペン氏の父でFN創設者のジャンマリ氏が大敗した経緯がある。

 ◇決選投票に進む候補者の略歴

◇エマニュエル・マクロン氏

 1977年12月21日、北部アミアン生まれ。エリートを養成する国立行政学院を卒業。会計検査官、大手投資銀行勤務を経て、2012年に大統領府入り。14〜16年に経済相。16年春に市民運動「前進」を設立した。

◇マリーヌ・ルペン氏

 1968年8月5日、パリ西郊ヌイイ生まれ。極右「国民戦線」創始者で前党首のジャンマリ・ルペン氏の三女。パリ第2大卒業。弁護士を経て、欧州議会議員。2011年に2代目党首に。

◇仏大統領選第1回投票の開票結果◇

主な候補者の得票率

マクロン氏   23.9%

ルペン氏    21.4%

フィヨン氏   19.9%

メランション氏 19.5%

アモン氏     6.3%

(開票率96%現在、小数第2位以下切り捨て)

※仏内務省発表

1937名無しさん:2017/04/24(月) 18:28:35
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1704240016.html
【仏大統領選】保革2大政党が敗退、アウトサイダー2人の決選投票に「政界の大地震」とルモンド
09:14産経新聞

 【パリ=三井美奈】フランス大統領選で決選投票進出を決めた独立系のマクロン前経済相と極右、国民戦線のルペン党首は23日夜それぞれ演説し、欧州連合(EU)をめぐる対決姿勢を鮮明にした。保革2大政党が共に第1回投票で敗退したことは「政界の大地震」(ルモンド紙電子版)と受け止められている。

 マクロン氏はパリで集まった支持者に向けて「わが国と欧州のための希望の声となる」と訴え、親EU路線を掲げて勝利を目指す姿勢を示した。会場は、フランス三色旗と青いEU旗を振る人で満員に。マクロン氏は「国家主義者の脅威に立ち向かう大統領になりたい一とも述べ、ルペン氏への対抗姿勢を鮮明にした。

 一方、ルペン氏は「大統領府への最初の関門を超えた。歴史的出来事だ」として、決選投票への決意を表明。「最大の課題は、容赦のないグローバル化。われわれの文明を脅かすものだ」と主張。国境検問の復活や自由貿易反対を掲げ、「国の独立を取り戻し、国家を守る。責任は重大だ」として「反EU」の立場を強調した。

 3位になった中道右派「共和党」候補のフィヨン元首相は「国民戦線は暴力と非寛容の党」だとして、決選投票ではマクロン氏を支持すると発言。オランド大統領の与党・社会党候補のアモン前国民教育相も国民戦線の権力掌握を阻止するため、マクロン氏を支持すると述べた。ほかにも保革2大政党の重鎮多数が相次いで支持を打ち出しており、決選投票はマクロン氏優位で進みそうだ。

 国民戦線が大統領選で決戦投票に進むのは、2002年、ルペン氏の父の初代党首が第1回投票でシラク大統領(当時)に次いで2位となって以来、15年ぶり。当時の得票率は約17%でだった。

1938名無しさん:2017/04/24(月) 18:29:33
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170424-00000001-jij_afp-int
仏大統領選、決選投票はマクロン氏圧勝の見通し 最新調査
AFP=時事 4/24(月) 7:32配信

仏大統領選、決選投票はマクロン氏圧勝の見通し 最新調査
仏大統領選で決選投票への進出が確実となり、首都パリに集まった支持者らの声援に応えるエマニュエル・マクロン前経済相(2017年4月23日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】23日に公表されたフランス大統領選に関する最新の世論調査によると、決選投票では中道系独立候補のエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)前経済相(39)が極右政党「国民戦線(FN)」のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)党首(48)に圧勝する見通しだ。

【360°パノラマ写真】決選投票進出を確実にしたマクロン氏

 調査会社のイプソス・ソプラ・ステリア(Ipsos Sopra Steria)とハリス・インタラクティブ(Harris Interactive)がそれぞれ実施した世論調査によると、決選投票が23日に行われたとすれば、親欧州連合(EU)のマクロン氏の得票率は62〜64%と、ルペン氏の36〜38%を大幅に上回るという結果が出た。

 決選投票は5月7日に実施される。【翻訳編集】 AFPBB News

1939チバQ:2017/04/24(月) 18:36:55
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170423-00000068-asahi-int
新興右派政党、党首の「現実路線」拒否 党勢失速見通し
朝日新聞デジタル 4/23(日) 21:21配信

 「反難民」などを掲げるドイツの新興右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」は、23日までケルンで党大会を開いた。「現実路線」への転換を求めたペトリ党首の提案は採決すら行われず、事実上の「廃案」となった。対外的な「顔」として党の躍進を支えてきたペトリ氏が孤立したことで、党勢の失速は避けられない見通しだ。

 党大会では、9月の総選挙の公約として、国境管理の強化やイスラム教徒のスカーフ着用の禁止、欧州連合(EU)からの国家主権の回復などが採択される。

 選挙運動を率いる「筆頭候補」には、ペトリ氏より強硬な右派が就く見通し。去就を問われたペトリ氏は、記者団に「党がどうなるのか、秋まで様子をみたい」と語ったが、存在感の低下は否めない。

 党内の亀裂は1月にあらわになった。党内最右派の幹部として知られるチューリンゲン州議会党会派代表ビヨルン・ヘッケ氏が、ベルリンにあるホロコースト記念碑を「恥辱の記念碑」と発言。ペトリ氏は除名を含む処分を検討したが、ガウラント副党首らが幹部側についた。以前から、党内右派はペトリ氏の運営手法を「独裁的」と批判していて、発言を機に主導権争いが表面化した。

 AfDは共通通貨ユーロへの反対を訴える経済学者らが2013年に発足。その後、15年にメルケル政権の難民受け入れを強く批判するペトリ氏が党首に就いた。ただ難民流入の減少や、中道左派・社会民主党(SPD)がシュルツ新党首のもとで支持率を回復したあおりを受けて、昨秋に15%前後あった支持率が10%前後に下落している。(ベルリン=高野弦)

1940チバQ:2017/04/24(月) 18:37:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170423-00000002-mai-eurp
<ドイツ>新興右派、対立激化 党大会、戦略方針採択できず
毎日新聞 4/23(日) 0:58配信

<ドイツ>新興右派、対立激化 党大会、戦略方針採択できず
ドイツのための選択肢(AfD)の党内対立
 【ベルリン中西啓介】ドイツの新興右派政党「ドイツのための選択肢」(AfD)の党大会が22日、ドイツ西部ケルンで2日間の日程で始まった。9月の総選挙で国政初進出を目指すAfDだが、「現実路線」を取ろうとするペトリ共同党首と、右傾化を強める保守派の対立が激化。党大会初日は、ペトリ氏提案の戦略方針の動議が採択されず、保守派による党支配を印象付けた。支持者離れを招き、党勢失速につながる可能性も出ている。

 ペトリ氏は今年1月、仏極右・国民戦線のマリーヌ・ルペン党首らと西部コブレンツで開かれた反欧州連合(EU)会合に参加。右派ポピュリズム(大衆迎合主義)のドイツの顔としての知名度を確立した。極右色を抑制するルペン氏同様、ペトリ氏も将来の与党入りを視野に入れて現実路線を目指してきた。

 一方、党最右翼のビヨルン・ヘッケ・テューリンゲン州議会AfD会派代表の発言をきっかけに党内の路線対立が浮き彫りになった。ヘッケ氏は1月、ベルリンにあるナチスのホロコースト(ユダヤ人大虐殺)記念碑を「恥辱の記念碑」と呼び、歴史教育の転換を主張。ペトリ氏はヘッケ氏を「ナチの同類」として除名を要求したが、保守派のガウラント副党首らが擁護に回った。

 総選挙に向けペトリ氏は当初、「党の顔」となる単独の筆頭候補になることを目指した。だが、複数の筆頭候補の選出を訴える保守派に押し切られ断念。22日の党大会でも提案した動議が採択されず、ペトリ氏は「党は間違いを犯した」と落胆した。今後はガウラント氏を中心とした保守陣営が選対を率いていくとみられている。

 ヘッケ氏を除名できないAfDに有権者の間では極右化への懸念が拡大。世論調査では、昨年末12%あった支持率が4月、8%に下落した。政治学者のハーヨー・フンケ氏は「強力な保守派に反対する勢力も依然強く、党分裂の様相を見せている」と指摘している。

1941チバQ:2017/04/25(火) 13:26:21
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1704240060.html
【仏大統領選】保革二大政党がく然 オランド与党は半世紀ぶり低迷 保守は第5共和制初の初戦敗退
04月24日 22:09産経新聞

 【パリ=三井美奈】フランス大統領選の第1回投票は、戦後の仏政治を担った保革2大政党制を大きく揺るがした。オランド大統領の与党・社会党候補は5位に沈み、歴史的敗北。ドゴール元大統領の流れをくむ中道右派は、初めて決選投票に進めなかった。

 社会党候補、アモン前国民教育相の得票率は6.35%で、1969年に左派が結集して現在の社会党が設立されて以降、大統領選の得票率としては最低だった。

 惨敗は経済政策をめぐる党内分裂が原因だ。アモン氏はオランド政権に反対し、更迭された党内左派。大統領選では左派色の強い政策を打ち出したため、バルス前首相ら中道派幹部はマクロン氏支持に回った。分裂の原因を作ったのは、オランド氏自身。2012年の前回大統領選で「緊縮反対」を掲げて当選し、就任後は大企業増税で財政赤字削減を図ったが、企業の国外流出を招き、景気が悪化した。

 一方、中道右派「共和党」のフィヨン元首相の得票率は19.91%。前回大統領選でのサルコジ前大統領の得票率(27.18%)を大きく下回った。当初は最有力候補だったが、家族を議員秘書として架空雇用した容疑で捜査を受け、支持が離れた。

 共和党幹部は24日、党立て直しに向け集会を開いた。フィヨン氏らが「極右政権発足を阻止すべきだ」とマクロン氏支持を表明する一方、オランド政権の閣僚だったマクロン氏支持には否定的な保守派もおり、6月の国民議会(下院)選挙を前に党を結束できるか否かは不透明だ。

1942チバQ:2017/04/25(火) 13:37:33
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK4T1586K4SUHBI048.html
仏大統領選マクロン氏24%、ルペン氏21% 結果確定
09:44朝日新聞

 23日にあったフランス大統領選の第1回投票の最終結果が確定した。仏内務省によると、中道の独立系エマニュエル・マクロン前経済相(39)が得票率24・01%でトップ。次いで右翼・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首(48)の21・30%で、この2人が5月7日の決選投票に進むことが正式に決まった。

 最大野党・共和党のフランソワ・フィヨン元首相(63)は20・01%、与党・社会党のブノワ・アモン前国民教育相(49)は6・36%で、2大政党がともに敗れる異例の選挙となった。ルペン氏と同様に、自由貿易協定やEUを批判した左翼のジャンリュック・メランション欧州議会議員(65)は19・58%で4位だった。(パリ=津阪直樹)

1943チバQ:2017/04/25(火) 13:38:28
http://www.asahi.com/articles/ASK4S7KPZK4SUHBI03S.html?ref=goonews
「マクロン優勢」EUに安心感 「反ルペン」結束は難題
ロンドン=寺西和男、ブリュッセル=吉田美智子、ベルリン=高野弦 パリ=稲田信司、喜田尚2017年4月25日05時24分
 フランス大統領選の第1回投票で、欧州連合(EU)の統合深化を掲げるエマニュエル・マクロン前経済相が、EU離脱の国民投票を掲げる右翼・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首をわずかに抑えた。EUや金融市場には安心感も広がるが、5月7日の決選投票に向けては波乱要因も多い。

自国第一か、EU再構築か 仏大統領選、5月7日決選へ
 投票が締め切られた23日午後8時(日本時間24日午前3時)。「マクロン氏がルペン氏を小差で抑えて決選投票に進む」。仏メディアの得票率予測が、世界を駆けめぐった。

 親EUで自由貿易重視のマクロン氏が大統領になる可能性が高まった――。市場に安心感が広がった。

 24日の東京外国為替市場では、ユーロが主要通貨に対して買われた。対円では一時1ユーロ=120円台をつけ、約1カ月ぶりの円安ユーロ高水準になった。東京株式市場では、日経平均株価が上昇。前週末終値より255円13銭(1・37%)高い1万8875円88銭で取引を終えた。その後の欧州市場でもフランスの株価指数が前週末終値より一時4%超も値上がりするなど全面高になった。

