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欧州情勢・西洋事情

1971チバQ:2017/05/05(金) 07:13:46
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-wor1705030055.html
仏大統領選ルポ】移民街サンドニで途方に暮れるイスラム教徒たち 「テロの街とレッテル貼られた…」

05月03日 22:14

移民街、サンドニの露天市。イスラム教徒の姿が目立つ

(産経新聞)

 7日に大統領選の決選投票が行われるフランスでは、テロ対策が最大課題だ。2015年、130人が死亡したパリ同時多発テロの現場の一つサンドニを訪ねると、事件の首謀者と警察の銃撃戦の跡が市中心部に生々しく残り、仏社会でテロの脅威がいかに身近にあるかをうかがわせた。

 サンドニはフランス随一の移民街。住民の国籍は135にわたり、人口11万のうち約7割が移民や移民の子孫。多くは旧植民地のアルジェリアなど北アフリカ出身だ。ルーブル美術館やオペラ座のあるパリ中心部から地下鉄で約20分の距離だが、駅前の露天市は別世界。スカーフをかぶったイスラム女性、アフリカの民族衣装の黒人らが集う。

 テロ首謀者だったモロッコ系ベルギー人のアブデルハミド・アバウド容疑者はこの露天市の裏のアパートに潜伏し、事件から5日後に警察に銃撃され死亡した。アパートはいまも鉄柵で閉鎖されたまま。同容疑者はシリアでイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)に加わり、フランスやベルギー在住の過激派とテロを組織した。

 「市の中心地で銃撃戦が起きたので驚いた。アパートは闇ホテルだったようです」とサンドニ市職員のマジド・メサウデンさん(40)は話す。20平方メートルの小部屋を月1千ユーロ(約12万円)で貸す闇ホテルには10人近くがひしめくように一室に寝泊まりし、身元不明の外国人が多数入り込んでいる。昨年来、近郊のモスク(イスラム教礼拝所)に対し、過激思想の拠点である疑いから相次いで閉鎖命令が出された。

 サンドニ出身の地理学者クリストフ・ギリュイさんによると、同市は「戦後、首都の下町としてイタリアなど南欧の白人労働者が集まった。次第にイスラム教徒移民が集まり、白人は出ていった」。若者の暴動は散発的に起きるものの、「サンドニ住民でシリアに渡航した人はいない」と、アルジェリア系2世であるメサウデンさんは言う。

 国内のテロ続発は、極右「国民戦線」のマリーヌ・ルペン候補が決選投票に進む一因となった。サンドニに残る白人キリスト教徒の住民(70)は、「移民が多すぎる。移民の子供に国籍を無条件でやり、子供手当は私の年金より多い」と、イスラム教徒住民への憤りをあらわにした。共産党が強いサンドニでも、国民戦線が2年前の地方選で得票を伸ばした。

 しかし、独立系候補のエマニュエル・マクロン前経済相も、「警察を1万人増やす」とテロ対策強化を公約。現社会党政権を含め、テロ対策の強化ではどの勢力も一致している。

 その分、サンドニのような移民街を見る目は厳しい。「事件以来、サンドニは『テロの街』とレッテルを貼られた」と、メサウデンさんは悔しがる。住民は就職などで目に見えない差別を受け、アラブ系の名前を電話で言うだけで断られる。街に入り込んできたテロリストのために、一般市民まで偏見や差別を受ける。移民に寛容だった「イスラム教徒の街」は途方に暮れていた。(サンドニ 三井美奈)


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