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欧州情勢・西洋事情

1911チバQ:2017/04/23(日) 17:39:01
http://www.asahi.com/articles/ASK490QLMK48UHBI02Y.html
「フランスらしさ」透ける排除 南仏1万6千人の町分断
フランス南部ボーケール=喜田尚2017年4月14日16時20分
 3月半ば、フランス南部の人口1万6千人の小都市ボーケールの旧市街にある荘厳な石造りの市庁舎を訪ねた。移民規制や「欧州連合(EU)からの主権回復」を掲げるFNが2014年の地方選挙で市長の座を射止めた全国10市のうちの一つだ。

 午前8時半、市長執務室に続く控室では、20人近い人が用意されたパイプ椅子に腰を下ろし、執務室に迎え入れられる順番を待っていた。

 月に2度、アポなしでやってくる市民一人ひとりの話に、市長のジュリアン・サンチェス(33)が直接耳を傾ける日だ。市長に話したいこと、相談したいことがある市民は、この日ならだれもが面会できる。

 満員になった控室を離れ、バルコニーでたばこを吸っていたフランシスコ・ガオナ(62)に声をかけた。賃貸に出している所有アパートの改装で、法的な問題が起きないよう市長に助言を求めに来たという。

 「サンチェス市長は間違いなく市民の近くにいる人だ」と言う。「アポなし、分け隔てなしで市長に会えるのはすばらしい。前の中道右派の市長はえこひいきがひどく、みな失望していたんだ」

 しばらくしたら、旧市街に住むアントワーヌ・ボー(64)が市長室から出てきた。子供たちが中世の要塞(ようさい)跡の石を通りに投げ下ろすため、困って市長に相談に来たという。

 「助役たちといっしょに30分もかけて話を聞いてくれたよ。要塞跡は他の自治体との共同管理だから、対応が難しいのにね。『何とかやってみましょう』と言って、その場で担当者にも電話してくれた」

 ボーさんは30年来の住民だ。「旧市街住民の7割は北アフリカの旧領土からの移民たち。彼らは全く別のコミュニティーを作っていて、街は完全に二つに分かれている」と話した。

 サンチェスは、4党が競った地方選の第2回投票で得票率40%を獲得し、圧勝した。出馬までパリのFN本部で広報の仕事に就き、ボーケールには一度も住んだことがない「落下傘候補」だった。だが、市長就任から3年、古くからの住民たちの評価は上々だ。


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