 EUの行政を担う欧州委員会の報道官は24日、ユンケル欧州委員長(首相に相当)がマクロン氏に祝意を表したことを明らかにした。EU首脳が、選挙の最終結果を待たずに特定候補に肩入れするのは異例だ。報道官は「欧州の防衛か崩壊かの選択だからだ」と説明した。フランスと二人三脚でEU統合を先導してきたドイツのガブリエル外相も「彼(マクロン氏)はすばらしい大統領になるだろう。好意のもてる良い友人だ」と歓迎した。

 第1回投票の直後にIPSOS社などが実施した情勢調査では、決選投票でマクロン氏はルペン氏を62%対38%の大差で破ると予想。マクロン陣営には、楽観的な雰囲気が漂う。

 当のマクロン氏は、23日夜の勝利宣言で「勝利するために、支持をさらに広げなければならない」と述べた。さらに「(6月の)国民議会選挙で過半数を握るため、それぞれが運動に参加してほしい」と呼びかけた。すでに大統領選の勝利を確信しているかのようだった。

 AFP通信によると、マクロン陣営は24日にも、国民議会選での選挙協力も念頭に、自らへの支持を表明した共和党のフランソワ・フィヨン元首相(63)、社会党のブノワ・アモン前国民教育相(49)の両陣営と水面下で交渉を始める構えだという。

 一方のルペン氏は、24日朝から自らの地盤である仏北部ルブロワの市場に出向いた。支持者らを前に、マクロン氏を2大政党の候補と同じく「古くさくて、腐った共和主義者」と酷評した。同時に「我々は明らかに挑戦者だ」と陣営を鼓舞し、決選投票での逆転を期す意欲をみせた。

 欧州統合に懐疑的なルペン氏に…

1944チバQ:2017/04/25(火) 19:47:04
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170426k0000m030024000c.html
<仏大統領選>ルペン氏、支持層拡大へ党首離任
18:19毎日新聞

 【パリ賀有勇】フランス大統領選の決選投票に進む極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首(48)は24日、テレビのインタビューで「大統領は常に全フランス人の大統領であるべきだ」と述べ「今夜から私はFNの党首ではない」と、党首の座から離れることを表明した。ただFNは「辞任ではなく、党首職の一時停止」と説明している。

 第1回投票で敗れた社会党と共和党が中道・独立系のマクロン前経済相支持に動くなど、「包囲網」が形成されつつあるなか、FNと距離を置くことで支持層以外の取り込みを図る狙いがあるとみられる。

 FNの創設者で、ルペン氏の父ジャンマリ氏(88)は仏大統領選を前に「マリーヌは大統領にはなれないだろう。決選投票で行く手を阻まれるからだ」と毎日新聞の取材に語った。2002年大統領選に出馬し決選投票に進んだものの、有権者が反極右で結束し大敗した自身の経験を踏まえた指摘だ。

 仏内務省が発表した第1回投票の公式開票結果では、中道・独立系のマクロン前経済相が得票率24・01%で首位、ルペン氏はFNとして過去最多の約768万票を獲得し21・3%で2位となった。

 だが、敗退した共和党と社会党が24日に「ルペン氏阻止」のための投票を呼びかけるなど、ルペン氏にとっては不利な状況となっている。

 ルペン氏は11年に2代目党首に就任。反ユダヤ発言を繰り返したジャンマリ氏を15年に除名するなど、差別的な党のイメージ刷新に努めてきた。今回の党首降板は、選挙期間中の一時的な措置とみられるが、敬遠されがちな党のリーダーとしての自身のイメージを和らげる狙いがありそうだ。

1945とはずがたり:2017/04/25(火) 21:21:55
ルペン舐めとると痛い目に遭うぞ┐('〜`;)┌変なフラグじゃないといいんだけど。。

もう勝利宣言? マクロン氏の言動に側近も苦言 仏大統領選
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170425-00000025-jij_afp-int
AFP=時事 4/25(火) 16:38配信

【AFP=時事】フランス大統領選で5月7日の決選投票に駒を進めた中道系独立候補のエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)前経済相(39)が、第1回投票後の選挙集会で支持者らに対し既に勝利したかのような高慢な発言をした上、派手なパーティーが開かれた首都パリ(Paris)の高級ビストロを訪れたことについて24日、側近からも批判の声が上がった。

 政治経験が乏しいマクロン氏が率いる政治運動「前進(En Marche)」のリシャール・フェラン(Richard Ferrand)幹事長は仏テレビBFMに対し、「われわれは謙虚になる必要がある。まだ選挙で勝利しておらず、勝利のために人々を団結させる必要がある」と述べた。

 マクロン氏は、決選投票に進むことが確実となった23日夜、妻のブリジット・トロニュー(Brigitte Trogneux)さんと共にパリ南部で行われた選挙集会に姿を現し、「マクロン!大統領!」と歓声を上げる数千人の熱狂的な支持者らに対し「われわれは1年でフランス政界を変えた」と述べていた。

 選挙集会後、マクロン氏はパリ南部の有名ビストロにいる支持者らのもとを訪れ、その様子が撮影されていた。このレストランはパブロ・ピカソ(Pablo Picasso)をはじめとする芸術家の行きつけで、ステーキと付け合わせのポテトの値段は28ユーロ(約3350円)。

 同じく決選投票に進んだ極右政党「国民戦線(FN)」のマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)党首(48)の側近、フロリアン・フィリポ(Florian Philippot)氏は24日、「マクロン氏は、もう勝利したかのようにスピーチしていた」と指摘。2007年の大統領選でセレブや財界首脳をシャンゼリゼ(Champs Elysees)通りのレストランに招いて勝利パーティーを行い悪評を浴びたニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)元大統領と同じだと批判した。【翻訳編集】 AFPBB News

1946とはずがたり:2017/04/25(火) 21:50:11
<仏大統領選>EU分断、予断許さず 2氏の決選投票に
毎日新聞社 2017年4月24日 23時33分 (2017年4月25日 00時45分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20170424/Mainichi_20170425k0000m030119000c.html

 【パリ賀有勇、八田浩輔】フランス大統領選の第1回投票が23日に行われ、即日開票の結果、欧州連合(EU)との協調を訴える中道・独立系のエマニュエル・マクロン前経済相(39)が首位、EU離脱や「反移民」を掲げる極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首(48)が2位となった。いずれも過半数に届かず、両氏は5月7日の決選投票に進む。反EUを掲げる候補同士が決選投票に進む恐れも指摘されていたが、そうした事態は回避された。

 マクロン氏が開かれた欧州の統合推進を訴え、移民の受け入れにも寛容な姿勢を示すのに対し、ルペン氏はEU離脱を問う国民投票の実施のほか、厳しい移民制限を掲げる。決選投票はEUの命運を左右する選択となり、予断を許さない。

 大統領選には11人が立候補。暫定投票率は約78%で2012年の前回選挙をわずかに下回る見通し。直前の20日に起きた警官銃撃テロの影響は限定的だったとみられる。政治体制「第5共和政」が始まった1958年以来続いてきた保革2大勢力の候補がそろって敗れ、伝統的な対立構図が崩れた。

 これまでの選挙でFN史上最多となる約765万票(開票率97%)を獲得したルペン氏は、地盤の北部エナンボーモンで23日夜、「歴史的な結果だ」と躍進に自信をみせた。一方、史上最年少の大統領を目指すマクロン氏はパリで「フランスと欧州に希望をもたらす」と訴えた。

 23日夜には、親EUの立場を取るが共に敗れた中道右派で共和党のフランソワ・フィヨン元首相(63)と、左派候補で社会党のブノワ・アモン前教育相(49)がマクロン氏支持を表明した。現職のオランド大統領も24日、マクロン氏への投票を呼びかけた。

 急進左派で左翼党のジャンリュック・メランション元共同党首(65)は反EUの立場だが、決選投票での支持候補を明らかにしておらず、公約にルペン氏の主張と重なる部分が少なくないため、支持票がルペン氏に流れる可能性がある。

 調査会社オピニオンウェイが24日に公表した決選投票の支持率世論調査では、マクロン氏が61%、ルペン氏が39%だった。

次の関門はイタリア、ユーロの先行き占う与党党首選
http://jp.wsj.com/articles/SB10571167453707423750304583106090735965004
By BEN EISEN
2017 年 4 月 25 日 13:42 JST

23日に行われたフランス大統領選の第1回投票の結果は、ユーロ懐疑派の勝利に対する投資家の不安感を和らげる形となった。だが、こうした懸念はイタリアでまだくすぶっている。

イタリアの与党・中道左派の民主党は30日に党首選を行う。党内では緊張が高まっており、欧州の風向きの変化を映し出す新たな動きとなりそうだ。党首を辞任したマッテオ・レンツィ前首相に対しては、党を右傾化させすぎたと批判する声が上がっている。

党首選ではレンツィ氏が再選を果たすとみられているが、その得票差は、今年後半か来年の...

1947チバQ:2017/04/25(火) 22:23:01
http://www.sankei.com/world/news/170425/wor1704250033-n1.html
2017.4.25 19:15
【仏大統領選】
マクロン氏が大はしゃぎ? 決選投票決定後に有名店で宴会 「成金候補」と批判
【パリ=三井美奈】フランス大統領選で23日に決選投票進出を決めたマクロン前経済相が同日夜、パリの有名レストランで支援者を集めて宴会をしたことから、「はしゃぎすぎ」とひんしゅくを買った。

 この店は画家のピカソやモディリアニらが集った老舗。赤いビロード張りの椅子が置かれた豪華な内装で観光客にも人気がある。マクロン氏は23日、投票結果を受けて演説した後、妻と店に向かい、経済学者や芸能人ら支援者約50人と24日未明まで歓談した。その様子がテレビで生中継され、共に決選投票に進むルペン陣営の幹部から「まるでもう勝ったかのよう」と皮肉を浴びた。決戦投票に向けた世論調査では62%がマクロン氏を支持している。

 フランスでは、サルコジ前大統領が2007年の大統領選の勝利後、パリの有名レストランで宴会を開いて「成金大統領」と批判を浴びた。元投資銀行の行員のマクロン氏は「またも成金候補か」とやゆされ、陣営は24日、「そんなに高い店ではない」と沈静化に懸命となった。

1948チバQ:2017/04/25(火) 22:28:37
http://www.sankei.com/world/news/170425/wor1704250021-n1.html
2017.4.25 09:50
【仏大統領選】
極右「国民戦線」党首ルペン氏の父ジャンマリ前党首と会見 「左右から広く集票」と娘を評価 「防衛力回復へEU脱退」
 フランス大統領選で決選投票進出を決めた極右「国民戦線」のマリーヌ・ルペン党首の父で前党首、ジャンマリ・ルペン氏(88)が23日、産経新聞と会見した。「既存の体制に真に対抗できる候補だと理解された」と投票結果を評価し、決選投票では得票を上積みできると自信を示した。

 ジャンマリ氏は、マリーヌ氏の得票について「左派の基盤である労働者層に加え、政治腐敗に反発する保守派からも支持を集めた」と分析。マクロン氏については、「エスタブリッシュメント(支配階層)の候補。若く新鮮な存在だと見せかけているが、オランド政権の継承者にすぎない」と批判した。その上で、「2人の得票差はごくわずかだ。決選投票はマクロンが体現する『過去』か、マリーヌが体現する『未来』のいずれかの選択を迫る選挙になる」と述べた。

 ジャンマリ氏は2002年の大統領選でシラク大統領(当時)とともに決選投票に進み、82%を得票したシラク氏に惨敗した。当時の選挙戦について「(2大政党が)結託して、私を敵視する暴力的なキャンペーンを展開した。私は悪魔のように扱われた」と振り返った。「マリーヌは当時の私のように拒絶されていない」と述べ、国民戦線に対する拒否感は大きく薄らいだという見方を示した。

 欧州連合(EU)については、「独自防衛の能力がないのに、加盟国の国境検問を撤廃した。われわれはまったく無防備になった。防衛能力の回復のためなら、EUを脱退してよい」と主張。欧州単一通貨ユーロ圏からの脱退についても「脱退によって債務が増えるとは思わない。ドイツの言うなりになって破滅するよりまし」だと述べた。

 移民政策については、「制限を強化すべき。欧州では少子高齢化が進み、このままでは移民に飲み込まれる」と主張。「われわれは何百万人という失業者を抱えている。特殊能力がある人を除き、移民に提供する仕事はない」と述べた。さらに国内のイスラム教徒について「人口がどんどん増えているのが問題」だと訴えた。(パリ 三井美奈、写真も)

■ジャンマリ・ルペン 1972年、「国民戦線」を創設し、初代党首に就任。2002年の大統領選で社会党候補を抑えて決選投票に進出。15年、反ユダヤ発言で党指導部から追放されたが、大統領選ではマリーヌ氏を支持した。

