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欧州情勢・西洋事情

1924チバQ:2017/04/23(日) 18:20:03
http://www.sankei.com/world/news/170420/wor1704200009-n1.html
017.4.20 07:57
【フランスの選択 2017大統領選(上)】
テロで家を失い、嫌われ者だった少女マリーヌ・ルペンは「反移民・EU」の党を率いて支持率トップに

 エッフェル塔を見晴らすパリ市内の静かなアパート。この場所で41年前に起きた爆破テロが、一人のフランス政治家を生む契機となった。

 反移民、反欧州連合(EU)を掲げる「国民戦線」党首のマリーヌ・ルペン(48)。8歳の時、父を狙って何者かが仕掛けた爆弾が炸裂(さくれつ)し、自宅が吹き飛んだ。父、ジャンマリ・ルペンは同党の初代党首だった。「極右」と白眼視され、世間は家族にも冷たかった。寝間着姿で茫然(ぼうぜん)と立ちつくす少女に手を貸す人はなく、警察の捜査はおざなりだった。

 「この時の怒りが私の原点だ」。2006年出版の回想録でこう語る。

 嫌われ者だった少女が今、フランス初の女性大統領の座に大きく近づいている。23日の大統領選第1回投票を前に、マリーヌは支持率でトップを走る。

 「過酷なグローバル化に立ち向かうため、団結しよう」。17日、パリの集会に真っ赤なスーツ姿で登場し、支持者約5千人に力強く訴えた。かつてのマリーヌと同じ、体制に怒る人たちだ。会場は三色旗であふれ、「勝つぞ、勝つぞ」のかけ声が響き渡った。

「政府は大企業の利益しか考えない。若者とフランスを守ってくれるのはマリーヌだけだ」。会社員男性、フルケ・ドルケル(20)はこう強調した。

 フランスは過去約30年間、失業率が8%超に高止まりし、昨年も10%を超している。高い労働コストを嫌う企業の外国流出が止まらず、ドイツ(4%)、英国(5%)との格差が開く一方だ。25歳未満では4人に1人が失業者。EUへの支持率は昨年、38%に下落し、国民戦線はオランド政権に失望した労働者層を引き寄せた。

 不満の受け皿となったのは、マリーヌが進めたソフト化路線の成果だ。11年、父の後継者として2代目党首となって以降、「脱・悪魔化」と呼ばれるイメージ戦略で、「異端」政党から大衆政党への脱皮を図った。元副党首で欧州議員のブリュノ・ゴルニシュ(67)は「彼女は万年野党から『政権を担える政党』へと有権者の印象を変えるため、父親まで切り捨てた」と話す。


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