1949チバQ:2017/04/25(火) 22:32:24
http://www.sankei.com/world/news/170424/wor1704240054-n1.html
2017.4.24 19:57
【仏大統領選】
欧州に押し寄せる「大衆迎合主義」せき止められるか 各国がマクロン氏に期待 左右両極候補の得票4割超に警戒も
【パリ=宮下日出男】フランス大統領選の第1回投票で欧州連合(EU)重視のマクロン前経済相が決選投票に通過したことに欧州では歓迎の声が相次いだ。「反EU」などを主張する大衆迎合主義(ポピュリズム)勢力に悩む欧州にとってフランスの選挙はそのうねりをせき止める最大の正念場。欧州の将来をマクロン氏に託す形だが、一方で楽観には警戒も出ている。

 「(決選投票まで)2週間の幸運を祈る」(ザイベルト独政府報道官)。「希望と未来を示した」(モゲリーニEU外交安全保障上級代表)。第1回投票の結果が伝わると、EUやドイツの要人はマクロン氏に次々とエールを送った。

 一方、極右、国民戦線のルペン党首には、オランダの極右、自由党のウィルダース党首が「すばらしい日」とたたえ、ドイツの右派「ドイツのための選択肢」(AfD)関係者も祝意を送った。

英国のEU離脱決定やトランプ米大統領誕生を追い風に欧州では大衆迎合勢力の伸長が最大の懸案。3月のオランダ総選挙で自由党の第一党奪取は回避し、9月に総選挙を迎えるドイツでは内紛に陥るAfDの支持率に陰りがみえ、大衆迎合勢力の勢いは「ピークを越えた」との見方もある。

 ただ、既存政治打破の潮流はなお渦巻く。来年に総選挙が予定されるイタリアではユーロ離脱の国民投票を目指す最大野党「五つ星運動」が支持率で首相与党をリード。同様に総選挙を迎えるオーストリアでは極右、自由党が首相与党と首位を競い、スウェーデンでも極右の民主党が支持率で初めて2位に上昇した。

 ドイツと並ぶEUの牽引(けんいん)役のフランスで「反EU」のルペン氏が大統領になれば、EUへの直撃となるだけでなく、欧州各地の大衆迎合勢力が再び盛り返すのは必至。その意味でフランスの選挙は大衆迎合勢力との戦いの「天王山」だ。

 世論調査では決選投票に向けてマクロン氏の優位とされるが、慎重論もある。独紙フランクフルター・アルゲマイネは第1回投票で左右の極端な候補の得票が計4割超に上ったことを受け、ルペン氏の大統領当選阻止で「仏国民がまとまれるか」と不安視している。

1950チバQ:2017/04/26(水) 10:20:37
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1704250055.html
【仏大統領選】左派の牙城が一転して極右「ルペンの街」に 仏北部エナンボーモン 失業率、平均の2倍
04月25日 23:29産経新聞

【仏大統領選】左派の牙城が一転して極右「ルペンの街」に 仏北部エナンボーモン 失業率、平均の2倍
平日の昼間もシャッターの閉まった店が目立つエナンボーモンの商店街(三井美奈撮影)
(産経新聞)
 フランス大統領選で極右「国民戦線」のマリーヌ・ルペン党首が決選投票への進出を決めた。急速な勢力伸長の鍵は、伝統的に左派の牙城だった仏北部の産業地帯で労働者票の支持を広げたことにある。ルペン氏が約10年来、拠点とする都市エナンボーモンで同党成長の軌跡を追った。(エナンボーモン 三井美奈)

 エナンボーモンでは2014年の選挙で、国民戦線の市長が誕生。現在、市議会定数35のうち29議席を国民戦線が占め、「ルペンの街」として知られる。23日の大統領選第1回投票で、ルペン氏の同市での得票率は46.50%に上った。

 市人口は約2万7千人。かつての炭鉱街で、廃鉱の山々があちこちに残る。駅前はシャッターを下ろした店ばかり。炭鉱は1970年にはすべて閉鎖され、その後は化学製品や自動車部品工業の街になった。近年は工場の国外移転が相次ぎ、失業率は19%で国の平均(10%)の約2倍。住民の4人に1人は貧困層だ。

 党地方幹部のクリストファー・ジュレック助役(32)は「われわれが訴えるのは『もう仕事がないから、移民は不要』だということ。人種差別ではない」と話す。助役の祖父はポーランド人移民の炭鉱労働者で共産党員だった。

 市長が昨年来、力を入れているのは、自身が提唱した「移民のいない街憲章」を国内のほかの自治体に広げることだという。



 市政は戦後、一貫して共産党や社会党が担ったが、08年には社会党市長の公金横領疑惑が浮上。ルペン氏はこの年の市議会選で「落下傘候補」として出馬し、当選した。閉鎖工場の前で社会党糾弾のビラを配り、戸別訪問して支持を広げた。以後、同市を含む地域圏の議員などを務め、国民戦線の北の拠点とする。

 住民の運転手アントワーヌ・フィリップさん(53)は、「国民戦線の市政に当初は懸念を抱いていたが、あまり変わったことはない。街の清掃が徹底され、市民向けイベントが増えたので満足だ」と話した。

 国民戦線は1972年の設立直後、旧植民地アルジェリアからの引き揚げ者が多い仏南部を基盤とした。植民地独立に反対し、当時の保守政権に反発した人たちだ。ルペン氏はエナンボーモンのように、産業流出に苦しむ北部工業地帯を新たな票田にした。民間機関の調査では、23日の第1回投票で労働者層の39.7%がルペン氏に投票した。

 市人口のうち移民は約5%。多くは旧植民地・北アフリカ出身のイスラム教徒だ。アルジェリア系移民のシモン・フセインさん(77)は元炭鉱労働者。「私はここで生活できればよい」と口を閉ざす。カフェの常連でフセインさんとあいさつする人はなく、白人キリスト教徒との間の「壁」は明らかだ。

 市議会の社会党議員ステファン・フィリポビッチ氏(49)は、「議会で野党が発言しようとすると、ヤジを飛ばされて妨害される。国民戦線は民主主義のルールを守らない」と不満をあらわにした。

1951チバQ:2017/04/26(水) 15:00:07
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170426-00010012-afpbbnewsv-int
ルペン候補、市場規制の強化訴え 仏大統領選
AFPBB News 4/26(水) 14:45配信
4月26日 AFP】フランス大統領選挙の決選投票に進んだマリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)候補が25日、パリ(Paris)近郊にある同国最大級の食品市場で選挙運動を行った。ルペン氏は対立候補のエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)氏が「完全な市場開放」を求めていると述べ、市場規制の強化を訴えた。(c)AFPBB News

1952チバQ:2017/04/27(木) 15:59:31
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170427k0000m030095000c.html
<英労働党>無関税貿易、継続要求 対EU交渉方針
04月26日 21:20毎日新聞

 【ロンドン矢野純一】6月8日に解散・総選挙が行われる英国で、最大野党の労働党が25日、政権を奪取した場合の欧州連合(EU)との交渉方針を発表した。労働者保護の立場から、離脱後もEUとの関税なし貿易継続を求め、保守党と同様に移民制限も行うと明らかにした。

 総選挙では、EUからの完全離脱を進める保守党のメイ首相を信任するかどうかが問われる。メイ氏は移民を制限して単一市場から離脱しEUと「新たな緊密な関係」を築く方針。遊説で「(離脱交渉を控え)国益を守るため強く安定した指導者が必要だ」と訴えている。

 一方、労働党のコービン氏はEU離脱にほとんど触れず、医療や福祉の充実、最低賃金引き上げを主張する。25日公表の離脱交渉方針は、離脱を決めた昨年6月の国民投票の結果を尊重し、最終交渉案を再び国民投票にかける考えを否定。再実施を掲げる野党・自由民主党に賛同する党内の動きをけん制した。

 さらに、労働者保護でEUとの関係を再構築するが、無関税貿易は継続を要求。EUの関税同盟への残留も検討するとした。交渉内容を定期的に議会に報告するといい、交渉過程は明らかにしないとのメイ氏の姿勢と差異化を図った。

 交渉手順では、離脱協定で合意後、2〜3年の移行期間を設け通商協定交渉を行うとした。離脱条件を巡る協議が進展した後に、新たな貿易枠組みを柱とする「包括的な通商協定」の交渉を行うと主張するEU側と近い内容だ。離脱、通商両協定の交渉を同時に進め、2019年3月末の交渉期限までに合意を目指すとしている保守党とは異なる。

 EUと離脱交渉を行うデービス離脱相は25日、保守党を通じた声明で「コービン氏はあまりにも指導力が無い。労働党は分裂状態で離脱交渉を巡っても、党内ですら合意できない」と批判した。

1953とはずがたり:2017/04/27(木) 16:54:43

「世界一幸福」なデンマークはイギリス人にとっても不思議の国
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/04/post-7461.php
2017年4月21日(金)16時37分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

<ロンドンで『マリ・クレール』編集者として華々しい生活を送っていた女性が、夫とデンマークに移住して奮闘、「ヒュッゲ」な生活を模索するなかで得たもの>

「世界一幸福な国」リストでつねに上位にランクインしているデンマーク。その幸せ感を表現した「ヒュッゲ(Hygge)」という言葉が、イギリスやヨーロッパでブームとなっている。気温マイナス20度にもなる長く暗い冬を、家の中で快適に過ごすための生活の知恵を指して使う言葉だ。

ヒュッゲをキーワードにした本は何冊か出版されているが、イギリス人女性ヘレン・ラッセルによる『幸せってなんだっけ?――世界一幸福な国での「ヒュッゲ」な1年』(鳴海深雪訳、CCCメディアハウス)は、外国人からみたデンマークのヒュッゲ観を自らの体験をもとに綴ったもの。

ロンドンで雑誌『マリ・クレール』の編集者として華々しい生活を送っていた著者は、理想のライフスタイルを紹介する記事を書きながら、自分はいつもストレスを抱えており、毎晩アルコールなしでは眠れず、メールの受信ボックスから片時も逃れることができずにいた。子宝にもなかなか恵まれず、30代半ばという年齢がプレッシャーに拍車をかける。

そんなヘレンにある日、夫が思いがけない提案を持ちかけた。それは夫の憧れの会社、レゴ社への転職の話だ。

レゴ社といえば、お馴染みのブロック玩具を製造・販売するデンマークを代表する企業であり、最近日本でも名古屋にレゴランドがオープンしたのは記憶に新しい。ヘレンの夫(本書の中で彼は終始"レゴマン"と呼ばれる)はその純粋なレゴ愛を訴えるとともに、デンマークがいかに素晴らしい国であるかを伝え、妻の説得に成功する。

極東に住む私たち日本人からすれば、イギリス人がデンマークに移住するのはさほど困難ではないのでは?と思ってしまうが、それはとんでもない勘違いだ。

人口570万人のデンマークのなかでもユトランド半島の片田舎(レゴ社の本社があるビルンという町)に外国人が暮らすというのは、ヘレンのような都会育ちでポジティブ思考の持ち主にとっても簡単ではなさそうだ。それが冬であればなおさらである。

あまりの寒さで外に出ることがままならない北欧では、家のなかで快適に過ごすことが何より優先される。部屋にキャンドルをいくつも並べて家族や友人たちと食卓を囲んだり、お気に入りのデザイナーズ家具を揃えて室内を心地よく整えることは、インテリア雑誌のなかの夢の世界ではなく、多くのデンマーク人が実践していることだ。

それは単に、おしゃれに生活するというレベルを超えている。年間のキャンドルの消費量は、なんと1人あたり6キロ。冬場の圧倒的な日照不足に対抗するため、キャンドルはビタミンDやエクササイズ、日焼けサロンと並んで、冬の鬱から逃れるための必需品なのだ。

不妊治療に挑んでいたのに、ヒュッゲであっさり妊娠!?
世界有数の福祉国家デンマークは、税率が高いことでも有名だ。でもこれにはちゃんとした理由があり、実際デンマーク人は子供の教育や失業手当などの恩恵を十分に感じているから、誰も不平を言わないのだという。

イギリスで何年も不妊治療に挑んでいたというのに、ヘレンはデンマーク移住後、ヒュッゲな生活を送るとあっさり子供を授かってしまう。そして、この国の「教育は全人類の権利」という考え方に支えられた税金の使われ方にも強く共感していく。

確かに子供を持つ人にとって、デンマークの子育て環境は理想的だ。生後6カ月以降からほとんどの子供が保育所に通い始め、母親は職場復帰が奨励される。子供たちは保育園(国が75%の費用をカバー)で社会性を身につけ、小学校に上がれば、あとは18歳まで無料で教育が受けられる。

1954とはずがたり:2017/04/27(木) 16:55:02
>>1953-1954
学校では創造性と自己表現が重んじられるため、社会に出たときにも自分の主張を臆せずに言えるようになるという。天然資源に乏しく、大きな産業もないデンマークにとって、人材こそ何よりの財産とする国の方針により、すべての子供は生まれたときから手厚く保護されているというわけだ。

離婚率が高いなどの問題もあるようだが、塾や習い事などの教育費が家計を逼迫している日本と比べて、子育て事情では見習うべき点が多い。社会人になるまでの長いスパンで教育を捉えている点も見逃せない。幼児期から社会性を身につけ、自主性を育てるということは優秀な社会人の人材育成にほかならないからだ。

もちろん共感する面ばかりが書かれているわけではない。著者がカルチャーショックを感じたことはたくさんあったようで、週の平均労働時間が34時間しかないこと、セックスに寛容すぎること、クリスマスの恐るべき乱痴気騒ぎ、デンマーク以外の国旗掲揚の禁止など、暮らしてみなくては分からない現実的なデンマークの姿が描かれる。これらは読者にとっても驚きだろう。

それにしても、たった1年でここまでデンマーク・ライフをレポートした著者の取材力には脱帽だ。インタビューは彼女の生業とはいえ、ささいな日々の疑問にぶつかるたびに、持ち前の好奇心の強さとフットワークの軽さから専門家に突撃インタビューを試み、自分の体験をもとに真相に迫ろうとする。ときには客観的データを交え、ときには皮肉とユーモアをたっぷり込めて。

人と人が信頼し合えるデンマークで見つける幸せ
ヘレンが出会ったデンマーク人に必ず尋ねるのは「あなたの幸せスコアは10点中、何点ですか?」というものだ。驚いたことに、職種を問わず、ほとんどのデンマーク人が8点または9点と答えている。

研究によれば、幸せの度合いというのは、ある一定の収入を越えると必ずしも富に比例しないという。物をたくさん買えてもそれで幸せになれるわけではなく、物欲には限りがない。働けど働けどいつも満たされない思いを抱えていたロンドン時代のヘレンに自分を重ねる読者は多いだろう。

一方、ワーク・ライフ・バランスを重んじるデンマークでは、収入の多い人は50%以上もの税金を納めている。潤沢な共有財産があるから、皆が安心して生活することができるという仕組みだ。

物価は総じて高いので、無駄な買い物もしなくなる。また職場と家庭以外に、趣味のサークルをいくつも持っている人がほとんどで、そこでは収入の差を超え、共通の趣味を通じて自分の存在を実感することができる。ボランティアももちろん盛んだ。結果としてデンマークでは、人と人が互いに信頼し合える社会が成り立っている。

赤ん坊を寝かせたベビーカーを店の外に放置したまま、両親が店内で食事をとっている光景にはじめは腰を抜かしたイギリス人夫婦も、本書の最後では、生まれてきたわが子をベビーカーに眠らせたまま、店の外に置いて食事をとっている(!)。治安の良さという意味でも、このような国は稀有といわざるを得ない。

孤軍奮闘しながら異国の地で暮らすヘレンは、コメディ映画さながらに失敗を繰り返しながら、自分らしいヒュッゲな生活を模索する。レゴマンの仕事の契約更新は1年。さて、ヘレンはこの地に残るのか、それとも故郷へ帰るのか、彼女の決断に最後まで目が離せない。

『幸せってなんだっけ?――世界一幸福な国での「ヒュッゲ」な1年』
 ヘレン・ラッセル 著
 鳴海深雪 訳
 CCCメディアハウス

1955とはずがたり:2017/04/27(木) 17:44:48

2017年 04月 27日 16:10 JST
イタリア五つ星運動、政権獲得へ準備進める 連立は依然不透明
http://jp.reuters.com/article/italy-5star-idJPKBN17T0SD

[ローマ 26日 ロイター] - イタリアで支持率トップの新興野党「五つ星運動」が1年後の総選挙に向けて主要な分野で政策をまとめている。選挙で勝利する公算が高まる中、反既成政治政党のイメージを薄め、政権運営を担う用意があることを示す狙いがある。

同党所属の議員は主要項目について政策綱領をまとめ、党員に是非を問うためにオンラインによる投票を行っている。これまでにエネルギー、外交、雇用などに関する方針を発表した。だが他党との連携についてはどのような姿勢で臨むか明確にしていない。

総選挙は2018年の早い時期に行われる予定で、世論調査によるとどの政党も単独では過半数を獲得できない見込み。


五つ星運動は反ユーロや多国間の貿易協定拒否で右翼政党の「北部同盟」と一致点を見いだせる公算が大きい。その一方で環境重視や貧困層向けの所得保障などの主張は左派政党に近い。

ボローニャ大学のピエロ・イグナツィ教授(政治学)は「(五つ星運動は)現在左派と右派両方から支持を得ているが、いずれ立場を明確にしなければならなくなる。そのときに問題が生じる」と分析した。

フランス大統領選の決選投票に進んだ中道系独立候補のマクロン氏と極右政党である国民戦線(FN)のルペン氏について、五つ星運動はどちらの候補とも「ほとんど共通点がない」と指摘した。

同党の有力議員であるアレッサンドロ・ディバティスタ氏は「われわれはトランプ米大統領もプーチン・ロシア大統領も支持していない。また反欧州連合(EU)でもない。EUが強くなることを望んでおり、米国への盲従に失望している」と語った。

五つ星運動は外交政策について、国連憲章の「厳格な」適用を主張し、一方的な武力行使を批判している。またEUの財政ルール順守を加盟国に求める仕組みの廃止を訴えている。

エネルギー分野では電気自動車と再生可能エネルギーの普及を目指し、2050年までに化石燃料の使用を廃止するとしている。

1956チバQ:2017/04/27(木) 18:59:25
http://www.sankei.com/world/news/170427/wor1704270015-n1.html
2017.4.27 09:07
【仏大統領選】
緒戦はルペン氏に軍配? 決選進出の2候補が「グローバル化経済」で火花、閉鎖工場相次ぎ訪問
【パリ=三井美奈】フランス大統領選で26日、極右「国民戦線」のルペン候補と独立系のマクロン前経済相とが、国外移転の決まった北部アミアンの工場を相次いで訪れ、決選投票に向けグローバル化経済の是非をめぐって激突した。

 この工場は米家電大手ワールプール傘下にあり、今年1月に工賃の安いポーランドへの移転計画が発表された。290人が失職する見込みで、フランスではグローバル化経済の「負の象徴」とみなされている。

 この日、マクロン氏が付近の商工会議所を訪問しているさなかにルペン氏が突然工場を訪れ、工場移転への抗議デモを続ける労働者たちを激励。「マクロン氏は経営者側の人間。私は労働者の味方だ」と訴えて、喝采を浴びた。

 続いてやってきたマクロン氏は罵声を浴びながら、「怒りや不安があるのは知っている」と理解を求めた。その後の演説で、「彼女は国民の代表のふりをしているが、何も回答を示さない」と対抗姿勢をあらわにしたが、PR戦略でルペン氏に先んじられた形となった。

 マクロン氏は23日、大統領選第1回投票の結果が出た後にパリの有名レストランで宴会を開き、「もう勝ったつもりか」と批判を浴びた。26日発表の世論調査では61%が、決選投票に向けた緒戦で「ルペン氏が成功している」と回答した。

1957チバQ:2017/04/28(金) 10:36:20
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170428k0000m030083000c.html
<欧州委員長>英総選挙後に本格離脱交渉、メイ首相と合意
04月27日 20:43毎日新聞

 【ロンドン矢野純一、ブリュッセル八田浩輔】欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長は26日夜、EU側の首席交渉官のバルニエ元仏外相と英国の首相官邸を訪れ、メイ首相と会談した。英メディアによると、6月8日に実施が決まった英総選挙後に本格交渉を始めることで合意した。

 英側のデービスEU離脱担当相も同席。EU側報道官によると、双方の戦略的な利害などについて「建設的な」意見交換をした。英首相官邸の報道官は「メイ氏はEUと離脱後も緊密なパートナーであることを改めて伝えた」と述べた。

 EUは27日、ルクセンブルクで加盟国外相などを集めた総務理事会を開き、対英交渉の方針を定めたガイドラインについて協議した。29日に英国を除く加盟国による特別首脳会議でガイドラインを採択し、交渉に向けて足元を固める。

 ガイドラインは3月下旬に加盟国に提示された草稿よりも英側に厳しい内容が盛り込まれる見通しだ。英国側は離脱条件を巡る交渉と通商関係など将来の関係についての交渉を並行して進めたい意向だが、EU側はそれを認めず交渉の進行を巡っても相違がある。

1958チバQ:2017/04/28(金) 22:57:30
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170429k0000m030058000c.html
<マケドニア>デモ隊が国会乱入 アルバニア系議長に反発
18:52毎日新聞

 【ウィーン三木幸治】東欧マケドニアで27日夜、少数派でイスラム教徒のアルバニア系国会議長が初めて選出された。これに反発した多数派で正教徒のマケドニア人のデモ隊約200人が国会に乱入、野党指導者やアルバニア系議員ら数十人が負傷した。地元メディアなどが報じた。

 マケドニアでは2001年、アルバニア系グループが武装蜂起したことがあり、今後、民族対立に発展する可能性もある。

 マケドニアでは昨年12月の総選挙で与党・マケドニア民主党連合が第1党となったが、過半数には届かず、政権が発足しない状態が続く。一方、野党・社会民主同盟連合がアルバニア系政党と連立で合意して半数を超え、この日、強引に議長を選出したところ、混乱につながった。アルバニア系政党はアルバニア語の公用語化などを求めている。

 イワノフ大統領は27日、国民に「理性的な行動」を呼びかけ、全政党指導者による会合を開く意向を示した。マケドニアの民族構成はマケドニア人約65%、アルバニア系約25%。

1959とはずがたり:2017/04/29(土) 07:51:07

「対極右連合」にほころび=一部はルペン氏支持か―仏大統領選
http://www.msn.com/ja-jp/news/world/%E3%80%8C%E5%AF%BE%E6%A5%B5%E5%8F%B3%E9%80%A3%E5%90%88%E3%80%8D%E3%81%AB%E3%81%BB%E3%81%93%E3%82%8D%E3%81%B3%EF%BC%9D%E4%B8%80%E9%83%A8%E3%81%AF%E3%83%AB%E3%83%9A%E3%83%B3%E6%B0%8F%E6%94%AF%E6%8C%81%E3%81%8B%E2%80%95%E4%BB%8F%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E9%81%B8/ar-BBAsCLX
時事通信
1日前

 【パリ時事】5月7日のフランス大統領選決選投票をめぐり、極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首(48)の当選を阻止するために左右両派の陣営が構築を目指す「対極右連合」にほころびが生じている。一部の有権者がルペン氏支持に回るとみられ、中道系独立候補のエマニュエル・マクロン前経済相(39)の陣営は引き締めに懸命だ。

 23日の第1回投票で敗れた主要3候補のうち、右派野党・共和党のフィヨン元首相(得票率20%)と左派与党・社会党のアモン前教育相(同6.4%)は既にマクロン氏支持を表明。一方、急進左派・左翼党のメランション元共同党首(同19.6%)は態度を明らかにしていない。

 仏紙ルモンドは、フィヨン氏支持者のうち約3割、メランション支持者の約1割の票がルペン氏に流れる可能性があると分析した。2002年大統領選でジャンマリ・ルペン前FN党首が決選投票に進出した際は、ほとんどの政治勢力が「反FN」に回ったが、同紙は「今回は当時ほど(反FNの)機運が盛り上がっていない」と指摘。投票率が下がれば、ルペン氏の当選もあり得ると予想する。

 仏紙レゼコーが27日発表した世論調査では、決選投票の投票先としてマクロン氏が59%の支持を得て、41%のルペン氏をリード。しかし、両候補の差は第1回投票前と比べてやや縮まった。

 マクロン氏は第1回投票終了直後にパリの有名料理店で祝勝パーティーを開いて、「既に勝った気でいる」(ルペン氏)と批判を浴びるなど、緊張感の欠如も指摘されている。

1960チバQ:2017/05/05(金) 06:24:19
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170503X296.html
「ルペン政権で生活改善」=極右に傾く元炭鉱の町―仏大統領選

05月03日 16:05

 【エナンボモン(仏北部)時事】今月7日に大統領選の決選投票を迎えるフランスでは、左派と保守の2大政党が牛耳ってきた既存政治への失望が極右への期待を生んでいる。2014年に極右政党・国民戦線(FN)の市長が誕生した北部エナンボモンは、極右支持層が厚い町として知られる。主力産業だった炭鉱は1960年代以降相次ぎ閉鎖し、大都市との格差が拡大。決選投票でFNのルペン候補の勝利を待望する声が強まっている。

 「FNの市長になって治安や町の景観は格段に良くなった」。元炭鉱労働者の夫と暮らす年金生活者のアンドレさん(78)はこう語り、FNが政権を取れば国民の生活も上向くと希望を抱く。

 同市のブリオワ市長は14年の市長選で、汚職事件で訴追された左派与党・社会党系の現職への批判票を取り込んで勝利。就任後は治安対策の強化や教会の改修などに取り組み、住民からはおおむね好評だ。アンドレさんは「公約を守らない2大政党よりFNの方が信頼できる。ルペン氏に投票して様子を見たい」と話す。

 FNを支持する元不動産業のジャンピエール・プポーさん(63)は「近くに不法移民のキャンプがあり、支援も充実している。それなのに困っているフランス人は見捨てられている」と指摘し、オランド左派政権の社会保障政策が移民重視に偏っていると不満を漏らした。

 ルペン氏は移民排斥や自国通貨復活を通じて治安や経済を改善させると主張し、決選投票に進出。支持率は都市部よりも疲弊する地方で高い傾向にある。対立候補のマクロン前経済相を支持するセネガル出身の元教師ソリさん(70)は「グローバル化の中で、ルペン氏が唱える夢のような世界は実現しない。地方の人々は困窮のあまり、正しい判断力を失ってしまった」と嘆く。

 政治に絶望し、大統領選に関心を示さない有権者もいる。ミカエル・パマールさん(36)は飲食店などで働いてきたが、勤務先の閉店に伴い、昨年失業。再就職のめどは立たない。「誰が大統領になっても大言壮語するばかりで何も変わらない。教会を修復するなら失業者支援を増やしてほしい」と述べ、決選投票では棄権すると説明した。

1961チバQ:2017/05/05(金) 06:33:28
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170501k0000e030156000c.html
<イタリア>レンツィ前首相が民主党書記長再選

05月01日 10:53

民主党の選挙で投票するイタリアのレンツィ前首相(左から2人目)=イタリアのフィレンツェで4月30日、AP

(毎日新聞)

 【パリ賀有勇】イタリアの中道左派与党・民主党の書記長選挙が4月30日投開票された。ロイター通信によると、開票の暫定結果でレンツィ前首相(42)が約7割を得票してオルランド法相ら2候補を破り、書記長に返り咲いた。

 レンツィ氏は昨年12月に行われた国民投票で、上院の権限を縮小する憲法改正案が否決された責任を取って、首相と書記長を辞任していた。

 レンツィ氏は30日夜に勝利宣言し、「共に前に進もう」と党員に呼びかけた。書記長への返り咲きで党のリーダーとしての正統性を高め、来年5月までに行われる総選挙での勝利につなげたい考えだ。

 ただ、民主党は国民投票後、レンツィ氏に反発した党内左派が新会派を結成し、分裂。一方で、改憲反対派を率いた新興政治団体「五つ星運動」は総選挙で躍進するとみられる。

 調査会社EMGが4月25日に公表した政党支持率の世論調査は、五つ星運動が約29%で首位。民主党は約27%で2位となった。

1962チバQ:2017/05/05(金) 06:36:48
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705010038.html
伊レンツィ前首相、党首に復活 総選挙へ基盤固め

05月01日 21:09

 【ベルリン=宮下日出男】イタリアの与党、中道左派の民主党の書記長(党首)選が4月30日行われ、暫定集計によると、レンツィ前首相(42)が約72%を得票し、他の2候補に大差をつけて再選された。レンツィ氏は昨年12月の国民投票で憲法改正案を否決され、首相を辞任。書記長復帰で求心力を高め、来春までに行われる総選挙での首相返り咲きに向けた弾みとしたい考えだ。

 民主党では国民投票後、それまでの強引な手法や総選挙実施の時期をめぐり、レンツィ氏への反発が強まり、亀裂が露呈。レンツィ氏は2月、党内の基盤を固めるため、書記長も辞任して書記長選に踏み切った。

 選挙は条件を満たせば、党員以外も参加できる仕組み。目標を上回る約200万人が投票した。レンツィ氏は選挙結果後、「これはまったく新しい歴史の始まりだ。一緒に前進しよう」と結束を訴えた。

 総選挙をめぐってはレンツィ氏のほか、最大野党の「五つ星運動」なども早期の実施を主張。議会解散権を持つマッタレッラ大統領は必要な選挙制度の改正を急ぐよう上下両院に要請しており、政党間の駆け引きが激しくなりそうだ。

 ロイター通信によると、世論調査の支持率で民主党は五つ星に3��8ポイントリードされ、苦しい状況。五つ星はユーロ離脱を問う国民投票の実施を掲げており、イタリアの行方はフランス大統領選などと並び、欧州の将来に大きな影響を与えると注視されている。


https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170501X034.html
レンツィ氏、与党党首復帰=首相返り咲き狙う―イタリア

05月01日 08:36

 【パリ時事】イタリアの中道左派与党・民主党は4月30日、一般党員らによる党首(書記長)選を実施し、レンツィ前首相(42)の党首復帰を決めた。レンツィ氏は来春までに実施される総選挙で民主党を勝利に導き、首相返り咲きを果たしたい考えだ。

 党首選にはオーランド法相(48)とエミリアーノ・プッリャ州知事(57)も出馬し、即日開票の結果、レンツィ氏が70%前後の票を獲得した。レンツィ氏は「新たな歴史が始まる」と勝利宣言した。党首選は一定の条件を満たした党員以外の参加も受け付け、約200万人が投票したとみられる。

1963チバQ:2017/05/05(金) 07:05:04
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK4V5G78K4VUHBI02C.html
マクロン氏は都市部で圧倒、ルペン氏は地方 第1回投票

04月26日 22:25

仏大統領選で各候補が得票1位だった県

(朝日新聞)

 23日のフランス大統領選第1回投票で、決選投票に進んだ独立系のマクロン前経済相(39)と右翼・国民戦線(FN)のルペン氏(48)への投票傾向は、地域でくっきり分かれた。2人の戦いがこじれれば、都市と地方の分断が深まる懸念がある。

 マクロン氏は都市部で圧倒的に強かった。パリで得票率約36%。ルペン氏は約5%の5位だった。

 反対にルペン氏が圧勝したのは北部エヌ県。約36%で、2位のマクロン氏の約18%の2倍の票を得た。

 同県や北海沿いを含む数県では、前回2012年の大統領選で社会党のオランド大統領が1位だったが、今回はいずれもルペン氏がトップになった。炭鉱業の衰えで地盤沈下した工業地帯だ。構造不況に苦しむ地域でルペン氏が強い傾向がはっきりした。

 北部を除けば、マクロン氏が1位の県とルペン氏が1位の県の分布は、従来左派が強い西部でマクロン氏、右派が強い東部と南部でルペン氏と分かれる。

 一方、各県内の投票分布を見ると、やはり都市とそれ以外の差が顕著だ。

 ルモンド紙によると、マクロン氏は人口10万人以上の全37市の得票率の平均が、24・01%だった全国の得票率を6ポイント上回った。かたや全国で21・30%だったルペン氏は、人口が多い上位10市のうち、FNの地盤である南部のニース、マルセイユ以外の8市で15%を下回った。(パリ=喜田尚)

1964チバQ:2017/05/05(金) 07:06:08
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1704290063.html
仏大統領選】決選投票まで1週間 マクロン支持6割もやや失速 棄権・白票に懸念

04月29日 19:14

 【パリ=三井美奈】フランス大統領選は30日、5月7日の決選投票まで1週間となる。28日発表の民間機関BVAの調査によると、決選投票に向けた独立系のマクロン前経済相の支持率は59%で極右「国民戦線」(FN)のルペン候補の41%を上回った。マクロン氏は優位を維持しているものの、23日の第1回投票時の支持率(62%)から下落し、勢いは失速している。

 ルペン氏は28日、民放テレビで「マクロン氏は大量の移民受け入れを支持した」「彼は金満権力者の味方」と攻撃した。マクロン氏をグローバル化や「既得権益者」の象徴と位置づけることで、自身の「経済保護主義、反エリート」の主張と対比させ、巻き返しを図った。

 決選投票では、第1回投票で3位以下だった候補の票の行方がカギ。同調査では、3位だった中道右派「共和党」のフィヨン元首相、4位の急進左派メランション氏に投票した人のそれぞれ41%が決選投票で「マクロン氏に投票する」と回答。「ルペン氏」と答えた人は各26%、18%だった。

 一方、メランション氏の支持者の41%、フィヨン氏の支持者の33%は決選投票で「棄権か白票を投じる」と回答。投票率が低下すると、基礎票が安定したルペン氏に有利になると見られるため、マクロン陣営は引き締めに懸命だ。28日、メランション氏の支持者に向けて「ルペン氏が勝てば、わが国は孤立する」とインターネット上で投票を呼びかけた。

 また、FNは28日、大きな失点があった。ルペン氏は第1回投票後、選挙戦に専念するためにFNの党首を一時辞任したが、暫定党首に指名された欧州議員が過去にナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺に疑念を示す発言をしたことが発覚し、28日に就任辞退が発表された。ルペン氏は2011年の党首就任以来、「反ユダヤ主義」を追放する姿勢を示してきたが、党の体質は変わっていないことが示された。

1965チバQ:2017/05/05(金) 07:06:54
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170429X925.html
マクロン氏優勢維持=両候補の主張、共感呼ばず―決選投票まで1週間・仏大統領選

04月29日 17:47

 【パリ時事】フランス大統領選決選投票が5月7日に実施される。世論調査では23日の第1回投票を首位で通過した中道系独立候補のマクロン前経済相(39)が先行し、2位だった極右政党・国民戦線(FN)のルペン候補(48)は劣勢だ。決選投票まであと1週間だが、両候補の主張のいずれにも共感できない有権者も多い。マクロン氏は、有権者に根強い極右への警戒心を票につなげられるか正念場を迎える。

 第1回投票以降、両候補に不満を抱える人々の抗議活動が各地で相次ぐ。仏西部ランヌで27日に開かれた1000人規模の集会参加者の一人は、地元メディアに「新自由主義者のマクロン氏にも極右のルペン氏にも投票しない」と怒りをあらわにした。

 第1回投票で落選した急進左派のメランション候補に投票したというパリ在住の舞台俳優の男性(25)は「極右には反対だが、マクロン氏にも国を任せられる器の大きさを感じない」と話し、棄権も考えていると明かす。

 欧州連合(EU)離脱や移民排斥など過激な主張を掲げるルペン氏を危険視する層は根強い。一方で、労働者の権利を重視する人々は、金融機関勤務時代に巨額の報酬を得た上に経営者寄りの改革を唱えるマクロン氏にも警戒感を抱く。マクロン氏が第1回投票直後にパリの高級レストランで祝勝パーティーを開いたことも「金持ち候補」という印象を強める一因となった。

1966チバQ:2017/05/05(金) 07:07:40
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170429X956.html
首相に右派政党党首を指名=ルペン氏勝利なら―仏大統領選

04月29日 20:16

 【パリ時事】フランス大統領選の決選投票に進出した極右政党・国民戦線(FN)のルペン候補は29日、大統領に当選した場合、23日の第1回投票で敗退した右派政党「立ち上がれフランス」のニコラ・デュポンエニャン党首を首相に指名すると表明した。

 選挙戦は中道系のマクロン前経済相が優勢。ルペン氏は支持が伸び悩み、幅広い票の取り込みを目指している。デュポンエニャン氏は28日、決選投票でのルペン氏支持を明らかにしていた。

1967チバQ:2017/05/05(金) 07:08:24
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170430k0000m030077000c.html
仏大統領選>決選2候補イメージ戦 敗退候補の支持者狙い

04月29日 23:07

 【パリ賀有勇】欧州連合(EU)の行く末を占う、5月7日のフランス大統領選の決選投票まで1週間となった。中道・独立系のエマニュエル・マクロン前経済相(39)と極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン候補(48)は、第1回投票で惜敗した上位候補者の支持者を取り込もうと、激しいイメージ戦を展開している。

 「マダム・ルペンは(問題を)政治利用している」。マクロン氏は26日、仏北部の地元アミアンで、海外移転による閉鎖が決まった米家電大手の工場の労働組合幹部との会談後に語った。表情はいらだちに満ちていた。

 労働者に寄り添う姿勢を印象付けようとしていた会談の最中に、工場存続を約束してきたルペン氏が工場を電撃訪問していると知らされたのだ。完全にメンツをつぶされた。

 「反ルペン」票の結集を図るマクロン氏も負けてはいない。27日には、移民系住民が多く住むパリ近郊を訪問。「彼ら(移民)を排除したいルペン氏はここには来られない」と、「反移民」を掲げるルペン氏をけん制した。

 翌28日には、第二次世界大戦中のナチス・ドイツ占領下で、ナチス親衛隊が住民642人を虐殺する事件があった仏中部オラドゥール村を訪問した。FNが繰り返し招いてきたナチスに関する舌禍を有権者に印象付けるためだ。

 ルペン氏は9日、ドイツ占領下のパリで仏警察がユダヤ人を一斉検挙した事件を巡り、フランスの責任を否定して物議を醸した。決選投票に向け、ルペン氏は党首を一時的に離任してイメージの軟化を図っているが、FNは28日に党首代行を交代させた。党首代行だった副党首が、過去にナチスによるガス室を使ったユダヤ人虐殺を疑問視していたことが理由とみられる。

 28日公表の最新世論調査では、マクロン氏の支持率は60%で、ルペン氏(40%)をリードしている。だが、第1回投票で惜敗した共和党のフィヨン元首相(中道右派)と左翼党のメランション元共同党首(急進左派)に投票した有権者のうち、決選投票でマクロン氏に投じる割合は約4割にとどまり、「棄権」は約3割に上る。

 ルペン氏は28日、「マクロン氏は労働者を守らない」と述べた動画をソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に投稿。労働者寄りで「反EU」や「反自由貿易」の主張が一部重なるメランション氏の支持者に投票を呼びかけた。

 「反極右」で結束するのか、それともルペン氏がマクロン氏を追い上げるのか。両氏の激しい争いが続く。

1968チバQ:2017/05/05(金) 07:09:51
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705010041.html
仏大統領選】素人選挙で支持拡大 マクロン氏の政治運動「前進」、資金は寄付頼み

05月01日 21:19

 フランス大統領選で7日の決選投票に進んだエマニュエル・マクロン前経済相は、1年前に政治運動「前進」を結成した。方針や活動にはまだ、素人らしさが濃厚だが、保革二大政党に飽き足らない中道派に支持を広げる基盤となっている。(パリ 三井美奈、写真も)

 パリ下町のカフェに4月末の夜、仕事帰りの約30人が集まった。決選投票に向けた「前進」の地域委員会の会合だ。進行役はなく、それぞれ「明日のビラ配りは僕の当番」「戸別訪問で経済政策を説明したらどうか」と選挙運動のアイデアを述べ合うだけ。みんなマクロン陣営のウェブサイトを通じて加入し、当初は初対面だった。退職者から高校生まで年代は幅広い。

 「昨年4月の初会合の参加者は4人だけ」と幹事役のバチスト・ジェントルさん(28)は話す。IT技師で元は社会党支持者。規制緩和をもっと進めてほしいと思い、当時経済相だったマクロン氏が昨年4月、「前進」を結成するとネットで参加を申請。すると「君に地域委員会を作ってほしい」という依頼がきた。「活動方針は『各地域で決めて』と言われた」と話す。時々50ユーロ(約6千円)を「前進」に寄付している。

 「前進」はマクロン氏が「草の根の改革」を訴えて設立。参加者は公称20万人で、地域委員会は国内外に約4千あるとしている。ただこれには、メーリングリストに掲載されているだけの人も含まれる。集会運営は全く不慣れ。

 国から政党助成金を受けておらず、党費もない。資金は寄付金のみ。マクロン氏が仏紙に語ったところでは、「寄付は3万人以上から集めた。平均額は50ユーロ。5千ユーロ以上の大口は全体の2%」という。一方で、仏メディアによると、寄付金の総額は750万ユーロ(約9億円)にのぼり、二大政党をしのぐとされる。

 「前進(アン・マルシュ!)」は略語がEMで、マクロン氏のイニシャルと同じ。組織も財政も、マクロン氏の個人応援団というのが現状のようだ。

     ◇

■2候補、パリでメーデー集会

 【パリ=三井美奈】フランス大統領選で決選投票に進んだ独立系のマクロン前経済相、極右「国民戦線」のルペン候補は1日、労働者の祭典メーデーにあわせてそれぞれ、首都パリ内外で支持者集会を開催。決選のカギを握る勤労者層の獲得が狙い。

 最新の世論調査では、2人のうち「マクロン氏に投票する」と答えた人は60%で、ルペン氏の40%を依然として上回っている。

1969チバQ:2017/05/05(金) 07:11:41
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170502k0000m030092000c.html
仏大統領選>パリで反ルペン氏デモ 乱入の若者、暴徒化

05月01日 23:25

 【パリ賀有勇】フランス大統領選の決選投票(7日投開票)を前にしたパリで1日、メーデーに合わせて極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン氏に抗議する労働組合や市民団体によるデモ行進が行われた。FN側も「愛国者デモ」を実施した。

 パリ中心部の共和国広場では、「ルペン、ノン」と書かれたプラカードを掲げた市民や移民ら数万人が集まり「移民からフランス国籍を奪うな」と叫びながら、「反移民」を掲げるルペン氏への不支持を呼びかけた。

 仏BFMテレビによると、これとは別に、黒ずくめの服を着た150人ほどの若者がデモ行進に乱入。火炎瓶や石を投げるなど暴徒化し、警察官3人が負傷したという。

1970チバQ:2017/05/05(金) 07:12:28
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170503k0000m030077000c.html
<仏大統領選>反極右で温度差も デモ参加者は激減

05月02日 19:44

ルペン氏の当選阻止を呼びかける市民ら=パリで2017年5月1日、賀有勇撮影

(毎日新聞)

 【パリ賀有勇】フランス大統領選の決選投票(7日投開票)では、極右政党・国民戦線(FN)のルペン候補(48)の当選阻止のため有権者が結集するか注目される。メーデーの1日には反ルペン氏デモもあったが、FN創設者でルペン氏の父ジャンマリ氏が大統領選決選投票に進んだ2002年に比べ参加者は激減。中道・独立系のマクロン前経済相(39)の支持を表明しない労組もあり、「反極右」で温度差も生じている。

 フランスでは1日、労組や市民団体が全土でデモ行進したが、仏内務省によると参加者は約14万人で、02年の約130万人と比べ大幅に減少した。「反ルペン」一色の団体もあれば、移民排斥を鮮明に打ち出すルペン氏に抗議する一方で、マクロン氏支持を呼びかけない労組もあった。

 投資銀行出身のエリート、マクロン氏の企業寄りの姿勢に対する労働者の反発や、左派の印象を与えるのを避けるためにマクロン氏が労組と距離を取ってきたことも背景にあるとみられる。

 「もはや極右の躍進に驚く人は誰もいない」。パリで開かれたデモに参加したジェラー・シモンさん(78)は「ルペンにノン」と書かれたプラカードを手に語った。02年の抗議デモにも参加したといい、「戦争を知る世代としてナショナリズム(国家主義)の怖さが分かる。デモの参加者が減っていることが残念でならない」と決選投票を前に漂う「しらけムード」を懸念した。

 大学院生、ケビン・バラッツさん(26)は、第1回投票では惨敗した社会党のアモン前教育相(左派)に投じた。「ルペン大統領誕生は阻止したいが、労働者を軽んじるマクロン氏にも賛同できない。苦渋の選択だ」と左派有権者の複雑な胸の内を語った。

 ルペン氏とマクロン氏は1日、それぞれパリなどで集会を開催。ルペン氏はパリ近郊での集会に、第1回投票で得票率4・7%の6位で敗退した右派政党「立てフランス」のデュポンテニャン党首を招いた。4月29日に首相候補に指名しており、敗退した中道右派で共和党のフィヨン元首相を推した保守層を取り込む狙いがあるとみられる。

 マクロン氏は1日、1995年の5月1日にモロッコ出身の男性が、FN支持者らによってセーヌ川に投げ込まれ死亡した事件の現場を訪れて追悼。FNの「反移民」の姿勢を印象付けた。その後、パリ市内で行われた集会では「デモ行進した働く人々をたたえたい」と述べて、支持をためらう左派有権者にアピールした。

1971チバQ:2017/05/05(金) 07:13:46
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705030055.html
仏大統領選ルポ】移民街サンドニで途方に暮れるイスラム教徒たち 「テロの街とレッテル貼られた…」

05月03日 22:14

移民街、サンドニの露天市。イスラム教徒の姿が目立つ

(産経新聞)

 7日に大統領選の決選投票が行われるフランスでは、テロ対策が最大課題だ。2015年、130人が死亡したパリ同時多発テロの現場の一つサンドニを訪ねると、事件の首謀者と警察の銃撃戦の跡が市中心部に生々しく残り、仏社会でテロの脅威がいかに身近にあるかをうかがわせた。

 サンドニはフランス随一の移民街。住民の国籍は135にわたり、人口11万のうち約7割が移民や移民の子孫。多くは旧植民地のアルジェリアなど北アフリカ出身だ。ルーブル美術館やオペラ座のあるパリ中心部から地下鉄で約20分の距離だが、駅前の露天市は別世界。スカーフをかぶったイスラム女性、アフリカの民族衣装の黒人らが集う。

 テロ首謀者だったモロッコ系ベルギー人のアブデルハミド・アバウド容疑者はこの露天市の裏のアパートに潜伏し、事件から5日後に警察に銃撃され死亡した。アパートはいまも鉄柵で閉鎖されたまま。同容疑者はシリアでイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)に加わり、フランスやベルギー在住の過激派とテロを組織した。

 「市の中心地で銃撃戦が起きたので驚いた。アパートは闇ホテルだったようです」とサンドニ市職員のマジド・メサウデンさん(40)は話す。20平方メートルの小部屋を月1千ユーロ(約12万円)で貸す闇ホテルには10人近くがひしめくように一室に寝泊まりし、身元不明の外国人が多数入り込んでいる。昨年来、近郊のモスク(イスラム教礼拝所)に対し、過激思想の拠点である疑いから相次いで閉鎖命令が出された。

 サンドニ出身の地理学者クリストフ・ギリュイさんによると、同市は「戦後、首都の下町としてイタリアなど南欧の白人労働者が集まった。次第にイスラム教徒移民が集まり、白人は出ていった」。若者の暴動は散発的に起きるものの、「サンドニ住民でシリアに渡航した人はいない」と、アルジェリア系2世であるメサウデンさんは言う。

 国内のテロ続発は、極右「国民戦線」のマリーヌ・ルペン候補が決選投票に進む一因となった。サンドニに残る白人キリスト教徒の住民(70)は、「移民が多すぎる。移民の子供に国籍を無条件でやり、子供手当は私の年金より多い」と、イスラム教徒住民への憤りをあらわにした。共産党が強いサンドニでも、国民戦線が2年前の地方選で得票を伸ばした。

 しかし、独立系候補のエマニュエル・マクロン前経済相も、「警察を1万人増やす」とテロ対策強化を公約。現社会党政権を含め、テロ対策の強化ではどの勢力も一致している。

 その分、サンドニのような移民街を見る目は厳しい。「事件以来、サンドニは『テロの街』とレッテルを貼られた」と、メサウデンさんは悔しがる。住民は就職などで目に見えない差別を受け、アラブ系の名前を電話で言うだけで断られる。街に入り込んできたテロリストのために、一般市民まで偏見や差別を受ける。移民に寛容だった「イスラム教徒の街」は途方に暮れていた。(サンドニ 三井美奈)

1972チバQ:2017/05/05(金) 07:14:44
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170505k0000m030077000c.html
<仏大統領選>説得力マクロン氏に軍配 ルペン氏とTV討論

05月04日 21:08

 【パリ賀有勇】フランス大統領選の決選投票(7日投開票)に進む中道・独立系のマクロン前経済相(39)と極右政党・国民戦線(FN)のルペン候補(48)が3日、テレビ討論を行い、テロ対策などを巡って激論を交わした。説得力で上回った候補者を問う世論調査の結果では、マクロン氏に軍配が上がった。

 討論は約2時間半に及んだ。ルペン氏は冒頭から「エリートのための候補者」「野蛮なグローバル化の代表者」とマクロン氏を立て続けに批判した。マクロン氏も「あなたの戦略は多くのウソをつくことだ」と反撃し、「(批判をするだけで)何も提案しない」とルペン氏を批判した。

 フランスで相次いだイスラム過激派絡みのテロの対策を巡っては、ルペン氏が「マクロン氏はイスラム原理主義に対し甘すぎる」と非難。マクロン氏は、過激思想に染まった二重国籍の監視対象者の仏国籍を剥奪するとのルペン氏の主張に言及し、「自爆しようとする人物が国籍剥奪を恐れて思いとどまることはない。もっと根源的な原因に目を向けるべきだ」と述べた。

 主張が対立する欧州連合(EU)問題では、ルペン氏が「フランスは女性に率いられることになる。私かメルケル独首相だ」と発言。ドイツと共に欧州統合を推進する考えを示すマクロン氏がメルケル氏に「服従」していると皮肉った。

 ルペン氏は微笑を浮かべながらマクロン氏を批判したり挑発したりするような発言が目立ったのに対し、マクロン氏は終始厳しい表情でルペン氏を諭すように反論した。

 調査会社エラブによる討論後の世論調査では、「説得力があった候補」でマクロン氏が63%を獲得。ルペン氏の34%を上回った。

1973チバQ:2017/05/05(金) 07:21:32
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705030049.html
【英EU離脱】下院解散で与党・保守党が圧勝の勢い メイ首相はハードブレグジット(強硬離脱)へ基盤固め

05月03日 20:59

 【ロンドン=岡部伸】6月8日の総選挙に向け英下院(定数650)が3日解散し、選挙戦が正式にスタートした。選挙後に始まる欧州連合(EU)離脱交渉をめぐって、単一市場のアクセスより移民制限を優先する「強硬離脱」(ハードブレグジット)構想を掲げるメイ首相に対する事実上の信任投票。最大野党、労働党はコービン党首の支持が低迷し、苦戦が予想され、世論調査ではメイ氏率いる与党、保守党の支持率が労働党を10��20ポイント上回り、圧勝する勢いだ。

 総選挙は、EU離脱に向けた政府の「強硬離脱」の交渉方針を支持するか否かが最大の争点。保守党が大勝すれば、メイ氏は交渉を進める上で政権基盤と求心力を一層強固にすることができる。

 しかし残留派を中心に「強硬離脱」への反発もある。労働党など野党は、単一市場へのアクセスを維持する「穏健離脱」への転換を訴え、首相の「強硬離脱」方針に懐疑的な有権者を引き込みたい考えだ。

 また堅調だった英経済も1��3月期の国内総生産(GDP)成長率が前期比年率1・2%と3期続いた年率2%台から減速する兆しもみえているだけに、現時点では与党に勢いがあるものの選挙の行方は予断を許さない。

 メイ氏は4月18日、2020年に行われる総選挙を前倒しする意向を表明。下院は翌19日、与野党の賛成多数で動議を可決し総選挙実施が決定し、3日に日付が変わるとともに自動的に解散した。

1974チバQ:2017/05/05(金) 07:26:56
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170504k0000m030047000c.html
英国>EU離脱、メイ首相信任か焦点 下院解散、選挙戦に

05月03日 19:56

 【ロンドン矢野純一】英下院(定数650)が3日解散し、6月8日投開票の総選挙に向けて選挙戦に入った。欧州連合(EU)との離脱交渉を進めるメイ首相の方針を信任するかどうかが焦点だ。メイ氏は離脱を確実に進めることを主張する一方、労働党のコービン党首は国民生活や福祉の向上を強調し、離脱の話題を避けている。

 ■保守党

 与党保守党(330議席)を率いるメイ氏は3日、「EU側には交渉の成功を望んでいない人もいる。困難な交渉には強い指導者が必要だ」と演説。総選挙実施を発表した翌日の4月19日から、労働党地盤の地方都市を遊説し、支持層の切り崩しを図っている。

 保守党は昨年6月のEU離脱の是非を問う国民投票で党として残留を支持したが、有力議員が離脱運動を主導したため党内は二分した。離脱を決めた投票結果を受け、党として離脱支持に転じた。メイ氏はEUの単一市場から撤退する強硬な交渉方針を示している。

 世論調査会社「YouGov」が4月26日に発表した結果によると、保守党支持者の71%が離脱を支持している。保守党議員秘書は「温度差はあるが議員も離脱で一致している」という。

 ■労働党

 労働党(229議席)のコービン氏は、足場を固めるため労働党の票田を中心に遊説。「我々は公平な国をつくる」と既得権益を持つエリート層を批判する。しかし、離脱問題にはほとんど触れず、生活や労働者の権利重視を訴えている。

 労働党は国民投票で保守党と共に残留を支持。保守党とは異なり、大半の議員が残留を支持した。しかし、コービン氏は国民投票の結果を尊重するとして離脱支持に方針転換。離脱交渉では、従来通りEUと関税がない貿易を続けるソフトな離脱を掲げている。

 ただ、「YouGov」の調査によると、支持者の68%が残留を支持し、離脱を掲げる党の方針と乖離(かいり)。党内にも一定数の残留派議員がいる。「YouGov」のマシュー・スミス氏は「明確な方針を打ち出せず、労働党は苦境に陥っている」と指摘する。

 ■世論調査

 「YouGov」が4月26日に公表した結果によると、保守党支持は45%、労働党は29%となっている。メイ氏が総選挙実施を発表した直後の調査では保守党は労働党に24ポイント差をつけていたが、その差は16ポイントに縮まっている。

1975チバQ:2017/05/05(金) 07:41:43
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170430k0000m030052000c.html
<EU方針>英離脱条件、先に交渉 「将来の関係」後回し

04月29日 20:59

 【ブリュッセル八田浩輔】欧州連合(EU)は29日、英国の離脱を巡ってブリュッセルで特別首脳会議を開き、交渉の基本方針を定めたガイドラインを採択した。英国内に暮らすEU加盟国出身者の権利保障などを巡り、先月提示された草案より強硬な要求が盛り込まれる。

 3月29日の正式な離脱通告を受けた首脳会議の開催は初めてで、英国を除く27加盟国が参加した。

 ガイドラインではまず離脱条件を巡る交渉を進め、自由貿易協定(FTA)を含む離脱後の関係の話し合いは後回しにする2段階方式と定めた。英国と加盟国の個別協議は認めない。

 離脱条件の交渉では、離脱日までに英国に入ったEU加盟国出身者が5年以上滞在すれば在住権を認めるなど、既に英国で暮らす加盟国出身者と同じ権利の保障を求める。在英移民が多い東欧諸国が強く要求した。

 また、英国が離脱決定前に拠出を決めた2020年までの予算の支払いなどを「手切れ金」として請求。金額は明記しないが最大600億ユーロ(約7兆2000億円)と試算される。さらに離脱後に加盟国アイルランドとの間で厳しい国境管理を行わないことも働きかける。

 条件交渉で「十分な進展」があったとEU側が判断した場合、第2段階の将来の関係について協議に入る。トゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)は29日、「離脱の影響を受ける市民と家族の権利の保障は(英EU)双方にとっての最優先事項だ」と語った。英国側は二つの協議を並行することを求め、「手切れ金」の支払いにも難色を示している。

 EU側の主眼は加盟国の損失を最低限に抑えるダメージコントロールだ。EU筋は「離脱プロセスでは英国もEUも損をする。勝者はいない」と言う。今後は手切れ金の請求に在英EU機関の移転費を加えたり、支払いをユーロ建てで求めたりする細かな条件を定めた「交渉指令」を来月下旬に採択。6月8日の英総選挙後に始まる本格交渉に向けた下地を整える。

1976チバQ:2017/05/05(金) 08:37:12
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170430-00000050-san-eurp
仏大統領選 決選投票まで1週間 反EU派、結集図る ルペン氏、首相候補決定

産経新聞��4/30(日) 7:55配信

コメント

 【パリ=三井美奈】フランス大統領選で5月7日の決選投票を前に、極右「国民戦線」(FN)のルペン候補は29日、大統領に当選した場合、第1回投票で落選した欧州連合(EU)懐疑派のニコラ・デュポンエニャン国民議会(下院)議員(56)を首相に任命すると発表した。独立系のマクロン前経済相に支持率で大差をつけられる中、保守派票を取り込む狙いがある。

 デュポンエニャン氏は自身が2008年に創設した保守派政党「立ち上がれ共和国」から大統領選に立候補し、23日の第1回投票で4・70%を獲得して6位となった。中道右派「共和党」の前身政党出身で、フランスの独自外交を重んじたドゴール元大統領の路線継承者を自任。EUに対する国家主権の強化を主張してきた。

 ルペン氏は首相起用の発表により、デュポンエニャン氏に加え、第1回投票で3位となった共和党のフィヨン元首相(得票率20・01%)に投票した保守派にも支持を広げる戦略だ。親EU派のマクロン氏に対抗して反EU派の結集を図りたい構えで、29日の記者会見では、第1回投票で4位となった急進左派メランション氏の支持者にも共闘を呼び掛けた。

 28日に民間機関BVAが発表した世論調査では、決選投票でマクロン氏を支持するとした人は59%で、ルペン氏は41%。マクロン氏は優位を維持しているものの、60%の大台を割り込み、勢いは失速している。

 同調査ではフィヨン氏、メランション氏に投票した人のそれぞれ41%が決選投票で「マクロン氏に投票する」と答え、「ルペン氏」と答えた人は各26%、18%だった。マクロン氏は決選投票で、3位以下となった候補から票の上積みが見込めそうだ。

 一方、メランション氏の支持者の41%、フィヨン氏の支持者の33%は「棄権か白票を投じる」と回答した。投票率が低下すると、基礎票が安定したルペン氏に有利になるとみられるため、マクロン陣営は引き締めに懸命となっている。

                   ◇

 ■独首相はマクロン氏支持

 【ベルリン=宮下日出男】ドイツのメルケル首相は28日、5月7日に行われるフランス大統領選決選投票をめぐり、一部独メディアとのインタビューで、極右、国民戦線のルペン氏と争う独立系のマクロン前経済相の勝利が望ましいとの見解を示した。メルケル氏は「マクロン氏が選ばれれば、強い大統領になることに疑いを持たない。それは私が願うことでもある」と述べた。

1977チバQ:2017/05/05(金) 21:41:34
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK532H08K53UHBI005.html
「決別」したのに…ルペン氏悩ます父 党除名後も存在感

19:18

1日、パリ中心部にあるジャンヌ・ダルク像の前で演説する右翼・国民戦線(FN)の創設者ジャンマリ・ルペン氏=青田秀樹撮影

(朝日新聞)

 フランス大統領選で、右翼・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン氏(48)の選挙戦に、決別したはずの父ジャンマリ・ルペン氏(88)の存在が影を落としている。ジャンマリ氏が発言するたび、FNに染みついた「極右」「人種差別主義者」のイメージがよみがえる。対立候補のエマニュエル・マクロン前経済相(39)はFNの排外主義的な主張に批判を強める。

 党創設者のジャンマリ氏は2011年に党首の座をルペン氏に引き継いだ。ルペン氏は反欧州連合(EU)や移民規制などの方針は維持しつつ、人種差別的な発言を封じ込めて「ふつうの政党」路線にカジを切った。ジャンマリ氏は第2次大戦中のガス室によるユダヤ人虐殺を「歴史上のささいなこと」という発言を改めようとせず、15年に党から除名された。

 ルペン氏は、除名後の父と距離を保ち、決選投票進出を決めた後も「政治的に完全に決別している」と話した。

 一方の父は、娘が決選投票進出を決めた2日後にテレビに登場。「彼女の選挙運動はおとなしすぎた。私ならトランプ米大統領のように、我が国を退廃させた連中を相手に、もっと攻撃的にやっただろう」などと話した。メーデーの5月1日には「彼女はジャンヌ・ダルクと同じ使命を持つ」と演説。大統領選に挑む娘を、15世紀の英国との戦いで祖国解放の先頭に立ったヒロインに例えた。

1978チバQ:2017/05/06(土) 08:28:46
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170506X503.html
英地方選で与党躍進=総選挙前、メイ首相に朗報

05:50

 【ロンドン時事】6月8日の英総選挙の前哨戦となる今月4日投票の地方選は、5日までの開票の結果、国政与党の保守党が躍進した。英国の欧州連合(EU)離脱交渉の政府方針への信任を争点とする総選挙での勝利に向け、保守党を率いるメイ首相にとって大きな弾みとなった。

 改選対象はイングランドとウェールズ、スコットランドの88自治体計4851議席。BBC放送の5日夜(日本時間6日未明)時点の集計によれば、保守党は563議席増の1899議席を獲得。一方、国政最大野党の労働党は382議席を減らし1152議席。反EU政党の英独立党(UKIP)は、145議席減のわずか1議席と大敗した。

1979チバQ:2017/05/06(土) 08:29:26
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705060006.html
【英EU離脱】保守党、地方選圧勝で総選挙に弾み 労働党は惨敗

01:29

 【ロンドン=岡部伸】6月8日に実施される英総選挙の前哨戦として4日行われた地方選の開票が5日、始まった。BBC放送によると、国政与党の保守党が確定議席の約半数を占めて最大野党の労働党を大きく引き離し、圧勝するのは確実だ。

 地方選では、今回改選されるイングランド、ウェールズ、スコットランドの88議会で計4851議席が争われた。BBCによると、開票率59・5%で保守党が50%を得票し、確定議席の約半数を確保。選挙前議席を約400議席上回った。労働党は27%とふるわず、選挙前から約300議席失い、惨敗する見通しだ。

 一方、選挙前146議席を持ち欧州連合(EU)離脱を主導した英独立党は、離脱が決まったため存在感を失い、各地で敗北を喫した。この票の多くが保守党に流れたもようだ。残留を主張する自由民主党が離脱反対派の受け皿として期待されたが支持が集まっていない。

 昨年6月の国民投票後にメイ氏が首相に就任して以来、初の地方選挙。大幅に議席を伸ばした保守党が総選挙でも存在感を示す可能性が高く、離脱交渉に向けて政権基盤を固めたいメイ氏には追い風となりそうだ。

1980チバQ:2017/05/06(土) 20:19:31
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705060031.html
【仏大統領選】7日に決選投票 マクロン氏、勢い維持 陣営にサイバー攻撃か

18:44

 【パリ=宮下日出男】フランス大統領選の決選投票が7日行われる。欧州連合(EU)との関係やテロ・移民、経済対策が主要な争点。世論調査では「親EU」の独立系エマニュエル・マクロン前経済相(39)が「反EU」の極右、国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン候補(48)に対し優勢を保っている。

 調査会社IFOPの5日公表の支持率では、マクロン氏が4月23日の第1回投票以降で最高の63%に上昇し、ルペン氏は37%。他調査でもマクロン氏は支持率を伸ばしており、3日のテレビ討論で好感を与えたことが、終盤戦の勢いにつながったとみられる。

 選挙戦最終日の5日、マクロン氏は仏メディアで、「(人々の)怒りや憎しみを利用しているだけ」とルペン氏を批判。勝利の場合に任命する首相候補を決めたとも明らかにした。同氏の政治運動「前進」は大規模なサイバー攻撃を受け、電子メールや会計資料が大量に流出したと発表した。

 一方、ルペン氏は仏メディアで「私の言葉はこの国で暴発しようとしている怒りを映し出したものだ」と反論。マクロン氏の政策は「社会を解体する計画であり、恐ろしい攻撃だ」と主張し、巻き返しを図った。

 第1回投票ではマクロン氏が得票率約24%で首位、ルペン氏が約21%の2位で決選投票に進出。3位の保守系フィヨン元首相、4位の急進左派系メランション氏の票のそれぞれ4��5割がマクロン氏に回ると見込まれるが、棄権や白票も多いとされ、この場合、ルペン氏に有利とされる。

 EUやユーロ離脱を目指すルペン氏が勝てば、EUの将来や国際経済に大きな影響を与えるとされ、選挙の行方を世界が注視する。投票は即日開票され、7日夜(日本時間8日未明)に大勢が判明する見通し。

1981チバQ:2017/05/06(土) 20:23:20
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-170506X524.html
メイ政権、「EU介入」に焦り=強硬離脱、圧勝予想でも―英総選挙まで1カ月

14:32

 【ロンドン時事】英国で6月8日に下院選挙が実施される。最大の争点は、メイ首相が3月に正式に通告した英国の欧州連合(EU)からの離脱。首相はEUとの交渉の本格始動を前に、予想される与党・保守党の圧勝により、EU単一市場からの脱退を含む「ハード・ブレグジット」(強硬なEU離脱)路線に事実上の信任を得る構え。ただ、EUが交渉姿勢を硬化してきたことに「選挙介入」と猛反発するなど焦りも隠せない。

 首相は以前の「早期総選挙はない」との公言を突然翻し、下院を解散し総選挙実施に踏み切った。最大野党・労働党は、急進左派のコービン党首をめぐる党内分裂で支持率が低迷しており、最近の各種世論調査では保守党が大差でリードしている。前哨戦となる4日実施の地方議会選でも保守党が大幅に議席を伸ばし優位を裏付けた。

 しかし、首相の強硬離脱路線は国内で賛否が二分するだけに政権側は大勝を楽観せず、陣営の引き締めに躍起だ。こうした中、交渉で難航が予想される離脱時の「手切れ金」問題や、在英EU市民の権利の問題などで、EU側が交渉での要求水準を高めているとの情報が相次いで伝えられた。

 これに業を煮やしたメイ首相は、下院解散に際して行った3日の演説で「欧州の政治家や当局者からの脅しが、総選挙結果に影響を与えようと意図的に時期を選んで出された」と、EU側の「選挙への介入」をあからさまに非難する異例の強い反応を示し、EU側の動きにいかに神経をとがらせているかが露呈した。

 一方、劣勢の労働党は離脱の方向性のスタンスも定まらず支持率が低迷を続けている。強硬離脱支持者が多いイングランド北部などの労働者層と、EU残留派が強いロンドンなど大都市住民という、同党の二つの大きな支持層が離脱問題をめぐり相反するためだ。

 野党側には、強硬離脱路線に反対する勢力を政党を問わず結集する「戦略投票」を呼び掛ける動きもある。しかし、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスのサイモン・ヒックス教授(政治学)は「残留派は分断され、結局多くがメイ氏支持に回るだろう」と予想、そうした動きの実効性を疑問視している。

1982チバQ:2017/05/06(土) 20:25:16
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705060012.html
新・英国へ 6・8総選挙】ウイスキー業界 離脱も独立も嫌 悩み募るスコットランド

11:04

スコットランドのエドラダワー蒸留所のゴルトさん。いつも民族衣装キルトを着用している(三井美奈撮影)

(産経新聞)

 「英国が欧州連合(EU)を離脱するのは嫌。だが、EUに残るために、英国から独立するのも嫌」。こんな複雑な選択に悩むのが、英北部スコットランド地方が世界に誇るウイスキー業界だ。6月の総選挙では独立を目指すスコットランド民族党(SNP)から猛烈な働きかけを受けるが、「それでいいのか」の思いは強い。

 英北部ピトロッホリーのウイスキー蒸留所「エドラダワー」(1825年創業)を訪ねた。山あいの清流の地で、伝統製法をかたくなに守る。

 「EU離脱の国民投票には仰天した。うちの商品の6割は輸出で、うち半分はEU向け。『大変なことになった』と思った」と、古参社員ジョン・ゴルトさん(50)は回想する。その対応も決まらないうちに、SNPがスコットランド独立を問う住民投票の再実施を要求。6月の総選挙実施も決まり、政治の急展開に慌てるばかりだ。

 「私はSNP支持者だが独立となると困る。EU離脱後、ビジネスには日本や中国などとの有利な2国間協定が重要だ。それをやってくれるのは、英国政府。独立はしない方がいい」と、ゴルトさんは言う。

 ウイスキー産業は北海油田と並び、スコットランド経済を支える重要分野。シングルモルトの世界的ブームで輸出を伸ばし、NHKの連続テレビ小説「マッサン」放送後、蒸留所には日本人観光客もたくさんやってくるようになった。

 業界の悩みは、スコットランドの有権者約400万人の多くに共通する。

 2014年に、英国からの離脱の是非を問う住民投票が行われた際、否決されたものの「独立支持」は44・7%にのぼった。

 住民投票は当時のキャメロン英政権が「これ一度きり」と認めたもの。ところが、スコットランド行政府のスタージョン首相は、英国のEU離脱決定で「条件が変わった」として、18年秋にも2度目の住民投票実施を求める賭けに出た。

 メイ英首相は「絶対に認めない」立場だが、SNPは総選挙で大勝すれば強く迫れるともくろんでいる。15年の総選挙でSNPは、スコットランドに割り当てられた下院59議席中、56議席を獲得。しかも昨年6月の国民投票では、スコットランドの62%がEU残留を支持した。スタージョン氏は「英国についていくのか、われわれが欧州と新しい関係を作る独立国となるのか。住民が選択できるようにすべきだ」と主張する。

 だが、独立してもEUに加盟するには、英国のEU離脱以上に手続きは複雑で、見通しすらつかない。「やっぱり独立は困る」という心理がスコットランドに広がる。地元のウイスキー協会は「総選挙では特定の立場をとらない」と早々に決めた。

 スコットランドは1707年に英国の一部となるまで、独自の王国を維持し、イングランドと戦争を続けてきた。併合後は民族衣装のキルトが禁じられたこともあり、現在でも英国政府、特に保守党への敵意は強い。総選挙はスタージョン氏とメイ氏の意地が衝突する場になる。

 草をはむ羊が行き交うシングルモルトの里。穏やかな風景からは想像もできない、厳しい選択が誇り高いスコットランド人に突きつけられている。(ピトロッホリー 三井美奈)

1983チバQ:2017/05/06(土) 22:31:24
https://mainichi.jp/articles/20170506/k00/00e/030/216000c
仏大統領選

植民地抑圧も論戦に 和解vs正当化

毎日新聞2017年5月6日 12時06分(最終更新 5月6日 12時35分)
 【パリ賀有勇、ベルリン中西啓介】7日に決選投票が行われるフランス大統領選では、仏領だったアルジェリアなどに対する植民地政策について、中道・独立系のマクロン前経済相が「人道に対する罪」と発言し、極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン氏から批判されるなど、歴史認識でも論争となった。新大統領の誕生が、歴史認識にどう影響を与えるかも注目されている。

 フランスは1970年代まで、アフリカやアジアなどに植民地を所有。仏本国からの入国者を優遇し、先住民らに抑圧政策を敷いた。アルジェリアでは54年、不満の高まりが武装蜂起に発展。独立阻止を目指す仏政府と戦争になった。61年にはパリでアルジェリア独立を訴えたデモ隊に警察が武力介入。多数がセーヌ川に放り込まれるなどし死亡した。事件は今も仏国内でタブー視され、正確な犠牲者数は不明だ。

 マクロン氏は2月、アルジェリアを訪れ、旧植民地政策について「人道に対する罪だ」とテレビのインタビューで発言。仏政府はこれまでアルジェリアに対して謝罪しておらず、大統領候補としては踏み込んだ発言だ。

 マクロン氏を痛烈に批判したのがルペン氏だ。FNはアルジェリア戦争に従軍経験があるルペン氏の父ジャンマリ氏が創設した経緯から、植民地政策の「肯定」が党是。マクロン氏の発言を受け、ルペン氏は植民地時代を否定する歴史観を「マゾヒズム」と批判。「フランスは植民地に文化を与えようとした」と述べ、正当化した。

 仏国内では長年、植民地政策をどう総括するか、世論が二分されてきた。2005年には保守派の主導で「仏植民地支配を肯定する法」が成立。アルジェリアなどでの植民地政策について、学校教育で「肯定的役割」を教えるよう記した法律の条項は世論の強い反発を招き、シラク大統領(当時)が翌年この条項を廃止している。

 第二次世界大戦後、旧植民地からフランスに多くの人が移り住み、大都市郊外の低所得者用団地などで暮らしてきた。フランスへの同化政策に従ってきた移民1世や2世以降の世代の中には、差別などから孤立を深めてイスラム過激思想に染まる若者も後を絶たず、社会問題化している。

 長期的なテロ根絶のために、植民地政策の状況解明や謝罪が必要だという意見は、左派の間で根強い。

 フランス出身で、独ビアドリーナ欧州大のトマ・セリエー客員教授(歴史学)は「和解政策の重要性を説いた哲学者ポール・リクエール氏の元助手でもあるマクロン氏は、和解に向けた強い意志を感じさせる」と分析。「若者の意見を代表するマクロン氏と、アルジェリアでの拷問疑惑がある父を持つルペン氏の対立は、仏国内の世代間論争という側面もある」と語った。

1984とはずがたり:2017/05/06(土) 23:29:30

<英地方選>与党保守党が圧勝 EU離脱決定後初の全国選
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170506-00000015-mai-eurp
毎日新聞 5/6(土) 10:09配信

 【ロンドン矢野純一】6月8日の英総選挙の前哨戦となる4日の地方選は、5日夜(日本時間6日朝)までに全国で開票が終了し、与党保守党が地方議会で圧勝した。ただ、投票率は30%を下回るとみられており、地方選の結果がそのまま総選挙に結びつくかどうかは不透明だ。

 今回の地方選は、昨年6月の国民投票で欧州連合(EU)離脱が決まった後、全国レベルで行われる初の選挙。市長公選が新たに導入された英中部マンチェスターやリバプールなど6都市を含む計8首長選挙のほか、英国内88地方議会(計4851議席)で行われた。

 英ガーディアン紙によると保守党が1900議席と改選前から550議席以上増やした。一方、労働党は1151議席と前回より320議席以上減らした。近年の選挙で票を伸ばしていた移民排斥やEUからの離脱を掲げていた右派の英国独立党(UKIP)は1議席と前回より110議席以上減らしている。

 首長選では、労働党の地盤の英中部マンチェスターやリバプールなど4都市では労働党市長が誕生した。

 今回の地方選はウェールズ、スコットランド地方の全自治体で行われた一方、イングランド地方では全自治体の約1割の34議会でしか実施されていない。


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